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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2762チバQ:2010/11/27(土) 23:02:43
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101121ddlk08010081000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/1 「脱小沢」民主のジレンマ /茨城
 ◇業界が自民回帰へ
 民主党の岡田克也幹事長が来県した7日。水戸市内のホテルで開かれた各種団体と面談の直前、県農政連(市野沢弘委員長)幹部から「岡田さんとはお会いできない」と民主県連に連絡が入った。昨年夏の衆院選で民主党勝利を導いた「医師の乱」の立役者、県医師連盟(小松満委員長)の姿もなかった。

 連合茨城の児島強会長らがにこやかに面談に臨むなか、県内で影響力のある2団体の欠席に県連関係者は「本当は参加してもらえるはずだった」と首をかしげた。いずれも出張などを理由にしていたが、出席した団体の間では、農政連が反対する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を推進し、小沢一郎元代表の政治路線からの脱却を図る岡田氏への反発との見方が広がった。

 昨年の衆院選で小沢氏は、自民支持基盤の切り崩しを強め、当時、県医師連盟委員長だった日本医師会(日医)の原中勝征会長と連携。連盟は自民から民主支持団体に転換した。県農政連も、政権交代後は自民党支援一辺倒を見直し、今年7月の参院選では自民と民主の二また推薦に転じていた。しかし菅政権後は小沢氏と業界団体とのパイプは断絶。脱小沢色を強める党への反発は、中央政治に敏感な農政連など全国組織ほど強く、その余波は地方に押し寄せる。

   ×  ×

 JA県中央会が県議会に提出した「TPP交渉参加反対」の請願は15日、自民などの賛成多数で可決された。民主は「政府方針に反する」として反対した。わずか5日前、衆院第2議員会館で県選出の国会議員を集めて同会が行った反対要請では、郡司彰県連会長らも反対の立場を鮮明にしていた。民主は、空手形を切ったことになる。期待を裏切られた市野沢氏は「今の民主は農業が分かってない。県議選に影響する」と、意味深に捨てセリフを吐いた。

 影響はすぐ出た。JAの支部推薦を依頼した県南の民主候補に対し、JA幹部は「請願に反対したじゃないか」と拒絶した。市野沢氏の発言は、事実上、民主支援見送りを意味していた。

   ×   ×

 「もうちょっと、まともな政治をしてもらえると思った。100点満点だと30点だ」

 先月31日、水戸市内の講演で原中氏は菅政権を痛烈に批判した。昨年衆院選では県内全7選挙区で民主を推薦した県医師連盟は、「国政と県政は違う」と県議選では自民との二また推薦に軌道修正。推薦23人の内訳は自民17人、民主15人で、むしろ自民重視の姿勢がうかがえる。二また姿勢は、「医師の乱」の震源地、土浦市区(定数3)で露骨に表れ、民主現職を支援せず、組織内候補の民主新人と自民現職の2人を推薦。民主県連内の対立の火種をつくった。

 連盟の推す民主新人の公認を巡り、9月末の県連常任幹事会は紛糾。しかし複数の関係者によると、席上、「認められなければ、今後の県連との関係を考える」という連盟側の意向が伝わり、異論が消えたという。

 参院選前の6月に発足した菅政権は脱小沢路線を鮮明にし、内閣支持率を60%以上にV字回復させた。しかしその支持率が30%台に落ち込んだ今、県連は小沢氏が築いた業界団体とどう距離感を持つか測りかねている。ある県連幹部は「県議選が、支持率の一番悪い時に当たらないよう祈っている」と力なくつぶやいた。

   ◇   ◇

 12月3日告示、12日投票の県議選は、政権交代後、党勢拡大や党再建を誓った政党が地方政治で新たなビジョンを示せるか、問われる選挙となる。各党の課題と展望を6回にわたり連載する。=つづく

2763チバQ:2010/11/27(土) 23:03:37
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101122ddlk08010052000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/2 全選挙区擁立を断念した民主 /茨城
 ◇「現職優先」新たな火種
 「民主はどうして武平さんの地元・坂東市区で対抗馬を立てないのか」。つくば市在住の民主党サポーターの40代男性は先月、県議14期55年を務める自民県連最高顧問、山口武平氏(89)の引退を報じる毎日新聞紙面を見て、知り合いの党関係者に問い合わせてみた。「人がいない。擁立は難しい」という答えに、「武平さんという“守旧派”引退に合わせて、民主が県政に新しい風を吹き込むことをアピールする格好のチャンスなのに」と残念がった。坂東市区は山口氏が支援する前市長と、中村喜四郎衆院議員(無所属)の元秘書による保守系の一騎打ちで、長く続く2派対立が今回も再現される。

   ×   ×

 昨年の衆院選の大勝と政権交代を受け、前県連会長の大畠章宏衆院議員は09年10月の連合茨城定期大会で「県議選では全選挙区で候補者擁立。3人区以上の選挙区では2人以上を立てる」と目標を高く掲げた。直後に開校した県連が運営する「政治スクール」には、「民主党から世の中を変えたい」(筑西市在住の受講生)と定員15人を大きく上回る40人もの応募があった。

 しかし、今年7月の参院選で2議席独占に失敗。複数の県連幹部が全選挙区擁立方針の見直しを口にし、原則は揺らぎ始めた。県議選告示まで2週間を切った現在、実際に擁立できたのは36選挙区のうち約半数の20選挙区で公認23人、推薦1人にとどまり、地方の足腰が弱い政権与党の現実を浮き彫りにした。

 県連関係者は「24人はよく頑張ったほう」と割り切る。今月7日、地方行脚のため水戸市内を訪れた岡田克也幹事長も「高いハードルを設定してしまうと、結果が伴わないこともある」と述べ、県連の立てた候補者数に理解を示した。

   ×   ×

 新人擁立作業は、県内7支部の総支部長を務める衆院議員に任せ、県連は常任幹事会で公認の合否を判断するだけだった。各支部長の新人候補者数は、小泉俊明氏(3区)が自身の秘書ら5人、大泉博子氏(6区)が太いパイプを持つ医師会の組織内候補ら3人を擁立したのに対し、石津政雄氏(2区)▽高野守氏(4区)▽大畠氏(5区)▽柳田和己氏(7区)は2人にとどまる。石津氏は「人材が少ない」と説明するが、小泉氏周辺は「県議を増やし地盤を固めるのが国会議員の仕事。新人擁立が少ない区は国会議員がサボったとしか言いようがない」と批判を強める。

 定数3以上の8選挙区のうち、当初方針に反し1人しか擁立していないのは、ひたちなか市、つくば市、古河市、取手市の4区。毎日新聞水戸支局が7月の参院選直後、政党別比例得票率を県議選選挙区に単純に当てはめたシミュレーションでは、古河市以外で民主が2議席獲得できる潜在力が示されているが、「現有議席死守」の守勢に転じ、2人目擁立を見送った。民主現職のいるひたちなか市区(定数3)で、公認を断られた松下政経塾出身の新人、大谷明氏(37)の支持者の間には「現職優先のえこひいきだ」と、複数擁立がなし崩しにされたことへの不満がくすぶる。

 一方、土浦市、筑西市など民主候補2人がしのぎを削る選挙区の陣営からは「当初方針通り2人を擁立しない区があるのは不公平」「方針が無謀だった」と県連批判が強まっている。

 県議選を党勢拡大のチャンスと位置づけた方針は、だれも公式に撤回しないまま12月3日の告示日を迎えようとしている。ある県連関係者は自戒を込めて語った。「結局はいろいろな火種をまいてしまった。できないことは口にすべきではなかったかもしれない」=つづく

2764チバQ:2010/11/27(土) 23:04:48
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101123ddlk08010047000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/3 3選挙区不戦敗を選んだ自民 /茨城
 ◇保守分裂に逃げ腰
 10月7日に水戸市内で開かれた自民県連の県議選の公認・推薦候補を決める2度目の選対会議終了後、会見に臨んだ岡田広会長は、重苦しい表情で全36選挙区のうち7選挙区で「自民候補の擁立は難しい」と述べた。のちに2選挙区は擁立、2選挙区は複数の候補が出馬したため中立を保つという理由だった。だが、自民現職がみんなの党にくら替え出馬する守谷市区(定数1)▽中村喜四郎衆院議員(衆院7区、無所属)系の現職が無投票当選となる公算の猿島郡(同)と結城市区(同)の計3選挙区は事実上の不戦敗で、党内で波紋を広げた。県連関係者は「選挙区事情が複雑で、手を挙げた人も適任とは言えなかった」と明かすが、保守分裂の震源地といえる3選挙区で対策を講じられなかったことは、県連の求心力低下を物語っていた。

   ×   ×

 その直前に開かれた県議会9月定例会。梶岡博樹県議(33)=守谷市区=が自民会派代表として一般質問に立つ約1時間前、みんなの党ホームページに公認候補として掲載されていることが発覚。急きょ自民会派の議員会議を開催し、梶岡氏の一般質問を取りやめ、除名処分の検討に入った。梶岡氏への強い批判を受け岡田会長は「守谷で候補者を必ず立てる」と、対抗措置を講じる姿勢を見せた。

 しかし人選は難航。その背景について県連幹部は「自民が下野してから、出馬の環境を見極める姿勢の人が増えた」と明かす。出てほしい魅力的な人は慎重になり、公認を申請してくる人は保守分裂区で勝てる人材ではない。結果として、不戦敗で波風を避けるという受け身姿勢でしのぐ選択になる。選対会議に出席した県連関係者は「内閣支持率が落ちた今こそ、自民再生を見せつけるチャンス。全選挙区に候補を立てるべきなのに」とくやしがる。

   ×   ×

 保守分裂の現実から逃げ腰の県連姿勢は、次期衆院選の候補者となる総支部長選びにも影を落としている。

 昨年夏の衆院選の民主大勝を受け、比例復活が果たせなかった自民の1、5、6区の支部長公募を試みたが、適任者不在などとして長らく放置されてきた。みんなの党が県南地区で県議選候補擁立の動きを強め、今年7月の参院選で落選した大川成典氏(46)が衆院選茨城6区から立候補する考えを示した10月、ようやく丹羽雄哉元厚生相(66)の支部長復帰が決まった。

 「新しい人で戦ってこそ改革姿勢を示せる」と丹羽氏の復帰に支部内で反論もあった。しかし、県医師連盟が支援する民主党の大泉博子氏(60)と、みんなの大川氏の三つどもえとなる保守票争奪戦で、自民が攻勢をかける対立軸は見えていない。「結局、最もキズつかずに今ある自民の地盤を固められるのが丹羽氏だった」(県南の地方議員)という。

 一方、今月6日開かれたみんなの党新人、細谷典男氏(59)=取手市区=の事務所開きには、衆院選で落選した3区支部長の葉梨康弘氏(51)が現れ、周囲を驚かせた。葉梨氏は「民主を倒すために戦おう」と、民主を離党した細谷氏に共闘を呼びかけた。細谷氏の事務所には葉梨氏の為書きが張られている。

 自民から離党したみんな公認の梶岡氏が出馬する守谷市区も衆院3区。なし崩しにみんなと連係する葉梨氏の姿勢に、取手支部内外から「みんなの党は自民批判層の受け皿なのに」(県南の支部関係者)と危機感が募る。不戦敗地域から周辺へ、保守分裂の芽が広がりつつある。=つづく

2765チバQ:2010/11/27(土) 23:05:23
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101124ddlk08010052000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/4 自民県連で強まる“脱山口路線” /茨城
 ◇複数の「勉強会」活発化
 「次の議長はこういう線もあるわな」

 昨年8月の衆院選・知事選のダブル選で自民県連が大敗した直後の9月上旬。自民県連会長を引責辞任したばかりの山口武平県議(89)は側近の県議数人とカンボジアのアンコールワット遺跡を旅行した際の会合で、側近県議を議長に“指名”した。議長ポストは、原則1年交代で期数順に就任するのが慣例で、就任が見込まれていた県議がいたが、名前が挙がったのは別の人物だった。名指しされた県議は「議長に就任したら次の議会で橋本昌知事に不信任案を提出する」と構想をぶち上げ、知事選を機に「県政野党」に転じた路線をさらに強める決意を語った。

 帰国後、この話が県連新執行部に伝わり、会長辞任後も院政を敷こうとする山口氏への猛反発が県連内で沸き上がった。新執行部は下馬評に上がっていた県議を予定通り議長にし、知事不信任案提出どころか、知事との関係修復を模索し、山口氏をけん制し始めた。ある県連関係者は「“アンコールワット事件”で反山口の機運を一気に高めてしまった」と解説する。別の政界関係者も「力があった時にはありえない。山口氏の最後の象徴的な出来事だ」と語る。

   ×   ×

 県議14期、県連会長を22年務め“県政のドン”といわれた山口氏は、今年3月の副知事人事に難色を示し、提出を3カ月先送りさせるなど、会長辞任後も一定の影響力を見せた。しかし6月定例議会で県連新執行部は、山口氏ら反対派を説得し副知事人事を了承。県連幹部は「これで知事としこりは大部分とれた」と山口氏を抑えた節目感を強調した。

 山口氏の影響力低下は、今年7月の参院選でも露呈する。坂東市内で開かれた自民現職の岡田広氏(63)の集会に参加者が約1000人集まり、「山口氏が岡田氏のためにそこまで頑張っているのか」と政界関係者の間で話題になった。しかし、すぐに同市の吉原英一市長が動員したことが分かり、「山口氏にそんな力はあるはずがない」と山口氏衰退のエピソードとして広まったという。この時すでに坂東市内の有力者の間で「ポスト山口」を巡り、政治的存在感をアピールする競争が始まっていた。

   ×   ×

 山口氏引退に合わせるように、アンコールワットで議長候補に挙がった側近県議も今期限りで引退。野党路線を唱える山口派リーダーはほぼいなくなる。

 一方、世代交代を見据え、県議会11月定例会では本会議や委員会終了後、自民の中堅・若手県議が県職員課長クラスとともに「勉強会」を開催する姿が目立った。同期同士、期数横断の会合など複数あり、他会派からは「県職員も抱え込んだ派閥形成の動きでは」と警戒する見方も出ている。勉強会に参加する県議は「任期最後なので、一緒にお茶を飲もうという趣旨だ」と強調。別の議員も「県政課題を議論しているだけ。純粋な勉強会だ」と説明する。言葉通り、現段階でニューリーダーが出てきているわけではなさそうだ。しかし、最近で勉強会が最も活発だったのは保守分裂選挙に陥った昨年のダブル選前後。勉強会を活発に開いていた中堅・若手から選挙後に県連会長辞任を求める声が一気に強まり、抗しきれずに山口氏が引責辞任した経緯がある。今の勉強会も政治グループの基礎となる可能性は排除できない。

 ある県議はこうした可能性を認めたうえでつぶやいた。「従来の山口氏のように、党内を一つにまとめるのは難しい」=つづく

2766チバQ:2010/11/27(土) 23:06:36
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101125ddlk08010105000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/5 次期衆院選にらむ「みんなの党」 /茨城
 ◇3、6区擁立に焦り
 「あと1人は何としても立てたい」。みんなの党の県議選候補者擁立状況について県庁で記者会見した県支部長の大川成典氏(46)は15日、厳しい表情で最後まで擁立に努力する考えを示した。党公認は目標の5人を下回る3人にとどまる。7月の参院選直後は14%だった党支持率は今や10%で低迷。「民主、自民の両党に嫌気が差した有権者の受け皿」という期待感はピークを過ぎ、擁立は予想以上に難航している。

 7月の参院選で大川氏自身は落選したものの、党の支持は県南の都市部で広がり、比例代表得票率は14・6%と健闘した。毎日新聞が参院選直後に行った県議選議席獲得数の潜在力を測るシミュレーションによると、同党は水戸▽日立▽土浦▽つくば▽筑西の5市区で当選の可能性が示されたが、候補を擁立したのは5市とは別の取手、守谷、牛久の県南3市。潜在力のある都市部に攻勢をかけるというより、次期衆院選を視野に、県議選を地盤固めに利用しようという思惑がにじむ。

   × ×

 大川氏は10月8日、渡辺喜美代表と都内で会見し、次期衆院選茨城6区からくら替え出馬する意向を明らかにした。6区は、昨年8月の衆院選で県医師連盟が自民に反旗を翻し、民主新人の大泉博子氏(60)を当選させた「医師の乱」の本拠地。保守分裂で保守票が漂流していることから、渡辺代表が「勝算は十分にある」とターゲットにしたという。

 大川氏は、最後まで擁立にこだわる県議選選挙区について明らかにしていないが、6区管内の土浦やつくば市区とみられている。「党本部は、出馬する人がいない場合、大川氏の秘書に出てもらう意向」との情報まで流れ、6区の自民、民主両党支部は警戒を強める。結果として、県議選目前の大川氏出馬表明は保守基盤切り崩しを難しくし、県議選の候補擁立作業にはマイナスに働いた模様だ。つくば市では自民系が3人、土浦市では民主が2人しのぎを削る。県医師連盟も両市区で推薦候補を決めており、みんなの支部関係者は「入り込む余地がない」と弱音を吐く。

 一方、県議選の擁立が決まった3市区はいずれも衆院3区管内のため、同区選出の民主党衆院議員、小泉俊明氏(53)の周辺では「政権与党の役割を強く訴えるしかない」とみんなとの差別化に力を入れる。

 守谷市区での候補擁立を巡っては、自民からくら替え出馬する現職の了承なく9月上旬に公認リストを公表。大川氏が立候補予定者への謝罪と釈明に追われる事態も発生。ある政界関係者は「渡辺代表の地元の隣県だから早く候補を擁立しなければという焦りがあるのだろう」とみる。

   × ×

 「県連のようなピラミッド型組織ではなく、県内各地に設置された支部同士のネットワーク化を目指す」

 大川氏は15日の会見で、4月の統一地方選に向けた第1号候補として、水戸市議選で現職の藤田精治氏(64)の擁立を発表。弱点とされる地方組織のイメージについて新たな概念を熱く語った。

 県都・水戸から候補を擁立したことで、同党の統一地方選の草刈り場は、県議選で浸透を図った衆院3、6区に1区と7区が加わるとの見方が強まる。

 ただ、県議選で3人しか擁立できない現状で、市議選、首長選まで含む大きな戦略が描けるのか。「支部組織のない政党が住民の声を吸い上げられるのか」(公明幹部)と懐疑的な見方もある。「非ピラミッド型組織」が点と点で終わるのか、根っこがつながるのか、ビジョンはまだ見えない。=つづく

2767チバQ:2010/11/27(土) 23:11:09
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101126ddlk08010125000c.html
転換期の政党展望:’10県議選/6止 加速する県政オール与党化 /茨城
 ◇「導水」棚上げ、民主も接近
 「昨年の政権交代を政策につなげるため、生活大県を掲げる知事の県政運営を支える」

 今月7日、水戸市内のホテルで開かれた民主県連の県議選マニフェスト発表会見で、県連臨時幹事長代理の福島伸享衆院議員(1区)は、公式の場で初めて橋本昌知事(65)の政策を支援する基本姿勢を鮮明にし、事実上の与党化宣言を行った。

 発表されたマニフェストには、鳩山政権が昨年12月、国の公共事業見直しの一環で関連予算凍結をした「霞ケ浦導水事業」に触れた項目は一つもない。福島氏周辺は「マニフェストは『達成するぞ』という目標なので、『凍結』などマイナスの文言は盛り込まなかった」と説明するが、導水推進の知事との摩擦を避けるため争点から外したとの見方が出ている。

 昨年8月の知事選で橋本知事は、民主党や連合茨城の実質支援を受け、自民推薦候補を破って5選を果たした。しかし知事は当選後、急速に民主県連と距離を置き、自民県連との関係修復を模索。導水事業予算の凍結後は、民主とは一層冷めた関係となった。一方、県議会民主会派は今年3月の定例会で導水事業について知事の認識をただしただけ。国と県との間で板挟みになる導水問題に立ち入らない姿勢に傾いていた。「知事支援」を打ち出したマニフェストは、導水問題の事実上、棚上げを意味する。

   × ×

 最大会派の自民も、知事の5選阻止にこだわった前県連会長、山口武平県議(89)の引退表明と時期を合わせるように、与党化へ大きくかじを切った。来年度の県予算編成に先立ち今月5日、県に提出した「重要政策大綱」について県連幹部は「(大綱は)橋本知事のマニフェストを全面的に補完する」と与党の立場をアピールする。

 山口氏が会長職を引責辞任した後に新執行部に加わった県議の一人は「県連で、知事に特別な感情を持っている人は少ないと思う」と、知事選のしこりはほとんどなくなったという認識を示した。

 県政では、公明も自民と歩調を合わせており、知事批判を正面からしているのは、自民からみんなの党にくら替えして再選を目指す梶岡博樹県議(33)と、共産党ぐらい。県政課題が争点とならないまま、民主と自民はマニフェストを通じ、どちらがより知事の政策を支援する実行力があるか、与党化競争を繰り広げる。

   × ×

 立候補予定者が続々と名乗りを挙げる9月下旬、橋本知事は定例会見で県議選に臨む姿勢を問われ「淡々と見ている」と静観の構えを見せた。「民主にも自民にも中立」を公言する知事は、全現職の事務所に「為書き」を贈り、どの政党にも肩入れしない姿勢をアピールしている。

 ただ、昨年の知事選で、橋本知事の多選を批判して世代交代を訴えた長塚智広氏(31)を支援した民主の小泉俊明衆院議員(3区)との関係は微妙だ。小泉氏は9月の菅改造内閣の発足で国土交通政務官に就任し、導水反対を旗幟(きし)鮮明にした。県議選では3区管内に元秘書ら5人の新人を擁立。当選すれば、民主県連の方針と距離を置き、野党集団化する可能性もある。

 知事は県南の選挙区の動静を注視しており、知事周辺は「県議選の最終盤の情勢によっては、知事は3区管内で(小泉系新人の当選阻止で)てこ入れするだろう」との見方を示した。

 県議選後、山口氏が去った後の県政は、実質的にオール与党の「橋本体制」の幕開けになるのか。知事と政党の見えない攻防が続く。=おわり

2768チバQ:2010/11/27(土) 23:33:52
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011260046/

元県議会議長の榎本氏出馬へ、「為政者らが身を削る改革を」/相模原市長選
2010年11月26日
 元県議会議長の榎本与助県議(65)が26日、相模原市役所で会見し、任期満了に伴い、2011年4月に予定されている相模原市長選に出馬表明した。

 榎本氏は「相模原市は政令指定都市に移行したが、今の市政運営は市民が納得できる説明のないまま進められ極めて官僚的。100年に一度の未曾有の経済危機のとき、市長や議員という為政者、役所に勤める職員が身を削る改革なくして他の改革はない」と強調。市長の退職金廃止や給与の30%以上削減、市議の定数・報酬、職員の給与の削減などを公約として掲げた。

 一方、市民の消費意欲を高め、地域経済の活性化を図るとして、個人市民税と固定資産税を5%減税する方針を示した。さらに、小中学校の給食費の無料化も検討するという。

 榎本氏は県議6期目。旧津久井郡を地盤とし、09年5月に自民党を離党。市長選には無所属で出馬する。

 市長選には、加山俊夫市長(65)が再選を目指し、出馬表明している。共産党も候補擁立を検討している。



http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011270004/
政令市移行をめぐり対立、減税実効性が争点か/相模原市長選
2010年11月27日
 相模原市が政令指定都市に移行して初となる来年4月予定の市長選は、再選を目指す現職に元県議会議長が挑む構図となった。戦いの背景には、政令市移行をめぐる考えの違いと対立がある。

 加山俊夫市長はこれまで、「政令市移行は目的ではなく手段」とし、自立した都市運営や行政サービスの迅速化などに向け、その必要性とメリットをアピールしてきた。

 さらに、「人や企業に選ばれる都市づくり」を掲げ、交通ネットワークの拡大による自立都市としての飛躍や、地域経済の活性化、きめ細かな行政サービスの向上、市民主体のまちづくりなどを訴えてきた。

 一方、榎本与助県議は移行に慎重な姿勢を示し、県議会議長のときなど、県からの権限移譲に伴う市の財政負担の増加、市民サービスの低下を危ぶんでいた。

 26日の会見でも「政令市に移行したが、大企業は相模原から次々と撤退して税収は減り、このままでは市民への行政サービスが徐々に後退することは避けられない」と述べた。

 榎本氏は公約として、市長退職金廃止とともに、個人市民税と固定資産税の5%減税、小中学校の給食費無料化の検討などを掲げている。財源については「前例踏襲を徹底的に打破して確保する。減税による地域経済の活性化も期待できる」としている。

 この改革案には、市議や市民団体から神奈川新聞社の取材に対し、疑問視する声も。「高齢化に伴う扶助費など義務的経費が増加しているのに、減税すれば市民に必要なサービスを実施する財源が足りなくなるのでは」「市債を発行して実施するのならば、将来にツケを残すのでよくない」などの発言が相次いだ。

 減税の実効性は、市長選の争点となりそうだ。

2769チバQ:2010/11/27(土) 23:41:13
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201011/CK2010112702000211.html
対抗馬探し悩ましく 市議会側
2010年11月27日

 名古屋市の河村たかし市長が来年2月6日の愛知県知事選をにらんで辞職表明し、出直し選への出馬を決めたことで、市議会側の対抗馬探しはのっぴきならない状況になった。知事選とのダブル選の場合、市長選の告示までは2カ月弱。知事選で民主と自民がそれぞれ候補者を立てている中、市長選で公明も含めた3会派が結束して擁立できるかが焦点だが、今のところ、有力な候補者は浮かんでいない。

 最大会派の民主市議団は週明けに、本会議の合間を縫って選対会議を開く予定だ。幹部は「減税や議会改革で市議団と連携できる市長を立てる」と意気込む。

 河村市長が市議会の解散請求(リコール)に向けた署名集めに着手し、市議会との対立が極まった8月下旬、民主は石田芳弘衆院議員に出馬を要請したが、固辞された。以来、市幹部や弁護士の名前が浮かんだが、リコールの行方をにらんだまま、絞り込みは暗礁に乗り上げていた。

 ダブル選となれば、知事選で対決する民主と自民が市長選で結束することに「無理がある。大義のない市長選に付き合う必要もない。無投票が得策」(民主市議)との声も出る。

 一方、自民幹部からは「民主が推す人に相乗りできるかどうかだ。知事選で対立するだけに悩ましい」と本音も。議員報酬半減案を容認した公明は「人物本位で対応する」(加藤武夫団長)と静観しつつ、河村市長との連携も視野に入れる。

 共産は「統一候補には乗れない。今後、独自候補の擁立を目指す」(江上博之幹事長)という。

2770神奈川一区民:2010/11/27(土) 23:48:57
>>2768
榎本県議は去年の総選挙で民主党の後藤氏
を応援したんですよね。旧津久井郡が地盤
だから旧相模原市にどれだけ食い込むかで
すよね。

2771名無しさん:2010/11/28(日) 00:13:41
http://www.pref.kanagawa.jp/gikai/giin/kaiha.html
県政維新の会
    榎本 与助

この人か
自民離党組が「維新」を名乗る傾向にある気がしないでもない

2772チバQ:2010/11/28(日) 10:38:27
>>615
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101128-OYT8T00154.htm
後藤新県議、知事選出馬年内に表明
反大沢知事の急先鋒
 来夏の知事選への出馬を検討していた県議の後藤新(あらた)氏(50)(前橋市区)は27日、高崎市内で後援会の会合を開き、支援者に知事選立候補の意欲を伝え、年内に正式な態度表明を行う方針を明らかにした。前知事の小寺弘之氏の下で知事室長や出納長を歴任した後藤氏は、反大沢知事の急先鋒(せんぽう)で、前回知事選で落選後も小寺氏を支援してきた勢力から応援を受ける見込み。再選を目指す大沢知事との因縁の対決が、確実な情勢となってきた。

 会合には約250人が参加。報道機関には非公開で行われ、終了後、後藤氏が記者団の取材に応じた。

 後藤氏は会合で、大沢県政について「従来型の利益配分型の政治。声が大きいものが発言して利益を分け合い、肝心な県民が置いて行かれている」などと批判し、県政刷新の意欲を伝えたという。

 質疑応答も行い、支援者から知事選への決意や時期を尋ねられた後藤氏は、明確に「出る」とは答えなかったが、出席した支援者の一人は「事実上の出馬表明だった」と話している。

 後藤氏は会合の意図について「県の発信力不足など、大沢県政に対する危機感を伝え、意欲は十分に伝わったと思う。私が目指すべき県政に向けて頑張ろうという声が多く、その一つの形が選挙だ」と説明した。

 また、小寺氏と同様に旧自治省から県庁に派遣され、群馬で政治活動を続けることについて「群馬から日本を変えたい。47歳で県庁を辞めて県議補選に出た時は、ここを第一の古里にしようと思った。骨を埋(うず)める覚悟だ」と語った。

(2010年11月28日 読売新聞)

