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民主党政権綜合スレ

1とはずがたり:2009/09/02(水) 13:18:36
綜合スレだから何でも歓迎けど今の時点ではこのスレでは政策を中心にして政党間協議などは政権交替検討スレ等を引き続いて活用出来ればと考えてます。
連立の組み替えや中途参加があるかもしれないので民主以外の名前は省略w

4211名無しさん:2010/11/06(土) 00:45:19

APECに暗雲、尖閣沖ビデオネット流出で内憂外患/神奈川
2010年11月6日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011060003/

 中国漁船衝突事件を記録したとみられるビデオの流出は「APEC(アジア太平洋経済協力会議)横浜」開幕を直前に控えた政府に衝撃を与えた。内政面では小沢一郎元代表の「政治とカネ」の問題を抱え、まさに内憂外患の状態。菅直人内閣の責任を問う声も聞かれ、APECへの影響も懸念されている。

 「内から外からネットゲリラの総攻撃」。官邸や国土交通省などが5日未明から対応に追われる中で、ある民主党幹部がぼやいた。「内」は小沢氏のネット番組での政権や党執行部批判、「外」は今回の流出だ。この幹部は「公安文書の流出もあったんだよな…」とあきれて付け加えた。

 この日の国会はもともと、衆院で国土交通と外務委員会が組まれていた。審議では政府への追及が相次ぎ、関係閣僚は苦しい答弁に終始。永田町では「流出は絶妙のタイミング。国会など内部事情に詳しい人間が仕掛けたに違いない」との“犯人像”が語られた。

 危機管理が専門の民主党・首藤信彦氏(衆院7区)は「映像に触れた人の中に政府に不満を持っている立場の人がいて、情報を漏らしたのでは」と推測。「最初から『情報は漏れるもの』という前提でしっかり対応すべきだった。DVDで人に見せれば複製をされ、管理が甘くなる。撮影した現場も、受け取った人もしっかりと情報を管理するべきだったし、そうでなければ早期に公開するべきだった」と指摘した。

 「臨時国会などへの影響はある。野党から集中審議も求められるだろう。内閣がリーダーシップを発揮できず、混乱していることは事実」と現状を認めた。

 一方の野党も危機感を深める。同日の自民党総務会では国土交通相や法相の罷免を求める声も出た。総務会に出席した自民党・松本純副幹事長(比例南関東)は与党時代に官房副長官を経験。「こうした場合のビデオ公開については即座に行うしかない。そのタイミングを見送ったなら、徹底的に管理し漏らさないようにしなければならない」と首藤氏同様に指摘した。

 その上で「流出そのものも問題だが、APEC直前という時期も最悪。菅直人内閣が政権の体を成していないことを世界中にアピールしてしまった」と断言。「せっかく地元・横浜で開かれるAPECが、本筋とは違う問題に染まってしまう」と顔を曇らせた。

4212建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/06(土) 00:47:59
管直入はじめ、とはずがたり、神奈川1、和子夫人等は今、
野党時代にミンスや自分たちが行ってきた自民党に対する批判や誹謗中傷が
いかに無責任でいい加減なものだったかを身をもって痛感しているだろう
ww

4213建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/06(土) 00:54:24
石原珍太郎、佐々某等は今回の件で、自らのイデオロギーに合致するなら
法律違反やテロをも容認するという危険思想の持ち主であることを公言したようなものだww

4214名無しさん:2010/11/06(土) 02:14:39

尖閣ビデオ流出 一般公開避けた政府の責任だ(11月6日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101105-OYT1T01236.htm?from=y10

 尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の当時の模様を撮影したビデオ映像が、インターネット上に流出した。

 政府内部から持ち出された疑いが濃厚で、極めて遺憾な事態である。

 だが、それ以上に残念なのは、こんな不正常な形で一般の目にさらされたことだ。政府または国会の判断で、もっと早く一般公開すべきだった。

 流出したのは、計6個の動画ファイルに分割された計44分余りの映像で、インターネット動画サイトに投稿された。中国国内の動画サイトでも、転載と当局による削除が繰り返されているという。

 海上保安庁と検察当局が保管するビデオ映像を、何者かが意図的に流出させた可能性が高い。先に一部国会議員に公開された映像は約7分に編集されたもので、今回の映像とは長さが異なる。

 警視庁の国際テロ捜査に関する内部資料とみられる文書が、ネット上に流出したばかりだ。これでは海外から「情報管理がずさんな国」とみられ、防衛やテロなどの情報収集に支障が出かねない。

 流出経路について、政府が徹底的に調査するのは当然である。再発防止に向け、重要情報の管理を厳格にしなければならない。

 流出した映像をみれば、中国漁船が巡視船に故意に船体をぶつけたのは一目瞭然(りょうぜん)である。

 もし、これが衝突事件直後に一般に公開されていれば、中国メディアが「海保の巡視船が漁船に追突した」などと事実を曲げて報道することはできなかったのではないか。これほど「反日」世論が高まることもなかったろう。

 中国人船長の逮捕以降、刑事事件の捜査資料として公開が難しくなった事情は理解できる。だが、船長の釈放で捜査が事実上終結した今となっては、公開を控える理由にはならない。

 中国を刺激したくないという無用な配慮から、一般への公開に後ろ向きだった政府・民主党は、今回の事態を招いた責任を重く受け止めるべきだ。

 中国外務省は、国会での限定公開の直後に「ビデオでは日本側の違法性を覆い隠せない」との談話を発表した。

 世界中に映像が流れた今、こんな強弁を続けていれば、国際的にも批判を浴びよう。

 中国は速やかに国内の対日強硬論を抑え、日中関係の修復に努めてもらいたい。来週の胡錦濤国家主席の来日に合わせて、日中首脳会談を実現させるべきだ。

(2010年11月6日01時13分 読売新聞)

4215名無しさん:2010/11/06(土) 03:07:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101105/plc1011052346021-n1.htm

【尖閣ビデオ流出問題】「倒閣運動だ」と危機感 統制力なき政府、崩壊寸前 (1/2ページ)
2010.11.5 23:42

 中国漁船衝突事件のビデオ映像流出について、政府は「わが国の危機管理の質の低下が問われる」(北沢俊美防衛相)と犯人捜しに躍起だ。だが菅政権は、中国人船長釈放の責任を捜査当局に押し付け、ビデオの一般公開を拒み、国民の知る権利をないがしろにしてきた。流出は政府内部の反乱なのか−。菅政権は自ら招いた内部崩壊の危機に直面している。(阿比留瑠比)

 「テープ自身、何か底意があるのかなと思う」

 仙谷由人官房長官は5日の記者会見で、映像投稿者がハンドルネーム(通称)に「sengoku38」と、自身の名前を使っていたことに不快感を示した。

 「38」。これは「左派」として仙谷氏を揶揄(やゆ)するものと受け取られた。民主党側は「(流出は)倒閣運動だろう」(幹部)、「政治的テロだ」(中堅)と危機感を強めている。

 「『うその三八』でsengoku38なのかな」

 仙谷氏自身は周囲にこうも漏らしたが、なぜ仙谷氏なのか。流出は、政府の尖閣問題対応への批判だとの見方が広がる。政府はビデオ映像は那覇地検と海上保安庁の2カ所にしかないとしてきた。

 「仮に流出したなら事件として扱わなければいけない」。前原誠司外相は5日の衆院外務委員会で強調した。

 どんな理由があるにしろ、守秘義務に反した情報漏洩(ろうえい)は問題だ。とはいえ、現場で苦闘している地検や海保の職員が政府の対応に不満を抱き、義憤にかられて映像を流出させていたことが分かったら、批判はどこに向かうだろうか。

 言い当てたのは石原慎太郎東京都知事だ。「これは内部告発だ。みんな知りたいことなんだから」。みんなの党の渡辺喜美代表はさらに言い切る。「菅政権の内部崩壊だ」

 仙谷氏は5日の記者会見で、政府内部からの流出が判明した場合の菅直人首相や仙谷氏自身の責任について、「全くないとは言わない」と述べた。犯人捜しの結果、柳田稔法相や馬淵澄夫国土交通相の進退問題に発展することもありえる。

 1日に衆参の予算委員会理事ら約30人が視聴したビデオ映像は6分余のものだが、今回流出したのは44分余に及ぶ。一方、海保から検察庁側には1時間以上に及ぶ「ノーカット」版が提出されていた。

 「おそらく『ノーカット版』を編集したのだろう。それをできた人物は限られる。特定するまでにそう時間はかからない」

 政府筋はこう語る。

 官邸内では「衛星通信で飛ばした映像データを北朝鮮に盗まれた」という可能性を指摘する声もあり、分析は混乱を極めている。

 自民党の伊吹文明元幹事長は4日の自派会合で、平安時代の女流歌人、小野小町の歌をもじり、「詠み人は菅太政大臣だ」としてこんな歌を披露していた。

 支持率は うつりにけりな いたづらに 尖閣国後(くなしり) 遅れとる間に

 菅政権の迷走とビデオ流出。どちらが国益を損ねているだろうか。

4216名無しさん:2010/11/06(土) 05:25:50

映像に実在の職員名=調査担当を追加派遣−尖閣ビデオ流出・海保
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110600045

 沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を海上保安庁が撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、撮影者として映像に表示される名字が、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に所属する海上保安官2人と一致することが6日、海保関係者への取材で分かった。
 捜査当局内部からの流出をうかがわせる事実といえ、同庁は同日、新たに職員2人を石垣海保に派遣。5日に派遣した3人、第11管区海上保安本部(那覇市)が派遣した5人と合わせ、現地で調査を進める。
 ビデオ映像は6本、計約44分で、4日夜に動画サイト「ユーチューブ」に投稿された。このうち2本には、漁船の映像が始まる前のタイトル部分に「○○撮影」として、撮影者を示すとみられる名字がそれぞれ1人ずつ記されていた。
 海保関係者によると、同じ名字の海上保安官が石垣海保に実在することが確認されたという。 
 捜査関係者の話では、問題の映像は石垣海保が編集し、那覇地検に提出したうちの一つと内容が酷似しており、ほぼ同一とみられる。
 海保関係者によると、検察側への説明資料などでは分かりやすくするため、撮影した映像にタイトルを入れ、編集することはあり得るという。
 検察当局も、那覇地検が中心となり調査。映像を保管していた内部のサーバーへのアクセス状況の分析をほぼ終えた。最高検と福岡高検の捜査担当者も含めて不審な事案は確認できなかったが、さらに細かい点を調べるという。(2010/11/06-04:33)

4217名無しさん:2010/11/06(土) 05:27:23
http://www.nhk.or.jp/news/html/20101106/t10015068881000.html
流出は検察提出用の映像か
11月6日 4時56分

沖縄県の尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したときの状況を撮影したとみられる映像がインターネット上に流出した問題で、映像には説明用の字幕が入っていることから、海上保安庁は、沖縄の石垣海上保安部が衝突事件の証拠として検察庁に提出するために編集した映像が流出したものとみて、管理状況を詳しく調べています。

この問題は、ことし9月7日、沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海で中国の漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したときの状況を撮影したとみられる映像が、4日の夜からインターネットの動画投稿サイトに流出したものです。これらの映像の中には、撮影内容が書かれたタイトル画面や、撮影時間の午前9時28分を表す「0928」など、沖縄県の石垣海上保安部が入れたとみられる説明用の字幕が入っていました。一方、事件の当日、政府への説明などのために巡視船から東京・霞ヶ関の海上保安庁に直接伝送された映像には、字幕は入っていないということです。このため、海上保安庁は、石垣海上保安部が衝突事件の証拠として検察庁に提出するために、数時間に及ぶ元の映像を編集し字幕を入れたものが流出したとみています。証拠用に編集された映像は、内容や長さが異なるものが複数あるということで、海上保安庁は、6日、2人の職員を新たに石垣海上保安部に派遣して映像の管理状況を詳しく調べ、どの時点で流出したのか特定を進めることにしています。

4218名無しさん:2010/11/06(土) 05:37:07
http://www.sanspo.com/shakai/news/101106/sha1011060523006-n1.htm
石原都知事、尖閣ビデオ流出にあっぱれ (1/2ページ)
2010.11.6 05:04

 沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオとみられる映像が、インターネットの投稿動画サイト『ユーチューブ』に4日午後9時前後に流出。政府がカンカンに怒って真相究明に乗り出した5日、石原慎太郎東京都知事(78)は「結構ですね。みんなが知りたいことだ」と大歓迎した。最高検と海上保安庁は、流出映像が海保が撮影した可能性が高いと判断。内部告発の疑いもあるとみているが、例によって石原知事の姿勢に“ブレ”はない。

 いったい何者が、いかなる目的で“動画爆弾”を投下したのか。前夜(4日)から日本中が大騒ぎとなっている中国漁船衝突事件とみられるビデオ映像のネット流出。政府が“犯人捜し”に躍起となる一方で、石原知事は、今回の一件を冷静に受け止めた。

 「結構ですね。これは“冗談じゃねぇや!!”っていう内部告発でしょう。みんなが知りたいこと、国民の目で見てもらいたいという形で“アレ”が流出した。相手の実態を知るためにはそういう映像が一番確か。それに注釈を加えることを、みんなが(映像を)見て判断すればいいと思いますよ」

 石原知事は5日の記者会見でこう述べた。流出大歓迎のムード。日本の主張と中国の主張、どちらが正しいのか。それはビデオをみれば一目瞭然。しかも、ネットとなれば世界中に真実が明らかになる。

 「なぜ政府が発表しないのか。政府対政府で尖閣の領有権が中国にあるという法的、歴史的な根拠は何なんですかと公式に質問したらいい。国民もそれを望んでいる」

 石原知事は漁船衝突事件の発生以降、対中国へは強硬姿勢を貫いている。10月12〜13日に予定していた中国訪問を当然のようにキャンセル。「あんな国には頼まれたって行かない」「中国のやっていることは理不尽な、ヤクザがやっていることと同じだ」などと激しい“口撃”も加えていた。

 一方、父親に負けじと、長男で自民党の石原伸晃幹事長(53)も5日午前、党本部で記者団に対し、この問題について「政府関係者が流出させたならば、国土交通相か法相のどちらかの担当大臣の罷免に値する」と発言。参院で関係閣僚の問責決議案提出を検討する考えを明らかにした。

 さらに、「ただちに政府が所有するビデオを全面公開しない限り、補正予算の審議がどうなるか分からない」とビデオを全面公開しなければ2010年度補正予算案の審議拒否も辞さない考えを表明した。

 また「この問題を取り仕切った仙谷(由人)官房長官、菅(直人)首相の責任は極めて重い」と厳しく批判した。

 問題の映像は計6本で、長さは計約44分。動画サイト「ユーチューブ」に投稿された。投稿者名は『sengoku38』で、同一人物がインターネット上に流したとみられる。

4219名無しさん:2010/11/06(土) 06:08:22
 映像流出は真相にふたをした事件の幕引きに反発する政府関係者が、かかわっている可能性が高い。捜査資料の流出は遺憾だが、それを招いたのは政府の混乱した事件への対応ではないか。

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010110602000012.html
【社説】
尖閣ビデオ 政府対応が招いた流出
2010年11月6日

尖閣漁船衝突事件の模様を収録したとみられる映像が動画サイトに投稿された。政府のちぐはぐな対応で、事件直後なら日本の主張を裏付けた映像が、日中関係修復を急ぐ政府を困惑させている。

 ビデオ映像は何者かが動画サイト「ユーチューブ」に投稿した。中国漁船とみられる青い船が、尖閣付近の日本領海で海上保安庁の巡視船らしい船二隻にそれぞれ衝突する模様を映し出している。

 「ぶつけてくるぞー!」の叫び、中国語による停船命令などの音声も収録され、現場の緊張した雰囲気が伝わってくる。漁船は取り締まりを恐れる様子もない。

 前原誠司外相は「海保が撮ったものだと思う」と述べ、投稿映像が本物という見方を示した。

 九月上旬に起きた事件の直後、中国は巡視船が漁船に衝突してきたと主張していた。当時、映像が公開されていれば漁船の危険航行を立証する根拠になった。

 日本の主張を国際社会にアピールでき、中国の行きすぎた対抗措置をけん制したに違いない。

 ところが政府は公開をためらい逮捕した船長の身柄を送検した。映像は那覇地検が証拠として管理し公開のタイミングを逸した。

 九月下旬、地検が「日中関係への配慮」を理由に船長を処分保留のまま帰国させ公判の可能性がなくなっても、映像は証拠の扱いを受け公開はできなかった。

 この間に政府はブリュッセルで菅直人首相と温家宝首相の「廊下会談」を実現させ関係緩和に動いた。政府は関係修復の動きに水を差すことを恐れ、ビデオ映像公開を遠慮するようになった。

 十月末にハノイで予定されていた首脳の公式会談は関係改善に対する中国国内の反発を恐れた温首相が土壇場でキャンセルした。今月十三日から横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で胡錦濤国家主席との首脳会談実現を目指す政府は、ますます映像の扱いに慎重になった。

 映像流出は真相にふたをした事件の幕引きに反発する政府関係者が、かかわっている可能性が高い。捜査資料の流出は遺憾だが、それを招いたのは政府の混乱した事件への対応ではないか。

 中国は憂慮を表明しているが自らの主張を覆す映像をめぐり、ことを荒立てるとは思えない。流出映像で明らかになった日本の立場の正当性も背景に、政府は主張すべきを主張し首脳会談実現を中国に迫る外交力を発揮すべきだ。

4220名無しさん:2010/11/06(土) 06:16:46
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/11/06/01.html
“仙谷さんパー”動画で日本に大ダメージ

 尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件を撮影したビデオとみられる映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開された問題で5日、最高検と海上保安庁は海保が撮影した映像とみて調査に乗り出した。投稿者は「sengoku38」と名乗っている。映像は検察と海保しか持っておらず、内部流出した可能性が濃厚。野党は政府の危機管理体制を批判、日中関係のさらなる悪化も懸念され、菅政権は“沈没”の危機にさらされた。

 映像の投稿者名は「sengoku38」で、プロフィルは25歳、日本人となっている。

 センゴクさんパーと読むことができ、民主党・仙谷由人官房長官を意識したとみられる。「サンパー」という発音は中国語のスラングで「バカ」「アホ」という意味。元来、女性に対する侮蔑(ぶべつ)を意味する言葉で、最近は男性に対しても使われ、極めて下品な表現とされる。

 仙谷氏は衝突事件が起こった時に映像の非公開を決めたとされる。この問題の処理を主導しているともいわれ、投稿者は仙谷氏に不満を持っていた可能性がある。

 仙谷氏は会見で「あれっと思った。ハンドルネームということで書き込んでいるらしい。昔は書いたものが持ち出されたりコピーされたりしたが、今はボタン一つで流れていく」と渋い表情。菅直人首相は「まずは徹底的な原因究明が先決」としたが、野党は政府の情報管理体制を厳しく批判。小沢一郎民主党元代表の国会招致やロシア大統領の北方領土訪問と合わせ「3点セット」追及で政権を揺さぶる構えだ。

 自民党の石原伸晃幹事長は「この問題を取り仕切ってきた仙谷氏、菅首相の責任は極めて重い」と批判。石破茂政調会長も、馬淵澄夫国土交通相の問責決議案を提出する考えを示した。みんなの党の渡辺喜美代表は「ビデオ限定開示にとどめた隠ぺい体質のつけが回ってきた。菅政権の内部崩壊」と断じた。

 1日にビデオを視聴した民主党の川内博史衆院議員は「危機管理、情報管理が問われ、政府として大変な問題だ」と指摘。投稿映像が削除されるまでに約10時間半かかり、その後も複製されたファイルが次々と転載されている事態に「映像が出た瞬間に削除する管理能力があってしかるべきだ」と非難した。

 来週13日から横浜市で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を控えた時期の映像流出。中国国内の反日感情を刺激しかねず、政府筋は調整中の日中首脳会談について「反日デモが再燃すれば開催できなくなる」と指摘。与党内からは「最悪のタイミング。交渉カードを1枚なくした」と悲嘆の声が漏れていた。
[ 2010年11月06日 ]

4221名無しさん:2010/11/06(土) 06:21:13
「政府の対応に強い不満を持った海保内部の人間が流した可能性はある」(元海保関係者)とみられている。

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/11/06/02.html
尖閣衝突ビデオ 流出元は海保からの可能性?

