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Tohazugatali Tourist Bureau

6095OS5:2025/07/14(月) 09:28:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d143450b02c76c1ae694bfff5496bf23edce08bb
「日本遺産」初取り消しの九州「西の都」 観光ダメージなく、落胆の声も再申請には温度差
7/14(月) 8:00配信
産経新聞
「古代日本の『西の都』」の構成文化財「大宰府跡」。掲示板には日本遺産のロゴマークもある=福岡県太宰府市(一居真由子撮影)

文化庁が今年2月、太宰府天満宮(福岡県太宰府市)などの文化財で構成する日本遺産「古代日本の『西の都』」の認定を取り消したことに、地元からは落胆や反発の声が上がっている。取り消しは平成27年の制度創設以来初めてで、観光面への影響が懸念されるが、日本遺産そのものの認知度の低さなどから、再申請を巡り、福岡・佐賀両県の構成地域の5市2町で温度差も生じている。

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■知名度不足で二の足

「日本遺産であろうがなかろうが、歴史や文化に誇りを持っており、これまで通りしっかりとアピールする」。太宰府市の楠田大蔵市長は認定取り消しを意に介さない。

平成27年度に認定された「西の都」は1300年前に誕生し、東アジアの交流拠点となった古代都市がテーマで、30点の文化財で構成。国宝もある太宰府天満宮などが位置する同市が構成文化財の3分の2を占める。

市によると、認定の取り消し以降も観光客は多く訪れ、取り消しで初めて認定されていたことを知った市民も多い。取り消しに伴う影響は小さいといい、楠田市長は再申請について「本市がどうかと問われれば、しない(と答える)可能性もある。日本遺産そのものがどうなんだと投げかけるきっかけだ」と話す。

実際、日本遺産の知名度の低さは大きな課題となっている。文化庁によると、令和6年度調査で「日本遺産という言葉を耳にしたことがない」は27・2%に上り、「耳にしたことはあるが、制度や認定された文化資源は知らない」も37・4%に達しており、6割の人が十分に理解していない。知名度の低さが再申請へのモチベーションになっていない現状もある。

■自治体の連携難しく

日本遺産は地域ならではの有形無形の文化財をつなぐストーリー(物語性)を重視する。文化財の価値付けや保存を目的とする世界遺産や指定文化財とは異なり、遺産を活用・発信して地域振興を図るのが目的。「西の都」の認定が取り消される一方で選ばれた「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」を含めて現在は104件ある。

文化庁は、認定上限を100件程度とし、ブランド力や質の維持のため、継続の可否を審査する評価制度を令和3年度に導入した。認定を目指す関係団体の切磋琢磨(せっさたくま)を促すことで地域活性化につなげるのが狙いだ。

「西の都」の認定取り消しは構成団体間の連携がないことや、集客力のある施設から周辺に誘導できていないことなどが理由だった。認定が取り消されても構成文化財の価値は毀損(きそん)しない。それでも観光振興に取り組む団体からは「ショック」「点数で競い合わせるのはおかしい」といった落胆や不満の声が漏れる。

自治体間の連携が難しい側面もある。福岡県筑紫野市の平井一三市長は、それぞれの市町で構成文化財の点数や規模が異なるため、取り組みや姿勢に差が生まれると指摘。県によるとりまとめを求めるとともに「各市町が努力し、再認定につなげるべきだ」と訴える。

同市では今年度予算案に計上していた関連交付金約2900万円が認定取り消しで見込めなくなり、予算案の組み替えを余儀なくされた。それでも平井市長は「日本遺産は市のブランディングに寄与する」と期待する。

8年度以降に再申請は可能だが、福岡県文化財保護課の担当者は「追加の取り組みには各自治体の予算を伴い、課題も多い」と話している。(一居真由子)


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