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スーフィズムに関するHP

1745とはずがたり:2016/11/09(水) 09:18:35
俺がいつも云ってるけどトルコとロシアの歴史的和解の可能性は?!
アメリカがシリアで血を流すメリットアメリカに殆ど無いからなぁ。。
クルド支援の俺としては如何ともし難い現状だ。

冷泉彰彦
プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
アレッポにもモスルにも、ほとんど関心がない米世論
2016年11月04日(金)16時00分
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/11/post-873.php

 大統領選の投票まで残り一週間を切った今、一部の世論調査では全国レベルでドナルド・トランプ候補の支持率がヒラリー・クリントン候補を1%上回ったか、接戦の中道州で情勢が逆転しているという報道が出ています。

 ですが、常識的には「事前投票」が40%近く進行している現状では、この時点の世論調査の数字にはあまり意味がないという意見、あるいはメディアが接戦を煽っているのは両陣営への「最後のテレビ広告枠販売」で稼ぐためという解説もあります。

 今週2日には、歴史に残る名勝負の結果、ワールドシリーズでシカゴ・カブスが優勝し、翌朝のニュースは各局この話題一色になりました。仮に、本当にトランプ優勢が事実であれば、こんな「悠長な」ことは言っていられないはずで、「大逆転」の可能性は極めて低いと見られます。

 その一方で、この米大統領選の動向を「じっと」注視している勢力があります。それは、ロシアです。

 問題は、シリアのアレッポをめぐる情勢です。

 激しい空爆によって、市街のほとんどが破壊され、多くの民間人犠牲が出ている中で、一部報道によれば30万人もの市民が、アレッポの東部市街に取り残されていると言われています。アメリカとロシアを中心とした交渉によって何度も「休戦」の合意がされていますが、その度に休戦協定は破られ、本稿の時点では「アサド政府軍は空爆継続」の一方で、「ロシア軍は空爆を暫定的に停止」しているようです。

 ロシアのラブロフ首相からは、アメリカを中心とする有志連合へ向けて様々な非難の言葉が出てきています。

「我々が休戦に応じたのは、シリアの反政府勢力について『テロリスト』と『非テロリスト』の区分けをする時間をアメリカに与えるためだ。だが、アメリカはその区分けはできなかった」

「シリアの反政府勢力には、アルカイダへの忠誠を誓うヌスラ戦線がいる。彼らは『シャーム・ファトフ戦線』と名前を変えているが、テロリストであることには変わりはない」

「ということは、現在市内に残っている人間は全員がテロリストと、その『人間の盾』だとみなすしかない」

「アメリカにはその攻撃を非難する資格はない。イラクのモスルで行われていることと全く同じだからだ。ISというテロリストが『人間の盾』を抱えているところへ、米軍は空爆を続けているではないか。アレッポも全く同じだ」

 つまり、ロシア政府としては、アレッポに残存している反政府勢力への攻撃は基本的に止めないとしているのです。その一方で、ロシアはトルコとの間で軍事的な協議を続けています。

 まず、ロシアのゲラシモフ軍参謀総長は9月15日、トルコの首都アンカラを訪問してアカル軍参謀総長と会談しています。両軍の参謀総長の会談は11年ぶりだというのですが、その2週間後の今月1日、2人は今度はモスクワで再度会談しているのです。

1746とはずがたり:2016/11/09(水) 09:18:52
>>1745-1746
 どうしてこの両名が頻繁に協議を重ねているかというと、様々な報道を総合するとアレッポ情勢についての詳細を詰めているようです。現時点では、シリアをめぐるロシアとトルコの立場には差があります。

 まずロシアは「アサド政権支持」であり、したがって「穏健な反政府軍」にも「アルカイダ系(シャーム・ファトフ戦線)」にも敵対しています。ISとも敵対していますが、敵視する優先順位はISが最優先ではなく、あくまでアサド政権に敵対してくる反政府勢力(穏健派+シャーム・ファトフ戦線)です。

 一方のトルコのシリア政策は、両国の国境地帯におけるクルド系の勢力拡大を抑制するのが最優先になっています。ですから、アレッポにおける政府系と反政府系の対立も、そしてISとの戦いにもそれほど熱心ではありませんでした。それ以前の話として、トルコはシリアのアサド政権との関係は悪かったですし、何よりもNATO加盟国であるトルコは、アメリカに基地使用を認めさせて米欧の対中東、対ロシアの戦略的な拠点になっていたはずでした。

 大変に大きな「差」であるわけですが、ここ数カ月、トルコとロシアは急速に接近しています。では、こうした違いについて、一気に矛盾を解消して、一気にトルコがロシアの同盟側に行ってしまうのでしょうか?

 そこまで極端なことはないと思います。今回の協議では、それぞれの立場の相違点は認めつつ、お互いの利害が一致する部分については、お互いが協力するという非常に細かな作戦協定のようなものを模索しているものと見られます。

 一方、アメリカのオバマ政権は、相変わらず「曖昧な政策」を続け、米世論は中東地域への関心を失っています。オバマ政権は、アレッポでは「反政府軍を応援」し、「人道危機への対処を訴え」てはいます。ですが、善玉と悪玉の峻別ができないことが、直接介入できないことの口実になる一方で、ロシアに空爆の口実を与えています。

 今回の大統領選では、世論の関心は極めて低いものの、この問題は争点になっています。

 ヒラリーは、あくまで「人道安全地帯」で反政府勢力を保護する一方、「飛行禁止区域の設定」を主張しています。つまり、一歩、いや二歩踏み込んだ介入をするというのです。反政府勢力への肩入れを強化するということは、善玉と悪玉の峻別、もしくは悪玉の改心を受け入れるということなのでしょう。いずれにしても、ロシアとアサド政権に対しては徹底対決の構えです。

 一方のトランプは正反対に、「この地域の問題解決はプーチンに任せる」「トルコのエルドアン大統領のクーデター後の権力強化を認める」「アサド政権の存続を認める」という、「プーチンに完全に降参する」姿勢を公言してはばからず、何度も何度もそれを語っています。NATOに至っては、アメリカ自身から関与を薄めるようなことを言っています。

 ロシアのラブロフ首相は今月2日、タス通信に対して「米大統領選は予測しても仕方がない。だが、これで米国の対外戦略が決まり、シリア情勢に対する姿勢も見えてくるだろう」と語り、大統領選の結果を注視していることを明かしました。

 ですが、アメリカでは中東問題への関心は薄いままなのです。今週3日には、前夜のMLBワールドシリーズでシカゴ・カブスが108年ぶりに優勝したニュースばかりが報じられていました。アレッポ情勢にも、モスル情勢にもほとんど関心は払われていないのです。

1747名無しさん:2016/11/13(日) 11:07:21
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111200039&g=pol
まるでアレッポ上空=窮状訴える錯覚画、日本へ

 シリア北部の激戦地アレッポの様子を描いたトリックアート(錯覚画)が日本にやってくる。長さ5メートルの大きな絵が広場に敷かれ、一見すると平面だが、ある位置から写真を撮ると立体になり、空爆で崩壊したアレッポの上空に立っているような画像ができ上がる。3月にニューヨークの国連本部前で展示された錯覚画を、人権団体アムネスティ・インターナショナル日本が東京都内で展示する。

 シリア内戦が始まって5年が経過し「戦闘で毎日多くの人が命を落とし、安全を求め他国に逃れている」(アムネスティ)のに、他のニュースに紛れ窮状への世界の関心は薄らいでいる。危機感を抱いたアムネスティや国際援助団体オックスファムが「紛争で苦しむ人々を思い出してほしい」と、世界各地で錯覚画を発表してきたアーティスト「3Dジョー&マックス」に制作を依頼した。
 アムネスティ日本の山下瑛梨奈さんは「写真を撮ってツイッター、インスタグラム、フェイスブックに載せてほしい。それだけで『忘れていない』と日本からメッセージを発信できる」と呼び掛けている。
 展示は計4日間行われ、千代田区神田駿河台の明治大駿河台キャンパス・リバティタワー前の広場で17、18両日の午前11時〜午後5時。さらに文京区春日の「文京シビックセンター」1階で21日の午前11時〜午後9時、22日の午前9時〜午後7時。

 写真を撮れる器材を手に現場に行けば、立体的に撮影できる「絶好の位置や角度」をスタッフが教えてくれる。文京区の展示を日没後まで伸ばしたのは、仕事帰りの会社員にも撮影してもらいたいため。山下さんは「シリア内戦と言うと難しいと思ってしまうかもしれないが、学生でも社会人でも1人でできることもあると考えてほしい」と訴えている。(2016/11/12-07:35)

1748名無しさん:2016/11/13(日) 12:04:57
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016110700525&g=pol
日本大使館員が常岡氏と面会

