したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

死刑制度についてひと言お願いします

1boro:2003/03/16(日) 14:16
死刑制度については他のサイトとかで
さんざんやってきたテーマだと思いますが
そのときの犯罪事情によっても意見が
違ってくると思います。そういう意味で
いま現在、どのように思っているかを
簡単でかまわないので意見をきかせてください。
場合によってはテキストを書く上で参考にさせて
いただくかもしれません。よろしくお願いします。

611ushishi:2004/12/01(水) 21:41
>>607

ともに行政で間違いないと思います.
そもそも検察官,裁判官ともに形式上は一人一人がひとつの省庁に相当すると法律上は解釈されるわけで.
形式上は何人たりとも干渉することはできません.

法務大臣以下法務省はその司法の判断を受けて行政行為として死刑なり懲役なりを執行していくということになると思います.



「行刑」ともいいますしね.

612ポーロック:2004/12/03(金) 01:31
>>607
刑務官の心理的負担というものは確かにあるとは思うが、それでもって
死刑を廃止すべきなんだという考え方には賛同できない。
刑務官が死刑執行に関与するのは、これは一種の「業務命令」であり、刑務官
の社会的責務の一つだと考えている。

ただ、あなたが主張されるように何らかの形でのフォローは必要だと思います。

613紫煙狼:2004/12/03(金) 15:53
>>612
>刑務官の社会的責務の一つだと考えている。
同様に、法務大臣が死刑執行命令書に署名するのも法務大臣のの社会的責務の一つであり、確たる証拠もないのに司法判断に背く行動を取るのは(署名をしないのは)無責任と思われます。
死刑判決は「確たる証拠」を基に下されているのですから「怪しいから処刑しない」というのは安全装置というよりは責任逃れ(若しくは逃避)と考えます。
自らの信条により、署名をしないのであれば、法務大臣自らが死刑制度廃止への行動を行うべきであり、また、怪しいから処刑しないのであれば、怪しいと思われる点を国民に示すべきです。
署名することにより、心理的外傷となるのであれば、そのケアにかかる費用(医療費等)は税金から捻出してもかまわないと考えます。

しつこいようですが、私は死刑反対です(笑)

614紫煙狼:2004/12/07(火) 19:06
どうも、最近の私の書き込みからは「やるんだったら、ちゃんとしなさい」という、死刑賛成とも取れる記述が多いようなので、スタンスを明確にするためにも、もうひとつ切り口を提示します。

憲法とは国民が国に対して要求したものであり、憲法13条には生命の権利が明記されています。つまり、国民は生きる権利を国に要求し、国はこれを守る義務があるわけです。
ここで、殺人事件が発生した場合、本来なら憲法13条の生命の権利を侵す行動を許した責任が国にはあるのです。従って、国は「国が義務を履行するのを妨害した」犯人に対し、訴訟を起こすのです。
(検察官は国家の代理人であり、被害者の代理人ではありません。)そして、憲法99条の通り、国民の要求を尊重するために、憲法13条の「公共の福祉に反しない」範囲内で死刑を執行し、生命の権利を危険から擁護するわけです。
つまり、国は被害者のためにではなく、国家のために死刑を行っており、裁判の判決などでは「被害者感情」という言葉も折々目にしますが、実際は被害者の感情は重要視されません。(現に、被害者家族が犯人の助命嘆願をしても、確定した死刑は覆されません)
そういう意味で、永山事件は死刑制度を存続させるために被告を死刑に処した側面も見逃せません。(4人殺しても死刑にできないなら、死刑制度の意味がない)つまり、国は死刑制度を存続させたい(それが国民の過半数の総意、ともなっている)わけです。

しかし、冤罪は後を絶ちません。これは事実誤認を防ぐのがいかに難しいかということを示しているだけではなく、その気になれば国家はいくらでも邪魔者を殺害することができることを示します。
凶悪犯罪に関してのみ、死刑論議がなされる傾向がありますが、国家はその気になればいくらでも憲法に定める思想の自由を犯すことができるのです。
平和な民主主義が、そこそこ徹底されている現在の日本では現実味がないかもしれませんが、(政府の思う)思想的危険人物に対して無実の罪を着せ、死刑にすることも可能であるということです。
従って、いかなる理由があろうとも、殺人を合法的に行うことを許すような法律の存在(死刑は正当防衛と切り離して論議するべきです。)は、社会背景が変われば悪用される危険もあり、場合によっては自分が冤罪のまま死刑になる可能性も考えなければならないのです。

こと、(自衛のためでも)戦争に日本が巻き込まれるような事態になり、軍国主義的思想が日本人に浸透した場合、国家権力は法律に引っかかることなく、力ない少数の国民だけが歯牙にかかるようになります。
ですから、国家権力から「合法殺人の権利」を取り上げなければならない。これは、我々善良な市民の将来を少しでも安全なものにするために必要なことでもあるのです。
(「少しでも安全」の記述に関して、死刑廃止によって凶悪犯罪が増加するかどうかに関しては、意見が真っ二つに分かれており、どちらも立証できないことなので、今回は取り上げません)

最後に、先日「死刑廃止条約に署名しなかった26カ国の過半数が、近代に入ってから思想統制を行った過去を持っている」という話を聞きました。事実かどうかは知りませんが、本当ならば死刑存続の目的が別のところにありそうな気もしませんか?

615プロジェクトX:2004/12/09(木) 18:51
歴史上初めて死刑廃止を宣言した政府はたしか1917年の10月革命で権力を握ったボルシェビキの政府だったと思うけど、違っていたら誰か教えてください。
高貴な理想の持ち主も、社会不安で増え続ける刑法犯や内戦で増え続ける政治犯の囚人たちを管理できなくなって、しばらくすると死刑を復活させたのは事実です。
その後のソビエト・ロシアは死刑なしには維持できないような社会になってしまったようです。

616まめこ:2004/12/10(金) 14:30
へぇ〜×7
なるほどザワールド。

617紫煙狼:2004/12/10(金) 15:29
>>615
>社会不安で増え続ける刑法犯や内戦で増え続ける政治犯
つまり国にとって邪魔者が増えたら消すしかないって理屈ですね。
うーん、国に殺人の権利を持たせておいて良いのだろうか?

618プロジェクトX:2004/12/10(金) 16:46
ついでに浅薄非才からもう一つ。忘れ去られた歴史について。
10月革命ではボルシェビキ政権によって、前に述べた死刑廃止とともに常備軍の廃止が宣言されました。つまり軍隊を持たない平和な国家にするというこれまた高貴な理想、どっかの国の憲法に謳われていることが実施されました。
帝政ロシアの残党を片付けて、「真の人民政権」が安定したら、ロシアの広大な国土から常設の軍隊が消えてなくなるはずだったのです。もし防衛の必要があれば、スイスのような民兵制度で対応できると思っていたのです。ところが、帝政ロシアの残党は当時の列強を味方につけて派兵させ(日本が最大規模の軍隊を派遣したことは日本史の教科書にも載ってます)、内戦はますます激化しました。
革命側の常備軍設置が動き出したときその任にあたったのがレオン・トロツキー、旧・ロシア軍の将校たちを徴集してその家族を人質に取り、戦闘の指揮に当たらせました。それでも指揮官たちを信頼できなかったので、かれらに政治委員というおっかない人を常時貼り付けて監視に当たらせました。政治委員は軍事作戦には口を出しませんが、将校さんが革命に少しでも逆らう動きを見せるとすぐに射殺する権限が与えられました。
やがて内戦が終結すると、高貴な理想の持ち主たちは常備軍を解体するつもりでしたが、やはり列強の介入が怖くて、むしろ軍事力を強化しました。その結果、世界最強の常備軍の一つが出来上がりました。
そして、旧・軍隊の将校であった人々が引退したり、粛清されたりしていなくなるころになると、政治委員は必要がなくなり、廃止されました。
偉大な理想を掲げた人々が破壊してまた作り上げた常備軍は核兵器やハイテクを備え、今日に至っています。

619ポーロック:2004/12/29(水) 06:36
>>618
ボルシェビキ政権が常備軍の廃止および死刑廃止を「宣言」したということは
はっきりいえばどうでもいいことだ。

620fkjgf:2004/12/31(金) 09:39
悪人は死んでも死んだ後も悪人のまま何もかわりゃしない。
だから、悪人に存在を許してはならない。従って命を無駄にしたものは
死刑にすべきだ。我らの税金は刑務所にいる人たちの三度の飯代に
使われているのだ。おかしいとは思わないか?彼らに自給自足をさせるべきだ。

621仙道:2005/01/01(土) 12:41
fkjgfさんと同じ事を書いた人達が何人いた事か。
レスが620にまでなってくるとログを読む余裕は
無くなってしまいますよね、、、。

622紫煙狼:2005/01/02(日) 18:06
>>620
ログを読んで、結論がそれなら、少々考察が足りないと思われますね。

623紫煙狼:2005/01/03(月) 02:59
例えば「殺人の現行犯で情状酌量の余地が無い場合にのみ、被害者家族の陳情により国権が私刑を代理して絞首する。」
ならば、相当、死刑に反対する理由も減ると思います。

