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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

1599とはずがたり:2022/03/03(木) 16:41:02
ウクライナ粘ってますね〜。プーチンの計算違いはドイツを初めとする国際社会の反撥の強さとウクライナの粘りとロシア軍の意外な不甲斐なさか。

ハリコフ・キエフ・オデッサぐらい占領しないとロシアの面目丸つぶれであり,既に此処迄粘ると3大都市占領してもリヴィウに遷都してでも降伏はしないであろう。
プーチンがキーウ(キエフ)に傀儡政権樹立して東西に分裂の固定化のおそれも出てきた?

1600チバQ:2022/03/03(木) 19:16:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a8403b9aab898e8f4816175e9a43515e64a3304
ロシア料理店へ嫌がらせ相次ぐ ウクライナ侵攻で、ネットに中傷
3/3(木) 17:47配信
毎日新聞
ウクライナ国旗=真野森作撮影

 ロシアのウクライナ侵攻で、日本のロシア料理店にネット上で匿名での嫌がらせ、中傷の書き込みが相次いでいる。検索サイト「グーグル」のレビュー欄などに書かれているもので、事実無根の心ない書き込みによる「ヘイトクライム」(人種、民族などに対する偏見、憎悪による嫌がらせ)に店側は困惑している。


 東京都新宿区の日本人が経営するロシア料理店は、「こんな書き込みがグーグルに書かれている」との電話で、嫌がらせの書き込みに気づいたという。

 店主は「ロシアのウクライナ侵攻とロシア料理は関係がない。(嫌がらせの)書き込みは、決して気持ちのいいものではありません。ですが、お客様がいらっしゃるので、これからも普段のように努めようと思っています」と話した。【油井雅和/デジタル報道センター】

1601チバQ:2022/03/03(木) 21:00:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaeef82b3f111cb681f3f795c6e0343d0af1c2d5
ロシア軍が南部拠点ハリコフ制圧、軍政表明で占領視野か…ウクライナ侵攻から1週間
3/3(木) 20:57配信

読売新聞オンライン
3日、キエフ近郊で。ロシア軍の砲撃により破壊された集合住宅(ロイター)

 【モスクワ=工藤武人、ワシントン=田島大志】ロシアがウクライナ侵攻を始めてから3日で1週間が過ぎ、戦線と被害が拡大している。ロイター通信などによると、ロシア軍は2日、ウクライナ南部の拠点都市ヘルソンを制圧し、東部にある第2の都市ハリコフと周辺で住宅など民間施設を攻撃した。停戦に向けた双方の2度目の協議は3日に開催の予定だが、不透明な状況だ。

 ヘルソン市長は2日夜、SNSで、露軍が市庁舎に入り、ウクライナ軍は市外に撤退したと伝えた。へルソンは人口約30万人で、主要都市が陥落したのはこれが初めてだ。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、露軍は市内に軍政を敷くと表明しており、一時的な掌握ではなく占領を意図している可能性がある。

 ヘルソンはドニエプル川に面している。ロシアは2014年に併合したクリミアの水不足を解消する通水の拠点として、侵攻作戦ではへルソンを重視し攻略を続けてきた。

 ハリコフでは住宅や行政機関など非軍事施設の被害が拡大し、露軍は2日も住宅街へのミサイル攻撃を続けた。郊外の地区も標的になり、子ども2人を含む8人が死亡した。

 首都キエフでは南部の駅が砲撃され、キエフ北東の町では病院が巡航ミサイルに直撃された。

 こうした状況について、バイデン米大統領は2日、露軍が民間人を標的に攻撃しているとの認識を示した。

 米国防総省の高官は2日、キエフに向かって南下する露軍の車列が、ウクライナ軍の抵抗などのため停滞していると指摘した。

 一方、露国防省は2日、侵攻によるロシア側の戦死者を初めて発表し、498人であると明らかにした。2008年のジョージア(旧称・グルジア)侵攻の戦死者は67人だった。プーチン露政権による国外での軍事行動での犠牲者としては突出して多くなっている。

 ロシアとウクライナによる2度目の停戦協議について、ロシアは3日にベラルーシ南西部ブレスト州で開かれるとの見通しを示した。しかし開催場所を巡る調整が難航した模様だ。

1602チバQ:2022/03/03(木) 22:11:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-220303X944.html
死者急増、泥沼化の懸念=停戦交渉、歩み寄り困難―ウクライナ難民100万人超・ロシア軍侵攻
2022/03/03 21:12時事通信

死者急増、泥沼化の懸念

ロシア軍のウクライナ本格侵攻開始から1週間がたち、死者数の増加が顕著になっている。写真は2日、ウクライナ中部ジトミルで、前日のロシア軍の砲撃で破壊された自宅の前に立つ男性。砲撃で妻を失った。【AFP時事】

(時事通信)

 【モスクワ、イスタンブール時事】ロシア軍のウクライナ本格侵攻開始から1週間がたち、死者数の増加が顕著になっている。ウクライナ非常事態庁は2日、「民間人2000人以上が死亡した」と明らかにする一方、ロシア国防省はロシア側の死者数について498人と発表した。ロシア政府の説明によると、3日には双方の代表団による停戦交渉が予定されているが、歩み寄りは困難で、戦況の泥沼化への懸念が一段と高まっている。

 2月24日の侵攻開始以降、隣国ポーランドなど国外に逃れたウクライナ難民は100万人を超えた。グランディ国連難民高等弁務官はツイッターで、ウクライナ国内にはさらに多くの避難民がいると指摘し、「命を救う人道支援のため、武器を置く時だ」と訴えた。

 ウクライナ南部ヘルソン州の知事は3日、ロシア軍がヘルソンの州庁舎を「完全に占拠した」と表明した。ロシア軍は至る所に展開しているといい、侵攻による初の主要都市陥落となる。市内では混乱が広がり、商店での略奪行為が横行しているとされる。

 北東部ハリコフも連日の激しい攻撃で陥落の危機に直面し、ロイター通信によれば、2日から3日にかけて民間人34人が死亡した。ロシア国防省は3日、ハリコフ近郊の町バラクレヤを「解放した」と主張した。

 首都キエフ一帯では、ロシア軍がテレビ塔や発電所などインフラ施設への砲爆撃を繰り返している。ロシア国防省は3日、キエフにある放送施設を攻撃し、破壊したと発表した。

 ロシアとウクライナの停戦交渉は2月28日に最初の協議が行われ、2回目の交渉が3日にベラルーシ西部ブレスト州で開かれる見通し。ただ、ウクライナはロシア側の攻撃強化に反発しており、交渉の行方は不透明だ。

1603チバQ:2022/03/03(木) 22:18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/d62c8009500c4a03f055f24bfb0b174063833d03
ウクライナの主要都市が初の陥落 幹部「州政府の庁舎が占拠された」
3/3(木) 19:21配信

朝日新聞デジタル
地図

 ウクライナに侵攻中のロシア軍は3日、南部の人口約30万人のヘルソンを制圧した。初めての主要都市の陥落となる。ウクライナの民間人の死者は2千人を超え、双方の兵士らにも多数の被害が出ている。米国防総省は今後、ロシア軍の無差別的な攻撃が激しくなると懸念している。


 ヘルソン州はキエフ、ドニプロなどウクライナの主要都市を流れるドニエプル川が黒海に注ぐ付近に広がる。2014年にロシアが併合したクリミア半島の水源となるなど、今回の侵攻の重要な攻撃目標の一つだった。

 市長が2日、SNSでロシア軍兵士らが市庁舎を訪れたと明かし、「市内にはウクライナ軍はいない」として住民に発砲しないようロシア軍に訴えた。ヘルソン州政府の幹部も、SNSで「(ヘルソンにある)州政府の庁舎が完全に占拠された」と述べた。

朝日新聞社

1604チバQ:2022/03/03(木) 22:26:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef8dc939ee88e590b27e3ab3af06fe8f79ef0134
ルーブル建て国債利払い停止 外国人投資家、身動きできず ロシア中銀
3/3(木) 17:25配信

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時事通信
 【ニューヨーク時事】米メディアによると、ロシア中央銀行は2日までに、ロシア通貨ルーブル建ての国債を保有する外国人投資家に対する利払いを停止した。

 欧米諸国による経済制裁を背景にルーブルが急落する中、資金流出に歯止めをかける狙い。ロシア当局は既に外国人による証券売却も禁じており、投資家は身動きが取れない状態に陥っている。

 格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、ロシアの信用格付けを投機的水準へと大幅に引き下げた。「経済制裁に加え、ロシアの債務返済意思にも懸念があり、国債償還に混乱が生じるリスクが高まっている」と説明。他の格付け大手でも同様の格下げが相次いでいる。

 有力金融機関が加盟する国際金融協会(IIF)によると、ルーブル建て国債の外国人投資家による保有比率は2割程度。保有額は昨年末時点で3兆2000億ルーブル(当時の為替レートで約4兆9400億円)だった。新型コロナウイルス対策で国債発行額全体が膨らんだ影響で保有比率は低下したものの、ロシア国債市場で外資系金融機関の存在感が近年高まっており、保有額は増加傾向にあった。

1605チバQ:2022/03/04(金) 09:13:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/051e78b492f894b331364f910286ac287c735262
モルドバ、EU加盟を正式申請 ジョージアに続き
3/4(金) 3:50配信
AFP=時事
モルドバのマイア・サンドゥ大統領(2021年12月15日撮影、資料写真)【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】旧ソ連構成国モルドバのマイア・サンドゥ(Maia Sandu)大統領は3日、同国が欧州連合(EU)への加盟を正式に申請したと発表した。


 欧州議会(European Parliament)は1日、ロシアに侵攻されたウクライナのEU加盟申請を支持。ウクライナ、モルドバと同じく旧ソ連構成国のジョージアも3日、加盟を正式申請していた。

 欧州最貧国の一つであるモルドバは2014年、政治や経済の基準をEUに合わせることを目的とした「連合協定」に署名していたが、加盟承認の保証は得られていなかった。今後、加盟候補国になったとしても、承認までの過程は長く、大規模な改革が必要となる。【翻訳編集】 AFPBB News

https://news.yahoo.co.jp/articles/46514f8cfb548d64869a20e0fbf372a0823f8341
ジョージアもEU加盟申請
3/3(木) 23:34配信
 【トビリシAFP時事】ジョージア(グルジア)のガリバシビリ首相は3日、声明を出し、欧州連合(EU)への加盟申請を正式に行ったと発表した。


 同じ旧ソ連構成国のウクライナが戦火の中で加盟申請し、欧州議会から歓迎されているのを受けて行った。

 声明は「ジョージアは欧州の国家だ。欧州を守り、その発展に価値ある貢献を続ける」と訴えた。

1606とはずがたり:2022/03/04(金) 09:38:30
ロシア、ウクライナ最大のザポロジエ原発掌握と主張
[2022年3月2日22時7分]
https://www.nikkansports.com/general/news/202203020001093.html

国際原子力機関(IAEA)は2日、ウクライナ最大のザポロジエ原発について、ロシアから管理下に置いたとの連絡を受けたと明らかにした。しかしウクライナメディアは、同原発は依然ウクライナ側が管理しているとの情報を伝えており、情報が錯綜している。

ロシア側も、ウクライナの原子力企業エネルゴアトムも、通常通りの運転を続けているとしている。

ウクライナ南部にあるザポロジエ原発は6基が稼働中で、出力は同国の総電力の約2割を占める。

またIAEA理事会は2日、ウクライナ情勢に関してウィーンで緊急会合を開いた。外交筋によると、ロシアの侵攻によって「ウクライナの原子力施設が攻撃を受けていることに懸念を表明することが主な目的」だという。ロイター通信によると、ロシアの侵攻を非難する決議の準備が進められている。

在ウィーンのウクライナ政府代表部はIAEAに対し、ソ連時代の1986年に爆発事故を起こしたチェルノブイリ原発の作業員が2月24日以降、ロシア軍の人質となったと通知していた。

ロシアメディアによると、ロシア国防省の報道官は2月25日、ウクライナ首都キエフから約80キロの地点にあるチェルノブイリ原発と周辺地域に空挺(くうてい)部隊を投入し、支配下に置いたと発表した。(共同)

1607とはずがたり:2022/03/04(金) 09:47:45

プーチン氏、ウクライナ侵攻は「計画通り」
2022年3月4日 2:49 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3393173?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3393174

【3月4日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は3日、同国によるウクライナ侵攻は「計画通り」進んでいると述べ、死亡した兵士に対して手厚い補償を行うよう指示した。

 プーチン氏は国家安全保障会議の冒頭で、「特別軍事作戦はスケジュール通り、計画通りに厳密に進んでいる」と説明。「われわれはネオナチ(Neo-Nazi)と戦争をしている」とし、「ロシア人とウクライナ人は一つの民族であるとの信念は決して捨てない」と宣言した。(c)AFP

ウクライナ・ロシア、民間人避難の「人道回廊」で合意
3/4(金) 3:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/acaaa2ab22e83f2e196af0b5f0cd9345c9dae2cd
AFP=時事
ベラルーシ・ブレストで、協議開始に当たり握手するウクライナ(左)とロシア(右)の代表団(2022年3月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり3日に開かれた2回目の協議で、両国は、民間人を避難させるための「人道回廊」の設置で合意した。ウクライナ高官が明らかにした。

【写真】協議冒頭の様子

 ウクライナのミハイロ・ポドリャク(Mykhailo Podolyak)大統領顧問はツイッター(Twitter)に、「2回目の協議が終わった。残念ながら、ウクライナは必要な結果をまだ得られていない。人道回廊の組織のみが決まった」と投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

1608とはずがたり:2022/03/05(土) 20:40:40
プーチン大統領、停戦条件を追加 「親ロシア派に東部2州全土を」
https://www.asahi.com/articles/ASQ3552SQQ35UHBI002.html
2022年3月5日 15時40分

 ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナとの停戦合意の新たな条件を示した。ウクライナ東部の2州の一部で親ロシア派組織が自称する二つの「共和国」の領土が、それぞれの州全体であることを認めるよう、ウクライナ政府に要求する内容だ。3回目の停戦協議は週末にも見込まれているがウクライナ側に受け入れの余地はなく、合意の見通しは遠のく一方だ。

 同日行われた、ドイツのショルツ首相との電話協議で示した。ロシアが2月、一方的に独立を承認した「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の支配地域はウクライナの東部2州の一部にとどまっていたが、州全体の領有をウクライナ政府が受け入れることを条件とした。

 これまでロシアは、停戦合意の条件にウクライナの「中立的地位」や「非武装化」など3条件を示していたが、四つ目が加わったことになる。

 ロシア大統領府によるとプー…

1609とはずがたり:2022/03/06(日) 00:21:25
ウクライナとEUの関係はどこまで深まったか
https://globe.asahi.com/article/14291695

1610とはずがたり:2022/03/06(日) 01:22:46
ややこしい地域だなぁ

親欧州 vs 親ロシア
モルドバvs沿ドニエストル共和国
ジョージアvs南オセチア共和国・アブハジア共和国
ウクライナvs(クリミア半島)・ルガンスク人民共和国・ドネツク人民共和国

親トルコ vs 反トルコ
アゼルバイジャン共和国vsアルメニア共和国,ナゴルノ・カラバフ共和国
自由シリア軍vsアサド政権

1611チバQ:2022/03/06(日) 16:00:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/7836fd685a0af256fe9a46834befb50bf4dc9f00
周辺国のロシア離れ加速…モルドバとジョージアもEU加盟を申請
3/5(土) 22:14配信


読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ブリュッセル=畠山朋子】旧ソ連構成国のモルドバとジョージアが3日、欧州連合(EU)への加盟申請書に署名した。2月末に署名したウクライナに続く動きだ。ロシアのプーチン大統領は、「勢力圏」とみなす旧ソ連諸国の欧米への接近を阻止しようとしてきたが、ウクライナ侵攻で関係国の警戒感が高まり、かえってロシア離れを加速させている。


 モルドバ大統領府の発表によると、マイア・サンドゥ大統領は3日、国内で首相らと行った署名式で、「モルドバは欧州の支えが頼りだ。(EU加盟のため)あらゆることをする」と表明した。ジョージアのイラクリ・ガリバシビリ首相も3日、「欧州への統合に向け、努力を続けていく」とコメントした。

 モルドバとジョージアは、ウクライナ東部の親露派支配地域と同じように、一方的に「独立」を宣言された地域を国内に抱えており、ロシアと軍事衝突した経緯もある。ロシアは現在も、これらの地域に軍部隊を駐留させている。

 ウクライナとモルドバ、ジョージアはEUとの経済関係などを強化する「連合協定」をそれぞれ結んでおり、以前から加盟を目指してきた。3か国の首脳は昨年7月には、欧州への統合を改めて明記した「バツミ首脳宣言」も採択した。

 ただ、EUに加盟するには全加盟国の承認が必要なうえ、法の支配や汚職の撤廃、経済の安定といった条件も満たさなければならず、実現には困難も伴う。

1612チバQ:2022/03/06(日) 16:13:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ea6a9266d942af123ddadd2b1e067c2fc4409a3
人道回廊「一人も避難できず」 ロシア軍、ウクライナ攻勢再開へ
3/6(日) 6:33配信

毎日新聞
ブランケットの中で温め合う医療従事者の子どもたち=ウクライナのマリウポリの病院で2022年3月4日、AP

 ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部のマリウポリなどで住民避難のために戦闘を一時停止する「人道回廊」について、露国防省は5日、ウクライナ側の妨害により「一人の住民も避難できなかった」として攻勢を再開すると発表した。ウクライナは露軍が「停戦を守らなかった」と主張。非難の応酬が続く中、激戦地にいる民間人の退避が進まない状況が続いている。

 人道回廊の設置は3日に開かれたロシアとウクライナの2回目の停戦協議で合意されていた。露軍の包囲が続き、食糧不足などの人道危機が指摘される東部のマリウポリとウォルノワハで5日に実施される予定だったが、周囲で戦闘が続き、延期が決まった。ただ、停戦協議自体は双方とも継続の意向を示しており、ウクライナメディアによると、3回目の協議は7日になる見通しだという。

 ロシアのウクライナ侵攻は5日で10日目を迎えたが、各地で戦闘は収まっていない。同日にはイスラエルのベネット首相が他国の首脳としては侵攻後初めて訪露し、ロシアのプーチン大統領と会談。ロイター通信によると、ベネット氏は停戦や、ウクライナに暮らすユダヤ人コミュニティーの問題などを提起した。ウクライナのゼレンスキー大統領は、ベネット氏が停戦への仲介役となることを望む発言をしている。ベネット氏の報道官によると、ブーチン氏との会談後、ベネット氏はゼレンスキー氏と電話で話したという。

 ただ、プーチン氏は強硬姿勢を崩していない。5日に開催された航空会社の女性従業員代表との会合では、侵攻が「重い決断だった」と話す一方で、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟やウクライナの核武装の可能性について「現実的な脅威」だとして侵攻を正当化。米欧などによる経済制裁を「宣戦布告に近い」などと述べるなど、米欧諸国をけん制する姿勢が目立った。

 国連人権高等弁務官事務所のまとめでは4日時点でのウクライナの民間人の死者数は351人、負傷者は707人で、民間人死傷者の合計が1000人を超えている。ロイター通信はウクライナからの難民が6日には150万人に達するという国連難民高等弁務官事務所の見通しを伝えている。

1613チバQ:2022/03/06(日) 16:17:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f58532a8cb8b55ea8786f94690325e3eadcbc67
露国債、デフォルト迫る 16日から相次ぐ支払い期限 通貨ルーブル失墜も
3/5(土) 19:39配信
産経新聞
ウクライナ侵攻を受けた日米欧の包囲網で、ロシア国債のデフォルト(債務不履行)が迫ってきた。制裁による外貨不足で外貨建て国債の利払いができなくなるためだ。国債が〝紙くず〟になれば通貨ルーブルの信認が失墜し、物価が急騰してロシア国民の生活が破壊されかねない。いわば人為的に危機を作り出し、プーチン政権への批判を強めて撤退を促す強硬策。首都キエフ攻防戦が続く中、今月16日から大きな支払期限が相次ぐ予定で、まさに時間との戦いになっている。

「(西側の)厳格かつ協調的な制裁とロシアの債務返済意志に関する重大な懸念から、国債の返済が中断されるリスクが高まった」

格付け会社の米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは3日、ロシアの国債格付けを投資に適さない「投機的水準」まで6段階引き下げた際の声明で、こう指摘した。まずは16日に期限を迎える1億1700万ドル(約135億円)の利払いを監視するという。

マネックス証券の大槻奈那チーフ・アナリストによると、年内に元本や金利の支払期限を迎えるロシアの外貨建て債券(社債含む)は2兆円超。返済原資があっても制裁で送金処理ができず利払いが滞るなどすれば債務不履行を認定されるケースもあり、「いずれにしてもデフォルトになる可能性が高い」と分析する。

ロシア国債がデフォルトすれば通貨ルーブルの価値も暴落する。ロシア国内で輸入品の価格が上昇し、急激なインフレが進む。制裁の効果で既に外国為替市場ではルーブルが急落し、輸入に頼るデジタル製品などの値段が毎日のように上がっているという。国際金融協会(IIF)によるとロシアは今年、物価上昇率が2桁に達し、2桁のマイナス成長になる恐れがある。

一方、実は数年前からロシアは制裁に備え、対外債務の支払いや為替介入に使う外貨準備を過去最大規模(今年1月時点で6302億ドル)に積み上げてきた。その過程で制裁に弱いドル建て資産を減らし、友好国である中国の人民元や、北方領土返還交渉を抱えた日本の円に振り替えている。

先進7カ国(G7)は今回、各国中銀が保管するロシアの外貨準備を一斉に凍結し、為替介入によるルーブル買い支えを防いだ。日本が〝抜け道〟にならなかったのはロシアにとって想定外だった可能性がある。

今後の焦点は制裁に加わらない中国の動向だ。人民元決済システム「CIPS」を経由すれば国際決済が可能との見方もあり、制裁の実効性にほころびが出る恐れがある。ロシア国民の不満にプーチン大統領が追い詰められるのが先か、ウクライナがロシアの手に落ちるのが先か。世界が固唾をのんで見守っている。(田辺裕晶)

1614チバQ:2022/03/07(月) 20:07:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/98167d5e7b1674010503761e0722765e6d08321b
ウクライナ難民、150万人超に 国連
3/7(月) 10:53配信
【AFP=時事】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は6日、ロシアの侵攻に伴うウクライナから近隣諸国への難民が150万人を超えたと明らかにした。

 UNHCRの統計によれば、グリニッジ標準時(GMT)6日午後1時35分(日本時間同10時35分)時点で難民は153万4792人となった。いずれ400万人に達する可能性もあるという。

 フィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)高等弁務官はツイッター(Twitter)に、難民の増加ペースについて「第2次世界大戦(World War II)以降の欧州で最速」と投稿した。

 UNHCRによると、ポーランドへの難民はこれまでに累計88万5303人、ハンガリーは16万9053人、スロバキア11万3967人前後、モルドバ8万4067人前後、ルーマニア7万1640人となっている。その他の欧州諸国が15万7056人。ロシアへも約5万3000人が逃れた。【翻訳編集】 AFPBB News

1615チバQ:2022/03/07(月) 20:13:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/65903be4bfbb094da940659e6bebfaac10fd3902
米ビザとマスター、ロシア業務停止 国際金融からの排除加速
3/6(日) 8:13配信
時事通信

 【ニューヨーク時事】ロシアのウクライナ侵攻を受け、国際金融システムからロシアを排除する動きが広がっている。


 米クレジットカード大手ビザとマスターカードは5日、ロシア業務の停止を発表。ロシア国内で発行されたクレジットカードやデビットカードが海外で使えなくなるのに加え、国外で発行されたカードの国内利用もできなくなる。

 ビザは声明で、「ロシアによるウクライナへの理由なき侵攻を受け、行動を起こさざるを得なくなった」と表明。マスターカードは「不透明な経済環境などを考慮した」と説明した。

 日米欧は経済制裁の一環として、ロシアの一部銀行を世界の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から除外すると決定。それを受け、ビザとマスターは、それぞれの決済ネットワークから制裁対象の銀行を排除していたが、対象をロシアの加盟店や金融機関全体に広げた形だ。

 米メディアによると、ロシアでのカード決済のうち、ビザとマスターが占める比率は7割程度。ウクライナのゼレンスキー大統領が、業務停止を求めていたという。ロシア国内で発行された両社カードの国内利用は、別の独自ネットワークを活用するため、継続できる。

1616チバQ:2022/03/07(月) 21:10:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030701045&g=int
ロシア・ルーブル、また最安値 経済の先行き懸念―外為市場
2022年03月07日20時42分


 【ロンドン時事】7日の外国為替市場で、ロシアの通貨ルーブルが対ドルで史上最安値を更新した。ロイター通信によると、一時1ドル=140ルーブルを付けた。同国の銀行に対する欧米などの金融制裁に加え、米政府がロシア産原油の輸入禁止の検討に乗り出したことで、同国経済への先行き懸念が一段と強まり、売りが加速した。

1617チバQ:2022/03/07(月) 21:12:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030600392&g=int
「人道回廊」再び失敗 対ロ外交も停戦見通せず―ウクライナ難民150万人超
2022年03月06日23時23分

 【イスタンブール時事】ロシア国防省は6日、軍事侵攻したウクライナ南東部の要衝マリウポリ郊外で攻勢をかけ、一部を制圧したと主張した。マリウポリでは5日に実現できなかった民間人退避のための「人道回廊」設置の準備が進められたが、赤十字国際委員会(ICRC)はツイッターで、6日に予定された民間人退避が「失敗に終わった」と述べた。ロシアに侵攻停止を呼び掛ける外交努力も行われているが、これまでのところ成果は出ていない。