 映像は誰が何のために流出させたのか――。海保によると、撮影映像は合計すると数時間にわたり、石垣海上保安部が事件の証拠として那覇地検に提出するとともにコピーを海上保安庁にも上げた。那覇地検は映像を約6分50秒に編集し、国会にDVDとして提出。現在、国会で保管されている。ほかに、当初報道提供用などに編集し、前原誠司前国交相が視聴した5分程度のDVDもある。海上保安庁は映像を既に廃棄し、現在は那覇地検と最高検、石垣海保が保管しているが「事件送致した場合、コピーを手元に残すことが多い」(元海保関係者)という。

 映像の特徴の1つが冒頭に出てくる「みずきと衝突」というテロップ。これが海保内に出回ったものと同じとの情報もあり「政府の対応に強い不満を持った海保内部の人間が流した可能性はある」(元海保関係者)とみられている。

 ≪同時間「44分」映像存在≫海上保安庁が編集した映像は数種類あり、流出した計約44分の映像とほぼ同じ長さに編集されたものも存在していることが関係者への取材で分かった。映像を保管している検察当局と海上保安庁は、流出した映像を分析するとともに、内部調査の結果で国家公務員法違反(情報漏えい)の疑いが出てくれば、捜査に切り替えることも検討し、流出元の解明を進める。
[ 2010年11月06日 ]

4222名無しさん:2010/11/06(土) 06:24:13
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20101106-OHT1T00041.htm
パソコンの特定は可能 刑事責任も…尖閣ビデオ流出

 沖縄・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオとみられる映像が、5日未明にインターネット上に公開されたことを受けて同日、最高検と海上保安庁が調査に乗り出した。石垣海上保安部(石垣市)が撮影した映像は、海保が編集した数種類のバージョンが存在。その中に、今回流出した計44分間のものとほぼ同じ長さに編集した映像があったことが判明した。映像は検察と海保しか持っていないため、内部流出の可能性が高まった。「犯人」をめぐり、永田町ではさまざまな憶測が飛び交っている。

 動画投稿サイトに動画流出させた人物は誰か。警察による捜査で特定された場合は、刑事責任を問われる可能性が出てくる。

 専門家によると、不正に動画を外部に持ち出せば窃盗罪、不正にパソコンに侵入して動画を流出させれば不正アクセス禁止法違反、海保職員や那覇地検の職員だった場合は、国家公務員法の守秘義務違反に問われる。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏によると、ユーチューブにアクセスした段階で投稿者のIPアドレスが残る。いくつかのサーバーを経由してアクセスした場合でも履歴は残るため、技術的には動画流出に使ったパソコンの特定は可能という。

(2010年11月6日06時02分 スポーツ報知)

4223名無しさん:2010/11/06(土) 06:31:03
毎日新聞 2010年11月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101106ddm001040024000c.html
中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 石垣保安部編集と同一か 那覇地検に提出

 沖縄・尖閣諸島沖の日本の領海内で海上保安庁の巡視船に中国の漁船が衝突した事件に絡み、インターネット上に流出した衝突時のビデオは、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が捜査過程で編集し、送検時の資料とは別に那覇地検(那覇市)に提出した資料映像の一つと同一と見られることが、政府関係者の話で分かった。ビデオの長さ(約44分)や構成がほぼ同じで、他に同様の映像資料はないことから、この資料映像が流出したとみられる。

 流出映像は、漁船が網を引き上げるなどし外国人漁業規制法違反容疑で捜査中の内容▽巡視船「よなくに」の船尾をこするようにぶつけて逃走する最初の衝突▽並走しながら繰り返し停船を求める巡視船「みずき」に衝突し、船長が公務執行妨害容疑で逮捕された2回目の衝突−−の三つの場面が6本に分割されていた。

 政府関係者などによると、同保安部から那覇地検に提供された資料映像の一つも、同様に三つの場面で構成されていた。流出映像をつなげて見ると、時間や構成がほぼ同じ内容になるという。

 海保が事件当時に撮影した元のビデオは、数時間以上の長さがある。政府が国会に提出したビデオは6分余りで、流出した映像とは異なっていた。ただ、分割されるなど加工されている部分もある。海保などは、拡大されている個所などをオリジナルの映像資料と見比べるなどして、流出映像と資料映像が同一かを特定する作業を進めている。【石原聖】

 ◇投稿者、10時間半後に削除
 映像流出を受け、海上保安庁は5日、第11管区海上保安本部(那覇市)と石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に職員4人を派遣し、同保安部のビデオの管理状況と情報システムの運用状況について調査を始めた。一方、法務・検察当局も同日、ビデオが検察内部から流出していないか調査を始めた。

 流出した映像は4日午後9時ごろ、動画サイト「ユーチューブ」に投稿された。投稿者はアカウント(ネットワークにアクセス可能な権利)を4日に設定し、ネット上の自己紹介欄に「日本人」「25歳」と登録していた。5日午前7時半過ぎまで閲覧可能な状態が続き、その後、投稿者自身によって削除されたとみられる。アカウントも削除されていた。

 5日夕会見した鈴木久泰・海上保安庁長官は、海保が撮影したビデオ映像と流出映像が同一かどうかについて「調査中」と繰り返し、明言を避けた。

 那覇地検の鈴木亨次席検事も5日の定例会見で「(ネット上のビデオが)本物かどうかを含めて確認中で、流出前提の仮定の質問には答えられない」と説明。地検から流出した可能性についても「確認中」とした。

 最高検によると、最高検、福岡高検、那覇地検は内部調査を始めているという。海保や検察当局は週明けまでに調査を終え、流出元が特定できなかった場合は「ユーチューブ」を運営するグーグルの日本法人に協力を求め、映像の投稿記録などの情報提供を依頼することも検討するという。

 映像は誰がどんな目的で流出させたのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は「政府の対応への一種の義憤が感じられる」と指摘。01年に不法入国しようとした北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の長男正男(ジョンナム)氏とみられる人物を政府が強制退去させた際の対応を例に「あの時は不満を持った捜査当局内部から怪文書が流れたが、今回も似ている。海保の現場に近いサイドから漏れたのでは」と分析する。

 一方、軍事アナリストの小川和久氏も「内部から流出した可能性が一番高いと思う」とするが、「日本はネットワークセキュリティーが遅れている面があり、ネットワークから侵入された可能性を調査する必要がある。ハッカーが仲間に自慢する目的でやった可能性もある」と指摘する。

 捜査関係者によると、ビデオが不正に持ち出されていれば窃盗罪などに当たる疑いがある。職員が故意に流したことが分かれば、国家公務員法の守秘義務違反に問われる可能性があるという。しかし、複数の警察関係者は「海保なり検察が処分のための内部調査をして結果を出すのが先決ではないか」と指摘。内部調査の過程でIPアドレスの分析などで協力することはありうるというが、ある警察幹部は「内部調査が終わった後、告発などがあれば刑事事件として捜査することは考えられる」と話した。【石原聖、本多健、鈴木一生、井本義親】

4224名無しさん:2010/11/06(土) 06:31:57
 ◇政府、守秘義務違反「捜査を」

 政府は、ビデオ映像が内部から流出した可能性が強まった段階で、国家公務員法(守秘義務)違反などの疑いで流出にかかわった人物の捜査を求め、流出ルートの解明を急ぐ方針だ。日中関係への影響を考慮してビデオ公開を避けた菅政権の政治判断に、真っ向から逆らう情報漏えいが意図的に行われた可能性もあるだけに、菅直人首相は5日の閣僚懇談会で「徹底的な原因究明」を指示した。

 菅首相は5日夜、記者団に対し、「テロ情報の流出が言われている中で、国の情報管理がしっかりとした形になっていないという危機感を強く覚えた」と、深刻に受け止める考えを示した上で、「まずやらなければいけないことは真相究明。そのことに全力を挙げることに尽きる」と強調した。

 仙谷由人官房長官は同日の記者会見で「公務員が故意に流出させたとすれば、明らかに国家公務員法違反だ」と指摘。「調査から捜査に切り替えるのかどうかという判断を、数日以内にしなければいけない」と、強い姿勢で臨む考えを示した。菅首相や自身の責任については「政府全体の問題だから、全くないとは言わない」と述べた。

 一方、ビデオ流出による日中関係への影響について、菅首相は「冷静に両国が対処することが必要だ」との考えを繰り返した。【倉田陶子】

4225名無しさん:2010/11/06(土) 06:36:23
毎日新聞 2010年11月6日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101106ddm003040118000c.html
クローズアップ2010:尖閣ビデオ流出(その1) 政権、揺らぐ統治力

 沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突した際のビデオ映像が、政府・民主党の「非公開」方針をかいくぐってインターネットに流出した。外交にも絡む機密情報の管理に疑問符がついただけでなく、「対中弱腰外交」に反発した政府内部からの「疑似クーデター」(政府関係者)との指摘も出るなど、民主党政権の統治能力が問われかねない深刻な事態。13、14日に横浜市で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に中国が態度を硬化させる可能性もあり、菅直人首相は内政、外交両面で立て直しを迫られる形となった。

 ◇閣僚責任問う声 与野党批判「官僚の反乱か」

 「インターネット時代にふさわしい機密保持や情報管理ができているとは到底思えない。警察の(テロ情報流出)問題もあり、根幹的な管理能力不足がある」。民主党の中井洽衆院予算委員長は5日、ビデオ流出を許した政府への不満を隠さなかった。同委では6分50秒に編集したビデオを衆参予算委理事に限定して視聴する措置をとった経緯があるからだ。民主党の国対幹部からも「国家組織としてガバナンス(統治)、マネジメント(運営)が問われる大きな問題」と懸念する声が上がった。

 自民党からの批判はさらに激しい。小池百合子総務会長は「国際社会の日本の信用力も失墜させる由々しき事態。菅政権には危機管理能力・統治能力が全くない」と指摘、山本一太参院政審会長は「民主党政権の自滅的外交敗北。流出させた人はやむにやまれない理由があったという気がする」との見方を示した。政権に不満を持つ官僚による意図的漏えいとみる「霞が関クーデター」説だ。

 動画サイト「ユーチューブ」への投稿者が「sengoku38」と名乗ったことから、仙谷由人官房長官も5日の記者会見で「底意があると思う」と述べ、政権への攻撃との受け止めを示した。内部流出について民主党幹部からは「倒閣運動だ」との見方も出ており、仙谷氏は「仮にそういう事態であるとすれば、相当大きなメスを入れる改革があらゆるところで必要だ」と、霞が関改革を徹底する考えを示した。

 政権交代から1年以上たったが、民主党はマニフェストに掲げた子ども手当など重要政策の政府・与党内調整や国会対応などで未熟さを露呈し「政治主導」の漂流もささやかれる。米軍普天間飛行場問題で日米関係を悪化させ、尖閣沖の衝突事件で中国、北方領土問題でロシアに揺さぶられ、外交に苦慮する事態も続く。

 政府筋は「こういうことばかり起きると、日本と機密情報は共有できないということになる。米国からの北朝鮮情報がだんだん薄くなっている感じがする」と影響を懸念。自民党の石原伸晃幹事長は「この問題を取り仕切った仙谷長官、菅首相の責任は極めて重い」と述べるとともに、馬淵澄夫国土交通相や柳田稔法相の責任も追及する構えをみせた。【野口武則】

4226名無しさん:2010/11/06(土) 06:37:25
 ◇日中会談、実現に暗雲

 漁船衝突事件の映像流出問題は、13日から横浜市で開かれるAPEC首脳会議を前に日中関係の立て直しを図る日本外交に、新たな懸念材料を加えた。日中関係重視の立場から、政府・与党はビデオ公開を衆参予算委員会の一部議員に限定したが、政府が内部流出を事実上認めたことで、中国側が態度を硬化させる可能性も否定できない。APECに合わせた日中首脳、外相会談の実現を危ぶむ声も出ている。

 前原誠司外相は5日の記者会見で、中国側が同日昼過ぎ、外交ルートを通じて「関心の表明と憂慮の意」を伝えてきたことを明らかにした。日本側は「ビデオが本当に海上保安庁が撮影したものか、どこから流出したか、盗まれたのか、事実関係を調査している」と回答したという。

 会見で前原外相は「抗議ではなかったという報告を受けている」と述べた。ビデオ公開が日本政府自身によるものではないとみて、中国側が抗議を自制している−−との見方も日本政府内には出ている。

 だが、日中外交関係者によると、ブリュッセルでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に合わせて10月4日にあった日中首脳懇談に向け、両政府関係者は事前接触で映像の取り扱いを協議。中国側の強い反発などを考慮して「一般公開しない」という約束が交わされていたという。だが今回の流出で、この約束は事実上破綻(はたん)した。これによる中国側の態度の変化を、日本政府は読み切れずにいる。

 仙谷由人官房長官は5日の記者会見で、流出経緯の調査について中国側に「しかるべく説明を申し上げる」と述べ、中国側への配慮を見せた。だが現時点では、APECの場を使った首脳、外相会談の日程調整は進んでおらず、政府高官は「場合によっては、胡錦濤国家主席が日本に来なくなる可能性もある」と懸念を示した。【犬飼直幸、吉永康朗】

4227名無しさん:2010/11/06(土) 06:41:32
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101106ddm005070159000c.html
松田喬和の首相番日誌:問われる「政治家の器」

 菅直人政権を取り巻く内外情勢は、一段と厳しさを増している。「政権交代を進めるべきシステムが機能不全に陥っている」と、江田五月前参院議長は指摘する。一方、たちあがれ日本の園田博之幹事長は「民主党は目立ちたがりやの集まり。その上に、自民党政権には戻らないと、慢心している」と、指弾する。

 こんな時こそ、菅首相の指導力と統治能力に期待がかかる。中でも政治資金規正法違反で強制起訴される民主党の小沢一郎元代表の国会招致問題は、筋立てが分かりやすいだけに、菅首相の対応は国民にも明快に伝わるはずだ。

 岡田克也幹事長は小沢氏と4日に会談、政治倫理審査会への出席を要請した。しかし、小沢氏は拒否したため、その日のぶら下がりで「菅首相自身がリアクションを起こすことを国民は期待しているのでは」と聞いてみた。首相は「今日の今日ですから(岡田幹事長の)努力を見守りたい」と、即答を避けた。

 83年10月。ロッキード事件に問われた田中角栄元首相への1審有罪判決が、下された。解散・総選挙を間近に控え、議員辞職を願う当時の中曽根康弘首相は、「友人として会う」と、東京都内のホテルで田中元首相と会談した。

 当日の「中曽根日記」には「情を尽くして助言する。相互に涙あり」と、記されている。一方、田中元首相は「助言と友情には感謝する」との「所懐」を発表したが、辞職には応じなかった。

 その中曽根氏も03年の総選挙を前に、当時の小泉純一郎首相から、高齢を理由に衆院議員の引退をじきじきに迫られた。「終身比例(北関東ブロック)第1位」を約束されていた中曽根氏は「政治的テロ」と、猛反発したが、結局押し切られた。

 議員辞職を拒否した田中元首相だが、東京地検特捜部に逮捕されると、即座に「紙とペンを」と担当検事に要請。離党届を書いたという。菅首相は無論、小沢氏も「政治家の器」が問われる。(専門編集委員、65歳)

毎日新聞 2010年11月6日 東京朝刊

4228名無しさん:2010/11/06(土) 06:47:25
複数ルートで閲覧・保管 尖閣ビデオ、海保と検察(1/2ページ)
2010年11月6日5時51分
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY201011050622.html

 動画投稿サイト「ユーチューブ」に流れた44分余りのビデオ映像は、事件があった海上で、石垣海上保安部の3隻の巡視船から撮影されたとみられる。撮影された映像は、どのように閲覧・保管されてきたのか。

 海保関係者によると、前原誠司国土交通相(当時)や鈴木久泰・海保長官らが、巡視船からの映像を最初に見たのは事件直後の9月7日の午後だった。

 このとき、巡視船はまだ洋上で、映像は衛星回線を通して東京・霞が関の海保本庁に電送された。衝突前後の5分間に絞った内容だった。同庁は映像の一般公開に備え、マスコミ配布用にほぼ同内容のDVDを作成し、本庁と第11管区海上保安本部(那覇市)に用意した。だが、一般公開は見送られ、DVDも配布されなかった。DVDは10月中旬にすべて廃棄処分、流出した形跡はないという。

 海保幹部は「今回のネット上の映像には、この時には含まれていなかった部分が映っている」と証言する。

■石垣海保に10時間近い映像

 9月8日に船長を逮捕した後、巡視船は石垣島の石垣海保に戻った。3隻の巡視船が撮影した内容をすべて合わせると、映像は10時間近くになった。石垣海保の金庫に保管され、翌日には船長の身柄とともに、証拠として那覇地検石垣支部に送られた。

 ただ、映像は石垣海保にも残された。管理していたのは警備救難課。映像データを記録した媒体を金庫で保管していたが、捜査関係者ならば視聴は可能だったという。海保幹部は「流出の可能性は否定できない」。

 石垣海保の映像は暗号化された衛星回線を通じ、11管を経由して東京の本庁にも送られた。保管する刑事課に入るには暗証番号が必要で、関係者以外は立ち入れないという。

 10月13日に衆院予算委員会が那覇地検に映像の提出を要求したことを受け、馬淵澄夫国交相は同18日、本庁と11管、石垣海保に情報管理の徹底を指示。本庁と11管の映像はこのころに処分されたが、処分前に流出した可能性は捨てきれない。

■捜査担当者は公用パソコンで閲覧

 検察側ではどうか。

 関係者の話を総合すると、那覇地検に提出された映像の複製が、逮捕された中国人船長を捜査する過程で福岡高検、最高検、さらに法務省へと渡ったという。

 那覇地検では、専用のコンピューターサーバーに映像が入っており、同地検、福岡高検、最高検公安部の捜査担当者は公用パソコンからアクセスできるという。パスワードが必要で、アクセスすれば記録に残る。関係者の聴取などのために、パソコンからUSBメモリーにデータを写して持ち出すことも可能だ。持ち出しの有無などの解析を急いでいるが、外部からの不正アクセスの形跡はないという。

 流出を受け、最高検などは捜査に関係した検事らからの聞き取り調査も進めている。また、投稿者を特定するため、「ユーチューブ」を傘下に持つグーグル側への照会も検討している。

 一方、国会に提出された映像は、石垣海保と那覇地検が協議し、衝突場面を中心に6分50秒に編集したものだ。この映像は福岡高検、最高検にも内容のチェックを受け、改めて那覇地検が法務省を通じて国会に提出したという。

 だが、この映像はネット上の映像とは異なる角度から撮影されている部分もあり、「別物」とみられている。

4229名無しさん:2010/11/06(土) 06:58:52
衆院予算委の中井洽(ひろし)委員長(民主)は記者会見で「制限的な視聴を求めながら、当局から流出したなら信頼をいっぺんに失う」と不満を漏らした。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101106ddm005040161000c.html
中国漁船・尖閣領海内接触:ビデオ流出 補正審議に影 野党「公開拡大」で攻勢