 外務省幹部は7日、イラク北部のクルド自治政府当局に拘束されたジャーナリスト常岡浩介氏に、在イラク日本大使館職員が3日に面会したと明らかにした。健康状態に問題はないという。拘束の容疑や身柄引き渡しの時期については明言しなかった。(2016/11/07-15:35)

1749チバQ:2016/11/13(日) 23:05:11
http://www.cnn.co.jp/world/35092064.html
ISISが民間人60人を殺害、市内に遺体つるす モスル
2016.11.12 Sat posted at 12:17 JST
(CNN) イラク北部にある過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点モスルに対する奪還作戦が続くなか、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は11日、ISISがモスルで今週、民間人少なくとも60人を殺害したと明らかにした。
UNCHRの報告書によれば、ISISは8日、イラク治安部隊と協力したなどとしてモスル市内で民間人40人を殺害。9日夕にはモスル北部の軍事基地で、情報漏えいの罪で民間人20人を殺害したとの情報もある。遺体は市内の複数の箇所につるされているという。
モスル市内やその周辺での戦闘が続く中、民間人は市外に逃れるか自宅にとどまるかの厳しい選択を迫られている。数万人が市外に脱出する道を選ぶ一方、他の住民はイラク治安部隊の指示に従い自宅にとどまっている。また、ISISへの恐怖から自宅を離れられない人々もいる。

1750チバQ:2016/11/13(日) 23:06:03
http://www.cnn.co.jp/world/35092063.html
ISIS高位司令官、空爆で死亡 フセイン時の情報機関幹部
2016.11.12 Sat posted at 11:50 JST

イラク北部アルビル(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」からの奪還作戦が続くイラク北部モスルで、有志連合の空爆によりISISの高位司令官が死亡したことが12日までに分かった。イラク軍の情報機関筋がCNNに明かした。
同筋情報によると、マフムード・シュクリ・ヌアイミ容疑者は8日、モスル西部でイラク主導有志連合の空爆により殺害された。ISISも動画でヌアイミ容疑者の死亡を確認。この中で同容疑者について「戦闘で死亡した殉教者」と言及した。
同筋は、ヌアイミ容疑者がフセイン政権下で情報機関幹部だったと指摘した。
イラク軍は先月、国内のISISの最大拠点であるモスルの奪還に向けて軍事作戦を開始。今月に入り、モスル市内にも進軍し、ISISとの激しい戦闘が続いている。

1751チバQ:2016/11/13(日) 23:07:03
http://www.afpbb.com/articles/-/3107727
二大拠点への同時作戦で相乗効果も=IS「首都」攻撃開始から1週間-シリア
2016年11月12日 17:03 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
【11月12日 時事通信社】過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカの攻略作戦が始まってから13日で1週間。隣国イラクでも北部モスルをISから奪還する作戦が進行中で、ISの二大拠点を同時に攻めることによる相乗効果が期待されている。しかし、ラッカの作戦は政治的にも軍事的にもより複雑で、難航は必至だ。

 6日に開始されたラッカ攻略作戦は、シリアのクルド人民兵主体の「シリア民主軍」(SDF)が地上戦を担っている。SDFは、米軍主導の有志連合による空爆支援を受けながら、ラッカ北方から進攻。まずは、周辺地域を制圧し、ラッカを隔離する作戦だ。

 シリア反体制派「シリア民主フォーラム」の設立者サミール・アイタ氏が中東の衛星テレビ局アルジャジーラに語ったところでは、モスルはISの「商都」であるのに対し、ラッカは2014年6月に「国家樹立」を宣言したISにとって「国家計画の基礎となっている都市」。同氏は「ラッカの支配を失ったとき、『国』としてのISは消滅する」と指摘した。

 ただ、シリアでは、アサド政権軍やそれを支援するロシア軍、反体制派などが入り乱れ、異なる思惑を抱きながらISとの戦闘を展開している。有志連合の中でもトルコとSDFは敵対しており、トルコはSDFの作戦参加に反対の立場だ。ラッカの作戦がさらに進めば、利害対立が表面化しかねない。

 また、SDFの主力部隊はクルド人勢力で、アラブ系戦闘員は約3分の1にすぎない。アラブ系住民が大半を占めるラッカを制圧、統治するのに十分な人数がいないことも問題視されている。

 一方、ラッカ出身者はアルジャジーラに対し「モスルの戦闘は、ラッカへのさらなる圧力を意味する。ラッカに撤退するISの幹部が増える可能性が高い」と話した。その場合、ラッカの一般市民にしわ寄せがいき、生活がさらに苦しくなることも危惧されている。(c)時事通信社

1752チバQ:2016/11/13(日) 23:08:47
http://mainichi.jp/articles/20161113/k00/00e/030/098000c
パキスタン

爆発の死者52人に イスラム国が犯行声明

毎日新聞2016年11月13日 08時53分(最終更新 11月13日 15時13分)
 【ニューデリー金子淳】パキスタン南西部バルチスタン州にあるイスラム教の聖廟で12日、爆発があり、地元メディアによると、死者は少なくとも52人、負傷者は102人に上った。ロイター通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)系のニュースサイト「アーマク通信」が、ISの犯行だと伝えた。

 爆発があったのは、同州の山中にあるイスラム教神秘主義の聖廟で、国内各地やイランなどから多くの信者が訪れることで知られていた。爆発を機に停電したため、救助活動が遅れたという。

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inRead invented by Teads

 ISはイスラム教少数派のシーア派を「異教徒」と主張し、パキスタンでテロの標的にしている。爆発があった聖廟は宗派を問わず多くの人々が訪れるが、アーマク通信は今回のテロも「シーア派を狙った」としている。

 ISは隣国アフガニスタン東部に一定の支配地域を確保しており、これまでもパキスタンの複数のテロ事件で犯行声明を出している。

1753名無しさん:2016/11/14(月) 00:11:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161110-00010004-bfj-soci
ジャーナリスト常岡浩介さん「イスラム国ともう交渉できない」
BuzzFeed Japan 11/10(木) 16:43配信

イラク北部のクルド自治政府に一時拘束されていたジャーナリスト・常岡浩介さん(47)が帰国した。常岡さんは11月10日、BuzzFeed Newsの単独インタビューに応じた。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

常岡さんによると、現地入りしたのは10月19日。クルド自治政府の軍事組織ペシュメルガに許可を取って、密着取材をしていた。過激派組織「イスラム国」の拠点である、イラクの都市モスルの奪還作戦を取材するためだった。
ところが、10月27日、イラク大統領の記者会見に出席するため保安検査を受けた際、「イスラム国」のロゴが入ったキーホルダーを所持していたことから、クルド自治政府に拘束され、そのまま12日間、引き止められた。

ーーなぜ、イスラム国のキーホルダーを持っていたのですか。

2014年9月に(イスラム国支配下の)ラッカを訪問しました。キーホルダーはそこから帰る途中、同じバスに乗り合わせた義勇兵にもらったものです。

現在、中東には、イスラム国支持者が大勢います。その支持者やメンバーに会うかもしれない。何か役に立つ場面があるかもしれないと思って、ロゴが入ったキーホルダーを、バッグのポケットに入れたままにしてしまったのです。

そんなキーホルダーを持ったまま、大統領の会見取材をするためのセキュリティチェックを受けるのは、全く間抜けでした。私はそれが原因で、クルド自治政府からISメンバーなのではないのか、と疑われて連行されました。

ーーイスラム国を取材するようになったきっかけは?

私は当初、イスラム国を取材するつもりは、全くありませんでした。今も関心があまりないです。私が取材しようとしたのは、シリアに入り込んだチェチェン勢力でした。その過程で、偶然イスラム国の司令官と知り合い、これはいい取材機会だと思いやりとりをしていました。

ーーネットを見ると、常岡さんとイスラム国のメンバーとが、笑顔で写っている写真が見つかります。あれは何なのですか。

あの写真を見た人が、非常識だと考えるのは当然だと思います。首を切られるのが怖いので、彼らと過度に親しげな態度をとりました。私はただ、首を切られたくなかった。写真を撮ったのは、緊急的な行為です。今でも、もし、イスラム国に迷い込んだら、同じことをやるしかないと思います。

ただ、そうしたことがイスラム国側には、好意的だと受け止められました。それで湯川遥菜さんが捕まった際、イスラム国から招待されたのです。

1754名無しさん:2016/11/14(月) 00:12:46
>>1753

ーー常岡さんは、湯川遥菜さんと後藤健二さんがイスラム国に捕まっていた2015年1月22日、イスラム法学者の中田考さんと記者会見をして、「イスラム国と交渉ができる」と訴えました。常岡さんはイスラム国と実際、どんな関係なのですか?

あの記者会見は、湯川さんと後藤さんがこれから処刑されるという場面のものでした。私は当時、あの問題に関わっているイスラム国の幹部オマル・グラバ司令官と、連絡がつく状態でした。彼の上官が、人質問題を管轄していたのです。

ーーオマル・グラバ司令官とは、今も連絡がつくのでしょうか?