 情勢悪化が続く中、ウクライナから陸路で隣国ポーランドなどに逃れる難民は増加の一途だ。グランディ国連難民高等弁務官はツイッターで、難民が侵攻開始後の過去10日間で150万人を超えたと明らかにし、危機拡大のペースが「第2次大戦以降の欧州で最も速い」と述べた。
 マリウポリをめぐっては5日、ロシアが人道回廊での限定的停戦を発表したが、その後も2日間にわたって攻撃が続いた。市当局は6日、「非常に危険だ」と表明。7日以降、ICRCと協力し、改めて退避実現を模索する見通しだ。
 これ以外の各地でも軍事作戦は続き、ロシア国防省は6日、長距離精密兵器でウクライナ西部の空軍基地を攻撃し、破壊したと明らかにした。ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシア軍が(南部)オデッサへの爆撃を準備している」と危機感を示した。
 侵攻を受け米欧が厳しい対ロ制裁に踏み切る中、制裁から距離を置く諸国による仲介努力が加速している。イスラエルのベネット首相は5日、モスクワを訪問し、プーチン大統領と3時間にわたって会談した。ウクライナへの攻撃停止を呼び掛けたとみられる。その後、ベルリンへ移動してドイツのショルツ首相と意見交換。ベネット氏は一連の会談の前後、ゼレンスキー氏とも3回にわたって電話で協議した。
 トルコのエルドアン大統領は6日、プーチン氏と電話会談。エルドアン氏が「包括的な即時停戦」を呼び掛けたのに対し、プーチン氏はウクライナ側が戦闘行為を停止し、ロシアの要求が実現された時にのみ、ロシア軍の作戦停止は可能だと主張した。
 一方、ロシアとウクライナによる停戦交渉の3回目協議は、週末に開催する方向で調整が進められていたが、ロシア代表団関係者によると、7日にずれ込む見通しとなった。

1618チバQ:2022/03/08(火) 10:09:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9359b68370d8775304cf64d9fca24246edc5e741
英米が大統領脱出準備 亡命政権樹立を支援 ウクライナ
3/8(火) 7:12配信

時事通信
6日、キエフで演説するウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供)(AFP時事)

 【ロンドン時事】英米の情報機関と軍特殊部隊の混成チームがウクライナに派遣され、ゼレンスキー大統領の首都キエフからの退避に向けた準備を完了させた。


 英情報筋が明らかにした。大統領以下、政権幹部と最高会議(議会)指導者らが北大西洋条約機構(NATO)域内の国などに脱出し、亡命政権を樹立することを想定。受け入れ国にはポーランドや英国のほか、NATO加盟国ではないスウェーデンも検討されているもようだ。

 混成チームは昨年ウクライナ入りし、12月には基本計画の策定を終えたという。侵攻に対し、ウクライナ側が当初の予想を超える抵抗を続けていることに加え、ゼレンスキー氏自身、当面ウクライナにとどまる意志が固いこともあり、計画は保留されている。状況次第では、ロシア軍の支配が及ばないウクライナ西部に退避する選択肢も残されているとみられる。

 情報筋は「計画はいつでも発動できる状態にある」と述べた。現在、大統領の身辺警護には英陸軍特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)が協力しているもようだ。

1619チバQ:2022/03/08(火) 11:24:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfc8e307307a4aa6f7620b80ec934d1eeedf1a88
「ロシア軍、戦力の100%近く投入」都市へ圧力強める 米国防総省
3/8(火) 6:57配信
朝日新聞デジタル
ウクライナの首都キエフ郊外のイルピンで7日、激しい爆撃を受けて避難する人々=ロイター

 ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国防総省の高官は7日、ロシア軍が国境付近に集結させた戦闘部隊の100%近くを投入したとの見方を示した。ウクライナ軍の抵抗により戦況に大きな進展はないが、ロシア軍は遠距離からのミサイル攻撃を増やし、主要都市への圧力を強めている。


 米当局は先週末の時点で、9割以上の戦力が投入されたとみていたが、初めて100%近くに達したと認定した。侵攻開始の時点では、15万人以上のロシア軍が国境付近に集結していた。

 高官によると、首都キエフなど北部ではウクライナ軍の強い抵抗が続き、ロシア地上部隊による主要都市への侵入を許していない。一方、南部ではロシア軍が少しずつ前進をみせている。

朝日新聞社

1620とはずがたり:2022/03/08(火) 17:18:48

ロシアめ,追い詰められてる感じではあるんだが。

ノーバヤ紙「私たちはロシアに残る」 報道規制強化で苦渋の決断
https://mainichi.jp/articles/20220305/k00/00m/030/305000c
毎日新聞 2022/3/6 07:30(最終更新 3/6 07:30) 有料記事 2242文字

 ロシアが「虚偽報道」を禁じる改正刑法を成立させたことを受け、独立系新聞ノーバヤ・ガゼータは4日、ウクライナ侵攻に批判的な記事をサイトから削除する方針を明らかにした。同紙は2021年にノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏が編集長を務め、プーチン政権にも批判的な報道を続けてきたが、記者が刑事罰の対象となる報道規制強化を受け、苦渋の決断をした。同紙のコンドラチエフ広報部長が発表した声明は次の通り。【杉尾直哉】

   ◇   ◇

 皆さま、私はノーバヤ・ガゼータの広報部長、ニキータ・コンドラチエフです。

 現在、私たちの編集局はロシアでも数少ない、独立したジャーナリズムの報道機関の一つです。

 (独立系ラジオ局で、露当局に解体された)「モスクワのこだま」は文字通り、現代史から消されようとしています。(ニュースサイトの)「メドゥーザ」はネットで踏ん張っています。ブロックされてはいますが、メドゥーザはこれまで通り活動を続けています。しかし、あらゆるリスクを認識しているはずです。

 ロシアの議会がついに事実上の戦時検閲体制を敷きました。「ロシア軍の運用に関して明らかな虚偽情報を拡散した」場合、我々ジャーナリストは15年間収容所に入れられる可能性があるのです。「明らかな虚偽」の情報というのは、ウクライナでの捕虜や戦死者、一般住民への銃撃についての情報です。私たちは、そのようなことが一切なかったことを認めるように(政府当局から)要求されました。

 自由なジャーナリズムへの道というものは、有刺鉄線と(収容所の)バラックの向こうにある、と言うことができるかもしれません。非常に美しい言い方ではありますが、そのような状態はデタラメとしか言いようがありません。

 実のところ、私たち、…

1621とはずがたり:2022/03/08(火) 17:22:59

ロシア、報道規制強化 独立系新聞が記事削除 米CNNなど活動停止
https://mainichi.jp/articles/20220305/k00/00m/030/195000c
毎日新聞 2022/3/5 18:40(最終更新 3/5 19:54) 913文字

 ウクライナに侵攻しているロシアのプーチン大統領は4日、戦況に関する報道を国内で大幅に規制する改正刑法案に署名した。法案は4日、上下両院を通過していた。ロシア軍に関する「偽情報」や「信用失墜を狙った情報」を広める行為を禁止する内容で、違反者は最大で禁錮15年や罰金150万ルーブル(約140万円)を科される。ロシア国内でも反戦デモが起きるなど侵攻に疑問の声も上がる中、情報を統制しスムーズに侵攻を進める狙いがあるとみられる。

 これを受け、ロシアの独立系新聞や米CNNテレビなど海外主要メディアは続々と報道活動の縮小を決めた。


 2021年にノーベル平和賞を受賞したドミトリー・ムラトフ氏が編集長を務めるロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」は4日、ウクライナでの軍事行動に関する記事を削除する方針を示した。ホームページ上で声明を出した。同紙は1993年にムラトフ氏らが設立し、プーチン政権に批判的な報道を続けてきた。

 ムラトフ氏は声明で「ロシアの軍事関連の情報統制は新たな段階に入った。出版を阻止するだけでなく、市民やジャーナリストに刑事訴追の脅しをかける段階だ」とし、言論統制への強い懸念を表明。軍事行動関連の記事は控えるものの、報道の自由を無視することはできないとして、経済などの報道は続けるとしているが、記者が刑事責任を問われる可能性を考慮し、同紙広報部長は「5日午前0時(日本時間午前6時)以降、報道をしばらく断念する」と説明している。

1622チバQ:2022/03/08(火) 19:37:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6e86f778214c26a3846cf58dbf9db7b3081c18d
JCB、ロシア業務停止 カード決済制限、ビザなどに同調
3/8(火) 16:58配信
時事通信
JCBのロゴマーク(同社提供)

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、国際ブランドを持つ日本のクレジットカード大手ジェーシービー(JCB)は8日、ロシアでの業務を停止すると発表した。


 既に同様の措置を発表した最大手の米ビザなどと足並みをそろえる。14日以降、ロシア国内で発行されたカードは国外で、国外発行のカードはロシア国内で決済サービスを利用できなくなる。同盟国のベラルーシでも使えない。

 JCBは「(ロシアとウクライナの)情勢と、決済サービス会社として確実に業務を提供できるかどうかに鑑み、停止することを決定した」とのコメントを発表した。 


https://news.yahoo.co.jp/articles/2382f447b62c733705d5ae3c7c54dd317bb61e49
「キエフにとどまる」とゼレンスキー氏 大統領府から演説
3/8(火) 13:15配信

CNN.co.jp
首都キエフの大統領府で演説するウクライナのゼレンスキー大統領

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は7日夜、首都キエフの大統領府で演説する自身の動画を公開した。同氏はこの中で、引き続きキエフにとどまると表明した。

ロシアの侵攻が始まってから、大統領府にいるゼレンスキー氏の姿がみられたのは初めて。

執務机に座った同氏は9分間にわたって演説。「だれもが自分の持ち場に就いている。私はキエフにいる。わがチームも一緒だ。領土防衛軍が配置され、兵士たちは戦闘態勢にある」と述べ、医師や救助隊員、輸送要員、外交官、ジャーナリストらを「英雄」とたたえた。

ウクライナは軍事力と外交、気力によって必ず勝利すると語り、ロシア軍への抵抗を続ける都市を挙げて、市民らの勇気を称賛した。「われわれは後に引かない」と宣言し、破壊された街の再建を約束した。

ロシア軍はこの日にキエフ近郊のパン工場や同市西方ジトーミルの教会を空爆したと指摘し、人道回廊設置の合意にも違反したと非難した。

同氏はまた、ベラルーシで開かれた3回目の停戦交渉にも言及。「3回目が最後だと言いたいが、交渉は続ける」と表明した。

そのうえで「私はこのままキエフにいる」「隠れはしない。どんな相手も恐れてはいない」と強調した。

さらに、軍の司令官ら96人に勲章を授与すると発表した。

1623チバQ:2022/03/08(火) 19:40:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/7665e6b95334c6c526096d47b73b025f2e7ba63d
リビウの日本大使館職員を国外退避 ポーランドで業務継続
3/7(月) 21:03配信
 外務省は7日、ウクライナ西部リビウに設けた連絡事務所を事実上一時閉鎖し、同事務所で勤務している在ウクライナ日本大使館職員を隣国ポーランドに退避させたと発表した。ロシアのウクライナ侵略により、リビウにも危険が及びかねないと判断した。これにより日本の外務省職員は全員ウクライナを離れた。

 退避したのは数人。退避後もリモートで、連絡事務所で担ってきた日本人の退避支援業務などを続ける。ウクライナには5日時点で約90人の邦人が残っており、ポーランド南東部ジェシュフに設置した連絡事務所などを拠点に邦人の安全確保や出国支援を続ける。外務省は「情勢が落ち着き次第、リビウでの執務を再開する」としている。

 リビウはポーランド国境に近く比較的安全とされており、政府は2月14日にリビウに連絡事務所を開設し、3月2日にキエフの日本大使館を閉鎖して機能をリビウに移していた。

 米英独なども大使館機能をリビウに移したが、情勢の悪化を受けてリビウの事務所を閉鎖し職員の退避を進めていた。【宮島寛】

1624チバQ:2022/03/08(火) 20:31:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/869dac623f1b25a0c1f44d550da0f5af0111433f
ロシア、日本などを非友好国に指定「ルーブルで債務返済可能」
3/8(火) 5:30配信

毎日新聞
ロシアのプーチン大統領=2022年3月4日、AP

 ウクライナへの侵攻を続けるロシア政府は7日、日本や欧米諸国など48の国・地域を「ロシアに対する非友好的な活動をする国・地域」に指定した。タス通信が伝えた。ウクライナ侵攻を受けた対露制裁への対抗措置で、非友好国への対外債務の返済をルーブルで行うことが可能となり、企業などの取引への規制も強化される。


 外貨建ての債務の不履行(デフォルト)を避けるためとみられるが、ルーブルの価値はウクライナ侵攻を受けて暴落しており、混乱を招く可能性がある。

 非友好国のリストはプーチン大統領が5日の大統領令で政府に作成を指示していた。米国やカナダ、英国、欧州連合(EU)加盟国、ウクライナなどのほか、日本や韓国、台湾などのアジアの国・地域も含まれている。

 今回の措置では、今後ロシアの政府機関や企業などが特別の口座を作り、非友好国への債務の相当額をルーブルで返済できるとしている。対象となるのは月1000万ルーブル(約830万円)相当以上の債務で、債権を持つ側が拒否できるかどうかは不明。

 また、ロシア政府は7日の政令で、ロシア企業が非友好国の企業・個人と取引をする場合、外国投資に関する政府委員会の承認を必要とした。政府委は取引の申請に基づき、承認か拒否の判断を下し、取引の条件を課すことも可能という。タス通信によると、政府は「外部からの制裁圧力の中で国の財政的安定を確保するため」と説明している。【杉尾直哉】

1625チバQ:2022/03/08(火) 20:33:18

https://news.yahoo.co.jp/articles/51c3719051bcfc7a7ead5dc09aa1f35c153e68a1
お気に入りブランドも閉店、制裁に直面する市民 ロシア
3/8(火) 19:16配信

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AFP=時事
ロシアの首都モスクワにあるショッピングモール(2022年3月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシアの首都モスクワに住むユリア・シメレビッチ(Yulia Shimelevich)さん(55)は、飼っている猫と犬のための輸入ペットフードが棚から消える前に、買いだめしようと急いでいた。

【写真】モスクワのショッピングモール

 フランス語の個別指導をしているシメレビッチさんは「輸入品や衣類といった最近慣れ親しんでいたぜいたくは過去のものになった」と話す。

 ロシアによるウクライナ侵攻を受け、西側諸国の企業は相次いでロシア事業を停止している。モスクワのショッピングセンターに多数出店していた小売り大手のザラ(ZARA)やH&M、イケア(IKEA)などのブランドが店を閉めた。

 シメレビッチさんはAFPに対し、2月24日のウクライナ侵攻以来、生徒の大半が授業をキャンセルしたと話した。弾圧的な法律とこれからやってくる不況を避けるため、海外移住を決めた人が多いという。

 今月6日には、息子もロシアを後にした。

「一番つらいのは、切り詰めた生活を送ることではない。息子に会えないことと、全世界に罪悪感を抱いていることだ」

 モスクワ市民の多くは、食料を買うために並ばなければならず、ハイパーインフレーションが起きた、旧ソ連崩壊後の1990年代の苦難の時代を覚えている。

 それと比較すれば、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領下での過去20年は、豊かさと繁栄を象徴した時代だった。

 だが、ウクライナへの侵攻を受け科された多数の経済制裁により、ソ連時代よりも厳しい時代が待ち受けていると考える人も多い。

 ジャーナリズムを学ぶアナスタシア・ナウメンコ(Anastasia Naumenko)さん(19)は、アパレルブランド「オイショ(Oysho)」で働いていた。しかし、オイショを運営するスペインのアパレル大手インディテックス(Inditex)がロシア事業の停止を決めたため、職を失った。

 ナウメンコさんは、手に入るうちに化粧品を買いたいと思っている。通貨ルーブルが下落し、「すでに価格が4倍近くになっていると聞いた」と話す。

ジャーナリストになるのが夢だった。だが、プーチン大統領は4日、ロシア軍に関する「フェイクニュース」を広めた場合、最長15年の懲役刑を科す法案に署名した。

「こんなに検閲をされる状況で、誰がジャーナリストを必要とするというのか」と、ナウメンコさんは、自分の将来に悲観的だ。

■ソ連時代は何もなかった
 薬局で買い物をしていたインテリアデザイナーのピョートル・ロズニツァ(Pyotr Loznitsa)さん(47)は、ここ数日で多くのクライアントを失った。

 しかし、最も心配しているのは、自分の子どもたちの未来と、高齢の親が服用している輸入医薬品がこれからも買えるのかどうかということだ。

「来年中に状況が改善しないなら、どんな犠牲を払っても子どもたちを国外に行かせる」と話した。

 ただ、ロシア人には回復力があると信じており、その他のことはなんとかなると話す。「イラン人も(制裁に)適応した」

 学生のクセニア・フィリッポワ(Ksenia Filippova)さん(19)さんは「どこも閉店し始めているので、好きなブランドに最後の買い物に来た」と話した。手にはランジェリーショップの小さいピンクの袋を持っていた。

 プーチン大統領は、経済制裁は国内生産を強化する好機だと主張している。フィリッポワさんもそれを信じている。

 タマラ・ソトニコワ(Tamara Sotnikova)さん(70)は、かつては人気ブランドでにぎわっていたモスクワ中心部の繁華街クズネツキー・モスト(Kuznetsky Most)で、制裁など気にしないと話した。

「私たちが買う物は全て国産であるべきだ」と語った。「ソビエト時代には何もなかった! それでも普通の平和な生活を私たちは送っていた」 【翻訳編集】 AFPBB News

1626チバQ:2022/03/08(火) 20:33:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/10b0028374aa6ab31c846a2cc139f9d39397df9f
人気ダンサー、相次ぎ退団 ロシアのウクライナ侵攻に抗議 ボリショイ・バレエ
3/8(火) 7:42配信
時事通信
ボリショイ・バレエ団の最高位ダンサー「プリンシパル」、ジャコポ・ティッシさん(本人のインスタグラムより)

 世界的に知られるロシアのボリショイ・バレエ団の人気ダンサーが7日、ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議し、相次いで退団を表明した。


 戦火が激しさを増す中、文化・芸術の分野にも影響が広がりつつある。

 同バレエ団で最高位ダンサー「プリンシパル」を務めるイタリア人のジャコポ・ティッシさんは、インスタグラムを通じ退団を発表。「正当化できる戦争はない。どんな暴力にも常に反対していく」と、早期の戦闘終結への願いをつづった。

 同バレエ団ソリストでブラジル人のダビジ・モタ・ソアレスさんも、ウクライナ侵攻を受けインスタグラムに「何も起きていないかのように振る舞うことはできない」と投稿し、退団を表明。ウクライナにいる友人やその家族に思いをはせ「私の心は、彼らと共にある」と連帯を示した。

 ボリショイ・バレエ団が拠点を置くボリショイ劇場では先に、音楽監督兼首席指揮者を務めるロシア人のトゥガン・ソヒエフ氏が辞任を発表。ロシアのウクライナ侵攻に対する態度表明を迫られたことが理由とされている。

1627とはずがたり:2022/03/09(水) 10:14:41

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9日の動き)
2022年3月9日 6時50分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220309/k10013521141000.html
スタバ コカ・コーラ ロシアでの事業停止
コーヒーチェーン大手のスターバックスは8日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、商品の出荷や店舗の営業などロシア国内におけるすべての事業を停止すると発表しました。
大手飲料メーカーのコカ・コーラも8日、ロシアにおけるすべてのビジネスを停止すると発表しました。

マクドナルド ロシア国内の全店舗を一時閉鎖へ
ハンバーガーチェーン大手のマクドナルドは8日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてロシアにあるすべての店舗を一時閉鎖すると発表しました。ソビエト時代末期、1990年にモスクワに進出したマクドナルドは当時熱狂的な人気を集めたことで知られ、現在はロシアにおよそ850の店舗があります。

1628チバQ:2022/03/09(水) 15:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfd9d5d0a8035470641f3a303c55dca5192f97c4
ロシア、別ルートでキエフ包囲の進軍…総攻撃の準備か
3/9(水) 15:03配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ワシントン=田島大志、クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子】ロシアの軍事侵攻が続くウクライナの首都キエフを巡り、米国防総省高官は8日、露軍がキエフの北東部から進軍し、60キロ・メートルの地点まで達したとの分析を明らかにした。高官は露軍の進軍がキエフの北20キロ・メートル付近で停滞していると指摘していたが、露軍が別ルートからも包囲を強め、総攻撃に備えている可能性がある。


 高官はキエフ市街地での戦闘も起きているとし、「混乱を招くことを意図した露軍の偵察部隊の仕業だと評価している」と語った。南東部の港湾都市マリウポリは露軍が包囲したと分析した。

 高官は、ウクライナへのミサイルは670発の発射が確認され、約半数がロシア国内から放たれたと指摘した。ウクライナに投入された15万超の露軍部隊のうち、ウクライナ軍の反撃で一部の戦闘機や車両が破壊されたとしつつ、「戦力の95%は使用可能だ」との見方を示した。

 ウクライナ国営通信によると、キエフ郊外で8日、露軍によるミサイル攻撃で2人が負傷した。

 一方、ロイター通信によると、ウクライナのイリナ・ベレシュチュク副首相は8日、民間人の退避ルート「人道回廊」が設置されたマリウポリで、民間人の避難ができなかったと表明した。退避ルートでの露軍の砲撃が続いており、住民退避は今後も難航しそうだ。

 人口約40万人のマリウポリは、露軍や親露派武装集団による包囲が約1週間続き、水や食料の供給が断たれた状態だ。マリウポリ市長は8日、爆撃で母親を亡くした6歳の少女が脱水症状で死亡したと明らかにした。

 8日には、露国防省が「人道回廊」を設置すると発表した5都市のうち、東部スムイで東部ポルタワに向けた退避が行われ、ベレシュチュク氏は約5000人が避難したと明らかにした。しかしこの退避ルートでも露軍による砲撃があったと伝えられている。

 露国防省は、9日も8日と同様に東部ハリコフ、首都キエフ、北東部チェルニヒウも含めた5都市で「人道回廊」を設置すると発表した。ただ、露側はロシアやベラルーシに向かうルートを主な経路として提示しており、ウクライナ政府は拒否している。ロシアへの恐怖心を強める住民も退避に応じる可能性は低い。

1629チバQ:2022/03/09(水) 16:25:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/32a51d29fa4df4240a0f290ad7f8c290a623de15
ウクライナ与党、中立化に柔軟 米欧ロの安全保障確約を条件に
3/9(水) 9:55配信

共同通信
ウクライナの首都キエフで記者会見するゼレンスキー大統領=3日(大統領府提供・ゲッティ=共同)

 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領与党「国民の奉仕者」は8日の声明で、ロシアが要求する中立化について、米国や欧州にロシアを加えた周辺諸国が安全の保障を確約することを条件に北大西洋条約機構(NATO)早期加盟を断念することもあり得ると表明した。タス通信が伝えた。


 都市の破壊や人的犠牲が増え続け、人道危機が深まる状況を背景に、停戦合意に向けた歩み寄りの動きとみられる。

 その一方、ロシアが停戦の条件とするウクライナ南部クリミア半島領有権や、東部ドンバス地域の親ロ派独立の承認は「受け入れられない」とした。

1630チバQ:2022/03/09(水) 17:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c229a725c62005debc2581801f72441e993decaf
「一時停戦」はロシア軍総攻撃に向けた準備か…「96時間以内にキエフへ」との分析も
3/8(火) 22:18配信

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8日、ウクライナ東部ドネツク州で、マリウポリから到着した避難者ら=ロイター

 【ワルシャワ=寺口亮一、ワシントン=田島大志】ロシア国防省は8日、同日午前9時(日本時間8日午後4時)から、ウクライナの首都キエフなど5都市に限り、民間人退避のため、一時的に攻撃を停止したと発表した。ロイター通信などによると、ウクライナ側が設けた退避ルートは露軍の砲撃を受けた。露軍の「一時停戦」は総攻撃に向けた準備の一環とみられており、住民退避は時間との闘いの様相を呈している。

【表】ウクライナ侵攻で指摘されるプーチン大統領の「誤算」

 ロシア側が、民間人の退避ルートを意味する「人道回廊」の設置を公表するのは2日連続だ。北東部チェルニヒウが新たに追加され、計5都市の退避ルートの大半は前日と同様、ロシアやベラルーシに向かう設定となった。ロシアへの恐怖心と敵意を強める住民がロシア行きルートで退避に応じる可能性は低いとみられる。

 このため、ウクライナ国営通信によると、ウクライナ側は、北東部スムイと南東部マリウポリから住民を退避させる二つのルートについては、露軍側と合意が成立したとしてバスを用意し、住民を脱出させた。スムイを出発した外国人留学生ら約1000人は東部ポルタワに到着した。

 ロイター通信などによると、いずれの退避ルートでも道路が砲撃された。スムイでは7日夜、住宅街に空爆があり、子ども2人を含む9人が死亡した。露軍は南部や東部でも攻勢をかけており、今後、「人道回廊」を設けると表明した地域への攻撃も再開するとみられる。タス通信によると、露国防省高官は8日、ロシアが用意した退避ルートの利用をウクライナ側が「全て拒否した」と非難した。

 米政策研究機関「戦争研究所」は7日に発表した戦況の分析で、露軍が「96時間以内にキエフへの総攻撃を開始する」可能性を指摘した。米国防総省高官は7日、記者団に対し、露軍がウクライナ周辺に集結させた15万人超の部隊のうち「ほぼ100%を投入した」との見方を示した。シリアで雇い兵を募る動きがあることも明らかにした。

1631チバQ:2022/03/09(水) 20:50:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7417c17576efa2a90e477486d6febc9666500bNATO加盟の棚上げ案、ウクライナ与党が声明 地元メディア報道
3/9(水) 20:36配信

