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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

6747チバQ:2019/08/05(月) 10:40:16
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/908181
定期便ない空港「グライダー天国」
福井空港、大学航空部が頻繁に合宿
2019年8月4日 午前11時30分

航空機にえい航され浮上するグライダー=福井県坂井市春江町上空(松本正身・関西大学体育会航空部監督提供) 拡大する
航空機にえい航され浮上するグライダー=福井県坂井市春江町上空(松本正身・関西大学体育会航空部監督提供)

 福井県坂井市にある福井空港はグライダーのメッカ。定期便が就航していないことが使いやすさを増し、滞空に欠かせない上昇気流を得やすい気象上の強みもある。関係者によると、動力のないピュアグライダーの飛行を許可している地方管理空港は他になく、福井県内外の大学の航空部が合宿を張る。航空機のえい航によってグライダーを浮上させ、自由に高度を決められるメリットを生かし、学生らは日々腕を磨いている。

⇒管理者の福井県、利活用に奔走

 福井空港は1966年に開港。福井―東京を往復する定期便があったが、73年に石川県の小松空港がジェット化されると福井空港の利用客は激減し、76年に定期便は休航となった。2003年に拡張整備計画断念を表明してからは、九州や東北などと結ぶチャーター便を運航したが、それも09年度でなくなった。

 グライダー利用は開港当初から活況。日本学生航空連盟の訓練所が敷地内にあり、県内外の大学航空部が頻繁に合宿している。18年の着陸回数は、福井空港全体の2930回のうち、グライダーは半数近い1425回に達した。

 東海や関西の大学航空部は福井空港のほか、愛知県や岐阜県の河川敷に整備された滑空場で訓練している。ピュアグライダーは、滑空場ではウインチ、空港では小型機でえい航して浮上させる。関西大学体育会航空部の松本正身監督(63)によると、ウインチえい航では高度400メートルくらいまでしか上げられないが、小型機では高度を自由に設定できる強みがあり、世界的には航空機によるえい航が主流だという。

 福井空港を利用する際には、滑空場とは違い管制官との連絡が必要になるものの、飛来する小型機やヘリなどの動きが分かり、安全性は高まる。利用の際に求められる書類提出も学生には「良い教材」(松本監督)。40年前にはあった定期便が離着陸する間の待機時間も今はなく、関係者からは「グライダー天国」との声が聞かれる。

 グライダーが、ひっきりなしに離着陸を繰り返す大規模な競技会も定期便がないため、開催可能だ。6月には40年以上の歴史を誇る関西大学と関西学院大学による「関関対抗グライダー競技会」が開かれた。エントリーした部員からは「福井空港ならではの航空機えい航での大会なので、非常に楽しみ」(関西大学3年女子)といった声があった。

 最適な環境を提供できる福井空港で経験を積みながら空の世界に夢とロマンを追う学生たち。OBの多くは航空会社や自衛隊のパイロットとして羽ばたいているという。

6748チバQ:2019/08/05(月) 13:38:24
https://www.sankei.com/west/news/190801/wst1908010021-n1.html
羽田-神戸が焦点 ドル箱路線の針路は
2019.8.1 13:51
 スカイマークが1日、神戸空港の規制緩和を受けていちはやく増便を実現させたのは、既存の顧客から寄せられているニーズに確実に応える狙いがある。今後は運用時間が午後11時までに延長されるのを見据え、収益性の高い「ドル箱」と呼ばれる羽田線で増便できるかが焦点となる。

 今回増便された茨城は日本製鉄の鹿島製鉄所(茨城県鹿嶋市)、長崎は三菱重工業の長崎造船所(長崎市)があり、いずれも重工業が集積する神戸と結びつきが強いため、安定したビジネス需要が期待できる。一方で那覇は、観光客の利用増が見込める。

 スカイマークの次の目標は羽田線の拡充。神戸空港の羽田線は1日9往復で、同社が7往復、全日空が2往復を運航している。羽田発神戸行きの最終便は午後8時15分発、同9時半着の全日空便。スカイマークは「羽田の午後9時以降の出発便を検討したい」との方針だ。

 羽田は午前6時〜8時半着と午後8時半〜11時発が「特定時間帯」に当たり、国が行っている発着枠配分の対象ではなく、航空会社の希望で使用可能。国土交通省は「夜は若干の空きがある」としている。

 スカイマークが特定時間帯で運航するには、神戸空港の運用時間の延長が実際に動き出すことと、同社が飛行機を回せることなどが条件となる。

 また、同社の市江正彦社長は報道陣に「神戸から2往復にとどまっている仙台線、鹿児島線でも増便したい」との意向を示した。

 期間限定でチャーター便を運航している成田-サイパン線にも言及。「(同路線の定期便化を)年内に準備しており、神戸-成田線の開設も可能性は当然ある」と話した。

 神戸空港の路線拡充は関西国際、大阪(伊丹)と競合する。スカイマークは神戸からの国際線就航にも意欲的だが、関西3空港懇談会では2025年大阪・関西万博に向けた中期的な課題とされた。

 関西学院大の上村敏之教授(公共経済学)は「行政が空港に規制をかけるのではなく、航空会社がニーズを見込める路線を張り、無理なら撤退する試行錯誤が必要だ」と指摘する。

6749チバQ:2019/08/05(月) 13:38:58
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/331584
HKK連合、路線数2.4倍目標 函館に410億円投資 空港民営化
08/03 05:00
HKK連合、路線数2.4倍目標 函館に410億円投資 空港民営化
 2020年度から道内7空港の運営を一括で委託する空港民営化で、運営事業者に内定した北海道空港(HKK)を中心にした企業連合が、運営委託期間の最終年度の49年度までに7空港の路線数を計142に拡大する目標を、国土交通省に提案していることが分かった。17年度の60路線と比べ2・4倍となる。7空港で想定する約4300億円の投資総額のうち、函館に約410億円、釧路、旭川にそれぞれ約220億円を充てる。

 142路線の内訳は、新千歳が80路線で、17年度からほぼ倍増させる。そのほかの6空港は、合わせて3・3倍の62路線を見込んでいる。投資額は新千歳に全体の7割の約3千億円、帯広約180億円、女満別約170億円、稚内約140億円を想定している。

 釧路や函館、帯広、女満別などでは東アジア路線の誘致などにより国際ネットワークを強化する。稚内では関西からの新規就航を想定するほか、旭川はターミナルの大規模増築を見込む。

6750チバQ:2019/08/07(水) 18:25:47
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15650980539649
2019年8月7日(水)

茨城空港 ソウル定期便運休へ 9月19日から 日韓関係悪化が波及


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韓国の格安航空会社(LCC)イースター航空は6日、茨城空港(小美玉市)とソウル(仁川(インチョン))を結ぶ定期便の運航を9月19日から運休すると発表した。理由は「事業計画の変更」としているが、県によると「悪化する日韓情勢について今後の見通しが立たない。予約も思ったほど伸びていない」と同社から説明があったという。韓国のLCCや大手の大韓航空は、日本の地方空港と韓国を結ぶ路線を相次いで運休しており、茨城空港にも影響が波及した。


運休は10月26日までとしているが、その後の見通しには触れていない。

同路線は昨年7月31日から火、木、土曜の週3回、各日1往復運航している。県空港対策課の渡邉秀和課長は「就航1年でお客が定着していくところと考えていた。運休は非常に残念」と話した。今後は日韓情勢を注視しながら運航再開を働き掛けていく。同課によると、韓国便の搭乗者数は昨年7月から今年7月末までに約3万7700人に上っていた。

イースター航空は2018年2〜3月、茨城空港に初のチャーター便を運航。同7月末に定期便へ格上げした。ソウル定期便は、10年3月の茨城空港開港時に就航したアシアナ航空が11年3月の東日本大震災直後に運休して以来、約7年ぶりの復活だった。

県は17年8月、職員が訪韓してイースター航空への売り込みを開始。チャーター便は平均搭乗率95%を超えるなど好評で、定期便化につながった。関係者によると、最近も7割前後とまずまずの搭乗率で推移していた。定期便化に当たっては、同社側で東京電力福島第1原発事故の放射性物質による汚染への風評が一時広がったが、大井川和彦知事のトップセールスが奏功し、同社幹部が社内の不安払拭(ふっしょく)に動いた経緯がある。

県は7月から、新規または更新でパスポート(旅券)を取得し、初めての渡航先に茨城-韓国便ツアーを選んだ乗客を対象に、旅券取得費用5千円を補助するキャンペーンを展開するなど、韓国便の利用拡大に力を入れていた。

イースター航空は今回の茨城運休と合わせ、仁川と札幌、沖縄、鹿児島を結ぶ路線を減便。清州(チョンジュ)と札幌、大阪(関西国際)を結ぶ便は運休とした。7月にも釜山(プサン)と札幌、大阪を結ぶ便の運休を決めている。日本にはこのほか、成田や福岡、宮崎に路線がある。

今回の運休を受け茨城空港の国際線定期便は上海、台湾の2便に減る。国内線は神戸など4路線。(黒崎哲夫)

https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019080601002512.html
2019年8月6日 20時02分


韓国LCC、9月から運休 札幌、茨城、関西の3路線
 【ソウル共同】韓国の格安航空会社(LCC)イースター航空は6日、韓国と日本を結ぶ路線のうち清州―札幌(新千歳)を9月5日から、仁川―茨城を9月18日から、清州―関西を9月6日から運休すると発表した。3路線とも運休は10月26日まで。仁川と札幌、鹿児島、那覇を結ぶ路線も減便する。

 理由は明らかにしていないが、日韓関係の悪化による訪日旅行客のキャンセルなどが収益に影響したためとみられる。韓国と日本の地方空港を結ぶ路線は、韓国の他のLCCや、大手の大韓航空でも運休や減便が相次いでいる。

6751チバQ:2019/08/07(水) 18:27:02
https://www.asahi.com/articles/ASM7M46DBM7MTTHB009.html
韓国LCC、佐賀便の減便や運休検討 日韓関係悪化が影
福井万穂 2019年7月19日20時55分
 韓国の格安航空会社(LCC)・ティーウェイ航空が、佐賀空港に定期運航しているソウル便と釜山便の減便や運休を検討していることがわかった。佐賀県の山口祥義知事が19日の定例会見で明らかにした。日韓関係の悪化で搭乗率が落ち込んでいるためという。

 県空港課によると、ソウル便の4〜6月の平均搭乗率は70・6%で、昨年度の平均と比べて8ポイント減少した。釜山便も4〜6月は前の約3カ月より10ポイント近く減らしている。さらに今月は一部で予約キャンセルが出ているほか、新規の予約の動きも鈍り、搭乗者はさらに落ち込むとみられる。

 日韓関係の冷え込みによる影響を受け、ティーウェイ航空は日本便の減便や運休の検討を始めているという。個別の具体的な対応は未定というが、佐賀便はインバウンド客が全体の約9割を占めており、影響は大きい。県が力を入れてきた現地での宣伝も「控えなくてはならない状況」(担当者)という。

 山口知事は「正直、厳しい状況。交渉をしながらダメージを最小限に抑えたい」と話した。

 ソウル便は2013年12月に週3往復で就航し、現在は1日1往復に増便している。昨年度の利用者数は過去最高の約12万5千人で、国際線全体の半数以上を占めた。釜山便は昨年12月に就航し、週4往復。3月までに約1万4千人が利用した。(福井万穂)

6752 チバQ:2019/08/10(土) 18:38:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000126-jij-bus_all
韓国LCC、運休路線拡大=日韓関係悪化で旅客減

8/9(金) 19:17配信��
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 韓国の格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空は9日までに、札幌や熊本、鹿児島とソウル・仁川などを結ぶ定期便を運休すると発表した。日韓関係の悪化を受け、訪日旅行を見合わせる動きが広がっているためだ。先月発表分から運休路線が拡大した形で、影響が深刻化している。

 新たに運休を決めたのは、札幌、佐賀、大分、熊本、鹿児島と仁川を結ぶ5路線と、札幌、関西空港と大邱を結ぶ2路線の計7路線。このほか、那覇-仁川、大邱の2路線を大幅に減便する。今月19日から順次運休する。同社は先月、熊本-大邱など4路線を運休すると発表していた。

 当初、熊本と大分、佐賀の3県の空港と仁川を結ぶ路線は継続する方針だった。熊本県は「訪日旅行のキャンセルが相次いでいるほか、新規予約も入らない」との説明を受けた。同社以外の韓国LCCでも利用客が急減しており、運休路線がさらに拡大する恐れがある。 


https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/534208/
韓国LCC九州4路線運休へ 19日から ソウル発着便

2019/8/10 6:00
西日本新聞��総合面


 韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空は9日までに、ソウルと佐賀、熊本、大分、鹿児島の各空港を結ぶ路線を19日から運休すると発表した。日韓関係の悪化で訪日旅行を控える動きが広がっているため。LCCの路線縮小が、韓国の首都と九州各地を結ぶ路線にも波及し、観光などへの影響が拡大する可能性がある。
 9月以降に予定していた佐賀-釜山線と熊本-大邱(テグ)線の運休も今月19日からにそれぞれ前倒しする。
 佐賀県によると、佐賀-ソウル線は7月の搭乗率が昨年度平均よりも約15ポイント低い62%台に落ち込む見通し。熊本県によると、同社から「訪日キャンセルが相次ぎ、収益改善のめどが立たない」と説明があった。熊本空港では、韓国LCCのエアソウルもソウル線を運航しているが、新規予約が入らず、県と路線継続に向け協議を続けているという。
 大分ではティーウェイの釜山、務安線も運休となり、ソウル線運休で大分空港の通年で運航する国際定期路線はゼロとなる。

6753 チバQ:2019/08/11(日) 21:21:04
https://www.sankei.com/smp/economy/news/190810/ecn1908100013-s1.html
米デルタ航空、成田から撤退へ 日米路線、羽田に集約

2019.8.10 23:10経済産業・ビジネス

��デルタ航空機=2月、米西部シアトル(AP)

 米デルタ航空は9日、成田空港発着の路線から撤退し、2020年3月に日米路線を羽田空港発着に集約すると発表した。都心により近い羽田空港を活用することで利便性を向上させる狙いがあるとしている。
 同社はアトランタやシアトルなど米主要5都市を結ぶ成田路線を全て羽田に移す。既に運航しているロサンゼルスやミネアポリスを合わせると、羽田空港を発着する米国の航空会社の中で最も多い7つの路線で就航することになる。
 同社は今年9月に成田とシンガポール、来年3月に成田とマニラを結ぶ路線をそれぞれ廃止する。(ニューヨーク 共同)

6754チバQ:2019/08/12(月) 13:48:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190811-00000008-mai-bus_all
デルタが成田撤退、羽田に米国路線集約と正式発表
8/11(日) 10:32配信 毎日新聞
デルタが成田撤退、羽田に米国路線集約と正式発表
成田空港=中村宰和撮影
 米大手デルタ航空は9日、来年3月に成田空港から撤退し、米国路線を羽田空港に集約すると正式発表した。成田とシアトル、デトロイト、アトランタ、ホノルル、ポートランドの米5都市を結んでいる路線を全て羽田に移す。都心に近くアクセスの便利な羽田を活用し、競争力を高めるためといい、同社の羽田からの米国路線は現在のミネアポリスとロサンゼルスを合わせて7都市に増加、「羽田で最大の運航規模を持つ米国航空会社になる」と説明している。

 成田発着の残る東南アジア2路線についても、シンガポール線を9月に廃止、マニラ線も「時期は決まっていない」(同社)が廃止するとしており、同社の成田発着便はなくなる。今後は韓国・ソウル経由の便の充実を図るとみられる。

 同社の撤退は成田の利用者数の減少につながるほか、同社が使う第1旅客ターミナルビルの北ウイングやラウンジ(特別待合室)などの活用方法が課題になりそうだ。【中村宰和】

6755チバQ:2019/08/20(火) 10:53:16
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190820-00212060-diamond-bus_all
ANAもJALも「日系初」主張、ウラジオストク便の珍事【&旅行記】
8/20(火) 6:01配信ダイヤモンド・オンライン
ANAもJALも「日系初」主張、ウラジオストク便の珍事【&旅行記】
Photo by Rika Yanagisawa
ANAとJALがロシア・ウラジオストク直行便を同時開設する。それぞれが「日本の航空会社として初」を主張、就航前から早くも火花を散らす。同時開設となった背景とともに、ウラジオストク旅行記をお届けする。(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)● 同じ日に同じ路線の開設発表で前哨戦 「日本から最も近いヨーロッパ」を奪い合う

【ウラジオストク市内観光の写真はこちら】

 7月29日、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が成田国際空港からロシアの極東都市、ウラジオストクに新しく路線を開設すると発表した。これまで日本とウラジオストクを結ぶのはロシアの航空会社のみだったが、日系2社が揃って直行便を出すことになったのだ。

 ANAとJALが同じ日に同じ路線の開設を発表すること自体、珍しいが、2社とも「日本の航空会社として初めて」同路線を開設すると主張している。

 運航開始日について、ANAは「20年3月(19年ウィンターダイヤ中)」とプレスリリースに記載。「今後は就航に向けて最終調整を行う」としている。JALは「20年度夏期ダイヤより、毎日運航」と発表しており、20年夏ダイヤは3月29日にスタートする。となるとANAが数日先に飛ぶ可能性が高い。

 ANAに対して業界関係者からは「スケジュールも機材もまだ決まってないうちに発表するなんて勇み足が過ぎるが、ロシアへの直行便は初だから気合が入っているのだろう」との声も。乗客の奪い合いに向けた前哨戦といったところだ。

 戦いの舞台となるウラジオストクは2時間半のフライトで着く、「日本から最も近いヨーロッパ」として人気急上昇中の旅行先だ。日本海に面するコンパクトな港町で、レンガ造りの街並みや歴史を感じる建築物、イクラや蟹などのシーフード、おしゃれなカフェや雑貨店巡りがウリで、若い女性を中心に旅行者が増えている。

 追い風となったのは日本人に対するビザの緩和だ。ウラジオストクを含むロシア沿海地方は2017年8月からインターネットによるビザの無料申請を受け付けるようになった。それまでロシアのビザ取得は煩雑で、費用も1万円ほどかかっていた。

 これにより日本からの渡航者は、ビザ緩和前は年間5000人程度だったのが、18年は2万人を超えた。19年上半期(1月〜6月)累計で約1万1000人(前年同期比2.3倍)なので、19年は前年を上回る可能性もある。

 ちなみに同地方への19年上半期の外国人来訪者数は約40万人で、うち観光客数は30万人(前年同期比25%増)。中国(約15万人)、韓国(約12万2000人)が圧倒的に多い。14年にロシアと韓国の間でビザを免除してから韓国人の個人観光客も急増している。

● ロシア国内線への乗り継ぎは JALに軍配

 ANAは路線開設の狙いとして、日本とロシアの流動拡大に貢献すること、ANAグループ全体の事業戦略であるホワイトスポット(未就航地)へ進出することなどを挙げる。ウラジオストクへの日本人旅行者が激増しているだけでなく、ロシアからの訪日客も右肩上がりで、18年は約9万4800人(対前年比23%増)で過去最高を記録している。加えて、水産漁業や自動車、造船、エネルギー関連などのビジネス渡航需要も見込んでいるという。

 ANAのロシア路線は1989年〜2000年にかけて、成田〜ロンドン線、成田〜パリ線、関西〜ロンドン線、関西〜ローマ線における「経由地」としてモスクワに就航したが、直行便の実績はない。ウラジオストクがロシアへの初の直行便となる。「昨年から入念に、路線開設の準備をしてきた。JALよりうちが、『先』に飛ぶはずだ」と複数の関係者が「初」を語る正当性を強調している。

 一方、JALは東京〜モスクワ線を50年に渡って運航してきた。ウラジオストクはロシア路線としては2路線目だ。発着時間(成田発11時20分〜ウラジオ着14時45分、ウラジオ発16時25分〜成田着17時40分・夏ダイヤ中)と使用機材(ボーイング737‐800)、ビジネスクラスとエコノミークラスの設定も決まっている。

 加えて、同じ航空アライアンスのワンワールドに加盟するS7航空(シベリア航空)とのパートナーシップを通じて、ウラジオストクから先のロシア国内線、ハバロフスクやユジノサハリンスク、イルクーツクなどに接続する。「極東ロシアは日本から近いわりにアクセスの選択肢が少なく、不便だった」(エネルギー関連関係者)。こうしたことも踏まえると、航空会社のネットワークの拡充という意味では、JALに軍配が上がるといえよう。

6756チバQ:2019/08/20(火) 10:54:11
● フライト2時間半の「安近短」 家族で2泊3日旅に行ってみた

 そんなウラジオストクだが、実際どういう場所なのか。安近短旅行(費用が安く、距離が近く、日程が短い旅行)の行先として、楽しめるのか。

 記者は17年のビザ緩和と「2時間半で行けるヨーロッパ」の評判にひかれ、18年9月末にウラジオストクを家族(30代夫婦+2歳の子供)で訪れた。

 18年9月上旬にウラジオ旅行を思い立ち、旅行予約サイトのエクスペディアで検索。成田〜ウラジオ線が最も安かったオーロラ航空(現在は同路線は運休)を予約した。9月末の金曜日に出発し、3日後の日曜日に帰国するフライトスケジュールで、家族3人の航空運賃は合計約16万円だった。海外旅行にしては直前予約だったので、早目に計画すればもっと安い航空券があっただろう。ホテルは立地を重視し、1泊1万円程度の、地元の中級ホテルを予約した。

 ビザもインターネットで申請手続きできる。「ロシア電子ビザ申請サイト」には日本語があるので、順を追ってパスポート番号などを入力すればいい。顔写真のアップロードは写真サイズを指定通りに合わせる必要があったが、何とかクリアできた。

 出発当日、午後2時発のオーロラ航空に乗った。飛行機はボンバルディアのDHC8-Q400。ターボプロップエンジンのプロペラ機だ。国際線をプロペラ機で飛ぶのは初めての経験で胸が高鳴った。機内は70人乗りでほぼ満席。小型機なので、背の高い客室乗務員の帽子が天井についていた。

 現地時間の午後6時に到着した(日本と1時間の時差がある)。ここでウラジオ旅行の「注意点」の一つにぶち当たる。空港〜市内をつなぐ鉄道「アエロエクスプレス」の最終便が午後5時台のため、乗れなかったのだ。1日5往復程度と本数が少ないので飛行機の時間によっては利用しにくく、ミニバスかタクシーの選択肢になる。ミニバスは所要1時間20分。タクシーを選択し、40分ほどで市内に着いた。

 翌日は朝から観光に繰り出した。前評判通り、レンガ造りの街並みや歴史を感じる建築物が並び、緑が多く、近代的な高層ビルはほとんどない。まさに「ヨーロッパ」である。キリル文字や、街中に銅像が多いことに、「ロシアらしさ」を感じた。ロシア正教の教会はとても美しかった。

 観光の合間に立ち寄った海辺の小さな遊園地は、子連れにぴったりだった。デザインや色使いが日本には無い雰囲気だ。

 ウラジオ旅行の魅力の一つが、本場のバレエやサーカスを観られること。ロシアを代表する劇場でサンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場の支部ステージがウラジオにあり、バレエやオペラを観劇できる。旧ソ連時代から40年続くウラジオストク国立サーカスの常設劇場もある。

 サーカスは残念ながら日時が合わなかったので、人形劇を観ることにした。数人の俳優と人形がコミカルに動き、大人も子供も約1時間、言葉が分からなくても飽きることなく楽しめた。

 旅の楽しみといえば食事。港町なのでシーフード(グリルやボイルした盛り合わせ)が名物であり、その他ボルシチやピロシキ、ビーフストロガノフ、サーモンやニシンのマリネ、ペリメニ(ロシア風餃子)など、ロシア料理をひと通り食べた。街には中央アジア料理のレストランも多く、観光客向けの中華や韓国料理屋もあるので、食事に困ることはない。イクラやキャビア、ウォッカやジョージアワインが安いので、ホテルの部屋で楽しむのもオツだ(ただし、イクラの「醤油漬け」はない)。

6757チバQ:2019/08/20(火) 10:54:40
 ウラジオならではのイクラの食べ方としておススメなのが「イクラ・ブリヌイ(ロシア風クレープ)」。イクラの塩気とクレープの甘味が絶妙にマッチして、ロシアンティー(ジャムや蜂蜜入り紅茶)にもよく合う。人によって好みは分かれるだろうが、記者は美味しく食べた。

 ウラジオストクにはシベリア横断鉄道の始発駅がある。シベリア横断鉄道はロシア帝国時代の1890年代に建設された、モスクワまで9288kmの世界一長い鉄道である。ウラジオからモスクワまで乗ると6泊7日の旅になるが、隣の都市であるハバロフスクまでなら1泊2日で夜行寝台列車の旅を体験できる。

 ここで注意しなければならないのが、沿海地方限定の電子ビザでウラジオ入りした日本人はハバロフスクに入ることができない点だ。ハバロフスクも観光したければ、従来通りロシア観光ビザを取得する必要がある。

 ロシアにはこの「ビザが州ごとに違う」問題があり、旅行者は不便に感じることが、ままある。現地の報道によると、観光政策を強化中のプーチン政権は、近くサンクトペテルブルクを含むレニングラード州も電子ビザを導入し、21年までにはロシア全土に電子ビザを広げる検討をしているという。

 旅行市場ではウラジオにポテンシャルを見いだしている。「安近短旅行における目新しさではピカイチ。沖縄とも韓国とも台湾とも違う、異国情緒を感じられる」と旅行業界関係者。「見所の大半は市内中心部に集中しているので徒歩で移動可能。2泊3日あれば楽しめる。物価は日本よりやや安いくらいで、治安もいい。若者からシニアまで、興味をひくのでは」と期待する。

 ちなみにダイヤモンド・ビッグ社発行、小社発売の「地球の歩き方Platウラジオストク」(2018年5月初版)の売れ行きは当初想定以上に良く、担当者によると、「Platシリーズ23タイトルのうち、4番手か5番手に付けるスマッシュヒットになっている」。これを受けて19年3月に改定予定だった「地球の歩き方 シベリア&シベリア鉄道とサハリン」を、「極東ロシア シベリア サハリン 〜ウラジオストク ハバロフスク ユジノサハリンスク〜」という都市名を散りばめたタイトルに変更したところ、改定前のものに比べて2.5倍も売れているという。

 もっとも、「ホテルの絶対数が少ない」「リピーターが生まれるかは疑問」「ANAもJALも直行便を飛ばすなんて、正直びっくり」「夏場はいいが、極寒の冬場に観光客は来ない」といった厳しい声もある。

 ウラジオストクは旧ソ連時代、軍港であり外国人は立ち入り禁止だった。そのような“閉鎖都市”だったため、外資の大手チェーンはほとんどなく、今でも「ZARA」(アパレル)と「バーガーキング」くらいしかない。だからこそローカルな飲食店や雑貨店がたくさんあり、そこが大きな魅力でもある。ホテルはローカルな中級ホテルばかりで、名の知れた高級ホテルとなると、「ロッテホテル(旧ヒュンダイホテル)」くらいである。

 新たな名所として、(サンクトペテルブルクにある国立美術館で世界遺産でもある)エルミタージュ美術館の「分館」をつくる計画や、2つのハイアットホテルの開業プロジェクトもあるが、どちらもスムーズに進んでいない。

 韓国や台湾、沖縄も長い年月をかけて人気旅行地に育った。さて、ウラジオストクもリピートしたくなる観光都市になれるか。ANA、JALは寒々しさではなく、熱い戦いを繰り広げられるだろうか。

ダイヤモンド編集部/柳澤里佳

6758チバQ:2019/08/20(火) 11:03:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190820-00010000-chibatelev-soci
米デルタ航空 成田撤退 羽田空港に集約
8/20(火) 10:08配信チバテレ

チバテレ(千葉テレビ放送)

 アメリカの大手航空会社、デルタ航空が来年の3月に日米を結ぶ成田発着の全ての路線を 羽田に移すことがわかりました。

 デルタ航空の路線集約は羽田空港増枠に関するアメリカ運輸省の決定を受けて行われるもので、現在成田空港発着のシアトル、デトロイト、アトランタなどアメリカ5都市を結ぶ全ての路線が来年3月、羽田空港に移ります。デルタ航空によりますと羽田運航便はロサンゼルス線などの既存の2路線を加えると合わせて7路線となり、羽田空港を発着するアメリカの航空会社の中で最大の路線網となります。

 また、成田運航便は今年9月にシンガポール線、来年3月にマニラ線がそれぞれ廃止されます。成田空港会社は「デルタ航空からの正式な通知は受けていない」とした上で、「新たな滑走路整備を含む更なる機能強化を着実に推進し、羽田空港と一体となって首都圏の旺盛な航空需要へ着実に対応を進める」とコメントしています。

チバテレ(千葉テレビ放送)

6759チバQ:2019/08/20(火) 15:24:02
https://www.asahi.com/articles/ASM8N4QZ2M8NUHBI011.html
大韓航空が日本便を大幅縮小へ 関係悪化、釜山-関西も
ソウル=武田肇 2019年8月20日15時09分

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 大韓航空は20日、日韓関係の悪化で韓国と日本を結ぶ便の利用者が減少しているとして、主力路線の釜山―関西の運航を休止するなど、大幅な見直しに踏みきると発表した。代わりに東南アジアや中国などとの路線を拡充するという。

 9月16日から釜山―関西、11月からは済州―成田、済州―関西を運休。9月29日から11月16日まで仁川―小松、仁川―鹿児島を運休し、9月26日〜10月26日、仁川―旭川は運休する。このほか、仁川―関空、仁川―福岡、仁川―沖縄なども一定期間減便する。

