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市場・株・為替・経済変動・景気循環

1とはずがたり:2006/03/30(木) 18:39:54
2006年度になって気分も一新,株も爆騰,を期して新スレ立てます。

オンライン投資情報のFISCO ─ マーケット最新情報
http://market.fisco.co.jp/update/index.jsp

E*TRADE証券
https://newtrading.etrade.ne.jp/ETGate

株リンク
http://www.kabulink.jp/

マーケットの馬車馬
http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/

1586とはずがたり:2017/11/25(土) 15:32:43
しかし、市場での取引は100株単位なので、50株分が端株となってしまうのだ。この50株は取引所での売買はできない。こうした場合、発行企業が自己株式として買い取ることが多い。該当する場合、企業のIR情報などを見てみるといいだろう。

 売買単位統一とともに行われることの多い株式統合では、投資家が損をすることはないが、株価急騰や端株には注意しておかなければならない。自分が保有する銘柄では売買単位や株式併合はすでに実施済みなのか、もしくはこれから実施されるのか確認しておき、いざという時に焦らず対処できるようにしておこう。

(フリーライター・永井志樹子)

1587とはずがたり:2017/11/26(日) 19:46:14
>ここで「高利回り」債の利回りがどれだけ低くなっているか、おさらいしておこう。世界全体では最近5%を割り込み、欧州では2%割れに近くなっている。つまり欧州では、投資適格級に届かない社債の利回りが、米国債の利回りを下回っているのだ。

>問題は、FRB自体が自然利子率の水準を把握できていないことだ。FRBは現在、2.75─2.80%前後との推計を示しているが、6月時点ではこれが3%で、2015年初めの推計値からは100ベーシスポイント(bp)も下がっている。今後も下方修正されないという保証はない。

コラム:薄氷の米経済、FRB利上げ慎重でも自滅のリスク
https://jp.reuters.com/article/column-us-mcgeever-idJPKBN1DO0CY
Jamie McGeever

[ロンドン 22日 ロイター] - 米国は経済成長も企業収益も堅調で、失業率は数十年ぶりの低水準、インフレの心配もない。それなら連邦準備理事会(FRB)があと2、3回利上げしても米国と世界の経済はびくともしないだろうか。

答えはおそらくノーだ。

米国の家計債務は過去最大規模に膨れ上がり、米国ほか、世界各地の株価や高利回り債(ジャンク債)の上昇は行きつくところまで行ってしまった。

FRBは慎重に利上げを進める姿勢だが、何度も利上げするまでもなく、このような状態は自ずと腰折れするかもしれない。

世界的株高の最初の亀裂は、今月初めに入り始めていた。高利回り債の下落が、米国その他の株式市場に波及。ボラティリティが跳ね上がり、米国債の利回り曲線は過去10年間で最もフラット(長短金利差が縮小)になった。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのグローバル・ジャンク債指数.MERHWooは2週連続で下がった。これは過去1年で初めてのことだ。14日までの週には高利回り債ファンドからの流出額が68億ドルと、過去3番目の規模となった。

ここで「高利回り」債の利回りがどれだけ低くなっているか、おさらいしておこう。世界全体では最近5%を割り込み、欧州では2%割れに近くなっている。つまり欧州では、投資適格級に届かない社債の利回りが、米国債の利回りを下回っているのだ。

このような市場が、どれだけ利上げに脆弱かはお分かりだろう。

問題は、FRB自体が自然利子率の水準を把握できていないことだ。FRBは現在、2.75─2.80%前後との推計を示しているが、6月時点ではこれが3%で、2015年初めの推計値からは100ベーシスポイント(bp)も下がっている。今後も下方修正されないという保証はない。

1588とはずがたり:2017/11/26(日) 19:46:39
>>1587
自然利子率とは、無謀な借り入れや投資を招くほど低くないが、経済活動を圧迫するほど高くもない金利水準を指す。

欧州最大級の資産運用会社アムンディのパスカル・ブランク氏は、FRBは自然利子率を過小評価しているよりも、過大評価している可能性の方が高いと指摘する。

ブランク氏は、米経済は表面的には堅調だが、実際は「薄氷の上を歩いているようなものだ」と言う。

ニューヨーク連邦準備銀行が先週公表した調査結果に、そうした脆弱性の一部が表れている。第3・四半期に家計債務が1160億ドル増え、過去最大の12兆9600億ドルに達したのだ。それまでの記録は2008年の第3・四半期なので、何か悪い予感がする。

住宅ローン債務は08年当時より少ないが、自動車ローンとクレジットカード債務は当時を上回っている。連銀の調査によると、この2種類の債務のデフォルト率は上昇している。

ロンドン大ゴールドスミス校の経済学上級講師、ジョンナ・モンゴメリ氏は、FRBが今試みているのは2004─06年と同じ「皿回し」だと手厳しい。金利を徐々に引き上げることで、経済成長のエンジン役を果たせる程度に家計債務が増え続けることを望んでいるという。

しかし前回と同じく、皿は落ちて終わる定めだ。政策当局者が経済成長を家計債務に頼っているのと同じように、家計は生活水準の維持を借金に頼っている。

モンゴメリ氏は、景気後退を招かずに家計債務を減らすのは不可能に近いと指摘。「経済成長を維持するには債務を増やすしかないが、成長の息の根を止めるのは、ほかならぬ債務の返済。つまりこれは債務の罠だ」と語る。

明らかなのは、債券市場が皿回しの成功を信じていないことだ。過去10年で最もフラット化した利回り曲線は、8年間続いた経済成長が間もなく息切れするか、さらに悪い事態に陥る可能性を暗示している。

逆イールド(長期金利が短期金利を下回る逆転現象)まで、あと数bp。逆イールドは昔から景気後退の前兆とされ、これまで不気味なほど当たっている。

足元のフラット化のスピードは著しく、長短金利差は11月に入って20bpも縮小した。この調子で進めば1月には逆イールド化し、FRBは薄氷の上でスケートしていたことを思い知らされるかもしれない。

1589とはずがたり:2017/11/26(日) 22:43:59
石平とか迄私は中国が崩壊するなどと一度も云った事ないと言い出して中共当局も危機は抑え切れやと舐めとんちゃうか。

中国株の急落、北京プットはなぜ働かなかったか-トレーダー困惑
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-24/OZWBQ06JTSKD01
Bloomberg News
2017年11月24日 10:46 JST

北京プットに何が起きたのか。
  中国大型株の指標であるCSI300指数が23日に前日比3%安と急落し、投資家は困惑した。中国本土の株式市場ではこれまで、下げが大きくなると当局系の資金が支援に入っていた。
  確かにこの数週間、幾つかの兆しはあった。当局は酒造大手の貴州茅台酒のような値上がりが特に目立っていた銘柄の上昇ペースを鈍らせようとする動きを示した。社債利回り上昇への懸念もくすぶっていた。それでも23日の大幅下落に一部のトレーダーは不意を突かれた。
  最も驚かされたのは引けにかけて下げが加速したことだ。CSI300指数は取引終了までの45分間で52ポイント下落した。これは午後の取引としては2016年1月の中国株急落時以来の大きな下げ。こうした取引終盤の大幅下落は今年ほとんど見られなかった。

  政府系基金が今回、株価急落を放置した理由は明らかでないが、アナリストの間からは今回の件で中国株に対する安心感が一定程度後退する可能性があるとの指摘が聞かれる。CSI300指数は急落前の22日時点で年初来28%上昇し、15年7月以来の高値を付けていた。
  シュファンズ・インベストメント・マネジメントのパートナー、ワン・チェン氏(上海在勤)は「午前中には一部の投資家が利益確定の売りを出していただけかもしれない。それが午後の取引になって売り注文が殺到する状態に転じた」と指摘。「優良銘柄に対する投資家の買いは過熱状態だった。その多くは信用取引で買っていた」と述べた。

原題:After Sudden Rout, China Stock Traders Question Beijing Put (1)(抜粋)

1590とはずがたり:2017/11/26(日) 23:01:11
Julyの記事

Economics
中国バブル、いよいよ日本に似てきた? 英米経済紙「大崩壊はなくとも……」
https://newsphere.jp/economy/20170728-3/
Jul 28 2017

 過去数年にわたって中国でバブル崩壊があるのではないか、という声が定期的に上がっているが、その都度、崩壊をしのいできた中国政府。しかし、ここにきて5月、米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、中国の信用格付けを引き下げた。約30年ぶりのことだ。これで中国の格付けは日本とおなじ「A1」となっており、80年代〜90年代の日本のバブル、そしてその崩壊の時の状況にいよいよ似てきたと言われている。

◆中国は日本と同じ運命をたどるのか?
 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の編集部は、オピニオン・社説として現在の中国と80年代バブル期の日本との類似点を挙げている。中国の民間企業による一連の海外大型買収の様子が、日本の企業が海外の著名施設を驚くほどの金額で買収し、のちに巨額の負債を計上した〝歴史“に類似しているという。

 しかし、異なるところは中国政府が、国内大手行に働きかけて融資をストップさせ、国内民間企業のそのような動きに対して水を差したことだ。同紙は、「しかし、これで(バブル崩壊の)危険が回避されたわけではない」として、中国は日本と同様の道を辿らないかも知れないが、共鳴(エコー)していると締めくくっている。

 また、フィナンシャル・タイムズ紙はもっと具体的な例を挙げて2国を比べている。同紙もまた、ウォール・ストリート・ジャーナル紙と同じく、中国は日本のバブル崩壊の例に学び急な経済破綻は避けられるが、ゆくゆくは似た状況に陥るだろうとしている。つまり、緩やかな不況、長期停滞が続くのではないかとみているのだ。

◆中国バブルは大崩壊しない
 中国は、経済の長期低迷を避けられない。しかし大崩壊はない、と伝えるメディアはほかにもある。日本経済新聞は、シンガポール銀行の主任エコノミストであるリチャード・ジェラム氏の「中国は、経済問題の解決方法について、妄想に駆られている」とのコメントを伝え、中国政府の対処方法に疑問を投げかけている。このまま大幅なリフォームがなされない限り、大きな崩壊はないものの、日本が苦しんだような長期の経済低迷は必然だという。

◆世界中の投資家が見つめる中国バブルの行く末
 中国がバブル崩壊を経験することになれば、日本はもちろん、世界の国々が多かれ少なかれ打撃を受ける。中国は日本の約10倍の人口を持ち、80年代の後半で人口増加率がストップした日本とは異なり、今でも増加率は伸びを見せている。人口増加は生産・需要の両方にインパクトを与え、経済成長を助ける。世界中の投資家がその行く末を見守る中、世界第2の経済大国として、今が中国の本当の踏ん張りどころだろう。

1591とはずがたり:2017/11/27(月) 19:20:52
中国社債市場、最悪はまだこれからか-成績トップの債券ファンド予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-27/P01XYB6KLVR501
Bloomberg News
2017年11月27日 11:25 JST

中国本土の社債相場は今月これまでのところ、月間ベースで2年ぶりの大きな下げを記録している。しかも、これは始まりにすぎないかもしれない。中国で最高の成績を挙げている債券ファンドの運用者は、国債利回りに対する社債利回りの上乗せ幅が2018年に一段と拡大する可能性があるとみている。
  習近平総書記(国家主席)が10月の共産党大会を経て権力基盤をさらに固めた後、当局は膨れ上がった企業債務の削減に向けた取り組みを一層強化している。当局がレバレッジ抑制の追加措置を発表するとの見通しが広がる中、金融機関は現金を手元に抱え込んでおり、それが短期金融市場の借り入れコストを押し上げつつある。

  Eファンド・マネジメントの債券ファンド投資ゼネラルマネジャー、張清華氏は「流動性逼迫(ひっぱく)に改善が見られないことからすると、クレジットスプレッドは来年拡大する可能性が高い」と指摘した。ブルームバーグが継続調査する資産30億元(約507億円)以上の中国の債券ファンドの中で、同氏が運用する「Eファンド・ステーブル・バリュー・ボンドA」のリターンはプラス15%でトップだ。
  政策当局には微妙なバランスが要求される。債券相場の下げは既に株式相場に波及している。借り入れコスト上昇が企業のバランスシートの重しとなるためだ。レバレッジ縮小でデフォルト(債務不履行)が相次ぐ事態となれば、経済成長にも影響が及ぶ恐れがある。ただ、今のところ状況はコントロールされているように見える。最近も2社が社債の元利払いを期日通りに履行できなかったが、こうしたケースは今年これまで約21件にとどまっている。16年は通年で29件だった。
  中国の「AAA」格付け3年物社債の国債に対する平均上乗せ利回りは今月31ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、148bp。拡大幅は15年3月以来の大きさだ。上海銀行間取引金利(SHIBOR)は今月28bp上昇と、2月以来の大幅な上げとなった。
  こうした市場の動きにもかかわらず、中国はさらなるレバレッジ縮小措置を打ち出している。金融監督当局は15兆ドル(約1670兆円)に上る同国資産運用商品のリスク抑制に向けた抜本的な規則案を今月示した。
  張氏は、当局が引き続き金融リスク阻止とレバレッジ抑制に重点を置いている理由として、経済成長の鈍化が限られているようにみえることを挙げた。
原題:China Top Bond Fund Says Rout May Worsen Amid Leverage Curbs (1)(抜粋)

1592とはずがたり:2017/11/27(月) 19:21:14
中国借り入れコスト上昇で調達に支障-起債見送り3カ月ぶり高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-11-27/P02DF56KLVR701
Lianting Tu、David Yong
2017年11月27日 16:03 JST

中国本土の債券市場で借り入れコストがこの3年余りで最も高くなったことを受け、企業の資金調達計画に支障が生じている。影響は中国の最大手クラスや最上級格付けの企業にも及んでいる。
  中国の政策銀行である国家開発銀行は、28日に予定する入札で10年債の入札を取りやめることを決めた。同じく政策銀行の中国輸出入銀行は先週実施するはずだった債券発行を延期した。当局がレバレッジ縮小を働き掛ける中で、財務状況の弱い借り手は債務借り換えに一層苦労すると思われることが、政策銀行のこうした動きからうかがえる。
  11月に発行取り消しや延期となった債券は、これまでのところ500億元(約8440億円)余りで、3カ月ぶりの高水準となっている。

原題:China Bond Rout Sends Canceled Onshore Deals to Three-Month High(抜粋)

1593とはずがたり:2017/11/28(火) 08:58:18
東証、富士フイルムに改善報告書提出を要求 不正会計問題で ロイター 2017年11月27日 11時18分 (2017年11月27日 13時51分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171127/Reuters_newsml_KBN1DR051.html

[拡大写真]

[東京 27日 ロイター] - 東京証券取引所は27日、富士フイルムホールディングス<4901.T>に対し、改善報告書の提出を要求したと発表した。子会社である富士ゼロックスの販売会社を巡る不正会計問題を受け、再発防止に向けた取り組みの徹底を促す。提出期限は12月11日。

1594名無しさん:2017/11/30(木) 07:46:29
来年度の税収58兆円超、バブル期に並ぶ27年ぶりの高水準に

 国の来年度の税収が58兆円を超える見通しとなった。これは27年ぶりの高水準で、バブル期に並ぶことになる。

 財務省は、今年度の税収をもとに今後の成長率などを考慮して来年度の税収見積もりを算出している。今年度の税収は57兆7120億円と見込まれていて、ゆるやかな景気回復が続いていることから来年度の税収は58兆円を超える見通し。これはバブル期に並ぶ高い水準で、安倍政権が発足して以来、一番高い税収となる。

 ただ、来年度の税収が高く見積もられたことで歳出削減の努力が弱まると、財政再建はさらに遠のく可能性もある。

配信2017年11月29日 22:22
日テレニュース
http://www.news24.jp/articles/2017/11/29/06379184.html

1596とはずがたり:2017/12/08(金) 17:59:24
南アのシュタインホフ、120億ドルの時価総額失う 不正会計疑惑浮上 ロイター 2017年12月8日 12時30分 (2017年12月8日 17時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20171208/Reuters_newsml_KBN1E20BV.html


[ヨハネスブルク/ベルリン 7日 ロイター] - 南アフリカの家具製造・販売大手シュタインホフ<SHFFp.J><SNHG.DE>の株価は7日も下げ止まらず、不正会計疑惑を巡り最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した前日と合わせ、120億ドルの時価総額が吹き飛んだ。
シュタインホフは6日、不正会計があった可能性があると明らかにしたほか、マーカス・ヨーストCEOの退任を発表した。株価は6日に60%超下落。この日も43%安となった。
シュタインホフの会長で筆頭株主でもある実業家クリスト・ウィーズ氏は、約28億ドルの資産を失ったことになる。
ギガバ財務相は、不正会計疑惑は重大な懸念事項だとし、年金基金の資産運用担当者に対して、シュタインホフに対するエクスポージャーがどの程度あるかを報告するように求めた。
シュタインホフの2番目に大きい株主である公的投資会社(PIC)も、不正会計疑惑への深刻な懸念を表明。PICは公務員の年金を運用しているが、同社株を10%程度保有していると明らかにした。
同社は、当面はウィーズ氏がヨースト氏の代理を務めると発表。会計問題を調査するためプライスウォーターハウスクーパース(PwC)を起用したことも明らかにした。さらに、運転資金は十分だとし、投資家懸念の払しょくに努めた。

1597とはずがたり:2017/12/08(金) 18:46:24
株高で俺もうはうはだけど,安倍はとっとと氏ね。景気も悪くなれ。
アベノミクスの一時的な景気刺戟策ではなんも新しいものは生まれ得ない。富裕層が一時的な所得で一時的に贅沢して終わりである。不毛すぎる。

好景気に黄信号?ガソリン価格と景気の無視できない相関
MONEY PLUS 2017年12月8日 06時30分 (2017年12月8日 17時31分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20171208/Moneyforward_46002.html

百貨店での販売が好調です。外国人観光客の買い物増加が貢献しています。ただし、理由はそれだけではありません。株高の恩恵で、宝飾品など高額品の売れ行きが好調といいます。日本の消費がひさびさに元気を取り戻していると考えたいところです。
ただ、冷静に考えて、株高の恩恵を受けられるのは、一握りの富裕層だけです。国民全体に恩恵が広がっている感覚はありません。日本の消費が本当に元気を取り戻すには、もっと賃上げが広がる必要がありますが、今のところ、好景気でも賃上げは広がりません。
一方、家計にとって、気になる兆候も出ています。ガソリンや食品、宅配便など、国民生活に直結する分野で、値上がりが目立つようになってきたことです。その中身をくわしく見てみると、景気変調の先行指標に“黄信号”が灯るかもしれない状況が浮かび上がりました。

商品ごとに値上げの形はさまざま
食品の値上げはいろいろな形をとります。ハム・ソーセージなどでは、価格を据え置いて内容量を減らす「実質値上げ」が行われることがあります。高齢化で食事量が減り、小さいパッケージでの買い物を好む消費者が増える中、内容量を減らす値上げは、意外とすんなり受け入れられることもあります。
ただ、今年になって、全国で実施している「明治おいしい牛乳」の容量削減には、落胆の声も多数出ています。価格は据え置きで、1リットルの紙パックを900ミリリットルのボトルキャップ式容器に変更しています。注ぎ口を改善したといいますが、消費者から見ると、露骨な「実質値上げ」にしか見えませんでした。
最も多いパターンは、品質を高めて、販売価格も上げる方法です。チョコレートやヨーグルトなどで、高級品を出して価格を引き上げる動きがあります。ただ、消費者の嗜好をとらえて単価引き上げに成功している場合は、消費者に喜ばれているといえます。

リッター160円超なら消費を抑制
生活必需品で、品質は変わらないのに価格だけ上がっていく場合は、家計を直撃します。喫煙者にとっては、タバコの値上げは財布を直撃します。もっと国民生活に直結するのは、ガソリン値上げです。自動車が生活の足になっている地方では、深刻な問題となります。
それでは、ガソリン価格の動きを見てみましょう。

http://tohazugatali.web.fc2.com/energy/Moneyforward_46002_aaf1_1.jpg

2016年3月にリッター当たり112円まで下がったレギュラーガソリン(全国平均)ですが、足元では141円まで上昇しています。ガソリン高によって車の利用を控えるといった動きはまだ出ていませんが、このまま上がり続けると、目に見える悪影響が消費に広がります。
過去の経験則では、リッター当たり160円を超えると、消費を抑制する力が強まります。2000年以降の動きを見ていると、それは2回ありました。2008年8月4日には、リッター185円に達しています。この直後に、リーマンショックと呼ばれる世界不況が起こっています。

インフレが消費を押しつぶす懸念
リーマンショックはアメリカ発の金融危機が世界に広がったことで起こったといわれますが、それだけが原因ではありません。
エネルギー価格が高騰したため、世界的にインフレが進んで消費を押しつぶしたことも影響しています。
日本では、ガソリン価格がリッター当たり160円を超えた同年5月以降、道路を走る自動車が目に見えて減りました。万年渋滞路線でも、すいすい走れるという事態が起こっていました。インフレによって消費が萎縮し、世界的な不況が起こる前兆がはっきり現れていたわけです。
同様に、レギュラーガソリンがリッター当たり160円を超えた2014年も、消費が落ち込みました。同年4月に消費税率を5%から8%へ引き上げた影響が大きかったといえますが、円安によってガソリン価格の上昇が続いたことも少なからぬ影響を及ぼしました。
今はまだ、ガソリン価格は141円までしか上がっていません。車での外出を控える動きが広がるほど、上がったとはいえません。ただし、ここから一段の値上がりとなると、無視できない影響が出てくる可能性もあります。今後の動きを注意して見ておいたほうが良さそうです。

1598とはずがたり:2017/12/11(月) 21:56:10
中銀の統計は信用出来るのん??