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオがインターネット上に流出した問題は5日、政府が最重要課題と位置付ける10年度補正予算案の審議に微妙な影を落としつつある。与党は「ビデオと補正予算は別問題」として、8日の衆院予算委員会で補正予算案を実質審議入りさせる考えだが、野党はビデオの公開拡大を求めて与党を揺さぶる構え。政府はビデオの公開拡大はしない方針だが、野党に付け入るすきを与えた政府の甘い情報管理に、与党内からも不満が出ている。【横田愛、念佛明奈】

 与野党は5日、衆院予算委員会の理事懇談会などを断続的に開き、ビデオ問題への対応を協議。自民党の塩崎恭久氏は「ビデオの公開なくして委員会審議に入るべきではない」と述べ、理事らが1日に視聴したビデオ映像の公開拡大を主張した。

 与党側は公開に難色を示し、最終的に8日の予算委開会前に開かれる理事会に海上保安庁の鈴木久泰長官を呼び、流出経緯の説明を受けることで折り合った。ただ、自民党の逢沢一郎国対委員長は5日の記者会見で「(調査が)十分でないなら、予算審議に大きな影響が及ぶ」と、政府・与党をけん制した。

 政府は中国側から流出問題への「憂慮の意」が伝えられたこともあり、公開対象の拡大は避けたい考え。仙谷由人官房長官は同日の記者会見で、公開しない場合に野党が審議を拒否する可能性を問われ「どう論理的に関係あるのかよく分からない」と不快感をあらわにした。

 だが、与野党は1日のビデオ視聴の際、日中関係への影響を懸念する政府側の意向を受け、対象を衆参の予算委理事ら約30人に限定した。今回の流出問題でこうした配慮が意味をなさなくなっただけに、衆院予算委の中井洽(ひろし)委員長(民主)は記者会見で「制限的な視聴を求めながら、当局から流出したなら信頼をいっぺんに失う」と不満を漏らした。

毎日新聞 2010年11月6日 東京朝刊

4230名無しさん:2010/11/06(土) 07:04:53
http://mainichi.jp/select/world/news/20101106ddm002040094000c.html
クローズアップ2010:尖閣ビデオ流出(その2止) 新たな反日感情も

 ◇中国当局、関係改善遅れ懸念

 【北京・浦松丈二】中国政府関係者は衝突事件のビデオ流出について「日本側から流出したのは明白だ。日本側が、関係改善に向けた適切な条件と好ましい雰囲気を作り出すよう望む」と語った。中国外交当局は映像流出で日中双方の世論が冷却化し、関係改善が思惑より大幅に遅れることを懸念している模様だ。

 中国は、13日から横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に関係改善に向けた足場作りを進めていた。新華社通信が4日に「領土や領海、海洋権益を巡る争いは友好的交渉を通じ解決する」という胡正躍外務次官補の発言を伝えたのは、その一環だといえる。

 一方、中国国内のネット上には流出映像が繰り返し投稿され、丸1日経過した5日夜も視聴できる状態だ。中国当局は流出映像の内容を問題視していないとみられる。だが、海上保安庁の巡視船が「日本国の領海外に直ちに出ていけ」と中国漁船に命令する場面もある映像は、新たな反日感情の火種にもなりかねないものだ。

 香港のフェニックステレビは中国漁船が巡視船に衝突した場面よりも海保巡視船が中国漁船を厳しく取り締まる場面を長く放送。中国中央テレビは5日夜、流出した映像と一緒に「中国漁船と巡視船のどちらが衝突してきたかは問題の本質ではない。衝突現場は中国の海域だ」という杜平・解説委員のコメントを放送した。

 中国外務省の馬朝旭報道局長は1日、衆参予算委でビデオが限定公開された際に「責任を中国側に押し付けようとする日本側の企ては実現しない」と批判。流出後も外交ルートを通じて日本政府に映像が本物か否かなど事実関係を照会してきた。日本側が映像を流出させて日中関係を冷却化させたと主張し、対日外交カードとして使ってくる可能性もありそうだ。

 中国当局者によると、胡錦濤国家主席のAPEC首脳会議出席や、菅直人首相との首脳会談を行うかどうかはまだ決まっていない。今後、映像が流出した経緯や日本政府の反応、双方の国内世論の動向を見極めた上で、週明けにも最終判断を下すとみられている。

毎日新聞 2010年11月6日 東京朝刊

4232名無しさん:2010/11/06(土) 07:12:59
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010110690070710.html
尖閣ビデオ流出 石垣海保の編集映像か 44分、中身も一致
2010年11月6日 07時07分

 沖縄県・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件の様子を撮影したとみられる映像がインターネットの動画サイト「ユーチューブ」に流出した問題で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集して那覇地検に提出した数種類の映像のうち一本が、流出した映像と同一の可能性が高いことが検察関係者への取材で分かった。映像は海保と検察が共有しており、内部流出が疑われることから危機管理のあり方が問われそうだ。

 海保によると事件当日の九月七日、巡視船四隻から複数のビデオカメラで中国漁船の行為を撮影。撮影した映像は延べ数時間に及ぶとされ、暗号化されて衛星回線で海上保安庁に送られた上で五分程度に編集し、官邸サイドや前原誠司国交相(当時)らが視聴した。さらに、マスターデータとともに数種類を那覇地検に証拠品として提出した。

 検察関係者によると、この映像の中に、今回流出したものと同じ四十四分間の長さで、同一とみられるものがあったという。

 海保の鈴木久泰長官は五日夜の記者会見で、国会への映像提出を求める衆院予算委員会の議決後の十月十八日から、責任者を置くなどして映像管理を厳格化していたことを明らかにした。

 馬淵澄夫国土交通相の指示で、海保は当時映像を保管していた東京・霞が関の海上保安庁と、第十一管区海上保安本部、石垣海上保安部の三カ所に新たに責任者を配置。映像媒体を封印し金庫で保管した。

 その後、石垣海保以外の二カ所で保管していた映像は「リスクが高い」(海保関係者)として廃棄処分にした。鈴木長官は「厳重な管理を行ってきた。流出の可能性は少ないと思った」と話した。

 一方、最高検は五日、映像を保存していたサーバーへのアクセス記録などの解析を始めたが、「検察庁から流出した可能性は低い」とした。那覇地検も調査し、結果は週明けにも発表する。

 警察関係者によると、ビデオが不正に持ち出されていたとすれば窃盗罪などが、パソコンに不正侵入し、映像をネット上に流せば不正アクセス禁止法違反に該当。流出させたのが国家公務員だった場合、内容が国家公務員法に定める職務上の秘密に当たれば、同法の守秘義務違反になる可能性があるとされ、今回の映像流出は刑事事件に発展する可能性が出てきた。

(東京新聞)

4233名無しさん:2010/11/06(土) 07:23:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010110602000029.html
<スコープ>閣僚の責任 野党追及 『公開拒否の結果』
2010年11月6日 紙面から

 中国漁船衝突事件を記録したとみられるビデオが流出した問題は二〇一〇年度補正予算案の審議にも大きな影響を与える。野党はビデオ流出は政府が全面公開を拒否した結果だとして、政府を徹底追及する構え。関係閣僚の責任論も強まっている。 (三浦耕喜)

 野党七党は五日の国対委員長会談で対応を協議。ビデオ流出問題の対応を政府・与党に求める方針で一致し、流出経緯について八日までに回答するよう求めた。

 五日の衆院予算委員会の理事懇談会でも、自民、公明両党は機密保持をテーマに集中審議を開くよう要求。自民党は一部議員に開示したビデオを、委員会で公開するよう求めた。

 今回の流出について、自民党は「最初から全部公開しないからこんなことになった」(石破茂政調会長)と受け止める。政府は公開を拒み、約七分に編集したものを一部の議員に見せただけだった。ビデオ流出で国民の目に触れてしまったことを踏まえ、国会での全面公開を求めている。

 与党側は十日に補正予算案を採決して参院に送る考えだったが、ビデオの流出でこのシナリオは吹き飛んだ。自民党は「ビデオがすべて公開されるまで、審議に入るべきではないという強い姿勢で臨む」(小池百合子総務会長)と、審議拒否にも言及した。

 閣僚の責任論も上がる。自民党の山本一太参院政審会長は記者会見で「国土交通相の首にもかかわる」と、馬淵澄夫国交相の更迭を要求。

 みんなの党の渡辺喜美代表も記者会見で「トップの責任が問われるのが筋。問責も手段の一つだ」と、菅直人首相への問責決議案の提出に言及した。

 野党にとっては、今回のビデオ流出は先の国際テロ関連文書がインターネット上に流出した問題に続いて、政府の情報管理能力の弱さを露呈したものとの認識がある。民主党に政権担当能力がないことを印象付ける狙いもあり、この問題で政府側を徹底的に揺さぶる考えだ。

 また、流出したビデオを見る限り、中国漁船が意図的に衝突してきた印象がある。なぜ船長を処分保留で済ませたのか、との問題もあらためて浮き彫りになり、野党側の攻撃材料になる。

 自民党国対幹部は「国民の関心が高い話題で何も追及しなければ、今度はこっちがもたない」と強調した。

4234名無しさん:2010/11/06(土) 07:47:29
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00187430.html
政府、TPPをめぐる基本方針について「関係各国との協議を行う」とすることをほぼ固める

政府はTPP(環太平洋経済連携協定)をめぐる基本方針について、「関係各国との協議を行う」とすることをほぼ固めた。
菅首相は5日夜、TPPをめぐる政府の基本方針について、玄葉国家戦略担当相らと協議し、民主党のプロジェクトチームが「情報収集のための協議を行う」とする提言をまとめたこともふまえて検討した。
その結果、基本方針には「2国間のEPA(経済連携協定)を加速する」としたうえで、TPPについて「国内の環境整備を進めながら、関係各国との協議を行う」と明記する方針を固めた。
政府は6日、関係閣僚会議を開いて、この基本方針をとりまとめ、菅首相が発表することにしている。
(11/06 07:07)

4235名無しさん:2010/11/06(土) 07:50:57
インターネットカフェからの投稿など、契約者と投稿者が異なって追跡が難しい場合もあるが、「ネットエージェント」の担当者は「元の映像を所有していた人間は限定されるので、(流出させた者は)分かるのでは」と話している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010110602000044.html
尖閣ビデオ流出 11時間後 投稿削除 虚偽個人情報で入力可能
2010年11月6日 朝刊

 沖縄県・尖閣諸島沖の漁船衝突事件の様子を撮影したとみられる映像がインターネットの動画サイトに流出した問題。突然公開された映像はほぼ半日で投稿した本人が削除したとみられるが、コピーされた映像はその後も拡散し、海上保安庁や日中関係の悪化を懸念する政府関係者に大きな衝撃を与えた。海上保安庁と国土交通省は、映像の流出元や投稿者について「調査中」を繰り返すのがやっとで、野党などの追及をかわすのに追われた。 

 「日本の尖閣 海上保安庁」などと題した漁船衝突事件の様子とみられる映像が、世界最大の動画投稿サイト「ユーチューブ」に突然公開されたのは四日午後九時ごろだった。

 六編に分かれた四十四分余の映像には、日本の領海内で操業中の中国名の青い漁船が、警告する巡視船「よなくに」「みずき」に体当たりする様子を生々しく収録。閲覧した人から「よくぞ公開してくれた」などの感想が次々と書き込まれた。

 投稿したのは「sengoku38」と名乗り、会員情報には「二十五歳」「日本人」とあった。投稿に必要な会員登録は四日だが、それ以上の情報はなし。数時間後にはほかの動画サイトにもコピーが転載されたが、元の映像は投稿から十一時間後の五日午前八時ごろ、会員登録情報とともにユーチューブから消えた。

 サイトを運営する米ネット検索大手グーグルの日本法人(東京都港区)は「投稿者が自分で削除したのではないか」とみる。

 いったい誰が、映像を投稿したのか。

 ユーチューブは利用無料で、会員登録すれば映像を投稿できる。会員登録で本人確認は必要なく、通称などの利用者名、メールアドレス、居住地域、性別、生年月日などをサイトに入力する。虚偽入力も可能だ。

 だが、情報セキュリティー会社ネットエージェント(東京都墨田区)によると、グーグルのサーバーには、会員が映像を投稿した際に使ったパソコンなどに割り当てられているインターネット上の住所「IPアドレス」が保管されている。

 IPアドレスから、投稿の際に使ったプロバイダー(接続業者)を割り出すことが可能で、プロバイダーが照会に応じれば、契約者を特定できる。

 海上保安庁などは、グーグルの協力を得て投稿者の割り出しを急ぐ方針。

 グーグルの日本法人の担当者は「IPアドレスの開示要請があれば、協力する」と話している。

 インターネットカフェからの投稿など、契約者と投稿者が異なって追跡が難しい場合もあるが、「ネットエージェント」の担当者は「元の映像を所有していた人間は限定されるので、(流出させた者は)分かるのでは」と話している。

4236名無しさん:2010/11/06(土) 07:55:19
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110601000047.html
流出映像に実在の保安官名 石垣海保編集分か

 沖縄県・尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件の状況を撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に公開された問題で、流れた映像には実在する海上保安官の名前や、状況を解説するための字幕が入っていることが6日、分かった。

 検察当局と海上保安庁は、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が編集し、那覇地検に捜査資料として提出した映像とみて調べている。海保は同日、パソコンのハードディスクなど情報システムを調べるため、石垣海保に新たに職員2人を派遣。

 流出した映像は計約44分で、6分割して投稿されていた。始まりの部分に「進路規制から揚網途中まで」との字幕が入り、「メモリーカードが満杯になるので(人名)カメラに引き継ぎ」などの字幕も入っている。どの段階で字幕が入ったかは不明。

 海保関係者によると、撮影者として出てくる2人の名前は、いずれも実在する海上保安官。石垣海保からは、撮影された長時間の映像と捜査用に編集された映像が那覇地検に提出された。地検側は編集しておらず、海保側で行ったという。

4237チバQ:2010/11/06(土) 09:55:46
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY201011060107.html
なぜこの時期?狙いは? ビデオ流出、3つの謎(1/2ページ)2010年11月6日9時4分
 インターネットを通じて世界中に広がった尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件のビデオ映像。なぜこの時期に、なぜこの部分の映像が流されたのか。政府は中国との関係に配慮して一般公開を拒んできたが、その判断をめぐっても国民の意見は割れている。

■中国船の悪質さわかる場面選んだ?

 海保が撮影した映像は全体で10時間に及ぶ。今回、流出したとみられるのは6本に編集された約44分。なぜ、この部分が選ばれたのか。

 「投稿者」がわからないのでその意図は不明だ。だが、国土交通省内では「中国漁船の行為の悪質さがわかる場面を選んだのではないか」との見方がある。

 6本のうち、最初の3本は衝突前のもの。9月7日午前9時過ぎから、巡視船「よなくに」が漁船に向かって「貴船の現在の行為は日本の領海内でのものだ。直ちに日本の領海外に出て行きなさい」と警告を繰り返す様子が収められている。漁船が再三の警告を無視していることを示す証拠ともいえる。

 衝突シーンは4、5本目に収められている。漁船があからさまに海保の巡視船に向かってくる様子がとらえられている。衆参予算委員会の理事を務める国会議員らは今月1日、今回の映像とは別のビデオ映像を視聴している。衝突場面に絞った6分50秒のものだが、多くの議員は「中国側の故意による衝突だとわかった」と話していた。

 6本目の動画は、別の巡視船「はてるま」からで、やや離れた場所からの映像だが、衝突の経緯を別の角度からもみることができる。

 海保の巡視船は衝突の後、漁船に強制的に立ち入り検査しているが、今回の映像にはその場面は含まれていない。この点について、東海大学の山田吉彦教授(海上安全保障)は「中国国民の感情を逆なでするようなシーンは避け、中国側が反論できない部分だけを流すという政治的な意図があったのではないか」と話している。

■公開求める野党に乗じた?

 投稿は、なぜこのタイミングだったのか。

 衆参予算委員会の理事ら一部の国会議員が6分50秒に編集したビデオ映像をみたのが今月1日。那覇地検に映像の提出を求めてから3週間近くたっていた。映像を見たほとんどの議員は「漁船が故意にぶつかってきた」と話したが、与党議員からは一般公開に慎重な意見が目立った。一方、野党議員の多くは公開を強く求めた。投稿者はこうした流れに乗じた可能性もある。

 海保や検察の情報管理に不安が生まれ、あと1週間に迫ったアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への影響を懸念する声もある。海保もAPECの警備に加わる。5日の記者会見でこの点を問われた鈴木久泰・海上保安庁長官は「答えは控えたい。政府全体として考える話だ」と述べるにとどまった。

■ヒーロー気取り?憂国の士?