 このうち仁川―旭川便は6月に運航が始まったばかり。大韓航空は7月にも、釜山―札幌便の運休を決めたが、これほど大規模に日本路線を縮小するのは異例だ。

 一方、日本路線に使用していた飛行機を振り替える形で、仁川とベトナム、タイ、インドネシア、オーストラリアとを結ぶ便を増便するとしている。

 韓国の日本旅行ブームに乗って急成長してきた韓国の格安航空会社(LCC)も、日韓関係の悪化以後、軒並み日本の地方と結ぶ路線などの縮小を発表している。(ソウル=武田肇)

6760チバQ:2019/08/21(水) 19:28:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00000027-cnippou-kr
【ニュース分析】日本代替路線の就航対応早める韓国航空業界の本音は
8/21(水) 12:11配信中央日報日本語版
日本の経済報復による「ボイコット・ジャパン」の影響で打撃を受けた航空業界が代替路線の発掘に集中している。日本路線の需要減少分を東南アジアや中国路線に振り替え、危機対応に取り組むという戦略だ。

大韓航空は韓日関係悪化による日本路線の需要減少を考慮し、日本11路線の運休や減便などの供給調整を取ることにした。大韓航空の関係者は「日本路線の需要減少で余裕が生じた供給力を冬季スケジュールの開始に合わせて東南アジア路線、オセアニア路線、中国路線に投入し、競争力を強化するという方針だ」と説明した。

実際に日本行きの航空需要は減る傾向にある。7月1日から今月15日まで国内の航空会社の日本行きの旅客数は仁川(インチョン)空港の場合、昨年155万431人から今年は147万6371人で4.8%減少した。同期間の金浦(キムポ)空港は昨年23万7674人から今年23万3799人で-1.6%、釜山(プサン)空港は40万2427人から35万7353人で11.2%減少した。金浦空港の旅客減少幅が小さかったのは、日本関連のビジネスなどの商用需要があるため減少幅が微弱だったものと分析される。観光中心の旅行者が多い釜山空港は比較的旅客数減少幅が大きかった。

これにより、大韓航空以外の韓国の航空会社も日本路線の供給調整に入った。アシアナ航空は日本の4路線の供給を減らし、チェジュ航空の9路線、ジンエアーの9路線、ティーウェイ航空の11路線、イースター航空の6路線、エアソウルの5路線、エアプサンの3路線などが減る。日本路線の割合が高いエアプサン(50.6%)、ティーウェイ航空(50.5%)、ジンエアー(42.2%)などの打撃が大きかった。

需要が減少した日本路線に代わり、各航空会社は中国・東南アジア・オセアニア路線の確保に集中している。チェジュ航空は13日、仁川-南通路線の新規就航を皮切りに、ハルビン・張家界就航を準備している。この他、ティーウェイ航空、イースター航空、エアソウルも下半期に張家界や延吉など新規運輸権を確保した中国地域の就航を急いでいる。ティーウェイ航空は仁川・地方空港発の東南アジア路線を拡大し収益性の改善作業に取り組む予定だ。

しかし、国内航空会社の代替路線の発掘がままならないのが実情だ。先立って中国民航総局は13日、10月10日まで新規・臨時・不定期便の運航申請を受け付けないと航空会社に通知した。3月に韓中航空協議で仁川-張家界など9路線の新設に合意し、新規就航を準備していた国内の航空会社にとって青天の霹靂だった。中国は、空港の混雑を考慮した措置だと説明している。しかし、日本の貿易報復以降、日本旅行者が減り打撃を受けた航空業界としては収益が更に悪化する状況になった。

更に急速な国内景気の低迷と香港の政情不安など東アジア情勢の変化も航空会社の代替路線の確保に変数として作用している。航空業界の関係者は「短距離の旅行地である日本と代替可能な海外路線に限りがあるため中国路線に代替しようとしていた国内航空会社としては当惑せざるを得ない状況が続いている」とし「米国や欧州などの中長距離を中心に差別化してきた大韓航空程度を除いて、短距離中心の格安航空会社の危機は続くだろう」と分析した。

大韓航空は、格安航空会社との競争と徐々に進む日本の需要減少のため日本路線の構造調整を続けてきた。上半期の航空路線別売上は米州(28%)、東南アジア(22%)、欧州(18%)、中国(12%)、日本(10%)の順だった。

下半期の航空業界の見通しは明るくない。業界では米中貿易紛争に起因する航空貨物不振持続とウォン安、人件費と操業コスト増加に加え、海外旅行需要の鈍化により航空会社の苦境が続くものと予測している。

6761チバQ:2019/08/21(水) 19:36:05
https://www.sankei.com/politics/news/190820/plt1908200026-n1.html
運用決まった羽田新ルート 根強い反対と観光業界の期待
2019.8.20 21:10政治地方自治
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 羽田空港の国際便増便のため、新しい飛行ルートの運用が決まった。来春からは一部の旅客機が都心の上空を飛ぶことになる。来年の東京五輪・パラリンピック開催に間に合わせる形で、訪日外国人客の受け入れ拡大に向けた空港の能力増強が目的。「観光の活性化につながる」と旅行業界から歓迎の声が上がる一方、騒音や落下物の懸念など、新ルート沿いの住民らの反対は根強い。(天野健作)

「重大事故の懸念」

 「新ルートは人口密集地の都心を貫くため、重大事故のリスクが懸念される」。地元住民らでつくる「羽田問題解決プロジェクト」の大村究(きわみ)代表は8日に開いた記者会見でこう訴えた。

 東京都港区の武井雅昭区長は同日、「区民からは依然として落下物や騒音などに対する不安の声が寄せられており、情報の周知が十分ではないと考えている」とコメント。3月の議会で「国の説明不足で新ルート案は容認できない」との決議を可決していた品川区も13日、「国に対し、ルートを固定化することのない取り組みの確実な実行を強く求めていく」と不信感をにじませる見解を出した。

 一方で、小池百合子知事は「(五輪・パラの)東京大会の円滑実施のため空港の機能強化は極めて重要。引き続き騒音・安全対策を求める」とコメント。賛成側に傾きつつも国への要望をはっきりと打ち出した。

経済波及効果も

 新しい飛行ルートは、南風が吹く日の午後3時から7時の間に限定して活用。都内では、新宿区で高度約千メートル、渋谷区約700メートル、品川区約300メートルの上空を通る。乗客の眼下には高層ビルが林立する都心の姿が広がるという。

 現在の国際線(昼間)の発着回数は年間約6万回だが、新ルートの運用で約3万9千回増える。1時間に最大44便が通る計算だ。国土交通省の試算では、経済波及効果は約6500億円に上り、旅行会社の一つは「旅行者の増加につながるため、大いに期待している」と前向きに捉えている。

 国は5年前にすでに新ルートの計画を公表、住民説明会なども繰り返し開き、理解を求めてきた経緯がある。8月7日には3年ぶりとなる地元自治体との協議会を開催。秋以降にも関係自治体での説明会を再度行うことも検討しているという。

騒音対策は

 問題は騒音対策だ。

 国交省は飛行高度が千メートル以下になると、最大60〜80デシベルの騒音が発生すると予測。80デシベルは「走行中の電車内の音」に相当する。

 このため、着陸に向けた進入角度を3・0度から3・5度に変更。羽田空港までの飛行高度を上げることで、騒音をなるべく軽減させようとしている。

 ただこれに対しては、羽田プロジェクトの会見に同席した元日航機長の杉江弘さんが「世界的にもほとんど例がない急な角度。操縦の難度が増す」と指摘している。国交省は「安全性に問題はない」との立場を示し、昨年から防音工事の助成制度を拡充し、住民側の理解を求めている。

 8月末には小型機を飛ばし、空港設備の点検も始める。来年1月末以降は、実際に旅客機による試験飛行も予定されている。

 国際空港間の都市間競争が激しくなる中、首都圏空港の機能強化は欠かせない。大阪(伊丹)空港や福岡空港も市街地に近接しており、国は他の空港の事例を参考に住民の理解を図りながら、今後の対応策を練る方針という。

6762チバQ:2019/08/21(水) 19:36:41
https://www.sankei.com/politics/news/190821/plt1908210012-n1.html
羽田増枠、日米に24便 来年3月から 国交省
2019.8.21 19:18政治政策
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 国土交通省は21日、東京五輪・パラリンピックを控え、来年3月から増える羽田空港の国際線発着枠のうち、日本と米国を結ぶ路線に24便を割り当てると発表した。両国の航空会社が12便ずつ運航する。国交省が2月に公表した配分方針と同じ内容で2国間協議が決着した。

 羽田国際線は、東京都心上空を通過する飛行ルートの採用により、来年3月29日以降、昼間時間帯(午前6時〜午後10時55分)の発着枠が1日当たり約50便増える。残る発着枠は、訪日外国人客やビジネス客で収益が見込める就航国を念頭に調整しており、近く決着する見通しだ。

 半分が日米路線に割り振られたのは、ビジネス、観光とも需要が堅調なためだ。増便により羽田を発着する昼間時間帯の日米路線は現行の10便から34便に拡大する。

 日米路線を運航する航空会社では、米デルタ航空が羽田増便を控え、アトランタやシアトルなど米主要都市を結ぶ成田路線を全て羽田に移す方針を発表している。

 国交省は、就航国とは別に、近く国内の航空会社ごとの割り当ても決める。

6763チバQ:2019/08/21(水) 20:10:20
こうなのかな?
アジア各国はこの辺の枠とは別扱いなんだっけな?


      ANA-JAL-相手国
イギリス  1-1-2 
 *JALが深夜に1便
フランス  1-1-2
ドイツ   2-0-2 (ミュンヘン・フランクフルト 各1×2)
 *深夜にANAが1便(フランクフルト)
中国    1-1-2 (中国国際航空 すべて北京)
シンガポール1-1-2
タイ    1-1-1
ベトナム  1-0-1 (ハノイ)
インドネシア1-0-1
フィリピン 1-0-1
カナダ   1-0-1 (ANAバンクーバー エアカナダ:トロント )

アメリカ  3-2-5
 アメリカン  ロスアンゼルス
 ユナイテッド サンフランシスコ
 デルタ    ミネアポリス ロスアンゼルス
 ハワイアン  ホノルル
 ANA    シカゴ ニューヨーク ホノルル
  *LA向け深夜便
 JAL    サンフランシスコ ニューヨーク
  *ハワイ向けの深夜便が複数あり

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%94%B0%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E7%99%BA%E7%9D%80%E6%9E%A0

6764チバQ:2019/08/21(水) 20:41:26
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48713010Z10C19A8MM8000/
羽田新発着枠、全日空13.5便で最終調整 国交省
日航は11.5便
経済
2019/8/19 18:49日本経済新聞 電子版

6765チバQ:2019/08/21(水) 20:42:50
https://www.aviationwire.jp/archives/181236
ユナイテッド航空、羽田4路線新設 20年3月発着枠増枠、シカゴ、LA、ニューアーク、ワシントンDCBy Tadayuki YOSHIKAWA共有する:
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 ユナイテッド航空(UAL/UA)は現地時間8月16日、羽田空港の国際線発着枠増枠に伴い、2020年3月から羽田発着便を拡大すると発表した。米国を3月28日に出発する便から、シカゴとロサンゼルス、ニューアーク、ワシントンD.C.の4路線を開設し、現在の成田発着から一部を移管する。


羽田空港の発着枠増枠で4路線を新設するユナイテッド航空=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ユナイテッドの羽田・成田発着便は現在合わせて10路線。羽田発着はサンフランシスコ線のみで、成田発着はシカゴとロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューアーク、ワシントンD.C.、ヒューストン、デンバー、ホノルル、グアムの9路線となっている。

 羽田増枠は2020年3月29日開始の夏ダイヤから。増枠後、羽田発着は新設のシカゴとロサンゼルス、ニューアーク、ワシントンD.C.と既存のサンフランシスコを合わせた5路線に増える。成田路線は、サンフランシスコ線とロサンゼルス線、ニューアーク線、ヒューストン線、デンバー線、ホノルル線、グアム線の7路線で、ユナイテッドの西海岸にあるハブ空港の中でも大きいサンフランシスコや、ロサンゼルス、ニューアークは、羽田と成田に1日1便ずつ運航する。今回発表した羽田新路線の航空券は、8月17日から発売を開始した。

 羽田路線の機材は、シカゴ線とニューアーク線、ワシントンD.C.線がボーイング777-200ER型機、ロサンゼルス線が787-10、サンフランシスコ線が787-9となる。

 運航スケジュールは、シカゴ線は羽田行きUA881便がシカゴ・オヘア国際空港を午後0時45分に出発し、翌日午後3時55分着。シカゴ行きUA882便は羽田を午後5時45分に出発して、午後3時55分に到着する。

 ロサンゼルス線は、羽田行きUA39便がロサンゼルス国際空港を正午に出発し、翌日午後3時45分着。ロサンゼルス行きUA38便が羽田を午後6時20分に出発して、午後0時25分に到着する。

 ニューヨーク近郊のニューアーク線は、羽田行きUA131便がニューアーク・リバティー国際空港を午前10時40分に出発し、翌日午後1時35分着。ニューアーク行きUA130便が羽田を午後5時15分に出発して、午後5時10分に到着する。

 ワシントンD.C.線は、羽田行きUA803便がワシントン・ダレス国際空港を午後0時30分に出発し、翌日午後3時30分に到着。ワシントン行きUA804便は羽田を午後4時に出発して、午後3時45分に到着する。

 既存のサンフランシスコ線は、羽田行きUA875便がサンフランシスコを午前10時45分に出発し、翌日午後1時55分着。サンフランシスコ行きUA876便は羽田を午後3時45分に出発して、午前9時5分に到着する。

 米国運輸省(DOT)は5月16日に、羽田国際線発着枠の米国分について暫定配分を発表。8月9日に正式決定し、暫定配分がそのまま確定した。米国側は4社に対し12枠で、最多がデルタ航空(DAL/DL)の5枠、ユナイテッドが4枠で続き、アメリカン航空(AAL/AA)が2枠、ハワイアン航空(HAL/HA)が1枠となった。DOTの最終決定によると、米国内のハブ空港と羽田を結ぶ路線の拡大を重視し、米国内路線の利便性向上を考慮した判断を下している。

 ユナイテッド以外の米国3社の羽田路線は、デルタは現在のロサンゼルス線とミネアポリス線に加え、成田発着のシアトル線とデトロイト線、アトランタ線、ポートランド線、ホノルル線を羽田へ移管。成田からは撤退する。アメリカンは現在のロサンゼルス線に加え、成田発着のダラス線とロサンゼルス線を羽田に移す。ハワイアンは現在のホノルル線(週11往復)とコナ線(週3往復)に加え、ホノルル線を週7往復増便する。

 ユナイテッドは認可された4路線のほか、ヒューストン線とグアム線も羽田への移管を申請していた。

*成田路線の記事はこちら。

羽田路線の運航スケジュール
シカゴ-羽田線
UA881 シカゴ(12:45)→羽田(翌日15:55)777-200ER
UA882 羽田(17:45)→シカゴ(15:55)777-200ER

ロサンゼルス-羽田線
UA39 ロサンゼルス(12:00)→羽田(翌日15:45)787-10
UA38 羽田(18:20)→ロサンゼルス(12:25)787-10

ニューアーク-羽田線
UA131 ニューアーク(10:40)→羽田(翌日13:35)777-200ER
UA130 羽田(17:15)→ニューアーク(17:10)777-200ER

ワシントンD.C.-羽田線
UA803 ワシントンD.C.(12:30)→羽田(翌日15:30)777-200ER
UA804 羽田(16:00)→ワシントンD.C.(15:45)777-200ER

サンフランシスコ-羽田線
UA875 サンフランシスコ(10:45)→羽田(翌日13:55)787-9
UA876 羽田(15:45)→サンフランシスコ(09:05)787-9

6766チバQ:2019/08/22(木) 13:26:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190822-00000500-fsi-bus_all
タイ・バンコク、3番目の空港計画 渋滞緩和へ23年にも建設開始
8/22(木) 7:45配信SankeiBiz
 タイの首都バンコクにある2つの空港の渋滞を緩和するために、バンコクの西、ナコンパトム県に3番目の新空港を建設する動きが進められている。英字紙バンコク・ポストが伝えたもので、「ナコンパトム新空港」は建設期間4年、費用200億バーツ(約691億6180万円)が計画されている。

 計画が承認されれば、2023年にも建設が始まる。タイ運輸省空港局によると、官民連携もしくは国営事業として行われる見込み。空港局のジャルム・メーソンブーン総局長は「新空港は運営開始当初、コンケーン空港やスラーターニー空港などの主要空港と同規模の、年間100万人以上の旅客を見込んでいる」と語った。

 バンコクにはスワンナプーム空港とドンムアン空港がある。スワンナプーム空港は年間利用者数4000万人の設計に対し、近年の利用者数は7000万人と収容力を超えていることが課題として指摘されていた。ナコンパトム新空港が完成すると、年間最大2500万人の乗客を受け入れられるという。(シンガポール支局)

6767チバQ:2019/08/22(木) 13:28:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190821-00000027-kobenext-bus_all
独立系航空会社FDA 神戸-松本便、神戸-出雲便のダイヤと運賃発表
8/21(水) 20:50配信神戸新聞NEXT
独立系航空会社FDA 神戸-松本便、神戸-出雲便のダイヤと運賃発表
搭乗を呼び掛けるFDAなどの関係者ら=神戸空港
 独立系航空会社のフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は21日、神戸空港の発着枠拡大を活用して10月27日から運航する神戸-松本(長野県)、神戸-出雲(島根県)両便のダイヤと運賃を発表した。神戸就航は初めてで、いずれも日本航空と共同運航する。

 来年3月28日までの冬ダイヤで、松本便(1日1往復)は午前9時55分神戸発の松本行きと午後0時20分松本発の神戸行き。

 出雲便(同)は午後2時10分(12月20日以降は午後2時半)神戸発の出雲行きと、午後2時45分(同午後3時55分)出雲発の神戸行き。ただし、出雲大社への参拝客が見込まれる10月27日〜12月19日に限り、朝に1往復を追加で飛ばす。

 大人普通運賃は松本便が2万5千円、出雲便が2万1500円〜2万2800円。就航記念として出発45日前までに搭乗券を購入すれば、松本便は最安で片道7千円、出雲便は同6500円で搭乗できる。

 神戸市内で会見した三輪徳泰社長は「神戸空港を静岡、名古屋に次ぐ『第3の拠点』にしたい」と強調。神戸-高知便も検討したが、冬ダイヤでは松本、出雲の両便でスタートする。(長尾亮太)

6768チバQ:2019/08/22(木) 13:37:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019082100931&g=eco
観光客減、長期化を懸念=日韓路線で運休相次ぐ
2019年08月22日07時04分

 日韓関係の悪化が国内の観光業に影を落としている。韓国からの訪日客数は減少。韓国の格安航空会社(LCC)では日本路線の運休に踏み切る動きが相次ぐ。旅行予約のキャンセルも増えており、影響の長期化を懸念する声が上がる。

 JR九州高速船が運航する福岡-韓国・釜山間の高速船は、お盆期間(9〜18日)の韓国人客が前年比7割減った。輸出管理強化が始まった7月以降、予約のキャンセルが増えたという。
 旅行利用が中心のLCCでは、韓国のティーウェイ航空が九州や札幌などと韓国を結ぶ定期便の一部運休を決めた。旅行客が戻る見通しが立たないためだ。エアソウルやイースター航空など他の韓国LCCに加え、大手の大韓航空も一部運休や減便を発表している。
 LCCの乗り入れが多い地方空港を抱える地域からは不安の声が上がる。熊本県阿蘇市の阿蘇ホテルでは、9月の韓国の大学生ら約80人の予約がキャンセルとなった。周辺はゴルフを楽しむ韓国人観光客が多く、宿泊施設は「ゴルフ客が増える秋から冬への影響が心配」と懸念する。
 佐賀県嬉野市の嬉野温泉では韓国人旅行者の予約が半分近くキャンセルになった旅館もあるという。同温泉旅館組合の松本泰宏事務局長は「今の状況がしばらく続きそうだ」と厳しい見通しを示した。

6769チバQ:2019/08/22(木) 13:38:57
https://www.fnn.jp/posts/00047741HDK/201908151140_WatanabeYasuhiro_HDK
韓国航空会社が「メンタル崩壊」…日本路線運休で中国目指すも挫折
日本不買運動のブーメランが航空会社に突き刺さった


渡邊康弘
カテゴリ:ワールド
2019年8月15日 木曜 午前11:40
韓国で日本不買運動が盛り上がっている。連日「予想外の反発に狼狽している」「日本は悲鳴を上げている」など、メディアも勇ましい。確かに売り上げを大きく落としている企業もあり、日系企業の韓国人従業員が、人件費を削減するために「出勤停止」になったとの話もある。同じ韓国人が職を失いつつあることも、今回ばかりは「しょうがない」という受け止めだ。

次々に運航停止となった日本路線

資料:韓国のLCCイースター航空
数ある不買運動の中でも、「有力」とされているのが、日本に行かないキャンペーンだ。

2018年に日本を訪問した韓国人は約754万人と、訪日外国人の国別ランキングで中国(約838万人)に次ぐ「お得意様」だった。だが、7月1日に日本政府が韓国向け輸出管理の優遇措置を撤廃すると発表すると、流れが大きく変わる。団体旅行を中心に日本旅行のキャンセルが相次ぎ、韓国の大手航空会社やLCCが日本行きのチャーター便などを次々に運航休止にしたのだ。運休となった路線は、札幌、富山、静岡、佐賀、大分、熊本、鹿児島など地方都市が中心。自治体からは、貴重な収入源であるインバウンドが減少するとして、憂慮する声が出ている。地方にとって切実な問題だ。

だが、気になる事がもう一つある。突然日本路線を運休した韓国の航空会社は、「宙に浮いた」飛行機やスタッフをどうするのだろうか?

中国路線の増便を目論んでいたが…

資料:韓国のLCCティーウェイ航空
当たり前だが、航空会社は飛行機を飛ばさないと経営が成り立たない。空港に駐機していても赤字が膨らむだけなので、一刻も早く日本以外の路線を開拓しなければいけない。しかし、日本向けの短距離飛行に特化した飛行機であるため、振り分け先の選択肢は多くない。大方の予想通り、韓国の多くの航空会社は中国に殺到した。だが、その目論見はあっという間に崩れてしまった。

韓国メディアによると、中国は8月9日から10月10日まで、新たな路線や増便、チャーター便の運航申請を受け付けないと通知してきたという。その衝撃は大きく、経済紙「ソウル経済」は「航空業界はメンタル崩壊に陥った」と報じた。

ドル箱の日本路線を手放したばっかりに…
韓国のLCCの場合、全体の営業利益のうち日本路線が30〜60%をたたき出していたのだという。日本路線というドル箱を韓国人による日本不買運動によって失い、頼みの綱の中国路線も飛ばせないとなると、韓国航空業界の「メンタル崩壊」も良く分かる。

中国がダメなら、距離的には東南アジア諸国しか残されていない。しかし新たに路線を開拓するには当然時間がかかる。何とか飛ばせたとしても、これまでの東南アジア路線の実績では、搭乗率が80%に満たないケースが多く、日本路線のような利益を出す見込みは低いという。この状況が長引けば、特に経営規模が小さいLCCにとっては大きな打撃になるだろう。


韓国人による日本不買運動により、日系企業で働く韓国人が解雇されたり、航空会社や旅行業者のような企業の業績が大幅に落ちる事は今後も続くとみられる。またこうした韓国国内のゴタゴタは、投資家の韓国離れを招きかねない。それでなくとも米中貿易戦争や香港のデモ隊と当局との激しい衝突など、韓国の周辺では不確定要素が多く、韓国ウォンの為替相場は連日乱高下している。

不買運動の抗議デモなどを取材していると、日本への反発をひしひしと感じるが、韓国市民は一度冷静になった方が良さそうだ。

6770チバQ:2019/08/22(木) 13:40:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201908/CK2019082102000136.html
大韓航空、日本便大幅減 韓国全8社が路線縮小

2019年8月21日 朝刊


 【ソウル=中村彰宏】大韓航空は二十日、輸出管理強化などを巡る日韓関係の悪化を受け、日本と韓国を結ぶ路線について、運休や減便などで大幅に見直すと発表した。アシアナ航空や格安航空会社(LCC)もすでに同様の措置を決めており、韓国の航空会社八社すべてが日本路線を縮小。日本国内の観光地への影響が広がりそうだ。

 大韓航空は、九月十六日から釜山-関西、十一月以降に済州-成田、済州-関西の運航をそれぞれ休止。仁川-小松など地方空港と結ぶ三路線も一時的に運航を取りやめ、仁川-関西、仁川-沖縄などは減便する。

 同社は七月に釜山-札幌の運航休止を発表したが、今回は大幅な見直しに踏み切った。理由について「七月から続く日本旅行の需要減少による路線の調整」と説明。日本路線を縮小した分は、フィリピン、ベトナムなど東南アジア、中国、国内線に振り分ける。

 アシアナ航空も二十三日から釜山-沖縄の運航を休止し、仁川-関西などでは九月中旬から使用する飛行機を小型化する。LCCでも、チェジュ航空が仁川-名古屋を減便するなど軒並み日本路線の縮小を決めており、対象となる路線は計六十以上に上る。

 韓国の大手旅行会社によると、八月以降の日本旅行の予約率は例年の50%以下に低下し、世論調査では81・8%が「今年は日本に旅行するつもりはない」と答えている。

6771チバQ:2019/08/26(月) 16:10:58
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019082501001666.html
「重要な路線のシフトが起きる」 成田空港社長、羽田枠増で
 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長が25日までに、共同通信のインタビューに応じた。東京五輪・パラリンピックを控え、来春に予定されている羽田空港の発着枠拡大を「重要な路線のシフトが起こる」と受け止め、成田でも格安航空会社(LCC)を中心としたネットワークの拡充や空港機能の強化に注力する考えを示した。

 羽田の発着枠拡大を巡っては、すでに米デルタ航空が成田から羽田への路線集約を決めている。田村社長は「収益に少なからぬ影響がある」と危機感を持つ一方、「羽田の拡張余地は限定的。今後増える需要は成田で大部分を受け入れなければならない」と強調した。

(共同)

6772チバQ:2019/08/26(月) 16:17:39
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/334065?rct=n_privatization
HKK連合2次で逆転 選定過程判明 1次審査は最下位
08/11 05:00
HKK連合2次で逆転 選定過程判明 1次審査は最下位
 道内7空港の一括民営化を巡る運営事業者の選定過程で、運営事業者に内定した北海道空港(HKK、札幌)を中心とする企業連合が、1次審査を通過したグループの中で最下位だったものの、最終の2次審査ではライバルを大きく引き離す逆転勝利だったことが明らかになった。観光・地域振興策の充実に加え、運営権対価(入札価格)を引き上げたことが決め手になったようだ。

 運営事業者の選定は有識者や地元関係者らでつくる審査委員が行い、昨年8月の1次審査は応募があった4グループの提案内容を100点満点で評価。オリックスとフランスの空港運営会社大手バンシ・エアポートの企業連合が最高の79・4点を獲得した。2番手はパリ空港公団(ADP)などの企業連合の74・2点、HKK中心の企業連合は73・3点で3番手だった。落選したシンガポールの空港運営会社チャンギ・エアポート・グループ中心の企業連合は50・6点だった。

 1次審査を通過した3グループのうち運営権対価については、HKK連合が最も低い15・6点。オリックス連合は21・2点と最高で、ADP連合は18・9点だった。

 しかし、オリックス連合の撤退によりHKK連合とADP連合の一騎打ちとなった2次審査では、HKK連合が大半の項目で上回り、350点満点中279・4点を獲得。ADP連合(239・5点)と40点近い大差をつけた。1次審査で大きく負けていた運営権対価も、HKK連合が78点とADP連合の55・3点を引き離した。

 HKK連合は2次審査で運営権対価を引き上げるなど提案内容を修正したことがうかがえ、その結果、巻き返しに成功したとみられる。(徳永仁)

6773チバQ:2019/08/29(木) 14:41:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00010006-nishinpc-bus_all
北九州空港を「新福岡空港」に? 認知度向上へ市長が改称検討
8/29(木) 11:35配信西日本新聞
北九州空港を「新福岡空港」に? 認知度向上へ市長が改称検討
北九州空港
 北九州市の北橋健治市長は28日、国が管理する北九州空港の名称について「認知度を思い切って上げる工夫があっていい。(現在の名称に)こだわるまいと思っている」と述べ、変更や愛称の新設を検討する考えを示した。有力候補として「新福岡空港」を挙げた。同日の定例記者会見で明らかにした。

 市によると、名称変更には国土交通省や福岡県との協議が必要になる。新たに愛称を設けるのは、地元の判断で可能という。

 北橋市長は「庁内での議論はこれから」としながらも「名称の再検討の議論は、いろんな立場の方々が共感する可能性がある」と変更などに前向きな姿勢を見せた。

 空港関係者によると、「北九州」の名称は「福岡」に比べ、中国など海外から知られていないのが現状。ほかに「福岡第2空港」「福岡・北九州空港」などの案も出ているという。

 市議会では今後、特別委員会を新設して空港の民営化の是非について議論するが、名称変更についても議題にしていく。

西日本新聞社

6774チバQ:2019/08/29(木) 16:10:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190829-00000018-asahi-soci
中部空港、韓国LCCが減便へ 日韓関係の悪化影響か
8/29(木) 9:58配信朝日新聞デジタル
中部空港、韓国LCCが減便へ 日韓関係の悪化影響か
韓国・釜山と中部を結ぶエアプサン=愛知県常滑市の中部空港
 韓国の格安航空会社(LCC)3社が、9月から中部―ソウル便と中部―釜山便を週7便減らし、週30便とすることが27日わかった。中部と韓国を結ぶ全体の便数は、6月1日時点より10便少ない週66便となる。中部空港会社(愛知県常滑市)は、日韓関係悪化の影響が中部でも表れ始めたとみている。

 中部空港の就航路線・便数の9月計画によると、チェジュ航空が今月25日からソウル便を週2便減らして週14便とした。エアプサンは9月1日から釜山便を週4便減の週3便とする。ティーウェイ航空は4日からソウル便を週1便減の週13便とするが、一部を運航しない可能性があるという。

 中部空港は9月20日、この3社を含むLCC向けの第2ターミナルを開業する予定で、今後のLCCの動向を注視している。

朝日新聞社

6775 チバQ:2019/08/30(金) 08:58:31
>>6773
紛らわしいだけやんけ!