死刑を反対する理由は「被疑者・被告」の人権を擁護するためだけではありません。そういう意味では、死刑に値する犯罪を犯した者に人権を主張するほど私も博愛精神に富んでいるわけではありません。
国家権力から「国家権力にとって都合の悪い人間に無実の罪を着せて死刑に処す」ような軍国主義的思想統制の使い道を剥奪するためにも必要なのです。

司法・立法・行政は分立している…。けれども、それぞれに利権や利害関係があり、結託していると言われても仕方の無い面は皆さんご存知だと思います。(例としてあげるなら、国家賠償裁判の最高裁判決は10中8〜9は国に有利な判決になっています。)
従って、国民投票による国会議員選挙の後で武力・経済力の秀でた一部の勢力が力を伸ばした場合、次回選挙まで国民の意思が反映されるとはいえません。
冤罪以外にも万が一を想定すると、国家権力から生命刑を奪うのは国民の自由な生活、自由な精神活動を守るために必要不可欠であり、生命刑廃止による凶悪犯罪の増加に関して懸念するのであれば、それは別の方法で抑止するべく考えなければならないと思います。

とにかく、非常にボリュームがありますが、過去ログをよく読んで、思い付きではなく、良く考えて発言しましょう。
各人の信念はそれはそれで尊重されるべきですが、根拠のある、反対意見に論理的に対抗できる用意をしてから発言してください。
このスレが伸びてきたのは、それだけ重要な問題を皆さんで知恵を出し合って真剣に話し合ってきた結果ですから、用意・準備・下調べのない発言は、同じ経過を堂々巡りさせるだけです。

624Mew:2005/01/05(水) 20:49
非常に長いスレでしたが,単なる喧嘩の部分等を除いて,
ほぼ全部拝見しました。
私は,基本的には死刑制度の存続には賛成です。やはり,
自分の大事な人間が無惨に殺された場合の事を考えると,
どうしても情緒的な部分からそう感じてしまうためです。
ただ,もうさんざん書かれてる事ですが,自白偏重の捜査
や裁判による冤罪の可能性を考慮すると,今のままの
制度を維持するのは,どうかと思います。
拝見した中では,現実に可能であるかどうかはともかく,
「猶予付死刑」というのは,全く考えも及ばなかったことで,
一案のように感じました。判断が難しいですが,明らかに
更正していると判断できるならば,刑期,いや死刑囚の場合は,
正確には刑期とは呼ばない気もしますが,服役中に刑を中途で
減刑できるとか,あるいは,何年かして,死刑にしないで欲しい
との遺族の要望書などが提出された場合は,執行は免除して,
終身刑に刑をスライドさせるとか(これには勿論,終身刑がこの国
に創設されることが前提ですが)。ただ,大量殺人のような場合に,
遺族の方が多数存在する場合,意見が合うかどうかはわかりませんが。
少なくとも,今の現状よりは,マシのような気がします。
法曹関係者の方はどう思われるかわかりませんが,細かいことはともかく
「量刑に幅を持たせて,刑期の途中で他の刑に変更できる,特に死刑から
無期または終身刑へのスライド」という点に限れば,もしかしたら,現実
にやろうと思えば,可能のような気がしますが,どうでしょうか?

これも沢山書かれていたことですが,やはり,死刑と無期懲役の
間のあまりにも大きな隔たりを無くすことから考えた方がいいよう
に感じます。
ずっと以前から不思議に思っていたことで,素朴な疑問で申し訳
ないですが,死刑廃止論議は,今までも日刊紙等でも割と話題に
のぼり,身近な話と感じるのですが,何故,↑の「終身刑の導入」
という話は,法務省にしろ,日弁連にしろ,積極的な早期の導入
という話題を耳にしないんでしょうか?陰で着々と進められていて,
単に私が無知で知らないだけなんでしょうか?

勿論,お金がかかるんでしょうし,物理的に刑務所の場所がないとか,
刑務所が人であふれてるとか,そういう現実的な問題もあるんでしょう
が,もはや,検挙率は半分にも遠く届かず,子供も外で安心して遊ばせ
ることさえ難しくなってきた,このご時世に,何でなんだろう?と・・

ただでさえ,この国は,人を1人殺した位ではまず死刑になどならず,
無期懲役がいいところで,多少拘束期間が延びたとはいえ,15年か
ら20年前後で仮釈放されて,逮捕当時の事など世間が忘れ去った頃に,
また,娑婆に凶悪な犯罪者がどんどん舞い戻っているというのに・・・
内心の問題をどう判断するのか,わかりませんが,もし更正して戻って
きたとしても,一体どこに彼らの受け皿があるのかもよくわからない
し・・・受け皿がないとなれば,また犯罪に走らざるを得ないんじゃ
ないでしょうか?
年末に逮捕された容疑者のように,将来に渡って,とても更正できると
は思えない犯罪を犯した者が逮捕されるたびに思うことなんですが。

「死刑に犯罪抑止効果があるかどうか」という事より,個人的には,
終身刑がないことにより,死刑を免れ,無期懲役とされた犯罪者が
どんどん社会に舞い戻り,再犯を犯す可能性が増大することの方が
怖いし,身近な問題のような気がします。

長くなるのでできるだけ簡便に書いたつもりですが,どうしても私は
論理的に思考するよりも,感情に流されやすいほうであるため(^_^;),
お気に障るような表現がありましたら,ご容赦下さいm(_ _)m。

625紫煙狼:2005/01/05(水) 21:45
先日、友人の弁護士と話をしていて、日本に終身刑が無い理由を聞きました。
色々な説があるのは判った上で、そういう解釈もあると言う程度の話ですよ(^^)

アニメ『銀河鉄道999』に出てくる「無期限パスポート」を思い起こしてください。この場合の「無期限」とは持ち主が死亡するまで、もしくは、鉄道会社が倒産するまで有効と理解するべきです。
つまり「無期懲役=終身刑」であり「余程更正がうまく行った場合のみ仮出獄の可能性がある」程度の解釈が正しくて、20年前後で出獄させている行政が間違っている!!

なるほどなぁ・・・と思いました(^^)

626loveless:2005/01/05(水) 22:48
無期懲役は、期限を定めない刑なので、その気になれば
死ぬまで入れ続けることが可能です。
紫煙狼さんの友人の方の言われるように、現状の条文のままでも
「無期懲役=終身刑」という運用をすることは可能だと思います。
が、、、

紫煙狼さん
>...、20年前後で出獄させている行政が間違っている!!
これは実は、興味深い発言ですよね。
刑務所へ入れるのを決めるのは司法の判断ですが、無期懲役の仮出獄などを
決めるのは法務省管轄の行政機関(地方更生保護委員会)だったりします。
(司法で入れて、行政で出す。。。)
この辺が、「無期懲役=終身刑」という運用ができない
理由かもしれません。
(入れることが仕事の人もいれば、出すことが仕事の人もいるわけで、、、)

Mewさん
>ただでさえ,この国は,人を1人殺した位ではまず死刑になどならず,
最近、なんか流れが変わってきているような気がします。
被害者一人の事件で、無期懲役が覆って死刑になったケースが出てきました。
少年法、刑法などが改正され、厳罰化に向かっている流れを受けている
のでしょうか?(飲酒運転の事故も減ったみたいだし)

また、今年は殺人などの重大犯罪が数年ぶりに減少したとのことです。
まだ判断するのは早計ですが、この流れが続いて犯罪が減少すると、
厳罰化がある程度犯罪抑止の効果になっていると言えるかも。

627Mew:2005/01/05(水) 23:51
>紫煙狼さん, lovelessさん
お返事頂きましてありがとうございますm(_ _)m。

今,読んでいて一番びっくりしたのは,
>刑務所へ入れるのを決めるのは司法の判断ですが、
>無期懲役の仮出獄などを決めるのは法務省管轄の行政機関
>(地方更生保護委員会)だったりします。
このくだりです。全く知りませんでした(^_^;)。
ただ,考えてみれば,裁判所が、刑を宣告した後の被告の
獄中の事まで知り得るわけはないでしょうから,当然のこと
なのかな?
その委員会の名前も初めて耳にしました。どういう経緯で
どうやって仮出獄を認めているのかはさっぱりわかりませんが、
その委員会で仮出獄を承認すれば、行政庁の長が黙ってハンコ
を押して、ハイ終了、ってことなんでしょうかね?
その委員会には、当然刑期中に囚人を見続けた方々や仮出獄後の
事を考える方々も入ってらっしゃるんでしょうけど、どなたか、
一部の人の胸先三寸で決まってるなんてことはないんでしょうか?
以前、心神喪失で病院の閉鎖病棟へ収監された場合、出られる
可能性は非常に少ないが、場合によっては、2人もしくは3人の
医者の胸先三寸で決まる,という話を耳にしたことがありますが
・・・(ちょっと胸先三寸ていう言葉は,語弊がありますね(^_^;)。
恣意的な運用の方がいいかな?)
これらの話については,世間一般に公開された情報がほとんどない
ようなので,判断のしようもなく,なんといったらいいか・・・・。

