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インド・天竺・中洋スレ

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:32:11
"中洋"は梅棹忠夫の「文明の生態史観」より。
インド亜大陸とその周辺のスレ。

国際政治・世界事情の印度関連レス
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A4%A5%F3%A5%C9

707チバQ:2022/10/20(木) 19:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68e58d9494b2359ad72b47b0667eafdb75f14af
インド最大野党にカルゲ新総裁 脱・ガンジー家で党勢回復図る
10/20(木) 19:11配信


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産経新聞
【シンガポール=森浩】インド最大野党の国民会議派は19日、17日に実施した総裁選でカルゲ上院議員(80)を新総裁に選出したと発表した。国民会議派は初代ネール首相の流れをくむ名門政治一族のネール・ガンジー家が長らくトップを務め、一族とゆかりのない人物が総裁に就くのは24年ぶり。人心一新で党勢を回復させ、2024年に予定される総選挙でモディ首相率いるヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)に挑む。

総裁選は国民会議派所属の議員や党幹部らによって行われ、カルゲ氏が約8割の票を得た。同氏は「民主主義は危機に瀕(ひん)し、あらゆる制度が壊れている」と述べ、モディ政権による多数派のヒンズー教徒優遇策を批判した。

ネール・ガンジー家は、初代首相の娘のインディラ氏と、同氏の息子のラジブ氏が代々首相を務め、「王朝」になぞらえられた。また、インディラ、ラジブ両氏が暗殺されたことから「インドのケネディ家」との異名もとる。インド独立の父、マハトマ・ガンジーとは血縁関係にない。

国民会議派はその後、ラジブ氏の息子のラフル氏が17年から総裁を務めたが、19年の総選挙でBJPに惨敗した責任をとって19年に辞任。続いて同氏の母で過去に総裁を務めたイタリア出身のソニア氏が暫定総裁に就いたものの、党内ではガンジー家の「党支配」への不満が高まり、総裁選を実施した。

総裁選でガンジー家からの立候補はなかった。

ただ、カルゲ氏はガンジー家と近く、「一族の代理人」(英BBC放送)とも揶揄(やゆ)される。また、ラフル氏らの影響力は党内で依然として強く、国民会議派が「脱・ガンジー家」を掲げてイメージを一新できるかどうかは未知数だ。

708チバQ:2022/10/22(土) 09:38:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d248a37b06e4e90be29d91d9e8d0a28e8b236e5aパキスタン前首相の議員資格剥奪 海外からの寄贈品売却報告せず
10/21(金) 22:38配信


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共同通信
パキスタン・イスラマバードの裁判所に姿を現したカーン前首相(右から2人目)=9月22日(ロイター=共同)

 【イスラマバード共同】パキスタン選挙管理委員会は21日、カーン前首相が在任中、海外の首脳らから受け取った高額な寄贈品を売却しながら、政府に報告しなかったとして、国会議員資格を剥奪した。5年間、国政選挙に立候補できない。カーン氏側は処分を不服とし、高裁に異議を申し立てると明らかにした。地元メディアが報じた。

 首相ら政府関係者が外部から贈り物を受け取ったり売却したりした場合は、政府に報告する必要がある。

 与党側は、カーン氏が時計など計52点、総額約1億4200万パキスタンルピー(約9800万円)相当の寄贈品を受け取り、その大半を売却したとしている。

709チバQ:2022/11/04(金) 17:37:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/00ca7c2130a4e66613320a45d64699b9e464d92b
カーン前首相、「暗殺未遂」で負傷 容体は安定 パキスタン
11/4(金) 0:29配信


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AFP=時事
パキスタン東部グジュランワラで行われた反政府デモ行進に参加したイムラン・カーン前首相(2022年11月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】パキスタンのイムラン・カーン(Imran Khan)前首相が3日、政治集会中に足を銃で撃たれ負傷した。容体は安定しているとされる。アリフ・アルビ(Arif Alvi)大統領は「凶悪な暗殺未遂」と非難した。

【写真】暗殺未遂に抗議するカーン氏の支持者

 4月に不信任決議で首相の座を追われたカーン氏は先月28日から、総選挙の早期実施を求め、東部ラホール(Lahore)から首都イスラマバードに向けデモ行進を行っている。

 側近はAFPに対し、カーン氏が東部グジュランワラ(Gujranwala)付近で群衆から発砲され負傷したと説明。「これは暗殺未遂だ」とし、容疑者1人が射殺され、もう1人が警察に拘束されたと明らかにした。アルビ大統領もツイッター(Twitter)に「凶悪な暗殺未遂」だと投稿した。

 パキスタンは過去数十年間にわたりイスラム過激派による暴力事件が相次ぎ、政治家が頻繁に暗殺の標的となっている。【翻訳編集】 AFPBB News

710チバQ:2022/11/20(日) 19:35:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1eee56c094546918abbb45bc3fcb7490947a99a6
ネパール下院選、20日投票 与党優勢も単独過半数困難
11/19(土) 20:33配信

時事通信
ネパールのデウバ首相=4月1日、インド・ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで20日、下院(定数275)選の投票が行われる。

 与党連合の優勢が伝えられ、デウバ首相が総裁を務める第2勢力のネパール会議派(NCP)が政権維持に向けどれだけ議席を伸ばせるかが焦点。ただ、最大勢力の野党・統一共産党(UML)を含め単一政党が過半数を占めるのは困難な情勢で、選挙後に政党間の主導権争いが活発化する可能性もある。

 一部地区では20日の投票締め切り後に開票が始まるが、大勢判明には数日かかる見通しだ。

 NCPを軸とする与党連合と、オリ前首相をトップとするUMLを中心とした野党連合の対決という構図。デウバ氏は17日、ビデオメッセージで「国を繁栄に導くのはNCPの責任だ」と訴えた。

 ネパールは非同盟中立を基本としつつ、情勢に応じ国境を接する中国とインドの間で揺れてきた。共和制移行後に制定された新憲法下で初めて実施された前回2017年の下院選では、UMLと中国に近い共産党毛沢東主義派(毛派)が団結して大勝。NCPなど親インド勢力が敗れた。

 しかし、前回選挙後にUMLと毛派が合併してできた与党は、内紛で再び分裂。政争収拾のためデウバ氏が大統領から首相に指名された。今回の選挙では、毛派がNCPに付く一方で、親インド勢力の一部がUMLに協力するなど、外交路線の違いは争点になっていない。与野党とも重視しているのは経済で、いずれも雇用対策を公約に掲げた。

 デウバ氏が率いる与党連合が勝利した5月の地方選では、首都カトマンズの市長をはじめ無所属候補の当選も目立ち、「党内や他党と争うことしかしてこなかった政党指導者への有権者の不満」(地元紙カトマンズ・ポスト)が顕在化した。無所属候補がどれだけの議席を得るかも下院選の注目点だ。

 カトマンズ郊外に住む小売店主プシュパ・バハラティさん(40)は「苦労や問題なく働ける環境が欲しいだけだ」と強調。「政治家は争いばかりで、あまり期待していない」と語った。

711チバQ:2022/11/21(月) 09:27:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c934b00a72ab6a3ffe7d9b7ace10bea8ba37a1b
与党優勢か、無所属伸長焦点 ネパール下院選、投票実施
11/21(月) 6:57配信


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時事通信
20日、ネパール西部ダデルドゥラで、下院選の投票を行うデウバ首相(首相府提供)

 【ニューデリー時事】ネパールで20日、下院(定数275)選の投票が行われた。

 5月の地方選を制したデウバ首相率いる与党連合が優勢とみられる。ただ、内紛や離合集散を繰り返す既存政党に対する不信感も強い。政治の刷新を訴える無所属候補ら新勢力がどこまで議席を得るかも焦点だ。

 投票締め切り後に一部開票も始まり、大勢判明には数日以上かかる見通し。20日は州議会選も合わせて実施された。

 選挙戦は、デウバ首相率いる中道、ネパール会議派(NCP)を軸とする与党連合と、オリ前首相が議長を務める左派、統一共産党(UML)を中心とした野党連合の対決が主軸となった。二つの勢力は選挙前の下院でほぼ拮抗(きっこう)していた。

 ネパールは産業基盤が弱く、物価急騰に見舞われている。両勢力が経済対策を競い合い、NCPは公約で毎年25万人の雇用創出を掲げた。対するUMLは同50万人の雇用創出をうたう。

 政治アナリストのビシュヌ・ダハル氏は、農村部では与党連合が有利としつつ「若者は既存政党に満足していない。都市部で生まれた新しい政党や無所属候補に若者が投票する可能性がある」と分析。「今の連立政権にとっては議会任期の5年を全うすることが重要な政治課題」と述べた。

 首都カトマンズで、著名な元テレビ司会者が立ち上げた新党に投票したという学生ニタ・ブダトキさん(25)は「古い政党にうんざりしている。新たな政党が国の病に対し何かしてくれると期待している」と語った。

 新憲法下で初めて実施された前回2017年の下院選は、UMLと共産党毛沢東主義派(毛派)が「左派同盟」を結成し大勝。その後、2党の統合で生まれた与党の内紛を経てオリ政権からデウバ政権に交代した。この間、議会解散が2度宣言されながらいずれも最高裁が無効と判断、議会は事実上機能停止した。

712チバQ:2022/12/05(月) 22:15:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/bce888d67519027450f848c858becf1a11f3845e
ネパール会議派が最大勢力に 下院選小選挙区の結果判明
12/5(月) 22:04配信


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時事通信
握手するインドのモディ首相(左)とネパールのデウバ首相=5月16日、ネパール南部ルンビニ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで11月20日に投票が行われた下院(定数275)選のうち小選挙区(同165)の結果が5日、判明し、デウバ首相率いる与党・ネパール会議派(NCP)が57議席を獲得、選挙前の第2勢力から最大勢力となった。

 比例代表制で選ばれる110議席でも勢いを維持するとみられ、NCP中心の連立政権が続く公算が大きくなった。

 比例代表の結果判明にはさらに数日かかる見通し。小選挙区は、与党連合全体で5割を超える議席を獲得した。統一共産党(UML)が主軸の野党連合は4割を下回った。著名な元テレビ司会者が立ち上げた新党が7議席を獲得し、新勢力が存在感を見せた。

713チバQ:2022/12/08(木) 16:40:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd6c920414cd4ff9d203a60ff889552729dace8a
与党連合勝利、デウバ首相続投へ 過半数には届かず ネパール下院選
12/7(水) 23:17配信
【ニューデリー時事】ネパール下院(定数275)選の最終結果が7日判明し、デウバ首相が総裁を務める与党ネパール会議派(NCP)が89議席を得て第1党となった。

 NCPを含む与党連合全体では過半数に2議席足りない136議席にとどまったものの、デウバ氏が引き続き首相を務める見通しだ。

 下院選は11月20日に投票が行われ、先の小選挙区選出分に続き、比例代表で選出される110議席の集計結果が今回出た。地元メディアによると、単独で過半数を得た政党がないため、バンダリ大統領が選管から最終結果を受け取り次第、各政党に連立政権樹立を呼び掛ける。

714チバQ:2022/12/09(金) 09:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/80c8fa31515ec603fbd8c374a9ea0826183efd51
国政与党、首相地元で大勝 総選挙に弾み インド
12/9(金) 8:04配信


時事通信
 【ニューデリー時事】インドで行われた二つの州議会選の結果が8日判明し、モディ首相の出身地・西部グジャラート州で国政与党インド人民党(BJP)が8割を超える議席を得て大勝した。

 インドメディアは、BJPが2024年の総選挙に向け、弾みをつけたと報じた。

715チバQ:2022/12/26(月) 00:22:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976f04ddebdb7aada98be1aad94501ee2aead16
毛沢東主義派のダハル氏を新首相任命 与党連合分裂 ネパール
12/25(日) 22:47配信 【ニューデリー時事】ネパールのバンダリ大統領は25日、共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル議長を新首相に任命した。

 11月の下院選(定数275)で最多の議席を得たネパール会議派(NCP)を率いるデウバ首相の続投が濃厚とみられていたが、与党連合内で首相の座を巡りデウバ氏とダハル氏の交渉が決裂。25日に毛派が与党連合を離脱し、野党と組み下院で過半数を得る見込みとなった。

716チバQ:2022/12/26(月) 10:50:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f04572a917276ecd35cad86023669836148d55
国際的存在感狙いインドが五輪招致構想…「首相の地元開催」政治色懸念も 
12/26(月) 9:53配信


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読売新聞オンライン
 【ニューデリー=浅野友美】インドの政権与党インド人民党(BJP)が、ナレンドラ・モディ首相の地元・西部グジャラート州への2036年夏季五輪招致構想を打ち出した。モディ政権はスポーツでも国際的な存在感を高める狙いがある一方、政治色の強すぎる招致計画に慎重論もある。

公約に明記
 「五輪開催はインド国民の悲願。首相のリーダーシップで必ず実現させる」

 BJPの幹部は8日、読売新聞の取材に意気込みをこう語った。モディ氏が01〜14年に州首相を務めた同州では今月、州議会議員選挙が行われ、公約に「36年の五輪開催を目指し、世界クラスのスポーツインフラの整備を推進する」と掲げたBJPは全議席の85%を占める圧勝だった。モディ氏も選挙前に再三現地入りした。

 同州はモディ氏の州首相時代から工業団地や物流拠点の整備が進み、中心都市アーメダバードで地下や高架を走る「メトロ」が19年以降に順次開業。商都ムンバイと結ぶ高速鉄道の建設も進む。アーメダバードにあるクリケットスタジアムは世界最大級の13万人収容可能な構造に建て替えられ、21年2月に「ナレンドラ・モディスタジアム」と改称した。招致が成功すれば、開会式や陸上競技会場とする案が取り沙汰される。

 スタジアム近くには、11ヘクタールの敷地にテニスコートやプール、屋内競技場などの複合競技施設の整備計画が策定されている。BJP前総裁でモディ氏側近のアミット・シャー内相が今年5月に起工式を行った。総工費63億ルピー(約100億円)で24年10月末の完成予定だ。

総選挙
(写真:読売新聞)

 インドは今月から、初めて主要20か国・地域(G20)の議長国を務めている。モディ氏は今年8月の演説で、47年までの先進国入りを目指すと公言した。五輪招致は国際社会での影響力向上に向けた活動の一環とみられる。

 24年春にはモディ氏の3期目続投がかかる総選挙も予定されている。政治アナリストのアドナン・ファルーキ氏(インド政治)は「スポーツは大衆の支持をつなぎ留めるのに重要なツールで、モディ氏も五輪招致に乗り出すことで支持層を広げる狙いだ」と指摘した。

 ただ、世界各国から選手団や観戦客らを受け入れる夏季五輪の招致は、宿泊施設や交通インフラがある程度整い、国際的な知名度のある首都や主要都市を選ぶのが通例だ。現役首相の地元とはいえ、同州のような地方都市が名乗りを上げれば異例の展開となる。主要紙インディアン・エクスプレスが「政府は一歩引き、本当に競技イベントのホスト国になれるかどうかを自問すべきだ」と指摘するなど懐疑的な見方も出ている。

競技力
 インドでは、国民の1割(19年時点)が世界銀行が定める1日2・15ドル(約290円)の「貧困線」を下回る生活をしている。膨大な事業費支出による国民の負担増への懸念も強い。また、インドは昨年の東京五輪でのメダル獲得は金1個を含む計7個にとどまっており、競技力強化も課題となる。

 14年のソチ冬季五輪では、印五輪委員会の役員の汚職問題でインドが参加資格を一時的に停止され、代表3選手が個人資格で開会式を迎える事態も招いた。東京五輪を巡る汚職事件がスポーツ界を揺るがしている中、インドがクリーンな五輪招致活動を進められるかどうかも問われそうだ。

 BJP幹部は「五輪招致はモディ氏の構想だ」と話す。だが、あくまで、地方選挙で政党が独自に提起したという段階にとどまっており、印五輪委の関係者は「招致するなら、ニューデリーなどの他の都市もありうる」と語った。モディ氏自身も五輪招致についての明確な発言はなく、今後の国内外の受けとめを慎重に見極めていく模様だ。

717チバQ:2022/12/26(月) 18:27:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/50433abefa7001f933a4ebb2375c6e687bb7bac2
ネパール新首相に共産党・毛派議長のダハル氏 親中派連合に合流
12/26(月) 16:06配信


毎日新聞
集会に参加するダハル氏=カトマンズで2021年2月10日、ロイター

 ネパールメディアは25日、バンダリ大統領がネパール共産党毛沢東主義派(毛派)の議長、ダハル氏を新首相に任命したと報じた。与党連合を率いて、11月下旬の下院選で最多議席を獲得したネパール会議派のデウバ総裁が首相を続投するとみられていたが、毛派は与党連合を急きょ離脱。親中派の野党・統一共産党(UML)などの連合に合流した。

 地元紙カトマンズ・ポストによると、ダハル氏がデウバ氏に対して首相の座を求めたが拒否され、与党連合からの離脱につながったとみられている。下院選で毛派は32議席を獲得しており、78議席だったUMLや、そのほかの少数政党の支持を得て過半数の169議席を確保した。ネパールでは短命政権が多く、ダハル氏が政治的な安定を実現できるのか注目される。

 ネパールは中国が主導する巨大経済圏「一帯一路」への参加を表明しているが、隣国インドとの関係も重視するバランス外交を展開してきた。ネパール会議派がインド寄りとされるのに対し、ダハル氏とUMLはいずれも親中派とされ、今後は中国が支援するインフラ整備がより進む可能性がある。【ニューデリー川上珠実】


https://news.yahoo.co.jp/articles/2a26e77af8494c0f20575d5e7a4e2cc53172daad
ネパールで「毛沢東主義派」首相が就任 中国への接近をインドが警戒
12/26(月) 17:24配信


産経新聞
【シンガポール=森浩】ネパールのバンダリ大統領は25日、11月実施の下院選の結果を受け、新首相にネパール共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル元首相を任命した。親中派とされるダハル氏は中国接近を図る可能性があり、伝統的にネパールと結びつきが強いインドは警戒している。中印関係の緊張が続く中、両国の間に位置するネパールを取り込む中印の動きがいっそう強まりそうだ。

下院選では、親インド的なデウバ前首相のネパール会議派(NCP)が第1党となったが、いずれの政党も過半数に達しなかった。選挙後に連立与党の一部だった毛派がNCPとたもとを分かち、第2党の統一共産党(UML)と連携し、25日までに下院の多数派を形成した。

毛派とUMLは前回の2017年下院選で左派連合として共闘した経緯がある。ダハル氏が議員任期5年の前半に首相を務め、後半はUML出身者に引き継ぐとしている。

ネパールは歴史的にインドとの結びつきが強いが、インドが「つねに宗主国のようにふるまう」(地元ジャーナリスト)ことへの反発も少なくない。ダハル氏はかつて毛沢東主義を掲げて反政府武力闘争を主導したことから親中国的な姿勢を取る。初めて首相に就任した08年には、初外遊先としてネパール首相の慣例であるインドではなく中国を選び、物議を醸した。