2773相模原市民:2010/11/28(日) 11:10:37
榎本県議に市政の舵取りをしてもらいと思っている一市民です。
現職はスキャンダルが多過ぎですし、かなり横柄な態度・言動が
目立ちます。
榎本県議なら、税金をうまく使ってくれると思います。

2774チバQ:2010/11/28(日) 20:29:52
>>2768>>2770-2771
>>789
榎本前県議長除名 自民会派「誤った情報吹聴」
自民党県議団が榎本前議長の離団届提出/神奈川

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2663
自民党を除名された榎本与助・前県議会議長(相模原市区)が31日、同市内の集会で民主党立候補予定者を支援すると表明した。
自民党県連と自民党県議団は5月、榎本氏が同市の政令市移行に反対したことを理由に、榎本氏を除名。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/2671
自民党:津久井郡支部が解散 支部長の県議除名で /神奈川

2775チバQ:2010/11/28(日) 21:14:22
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101129k0000m030065000c.html
台湾:与野党、総統選に向け始動 5大市長選が終了
 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九総統の中間評価となる5大市市長選が27日に終了し、与野党は12年3月の総統選に向けた動きを本格化させる。与党・国民党は3市長選で勝利したが、全体の得票率では最大野党・民進党に5ポイント強リードされた。馬総統は28日、再選への厳しい現実に「深く検討する必要がある」と述べ、党勢立て直しの決意を示した。

 今回の選挙の投票率は71.71%と、過去の市長選の65%前後を上回り、関心の高さをうかがわせた。投票日前日に連戦元副総統の長男銃撃事件が発生したが、選挙の大勢を揺るがすほどの影響は無かった模様だ。

 国民党は勝利したことで、馬総統と金溥聡党秘書長の指導部体制で総統再選を目指すことになる。ヤクザとの関係が深い地方派閥の排除など党内改革を引き続き進める方針だが、地方基盤の崩壊で票の喪失を招いており、難しい運営を迫られる。

 民進党は得票率の「勝利」で、蔡英文党主席の続投が決まった。穏健路線の選挙戦が一定の成功を収め、蔡主席の求心力は高まっている。また台中市長選で予想以上の善戦で敗れた蘇嘉全氏への期待も大きい。台北市長選で得票が伸びなかった党の重鎮、蘇貞昌氏を含め、今後は3氏を軸に総統選候補の人選が進むと予想される。

2776チバQ:2010/11/28(日) 21:15:39
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20101128k0000m030055000c.html
台湾5市長選:国民党3市で勝利…得票率、民進党が上回る


【台北・大谷麻由美】台湾の県市合併・直轄市昇格などに伴う5大市市長選は27日、投開票され、与党・国民党は現有する台北など3市の市長職を維持して勝利した。接戦とされた台北市は現職で国民党のカク龍斌(かく・りゅうひん、カクは「赤」に「おおざと」)氏(58)が最大野党・民進党の蘇貞昌(そ・ていしょう)氏(63)に競り勝った。しかし全体の得票率では民進党が49.87%で、国民党の44.54%を上回った。12年の総統選で再選を目指す馬英九(ば・えいきゅう)総統は厳しい状況に立たされる。対中関係でも思い切った政策を取りにくくなったと言えそうだ。

 台北市と並んで激戦だった新北市(旧・台北県)では、国民党の朱立倫(しゅ・りつりん)氏(49)が民進党主席の蔡英文(さい・えいぶん)氏(54)を破った。民進党の地盤とされる台湾南部では、台南市長選で民進党の頼清徳(らい・せいとく)氏(51)が初当選、高雄市長選では民進党の陳菊(ちん・きく)氏(60)が再選した。台中市では国民党の胡志強(こ・しきょう)氏(62)が3期目の当選を果たした。

 国民党は3市の勝利に胸をなで下ろしているが、台湾の全人口2300万人の6割が集中する5大市で野党の支持が拡大したことで、金溥聡(きん・ふそう)秘書長は「理想的ではない。警戒心を強め、深く検討しなければならない」と硬い表情を見せた。

 この日は5大市の市議選も行われ、国民党と民進党の総議席数が130で並んだ。現有議席は国民党が183、民進党が118だったが、国民党の地方基盤が切り崩されたことが鮮明になった。

 馬総統は、昨年8月の台湾南部の大水害で不手際を批判されてから支持率が30%台に低迷した。しかし、公約だった対中関係改善が順調に進み、対中貿易をてこに世界的な金融危機の痛手から回復。経済が改善したことで一定の信任を得ることができた。

 一方の民進党は陳水扁前総統の汚職事件の影響で、08年1月の立法委員(国会議員)選と同3月の総統選で惨敗したが、復権を印象づけた。独立志向の強い民進党だが、蔡主席は現実的な対中政策を取る方針を表明している。ただ具体的な対中政策は打ち出せておらず、政権を奪還するためには課題が残る。

 台湾は中国と今年6月、自由貿易協定(FTA)にあたる経済協力枠組み協定(ECFA)を締結。次の段階となる政治対話への移行時期が注目される。中国は当面、台湾への柔軟路線を変えることはないとみられるが、民進党への支持が拡大していることで、馬総統への信頼は低下している。このため中国は地方の民進党議員や同党系の学者らとの接触を拡大している。

2777神奈川一区民:2010/11/29(月) 00:16:41
>>2749>>2750
また現職が敗れる。
大磯町長選は新人の中崎久雄氏が当選。

ソース@カナロコ

2778名無しさん:2010/11/29(月) 01:31:47

大磯町長に元大磯病院長の中崎氏、現職との接戦制す
2010.11.28 23:59
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/101129/kng1011290000000-n1.htm

 任期満了に伴う神奈川県大磯町長選は28日投開票が行われ、新人の元東海大医学部付属大磯病院長、中崎久雄氏(68)=無所属=が、現職の三好正則氏(65)ら、いずれも無所属の3人を破り初当選した。投票率は52・39%(前回48・47%)。

 中崎氏は東海大健康推進センター所長、大船中央病院長などを歴任。選挙戦では、町3役の歳費カットなどによる財政健全化と大磯病院の産科再開働きかけなどをアピールした。

 元町議の渡辺順子氏(64)は庁内組織見直しや生活重視を、三好氏は政策の継続性を訴えたが落選。元町議の柴崎茂氏(53)は財政再建を掲げたが及ばなかった。

 当日有権者数は2万8085人(男1万3636人、女1万4449人)。


中崎氏が初当選、現職ら3人退ける/大磯町長選
2010年11月28日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011280026/

 任期満了に伴う大磯町長選は28日投開票され、無所属の新人で元東海大医学部付属大磯病院長の中崎久雄氏(68)が、現職の三好正則氏(65)ら3人を退けて初当選した。

 中崎氏は「町民のための町政」を掲げ、町長ら特別職の歳費カットなどを訴え、幅広い層から支持を集めた。

 三好氏は「1期目でまいた種を2期目で実らせたい」と訴えたが、中崎氏を含む3新人が展開した現職批判のうねりに足をすくわれた。いずれも元町議の渡辺順子氏(64)と柴崎茂氏(53)もそれぞれ現町政からの「変革」を主張したが、及ばなかった。

 投票率は52・39%と前回を3・92ポイント上回った。

 当日有権者数は2万8085人(男1万3636人、女1万4449人)。

【投票総数】14713

【有効投票】14559

【無効投票】154

2779名無しさん:2010/11/29(月) 01:34:21
神戸大医学部卒業で町長かw

2780杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2010/11/29(月) 21:24:02
橋本の次狙い?

山口副知事の活躍を祈念 県内各地から有志が激励
2010年11月29日 常陽新聞

 塩田尚つくば市議の主宰する「明日を語る懇話会」が28日までに、水戸市宮町の駅ビル内で開かれ、県内各地から有志が多数集まり、山口やちゑ県副知事を激励した。
 山口氏は鉾田市出身で茨城大教育学部卒。1973年に教員となり、県立鉾田二高に勤務した。93年に県教委から知事部局に転じ、高齢福祉課長、秘書課長、知事公室長、保健福祉部長などを歴任、今年、副知事に就任した。女性が副知事に就任したのは、県政史上初めて。保健福祉部長を兼務し、一人二役も三役もこなす獅子奮迅の活躍を見せている。
 山口副知事は参加者の熱い拍手に包まれて来場。三次真一郎常陸大宮市長から花束を贈られた。
 三次市長は「橋本知事をしっかりと支えながら、茨城の魅力、知名度を引き上げてほしい。(世代交代など)県議会も大きく変わり、活躍の場がさらに広がると思う。われわれも精いっぱいバックアップしていきたい」などと激励。
 山口副知事は「茨城のブランド力は全国最下位とされたが、本県の農産物など素材はたくさんある。県民所得のランクぐらいまではブランド力も引き上げたい。女性ならではのアイデアと感性を生かし、本県のイメージアップを図りたい」などと抱負を述べた。
 その後、参加者たちは山口副知事を囲んで交流を深めていた。

2781チバQ:2010/11/29(月) 23:55:57
>>2769>>2775-2776とか張り間違え多いな 汗

2782チバQ:2010/11/30(火) 00:02:28
>>2719
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001011290001
八街市長に北村氏 3氏破り初当選
2010年11月29日

 八街市長選は28日に投開票され、無所属新顔の前市議北村新司氏(62)が、いずれも無所属で新顔の前市議林政男氏(57)、前市議古場正春氏(70)、太陽光発電設備販売業の川村卓哉氏(42)を破り、初当選した。投票率は38・44%(前回36・53%)。当日有権者は5万9841人だった。


 北村氏は午後9時55分ごろ、大勢の支援者に迎えられて八街市八街ほの事務所に入った。ほどなく当選の一報が入り、「長谷川市政の4期16年の財産を引き継ぎ、微力だが市民一人ひとりの声を聞きながら元気で活力ある八街にしていく」と決意を述べた。


 北村氏は引退する長谷川健一市長(74)をはじめ、保守系市議ら議会の多数、各種団体、地域の有力者を網羅して支持基盤を固め、民主党総支部の支持も得る手厚い態勢で選挙戦を展開した。


 「活力と希望あふれる八街に」を旗印に、健全財政の維持、子育て支援の充実、安心・安全な街づくり、農業を大切にする街づくりなど七つの公約を掲げ、支持を得た。


 対抗と目された林氏は、4期続いた長谷川市政を継承する北村氏に対し、「大胆な改革」を前面に出した。ただ組織的には弱く、投票率が伸びなかったことで頼みの「風」も吹かずじまいで終わった。


 古場氏は自転車でこまめに回り、「なれ合いとしがらみを断ち切り、政権交代で変わる八街」との演説を繰り返した。告示日直前に市議補選から方針を転換した川村氏は「議員定数削減」などを主張したが、ともに支持は広がらなかった。

2783チバQ:2010/12/01(水) 00:43:08
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101130/ibr1011301245005-n1.htm
【茨城県議選】自民、世代交代の試練、ベテラン、重鎮…10人引退 (1/2ページ)
2010.11.30 12:43
 12月12日投開票の茨城県議選では、20年以上にわたり自民党県連会長を務めた14期55年の山口武平氏(89)はじめ同党県議10人が引退する。同党県連は今後、5〜6期の県議が中枢を担うことになり世代交代が進む。カリスマ的な長老議員の引退で求心力の低下も懸念され、今回の県議選は世代交代を進める自民党にとって試金石ともいえる。

 21日、同党県連政調会長を務める田山東湖氏が地元・大洗町で開いた決起集会。来賓席には県連会長の岡田広氏と並び、橋本昌知事の姿があった。

 昨年の知事選で、橋本知事に引退を迫った山口氏と、5選出馬を表明した橋本知事の関係がこじれ、同党県連は対立候補を擁立し橋本知事と全面対決。以後、橋本知事は自民党と距離を置いていた。

 だが、この日は今回の県議選で初めて橋本知事が自民候補予定者の応援に駆けつけたことで、両者の関係修復を示す象徴的な場面となった。

 同党県連は山口氏を中心とした世代にある橋本知事との確執から脱却、知事に協力して県政運営にかかわる姿勢をみせた。

 ただ、山口氏の引退と橋本知事との協力態勢構築で世代交代を印象付ける一方、同党県連の求心力低下を懸念する声もある。

 引退する山口氏は昭和62〜平成21年の長期間にわたり県連会長を務めた。麻生太郎元首相をはじめ中央政界とのパイプも持ち、「誰も(山口氏の)代わりはできない」(県連幹部)という声は大きい。

 また、野党転落も影を落とす。茨城は自民党員数が東京都に次ぐ全国第2位という保守王国。だが、関係者によると、平成20年には6万人近くいた党員が昨年の政権交代後に急減したという。あるベテラン県議の選挙区では「半分近くまで落ちているかもしれない」との声も漏れる。

 県議選で民主党の落下傘候補と一騎打ちとなる県連幹部は「民主党の風は吹いていないが、決してこちらに吹いているわけではない」と話すなど気を引き締める。

 ◇

 自民党は今回、ベテランから1期の現職を含め、10人が引退。また、自民会派を離れた高橋靖氏(無所属)は来春の水戸市長選への立候補を表明している。民主、公明両党も1人ずつ引退する。

2784チバQ:2010/12/01(水) 00:48:52
>>2669
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/11/29/3.html
2010年11月29日(月)
陸協主催の講演会で市長選支持呼び掛け
富士吉田の渡辺氏 「不適切」と参加者


 来年4月に行われる富士吉田市長選に立候補を表明した、元県議の渡辺正志氏(61)が、自らが会長を務める富士吉田市陸上競技協会主催の講演会で、市長選での支持を呼び掛けていたことが28日分かった。参加者からは「選挙とは別目的で開いたイベントで支持を求めるのは不適切だ」との声が上がっている。
 講演会は28日、富士吉田市内で開催。女性の社会活動への積極的な参加を促すのが目的で、渡辺氏はバルセロナ、アトランタ両五輪のメダリスト有森裕子さんの講演後に登壇した。渡辺氏は全国で活躍する女性グループを話題に、まちづくりに女性の力が欠かせないことを強調。続いて市長選に話題を移し、「立候補するからには負けるわけにはいかない。市長をやらせてほしい」と訴えた。
 公選法では、選挙の告示前に有権者に投票を依頼することを禁じている。渡辺氏から投票を直接求める発言は出なかったものの、出席した市民の一人は「講演会の趣旨にそぐわないし、会長という立場でする話ではなかった」と指摘。渡辺氏は「ふるさとの活性化への思いを述べる中で、市長選に触れてしまった。仕方がない」と話している。
 同市長選には現職の堀内茂市長(62)も立候補の意思を固めており、一騎打ちの公算が大きくなっている。

2785チバQ:2010/12/01(水) 22:31:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/101201/elc1012012138000-n1.htm
【地方異変】崩れた野望 「擁立難航」「支援者離れ」「第3極台頭」地方選で民主を苦しめる3点セット 茨城県議選 (1/3ページ)
2010.12.1 21:32
 苦しい政権運営が続く民主党。わずか1年2カ月前の「政権交代の熱狂」が嘘のように、地方選挙で激しい逆風が吹く。3日告示の茨城県議選では「候補者の擁立難航」「支援者離れ」「第三極台頭」という3点セットが民主党を苦しめている。(前田明彦)

 昨年11月、政権交代の余韻に浸っていた民主党茨城県連は「民主党の理念を茨城でも」と、県議選の全36選挙区で候補者を擁立する方針を発表した。定数3以上では複数を擁立し、目標は「44人」。現有県議6人を考えると「超拡大路線」になるはずだった。

 だが1年が過ぎ、様子は変わった。当時の県連会長で衆院茨城5区選出の大畠章宏経済産業相の地元ですら、候補者が決まらない選挙区が残った。自民党に無投票当選を許しかねない状況だ。「勝てない候補者を立てると、地元にわざわざ敵を作るようなものだから」。同党関係者は、衆院議員らの消極姿勢を指摘する。

 比較的順調に擁立が進んだのは取手、龍ケ崎など東京のベッドタウンと呼ばれる県南部だ。それでも目標の44人には遠く、20選挙区で公認23人、推薦1人の計24人にとどまる。民主空白区は16。うち8選挙区で無投票当選の見通しとなり、政権与党の面目はない。

 その24人も厳しい戦いを強いられている。菅内閣の相次ぐ失政で内閣支持率も低迷し、有権者の反応は悪くなるばかりだ。現職陣営は「風もないし(県連や組織の)支援も少ない」と悲鳴を上げる。

 「支援者離れ」も表面化した。今年7月の参院選で初めて支援を得たJA茨城(茨城県農業協同組合中央会)が離反した。県農政連の市野沢弘会長は11月16日、「民主党(の選挙支援)をやるわけない」と吐き捨てた。菅直人政権が進める自由貿易推進路線が原因だが、参院選でようやく得たJAとのパイプは、4カ月で壊れてしまった。

 民主党を苦しめるのはこれだけではない。県南部では、みんなの党への議員流出が民主党を脅かす。取手、牛久では民主党市議だった2人がみんなの党へくら替えして県議選に挑む。無党派層の民主離れが進めば、さらなる「第三極の台頭」を許しかねない。

 茨城県議選は毎回、翌年春の統一地方選の試金石といわれてきた。民主党が議席を伸ばすかどうか−。投開票は12日に行われる。

2786チバQ:2010/12/01(水) 22:49:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101129/CK2010112902000053.html
激突 12・12県議選<上>最大会派の自民 内外の変化 体制も一転
2010年11月29日


 二十七日、水戸市の自民党県連。岡田広県連会長はじめ、県選出国会議員、今期で引退する県議、無投票が濃厚な県議らが集まり、告示前最後の県議選対策会議が開かれた。

 各選挙区の情勢や応援態勢について、約一時間にわたって話し合った会議の後、岡田会長は本紙の取材に「自民党公認、推薦候補者一人一人に対して、国会議員ら応援の中心的な窓口を決めた。きめ細かくやる」と説明。前回との違いについて「前回は政権与党で、『山口体制』の中で一言で全部動いた時代。民主党も今回は(公認・推薦が十三人増の)二十四人でしょ」と内外の変化を指摘した。

 県議会(定数六五)で最大会派の自民(現有四十五議席)は今回、昨年九月まで二十年以上、党県連会長を務めた山口武平県議(89)ら十人が引退。擁立は現職と元職の公認三十六人と、新人の推薦八人の計四十四人にとどまった。

 山口氏を中心とするトップダウン方式だった体制から一転。ある県議は「トロイカ体制ではないが、みんなで話し合う機会が増えると思う。この一年でそういう空気はできつつある」と前向きにとらえる。

 前回を大幅に上回る候補を擁立する攻めの民主に対抗し、県議選で初めて「政策パンフレット」も作成。民主の政権公約「コンクリートから人へ」を意識し、適切な公共投資を掲げる「コンクリートは人のために!」とのフレーズも盛り込んだ。

 一方、ピーク時に十一万人を超えた党員数は、一昨年は約五万九千人、昨年は約四万四千人と落ち込んでいる。

 支持団体にも変化がある。県医師会の政治団体「県医師連盟」は前回、推薦四十七人中、四十人が自民で民主は一人だったが、今回は自民十七人、民主十五人とほぼ同数となった。

 「統一地方選に先駆けた大切な選挙。候補者に温かい支援を」。十月二十三日に開かれた「いばらき自民党研修会」で、市町村議ら約三百人を前に岡田会長は力を込めた。内外の大きな変化のもとで、来春への前哨戦が幕を開けようとしている。

   ×  ×

 十二月三日の県議選告示まであとわずか。各党の事情を探る。

2787チバQ:2010/12/01(水) 22:50:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101130/CK2010113002000067.html
激突 12・12県議選<中> 吹き荒れる逆風に悲鳴 政権与党の民主
2010年11月30日

 「街を歩くと、『なんで民主党(から立候補)なんだ』って言われる。党にしっかりしてほしいという思いでいっぱいです」

 二十八日のJR古河駅前。マイクを握った民主党新人の立候補予定者の悲鳴のような言葉は、集まった聴衆ではなく、応援に駆け付けた枝野幸男党幹事長代理に向けられたように響いた。

 同党が政権与党として初めて臨む県議選。党県連は二十三人を公認、一人を推薦し、現有六議席からの党勢拡大を狙う。

 だが、最近の地方選では菅内閣の支持率低下のあおりをまともに受けている。十四日の福岡市長選で党推薦候補が落選。二十一日の千葉県松戸市議選では党が擁立した候補者十一人のうち当選したのは新人二人だけ。現職四人が落選という惨敗を喫した。

 こうした現状に、福島伸享衆院議員(茨城1区)は「地力が問われる選挙になる。地道に政策を訴えていくしかない」と話すが、県内でも集票組織の支持離れは深刻だ。

 政権交代後、自民一党支持から「全方位外交」に方針転換した農協(JA)グループの政治団体「県農協政治連盟」。七月の参院選では自民、民主の現職候補を推薦した。

 だが、今月七日に水戸市内のホテルで岡田克也幹事長も同席して開かれた民主党県連の諸団体との懇談会に、当初、出席するはずだった農政連関係者の姿はなかった。

 県連関係者によると、欠席の連絡が入ったのは三日前。理由は明らかにしなかったが、菅内閣が推進する環太平洋連携協定(TPP)への反発と受け止められた。

 一方、昨年夏の衆院選で県内の全小選挙区で同党候補を推薦した県医師会の政治団体「県医師連盟」も、県議選では自民十七人、民主十五人とほぼ半々の推薦を決めている。

 吹き荒れる逆風。民主党県連臨時幹事長の藤田幸久参院議員(茨城選挙区)は「幹部にどんどん応援に来てもらいたい」と、党本部によるてこ入れに期待を寄せる。だが、ある県議は「来てほしいとも思うが、効果はどれくらいあるのか…」と複雑な心境をのぞかせた。

2788チバQ:2010/12/01(水) 22:50:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101201/CK2010120102000060.html
激突 12・12県議選<下>統一地方選見据え全力 公明、共産、みんな
2010年12月1日

 「統一地方選の前哨戦の県議選は全国で注目されている。何としても議席をたまわりたい」。日立市内で十一月三日に開かれた時局講演会で、公明党の山口那津男代表はげきを飛ばした。

 現職三人と、引退する現職に替わる新人一人の計四人を擁立。前回、二十年ぶりに獲得した、県議会で代表質問ができる現有四議席の死守を目指す。「公明の強みはチーム力」(山口代表)の言葉通り、「県内の地方議員全員で作った」(足立寛作県本部代表代行)というローカルマニフェストを用意した。

 さらに県議選としては初めて、公認候補がいる四選挙区以外で、自民現職を中心に党県本部として推薦を出す方針も決めている。

   ×  ×

 「県政はオール与党。野党の働きをしているのは共産党だけだ」。共産党の志位和夫委員長は十一月二十八日、立候補予定者のいる四市で街頭演説会を行い、支持を呼び掛けた。

 告示一カ月前に日立市で候補者擁立にこぎつけ、公認は前回より一人多い五人となった。水戸市とつくば市の現有二議席の確保を最優先に、四議席以上の獲得を目指す。取手市と筑西市の新人は、それぞれ市議七期と九期のベテラン。いずれも激戦区だが、田谷武夫党県委員長は「この二つはおもしろい」と手応えを感じ始めたという。「県議選で躍進して、統一地方選につなげたい。茨城の結果が全体を占うことになる」と来春を見据える。

   ×  ×

 「民主にがっかりだが、自民には戻したくない、という人の受け皿になると思う。本当の改革ができるのはみんなの党だけ、と訴えていきたい」。県議選に初参戦するみんなの現職は意気込む。

 だが、当初は水戸市や土浦市も念頭に「五人以上の擁立を」(大川成典・党県第6区支部長)としていたが、現時点では三人にとどまる。浮動票が多いとされる県南地域に、自民からくら替えした現職一人と、民主から移った市議の新人二人が立候補を予定する。

 県内で初めて候補者を立てた今夏の参院選では、比例票約十八万九千票を獲得した。しかし、地方組織づくりはこれから。初陣で勝利し、統一地方選につなげたい考えだ。

 (この企画は北爪三記、中津芳子、堀尾法道が担当しました)

2789名無しさん:2010/12/02(木) 01:59:17
140 :無党派さん:2010/12/02(木) 01:46:58 ID:YC3qR2Ir
茨城県議選は民主が6議席しか持っていないので10議席でも
取れれば勝利宣言でもするんだろう

2790チバQ:2010/12/02(木) 12:28:26
金沢ショックで静岡と高崎が引退か
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101202-OYT8T00060.htm
高崎市長が引退表明
後継指名、はっきり否定


引退表明をする松浦市長(手前)=1日、高崎市議会議場で  高崎市の松浦幸雄市長(80)は1日の定例市議会で、来年5月の市長選に出馬せず、6期目の今期限りで引退する意向を表明した。最有力と見られていた現職の引退で、市長選の行方は一気に混沌(こんとん)としてきた。

 一般質問で丸山和久市議(新風会)から進退を問われた松浦市長は「24年間、高崎市発展のために心血を注いでまい進してきた。10年、20年後の高崎の進むべき道筋を示すという責務は果たせた」と感慨深げに振り返った。

 その上で、「これからの市政には、より積極的に大胆緻密にスピード感を持って進めることが必要。新しい人材の新しい発想が必要だ」と訴え、7選不出馬を宣言。現職では全国最多選、最高齢の名物市長の決断に、議場からは大きな拍手がわき起こった。

 その後、報道陣の取材に、「不出馬は参院選後に決めた」と話し、「24年間走り続けてきた。(市長として)日本で一番長くなったし、ここまでくればいいだろう」と肩の荷を下ろしたかのように、淡々と語った。

 後継指名については「そういう僭越(せんえつ)なことはするなと言われている」と明確に否定した。

 議会後、松浦市長は市内で開かれた後援会連合会の代表者会議に出席。約200人を前に、「皆様の並々ならぬ支えがあったからこそ市政に没頭できた。本当にありがとうございました」などとあいさつ。沼賀勝平会長は「松浦後援会は松浦市長の後援会なので、特定の人を指名したり、支持したりということはない」と話し、松浦市長と握手を交わした。

 原浩一郎・高崎商工会議所会頭は「最高の決断。高崎を県下一番の都市にした歴史に残る名市長らしい判断だった。次の市長には、3月に開通する北関東道を効果的に活用し、商都高崎のさらなる発展を推し進めてもらいたい」と話した。

◆市長選、福田系で松浦票争奪戦か

 高崎市内で最も影響力を持つ自民党「福田系」の支援を受けてきた松浦市長の引退で、次期市長選は混戦に拍車がかかりそうだ。すでに名乗りを上げている前県立女子大学学長の富岡賢治氏(64)と、元市議会議長の松本基志氏(51)の陣営も福田系という位置付けで、出馬が取りざたされている高崎市区選出県議の中島篤氏(56)も福田系だ。派閥内の争いに加え、松浦票の取り込みも激しくなるとみられる。

 中島氏は、松浦市長の態度表明まで慎重な発言に終始してきたが、不出馬が明らかになった1日午後、「自分は市議、県議の両方を経験し、『高崎市の役にたちたい』とやってきた。周囲の意見をよく聞いて、前向きに考えたい」と出馬に強い意欲を示した。

 また、医療関係者から出馬を求める声が出ている、前副市長で国土交通官僚の座間愛知氏(55)は「出馬についてはこれから人と相談して考えたい」と淡々と語った。

 前回市長選に出馬し、みんなの党で活動している佐藤剛氏(37)を推す声もあり、佐藤氏は「市のために何が一番いい判断なのかを考え、答えを出したい」と話している。

 一方、富岡氏は「松浦市長の実績を踏まえて、高崎市を発展・改革させたい」と語り、松本氏は「松浦市長がつくってくれた土台の上に新たな高崎をつくりたい」と話した。いずれも松浦市長の政策路線を継承する立場を明らかにし、松浦票の取り込みを狙う。

 福田系後援会組織のある幹部は市長選の行方について「松浦市長と同じ高崎商OBの中島県議を推す声も根強い。中島県議が立てば、松本市議と同じ福田系で、支持が難しい」と苦しい胸の内をのぞかせた。

 一方、民主党県連会長代行の中島政希衆院議員は「独自候補を擁立するのか、誰かを推すのかも含めて、県連としての対応は白紙」としている。

(2010年12月2日 読売新聞)

2791チバQ:2010/12/02(木) 12:30:03
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101202ddlk10010223000c.html
松浦・高崎市長:引退へ 全国最高齢、最多6期目 「人心を一新」 /群馬
 高崎市の松浦幸雄市長(80)は1日、任期満了に伴う来年4月の市長選に出馬しないと表明した。松浦市長は現在6期目で全国の市長で最多選、最高齢。市長選が迫る中、対応が注目されていたが、同日の市議会本会議で丸山和久議員(新風会)の一般質問に「出馬しないことを宣言させていただく」と述べた。【増田勝彦】