>「無期懲役=終身刑」であり「余程更正がうまく行った場合
>のみ仮出獄の可能性がある」程度の解釈が正しく
私もその解釈の方が本来正しいんじゃないか、と感じました。
このスレにも何度か出てきましたが、無期=終身刑、だと
思っている方も、世の中には多いんじゃないかという気がするし。
それに、
>「無期懲役=終身刑」
という解釈をしないのであれば、わざわざ有期と無期を分けた
意味さえあまり無くなってしまうように感じます。
元々の立法者がどういう意図で定めたのかはよくわかりませんが、
本来は、無期=終身刑、という意図があったのならば、それを
行政サイドで判断して、仮出獄を認めるというのは、(たとえ
15年が多少長くなって20年になったにしろ)、おかしいよう
な気がします。

なるほど、現状はおいといても、今のままでも無期を終身刑と
するような扱いもできるんですね。だとすると、どうしても
新たに終身刑を設ける必要性もないわけだから、それで、
あまりそういう話が出ないのかも知れませんね。
ただ、そのような事情を遺族はもちろんのこと、ほんの
一部の関係者しか知らないような今のような状態のまま
では・・・

確かに、少年法や刑法の改正により、以前よりは厳罰化の方向に
向かっていることは、感じます。

スレの本旨とかなりズレた話題なので、書き込むのもどうかと
思ったんですが、どうしても一度聞いてみたかったんで、
レスしてしまいました。
紫煙狼さん、 lovelessさんのお話伺って、
自分なりに何となく、終身刑がハッキリと明確に定められない
理由がわかってきました。
スレ違いの話題にお返事頂いてありがとうございましたm(_ _)m。

628紫煙狼:2005/01/06(木) 18:37
前述しておりますが、死刑に関しても刑罰を決定するのは司法ですが、執行時期を決定するのは行政です。
つまり、投獄拘置されたまま執行が延々と延ばされ、法律にある確定後半年を過ぎても執行されていない極刑囚が存在するのも行政の責任です。こういう形で司法判断をないがしろにする行政が許されると言うことは非常に問題があると思います。

死刑制度存続の是非は別として、現状で法に明記され、大半の国民の支持を得ていると言う死刑を行政が勝手な判断で執行させないのは越権行為である!と、私なんかは思いますね。
そして、この越権行為のベクトルの先に「一部権力者の思想に合わない者に冤罪を着せ死刑執行する」ような国権乱用や、一部権力者にのみ有利となるような立法、一部権力者に出世するための迎合した司法判断等が見え隠れしており、私は非常にそれを憂いております。例えば、近年の死刑執行のタイミングを分析すると、どうもマスコミや世論の話題をそらすために利用されているように強く感じます。

629Mew:2005/01/07(金) 00:09
>「一部権力者の思想に合わない者に冤罪を着せ死刑執行する」ような
>国権乱用
死刑についての件ではないですが、
この前地裁の判決があった自衛隊官舎の住居侵入の件もそうですが
(面子のためだけに検察が控訴したらしいですが)、どうも、
ある一定の方向にねじ曲げられている気がしてしょうがないです。
あの話なんて、本来、判決自体よりもあの程度で起訴して、しかも
懲役を求刑したことの方がはるかに問題だろうに情報統制でもされ
ているのか、判決が出た時以外は、一般紙でもたいして話題にも
ならなかったことに、非常に驚きました。というより恐ろしいです。
裏で色んな組織が結託してるとしか思えないんですが・・
なんか段々、こういう話題に触れるだけで、裏で公○あたりの思想調査
の材料にされてるような感じさえして、書くのもためらわれます(^_^;)。
私は、戦争は知らない世代ですが、こうやって少しづつ少しづつ
慣らされて、軍靴の音が聞こえてくるんでしょうね・・・・

>死刑に関しても刑罰を決定するのは司法ですが、執行時期を
>決定するのは行政です。
このあたりも、憲法が(31条)〜法律の定める手続によらなけ
れば、〜刑罰を科せられない、と定めており、これは執行につ
いては、行政にある程度の裁量権を認めている証拠だと解釈されて
いますが、現状のままでは、どうも裁量の範囲が曖昧に過ぎると
思います。
憲法改正するとかいう話がやたら出てますが、なんか唐突すぎて、
真面目に考える気が起きないような。本来の目的がハッキリわから
ないから、もし万が一、突然国民投票なんて事になっても、
判断のしようもない。
もっと他に改正すべきところは憲法以外に山ほどあると思う
んですが・・・やっぱり国民じゃなくて、権力側を縛る憲法
がうっとうしくてしょうがないんでしょうね、きっと。

すみません、また話がずれちゃいましたm(_ _)m。

630紫煙狼:2005/01/07(金) 15:19
>行政にある程度の裁量権を認めている証拠だと解釈されていますが、現状のままでは、どうも裁量の範囲が曖昧に過ぎると思います。
法律だから、いろいろ解釈があるのはわかった上で「そんな解釈誰が許した!」って感じですね。
死刑執行は確定以後6ヶ月以内と決まっているのだから、行政に裁量権があるというより、行政は6ヶ月以内に正当な手続きを終えなければならないと考えたほうが、よっぽど普通に思えます。
何でもかんでも「拡大解釈」して、常に国権に都合よいように法律が操られていて、どうも気分が悪いですね。

6318M(ヤヲヨロズ):2005/01/11(火) 00:20
ある日の全国紙に「X月X日X時 XXX(強姦犯) XXXX(窃盗犯)らの最終公開裁判を実施。 関係者及び関心ある者は会場のXXへ」という広報が載る。
関係者も野次馬も、関心ある者は会場へ赴く。 単なる見物人も足止めされず会場に入る。 サッカー・グラウンドなど、野外の大規模施設であることが多い。
壇上に引き立てられた犯罪者を指して係官が罪状を述べ、異議のある者・弁護する者があれば意見を述べるよう、会衆に問う。
聴衆からの意見があれば吟味されるが、なんらの異議も申し立てられなければ裁判は結審し、刑が即座にその場で執行される。
窃盗犯は手首から。 強姦犯は首を。
黒覆面を被った執行人が大刀を振り下ろし、衆目の中、その場で切断してしまう。
複数のイスラム教国で現在も行われている裁判と死刑執行。
死刑制度を云々する時、欧米社会の法制度や動向が引き合いに出されるけれど、現実の地球社会にはこんな事実もある。

Civilization≒近代化≒民主化≒国際化と謳い上げる西欧社会。 それに属したい我々日本人が対峙している一方では、社会正義がこのように考えられる実施されている。
前近代的で野蛮な行為と目を背け或いは反対を唱えることはたやすいけれど、サウジアラビアである時処刑された4人の内3人が国外からの出稼ぎ労働者だったことからも伺えるように、地域社会の秩序を保つ方法として実効ある制度であることは否めない。

海に囲まれ同一言語を話す1億2千万人が暮らす純粋培養器のような日本。
世界に類を見ないこの環境が生み出すものは、同様にユニークなものとなりうるに違いない。 
ただ、それは 「正邪」 「善悪」 「正負」 いずれのベクトルにも等しく働く要素でもある。
努々、侮ることなかれ。

632海の星文庫:2005/01/11(火) 22:38
11月9日10日11日に行われた、カトリック「正義と平和」全国集会で配布した川口和秀さんからの死刑廃止への御意見です。「支える会」のニュースにも掲載しましたが、より、多くの方にお読みいただければと、転載いたします。  
    死刑は究極の差別
   冤罪被害者の立場から
        川口和秀さんからの書簡
 現在宮城刑務所で無実の服役中の川口さんより、死刑廃止に関する内容の書簡が仙台の阿部泰雄弁護士を介して送付されました。獄中で多くの受刑者と接し、また御自身も引き込み証言により長期の服役を強いられている冤罪の被害者として被害者感情も体験されてきた貴重な意見として公開いたします。
 往復書簡の返信のため、太字往信は質問や問い掛けです。カッコ内補注等、再構成しました
死刑について 
 私は宮城という長期刑務所に(冤罪により)受刑中ですが、人間どの様な事件を起こしていようとも更生はできると確信します。直接そのような者とも接して断言できます。どの様な人間であっても赦し、更生させることこそ人間愛だと思います。
  死刑とは究極の差別、異質排除でしょう?
異質排除を極めれば誰一人としてこの世に残らなくなってしまいます。いろんな人間がいて社会が成り立っているという事を認め合ってこそ理想に近い社会だと思います。
 死刑とは国家が更生させる努力を放棄すること。法律論など別のところで死刑廃止を優先させねばと思います。人類が作出できる物ならば壊せば良いでしょうが、生命は作出できません。生き者なのですから。私は死刑廃止論者です。
 死刑と冤罪
 過日下村先生からイギリスが死刑廃止に向かった切っ掛けとなった事件の本を差し入れていただいたのですが、内容は執行後、明白な冤罪であることが判明。世論が死廃に向いたのです。処遇もこれを機に改善されたのです。
 応報刑だ、教育刑だと法律論は結局どちらにも向くもので、国家としても世論には抗えない。それには各国の死刑廃止の現実と、外圧を以て訴えれば早道と私は思います。
 被害者や遺族の感情が存続の理由としてあげられますが 
 被害者に代わって国家が応報するというのなら、被害者が加害者を赦せば執行は止まる方向に傾くと思います。(被害者や遺族が)死刑を求めるという事や、恨み続けるということは、その人の人生に何の解決にもなりません。
 冤罪被害者の立場で 
 壁をも割かんばかりの狂おしい怒りと叫びたい衝動に幾度かられたやしれませんでしたが、或る時「忙裏、山我ヲ看ル。閑中、我山ヲ看ル。相看レド、相似ルニ非ズ。忙ハ総テ閑ニ及バズ」という言葉に出逢いました。
 それから自分を眺め、この時を岐に(引き込み証言をした)相手の立場に立ち思考してやる時、赦せる自分を認識できました。
 この言葉は私に思考視野を広げてくれたと共に心の平安をももたらせてくれました。私は体験的に相手を赦し、自分の心も救われ、前進できたのです。赦せる迄、心は荒廃しきっていたと現在なら(自己)診断できます。
(支える会より)
 宮城刑務所はLB(長期累犯)刑務所。無期囚も多数在監しています。毎日工場で刑務作業に従事し、文字通り寝食を共にしている。その体験から書かれた文章です。
 私達は、引込証言で辛酸の獄中生活を送っている川口さんが、この様な文章を書き、宮城刑務所の発信不許可のなか、外部にやっとの思いで届けた事に、大きな感動をいたしました