インドは中国に対抗する上でも「デウバ氏率いる政権の継続がベストシナリオ」(印紙インディアン・エクスプレス)だっただけに、「左派連合政権」誕生を憂慮している。モディ印首相は25日夜、「インドとネパールは文化的・人的な深いつながりがある」といち早くメッセージを送り、ダハル政権と良好な関係を築きたい意向を示した。

https://mainichi.jp/articles/20221207/k00/00m/030/273000c?inb=ys
ネパール下院選 親インドの与党が最多議席 過半数には届かず
国際

速報

アジア・オセアニア
毎日新聞 2022/12/7 21:18(最終更新 12/7 21:19)
 ネパールメディアは7日、11月下旬に行われた下院選(定数275)で、デウバ首相率いる親インド派の与党・ネパール会議派が最多の89議席を獲得したと報じた。同派など5党で作る与党連合は合計136議席にとどまり、過半数には届かなかった。今後、政権維持に向けて他党の取り込みを図っていくとみられる。

 地元紙カトマンズ・ポストによると、11月20日に行われた選挙では親中派のオリ議長が率いる最大野党・統一共産党(UML)は78議席を獲得し、第2勢力となった。一方、ネパール会議派と連立を組むネパール共産党毛沢東主義派は32議席を獲得して第3勢力。

718チバQ:2022/12/27(火) 13:16:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/63a1d4166fc76306fc6218313686b9083c3e5800
ネパール「毛沢東主義派」議長が首相に 中国寄り外交へ転換の可能性
12/27(火) 6:15配信

朝日新聞デジタル
ネパールの新首相に就任した共産党毛沢東主義派のダハル議長=ロイター

 ネパールの共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル議長が26日、同国の新たな首相に就任した。

 中国、インド両国との間でバランス外交を展開した前政権と違い、中国寄りの外交姿勢に傾く可能性も指摘されている。ただ、連立新政権内には意見の隔たりがあり、政権運営が軌道に乗るかは不透明だ。

 ネパールでは、11月20日の下院選(定数275)で、首相だったデウバ氏の率いるネパール会議派が89議席を得て第1党になった。だが、過半数を占める政党はなく、主要な閣僚ポストをめぐって対立した毛派が与党連合から離脱。野党側の統一共産党や少数政党などと連携し、新たな連立政権を発足させた。

 ダハル氏は「プラチャンダ」の通名で毛派を指揮し、2008年にも首相に就任。ただ、連立の維持などに失敗して09年に辞任している。その後、16年にも首相に就いている。(ニューデリー=石原孝)

719チバQ:2022/12/27(火) 17:35:14
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022122600832&g=int
スリランカ前大統領、家族連れ米国へ 経済危機招き7月に辞任
2022年12月26日22時47分
 【ニューデリー時事】スリランカのラジャパクサ前大統領が26日、家族を連れ飛行機で米国に向け出発した。地元紙デーリー・ミラー(電子版)などが伝えた。ラジャパクサ氏は今年、経済危機を招いた責任を問う大規模な抗議デモを受け、約2カ月間国外に逃れ、その間に辞任した経緯がある。

 デーリー・ミラーは、ラジャパクサ氏が26日朝、妻や子供らを連れ「(最大都市コロンボ近郊の)バンダラナイケ国際空港から米国へと渡った」という空港関係者の話を伝えた。ラジャパクサ氏は一時期、米国に住んでいた。
 ラジャパクサ氏は7月に近隣国モルディブへ渡った後、シンガポール滞在などを経て9月に帰国。その後は当局の警備下で暮らし、米国の永住権(グリーンカード)の申請手続きを行っていると報じられた。国外脱出中の7月に電子メールで辞表を提出した。

720OS5:2023/03/09(木) 22:44:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/93c3f979c304c791054f1dcc85573c336e47a254
新大統領にパウデル氏 元副首相、対立候補下す ネパール
3/9(木) 21:14配信

時事通信
ネパール大統領選に出馬したラム・チャンドラ・パウデル氏(同氏秘書提供・時事)

 【ニューデリー時事】ネパールで9日、現職の任期満了に伴う上下両院議員らによる大統領選の投票が行われ、元副首相のラム・チャンドラ・パウデル氏(78)が、連立政権を離脱した統一共産党(UML)の幹部スバス・ネムバン氏(69)を下し、当選した。

 13日に正式就任する見通し。

 パウデル氏はダハル首相率いる与党連合の支持を得た。パウデル氏は下院議長や閣僚を歴任したベテラン。同氏が所属する野党・ネパール会議派(NCP)は、選挙後の与党連合入りが取り沙汰されている。一方、ネムバン氏は新憲法を起草・制定するためかつて設置された制憲議会の議長などを務めた。

 現職のバンダリ氏の2期目の任期満了に伴う選挙。国家元首の大統領は儀礼的役割を担い、政治の実権は首相にある。

721OS5:2023/03/25(土) 19:58:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9ba4e2ca3180df6c7d69300f1b5330a2dc53a7
インド議会、ラフル・ガンジー氏を追放 最大野党の次期首相候補
3/24(金) 19:11配信

時事通信
インド最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏=2022年12月、ニューデリー(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インド下院は24日、最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏(52)の議員資格を剥奪したと発表した。

 モディ首相と同じ「モディ」姓への非難発言が名誉毀損(きそん)に当たるとして23日に有罪判決を受けたことが理由。次期首相候補の議会追放に国民会議派の反発は強い。

 ガンジー氏は2024年に見込まれる総選挙で、モディ首相の対抗馬の一人と目されている。会議派の議員らは24日、判決を不服としてニューデリーで抗議活動を実施した。

 報道によると、ガンジー氏は19年の選挙演説中、モディ首相や、銀行詐欺事件に関与し国外で逮捕されたモディ姓の宝石商らの名を挙げ「泥棒は全員モディ姓を持っている」などと発言した。23日、モディ首相の出身地である西部グジャラート州の裁判所から禁錮2年の判決を受けた。

 ガンジー氏は30日間の保釈が許可され、上訴する方針を示している。

722OS5:2023/04/23(日) 22:41:54
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042200280&g=int
イスラム「侮辱」あわや暴動 中国・パキスタン関係に不協和音
2023年04月23日11時45分

パキスタンと中国の国旗が掲げられたイスラマバードの通り=2015年4月撮影(AFP時事)
パキスタンと中国の国旗が掲げられたイスラマバードの通り=2015年4月撮影(AFP時事)


 【北京時事】パキスタン北部で今月、水力発電所建設に携わる中国人技術者の男性が、イスラム教を冒涜(ぼうとく)したとして告発された。怒ったパキスタン人作業員らによる暴動を懸念した地元当局は、男性を遠隔地へ移送。パキスタンでは近年、中国権益への反発が強まっており、住民感情の刺激が両国の不協和音に発展しかねない状況だ。

 17日のAFP通信などによると、男性はイスラム教のラマダン(断食月)期間のせいで「仕事の進行が遅い」と指摘。作業員との口論で、アラー(神)や預言者ムハンマドを侮辱するような発言があった。
 これに反発した地元住民ら数百人が抗議に集まり、武装警察が出動する騒ぎに発展。抗議参加者らは中パ国境につながる道路を一時封鎖したという。当局は男性を拘束しており、告発に基づく捜査を今後進める。
 中国外務省報道官は18日、「中国政府は在外中国人に対し、現地の法律、規制、慣習を尊重するよう求めている」と強調したが、詳細は明らかにしなかった。事件は中国でほとんど報じられていない。
 中国は巨大経済圏構想「一帯一路」の下、経済協力やインフラ建設を通じパキスタン進出を加速してきた。習近平国家主席が両国の「鉄の友情」をうたう半面、「中国がパキスタンの資源を奪っている」と見なす武装集団の攻撃も頻発。昨年4月には南部カラチで、中国語などの普及を図る「孔子学院」の車両が爆弾テロに遭い、中国人ら4人が死亡した。
 中国政府はパキスタン側に安全確保の徹底を要請しているが、対応が追い付いていない。香港メディアは、相次ぐ事件で「プロジェクト参加を思いとどまる中国人が増えれば、中パ協力への打撃となる」と指摘した。

723OS5:2023/05/09(火) 21:02:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/009bb94ea669f7c4a54bc2dafce891746430fc5a
パキスタン、カーン前首相を拘束 捜査当局、容疑不明
5/9(火) 19:17配信
 【イスラマバード共同】パキスタン捜査当局は9日、首都イスラマバードで、カーン前首相を拘束した。容疑などは不明。地元メディアが報じた。


 野党パキスタン正義運動(PTI)を率いるカーン氏は昨年4月、経済危機への失策を問責する下院の不信任案可決を受け失職したが、人気は根強い。カーン氏は下院の早期解散と総選挙の実施を要求し、シャリフ首相は動向を警戒している。

724OS5:2023/05/09(火) 21:21:00
実質的なパキスタンのリーダー
PPP  ズルフィカール・アリー・ブットー 1973/08-1977/07
軍  ムハンマド・ジア=ウル=ハク(クーデーター)1977/07-198/08(飛行機事故)
PPP  ベーナズィール・ブットー 1988/12-1990/08
PML-N ナワーズ・シャリーフ 1990/11-1993/07 
PPP  ベーナズィール・ブットー 1993/10-1996/11
PML-N ナワーズ・シャリーフ 1997/02-1999/10 クーデター
軍パルヴェーズ・ムシャラフ(クーデーター)1999/10→大統領 2008/08亡命
PPP   ユースフ・ラザー・ギーラーニー 2008/03-2012/06
(省略)
PML-N ナワーズ・シャリーフ 2013/06-2017/07
(省略)
PTI  イムラン・カーン   2018/08-2022/04 不信任決議可決
PML-N シャバズ・シャリーフ 2022/04〜

725OS5:2023/05/24(水) 07:43:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/2aba2ffd772c46525bcbbf500676811efba51754
インド、係争地でG20会合開催 パキスタン・中国が反発
5/24(水) 7:09配信

 【ニューデリー時事】インドとパキスタンの係争地カシミール地方で、20カ国・地域(G20)の会合が22日に始まった。

 パキスタンは「不法占拠を永続させるための利己的な措置だ」と、開催を決めた議長国のインドを非難。同じくインドと領土紛争を抱え、G20加盟国である中国も反発し、会合を欠席した。会合は観光分野の作業部会で、24日まで開かれる予定。

 パキスタンは英領インドからの分離独立以来、カシミールの領有権を争ってきた。パキスタンのブット外相は21日、カシミールのパキスタン側支配地域を訪れ、「占領されたカシミールでのG20開催は国際法違反だ。インドは会合を通じカシミールを抑圧することはできない」と批判した。同地域では住民による抗議デモが行われた。

 会合の開催地スリナガルはインド側支配地域にある風光明媚(めいび)な都市。インドは2019年、スリナガルが位置し、国内で唯一イスラム教徒が多数派を占める北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪し、連邦直轄地とした。これをきっかけにパキスタンとの緊張がさらに高まった。

 連邦直轄地となった後、スリナガルで主要な国際会議が開かれるのは初めて。インドメディアは治安当局がテロを警戒し、厳重な警備に当たる様子を伝えている。

 パキスタンの立場を支持する中国も反発している。中国外務省の汪文斌副報道局長は19日の記者会見で「係争地におけるいかなる形式のG20会合にも断固反対だ」と述べ、欠席を表明した。

 中国のG20会合の参加見送りは初めてではない。報道によると今年3月、中国はインドが実効支配する北東部アルナチャルプラデシュ州で開かれた非公開の会合を欠席した。同州は中国も領有権を主張している。

 一方、日本は係争地を巡り「特定の立場は取らず、いずれの味方もしない」(日本政府筋)スタンス。今回の会合は、日程の都合で日本から代表団を派遣せず、在インド大使館の担当者が出席したという。

726OS5:2023/06/04(日) 09:35:19
https://mainichi.jp/articles/20230603/k00/00m/030/216000c
インド東部の列車事故、死者288人に 「今世紀で最悪」英報道

毎日新聞 2023/6/3 20:31(最終更新 6/3 22:04)

 インド東部オディシャ州で2日午後7時(日本時間同10時半)ごろ、脱線した列車と走ってきた別の列車が衝突する事故が起き、地元メディアによると、少なくとも288人が死亡、900人以上が負傷した。インド当局が事故原因を調べている。インドでは老朽化などで列車事故が相次いでいるが、英BBCは今世紀に入って最悪と伝えている。

 地元メディアによると、東部・西ベンガル州から南部タミルナド州に向かう列車が脱線し、一部の車両が対向の線路に乗り上げた。さらに、南部カルナタカ州から西ベンガル州に向かっていた別の列車が脱線した車両に衝突した。衝突した列車が先に脱線したとの情報もあり、事故原因は明らかになっていない。


 現場はオディシャ州の州都ブバネシュワルから北170キロにあるバハナガ・バザール駅付近。在インド日本大使館によると、邦人が巻き込まれたとの情報はない。生存者の乗客の男性は地元メディアに対し「手足を失ったり、顔を損傷したりした人もいた」と語った。

 モディ首相は事故後、「影響を受けた人々に可能な限りの支援を提供している」とツイート。3日、事故現場を視察した。岸田文雄首相も3日、モディ氏宛てに「多くの尊い命が失われ、負傷者が発生しているとの報に接し、大変心を痛めている」とツイートした。インドでは2016年にも北部ウッタルプラデシュ州で脱線事故があり、約140人が死亡した。【ニューデリー川上珠実】

727OS5:2023/06/23(金) 11:17:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/6be8266ea55729ea4a54589fb4604cfe6473b1c5
モディ首相、異例の記者会見 人権問題追及に強く反論
6/23(金) 5:32配信
共同通信
インドのモディ首相=22日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】インドのモディ首相が22日、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談した後、共同記者会見を開いた。インドの関係者によると、会見で質問に応じるのは極めて異例。インド国内の人権問題を問う米紙記者の質問に強く反論し、気色ばむ場面もあった。

 「カースト制度や宗教、ジェンダーに基づくいかなる差別も絶対にない」。モディ氏は冒頭は淡々とした調子で話していたが、宗教少数派に対する差別について人権団体から批判が出ていると記者に指摘されると、声を張り上げて否定した。

 モディ氏は「人々がそのようなことを言うことに非常に驚いている」と不満そうな表情を浮かべ「民主主義はインドのDNAだ。人権がなければそれは民主主義ではない」と強調した。

 モディ政権はヒンズー至上主義を鮮明にして反イスラム色の強い政策を実行しており、イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪。イスラム教徒との分断を深めているとの批判が米国内で上がっている。

728OS5:2023/07/31(月) 08:21:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db35744766d70e75ac58b44b449b0e3a228df608
パキスタンで爆発 35人死亡、200人超が負傷 政党幹部の演説中
7/30(日) 23:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で2023年7月30日、爆発で負傷した人を運ぶ救急隊員ら。レスキュー1122本部提供=AP

 パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で30日、大勢の労働者たちが集まる集会で爆発があり、地元メディアは少なくとも35人が死亡したと報じた。けが人も200人以上出ているといい、今後、犠牲者は増える恐れがある。


 地元メディアGeoニュースによると、爆発は午後4時ごろに発生。宗教政党「JUI―F」の幹部が演説をしていた際に起きたとみられている。

 30日夕方時点で犯行声明などは出ておらず、詳細は分かっていない。だが、現場は隣国のアフガニスタンとの国境にも近く、周辺の地域はイスラム過激派組織などが拠点にしてきた。政党幹部や支持者を狙った自爆テロの可能性も指摘されている。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社

729OS5:2023/08/05(土) 08:31:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-230804X669.html
ガンジー氏、議員復帰に道=野党有力者、最高裁が判決停止―インド
2023/08/04 19:41時事通信

 【ニューデリー時事】インド最高裁は4日、名誉毀損(きそん)罪で禁錮2年の有罪判決を受けた最大野党・国民会議派のラフル・ガンジー元総裁について、判決の効力をいったん停止する決定を下した。下級審の有罪判決を受け、同氏は議員資格を剥奪されていたが、議員への復帰が可能となる。地元メディアが伝えた。

 議員復帰すれば、来年実施が見込まれる総選挙に出馬できる。ガンジー氏は野党の有力者として、モディ首相の対抗馬の一人になると目されてきた。最高裁判事は「禁錮2年という最大限の刑を科す理由が示されていない」などと決定の理由を説明した。

730OS5:2023/08/05(土) 10:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/a87cbce74a8272783b9c4d45901b53975638c3d0首都近郊で暴動、日系企業警戒 工場一時停止、在宅勤務も 印
8/5(土) 7:14配信

時事通信
インド北部ハリヤナ州ヌー地区で起きた暴動の現場をパトロールする治安部隊の隊員=2日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インド北部ハリヤナ州で宗教対立に端を発した暴動により、少なくとも6人が死亡した。

 首都ニューデリーに隣接する同州には多くの日系企業が拠点を置いている。まだ直接的な被害はないものの、工場の稼働を一時停止したり、在宅勤務に切り替えたりする動きが出ている。

 報道によると、暴動のきっかけは7月31日、同州ヌー地区で宗教行事を行ったヒンズー教徒に対し、イスラム教徒が投石したことだった。報復として、多くの邦人が暮らす近郊の都市グルガオンのモスク(イスラム礼拝所)が放火され、関係者が殺害されるなどした。逮捕者は計170人超に上っているという。

 在インド日本大使館などによると、同国に進出する日系企業1400社のうち、州別ではハリヤナが383社(昨年10月時点)と最も多い。大使館は暴動の現場付近に近づかないよう呼び掛けている。

 自動車リサイクル業の会宝産業(金沢市)はヌー地区にある工場の稼働を1日から3日まで停止した。同社海外事業部の宮川裕基主任は付近のヒンズー教寺院に多数の警官が配置されているのを見たといい、「1年半生活しているが初めて」と、状況悪化を警戒する。

 筆記具大手パイロットコーポレーション(東京)の現地子会社PPINは、幹部を在宅勤務に切り替えたり、工場従業員の帰宅を早めたりする措置を取った。

 ヒンズー至上主義を掲げる与党インド人民党(BJP)がイスラム教徒に厳しい政策を取っていることで、宗教間の対立をあおっているとの見方もある。インド日本商工会の杉野健治事務局長は「来年の総選挙に向け、さらなる宗教や民族間の衝突が起こる可能性も否定できない。リスク管理が大事だ」と話した。

731OS5:2023/08/05(土) 10:07:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/1172c788d6c68f8da687e8c46d1c5bbae70c1a1eインド最高裁、野党幹部の有罪判決の効力停止 議員資格回復へ
8/5(土) 5:30配信