2017年12月11日 / 19:04 / 2時間前更新
中国の新規人民元建て融資、11月は予想上回る 年初来で過去最高
https://jp.reuters.com/article/china-lending-nov-money-idJPKBN1E50UB

[北京 11日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した11月の新規人民元建て融資は1兆1200億元(1692億7000万ドル)と、前月から急増し、アナリストの予想を大幅に上回った。

前月は6632億元、ロイターがまとめたアナリストの予想は8000億元だった。

これを受けて1─11月の新規融資は12兆9400億元となり、金融システムのリスク低減に向けた政府の取り組みにもかかわらず、過去最高だった2016年の12兆6500億元を超えた。

人民銀のデータに基づくロイターの算出によると、大半が住宅ローンである家計向け融資は11月は6205億元となり、前月の4501億元から増加した。

新規融資全体に対する家計向けの割合は55%となり、前月の68%から低下した。

企業向け融資は5226億元で、前月の2142億元から急増した。

11月のマネーサプライM2伸び率は前年比9.1%で、市場予想(8.9%)を上回った。10月は1996年の統計開始以来の低水準となる8.8%だった。

11月末時点の人民元建て融資残高は前年比13.3%増加した。市場予想は13.0%増だった。

11月の社会融資総量は1兆6000億元(2418億2000万ドル)、10月は1兆0400億元だった。

1599とはずがたり:2017/12/12(火) 20:35:10
日経平均、4営業日ぶり値下がり 「大台前に足踏み」
15:25朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASKDD51ZFKDDULFA011.html
 12日の東京株式市場は前日に日経平均が今年の最高値を更新したこともあり、利益確定売りに押され、4営業日ぶりに値下がりした。終値は前日終値より72円56銭(0・32%)安い2万2866円17銭。東京証券取引所第1部の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は同1・74ポイント(0・10%)高い1815・08。出来高は16億株。

 日経平均は最近の3営業日で700円以上上昇していたこともあり、利益確定売りが出やすくなっていた。市場関係者からは「2万3000円の大台を前に足踏みが続いている。突破するには材料が必要だ」(大手証券)との声も出ている。

1600とはずがたり:2018/01/04(木) 20:15:09
<株式>東証=終値 2万3506円33銭
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180104-00000049-mai-brf
1/4(木) 15:04配信 毎日新聞
<株式>東証=終値 2万3506円33銭
東京証券取引所のボードを指指す晴れ着姿の女性たち=東京都中央区の東京証券取引所で2018年1月4日、AP
 4日の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日(12月29日)の終値と比べ741円39銭高の2万3506円33銭で取引を終えた。

【写真特集】狂騒のバブル時代

 東京証券取引所では4日朝、大発会の式典があり、東証を傘下に持つ日本取引所グループの清田瞭最高経営責任者(CEO)が「企業の稼ぐ力は向上している。環境が大きく変わらない限り日本のマーケットの見通しは明るい」とあいさつした。

 昨年末の日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、前年末の終値に比べ約20%上昇した。市場では世界的な景気拡大を背景に、2018年も日本を含めた世界的な株高が続くとの強気の見方が大勢を占める。ただ、大規模な金融緩和で景気拡大を下支えしてきた各国の中央銀行は政策を引き締め方向に転換し始めており、新興国から資金が流出するなど世界経済が不安定化する要因になる可能性があるほか、中東や北朝鮮情勢を巡るリスクもくすぶる。

1601とはずがたり:2018/01/06(土) 10:24:10
マザーズとジャスダック統合検討…市場活性化
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20180105-567-OYT1T50094.html
06:00読売新聞

マザーズとジャスダック統合検討…市場活性化

読売新聞 【読売新聞社】

(読売新聞)

 東京証券取引所を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)は、新興企業向け株式市場「マザーズ」と「ジャスダック」を統合する方向で検討に入る。

 日本を代表する新興市場としての位置づけを明確にし、投資家の資金や上場企業を呼び込みやすくして市場を活性化させる狙いがある。

 マザーズとジャスダックが統合すれば、上場企業数が約1000社、企業価値を表す時価総額の合計が約16兆円の市場が誕生する。上場企業数などで、世界有数の英新興市場「AIM」に匹敵する規模になる。

 JPXは2018年半ばから、3年間の展望を示す中期経営計画を新たに策定する。これに合わせ、再編の検討を本格化させる。

 JPXはマザーズとジャスダックで異なっていた、株式売買を仲介する証券会社が支払う手数料を16年9月に統一し、新興市場の再編に向けた環境を整備し始めている。

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1602とはずがたり:2018/01/10(水) 22:15:33
2018年1月10日 / 18:58 / 3時間前更新
日銀オペ減額にざわつく市場、政策修正に神経質な様子ありあり
https://jp.reuters.com/article/boj-idJPKBN1EZ0WV

[東京 10日 ロイター] - 金融市場が日銀の動きに神経質になっている。前日、超長期国債の買い入れオペが減額された「余韻」が残り、10日の市場では円高・株安・債券安が進行。円ショート巻き戻しなどポジション調整の後付け的理由に使われただけとの見方もあるが、日銀の政策修正に対し、敏感になっている今のマーケットの様相をありありと示した反応となっている。

<ポジション調整の「口実」か>

単なる「口実」に使われた可能性は大きい。日銀のオペ減額と、市場が動き出したタイミングには時間差があった。日銀がオペ減額を公表したのは9日の午前10時10分。ドル/円JPY=EBSが円高方向に大きく動き出したのは同28分からだ。

岡三オンライン証券・投資戦略部部長、武部力也氏は「短期筋の膨らんだドルロング(円ショート)ポジションの大きめの巻き戻しが入って、その後付け的な理由として日銀オペ減額が使われたのではないか」とみる。

実際、日銀のオペ減額は今に始まったことではない。2016年9月にイールドカーブ・コントロール(YCC)政策が採用され、長期国債の年間増加額目標80兆円は「めど」に修正された。その後、何度となくオペは減額され、今のペースは年50─60兆円となっている。

さらに4月からは来年度の国債発行計画に基づいて、超長期国債の発行が減額される。日銀が同じペースで買い続ければ、需給が締まり、金利は低下する可能性がある。市場では、日銀はいずれ超長期債の購入額を減らすのではないかとみられていた。

9日にオペ減額が実施されたのはややサプライズだったが、オペ減額自体は「既定路線」で「操作目標を淡々と量から金利に変更していく一環」(大和証券・チーフマーケットエコノミストの岩下真理氏)と受け止められている。これが金融政策の修正や変更の前触れとみる声は、現時点では少ない。

<「最後のとりで」の動きに敏感>

しかし、「既定路線」という声に反して、市場は大きく反応した。日本市場だけでなく、海外市場にも影響が波及し、10年米国債利回りUS10YT=RRは一時2.55%まで上昇。米長期金利が上昇したにもかかわらずドル/円は下落。ユーロ/円EURJPY=EBSなども下落し、円独歩高となった。図らずも日銀の動きに神経質になっているマーケットの姿を映しだした格好だ。

市場が敏感になるのは、日銀が、世界の主要中銀が採用してきた金融緩和路線の「最後のとりで」とみられているからだ。欧米中銀はすでにテーパリングや利上げを開始しており、残るのは物価目標が遠い日銀だけ。長期金利目標を微妙に上げる「ファインチューニング」だとしても、その意味は金融相場を謳歌(おうか)してきた市場にとって小さくない。

1603とはずがたり:2018/01/10(水) 22:15:49
>>1602
米連邦準備理事会(FRB)は、今年も利上げを続けるとみられている。しかし、景気後退も警戒されている19年には、利上げプロセスは終了する可能性もある。「これからは利上げごとに、利上げ終了はいつかと探られることになる。そのなかで日銀が方向転換すれば、円高圧力が強まらざるをえない」(邦銀)という。

BNPパリバ香港・アジア地域機関投資家営業統括責任者の岡澤恭弥氏によると、海外勢の多くは今年、日銀は政策変更をしないとみているという。安倍晋三首相としては、9月の自民党総裁選などを控え、円高リスクがある政策変更は避けたいはず、との裏読みがあるためだ。

ただ、「今年は金利のスティープニングも予想されている。財政規律弛緩(しかん)を想起させる米大型減税が決まったことで、ドル安進行への懸念も出ている。今回のように、日銀の動きに合わせて、金利上昇やドル安/円高のトレードが出やすいだろう」と岡澤氏は指摘する。

<海外勢はすでにトレード開始>

日銀の政策修正が今年ないとしても、ヘッジファンドなど海外勢が悠長に待っているはずもない。

日経平均
23788.2
.N225NIKKEI INDEX
-61.79(-0.26%)
.N225
.N225
実際、金利上昇でメリットを受けやすい銀行株は、すでに上昇を始めている。年初から日経平均.N225は4.4%上昇したが、銀行株.IBNKS.Tは5.9%高。低金利が続く中で、銀行株や保険株をアンダーウエートにしていた海外勢が買い増しているとみられている。

ドル/円も、日銀の動きに応じて円高圧力が高まりそうだ。「一度、円買いが進んでしまったので、次にオペ減額があった場合も円買いになりやすいだろう。アルゴリズムにインプットされたかもしれない」(外銀)との指摘もあった。

ただ、ドル安/円高には限界があるかもしれない。金利水準は足元の10年債でみて米国2.5%、日本は上がるといっても0.1%程度だろう。YCC政策による金利固定の威力は、今の円債市場ですでに証明されている。

「絶対的な金利水準の違いから、国内勢による海外証券投資の流れは変わらないだろう。ドルに流れるマネーの流れは続き、1ドル100円を割り込むようなことはなさそうだ」と三井住友銀行チーフ・マーケット・エコノミストの森谷亨氏はみる。

100円を割り込むような円高が進まなければ、日本企業の増益基調も維持される可能性が大きく、日本株も大きく崩れることはないかもしれない。

金融緩和の際は、市場にサプライズを起こすことで効果が増幅した。しかし、円高・株安をもたらしかねない金融引き締めの際はサプライズは避けた方が賢明だ。

今回のオペ減額が「前触れ」だったのかはともかく、日銀はこれから、いろいろな形で、政策の修正や変更を織り込ませにかかる可能性がある。市場はそれに伴い大きく振れる場面がしばらく増えそうだ。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)

1604とはずがたり:2018/01/16(火) 20:22:59

企業物価指数、12カ月連続で上昇 原油高など影響
https://www.asahi.com/articles/ASL1J3CQML1JULFA003.html?ref=goonews
2018年1月16日10時44分

 日本銀行が16日発表した2017年12月の企業物価指数(15年平均=100、速報値)は、前年同月より3・1%高い100・1で12カ月連続で上昇した。原油価格の上昇や、米国や中国など世界景気の回復の影響を受けた。

 景気回復のほか石油輸出国機構(OPEC)の減産、中東の情勢不安もあり、石油・石炭製品が前年同月より14・8%上がった。市況の改善などで鉄鋼が8・9%、非鉄金属が11・2%それぞれ上昇した。

 17年平均は、前年より2・4%高い98・8だった。前年を上回るのは3年ぶり。消費税引き上げの影響を除いたベースでは、08年(4・5%)以来の上げ幅だった。米トランプ政権の発足で公共事業が増えるとの見通しが広がったことなど、米中を中心とした景気回復で原油価格が上昇したことなどを受けた。

 企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格水準を示す。

1605とはずがたり:2018/01/17(水) 10:59:10
中国のお家芸の強引且つ急速なLNG化推進でLNG需給が世界的にタイトになりそうって事で東芝に参戦してみた♪
1兆円の損失リスクどころか莫大な収益になるんちゃうか〜♪がんばれえ。

1606とはずがたり:2018/01/18(木) 13:43:37
>>1605
おらおら爆騰と行こうぜ〜♪

債務超過解消、上場維持=米WH資産譲渡で合意―東芝
時事通信社 2018年1月18日 10時56分 (2018年1月18日 13時39分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180118/Jiji_20180118X141.html

 東芝は18日、経営破綻した米原発会社ウェスチングハウス(WH)の関連資産の譲渡契約を米投資家グループと結んだと発表した。今月末までにWHの債権譲渡を完了する予定で、売却益や税負担の軽減で資本が4100億円改善する。昨年実施した6000億円の資本増強と合わせ、2018年3月末で7500億円を見込む債務超過を解消できることになった。
 東芝は米原発事業の巨額損失により、17年3月末で負債が資本を上回る債務超過に転落。今年3月末までに債務超過を解消できなければ、東証ルールに従い上場廃止だった。これで上場維持がほぼ確定し、最大の危機を回避した。
 月内に完了するWH債権の譲渡では、売却益1700億円のほか、2400億円の税負担軽減が生じる見込み。WH株式は当局の承認を経て、別の米投資ファンドに3月末までに売却する計画。

1607とはずがたり:2018/01/27(土) 22:29:58
〔NY外為〕円、一時108円台前半=4カ月半ぶり高値水準(26日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00000008-jijc-brf
1/27(土) 8:30配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】週末26日のニューヨーク外国為替市場では、日銀の黒田東彦総裁が物価目標の達成に自信を示す発言などを背景に円買い・ドル売りが進み、円相場は一時、2017年9月上旬以来約4カ月半ぶりの高値水準となる1ドル=108円台前半まで急上昇した。ただ、その後はドルが若干買い戻され、午後5時現在は108円54〜64銭と、前日同時刻(109円39〜49銭)比85銭の円高・ドル安。
 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でのトランプ米大統領による演説に注目が集まる中、ニューヨーク市場は109円28銭で取引を開始。ただ、この日の演説内容は、24日のムニューシン米財務長官による「ドル安容認」発言に対し、前日に「強いドルを望む」と述べてムニューシン氏の発言を打ち消していたほどのインパクトはなく、相場を素通りした。
 しかし、ムニューシン氏がこの日放映されたCNBCテレビのインタビューで、長期的に強いドルは堅調な米成長を反映しているとの見解を示したものの、「短期的なドルの動向に言及しなかったことでかえって『ドル安容認』への警戒が再燃した」(邦銀筋)ことから、ドル売りが再び台頭。さらに、黒田日銀総裁がダボス会議のパネルディスカッションで、日銀が掲げる2%の物価目標について「(達成に)近づいていると思う」と発言したため、円買い・ドル売りに拍車が掛かり、円相場は昼すぎには一時108円28銭まで急上昇した。
 ただその後、黒田総裁のインフレ見通しに変更はないとする日銀のコメントが伝わったことから、円が若干売り戻された。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.2426〜2436ドル(前日午後5時は1.2391〜2401ドル)、対円では同134円98銭〜135円08銭(同135円62〜72銭)。

1608とはずがたり:2018/02/04(日) 09:24:42

NY株急落、一時的?大幅下落続く? 見通し不透明
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL234QYTL23UHBI012
02月03日 18:28朝日新聞

 米ニューヨーク株式市場で2日、大企業でつくるダウ工業株平均が前日比665・75ドル安と急落した。リーマン・ショック後の2008年12月以来、約9年ぶりの下落幅だ。低金利と世界的な景気拡大で史上最高値を更新してきたが、米金利が上昇し、企業業績への悪影響が懸念された。一時的な調整か、さらに大幅下落が続くのかは見通せない。

 2日のダウ平均の終値は2万5520・96ドルで、ほぼ半月ぶりに2万6000ドルを割り込んだ。下げ幅は、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた直後(16年6月)を上回った。

 今回の急落は、米国の景気の強さが市場の予想以上で、逆に今後の景気腰折れへの警戒感が広がったことが背景にある。

 2日発表の1月の米雇用統計は、就業者数が専門家の予測を上回っただけでなく、賃金上昇率も2・9%と約9年ぶりの高水準だった。インフレ懸念が高まり米長期金利は約4年ぶりに年2・85%まで上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを速めるとの見方も強まった。

 金利が上がれば、債券などに比べ株式投資は割に合いにくくなる。企業の資金調達に影響し、景気の足を引っ張る可能性もある。先行きへの警戒感からダウ平均を構成する30銘柄がすべて下落した。

1609とはずがたり:2018/02/04(日) 09:25:00

NYダウ、665ドル安 金融危機以来9年ぶりの急落
https://www.asahi.com/articles/ASL232F7HL23UHBI00C.html?ref=goonews
米フロリダ州=江渕崇2018年2月3日09時32分

 米ニューヨーク株式市場は2日、米金利上昇への警戒感が強まったことなどから大企業でつくるダウ工業株平均が大幅に反落し、前日より665・75ドル(2・54%)安い2万5520・96ドルで終えた。下げ幅はリーマン・ショック後の米金融危機のさなかだった2008年12月以来、9年2カ月ぶりの大きさとなった。

 ダウ平均は今週の下落幅が計1000ドルを超えた。トランプ氏が米大統領に当選した16年11月から好調な相場が続き、前週まで連日のように史上最高値を塗り替えてきたが、大きな曲がり角を迎えた。週明け以降、日本など世界の市場に影響が及ぶ可能性がある。

 2日の急落のきっかけは、朝方に発表された1月の米雇用統計の好調さだった。景気の動向を示す「非農業部門の就業者数」が前月より20万人増え、市場の予想を上回った。平均時給も前年同月から2・9%上がり、約9年ぶりの高い伸びを示したのもサプライズとなった。

 米景気の予想以上の強さが確認…

1610とはずがたり:2018/02/06(火) 15:53:09

いいですね〜。安倍やトランプが率いる経済なんか潰れちまって構わん。てか早く潰して正常化するべきだ。
俺もここ数日で60万程解けたけど正常化のコストは甘受するぞ(;´Д`)

東京株、一時1500円超安=2万2000円割れ―株安連鎖止まらず 時事通信社 2018年2月6日 13時18分 (2018年2月6日 13時45分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/market/20180206/Jiji_20180206X532.html

米長期金利上昇をきっかけとした世界的な株安の動きが続いている。写真は東京株式市場で一時、前日比1100円を超える下落幅となった日経平均株価を示す電光ボード=6日午前、東京・八重洲 【時事通信社】

 米国の長期金利上昇をきっかけとした世界的な株安の動きが止まらない。5日の米ダウ工業株30種平均は過去最大の下落幅を記録。これを受け、6日午前の東京株式市場は幅広い業種が値を下げて始まり、日経平均株価の下げ幅は一時1200円を超えた。午後に入り、下げ幅は1500円を超えた。

 日経平均の午前終値は、前日比1194円21銭安の2万1487円87銭と大幅続落。英国が欧州連合離脱を決めた国民投票を受けて急落した2016年6月24日(終値ベースで1286円安)以来の下げ幅となった。

 米国株は昨年後半からほとんど休みなく上昇してきたため、スピード調整的な株価の下落は避けられなかったとの見方は多い。さらに、「低金利状態に慣れていたため、米国の金利上昇で投資家心理が一気に悪化した」(国内証券)という。

 東京市場の6日午前の取引では東証1部上場銘柄の99%が下落するなど、売り一色となった。中国・上海や韓国、シンガポールなど他のアジア市場でも株価指数が軒並み下落している。

1611とはずがたり:2018/02/09(金) 13:26:51

「市場、調整迫られている」=株急落でNY連銀総裁 時事通信社 2018年2月9日 08時14分 (2018年2月9日 13時18分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180209/Jiji_20180209X039.html

 【ニューヨーク時事】ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は8日、ブルームバーグ・テレビのインタビューで、長期金利の急上昇を発端とした株価の急落について「世界景気の加速に対し、(低金利に慣れていた)金融市場が調整を迫られている。各国中央銀行が金融引き締めに着手し始めたからだ」との見方を示した。

 株価急落の経済への影響については「下落が現在の水準で止まれば(わたしの)経済の見通しにほとんど影響しない」と強調。一方で「一段と下落して混乱が長期化すれば、家計消費や企業の設備投資に悪影響を及ぼし、経済見通しも変わってくる」とも語った。

1612とはずがたり:2018/02/09(金) 14:39:07
市場が株高警戒するようになったら暴落フラグやでw

訂正:「逆張りETF」から資金流出、個人投資家は株高警戒
ロイター 2018年1月19日 09時33分 (2018年1月19日 14時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180119/Reuters_newsml_KBN1F70W7.html

