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自民党スレ2

596OS5:2025/03/24(月) 22:05:48
https://www.sankei.com/article/20250324-TSGUHVSCVFLIPOP3BVYYB7PA7A/

「石破首相を降ろしても妙案がない」 商品券問題で内閣支持率急落も 広がりを欠く退陣論
2025/3/24 20:29
石破茂政権への逆風が止まらない。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査では、石破首相の商品券配布問題が打撃となり、内閣支持率が急落し、政権発足以降最低となった。一方、首相の退陣を求める民意は約3割にとどまる。夏の参院選を前に、自民党内には首相交代論がくすぶるが、党勢回復の兆しが見えない中、「石破降ろし」の動きは広がりを欠いている。

「世論調査の結果は、常に謙虚に受け止め、その要因を分析していきたい」。自民の森山裕幹事長は記者会見で、厳しい表情で語った。内閣支持率の急落に、商品券問題が影響したことは明らかだ。合同世論調査では、「違法性はない」などとする首相の説明に8割近くが否定的な評価を下しており、国民の納得は得られていない。

「辞める必要はない」が6割超
ただ、首相に「政治とカネ」の問題が浮上しても、首相は「辞める必要はない」との回答は62・6%に上り、「辞めるべきだ」(32・7%)を大きく上回った。首相の方針が二転三転し、政権の迷走ぶりを印象付けた高額療養費制度の見直しを巡っても、今年8月からの利用者負担引き上げ見送りの判断自体は評価する回答が7割を超えた。

自民ベテランは「商品券問題は発覚のタイミングは悪かったが、首相が辞めるほどの問題ではない」との見方を示す。

選挙を控える参院自民を中心に「けじめをつけるべきだ」(西田昌司参院議員)などと批判の声が上がるが、現時点で首相の進退にまで踏み込んだ発言は一部にとどまっている。

岩盤保守層の「自民離れ」顕著
首相が退陣したとしても、参院選に向けた展望が開けるかは見通せない。高齢世代を中心とした岩盤保守層の「自民離れ」は顕著で、自民の支持率も現行形式の調査を開始して以降、最低となった。自民ベテランは「地方はもっと深刻だ。『顔』を代えたぐらいでは、自民が変わったとは思われないと考えている人が多い」と語った。岸田文雄前政権では、地方組織からの厳しい突き上げが退陣のきっかけの一つとなったが、現政権では表立った動きはまだ少ない。

「首相を降ろしたところで、妙案がない」。自民重鎮は、諦め顔でつぶやいた。(今仲信博)

597OS5:2025/03/28(金) 08:59:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/19162520063b45f8aaa052578e2d307afa4aed87
国民民主出身の首相補佐官・矢田稚子氏、退任へ 首相が方針固める
3/27(木) 23:30配信

朝日新聞
「女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム」が取りまとめた報告書を、座長の矢田稚子首相補佐官(右)から受け取る石破茂首相=2025年3月26日午後4時47分、首相官邸、岩下毅撮影

 石破茂首相は、国民民主党の元参院議員で賃金・雇用を担当する矢田稚子首相補佐官を、近く退任させる方針を固めた。27日、複数の政権幹部が明らかにした。

 矢田氏は2016年参院選で、電機などの企業の労働組合で作る「電機連合」の組織内候補として旧民進党公認で初当選し、国民民主の副代表も務めた。22年の参院選で落選後、23年9月に岸田内閣で首相補佐官に起用され、石破内閣でも続投していた。政権側は「国民民主党や連合とのパイプを期待した」(官邸幹部)が、官邸内では「うまく機能していない」との指摘も出ていた。(小林圭、南有紀)

朝日新聞社

598OS5:2025/04/16(水) 21:32:42
https://www.sankei.com/article/20250415-HXR45WWPUVL7RGSQGPLFM75VGE/
自民、現金給付案下火に 石破首相と森山幹事長協議 ポイント案浮上、参院側「減税」も
2025/4/15 18:47
政府・自民党が検討している国民一律の現金給付に関し、自民内で15日、見直しを求める動きが強まった。物価高を受けた経済対策の目玉として3万〜5万円程度を給付する案が出ていたが、世論に不評で下火になった。給付額がふくらむ場合は早急に補正予算案を編成し、6月22日までの今国会で成立させる必要があるため、石破茂首相が近く可否を最終判断する。

森山氏、経済効果を疑問視
自民の森山裕幹事長と小野寺五典政調会長は15日、報道陣の目を避けて裏門から官邸に入り、首相と経済対策について協議した。両氏は現金給付に慎重な意見を伝えたとみられる。

森山氏は前日の記者会見で「今までも何回か給付したが、データを見ると(消費ではなく)預金に回ったと受け取れる」と経済効果に疑問を呈していた。

両氏の官邸訪問に先立つ党役員連絡会では、平井卓也広報本部長が各種世論調査の結果を報告したという。共同通信社が12、13両日に実施した全国電話世論調査では、国民一律の現金給付案に「賛成」37・5%、「反対」55・3%だった。同時期の読売新聞や毎日新聞の調査でも否定的な回答が大幅に上回った。

現金給付と合わせ、食料品を対象とした時限的な消費税減税も検討されている。党内では「首相が現金給付と減税に前向き」という見方が広がっている。

野党の「バラマキ」批判も影響か
現金給付に関しては、先週までは党執行部内に賛成論が多かった。しかし野党による「選挙目当てのバラマキ」批判や、週末の各種世論調査の結果を受け、機運はしぼみつつある。

代替案の一つとして与党内で15日、マイナンバーカード保有者に「マイナポイント」を付与し、カードを持たない人には現金給付する案も浮上した。

一方で減税は、夏に選挙を控える参院自民や公明党も求めている。森山、小野寺両氏ら執行部の大半や加藤勝信財務相は、社会保障費の財源確保などの観点から難色を示している。

選挙が近い参院議員は世論に敏感だ。参院自民は15日、党所属の参院議員全員に現金給付や減税を含む経済対策のアンケートを行うと決めた。各議員が聞いた有権者の声を対策に反映させる狙いで、週内にも取りまとめたい方向だ。(田中一世、永井大輔)

599OS5:2025/05/06(火) 15:09:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe37024183081f8267758484f935f083a006b11d
西田氏のひめゆり発言、研究者ら批判 「証言や資料を無視」「歴史修正主義者だ」
5/6(火) 8:31配信

琉球新報
沖縄戦で沖縄陸軍病院第三外科壕だったひめゆりの塔=糸満市

 自民党の西田昌司参院議員が那覇市内で開かれた「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)で、糸満市のひめゆりの塔の説明に「歴史の書き換えだ」などと発言したことについて、沖縄戦研究者からは「改憲世論をつくっていくための恣意的で乱暴な歴史の見方であり、発言だ」と批判が上がっている。

【証言】元ひめゆり学徒「手足切断、恐ろしかった」

 沖縄大学客員教授の新城俊昭氏は「沖縄戦の実相から何も学ぼうとしていない姿勢が見える」と指摘した。西田議員の発言だけでなく、2021年には「ひめゆり学徒隊」を「ひめゆり部隊」と記載する歴史教科書があったことにも触れ「沖縄の平和教育はたくさんの沖縄戦体験者の証言、沖縄県、日米とさまざまな資料による研究成果を基に行われている。ひめゆり資料館もリニューアルするなど新たな見せ方もしている。もし間違えていることがあるのなら、根拠を示しながら間違えを指摘してほしい」と語った。

 「ひめゆり資料館の展示内容に、議員が言うようなものはない」と指摘するのは琉球大准教授の北上田源氏。沖縄戦と歴史教育に関する西田議員の発言について「体験者の語りと研究の蓄積を、現場で反映しようとしてきたことを無視した乱暴な発言だ」と断じた。「ずっと前から改憲と歴史修正主義を結びつける言説はあるが、今回は呼ばれて話をしており、国会議員としての発言が問われる。歴史と真摯(しんし)に向き合って発言することを求めたい」と語った。

 沖縄国際大名誉教授の石原昌家氏は「沖縄戦での日本軍の絶対方針は、国体護持のため、米軍への徹底抗戦だった。それが住民や兵士に多大な戦死者を生じさせたことは客観的事実だ」とし、「『殉国美談』にするような沖縄戦捏造(ねつぞう)の『歴史修正主義者』による発言だ」と指摘した。

 (中村万里子、屋嘉部長将)

600OS5:2025/05/08(木) 15:40:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/951ea0c837fd0b0b5fbd9ca0cdaa021f86f47361
「会場凍るようだった」国場衆院議員、自民県連の責任言及 西田氏ひめゆり発言 沖縄
5/8(木) 14:01配信
琉球新報
国場幸之助氏

自民党の西田昌司参院議員と同様に「憲法シンポジウム」(主催・県神社庁など、共催・自民党県連)に講演者として登壇した国場幸之助衆院議員は7日、取材に答え、会場の様子を振り返った。西田氏の発言を受けて参加者は「だんだんと表情がこわばっていったように感じた。会場の雰囲気が凍っていくような、まずいことを話しているのではと感じているように見えた」と語った。共催者である自民党県連の責任にも言及した。



 国場氏は「なぜ憲法に関するシンポジウムでこんなことを話しているのか、理解できなかった」という。ただ「自民党県連は共催者として、招いた講師がどのような内容を話すのか、事前に確認するべきだった」と、県連の責任を指摘したシンポジウムには国場氏のほか、座波一県議、西銘啓史郎県議、大浜一郎県議、又吉清義県議、喜屋武力県議が参加していたという。

The Ryukyu Shimpo Co., Ltd

601OS5:2025/05/18(日) 17:36:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a61ee9b69dcfadd8d5213c032baa1492e51879a8
自民・森山氏、参院選へ正念場 「影の総理」政権浮揚見えず
5/18(日) 7:01配信

時事通信
講演する自民党の森山裕幹事長=17日午前、鹿児島県屋久島町

 夏の参院選が迫る中、石破政権の屋台骨を支える自民党の森山裕幹事長が正念場を迎えている。

【主な経歴】森山 裕(もりやま ひろし)氏

 政権を揺さぶるコメ価格高騰を巡って政府・与党の対応を主導し、参院自民が求める消費税減税の見送りにも道筋を付けた。党内には「影の総理」とささやく声もあるが、政権浮揚の足掛かりはつかめておらず、一部からいら立ちの声も漏れる。

 「政治生命を懸けて、この問題に対応したい」。財政規律派を自負する森山氏は17日、鹿児島県屋久島町で国政報告会を開き、野党が夏の参院選で消費税減税を争点化しようとする動きをけん制した。

 石破政権の運営はナンバー2である森山氏がリードする場面が目立つ。国対委員長を4年2カ月務める中で培った野党とのパイプを生かし、少数与党の国会運営を差配。日本維新の会や国民民主党との修正協議の陣頭指揮を執り、2024年度補正予算や25年度予算の成立にこぎ着けた。

 コメ価格引き下げに向けては、トランプ米政権との関税交渉の取引にも使える「一石二鳥」の策として、米国産米の輸入拡大案が政府内で浮上。首相もテレビ番組で「一つの選択肢としてあり得る」と語ったが、農林族の代表格の森山氏はすぐに「輸入拡大の話はない」と打ち消した。

 政府備蓄米の流通を促すため、政府は16日、入札参加条件の緩和を発表。関係者によると、森山氏が農林水産省と水面下で調整を進めた結果だ。

 消費税を巡っては、参院選公約の「目玉」として参院自民や公明党から減税への期待が強まり、首相も一時期「一概に否定しない」と含みを持たせた。しかし、森山氏は首相公邸をひそかに訪問して首相を説得。首相は今や「国の財政はどうなるのか」と慎重姿勢を鮮明にしている。

 もっとも、「森山路線」が成果を上げているとは言いがたい。農水省は18週ぶりの米価下落を12日に発表したが、わずか19円だ。

 衆院選での苦戦は、裏金事件を受け非公認とした候補側への、森山氏が決めたとされる2000万円支給も遠因との見方が強い。野党各党が消費税減税をそろって唱える中、参院自民には「自民だけ減税反対では参院選も戦えない」(中堅)と不満が渦巻く。参院選の投開票日と想定される7月20日まで残り約2カ月。内閣支持率が低迷を脱する兆しは見えていない。

602OS5:2025/05/19(月) 19:25:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e7772634a8e7344e0568237abf4c40363cba4c2
江藤農水相、コメ発言は「ウケ狙いで強めに」 修正し陳謝も辞任は否定
5/19(月) 13:43配信

産経新聞
参院予算委員会で答弁に臨む江藤拓農水相=19日午前、国会内(春名中撮影)

江藤拓農林水産相は19日、コメを買ったことがないとの講演会での発言を巡り、「コメは買っている。実態と違う言い方をした」と釈明した。売るほどあるとの発言は「言い過ぎだった」と説明し、一連の発言について「撤回というより修正したい」と述べた。農水省で記者団の取材に答えた。

【写真】江藤農水相が「コメ買ったことない」「売るほどある」と発言

江藤氏は「お騒がせしてしまったことは大変遺憾だ。配慮が足りなかった」と陳謝。その上で「会場が盛り上がっていたので、受けを狙って強めに言った」と語った。自らの進退について問われると「(備蓄米放出の)結果を出すことで応えたい」として辞任を否定した。

江藤氏は佐賀市で18日に開催された講演で、価格高騰が続くコメに関し「(私は)買ったことがない。支援者の方がたくさん下さるのでまさに売るほどある。私の家の食品庫には」などと発言した。

603OS5:2025/05/19(月) 22:02:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/07d2e0ecc78d187dce25616879db258cc8cfc725
「令和のマリー・アントワネット」農相のコメ巡る発言、与野党が批判
5/19(月) 19:40配信

毎日新聞
参院決算委員会で立憲民主党・羽田次郎氏の質問に対し、「コメ買ったことない」と自身が発言したことについて釈明する江藤拓農相=国会内で2025年5月19日午後2時33分、平田明浩撮影

 江藤拓農相が「コメを買ったことはない」などと発言したことを巡り、与野党からは19日、批判が相次いだ。

 立憲民主党の小川淳也幹事長は記者団に「(農相は)米の生産、流通、米価の安定に責任を持つべき立場だ。庶民感覚からかけ離れた不適切さ、不穏当さが問われる」と非難した。「パンがないなら、お菓子を食べればいい」と言ったと伝わるフランス革命当時の王妃を引き合いに「『令和のマリー・アントワネット』と言ってきた人もいる」と指摘。江藤氏への不信任案提出の可能性については「否定するわけにはいかない。ただ、政権自身の自らに対する処断が問われるべきだ」と、石破茂首相の判断を促した。

 日本維新の会の前原誠司共同代表も「消費者のことを考えていなかった。結局本音が出たということだ」と強調。コメの価格高騰が続いていることも踏まえ「結果が出ていないわけで、不信任に値するのではないか」と話した。

 一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は「思った量が買えないという国民がたくさんいる中で配慮に欠けた発言だ」と指摘したが、野党で足並みをそろえての不信任案提出については「そういう質のものではない。本来やるべき仕事で結果出してもらいたい」と距離を置いた。

 与党にも困惑が広がった。公明党の斉藤鉄夫代表は、一般論とした上で「農相という最も国民が関心を持っている政策を担当する大臣として、注意して発言をする立場にある。大臣として最も大切なところではないか」と苦言を呈した。

 自民党の森山裕幹事長は19日の記者会見で「配慮を欠いた発言だ」と批判した上で、「今後も米の価格が正常な形となるようにしっかりと対応してほしい」と述べ、続投を容認する考えを示した。【安部志帆子、野間口陽、遠藤修平】

604OS5:2025/05/21(水) 12:57:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5927e09b58b4f81ed75e2449db2af40e13e0c0
江藤農相辞任、参院選に打撃 楽観から一転、野党要求にあらがえず
5/21(水) 10:16配信


毎日新聞
辞表を提出した後、首相官邸を後にする江藤拓農相(中央)=首相官邸で2025年5月21日午前8時18分、後藤由耶撮影

 「コメは買ったことがない」などと発言した江藤拓農相が辞任に追い込まれた。昨秋の衆院選で「少数与党」となり、一致結束した野党の要求にあらがえなかった形だ。夏に参院選を控える石破政権にとって大きな打撃となる。


 失言が表面化した19日の段階で、政権は楽観していた。立憲民主党と日本維新の会の幹部が農相不信任決議案提出の可能性に言及したものの、国民民主党の玉木雄一郎代表は「やるべき仕事で結果を出してもらいたい」と否定的な考えを示していたからだ。衆院では野党が多数を占めるが、足並みがそろわなければ不信任案は可決されない。

 ところが、20日になると、立憲の野田佳彦代表が「国民感情を逆なでする発言で、その任にあらずだ」と批判のトーンを強め、国民民主からも「庶民感覚、生産者の思いが分からない農相は即刻辞めるべきだ」(榛葉賀津也幹事長)との声が上がるようになった。

 20日午後には立憲、国民民主など野党5党の国対委員長が会談し、江藤氏や首相が退任を判断しない場合、農相不信任案の提出も検討することを確認し、足並みをそろえた。これにより、不信任案が提出されれば可決される可能性が高まった。

 江藤氏に対しては「更迭すれば、コメ政策に空白が生じてしまう」(自民党幹部)として職務を全うすべきだとの意見の一方で、自発的な辞任を促す声が与党内から上がっていた。自民の閣僚経験者は「あの発言で続投するのは無理だ。耐えられない」との見方を示し、与党幹部は「首相は早く手を打って江藤氏をクビにしたほうがいい」と話した。

 コメ価格の安定に向けて、政府備蓄米の放出など対策が続く中での農相の辞任は与党にとっては痛手だ。

 17、18両日の毎日新聞の世論調査で、石破内閣の支持率は22%と過去最低を更新。コメ高騰への効果的な対策が打てないことに加え、社会保障の財源確保を理由に消費減税に慎重な姿勢を示す首相に対する不満が表れた形で、反転攻勢の兆しは見えない。参院選での目玉政策も見えず「過半数維持は絶望的だ」(自民参院議員)との声も漏れる。

 一方、野党は農相不信任案の提出検討では足並みをそろえたが、6月の国会会期末に向けて内閣不信任案提出の是非が焦点となる。今後、与野党の攻防が更に激しくなりそうだ。【池田直、内田帆ノ佳】

605OS5:2025/05/21(水) 20:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d7fcfe721f3b70a3ad8be5d634562f7ce579e7
江藤氏父子、舌禍で閣僚辞任 コメ、植民地支配
5/21(水) 17:03配信
時事通信
石破茂首相に農林水産相の辞表を提出後、報道各社の取材に応じる江藤拓氏(左端)=21日午前、首相官邸