 松浦市長は本会議で「次の時代に向かって人心を一新することで、より積極的、大胆、緻密にスピード感を持って(市政を)進めることが求められている。新しい時代には、新しい発想で高崎のかじ取りをすることが必要」と答弁した。

 また6期24年を振り返り、「美しい群馬にたくましいまち高崎をつくろうというスローガンのもと、激しい戦いを乗り越えて市長にさせていただいた。以来、心血を注いで市政に取り組んできた。高崎市は県下最大の都市から、北陸・上信越の中心都市として新たな成長と発展の時代に入ってきた。まちづくりのビジョンと精神は決して間違っていなかった」と述べた。

 松浦氏は87年4月に初当選。全国市長会によると、全国の市と東京23区では、今年2月に大阪府貝塚市で10期市長を務めた吉道勇氏(83)が引退後、松浦市長が東京都中央区長とともに任期最多。年齢では最高齢となっていた。松浦市長は報道陣に「(任期が)日本で一番長くなり、多選批判ということではなく、ここまでくればいいだろう(と決断した)」と述べた。後継候補は指名しないという。

 同市長選にはこれまで前県立女子大学長、富岡賢治氏(64)▽市議、松本基志氏(51)の2人が出馬を正式表明している。他に出馬に向けた動きがあり、松浦市長の不出馬表明で選挙ムードが一気に高まりそうだ。

2792チバQ:2010/12/02(木) 22:14:50
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12912120987641
2010年12月2日(木)
県議選 公明県本部、自民現職ら8人推薦 

12月12日投開票される県議選で、公明党県本部(石井啓一代表)が自民現職7人と無所属現職1人の計8人を県本部推薦とし、自民現職1人を支部推薦したことが1日、茨城新聞社の取材で分かった。11月25日の党中央幹事会で承認された。ただ、県本部は「県議選で自民候補らを推薦するのは初めて。選挙戦にプラス、マイナスの影響があり得る」として、推薦名簿の公表を控えている。

県本部推薦とするのは、下妻市区の飯塚秋男氏(58)、取手市区の鶴岡正彦氏(63)、ひたちなか市区の海野透氏(67)、筑西市区の田所嘉徳氏(56)、桜川市区の白田信夫氏(58)、東茨城郡南部区の田山東湖氏(66)、稲敷郡北部区の葉梨衛氏(67)の自民現職7人と、龍ケ崎市区の保守系無所属現職、萩原勇氏(35)の計8人。大子支部推薦とするのは常陸太田市区の自民現職、石井邦一氏(45)。

9人とも自公連立政権当時から衆院選や参院選などで選挙協力を密にしてきた間柄。

推薦名簿を公表しない理由について、石井代表は茨城新聞の取材に対し「個別に推薦したことを候補者に伝えれば目的を達する。選挙区個々の対応だ」と語った。

2793沖縄無党派:2010/12/03(金) 12:29:28
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12912132591142
106人立候補へ 県議選3日告示

任期満了に伴う県議選(定数65)が3日告示される。36選挙区の立候補予定者は106人。政権交代後初めての都道府県議選で、地方での勢力伸長を目指し過去最多の候補を擁立した民主党と、県議会「一強」体制を堅持して政権奪還へ攻勢に出たい自民党との攻防が最大の焦点。
8選挙区は無投票の公算が大きく、9日間の選挙戦に突入するのは28選挙区となる見通しだ。各党は来春の統一地方選や次期衆院選の行方を占う前哨戦と位置付け全力で臨んでいる。12日に投票、即日開票される。

立候補者数は前回2006年の99人を上回り、02年と同数になる見通し。内訳は▽現職51人(前回比7人減)▽元職2人(1人増)▽新人53人(13人増)で、平成最多の議員13人が退任する世代交代を受け、新人の挑戦が目立つ。

党派別の公認候補者は▽自民36人▽民主23人▽公明4人▽共産5人▽みんなの党3人▽無所属35人(うち3人は議会会派・自民県政クラブ)。改選後の会派入りを前提に自民は無所属8人、民主は同1人を推薦している。

民主は20選挙区で計24人(現職5、新人19)を公認・推薦し、うち日立、水戸、土浦、筑西の4選挙区で候補者2人を擁立した。国政レベルから吹き降ろす逆風が強まる中、11人中6人が当選した前回から議席をいくつ伸ばせるかが焦点。

自民は引退議員の後継を推薦としたため、公認は前回49人から大幅減。公認・推薦計44人(現職35、元職1、新人8)が全員当選しても現有45議席に一つ足りず、選挙後に無所属当選者の会派入りもにらんで現有議席の確保を目指す。

民主、自民の一騎打ちは4選挙区、競合は14選挙区に上る。

県議選初参戦のみんなの党が議席を獲得できるかも注目。守谷市区に自民からくら替えした現職1人、取手、牛久の2選挙区に新人2人を擁立した。

前回20年ぶりに4議席を確保し代表質問権を得た公明党は、前回と同じ日立、水戸、土浦、つくばの4選挙区に擁立した現新4人の全員当選が至上命題。

共産党は水戸、つくばの2選挙区の現有2議席を死守し、取手、筑西の2選挙区で議席獲得を目指す。

今県議選は「平成の大合併」に伴い改正された36の新区割りで実施。無投票が見込まれるのは、結城、下妻、高萩、鹿嶋、潮来、かすみがうら、鉾田、猿島郡の8選挙区で、前回の10選挙区を下回りそう。結城市区は24年ぶり、高萩市区は16年ぶり。

選挙戦突入が濃厚な28選挙区のうち18区は定数1オーバーの少数激戦。前回まで10回連続で無投票の常陸太田市区は区割り変更で旧久慈郡区が加わり、自民現職2人と民主新人が2議席を争う。

一方、定数3人オーバーは水戸、行方、小美玉の3選挙区。

2794チバQ:2010/12/03(金) 22:11:30
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101204k0000m040081000c.html
埼玉県草加市:市長選など2年で3回も選挙 ため息漏れる
 2度の不信任決議案の可決で市長が自動失職した埼玉県草加市の出直し市長選が5日告示される。木下博信前市長(46)が、収賄罪で有罪が確定した元助役を擁護する発言をしたことを発端とする異例の選挙。昨夏に任期満了の市長選、2カ月前には解散による市議選があり、市民からは「選挙ばかり続く」との声も漏れる。

 木下前市長は今年7月の記者会見で、05年に解職された元助役について「行政上の不正行為はなかった」と発言。反発した市議会は9月2日に不信任決議案を可決した。前市長は議会を解散したが、市議会は出直し選挙を経て、不信任決議案を再可決した。

 しかし木下前市長は「志半ばで後退するわけにはいかない」と市長選への立候補を表明。一方、市議会4党5会派は統一候補として、前市議会事務局長の田中和明氏(61)を擁立した。同市の試算によると、出直し市長選にかかる費用は人件費など約6500万円という。

 2回の不信任決議で失職し出直し選挙となったのは、09年の鹿児島県阿久根市の竹原信一市長のケースなどがある。【西田真季子】

2795チバQ:2010/12/03(金) 22:26:44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/5763
衆院2区に立候補を表明した矢島笑鯉子氏(33)を支援するのは、連合群馬を支持母体とする「労組系」の地方議員らだ。社民系が中心となり、民主系の一部も同調した。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101203ddlk10010188000c.html
選挙:県議選 民主・大沢県議の公認申請不受理 衆院選対立候補支持で /群馬
 民主党県連第2区総支部(総支部長=石関貴史衆院議員)は2日、桐生市区の現職、大沢幸一氏(リベラル群馬)の公認申請について「反党行為があったため受理しない」と発表した。これを受けて大沢氏は記者会見を開き、「理不尽な決定で誠に遺憾。怒りを禁じ得ない」と述べた。

 大沢氏は、03年の初当選以来、同党公認で出馬していたが、昨夏の衆院選で石関氏の対立候補を支持したなどとして石関氏から批判され、公認が保留されていた。【奥山はるな】

2796名無しさん:2010/12/04(土) 06:37:31
140 :無党派さん:2010/12/02(木) 01:46:58 ID:YC3qR2Ir
茨城県議選は民主が6議席しか持っていないので10議席でも
取れれば勝利宣言でもするんだろう

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101204ddm005010142000c.html
選挙:茨城県議選 告示 統一選の前哨戦、民主てこ入れ必死 「菅離れ」に危機感

 来春の統一地方選の前哨戦として、与野党が3日に告示された茨城県議選(12日投開票)に注目している。菅政権発足後、地方選挙で民主党系候補の落選が相次いでおり、県議選で敗北すれば、党内にくすぶる菅直人首相批判に拍車がかかる可能性があるからだ。内閣支持率が低迷するなか、統一選を控える地方組織には「菅離れ」も広がっており、党執行部もてこ入れに必死となっている。【中山裕司、影山哲也】

 民主党は09年衆院選で、「自民王国」と呼ばれてきた茨城県内の7小選挙区のうち、5小選挙区を制した。党茨城県連は県議選を通じ、地方組織の基盤強化を図ろうと、全36選挙区に候補を擁立し、改選前6議席の勢力を大幅に拡大する方針だった。

 しかし、7月の参院選で2議席独占に失敗すると、県連幹部は全選挙区候補擁立方針の見直しを口にし始めた。尖閣諸島問題などで党への逆風が強まり、選挙戦略も「勝てる候補優先」へと転換。定数65議席に対し、公認候補は19選挙区で計23人、推薦候補も1人にとどまった。

 民主党執行部は告示前から鳩山由紀夫前首相や枝野幸男幹事長代理らを応援に投入したが、手応えは今一つ。枝野氏も2日、国会内で開かれた会合で、県議選について「頑張っているところもあるが、厳しい」ともらすなど、苦戦を認めざるを得ない状況だ。

 一方で、自民党も守りの選挙だ。現有45議席に対し、公認候補者は36人。推薦候補8人を加えても、現有議席を下回る。

 河村建夫選対局長は3日、党全議員・選挙区支部長懇談会で「統一地方選の先陣を切って、今日から茨城が始まる」と紹介し、衆参両院議員らに支援を呼びかけ、選挙戦の意義を強調した。

 公認候補4人を擁立する公明党は、茨城県議選を統一選を占う試金石と位置付ける。同党の山口那津男代表は毎日新聞の取材に「各党の勝敗が統一選や国政の状況にも反映するだろう」と指摘した。

 初めての統一選となるみんなの党からは3人が立候補。渡辺喜美代表は3日の記者会見で「参院選まで組織がなかった茨城県で、3人も公認候補を出せたのは大前進だ」と評価した。共産党も公認候補5人を立て、党勢拡大を図る。

毎日新聞 2010年12月4日 東京朝刊

2797名無しさん:2010/12/04(土) 06:45:20
140 :無党派さん:2010/12/02(木) 01:46:58 ID:YC3qR2Ir
茨城県議選は民主が6議席しか持っていないので10議席でも
取れれば勝利宣言でもするんだろう

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20101204-OYT8T00003.htm
県議選106人が出馬
28選挙区激戦突入 8人が無投票当選

 今後4年の県政界の行方を占う県議選(36選挙区、定数65)が3日告示され、12日の投開票に向け、舌戦が始まった。立候補を届け出たのは前回より7人多い106人。政権交代後、初の都道府県議選で民主が保守王国・茨城の地盤をどこまで切り崩すことができるのか、来春の統一地方選を前に注目される。8選挙区で自民の現職6人、保守系会派・自民県政クラブの現職2人が無投票当選となり、28選挙区で選挙戦に突入した。

 立候補者数は1990年選以降、2002年選と並んで最多。女性候補は前回06年選を5人上回る過去最多の13人が届け出た。新旧別では現職51人、元議員2人、新人53人。前回と比べ現職が7人減となった一方で、新人が13人増えた。

 民主は過去最多となる19選挙区で23人(現職5、新人18)を公認したほか、無所属の新人1人を推薦。日立、水戸、土浦、筑西の4選挙区では2人を擁立した。目標に掲げた全選挙区での候補者擁立は果たせなかったが、公認は前回より13人増えた。現有6議席からの大幅増を目指している。

 自民は27選挙区で現職35と元議員1の計36人を公認、7選挙区で新人8人を推薦した。10人のベテラン県議が今期で引退し、新人をすべて推薦にとどめたため、公認数は前回の49人から大幅に減った。当選後に会派入りを約束している保守系候補を含め、現有45を上回る議席確保を目指す。

 公明は4選挙区で現職3、新人1の計4人を公認。党所属の市町村議約100人の応援を得て、前回20年ぶりに復活させた4議席の死守が最重要課題だ。同党空白区で自民現職7人と無所属現職1人を推薦した。

 共産は5選挙区に5人(現職2、新人3)を擁立。現有2議席から代表質問権を得る4議席の獲得を狙う。

 県議選初参戦のみんなの党は、自民からくら替えした現職1人、新人2人の計3人を3選挙区に擁立し、県政界進出に挑む。

 このほか、国民新党が民主新人1人、たちあがれ日本が自民現職1人を推薦した。

 今回は市・郡単位を基本にした新区割りで実施される。各政党が初めてマニフェスト(選挙公約)を掲げたことが特徴で、景気対策、雇用確保、行財政改革などが争点となりそうだ。選挙人名簿登録者数は2日現在、243万3956人。

(2010年12月4日 読売新聞)

2798チバQ:2010/12/04(土) 15:38:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20101204/CK2010120402000084.html
批判合戦も争点かみ合わず 草加市長選 あす告示
2010年12月4日

 2度の不信任決議による市長失職に伴う草加市長選は5日、告示される。無所属で前市長の木下博信氏(46)と無所属新人の田中和明氏(61)の一騎打ちとなる公算が大きいが、前市長に不信任を突きつけた自民、民主、公明、共産の4党の市議らが相乗りで新人を支援する異例の構図。告示前の“前哨戦”は、激しい批判合戦に発展しているものの、市の将来像など政策的争点はかみ合わず、「市民の関心はいまひとつ」との見方も出ている。   (大沢令)

 「汚職事件で有罪が確定した元助役に『行政上の不正はなかった』と発言し、解職を謝罪したという。これが、法令を順守すべき首長の言動か」

 田中氏は十一月二十二日の記者会見で、三期目の途中で失職した木下氏のトップとしての資質を厳しく批判した。田中氏を囲むように、推薦を決めた民主、自民、公明と、支持する共産の市議や地元三県議が出席。選挙で競い合うことが多い政党が顔をそろえる異例の光景だった。

 席上、谷古宇勘司県議(自民)は「議会の不信任決議は非常に重い。この九年間で度重なる市政の混乱があり、新たな出発を望む人も多い」と推薦に至った経緯を説明。共産党の丹保純一埼玉東部南地区委員長も「前市政は法を無視する発言に見られるような異常なワンマン。市政を正常化したい」と述べた。

 首長選で、公明が新人の推薦を決定するのも異例だ。同席した公明市議の一人は「共産との共闘は、あまり例がない。市政がそこまで異常な事態に至っている危機感の裏返しだ」と解説。二度目の不信任案に賛成した市議は十一月、「二十三人の議員の会」を結成、街頭などで田中氏支持を訴えている。

 一方の木下氏。市内で同十日、支援団体が開いた「誇れる草加をつくる集い」。主催者が用意した五百席は満席で、ロビーにも二百人があふれた。木下氏は冒頭のあいさつをおわびから始めた。

 「私の発言が誤解を呼び、誤解から生まれたいろんなうわさを払しょくできなかった」。何度も声を詰まらせ、繰り返し、頭を下げる。「原点に立ち返り、ゼロからスタートします」。選挙戦に臨む決意を述べると、盛んな拍手を浴びた。 

 元助役を擁護するような発言への批判については「司法判断の批判は一切なく、元助役を副市長に起用する意図も予定もない」と釈明。誤解に基づく批判と訴え、「なぜ不信任なのか」と議会への不信感をあらわにした。

 田中氏側の政党相乗りに対抗するため、「無党派の市民派市長」のイメージを強調。九年間の市役所改革の実績を訴える一方、公約で議員定数の大幅削減を打ち出すなど、議会側を強くけん制している。これに対し、田中氏側は「トップの資質を問うているのに、市長対議会の構図を誇張して問題をすり替えている」と批判する。

 既に市内を二分する事実上の激しい選挙戦となっているが、木下氏側の幹部は「ネガティブキャンペーンばかり。政策論争で競い合いたいが、争点がかみ合わない」と嘆く。田中氏側の市議の一人も「政策やビジョンを競い合う選挙になっていない。市民は『またか』と冷めているようだ」と分析する。

    ◇

 市長選の投票は十二日、市内五十カ所で行われ、市スポーツ健康都市記念体育館で即日開票される。二日現在の有権者数は十九万四千百五十五人。

2799チバQ:2010/12/04(土) 15:46:48
>>2245>>2701
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20101204-OYT8T00059.htm
渡辺喜美氏系市議県議選は「自主投票」
 那須塩原 みんなの党代表の渡辺喜美衆院議員を支援する那須塩原市議で構成する那須塩原市温知会(人見菊一会長、18人)は3日会合を開き、来春の県議選「那須塩原市・那須町選挙区(定数4)」では「自主投票」で臨むことを決めた。同選挙区には、みんなの党2人、自民党1人、民主党1人、無所属1人が立候補を予定。出席者から「みんなの党公認の立候補予定者を強く推そう」という意見も出たものの、県議選でも自民党公認の現職を支援する市議が同会にいることなどから自主投票とした。

(2010年12月4日 読売新聞)

2800チバQ:2010/12/04(土) 15:54:32
茨城県議選の票読み的なもの(再)
■公明党
現有4 →4〜4:水戸・日立・土浦・つくばで手堅く議席確保
■共産党
現有2 →2〜2:水戸とつくばで議席維持:混沌の取手で奇跡が起これば3議席目
         筑西も可能性あるみたい(低いけど)
■みんなの党
現有1 →0〜2:混沌の取手と守谷で議席獲得が考えられる
■自民県政クラブ(中村派)
現有3 →3〜4:現有の猿島、結城、古賀は手堅い。混沌の取手で可能性ありか?
         坂東・常総も可能性はあるが厳しめ
■民主党
現有6 →7〜13:水戸、日立×2、土浦、ひたちなか、つくば、筑西の7議席は固い
         ほかに獲得可能性あるところでは水戸2人目・筑西2人目 混沌の取手・守谷
         保守系に割って入れそうな、神栖・常総。現実的には10議席台に乗れるかどうか。
         今の状況では2ケタ取れればお祭り気分。7以下であれば反省会

2801チバQ:2010/12/05(日) 12:28:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101205/CK2010120502000102.html
12・12県議選 統一地方選の前哨戦に 大物続々来県 応援、舌戦早くも過熱
2010年12月5日

 県議選告示から一夜明けた4日、県内には閣僚や党代表らが相次いで応援に駆け付けた。来春の統一地方選の前哨戦と位置付けられる選挙戦とあって、応援弁士は国政選挙並みに「大物」がそろい、舌戦は早くも過熱気味だ。 (堀尾法道、小沢伸介、坂入基之)

 民主党の海江田万里内閣府特命担当相は、水戸市選挙区の現職候補の応援に訪れた。

 お歳暮の買い出し客でにぎわう水戸市泉町の百貨店前でマイクをにぎると、吹いていた強風を菅内閣への逆風にたとえ、「残念ながら、私たち国の政治に問題がある。候補者に責任は無いんです」と、まずは低姿勢。続いて三日に閉会した国会で補正予算が成立し、地方自治体が自由に使い道を決められる「地域活性化交付金」を設立したことをアピールし、「地域のことは地域が決める。そのために重要なのが県議選」と声をからした。

 自民党のシャドーキャビネット(影の内閣)「行政刷新担当相」の河野太郎衆院議員は、県南、県西地域を回り、党の公認候補への支持を呼び掛けた。

 つくばみらい市選挙区では、同市田村の現職候補の選挙事務所前に立ち、子ども手当や農家の戸別所得補償、米軍普天間飛行場移設問題などについて民主党の政策や政権運営を批判。「衆議院がなかなか解散しないから、この県議選が大事だ」と意義を強調し、「民主党政権はもうダメだというはっきりした有権者のシグナルを出してもらいたい」と訴えた。

 みんなの党の渡辺喜美代表は、候補者を擁立した牛久市、取手市、守谷市の各選挙区を一時間刻みのスケジュールで遊説した。

 取手市のJR常磐線取手駅西口では、民主党政権が前政権から続く官僚支配や公務員の天下りを容認し、「何も変えられず、役人の手のひらで踊らされている」と指摘。外交についても「このままでは中国に貢ぎ物をする国になるか、アメリカの五十一番目の州になる」と批判。「だが政治をあきらめてはいけない。地域を活性化すれば増税なしで財政再建は可能。わが党とともに正義を行使し、茨城を、取手を、日本を変えよう」と呼び掛けた。

 五日は公明党の太田昭宏前代表が水戸市と日立市、七日は共産党の市田忠義書記長が水戸市を訪れるなど、今後も各党幹部らの県内入りが予定されている。

2802チバQ:2010/12/05(日) 13:08:06
>>2499
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/12/05/14.html
2010年12月05日(日)
深まる溝、建設にも暗雲
上野原新市立病院 市長と医療関係者対立
「一方的」募る不信感 関係修復、道筋見えず


2012年春の開院を目指す新上野原市立病院の完成予想図。建設を前にさまざまな問題が横たわり、市民から不安の声が上がっている


 上野原市が2012年春の開院を目指している新市立病院計画をめぐって生じた、江口英雄市長と市内の医療関係者との溝が埋まらない。病院計画では一部歩み寄りも見られたものの、医療関係者の中には、市側の病院建設の進め方について「一方的だ」との不信感が根強くある。両者の溝が新病院建設の遅れや地域医療への悪影響を招きかねない、と心配する声が出ている。
 指定管理者との溝が顕著となったのは新病院の設計。市立病院の指定管理者「地域医療振興協会」が策定した基本設計案に対し、江口市長は産科と救急循環器診療体制の確立を含む血管造影室を構想に加えた。自身の「産める、育てるまちづくり」という公約を盛り込んだ形だった。
 これに対し病院の経営再建に取り組んでいる協会は「(市長の要望は)発展途上の病院の身の丈に合っていない」(両角敦郎院長)と指摘。しかし市側は指摘を受け入れず、江口市長の構想を基本設計に盛り込むことを通知。結局、江口市長が要望を撤回し、折り合いがついた。
 だが、協会側は撤回するまでの市側の姿勢に不信感を募らせた。協会の指摘に腰を据えた協議もないまま「市長案採用」を通知してきたことや、協会として市の病院建設に対する考えをただした質問書に対する詳細な回答がなかったことがその要因。「市は一方的に考えを押しつけるばかりで、対話の姿勢や誠意がない」(両角院長)と感じた。
撤退も危惧
 市内の開業医でつくる任意団体・上野原医師会(渡部一雄会長)と江口市長の関係もぎくしゃくしている。
 当選後は地元医療関係者と地域医療について協力体制を構築していく考えを示していた江口市長。しかし、「新病院の在り方をあらためて検討する」という公約を実現するために委嘱した委員などに「地域医療振興協会に批判的」(渡部会長)な市外在住者を重用し続けた。
 地元医療関係者との協力体制を期待していた医師会側は、江口市長の一連の対応に「裏切られた」との思いを強めた。常勤医が減り、一時は閉院の危機を迎えた市立病院再建に成果を上げてきた地域医療振興協会の市立病院からの“撤退”も危惧し、市長との対立を深めていった。
 今春には市長と医師会の対立から、医師会が務める小中学校の学校医が不在となる事態にも発展。学校医は医師会が譲歩し復活したが、市が補助する各種予防接種の窓口代行業務は「辞退」したまま。12月定例市議会では複数の市議が「市民の不満が高まっている」と解決を求めた。
解決の糸口
 両者の対立は病院建設自体にも影響し、予定地の造成工事に入れない状態となった。工事道路予定地に管理する水路がある上野原土地改良区が、市と医師会の和解を着工同意の条件に挙げたためだ。
 市は和解へ向け、医師会と直接協議の場を設けようとしている。しかし、「医師会との問題は次元が違う話だが、改良区の同意が必要なので早く解決の糸口を見つけたい」などとした江口市長の発言に、医師会側は「和解と言っているのは、改良区から同意のはんこがほしいだけ」と指摘。江口市長の真意を疑問視し、市側から求められた協議の日程交渉を打ち切った。
 12月定例市議会で「市の医療、福祉、保健は行政、市立病院と地元医師会が一体となってやるべき」とし、医師会との和解に向けて努力する考えを強調した江口市長。しかし、「一体」への具体的な道筋は今も見えない。
 改良区の同意がなければ、病院の本体工事がずれ込み、国の補助金を得る条件である「年度内の本体建設工事着工」にも影響を与えかねなくなった江口市長と医療関係者との対立。地域医療を担う新病院計画実現には、早急な関係修復が求められている。

2803チバQ:2010/12/05(日) 19:07:21
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12904429633015
2010年11月23日(火)
迫る県議選 政党の攻防(上) 自民 世代交代、復元力が鍵

王国再興へ正念場 政権奪還、流れ生むか

【写真説明】
議長主催の慰労会で記念写真に納まる退任議員。平成最多の13人が県議会を去り、世代交代が進む=15日、県議会議事堂


世代交代の歯車が回る自民、新顔を大量擁立して県議会の勢力図刷新を狙う民主。初参戦のみんなの党や議席死守を目指す公明、共産も絡み合い、師走決戦は乱戦の様相を見せている。白熱する政党攻防を追った。


第4回定例県議会最終日の15日、県庁隣の県開発公社ビルで自民党県連(岡田広会長)の選対本部初会合が開かれた。職域・地域支部の幹部ら約70人が出席。岡田氏は「全員当選に全力を挙げる」とげきを飛ばし、額賀福志郎衆院議員は「菅内閣の支持率が20%台に急落した。世間の潮目は変わった。県議選に勝利し政権奪還への道筋をつくろう」と支援を呼び掛けた。

県議会最大勢力の自民は現職45人のうち14期の山口武平氏(89)、13期の関宗長氏(83)ら重鎮を含む近年最多の10人が引退。国政で政権を奪った民主党の攻勢にさらされる中、スムーズに世代交代を乗り切り「一強」体制を維持できるか、王国再興を目指す自民にとって正念場だ。

▽現有維持が焦点
27選挙区で現元職36人を公認し、7選挙区で引退議員の後継を中心に新顔8人を推薦した。全員当選を達成しても現有45議席に一つ足りない。選挙後に無所属当選者の会派入りをにらむが、「現有議席を維持できるか情勢は際どい」と県連関係者は打ち明けた。

選対では36選挙区別に7月の参院選茨城選挙区の得票数を集計した資料が配られた。自民、民主の候補がしのぎを削る19選挙区をみると、12区で民主(郡司彰、長塚智広氏の合計)が自民(岡田氏)の得票を上回った。

「地域密着の県議選に、参院選のデータは当てはまらない」(関係者)が、自民同士や無所属候補と保守票の食い合いを強いられる陣営では、民主票に神経をとがらせている。

自民は今秋、会派名を「いばらき自民党」に改称し、地域密着と実現力をアピール。公約集も9月にいち早く発表し、「県民本位の県庁立て直し」を掲げて県人件費総額の約100億円削減や県出資団体の統廃合などを打ち出した。

▽押せ押せムード
選対の数時間後、来県した参院党幹事長の小坂憲次氏が葉梨衛県連幹事長を訪ね、自民支援の新顔が与党推薦の現職を大差で破った福岡市長選を引き合いに「ムードは押せ押せだ。頑張ってほしい」と激励。葉梨氏も党本部の支援を要請した。

小坂氏は「世論調査で風がだいぶ変わってきている。地方選でどう影響が出るか、党本部は今県議選に大注目している」と語った。

自民王国を長年けん引してきた山口氏は今月4日の引退会見で、「(オバマ旋風が失速し民主党が惨敗した)米下院選挙は参考になった。自民党も最近、復元力が出てきた。県議選では現有議席を維持できるだろう」と予想した。

政権の座から転落して1年3カ月。来春の統一地方選とその先の衆院選をにらみ、果たして自民の復元力は本物なのか、今県議選で真価が問われる。

2804チバQ:2010/12/05(日) 19:07:48
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12906088657899
2010年11月25日(木)
迫る県議選 政党の攻防(中) 民主 逆風下、党勢拡大図る

16選挙区、擁立できず 地域基盤確立が鍵

【写真説明】
連合茨城推薦の民主党候補らが総決起集会で勢ぞろいした=10月28日、水戸市三の丸1丁目


民主党県連は、県議選最多の20選挙区・計24人(現職5、新人19)を公認・推薦し、政権政党の地方組織として大幅な勢力伸長を目指す。国政レベルから吹き下ろす逆風は勢いを増す中、11人で6人が当選した前回2006年から議席をいくつ伸ばせるか、が焦点となる。

党県連は昨年末、政権交代後初めての今県議選で「地方でも政権交代」を目指し、全36選挙区への候補者擁立と、定数3以上の8選挙区に複数候補を擁立する方針を掲げた。だが、衆院小選挙区ごとの総支部を軸に選定を進めた結果、最終的に16選挙区が空白となった。