633ポーロック:2005/01/12(水) 04:48
教育刑という形で行刑施設を運用すると再犯が増えるのではないかという
意見もある。「応報としての刑」を執行するのが行刑施設の役割ではないかと
考えている。

それはともかくとして、死刑は考え方によっては「究極の教育刑」ともいえる。
大体、死刑を執行されるのなんて行刑施設での矯正が不可能なケースだ。

有名な人権屋に菊田某というのがいるが、ああいうのは「塀の中の人権擁護」
には熱心だが、犯罪被害者の人権はどうでもいいと考えているところがある。

菊田は新宿のビル火災における犠牲者を侮辱したことで有名。人権ゴロそのもの。
それから小菅あたりに定期的に出没する死刑廃止を求める市民団体みたいな
イタイのがいますな(嘲笑 そういう組織のWebページを見てメールを送った
ことがあるが「行刑施設では矯正不可能な事例に対して、どう対処すべきか?」
「被害者やご遺族が死刑を望む場合はどう対処すべきなのか?」「死刑が確定
する確率はきわめて低く(計算の方法などを添付している)冤罪が疑われる
案件に対して法務省は”怪しきには執行せず”とのスタンスを取っていると
考えられるが、そちらはどう考えているのか?」を聞いても何も答えられない。
「贖罪という意識を持ってもらうように法務省は努力すべき」みたいなことは
書いていたが。

634紫煙狼:2005/01/14(金) 15:12
塀の中の人権擁護や宗教的倫理観を根拠とする死刑廃止論は死刑廃止を遅らせる要因の一つですね。
「死刑とは究極の差別」と言っても、その差別を受けない生き方あるのですから、自ら進んで被差別者になったと考えるのが妥当でしょう。
また、宗教的倫理観で物言えば「ポア」することで上位ステージに…なんて宗教的倫理観も存在します。
つまり、どちらも盲目的独善的すぎて題材として不適切であるにもかかわらず「それが全て」みたいに演説する。

「イタイのがいますな(嘲笑」
私は死刑廃止論者ですが、同感です。イタイっていうか、片腹痛いです(笑)

635レイヴ:2005/01/14(金) 16:22
なぜ死刑を廃止しようという論議が起こるのか私には今だに理解できません。
もっともすでに明確な存在理由でさえも失ってますけどね。
制度としてあるのならそれはそれでいいと思うのですが。
それが気に入らないとしても一国民としては受け入れざるを得ないと思いますが。
気に入らないことだけ反対して自分が得られる権利は守れよ、というのでははなはだ都合が良すぎるきらいがあります。
法の柔軟な解釈ということ事態に問題があると思います。
例外を作るのならばその決め事はすでに破綻しています。
「機械じゃなくて人間なのだから…」という意見もありますが、人間の存在が曖昧なものだからこそ、いろいろな決め事ができたわけで、それを守らないのであれば本末転倒だと思います。
大体、通常の人ならばまったく関係のない世界の話なのですから死刑にされるようなことをする(または疑いを持たれる)人間の権利を主張もしくは保護することになんの意味があるのでしょう。

636ポーロック:2005/01/14(金) 16:50
>>634
彼らは死刑を「究極の人権侵害」と認識しているらしいのですが、論理の
一貫性に欠ける部分がある。それから、僕の深読みなのかもしれないのですが
、背後に何か大きな勢力が控えているのではないかと思えてくるわけです。
伝聞ですので詳細が取れていませんが、公安調査庁の調査対象団体で
死刑がらみの団体はあるというし、何だか不気味なものを感じています。

>>635
世論は死刑制度の存在を支持しているのが過半数を超えている。
そもそも日本政府の悪口を言っただけで死刑になるなんてことは考えなくても
いいわけで、死刑が実際に執行されるのは強盗殺人とか、そういった極めて
反社会的な輩に対してじゃないですか?

犯罪者の人権擁護には熱心だが、被害に遭って命まで奪われた方の人権は
どうなのだと言いたい。僕自身は危なかったとはいえ、何とか生きている
から自分の意見なりを述べることができるけれども、この世を去った方々
は何も言えないではないですか?

637紫煙狼:2005/01/14(金) 20:23
>>636
ポーロックさんなんて実感しているのではないでしょうか?
以前より日本国民の判断力や考察力は低下してきています。
基礎学力を見ても歴然とした低下傾向が読み取れます。

私の目が黒いうちに、問題が発生するとは思わないのですが、このまま国民の政治や司法に対する無関心が増徴して行った場合、いずれ、徐々に軍国主義的思想が国政を席巻しないとも言い切れません。
そうなると「日本政府の悪口を言ったものは(何らかの罪を着せられて)死刑になる」ことも想像に難くないでしょう。
従って、国家権力から生命刑を奪うのには、暴力団や非合法活動を生計とする団体から銃器などの武器を取り上げるのと同様の意味があります。

脱線になりますが、現在の国会議員って良くも悪くも日本国民の縮図ですよね。
馬鹿もいれば、薄汚いヤツも居る。無責任なヤツも居れば、金以外に無関心なヤツも居る。
誰かが「こう」と叫べば、付和雷同する金魚の糞みたいなヤツもいれば、風見鶏も居る。
(当然、大半はクリーンで誠実で国政に真面目に取り組んでいる人々と信じている…ことにしておきます。)
今、街に出て、若者達の行動をじっくりと観察する。自分も含めて、国民のレベルの低さを感じます。
これが、今後の日本を動かすのです。将来の日本を背負って立つ若者達です。

今のうちに安全装置を完備しなければ…と痛感すること請け合いです。

638ポーロック:2005/01/15(土) 02:05
将来への不安は私も抱えています。
だが、同時に日本人の持つ強さを信じてもいる。

これが私の本心ですよ・・・

639loveless:2005/01/16(日) 03:10
>>637,638
そうですかね?
そもそも、年寄りが今の若者はなっとらん!と言うのは数千年前から
変わってないわけで、私が学生の頃も当時の教授からは、今の学生は
レベルが低いとさんざん揶揄されましたよ。
(ただ、質はともかく「量」が心配ですね。)

日本の民度は他国に比べても相当高いレベルにあると思っています。
最近の選挙結果を見ても、、、自民、民主ともに全幅の信頼は
してないがそこそこ信用している、公明はカルト、社民・共産は退場と、
実によくバランスされている気がします(カルトがやや多いかな)

そのため、私は日本の世論をかなり信頼しています。
(世論調査の結果と自分の意見が一致することが多いです)
まあ、私も愚民の一人なので大多数の日本人の意見と合致するのは
当たり前かもしれませんが。。。
で、その世論の最近の傾向は、死刑存続、厳罰主義、被害者保護のはず。
(要するに、今は加害者側人権のほうには向いていない)


>国家権力から生命刑を奪うのには、、
たぶん、死刑が廃止となったとしても、一般犯罪のみで国家に関する
犯罪(外患誘致や内乱など)については、廃止されないのでは?
#トルコはこのパターン

640紫煙狼:2005/01/23(日) 00:57
「女子高生コンクリ詰め殺人事件」スレ244番の今日獄飛路生様

>どんな罪でも生きて償う権利があると思いませんか?