[東京 18日 ロイター] - 代表的な逆張り型ETF(上場投資信託)である日経ダブルインバース指数ETF<1357.T>の資産が減少している。これまでの株高局面では個人投資家が相場反落を予想して買いを入れることが多かったが、今回は様相が異なる。
日経平均<.N225>が2万4000円台に乗せるなど株価は26年ぶりの高値圏にあるものの、信用取引の売り残も増えていない。個人は株価の反落よりも一段の上昇リスクを警戒しているようだ。
<「逆張り」ETFが逆行>
野村アセットマネジメントが設定・運用する日経ダブルインバース指数ETFは、日経平均が1%下落した際に2%上昇(日経平均が1%上昇すれば2%下落)するように設計されている。日経平均が下落した際に利益を出せる性質のため、これまでは株価が高値圏にある時に、逆張り志向の強い個人を中心とした資金が流入する傾向が見られた。
日経平均は2015年前半に「アベノミクス相場」で初めて2万円を突破したが、ダブルインバの純資産総額も同年6月10日に初めて1000億円を超えた。その後、同年夏にいわゆるチャイナ・ショックが発生し、株価は世界的に大きく調整。「逆張り」は成功した。
だが、足元の株高局面では、株価とダブルインバの資産額は逆行している。日本株は、昨年秋以降、世界同時株高の波にも乗り、上昇を継続。新年に入っても上昇は止まらず、日経平均は18日、26年2カ月ぶりに2万4000円台を回復した。
一方、ダブルインバの資産額は、昨年10月31日の1963億円がピーク。17日時点の純資産残高は1517億円とピーク比約23%減少。口数は最大となった同11月9日と比べると約9%減少している。
<「潮目」は昨年11月9日>
「潮目」が変わったのは、昨年11月9日とみられている。同日は海外投資家による資金流入期待が広がる中、朝方は良好な企業業績を評価した買いが継続。寄り付き後まもなく1992年1月以来25年10カ月ぶりに2万3000円台まで上昇した。上げ幅は一時460円を超えた。
だが、後場に入ると先物主導で下げに転じ、日経平均の下げ幅は一時400円に接近。日中値幅は850円超の乱高下となった。このときの急騰局面でダブルインバに対し、個人投資家が損失覚悟の売りを出したとみられている。
松井証券・シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「昨年9月以降の株価上昇時にダブルインバースを買った個人投資家は、11月上旬の株高で痛手を被った」と分析。その後、日経平均は一段と上昇したが、「株高の割には信用売り残は増えていない。ショート・ポジションを取ることに対して警戒感が強い」とみる。
信用取引でも個人の「逆張り」志向の減退が読み取れる。東京証券取引所がまとめた2市場信用取引現在高によると、10月下旬に約1兆1000億円まで膨らんだ信用売り残は、1月12月申し込み現在では9781億円(訂正)にとどまっている。

1613とはずがたり:2018/02/09(金) 14:39:29
>>1612
<「押し目待ちに押し目なし」>
とはいえ、個人投資家も強気ポジションを厚く構築しているわけではない。「順張り型」の日経平均レバレッジ・インデックス連動型ETF<1570.T>も、純資産総額が減少。純資産残高は、17日時点で2225億円と昨年末比で約2%減少。口数は約10%減少している。
「(16年7月の)日銀によるETFの買い入れ増額以降、押し目らしい押し目がない」(松井証券の窪田氏)とされ、レバレッジ型ETFを買うタイミングを見出しにくいことが背景にあるとみられている。
東証と大阪取引所がまとめた週間の投資主体別売買動向によると、個人投資家は1月第1週に日本株を現物・先物合計で7237億円売り越した。この週は2営業日のみだったが、売り越し額は15年7月第3週以来、約2年半ぶりの大きさとなった(翌週は3921億円の買い越し)。
個人投資家の売買には、株式の相続人によるキャッシュ化や、事業家らが保有する株式の放出などが含まれる。IPO(新規株式公開)銘柄への資金流入も反映されないため、実態よりは売り越しに傾きやすいとの指摘もある。ただ、個人の利用が多いネット系証券からは「株価の位置としては高いと感じる個人投資家が多い」との声も聞かれる。
日経平均は昨年9月以降、4カ月余りで5000円近い急ピッチの上昇となっている。「『世界同時景気拡大』の見通しがさらに強まる中で正当化される株高だが、上昇ピッチが相当きつい点は警戒しなければならない」と岡三アセットマネジメント・シニアストラテジストの前野達志氏は指摘する。
順張りか逆張りか、個人投資家にとっても悩みどころとなりそうだ。
*本文10段落目の「9781兆円」を「9781億円」に訂正して再送します。

(長田善行 編集:伊賀大記)

1614とはずがたり:2018/02/11(日) 22:59:02
手仕舞い気味にしてたポートフォリオなのに爆騰を続けてたんでなんか損してる気分だがホントは此処から拾い時な筈の俺である。さてうなる現ナマをどこにぶちこもうか。。

株価崩壊は当然だ──アメリカの好景気はフェイクだった 
After Years of Easy Money, We Needed This Correction
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9510.php
2018年2月9日(金)17時30分
ジョナサン・ニューマン

<10年も続いた株高が、実体経済の反映のはずがない。ここから落ちたからといって驚くにはあたらない>

米株価は2009年に底を打ってから、ボラリティー(価格変動率)もほとんどなく安定して上昇を続けてきたが、2月に入って急落した。1月に付けた最高値から、ダウ工業株30種平均は2200ポイント以上も下落(-8.5%)、スタンダード&プアーズ(S&P)500社株価指数も7.9%下落した。

投資家心理を測る指標とされるアメリカ株の変動性指数(VIX)、別名「恐怖指数」は、2009年や2011年以来のレベルに急騰し、株価急落に拍車をかけた。

金融アナアリストや専門家は、暴落の要因を主に3つ挙げた。

・米税制改革であらゆる企業に対する先行き不透明感が強まった。

・債券市場で米長期金利が上昇し、インフレへの警戒感が広がった。

・インフレ懸念に加え、米労働省が2月2日に発表した1月の米雇用統計で賃金の伸び率が市場予想を上回ったことから、FRB(米連邦準備制度理事会)がそれを口実に利上げペースを上げる、との観測が高まった。

?
だが株価暴落の真相を突き止めるには、2007〜2008年の金融危機まで遡ってFRBの対応を振り返る必要がある。

■前例のない金融政策

サブプライム危機からリーマン・ショックにつながった2007〜2008年の金融危機が実体経済にも壊滅的な影響を及ぼすなか、FRBは前例のない行動に出た。大規模な量的緩和で市場にお金を供給するとともに、FRBが銀行に資金を貸し付けるときのフェデラルファンド(FF)金利を事実上ゼロにした。

FRBは数兆ドルの資金を金融市場や銀行に供給し、企業がかつてなく低コストで資金を調達できるようにすることで、投資と雇用を刺激した。

住宅価格や資産価格(株価を含む)の下落に歯止めをかけ、2000年代半ばまで続いた上昇基調に戻ることを目指した。

FRBを大胆な政策に踏み切らせたのは株価暴落と住宅バブル崩壊だ。それは病気の原因や進行具合を教えてくれるX線画像のようなもので、画像を加工して病気を消してしまっては、医者も患者も正しい治療はできない。

FRBは、異例の大胆な金融政策をとることにより、この2つの病巣を世間から覆い隠してしまった。米経済に必要だった健全な調整の機会を奪ったのだ。

1615とはずがたり:2018/02/11(日) 22:59:18
>>1614
■市場金利の重要性

オーストリアのルートヴィヒ・フォン・ミーゼスは、中央銀行が「景気循環」の元凶だと初めて指摘した偉大な経済学者だ。彼によれば、企業はどの事業に取り組み、従業員を何人雇用して、どのような資本財が必要か、市場金利に基づいて判断している。中央銀行が介入しなければ、借り手と貸手の間の需給バランスを取るうえで重要な役割を果たすのが金利だ。

■中央銀行の介入

金融市場から流れる情報に従っていれば、最も生産性の高い方法で効率的に資本を分配できる。それが混乱するのは、中央銀行が介入するからだ。

FRBが量的緩和を実施すると、市場に過剰資金が溢れて金利を押し下げ、企業も人も実際より多くの資本があるように錯覚する。企業は資金調達して雇用を増やし、工場や機械などのあらゆる資本財を新たに購入する。消費者も同様に、低金利を利用して住宅や車など、さまざまな消費財をローンで買う。

見た目には万事が順調だ。事業拡大で雇用は増加。新規雇用が増えればその分賃金も増える。個人消費が活発な間は在庫も飛ぶように売れる。その流れに乗って株価も上昇する。好調な企業業績を見た投資家が買い増しに動き、株価は史上最高値を更新するだろう。

アマチュア投資家も参入しやすくなる。賃金が上がったうえ、万事が順調な時は外れくじを引く方がかえって難しいからだ。

■金融緩和の副作用

いつまでもそんな好循環が続くだろうか? そうはいかない。

我々は過剰な生産や消費をしてきたのだ。企業も事業判断を誤らされていた。市場から誤った情報を受け取ったために、より高いリスクを負ってしまった。人工的に安くなった資金は、真に入手可能な資本の量を見誤らせる。3つの事業ができそうだと思ったが、実際には1つ分の資源しか手に入らない。

今は、信用の蛇口が絞られてバブルがはじけ、人々が改めて自分のお金の使い方を見直し始めたところだ。

景気失速は失業や倒産の増加、株価の下落などを伴うが、自分たちの事業計画や支出を現実に即して見直すための健全なプロセスだ。

■結論

株式市場は、今の我々もバブル崩壊に向かっていると言っているのだろうか? それとも調整を経て、安定した持続可能な経済成長路線に乗ることができたのか? それは今日時点ではわからない。

はっきり言えるのは、10年にわたる株価の好調が、持続可能性と生産性をベースにした新しい時代を反映したものではありえないということだ。実際、数々の株価指数は、FRBが緩和したお金の分だけ上昇したのだ。

あれほどの緩和と実質的なゼロ金利をやったのだから、企業業績も雇用データもよく見えるのは当然だ。それがあっという間におじゃんになったからといって、驚いてもいけない。

(翻訳:河原里香)

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Jonathan Newman was the Online Learning Manager at FEE.

1616とはずがたり:2018/02/26(月) 18:29:06

東証続伸、終値260円高 米株高好感で買い優勢
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018022601001581.html
15:12共同通信

 週明け26日の東京株式市場は米株高を好感した買いが優勢となり、日経平均株価(225種)は続伸した。

 終値は前週末比260円85銭高の2万2153円63銭。東証株価指数(TOPIX)は14.28ポイント高の1774.81。出来高は約12億4200万株だった。

1617とはずがたり:2018/03/02(金) 18:17:21

東証空売り比率が48.8%、過去最高を更新 投資家の先安観を反映
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20180302070.html
16:56ロイター

[東京 2日 ロイター] - 東京証券取引所が公表した2日の東証空売り比率は48.8%となった。市場筋によると、2016年6月10日の47.1%を上回り、過去最高となった。株安を見越したポジションを取る投資家が増えたことが、空売り比率の記録更新に寄与したとみられる。

16年6月10日はメジャーSQ日だった。SQ日を除くと、今年2月14日の46.6%がこれまでの過去最高だったという。一般的に東証の空売り比率は40%を超えると高水準とされている。

トランプ米大統領が鉄鋼・アルミ品に関税を課す方針を示したことを背景に、米国株市場では主要指数が大幅下落。2日の東京市場では外部環境を嫌気した売りが優勢となり、日経平均<.N225>は542円の大幅安となった。

東海東京調査センター・マーケットアナリストの仙石誠氏は「日本株は売られ過ぎ。空売り比率が高水準の間は株価が下がる大きな流れがあるが、市場が落ち着きを取り戻せば、空売りの買い戻しによる反発が期待できる」とみている。

(長田善行)

1619とはずがたり:2018/03/05(月) 11:46:54
米企業の自社株買い、2月に急増=米調査会社
ロイター 2018年3月1日 10時49分 (2018年3月1日 12時31分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180301/Reuters_newsml_KCN1GD3IA.html

[ワシントン 28日 ロイター] - 米調査会社トリムタブスが28日に公表したデータによると、米企業による自社株買いが2月に急増した。米税制改革法の成立以降に発表された自社株買いは既に2000億ドルを超えた可能性がある。
2月の自社株買いの総額は暫定ベースで1185億ドルと、1月の599億ドルの2倍近くに上った。トリムタブスは、最終的な集計結果はこれを上回り、記録を更新する可能性が高いと分析した。
同社のアナリストは「活動は明確に活発化している。自社株買いは2017年7月から5カ月連続で増加し、2月は急増した」と述べた。
12月20日に米議会が税制改革法を可決して以降に発表された自社株買いは暫定ベースで1830億ドル。トリムタブスは、2月の最終集計完了後に総額がさらに300億─400億ドル増え、2000億ドルを超える可能性があるとした。
これとは別に、上院民主党は、1月5日以降に発表された自社株買いが2090億ドルに上ったとする報告書を公表。税制改革が主に企業や企業幹部、富裕層の投資家に恩恵を与えていることが示されていると主張した。同統計は、銀行やエネルギーなど幅広い業種の企業が発表した30以上の自社株買い枠を対象とした。

1620とはずがたり:2018/03/05(月) 13:43:20
フィ氏曲線は死んだ,むしろ生きてた時期は無かったぐらいに思っといた方が健全なんではなかろうか?

2017年7月5日 / 11:40 / 8ヶ月前
コラム:米国で低インフレと低失業率「併存」の謎=竹中正治氏
https://jp.reuters.com/article/column-masaharu-takenaka-idJPKBN19P0UY?sp=true
竹中正治 龍谷大学経済学部教授

<安定的ではないフィリップス曲線>

経済学の教科書には必ず掲載されているフィリップス曲線であるが、近年この形状に関心が注がれている。横軸に失業率、縦軸にインフレ率を置くと、右肩下がりの近似線が描ける。つまり失業率とインフレ率の間には負の相関関係(トレードオフ)があることを意味する。本論では分かりやすく単純化して、分布の近似線がフィリップス曲線を表すとしよう。

米連邦準備理事会(FRB)はその使命として雇用の最大化とインフレ率の安定という2つの役割を担っている。政策手段として金融政策1つしかないにもかかわらず、FRBが異なる2つの政策目標を実現できるとされる理論的な根拠として、このフィリップス曲線が安定的に存在することが想定されていると言えよう。

ところが、実際にはフィリップス曲線の傾きはそれほど安定的ではない。米国についてざっと概観すると、安定的な右肩下がりの関係があったのは、戦後ではまず1950年代から73年までである。70年代には失業率とインフレ率が同時に上昇するスタグフレーションを経験した。これは最も望ましくない逆フィリップス曲線状態だと言えるだろう。

80年代前半にインフレ体質根絶のために厳しい金融政策が採られ、それに伴う景気後退で失業率は10%まで上昇する代償を払ったが、インフレは鎮静化に向かった。90年代にはインフレ率のすう勢的な低下と失業率の低下という70年代とは反対の望ましい逆フィリップス曲線を経験した。

その後2000年代前半には再び安定した右肩下がりのフィリップス曲線が戻った。後にFRB議長となったバーナンキ氏が2004年に「大いなる安定(Great Moderation)」と呼んだ時期である。しかし、「大いなる安定」の下で住宅バブルが急速に膨張していたわけだ。

ところで、失業率はゼロまで下がらない自然失業率と呼ばれる水準がある。自然失業率は、1)自発的失業率(より良い条件を求めて失業中の労働者)、2)摩擦的失業率(転職活動中の労働者)、3)構造的失業率(職種、年齢、地域などを巡って生じる労働需要と供給のミスマッチ)から成る。失業率がこの自然失業率の近傍まで下がると経済の供給力の限界にぶつかるため、物価は急速に上昇し、フィリップス曲線は急勾配になると考えられてきた。

日銀の黒田東彦総裁や原田泰審議委員らが、日本でも3%割れの失業率になってきたことで(4月2.8%、5月3.1%)、いよいよ賃金上昇、物価上昇という力が強くなるのではないかと期待をにじませる発言をしているのは、こうした考え方に基づいている。

<フィリップス曲線の低位水平化という異変>

ところが、米国のフィリップス曲線に異変が生じている。米国の自然失業率と考えられている4%近傍まで失業率が低下しているにもかかわらず、インフレ率が望ましいと考えられている2%を超えて上がらないのだ。すなわちフィリップ曲線の低位水平化である。

フィリップス曲線の水平化について、論文や調査は近年多く、日銀の調査レポートは欧米諸国の対象16カ国中、13カ国で水平化が見られると報告している(末注1)。

注1:伊達大樹、中島上智、西崎健司、大山慎介「米欧諸国におけるフィリップス曲線のフラット化-背景に関する3つの仮説」日銀レビュー2016年5月

1622とはずがたり:2018/03/07(水) 08:55:52
>>1621-1622
 「売れない資産」も人気だ。アイシン企業年金基金はインフラファンドに資産の7%、不動産ファンドに4%を振り向ける。スペインの太陽光ファンドで失敗した経験があるが「分散すれば1つの失敗は許容できる」(服田尚史常務理事)。ファンド償還までの10〜15年間は換金しづらい「流動性リスク」をとる対価として高い利回りを狙う。

 企業買収や不動産など低流動性資産に投資するファンドの規模は5兆ドル弱と07年の2倍に膨らんでいる。

 過去のバブルでは1990年代後半にテクノロジー株が急騰し、リーマン・ショック前は住宅価格や関連証券が高騰。今は飽くなき利回り追求であらゆる資産が割高になったとされる。

 景気が拡大して金利が上がる局面では、市場は過度な上昇を懸念して一時的に動揺しやすい。今回も景気拡大が崩れなければ利払いの増加を企業業績の伸びが吸収し、株価もいずれ上昇軌道に戻るとの声は多い。

 しかしかつてないほど資産が膨張してきた分、その反動の大きさは計り知れない。低金利が支えてきた多くの資産の価格が下落し、利回りを追ったマネーが逆回転しかねない。世界景気の堅調な拡大に市場の動揺が水を差すリスクがある。

(編集委員 松崎雄典、富田美緒)

1623とはずがたり:2018/03/14(水) 12:42:03
NY株続落、171ドル安 国務長官解任で不透明感
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018031401000738.html
05:48共同通信

 【ニューヨーク共同】13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比171.58ドル安の2万5007.03ドルで取引を終えた。トランプ米大統領によるティラーソン国務長官の解任発表を受け、米政権運営に不透明感が強まったことが相場の重しとなった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は77.31ポイント安の7511.01と8営業日ぶりに下落した。

 このところ上昇していたハイテク株に利益を確定させる売り注文が出たほか、米長期金利が低下したことで、利ざやが縮小するとの見方から金融株が下げた。

1624とはずがたり:2018/03/17(土) 21:46:00
2018年3月17日 / 09:09 / 4時間前更新
アングル:逆相関強まるドルと金、トランプリスクのヘッジ需要
https://jp.reuters.com/article/gold-dollar-analysis-idJPKCN1GT007

[東京 16日 ロイター] - ドルと金の逆相関性が高まっている。トランプ米大統領の保護主義的政策などに対して世界の投資家が警戒感を強めており、ドル安に対するヘッジとして金が選好されてきているためだ。政権の不安定化も加わり、ドル安が進めば金価格も一段高になるとの予想も聞かれている。

<オバマ政権よりも強い関係性>

主要6通貨のバスケットに対するドル指数.DXYと、金現物XAU=の相関(チャートの下段、365日ベース)をみると、マイナス1に近づいており、逆相関性(一方が上昇すれば、他方は下がる関係)が高まっているのがわかる。

週ベースでみると、オバマ政権2期目の2013年からの4年間は0.58の負の相関だったが、2016年11月の米大統領選でトランプ氏が勝利してからは0.87の負の相関まで上昇してきている。

もともとドルと金は、逆相関性が強い。米長期金利が上昇した場合、ドルが高くなりやすい一方、金利(利息)が付かない金の魅力は低下するためだ。

だが、最近では米長期金利が上昇しても、ドルが買われない環境となり「中長期のポートフォリオを組む投資家らは、ドル安や米政権の混乱による株価の一段安に対するヘッジで金を購入している」とマーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表の亀井幸一郎氏は指摘する。

<株安への警戒感も>

金現物の価格は1月25日に1366ドルの高値を付けた後、足元は1300ドル前半で底堅さを保っている。

年初は、米国の好景気で利上げが加速し、長期金利とドルの上昇が予想されるなか、金は1200ドル方向に下落するとの見方が主流だったが、そのシナリオは早くも消失した。

底堅い需要の背景にはドル安だけでなく、米株安に対するヘッジニーズもあるようだ。「米景気が好調でも、トランプ政権ではいつ、何が起きるか分からないという不確実性に目が向きやすく、米国株が戻りにくくなっていることも気になる」(国内機関投資家)という。

S&P500.SPXは今年1月26日に2872.87ドルと過去最高値を付けたあとは、現在は2747ドル付近でもみあいとなっている。

米投資会社ダブルライン・キャピタルを率いるジェフリー・ガンドラック氏は13日、「S&P総合500種株価指数のリターンが今年、マイナスになると確信している」との見方を示している。

S&P500種
2752.01
.SPXCHICAGO BOARD OPTIONS EXCHANGE
+4.68(+0.17%)
.SPX
.SPX
<通商・政治リスクも金需要に>

金を保有してリスクに備える動きは、純粋に経済的要因のみならず、経済大国間の通商面や政治面での摩擦にも起因しているとの指摘もある。

トランプ米大統領は、鉄鋼とアルミニウムの輸入に関税を課す大統領令に署名。各国から対抗措置も辞さないとの批判が相次いでおり、「貿易戦争」への警戒感が強まっている。

2016年の米大統領選にロシアが介入したとされる問題で、米財務省は15日にロシアの情報機関など5団体と19人を制裁対象としたと発表した。

第一商品の貴金属アナリスト、村上孝一氏は「米国の対中強硬姿勢が目立ってくることや、ロシアと英国、米国との政治面での対立も金相場の需給をタイトにする」と話す。

来週20─21日の米連邦準備制度理事会(FOMC)では利上げが確実視されており、通常であれば、ドル上昇/金下落が起きる環境だ。

しかし、金の下落は限定的で、FOMC後は上昇を予想する声も出ている。

森佳子 編集:伊賀大記

1625とはずがたり:2018/03/19(月) 14:44:47

東京株、一時300円安=内閣支持率急落が重し
時事通信社 2018年3月19日 12時17分 (2018年3月19日 14時21分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/market/20180319/Jiji_20180319X583.html