毎日新聞
インド最大野党・国民会議派の元総裁、ラフル・ガンジー氏=ニューデリーで2023年8月4日、ロイター

 インド最高裁は4日、モディ首相の「モディ」姓を巡る名誉毀損(きそん)罪で禁錮2年の有罪判決を言い渡されていた最大野党・国民会議派の元総裁ラフル・ガンジー氏に対し、有罪判決の効力を停止する決定を下した。地元メディアが報じた。この決定を受け、来春の総選挙で野党側の首相候補の一人とみられている同氏の議員資格は回復されることになる。

 地元メディアによると、ガンジー氏は2019年の選挙集会で「なぜ全ての泥棒はモディという共通の姓なんだ」と発言し、名誉毀損罪に問われた。今年3月に下級審の有罪判決を受けて議員資格を失い、最高裁の判断が注目されていた。最高裁は「公人として慎重に発言すべきだった」と指摘した一方、下級審が同罪の最高刑にあたる禁錮2年を言い渡した理由について十分な説明がなかったと判断した。

 ガンジー氏は初代首相ネールを曽祖父に持つ名門「ネール・ガンジー家」の出身。前回19年の総選挙で与党インド人民党(BJP)に大敗した責任を取って総裁を辞任したが、野党内で影響力を保っている。【ニューデリー川上珠実】

732OS5:2023/08/06(日) 10:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/07f49f05c81ab877c59a179e819c15d3cf1bccac
カーン前首相に禁錮3年 在任中の汚職、再び拘束 パキスタン
8/5(土) 20:01配信

時事通信
パキスタンのイムラン・カーン前首相(中央)=7月26日、イスラマバード(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの首都イスラマバードの地方裁判所は5日、汚職の罪に問われていた最大野党「パキスタン正義運動(PTI)」党首のイムラン・カーン前首相(70)に禁錮3年の有罪判決を言い渡した。

 カーン氏側は不正を否定しており、上訴する方針。地元メディアが伝えた。

 カーン氏は在宅のまま審理を受け、判決後に東部ラホールの自宅で身柄を拘束された。判決が覆らない限り、今秋見込まれる総選挙に出馬できない。PTIはSNSで「事件の始まりから裁判、(カーン氏の)拉致に至るまで全ての手続きが違法だ」と反発した。

 判決によると、カーン氏は首相在任中、外国の要人からの贈答品を虚偽申告し、違法に売却していた。5月には別の汚職事件で逮捕されたが、支持者による抗議デモが暴動に発展。最高裁が逮捕を「違法」と判断したため、一時的に釈放された。

733OS5:2023/08/06(日) 10:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/894f32e3e6131811dd6474293802166724128e9a
パキスタン前首相に禁錮3年 汚職の罪
8/5(土) 19:39配信

産経新聞
パキスタンの裁判所は5日、汚職の罪でカーン前首相に禁錮3年と罰金を言い渡した。判決後、カーン氏は身柄を拘束された。11月までに予定される総選挙にカーン氏が出馬できなくなる可能性があり、市民の反発が拡大しそうだ。


カーン氏は首相在任中の2018〜22年、海外要人からの贈答品を無断で売却しながら報告を怠ったとする汚職罪に問われた。カーン氏は起訴内容を否認していた。

クリケットの元スター選手であるカーン氏は22年4月に議会で不信任決議が可決され、首相を失職。失職後はシャリフ政権や内政に強い影響力を持つ軍との対立姿勢を強めていた。

シャリフ政権は刑事訴追でカーン氏の政治活動を押さえ込む動きに出ている。カーン氏は今年5月にも別の汚職容疑で逮捕され、その後に釈放されたものの、全国に抗議デモが拡大した。(シンガポール 森浩)

734OS5:2023/08/10(木) 12:43:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e81db9e8c61c8e5a39d1dfc360afba4760c17e12
パキスタン議会が解散 総選挙、数カ月遅れも
8/10(木) 10:25配信

時事通信
パキスタンのシャリフ首相=1月9日、ジュネーブ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの国民議会(下院、定数342議席)が9日夜(日本時間10日未明)、任期満了まで3日を残して解散した。

 シャリフ首相の解散を求める勧告にアルビ大統領が同意した。これを受け、内閣は総辞職した。

 総選挙は憲法の規定により、解散から90日となる11月上旬までに行う必要がある。ただ、最新の国勢調査結果に基づく選挙区割りの調整などのため、実施はさらに数カ月遅れる見通し。新内閣発足まで、暫定の選挙管理内閣が国の指揮を執る。

735OS5:2023/08/10(木) 19:27:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a907d1eb2b7a8ef998effe8e677297281a13aee0
パキスタン下院解散、総選挙へ 区割り再編で数カ月遅れの可能性
8/10(木) 17:26配信

毎日新聞
パキスタンの国旗=ゲッティ

 パキスタンのアルビ大統領は9日、シャリフ首相の求めに応じて12日の任期満了直前に下院を解散した。地元メディアが報じた。通常は90日以内に総選挙が実施されるが、新たな国勢調査をもとに選挙区を設定するために数カ月の遅れが生じる可能性がある。

 シャリフ氏は、2022年4月に当時のカーン首相が不信任決議案を可決されたことに伴う首相指名選挙によって新首相に選出された。しかし、カーン氏は失職後も支持者を率いて政府に早期の総選挙を求める抗議デモを展開し、与野党の対立が激化していた。

 カーン氏は今月5日に汚職を巡る罪で裁判所に禁錮3年の有罪判決を言い渡され、身柄を拘束された。カーン氏は判決を不服として上訴しているが、訴えが認められなければ総選挙に出馬できなくなる恐れがある。【ニューデリー川上珠実】

736OS5:2023/08/11(金) 23:08:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/44b299461fc5ccf0358ffed37d58a43e3df8ea5e
議会解散、政治の混迷続く 危機的経済、テロ頻発の懸念も パキスタン
8/11(金) 7:15配信

時事通信
9日、イスラマバードのパキスタン議会で議員らと言葉を交わすシャリフ首相(右)(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの国民議会(下院)が9日、解散した。

 近く暫定の選挙管理内閣が発足するが、経済の立て直しや頻発するテロなど課題は山積したまま。総選挙は憲法の規定に従えば11月上旬までに実施されるが、来年初めに先送りされる可能性もあり、政治の混迷が一層深まりかねない。

 「キャリアの中でこれほど困難な試練に直面したことはかつてなかった」。シャリフ首相は9日、議会最終日の演説で約16カ月に及んだ任期をそう振り返った。

 昨年4月に発足したシャリフ政権が直面したのは、デフォルト(債務不履行)寸前に陥った経済だった。燃料費の世界的高騰やインフラ整備のため中国から借り入れた巨額債務の返済により、外貨は枯渇。未曽有の洪水被害も重なり、財政を圧迫した。

 現地報道によると、中央銀行の外貨準備高は今年1〜2月、適正水準とされる輸入3カ月分を大幅に下回る数週間分程度にまで落ち込んだ。緊縮策に取り組み、国際通貨基金(IMF)の金融支援が7月にようやく承認されたが、一時しのぎにすぎず、根本的な立て直しには遠い。

 治安も悪化の一途をたどった。昨年11月にはイスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が政府との停戦破棄を宣言。警察や治安部隊を狙ったテロを全土で繰り返した。今年7月には別の過激派組織「イスラム国」(IS)系武装勢力が与党連合に連なる政党の集会で自爆テロを起こし、60人以上を殺害した。総選挙に向け、テロの活発化が懸念されている。

 最大野党党首のカーン前首相は1年以上、各地で反政府集会の開催や政権批判を繰り広げ、政治的な緊張が高まった。同氏は5日に汚職罪で実刑判決を受け、現状では総選挙に出馬できない。しかし、クリケットの元スター選手で人気も根強いだけに、緊張は続く恐れがある。

 シャリフ氏は議会解散を前に、首相再選を目指さない考えを示唆。総選挙で与党が勝利した場合、同氏の兄で過去3度首相を務めたナワズ・シャリフ氏が「次期首相になるだろう」と語ったと報じられた。ただ、誰が就いても国のかじ取りは困難を極めそうだ。

737OS5:2023/08/12(土) 23:48:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/9782cdf6c3c6d563c660a99d64e382c09def6776
暫定首相にカカール上院議員 パキスタン
8/12(土) 22:43配信

時事通信
アンワール・ウルハク・カカール氏=2016年1月、パキスタン南西部クエッタ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンのアルビ大統領は12日、少数政党「バルチスタン・アワミ党」所属のアンワール・ウルハク・カカール上院議員を暫定首相に任命した。

 9日の下院解散後続いていた人選を巡るシャリフ首相と野党指導者との協議が合意に達した。

 カカール氏は総選挙を経て新内閣が成立するまで、暫定の選挙管理内閣を率いる。総選挙の時期は憲法の規定に沿えば11月上旬までに実施されるが、来年初めに先送りされる可能性が取り沙汰されている。

738OS5:2023/08/26(土) 20:37:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab4786e5a83d60d0e2a01aad1e472dfadd8e9cb
人口世界一のインド、産業発展追いつかず成長に「壁」
8/26(土) 19:28配信

産経新聞
インド南部のチェンナイで配線器具などを扱う店が立ち並ぶ通り=7月(桑島浩任撮影)

2027年に国内総生産(GDP)が世界3位になる見通しのインド。成長の源泉は14億人を超える世界一の人口と平均年齢約28歳という国民の若さだ。出世や学習に意欲的な労働者が多く、チャンスを逃すまいと休みなく働く経営者も少なくない。ただ、人口の増加に産業の発展が追いつかず、女性の就業率も低いため、雇用が拡大しないという「成長への壁」に直面している。

インド南部チェンナイで電気設備資材を取り扱う店舗が軒を連ねる通り。パナソニックホールディングス(HD)の配線器具の代理店は小さな店舗だが、売上高は年間1億4千万ルピー(約2億4千万円)。社長のラケッシュ氏は「(顧客に)何かあれば24時間いつでも対応する。それが商売の秘訣(ひけつ)」と強調する。

一方、北部の工業地帯にあるハリドワールでは、技能訓練校を経て工場などへの就職を目指す若者が増え始めている。携帯電話修理の技術を学ぶカイフさん(18)は「以前の自分にはなんの知識もなく、できる仕事もなかった。勉強することで自信が持てるようになった」と話す。

ただ、カイフさんのような若者がすぐに職にありつけるかというと、必ずしもそうではない。

インドでは増加する人口に雇用を提供するだけの産業が成長していない。政府は約10年前から製造業振興に注力しているが、製造業がGDPに占める割合は横ばいで伸び悩んでいる。

ヒンズー教に根差した古くからのカースト(身分)制度により、階層ごとに職業が固定化している側面もあり、柔軟な労働力の移動を妨げているともいわれる。

このため、国際労働機関(ILO)によると、23年の15〜24歳の失業率(推定値)は23・6%に上る。4・3%の日本と比較して高く、せっかくの若い労働力が生かされていないのが現状だ。所得の底上げが進まない結果、高等教育に進学するのは4人に1人にとどまり、知識や技術を持たない多くの若者が職に就けない。そうした悪循環からインド社会は脱却できていない。

もう一つの課題が女性の就業率の低さだ。世界銀行によると、女性の労働力率は約24%(日本は約54%)。調査対象国の中でインドよりも低い国はイランなど数えるほどしかない。北アフリカ・中東から南アジアに共通する「女性は外で働くものではない」と考える風習が背景にある。

神戸大の佐藤隆広教授(現代インド経済論)は「インドでは特に北部を中心に女性を仕事に出さないという価値観が根強い。(経済が発展しても)簡単に価値観は変わらないだろう」と分析する。

ただ、インドの労働者の意識は高い。パーソル総合研究所が18カ国・地域の労働者を対象に実施した調査によると、「管理職になりたい」と思っている人の割合はインドが90・5%でトップ。社外での勉強や自己啓発を「何も行っていない」と答えた人はわずか3・2%で最も低く、52・6%だった日本とは対照的な結果となった。

ニッセイ基礎研究所の斉藤誠准主任研究員は「インドの労働者は上昇志向が強く、より良い職に就くために努力する人がたくさんいるのは間違いない。一方、国内の雇用不足や女性の社会進出の遅れなど課題は多い。大きく成長するにはこうした課題を解決していくことが重要だ」と指摘する。(桑島浩任)

739OS5:2023/09/25(月) 19:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9a042dd4af7c5858d2d5320651b00deb05237bf
公明の山口代表、集大成へ 対維新・後継者…解決は
9/24(日) 17:40配信

産経新聞
公明党の山口那津男代表が25日で任期2年の折り返しを迎える。8期14年という異例の就任期間となったが、次期衆院選に向けては勢いに乗る日本維新の会との全面対決を控える。延期した中国訪問の再調整や自身の退任に向けた後継問題も残っている。集大成の1年とすることができるか、改めて手腕が問われる。

「岸田文雄政権をしっかり支え、来たる選挙に備えることだ」

山口氏は残り任期1年となった自身の課題について、周囲にこう話す。

次期衆院選は最大の山場だ。今年4月の統一地方選は計12人が落選する前代未聞の結果に終わり、党勢の退潮傾向は否めない。公明の比例票は平成17年衆院選の約898万票をピークに減少し、昨年参院選は約618万票まで低下した。

維新は、「大阪都構想」などで公明の協力を得るため擁立を見送ってきた関西の6選挙区をはじめ、公明が石井啓一幹事長を擁立する埼玉14区などにも立てる。公明には「かつてない危機感」(山口氏)が広がる。

選挙協力を巡る自民との対立も苦境に輪をかけた。信頼関係は一時は「地に落ちた」(石井氏)が、山口氏が岸田首相との直談判で合意に導いた。内閣改造では自民から「奪還論」も出る中、国土交通相ポストを維持した。

一方、8月下旬に予定していた訪中は東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた中国側の判断で延期された。公明は中国政府と良好な関係を築いてきたが、存在感を発揮できず、再調整のめども立っていない。

後継問題も頭を悩ませる。山口氏は71歳。参院議員としての任期が令和7年7月で切れるため、次の参院選の候補擁立の検討が始まる来年夏頃には自身の引退時期も考慮しなければならない。

次期代表には石井氏が有力視されるが、真面目で堅い印象から「選挙の顔」として不安視する向きもある。また、次期衆院選から選挙区に挑戦するため、自身の選挙結果が伴わないリスクも排除できない。

衆目の一致する後継者の不在は、「なっちゃん」の愛称で知名度抜群の山口氏に党の「顔」を頼ってきたツケでもある。党内には「(山口氏は)あまり本心を話してくれない」(幹部)との声もある。党内をまとめ後継問題を解決できるか、かじ取りが注目される。(市岡豊大)

740OS5:2023/10/18(水) 10:00:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef9abfc84e838d5b56a82e0d352c64ef1d5cbc8a
インド最高裁、同性婚認めず それでも、性的少数者が抱いた「希望」
10/17(火) 20:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2023年10月17日、同性婚の是非を巡る最高裁の判決を待つ人々=ロイター

 ゲイやレズビアンといったLGBTQ+(性的少数者)による婚姻の是非を巡り、インド最高裁は17日、「性的少数者の婚姻は、議会の問題だ」などと述べ、合法化を認めない判決を下した。インド政府は同性婚に後ろ向きな姿勢を見せており、当事者たちからは悲嘆の声も漏れた。


 5人の裁判官からなる最高裁の判決では、「性的少数者への差別を是正すべきだ」とした一方で、婚姻について定めた法律の改正などについては「議会の権限」と述べるにとどめた。

 訴えを起こしたスプリヨ・チャクラバルティさん(33)は判決後、「今日の判決に深く失望している」としたうえで、「個人的なレベルでは敗れたが、多くの(一般家庭の)食卓でこの問題が議論にあがった。いつの日か婚姻の平等が実現することに希望を持っている」と取材に語った。

朝日新聞社

741OS5:2023/10/18(水) 10:03:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ef72016b364157ad4808dae9a4cb8434471b645
米下院、議長選出できず 共和党結束できず
10/18(水) 8:17配信
産経新聞
【ワシントン=渡辺浩生】米下院は17日の本会議で、マッカーシー前下院議長の解任に伴う議長選を行った。多数派の野党共和党の候補でトランプ前大統領が推薦するジョーダン下院司法委員長(59)は1回目の投票で過半数を獲得できなかった。米メディアによると、18日に再投票が行われる見通しだが、同氏は党内の支持をまとめ切れておらず、下院の機能不全が続く可能性がある。

下院(定数435)の議席構成は共和221、民主212、欠員2で議長選を制するには過半数217票が必要。投票の結果は、民主党トップのジェフリーズ院内総務が212票を獲得。ジョーダン氏は200票。他候補に投じられた造反票は20票に上り、うちマッカーシー氏に6票、スカリス院内総務に7票入った。

ジョーダン氏は保守強硬派の「自由議員連盟」に所属。共和党は11日に穏健派のスカリス氏を指名したが、同氏は党内分断で支持固めに失敗したとして撤退。ジョーダン氏が13日の党内投票で候補に選出された。同氏ら強硬派による強引な支持固めに反発した議員が造反したとみられる。

1月にマッカーシー氏を選出した選挙も造反により15回目の投票でようやく決まった。「1月の悪夢の再来」を警戒する声もある。

下院議長は大統領継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職。マッカーシー氏が造反により3日に解任されて以降、議長不在の状態は2週間を経過した。イスラム原理主義組織ハマスの攻撃を受けたイスラエルやロシアの侵略が続くウクライナ向け支援の予算審議は滞り、現在のつなぎ予算が失効する11月中旬までに新たな予算案をまとめなければ再び政府機関閉鎖の危機が訪れる。議会の分断と機能停止は、米国の世界的な指導力を左右しかねない。

742OS5:2023/10/20(金) 11:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9711c39f97b8a49063a187ac70b3c632f5194c0
シャリフ元首相帰国へ 亡命中、返り咲き狙う パキスタン
10/19(木) 19:20配信
時事通信
 【ニューデリー時事】パキスタンの裁判所は19日、英国に事実上亡命しているナワズ・シャリフ元首相について、帰国時に捜査当局による拘束を認めない決定を下した。

 国内で根強い人気を誇るナワズ氏は、来年1月末に実施見通しの総選挙後に首相返り咲きを狙っているとされ、21日にも約4年ぶりに帰国する。地元メディアが伝えた。

743OS5:2023/11/02(木) 13:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d7a6f922a7a6af6f893679cdcd94388ee932349
WHO、地域事務局長にバングラ首相の娘選出 縁故主義疑惑も
11/2(木) 11:40配信

AFP=時事
バングラデシュ首都ダッカの選挙投票所を訪れたシェイク・ハシナ・ワゼド首相(右)と娘のサイマ・ワゼド氏(左)、レハナ・ワゼド氏(2018年12月30日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】世界保健機関(WHO)は1日、南東アジア地域事務局長にバングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相の娘、サイマ・ワゼド(Saima Wazed)氏(49)を選出した。正式な就任には来年1月のWHO執行理事会での承認が必要とされる。