 「投稿者」の狙いは何か。

 東京・霞が関に勤める若手公務員は「あり得ないとは思うが」と前置きしたうえで、「仮に海保や検察から流出したとすると、(漁船の船長が処分保留で釈放されるという)うやむやなままの決着に納得がいかず、映像で真実を明らかにしたいと思ったのだろうか」と話す。

 専門家の見方も様々だ。情報セキュリティーに詳しい神戸大大学院の森井昌克教授(情報通信工学)は「あくまで憶測だが、世論が映像の公開を求める中、自分が正義のヒーローになりたいという気持ちにかられたのではないか」と話す。

 公安系の警察幹部は「日本の現体制を揺さぶることが目的。外交問題に発展しかねない映像をネット上に流せば、政府への影響は計り知れないと考えたのだろう」。映像は内部協力者から得た、とみる。

 ある危機管理の専門家は「民主党政権のふがいなさに義憤にかられ、不満に思った関係者が『憂国の士』の思いで流出させたのではないか」と推測した。(河野正樹、田村剛、永田工)

4238チバQ:2010/11/06(土) 09:56:41
http://www.asahi.com/special/senkaku/TKY201011050606.html
補正国会、流出ショック2010年11月6日0時30分
 
 インターネット上に流れた「尖閣ビデオ」の映像は、補正予算案の衆院採決に向けて与野党が歩み寄る気配をみせていた国会に、緊迫感を呼び戻した。与党は野党の追及で補正審議が遅れることを警戒。野党は補正成立を遅らせて世論の批判を浴びることを懸念する。事態の急展開に、ともに頭を抱えている。

■与党―日程、はや譲歩検討

 「野党は国会審議を止めてくる。補正予算への影響はあるだろう」。降ってわいた「尖閣ビデオ」の流出騒ぎに参院予算委員会の民主党理事の一人は戸惑いを隠さない。

 補正予算の審議入りをめぐる与野党攻防の中心は、野党が求める「小沢一郎元代表の国会招致への環境整備への努力」にあった。民主党の岡田克也幹事長が4日に小沢氏と会談。政治倫理審査会出席は拒まれたものの、野党から「一定の評価をする」(公明党幹部)などの声が出たことから、民主党内には「これでおしまいだ」(党幹部)との声まで出ていた。

 それだけにビデオ流出のショックは大きい。野党の出方によっては、補正予算案を10日にも衆院を通過させ早期成立を目指す、という国会戦略の修正を迫られるからだ。

 さっそく、自民党は5日の衆院予算委理事懇談会の協議で、政府の機密保持をテーマにした集中審議を開くよう要求。民主党の中川正春筆頭理事は「考えていない」としているが、民主党国会対策委員会の幹部は世論の批判の高まりを意識し、「審議日程にはめ込まざるを得ない」として早くも譲歩をせざるを得ないとの考えをにじませた。

 さらに民主党国対は、衆院通過後も参院での補正審議入りの条件として、野党が再び集中審議を要求してくるとみており、すでに日程の検討を始めている。

 加えて、与党が警戒するのは、海上保安庁を所管する馬淵澄夫国土交通相らに対する問責決議案の提出だ。決議案が提出されれば、他の法案よりも優先的に審議される慣例があるため、法案審議はさらにずれ込む。決議に強制力はないものの、野党が過半数を占める参院で可決されれば、政権のダメージは一層大きくなる。

 参院予算委の民主党理事からは国会審議への波及を懸念し、「所管省庁の事務次官、大臣は引責辞任ものだ」と自発的な辞任を求める声すら出始めた。

■野党―強硬・慎重論が交錯

 菅政権がかたくなに一般公開を拒んできたビデオ映像が流出した問題は、野党にとって民主党の政権担当能力を問う絶好の機会となった。

 自民党の石原伸晃幹事長は5日、「誰が流出させたのか明らかになれば、担当大臣は罷免に値する」と語り、参院での問責決議案の提出を視野にいれる考えを示した。公明党幹部も「当然、担当大臣が辞めるという話になる」と強調した。照準には海上保安庁を所管する馬淵国交相と、検察を所管する柳田稔法相が入る。

 菅内閣の要、仙谷由人官房長官も標的だ。自民党幹部は「この問題をさばいてきたのは仙谷長官。責任がないでは済まされない」。野党多数の参院で閣僚の問責決議案が可決されれば、国会は空転し、政権への打撃は大きい。

 だが、菅政権が今国会の最優先課題と位置づける今年度補正予算案の存在が、逆に野党の追及を鈍らせている。

 石原幹事長は5日の自民党総務会で「ビデオがすべて公開されるまで、国会の審議をするべきではないという強い姿勢で臨んでいく」と宣言したが、それを伝え聞いた国会対策委員会幹部は「その意見は強硬過ぎる」と慎重姿勢を見せた。

 補正予算案の審議日程について民主党と協議を重ねてきた国対の現場は、ビデオ問題を盾に補正審議を引き延ばすことに後ろ向きだ。別の国対幹部は「補正成立は国民生活に必要だ。自民党の補正への賛否は別として、補正は通さなくてはいけない」と苦しい胸のうちを明かす。

 野党7党は5日夕に国対委員長会談を開いたが、政府が流出経緯を説明するよう求めることで一致するにとどまった。追及が甘く、うやむやに済ませば、それで世論の批判を受ける恐れもある。「こちらから問責決議案の提出を言わなくても、向こうが自発的に責任をとる問題だ」という参院自民党幹部の言葉に、野党の国会対応の難しさがにじむ。

4239とはずがたり:2010/11/06(土) 12:01:47

【尖閣ビデオ流出問題】ハンドルネームの「38」は中国南部の蔑称
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101105/chn1011051752004-n1.htm
2010.11.5 17:49

 沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国漁船衝突事件のビデオとみられる映像がネット上に流出した問題で、アップした人物が使ったハンドルネームの「sengoku38」の「38」は中国南部・福建省沿岸で、人をののしる際につかわれる蔑称であることが分かった。

 同じ方言を使う台湾関係者によると「38」は元来、女性に対する侮蔑を意味する言葉だったが、男性にも転用されて使われるようになったといい、極めて下品な表現にあたるという。

 ビデオの流出をめぐっては、ハンドルネームの一部に名前を使われたとみられる仙谷官房長官が、「ハンドルネームにsengoku38とかいうのが出て流れている。真偽をちゃんと調査しなければいけないと思っている」と述べ、流出経路を含めて調査する考えを示している。

4240名無しさん:2010/11/06(土) 19:01:32
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101106-OYT1T00570.htm
私は「小沢なき後の悪い…」官房長官ぽろり

 仙谷官房長官が6日、横浜市の神奈川県庁で松沢成文同県知事と会談した際、記者団の前で自らについて、「小沢(元民主党代表)なき後の悪い(人)……」と言いかける場面があった。

 松沢氏が仙谷氏を「日本で一番有名人」と評したのに応じた。菅内閣の「悪役」に徹して批判にさらされる自らの境遇をぼやいたようだが、小沢氏を揶揄したと受け取られない発言だけに、秘書官が慌てて制止。仙谷氏も記者団に「今のは書かないでね」と要請した。

 仙谷氏はこの日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の会場視察などのため横浜市を訪れた。

(2010年11月6日17時49分 読売新聞)

4241名無しさん:2010/11/06(土) 19:02:06
小沢復権 大阪デモ要旨


日時: 11月20日  集合10時45分〜11時45分 デモ出発11時45分場所:靱公園(うつぼこうえん) 
http://www.asyura2.com/10/senkyo98/msg/737.html

4242名無しさん:2010/11/06(土) 19:04:56

「小沢なき後の…」仙谷長官ポロリ 強制起訴を揶揄?
2010年11月6日14時53分
http://www.asahi.com/politics/update/1106/TKY201011060164.html

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の視察で横浜市を訪れた仙谷由人官房長官は6日午前、神奈川県庁で松沢成文知事と会談した。冒頭、松沢氏が「(仙谷氏は)いま日本で一番有名だ」と話すと、仙谷氏は「小沢なき後の、何か悪い(政治家のように)……」と発言した。

 仙谷氏は途中で話すのをやめたが、民主党内で小沢一郎・元代表に批判的な仙谷氏が、強制起訴が決まった小沢氏を揶揄(やゆ)したとみられる。仙谷氏は「今の(発言)は書かないでね」と記者団に要請もした。

4243名無しさん:2010/11/06(土) 19:08:34

「小沢なき後の…」 仙谷氏が危ない自虐ネタ
2010.11.6 15:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101106/stt1011061522002-n1.htm

 「小沢なき後の…」−。仙谷由人官房長官が6日、民主党の小沢一郎元代表をダシにした危ない自虐ネタを披露しそうになり、あわてて口をつぐむ場面があった。

 仙谷氏は同日、横浜で13日に開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のプレイベントに出席した。首脳会議をボランティアとして支える女子高校生らからもてはやされ上機嫌の仙谷氏。「若い高校生に大変、もてて、気持ちのいい」と感想を述べると、神奈川県の松沢成文知事が「今、日本で一番の有名人だから」とよいしょ。

 すると、仙谷氏はよほどうれしかったのか、「いやあ、もう、小沢なき後の、なんか、悪い…(政治家といわれてますから)」と言いかけたところで記者団に「あ、いまのは書かないでね」と口をつぐんで苦笑いした。

4245名無しさん:2010/11/06(土) 22:36:53
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2010110600350
「小沢なき後…」と仙谷官房長官=慌てて口にチャック

 「小沢なき後の、悪い…」。仙谷由人官房長官は6日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場視察の合間に、神奈川県庁で松沢成文知事と懇談した際、こう言い掛け慌てて次の言葉を飲み込んだ。
 松沢氏から「(長官は)今有名だから」と持ち上げられ、思わず漏らした発言。政界で「悪役」に擬せられることが多い小沢氏は、強制起訴が決まり影響力低下が指摘される。代わって、強気の国会答弁で野党の批判を浴びる仙谷氏が、週刊誌などで「悪玉」として取り上げられる機会が増えた。
 これを意識して、自嘲(じちょう)気味に話しだした仙谷氏だが、「なき後の」が言い過ぎだと気が付いたのか、記者団に向かって「今のは書かないで」。 (2010/11/06-21:23)

4246名無しさん:2010/11/07(日) 04:54:33
検察審査会で強制起訴が決まった民主党の小沢一郎元代表の政治力減退がささやかれるなか、自身を「ポスト小沢」になぞらえる実力者と意識している本音が垣間見えた。


「小沢なき後の…」 仙谷長官「ワル」を自認?
2010/11/6 22:31
ttp://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E2E4E2E2838DE2E4E3E3E0E2E3E28297EAE2E2E2;at=ALL

 「小沢なき後の悪い……」。仙谷由人官房長官が6日の神奈川県庁での松沢成文知事との会談で、自らをこうたとえる場面があった。発言は会談で仙谷長官が直前に出席した集会の状況を説明し、知事が「今日本で一番の有名人ですからみんな知っていますよ」と話した後に飛び出した。「影の総理」などと揶揄(やゆ)され、批判の矢面に立つ境遇を嘆いたと受け止められた。

 ただ、言い過ぎたと思ったのか、記者団に慌てて「今のは書かないで」と求めた。検察審査会で強制起訴が決まった民主党の小沢一郎元代表の政治力減退がささやかれるなか、自身を「ポスト小沢」になぞらえる実力者と意識している本音が垣間見えた。

4247小説吉田学校読者:2010/11/07(日) 10:23:11
流出動機ですけど、たぶん、愉快犯的「目立ちたかった」だと思います。もしかすると、海保に友人がいる海保マニアかもしれません。勘ですけど。
だいたい事件本体は重大ではありますが、核心ではないんです。その後の中国政府の高圧的対応が大問題なんです。

石垣海保編集と断定 尖閣流出映像、告発視野に本格調査
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY201011060384.html

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関するビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、海上保安庁は6日、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)で編集した映像が流出したと断定。何者かが故意に漏らした疑いが濃厚とみて、刑事告発を視野に、捜査部門が中心になって同海保職員からの聞き取りを本格化させた。
 同庁は6日午後、さらに2人の職員を第11管区海上保安本部(那覇市)と石垣海保に派遣。派遣された職員は計13人になった。本庁の捜査部門から派遣された職員は、映像を編集したとみられる職員らから当時の状況などを聴いている。
 海保関係者らによると、石垣海保は複数の巡視船から合計10時間近い映像を撮影した。衝突事件の公判の証拠には撮影した映像すべてが必要だが、石垣海保は検察や裁判所に対して容疑の場面を説明する目的で、映像を複数の種類の長さに編集してCD―Rを作成。十数本を那覇地検に渡していたことが判明している。このうち1本の収録時間がネット上の映像とほぼ一致している。
 石垣海保では巡視船が撮影した映像をテープやメモリー媒体の形で金庫に保管していた。だが、同海保の捜査部門の複数の職員は流出したものと同じ映像の閲覧が可能だったとみられる。
 海保職員が映像を外部に漏らしたとすれば、国家公務員法の守秘義務違反に当たる可能性がある。外部の人間が媒体を持ちだした場合は窃盗罪に問われる可能性がある。
 流出した映像は合計44分余り。投稿された動画サイト「ユーチューブ」では1本の動画の制限時間が15分なので、6本に分けて投稿されている。このうち、2本目と4本目の動画の末尾には、映像内の字幕と同じフォントで「企画・制作 PL63 巡視船よなくに」と記されている。もともとの映像は全体が1本にまとめられており、この部分は投稿の際に後からつけ加えた可能性もある。
 「PL63」は「よなくに」を表す記号で、海保が撮影した映像だと強調するために投稿者が付け加えた可能性が高い。だが、巡視船の記号は船体に記されており、海保のウェブサイトなどで一般に公表されている。このため、海保は投稿者が海保関係者を装った外部の人間の可能性もあるとみて、慎重に聞き取りを進めている。

4248海洋安全従事者協会:2010/11/07(日) 18:56:44
海洋安全従事者協会

ビデオ非公開は政府の保身

なぜ政府は尖閣ビデオを公開しないか。それは裁判員裁判になると事実を国
民の目に晒すことになるからである。なぜなら中国人船員の犯行は公務執行
妨害などではなく、殺人(未遂?)だからだ。ビデオには銛で、海中に落下
した海保職員を刺し殺そうとする場面が明らかだからである。その海保職員
の生死についても明らかにしていない。ビデオが明らかになれば政府自身が
犯人隠避や証拠隠滅を問われかねない。政府はビデオを包み隠さずにすべて
国民に公開せよ。

4249小説吉田学校読者:2010/11/07(日) 19:12:34
尖閣ビデオ流出翌日の調査でかわいそうな気もしますけれども
♪支持することに疲れたみたい、嫌いになったわけじゃない、外交姿勢も評価しないわ、小沢はいつもの疑惑の中、きっとあなたは一喜一憂しないと、虚勢を張るに違いない、だけど今度は本気みたい、擁護の言葉も見つからないわ〜

菅内閣支持率32%に急落 74%が外交評価せず
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110701000266.html

 共同通信社が6、7日に実施した全国電話世論調査で、菅内閣の支持率は32・7%と先月初旬の前回調査47・6%から14・9ポイント下落し、発足以来最低となった。36・6%だった不支持は48・6%に達した。菅内閣の外交を74・0%が評価しないと答え、場当たり的な対中国の外交姿勢などが大きく響いた形だ。政治資金問題を抱える小沢一郎民主党元代表に対し、58・6%が国会の証人喚問を求めた。環太平洋連携協定(TPP)に参加した方がよいとの意見は46・6%で、不参加の38・6%を上回った。
 民主党支持率は前回33・9%から28・6%に下落。自民党支持率は25・8%と前回から5・6ポイント上向き、民主党に接近した。今回の結果を受け、野党は菅内閣への追及姿勢を強めそうだ。
 今後の対中外交の在り方に関し「少し距離を置いた関係」が48・6%と最多。「これまでと同等」は24・4%で「これまで以上に緊密な関係」は22・9%だった。
 対米関係も含め一連の外交を「全く評価しない」が21・8%で、「あまり評価しない」は52・2%。「大いに評価する」「ある程度評価する」は計23・4%だった。

4250名無しさん:2010/11/07(日) 22:43:23

菅内閣支持率急落35%、尖閣・経済など響く
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101107-OYT1T00640.htm?from=y10

 読売新聞社が5〜7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は35%となり、前回調査(10月1〜3日実施)の53%から急落した。

 参院選直後調査(7月12〜13日実施)の38%をも下回り、発足以来最低となった。不支持率は55%(前回37%)で、支持率を逆転した。尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件や円高・デフレの経済情勢、小沢一郎・民主党元代表の「政治とカネ」の問題への対応などで不満が高まり、内閣支持率を一気に引き下げた。菅首相は厳しい政権運営を強いられることになりそうだ。

 政党支持率では民主は28%(前回36%)に落ち込み、自民は23%(同16%)に上がった。

 民主党政権の外交・安全保障政策については、不安を感じるという人が91%(同84%)に上昇した。

 具体的に聞くと、中国漁船衝突事件を巡る菅内閣の一連の対応を「評価しない」との回答は82%だった。事件の模様を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出したが、政府は事件のビデオを国民に公開すべきだと思う人は83%に上った。一般公開を避けてきたことへの強い不満が示された格好だ。

 ロシアのメドベージェフ大統領が北方領土の国後島を訪問したことを「問題だ」と思う人は68%だった。政府は駐ロシア大使を一時帰国させたが、「さらに対抗措置をとるべきだ」と思う人は48%で、「この程度でよい」26%、「その必要はない」15%となった。

 沖縄県の米軍普天間飛行場については、日米合意に沿って県内の「名護市に移設すべきだ」28%、「見直すべきだ」51%となっている。

 菅内閣が今の経済情勢に適切に対応していると思う人は12%で、「そうは思わない」が79%を占めた。

 小沢氏の「政治とカネ」について聞くと、民主党の対応は不適切だと思う人が84%を占めた。小沢氏が国会で説明すべきだと思う人は84%に上っている。

 小沢氏が、検察審査会の議決により、強制起訴されることになったのを受け、どう対応すべきかを聞くと、「衆院議員を辞職する」が55%、「議員は辞職しないで民主党を離党する」21%、「辞職も離党もする必要はない」19%だった。小沢氏を起訴すべきだという検察審査会の判断には「妥当だ」が80%に上った。

(2010年11月7日22時15分 読売新聞)

4251栃木都民:2010/11/08(月) 09:35:20
>>4249
国民の知る権利を保障せよ、と声高に叫んでいたのは、菅じゃなかった。
人権弁護士として辣腕を振るった、中国様御用達の仙谷先生もそうではなかった?
いやさすが、変わり身の早いこと。
戦前は軍部のお先棒をかついで中国侵略を強硬に主張し、戦後は一転、GHQにシッポを振って良い子になったA新聞も顔負けですな。

4253名無しさん:2010/11/09(火) 06:56:31
>>4252

健忘長官w
国政を司る立場として認識不足では済まされない発言だ。
そのコメントだけで北方領土返還に無関心というのが見て取れる。
仙谷由人が日本政府を牛耳っているのが本当に許せない。

4254チバQ:2010/11/09(火) 20:55:49
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101109/plt1011091200000-n1.htm
民間仕分け人に勝間和代氏ら内定…エコや選挙も斬る!2010.11.09
 政府の行政刷新会議が15日から実施する「事業仕分け」第3弾後半の「再仕分け」で取り上げる約110事業が9日、判明した。「廃止」判定を受けた明るい選挙推進費や「一部廃止」のエコ燃料利用促進補助事業などが中心となっている。

 再仕分けは過去の仕分けなどの判定結果が、2011年度予算概算要求などに的確に反映されているかを検証するのが目的。刷新会議は「廃止」などの判定を受けながら(1)名前や枠組みを変えて無駄な事業を存続させる「看板の掛け替え」(2)別事業と統合して残す「付け替え」(3)判定を都合よく解釈する「読み替え」−などを厳しく点検し、霞が関の意識改革を徹底させる考えだ。

 ほかの対象事業は、系列法人への高額な取引を見直すよう「削減」と判定された国際協力機構や、塩備蓄を減らして資産を国庫に返納する「見直し」を求められていた塩事業センターの生活用塩供給など。

 同時に、再仕分けの対象にはしないが、過去の判定の徹底を促す「通告」を、国立女性教育会館運営費交付金や都市再生機構の都市再生事業といった90事業余りで行う。

 民間有識者の仕分け人として経済評論家の勝間和代氏ら26人も内定した。

4255チバQ:2010/11/09(火) 22:09:25
http://mainichi.jp/life/money/news/20101110k0000m020084000c.html
政府税調:「控除から手当へ」所得税と住民税の見直し着手
 政府税制調査会は9日の全体会合で、所得税と住民税の見直しについての議論に着手した。中心となるのが、収入から一定額を差し引いて所得税と住民税の課税対象から外す「控除制度」。民主党の「控除から手当へ」の基本理念に基づき、配偶者控除や給与所得控除に所得制限を設ける方向で検討する。高所得者の控除を縮減することで、子ども手当の上積みなどの財源も確保したい考えだ。【久田宏】

 会合では、財務省の尾立源幸政務官が所得税見直しの論点を説明。「所得税の累進性と所得再分配の機能を回復するため、控除の見直しに取り組むことが必要」と訴えた。所得税は本来、所得に応じて税負担も重くなる「累進課税」を基本にしていた。だが、自民党政権下で各種控除が拡大され、累進性が弱まるとともに、税収が減少する要因になっている。

 昨年の政権交代時に「控除から手当へ」との基本理念を掲げた民主党は、10年度の税制改正で扶養控除の年少部分(15歳以下)と特定扶養控除の一部(16〜18歳)の廃止を決定。子ども手当の半額支給や高校の実質無償化の財源に充てた。

 11年度は、積み残しとなっていた給与所得控除と配偶者控除、成年扶養控除を見直す。尾立政務官は、それぞれの控除について「年収などに応じて上限を求める」ことを提案した。

 配偶者控除は、所得額にかかわらず38万円(住民税は33万円)を控除している。小宮山洋子副厚生労働相は「配偶者が働くか働かないかにかかわらず公平な制度にすべきだ」として、「すぐに全体を、とは言わないが廃止の方向性を出していただきたい」と訴えた。政府税調は、来年度からの子ども手当の上積みの財源として、年収1000万円以上の世帯について同控除を廃止する方向で検討を進める。