償うと言う意味が実は良くわかりません。
例えば、公金を横領した罪に関しては、横領した金額に追徴金や慰謝料や利子を加算した額を返済し、道義的責任として一定の刑罰を受け、社会的制裁を受けることで「償った」と言える日が来るかもしれません。
しかしながら「覆水、盆に返らず」の例にもあるように「やってしまったことを、無かったことにする」事は不可能です。
上記の例に従い、殺人を犯した場合を当てはめた場合
・被害者を元通りに生き返らせて
・被害者を含む被害者家族が満足する慰謝料を支払い
・犯罪による不安を世間に及ぼした道義的責任として一定の刑罰を受ける
のであれば「償う」ことは可能と思われます。
しかし、実際問題として殺人まで至らなかったにせよ、修復不可能な状態を引き起こしてしまった場合、例えば「被害者に修復不可能な後遺症を残してしまった場合」等は「償ったつもりになる」事は出来ても、「本来の意味で言う償いを終える」ことは不可能と考えます。

従いまして「生きて償う権利がある」というのは加害者の勝手な身の程知らずの言い分と言えます。
その証拠に「被害者家族が許してくれたことを確認するすべはあっても」「被害者自身が許してくれたかを確認するすべが無い」のですから。

このように、加害者の権利を一方的に擁護するような死刑反対論は、逆に犯罪被害者の対立感情を引き出し、死刑廃止にストップをかける要因になっていると私は考えております。具体的に一つで構いません「殺人犯が償いを終える」ためにはどのような方法があるでしょうか?挙げて頂きたいと思います。(それが万人の納得するものであれば、死刑廃止は遠い将来の話ではないかもしれません。)

次に、では「死刑によって罪を償えるか」という話になりますが、これはナンセンスな話だと考えます。つまり殺人事件において、加害者が(死刑により)死亡した所で、被害者は帰ってきません。また、被害者家族の心痛が静まることも無いでしょう。現在の死刑の意義に関しては色々な学説がありますが、私は応報刑としての位置づけを支持しております。
つまり「償うために殺される」のではなく「他者の人権を自分勝手な理由に従い一方的に犯した者(この場合は生命の自由)」に対して、同様に生命の自由を取り上げ、自分の侵した罪と同等の罰を受ける。それが死刑の本質であると考えます。

ちなみに、(そんな条文はどこにもありませんが、通説として)刑法は基本的に罪刑法定主義の下に成り立っており、刑法に殺人罪が規定されていなければ、殺人に関する罰を受けることはありません。この意味するところは「人を殺したから罰を受ける」のではなく「人を殺してはいけないと言う法規に違反したから罰を受ける」のです。(その証拠に、検察官は被害者の代理としてではなく国家の代理人として裁判を提起します)簡単に言えば「たとえ被害者が許しても、被害者家族が許しても、法律はそれを許さない」ということです。
(中には、親族・知り合い皆から嫌われ、憎まれていた人が殺されて、被害者家族としては犯人にお礼の一つも言ってやりたい場合、なんてのもありますが、その場合でも被害者がどのような人間であったかではなく、犯人がどのような人間であり、どのような理由で殺人に至ったかが裁判の焦点となります。)

これらの意見を元に、もう一度「償う」とは何を意味し、何を以って償うことが出来たとするかをお考えください。
また、貴方と意見を交換できることを楽しみにしております。

641紫煙狼:2005/01/24(月) 02:55
今日獄飛路生さんへ

まず最初に、このスレ全てを読み返していただきたいのですが、私は死刑廃止論者です。
しかし、死刑廃止の必要性に関して「加害者偏重の人権論」や「(宗教的)倫理観を根底とする人権論」による死刑廃止論には真っ向から対立するスタンスを取っております。

>「世論は、確実に死刑廃止に向かっているのですよ」
日本の世論は「以前より死刑廃止論者が増えた」だけで「過半数は死刑廃止を望んでいない」というのが実情です。そして、十数年前から順調に割合をふやし続けてきた「日本国民における死刑廃止論者の占める割合」は、ここ数年減少の傾向を辿り、厳罰化を求める声が高まっております。理由として、酒鬼薔薇君が社会復帰した現在、再犯の可能性が極めて高い元犯罪者が自分の周辺で生活しているかもしれないという事実が身近になってきた事や、「同情の余地の無い凶悪犯罪の増加」により世論は「基本的人権」が犯罪の恐怖にさらされていると感じ始めていることがあげられると思います。
また、この厳罰化の声を一層高めている理由の一つに「加害者偏重の人権論」や「宗教的倫理観を背景とする死刑廃止論」が存在します。(この下りは過去ログをお読みください。)
少なくとも、現行の刑法が国民の代表たる国会によって制定されているものである以上、世論が死刑存続を望んでいるのであれば、死刑に処される犯罪者が存在しても何の問題もありません。つまり「世論がそれを望んでいる」で死刑存続に関しては必要充分な条件がそろうと考えられます。(酷ではありません。当然の摂理です。)

従って、死刑廃止を訴えるのであれば、加害者人権、倫理観以外の明確な理由を根底とし、論理的矛盾の存在しない説明によって訴えられなければなりません。また、冤罪の可能性を根底とする死刑廃止論は「宅間元死刑囚」のように冤罪の可能性が全く存在しない殺人現行犯逮捕という状況も併せて考慮されたものでなければなりません。

642真性ニート:2005/01/27(木) 16:35:48
俺は死刑制度はいらないと思いますよ。
なぜなら「押しつけがましい」と思うからです。

死刑賛成派はいつも必ずこう言いますね。
「お前が家族を殺されたら、その犯人を殺したいと思わないのか?」
もちろん思いますよ。だから何だって言うんです?犯人を死刑にすれば、それで満足できるとでも?

たとえばの話です。
こないだ奈良の事件がありましたね。「小林」という人が捕まりましたね。
俺があの事件の被害者だったとしましょう。当然、犯人は憎いですよ。殺してやりたいと思いますよ。
でも、あの犯人を殺せば済むのか?ちっとも済みませんね。
全国に「小林」という名前の人間はたくさんいます。どこにでもいる名前でしょう。これから生きていく
うちに何人の「小林」という人間と出会うか分かりませんね。
「小林」という名前を見たり聞いたりするたびに、俺は事件のことを思い出し、不愉快な思いをすると
思いますね。犯人への怒り、憎しみ、世の中の不条理に心をかき乱されるでしょうね。
それを防ぐには、ひとつしかありません。全国の「小林」を1人残らず死刑にしてしまうことです。
極論でしょう。しかし、そこまでしないと「被害者の無念」は晴れないと思うのですよ。
死刑はそこまで「被害者の無念」に応えているでしょうか?いや、応えるべきなのでしょうか?
もし、応えるべきだとしたら、そこまで応えなければ、死刑が被害者感情を代弁しているとは思えないのです。
「犯人を殺してやったんだからいいだろ?これで文句ないだろ?」
という国家の無言の威圧、押しつけだと思うのです。

以上のことから、俺は制度としての「死刑」に反対です。
被害者は国家に「犯人の処刑」を委ねるのではなく、殺したいほど憎ければ自分で殺すべきなのです。
当然、被害者が加害者を私的に殺せば「私刑」です。殺せば殺人罪に問われることでしょう。
しかし、国家が制度として、犯罪者を殺すよりはマシだと思います。自分の手で恨みを晴らせるからです。
被害者も「殺人」にそれだけの覚悟を持つべきでしょう。国家の死刑を認めるべきではないのです。

643ofr:2005/01/27(木) 18:29:34
>>642
暇なクセに過去ログ読んでねーだろ。
読んでもそんな事しか言えねーのか?
お前、語る資格なし。
だからニートなんだな。 プ

644奈々:2005/01/27(木) 18:59:43
>全国の「小林」を1人残らず死刑にしてしまうことです。

私もちょっと退きましたよ。ニートさん!9条と刑法を読むことをお勧めします。感情論になっていると思いますよ。
感情論では刑法成り立たないです。むしろそれでは「死刑制度」そのものの内容を理解していないと突っ込まれてお終いです。

645真性ニート:2005/01/27(木) 19:23:35
>>615
歴史上初めて死刑を廃止したのはベネズエラです。
確か1863年に世界初の死刑廃止国となりました。

日本も平安時代に347年間事実上の廃止状態にありました。
ただ、地方では地元有力者や地元民の意思による死刑は執行されていたようですが。

646紫煙狼:2005/01/27(木) 21:49:04
>>642
では現行の刑法に定められる死刑の目的とは?法益は?
死刑制度の位置づけとは?

>>644
ですよねぇ、過去ログ読んできた人にとっては、斬新だけれど、
やっぱり自己感性至上主義的、非論理的記述の傾向が強すぎますよね。

647紫煙狼:2005/01/27(木) 22:34:11
>>642 >>646
どうも変なことを言ってしまったようです。
死刑が求刑される罪は「殺人罪」に限定できないので…(死刑の法益だって、プププ(笑))
ただ、現在死刑判決について係争している例や、死刑が確定している例、また、現在、死刑を求刑されることが予測できる例、いずれも殺人罪に関する犯罪行為なので、やはり、殺人罪を題材に考えるのが妥当であると考えます。従ってこの場合、殺人罪の法益をお答えいただくのが適切ですね。

648真性ニート:2005/01/27(木) 23:18:25
>>647
サウジアラビアの死刑は斬首ですが、以前、こんな話を聞きました。

ある殺人犯が今まさに首を斬られようとしたとき、被害者の遺族がこう叫んだ。
「その男を許してやってくれ!」
刑は執行されず、男は命拾いした。
これは特異なケースではなく、サウジでは裁判官が被害者遺族に加害者を許すよう
何度も説得をし、それでも許さないという場合に刑が執行されるそうだ。
ここで俺が言いたいことは、究極的に被害者に要求されるのは、
「犯人を赦すこと」
に他ならない、ということです。

敢えて宗教的に言ってしまえば、被害者の復讐心というものは、いつかは乗り越える
べきもので、それをもって責めることは出来ないまでも、決して、その復讐心自体が
崇高なもの(尊重されるべきもの)であるはずがないのですよ。