【字幕】ビデオグラフィック「世界保健機関(WHO)」

 ワゼド氏については候補に挙がった段階で、母親の影響力を行使した縁故主義だとの批判が上がっていた。本人は先月、この疑惑を否定している。

 国際的に権威ある英医学誌ランセット(The Lancet)は、政策立案の鍵を握る同ポストについて「特に危機の時代では、グローバルヘルスにおける最も重要な役割の一つ」だと述べている。

 同誌は9月、バングラデシュ以外のすべての国が、医師か博士号保持者を候補として擁立したと指摘。ワゼド氏の擁立には「透明性と縁故主義をめぐる疑問が生じる」と批判した。

 同誌によると、ワゼド氏は博士号を表す「@drSaimaWazed」というアカウント名でX(旧ツイッター)を使用しているが、これは「バングラデシュ独立の父」で初代大統領を務めた祖父、ムジブル・ラーマン(Mujibur Rahman)氏の名を冠した大学から今年授与された名誉博士号に基づくものと推測される。

 WHOへの提出書類によると、ワゼド氏の学歴は米バリー大学(Barry University)大学院で心理学の上級学位を取得、博士課程に在籍中となっていた。

 ワゼド氏は1日に行われた無記名投票で、ネパールのシャンブ・アチャリャ(Shambhu Acharya)氏(65)を破り選出された。

 アチャリャ氏は米ワシントン大学(University of Washington)公衆衛生大学院グローバルヘルス学部の教授で、WHOの要職を30年以上務めている。

 ワゼズ氏は先月、バングラデシュ政府のメンタルヘルスに関する戦略計画の首席顧問に任命されたことを挙げ、縁故主義だとする批判に反論した。

 ワゼズ氏の母、ハシナ・ワゼド首相は過去15年間、バングラデシュで政権の座にある。同首相の支持者の多くは、ワゼズ氏を後継者とみなしている。

 ハシナ・ワゼド政権は急速な経済成長をけん引してきたものの、汚職や反対勢力の弾圧を含む人権侵害などで非難されている。【翻訳編集】 AFPBB News

744OS5:2023/11/05(日) 22:31:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd5cd5bac7cf109ab4b0d2365ccfe97801218a7
総選挙控え対立激化 野党幹部の拘束相次ぐ バングラデシュ
11/4(土) 7:09配信
時事通信
バングラデシュの首都ダッカで、ハシナ首相の退陣を求める野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の抗議デモ隊とにらみ合う警官隊=10月28日(AFP時事)

 【ニューデリー時事】来年初頭にも総選挙が見込まれるバングラデシュで、与野党の対立が激化している。

【写真】バングラデシュのハシナ首相と会見に臨まれる天皇陛下=4月26日午後、皇居・御所

 野党は「公平な選挙実現のため」として、ハシナ首相の辞任と選挙管理内閣の設置を要求し大規模なデモを展開。これに対し政権側は、野党幹部らを拘束するなど弾圧を強めている。

 10月28日、首都ダッカに有力野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の支持者ら10万人以上が集まり、反政府デモを繰り広げた。一部の参加者は最高裁長官の住宅を襲撃したり、車両に放火したりして暴徒化。警官隊との衝突で警官や記者を含む3人が死亡、100人以上が負傷した。

 その後も各地で衝突が起き、死傷者が出ている。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は「抗議行動における一連の暴力行為を深く憂慮している。暴力を扇動する発言や行動を控えるよう、全ての関係者に求める」と呼び掛けた。

 BNPなど野党勢力が求めているのは、中立的な選挙管理内閣の下での総選挙実施だ。BNPは、政権が応じなければ選挙をボイコットすると宣言。今月5日からの2日間、道路や鉄道を封鎖すると発表するなど、圧力をかけ続けている。

 しかし、政権側はこれに応じず、デモでの警官殺害などに絡みBNPのアラムギル幹事長ら幹部を次々と摘発。抑え込みを図っている。

 ハシナ政権は2011年、選挙管理内閣の設置を定めた憲法の条項を撤廃。これに反発したBNPは14年の総選挙をボイコットした。中立的な選挙が実施できるか危ぶむ声は欧米など海外からも上がっており、モメン外相は対外向けの声明で「憲法を堅持し、自由で公平かつ信頼できる選挙を行う」と懸念払拭に努めている。

745OS5:2023/12/01(金) 21:48:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d299efdb6371b7ef229dd187901eedad624ae9d
ブータンで政権交代へ 来年1月に国民議会本選
12/1(金) 21:19配信
共同通信
 【ニューデリー共同】ヒマラヤの王国ブータンの選挙管理委員会は1日、11月30日に実施された国民議会(下院、47議席)予備選の開票結果を発表した。与党の協同党は敗れ、来年1月9日に行われる本選に進出できなかった。過去2回の国民議会選と同様、政権交代することが決まった。

 国民議会選は、予備選の上位2党が本選に進む仕組み。今回の予備選では五つの政党が参加し、2013〜18年に首相を務めたツェリン・トブゲイ氏が率いる国民民主党が約42.5%と最多の票を獲得した。約19.6%を獲得し次点だった新党の縁起党と議席を争う。

746OS5:2023/12/02(土) 13:04:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/518324c5ef423fac219a27c86605d7890d16942a
ブータン、政権交代へ 下院予備選で与党敗北
12/2(土) 6:50配信
時事通信
ブータンの与党・協同党のツェリン党首=3月13日、ベルリン(EPA時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンの選挙管理委員会は1日、任期満了に伴う国民議会(下院、定数47)予備選の開票結果を発表した。

 与党の協同党は本選に進める上位2党に入れず、政権交代が決まった。

 参加した5政党のうち、協同党は第4党に沈んだ。野党・国民民主党がトップの約42%、新党の縁起党がそれに次ぐ約19%の票を獲得し、来年1月9日に行われる本選で争うことになった。本選で勝利した党が首相候補を出し、国王が任命する。

 予備選は11月30日に実施。有権者数は約50万人、投票率は63%だった。任期満了に伴い首相を退任した協同党のツェリン党首は、フェイスブックで敗北を認めた上で、「私たちの美しい国への奉仕を続ける」と強調した。

747OS5:2023/12/04(月) 11:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/65f34a54841676f22e3f4463fa3c21e9c24f0501
インド与党、州議選で勝利 総選挙の前哨戦 モディ政権3期目に弾み
12/4(月) 0:33配信

毎日新聞
インド4州の議会選挙で、与党・インド人民党が3州で単独過半数を獲得する見通しとなり、祝福を受けるモディ首相(中央)=インド・ニューデリーで2023年12月3日、AP

 来春の総選挙の「前哨戦」と位置付けられるインド4州の議会選挙が3日開票された。地元メディアによると、モディ首相の与党・インド人民党(BJP)が、3州で野党・国民会議派などを破って単独過半数を獲得する見通しとなった。総選挙で3期目を目指すモディ政権にとって大きな弾みとなった。


 4州の選挙は11月7〜30日に投票された。BJPは、中部マディヤプラデシュ▽西部ラジャスタン▽中部チャッティスガル――の3州で勝利を宣言した。一方、野党・国民会議派は南部テランガナ州で地域政党を抑えて勝利したものの、2州で政権を失い、総選挙に向けて態勢の立て直しを迫られる形になった。

 BJP勝利の背景には、7割超の支持率を誇るモディ氏の人気があるとみられる。モディ氏は3日、X(ツイッター)に3州の勝利について「BJPの良い統治と発展を国民が支持していることを示している」と投稿して自信を見せた。

 国民会議派はインドの身分制度「カースト」ごとの人口調査の実施を公約に掲げてきた。下位カーストの人口を把握し、就労や教育で優遇措置を受けられる人を増やす狙いがある。ヒンズー至上主義団体を支持母体とし、カーストを超えたヒンズー教徒の結束を重視するBJPとの差別化を図る戦略だが、支持は広がらなかった。

 国民会議派を中心とする野党は「インド全国開発包括連合(略称・INDIA)」として総選挙でBJPに対抗する構えだが、ニューデリーのシンクタンク「政策研究センター」フェローのラフル・ベルマ氏は「現時点ではBJPが最多議席を維持するのは間違いないだろう」と予測した。【ニューデリー川上珠実】

748OS5:2023/12/07(木) 21:40:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8839bf1d4a9ab839ef0de42b1cfc85a9e344f923
インド、異例のイスラエル支持 背景にヒンズー教右派の共感も
12/7(木) 20:33配信


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時事通信
インドのモディ首相(右)とイスラエルのネタニヤフ首相=2018年1月、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】イスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突で、インドはイスラエル支持を鮮明に打ち出している。

 特定の陣営にくみしない外交方針を掲げるインドとしては、異例の対応だ。イスラム過激派によるテロの被害者として「反テロ」の方針で両国が共通するのに加え、モディ政権の主要な支持層のヒンズー教右派に、イスラエルへの共感が広がっていることも背景にあるとみられている。

 「困難な時期にあるイスラエルと連帯する」。ハマスによる10月7日の奇襲攻撃後、モディ首相はX(旧ツイッター)で即座に支持を表明した。同月27日には「人道目的の休戦」を求める国連総会決議案の採決で、インドは棄権。盟主を自任する新興・途上国「グローバルサウス」の多くの国と異なる対応だが、決議案にハマスを明確に非難する記述がなかったことが理由とされる。

 インドは1974年、非アラブ諸国で初めてパレスチナ解放機構(PLO)を承認。また、国内に約2億人のイスラム教徒を抱えており、イスラエル支持は驚きを持って受け止められた。

 インドの元外交官アニル・トリグナヤト氏は、敵対する隣国パキスタンを念頭に「インドは40年以上、越境テロや過激主義に苦しめられており、テロを許さない方針に従っている」と説明。2008年に西部ムンバイで起きた同時テロなどで「イスラエルが一貫してインドを支持してきた」ことも理由だと推察する。同テロはパキスタンに本拠を置くイスラム過激派が黒幕とされ、日本人を含む166人が犠牲となった。

 モディ政権は14年の発足後、軍事やハイテクの分野でイスラエルとの協力を推進。イスラエルの後ろ盾である米国への配慮が、政権の姿勢に影響を及ぼしている可能性も指摘されている。

 「インドもテロの被害者だ」。SNS上では、ヒンズー至上主義を掲げる与党支持者によるイスラエル支持や、イスラム教徒全体を敵視するような言説が飛び交う。そうしたイスラエルへの共感について、オランダ・ライデン大のニコラス・ブラレル准教授(国際関係)は米誌タイム(電子版)への寄稿で、ヒンズー教右派がイスラエルを「宗教ナショナリズムのモデル国家と見なしてきた」ことが背景にあると解説した。

749OS5:2023/12/31(日) 17:06:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e88e3acddd74dfb2004c568cadbb43639f07c77
野党不参加、与党「勝利」へ 総選挙まで1週間、対立激化も バングラデシュ
12/31(日) 14:17配信


 【ニューデリー時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)総選挙まで1日で1週間。

 主要野党がボイコットを表明する中、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)の「勝利」が確実視されている。実施後に与野党の対立が一段と激化する恐れがある。

 「この15年間で(国は)変貌を遂げた。今日では貧困にあえぐわけでも経済的にもろいわけでもない。ALだけが国を新たな高みに導ける」。ハシナ氏は12月27日、選挙公約発表の場で経済成長に導いた連続3期の実績を強調。引き続き国のかじ取りを担う決意を示した。公約には、国のデジタル化推進などを掲げた。

 一方、主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)は選挙への不参加を表明。地元報道によると党幹部は27日、「演出されたまがいものの選挙に抵抗を」と訴え、国民に投票に行かないよう求めた。

 バングラデシュではかつてALとBNPの二大政党が激しく対立。交互に政権を担い、反対勢力を弾圧する時期が続いた。2009年にハシナ氏が首相に返り咲くと、高成長を背景に権力基盤を確立。野党幹部や政権に批判的な人権活動家らを拘束し、強権的な姿勢を強めた。

750OS5:2023/12/31(日) 17:19:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1035ee8f9e76fe6fe3880da096ad5b0a6ed577
カーン元首相の出馬認めず パキスタン選管、地元選挙区から
12/30(土) 23:08配信


時事通信
パキスタンのカーン元首相=8月3日、パキスタン東部ラホール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンの選挙管理委員会は、汚職事件で有罪判決を受けたカーン元首相について、来年2月の総選挙に出身地である東部パンジャブ州の二つの選挙区での立候補を認めない決定を下した。

 地元メディアが30日伝えた。

 ただ、パキスタンでは1人の候補者が複数の選挙区で立候補できるため、他の選挙区から出る可能性は残る。カーン氏は首相在任時の汚職の罪で実刑判決を受け、8月に収監されたが、不正を否定している。国民的スポーツのクリケットのスター選手だった同氏の人気は依然高い。

751OS5:2024/01/06(土) 08:43:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eac62cd1b7be8589ccf9c715eb1795c2c369b2b
首相の経済運営に支持 「独裁」批判も バングラデシュ総選挙、7日投開票
1/6(土) 7:07配信

時事通信
7日に実施されるバングラデシュの総選挙で、首都ダッカ市内に掲示された候補者のチラシ=5日

 【ダッカ時事】7日投開票されるバングラデシュ議会の総選挙は、ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)の勝利が揺るがない情勢だ。

 有権者の中にはハシナ氏の経済運営を評価する声が上がる一方、強権的な姿勢に「独裁だ」と批判する人もいる。

 街には候補者のチラシが至るところではためく。多くはALの公認候補で、ボイコットを表明している主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)の候補は見当たらない。昨年来、公正な選挙実施を求める野党支持者と警官隊との間で死傷者の出る衝突が断続的に起きているものの、首都ダッカは一見平穏さを保っている。

 「首相は15年間で開発を進め、格差を無くした。公約を守るから、国民が支持している。ハシナがベストだ」。ダッカで建設関係の仕事に就くラストム・アリさん(62)はそう言って親指を立てた。選挙ではALの候補に投票すると言う。

 アジアの最貧国と呼ばれたバングラデシュは2009年にハシナ氏が首相に返り咲いて以降、おおむね6〜7%台の高成長が続く。26年には後発発展途上国から抜け出す見込みだ。

 一方、政権側は選挙を前にBNP指導者らを次々に拘束するなど野党を弾圧。BNPは「2万人以上が拘束された」と主張している。「14、18年の選挙戦と比べると平穏だ。反体制派を徹底的につぶしているからで、それだけ独裁色が強まっているということ」。日本政府関係者はこう解説する。

 過去にはALによる選挙不正も指摘されている。ダッカ大学の男子学生(24)は、前回18年の選挙で1人の学生がALのために約300〜400の票を投じたり、投票前日の夜中に票を入れたりする不正を目撃したという。「私が支持する政党はここにはない。公正な選挙などあり得ない」と、怒りをあらわにした。

752OS5:2024/01/08(月) 14:00:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed15c0156f470da2049c0b72799a7e71f5cfad45
バングラデシュ総選挙、与党勝利で政権続投へ 野党不在で低投票率に
1/8(月) 13:37配信

朝日新聞デジタル
バングラデシュの首都ダッカで7日、投票の際に投票用紙を見せるハシナ首相=AP

 バングラデシュの総選挙(一院制、定数350)が7日投開票され、シェイク・ハシナ首相率いる与党アワミ連盟(AL)が勝利したと地元メディアなどが報じた。選挙不正を訴えた最大野党バングラデシュ民族主義党(BNP)がボイコットして対抗勢力不在の選挙となり、ハシナ政権が連続4期目に入ることが確定的になった。

 350議席のうち300議席は小選挙区制で争われ、残りの50議席は女性枠として比例配分する仕組み。今回は約2千人が立候補した。AFP通信は選挙管理委員会の担当者の話として、「ALが過半数を獲得した」と伝えた。ボイコットしたBNPは候補者を立てなかった。

 一方、投票率は40%程度と推計され、約80%だった前回から半減した。与党側がBNP幹部や支持者らを多数拘束するなど、選挙の公平性に疑義を持った有権者が反発したとみられる。投票日にはBNPはゼネスト「ホルタル」を実施し、有権者に投票に行かないよう呼びかけていた。

朝日新聞社

753OS5:2024/01/08(月) 14:04:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a68a548a319a287bf2e49bb8c144e064b3262f0
与党勝利、連続4期目へ 野党不参加、独裁色強まる恐れも バングラデシュ総選挙
1/8(月) 6:46配信


時事通信
7日、バングラデシュの首都ダッカで、総選挙の投票を終えたハシナ首相(AFP時事)

 【ダッカ時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)の総選挙が7日、投開票された。

 選管によると、与党アワミ連盟(AL)が過半数の議席を得て勝利した。ハシナ政権は連続4期目に入る。政敵の排除を進め、有力な対抗勢力が見当たらない中、独裁色がさらに強まる恐れもある。

 主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)は公正な選挙実施が担保されていないとしてボイコットした。同国ではかつてALとBNPが交互に政権を担う時期があった。しかし2008年末の選挙でALが政権を奪還すると、BNP幹部や人権活動家らを次々に拘束し、弾圧した。

 ハシナ首相は選挙戦で「今のバングラデシュは貧困にあえぐわけでも経済的にもろいわけでもない」と述べ、最貧国から経済を成長軌道に乗せた実績を強調。7日にはボイコットしたBNPを「テロ組織だ」と非難した。

754OS5:2024/01/09(火) 17:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/43ab9d6b20ac50f28f9421597c4596f3f31782a0
政権交代へ野党対決 下院選本選の投票 ブータン
1/9(火) 15:51配信
時事通信
9日、ブータンの首都ティンプーで、投票所の外で列をつくる女性ら(AFP時事)

 【ニューデリー時事】ヒマラヤの王国ブータンで9日、国民議会(下院、定数47)選の本選の投票が行われた。

 政権交代に向け、いずれも野党の国民民主党と縁起党の2党が争った。10日にも公式結果が判明する見通し。与党の協同党は昨年11月の予備選で脱落した。

 本選は、予備選の上位2党が争う。選挙区ごとに候補者をそれぞれ1人擁立。過半数の議席を獲得した党が首相候補を出し、国王が任命する。

755OS5:2024/01/09(火) 17:51:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/24d25b63caea0754d9b5f89c30d959bb18f382de
バングラデシュ政権与党、総選挙で圧勝確実か 野党はボイコット
1/7(日) 13:10配信

AFP=時事
バングラデシュ・ダッカで、選挙前日に政府施設を警護する兵士(2024年1月6日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】バングラデシュで7日、総選挙の投票が始まった。主要野党がボイコットを表明する中、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina)首相(76)が5期目続投を確実なものとする見通しだ。