発足から下降線をたどる菅直人内閣の支持率は、中国漁船衝突事件などの外交問題や柳田稔法相の事実上の更迭を背景に、さらに下落。逆風の中での24人擁立を多いとみるか少ないとみるか、見方はまちまちだ。
▽統一選の前哨戦

11月上旬に県内入りした岡田克也党幹事長は、県議選について「高いハードルを設けても結果が伴わなくては困る。私は、多くの候補者を立てていただいたと思っている」と県連の対応を評価、党本部の支援を約束した。

最近の地方選挙などでは、党への厳しい評価が結果に表れている。10月下旬の衆院北海道5区補選では議席を失い、今月中旬の福岡市長選でも党推薦の現職が敗れた。

党本部などは今県議選を来春の統一地方選の前哨戦と位置付けており、選挙期間中、閣僚や党幹部らが激戦区に投入される可能性も高いとみられる。
▽国と地方のねじれ

「衆参のねじれだけでなく、国と地方のねじれこそ、より早く是正しなければならない」。郡司彰党県連会長は連合茨城主催の総決起集会で、擁立候補全員の当選に向けて支持を訴えた。

党最大の支持母体となる連合茨城は、民主候補のうち組織内5人を含む19人、さらに独自に無所属候補1人をそれぞれ推薦した。児島強会長は「候補者全員が当選すれば、茨城は大きく変わる」と訴え、組織の引き締めを図る。

一方で、個人戦の色合いが強い県議選。党の看板や支持母体の組織力だけでは当選圏に届かないとみる陣営も少なくなく、地域に根差した自民党の現職候補らに挑む新人候補には、きめ細かく地域を回る従来型の“どぶ板戦術”を求める声も強まっている。

党の狙いは一人でも多くの県議を誕生させて県政での発言力を強め、さらには、国会議員を頂点に県議と市町村議がピラミッド型にすそ野を広げ、地域での支持基盤を安定させること。すそ野はどこまで広がるか-。他党からは「議席が2けたになれば、議会での民主の発言力は強まる」との声が漏れる。

2805チバQ:2010/12/05(日) 19:08:12
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12906978487194
2010年11月26日(金)
迫る県議選 政党の攻防(下)公明 共産 みんな 自・民の批判受け皿に

維持、倍増意気込み

【写真説明】
県議選勝利に向け気勢を上げた公明党時局講演会=18日、土浦市内


■公 明
県内に約100人の市町村議を擁する公明。今月3日、来県した山口那津男代表は県議選を来春の統一地方選の前哨戦ととらえ、「全国注目の選挙だ」と力を込め、必勝を期した。

前回は20年ぶりの4議席目を確保し、代表質問権が付与された。今回も党勢拡大を図るため、「定数3以上の、特に県西地区の擁立を考えた」(県本部幹部)が、選挙後の定数削減論議などを見据え、擁立は前回と同じ日立、水戸、土浦、つくばの4市区(現職3、新人1)。現有議席の維持が今回の至上命題だ。

既に4人とも地元での時局講演会を行い、党幹部も次々に来県。さらにミニ集会も重ね、支持母体・創価学会員を中心に支持を固めている。いずれの候補も安定的な戦いを進めているとみられるが、現職公認候補の一人は「参院選の比例票を見ても票が伸びていない。統一選に勢いをつなげられるよう、前回以上の票を取りたい」と気を引き締める。

■共 産
共産は水戸、つくば両市区の現有議席を死守するとともに、重点区とする取手、筑西の両市区で議席を勝ち取り、代表質問権が得られる4議席の獲得を目指す。「共産党以外オール与党の県議会では無駄遣いなどのチェック機能が果たせない」として「唯一の野党」の立場を強調する。

新人のうち、取手、筑西にはベテラン市議を擁立。取手では異例の候補者差し替えを行い、2002年県議選で失った議席の奪還に懸命だ。無投票が濃厚だった日立市区でも告示の約1カ月前に候補者擁立にこぎつけた。

同党は県議選を来春の統一地方選の前哨戦と位置付け、選挙区ごとに党幹部を招いて演説会を開催。近年の退潮傾向を受け、ある幹部は「党の力だけでは勝てない」と認め、「党派を超えた支持の輪拡大を」と訴えた。

28日には志位和夫委員長が来県し、4カ所で街頭演説を行う。

■みんな

みんなは県議選に初挑戦。今月19日朝、公認候補の一人は県南地区の駅前で「真の公務員改革ができるのはみんなの党だ。自民は古い、民主にはがっかりという民意の受け皿になる」と訴えた。

昨年の衆院選、今夏の参院選で着実に国会議員数を増やしたが、地方議員は少ない。県内でも現職県議は自民からくら替えした1人だけ。大川成典第6区支部長は「組織はまだまだ脆(ぜい)弱(じゃく)」と認めた上で、「県議選、統一地方選を足掛かりに仲間を増やしたい」と意気込む。

当初擁立は「5人以上」を目指していたが、現在のところ、取手、守谷、牛久の3市区にとどまっている。大川氏は「厳しい状況だが、公示ぎりぎりまで擁立作業を進めたい」とあきらめていない。

擁立した3市区はいずれも都内へ通勤する県民が多い地域。前出の候補者は「渡辺喜美代表が掲げるアジェンダに共感する層は多い。県南地区から“風”を起こしたい」と強調する。

2806チバQ:2010/12/06(月) 22:24:40
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101206-OYT1T00683.htm
禁止のはずが…山梨知事選、民主が現職相乗り
 民主党山梨県連は4日の幹事会で、来年1月の知事選への候補者擁立を断念し、再選出馬を表明している横内知事を支持することを正式に決めた。

 民主、自民、公明3党による「相乗り」支援で、横内氏は再選に向けて万全の体制を整えた。共産党県委員会は7日に候補擁立を決めることにしており、知事選は現職と新人の一騎打ちとなる見通しだ。

 民主党県連は11月25日、少人数学級の拡大などを盛り込んだ政策提言書を横内氏に提出。これに対し、横内氏から今月3日、「今月中旬の公表を予定しているマニフェストに反映させたい」との回答が寄せられたため、県連は提言が受け入れられたと判断した。

 さらに、後藤斎県連代表は2日、党本部の渡辺周選挙対策委員長と会談。党本部は知事選で他党と相乗りすることを原則禁止しているが、渡辺氏は「対応は県連に委ねる」と述べ、独自候補の擁立断念に理解を示した。

 後藤氏は4日の会合後の記者会見で、自民党との相乗りになったことについて、「かなりの時間をかけて4年間の横内県政の検証を行い、政策をベースに判断した結果、候補者が一致した」と語った。その上で、横内県政の中で評価できる施策として、少人数学級や雇用対策などを挙げた。

 前回07年の知事選では、民主党県連は横内氏の対立候補だった山本栄彦前知事を支援。県議会の同党系会派は横内氏に是々非々の立場を取っている。今後の横内県政への姿勢に関し、樋口雄一県連幹事長は「今までよりも横内氏側と意見交換する機会は増えてくるだろう」と述べた。

(2010年12月6日15時08分 読売新聞)

2807チバQ:2010/12/06(月) 22:30:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010120602000050.html
2度の『不信任』受け草加市長選告示 5党相乗り新人と失職の前職が激突
2010年12月6日 朝刊

 二度の不信任決議による市長失職に伴う埼玉県草加市長選は五日告示され、いずれも無所属で、新人の前市議会事務局長田中和明氏(61)=民主、自民、公明推薦、共産、社民支持=と、前市長の木下博信氏(46)の二人が立候補を届け出た。投開票は十二日。

 二度の不信任決議を受けた首長失職に伴う選挙は全国でも異例。田中氏は出陣式で「議員や市民と市政を運営し、草加を本来の姿に戻す」と訴え、木下氏は「役所を変え、政治も変えることで改革を続ける」と強調した。

 失職は、汚職事件で有罪が確定した元助役をめぐり、木下氏が今年七月の記者会見などで「司法判断とは別に、行政行為として不正な指示はなかった」などと擁護するような発言をしたことが発端。これに反市長派の議員が「法令順守の精神に反する」と反発、市長不信任を決議した。

 木下氏は議会解散で対抗したが、十月の市議選後に再び不信任を決議され、三期途中で失職に追い込まれた。木下氏の政治姿勢を批判する民主、自民、公明、共産、社民の五党が相乗りで田中氏を支援している。

2808チバQ:2010/12/06(月) 22:32:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20101206-OYT8T00089.htm
逗子市長選 三つどもえ 米軍住宅、行財政改革争点
 逗子市長選は5日、告示され、新人で社会福祉法人理事長の一柳康男氏(59)(無所属)、現職で再選を目指す平井竜一氏(44)(同)、新人で元市議会副議長の松本治子氏(68)(同)の3人が立候補を届け出た。3人は届け出を済ませると市内で街頭に立ち、米軍池子住宅地区に米軍家族向け住宅を追加建設することの是非、行財政改革などを争点に選挙戦に入った。

 一柳氏は第一声で、「特別養護老人ホームでは多くの待機者がいる。解決には、県内最悪と言われる財政の立て直しが第一。市長給与も削減する」と訴えた。米軍住宅の追加建設に伴う40ヘクタールの日米共同使用については精査が必要とし、「今後4年間で解決しなければならない」と語気を強めた。

 一方、平井氏は40ヘクタールの日米共同使用について「自由に楽しめる市民の森にするために、しっかり国と交渉して実現させたい。この解決方法しかないという思いで選挙戦に臨む」と力を込めた。財政問題では「借金を減らして次世代に引き継ぐため、年間8億円の(人件費)削減計画を立てている」と強調した。

 松本氏は「公約を破り、米軍住宅の追加建設を認めた平井市政に『ノー』の戦いを挑む。池子の森を守り抜くため、国、県、市の3者合意の順守、無条件・無償・即時の返還を求める」と強調。自ら音頭を取り、「平井市政にストップをかけるぞー」と支持者とシュプレヒコールをあげた後、選挙カーで遊説した。

 投票は12日午前7時〜午後8時に市内12投票所で行われる。開票は午後8時20分から逗子市立体育館で行われ、同10時頃に大勢が判明する見通し。4日現在の選挙人名簿登録者数は5万435人。

(2010年12月6日 読売新聞)

2809チバQ:2010/12/07(火) 00:44:44
>>978
横須賀市長選では当選した「新顔で前市議の吉田雄人氏(33)」にメッセージ


>>2808

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001012060001
逗子市長選/現新3氏の争い
2010年12月06日

 逗子市長選が5日告示され、新顔で社会福祉法人理事長の一柳康男氏(59)、再選を目指す現職の平井竜一氏(44)、新顔で元市議会副議長の松本治子氏(68)の3人がいずれも無所属で立候補を届け出た。12日に投開票される。4日現在の有権者は5万435人。


(山元一郎、北崎礼子、古沢範英)


 「池子問題」が大きな争点となった。米軍池子住宅地区・海軍補助施設(逗子市、横浜市金沢区)について、平井市長は40ヘクタールの返還から共同使用へ、米軍住宅(横浜市域)などの追加建設反対から容認へとかじを切った。一方、一柳氏は共同使用案の精査を訴える。さらに市の行財政改革を主張する。松本氏は無条件返還と追加建設撤回を求めている。


 一柳氏は、午前9時半に出身地である逗子市の小坪漁港前で第一声をあげた。集まった市議や支援者らの前で、逗子市の財政状況が県内でも非常に厳しい状況にあるとして「立て直して初めて市民の要望に応えられる町になる」と主張。「市内2カ所の特別養護老人ホームに5百人を超える待機者がいる」と介護の問題もあげ、「一日も早い解決が必要」と述べた。


 「まず市長給与を大幅に削減すると約束する。自らが血を流さなければだれもいうことを聞いてくれない。次の4年間で行政の課題は山積している」として、行財政の構造改革の必要性を強く訴えた。


 平井氏は午前10時から逗子駅前で第一声をあげた。逗子市議や鎌倉、横須賀、藤沢の各市長、地元選出の県議らが応援に駆けつけた。


 自ら「選挙で信を問う」とした池子問題を取り上げた。「国と米軍との厳しい交渉を重ね本日にたどり着いた。池子の森の40ヘクタールを市民が憩う市民の森として実現させたい。この解決方法しかないと選挙に臨んでいる」と訴えた。


 市財政については「この4年間は大型公共事業をしていない。人件費を削減する計画を進めている」と対策を示した。さらに「まちづくりは人づくり」と市と市民の協働活動推進の方針を示した。


 松本氏は午前9時過ぎ、事務所近くにある逗子市役所前で出陣式を開き、米軍池子住宅の建設に反対する市民団体などの人々を前に第一声をあげた。支援する市議や沢光代・元市長も応援に駆けつけ、「池子の森の緑を守ろう」と口々に訴えた。


 現市政について、「公約を破って追加建設を容認し、共同使用によって全面返還を遠のかせた」などと批判。支持者らとともに「平井市政にストップをかけ、追加建設の白紙撤回を国に求める。これ以上の森の破壊は許さない。池子の森の無条件・無償・即時返還を求めていく」と気勢を上げた。
.

2810チバQ:2010/12/07(火) 00:45:20
06年市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4071
当14065 平井竜一=無新<1>[民]
  9611 網倉大介=無新[自][公]

2811とはずがたり:2010/12/07(火) 01:07:14
>昨年の衆院選で自民から民主支持に転換し「医師の乱」を主導した県医師連盟は、自民17▽民主15▽無所属1を推薦し、事実上二股で支援する。
それぞれ誰だ??

茨城県議選:65議席に106人立候補 12日投開票
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20101203k0000e010049000c.html

 任期満了に伴う茨城県議選(定数65)が3日告示され、正午までに106人が立候補を届け出た。昨年の政権交代後初の都道府県議選で、来春の統一地方選の前哨戦とも位置づけられる。議席動向が政権運営にも影響を与える可能性がある。12日投開票される。

 最大会派の自民が党再建の足がかりにできるか、政権与党の民主が地方にも浸透できるかが焦点。政党別の候補者数は、民主23▽自民36▽公明4▽ 共産5▽みんなの党3▽無所属35人。みんなは、自民からのくら替え現職が1人いるが、当選すれば選挙によって議席を得た全国初の県議となる。改選前6議席の民主は党の逆風を受け、目標としていた全36区での擁立を断念、20選挙区で議席を争う。

 自民の候補者は、推薦の新人8人を合わせても改選前の45人を下回り、基盤固めを全力で進める。昨年の衆院選で自民から民主支持に転換し「医師の乱」を主導した県医師連盟は、自民17▽民主15▽無所属1を推薦し、事実上二股で支援する。【大久保陽一】

毎日新聞 2010年12月3日 11時58分

2812チバQ:2010/12/07(火) 21:33:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120700846
茨城県議選、異例のてこ入れ=統一地方選へ危機感−民主
 12日投開票の茨城県議選で、菅政権の閣僚や民主党幹部が連日、応援に入っている。国政選挙や主な地方選での敗北続きに、同党の地方組織からは「これでは来春の統一地方選が戦えない」との悲鳴が上がる。執行部は今回の県議選で退潮傾向に歯止めをかけようとして、それが異例のテコ入れにつながっている。
 「保守王国、土建国家を変えていかなくてはならない。県政の担い手を少しでも変えていこう」。民主党の渡辺周選対委員長は7日夜、水戸市内の街頭演説でこう訴えた。
 茨城県議選は定数65で民主党の現有は6議席。同県は自民党が強い「保守王国」とされてきたが、民主党は2009年衆院選で7選挙区中5選挙区で勝利したことを受け、今回は推薦1人を含む計24人を擁立した。統一地方選の前哨戦と位置付けられており、県選出の民主党議員は「2桁に乗せたい」と意気込む。
 これまでに江田五月前参院議長や海江田万里経済財政担当相らが現地入りした。投票日までに、岡田克也幹事長や蓮舫行政刷新担当相のほか、知名度がある谷亮子参院議員らも応援に駆けつける予定だ。
 同党が県議選を全面支援する背景には、6月の菅政権発足後、7月の参院選、衆院北海道5区補選、福岡市長選、和歌山県知事選など主要な選挙で連敗していることへの強い危機感がある。中でも11月21日投開票の千葉県松戸市議選で擁立した11人うち現職4人全員を含む9人が落選。「松戸ショック」に直面し、党内には「党自体が信用されなくなっている」(中堅)と強い動揺が走った。
 こうした状況に、小沢一郎元代表は高嶋良充元参院幹事長らと11月下旬に懇談した際、「民主党は地方から崩れる。地方から反乱が起き始めている」と指摘。執行部と距離があるグループからは、内閣支持率が急落している中、県議選も厳しいとの見方が広がっており、地元選出議員の一人は「閣僚や党幹部が応援に入っても、票に結びつくかは分からない」と冷ややかに語った。(2010/12/07-20:22)

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2813チバQ:2010/12/07(火) 21:42:25
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101207ddlk10010173000c.html
選挙:前橋市長選 山本県議、出馬へ 来春統一選は立候補せず /群馬
 2012年2月に任期満了となる前橋市長選に、自民党県議の山本龍氏(51)=前橋市区選出、4期目=が立候補する方針を固めたことが6日分かった。来春の県議選への出馬は見送る。現職の高木政夫市長(60)は3選出馬について明言していないが、山本氏は、民主党との関係が近い高木氏を批判してきた一人。今後は自民党の対応などが焦点となる。

 複数の関係者によると、山本氏は周囲に市長選への協力を打診。「09年の県議補選に立候補した時から、市長選への出馬を考えていた」と意欲を語っている。また、複数の自民党県議が山本氏の市長選出馬を支援するため、水面下での動きを活発化させている。

 山本氏は故小渕恵三元首相の秘書を経て、95年に県議選吾妻郡区から初当選。06年7月、知事選に出馬するため県議を辞職。07年7月の知事選では無所属で出馬し、自民党公認の大澤正明知事に敗れた。09年1月の県議補選では前橋市・勢多郡区(当時)から立候補し「前橋では政治機能が停止している」などと高木市政を批判して返り咲いた。

 山本氏は毎日新聞の取材に「私を擁立しようとしてくれている人がいるのは事実だ」と述べる一方、立候補については明言を避けた。

 一方、高木市長は元自民党県議。04年の前橋市長選で初当選した。小寺弘之前知事と関係が深く、夏の参院選比例代表に民主党から立候補し落選した小寺氏を全面支援していた。【鳥井真平、奥山はるな、塩田彩】

2814チバQ:2010/12/07(火) 21:43:58
>支部長を務める衆院議員の1人は「2ケタは当たり前。最低でも15議席以上はほしい」と述べた。
どう計算したら15議席取れるんだ?

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20101207ddlk08010147000c.html
転換期の茨城政界:’10県議選 勝敗ライン設定に苦慮 /茨城
 ◇民主「24目標」→現実は15?/自民「無所属加え45」も心配
 来春の統一地方選に向けた前哨戦と位置づけられる県議選(12日投開票)で、各党とも勝敗ラインの設定に苦慮している。政権与党の民主党は、菅政権の支持率低迷を受け、目標が後退気味。党再建を図る自民も守りの姿勢で、無所属新人を自民会派に取り込んで改選前の45議席を維持できるかが事実上の焦点となっている。【大久保陽一】

 民主は、政権交代直後の昨年秋に目標にした全36選挙区の候補擁立を断念し、公認23人、推薦1人の計20区での擁立にとどまった。県連会長の郡司彰参院議員は告示日の3日、「現有議席4倍増の24人全員の当選が目標」と述べたが、県連は公式に具体的な勝敗ラインを明らかにせず、4倍増は努力目標でしかない。

 尖閣諸島問題の対応や閣僚の失言で政権への批判が高まる中、県連関係者は「逆風は予想以上に強い」と危機感を強める。特に水戸、筑西など2人を擁立した4区では「片方に色を付けないといけない」(県連関係者)と、勝てる候補の重点的支援もやむを得ないという議論も出ている。支部長を務める衆院議員の1人は「2ケタは当たり前。最低でも15議席以上はほしい」と述べた。公認漏れした無所属新人のうち1、2人は、当選すれば民主会派入りする可能性がある。

 一方、自民は公認36人と推薦8人を擁立したが、全員当選した場合でも改選前の45議席を下回る。県連幹部は「無所属当選組の会派入りを期待するしかない」と述べ、無所属議員を加えて45議席以上を獲得したいとの認識を示した。無所属新人のうち自民基盤と重なる保守系候補が10人以上いるため、選挙後に会派入りを促す作戦とみられる。

 ただ、県連会長の岡田広参院議員は「とにかく全員当選を目指すのみだ」と勝敗ラインについて明言は避ける。計算上、民主が10議席以上を獲得した場合、自民推薦・公認は40議席を下回る可能性もあることから「45議席を維持できなかった場合、執行部の責任を追及する動きが出るのでは」(県連関係者)と戦々恐々の様子だ。

 4人を擁立する公明は、4議席維持を目標に掲げる。今回引退する足立寛作県議は「県議選の勝利を、統一地方選への足がかりにしたい」と意気込みを語る。5人を擁立した共産も「現有2議席は死守する」としている。

 選挙を経た全国初の県議誕生を目指すみんなの党は3人を擁立。大川成典支部長は「統一地方選だけでなく、県議選の勢いを次期衆院選にもつなげていきたい」と話している。

毎日新聞 2010年12月7日 地方版

2815チバQ:2010/12/07(火) 21:46:38
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001012070002
民主、横内氏に「相乗り」決定
2010年12月07日


4日の常任幹事会後、横内氏支持を発表した民主党県連の後藤斎代表(右)と樋口雄一幹事長=甲府市相生1丁目

   ■地方組織の弱さ露呈 統一選向け思惑含み


 「相乗り禁止」の原則を掲げる民主党が、来年1月の県知事選で独自候補の擁立を断念し、現職の横内正明氏(68)を支持することを決めた。自民、公明両党と事実上の「相乗り」になる。政権交代から1年あまり。衆参計5人の国会議員を誇る民主党県連でも、地方組織の弱さが浮き彫りになった。(柏原愛、田中聡子)


 6日、県議会本会議。民主党系会派フォーラム政新の代表質問で、樋口雄一・県連幹事長は「圧倒的な信任を得て、さらに力強く県政のかじ取りをして欲しい」と横内氏にエールを送った。続いて壇上に立った横内氏は、「私への強い期待に感謝申し上げる」と応えた。


 同党県連はこれまで、知事選で独自候補を擁立したことがない。前回2007年の知事選は、自民党が分裂する中、横内氏の対立候補となった山本栄彦・前知事を推薦した。


 しかし今回は事情が大きく異なる。昨夏の総選挙で政権交代を果たした民主党にとって、地方での足腰の強化は最優先課題。県連内でも、「(今回は)与党として独自候補を立てるべきだ」という声は最後まで上がっていた。


 それでも、沖縄県知事選で独自候補を見送り「自主投票」になったことなどが容認される状況に、県連幹部の一人は「他県を見れば、党本部が山梨だけ(擁立断念)を認めないわけがない」と話す。独自候補の可能性は早い段階で薄くなり、県政検証という形で党本部や横内氏側への体裁を整えることに終始した。「必死で独自候補を探しているようには見えなかった」とある県連幹部は振り返る。


 民主党の姿勢に呼応するように、横内氏も「不偏不党」を強調している。就任1年後には自民党籍を抜き、各政党と等距離の関係を掲げた。今年9月には、立候補表明と同時に「どの政党からも推薦は受けない」と明言。「相乗り禁止」を掲げる民主党への気遣いを見せた。


 今月4日、横内氏を「大きく支持する」と決めた民主党県連。記者会見に臨んだ後藤斎・県連代表は、記者からの相次ぐ「相乗り」の指摘に対し、「あくまでも政策的な面で支持を決めた」と繰り返した。輿石東・参院議員会長も同日、「無条件で支持となったわけではなく、政策を検証した結果だ」と相乗りを強く否定。だが、党の支持者の中には「詭弁(き・べん)に過ぎない」と不満もくすぶる。


 県連が見据えているのは、来春の統一地方選だ。現在、民主党員の県議は2人のみ。県議選では、16選挙区すべてで計20人の擁立を目指し、国政と県政のねじれを解消しようと躍起になっている。県連幹部の一人は、「知事選で余計な争いをせず、党勢拡大が優先だ」。別の県連幹部は、「知事が特定の候補者にてこ入れしたら許さない」と、知事選での「貸し」を、統一選で返してもらおうという思惑を見せる。


 ただ、ある民主党関係者は「民主党自体の支持率が低迷している現況で、知事への支持が統一選でプラスになるとはとうてい思えない」と述べ、しらけたムードも漂っている。

2816チバQ:2010/12/07(火) 21:48:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20101207-OYT8T00085.htm
市町村合併波紋
地区間で争い 無風区が一転
 市や郡を基本とする新区割りで初めて実施される県議選で、平成の大合併の「しこり」が影を落とす選挙区がある。新市や旧町間の主導権争いで激戦となったり、無風区が一転して選挙戦になったりするなど波紋が広がっている。

■神栖市区

 「神栖地区から32年間、県議が出ていない。その結果、皆さんの声が県政に届いていない」。5日、旧神栖町を地盤とする新人の須田光一氏(54)(無所属)が熱弁を振るった。神栖市は2005年に旧神栖、波崎両町が合併し、今回から市単独区の神栖市区(定数2)になった。須田氏は「大規模なコンビナートのある神栖と、漁業が盛んな波崎の悩みは違うはずだ」と訴える。

 一方、いずれも自民現職で旧波崎町が地盤の西条昌良氏(56)と石田進氏(52)の2陣営は「いまだに旧町の勢力争いをかき立てるのはナンセンス。市が一つになろうとする流れと逆行している」と反論。石田氏は「(須田氏の訴えは)旧神栖町民の投票行動につながるかもしれないが、県議の仕事を考えると旧神栖町民だけに訴えるのはどうか」と疑問を呈す。

■行方市区

 同じく05年に旧麻生、玉造、北浦の3町が合併し、今回から市単独区になった行方市区(定数1)は、旧麻生町を地盤とする現職の横山忠市氏(67)(自民)と新人の阪本佳子氏(69)(民主)、旧北浦町から新人の横田太一氏(53)(無所属)、旧玉造町から新人の山口律理氏(60)(無所属)の4人が乱立する激戦区となった。

 横山陣営の幹部は「旧麻生町は市の中心地。首長も県議も北浦に偏るとバランスが悪い」と話す。山口氏も「玉造から誰も出馬しないとしこりが残る」と述べ、旧麻生町出身の額賀福志郎衆院議員(自民)や旧北浦町選出の伊藤孝一市長を例に挙げ、「国会議員、市長との地域バランスを考えると、県議は玉造だ」と強調する。横田陣営は「選挙区全域で政策論争すべき」、阪本陣営は「政治経験のない新人なので、地域のしがらみがない」として地域性にはこだわらない姿勢だ。

■稲敷市区

 稲敷市と河内町の合区となった稲敷市区(定数1)は当初、河内町出身の現職、細谷典幸氏(54)(自民)の無投票当選とみられたが、10月半ばに旧東町(現稲敷市)の元町長、坂本允氏(67)(無所属)が立候補を決め、一転して選挙戦になった。

 稲敷市は05年に旧4町村が合併して誕生した。坂本陣営の幹部は「合併した市はほとんど単独市区になったが、ここは河内町との合区。市から県議を出したい気持ちがあった」と説明する。一方、挑戦を受ける細谷陣営の幹部は「市や町といった枠組みではなく、稲敷全体の代表として考えている」と話す。

 県議選を契機にしこりは消えるのか、それとも深まるのか――。区割り変更の影響が注目される。

(2010年12月7日 読売新聞)

2817チバQ:2010/12/07(火) 21:53:08
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001012070001
菅原県議、民主党公認を辞退
2010年12月07日

 民主党の菅原直敏県議(32)=大和市選出、1期目=が、来春に予定されている県議選で党公認の辞退を申請し、6日の党県連常任幹事会で受理された。離党届も出していたが、県連は「理由が明確に示されていない」として離党届に関しては保留した。


 菅原氏は11月1日付で、離党届と公認辞退申請を地元の党総支部に提出していた。県連幹部によると、他党に入る可能性もあるため、すんなりと離党届は受理せず、菅原氏の意向を確認してから対応するという。


 大和市では来春の統一地方選で市長選が予定されており、菅原氏の立候補も取りざたされている。菅原氏は朝日新聞の取材に対し、「来年春にある市議選で応援したい人もいる。シンクタンクの設立も考えており、フリーハンドでいるのが良いと考え、離党届を出した」と説明するが、市長選への立候補に関しては明言しなかった。


 菅原氏は2003年の大和市議選と07年県議選に無所属で立候補し、いずれもトップで初当選した。県議会では、当時県議だった松尾崇鎌倉市長らと新会派を結成し、09年5月に民主党・かながわクラブに入った。