本当に遺族が救われるということは、無論、それがいかに険しい道のりであるかは想像に
難くないが、加害者を赦すということにおいてではないか、と思うのです。

国家が制度として行う死刑は、それを奪い取ってしまうものであり、よって俺は、死刑に
反対する立場を表明するのであります。

649奈々:2005/01/27(木) 23:57:05
資本主義国家とイスラム国家を比較するとそこにはやはり感情論しか浮かんできません。
アラブの国は戦争の歴史が長いですし、宗教が基本にあります。国民に対して生れながらにして否定することの出来ない事実です。
日本は宗教的に見ればむしろ無神論者が多いです。国の背景からしても死刑を容認していることは理に適わないとも見えます。
しかし戦争をしている国では国民の感情論としては、もうこれ以上殺傷したくないと訴えることが心情です。これは犯人を赦すこと以上に意味があります。
日常的に戦争を体験している国と日本では国民の質も違ってきます。よって犯罪の傾向も違ってくると思っています。日本のような平和な国でどうして凶悪な事件が起こるのでしょうか?
犯罪の種類と国民性を比較すると日本が死刑制度を採らざるを得ない事情も理解出来ています。
治安国家であり無神論が多い国でありながら、犯罪をのうのうと犯す輩が育つのはどうしてでしょうか?
質問でもあります。平和であるが故の刑罰は必要であると私は死刑制度賛成派です。
1人殺害しても、5人殺害しても、10人殺害しても、保険金目的殺害事件でもどのような犯罪にたいしても「死刑制度反対」を唱える理由が
たとえ宗教の教義に乗っといて「犯人を赦すこと」神の前にて平伏すことで罪が亡くなるなどと・・・・ナンセンスそのものであると平和な日本の自由な発想なんでしょうね!!

650紫煙狼:2005/01/28(金) 00:16:39
なかなか面白い意見です。では
>究極的に被害者に要求されるのは、「犯人を赦すこと」に他ならない
として、加害者に要求されるのは何でしょうか?
生きて償うこと?じゃぁ、具体的に償うってどういう事?何をしたら「償った」と言えるの?

どちらにせよ、感情論的視点から死刑制度を見つめていたら、話が進まんでいかんわ。

651紫煙狼:2005/01/28(金) 00:19:43
失礼、650の発言は648の発言に対する見解です。

>>648
究極、感情論で死刑制度を見つめたら、多数決の原則から死刑存続。
当たり前の道理になってしまうがな。
とにかく、上でも指摘されていると思うけど、過去ログ読みなさい。

652真性ニート:2005/01/28(金) 14:38:26
>>649
これは皮肉でも何でもなく、現在の日本の死刑に対する多数意見を代表される方だと思われます。
そして、書かれている内容についても、理解できます。
ただ、俺は被害者の復讐心はやむを得ないものとは思っても、崇高な(尊重されるべき)ものとは
考えない、というのは>>648でも述べた通りです。
その上で、思ったことを記します。

詰まるところ、俺と奈々氏の意見が分かれる最大の分岐点は「国家権力をどこまで信頼するか」という
ことに尽きるのではないか、と思うのです。
「愛する肉親を殺した犯人に報復する」
「被害者の苦痛を軽減するために加害者を処刑する」
これらの役割を司法に委託するからには、これらの行政機関に対する全面的かつ絶対的な信頼感がなければ
いけない。
で、俺はとてもそんな信頼感は持てない、ということです。

「権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対的に腐敗する」
という聞き飽きた言葉ではないが、政府や権力者に犯罪者を処分する権利を与えると、その
恣意的な運用により、ギスギスした不自由な住み難い社会になると、俺は思うのです。

つまり、社会のリスクのあり方として、
「被害者感情にも関わらず、加害者がのうのうと生きている社会」
と、
「国家権力が犯罪者を抹殺する権利を持ち、それにより、無実の人間や、権力に対して反抗的な人間、
社会から異端視される人間が排除される社会」
と、どちらがとんでもない、クソッタレな社会であるかというと、後者であると思う、ということです。

>>650
俺は、死刑制度を廃止し、最も重い罪を犯した者に対しては、終身禁固刑を適用すべきだと考えます。
アメリカなどであるように「禁固300年」というような「絶対死ぬまで出られない刑」を支持します。

だが、紫煙狼氏のような善良な人々には、どうか気付いて欲しいのです。
このような刑期延長が、様々な形で提案されながら、政府が真面目に制度化しようとしない理由は、
「終身刑が導入されることで、死刑制度が廃止され、国家が合法的に人を殺す権利を失ってしまう」
ということ以外に考えられないのだが、いかがだろうか?

というわけで、死刑制度賛成派に質問。
「犯罪抑止のために、死刑制度が必要だという意見があるが、大阪池田小事件の宅間死刑囚は、大量
殺人を犯せば死刑になると考え、あのような事件を起こした。ということは、あの事件は死刑制度が
あるがゆえに、多くの子供たちが犠牲になった、ということになると思う」
のだが、このような考え方について、皆さんのご意見を伺いたい。

653紫煙狼:2005/01/28(金) 18:31:22
>>652
お答えください。過去ログは読みましたか?
過去ログを読まずに投稿されても、同じことに繰り返しになるので、非常に迷惑です。
本当に、真面目に、過去ログを読んでいますか?

過去ログを読んでいる人にとって
>だが、紫煙狼氏のような善良な人々には、どうか気付いて欲しいのです。
>このような刑期延長が、様々な形で提案されながら、政府が真面目に制度化しようとしない理由は
の記述は噴飯モノの笑い話だと思いますが?

654奈々:2005/01/28(金) 22:19:20
大体言いたいことの本質が見えてまいりました。「国家権力」への反発と思われます。何故ならば報復や復讐心などの「感情」が見えてくるからです。
よって「真性ニート」氏は「国家が犯す犯罪と同等であると」死刑制度を曲解していると思っています。違っていたら申し訳ないのですが、「必殺仕置き人」の立場は見逃してあげようとも受け取れるからです。
しかし「無法者国家」「ならず者国家」にはもっと厳しい警察により犯罪者を見つけたら容赦なくその場で射殺されるかもしれないことは認めておられるのかご存知かとは思いますがいかがですか?
国家権力に対する反発心からくる義憤にも似ている、犯罪者とご自分を置き換え同じ視点で考察しているやはり「感情論」でお終いでしょう。司法に委ねることしか出来ないのです。合理的であり今の日本を見れば少なくとも「犯罪者」にとって人権が認められていますから優遇されていると言っても過言ではない。
国家が裁いているから嫌だ、寧ろ自分の手で遣りたいのだと訴えておられるようにも読めました。犯罪被害者にとって日本の憲法は非常に非情であることはご存知ですか?

655かばです:2005/02/15(火) 07:50:40
たくさん意見が出ていますが、アメリカにいおいても
死刑のある州と死刑の無い州とあります
それぞれ同様に立派な意見を持っています

私は死刑制度賛成派です
犯罪抑止力につながっていると思います
ただ、最近は死刑を覚悟している犯罪や、
死刑希望者もいるいたり、死刑制度を悪用する犯罪のありますが・・・。
おかしな社会、犯罪構造になってきてるみたいです

いろいろとご意見はあるかも知れませんが・・・。

死刑についてどの場合に適用だとか 非適用だとか、
難しいことはわかりませんが、死刑制度は必要だと思います


同じく無期懲役&終身刑も同様で受刑者の命が耐えるまで
檻の中で隔離するのがいいと思います 

彼ら受刑者は一度は人生を捨てている部分を
持ち合わせており、またいつ切れるかわからない部分を
持っているのではないかと思うからです

彼らが誰にも知らされず野放しにされることが非常に危険だと
思うからです
我家の隣には住んでいただきたくない人のNO1です
 
あなたの家の隣の方は・・・・・・?

勝手なことを書いていますが これは私の個人的な見解です
なんら賛同を求めるものではありませんので足からず

656ポーロック:2005/02/17(木) 13:04:01
>>652
死刑は「国家による犯罪である」とおっしゃりたいようだが、それを
持ち出すのであれば「防衛出動した自衛官が敵兵を射殺した」という
場合でも「犯罪」ということになりませんか?