 後発開発途上国(LDC)に分類されるバングラデシュの経済はハシナ政権下で急成長。その一方で、政権による人権侵害や反政府運動への弾圧に対する反発も根強い。

 バングラデシュ民族主義党(BNP)など野党は昨年、ハシナ首相に退陣を求めて抗議行動を数か月にわたって繰り広げた。BNPによると、政権はこれを厳しく取り締まり、党幹部ら約2万5000人が逮捕された。政府は逮捕者は1万1000人だとしている。

 そうした中、首都ダッカ中心部で5日夜に走行中の列車が炎上した事件に絡み、警察は6日、総選挙の妨害を図って放火したとしてBNPなど野党関係者7人を逮捕した。事件では4人が死亡、8人が負傷した。

 主要野党は、総選挙はハシナ首相の長期政権化を狙った「偽りの選挙」だとしてボイコットを表明している。

 その結果、ハシナ首相率いる与党・アワミ連盟(AL)の候補者は、有力な対立候補が事実上不在の中で投票を迎えることになる。ただ、同党は一部で候補者を擁立しなかった。一党独裁政権になるのを回避するのが狙いとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

756OS5:2024/01/09(火) 17:52:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d4db5c9bbd4b7bb0f14c79b159aef1b32215588
「独立」候補に注目、公正さ演出も 7日総選挙 バングラデシュ
1/7(日) 7:14配信

時事通信
記者会見するバングラデシュ総選挙「独立」候補のアブドゥルカデル・アザド氏(左から2人目)=5日、中部ファリドプル県

 【ダッカ時事】バングラデシュ議会(一院制、定数350)の総選挙が7日実施される。

 与党アワミ連盟(AL)の対抗勢力が不在の中、政党に属さない「独立」候補の動向に注目が集まっている。ただ、実質的にAL所属の候補も多く、公正な選挙を演出するため利用されているとの批判もある。

 「私たちの支持者が襲われた。数人は負傷してまだ病院にいる」。中部ファリドプル県の選挙区から無所属で出馬したアブドゥルカデル・アザド氏(64)は5日開いた記者会見で、AL公認候補の陣営から暴力や嫌がらせを受けていると訴えた。

 アザド氏は衣料品の輸出を軸とする企業グループの創業者。縫製が主要産業のバングラデシュで有数の実業家だ。

 議席を争うALの候補を会見で批判したものの、自身もALの地元組織メンバーだった。党の公認を求めたがかなわず、独立候補として出馬した経緯がある。

 「自由で公正な選挙が行われるなら、人気の高いアザド氏が勝つだろう」と地元記者。主要野党バングラデシュ民族主義党(BNP)がボイコットを表明する中、AL候補が負ける可能性のある選挙区は例外的という。一方、別の記者は「アザド氏はAL出身。競り合っている選挙を見せられるし、ハシナ首相にとってはどちらが勝ってもOKだ」と語った。

 ロイター通信は、独立候補の約8割がさまざまな立場のALの党員だとするAL報道担当者の話を伝えた。BNPの幹部はロイターに対し「『見せ掛け』の候補擁立や抜け目のない取引によって演出されており、偽りの選挙との懸念を裏付けるものだ」と批判した。

 選管などによると、小選挙区制で直接選ばれる300議席を巡り、独立候補は約400人が出馬。ALは約265の選挙区に1人ずつ候補を擁立。残る選挙区は他の党と調整を行い、候補を立てていない。

757OS5:2024/01/10(水) 09:09:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/14e58a8baf00978e1d5e653064520a128c700c93
「幸せの国」ブータンで経済立て直しが課題、野党対決の総選挙で元首相派が勝利
1/9(火) 23:37配信


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読売新聞オンライン
9日、ブータンの首都ティンプーの投票所で、投票前に本人確認の手続きを行う女性(右)=浅野友美撮影

 【ティンプー=浅野友美】ヒマラヤ山脈の小国ブータンの総選挙(下院選、定数47)が9日投開票され、国営放送はツェリン・トブゲ元首相が率いる野党・国民民主党が過半数の30議席を確保したと報じた。ブータンは観光が産業の柱だが、コロナ禍前の水準に回復しておらず、若者の高失業率や海外流出が深刻化している。新政権は、経済立て直しが課題となる。

 5党から上位2党を選ぶ昨年11月の予備選で、与党・ブータン協同党が敗北した。今回の本選では、国民民主党と新党のブータン縁起党の野党2党が争った。

 人口約78万人のブータンは仏教に根ざした価値観から自然環境や伝統文化を重視し、「幸せの国」として知られる。しかし、15〜24歳の失業率が2022年に28・6%に上るなど若者を取り巻く環境は厳しい。留学や就労でオーストラリアや米国に渡る若者が急増し、地元紙によると、同年に空路で海外移住した人は例年の6倍近い約1万7000人に達した。

 ブータン南部では、経済特区を設けてインドと結ぶ鉄道を整備するほか、年内に新たな国際空港の建設も始まる見通しだ。国民民主党は選挙戦で起業支援や土地利用の規制緩和を訴えた。だが、首都ティンプーで投票した土木工学を専攻する大学2年の学生(20)は「将来の展望が描けない。今後外国で働くことも考えている」と話した。

 ブータンの外交は非同盟中立が基本方針だが、23年には外交関係のない隣国・中国との国境画定交渉を7年ぶりに再開した。新政権では外交のかじ取りも注目される。

758OS5:2024/01/10(水) 17:38:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/4452a06d5d773e79ca6339f0d16d9ca4d9e2d35e
ブータンで政権交代 総選挙で野党が過半数 経済立て直しが課題
1/10(水) 16:48配信
毎日新聞
有権者の女性(右)の指に投票した印であるインクをつける担当者=ブータン南東部で2024年1月9日、AP

 インドと中国に挟まれたヒマラヤのブータンで9日、下院(定数47)総選挙の本選が投開票された。地元メディアによると、ツェリン・トブゲイ元首相が率いる野党・国民民主党が過半数の30議席を獲得し、前回2018年に続く政権交代となった。

 五つの政党が競った昨年11月の予備選で与党・協同党は4位となり、上位2党による本選には進めなかった。本選では国民民主党と縁起党が争い、縁起党は17議席にとどまった。ブータンは08年に王政から立憲君主制に移行し、国民民主党のトブゲイ氏は13〜18年に首相を務めた。

 ブータンは物質的な豊かさを基準にした国民総生産(GNP)とは異なる「国民総幸福量(GNH)」を掲げる「幸せの国」として知られる。一方、新型コロナウイルス禍の影響で主要産業の一つの観光業が落ち込み、若者の失業対策や経済の立て直しが課題となっている。【ニューデリー川上珠実】

759OS5:2024/01/11(木) 09:29:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1495acf2b2f64410d1024ca705f2a0a3b53ecdb
ブータン、親インド継続 総選挙で元首相返り咲き
1/10(水) 18:43配信
共同通信
インタビューに応じるブータン国民民主党のツェリン・トブゲイ党首=6日、ティンプー(共同)

 【ティンプー共同】ヒマラヤの王国ブータンで9日に行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で、13〜18年に首相を務めた国民民主党のツェリン・トブゲイ党首(58)が首相に返り咲くことが10日、確実となった。ブータンは中国と国境係争地を抱え、経済や軍事面の後ろ盾としてインドと緊密な関係を保っており、トブゲイ氏はインドとの協力関係を重視する方針を示している。

 選管によると、国民民主党は30議席、新党の縁起党が17議席を確保した。

 トブゲイ氏は総選挙前の今月6日に首都ティンプーで共同通信の取材に応じ、親インド外交を継続し「さらに関係を発展させていきたい」と述べた。

760OS5:2024/01/21(日) 09:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d643844893a1a59b6c4f842dfc68cdf20375e127
「寺院かモスクか」続く法廷闘争 ヒンズーとイスラム、聖地住民に亀裂も インド
1/21(日) 6:59配信

時事通信
インド北部ウッタルプラデシュ州バラナシにある「ギャンバピ・モスク(イスラム礼拝所)」=2023年12月

 【ニューデリー時事】インド北部ウッタルプラデシュ州のヒンズー教聖地バラナシにあるモスク(イスラム礼拝所)を巡り、「かつてヒンズー教寺院だった」として礼拝の権利を主張するヒンズー教徒と、これに反対するモスク側の法廷闘争が30年以上続いている。

 長引く論争は、多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒の亀裂も生んでいる。

 「ヒンズー教寺院を壊してモスクを建てたのは明らかだ」。地元州議会議員で、ヒンズー至上主義を掲げる国政与党・インド人民党(BJP)所属のソーラブ・スリバスタバ氏(48)は不快感をあらわにした。

 議論を呼んでいるのはバラナシにある「ギャンバピ・モスク」。17世紀にインドを支配したイスラム王朝、ムガール帝国の皇帝が建設したとされる。1991年、モスクがヒンズー教寺院の跡地に建てられたとして、同教聖職者らが敷地内での礼拝などを求め、裁判所に訴えを起こした。

 2022年には、敷地内で彫像のようなものが見つかり、ヒンズー教徒側は同教の最高神の一つ「シヴァ神」のシンボルとされる男性器をかたどった像だと主張。モスク側は噴水だと反論している。バラナシの選挙区が地元のスリバスタバ氏は「イスラム教徒は、自らの先祖が過ちを犯したと認めるべきだ」と語気を強めた。

 一方、イスラム系住民の多くは口が重い。その1人で、家具関係の仕事をしている男性(37)は「私たちは500年間、一つの家族として暮らしてきた。寺院かモスクかで対立点をつくるべきではない」と語った。

 同州北部アヨディヤでは22日、政府主導でヒンズー教寺院の落成式が行われる。敷地には以前モスクが建っていたが、92年に過激派が襲撃して破壊。全土で起きた暴動でイスラム教徒を中心に約2000人が死亡したとされ、落成式で宗教間の対立が再燃しかねないと懸念する声も出ている。

761OS5:2024/01/22(月) 18:48:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1996b0801887423799f36d04efe2baa6419293a8
インド北部モスク跡にヒンズー教寺院 政権は祝福も宗教間緊張の懸念
1/22(月) 18:16配信

毎日新聞
インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤに開設されたヒンズー教寺院=21日、AP

 インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤのモスク(イスラム教礼拝所)跡地に22日、ヒンズー至上主義団体を支持母体とする与党インド人民党(BJP)肝煎りのヒンズー教寺院が開設された。敷地の所有権を巡ってはイスラム、ヒンズー両教徒が長年争い、1990年代には衝突が全土に広がって約2000人が死亡する事態も起きた。祝福ムードが醸成される中、宗教間の緊張が高まる懸念も出ている。

 22日の落成式には約7000人が招待され、モディ首相も出席。国営放送でテレビ中継された。ウッタルプラデシュ州など複数の自治体が同日を公休とするなど祝福ムードが広がる一方、多くの野党代表者は落成式への不参加を表明した。最大野党・国民会議派は「(BJPの)政治的なプロジェクトだ」としてカルゲ総裁らが式典を欠席した。

 アヨディヤはヒンズー教のラーマ神が誕生した場所とされ、BJPの支持母体のヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)が寺院建設運動を主導してきた。92年12月には、寺院建設を求めるヒンズー教徒の集団が同地のモスクを破壊。事件をきっかけにイスラム教徒との衝突が全土に広がり、約2000人が死亡した。

 ヒンズー教徒側はモスクが建設される前にはヒンズー教寺院があったと主張し、イスラム教徒団体と法廷でモスク跡地の所有権を争った。

 2010年の高裁判決はヒンズー教徒とイスラム教徒の計3団体で土地を分割するよう命じたが、両者の上告を受けて最高裁は19年11月、「土地の所有権はヒンズー教のラーマ神にある」と判断。判決は政府に対してイスラム教徒団体には別の土地を与えるよう命じた。インドの最高裁長官や判事は、首相の助言を受けて大統領が任命する。判決を主導した長官はBJP政権発足(14年)後の就任だ。

 新しく造られたヒンズー教寺院の敷地面積は約28ヘクタールで、建設費約200億ルピー(約340億円)は寄付金で集められた。寺院全体の完成は24年末の見通しで、23年末に外国メディアに公開された工事現場では重機や大勢の作業員が行き交っていた。24年春の総選挙が迫る中、開院を急ぐことでBJP政権の実績をアピールする思惑が透ける。

 全国からアヨディヤに訪れる巡礼者を見込み、空港の建設や駅の改修をはじめとする開発も進む。23年12月30日にはモディ氏と、モディ氏の後継候補と目されるウッタルプラデシュ州のヨギ州首相が現地の空港などを訪問。モディ氏は「世界中が1月22日の歴史的な一日を待ち望んでいる」と群衆を前に演説した。

 住民の大半はヒンズー教徒で、市街地の民家や商店には随所にBJPの旗が掲げられていた。地元の大学院生のナビーン・アザド・ドゥベイさん(27)は「開院はインド人にとって誇りで、歴史的な快挙だ。街の発展にも期待している」と喜ぶ。

 一方、インドは信仰の自由が認められた世俗国家で、人口約14億人の約8割はヒンズー教徒が占めるが、約2億人のイスラム教徒も暮らしている。インド最大級のイスラム教徒団体「ジャマーテ・イスラミ・ヒンド」のサイド・サダトゥラ・フセイニ代表は取材に対して「社会のメインストリーム(主流派)からイスラム教徒を疎外しようとしている」と懸念を表明した。

 ジャマーテ・イスラミ・ヒンドは、寺院建設を巡る訴訟でイスラム教徒団体を支援した。フセイニ氏は「(寺院建設を認めた)最高裁判決は大変残念なものだった。寺院建設は判決に沿ったもので、(開院について)コメントすることはない」と語った。

 その上で、寺院の開院が盛大に祝われることについて「社会を分断させ、宗派間の対立を利用して選挙戦を有利に運ぼうとするBJPの常とう手段だ」と批判。「いま我々が唯一望むのは平穏に事が進むことだけだ。宗派間の緊張が高まったりするようなことはあってはならない」と訴えた。【インド北部アヨディヤで川上珠実】

762OS5:2024/01/29(月) 08:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/161c657af97010459bc51c11f8cf118a16678162
ブータンで新政権発足 トブゲイ首相、経済に課題
1/28(日) 19:22配信

共同通信
 【ニューデリー共同】ヒマラヤの王国ブータンで今月行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で勝利した、国民民主党を率いるツェリン・トブゲイ首相(58)が28日、新政権を発足させた。トブゲイ氏は2013〜18年にも首相を務めており、通算2期目となる。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴って打撃を受けた経済の立て直しが最大の課題だ。ブータンは観光業が主力産業だが、国外からの旅行者受け入れを一時停止していた。雇用不足も深刻で、若者の国外流出が大きな問題になっている。

 ブータンは経済や軍事面でインドと緊密な関係を保ってきた。トブゲイ氏は親インド外交を継続し、さらに協力を深める方針だ。

763OS5:2024/01/30(火) 21:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf29e602d839a73b6c4bba121e9e55e0e018bfd
パキスタン、カーン元首相に禁錮10年 総選挙前に影響力そぐ狙いか
1/30(火) 19:29配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの特別裁判所は30日、公職守秘法違反罪で、カーン元首相に禁錮10年の判決を言い渡した。カーン氏は上訴する方針。パキスタンでは2月8日に総選挙が控えており、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派側には、刑事訴追を通じて、国民的人気が高いカーン氏の影響力をそぐ狙いがある。

地元メディアによると、カーン氏は首相在任中に得た外交機密文書を無断で公開したとして訴追された。側近のクレシ元外相も同罪で禁錮10年となった。

カーン氏は昨年8月に汚職罪で禁錮3年の判決を受け、収監中。既に選挙管理委員会はカーン氏の選挙への立候補を認めない判断を示している。

764OS5:2024/02/02(金) 08:03:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb71fbf1fdcbe287589ef8857d64d52d37c89b3b
与党優位、最大野党に圧力 8日にパキスタン総選挙
2/2(金) 7:05配信


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時事通信
パキスタンのシャリフ元首相=1月29日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日実施される国民議会(下院、定数336)選挙まで1日で1週間となった。

【ひと目でわかる】パキスタン

 与党は実質トップのナワズ・シャリフ元首相が事実上の亡命生活から戻り、支持を拡大。刑事訴追などを通じて最大野党への圧力を強め、選挙戦で優位に立っているようだ。強力な軍の後押しも見え隠れする。

 「私が力を握っていた時、インフレや値上げはなかった」。地元報道によると、シャリフ氏は1月29日、東部ラホールで開かれた与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の集会でこのように強調。苦境にある経済の立て直しや、自らの首相在任時のような「黄金時代」を取り戻すと訴えた。

 過去3度首相を務めたシャリフ氏は昨年10月、英国から約4年ぶりに帰国。渡英前に二つの汚職事件で有罪判決を受けたが、帰国後の控訴審でいずれも逆転無罪となり、復権した。

 帰国には軍の意向もあったようだ。シャリフ氏の娘で与党幹部のマリヤム氏は別の集会で「軍が父を連れ戻した」と発言したと報じられた。

 パキスタンは軍事政権が長く続き、文民政権も軍を後ろ盾としてきた。その軍と対立したのが最大野党パキスタン正義運動(PTI)を率いたカーン元首相だ。カーン氏は2022年の自らに対する不信任決議可決や暗殺未遂は軍が糸を引いていると繰り返し批判してきた。

 カーン氏は今年1月30〜31日に国家機密を漏えいした罪などで相次いで実刑判決を受けた。収監中で出馬できないとはいえ、クリケットの元スター選手で人気は依然高い。政治指導者の好感度を問う最近の調査でもシャリフ氏を抑え首位だった。選挙直前の判決は、カーン氏の影響力をそぎたい与党や軍の意向が反映された可能性もある。

 PTIは幹部や支持者の訴追や拘束が続いているほか、党内の手続き上の問題を理由に選挙管理委員会から選挙のシンボルマークの使用を禁じられた。パキスタンでは文字が読めずにシンボルによって投票先を判別する人も多い。PTIにとって大きな打撃だ。

765OS5:2024/02/02(金) 08:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/757bd288bdbf41802733fd52797d8649677d9eed
パキスタン元首相にまた有罪判決 汚職で禁錮14年
1/31(水) 19:34配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの裁判所は31日、汚職罪に問われたカーン元首相に禁錮14年を言い渡した。カーン氏には30日にも公職守秘法違反罪で、禁錮10年の判決が出ている。2月8日に総選挙が控える中での一連の刑事訴追は、与党側や政治に影響力を持つ軍によるカーン氏の野党、パキスタン正義運動(PTI)への圧力との見方が広がる。

カーン氏は夫人とともに、外国首脳から受け取った寄贈品を違法に売却したとして汚職罪で訴追された。既に選挙管理委員会はカーン氏の総選挙への立候補を認めない判断を示している。

カーン氏は元クリケットのスター選手で、国民的人気が高い。PTIは一連のカーン氏への有罪判決について、「法の完全な無視」と反発。有権者に対し、抵抗の意思を示すため、総選挙でPTIへの投票を呼び掛けている。