 江藤拓農林水産相は21日、「コメは買ったことがない」と発言した問題で、事実上更迭された。

【写真】故江藤隆美氏

 父は建設相や運輸相などを歴任した故江藤隆美氏。その父も総務庁長官当時に植民地支配を巡る発言が問題となり、親子2代にわたって舌禍で閣僚を辞任する事態となった。

 江藤拓氏は18日の講演で価格が高止まりするコメに関し、支援者からもらうコメが売るほどあり「コメは買ったことはありません」などと発言。その後、「受けを狙って強めに言った」「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方だった」などと釈明したが、与野党の批判は収まらなかった。

 隆美氏は、村山内閣で総務庁長官を務めていた1995年、韓国の植民地支配について「日本はいいこともした」と発言。オフレコ取材の場での発言だったが報じられ、総務庁長官の辞任に至った。

606OS5:2025/05/21(水) 21:54:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/592fa66f9a9c28ebc36a58e7efc48f53c3a506ee
「世間知らず」 江藤氏に地元も反発 後任の小泉氏にも消えぬ不安…
5/21(水) 20:38配信

毎日新聞
経営する店舗で玄米を精米機にかける飯塚良二さん=東京都足立区で2025年5月21日午前10時8分、阿部絢美撮影

 消費者の感情を逆なでする発言で、江藤拓氏が21日に農相を更迭された。備蓄米放出の効果は表れず、コメ価格の高騰が続くなかでの担当閣僚による失言。「辞任は当然だ」「庶民の感覚が分かっていない」。全国の消費者や農家らはあきれ、憤った。【重春次男、下薗和仁、阿部絢美、斎藤文太郎】

【写真で見る】還元水、ばんそうこう、不正受給… 00年以降9人、歴代農相

 「コメの高騰で多くの人が困っているご時世に、あんな発言が出ることに驚いた。地域の実情を本当に分かっているのか」。江藤氏の地元の宮崎県延岡市で、支援者の会社員男性(27)が語気を強めた。

 江藤氏が「宮崎ではたくさんいただくと『売るほどある』とよく言う。宮崎弁的な言い方」と釈明したことに対し、「宮崎弁ではなく普通の言葉だ。少しでも罪を軽くしたかったのでは。宮崎県民の前で話せるのか」と憤った。

 宮崎県美郷町で稲作農家を営む男性(75)は「『コメは買ったことがない』とは世間知らずな発言だ。農業県の宮崎選出の大臣として残念な対応で、辞任は当然だ」と切り捨てた。

 江藤氏の後援会の壱岐良文事務局長(70)は「支持者からのお叱りの電話が多い」と言葉少なに話した。

 江藤氏は、建設相などを歴任した父隆美氏(2007年死去)の地盤を継いだ2世議員だ。03年に衆院宮崎2区から初当選し、現在8期目。19年に農相で初入閣し、昨秋の衆院選後に発足した第2次石破内閣で再び農相に就任した。

 父隆美氏も失言で閣僚を辞任した過去がある。日韓関係を巡り「植民地時代、日本は良いこともした」と発言。韓国政府の反発を招き、1995年に総務庁長官を辞任した。

 選挙区で江藤氏を支える自民県議は「昔より丸くなったとはいえ、気の短い面があった。コメの価格を下げていく途中でこうなったのは残念だ」と肩を落とした。

 発言への反発や批判は、東京でも相次いだ。

 東京・原宿の「小池精米店」の小池理雄(ただお)社長(53)は「消費者の感覚も現場の実態も分かっていない大臣だった。辞任は仕方ない」と突き放した。

 小池社長は、コメ価格の高騰に気をもんできた。昨年来のコメ不足で農家や卸業者が値上げすれば、販売価格に転嫁せざるを得ない。「お客さんへの値上げの説明が終わったら、仕入れ先からまた値上げと言われた」

 その仕入れ先もコメの確保に苦心しており、6月は納入できないと告げてきた業者もある。「備蓄米放出で流通量が増えた実感はない」と小池社長。後任の小泉進次郎氏について「改革マインドには期待しているが、何を言い出すか分からない心配はある」と語った。

 東京都足立区でコメの精米や販売を手がける飯塚良二さん(75)は「米屋の実情が全く見えていない発言だった」と断じた。一家で60年以上営業しているが、これほどの価格高騰は経験したことがないという。

 飯塚さんは「5キロを税込み5000円で販売すると『もうけているだろう』と言われるが、とんでもない。例年より利益率を10%も下げて販売している。仕入れ値が高すぎて、これがギリギリ」と語る。さらに「うちのような末端に備蓄米は届かない」とし、小泉氏には「現場を歩いて実態を見て」と注文した。

 足立区内のスーパーにいた40代女性は「(江藤氏は)本当にコメを買ったことがなく、庶民の感覚が分からなかったのでは」と冷ややかに語った。食べ盛りの子ども2人がいる女性の家庭では毎週、少なくとも5キロのコメを消費するという。「少しでも安くなることを願う」と語った。

607名無しさん:2025/05/22(木) 18:41:33
田舎だと大抵米を作っているから米(加工品除く)を買う経験は無いだろうな。
まぁ都会の人は戦後直後みたいに高価な着物や宝石を持って農家巡りでもしたら良い。

608OS5:2025/05/23(金) 06:59:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e44c1bc2696de3f3dcbc9ca2aa2ebb0a58f6bad
岸田前首相が「再登板」を狙って意気軒昂 “犬猿の仲”も解消か 「会食に応じるなどこじれた関係の修復に努めていてる
5/23(金) 5:50配信

デイリー新潮
岸田文雄前首相

 昨夏に「政治とカネ」の問題で退陣表明を余儀なくされた岸田文雄前首相が意気軒昂だ。しかし、その動きに“復権狙い”との臆測が。


 ***

現役首相のような歓待ぶり
 政治部デスクが解説する。

「岸田氏は、5月3日から5日間の日程でインドネシアとマレーシアを訪問した。石破茂首相の特使との立場で、インドネシアではプラボウォ大統領と、マレーシアではアンワル首相と会談。いずれも現役の首相のような歓待ぶりでしたよ」

“外交の岸田”の本領発揮か、齋藤健前経済産業相、萩生田光一元自民党政調会長といった大物を伴っての歴訪だった。

 連休中の動静を振り返れば、岸田氏は国内でも“露出”に励んでいた。

「4月29日には裕子夫人を伴い、東京ドームで巨人×広島戦をバックネット裏の最前列で観戦。広島選出の岸田氏は筋金入りのカープファンとしても有名で、狙ったのかどうか、テレビ中継ではたびたび夫妻の姿が映し出されていました」

総裁選を見越して支持者集め
 その岸田氏は、首相退任から間もない昨年11月に国民の資産運用を後押しする「資産運用立国議員連盟」を、翌12月に日本と東南アジア諸国の脱炭素化を推進する「アジア・ゼロエミッション共同体議員連盟」を立ち上げている。

「本人は表向き“オレは石破政権を支える”と公言していますが、一方で存在のアピールには積極的。これが捲土重来を期したものとみられている」

 次期総裁選を見越した支持者集めに積極的だとも。

 自民党関係者が言う。

「旧岸田派の議員を中心に、定期的に会合を持っています。昨年の党総裁選で石破さんを支持したことで、高市早苗前経済安全保障担当相を推した麻生太郎元首相との関係が悪化しました。最近は茂木敏充前幹事長も交えた3人の会食に応じるなど、こじれた関係の修復にも努めています」

旧岸田派の“本音”
 麻生氏は御年84歳、菅義偉元首相は76歳。その点、岸田氏はまだ67歳だから“キングメーカー”として君臨するより、当選同期の安倍晋三元首相のように再登板を狙っているのか。

「ご本人は色気があるようですが、旧派閥の仲間の多くは“石破さんの次は(同じ岸田派だった)林芳正官房長官にやらせたい”との意向です。岸田さんはそれが気に入らないようで、会合で林さんと顔を合わせても、ぎこちない様子です」

 とは旧岸田派議員の一人。

「先の総裁選で、岸田さんの側近の木原誠二選対委員長や村井英樹前官房副長官は小泉進次郎元環境相を支援した。岸田さんも、自分が出られないなら元“同僚”の林さんではなく進次郎氏を推すはず。そうなれば、林シンパが反発して旧岸田派は空中分解ですが」

 岸田氏の“再登板”へのハードルは高そうだ。再び先の政治部デスクの解説。

「岸田政権は防衛力強化や原発推進、少子化対策など実績は残したものの、肝心の国民ウケがイマイチでした。石破政権は消費税減税を否定して支持率を下げましたが、岸田氏はいまもSNSなどで“増税メガネ”とのフレーズで批判されている。以前からの財務省寄りの発言も非難の的です」

 前述のプロ野球の試合は、広島が延長12回の末にサヨナラ負けを喫した。“持ってる男”でもなさそうで――。

「週刊新潮」2025年5月22日号 掲載

新潮社

609OS5:2025/05/24(土) 20:24:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f7b05449250dac6058a6c8e7829d2e33c0e6850
石破首相、農水相に小泉氏 コメ失言の江藤氏更迭 参院選へ打撃、米価抑制指示
5/21(水) 16:13配信

時事通信
辞令交付後、撮影に応じる小泉進次郎農林水産相(中央)。左は石破茂首相、右は林芳正官房長官=21日午後、首相官邸

 江藤拓農林水産相(64)は21日、米価高騰が続く中で「コメは買ったことがない」と発言して国民の不信を招いた責任を取り、石破茂首相に首相官邸で辞表を提出、受理された。

 首相による事実上の更迭人事。首相は自民党の小泉進次郎前選対委員長(44)を後任に起用し、信頼回復のため、米価安定に強力に取り組むよう指示した。

 首相は当初、江藤氏を続投させる考えだったが、野党から更迭要求が強まり、方針転換に追い込まれた。石破内閣の閣僚更迭は初めてで、6月の東京都議選や夏の参院選を控え、政権にとって打撃となる。

 首相は記者団に「全て任命権者たる私の責任だ。いかなる批判も受け止める」と強調。党首討論の中で米価について「(5キロ)3000円台でなければならない」と語り、4000円未満への抑制を目指す考えを示した。

 江藤氏の辞任後、首相は小泉氏を官邸に呼び、政府備蓄米の放出を入札で行っていることが米価高止まりにつながっているとの指摘を踏まえ、随意契約を活用した売り渡しを検討するよう指示した。小泉氏は「コメ担当相だという思いで集中して取り組む」と記者団に強調した。

 小泉氏は衆院神奈川11区選出の当選6回。党農林部会長として農協改革に取り組んだ経験がある。皇居での閣僚認証式を経て、正式に就任した。

610OS5:2025/05/24(土) 22:04:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da9c777f823e3c36b24d1ee90c7742252de2905
年金修正合意で次の焦点は内閣不信任案 提出なら可決の公算大、否決のカギは維新・れいわ
5/24(土) 19:38配信
産経新聞
内閣不信任決議案の可決後の流れ

与党が年金制度改革法案を巡り、立憲民主党の修正案を受け入れる方針にかじを切ったのは、内閣不信任決議案を提出するかどうかの判断を握る野党第一党の立民と共同歩調をとり、提出を封じたいという思惑もある。残り1カ月足らずの今国会は立民の判断が焦点となる。与党過半数割れの現状では、野党が一致すれば不信任案を可決し、石破茂首相に内閣総辞職か衆院解散の2択を迫ることができる。

■農水相辞任で成功体験

立民の野田佳彦代表は24日、年金法案の修正で合意した場合の不信任案提出の是非について「それはそれで適時適切に判断する」と記者団に述べた。ある立民幹部は、同党が提出した選択的夫婦別姓制度導入法案など他の法案に対する自民の対応ぶりも判断材料になると語った。

内閣不信任案は通常国会会期末の6月の「風物詩」といわれてきた。与党の反対多数で否決されるのが目に見えている中、対決姿勢をアピールしたい野党が提出するからだ。今年は事情が異なる。21日、主要野党5党が一致して要求した結果、江藤拓前農林水産相を辞任に追い込む成功体験を得た。

■自公は過半数まで13人足りず

では、今国会で不信任案が提出された場合、可決や否決に至るにはそれぞれどのようなケースがあり得るのか。

体調不良などによる欠席者がいないと仮定すると、採決に加わらない議長をのぞく衆院議員は464人。「過半数233」を巡る争いだ。

自民、公明の「与党220人」は否決しようと反対票を投じるが、過半数まで13人足りない。これに対し、立民など「野党系244人」が一致して不信任案に賛成すれば、過半数233を優に超えて可決できる。

とはいえ、野党が結束するとはかぎらない。

特に近年、採決を棄権しているれいわ新選組の動きが読みにくい。昨年6月の岸田文雄内閣不信任案の採決も「野党第一党の闘っているフリ、茶番にはつきあえない」と棄権した。

れいわの9人が棄権すれば、採決に臨むのは455人で「過半数228」となる。れいわを引いても「野党系235人」で過半数に達する。

与党が否決に持ち込むには、れいわ以外の野党系議員に棄権してもらう必要がある。13人が棄権すれば賛否同数で議長が可否を決する。自民出身の額賀福志郎議長は否決するだろう。14人以上棄権すれば反対多数で否決だ。

しかし与党が野党系13人を切り崩すのは至難の業といえる。

今年度予算に賛成した野党系議員が切り崩しの対象になるかもしれない。少数会派・無所属の議員に棄権を求めるにしても、議長をのぞく14人のうち予算に賛成したのは3人に過ぎない。やはり主要野党の棄権か反対が欠かせない。

■自民は予算賛成の維新に期待

ある自民幹部は、主要野党で唯一、予算に賛成した日本維新の会(38人)に期待する。

首相は21日の党首討論で維新の前原誠司共同代表から、社会保険料引き下げに向けた与党と維新の3党協議が前進していないとして「約束が守られなかったら不信任に値する」と不信任案賛成の意向を突きつけられた。

首相は翌22日、自民の小野寺五典政調会長に協議の進展を指示した。合意を急ぎ、維新が不信任案に賛成しにくい環境整備を図っているとみられる。(田中一世)

611OS5:2025/05/30(金) 10:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/572380a73a9f97149ed0f7202f051786ac510fd6
自民農林族「小泉劇場」警戒 米価抑制、農家離反に懸念
5/30(金) 7:06配信
時事通信
参院農林水産委員会で答弁する小泉進次郎農林水産相=29日、国会内

 小泉進次郎農林水産相が打ち出す急進的なコメ価格引き下げ策を、自民党の農林族議員が警戒している。

【主な経歴】小泉 進次郎(こいずみ しんじろう)氏

 夏の参院選で「票田」と位置付ける農家らの離反を招きかねないと懸念するためだ。ただ「小泉劇場」で抵抗勢力と見られるのは避けたいのも本音。米価抑制の必要は認めつつ、生産者への支援拡充を訴え、支持をつなぎ留めたい考えだ。

 「不足感の払拭が極めて大事だ。まず(価格高騰を)一定程度落ち着かせ、適正価格の議論の入り口になればと思う」。小泉氏は29日の参院農水委員会でこう述べ、随意契約した備蓄米による価格引き下げ方針を強調した。同日始まったアイリスオーヤマなどによる予約販売は直ちに完売となった。

 「生産者重視」が目立った従来の農政の大転換に、農家の保護を重んじる農林族は焦りをにじませる。28日の衆院農水委では「5キロ2000円」目標を掲げる小泉氏に対し、北海道を地盤とする鈴木貴子氏が「目先の対応はあっても、中長期的な食料安全保障の信念がない」と真っ向から批判し、「反省」を促した。

 「農業は国の基(もとい)。食と国土を守っていることを忘れてはいけない」。農林族重鎮の森山裕幹事長は26日の記者会見で、足元の流通安定が第一としつつ、くぎを刺した。党三役経験者も「農業票が野党に行ってしまう」と憂慮する。

 小泉氏の積極的な発信がメディアに連日取り上げられ、消費者に膨らむ不満を和らげているのは事実。28日には国民民主党の玉木雄一郎代表が備蓄米を「動物の餌」に例えると、SNS上などで批判を浴びる「敵失」もあった。

 野党が物価高対策で攻勢を続ける中、自民内では「落城寸前の『石破城』に現れた『小泉丸』だ」(中堅)などと、参院選や6月の東京都議選での浮揚効果を期待する向きが多い。ベテラン議員は「当面の対応は間違っていない」と認めざるを得なかった。

 29日の参院農水委では自民の山下雄平氏(佐賀選挙区)が食料自給率アップに向けた生産者支援策の必要を主張。「新たな財源を取りに行くのか」と尋ねると、小泉氏も「全くその通りだ」と応じた。自民幹部は「今はショック療法が必要だが、生産者にもバランスの取れた価格や支援策の道筋を党で検討する」と語った。

612OS5:2025/06/05(木) 08:10:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd7cb1704989800b6bf4743390fb1d90a7bb7a29
小泉進次郎農相は“第1候補“ではなかった 石破首相の当初構想は農水族…元自民重鎮明かす
6/5(木) 5:00配信


日刊スポーツ
伊吹文明氏(2015年12月撮影)

 元自民党衆院議員で衆院議長も務めた伊吹文明氏(87=21年に政界引退)が4日放送のBSフジ「プライムニュース」に出演。


 価格高騰のコメに関する失言により事実上の更迭となった江藤拓前農相の後任候補として、石破茂首相(67)が当初は小泉進次郎農相以外の農水族議員を想定していたことを明かした。

 番組では小泉農相の備蓄米放出や、江藤前農相の「(コメを)買ったことがありません」との失言などをあらためて取り上げた。読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は、失言発覚の直後は江藤前農相を一時慰留していた石破首相のスタンスについて「1日待ったからといって発言が消せるわけではない。なんで石破さんが慰留…まああれは(林芳正)官房長官がそう言ったという話になっていますけど。冷徹に、切るときは切らないと、取り返しのつかないことになる」と指摘し、伊吹氏も「橋本さんのおっしゃる通りだと思います」と応じた。

 伊吹氏は続けて「ただ、石破さんの場合は、自分だけの判断で党内を運営できるだけの基盤が作れてないんじゃないのかな、僕の感じからすると。それは彼の今までのいろいろな発言とか、各派との関係の中で出てくることなんだけれども」と言及。さらに「結果的に小泉さんが出てきて、火事場の緊急火消しはうまくやっているわけなんだけれど、まず更迭のタイミングが遅れた。その後、実は小泉さんをストレートに農水大臣に、という判断ではなかったんですよ。何人かの農水族の人たちを考えていたから」と明かした。その上で「だから、需給バランス、農政改革という感覚が最初から総理にあったのかどうか、ということも、ちょっと難しいことになるよね」と、石破首相の判断力に疑問が残るとした。