朝日新聞デジタル
ウクライナの首都キエフ近郊のイルピンで6日、高齢女性の避難を手助けするウクライナ兵士ら=AP

 ウクライナのゼレンスキー大統領の与党「国民のしもべ」は8日、声明を出し、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を当面棚上げし、ロシアを含む周辺国と新たな安全保障の取り決めを結ぶ構想を明らかにした。地元メディア「ウクライナ・プラウダ」などが報じた。

【写真】8日、インスタグラムにビデオ声明を投稿したウクライナのゼレンスキー大統領。インスタグラムの映像から=ロイター

 声明は「(NATOが)ウクライナを最低15年は受け入れる用意がないことは明白だ」と指摘し、NATO加盟までは「ウクライナの安全を完全に保障するしっかりとした取り決め」を、ロシアを含む周辺国や米国、トルコと結ぶ必要があると主張した。

 この構想は、こうした取り決めにより、ロシア側にウクライナの存在を法的に認めさせ、ウクライナの国と人々を脅すことを思いとどまらせる効果を期待しているとみられる。

 一方、ロシアによるクリミア半島の併合や、東部の親ロシア派武装勢力の支配地域の独立は認めない方針で、ロシア側の示す停戦条件とは隔たりがある。(松尾一郎)

朝日新聞社

1632チバQ:2022/03/10(木) 09:32:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bea6cfee4012a464338c611cb891d4f50176185
「人道回廊」成功は一部 ロシア軍、産科病院を爆撃 初の外相会談も停戦望み薄
3/10(木) 9:15配信

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産経新聞
ロシアによるウクライナ侵攻で、戦闘が続くウクライナ各地の都市に9日、民間人を退避させる「人道回廊」が設置されたが、ロシア軍の妨害があり、退避に成功したのは一部にとどまった。回廊が設置された東部マリウポリでは露軍が産科・小児科病院を爆撃。17人が負傷した。10日には侵攻後初となる両国の外相会談がトルコで予定されているが、停戦に向けた前進があるかは不透明だ。

人道回廊は9日、首都キエフの周辺都市からキエフに向かう5ルートのほか、北東部スムイ、東部イジューム、東部ボルノバーハ、東部マリウポリ、南部エネルゴダルから内陸に向かう計10ルートが設置された。

ウクライナメディアによると、スムイからは4万人以上、エネルゴダルからも1千人以上が退避した。ただ、キエフ周辺のルートでは3ルートがロシア軍の妨害に合い、退避できたのは約3千人にとどまった。

ウクライナの政権与党幹部のアラハミヤ氏は同日、自身のフェイスブックで「4万人以上が退避した。10万人を目指したが、失敗した」と表明した。

回廊が設置されたマリウポリでは、ロシア軍が産科・小児病院を爆撃し、職員や女性ら17人が負傷した。死者は確認されていない。ウクライナのゼレンスキー大統領は「残虐行為だ!」と非難。ロイター通信などによると、米ホワイトハウスや国連もロシアを批判した。一方、露外務省は「ウクライナ軍は病院を武装させていた」と一方的に主張した。マリウポリ当局は9日、同市を包囲するロシア軍の攻撃でこれまでに民間人約1300人が死亡したと発表した。

10日にはトルコ南部アンタルヤでウクライナのクレバ外相とラブロフ露外相の会談が行われる。侵攻後、両国閣僚の会談は初。ただロシアは、停戦にはウクライナの「非軍事化」やクリミア半島へのロシアの主権の承認が必要だと主張し、譲歩には応じない構えだ。ウクライナメディアによると、会談に先立ち、クレバ氏は「会談に期待するのは控えている」と表明。交渉は難航が予想されている。

1633とはずがたり:2022/03/10(木) 10:40:33
プーチン氏、急所は2人の娘 家族はシベリアの核シェルターで避難か
NEWSポストセブン / 2022年3月10日 7時15分
https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1733385/?tpgnr=world
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娘の存在が唯一の急所か(時事通信フォト)

 ロシアには《きのこと名乗ったからにはかごに入れ》ということわざがある。何かを始めた以上は、途中で投げ出さずに最後までやり切れ、という意味で、ロシア人の精神性を端的に表現する。

 隣国ウクライナへの侵攻の手を緩めないプーチン大統領(69才)率いるロシア軍。想定外の激しい抵抗を受けても、“侵略”した以上は、“統治”するまで途中で投げ出さないというプーチン氏の強い意志を感じる。しかし、この蛮行により国内外からさまざまな形での反撃に遭い、プーチン氏自身が追いつめられているのが現状だ。

「資産凍結や銀行取引停止などの経済制裁をはじめ、スマホの出荷停止やネットサービスの利用制限など多岐にわたります。ロシア出身でアメリカ在住の資産家は、プーチン氏の身柄拘束に懸賞金100万ドル(約1億1000万円)を支払うと発表しました。プーチン氏自身も暗殺を恐れて、カザフスタンとの国境地帯の山脈に身を潜めている可能性が報じられています」(国際ジャーナリスト)

 さすがのプーチン氏も自分の身が大事なようだ。そして、自分の家族のことも──。

「プーチン氏は、2人の娘が人質になることを何よりも懸念しており、シベリアの核シェルターに家族を避難させたとも報じられています。怖いもの知らずのイメージのあるプーチン氏ですが、娘の存在は唯一の急所といえるでしょう」(大手紙外信部記者)

 プーチン氏の家族についてはこれまで“軍事機密レベル”でトップシークレットとされてきた。かつて米CNNのインタビューで「なぜ娘たちの存在をそこまで隠すのか」と聞かれ、プーチン氏はこう答えている。

「残念ながらわれわれにはテロリズムにかかわる問題がたくさんあるので、娘たちの安全を考えなくてはならない」

 自分への憎悪が娘たちに向かうことを恐れているのだ。娘たちが大学で学んでいたときは、キャンパスに通わせず、教授を公邸に呼んで授業を受けさせたほどだ。かつて娘たちの写真を正面から撮ろうとしたカメラマンにプーチン氏が「殺してやる」と言い放ったというエピソードまである。愛する娘たちは今、父の行動をどのように見ているのだろうか。

※女性セブン2022年3月24日号

1634とはずがたり:2022/03/10(木) 10:41:25
ロシア、ウクライナ国境沿いの部隊ほぼ全て投入=米国防総省高官
https://news.infoseek.co.jp/article/07reutersJAPAN_KBN2L42CG/?tpgnr=world
ロイター / 2022年3月8日 5時23分

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米国防総省高官は7日、ロシアのプーチン大統領はウクライナとの国境沿いに集結させた15万人の軍部隊のほぼ全てをすでに戦闘に投入したとの見方を示した。2月20日撮影(2022年 ロイター)

[ワシントン 7日 ロイター] - 米国防総省高官は7日、ロシアのプーチン大統領はウクライナとの国境沿いに集結させた15万人の軍部隊のほぼ全てをすでに戦闘に投入したとの見方を示した。

ロシアが侵攻を開始してから12日が経過したが、ロシア軍は首都キエフをまだ制圧していない。ウクライナ上空の制空権も確保していないが、国防総省高官は、国境付近に配備している戦闘機やヘリコプターの大部分はまだ利用可能な状態になっていると指摘。プーチン大統領は「ロシアの別の場所から空軍力を追加的に配備する必要に迫られていない」との見方を示した。

国防総省は、週末の間に欧州に追加増派を命令。これにより米国が欧州に派遣する米兵は約10万人になる。増派について高官は「週末の間の動きに対応したものではない」としている。

1635チバQ:2022/03/10(木) 13:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8728ee76a1603fca7b0c2dc0b4f56bf3dad39a9
監視システムのデータ送信停止 ロシア軍占拠の2原発 IAEA
3/10(木) 8:27配信

時事通信
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長=4日、ウィーン(EPA時事)

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、ロシア軍に占拠されたウクライナのチェルノブイリ原発とザポロジエ原発について、ここ数日間は現場の安全監視システムからIAEAへのデータ送信が停止していると明らかにした。

 
 グロッシ氏は「大量の核物質がある両施設からの急なデータ送信停止を憂慮している」と表明。10日に、ロシア、ウクライナ、トルコが停戦に向けた外相会談を行うトルコ・アンタルヤを訪問し、安全確保に向け協議することを明らかにした。

 現時点では、ウクライナの全原発で放射線量は通常の水準という。

1636チバQ:2022/03/10(木) 13:10:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/817cd24f9bfa8075c03ca31942dd74140aca1421
露、北方領土を「特区」指定 日露関係、さらに悪化へ
3/10(木) 8:31配信
産経新聞
ロシアのプーチン大統領は9日、ロシアが不法占拠する北方領土を含むクリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)に進出する国内外の企業を対象に、所得税などの各種税を原則的に20年間免除する法案に署名し、発効させた。ロシアは北方領土を事実上の「経済特区」として企業を誘致し、実効支配を強める思惑だ。


同法案に対し、日本は北方領土での共同経済活動を目指すとした日露合意に反するとして抗議してきた。一方、ロシアはウクライナ侵攻で日本が対露制裁を発動したことに反発。7日には、自国通貨ルーブルによる外貨建て債務の返済を認める「非友好国・地域」のリストに日本を含めた。

日露関係は極端に悪化しており、日露平和条約交渉の先行きは極めて不透明となっている。

北方領土への特区設置案は昨年7月、ミシュスチン首相が訪問先の北方領土・択捉(えとろふ)島で表明。プーチン氏も支持した。露政府が法案を作成し、今月4日までに露上下両院で可決されていた。

1637チバQ:2022/03/10(木) 13:11:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/c79edd3cdda3a8152d6fad3ebf6ab1c370e20b89
日本政府、露の北方領土「経済特区」化に抗議
3/10(木) 13:04配信

産経新聞
会見する松野博一官房長官=10日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

松野博一官房長官は10日の記者会見で、ロシアが、不法占拠する北方領土などに進出する国内外企業を税制優遇する法案を成立させたことを受け。外交ルートで抗議したと明らかにした。「北方四島に関する日本の立場と相いれない。遺憾であり、改めてわが国の立場を申し入れた」と述べた。

プーチン大統領は9日、クリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)に進出する国内外企業への課税を原則20年間免除する法案に署名、法案は成立した。

日本は北方領土での共同経済活動を目指すとした日露合意に反するとして抗議しており、松野氏は「首脳間合意に基づき、日露間で議論してきた共同経済活動の趣旨と相いれない。累次申し入れをしてきている中で制度の導入に踏み切った」と厳しく批判した。

同法は北方領土をロシア主導で事実上の経済特区とするもので、実効支配強化が懸念される。昨年7月、ミシュスチン首相が訪問先の択捉島で表明し、プーチン氏も支持した。

1638とはずがたり:2022/03/10(木) 23:00:06
已むを得んな。日本企業も損失を蒙るが我慢して欲しい所。

大手企業 ロシアでのビジネス見合わせる動き相次ぐ 経済制裁で
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013524041000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
2022年3月10日 18時22分

ウクライナへの軍事侵攻をめぐりロシアに対する経済制裁が打ち出されたことを受けて、大手企業がロシアでのビジネスを見合わせる動きが相次いでいます。

ソニーグループ
このうち、ソニーグループは、ゲーム機の「プレイステーション」とソフトウェアについて、ロシアへの出荷を停止し、合わせてロシア向けのオンラインストアについても運営を停止したと発表しました。

また、ソニーグループでは、ロシアでの新作映画の公開も中止しています。

日立製作所
日立製作所は、グループの日立建機がロシアで行っている建設機械の製造や販売を当分の間停止するほか、別の子会社が手がけるデータを保存する記憶装置の輸出も順次停止すると発表しました。

資生堂
また、化粧品大手の資生堂もロシアの販売代理店向けに行っている化粧品などの輸出を停止すると発表しました。
現地法人を通じたテレビCMや雑誌などの広告も取りやめるとしています。

トリドールホールディングス
このほか、うどんチェーンの丸亀製麺を展開するトリドールホールディングスは、食材の調達が難しくなっているため、モスクワ市内にある7店舗を一時、休業することになりました。

ユニクロ ロシアの全50店舗の一時閉店を決定
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220310/k10013524981000.html?utm_int=news-new_contents_latest_008
2022年3月10日 20時52分

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、ロシアにあるすべての店舗を一時、閉店することを決めました。

会社の発表によりますと首都モスクワなどロシア国内で展開している50の店舗について、今月中にすべての店を一時、閉店するということです。

現地の従業員の雇用などについては、生活の不安が出ないような形で対応したいとしています。

ユニクロは、ウクライナ情勢が緊迫する中においても当初は事業を継続する意向を示していました。

今回の決定について、会社では「現在の紛争をとりまく状況の変化や営業を継続する上でのさまざまな困難から事業を一時停止する判断にいたった」とコメントしています。

ウクライナへの軍事侵攻を受けて、ハンバーガーチェーン大手のマクドナルドや化粧品大手の資生堂など国内外の企業でロシアでのビジネスを見合わせる動きが相次いでいます。

1639とはずがたり:2022/03/11(金) 00:29:13
私に取ってはビルマはだいぶミャンマーの言い方に慣れたがまだジョージアよりグルジアの方がピンとくるしキエフがキーフだと云われてもなかなかピンと来ないけどここはキーウに変えていこうかねえ。

中国人だったらソウルも漢城と呼びたかっただろうし勿論天浜線ではなく二俣線だし東京メトロなんかではなく営団地下鉄である。

ウクライナ首都は「キーウ」 欧米メディア、表記変更広がる
2022年3月3日 22:07 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3392931

【3月3日 AFP】ウクライナ首都の名前は「キエフ」か、それとも「キーウ」か──? ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧米メディアの間では、同市の表記をロシア語由来の「キエフ(Kiev)」からウクライナ語の「キーウ(Kyiv)」に変更する動きが広まっている。英BBCに続き、今週には仏日刊紙リベラシオン(Liberation)も表記変更を発表した。

 リベラシオンは1日の発表で、読者が慣れている都市名の表記変更は難しいと認めつつも、政治的理由を優先して表記変更を決めたと説明。キエフという呼称は「ウクライナの地名のロシア化を象徴するものとなった」と指摘し、BBCが1月29日からキーウと表記するなど、英語圏の主要メディアの大半も表記を変更していることにも触れた。

 先月28日には、デンマークの日刊紙ユランズ・ポステン(Jyllands-Posten)も表記変更を発表。SNS上では、キーウ表記を支持する声が多く上がっている。

 AFPは今年初め、英語では各国メディアや国連(UN)の標準表記に沿って「キーウ」を採用した一方で、フランス語では大半のメディアと国連の慣習に合わせ「キエフ」表記を維持することを決めた。(c)AFP

1640とはずがたり:2022/03/11(金) 01:04:15
>ロシアの虎の子(の原油生産)が「枯渇」…?
>ロシアが原油生産量を維持するためには東シベリアや北極圏などで新たな油田を開発しなければならないが、2014年のロシアによるクリミア併合に端を発する欧米諸国の経済制裁の影響で技術・資金両面から制約を受け、期待通りの開発が進んでいない。
>「経済制裁はなんとしてでも回避したい」本音
>ロシアを襲う「人口減少」は日本よりヤバい
>新型コロナ以上に国民生活を苦しめているのはインフレだ。
>本当は戦争できないロシア
> 強面に映るロシアだが、経済は非常に脆弱なのだ。
>窮地のロシア
>追い込まれたロシアが経済を度外視した行動に打って出ることがないよう、国際社会は冷静かつ慎重な対応を講じていくべきだ。
侵略戦争開始前の記事だが,既にロシアが原油生産減・人口減・高インフレとかなり追い込まれてしまっていると書いていて,これ以上追い込むと戦争出来る状態じゃないのに計算を度外視した行動に出かねないと迄予測している。世界はそんな心算なくロシアを追い詰めていたのかも

プーチンは「焦ってる」…ロシアで起きている「3重苦」の危ない正体
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c07a71812069035671bee8d861759980db3fef4?page=1
2/10(木) 7:32配信
現代ビジネス

じつは、プーチンは「焦っている」

 ロシアが昨年末からウクライナの国境に10万人規模の軍を集結させたことを警戒する欧米諸国は、ウクライナ周辺の東欧地域に派兵する準備に入った。

 米国とロシアの関係は冷戦期以来の緊張状態にあると言われている。

 ロシアは天然ガスで世界第2位、原油では世界第3位の生産量を誇っており、同国への経済制裁は世界経済全体に悪影響が及ぶ「諸刃の剣」にもなるが、「プーチン大統領にとって欧米諸国の経済制裁も想定内であり、ロシアの攻勢を食い止めるためには強硬な措置が不可欠だ」とする論調が強まっている。

 果たしてそうだろうか。

 筆者は「ロシア経済は危機に瀕しつつあり、欧米諸国から追加制裁を科されることを非常に恐れている」と考えている。

 天然ガスが話題になることが多いが、ロシア経済の屋台骨は原油である。ロシアの石油産業は同国のGDPの15%、輸出の40%、連邦財政の歳入の30%を占めている。

 「ソ連崩壊を招いた大本の原因は1980年代後半の原油価格の急落であり、21世紀に入り世界の原油価格が再び上昇したことでプーチン大統領はロシアを大国の地位に復活させることができた」とする説があるくらいだ。

 だが、いまそんなロシアの命運を握る石油産業に異変が生じつつある。

ロシアの虎の子が「枯渇」…?

 ロシアの昨年12月の原油生産量は日量1090万バレルで前月と同水準だった。

 OPECとロシアなどの大産油国で構成されるOPECプラスは毎月日量40万バレルの増産を計画しているが、ロシアは自国に課された生産量の目標に4万バレル届かなかった。

 ロシアの昨年の原油生産量は前年比25万バレル増の日量1052万バレルだったが、ソ連崩壊後で最高となった2019年の水準(日量1125万バレル)に達していない。

 ロシアのノバク副首相は「今年の原油生産量は日量1080〜1120万バレルに増加し、5月までにコロナ禍前の水準に戻るとしている」が、「夏の終わりまでコロナ禍前の水準に戻らない」とする懐疑的な見方が出ている。

 ロシアの原油埋蔵量自体が減少していることが明らかになりつつあるからだ。

「経済制裁はなんとしてでも回避したい」本音

 ロシアを石油大国の地位に押し上げたのは、西シベリアのチュメニ州を中心とする油田地帯だった。巨大油田が集中し、生産コストが低かったが、半世紀以上にわたり大規模な開発が続けられた結果、西シベリア地域の原油生産はすでにピークを過ぎ、減産段階に入っている(過去10年で約10%減少)。

1641とはずがたり:2022/03/11(金) 01:04:31

 ロシアが原油生産量を維持するためには東シベリアや北極圏などで新たな油田を開発しなければならないが、2014年のロシアによるクリミア併合に端を発する欧米諸国の経済制裁の影響で技術・資金両面から制約を受け、期待通りの開発が進んでいない。

 ロシア政府が2020年に策定した「2035年までのエネルギー戦略」では「2035年時点の原油生産量は良くても現状維持、悪ければ現在より約12%減少する」と予測している。その後ロシア政府高官が相次いで「自国産原油の寿命は20年に満たない可能性がある」とする悲観的な見方を示している。

 西シベリア地域の油田の枯渇が進み自国の石油産業がじり貧となるリスクが高まる中で、ロシアにとっての喫緊の課題は、現在欧米諸国から科されている経済制裁の解除だ。

 「ウクライナ情勢のせいで欧米諸国から追加制裁を科されることをなんとしてでも回避しなければならない」というのが本音だろう。

 さらに、ロシア経済のもう一つの悩みは深刻な人口減少だ。

>>1640
ロシアを襲う「人口減少」は日本よりヤバい

 ロシア連邦統計局は1月28日に、「同国の人口が昨年に100万人以上減少した」と公表した。

 減少幅はソビエト連邦崩壊以降で最悪であり、日本の年間の人口減少数をも上回っている。経済が悪化したことで出生率が低下し死亡率が上昇しているロシアに対し、新型コロナのパンデミックが追い打ちをかけた形だ。

 ロシア政府は2020年夏に世界で初めて新型コロナのワクチン(スプートニクV)を承認したが、自国産ワクチンに対する国民の根強い不信感から接種率が低迷している(40%台)。このことも出生率に悪影響をもたらしている。

 「ロシアはいつでもウクライナに侵攻できる」とする論調が高まっているが、人口減少が深刻化する国が大規模な戦争を遂行できるとは思えない。

 それだけではない。

 新型コロナ以上に国民生活を苦しめているのはインフレだ。

 ロシアでは2020年から食料品を中心にインフレが進んでいる。昨年12月のインフレ率は8.4%と中央銀行の目標値(4%)の2倍以上となった。

 ウクライナ情勢の緊迫化により通貨ルーブル安も進み、「輸入品の価格上昇でインフレ率が2桁になる」との懸念が高まっている。

本当は戦争できないロシア

 ロシアの中央銀行は昨年12月、主要政策金利を7回連続で引き上げており、金利高による景気悪化も現実味を帯びつつある。

 プーチン政権の長期化への不満がこれまでになく高まっている中で、インフレと不景気の同時進行(スタグフレーション)が起きるリスクが生じている。ソ連崩壊後の1990年代前半のインフレや経済の混乱は極めて深刻だった。

 忍び寄るインフレの足音がソ連崩壊時の悪夢をプーチン大統領の脳裏に呼び覚ましていたとしても不思議ではない。

 強面に映るロシアだが、経済は非常に脆弱なのだ。

窮地のロシア

 欧米諸国が追加の経済制裁を発動すればロシアは確実に窮地に追い込まれる。

 経済制裁には「効果が強すぎるとその意図に反して相手の軍事行動を惹起してしまう」という深刻な副作用がある。

 追い込まれたロシアが経済を度外視した行動に打って出ることがないよう、国際社会は冷静かつ慎重な対応を講じていくべきだ。

藤 和彦(経済産業研究所コンサルティングフェロー)

1642チバQ:2022/03/11(金) 07:18:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c2c3e6cae39c7391ed19bd3fe1c60317e48c152
ロシア軍、首都包囲進める 市街地攻撃も継続 ウクライナ侵攻
3/11(金) 6:25配信

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時事通信
 【クラクフ(ポーランド)、ワシントン時事】ロシア軍は10日、制圧を狙うウクライナの首都キエフの包囲を進めた。

 北西に加えて北東からも進軍し、ウクライナ軍と激しい戦闘を繰り広げているもようだ。ウクライナ南東部の要衝マリウポリなどでも市街地への攻撃が続き、戦況は悪化の一途をたどっている。

 ウクライナ軍はキエフ防衛のため、徹底抗戦している。英BBC放送は、首都北東でロシア軍戦車が迫撃砲で破壊される様子を映した動画を報じた。キエフのクリチコ市長は地元メディアに対し、市中の防衛態勢を強化しており「敵を通さない。われわれの街と国を守る」と強調した。

 米国防総省高官によると、キエフ北西から進軍するロシア軍部隊は過去24時間で約5キロ前進し、首都中心部まで約15キロに迫った。北東からは二手に分かれて進んでおり、首都からの距離は約40キロ。北部の都市チェルニヒウは包囲され「孤立状態」に陥ったという。

 マリウポリでは10日も住宅地のほか、中心部の大学や劇場など民間施設への攻撃が続き、民間人避難のための「人道回廊」も機能していない。9日には産科病院がロシア軍に攻撃され、女児1人を含む3人が死亡。ロシアに対する国際的非難が高まっているが、ロシア国防省は10日、攻撃を否定し「『空爆』疑惑は反ロシア感情を維持するために演出された挑発だ」と強弁した。

 プーチン大統領も強気の姿勢を崩していない。10日の閣議では、米欧の対ロ制裁強化について「経済は必ず新しい状況に適応していく。最終的にわれわれの独立性、主権の強化につながる」と主張した。

 10日にはトルコの仲介でロシアとウクライナの外相会談が行われたが、停戦に関する進展はなかった。外相会談後、トルコのエルドアン大統領とバイデン米大統領は電話で会談し、ウクライナへの支援と即時停戦の必要性を確認。外交解決が必要という認識でも一致した。

1643とはずがたり:2022/03/11(金) 10:06:08

>ロシアによるクリミア編入で特に興味深い点は、そのレトリックである。キエフの反政府デモで結成された自警団に呼応させる形で、ロシア軍兵士も自警団とされている。さらに、アクショーノフ・クリミア「首相」の選出も、キエフの政権崩壊と同様に、クリミアの住民の意思によるものとされ、クリミアの独立もコソボの独立と同じであるとの主張で、過去の例に対応させている。

>クリミアの戦略的重要性については、黒海艦隊が駐留していることからも明らかではあるが、その駐留期限は2042年であった。また、周辺の未承認国家であるモルドバの沿ドニエストル、グルジアのアブハジアおよび南オセチアにはロシア軍が既に駐留しており、マルチューク元ウクライナ首相は、ロシアはNATOに対応することを目的に黒海周辺に安全保障ベルトを構築することを目指していると指摘している。クリミア編入により、ロシアは黒海艦隊の常駐を確保し、この安全保障ベルトを強化することが可能となった。

>クリミア半島は、1954年にフルシチョフ・ソ連共産党書記長の決定でロシアからウクライナに編入されたが、ソ連邦内での移譲であったことから、当時は問題にされなかった。しかし、ロシア人にとってクリミアは現在もロシアの一部であり、「イレデンタ」(未回収地域)との意識が強い。

>、クリミアの民族構成で最も多いのは約59%を占めるロシア人であるが、約12%のクリミア・タタール人の動向も注目される。クリミア・タタール人は、13〜18世紀にロシア南部からクリミア半島にかけての地域を支配したクリミア・ハン国の末裔であり、クリミア半島の先住民である。第2次世界大戦中の1944年には、敵国ドイツに協力したとの嫌疑で、約19万人のクリミア・タタール人が中央アジア等に強制移住させられ、クリミアへの帰還が許可されたのは、ペレストロイカ期の1989年になってからである。この歴史的経緯からクリミア・タタール人はロシアに対する警戒感が強い。現在、クリミア・タタール人は、非公式の議会クルルタイおよび執行機関メジリスを有し、ジェミレフ前メジリス議長を頂点とするピラミッド型の組織展開がなされていることから、統制のとれた行動を取る傾向が強い。