 19日午前の東京株式市場は、報道各社が先週末に実施した世論調査で「森友問題」を背景とした安倍内閣の支持率急落が重しとなり、日経平均株価は前週末終値に比べ一時300円超下落した。午前の終値は193円29銭安の2万1483円22銭。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、14.81ポイント安の1721.82だった。

 日経平均は、取引開始直後から売りが先行。その後は下げ渋ったが、中盤にかけて株価指数先物の下落などが一段安を誘った。「安定感は主要国一だった政権の激震は不安材料」(大手証券)で、市場からは、買いが手控えられる展開が続くとの声が上がった。

 東京外国為替市場の円相場は小幅下落し、1ドル=105円台後半を中心に推移した。良好な内容の米経済指標を受けてドル買い・円売りが優勢となった前週末の海外市場の流れを引き継いだ。午前11時現在は105円80?81銭と前週末比15銭の円安・ドル高。

1626とはずがたり:2018/03/19(月) 17:00:45
アングル:米高利回り債に陰り、投資家がより良い条件求める ロイター 2018年3月19日 08時14分 (2018年3月19日 10時51分 更新)

https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180319/Reuters_newsml_KCN1GR0B3.html
[拡大写真]



[ニューヨーク 13日 ロイター] - 好調だった米ジャンク債(高利回り債)市場にほころびが表面化しつつある。ジャンク債指数は下落し、コベナンツ(財務制限条項)の条件は厳しくなる兆しを見せている。発行側はより高い利回りを提示しなければ投資家を引き付けられなくなる可能性がある。
米連邦準備理事会(FRB)による超金融緩和のおかげで、ジャンク債市場は長年にわたって売り手市場を享受してきた。
ムーディーズ・コベナンツ質指数(CQI)によると、投資家を損失から保護するために発行体に債務上限などを課すコベナンツの強度は、2011年以来低下を続けてきた。それでも高利回りを求める投資家の需要は旺盛で、ICEバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのデータによると、1月には米国債とジャンク債の利回り格差が過去最低の331ベーシスポイント(bp)まで低下した。
しかしその状況が変化し始めている。FRBは年内に少なくとも3回追加利上げすると予想されており、投資家はジャンク債に高い利回りとコベナンツの強化を求め始めた。
米ジャンク債をカバーするICE・BAML指数の利回りは2月に28bp上昇し、2016年12月以来の最高水準となった。現在の利回りは3.53%。
リーマン・リビアン・フライドソン・アドバイザーズのマーテイン・フライドソン最高投資責任者によると、ICE・BAML指数の利回りとコベナンツの強度には強い相関がある。「同指数の利回りは2月に上昇したため、コベナンツ強度の上昇がある程度期待できる」という。
1月のコベナンツの強度は前月より悪化したが、それでも好転が予想される理由はいくつかある。
ジャンク債の中で最も格付けの高い「ダブルB」格の債券は通常、デフォルトの確率が最も低いためコベナンツ強度も最も低いが、1月には強度が改善した。さらには、こうした債券は1月に発行されたジャンク債全体の半分以上を占めた。12月には4分の1だった。
その上、格付けが「シングルB」から「トリプルC」と最低級で、コベナンツ強度の低い債券の割合は1月に低下を続けた。
FRBが流動性を引き揚げるにつれ、質の悪い企業がデフォルトを起こす可能性は高まる。発行体がより良い条件を提供し始めたのは、その可能性を認識しているからかもしれない。
また、リッパーのファンド調査によると、2月26日までの週にジャンク債ファンドから5億2500万ドルの資金が流出し、流出は8週間連続となった。
IHSマークイットによると、米国の3大ジャンク債ETF(上場投資信託)の売り建玉は2月最終週に70億ドルと、過去最大に達している。
(Kate Duguid記者)

1627とはずがたり:2018/03/23(金) 21:20:54
おし,ガンガンおちてアベ信者を破産させよ!

2018年3月23日 / 17:36 / 4時間前更新
東証空売り比率が初の50%超え、過去最高を更新
https://jp.reuters.com/article/tse-idJPKBN1GZ106?utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&amp;utm_content=5ab4cdca04d3015db890f3fd&amp;utm_medium=trueAnthem&amp;utm_source=twitter

[東京 23日 ロイター] - 東京証券取引所によると、23日の東証空売り比率は50.3%となった。3月2日の48.8%を上回り、市場筋によると過去最高を更新した。50%を上回ったのは初めて。株安を見越した短期筋が空売りに動いたことが反映されたとみられている。

日経平均
20617.86
.N225NIKKEI INDEX
-974.13(-4.51%)
.N225
.N225
一般的に東証の空売り比率は40%を超えると高水準とされている。23日の日経平均株価.N225は974円安となり、年初来安値を更新。米中の貿易戦争を警戒した売りが強まり、下げ幅は今年2番目となった。

長田善行

1628とはずがたり:2018/03/23(金) 22:01:23

日経平均株価 一時700円以上下落 2万1000円割り込む
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180323/k10011375541000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003
3月23日 9時39分

23日の東京株式市場は、アメリカのトランプ政権が中国からの輸入品に高い関税を課す制裁措置の発動を決めたことで世界経済に悪影響を及ぼすという見方から売り注文が出て、日経平均株価は一時700円以上値下がりし、今月5日以来およそ3週間ぶりに2万1000円を割り込んでいます。

1629名無しさん:2018/03/25(日) 18:10:04
>>1627
野党(支持者)ってこんなんばっか。共産党のように足引っ張るだけでその後のプラン何も無し。
だから一般国民に支持されないんだよな。

1630とはずがたり:2018/03/30(金) 11:45:27

有効求人倍率、5年5カ月ぶりに悪化
https://this.kiji.is/352234975330747489
2018/3/30 08:35

 厚生労働省が30日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月から0.01ポイント低下し、1.58倍だった。5年5カ月ぶりに悪化した。

1631とはずがたり:2018/04/01(日) 20:28:32

「超高速取引」の事業者 きょうから登録制に
https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/business/nhknews-10011387241_20180401.html
10:31NHKニュース&スポーツ

大量の株式をコンピューターで瞬時に売買する「超高速取引」の事業者が1日から登録制となります。このところの株価の激しい値動きは、超高速取引の拡大が背景にあると見られていて、登録制の導入が取り引きの実態把握につながるのか注目されます。

大量の株式をコンピューターで瞬時に売買する「超高速取引」は世界的に広がっていて、取り引きの増加で市場を活性化させている一方、株価の乱高下を招いているという指摘も出ています。

こうした中、超高速取引を行っている事業者を登録制とする改正金融商品取引法が1日、施行されました。

金融庁によりますと、現在、国内で超高速取引を手がけているのは、国内外の証券会社やヘッジファンドなど70社程度だということです。

登録を受けた事業者は、システムトラブルや誤った注文を防ぐための体制を整えることや、取り引きの記録を一定期間、保存することが義務づけられます。また、問題が起きた場合は、行政処分の対象となります。

超高速取引に対する規制はアメリカやヨーロッパでも進められていて、登録制の導入によってどの事業者がいつ、どのような規模で超高速取引を行ったかという実態把握につながるのか注目されます。

1632とはずがたり:2018/04/01(日) 22:11:27
2018年3月30日 / 13:35 / 14時間前更新
コラム:株式市場に灯った「黄色信号」、第2四半期も点滅か
https://jp.reuters.com/article/volatility-market-idJPKBN1H50YH
Jamie McGeever

[ロンドン 28日 ロイター] - 投資家は経済、金融、政治といった分野のさまざまな情報を考慮し、どこに資金を向けるか決定する。そして予め想定されていたり、あるいは唐突に出現するニュースやイベントが常に投資家に判断の修正を促す。こうした風景は日常茶飯事だ。

しかしどの尺度を用いたとしても、今年第1・四半期のイベントの多さは特筆に値する。株式市場のボラティリティー急拡大から世界的な貿易摩擦、あるいは混迷を深めるホワイトハウスから堅調な値動きを続けてきたハイテクセクターに初めてほころびが見えたことまで、投資家の眼前には次々に材料が飛び出してきた。

世界の株式市場は15カ月連続上昇という過去最長記録を樹立したが、結局それが行き過ぎとなってしまった。S&P総合500種とダウ工業株30種はいずれも年初来でマイナス圏となり、欧州株は1年余りぶりの安値に沈んでいる。

シカゴ大学のボブ・アリバー教授は、米国株が1月26日に天井を付け、今後最大で50%の下落が見込まれるようなすう勢的下げ相場の入り口に立っているとまで言い切っている。

これは極端な弱気論だ。強気派は、世界全体の経済成長率がここ何年かで最も高いことや、企業のしっかりした増益基調が維持されていること、また主要中央銀行が緩やかに金融を引き締めているにもかかわらず世界的にはなお潤沢な流動性があるという事実を指摘するだろう。

そうした要素を足し合わせれば、いかなる株安も買い場とみなされるはずだ。

ではこれは第2・四半期にとってはどういった前兆になるのだろうか。

第1・四半期に灯った黄色信号の多くは点滅したままだ。具体的には保護主義や世界的な貿易面の緊張の高まり、トランプ米大統領の政策や人事を巡る根深い不確実性、イールドカーブのフラット化、信用スプレッド拡大などが挙げられる。


恐らく第1・四半期の特徴を描写することは、第2・四半期がどうなるかを探る上で多いに役立つだろう。その特徴とは、市場にボラティリティーが復活したことだ。確かにボラティリティーは2月上旬に急拡大した後落ち着いてきたが、以前のべたなぎ状態には戻っていない。

2016年11月の米大統領選から今年2月第1週まで、ボラティリティー・インデックス(VIX)が15%を上回った局面はほとんどなかった。何カ月にもわたって10%未満の過去最低圏で推移していたのだ。

ところが2月上旬以降、VIXが15%を割り込んだのは1回しかない。警戒水準とは言い難いが、かつて投資家が慣れ親しんだ状況からの変わりようは注目される。

ボラティリティーの上昇は、投資家がリスク回避姿勢を強める公算が大きいことを意味するので、投資家にとっては頭痛の種かもしれない。ただし政策担当者の立場は異なる。

ある欧州の中銀当局者は「心配しておらず、むしろ楽しみだ。ボラティリティーは市場参加者を用心させるので有益と言える。世界は危険に満ちており、ボラティリティーを過小評価しているのならそれは間違いだ」と話した。

同じ資産クラスの中でもボラティリティーや価格には大きな差が生まれているのは、米国のハイテクセクターで目にしている通りだ。フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、グーグルという有力5銘柄の総称「FAANG」は第1・四半期に全体で20%値上がりする見通しで、主導役を務めているのは55%高のネットフリックス株だ。

それでも個別に見ると、フェイスブックは利用者のデータ不正利用問題が浮上したことで売りを浴び、14%下げている。同社株価は直近高値から底値までの変動率が20%を超え、弱気相場の局面に入った。

1633とはずがたり:2018/04/01(日) 23:03:47
政治的に株高維持するの期待するなや,ボケ( ゜д゜)、 Peッ

2018.3.14
森友問題で内閣退陣なら日経平均は2000円級の下げに見舞われる
http://diamond.jp/articles/-/163281
山崎 元:経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員

株価はアベノミクスの継続が頼り



1634とはずがたり:2018/04/03(火) 18:13:59
3月短観、アベノミクスに黄信号 米中の貿易戦争拡大を警戒、円高も企業心理に打撃
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bse180403005.html
05:07フジサンケイビジネスアイ

 大企業製造業の景況感が2年ぶりに悪化した日銀の3月企業短期経済観測調査(短観)は、世界経済の変調を懸念する企業の警戒感を浮き彫りにした。トランプ米政権が保護主義的な動きを強め、中国が対抗措置を決めるなど米中2大経済大国は“貿易戦争”の様相が色濃くなっており、春闘の賃上げをてこに経済の好循環を目指す「アベノミクス」に黄信号がともり始めている。

 大企業製造業の景況感の悪化が目立ったのは化学や鉄鋼、非鉄金属など素材業種で、原油など資源価格の上昇が響いた。素材業種では仕入れ価格について「上昇」と回答した割合が12ポイント増加したのに対し、販売価格の「上昇」は4ポイント増にとどまり、価格転嫁ができていない状況もうかがえる。

 企業心理を悪化させている要因の一つが、今年に入ってから続く円高だ。3月末には1ドル=104円台を付けたほか、足元でも106円台で推移している。大規模緩和を続ける日銀に対し、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策の正常化に向けて金利を引き上げている。マネーは一般的に金利の低い国から高い国に流れるとされ、本来ならば円安に振れるはずだが真逆の動きをしている。

 この状況を、第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは「米国の利上げが円安ドル高につながる時期は終わった」と指摘する。金利上昇のスピードに対し米国の景気回復期待は弱まっており、今年に入って米国の株価が下落し、マネーが日本に戻ってくる動きが生じているためだ。

 トランプ米政権による大型減税が、財政赤字を拡大させるとの見方からドル安につながっているとの指摘もあるほか、米国内の製造業を保護するため、ドル安を容認し、貿易赤字を縮小させたいとの米政府の思惑を市場が意識している面もあるという。

 短観の悪化について、全国銀行協会の藤原弘治会長(みずほ銀行頭取)は2日の就任会見で「円高が進行したこと、保護貿易主義の懸念が出てきたことが影を落とした」と述べた。

 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは「今後、米国の保護主義が強まれば実質的に円安誘導している日本の金融政策を問題視し、円高が一段と進む可能性もある」とみる。堅調な業績は円安によるかさ上げ効果も大きいだけに企業には警戒感が広がっている。(蕎麦谷里志)

1636とはずがたり:2018/04/06(金) 22:33:17
米3月雇用10万3千人増に鈍化
市場予想下回る
https://this.kiji.is/354973648425469025
2018/4/6 21:57
c一般社団法人共同通信社

 【ワシントン共同】米労働省が6日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から10万3千人増えた。市場予想の19万3千人増を大幅に下回り、雇用拡大の勢いが鈍化した。失業率は前月と同じ4.1%だった。

 1月の就業者数は従来の23万9千人増から17万6千人増に大幅に下方修正され、2月は31万3千人増から32万6千人増に上方修正された。米連邦準備制度理事会(FRB)は次の追加利上げに向け、雇用情勢を慎重に見極めるとみられる。

3月の米雇用、10万3千人増
https://this.kiji.is/354969622606283873
2018/4/6 21:41
c一般社団法人共同通信社

 【ワシントン共同】米労働省が6日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から10万3千人増えた。

1637とはずがたり:2018/04/07(土) 22:16:55
山崎元>>1633みたいなカネの亡者は売国奴以外の何者でもない。多くのアベ信者も日銀と年金の資産を担保に目先の政権維持の為に溶かそうとしてるのに有り難がってるんだから度しがたいわ。

売り越し過去最悪8.5兆円 海外勢の日本脱出が止まらない
日刊ゲンダイDIGITAL 2018年3月30日 15時00分 (2018年3月31日 15時00分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180330/Gendai_451579.html

 東証が29日公表した部門別売買動向(3月第3週=19〜23日)によると、外国人投資家は2599億円を売り越し(現物と先物の合計)、11週連続の売り越しとなった。

 この間の合計額は約8.5兆円と、過去最大規模だ。

「データのある2003年以降で、売越額が8兆円を超えたのは初めてです。これまで最高額だった15年チャイナ・ショック時の7兆円をあっさりと抜きました。トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争の影響は無視できませんが、日本独自の問題が浮上しています」(市場関係者)

 海外勢は日本市場の特殊性に嫌気が差したという指摘がある。

「外国人投資家など大口の投資家が大量に株を売却しても、日銀がETF(上場投資信託)を購入し、株価を下支えしています。海外勢には市場原理の働かない歪んだ市場に映ります。そればかりか、森友問題で文書の書き換えが発覚した。海外投資家は、日本は公文書が書き換えられてしまう国なんだと呆れています。そんな後進国に投資などできないというのが本音かもしれません」(海外投資家に詳しい投資顧問会社エフピーネットの松島修代表)

■日銀が必死の買い支え

 一方で、日銀の株価維持策によって日経平均は2万円の大台を死守し続けている。日銀は今月(29日まで)、11営業日で計8081億円のETFを購入。異次元緩和がスタートした13年以降で、最大規模の買い入れ額だ。

 今年に入ってからは、海外勢がモーレツに「売り」、日銀が「買う」構図が鮮明になっている。

「アベ相場は最終局面を迎えつつあります。いまは年度末決算(3月末)を控え、保有株の含み益を確保するため、日銀以外にも大量に株を買う機関投資家が存在します。でも、4月になると状況は一変します。『安倍政権は持たない』と感じるマーケット関係者が増えているので、新政権誕生に向けた催促相場が出現し、株価下落が加速する危険性があります」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 NYダウはここ3週間で5.3%下がった。日経平均はマイナス3.0%にすぎない。この差が、「日銀効果」だと市場ではささやかれるが、4月以降は“お化粧”が剥げ落ちそうで……。

1638とはずがたり:2018/04/10(火) 22:08:50

NY円、107円近辺
2018/4/10 21:56
c一般社団法人共同通信社
https://this.kiji.is/356422702770324577

 【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午前8時半現在、前日比23銭円安ドル高の1ドル=106円98銭〜107円08銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1.2353〜63ドル、132円22〜32銭。

 中国の習近平国家主席が10日、市場開放に取り組む姿勢を表明したことで、米中の貿易摩擦への懸念が後退。投資家のリスクを避ける姿勢が和らぎ、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢となった。

1639とはずがたり:2018/04/11(水) 22:17:51

NY円、106円後半
シリア情勢懸念で円買い
https://this.kiji.is/356782934482863201
2018/4/11 21:47
c一般社団法人共同通信社

 【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク外国為替市場の円相場は午前8時半現在、前日比45銭円高ドル安の1ドル=106円70〜80銭をつけた。ユーロは1ユーロ=1.2384〜94ドル、132円22〜32銭。

 米国による対シリア軍事攻撃への懸念が広がった。投資家がリスクを避ける姿勢を強め、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となった。

1640とはずがたり:2018/04/13(金) 09:17:14

ビットコインが急伸、昨年12月以降で最大の上げ-重要水準を次々突破
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-04-12/P72RPC6JTSEH01?utm_medium=social&amp;utm_campaign=socialflow-organic&amp;utm_source=twitter&amp;utm_content=japan&amp;cmpid%3D=socialflow-twitter-japan
Lily Katz
2018年4月12日 23:01 JST

仮想通貨ビットコインは12日、日中ベースでは昨年12月以降で最大の上げとなった。テクニカル分析上の重要な水準を上抜けた。

  ビットコインは一時16.9%高。わずか数分で7000ドルと8000ドルの節目を次々と突破した。

  ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのリサーチ責任者、トーマス・リー氏は急伸の背景として、サンタンデール銀行によるブロックチェーン技術を利用した決済アプリの計画や税に関連した売りがほぼ終わったこと、ショートスクイーズを挙げた。

原題:Bitcoin Surges Most Since December After Breaching Key Levels(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE

1641とはずがたり:2018/04/16(月) 17:05:31

ドル107円前半、シリア攻撃でも動揺見られず
ロイター 2018年4月16日 15時31分 (2018年4月16日 16時50分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180416/Reuters_newsml_KBN1HN0MW.html

[東京 16日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの107円前半。英米仏軍のシリア攻撃でも市場に大きな動揺は見られず、ドルは107円前半から半ばの狭いレンジ内を上下する展開となった。
市場への影響が限られたのは、トランプ米大統領が攻撃を事前に予告していたことに加え、マティス米国防長官が「1度限りの攻撃」と発言したことなどが背景。日経平均が小幅プラス圏で推移する中、ドルは一時107.61円まで上昇した。
しかし上値では新年度入りした輸出企業の売りが強まり、ドルは午後にかけて107.13円までじりじりと反落した。17―18日に行われる日米首脳会談を控えて「ドルを買い進める環境ではない」(国内銀)との声もあった。
海外ファンドの間では、小泉純一郎元首相が14日、秋の自民党総裁選で安倍晋三首相が3選する可能性について、難しいとの見解を示したことが、ドル買いポジションの巻き戻しにつながったとの声も上がっていたという。
きょう期限を迎えるオプションに絡んだ売買が、値動きを抑制した可能性もある。米国証券保管振替機関(DTCC)によると、107円台をストライクとする主なオプションは14億ドル程度。
<英ポンド堅調、武田薬のシャイアー買収観測で>
英ポンドは152円後半と、2月8日以来の高値圏で堅調に推移した。
英ポンド高の背景には、武田薬品工業<4502.T>のクリストフ・ウェバー最高経営責任者(CEO)が5日、アイルランドの製薬会社シャイアー<SHP.L>買収の可能性に言及したことがある。
外為市場では、武田薬のシャイアー買収観測から、ファンド勢がユーロ/ポンドを売っているほか、ポンド/ドルも上昇基調となっている。
複数の関係筋が12日、明らかにしたところによると、武田薬は主要行に対し、買収資金借り入れを打診した。株価などから試算したシャイアーの価値は5兆円規模と言われる。
ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>
午後3時現在 107.20/22 1.2328/32 132.17/21
午前9時現在 107.51/53 1.2329/33 132.57/61
NY午後5時 107.33/36 1.2329/33 132.34/38