 橋本氏も「その通り。なんとなく、最初から『小泉さんが次の人にふさわしい』という判断ではない、と私も聞いている」と、伊吹氏の主張を肯定した。

613OS5:2025/06/11(水) 14:03:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a58071f581970c25c546b42665fc790ebbd9d45a
参院選後を見据えて“3頭体制”が復活か、岸田前首相「まさかの再登板説」にザワつく混沌政局の行方
6/11(水) 9:02配信

東洋経済オンライン
岸田前首相の呼びかけで「3頭体制」が復活か。再登板にも意欲を示しているとされ、永田町がにわかにザワつき始めている(写真:時事)

 7月20日の投開票がほぼ確実視される参議院選挙の公示(7月3日)まであと3週間余り。実質的な国会会期末となる6月20日に立憲民主党が内閣不信任決議案を提出するかどうかが、目下の政局の最大の焦点となっている。

 だが、決断を迫られる同党の野田佳彦代表は「総合的に判断」と繰り返すばかり。永田町関係者の間では「提出見送りの公算大」との見方が広がり始めた。

 もともと、会期末の「不信任勝負」に慎重だった野田氏は、石破茂首相からの「不信任案が出れば即解散で衆参ダブル選」という“脅し”なども踏まえて、「トランプ関税での日米交渉中に政治空白をつくるのは国益を損なう」との理由で、不信任案の提出を見送る意向を固めつつあるとされる。

 その背景には、主要野党に共通する「ダブル選の準備ができていない」との不安があることは間違いない。加えて、コメ価格引き下げに向けた小泉進次郎農水相の大活躍で、内閣支持率と自民党支持率が上昇傾向となっている。各種メディアなどの参院選の事前情勢調査でも「自公が過半数確保で石破政権続投」との予測が多数派となりつつあり、「不信任案提出に対する野党の及び腰を加速させている」(政治ジャーナリスト)という。

■「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」

 こうした不信任案をめぐる駆け引きの裏でにわかにざわめきが広がっているのが、岸田文雄前首相の活発な動きだ。岸田前政権時代に「3頭体制」と呼ばれた麻生太郎最高顧問、茂木敏充前幹事長との関係を再構築する一方で、「ポスト石破への意欲をにじませている」(旧岸田派幹部)からだ。

 岸田氏自身は建前上、「石破政権を支えるのが私の責任」と繰り返す。だが、政権の主要幹部のほぼ全員と関係が深いことへの自信からか、周辺にも「石破首相の“生殺与奪”は私の対応次第」と漏らしているとされる。

 6月8日にフジテレビの報道番組に出演した岸田氏は、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合の対応について、「どう対応するかは石破首相が政治生命をかけて判断する話で、その判断を尊重するしかない」と強調した。これは、自民党内で強まる「不信任案の採決を待たずに衆院解散・総選挙に踏み切るべきだ」との声についても容認する立場を示したと受け止められている。

 そのうえで岸田氏は、衆参ダブル選での自民の勝算について「世の中の雰囲気もしっかり頭に入れておかないといけない。1つひとつの選挙区情勢、野党がどれだけまとまっているか、まとまっていないかといった具体的な判断になる。その積み上げになると、微妙な戦いになるのではないか」と、厳しい戦いになるとの見方を示した。

 さらに、国民が注目するコメ価格高騰対策をめぐって見解を求められると「価格対応だけでは今後の見通しは立たない」と指摘。政府が設置したコメの安定供給に関する閣僚会議で、高騰が生じた要因の検証も行うべきだと主張した。

 ここ数年のコメ価格の推移を振り返ると、岸田政権時代にコメ価格は1.8倍になり、さらに石破政権に代わって1.3倍になっている。これも踏まえた質問に対し、岸田氏は「価格はご指摘のような推移をたどったが、その中で(小泉)大臣の政治判断で随意契約による販売を決定、その5日後には販売が開始された」と指摘した。 

 そのうえで岸田氏は「国民の気持ちに寄り添った対応で、成果は一定評価できる。(これからも)よりスピード感を持って対応しなければならない」と、小泉農水相の対応を高く評価した。

614OS:2025/06/11(水) 14:04:14
■参院選後をにらみ自ら「3頭体制」復活に動く

 こうした一連の岸田氏の発言を多くのメディアが報じる背景には、岸田氏と麻生、茂木両氏との再接近の動きがあることは間違いない。

 岸田政権時代に党中枢として「3頭体制」とも呼ばれた3氏の連携だが、昨秋の党総裁選で対応が割れ、疎遠になったとされる。その3氏が再接近の構えを見せるのは「次期参院選後の政局を見据えての動き」(同)とみる向きが多い。

 年明け以来、会合を重ねてきた3氏は、会期末政局の緊迫化と合わせるように5月28日夜、都内の日本料理店で会食した。表向きには3氏の会食は3月以来とされ、今回は参院選情勢やトランプ関税をめぐる日米交渉などについて意見交換したされる。

 今回の会合について永田町関係者が注目したのは「呼びかけ人が岸田さんだったこと」(旧岸田派幹部)だ。料亭やホテルではなく、庶民的な東京・四谷の和食店を予約したのも岸田氏で、3氏は麻生氏の希望した日本酒のぬる燗を飲みながら、約3時間にわたって談笑したとされる。

 会食後の茂木氏は記者団の取材に応じ、「楽しくやれた。仲が良いことを確認できた」と満面の笑顔で3氏の再接近をアピールしてみせた。

 そもそも岸田氏は、この会合の約1週間前の5月23日にBSの情報番組に出演した際、参院選後の政治情勢について「選挙結果を見たうえで、連立のありようをはじめ、いろいろな知恵を出していくことが求められる」などと、与党過半数割れを前提に「自民、公明両党の連立政権の枠組みを見直す必要がある」との考えを示していた。


 しかし、小泉農水相によるコメ価格引き下げにおける果断な対応で政局の様相が一変。参院選後の石破政権存続の可能性が強まってきたことも踏まえて、「ポスト石破」をにらんだ自らの立ち位置の修正を迫られる状況となったことは間違いない。

■再登板意欲の裏に安倍元首相への対抗意識? 

 自らの再登板の最大の障害となるのは、旧宏池会の「次期会長」と目されてきた林芳正官房長官の存在だ。派閥解散後も結束を維持している旧宏池会メンバーは、“林派”への衣替えを求める声が支配的だという。最近、議員宿舎でひそかに開いた「林氏を囲む会」には無派閥議員も含め約50人が集結したとされ、それが岸田氏への「身内の圧力」となっている。

 5月の連休明けには民放の情報番組で、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった国民民主党の玉木雄一郎代表について「いろいろな世論を聞くたびに、首相候補の1人だと思う」などと、参院選後の自公国連立による「玉木首相」説を唱えていた岸田氏。それだけに、旧岸田派内からも「その変わり身の早さが再登板への執念の表れ」(幹部)と揶揄する声も出る。

 こうした状況について、自民党内では「政権を投げ出した前首相が再登板に意欲を示すこと自体が不見識。素直に旧宏池会メンバーらの意向を踏まえて林氏の支援に回るのが、首相経験者としての進むべき道」(自民党長老)との声が相次ぐ。

 ただ、岸田氏の側近は「再登板によって故・安倍晋三氏と肩を並べることへのこだわりはなお強い」と苦笑する。参院選後も岸田氏の言動が注目され続けることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

615OS5:2025/06/16(月) 08:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/80d9132a65117e1f6a9e733f5c93a4d4355a3873
「カネと人事」で求心力維持した自民党派閥、解散で政治風景に変化…「選挙応援弱くなった」との指摘も
6/16(月) 5:00配信

読売新聞オンライン
 自民党の「派閥」は、長年にわたり、日本の政治の舞台で権力闘争を繰り広げてきた。だが、派閥の政治資金パーティーを巡る問題を受け、昨年には党内の五つの派閥が解散を決め、現在も活動するのは麻生派だけとなった。政治の風景には変化も見え始めている。

「数の力」「鉄の結束」で総裁輩出
 派閥の源流は、1955年の自民党結党時にさかのぼる。党のトップを決める総裁選は、事実上、首相を選ぶ場となった。有力な政治家は総裁の座をつかむため、政策などが近い仲間を集め、活動を始めた。

 自民最古の派閥として幕を下ろした「宏池会」は57年に池田勇人元首相が創設し、岸田文雄前首相ら5人の首相を輩出した。派閥のボスである領袖(りょうしゅう)を総裁にしようと、激しい党内抗争が起きたのは70〜80年代。5大派閥を率い「三角大福中」と呼ばれた三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘の5氏はいずれも首相を務めた。

 「数の力」や「鉄の結束」で知られたのは、田中角栄元首相の田中派や、87年に当時の竹下登幹事長が独立して旗揚げした「経世会」だ。各派閥は毎週木曜に定例会合を開いて昼食をともにし、「一致結束、箱弁当」は団結を示す合言葉となった。

政治資金問題発端に解散 改革へ
 衆院の選挙制度が、同じ選挙区から複数当選する「中選挙区制」から、1人しか当選しない「小選挙区制」に変更されて以降も、派閥は「カネ」や「ポスト」を配分することで求心力を維持してきた。

 夏には「氷代」、年末には「餅代」と称し、所属議員に1人あたり50万〜100万円を支給する慣例は続き、閣僚や党役員の人事では、時の首相は政権運営を安定させるため、各派の領袖から要望を受け、バランスに配慮して登用した。

 一変したのは、派閥が年に1回開いてきた政治資金パーティーを巡り、収入の一部を政治資金収支報告書に記載していない問題が発覚したためだ。東京地検特捜部は昨年1月、安倍派、二階派、岸田派の会計責任者らを立件。当時の岸田首相は岸田派の解散方針を表明し、派閥から「カネと人事」を切り離して「本来の政策集団」とする改革を打ち出した。他派閥も続々と解散を決めた。

勉強会が補完
 党内で唯一、存続する麻生派は、党本部近くに事務所を構える。昨年の衆院選で初当選した新人や、旧二階派の事務総長経験者も加わり、毎週木曜の昼には所属する46人の議員が集まる「例会」を開いている。

 5月8日の例会では、とんかつ弁当が振る舞われ、会長の麻生太郎元首相は「いよいよ本格的な選挙モードに突入する」と発破をかけた。同16日には夏の参院選に向け、派として選挙対策本部の初会合も開いた。

 派閥は、取り込みを図る新人や接戦区の仲間の選挙には「秘書軍団」を派遣し、幹部を応援演説に投入してきた。自民内で派閥に所属しない議員は昨年1月時点には、党所属議員の2割ほどだったが、今では8割超となった。党内からは「派閥がなくなり、選挙応援の力が弱くなった」との指摘も出ている。

 党は、派閥が担ってきた若手議員の教育や選挙対策などの役割を補おうとしている。党員や大学生向けの勉強会などを開いてきた党の「中央政治大学院」は昨年3月、新人や若手議員向けの勉強会を開始した。無派閥議員からの「党内の情報が入ってこない」との声を受け、今年4月からは衆参の本会議前に党役員会の内容を報告する試みも始めた。

(写真:読売新聞)

 もっとも、「食事を共にしながら腹を割って話さないと重要な情報は得られない」(中堅)との不満も漏れている。

616OS5:2025/06/18(水) 15:50:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b54ce83d783239e4d7c32d9317bf60c1aa5a1c16
ガソリン暫定税率廃止を巡り、自民委員長の解任決議可決 衆院で初
6/18(水) 14:20配信


毎日新聞
衆院本会議で財務金融委員長解任決議案が賛成多数で可決され、解任された自民党の井林辰憲氏(中央)=国会内で2025年6月18日午後2時19分、平田明浩撮影

 野党7党が共同提出したガソリン税の暫定税率廃止法案の審議に与党側が応じなかったとして、衆院財務金融委員会の井林辰憲委員長(自民党)の解任を求める決議案は18日、衆院本会議で立憲民主党や日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決された。


 衆院事務局によると、衆院で解任決議が可決されたのは初めて。井林氏は解任され、与野党は後任の選任手続きに入る。

617OS5:2025/06/19(木) 19:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fd7ab8a0c1643cf66bc32ba7c13dd928158b177
都議選江東区の2連ポスターは宣伝か否か 自民と立民、衆院議員らが「場外」バトル
6/19(木) 7:00配信
産経新聞
立民候補の2連ポスターを問題視する大空幸星議員のX

東京都議選(22日投開票)の江東区選挙区のポスター掲示板にある立憲民主党の候補者のポスターが、インターネット上で物議を醸している。候補者に隣り合うように地元選出の女性衆院議員の顔写真がほぼ同じ大きさで掲載されていることを、自民党の衆院議員、大空幸星(こうき)氏=比例東京=が問題視。自らのX(旧ツイッター)で都議選を使った宣伝行為だと批判した。これに対し、立民側は所属する衆院議員らが「問題ない」と相次いで応戦。都議選という舞台の「場外」で、衆院議員らがバトルを繰り広げている。

【写真】Xを投稿した、「Z世代の論客」自民の大空幸星氏

問題とされたポスターには、江東区選挙区の女性候補と並んで、女性が秘書を務めた地元選出の衆院議員、酒井菜摘氏=東京15区=の顔写真が掲載されている。

大空氏は14日、Xで「公費で賄われる公営掲示板ポスターやチラシに自分の顔写真を候補者と同じ大きさで掲出」しているとして、「他の選挙を利用して自らの宣伝を堂々と行うという、信じられない行為が行われています」と指摘した。

さらに「誰が候補者で、誰のための選挙を行なっているのか分からないとの混乱の声も次々と有権者から寄せられている」「選挙の趣旨を逸脱し、有権者を愚弄する選挙ハックを許していいのか。今回の件を踏まえ、国会でも問題提起したいと思います」と投稿した。

これに立民関係者は反発。同党の衆院議員で弁護士の米山隆一氏=新潟4区=はXに「衆議院議員の秘書だった事を知名度の足りない自らの宣伝に使うこのポスターは何の問題もなく、謂(いわ)れなき難癖と言って過言でありません」と投稿した。同じく弁護士で衆院議員の松尾明弘氏=東京7区、昨年の都知事選で落選した同党の元参院議員、蓮舫氏らも相次いで疑義や反論を投稿した。

行司役の総務省選挙課は「個別の事案は答えられない」と前置きしたうえで、一般的なケースとして、ポスターに本人以外の顔写真を掲載をすることについては「誰を載せるかは制限されない」と問題にしなかった。

ただ、他の選挙を宣伝するような文章や表現が含まれた場合は「公職選挙法に抵触する可能性が出てくる」と説明した。

江東区の選挙では、酒井氏が昨年4月の衆院東京15区補欠選挙で初当選し、同10月の衆院選で再選した。大空氏は選挙区で酒井氏に敗れ、比例東京ブロックで初当選した。

選挙ポスターを巡っては、昨年7月の東京都知事選で、表現の自由を訴える男性候補が、全裸に近い女性をモデルにしたポスターを掲示。また、候補を大量に擁立した政治団体が掲示スペースを占拠、事実上販売して候補と無関係の同一内容のポスターが大量に貼られるなどの事例が相次いだ。これを受けて、品位を損なう内容の記載を禁止する改正公職選挙法が今年3月、国会で可決・成立している。



【江東区】(4-8)

大つきかおり 58 共新

千葉さきえ 45 立新

さんのへあや 36 無現

高橋たくみ 26 国新

白戸太朗 58 都現

細田いさむ 64 公現

やまざき一輝 52 無元

小林ゆか 53 無新

(選管届け出に基づく)

618OS5:2025/07/20(日) 18:18:08
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250719-OYT1T50090/
自民・高市氏が応援演説で「腹くくった」「党の背骨入れ直す」…次期総裁選への意欲と捉える向きも
2025/07/19 17:35

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 自民党の高市早苗・前経済安全保障相は18日、奈良県大和郡山市で行った参院選候補者の応援演説で、「私なりに腹をくくった。もう一回、党の背骨を入れ直す。そのために戦う」と述べた。党内には次期総裁選への意欲を示したと捉える向きもある。

記者の質問に答える高市早苗・前経済安全保障相(5月)=高橋美帆撮影
 高市氏は昨年9月の総裁選で決選投票の末、石破首相(党総裁)に敗れた経緯を踏まえ、「ぐっとこらえようと発言を控えてきた」とも語った。参院選の結果が出る前に先走った発言との指摘もある中、高市氏は周囲に「一議員として党を立て直すという趣旨で、総裁選を意識したものではない」と説明した。


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619OS5:2025/07/20(日) 21:14:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d7bac6af550d808094d55e7603b25fb4cbbb699
【速報】石破首相が辞任せず総理を続投の方針を確認…正念場の日米関税交渉を考慮し【参院選2025】
7/20(日) 20:32配信
石破総理、続投の意向です。

石破首相は今回の参院選の情勢を踏まえて、周辺と今後について協議をし、日米関税交渉が正念場を迎えていること等を考慮して、現時点では辞任せず、総理大臣を続投する方針を確認したことが分かりました。

最終的には確定した議席数を踏まえて判断するとみられます。

FNNの議席予測では、自民党の議席数は32議席に留まり、公明との8議席と合わせた与党の獲得議席は40議席に留まる見通しです。

620OS5:2025/07/20(日) 21:16:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/05626536377fa386cd37476064ab18a4aa5ba62a
参院選「自民敗北」で何が起きる? 波乱含みの政局シナリオ…ポスト石破を探る永田町
7/20(日) 21:05配信

読売新聞オンライン
 参院選は投票が締め切られ、開票作業が進んでいる。メディアの情勢調査では、石破自民党は敗北し、目標に掲げた「自民、公明両党で50議席」に届かない結果になりそうだ。衆参両院で「過半数割れ」の事態に陥った石破首相(自民党総裁)は、あす21日、公明党の斉藤哲夫代表との与党党首会談を行った後、記者会見に臨む。続投にしても退陣にしても、野党を巻き込んだ波乱の大政局になることは間違いない。選挙後の石破首相を待ち受ける政局を占う。(編集委員・吉田清久)

永田町の関心はもっぱら参院選後の政局
首相官邸に入る石破首相(15日)=川口正峰撮影

 自民党は14日夜、党本部で参院選の終盤情勢について協議した。出席者は石破首相、菅義偉副総裁、森山裕幹事長、木原誠二選挙対策本部長、岡田直樹参院自民党幹事長代行ら。会議では終盤での重点選挙区を決めたが、重苦しい空気に包まれたそうだ。配られた情勢報告の数字が自民党の敗北を予測するものだったからだ。

 自民党が国政選挙で大敗すると、政局に発展する。今回も永田町の関心は選挙結果自体より、政局の動向に移っている。

 一番の焦点は「石破首相の去就」だ。石破自民党は就任直後の2024年10月衆院選に続く敗退。通常なら退陣が濃厚だ。

 もっとも、自民党の一部には参院で与党が過半数を下回っても「石破首相(自民党総裁)は退陣しない」との見方が出ている。理由は日米の関税交渉が当面続き「国難」が続く見通しだからだ。国難には、「野党の一部も一定の理解を示すのではないか」との期待感もある。