 給与所得控除は、収入に応じて控除額が増える仕組み。会合では峰崎直樹内閣官房参与が「昨年も年収2000万円の上限が議論されたが高すぎる。1000万円前後が適当ではないか」と具体的な額を示して提案もあった。

 また、23〜69歳を扶養親族として持つ納税者が対象の成年扶養控除にも所得制限を設ける方向だが「大学院生や障害者を扶養する家族は考慮すべきだ」などの意見があり、政府税調は制限の対象範囲を検討していく。

 ただ、高所得者に狙いを定めた各種の控除廃止は負担増に直結するだけに、民主党内からの反発も予想される。政府税調がどこまで党内の議論をまとめられるかが問われそうだ。

4257名無しさん:2010/11/10(水) 02:14:00

尖閣「極秘」資料撮影、仙谷氏「盗撮」呼ばわり
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101109-OYT1T01058.htm

 仙谷官房長官は9日夕の衆院予算委員会で、中国漁船衝突事件の映像に関する「厳秘」資料を委員会室で自らが広げているところを記者に撮影されたことについて、「盗撮された」と発言した。

 資料は映像を一般公開するメリット、デメリットなどを分析したもので、仙谷氏が同日午前の委員会中に菅首相に示したもの。読売新聞の写真部員が望遠レンズで撮影し、写真は9日付夕刊に掲載された。

 同日夕の委員会で、みんなの党の柿沢未途衆院議員が質問すると、仙谷氏は「あらゆる場合を頭の中に入れて私的なメモを作っている」と説明し、「どうも望遠、拡大レンズで盗撮されたようだ」と答えた。

 だが、写真部員は取材用に認められたカメラマン席から撮影していた。委員会室内で撮影を禁じられた物はなく、仙谷氏の発言は委員会後の理事会で「不適切」とされ、議事録は「撮影」に訂正されることになった。野党からは、衆人環視の中で「厳秘」資料を広げたことに対し、「またしても政府の危機管理の甘さが露呈した」との声も。

(2010年11月9日22時19分 読売新聞)

4258名無しさん:2010/11/10(水) 02:16:31
報道各社は衆院事務局から許可を得て、委員会室の定められた場所から撮影している。

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010110901001007.html
仙谷氏が報道写真を「盗撮」発言 閣僚席での手元資料
2010年11月9日 21時56分

 仙谷由人官房長官は9日の衆院予算委員会で、同日付の読売新聞夕刊に掲載された、自らが閣僚席で手にしていた資料の写真について「盗撮」と述べた。報道各社は衆院事務局から許可を得て、委員会室の定められた場所から撮影している。

 写っていた資料は、中国漁船衝突事件のビデオ映像を政府が一般公開した場合のメリットとデメリットを比較した一覧表。仙谷氏は答弁で、委員会室の写真記者席付近を指さして「あの辺からどうも望遠レンズで盗撮されたようだ」と述べた。

 資料については「あらゆる場面を頭の中に入れて私的なメモをスタッフに命じて作らせて、私が私的にポケットに入れているものだ」と説明した。みんなの党の柿沢未途氏への答弁。

(共同)

4259名無しさん:2010/11/10(水) 02:24:21

尖閣答弁「虎の巻」報じられ…仙谷氏「盗撮された」
2010年11月9日22時17分
http://www.asahi.com/politics/update/1109/TKY201011090470.html

 尖閣諸島沖の漁船衝突事件のビデオ流出問題などが議論された9日午前の衆院予算委員会で、答弁に立つ菅直人首相に仙谷由人官房長官が「尖閣ビデオ関連」と書かれたメモを差し出す一幕があった。映像を公開した場合の利点と欠点を検討した資料とみられ、「(公開すれば)中国による日本非難の主張を退けることができる」などと記載されていた。

 メモの拡大写真が読売新聞の同日付夕刊で報じられたため、同日夕の予算委審議で野党議員が「公開したらいいじゃないか」と追及。仙谷氏は「望遠レンズで盗撮されたようだ。私的なものとして私のスタッフに作らせたものだ」と述べ、国会から正式に許可されて撮影したカメラマンを「パパラッチ」扱いした。

4260建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/10(水) 17:21:34
僕らは夢見てるか

未来を信じているか

怖いもの知らず 身の程知らず

無鉄砲なまま

今 僕らは夢見てるか

子供のようにまっさらに・・・

支配された鎖は引きちぎろう

4261名無しさん:2010/11/10(水) 18:07:48

ゴマすってもア菅! 公明“学会の敵”とは「組めない」★「風向き変わった」補正予算案に反対
2010.11.10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101110/plt1011101607003-n1.htm

 公明党は10日までに、2010年度補正予算案に反対する方針を固めた。これまで党執行部内には賛成論が強かったが、中国漁船衝突事件のビデオ流出や民主党執行部が小沢一郎元代表(68)の国会招致に煮え切らない態度を続けることから、「風向きが変わった」(公明党幹部)と判断した。菅内閣にとっては、天王山となる2011年度予算案でも協力を得にくくなるだけに大打撃となりそうだ。

 「補正に賛成すれば菅政権を容認することになる」

 補正への賛否を協議するため、報道陣に公開して行った9日夕の政調全体会議。反対論が相次ぐ中、賛成はわずか2人だった。

 民主党はこれまで、「ねじれ国会を生き抜く手段」(党幹部)として、公明党から協力を得られるよう配慮を重ねてきた。補正予算案の作成では「公明党から要請のあった24項目中23項目を入れた」(民主党国対)とゴマをすった。

 こうした秋波に対し、公明党内では山口那津男代表(58)や仙谷由人官房長官(64)とパイプを持つ井上義久幹事長(63)が主導する形で、補正予算案に賛成する方向で調整してきた。

 しかし、小沢氏の政治資金問題への対応や相次ぐ外交ミスで、菅内閣の支持率は3割台に急落。党内からは「菅政権は来年春までもたない」(ベテラン)、「泥船のような政権に付き合う必要はない」(幹部)との声が一気に噴出した。

 15日に衆院を通過する予定の補正予算案は、参院で公明党など野党の反対により否決されても、憲法の規定で衆院通過後30日で自然成立する。

 ただ、「公明党が反対方針を固めたことで、来年度予算編成に参加したり、来年の通常国会で賛成に回ることは困難になった」(自民党閣僚経験者)のは事実。来年度予算案の賛否が問われる来春に、菅内閣が一気に追い込まれる可能性も高くなってきた。

 実際、公明党を三顧の礼で迎えようとした菅首相だが、過去は対決の連続だった。

 党代表だった2004年には、党大会で「日本の政治が公明党を通じ、創価学会という一宗教団体に支配されてはならない」と挑発。同年発売の月刊誌では、「自民党はシロアリにむしばまれた家のごとく崩壊を余儀なくされる」と、公明党を“シロアリ”扱いしてこき下ろしていたのだ。

 ある公明党関係者は「そもそも、学会内では菅首相とだけは何があっても組めないという声が強い」と打ち明けるが、民主党内からは「尖閣、小沢、支持率」のイニシャルをもじって「政権はSOS(遭難)状態」との声も漏れてきた。

4262名無しさん:2010/11/10(水) 18:11:56

【海保職員「流出」】「議員が見た映像…逮捕しても公判維持は困難」一橋大名誉教授
2010.11.10 14:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/101110/trl1011101429006-n1.htm

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出した事件で、「自分が映像を流出させた」と上司に名乗り出た神戸海上保安部(神戸市中央区)の海上保安官の男について、警視庁捜査1課が10日、国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで事情聴取を始めた。

 海保職員の聴取を受けて堀部政男・一橋大名誉教授(情報法)は「『職務上知り得た秘密を漏らしてはならない』と定めた国家公務員法違反に抵触するかどうかが問題になるが、最高裁はその『秘密』は非公知かつ保護するに値すると認められたものに限ると判示している。ビデオ映像はすでに国会議員には放映されており、非公知性の点で『秘密』と言えるかどうかはなはだ疑問だ。逮捕したとしても公判維持をするのはかなり難しいのではないか」と話している。

4263名無しさん:2010/11/10(水) 18:34:53

法曹界「秘密」の解釈…立件に賛否
http://www.yomiuri.co.jp/net/report/20101110-OYT8T00358.htm

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、東京地検と警視庁が国家公務員法の守秘義務違反での捜査を進める中、法曹関係者らの間では今回の流出が刑事罰の対象となるかどうかについて、意見が分かれている。

 公開を求める声が強かったビデオを流出させた行為に対し、過剰な刑事責任追及が行われれば、国民の知る権利を阻害することにもなりかねないだけに、捜査側は難しい判断を迫られそうだ。
「刑事罰には疑問」

 「流出した映像は国家公務員法上の『秘密』には当たらず、刑事罰には疑問がある」。堀部政男・一橋大名誉教授(情報法)はそう話す。

 最高裁は1977年、同法違反に問われた税務署職員の裁判で、漏らした情報が〈1〉一般人が知らない〈2〉秘密として保護するべき――の二つの条件を満たす場合にのみ、守秘義務の対象になるという判例を示した。行政機関が形式的に秘密扱いにしていただけでは、漏らしても犯罪には当たらないことになる。

 堀部氏はこの基準について、「国民の知る権利の観点から、公務員の守秘義務の範囲が安易に広がらないようにした」と解説した上で、「今回は流出前から、海上保安庁が船長逮捕の会見で衝突の経過を詳細に説明し、衆院でもビデオが限定公開されて議員がその内容を記者に説明しており、一般人が知らない情報とは言えないのではないか」とする。

海保と映像
 仮に映像が「秘密」に当たるとしても、今後の捜査で判明した流出時期や動機によっては、裁判で「刑事罰を科すのは酷だ」という判断に至る可能性もある。

 海上保安庁は、犯罪を摘発する捜査機関であると同時に、領海警備などの任務も担う。「日夜、日本の海を守る海上保安官の姿を広く知ってもらう必要がある」として、普段から現場で撮影した映像を比較的オープンにしてきた。2001年に奄美大島沖で起きた北朝鮮不審船事件でも、不審船の銃撃や沈没を撮影した映像を公開。内部でも「危険な職務の実態を伝えられた」と評価されている。

 今回も、衝突事件のあった9月7日、海保本庁は報道機関への配布用に映像をDVDにする作業に着手したが、官邸サイドの意向で中止した。馬淵国土交通相が、映像の厳重管理を指示したのは10月18日になってからだ。行政情報に詳しい弁護士は、「管理が緩かった時期に映像を持ち出し、国民の知る権利のためにあえて公開したとすると、裁判で違法性が否定される可能性もある」と指摘する。

世論の反応は?
 沖縄返還を巡る外務省機密漏えい事件(71年)では、記者が職員に守秘義務違反をそそのかしたとして起訴された。78年に有罪が確定したものの、最高裁は「報道機関が取材目的で公務員に秘密漏えいをそそのかしても、手段や方法が社会通念上、是認されるものなら正当」と言及し、国民の知る権利に理解を示した。

 今回問題になっているのは、公務員自身の守秘義務だが、ある検察幹部は「(有罪を立証できるか)ボーダーラインのケース」と漏らす。一方、別の幹部は「これだけ公開の是非が議論されていた映像を流出させたのだから、守秘義務違反は成り立つはず」と話す。

 ある刑事裁判官は「今回の映像の場合、公開すれば中国との関係が悪化しかねないという点は重視せざるを得ず、無罪という結論は出にくいだろう」と指摘。ただ、世論の反応によっては、検察が起訴猶予にする選択肢もありうると推測する。

4264小説吉田学校読者:2010/11/10(水) 19:09:17
私の感想はネット世論とちょっと違います。
まだ報道の域を出ていないので、推測、妄想が入るのはご容赦願いますが、公務員であれば、誰しも1度くらいは「これは世間一般に知らしめたほうがいいなあ」という情報に触れる場合があると思います。
警察、検察、海保といった公安系ならなおさらです。
で、なぜ、そういった情報がもれないかというと、そういう手続、法律、規則がないからであって、もしこういうのを許しちゃうと個々の公務員の裁量が大きくなってしまい、統率が利かなくなるおそれがあるんです。
国家公務員ならなおさらのことだと思うんです。
だから、義憤や公憤で流出なんかするのはもってのほかだと思います。
だいたい、どんなに階級が高くても、一個人で「これは国民に知らせるべきだ」とか勝手に判断してはいけないでしょう。それに海保は制度上、高度な政治判断を要する外交部門に口出しはできんでしょう。
内心色々期するところがあったとしても、それは耐えなければいけないのではないか。
今までのこのスレの書き込みにもあるように法律上の処罰は成否が厳しいと思いますが、こういうことは二度とあってはならないと思います。
誘発させた政治状況にも道義的責任はあるでしょう。政府全体の問題として、こういうのは、これっきりにしていただきたい。

海上保安官「誰にも相談せず一人でやった」
http://news24.jp/articles/2010/11/10/07170333.html

 沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐる映像流出問題で、10日、神戸海上保安部の43歳の海上保安官が映像の流出に関与したことを認める話をしていることがわかった。警視庁は、国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情聴取を開始している。この海上保安官はNNNの取材に対し、「誰にも相談せず一人でやった」と話していた。
 事情聴取を受けているのは、神戸海上保安部に所属する男性の海上保安官。関係者らによると、この海上保安官は9月、尖閣諸島沖で起きた中国漁船と巡視船の衝突事故をめぐり、海上保安庁が撮影したビデオ映像をインターネット上の動画投稿サイト「YouTube」に公開し、流出させた疑いが持たれている。
 この海上保安官は10日午前、巡視船での勤務中、神戸市内の港に接岸した後、任意同行に応じ、第5管区海上保安本部で事情聴取が行われている。
 この事件は4日、「sengoku38」を名乗る投稿者が衝突場面を含む約44分間の映像を公開したもの。東京地検はYouTubeを運営する「グーグル」から通信記録を押収して分析したところ、神戸市内の漫画喫茶から映像が投稿されたことがわかっている。
 この海上保安官はNNNの取材に対し、映像の流出にかかわったことを認めた上で、「誰にも相談せず一人でやった」と話した。また、「映像は元々、国民が知るべきものであり、国民全体の倫理に反するものであれば甘んじて罰を受ける」という趣旨の主張をしていた。
 海上保安庁の幹部に対し、すでに事情説明を終えているとみられ、現在は警視庁が取り調べを行っている。

4265名無しさん:2010/11/10(水) 19:39:30
まあ、公務員としての身分上の懲戒(当然免職)を課して、
刑事上は起訴猶予とするのが妥当じゃないですか?

4266名無しさん:2010/11/10(水) 20:06:01
小沢復権のために
http://www.kyudan.com/cgi-bin/koe/read.cgi?no=14
市民が訴える「大阪宣言」  主催者の御挨拶及びスタッフより

4267建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/10(水) 20:58:55
>>4264
禿同

4268建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/10(水) 23:02:57
驚くべきは、流出犯が不惑を超えた年齢であること。俺は当初20代のネトウヨまがいの憂国の士気取りの犯行かと思っていたが、
職業右翼でもあるまいし、やることが幼稚すぎ。
ようつべへの登録年齢が25歳としてるところにすでに、この43歳男の幼稚な心性が現れている。
こういう幼稚なヤツの幼稚な行動に、
パブロフの犬よろしく、感情的反応で喝采するような愚民も幼稚すぎるといえよう。
_____
映像流出ダメなわけ「捜査情報保護」「組織の規律違反」

2010年11月10日22時5分

 海上保安官がビデオ映像をインターネット上に漏らしたとされる今回の事件。何が問題なのか。
 海上保安庁幹部は「機密であろうがなかろうが、捜査情報という本来、外に出してはいけないものが流出したことが最大の問題だ」と言い切る。

 海上保安官は二つの顔を持つ。日常業務では主に巡視船や巡視艇の乗組員として海上をパトロールする。
だが、ひとたび海上犯罪を見つければ司法警察員として拳銃を発砲したり容疑者を逮捕したりする権限が与えられている。
流出を告白した主任航海士の保安官(43)も同様だ。

 「捜査員自身による捜査情報の流出で、取り締まりに対する国民の信頼が低下する」と懸念する。
証拠として撮影した取り締まり場面がネットに流れれば、捜査への協力も得にくくなる。
 もう一つの問題点は、政府が一般には公表しないと決めた映像を、政府機関の一員である保安官が
決定に反して流出させたことだ。本来、規律が保たれる必要がある国家公務員が独断で映像を漏らした
ならばモラルの崩壊につながる。
今回の一件を「クーデター」と評した政治家もいたように、組織の体をなさなくなる可能性があるという。

 海保自身はこれまで、海難救助だけでなく、北朝鮮の工作船への威嚇射撃や外国船の取り締まり場面
の映像を必要に応じて公開してきた。海保幹部は言う。
「救助の映像なら流出しても内規上の処分で済んだかもしれない。だが、捜査情報の漏洩(ろうえい)は言い逃れができない行為だ」

4269建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/11/10(水) 23:03:47
映像流出ダメなわけ「捜査情報保護」「組織の規律違反」

2010年11月10日22時5分
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY201011100451.html

4270チバQ:2010/11/11(木) 00:03:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010111002000047.html
<スコープ>公明の協力得られず 首相、手痛い誤算
2010年11月10日 紙面から

 公明党が二〇一〇年度補正予算案に反対する方向で調整に入ったことは、政策課題で公明党の協力を得て、政権運営の安定化を狙っていた菅直人首相にとっては誤算となった。同党が補正予算関連法案に賛成に回ることで最悪の事態は回避できそうだが、来年の通常国会に向けたシナリオに不安が漂っている。 (高山晶一、古田哲也)

 首相は九日、公明党が補正予算案に反対する見通しになったことを受け、記者団から今後の対応を聞かれると「今、補正予算案(の扱い)を現場で協議している真っ最中なので、動きを見守りたい」と述べるにとどめた。

 首相は参院選大敗後、政策ごとに他党と連携する部分(パーシャル)連合を模索。特に公明党に白羽の矢を立てた。参院で与党は百九議席しかないが、公明党の十九議席を加えると過半数(百二十二議席)を回復する。

 補正予算案は、今国会での成立は確実だが、重要なのは、あくまで公明党の賛成を得ること。このため、地方自治体が自由に使い道を決められる地域活性化交付金など、公明党の主張を積極的に盛り込んだ。

 政府内には一時、「景気対策を盛り込んだ補正予算には野党も反対しにくいだろう」と楽観視する空気さえあっただけに、公明党が反対に回る見通しとなったことに、首相サイドの落胆は大きい。

 政府・民主党にとっては、来年の通常国会への不安も膨らむ。一一年度予算関連法案は、予算案と違って衆院の議決が優先されないため、今回のように公明党の賛成を得て成立させるもくろみだ。だが、再び公明党から賛成を得る保証はなく、否決されれば、一一年度予算を執行できなくなり、菅政権は窮地に立つ。

 首相は「与野党の建設的な協議に期待する」と繰り返してきたが、公明党が政権に協力しやすい環境づくりに失敗した責任は否定できない。

4271海洋安全従事者協会:2010/11/11(木) 00:10:44
海洋安全従事者協会

ビデオ非公開は政府の保身

なぜ政府は尖閣ビデオを公開しないか。それは裁判員裁判になると事実を
国民の目に晒すことになるからである。なぜなら中国人船員の犯行は公務
執行妨害などではなく、殺人(未遂?)だからだ。ビデオには銛で、海中
に落下した海保職員を刺し殺そうとする場面が明らかだからである。その
海保職員の生死についても明らかにしていない。ビデオが明らかになれば
政府自身が犯人隠避や証拠隠滅を問われかねない。政府はビデオを包み隠
さずにすべて国民に公開せよ。

4272小説吉田学校読者:2010/11/11(木) 06:17:16
こんな杜撰な管理じゃ絶対にダメだろ。
これ、警察に置き換えてみて、イントラネットで「凄惨な現場写真」「正確に犯行を再現する容疑者」とかが管内警察署員が閲覧・保存できる状態だったら、どうなりますか?