>欧米は、一部のロシア政府とクリミア関係者に対し査証制限と資産凍結の制裁を発動しているが、ロシア国家院(下院)は、議員全員を欧米の制裁対象者リストに加えるよう要求する声明を採択するなど、限定的な制裁がロシア国内の結束を強める逆効果を生んでいる感すらある。ただし、経済のグローバル化が進む現在、貿易制限、金融制裁は発動する側にも跳ね返ることから、ロシアがウクライナの東部・南部に軍事侵攻するなどの場合を除き、さらなる厳しい制裁の発動はなかろう。

>ロシアは地方の離脱ありきでのウクライナの連邦制導入を想定している可能性が高い。ロシアの関心がクリミアにとどまらないことは、この提案からも明らかであり、ウクライナの東部・南部の情勢如何ではロシア軍がロシア系住民の保護を理由に派遣される可能性も否定されない。

緊迫するウクライナ情勢
https://www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/1221302_10674.html
2014年4月11日

三井物産戦略研究所
ロシア・CIS・東欧ビジネス推進センター
北出大介

反政府デモとヤヌコーヴィチ大統領政権の崩壊

ウクライナでは、大規模な反政府デモの結果、2月末にヤヌコーヴィチ大統領政権が崩壊した。この反政府デモのきっかけとなったのは、ウクライナ・EU連合協定の署名プロセス停止に関するウクライナ政府決定であった。そのため、EU加盟を求める親欧米派の国民が反政府デモにより親ロシア派大統領を退陣に追い込んだものと一般的に理解されている。連合協定は、共通の価値観に基づき、ウクライナが政治制度を欧州基準に収斂させる政治連合と、相互の関税撤廃やEUの検疫基準導入等を定めた包括度の高いFTA創設による経済統合を主軸としており、ウクライナのEU加盟は規定していない。また、ヤヌコーヴィチ前大統領は、親ロシア色の強いウクライナ東部の出身であるが、ロシアが推進する「関税同盟・統一経済圏」への加盟はかたくなに拒んでおり、完全な親ロシア派ではなかった。しかし、ロシアとの協調から相互に利益を引き出そうとする立場を取ってきていた。

2010年の「ハリコフ合意」では、ウクライナがロシアから輸入する天然ガス価格の割引とロシア黒海艦隊のクリミア駐留延長が交換条件とされ、また、ウクライナがEUとの連合協定署名を断念した後の2013年12月17日の合意でもガス価格の割引と財政支援がウクライナに付与されている(図表1)。これに対し、反政府デモで誕生した新政権は、明らかに親欧米である。2004年の「オレンジ革命」でも大規模な抗議活動による親欧米政権の樹立を経験したロシアにとって、新政権は受け入れられない存在である。

1644とはずがたり:2022/03/11(金) 10:06:24

連合協定署名停止が発表された直後から、キエフの独立広場にはこれに抗議する大学生を中心とした数千人の市民が集まり、2013年11月30日深夜、機動隊がデモ隊を強制排除したことから、多数の負傷者が発生した。警察の若者に対する暴力は国の将来に対する暴力であるとの意識がキエフ市民の間に芽生え、翌日にはデモ隊は数万人規模まで拡大した。市民の要求は、連合協定の署名から大統領・政府退陣に変わり、政権に対する不満が爆発したのである。その後も、強制排除や「デモ規制法」成立もあったが、そのたびにデモは過激化しながlらウクライナ西・中部にも拡大していった。犠牲者の拡大を受けて、EUがポーランド、独、仏外相を、また、ロシアが全権代表を仲介役としてキエフに派遣し、ヤヌコーヴィチ大統領と野党3党首の合意による事態解決が図られることとなった。2014年2月21日、ロシアを除くEU3カ国が保証人となり合意文書が署名され、国会に当たる最高会議はその履行のため、大統領権限を限定した2004年憲法復活の法案を成立させるも、大統領が国外に逃亡し、政権が崩壊した。

ウクライナ憲法は、大統領の職務放棄と逃亡は想定しておらず、国家機関のうち唯一機能していた最高会議が大統領の解任とトゥルチノフ最高会議議長の大統領代行任命、5月25日の大統領選挙実施を決定した。他方、ロシアは、憲法が規定する大統領解任手続きが遵守されていないことを理由に、政権転覆で誕生した現ウクライナ政権は正統性を欠いていると主張している。

クリミア情勢の推移と背景

政権崩壊前後からウクライナ西部の民族主義者や過激派がクリミアにも移動してくるとのロシアの報道が見られたが、2月23日、ロシア黒海艦隊が駐留するセヴァストーポリ市では、ウクライナ新政権に異を唱える親ロシア派による抗議活動が発生し、市民が新市長を選出、27日未明には所属不明の武装勢力によりクリミア自治共和国最高会議および政府庁舎が占拠され、アクショーノフ「ロシアの統一」党党首が新首相となり、クリミア自治共和国の権限拡大に関する住民投票の実施も決定された。プーチン大統領はこの武装勢力を地元の自警団としているが、装備品等からロシア軍兵士であることは明らかである。ウクライナや欧米の抗議と制裁にもかかわらず、3月16日にはクリミアで住民投票が実施され、翌17日にはクリミア議会が独立を宣言、18日には「クリミア共和国」とセヴァストーポリ市がロシアに編入された。ロシアによるクリミア編入で特に興味深い点は、そのレトリックである。キエフの反政府デモで結成された自警団に呼応させる形で、ロシア軍兵士も自警団とされている。さらに、アクショーノフ・クリミア「首相」の選出も、キエフの政権崩壊と同様に、クリミアの住民の意思によるものとされ、クリミアの独立もコソボの独立と同じであるとの主張で、過去の例に対応させている。

ロシアがクリミア編入に至った動機として、明らかに親欧米色の強い政権が誕生したことに加え、クリミアの戦略的重要性および歴史的経緯の2点が指摘される。クリミアの戦略的重要性については、黒海艦隊が駐留していることからも明らかではあるが、その駐留期限は2042年であった。また、周辺の未承認国家であるモルドバの沿ドニエストル、グルジアのアブハジアおよび南オセチアにはロシア軍が既に駐留しており、マルチューク元ウクライナ首相は、ロシアはNATOに対応することを目的に黒海周辺に安全保障ベルトを構築することを目指していると指摘している。クリミア編入により、ロシアは黒海艦隊の常駐を確保し、この安全保障ベルトを強化することが可能となった。

1645とはずがたり:2022/03/11(金) 10:06:37
>>1643-1645
クリミア半島は、1954年にフルシチョフ・ソ連共産党書記長の決定でロシアからウクライナに編入されたが、ソ連邦内での移譲であったことから、当時は問題にされなかった。しかし、ロシア人にとってクリミアは現在もロシアの一部であり、「イレデンタ」(未回収地域)との意識が強い。プーチン大統領が毎年開催する国際会議ヴァルダイ・クラブが2013年発表した資料によれば、クリミアをロシア領と考えるロシア人は、ロシア連邦の一部であるダゲスタンやチェチェンよりも高い点が注目される(図表3)。
なお、クリミアの民族構成で最も多いのは約59%を占めるロシア人であるが、約12%のクリミア・タタール人の動向も注目される。クリミア・タタール人は、13〜18世紀にロシア南部からクリミア半島にかけての地域を支配したクリミア・ハン国の末裔であり、クリミア半島の先住民である。第2次世界大戦中の1944年には、敵国ドイツに協力したとの嫌疑で、約19万人のクリミア・タタール人が中央アジア等に強制移住させられ、クリミアへの帰還が許可されたのは、ペレストロイカ期の1989年になってからである。この歴史的経緯からクリミア・タタール人はロシアに対する警戒感が強い。現在、クリミア・タタール人は、非公式の議会クルルタイおよび執行機関メジリスを有し、ジェミレフ前メジリス議長を頂点とするピラミッド型の組織展開がなされていることから、統制のとれた行動を取る傾向が強い。クルルタイは、ロシアによるクリミア編入を認めず、民族自治区の創設を要求していくことを決定しており、今後、ロシア当局はクリミア・タタール人の取り込みを進めて行くこととなろう。

今後の展望

情勢は今後どのように推移するのであろうか。欧米は、一部のロシア政府とクリミア関係者に対し査証制限と資産凍結の制裁を発動しているが、ロシア国家院(下院)は、議員全員を欧米の制裁対象者リストに加えるよう要求する声明を採択するなど、限定的な制裁がロシア国内の結束を強める逆効果を生んでいる感すらある。ただし、経済のグローバル化が進む現在、貿易制限、金融制裁は発動する側にも跳ね返ることから、ロシアがウクライナの東部・南部に軍事侵攻するなどの場合を除き、さらなる厳しい制裁の発動はなかろう。

今後の展望を考える上で、ロシア外務省が3月17日に発表したウクライナの連邦化に関する行動計画(図表4)は参考になる。
ロシアは、隣国モルドバの沿ドニエストル紛争解決に関する協議で、沿ドニエストルに強い自治権限を持たせながら、モルドバを連邦制へ移行させる「コザク・メモランダム」を提案している。このメモランダムによれば、沿ドニエストルは連邦から離脱し、別の国家に編入される権利を有するとされており、ロシアは地方の離脱ありきでのウクライナの連邦制導入を想定している可能性が高い。ロシアの関心がクリミアにとどまらないことは、この提案からも明らかであり、ウクライナの東部・南部の情勢如何ではロシア軍がロシア系住民の保護を理由に派遣される可能性も否定されない。また、ロシアは、クリミア編入を機に、前述の「ハリコフ合意」の破棄を決め、これまでに黒海艦隊の駐留延長の代わりに付与したガス価格割引の総額110億ドルを返済するよう求める姿勢を示している。今後ロシアは天然ガス価格をウクライナの新政権に対する圧力として利用していくこととなろう。クリミアがロシアに編入されたことで事態の長期化は避けられず、当面はクリミア情勢に加え、ウクライナの東部・南部の動向が注目されよう。
(4月4日記)

1646とはずがたり:2022/03/11(金) 10:09:43

こりゃ電話後,こんな感じ↓で頭抱えてぐったりしたくもなるな…
https://twitter.com/visegrad24/status/1501203496716152841
>(東野篤子准教授)
「そうですね。今、4者が仲介の可能性があって、トルコとイスラエルとフランスと中国なのですが、どこも一長一短あって、突出して期待できるよというところがあまりないんですけれども、フランスのマクロン大統領がとにかく電話をして言うべきことも言っていますし、同時に話も聞いてあげているんですね。毎回、プーチン大統領に『NATO拡大して、お前らは裏切ったな』みたいなことを言われるようですが、それでも耐えながら数時間かけて話をしている。やはり今の段階でたくさん話をしているということに関しては、マクロン大統領が多いですね。」
毎回、プーチン大統領に『NATO拡大して、お前らは裏切ったな』みたいなことを言われるようですが、それでも耐えながら数時間かけて話をしている。やはり今の段階でたくさん話をしているということに関しては、マクロン大統領

【独自解説】「ロシア内部告発者が“国際紛争”示唆」の報道、実際は?プーチン大統領の“想定外”とは?仏・マクロン大統領はキーマンになれる?専門家が解説
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df8e11276384b78f5682dc179c185f01334dde8
3/10(木) 14:55配信
読売テレビ

「ザ・タイムズ」が報道した『ロシア内部告発者の報告書』
https://news.yahoo.co.jp/articles/4df8e11276384b78f5682dc179c185f01334dde8/images/000
・ウクライナ侵攻 6月までに終結させる 暫定的な期限
理由:それ以上長引くとロシア経済が崩壊する

国際的な紛争に発展する可能性も排除できない 制裁を解除しないなら戦争をするといった最後通告を西側に送る可能性がある
もし西側が拒否したら… 1939年のヒトラーのようにロシアは[とはコメ:こちらからするとロシア"に"引きずり込まれるんだけどロシアとしてはどこまでも被害者なのか?]本当の国際紛争に引きずり込まれる可能性がある

 ウクライナ情勢を巡り、イギリスの「ザ・タイムズ」が“ロシアの内部文書”を独自入手したと報じました。記事ではロシアの情報機関のメンバーが「侵攻は完全な失敗」とも語っていますが、果たして真相は?一方、アメリカCIAは、プーチン大統領が軍の戦いぶりに怒りを強めていて、民間人を巻き込んだ戦闘が激化する可能性もあると分析しました。ロシアと欧米の関係に詳しい、筑波大学、東野篤子(ひがしの・あつこ)准教授が解説します。

河野太郎元防衛大臣にロシアのウクライナ侵攻について生直撃!

ロシアの焦りが見える「内部告発者の報告書」
筑波大学 東野篤子准教授

Q.ロシア側も非常に焦っているのが内部告発者の報告書から見て取れるのですが、キエフ侵攻に関しても「見誤った」というところはあるのでしょうか?
(筑波大学 東野篤子准教授)
「そうですね。元々この侵攻を巡っては、ロシアの政権内部でも意見が分かれていたという情報もありますが、プーチン大統領が押し切った、全く聞く耳を持たなかったということです。一致団結してこの侵攻に臨んだわけではなく、多くの人が疑問をもって進められてきた中で、ほころびが出てきて統制が上手くできなくなってきています。この軍事侵攻は、当初の予定より相当遅れていると言われていて、恐らくプーチン大統領は非常に焦っていると思いますし、長引けば長引くほど、ロシアにとっては不利だという情報もあったわけです。オリンピックとパラリンピックの間に終われると思っていたようなのですが、全くそうなっていないですよね。」

Q.プーチン大統領は予想以上の抵抗を受けていると思っていいのでしょうか?
(東野篤子准教授)
「予想以上にウクライナの抵抗にあったこともありますし、予想以上にロシア軍の統率が取れていなかったということもあります。キエフ侵攻の見通しが甘く、補給も上手くいかなくなってくるとか、『戦争だと知らなかった』と言って帰る人も出たり、結構カオスになってきて、すべてが想定外かと思います。『これは本当にまずいんだ』という内部文書がロシアの軍部から出てきても全くおかしくないです。」

Q.一方で、「人道回廊」を作った都市にロシア軍は総攻撃する可能性は十分にありますよね?
(東野篤子准教授)
「そうですね。大都市に限定して作られている、あるいはキエフに近い所に作られているところはそういうことだと思いますね。マウリポリ辺りの人道回廊は、本当にひどい目に遭っていまして、例えば人が集められたところでバスに乗ろうとするとバスが爆破されてしまったり、逃げようと人道回廊に向かおうとした人が攻撃を受けてしまうなど、悲惨なことがレポートされています。」

1647とはずがたり:2022/03/11(金) 10:10:00
>>1646

NATOの誤算、ロシアの誤算
ウクライナ与党が声明を発表

Q.ウクライナ与党が出した声明で、NATOがウクライナを受け入れる準備ができるまではNATOがウクライナの安全保障を確約する条約を求めていますが、これはハードルの高い要求ですね?
(東野篤子准教授)
「やはり、こういう条約を出してきたら、すぐロシアはNATO加盟とほとんど同一視すると思います。ロシアにとっては極めて認めがたいことだと思います。ただウクライナがこのような要求をする気持ちは非常によく分かります。」

ウクライナのNATO加盟への動き

Q. NATO加盟についてはウクライナの憲法に明記されていて、ゆるく入っていくのではないか、という西側の誤算もあったのではないでしょうか?
(東野篤子准教授)
「そうですね、ゆるく入るくらいの環境を作ろうと一生懸命頑張ってきたはずでしたが、それは全部NATOの思い込みでした。1997年と2002年にNATOとロシアは二つの条約を結んでいて、最初の方は“お互いに敵だとみなしませんよ”という約束をして、その代わりにもっと政治的に交流をしましょうと決めたんです。協調的安全保障というのですが、もしかしたら敵になるかもしれない相手を抱え込んで、その中で対話していって信頼を作っていくっていうことをNATO側としてはやっていたつもりだし、ロシア側の署名もしている。しかも2002年の文書にはプーチン大統領が署名しているんです。ここまでやったらもうある程度は仲良くなったんじゃないかと思い込んでいた部分もあったんですが、2008年にはジョージア戦争が、2014年にはクリミア占領があって、『仲良くすると約束をしたのになぜ侵攻をするのだろう?』とその後は、ロシアを腫れ物に触るように扱うようになってしまいました。そうしていくうちに、ロシアは孤立感を高めていったというところはあるのではないでしょうか。」

Q.中立としていた国がロシアを包囲していっているので、プーチン大統領は余計に追い込まれているような気がするのですが?
(東野篤子准教授)
「そうなんです。スウェーデンもフィンランドもロシアに近いわけで、中立という事で高を括っていた部分もあるかもしれないですけど、まさにこのロシアの侵攻のあとにNATOに入りたいっていう希望を、スウェーデンもフィンランドも高めているんですよね。これはプーチン大統領としては全く想像していなかったと思います。」

Q.NATOとロシアの緩衝地帯としてウクライナを置いておきたいのか、強国ロシアを目指してウクライナのすべてを抑えにかかっていくのか、ロシアの最終目標はどこなのでしょうか?
(東野篤子准教授)
「これは非常に判断が難しいところで、いまだに分析が分かれているんです。『ロシア帝国にウクライナを属国として入れる』ということはよく言われます。ただ、それにはあまりにもコストがかかりすぎて『本当にやるつもりがあるのか?』と見方が分かれるところなのです。そしてプーチン大統領も『ウクライナを占領することは考えてない』と何回も言っています。ところが、その後の攻め方を見てみると主要都市をしっかり抑えようとしている。さらに主要都市のインフラ、例えば発電所や空港、そして軍事施設への攻撃を民間・軍事全く区別なく行っているわけです。これはやはり『これだけ手に入れたんですよ』と示してウクライナを屈服させようとしている意図も見えるわけです。単なる緩衝地帯とするには、やり過ぎだと感じます。」

全面戦争の可能性も…仲介できる国は?
仲介役になれる可能性がある4国

Q.NATOが実際に手を出してきたとき、プーチン大統領はどうする可能性があるのでしょうか?
(東野篤子准教授)
「プーチン大統領は、NATOが軍事的にロシアに対抗措置を取ったとみなした瞬間に、これだけ自分たちはNATOに対する脅威を唱えていたのにNATOは耳を貸さず、しかも自分たちを攻撃してきたとして、全面的な戦争になってしまうと思います。」

Q.仲介役として一番表立っているのはフランスのマクロン大統領ですが、期待できるのでしょうか?
(東野篤子准教授)
「そうですね。今、4者が仲介の可能性があって、トルコとイスラエルとフランスと中国なのですが、どこも一長一短あって、突出して期待できるよというところがあまりないんですけれども、フランスのマクロン大統領がとにかく電話をして言うべきことも言っていますし、同時に話も聞いてあげているんですね。毎回、プーチン大統領に『NATO拡大して、お前らは裏切ったな』みたいなことを言われるようですが、それでも耐えながら数時間かけて話をしている。やはり今の段階でたくさん話をしているということに関しては、マクロン大統領が多いですね。」

(情報ライブ ミヤネ屋 2022年3月9日放送)

1648とはずがたり:2022/03/11(金) 10:39:06
ウヨのアンドリーのせいでウクライナ人の印象は激悪だったが,それとは別にウクライナ人とは連帯していきたい。が,戦争を停める為ならクリミアぐらいロシアに呉れてやる必要があるのかもしれないとは思ってる。ほんとうはクリミアはタタール人のものなんだろうけどねえ。。

2019年12月09日
「クリミア半島はソ連からウクライナへのプレゼント」というウソ
グレンコ・アンドリー
https://nikkan-spa.jp/plus/1628469

ロシアのクリミア半島侵略を正当化しようとする人々

 前回の記事https://nikkan-spa.jp/plus/1626486?cx_clicks_art_mdl=2_titleで、筆者はクリミア半島は国際法上、ウクライナの領土であり、ロシアによるクリミア占領・併合は弁明しようのない領土侵略であることを説明した。だからクリミア半島の問題解決は、ウクライナへの無条件な返還しかないということも説明した。

 これ以上クリミア半島帰属については議論することはない。ロシアの侵略を正当化するためによく利用されている、ウクライナへの移譲の経緯、クリミア半島の歴史、クリミア半島の人口構成と世論、といった要素は帰属問題とは何の関係もない。

 とはいえ、こういった要素を持ち込もうとする人達がある。そして、これに流され、間違った認識を持っている人がいるのもまた事実だ。

 だから、今回はこのような問題についても解説することにする。繰り返しになるのだが、本稿で扱われる情報は、クリミア半島のウクライナ帰属の根拠ではなく、あくまで補足知識である。帰属根拠は前回述べた通りである。

クリミアはソ連のフルシチョフからウクライナへのプレゼントか

 まずは、ソ連時代にクリミア半島がウクライナへ移譲された経緯について。ロシアの侵略を正当化しようとする人達は、「クリミアはウクライナ出身のフルシチョフによってウクライナにプレゼントされた」という表現を使う。これを聞くと筆者は笑ってしまう。いやぁ、こんなに絶妙に、一語一句、嘘しか書いていない一文を作るには、むしろ才能が要る、というのが筆者の印象である。

 順番に事実を確認しよう。クリミア半島のロシア・ソビエト連邦社会主義共和国からウクライナ・ソビエト社会主義共和国への移譲が決まったのは、1954年1月25日である。その日ソ連共産党中央委員会幹部会がクリミアの移譲を決定し、1954年2月19日にソビエト連邦最高会議幹部会にそれが議決された。幹部会で議長を務めていたのはゲオルギー・マレンコフである。フルシチョフももちろん、他の幹部会メンバーと同じく移譲に賛成したが、これは彼の単独の判断ではなく、ソ連の幹部の共通認識だった。

 フルシチョフは当時、まだ国のトップに立てずにいた。そして、事実上のトップであったマレンコフ閣僚会議議長を引きずり下ろす準備をしていた。クリミア移譲はこのフルシチョフとマレンコフの権力闘争の最中に行われたのだが、両者共にクリミア半島移譲に賛成だった。つまり、この移譲はフルシチョフ単独の判断ではなく、当時のソ連指導層全体の意向であったことが伺える。ちなみに、ウクライナへの移譲に関する議論は1952年の頃から行われていた。

フルシチョフはウクライナ出身ではない

 ところで、そのフルシチョフだが、彼はウクライナ出身ではない。彼はロシア帝国のクルスク県(現在:ロシア連邦クルスク州)に生まれたロシア人である。彼はスターリンに信頼されていたため出世し、1938年から1949年までウクライナ共産党(ソ連共産党ウクライナ支部)の第一書記(トップ)を務めた。長くウクライナにいたため、ウクライナ出身と勘違いされることがあるが、彼はロシア出身である。

 また、彼はウクライナにいた頃、ウクライナに対して特別な思いを持っていた訳ではない。フルシチョフはウクライナにおけるスターリンの抑圧を従順に実行していた。独ソ戦争後、彼はウクライナ独立を目指していた民族運動の残虐な弾圧に加担し、慈悲を見せた兆しはなかった。独立運動家を町の広場で公開処刑すべきだと主張していた。ウクライナにいた頃に、確かに彼は多くのウクライナ出身の側近を持つことになったが、この人達は民族的にウクライナ人だったとはいえ、ウクライナに対する何の思い執着もない共産主義者だった。つまり、フルシチョフはウクライナ人でもなければ、ウクライナに対して特別な感情を持っていた訳でもない。

クリミアがウクライナに移譲された本当の理由

… よくクリミアはロシアとウクライナの長年の友好を記念して移譲されたと言われている。確かにソ連の公式見解はそうであった。しかし、これは後付けの理由で、実際にクリミアの移譲をソ連の指導層が検討していた時、当然このような甘ったるい理由などなかった。

1649とはずがたり:2022/03/11(金) 10:43:54

 実際の理由は経済産業である。ソ連幹部が決定したクリミア移譲の正式な理由は「経済の統一性、地理的な近さと、密接な産業的な、文化的な繋がりを考慮して」ということだった。

 当時のクリミア半島は荒廃していた。1944年にはスターリンの命令によってクリミア先住民であるクリミアタタール人や他の長年クリミアに住んでいた民族は半島から追放された。彼らはクリミアの経済や産業を担っていたので追放後、クリミア経済が崩壊した。

 代わりに半島に来たロシア人の入植者は新しい環境に慣れずに、発展に貢献できなかった。新たに入ってきたロシア人は、「なぜこんなところに行かされたのか」と不満を漏らしていたとすら言われている。ソ連幹部は崩壊したクリミア半島の経済再生に悩まされた。そこで、クリミアの再生をウクライナに任せたらどうかという案が出てきて、最終的に採決された。

 クリミア半島は地理的にウクライナ本土と隣接しており、インフラの面でもウクライナのインフラ体系の一部である。また産業や経済や物流など、すべての分野においても同様にウクライナの一部である。だから、クリミアを直接モスクワが管理するより、ウクライナに任せた方が、効率がいい。

 実際にウクライナ移譲後、クリミア再生が実現された。また、資源の面では、クリミア半島は資源不足で自立できないので、水道水やガス、電気などもすべてがウクライナ本土から調達されている。だからクリミアの移譲は、ウクライナへの優遇ではなく、地理、経済、産業、資源という事情に基づいてなされた極めて自然で合理的な判断である。

クリミア半島は元々ロシアの領土だったのか

 次は、クリミアの歴史を見てみよう。ロシアによる侵略を正当化しようとする人達はよく「クリミア半島は元々ロシアの領土だった」と言っている。それでは、ごく簡単ではあるが、クリミア半島の歴史を振り返ってみよう。