 ただ、国政で2連敗を喫した自民党総裁が続投した例は聞いたためしがない。普通なら石破総裁は辞任の決断を示すはずだ。石破首相が「国難」を理由に態度保留しても党内で「石破おろし」が起きる可能性がある。

「石破おろし」の予兆も
 その予兆もある。ポスト石破の有力候補、高市早苗・前経済安全保障相は18日、参院選応援の訪問先でこう言及した。

 「私なりに腹をくくった。もう一回自民党の背骨を入れ直す。そのために戦う」。

 発言は過半数割れを前提に石破氏に対して辞任を迫った形だ。

 参院選を受け、院の構成を決める臨時国会は8月1日召集の方向だが、首相が退陣し、石破後継を決める自民党総裁選が行われる事態となれば、国会でも首相指名選挙を実施しなくてはならず、召集日程は改めて調整されることになる。

 臨時国会召集まで自民党内のポスト石破候補の動き、党内グループ(旧派閥)の合従連衡の行方に目が離せない。

621OS5:2025/07/20(日) 21:16:31
岸田氏の再登板はある?
 永田町では、「石破退陣」を前提に水面下の調整がすでに始まっているはずだ。

 どんなシナリオが想定されるのか。

 まずは、「岸田文雄・前首相の再登板」である。ポスト石破をめぐり、前述の高市氏のほか林芳正官房長官、小林鷹之・元前経済安全保障相、加藤勝信財務相らの名前があがるが、現時点で、岸田文雄氏の存在感が上回っている。年齢もまだ67歳(1957年7月29日生まれ)。今なお派閥を維持する麻生太郎元首相の支持があれば党内世論は岸田氏に傾き、「岸田自民党総裁、岸田首相」は実現する可能性がある。

連立枠の拡大はあるか
 もっとも、衆院に続き、参院でも与党過半数割れとなれば、与党の国会運営はままならない。予算や法案は野党の協力なしには成立しないからだ。

 そのため、参院選もう一つの焦点は「連立枠の拡大」である。

 対象は日本維新の会と国民民主党だ。維新については代表の吉村洋文大阪府知事が「与党の連立に加わる考えはない」(読売新聞「党首に聞く」7月6日朝刊)と明言。参院選でも苦戦が予想され、現時点で自民、公明両党が秋波を送る状況にない。

「玉木首相」という秘策
参院選が公示され、支持を訴える国民民主党の玉木代表(3日、東京都千代田区で)=野口哲司撮影

 一方の国民民主党との連立は可能性がある。

 奥の手は「玉木首相」だ。国民民主党の玉木雄一郎代表を首相に擁立し、自民、公明、国民民主党の「自公国連立政権」の設立である。先例がある。村山富市社会党委員長を首相に担いだ自民、社会党、さきがけの「自社さ連立政権」(1994年発足)だ。

 玉木氏自身、従来から夏の参院選後の政権の構図について、「今の政党の枠組みがそのまま残るとは思えない。選挙結果によっていろいろ政治の状況は変化する」(5月)などと述べ、政界再編の可能性に言及。さらに自身の首相就任への意欲についても「公党の代表である以上、当然ある」(同)と意欲満々なのだ。「玉木首相」でなくとも国民民主党の連立参画はあるかもしれない。

麻生・岸田・森山・玉木・古川らの言動に関心
 水面下で進む大政局を前に、大手メディアの政治部記者は「永田町のキーマン」の発言や極秘会合に目を光らせている。キーマンは誰か。自民党でいえば、麻生太郎元首相、岸田文雄前首相、森山幹事長。国民民主党は玉木代表、古川元久・代表代行兼国会対策委員長あたりだろう。

 「参政党旋風も気になる。いま、日本の憲政に大きなうねりが置きつつある。立憲民主党が内閣不信任案の提出に踏み切る可能性もある」(政治ジャーナリスト)。

 参院選後の永田町は猛烈な暑さ(熱さ?)となりそうだ。

622OS5:2025/07/20(日) 21:17:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b4a03bbe5d12eaccc21e9cef5a68d53b0b2d469
自公、歴史的惨敗か…参議院でも少数与党が濃厚となった政権の今後 石破政権に突きつけられる“地獄の二択”
7/20(日) 20:39配信


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集英社オンライン
さすがに退陣か…

20日に投開票が行われた参議院議員選挙。各社の議席予測では、自公が過半数割れの見込みだと報じられた。早くも永田町では、自公の“惨敗”後の政局の行方に関心が集まっている。昨年の衆院選では、勝敗ラインとして設定した自公での過半数を達成できなくても首相の座にとどまった石破茂首相だが、参院選でも勝敗ラインを割り込む見通しとなった今、一気に政局となる可能性がある。

【画像】自民党関係者がつぶやく「ポスト石破」の意外な人物

自公で過半数は「低いハードル」だった
7月20日、第27回参議院議員通常選挙の投開票が行なわれた。20時の段階の議席予測で、自公合わせても過半数割れとなる可能性が高いことが各社で一斉に報じられた。

今回の参院選で、石破茂首相は非改選議席を含む自公過半数を勝敗ラインとして設定。そのためには自公で50議席が必要だったが、それを割り込む可能性が極めて高い。

選挙期間中、ある自民地方議員は「衆院選が終わっても、永田町が進次郎で浮かれている間も、有権者は裏金問題への怒りが収まっていないのを感じていた」と語っていた。

永田町の関心は早くも自公の「敗戦処理」に移っている。昨年の衆院選では自公過半数という勝敗ラインを割り込み少数与党となったが、石破首相は「極めて厳しいご審判を真摯に厳粛に受け止め、自民党は反省し生まれ変わっていかなければ」と続投を決めた。

このとき、党内では「石破おろし」の動きはほとんど起こらなかった。

「衆院選で負けた理由は、主に安倍派の裏金問題にあったため、就任直後の石破首相に対して、辞職を迫る動きは大きくなりませんでした。さらに、この時点で直近に選挙を控えていたのは、今回の参院改選組。自民議員の大多数は直近の選挙がないので、すぐに党の顔を変える必要もないと判断していました。

5度目の挑戦で何とか首相の座についた石破首相も、地位を簡単には手放さなかった格好です」(全国紙政治部記者)

ただ、参院選でも自公で過半数を割り込むとなると話は変わってくる。

現段階では首相は続投の意向を表明しているものの、麻生副総理ら党内からは「続投は認めない」との声があちこちから上がっている。

「そもそも参院の過半数は125議席のところ、非改選で自公は75議席の“貯金”を持っているので、『非改選を合わせて過半数』となる50議席は、本来かなり低いハードル。それすら達成できないなら、さすがに退陣だろう」(自民議員)

623OS5:2025/07/20(日) 21:17:44
総裁選? 解散? 「歴史的惨敗後」の政局シミュレーションは……
石破首相が退陣となった場合、自民党総裁選が行なわれることになる。

ポスト石破としては、高市早苗元経済安保相や林芳正官房長官、国民人気の高い小泉進次郎農水相らの名前が挙がっているが、衆参ともに少数与党となった後の総裁選は、首相を選ぶ総裁選となるのかどうかさえ、微妙になってくる。

仮に野党が首班指名でまとまった場合、自民の総裁が首相に選ばれず、下野する可能性すら出てくるのだ。

自民にとってそうした“最悪の事態”を防ぐためにも、連立政権の拡大が有力な選択肢となっている。

「これまでは、法案や予算案ごとに国民民主や維新に協力してもらい、綱渡りでの国会運営をしてきましたが、衆参ともに少数与党では野党はさらに強気になり、さすがに国会運営が行き詰まるでしょう。国民民主を連立に取り込んで玉木雄一郎首相を担ぐ、というプランも現実味が出てくるのでは」(自民関係者)

ただ一方で、石破首相が続投できるという観測も消えていない。8月1日から25%と通告されたトランプ関税をめぐる交渉やその対応を理由として続投する可能性も想定されているのだ。

しかし、衆参ともに惨敗したとなると石破首相の求心力低下は必至で、続投しても政権が長く続く道筋はなかなか描けない。

「誰が首相になっても少数与党のかじ取りは大変なので、しばらくは石破首相に政権運営を押し付け、機を見て党の顔を交代させ、衆院選で勝利する、というプランも取りざたされていますが、結局は退陣が規定路線です」(同前)

さらに、この先想定される恒例のイベントでも、行き詰まりの可能性が。

「例年、8〜9月ごろに内閣改造・党役員人事が行なわれますが、もともと党内基盤が弱い石破首相では、衆参ともに少数与党のもとで人事ができるのか。菅義偉政権の末期には、菅氏が河野太郎氏を要職に起用しようとしたところ、河野氏の“親分”である麻生太郎氏から拒否され、人事ができず退陣を余儀なくされました。石破首相は、派閥に属さず党内基盤が盤石でなかった菅氏と重なります」(全国紙政治部記者)

参院選公示直前に開かれた党首討論会で、「鷙鳥不群」(ワシのような強い鳥は群れを作らず、単独で行動する)という四字熟語を揮毫した石破首相。今後は弱さゆえの単独行動になってしまうかもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

集英社オンライン編集部ニュース班

624OS5:2025/07/20(日) 22:25:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2163e6d2e4ca6daae8fdf858d565eea1d538be
【参院選速報】自民党内から石破退陣論強まる 麻生氏は周囲に「続投は認めない」
7/20(日) 20:28配信
テレビ朝日系(ANN)
自民党内から石破退陣論強まる

今回の惨敗を受け自民党内では石破総理の退陣論が強まっています。

麻生最高顧問が率いる麻生派の議員が先ほどから集まり情勢を分析しています。


麻生氏は周囲に「続投は認めない」と話していて退陣に追い込む構えを見せています。

党内では「衆院選・参院選で負けたのだから民意を受けて辞めるべきだ」などの声が噴出しています。

テレビ朝日報道局

625OS5:2025/07/21(月) 20:04:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5abba1f3f37d36200cc65412f4214a9d64a763f
総理の続投表明に自民党内は?退陣求める声「石破おろしは時間の問題」
7/21(月) 16:12配信
石破総理の続投表明について、党内ではどのように受け止められているのでしょうか。自民党本部前から中継です。


総理の続投宣言に、党内からは「石破おろしが起きるのは時間の問題だ」など退陣を求める声が相次いでいます。

石破総理は先ほどの記者会見で続投する理由について、来月1日に期限を迎えるアメリカとの関税交渉などを挙げ「国政の停滞を招かないよう比較第一党の責任を果たすため」と強調しました。

ただ、落選した参院議員の1人は「まずは総理が辞任するところから始めないといけない」と訴えるほか、政権幹部の1人は、「関税交渉の結果が総理の進退にも影響するだろう」と指摘しています。

今回の敗北を受けて、石破総理は衆参すべての国会議員を対象に「両院議員懇談会」を開いて丁寧な意見集約をおこなう意向を明らかにしましたが、自民党関係者は「懇談会の前に地方から不満が噴出するだろう」と話しています。

党内では早くも、「ポスト石破」との呼び声のある議員らが集まりを予定するなど動きが活発化していて、こうした流れが石破おろしへとつながっていくのかが焦点となっています。

TBSテレビ

626OS5:2025/07/21(月) 20:05:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1ad69e523763aa11b6d22658112fa9119b5d8ea
【参院選】与党大敗も…石破首相は続投表明 党内からは辞任求める声も、決め手に欠ける「石破おろし」
7/21(月) 17:56配信
読売テレビ

(黒木千晶キャスター)
 石破首相の続投表明について、党内からは、どのような声が上がっているのでしょうか?

(髙橋克哉・解説委員)
 まさに賛否両論が分かれている状況です。

 自民党内では、参院選の敗北を受けてもなお、期限が間近に迫っているアメリカとの関税交渉を念頭に、一定数、石破首相の続投を求める声があるのは事実です。

 あるベテラン議員は「国難とも言うべきトランプ関税の交渉の最中に総理を代えるのは国益に反する。衆議院も参議院も、総裁の任期もまだ残っているのだから、腰を落ち着けて政権を立て直せばいい」と話しています。

 一方、20日、京都選挙区で接戦を制した自民党の西田昌司参院議員は「直ちに両院議員総会を開いて、内閣の責任、総裁の責任をはっきりさせてほしい」と語り、石破首相に退陣を求める考えを示しました。

 また、首相と距離を置く閣僚経験者も「政権基盤が弱くてはアメリカに足元を見られるだけだ。交渉を有利に進めるためにも、いまが潮時だ」と話していました。

 ただ、先のベテラン議員が指摘するように、衆議院の任期は3年余り、石破首相の総裁任期も2年以上残っている中で、野党が提出する内閣不信任決議案に賛成する以外に、具体的な「石破おろし」の方策が見当たらないのも事実で、退陣を求める議員が本当に造反行為に出るのかも不透明です。

 こうした状況を踏まえると、石破首相が自ら退陣しない限りは、低空飛行のまま、安定して飛び続けるという、石破政権の奇妙な光景が続きそうです。

627OS5:2025/07/21(月) 20:35:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/88266388334141784a3140b5df4059fdc8c1b8d2
「続投許されない」地方から自民若手、首相に責任問う 立民から移籍の今井瑠々岐阜県議も
7/21(月) 7:33配信


産経新聞
報道各社の取材に応じる石破茂首相(自民党総裁)=20日午後、東京・永田町の党本部(鴨川一也撮影)

20日投開票された参院選を巡り、自民、公明両党は大幅に議席を減らし、石破茂首相(自民総裁)が勝敗ラインに設定した50議席に届かなかった。石破首相は続投の意思を公言しているが、党内からは若手地方議員からも責任を問う声がX(旧ツイッター)で公然と上がっている。

■「組織は頭から腐る」

福島県の渡辺康平県議(39)は、石破首相が昨年10月の衆院選、今年6月の東京都議選を含めて3敗した状況について、「3回も選挙に敗北して、続投というのは許されない。責任をとって総辞職すべきだ。組織は頭から腐るというが、そのものではないか」と指摘し、首相の続投がさらなる党勢低迷を招くとの考えを示した。

東京都杉並区の渡辺友貴区議(40)は「総理の職を辞することを表明するべき」と訴え、「選挙に参加した国民に対する当然の責務です」と強調した。

■「恥を知らない」

神戸市の上畠寛弘市議(37)は「恥知らずがふざけるのも大概にせよ!」と書き込んだ。地元の自民党候補が参院選兵庫選挙区で勝利したことについて、「左傾化した党の数少ない保守再生を願ってのもの。石破総理への信託ではなく、石破NOの声だ」と訴えた。

岐阜県の今井瑠々県議(29)も、石破首相に対し「責任をとっていただきたい。大変畏れ多いが、地元でも石破政権に対する厳しい声をたくさんいただいた」と指摘し、「支援者のためにも、これからは内部で声を上げていかなくてはいけない」と、首相の責任論を追及していく考えを示した。

今井氏は令和3年の衆院選に立憲民主党から出馬し、「全国最年少候補」として注目を集めた。その後、自民党に電撃移籍し、5年の県議選で初当選を果たした。

628OS5:2025/07/21(月) 20:56:18
https://www.sankei.com/article/20250721-JKUGNG2NPJP6FFRTBDTFUW4DBY/?outputType=theme_election2025
石破首相、続投正式表明も「ありえない」 公明は支持も党内から退陣要求噴出 地方からも
2025/7/21 20:39
石破茂首相(自民党総裁)は21日、自民、公明両党が大敗した参院選を受けて党本部で記者会見し、「国難ともいうべき厳しい状況で最も大切なことは国政に停滞を招かないことだ」と述べ、正式に続投を表明した。森山裕幹事長ら党執行部の引責辞任にも否定的な考えを示した。一方、党内からは大敗を招いた首相や執行部に対する責任論が噴出し、退陣圧力が強まっている。

トランプ氏との会談に意欲
首相は「痛恨の極みだ。重大な責任を痛感しながらも比較第1党としての責任を果たしていく」と強調した。続投の期限を問われると「今考えているわけではない。物価高や自然災害への対応など喫緊の課題に解決の道筋を付ける」と明言を避けた。

衆参両院で過半数を持たない「少数与党」に陥ったことで首相の政権運営は厳しさを増す。首相は「公明以外の他党とも真摯な議論を通じ、新たな政治の在り方について一致点を見いだしたい」と、一部野党との連携を模索する方針を示した。

8月1日に期限を迎える米国との関税協議を巡っては「日米双方に利益となる合意を実現する」とし、トランプ米大統領との早期の首脳会談にも意欲を示した。党役員人事や内閣改造は、9月の役員任期を念頭に置き、対応を考えるとした。

「検証総括委員会」設置へ
首相は21日、公明の斉藤鉄夫代表と公邸で会談し、自公連立政権の継続を確認した。斉藤氏は首相の続投を支持した。

だが、自民内では首相ら執行部への退陣要求が相次ぐ。京都選挙区で4選を果たした西田昌司氏は記者団に、首相の続投表明は「ありえない」として、総裁選の実施を求めた。高知県連も首相の早期退陣を党本部に求めることを決めた。同県連会長は中谷元防衛相が務める。林芳正官房長官が会長の山口県連も幹部が首相の退陣を要求した。


河野太郎選対委員長代理は自身のX(旧ツイッター)で、森山氏の続投を批判した。「選挙の責任者である幹事長が辞表を出していないのはおかしい」と投稿した。

自民は21日の臨時役員会で、敗因分析のため近く参院選の検証総括委員会を設置し、都道府県連から意見聴取することを決めた。31日にも両院議員懇談会を開催し、党所属議員から意見を聴く。

629OS5:2025/07/21(月) 21:02:48
https://www.sankei.com/article/20250721-YF4MZSSML5D7FH7LGIDJQXRSQM/?outputType=theme_election2025
自民・河野太郎氏、森山幹事長続投を批判「辞表を出していないのはおかしい」 参院選大敗
2025/7/21 18:12
自民党の河野太郎元外相は21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、参院選で大敗したにもかかわらず森山裕幹事長ら党執行部が続投する方針であることに異論を唱えた。「幹事長が辞表を出していないのはおかしい」と投稿した。

河野氏はXで、木原誠二選対委員長に自身の委員長代行の辞表を預けたことを明らかにした。石破茂首相(党総裁)の続投に関してはトランプ米政権による関税措置を挙げ、「関税交渉の最中に総理がお辞めにならないのは理由があるにせよ」と一定の理解を示した。一方で、森山氏に関しては「選挙の責任者である幹事長がまだ辞表を出していないのはおかしい」と批判した。