766OS5:2024/02/07(水) 11:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca63d4865fa2e6a8645ff9cf1a4c4a83f6096d8
「最も信用できない選挙」パキスタン、8日に下院選も政策論争なく 野党弾圧は軍の意向か
2/6(火) 15:36配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンで8日、下院(定数336)選挙が行われる。シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が優勢。与党側は刑事訴追などを通じ、クリケットの元スター選手で国民的人気が高いカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)を押さえ込む。経済低迷など課題が山積するにもかかわらず、政策論争は欠いた状況だ。

「私の時代の開発や政策が続いていれば、国の経済が今のような状態にはならなかっただろう」。政界復帰を目指すシャリフ氏は選挙期間中の演説でこう繰り返し、支持を呼びかけた。

シャリフ氏は3度首相を務めたが、2017年に資産隠し疑惑を巡り議員資格を剥奪されて辞任。汚職罪で有罪判決を受けると英国へ事実上亡命した。昨年10月に帰国し、今回、4度目の首相の座を狙う。

ただ、選挙は既に「建国以来、最も信用できない選挙」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と評される。与党側がカーン氏やPTIへの圧力を強めたためだ。

パキスタンでは22年4月、当時首相のカーン氏が経済危機を巡る失政を理由に下院で不信任案を可決され失職。同氏は昨年以降、汚職罪などで複数回訴追され、3件の罪で実刑判決を受けた。立候補も阻止された。PTIでは出馬が認められない候補が続出し、支持者への襲撃も相次ぐ。PTIはシンボルマークであるクリケットのバットの使用も認められなかった。

弾圧の背景には、政治や司法に強い影響力を持つ軍の意向があるとされる。軍は前回18年選挙でPTIを支援したが、カーン氏が首相就任後、軍人事に介入したことなどを問題視し、関係に亀裂が入った。カーン氏の失職は軍がシナリオを書いたともささやかれた。

代わりに軍が注目したのがシャリフ氏。英国からのの帰国も軍がゴーサインを出したとされ、地元記者は「市民はシャリフ氏を〝軍に選ばれた首相候補〟とみている」と述べた。

一方、パキスタンは新型コロナウイルス禍に加え、22年に国土の3分の1が冠水する洪水に見舞われ、経済状況が深刻だ。昨年7月に国際通貨基金(IMF)は30億ドル(約4500億円)の融資を承認し、債務不履行の危機は脱したが、厳しい状況が続く。シャリフ氏はインフレ対策や雇用創出を訴えているが、具体的な妙手はなさそうだ。

PTI側はカーン氏への刑事訴追を「嫌がらせであり、国民は決して受け入れないだろう」と反発。「国家による抑圧に勇気をもって立ち向かう」と強調している。PML-Nが勝てばPTI支持者の反発は確実で、国内情勢は流動化していく可能性がある。

767OS5:2024/02/07(水) 11:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a636f40afb6973733dbf9ea354c916e057c7f3
危機脱却、見えぬ道筋 インフレ直撃、8日に総選挙 パキスタン
2/7(水) 2:06配信

時事通信
5日、イスラマバード近郊で取材に応じる小売店経営ワカス・メムドさん

 【イスラマバード時事】8日に総選挙が行われるパキスタンでは、経済危機下で発生した激しいインフレが国民生活を直撃している。


 主要政党は危機脱却を公約の中心に掲げるが、実効性には疑問符が付く。

 「全ての品物が高い。1〜2年前と比べ値段が倍になっている」。首都イスラマバード近郊で小売店を営むワカス・メムドさん(38)はこう言ってインフレを嘆いた。

 ウエーターのムハマド・ラミズさん(32)の月収は約3万パキスタンルピー(約1万6000円)。4歳と2歳の子供を抱え、家族で唯一の働き手だ。物価高騰にもかかわらず給料は上がっていないといい、「生活はとても大変。どうすることもできない」とこぼした。

 パキスタンのインフレは、輸入頼みの燃料や食料の世界的な価格高騰、通貨安などが要因。政府によると、今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で約28.3%上昇した。

 近年、インフラ整備目的で中国から借り入れた債務の返済が財政を圧迫。国土の3分の1が冠水したとされる2022年の洪水被害も財政悪化に拍車を掛けた。外貨準備高は昨年の一時期、輸入数週間分の水準にまで落ち込んだ。

 シャバズ・シャリフ前政権は緊縮策に取り組み、国際通貨基金(IMF)から金融支援を引き出すことに成功。デフォルト(債務不履行)は免れたが、状況の好転は見通せない。

 選挙戦を優位に進める与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は公約で「25年末までにインフレ率を1桁台に下げる」と宣言。今後5年間で1000万人以上の雇用創出もうたっている。しかし、そこに至る具体的な道筋は示していない。

 地元紙ドーンは社説で「どの政党も、困難な経済的課題に取り組むための実現可能な短期・長期的戦略を持ち合わせていない」と批判した。

768OS5:2024/02/08(木) 09:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/857e846c27948a3a276b6ca3450a26cae57ef7b9
与党、「一帯一路」の実績強調 親中路線加速か 8日総選挙投開票・パキスタン
2/8(木) 7:06配信


時事通信
「中パ経済回廊(CPEC)」の一環で、建設されたパキスタンのトンネル。入り口に中国国旗が掲げられている=6日、北部アボタバード

 【イスラマバード時事】パキスタンの総選挙が8日実施される。

 選挙戦で優位に立つナワズ・シャリフ元首相率いる与党は、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の下で進められたインフラ整備を実績として強調。勝利した場合、親中国路線が加速する可能性が高い。

 「私たちは革命をもたらした。以前は何もなく、とても貧しかった」。与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の選挙CMで、パキスタン上空を飛行するヘリの操縦士が後部座席に向かって話し掛けた。座席にいるのは中国人とみられる男女。眼下には、中国企業により2017年に完成した火力発電所が見える。

 CMがアピールするのは、パキスタン国内の一帯一路事業である「中パ経済回廊(CPEC)」だ。CPECは、中国新疆ウイグル自治区からパキスタン南西部グワダル港まで縦断する道路や鉄道を敷設し、沿線で発電所や港湾を整備する一連の計画を指す。

 一帯一路の「旗艦事業」とも呼ばれたCPECは第3次シャリフ政権(13〜17年)下で本格的に推進され、もともと緊密だった中国との関係はさらに深まった。

 一帯一路を巡っては提唱から10年となった昨年、恩恵の乏しさからイタリアが離脱するなど、曲がり角を迎えている。パキスタンでもCPECに伴う巨額の対中債務が財政を圧迫し、経済危機の一因となっている。CPECの見直し論も浮上したが、22年4月にPML―Nが政権を奪還すると推進の方針を改めて明確にした。

 一帯一路の求心力を維持したい中国はパキスタンを重視。中国外務省の汪文斌副報道局長は今年1月24日の記者会見で「CPECをアップグレードし、さらに緊密な中国とパキスタンの関係構築を加速させる用意がある」と述べた。

769OS5:2024/02/09(金) 13:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad51dcac09cbe98b0e934f14c3393a424f3367b
軍部の意向に左右される、人口2億超の核保有国 総選挙で変われる?
2/8(木) 21:00配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで6日、選挙運動最終日の夜に開かれたシャリフ派の集会で、シンボルマークの入った旗を振り、気勢を上げる支持者ら=武石英史郎撮影

 パキスタンは8日、総選挙(下院、定数336、任期5年)の投開票日を迎えた。パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相が国外逃亡から帰国を果たし、4回目の首相就任を目指す。軍部と対立して一昨年4月に政権の座を追われ、獄中にあるイムラン・カーン元首相が率いるパキスタン正義運動(PTI)は徹底排除され、異様な選挙戦となっている。


 パキスタンは人口2億4千万超の核保有国で、イスラム過激派の抑え込みや、隣国アフガニスタン情勢でも重要な鍵を握る。だが、コロナ禍や一昨年の洪水被害の影響などで物価高騰や通貨の下落に苦しみ、一時はデフォルト(債務不履行)の危機に直面した。

 外資を呼び込むためにも安定が不可欠だが、投開票日前の7日にも、南西部の州で候補者の選挙事務所などで爆発が相次ぎ、少なくとも24人が死亡、約50人が負傷した。

 現地では政治や行政、司法が軍の意向に左右され、今回の選挙も民主的とはいえない状況だ。

 首都イスラマバード郊外にあるPTIの公認候補シェフリアル・リアズ氏(54)の選挙事務所の周辺には選挙ポスターやのぼりもない。リアズ氏は「今回はまともな選挙ではない」と話した。

朝日新聞社

770OS5:2024/02/09(金) 17:03:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c4bd17eebf8d96a959d90d88058f4d2e63fad24
パキスタン総選挙、野党系無所属が健闘か 公表に遅れ、テロ相次ぐ
2/9(金) 13:33配信

時事通信
8日、パキスタン東部ラホールで投票後、支持者に手を振るシャリフ元首相(AFP時事)

 【イスラマバード時事】パキスタンで8日投票が行われた国民議会(下院、定数336)選挙は9日、開票作業が続いた。

 選挙前は与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が優勢とみられていたが、複数の地元メディアは、最大野党パキスタン正義運動(PTI)の支持を受けた無所属候補が健闘していると伝えた。

 結果の公表は遅れており、選挙管理委員会は「電話やインターネットが遮断されたため」と理由を説明。ただ、与党側が結果を不正に操作しているのではないかという懸念が広がっている。内務省は8日、「治安上の脅威」を理由に携帯電話の通信を全土で制限する措置を取っていた。

 PTIは選挙のシンボルマーク使用やテレビのニュース番組で党の名称に言及することを禁じられるなど、与党側からの圧力にさらされた。国民的人気の高い設立者のカーン元首相は昨年8月に汚職の罪で収監され、出馬できなかった。支持者からは「不公正」との声も上がった。

 8日は主に南西部バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、武装集団による警察車両の襲撃など選挙妨害とみられるテロが相次いだ。軍統合広報局によれば、テロは全土で51件発生し、治安要員ら12人が死亡した。

771OS5:2024/02/10(土) 07:54:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1792f37f8cef6201558074cd0ee7d6dd0c8e240a
軍と対立するカーン元首相系が善戦 パキスタン総選挙、親軍派伸びず
2/9(金) 20:00配信

朝日新聞デジタル
カーン元首相率いるPTIの支持者の男性。パキスタン総選挙の投票日当日になって公然と活動する人が増えた=イスラマバード近郊、8日、武石英史郎撮影

 パキスタンの総選挙は9日、開票が進み、軍部と対立し、汚職などの罪で収監中のイムラン・カーン元首相の正義運動(PTI)系の候補が善戦している。国外逃亡から帰国し、軍部が支持していると指摘されるシャリフ元首相のイスラム教徒連盟シャリフ派は伸び悩んでいる。


 選挙管理委員会の集計(9日午後5時前時点)によると、8日に行われた有権者の直接投票で選ばれる265議席のうち、148議席の開票が終わり、PTI系の無所属が61議席を獲得。シャリフ派は43議席にとどまっている。2人の首相を輩出したブット一族系の人民党が38議席と続いている。民放各社の集計では中間票の段階でPTI系が半数に迫る130程度の選挙区でリードしている。

 今回の選挙でPTIは党首のカーン氏の立候補が禁じられたほか、選挙運動を著しく制限され、政党としての参加も認められず、公認候補は全員、無所属として戦った。獲得議席に応じて各党に割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠(70議席)も獲得できない。

朝日新聞社



https://news.yahoo.co.jp/articles/e35710374ec78d0c8ea0db87c1006f5bcfdbaec2
パキスタン総選挙、野党が与党と接戦 弾圧に有権者が反発か 劣勢の予想を覆す
2/9(金) 19:41配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に投票されたパキスタン下院(定数336、任期5年)選挙は9日、開票作業が続いた。地元メディアによると、事前の予想で劣勢とされていたカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)系候補が健闘し、シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)と接戦を演じている。

地元紙ドーンによると、現地時間9日午後7時(日本時間同11時)の時点で、PTIが事実上擁立した無所属候補が55議席、PML―Nが40議席を獲得した。与党連合の一角で、暗殺されたブット元首相の息子、ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が22議席を得た。

与党側は選挙前にPTIへの弾圧を強め、カーン氏を汚職罪などで訴追。収監されたカーン氏は立候補できなかった。PTIは政党シンボルの使用が禁じられるなど党としての活動が制限され、所属議員は無所属候補として出馬した。一連の野党締め付けが有権者の反発を招き、PTI系の無所属候補への支持につながったもようだ。

開票は8日夜に始まったが、作業は過去の下院選に比べて大幅に遅れており、選管は治安確保のために全土で一時的に携帯電話回線が遮断されたことが理由だと説明。野党陣営からはPML-Nを支援しているとされる軍が選管に圧力をかけ、「集計を妨害しようとしている」と懸念する声が上がっている。

772OS5:2024/02/12(月) 10:11:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/5048543d5a20a5dc72b6f89f4f90c9a71227157d
与野党「勝利」で混乱拡大 双方とも新政権樹立を主張 パキスタン
2/11(日) 19:02配信
時事通信
パキスタンのナワズ・シャリフ元首相=9日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日行われた国民議会(下院、定数336)選挙で、与野党がいずれも「勝利」を宣言し、混乱が広がっている。

 双方がそれぞれ新政権樹立を主張する構えで、誰が首相となり国のかじ取りを担うのかは見通せない。

 「30議席差がついているにもかかわらず勝利演説したナワズ・シャリフは卑しい人間だ。国民は受け入れないだろう」。最大野党パキスタン正義運動(PTI)が9日公開した動画の中で、同党設立者カーン元首相は与党トップをそう批判した。カーン氏は汚職の罪で収監中。声は人工知能(AI)を活用して合成したという。

 選管は11日午後(日本時間同)、小選挙区の最終集計結果を公表。獲得議席数は、PTI系が候補の大半を占める無所属が101、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が75、故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が54などとなった。選管は、投票用紙の盗難といった問題があった一部の投票所で再投票を命じた。

 実質的にPTIが最大勢力となったものの、公式の政党として第1党になったのはPML―Nだったことが混乱の要因だ。

 PTIは今回、党内の手続き上の問題を理由に選管から政党としての参加を認められなかった。PTIは同国で絶大な力を握る軍と対立。選管の決定には、軍や軍と比較的近い与党からの圧力があったとみられている。

 現地からの報道によれば、PML―NはPPPと連立政権を樹立することで合意。PTI系ではない無所属候補数人が当選後にPML―Nへの加入を表明するなど、多数派工作も活発化しているもようだ。一方、PTIの幹部も「憲法と法律に従って政府を発足させる」と述べた。

 小選挙区の結果に応じて政党に振り分けられる女性や非イスラム教徒の特別枠があり、与党は議席を積み増す見通し。

773OS5:2024/02/14(水) 13:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e90c3da094a2b91e4b3b0808723965f5da3541
シャバズ氏を次期首相に 与党が擁立へ、野党も政権樹立模索 パキスタン
2/14(水) 7:37配信

時事通信
13日、パキスタン東部ラホールで記者会見するシャバズ・シャリフ前首相(EPA時事)

 【ニューデリー時事】8日実施されたパキスタン国民議会(下院)選挙で政党として第1党になった与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、第2党となったパキスタン人民党(PPP)などと連立政権を組み、シャバズ・シャリフ前首相を次期首相候補として擁立すると発表した。

 
 地元紙ドーン(電子版)によれば13日夜、PPP幹部らとともに記者会見したシャバズ氏は、次期連立政権は下院の「約3分の2(の議席)を占める」と述べた上で、経済危機の脱却に向け団結を呼び掛けた。

 当初はシャバズ氏の兄ナワズ元首相が次期首相候補の筆頭と見なされていたが、総選挙で期待されたほど議席を伸ばせなかったことが響いた可能性がある。

 一方、総選挙では最大野党パキスタン正義運動(PTI)が支持する無所属候補がPML―Nを上回る議席を得て最大勢力となった。政党ではないため、他党と連携して新政権樹立を模索している。

774OS5:2024/02/14(水) 21:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b171064679a098adf3f26494f25bb9f2e602f16e
パキスタン与党、政権維持へ 下院は野党勢力多数、不安定な船出に
2/14(水) 20:15配信

毎日新聞
政党事務所前に集まるパキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の支持者ら=東部ラホールで2月9日、ロイター

 パキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、連立政権の樹立を目指すことでパキスタン人民党(PPP)と合意したと発表した。両党は、前政権でも連立して支えたシャバズ・シャリフ前首相を再び首相候補とする。地元メディアが報じた。ただ、下院には大きな野党勢力が維持され、新政権は不安定な運営を強いられそうだ。


 選挙管理委員会によると、8日の下院選挙(定数336)で、PML―Nは直接選挙の266議席中、75議席を獲得し、PPPは54議席を得た。一般枠以外の70議席は女性と非イスラム教徒の留保議席で、各政党の獲得議席数に応じて比例配分される。これを含めて、両党は連立政権の樹立に必要な過半数の議席を確保した模様だ。

 報道によると、PPP共同代表のアシフ・ザルダリ元大統領は記者会見で「国を困難な時代から救い出す」と語った。両党と協力関係にある他の少数政党も連立政権に合流する。

 今回の総選挙では、無所属候補がPML―Nの獲得議席を上回る101議席を占めた。事実上その多くが所属する野党パキスタン正義運動(PTI)も与党に対抗して勝利宣言し、混乱していた。選挙戦では政策論争はかみ合わず、パキスタンで強大な力を持つ軍は与党を支援したとされる。【ニューデリー川上珠実】

775OS5:2024/02/15(木) 07:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/dee9675e5ba1e2bf295c5ce0d29db9dab1edabb3
パキスタン旧与党が連立合意 シャバズ・シャリフ前首相の再任目指す
2/14(水) 17:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相。連立により首相再任を目指している=AP

 パキスタンの次期政権をめぐり、解散総選挙の前に連立与党だったイスラム教徒連盟シャリフ派と人民党は13日夜、少数政党を加えた計6党で再び連立を組む方針で合意したと発表した。前政権で首相だったシャバズ・シャリフ氏が引き続き首相候補となる見通し。地元紙ドーンなどが伝えた。


 8日に実施された総選挙では、直接選挙で選ばれる265議席のうち、汚職の罪で収監中のカーン元首相が率いる正義運動(PTI)系の無所属候補が93議席を占め、シャリフ派は75議席、人民党は54議席にとどまった。いずれも政権発足に必要な過半数には届かなかった。連立合意した6党全体では計152議席となり、29日までに招集される議会でシャバズ氏を新首相に選ぶ見通し。

 シャバズ氏は、首相を3期務めてシャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相の弟。軍部と対立したカーン氏が2022年4月に議会の不信任決議により失職した後、人民党などと連立し、政権を率いた。