 紀元前七世紀から、クリミア半島の南部には古代ギリシャからの入植者が都市国家を造っていた。

 紀元前五世紀〜紀元後4世紀の約800年間、クリミア半島の東部は、ギリシャ系のボスポロス王国の中心であった。その間、一時期、ローマ帝国の保護国となっていた。同時に北部はスキタイ族の国家に所属していた時期もあった。

 四世紀にはゴート族、五世紀にはフン族に支配されていた。六世紀から九世紀まで、クリミアはビザンツ帝国の一部であった。

 十世紀になると、ウクライナの先祖に当たる古代ルーシが台頭し、クリミア半島の一部を支配するようになった。それぞれの支配も完全なものではなく、現地の部族らと通り過ぎる遊牧民との混在状態であった。十三世紀のモンゴル襲来によって、クリミア半島の大部分はモンゴル系国家のジョチ・ウルスに支配されるが、南の沿岸部は一部はビサンツ帝国、一部はイタリアのジェノヴァ共和国の植民地になる。

 十五世紀ではクリミアタタール人のクリミアハン国が成立する。クリミアタタール人とは、アジアから渡来したモンゴル人やタタール人と、先住民の諸部族が混血してできた民族である。クリミアハン国はクリミア半島を1783年まで300年以上支配した。

 そして1783年にクリミア半島がロシア帝国に併合され、支配は1917年まで続いた。

1650とはずがたり:2022/03/11(金) 10:44:23
ロシア革命のどさくさはウクライナの正統性をそれ程示さないせいかアンドリーは省いているのでこの時期に関してはwikiから転載。纏まった動きはウクライナ,西ウクライナ,クリミアの三つの地域にあったようだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A#%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E6%88%A6%E4%BA%89
ウクライナ独立戦争
第一次世界大戦が勃発すると、ウクライナ西部を巻き込んで東部戦線が形成された。
<ウクライナ>
1917年に2月革命によりロシア帝政が崩壊し、ペトログラードでロシア臨時政府が成立した。それに伴い、同年3月14日にキエフでウクライナ政府としてフルシェーウシキー教授が指導するウクライナ中央議会が成立した。十月革命によってロシアの臨時政府が倒され、共産党のソビエト政権が誕生すると、11月7日に中央議会はキエフを首都とするウクライナ人民共和国の樹立を宣言したが、ウクライナ・ソビエト戦争が勃発したあと、1918年1月9日にウクライナ人民共和国の独立を宣言した。

同年2月8日にロシアの赤軍はキエフを占領したが、2月9日にブレストでウクライナとドイツ、オーストリアの同盟が完結し、中央議会は同盟国の軍事力を借りてウクライナを解放し、3月に首都を奪い返した。4月29日にウクライナの保守階級によるクーデターの結果、中央議会に代わってスコロパードシキー大将の政権が成立した。国号はウクライナ国に改められ、元首はヘーチマンとなった。当国は安定した発展を見せたが、ドイツの連合国への降伏により事態は一転し、1918年12月19日にスコロパードシキー政権が倒され、新たな執政内閣の政権が成立した。国号は再びウクライナ人民共和国となった。

しかし、ドイツ軍の撤退によりウクライナ・ソビエト戦争が再開した。1919年1月6日、ソビエトのロシアは傀儡政権として首都をハルキウとするウクライナ・ソビエト社会主義共和国を樹立した。同年2月5日にソビエト軍はキエフを占領し、ウクライナ人民共和国の政府を亡命させた。1919年から1920年にかけて、ウクライナの支配をめぐりウクライナ人民共和国軍、ソビエトの赤軍、ロシア帝政派の白軍、白軍を支援するフランス軍・イギリス軍・ポーランド軍、ネストル・マフノ率いる無政府主義者の黒軍、ウクライナのゲリラを中心とする緑軍などが争った。1920年冬に戦争がソビエトの赤軍の勝利で終結し、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国は西ウクライナを除きウクライナ全域を確保した。

<西ウクライナ>
一方、オーストリア?ハンガリー帝国の解体に伴い、1918年10月19日に西ウクライナのガリツィア・ブコビナ地方に住んでいたウクライナ人はリヴィウを首都とする西ウクライナ人民共和国の独立を宣言した。しかし、11月1日にポーランドが当共和国へ侵入し、ウクライナ・ポーランド戦争が始まった。ポーランド側はフランス、イギリス、ルーマニア、ハンガリーなどによって後援されたが、西ウクライナ側は国際的に孤立していた。1919年1月22日に西ウクライナはウクライナ人民共和国に援助を求め、キエフでウクライナ人民共和国と合同したが、ウクライナ人民共和国の政府はソビエトの赤軍と戦ったため、援軍を派遣することができなかった。こうした中で、右岸ウクライナの併合を目論むポーランドが7月18日に西ウクライナ全地域を占領し、西ウクライナ人民共和国は滅亡した。その後、1920年4月に西ウクライナをめぐってポーランド・ソビエト戦争が勃発したが、1921年3月18日のリガ条約によって西ウクライナのポーランド支配が確定した。

<クリミア>
またクリミアにおいては、1917年、クリミア・タタール人を中心とし、ノーマン・チェレビジハンを初代大統領とする多民族・世俗国家クリミア人民共和国の建国が宣言されたが、1918年にモスクワのソビエト政府により占領され、滅亡した。 (→これをきっかけにクリミアはソ連に於いて当初ロシア領だったといういことか)

1651とはずがたり:2022/03/11(金) 10:45:04
>>1648-1651
 そして1954年に、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国から、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国へ移譲された。

 ソ連崩壊後は、クリミア半島はそのまま独立したウクライナの領土になった。

 このように、クリミアは何回も支配者が変わっている。それでは、クリミアは「元々」どこの領土なのか? クリミア半島は「元々」ロシアの領土ではない。ギリシャ人に800年支配され、クリミアタタール人の国家が340年存在したが、どちらも、ロシアが支配していた約200年より遥かに長い。だから、ロシアがクリミア半島領有の主張を歴史に求めるのは、まったく正当性がない。歴史的に支配者が何度も変わった地域に関しては「元々ウチの領土だ」という主張自体がおかしい。「元々」の時期を自分に都合のいい時代に設定すれば、多くの国が「クリミアは元々うちの領土だ」と言えるからである。

民族自決権はその地域の先住民に及ぶもの

 最後にクリミアの人口構成と世論について考えよう。現在のクリミア半島の人口構成とはおおよそ、ロシア人6割、ウクライナ人3割弱、クリミアタタール人は1割である。これを根拠にロシアやロシアの侵略を正当化する人達は、クリミア住民は民族自決権に基づいてロシア帰属を選んだと主張する。

 この論理は本当に詭弁の極みである。そもそも、現在の国際関係においては、国境不可侵の原則は民族自決の原則に勝るという慣習がある。…

計画的な移住による人口構成の変化

 さらに、そもそも現在のクリミア半島の人口構成は自然なものではなく、人工的に作られたのである。1783年までにクリミア半島にロシア人は殆どいなかった。戦争でクリミアを取ったロシア帝国は計画的に半島にロシア人を移住させていた。帝国政府はクリミア本当のロシア化を狙い、クリミアタタール人を差別していた。そのため、ロシアの統治に耐えられず、多くのクリミアタタール人はクリミアから移民した。ロシア帝国の130年の間、50万人以上のクリミアタタール人は半島を出た。総人口の100万人もない民族にとっては、大きすぎる数字である。当然、帝国政府はクリミアタタール人の流出を喜び、その代わりにロシア人を住まわせた。

 しかし、とどめを刺したのはスターリンであった。彼は1944年にクリミアタタール人の追放を命じて、ソ連の治安部隊はクリミアに住んでいた全てのクリミアタタール人(当時、約25万人)を強制的に貨物列車に入れて中央アジアに移動させた。移動中や到着直後の過酷な環境で、約5万人つまり5人に一人が死亡した。ちなみに、これもソ連の公式な統計で、クリミアタタール人の活動家の主張によれば、民族の46%つまり10万人以上が死んでいるということだ。

 その結果、クリミアタタール人はクリミアからいなくなり、その代わりにまた新たにロシア人が入ってきた。クリミアタタール人に故郷へ戻ることが許されたのは1989年である。それまでに彼らはソ連当局から、「ファシストの協力者」とレッテル張りされ、50年間も中央アジアで過酷な環境で生きざるを得なかった。だからクリミアタタール人とはロシアに非常に虐げられていた民族である。

 以上の経緯から、現在のクリミア半島の人口構成は自然なものではなく、計画的な移住、民族浄化、弾圧、虐殺の結果である。この経緯から見ると、クリミア半島に住んでいるロシア人には個々人の罪はないが、少なくとも彼らにはクリミア半島の運命を決める権利はどの観点から見てもない。

先住民のクリミアタタール人の意向は?

 それでは、そのクリミアタタール人だが、彼らはクリミア帰属をどう考えているのか。それも明確である。クリミアタタール人のほとんどがクリミア半島はウクライナの不可分の一部であり、クリミアのウクライナ帰属以外の解釈はあり得ないと考えているのだ。

 ちなみに、クリミアタタール人の投票行動からも彼らの姿勢は明らかである。ウクライナでも保守右派、中道派、左派、親露派の政党はあるが、クリミアタタール人は国政選挙のたびに決まってウクライナの右派に投票している。だからクリミアタタール人は立派なウクライナの愛国者である。…

1652とはずがたり:2022/03/11(金) 12:31:04
1年前の記事。ロシア経済圏を出てEU経済圏へ入ろうとするウクライナに怒りを溜め込んでたプーチンってのがよく判るがやり方が拙速過ぎる。

迷宮ロシアをさまよう
2021.03.23
ウクライナとEUの関係はどこまで深まったか
https://globe.asahi.com/article/14291695

DCFTA発効から5年

かつてロシアは、自らが主導するユーラシア統合への参加を、V.ヤヌコービッチ政権のウクライナに、執拗に迫っていました。しかし、2014年に発生した政変の結果、ヤヌコービッチ政権は崩壊、ウクライナは欧州連合(EU)との提携を選択し、現在に至ります。ロシアを盟主とするユーラシア経済連合は、2015年に成立はしたものの、そこには「本命」ウクライナの姿はなく、ロシアの思惑は大いに外れたわけです。

さて、ウクライナとEUの関係は、このほど一つの節目を迎えました。両者によって結ばれた「連合協定」の柱である「深化した包括的な自由貿易圏(DCFTA)」が発効してから、5年が経過したのです。小括しておくのには良い機会ですので、今回のコラムでは連合協定およびDCFTAについておさらいするとともに、グラフをお目にかけながら、ウクライナとEUの経済関係がどれだけ深まったかを概観してみたいと思います。

曲折を経て発効したDCFTA

EUは、旧ソ連構成諸国のうち、地理的に欧州に近い一連の国を対象に、「東方パートナーシップ」という協力枠組みを打ち出し、同諸国との「連合協定」の締結を進めてきました。現在までに実際にそれに応じたのが、ウクライナ、モルドバ、ジョージアでした(→とは註:これらの国々は今回のロシアのウクライナ侵攻を機にEU加盟を申請)。協定の柱となっているのが、「深化した包括的な自由貿易圏(DCFTA)」です。単なる自由貿易圏(FTA)に留まらず、双方間の貿易経済活動にEUのルールを浸透させ、ヒト・モノ・カネの動きをより活発化しようという点に眼目があります。

2014年2月にヤヌコービッチ政権が崩壊すると、それを受けて成立したウクライナ暫定政権は、3月21日に政治条項に限定した形で、EUと連合協定に調印。他方、EUは協定の経済条項に含まれるDCFTAを先取りする形で、4月16日付の欧州議会・理事会規則(4月23日発効)により、ウクライナ産品に対する関税を片務的に減免する措置を打ち出しました。その後、5月25日投票の選挙でP.ポロシェンコが当選し、6月7日に第5代ウクライナ大統領に就任。これを受け、6月27日のブリュッセルにおけるEUサミットの席で、連合協定(残されていた経済条項)への最終的な調印が行われました。

連合協定の大きな柱が、第4編で打ち出されているDCFTAです。これにより、EU側は全品目の96.0%に対する関税を撤廃することになり、その大多数は即時の撤廃でした。ただし、「関税割当」と称して、一定の量までは無関税で輸入できでも、それを超えると関税が課せられる仕組みが適用される品目もあり、農産物・食品がその対象になりました。それに対し、ウクライナ側も全品目の97.1%に対する関税を撤廃するものの、EU側よりも全般的に長めの移行期間が設けられ、経済力の劣るウクライナに配慮した形となりました。

しかし、そこでロシアが再び横槍を入れます。ロシアは、ウクライナ・EU間のDCFTAが成立すれば、安価で競争力の強いEU産品がウクライナに溢れ、それがウクライナ産品と偽装されCIS自由貿易条約の枠組みにより無税でロシアに流入し深刻な被害が発生する恐れがあるので、DCFTA発効のあかつきにはロシアはCIS自由貿易条約の例外措置としてウクライナ産品に関税を導入すると警告したのです。

もっとも、競争力のあるEU産品がウクライナ経由でロシア市場に流入するという脅威が実際にあるのかという点に関しては、多くのロシアの専門家も懐疑的でした。ロシア科学アカデミー・ヨーロッパ研究所のA.バジャンはずばり、ロシアはEU産の安く高品質な商品がウクライナ経由で流入することを本気で恐れているのではなく、ウクライナとEUの関係構築がNATOとの関係拡大にまで発展することこそが核心的な懸念なのだと指摘しました。

ロシアの真意はさておき、泣く子とロシアには勝てぬというわけで、2014年9月に開催されたウクライナ・EU・ロシアの閣僚級会合で、ウクライナ・EUの連合協定のうち、DCFTAにかかわる条項の適用を、2016年1月まで延期することが決まりました。ただし、その間、EUは2014年4月から片務的に適用してきたウクライナ向けの優遇関税を2015年末まで延長し、ウクライナが引き続きその恩恵に被れるように配慮しました。

1653とはずがたり:2022/03/11(金) 12:31:54

なお、ウクライナ・EUのこうした対応にもかかわらず、ロシアは結局、2016年からウクライナ産品に関税を課し(ウクライナ側も応戦)、またウクライナを欧米に適用している食品禁輸措置の対象にも加えました。その後、ウクライナとロシアは全面的な貿易戦争状態にあります(とは註:2016年には既にウクライナはロシア経済圏から離脱してたって事か。2014年のヤヌコービッチ政権が崩壊後のEU接近の中でロシアの決意は固まっていったということか。)。

ともあれ、このような紆余曲折を経て、2016年1月1日から、ウクライナ・EUのDCFTAは全面的に施行されました。それまではEU側が片務的に関税の減免を実施していましたが、2016年からはウクライナの側もEUに市場を開くこととなりました。

貿易は順調に伸びているか?

それでは、DCFTAの下で、ウクライナとEUの貿易は順調に拡大しているでしょうか? 図1に見るように、もともとウクライナの輸出に占めるEU向けの比率は、4分の1程度でした。それが次第に拡大し、2017〜2019年には40%の大台に乗るまでになりました。輸入についても然りで、EUのシェアは政変前は30%台、政変後は40%台と、拡大する方向にあります。連合協定を擁護する論者たちは、このようなシェア拡大をもって、DCFTAの成果を強調する傾向があります。

ただ、輸出入の実額を示した図3、4を見ると、やや印象が異なってくるのではないでしょうか。EUとの貿易は、政変後の危機的状況を背景に、2015〜2016年に大きく落ち込みます。その後、2019年にかけて、回復・増加に転じたことは事実です。しかし、ウクライナとEUの貿易自体が期待どおりに伸びているかと言えば、今のところ慎重な評価にならざるをえません(コロナに揺れた2020年の縮小はやむをえませんが)。図1、2でEUとの貿易比率が拡大しているのは、むしろ対ロシア貿易の激減が招いたものという側面の方が大きそうです。

図3に見るとおり、ウクライナからEUへの輸出で、伸びが目立つのは農産物・食品です。ウクライナは世界的な穀物およびヒマワリ油の輸出大国であり、EUはその主要な販路の一つです。ただ、穀物にしてもヒマワリ油にしてもグローバルな商品であり、どうしてもEUに輸出しなければいけないという性格のものではありません。EU向けの輸出条件が有利になったので、これまで他の市場に輸出していた穀物・植物油を、EU向けに切り替えたというだけのことであったら、ウクライナにとっての経済的恩恵は限定的です。

安い労賃を活かせるか

今日では、ウクライナは隣国モルドバと並んで、欧州で最も賃金水準の低い国となっています。本来であれば、EUとの連合協定が成立したことで、安い労賃を目当てに外資がウクライナに投資をしてくれて、ウクライナがEU市場向けの輸出加工基地になると期待したいところです。

しかし、現実にはそのような投資が大きく進展しているとは言えません。自動車用の電装品(ワイヤハーネス)の分野で、成功例がある程度でしょうか。もちろん、投資が思うように進まないのには、ウクライナの国情が不安定だったということもあるでしょう。それに加え、今日の欧州では、生産拠点が国境を越えて移転するというよりも、労働者が国境を越えて移動する度合いの方が大きくなっていることがあります。

実際のところ、ウクライナとEUとの間で、最も関係が深まっているのが、労働移民の分野と言えるでしょう。外国で働く出稼ぎ労働者が本国に送る送金を「レミッタンス」と呼びますが、ウクライナのレミッタンス受入額を四半期ごとに跡付けたのが、図5になります。以前は、ウクライナ国民にとって、ロシアが最大の出稼ぎ先でした(図5のCISがほぼロシアに等しい)。それが、2014年を境に、EU圏に働きに出るウクライナ国民が目に見えて増えていきました。ウクライナとEUが2017年5月にビザ免除協定を締結し、同年6月11日からウクライナ国民がEUのシェンゲン協定諸国にビザ無しで渡航できるようになったことも、その流れを強めました。

今や、ウクライナ国民は、欧州労働市場を底辺で支える存在になっていると言っても、過言ではありません。

EU統合路線は変わらず

2019年2月、ウクライナの議会に当たる最高会議は、ポロシェンコ大統領(当時)が提出したEUと北大西洋条約機構(NATO)へのウクライナの加盟路線をウクライナ憲法に明記する憲法改正法案を可決しました。その結果、憲法序文には、ウクライナ民族の欧州アイデンティティとウクライナの欧州・欧州大西洋路線の不可逆性に関する文言が加筆されましたた。また、第102条には、「ウクライナ大統領は、ウクライナのEUとNATOへの完全な加盟に向けた国家の戦略的方針の実現を保証する者である」との文言も追加されたのです(とは註:まあロシア的には許せんわなぁ。。)。

1654とはずがたり:2022/03/11(金) 12:33:16

しかし、親欧米路線の懸命のアピールも実らず、ポロシェンコ(→wikiより:人気菓子メーカー「ロシェン」のオーナーであることから「チョコレート王」ともあだ名されるウクライナ有数の富豪。 2014年にヤヌコーヴィチ政権を崩壊させたウクライナ反政府デモでは、デモを財政面で支援したとも報じられる。ダイアモンドの記事https://diamond.jp/articles/-/200477によると,就任時に期待されていた経済再建や汚職の撲滅を成功させたとは言えず、多くのウクライナ人有権者が不満を抱えていたとのことで再選はならず。)は2019年3、4月の大統領選挙に敗れます。ただ、この選挙では対外路線の選択はほとんど争点にならず、ポロシェンコに取って代わったV.ゼレンスキー大統領も、方針を大きく変えることはありませんでした。ポロシェンコ前政権のようなドグマ的な色彩こそ薄れたものの、EUおよびNATOへの統合を軸とした国造りを進め、そのスタンスに立ってロシアと対峙していくという点で、ゼレンスキーは前任者の路線を基本的に引き継いでいます。

それでは、一般国民は、どのような意識でしょうか? 現地シンクタンクが2020年10月に行った世論調査で、EUとロシア主導のユーラシア経済連合のどちらを選ぶかを問うているので、その結果を図6にまとめました。また、同じシンクタンクが、EU加入に関する国民投票が実施されたら、どのように投票するつもりかという意識調査を継続的に実施しているので、数字の推移を図7に示しました。

これらを見ると、EU加入路線はウクライナ国民の半分程度によって支持されていると言えそうです。おそらく、実際に国民投票をやったら、EU賛成派が7割くらいを占め、その路線が承認されるでしょう。問題は、図6に見るように、地域による価値観の違いが大きく、EU路線で突っ走ると、国民統合に亀裂が入る恐れがあること。そして、図7に見るように、過去数年のウクライナ・EU協力の積み重ねにもかかわらず、ウクライナでEU加入論がここに来てさらに勢いを増しているようには見えないことです。

ウクライナ側は協定見直しに期待

ウクライナの親EU路線は揺らいでいませんが、ウクライナ側は連合協定およびDCFTAの成果には明らかに満足していません。実は、連合協定には、発効から5年以内に両者が協定の成果について包括的なレビューを行う、発効から5年後にいずれかの締約国の要請により一層の貿易自由化につき協議し「連合委員会」が追加的な措置を取り決めることができる、といった規定があります。そこでウクライナ側は、DCFTA発効から5年というこのタイミングで、早速協定見直しの交渉に着手したい考えです。

2020年10月6日にゼレンスキー大統領がブリュッセルに出向き、ウクライナ・EUサミットが開催されました。会談を終えたゼレンスキー大統領は、協定を実情に合わせて見直していくことが重要であり、それに向け協定のこれまでの成果を共同で評価する作業に2021年1月から取り掛かることになったと明らかにしました。大統領によると、ウクライナ側が特に期待しているのは、デジタル分野の統合、エネルギー市場の統合、工業製品に対する「ビザ無し」待遇、航空分野の協力等ということでした。

ただ、ウクライナ側が協定の見直しを求めたとしても、交渉はウクライナにとって難しいものとなるでしょう。たとえば、ウクライナ側がEUに市場開放拡大を求めている品目に、鶏肉があります。しかし、鶏肉の分野では、ミロニウカ穀物製品というウクライナ企業が、ルールの抜け穴を突くような形でEU市場に大量の輸出を行ってきた(とは註:何やったんだ??さらっとググったけど出てこなかった。)ため、EU業界側の警戒感が強まっています。

EUの畜産業界は、ウクライナがDCFTAにより「アニマルウェルフェア」(家畜も思いやりをもって優しく取り扱うべきという理念)のEUルールを導入する義務を負ったにもかかわらず、その実施を先送りしているとして、ウクライナ側を批判しています。そのようなウクライナに対し、鶏肉をはじめとする畜産品の無税割当の枠を拡大することは、まかりならないというのが、EU業界の立場です。ことほどさように、EUでは加盟各国および各産業部門の利害が渦巻いており、ウクライナが「連合協定、DCFTAの見直しを」などと呼びかけても、そう簡単ではないのです。

1655とはずがたり:2022/03/11(金) 12:33:48
>>1652-1655

想起されるのは、ウクライナ・EU連合協定批准の顛末です。2016年4月にオランダで同協定の批准を問う国民投票が実施され、反対が61.0%と多数になってしまいました。EU側はやむなく、対ウクライナ関係をトーンダウンさせることで、事態の収拾を図りました。すなわち、2016年12月に開催されたEU首脳会議で、「連合協定はウクライナにEU加盟候補国としての資格を与えるものではない」旨を改めて申し合わせ、これによりどうにかオランダに納得してもらい、批准を得ることができたのです。こうした苦労を経て、連合協定はようやく2017年9月1日に発効したのでした(DCFTAは、協定そのものの発効を待たずに、2016年1月1日から暫定的に適用された形でした)。

EU側には、もともとウクライナを加盟候補国とするつもりはありませんでしたが、欧州理事会決定の付属文書に、「連合協定はウクライナにEU加盟候補国としての資格を与えるものではない」と明記されたことは、重い事実となりました。つまり、上で述べたような、ウクライナ憲法にEU加盟路線が明記されたとか、ゼレンスキー大統領がEU加盟路線を引き継いでいるとか、国民の半数はEU加盟に賛成とかいった話は、今のところすべて、ウクライナ側の片思いなのですね。

服部倫卓 一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所 所長

1964年静岡県生まれ。一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所で所長を務めており、主に機関誌の『ロシアNIS調査月報』の編集を担当。『不思議の国ベラルーシ ―ナショナリズムから遠く離れてー』、『ウクライナを知るための65章』(共編著)など著作多数。趣味は音楽鑑賞(主に1950〜1970年代のソウル、ロック、ポップス)と、サッカー観戦(清水エスパルスのサポーター)。ブログ は毎日更新。

1656とはずがたり:2022/03/11(金) 12:36:43
オランダは一貫して(>>1654-1655 2016年4月にオランダで同協定(ウクライナ・EU連合協定)協定の批准を問う国民投票が実施され、反対が61.0%と多数になってしまいました。)ウクライナのEU加盟にネガティブなんだなあ。。一時右翼が力を伸ばしたトラウマで慎重になってるのかな?
フランスはロシアとのパイプの他,農業国としての利害の衝突がありそう。

>オランダのルッテ首相は「EU加盟は長期的プロセス」と述べ、特例で早期加盟を認めることに否定的な立場を表明。
>マクロン仏大統領も「交戦中の国と加盟交渉できるとは思えない」と述べた。

>EUの畜産業界は、ウクライナがDCFTAにより「アニマルウェルフェア」(家畜も思いやりをもって優しく取り扱うべきという理念)のEUルールを導入する義務を負ったにもかかわらず、その実施を先送りしているとして、ウクライナ側を批判しています。そのようなウクライナに対し、鶏肉をはじめとする畜産品の無税割当の枠を拡大することは、まかりならないというのが、EU業界の立場です>>1654-1655 
オランダって畜産強かったっけ?