いいえ。2015年の7月が最後の向こうからの連絡でした。内容は挨拶だけ。その後、こちらから何を聞いても答えてくれなくなりました。

彼とはメッセージアプリのWhatsAppで連絡を取っていました。それも2015年10月を最後にオフラインです。ネットに接続している形跡がありません。もし今、イスラム国と交渉をしてくれと言われても、もはやできない状態です。

ーーそれ以外にイスラム国とのつながりはなかったのですか。

そうですね。接点は彼だけです。その彼がたまたま、湯川さんの問題と関わっていた。あの時点で望みは限りなく小さいという認識はありました。でも、ゼロでない限り努力すべきだと考えました。

ーー常岡さんについては、現地メディアが「イスラム国の通訳を務めた」と報道したそうです。イスラム国に対して、どういうスタンスなんですか?

私はアラビア語ができません。メンバーでも支持者でもありません。私がイスラム国に関心がないと言ったのは、その考えに全く共鳴しないからです。

私はイスラム世界を訪問して、1992年ぐらいからコーランを読み始めました。

イスラム法学者の中田考先生と一緒に活動したこともありましたが、その主義主張には全く共鳴できません。今は中田先生からツイッターでブロックされ、Facebookでもフレンドを解除されています。

私はコーランを読んでイスラム教徒になりました。イスラム国は、コーランに書かれていないことを他の人たちに強制しています。彼らの考えは、私が信じているイスラム教と全然関係がないものにしか見えません。

1755名無しさん:2016/11/14(月) 00:13:46
>>1754

ーー今回、どうしてモスルに取材に行ったのですか?

今回は元々、他の国で用事があって中東に行ったのです。それが上手くいかず待たされている間に、モスルの攻略が始まりました。

日本には他にもベテラン・ジャーナリストがいますが、たまたまその人たちが現地に行っていないという状況もあり、急遽ノープランから現地入りすることにしてしまいました。

ヘルメット、防弾チョッキを持たず、キーホルダーがカバンに入っていたのも、そうした準備不足が原因でした。

ーー旅券を返納した、という報道もありましたが、どういう経緯ですか。

クルド自治政府はまだ捜査中で、私は容疑者です。仮に僕がパスポートを持ったままどこかへいくと、クルド側の顔を潰すことになります。

そのため私はひとまず旅券を返納して、日本政府の発行する帰国のための一時書類を受け取り、日本に帰国しました。旅券はバグダッドの日本大使館が預かって日本に送り、11月17日頃には私の手元に戻ってくる、と説明を受けています。

ーー日本政府は、どんな対応でしたか?

とても親切に対応してくださいました。大使館の方は、バグダッドから現地に来て、帰国のための交渉をしてくれました。本当に感謝しています。

ーー常岡さんは、なんども拘束されていますね。

そうですね。ただ、私は当局に捕まっていますが、一度もインサージェントグループ(反乱軍)には捕まっていません。今回もインサージェントグループについては、捕まらないようにしていました。しかし私にとって、クルド自治政府は危険な組織ではない、という認識でした。そこに対する警戒が抜けていました。

ーー取材は続けるのですか?

モスル奪還作戦が続いているので、現場に戻りたいと考えています。
現地政府は、捜査で「白」と分かれば入れてくれるでしょうが「濃いグレー」とか「黒」だと判断されると、入国拒否になる可能性もあります。私は黒も白も、全くの無実です。どうにか、信じてもらいたいです。

Kazuki Watanabe

1756チバQ:2016/11/15(火) 23:32:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/20161114-OYT1T50016.html
イラク軍、遺跡の町を「イスラム国」から奪還
2016年11月14日 11時13分
 【アルビル(イラク北部)=上地洋実】イラク軍は13日、北部ニムルドをイスラム過激派組織「イスラム国」から奪還したと発表した。


 ニムルドはイラク軍が奪還作戦を進めるイラク第2の都市モスルの南東約30キロ・メートルに位置し、約3000年前に栄えたアッシリア帝国の遺跡で知られる。

 「イスラム国」は昨年4月、古代遺跡を重機で破壊したり爆破したりする映像を公開した。イラク軍は「ニムルドを完全に解放した」と発表したが、遺跡の現状については明らかにしていない。

1757チバQ:2016/11/16(水) 12:56:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111600107&g=int

遺跡都市、無残な姿=ISから政府軍奪還-イラク














15日、イラク北部で、同国軍が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還したニムルド遺跡に立つ兵士(AFP=時事)

 【ニムルド(イラク)AFP=時事】イラク軍が過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還した北部ニムルドの都市遺跡に15日、AFP通信記者が入った。約3000年前に栄えた古代アッシリア王国の都は、彫像が粉々になって倒され、かつて50メートルの高さを誇ったピラミッド型の塔も崩されるなど、無残な姿をさらしていた。


 ISは2014年、ニムルドを含むイラクの広範な地域を占拠。15年には宮殿を爆破したり、石の彫刻をたたき壊したりする映像を公開した。イスラム法の極端な解釈に基づき「偶像」と見なしたためで、略奪した遺物を闇市場で売って資金源にしていたとみられる。
 約500メートル離れた村で生まれた民兵組織司令官のアリ・バヤティさんが、ニムルドを前回訪れたのは2年以上前。丘の上にある遺跡を調べながら、「100%破壊されている」と声を落とした。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、遺跡の破壊が戦争犯罪に当たると指摘している。
 ニムルドは、イラク軍が奪還作戦を進める同国でのIS最大拠点モスルの約30キロ南方に位置。数キロ先では戦闘が続き、散発的に爆発音も聞こえる。遺跡の破壊状況を調べる専門家の現地入りは、まだ先になるとみられる。
 遺跡自体にも、ISが仕掛け爆弾などを残している可能性がある。イラク軍の爆発物処理班メンバーは、遺跡内を注意深く歩きながら「爆弾やわなが多数あると疑われる。それらを取り除いて、初めて安全と言える」と話した。(2016/11/16-07:24)

1758チバQ:2016/11/16(水) 18:39:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000039-jij_afp-int
エジプト最高裁、モルシ元大統領への死刑判決覆す判断

AFP=時事 11/15(火) 20:25配信


【AFP=時事】エジプトのムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)元大統領に対して2013年の政権転覆後に行われた裁判の一つで下された死刑判決について、エジプト破棄院(最高裁に相当)が覆す判断を示した。司法筋が明らかにした。

 モルシ元大統領は、前任者で長期政権を築いたホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)元大統領を辞任に追い込んだ2011年の民衆蜂起の際に発生した脱獄事件と警察署襲撃事件に関与した罪で死刑判決を受けていたが、破棄院は再審を命じた。

 さらにモルシ元大統領のかつての支持基盤で、現在は非合法化されている「ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)」の指導者ムハンマド・バディア(Mohammed Badie)被告ら5人の共同被告人についても、再審が行われる見通し。【翻訳編集】 AFPBB News
.

1759チバQ:2016/11/16(水) 19:37:11
http://www.afpbb.com/articles/-/3108124
イラク・ニムルド遺跡にISの爪痕、奪還後明らかに

2016年11月16日 14:23 発信地:モスル/イラク

【11月16日 AFP】イラク北部でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあった古代遺跡の町ニムルド(Nimrud)はイラク軍によって奪還された。だが古代アッシリアの遺跡群はISによって著しく破壊されていると、15日にニムルド入りしたAFP記者が語った。

 ニムルドは紀元前13世紀に建設され、アッシリア帝国の首都ともなった古代都市。しかし彫像は倒れて粉々に砕け、再建された宮殿や、ジッグラト(ピラミッド型神殿)なども激しく損傷している。

 イラク軍は13日、同国におけるIS最後の拠点モスル(Mosul)奪還作戦の一環でニムルドを奪い返したと発表している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3108081
イラク軍、モスル東部の3分の1以上を奪還 内務省報道官

2016年11月16日 08:32 発信地:バグダッド/イラク

【11月16日 AFP】イラク軍は約4週間前に開始した同国北部モスル(Mosul)をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還する作戦で、これまでに同市東部の3分の1以上の解放に成功したことをイラク内務省報道官が15日、テレビ放送された記者会見で明らかにした。

 イラク軍は先月17日、イラクでISが掌握している最後の都市であるモスルの奪還作戦を開始。モスルの北と東と南から進軍していた。

 ISは2014年、首都バグダッド(Baghdad)の北と西の広い範囲を制圧したが、イラク軍は米軍主導による空爆の支援を受けて、ISが掌握していた地域の大半の部分をすでに奪還している。(c)AFP

1760チバQ:2016/11/22(火) 21:22:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000019-jij_afp-int
イラク最後のIS拠点モスル 「人間の盾」から逃れた人々
AFP=時事 11/22(火) 13:43配信