6776とはずがたり:2019/08/30(金) 10:36:48
ネトウヨらしき差別主義者が韓国の経済破綻寸前で燃料買えずに日本便休止したんだとデマ飛ばしててぶったたかれてたけど,日本の航空会社の韓国便も休止になったぞ。

日本の航空会社で初、ピーチが韓国3路線を休止・中断
2019/08/30 10:03読売新聞
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20190830-567-OYT1T50162.html

 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは29日、日本と韓国を結ぶ3路線で運航の休止や中断を行うことを明らかにした。日韓関係の悪化に伴う旅行需要の減少などを受け、日本の航空会社が韓国路線を運休するのは初となる。

 10月28日から札幌(新千歳)―ソウル(仁川)線を、来年1月7日から関西―釜山線を、それぞれ運休する。沖縄(那覇)―ソウル(仁川)線も来年1月28日?2月22日、一時的に運航を取りやめる。いずれも1日1往復が運航している。

6777とはずがたり:2019/08/30(金) 10:39:09
>>6773
福岡市と北九州市はいいライバルで居て欲しいから福岡空港の名前に縋ったりして欲しくないけど福岡空港の看板の強さ半端なさそうだからなあ。。

6778とはずがたり:2019/08/31(土) 17:14:09
ドイツも独ソ戦に踏み込まずイギリスを追い込んだところで講和を模索するって手もあったんじゃないかと思うんだけど,ゲルマン人にとってスラブ人は奴隷というイデオロギーに囚われて破滅していった。

朝鮮半島は日帝の植民地というイデオロギーに囚われてアベノミクスの唯一の成功例の円安による観光客の増加,まあ実態はソフト資源の叩き売りに過ぎないけど,で,その上得意の中韓と結局喧嘩しないとダメって所に歴史の因果を感じなくもない。

英ソと棲み分けがなったとしてドイツによる大陸支配がどの程度続いた判らないがフランコみたいに永続出来たかなぁ?んで,日本の場合,韓国の観光客を切ってこのまま何処へ行く?将来あそこで韓国と仲直りしとけばねえと云われるんちゃうか。

日韓対立、空路に痛手 地方便は運休・減便で3分の1に
有料会員限定記事 日韓関係・GSOMIA破棄
https://www.asahi.com/articles/ASM8Z53SZM8ZULFA00Y.html
贄川俊 仁川=高橋尚之 2019年8月31日07時09分

 日韓を結ぶ空の便の運休や減便が加速している。政治的対立などで韓国人観光客らの利用が減ったためだ。6割以上の路線で運休や減便が見込まれ、特に地方では便数が3分の1に落ち込む見通しとなった。こうした動きはさらに進む可能性があり、韓国人観光客に支えられてきた地方には痛手だ。

 運休・減便の見通しは、国土交通省や航空会社、空港への取材で分かった。30日時点ですでに運休・減便しているか、今後予定している路線と便数を集計した。行き先が同じでも、航空会社が違う場合は別の路線とみなした。

 日本と韓国を結ぶ直行便を運航しているのは、日韓の11社。7月の段階で国内の26空港との間に少なくとものべ128路線で1325便が就航しており、9割超を韓国の航空会社の便が占めていた。

 運休が決まっているのは43路線あり、他に42路線で減便を予定している。減便数の合計は全体の33%にあたる439便にのぼる。

 成田、羽田、中部、関西、福岡の5空港では、71路線のうち41路線(57%)で運休・減便する。これらの路線はビジネス客の利用が多いため需要が堅調で、運休は11路線(15%)、減便数の合計も全体の23%にとどまった。

 一方、5空港を除く地方の21空港では、57路線のうち運休・減便は44路線(77%)あり、このうち運休だけで32路線(56%)あった。特に旭川、茨城、富山、小松、佐賀、大分、熊本の7空港では、すべての韓国便の運休が見込まれる。21空港を合わせた減便数は207便にのぼり、減便前の320便から3分の1強にまで落ち込む。これらの空港では、特に韓国の格安航空会社(LCC)の運休・減便が目立つ。

 利用者の多い新千歳や那覇とい…

6779チバQ:2019/09/02(月) 10:55:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000005-hokuriku-l15
新潟空港 高速バス、会津若松線延伸 新潟県が実証実験
9/2(月) 9:38配信北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ
新潟空港 高速バス、会津若松線延伸 新潟県が実証実験
会津若松市と新潟空港を結ぶ直通バスに乗り込む乗客ら=1日、会津若松市
 新潟空港へのアクセス改善に向け、福島・会津若松-新潟間を結ぶ従来の高速バスを新潟空港まで延伸する新潟県の実証実験が9月1日、始まった。会津若松からの空港利用者増加を狙うほか、空港から会津を目指す国内外からの観光需要も取り込みたい考えだ。

 バスはこれまで新潟市中央区の万代シテイバスセンター発着だったが、1日4往復するうち3往復を空港まで延伸する。現時点では本年度末までの実施が決まっている。

 県の「路線ネットワーク戦略」では、2020年度までに新潟空港の利用客数を135万人とする目標を掲げている。そのために、福島県を含む近隣県も視野に、交通アクセスの改善などに取り組むことを検討している。

 初日の1日、会津若松駅前のバス乗り場で、新潟県職員らが延伸をPRするチラシを配り、乗客に利用を呼び掛けた。バスを使って新潟に行くという福島県下郷町の男性(75)は「便利になったと思う。機会があればぜひ新潟空港を使ってみたい」と話した。

 PRには会津若松市の室井照平市長も駆け付け「会津若松への誘客促進につなげたい。広域観光充実の観点でもプラスになると思う」と話した。

6780チバQ:2019/09/02(月) 20:48:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000051-reut-asia
羽田空港、増便は9カ国・地域 来年3月就航 発着枠見直し
9/2(月) 16:56配信 ロイター
[東京 2日 ロイター] - 国土交通省は2日、東京五輪・パラリンピックを控えて来年3月から1日50便増える羽田空港の国際線発着枠について、中国、ロシア、オーストラリアなどの国・地域に配分すると発表した。米国路線には24便割り当てることを既に発表済みで、増便される9就航国・地域が明らかになった。

計50便は日本の航空会社、相手国の会社にそれぞれ計25便を配分。日本は全日空に13.5便、日本航空(JAL)<9201.T>に11.5便を割り当てる。

ほかの就航国・地域は、インド、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンディナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国のうちから配分)。

便数は中国が8便、ロシア、オーストラリアが各4便、ほかの5カ国・地域が各2便。

6781チバQ:2019/09/03(火) 15:03:25
https://news.yahoo.co.jp/byline/toriumikotaro/20190902-00140959/
羽田空港、国際線発着枠が発表。イタリア、トルコ、ロシア、インドへも羽田から行ける。エリア別の傾向は?
鳥海高太朗 | 航空・旅行アナリスト 帝京大学非常勤講師
9/2(月) 16:27
 国土交通省航空局は、2020年3月29日から拡大される羽田空港の昼間時間帯国際線発着枠(年間約3.9万回=50往復分)の配分を9月2日の午後に発表した。

アメリカや中国をはじめ、9つの国・地域に配分
50便(往復)の発着枠配分については、国別では以下の通り。

アメリカ:24便

中国:8便

ロシア:4便

オーストラリア:4便

インド:2便

イタリア:2便

トルコ:2便

フィンランド:2便

スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国):2便

合計50便

ロシア、インド、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビアが羽田乗り入れへ
 日本の航空会社が25便、海外航空会社が25便となり、基本的には双方の国の航空会社が運航することになる。アメリカ路線については先行して24便が配分されることが発表されていたこともあり、残りの26便の配分に注目が集まっていた。

 その中で今回、既に昼間時間帯発着枠がある国で増便になるのが、アメリカと中国の2カ国。深夜早朝時間帯に運航があるが昼間時間帯がなく、今回昼間時間帯の運航が認められたのがオーストラリア、昼間時間帯が認められたことで初めて就航するのがロシア、インド、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国の中で調整)の5カ国となった。全部で9つの国・地域に配分されたことになる。

国内の航空会社への配分はANA13.5便、JAL11.5便
 気になるのが国内航空会社の配分となったが、全体ではANA(全日本空輸)が13.5便、JAL(日本航空)が11.5便という配分となった。現在の国際線における輸送力に基づいて配分比率が決定されたようだ。

国内航空会社分の25便については、以下の通り。

アメリカ:ANA6便、JAL6便

中国:ANA2便、JAL2便

ロシア:ANA1便、JAL1便

オーストラリア:ANA1便、JAL1便

インド:ANA0.5便、JAL0.5便

イタリア:ANA1便

トルコ:ANA1便

フィンランド:JAL1便

スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国):ANA1便

 アメリカ、中国、ロシア、オーストラリア、インドはANAとJALにそれぞれ配分され、イタリア、トルコ、スカンジナビアはANA、フィンランドはJALに配分された。インドへのANA、JALの0.5枠は片道は日中枠・片道は深夜早朝枠を活用することで1日1往復の運航が可能となる。

 ここからはエリア別の傾向について考える。

■北米路線
 現状、アメリカとカナダに昼間時間帯の発着枠が配分されているが、今回はアメリカの発着枠のみ拡大され、現在の10便から34便に拡大されることになった。アメリカ側航空会社の12便については、デルタ航空5便、ユナイテッド航空4便、アメリカン航空2便、ハワイアン航空1便で既に確定している。

 日本側はANAとJALがそれぞれ6便ずつ配分されたことから、今後就航路線の検討に入る。ANAは成田からロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、サンノゼ、シカゴ、ヒューストン、ワシントンDC、ニューヨーク、ホノルルに就航、羽田からロサンゼルス、シカゴ、ニューヨーク、ホノルルに就航している。またJALは成田からロサンゼルス、サンディエゴ、シアトル、シカゴ、ダラス、ボストン、ホノルル、羽田からサンフランシスコ、ニューヨークに就航している。

 アメリカの航空会社では、デルタ航空が全便を羽田発着に変更することを発表し、ユナイテッド航空は一部便を羽田に移管したが、成田から移管せずに羽田からも新たに発着する路線(ロサンゼルス、ニューヨーク)もある。

 ANAやJALも今後就航路線を検討していくことになるが、両航空会社共に、成田空港ではアジアと北米の流動を取り込むべく、成田乗り継ぎでの利用(日本には入国しない外国人)が増えていることから、一部路線を成田から羽田へ移管する可能性も考えられるが、成田を維持したまま羽田からも就航する路線が多くなるだろう。

6782チバQ:2019/09/03(火) 15:03:37
■ヨーロッパ路線
 現在、昼間時間帯の発着枠があるのは、イギリス、フランス、ドイツの3カ国になるが、新たにロシア、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国)が加わるが、イギリス、フランス、ドイツへの発着枠の追加はなかった。

 ロシアはアエロフロート・ロシア航空、イタリアはアリタリア-イタリア航空、トルコはターキッシュ エアラインズ、フィンランドはフィンエアー、スカンジナビアはスカンジナビア航空が羽田に乗り入れる可能性が非常に高いだろう。ロシアはモスクワ、トルコはイスタンブール、フィンランドはヘルシンキで決まりだと思うが、スカンジナビアも現状を考えるとスカンジナビア航空が現在就航するコペンハーゲンの可能性が高い。イタリアはローマかミラノのどちらかになるだろう。

 また、日本の航空会社については、ANAのトルコはイスタンブールが有力になるが、イタリアとスカンジナビアの就航都市がどこになるのか注目だ。特にスカンジナビアは、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーと3カ国あるが、デンマークとスウェーデンのどちらかになると筆者は推測しているが、今後ANA側からの発表を楽しみにしたい。JAL単独のフィンランドはヘルシンキが有力だろう。

 今回、中東系航空会社が拠点を置く、UAEやカタールなどへの配分はなかった。

■オセアニア路線
 現在、深夜早朝時間帯でANAとカンタス航空が羽田〜シドニー便を運航しているが、深夜早朝時間帯の現在の便をどうするのかも含めて、ANAとカンタス航空は、日中時間帯の発着枠をどう活用するのか注目される。ANAは羽田〜シドニーと9月1日に就航したばかりの成田〜パース線の2路線、カンタス航空は羽田〜シドニー、成田〜ブリスベン、成田〜メルボルンの3路線を運航している。

 JALは成田〜シドニーと成田〜メルボルンの2路線を運航していることから、どちらかの路線が羽田に来る可能性が高く、都市の規模を考えるとシドニーの可能性が高いと考える。

■アジア路線
 今回新たに日中時間帯の発着枠として認められたのが、中国、インドの2カ国となった。中国は、9つの国・地域の中でアメリカに次ぐ8便を新たに獲得した。現在、日中時間帯は日本・中国双方の航空会社が北京、上海、広州に飛ばしているが、日本側4便、中国側4便が増えることで、北京、上海、広州への便を増やすのか、もしくは中国のその他の都市へ就航するのかにも注目される。

 日本側はANAとJALにそれぞれ2便ずつ配分されたが、中国側のどの航空会社に配分されるのかによっても路線展開が異なるだろう。中国については、国土交通省の発表によると、羽田発着枠配分のほか、成田、北京、上海に係る輸送量制限を大幅に緩和することを確認している。

 インドについては、ANAが成田〜デリー、成田〜ムンバイ、JALが成田〜デリーに就航しており、10月27日からはANAが成田〜チェンナイ、JALも2020年の夏ダイヤまでに成田〜ベンガロール(バンガロール)に就航するが、羽田からの路線がデリーになるのか、それとも他の都市になるのかに注目だ。インド側はエア・インディアが就航する可能性が高いだろう。

 韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンの各国には、日中時間帯の発着枠があるが、今回は追加の増枠発表はなく、2020年3月29日以降も現在の便数を維持する。

6783チバQ:2019/09/03(火) 15:03:50
ANA、JALそれぞれコメントを発表
 今回の決定について、ANAとJALからそれぞれコメントが発表されている。ANAホールディングスは「このたびの羽田国際線ならびに国内線の発着枠配分決定につきましては、首都圏空港の機能強化の実現に向けて、数々のご尽力をいただきました関係の皆様に深く感謝申し上げます。安全運航を第一に、落下物対策や騒音対策に引き続きしっかり取り組むとともに、 配分された貴重な発着枠を有効に活用し、訪日外国人旅行者の増加や日本の国際競争力強化に向けて努力して参ります」とコメントを出した。

 また、JALも「首都圏空港機能強化につきましては、関係自治体、住民の皆さま、および多くの関係の皆さまのご理解とご尽力によるものであり、心から感謝申し上げます。JALとしましても、引き続き落下物、騒音低減への万全な対策を行い、安全運航を堅持してまいります。今回の配分は、当社の意向を十分に汲んでいただいたものであり、今後の中期計画、グランドデザインを達成するうえで非常に大きな前進となると受け止めております。また羽田・成田の首都圏空港を最大限活用し、自社路線のみならず提携パートナーとのさらなる提携の拡大・深化を図り、より多くの地点を結び、2020年オリンピック・パラリンピック、その先の訪日外国人の拡大や地域活性化に対しヒトとモノを繋ぐ重要な役割を果たしてまいります」とコメントを出した。

 2020年3月29日からの羽田空港国際線の発着枠配分が発表されたことで、来春以降の出張や旅行で利用する飛行機の便の選択肢が増えることになりそうだ。

6784チバQ:2019/09/03(火) 15:05:01
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539706/
福岡空港、発着枠拡大 来春に1時間35→38回 訪日客増に対応 国交省方針
2019/9/1 20:10 (2019/9/1 22:57 更新)
西日本新聞
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来年春から発着枠が拡大される福岡空港=2018年5月(本社ヘリから)

 国土交通省は、福岡空港(福岡市)の発着枠を来年3月末の夏ダイヤ以降、1時間当たり35回から38回に拡大する方針を固めた。年間の発着容量は1万回近く増えるとみられる。来年1月に完成する誘導路の二重化で年6千回拡大する計画だったが、誘導路の運用効率化などでさらに上積みできると判断した。アジアに近い福岡空港は国際線などの増加で過密化が深刻化しており、来夏の東京五輪も見据えて訪日外国人客の受け入れ態勢を拡充する。

 福岡空港は、格安航空会社(LCC)の参入やアジアの成長に伴い、2012年から発着回数が急増。定時性を保ちながら安定的に運航できる目安の発着容量(年16万4千回)を超えており、18年度は4年連続過去最高となる約17万4千回(ヘリコプターを除く)に上った。

 過密化で午前や夕方のピーク時には遅延が常態化しており、16年3月には国交省が発着回数を制限する「混雑空港」に指定。現在の発着枠は1時間当たり35回に設定されている。

 ただ、LCCの台頭などで新規就航や増便を希望する航空会社の意欲は依然として旺盛で、現在の発着枠では受け入れられないケースも少なくないという。

 このため、今年4月の空港民営化に伴って運営会社となった福岡国際空港が、発着枠のさらなる上積みを国交省に要請。同省は誘導路の二重化で発着枠を1時間当たり37回(年17万回)とする予定だったが、誘導路の運用方法などを精査した結果、38回まで拡大できる見通しになったという。

 国交省は関係自治体などへの説明をすでに始めている。

 福岡空港では2本目の滑走路が完成する25年3月以降、発着枠を1時間当たり40回(年18万8千回)に拡大する計画もある。

地政学的リスク軽減へ 脱「韓国依存」、国際線の多角化急務

 福岡空港の発着枠が来年春に当初計画より上積みされるのは、国や運営会社の福岡国際空港(FIAC)が、増加する訪日外国人客を確実に取り込みたいためだ。ただ、日韓関係の悪化で韓国線の運休や減便が全国で相次ぐ。韓国線への依存度が高い福岡空港では、地政学的リスクの軽減に向けて多様な路線を誘致する営業力が問われそうだ。

 福岡空港の発着回数は、この10年で3割以上増加。それをけん引してきたのが、韓国の格安航空会社(LCC)勢だ。福岡空港の2018年の外国人入国者数は過去最高の241万5千人で、このうち6割を韓国人が占めている。

 日韓関係の悪化に伴う利用者減少のため、大韓航空や韓国LCCは福岡便を相次いで減便しており、今後は「福岡空港からの撤退もあり得る」(航空関係者)。この状況がどの程度続くか不透明だが、地政学的リスクを受けにくい足腰の強い空港づくりは急務だ。国際線の多角化が必須となるが、国内外の主要空港も相次いで機能強化を進めている。路線の誘致競争は激化しており、順調に路線を増やせるかは見通せない部分もある。

 一方で、市街地にある福岡空港は、利便性が高い代わりに能力拡大は騒音など周辺地域の負担増も伴う。発着枠が1時間当たり1回増えれば、年間の発着容量は3千回前後増える。FIACは25年3月の滑走路増設後、着陸経路の変更で1時間当たり45回以上(年21万1千回以上)に拡大したい意向も示している。

 国内の人口が減少する中、地域振興の核となる空港の能力増強は不可欠だ。国やFIACは容量拡大に伴う恩恵と負担を丁寧に説明し、理解を求めていく必要がある。

6785チバQ:2019/09/04(水) 16:06:58
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190903/mcb1909030500003-n1.htm
大韓航空、相次ぐキャンセル 「釜山-関西」など3路線休止 (1/2ページ)
2019.9.3 10:50
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 大韓航空は先ごろ、日本と韓国を結ぶ路線を大幅に見直すと発表した。今月16日から釜山-関西、11月以降に済州-成田、済州-関西をそれぞれ運航休止とする。韓国国内では日本政府による輸出規制強化問題が影響し、不買運動が拡大。日本製品の売り上げも急減している。

大韓航空は運航停止のほか、9月下旬から11月中旬まで仁川-小松、仁川-鹿児島を、9月下旬から10月下旬まで仁川-旭川をそれぞれ一時的に運航を休止するとしている。

 大幅な路線見直しは、訪日客のキャンセルが相次ぎ、収益性が低下したのが理由。日本の地方空港と韓国を結ぶ他の路線でも減便を計画している。同航空は7月に釜山-札幌線の運航停止を発表していた。

 日本との路線を見直す代わりに、フィリピンやベトナム、タイなどの東南アジアや、中国との路線を大幅に拡充する計画。韓国航空会社の運休や減便の動きは、アシアナ航空や格安航空会社(LCC)でも相次いでいる。

 世論調査会社「リアルメーター」が8月半ばに実施した調査では、82%が「今年、日本に旅行する考えがない」と回答。昨年は人口約5100万人の韓国から約750万人が訪日し、訪日外国人のシェアで中国に次ぐ2位を占めたが、日韓関係悪化を受け旅行キャンセルが相次いでいる。

 ビールの輸入額は日本産が「不動の1位」を維持してきたが、3位に転落した。韓国メディアによると、スーパーなどでの日本産ビールの販売量が急減し、提供を中止する飲食店も増えている影響で、7月の輸入額が約434万2000ドル(約4億6100万円)と前月比で45%減った。昨年までの約10年間は日本産が年間輸入額で1位だった。

 日本車やファーストリテイリング傘下の「ユニクロ」など衣料品の売り上げも急減しているという。「行きません、買いません」。韓国で繰り返されている安倍晋三政権を糾弾する集会では最近、そんな不買運動のキャッチフレーズがプリントされたシャツを着て参加する市民が目立つ。

 一方、韓国メディアは8月下旬、日本政府が輸出規制を7月から強化した韓国向けの半導体材料3品目のうち、感光剤の「レジスト」の輸出の許可が出たと報じた。許可が確認されたのは2度目とみられる。(ソウル 共同)

6786チバQ:2019/09/04(水) 16:40:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190904-00000032-asahi-soci
LCCが追い風、旅客数初の3千万人超えへ 関空25年
9/4(水) 14:19配信朝日新聞デジタル
LCCが追い風、旅客数初の3千万人超えへ 関空25年
海外からの旅行客らで混雑する関西空港=2019年9月4日午前、白井伸洋撮影
 関西空港は4日、開港25年を迎えた。利用客の「低空飛行」が長年続いたが、ここ数年は格安航空会社(LCC)の台頭や訪日外国人急増といった追い風を受け、大きく飛躍。今年度の旅客数は初めて3千万人を超える勢いだ。

 4日朝、関空第1ターミナルの国際線の出発フロアは、外国人客らでごった返していた。

 スーツケースと家電量販店の袋を持って搭乗手続き待ちをしていた陳博文さん(35)は中国・北京から友人らと来日。3泊4日で和歌山や大阪を訪れた。「日本は自然も街並みもきれいで気に入った。また関空から関西に来ると思う」と満足げに話した。

 関空のにぎわいは連日の光景だ。昨年度の旅客は2940万人。ほぼ半数の1551万人が国際線の外国人だった。旅客はリーマン・ショック翌年の2009年度(1352万人)を底にほぼ右肩上がりで増加している。中でも外国人旅客は5倍超に。特に多いのは中国、韓国人で、外国人旅客の半数以上を占める。

 今年に入って新規就航も続く。中国の航空会社が青島や長沙、太原などの都市と結ぶ路線で運航を開始した。欧州などの路線でも復活が相次ぐ。4月に英国・ロンドン便が10年ぶり、米国・シアトル便が6年ぶりに再開したほか、8月にはネパール・カトマンズ便が12年ぶりに復活した。

 ネパール航空の後藤伸充・日本代表は「関空は旅客が増えて勢いがある。就航で両国の人的交流が増えて欲しい」。カトマンズ便の就航で関空は26カ国の90都市と結ばれた。航空会社は73社にのぼり、今年の夏ダイヤの1週間の便数は1548便で開港以来最高となっている。

6787チバQ:2019/09/05(木) 13:35:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190905-00010000-yomonline-bus_all
羽田アクセス覇権争い、JR参入のアキレス腱は?
9/5(木) 7:05配信読売新聞オンライン
羽田アクセス覇権争い、JR参入のアキレス腱は?
読売新聞社
 JR東日本は10年後の2029年完成を目指し、東京都心と羽田空港を結ぶ新線建設に動き出した。同空港までの路線を持ち、迎え撃つ形になる京急電鉄も、すでに輸送力を高める工事などに取りかかっている。JR東の傘下で55年の歴史がある東京モノレールなどを含め、年間8000万人に上る同空港利用客の輸送を巡る勢力図は、JR東の参入で塗り替えられそうだ。そのカギを握るのは……。元鉄道誌編集者で、鉄道路線事情に詳しい川島令三さんが分析する。

羽田アクセス覇権争い、JR参入のアキレス腱は?
読売新聞社
突然、やる気を見せ始めた? JR東
 羽田空港までの新線建設で、JR東日本は3ルートを計画している。東京駅方面からの「東山手ルート」、新宿方面から延びる「西山手ルート」、新木場方面から向かう「臨海部ルート」だ。JR東は5月、3ルートが共有する区間(空港―東京貨物ターミナル付近)の約5キロと、東山手ルート(東京貨物ターミナル付近―田町)の約7.4キロ区間について、環境影響評価の手続きに入った。

 羽田空港アクセス新線に積極的ではなかったJR東日本が突然、やる気を見せ始めた――これが私の率直な印象だ。
貨物線を活用し、羽田空港の近くまで路線を延ばす計画は旧国鉄時代からあり、東北新幹線を羽田空港まで直通(東京駅、東海道新幹線の大井車両基地を経由)させる構想も聞いたことがあった。国の審議会が00年に出した答申にも、「15年までに整備すべき」「今後整備について検討すべき」とされた34路線の中に、今回の臨海部ルートが含まれていた。
 いわば、長年、絵に描いた餅だった新線計画が、なぜこのタイミングで急に動き出したのか。羽田空港の利用者は年間8000万人に上る。昼間の国際線発着回数は、来年の東京五輪・パラリンピックにあわせて年6万回から年9万9000回に拡大され、同空港利用者は今後ますます増え続けることが予想される。国土交通省は、このままだと空港までの鉄道輸送は京急、モノレールだけでは足りなくなり、ほかにもう1ルートが要ると考えた。JR東もこの状況なら鉄道輸送での収益が望めると考え、踏み切ったのだろう。
 JR東は、関連会社の収益増も狙っているのではないかと考えている。首都の玄関である空港に駅を設け、関連会社の店舗を営業すれば、安定した売り上げが見込める。駅ナカの商業施設を始めとする同社グループの流通・サービス事業収益は、今年3月期の連結決算で5218億円に上り、営業収益全体の17%を占める大きな柱に成長している。
 JR東は3ルートをあわせた総事業費を「現時点では未定」としているが、今回手続きに入った区間については、約3000億円(車両費を除く)かかる見通しだ。来年の東京五輪・パラリンピックに間に合わせようとしていたが、関係者の話によれば、事業費の分担割合などを巡り、JR東と国や東京都との話し合いが難航した。今も決着のめどは立っていないようだ。

空港新線完成で、一変する人の流れ
 羽田空港へ向かう際の交通手段は現在、京急電鉄が利用客全体のおおよそ3割を占め、東京モノレールは2割。これらにリムジンバスなどの空港直行バス、自家用車が続く(17年度の航空旅客動態調査)。
 新線の工事が順調に進めば、10年後、この勢力図はかなり塗り替えられる。計画通りに完成した場合、京急やモノレールを利用していた人のうち、相当数がJR東に移ると予想され、人の流れは一変するだろう。JR東は、ライバルの京急のみならず、グループ企業の東京モノレールからも客を奪うことになる。
 グループ内での競合について、JR東広報部は「モノレールへの影響は少なからずあるだろうが、沿線には住宅や企業が増え、空港利用客以外に、通勤の足としての役割も高まってきている」と説明し、両者は共存していけるとの見方を示す。また、モノレールは開業から55年がたち、大規模な改修工事が必要な時期に来ている。今、全面運休したら空港までの鉄道輸送は京急だけになり混乱も予想されるが、JR東の新線ができて輸送力が増せば、それも可能になるはずだ。

6788チバQ:2019/09/05(木) 13:36:21
空港に直結できない可能性も?
 JR東は広域にわたる路線網を活用し、乗り換えなしであちこちへ向かう列車を走らせることができ、鉄道会社としては圧倒的に有利な立場にあると言える。ただし、それは、「終着駅が空港に直結できた場合」という条件が付く。実はここが重要な点だ。
 地下も含め過密とも言える羽田空港の国内線ターミナルに、直結する形で駅を造るスペースはないはずだ。JR東広報部は「国内線の第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の地下に設置する考えで、国交省航空局などと調整中」と話している。現時点で、結論はまだ出ていないようだ。

 もし、新線の終着駅を空港から離れた場所に造らざるを得なかったらどうなるか。大きな荷物を抱えて空港に向かう人には不便だし、駅構内にできる店舗などの施設にとっても相当な不利になる。
 計画によれば、新線は、JR東海道貨物線の東京貨物ターミナル駅の付近で枝分かれし、空港へ向かう。この貨物線は川崎方面へ延びているのだが、途中、京急電鉄と東京モノレールの天空橋駅のさらに地下を通る。それゆえ、天空橋駅を新線の終着駅とする手もあることはある。ただし、同駅は国際線ターミナルから1キロほども離れている。国内線ターミナルとなると、さらに先だ。空港へ向かう乗客はここでモノレールに乗り換えることになるだろう。それで「空港アクセス」と呼べるかは疑問だ。ちなみに京急線も1998年までは、現在の天空橋駅止まりだったが、第1期の延伸計画の免許を取得し、13年かけて空港直結を果たした。
 新線が空港に直結できるかどうかは、空港輸送で一気に優位な立場を築きたいJRにとって死活問題と言える。