(為替マーケットチーム)

1642とはずがたり:2018/04/17(火) 13:53:38

低インフレは当面続く、今月利上げの理由不十分=豪中銀議事要旨
ロイター 2018年4月17日 10時46分 (2018年4月17日 13時30分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180417/Reuters_newsml_KBN1HO065.html

[シドニー 17日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が17日に公表した今月の理事会の議事要旨では、インフレが目標を下回っており、賃金の伸びの低迷を背景に今後も抑制される見込みであることから、今月利上げを実施する十分な理由はないとの見方で一致したことが分かった。
理事会メンバーは、経済の成長ペースが予想通り加速すると想定し、次の動きは利下げよりも利上げになる可能性が高いとの見解でも一致した。
ただ、短期的には政策を変更する「強固な理由はない」と指摘した。
豪中銀は長期間にわたり政策を据え置いてきた。最後に政策変更を行ったのは2016年8月で1.5%への利下げ。金融市場は政策据え置きが2019年まで続く可能性があるとみている。
オーストラリアでは賃金の伸びとインフレが数年にわたって予想を下回っており、近いうちに上向く兆しはほとんどない。
議事要旨は「労働コストの鈍い伸びと小売部門における激しい競争を踏まえると、インフレは当面低い水準にとどまる見通しだ」とした。
豪中銀は昨年のこの時期にもまったく同じことを指摘しており、状況に改善が見られないことが分かる。
議事要旨はまた、今年の経済成長について、2017年を上回る「見込みのようだ」とし、見通しへの慎重姿勢もうかがわれた。
労働市場については、過去約1年間に雇用が拡大し明るい材料を提供し続けていると指摘。先行指標は雇用のさらなる拡大を示唆しているとの見方を示した。
その上で、失業率は約5.5%と比較的高い水準を維持したままで、賃金の伸びを圧迫する要因になっているとも指摘。
高水準の家計債務を踏まえると特に、こうした状況が消費者の所得と購買力を抑制しているとの認識を示した。
*内容を追加しました。

1643とはずがたり:2018/04/24(火) 20:03:56
マネックスがコインチェック買収。条件にある「アーンアウト条項」って何?
https://thepage.jp/detail/20180410-00000005-wordleaf
2018.04.10 13:19

 マネックスグループが仮想通貨事業者であるコインチェックを買収することになりました。コインチェックは今年1月、約580億円分の仮想通貨を流出させ、大きな社会問題を引き起こしました。今後は、マネックスの傘下で経営を立て直すことになりますが、今回の買収にあたっては「アーンアウト条項」という聞き慣れない契約が締結されています。これは一体どういうことなのでしょうか。

 アーンアウト条項とは、企業の買収に対して支払う対価を、買収後の業績に連動させる契約のことです。今回、マネックスは36億円でコインチェックの株主から株式を買い取りますが、マネックスが支払う対価はそれだけではありません。今後3年間のコインチェックの業績に応じて、追加でマネックスはお金を払うことになります。

 こうした契約は、たいていの場合、買う側と売る側の条件が完全に一致していない時に結ばれます。買う側はリスクを取って業績が悪化した会社を買い取るわけですから、できるだけ安く買おうとします。一方、売る側は、できるだけ高く売りたいと考えます。買う側がどうしても価格面で譲歩できない場合、今後、その事業で儲かった場合には追加でお金を払うという条件で、売る側を納得させることがあります。これがアーンアウト条項です。

 もしコインチェックが、来期以降、3年間で100億円の累積当期利益を出した場合、その半額である50億円を上限に、マネックスが追加でお金を支払うことになります。

 国内のM&A(企業の合併・買収)においてこうした契約が締結されるのは珍しいケースです。今回の買収について、マネックスが他社よりも好条件を提示した結果であるとの報道もありますから、買収金額をめぐって交渉が難航し、結果として追加支払い契約が締結された可能性が考えられます。

 コインチェックによる通貨流出が明らかになった際、記者会見に臨んだ同社の和田晃一良社長は「株主と相談しないと答えられない」という奇妙な発言を何度も繰り返し、株主の影響力が極めて強い会社であることが浮き彫りとなっていました(投資ファンドは経営者と株主間契約を結ぶことがあり、内容によっては経営者が実質的に経営権を発揮できないこともあります。投資ファンドと和田氏ら経営陣との間に契約が成立していたのかは不明ですが、そうした契約が存在していた可能性は否定できないでしょう)。

 もしそうであるならば、今回の売却についても、投資ファンド側が主体となってマネックスと交渉した可能性が出てきます。マネックスのリスクも抑えつつ、投資ファンドが可能な限り大きな利益を得られることを目的として、この珍しいスキームが採用されたのかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

1644とはずがたり:2018/04/26(木) 14:30:17
東証、武田株急落で終値7%安
買収で巨額資金負担に懸念
https://this.kiji.is/361786988951323745
2018/4/25 17:12
c一般社団法人共同通信社

 25日の東京株式市場で武田薬品工業の株価が急落した。終値は前日比341円(7.0%)安の4510円。アイルランドの製薬大手シャイアーの買収に向けて最終調整に入ったと伝わり、巨額の資金負担への不安から売り注文が膨らんだ。

 ネット証券関係者は、既存株主に株式価値低下への懸念が生じていると指摘する。「いかに武田側にとって有利な条件で買収できるかが焦点となる」と話した。

 取引開始直後から売られ、一時9.3%安の4398円を付けた。25日午前に武田が最終合意を取り付けるための期限を当面延長したと発表し、警戒感がひとまず和らいで下げ幅を縮める場面もあった。

1645とはずがたり:2018/04/30(月) 23:22:03
金融庁、FX規制強化へ 証拠金倍率10倍に引き下げ 年内にも
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1804300003.html
05:04産経新聞

 為替変動リスクが大きい外国為替証拠金取引(FX)について、金融庁が元手の何倍まで取引が可能かを示す「証拠金倍率」の上限を年内にも現在の25倍から10倍まで引き下げる検討に入ったことが29日、分かった。これまでは100万円の元手があれば2500万円の為替取引が可能だったが、規制強化が実現すれば上限が1千万円まで下がるため、投資家が流出する可能性もある。

 FXは少ない元手でも多額の利益を狙えるとして個人投資家の人気を集めているが、相場急変で一気に損失が膨らむ恐れもある。規制強化は個人投資家が想定を超える損失を抱えるリスクを減らすことが狙い。

 またFXのリスクは取引の相手方となる店頭FX業者にとっても大きい。店頭FXの年間取引規模は5千兆円規模に達しており、店頭FX業者が破綻した場合、外国為替市場や金融システムにも影響を及ぼしかねない。このため金融庁は店頭FX業者の自己資本規制比率を上げるなど、リスク管理強化にも乗り出す。

 一方、証拠金倍率を下げれば、より高い倍率で取引できる海外の無登録業者に顧客が流出することも考えられ、「顧客保護、市場全体のリスク抑制の観点からは逆効果」(店頭FX業者)との反発も根強い。また、証拠金倍率が20?25倍に設定されている仮想通貨市場に個人投資家が流れる可能性もある。

 金融庁は店頭FX業者の決済リスクを議論する有識者会議を4月までに4回開き、規制強化策を議論している。金融庁は平成22年、証拠金倍率の上限を50倍に設定。翌年、25倍に引き下げた。

1646とはずがたり:2018/05/14(月) 17:03:35
給与総額が2.1%増、3月速報
13年ぶりの水準、厚労省発表
https://this.kiji.is/366736724270990433
2018/5/9 09:00
c一般社団法人共同通信社

 厚生労働省が9日発表した3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、基本給や残業代などを合計した1人当たりの現金給与総額は前年同月比2.1%増の28万4464円で、8カ月連続のプラスとなった。伸び率が2.0%以上となったのは2004年11月以来、13年4カ月ぶり(毎月の確報値と比較)。

 厚労省は「賃金の増加傾向が続いているほか、好調な業績に応じて一時金が支払われたことなどが影響したとみられる」と分析している。物価の影響を加味した実質賃金も0.8%増で、4カ月ぶりのプラス。

 基本給を含む所定内給与は1.3%増の24万3968円だった。

1647とはずがたり:2018/05/15(火) 11:36:45
アベの提灯持ちして加計学園に雇って貰ってる汚らしい上念の記事。

「仮想通貨の買い方のコツ」も教えてくれた!
経済評論家って、自分のお金はどうしてるの? 上念司に突撃したら人生を激しく後悔した
https://r25.jp/article/520117915784243772
2018.03.08 by 新R25編集部

「いつも経済のことを(エラそうに)語ってる経済評論家って、自分のお金はどうしてるの?」

どうでしょう。言われてみれば気になりません?

ということで、これまで数多くの書籍を出版し、テレビやラジオでも活躍する人気経済評論家の上念司さんにマネ凸してきましたよ!

仮想通貨は“仕上がり”が全資産の0.5%になるように買うべし

【上念司(じょうねん・つかさ)】1969年東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。テレビ、ラジオなどに出演する傍ら、金融政策、財政政策、外交防衛政策などのリサーチを行なっている。主な著書に『経済で読み解く織田信長 (KKベストセラーズ)』 『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済(講談社)』『日本は破産しない(宝島社)』などがある。

ちなみにこれ、「最終的な仕上がりが0.5%」というところがポイントで、たとえば100万円の貯金がある人が、(その0.5%である)5000円分の仮想通貨をいきなりボンと買ったらアウトです。

そうじゃなくて、“仕上がり”が5000円になるように、たとえば「毎月500円ずつ」みたいな買い方をしないとダメなんです。この場合、10カ月で(資産の0.5%という)ポジションをつくるということになります。

毎日でも毎週でも毎月でもいいので、このように定期的に決まった金額を買いつづける。いわゆる「ドルコスト平均法」ってやつですね。

ドルコスト平均法だと、価格が下がってるときはむしろ「安く買えている」という感覚になります。ずーっとそのまま底這いしてたら安い値段でどんどん買えて、平均購入単価がどんどん下がっていくわけです。そうすると、そこからちょっと上がるだけで含み益が出るんです。

長く続ければ続けるほど負けにくいでしょうね。ドルコスト平均法で死ぬまで投資してたら、どこかのタイミングではまず間違いなく勝てますよ。

じつは少し前にぜんぶ売っちゃったんですけど、それまでは毎月3万円ずつ(仮想通貨を)買ってましたね。



じゃあ、年収はどれくらいなんでしょうか?

みんなすぐそういうこと聞くんですけど、その質問がナンセンスな理由を説明しますね。

まず僕、「経済評論家」というのは仮の姿で、本業は実業家なんですよ。

まず、勝間和代の会社の社長をやってます。主な事業は、日本最大級のオンラインサロン『勝間塾』や有料メルマガの運営ですね。ちなみに、堀江(貴文)さんのサロンは勝間塾を参考にしてつくったんですよ。

あとはほかにもいくつかオンラインサロンのプロデュースをしていたり、英語の学習塾やフィットネスジムのオーナーなんかもやっています。

ちなみに、これらはぜんぶ月謝モデルのビジネスです。

僕は20代で臨海セミナー(学習塾)の最年少取締役になったんですけど、そこで当時の社長の佐藤(勝)さんから月謝ビジネスのノウハウを叩き込まれました。

で、僕の経済評論家としての活動のギャラや印税も自分の会社に入れてるんですが、それはだいだい会社の売上の1?2割ぐらいです。

そして、僕のような創業経営者だと自分の年収を自分で決められるんですよ。

ここでバカな経営者は、すぐに調子に乗って「年収○億」とかにするわけです。年収4000万円を超えると55%(所得税+住民税)っていうアホみたいな税率になるのに。

そう考えたら、個人の年収はある一定レベルにコントロールして、それ以上は会社大きくしたりステークホルダーを幸せにすることにお金使ったほうがいいじゃないですか。

それで最終的に自分が辞めるときまでに(お金が)残ったら、ご褒美としてそれを退職金でいただくと。退職金のほうが税率低いですからね。



1648とはずがたり:2018/05/15(火) 11:40:35
ドルコスト平均法の「ワナ」
https://www.quick.co.jp/6/article/205
2016/6/17 16:39 金融コラム

1650とはずがたり:2018/05/26(土) 20:45:17

S&Pとダウ下落、原油急落でエネルギー株下落
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20180526014
06:51ロイター

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種<.SPX>とダウ工業株30種<.DJI>が下落。原油価格の急落でエネルギー株が下げた。ただ、半導体や小売が上昇し、下げは限定的だった。

原油先物相場は、サウジアラビアとロシアのエネルギー相が協調減産緩和を巡り協議したことが圧迫要因となり、米WTI原油先物<CLc1>が4%安の1バレル=67.88ドルで終了した。

S&Pエネルギー指数<.SPNY>は2.6%安で、1日の下げとしては2月初旬以来の大きさ。シェブロン<CVX.N>が3.5%安、エクソンモービル<XOM.N>が1.9%安だった。

ウェドブッシュのマイケル・ジェームズ氏は「原油は非常に荒れた1週間となった」と述べ、エネルギー株の重しになったと指摘。また、債券利回りが再び下げていることが金融株の圧力になっていると述べた。

S&P銀行指数<.SPXBK>は、米債利回りが3週間ぶり低水準となったことを受け0.4%下落。

今週の株式市場は、米中の貿易を巡る対立、米国の輸入自動車への追加関税検討、米朝首脳会談を巡る不透明感で荒れる展開となった。

トランプ米大統領は25日、前日に中止を発表した米朝首脳会談について当初の予定通り6月12日に行う可能性があると述べた。

週間ベースではダウが0.2%高、S&P500は0.3%高、ナスダック総合<.IXIC>1.1%高だった。

ナスダックは半導体メーカーが押し上げ。ブロードコム<AVGO.O>が2.7%、インテル<INTC.O>が1.3%それぞれ上げた。

スポーツシューズ小売大手フット・ロッカー<FL.N>が20.2%急騰。第1・四半期の利益が予想を上回り、同社と提携するナイキ<NKE.N>も小幅高で取引を終えた。

連休を控え、出来高は通常より少なかった。週明け28日はメモリアルデーのため休場となる。

米取引所の合算出来高は58億株。直近20営業日の平均は66億4000万株。

ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.25対1の比率で上回った。ナスダックでは1.05対1で値上がり銘柄数が多かった。

1651とはずがたり:2018/05/30(水) 15:19:44

東証続落、終値は2万2018円
イタリアの政局混乱受け市場動揺
https://this.kiji.is/374441552124462177
2018/5/30 15:16
c一般社団法人共同通信社

 30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅に続落した。イタリアの政局混乱で世界的に金融市場が動揺し、朝方からほぼ全面安の展開となった。

 終値は前日比339円91銭安の2万2018円52銭。東証株価指数(TOPIX)は25.72ポイント安の1736.13。出来高は約15億9200万株だった。

1652とはずがたり:2018/05/30(水) 22:15:32
18年の日本成長率1.2% OECD見通し、下方修正
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018053001001914.html
18:15共同通信

 【パリ共同】経済協力開発機構(OECD)が30日に発表した世界経済見通しは、日本の2018年の実質国内総生産(GDP)の伸び率を前年比1.2%と予測した。3月時点から0.3ポイント下方修正。18年1?3月期の実質GDP速報値が内需の低迷でマイナス成長となったことなどを踏まえた。

 ただ、貿易や企業投資がけん引し「経済成長の傾向は変わらない」(OECD関係者)とした。

 19年の成長率見通しは0.1ポイント上方修正し、1.2%とした。日本では急速に進行する高齢化に直面する中、歳出の抑制や消費税率の段階的な引き上げが必要と指摘した。

1653とはずがたり:2018/06/02(土) 19:01:05
イタリアがヘッジファンドの餌食に、国債利回り急上昇
https://jp.wsj.com/articles/SB11917814597862364448704584246400559409022
By Laurence Fletcher
2018 年 5 月 26 日 02:23 JST

 平穏な国際金融市場の弱点を突こうと物色しているヘッジファンドにとって、イタリアが格好のターゲットとなっている。

 ヘッジファンドによるイタリア国債の空売りは金融危機以降の最高水準に積み上がっており、ユーロ圏にくすぶる潜在リスクがあらためて浮き彫りとなった。空売りは年初から増加傾向にあるが、ここ数日に加速した。イタリアでは反エスタブリッシュメント政党による連立政権が誕生する見込みで、財政規律が緩み、債務が増大するとの懸念が出ているほか、欧州連合(EU)離れが進むリスクも意識されている。

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1654とはずがたり:2018/06/03(日) 10:11:59
日経平均、一時100円安 米のEUなどへの関税に嫌気
https://www.asahi.com/articles/ASL614HD7L61ULFA013.html?ref=goonews
2018年6月1日15時38分
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 1日の東京株式市場は日経平均株価が小幅安だった。日経平均の終値は前日より30円47銭(0・14%)安い2万2171円35銭。一方、東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1・72ポイント(0・10%)高い1749・17。出来高は16億株。

 米トランプ政権によるEU(欧州連合)やメキシコ、カナダからの鉄鋼製品への追加関税が嫌気され、取引開始直後に一時100円安をつけた。ただ、外国為替相場が1ドル=109円前後と円安に傾き、自動車など輸出関連銘柄を中心に買い戻しの動きが入り、下げ幅は限定的だった。

1655とはずがたり:2018/06/05(火) 11:05:57
NY株、一時220ドル高 米経済に期待感
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018060401002661.html
23:24共同通信

 【ニューヨーク共同】週明け4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米経済への期待感から続伸し、前週末と比べた上げ幅は一時、220ドルを超えた。午前10時現在は207.08ドル高の2万4842.29ドルをつけた。

 好調な内容だった前週末の米雇用統計を引き続き好感し、幅広い銘柄が買われた。

1656とはずがたり:2018/06/05(火) 14:27:55
4月家計支出1.3%減=消費に「弱さ」―総務省
https://news.goo.ne.jp/topstories/business/361/c1ba1263acf1da072981efdeebe9a947.html
(時事通信) 11:54

 6月5日、総務省が発表した4月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の実質消費支出は前年比1.3%減(変動調整値)となった。写真は都内で2017年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

 6月5日、総務省が発表した4月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の実質消費支出は前年比1.3%減(変動調整値)となった。写真は都内で2017年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

(ロイター)

 総務省が5日発表した4月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万4439円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.3%減少した。マイナスは3カ月連続。入学祝いを含む交際費の減少などが響いた。同省は消費動向の基調判断を「弱さがみられる」(統計調査部)に下方修正した。

1657とはずがたり:2018/06/19(火) 20:50:08
2018年6月18日 / 17:00 / 21時間前更新
アングル:オオカミ少年症候群か、貿易摩擦への米株反応が鈍化
https://jp.reuters.com/article/xerox-fujifilm-idJPKBN1JE2Y8?rpc=135

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場はここ数カ月、米政府による関税導入や世界的な貿易戦争への懸念に揺れてきたが、投資家の間では市場が貿易問題を受け流すようになっているとの見方が浮上している。

トランプ米大統領は15日、中国から輸入する総額500億ドルに上る知的財産権およびハイテクに関連する製品に25%の輸入関税をかけると発表。これに対し、中国も同規模の対抗措置を導入すると表明した。

米中の貿易戦争が激化する様相を見せているにもかかわらず、15日の米株市場は小幅安で終了。S&P総合500種.SPXは0.1%の下げにとどまった。

この反応は、以前に米株市場で米中貿易戦争を巡る懸念が生じた際の下げ幅と比べて小さい。トランプ大統領が鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す意向を表明した3月1日、S&P500は1.3%下落。同月中には、トランプ大統領が最大600億ドル規模の中国製品に輸入関税を課す大統領覚書に署名し、中国が対抗措置を発表したことを受け、S&P500は2.1%下落した。

ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「市場は、一連の関税を巡る問題にかなりまひしてきている」と指摘。「投資家はこれが最初の一撃で、交渉手段の一つとなっていることに慣れてきている」と語った。

チェース・インベストメント・カウンセルのプレジデント、ピーター・トゥズ氏は「人々は関税とそれに伴う不確実性を恐れていたが、交渉の一過程にすぎないと捉えるようになっている」と指摘。市場は「いわゆるオオカミ少年症候群にある」との見方を示した。

投資家は、トランプ大統領のとりわけ国際問題での交渉スタイルに市場は慣れてきているとみる。

ただ、貿易論争に依然として敏感に反応する分野も市場に残る。

ボーイング(BA.N)やキャタピラー(CAT.N)など多国籍企業を含むS&P工業株指数.SPLRCIは3月に貿易戦争への懸念が広がって以来、アンダーパフォームを続けている。

鉄鋼株.SPCOMSTEELも軟調。貿易戦争によって世界的な需要が減退することを見越した投資家の動きが背景にある。

自動車株も通商政策の影響を大きく受けている。関税導入で鉄鋼コストが上昇すれば、自動車メーカーは打撃を受ける恐れがある。トランプ政権は自動車や関連部品の輸入が国内の自動車産業を侵害し、安全保障を脅かしたかどうかの調査に着手しており、今後新たな関税が導入される可能性がある。