イラク最後のIS拠点モスル 「人間の盾」から逃れた人々
イスラム過激派組織「イスラム国」のイラク最後の拠点都市モスルのアデン地区から逃れ、イラク軍特殊部隊が制圧した市東部カルククリへ向かう市民(2016年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イラクでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配する最後の大都市モスル(Mosul)から逃げ出したバッシャールさんは、IS戦闘員によって村を追われ、「ヒツジのように」扱われた挙句、最後は「人間の盾」にされたことを明らかにした──。バッシャールさんと家族は、モスルから無事脱出し、乗せられたイラク治安部隊のトラックの荷台で市内の様子を語った。

 今月初めにイラク政府軍がモスルに進攻した際、退却しつつあったISにより、周辺の村々から住民が連行された。ISにとって周辺の人々は、米主導の連合軍による空爆やイラク軍による爆撃に対する「保険」だった。

 バシャールさん一家もその中にいたが、運よく脱出に成功した。自宅へ向かって徒歩で逃れようとしていた途中で、チグリス川(Tigris River)の対岸に駐屯していたイラク治安部隊の注意を引くことができた。部隊が送ってよこしたボートに乗って川を渡り、バシャールさんたちはISの支配地域の最後の区間から脱出できた。「治安部隊が見えたので叫んだら、近づいて来てくれたんだ。でなかったら、凍え死んでいた」

 モスルでは政府軍が徐々に東部に進入していっているが、市内の大半はまだISが支配し、市民にとってはますます絶望的な状況になっているとバッシャールさんは語った。「どこへ行っても発砲がある。多くの家族は路上で寝ていて、人々は消耗しきっている。銃撃戦の真っ只中にいるんだ」

■失うものはない

 政府軍の進撃開始直後、ISによって母親や家族と共に「ヒツジのように」連行されたと話すのは、ハッサンさんだ。「モスルには人があふれているが、まともに過ごせる場所がない。食料もない。ただ運命を待ち受けているだけだ」と人々が置かれた状況について説明した。

 ハッサンさんの父親や他の親戚はまだモスルの中に捕らわれたままだ。そのため、取材の際には匿名を希望し、ハッサンさんの母親も名前を名乗らなかった。ハッサンさんたちは夜の間にこっそりモスルを抜け出し、ISから身を隠しながら2日間眠らずに過ごしたが、自宅へ戻る途中で道に迷った。ようやく帰宅した最初の夜は疲れ切っていたが、ISの支配から逃れたことの安堵感に包まれた。

 ハッサンさんの母親は、歩いて村へ帰るまでの間に腫れ上がったという足を指さし、「脱出できたのは、失うものは何もないという気持ちだったから」と話した。【翻訳編集】 AFPBB News

1761チバQ:2016/11/22(火) 21:44:12
http://mainichi.jp/articles/20161122/k00/00m/030/061000c
イラク

「禁酒法」に「発想はISと同じだ」と批判

毎日新聞2016年11月21日 20時29分(最終更新 11月21日 20時40分)
法案可決 クルド人や少数派のキリスト教徒ら
 イラク連邦議会で10月にイスラム政党の主導で「禁酒法」案が可決されたことが、少数民族クルド人や少数派のキリスト教徒らの反発を招いている。過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦がヤマ場を迎える中、クルド人らは「少数派の権利を侵害するような発想はISと同じだ」と非難。法施行を阻止するため、連邦裁判所に「違憲だ」と訴え出た。【アルビル(イラク北部)で秋山信一】

<イラク>「禁酒法」可決 シーア派主導か、困惑も
 「禁酒などばかげた考えだ。ここでは皆が文句を言っている」。クルド人自治区の中心都市アルビルで今月13日、酒屋店員のイドリス・シモンさん(35)は語気を強めた。シモンさんはISから「悪魔崇拝者」として弾圧を受けた宗教的少数派のヤジディー教徒で、「宗教解釈を一方的に社会全体に押しつける手法は、まるでISのようだ」とイスラム政党を非難した。

 イラクは人口の約6割がイスラム教シーア派で約2割がスンニ派。「禁酒法」制定の動きは飲酒が禁じられている隣国のイスラム教シーア派国家イランの影響による政策だとの見方もあり、別の酒屋を経営する男性(37)は「(イラク戦争後の)シーア派主導の政府はイランの言いなりだ」と断じた。法律が施行されても、クルド人自治区は適用除外になる見通しだが、男性は「自治区外での商売は難しくなる」と言う。

 イラクメディアによると、10月下旬、地方自治関連法案に酒類の販売や製造を禁じる条文が急きょ盛り込まれ、直後に議会で賛成多数で可決された。シーア、スンニ両派の議員の多くが賛成し、クルド人(人口の約15%)や、キリスト教徒の議員らは押し切られた。

 飲酒はイスラム教では禁忌とされ、イスラム系の議員には宗教心の強い有権者の支持拡大につなげたい思惑があったとみられる。だが、イスラム教徒であっても世俗色の強いクルド人や、赤ワインを「キリストの血」とみなすキリスト教徒らは反発。イラクは伝統的に世俗色が強く、ビールや蒸留酒を製造する企業もあるため、イスラム教徒からも「個人の信仰の問題で法律で規制すべきではない」との声が出ている。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161122/k00/00m/030/061000c#csidxe19a0d8d3706dc79c054d41b12c2eb5
Copyright 毎日新聞

1762チバQ:2016/11/22(火) 22:06:56
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161122X346.html
空爆強化で戦況泥沼化=過激派撤退案、政権側が拒否―シリア
14:30時事通信

 【カイロ時事】シリア内戦の激戦地である北部アレッポで、反体制派に対するアサド政権やロシア軍の空爆が激しさを増している。25万人以上が暮らす同市東部の反体制派支配地域では、21日までの1週間で民間人百数十人が命を落としたとみられる。政権側は、反体制派側の抵抗が続く限り攻撃の手を緩めない姿勢で、戦況の泥沼化に歯止めがかからない状況だ。

 シリア和平交渉の再開を目指すデミストゥラ国連特使は20日、アサド政権のムアレム外相とダマスカスで会談した。この中で、同特使はアレッポ東部で抵抗を続ける過激派「シリア征服戦線(旧ヌスラ戦線)」を域外に撤退させ、残った反体制派による自治を認めるよう提案。しかし、ムアレム外相はこれを拒否した。

 アレッポでは反体制派による政権側支配地域への攻撃も続き、20日には学校に対する砲撃で子供8人が死亡するなど大きな被害が出た。過激派が国連の説得に応じてアレッポを去る見通しは立っておらず、政権側は「対テロ戦」の名目で事実上の無差別攻撃を続ける。反体制派地域の制圧が進めば、さらなる死傷者や大量の避難民が出る事態が懸念されている。

 アレッポ情勢をめぐってはこれまで、反体制派を支援する米国と、アサド政権の後ろ盾であるロシアの主導による停戦の試みが続けられてきた。

 しかし、交戦が一時的にやんでもすぐに再燃する展開が繰り返され、事態打開には結びついていない。オバマ米大統領はシリア情勢について「短期的には楽観できない」と指摘し、当面の情勢悪化は避けられそうにないとの見解を示した。

1763チバQ:2016/11/22(火) 22:50:17
http://www.afpbb.com/articles/-/3108874
イスラエルはヒトラーよりましと言えるか…トルコ大統領の発言が波紋
2016年11月22日 16:41 発信地:イスタンブール/トルコ
【11月22日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が21日のイスラエルのテレビ局とのインタビューで、ナチス・ドイツ(Nazi)の独裁者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)とイスラエルのどちらが残忍かといった質問は「妥当性に欠ける」と述べたために、両国関係に新たな緊張が生じそうだ。

 エルドアン大統領は「ヒトラーがしたことは認めないが、イスラエルがやってきたことも認めない。これだけ多くの人々が死んでいる状況で、どちらがより残忍なのかと尋ねる問いは妥当ではない」との考えを示した。

 トルコとイスラエルの関係は2010年、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に向かうトルコの支援船をイスラエル軍が急襲し、乗っていたトルコ人10人が死亡した事件をめぐり過去最悪の水準まで悪化。6年にわたって断絶状態が続いたが、最近は元の水準にまで正常化されつつあった。しかし、トルコが約1週間前に新たに駐イスラエル大使を任命した矢先に、今回の大統領の発言が波紋を広げている。

 イスラエルに関するエルドアン大統領の発言でヒトラーに触れたものはこれが初めてではない。支援船襲撃事件の際には、イスラエルは「ヒトラーの魂を生き永らえさせている」と述べて非難した。また国連(UN)推計でパレスチナ人2251人が犠牲となったイスラエル軍による2014年のガザ侵攻では、イスラエル人には「良心も名誉も誇りもない。彼らは四六時中ヒトラーを呪っているが、蛮行ではヒトラーの上をいく」と述べ、イスラエルがパレスチナ人に行っているのは「集団虐殺」だと非難した。(c)AFP