モノレールとの差を広げたい京急
 羽田空港への鉄道輸送で目下、京急がモノレールをリードしている一因は、運賃にある。東京駅から羽田空港へ向かう場合、東京モノレール(浜松町駅乗り換え、ICカード乗車券利用時)が637円であるのに対し、京急電鉄(品川駅乗り換え、同)は572円。
 京急は、空港までの延伸工事に要した費用をまかなうための空港線加算運賃(170円)を、今年10月から一気に120円値下げし、50円にすると表明した。これにより東京駅からの運賃は452円に下がり、モノレールとの差は185円に開く。当面のライバルに対する優位性をさらに高めようとの戦略が感じられる。モノレールも対抗策を打ち出すと注目していたら、10月から定期旅客運賃を最大24.4%値下げすると発表した。
 京急は将来の利用客増をにらみ、さらなる輸送力の増強に取り組んでいる。その一つが、今は高架にある品川駅ホームを地上に移し、線路を1本増やす工事で、8年後の27年頃の完成を目指している。羽田空港国内線ターミナル駅の先にある国有地に、8両編成の電車を止めておける待避スペースを設ける計画もある。今は1本のホームに2本の線路があり、着いた電車が折り返す構造だが、運転士と車掌が交代するため、発車までに時間がかかる。待避線(引上線)があれば、ホームが空き次第、電車を入線させ、すぐの発車が可能になるので、運行本数をさらに増やせる。こちらはJRの空港アクセス線と同じ頃の完成を目指しているとみられる。

持ち味を生かしたすみ分けを
 現時点では分が悪そうなJR側だが、“潜在能力”はもちろん高い。
 JR東の新線が、計画通り羽田空港に直結できれば、東山手、西山手、臨海部の3ルートから列車が流れ込むことになる。強力な鉄道網を生かして、首都圏はもちろん、全国から利用客が集まるだろう。東京駅からの所要時間も約18分となる見込みで、現行のモノレール(浜松町乗り換え)、京急(品川乗り換え)より10〜15分早い。
ただ、気になる点もある。運行ダイヤは相当過密になるはずで、JR東がそれだけの列車本数をさばけるのかという点だ。
 JR東とモノレール、京急が利用客を奪い合うのではなく、すみ分けるほうが公益にかなう、と私は考えている。例えば近距離輸送はモノレール、中距離は京急が担い、JRは中央線や常磐線の沿線など、比較的遠方の人たちを当て込み、特急を増発する。
 というのも今、山梨県や茨城県から羽田空港へ向かう場合は、乗り換えが不要な空港直行バスを使うのが一般的とされる。ただし道路は渋滞がつきもので、利用客はかなり余裕を持って家を出なければならない。甲府や水戸から羽田空港に直結する特急が走れば、「時間が読めない」というストレスはかなり解消されると思う。
 三者それぞれの特性を生かした役割分担については、取材を重ねた限り、国交省も同じことを期待しているように思われる。日本を代表する空港への大動脈を担う公共交通機関は、どこかが独り勝ちするのではなく、持ち味を生かしながら競い合う姿が望ましい。

6789チバQ:2019/09/05(木) 13:40:02
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190904/bsd1909040500004-n1.htm
関空25年、国際ハブ化道半ば 訪日客増追い風も“関西圏三位一体”進まず (1/3ページ)
2019.9.4 08:35
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 関西国際空港は4日、1994年の開港から25年を迎えた。かつて巨額の赤字にあえいだ経営状態は好転し、近年は訪日外国人客の増加で利用者は右肩上がりで増えている。西日本の玄関口として存在感を示す一方、アジア中心の訪日客や格安航空会社(LCC)の就航拡大に依存する現状は、悪化する日韓関係など国際情勢に大きく左右される危うさもはらむ。開港以来の目標である国際ハブ(拠点)空港への道のりはいまだ遠い。

政治情勢が左右

 関空の運営は2016年、国が全額出資する新関西国際空港会社から、オリックスやフランスの空港運営会社バンシ・エアポートなどが出資する関西エアポートが引き継いだ。総額2兆2000億円の運営権売却で、約1兆2000億円の負債は一掃。昨年度は台風21号で一時閉鎖する被害を受けたが、利用客数は過去最多の2940万人に達した。

 好調を支えるのが、アジアに近い地理特性を生かしたLCC路線拡大による訪日客の増加だ。本年度の夏期ダイヤでは週1548便(8月ピーク時)の国際線就航便のうち約4割をLCC路線が占め、この大半が中国や韓国を結ぶ便となっている。ただ、こうした状況は国際情勢など外的要因に影響を受けやすい側面が指摘されてきた。

 日韓関係の悪化を受け夏の繁忙期(8月9〜18日)に観光などの短期滞在で入国した韓国人は、前年から約6割減った。

6790チバQ:2019/09/05(木) 13:40:32
 ANAホールディングス(HD)傘下のLCC、ピーチ・アビエーションは韓国人の訪日旅行需要減を受け、日本と韓国を結ぶ3路線の運休を決めた。札幌(新千歳)-ソウル(仁川)線を10月28日から、関西-釜山線を来年1月7日からそれぞれ運休。那覇-ソウル(仁川)線は来年1月28日〜2月22日の期間限定で運休する。いずれも現在、運航は1日1往復だ。札幌-ソウル線は今年4月25日に就航したばかりだった。また、関西-ソウル線は今年11月11日から12月8日まで1日4往復の運航を1日3往復に減らす。

 香港で起きたデモでは大幅な遅延や欠航も発生するなど、懸念は現実味を帯びつつある。不安定な東アジア情勢に、関西エアの西尾裕専務執行役員は「経営に大きく影響するものではないが、具体的な対策はなく、状況を注視する他ない」と苦しい胸の内を明かす。

 パイ奪い合いの発想

 関西圏の訪日客を関空だけで受け入れている現状を見直し、大阪(伊丹)、神戸を加えた3空港一体で拠点空港としての地位を高めたいとの構想もあるが、動きは鈍い。3空港の在り方を官民で議論する「関西3空港懇談会」は今年5月、神戸空港の国際化を25年ごろまでの検討課題とし、大阪空港の国際便就航の議論は当面見送ることを決めた。

6791チバQ:2019/09/05(木) 13:42:25
 ANAホールディングス(HD)傘下のLCC、ピーチ・アビエーションは韓国人の訪日旅行需要減を受け、日本と韓国を結ぶ3路線の運休を決めた。札幌(新千歳)-ソウル(仁川)線を10月28日から、関西-釜山線を来年1月7日からそれぞれ運休。那覇-ソウル(仁川)線は来年1月28日〜2月22日の期間限定で運休する。いずれも現在、運航は1日1往復だ。札幌-ソウル線は今年4月25日に就航したばかりだった。また、関西-ソウル線は今年11月11日から12月8日まで1日4往復の運航を1日3往復に減らす。

 香港で起きたデモでは大幅な遅延や欠航も発生するなど、懸念は現実味を帯びつつある。不安定な東アジア情勢に、関西エアの西尾裕専務執行役員は「経営に大きく影響するものではないが、具体的な対策はなく、状況を注視する他ない」と苦しい胸の内を明かす。

 パイ奪い合いの発想

 関西圏の訪日客を関空だけで受け入れている現状を見直し、大阪(伊丹)、神戸を加えた3空港一体で拠点空港としての地位を高めたいとの構想もあるが、動きは鈍い。3空港の在り方を官民で議論する「関西3空港懇談会」は今年5月、神戸空港の国際化を25年ごろまでの検討課題とし、大阪空港の国際便就航の議論は当面見送ることを決めた。

6792チバQ:2019/09/05(木) 13:43:32
 大阪府南部の自治体は関空の利用客を奪われることを心配し、大阪空港周辺自治体は騒音問題を懸念しているためだ。財界関係者は「気付いたら他地域の空港に大きく差をつけられていたとなれば、元も子もない」と不安を口にした。3空港に詳しい関西学院大の野村宗訓教授(公益企業論)は「(利害関係者が)パイの奪い合いの発想から抜け出せていない。それぞれの特性を活用できないまま、他の国際ハブ空港を利する形になっている」と指摘。3空港を運営する関西エアの山谷佳之社長は「3つの空港が近距離にそろっているのが関西の強み。特徴を伸ばし、全体として成長させていきたい」としている。



【用語解説】国際ハブ空港

 国際航空路線網の中で、乗り継ぎの拠点となる空港。旅客や物流の活性化で大きな経済効果が見込める。多くの航空会社が使うための複数滑走路の整備や、航空会社が支払う着陸料の安さなどが必要とされる。アジアではシンガポールのチャンギ国際空港や韓国の仁川空港が知られ、国内では国際線発着枠を拡大した羽田空港でハブ(拠点)機能強化が進むほか、中部国際空港(愛知県常滑市)や福岡空港(福岡市)でも滑走路増設の動きが広がっている。

6793チバQ:2019/09/10(火) 16:24:17
https://www.asahi.com/articles/ASM9B2GXGM9BUTIL004.html
成田空港、1万人超が一夜 待たされ欠航「早く言って」
福田祥史 2019年9月10日10時53分
 鉄道・バスや高速道路の不通で都心とのアクセスが断たれた成田空港では、約1万3300人が空港内で一夜を明かした。10日も早朝から、搭乗手続きを待つ人や便の振り替えを求める人たちが長い列を作り混雑した。

 成田国際空港会社(NAA)によると、9日は出発と到着を合わせて124便が欠航。10日未明にかけて東京駅までの無料バスを出したが、出発客も合わせて多くの人が足止めされた。空港内にとどまった人たちには、水やクラッカー、寝袋が配られた。

 9日午前の便でカンボジアに出発予定だった8人のグループは、同日正午過ぎに搭乗口まで進んだが「出発時刻は未定」と説明され、結局、午後6時すぎに欠航と知らされた。全員が10日の便に振り替えることができ、配られた寝袋などを使ってロビーで過ごした。長野県の男性(34)は「欠航ならもっと早く言ってほしい。今日も飛び立つまでは安心できない」と話した。

 米ロサンゼルスへ向かう予定という都内の女性2人は、9日に出発に向けてドアが閉まった機内で2時間待たされた後、欠航になり、飛行機から降ろされたという。朝になって2人は「今日(10日)の便に乗れるといいんですが」と不安そうに振り替え手続きの列に並んだ。(福田祥史)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201909/CK2019091002100017.html
成田空港で雑魚寝 初めての日本なのに 「眠れない…」

2019年9月10日 夕刊


台風15号の影響で主要路線が運休し「陸の孤島」となっていた成田空港では、三つの旅客ターミナルビルで計約一万三千三百人が一夜を明かした。京成線は十日の始発から運行再開し、空港と千葉や東京方面を結ぶJR成田線も午前十時四十分ごろに復旧。空港内の利用客の足止めは解消に向かった。
台風15号の影響で成田空港に足止めされ、ターミナル内で一夜を過ごす人たち=10日午前1時29分

写真
利用客たちは乗車券を買い求めるため、券売所で長蛇の列をつくった。空港運営会社は、利用客に水やクラッカーのほか、寝袋を配布した。
成田空港は台風が過ぎ去った九日午前に運用を再開する一方、陸上の交通網は夕方に一部が再開されただけで到着客の輸送が追いつかず、ターミナル内にとどまる人は十日未明に一時、約一万七千人にまで膨れ上がった。
就職活動のため、九日に鹿児島県から格安航空会社(LCC)で来た同県霧島市の男子大学生(22)は「空港で泊まる人の多さに驚いた。今日は東京で午前十時から面接があり、体験談をどう話すか考えている」と気を引き締めていた。
中国籍の母(76)とともに上海から九日夜に到着した東京都板橋区の稲田莉慧(りえ)さん(55)は「よく眠れず、体も休まらなかった。母にとって初の日本への旅なのに、到着早々、苦労させてしまった」と疲れ切った様子だった。
◆一夜明けても停電60万軒超
東京電力は十日、台風15号の影響により、千葉県を中心に東京の島しょ部を含む一都四県で六十万軒を超える停電が続いていると発表した。鉄塔が倒壊するなどし、復旧に時間がかかっているという。
東電によると、十日午前時点の停電軒数は千葉県が五十七万軒超、神奈川県が二万軒超、茨城、静岡各県が一万軒超。
六万軒以上が停電している千葉県市原市では、日常生活に大きな影響が出ている。「電気がこれほど大切とは思わなかった」。市内のコンビニ店で働く五十代の女性従業員は、冷房が止まった真っ暗な店内で空になった食品棚を前にため息をついた。
店では冷蔵保存が必要な弁当やパック詰めのおかず、アイスクリームなどの冷凍食品をすべて処分。会計もできないため、入り口に休業を知らせる張り紙をし、来店者には近隣で営業中の店舗を案内した。女性は「一日も早く営業再開したいが、今はただ待つしかない」と話した。
県警によると、県内は市原市や房総エリアを中心に、十日午前五時現在で三百基以上の信号が消えている。市原市の市道「市役所通り」沿いでは同日朝、近隣の小中学校の教員らが交差点などに立ち、通学する児童生徒を誘導した。(小沢伸介、山口登史)

6794チバQ:2019/09/10(火) 16:25:29
https://www.cnn.co.jp/travel/35142445.html
福岡―ソウル便が片道1000円、日韓対立のあおりで下落
2019.09.10 Tue posted at 12:29 JST
(CNN) 日韓を旅行したいと思っているのなら、今が絶好のチャンスかもしれない。両国を結ぶ国際線の運賃が片道1000円にまで値下がりした。

日韓が貿易を巡る対立を深める中で、航空運賃は下がり続けている。韓国の格安航空イースター航空は現在、福岡発ソウル行きの便を片道1000円で販売している。税金と燃料サーチャージを含めると7590円。

日経新聞の英字紙によると、この運賃は1年前に比べて約60〜80%安いという。

韓国では9月中旬の連休に合わせて帰省する人が多く、例年であれば航空券も値上がりしていた。

両国の対立では観光業が打撃を受けている。日本政府観光局によると、7月に韓国から日本を訪れた観光客は56万1700人にとどまり、前年同月より7.6%減った。

一方、韓国観光公社によれば、韓国を訪れた日本の観光客は5月〜6月にかけて1.3%、6〜7月にかけては2.7%それぞれ減少した。

観光客の減少は、航空運賃や便数にも反映されている。

8月には大韓航空が、「日韓の緊張状態に起因する日本便の需要の減少」を理由に、日本と韓国を結ぶ6路線を削減すると発表していた。

6795チバQ:2019/09/10(火) 17:14:17
https://news.livedoor.com/article/detail/17056499/
「ローカル空港じゃないはず」 成田アクセス遮断に怒り
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2019年9月9日 19時34分 朝日新聞デジタル
電車やバスが不通となり、空港から出られない到着客らで大混雑した到着ロビー=2019年9月9日午後4時10分、成田空港第1旅客ターミナル、福田祥史撮影
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 成田空港は9日、台風15号の影響で高速バスや鉄道による都心などへのアクセスが断たれ、旅客ターミナルは大混雑が続いた。

 時間と共に海外などからの到着客らに加え、遅延や欠航で出発できない旅客も増え、成田国際空港会社によると、午後8時時点で約1万3210人が足止めされたという。

 東京都内在住の会社役員の男性(54)は、ベトナムでの商用から帰国し、午前9時すぎからバスの再開を待って発券カウンター前に並んだ。6時間以上経った午後3時半すぎになっても運行が再開されない状況に、「成田はローカル空港じゃないはず。交通機関が全面ストップして空港から出られないなどあり得ない。国は高速道路の1車線でも緊急に確保する方策をとるべきだ。空港会社から状況説明がないのもおかしい」と怒った。

 インドから帰国した男性は、レンタカーのカウンターに並んでいた。数年前に雪で交通機関が混乱した際にも、成田空港で長時間足止めされたという。「どうなっているのか情報がなく、ただ待たされているのは、あの時と同じ。何年か経ってもアクセスの弱さは何も改善されていない」とうんざりした表情だった。

6796とはずがたり:2019/09/10(火) 23:32:42
【ルポ・成田空港】「なんとなく」「とりあえず」で人はきっと死ぬ。成田空港が教えてくれたこと
成田空港に何時間か閉じ込められた体験談です。
https://www.buzzfeed.com/jp/daichi/rupo-narita
2019/09/10 19:42
Daichi Ito
Daichi Ito
伊藤大地 BuzzFeed Chief Editor, Originals, Japan

6797チバQ:2019/09/11(水) 10:36:39
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakashinji/20190910-00141943/
「地獄だ」「どうすれば」 その時、成田空港では何が起きていたのか
田中森士 | ライター・元新聞記者
9/10(火) 7:01
台風の影響で交通機関がまひし、1万人を超える人々が成田空港で足止めとなった。「地獄だ」「どうすればいいの」など悲痛な声が聞かれた現場に、筆者は偶然居合わせた。現場では何が起きていたのか。

「陸の孤島」と化した成田空港
9日午後4時半ごろ、筆者を乗せたシカゴ発のJAL便は、予定より遅れて成田空港に到着した。早く都内の宿で休みたい。そんなことを考えながらふとスマートフォンを見ると、知人からこんなメッセージが届いていた。

「成田空港が陸の孤島と化しているようです」

自動入国ゲートと税関を抜け、第2ターミナル到着ロビーに出る。そこには、大勢の人で混雑していた。スーツケースに座りスマホをいじっている人。床に寝転がっている人。インフォメーションの列に並んでいる人。表情は一様に疲れている。

鉄道の切符売り場付近も、人であふれかえっていた。列に並ぶ人の顔ぶれを見ると、外国人の姿が目立つ。観光目的で来日した人も多いことだろう。小さな子供を連れた母親の姿もちらほら見られ、胸が痛む。

そこで得られたのは、JRは終日運休、京成電鉄も運行を見合わせているという情報だった。鉄道をあきらめ、どうしようかと思案していたところ、準備が整い次第、一部のバスが運行を再開するとのアナウンスが聞こえてきた。急いでバス乗り場へ行くと、すでに長い長い列ができている。これではいつ乗れるか分からない。タクシー乗り場も同じような状況だった。そんな折、京成電鉄が成田空港からの運行を一部再開するとの情報が流れた。人々は乗り場に向かって動き出し、筆者もそれに呼応した。

6798チバQ:2019/09/11(水) 10:36:59
首都圏の「災害に対するぜい弱性」
列に並んだまま2時間が過ぎた。数百メートルはあろうかという列に並んでいる間に、次々と国際線欠航のアナウンスがこだまする。乗組員が空港までたどりつけていないことなどが理由だという。飛行機の到着を知らせるアナウンスも次々と流れる。そして、人口密度が増していく。深刻度は増すばかりだ。

2時間で列が進んだのは5メートルほど。並びながらも、何か代替案はないかと、成田エリアで利用可能なレンタカーやホテル、路線バスなどを検索したが全滅だった。前に並んでいた20代とみられる女性2人組は、腕時計に目をやり「これだけ待ってほとんど前に進んでないね…。もう家に帰りたいよ」と絶望した様子だった。周囲の人たちも「地獄だ」「どうすればいいの」などと口にしている。私も、同じ気持ちだった。

水とクラッカーと配布するとのアナウンスが流れた。空港で夜を明かすことを覚悟した人たちが、空港の隅でごろりと横になっている。このまま朝を待つしかないのか。

ふと、ツイッターで「成田空港」と検索すると、空路で成田空港外に退避したという人物の話を見つけた。急いで調べてみると、時間的に乗れそうな便を発見。すぐさま決済した。

きわどいタイミングではあったが、飛行機にはなんとか間に合った。搭乗してシートベルトを締める。飛び立って数分後、「あっ」と思った。成田市、いや千葉県が広域にわたり真っ暗だ。遠くに見える東京のものであろう光があまりに明るく感じる。その対比が、首都圏の「災害に対するぜい弱性」を表しているようで、急に怖くなった。

災害対策を「仕組み」としてつくる
東京一極集中が叫ばれて久しい。これだけ人や情報が集まっている以上、完全なる是正は難しい局面に来ているようにも思える。しかしながら、東日本大震災がそうだったように、こうした環境下で大規模災害が発生すれば、都市機能は完全にまひする。それでも、時が過ぎれば人々の災害の記憶は薄れていく。

ではどうすべきか。最終的にはやはり災害で交通がまひした際の対策を「仕組み」としてつくっておくほかにない。今回、混雑する人と車を見て、ライドシェアリングやタクシーの乗り合いが簡単にできる仕組みが必要だと感じた。また、鉄道が動かなければ空港の輸送機能が一気に低下するため、広域的にバスを融通し合うこともあってよいかもしれない。

もちろん、これらの案は素人が考えたものであり、実現可能性は分からない。しかしながら、皆の記憶が薄れないうちに、取り組んでおくべき課題だと強く感じる。これからラグビーW杯や東京五輪も控えている。議論するなら、今だ。

6799 チバQ:2019/09/13(金) 08:21:18
4007 チバQ 2019/09/02(月) 10:50:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00010001-nishinpc-bus_all
福岡空港が発着枠拡大へ 国交省方針 来春に1時間35→38回、訪日客増に対応
9/2(月) 9:14配信西日本新聞
福岡空港が発着枠拡大へ 国交省方針 来春に1時間35→38回、訪日客増に対応
来年春から発着枠が拡大される福岡空港=2018年5月(本社ヘリから)
 国土交通省は、福岡空港(福岡市)の発着枠を来年3月末の夏ダイヤ以降、1時間当たり35回から38回に拡大する方針を固めた。年間の発着容量は1万回近く増えるとみられる。来年1月に完成する誘導路の二重化で年6千回拡大する計画だったが、誘導路の運用効率化などでさらに上積みできると判断した。アジアに近い福岡空港は国際線などの増加で過密化が深刻化しており、来夏の東京五輪も見据えて訪日外国人客の受け入れ態勢を拡充する。

【グラフ】福岡空港の発着回数と将来容量

 福岡空港は、格安航空会社(LCC)の参入やアジアの成長に伴い、2012年から発着回数が急増。定時性を保ちながら安定的に運航できる目安の発着容量(年16万4千回)を超えており、18年度は4年連続過去最高となる約17万4千回(ヘリコプターを除く)に上った。

 過密化で午前や夕方のピーク時には遅延が常態化しており、16年3月には国交省が発着回数を制限する「混雑空港」に指定。現在の発着枠は1時間当たり35回に設定されている。

 ただ、LCCの台頭などで新規就航や増便を希望する航空会社の意欲は依然として旺盛で、現在の発着枠では受け入れられないケースも少なくないという。

 このため、今年4月の空港民営化に伴って運営会社となった福岡国際空港が、発着枠のさらなる上積みを国交省に要請。同省は誘導路の二重化で発着枠を1時間当たり37回(年17万回)とする予定だったが、誘導路の運用方法などを精査した結果、38回まで拡大できる見通しになったという。

 国交省は関係自治体などへの説明をすでに始めている。

 福岡空港では2本目の滑走路が完成する25年3月以降、発着枠を1時間当たり40回(年18万8千回)に拡大する計画もある。

 福岡空港の発着枠が来年春に当初計画より上積みされるのは、国や運営会社の福岡国際空港(FIAC)が、増加する訪日外国人客を確実に取り込みたいためだ。ただ、日韓関係の悪化で韓国線の運休や減便が全国で相次ぐ。韓国線への依存度が高い福岡空港では、地政学的リスクの軽減に向けて多様な路線を誘致する営業力が問われそうだ。

 福岡空港の発着回数は、この10年で3割以上増加。それをけん引してきたのが、韓国の格安航空会社(LCC)勢だ。福岡空港の2018年の外国人入国者数は過去最高の241万5千人で、このうち6割を韓国人が占めている。

 日韓関係の悪化に伴う利用者減少のため、大韓航空や韓国LCCは福岡便を相次いで減便しており、今後は「福岡空港からの撤退もあり得る」(航空関係者)。この状況がどの程度続くか不透明だが、地政学的リスクを受けにくい足腰の強い空港づくりは急務だ。国際線の多角化が必須となるが、国内外の主要空港も相次いで機能強化を進めている。路線の誘致競争は激化しており、順調に路線を増やせるかは見通せない部分もある。

 一方で、市街地にある福岡空港は、利便性が高い代わりに能力拡大は騒音など周辺地域の負担増も伴う。発着枠が1時間当たり1回増えれば、年間の発着容量は3千回前後増える。FIACは25年3月の滑走路増設後、着陸経路の変更で1時間当たり45回以上(年21万1千回以上)に拡大したい意向も示している。

 国内の人口が減少する中、地域振興の核となる空港の能力増強は不可欠だ。国やFIACは容量拡大に伴う恩恵と負担を丁寧に説明し、理解を求めていく必要がある。

西日本新聞社

6800 チバQ:2019/09/13(金) 08:47:33
4007 チバQ 2019/09/02(月) 10:50:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00010001-nishinpc-bus_all
福岡空港が発着枠拡大へ 国交省方針 来春に1時間35→38回、訪日客増に対応
9/2(月) 9:14配信西日本新聞
福岡空港が発着枠拡大へ 国交省方針 来春に1時間35→38回、訪日客増に対応
来年春から発着枠が拡大される福岡空港=2018年5月(本社ヘリから)
 国土交通省は、福岡空港(福岡市)の発着枠を来年3月末の夏ダイヤ以降、1時間当たり35回から38回に拡大する方針を固めた。年間の発着容量は1万回近く増えるとみられる。来年1月に完成する誘導路の二重化で年6千回拡大する計画だったが、誘導路の運用効率化などでさらに上積みできると判断した。アジアに近い福岡空港は国際線などの増加で過密化が深刻化しており、来夏の東京五輪も見据えて訪日外国人客の受け入れ態勢を拡充する。

【グラフ】福岡空港の発着回数と将来容量

 福岡空港は、格安航空会社(LCC)の参入やアジアの成長に伴い、2012年から発着回数が急増。定時性を保ちながら安定的に運航できる目安の発着容量(年16万4千回)を超えており、18年度は4年連続過去最高となる約17万4千回(ヘリコプターを除く)に上った。

 過密化で午前や夕方のピーク時には遅延が常態化しており、16年3月には国交省が発着回数を制限する「混雑空港」に指定。現在の発着枠は1時間当たり35回に設定されている。

 ただ、LCCの台頭などで新規就航や増便を希望する航空会社の意欲は依然として旺盛で、現在の発着枠では受け入れられないケースも少なくないという。

 このため、今年4月の空港民営化に伴って運営会社となった福岡国際空港が、発着枠のさらなる上積みを国交省に要請。同省は誘導路の二重化で発着枠を1時間当たり37回(年17万回)とする予定だったが、誘導路の運用方法などを精査した結果、38回まで拡大できる見通しになったという。

 国交省は関係自治体などへの説明をすでに始めている。

 福岡空港では2本目の滑走路が完成する25年3月以降、発着枠を1時間当たり40回(年18万8千回)に拡大する計画もある。

 福岡空港の発着枠が来年春に当初計画より上積みされるのは、国や運営会社の福岡国際空港(FIAC)が、増加する訪日外国人客を確実に取り込みたいためだ。ただ、日韓関係の悪化で韓国線の運休や減便が全国で相次ぐ。韓国線への依存度が高い福岡空港では、地政学的リスクの軽減に向けて多様な路線を誘致する営業力が問われそうだ。

 福岡空港の発着回数は、この10年で3割以上増加。それをけん引してきたのが、韓国の格安航空会社(LCC)勢だ。福岡空港の2018年の外国人入国者数は過去最高の241万5千人で、このうち6割を韓国人が占めている。

 日韓関係の悪化に伴う利用者減少のため、大韓航空や韓国LCCは福岡便を相次いで減便しており、今後は「福岡空港からの撤退もあり得る」(航空関係者)。この状況がどの程度続くか不透明だが、地政学的リスクを受けにくい足腰の強い空港づくりは急務だ。国際線の多角化が必須となるが、国内外の主要空港も相次いで機能強化を進めている。路線の誘致競争は激化しており、順調に路線を増やせるかは見通せない部分もある。

 一方で、市街地にある福岡空港は、利便性が高い代わりに能力拡大は騒音など周辺地域の負担増も伴う。発着枠が1時間当たり1回増えれば、年間の発着容量は3千回前後増える。FIACは25年3月の滑走路増設後、着陸経路の変更で1時間当たり45回以上(年21万1千回以上)に拡大したい意向も示している。

 国内の人口が減少する中、地域振興の核となる空港の能力増強は不可欠だ。国やFIACは容量拡大に伴う恩恵と負担を丁寧に説明し、理解を求めていく必要がある。

西日本新聞社

6801とはずがたり:2019/09/13(金) 16:30:41

仏航空会社が経営破綻、旅行者1万3000人が外国で立ち往生
https://www.cnn.co.jp/business/35142534.html
2019.09.11 Wed posted at 14:32 JST

6802チバQ:2019/09/18(水) 13:39:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190918-00080005-chosun-kr
イースター航空が3カ月の無給休暇実施、日本旅行客減少で初の非常経営
9/18(水) 8:20配信朝鮮日報日本語版
 格安航空会社(LCC)のイースター航空が16日、非常経営体制を発表した。7月からの韓国の旅行客による日本旅行ボイコットの影響が産業界に表れ始めた格好だ。

 イースター航空のチェ・ジョング代表理事は同日、社内掲示板に「最近の内外の航空市場環境悪化で危機に直面している。きょう付けで非常経営を宣言し、危機克服経営体制に転換する」との告知を掲載した。LCC業界で公式に非常経営体制を宣言したのは同社が初めてだ。業界関係者は「業績悪化が長期化した場合、イースター航空が人員削減を含む徹底したリストラに突入する可能性もある」と語った。イースター航空は2週間前から客室乗務員を対象に10-12月の無給休暇申請を受け付けている。