朝日新聞社

776OS5:2024/02/21(水) 16:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dedf70092380f99cf781b1279922160fb5914347
パキスタン2大政党が連立樹立で合意、首相候補はシャリフ前首相
2/21(水) 12:35配信

ロイター
 2月20日、パキスタンの2大政党は、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。写真はシャバズ・シャリフ前首相。ジュネーブで昨年1月撮影(2024 ロイター/Denis Balibouse)

[イスラマバード 20日 ロイター] - パキスタンの2大政党は20日、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。8日に実施された総選挙では、どの勢力も単独過半数を確保できず、連立交渉が続けられていた。

連立政権樹立で合意したのはパキスタン人民党(PPP)とパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)。

PPPを率いるブットー・ザルダリ氏は会見で、シャバズ・シャリフ前首相が連立政権の首相候補になることを確認した。また、自身の父に当たるアーシフ・アリー・ザルダリ氏が大統領候補になると述べた。

PML─Nを率いるナワズ・シャリフ氏の弟であるシャバズ・シャリフ前首相は、両党は政権を樹立できる議席数を確保しており、少数政党の支持も得ているとした。

議席数はPML─Nが79、PPPが54。小規模な4政党と合わせると、全体264議席の過半数を上回る。

777OS5:2024/02/22(木) 07:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f15f7922d7ee3a98fb3043dab97a44816de4dc7
パキスタン与党、連立継続で正式合意 最大勢力の野党政権阻止、支持者反発も
2/21(水) 18:35配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に国民議会(下院)総選挙が行われたパキスタンで20日、イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)とパキスタン人民党(PPP)が連立政権を継続すると正式発表した。選挙では国民の人気が高いカーン元首相が創設した野党のパキスタン正義運動(PTI)が弾圧されながらも最大勢力に躍進したが、多数派工作で政権樹立を阻止された。PTI支持者の反発が拡大しそうだ。

PML-Nのシャバズ・シャリフ前首相は20日の会見で「困難が伴うだろうが、団結して臨んでいく」と強調した。

選挙は事実上、小選挙区266議席を争うもので、実質的に最大勢力となったのは93議席を獲得したPTI系の無所属候補だった。だが、75議席を獲得したPML-Nと54議席のPPPは、他の少数政党も連立に加えることで、首相の選出に必要な過半数の議席を確保したもようだ。

次期首相にはシャバズ氏を擁立する。当初はシャバズ氏の兄で、PML―Nを事実上率いるナワズ氏の4度目の首相就任が有力視されたが、選挙でPML―Nが伸び悩んだことで異論が上がり、シャバズ氏に白羽の矢が立ったもようだ。

カーン氏は首相在任中、政治に強い影響力を持つ軍と対立し、今回の選挙前には複数回にわたり刑事訴追され、出馬を阻止された。PTIも政権側の弾圧で政党活動を制限された結果、多くの議員が無所属で立候補した。一連のPTI側への圧力や今回の連立合意には、PTI政権誕生を阻止したい軍の意向が働いているとされる。

PTIは21日、連立合意を巡り、X(旧ツイッター)への投稿で「有権者はカーン氏がリーダーになることを望んだ。このままではパキスタンは闇に包まれる」と反発した。

778OS5:2024/03/01(金) 11:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6bba760c3d687d654386006cdf3fc234f4bd38b
【軍の支配からの転換】パキスタン総選挙で起きた国民の意地、生まれたいびつな連立政権、不安定続きIMF支援は不透明
3/1(金) 6:02配信
 ワシントンポスト紙の2月11日付け社説‘Pakistan’s shocking election result shows authoritarians don’t always win’が、2月8日のパキスタンの議会選挙で、大方の予想を裏切り、イムラン・カーンの党PTIの系統の候補が最大多数を獲得したことは舞台裏で政治の糸を引く軍に対するこれまでにない挑戦であること、PTIを排除した如何なる連立政権が出来ようともパキスタンの不安定性は継続することなどを論じている。要旨は次の通り。

 イムラン・カーンの権力奪取を阻止しようとする軍の試みは裏目に出た。数十年の間、軍の支配的地位がこれほどまでの挑戦を受けたことはない。

 昨年8月にカーンが逮捕されて以来、緊張は高まりつつあった。投票日の数日前に彼は追加的に二つの禁固刑を言い渡された。しかし、彼の政党PTI(パキスタン正義運動)が266議席のうち93議席を獲得してリードしている。

 PTIの得票は単独多数には満たない。しかし、長期の連立政権樹立を巡る取引に、そして恐らくはカーンが2022年に軍と仲違いして首相の座を追われて以来の更なる混乱に、パキスタンを転落させるには十分である。

 パキスタンの76年の歴史を通じて、軍は直接的にあるいは舞台裏にあって統治し、文民政府をその都合に応じて前面に押し出しあるいは倒壊させて来た。今回、軍は計算違いをしたかも知れない。

 軍はPTIの指導者達を拘束し、彼等の家庭を襲撃し、彼等の親族に嫌がらせをした。明らかに威圧の下で、多くの指導者がPTIを糾弾し、カーンから距離を置いた。ジャーナリストはPTIあるいはカーンの名前に言及しないよう命ぜられた。

 しかし、上記の努力にかかわらず(あるいは、その故に)、選挙は最も競争の激しいものとなった。初めて、軍の意中の候補が最多数の票を得ることに失敗した――今回の場合はPMLN(パキスタン・ムスリム連盟ナワズ・シャリフ派)のナワズ・シャリフであるが、得票数2位の75議席にとどまった。

 軍はカーンを気心の合う人間と当初見做していたが、程なくして彼の根強い人気、自由奔放な外交政策、敬意の欠如に、始めは苛立ち次いで我慢出来ないこととなった。カーンはますます反米に傾き、バイデン政権を苛立たせた。

 ロシアのウクライナ侵攻後、彼はモスクワにプーチンを訪問した。その間、パキスタンの民主主義あるいはその残骸に対する米国の無関心さの印象は避け難いものとなった。

 どのような連立政権がまとめ上げられようと――最も有りそうなのは反PTIの政党の支持を得てシャリフが率いる政権であろう――その正統性の問題に苦しむであろう。パキスタン経済は壊滅状態にあり、国際通貨基金(IMF)の緊急支援に頼っている状況であるので、更なる不安定性が最も有りそうな結果である。

*   *   *

779OS5:2024/03/01(金) 11:38:13
絶たれなかったカーンの政治生命
 議会下院の選挙前にはパキスタンの次の首相はナワズ・シャリフだと思われていた。彼は汚職事件で有罪判決を受け、ロンドンで4年の事実上の亡命生活を送っていたが、昨年10月に帰国した。そして、1月8日、最高裁は汚職事件を巡って公職資格を剥奪した2018年の最高裁の判断を取り消し、政治への復権を認めた。

 シャリフが4度目の首相に復帰するためのお膳立てが整いつつあるように見えた。彼には軍の支持が保証されていた。他方で、軍が敵視するイムラン・カーンは牢獄につながれ、彼の党PTIは軍の圧力で空洞化を余儀なくされ事実上解体されていた。

 しかし、シャリフと彼の党PMLNの勝利は確実という予測は見事に外れることとなった。稀に見る軍に対する打撃というべきであろう。

 22年4月に首相の座を追われて以来、カーンは早期の総選挙を要求し、もって政権に復帰することを狙い、大衆を動員し街頭に出て政権と軍に圧力をかける行動を継続して来た。その過程で抗議デモが暴徒化して、遂には軍に彼と彼の党PTIを弾圧する口実を提供したかのように思われた。

 しかし、カーンの政治生命は断たれたわけではなかった。PTIの支持者達は無所属として選挙戦を戦った。種々の選挙干渉にかかわらず、彼等は軍を後ろ楯とする既成政党(PMLNとPPP)の政治に対する不信を突き付けることとなった。

 選挙結果の数字は、パキスタンの新聞DAWNが報ずるところによれば、下院の小選挙区制で選ばれる266議席(残り60議席は女性留保議席、10議席は非ムスリム留保議席)のうち、PTI系の無所属:93、PMLN:75、 PPP(パキスタン人民党):54である。しかし、ナワズ・シャリフは勝利を宣言し、PTIを排除した連立政権の樹立に迅速に動いた。

 2月13日、PMLNとPPPは他の小数政党を加えた6党による連立政権の合意を発表した。首相にはシャバズ・シャリフ(イムラン・カーンの失脚の後、2023年まで首相を務めた)を擁立する。なぜナワズ・シャリフでなく彼の弟なのかは明らかでないが、恐らく、選挙結果と軍との相性に関係があろう。

それでも、カーンが救世主ではない理由
 いずれにせよ、この連立政権はその正統性を問われざるを得まい。カーンは獄中から支持者に対し、選挙の不正な操作で失われた議席を裁判に訴えて取り返すよう指示している。

 パキスタンが最も必要とするのは国内の平静と安定性であるが、それは望むべくもない。パキスタンは4月以降に新たなIMFの支援を必要としているようであるが、そのためには国民に痛みを強いる改革が必要となる。しかし、議会に100人近いPTI系の反対勢力を抱えて、統治は困難の度を増すであろう。

 とはいえ、カーンが首相に返り咲くことはパキスタンにとって更に大きな惨事に違いない。救世主として振舞う彼の扇動的なポピュリズムは有害である。パキスタンが必要とするのはカリスマではなく、新鮮で冷徹なリーダーシップであろうが、それが期待出来る状況とも思われない。

岡崎研究所

780OS5:2024/03/03(日) 21:51:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0625e344404ee611a9a42ba463d398f1cc5d69
パキスタン首相にシャバズ・シャリフ氏再選 カーン元首相系を退ける
3/3(日) 20:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで2月13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相=AP

 パキスタン議会下院は3日、先月8日に実施された総選挙を受けて首相指名投票を行い、シャバズ・シャリフ前首相(72)を過半数の賛成で再選した。軍部と対立して汚職の罪で収監中のカーン元首相の正義運動(PTI)を除く主要各党が一致して支持した。


 シャバズ氏は3期首相を務めたナワズ・シャリフ元首相の弟。カーン元首相が軍部と対立した末、不信任決議で解任された2022年4月から、総選挙へ向けて議会が解散された23年8月まで首相を務めた。

 総選挙では、候補者全員が無所属での立候補を余儀なくされ、選挙運動も制約されたPTI系が予想外に善戦し、最多の議席を獲得。軍部の支持を受けたとみられるシャリフ兄弟のイスラム教徒連盟シャリフ派は苦戦し、2位にとどまった。しかし、3番手でブット家が率いる人民党など主要政党と連立で合意。首相指名では、PTI系の候補者を201票対92票の大差で退けた。

 国会議員や地方議員らが投票する大統領選では、連立合意に基づき人民党から、故ベナジル・ブット元首相の夫のザルダリ元大統領が選ばれる見通し。

 カーン派は議会での政党要件を満たすため、当選議員の多くがイスラム主義の小政党に参加した。しかし、獲得議席に応じて割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠が配分されなかった。こうした手続きのほか、総選挙の投開票自体に不正があったと主張し、法廷闘争や街頭デモを続ける方針だ。(武石英史郎)

朝日新聞社

781OS5:2024/03/04(月) 21:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/79ddcb688bb397c172cc82cf1dd5158d23905d6c
シャバズ前首相を再任 弱い権力基盤、軍の影響拡大も パキスタン下院
3/3(日) 17:52配信

時事通信
パキスタン下院=2月29日、イスラマバード(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン国民議会(下院)は3日、新首相を選ぶ投票を行い、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)を率いるシャバズ・シャリフ前首相(72)を再任した。

 PML―Nは2月の下院選で議席を伸ばせず、他の党との連立で過半数を確保した。権力基盤は弱く、国内で強大な力を握る軍の影響力が強まる可能性がある。

 シャバズ氏は過去3度首相を務めたナワズ・シャリフ氏の弟。パキスタンは危機的な経済やテロの頻発など多くの課題を抱え、待ったなしの対応を迫られる。昨年8月の下院解散に伴い、シャバズ内閣は総辞職し、選挙管理内閣が置かれていた。

782OS5:2024/03/10(日) 21:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5f8039948ea1def9ccbb0e864229a1269dcca5a
新大統領にザルダリ氏選出 故ブット元首相の夫 パキスタン
3/9(土) 22:51配信
時事通信
パキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ氏=2023年12月、パキスタン・ラルカナ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで9日、上下両院と州議会の議員投票による大統領選挙が行われ、連立与党の一角であるパキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ元大統領(68)が、野党の擁立した候補を退け選出された。

 
 ザルダリ氏は2007年に暗殺されたブット元首相の夫。08〜13年に大統領を務めた。大統領は名目的な国家元首で、任期は5年。政治の実権は首相にある。

783OS5:2024/03/10(日) 21:53:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0bffaa8eec7b83a09bf4e5e46b86e01b6f3ffc7
人口世界一のインド、迫る巨大な総選挙 現首相は支持率圧倒、野党側は「顔」も決まらず
3/9(土) 8:00配信
共同通信

インド北東部アッサム州グワハティで支持者に手を振るモディ首相=2024年2月(ロイター=共同)

 中国を抜き人口世界一となったインドで4〜5月にも総選挙(下院定数545)が実施される。圧倒的支持率を誇るモディ首相の与党インド人民党(BJP)に対し、野党は約30政党で「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を昨年7月に結成、総力戦で臨む構えを見せた。しかし選挙が迫る中、首相候補も未定のまま。期待感は急速にしぼんでいる。(共同通信=高司翔一郎)

 BJPはモディ氏を初めて首相候補とした2014年の選挙で282議席を占め、1984年以来となる単独過半数を獲得した。2019年の前回選挙では303議席と積み増し、モディ氏は今回370議席以上を確保できると自信を見せる。

 モディ氏は堅調な経済を背景に根強い人気を誇る。地元メディアによると、モディ政権下の2期10年でインドの国内総生産(GDP)は10位から5位に浮上した。モディ氏は、3期目に入れば日本やドイツを抜き、米国と中国に次ぐ3位になるとアピールする。

 インドでは貧困層の多さが問題となってきたが、モディ氏は過去5年間で1億3千万人以上が貧困から抜け出したとも訴える。空港や高速道路網、都市鉄道網などのインフラ整備も進み、目に見える形で人々に豊かさをもたらした。

 対抗するのは、インド政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める最大野党、国民会議派を中心とした野党連合だ。「BJP1強」を打開しようと、デリー首都圏や北部パンジャブ州で人気がある庶民党、西ベンガル州で強い勢力を持つ草の根会議派などとINDIAを結成した。

 しかし「顔」となる首相候補を巡っても対立。今年1月には大票田の東部ビハール州で州首相を務める実力者クマール氏が率いるジャナタ・ダルが離脱、BJP側に合流した。

 BJPはヒンズー至上主義団体「民族義勇団(RSS)」を支持母体とする。14億2千万人を超える人口の約8割はヒンズー教徒で、モディ政権下でイスラム教徒など少数派との分断が進んだと指摘されている。

 モディ氏は1月22日、北部の聖地アヨドヤでヒンズー教寺院の落成式に出席した。約30年前にRSSなどに破壊され全土で千人以上が死亡する宗教暴動の原因となったモスク(イスラム教礼拝所)跡地で、寺院建設を前回選で公約に掲げていた。多数派に成果を誇示しており、モディ政権3期目入りが濃厚となりつつある。

 インドの有権者は10億人近く「世界最大の民主主義国家」とも呼ばれる。総選挙では、有権者の多さや国土の広さなどから、投票は州や地域別に複数回設定され、開票までに1カ月程度かかるのが通例だ。電子投票機が用いられる。文字を読めない人も多いため、候補者の名前以外に顔写真や政党のシンボルマークが示され、投票時に判別しやすいよう工夫されている。

784OS5:2024/03/19(火) 22:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/644ac858beb637e5062ab2a2a05d92a2a577bbf6
印高速鉄道「26年に開業」 新幹線方式導入、開業遅れ 鉄道相
3/19(火) 21:53配信

時事通信
 【ニューデリー時事】インドのバイシュナブ鉄道相は19日、日本の新幹線方式を導入して建設中のインド初の高速鉄道は「2026年に開業する」との見通しを示した。

 首都ニューデリーで開かれた地元民放主催のイベントでの発言。

 当初23年の開業が見込まれていたが、新型コロナ禍の影響などで大幅に遅れている。総延長は西部のマハラシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間を結ぶ約500キロ。バイシュナブ氏によると、まずはグジャラート州内の二つの駅を結ぶ約50キロ区間で開業する。

785OS5:2024/03/20(水) 09:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e414da953faa973497b21f88d2c30055842e97d4
「イスラム排斥」懸念の法施行 総選挙前、与党支持拡大狙いか インド
3/19(火) 20:32配信


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時事通信
インドの改正国籍法施行に反対する学生団体やNGOのメンバー=13日、南部ベンガルール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インド政府が、少数派のイスラム教徒排斥につながると批判されていた改正国籍法の施行を発表し、波紋を広げている。

 総選挙が間近に迫った時期だけに、ヒンズー至上主義団体を後ろ盾とするモディ政権による支持拡大を狙った一手とみられている。

 「世俗国家なのに、宗教に基づく差別が生じている。100%(与党による)選挙アピールのためだ」。首都ニューデリーのイスラム系大学院に通う男子学生(23)は憤った。総選挙は4月19日から6月1日にかけ、7段階に分けて投票が行われる。

 政府は今月11日、改正国籍法の運用規則を唐突に発表。同法はパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンのイスラム圏3カ国で宗教的迫害を受け逃れてきた不法移民に、一定の条件下で市民権(国籍)を与える内容だ。対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれない。

 2019年末に成立したものの、直後から「差別的だ」として、イスラム教徒だけでなく多数派のヒンズー教徒も抗議デモを展開。警官隊との衝突で死者や逮捕者が相次ぎ、4年以上も施行が見送られてきた。

 同法施行によって、将来的にイスラム系国民の国籍剥奪につながるのではないかとの懸念が再燃。野党・全インド統一ムスリム評議会のオワイシ党首は、X(旧ツイッター)に「宗教が国籍の根拠として認められたら、次は宗教を理由に否定することになる」と投稿した。

 アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権からも、懸念の声が上がっている。報道担当幹部のシャヒーン氏はインドのニュースサイト「ワイヤ」に対し、アフガンでは「少数派への迫害はない」と主張。その上で、同法について「(イスラム教徒を含む)全ての人のためのものであるべきだ」と注文を付けた。

 こうした声に、インド政府は釈明に追われている。シャー内相は14日、地元メディアのインタビューで「国籍を付与するための法律であって、奪う法律ではない」などと語った。

786OS5:2024/03/22(金) 15:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/31f261a78d16705eec5356fbcf9bf9f0f107442b
インド総選挙控え、野党側の摘発相次ぐ 「民主主義はない」と批判も
3/22(金) 14:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2024年3月21日、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏の逮捕を受けて反発する支持者ら=AP

