政府が観光支援事業「Go To トラベル」の再開を含む経済対策を19日に決定したことを受け、京都の観光事業者から歓迎の声が上がった。長引く新型コロナウイルス禍に苦しむ業界は、観光消費を大きく持ち上げた前年のGoTo効果の再来を渇望する。だが宿泊料金が高い宿泊施設に利用が集中した従来の仕組みは大きく変わらず、幅広く恩恵が及ぶかは見通せない。
新型コロナウイルスの感染者数の減少に伴い沖縄への旅行需要が回復しつつある中で、年末年始のレンタカー予約が難しくなっているなど、レンタカー車両の供給不足が顕著になっている。コロナ禍で各社が保有台数を大幅に減らしてきたことに加え、世界的な部品調達停滞による自動車生産の落ち込みで、増車も見込めないことがある。レンタカー不足は来春のプロ野球キャンプや卒業旅行シーズン、「Go To トラベル」キャンペーン時まで長引き、沖縄観光回復の制約要因になってしまうという見方が出ている。
共同通信
観光庁は8日、観光支援事業「Go To トラベル」を来年再開した場合、春休み期間は割引対象外とする方針を明らかにした。3月下旬〜4月上旬を想定しており、具体的な除外日は今後、調整する。政府は早ければ1月下旬〜2月上旬の事業再開を目指しているが、春休みは割引がなくても旅行需要が見込めると判断した。
世界遺産の厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)。土産物店を経営する佐々木健一さん(44)は「正月休みが短かった分、この3連休に期待していたのに」と落胆した様子。観光支援事業「Go To トラベル」も再開されず、「『またか』という思いが強い。(政府には)支える政策をやってもらわないと」と危機感をあらわにした。
2020年末に停止された全国一律の「Go To トラベル」の代替策として始まった。国が都道府県を通じ、1人1泊当たり5000円を上限に旅行代金の50%を補助する。飲食店などで使えるクーポンも2000円分付き、支援額は最大7000円だ。近場を旅してもらうため、当初の対象は各都道府県内だったが、今年4月からは関東、近畿など6地域ブロック内に広げている。
政府は12日、「Go To トラベル」に代わる全国旅行支援を早ければ月内に開始する方向で調整に入った。新型コロナウイルス感染拡大で見送っていたが、感染者数が減少傾向となっているため。9月下旬の3連休明けから当面、年末までを支援対象とする案が浮上している。新型コロナの水際対策も緩和し、1日当たり5万人の入国者数上限を10月にも撤廃する方向で調整。訪日客に義務付けている短期滞在ビザの取得免除や、個人旅行の受け入れ解禁も検討する。複数の政府関係者が12日、明らかにした。厚生労働省は、オミクロン株に対応した新ワクチンの製造販売を特例承認した。
例として、鉄道旅行商品を扱う「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」は、往復の鉄道と宿を組み合わせて自分の好きな「旅行商品」にできる「ダイナミックレールパック」を展開しています。これは昨年の「Go To トラベル」でも割引対象となっており、今回も同様と思われます。同社HPでは4日付けで「開始日時は、詳細が分かり次第、お知らせいたします」という趣旨の発表を行っています。
町では高級ホテルの開業も目立つ。3月にオープンした「FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA」は、18室の部屋全てが90平米以上で温泉も備え付け。施設内での飲食費用などが宿泊料金に全て含まれる「オールインクルーシブ」で、客室単価は1泊15万円以上だという。支配人は「非日常空間で一日中くつろいでもらいたい」とし、海外からの誘客にも力を入れる。
その一つが、パビリオン入口に実物大のガンダム像が立ち、館内でガンダムの世界観が体験できる『GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION』(ガンダム館)。ガンダム館は完全予約制で、予約なしだと入館できなかったが、あらたに「当日予約」枠が開放され、万博会場に入場してから10分後から、スマートフォンまたは会場内の登録端末を使用し当日の予約(12時/15時/17時/19時※)が可能になった(※’25年5月末現在)。
その代表格が田沢湖だ。日本一の深さを誇り、四季折々に表情豊かで、とくにグリーンシーズンは新緑と瑠璃色の湖面のコントラストが美しい。しかも絶景を眺めるだけでなく、サイクリングや遊覧船などに加え、SUP(Stand Up Paddle Board)やテントサウナなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができる。
「SUPの魅力は、小学4年生から60〜70代まで幅広い世代が気軽に楽しめることです」
とは、約3年前に田沢湖畔でアクティビティショップ「STAND UP TAZAWAKO」を立ち上げた角田大さん。田沢湖でSUPができるようになったのはここ数年のこと。「田沢湖ブルー」と呼ばれる透明度の高い湖から、四季折々の山をノンビリ眺めるひとときは格別。SUPの上から、防水カメラなどでSNS映えする写真を撮る人も多く好評だそうだ。