 これに先立ち、大邱からの日本路線5路線の運航中断または減便したエアプサンは今月初め、大邱の営業支店を撤収した。業界関係者は「来年上半期の採用規模も当初計画より減らす可能性がある」と指摘した。4-6月期にいずれも赤字に転落した韓国のLCC6社は、需要期の7-9月期にも赤字が予想されている。

6803チバQ:2019/09/24(火) 19:53:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190924-00000007-ykf-int
“日本ボイコット”で韓国LCC危機的状況! “ドル箱”日本便激減で業績悪化、客室乗務員は無給休暇…識者「日本より韓国企業を叩いた形に」
9/24(火) 16:56配信夕刊フジ
“日本ボイコット”で韓国LCC危機的状況! “ドル箱”日本便激減で業績悪化、客室乗務員は無給休暇…識者「日本より韓国企業を叩いた形に」
経営難が報じられたイースター航空
 文在寅(ムン・ジェイン)政権の「反日」にあおられ、韓国国内で日本製品の不買運動が発生し、8月の韓国からの訪日客数は半減した。しかし、“ボイコットジャパン”の深刻な影響を受けているのは韓国企業だ。とりわけ日本便が生命線だった格安航空会社(LCC)では、従業員を無給休暇させるなど危機的状況に追い込まれた。

【表で見る】韓国航空会社による日本便の主な見直し状況

 観光庁は18日、8月に日本を訪れた韓国人旅行者数が前年同月比48・0%減の30万8700人との推計を発表した。7月の7・6%減から、さらなる急降下だ。

 日本旅行ボイコットの流れを受けて、18日付の朝鮮日報(日本語版)は、韓国のLCC、イースター航空が非常経営体制として、客室乗務員を対象に10〜12月期の無給休暇の受け付けを行っていると報じた。ロイターは、無給休暇は最長4週間としたほか、同社のウェブサイトに創業以来「最大の危機」に直面しているという最高経営責任者のコメントを引用したが、従業員の間で不安が広がったため削除されたと伝えている。

 韓国の航空会社では、大手の大韓航空やアシアナ航空のほか、LCCも日本便の運休や減便などの措置を取った。ドル箱の日本便が減ったうえに為替のウォン安も痛手で、韓国の航空8社は4〜6月期に軒並み赤字を計上したが、7〜9月期は一段と厳しくなっているようだ。

 一方、関西国際空港を拠点とする日本のLCC「ピーチ・アビエーション」は、現行の5路線の韓国便のうち3路線を順次運休(1路線は期間運休)し、1路線を減便する見通しだ。

 同社の担当者は「韓国からのお客さまが減っているのは事実だが、日本のお客さまは決して減っているわけではなく、昨年より上回っている路線もある」という。収益面でのカバーについて「現時点で決まっていることはないが、既存路線の増便などに割り当てていく方向で詳細を調整している」とした。

 旅行ジャーナリストの大川原明氏は「LCCは利益率が低いので薄利多売で、多くの乗客が必要だ。日本のLCCは台湾や中国などへも就航しているので特に問題もないと考えられるが、韓国のLCCは主として日本向けの就航なので厳しいだろう」とみる。

 韓国の旅行会社も業績が悪化している。中央日報は、韓国の2大旅行会社の8月の日本旅行商品の販売実績が昨年より約80%落ちたと報じた。1位のハナツアーの8月の日本関連の実績は前年同期比76・9%減。2位のモドゥツアーも同83・3%減になったという。韓国文化体育観光部が旅行業界に対し、観光振興開発基金の特別融資を実施するとも報じられた。

 こちらも日本の旅行会社と比較してみる。JTBによると、8月は、日本から韓国への海外パッケージ商品が前年同月比3割減、訪日向け宿泊予約が韓国版サイトで7割減だというが、同社広報室は「今回の件で緊急的な措置は現段階で取り組んでいない。状況を注視している」と冷静だ。

 エイチ・アイ・エス(HIS)広報室も「メインは日本人向けにやっている。影響はゼロではないが、そこまで(切迫している)という感じではない」という。

 前出の観光庁の8月の訪日客のデータをみても、主な国・地域のうち大幅減は韓国だけで、前年割れしているのは対中デモが激しい香港や、ジャカルタ-成田線が運休したインドネシアなどにとどまり、中国や台湾からの旅行客は8月として過去最高を記録した。訪日客全体でも2・2%減にとどまっている。

 「LCCをみても韓国側が相当なダメージを受けた。韓国側の目算として中国への航路を拡大し収益確保を望んだが、中国が応じなかった」と強調するのは、『韓国経済断末魔の全内幕』の共著もある経済ジャーナリストの松崎隆司氏。

 韓国の日本ボイコットについて松崎氏はこう指摘した。

 「むしろ日本と取引する韓国企業を叩いた形だ。韓国にとっては『天に唾(つば)する行為』だったのではないか」

6804チバQ:2019/09/26(木) 11:15:03
https://www.asahi.com/articles/ASM9T3G73M9TUHBI019.html
東アジアのハブ目指す北京の新空港 羽田・成田に影響は
有料記事

福田直之=北京、南日慶子 2019年9月26日07時30分
 中国・北京で二つ目の国際空港「北京大興国際空港」が25日、開業した。旅客数は2025年に7200万人、将来は世界最大級の年1億人を見込む超巨大空港になる。既存の北京首都国際空港と連携して乗り継ぎの利便性を高め、東アジアのハブ空港を目指す。

 この日の開業式典で習近平(シーチンピン)国家主席が開業を宣言。中国民用航空局の馮正霖局長は「世界で最も歓迎される国際ハブ空港を努力して建設したい」と強調した。

 空港の設計は「曲線の女王」として知られた英建築家、故ザハ・ハディド氏が関わり、曲線が多用されている。ターミナルは中心部から六つの方向に建物が延び、「*」形をしている。

 ログイン前の続き大興空港は天安門広場から南に約46キロにあり、高速道路と高速鉄道、地下鉄がつながる。建設費は800億元(約1兆2千億円)で、当面の滑走路は4本。日本路線も今後、発着する可能性がある。25年の年間の旅客数7200万人をめざす。将来計画は滑走路が増設され、年間旅客数は1億人と、現時点の規模では世界最大級に達する。

 既存の首都空港は発着が過密で離陸の遅れは日常茶飯事。国際線の拡大には限界があり国際ハブ空港と呼べる状況にない。そこで二つの空港に路線を分散させて、首都と大興の北京2空港体制で国際ハブ空港としての機能を持たせるようにする。中国南方航空と中国東方航空、中国国際航空の国内大手は、大興空港と首都空港の両方を利用する。

 一方、日本は羽田と成田の首都圏2空港体制で、ハブ空港としての地位を高めようとしている。大興空港開業の日本への影響について、国土交通省幹部は「北京の新空港と羽田・成田の両空港は、同じアジアの空港でも少し離れている。影響があるかどうかは、路線網や料金の設定によるのではないか」と話す。(福田直之=北京、南日慶子)

6805チバQ:2019/09/26(木) 13:01:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00000023-mai-soci
外国人にも「顔認証ゲート」運用開始 関空
9/26(木) 10:13配信毎日新聞
外国人にも「顔認証ゲート」運用開始 関空
出国する短期滞在の外国人旅客も利用ができるようになった「顔認証ゲート」=関西国際空港で2019年9月25日午後3時18分、鶴見泰寿撮影
 増加するインバウンド(訪日外国人)のスムーズな出入国を図ろうと、関西国際空港で25日、短期滞在の外国人への「顔認証ゲート」の運用が始まった。これまでは日本人のみの運用だったが、出国する外国人も対象になる。今年度中に計41台態勢にし、対面による入国審査に多くの審査官をあてることで、審査の厳格化と時間短縮を図る。

【協会賞受賞カメラマンが見た、被災から1年後の関空】

 短期滞在の外国人への運用は、羽田、成田に続き全国3例目。鏡に内蔵されたカメラが旅客の顔を撮影し、一方でIC(集積回路)旅券の顔写真を読み取り、照合させることで本人確認をする。1人につき15秒で通過できる。関空では、年間で外国人旅客約1万1400人の利用を見込む。

 香港から来日した何英麒さん(23)は「素早く読み取るので、使い勝手は良い」と語った。大阪出入国在留管理局関西空港支局の担当者は「出国手続きの合理化と、入国審査の待ち時間の短縮につなげたい」と話した。【鶴見泰寿】

6806チバQ:2019/09/30(月) 10:50:14
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190930-00305029-toyo-bus_all
スカイマーク「サイパン就航」に透ける真の狙い
9/30(月) 5:40配信東洋経済オンライン
スカイマーク「サイパン就航」に透ける真の狙い
アメリカ・サイパンへ、初の定期国際線の就航を決めたスカイマーク(撮影:尾形文繁)
 中堅航空会社のスカイマークは9月19日、年内をメドに成田発着でアメリカ・サイパン島へ週7便の定期路線を開設すると発表した。1996年の設立以来、スカイマークにとって初の定期国際線となる。

【グラフ】スカイマークの設備・サービスはフルキャリア並みだ

 「待ちに待った直行便就航。デスティネーション(就航先)にサイパンを選んでくださったスカイマーク航空に深く感謝しています」。サイパン島をPRするマリアナ政府観光局からは喜びの声が上がった。

■5年ぶりの成田空港乗り入れ

 具体的な就航日などは認可後に決まるが、機材は177席の小型機・ボーイング737型機(B737)を使う予定だ。

 今夏のスカイマーク臨時便を用いたサイパン旅行パック(3泊4日、楽天トラベル)は1人あたり7万〜11万円程度。旅行予約サイト大手のエクスペディアでグアムへの他社直行便が往復4万〜8万円程度(今年10月初旬の週末)のため、運賃はこれらの範囲内とみられる。

 サイパンはフィリピンの東2600キロに位置するビーチリゾートで、日本からは飛行機で3時間半の距離にある。近年は出張需要の大きい路線を重視した航空各社が相次ぎ撤退。日本からの直行便は2018年5月にアメリカ・デルタ航空が運休してから空白となっていた。

 スカイマークは「ブルーオーシャン」状態のサイパン路線に乗り入れることになるが、注目は、スカイマークが定期便を持たない成田へ5年ぶりに乗り入れることだ。航空会社の経営は、拠点空港を設定し、そこからさまざまな地点へ就航することで効率的に機材を活用するのが基本だ。スカイマークは羽田と神戸を拠点空港にし、1日約160ある自社便の大半が両空港を発着する。

 スカイマークは今回のサイパン就航と同時に、すでに複数路線が就航している中部国際空港と成田を結ぶ路線を週2便、中部圏からサイパン線への送客という名目で新たに開設した。とはいえ、サイパン線を毎日運航するのに対し、中部線は週2便しか飛ばない。そのためサイパンから帰ってきた機材は、再びサイパンに飛ぶ時間まで「待ちぼうけ」を食らうことが多くなる。

 スカイマークはなぜ、機材繰りの不便な成田―サイパン線の開設に打って出るのか。その背景には、自社が貫いてきた路線戦略の限界がある。

 東証1部に上場していたスカイマークは2015年、無理な拡大戦略がたたって経営破綻。上場廃止となり、投資ファンドのインテグラル傘下で経営再建を進めてきた。会長にはインテグラル代表の佐山展生氏、社長には日本政策投資銀行でエア・ドゥなど航空会社の再建を担った市江正彦氏が就任した。

6807チバQ:2019/09/30(月) 10:50:33
■フルキャリアでもLCCでもない航空会社に

 新経営陣が進めたのは、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)のようなフルサービス航空会社(フルキャリア)とも、成長著しいLCC(ローコスト航空会社)とも競合しない「第3極」ポジションの確立だった。具体的には、LCCからは運航ノウハウ、フルキャリアからは顧客サービスを取り入れる。

 経営破綻前はエアバス機とボーイング機を併用していたが、現在はB737の1機種だけで運航。座席数が少ないため空席リスクが減り、機種ごとに異なる交換部品の調達やパイロット・客室乗務員の訓練といったコストも減らすことができた。これは、ピーチ・アビエーションやジェットスター・ジャパンなどのLCC各社が用いている。

 サービス面では、フルキャリア並みを目指している。LCCで70センチ台前半の座席ピッチは約80センチと、フルキャリアのエコノミークラスに並ぶ水準のゆとりある設計を実現。LCCでは有料の手荷物預けも、20キログラムまで無料だ。一方で、フルキャリアの主要機材が標準装備する機内モニターは一切設置せず、最低限のサービスや設備へ絞り込んだ。

 さらに、手堅い需要が見込め、経費で搭乗するために単価が高い出張客の利用促進を図るなど、定時運航率の向上に向けた地道な施策を続けた。その結果、破綻前に80%台前半だった定時運航率は、2017年度からは2年連続で国内線の定時運航率第1位(93.9%)を獲得。JAL(89.9%)やANA(90.5%)を上回った。

 こうした施策で、運賃はJALとANAの運賃(2018年度の国内線旅客単価)が約1万6000円、LCC大手のピーチやジェットスターなどが約8000円なのに対し、スカイマークは約1万2000円に位置する。

 フルキャリアより安いがLCCより高い運賃を確保できたことで、業績は急回復。破綻時の2014年度は売上高809億円、営業損失176億円だったが、2018年度の業績は売上高882億円、営業利益72億円とV字回復を果たした。観光や航空業界に詳しい共栄大学の稲本恵子教授は「フルキャリアでもLCCでもないビジネスモデルを確立し、新たなマーケットを創出した」と分析する。

■見えてきた成長の限界

 復活を遂げたスカイマークは現在、2020年9月までの再上場を目指している。だが、業績は急回復したとはいえ、売り上げの伸びは緩やかで、市場の期待が集まるほどの成長株と言い切れない状況が続いている。

 原因は、スカイマークの拠点である羽田と神戸の両空港が抱える事情にある。羽田は都心からの使い勝手がよく、高い単価と座席利用率が見込める「ドル箱」路線だが、世界でも指折りの混雑空港で発着枠が逼迫し、増便の余地が小さい。

 一方の神戸は隣接する関西空港の周辺自治体が利用減少を懸念し、いまだに国際線就航の是非を議論している。2025年までの国際化を目指しているが、現在のターミナルはキャパシティーが小さく、当面は期待できない。

 拠点空港における成長加速が見込めない中、スカイマークが目をつけたのが成田だ。羽田と比べ、成田には発着枠にまだ余裕がある。さらに国内屈指の国際空港であるため、自社国際線の展開はもちろん、今後国内線を拡大すれば膨大な乗り継ぎ需要が見込める。

 成田―神戸線開設の可能性についてスカイマークは、「マーケットの動向を見極めながら路線展開を行っていく」としている。今回のサイパン線開設で駐機代や新たな支店の人件費がかかるが、それは再成長に向けて「成田で運航するためのコスト感覚やノウハウを蓄積するための先行投資」(稲本教授)でもあるのだ。

 それだけに、サイパン線の成功は必達目標だ。日本からの直行便消滅の影響で、サイパンを中心とする北マリアナ地域への日本からの旅行者数は2000年の38万人から、2018年には3万人弱まで激減している。サイパン就航を皮切りに、再上場を控えたスカイマークは停滞から抜け出すことができるのだろうか。

森田 宗一郎 :東洋経済 記者

6808チバQ:2019/09/30(月) 17:34:19
https://www.asahi.com/articles/ASM9V5F31M9VUDCB01K.html
成田空港、台風直撃の日に着陸制限断る 管制当局が提案
福田祥史 2019年9月26日21時24分
 成田国際空港会社(NAA)は26日、台風15号が直撃した今月9日、航空管制当局から混雑回避のため着陸制限を提案されたものの、断っていたことを明らかにした。成田空港では台風の影響で、多くの旅客が長時間足止めされた。

 NAAの田村明比古社長が26日の定例記者会見で、9日の経緯について語った。9日昼前に管制当局から、航空機の駐機場所が不足するようなら着陸制限をしてはどうかと提案を受けたが、その時点では問題はなかったため、管制側に要請はしなかった。管制側によると、午後4時ごろに再度問い合わせたが、NAAからは不要の旨の回答があったという。

 9日は、成田空港から東京方面へ向かう鉄道と高速道路が不通となり、海外などからの到着客らが空港から出られなくなった。最大1万7千人が足止めされ、空港内で夜を明かした人も1万3300人に上った。田村社長は「交通アクセスの復旧状況や、到着機が代替空港に着陸した場合の旅客への影響など、総合的に考えた結果、着陸制限の判断ができなかった」と説明。「空港の基本機能が正常な一方で、交通アクセスが長時間不通になるという事態を想定した準備が十分ではなかった」と認めた上で、「空港の中だけではなく、アクセス事業者や国の各部門などとも幅広く対策を講じられる態勢が必要」とした。(福田祥史)

6809チバQ:2019/10/03(木) 13:55:31
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20191001-OYT1T50231/
スロベニア・アドリア航空が破産…全便の運航停止
2019/10/01 18:23
 【ローマ=笹子美奈子】スロベニアのアドリア航空は9月30日、地元裁判所に破産申請の手続きを行ったと発表した。全便の運航を停止するという。

 地元メディアの報道によると、負債総額は9000万ユーロ(約106億円)に上る。アドリア航空はスロベニアの国営航空会社だったが、2016年にドイツの投資会社に売却された。バルカン諸国と欧州の約20都市に就航し、18年の旅客数は約123万人だった。ロイター通信によると、運航路線の継続についてドイツのルフトハンザ航空などと交渉しているという。

6810チバQ:2019/10/09(水) 18:38:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191009-00014599-bunshun-pol
長谷川岳総務副大臣 旭川空港に「与党として支援できない」発言でトラブル
10/9(水) 16:00配信文春オンライン
長谷川岳総務副大臣 旭川空港に「与党として支援できない」発言でトラブル
長谷川岳総務副大臣 ©共同通信社
 長谷川岳総務副大臣(48)が、旭川空港ビルに対して「与党として支援できない」「説明に来い」などと発言し、トラブルになっていることが、「週刊文春」の取材で分かった。

【写真】旭川空港に「与党として支援できない」

 長谷川氏は2010年の参議院選挙で北海道選挙区から出馬し、現在は二期目。今年9月の内閣改造で総務副大臣に就任した。また自民党北海道支部連合会会長代行も務めている。

 今年8月、長谷川氏から、旭川空港ビル社長も務める西川将人旭川市長に、長谷川氏の知人が空港に出店しているスイーツ専門店について、相談に乗るよう要望があった。空港ビルの専務らがイーツ専門店オーナーと専門店オーナーが協議した結果、9月末での閉店が決定し、8、9月分のテナント料免除が決まった。

 だが、9月3日、また長谷川氏から西川市長に「専務から連絡がほしい」と電話が入った。そこで佐々木専務が電話をすると、長谷川氏は、テナントに全く協力していないのは大問題などと言ったあと、こう叱責したという。

「空港民営化が始まるのに、空港ビルの姿勢に問題があるならば、旭川空港に対して支援できない。与党自民党の議員としてはっきり言っておく」

 長谷川議員から電話を受けた専務は、「週刊文春」の事実確認に対し、次のように回答した。

「民営化を支援しないという発言は、議員からの圧力だと感じ、社長の西川らに相談しました」

 旭川空港ビルは、長谷川氏へ弁護士を通じて事実確認の申し入れを行っている。

 長谷川議員は、「週刊文春」の取材に、次のように回答した。

「地元の農業者や飲食店を応援しなければいけない行政が、芽を摘み取ることをしている空港側の姿勢はどうなのかと思った」

――それで専務を叱責したのか。

「その通りです。(「支援できない」と言ったかについては)申し訳ないが、『言った、言わない』の話になるとあれなので。ただ私の言った趣旨としてはそういうこと」

 政治評論家の伊藤達美氏が話す。

「政治家が地元住民の相談に乗るのは当然ですが、与党自民党の看板を背景に、威圧するような発言をしたのは問題がある」

 市関係者によれば「長谷川氏が専務とやりとりした音声もある」という。

 10月10日(木)発売の「週刊文春」では、長谷川氏と旭川空港ビルとのやりとりの詳細、長谷川氏の人物像などについて詳しく報じる。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月17日号

6811チバQ:2019/10/09(水) 18:40:59
https://www.businessinsider.jp/post-200018
東京-成田よりも遠い…同じ名前の都市との距離が遠い6つの空港
都市の名前がついているが、実際にはその都市まで距離が離れている空港がある。
最もひどい空港には、160キロ近く離れたケースもある。都市との距離が遠い6つの空港を紹介しよう。
ロンドンの名前がつく空港に到着した旅行客のよくある不満は、そこが決してロンドンではないことだ。

ロンドン・ルートン空港(ロンドンから51キロ)、ロンドン・サウスエンド空港(同60キロ)、ロンドン・スタンステッド空港(同58キロ)は、どれも首都から50キロ以上離れているのに、「ロンドン」の名前がついている(ちなみに日本の成田空港は東京都心部から約60km離れている。2004年までは新東京国際空港だったが、現在の正式名称は成田国際空港)。

だが世界にはさらにひどい、遠く離れた都市の名前をつけている空港がある。

同じ名前の都市と遠く離れた6つの空港を紹介しよう。

6. ストックホルム・バステラス空港 – スウェーデンのストックホルムから62マイル(100キロ)

ストックホルム・バステラス空港は、スウェーデンの首都、ストックホルムから100キロ離れている。ストックホルム・バステラス空港は旅行客へ、到着ターミナルからスウェーデンの首都まで少なくとも車で70分かかることを通告している。

同空港からはスペイン、ロンドン行きのフライトがあり、ライアンエアーのハブ空港だ。

5. オスロ・トルプ空港 — ノルウェーのオスロから66マイル(106キロ)

オスロ・トルプ空港は、オソロの市中心部から106キロにある。

同空港によると、空港からオスロまでは電車で約1時間45分。

4. メミンゲン空港(ミュンヘン・ウェスト) — ドイツのミュンヘンから70マイル(113キロ)

ミュンヘン中央駅からメミンゲン空港までバスが運行しており、1時間20分かかる。

メミンゲン空港からはフランス、ドイツ、イタリア、ベルギー行きのフライトがある。

6812チバQ:2019/10/09(水) 18:41:48
3. ロンドン・アッシュフィールド空港 — イギリスのロンドンから73マイル(117キロ)

リード空港の名で知られるロンドン・アッシュフィールド空港は、実際にはロンドンよりフランスに近い(イギリス海峡を超えて64キロの距離)。 フランスのル・トゥケのコート・ドパール空港までの国際線がある。

2. フランクフルト・ハーン空港 — ドイツのフランクフルトから73マイル(117キロ)

フランクフルト・ハーン空港からフランクフルトの市中心部までは鉄道がない。そのためバスか車に1時間20分乗らなければならない。格安航空会社のライアンエアーとウィズエアーがフランクフルト・ハーン空港に就航している。

1. パリ・ヴァトリー空港 — フランスのパリから98マイル(158キロ)

パリ・ヴァトリー空港はパリから158キロの位置にあり、車で2時間以上かかる。

だが、同空港はディズニーランド・パリには便利な場所にある。ディズニーランド・パリも、名前とは違って、実際にはパリにはない。パリ・ヴァトリー空港からは、アメリカ、東アフリカ、日本など世界各地へのフライトがある。

6813チバQ:2019/10/09(水) 18:42:42
https://www.sankei.com/life/news/191008/lif1910080043-n1.html
「陸の孤島」と化した成田空港 混乱回避の術はなかったのか
2019.10.8 19:3
 台風15号でアクセス手段の交通機関が運休するなどし、「陸の孤島」と化した成田空港。ロビーは足の踏み場もないほどの人であふれたが、こうした事態を回避する術はなかったのか。「災害大国」日本で開催される東京五輪まで1年を切った。海外からの玄関口となる成田空港の混乱回避には、選択肢として着陸地を変更する「ダイバート」の積極的な実施も浮かび、専門家は官民一体での取り組みを訴える。

 ●陸の孤島

 台風が関東を通過した9月9日午前、成田空港は滑走路の運用を再開した。

 だが、空港と東京都心を結ぶJRの路線は設備の損傷や倒木などで、成田エクスプレスを含め終日運休。京成線は同日夕に運行を再開したが本数は限られた。

 空港に通じる高速道路も一時通行止めとなった上、周辺の一般道も停電などの影響で大混雑。高速バスも運休を強いられ、成田空港は陸の孤島と化した。

 一方で滑走路が再開されたため、到着便は次々と着陸したが、出発便は陸の交通機関の乱れなどで、地上スタッフが出勤できず、欠航が生じた。

 この結果、到着しても空港を出られない人や、欠航便に乗る予定だった人で空港はあふれた。成田国際空港会社(NAA)によると、3つのターミナルに足止めされたのは、最大計約1万3300人に上った。

 ●想定外の交通乱れ

 日本航空は台風15号に備え、8日夜から空港近くのホテルに地上スタッフらを宿泊待機させるなどしていたが、それでも人手不足が生じた。NAAの担当者も「予想以上に交通機関の再開が長引いた」と訴える。

 利用者の不安解消にNAAは日本語や英語、中国語の3カ国語で公共交通機関の運休を伝達。さらに、空港に足止めされた利用客らに、水やクラッカー、寝袋を各2万個前後配布し、その案内も随時流した。

 しかし、案内が「聞き取りづらい」といった声も漏れた。10日夕の到着便で成田空港に降り立った女性(32)は「こんな状態で(来年の五輪に際し)外国人を受け入れようとしているなんて不安」と話す。

 ●ダイバートできず

 混乱を回避するため、航空便では、急患や悪天候で目的地での着陸が困難な場合、行き先を変更する「ダイバート」が行われることがある。

 ダイバートを選択し、周辺の空港に着陸すれば、利用客の滞留を防げた可能性がある。だが、NAAによると、今回は3機がダイバートを選択したものの、多くはしなかった。

 理由について、日航の担当者は「変更した先の空港にスタッフが常駐していなければ、乗客を受け入れられず荷物も下ろせない」。全日空の担当者も「スタッフや機材の都合がつかなかった」と説明する。

 元日航機長の杉江弘さんは、こうした事態に改善が必要だと訴える。「(ダイバートした)受け入れ先にスタッフがいない場合は常駐する他の航空会社への協力や、自衛隊に人員輸送を要請することもできる。五輪を目前に控え緊急事態を想定し、国などを交えた関係機関でシミュレーションを重ねるべきだ」と提言している。(大渡美咲)



■ダイバート 航空機の運航に際し、当初の目的地以外の空港などに着陸すること。目的地外着陸とも呼ばれる。悪天候や急病人の発生、滑走路閉鎖、災害、機体の故障といった場合に選択される。国土交通省によると、平成23年3月の東日本大震災発生時には羽田空港や成田空港に向けて運航していた86機がダイバートした。

6814チバQ:2019/10/09(水) 18:45:25
https://www.sanspo.com/geino/news/20191009/sot19100915470020-n1.html
2019.10.9 15:47

韓国の地方空港も苦境 日本旅行自粛で利用客減
 日韓関係の悪化に伴う日本への旅行自粛ムードを受け、韓国の首都ソウル近郊にある金浦空港や国内の地方空港が利用客の減少に見舞われている。施設使用料などの収入が7割近く減った空港も出ている。日本でも地方空港への韓国からの路線運休が相次いでいるが、韓国でも悪影響が広がっている形だ。聯合ニュースが9日までに報じた。

 韓国空港公社が与党国会議員に提供した統計では、公社が運営する金浦、金海、済州、大邱、清州、務安、襄陽の7空港では7月第1週には日本路線の運航便が1029あったが、8月第4週には19%減の836便となった。日本路線の旅客数も34%減の10万人余りに減った。襄陽空港では7〜8月の収入が前年同期比67%減だった。

 韓国最大の仁川空港で日本路線が占める割合は2018年時点で22%にとどまっているのに対し、これら7空港では43%に上り、日本への旅行者減少の影響が顕著に表れている格好だ。

 統計を公表した与党議員は「短期的な危機対応策を用意すると同時に、長期的に路線を再編するなど、日本以外の代替市場の発掘に乗り出すべきだ」と強調している。(共同)

6815チバQ:2019/10/12(土) 14:29:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00000534-san-soci
台風19号 空、陸の足が停止 首都圏の電車ほぼ運休 空港も運用停止
10/12(土) 13:59配信産経新聞
 台風19号の接近による大雨の影響で、首都圏の空と陸の交通機関がほとんどが停止した。首都圏の鉄道各社は、順次計画運休が始まり、午後1時ごろまでにはほとんどの鉄道が運休に。羽田、成田空港は運用を停止した。台風の被害によっては長期化するおそれもあり、市民生活に大きな影響が出そうだ。

 空の便では、羽田、成田ともに欠航便が相次ぎ、羽田は12日午後2時以降、国内、国際線ともに旅客機の運用をやめ、着陸を認めない。成田空港も午前11時以降、運用を停止した。全日空は13日も成田空港発着の国内、国線を全便欠航、日航も多くの便が欠航する。影響は両日で全日空15万5200人、日航12万9580人。

 鉄道も多くの路線で運休となった。JR各社によると、東海道新幹線は名古屋-新大阪間も早朝の上下計6本のみで、運転を中止。山陽新幹線の新大阪-岡山間も午前中で運転を打ち切った。北陸新幹線は12日午後に運転をやめ、13日も始発から正午ごろまで取りやめの可能性がある。

 JR東日本は、午後1時ごろまでに水郡線をのぞく在来線の運行を取りやめた。13日昼ごろまで運休が続くとしている。山形新幹線「つばさ」や中央線特急「あずさ」「かいじ」などは13日の終日運転しない。