そのうえで河野氏は「こういうところから直していかないと、自民党の再生はありません」と危機感をあらわにした。

630OS5:2025/07/21(月) 21:30:12
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50104/
自公が参議院でも過半数割れ、「石破降ろししかない」との声も…続投明言の首相に待ち受ける難路
2025/07/21 12:51
 参院選で自民、公明両党の与党は、目標に掲げた50議席を下回る47議席の獲得にとどまり、参院の過半数(125議席)を割り込んだ。衆院に続き、参院でも「少数与党」となる惨敗を喫したが、石破首相(自民総裁)は続投を明言しており、21日午後の記者会見で正式表明する。自民内では首相の責任を問う声も出ており、政権運営は困難さを増しそうだ。

参院選から一夜明け、自民党本部に入る石破首相(21日午前11時40分)=関口寛人撮影
 首相は記者会見に先立つ同日午前、参院選の結果などを踏まえ、首相公邸で秘書官らと今後の対応について協議した。その後、党本部で臨時役員会に臨んだ。自公連立政権の継続を確認するため、昼には公邸で、公明党の斉藤代表と会談した。


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【グラフ】国会の新勢力
 自公の獲得議席は、改選66議席を大幅に下回り、首相が今回の参院選の「必達目標」と位置付けていた50議席にも届かなかった。自民党の政権が衆参両院で本格的に過半数を割るのは、結党以来初めてだ。

 首相は昨年10月に就任して以降、衆院選、東京都議選に続く大型選挙での3連敗となるが、政治空白を避ける必要があるとして続投の意向を示している。20日夜の日本テレビの番組では、厳しい安全保障環境や人口減少への対応が急務だと訴え、「比較第1党の責任はきちんと果たしていかなければならない」と語った。米国の「相互関税」が25%に引き上げられる8月1日を前に、「全身全霊で(対米交渉に)立ち向かっていかなければならない」とも強調した。

 斉藤氏も21日未明、記者団に「首相の決意として受け止めたい」と述べ、続投を支持する考えを示した。「自公が軸になって国政を前に進めなければならない」とも訴えた。

 8月上旬には参院選後初の臨時国会召集が見込まれ、参院の正副議長が選出される。首相が辞任しない限り、首相指名選挙は行われない。

 首相の党総裁任期は2027年9月までだが、党則では、国会議員と都道府県連代表の過半数の要求があれば、総裁選を前倒しで実施できると定めている。閣僚経験者の一人は、「自ら辞任を表明しないならば、『石破降ろし』をするしかない」と語った。

 政権の一層の弱体化は避けられない情勢だ。予算案や法案を成立させるには、今後は参院でも野党との政策協議と合意形成が不可欠となる。首相は20日夜のテレビ東京の番組で、政権安定のために連立枠組みを拡大する可能性を問われ、「当然、選択肢としてある」と言及したが、野党側が応じるメドは立っていない。

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石破首相、続投を正式表明…いばらの道を「赤心報国の思いで国政にあたる

631OS5:2025/07/21(月) 21:32:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072000461&g=pol
続投宣言も政局流動化 自民内、強まる「石破降ろし」【25参院選】
2025年07月21日03時08分配信

 自民、公明両党は20日投開票の参院選で、非改選を合わせた過半数の維持が微妙な情勢だ。石破茂首相(自民総裁)は「謙虚に真摯(しんし)に受け止めなければいけない」としつつも続投の意向を宣言。ただ、両党で「50議席」の獲得目標を下回る結果になれば、自民内で辞任論が強まるのは必至だ。「ポスト石破」を見据えた動きも水面下で始まっており、政局は不透明さを増しつつある。


 「国家に対する責任、比較第一党としての責任は果たさなければならない」。首相は20日夜、テレビ各局の番組出演でこわばった表情を浮かべつつ、続投の考えを繰り返した。「今さえ良ければいいという話には絶対にならない」とも述べ、消費税減税で足並みをそろえた野党への対抗心をむき出しにする場面もあった。

 首相はこの日、慌ただしく動いた。午前は東京都内のキリスト教会で礼拝に参加。午後は衆院議員宿舎に入り、自民の森山裕幹事長と1時間余り会談したもようだ。その後、首相公邸に移って赤沢亮正経済再生担当相から日米関税交渉の報告を受け、林芳正官房長官とも会談。政権幹部と擦り合わせ、続投方針を固めたとみられる。

 昨年の衆院選で少数与党に転落した自公にとって、参院選での非改選と合わせた過半数維持は「最終防衛線」(自民関係者)の位置付け。突破されれば衆参とも野党が多数を握り、自公による政権維持自体が危ぶまれる。

 ただ、野党内も一枚岩とは言い難い。衆参とも少数与党になれば、政権運営は困難を極めるのは避けられず、「誰が代わりになっても展望が開ける見通しはない」(政府関係者)ことも、首相の判断を後押ししたようだ。

 一方、自民内では首相に批判的な議員らが近く、緊急に会合を開く予定で、総裁選を視野に入れた動きが活発化しつつある。20日夜から21日未明にかけては麻生派が都内で会合を開催。麻生太郎最高顧問は終了後、記者団から「首相は続投の意向だが」と問われたが、無言を貫いた。

 「あまりにも変数が多すぎて、この先どうなるか誰にも分からない」。麻生派会合に出席した鈴木俊一総務会長はこう語った。

632OS5:2025/07/23(水) 14:12:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/81483105d5094d1b717f392d166ec6dd932287fd
石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ
7/23(水) 11:17配信
毎日新聞
久保田博幸
さんが推薦中

関税交渉をめぐる日米協議が合意したとの報道について記者の質問に答える石破茂首相=首相官邸で2025年7月23日午前9時7分、平田明浩撮影

 石破茂首相は23日、自民党が8月にまとめる参院選の総括を踏まえ、同月までに退陣を表明する意向を固め、周辺に伝えた。首相は同日、自民党の麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相と会談し、自らの進退を巡り協議するとみられる。


 ただ、参院選大敗直後に続投の意向を表明した首相に対し、党内から退陣要求や批判の声が高まっているため、判断時期が前後する可能性もある。

 首相に対しては、各地の地方組織が退陣や党の体制刷新を求める他、中堅・若手議員からは党大会に次ぐ意思決定機関「両院議員総会」を開催し、総裁選の前倒しの議決を求める声も出ている。

 こうした状況を踏まえ、首相は麻生氏ら首相経験者3人と意見を交わし、理解を求めたい考えだ。現職首相が首相経験者と一堂に会するのは異例。政府関係者は「石破首相が3人に頭を下げるスタンスだ」と話す。

 党執行部は当初31日の開催を予定していた両院議員懇談会を29日にも前倒しし、参院選の総括を開始する。8月に総括をまとめた後、執行部として責任のあり方を判断する方向だ。木原誠二選対委員長は検証・総括を終えた段階で辞任する意向を示しており、党総裁である首相の進退も判断することになる。政権幹部は「総括が出れば、執行部は責任についてしっかりと判断しないといけない」と話した。

 首相が今月中に退陣した場合、来月に召集予定の臨時国会で首相指名選挙が行われるが、少数与党の状況では自民党総裁が首相になれる保証はない。首相指名を巡り野党と協議する時間を確保するため、退陣する場合は来月以降の表明を検討している。

 首相は23日、続投理由の一つに挙げていた日米関税交渉が合意に至ったことが進退に与える影響について、「合意の内容をよく精査をしなければ申し上げることはできない」と首相官邸で記者団に語った。

633OS5:2025/07/23(水) 18:19:50
!?
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8d53e79090170a0587f05aad3ced2d526003ea8
【速報】石破首相が退陣を否定し続投意欲「私の出処進退は一切出ていない。日米合意を実行する」 麻生氏・菅氏・岸田氏と会談
7/23(水) 15:32配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

FNNプライムオンライン

石破茂首相は23日、参院選での敗北により自身の進退が焦点となる中、自民党本部で、麻生太郎最高顧問、菅義偉副総裁、岸田文雄前首相の首相経験者の3人と会談し、会談後に「強い危機感を共有した」としつつ、「私の出処進退は一切、話は出ていない」と述べた。その上で、退陣報道を否定し、日米関税合意の着実な実施に取り組む意欲を示した。

石破首相は記者団に、「私の出処進退につきましては一切話は出ておりません。一部にそのような報道がございますが、私はそのような発言をしたことは、一度もございません」「報道されているような事実は、全くございません」と述べた。

その上で「今回、日米合意というものがなったわけであります。この合意が確実に実行されるように、そして、また多くの対米輸出品目があります。4000を超える品目がございますので、それぞれの取り扱っておられる会社、事業者、そういう方々にとっては極めて重大な問題であります。そういうことにきちんとお答えをしていくことが、目下、非常に大事だと思っておりますので、明日、赤沢大臣が帰国しまして、報告を受けることにしております。国民生活というものがきちんと守られるということに向けて全力を尽くしてまいりたい」と述べた。

会談には森山幹事長も同席した。

フジテレビ政治部

634OS5:2025/07/23(水) 18:35:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/84ff51e06b8859d3a0e24c721c29011d439c1254
歴史的敗北、苦境の政権 うごめく「石破降ろし」 野党硬化、展望開けず〔深層探訪〕
7/23(水) 7:00配信


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時事通信

記者会見する自民党の石破茂総裁(首相)=21日午後、東京・永田町の同党本部

 20日投開票の参院選は自民、公明両党の歴史的敗北に終わり、石破茂首相(自民総裁)は窮地に追い込まれた。米国による高関税措置の発動が目前に迫り、党内では「石破降ろし」の思惑がうごめく。衆参両院で少数与党となった政権に、野党は態度を一層硬化させており、首相が繰り返す「熟議」の展望も開けない。

【写真】報道各社の取材に応じる自民党の河野太郎元外相

 ◇比較第一党
 「深くおわびする。結果を謙虚に受け止めなければいけない」。惨敗から一夜明けた21日、党本部で記者会見に臨んだ首相は冒頭でこう陳謝しつつ、「比較第一党の責任を果たさなければならない」と続投の意志を重ねて示した。

 「比較第一党」の立場を力説するのは、多極化する与野党内の相対的優位を印象付けるためだ。これも含め、首相には従前から過半数割れのケースも想定しつつ、続投の道筋を探っていた節がある。「投げ出すことはしない」。選挙戦の終盤、周辺にこう強調。20日には森山裕幹事長、林芳正官房長官と相次ぎ会談し、基盤固めを図った。

 強気の背景には、難局の中で自身に取って代わる党内の動きが鈍いとの計算もある。実際、衆参とも過半数割れの衝撃に、党重鎮は「敗因が分からない」とぼうぜん自失だ。

 ◇リコール規定
 もっとも、党内では首相の責任論がじわりと広がる。2007年参院選で大敗した安倍晋三首相(当時)の続投方針を批判した経緯があり、保守系議員らは早速、「言動不一致だ」として個別に連絡を取り合うなど連携。党則6条には、総裁任期中でも所属国会議員らの過半数の要求に基づく「リコール規定」があり、これを意識した動きを見せる。

 「反石破」の動きに先手を打とうと、森山氏は21日の臨時役員会で、両院議員懇談会を31日に開催すると表明した。ただ、21日には河野太郎元外相が選対幹部職の辞表を提出。記者団の取材に「幹事長が辞めないのは極めておかしい」と森山氏の辞任を要求した。

 党高知県連も、首相の早期退陣を申し入れると決定。「地方の反乱」が拡大すれば、首相の続投シナリオは崩壊しかねない。

 首相は続投理由として、8月1日に期限が迫る日米関税交渉への対応を挙げた。これに対しても、経済閣僚を務めた党ベテランは「米国は国民から信任されなかった政権を交渉相手としない」と一蹴。党関係者は、首相と距離を置く麻生太郎最高顧問ら重鎮の動向次第で「『石破降ろし』は止められなくなる」との見方を示す。

 「続投に厳しい声はあります」。21日、党本部で小野寺五典政調会長にこう告げられ、首相は「厳しい声は分かっている」と言葉少なに応じた。

 ◇「いばらの道」
 秋に想定される臨時国会でも、多数派の野党を相手に法案や補正予算案を前進させる展望は見えない。参院選で野党各党はそろって消費税の減税・廃止を主張。一方、首相は21日の会見で「年金、医療、介護で事実認識が違うと議論にならない」と述べ、社会保障財源として消費税を重視する姿勢を改めて示すなど、立場の違いは明らかだ。

 野党との接点づくりに苦慮する中、会見では首相経験者の立憲民主党の野田佳彦代表に親近感をにじませる場面も。立民が消費税減税までの経過措置として2万円給付を掲げたことに触れ、「私どもが主張したことと重なる部分も多々ある」と秋波を送った。

 ただ、昨年の衆院選に続き参院選も敗れた首相に対し、野党は「いつまで続ける気なのか」(野田氏)などと冷ややかだ。「ここから先は、まさしくいばらの道だ」。首相は会見で、自らに言い聞かせるように語った。

635OS5:2025/07/24(木) 15:20:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5143190a0edda9855d59627c0450bb7c3912cbed
野党の関心は早くも「次の総裁」自民下野論に冷ややか 決戦は臨時国会の首相指名選挙から
7/24(木) 7:16配信
産経新聞

(左から)玉木雄一郎代表、野田佳彦代表、石破茂首相

参院選で大敗した石破茂首相(自民党総裁)の出処進退が政局の焦点となる中、早くも野党の関心は「次の総裁」に移った。仮に退陣となった場合、10月に召集が見込まれる臨時国会での首相指名選挙が新総裁との最初の決戦となる。立憲民主党は野党中心の政権構想を目指すが、結集軸にはなり得ていない。野党内には新総裁率いる自民との連携を模索する動きも見られる。


立民の野田佳彦代表は23日、記者団の取材に応じ、石破首相の退陣を前提に、立民が中心となる政権構想や首相指名選挙に向けた考えを問われると、「気が早いのではないか」と一蹴した。

石破政権は昨年10月の衆院選に続き、参院選でも過半数割れに追い込まれ、野党は「国民はノーという意思表示をした」(野田氏)と政権との連立を否定した。関心事は政策実現に向けた政権との距離の取り方だった。

だが、自民内での首相への辞任圧力が高まり、退陣が不可避な情勢になると、目先は「次の総裁」に切り替わった。

■国民幹部「訳が分からない」

国民民主党の玉木雄一郎代表は23日、首相退陣論が自民内で強まっていることについて「辞める、辞めないを含めて見定めたい。ただ、一つ言えることは、約束を守れない石破政権と協力することはないことを明確に申し上げたい」と述べた。進退を明言しない首相の対応について、別の国民民主幹部は「訳が分からない」と困惑した表情を浮かべた。

先の通常国会で与党と連携して高校の授業料無償化を実現した日本維新の会も自民内の情勢分析を進めた。野党系無所属の一部は衆参両院で人数を集め、「次の総裁」と連携できるかを見定めようと動く。自民内には野党に政権を明け渡す「下野論」も浮上するが、額面通り受け取る野党はなく冷ややかだ。

首相が退陣した後も自民が政権を維持するには、新総裁は首相指名選挙で過半数を得なければならない。また、衆参両院での与党劣勢は変わらず、安定的な政権運営のために一部野党を引き込む多数派工作も活発化する見通しだ。立民重鎮は「新総裁が首相指名選挙で多数を取れるのか。まずは見ものだな」と牽制した。(千田恒弥)

636OS5:2025/07/24(木) 21:24:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f3883408a02215112357392f9ffd6b1e896d8a8
自民執行部人事、旧安倍派から復権望む声 参院自民会長に旧岸田派の松山政司氏の公算
7/24(木) 21:11配信
産経新聞

自民党の松山政司参院幹事長(春名中撮影)

参院自民党は、参院選で落選した武見敬三参院議員会長の後任の会長選を25日に告示する。松山政司参院幹事長が無投票で当選する公算が大きい。参院自民トップの会長交代に伴い執行部人事も行われ、派閥パーティー収入不記載事件を受けて冷遇されている旧安倍派からは復権を望む声も上がる。

参院自民執行部は長く旧安倍派、旧茂木派、旧岸田派の3派が会長、幹事長、国対委員長などの要職に就き、人事や意思決定をリードしてきた。中でも旧安倍派は令和元年に世耕弘成氏(昨年4月に離党、現在は衆院議員)が幹事長に就いて以降、国対委員長も同派議員が継続して担った。

しかし、不記載事件を受けて世耕氏は5年末に幹事長を辞任。後任には旧岸田派の松山氏が就任し、国対委員長も旧安倍派の野上浩太郎氏から旧茂木派の石井準一氏に交代した。

党が昨年4月に旧安倍派を中心とした不記載議員への処分を決定してから1年以上が経過した。旧安倍派の中には、先の通常国会の参院政治倫理審査会での弁明をへて、今回の参院選で「みそぎは済ませた」との見方もある。旧安倍派ベテランは「やるべき説明は尽くしている。主要ポストはわれわれが取る」と意気込む。

ただ、不記載議員の要職起用は野党の反発を招く恐れもあり、なお慎重な意見が根強い。参院自民関係者は、衆参両院で少数与党となって迎える秋の臨時国会を見据え「党内外、両方に配慮した難しい人事になる」と語った。(永井大輔)

637OS5:2025/07/24(木) 21:25:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a75afd4a588aee9ad31ac7735407c854199a81c
石破首相の進退巡り自民内に亀裂 旧安倍、茂木派が辞任圧力強める
7/24(木) 18:52配信
共同通信

都道府県議会議長との懇談会であいさつする石破首相(中央)=24日午後、首相官邸

 参院選で大敗した石破茂首相の進退を巡り、自民党内で亀裂が生じている。退陣が不可避な情勢となりながら続投を重ねて表明した首相は24日、日米関税交渉合意への対応に意欲を示した。一方、旧安倍派と旧茂木派、麻生派の有志議員らが首相の責任を問うため、両院議員総会の開催へ署名活動を展開し、辞任圧力を一層強めた。麻生太郎最高顧問や岸田文雄前首相が23日の石破首相との会談で続投に難色を示したことも判明した。関係者が明らかにした。

 首相は24日、官邸で開いた都道府県議会議長との懇談会で、関税合意を踏まえ「影響を見定めつつ、地方の声を聞きながら一つ一つ課題に必要な対応を行う」と述べた。自民内では、合意により続投する理由が薄まったとの見方がある。だが首相は、影響を受ける事業者への追加支援に今後も全力を挙げるとしている。

 同懇談会の終了後、官邸に首相を訪ねた鈴木宗男氏によると、首相は退陣論に関し「いろいろな意見があっていい」と語った。関税合意に基づき「日米関係をまた発展させたい」とも強調した。

