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Tohazugatali Tourist Bureau

5640OS5:2023/04/04(火) 20:44:40
島根
https://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/feature/CO064556/20230403-OYTAT50038/
<中 観光格差>宿泊客数 東西で3倍
2023/04/04 05:00
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 3月、出雲大社前の神門通りは多くの観光客が行き交っていた。

 「コロナ禍前に戻った実感がある」。出雲大社前の「ご縁横丁」でマネジャーを務める三木康夫さん(39)は高揚した様子で話す。「どうやって集客や交流人口を増やしていくか、右肩上がりの期待しかない」

 出雲市の2022年の観光客数(速報値)は前年比23%増の1049万7510人で、3年ぶりに1000万人台を回復。シーズンの神在月と重なる11月は122万7170人となり、出雲大社の本殿遷座祭があった13年以降で最多となった。

 影響は宿泊客数にも表れている。22年の県観光動態調査結果(速報値)では、東部は前年比27・9%増の229万9000人。年明け以降も全国旅行支援で高まった観光需要が続いている状況だ。一方、西部は5・6%減の72万6000人だった。


 離島を抱え、東西に長い島根。200キロを超えるその距離は、松江市と大阪市を結んだ直線距離とほぼ同じ。観光資源としては出雲大社や松江城(松江市)が東部にある一方、西部では知名度で二つにかなわないスポットが広大なエリアに点在する。

 浜田市金城町の美又温泉街では、地元客らが訪れる公衆浴場のにぎわいとは裏腹に、メインストリートは近くの川のせせらぎが響くほど閑散としていた。

 美又温泉旅館組合長の横田雪生さん(75)は「石見神楽と温泉と組み合わせ、お客さんを西部に呼び込んでいかないと、いずれ干上がる」と話す。

 温泉総選挙2021の「うる肌部門」で1位にもなった美又温泉は「とろっとろの湯」として知られる。全国的に珍しい泉質ながら、現状はファンを除く県外客の誘致に成功しているとは言いがたい。そこへコロナ禍が追い打ちをかけた。

 横田さんが経営する「かめや旅館」では、近隣県の固定客や団体客が減少。感染拡大が落ち着いた年明けからは回復しつつあるが、7月からは国のコロナ対策として融資を受けた2000万円の本格的な返済が始まる。

 利益を出しながら返済するには、平年の2割アップの集客を今後、7年間続ける必要がある。「独自プランの自助努力でどこまで踏ん張ることができるのか」と表情は暗い。


 東高西低。宿泊客数に3倍もの開きがある東部と西部の温度差は、如実にある。

 県は19年度から、各地の温泉や食などを組み合わせた「美肌観光」を展開している。現在は県の担当者がエリアを細かく分け、各旅館関係者や専門家と話し合いながら観光振興策を練っている最中だ。

 県西部では、石東と石央、石西に細分化。石央エリアの美又温泉は、山陽在住の20〜60歳代女性を客層に定め、美肌の泉質を前面に押し出す商品の磨き上げにかかっている。今後は商品の利用者アンケートを基に、一つずつ丹念に改善するしか近道はないという。

 一方、島根大法文学部の飯野公央教授(地域政策)が提案するのは、観光地経営の視点で地元の人たちが地域づくりに取り組む「観光地域づくり法人」(DMO)の設立だ。

 「DMOであれば石見神楽の衣装を着て舞う体験など、観光客を感動させるコンテンツ(内容)づくりもできる。そうした提案やプロデューサーの人件費の補助など、県がほかにできるサポートもある」と指摘する。

 島根の何が観光客の心をつかむのか。しっかりとした分析と情報発信が求められている。(佐藤祐理)


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