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2818チバQ:2010/12/08(水) 22:39:25
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001012080002
大井町長に間宮氏4選 続く無投票 なぜ?
2010年12月08日
 大井町長選が7日、告示された。立候補を届けたのは現職の間宮恒行氏(62)=無所属=だけで無投票で4選が決まった。1956年4月に町になってから今回までの15回の町長選のうち、投票になったのはわずかに3回。背景には地縁・血縁が強く、争いを避ける地域性があるという。


 無投票4選が決まった間宮氏は「町に活力を持たせたい」と語った。


 直近の投票は94年。町議だった間宮氏が瀬戸洋二前町長に挑んだ。瀬戸氏は初当選から無投票で5選目だけが選挙戦。当時、間宮氏46歳、瀬戸氏73歳。瀬戸氏を支持する高齢層に、間宮氏に代表される若い層が挑む構図で、親族や家族間で対立もおきたという。結果は瀬戸氏が158票差で逃げ切った。


 「この時の町内の分裂の苦い思いが残っている。選挙を避ける無投票につながっている」と間宮氏。「町に『みんな仲良く』の気風が残っていて、争いを好まない」と瀬戸氏。瀬戸氏は今回の間宮氏の出陣式に駆けつけた。


 町制施行の56年、合併3村は話し合いで、人口の多い金田村長が町長、他の2村長が助役、収入役を分け合った。2代目町長は4選のうち3選が無投票だ。


 さらに、67(昭和42)年の第一生命の進出による財政力の強さも背景にある。税収の半分が第一生命からの固定資産税収入だったこともある。社会基盤の整備が全町で進んだことで、旧村間の政治対立を起こさずに来たという。


 無投票について70代の男性は「政治をやりたくない人が多いし、出てもだめと思ってしまう」と話す。町議を目指した50代の男性は「昔から有力者が政治をしている壁がある。閉塞(へいそく)を感じる」という。


 改革を訴え強力な現職に挑んだ間宮氏も今や受け身の立場。「いつまでもやってちゃいけないと思う。次代を託す人を決めるという責任がある」と話す。町を潤した第一生命は来年度いっぱいで本社機能を東京に戻す。安定財政に危機が迫る。町民の一人は「今後町がどうなるか、間宮氏の正念場」と指摘する。


 町議選も無投票が多い。2004年は候補者が定数に満たず再選挙があった。前回08年は直前まで無投票がささやかれていたが、地元に縁の薄い50代の新顔が立ち、選挙になった。「大井の選挙風土に変化がおき始めている」と保守を自認する有力者がいう。


    ◇


 町議補選(被選挙数1)には前職(71)、56歳と28歳の新顔2人の計3人が立候補した。町議補選・再選挙は78年以来4回無投票が続いていた。3人が争うのは異例。投開票は12日。6日現在の選挙人名簿登録者は1万4235人。


(岡田宙太)

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2819チバQ:2010/12/08(水) 22:47:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101208-OYT8T00097.htm
八ッ場ダム 知事と民主系県議が応酬
県議会 互いに政府批判、議場わかせる
 7日の県議会一般質問で、大沢知事と民主系の角倉邦良県議が八ッ場ダム問題を巡って対峙(たいじ)しながら、推進、反対の立場で互いに政府批判を繰り広げ、議場をわかせた。

 ダムの再検証作業について、「中止の方向性が出たら認めるのか」と迫る角倉県議に対し、大沢知事が「予断無き検証をして結論が出たら、従わなければならない」と、中止容認と受けとれる答弁をする一幕も。知事は議会後、記者団の取材に「中止という事実を受け止め、(建設や負担金返還を求める)裁判に打って出るということ」と釈明した。

 角倉県議が質問の中で、前原・前国土交通相が「中止の方向性を持ちながら予断無く検証」と発言していたことについて「自己矛盾」と批判すると、自民党県議からも賛同の歓声が上がった。

 大沢知事は、政府内でダム中止後の生活再建や住民補償などに関する新法案の検討が進まない中、流域6都県の負担金留保で資金枯渇の危機を招いたことに触れ、「(ダムに)反対される方は生活再建を守ると言う。それなら民主党政府に働きかけて、生活再建の資金を確保すべきだったと思う。いかがですか」と逆質問を浴びせた。

 これに対し、角倉県議は「知事の言う通りだと思う。私も再三、政府や党に申し入れてきた。地元住民に申し訳ない」と苦しい“答弁”。しかし、6都県知事が、ダムが中止になった場合、国に対する訴訟を検討していることについて「予断無き検証を求めて、(ダム建設が中止なら)裁判闘争をやるというのは、前原・前国交相が言ってきたことの裏返しだ」と反論するなど、約10分間、応酬した。

(2010年12月8日 読売新聞)

2820名無しさん:2010/12/09(木) 18:14:08
統一地方選挙に向けて、有権者に事前アンケートをとれる形を作ってみました。

次回当選して欲しい千代田区議会議員&候補者アンケート
ttp://heavensdoor.main.jp/ank2/index.cgi

辞めて欲しい千代田区議会議員アンケート
ttp://heavensdoor.main.jp/ank/index.cgi

こういう、ホームページが無い現在の地方議員については、有権者からの噂ベースでの情報提供しか活動状況を分析することが出来ません。
各方面で、こういったアンケートが立ち上がることを願います。

千代田区議会議員候補・寺島ひろやす公式ホームページ

2821チバQ:2010/12/09(木) 21:49:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20101208/CK2010120802000039.html
池子・26年目の選択 逗子市長選<上>米軍家族住宅  国方針に揺れる森
2010年12月8日

市民の悲願の「池子の全面返還」を求める懸垂幕=逗子市役所で


 硬直化が進む財政の再建、総合病院の誘致、ごみ処理問題など課題山積の逗子市政。激しい選挙戦が展開されている市長選で、かじ取りの是非が問われているが、最大の争点は初めて具体的な見返り案が提示された、米軍池子住宅地区の住宅追加建設問題だ。一九八四年の市長選から始まった「池子問題」で、二十六年目の選択が迫られている。 (斎藤裕仁)

 池子をめぐる四半世紀の足跡は、苦渋に満ちた歴史だ。八四年、「追加建設なし」など三十三項目の条件を付け、国に押し切られる形で、やむなく米軍住宅建設を受け入れる。直後に当時の三島虎好市長が辞職。出直し市長選で、建設反対を掲げた富野暉一郎氏が初当選し、ここから市を二分する池子問題がスタートする。

 米軍家族住宅は、市と国、県との三者合意を経て、逗子市域の緑地を切り開いて完成。ところが、米軍の要請を受けた国は、合意の対象範囲ではないとして横浜市域への追加建設を打ち出す。市は裁判で抵抗するが敗訴。日米同盟を重視する国の方針に翻弄(ほんろう)されてきた。

 池子の森を守る市民運動を続けてきた主婦(66)は「三浦半島を上空から見ると、池子の上だけが空気が澄んでいると、民間航空のパイロットに聞いた。森が浄化しているからで、これ以上、緑地を削って住宅を建てることほど、愚かなことはない」と憤る。

 一方、米軍接収地で市に返還された土地は約八・六ヘクタール。全体のわずか3%にすぎない。住宅問題が起きた以降は何もなく、森の消失、周辺地区の交通混雑という“基地負担”だけを強いられてきた。

 八四年から十回目を迎えた今回の市長選。横浜市域への四百戸追加建設の見返りとして、市と米軍が四十ヘクタールを共同使用するという具体案が、初めて国から提示された。

 自営業の安藤雅国さん(48)は「自然豊かな池子の森を、市民が自由に使えるのは素晴らしいことだ。ぜひ実現を望みたい。同時にこれ以上、米軍住宅を建てさせない歯止めもしっかりかけてほしい」と話す。

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 市庁舎に「池子の全面返還は市民の願い」と書かれた市是の懸垂幕が掛かる。実現は、市民の悲願だが、中国の軍事的台頭など安全保障環境の変化で、池子に新たな負担を求められる懸念も残る。世代交代も進む中で、緑地保全や返還をいかに前進させるか。政治の決断が問われる。

<米軍池子住宅地区> 逗子、横浜両市にまたがり、面積は約288ヘクタール。逗子市域は約252ヘクタールで、このうち85ヘクタールに854戸の米軍家族住宅が立っている。国はさらに横浜市域に400戸の追加建設、両市域間を結ぶトンネル、本設小学校の建設計画を進めている。

2822チバQ:2010/12/09(木) 22:01:21
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101205/ibr1012051417006-n1.htm
【茨城県議選・激戦区を行く】(1)水戸市区 2人擁立の民主に危機感 (1/3ページ)
2010.12.5 14:15

 4日正午すぎ、寒風吹きすさぶなか、佐藤は水戸京成百貨店前で経済財政担当相・海江田万里を招いて街頭演説を行った。県内選出の国会議員3人が顔をそろえたが、集まった聴衆は約150人。買い物客の多くは横目にちらりと見たまま通りすぎた。

 「民主党に大きな逆風が吹いている。国政に問題がある」。海江田は地方議員を擁護して支持を訴えた。

 だが、有権者の国政への不満は根強く、民主を直撃している。佐藤は前回(平成18年)、約1万6千票を獲得しトップ当選を果たしたが、「前回のような風は全くない。この状況で応援が来ても票に結びつかない」(民主関係者)のが現状だ。従来の支援者を中心に票固めに奔走するが、陣営は「前回のようなトップ当選は難しい」と漏らす。

 民主への逆風を実感しているのは新人の星野の陣営も同様だ。定数7に対し2人を擁立した民主県連幹部も「2議席獲得は可能」と楽観視していたが、国政での失速に両陣営は大きな危機感を抱く。

 星野は水戸一高出身だが、地元に票田はなく、無党派層の支持が勝敗のカギを握る。県連関係者は「地盤がない以上、ポスターや選挙カーでの空中戦しかない」と、選挙前から準備を進めていた。だが、関係者は「地元の反応は今ひとつ」と、逆風の厳しさに苦悩する。

 民主が逆風にあえぐなか、保守系候補は身内で熾烈(しれつ)な戦いを繰り広げる。自民は公認3人と推薦1人を擁立。保守層の票を奪い合う展開となっている。

 父の水戸市長、浩一のバックアップを受ける加藤は支持基盤も厚く、勢いがある。3日の出陣式では市議が10人近く顔をそろえ、来春の市長選に出馬を表明した県議の高橋靖が出席。新人の選挙戦としては異例の顔ぶれがそろい、力を見せつけた。高橋は前回、1万4千票で3位当選。大きな味方となりそうだ。

 舘は11月の県議会前後に政治活動の成果をまとめたチラシを市内の広範囲に配布し、空中戦を展開。幅広く票を集めようと選挙戦を進める。

 川津は水戸市内での地盤を固めつつ、城里町も精力的に回るなど活発な運動を展開。城里町を地盤とする石川は選挙区の再編で今回初めて水戸市でも戦う。有力企業関係者の支援を取り付け、組織票開拓に力を入れる。木本は若さを前面に押し出し、若年層を中心に支持を広げるが、地盤の同市千波町は川津、佐藤と重なる。前回小差で落選した父、信男と“二人三脚”で無党派層への食い込みを図る。

 10人が出馬し支持層が分散されるなか、強固な支持基盤を持つ高崎、大内は足元を固める戦い。高崎は創価学会の厚い支持があるが、支援者が高齢化していることに加え、選挙戦の激化で他陣営からの切り崩しが懸念されるとして、陣営では支援者の引き締めなどにも気を配る。大内は告示前から委員長の志位和夫ら党幹部を招き、支持層の引き締めを図る。

 告示直前に出馬を決めた西村は、支援組織がなく独自の戦いを展開している。(敬称略)

                  ◇

 12日に投開票を迎える県議選。無投票となった8区をのぞき、28選挙区で各陣営がしのぎを削る。激戦区として注目される選挙区の戦いを探る。

2823チバQ:2010/12/09(木) 22:02:11
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101206/ibr1012061102004-n1.htm
【茨城県議選・激戦区を行く】(2)笠間市区 1人が落選、現職三つどもえ (1/3ページ)
2010.12.6 11:01
笠間市区

 「厳しい戦いとなっております」−。各陣営が異口同音にアピールする県央・笠間市。定数2の選挙区に保守系の現職3人が立候補し、現職1人が落選するサバイバル戦だ。旧笠間市区(定数1)と旧西茨城郡区(同2)のそれぞれ現職が議席死守をかけて戦う。旧西茨城郡のうち旧岩瀬町は桜川市と合併しており、選挙区再編で事実上、定数1削減されたことが大きく影響した激戦区だ。

 「県には2兆円の借金がある。何とかしないといけない」。3日午前10時の出陣式で、2期目を目指す自民現職の小池は熱弁をふるった。県政改革に加え、トンネル整備や地場産業など地元振興策を訴えた。

 旧笠間市の出身。告示前は地盤固めを徹底し、約1万世帯を歩き回った。市議8期、市商工会長などを務めた人脈から、推薦状は市商工会や体育関係など約130の団体にのぼる。

 無所属で出馬した前回(平成18年)、自民現職との一騎打ちを制した経緯から、陣営は選挙戦に自信を持つ。他の2候補の地盤である旧友部町、旧岩間町でも「街頭演説を行う」(選対幹部)とし、つじ説法で地盤以外でも知名度拡大を図る。

 一方、市内で最も有権者が多い旧友部町出身の村上は無所属で出馬。その理由は「市民と同じ目線で笠間を、茨城県を、そして日本をどうするかが大事だ」とし、各政党には一切、推薦依頼を出さなかった。

 昨年の補選で初当選。町議、市議などを含め政治家歴は約15年。旧友部町長の父、浩之助の「貸したものは忘れてもいい、借りたものだけは忘れるな」という言葉を政治家のあるべき姿としている。

 2期目を目指す今回は、貿易自由化で影響が出る農業の生き残り策、地場産業の育成策を唱える。

 街頭演説では「元気があれば、何でもできる」と繰り返し、「無党派層の支持をどれだけ伸ばせるか」と残りの選挙戦を戦う。

 「候補は苦戦している」

 4期目を目指す自民現職、常井の陣営が告示前夜の2日に開いた「必勝の集い」。選対幹部は立ち見が出る参加者約600人を前に“衝撃的”な発言をした。常井の出身は旧岩間町で他候補より有権者数が少ないためだが、組織の引き締めを図った格好だ。

 常井は過去2回、無投票当選を経験。12年ぶりの選挙戦に臨む。「今回は挑戦者。もう1回県議に送り出してください」と言葉を詰まらせ、支持を訴えた。

 布石は打ってある。農業、医師など約200の各種団体から推薦を得た組織戦を展開。「橋本昌知事に厳しいことも言う」と自身をアピールし、医療充実や血税を無駄にしない県政改革を訴える。

 各候補とも出身地以外で支持層を広げることができるかが“生き残り”のカギとなる。(敬称略)

2824チバQ:2010/12/09(木) 22:02:58
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101207/ibr1012071136005-n1.htm
【茨城県議選・激戦区を行く】(3)筑西市区 混戦4新人“勝ち抜け”は? (1/2ページ)
2010.12.7 11:35

筑西市区

 「横一線。ただ今、横一線での戦いです」−。告示前の11月28日夕、マイクを握った鈴木は市中心街の商店街に止めた街宣カーの上から応援演説の共産党委員長、志位和夫の隣で厳しい戦いを聴衆に訴えた。

 “横並び”は5人の候補者から唯一の現職である田所をはずした4人の新人候補のこと。4選をめざす現職の田所は農業振興や地域医療の整備など実績を打ち出し、主な諸団体、旧下館の自営業者らの支持に加え、公明党関係者も支援を表明。知名度も後押ししてトップ当選は不動とされ、田所本人も「私は正攻法で支持を訴えるだけですよ」と余裕の表情を見せる。

 告示1カ月前の11月には政党の宣伝カーが市内を走り回り、先月から実質的な選挙戦入り。4人の混戦模様を市民は「1強4弱」「団子(レース)4兄弟」などと揶揄(やゆ)しながら、新人候補の“勝ち上がりは誰?”に注目が集まる。

 副議長経験者の新井昇=旧下館市区、4期=と加倉井昭喜=旧真壁郡区、3期=の現職引退によっての新人林立。加えて合併5年という筑西市にとっての旧市町対抗戦が背景にある。設楽をのぞく3人は筑西市議からの転身だが、もとは旧3市町議員。それぞれに知名度と支持者を持つ。

 新人候補として最後の出馬表明、過去の政治実績などから一歩後れをとったとみられた設楽だが、党本部からの全面支援に加え、婦人団体代表として活動し、自らも育児の真っ最中として若いお母さんたちに「子育て支援の民主党」とアピール。

 告示前には白衣姿で行政刷新担当相、蓮舫とツーショットの新たなポスターを張り出し、歯科医師のキャリアを鮮明に打ち出した。

 「本来、典型的な農村部の保守地盤。2人の民主候補が勝ち上がれるのか」。3月の民主党第一次公認となり、県連県西支部長を務める仁平は危機感を募らせ、引退する加倉井の地盤に食い込んでの巻き返しを図る。

 鈴木は市議時代から医師不足による市民病院再生を訴え続け、保守層からの支持を得ており、「医療再生」を公約のひとつにあげている田所について「これまで関わってこなかった。今になって急に言い出している」と主張。最大票田である旧下館地区での田所との“票割れ”を懸念する。

 そして唯一の無所属、宮崎には筑西市長、吉沢範夫が全面支援を表明。「市政と連携しての県政レベルからの農業振興や医療再生」を訴えて若い支持団体の支援を受けた戦いに。

 新人候補の“勝ち抜け”は混とんとするなか、有権者の関心も高く、県議選初の“合併選挙”は旧市町を巻き込み白熱する一方だ。

(敬称略)

2825チバQ:2010/12/09(木) 22:03:47
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101208/ibr1012081229005-n1.htm
【茨城県議選・激戦区を行く】(4)取手市区 4党+無所属で混戦 (1/3ページ)
2010.12.8 12:29
■取手市区

 民主、自民、みんな、共産の4党の候補者がそろい踏み。これに無所属候補が加わったこともあって、利根町が加わり定数が1増えたものの、県内屈指の激戦区となった。

 民主に離党届を出したが除名となり、くら替えしてみんなからの立候補となった細谷。昨年の衆院選で民主の川口浩が比例代表当選後は、「次の県議は自分」と精力的に選挙区内を回っていた。それだけに民主の候補に選ばれなかった憤懣(ふんまん)を押し隠しての選挙戦。

 遊説では自身は自転車、スタッフはミニバイクを使って路地裏まで回りながら政策を訴えるなど、徹底したローラー作戦を展開している。

 6期目を目指す鶴岡は、党県連の前政調会長という実力者。引退する小林靖男(旧北相馬郡区)の支援を受け、選挙区に新たに加わった旧藤代町と利根町への浸透を図っている。

 党本部からは告示前に山東昭子、告示後の5日は佐藤ゆかりの両参院議員が駆けつけて応援。抜群の知名度で支持者の拡大を図っている。しかし、選挙区の拡大などもあって、陣営ではこれまでにない危機感を持って自民議席の死守に懸命になっている。

 川口は任期半ばで死去した故・三郎の娘婿で、文字通り三郎の“弔い合戦”。「会員は4800世帯」(川口陣営)という三郎から引き継いだ強力な後援会が最大の武器だ。

 前回までの選挙区、北相馬郡区で三郎と戦った小林が引退することで、がぜん勢いを増している。さらに旧取手市でも地区交通安全協会会長などを務めた三郎の知名度が高いほか、知人や友人、親族などを頼りに支持者の輪を広げている。

 衆院議員・小泉俊明の公設秘書から立候補した竹原は、33歳という若さを前面に出す。告示前にはJR取手駅前でジャズライブを開くなど、趣向を凝らした戦術で若者層への浸透を図った。

 5日には国土交通相・馬淵澄夫が応援に駆けつけて支持を呼びかけた。「とにかく政策を訴えるだけ」(竹原)と、選挙区内を細かく回り、川口浩の国政転身で空席となった民主議席の復活に必死。民主への逆風をどう克服するかが最大の課題となる。

 高木は異例の公認差し替えで「押し上げる立場から押し上げられる立場になった」(高木陣営)。市議団長を務めるなど知名度は高いほか、他陣営も認める人柄の良さが武器だ。市議時代から続けるJR取手駅での朝の駅立ちを常総線の各駅に拡大した。

 告示後は、地域ごとに本人の演説だけでなく、住民の意見も聞く「まちかど演説会」を開くなどして8年ぶりの共産議席の奪回に燃えている。(敬称略)

2826チバQ:2010/12/09(木) 22:04:35
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101209/ibr1012091416006-n1.htm
【茨城県議選・激戦区を行く】(5)つくば市区 自民系3人、保守票奪い合う (1/3ページ)
2010.12.9 14:15

 ■つくば市区

 「敵は他党じゃない。身内との戦いだ」。ある保守系候補の選対幹部はこう力を込める。

 自民現職の飯泉淳が引退。現職の飯岡、新人の鈴木、星田の公認と推薦合わせて3人の自民系候補が保守票を奪い合う。これに、公明現職の田村、共産現職の山中、民主新人の塚本の6人が4議席を争う。

 「全員が有力候補。誰がトップ当選でも落選でもおかしくない」。各陣営がこう声をそろえる中、とりわけ注目されるのは自民系3候補の戦いだ。

 同市内には自民支部が3つあり、それぞれの候補を支援する。前回は、飯岡と飯泉が北部と南部ですみ分けし、両者ともに当選した。今回は「とてもすみ分けなどできない。お互い食うか食われるかだ」(陣営幹部)と、なりふり構わぬ振る舞いだ。

 ある陣営では、「投票率が前回並みだと、投票総数は約7万票。このうち革新系が3万で残り4万が保守系。この4万を3人で食い合うことになる」と厳しい表情を見せた。

 「自民系3人の全員当選は極めて困難」との認識ではどの陣営も共通しており、身内を強く意識した戦いを余儀なくされている。

 塚本は前回、無所属で立候補し涙をのんだ。自民党県議で県会議長を務めた父の保守系後援者の支援を受けるほか、今回は民主の組織票も取り入れ念願の議席獲得を目指す。

 「学園都市の住民の多くは自民には投票しない。地方選挙への関心も薄いが、何とかこれらの票を取り込んでいきたい」(選対幹部)とするが、尖閣衝突問題や閣僚の失言など国政での失策による党の支持率低下で、無党派層の支持をどこまで得られるか不透明だ。

 4年前、初挑戦でトップ当選した現職の田村。「前回は、党県本部や創価学会の手厚い支援を受けたが、今回は土浦の新人候補の応援が優先され、自力で選挙をしなければならない」と危機感を持つ。市内の創価学会員も高齢化や転居などで前回より約1割減少しているという。

 田村は「公明は浮動票が入る政党ではないので危機感はある」と、組織の引き締めを図る一方、福祉や教育などの政策をアピールし女性票を中心に無党派へも支持を広げたい考えだ。

 県議会で水戸市区とつくば市区にしか議席がない共産にとって、現職の山中の議席は何としても死守したいところ。山中は「保守系の人からも『しっかりやってくれれば共産党だっていい』との声も聞く。民主政権はだめだが自民への回帰もない。共産党にとって上げ潮にできる状況」と期待する。

 街頭演説やチラシの配布などに加え、水道料金値下げの署名や中学校卒業までの医療費無料化など、暮らしに直結した政策を訴え支持拡大を図る。(敬称略)

 =おわり

2827チバQ:2010/12/09(木) 22:33:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1289572809334_02/news/20101112-OYT8T01219.htm
2010県議選 思惑〜政党支持団体〜
(1)県医師連盟
支援決定 政策重視で
 「環境再生という新しい公共事業で地域に活力を」。土浦市のJR土浦駅西口で12日朝、民主党の新人候補予定者、奥田夏樹(41)は通勤客らにこう呼びかけた。傍らには「茨城県医師連盟」と書かれた青いのぼりが立つ。地元の同連盟土浦支部は今回の県議選で、民主党現職の青山大人(31)ではなく、奥田を支援する。



JR土浦駅前で辻立ちする奥田氏。傍らに「茨城県医師連盟」ののぼりが立てられている 同市を含む衆院茨城6区は、県医師連盟にとって象徴的な選挙区だ。かつて自民党の支持組織だった同連盟は、昨年の衆院選で方針転換し、県内の7小選挙区すべてで民主党候補を推薦した。中でも6区は厚労族の前衆院議員、丹羽雄哉(66)との対決姿勢を鮮明にし、当時委員長だった原中勝征(現・日本医師会会長)自らも選挙戦に力を入れた結果、新人の大泉博子(60)が丹羽を破って初当選。5小選挙区を制するなど、「保守王国・茨城」を大きく揺るがす要因となった。

 そのおひざ元で起きた民主党の立候補予定者同士のつばぜり合い。地元医師会の現職に対するさや当てとも取れるが、医師会幹部は「我々がやっているのは、自分の患者を守るためのロビー活動」と強調する。

 県医師連盟委員長の小松満は「昨年の衆院選の時は、意見が同じなのが民主党だっただけ。私たちが民主党寄りになったわけではない」と昨秋の政変を振り返る。同連盟を動かしたのは、医療費抑制や後期高齢者医療制度など、自民党の医療政策に対する不満だった。

 しかし、普天間問題をはじめとする政権交代後の民主党に対する失望によって「昨年の衆院選に比べると、『民主党で行こう』という声は小さくなった」。診療報酬の10年ぶりのプラス改定はあったものの、政府の新成長戦略に盛り込まれた「国際医療交流(医療ツーリズム)」など医師会の主張と相いれない部分もある。

 今年7月の参院選後、県医師連盟が県内の会員を対象に行ったアンケートでは、7割以上が茨城選挙区で同連盟推薦の民主党現職、郡司彰(60)に投票したが、コメント欄は民主党への不満で埋まった。小松は「アンケートは党県連に送ったが、反応はなかった」と苦笑する。

 同連盟は今回の県議選で推薦を出した立候補予定者24人に、「予防接種助成の市町村格差解消」「周産期医療体制の確立」など地域医療に関する3項目の要望を出した。医師会の方針に理解を求めた初めての試みだ。現時点の政党別推薦者は自民12人、民主11人、保守系無所属1人。前回の県議選で自民の38人に対し、民主はわずか1人の推薦にとどまった“支持団体”は、自らの力で政権交代を経験したことで、議員の活動を見定めるようになった。

 こうした動きは、今後の国政選にも影響しかねない。「次の衆院選では、小選挙区ごとに民主、自民と支援が分かれる可能性もある」。同連盟の会員からは、そんな声も上がっている。

(敬称略)

      ◇

(茨城県医師連盟)県医師会の目的を達成するための政治活動を行う団体で、1950年に設立された。会員数は現在1345人。

(2010年11月13日 読売新聞)

2828チバQ:2010/12/09(木) 22:34:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1289572809334_02/news/20101113-OYT8T00960.htm
(2)立正佼成会
地域の人間関係重み


水戸教会の外に設置された推薦候補予定者のポスター 11日午後、水戸市内の立正佼成会水戸教会を同市長の加藤浩一(67)が訪れた。「何とかポスターだけでも張らせてくれないか」。今回の県議選で水戸市区(定数7)から立候補を予定している新人で自身の長男、明良(42)(自民推薦)の選挙ポスターを教会内に張るよう要望するためだった。しかし、応対した教会長で、県内8教会をまとめる茨城ブロック長の飯高章友は「すでに水戸市区で2人に推薦を出している。これ以上は支援できない」と丁重に断った。

 加藤が選挙協力を求めに水戸教会を訪れたのは、この時ばかりではない。加藤と立正佼成会の付き合いは30年以上に及ぶ。これまで加藤が立候補した県議選や市長選を支援し、蜜月とも言える関係を築いてきた。

 市内で約4000票の基礎票があるとされる同会には今回も、多くの候補予定者が推薦依頼に訪れた。だが、水戸教会が推薦を決めたのは、いずれも前回推薦した民主現職の佐藤光雄(52)と自民現職の舘静馬(43)。飯高は「加藤さんも本当は応援してあげたい。しかし現職2人のことを考えると、市内を三つに割ることはできない」と苦しい胸の内を明かす。

 立正佼成会は今回の県議選で、6選挙区で民主4、自民2、無所属1の7人を推薦した。昨年の衆院選では茨城4区を除いた6小選挙区で民主党の公認候補を、今夏の参院選茨城選挙区では同党の郡司彰(60)を支援するなど、国政で民主党と親密な関係を築く。飯高は「国政と県政は別。これまでの人間関係を重視すると、自民党というだけで排除することはできない」と説明する。自民党の公認候補予定者を支援する男性信者も「国政での“仲たがい”を地域レベルに持ち込むことはできない」と明かす。