私は犯罪被害者ですが、死刑は「究極の教育刑」であると認識している。
先日、仮出所中の人間が人を殺しましたね?彼は刑務所の中では「模範囚」
であったという。
個人の考えですが、行刑施設での矯正には限界がある。
矯正が期待できない、きわめて反社会的な事件を引き起こした人物に関しては
死でもって罪を贖ってもらうことも必要です。
私は被害者といっても何ら政治的な活動はしていないということを付け加えて
おきます。

657ポーロック:2005/02/20(日) 12:42:50
本日付の朝日新聞には、死刑制度に関する内閣府の世論調査の結果が掲載
されていました。

国民の約8割が死刑制度に賛成であるとのこと。以前に私が「死刑制度は
国民のコンセンサスを得ている」との発言に対し、ある方が「死刑廃止と
いうのが潮流である」と反論しておりましたが、全く別のデータが得られた。

今の日本は死刑を濫用するようなことはできない体制であるし、反政府活動
(内乱等を除外)を行ったということで死刑が適用されるなんてことは心配
しなくてもいい。極めて悪質な人権侵害が行われたケースに関してのみ適用
されるというのが現状です。

658人権:2005/03/28(月) 15:37:49
前橋スナック乱射事件の実行犯の一人に対して求刑通り
死刑判決が出ましたが、裁判長が「できるだけ長く生きて
遺族に謝罪し続けてほしい」というような意味の言葉を被告に
かけたと報じられています。

死刑を宣告しておきながら一方で長生きを望むというのが
よくわかりませんね。「現行刑法に死刑がある以上止むを得ないが
本音では回避したい」ということなのでしょうか。

659ポーロック:2005/03/28(月) 19:17:06
>>658
「仏にして殺す」のが日本の死刑。換言すると究極の教育刑が死刑です。
裁判長の言葉は自然なものであると思いますよ。
それに共謀して4人を殺害したともなれば死刑判決を出さないほうが
おかしい。

660ポーロック:2005/03/28(月) 19:22:26
私は死刑賛成派です。
反対派はEU諸国などを引き合いに出しますが、ああいう国々では
殺人犯等の拘束の際には殺害も当然の選択肢に入れている。
日本ならば警察官なりが命懸けで拘束する場合もあるが、向こうでは
あっさりと殺す。言葉は悪いが「裁判なしの死刑判決を下している」
ともいえるわけです。

661人権:2005/03/30(水) 20:17:59
三島短大生強姦焼殺事件の控訴審で被告に死刑が宣告されました。
報道によれば弁護側は「被害者の数に言及しなかったのは残念」という
意味のことを言っているようですが、このような言い方には違和感を
覚えます。平たく言えば「殺されたのが一人なのだから死刑とは
厳しすぎる」ということなのでしょうか。

よく「生命の尊厳」と言われますが、結果的には殺人犯の「尊厳」の方を
重視していることにならないのでしょうか。

662ぬらりひょん:2005/03/31(木) 03:40:28
所詮弁護士なんて「人の不幸を飯の種にしている」なんて言うと随分な言い草かもしれませんが
そういわれても仕方ない弁護士もいるでしょう。

663ポーロック:2005/03/31(木) 04:22:49
>>661
あの事件は一審は無期懲役で検察側は「無期懲役は軽すぎる」として、
弁護側は「無期懲役は論外」と量刑不当として控訴したわけですが、
二審は死刑。当然の判決ですよ。女性を拉致して強姦して証拠隠滅の
ために燃焼促進剤を浴びせかけて焼き殺すなどということをしたので
あれば、選択肢は自ずと決まってくる。
それから今の日本は、犯罪被害者の人権よりも犯罪者の人権の擁護に
熱心だ。犯罪被害者は二度殺されるのが現状です。

山口県光市で母子を殺害した福田は無期懲役を言い渡されたが、
この事件に関して被害者の御遺族に明治大学の菊田幸一
というエセ人権屋がTVで暴言を浴びせかけた。
その菊田が「法律を知らない大衆を啓蒙してやっているんだ」と
発言したことも覚えておいたほうがいい。
菊田本人や親族が犯罪の被害に遭えば、ヤツがどう行動するのか
興味はありますがね。

>>662
全てとは言わないが、そういう弁護士は少なからず存在する。
刑事裁判で「被害者の落ち度」を強調して、被告人の刑期をディスカウント
するなんてことは日常的に行われている。
私の兄の一人は弁護士だが、以前に「上手な負け方を教えるのも仕事」と僕に
言ったことがあった。

664のらりくらり:2005/04/21(木) 16:21:56
弁護士っていえば、名古屋で勝田清孝が死刑執行されたとき、彼のお姉さんって人に弁護士が
「遺体を引取りに行け」って言った。
「拘置所が火葬にしてしまうことが考えられる」って。勝田のサイトに書いてあった。
これって、やっぱ、拘置所のいうように火葬が許可される時間って死の何時間後とか、
決まってるんですかね。
教えて下さい。

665ケンサク:2005/05/03(火) 07:07:08
「遺体を引取り」「火葬」、不穏なワードに惹かれて勝田のサイトへ行ってみた。
http://www.ii-park.net/~yuko-kurusu/ 
「刑場での姿」の【2】に書かれてあった。「弁護士、見てきたような嘘を言い」
というところだ。こういう弁護士の法廷での弁論を信用できるか!?

666ポーロック:2005/05/03(火) 15:50:43
>>664
死体ですが、一定の時間の経過が必要です。執行後にすぐに
搬出はできない。
個人的には解剖すべきだと思いますが・・・

667右君:2005/05/09(月) 02:01:17
>>663
ムショから出てきた犯罪者を菊田さんのお隣にぜひ住まわしてあげて欲しいですね。
酒鬼薔薇、神作、福田…、こんな連中のご近所に我々が住まなければならないこと自体犯罪です!
私ならこいつらが近所に引っ越してきて、私や家族がからまれたなら真剣に殺害を考えます
(ボウガンやサバイバルナイフがあればそれほど難しくはないし、私自身ジムと喧嘩で鍛えてますんで…)
一般人がここまで考えなければならない…、菊田先生!責任とってくれますよねえ?

彼らがムショから出たらちゃんとあなたが世話をして、国民の皆さんに迷惑をかけちゃだめですよ!

668右君:2005/05/11(水) 21:35:31
佐賀の事件では限りなく黒に近い男が無罪となった。
やはり弁護士という人種はその職務を全うする事においては優秀である。
実社会に接している分、少なくとも検察や裁判官よりは一枚上手な者が
多いのだろう。

もうすぐ福岡の一家殺人の判決がある。
こいつが無罪ということはありえないだろうが、狡猾な弁護士にうまい具合に
事件の本質をはぐらかされて、極刑以外の判決が出るのではなかろうか?
それでなくともひ弱なインテリの多い裁判官は死刑判決が苦手だ。
なんか心配だなあ…。

669ポーロック:2005/05/11(水) 22:27:38
>>668
社会正義などどうでもいいと考える人権屋弁護士は少なくない。
あいつらは食うためには何でも利用する。真実など二の次です。

670菊田先生:2005/05/15(日) 03:03:13
それでは、死刑制度存続賛成派は、死刑のメリットを述べてください。

まさか、死刑が犯罪抑止力になるとか、死刑によって被害者の家族の気持ちが治まるとか
安っぽい馬鹿な発言はしないと思いますが。

671菊田先生:2005/05/15(日) 03:37:09
殺されてしまった被害者の人権などとっくの昔に消滅してしまっています。
どんな残虐な罪を犯そうと被告の人権を徹底的に守り、生きて更生と償いへの道を歩ませるのが近代文明国家の義務です。
死刑などと言う野蛮な刑罰を執行してはなりません

672菊田先生:2005/05/15(日) 04:16:23
絞首刑による死刑を廃止しない限り、アメリカが日本に圧力をかけてくるらしい。

ちなみに、アメリカの洗練された都市化された州では、すべての罪に対して死刑が廃止されている。
死刑制度が残っているのは、南東部のアホ地域ばかりっす。

673ちゅっぱちゃっぷす:2005/05/15(日) 08:00:54
でたー(^^)
「欧米では・・・」発言!

他人の生命を奪った(つまり人権を奪う)時点で
そいつは自らの人権を放棄したと、おいらは判断しますが

674菊田先生こんにちは。:2005/05/15(日) 09:30:20
先生ったら
ギャグがお上手な方なんだからぁ・・!
読んでて、とっても楽しいです。

675菊田の担任:2005/05/15(日) 09:31:32
670〜672・でた〜〜〜〜っ、久し振りの人権屋。 いよっ!!
こんなのがまだこの世に居た事が不思議だけど、釣りかな・・
アメリカ被れの15歳位だと思うけど、宿題済ませたか?

死刑のメリット→凶悪な犯罪者がこの世から居なくなる事。
安っぽい馬鹿な発言→そう思い発言する安っぽい馬鹿。
野蛮な刑罰→あえて野蛮に残酷に執行すべき、絞首なんぞもったいない。

676ポーロック:2005/05/15(日) 10:36:59
死刑は、罪刑の均衡を失した刑罰ではないと判断されること。
日本国憲法第36条が禁ずる「残虐な刑罰」には該当しない
こと。
死刑を現段階で廃止した場合、被害者および遺族を慰撫できない
おそれがあること。
世論が死刑存知を支持していることなどが挙げられる。
アメリカだって連邦レベルで死刑が復活しましたよ。

677ケンサク:2005/05/15(日) 12:31:38
菊田先生へ質問。
665 http://www.ii-park.net/~yuko-kurusu/
(刑場での最期の姿2)の弁護士ってさぁ、センセのおトモダチでしょ、
って言うかぁ、同志でしょ。

678右君:2005/05/15(日) 17:55:02
あおりに乗るのもアホなんだけど、精神年齢が高校生である私はこういうのを無視できないんだよね。
だからずばり言おう。
犯罪者も死ねば悪さが出来ないでしょう?
どんな犯罪者も死ねば大人しくなる!
良い犯罪者とは死んだ犯罪者のことなの!!