 4月から実施される総選挙(下院)を間近に控えるインドで、当局による野党側への捜査や摘発が相次いでいる。21日には首都ニューデリーを管轄する野党政党のトップが逮捕され、「政権による弾圧だ」との声もあがっている。


 経済犯罪などを担当する捜査当局は21日夜、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏を逮捕した。地元メディアなどによると、酒類販売の規制解除に関する政策を巡って汚職容疑があり、関与が疑われているという。ケジリワル氏が率いる「庶民党」は、逮捕が不当だとして最高裁判所に申し立てをしたという。

 首都の行政を担うケジリワル氏は、貧困層の教育現場や公立病院の整備などを推進し、支持を得てきた。国会で多数派を占める与党「インド人民党」のナレンドラ・モディ首相に批判的な野党の有力指導者の1人としても知られ、今回の総選挙でも候補者を擁立している。

 一方、過去の納税を巡って税務当局から調査を受けていた最大野党「国民会議派」のラフル・ガンジー元総裁は、21日に開いた会見で、「(当局によって)我々の銀行口座が全て凍結されたため、選挙集会などを実施することができない」などと主張。「インドにはいま、民主主義はない」とも語り、モディ政権を批判した。

 総選挙は、4月19日から6月1日にかけて、地域ごとに7回に分けて投票が行われ、6月4日に一斉に開票される。有権者は約9億6880万人に上り、「世界最大の選挙」とも呼ばれる。事前の世論調査では与党の優勢が伝えられていた。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社

787OS5:2024/03/23(土) 01:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/983f8708f877cb9bb171a59d619c05692ca98224
首都圏政府トップ、汚職で逮捕 モディ氏政敵、選挙前に波紋 インド
3/22(金) 7:18配信

時事通信
インドのデリー首都圏政府のケジリワル首相=2月8日、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの捜査当局は21日夜、首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップのケジリワル首相(55)を逮捕した。


 地元メディアによると、逮捕容疑は酒類の販売政策に絡む汚職に関与した疑い。

 首都圏議会与党・庶民党を率いるケジリワル氏はモディ首相の「政敵」として知られ、モディ氏の政権運営をたびたび批判してきた。総選挙の最初の投票が4月に迫る中、国政与党・インド人民党(BJP)に対抗する野党連合の有力な指導者の一人だっただけに、波紋を広げそうだ。

 庶民党はX(旧ツイッター)で、逮捕は政権による陰謀だと訴え、モディ氏を「独裁者」と非難。「逮捕を恐れず、息を引き取る瞬間まで戦う」と徹底抗戦を宣言した。

788OS5:2024/04/01(月) 16:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6403cf843fa1260d80524f23a6e9379eb372ed
インド与党優勢、野党寝返り続出 総選挙、19日から投票
4/1(月) 16:36配信

共同通信
 【ニューデリー共同】インドで今月19日に下院(定数545)総選挙の投票が始まる。中国を抜いて人口世界一となった「世界最大の民主主義国家」の行方に関心が集まる中、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)は好調な経済を背景に選挙戦を優位に展開。野党から多くの有力者がBJPに相次いで移籍している。投票は6月1日にかけて7回に分けて実施、6月4日に一斉開票される。

 最大野党は、政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める国民会議派だが、衰退に歯止めがかからない。ラフル氏は2019年に国民会議派の総裁として初めて総選挙を戦ったがBJPに惨敗した。

789OS5:2024/04/04(木) 08:54:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a4d76a96a22251bc91fa5bf3f0320262562786
首相の「政敵」逮捕に野党抗議 総選挙控え対立激化 印
4/4(木) 7:05配信


時事通信
3月31日、インドの首都ニューデリーで開かれた集会で気勢を上げる野党支持者(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの有力野党政治家の逮捕を巡り、野党側が捜査機関を使った「弾圧」だとして与党・政権への批判を強めている。

 与党側は適切な手続きにのっとっただけだと主張。19日から投票が始まる総選挙を前に、与野党の対立が激化している。

 「民主主義と独裁のどちらを望むのか、決めなければならない。独裁を支持する者は国から締め出す必要がある」。3月31日、最大野党・国民会議派のカルゲ総裁は首都ニューデリーで開かれた大規模集会でこう訴え、与党インド人民党(BJP)やその支持母体を「毒」と切り捨てた。

 集会は、ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップ、ケジリワル首相の逮捕に抗議するために開催。国民会議派や、ケジリワル氏率いる庶民党など野党各党の指導者が顔をそろえ、数千人の支持者が気勢を上げた。

 モディ首相の「政敵」として知られ、与党を糾弾してきたケジリワル氏は3月21日、酒類の販売政策に絡む汚職に関わった容疑で逮捕された。逮捕に関しては、ドイツや米国が司法手続きの透明性を確保するよう訴える声明を出した。

 これに対しインド政府は、両国の駐在外交官を呼び出して抗議。インド外務省のジャイスワル報道官は「わが国の選挙や司法手続きに対する外部からの非難は全く容認できない」と反発した。

 与野党は、税務当局が国民会議派の複数の銀行口座を税務申告の遅れを理由に凍結したことを巡っても、応酬を繰り広げている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ケジリワル氏の逮捕を含め政権による「弾圧」であり、「当局が人権と法のルールを露骨に軽視していることを明確に示している」と指弾した。

790OS5:2024/04/09(火) 08:57:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f908aa40a1cb86276b8efbbae00b312eaf803d4f
野党連合、まとまり欠き弱体化 総選挙前に「寝返り」や離脱 インド
4/9(火) 7:04配信


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時事通信
インドのモディ首相=3月31日、北部ウッタルプラデシュ州メーラト(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドで5年の任期満了に伴う下院(定数545)総選挙の投票開始が19日に迫る中、野党連合の弱体化が鮮明になっている。

 選挙戦を優位に進めるモディ首相率いる与党連合への「寝返り」や離脱が続き、統一的な首相候補もいまだ決まっていない。

 東部ビハール州で7日に開かれた与党連合の選挙集会で、クマール州首相が隣に座るモディ氏の足を軽く触ったように見える動画がSNSで拡散し、物議をかもした。足に触れるのはヒンズー教で目上の人に敬意を示すあいさつだ。

 同州の地域政党を率いる有力政治家のクマール氏は1月、自ら結成に尽力した野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を離脱。インド人民党(BJP)を軸とする与党連合と手を組んだ。寝返りを象徴するような動画が拡散されたことで、野党連合からは「とても気分が悪い」との反応が出た。

 背景には、野党連合では総選挙で勝てないとの判断があったとみられている。地元民放などが3月実施した世論調査では、小選挙区で選出される543議席のうち与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得る見通しだ。これに対し野党連合は94議席にとどまる。

 この他、野党「草の根会議派」党首を務める西ベンガル州のバナジー州首相も候補者調整に関する意見の相違を理由に野党連合からの離脱を表明。総選挙を単独で戦う意向を示している。

 野党連合の「顔」となる首相候補を巡る内紛も報じられた。モディ氏は7日の演説で「野党連合はビジョンと信頼性に欠ける」などとやゆした。

791OS5:2024/04/14(日) 17:21:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d298c6cad94b1cb67acddb38286101e9114607bc
与党優勢、モディ首相3選濃厚 有権者9.7億人、投票まで1週間 インド総選挙
4/12(金) 20:16配信

時事通信
演説するインドのモディ首相=6日、西部プシュカル(AFP時事)

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院(定数545)総選挙の投票開始まで12日で1週間。

 経済成長が続く中、各世論調査では与党インド人民党(BJP)の圧勝が見込まれ、モディ首相の3期目入りが有力視されている。対する野党連合はまとまりを欠き、厳しい情勢だ。

 投票は19日を皮切りに全土で7回に分けて実施。6月4日に一斉開票する。「世界最大の民主主義国」を自負するインドは昨年、中国を抜き14億2600万人で世界一の人口大国になった。選管によると、有権者数は約9億6880万人。

 モディ氏は2014年の首相就任以降、トップダウン型の政権運営や積極的な外資導入などでおおむね年率7%前後の高い経済成長を実現。次の任期でインドは「世界3位の経済大国になる」と豪語してきた。半面、ヒンズー至上主義色が濃く、少数派のイスラム教徒に厳しい政策を取ったり、捜査機関を使い政敵を排除したりする姿勢も目立つ。3期目は強権化に拍車が掛かる恐れもある。

 地元民放インディアTVなどが3月に実施した調査では、小選挙区で選ばれる543議席のうちBJPを中心とする与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得るとの予測が出た。一方、国民会議派を軸とする野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」は94議席にとどまる。

 BJPは303議席を得た前回19年を大幅に上回る370議席獲得を目指す。モディ氏は6日、西部ラジャスタン州での集会で経済成長の実現やインフラ整備といった約10年の実績を強調。「BJPだけがこの国に必要な発展をもたらすことができる」と訴えた。

 一方、国民会議派は深刻化する若年層の失業率改善や低カースト層への優遇策などを選挙公約に盛り込んだ。同党を実質的に率いるラフル・ガンジー元総裁は5日の記者会見で、BJPを念頭に「憲法や民主主義を破壊しようとする人々との戦い」と強調。「メディアが伝えるプロパガンダよりも接戦だ」と語り、勝利への自信をのぞかせた。

792OS5:2024/04/22(月) 10:47:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041901227&g=int
「与党は開発進めて」 宗教分断拡大に懸念も―インド総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時03分配信
 【ラームプル時事】インド総選挙の1回目の投票が行われた19日、北部ウッタルプラデシュ州ラームプルでは投票所に訪れた住民が列をつくった。有権者からは、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)の政権運営の手腕を評価する声が上がる一方、同党の掲げるヒンズー至上主義が宗教間の対立をあおっているとの懸念も聞かれた。

 土木技師のウパ・ディヤさん(27)はBJPの候補者に投票。モディ政権が取り組んできた教育施設や水道の建設といったインフラ整備を評価しているといい、「さらに国の開発を進めてほしい」と語った。溶接工のヌール・アフメドさん(28)は地域政党の候補に投票したというものの、「今の政権は失業問題と物価高騰を除けばよくやっている」と話した。

 ラームプルは国内で少数派のイスラム教徒が多い土地だ。地元の教育機関で薬学を学ぶイスラム教徒のアジル・カーンさん(27)は「BJPは(1月にウッタルプラデシュ州アヨディヤに建設された)ヒンズー教寺院のことや、ヒンズーとイスラムの信者間の断絶しか語らず、好きではない。両信者間に調和が生まれないのはBJPのせいだ」と語気を強めた。

793OS5:2024/04/22(月) 10:48:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041900794&g=int
与党の支持基盤拡大も 鍵は牛肉食?、野党は南部に強み―印総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時04分配信

 【ラームプル時事】19日に総選挙の投票が始まったインドは、日本の約9倍の国土に言葉や宗教もさまざまな14億人超が暮らす。与野党の伝統的な支持基盤は地域や社会集団ごとに異なってきたが、近年は与党インド人民党(BJP)が階層を超え、支持を拡大しているとの指摘もある。

 ヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)を支持母体とするBJPの支持基盤は、同国特有の身分制度カーストの上位層や都市住民とされてきた。対する最大野党・国民会議派は低カースト層や農民が主に支持してきた。

 地理的にBJPが強いのは「牛肉を食べない地域」(外交筋)。つまり牛を神聖視するヒンズー教の影響が色濃いエリアで、おおむね北部や西部だ。選挙戦では同党から出馬した女性候補者が過去に牛肉を食べたと指摘され、SNSを中心に「炎上」した。

 これに対し、会議派や地域政党の牙城となってきた屈指のIT都市ベンガルールを擁するカルナタカ州やケララ州といった南部は牛肉食に比較的寛容。モディ首相は選挙戦で南部に何度も足を運び、切り崩しを図ってきた。

 ただ、2019年の前回総選挙でBJPは苦手としていた農村部でも一定の票を得るなど、従来の見方は必ずしも当てはまらなくなっている。政治アナリストのスミット・ピール氏は、現政権が農村部のインフラ建設や福祉政策を推し進めたことなどが奏功したと分析。「支持者は今や社会階層を超えて全土に広がっている」と語った。

 ピール氏はまた、現政権が今年1月、聖地とされる北部アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地にヒンズー教寺院を建設したことで支持基盤をさらに拡大させたとも指摘した。寺院建設はBJPの長年の公約だった。

794OS5:2024/04/22(月) 10:51:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024042000314&g=int
過去5年で「ヒンズー国家」化進展 モディ政権2期目、少数派は危機感―インド
時事通信 外信部2024年04月21日07時11分配信
インド北部アヨディヤに建設されたヒンズー教寺院に祭られたラーマ神の像に手を合わせるモディ首相(左)=1月22日(インド政府報道情報局提供)

 【ニューデリー時事】インドのモディ政権は2期目の過去5年間で、多数派のヒンズー教徒の利益に沿った政策を次々に実行し、政教分離や多様な宗教を尊重する「世俗国家」から「ヒンズー国家」色を強めた。19日に投票が始まった総選挙で、少数派のイスラム教徒の有権者は危機感を募らせている。


 「モディ首相や与党は、ヒンズーとイスラムの分断にしか焦点を当てていない。そのせいで両信者間に調和が生まれない」。北部ウッタルプラデシュ州ラームプルで同日、投票に向かっていたイスラム教徒の男性(27)はそうこぼした。ラームプルにはイスラム教徒が多く住む。

 政府は3月、かねてイスラム教徒に対し「差別的」との批判があった改正国籍法の施行を発表した。パキスタンやバングラデシュなど近隣のイスラム圏3カ国での宗教的迫害から逃れてきた不法移民に市民権(国籍)を与える内容だが、対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれていない。

 1月には同州アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地に、政府が事実上主導しヒンズー教寺院を建設した。式典に出席したモディ氏は「民族意識の(結実した)寺院だ」と演説。同氏は与党インド人民党(BJP)の支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)出身だ。

 同地にあったモスクは1992年、「ヒンズー教寺院の跡地に建てられた」と主張する過激派に襲撃され破壊。寺院の「再建」はBJPの長年の公約だった。

 2019年には、国内で唯一イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪。二つの連邦直轄地に分割した。

 ヒンズー国家化が進む中、地元の作家ジヤ・ウス・サラム氏は米誌タイム(電子版)への寄稿で「私たちイスラム教徒は2億人いるが、今日のインドで目に見えない存在となっている」と疎外感を表した。

795OS5:2024/04/26(金) 08:03:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d2c50309cceb9cfb090b12a95ad68b620fcbda
「世界一お金がかかる」インド総選挙 人口の多さ以外にもあった事情
4/26(金) 7:00配信

朝日新聞デジタル
インド北部メーラトで2024年4月23日、与党インド人民党の旗を振る支持者たち=AP

 6月まで実施されているインドの総選挙は、支出されるお金も桁違いだ。その費用は約2兆円とも言われ、地元メディアは「世界で最もお金のかかる選挙になるだろう」と報じている。


 選挙管理委員会などによると、インドの人口は増加を続け、昨年には中国を抜いて世界一になったとされる。18歳以上の有権者は9億7千万人近くに上り、投票所は約100万カ所に設置、約1500万人を配置するスタッフの人件費も必要だ。4月19日〜6月1日に地域ごとに7回に分けて投票が行われるなど、長期戦になっている。

 立候補する人も多く、その分お金もかかる。

 2019年に実施された前回の総選挙では、670超の政党から8千人以上の候補者が出馬。各候補は今回、選挙カーの用意や集会の開催などのため、最大950万ルピー(約1760万円)の支出が認められている。候補者側が負担するケースが多いとされる。前回までは700万ルピーだったが、国内のインフレ率などを踏まえて、支出額の目安が増やされた。

 調査機関「メディア研究センター(CMS)」の推計では、前回の総選挙全体では約5500億ルピーの費用がかかったとみられ、1998年の900億ルピーから6倍強にまで増えている。

朝日新聞社

796OS5:2024/05/13(月) 08:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/95c67049fcb3dc8f69b551a3e2ec7cfcb31a7da5
自治権剥奪、根強い不信感 総選挙投票控えるカシミール中心都市 インド
5/13(月) 7:10配信

時事通信
11日、インド北部スリナガル近郊で開かれた総選挙候補者の集会

 インド北部の連邦直轄地ジャム・カシミールの中心都市スリナガルで13日、総選挙の投票が行われる。

【ひと目でわかる】カシミール地方

 同都市を「夏の州都」としていたジャム・カシミール州が2019年に解体されて以降初の選挙。自治権を剥奪された住民の政権に対する不信感は根強い。

 ◇候補擁立せず
 「ヒジャブ」と呼ばれるスカーフをかぶった女性の姿が目につく一方で、この時期は国中で掲げられているヒンズー至上主義の与党インド人民党(BJP)の旗は見当たらない。スリナガルは、イスラム教徒が住民の大半を占めている。

 国内で唯一イスラム教徒が多数派だったジャム・カシミール州は、かつて藩王国だった歴史的経緯から、憲法上特別な自治権が認められていた。しかし、モディ政権は19年にこの憲法規定を廃止。ジャム・カシミールとラダックの二つの連邦直轄地に分割した。パキスタンからの越境テロを防ぐための治安強化が名目だったが、政権のイスラム教徒に対する弾圧と受け止められた。

 「反ムスリム(イスラム教徒)のBJPは嫌いだ」。市内で鳥肉販売店を営むイナヤット・トゥラバットさん(34)はこう語気を強め、「州の解体で仏教徒が多く住むラダックが分離した。(異なる宗教信者が)共に暮らす複合的な文化が壊されてしまった」と嘆息した。

 BJPは今回の選挙でスリナガルを含むカシミール地方の三つの選挙区に候補者を擁立していない。地元メディアによると、過去約30年では初めて。当選の見込みが薄いと判断したとみられる。

 ◇乏しい経済恩恵
 スリナガルの選挙区の候補者の多くは地域開発や雇用確保を公約に掲げる。特に若者の失業は深刻で、国際労働機関(ILO)の報告書によればジャム・カシミールにおける中等教育を受けた15〜29歳の若者の失業率は22年時点で約34.8%。地元の大学院に通うシャウカット・サタールさん(25)は「19年以降テロは減ったが、経済は良くなっていない」と話す。

 観光名所の湖周辺で魚を売っていた女性(35)は「人々は職を失い、魚を買うお金もない」とこぼした。政権は当時、連邦直轄地とする理由の一つに経済発展の促進を挙げたが、女性は「約束を守っていない」と批判。「私たちのために誰も何もしてくれない」と政治への不信感をあらわにし、投票に行くつもりはないと語った。

 中心部は至る所に検問所が設けられ、銃を構えた治安要員が目を光らせていた。外国メディアは入域に際し政府の許可証が必要。取材には治安上の問題を理由に地元の警察関係者と情報当局者が同行した。情報当局者は「プロトコル(規約)に従っているだけ」と説明したが、政治的に敏感な地域だけに、メディアの監視を兼ねているとみられる。


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