 首都圏では、私鉄の多くの路線が順次運転を取りやめた。東京メトロは地上を走る区間を中心に一部が運休となる見込みで、都営バスも午後2時から全ての路線で運行しない。

 高速道路でも透明、中央道、上信越、東京アクアラインなどの一部で通行止めとなった。また、都道も八王子市内などで通行止めとなっている。

6816チバQ:2019/10/12(土) 16:59:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00000534-san-soci
台風19号 空、陸の足が停止 首都圏の電車ほぼ運休 空港も運用停止
10/12(土) 13:59配信産経新聞
台風19号 空、陸の足が停止 首都圏の電車ほぼ運休 空港も運用停止
台風19号の影響で大半の便が欠航となり、閑散とする羽田空港国内線の出発ロビー=12日午前、東京都大田区(鴨川一也撮影)
 台風19号の接近による大雨の影響で、首都圏の空と陸の交通機関がほとんどが停止した。首都圏の鉄道各社は、順次計画運休が始まり、午後1時ごろまでにはほとんどの鉄道が運休に。羽田、成田空港は運用を停止した。台風の被害によっては長期化するおそれもあり、市民生活に大きな影響が出そうだ。

【写真】竜巻とみられる強風により被害を受けた車や住宅

 空の便では、羽田、成田ともに欠航便が相次ぎ、羽田は12日午後2時以降、国内、国際線ともに旅客機の運用をやめ、着陸を認めない。成田空港も午前11時以降、運用を停止した。全日空は13日も成田空港発着の国内、国線を全便欠航、日航も多くの便が欠航する。影響は両日で全日空15万5200人、日航12万9580人。

 鉄道も多くの路線で運休となった。JR各社によると、東海道新幹線は名古屋-新大阪間も早朝の上下計6本のみで、運転を中止。山陽新幹線の新大阪-岡山間も午前中で運転を打ち切った。北陸新幹線は12日午後に運転をやめ、13日も始発から正午ごろまで取りやめの可能性がある。

 JR東日本は、午後1時ごろまでに水郡線をのぞく在来線の運行を取りやめた。13日昼ごろまで運休が続くとしている。山形新幹線「つばさ」や中央線特急「あずさ」「かいじ」などは13日の終日運転しない。

 首都圏では、私鉄の多くの路線が順次運転を取りやめた。東京メトロは地上を走る区間を中心に一部が運休となる見込みで、都営バスも午後2時から全ての路線で運行しない。

 高速道路でも透明、中央道、上信越、東京アクアラインなどの一部で通行止めとなった。また、都道も八王子市内などで通行止めとなっている。

6817チバQ:2019/10/15(火) 11:05:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000006-cnippou-kr
韓経:韓国LCC「NOジャパン」の直撃弾…11年ぶりに乗客減る
10/15(火) 8:21配信中央日報日本語版
国内格安航空会社(LCC)の旅客が11年ぶりに減少傾向に転じた。韓日関係が悪化して日本に行く旅行客が急減したためだ。LCCは中国や東南アジアなどの新規路線開拓に乗り出しているが、景気低迷と競争激化などで業績改善は容易でないだろうという見通しが出ている。

韓国空港公社などが14日に明らかにしたところによると、チェジュ航空、ジンエアー、エアプサン、ティーウェイ航空、イースター航空、エアソウルのLCC6社が先月輸送した旅客は480万人で、昨年9月の505万人より5%ほど減った。LCC旅客が前年同月より減少したのは金融危機当時の2008年6月に12万人で20.4%減少してから11年3カ月ぶりだ。

当時韓星(ハンソン)航空(現ティーウェイ航空)とチェジュ航空の2社にすぎなかったLCCは、ジンエアーが2008年7月、エアプサンが2008年10月、イースター航空が2009年1月に順に運航を開始するなど着実に成長してきた。

LCC別ではチェジュ航空で1.8%増加したのを除き5社で乗客が昨年9月より減った。エアソウルは14.5%減った10万人と減少幅が最も大きかった。

業界では先月の秋夕(チュソク、中秋)連休が2018年より1日短い4日間だった点を旅客減少の理由に挙げた。だがそれより日本旅行客急減がもっと大きな要因と分析される。国土交通部によると先月韓国から日本に向かった航空旅客数は99万人だった。昨年9月の138万人より40%近く急減した。

LCCは日本の経済報復以降に中国や東南アジアなどへの新規路線を急いで開設している。7月に新設した国際線路線は32路線に達する。だが世界的な景気低迷とドル高ウォン安など悪材料が重なりLCCの苦戦は当分続くだろうという予想が多い。有進(ユジン)投資証券のパン・ミンジン研究員は「エアプレミアなどLCC3社が向こう1〜2年間に追加で市場に参入する予定のため競争はさらに激しくなるだろう」と予想する。

一方、大韓航空は来月から3カ月単位の短期希望休職(無給)を実施することにした。これまで1年の長期休職制度の対象ではなかった客室乗務員を含め一般事務職と整備職などに適用される。同社は「小学校入学予定の子どもを持つ女性社員など現場の要求が多かった」と説明した。だが業界では下半期の業績悪化を念頭に置いた措置という分析を出している。

※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。

6818チバQ:2019/10/17(木) 09:18:58
https://www.asahi.com/articles/ASMBJ42ZQMBJUTIL01L.html
空港の使用料、26億8千万円の徴収不足 算定に誤り
八角健太 2019年10月16日18時20分
 空港のターミナルビルや駐車場の使用許可を国から受けて運営している事業者から、国に支払われる使用料の算定に誤りがあり、2015年度からの4年間で少なくとも約26億8千万円が徴収不足だったことが会計検査院の調べでわかった。

 国土交通省は、国が管理する空港の土地・建物の使用許可を駐車場やターミナルビルの運営事業者に出し、国の基準に基づき、事業者が得た純利益の一定割合を使用料として徴収している。検査院は15〜18年度の全国25空港分、計約452億円の使用料の算定が適切だったかどうかを調べた。

 その結果、一般財団法人「空港振興・環境整備支援機構」(東京)などの2事業者は長年の慣例で、羽田空港など16空港の駐車場事業の収益から、騒音対策や観光PRの費用を差し引いていた。そのため駐車場事業の純利益が減り、純利益を基とする使用料も約12億6千万円少なく算定されていた。

 また、駐車場のゲートやビルの防犯カメラなどの設備の整備のため、費用を出し合った国と事業者のそれぞれの財産評価に応じ、純利益を配分していた。だが、国の財産評価は耐用年数の経過を踏まえて価格を下げていたのに対し、事業者は取得時の高いままの価格で算定していた。基準には定められていないが、国も取得時のままの価格で計算したとすると、24空港分の約14億2千万円を徴収できていたという。

 検査院は16日、国交省に使用料の改定や、配分率の算出方法を仕様書に明記することなどを求めた。国交省は「指摘の内容を真摯(しんし)に受け止め、適切に対応したい」とした。(八角健太)

6819チバQ:2019/10/20(日) 20:40:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191020-00000046-asahi-soci
ついに「往復1千円」も LCC値崩れ、日韓関係悪化で
10/20(日) 19:15配信朝日新聞デジタル
ついに「往復1千円」も LCC値崩れ、日韓関係悪化で
大阪―ソウルの往復チケットが1千円と表示されている格安旅行サイト「ena」のホームページ
 日本と韓国を結ぶ格安航空会社(LCC)の便が、値崩れしている。日韓関係が悪化した影響で、韓国からのインバウンド(訪日外国人)が激減しているからだ。大阪との往復便に1千円(本体価格)のチケットも登場したが、採算がとれるのか。

 「ありえない状況です」と話すのは、格安旅行サイト「ena(イーナ)」を運営する旅行会社エアプラス(東京都港区)の登山(とやま)幸典さん(50)。LCCのチケットの仕入れを担当する登山さんは、8月の最終週あたりから異変を感じ始めた。

 普段は安くても往復6千〜7千円という大阪―ソウル便が、「エアソウル」は1千円、「イースター航空」は1200円。予約率によって価格は日々変動するが、往復5千円ほどだった福岡発着便は3千円前後に。「ティーウェイ航空」の福岡―ソウル便は2千円まで下落した。

 登山さんは「特に福岡は安値が顕著で、大阪や成田にも飛び火している。11月は冬休み前で休みが取りにくく、旅行を控える傾向にあるので、さらに値崩れするかもしれない。日本から行くならいまがチャンス」と言う。

朝日新聞社

6820チバQ:2019/10/23(水) 13:09:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000042-cnippou-kr
韓国-日本路線減らす航空会社「乗客おらず飛行機飛ばせない状況」
10/22(火) 16:02配信中央日報日本語版
韓国-日本路線減らす航空会社「乗客おらず飛行機飛ばせない状況」
8月1日釜山東区の釜山港国際旅客埠頭内の出国場前に人がおらず夏季休暇シーズンであるにもかかわらず閑散としている。ソン・ボングン記者
日本関連の不買運動の影響で韓国各地の主要空港の日本路線が急減している。日本行きの乗客が減少し、航空会社が路線比重を減らしたことを受けてだ。全羅南道(チョルラナムド)の務安(ムアン)国際空港の場合、今年末の日本行きの全路線がなくなる見通しだ。

22日、全羅南道とチェジュ航空によると、務安国際空港で運航中の東京・大阪・福岡路線が今年末から中断される予定だ。今年7月、日本の経済報復が本格化する前、務安空港から日本に向かう航路は東京・大阪・福岡・北九州・大分など5路線だった。チェジュ航空に先立ちティーウェイ航空も、8月に大分と北九州路線の運航を中断した。

日本路線の縮小は務安空港だけの状況ではない。大韓航空は済州(チェジュ)国際空港〜東京、済州国際空港〜大阪路線を来月1日から運休することにした。仁川(インチョン)〜小松、仁川〜鹿児島、仁川〜大阪、仁川〜福岡路線など一部の路線は運航を一時中断するか減便した。アシアナ航空も先月、仁川〜福岡・大阪・沖縄路線に小型航空機を配置して運航を縮小した。

チェジュ航空は週7便運航していた務安-東京・大阪路線を4便に減らしてからも搭乗率が低調なため運航中断計画を立てた。7月1日の経済報復以前の務安-東京路線の搭乗率は平均51%、務安-大阪路線の搭乗率は平均78%だったが、9月に入り務安-東京29.9%、務安-大阪25.2%に減った。務安空港を出発する日本行き飛行機の搭乗客定員は189人だが乗客は60人にも達しない。

国会国土交通委員会の尹昊重(ユン・ホジュン)議員(共に民主党)が韓国空港公社から提出を受けた資料で、金浦(キンポ)・金海(キムヘ)・済州・大邱(テグ)・清州(チョンジュ)・務安など国内の主要空港の昨年7-9月と今年7-9月の国際線内日本路線の比重を調べると、大邱空港が47.5%から28.6%へと、最大幅で減少した。金海空港は34.9%から26%に減少した。務安空港は25%から18.8%、清州空港は23.2%から18.9%にそれぞれ落ちた。

6821チバQ:2019/10/24(木) 20:57:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191024-00000611-san-bus_all
関空冬ダイヤ、中国便増加、韓国便をカバー
10/24(木) 20:10配信産経新聞
関空冬ダイヤ、中国便増加、韓国便をカバー
関空の国際旅客便のシェア韓国便が減る一方、中国便が増加
 関西国際空港を運営する関西エアポートは24日、関空の国際線の令和元年冬期ダイヤ(27日〜来年3月28日)について、ピーク時の就航便数が、冬期としては開港以来最多の週1553便となるとの見通しを発表した。旅客便は日韓関係の悪化などで韓国路線で前年冬期から108便(約31%)減る一方、新規就航が相次ぐ中国路線で168便(約40%)増える。

 国際旅客便は週1409便で、前年冬期の実績より69便増加する。

 韓国路線は、関空を拠点とするピーチ・アビエーションをはじめ各航空会社が軒並み運休や減便を決定。11月の提供座席数は週平均で前年同月比37%減る見込みとなった。一方、中国路線は江西省南昌や浙江省温州などへの就航や増便が予定され、座席数は65%増加。東南アジア路線も好調で座席数は20%増える。

 欧米路線は来年3月にスイス・インターナショナル・エアラインズがチューリヒ線を就航するほか、今年夏ダイヤからロンドン線やシアトル線が新規就航しており、長距離便でも路線拡大が進んでいる。

 方面別の便数シェアでは、韓国が26%から17%に縮小する一方、中国が31%から41%にふくらみ、関空の「中国依存」が強まる。

 関西エアのグレゴリー・ジャメ専務執行役員は会見で、韓国便の減少について「一時的なものと考えている。関西は人気のある観光地を抱え、外交問題が解決されれば旅客は戻る」と楽観的な見通しを示した。 

 また、関西エアは運営する関西、大阪(伊丹)、神戸の各空港について、今年度上期(4〜9月)の利用状況を発表。関空の総旅客数は過去最高の1634万人(前年同期比17%増)で、年間で3千万人を超える可能性が高くなった。

 伊丹空港は国内経済の好調や機材の大型化などの効果で839万人(同2%増)、神戸空港は発着枠の規制緩和が実現し、8月にスカイマークが那覇路線などで増便した結果、170万人(同6%増)だった。

6822チバQ:2019/10/25(金) 11:10:44
https://www.sankei.com/politics/news/191024/plt1910240035-n1.html
成田空港の冬ダイヤ、韓国減り中国増 発着は過去最多に
2019.10.24 22:41政治政策
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記者会見する成田国際空港会社の田村明比古社長=24日、成田空港
記者会見する成田国際空港会社の田村明比古社長=24日、成田空港
 成田国際空港会社(NAA)は24日、成田空港の冬季ダイヤ(10月27日〜来年3月28日)を発表した。日韓関係悪化を受け韓国線が減ったが、中国線の新規就航や増便があり、1週当たりの発着回数は冬季として過去最多の4914回となった。また、従来午後11時までだったA滑走路の運用を昭和53年の開港以来初めて1時間延ばす。

 NAAによると、旅客便の週間発着数では、国際線が平成30年冬と比べ、138回増の3432回、国内線は16回減の960回。格安航空会社(LCC)を中心に運休や減便をする韓国線は72回減ったが、中国線では中国の吉祥航空や春秋航空が新規就航するなどし160回増えた。定期乗り入れ航空会社も106社で開港以来最多となった。

 NAAの田村明比古社長は24日の定例記者会見で韓国線について「復便の動きもあるが、注視していく」と話した。

6823 チバQ:2019/10/28(月) 23:14:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191028-00000005-awire-ind

富山の航空会社設立へ説明会 特急並み運賃で関空21年就航視野

10/28(月) 22:41配信
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富山市内で地域航空会社設立に向けた説明会を開くジェイ・キャスの白根社長=19年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 富山空港と関西空港などを結ぶ地域航空会社の設立を目指すジェイ・キャス(千代田区)は10月28日、富山市内で事業説明会を開いた。ターボプロップ(プロペラ)機2機を使い、早ければ2021年秋の関西-富山線就航を目指す。

◆運賃はJR特急並み

 ジェイ・キャスの白根清司社長は日本航空(JAL/JL、9201)出身で、1997年から就航前のスカイマーク(SKY/BC)に携わった後、2001年に航空関連専門コンサルティング会社を設立した。ジェイ・キャスは2018年10月設立で、「10年前から検討した結果、関空-富山は採算が合うと判断した」と説明した。

 富山空港について、白根社長は「県の中央部に位置しており、市内から30分圏内で、駐車場が無料。国内線は全日本空輸(ANA/NH)の羽田線4往復と新千歳線1往復のみで、国際線はデイリー運航がない」と、十分に活用されていないと語った。

 一方、富山と関西を結ぶ鉄道については、「JRの特急サンダーバードは踏切事故や小動物との衝突などでよく止まる」と述べ、「アジアの出張で、羽田経由では14都市だが、関空なら64都市へ向かえる。なんばなどへの観光にも便利だ。鉄道は乗り継ぎが多く、荷物が多い訪日客が来たても来られない」と、訪日客の北陸への送客など空路で富山と関空を結ぶ意義を説いた。

 運賃はJRの特急利用時と競争できる価格帯を目指す。LCCのように需給変動で販売価格が大きく変動する形ではなく、特急に近い変動が少ない運賃を想定している。

◆機材・路線

 機材はデ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ(DHC)のDash 8-400(旧ボンバルディアDHC-8-Q400)か、仏ATRのATR72を新造機でリース導入する計画。当初は2機でスタートする。

 白根社長は「ターボプロップはジェットと比べて燃料費が40%以上安く、機体価格が半額で、着陸料が安い」と説明。「LCCはロードファクター(座席利用率)80%以上で利益を出すが、60%以上で採算が見込める」と語った。

 路線計画については、2021年秋の就航初年度は2機体制で、1機が関西-富山線を1日4往復と関西-能登線を同1往復し、もう1機で関西-米子線と岩国線を運航する計画。その後は4機体制で富山-中部線、富山-仙台線、富山-新潟線を考えているという。

◆資金調達・パイロット・グラハン

 資金調達は、地元企業やファンド、政府系金融機関などから30億円を集める計画。白根社長は「このうち5億円は利用が伸び悩んだ際の運転資金なので、25億円でもスタートできる」と説明した。

 航空会社を新たに設立する場合、資金調達と並んで難しいのが、パイロットや整備士の確保だ。白根社長は「自衛隊を退役した人を雇用する方向で、空幕とも話をしている」と述べ、元自衛官を中心に採用するという。

 また、空港での機体誘導や貨物の搭降載などグランドハンドリング(地上支援)は、「将来的には富山と関空は自社でグラハンをやりたいが、人手不足が課題」(白根社長)と、現場の人材集めには課題が残りそうだ。

◆設立難しい地域航空会社

 地域航空会社を設立する動きでは、福岡市のリンクが2013年に自己破産。2018年2月には、2019年就航を目指していた鹿児島県のエア奄美が資金調達に行き詰まり解散し、今年1月には東北・日本海側への就航を目指していた「エア・リージョナル・ジャパン」(千代田区)が破綻している。

 一方、国土交通省航空局(JCAB)は既存の地域航空会社の経営環境が厳しいことから、航空会社間で営業や整備面などで協力する体制作りを模索。地域ごとにニーズが異なることから、まずは九州で天草エアライン(AHX/MZ)とオリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)、JACの3社と、ANA、JALを加えた5社による「地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合(EAS LLP)」が、10月26日に設立された。

6824チバQ:2019/11/06(水) 10:55:06
https://www.data-max.co.jp/article/32299
2019年11月05日 12:00北九州空港浮揚のカギは福岡空港(後)
北九州市港湾空港局 空港企画部長 小石 裕洋 氏
貨物便を担いたい北九州空港
 ――貨物便の誘致はどうですか。

 小石 新規便の誘致を考えれば、やはり滑走路の延長が大きな課題です。北九州空港には陸路の物流拠点がなく、空の通関機能も弱い。これらも大きな問題です。九州の陸路貨物の物流は、福岡空港に集約されるかたちで構築されているのが現状です。北九州空港がそこに割り込むのは、行政だけの問題ではないので、極めて難しい。ただ、旅客便同様、現在の福岡空港が新たな貨物専用機を受け入れるのは至難の業だと思います。だとしたら、新たな貨物便は、北九州空港が受け入れるのが現実的だと思います。

 ただ、現行の2,500mの滑走路では、特殊貨物を積んだ大型の貨物専用機を受け入れることができません。だから我々は国に対し、滑走路3,000m化を要望しているんです。九州、山口の大型の貨物は、関西空港や中部空港、場合によっては、成田空港までトラックで運んでいるのが現状です。北九州空港の滑走路が3,000mに延長されれば、長距離を陸送せずとも、九州からダイレクトに世界各国に飛ばすことができるようになります。

 ――貨物の拠点づくり、滑走路の3,000m化が当面の課題だと?

 小石 そうですね。いずれも福岡空港にはできないことなので、北九州空港が担っていきたいという思いがあります。現状でも、株式会社ANA Cargoさんに週5便就航していただいているので、そのポテンシャルはあるという自負はあります。今のところ、アジアへの輸出のため、しっかり荷物を集めようということで、県と共同で取り組んでいます。戻り便の荷物をどうするかについては、いろいろと協議を重ねているところです。

 ――地元企業などに対して、北九州空港に物流拠点をつくるよう働きかけは?

 小石 もちろん行ってきています。ただ、「ニワトリが先か、タマゴが先か」みたいなところがあって、すでに福岡空港に拠点をもっている物流会社にとって、北九州空港にもう1つ拠点をつくる必然性があるかどうかが、問題になります。福岡空港はアジア向けの貨物が中心ですが、たとえば、北米やヨーロッパ向けの貨物便が北九州空港から直接飛ぶことになれば、大きなインセンティブになると思います。ただ、そのためには、滑走路の3,000m化などの機能強化が必要になります。

 ――24時間空港は、旅客便にとってもメリットがあるようですね。

 小石 株式会社スターフライヤーには、深夜時間帯で羽田便を飛ばしていただいています。北九州市民だけでなく、福岡都市圏の住民の方々にも多く利用していただいています。福岡空港までの夜行バスは、県のほうで費用負担していただいています。

新幹線アクセスは容易ではない
 ――小倉駅への軌道アクセスについては、いかがですか。

 小石 空港利用客数が200万人を超えたら、調査を再開する方針です。市議会からは、東九州新幹線のルート上に北九州空港を、というご提案をいただいていますが、容易ではないと考えています。福岡空港が便利過ぎるので、北九州空港が不便だと思われがちですが、日本の地方空港のなかで見ると、むしろアクセスの良い空港です。駐車場の料金も安いですし。軌道アクセスがあるに越したことはないでしょうが、「はたしてペイするのか」が最大の課題になります。

 ――現実的には、バス路線の拡充でしょうか。

 小石 現在、バス路線は小倉線、黒崎・折尾・学研都市線、朽網線の3つがありますが、開港当初は6路線ありました。ただし利用者数が伸びなかったので、半分に減ったわけです。我々としては、現行の路線でほぼ対応できていると考えています。なるべく赤字を増やさずに、必要な便数を確保するため、バスの運行ダイヤについては、西鉄バス北九州株式会社と毎月協議しています。率直にいって、利用客が増えない限り、現在のバス路線、便数でギリギリなんです。ただ、収益的には、徐々にではありますが、改善傾向にあるので、そう捨てたものではないと考えています。西鉄バス北九州株式会社とJR九州株式会社とうまく連携できれば、もっと利用客のニーズに応えられるアクセスを提供できるようになると期待しています。

6825チバQ:2019/11/06(水) 10:56:39
https://www.data-max.co.jp/article/32298/1/
2019年11月01日 12:00北九州空港浮揚のカギは福岡空港(中)
北九州市港湾空港局 空港企画部長 小石 裕洋 氏
民間委託ありきではない
 ――北九州空港の民間委託調査結果が出ましたね。


北九州市港湾空港局 空港企画部長 小石 裕洋 氏
 小石 行政主体の運営のままの場合と、民間委託した場合、それぞれのメリット、デメリットについて、初めて文字化したのが今回の調査書です。世の中の流れは民間委託(コンセッション)になっていますが、我々としては「民間委託ありき」ではありません。あくまで今後議論するうえでの叩き台です。ただ、福岡空港が民間委託になって、今後5年間で1,000億円の投資が行われる話になっています。この点、我々としても民間委託に期待するところは正直あります。今後プレーヤーとなる民間企業の動きを注視していきたいところです。

 調査書では、北九州空港は24時間空港であり、70ha以上新たな土地があることから、「民間委託(コンセッション)のポテンシャルはある」としています。ただ、「民間委託すべき」とは書いていません。議論の第一歩を踏み出せたと捉えています。最終的な結論を出すには、県と町としっかり協議をして、同じ方向を向かないといけません。

 ――福岡空港は、福岡国際空港株式会社(FIAC)が受託しているわけですが…。

 小石 空港運営の民間委託のマーケットは、意外にプレーヤーの数が少ないんです。仮に民間委託をする場合には、早い時期に実施するほうが民間に手を挙げてもらいやすいという考え方にも一理あると思います。今回の調査書では、FIACが受託する場合とそれ以外のグループが受託する場合についても考察しており、それぞれメリット、デメリットがあるとしています。

 今後は、地元の財界との議論も必要になってくると思います。仮にFIAC以外のグループが受託したとしても、お互い協議、連携しながら、Win-Winの関係をつくってもらえると考えています。民間委託する場合、当然それは条件に入ることになると思いますので。「必ずしもFIACでなければならない」ということではありません。

 ――FIACは「北九州空港へのエアライン誘致などに協力する」といっています。

 小石 「福岡県の空港の将来構想」への協力、「福岡空港と北九州空港の相互補完」への取り組みは、受託の際の評価項目になっています。FIACにとっては約束したことなので、それは当然のことだと考えています。県内全体の活性化という観点から見ても、コストをかけずにエアラインを誘致できるわけですから、良い話だと思っています。

 ――ただ、福岡空港の滑走路が増設されれば、また福岡空港に戻る可能性がある?

 小石 それはあるでしょうね。最終的にはエアラインが選ぶことなので。ただ、北九州空港が民間委託された場合の話ですが、福岡空港より着陸料を下げるという施策は考えられます。現行の着陸料は原則全国一律ですが…。福岡空港の滑走路が増設されたとしても、夜間早朝は飛ばせません。「もっと便数を飛ばしたいけれども、福岡空港は時間帯的に難しい。では、深夜や早朝に北九州空港で飛ばそう」――そう考えるエアラインは一定数あると思っています。韓国のLCC・株式会社ジンエアーは、福岡空港で便数を増やせないことから、北九州空港でも就航していただいた実績があります。

 韓国だけでなく、中国や東南アジア、オーストラリア、北米、ヨーロッパ航路などの誘致をしなければ、「20年に年間4,000万人」は難しいでしょう。FIACのそういう動きのなかに、補完空港としての北九州空港の出番が出てくるのではないでしょうか。

6826チバQ:2019/11/06(水) 10:56:52
https://www.data-max.co.jp/article/32297
2019年10月31日 12:00北九州空港浮揚のカギは福岡空港(前)
北九州市港湾空港局 空港企画部長 小石 裕洋 氏
北九州市は今年3月、北九州空港の経営形態に関する基礎調査報告書をまとめた。基礎調査というだけあって、北九州空港の民間委託の是非についての明言は意図的に避けているものの、福岡空港との連携や役割分担を始め、福岡国際空港株式会社(FIAC)による北九州空港運営に関する記述に多くを割いている。「福岡空港あっての北九州空港」という運用実態を浮き彫りにするという点で、興味深い構成だ。北九州市はこれまで地元自治体として、福岡県や苅田町などと連携し、旅客便の誘致などの利用促進に取り組んできた。そのおかげもあって、2018年の利用客数は年間178万人を超えた。今後3年間も、引き続き利用促進に力を入れていく方針だ。その際、“混雑空港”の福岡空港からどれだけ“おこぼれ”を獲得できるがカギになる。24時間空港という北九州空港の唯一の強みを生かすうえで、どのような課題があるのか。民間委託により、北九州空港は本当に浮揚するのか。北九州市港湾空港局の小石裕洋・空港企画部長に話を聞いた。





福岡空港とは「相互」補完
 ――北九州空港利活用に関する施策メニューは、どうなっていますか。


北九州空港(写真提供:北九州市)
 小石 「就航便の誘致」「集客」「貨物」「空港アクセス」の4つを柱にしています。これら4つの柱は、空港アクセスを除いて、福岡県や苅田町と共同および連携しながら長年取り組んでいます。福岡空港が“混雑空港”に指定された2016年度以降は、「北九州空港将来ビジョン推進強化期間」として、路線誘致などの空港活性化にとくに力を入れてきたところです。当時の北九州空港には国際線はありませんでしたが、福岡空港の混雑空港指定後、大きく流れが変わりました。

 本市としても、人的、予算的な部分を増強するなかで、誘致に力を入れました。そのおかげもあって、2年半ほど休止していた国際線が復活したほか、いくつかの新規路線の誘致に成功しました。

 今年度から3年間、新たに「ネットワーク充実強化期間」として、引き続き地元の3自治体が連携して、路線誘致などの空港活性化を進めています。自治体として取り組む内容には大きな変化はありませんが、韓国線が急激に減速するなど、外部環境は、振り子のように良くなったり悪くなったりするものです。それに負けないよう、県や町としっかり連携しながら、既存路線の支援などに力を注いでいきたいと考えています。

 ――北九州空港は、福岡空港との補完関係にあるといえますか。

 小石 補完関係というより、相互補完関係にあると考えています。福岡空港にはできないこともあるからです。たとえば貨物です。旅客便についても、混雑空港なので、中国便などの新規就航がなかなかできない面もあります。そういう国際便を北九州空港に誘致することによって、福岡県内の2つの空港が連携してこそ、アジア、九州のゲートウェイが実現できるわけです。昔と比べ、近年は良い循環が生まれていると思っています。福岡空港から近いというのは、北九州空港にとって以前はマイナス要素でしたが、福岡空港が混雑空港になって以降、プラス要因になりつつあります。

6827チバQ:2019/11/13(水) 10:13:48
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191113-00058226-jbpressz-kr
アシアナ航空、売却先候補は決まったものの・・・
11/13(水) 6:00配信JBpress
アシアナ航空、売却先候補は決まったものの・・・
アシアナ航空の旅客機(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
 韓国第2位の航空会社であるアシアナ航空の売却先候補が決まった。

 建設大手のHDC現代産業開発などの企業連合が総額2兆4000億ウォン(1円=11ウォン)以上の金額を提示し、優先交渉権者になった。

 経営不振に陥っていたアシアナ航空が新しいグループ入りして再浮上できるのか。先行きには多くの難題が待ち受けている。

 アシアナ航空の大株主である錦湖(クムホ)産業は2019年11月12日、理事会(取締役会に相当)を開き、アシアナ航空の売却に向けた優先交渉権者としてHDC現代産業開発などの企業連合を選定した。

 アシアナ航空の子会社であるエアソウル、エア釜山など6社を合わせた一括売却となる。

 アシアナ航空がどうして身売りすることになったのか? 