 仲たがいとは、1999年の小渕内閣が公明、自由と組んだ自自公連立政権のことを指す。長年、自民党の支持団体として知られていた立正佼成会だが、対立する創価学会を支持母体とする公明党が政権与党に組み入れられたことに反発。「自自公連立内閣は容認できない。これを是とする国会議員は推薦できない」との見解を示し、それ以降は表だって自民党を支援していない。しかし、ある信者は「いくら上から指示されても、急に自民党との関係を断ち切ることは出来ない」と打ち明ける。

 一方で、政権与党になった民主党への厳しい視線も忘れていない。飯高は、尖閣問題や北方領土問題など相次ぐ外交課題を挙げ、「党として何も主張せず逃げ腰になっている」と非難する。県議に向かっては「支援団体や地元だけでなく、県民全体の利益になるような政策を」と注文を付ける。これまでの人間関係、国政とのバランス――。県議選を巡り、同会内で多くの意図が複雑に交錯している。(敬称略)


(立正佼成会) 法華三部経を経典とする在家仏教教団で1938年に設立された。国内に238教会あり、会員は147万世帯(2009年12月末現在)。県内には8教会あり、約5万世帯の信者がいる。

(2010年11月14日 読売新聞)

2829チバQ:2010/12/09(木) 22:34:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1289572809334_02/news/20101117-OYT8T00180.htm
(3)県農政連
TPP 推薦の踏み絵
 「私どもにとっては天と地がひっくり返るような大変な騒ぎだ」。JA県中央会会長の市野沢弘は16日夕、県庁で知事の橋本昌に、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加しないよう政府に働きかけを求める緊急要請書を手渡した。要請書にはTPP参加で関税が完全撤廃された場合、県内では主要農産物の農業産出額が年間1481億円以上減少するとの試算が示されていた。



TPP参加反対に関する緊急要請を橋本知事(右)に手渡す市野沢会長  JA県中央会は、11月の定例県議会に「TPP交渉参加反対に関する請願」を提出。「例外を認めないTPPを締結すれば、日本農業は壊滅する。TPP交渉の参加に反対であり、断じて認めることは出来ない」と訴えた。2008年の農業産出額が15年ぶりに全国2位に返り咲いた県内農家にとって、TPPの参加は脅威そのものだ。請願は県議会最終日の15日、賛成多数で採択されたが、民主党とみんなの党は反対した。

 橋本との会談を終えた市野沢は今回の県議選で、請願に反対した民主党への対応について「推薦しない。今の民主党は農業のことは何もわからない」と怒りをあらわにした。県農協政治連盟の委員長も兼務する市野沢の発言は事実上、同党の立候補予定者の支援の見送りを意味する。

 県農政連は今夏の参院選茨城選挙区で、これまでの自民党一辺倒を見直し、民主党現職の郡司彰も推薦するなど政権交代後、同党に歩み寄りを見せていた。民主党は今回、全36選挙区で候補者擁立を目指し、現職と新人合わせて23人を公認、1人を推薦決定した。

 「県中央会と県農政連は表裏一体。県中央会が出した請願に反対する候補者を推薦することはない」。水戸市梅香のJA会館で16日、県中央会常務理事で県農政連常任委員の成田治彦は険しい表情を浮かべた。県議選に向けて臨戦態勢となった立候補予定者にとって、TPPは大きな“踏み絵”となっている。

 県農政連は12日、地域色が強く出る県議選は前回同様、県内に27ある県農政連支部(各JA)からの推薦申請に基づき、立候補予定者に推薦状を交付することを決めた。前回は推薦を出した34人全員が自民党の公認候補だった。

 推薦基準は「農業者の代表として、組織運動・農政運動に貢献が認められる」「農政に深い見識があり、農業政策に尽力した実績が認められる」「人格・識見とも推薦候補者にふさわしい」――の大きな3点は前回と変わらないが、TPPに対する態度を重視する。

 10月1日、菅首相は所信表明演説でTPPの「参加検討」に初めて言及。11月9日に政府が関係国と協議する方針を閣議決定したが、その前にすでに支部単位で推薦を決めたJAもある。

 水戸市、茨城町、大洗町、一部の城里町の農家で構成されるJA水戸もその一つ。10月に水戸市区(定数7)で自民、民主、無所属の立候補予定者5人、東茨城郡南部区(定数2)では自民、民主の3人全員の推薦を決定した。支部ですでに推薦を決めた候補者について、成田は「それぞれの支部で応援してもらうことになるだろう」と、地元JAが県農政連との板挟みになることを懸念した。

(敬称略)

(県農協政治連盟) 県内27農協で構成されるJA県中央会などJAグループの政治団体。グループ全体の組合員数は今年1月末現在、約22万7000人。

(2010年11月17日 読売新聞)

2830チバQ:2010/12/09(木) 22:34:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1289572809334_02/news/20101118-OYT8T00179.htm
(4)県建設業協会
自民へ信頼と疑問と


参院選前に建設会社の入り口に張られた自民党のポスター  「もう誰もポスターを張ってくれなんて言ってこないよ」。県西地区で建設会社を経営していた男性(66)は、7月の参院選の色あせた候補者ポスターをうらめしそうに眺め、小さくつぶやいた。

 9月に倒産した会社の事務所は人影もなく、資材は雨風にさらされ、使われなくなった重機にさびが目立つ。男性は先代の言葉を思い出すことが多くなったといい、その言葉を何度も繰り返した。「政治家に頼ろうなんて考えたらダメだ」

 長引く景気の低迷で建設業界を取り巻く環境は厳しさを増している。県土木部の予算は一般会計で1996年度の2243億円をピークに減少に転じ、2010年度は1328億円になった。一般経費を除く公共事業費は、ピーク時の1854億円と比べると792億円(42・7%)にとどまる。

 公共事業の減少に伴い、県内の建設業の倒産件数(負債額1000万円以上)は05年が41社、07年が67社、09年が74社と年々増加。業界団体は縮小を余儀なくされ、最も多い時期に810社が加盟していた県建設業協会は現在、550社に減った。

 こうした県内の状況を踏まえ、同協会が支持する自民党県連は今回の県議選のマニフェスト(選挙公約)で「コンクリートは人のために!」と公共事業の必要性を訴える。民主党県連も高速道路全線の早期開通、茨城空港や重点港湾の整備促進などの必要性に触れ、「与党とのパイプを生かしたインフラの整備」を盛り込んだ。

 県内の建設業界の厳しい事情に一定の配慮を見せる民主党だが、党県連が今月9日から17日まで延べ6日間行った業界団体の陳情を受け付ける「意見・要望を聴く会」に、同協会は案内されなかった。同協会専務理事の田山寛治は「民主党が与党だからといってすり寄ろうなんて思わない。災害や緊急時の補修、整備に対応できるのは地元の業者。業界の存在意義を理解してもらいたい」と日頃の信頼関係の必要性を力説する。

 ただ、そんな建設業界と自民党県連の密月にクギを刺す声もある。県は11月から県発注の公共工事で、条件付き一般競争入札の下限を従来の4500万円から3000万円に引き下げた。自民党県議の1人は、入札制度の見直しを挙げ、「競争が激しくなればなるほど、県議なんてあてにされないのではないか。建設業者はむしろ、仕事がもらえそうな市町村の首長に誰がなるかをうかがっているようだ」と指摘する。

 同協会は自民党の公認、推薦を受けた立候補予定者44人を推薦するが、ある幹部は「我々と関係があるのを好ましく思わないのか、協会の推薦状を目立たない所に張る候補者もいる」と苦笑いする。景気低迷、政権交代、減少する公共事業……。秋波をどこに送るべきか、業者と立候補予定者それぞれの思いは複雑だ。(敬称略)

(県建設業協会)住宅、土木、造園、リフォームなどの建設業者らが加盟する社団法人。水戸、常陸大宮、土浦など12支部があり、会員数は約550社。

(2010年11月18日 読売新聞)

2831チバQ:2010/12/09(木) 22:35:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1289572809334_02/news/20101119-OYT8T00388.htm
(5)連合茨城
労組集票力に陰りも
 連合茨城の会長、児島強は15日から、県南地域を手始めに組織内候補予定者5人を含む計20人の推薦者を激励しながら、県議選の各選挙区情勢を確認して回っている。「どぶ板に徹しろ。自民党の候補予定者が1度歩くなら、2、3度歩いて回れ」。それぞれの地域協議会が各推薦者の活動を全面支援するが、特に県南は無党派層が多いうえ、初めて選挙戦に臨む新人がほとんどのため、指示にも力が入る。

 今月7日、来県した民主党幹事長の岡田克也と面会した児島は、来春の統一地方選の前哨戦として注目される今回の県議選で勝利することの重要性を訴えた。「この選挙で結果を出せなかったら総選挙が早まるだろう。自民党に政権が戻った方がいいという声はないが、今の民主党も情けない」。沖縄・尖閣諸島や北方領土に絡む外交問題への対応のまずさばかりがクローズアップされ、肝心の雇用や景気対策が進まない不満をぶつけた。

 いら立つ児島に対し、岡田は「茨城は昨夏の衆院選で、保守王国から大きく変わった注目県。負けることのないよう頑張る」と、党本部として後押しすることを誓った。

 今年7月の参院選で、連合茨城はかつてない厳しい選挙を経験した。自民、民主両党で議席を分け合ってきた茨城選挙区(改選数2)に、民主党本部主導で2人目の公認候補が擁立されたからだ。党県連と連合茨城が組織内議員で現職の郡司彰を、党本部が新人の長塚智広を支援し、身内でしのぎを削る戦いを強いられた。

 結果は郡司が3選を果たしたが、市町村別の獲得票で自民党現職の岡田広を上回ったのは、経産相の大畠章宏のおひざ元、日立市のみ。龍ヶ崎市や取手市など無党派層が多い県西、県南の8市町では、組織やしがらみに縛られない政治の実現をアピールした長塚が郡司を上回り、労組票の限界を露呈した。

 バブル崩壊後、企業は合理化を進め、正規から非正規への雇用を増やしたことなどが影響し、労組は衰退傾向にある。連合茨城傘下の組合員もピーク時の1994年の17万1000人から、現在は約12万5000人に減少した。景気が上向き、県内への企業誘致が加速した3年前と比べ約2500人増えたものの、集票力の弱体化は否めない。

 連合茨城には衆院選直後、民主党を支援する県医師連盟や郵政政策研究会とタッグを組んで県議選に臨むという思惑があった。だが、政府の医療政策に対する考え方の違いや、郵政改革法案の審議の見通しが立たないことなどを理由に団体間の温度差は広がっている。

 民主党県連は全36選挙区に候補を擁立し、水戸市や日立市など定数3以上の選挙区には複数候補を擁立する方針を掲げるが、18日現在で公認23人、推薦1人にとどまり、空白区は16選挙区に上る。児島は同党の人材不足にふがいなさを感じながらも、「長年の自民党による偏った県政を変える絶好の機会。推薦した以上は全員の当選を目指す」と言い切った。

(敬称略)

連合茨城 日本労働組合総連合会茨城県連合会の略称。構成する産業別労働組合は、電機連合や基幹労連など38団体。昨年に結成20周年を迎えた。

(おわり)

 (この企画は川村律文、鈴木幸大、金来ひろみ、野村幸江、河西大智が担当しました)

(2010年11月19日 読売新聞)

2832チバQ:2010/12/09(木) 22:37:43
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000861012070001
決戦前夜: (上) 民主の「看板」に逆風
2010年12月07日


出口に立ち、演説会の参加者全員と握手する岡田幹事長と遠藤氏=11月7日夜、常総市生涯学習センター

 11月7日夜、常総市区で開かれた民主党演説会は、立ち見も出るほどの熱気だった。


 「ぜひ県議会に送ってほしい」。訴える岡田克也党幹事長の横には、新顔の遠藤章江氏(47)。終了後、岡田氏は一緒に出口に並び、参加者全員と握手をして見送った。


 が、陣営では民主党の名を前面に出していない。事務所の壁には県知事や常総市長のほか町内会、労組などの為書きが並ぶが、今のところ民主議員のものはない。


 この演説会の前月、遠藤氏は党公認を推薦に「格下げ」するよう求め、無所属で戦う方針に切り替えたのだ。


 理由は10カ月前にさかのぼる。2月の水海道市区の補選に民主公認で立候補した遠藤氏は惜敗した。小沢一郎元代表らの政治資金を巡る問題などで民主に逆風が吹いていた。「無所属なら勝てた」。選対幹部は振り返る。


 遠藤氏の支援態勢は、連合系の関東鉄道労組関係者と、常総市長だった遠藤氏の父親の後援会などが両輪で動く。父の後援会には自民支持者も多い。菅内閣の支持率が下がる中、別の幹部も「無所属にしてよかった」とつぶやく。


 民主の「看板」に困惑するのは、ひたちなか市区の無所属新顔の大谷明氏(37)陣営も同じだ。大谷氏の事務所に貼られた民主4区総支部長の高野守衆院議員(51)の為書き。高野氏は、民主の公募に手を挙げた大谷氏に対し、「2人目を立てるのは厳しい」と断った当人だ。


 「この逆風の中、民主の支援を受けていると勘違いされると迷惑」。大谷氏を支援する保守系市議は言い切った。


 28日、JR古河駅。民主公認で立候補する新顔の菅谷憲一郎氏(58)の応援演説に枝野幸男幹事長代理が駆けつけ、聴衆に呼びかけた。「旧態依然の政治を変えよう」


 が、その菅谷氏は、保守地盤の旧総和町長を2期務め、30年にわたり自民党員だった。


 支持者からは「なぜ民主なのか」とよく問われる。「一党支配の県議会を変えたい一念」と説明している。


   ■「中身は自民」


 民主県連は政権交代の勢いに乗り、▽全選挙区の候補者擁立▽3人区以上では2人以上擁立、を掲げた。県内7支部の総支部長を務める衆院議員を中心に擁立作業を進め、公募も実施。だが、11月30日現在、20選挙区で公認23人、推薦1人と、過半数すら立てられていない。


 「表面は民主でも中身は自民党。そんな支持者がほとんど」。支部内の選挙区の3割しか擁立できなかった支部長は、そう嘆息する。


 衆院選で県内の民主大勝を導いたのは、東京都に次ぐ全国2位の党員数を誇る厚い自民支持層の「離反」だった。この支部長は、自分の支持者の8割が自民支持層で、県議選では自民現職の支援に回ったことを明かす。


 「二大政党というが、県内では曲がりなりにも政党が成り立っているのは自民だけ」


   ■「無所属なら」


 「最近の体たらくは何だ。もう応援できない」


 11月下旬。県南から民主公認で立候補予定の新顔候補は、あいさつに回った約100世帯の農村の集落から「絶縁状」を突きつけられた。集落は昨夏の総選挙で自民から民主支持に回り、県議選でも対抗馬の自民現職ではなく自分への支援を約束してくれていた。


 支持を訴える先々で「無所属なら良かったのに」と言われる。会長のなり手が見つからず後援会も作れない。立て看板も断られ続けた。「結局、いまだに地縁やしがらみが最優先。本質は『保守』のまま。民主への風が吹いた時は支援を申し出た人も、今は水面下でしか動けないと言う。まるで隠れキリシタンだ」


     ◇
 県議選が3日、告示される。来春の統一地方選の前哨戦と位置づける各党は総力戦の構えだ。政権交代から1年余、民主党候補の勝敗は政権への評価を測る試金石ともなる。決戦前夜の動きを追う。

2833チバQ:2010/12/09(木) 22:38:07
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000861012070002
決戦前夜: (中) 自民、「蜜月」に回帰
2010年12月07日


田山東湖県議(自民)の総決起大会に参加した橋本昌知事(左)。壇上には自民党の額賀福志郎衆院議員や岡田広県連会長らが並んだ=大洗町

 「知事選では色々と葛藤(かっ・とう)があったが、知事さんを支えながら県政発展に挑みたい」


 11月21日夜、大洗町の文化センター。東茨城郡南部区から立候補を予定し、自民県連で政調会長を務める田山東湖氏(66)は、決起大会に集まった支持者を前に訴えた。


 民主政権批判に声を張り上げる田山氏。一方で、破産に追い込まれた県住宅供給公社について「(知事は)土地を買った当事者じゃない」とかばい、最後に「知事さんとはいつでも会える関係であります」とアピールした。


 壇上には、自民の岡田広県連会長らとともに橋本昌知事の姿があった。田山氏の「ラブコール」に、知事も「県議会の中で一番頼りになる先生の一人」と応じた。


 「選挙が終われば、対立はゼロになるんじゃないか」


 「次期議長」と目される田山氏と知事の「蜜月」ぶりを目の当たりにした県連関係者は、議会が再びオール与党態勢に戻ると予言した。


   ■重鎮議員を慰留


 「やめるのを考え直してくれないか」


 県議選に立候補せず、引退を表明した自民県連の飯野重男・議員会長(67)のもとに、知事から慰留する電話が何度も入った。飯野氏が決意を翻すことはなかったが、知事は11月まで粘った。


 「県議選まで知事とケンカするな。やるならおれの首をとってからやれ」。飯野氏は公社の破産が提案された9月議会前の議員会で、知事の責任追及を主張する議員らを抑え込み、採択に持ち込んだ。「知事が最も頼りにした議員の一人だった」と複数の県関係者が認める。


 自民は飯野氏をはじめ、山口武平・前県連会長などベテラン10人が今期限りで引退する。「知事も心配なんだろう。最近は特に自民への歩み寄りを強めている」。県幹部の一人は、知事が飯野氏に代わる人材を求めて、自民の一部と関係強化に動いているとみる。


   ■関係修復にかじ


 「知事と徹底抗戦する」と最大会派「いばらき自民党」が「野党」宣言をしたのは1年半前。その夏の知事選で、元国土交通事務次官を対抗馬にたてて戦い、保守分裂に陥った。


 惨敗を喫した自民県連は、「反橋本」を掲げて対抗馬の擁立を決めた山口氏ら当時の幹部が総退陣。代わる新執行部はその後、知事との関係修復にかじを切ってきた。


 県議会定数65のうち自民は45人。民主の擁立が過半数以下にとどまる中、今回の選挙後も自民の第1党は揺るがない見通しだ。


 一方で、知事は複雑な動きを見せている。


 8月末、ひたちなか市区の無所属新顔の大谷明氏(37)が立候補報告のため親族らを集めた席のことだ。内輪の会合にもかかわらず、知事が駆けつけた。


 「地域を変えたいと情熱を持つ大谷君に、ぜひ頑張ってもらいたい」。知事はエールを送った。同市区は定数3に4人が立候補を準備し、接戦が予想される。


 11月、大谷陣営の幹部は知事の地元後援会関係者からこう伝えられた。「これから選挙戦で精力的に動くよ」。知事後援会は、今回立候補を予定する自民県議2人の支持基盤切り崩しのため、知事支持層と重なっていた人たちに大谷氏支持を訴えている。県議2人は昨夏、知事の対抗馬支援に精力的に動いていた。


 知事は朝日新聞の取材に「僕は全く関係していない」と否定するが、知事の後援会関係者は「選挙後の議会運営を見据えての動き」と話す。


 「蜜月」時代への回帰が進む裏で反知事派に対する牽制(けん・せい)――。


 「県議選後は抑えが利かなくなる。自民会派はまとまらなくなるぞ」。自民幹部が心配そうにつぶやいた。

2834チバQ:2010/12/09(木) 22:38:30
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000861012070003
決戦前夜: (下) 広がる民主との距離
2010年12月07日


民主党の岡田克也幹事長の来県に合わせて実施した県内団体の懇談会。県農政連と県医師連は欠席した=11月7日、水戸市内

 民主党の岡田克也幹事長が来県した11月7日。民主県連は水戸市内で各種団体との懇談会を開いた。が、岡田幹事長を出迎えたのは5団体だけ。県議選に影響力を持つ県農協政治連盟と県医師連盟の姿はなかった。
 「出張が入ったので、参加できない」
 県農政連から欠席の電話が県連に入ったのは、その2日前。県医師連は最初から「都合が悪い」と伝えていた。


   ■


 県農政連が辞退した理由は表向きは「仕事の都合」だ。が、関係者は菅政権が、関税を原則撤廃するTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への協議参加を進めることへの反発があったとみる。


 県議選に向け、27ある支部から県農政連に送られてきた17人分の推薦依頼は、すべて自民系の立候補予定者。支部で独自に民主を推したケースはあるが、県農政連としては民主への推薦が一つもない。


 「TPPの問題が出なければ、民主候補を推薦する可能性はあった」と幹部は話す。政権交代を受けて自民一辺倒の姿勢を改め、参院選では自民と民主の両候補に推薦を出すなど、歩み寄りをみせていたからだ。


 自給率向上など国内農業生産を拡大する方針を打ち出した民主に期待を寄せた矢先、TPPが浮上。「相反する政策を平気でやる。民主には裏切られたという気持ちだ」とこの幹部はため息をつく。


 JA県中央会は、11月の定例県議会に「TPPへの交渉参加に反対」とする請願を提出。賛成多数で採択されたが、民主は反対した。


 県農政連によると、その5日前、県選出の与野党国会議員に都内で要請した際、TPP参加反対を明言する民主議員もいた。「超党派で参加反対の動きを起こすべきだ」と声を上げる議員もいたという。幹部は「国会議員や県議の間で意見が違う。筋が通らない」と憤る。


 県農政連の推薦基準に、「農業政策への実績」という項目がある。「民主の現職県議の中で、農政面で判断できる実績を持つ人はいない。今後一緒にできるかと言ったら疑問だ」


   ■


 民主15、自民17。


 県医師連が今回の県議選で出した推薦の数だ。


 昨夏の衆院選。県医師連はそれまで支持してきた自民党に反旗を翻し、全7選挙区で民主候補を推薦。民主大勝の原動力となった。ところが、県議選では、自民党の現職県議とのつながりを重視する姿勢が目立つ。自民で推薦する17人はすべて現職だ。


 「県議選での推薦は、あくまでも支部ごとの個人のつながりが重要。政党で決めるという考え方はあまりない」。県医師連の小松満委員長は説明する。「国政と県議は違う」と他の幹部も強調した。


 県議選での「両にらみ」とも言える民主、自民への支援は、両党の医療政策に対する評価が反映している。


 参院選後の8月、県医師連は会員にアンケートを実施した。回答者のうち7割が選挙区で民主公認候補に投票したと答えたが、自由記述欄には「民主党に失望した」「医療政策にまったく賛同できない」といった民主批判が多かった。


 健康保険が利く治療とそれ以外の治療を併用する「混合診療」や、中国など海外の富裕層を狙い観光とセットで高度医療を提供する「医療ツーリズム」の推進――。民主の政策に「公平な医療が受けられなくなる」と反発する医師の声も強まっている。一方、自民党は、日本医師会が批判していた小泉政権下の社会保障費の抑制方針を緩める姿勢を示している。


 「二大政党で医療政策がほとんど同じになってきた」。小松委員長はこう言い、そして続けた。「次の国政選挙への対応は大変だよ」
       =おわり

2835神奈川一区民:2010/12/09(木) 23:29:51
>>2727 更新
みんなの党統一地方選公認候補予定者

 【県議会】
 〈横浜市〉▽金沢区 田中肇(現)▽栄区 楠梨恵子(新)▽青葉区 赤野孝之(新)▽緑区 城田学(新)▽都筑区 野渡和久(新)▽保土ケ谷区 芳賀洋治(新)▽鶴見区 加藤正法(新)

 〈川崎市〉▽高津区 斉藤尊巳(新)

 〈相模原市〉▽中央区 高田耕助(新)

 〈一般市〉▽茅ケ崎市 岩本一夫(現)▽藤沢市 塩坂源一郎(現)▽鎌倉市 河村琢磨(新)

 【横浜市会】
 ▽緑区 伊藤大貴(現)▽青葉区 藤崎浩太郎(新)▽旭区 大岩真善和(新)▽泉区 横山勇太朗(新)▽港北区 豊田有希(新)▽保土ケ谷区 磯部圭太(新)▽鶴見区 有村俊彦(新)▽中区 串田久子(現)▽都筑区 望月高徳(新)▽神奈川区 平野和之(新)▽港南区 野崎孝男(新)▽戸塚区 足立秀樹(新)

 【川崎市議会】
 ▽宮前区 竹田宣廣(新)▽麻生区 月本琢也(新)▽中原区 松川正二郎(新)

 【相模原市議会】
 ▽南区 財津秀明(新)、大槻研(新)

 【一般市会】
 ▽藤沢市 白田明秀(新)

2836チバQ:2010/12/09(木) 23:48:57
>>73
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1012090046/
町長の問責決議可決、「不信招く言動多い」/葉山町議会 
2010年12月9日
ソーシャルブックマーク (ソーシャルブックマークとは)

 葉山町議会は9日、12月定例会の本会議最終日で、町民や議会に大きな不信と不安を招いた一連の責任を問うとして、森英二町長に対する問責決議案を賛成11、反対4の賛成多数で可決した。問責決議は可決されても法的拘束力はない。

 決議案は、2市1町のごみ処理広域化からの離脱や同町堀内のごみ焼却施設での排出基準値を超えるダイオキシン類の検出への対応などを列挙し、「町民、議会、行政の不信を招く言動があまりにも多く、看過できない」と指摘した。

 本会議終了後、森町長は神奈川新聞社の取材に対し「議会の決議を重く受け止め、今後の政治活動に生かしていきたい」と話した。

 また、町は下水道投入施設建設工事の請負契約に関する議案を撤回、議会も了承した。建設予定地の一部を所有する県道路公社から承諾が得られなかったという。町は条件が整い次第、議案を再提案する方針。

2837チバQ:2010/12/10(金) 21:54:57
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012090001
【水戸市区】読めぬ「無党派層」、大混戦 
2010年12月09日

 告示日の早朝。加藤明良氏の出陣式会場の護国神社で、父の浩一水戸市長が活発に動き回った。支持者と握手を重ね、雨宿りの部屋を確保して自らマイクで案内した後、開式直前に公務へ戻った。


 新顔ながら、加藤氏の出陣式では正副議長ら水戸市議11人が壇上に並んだ。来賓あいさつのトップは、現市長引退後の市長選に立つ高橋靖県議。遺族会や医師会など300団体以上の推薦を集める。


 父は県議時代からトップ当選を重ねた組織力を持つ。息子は国会議員秘書18年の経験を掲げ、「一からの組織作り」というが、他陣営は「現職市長と戦っているようなものだ」と口をそろえる。


 有権者が最多の水戸市区は旧内原町と城里町を加え、さらに拡大した。定数は2増の7、候補者は10人で、いずれも戦後最多だ。混戦の中、政党公認の7人は、無所属新顔の加藤氏と木本信太郎氏を「台風の目」とみる。


 木本氏は告示日、朝7時から12時間、千波湖畔の交差点に立ち続けた。街で訴えるため出陣式は前夜に終えた。車一台一台に頭をさげる。市議への挑戦時は90日間ここに立ち、トップで当選した。


 組織に乏しく、武器は若さだ。若者の店にチラシが掲げられるなど無党派層の反響を感じつつも、「プライベートを優先する世代。投票に行ってもらえるかが問題」と木本氏。集会では期日前投票を説明書付きで案内する。


 無党派層の動向に、政党の候補も神経をとがらせる。前回は国政での郵政造反議員の復党問題が響き、自民の現職2人が落選し、県都で初の民主県議が誕生した。今回も勝負を分ける要とみる。


 2人擁立した民主は特に危機感を強め、演説では弁士がまず政権の迷走をわびる。


 前回トップ当選の佐藤光雄氏は「地方議員の日々の努力が消し飛ぶほどの逆風」を感じている。組織内候補として連合の支援を受けつつ、街頭活動を増やした。海江田万里経済財政相は4日、党の2候補ではなく佐藤氏だけの応援に来県。陣営幹部は「落とせないから必死。もはや身内の取り合いだ」と話す。


 新顔の星野幸子氏は出馬表明した春と環境が激変した。擁立した福島伸享衆院議員は
「育児と経営者を両立する女性として当初は民主への風を期待できた。今は厳しい。地盤もなく、路地裏まで歩くしかない」と語る。連日、車の走行200キロと演説最大30カ所を目標に、浸透へ懸命だ。


 大内久美子氏は過去4回、共産の国政選での比例票の2倍前後を集め当選した。初の女性対立候補を迎え、女性票の分散をおそれる。田谷武夫県委員長は「保守系無党派が頼みの綱になる」。


 公明は厚い支持基盤で上位当選を重ねてきた。現職の高崎進氏は「広がった区域では私も新人。乱戦で従来になく厳しい」。朝の駅頭演説など初めての活動を取り入れた。


 自民のベテラン・石川多聞氏は、新顔の台頭と区割り変更の二重苦に直面する。唯一の城里出身。初挑戦の水戸で県信や幡谷グループ企業が支える。雨中の街頭演説を傘も差さず見守った茨城トヨタ自動車の幡谷浩史会長は「県議会随一の政策力と人望がある人。落とせない。県全体の損失になる」と語った。