(Lewis Krauskopf記者)

1658とはずがたり:2018/06/26(火) 13:04:03

NY株反落、328ドル安 米中貿易摩擦の激化懸念
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018062601001383.html
06:16共同通信

 【ニューヨーク共同】週明け25日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅反落し、前週末比328.09ドル安の2万4252.80ドルで取引を終えた。終値は5月上旬以来、約1カ月半ぶりの安値水準。貿易摩擦激化による世界経済の減速懸念から、下げ幅は一時500ドル近くに達した。

 トランプ米政権が中国企業などによる米ハイテク企業への投資制限を計画していると伝わり、ハイテク株が売られ、相場の下げを主導した。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は160.81ポイント安の7532.01と3営業日続落した。

1660とはずがたり:2018/06/29(金) 01:04:47
インド・ルピー、過去最安値
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-180628X780.html
06月28日 20:27時事通信

 【ニューデリー時事】28日の外国為替市場では、インド・ルピーが対ドルで一時1ドル=69.095ルピーと、過去最安値を更新した。米中の貿易摩擦への懸念からドル買いが優勢となったことに加え、今年に入ってからの原油高で輸入国であるインドの経常収支が悪化し、資本流出も進んでいることが要因と指摘されている。

1661とはずがたり:2018/07/02(月) 12:13:40
景況感、2期連続悪化=景気回復の鈍化鮮明―原油高、貿易摩擦で・日銀短観
11:56時事通信
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-180702X137.html

 日銀が2日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、企業経営者の最近の景況感を見る代表的な指標である大企業製造業の業況判断指数(DI)は、プラス21となった。前回の3月調査から3ポイントの低下で、DIは5年半ぶりに2期連続で悪化した。景気の回復が鈍ってきたことが鮮明になった形だ。

 景況感悪化の背景には、「原材料価格の上昇を販売価格に転嫁できず、利益が縮小している」(調査統計局)ことがある。米国の保護主義による貿易摩擦も一部企業の心理を圧迫したとみられる。

 DIを業種別に見ると、原油高に伴う原材料高の影響で自動車、鉄鋼、非鉄金属などが悪化し、電気機械ではIT需要の一服もマインドの低下につながった。3カ月後の見通しを示すDIは、プラス21で横ばいだった。

 大企業非製造業のDIはプラス24と、1ポイント上昇。改善は4期ぶりだが、先行きはプラス21へ再び悪化する見込み。

 DIは、回答時点で業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値で、回答期間は5月29日?6月29日。

1662とはずがたり:2018/07/02(月) 12:31:59
>>1659
>一方で米国では創業者やファミリーが1株につき複数の議決権のある「種類株」を保有し、持ち株比率は低下しても、経営の支配権を握り続ける場合がよくある。

多数議決権株式(種類株)…日本・ドイツで公開会社では禁止,アメリカ・フランスは認められている

黄金株…日本では解禁。イギリスでは民営化時に過渡的に発行,アメリカでは公開以降の発行は認められていない。

種類株式
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E6%A0%AA%E5%BC%8F
種類株式(しゅるいかぶしき)とは、株式会社が、剰余金の配当その他の権利の内容(会社法第108条1項各号参照)が異なる2種類以上の株式を発行した場合、その各株式をいう。普通株式以外のものを指すこともある。

会社法上で、「種類株式」という用語自体は用いられておらず、したがって、その定義もない。もっとも、2条13号は「種類株式発行会社」について、「剰余金の配当その他の108条1項各号に掲げる事項について内容の異なる2以上の種類の株式を発行する株式会社」と定義しており、ここから上記のような定義で用いられる。

実務上の種類株式の呼称例

多数議決権株式
議決権につき優先的地位を認められている株式で優先株式の一種である。一般的には、常時または一定時に他種の株式よりも多数の議決権が与えられる。これは、第一次大戦後のドイツにおいて、外資資本による支配から企業を守るために考案されたが、現在では、ドイツでもこの制度は禁止されており、日本でも公開会社では認められていない(議決権株ともいう)。フランス、アメリカなどでは公開会社においても認められている。



優先株式
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%84%AA%E5%85%88%E6%A0%AA%E5%BC%8F

先株式(ゆうせんかぶしき)とは、利益もしくは利息の配当または残余財産の分配およびそれらの両方を、他の種類の株式よりも優先的に受け取ることができる地位が与えられた株式である(会社法108条1項1・2号)。優先株式は、普通株式よりも低リスクで社債よりも高リスクであり、そのようなメザニン・ファイナンスを好む投資家向けに発行されることとなる。

黄金株
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E6%A0%AA

黄金株(おうごんかぶ)とは、買収関連の株主総会決議事項について拒否権を行使できる株式をいう。譲渡制限が付けられることがある。

概要
政府関連機関・公営企業などを民営化する際に、株主構成の極端な変動防止や会社の経営安定を図るために開発されたものであり、その効果から一般の株式会社においても敵対的買収に対する防衛策として用いられている。

実務の世界では、1980年代の半ばにイギリスのサッチャー首相による民営化路線で注目を浴びた。英国は将来の解消を決めた上で過渡的に黄金株をつけて交通通信分野を民営化したが、例えば日本の『第2KDD戦争』(「ITJ」と「IDC」の免許争奪)は、IDCに英国のC&Wが参加したことが反発を招いた。

広く一般に対して会社の株式を公開する株式の公開という制度とはなじまない、と考えられることがある。アメリカの証券取引所では上場後の黄金株の発行は認めていない。

日本における黄金株
2006年の会社法の施行により譲渡制限付きの黄金株の導入が可能になった。

経済産業省・法務省のガイドラインは敵対的買収に対する予防策として黄金株の導入を認めたが、東京証券取引所(東証)は黄金株を導入した会社について上場を拒否する旨を発表する。しかし、2005年12月16日に株主総会の決議で無効にできることなど、一定の条件つきで黄金株を認める方針を固めた。

現在、国際石油開発帝石のみが、黄金株を発行している上場会社となっている(黄金株を所有しているのは経済産業大臣)。

1663とはずがたり:2018/07/03(火) 22:11:31
中国株急落は「過剰反応」、国営メディアが市場沈静化図る
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20180703034.html
11:02ロイター

中国株急落は「過剰反応」、国営メディアが市場沈静化図る

 7月3日、証券日報や経済日報など中国国営メディアは、このところ見られている本土市場の急落は「理性を欠いた過剰反応」だとし、米中貿易摩擦の激化を巡り投資家にパニックにならないよう呼び掛けた。写真は米中両国旗。4月に北京で撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

(ロイター)

[上海 3日 ロイター] - 証券日報や経済日報など中国国営メディアは3日、このところ見られている本土市場の急落は「理性を欠いた過剰反応」だとし、米中貿易摩擦の激化を巡り投資家にパニックにならないよう呼び掛けた。

中国株式市場の上海総合指数<.SSEC>は2日、2年以上ぶりの安値を付けた。

経済日報は「米中の貿易摩擦激化は、中国経済が台頭する中で避けられない試練だ」と指摘。「われわれは長い間これを予期し、備えてきた。中国経済への影響は対処可能だ」との見方を示した。

証券日報は、中国株式市場の急落は過剰な反応と指摘。投資家は国内市場を信頼すべきだとしたほか、現在のマクロ経済状況は安定的との認識を示した。

市場では、米国が340億ドル相当の中国製品に対し追加関税の適用を開始する7月6日を控え緊張感が高まっている。

中国は米製品に対し報復措置を取る構えとみられている。

中国の政府系シンクタンク、国家金融・発展実験室(NIFD)の幹部は環球時報に対し、金融パニックが広がるとは考えていないとし、当局はこれまで市場の沈静化に効果を上げてきていると指摘した。

NIFDは先週、中国は不透明感がもたらす金融パニックを警戒すべきだとするリポートを一時オンラインで掲載していたが、削除した。同幹部はこれについて内部での議論用のリポートだと説明した。

1664とはずがたり:2018/07/04(水) 18:22:02
景気に「黄色信号」 節約志向強める消費者 日銀短観
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL725KNDL72ULFA042.html
14:38朝日新聞

 実感が乏しいまま、「拡大」といわれてきた景気の先行きに黄色信号がともった。2日公表の日本銀行の6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業・製造業の景況感が2四半期(6カ月)連続で悪化。消費者の節約志向が強まり景気に勢いがない中、原材料高や米国発の貿易摩擦が、好調だった企業収益にも影を落としつつある。

 都内の百貨店で6月29日から始まった夏のセール。婦人服売り場は初夏ものが2?4割引きとあってにぎわう。訪れた女性(38)は「子どもが生まれてから自分の服はファストファッションばかり。百貨店はセールでないと手が出しにくい」と話した。

 百貨店の衣料品売上高は4年連続で前年割れ。今年は7月末にセール第2弾を構え、さらに客の「買う気」を刺激する。

 背景にあるのがネット通販との競争激化だ。消費者はネットと店舗の価格を厳しく比較している。日本アパレル・ファッション産業協会の遠藤孝顕事務局長は「実店舗の需要が急激に下がっている。消費者の『買いたい』という気持ちを喚起する仕掛けが必要だ」。

 コンビニ大手7社の5月の既存店の客数は27カ月連続でマイナスだった。ファミリーマートの沢田貴司社長は「特に若い人は、商品の価格差について敏感だ。安いドラッグストアやネットに流れている」。

 「お客さんは数円の値上げにも敏感です」。東京都板橋区のスーパー「いさみ屋 小竹向原店」の三原裕治店長は言う。小麦の値上がりで大手メーカーのパンの仕入れ価格が1日に値上がりしたが、食パンなど主力商品は販売価格を据え置き、店で吸収するという。

 消費者の「節約志向」の前線に立つ小売業の業況判断指数(DI)は今回の短観では急激に悪化。前回調査より11ポイントも下がった。

 原油高に端を発した原材料高や物流コストの増加、人手不足による人件費の増加が企業の収益を圧迫する。省力化投資は活発だが、賃上げの動きは鈍く、消費増につながらない。第一生命経済研究所の熊野英生氏「昨年10月から続く原油の値上がりが、ボディーブローのように企業の収益に効いてきている」と指摘する。

 景気の先行きで最大のリスクとなりつつあるのが、トランプ米政権の保護主義だ。日本も鉄鋼・アルミ製品の高関税の標的となり、今後は自動車の高関税も検討される。大和総研の試算では、米国に輸出される自動車や自動車部品に25%の関税がかけられた場合、メキシコやカナダなどからの輸出も含め、関税額は2兆2千億円も増える。日本自動車工業会(自工会)の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は先月、追加関税の検討に「強い懸念を表明する」とコメントを出した。

 スバルは昨年米国で64万8千台を販売し、うち半分は日本からの輸出だ。今秋には全量を日本から輸出する主力SUV(スポーツ用多目的車)フォレスターを米国で売り出すが、強い逆風を受けかねない。中村社長はトランプ政権の政策について「非常に影響が大きい」と気をもむ。短観では自動車の景況感(DI)が7ポイント悪化し、先行きも2ポイントの悪化を見込む。

 自動車タイヤをつくる住友ゴム工業の池田育嗣社長は、トランプ氏の強硬姿勢について、「就任から1年もたてばトーンは下がると思っていたが、逆に再燃してきた」と心配する。(高橋末菜、牛尾梓、木村聡史、伊藤弘毅)

■日銀6月短観のポイント

・大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス21で、3月調査から3ポイント悪化。悪化は2四半期(6カ月)連続で、2四半期連続は2012年9、12月調査以来。大企業・非製造業はプラス24で1ポイント高くなり、4四半期(12カ月)ぶりの改善

・大企業・製造業の自動車がプラス15で7ポイント悪化。悪化は17年6月以来

・大企業・全産業の18年度の設備投資計画は前年比13.6%増と高水準に。人手不足で省力化のための機械導入が盛んに

・大企業・製造業の18年度の想定為替レートは1ドル=107円26銭。3月調査から2円以上円高ドル安方向に。輸出企業は今後の円高を想定しており、収益悪化要因に

1665とはずがたり:2018/07/04(水) 22:26:19
実質GDIをみれば日本経済の失速は明らか
https://excite.co.jp/News/economy_clm/20180621/President_25448.html

今年1〜3月期の実質GDPは、前期比年率▲0.6%と、9四半期ぶりのマイナス成長となった。だが、最終需要はそこまで落ち込んでおらず、景気はそれほど悪化していないという見方もある。第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストは、現在の実質GDP統計は日本経済を過大評価するという特性があるため、所得を表す実質GDIも併用しなければ、適切な政策も打てないと指摘する――。

■実質GDPは日本経済の実力を過大評価
2018年1〜3月期の実質GDPは、6月8日公表の2次速報で前期比年率▲0.6%となり、9四半期ぶりのマイナス成長となった。しかし、民間在庫品増加(民間企業の売れ残った在庫の増加分)を除いた最終需要ベースで見ると、前期比年率▲0.0%とマイナス幅は縮小し、少なくとも最終需要面から見た経済規模はそこまで悪化していないとする見方もある。ただ、問題はGDPは必ずしも現在の日本経済の実力を反映しているとは言えないことにある。

GDP(Gross Domestic Product、国内総生産)とは、ある期間内(例えば1年間)に国内で生み出された付加価値の合計である。「生産」「需要」「所得」という三つの側面のどこから見ても等しくなる「三面等価の原則」があり、通常は実質GDPに変化が生じれば、それと連動して実質所得にも変化が生じるはずである。三面等価とは簡単に言うと、生産されたものは必ず誰かの所得(分配)となり、所得は何らかの形で支出(需要)されるので、「生産」「需要」「所得」は、3面のどの側面から見ても等しくなることを指す。しかし、所得から見た実質的な現在の日本の経済規模は、生産面や需要面から見た経済規模の変化に加え、実質GDPに反映されない交易条件(輸出品と輸入品の交換比率)の変化にも大きく左右される。特に日本の貿易構造を見ると、輸出が加工組み立て品に偏る一方で、輸入が鉱物性燃料に偏っているため、「三面等価の原則」が働きにくいという、特有の経済構造となっている。

1666とはずがたり:2018/07/04(水) 22:27:16

実質GDIをみれば日本経済の失速は明らか
https://excite.co.jp/News/economy_clm/20180621/President_25448.html

今年1〜3月期の実質GDPは、前期比年率▲0.6%と、9四半期ぶりのマイナス成長となった。だが、最終需要はそこまで落ち込んでおらず、景気はそれほど悪化していないという見方もある。第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストは、現在の実質GDP統計は日本経済を過大評価するという特性があるため、所得を表す実質GDIも併用しなければ、適切な政策も打てないと指摘する――。

■実質GDPは日本経済の実力を過大評価
2018年1〜3月期の実質GDPは、6月8日公表の2次速報で前期比年率▲0.6%となり、9四半期ぶりのマイナス成長となった。しかし、民間在庫品増加(民間企業の売れ残った在庫の増加分)を除いた最終需要ベースで見ると、前期比年率▲0.0%とマイナス幅は縮小し、少なくとも最終需要面から見た経済規模はそこまで悪化していないとする見方もある。ただ、問題はGDPは必ずしも現在の日本経済の実力を反映しているとは言えないことにある。

GDP(Gross Domestic Product、国内総生産)とは、ある期間内(例えば1年間)に国内で生み出された付加価値の合計である。「生産」「需要」「所得」という三つの側面のどこから見ても等しくなる「三面等価の原則」があり、通常は実質GDPに変化が生じれば、それと連動して実質所得にも変化が生じるはずである。三面等価とは簡単に言うと、生産されたものは必ず誰かの所得(分配)となり、所得は何らかの形で支出(需要)されるので、「生産」「需要」「所得」は、3面のどの側面から見ても等しくなることを指す。しかし、所得から見た実質的な現在の日本の経済規模は、生産面や需要面から見た経済規模の変化に加え、実質GDPに反映されない交易条件(輸出品と輸入品の交換比率)の変化にも大きく左右される。特に日本の貿易構造を見ると、輸出が加工組み立て品に偏る一方で、輸入が鉱物性燃料に偏っているため、「三面等価の原則」が働きにくいという、特有の経済構造となっている。

■実質GDIは国内所得の減少を示している
輸出価格が輸入価格を上回ると、その国の交易条件は有利になるため所得(交易利得または損失)が増え、反対に不利になると所得は減る。2017年10〜12月期以降、原油をはじめとする資源価格の高騰により、日本の交易条件は大きく悪化。GDPに交易利得(損失)を加えた、国内の実質的な所得を示す指標である実質国内総所得(GDI=Gross Domestic Income)を押し下げている。つまり、実質的な日本の経済規模を見るには、交易条件の変化を加えたGDIで見るべきであり、GDPだけを見ていると、現在の日本経済を過大評価してしまうことになる。

交易条件を含む経済指標として、GDIの他に国民総所得(GNI=Gross National Income)がある。交易条件を加えて見るのであれば、GNIで見ることもできるのではとの意見もある。
二つの指標の大きな違いは、GDIは国内に落ちる所得を表し、GNIは国民を対象としているため、日本国民が海外で得た所得も含むという点だ。
また、グローバルな経済活動の動向を示す経常収支は、貿易収支やサービス収支、第1次所得収支、第2次所得収支に分けられるが、GDIには貿易・サービス収支のみ計上されているのに対し、GNIは海外への投資で得た配当などの第1次所得収支も含む。従って、GDIは国内の所得規模を測る指標である一方で、第1次所得収支も含んだGNIは国民全体の所得状況を見る指標となる。

さらに第1次所得収支は、「投資収益」と「雇用者報酬」に分けられ、現在、収支の99%以上を投資収益が占めている。これは海外の金融資産から生じる利子や配当の受け取りや、海外への支払いも含む、第1次所得収支や企業の海外展開を反映した投資収支が黒字となっているためである。

1667とはずがたり:2018/07/04(水) 22:27:31
>>1666

近年、第1次所得収支の拡大を受けてGDIとGNIの乖離(かいり)が目立っており、GNIがGDIに対して超過傾向にある。これは、日本人の海外での経済活動が活発化し、日本よりも海外の経済成長率が高いこともあって、日本が対外資産から得られる収入の方が、海外が対日投資から得る額よりも多いためである。
少子高齢化が急速に進み、国内需要の減少が不可避な情勢では、国内の経済活動だけでは実質GDIの増加は困難とされている。それならば、企業がさらに海外市場へ活路を見いだし、海外への投資で得た利益を日本国内に還流させるというグローバルな視点から、GNIを増やし、国民の所得を増やすべきという発想が生まれるだろう。
しかし、第1次所得収支は海外で所得が生じた時点で計上されてしまい、海外で得た所得を日本国内に還流させなくてもGNIに含まれてしまう。ゆえに、純粋な日本国内の所得の増加を知るには、GNIよりもGDIで見る方が正確である。

■GDIを増やすカギは産業の立地競争力向上
GDIを増やすには、第一に国内生産を増やすことに加えて交易損失を減らすという視点が重要である。国内生産を増やすためには、国内所得を生み出す源泉となる国内企業の雇用機会を増やす必要がある。そのためには、産業の立地競争力を高めることが不可欠だろう。
極端な円高はすでに是正されているものの、近隣諸国並みの20%台半ばへの法人税率の引き下げは道半ば、経済連携協定は日EU・EPAや環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)が大筋合意に至ったばかり、労働規制は正社員の解雇ルールの明確化が先送りされている。今後は、税制改正やTPPにとどまらない経済連携協定の推進による立地競争力の強化がカギとなろう。
加えて、足元ではエネルギーコストが原油価格の上昇により上がっているため、交易損失を減らす取り組みも重要だ。日本の発電の主要化石燃料となる天然ガスの輸入価格は、世界の天然ガス価格が下がる中でも、依然としてヨーロッパの価格よりもドル建てで1.2倍以上の高水準にある。経済連携協定をテコに調達先の多様化などを推進することで、化石燃料の価格をさらに引き下げられれば、より一層交易損失の減少につながる。
それを実現するためにも積極的な通商政策が必要となろう。

第二に、新分野での雇用の創出も重要である。そのためには、人口が減少する中でも市場の拡大が期待される医療・介護や教育・保育、農林水産業などの分野での規制改革が必要だろう。社会保障の効率化とともに待機児童や介護離職の解消、農地の集約と株式会社の農地取得自由化などの改革が進み、結果としてこれらの分野で需要喚起が実現すれば、農産品の輸出増加や女性のさらなる労働参加も促されよう。
結局、わが国の経済成長の問題点は、GDPやGNIが成長しても、そのまま国内の総所得であるGDIの成長に結びつくとは限らないことにある。欧米の統計でも交易損失や第1次所得収支は存在するが、日本のように貿易や投資の構造に偏りがないため、GDPやGNIおよびGDIの成長率が日本ほど大きく乖離しない。日本ではこれらの指標が同時に公表されることや、GDPやGNIよりもGDIの方が景気実感に近いことなどを勘案すれば、GDPと同じように経済成長率にGDI成長率を併用することも検討されてしかるべきだろう。

(第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト 永濱 利廣)

1668とはずがたり:2018/07/06(金) 13:35:35
海外に資金を貯め込む日本、輸出立国から投資立国へ
https://news.goo.ne.jp/article/recordchina/business/recordchina-RC_620979
07月04日 06:10レコードチャイナ

内閣府が2005年に示した日本の経済・政策に関する理念と方向性を記した「日本21世紀ビジョン」は、「2030年の経済の姿」として、「これまでの『輸出立国』から、優れた経営資源や技術を活用しグローバルに投資活動を行う『投資立国』へと発展していく」と展望を語った。ここから日本が海外投資の位置づけを国の命運に関わる「百年の大計」へと引き上げたことがうかがえる。環球雑誌が伝えた。(文:劉雲・中国現代国際関係研究院副研究員、南開大学日本研究院客員研究員)

財務省は最近、日本が海外に保有する対外資産の残高に関する調査結果を発表した。それによると、17年末現在、対外資産の残高は1012兆4300億円で、日本の17年の国内総生産(GDP)の1.85倍にあたる数字だ。対外負債を差し引いた対外純資産は328兆4500億円で、2位のドイツを25.84%上回り、日本は27年続けて世界最大の債権国になった。

こうしたデータは「日本は対外投資を通じて『日本』を立て直そうとしている」という説を補強する。なにしろ海外での経済規模が国内の経済規模にほぼ匹敵するのだ。

▽日本はどうやって海外に少しずつ資金を貯め込んだか?