EU首脳会議 ウクライナ加盟、見送りへ
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein__world_europe_GIROOW6QLJNYTF3I7LHIHZLTT4/
産経ニュース / 2022年3月11日 7時18分

【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)は10日、パリ郊外ベルサイユで非公式首脳会議を開き、ウクライナの加盟申請への対応を協議した。東欧諸国は早期加盟交渉入りを求めたが、オランダやフランスが難色を示し、見送りが濃厚になった。

バルト3国のひとつ、リトアニアのナウセダ大統領は会議を前に、「ウクライナの将来の加盟をはっきりと打ち出すべき」と訴えた。これに対し、オランダのルッテ首相は「EU加盟は長期的プロセス」と述べ、特例で早期加盟を認めることに否定的な立場を表明。マクロン仏大統領も「交戦中の国と加盟交渉できるとは思えない」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日、EUの加盟申請書にサインし、ビデオメッセージで特例による早期加盟を認めるよう訴えた。旧ソ連のモルドバ、ジョージアもウクライナに続いてEU加盟を申請していた。

1657とはずがたり:2022/03/11(金) 23:08:18
2022年3月10日6:19 午後17時間前更新
ウクライナへの軍事作戦必要、ロシアは勝利者に=プーチン氏側近
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-chemezov-idJPKBN2L70VY

1658とはずがたり:2022/03/11(金) 23:09:59
英米が大統領脱出準備 亡命政権樹立を支援―ウクライナ
2022年03月08日12時00分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030701033&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb

 【ロンドン時事】英米の情報機関と軍特殊部隊の混成チームがウクライナに派遣され、ゼレンスキー大統領の首都キエフからの退避に向けた準備を完了させた。英情報筋が明らかにした。大統領以下、政権幹部と最高会議(議会)指導者らが北大西洋条約機構(NATO)域内の国などに脱出し、亡命政権を樹立することを想定。受け入れ国にはポーランドや英国のほか、NATO加盟国ではないスウェーデンも検討されているもようだ。

 混成チームは昨年ウクライナ入りし、12月には基本計画の策定を終えたという。侵攻に対し、ウクライナ側が当初の予想を超える抵抗を続けていることに加え、ゼレンスキー氏自身、当面ウクライナにとどまる意志が固いこともあり、計画は保留されている。状況次第では、ロシア軍の支配が及ばないウクライナ西部に退避する選択肢も残されているとみられる。
 情報筋は「計画はいつでも発動できる状態にある」と述べた。現在、大統領の身辺警護には英陸軍特殊空挺(くうてい)部隊(SAS)が協力しているもようだ。
 英米混成チームは少なくとも三つのグループに分かれ、大統領の脱出・亡命工作のほか、心理戦と国外からの武器搬入を担当するチームが活動している。ウクライナ軍への助言や指導も行われている。
 ウクライナ当局は最近、ロシア兵捕虜が「彼ら(上層部)はわれわれを死へと送り込んだ。みんな殺され、遺体は収容もされない」などと証言する動画を多数公開。ロシア世論の揺さぶりや兵士の士気低下を狙った情報戦を強化している。そうした情報戦が、派遣された心理戦チームの助言を受けて行われている可能性もある。

1659チバQ:2022/03/12(土) 22:28:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1220b93eccb2583c666985853de3f5e69c2b821
ロシア人客、リゾートで立ち往生 帰国も支払いもできず タイ
3/12(土) 13:35配信
時事通信
タイ南部プーケットのリゾートホテルでくつろぐ観光客=2021年7月

 【バンコク時事】タイ南部のリゾート地プーケットで、ロシアからの観光客が帰国できず、立ち往生している。


 ウクライナ情勢の影響でロシアに戻る直行便の運航が停止されたためで、プーケット観光協会によると、3000〜3500人が足止めされている。

 タイ政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴い停止していた観光客の隔離なし受け入れを2月に再開後、ロシアは国別で最多の渡航者を送り出していた。

 ところが、ウクライナ侵攻に対する制裁で航空便が制限され、ロシア航空各社は今月上旬からタイ便を欠航している。米クレジットカード大手がロシア業務を停止したため、ロシア人客は現地での宿泊費などの支払いもできない状態だ。

 プーケット観光協会のプムキット会長は取材に「ロシア当局と帰国用のチャーター機の運航を調整している」と説明。ロシア人客の支払いに関しては、タイの銀行と代替措置を検討していることを明らかにした。

1660チバQ:2022/03/12(土) 22:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe1f33c5995008bab34b3129160942a123d7a89
ロシア軍、首都攻撃の態勢構築 西部に戦線拡大 ウクライナ空軍の活動妨害図る
3/12(土) 18:06配信
時事通信
11日、ウクライナ西部リビウの鉄道駅で、戦禍を逃れようと子供を抱え列車を待つ女性(EPA時事)

 【クラクフ(ポーランド)時事】ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各都市への攻撃を続け、現地からの報道によると、首都キエフ近郊や南東部マリウポリ、中部ドニプロなどに砲撃が加えられた。


 米国防総省高官は、ロシア軍が攻撃対象を西部にも拡大したとの認識を表明。ロシア部隊はキエフ周辺でも攻撃強化に向けた態勢を整え、制圧の機会をうかがう。

 2月24日の侵攻開始以降、西部は比較的戦禍を免れてきたが、ロシア軍は長射程の兵器で攻撃を行い、11日には西部の飛行場2カ所を破壊した。ウクライナ空軍の活動を妨害する狙いとみられる。

 キエフ周辺では、ロシア部隊が北西と北東から包囲を進め、中心部まで約15キロの地点に迫っている。ただ、ウクライナ軍の抵抗も激しく、米シンクタンク「戦争研究所」によれば、ロシア部隊は11日、補給と再装備のため進軍を一時停止したという。8〜10日の攻勢失敗を受け、態勢の立て直しを図っているもようだ。

 戦争研究所は、北東部ハリコフ周辺でも戦闘がこう着状態にあると指摘。さらに、都市への包囲攻撃を続ける南部で「ロシア軍の士気の低下と補給の問題が大きくなっている」と分析した。

 ロシア国防省は12日、キエフ州ワシリキウの軍用飛行場を同日攻撃し、破壊したと発表。ウクライナ外務省は同日、マリウポリで80人以上が避難していたモスク(イスラム礼拝所)をロシア軍が砲撃したと非難した。マリウポリの民間人の死者は1600人近くに上っている。

 また、ウクライナ政府は、南部メリトポリで11日に市長がロシア軍に拉致されたと明らかにした。グランディ国連難民高等弁務官によると、紛争が激化する中、住む場所を追われた国内避難民は推定200万人、国外に逃れた難民は250万人に達している。

 状況打破を期すロシアは、シリアなど中東からの戦闘員1万6000人以上を戦線に投入する方針だ。ロシアのプーチン大統領は11日の安全保障会議で戦闘員の受け入れを承認。ウクライナのゼレンスキー大統領は「シリアの人殺したち」を雇ったとしてロシアを強く非難した。

 ロシアは同盟国ベラルーシにも参戦を迫っているとの見方が出ているが、ルカシェンコ政権は犠牲を嫌い、参戦に後ろ向きとされる。

1661チバQ:2022/03/13(日) 23:36:22
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220312k0000m030247000c.html
「露情報機関幹部を軟禁」報道 プーチン政権、内部粛清開始か
2022/03/12 23:03毎日新聞

「露情報機関幹部を軟禁」報道 プーチン政権、内部粛清開始か

ロシアのプーチン大統領

(毎日新聞)

 ロシアの独立系メディアは11日、情報・治安機関の露連邦保安庁(FSB)の対外諜報(ちょうほう)部門のトップらが自宅軟禁に置かれた可能性があると報じた。侵攻を続けるウクライナでの諜報活動を担当していたといい、首都キエフ攻略などが思うように進まない中、プーチン政権が内部粛清を始めたとの見方も出ている。

 FSB幹部の自宅軟禁については、ロシアの情報機関の取材を長年続けるロシア人記者が11日にSNS(ネット交流サービス)で報じ、隣国ラトビアに拠点を置く独立系ニュースサイト「メドゥーザ」などが詳しい内容を伝えている。

 報道によると、自宅軟禁処分となったとみられるのはFSBの「第5局」と呼ばれる部署の局長ら。旧ソ連諸国を中心とした対外諜報活動を担当しており、容疑は資金の着服のほか、ウクライナの政治状況に関する誤った情報を報告したことが挙げられているという。

 同局は侵攻直前にウクライナの政治状況をプーチン大統領に伝える役割を担っていたとみられる。この情報を報じた記者はメドゥーザに対し、「第5局は指導者を怒らせるのを恐れ、プーチン大統領が聞きたいことだけを報告していた」と指摘している。

 プーチン政権はキエフを短期間で陥落させ、ゼレンスキー政権を崩壊させる「電撃戦」を狙っていたとみられるが、2月24日の侵攻から2週間以上が経過した3月12日時点でも主要都市の多くを制圧できていない。プーチン氏は侵攻2日目の2月25日にウクライナ軍に対してクーデターも呼びかけた。ロシア軍が侵攻すれば、自身が「ネオナチ」と呼ぶウクライナの現政権への国民の支持がすぐに崩れると考えていた可能性がある。

 ウクライナ政府は9日、ロシア軍の将官8人前後がすでに解任されたとの見方も示している。戦況次第では、今後もさらに「粛清」が続く恐れがある。【杉尾直哉】

1662チバQ:2022/03/13(日) 23:37:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASQ3F2JCCQ3FUHBI002.html
ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差
2022/03/13 08:09朝日新聞

ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差

ウクライナ南部のマリウポリで11日、ロシア軍の軍用車両からの攻撃で炎上するアパート=AP

(朝日新聞)

 ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各地で攻撃を続けたが、ウクライナ側が予想以上の抵抗を見せている。ウクライナのゼレンスキー大統領は軍人の犠牲者数を公表し、ロシア軍の10分の1だと主張した。一方で、ロシア軍が包囲した南部の港湾都市マリウポリでは人道危機への懸念も強まっている。

 ゼレンスキー氏はこの日、首都キエフで開かれたメディアへのブリーフィングで、これまでの軍の犠牲者が約1300人だと明らかにした。ウクライナ政府が自軍の死者数に言及するのは、2月24日にロシア軍が侵攻して以来初めて。インタファクス・ウクライナ通信によると、ゼレンスキー氏はロシア軍側の犠牲者数を1万2千人前後と見積もり、「約10対1の比率だ。ただ、それを喜ぶ気持ちにはなれない」と述べた。また、ゼレンスキー氏は、ロシア軍の兵士500〜600人を捕虜にしたと話した。

■ゼレンスキー大統領、自軍の死者数に初言及

 一方、ロシア国防省報道官は今月2日、自軍の498人が死亡し、ウクライナ軍側の死者は2870人以上に及ぶと主張。それに対し、ゼレンスキー氏は同日、ロシア側の死者が約6千人にのぼると述べていた。米国防総省の情報機関である米国防情報局(DIA)のベリア局長は、8日の米下院情報特別委員会の公聴会で、ロシア軍兵士の死者数について「信頼度は低い」としながらも「2千〜4千人」と見積もっていた。

 ウクライナ側によると、12日もキエフへの砲撃は続いた模様だ。ロシア軍の陸上部隊も迫っているとみられるが、インタファクス・ウクライナ通信によると、キエフのクリチコ市長は自身のSNSで、街の防衛強化と、食料や医薬品の備蓄を進めていると語ったという。

 一方、ロシアのプーチン大統領は12日、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相との3者での電話協議に臨んだ。フランス大統領府によると、マクロン、ショルツ両氏は、人道危機が伝えられているウクライナ南部の港湾都市マリウポリについて、ロシア軍の包囲をただちに解くようプーチン氏に要求した。電気や水の供給が途絶えているとして、こうした人権侵害をただちにやめるよう求めたが、協議は「難しいものだった」(フランス大統領府高官)という。

1663チバQ:2022/03/13(日) 23:56:32
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031300433&g=int
トルクメンで大統領選実施 独裁者の息子、勝利確実視
2022年03月13日20時35分

【図解】トルクメニスタン
【図解】トルクメニスタン

トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領の息子セルダル副首相=2021年8月、アシガバート(AFP時事)
トルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領=2017年10月、ロシア南部ソチ(AFP時事)

 【アシガバートAFP時事】中央アジア・トルクメニスタンで12日、大統領選の投票が行われた。9人が出馬しているが、ベルドイムハメドフ大統領の息子セルダル副首相(40)の勝利が確実視されており、中央アジアの旧ソ連構成国では初の権力世襲となる。


 2006年から独裁を続けてきたベルドイムハメドフ大統領は2月、「若い指導者」への禅譲を表明し、急きょ大統領選実施が決まった。

1664チバQ:2022/03/13(日) 23:58:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031101145&g=pol
占領下の市民、続く非暴力抗議 「怖いが黙っていられない」―食糧難から略奪も・ウクライナ南部メリトポリ
2022年03月12日07時13分

ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)
ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)

ロシア軍の占領に反対する抗議デモに参加する人々=8日、ウクライナ・メリトポリ(アレシャさん提供)
ロシア軍に占領されたウクライナ・メリトポリで抗議デモをする市民=8日(アレシャさん提供)

 ロシアのウクライナ侵攻から16日目となった11日、ロシア軍の占領下でも平和と自由を求めて抵抗を続ける都市がある。クリミア半島に近い南部メリトポリもその一つ。中央広場では連日、一部市民が集まりウクライナ国旗を掲げる。「怖い。でも黙ってはいられない」。食糧難から略奪も発生する極限状態の中、非暴力の抵抗が続く。
 「とても多くの軍用資機材が街外れに置かれていて、毎日のように他の街へ砲撃が行われている。この街から出るのは危険なの」。現地時間の10日午後、メッセンジャーアプリを通じて取材に応じたアレシャさん(38)はこう証言した。
 侵攻2日後の2月26日、ロシア側が制圧したと発表し、3月1日に市長が占領を認めた。テレビ塔も制圧され、程なくウクライナの放送が沈黙した。各家庭のインターネット回線はつながらなくなり、無線通信のWi―Fi(ワイファイ)接続も途切れがちだ。
 ラジオでロシアの宣伝が一方的に流れる中、一部の市民が広場に繰り出し、抗議の声を上げる。「デモは1日ごろから始まり、毎日正午に開かれている。最初の数日は300人ほどだったけれど、今は1000人以上が参加している」とアレシャさん。「拘束された人はいないけど、皆怖い。でも何かを変えたいと思うなら黙ってはいけない」と、自身も足を運ぶ。
 銀行の前には早朝から現金を引き出そうと長蛇の列ができるが、医薬品も事欠く状況で、大型スーパーには食料品が運ばれてこない。アレシャさんは「地元の企業家や農家に助けてもらっている」と明かすが、インターネット交流サイト(SNS)には市民の略奪に遭う商店の動画も出回る。「街全体が停電した時、略奪の被害を受け、すごく危険だった。人が人でなくなってしまった」と書き込んだ。
 昨秋までドイツで介護職として出稼ぎしていたアレシャさんは、今は健康状態の良くない高齢の母と2人暮らしだ。「経済はただでさえもろかったのに、私たちは混乱の中に取り残される。人は犠牲にしていい『動物』ではない」と訴えた。

1665チバQ:2022/03/14(月) 09:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/511adae5f6ec3404b34a559bf2be1a2791f9f03f
ロシア情報機関に異変か 「誤算」で幹部軟禁、内部告発も ウクライナ侵攻
3/14(月) 7:08配信

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時事通信
ロシア連邦保安局(FSB)本部=2020年12月、モスクワ(AFP時事)

 ウクライナ侵攻後、ロシアのプーチン大統領が在籍した旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、連邦保安局(FSB)内部で異変が生じているもようだ。

【地図で見る】ウクライナ情勢

 プーチン氏にウクライナ情勢を報告する立場にあったFSB幹部が自宅軟禁されたとの見方が浮上。事実なら、戦況が思うように進まない「誤算」の責任を取らされた可能性が高い。

 「侵攻から2週間。プーチン氏は第5局に対する弾圧を始めた」。ロシア独立系メディアは12日、FSBに情報筋を持つ著名記者2人の話を基に伝えた。

 「第5局」は主に国内を担当するFSBの対外情報部門の通称。ソ連崩壊に伴うKGB解体で、対外情報局(SVR)などと分かれたが、第5局は旧ソ連構成国をロシアの勢力圏にとどめる役割を担ってきたとされる。

 独立系メディアは「第5局は侵攻に先立ち、プーチン氏にウクライナの政治状況を報告する任務にあった。第5局はリーダー(プーチン氏)を怒らせることを恐れ、聞き心地のいいことだけを報告したもようだ」と分析している。

 事実、ロシア軍はウクライナで「電撃戦」どころか苦戦を強いられている。東部での紛争と8年間も向き合ってきたウクライナ兵の士気は高く、住民も各地でロシア軍への抗議デモを繰り広げている。こうした想定し得るシナリオが、事前にプーチン氏の耳に届かなかった可能性もある。

 米情報機関は8日、ロシア軍の推定死者数を「最大4000人」と公表。中央情報局(CIA)のバーンズ長官は「プーチン氏はいら立ち、怒っている」と証言している。

 このほか、FSBの「内部告発」とされる文書がインターネット上に流出。真偽は不明だが、英紙タイムズが7日に紹介した。「勝利の選択肢はなく、敗北のみだ」と暴露。仮にウクライナを占領したとしても、統治に50万人以上の要員が必要だと指摘した。また「前世紀初めを100%繰り返している」とし、日露戦争の敗北にもなぞらえた。

 プーチン政権は一枚岩とされながら「不協和音」もささやかれている。侵攻3日前の2月21日の安全保障会議で、SVRのナルイシキン長官が、ウクライナ東部の独立承認を求めるプーチン氏への返答に窮する場面がテレビで放映された。

1666とはずがたり:2022/03/14(月) 15:43:00

2014〜15年のドネツク・ルガンスク両人民共和国の成立過程でウクライナ軍は結構やられてるけど,この7年雌伏して来たんだな。侵掠したが故に守らざる得ない訳だけど,防衛側のロシアも警戒する訳か。

デバルツェボの戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%9C%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

2015年1月に数千人のウクライナ軍がデバルツェボに駐留していた[43]。都市は重要な鉄道と道路のジャンクションであり、DPRとLPRの領域に挟まれるウクライナ領土の「くさび」または「ポケット」(孤立地帯)である。この時までに大半の住民は都市を離れており、店は閉店し、学校は放棄され、家屋は損傷していた[43]。断続的な都市への砲撃は2015年1月に過激化する数カ月前から常態化していた。

2015年1月14日から2月20日までの間、ドネツク人民共和国 (DPR)の分離主義勢力がドネツィク州のデバルツェボ市の再奪回を試みた戦いである。2015年2月18日にウクライナ軍が撤退し、分離主義勢力が勝利した。

イロヴァイスクの戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

、2014年8月7日、ウクライナ軍と親ウクライナ準軍事組織が、親ロシア派に占領されているイロヴァイスク市(英語版)の奪回を試みた戦闘である。親ロシア派はドネツク人民共和国(DPR)およびロシア連邦軍と連携していた[24][25]。ウクライナ軍は2014年8月18日に市内に進入したが[26]、越境したロシア連邦軍の参戦によって8月24日から26日に包囲された[27][28]。包囲から数日後、プーチン大統領の同意の元、ウクライナ軍は親ロシア派と合意し、撤退が許されたが[29]、結局、この合意は守られず、脱出中に多数のウクライナ軍兵士が死亡した[30][31]。

8月18日-19日夜、ウクライナ軍はドンバス大隊に率いられて、夜間攻撃を行った[26][35][36]。この夜間攻撃は成功し、ウクライナ軍は死傷者を出すことなく、ウクライナ国旗を市役所に掲げることができた。ウクライナのメディアは、この勝利を反政府勢力に対する政府の「対テロ作戦」(ATO)の強さと有効性の一例と見なした[26]。ウクライナ軍がイロヴァイスク市内に入った際、ドンバス大隊長のセンメン・センメンセンコが迫撃砲弾により負傷し[37]、治療のために後送された。市役所への国旗掲揚に続き、ウクライナ内務省は、ドンバス大隊、ドニプロ-1、アゾフ大隊を含むウクライナ軍が「テロリスト」を掃討し、特にドンバス分離主義勢力のオロット大隊所属の「多数の」反乱者を殺害したと述べた[36] 。

1667とはずがたり:2022/03/14(月) 15:44:10
ウクライナ戦争の一因はプライドパレード、ロシア正教会トップ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a82e7cc3f412333d4e75147f07f6df3bed41212
3/12(土) 17:00配信
CNN.co.jp

モスクワの大聖堂でクリスマスのミサを行うロシア正教会のキリル総主教

(CNN) キリスト教のロシア正教会トップのキリル総主教は12日までに、性的少数者らが性の多様性を訴えるプライドパレードが「ウクライナの戦争」の原因の一つになったとの認識を示した。

同総主教はプーチン大統領の長年の盟友とされる。キリル氏はモスクワでの説教で、「(ウクライナ東部の)ドンバス地域での紛争は世界の大国と名乗る関係国が差し出す価値観といわれるものに対する根本的な拒否に根差している」と主張。

「どちらの立場にくみするかのテストはあなたの国がプライドパレードの催しを受け入れるかどうかになる」と指摘。これらの関係国の仲間になるためにはパレード開催が必要とし、この要求に抵抗した場合、力で押さえられることは承知の通りだとも続けた。

総主教はウクライナの戦争を人間が神の教えを守る形而上学的な意味合いを持つ闘争とも形容。「国際的な関係の領域で現在起きていることは政治的な意味合いを帯びているだけではない」とし、「政治とは違ったはるかに重要な人間の魂の救済の問題である」と説いた。

「神の教えに背けば神聖さと罪の境界線をあいまいにしながら教えの尊さを損ね、さらに罪を人間の振る舞いの一つの例や見本ともなり得るとして助長する人々は決して許されるものではない」とも強調。「この問題に関する本当の戦争が現在起きている」と訴えた。

ロシア正教会は同国の独自性を裏づける基盤の一つとも受け止められている。キリル総主教はロシアによるウクライナ侵攻の開始以降、批判的な姿勢を打ち出さないことで教会内部からも圧力を受けていたとされる。

今回の発言は逆に、プーチン氏が思い描いているとされる精神的かつ現世的なロシア帝国創出に支持を寄せる内容ともなった。

1668とはずがたり:2022/03/14(月) 15:45:43

ウクライナ側が各地で抵抗 自軍の死者数、両国の発表に大きな差
有料会員記事ウクライナ情勢
https://www.asahi.com/articles/ASQ3F2JCCQ3FUHBI002.html
ロンドン=国末憲人2022年3月13日 8時09分

 ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、各地で攻撃を続けたが、ウクライナ側が予想以上の抵抗を見せている。ウクライナのゼレンスキー大統領は軍人の犠牲者数を公表し、ロシア軍の10分の1だと主張した。一方で、ロシア軍が包囲した南部の港湾都市マリウポリでは人道危機への懸念も強まっている。

 ゼレンスキー氏はこの日、首都キエフで開かれたメディアへのブリーフィングで、これまでの軍の犠牲者が約1300人だと明らかにした。ウクライナ政府が自軍の死者数に言及するのは、2月24日にロシア軍が侵攻して以来初めて。インタファクス・ウクライナ通信によると、ゼレンスキー氏はロシア軍側の犠牲者数を1万2千人前後と見積もり、「約10対1の比率だ。ただ、それを喜ぶ気持ちにはなれない」と述べた。また、ゼレンスキー氏は、ロシア軍の兵士500〜600人を捕虜にしたと話した。

ゼレンスキー大統領、自軍の死者数に初言及
 一方、ロシア国防省報道官は今月2日、自軍の498人が死亡し、ウクライナ軍側の死者は2870人以上に及ぶと主張。それに対し、ゼレンスキー氏は同日、ロシア側の死者が約6千人にのぼると述べていた。米国防総省の情報機関である米国防情報局(DIA)のベリア局長は、8日の米下院情報特別委員会の公聴会で、ロシア軍兵士の死者数について「信頼度は低い」としながらも「2千〜4千人」と見積もっていた。

 ウクライナ側によると、12日もキエフへの砲撃は続いた模様だ。ロシア軍の陸上部隊も迫っているとみられるが、インタファクス・ウクライナ通信によると、キエフのクリチコ市長は自身のSNSで、街の防衛強化と、食料や医薬品の備蓄を進めていると語ったという。

 一方、ロシアのプーチン大統領は12日、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相との3者での電話協議に臨んだ。フランス大統領府によると、マクロン、ショルツ両氏は、人道危機が伝えられているウクライナ南東部の港湾都市マリウポリについて、ロシア軍の包囲をただちに解くようプーチン氏に要求した。電気や水の供給が途絶えているとして、こうした人権侵害をただちにやめるよう求めたが、協議は「難しいものだった」(フランス大統領府高官)という。

 ウクライナの民間病院などが…

1669チバQ:2022/03/14(月) 18:13:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/858f42b138dc0ce613fdcf4b25e82377d4ef22dc
チェチェン独裁者、ウクライナ入り ロシア軍に同行、降伏促す
3/14(月) 14:21配信

時事通信
ロシア南部チェチェン共和国のカディロフ首長=2019年8月、モスクワ郊外(AFP時事)

 【モスクワAFP時事】ロシア南部チェチェン共和国の独裁者カディロフ首長は14日、通信アプリ「テレグラム」を通じ、自身がロシア軍と共にウクライナ入りしたと明らかにした。


 ロシア軍が侵攻初期に制圧した首都キエフ近郊の飛行場にいるというが、主張が正しいかどうかは確認されていない。

 カディロフ氏はアプリに、軍服姿で兵士らとテーブルを囲む様子の動画を投稿。「キエフのナチスどもよ。われわれは先日、おまえたちまで約20キロの地点にいたが、今はさらに近づいている」と書き込むとともに、降伏しなければ「おまえたちは終わりだ」と警告した。

 カディロフ氏の部隊は、チェチェンで数多くの人権侵害に携わったとして、国際的に非難されている。

1670とはずがたり:2022/03/14(月) 22:52:40
https://twitter.com/ReutersJapan/status/1503325068486578178
ロイター
@ReutersJapan
ロシア軍に制圧されたウクライナ南部のへルソンで13日、これに抗議する市民がデモ。

ロシア軍に制圧されたウクライナ南部のへルソンで13日、これに抗議する市民がデモを行った。激しい銃声が鳴り響く中、市民らはウクライナの国旗を身に着け、「Z」マークのロシア軍車両に向かて「帰れ」と連呼した。
地元議会当局者が12日に明らかにしたところによると、ロシア軍はへルソンの分離独立地域の設立に向け「疑似」住民投票を計画しているという。(ナレーションなし)

1671とはずがたり:2022/03/15(火) 08:30:26
>イスラエルとしては、ロシアとウクライナのいずれにもユダヤ系の住民が多いことなどから、双方と良好な関係を維持していて、

ユダヤ人の財力をバックに発言力か。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220315/k10013531721000.html
プーチン大統領 イスラエル首相と電話会談

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は14日、イスラエルのベネット首相と電話で会談しました。会談でプーチン大統領は、親ロシア派の武装勢力が支配しているウクライナ東部のドネツクをウクライナ軍がクラスター爆弾を使用して攻撃し、民間人に多数の死傷者が出たと主張したということです。そのうえで、ロシアとウクライナの間で続いている停戦交渉の現状について、ベネット首相に説明したということです。

一方のベネット首相は、ウクライナ情勢をめぐる各国の首脳とのやりとりを、プーチン大統領に伝えたということです。ベネット首相は、今月5日にモスクワを訪れるなどプーチン大統領と頻繁に連絡を取る一方、ウクライナのゼレンスキー大統領ともたびたび電話で会談しています。イスラエルとしては、ロシアとウクライナのいずれにもユダヤ系の住民が多いことなどから、双方と良好な関係を維持していて、停戦に向け積極的に仲介にあたっています。

1672とはずがたり:2022/03/15(火) 10:33:42

経済制裁が効いてるかな??