海保のネットで映像入手か 映像流出事件で海上保安官
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101000010.html

 尖閣諸島付近の中国漁船衝突映像流出事件で、海上保安庁のネットワーク内(イントラネット)のコンピューターに画像や映像を保存、各地の管区海上保安本部や海上保安部のパソコンから閲覧することが慣例化していたことが11日、海保関係者への取材で分かった。
 各海保間で撮影した映像を資料として共有することが目的だったといい、警視庁は、取り調べ中の神戸海上保安部の海上保安官(43)が、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)に保存されていた映像に神戸からアクセスして入手、投稿した可能性があるとみて捜査している。
 海保関係者によると、各地の海保で撮影した映像や画像は、ほかの地域の海保職員らと情報を共有するため、海保ネット内からアクセスし、コピーなどで入手できるようパソコンの「共有フォルダー」に保存。パスワードなどを入力すれば閲覧できたという。

4273小説吉田学校読者:2010/11/11(木) 06:27:14
私もどちらかというと国家公務員法違反で起訴できるかどうかは難しいと思います。「職務上」と「実質秘」の2つのハードルが高いと思う。

知る権利か守秘義務か 流出、違法性の判断焦点
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY201011100541.html

 中国漁船の衝突映像を動画サイトに投稿したとされる海上保安官(43)は、国家公務員法の守秘義務違反に問われる可能性がある。しかし「国民が知るべき事実で、秘密にはあたらない」という見方もある。一方で、海保が問題視しているのはモラルの崩壊だ。
■職務上知りえたか
 まず、問題になるのは国公法に定める「職務上知りえた秘密」かどうかだ。今回の映像を編集したのは石垣海上保安部。もし投稿した保安官が個人的に親しい石垣海保の職員から映像を入手していれば、その同僚が同法違反に問われる可能性が出てくる。一方、投稿した保安官は職務上知りえたといえるかどうか怪しくなってくる。「一緒に公にすることを狙って受け渡していたら、受け取った方も共犯の可能性がある」と検察幹部の一人はいう。
 映像は海保内部に出回っていた疑いがある。保安官の職場にコピーがあれば、職務上知りえたといえるかもしれない。本来は入れない部屋から勝手に持ち出していれば窃盗の可能性もある。
■国会議員には一部公開ずみ
 国公法上の「秘密」とされるためには、最高裁の判例で(1)公にされていない(2)実質的な秘密として保護に値する――の2点を満たす必要がある。未公開映像が中国漁船の衝突映像だということは知られており、国会議員はその一部を見ていることをどう評価するかも問題になる。
 保安官が「実質的な秘密でなく、違法性はない」と考えていた場合はどうか。
 あるベテラン裁判官は「秘密かどうかは客観的に司法が判断するというのが判例の立場。本人がどう思っていたかは関係ない。国が秘密にしている事実だと知っていて外部に出せば、罪にあたるのではないか」。検察幹部の一人も「国の方針がおかしいと思うからといって国家公務員にこんな告発を許したらめちゃくちゃになる」と強調する。
 秘密に値するかどうかについて、仙谷由人官房長官は10日の衆院予算委員会で「追跡や捕捉にかかわる一連の方法などは秘密を要する情報だ」と述べている。
■罰すべき秘密か
 国公法違反にあたるとしても、検察が「違法性は低い」と判断すれば起訴猶予で裁判にかけないこともできる。仮に起訴された場合、弁護側は「国民の利益のためにやったことで罰するべきではない」と主張する可能性もある。
 ある刑事裁判官は「外交機密と比べ、秘密性が低いという判断は十分ありうる。多くの海保職員が見られる状況だったなら、ずさんな管理態勢に一因があったともいえる。犯罪成立の要件を満たせば無罪は考えにくいが、(公務員の身分を失わない)罰金刑で執行猶予つきという選択もあるのではないか」と話す。
■海保は規律懸念
 こうした法的な議論とは別に、海上保安庁の幹部は「機密であろうがなかろうが、捜査情報という本来、外に出してはいけないものが流出したことが最大の問題だ」と受け止めている。
 海上保安官は、ひとたび海上犯罪を見つければ司法警察員として拳銃を発砲したり容疑者を逮捕したりする権限が与えられている。流出を告白した保安官も同様だ。
 「捜査員自身による捜査情報の流出で、国民の信頼が低下する」。証拠として撮影した取り締まり場面がネットに流れれば、捜査への協力が得にくくなる懸念もある。
 また、流出が事実なら、政府が一般には公表しないと決めた映像を、政府機関の一員である保安官が決定に反して流出させたことになる。本来、規律が保たれる必要がある国家公務員が、独断で漏らしたならばモラルの崩壊につながる。今回の一件を「クーデター」と評した政治家もいたように、組織の体をなさなくなる恐れもある。
 海保自身はこれまで、海難救助だけでなく、北朝鮮の工作船への威嚇射撃や外国船の取り締まり場面の映像を必要に応じて公開してきた。海保幹部は言う。「救助の映像なら流出しても内規上の処分で済んだかもしれない。だが、捜査情報の漏洩(ろうえい)は言い逃れができない行為だ」

4274名無しさん:2010/11/11(木) 08:11:30
馬鹿ほど義憤だなんだと感情的になって法律を無視する。

4275名無しさん:2010/11/11(木) 09:28:53
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101110/biz1011102156048-n1.htm
仙谷氏の「盗撮」発言に抗議、在京8社写真部長会
2010.11.10 21:55

 産経新聞社など日本新聞協会の在京8社写真部長会は10日、仙谷由人官房長官に対し、9日の衆院予算委員会で仙谷氏が手にしていた資料の写真が読売新聞に掲載されたことを「盗撮」とした発言の撤回と、謝罪を求める抗議書を送った。

 抗議書は「公に認められた席から通常取材の範囲内で撮影している」と指摘。仙谷氏の発言について「正当な取材活動に対する冒(ぼう)涜(とく)で不適切。到底容認できない」と批判した。

4276名無しさん:2010/11/11(木) 09:32:16
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101111ddm041010102000c.html

仙谷官房長官:「盗撮」発言 8社写真部長会、撤回と謝罪求める

 9日の衆院予算委員会に仙谷由人官房長官が持参した資料が撮影され、同日付の読売新聞夕刊に掲載されたことについて、仙谷氏が「盗撮」と発言した問題で、毎日新聞などが加盟する日本新聞協会在京8社写真部長会は10日、謝罪と発言の撤回を求める抗議書を仙谷氏あてに提出した。

 同写真部長会は抗議書の中で「国会の予算委員会などの写真取材は、公に認められた取材席から通常取材の範囲内でこれまでも撮影している。『盗撮』との発言は到底容認できるものではない」としている。【飯田和樹】

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊

4277名無しさん:2010/11/11(木) 09:35:02

野党「陰の首相」仙谷氏の責任追及へ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/11/11/07.html

 中国漁船衝突の映像流出事件をめぐり海上保安官が関与を認めたことについて、仙谷由人官房長官は会見で「(鈴木久泰海上保安庁長官には)強い権限の代わりに重い責任がある」と鈴木氏の責任論に言及した。

 海上保安庁を所管する馬淵澄夫国土交通相ら閣僚の辞任は、政権にとって大きな打撃となるため回避したい考え。「政治職と執行職トップの責任の在り方は違う」と述べ、閣僚辞任は必要ないとの認識を表明した。

 一方、野党は、馬淵氏らについて「責任は免れない」(自民党の石破茂政調会長)として参院で問責決議案を提出することも視野に攻勢を強める考えだ。自民党の谷垣禎一総裁は「危機管理が全くできない体制に大きな問題がある。国会で民主党政権にノーを突きつける」と強調した。

 仙谷氏は「陰の首相」と揶揄(やゆ)されるほど内閣の重要案件を一手に仕切り、中国人船長の釈放を指示したとも言われており、今後は仙谷氏に対する批判も強まるのは必至。石原伸晃幹事長は仙谷氏の責任も追及する方針を表明した。みんなの党の渡辺喜美代表は「本来公開すべきものを公開せずにこういう結果を招いた。担当閣僚や仙谷氏の罪は重い」と断じた。
[ 2010年11月11日 ]

4278名無しさん:2010/11/11(木) 09:48:56
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/259504.html
社説
海保職員聴取 政府の責任が問われる(11月11日)

 うすうす予想された事態だったとはいえ、驚きを禁じ得ない。

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突の映像流出事件で、神戸海保の海上保安官が「流したのは自分」と上司に打ち明けた。国家公務員法(守秘義務)違反などの疑いがもたれている。

 この保安官は巡視艇の中で主任航海士の立場にあった。事実なら一体どういう方法で映像を入手したのか。流出の動機は何だったのか。

 警視庁のこれまでの捜査で、問題の映像は神戸市中心部にあるインターネットカフェから送信されたと判明していた。

 捜査当局には背景や真相を徹底的に究明してもらいたい。

 大きな問題点は、やはり政府の情報管理体制にある。

 流出が明らかになった際、ビデオ映像は石垣海保と那覇地検、最高検などごく限られた部署に保管されていると政府は説明していた。

 それを現場から遠く離れた神戸の海保職員が入手したとすれば、映像管理のずさんさは明らかである。

 鈴木久泰海上保安庁長官の責任は極めて重大だ。海保を所管する馬淵澄夫国土交通相らの監督のあり方も厳しく問われよう。

 どこに問題点があったのか早急に明らかにし、国民に説明すべきだ。

 菅直人首相は衆院予算委員会で「最終的な責任は私にある」と述べた。政府の責任者として当然の認識だが、重要情報の管理をめぐって政府内の意思統一が図れないようでは統治能力そのものに疑問符が付く。

 そもそも映像を非公開とした判断に問題はなかったのか。

 海上保安庁には「映像が見られてよかった」と、流出を擁護する一般の声が多数寄せられている。法曹界などにも「流出映像は保護すべき秘密に当たらず、守秘義務違反とはならない」とする見方もある。

 確かに政府の持つ情報は国民に広く開示するのが筋だ。ただ外交や捜査上の理由から一定期間、非開示とすることはあり得るだろう。

 しかしこれまでの経緯を見れば、政府が映像の取り扱いの判断を誤ったと指摘されても仕方あるまい。

 中国人船長の逮捕直後に映像の一部でも国民にオープンにしていれば、日本側の主張の正当性を裏付ける証拠となった可能性もある。対外関係を含め今後の教訓とすべきだ。

 重要なのはいまだ不安定な日中関係を本格的に修復する努力である。

 13日からの横浜でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ菅首相と胡錦濤国家主席との日中首脳会談が調整されている。

 この機会に会談を実現させ、日中関係の正常化を図らねばならない。

4279名無しさん:2010/11/11(木) 10:38:49
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c.html

クローズアップ2010:海上保安官「映像流出」 割れる「秘密」の評価(1/4ページ)

 ◇立件、検察にも慎重論

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像流出事件の捜査が10日、大きく動いた。警視庁は「自分が流出させた」と打ち明けた神戸海上保安部の海上保安官を国家公務員法(守秘義務)違反容疑で取り調べた。だが、捜査当局内部にも罪の成立を疑問視する声があり、立件に向けたハードルはなお残る。一度は映像公開の準備を進めながら取りやめに至った上での今回の事件に海保側には複雑な思いが渦巻く。【鈴木一生、山本将克、石原聖】

 ビデオ映像をネットで公開したとされる神戸海上保安部の海上保安官を国家公務員法違反容疑で立件することの是非については「国民の『知る権利』との兼ね合いもあり、難しい判断になる」と、検察内部にも一部に慎重な声がある。

 国家公務員法は、職員が「職務上知ることのできた秘密」を漏らした場合、1年以下の懲役か50万円以下の罰金に処すると定めている。どのような情報が「秘密」に当たるのか。税務署職員が同法違反に問われた裁判の最高裁決定(77年)は(1)広く一般の人に知られていない(2)国家が行政目的を達成するために実質的に秘密として保護に値する−−という二つの要件を示している。

 今回のケースでは、国会議員の映像視聴が認められ内容の一部が明らかになったことから識者の間に「保護すべき秘密とは言えない」という指摘がある。

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊

4280名無しさん:2010/11/11(木) 10:40:25
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c2.html

クローズアップ2010:海上保安官「映像流出」 割れる「秘密」の評価(2/4ページ)

 だが、複数の検察幹部は「限られた国会議員が映像の一部を視聴しただけだから、一般の人に知られていた情報とは言えない」と指摘し、映像は国家公務員法上の「秘密」に当たるとの見方を示す。ベテラン裁判官も「国の安全保障にかかわるものと考えられ、秘密の要件を満たしている」と語る。問題の映像は、漁船衝突事件の捜査過程で作成された資料。刑事訴訟法には「訴訟に関する書類は公判前には原則として公にしてはならない」との規定があることから「秘密であることは間違いない」と言う検察幹部もいる。

 一方で、東京地検の複数の幹部は「立件には映像の入手経緯の解明が不可欠だ」と指摘する。海保はこれまで「流出した映像と同一の資料は石垣海上保安部にしかなく、厳重に管理していた」と説明してきた。仮に石垣保安部の職員が、神戸保安部の保安官に映像を譲り渡していた場合、職務上の秘密を漏らしたのは石垣の職員になり、神戸の保安官が守秘義務に違反したとは言えなくなる。「海保職員なら誰でも閲覧できる映像だった場合、保護に値する秘密と言えるのか」と疑問視する声もある。

 動機の解明も重要だ。ある刑事裁判官は「公開されるべき情報を非公開としたことに義憤を感じて映像を流出させたとすれば、容疑者に有利な情状になる。そうなると、罪が成立するとしても、起訴する必要があるのかという議論になるのではないか」と指摘した。

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊

4281名無しさん:2010/11/11(木) 10:41:58
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c3.html

クローズアップ2010:海上保安官「映像流出」 割れる「秘密」の評価(3/4ページ)

 ◇公開方針一転「官邸からストップ」 領海最前線、怒りと失望

 海上保安庁はそもそも、今回の衝突事件が発生した9月7日午前の段階では、映像を公開する準備を進めていた。現場の巡視船「よなくに」から衛星通信の秘匿回線で届いたビデオ映像を国土交通相など関係閣僚の視聴用に編集。政府が映像を基に事件の立件の可否などを判断した後、同様の映像を報道機関に提供する方針だった。

 だが、半日もしないうちに提供は取りやめになった。海保は理由を説明していないが、ある政府関係者は「官邸からストップがかかったと聞いている」と明かす。

 海保は過去の事件や事故では基本的に、報道機関の要請に応じて映像を提供してきた。日本の排他的経済水域(EEZ)は447万平方キロメートルと世界6番目の広さで、遠く離れた洋上でどんな事件事故が発生したのかを映像や写真で把握し記録できるのは海保だけだ。基本的に公開のスタンスをとり、報道機関の要請があれば、悪天候で洋上から電送される映像の精度が低かったり、海保の手の内を明かすことになる場合を除き、映像を提供してきた。

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊

4282名無しさん:2010/11/11(木) 10:43:59
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20101111ddm003040040000c4.html

クローズアップ2010:海上保安官「映像流出」 割れる「秘密」の評価(4/4ページ)

 しかも、EEZ内で事前通報の取り決めを無視して海洋調査を行う中国公船を航空機から撮影した映像や、転覆した漁船から乗員を救助する様子など公開しやすいケースばかりではない。01年12月に鹿児島県奄美大島沖の東シナ海で発生した北朝鮮工作船事件では、事件から2日後に巡視船が工作船からロケット弾などで銃撃されて被弾する模様も公開した。

 海保関係者は「どんなことがあったのかを国民は知りたいはずだし、こちらも国民の目に触れないところで活動しているので自分たちの仕事を知ってほしいという思いもある」と話す。別の関係者は「覚せい剤の密輸や違法操業を企てる相手に対しては、ある程度の公開は抑止効果を生む側面もある」と説明している。

 今回の映像流出の背景には何があるのか。「台湾や中国の漁船は我が物顔で操業し、退去警告を出しても挑発的な態度をとることが多い。巡視船にぶつけてきたのに釈放なんて、法治国家としてあるべき姿なのか」「相手が武器を持っているか分からないのに、海上保安官は丸腰で立ち入り検査をする。殉職者が出るまで領海警備の問題に国は向き合わないのか」。海保OBや関係者からは、現場にあきらめとも怒りともつかない感情がたまっていると指摘する声が出ている。

毎日新聞 2010年11月11日 東京朝刊

4283名無しさん:2010/11/11(木) 11:07:05

海保映像流出 政権の責任も問われる
11月11日(木)
http://www.shinmai.co.jp/news/20101111/KT101110ETI090012000022.htm

 中国漁船の衝突を撮影したビデオ映像をめぐり、神戸海上保安部の海上保安官が流出させたことを認めた。警視庁が国家公務員法違反の疑いなどで取り調べを続けている。

 治安に携わる側の人間が重要な内部資料を外に流した。事実とすれば、見過ごせない問題だ。捜査当局は動機や手段などを詳しく解明する必要がある。

 映像流出によって、日本と中国政府ならびに両国民の感情の溝はさらに深まったようにも見える。政府はネット時代の情報管理や情報発信のあり方を徹底的に検証しなければならない。

 流出した映像は、石垣海上保安部が那覇地検に提出したうちの一本だったことが判明していた。10日になって、神戸海保所属の海上保安官が「自分が流した」と認めたという。

 どのような経路で手に入れたのか、なぜネットに流したのか。社会的な関心も高い。背景を含めた真相究明が求められる。

 事件は海保が中国漁船の船長を逮捕した後、那覇地検が釈放するという展開をたどった。菅直人内閣は「釈放は検察の判断」の一点張りのうえ、証拠のビデオ映像の一般公開を拒んできた。

 そこに職員による流出疑惑である。海保には支持の声が多く寄せられているというが、これは政府の一連の言動への反発から出たものだろう。法律違反に当たるかどうかは疑問との指摘もある。

 だが、海上保安官が内部資料を、このような形で流出させたとすれば責任問題は避けられない。海保は日ごろから情報管理の甘さが指摘されていた。組織を挙げて見直しを図るべきである。

 菅政権のダメージは大きい。不特定多数がアクセスできるインターネットへの内部情報流出は、内外に統治能力の弱さを印象付けた。日本は情報管理ができないとみられても仕方がないだろう。

 仙谷由人官房長官が海保トップの責任に言及したが、問題の根は深い。一連の事件で問われているのは、菅内閣の説明責任と情報発信力の乏しさである。自らの失点で、ネット社会に足をすくわれたとみることができる。

 ネット社会では情報が地球規模で瞬時に共有される。今回の映像を見た人々は何を共有したのか、日中の国民感情の溝はどうなったのか。流出で何が変わり、何が変わらなかったのか。