「輸出立国」から「投資立国」へ

第二次世界大戦後、日本はさまざまな経済発展理論の検証作業を土台として、「輸出立国」を目指す経済発展の方針を確立した。日本政府は「輸出」をめぐり、資源配置、産業バージョンアップ、対外政策を計画的に配置実施し、国民経済を豊かにし、日本経済は一躍世界2位に躍り出た。

だがこうした政府主導型の強気な輸出政策は、真っ先に米国の保護貿易の攻撃対象になった。1960年代の繊維製品をめぐる貿易摩擦に始まり、米日間の貿易摩擦は拡大を続け、日本の半導体産業を全体として弱体化させたほどだ。

日本はビジネスの利益を巧妙に獲得し、かつ批判されないようにするため、「海外投資戦略」をとることにした。第三国を経由した輸出、現地生産方式を通じて、日米貿易の統計上の赤字の規模を縮小させ、日本の真の国際競争力を押し隠した。05年に小泉内閣が発足して初めて、(『日本21世紀ビジョン』を打ち出すことで)「投資立国」戦略を公に明確にした。

日本は、米国の経済発展段階を観察し、不可逆的な日本経済の構造的矛盾を考慮して、日本の経済財政諮問会議が05年4月に発表した「日本21世紀ビジョン」の中で、「2030年の経済の姿」として、「これまでの『輸出立国』から、優れた経営資源や技術を活用しグローバルに投資活動を行う『投資立国』へと発展していく」と展望を語った。ここから日本が海外投資の位置づけを国の命運に関わる「百年の大計」へと引き上げたことがうかがえる。

安倍晋三首相が2回目に政権を取った後、日本の海外投資は目立って加速し、年間投資規模は1000億ドルの大台に乗り、過去5年間で対外資産は50%増加した。

一方で、企業は東日本大地震による福島県の津波被害を通して生き残りへの危機感をはっきりと感じるようになり、海外投資や海外での合併買収(M&A)の歩みを加速させた。また一方で、政府は金融機関の海外投資の制限を緩和し、グローバルな「金融資本大国」の構築を試行した。

日本国内での投資は利益がほとんどゼロという厳しい現実の中、企業と個人による海外証券投資が活発だ。たとえば年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の場合、18年6月末現在の投資残高に占める海外証券の割合は37%に達し、5年前に比べて17ポイント上昇した。

注目されるのは、日本がここ2年ほど中国金融市場を非常に重視していることで、野村證券などは中国の金融開放のチャンスをつかまえ、中国に持ち株比率51%の合弁証券会社設立を提起している。

1669とはずがたり:2018/07/06(金) 13:35:54
>>1668
▽投資の重点は先進国

日本の主な投資対象は先進国だ。先進国の資本市場は規模が大きく、利益獲得の可能性が大きく、資産が相対的に安全で、価格はより安定している。また消費市場は容量が大きく、利益の規模も大きい。

日本貿易振興機構(ジェトロ)がまとめた統計によると、15年末現在、日本の対外直接投資(FDI)のストックは1兆2600億ドル(1ドルは約110.6円)に上り、投資先は先進国に主に集中する。このうち米国への投資ストックは4187億9400万ドル、欧州連合(EU)は2886億5600万ドルで、中国の1088億4700万ドルを大きく上回る。

近年の投資の増加分をみると、日本の海外投資は引き続き米国、英国などの先進国に集中する。15年を例に挙げると、日本の対外FDIは1307億5200万ドルで、対米が448億9300万ドル、対英が152億500万ドルで、主な投資分野は金融保険、インフラ、工作機械設備、消費財などだった。米国でトランプ大統領が誕生すると、日本はエネルギー、自動車、インフラなどの分野での対米投資を拡大した。

ここ数年、日本サービス企業は相次いで先進国に照準を合わせ、日本国内の人口減少や市場縮小がもたらした利益の低下を補おうとしている。M&Aを通じて米生命保険産業の中核企業、米国のバイオベンチャー企業、英国のチップ大手アームホールディングス、オーストラリアの物流大手トールホールディングスなどを次々買収した。

日本メディアの報道によれば、ここ数年、日本の代表的サービス企業といえる3大保険会社の東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループ、損害保険ジャパンで海外業務が大幅に伸びている。統計をみると、18年1?3月に東京海上の海外業務収入は1兆2502億円に上り、MS&ADは8274億円、損保ジャパンは6363億円だった。

▽発展途上国で入念に畑を耕し丹精を込めて「投資」を育てる

第二次大戦後、日本は物資の調達、原材料加工、労務提供などの方法で日本製品と東南アジアの工業とのリンクを実現し、対アジア投資の基礎を打ち立てた。長年にわたる経営により、日本はアジアで整った発展途上国向け投資のルーティンを確立し、全体として「福田ドクトリン」(当時の福田赳夫首相が打ち出した東南アジア外交三原則)を指導思想とした。

日本のやり方はこうだ。経済が立ち後れた地域では、アジア開発銀行(ADB)や政府開発援助(ODA)が提供する発展支援を先行的に投入する。次に青年海外協力隊や人道主義的支援といった方法で現地の教育水準や生活水準、医療水準の向上を図る取り組みを進め、現地の好感と信頼を勝ち取る。これと同時に、日本企業も現地の人々の生活に関わる小規模なプロジェクトに参加し、現地の政治、経済、文化に徐々に食い込んでいく。

こうして現地の経済が発展して一定の段階に到達すると、今度はADBやODAを通じて大規模なインフラ支援を行う。この段階での支援の重点は道路、電力、産業パークが中心だ。

一方で、日本は首脳外交を通じて投資対象国との間で「投資保護協定」をしばしば締結する。また一方で、商業銀行と保険会社が手を組んで現地に進出し、日本企業に資金とリスク保障を提供する。

これと同時に、大使館、領事館、協力機関、協力銀行といった日本の公的機関、半公的機関が、投資対象国の投資環境や政治制度などの政治経済に関する情報収集の任務を負い、企業も独自に調査研究部門を設立し、企業が投資の方針を決定するための重要な参考資料を提供する。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

1671とはずがたり:2018/07/11(水) 12:03:52
東京株、400円超安=米中貿易摩擦の激化懸念
10:23時事通信
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-180711X338.html

 11日午前の東京株式市場では、日経平均株価の下げ幅が前日比400円を超えた。米国が中国に対する追加制裁関税を正式に発表したことで、幅広い銘柄が売られた。日経平均は午前10時15分現在、423円66銭安の2万1773円23銭。

 トランプ米政権が10日、中国から輸入する2000億ドル(約22兆円)相当の製品に10%の関税を上乗せする追加制裁を正式に発表。世界第1位と第2位の経済大国同士の大規模な衝突が懸念される中、東京市場では「世界的に景気が悪化する可能性がある」(中堅証券)との不安心理が高まった。自動車や電機など輸出関連株を中心に8割以上の銘柄が下落している。

1672とはずがたり:2018/07/11(水) 12:52:43
焦点:債券ブーム終焉か、米国債市場で7割超が「額面割れ」
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180711/Reuters_newsml_KBN1K00GD.html
ロイター 2018年7月11日 08時01分
Kate Duguid
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国債の相場が天井近くにあった2016年8月に発行された10年債は、取引開始直後からずっと値下がりが続いており、持ち直しの兆しは見えない。
これはほんの一例で、米国債市場は今、実に銘柄全体の75%で価格が額面を割り込んでいる。
16年8月発行の10年債の場合、入札時の需要こそ強かったものの、流通市場にデビューするや否や、売られ始めた。折しも当時は、長期金利が過去最低を更新してからほぼ1カ月が経過していた。足元の価格は額面未満で、利回りは2.833%と、発行時点で過去最低だった1.50%の表面利率のほぼ2倍に達し、これまでの総リターンは約8%のマイナスだ。
価格が反発しない限り、30年前の強気相場突入以降で初めて投資家がずっと損失を被り続ける事態になりかねない。
過去20年を振り返ると、米国債市場で額面割れの銘柄が半分を超えると、常に「救いの手」が差し伸べられてきたことが、ICEバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ米国債指数の動きから分かる。つまりそうした局面は米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクルのピークと一致し、その後金融緩和がやってきたからだ。
今回はどうだろうか。
フェデレーテッド・インベスターズのマルチセクター戦略グループ責任者兼シニア・ポートフォリオ・マネジャー、ドナルド・エレンバーガー氏は「市場は現在が買い場かどうか見極めようとしている」と話すが、どうやら押し目買いのチャンスではなく、弱気市場が到来したシグナルが発せられている可能性がある。
その第一の理由としてPNCファイナンシャル・サービシズ・グループの共同チーフ投資ストラテジスト、ジェフ・ミルズ氏は、額面割れ銘柄の割合がこれほど高くなったことは、1980年代半ばにデータ集計を始めてから例がない点を挙げる。
これは世界金融危機後、超低金利下で米国債が発行される時期が長く続いた結果だ。
こうした既発債(オフザラン銘柄)は、新発債と同等のリターンを提供するために大幅に取引価格が切り下がっている。一方、額面割れ銘柄が非常に多くなり、それらに対する投資家の人気が低調なことが、米国債市場全体の流動性を圧迫している面も出てきている。
次の理由は、FRBが15年12月に開始した利上げをさらに進めるとの観測が広がっていることだ。物価上昇率が12年以降初めてFRBの目標に到達し、米経済成長がなお力強いことから、市場は年内にあと2回利上げがあると予想する。
そして最後に一部の投資家は、数十年に一度という規模の需給構造変化が米国債の取引をより困難にして、価格に悪影響を及ぼす恐れがあるとみている。
具体的に見ると、FRBが金融危機の際に債券購入によって4兆ドルまで積み上がったバランスシート縮小に乗り出す中で、財務省は昨年12月にトランプ大統領が署名した1兆5000億ドル規模の減税の財源確保のために借り入れを拡大しつつある。
JPモルガンの試算では、今年の国債発行額は1兆3000億ドルに膨らむものの、こうした供給を吸収できるほどの需要が存在するのかどうかは分からない。
新規供給の急増により、既発債は大幅なディスカウントでも買い手を見つけるのに苦労する事態になってもおかしくない。新発債と既発債の利回りスプレッドの差は開いており、市場の流動性を巡る懸念の高まりがうかがえる。
14兆5000億ドル規模の米国債市場の98%を占めるのが既発債だが、1日の出来高における比率は33%程度にすぎない。こうした不人気ぶりから、既発債の利回りにはプレミアムが乗せられ、ほとんどの銘柄でプレミアムが拡大してきている。
例えば残存2年物のプレミアムは年初時点ではマイナスだったのに、1月5日以降で0.68ベーシスポイント(bp)上がって、今月6日に0.58bpとなった。
流動性懸念が米国債市場全般に広がってしまうと、米政府の借り入れコストを押し上げる事態も起こり得る。
まだそれが現実化したわけではなく、米国債と代替可能な投資承認が存在しない以上、国内外で引き続き需要は堅調だと一部のアナリストは主張する。それでも市場は既に流動性が低下しているとの声も聞かれる。
プルデンシャル・ファイナンシャルの資産運用部門PGIMフィクスト・インカムのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、グレゴリー・ピーターズ氏は「過去の体験と比較すれば、世界で最も厚みがある(米国債)市場と言えども、取引はより困難になりつつある」と述べた。

1673とはずがたり:2018/07/17(火) 20:52:59

アメリカが、中国経済を潰すまで「貿易戦争」を止めない理由
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/business/mag2-365159
04:45MAG2 NEWS

現在、アメリカ経済は絶好調で日米ともに株高となっていますが、この景気はいつまで続くのでしょうか。そして、米国が中国から輸入する多くの品目に関税をかけて「米中貿易戦争」が始まっていますが、この戦いは日本にどのような影響を及ぼすのでしょうか。メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは自身のメルマガで、日々変わる世界経済の動きと、日本人のとるべき行動について、その根拠を並べながら解説しています。

円独歩安で円変調か?
円独歩安(えんどっぽやす)で、日米ともに株高になり、バブルが大きく成長している。米国消費者物価は2%になり、米経済は過熱で今以上の物価上昇も視野。FRB(連邦準備理事会)は年内に4回の利上げを行うという。今後を検討しよう。

0. 米経済過熱
米国経済が順調である。米国消費者物価が2%以上も上昇して、FRBは年4回の利上げを行うとしている。この金利上昇でドルの還流が起きてドル高になり、企業決算も利益幅が上昇し、実質的な失業率も下がり、経済は絶好調である。還流したドルで10年国債を買っているために、10年米国債の金利も低下してきた。

このため、10年国債と2年国債の金利差が縮小し、イールドカーブの平坦化が起きている。しかし、この現状は心配ないという意見が出てきた。

ホワイトハウスの経済顧問だったジャレッド・バーンスタインなどが、景気後退の前触れとされるイールドカーブの平坦化ないし逆イールドカーブは、今回は心配するに及ばないという。今回は今までとは違い景気が良いからであるという。現時点の米国景気は絶好調であることは間違いないが、現時点が最高点を示しているともいえるわけである。そして、野村證券の見解も同じ様だ。

またもや、「今回も心配ない」が出てきた。今までのすべてで「逆イールド」になって1、2年程度で、景気後退して株価が下落していた。強い相関がある。でも毎回、「今回は心配がない」という株アナリストや学者が出てくる。

1. 円変調
しかし、今回は何かが違う。「イールドカーブの平坦化」や「米中貿易戦争へのリスク回避」で円買いになるはずが、逆イールドは心配なく、米中貿易戦争は中国の負けだから中国が妥協するはずで貿易戦争は心配がないと、リスクオンではなくリスクオフになり、米株価のナスダックは最高値を更新し、ダウも2万5000ドルを回復している。リスクオフなので円安になって、日経平均は400円も上昇している。このように、日米でヘッジファンドがバブルを作り始めた。

このため、貿易戦争で世界経済に変調をきたすというファンダメンタルではなく、当面の企業収益を期待したテクニカル的な取引が中心になっているようである。このため、円が急落したことで、コンピューター取引で売りが売りを呼んでいる。ヘッジファンドも円持ちを解消したという。

今まで成り立っていたいろいろな相関関係はトランプツイードで破壊されているが、とうとうリスクオンの考え方も変化して、円は多くの通貨に対して安くなり、円独歩安ということになっている。ドル円だけで円安というわけではない。これには理由がある。

世界の投資家たちの円の見え方が変化したように感じる。日本の将来は、人口減少で経済規模が縮小して、2019年にも衰退が始まり将来が暗いと見られ始めている。「アベノミクスで経済発展する」と安倍首相は数年前に宣言したが、そうなっていないことに気がついて、日本投資を引き揚げている。海外投資家の日本売りが始まっているからだ。5月のGDPはマイナスで、やはりという感じになっている。

2. 新規日本国債の売却できず
それと同時に、新規日本国債が売れない。日本の金融機関は金利0.1%程度の日本国債を買えない。今までは米金融機関が日本国債を買っていたが、その買いが出ない。ドルプレミアムを取り、日本の金融機関にドル・円交換の際は、年利2.5%乗せていたので、金利0.1%程度の日本国債でも買えていた。日本の金融機関は交換したドルで米国債を買っていたが、金利が下がり、10年米国債でも金利2.8%になり、実質年利0.3%しかないので米国債を買えなくなり、ドルプレミアムを介した取引をしなくなっている。

しかも、株価には反映していないが、現時点で10年米国債は最高値で売れるので、日本金融機関はそれを売って、円安になり円に戻して巨額の儲けを出している。このため、米金融機関も円を持てなくなり、日本国債を買えないことになってしまった。

これらのことから、日本国債が売れない事態となっている。今後、日銀が直接、新規国債を買うことになりそうである。もちろん、それができないので、日銀が依頼して、手数料を払って日本の金融機関に買ってもらい、そのまま日銀へ転売となる。

1674とはずがたり:2018/07/17(火) 20:53:15
>>1672
この事態が発生すると、海外投資家への円に対する信頼がなくなり、円安になり始める。その事態が起きていると見た方が良い。

心配していた事態が、とうとう起きてしまったようだ。日銀もこの事態を知って対処を考えているが、財政支出を拡大し国家予算の赤字幅が増えたため新規国債を大量に売るしかなく、そのままにすると金利が上昇してしまうので、日銀は新規国債を買うしかない。つまり、日銀の金融緩和により円安が起きている。日銀が予算ファイナンスをやりすぎた結果が、このような事態になったのだ。

このため、円独歩安は気を付けてみる必要がある。これは「ハイパーインフレ」への道に入り始めているように感じる。安倍首相の経済政策「アベノミクス」の失敗が明らかになる日も近い。総裁選挙までは持つと思うが、参議院選挙まで円が持つであろうか?

同様に東京市場の株価も、日銀のETF(上場投資信託)買いにより、株価が上昇しているように見えるが、海外投資家は徐々に売り主体になっている。それが、空売り比率が50%以上になっている理由でもある。しかし、日銀が介入しているので売り崩せないでいるので、一度、株を上昇させてバブル化させ、バブル崩壊の売り崩しに来る可能性がある。要注意である。

3. ドル高をいつまで我慢するのか?
トランプ大統領は、製造業を取り戻して、賃金水準が高い白人労働者の職を確保したいはずである。そのために、貿易戦争をして自動車や鉄鋼・アルミなどに関税を掛けると騒いでいる。

製造業の製品輸出には、ドル安の方が良いはずであり、ドル高は製造業にとっては良くない。また、米国債の償還でもドル安の方がよいに決まっている。

しかし、今はドル高になっている。これは、いつかトランプツイード攻撃が出てくる。その時、逆回転が起きて円高ドル安になり、その途端、バブル崩壊で一気に株暴落になってしまう可能性がある。どうか気を付けて下さいと言うしかない。最後まで「株高」についていかない方が良い、どこかで降りることである。

4. 中国経済
米国は、中国が関税を掛ける農産物に補助金を出すという。中国は米国の関税に対して、輸出品目が多いので人民元を安くして対応するが、そのために中国企業のドル債務返済が難しくなる。

人民元安ドル高という状況下、中国経済は大変なことになるかもしれない。ドル建ての貿易量は増えているが、今年の上半期の経常収支は300億ドルの赤字になり、資金繰りがつかない会社が多数、存在しているようだ。事実、中国企業がNECの半導体会社を買収するはずが、資金繰りがつかず断念している。

このままだと、中国は「米中貿易戦争」の敗者になる可能性が高いが、「中国製造2025」を撤回できないので、中国は米国への対抗処置を取らないだけの可能性も出てきた。しかし、米国製品の不買運動は、中国国民の中で出てくることになる。

5. 中国の強国論が早すぎた
トウ小平は、「爪を隠して、身をかがめて米国に追従し、実力が出たら、その時に中国は出るべき」と言っていた。習近平は国内での権力を強固にするために、中国の強大化と覇権を取ることを目指して、「一帯一路」と次に「中国製造2025」を提唱して、米国に戦いを挑んで覇権を取りに来た。

しかし、結果的には早すぎたようである。このままでは、米国が中国経済を潰し、中国経済はメチャクチャにされてしまう。もう一度、トウ小平の教えに戻るべきであるが、それが習近平国家主席にはできない。

とすると、中国国内でリーダー交代が起きる可能性も出てくる。団派が太子党から権力を奪い返す可能性である。そして、もう一度、米国との関係を元に戻し、米国をはじめ世界各国と公平で互恵的経済関係を中国が構築することである。

それには知財権を侵害するような商品を作る企業を撲滅するために、社長以下重役たちを重罪にするほどの強い政策が必要である。また、中国政府は、軍事秘密情報を盗むためのハッカー攻撃を止めることである。先端技術でも政府の補助金などを出さないで、公平な競争条件を確保することが必要になる。

そうしないと、米国は中国経済を潰すまで、貿易戦争の戦いを止めない。

米中貿易戦争を日本は見ているだけであるが、中国経済破壊の影響は大きい。中国の指導者が変わった段階で、日本は米中の仲介をするべきである。

さあ、どうなりますか?