1764名無しさん:2016/11/23(水) 15:29:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161118-00000022-jij_afp-int
イスラム過激派との戦いにはFBの広告購入が有効、米政府
AFP=時事 11/18(金) 12:08配信

【AFP=時事】ソーシャルメディアは長年、イスラム原理主義をめぐる戦いの重要な舞台となってきた。

 だが、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」やその他の類似組織が行う「聖戦」の宣伝活動と戦う上では、フェイスブック(Facebook)をはじめとするソーシャルメディアへの投稿よりもそこに掲載されるオンライン広告の方が費用対効果が高いことが、今年米政府により明らかになった。

 イスラム原理主義との「ソフトパワー」の戦いで指揮を執る米国務省のマイケル・ランプキン(Michael Lumpkin)氏は17日、米首都ワシントン(Washington D.C.)で開催された「ディフェンス・ワン・サミット(Defense One Summit)」で、広告主向けのフェイスブックの緻密なメトリクス(評価尺度)は、ネット上でイスラム過激派組織の訓練を受けている可能性のある人物らを米政府が見つける際の一助となると述べた。

 同氏によると、「フェイスブックの広告を利用すれば、フェイスブックの内部に入ることも、特定のユーザーを捕まえることもできる。国を選び、年齢が13〜34歳で、(ISの最高指導者)アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者を好む人々などと絞り込んでいけば、対象者が浮上し、彼らに直接メッセージを送りつけることができる」という。

 大手ソーシャルメディアが収集した詳細なユーザー情報は、ソーシャルメディアを好む人々の中から対象となるユーザーを特定するうえで極めて重要とランプキン氏は指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

1765名無しさん:2016/11/23(水) 16:08:27
>>1671

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161115-00010004-wedge-int
帝国回帰を夢見るトルコ
Wedge 11/15(火) 12:12配信

 10月6日付の米フォーリン・アフェアーズのサイトで、トルコのシリア北部侵攻について、Ryan Gingeras米海軍大学院准教授が、トルコの行動を、オスマン帝国への回帰を指向していることと絡めて論じています。要旨は以下の通りです。

シリアはオスマントルコの一部だった
 8月のトルコ軍による北部シリアへの侵攻は、トルコ・シリア国境地帯におけるイスラム国(IS)拠点の壊滅とシリア・クルド(PYD)の封じ込めという二つの目的を実現するというトルコの安全保障にとって極めて重要な作戦であった。

 この作戦については、米ロの支持を受けたとはいえ、政治的にも現実面においても懐疑的な見方がある。今回の侵攻が益々強まりつつあるエルドアン大統領の権威主義指向から目をそらそうとする試みであるとの批判や未遂に終わった7月のクーデター事件の首謀グループとされるギュレン派軍人の大規模な粛清の中で行われたことも理由である。他方、シリアがオスマン帝国の一部であったという過去の事実によって、侵略ではなく寧ろ恩恵をもたらす解放であるとの見方も一部にある。

 トルコの近代の対外政策は必ずしもオスマン帝国の歴史を肯定するものではなく、世俗的な国益を重視したものであったが、エルドアン・AKP政権の成立以来、オスマン帝国の過去の栄光を再評価し、現代の地域政策を正当化する論調が広まっている。

 しかし、このような傾向は地域の安定にとって重大なリスクがある。特にシリアにおけるクルド系住民・組織(PYD)の意見、トルコとの関係の歴史についての見方である。

 PYDがRojava(シリア・クルディスタン)としている地域は、過去においてクルド公国の中心部を形成し、その後オスマン帝国時代にトルコにより併合され、多くのクルド人、アルメニア人住民が殺害された。この記憶は未だ強く残っている。

 多くのシリア・クルド人にとってはISよりもトルコの方がより大きな脅威であり、トルコがオスマン帝国の栄光をかざして北部シリアへの介入を強化すれば、クルド、PYDの激しい抵抗を招き、PYDとの直接的な軍事対決を惹起し、同時にトルコ内における不安定化と動乱に発展する可能性がある。

出 典:Ryan Gingeras‘Ottoman Ghosts’(Foreign Affairs, October 6, 2016)

 今回のトルコ軍による北部シリア侵攻は、昨年来よりエルドアン大統領が追求してきた対IS、対PKK戦同時遂行の必然的な発展です。特にシリアにおけるクルド系(PYD)の勢力伸長に相当な危機感を持つに至ったことがうかがわれます。

1766名無しさん:2016/11/23(水) 16:08:44
>>1765

オスマン帝国の栄光
 この論説は、今回の侵攻を含め、エルドアン大統領による最近のトルコの対外政策を、オスマン帝国の歴史的栄光への回帰を指向する底流と関連付けて論じています。エルドアン大統領およびAKPによる対外政策は、当初は近隣諸国との友好を維持し経済関係の強化等によって地域のバランサーとしての役割を果たし、同時にトルコの経済発展を図るというものでしたが、シリア内戦、イラクの政治的混乱とトルコ国内政治の波乱(選挙における敗北と復権、今回のクーデター未遂等)が情勢を大きく変えました。

 しかし、トルコの周辺地域への介入強化、影響力強化の動きはオスマン帝国の再現というような積極的、意図的な政策と言うよりも、エルドアンの政策(主に国内政治的考慮により打ち出された)の正当化のための一つの論調であるとともに、トルコ国内の一種の政治的懐古的ムードを表したものに過ぎないように思われます。

 エルドアン大統領は対IS戦と対PKK戦を同時に進める政策を遂行してきていますが、第一の目的はPKKの殲滅であり、今回の侵攻も本論説が指摘するように、PKKと近い関係にあるシリア・クルド(PYD)の勢力拡大を防ぐことが最大の目的でした。今後はユーフラテス西岸地帯を中心に一定の地域を一種の緩衝地帯として確保し、PYDの領域拡大を牽制するものと見られますが、シリア北部における有志連合の対IS掃討作戦を複雑なものとし、米国との調整をどうするか大きな問題となる可能性が大です。同時に、シリアへの介入度を深めることはトルコ国内の治安情勢をより不安定なものとするとの懸念も、論説の指摘する通りです。

岡崎研究所

1767チバQ:2016/11/24(木) 23:16:24
http://mainichi.jp/articles/20161125/k00/00m/030/036000c
イラク

ISのモスル補給路を遮断 北部幹線道制圧 

毎日新聞2016年11月24日 19時19分(最終更新 11月24日 19時19分)
 【カイロ秋山信一】イラク政府軍と連携するイスラム教シーア派主体の民兵組織「人民動員隊」は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)の実効支配下にある北部タルアファル郊外の幹線道路を制圧した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じた。幹線道路は政府軍によるIS掃討が進むモスルと隣国シリアを結ぶ主要路で、ISは主な退路と補給路を断たれた格好だ。

 タルアファルはモスルの西約60キロにある町で、イラク、シリア両国にまたがるIS実効支配地の重要な中継地となっていた。報道によると、人民動員隊は23日、モスル-タルアファル間で幹線道路を制圧した。さらにタルアファル奪還に向けて進軍を続けている。

 政府軍はモスルの東、南、北東の3方向から市街地に迫っており、人民動員隊がモスル西方の主要路を制圧したことでISへの包囲網が強固になった。

 ただ、イラク北部でスンニ派や少数民族トルクメン人を支援する隣国トルコは、シーア派民兵によるタルアファル進軍に強く反対し、イラク政府との対立原因になっている。タルアファルはトルクメン人が多数派を占め、宗派的にはシーア派とスンニ派が混在している。トルコが今後、スンニ派やトルクメン人の保護を名目に介入を強める可能性もある。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161125/k00/00m/030/036000c#csidx731c877e3b1af95a82b63e5c7ce4b51
Copyright 毎日新聞

1768チバQ:2016/11/27(日) 18:32:09
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161127X983.html
非首長派、半数に迫る=クウェート議会選
16:54時事通信

 【カイロ時事】クウェート選管は27日、投票が26日に行われた国民議会(定数50)選挙の結果を発表した。AFP通信によると、サバハ首長家と距離を置く議員が半数に迫る24議席を獲得し、存在感を示した。

 クウェートでは政治の実権が首長に集中しており、議会の影響力は限定的。政党の結成も認められていない。ただ、原油価格の低迷を受け、政府が進めた補助金削減に不満を抱く市民も多く、政府に批判的な候補者に一定の票が流れた。

1769チバQ:2016/11/28(月) 00:23:12
http://mainichi.jp/articles/20161128/k00/00m/030/050000c
イラク

シーア派民兵公認 スンニ派反発、対立悪化も

毎日新聞2016年11月27日 19時48分(最終更新 11月27日 19時48分)
イラク連邦議会は26日、イランの影響力が強いイスラム教シーア派民兵組織「人民動員隊」を公認し、首相直属の部隊にする法案を賛成多数で可決した。過激派組織「イスラム国」(IS)の拠点北部モスルの奪還作戦が続く中、シーア派の士気を高める狙いがありそうだ。スンニ派は反発しており、宗派対立の悪化が懸念される。