638名無しさん:2025/07/24(木) 21:40:18
https://www.sankei.com/article/20250724-SEHFKHDYEZKJVF2G55QKHYAFIY/?outputType=theme_election2025
高市早苗、西村康稔氏が会談 参院選大敗を受けた情勢協議か 麻生太郎氏も世耕弘成氏と
2025/7/24 20:08
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は24日、旧安倍派幹部だった西村康稔元経済産業相と国会内で会談した。関係者が明らかにした。参院選大敗を受けた党内情勢を協議したとみられる。高市氏は、保守系議員を中心に「ポスト石破」候補として推す声がある。

これとは別に、麻生太郎最高顧問も、旧安倍派幹部だった世耕弘成衆院議員(離党)と国会内で会談した。

639OS5:2025/07/24(木) 21:46:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb2421353c124f05b5bc4f74dc0082348c23c317
「復権」期す旧安倍派 4人衆が意見交換 風当たり、まだ強く
7/24(木) 20:46配信
毎日新聞

旧安倍派幹部だった(左から)萩生田光一氏、松野博一氏、西村康稔氏、世耕弘成氏

 自民党で最大派閥だった旧安倍派が巻き返しを期して動き始めた。派閥裏金事件を受け、昨年の衆院選では党執行部から非公認などのペナルティーを科され、落選者が相次いだ。石破茂政権で非主流派に転落したが、石破首相が8月末までに退陣表明する見通しとなり、次の総裁選で「復権」を目指す。ただ、党内からは依然厳しい目を向けられており、かつてのように結束できるかは未知数だ。

【写真まとめ】2025参院選 落選した主な候補者

 「これからも折を見て集まり、意見交換しよう」

 23日昼、東京・赤坂の中華料理店に萩生田光一元政調会長、松野博一前官房長官、西村康稔元経済産業相、世耕弘成前党参院幹事長が集まった。かつて「安倍派5人衆」と呼ばれた元派閥幹部4人は麺料理などを食べながら、今後の政局を巡り意見交換した。

 会合は世耕氏が呼びかけた。首相の退陣は避けられず、近く党総裁選が行われるという認識で一致したが、具体的な総裁候補の名前は挙がらなかったという。会合は30分ほどで終わった。

 旧安倍派には石破氏や現執行部から「徹底的に干された」(閣僚経験者)との不満が残る。旧幹部らは4月までに党員資格停止や党役職停止の処分が満了したが、政府や党の要職から遠のいたままだ。離党し無所属として衆院選で当選した世耕氏も自民会派入りしたが、復党できていない。

 今回の参院選でも現職ら4人が落選した。だが、衆参合わせればいまだに50人以上の議員数があり、唯一派閥として存続する麻生派に匹敵する。ある程度まとまれば影響力を発揮できる。

 ただ、総裁選で特定の候補の支持で一本化できる見通しは立たない。すでに高市早苗前経済安全保障担当相や小林鷹之元経済安全保障担当相、小泉進次郎農相を、それぞれ推す動きが出ている。24日には西村氏が高市氏と会談した。旧派閥関係者は「中堅若手は自分たちが主導権を握りたい。まとまるのは難しいだろう」と指摘する。

 今回の参院選でも自民への逆風が続き、「裏金で問題を起こした安倍派が現政権を批判すべきでない」(改選議員)との声もある。24日の会合出席者の一人は、いまだに風当たりが強いことは認めつつ、「いつまでも責任を負わせられるのはおかしい。次の総裁選では非主流派になることだけは避けなくてはならない」と話した。【遠藤修平】

640名無しさん:2025/07/24(木) 21:47:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c8e564c63c1e5283db76d84dacfd78d98463279
野党に衆院解散を警戒する声 自民の重鎮会談に「古い政治」批判も
7/23(水) 20:40配信
毎日新聞

記者の質問に答える国民民主党の玉木雄一郎代表=衆院第1議員会館で2025年7月23日午後3時41分、平田明浩撮影

 石破茂首相が8月末までに退陣表明する見通しとなったことを受け、野党からは、新首相による早期の衆院解散・総選挙を警戒する声も上がった。一方、首相と歴代首相との会談については「重鎮政治だ」などと批判する発言が相次いだ。

【写真でみる】就任から9カ月 石破政権のあゆみ

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、首相が重ねて続投に意欲を示したことについて、国会内で記者団に「理由はよく分からない。まるで選挙結果がなかったような振る舞いだ。3人の総理経験者と会談して危機感を共有したから続けるとか、国民から見たら腹に落ちる説明になってない」と切り捨てた。その上で、「今後の自民党内政局によってはどうなるかわからない。何が起こってもおかしくないように、衆院選の準備を加速したい」と衆院解散への備えに言及した。

 日本維新の会の岩谷良平幹事長は、大阪市内で記者団に「参院選で(首相は)国民からの信任を得ることができなかった。そういう(退陣)判断をされたなら妥当で、尊重したい」と述べた。退陣の時期については「外交日程をこなしていく必要があるという声と、一刻も早くという声が双方あり、どちらも一理ある。首相には適切に判断していただきたい」とした。

 一方、首相が歴代の首相経験者と会談したことについては「派閥を解消しても重鎮政治みたいなことがいまだに行われている。開かれた党を目指している維新とはずいぶん体質が違う」と皮肉った。「党内の力のある方の意見で、一国の首相が進退を判断するという考えなのであれば、相変わらず自民党らしい古い政治だ」と述べた。

 立憲民主党の野田佳彦代表は国会内で記者団に「(首相が)いつまでに辞めるか明確になるならば、野党間のいろいろな連携について、党首級も含めて議論を加速することはあり得る」との考えを示した。今後の政局については「自民党内の動きを注視していきたい」とし、首相が退陣した場合の首相指名選挙での対応については「気が早い」と述べるにとどめた。

 共産党の田村智子委員長は「国民の審判は、自公、石破政権ノーであるということは明らかだ」と批判した。【池田直、園部仁史、安部志帆子、富美月】

641OS5:2025/07/26(土) 22:37:51
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250726-OYT1T50000/
石破首相に「けじめ」要求、自民党や政府内に広がる…署名集めに政務三役も公然と参加
2025/07/26 09:54

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山口真史
谷口京子
 石破首相(自民党総裁)の早期の退陣表明を求める声が党機関や政府内にも広がっている。党青年局は25日、首相らに「けじめ」を求める緊急申し入れ書を森山幹事長に提出し、両院議員総会の開催を求める署名集めには、政務三役も公然と参加している。包囲網は今後、さらに狭まりそうだ。(山口真史、谷口京子)

森山幹事長に申し入れ後、記者団の取材に応じる中曽根康隆青年局長(中央)(25日、自民党本部で)
 「3度の選挙の検証、総括を行い、一刻も早く責任を取っていただきたい」


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 党青年局長の中曽根康隆衆院議員は党本部で申し入れを行った後、記者団にこう強調した。提出した文書では、昨年の衆院選と今年の東京都議選、参院選の大敗について「総裁はじめ執行部は責任を重く認識するべきだ」と指摘し、「選挙の総括を速やかに行った上で、自ら責任を取ることを求める」と明記した。

 青年局は、45歳以下で衆院当選4回、参院当選2回以下の議員が役員を務め、全国の中堅・若手党員らの声を代弁する機関だ。首相への退陣要求を突きつけた理由について、中曽根氏は「地方では『このままだと自民党が終わる』と強い危機感がある」と語った。

 首相の責任を追及するための両院議員総会の開催を求める署名集めは、農林水産副大臣を務める笹川博義氏らが主導し、政務三役からも「『総裁』としての身の処し方をお考えいただきたい」(松本尚外務政務官によるXへの投稿)などの声が出ている。

 「ポスト石破」を見据えた動きも活発だ。昨年の総裁選に出馬した加藤財務相は25日、国会内で麻生太郎最高顧問と会談した。麻生派は国会近くの日本料理店で幹部会合を開いた。

退陣表明を巡り節目となる政治日程
 首相ら自民執行部は、退陣表明の時期を決めあぐねている。

 注目されるのは、28日に行われる両院議員懇談会だ。自民ベテランは「懇談会の冒頭で首相が退陣表明しなければ、紛糾するのは間違いない」と言い切る。

 ただ、執行部内には、28日に退陣を表明すれば、8月1日に召集予定の臨時国会に影響すると懸念する声もある。与党は参院の正副議長などを選出し、5日に閉会する日程を野党に提案しており、執行部の一人は「国会閉会前に退陣を表明すれば、野党から会期中の首相指名選挙を求められて混乱する」と警戒する。

 8月6日以降は、広島と長崎の原爆の日の式典や15日の全国戦没者追悼式が続く。今年は戦後80年の節目で、首相は出席に意欲を示しているとされる。同20〜22日には横浜で「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」が開かれる。8月中には党としての参院選の総括をまとめる予定で、退陣表明を総括後まで遅らせる案もささやかれる。



 もっとも、日増しに早期退陣への圧力が高まる中、首相を支える政権中枢でも、退陣表明の先延ばしは難しいとの見方がある。首相周辺は「一日一日、目の前のことをこなすしかない。週をまたげたら幸せだ」と吐露した。

642OS5:2025/07/27(日) 22:37:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/083c682b4908af4a4e06e711ae9a3b19edc368fc
「ポスト石破」虎視眈々 高市・茂木氏ら総裁選へ動き
7/27(日) 7:06配信
時事通信

演説する高市早苗前経済安全保障担当相=14日、千葉県柏市

 石破茂首相(自民党総裁)の退陣は不可避との見方が広がる中、党内で「ポスト石破」候補の動きが活発化してきた。

 高市早苗元政調会長と茂木敏充前幹事長は実力者と会談し、近しい議員と対応を協議。小泉進次郎農林水産相らも総裁選を視野に虎視眈々(たんたん)と情勢をうかがう。

 高市氏は23日、山田宏参院議員ら自身に近い議員10人余りと東京・赤坂の衆院議員宿舎で会談。党内唯一の派閥を率いる麻生太郎最高顧問と面会した。

 高市氏は昨年9月の総裁選で、1回目の投票で1位になりながら、決選投票で首相に敗れた経緯がある。初の「女性宰相」への思いは強く、参院選投開票を2日後に控えた18日、地元・奈良県で「私なりに腹をくくった」と意欲をにじませた。

 ただ、表向きは党内で拡大する「石破降ろし」の動きとは一線を画す。麻生氏との面会について「台湾の話」と周辺をけむに巻き、側近は宿舎の会合に関し「高市氏は来なかった」とうそぶく。総裁選をにらみ、突出した動きで反発を招かないよう神経をとがらせているようだ。

 これに対し、茂木氏は精力的だ。気脈を通じる麻生氏と21日に会談。24日には旧茂木派の若手数人と会食し、「主流派を目指す」と宣言した。同派は両院議員総会開催に向けた署名集めで中心的な役割を担っており、茂木氏が会長を務める栃木県連は首相に退任を要求した。党内には「やり過ぎだ」(閣僚経験者)と眉をひそめる向きもある。

 一方、小泉氏は石破内閣の一員のためか、目立った動きは控えている。だが、あるベテランから「重責を担う覚悟をした方がいい」と伝えられると、「近く相談させてほしい」と応じた。25日には昨年の総裁選に出馬した思いを記者団から問われ、「とてつもない速度と強度で世界が動き、去年以上に危機感は強い」と力を込めた。

 石破首相を支える立場の林芳正官房長官も21日、旧岸田派の小野寺五典政調会長ら幹部数人と会食。22日には同派会長を務めた岸田文雄前首相を事務所に訪ねた。関係者によると、石破政権発足後で初めてだったという。

643OS5:2025/07/29(火) 19:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/12fac8d4cd8ef1dfb4fec0ee59d8f77fb899e5a4
自民党役員会、両院議員総会を開くと決定 首相「逃げずに説明する」
7/29(火) 10:33配信

朝日新聞

自民党役員会後、取材に応じる石破茂首相=2025年7月29日午前9時51分、首相官邸、岩下毅撮影

 自民党は29日の役員会で、参院選の大敗を受け、近く両院議員総会を開くことを決めた。自民は28日に両院議員「懇談会」を開いたが、党内では石破茂首相の退陣を求める勢力を中心に、より重要性が高い両院議員「総会」の開催を求める声が強まっていた。


 首相は役員会に出席後、官邸で記者団の取材に応じ、「丁寧に、真摯(しんし)に、逃げずに説明する」と述べて続投に理解を求めていく考えを示した。党内では総会を通じ、総裁選の前倒しなど、首相退陣につなげようという動きがある。ただ、森山裕幹事長は役員会後の記者会見で、総会での議題については「開催を要求する方々が何を議論したいか、両院議員総会長のもとで話を聞いていく」と述べるにとどめた。

 両院議員総会は党大会に次ぐ会議で、重要事項の議決権がある。所属国会議員の3分の1以上の要求があれば「7日以内に招集すべきもの」と党則で定められており、中堅・若手議員の間で署名集めが拡大。開催要求に必要な数が集まったと主張していた。(鈴木春香)

朝日新聞社

644OS5:2025/07/29(火) 19:09:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/58c6dcbeb8b16d3150979e0efb3762995a5f84fc
「石破降ろし」勢い止まらず 自民、両院懇で亀裂表面化 幹事長辞任示唆で政権運営厳しく
7/28(月) 22:29配信
産経新聞

自民党両院議員懇談会後、記者団の取材に応じる石破茂首相=28日午後、党本部(春名中撮影)

参院選の大敗を受けた28日の自民党両院議員懇談会は石破茂首相(党総裁)に対する責任論が噴出し、党内の亀裂が表面化した。多くの党所属議員から退陣を迫られてもなお首相が当面の続投意欲を示したことで「石破降ろし」の動きが加速する見通しだ。石破政権を支えてきた森山裕幹事長が辞任の可能性を示唆し、政権維持はさらに厳しくなる。

【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も

■「総会」開催求める声相次ぐ

首相は4時間半に及んだ懇談会後、記者団に続投方針に変わりはないか問われると「ございません。責任を果たしていきたい」と強調した。

衆院選で与党過半数割れに追い込まれても首相の責任論が一部にとどまった昨年11月の懇談会とは異なり、今回は異様な緊張感に包まれた。

参院選の大敗は首相1人の責任ではないとして続投を支持する意見も一部であったが、即時退陣や、「ガス抜き」の懇談会ではなく、重要事項を決めることができる両院議員総会の開催を求める意見が相次いだ。

小林鷹之元経済安全保障担当相は首相に対し「組織のトップとしての責任の取り方について、しっかり考えていただきたい」と求めた。懇談会後、小林氏が記者団に明らかにした。

■「総裁選前倒しへ全力尽くす」

旧安倍派、旧茂木派、麻生派などの有志議員が始めた総会開催を求める署名活動は、すでに要件となる党所属国会議員の3分の1を超えたとされ、懇談会を受けて近く署名を提出する構えだ。

さらに、党所属国会議員と都道府県連代表の過半数の要求で可能となる総裁選の前倒し実施も視野に入れる。麻生派の今枝宗一郎衆院議員は、記者団に「辞任をし、総裁選を前倒しするということを(首相に)いち早く表明してもらうよう全力を尽くしていく」と強調した。

政権の屋台骨を支える森山氏が8月にも辞任する可能性を示唆したのは、党内の反発を和らげる狙いがある半面、首相にとっては痛手だ。森山氏は衆院で少数与党に陥る中、政策決定や野党との調整など国会運営で大きな役割を担ってきた。辞任すれば政権運営は立ちいかず、首相はさらに窮地に追い込まれる。

ただ、首相は現時点では退陣要求に応じず、むしろ党内や世論の擁護論を背景に態度を硬化させているようにも映る。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、首相は「辞任すべきだ」と「辞任しなくてよい」との意見が拮抗した。

「国民世論とわが党の考え方が一致することが大事だ」。首相は記者団にこう述べ、強気な姿勢をのぞかせた。(小沢慶太)

645OS5:2025/07/30(水) 07:52:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d95770af17354f54d84faa382611e786beafee5
森山氏引責、石破首相続投に影響必至 屋台骨、「辞任ドミノ」誘発も
7/30(水) 7:06配信

時事通信

記者会見する自民党の森山裕幹事長=29日、東京・永田町の同党本部

 自民党の森山裕幹事長が、惨敗した参院選の総括後に引責辞任する意向を示唆した。

 石破茂首相(党総裁)を支える自身の責任を明確にすることで「石破降ろし」の沈静化を図る狙いがある。ただ政権の屋台骨である森山氏の代わりを探すのは容易ではなく、続投方針を堅持する首相への打撃は必至。党幹部の「辞任ドミノ」を誘発する可能性もあり、政権の先行きにますます暗雲が垂れ込めている。

【主な経歴】森山 裕(もりやま ひろし)氏

 「首相のことをいろいろ申し上げる立場にはない。自らのことはきのう発言した通りだ」。森山氏は29日の記者会見で、首相と自身の進退を問われ、こう述べるにとどめた。

 28日の両院議員懇談会で、首相は「国家、国民に尽くす思いで、この先臨みたい」と重ねて続投意欲を表明。対照的に、森山氏は8月中に取りまとめる参院選総括を受け「幹事長としての責任を明らかにする」と引責辞任の可能性に触れた。

 森山氏は懇談会に先立ち、28日に首相経験者の麻生太郎、菅義偉、岸田文雄各氏にそれぞれ面会。敗戦の責任を取る考えを伝えたもようだ。「3重鎮」は23日に首相と一堂に会した際、続投を支持する姿勢は見せなかった。自民ベテランは、参院選の直後に森山氏が辞意を示せば首相に責任論が飛び火する可能性もあったと解説。「総括後に責任を取ると言うのはうまいやり方だ」と、「石破降ろし」の拡大に歯止めをかける狙いがあったとみる。

 森山氏は昨年10月の衆院選で「裏金候補」への2000万円支給を主導したとされるなど、政治手腕を疑問視する向きもある。一方で中央省庁や、野党各党に張り巡らせたパイプを通じ、少数与党の国会運営を切り盛りしてきたのも事実だ。

 25日夜には、首相に近い村上誠一郎総務相、岩屋毅外相、中谷元防衛相、赤沢亮正経済再生担当相、平将明デジタル相らが会合を開き、首相続投への支持を確認した。ただこうした顔触れと比べても、「森山氏の代わりは簡単には務まらない」(自民中堅)との声がある。すでに木原誠二選対委員長は自身の進退に言及。執行部周辺は「森山氏辞任で執行部は総崩れする」と懸念している。

 森山氏の真意をいぶかしむ向きもある。ある閣僚は、8月に戦後80年の節目となる広島・長崎の平和式典や終戦記念日に加え、20日から横浜でのアフリカ開発会議(TICAD)が控えていると指摘。「その後に参院選総括をまとめ、首相は退陣表明せざるを得ない。森山氏も同じ考えのはずだ」と語った。

646OS5:2025/07/30(水) 07:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fbfa7b1daeb61ee8af31918df9a466c79ca8663
旧安倍派4幹部、退陣要求で一致 世耕氏明かす
7/29(火) 15:41配信