1675とはずがたり:2018/07/18(水) 10:49:59
貿易赤字が自国(米国)の貯蓄投資の不均衡のせいで中国のせいでも日本のせいでもない。日米貿易摩擦の頃から云われてた事である。
貿易の利益にを削減して自国の産業保護するのは本来,自国で負担すべき貧困層保護を外国を勝手に巻き込んで両国民に多大なコストを払わせて実行するものである。

と,此処迄は良い。同じように政府部門の赤字を以て同じだと論じるこの筆者の見方は新鮮ではあるが肯んぜられない。
財政出動は利権化し固定化し,国の弱い経済構造を温存する愚策である。稲作農家保護,商店街保護,開業医過保護(こいつらは弱者ではない),過疎地保護を全部止めてベーシックインカムに回せ。不況期に一時的に財政出動するのはありだと思うが麻薬みたいなもので止められなくなる。

「赤字」を誤解する政策で経済は不安定化する 日本もEUも米国も「同じ失敗」をするリスク
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-229594
07月16日 10:00東洋経済オンライン

6月半ばから日本の株式市場が調整しているのは、米国の通商政策がより強硬化したことが主因だった。中国からの2000億ドル相当の輸入品に対して関税10%引き上げが指示され、また自動車の関税引き上げの姿勢を強めたことなどが、市場心理を冷え込ませた。7月6日に、リストが公表されていた米国からの340億ドル規模の関税引き上げが実現、中国も想定どおりに報復関税引き上げを実現させている。

米国の「貿易赤字削減強硬策」は妥当なのか?
市場は「340億ドルの関税引き上げは織り込み済み」として、悪材料とは捕らえなかった。7月初旬に欧州が、米国が関税引下げを要求している自動車について、米国と交渉を始める動きがみられていた。米国の強硬な態度が和らぐとの期待からか、株価はいったん反発。その後、7月10日に対中2000億ドル規模の輸入の関税リストが発表された。13日は中国の貿易統計などを好感したものの、市場心理はなお温まってはいない。

いずれにせよ、2018年3月以降の株式市場は、貿易戦争に対する思惑で揺れ動いている。米国のナスダック市場は最高値を更新したが、この不確実性が薄れないと、他の多くの株式市場は年初の高値まで上昇することが難しいかもしれない。なお、当社(アライアンス・バーンスタイン)では、これまで実現した米国などによる関税引き上げは、個別企業に影響は及ぶが、経済全体に及ぼす影響は限定的と判断している。2018年前半まで、世界経済全体は底堅い高成長が続いているが、現状では2019年までほぼ同様の高成長が続くと想定している。

ところで、トランプ政権の関税引き上げなどの強硬な通商政策について、関税の対象範囲が自動車にまで拡大するまで強まったことは、筆者にとっては想定外であった。こうした、トランプ政権の強硬な通商政策は、ドナルド・トランプ大統領がリーダーシップをとり、また政治的にアピールしやすい安全保障や外交政策が重視され、その交渉材料として使われている側面があるとされている。

一方、トランプ大統領や経済ブレーンの発言などを踏まえると、中国などに対しての貿易赤字を減らすことが、米国経済に恩恵をもたらすという考えも影響している可能性もありえる。

しかし、ベーシックな経済学の視点では、貿易赤字によって米国のような大国が経済的な損失を被っている、というのは妥当とは言えないだろう。

というのも、貿易活動を広げることによって輸出入規模をともに増やすことを通じて、これまで米国の国民の経済厚生が高まってきたからだ。そして、貿易収支など対外バランスは、自国の経済活動(投資と貯蓄のバランス)によってほぼ決まる。このため、米国が、拡大した貿易赤字を減らすことを目標に掲げても、それは自国の経済成長率低下によって実現するケースが多くなる。

つまり、貿易赤字削減にこだわる政策が続けば、自国経済を不安定化させ、成長率を引き下げるリスクを抱える。また、関税引き上げによるインフレショックが加われば、2%近傍のインフレ安定を達成しつつあるFRB(米連邦準備制度理事会)による金融政策の運営を今後困難にする可能性もある。しかも、米国では拡張的な財政政策を行っており、自然体で貿易赤字が拡大する。

1676とはずがたり:2018/07/18(水) 10:50:17
>>1675
経済全体の成長率に妥当な政策運営ができるか
このように、経済全体の一部分(対外部門)である貿易収支などに、必要以上にこだわる経済政策は妥当とは言い難く、成功する可能性は高くない。今後米国が貿易赤字削減にこだわり関税引き上げを続けることを、筆者はメインシナリオとはしていないが、関税引き上げの悪影響が米国に跳ね返り、経済成長率の押し下げるリスクシナリオも想定できるだろう。

また、今の米国のように、貿易収支という経済の一部門の赤字を是正する対応が成功する可能性は低いが、これと同様に経済の一部門である政府部門の財政収支の是正にこだわりすぎるとその政策も、同じように成功しない場合がある。経済の一部門である政府部門の財政赤字を「不健全」とみなして、経済情勢を踏まえず財政赤字削減に注力し過ぎると、それが緊縮政策として経済全体にとって悪影響をもたらす、ことが起こりうる(その結果、財政赤字がかえって増えることもある)。

例えば、2012年まで債務危機に直面した欧州諸国では、債務危機収束のために周縁各国が大規模な緊縮財政を強いられてきた。その後、2012年央からのECB(欧州中央銀行)の金融緩和強化策が大きかったが、同時に緊縮財政が和らいだことも手伝い、危機が収束しその後欧州経済は何とか立ち直った。

また、日本についても、2014年の消費増税後の失敗を踏まえて、財政健全化の優先順位が低くなり、デフレ脱却に主眼を置いた経済政策運営にシフトしたことが、2016年以降、日本の経済成長率が持ち直す要因になった。

これらのケースは、経済の一部門の「収支」や「赤字」を問題視することなく、経済全体の成長率にとって妥当な政策運営に徹することが重要であることを示唆する。「赤字」を過度に問題視しない政策が、経済成長を高めそれが金融市場にもポジティブに作用するのは、いずれの国においても変わらないと思われる。

著者:村上 尚己

1677とはずがたり:2018/08/14(火) 13:18:58

新興国の通貨、軒並み急落 トルコが震源、日米欧動揺
11:58共同通信
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/business/kyodo_nor-2018081401001226

 【ワシントン共同】トルコの通貨リラの急落が新興国全体に波及し、アルゼンチンやインド、南アフリカなどの通貨が対ドルで軒並み大幅下落している。震源地トルコの対応が後手に回り、投資家に不安が広がった。アルゼンチンは政策金利を年45%まで引き上げる緊急事態に。通貨下落の根底には米国の利上げがあり、リラ・ショックを契機に資金を新興国から米国に移す動きが強まっている。

 リラ急落の影響で日米欧の金融市場に動揺が広がった。13日には日経平均株価の終値が約1カ月ぶりの安値をつけたほか、米欧の株式市場も下落した。日経平均は14日、割安感が出たとして買い戻され大幅に反発した。

1678とはずがたり:2018/08/14(火) 13:23:15

トルコ危機で新興国通貨への売り膨らむ ユーロも軟調=NY市場
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20180814022
07:25ロイター

[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、トルコリラの下げが続く中、新興国通貨への売りが膨らんだほか、ユーロも軟調となった。トルコリラは対ドル<TRYTOM=D3>で7リラ台に値下がり。トルコ中央銀行が金融システムへの流動性供給策を発表したことなどを受け下げ渋る場面も見られたものの、売り圧力が続いている。

新興国通貨では、南アランド<ZAR=D3>が一時10%強急落。ただその後は2.4%安まで持ち直した。インドルピー<INR=>は最安値を更新。メキシコペソ<MXN=D2>も1.4%安となった。

市場では、トルコと米国の関係悪化に加え、エルドアン大統領が経済への統制を強めていることなどへの不安は根強いものの、他の新興市場危機と比べると相場への影響はそれほど大きくないとの指摘が聞かれる。

レイモンド・ジェームズ(テネシー州)のシニア市場ストラテジスト、エリス・ファイファー氏は「引き続き注視が必要な状況ではあるが、リスク市場での損失はそれほど膨らまずに済むのではないか」と述べた。

欧州銀が抱えるトルコへのエクスポージャーが心配される中、ユーロが軟調となる一方、質への逃避から円やスイスフランには買いが入った。

EBSのデータによると、ユーロ/ドル<EUR=EBS>は一時1.1365ドルと2017年7月以来の安値を付け、その後は0.1%安の1.13965ドル。対円<EURJPY=EBS>では一時125.15円と5月30日以来の安値を付け、その後は126.195円。

ドルは対円<JPY=EBS>で約6週間ぶり安値となる110.95円。対スイスフラン<CHF=EBS>では0.2%安の0.9937フラン。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は横ばいの96.367。

株価も世界的に下落し、MSCI世界株価指数<.MIWD00000PUS>は1カ月ぶりの安値を付けた。

ドル/円 NY終値 110.71/110.75
始値 110.37
高値 110.93
安値 110.31

ユーロ/ドル NY終値 1.1408/1.1410
始値 1.1377
高値 1.1433
安値 1.1372

1679とはずがたり:2018/08/14(火) 13:36:13
2018年8月14日 / 12:31 / 24分前更新
コラム:トルコ・ショック、真の懸念は「欧州難民危機」再来=唐鎌大輔氏
https://jp.reuters.com/article/turkey-market-breakingviews-idJPKBN1KF07F?rpc=135
唐鎌大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

[東京 14日] - 国内外ともに夏季休暇モードで流動性が薄くなる時期だが、トルコリラ急落を受けた混乱が新興国のみならず先進国の市場にも影響を及ぼしている。この震度をどう評価するかは目下、夏休みの重要な課題だ。

前回7月17日付のコラム「新興国の次は米国経済か、異変伝える炭鉱のカナリア」でも述べたように、米連邦準備理事会(FRB)が引き締めを継続している以上、遅かれ早かれ「新興国市場からの資本流出」自体は起こるべくして起こることであり、見通しを作る上では自然な想定であると述べてきた。

つまり、「あとはきっかけ待ち」という状況にあったところ、今回のトルコリラ・ショックが起きたというのが筆者の理解だ。これを機に新興国市場からの資金流出が続く展開に構えたい。

<現状打開に必要な4つの選択肢>

もともとトルコリラ安の底流には中央銀行への政策介入も辞さないエルドアン大統領の経済政策という内政要因があったが、対米関係の悪化という外交要因もあった。とりわけクーデター容疑でトルコ当局に拘束されている米国人牧師を巡って問題がこじれた結果、「鉄鋼・アルミニウムに係る追加関税率を倍に引き上げる」という米政府の決定につながり、トルコリラ急落のトリガーを引くに至っている。

こうした状況下、トルコが現状を打開するために必要な選択肢は、1)緊急利上げに踏み切る、2)米国人牧師を開放する、3)資本規制の強化、4)国際金融(IMF)支援の要請である。

もっとも、「利下げをすればインフレ状況も落ち着く」という奇異な主張の持ち主であるエルドアン大統領は8月12日の演説で、1番目の選択肢については「自分が生きている限り、金利のわなには落ちない」と一蹴しており、その上で2番目にも応じない姿勢を明確にしている。また、4番目の選択肢についても「政治的主権を放棄しろというのか」と述べ、これも退けた。

今のところトルコは、3番目の選択肢を取っている。8月13日早朝、トルコ銀行調整監視機構は、国内銀行による海外投資家とのスワップ、スポット、フォワード取引を銀行資本の50%以内に制限すると発表し、投機的なリラ売りの抑制に踏み出している。

しかし、投機のリラ売りを抑制しても同国が経常赤字国であるという事実は変わらないので実需のリラ売りは残る。資本規制を強化するほど、トルコへの投資は敬遠されるはずであり、経常赤字のファイナンスは難しくなる。新興国が危機に陥る際の典型的な構図が見て取れる。

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そのほか、8月に入って以降は、中銀が設定する各種準備率を調節することで市中への流動性供給を増やすという措置も取っている。それらの措置が市場の緊張緩和に寄与するには違いないが、利上げによる通貨防衛を期待する市場参加者にとって迂遠(うえん)な一手と言わざるを得まい。言い換えれば、政策金利の調整を決断できない「中銀の独立性の無さ」を逆に誇張しているようにすら見えてしまう。

<欧州金融システムへの影響は軽微か>

トルコショックはどれほどの震度を持つと考えるべきなのか。今回、トルコショックが先進国市場にまで影響を及ぼし始めたのは、欧州系銀行がトルコに対して大きな債権を持っているのではないかという懸念を8月10日付の英紙フィナンシャル・タイムズが報じてからだった。

同報道では「欧州中銀(ECB)がスペイン、フランス、イタリアの国内銀行が抱えるトルコ向け債権の大きさを懸念している」といった趣旨の関係者のコメントが紹介されており、記事の中で各国大手銀行の名前が具体的に挙げられていたことから同日の対象銘柄株価は大きく値を下げ、これが世界的な株安につながった格好である。

1680とはずがたり:2018/08/14(火) 13:36:37

しかし、国際決済銀行(BIS)の統計を見る限り、そこまで懸念すべき事態なのかは判断がつかない。確かに、トルコの国内銀行が外国銀行に対して持つ対外債務の約6割がスペイン・フランス・イタリアによって占められていることから、市場が「トルコ発、スペイン・フランス・イタリア経由、ユーロ圏行き」といった危機の波及経路を心配することも一理ある。このところのトルコリラ急落を踏まえれば、外貨で借り入れている債務の為替ヘッジが進んでおらず債務不履行に陥る部分が出てくる可能性は確かにある。

とはいえ、トルコにとって欧州が重要な債権者であるからと言って、欧州にとってトルコが同じくらい重要な債務者であるとは限らない。例えば、国際与信残高(国外向けの与信残高)を見ると、スペインは約1.8兆ドル、フランスは約3.8兆ドル、イタリアは0.9兆ドルである。ちなみに、ドイツは約2兆ドルだ。

ここで、それらユーロ圏4大国の国際与信残高合計に占めるトルコ向け与信残高の割合を計算してみると、2%にも満たないことが分かる。国別に見てもスペインの4.5%が最大であり、トルコショックがそのまま欧州金融システムを揺るがすような話になるとは考えにくい。

<「難民」を巡る大きな借り>

だが、問題がないわけではない。というのも、欧州連合(EU)はトルコに対して大きな借りがある。2015年に勃発し「債務危機を超える危機」とも言われる欧州難民危機は今も根本的な解決には至っておらず、正確には解決のめどすら立っていない。だが、その一方で大きな混乱も招いていない。

これはなぜなのか。ひとえにEUとの合意に従ってトルコが難民をせき止めているからである。EUに流入する難民の多くは内戦激化により祖国を飛び出したシリア人であり、トルコ経由でギリシャにこぎ着けてEUに入るというバルカン半島を経るルートを利用していた。ゆえに、EUとしては何とか経由地であるトルコの協力を得て流入をせき止める必要があった。


2016年3月18日、ドイツが主導する格好でトルコとの間で成立した「EU・トルコ合意」は非常にラフに言えば、「カネをやるから難民を引き取ってくれ」という趣旨の危うい合意だが、効果はてきめんだった。少なくとも、その合意がEU(とりわけドイツ)に余裕を与えているのは紛れもない事実である。
>>1679
<欧州政治安定の鍵はエルドアン政権の手中に>

これは裏を返せば、難民危機はトルコひいてはエルドアン政権次第ということである。ここに至るまでの大統領の言動を見る限り、今後、意図的に難民管理をずさんなものにするリスクはないとは言えまい。

いや、故意ではなくともトルコの政治・経済自体が混乱を極めれば難民を管理しきれないという過失も考えられる。どちらにせよトルコがいつまでも欧州のために難民をせき止めてくれる保証はない。

率直に言って、EU域内に難民流入が再開するのは非常にまずい。そうなった場合、難民流入に不平不満を抱えるイタリアのポピュリスト政権が勢いづくだろう。ただでさえそれを切り札として欧州委員会と交渉する雰囲気があるのだから、事態はより複雑になるはずだ。

また、10月にバイエルン州選挙を控えるメルケル独政権も難渋するだろう。難民受け入れのあり方を巡って長年の姉妹政党であるキリスト教社会同盟(CSU)がメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と仲たがいを起こしたことが6月に話題になったばかりだ。ここで状況が悪化したら余計に両者の溝が埋め難くなろう。

さらに2019年5月には欧州議会選挙もある。EU懐疑的な会派をこれ以上躍進させないためにも難民を巡る状況はやはり悪化させるわけにはいかない。

金融市場ではトルコの国内金融システム混乱がユーロ圏に波及する経路が不安視されているが、現実的にはエルドアン政権が欧州難民危機ひいてはEU政治安定の生殺与奪を握っている事実の方がより大きな脅威であるように思われる。

1683とはずがたり:2018/08/23(木) 13:34:24

余録
日本人の目には、どう見てもひらがなの「も」である…
毎日新聞2018年8月19日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20180819/ddm/001/070/132000c#cxrecs_s

 日本人の目には、どう見てもひらがなの「も」である。しかし、トルコで「?」を見かけたら、それは通貨「リラ」を示すマークだ。円の「¥」にあたる▲以前は、「L」に横棒で、イギリスのポンドマークそっくりだった。先祖が同じ古代ローマの単位、リブラだから不思議ではない。それを2012年にわざわざ「?」に変えた人は、当時のエルドアン首相、現大統領である▲いかりの右半分の形をしているため、エルドアン氏は「安全な港」の意味が込められていると強調していた。2本の横棒は、厳密には20度の右肩上がりでなければならない。「評価の上昇」を表すそうだ。慢性的なインフレにより、通貨の評価は右肩下がりの連続だったのだ▲そのトルコリラに再び試練である。評価の急降下に見舞われ、歯止めをかけたい大統領は、国民に手持ちの米ドルや金を売ってリラを買い支えるよう呼びかける。安全な港どころではない▲荒波の上空には、トランプ米大統領による容赦なき報復関税措置もあるだろう。だが元はといえば中央銀行の手足を縛るなど、自らの強引な政治が招いた通貨危機ではないか▲新マークの発表時、トルコの野党からは、エルドアン氏のイニシャル、TとEを組み合わせたデザインだ、との疑義も上がっていた。まさか通貨の私物化とは思わないし、どう見てもやはり「も」なのだが、通貨の評価は市場が決めるものだ。為政者が意のままにできるわけでもなければ、マーク一つで高まるものでもない。

1684とはずがたり:2018/08/24(金) 11:38:47
2018年5月12日 / 09:31 / 3ヶ月前
コラム:中国新興ハイテク4社「MAXD」が発するメッセージ
https://jp.reuters.com/article/column-china-tech-idJPKBN1I90L7?rpc=135
Jeffrey Goldfarb

[香港 7日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 国際投資家は、すっかり有名になった「FANG]に続く有望銘柄の語呂合わせ作りにさほど熱意を感じないかもしれない。FANGは、フェイスブック(FB.O)、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、ネットフリックス(NFLX.O)、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)の総称だ。

しかし中国の新興ハイテク4社には、新たに作らなくても「MAXD(最大限に達した)」という出来あいの単語がちょうど当てはまる。投資家に警戒を促すメッセージまでちゃんと込められている。

美団点評(Meituan-Dianping)、アントフィナンシャル、小米科技(シャオミ=Xiaomi)、滴滴出行(Didi Chuxing)は今、世界の非公開企業で最も価値が高い4社。いずれも年内にも予想される新規株式公開(IPO)が実現すれば、評価額は合計で4000億ドルを超える可能性がある。

スマートフォンメーカーのシャオミは、香港でIPOの申請をしたばかりの段階。同社の財務情報開示に先立って既に複数のメディアが、評価額は1000億ドルに達すると伝えた。ただ昨年の収入の5倍以上となる金額だけに、それはいささか背伸びし過ぎかもしれない。

アリババ(BABA.N)傘下のアントフィナンシャルは、現在の資金調達で1500億ドルと評価される可能性がある、と米紙ウォールストリート・ジャーナルは報じた。

配車サービスの滴滴出行はIPOに向けた準備を進めており、評価額は800億ドルが視野に入っている。また飲食店のレビューや宅配サービスを手掛ける美団点評は、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)(0700.HK)の支援を受けており、昨年の資金調達で300億ドルの価値があると算定された。ブルームバーグによると、早ければ年内にその2倍、ないし2倍以上の評価額でIPOを実施する態勢だという。

これほどの大きな金額を突き付けられても、上場企業の投資家は動揺しないだろう。彼らはハイテク企業の評価額が数百億ドルや数千億ドルになっている事態には慣れっこだからだ。

例えば中国の「BAT」、つまり百度(Baidu)(BIDU.O)、アリババ、テンセントの価値を合計すると1兆1000億ドルを上回る。米国のFANGになると、2倍の約2兆2000億ドルに達する。

MAXDとの違いは、いずれも上場時の評価額はずっと小さかったことだ。つまりMAXDの場合、これから新規投資しても、はるかに少ない利益しか得られない恐れがある。

ネットフリックスのリターンを考えてみよう。同社の2002年5月の上場時の評価額はおよそ3億ドルで、今は1400億ドルになった。シャオミが2034年までの16年で同じようなリターンを提供するためには、時価総額が40兆ドルを突破している必要がある。シャオミや他の3社の評価額は、そんな節目に至るよりもはるか手前で、限界に達している(maxed out)公算が大きい。

●背景となるニュース

*中国のスマートフォンメーカーのシャオミは3日、香港で新規株式公開(IPO)を申請した。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。


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