 人民動員隊はイラク軍や警察部隊、クルド自治政府の治安部隊ペシュメルガと共に10月からモスル奪還作戦に参加。スンニ派の反発で作戦に影響が出る可能性もある。

 アバディ首相は国営テレビで「イラク人にとっても、勇敢な戦闘員にとっても喜ばしい」と語った。(共同)



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161128/k00/00m/030/050000c#csidxc33af05c4a3462bb085101c79064e1f
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1770チバQ:2016/11/28(月) 18:56:49
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112800040&g=int

反体制派地域の1万人脱出=アサド政権、さらに攻勢-シリア北部














27日、シリア北部アレッポからバスで脱出する住民(AFP=時事)

 【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は27日の声明で、シリア内戦の激戦地である北部アレッポの反体制派支配地域の住民1万人近くが、アサド政権の支配地域などに脱出したと明らかにした。
 2011年に始まった内戦で、アレッポの反体制派地域からこれほどの規模の住民が一斉に域外に出たのは初めて。住民と一体となって抵抗を続けてきた反体制派にほころびが出てきたことを示すもので、政権側はさらに攻勢を強める構えだ。







 声明によると、26日から27日にかけ、反体制派が支配するアレッポ東部の住民約4000人が西部の政権側地域に移動。このほか約6000人がアレッポ北部のクルド人勢力支配地域に逃れた。(2016/11/28-08:17)

1771チバQ:2016/11/28(月) 20:45:47
4042 :チバQ :2016/11/28(月) 18:17:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000007-jij_afp-int
シリア政府軍猛攻のアレッポ、市民1万人が脱出

AFP=時事 11/28(月) 10:13配信

【AFP=時事】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は27日、シリア内戦の激戦地となっている北部アレッポ(Aleppo)の反体制派支配地区から、1万人近くに上る市民が政府側支配地区などに脱出したと明らかにした。政府軍は先週末にかけてアレッポ東部で6地区を反体制派から奪還し、27日にもさらに攻勢をかけていた。

【関連写真12枚】反体制派から奪還した地区を巡回する政府側部隊

 監視団によれば、市民約1万人は26日から27日にかけての夜間に反体制派が支配する市東部から退避した。うち少なくとも6000人はクルド人が支配するシェイクマクスード(Sheikh Maksoud)地区、残りは市の政府側支配地区に逃れたという。

 監視団はアレッポについて、政府側が「北部の大半の地区を支配下に置いた」としている。

 アレッポ東部では市民約25万人が何か月にもわたって包囲下にあり、深刻な食糧・燃料不足が起きている。【翻訳編集】 AFPBB News

1772チバQ:2016/11/29(火) 22:16:48
http://www.afpbb.com/articles/-/3109513
シリア軍、アレッポ北東部を奪還 反体制派にとって「最大の敗北」
2016年11月29日 14:30 発信地:アレッポ/シリア
【11月29日 AFP】シリアの反体制派が28日、これまで主要拠点としてきたアレッポ(Aleppo)東部の北側一帯の支配権を失い、同市全体の奪還作戦を進めているシリア政府軍が大規模な進攻を行ったことが明らかになった。

 シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領を支援するロシアが2015年9月に介入して以降、反体制派の支配地域は徐々に縮小しているが、2012年から支配してきたアレッポ東部を失えば、同勢力にとっては壊滅的なダメージになるとみられる。

 在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によれば、政府軍は28日、サクル(Sakhur)、ヘイダリヤ(Haydariya)、シェイクコードル(Sheikh Khodr)の各地区を奪還。クルド人勢力もシェイクファレス(Sheikh Fares)地区の支配権を反体制派から奪った。

 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は、「(反体制派が)2012年にアレッポの半分を制圧して以降(彼らにとって)最大の敗北」との見方を示した。

 今回の進攻により、アレッポ北東部全域は政府軍が掌握したことになる。

 政府軍が各地区の奪還を進める中、多くの市民は反体制派支配地区を脱出し、政府やクルド人部隊の支配地区に退避しているが、一部の市民は、今なお反体制派が制圧している地区へと南下している。

 こうした現状について、アンサリ(Ansari)地区で救助活動を行っている民間防衛隊「ホワイト・ヘルメット(White Helmets)」の広報担当者、イブラヒム・リース(Ibrahim Abu Al-Leith)氏は「悲惨な状況だ」と述べた。(c)AFP/Karam al-Masri with Sara Hussein in Beirut

1773チバQ:2016/11/30(水) 20:26:04
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161130X355.html
ファタハ総会が開幕=反議長派排除も―パレスチナ
00:14時事通信

 【エルサレム時事】アッバス・パレスチナ自治政府議長の支持基盤ファタハの指導部を選出する総会が29日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラで開幕した。7年ぶりの開催で、日程は5日間の予定。反議長派勢力を排除する狙いがあると指摘されている。初日はアッバス氏を全会一致で引き続きファタハ議長に選出した。

 パレスチナのメディアによると、総会は1964年から開かれており、今回は7回目。ファタハの最高意思決定機関である中央委員会のメンバー(現在23人)のうち18人、中央委に次ぐ意思決定機関である革命評議会の議員(現在132人)のうち80人を選出する。81歳と高齢のアッバス議長の後継者候補となるファタハ副議長が選出されるとの臆測も出ている。

1774チバQ:2016/12/01(木) 02:37:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016113000827&g=int
脱出市民5万人に=政権猛攻、死傷者も急増-シリア北部


29日、シリア北部のアレッポで政府車両に乗り込み避難する市民(AFP=時事)
 【カイロ時事】シリア内戦の激戦地である北部アレッポで、アサド政権側の反体制派支配地域に対する激しい攻撃が続いている。在英のシリア人権監視団は30日の声明で、市民5万人以上がアレッポ東部の同地域を脱出したことを明らかにした。
 アレッポは主に西部を政権側が掌握しているのに対し、反体制派が東部、クルド人勢力が北部をそれぞれ実効支配している。声明は、26日以降で「政権側やクルド人が支配する地域に、東部の市民5万人以上が逃れた」と指摘した。
 アレッポ東部では26日以前の時点で市民約25万人が暮らしていたとされ、一気に2割が避難民化したことになる。現地からの情報によると、政権側の空爆が続く中、連日数十人の犠牲者が出るなど死傷者が急増しており、人道危機の深刻化が懸念される状況だ。(2016/11/30-19:20)

1775チバQ:2016/12/01(木) 17:40:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-35093042-cnn-int
50万人が水不足、ISISの妨害でさらに悪化 モスル

CNN.co.jp 12/1(木) 13:42配信

イラク・アルビル(CNN) イラク軍が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占拠されたイラク北部の要衝モスルの奪還作戦を続ける中、市内に取り残された住民約50万人への水道水の供給が断たれた状態であることが1日までにわかった。国連関係者がCNNに明らかにした。

3本ある主要な水道管のうち1本が破壊された。国連児童基金(ユニセフ)によれば、破壊された水道管はISISの占領地域にあり、修繕に向かうことは不可能だという。

モスル市当局によれば、ISISが水問題をさらに深刻化させている。

ISISはイラク軍が接近しつつある複数の地区に水を供給している給水所への電力を遮断したという。当局者は「ISISはモスル東部から飲料水を奪っている。住民を自分たちとともに退却させ、人間の盾として使おうとしている」と語る。

ISISはモスルへの水や電力の供給をコントロールしている。イラクのテロ対策部隊の広報官はCNNに対し、「ISISが意のままに水の供給を遮断したり再開したりしているとの情報を得ている」と述べた。

モスルの住民がきれいな飲み水を入手できなくなって10日あまり経つ。一部地区では、2014年にISISがモスルを占領した際に共同で一時しのぎのための井戸を掘った。今回もその井戸に頼っているという。

住民によれば、井戸から水をくみ出すには、貴重な燃料を使って小さな自家発電機を動かさなければならない。水は濁っていることが多く、感染症の危険もある。何日も順番を待って、ようやく容器数杯分の水が得られる状態だという。

1776チバQ:2016/12/06(火) 20:45:08
http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/030/072000c
リビア

大統領評議会部隊、シルトのIS拠点「制圧」

毎日新聞2016年12月6日 20時31分(最終更新 12月6日 20時31分)

 【カイロ秋山信一】リビアで統一政府の樹立を目指す大統領評議会の部隊の広報担当者は5日、中部シルトで過激派組織「イスラム国」(IS)の残党を掃討し、支配権をほぼ奪還したと述べた。ロイター通信が報じた。ISはイラク、シリアに続く「第3の拠点」リビアで勢力拡大を図っていたが、シルト陥落で実効支配都市は消滅し、退潮に拍車がかかるのは必至だ。