■ 1988年、ソウル五輪直後に発足

 簡単に歴史を振り返ってみる。

 アシアナ航空は、ソウル五輪直後の1988年12月に、韓国第2の民間航空会社として誕生した。国内路線でスタートし、1990年に金浦(キンポ)⇔成田便を皮切りに国際路線にも就航した。

 現在は、86機を保有し、世界21か国に71の国際線を就航させている。

 母体企業は韓国の財閥ではさほど多くない全羅(チョルラ)南道に基盤を多く錦湖(クムホ)グループ(今の錦湖アシアナグループ)だ。

 創業者は、日本の植民地支配が終わるや米フォード車2台を確保してタクシー事業に乗り出す。

 その後、バス、タイヤ製造など「交通」関連事業を拡大させる。さらに化学企業にも進出して、財閥の一角にのし上がる。

 アシアナ航空の設立を機に、韓国を代表する中堅財閥の1つに急成長した。

■ 規模拡大に邁進して挫折

 創業者→長男→次男とグループ総帥を継承しながら、3男で、会長職から離れたとはいえいまも実質的なトップである朴三求(パク・サムグ=1945年生)氏が率いる。

 積極経営で鳴らし、韓国を代表する財閥にさらに規模を拡大させようとした。

 2006年と2007年に、大宇建設と大韓通運を相次いで買収した。これにより、韓国で資産規模7位の大手財閥に一度は浮上できた。

 だが、買収資金は合わせて10兆ウォン。いくら何でも大きすぎた。

 直後に、リーマンショックの直撃を受けるという不運にも見舞われて、グループの資金繰りは一気に悪化する。

■ 実弟との確執

 悪い時には悪いことが重なる。

 錦湖アシナグループには、「会長は65歳で後任に譲る」という暗黙のルールがあった。実弟はこれを期待したが、朴三求氏は譲らない。

 大型買収に対する意見対立もあったようで、実弟は、優良関連企業が多い石油化学事業を率いて独立してしまう。

 その後、10年間にわたって錦湖アシアナグループは事業売却と資金確保、リストラを繰り返すことになる。大韓通運などを売却したものの、状況は好転しない。

 この間、アシアナ航空の業績も徐々に低迷する。韓国で、済州(チェジュ)航空などLCC(格安航空会社)などが相次いで参入し、収益力が悪化してきたのだ。

 取引銀行団はついにアシアナ航空の売却を求め、韓国第2の航空会社が「売り物」になった。

 アシアナ航空は、錦湖アシアナグループ全体の売り上げの約7割を占める。アシアナ航空の売却が決まれば、錦湖アシアナグループは、韓国の企業グループで資産規模60位以下に転落することになる。

 買収戦には、済州航空を傘下に置く企業グループなどが名乗りを上げたが、優先交渉権者になったのはHDC現代産業開発と証券大手、未来アセット大宇などが組んだ企業連合だった。

 韓国メディアによると、2兆4000億ウォン以上を提示した模様だ。企業連合とはいえ、主導するのはHDC現代産業開発だ。

6828チバQ:2019/11/13(水) 10:18:08
■ 現代財閥がルーツ

 このHDC現代産業開発とはどんな企業なのか? 

 社名に「現代」とあるように、かつて韓国最大の財閥だった現代グループがルーツだ。

 1976年に、現代財閥の母体企業だった現代建設のアパート(日本でいう大型マンション)事業を独立させて設立した。ソウルの江南(カンナム)地域などに大型アパート団地を次々と建設して急成長した。

 1999年に、現代財閥の内紛を経て、現代産業開発として独立した。

 現代財閥創業者である鄭周永(チョン・ジュヨン)氏の実弟で、自動車事業を育てたことで知られる鄭世永(チョン・セヨン)氏が率いた。今の、鄭夢奎(チョン・モンギュ=1962年生)会長の父親だ。

 鄭世永氏は、小型乗用車「ポニー」の開発で現代自動車を一気に軌道に乗せた。

 長年、現代自動車の会長として世界市場に打って出た実績を評価する声は今も多い。しかし、実兄である鄭周永氏の息子である鄭夢九(チョン・モング=1939年生)氏(いまの現代自動車会長)に現代自動車を譲った。

 鄭夢奎会長は、2018年にグループ持ち株会社であるHDCを設立し、傘下にHDC現代産業開発など事業会社を置く事業構造に再編した。

 韓国公正取引委員会が2019年5月に発表した韓国の主要企業グループ概要によると、HDCグループは、24社のグループ企業を抱え、グループ全体の資産規模は10兆6000億ウォンで韓国の大企業グループで33位に入っている。

 HDCは、アパート事業のほか、ホテル、リゾート、不動産情報サービスなどの企業を傘下に持つ。さらにホテル新羅と共同出資してソウル市内で免税店事業も手がけている。

 鄭夢奎会長率いるHDCグループはアシアナグループを買収することで、ブランド力を一気に向上させるほか、レジャー、ホテル事業なども強化する計画とみられる。

■ 堅実経営とは言うが・・・

 韓国の産業界では、「HDCは堅実経営で知られ、豊富なキャッシュを抱える。アシアナの売却先としては無難な選択だ」(銀行役員)との見方もある。

 だが、「前途多難」(韓国紙デスク)を予想する声がそれ以上に多いことも否定できない。

 優先交渉権者にはなったが、資金繰りが苦しい錦湖アシアナグループは、「プレミアム」を要求するとみられる。

 朴三求氏はこれまでも危機に陥るたびに驚異の粘りで持ちこたえてきた。これから始まる本交渉が簡単ではないとみる向きもある。

 一方で、アシアナ航空の実態が予想以上によくない可能性がある。

 アシアナ航空は2018年12月期決算で2000億ウォン近くの最終損失を計上した。2019年も赤字基調は変わらない。

 さらに、韓国メディアによると、10兆ウォンという巨額の負債を抱えている。社債発行や借入金で苦しい資金繰りをしのいできたからだ。

 「整備人員の拡充や機内サービスの向上、新機体の導入などこれまで遅れていた投資に踏み切る必要もあり、新規資金需要も予想以上の金額になる」(同)との指摘も多い。

 買収金額は2兆4000億ウォン以上というが、それだけではとても済まないのだ。HDC連合の方で、買収を取りやめる可能性もある。

 航空業界を取り巻く構造的な問題もある。

6829チバQ:2019/11/13(水) 10:18:19
■ LCC9社体制

 韓国では、航空需要の拡大に合わせてLCCの新規参入を積極的に促してきた。すでに6社が競争しているが、2019年春にさらに3社を認可した。2021年にもLCC9社体制となる。

 LCCは日本路線を中核に成長してきた例が多い。2019年7月に始まった「日本旅行自粛運動」のあおりで、旅客需要が急減して減便が相次いでいる。

 急遽、東南アジア路線などに振り替えているが、今度は、これらの路線で供給過剰が起き収益を圧迫している。

 LCC需要の減少で、航空運賃が下がり、大韓航空やアシアナ航空にも打撃を与えている。

 日本への航空旅客が戻っても、LCC9社体制でアシアナ航空が高収益を上げられるか、疑問の声が多いのだ。

 「いずれ韓国の航空業界は再編が起きる。このとき、アシアナ航空がどういう存在なのか。HDCの買収が成功しても、課題は山積している」(航空会社役員)

 一方で、「中国の観光需要はまだまだこれからも増える。東南アジア便も成長余力は大きい」(別の航空会社幹部)という楽観論もある。

 将来に対する見方が交錯する中で、アシアナ航空は、設立30年をちょうど過ぎて大きな転換期を迎える。

 それにしても、財閥が経営に失敗したらまた別の財閥に売却する。それも、航空とは無縁の財閥だ。

 今回も、財閥から財閥へというパターンを繰り返すことになるが、最終的にどうなるか。「一件落着」とは言えない買収劇ではある。

玉置 直司

6830チバQ:2019/11/13(水) 19:42:48
https://dime.jp/genre/794833/
新路線、新サービス、新空港、知らなきゃ損するエアライン最新トピックス
2019.11.13 ライフスタイル
#鳥海高太朗
【TOPICS1】まるでホテルのような空港
今年3月、宮古島から伊良部大橋経由で行ける「みやこ下地島空港ターミナル」が開業。高級リゾートホテルのラウンジのような雰囲気で話題となっている。またジェットスター・ジャパンが就航した。

【TOPICS2】サイパン便がスカイマークで復活
昨年5月にデルタ航空が撤退し、日本からの直行便がなくなったサイパン路線だが、チャーター便で実績を積んだスカイマークが年内に成田〜サイパン線を1日1往復で就航する。スカイマーク初の国際線定期路線でサイパンへ再び近くなる。

【TOPICS3】羽田からの国際線大幅増便
2020年3月29日より都心上空の飛行ルート解禁により、1日当たり50便(往復)の国際線が増える。また、ANA国際線の多くが第2ターミナル発着となり国内線との乗り継ぎが便利になる。

【TOPICS4】JALのLCC「ZIPAIR」が飛ぶ
JALが設立した新しいLCC「ZIPAIR」が2020年5月に就航する。ボーイング787型機を使い、国際線中長距離をメインに飛ばす。5月にバンコク、7月にソウルへ就航後、2021年以降に北米、さらにはヨーロッパ路線への就航を目指す。スタイリッシュな制服にも注目。

【TOPICS5】常識を変えたビジネスクラス
今年の航空業界のニュースで衝撃的だったのがANA国際線長距離路線用新ビジネスクラス「THE Room」。全席ドア付きの個室型で本当に部屋にいるような革新的なシートが特徴だ。一昔前のファーストクラスを超えたビジネスクラス。どこまで進化する?

取材・文・撮影/鳥海高太朗

6831チバQ:2019/11/13(水) 19:43:56
https://dime.jp/genre/794780/
2020年に向けて新規就航や空港のサービスも急拡大!日本のエアラインの近未来年表
2019.11.11
エアライン近未来年表
毎月のようにエアライン関係のニュースが話題になるが、ここでは2019年を拠点に、今後のエアライン関連の大きな情報をまとめてみた。

2019年
【3月30日】みやこ下地島空港、新ターミナルが開業(ジェットスター・ジャパンが就航)

【5月24日】ANA、成田〜ホノルル線にエアバスA380型機が就航

【8月2日】ANA、国際線新プロダクトを羽田〜ロンドン線に導入

【9月1日】JAL、エアバスA350-900型機を国内線に導入

【10月26日】JALと丸紅、チャーターフライトなどを行なう「JALビジネスアビエーション」のサービス開始

【10月27日】成田空港の運用時間延長(24時までに)

【10月27日】Peach、成田空港第3ターミナルに移転

【10月27日】JAL、ボーイング787型機を国内線に導入

【11月】ANA、タッチパネル式パーソナルモニターを装着したボーイング777-200型機を国内線に導入

2020年
【1月】新千歳空港国際線ターミナル直結の新ホテル『ポルトム インターナショナル 北海道』が開業

【3月29日】羽田空港の国際線発着枠拡大。都心上空飛行の新ルート運用開始

【3月末】新千歳空港の日中発着枠拡大。快速エアポートも1時間5本に増発

【3月末】那覇空港の第2滑走路増設・供用開始

【5月14日】JALの新LCC「ZIPAIR」が成田〜バンコク線で運航開始

【春】羽田空港国際線ターミナルと接続する新商業施設が開業

【7月24日】東京オリンピック開幕

【8月25日】東京パラリンピック開幕

【2020年半ば】三菱航空機「スペースジェット」が納入開始予定

2021年以降
「羽田イノベーションシティ」グランドオープン
福岡空港の第2滑走路運用開始
JAL、エアバスA350-1000型機国際線運航開始
JR東日本、羽田空港アクセス線が開業

取材・文/編集部

6832チバQ:2019/11/14(木) 10:42:08
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191114-00068352-gendaibiz-bus_all
ハワイ線絶好調のANAが業績予想を下方修正した「想定外の理由」
11/14(木) 7:31配信現代ビジネス
ハワイ線絶好調のANAが業績予想を下方修正した「想定外の理由」
写真:現代ビジネス
 ANAホールディングスが10月29日に発表した2020年3月期の第2四半期の決算で、通期の売上高を当初予想より600億円程度減少した2兆900億円になるという見通しを発表した。同時に営業利益は当初予想より250億円減の1400億円、経営利益は当初予想より230億円減の1370億円、親会社株主に帰属する当期純利益は140億円減の940億円に下方修正した。

【写真】5年後、10年後に「生き残る会社/消えている会社」を実名公開!

 ANAは今年5月にハワイ線に520席の総2階建て飛行機エアバスA380型機を就航し、就航以来好調なほか、元号をまたいだゴールデンウィーク10連休も好調で、国内線も順調に推移している中での下方修正となった。

ハワイ線はA380導入で絶好調
 実際にANAのホノルル線(成田〜ホノルル、羽田〜ホノルル)は、5月24日より
成田〜ホノルル線にA380型機が週3往復で就航した後、7月2日より週10往復に投
入便が増えた。

 ANAのハワイ便は週21往復(成田発着14往復、羽田発着7往復)となり、現在の提供座席数はA380就航前の4月時点と比較すると約1.5倍の週7906席(週あたり2440席増)と増席されたのにも関わらず、就航した5月24日以降のホノルル線全体の搭乗率は9割を超えており(特典航空券利用者も含む)、11月以降の予約も好調となっている。

 10月末時点で11月も既に9割弱の予約が入っている。ほとんどのA380便は全座席が520席のうち500席以上が埋まっているそうだ。一般的には座席数を増やすことで運賃が下落傾向になるのだが、ハワイ線の平均運賃額も従来の価格を維持しており、同社の増収に大きく貢献している。

 また、国内線においても計画通りに順調に推移しており、旅客単価は1.2%増加し、繁忙期に大型機材に切り替えるなどしたこともあり、供給量を3%増やしたが、旅客数も3.4%増える結果となった。実際に上期(4月〜9月)のグループ連結の売上高は1兆559億円(前年同期比1.7%増加)、営業利益は788億円(前年同期比25.0%減)、経営利益は815億円(前年同期比20.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は567億円(前年同期比23.0%減)と決して悪い内容の決算ではないが、夏以降にある変化が生じていた。

海外出張の経費削減が及ぼす影響
 「ある変化」というのが、欧米路線におけるビジネス渡航だ。ANAやJALにとってビジネス渡航は大きな収入源となっている。

 ビジネス渡航では、スケジュールを最優先にする企業が多く、予定変更も発生する可能性が高いことから予約変更が可能なレジャーで使う運賃よりも割高ではあるが使い勝手のよい航空券を使う傾向にあるほか、会社の規定によっても大きく異なるが、一定の職位以上の場合にビジネスクラスでの出張が認められている出張規程であれば、航空券代金も高額になる。会社の業績が好調の場合には、航空券の価格が割高でも問題ないが、企業業績が落ち込み始めると真っ先に影響が出るのが航空券だ。

 今回のANAホールディングスの決算会見でも7月以降、減少が色濃く出ており、欧米路線では企業業績を反映したダウングレードが出ている。このダウングレードというのは、従来はビジネスクラス利用だったのを出張コストを削減する為にエコノミークラスに格下げするというものだ。

 一般的にエコノミークラスの3倍〜5倍近い運賃のビジネスクラス利用を制限することで企業側の出費を抑えることになるとともに、状況によってはテレビ会議のみにして出張自体を制限するケースも出ている。その結果、欧米路線では単価・搭乗率が下がっている状況になっているようだ。

 ANAによると、特に7月以降の日本発の業務渡航需要に弱含みが見られており、提供座席数が前年よりも増加したが、国際線の旅客収入が前年並みの数字となっていることからも航空券単価が下がっていることは明らかだ。

 更に影響が出ているのは欧米路線だけでなく、中国路線やアジア路線においてもだ。東南アジアでも対前年比は中国ほどではないが減少している。中国路線では、昨年から生産量を落としているが、中国系航空会社が中国の地方からの路線を拡充したこともあり、インバウンド(訪日外国人)の需要が落ちており、旅客数ベースで第1四半期では4%、第2四半期では9%程度の減少となっている。

 アジア路線でも中国路線ほどの影響は出てないが、他の航空会社の供給量が増えている傾向にあるそうだ。またANA本体の影響は少ないが、日韓関係の影響は同社のグループ会社であるLCC(格安航空会社)のピーチで影響が出た。

6833チバQ:2019/11/14(木) 10:42:19
ANAとJALとの明白な「差」
 ANAだけでなくJALも同様の影響を受けており、10月31日の決算会見でもJALの発表では「第2四半期以降、ハイイールド(高い収益性のある)の業務渡航のお客様が供給増ほど伸びていない。

 ヨーロッパ線ではヨーロッパの航空会社の供給拡大、9月から中国からのインバウンドの伸びが鈍化している状況にある。特に第2四半期の7月以降、日本発のハイイールドのお客様が伸びていないことで下がった」と話しており、通期の連結業績予想については、売上高を当初発表の通期で1兆5630億円を1兆5160億円に修正した。

 企業業績による影響が7月以降から出始めたことはANA・JALと共通見解のようだ。ANAの決算会見の中でも「7月から変調が見られ、企業業績が反映されており、製造業の減益の話がでるなど、10月に発表された日銀短観、製造業の景況感においては3四半期連続の悪化、GDPの伸びにも影響が出ているなど、じわじわ全体の景況感の影響が出ており、しばらくは続くだろうと考えている」と話すなど、先行きは明るくないのが実情だ。

 ただ、JALにおいては営業利益の見通しなどは据え置いた。ANAとJALの違いにおいては、貨物事業の影響も大きい。

 ANAは貨物専用機(フレーター)を所有しているのに対し、JALでは旅客便に貨物を搭載するのみになっており、現在の米中の貿易問題の影響の差も業績見通しに影響を及ぼしている。既に上半期において、ANAの国際線貨物収入は前年同期比20.4%減の511億円(130億円の減収)となっており、今期はこの流れが継続する可能性が高く、通期の見通しの見直しは避けられないだろう。

ハワイ線絶好調のANAが業績予想を下方修正した「想定外の理由」
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新型個室ビジネスクラスで高単価を目指す
 そんな中で、欧米路線の高単価を維持するのにあたり、追い風になりそうなのが8月より羽田〜ロンドン線でデビューした新しいビジネスクラス「THE Room」だ。

 ANAにとっては初めてとなる全室ドア付き個室シートを採用し、4K・フルHDに対応した24インチのシートモニターを搭載し、ベッドスペースを従来の1.3倍確保するなど、一昔前のファーストクラス以上の快適なシートになっており、競合他社を利用しているビジネスクラス利用者が他社から乗り換える可能性も期待できる。

 8月から羽田〜ロンドン線に就航したのち、11月8日からは羽田・成田〜ニューヨーク線の一部便での投入も開始し、来年春までに羽田〜フランクフルト線へも導入される予定となっている。当面は、新シートと従来シートが混在することになるが、新シートの導入便が増えることで航空券単価の下落に歯止めがかかることに期待したいだろう。

 どうしても航空会社の決算は、世界経済の影響、政治リスクなど社会状況によって大きく左右され、自社努力だけでは改善できない業種でもある。2020年春には羽田空港の発着枠拡大で、ANAやJALの国際線も拡充されるが、ライバルとなる海外の航空会社の新規乗り入れも控えており、業務渡航の回復はもちろんであるが、訪日旅行客の増加、日本人の海外旅行の増加も含めた取り組みがこれまで以上に求められることだろう。

鳥海 高太朗

6834チバQ:2019/11/15(金) 17:14:58
https://trafficnews.jp/post/50669/
トランプ愛機 日本の航空会社、なぜB757だけ導入ゼロ?
2016.04.23 宮下裕子(航空&旅ライター)
米大統領選で注目を集めるドナルド・トランプ氏のプライベートジェットは、ボーイング757型機。日本の航空会社はボーイング社の旅客機を多く導入していますが、実はこの757型機だけ、1機も採用していません。727、737、747、767、777、787はあって、なぜ757だけないのでしょうか。

世界が注視する男の愛機は「757」
 2016年11月のアメリカ大統領選に向け、いま進められている候補者選び。そこで発言などから注目を集めているドナルド・トランプ氏は、中型の旅客機ボーイング757を“プライベートジェット”として保有しています。

 この757型機をエアライン各社が旅客機として使用する場合、座席仕様は通常180から200席ほどですが、彼の「トランプ フォース ワン」とも称される自家用の757型機はたったの43席しかなく、空間を贅沢に使用。ダイニングやラウンジ、ベッドルームまでもが装備されており、「不動産王」と呼ばれるだけあって、公私ともに豪勢な生活を送っているであろうことをうかがわせます。ちなみに「トランプ フォース ワン」は、アメリカ大統領が搭乗した空軍機に与えられるコールサイン「エア フォース ワン」をもじったものです。

757型機は、アメリカの航空機メーカーであるボーイング社が、短中距離のベストセラー・727型機の代替モデルとして1978(昭和53)年に開発を始めた機材です。登場すると世界市場で人気を博し、いまもなお運航されています。

 しかし日本の航空会社は、この757型機を1機も導入していません。

 日本の航空会社が運航する機材は圧倒的にボーイング社製が多く、これまで各社が727、737、747、767、777、787と順を追うように導入してきました。にもかかわらず、なぜ757型機だけ採用されなかったのでしょうか。

757ではなく、もうひとつのほうを採用した日本の航空会社
 1970年代後半、ボーイング社は1980年代以降に運航される200席級の旅客機として、2機種の開発を計画していました。のちに767型機となるワイドボディ機(2通路)の「7X7」と、757型機となる通常胴体機(単通路)の「7N7」です。

 2機種の同時開発は、「その機種の将来を左右する」ともいえる最初の発注数が分散するなどリスクが高く、一時は767型機に的が絞られました。しかし、アメリカのイースタン航空やブリティッシュ・エアウェイズがワイドボディ機の経済性の低さを主張したことにより、757型機の開発が復活します。

 このあいだ、767型機の開発は着々と進行。日本のメーカーや航空会社も参画し、開発段階から各社の経験を踏まえた意見が広く取り入れられていきます。

 そして767型機はJAL(日本航空)やANA(全日空)を中心とした日本の航空会社に、全製造数の約15%にあたる164機(2015年6月末現在)が納入され、日本の主要幹線や国際線で活躍する機材になりました。

6835チバQ:2019/11/15(金) 17:15:22
 JALによると、767型機は「積載力や航続力の高さに比して離着陸や上昇・下降に要する距離が大幅に短くてすみ、そのうえ騒音の低減も期待できる」「デジタルエレクトロニクスを全面的に採用したことにより、2名での乗員編成が可能」といった特徴を持つことから、導入へ至ったとのこと。

 しかし、なぜ757型機ではなく767型機が選ばれたのか、という点についてはJAL、ANA両社ともに当時の資料が残っていないといい、明確な回答は得られませんでした。ただ、次のような理由が推測できます。

日本の事情に合わなかった757、しかし日本で見ることは可能
 日本では1970年代後半、マクドネル・ダグラス社のDC-10型機やボーイング社の747SR型機など、機材の大型化が進行しました。空港の発着回数を増やすことが難しいなか、旅行需要が爆発的に高まっていたため、一度に多くの乗客を運べる機材が必要とされたのです。

 一方で、737型機などの小型ジェット機も、離島路線や地方路線を中心に導入されました。737型機は機内の通路が1本で「ナローボディ」と呼ばれており、エコノミークラスでは通路を挟んで左右に3席ずつが配置されます。

 757型機は、胴体がこの737型機よりひとまわり大きいものの、同様の通路と座席配置を持つ「ナローボディ」の機材です。

 それに対し757型機と同時期に開発され、日本の航空会社が多く採用した767型機は、2人・通路・3人・通路・2人という座席配置の「ワイドボディ」を持ち、座席数230ほどの中型機です(767型機は「セミワイドボディ」ともされる)。

 737型機よりひとまわり大きく、767型機より通路や座席数が少ない757型機は、両機種の中間的な存在といえます。そして限られた発着回数のなか、多くの乗客を運ぶ必要のあった時代、日本では通路が複数あり乗客の動線確保が容易で座席数も多い767型機のほうが適していた――それが、国内航空各社が757型機ではなく767型機を選んだ理由のひとつと考えられます。

 757型機は、エアバスA320シリーズや737型機の大型化によって需要が停滞。ついに日本の航空会社へ導入されることなく、2005(平成17)年に製造が中止されました。

 しかし世界ではいまもなお飛び続け、日本では現在、デルタ航空が国際線への乗継便として設定する関西〜成田線や、成田を発着するパラオやグアムなどへのリゾート路線を中心に、757型機を運航しています。

【了】

6836チバQ:2019/11/19(火) 19:43:14
https://www.sankei.com/politics/news/191119/plt1911190038-n1.html
羽田来夏ダイヤ発表 全日空は深センなど12、日航は9路線を開設
2019.11.19 19:18政治政策
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全日空(ANA)機と日本航空(JAL)機の尾翼のロゴマーク
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 全日本空輸と日本航空は19日、羽田空港の発着枠の拡大を受けた来年3月29日からの羽田空港の新ダイヤを発表した。全日空が日本の航空会社で初就航となる中国の深センなど12路線、日航が9路線を新規開設。一方、新規開設に伴って成田から全日空が5路線、日航が8路線を羽田に移管する。国内線中心だった羽田で国際線でも就航先が増えることで、特に都心部からの利便性が向上しそうだ。

 全日空は羽田からは、サンノゼなど5路線を開設する米国を中心として計12路線を開設する。そのうち、深セン、ミラノ、イスタンブール、ストックホルム、モスクワの5都市は同社として初就航。日航は羽田からはニューヨークやシドニー、ホノルルなど9路線を開設する。

 今回の羽田の国際線拡充で、成田の国際空港としての立ち位置が危ぶまれる可能性もあるが、両社とも、来年度以降は羽田の増便が施設の都合上、難しくなることもあり、国際線を今後も支える成田の“地位”を維持させる方針だ。

 全日空は成田で昨年度までの5年間で8路線を新規就航したほか、来年度も新規路線を就航する方針。日航も来夏ダイヤで羽田で運航開始するのとほぼ同数を、成田でも来年以降に運航する方針を表明した。記者会見した赤坂祐二社長は「羽田は国内の地方路線から国際線に乗り継ぐハブ、成田は北米とアジアをつなぐ中継地としての機能を強化したい」と両空港の位置づけを説明した。

6837チバQ:2019/11/19(火) 19:45:19
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52302780Y9A111C1MM8000/
日系航空の欧米路線数、羽田が成田を逆転

https://www.j-cast.com/2019/11/19373057.html?p=all
新路線計画で羽田・成田の「住み分け」が見えてきた 「ドル箱」北米路線の引っ越しが意味するもの
2019/11/19 19:20
2020年度の夏ダイヤ(3月29日〜)から羽田空港の国際線発着枠が拡大されるのにともなって、成田空港との住み分けが明確になってきた。

19年11月19日に日本航空(JAL)と全日空(ANA)が発表した羽田国際便の路線計画によると、ドル箱ともいえる北米路線が多く成田から引っ越す。羽田は、首都圏や国内線から乗り継ぐ人に向けた利便性を活かす。一方の成田は、アジア〜北米の中継地としての機能を強化するのに加えて、新規路線を飛ばすなどの「挑戦」の場として位置付ける。



成田からはウラジオストク、ベンガルールに新規路線、LCCも就航
現行ダイヤで羽田から1日22便運航しているJALは、12便増えて34便になる。ロサンゼルス、上海(浦東)、大連の3便は新規開設だが、ニューヨーク、ダラス、シカゴ、モスクワ、デリー、シドニー、ヘルシンキの7便は成田から引っ越す。成田から4便飛んでいるホノルル線も、2便が羽田に引っ越す。

「跡地」になった成田には、サンフランシスコ、グアム、ウラジオストク、ベンガルールへの便が20年度上期に、シカゴ便が21年2月15日に就航。JALが出資する中長距離格安航空会社(LCC)「ZIPAIR(ジップエア)」も、5月14日にバンコク(スワンナプーム)、7月1日にソウル(仁川)便を開設。このうちウラジオストク、ベンガルールが新規路線だ。これ以外にも、20年度中にJALとZIPAIR合計で3〜5便を就航させる予定で、現時点で1日40便の成田国際便は20年末には41〜43便に微増する見通しだ。

アジア各地を午前中に出発し、夕方に成田で乗り継いで北米に向かう
JALの赤坂雄二社長は、羽田を「国内線=国際線(内・際)ハブ」と位置づけ、

「首都圏の皆さんの足として、利便性を向上させていきたい。特に、大きな国内線のネットワークを持っているので、それを活用した地域活性化への貢献(に加えて)、インバウンド、国際線から国内線、海外のお客様をどんどん運んでいく」
などと説明。一方の成田は「国際線=国際線(際・際)ハブ」で、

「成田空港は北米と東南アジアのど真ん中にある、非常に地政学的に重要な空港。この地域的な特性をきちんと活用して、米国とアジアをつなぐ中継地としてのハブ機能を強化していきたい」
「ウラジオストク線が代表的だが、新路線を挑戦していく拠点にしていきたい」
などと話した。大貫哲也・国際路線事業本部長は、「夕方発着は成田に残っている」と説明。アジア各地を午前中に出発し、夕方に成田で乗り継いで北米に向かう、という利用を想定しているとみられる。

全日空(ANA)も、11月19日、国際線の羽田発着便を14便増やすことを発表。日本の航空会社として初めて乗り入れる深?、イスタンブール、ストックホルムの3都市をはじめ、サンフランシスコ、青島、モスクワ、シドニー、ミラノ線を新たに開設。サンノゼ、シアトル、ヒューストン、ワシントン、デリーの5路線は成田から引っ越す。成田から1日2便飛んでいたロサンゼルス便は、成田と羽田で1便ずつになる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

6838チバQ:2019/11/22(金) 09:48:55
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191122-00221301-diamond-bus_all
JAL系LCCジップエア、米国線は「ホノルルとポートランド」が最有力
11/22(金) 6:01配信ダイヤモンド・オンライン
JAL系LCCジップエア、米国線は「ホノルルとポートランド」が最有力
Photo:ZIPAIR Tokyo
 日本航空(JAL)が設立したLCC(ローコストキャリア、格安航空)のZIPAIR Tokyo(ジップエア)が、米国のハワイ・ホノルルとポートランドを最有力候補として検討していることがダイヤモンド編集部の取材で分かった。(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)