 その点を見極めなければ、飛び交う情報に振り回されるだけに終わる心配がある。

4284名無しさん:2010/11/11(木) 11:11:19
 政府・民主党としては海保を所管する馬淵澄夫国土交通相の進退問題に発展することをおそれ、鈴木氏の辞任で事態を収拾すべきだとの声が広がっている。ただ、野党側は馬淵氏だけではなく、漁船衝突事件やその後のビデオ公開対応を扱った仙谷氏の責任も追及する構えを強めており、鈴木氏が辞任しても、収まらない可能性もある。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010111102000038.html

仙谷氏『海保長官に責任』
2010年11月11日 朝刊

 神戸海上保安部の保安官が中国漁船衝突事件の映像を流出させたと告白した問題で、政府・与党内に十日、事実であれば、鈴木久泰海上保安庁長官の辞任は避けられないとの見方が強まった。

 仙谷由人官房長官は同日の記者会見で「独自の領域の責任者がまず責任を持ってもらわないといけない」と、鈴木氏の責任に言及。民主党内にも「鈴木氏の責任は免れない」との意見が出ている。

 政府・民主党としては海保を所管する馬淵澄夫国土交通相の進退問題に発展することをおそれ、鈴木氏の辞任で事態を収拾すべきだとの声が広がっている。ただ、野党側は馬淵氏だけではなく、漁船衝突事件やその後のビデオ公開対応を扱った仙谷氏の責任も追及する構えを強めており、鈴木氏が辞任しても、収まらない可能性もある。

 これに関連して菅直人首相は十日の衆院予算委員会で、事件の責任について「管理責任が不十分だった。最終的責任は自分にも当然ある」と首相自身の責任を認めた。

 一方、政府は保安官の告白が事実であれば、国家公務員という政府内部の人間による情報漏えいに当たることを深刻に受け止めており、再発防止に全力を挙げる方針。

 首相は十日夜、鈴木氏を含め、各府省の事務次官や幹部を首相官邸に急きょ集め、「何がこういうことを生み出したのかを把握し、二度と起きないよう徹底してもらいたい」と異例の指示を出した。

 また、政府は情報管理体制の強化に向け、情報保全法制の在り方についての検討に入った。

4285名無しさん:2010/11/11(木) 11:27:58

【海保職員「流出」】防戦一方の政府、回避したい「閣僚責任論」と「日中への影響」 (1/2ページ)
2010.11.10 21:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101110/plc1011102116017-n1.htm

 「徹底した調査をしていただかなければならない」。中国漁船衝突事件のビデオ流出事件で、神戸海上保安部の海上保安官が犯行を「告白」したことを受け、仙谷由人官房長官は10日の記者会見でこう語気を強め、海上保安庁の鈴木久泰長官の責任論に言及した。閣僚の責任論だけは回避し、日中関係への影響も抑えたい−。問題が政権に及ぼす影響を食い止めたいという思いがあるようだ。

 10日夕、国会内で開かれた民主党の国土交通部門会議は、腫れ物に触るような空気に包まれた。海上保安庁の説明に約30人の議員は耳を傾けるだけ。わずかに1人が「保安官に厳しく対処すべきだ」と語った。

 海上保安官の犯行となれば、野党が馬淵澄夫国土交通相の監督責任を追及してくるのは確実だ。部門会議の田村謙治座長は「閣僚辞任は短絡的」と反発。仙谷氏も「(閣僚という)政治職と(海保長官という)執行職では責任のあり方は違う」と予防線を張った。

 だが与党議員も「ビデオ公開に踏み切らなかったのは彼(馬淵氏)より高度な判断だったはず」と述べ、仙谷氏ら政権中枢部の責任こそ問題と語る。

 菅政権が不安なのは、13日から横浜で始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際の日中首脳会談への影響だ。

 「胡錦濤国家主席との首脳会談を期待している」。前原誠司外相は10日、記者団にこう述べたが、外務省幹部は「だいぶ前に提案したのに中国から回答がない」と話す。中国側も様子見だ。首相と距離を置く民主党若手は「中途半端なタイミングで船長を釈放するからこうなる。そんなに温家宝(首相)が怖かったのか」と批判する。

 活気付いてきたのが党内の非主流派だ。原口一博前総務相は「内閣に総括を求める話だ。責任をあいまいにしたまま進むことが新たな事態を起こす」と政権批判を展開した。小沢一郎元代表に近い中堅議員は語った。「小沢さんのいない民主党で政権運営はできないということだ」

4286名無しさん:2010/11/11(木) 12:07:53
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20101111ddlk22010237000c.html

民主県連:政権批判かわせなければ「統一選、大惨敗も」 会長が危機感 /静岡

 民主党県連は10日、常任幹事会を静岡市内で開き、来年4月の統一地方選への対応を協議した。

 会長の牧野聖修衆院議員(静岡1区)は会合後、記者団に「外交政策などの失敗で党の支持率が下がっている。批判を克服できなければ、統一地方選は大惨敗する」と危機感をあらわにした。

 会合は非公開だったため牧野会長らが終了後、記者団に内容を説明した。牧野氏は「中央の政局に引きずられず、県連として必死に戦おうという雰囲気を共有した」と述べた。

 牧野氏らによると、会合では「過半数の議席獲得」を目標にしている県議選(定数69)について来年1月中に計33選挙区への公認候補の擁立作業を終える方針を確認した。

 また、会長代行に藤本祐司参院議員を起用することを承認した。前任の津川祥吾衆院議員(静岡2区)は7月の参院選後、選対本部長を務めた比例代表候補が落選した責任を取る形で辞任していた。【平林由梨】

毎日新聞 2010年11月11日 地方版

4287名無しさん:2010/11/11(木) 12:23:51

激励の声続々! 流出海上保安官の素顔…出馬情報も
2010.11.11
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101111/dms1011111155001-n1.htm

 「誰にも相談せず1人でやった」。中国漁船衝突の映像流出事件で、流出を告白し、警視庁の取り調べを受けている神戸海上保安部所属の海上保安官(43)には各方面から擁護や英雄視する声が上がり、一躍“時の人”となった感すらある。一体どんな人物なのか−。

 海保関係者によると、保安官は関西の大学を卒業後、海上保安学校に入り、中途採用の形で海保職員になった。

 2003年度から小松島海上保安部の予備員、2004年度からは姫路海上保安部で巡視艇の航海士として勤務。韓国語ができ、国際捜査などにも携わり、今年、神戸海上保安部の巡視艇「うらなみ」の主任航海士となった。いわゆる“現場畑”を歩んできた人物だ。

 「まじめで気さく」「仕事は優秀だった」。保安官を知る同僚や上司は異口同音にこう話す。

 「非常に優秀な部下だった。自分の任務に誇りを持ち、どんな状況でも決して弱音を吐かなかった」

 かつて上司だった元海上保安庁特殊警備隊長の坂本新一さん(46)はこう語っている。

 保安官は2000年までの約3年間、第5管区海上保安本部で坂本さんの部下として勤務。密輸や密漁など海上犯罪の取り締まりや人命救助などにあたったという。

 「誰にも相談せず1人でやった」。中国漁船衝突の映像流出事件で、流出を告白し、警視庁の取り調べを受けている神戸海上保安部所属の海上保安官(43)には各方面から擁護や英雄視する声が上がり、一躍“時の人”となった感すらある。一体どんな人物なのか−。

 海保関係者によると、保安官は関西の大学を卒業後、海上保安学校に入り、中途採用の形で海保職員になった。

 2003年度から小松島海上保安部の予備員、2004年度からは姫路海上保安部で巡視艇の航海士として勤務。韓国語ができ、国際捜査などにも携わり、今年、神戸海上保安部の巡視艇「うらなみ」の主任航海士となった。いわゆる“現場畑”を歩んできた人物だ。

 「まじめで気さく」「仕事は優秀だった」。保安官を知る同僚や上司は異口同音にこう話す。

 「非常に優秀な部下だった。自分の任務に誇りを持ち、どんな状況でも決して弱音を吐かなかった」

 かつて上司だった元海上保安庁特殊警備隊長の坂本新一さん(46)はこう語っている。

 保安官は2000年までの約3年間、第5管区海上保安本部で坂本さんの部下として勤務。密輸や密漁など海上犯罪の取り締まりや人命救助などにあたったという。

 「誰にも相談せず1人でやった」。中国漁船衝突の映像流出事件で、流出を告白し、警視庁の取り調べを受けている神戸海上保安部所属の海上保安官(43)には各方面から擁護や英雄視する声が上がり、一躍“時の人”となった感すらある。一体どんな人物なのか−。

 海保関係者によると、保安官は関西の大学を卒業後、海上保安学校に入り、中途採用の形で海保職員になった。

 2003年度から小松島海上保安部の予備員、2004年度からは姫路海上保安部で巡視艇の航海士として勤務。韓国語ができ、国際捜査などにも携わり、今年、神戸海上保安部の巡視艇「うらなみ」の主任航海士となった。いわゆる“現場畑”を歩んできた人物だ。

 「まじめで気さく」「仕事は優秀だった」。保安官を知る同僚や上司は異口同音にこう話す。

 「非常に優秀な部下だった。自分の任務に誇りを持ち、どんな状況でも決して弱音を吐かなかった」

 かつて上司だった元海上保安庁特殊警備隊長の坂本新一さん(46)はこう語っている。

 保安官は2000年までの約3年間、第5管区海上保安本部で坂本さんの部下として勤務。密輸や密漁など海上犯罪の取り締まりや人命救助などにあたったという。

 「とても正義感が強い人だったから、映像の非公開を決めた政府の対応が許せなかったんでしょう」。

 坂本さんは映像を流出させた行動をこう推し量る。

 保安官が聴取されたとの報道を受けて、5管本部のある神戸市中央区の合同庁舎には電話やメールが殺到。10日午後10時半までに500件以上が寄せられた。抗議は少なく、ほとんどは「逮捕しないで」などと擁護する内容。保安官を乗せた車が庁舎を離れる際も、「お前は何も悪くないぞ」と激励の声が飛んでいた。

 こうした“人気”ぶりに、早くも「次期選挙をにらんで野党が触手を伸ばしている」といったうわさも駆け巡っている。

 永田町有力筋の1人はは「一連の報道で、正義感が強く、男気のある人物というイメージが広まった。(元航空自衛官の)田母神俊雄氏に続く“保守の要”として、出馬も十分考えられる」と話している。

4288名無しさん:2010/11/11(木) 12:25:48

【海保職員「流出」】自民・石破氏「海保長官に責任負わせるのは一番卑怯だ」と馬淵氏の辞任要求
2010.11.11 11:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101111/stt1011111153002-n1.htm

 自民党の小池百合子総務会長と石破茂政調会長は11日午前の党外交・防衛・国土交通の合同部会で、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件の監督責任は免れないとして馬淵澄夫国土交通相の辞任を求めた。

 小池氏は「取るべき責任は政治が取らなければならない。海上保安庁の責任者である馬淵氏が自ら手を挙げて辞めるべきだ」と発言。石破氏は、政府・民主党が馬淵氏の責任を問わない姿勢を示していることに「海保の鈴木久泰長官が辞めて終わりなんておかしい。卑(ひ)怯(きょう)だ。組織の長は部下に責任を負わせてはいけない。この内閣は政治が責任を負わない」と述べた。

 小池氏はまた「迅速に政治がけじめをつけないと、情報管理に日本は甘いというメッセージを送る」と指摘。10日に菅直人首相が首相官邸に各府省の事務次官らを集めて情報管理の徹底を指示したことにも「あほだと思う。事務次官会議はやめたのではないか。ちぐはぐで滑(こっ)稽(けい)な出来事だった」と痛烈に批判した。

4290名無しさん:2010/11/11(木) 12:30:59
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00187711.html
中国漁船衝突事件映像流出問題 野党から馬淵国交相の責任を問う声強まる

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の映像を自ら流出させたと神戸海上保安部の海上保安官が告白したことを受け、海上保安庁長官の辞任は不可避との見方が広がる中、野党からは、馬淵国土交通相の責任を問う声が強まっている。
11日朝の衆議院の委員会で、北沢防衛相は、内部から「映像流出」との発言が出たことで、世界的に政府の情報管理の信頼性が揺らいでいるとの認識を示した。
北沢防衛相は「わが国の危機管理の低下が、世界的に懸念されるようなことになったら、国益に反する」と述べた。
一方、参議院の国土交通委員会では、海上保安庁の鈴木長官が、10日午前9時ごろ、明石海峡付近を航行中だった巡視艇「うらなみ」の船上で、「映像を流出させた」と名乗り出た海上保安菅から船長に対して申し出があり、午前9時半ごろ、携帯電話で鈴木長官連絡を受け、馬淵国交相には、午前9時40分に第1報を伝えたと述べた。
一方、野党幹部からは、海上保安庁の鈴木長官が辞任するだけではすまないとの指摘が相次いでいる。
新党改革の舛添代表は「海保長官の処分だけで終わるようなことがあってはならない。当然それは、(馬淵国交相が)辞任しないなら問責をすべきであると」と述べた。
11日朝の自民党の部会では、「仙谷官房長官と馬淵大臣に対する不信任決議案や問責決議案の提出を視野に責任を追及するべきだ。これは政治の失敗だ」といった意見が出されたほか、公明党の山口代表も、「仙谷長官の政治職と執行職の責任の切断を図る言動はおかしい」と、閣僚の責任を追及する姿勢を示している。
今後の捜査で情報管理のずさんさが露呈すれば、馬淵国交相の去就が最大の焦点に浮上するとみられる。(11/11 11:51)

4291名無しさん:2010/11/11(木) 12:35:58
http://www.j-cast.com/tv/2010/11/11080523.html
街の声「35対15」で「海保職員訴追するな」
2010/11/11 12:14

尖閣ビデオを流出させたのは神戸海上保安部所属の巡視船「うらなみ」主任航海士(43)だった。きのう(2010年11月10日)名乗り出て、事情聴取に「映像は神戸で見た」「だれでも見られる状態だった」と話しているという。

急展開は東京地検が「YouTube 」を管理している「Google」のデータを押収したことから。画像をアップした場所が神戸のネットカフェとわかり、これがニュースで流れた。これを船内で聞いた航海士が船長に「わたしがやった」と話したという。これが伝わると、さっそく国会では野党が情報の管理責任を追及。「ビデオを公開しないメリットはなにか」(小泉進次郎議員)などと菅首相らを責め立てた。

第5管区本部や神戸海保には、「彼を訴追しないで」といった電話・メールが殺到して、航海士を英雄視する声が高まっているが、組織の指示に背いた責任は責任という声もある。「とくダネ!」がきのう都内で50人に聞いた結果は、15対35でビデオ流出支持が多かった。

仙谷官房長官は「明らかな犯罪だ」といい、「責任を問うべきでない」という人を 「不健全な国民」と言っているが、このビデオの公開をめぐっては、「守秘義務に触れるほどの機密情報か」「国民に見せるべき情報ではないか」という意見も多い。専門家も国民の知る権利と守秘義務の兼ね合いが微妙だという。

国家機密でなくコピー

判例では、国家公務員の守秘義務を(1)一般に知られていない(2)秘密として保護に価するの2つがポイントとしている。 これに照らすと、立件は難しいという見方もある。

弁護士の安冨潔・慶大教授はこう言う。

「むずかしいです。見解が分かれるところです。本当に守らなければいけない秘密なのかどうか」
司会の小倉智昭「裁判の証拠だから、国家機密を封印されたもの」

安冨「証拠は封印されているが、これはコピーしたものですから」

福田和也(文芸評論家)「政権運営にも関わる。強行すると、仙谷さんの地位にもかかわるかもかもしれない」

真鍋かをりが「中国への影響は?」と聞くと、安冨は「そこが保護すべき情報かどうかの微妙な分かれ目になる」と答えた。

小倉「慎重になったのも、途中からだった」

このビデオは大臣の「取り扱い注意」の指示が出るまでの1か月余の間、保安庁関係なら誰でもアクセスできる状態にあった。取り締まりの現場情報を共有する必要があるからだ。今回流れたのも研修用ビデオだった。裁判になったら、ここも争点になりそうだ。

4292名無しさん:2010/11/11(木) 12:40:22


尖閣沖衝突ビデオは秘密? その投稿は公益通報?
2010年11月10日
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2010111000010.html?iref=chumoku

4293名無しさん:2010/11/11(木) 12:42:22
http://news24.jp/articles/2010/11/11/07170381.html
海上保安官、直筆メモ残す 衝突映像流出
< 2010年11月11日 12:22 >

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出問題で、流出への関与を申し出た神戸海上保安部所属の海上保安官(43)が、10日に任意同行を求められる前に直筆のメモを残していたことがわかった。

 A4サイズの用紙の表と裏に書かれたメモには、映像の投稿が誰かの名誉を害することにならないか、尖閣事件の捜査の妨げにならないかなど、自分の行為を自問自答するような記述がある。また、国の尖閣諸島への管理の現状に疑問を述べているほか、今回の映像流出が犯罪行為であるならば、映像が機密であるという証明が必要ではないかと記している。

 これまでのNNNの取材に対し、この海上保安官は、映像は「国民が知るべきもの」と話していて、「海上保安庁の中でも機密という扱いではなかった」と主張している。

 一方、警視庁は10日に引き続き、11日午前10時ごろから事情聴取を再開している。ポイントは、映像の流出が国家公務員法の守秘義務に違反するかという点にあるが、メモの内容からこの海上保安官が今後の捜査の焦点を認識していたことがうかがえる。

4294名無しさん:2010/11/11(木) 12:45:53

自民、馬淵国交相の辞任要求へ 尖閣ビデオ流出で
2010年11月11日11時37分
http://www.asahi.com/politics/update/1111/TKY201011110163.html

 尖閣諸島沖の漁船衝突事件のビデオ映像がネット上に流出した問題で、自民党は11日、海上保安庁を所管する馬淵澄夫国土交通相の辞任を要求する方針を決めた。

 同日朝、石原伸晃幹事長ら衆参幹部が会談し、「海上保安庁長官だけでなく、馬淵大臣は辞める必要がある」との認識で一致した。政府側が辞任・更迭に応じない場合には、野党が過半数を占める参院に問責決議案を提出することも検討している。

4296名無しさん:2010/11/11(木) 13:08:11

「盗撮」発言で釈明=仙谷官房長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&amp;k=2010111100414

 仙谷由人官房長官は11日午前の記者会見で、自身が衆院予算委員会の審議中に、中国漁船衝突の映像に関する「厳秘」資料を広げているところを報道機関に撮影され、「盗撮された」と発言したことについて、同委理事会で議事録が「盗撮」から「撮影」に修正されたと説明、「既に対応を行った」と釈明した。
 仙谷長官の発言に対しては、日本新聞協会の在京8社写真部長会が10日、「国会で正当に取材撮影したものに対する冒涜(ぼうとく)で、不適切な発言と言わざるを得ない」とする抗議書を提出している。(2010/11/11-12:40)


仙谷氏「盗撮」発言 撤回も謝罪もせず
2010.11.11 12:27
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101111/plc1011111232010-n1.htm

 仙谷由人官房長官は11日午前の記者会見で、産経新聞社など日本新聞協会の在京8社写真部長会が仙谷氏に対し「盗撮」発言の撤回と謝罪を求めたことについて「昨日(10日)の予算委の理事会で各派了承のもと、議事録が修正されている」と述べるにとどめ、撤回も謝罪もしなかった。

 仙谷氏は9日の衆院予算委員会で、自らが手にした資料の写真を読売新聞が報じたことを「盗撮」と答弁した。これに対し、写真部長会は10日、「公に認められた席から通常取材の範囲内で撮影した。正当な取材活動に対する冒(ぼう)涜(とく)で不適切。到底容認できない」と批判していた。