 リビアからの報道によると、評議会部隊は5日、地中海岸沿い地域をほぼ制圧した。

 ただISの一部部隊は南部のサハラ砂漠に逃れたとも報じられ、ナイジェリアの過激派組織「ボコ・ハラム」の一部と連携して再活発化する恐れもある。サハラ砂漠は国際テロ組織アルカイダ系勢力の温床でもある。

 ISは2014年秋からリビアの拠点化を促進。15年6月にシルトを制圧し、独自の法制度施行や住民への徴税を始めていた。

 リビアでは11年の内戦でカダフィ政権が崩壊し、反カダフィ派による内紛が続く。大統領評議会は首都トリポリ近辺を支配しているだけで、統一政府樹立交渉は停滞。東部ではカダフィ氏の側近だったハリファ・ハフタル将軍傘下の民兵が油田地帯などに実効支配を広げ、評議会と対立する。西部トリポリでも今月、評議会の部隊と反評議会派の民兵が衝突するなど、政情不安が続いている。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161207/k00/00m/030/072000c#csidxe84b7bd8ba9ed22ac4f847665117f48
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1777チバQ:2016/12/06(火) 21:47:07
http://www.afpbb.com/articles/-/3110290
リビアのISに打撃 最後の主要拠点、政府側が奪還
2016年12月06日 05:04 発信地:トリポリ/リビア

【12月6日 AFP】リビア統一政府側の部隊は5日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に掌握されていた中部の沿岸都市シルト(Sirte)を完全制圧したことを明らかにした。数か月にわたり同市で抗戦を続けていたISにとって、大きな打撃となった。

 国連(UN)が支持する統一政府側の部隊の報道官はAFPに対し、「われわれの部隊がシルトを完全制圧」し、「ダーイシュ(Daesh、ISのアラビア語名の略称)の完全崩壊を確認した」と伝えた。

 シルトは、ISがリビア内で掌握していた最後の主要拠点だった。その奪還作戦では、政府側部隊の数百人が犠牲になった。IS側の死者数は不明。

 今年8月には米軍が空爆による支援を開始し、今月1日までに戦闘機や無人機、ヘリコプターによる470回の攻撃を実施した。(c)AFP/Rim Taher

1778チバQ:2016/12/06(火) 21:47:44
http://www.afpbb.com/articles/-/3110051
シリア軍、アレッポ東部の半分を奪還 市街戦のため精鋭部隊到着
2016年12月03日 11:26 発信地:アレッポ/シリア
【12月3日 AFP】シリア政府軍は、反体制派が主要拠点としてきたアレッポ(Aleppo)東部の半分を奪還した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が2日、明らかにした。

 シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、政府軍は2日、アレッポ東部2地区の支配を固め、縮小を続ける反体制派支配地域の包囲網を狭めた。反体制派はアレッポ南東部で激しく抵抗しているが、政府軍は東側から包囲網を狭めている。

 バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍は、かつての商都アレッポへの攻勢を開始した先月15日以降、迅速に戦果を挙げてきた。シリア人権監視団によると、まだ反体制派が残っている地区で市街戦を行う準備として、シリア政府軍の精鋭部隊である共和国防衛隊と第4師団の兵士数百人が2日、アレッポに到着した。

 政府側が支配するアレッポ西部に撃ち込まれた反体制派のロケット弾で民間人4人が死亡し、アレッポ西部の民間人の死者は59人になった。先月15日以降のアレッポ東部での死者は300人を超えており、その中には数十人の子どもも含まれている。

 2012年以降反体制派が拠点としてきたアレッポ東部が陥落すれば、反体制派にとってこの5年余りで最大の敗北となる。

 この奪還作戦でアレッポ市街には多数の遺体が残され、国際的な非難の声が上がっている。アレッポ東部からは民間人数万人が避難した一方、ロシアは、支援物資の搬入と住民の脱出を可能にする「人道回廊」の確保を呼び掛けている。(c)AFP/Karam al-Masri with Rana Moussaoui in Beirut

1779チバQ:2016/12/06(火) 21:48:14
http://www.afpbb.com/articles/-/3110249
ISに隠れて市民の抵抗、結婚式やたばこ、携帯電話も
2016年12月06日 14:42 発信地:ハサンシャム国内避難民キャンプ/イラク
【12月6日 AFP】シャイマさん(20)はイラク・モスル(Mosul)で4か月前、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に見つからないように、ウエディングドレスと化粧をした顔を黒い衣装とベールで隠し、新郎のアリさん(24)が待つ彼の家へと向かった。

 モスルがISに占拠されてから2年余り、多くの住民はISが樹立を宣言した「カリフ制国家」の厳格な規律に、自宅で隠れて抵抗している。

 シャイマさんとアリさんは自分たちの結婚式の様子を詳しく説明した。2人が現在暮らしているのは、イラク軍が10月半ばに大規模なモスル奪還作戦を開始して以来、大勢の人々が避難してきたハサンシャム(Hasansham)国内避難民キャンプだ。

「私は白いウエディングドレスを着て化粧をし、髪を結っていたけれど、自宅から夫の家までは、黒いニカブ(顔を覆うベール)とアバヤ(頭から爪先までを覆う伝統的な衣装)で全身をすっぽり隠して行った」とシャイマさんは言う。

 夫のアリさんは「家ではすべてのドアに施錠し、発電機をつけ、その音で音楽がかき消されるようにした。男性たちには外にいてもらい、その間に女性たちは室内で羽目を外すことができた」と語った。

 結婚パーティーはISが住民に課している規則に違反していた。ISは音楽や喫煙、男性がひげをそること、女性が顔を見せることなどを禁じている。

 アリさんは「自分の結婚式がこんな風になるとは思ってもみなかった。本当はスーツを着てひげをそりたかった。友達にも私たちの結婚を喜んでもらいたかったし、車数台を連ねて妻と町中をパレードしたかった」と述べた。「結婚式は短かった。私たちは車で町に出掛けようかとも思っていたけれど、怖くなって何もできなかった」とシャイマさん。

 ひそかに執り行われた結婚式の写真には、ほほ笑むアリさんの顔に白いドレス姿のシャイマさんが両手を添えている様子が写っている。この写真は戦闘と混乱の中、モスルから逃げるときに持ってくることができた。

 こうした写真も禁じられているため、アリさんは自らが所有する印刷所のシャッターを下ろして店に閉じこもって現像したのだという。

■夕方になると屋根にアンテナを設置

 AFPが取材した人々の大半は、写真に撮られることや自分の名前をフルネームで明かすことを拒否した。モスルのIS支配地域で今も暮らす家族の身に危険が及ぶことを恐れているためだ。

 ISが住民たちを外の世界から隔絶するために通信衛星用アンテナの設置も禁じているため、テレビを見るためにやむを得ず危険を冒す住民もいる。ハサンシャム難民キャンプにたどり着いたアドナンさん(46)は、ISに古いアンテナを1つ渡したが、他に2つのアンテナを隠し持っていた。「毎日、夕方になると屋根に上ってアンテナを立て、テレビ番組を3時間ほど見ていたんだ」

 ハゼール(Khazer)に住むハラさん(35)は「隠れてたばこも吸っている。ドミノ(ゲーム)もやっていたし、携帯電話も使っていた」と話した。携帯電話のSIMカードも自分のブラジャーの中に隠していたと言う。「すべて秘密にしていました」(c)AFP/Rouba El Husseini

1780チバQ:2016/12/07(水) 20:29:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161207-00000033-jij_afp-int
シリア政府軍、アレッポ旧市街全域を制圧 NGO発表
AFP=時事 12/7(水) 17:40配信

シリア政府軍、アレッポ旧市街全域を制圧 NGO発表
シリア政府軍支配地域から見たアレッポ城(2016年12月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)シリア第2の都市アレッポ(Aleppo)をめぐり、夜通し行われた政府軍の進攻に直面した反体制派が撤退したことを受け、政府軍が旧市街(Old City)全域を制圧した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が7日、発表した。


 アレッポ全域の制圧を目指す作戦が始まって3週間が経過した現在、政府軍およびその同盟勢力は、2012年以降に反体制派が拠点としてきたアレッポ東部の75%以上を掌握したことになる。

 シリア人権監視団によると、政府軍が近郊のバブ・ハディド(Bab al-Hadid)地区などを制圧した後、反体制派は旧市街の最後の支配地域から撤退したという。

 同監視団は、「反体制派は包囲を恐れて、アレッポ旧市街付近からの撤退を余儀なくされた」としている。

 政府軍はアレッポ東部の奪還作戦を開始して以来、着実に支配地域を広げている。【翻訳編集】 AFPBB News

1781チバQ:2016/12/07(水) 21:07:34
http://mainichi.jp/articles/20161208/k00/00m/030/073000c
IS