時事通信

世耕弘成衆院議員

 自民党を離党した世耕弘成衆院議員(前参院幹事長)は29日のテレビ朝日の番組で、自身を含む旧安倍派幹部4人で先に会談し、石破茂首相(党総裁)は参院選大敗を踏まえて退陣すべきだとの認識で一致したと明らかにした。

 世耕氏は23日に萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相、松野博一前官房長官と東京都内で会談している。

 世耕氏は4人の会談に関し「(首相は)もう交代しなければいけないということは一致した」と説明。「ポスト石破」候補として高市早苗元政調会長、小林鷹之元経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相の名前を挙げ、「自民の中でビジョンを競い合うことが重要だ」と語った。

 世耕氏は「(旧安倍派幹部4人は)政治的経験が豊富。生かしてもらえれば政治の安定に寄与できる」と述べ、次期政権での重用に期待を示した。

647OS5:2025/07/31(木) 10:30:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/86182b7f39aa2a409f4806179cc6cf2f462a0c50
「石破降ろし」決着見えず 自民両院総会、8月8日軸に調整
7/31(木) 7:04配信


時事通信

首相官邸に入る石破茂首相=30日、東京・永田町

 自民党は30日、参院選惨敗を受けた両院議員総会の日程について、8月8日を軸に調整に入った。


 石破茂首相(党総裁)は続投への理解を重ねて訴える構えだが、「石破降ろし」の収束は見えない。ただ「反石破」側も決め手は欠いたままだ。党内の混乱は長引くとの見方が広がっている。

 衆院議院運営委員会は30日、8月1日召集の臨時国会の会期を5日までとすることを決定。自民党幹部は8日の総会開催を検討していると明らかにした。

 総会は、28日に開かれた両院議員懇談会と違い、党則に基づく正式な意思決定機関。旧茂木派などが首相への退陣圧力を強め、総会開催を求める署名集めを進める中、執行部が「押し切られた」格好になるのを避けようと自発的に開催を決めた。31日には参院選敗北の総括委員会の初会合を開く予定で、倒閣運動の沈静化を図りたい考えだ。

 総会の議題設定を巡っても駆け引きが繰り広げられている。署名集めを主導する笹川博義農林水産副大臣らは29日、有村治子両院議員総会長に「退陣含みの議題にしてほしい」と要望した。高市早苗前経済安全保障担当相に近い旧安倍派議員も有村氏に「総裁選の前倒し」をテーマに含めるよう働き掛け、「1回で勝負を決める」と息巻いた。

 これに対し森山裕幹事長らは、党則6条に総裁任期中でも総裁選を前倒しする「リコール」規定があることを踏まえ、総会は「総裁の身分に関する決定はできない」との立場。あくまでも参院選敗北と党再建に関する意見交換の場と位置付ける。続投姿勢を崩さない首相に、旧安倍派幹部は「まずは総会をやってみてからだ」と持久戦も見据える。

 総会でも進退の方向性が定まらない場合、総裁選前倒しを巡る攻防に焦点が移りそうだ。「リコール」実現には党所属国会議員と都道府県連代表(各1人)の過半数の要求が必要で、ハードルが高い。旧安倍、旧茂木両派が中心の倒閣運動に、中間派の議員は「積極的には加わりたくない」(旧岸田派中堅)と距離を置く。

 首相に批判的な麻生太郎最高顧問ら有力者も展望は描き切れていない。「辞めさせるのは簡単じゃねえんだ」。麻生氏は最近、周辺にこう語った。「石破降ろし」の決定打が見えない現状に、旧安倍派中堅は「もっと有力者が表で動いてくれないと駄目だ」といら立ちを見せた。

648OS5:2025/08/02(土) 22:47:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a668d216ab5496e8b245604c6c4f5c55a667c91
「石破降ろし」に公明冷ややか いきなり権力闘争、募る不信感【解説委員室から】
8/2(土) 11:02配信


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時事通信

党首会談を前に握手する石破茂首相(右、自民党総裁)と、公明党の斉藤鉄夫代表=7月21日

 参院選で大敗した自民党内の「石破降ろし」の動きについて、公明党は冷ややかに行方を注視している。参院選で示された有権者の「与党離れ」がさらに進みかねない、と危惧してのことだ。選挙の実動部隊である創価学会の幹部や多くの会員には、自民党が逆風下で39議席を得られたのは「1人区で懸命に支援したから」との思いが強く、反省後回しで権力闘争を繰り広げる姿に、不信感を募らせているようだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】内閣支持率の推移

 ◇支援なければ自民30議席

 公明党は今回の参院選で、「改選14議席(選挙区7、比例7)の維持」「比例代表の得票700万票」を目標に掲げた。結果は、埼玉、神奈川、愛知の3選挙区で現職が落選。比例も過去最低の521万票にまで落ち込み、8議席(選挙区4、比例4)に後退した。

 自民党も改選52から13減の39議席(選挙区27、比例12)と大敗。公明党と合わせて、過半数維持に必要な50議席に届かず、参院でも与党は過半数割れした。もっとも、報道各社の情勢調査で、全体の勝敗を左右する「1人区」での自民党の苦戦が伝えられていただけに、「14勝18敗」という結果について、政界では「負け越しではあるが、よく踏みとどまった」との受け止めが多い。

 自民党が「負け越し4」で踏みとどまれたのは、候補者を立てなかった公明党の支援があったから。このことは、32選挙区の得票を分析すれば、容易に分かる。

 公明新聞は7月22日、47都道府県ごとの各党の比例の得票を掲載した。それによると、「1人区」で自民党が勝利した14選挙区のうち、単純計算(次点との票差から公明の比例票をマイナスする)で、公明党の支援がなければ9選挙区で逆転。勝てたのは石川、福井、岐阜、鳥取・島根、山口の5選挙区だけ。

 自民党の候補者によっては、「比例は公明党に」と呼び掛けていたことを考慮。公明党の比例票のうち、2割は自民党関係者の票で、本来の票は8割だったと仮定しても、7選挙区で負けていた。

 さらに、改選数が2以上の選挙区のうち、自民党現職が最下位の3位で滑り込んだ北海道と千葉でも、次点との票差から、公明票がなければ落選していたのは確実だ。要は、公明党の支援がゼロだったら、自民党は最悪11減の28議席、良くて9減の30議席にまで落ち込んでいたことになる。

 一方で、公明党にとって今回の参院選は、党の創設者で2023年11月に死去した池田大作創価学会名誉会長の「弔い合戦」。昨年10月の衆院選、今年6月の東京都議選で敗北しており、「絶対に負けられない戦い」であった。しかし、3選挙区で将来を嘱望された中堅、若手の3人が「討ち死に」するなど、またも敗れた。

 「自らは深手を負いながら、自民党を懸命に下支えしたのが今回の参院選だ」。公明党関係者は、本音を吐露する。敗北を受け、斉藤鉄夫代表は7月21日、続投表明した石破茂首相と会談し、引き続き自公両党で政権運営に当たる方針を確認。石破首相が日米の関税交渉など諸課題への取り組みで協力を求め、斉藤氏は同意した。

 こうした事情、経緯があるだけに、自民党が参院選の総括もしない段階で、石破首相の進退を巡って党内抗争を繰り広げていることについて、公明党議員や学会員の多くは苦々しく思っているに違いない。元党幹部は「若い世代の支持がどんどん離れている危機に際し、国民感覚とかけ離れた動きにあきれるばかりだ」と語る。

649名無しさん:2025/08/02(土) 22:47:42
裏金の実態は「うやむや」

自民党旧安倍派の裏金事件を巡り、参院予算委員会の参考人質疑で答弁する世耕弘成氏=4月、国会内

 自民党内の「反石破」勢力の中心は、旧安倍、茂木両派の元幹部や、党内の若手、中堅議員ら。旧安倍派の世耕弘成元経済産業相(裏金事件の処分で離党中)、萩生田光一元政調会長、松野博一前官房長官、西村康稔元経産相は7月23日に会食し、「石破首相は交代しなければいけない」との認識で一致。西村氏は自身のXで、「(衆院選、都議選と)3連敗した責任はうやむやにできない」と強調した。

 もっとも、旧安倍派が長期間、組織的に政治資金パーティー収入を政治資金収支報告書に正しく記載せず、裏金にした手法は、誰の指示でいつから始まったのか? 同派会長の安倍晋三元首相がノルマ超過分を派閥議員に還流させることの中止を指示しながら、安倍氏の死後、誰の判断で再開されたのか? 裏金事件の真相は「うやむや」なままだ。

 元会長で実態を知っている可能性のある森喜朗元首相に対し、元幹部の誰一人として、説明を求めていない。真相解明の本気度を疑われても仕方がないだろう。そもそも、3連敗のうち、過去最低の21議席と惨敗した都議選の敗因の一つは、旧安倍派と同様、パーティー収入を収支報告書に正しく記載しなかった都議会自民党の「裏金事件」にあることは、論をまたない。

 ◇公明票なければ栃木、群馬も敗北

 また、茂木敏充前幹事長(衆院栃木5区)は7月26日、自身のユーチューブで、衆院選、都議選、参院選で「スリーアウトチェンジの状態だ」とし、「けじめをつけることと再生への道はイコールだ」と述べ、石破首相の辞任を要求。中曽根康隆青年局長(衆院群馬1区)は7月25日、森山裕幹事長に対し、「首相自ら責任を取る」よう求めた青年局としての申し入れ書を提出した。

 ただ、参院選で栃木県、群馬県ともに自民党が勝利したとはいえ、次点との差はそれぞれ約3万5300、2万7700。そして、両県での公明の比例票はそれぞれ、7万1900、7万5000。両県の自民党候補は公明党の推薦を受けており、公明票の上積みがなければ、落選していただろう。そして、茂木、中曽根両氏は、地元の「1人区」で負けていれば、首相に「けじめ」を求めても迫力を欠いたことは否めない。

 議会制民主主義において選挙は、主権者たる国民が、政治的な意思を表明する場。政権選択の衆院選、政権の中間評価が問われる参院選で、与党で過半数を得られなければ、政権は国民から信任されなかったことを意味する。衆院選、参院選ともに過半数に届かなかった石破首相は早晩、退陣するのが筋だ。民意の否定は許されない。その意味で、旧安倍派幹部や茂木、中曽根両氏の主張は、政治的には正しいと言える。

 一方で、要求する側の立場、属性、求める時期によって、説得力に差が出るのも事実だ。「裏金事件を引き起こした旧安倍派議員に、首相の責任を問う資格があるのか」「権力闘争のために、栃木、群馬で自民党候補を応援したわけではない」。学会員を中心とする公明党支持者の多くが「石破降ろし」を苦々しく思い、自民党への不信感を募らせているのは、こうした事情からだ。

650OS5:2025/08/02(土) 22:47:59
野党転落なら協力解消

公明党本部=東京都新宿区

 公明党は7月31日の中央幹事会で、8月中に参院選を総括し、9月に党再生の方針を打ち出すことを決めた。学会の中堅幹部は「責任を他に押し付けることなく、何を変え、何を変えないかをしっかり議論する」と、選挙での支援体制見直しへの意気込みを語る。

 とはいえ、衆院選、都議選、参院選での敗北により、学会の集票力低下に歯止めがかからない実態が露呈。同時に、自民党が衆院選の小選挙区、参院選の「1人区」で、公明党への依存度を増していることも鮮明になった。

 もはや自民党は、公明党の支援、学会票の上積みなしでは、衆参の選挙を戦えない。もし、連立が解消され、自民党単独で選挙を戦うとなれば、よほどの追い風が吹かない限り、過半数の議席は期待できないだろう。

 公明党の得票減少の一因は、学会員の高齢化、運動力の減少にあるとされる。また、自公政権が少数与党に転落し、予算案や法案を成立させるには、野党の要求を一定程度、受け入れざるを得ず、政権内での存在感がさらに低下したこともある。政権安定のため、野党に連立政権への参加を求め「3党連立」となっても、公明党の存在感が増すかは分からない。

 逆に、公明党は55年体制下のように野党に戻り、学会の集票力を武器に、時の政権に政策要求を突き付け、受け入れさせた方が、今よりは存在感が増し、国民に「実績」をアピールできるかもしれない。

 今回の参院選により、学会員は、信仰上の師匠である池田氏亡き後、3回の大型選挙を戦ったことになる。大きな節目だ。

 公明・学会は野党に転落した2009年衆院選の直後、小選挙区からの撤退を一時検討。自民党との協力関係を見直す動きもあった。

 しかし、自民党との協力関係を維持し続け、2012年の衆院選でそろって与党に復帰した。これは、共に法曹資格を持つ当時の山口那津男代表と谷垣禎一総裁、国会対策に精通する漆原良夫、大島理森両氏の信頼関係があったからだ。

 当時と比べると、両党間の人間関係は、希薄になっている。国政選挙での選挙協力を重ねる中で、学会員の自民党に対する不満もたまっている。衆参で与党が過半数割れし、政治が不安定な状況下、公明党の今後の対応で一つ言えることがある。今度、公明党が自民党とともに野党に転落すれば早晩、協力関係を解消し、政治的なフリーハンドを確保するだろうということだ。

651OS5:2025/08/05(火) 08:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81cd356d2dc716ca77e35cc9c876283cc1e2d96
「高市早苗」フライング不発で今回も「首相の座」に届かなさそうな決定的理由
8/5(火) 6:01配信
デイリー新潮
総裁選は「簡易バージョン」が

高市早苗氏

 自公与党が参院選で敗北して以降、石破茂首相の去就に注目が集まっている。自民党内では「ポスト石破」をめぐる動きも進みつつある。「次の首相に最もふさわしい人物」調査で上位にランキングされる高市早苗前経済安保相も次の総裁の座をうかがう1人とされるが、党内の警戒感は根強いとされる。

【写真】購入価格は430万円。中選挙区時代も落選時代も、計22年間にわたって乗ったスープラ

 高市氏は参院選投開票日の2日前の7月18日、「私なりに腹をくくった。もう1回、党の背骨を入れ直す。そのために戦う」と応援演説で発言。必達目標に掲げられた「自公で過半数」を獲得できないのを見越し、「ポスト石破」への意欲をにじませたと受け取る向きもあった。意思表示にはちょっと早すぎたということで永田町では“フライング早苗”などと呼ぶ人も出てきたという。

 石破氏は続投の意向を表明しているが、遅かれ早かれ政権は立ち往生し、退陣は不可避と見られている。仮に総裁選が行われた場合、都道府県連票を減らした「簡易バージョン」形式が模索されている。

20人の推薦人の確保すら
「派閥が存在した時もなくなった今も党内基盤が希薄な高市氏にとって、党内実力者の後ろ盾なしには総裁選での勝利はおろか20人の推薦人の確保すら怪しい。本人もそのことを理解しており随分前から積極的に動いてきたわけですが、党内には高市氏への警戒感は根強い。ちょうど1年前の総裁選とその点は変わっていないと見られています」

 と、政治部デスク。

 少し長くなるが、昨年9月27日に投開票された自民党総裁選を振り返っておこう。石破氏が新総裁に選出されたわけだが、1回目の投票でトップに立ったのは高市氏だった。

 1回目の投票での得票は高市氏が181(議員票72、党員・党友票109)、石破氏が154(議員票46、党員・党友票108)だった。

「党員・党友票でトップに立つと見られていた石破氏をしのぐと共に、議員票では小泉進次郎氏に次ぐ2位で70を超えていました。いずれの点も総裁選が告示された時点では想定外のことで、サプライズでした。選挙は勢いで決まるところも多い。高市氏にはその勢いがありました。だからそのまま決選投票でも勝利し、女性初の首相の座を射止めるのではと見た関係者も少なくなかったと思います」(同)

党員・党友投票でトップなのに
 決選投票での得票は石破氏が215 (議員票189、都道府県連票26)、高市氏が194(議員票173、都道府県連票21)だった。両氏の議員票差は16。何が勝敗を分けたのか。

「高市氏の外交姿勢です。特に“首相になった場合も靖国参拝を継続する”と主張した点が問題視されたと見ています。実際その点を指摘する議員もいました。高市氏を支持する勢力にとって心強い訴えだったようですが、それによって票が逃げ、半分くらい腰かけていた女性初の首相の座からも滑り落ちてしまった格好です」(同)

 この結果を受け、高市氏を支持する層には「党員・党友投票でトップの高市さんが総裁にならないのはおかしい」という主張も根強いのだが、その理屈でいえば、安倍晋三氏が石破氏に勝った総裁選の結果も疑義が呈されるということになるのかもしれない。

 もっとも、祖国のために心ならずも戦地に赴き亡くなった方々に心からの哀悼を捧げ、平和に感謝すること自体、何ら批判や非難、干渉を受けるいわれはない。そもそも内政の問題であり、また日本には信教の自由もある――これはまぎれもない正論。

652OS5:2025/08/05(火) 08:28:18
冷ややかな反応
 しかし、一方で正論を通して突っ走った場合のマイナスを考えるのもまたトップの責務だと考える向きがいるのも事実だろう。そもそも安倍元首相も中韓やアメリカの猛反発を受け、1回で参拝を取りやめてしまっている。盤石の政権基盤を持つ安倍元首相ですら、この点においてはいわゆる「岩盤保守層」の期待には応えられなかったのだ。

「高市氏への投票を回避して石破氏に投票した議員にとって、靖国参拝発言を通じて、高市氏に“融通のきかなさ”“バランスの悪さ”を見た可能性もありそうです。投開票前々日のフライング発言しかり、米国との関税交渉についてXで“注文”をつけたりしていましたが、冷ややかな反応も少なくなかった印象です」(同)

 今年5月には、麻生太郎最高顧問をトップに担ぎ党内保守派が集う「自由で開かれたインド太平洋戦略本部」の会合を開催した。

「高市氏がどこまで目論んでいたのかはわかりませんが、これを基盤に高市氏を総裁選などで支えていこうという動きには全くなっていません」(同)

裏金問題もネックに
「昨年の総裁選の決選投票で麻生氏は高市氏に乗りましたが、単に“石破嫌い”によるものでした。従って、次の総裁選で麻生氏や麻生派を頼れるかというとそんなことはないでしょう」(同)

 高市氏は清和政策研究会(旧安倍派)に所属していたが2011年に退会し、その後は無派閥だった。

「頼れるとしたら旧安倍派ということになるわけですが、旧安倍派は裏金のイメージを完全に払拭できておらず、“シン自民党”を打ち出しにくい。そもそも去年の総裁選で高市氏の推薦人のうち13人が裏金議員とされたことも蒸し返されるでしょう。その後の衆院選と参院選でかなり落選してしまいましたが」(同)