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220314/k10013527381000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
「ロシアが中国に軍事物資の支援を求めている」
米メディア アメリカの有力紙ワシントン・ポストなど複数のメディアは13日、アメリカ政府関係者の話としてロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始して以降、中国に対して軍事物資を提供するよう求めていると伝えました。

ロシアがどのような兵器を求めているのかや、中国側の反応については明らかにしていませんが、この政府関係者は「ロシアが特定の兵器の不足に直面している」と指摘したということです。

アメリカ シャーマン国務副長官「圧力は効果見せ始めている」
アメリカのシャーマン国務副長官は13日、FOXテレビに出演し、「われわれの目標の1つはロシアのプーチン大統領に大きな圧力をかけて彼の考えを変えさせ、侵攻を終わらせることだ。この圧力は効果を見せ始めていて、真の意味で真剣な交渉を行う意思を示す兆候が見えてきた」と指摘しました。

一方、アメリカのホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官はCNNテレビに出演し、ロシア軍がポーランドとの国境に近いウクライナの西部で空爆を行ったことについて、「プーチン大統領は首都キエフなど主要都市への侵攻に思っていたほどの進展がないことにいらだっており、攻撃目標を拡大し、国のあらゆる場所で被害を与えようとしている」と警戒感を示しました。
またサリバン大統領補佐官はCBSテレビで、アメリカなどがロシア側が化学兵器を使用するのではないかと懸念を示していることについて、「もしロシアが化学兵器を使用すれば厳しい代償を払うことになる」と強く警告しました。

1673とはずがたり:2022/03/15(火) 10:47:22
1日2兆円の浪費でハイパーインフレでソ連解体期の経済混乱が再来しそうですなぁ〜。今回はロシア連邦解体か。

>英国経済回復センターなどによると、侵攻開始から最初の5日間で、ロシアは装備や兵の死傷で約70億ドル(約8168億円)を失ったという。…戦費は1日約200億ドル(約2兆3338億円)かかっている可能性もあるという

>何しろ、ロシアのGDP(国内総生産)は、世界11位の1兆4785億7000万ドル(約172兆5343億円)に過ぎない…。10位の韓国を下回る額である。ロシア軍が1カ月間戦っただけでGDPの3割近くを消耗する計算となる。

>ロシアは歴史的に、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラーに代表されるように、外敵との「祖国防衛戦争」を戦ってきた。

それにしても防衛戦だと泥沼の持久戦に持ち込んで最終的に勝利するからロシアは強国な気がしてたけどアフガンと云いウクライナと云い侵略戦争には結構弱いのかも。
ソ連の快進撃ってドイツとか満州とか敗走軍の追走・掃討だからな。

「1日2兆円以上」の巨額戦費にロシア国民悲鳴 プーチン氏「戦略で負ける」と識者 露軍は後方支援に大きな問題、ウクライナ侵攻「長期化」予想
https://www.zakzak.co.jp/article/20220313-Y5CRQCD77VLRDIR4O3TWBETYPA/
2022.3/13 10:00

ロシア軍が、ウクライナの首都キエフに近づいている。米国防総省高官は11日までに、北東部からの部隊が市中心部から約15キロにまで前進したとの分析を明らかにした。中東からの志願兵も募り、総攻撃が近いとの見方もある。ただ、ウラジーミル・プーチン大統領が当初想定していた「短期間での電撃作戦」は完全に失敗した。…「ロシア=国際社会の敵」となった。1日2兆円以上という巨額戦費と、ロシア経済を直撃する経済制裁。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏は、軍事力でキエフを陥落させても、「ロシアの勝利はあり得ない」「ロシア国民は塗炭の苦しみを味わう」と喝破した。


…侵攻開始(2月24日)当初は、専門家の「数日間でキエフは陥落する」との観測もあった。だが、ロシア軍の進撃速度は、第2次世界大戦の独ソ戦で、ドイツ陸軍機甲師団が見せた電撃作戦とは程遠い遅々としたものだった。

その理由について、吉田圭秀陸上幕僚長は10日の会見で、「ロシア軍が制空権を掌握しない中で、(ウクライナを)多方面から侵攻したのは、短期決戦を想定していたからだ」とし、今後のロシア軍の展開については「後方支援に非常に大きな問題がある」との見方を示した。

つまり、ロシアは近代戦の定石である「制空権の奪取をおろそかにした」うえ、食糧や武器弾薬、燃料などの「兵站(補給)に問題を抱えている」のだ。これに、「戦費の増大」と「経済の疲弊」も加わり、ウクライナ侵攻は長期化が予想される。

ロシア軍は数カ月前からウクライナ国境に長期滞留していた。厳寒の中で、ロシア兵は疲弊している。これに食糧不足や燃料不足が追い打ちをかければ、どんなに訓練された将兵といえども士気が下がろうものだ。

1674とはずがたり:2022/03/15(火) 10:47:42
>>1673
戦費の増大も深刻だ。

英国経済回復センターなどによると、侵攻開始から最初の5日間で、ロシアは装備や兵の死傷で約70億ドル(約8168億円)を失ったという。20万人規模の将兵、補給・救護などの要員、燃料や食糧などの兵站、高価な精密誘導弾など、戦費は1日約200億ドル(約2兆3338億円)かかっている可能性もあるというのだから驚きだ。

何しろ、ロシアのGDP(国内総生産)は、世界11位の1兆4785億7000万ドル(約172兆5343億円)に過ぎない(2021年、IMF=世界通貨基金調べ)。10位の韓国を下回る額である。ロシア軍が1カ月間戦っただけでGDPの3割近くを消耗する計算となる。これが家計なら「一家離散の危機」である。

なのに、ロシア軍はヨーロッパで3番目に面積が広いウクライナ全土の制圧を目指して多方面から攻め込んでいるのである。打ち出の小づちがいくつあっても足りなかろう。

それだけではない。日米欧主導の強力な経済制裁で、ロシア通貨のルーブルが大暴落した。西側諸国への送金禁止などで、国内経済は音を立てて壊れつつある。

苦しむのは前線の将兵だけではない。ロシア国民がソ連崩壊時に経験した「経済崩壊」という塗炭の苦しみを再び味わわされるのである。

ロシア国民はソ連崩壊後、西側の自由経済という旨味を覚えてしまった。困窮する生活への不満の矛先となるプーチン氏が、内政面でも窮地に追い込まれるのは時間の問題だ。

ロシアは歴史的に、フランスのナポレオン、ドイツのヒトラーに代表されるように、外敵との「祖国防衛戦争」を戦ってきた。敵を広大な領土に深く引き込んで補給路を断つ。さらには、冬将軍の力を借りて敵を撃退する「持久戦」を得意としてきた。

経済力に裏付けされた兵站なくして、ロシアの勝利がないことは自明の理だ。プーチン氏はキエフ陥落という戦術で勝てたとしても、ウクライナ全土制圧という戦略で負けるだろう。

■佐々木類(ささき・るい) 1964年、東京都生まれ。89年、産経新聞入社。警視庁で汚職事件などを担当後、政治部で首相官邸、自民党など各キャップを歴任。この間、米バンダービルト大学公共政策研究所で客員研究員。2010年にワシントン支局長、九州総局長を経て、現在、論説副委員長。沖縄・尖閣諸島への上陸や、2度の訪朝など現場主義を貫く。主な著書に『チャイニーズ・ジャパン』(ハート出版)=写真、『日本が消える日』(同)、『日本復喝!』(同)など。

1675とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:18
ウクライナ侵攻をロシアのテレビで見る まったく別の話がそこに
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60614298
2022年3月4日
シモーナ・クラロワ、サンドロ・ヴェツコ BBCモニタリング

ロシアの国営テレビが映し出す「現実」が、いかに現実と違うか。日本時間3月2日午前2時の画面が、その典型例だった。BBCワールドニュースは、ウクライナの首都キーウ(キエフ)でロシア軍がテレビ塔を砲撃したという速報で始まった。同じ時にロシアのテレビは、ウクライナの都市を攻撃しているのはウクライナだと伝えていた。

では、ロシアの人たちは、この戦争について何をテレビで見ているのだろう。電波を通してどのようなメッセージを聞いているのか。以下は、3月1日にロシアで主なチャンネルをザッピングしていた人が、目にしただろう内容の一部だ。主なチャンネルはロシアの場合、政府と、政府に協力する企業がコントロールしている。

国営テレビ局「チャンネル1」はロシアで特に人気のチャンネルだ。その番組「グッドモーニング」は、ニュース、カルチャー、軽いエンターテインメントを組み合わせた、多くの国にありがちな朝の情報番組。

モスクワ時間1日午前5時30分(日本時間同午前11時30分)、通常の放送が変更になった。司会者が「みなさんよくご存じの出来事のため」放送予定を変更し、ニュースや時事問題の話題をいつもより多く伝えると説明した。ニュース速報は、ウクライナ軍がロシア軍の機器を破壊しているという報道は誤報で、「経験の浅い視聴者を欺く」ためのものだという内容だった。

「インターネット上では、フェイクとしか言いようのない映像が流れ続けています」と司会者が説明し、「雑に加工されたもの」だと説明する写真が複数、画面に映し出された。

ロシア「チャンネル1」の画面から。番組司会者は、同じ軍用車両の写真を並べて示した。上の写真のキャプションは「ドンバス2014」、下のキャプションは「ウクライナ・モンタージュ」となっている。司会者は、上の写真は2014年の紛争で破壊されたウクライナ軍の車両で、下の写真は同じ写真を加工したものだと主張。ウクライナ軍の車両に、ロシアの軍装備によく使われる「Z」の標章が足されていると説明した

モスクワで午前8時になると、テレビ局NTVの朝の番組に切り替える。NTVは、ロシア政府の支配下にあるガスプロムの子会社が所有するテレビ局だ。この朝の番組は、ウクライナ東部ドンバス地方の話題ばかりだ。ロシア政府は2月24日、ウクライナの非武装化・非ナチス化のため、ドンバスで「特別軍事作戦」を開始すると表明した。

ウクライナの北にあるベラルーシからウクライナの首都キーウ(キエフ)まで、数十キロにわたり続く軍用車列については、まったく触れない。その30分後、イギリスのBBCラジオ4のニュース速報は、首都に迫る車列の話題で始まった。

「ドンバスからの最新ニュースから始めます。LNRの戦闘員は3キロ移動し、攻勢を続けています。DNRの部隊は16キロ移動しました」と、アナウンサーは説明した。

LNRとは自称「ルガンスク人民共和国」。DNRとは「ドネツク人民共和国」。ロシアによる8年前のウクライナ東部介入を機に、ロシアの後押しを受けて一方的に独立を宣言した親ロシア派地域のことだ。

共に国営放送でロシアで最も人気のチャンネル、「ロシヤ1」と「チャンネル1」は、ドンバス地方でウクライナ軍が戦争犯罪を犯したと非難した。ウクライナ市民を脅かすのはロシア軍ではなく、「ウクライナのナショナリスト」だと、ロシヤ1のアナウンサーは述べた。

「チャンネル1」のアナウンサーは、ウクライナ軍が「民間人とロシア軍に対する挑発行為」として、「民家砲撃を準備中」で、「倉庫をアンモニアで爆撃しようとしている」と説明した。

ロシアのテレビは、ウクライナで起きていることを「戦争」とは呼ばない。その代わり、攻撃は軍事インフラを標的とした非軍事化作戦、あるいは「両人民共和国を防衛するための特別(軍事)作戦」と表現される。

国営テレビでは、アナウンサーや特派員が感情的な言葉や画像を使い、ロシアによるウクライナでの「特別軍事作戦」とソ連のナチス・ドイツに対する戦いには、「歴史的類似性」があると強調する。

「子どもを盾にするナショナリストの戦術は、第2次世界大戦以来変わっていない」と、「ロシヤ1」の姉妹チャンネル「ロシヤ24」の朝の番組のアナウンサーは述べた。

「連中はまさにファシストそのもののように行動する。ネオナチは武器を民家の横に設置するだけでなく、子供が地下室に避難している家のそばにおいている」と、特派員はリポートした。ビデオには「ウクライナのファシズム」というテロップが出ている。

1676とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:38

ウクライナの都市爆撃はウクライナのせいに
特派員の説明は、ウラジーミル・プーチン大統領が2月末に根拠なく主張した内容に呼応するものだ。ウクライナが女性や子供、高齢者を人間の盾にしているというのが、プーチン氏の言い分だ。

プーチン氏が命令した侵攻が期待通りの迅速な戦果を挙げていないのではないかと、西側諸国の報道は問いかけている。それに対してロシアのテレビは、ロシアの作戦は大成功だと繰り返す。ロシアのテレビニュースは、ウクライナ側の機材や武器をどれだけ破壊したか、随時報告している。朝のニュースでは、1100以上のウクライナの軍事インフラ施設が使用不能になり、数百の機器が破壊されたと伝えた。ロシア側の死傷者についての言及は、まったくない。

ロシアの朝のニュース速報は、ウクライナ東部以外でのロシア軍の攻撃作戦についてほとんど何も伝えない。国営テレビの特派員は、キーウやハルキウ(ハリコフ)など、ロシア軍が住宅地を砲撃した主要都市では取材していない。ロシアの特派員たちは代わりに、ドンバス地方の部隊に密着している。

しかし、この日の午後になると、BBCがもう何時間も大々的に報道してきたハルキウ砲撃について、ニュース番組はようやく触れた。ただしその報道内容は、住宅破壊はロシア軍のせいではないというもので、ロシアに責任を負わせようとする情報は「フェイク」だと主張した。

「ミサイルの軌道から判断して、攻撃はロシア軍のいない北西部からのものだ」と、午後4時のニュースで司会者は言う。さらに4時間後、「ロシヤ1」の報道はさらに踏み込んで、ハルキウを爆撃したのはウクライナ軍だと主張した。

「ハリコフを攻撃して、ロシアがやったと言っている。ウクライナは自分の街を砲撃して、西側にうそをついている。しかし自国民をだますことはできるだろうか」と、「ロシヤ1」は問いただす(訳注:同じ都市の名前を、ウクライナ語ではハルキウ、ロシア語ではハリコフと言う)。

午後5時のニュースでは「ロシヤ1」のアナウンサーが、ウクライナにおけるロシアの「主な目的」を、「西側の脅威からロシアを守ること」だと説明した。それによると西側諸国は「ロシアとの対決にウクライナ国民を利用している」のだという。

ウクライナに関する「フェイクニュースやうわさ」がネット上で流れていることに対抗するため、ロシア政府が「真実の情報のみが掲載される」新しいウェブサイトを立ち上げることになったと、アナウンサーは伝えた。

1677とはずがたり:2022/03/15(火) 11:58:48
>>1675-1677
政府の公式見解以外は報道不可

ロシアのテレビ局は連邦政府の監督機関「通信・IT・マスメディア監督サービス」から、政府の公式見解に沿った報道をするよう、義務付けられている。

それでも、3月1日の報道論調が各局まったく同じだったというわけではない。ニュース速報がウクライナの戦争犯罪について語る一方、「チャンネル1」の時事トーク番組では、政府寄り司会者のヴャチェスラフ・ニコノフ氏が番組最後に、自分がいかにウクライナが好きか語った。

「私はウクライナをとても愛していますし、ウクライナ人を愛しています。何度もウクライナを旅したことがあります。本当に素晴らしい国です。そして、ウクライナの繁栄と友好は、ロシアにとって大切なことだと思います。(中略)私たちの目的は正義です。私たちは勝利します」と、ニコノフ氏は強調した。

若いロシア人の中には、独立系のウェブサイトやソーシャルメディアからニュースを入手する人が増えている。そして、戦争が長引けば長引くほど、死んだ兵士や捕虜の画像や映像がそうしたメディアに登場している。しかし、当局はこれを受けて、独立系メディアの規制をますます強めている。

連邦政府の通信・IT・マスメディア監督サービスはTikTokに対し、軍事的・政治的コンテンツを未成年者に「おすすめ」しないよう命令した。「ほとんどの場合、こうした素材は際立って反ロシア的内容」だからと、不満をあらわにしてた。

同サービスはグーグルに対しても、いわく「ロシア軍の損失に関する偽情報」とする検索結果の削除を要求した。ロイター通信によると、モスクワの「特別軍事作戦」に関する「偽報道」については、 ツイッターの読み込み速度を再び減速させたほか、フェイスブックへのアクセスも制限したという。

この監督機関はメディア各社に対し、侵攻を報道する際にはロシアの公式情報源のみを使用するよう指示し、「宣戦布告」や「侵攻」に言及した報道を取り下げるよう指示した。対応しない場合は罰金や放送禁止などで処分すると警告している。独立系民間テレビ局「ドシチ」と、リベラル系の人気ラジオ局「モスクワのこだま」のウエブサイトは共にアクセスがブロックされた。両社が「過激主義と暴力」を呼びかけ、「ロシア軍の活動に関する虚偽情報を組織的に拡散した」というのが、その理由だ。

(追加取材:フランシス・スカー)

(英語記事 Ukraine: Watching the war on Russian TV - a whole different story)

1678チバQ:2022/03/15(火) 18:38:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8efc9de7bf495b74f4fe93f2c09ef6522a40bd5
ウクライナ侵攻、文化芸術にも影響 ロシア名門で退団や降板相次ぐ
3/15(火) 18:03配信

産経新聞
ボリショイ・バレエ団からの退団を表明したプリンシパル、ジャコポ・ティッシ(本人のインスタグラムより)

ロシアによるウクライナ侵攻は文化・芸術分野にも影響を及ぼしている。ロシアの名門バレエ団に所属する外国籍のダンサーが侵攻に抗議し、相次いで退団を表明。一方、ロシアのプーチン大統領や軍事侵攻に対して明確な反対の立場を示さなかったロシアの音楽家たちも、相次いで国外での公演降板を余儀なくされるなど、演奏の場を奪われている。

【写真】モスクワのボリショイ劇場本館

ロシアの名門、ボリショイ・バレエ団のプリンシパル(最高位ダンサー)でイタリア出身のジャコポ・ティッシ(27)は7日、自身のインスタグラムに「モスクワでキャリアを続けることができない」と投稿し、退団を表明。さらに「戦争を正当化することはできない。私はあらゆる種類の暴力に反対する」と書き込んだ。

ブラジル出身の同バレエ団ソリスト(主役級ダンサー)、ダビド・モッタ・ソアレス(25)も7日、インスタグラムで「何事もなかったかのように振る舞うことはできない」と、退団を明らかにした。

海外メディアによると、同バレエ団の元芸術監督で現在、アメリカン・バレエ・シアター常駐振付家のアレクセイ・ラトマンスキー(53)は「プーチンはこの戦争をすぐに止めなければならない」と軍事侵攻に抗議。同氏はボリショイ・バレエ団が今月下旬に初演する予定だった新作を手掛けていたが、先月下旬に軍事侵攻が始まるとモスクワを離れ、新作バレエ公演も無期延期となった。

ボリショイとともにロシア・バレエの双璧をなすマリインスキー・バレエ団も大きな動揺に見舞われている。

プリンシパルで英国出身のザンダー・パリッシュは「私の心はウクライナの人々に向けられている」と、自身のインスタグラムで退団を表明した。さらに、ロイター通信などによると、同バレエ団の拠点でもあるマリインスキー劇場の芸術監督兼総裁でロシア人の世界的指揮者、ワレリー・ゲルギエフ(68)は相次いで海外における公演の降板や職を解かれ、国外での演奏の場をほぼ失った。

同氏はプーチン大統領と親しい人物として知られる。ウクライナ侵攻に対して反対の立場を明らかにしなかったとして、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者の職を解任されたほか、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による米ニューヨーク公演も降板。ミラノ・スカラ座も公演の降板を明らかにしている。

ゲルギエフを直接知る音楽評論家の池田卓夫氏は「マリインスキー劇場全体の総裁という立場上、劇場の経営を守り、次の世代につなげていくために、政権にもしっかりとしたパイプを持たないといけない。彼の〝政商〟的な動きにはそんな背景もあるのではないか。いまは沈黙せざるを得ないだろう」と話した。

また、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET)は今・来シーズンについて、ロシア出身のソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコ(50)の降板を、公式サイトで発表した。ネトレプコはプーチン大統領に近い人物とされ、大統領と距離を置くことを拒否したのが原因とされる。

ボリショイ・バレエ団が拠点とするモスクワのボリショイ劇場の首席指揮者兼音楽監督でロシア人のトゥガン・ソヒエフ(44)は6日、自ら辞任を表明。同日には、フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督の職も辞することを明らかにした。

自身の公式SNSで「愛するロシアの音楽家たちと愛するフランスの音楽家たちのどちらかを選ぶという不可能な選択を迫られたため」と、辞任の理由を述べている。

ソヒエフによれば、ポーランドではすでにロシア音楽が禁止されているという。ソヒエフはこんなメッセージも寄せている。

「音楽は、異なる大陸や文化の人々、アーティストたちを結びつけ、国境を超えて魂を癒やし、この地球上の平和を愛する全ての存在に希望を与えてくれるものだ」(水沼啓子)

1679とはずがたり:2022/03/15(火) 21:47:16

ヘルソン州。ロシアが掌握したらしい。
https://www.google.com/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%83%98%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%B3/@46.5995172,29.3777551,6.42z/data=!4m5!3m4!1s0x40c391434eef5487:0x101068488f64140!8m2!3d46.635417!4d32.616867

1680チバQ:2022/03/15(火) 22:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ab00433d084c22ec43f2fe8fca535e67344fa2
東欧3首脳、キエフ訪問へ 欧州のウクライナ支援伝達
3/15(火) 17:42配信

時事通信
ポーランドのモラウィエツキ首相=2月24日、ワルシャワ(AFP時事)

 【クラクフ時事】ウクライナの隣国ポーランドのモラウィエツキ首相は15日、チェコ、スロベニア両国の首相と共に、ウクライナの首都キエフを同日訪問することを明らかにした。


 ゼレンスキー大統領らと会談し、「欧州連合(EU)全体としてのウクライナの主権と独立への明快な支援」を伝達すると強調した。3カ国は北大西洋条約機構(NATO)にも加盟している。

 ロシアが2月24日にウクライナへ侵攻後、欧州の首脳級がキエフを訪れるのは初めてとみられる。ロイター通信によると、3首相は15日午前(日本時間午後)、列車でウクライナに入った。モラウィエツキ氏は、フェイスブックで「世界にとってこのような重要な時に、歴史がつくられている場所にいるのはわれわれの義務だ」と強調した。

1681チバQ:2022/03/16(水) 00:51:35
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220315-OYT1T50235/
ロシア軍の将官、戦死相次ぐ…部下鼓舞のため最前線で指揮か
2022/03/15 20:27
ウクライナ情勢
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プーチン露大統領
 【ロンドン=深沢亮爾】ウクライナに侵攻したロシア軍の間で部隊を指揮する将官の戦死が相次いでいる。士気の低さが指摘される中、部下を鼓舞するために指揮官が最前線に赴いている可能性がある。


 英紙ザ・タイムズなどは12日、南東部の港湾都市マリウポリの戦闘で露軍部隊を率いていたアンドレイ・コレスニコフ少将が死亡したと報じた。7日にも、チェチェン紛争やシリア内戦などへの従軍経験がある別の陸軍少将が東部ハリコフで戦死したとウクライナ当局が発表しており、侵攻開始以降の露軍将官の死者は少なくとも3人となった。

 将官は通常、後方から指揮することが多い。英メディアは「進軍が予定通りに進まず、危険を冒さざるを得ないのでは」との専門家の見方を紹介している。

1682チバQ:2022/03/16(水) 00:54:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/15355582c8a508853317ecf21802e76b207ad92a
露、南部へルソン州全域を制圧と発表 侵攻後初めて
3/15(火) 20:07配信