 写真撮影は事前に国会の許可を得た上で、決められた座席から行われていた。撮影された写真には、中国漁船衝突事件のビデオ映像を一般公開することのメリット、デメリットが列記されていた。

4297名無しさん:2010/11/11(木) 13:15:01
尖閣問題でデモ 週末の銀座を行進「中国政府に不安」2010年11月6日23時9分
http://www.asahi.com/national/update/1106/TKY201011060378.html

 尖閣諸島での漁船衝突事件を巡り中国政府に抗議する民間団体主催のデモが6日、東京都内であり、約4500人(主催者発表)が、東京・銀座や大手町を行進した。

 集合場所の日比谷野外音楽堂(千代田区)では「自由と人権・アジア連帯集会」と題した演説会があり、元航空幕僚長の田母神俊雄氏や自民党の小池百合子衆院議員らが「中国の動きにもっと警戒を」などと演説。漁船衝突のビデオ映像が流出した翌々日とあって、日本政府の対応を非難する声も目立った。

 デモ行進の参加者は日の丸やプラカードを掲げ、「中国による主権侵害を許さない」「中国政府はノーベル平和賞の劉暁波(リウ・シアオポー)氏を釈放しろ」とシュプレヒコールを上げ、週末でにぎわう銀座など約2キロの道を約1時間かけて歩いた。主催団体の水島総さんは「みんな中国政府のやり方に不安を感じている。右翼色のないデモだから、これだけの人が集まったと思っている」と話した。(小山謙太郎)

4298名無しさん:2010/11/11(木) 13:25:20
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101111/dms1011111245007-n1.htm
「許される」8割 sengoku38身柄拘束で政府批判殺到
2010.11.11

 中国漁船衝突の映像流出を“自供”した海上保安官(43)に対し、インターネット上ではその行動を英雄視する声があふれている。世論調査では「(保安官の行為は)許される」との意見が8割以上に。返す刀で政府の弱腰外交への批判も沸騰しており、議論は白熱する一方だ。

 ネット上では、保安官の行為について「国家公務員としてあるまじき行為」との批判も一部にはあるが、擁護派が圧倒的に多い。中には「義士を守れ」と英雄視する声さえある。世間が保安官に同情的な一方で、批判の矛先は政府に向かっている。「世論調査.net」の「尖閣ビデオ流出について」との質問でも、「許される」が70・87%、「やや許される」が10・81%で圧倒的なのだ。

 全国の首長からも政府への不満は出ている。沖縄県の仲井真弘多知事は「情報管理がずさん」と批判。神奈川県の松沢成文知事は「勇気を持って初期段階で公表していけば今回のような問題は起きなかった」と指摘し、「醜い」「世界の笑いもの」などと断じた。

 だが、菅首相は馬耳東風。8日までに受けた米CNNのインタビューで、「5年、10年後に振り返ったときに、自分の内閣が冷静に対応したことはきちんと評価されると確信している」と自信満々に答え、KYぶりが際立っている。

4299名無しさん:2010/11/11(木) 13:38:40
>>4295
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;rel=j7&amp;k=2010111100063

補正反対を正式決定=山口代表、是々非々強調−公明

 公明党は11日午前、党本部で中央幹事会を開き、円高・デフレに対応するための2010年度補正予算案に反対することを正式に決めた。予算関連の地方交付税法改正案の賛否については、執行部一任扱いとし結論を先送りした。執行部としては、来春の統一地方選に向け地方重視の姿勢をアピールする狙いから、賛成の方向で最終調整する。
 山口那津男代表は中央幹事会後の記者会見で、補正予算案反対の理由について「公明党が提案した中身が十分に反映されていない。政策的に不十分だ」と説明した。地方交付税法改正案に関しては「今後の議論や他党の動きなどを見て判断したい」と述べた。
 山口氏は「補正の対応が今後の対応をすべて決定するわけではない」とも述べ、今後も政策ごとに是々非々で臨む姿勢を強調した。 
 同党は当初、統一地方選に向けた「実績」づくりのため、補正予算案に賛成する方針を固めていた。しかし、小沢一郎民主党元代表の国会招致問題や、中国漁船衝突事件をめぐる菅政権の対応に反発が強まり、方針を転換した。
 補正予算案は15日に衆院予算委員会と本会議で採決され、与党の賛成多数で可決、参院に送付される見通し。(2010/11/11-12:48)

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101111/stt1011111223003-n1.htm
公明、補正反対を正式決定
2010.11.11 12:19

 公明党は11日午前の中央幹事会で、平成22年度補正予算案に反対することを正式に決めた。民主党が小沢一郎元代表の国会招致で積極的な姿勢を示さない上に、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件などの外交問題で菅直人政権が失策を重ねており、補正予算案に賛成して政権に協力するのは得策ではないと判断した。

 関連法案の地方交付税法改正案に関しては、他の野党の動きを見てから考えるとして結論を出さず、執行部に一任した。週明けの常任役員会で対応を決める。

 山口那津男代表は中央幹事会後の記者会見で、補正予算案は中小企業や農業対策などが不十分だと指摘した。その上で「補正予算案の提出があまりに遅すぎ、危機感に乏しい。政治とカネの問題もいまだに積極姿勢がないし、外交面も拙劣だ」と反対の理由を挙げた。

4300名無しさん:2010/11/11(木) 13:40:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101111/stt1011111327004-n1.htm
公明・山口代表「予想以上に政権は厳しい」と倒閣の動き示唆
2010.11.11 13:25

 公明党の山口那津男代表は11日昼の記者会見で、党の今後の対応について「ただちに倒閣を目指すという判断を持っているわけではないが、予想以上に菅直人政権の対応は厳しい様相をみせている。政権が国民の期待に応えることがなければ、その後の展開に変化が起きてくることはないとはいない」と述べ、倒閣に動き出す可能性を示唆した。

 午前の党中央幹事会では、中国漁船衝突をめぐる映像流出事件で、政府・民主党が馬淵澄夫国土交通相の責任を問わない姿勢を示していることに対して「仙谷由人官房長官は『政治職と執行職の責任のあり方は違う』とあたかも責任の切断を図るような言動をしているが、おかしい」と批判した。

 同時に「今回の一連の事件は那覇地検の刑事事件処理も海上保安庁の対応も政治判断に基づいて行われてきた。とすれば、最終的に政治職の側がきちんと責任を担う必要がある。執行職の現場に責任を押しつけるやり方は許してはならない」と述べ、馬淵氏らの責任は免れないとの考えを示した。

4301名無しさん:2010/11/11(木) 14:20:48

ビデオ「証拠品ではなく訴訟書類」…法務省局長
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101111-OYT1T00578.htm

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突の映像流出事件で、法務省の西川克行刑事局長は11日午前の参院法務委員会で、流出映像について、「証拠品という扱いはしていないが、捜査の資料として提供を受けたものだから、当然のことながら(刑事訴訟法)47条の訴訟に関する書類には該当してくるだろう」と答弁した。

 刑事訴訟法47条は、「公益上の必要その他の事由」がある場合を除き、「訴訟に関する書類は、公判の開廷前には公にしてはならない」と定めており、流出は国家公務員法(守秘義務)違反にあたる疑いが強いとの見解を示したものだ。

(2010年11月11日13時56分 読売新聞)

4302名無しさん:2010/11/11(木) 14:24:29

馬淵国交相は自発的辞任を=仙谷氏発言に批判相次ぐ−ビデオ流出で野党
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&amp;k=2010111100390

 中国漁船衝突のビデオ映像流出事件をめぐり、仙谷由人官房長官が記者会見で「政治職と執行職のトップで責任の在り方は違う」として、鈴木久泰海上保安庁長官の責任がより重く、馬淵澄夫国土交通相の辞任は不要との考えを示唆したことについて、野党各党から11日午前、批判が相次ぎ、国交相の自発的辞任を求める声も出た。
 自民党の石原伸晃幹事長、小坂憲次参院幹事長ら衆参両院の幹部は都内のホテルで会合を開き、「政治職と執行職は違うから、自分たち(政治職)は責任を取らないと言っているのと同じだ」などと仙谷氏の発言に反発。小池百合子総務会長は別の会合で「国交相は自ら辞めるべきだ」との見解を示した。
 公明党の山口那津男代表も会合で、「最終的に政治職の側がきちんと責任を担う必要がある。執行職の現場に責任を押し付けるようなやり方は許してはならない」と述べ、政治家の責任を追及していく考えを強調した。 
 新党改革の舛添要一代表は記者会見で「都合の良いときだけ、政治家だから知りません(では困る)。国交相が最高責任者として責任を取るのは当たり前だ」と辞任を要求。さらに、「辞任しないなら問責決議案を出すべきだ」と述べた。(2010/11/11-12:53)

4303名無しさん:2010/11/11(木) 15:11:37
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201011110046.html
保安官「罪を犯したとは思っていない」 聴取前、周囲に
2010年11月11日

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐるビデオ映像が流出した事件で、国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情聴取されている神戸海上保安部の男性海上保安官(43)が第5管区海上保安本部(神戸市)で「罪を犯したとは思っていない」と話していたことが同本部関係者への取材でわかった。

 5管の関係者によると、保安官は10日午前9時すぎ、パトロール勤務に就いていた巡視艇「うらなみ」内で、上司に自分がビデオ映像を流出させたと告げ、下船後、正午過ぎから神戸市中央区にある5管の庁舎内で警視庁の捜査員の事情聴取に応じた。保安官はこの聴取前に、周囲に対し、ビデオ映像を流出させた行為について「罪を犯したとは思っていない」と話していた。保安官は警視庁の取り調べに応じることについても「罪を認めて出頭するのではなく、任意の聴取に応じたい」と主張していたという。

 関係者によると、保安官は韓国語が堪能で、密輸事件などの捜査では通訳を務めることもあったという。

 国土交通省や元同僚らによると、保安官は徳島県や兵庫県姫路市など5管の管轄エリア内などで勤務した後、今年4月に神戸海上保安部に配属されたという。保安官を知る5管関係者は「勤務態度はまじめだった。流出への関与を聞いて非常に驚いた」と話した。

4304名無しさん:2010/11/11(木) 15:15:35
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201011110047.html
「行動支持」「称賛は疑問」 保安官、ネットで賛否
2010年11月11日

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐるビデオ映像が流出し、神戸海上保安部の海上保安官(43)が国家公務員法の守秘義務違反の疑いで事情聴取されている事件で、インターネット上のブログや掲示板には、この保安官や海上保安庁、政府の対応などへの意見が相次いでいる。

 保安官の行動を「支持する」。11日のブログにそう書き込んだ人物は、自らの仕事にも秘密保持や公益確保の責務などが法律で定められているといい、これらが相反する状況になったときは公益確保が「最も優先される」と共感する。映像が公になったことで「知る権利」が満たされたとし、「国際的にもどちらに非があったのか明確になった」と主張する。

 インターネットの巨大掲示板には、保安官の事情聴取を受けて10日夕に作られたスレッド(書き込み群)に、11日朝まで書き込みが続いた。「あのビデオは国家機密ではなく国民が知るべき情報です。彼の行為は情報漏洩(ろうえい)ではなく内部告発です」として、刑事責任を問わないよう求める嘆願運動を呼びかける文章が複数のスレッドに書き込まれている。

 一方、ある男性は11日早朝、自身のブログで保安官を称賛する風潮を疑問視した。「日本人であれば気持ちは分からないではない」としながら、「国の機密情報を漏らして、『知る権利』もへったくれもない」と書き込んだ。別の人のブログには、保安官に罪がないとするのは「ちょっと違う」との記載があった。

 流出映像で、海保職員の危険な任務の様子を知ったという人は、尖閣諸島沖だけではなく、竹島などでも同様の危険な任務をしているのではないかと危惧(きぐ)し、海上自衛隊を派遣するべきだと感じたという。今回の事件で問うべきことは「政府与党の対応の甘さ」とした上で、必要な情報を国民に今後どう公開するかという議論や、中国やロシアなどに対する対応の立て直しが必要だとしている。

 菅直人首相らの責任についての意見も出ている。

 「(保安官を)犯人と呼ぶにしのびないという感じだ。罰せられるのは仕方ないが、公開しなかった菅内閣の判断ミスの方がはるかに国益を損ねている」

 10日に首相が「管理責任が不十分だったことについて最終的責任は私自身にもある」と述べたことについて、「(流出が)公開をしぶった結果であることは認めないのか」「どういう意味の責任だか分からない」「何を守り、何を切り捨てようとしているのか分からない」と不信感を表現したものもあった。

 インターネットのポータルサイトを運営する「ライブドア」(東京都新宿区)のアンケートでは、「名乗り出た保安官を処罰すべきか」という問いに対し、11日午前11時現在で約8700人が投票し、「すべきでない」が85%と、「すべき」の15%を大きく上回った。また、保安官に対するイメージを4択で聞いたところ約250人が回答。「好感を持っている」が約7割だった。

4305名無しさん:2010/11/11(木) 15:31:34
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101111/dms1011111154000-n1.htm
sengoku38、涙ながら激白! 名前の由来は…
2010.11.11

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像をインターネット上に流出させたと名乗り出た海上保安官について、日本テレビは10日夕のニュース番組で系列局の読売テレビ(大阪)の男性記者が事前に直接会って取材をしていたと報じた。

 保安官は、先週末にビデオ映像がユーチューブに流出した直後、「sengoku38」と名乗って読売テレビに連絡。神戸市内で記者と面会し、流出の経緯などについて約2時間語ったという。

 放送によると保安官は身分証明書を提示。かなり緊張した様子だったという。投稿の動機については「あれを隠していいのか。おそらく私が公開しなければ闇から闇に葬られて跡形もなくなってしまうのではないか。国民には見る権利がある」と説明。「本当に私がやったことが国民の倫理に反することなら甘んじて刑に服する」と言い切った。

 映像にアクセスした状況については、10月18日に国交省が厳重管理を指示するまでは「パソコンにパスワードを入力すればほぼすべての海上保安官が見られる状態にあった。機密であるべきものが国家機密的な扱いにはなっていなかった」と述べ、映像入手の詳細やネット上に公開した具体的な方法については、「お互い知らない方がいい」と詳しい言及を避けた。

 また、「sengoku38」の投稿者名については、「仙谷官房長官でもあるし、戦国時代でもある。今の日本を取り囲む状況が戦国時代さながら。そういう意味にも取れるのではないか。あえてその辺は私の胸の中」と言葉を濁した。

 一方、自身の行為については「内部告発のようなことをして覚悟はしている。逮捕となれば多くの同僚や上司に迷惑をかける。職を失うことにもなり家族にも迷惑をかける」と涙ぐむ場面もあったという。

 読売テレビ総合広報部によると「『インタビューの放映は逮捕後』が取材条件だったので、今回は記者が概略を説明した」という。保安官からはその後も何回か連絡があり、記者は出頭を促した。10日朝には「上司に話します」との連絡があったという。

4306名無しさん:2010/11/11(木) 16:04:16
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101111k0000e040064000c.html
尖閣映像流出:「罪の意識ない」…保安官、船長に告白時

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像が流出した事件で、警視庁などの聴取を受けている神戸海上保安部の海上保安官(43)=主任航海士=が動画サイトへの映像投稿を上司に申し出た際、「罪の意識はまったくない」と話していたことが、海上保安庁関係者への取材で分かった。固い決意に基づく行動だったことを示唆する発言といえ、警視庁などは具体的な動機を追及する。

 海保関係者によると、主任航海士は10日午前9時10分ごろ、巡視艇「うらなみ」(10人乗り組み、116トン)に乗務中、船長に映像投稿を打ち明けた。船長は洋上から神戸海保に報告し、海保から第5管区海上保安本部に伝わった。海保側は船長らを通じて主任航海士に捜査当局に自首する意向があるか尋ねたところ、「自首はしない。罪の意識がまったくないからです」と答えたという。

 ただ、海上保安庁が刑事告発していることを踏まえ、「任意の聴取があれば応じるつもり」と述べたという。

 巡視艇は午前11時ごろに神戸港に帰港。乗組員らが主任航海士を車で海保庁舎に連れていき、午後0時5分ごろ、捜査員に引き渡した。主任航海士は警視庁の2人と東京地検の2人からそれぞれ事情聴取され、同日夜は庁舎内に宿泊。11日午前に聴取が再開された。

 神戸海保によると、主任航海士は当時、淡路島沖をパトロールしていた。その際、映像が神戸の漫画喫茶(ネットカフェ)から投稿されたと報道されていることが話題になると、急にふさぎ込み、船長が理由をただしたところ、自分が投稿したと打ち明けたという。

 ◇重い雰囲気…神戸海保
 主任航海士が11日も引き続き警視庁などの事情聴取を受けている神戸市の神戸海上保安部。職員らは一様に言葉少なで、重苦しい雰囲気に包まれた。

 「もう、こちらの手を離れているので……」。同保安部の幹部は出勤前の自宅前で言葉を濁した。職員の士気について尋ねると「うーん」と考え込み、今後の対応については、「出勤してみないと分からない」と述べた。出勤する職員らは一様に無言を貫いた。

 同保安部を管轄し、同じ合同庁舎に入っている第5管区海上保安本部。ビデオの映像が、尖閣諸島を管轄する11管以外の複数の管区でも閲覧できた可能性が浮上したことについて、「本当に見られたのか分からない」と繰り返した。

 5管は10日午前の段階で、毎日新聞の取材に「映像は保管していないし、ノータッチだ」とし、流出問題に関係がないことを強調。11日午前も、「5管で(主任航海士以外に投稿前の映像を)見たという話を聞いたことがない」と説明した。

毎日新聞 2010年11月11日 15時01分

4307名無しさん:2010/11/11(木) 16:19:29
>>4302
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111101000266.html
自民、馬淵氏らの辞任要求 映像流出で石破氏

 自民党の石破茂政調会長は11日午前の党会合で、衝突映像流出事件で海上保安官が関与を認めたことを受け、馬淵澄夫国土交通相や仙谷由人官房長官の引責辞任を求めていく考えを表明した。「鈴木久泰海上保安庁長官を辞めさせておしまいという考え方は絶対に間違っている。政治家が責任を負うべきだ」と述べた。

 小池百合子総務会長も「まず馬淵国交相が自ら手を挙げて辞めるべきだ」と強調した。

 石破氏は「現場に責任を負わせるのは一番ひきょうなやり方だ。情報は出さず『自分たちは知らない』という政府がどこにあるのか」と菅政権の姿勢を厳しく批判した。

2010/11/11 11:03 【共同通信】

4308名無しさん:2010/11/11(木) 16:24:57
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201111032.html
公明党 政権運営批判し補正予算案の反対を決定(11/11 15:21)

 公明党は11日、尖閣問題への対応など菅総理大臣のずさんな政権運営などを理由に、今年度の補正予算案に反対することを正式に決定しました。

 山口代表:「政策的に補正を評価した結果、不十分ということで反対する結論になった」「菅総理の政権運営のあり方そのものが問われている背景もある」
 公明党は、補正予算案をめぐって、提案した政策が十分に盛り込まれていないことや、尖閣諸島問題での菅政権のずさんな対応や「政治とカネ」の問題などを理由に反対を決めました。また、これまで「必ずしも倒閣を目指すものではない」と発言していた山口代表が、「展開に変化が起きてくることはないとは言えない」と述べ、菅政権の対応次第で、さらに野党色を強める可能性を示唆しました。

4309名無しさん:2010/11/11(木) 17:04:29
航海士が創価学会会員だったりしないかな〜そうすると色々面白くなるんだけど。

4310名無しさん:2010/11/11(木) 17:10:57
>保安官「罪を犯したとは思っていない」

ガチガチの保守系だと思う。


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