 自民現職の舘静馬氏は「浮動票が読めない選挙」という。地元の市西部の住宅街を中心に歩くほか、前回公約の達成度を自己評価したパンフレットを幅広く配布した。


 自民前職の川津隆氏は、前回敗因を楽勝ムードの緩みと分析。後援組織固めに加え、初めて無党派を意識した座談会を重ねた。出陣式を城里で行い、郡部にも力を注ぐ。


 一方、有権者の反応はかんばしくはない。


 7日昼、イオンモール水戸内原前を通過する選挙カーを見ていた主婦(35)は「政治のイメージが随分、悪くなった。候補の人柄で投票したいけれど、なかなか会えないのが残念です」と話した。


 市内の行政書士によると、昔は必ずあった候補者の協力依頼が今回はこない。同業者の多くも同じようだ。「顔を見せず、ビラがポストに入っているだけ。熱意が感じられない」と指摘する。


 保守系候補のベテランスタッフは「旧来の組織を固めるが、高齢化で先細りしてきた。後は無党派頼み。力で勝ち取れず、相対評価の選挙だ」。


 若さか実績か。政党の対立軸への評価は。県都のバランス感覚はどうふれるのだろう
か。(吉村成夫)

2838チバQ:2010/12/10(金) 21:56:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1291561228110_02/news/20101206-OYT8T00019.htm
(1)水戸市 低い関心、混戦に拍車
 「雨をよけてください」。激しい雨に見舞われた告示日の3日朝、水戸市の護国神社で行われた加藤の出陣式。開始前にマイクで聴衆を誘導したのは、父の水戸市長、浩一だった。ただ、加藤が「国会議員秘書としての経験や人脈を生かし、よりよい街づくりのために仕事をさせていただきたい」とあいさつした時、浩一は公務で姿を消していた。会場を訪れた市議は「あれ以上はやり過ぎだ、と判断したのだろう」と察した。

 保守系候補5人がひしめきあう中、民主も2人を擁立し、最終的に10人が立候補した。一方で、6人が50歳以下という若さで「世代交代」という争点もぼやけがちだ。県内最多の有権者を抱える選挙区は混戦の様相を深めている。こうした状況に、新人だけでなく固い支持組織を持つ陣営も危機感を隠さない。

 連合茨城の支援を受ける民主現職の佐藤は4日の街頭演説で、「地域の声を国に。パイプ役をしっかり果たしていきたい」と声を張り上げたが、陣営は「4年前のトップ当選と、今回は別」と引き締めに躍起だ。民主新人の星野は「茨城のブランド力が低い一因は、女性の感性、厳しい目が生かされていないから。子育ての経験がある女性議員が必要」と強調し、精力的に街頭演説を重ねている。

 城里町からの唯一の候補、自民現職の石川は「水戸から9人が攻め込んで、私1人が水戸に殴り込みをかける。こんな割に合わない選挙はない」と厳しさを訴える。同じく自民の舘は、4年前に作成した自らのマニフェストについて、達成度を自己検証したパンフレットを作成。「4年間背水の陣で県議をやってきた。正念場の信任投票」と強調する。前回次点に泣いた川津は3日、地元の水戸市に加え、城里町でも出陣式を行った。「かけ声だけで雇用は生まれない。今は景気対策と産業振興が大切」と呼び掛けた。

 公明支持層を固める高崎は「命を守るために全力で取り組んできた」と障害者支援などの実績をアピールする一方で、「若ければいいものではない。仕事ができる人を選んでほしい」と強調する。

 共産現職の大内の街頭演説には先月28日、党委員長の志位和夫が駆けつけ、「他陣営は『大内さんは大丈夫』と言っているが、これは卑劣なやり方」と危機感を訴えた。

 木本は3日、辻立ちを続けてきた水戸市の千波大橋前で終日、行き交う車に手を振り続けた。2日夜の出陣の集いでは「今変わらなければ、茨城は変えられない」と力を込めた。西村は選挙カーや拡声機を使わず、自らポスターを張りながら選挙戦を続けている。

 ただ、市民の関心はさほど高まっていない。水戸市議の1人は「こんなに関心が低い選挙は記憶にない。これも政治不信のせいなのか」とぼやく。結果の読めない乱戦のまま、選挙戦は中盤へと向かっている。

(敬称略)

(2010年12月6日 読売新聞)

2839チバQ:2010/12/10(金) 21:58:33
水戸>>2706>>2731とか
>>2822産経>>2837-2839
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101210/CK2010121002000066.html
12・12県議選 激戦区ルポ(4) 水戸市  混戦各陣営「厳しい選挙」
2010年12月10日

 有権者二十三万六千人余りの最大選挙区は民主、自民、公明、共産の現職五人と新人四人、元職一人の計十人が争う混戦。各党本部から応援が相次ぎ、どの候補も「厳しい選挙」と訴える。

 「加藤さんは即戦力だ」。街頭演説で、来春の市長選に立候補予定の高橋靖県議が強調した。国会議員秘書を十八年務めた加藤は、教育や医療の充実を訴える。今期で引退する父の加藤浩一市長の支持者らを取り込み、団体などからの推薦も三百を超えた。

 前回トップ当選の佐藤は連合茨城の全面支援の下、「税金の使い方をハコモノから人へ」と訴える。応援に入った海江田万里内閣府特命担当相は民主党の逆風に触れ、「佐藤さんの責任ではない」と懸命に支持を呼び掛けた。

 水戸駅北口で太田昭宏公明党前代表と並んだ高崎は、障害者の雇用やドクターヘリ整備など四年間の実績を強調。「『公明は大丈夫』と言われているが、自分が一番厳しさを分かっている」と支持者らに訴えた。

 市西部を拠点とする舘は、前回に続き独自のマニフェストを掲げたことをアピール。「定数削減や報酬の見直しなど県議会を改革しなければならない」などと支持を求める。

 市田忠義共産党書記局長とともに同市本町の商店街に立った大内は、住宅供給公社の破綻や県の保有土地問題を批判し、「開発優先でゆがんだ県政をまともにしたい」と支援を呼び掛けた。

 「今度の選挙は負けるわけにはいかない」。前回、僅差で涙をのんだ川津は力を込める。市北部の農村部などで支持を固め、「地方のつらさを国にぶつける」と訴える。

 城里町が地盤の石川は「水戸では新人」としつつも、六期の実績を背景に「首都圏の一翼を担う県づくりをしたい」と訴え、支持拡大を図る。

 木本信男元県議の長男の木本は、同市千波町を拠点に自転車も使って活動。若さを全面に世代交代を訴え、「あと一歩です」と支持を呼び掛ける。

 「民主二人を勝たせてほしい」。福島伸享党茨城第1区総支部長がこう力を込める星野は、県医師連盟などの推薦を受け、雇用創出などを掲げて浸透を目指す。

 西村はポスターを張り終えた八日から活動を始め、水戸駅などに立ってアピールする。 =敬称略 (北爪三記)

2840チバQ:2010/12/10(金) 22:00:02
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012080002
【筑西市区】 共倒れ危ぶむ民主陣営 
2010年12月08日

 3日、民主新顔の設楽詠美子氏の出陣式。日本医師会の原中勝征会長夫人、瑠璃子氏がマイクを握った。女性で若くしがらみがなく、「清らか」だと強調した。


 推薦する県医師連盟の医師や歯科医らと一緒に、地域医療をテーマにした集会を各地で重ねてきた。「知名度も組織もない、ゼロからの出発」と選対幹部は話す。


 設楽氏自身も子育て中で、育児世代を中心とした無党派層にも期待を寄せる。だが、陣営では「昨年の夏と勢いがまるでちがう。見えない票はあると思うが……」と、不安を隠さない。


 もう一方の民主新顔・仁平正巳氏。「回っても『今度は民主には入れませんよ』と言われ、話もさせてもらえない」と危機感を募らせる。「筑西はもともと保守の強い地盤。そこに2人も立てるなんて」「へたをすると共倒れになりかねない」。陣営からは恨み節も聞こえる。


 出陣式では駆けつけた連合茨城幹部を前に「私は自民、民主で仕事をするつもりはない。元市議で選挙をやりたい」と幅広い支持を目指すことを強調。遊説では設楽氏を意識してか「若さは武器かもしれないが、私には十数年地方自治に携わった経験がある」と訴えている。


 無所属新顔の宮崎勇氏。出陣式には中村喜四郎衆院議員が顔を見せた。5日の日曜日は、約100人が人口の多い下館地域でビラ配り。青壮年層に支えられ、地盤の旧関城町を中心に保守票の獲得を目指す。


 各陣営から「安泰」とみられている自民現職・田所嘉徳氏の陣営は「まだ一票も入ったわけではない」と後援会を引き締める。5日は大学の恩師で政治評論家の福岡政行氏も駆けつけた。


 共産新顔・鈴木聡氏の出陣式で応援演説した党政策委員長の小池晃氏は「党派を超えてお力添えを」と繰り返した。保守票も狙い、筑西、県西で初めての党の議席獲得を目指す。
 (金森定博)

2841チバQ:2010/12/10(金) 22:00:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1291561228110_02/news/20101207-OYT8T00093.htm
(2)筑西市区(届け出順、定数3―候補5)
5人、政策に大差なく


「誰にしたものかね」。掲示ポスターに見入る有権者(筑西市で)  下館、明野、関城、協和の4市町が合併し、5周年を迎えた筑西市。初めて市単独の選挙区になった。自民現職の新井昇と加倉井昭喜の2人が共に引退し、現新5人が有権者約9万人の票を巡って争う激戦の様相を呈している。

 「保守地盤をなんとしても死守しなければ」。告示日の3日、宮崎の出陣式に中村喜四郎衆院議員が登壇し、集まった支持者に訴えた。市議から転身した宮崎は「筑西市は県内一の農業地域。全国はもとより世界に販路を開拓し、元気な筑西を再生しなくては」と街頭演説で声を張り上げた。政党公認を受けた候補が乱立するなか、あえて無所属で臨み、若年層や保守票を取り込む狙いだ。

 同じく市議から転身した仁平は、街頭演説で「県政改革は待ったなしだ。県の借金1兆8000億円を減らすため、県版事業仕分けを実施する」と声を枯らす。党筑西支部長を務めるが、民主への逆風の中、党名には一切触れない。同じ民主新人の設楽と票の奪い合いになることついて、陣営からは「政権与党は、着実に1人ずつ県議を増やすもの。10万人都市で、2人擁立はいかがなものだったか」と嘆きも漏れてくる。

 設楽は、「託児所の開設や地域・行政のネットワークづくりで、子育てのしやすい街を」と訴え、女性票など票の掘り起こしを狙う。草の根選挙で知名度不足解消に必死だ。選挙は初体験だが、選対幹部にベテラン運動員が就き、不慣れな陣営をバックアップしている。

 唯一の自民現職となった田所は、「素人政治家を県政に登場させるわけにはいかない」と3期12年の実績を強調する。公明推薦も得て盤石の態勢を築くが、「他候補の1票ごとの切り崩しにさらされている」と後援会組織の引き締めに余念がない。

 鈴木は、下館、筑西市議を35年務めた論客。5日の街頭演説では「新中核病院は市民病院の現在地に」と訴え、県西地区初の共産議席の獲得を目指す。「県議会でも意見を言える人が必要」という期待を一身に集め、党外にも支持を広げている。

 地域医療の充実や雇用の確保――。5人が掲げる政策に大差はなく、現職に新人4人が絡み、「誰が当選してもおかしくない」(陣営幹部)混戦が繰り広げられている。(敬称略)

(2010年12月7日 読売新聞)

2842チバQ:2010/12/10(金) 22:01:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101207/CK2010120702000072.html
12・12県議選 激戦区ルポ(1)筑西市 逆風に苦しむ民主陣営  
2010年12月7日

 「岡田広県連会長から、それなりの成績で上がってくるようハッパをかけられた」。田所の秘書は口元を引き締める。自民現職二人が引退し、唯一の現職候補。四期を果たせば、副議長の椅子もめぐってくる。トップ当選は至上命令だ。優勢ムードの中、陣営の気掛かりは上滑り。告示日の出陣式で、支援の市議は「足をすくわれては」と話した。

 日本医師会の原中勝征会長の肝いりで擁立された設楽。郵政研の後押しも受け、唯一の女性候補という立場もあって「台風の目」の存在だ。若い母親たちとのボランティア活動を生かして「千人の選対委員」を組織。後援会幹部は「党には逆風が吹くが、これまでと違った運動しかない。ムードに乗れば、浮動票を抱き込める」と上昇気流に期待する。

 宮崎は告示日、出陣式に千人近い支援者を集め、他陣営に衝撃を与えた。壇上には中村喜四郎衆院議員や地元の吉沢範夫市長、坂東市の吉原英一市長らが並んだ。昨夏、自民党を離党。政党から距離を置く戦術だが、事務所には農協や土地改良区などの推薦状がずらり。出身の旧関城町の農家が後援会に名前を連ね、農村票の獲得に照準を合わせる。

 民主のもう一人、仁平は「十月以降、党への風当たりがまるで突風のようだ」と漏らす。連合茨城が支援し、市内の大手企業の労組が選対入りする組織戦を展開。茨城版事業仕分け導入を目玉施策に掲げる。終盤戦、女性衆院議員らが応援に駆け付ける予定だが、選対は「党本部ではテコ入れのつもりだろうが、逆効果。共倒れもあり得る」と険しい表情だ。

 「県西から初の議席を」。鈴木陣営は鼻息が荒い。市議九期の知名度に加え、地元自治会からの推薦も受ける。選対は、党と地域の二本柱で結成する異例の布陣。告示前、中央委員会から志位和夫委員長、小池晃政策委員長が激励に駆け付けるなど、重点的に支援する。選対は「ここで議席を確保できれば、統一地方選で弾みがつく」。 =敬称略

 (原田拓哉)

2843チバQ:2010/12/10(金) 22:02:33
水戸と筑西はどこの新聞社も特集組んでたのでまとめてあげてみた

2844チバQ:2010/12/10(金) 22:03:17
>>2709>>2732
激戦区へ 2010県議選


【桜川市区】 現職と市長の亀裂鮮明
2010年12月05日

 桜川市区=定数1(届け出順)
 白田信夫 58 県副議長  自現(4)
 風野和視 41 〈元〉市議 無新


「市長と県議が背中合わせの状態では、県とのパイプがねじれて市にきれいな水が流れない」。告示日の3日、無所属新顔の風野和視(かず・み)氏の出陣式で、中田裕市長とともに市議らが気勢を上げた。


 筑波山や加波山に囲まれた人口4万7千人の桜川市。岩瀬、真壁の2町と大和村が合併して5年がたつ。


 合併時の市長選は、岩瀬出身の中田市長を、真壁が地盤の自民現職・白田信夫氏が応援。すみ分けてきた。


 が、副市長人事をきっかけに、昨年10月の市長選で、白田氏が対抗馬を擁立。333票差で振り切った中田市長は今回、元市議・風野氏の全面支援に回った。岩瀬を中心に市長後援会がフル回転する。5期目を目指す白田氏の陣営も真壁や大和の支援者が岩瀬に入り、各地区で切り崩しにかかる。


 白田氏は「市長と選挙をしているわけではない」と冷静を装うが、中田市長は「コミュニケーションを持ちたいが、時間が必要かもしれない」と亀裂を認める。


 こうした中、選挙は「地域対決」の様相も帯びる。


 真壁に事務所を構える白田陣営の幹部(77)は「岩瀬とは地域性も人間性も違う。負けたくないからみんな選挙に夢中だ」。風野陣営の出陣式にきた岩瀬の男性(74)は「合併してだいぶたつが、まだ心は一つじゃないということだろう。あと20年はかかる。それまで戦いは続く」。


 市民団体代表の中島市郎さん(50)は危機感を募らせる。「泥沼の選挙を続けても、市民に一つもプラスはない。地域が遅れていくばかりだ。有権者も気付かないといけない」 (中村真理

2845チバQ:2010/12/10(金) 22:03:50
>>2706
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012050002
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【常陸大宮市区】 背景に市長選のしこり
2010年12月05日

 常陸大宮市区=定数1(届け出順)
 鈴木定幸 43 石油販売社長  無新
 黒部博英 36 党県総務副会長 自現(3)


「市長から特別な教えをいただいた。ともに手を携えて骨身を削ろう、と」


 JR常陸大宮駅前で4日昼、無所属新顔の鈴木定幸氏がマイクを握った。


 今回、三次真一郎市長は鈴木氏への支援を鮮明にしている。3日の出陣式でも壇上で「みなさんの声を県政に」と呼びかけた。2人は水戸一高で先輩後輩の間柄。鈴木氏は市内を一軒一軒歩き、浸透を図ってきた。


 対する自民現職の黒部博英氏はこの日、選挙カーで、山あいの集落をくまなく回り、「3期の実績を、地域に少しでも恩返しできるよう、頑張って参ります」と訴えた。


 5期目の途中で死去した父の地盤を継ぎ、組織選挙を展開。前回は旧区割りの那珂郡区(定数3)でトップ当選を果たした。だが今回は鈴木陣営を「物量作戦。組織作りもうまい」と警戒する。


 市長選の「しこり」がある。2年前にあった合併後初の市長選。三次市長の対立候補を支援したのが黒部氏だった。初当選した三次市長と黒部氏の関係は、以来、しっくりしない。旧山方町長だった三次市長がかつて黒部氏の父の選挙を支援していたことも関係をこじらせていると周囲は見る。


 旧御前山村地区出身の鈴木氏と、旧大宮町地区出身の黒部氏。両陣営とも、6割近い有権者が集中する大宮地区が「決戦場」と位置づける。が、大宮地区では意思表示しない有権者も多いといい、陣営関係者は「町うちは票が読めない」と話している。(栗田有宏)
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2846チバQ:2010/12/10(金) 22:04:20
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012060001
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【つくば市区】 保守票争奪 しのぎ合い
2010年12月06日


気勢を上げる支持者=つくば市

山中たい子 59 党県委員    共現(2)
田村けい子 56 党県女性局長  公現(1)
塚本一也  45 タクシー会社長 民新
鈴木将   38 〈元〉市長秘書 無新
飯岡英之  50 建設会社員   自現(3)
星田弘司  36 建設会社員   無新



 「やっと両輪がうまく回り始めた段階だ」


 告示前日のつくば市。民主新顔・塚本一也氏の選対幹部は記者に対し、こう話した。


 「両輪」とは、民主系と保守系の支援者のこと。塚本氏は、元自民県議で県議会議長も務めた育造氏の長男。後年は自民県連と対立し無所属で活動したが、支援者の多くは保守だった。前回、無所属で挑んで敗れた塚本氏はその地盤を引き継いでいる。


 民主で臨む今回も、保守系市議6人が支援。市内は連合系労組が少なく、支持者回りなどは主に保守系市議らが担う。3日の出陣式は、民主市議が司会を務め「一体感」を演出した。ただ、陣営は「国政の状況もあり、『民主』の看板がどれだけプラスなのか。まったく読めない」。手探りの選挙戦が続く。


 学生や研究者が多く投票率の低さで知られる研究学園地区をこの土日、自民が公認または推薦する3陣営の選挙カーが連呼した。


 現職の飯岡英之氏、新顔の鈴木将氏と星田弘司氏。1987年の合併から続く主導権争いで、市内には今も自民支部が三つある。3人はそれぞれの支部の幹部だ。


 前回は、北部出身の飯岡氏と南部の飯泉淳氏(引退)が「互いの地盤には入らない」との紳士協定を結び、569票差で2、3位に入り、すみ分けに成功した。が、今回は同じ北部から新顔の鈴木氏が出馬。南部から星田氏が立ち、混戦になった。


 3陣営とも「3人全員の当選は厳しい」との見方で一致する。自民に大きな影響力を持つ市原健一市長も中立を表明。ある陣営幹部は「内閣支持率が下がっても、無党派が自民に戻ることは難しい。結局は古くからの自民支持者を3人で奪い合う構図だ」と話す。


 4年前、トップ当選した現職の田村けい子氏の陣営は「初挑戦の前回は、がむしゃらだった。2度目こそ真価が問われる」。告示日は市内3カ所で出陣式を開くなど支援団体以外への浸透を図る。


 代表質問ができる4議席を目指す共産にとって、現職の山中たい子氏の議席死守は至上命題。本人も第一声で「何としても守り抜きたい」。街頭演説を中心に、水道料金の値下げや医療費の中学卒業までの無料化などを訴える。
(伊藤悟)

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2847チバQ:2010/12/10(金) 22:04:55
>>2731とか
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012080001
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【土浦市区】 民主2人、しこりの懸念
2010年12月08日

奥田夏樹 41 特別研究員     民新 
 伊沢勝徳 40 〈元〉参院議員秘書 自現(2)
 青山大人 31 党県副幹事長    民現(1)
 八島功男 54 〈元〉銀行支店長  公新
   *
 「民主党衆議院議員 大泉博子先生です」。司会者が紹介すると、約700人で埋まった会場はどよめいた。「なんで来たんだろう」。選対幹部たちは声を潜めた。


 3日夜、土浦市内であった民主現職の青山大人氏の総決起大会。民主の国会議員、連合幹部ら20人が並ぶ来賓席に地元衆院6区選出の大泉氏の姿があった。次々とあいさつに立つ。だが、大泉氏には最後まで出番が回ってこない。


 大泉氏を横目に壇上に立った青山氏はこう言った。「あいつが嫌いだから、『刺客』を出そうとか。それで信頼される政治ができるのか」


 市区では、同じ民主から新顔の奥田夏樹氏が立候補している。県連の反対を押し切ってまで奥田氏を擁立したのが大泉氏だ。有力支持団体の市医師連盟が、青山氏の対立候補を立てるよう再三、大泉氏に迫っていた。


 奥田氏はこの日夕方、事務所で出陣式を開いた。のぼり旗には、ヒヨコの姿で描かれた自身のイラスト。「ニワトリから生まれたのがヒヨコ。奥田です」と大泉氏は解説した。昨夏の総選挙で自民の丹羽雄哉元厚生相を破り「ニワトリ(丹羽捕り)候補」で名を売った自分の手で生み出した自前の候補というわけだ。


 民主の2候補について、大泉氏は「均等に応援する。国会が終わったので、どちらも平等に」と話す。


 だが、ある民主党の関係者は「亀裂は深刻だ。しこりは必ず残る。党第6総支部は分裂してしまうのではないか。修復は難しい」と、「分裂選挙」の様相を見せる選挙戦に気をもむ。


 奥田氏とともに医師連盟から推薦を受ける自民現職の伊沢勝徳氏と、今期で引退する足立寛作県議の後継として出馬した公明新顔の八島功男氏は、ともに民主2氏の対立を警戒。「激戦で個人票が奪われかねない」として組織の引き締めを図っている。(長田寿夫)

2848チバQ:2010/12/10(金) 22:06:05
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000911012100001
激戦区へ 2010県議選


【常陸太田市】 有権者2倍、不安は三様
2010年12月10日


候補者の出陣式でこぶしを突き上げ気合を入れる支持者ら=常陸太田市

 ◆常陸太田市区=定数2(届け出順)


西野一  57 塗装防水工事業 自現(1)
石井邦一 45 建設会社員   自現(1)
石崎拓也 53 〈元〉市議   民新 


    *


 「広い選挙区になった。大変厳しい。力を貸していただきたい」


 底冷えのする5日夕方。自民現職の石井邦一氏は常陸太田市内での街頭演説で、集まった人たちに呼びかけた。大子町を地盤とする石井氏は「初めての選挙と一緒」と繰り返した。


 常陸太田市区は今回から、旧常陸太田市区と旧久慈郡区(大子町、旧水府村、旧金砂郷町、旧里美村)が合区し、新たな区割りになった。


 選挙区の面積は約700平方キロと36選挙区で最大。有権者数は旧市区と旧久慈郡区でほぼ同じのため合区で2倍に。旧市区にとっては1974年以来の選挙戦だ。3候補者は三様の不安を抱え臨む。


 石井氏は前回2006年の選挙後、区割り変更を見越して旧水府村に後援会支部を発足。今年に入って旧金砂郷町、旧里美村にも作り、地盤の拡大を図る。「大子町から県議がいなくなれば、この地域の発展はない」。陣営は危機感を募らせつつ、大子町長選・町議補選との同日選での投票率アップと地元票の伸びに期待をかける。


 08年の補選で無投票で初当選した自民現職の西野一氏も、危機意識は同じだ。36年ぶりの選挙となる旧市区が地元だけに、票の動きの予想が立てにくい。選対幹部は「他の2候補は前回も立候補し、選挙を知っている」


 告示日の出陣式では、支援する梶山弘志衆院議員も支持を訴えた。昨夏の総選挙で梶山氏は県内の自民候補で唯一、小選挙区で当選した。選対幹部は「保守王国の面目がかかる。落ちたら大変なことになる」と組織の引き締めに躍起だ。


 民主新顔の石崎拓也氏は旧金砂郷町議。前回、旧久慈郡区は3人の無所属の新顔が立候補し、当選した石井氏の次点だったのが石崎氏だ。


 今回初めて連合茨城の推薦を受け、3日の出陣式には労組関係者も出席。旧市区の民主支持層の取り込みに活路を見いだす。「手応えは感じている。常陸太田市を固めたい」と石崎氏。「県議会は自民党を中心とする政治が長く続いている。県の借金が約1兆9千億円に膨らむ原因を作った」と、前回とは一転し「民主」を前面に打ち出している。(成田認)

2849チバQ:2010/12/10(金) 22:07:35
>>2707>>2732
>>2825産経
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1291561228110_02/news/20101209-OYT8T00593.htm
(4)取手市 民主分裂 、混戦の様相


ショッピングセンター前で買い物客らに支持を訴える候補者(取手市内で)=写真は一部修整しました  選挙戦終盤に入った8日。取手市内のスーパー前で細谷が街頭演説中、竹原の選挙カーが通りかかった。信号で停止した車から竹原が歩道に飛び出し、細谷も駆け寄って力強く手を握り合い、お互いの健闘をたたえた。だが、2人は民主票を奪い合うライバル同士で、水面下ではし烈な争いを繰り広げている。

 旧北相馬郡区(旧藤代町、利根町)を併合し、定数が1増の3になった取手市区。民主党市議として2期7年活動した細谷が、みんなの党から立候補したことで混戦の様相を一気に深めている。

 細谷は市議時代、手作りの「市政報告書」を毎月、支持者に配って歩くなど地域への浸透を深めた。「党が変わっても、支持者はついて来てくれるはず」と自信を見せる。民主党を離れた理由を「労組に支えられている民主にいては、思い切った公務員改革ができない」と説明する。地元の同党衆院議員、小泉俊明(茨城3区)が、秘書の竹原を公認候補に推したことも決別の要因になった。

 竹原は昨年8月の衆院選直後、当選あいさつの駅立ちに向かう小泉を助手席に乗せて車を運転中、「地方政治が重要になる時代が来る」と話しかけられ、「私に県政をやらせてください」と応じた。8年間、秘書を務めただけに「小泉と県とのパイプ役は私しかいない」と自負する。衆院選では小泉を含め、取手市出身の3人の民主党議員が誕生。県議選でも民主の議席を獲得したいところだ。

 民主の分裂に対し、自民は一本化に成功した。

 「今回は厳しい選挙になる。自民票を二つに割ってはいけない」。旧北相馬郡区の自民現職、小林靖男は7月末、74歳という年齢も考え、引退しようと腹を決めた。鶴岡は「小林の分まで頑張らなければ」と決意を新たにする。2人は古くから志を共にした以心伝心の間柄だ。

 党県連政調会長も務め、旧取手市区で5回当選を果たした鶴岡だが、旧北相馬郡区ではなじみが薄く、強い援軍が現れた格好になった。鶴岡は3日の出陣式で「来春の統一地方選と次期衆院選の前哨戦」と支持者を鼓舞し、小林後援会と連動した選挙戦を展開する。

 高木も民主の分裂に勝機をうかがう。「自民に減反でやられた人たちが、今は環太平洋経済連携協定(TPP)で民主への反発を強めている」と農家への浸透に力を入れる。

 政党の力を借りずに戦う川口は、県議9期目途中の2007年3月に死去した義父・三郎が旧北相馬郡区に築いた後援会が強みだ。三郎は自民党時代、県会議長に就任するなど大きな影響力を持った。葬儀の席で跡を継ぐ決意を示し、準備を進めてきたが、陣営では「旧取手市区は全くの未知数」と気を引き締めている。

 公明を除く主要政党が候補者を擁立し、混戦の度合いが一段と増した。選挙区が広がり、現職、新人ともに困惑が見られ、投票率も勝敗に大きく影響しそうだ。(敬称略)

(2010年12月9日 読売新聞)

2850チバQ:2010/12/10(金) 22:08:18
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101208/CK2010120802000067.html
12・12県議選 激戦区ルポ(2)笠間市 現職3人互角の戦い
2010年12月8日

 「うちが一番、厳しいんじゃないか」

 平成の大合併による新市誕生で区割りも変わり、合併前の旧笠間市、旧岩間町、旧友部町をそれぞれ地盤とする現職三人が互角の戦いを繰り広げる。どの陣営も相手をけん制するかのように「厳しい戦い」を口にする。