 23年ぶりに復党した自民党から参院選比例代表に立候補して当選した鈴木宗男氏は参院選大敗とその後の「石破おろし」について、「執行部の責任を問う前に、裏金問題のけじめをつけないと党の再生はない。責任は全員にあり、執行部だけに矢を向けるのはフェアじゃない」などと言及した。選挙後の大手メディアによる世論調査でも鈴木氏の発言をなぞるような反応が見受けられるようだ。つまり、問題は「石破自民党」ではなく「自民党」だという世論である。

 石破政権誕生時、幹事長職以外は受けないとし、提示されたポストを拒否した高市氏は「筋を通してきた人物」と見られるか、それとも「党の再生に尽力しなかった人物」と見られるか。身内の評価は間もなくわかるだろう。

デイリー新潮編集部

新潮社

653OS5:2025/08/05(火) 11:30:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/675d1b6e32113abee5aa905558533316fdc554de
辞める気ナシでも“絶体絶命”の石破首相が窮地を乗り切るシナリオは「小泉進次郎幹事長」と「クーデターが起きた維新との連立」
8/5(火) 11:03配信

デイリー新潮

石破茂首相、小泉進次郎農水相

 自公が惨敗した参院選からはや2週間。石破茂首相は続投に意欲を燃やしているが、永田町では「もってもあと1カ月」との見方が大勢だ。いったいどういった展開に持ち込めば、石破氏は窮地を乗り越えられるのかーー。政治部デスクと考えてみた。

【写真を見る】こんなラフな格好することあるんだ…! キングメーカーとしての動きに注目が集まる「麻生氏」のウォーキング姿

 ***

悪いのは安倍派
 本来、ここまでの連敗を喫したのだからとっくに退陣に追い込まれているはずの石破氏。だが、本人は全く辞める気がないという。

「そもそも石破さんは、自分が悪いとは全く思っていないのです。石破政権ナンバー2の森山裕幹事長も同じで、そもそもの政治不信を招いたのは安倍派の責任、という考えです」(全国紙政治部デスク)

 2人の強気を支えているのが世論調査だ。

「辞めるべきという意見と続投すべきかという意見が拮抗しています。もっとも、続投すべきという考えの人も積極的に石破政権を支持しているわけではなく“他の人よりはマシ”という消極的な支持に過ぎないのですが…」(同)

 だが石破政権は「もう詰んでいる」というのが永田町の通説だ。

「麻生派、旧茂木派、旧安倍派が反石破で固まっています。『さすがに石破さんはもう無理だろう』と本音を漏らす閣僚も少なくありません」(同)

人事で行き詰まった時の「ウルトラC」
 いま盛んに言われているシナリオは、8月末で退陣に追い込まれる説である。

「今月は重要な政治日程が詰まっていて、6日、9日には広島・長崎の『原爆の日』、15日には『終戦記念日』、そして20日からは横浜で開催される『アフリカ開発会議』(TICAD 9)が控えています。加えて、党内では参院選の敗因について、地方組織や有識者にヒアリングするなどの検証作業が進められている最中なので、その報告がまとまる8月末から石破おろしが本格化するとみられています」(同)

 そこで人事に行き詰まると言われているという。

「9月末に党役員の任期満了を迎えるので、それまでにもう一度選び直さなければなりません。そこでさすがに執行部としてけじめを示す必要があり、森山さんが退くとみられています。同時に石破さんを支える気がない小野寺五典政務会長、木原誠二選対委員長も一斉に辞めてしまう気配があり、後任が誰も見つからない可能性があるのです。併せて行われるとみられる内閣改造人事も大変なことになる。菅義偉内閣が退陣した時と同じパターンです」(同)

 このような行き詰まった展開を打破する案は、はたしてあるのか。最大の難関は幹事長の後任だ。鈴木俊一総務会長の横滑り案も浮上しているが、政治部記者たちの間で「ウルトラC」的打開策として囁かれているのが、小泉進次郎農水相を抜擢する案だという。

「進次郎氏ならば幹事長に据えれば、党の若返りや刷新感があってPRにもなる。かつて小石河連合と言われていたくらいで石破さんとは元々仲が良いし、森山さんとも今とても良好な関係です」(同)

小泉氏にとって悪い話ではない
 小泉氏が引き受ける可能性はあるのか。

「決して悪い話ではないと思います。彼はポスト石破の最有力候補ですが、あえて少数与党に転落している今ババを引きに行く必要もない。どうせいつかは総理をやれると考えれば、ここで一回重要ポストを経験しておいた方が得策とも言えます。幹事長さえ固まれば、一度は石破氏を真限った元石破派の斎藤健氏に頭を下げて総務会長などをやってもらうなどして凌げなくもありません。反石破勢力を除外しても、党内では冷飯を食わされ続けてきて、ポストを欲している中堅・ベテランは少なからずいます」(同)

 ただこうして党内人事や内閣改造を切り抜けたとしても、もう一つの大きな壁が立ちはだかる。衆参ともに少数与党に転じてしまった国会運営である。

654OS5:2025/08/05(火) 11:30:48
「このままでは前の国会で、国民民主には年収の壁引き上げ、維新とは高校無償化などといった餌をぶら下げたように、全方位外交を展開していかなければなりません。ただこんな調子で野党の要求にハイハイと従い続けることは財源がいくらあっても足りないので物理的に不可能です。このままでは法案が全く通らなくなる可能性もある」(別の政治部デスク)

 どこか野党を抱き込まない限り、いつかは国会運営で必ず行き詰まってしまうのである。可能性のある野党がどこも石破政権とは組まないと公言している中、いったいどこと組めるのだろうか。

「国民民主とは、前国会でガソリン暫定税率廃止の議論で揉めたことが尾を引いて、距離が出来ている。国民は参院選の台頭で勢いづいており、向こうの方が石破政権にすり寄るメリットがない。立憲民主とは色が違いすぎるし、参政党も過激すぎて組むのは難しい。唯一頼れる可能性がある野党は日本維新の会です」(同)

 維新は参院選で目標議席は確保できたものの、比例票をかなり減らしてしまって苦しい状況にある。自公と組むことは、再浮上を狙うチャンスになるというのだ。

維新の「クーデター」で好機に? 
 この展開に追い風となっているのは、維新内で起きている「内部抗争」だという。4日、前原誠司氏共同代表ら幹部4人は参院選の不振の責任を取って引責辞任する意向を吉村洋文代表に伝えたが、

「これは事実上のクーデターとみられています。現執行部は遠藤敬氏、馬場伸幸氏ら旧執行部と仲が非常に悪いのです。旧執行部は森山さんとツーカーの仲。クーデターが成就して旧執行部が息を吹き返せば、連立とまではいかずとも協力関係を築ける可能性があります」(同)

 はたしてこんな都合のいい綱渡りが可能なのか。いずれにしろ、続投に意欲を燃やしている石破氏は何らかの打開策を胸に秘めているのだろう。今月末、石破氏が試練の時を迎えることだけは間違いなさそうだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

655OS5:2025/08/07(木) 20:56:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e1512c937925485a7316d90e0a2c83eabc60295
自民保守系グループ、石破首相の即時辞任求める 衆参75人が賛同
8/7(木) 18:20配信

毎日新聞

青山繁晴参院議員=大阪市中央区で2024年12月22日午前11時59分、長沼辰哉撮影

 自民党の保守系議員らでつくる「日本の尊厳と国益を護(まも)る会」は7日、国会内で、石破茂首相(党総裁)の即時辞任と総裁選の実施を求める要請書を、林芳正官房長官の秘書に手渡した。代表を務める青山繁晴参院議員によると、会員である衆参両院の国会議員計75人が要請に賛同した。

【写真でみる】「8月6日」の政治の動き 石破首相が広島・平和記念式典であいさつ

 要請書は、昨秋の衆院選と7月の参院選で自民が大敗したことに触れ「二度の国政選挙で示された国民の意志を尊重すべきだ」と指摘。「党総裁として敗戦の責任を取り、速やかに総裁を辞任されるべきだ」と明記した。総裁選については、党員投票も含めた「フルスペック」での実施を要求。首相が戦後80年の節目に検討している「首相見解」の表明に関しては「国政選挙に二度敗れた首相として極めて不適切であり、やめてほしい」と断念するよう求めた。

 青山氏は記者団に、首相の責任を追及する両院議員総会が開催される8日を前に提出した理由について「護る会は75人も現職議員を抱えている。総会に臨むにあたって会が何を考えているか首相に示す必要があると考えた」と説明。首相が早期の退陣を表明しない場合には「衆院で自民議員だけで51人以上集めて、内閣不信任案を自らの内閣に突きつけることも考えるべきだ」と語った。【鈴木悟】

656OS5:2025/08/08(金) 18:19:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef27d29954e2af507202f53a0d7686f818be4a5d
【速報】自民総裁選前倒しは選管で議論へ…逢沢委員長のもとで是非検討 両院議員総会で石破首相辞任論と続投論交錯の中で方針確認
8/8(金) 17:00配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)

FNNプライムオンライン

自民党は8日、参議院選挙敗北の総括と今後の党運営などについて議論する両院議員総会を開き、石破首相の退陣を求める議員から総裁選挙の前倒しを要求する意見が相次いだ一方、石破首相擁護の意見も出る中、総裁選の前倒しの是非については今後、逢沢一郎総裁選挙管理委員長のもとで行うとの方針が確認された。

出席者の一人は総会後、総裁選前倒しを求める動議は出されなかったと明らかにした上で、「(総裁の)リコール規定というのは自民党にはない。ただし(総裁選の)前倒し規定はあるから、これの取り扱いについて今日は両院議員総会長の有村さんから説明があり、今後の作業、もしそういうことをやるのであれば総裁選をやるかやらないかの決定は、党則に従って逢沢選管委員長のもとで行うということについて、全体の合意が得られた」と述べた。

石破首相の退陣を求めている議員の一人は会合後、物足りなさもにじませつつ、「臨時総裁選の実施を求める声が非常に多いということで、今回の一歩進んでの手続き入りになったと思っている」「次なるステップに入るということが決まったことは非常に意義があった」と語った。

石破首相は総会の冒頭、「アメリカとの関税交渉が合意に達したが、それを実行するための様々な問題を抱えている。我が国の関税よりも投資という考え方、アメリカ輸出だけでも4318品目あり、それぞれの産業に従事している方々に少しでも不安がないように全力を尽くしていきたい」と述べ、「引き続きこの日本国に責任を持っていく。そのために、いろんなご意見を承りたい」と続投する意向を強調した。

また、「参院選において、あのような結果になった。戦ってくれた皆様、支援をいただいた皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、あのような結果を招いたことに対し、心からお詫びを申し上げる」と述べ、参院戦敗北について改めて陳謝した。

フジテレビ,政治部

657OS5:2025/08/09(土) 22:55:19
「ぼくのかんがえたさいきょうないかく」で原稿料もらってんかよ

https://news.yahoo.co.jp/articles/53c705a0dcf737dc421fb60e7fdd25b41231bf65
どうなる「ポスト石破」女性総理の誕生は?仰天シナリオで大胆予想
8/9(土) 11:30配信


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コメント244件


ABEMA TIMES

石破茂総理

 退陣論に揺れる石破政権。ABEMA的ニュースショーでは現役政治担当記者とともに、「ポスト石破」を誰が担うのか、閣僚人事も含めて「仰天シナリオ」を大胆予想した。

【映像】次の総理は誰に?5つの仰天シナリオ(顔写真付き)

 仰天シナリオ<その1>は「日本初の女性総理が誕生『財政出動拡大型“裏金議員”復活内閣』」。

 ラインナップは高市早苗総理、小林鷹之官房長官、西田昌司氏または玉木雄一郎氏が財務大臣、山田宏外務大臣、麻生太郎副総裁、萩生田光一幹事長、旧姓使用の拡大、特命担当大臣に山本(高市)拓氏。

 最大のポイントは支持率が高い高市氏が総理に。そしてその女房役に小林氏、旧安倍派の重鎮、萩生田氏も名を連ねる布陣だ。

 初の女性総理を誕生させ、経済財政策では石破政権の方針を180度転換。所得税減税となる178万円の壁と消費減税を公約に掲げて選挙を戦った、国民民主党を連立政権に加える。思い切った財政出動と減税政策を掲げて物価高克服を狙う公算だが、急進的な財政出動や減税が逆にインフレと物価高を招くおそれもある。

 外交には高市氏の側近である山田氏を起用。高市氏は総理就任早々に靖国神社を公式参拝しそうなことから対中国、対韓国に対して山田外務大臣が一歩も譲らぬ強気な姿勢を貫く。

 なお、選択的夫婦別姓には絶対反対。旧姓使用の拡大を進めるため担当大臣には早苗氏の現在の夫で高市姓を選んだ拓氏を指名。官邸には保守で思想的に近い若手ホープの小林氏を内閣のスポークスマンでもある官房長官に指名。“高市&コバホーク”コンビで政権を担う。

 党側には重鎮・麻生元総理に副総裁として重しに。玉木雄一郎氏、榛葉賀津也氏とつながりつつ、連合の芳野友子会長とも近い関係を使って、連立を支えてもらう。実務には安倍派5人衆でもっとも武闘派と言われた萩生田光一氏を幹事長にして、党内統治を任せる。

 仰天シナリオ<その2>は「世代交代を猛アピール!『コバホークとその仲間たち内閣』」。

 ラインナップは小林鷹之総理、福田達夫官房長官、高市早苗外務大臣、塩崎彰久財務大臣、武部新農林水産大臣、鈴木英敬幹事長。

 ポイントは、なんといっても「コバホーク」ジャパン。そして高市氏を外務大臣に起用する。

 最大の注目は、党内外の支持層がかぶる高市氏の外務大臣への起用。近年では、岸田文雄氏が林芳正氏をそうしたように、外交で海外に行き国内を留守にすることが多くなる外務大臣にするというのが、古くから自民党に伝わる妙手だ。

 官房長官や幹事長は、自身を支持する中堅世代で固めて世代交代感を出す。農林水産大臣には「偉大なるイエスマン」と自称した武部勤元幹事長から、親子二代続けての農水大臣に武部新氏を起用する。

658名無しさん:2025/08/09(土) 22:55:32
 仰天シナリオ<その3>は「日本が誇る“セクシー”が、ついにトップに!『石破政権を多少踏襲しつつも、フルスイングでいろいろやっちゃうぜ内閣』」。

 ラインナップは小泉進次郎総理、斎藤健官房長官、木原誠二財務大臣、河野太郎外務大臣、小渕優子経産大臣、大阪府知事の吉村洋文総務大臣兼大阪副首都構想特命担当大臣、前原防衛大臣、菅義偉副総裁、福田達夫幹事長。

 ポイントは、人気の高い進次郎農水大臣がついに総理へ。周囲をしっかり、官僚出身者で手堅く固めた人事だ。

 党内きっての政策通、元経産官僚・斎藤健氏を相方の官房長官に。財務大臣には岸田政権の減税政策を裏で仕切った元財務官僚の木原誠二元官房副長官。経産大臣には経験者で女性の小渕氏を起用。

 外交は、同じ神奈川出身の世襲政治家の河野太郎氏。外務大臣時代に、のべ123の国と地域を訪問し「スタンプラリー外遊」とも言われたが、進次郎総理が「行ったことがない」という対中外交を任せる。

 党内は政治の師とあおぐ菅元総理を副総裁に。幹事長には父の純一郎氏を官邸で支えた福田康夫氏の子息である福田達夫氏を起用。菅氏の威光を借りつつも、若手の小泉‐福田ラインで政権運営を担う作戦だ。

 衆参少数与党の現状を克服するため菅‐松井ラインから連立政権に日本維新の会を迎える。維新の代表で大阪府知事の吉村氏が総務大臣として入閣。日本で初の、現職の都道府県知事の入閣。共同代表の前原氏は防衛大臣か国交大臣として入閣してもらうプランだ。

 仰天シナリオ<その4>は「手取りを増やす。財政膨張と減税で103万の壁突破『国民民主と連立で玉木総理誕生内閣』」。

 ラインナップは玉木雄一郎総理、榛葉賀津也官房長官、古川元久財務大臣、岸田文雄外務大臣、小林鷹之防衛大臣、麻生太郎自民副総裁、高市早苗副総理兼自民党総裁、小泉進次郎農水大臣、小池百合子総務大臣兼東京都知事、宮沢洋一厚生労働大臣、茂木敏充自民幹事長。

 総理は玉木代表で、官房長官に榛葉氏、自民は高市氏が総裁でありながら副総理の座に。小林氏は防衛大臣に。

 1994年、窮地の自民党がとった策の「自社さ連立政権」。自民は河野洋平総裁だったが、当時の社会党・村山富市委員長を総理に。自民党総裁と総理を別々にして与党の座を守った奇策だ。

 103万の壁を突破するための最強布陣。玉木氏が自民党の総裁候補の中ではもっとも政策が近いという高市氏を自民党総裁になると想定し、副総理として官邸に。

 手取りを増やすには壁の引き上げ(所得減税)と消費減税が必要。これ以上の国債発行は金利上昇や円の暴落、財政破綻の危険があるとして財務省の徹底的な抵抗とサボタージュを防ぐため、身内の国民民主から元財務官僚の古川氏を財務大臣に起用。

 さらに減税阻止のラスボスと言われる玉木国民民主の天敵、宮沢氏を無理やり入閣させることで、歳出を抑える側から最も歳出が多い社会保障費を担う厚生労働大臣に。

 さらに自民党に操られないように、希望の党時代から繋がりの深い小池都知事を総務大臣に入閣してもらう。さらに石破おろしを頑張った麻生氏と茂木氏コンビに自民内統治を任せるという布陣だ。

659OS5:2025/08/09(土) 22:56:01
 仰天シナリオ<その5>は「石破おろしの逆風がどれだけ吹き荒れても強固な意志で続投『石破やっぱり辞めない内閣』」。

 ラインナップは石破茂総理、赤沢亮正官房長官、鈴木貴子官房副長官、船田元財務大臣、岩屋毅外務大臣、中谷元防衛大臣、鈴木宗男幹事長。

 党内9割が続投反対とも言われる中、官房長官には腹心中の腹心「関税交渉人」の赤沢氏。トランプ大統領との交渉で培った霞が関の人脈などをフル活用してもらう。財務大臣は、党内外で石破氏の続投を支持する数少ない人の一人、船田氏に。

 最大の目玉は鈴木宗男氏の幹事長起用だ。およそ23年ぶりに自民党に復帰した鈴木宗男氏に、この難局をそのたぐいまれな経験値でしのいでもらう。参院選の投開票日、いったんは落選とみて引退表明の会見。その半日後に当選と引退撤回という、不死鳥の力を借りて延命する。

 そして戦国時代の人質のように官邸に貴子氏を副長官で起用、裏切りは許さない盤石な布陣だ。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

ABEMA TIMES編集部


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