法律論を論じる人って頭はいいんだけど、
こういう単純な理屈がわからないんだよねえ。

>677
勝田清孝が天国にいることを前提にしたHPってすごいっすねえ(笑)。
この身勝手さがすごい(笑)。
こいつが天国にいるならたぶんスターリンやらヒトラーやら切り裂きジャック
も天国で平和に暮らしてるんでしょうねえ(笑)。

679実験人形ダミー・オスカー:2005/05/15(日) 18:05:13
悪人なおもて往生をとぐ、
まして善人をや。

日本はみんな死んだら仏さんなんでっす。

680菊田先生:2005/05/15(日) 18:55:36
死刑を廃止する理由でつ。
1)生命の尊厳に反する。
2)安楽死のような被害者が同意している場合ですら殺人行為は禁止されているぐらい人の生命を重要視しておきながら、安易に死刑を存置しているのは矛盾でつ。
3)死刑には犯罪の抑止効果はない。特に自殺目的の凶悪犯罪には全く無力。
4)犯罪者とはいえ人を殺す事を良しとする、気持ち悪い社会の改善。
5)死刑の執行を行わされる刑務官、それに立ち会わされる検察官の負担を軽減すべき。
6)残虐な刑罰を禁止する憲法36条に死刑は抵触する疑いが強い。
7)誤判があったとき取り返しが付かない。
8)福祉国家理念の下、刑罰には教育という機能がなくてはならないが、死刑にはその機能がない。
9)犯罪者が自ら更生し真っ当な人間になるチャンスを奪ってしまう。
10)死刑を存置しているような野蛮な国は、国際社会においてまともな国として扱ってもらえない。
死刑がある限り日本はよくならない。

681菊田先生:2005/05/15(日) 19:00:35
死刑がないと殺人犯すアホは死刑に賛成するらしい。

682菊田先生:2005/05/15(日) 19:08:00
「死刑のお陰で犯罪が少ないんだわあ」=「政治家のお陰で安心して暮らせるんだわあ」

 アホだな。

683菊田先生:2005/05/15(日) 19:12:03
早く死刑廃止派増えろよ。
早く犯罪者の更正経験持った人間増えろよ。
早く善悪を考えられる子どもの育て方知ってる奴増えろよ。

684ポーロック:2005/05/15(日) 19:13:52
最高裁は、憲法13条は公共の福祉に反する場合、生命に対する
国民の権利も立法上において剥奪ないし制限されることも予測している
と判断し、憲法31条では死刑が法の定める手続きにより生命を
奪う刑罰であると想定しているとして、日本国憲法が死刑の存置
を想定かつ是認していると理解すべきであるとの判断を示している。

人権屋は「生命の尊厳」だの言っているが、今の日本で処刑される
のは重大な人権侵害を行った連中。そういう輩の人権を守る必要は
ないと思うがね。

死刑を廃止したら「日本がよくなる」との根拠を示してよ(嘲笑

685菊田先生:2005/05/15(日) 19:16:20
死刑に賛成している親ってのは子どもの教育もまともにできてねえんだろうな。
自分にとって都合の悪いことは切り捨てて都合の良いことはお手柄とする。
自己中な親が多い社会に殺人があって当然だ。

686ポーロック:2005/05/15(日) 19:20:28
死刑が憲法36条に抵触するというが、最高裁は
「執行方法等がその時代と環境において人道上の見地から一般に
残虐性を有すると認められる場合」には憲法36条に違反する
が、直ちに同条にいわゆる残虐な刑罰に該当するとは考えられない
と、死刑の合憲性を是認している。

687菊田先生:2005/05/15(日) 19:21:20
人を殺すような法を認めるな。
法が善悪基準を司り国民個々のモラルを形成していくものだからだ。
死刑を認める国家の精神が一部の国民の精神に殺人を肯定させるのだ。

688ポーロック:2005/05/15(日) 19:22:35
>>685
おいおい、質問に答えろよ(嘲笑
兄には子供はいるが、ちゃんと育っていますな。

689ポーロック:2005/05/15(日) 19:23:15
>>687
反論になっていない。上記の質問に答えろよw

690菊田先生:2005/05/15(日) 19:25:02
死刑は要るに決まってんじゃん→死刑は要るんじゃないだろうか→死刑はどこか違うような
気がする→死刑はきっと違う→死刑は明らかに違う

 よく考えた人の成長過程。

691ポーロック:2005/05/15(日) 19:28:33
内閣府の調査では死刑存置が8割近くを占めていたと記憶していますよ。

それから、重ねて聞くが米国で連邦レベルで死刑が復活したことに
ついて菊田君はどう思っているの?

692菊田先生:2005/05/15(日) 19:28:47
>ポーロック
自分に正直に生きろよ。
自分が間違いを犯すような人間ならはじめから自分で罰しておけばいいじゃんか。
自分は間違いを犯さないと思ってるからこそ生きてるんじゃんか。
奇麗事などやめようぜ。
死にたくないなら死刑廃止だ。
死刑が廃止になるような社会を強制的に導くのだ。

693ポーロック:2005/05/15(日) 19:31:44
僕は正直に生きているよ。 質問に答えろよ。
電波を垂れ流すのは結構だが、議論のルールも知らないのであれば
発言するなw

人間を殺したヤツの人権は認める必要はないと思うけど?

694菊田先生:2005/05/15(日) 19:32:23
希薄な人間関係の中でしか育ってきてないアホ国民は人が人によって変わることを知らない。
経験の足りないアホ国民に選挙権など与えるな。

695ポーロック:2005/05/15(日) 19:34:59
上記の質問に関する回答は?

君の教育論や人間関係論はこの際どうでもいい。
米国で連邦レベルで死刑が執行された事に関して君はどう思っているの?

696菊田先生:2005/05/15(日) 19:36:28
>ポーロック
そんな面倒くさいことやるわきゃねえじゃん。
レス返して欲しかったら暇な奴がちゃんとまとめて質問しろよ。

697菊田先生:2005/05/15(日) 19:38:53
頭の弱い人間の考える最も重い刑が死刑らしい。
生きている人間の欲求さえ満たせばそれでいいらしい。
実に情けないことだ。

698ポーロック:2005/05/15(日) 19:39:14
だから質問に答えなさいよ。
アメリカの死刑の現状等を知らないで死刑反対を唱える君の常識を疑う。
そういう頭の足りないのが犯罪を起こすんだ。

699菊田先生:2005/05/15(日) 19:41:49
殺人者に妥当な刑などこの世に存在しない。
生死は人知の及ぶところではない。

700ポーロック:2005/05/15(日) 19:49:27
結局、私の質問には答えることができない。
人権屋やエセ・ヒューマニストには論理は通用しないようだな。

701菊田先生:2005/05/15(日) 19:49:43
>ポーロック
なんで菊田が犯罪を起こすんだ? アメリカの死刑の現状等を知らないでなんで菊田が犯罪を起こすんだ?
なんで死刑反対を唱える菊田が犯罪を起こすんだ?
早く答えろよ、バカの答えをよ。

702菊田先生:2005/05/15(日) 19:51:35
死刑賛成派には傲慢な奴が多い。

703ポーロック:2005/05/15(日) 19:53:02
私の考えは上記の通り。あなたの読解力が普通であれば僕の考えは
理解できるはず。その能力が劣っている、欠如している人間は
どうだか知らない。
「菊田」個人が「犯罪を起こす」とはどこにも書いていない。

704ポーロック:2005/05/15(日) 19:54:49
>>702
それなりに難しい試験に合格し、社会の発展のために勉強させてもらっている。
そういう努力もしない連中に死刑廃止を訴えるのが多いように見受けられますよ。

705菊田先生:2005/05/15(日) 19:55:57
裁判員制度になれば、死刑判決下す奴の顔が犯人や世間に知れるようになるだろうな。
死刑に賛成している人間のアホさが露呈されること間違いなし。
楽しみだ。

706ポーロック:2005/05/15(日) 19:58:52
日本は民主主義国家。その構成員たる国民の多数が死刑に賛成している
のが現状じゃないですか?
死刑を廃止する。そうしたら被害者や御遺族を慰撫できますか?
できないケースが多いと思う。
それとも菊田君は被害者等による個人的な報復を認めるの?
自分に不利になったら逃亡するのは格好が悪いですよ。

707菊田先生:2005/05/15(日) 19:59:05
国民の多数が死刑に賛成しているのだから、
殺人事件における死刑判決が出るか出ないかという確率も当然高くなる。
犯人や世間には死刑判決下した者の顔をよ〜く見て覚えておいてもらおう。
正義の元の死刑だと確信しているなら何の問題もないだろう。
自信もない癖に死刑に賛成するなどというアホも居ないことだろう。

708菊田先生:2005/05/15(日) 20:04:31
上からの支持なら無実の人間でも殺せる公務員。
上からの支持ならカワイイ子犬でも殺せる公務員。
人の問題ではないとすると、制度の問題になるに決まってんじゃん。

709ポーロック:2005/05/15(日) 20:07:27
「支持」ではなくて「指示」では?
行刑施設の職員が死刑を執行するのは社会的な使命。
君が死刑や人権というものを深く考察した事がないことは理解した。

710菊田先生:2005/05/15(日) 20:08:10
死刑賛成派で最後までまともな話ができるヤツは居ない。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板