【ワシントン=渡辺浩生】ウクライナに侵攻したロシア軍は15日も首都キエフ周辺や南部などで攻撃を続け、同日、南部ヘルソン州の全域を制圧したと発表した。ヘルソン州は、ロシアが2014年に併合したクリミア半島に隣接する。事実なら、ロシアが2月24日にウクライナ侵攻を開始して以降、州全域を制圧したのは初めてとなる。


ロシアとウクライナの停戦交渉は14日、オンライン形式で行われたが一時中断、15日に再開した。停戦交渉をめぐっては双方が前進への手応えを示しているが、実際に具体的な成果が得られるかは不透明だ。

へルソン州は、クリミア半島の重要な水源で、同州制圧はロシアによるクリミア半島の実効支配が一層強化されることを意味する。

また、米国防総省のカービー報道官は14日の記者会見で、露軍が13日に西部ヤボリウの軍事基地に撃ち込んだのは巡航ミサイルで、ロシア領空から長距離爆撃機によって発射されたことを明らかにした。

ただし、同報道官は西部への相次ぐ空爆が、米国や北大西洋条約機構(NATO)加盟国によるウクライナへの軍事支援に影響を与えるものではないと指摘。空爆された施設は複数ある輸送路に含まれていないとし、迅速かつ最大限の支援を続けると強調した。

一方、欧州最大級の南部ザポロジエ原発では14日、同原発を制圧した露軍が敷地内で弾薬を爆発させた。国際原子力機関(IAEA)は、戦闘で生じた不発弾を露軍が探しているとの連絡を受けていたという。

北部チェルノブイリ原発をめぐっても、13日にウクライナ側が送電設備を復旧したものの、露軍が送電線を再び損傷させた。損傷した詳しい経緯は不明。その後、ウクライナ側が送電線を改めて復旧したという。

1683チバQ:2022/03/16(水) 00:56:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/3857cd360f0de090a63ec6d5f0955a5ad212de0e
経済損失10兆円超える 侵攻から2週間で ウクライナ
3/14(月) 21:50配信

時事通信

 【クラクフ時事】2月24日のロシア軍侵攻開始からわずか2週間余りでのウクライナ経済の損失について、ゼレンスキー政権は1000億ドル(約11兆8000億円)を超えたと推計している。


 戦火の拡大で損害は日々増えており、最終的にどこまで膨れ上がるかは不明。

 クディン経済副大臣が11日、ロイター通信などに示した損失額は1190億ドル(約14兆円)。ロシア軍の攻撃によるインフラ破壊や、企業活動停止を受けた国内総生産(GDP)損失額などから推計した。ウクライナ政府高官によると、ロシアへの損害賠償請求も検討中で、ロシアの軍事行動による経済損失の証拠収集に力を入れる。

1684チバQ:2022/03/16(水) 01:04:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a8bc0a6a88bb6326c4ed4a74bd20e8d5de005f8
ロシア国債、16日に利払い期日 自国通貨で履行主張か デフォルト懸念強まる
3/15(火) 20:36配信

時事通信
ロシア中央銀行の本部=2月28日(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアは16日、ドル建て国債の利払い期日を迎える。

【図解】地図で見るウクライナ情勢 

 日米欧の経済制裁で世界金融からの孤立化が進むプーチン・ロシア政権は、ドル資金の引き出しもままならず、一方的な自国通貨ルーブルでの支払いを視野に入れる。このままではロシアはデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念が強まってきた。

 日米欧はロシアの一部銀行を世界の銀行決済網「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から排除する制裁を決定。ロシア中央銀行の外貨準備も半分近くが凍結された。

 インタファクス通信によると、ロシアのシルアノフ財務相は国営テレビのインタビューで、ドルで国債の利払いを行う準備はできていると強調。欧米の金融機関にあるロシアの口座を凍結したのは制裁を科した側だとした上で、ロシアはルーブルで支払うことにより「(債務履行)義務を果たしていく」と主張した。

 ただ、国債発行時に取り決めた決済通貨を一方的に変更するのは「禁じ手」。投資家がルーブルでの支払いを認めない事態も想定される。

 ロシアが16日に支払期日を迎える国債の利息額は1億1700万ドル(約140億円)。利払いには30日間の猶予期間が設けられ、仮に約束通りの支払いが行われなくても、格付け会社がロシアをデフォルト認定するのは4月中旬以降にずれ込む可能性がある。

1685チバQ:2022/03/16(水) 01:04:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/721dbdb16db7fdc94874988005867e08935d274d
サハリンLNG、撤退か継続か 態度示さぬ政府、意見割れる財界
3/15(火) 20:36配信

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毎日新聞
経済同友会代表幹事の桜田謙悟氏=SOMPOホールディングス提供

 米英石油大手が相次いで撤退を決めたロシア・サハリン州での原油・液化天然ガス(LNG)事業を巡り、日本政府や日本企業が態度を明確にしていないことについて財界で意見が割れている。

【写真特集】「STOP WAR」日本でも抗議

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事は15日、「(米英企業と比べ)そんなに日本だけ違うのかという気持ちを正直持っている」と述べた。1日にも「ロシアが国際法違反を繰り返しながらも(日本が)何もなかったかのように取引していくことは多分考えられない」と述べており、日本勢も撤退を検討すべきだという認識を改めて示した。

 これに対し、日本商工会議所の三村明夫会頭は3日の記者会見で「『もうやらない』といえば気持ちいいかもしれないが、我々の生活に重大な影響を与えるものだ」と関与を続けるべきだとの考えを表明。その上で「仮に日本が出資を引きあげた場合にそのエネルギーはどこに行くのか、恐らく中国に行くのではないか。結局、ロシアを困らせることにはならない」と述べた。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けて英石油大手シェルが「サハリン2」からの撤退を表明。米石油大手のエクソンモービルも「サハリン1」からの撤退を発表した。サハリン2には大手商社の三井物産と三菱商事が、サハリン1には経済産業省や伊藤忠商事、丸紅などが参画している。【山口敦雄】

1686チバQ:2022/03/16(水) 16:43:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/832922a3b436f40b3ae9c76b6cb3f719fe24f458
ロシア、欧州評議会に脱退通告 人権条約も離脱へ
3/16(水) 7:25配信
共同通信
 【パリ共同】ロシア政府は15日、人権保護などを目的とする国際機関、欧州評議会に脱退を通告した。同評議会が作成した欧州人権条約からも離脱する。欧州評議会の報道官が明らかにした。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、欧州評議会の閣僚委員会は2月25日、同委員会と議員会議でのロシアの投票権を一時停止し、除名につながる手続きが始まっていた。脱退すると、ロシア国民らは同国の人権侵害を欧州人権裁判所に訴えることができなくなる。

 タス通信によると、ロシア外務省は声明で「NATOと欧州連合の国々は、平等な対話を拒否し、この機関を反ロシアの道具に変えようとしている」と主張した。

1687チバQ:2022/03/16(水) 21:21:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20220315k0000m030230000c.html

ロシア国債デフォルト「あり得ないことでない」 16日に利払い
2022/03/15 20:05毎日新聞

ロシア国債デフォルト「あり得ないことでない」 16日に利払い

ロシア国旗=ゲッティ

(毎日新聞)

 ロシア国債がデフォルト(債務不履行)に陥る懸念が高まっている。ロシア政府は16日、ドル建てロシア国債1億1700万ドル(約138億円)の利払いを迎えるが、米欧による経済制裁でドルなど外貨使用が制限される中、約束通りの利払いができない恐れがある。デフォルト回避策としてロシア政府は自国通貨ルーブルでの支払いを検討するものの、国債を保有する投資家が応じなければ、一気にデフォルトとみなされる可能性がある。

 ロシア政府が16日に利払いができない場合、30日間の支払い猶予期間を経た上で、デフォルトが認定される見通し。ルーブルで支払いが行われた場合でも格付け会社などがデフォルトとみなす恐れがある。デフォルトになれば1998年のロシア危機以来となる。

 米金融大手JPモルガンによると、ロシアは3月末までに他にも計約6億ドルの国債の利払いと元本返済を控える。デフォルトに陥れば、海外からの資金調達は一段と難しくなる。ルーブル安も更に進行し、ロシア中央銀行が通貨防衛のため、現在年20%としている政策金利の更なる引き上げに踏み切ることも考えられる。ロシアのウクライナ侵攻が引き金になっているため、国際通貨基金(IMF)などの支援は見込めず、ロシア経済や市民生活の混乱に一層拍車が掛かることになりそうだ。

 ロシアのシルアノフ財務相は14日、国営テレビのインタビューで、米欧が経済制裁で「人為的にデフォルトを引き起こそうとしている」と批判。16日の利払いはドルで支払う手続きを進めるものの、米欧側の対応次第では支払いはルーブルになると語った。

 ロシア国債の信用は既に崩壊しており、IMFのゲオルギエワ専務理事は「もはやロシアのデフォルトはあり得ないことだとは言えない」との見方を示している。国外の金融機関が持つロシア関連の債権は1200億ドル程度にとどまり、近年は金融機関の資本強化が進んだことから、世界の金融システムに大きな混乱が生じる可能性は低いとみられている。【ロンドン横山三加子】

1688チバQ:2022/03/17(木) 00:25:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/734670bb2061482a27ea455ea743a3ee4f1dccee
プーチン氏 自身の〝功績〟帳消しに 1998年の悪夢再び
3/16(水) 20:51配信

産経新聞
ロシアがデフォルトに陥れば、プーチン大統領の前任のエリツィン政権時代の1998年以来の事態となる。ロシアではプーチン氏の大統領就任以降の2000年代、主要輸出産品の原油価格が上昇して経済が急速に回復し、国民生活も安定。ソ連崩壊後の経済的混乱を脱することができた。しかしウクライナに侵攻し、国際社会の厳しい経済制裁を招いた結果、プーチン氏は自らその〝功績〟を帳消しにすることになりかねない。

「各国がロシアの外貨準備を凍結したのは、われわれを〝人為的なデフォルト〟に陥れたいとの考えがあるからだ」。シルアノフ露財務相は14日、そう強弁して責任を海外に転嫁した。

ロシア国民の多くは、1990年代の経済混乱と98年のデフォルトを記憶している。

ソ連の後継国家となったロシアでは90年代初頭、急激な市場経済化にともない未曽有のインフレや不景気に襲われた。状況が落ち着きつつあった97年にはアジアで通貨危機が発生。世界経済が混乱し、主要輸出産品の原油価格も下落したため、ロシアの財政状況は急激に悪化した。

露政府は98年8月、対外債務の支払い停止を発表し、デフォルト状態に陥った。多くの企業や銀行が倒産し失業者が続出。人々は預金を引き出そうと銀行に押し寄せ、多くの人が資産を失った。当時のエリツィン大統領に対する国民の信頼は失墜した。

エリツィン氏の後継者として2000年の大統領選に勝利したプーチン氏は、原油価格高騰の追い風を受ける。ロシアの国内総生産(GDP)成長率は同年、10%を記録し、07年まで年平均7%超の成長を続けた。外資系の大型小売店も相次ぎ進出し、人々の生活様式が変化した。国民はその変化を〝プーチン氏の功績〟と認識した。

今回、再びデフォルトに陥れば、プーチン氏はその功績を消し去ることになる。短期国債の乱発で海外から資金をかき集めていた1998年からロシア経済は様変わりしたが、同氏は自ら危機を引き寄せた。国債の信用失墜はルーブルをさらに下落させ、人々の生活を豊かにしてきた商品の輸入も困難にさせる。すでに多くの外資系企業や店舗はロシアからの撤退を決め、市民は店舗で行列を作り商品を購入している。

98年のデフォルトでは国際通貨基金(IMF)などがロシアに支援の手を差し伸べたが、ウクライナ侵攻で経済制裁を受ける今回は、IMFがロシアを支援する可能性は低い。国民の生活が「物資が不足した90年代の混乱に近い状況に逆戻りしかねない」(大阪商業大学の中津孝司教授)との指摘もあり、社会不安が急速に高まる危険性もある。(黒川信雄)

1689とはずがたり:2022/03/17(木) 07:20:26
フィンランドがソ連から独立を保てたのもWW2で日本の天皇制が存続できたのもだいぶ抵抗が激しかったからであり,今回のウクライナ侵攻もウクライナの勝ちであろう。

だいぶ具体的な交渉になってきたかな?米英とトルコとロシアが安全を保証する感じでどうだろう。ロシアの担当範囲は東ルガンスク・東ドンバス・クリミアとあとヘルソン州ぐらいで。

「自国軍持つ中立化」案、ウクライナは拒否の構え…15項目の合意案を協議
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc1a610836c505182841083b9413f0d94ff40347
3/17(木) 4:07配信
読売新聞オンライン

 【ロンドン=池田慶太、ワシントン=田島大志】タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は16日、ウクライナ侵攻に関する停戦協議で、スウェーデンやオーストリアをモデルにウクライナを「中立化」する案が議論されていると明らかにした。ウクライナ側は拒否する構えを示しており、交渉が進展するかどうかは不透明だ。

 スウェーデンとオーストリアは、自国の軍隊を持つが、軍事同盟には参加していない。ロシアが、協議の具体的な内容を明らかにしたのは初めて。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は16日、ウクライナの中立宣言などを条件にロシアが停戦と撤退に応じるなど15項目の合意案を両国が協議していると報じた。

 特に、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念する代わりに米英とトルコが「安全を保証」するという項目をロシアが受け入れるかどうかが「最大の障害」になるという。

 米ホワイトハウスによると、ジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は16日、ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記と電話で会談し、「ロシアが外交を真剣にとらえているのなら、攻撃をやめるべきだ」と求めた。

1690とはずがたり:2022/03/17(木) 07:21:11
【速報】ロシア「南部ヘルソン州を制圧」 重要都市オデッサに迫る
https://www.fnn.jp/articles/-/331744
2022年3月15日 火曜 午後4:56

ウクライナへの攻勢を強めるロシアは、日本時間15日午後、南部の重要拠点に近いヘルソン州を制圧したと発表した。

ロシア国防省は、ウクライナ南部ヘルソン州全体を制圧したと発表した。

ロシアが実効支配するクリミア半島に、陸続きで複数の水源を確実にしたことになる。

ヘルソン州から西におよそ100kmの地点には、軍港がある港湾都市オデッサがあり、ロシア軍の攻撃は、ウクライナにとって、物資の輸送にも重要な拠点に迫りつつある。

一方、14日に行われたロシアとウクライナの停戦交渉は一時中断され、日本時間の15日にも再開すると発表されていたが、これまでに新たな情報は入っていない。

1691とはずがたり:2022/03/17(木) 07:24:30

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220317/k10013535231000.html
ヨーロッパ評議会 ロシアの除名を決定

ヨーロッパの国際機関、ヨーロッパ評議会は16日、加盟国の閣僚からなる委員会を臨時に開いて、ロシアを除名することを決め、決定は即日発効しました。

ヨーロッパ評議会は1949年に設立された人権や民主主義、法の支配などの国際基準の策定を主導する国際機関で、ロシアも加盟国でしたが、ロシア外務省は15日「NATO=北大西洋条約機構やEU=ヨーロッパ連合が反ロシア政策の道具に変え、平等な対話という原則を放棄した」と主張して脱退を通告しました。

これに対してヨーロッパ評議会は「ロシアはみずからの行動によって、世界で最も進んだ人権保護システムの恩恵をロシア国民から奪っている」と非難していましたが、今回、正式にロシアを除名し、これによりロシアの国民はヨーロッパ評議会の下部組織であるヨーロッパ人権裁判所に人権侵害などを訴えることができなくなりました。

1692チバQ:2022/03/17(木) 13:06:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/059d0458c0f975cfe65fc4a172a190d51a959adb
ロシア軍がマリウポリの病院「占拠」 副市長「病院側と連絡取れず」
3/16(水) 22:39配信


毎日新聞
銃を手に警戒に当たるウクライナ兵=ウクライナ南東部マリウポリで2022年3月12日、AP

 米CNNによると、ウクライナ東部ドネツク州の当局者は15日、ロシア軍がマリウポリの病院を占拠したと述べた。医師や患者が病院にとどまることを強制されているという。

 CNNは、この当局者が通信アプリ「テレグラム」の公式チャンネルに投稿したメッセージを報道。それによると、当局者は、病院の従業員から伝えられた情報として、近くの建物にいた人を含む400人が病院内にいると訴えている。マリウポリ市の副市長もロシア軍が病院を占拠したと指摘し「(病院側と)連絡がとれなくなっている」と述べた。【川上珠実】

1693とはずがたり:2022/03/17(木) 22:49:53
13日の時点のニュース。
ブチャはgoogle mapだとここか。イルピンの北側。イルピンは初期に激戦になってた所だが未だ落とせてない所かその北側(ベラルーシ側)も奪えてない様だ。ウクライナ,可成り耐えてる。
https://www.google.co.jp/maps/place/Bucha,+%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95+%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+08292/@50.5461503,30.1845509,13z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x472b31bdf94125bb:0x51c08a27332520fa!8m2!3d50.553333!4d30.213517?hl=ja

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(13日の動き)
2022年3月13日 18時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013527361000.html
ウクライナ クレバ外相「キエフ郊外 壊滅的な被害」

クレバ外相は12日、アメリカのNPOが主催したオンラインイベントで「キエフに侵攻し、占領しようというロシア軍の最初の試みは打ち破られ、彼らは甚大な損失を出したが、代償としてキエフ郊外のブチャが壊滅的な被害を受けた」と述べ、首都キエフをめぐる攻防は、依然、切迫した状況が続いているとの認識を示しました。

また、病院などの民間施設が大きな被害を受けた東部マリウポリについては「ロシア軍はクリミア半島と直接つながる陸路を確保するため、多大な犠牲を払ってでも占領しようとしているが、そうなればウクライナはアゾフ海から遮断されるため激しく抵抗している」と説明しました。

【写真で見る】 ロシアの侵攻から逃れるウクライナ市民 首都近郊のイルピン
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60636307
2022年3月6日

ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆によって多くの住宅やインフラが破壊された。住民はウクライナ軍の支援を受けながら避難している。

イルピンからの避難は困難を極めている。砲撃を受けた道路や破壊された橋を、多くの人が徒歩で越えている。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆によって多くの住宅やインフラが破壊された。住民はウクライナ軍の支援を受けながら避難している。

イルピンからの避難は困難を極めている。砲撃を受けた道路や破壊された橋を、多くの人が徒歩で越えている。

イルピンはこの1週間、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘の最前線になっていた。

空爆や砲撃により、この地域は大きな被害を受けた。集合住宅1棟がほぼ全壊した。

ここ数日で、鉄道による避難が始まった。その大半が女性や子供たちで、イルピンからキーウへと移動した。

今週初めには、集合住宅が砲撃される様子を映した動画も公開された。

1694とはずがたり:2022/03/17(木) 22:50:32

同じく13日の,こちらは戦争終結にプラスになるかもしれないニュース。

【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(13日の動き)
2022年3月13日 18時20分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220313/k10013527361000.html

ロシア治安機関FSB幹部「軟禁」と報道
ロシアの独立系ネットメディア「メドゥーザ」は11日、ロシアの治安機関FSB=連邦保安庁にある対外諜報部門のトップが自宅軟禁に置かれた可能性があるという情報を伝えました。

治安機関について長く取材してきたジャーナリストのソルダトフ氏が情報筋から得た話としていて、対外諜報活動を担う部門のトップ、セルゲイ・ベセダ氏など2人が「ウクライナでの作戦資金の不正使用や不確かな情報提供」を理由に自宅軟禁に置かれたということです。

またイギリスの新聞「タイムズ」は12日、ソルダトフ氏の話に加え、亡命しているロシアの人権活動家オセチキン氏も自宅軟禁の情報を確認し、FSBがモスクワ周辺の20か所余りの関係先を捜索したとも伝えています。

「メドゥーザ」などは、ソルダトフ氏の話として、ロシアによる軍事侵攻前、ベセダ氏などがウクライナ情勢の報告にあたり「指導者を怒らせることを恐れ、聞きたい情報だけを伝えた。作戦開始から2週間がたち、プーチン大統領はようやく誤りに気づいた」と報じています。

情報の信ぴょう性は確認できていませんが、アメリカ政府などは、ウクライナ側の抵抗を受けてプーチン政権にとっての「軍事作戦」が想定より遅れているとの見方を示していて、政権内部の国防省や治安機関の間で責任の所在をめぐり対立が起きている可能性もうかがえます。

1695とはずがたり:2022/03/17(木) 22:55:45
>>1683
ブチャには「ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ」とのことで,そりゃウクライナも士気に関わるし正確に発表はしないし少なめに推測の大本営発表はするだろうけどウ軍の善戦ぶりは可成りのもの。
3日にこの写真が出てると言うことはロシア軍は一度敗退後10日程して体勢立て直して再突入してきたってことか。

ロシア国防省、軍の死者498人と認める 負傷者は1597人
https://www.cnn.co.jp/world/35184340.html
2022.03.03 Thu posted at 09:41 JST

ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ=1日、ウクライナ・ブチャ/Serhii Nuzhnenko/AP

ロシア軍車両の残骸が道に並ぶ=1日、ウクライナ・ブチャ/Serhii Nuzhnenko/AP

(CNN) ロシア国防省の報道官は2日、ウクライナへの侵攻以降、ロシア軍で498人の死者、1597人の負傷者が出たことを認めた。

報道官は国営テレビで「残念ながら作戦に加わっている我々の仲間に犠牲者がいる」と報告した。

ロシアは契約軍人と徴集兵から構成されるが、報道官によると徴集兵はウクライナ国内の戦闘に加わっていないという。

報道官は「徴集兵や国防省教育機関の士官候補生は特別作戦に参加していない。多くの西側メディアや独立系国内メディアが広める『数えきれない』犠牲がロシア軍に出ているとの推測情報は意図的な偽情報だ」と述べた。

ウクライナ当局は同国側に死傷者が出ていることを認めているが、ロシア側よりははるかに数が少ないと推測している。

1696とはずがたり:2022/03/18(金) 19:35:21
ロ軍はヘルソン制圧で満足したのかなと思ってたけど,やる気はあんま感じられないけどまだ攻撃は続行してるようだ。

ボズネセンスク
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9256500+%E3%83%A0%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A6+%E3%83%9C%E3%82%BA%E3%83%8D%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF/@47.6085394,31.2278226,11.13z/data=!4m5!3m4!1s0x40cf9d90de843d93:0xe6437b8bbdfb574f!8m2!3d47.5605!4d31.336117?hl=ja

ムィコラーイウ
https://www.google.co.jp/maps/place/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A+%E3%80%9254000+%E3%83%A0%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%A6/@47.0865459,31.8139702,9.54z/data=!4m5!3m4!1s0x40c5cb89fb7213d5:0x970e39fab9e05680!8m2!3d46.975033!4d31.9945829?hl=ja

https://twitter.com/bottikurihu/status/1504471517790277638
クリフ
@bottikurihu
ロシア軍、オデッサ攻略の為に南ブーフ川の渡河拠点ボズネセンスクへ進軍するも防衛隊に撃退され敗走。空挺部隊まで動員し400人で進軍するも、100人の損害を出した上に戦闘車両30台を失う。

南部の快進撃もこれまでかな。

ボズネセンスクは南ブーフ川にかかる橋がほぼ唯一残っている街で、ロシア軍はここ以外だと南部の都市ムィコラーイウから渡河するしかなかった。
よって南部の主攻とも言える大規模な戦闘が行われたが、待ち伏せしていたウクライナ防衛隊により露軍は「開戦以来最大の損害を失って後退した」との事

1697チバQ:2022/03/18(金) 21:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/884e88c9d30093182d4f698ce3cff8caaef7383c
拉致された市長解放、ロシア兵9人と交換…大統領に「見捨てないでくれてありがとう」
3/18(金) 19:33配信

読売新聞オンライン
ウクライナのゼレンスキー大統領(AP)

 【ワルシャワ=寺口亮一】ウクライナ国営通信によると、ロシア軍に11日に拉致されたウクライナ南部メリトポリのイワン・フェドロフ市長が16日、解放された。ウクライナ側で捕まっていたロシア兵9人との交換だったといい、14日の交換交渉が成立せず、16日は2度目の試みだった。

 解放後、SNSに投稿された動画では、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が電話で「声が聞けてうれしい」と伝えると、フェドロフ氏は「見捨てないでくれて、ありがとう」と応じた。市内の施設で拘束されていた際、自らは暴力を受けなかったが、隣の部屋で拷問されている人がいたという。

 ウクライナの検察当局は、フェドロフ氏の拉致後に露軍が「市長代理」に据えた元市会議員の女性について、反逆罪の疑いで捜査を始めた。この女性は就任後、メリトポリで「ロシア語のテレビ放送を開始する」との考えを表明していた。

1698とはずがたり:2022/03/18(金) 23:35:59
ちゃんとウクライナに人道支援もしてるしロシアと友誼を結ぶ中それ程逸脱行為をしてる感じも今の所無い。アメリカは可成り警戒しているようだが,まあそれなりの情報は入って居はするだろうが。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220309/k10013521141000.html
中国 約9000万円相当の援助物資をウクライナに提供へ

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐって中国外務省の趙立堅報道官は9日の記者会見で、中国の赤十字社に当たる「中国紅十字会」が人道支援として500万人民元、日本円でおよそ9000万円相当の援助物資をウクライナに提供すると明らかにしました。

そのうえで「きょう第1陣の物資が北京から輸送され、ウクライナ側にできるだけ早く引き渡される」と述べました。

また、アメリカがロシアへの追加の経済制裁としてロシア産の原油などの輸入禁止を発表したことについて、趙報道官は「中国は国際法に基づかない一方的な制裁に断固反対する」と述べて批判しました。

そのうえで「中国とロシアは良好なエネルギー分野の協力関係を維持しており、原油や天然ガスを含む正常な貿易協力を進める」と述べ、ロシアとの貿易をこれまでどおり続ける考えを重ねて示しました。


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