● ホノルル検討の背景には JALとハワイアンの提携問題

 日本航空(JAL)が設立したLCC(ローコストキャリア、格安航空)のZIPAIR Tokyo(ジップエア)が、国際基準を満たした後の就航先に、米国のハワイ・ホノルルとポートランドを最有力候補として検討していることがダイヤモンド編集部の取材で分かった。

 ジップエアは18年5月、JALが「国際線中長距離を飛ぶ日本初のLCC」を表明したことにより、7月にJAL100%出資子会社として設立(当時は準備会社で別の社名)。一般的にLCCは短距離(4時間圏内)運航を基本とするが、その過程をすっ飛ばして最初から中長距離(最長10時間程度)を標榜した。「ANAに出遅れ気味のLCCで“一足飛び”で巻き返しを図る作戦だ」と航空業界関係者はにらむ。

 ところが、19年3月に新社名と共に発表した第1弾就航先はタイのバンコク(20年5月運航開始)と韓国のソウル(同7月)で、短・中距離だった。使用する飛行機(ボーイング787-8)の航続距離としては欧米に飛べるものの、洋上飛行を行うにはETOPSという国際基準を満たす必要があり、運航実績を積まなければいけない。そこでまず需要の多いバンコク、そして機材稼働の観点から中距離に短距離を組み合わせるためソウルを選定した。

 初便に向けた運航の準備を進めると共に、「本命」の太平洋路線の選定も並行して行っている。その中で浮上したのが、親会社JALと米ハワイアン航空の共同事業(ジョイントベンチャー、JV)認可問題である。

 5月末、ANAはエアバスの超大型機A380をホノルル線に投入し、JALの“牙城”であるハワイ市場の切り崩しにかかった。現状、ANAの集客は好調で、日本〜ハワイ市場の需給バランスは大きく変化している。

 JALの対抗策が、地元の老舗ハワイアン航空とJVを行い、供給量の拡充を図ること。航空会社の提携戦略はインターライン契約(互いの航空券発券+バゲージスルーサービスなど)から始まり、コードシェアやマイレージでの提携、そしてJVへと進む。

 コードシェアのメリットは、自社の飛行機や乗員を使わず、相乗りすることで路線網を広げられること。あるいは自社だけでは売り切れない航空券を相手が売ってくれることだ。それをさらに発展させたのがJVで、独占禁止法適用除外(ATI)を得た上で、運賃やスケジュールを調整し、それぞれの収入を一緒にした後、条件に応じてシェアする。

 このJV、順調に事が運ばなかった。JALとハワイアンが米国運輸省にATIを申請したものの、10月初旬、米運輸省は両社のATIを認め難いという判断を下したのである。「ネットワークの広がりや乗り継ぎを含めたスケジュール、運賃など(ATI取得により)旅客にどれだけメリットをもたらせるかについての説明が、言葉足らずだった」とJAL幹部。そこでJALとハワイアンは再度、申請を行った。

 その内容は、ジップエアもJVに加わることで、顧客ニーズに合ったサービスと運賃を提供できるというものだ。現在、東京〜ハワイ路線でLCCは就航しておらず、LCCという新たな選択肢をJVに加えることで、また、日本〜ハワイ間の供給量をJALグループとして増やすことで、顧客利便性が向上するとJALは主張する。

 一方、ジップエア側は「ハワイは元々、候補地として有力だった。JALとハワイアンの連携に、我々もジョインすることが良いと考えている」(同社首脳)。

 こうした流れで米国路線としてホノルル就航がまず固まろうとしている。

● 米国西海岸の就航先で ポートランド最有力の理由

 ジップエアは設立当初から「太平洋線は外資系フルサービスキャリアが競争相手になる」との見解を持ち、「ネットワーク構築にあたってはJALからの移管路線ではなく、独自の戦略をもって、新しい顧客を開拓したい」と意気込んできた。

6839チバQ:2019/11/22(金) 09:49:06
 狙いは米国西海岸。日本人の観光や、アジアのVFR(友人や親せきの訪問)需要を捉えた就航地、その上で混雑空港ではなく、LCCの集積空港であることが選択におけるポイントだ。LCCビジネスの根幹である機材稼働率を最大化するためには混雑空港に就航していると遅延の原因になり不利になる。LCCの集積空港であれば手本がいるし、空港側のノウハウも長けている。

 常道ならロサンゼルスやサンフランシスコであるが、ロサンゼルスは20年春の羽田国際線増枠を経て、ANA、JAL、米デルタ航空、米アメリカン航空、米ユナイテッド航空が羽田から便を持つことになる。

 そうした判断から最有力となっているのがポートランドだ。日本からの直行便はデルタのみ(現在は成田〜ポートランドで、20年3月29日以降は羽田〜ポートランド、デルタの単独路線)。

 ポートランドの魅力は、しゃれたレストランや最先端のセレクトショップがあるなど都市型観光に加えて、大自然が身近にあることだ。北西部のビーチは米国人にも人気で、米国で「住みたい街ランキング」でもたびたび上位に取り上げられる。しかも、ポートランドのあるオレゴン州は消費税が「0%」である。

 また、「全米で最も創造的な街」と評される。米インテルを中心に1000社を超えるハイテク企業が集積し、「シリコン・フォレスト」とも呼ばれているからだ。スポーツウェアのナイキとコロンビアの本社があることでも知られる。

 ポートランド国際空港は米旅行雑誌「Travel + Leisure Magazine」の「米国で最も快適な空港」の1位を獲得してもいる。米LCCサウスウェスト航空の拠点空港の一つであり、JALのパートナー、アラスカ航空もハブの一つにしている空港だ。航空会社が新規拠点に就航する際、現地のグランドハンドリング体制を構築するにあたって、パートナーは頼りになる存在だ。

● フルサービスキャリアの半額で 羽田発のデルタと棲み分けられるか

 ジップエアの787-8の席数は290席と、JALが国際線で運用する同型機の席数より4〜5割増えている。それでも他社のLCCに比べれば、長いフライトに適した余裕のあるシート。エコノミーだけではなく、上級クラスも設定する。

 運航開始まで半年を切った現在、着々と準備は進んでいる。パイロットは元JALのOBを含め、他社キャリアからの移籍もあり、初年度運航に必要な30人超を確保。客室乗務員にも多数の応募があり、西田真吾社長自らほぼ全ての面接に立ち会って選考に携わった。120人超の客室乗務員のうち外国人も10人以上採用するなど、訪日客へのサービス対応も整えている。また、ファミリー層も意識した、従来のLCCにはない新しいおもてなしのスタイルを提供できるよう、客室乗務員自らが知恵を出し合っているという。

 気になる運賃はフルサービスキャリアの半額を目指している。羽田発のデルタに対して、成田発のジップエアは価格で訴求し、棲み分けを図ると見られる。

 11月19日、ANAとJALは揃って20年春以降の羽田新路線を発表した。両社とも羽田と成田の役割を分けることで、新たな路線網を敷く。羽田は首都圏の業務渡航需要をベースに、国内線網を活用した地方客の誘客も想定。一方、成田はアジアと北米をつなぐハブ機能を強化し、新路線の開拓や、傘下LCCの拠点空港として新しいビジネスモデルを模索するという。加えてどちらも訪日客需要も意識する。

 そもそもJALがジップエアを立ち上げた狙いの一つに、JALが主要な国際線を羽田へ集約するにあたり、空いた成田の発着枠を活用するモデルが求められる。そこに自前LCCが当てはまった。

 加えてこの11月、豪カンタス航空との合弁会社であるLCC、ジェットスター・ジャパンへの出資比率を、33%から50%に引き上げた。JALとジェットスター・ジャパンは現在、JAL国際線×ジェットスター・ジャパン国内線の乗り継ぎのみでコードシェアを行うが、対象範囲の拡大も検討している。

 ANAも同様に、米国行きの稼げる路線を羽田へ移す一方、傘下LCCバニラエアをピーチ・アビエーションに統合し(11月1日完了)、成田を拠点としたLCCのパワーアップを図った。

 デルタは成田から撤退するが、成田は依然としてANAとJAL両グループにおける拠点空港であり、足元では中国キャリアの新規就航が大幅に増えている。11月7日、第3滑走路の建設に向けた変更申請書を国に提出。羽田と同じ年間発着枠50万回獲得に向けて動き出した。

 羽田と成田、双方が「首都圏の玄関口」として威力を発揮することが、国が掲げる訪日客2030年6000万人の達成に向けたベースになることは間違いない。

ダイヤモンド編集部/柳澤里佳

6840チバQ:2019/11/25(月) 08:57:55
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191125-00315719-toyo-bus_all
AL・ANAが相次ぎ就航決めた「あの都市」の魅力
11/25(月) 5:20配信東洋経済オンライン
JAL・ANAが相次ぎ就航決めた「あの都市」の魅力
ウラジオストクの町並み。かつては極東ロシアの軍事都市として外国人には厚いベールに包まれていたこの都市も、いまや気軽に週末旅行ができる行先となっている(筆者撮影)
 2018年の訪日渡航者数が3119万人を超え、2019年もそれを上回ることが確実視されている。昨今はインバウンドが注目されるものの、日本人の海外渡航者数も増加を続けている。2018年には過去最高の1895万人を記録。2019年は1〜10月まで、すべての月で前年を上回っている。

【写真】2020年オススメの旅先は?

 さて、出かけるとしてもどこにしようと思案している人も少なくないはずだ。そこで、新規就航路線、イベントその他の要素から、2020年に行くべき5つの国・地域を選んでみた。

■直行便の就航が続々控え、台風の目に!? 

① 東京から2時間半の「ヨーロッパ」:ウラジオストク
 長い間、ロシアは日本人にとって近くて遠い国だった。ビザ取得には旅行会社で発行された招待状を入手して、ロシア大使館でビザを申請する必要があったうえ、飛行機の本数が少なく航空券代も高かった。

 その状況もここ数年で変わりつつある。その象徴ともいえるのが極東ロシアの中心都市ウラジオストクだ。2017年8月から8日間以内であれば電子ビザでの渡航が可能となり、日本人観光客が急増。さらに2020年春にはJALとANAが相次いで直行便を就航させる。

 ■JAL
2020年2月28日から成田〜ウラジオストク線を週3便運航(水・金・日 ボーイングB737-800で運航 2020年3月29日からは毎日運航)

 ■ANA
2020年3月16日から成田〜ウラジオストク線を週2便運航(月・金 エアバスA320neoで運航)

 さらにロシアの航空会社S7が羽田〜ウラジオストク線を2020年の夏ダイヤで就航させる予定のほか、エアアジアのトニー・フェルナンデスCEOも日本〜ウラジオストク線を開設する方針を明らかにしており、2020年はウラジオストクが台風の目となるのは間違いなさそうだ。

 JALでは今回の新規就航を記念して、通常なら成田〜ウラジオストク間のエコノミークラスで片道9000マイル必要なところ、2020年6月30日までの搭乗分については片道5000マイルで利用できるキャンペーンを行っている。

 有償の航空券なら最安値は韓国のLCCのイースタージェット(ソウル経由)で約2万5000円から。狙い目は2020年8月のお盆休みである。2020年8月8日(土)出発、8月16日(日)帰国というピークにもかかわらず、ロシアのオーロラ航空の直行便で約3万7000円、JALでも約5万円である。

航空券の価格は2019年11月下旬に航空券検索サイトのスカイスキャナーで検索した。以下、注意書きがない場合は同じ方法で調べている
 ただし、電子ビザの8日間という期間は非常に厳格で、飛行機が欠航したにもかかわらず期間をオーバーしたために罰金を徴収されたケースもあり、注意が必要だ。

6841チバQ:2019/11/25(月) 08:58:12
■海外に行きたいが時間がとれない人にオススメ

 ウラジオストクの魅力は何といってもその近さである。成田から直行便であればわずか2時間半。にもかかわらず日本海に面した都市にはロシア帝政時代に建てられた石造りの建物が建ち並び、ヨーロッパを彷彿とさせる。また、坂道が多いことから「東洋のサンフランシスコ」と呼ばれることもある。

 海外には行きたいがなかなか時間がとれない。だが、アジアの近場はある程度まわったので今度は少し変わったところに行きたい、という人にはぜひおすすめしたい。現時点ではインターナショナルクラスのホテルがあまりないのが弱点だが、ホテルオークラが参画するホテルの開業が2020年秋に予定されており、今後も徐々に改善されていくだろう。

 ちなみにウラジオストクと同様、ハバロフスク、ユジノサハリンスク空港から出入国する場合も8日間以内であれば電子ビザで気軽に行くことができる。なお、モスクワやサンクトペテルブルグなどに興味がある人も多いだろうが、ロシア全土を対象とした電子ビザは2021年1月からの実施が予定されているのでもうしばらくの辛抱だ。

② とうとう観光旅行が解禁に:サウジアラビア
 南極も含めて世界すべてを網羅する英語の旅行ガイドブックがロンリープラネットだ。そのサウジアラビアのビザの部分にかつてこう書かれていた。

 「Very very difficult」――。

 世界を代表する産油国でありつつ、厳格なイスラム教の国であるサウジアラビアは長年、観光客を受け入れることに否定的だった。高額の団体ツアーなどの例外的な措置もあったものの、個人旅行は不可能に近かった。ところが、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の開放政策の一環として、2019年9月末から、日本を含む49カ国を対象にして電子ビザでの観光ビザ発給を始めたのだ。

最大90日間有効で1年以内なら何度でも出入国できるマルチプルの電子ビザはここで取得できる。顔写真のデータサイズを100KB以下にするなど申請方法がやや煩雑だが、申請したらわずか5分ほどでビザが送られてくる。ビザは強制的に付帯される保険料も込みで合計463サウジアラビアリヤル(約1万3800円)とビザが必要な他国と比べてかなり高額ではある。

 サウジアラビアは砂漠に覆われた猛暑の国。ベストシーズンは灼熱が避けられる12〜2月である。観光の拠点としてすすめたいのはメッカにもほど近い(聖地であるメッカとメディナに非ムスリムが入ることができないのは従来どおり)紅海沿いの都市、ジッダだろう。

6842チバQ:2019/11/25(月) 08:58:40
■航空券は往復9万円台から

 現代的な都市景観が多くを占めるサウジアラビアの中で、ジッダは旧市街がかつての姿をよくとどめており、世界文化遺産に登録されている。なお、ジッダには完成すれば1008メートルで世界最高の高さとなるジッダタワーが建設中である。2021年完成予定だが、工事が一時中断するなど不透明な部分が残る。

 ジッダから東に約170km、標高1500mにあり、「バラの街」ともよばれる避暑地ターイフに足を伸ばすのもよい。世界文化遺産といえば、ヨルダンに近い古代都市「アル=ヒジュルの考古遺跡(マダイン・サーレハ)」もあるが、こちらは2020年秋までクローズされているようだ。

 日本からジッダまでの航空券はスリランカ航空やマレーシア航空で往復総額9万円台から見つけることができる。観光客がそれほど多くない今がサウジアラビアを訪れる「行き時」である。

③ 5年ごとの万博が開催される:ドバイ
 2019年にようやく観光元年を迎えたサウジアラビアに対して、湾岸諸国で最も早く観光化に力を入れ、また成功したのがドバイといえる。そのドバイでは2020年10月20日から2021年4月10日にかけて「2020年ドバイ国際博覧会」が開かれ、約2500万人の入場者が見込まれている。

 ドバイ万博は数ある万博の中でも5年に1回行われる登録博と呼ばれるもので、総合的なテーマを扱い、規模も大きい。ちなみ前回は2015年にミラノで開かれ、2025年は大阪で開かれる予定である。

 ドバイ万博の会場は面積438ha。ドバイ中心部から南西にあたり、パーム型をした人工島パーム・ジェベル・アリから比較的近い内陸部にある。ドバイ・メトロとよばれる鉄道が2020年6月に会場までの路線を開通する予定となっている。万博のチケット(2020年4月に発売開始予定)は1日券で120ディルハム(約3550円)である。

 ドバイまで来たら、アブダビまで足を伸ばしたい。アブダビの観光の目玉といえば、2017年に開業したルーヴル・アブダビ。一説によれば建築費が1800億円といわれるこの美術館。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞したフランス人建築家ジャン・ヌーヴェルが手がけた建築も見ものである。展示品もルーヴル美術館はもちろんポンピドゥーセンターやヴェルサイユ宮殿美術館などの所蔵品もここへ移された。

 2017年11月にニューヨークのクリスティーズにおいてレオナルド・ダビンチ作とされる「サルバトール・ムンディ」が約500億円で落札された。この作品は現在アブダビ文化観光局が所有しており、ルーヴル・アブダビで2018年9月に公開予定だったが突然理由なしに延期となってしまった。今後公開されるかどうかは不明だが、そんなミステリーも想像力をかき立てる。

 ドバイからアブダビへは30分間隔のバスで約1時間半。このバスが出る「E101」イブン・バトゥータ・バスステーション近くのイブン・バトゥータ・モールには、世界で最も美しいといわれているスターバックスもある。

6843名無しさん:2019/11/25(月) 08:58:56
■南インドには何があるのか? 

④ ANAとJALが直行便を就航させる:南インド
 経済発展著しいインドには2019年秋と2020年春に、ANAとJALがそれぞれ新規路線を就航させる。

 ■ANA
2019年10月27日から成田〜チェンナイ線を週3便運航(水・金・日 ボーイングB787-8で運航)

 ■JAL
2020年3月29日から成田〜ベンガルール(バンガロール)線を毎日運航(ボーイングB787-8で運航)

 チェンナイはインド南東部のベンガル湾に面した都市で、かつてはマドラスと呼ばれていた。自動車工業がさかんなことから「インドのデトロイト」と呼ばれることもある。一方、ベンガルールはインド南部のデカン高原に位置し、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれる都市である。

 これらの直行便はビジネスだけでなく、観光客にも利用価値が高い。これまでインド観光というとどうしてもデリーやムンバイなどが拠点となりがちだったが、この2路線の就航で南インドが脚光を浴びることになりそうだ。

 航空運賃という観点からいえば、インド東部のコルカタ(カルカッタ)もおすすめだ。日本発の海外行きの航空券はどこもかなり高くなる。その中で、中国東方航空の東京発コルカタ往復は、2019年12月28日(土)出発2020年1月5日帰着というピークにもかかわらず総額6万3710円(HIS 2019年11月21日調べ)である。

 行きは上海と昆明、帰りは昆明と青島での乗り継ぎが必要だが、中国とインドを訪れてこの価格というのはかなり魅力的といえる。ちなみに同日程の東京発上海往復はLCCの最安値でも7万円以上する。

⑤ 新空港開港で草原が近づく:モンゴル
 2020年上半期に、モンゴルの首都ウランバートルに新しい空港が開港する予定である。3600メートルの滑走路を備えたこの空港は日本のODAの円借款によってすすめられてきたが、当初の開港予定の2016年から数度にわたり延期されてきた。

 注目したいのはこの空港の位置。ウランバートルから車で南に約50㎞の草原にある。モンゴルの観光の目玉といえば地平線の果てまで広がる草原だろう。昼は乗馬を楽しみ、ゲルと呼ばれるテントに泊まり、満点の星空を眺める。

 首都のウランバートルにも見どころもあるが、短期旅行であれば草原を楽しむほうがおすすめだ。空港を出るとすぐに草原というこの空港のロケーションは週末モンゴル旅行の可能性を広げてくれる。

 新空港の6㎞ほど北東にはウンドゥルドブ(Undurdov)やゴビモン(Gobi Mon)といったツーリストキャンプがある。また、空港から南西に約20㎞の位置にはホーストレイルゲルキャンプ、約26㎞の位置には、日本の旅行会社、「風の旅行社」の直営キャンプ場である「ほしのいえ」もある。

6844チバQ:2019/11/25(月) 09:44:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191125-00010001-moneyplus-bus_all
往復総額1万円台、直行便で行く激安海外旅行先4選
11/25(月) 7:11配信MONEY PLUS
往復総額1万円台、直行便で行く激安海外旅行先4選
上海のバンドから浦東を望む(著者撮影)
海外旅行といえばお金がかかる……かつての常識はLCCの登場によって過去のものとなりました。

【写真】今なら往復2万円以下で行けるかもしれない海外渡航先とその料金

昨今の国際線航空券の値下がりは、もはや国内を新幹線で旅するよりも安上がりになっているくらいです。東京-新大阪間を新幹線普通車指定席で往復すると2万2400円(21日前までに購入が必要なEX早割を利用した場合)。そこで、ここでは東京発でそれよりも安くすむうえ、乗り換えせずに行ける直行便の国際線航空券を紹介してみましょう。

(※記事に登場する航空券の価格などはすべて2019年11月下旬現在のものです)

往復総額1万円台、直行便で行く激安海外旅行先4選
スカイスキャナーで目的地を「すべての場所」とし、東京発の直行便を安い順に表示
航空券などの一括横断検索サイト、スカイスキャナーで東京発の直行便で行ける行き先を安い順に表示させたのがこの画面。ここで表示された金額は原則的に燃油サーチャージや諸経費は込み。ただし、1年間で最も安い日の金額なので、旅行する日があらかじめ決まっている場合、この金額よりは高くなることが多いと考えます。1つの国に複数の都市がある場合は、金額の右側にあるボタンをクリックすると、都市別の航空運賃が表示されます。

韓国(釜山・ソウル・大邱・済州島)最安値9110円〜1万3020円
日韓関係の悪化にともない、日韓間を結ぶ韓国系LCCは苦戦が続いています。需要を喚起するにはやはり低価格で訴求、ということでもともと安い日韓線がさらに安値の傾向にあります。

日韓線で気をつけたいのは時間帯。韓国系のLCCの場合、拠点空港が韓国にあるため、日本から韓国に向かう便は夜、韓国から日本へ向かう便は朝ということがよくあります。韓国旅行は短期が多いでしょうから、これでは現地滞在時間が非常に短くなってしまいます。

その意味でおすすめなのがティーウェイ航空の成田発済州島往復。約1万3000円で1泊2日でも現地に24時間以上滞在することができます。

6845チバQ:2019/11/25(月) 09:47:34
台北 最安値1万7840円
「安・近・短」の海外旅行といえば鉄板の台湾。韓国ほどは安くありませんが、東アジアの寒さが厳しくなるこの時期でも、温暖な気候で旅行しやすいという利点もあります。台湾南部の高雄行きの往復で2万円を切るものもありますが、夜行便で時間を有効に活かせるのは台北行き。

たとえば調査時に最安値だったジェットスタージャパンなら、行きは成田を23時に出発し、台北に翌日深夜の午前2時20分着。帰りは台北を午前3時20分に出発し、成田に午前7時30分に到着します。もちろんLCCなので行きと帰りの航空会社を変えることもできるので、自分の都合にあわせて選択するとよいでしょう。台北駅近くと桃園空港の間は24時間運航のバスがあります。到着時や出発時には台北駅近くの安宿をとり、仮眠をとっておくと深夜便でも疲れを軽減することができるでしょう。

香港 最安値1万8560円
デモの激化により、すっかり観光客の足が遠のいてしまった香港。そもそも地下鉄の多くが停止してしまっており、市内での移動そのものが難しくなっています。ですが、中心部をのぞけばふだんと変わらないところもあります(※渡航は安全を確保した上、自己責任で行ってください)。

たとえば香港国際空港に到着後、すぐにマカオに抜けるという使い方もありますし、空港と同じランタオ島にある香港ディズニーランドは空いているので狙い目でしょう。最新情報を入手して、安全に留意すれば「香港=旅行できない」とならないはずです。おすすめは香港のLCC、香港エクスプレス。頻繁にセールを行っており、最安値なら1万円台で羽田・成田〜香港を往復できます。

上海 最安値1万9560円
数ある中国路線のなかでも注目は上海線です。本数が多い分、価格競争も激しく、1万円台で往復できる日が数多くあります。なかでも安いのが2019年12月12日に成田〜上海浦東線を就航させるスプリングジャパン(春秋航空日本)。

行きは成田を22時25分に出発し、上海に翌日深夜の午前1時10分着。帰りは上海を午前2時10分に出発し、成田に午前6時に到着するスケジュールです。体力的にはハードとなりますが、金曜夜に成田を出発し、月曜朝に成田に着く行程なら、現地1泊でまるまる2日間行動することもできます。

このほかにも以下のような行き先にはLCCがセールを不定期に行っており、1万円台で往復できることがあります。

・ベトナムのダナン・ハノイ・ホーチミンシティ(羽田・成田発のベトジェットエア)

・フィリピンのマニラやクラーク(成田発のセブ・パシフィック航空)

・タイのバンコク(成田発のタイエアアジアX、スクート、ノックスクート)


※最安値は記事執筆時点のものです。航空券の値段は日々変動しますのでご注意ください。

橋賀秀紀(トラベルジャーナリスト)

6846チバQ:2019/11/25(月) 09:48:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191122-00000032-san-l40
ボイコット日本に韓国の航空会社悲鳴 日本人客でカバーも… 「価格競争には限界」
11/23(土) 7:55配信産経新聞
ボイコット日本に韓国の航空会社悲鳴 日本人客でカバーも… 「価格競争には限界」
ソウルの繁華街、明洞では中国語や日本語の広告も目立つ =20日午後
 日韓関係の悪化で、韓国から日本への旅行者が大幅に減少した。福岡空港に就航する韓国の航空各社は、運賃値下げで日本人需要を喚起するが、収益悪化に悲鳴を上げる。韓国・ソウルを訪れると、観光業者も日本ツアーの低迷で苦しんでいた。

 「韓国人の乗客は最大8割減った。われわれは(日韓関係悪化の)被害者だ」

 ソウルに本社を置く格安航空会社(LCC)、ジンエアーの徳山英広・福岡支店長は、ため息混じりに語った。同社は大韓航空系で、福岡など日本6空港との定期航路を持つ。その乗客が7月以降、激減した。

 同月、日本政府がフッ化水素など半導体材料の対韓輸出管理を厳格化した。以降、韓国で日本製品の不買運動が起きた。

 ソウルの男子高校生(17)は「不買運動は愛国心でやっている。自分も買わない。ただ、ユニクロなど安くなっている品物が買えないのは、正直しんどい」と語った。

 日韓航空路線の利用者も急減した。韓国の仁川国際空港公社によると、今年10月、仁川空港から日本へ向かった乗客は約33万3千人で、前年同月に比べ約40%減少した。

 LCCを中心に、韓国の航空各社は減便に踏み切った。福岡空港と韓国4空港を結ぶ1週間当たりの便数は、昨年冬ダイヤの計210便から、今年は133便(10月27日〜11月26日)に減少した。

 ジンエアーも大きな影響を受けた。

 同社は平成26年12月、仁川-福岡線を開設した。乗客が多いドル箱路線であり、今年1〜3月の需要期には、虎の子の大型機「ボーイング777」を投入した。

 だが、ボイコットジャパンで、韓国人客が激減した。同社は日本人向けの販売を強化した。

 仁川-福岡の比率は7月以前は韓国人75%、日本人25%程度だったが、9月以降は逆転した。日本人取り込みで、全体の搭乗率は8割台を維持しているが、環境は厳しい。

 同じ考えの他社と、価格競争による日本人乗客の奪い合いが起きた。1席当たりの往復価格は1万1千円程度から、6千円台へと大きく下がった。ジンエアーの徳山氏は「現状では搭乗率が100%になっても、赤字になってしまう」と嘆いた。

 同社の国際線の売上高に占める日韓路線の割合は、昨年1〜9月の30%程度から、今年の同時期は半分以下に落ちた。

 同社は採算度外視でも運航する。福岡空港の発着枠は一度手放すと、再び確保するのが難しいからだ。

 福岡空港は国際航空運送協会(IATA)から混雑度が最も高い「レベル3」空港に指定された。IATAのガイドラインでは、航空会社が一定の期間中に計画便数の8割以上を運航できなければ、発着枠を失うと定める。再割当ての際も不利な扱いを受ける。

 徳山氏は日韓路線の今後について「価格競争には限界がある。そんな中で韓国ではLCCがさらに増える。経営が厳しい会社は大変なことになる」と語った。

 韓国国内の観光業者も苦しい。

 日本向けツアーに強みを持つ韓国のある旅行代理店担当者は「パッケージ旅行の販売実績は、昨年の7〜10月に比べ、10分の1になった。おかげで私は定時で帰れる」と自嘲気味に語った。

 原因として、韓国人の感情を挙げる。対日関係が悪化する中で、日本に行くことへの罪悪感や、周囲への気兼ねがあるという。以前は個人のSNSに、日本旅行の様子の写真があふれていたが、今は投稿を控える傾向も強いという。

 この担当者に両国関係の悪化に関する意見を尋ねたが「政治的な話題に触れることは、損にしかならない」と言葉少なだった。

 日本旅行を控える韓国人と対照的に、日本人の韓国旅行は堅調だ。

 韓国観光公社の金一中(キム・イルチュン)・日本チーム次長は「1〜9月の日本からの旅行者は計250万人で、昨年同時期よりも1・3%増加した。詳しい分析はしていないが、若い世代が増えている傾向がありそうだ」と楽観論を述べた。

 実際、ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)地区では、日本人向けに日本語で記した看板が並び、日本語や中国語の呼び込みの声が飛び交う。日本製品の不買はあっても、日本排除の雰囲気は感じられない。

 10回以上、韓国を訪れているという東京都の大学院生、金本知哉さん(27)は「日本から来たといって、ひどい扱いを受けたり嫌な思いをしたことはない。むしろ逆だ。一方、テレビでは激しく日本を批判する韓国人を目にする。何度来ても、この二面性はよく分からない」と語った。(中村雅和)


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