 「旧笠間を守りつつ、他の二地区の理解を得ていく」。笠間市議を八期務め、有権者数約二万三千六百人の旧笠間に強固な基盤を築く小池の後援会幹部は話す。

 前回選挙で自民現職を破った。市商工会長や石材組合理事の経験から、「地場産業の推進」を掲げる。旧笠間は選挙前に一巡しており、告示後は「高いとりでが立っている」(後援会幹部)という旧友部、旧岩間での支持獲得にも力を注ぐ。

 一方、「うちは笠間市全域が地元」と話すのは常井陣営。三地区で最も有権者の少ない旧岩間(約一万三千二百人)の出身で、「地域間の争い」の様相を打ち消すのに躍起だ。

 県医師連盟をはじめ二百以上の団体から推薦を受ける組織力が頼りだ。告示前日の「必勝の集い」には岡田広自民県連会長らが応援に駆け付け、会場に用意した九百席が足りず、立ち見であふれた。県立中央病院の機能充実など県議三期の実績をアピールする。

 最も有権者の多い旧友部(約二万九千人)出身の村上は、旧友部町長の父を持ち、自身も同町議を務めた。四年前の市長選、市議選と、三候補の中で唯一、現在の笠間市全域で選挙を戦った知名度がある。

 ただ、市長選で同じ長谷川大紋参院議員派の旧友部町長と争い、ともに現市長に敗れたものの、旧友部の地盤を二分する激戦だったことから、長谷川支持者の男性(65)は「一部にしこりが残っている」と打ち明ける。

 鍵となるのは、比較的新しく開発された旧友部の住宅地の浮動票。一年前に東京から移り住んだ元大学教授の男性(74)は「限られた県財政の中で、重要な政策に優先順位を付けて進めることを真剣に考えている候補者を選ぶ」と話した。 =敬称略

 (堀尾法道)

(定数2)=届け出順

小池忠 72 自現<1>

村上典男 51 無現<1>

常井洋治 57 自現<3>

※年齢は投票日基準

2851チバQ:2010/12/10(金) 22:08:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20101209/CK2010120902000069.html
12・12県議選 激戦区ルポ(3) 那珂郡、つくばみらい市 民主、自民一騎打ち
2010年12月9日

 区割り変更で東海村単独となり、両陣営とも当選ラインを八千票と見込む。約八キロ四方の小さな村で、二陣営が票の争奪戦を展開している。

 事務所近くの空き地で出陣式を開いた下路。荒天にもかかわらず、約六百人を動員した。特設舞台には、自民党の国会議員や周辺市町村長の為書(ためが)きがずらりと並ぶ。後援会幹部には保守系の地元村議が名を連ねた。

 「後援組織は三十ほどできた。夏から地道に取り組み、票は上がってきている」と後援会幹部。唯一の選挙サンデーの五日に、かつて下路が秘書を務めた梶山弘志衆院議員が応援に訪れたほか、九日には小渕優子・元少子化担当相が駆け付け、票の上積みに力を入れる。

 一方、五日夕に開かれた坂下の個人演説会では、民主党の平野博文・前内閣官房長官とともに、村上達也村長がマイクを握った。

 激戦となった昨年九月の村長選で、党県連の推薦を受け、四選を果たした村上は「薄氷を踏む思いで当選した。(支援を)頼まれれば断ることはできない」と坂下支持を表明した。

 後援会長には地元医師会の幹部が就任し、県医師連盟や連合茨城の支援を受ける。だが、後援会幹部は「組織があるとはいえ、一騎打ちなのでもっと上積みが必要」と厳しい表情だ。 (中津芳子)

     ◇

 つくばエクスプレス(TX)のみらい平駅周辺。住宅街が拡大し、県内でも数少ない人口増加地帯だが、主戦場は広大な農村部の保守地盤だ。

 農協や土地改良区から六十以上の推薦を得た鈴木の三日の出陣式には、長年、敵対関係にあった地元の片庭正雄市長も出席。あいさつの後、固い握手を交わした。「市長と県議が背中合わせでは市の発展はない。一つにまとまり良かった」と鈴木。

 一方、水上の出陣式では民主の大泉博子衆院議員(茨城6区)が昨年の衆院選を念頭に「ここには勝てるだけの票がある」と声を張り上げた。ただ、約五十人の聴衆の多くは土浦市やつくば市から駆け付けた労組関係者で、地元の市民はわずかだった。水上は「党への辛いコメントでも、有権者と会話ができるのはやりがいがある」と逆風に立ち向かう。 =敬称略

  (小沢伸介)

(いずれも定数1) =届け出順

那珂郡
下路健次郎 38 無新 =自

坂下英雄 49 民新 

つくばみらい市
水上ゆう子 49 民新 

鈴木亮寛 65 自現<1>

※年齢は投票日基準

2852チバQ:2010/12/10(金) 22:09:47
http://mainichi.jp/area/ibaraki/archive/news/2010/12/08/20101208ddlk08010122000c.html
激戦区ルポ:’10県議選/上 稲敷郡北部区 /茨城
 ◇町村二分し組織戦
 12日投開票の県議選で7日、政権与党の民主新人、井田真一候補(32)と自民県連幹事長を務めるベテラン、葉梨衛候補(67)が一騎打ちで激突する稲敷郡北部区に入った。連合茨城の支援を受ける井田氏が「世代交代」「県政刷新」をアピールするのに対し、JAグループの政治団体・県農政連の支援を受ける葉梨氏は県議5期の実績と農家保護を力説。管内の阿見町、美浦村は首長や議長まで巻き込み、選挙区を二分する組織戦を展開している。【山崎明子】

 ◇古い体質一掃を−−民主・井田氏
 ◇農家保護を力説−−自民・葉梨氏
 「若さと行動力」を連呼する選挙カーから降りた井田氏は、小走りで有権者に握手を求めてまわった。7日午後、阿見町内の大手スーパー前の演説会。「県住宅供給公社は全国で初めて倒産した。我々の税金680億円が知らないところで動いている。そんな古い体質の県政を一掃しよう」と井田氏が訴えると、買い物に訪れた高齢の主婦から「若いのにしっかりしてるわねぇ」とつぶやきが漏れた。

 応援に駆け付けた武田貞巳・美浦村議長は「県執行部や議会に長く横たわってきた闇を県民に知らせるのがこの選挙。農業政策は争点なんかじゃない」と、長年の自民政治のひずみが争点との認識を示した。

 阿見町、美浦村とも議会は保守系が多数派だが、井田氏陣営は首長と連携し、地盤の切り崩しに力を入れる。井田氏の後援会長には、今年2月の阿見町長選で民主推薦を受け当選した天田富司男町長が務める。中島栄・美浦村長は3日は葉梨氏の出陣式に顔を出したが、葉梨氏が07年村長選で対立候補を支援した経緯からしこりが残っているとされる。井田氏陣営はこうした亀裂を突く形で告示前、中島村長を招いて集会を開催。葉梨氏陣営は「村長は腹の中は民主だから、応援は期待しない」(選対幹部)と実際は微妙な距離を保っている。

 葉梨県連幹事長の地元が激戦区となったことを受け7日の遊説には地元選出参院議員の岡田広・県連会長に加え、党本部から片山さつき参院議員らも投入。7日正午過ぎ、美浦村役場近くのスーパー前で約150人を集めて行われた演説会には、村議会(定数15)のうち半数程度が姿を見せた。

 葉梨氏は「農業も子育ても民主政権はバラマキ政策ばかり。地方から自民党を立て直していかなくては」と強調。応援演説で立った片山氏も「政権交代から1年がたったけど、売れ行きが上がった農家があるか、給料が増えた工場があるか」とたたみかけ「茨城で自民が勝利し、国会を解散に持ち込みたい」と力説した。

 葉梨氏陣営は、農産物を含む関税撤廃原則とする「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」を進める菅政権の農業政策への批判に力を入れている。県農政連が県議会に提出したTPP反対の請願を民主会派が反対し、農家が民主に距離を置き始めたことも「渡りに船」(陣営関係者)と受け止め、TPP問題で井田氏に揺さぶりをかける作戦だ。

 ◇4区で民・自一騎打ち 両党、最重点に位置づけ
 民主と自民の一騎打ちは同選挙区のほか、つくばみらい市区▽北茨城市区▽那珂郡区(東海村)を合わせ4選挙区。両党は県議選全体の勝敗にかかわる重点区と位置づける。

 民主は那珂郡区で8日、党選対委員長の渡辺周衆院議員が街頭演説するほか、蓮舫行政刷新担当相も隣接する那珂市区入り。この演説会に那珂郡区の民主新人も参加する方向で日程調整をしている。9日は岡田克也幹事長が北茨城市区などに入る。県連関係者は「やはり、一騎打ちの選挙区では負けられない。政権交代の意義が問われる」との認識だ。

 これに対し、自民は9日以降、那珂郡区などで、小渕優子衆院議員や地元の梶山弘志衆院議員らが応援に入る。遊説よりも陣営事務所回りに力を入れ、基盤固めを図る。

2853チバQ:2010/12/10(金) 22:10:24
http://mainichi.jp/area/ibaraki/archive/news/2010/12/10/20101210ddlk08010280000c.html
激戦区ルポ:’10県議選/下 坂東市区 /茨城
 ◇代理戦争、再び
 12日投開票の県議選で坂東市区(定数1)は、中村喜四郎衆院議員(茨城7区)の元秘書で無所属新人の古谷英明氏(55)=無所属新人=と、今期限りで引退する前自民県連会長、山口武平県議(89)が支援する石塚仁太郎氏(60)=同、自民推薦=の一騎打ちとなり、長年の確執が続く中村氏と山口氏の代理戦争が8年ぶりに白熱している。沈黙を守っていた吉原英一市長が古谷氏応援に回ったことで、保守層を二分する選挙戦は、さらに混迷を深めている。【大久保陽一、山崎明子】

 ◇中村派・古谷氏、市長参戦で勢い
 ◇山口派・石塚氏、元首相らが援護
 真っ赤なジャンパーにブーツで足元を固め、バイクにまたがった古谷氏が9日午後、田畑に囲まれた市内の集落センターに颯爽(さっそう)と現れた。バイク遊説は中村氏の定番スタイルで、踏襲したとみられる。中村氏の後援会「喜友会」の関係者ら約50人を前に古谷氏は「坂東市は吉原、国は中村。まっすぐなラインを作らなければならない」と両氏の支援を受けていることを前面に出し、支持を呼びかけた。応援演説には、中村氏系で、すでに無投票当選を果たした半村登県議=猿島郡区=も参加。組織戦を見せつけた。

 山口氏は前回(06年)は旧岩井市区(定数1)で無投票で当選したが、02年には古谷氏と一騎打ちで激突。古谷氏が約5500票差で敗れた。しかし新選挙区では、中村氏系が強いとされる旧猿島町が加わり、構図は少し変わった。半村県議も猿島地域の掘り起こしに力を入れている。

 さらに8年前の選挙戦に加わらなかった吉原市長が今回、出陣式に出席し「経験よりやる気が大事」と古谷氏支持を鮮明にし、陣営は勢いづく。旧岩井市長だった吉原氏は石塚氏にその座を奪われ、その後市長選で3度対決した因縁の仲。昨年4月の坂東市長選で吉原氏が石塚氏を破ったのは、「県議は山口、市長は吉原」と“紳士協定”を結び、山口氏の支援を受けたことが背景にあったとされる。吉原氏の古谷氏支援はその前提を覆すものだが、山口氏引退表明を機に情勢は変わりつつある。古谷氏陣営幹部は「古い流れを断ち切るには今しかない」と山口氏の影響力排除に力を注ぐ。

 一方、石塚氏は9日午前10時半、同市のショッピングセンター駐車場で約500人を集め演説会を開いた。選挙カーには、山口氏に加え、山口氏と長年の親交がある麻生太郎元首相が応援に駆けつけ、石塚氏の後ろ盾であることをアピールした。

 山口氏の中央政界での人脈は大きい。告示日以降、佐藤ゆかり参院議員や河野太郎衆院議員ら知名度の高い自民党国会議員を次々応援に呼び、前県連会長の力を示してきた。

 この日の演説会で麻生氏は「山口武平の後で石塚さんは苦労する。偉大な人の後継者は、皆苦労するんだ」と述べて会場を沸かせ、「全国民が茨城県議選に注目している。自民推薦候補が勝つことは、民主党政権にノーということだ」と支援を呼びかけた。石塚氏も「命をかけて選挙戦に臨む」と決意表明。演説のトリを務めた山口氏は「石塚さんの目的達成ができるようお願いしたい」と訴えると、石塚氏と同じぐらい大きな拍手が贈られた。

 会場には、山口氏の女性後援会組織「ひまわり部隊」の黄色のジャンパー姿が目立つ。石塚氏もポスターや後援会ジャンパーに黄色を使っており、二つの黄色が溶け合った。

 ◇保守票巡り争う 3市区で、県政クと自民候補
 00年衆院選でゼネコン汚職で公判中だった中村氏を自民県連方針に反して支援し、自民県連(当時会長が山口氏)から除名処分を受けた県議でつくる保守系会派「自民県政クラブ」(県政ク)は、今回県議選で現職3人と、古谷氏ら新人2人の計5人が立候補。すでに猿島郡、結城市の2区で現職2人が無投票当選を果たし、坂東のほか常総、古河の計3市区で自民候補らと保守票の奪い合いを続けている。

 県政ク発足メンバーの故・川口三郎県議を義父に持つ無所属新人、川口政弥氏(53)=取手市区=は「党派を越えたい」と自民、県政クとも距離を置いて選挙戦を展開。出陣式に中村氏が出席した無所属新人、宮崎勇氏(45)=筑西市区=は、県政ク入りについては明言を避けている。

2854チバQ:2010/12/10(金) 22:14:38
下が今日のはずなんだけど・・・ネットに掲載されてない
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1291731594881_02/news/20101207-OYT8T01055.htm
県議選終盤情勢 (上)10人が入り乱れ混戦
 水戸市区(定数7)

=水戸市、城里町


 終盤に入っても混戦が続いている。高崎は福祉や医療分野での実績をアピール。大内は開発県政の見直しを訴える。西村は選挙カーを使わない地道な活動を続ける。佐藤は連合茨城などの支持母体を軸に、地元の千波地区も固める。川津は市北部の地盤に加え、他地区にも支援の輪を広げる。

 石川は地元・城里町を中心に支持固めに奔走。加藤は約300団体の推薦を受け、さらに支持拡大を図る。星野は精力的に街頭に立ち、知名度アップを狙う。木本は自転車遊説などで若い世代にも支持を広げる。舘は市西部の地盤を固めつつ、こまめに選挙区を回る。


 日立市区(定数5)=日立市

     ◇

 現職4人が着実に地盤を固める。斎藤は労組を引き締め、市内全域を駆け回る。菊池は元衆院議員の岡部英明の支援を受ける。党県連副会長の長谷川は上位当選を目指す。党県幹事長の井手は支持母体・創価学会が全面支援する。小林は唯一の女性候補をアピールし出馬の出遅れ挽回に必死。福地は現職の実績を訴え、若年層に働きかけを強める。



 ひたちなか市区(定数3)

=ひたちなか市



 固い支持基盤を持つ現職3人に新人が挑む。佐々木は支持母体・日立労組を軸に引き締める。磯崎は地元の那珂湊地区ほか、勝田地区も精力的に回る。大谷は世代交代を呼びかけ、支持拡大を図る。海野は連続トップ当選を目指し、地元の勝田地区を中心に支持を伸ばす。

2855チバQ:2010/12/10(金) 22:15:53
 那珂市区(定数1)=那珂市

 現新3人の激戦。連合茨城などの支援を受ける遠藤は支持組織が積極的に動き、地元の菅谷地区を固める。旧瓜連町を地盤とする先崎は精力的に選挙区を歩き、菅谷地区にも浸透。関は父・宗長の後援会「常山会」の協力を得て組織を拡大している。

 常陸太田市区(定数2)

=常陸太田市、大子町

 再選を目指す現職2人と新人の三つどもえの戦い。初の選挙戦となる西野は、同級生やボランティア仲間などと地道に票の上積みを図る。石井は地盤の大子町が町長選、町議補選と重なるトリプル選で投票率がカギを握る。石崎は連合茨城の推薦を受け、保守票も掘り起こそうと全力を挙げる。

 常陸大宮市区(定数1)

=常陸大宮市
 保守票を巡る激しい一騎打ち。鈴木は常陸大宮市長・三次真一郎の支援を受け、若年層への支持を広げる。黒部は強固な後援会を持ち、無党派層にも浸透を図る。


 北茨城市区(定数1)

=北茨城市

 志賀は出馬表明が遅れたものの、保守票を手堅く取り込む。今井は若さを武器に、地元選出の大畠経産相との連携を強調し支持拡大に力を入れる。


 東茨城郡南部区(定数2)

=茨城町、大洗町


 田山は地盤の大洗町で支持固めを図る。荻津は大票田の茨城町ほか、大洗町にも浸透し支持拡大を狙う。田口は秘書を務めていた衆院議員・石津政雄の支援を受け、知名度向上に努める。

 那珂郡区(定数1)=東海村

 新人同士の一騎打ち。下路は秘書を務めていた元官房長官の梶山静六、衆院議員の梶山弘志の支持者と、村議の協力で保守層を取り込む。坂下は推薦を受けた連合茨城や医師連盟に加え、村長の村上達也の支援を受ける。草の根選挙を展開し、無党派層の取り込みを狙う。

(2010年12月8日 読売新聞)

2856チバQ:2010/12/10(金) 22:17:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/feature/mito1291731594881_02/news/20101209-OYT8T00058.htm
 古河市区(定数3)=古河市



 現職2人が手堅い戦い。江田は旧選挙区からの地盤で大票田・旧古河市の票を死守。選挙区が変わった森田は旧古河市にも後援会を作り、切り崩しを図る。菅谷は町長を務めた総和地区で地盤を固め、無党派層への浸透で猛追する。稲葉は若さを前面に若年層の票の掘り起こしに力を注ぐ。


 常総市区(定数2)

=常総市、八千代町



 現職に新人2人が猛追し、混沌(こんとん)としている。神達は農協などの組織を固め、支持を広げる。飯田は衆院議員、中村喜四郎の秘書時代に担当した石下地区に事務所を構え、知名度向上に躍起。民主公認を返上した遠藤は街頭演説を重ね、保守票や女性票の取り込みを図る。

 笠間市区(定数2)=笠間市



 保守系現職3人が2議席を巡り激しく火花を散らす。小池は約130の推薦を受け、旧笠間市を中心に選挙戦を展開。村上は政党の公認・推薦を受けることなく、無党派層の掘り起こしを図る。常井は地盤の旧岩間町ほか旧友部町にも支持を広げ、議席死守に懸命だ。

2857チバQ:2010/12/10(金) 22:18:46
 筑西市区(定数3)=筑西市

 現職が手堅く支持を集める。宮崎は旧関城町で地元票を固め、無党派層へもアピール。仁平は連合茨城の推薦を得て、市議時代の個人票に上積みを図る。設楽は女性票などの掘り起こしを狙う。田所は各種団体の支持を得て組織戦を展開。鈴木は市議35年の経験を打ち出し、党外にも一定の支持を広げる。


 坂東市区(定数1)=坂東市
 2人が一歩も譲らず伯仲している。衆院議員中村の元秘書の古谷は、自民県政クラブの半村登や坂東市長の吉原英一らの協力を得て旧猿島町でも支持を広げる。引退する山口武平の後継、石塚は自民の推薦を受け組織戦を展開し、態度を明らかにしていない商店主らの票の取り込みを図る。

 桜川市区(定数1)=桜川市
 昨年10月の桜川市長選のしこりが残り激戦模様だ。現職の対立候補を推した県議会副議長の白田は地盤の旧真壁町を固め、旧岩瀬町で票の切り崩しを図る。市議1期を務めた風野は、市長の中田裕の全面支援を受け、支持を拡大している。

 神栖市区(定数2)=神栖市
 波崎地区に地盤を持つ現職2人が支持を広げる。石田は旧波崎町長の村田康博を後援会会長に据え、波崎地区で手堅い。須田は新住民の多い旧神栖町で浮動票の掘り起こしを図る。西条は市長派市議の支援を得て旧神栖町でも支持を固める。

 行方市区(定数1)=行方市
 横山と横田がせめぎ合う。横山は麻生地区を中心に支援する市議らが組織を拡大する。阪本は女性票の掘り起こしを狙う。横田は同級生ら支援者が精力的に各地を回る。山口は玉造地区を地盤に支持拡大に躍起。

 小美玉市(定数1)=小美玉市
 新選挙区に無所属新人4人が挑む混戦。鈴木は若さを全面に、街頭演説で知名度向上を狙う。磯辺は一部県議や団体から支援を受け、支持を固める。島田は旧美野里町を拠点に前回県議選の雪辱を期す。佐口は旧小川町を中心に茨城空港を核にした街作りを訴える。

(2010年12月9日 読売新聞)

2858チバQ:2010/12/10(金) 22:39:51
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/101210/chb1012101913010-n1.htm
【習志野市長選】三浦市議が出馬表明
2010.12.10 19:12
 任期満了に伴う千葉県習志野市長選(平成23年4月17日告示、24日投開票)で、市議の三浦邦雄氏(66)が10日、無所属で立候補することを表明した。今期で引退する荒木勇市長(73)の後継をめぐる市長選で、元市議の藤本一磨氏(44)、市議の宮本泰介氏(37)、県議の布施健太郎氏(38)、元市議の鴨哲登志氏(63)に続く5人目の表明。三浦氏は記者会見し、「市民から見えない現市政の政策決定過程を改め、透明な市政を実現する。若者に夢を与える事業を行う」と話した。

2859チバQ:2010/12/10(金) 23:04:00
張り間違えた
1884 名前:チバQ 投稿日: 2010/12/10(金) 22:37:39
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/101210/ibr1012100245002-n1.htm
県議選 地元候補不在 「よその選挙」 なぜ常総市と…区割り不満の八千代町 茨城
2010.12.10 02:45
 選挙区が大幅に再編された今回の県議選。一部には隣接する自治体を組み込んだ選挙区があるが、生活圏が違う常総市と同一の選挙区となった八千代町では区割りに対する不満も根強い。候補者も同町になじみが薄く、有権者は選挙への遠さを感じている。

 「八千代では県議選なんかやってないぞ」

 日本一の白菜の産地、八千代町郊外で収穫作業に追われていた農家の男性(65)はちょっと怒った表情でつぶやいた。

 八千代町は常総市(旧水海道市、旧石下町)とともに常総市区(定数2)に区割りが変更された。同区では自民現職、神達岳志氏(41)、無所属新人、飯田智男氏(51)、同、遠藤章江氏(47)=民主推薦=の3人が立候補しているが、いずれも旧水海道市出身だ。

 男性は、「石下なら結城郡時代からの関わりがあるが、水海道は全く関係ない土地。よその選挙には行かない」と言い切る。

 旧結城郡区では6期務めた飯野重男氏(67)が出身の旧石下町と八千代町などを地盤としていたが、今期限りで勇退。今回、八千代町を地盤とする候補者がいないため、町民の県議選への関心は低いとされる。

 これまで飯野氏を支援してきた50代の男性商店主は、「農協や職場などの組織に縛られていない限り、(これまでの県議選では)まず八千代町出身者、いなければ隣町(旧石下町)の人間と、地元志向が強い地域」と指摘。「どうせなら地元の議員の方が何かしてくれるとの期待感はある」と話す。

 地元出身の候補者がいないことを嘆く町民は多い。町役場を訪れた無職の女性(74)は「八千代は平成の大合併からも取り残された。高齢者への福祉や医療など心配なことはたくさんある。県議が水海道出身者だけだと、ますます取り残されてしまう」。別の無職女性(73)も「今まで保守系候補を支持してきたが、今は共産党でも無所属でもいい。とにかく八千代から候補者が出てほしかった」と話す。

 区割りそのものにも不満が漏れる。「買い物は下妻。町西部の人は古河へ行くし、北部の人は結城へ行く。水海道はほとんど行ったことがないのになぜ一緒の選挙区なの」=主婦(45)、「合併しなかったとはいえ、ゴミ処理や火葬場などは下妻と一緒にやっている。区割りを決めるとき、議員らが住民でなく、自分たちの都合を優先させたツケが町民に回ってきた」=地方公務員の男性(47)=など、生活圏の違いを強調する声は大きい。

2860神奈川一区民:2010/12/11(土) 00:57:40
神倉市議 県議選出馬に意欲
みんなの党と連携 「秦野を変えたい」と本紙の取材で

2010年11月18日号 http://www.townnews.co.jp/0610/2010/11/18/79587.html


 来年4月10日に投開票が行われる予定の神奈川県議会議員選挙に、秦野市議会議員の神倉寛明氏(33)が、出馬する意向であることが、本紙の取材で分かった。12月には正式に出馬表明する予定という。

 本紙の取材に対し神倉氏は県議選出馬の意向を認め、「市議会議員を3年半務めてきて、秦野市の現状における様々な課題が見えてきた。今変えないと秦野市は元気にならない。一部の市民だけが潤うような政治ではなく、市民の求めている感覚を大切に、県議会議員と言う立場から、秦野を変えていきたい」と話した。県議会議員は、市長と並び”秦野のセールスマン”であるべき、と指摘する一方で、「秦野はまだ、その魅力を発揮しきれていない。これまでも市議会の中で、アウトレットモールの誘致など、観光振興分野の政策を訴えてきた。政治家として商工業を含めて、秦野市の将来のビジョンをしっかりともって活動していきたい」と主張する。

 同氏は、みんなの党に入党。「地域主権、生活重視の考え方が一致した。これからは保守でありながら改革していかなければならない」と同党入党に対する考えを示し、みんなの党と連携しながら活動していくことを明らかにした。

 神倉氏は平成19年に行われた秦野市議会議員選挙に初出馬。新人ながら当時29歳で、ただ1人4000票以上を獲得して、トップ当選を果たした。現在1期目の任期中。

 県議会議員の秦野市選挙区の定数は2議席。現職の久保寺邦夫氏(7期・自民・74歳)と安藤慶氏(2期・民主・45歳)は、ともに同選挙への出馬に意欲をみせており、神倉氏は新人として2人の現職に挑戦することになる。

 なお、同氏は12月中には、正式に同選挙への出馬を表明すると見られる。

2861名無しさん:2010/12/11(土) 16:33:27
岡田氏も敗北を織り込んでか、8日の応援前の会見では「勝敗ラインで論じる話ではない。『政治とカネ』に対する疑問に応えていないことも一因だ」と述べ、苦戦の原因を小沢氏に転嫁しながら、予防線を張った。


茨城県議選「惨敗」必至!?菅党内まとめきれず「降ろし」加速も
2010.12.11
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20101211/plt1012111359001-n1.htm

 12日投開票の茨城県議選で、菅政権の閣僚や民主党幹部が連日、異例のテコ入れをおこなっている。支持率が急落し背水の陣にたたされている菅直人首相は、小沢一郎元代表の離党勧告も視野に、国会招致カードをきる構えだが、党内をまとめきるには同県議選での「成果」が必要なためだ。ただ、逆に惨敗となれば「菅降ろし」に火がつく可能性も高い。

 茨城県議選は定数65で民主党の現有は6議席。自民党(45議席)の7分の1しかないが、民主党は2009年衆院選で7選挙区中5選挙区で勝利したことを受け、今回は推薦1人を含む計24人を擁立した。自民党候補(36人)には及ばないものの、民主党議員の1人は「半数以上の当選は当たり前だ」と意気込む。

 これまでに江田五月前参院議長や海江田万里経済財政担当相、蓮舫行政刷新担当相らが現地入り。岡田克也幹事長も8日に常陸太田市で街頭演説し、支援を訴えた。

 ただ、情勢は小沢氏が「大惨敗」と予言するように厳しい。

 6月の菅政権発足後、民主党は7月の参院選、衆院北海道5区補選、福岡市長選、和歌山県知事選などで連敗。中でも千葉県松戸市議選では、擁立した11人のうち現職4人全員を含む9人が落選する「松戸ショック」に直面し「党自体が信用されなくなっている」(中堅)と動揺が走った。

 自民党選対幹部は「茨城県議選で民主党の当選者は二ケタに届くかどうかのライン。土浦など都市部は候補者が共倒れの可能性もある」と分析。

 岡田氏も敗北を織り込んでか、8日の応援前の会見では「勝敗ラインで論じる話ではない。『政治とカネ』に対する疑問に応えていないことも一因だ」と述べ、苦戦の原因を小沢氏に転嫁しながら、予防線を張った。

 民主党中堅の1人は「県議選で惨敗し、13日の役員会で小沢氏の国会招致の話を強引にまとめようとすれば、小沢氏支持派が大反発し、一気に菅降ろしの動きになりかねない」と警戒している。


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