「世界でテロを」扇動声明

毎日新聞2016年12月7日 20時38分(最終更新 12月7日 20時38分)
 【カイロ秋山信一】過激派組織「イスラム国」(IS)の広報担当者は系列メディアを通じて声明を発表し、「世界中で(敵対国の)住宅や市場や道路を攻撃し、火をかける努力を倍加せよ」と支持者を扇動した。

 また、シリア北部でIS掃討を進めるトルコを名指しで非難し、「大使館や領事館、治安・軍事施設などトルコ政府関連の施設をあらゆる場所で狙え」と呼びかけた。本拠地のイラクやシリアで劣勢が続く中、外国でのテロを扇動して組織の存在感を誇示したい思惑があるとみられる。

 声明は、新たに広報担当者に就任したとされるアブハッサン・ムハジル幹部の名義で5日に出された。イラク軍、クルド人部隊、米軍主導の対IS有志国連合、ロシア、イランなどの敵対勢力を挙げ、「全ての勢力がイスラム国を壊滅させる目標を掲げている。我慢強く戦わなければならない」としている。

1782チバQ:2016/12/10(土) 19:31:28
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161208k0000e030208000c.html
<シリア>アレッポ、反体制派支配地域は3分の1に
12月08日 11:00毎日新聞

<シリア>アレッポ、反体制派支配地域は3分の1に
シリア政府軍が掌握したアレッポ東部ハナノ地区に戻ってきたシリア人一家=2016年12月4日、AP
(毎日新聞)
 【カイロ秋山信一】内戦下のシリア北部アレッポで、アサド政権側が11月から攻勢を強め、反体制派支配地域は約3週間で3分の1程度に縮小した。政権側には、反体制派を支援する米国で来年1月にトランプ政権が発足する前に決着をつけたい思惑があるとみられる。一方、反体制派支配地域は政府軍やロシア軍による空爆や包囲戦術で疲弊し、住民は食料や医薬品の窮乏に直面している。

 アレッポでは内戦初期の2012年夏以降、政権と反体制派が街を二分し、勢力が均衡していた。だがロシアやイランの支援を受ける政権側が徐々に圧力を強化。今年9月には反体制派支配地域を包囲し、主要補給路を断った。

 さらに11月15日から空爆と地上攻勢を連動させ、反体制派の防御線を突破した。今月7日には中心部の旧市街も制圧。政権側の当局者はロイター通信に「ロシアはトランプ米政権発足前に作戦を終わらせたがっている」と話した。反体制派も政権側支配地域にロケット弾を撃ち込むなど戦闘は激化。在英の民間組織「シリア人権観測所」によると、11月15日以降にアレッポで民間人464人を含む約790人が死亡した。

 アレッポ南東部に追い込まれた反体制派支配地域には推定20万人の住民が残っており、食料や医薬品が底を突きかけている。

 「輸血用の血液がなく、昨日も6人が輸血できずに死んだ。重傷者も約500人いる」。反体制派の記者、ムハンマド・シャケルディさん(26)は7日、毎日新聞の電話取材に証言した。近くで空爆があったようで、電話口から爆音が響いた。ボランティアの救急隊員、イブラヒム・ハッジさん(26)は「薬がなく、墓地もいっぱいになった。死者を葬る場所さえ作れない」と訴えた。

 政権側は9月以降、反体制派の戦闘員には投降、住民には自主的な退避を求めてきた。11月の戦闘激化後、数万人が政権や少数民族クルド人勢力の支配地域に避難した。だが、政権側が反体制派を「テロリスト」と位置付けているため、「テロリストの協力者」とレッテルを貼られて拘束、拷問されることを恐れ、反体制派支配地域にとどまる住民も多い。

1783チバQ:2016/12/10(土) 19:32:33
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161210X040.html
深まる分断、「IS協力者かも」と疑心暗鬼=イラク北部―避難民支援の邦人が報告会
06:01時事通信

 イラク政府軍などが同国北部の過激派組織「イスラム国」(IS)支配地域の奪還を進める中、ISの支配から逃れた人々の間に分断が生まれている。現地で避難民を支援してきた日本人女性が東京都内で報告会を開き、共に暮らしてきた隣人を信じられなくなり、日常生活に支障を来している避難民の現状を明かした。

 この女性はNPO法人JENの広瀬美紀さん(35)=大分県佐伯市出身=。渡航中止勧告が出ていない北部ドホークのキャンプで、10月中旬まで上下水道整備などに携わった。

 広瀬さんによると、キャンプにIS支配地域からの避難民が増えるのに伴い、ISに虐げられ、キャンプに逃れていた少数派のヤジディ教徒がキャンプ外へ移住するようになった。後から来たイスラム教徒とトラブルを起こすと、ISに連絡され、「IS支配地域に残った親族を殺されるかもしれない」と恐れるからだ。

 説得を試みても「彼ら(イスラム教徒)がキャンプを出て行くか、自分たちが出て行くかだ」とかたくなに拒まれたという。

 イスラム教徒とヤジディ教徒は、イラク北部で共存してきた。だが、ヤジディ教徒は、IS支配地に2年以上も住んでいたイスラム教徒がISの協力者かもしれないと疑心暗鬼になり、かつての隣人におびえるようになっている。

 分断は宗教の違いによるものにとどまらない。あるクルド人女性は、アラブ人男性と結婚して北部モスルで暮らしていたが、IS侵攻で市外へ避難した。夫は仕事があるため、IS支配下のモスルに残った。その後、顔を合わせられないまま2年以上が過ぎ、夫婦は離婚を決断したという。

 もともとコミュニティーの違いを超えて共存してきた人々が、ISの台頭をきっかけに、他人を「どこまで信じていいのか」(広瀬さん)と疑うようになる状況は、二つのケースに共通する。支配地域を脱出してなお、ISは人々の生活に暗い影を落としている。

 イラク軍などは10月中旬、モスル奪還作戦を開始した。イラク第2の都市でISの重要拠点であるモスルには、なお最大150万人が残っているとされ、JENなどは解放後の避難民支援に向け準備を進めている。

1784チバQ:2016/12/11(日) 14:10:28
http://www.asahi.com/articles/ASJDC1PNJJDCUHBI001.html


イスタンブール中心部で大きな爆発 29人死亡

イスタンブール=春日芳晃 パリ=青田秀樹

2016年12月11日11時38分

 トルコのイスタンブール中心部で10日夜、大きな爆発があり、ロイター通信によると29人が死亡し、160人以上が負傷した。トルコメディアによると、爆発があったのはトルコのプロサッカーチーム、ベシクタシュが本拠とするサッカー場の近くで、爆発は2度あったという。

 この日はプロサッカーの試合があったが、爆発は試合終了から2時間後に起きた。現場近くの住民によると、爆発後、複数回にわたって銃声も聞こえた。詳細は不明だが、サッカー場近くに停車していた警察車両を狙って、爆弾を積んだ自動車が爆発したと報じるメディアもある。

 トルコ政府は爆発後、この爆発について、一時、報道禁止命令を出した。(イスタンブール=春日芳晃)

■仏大統領「力を込めて非難する」

 フランスのオランド大統領は11日未明、「多くの犠牲者を出したイスタンブールでのテロを、力を込めて非難する。新たな試練に見舞われたトルコに対し、フランスはあらゆる支援をしていく」とする声明を出した。大統領府(エリゼ宮)を通じて発表した。(パリ=青田秀樹)

1785チバQ:2016/12/12(月) 19:47:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161211-00000060-mai-int
<シリア>ISがパルミラ再制圧 ロイター通信が報道
毎日新聞 12/11(日) 21:40配信

<シリア>ISがパルミラ再制圧 ロイター通信が報道
2016年4月に撮影された遺跡都市パルミラ=AP
 【カイロ秋山信一】内戦が続くシリアで、過激派組織「イスラム国」(IS)が11日、アサド政権が実効支配する中部の遺跡都市パルミラを約9か月ぶりに制圧した。ロイター通信が報じた。政権側は今年3月にISからパルミラを奪還したが、ISはパルミラ近辺の油田やガス田を断続的に攻撃するなど周辺で活動を続けていた。政権は北部アレッポでの反体制派支配地域の制圧を優先させており、パルミラ周辺の防備が手薄になったとの見方もある。

 ロイターによると、ISは12月に入って、パルミラ周辺で攻勢を開始。政権側はロシア軍による空爆の支援も受けて、一時は攻勢をしのいだが、11日にISがパルミラ中心部を制圧した。シリア軍兵士100人以上が殺害されたとの情報もある。ISの影響下にあるニュースサイト「アーマク通信」も「(ISが)パルミラを制圧した」と伝えた。

 ISは昨年後半以降、イラクとシリアで拠点都市を次々と失い、実効支配圏の最大都市であるイラク北部モスルでもイラク軍などの攻勢を受けている。こうした中、パルミラ制圧はISにとっては久々の戦果で、組織の「健在ぶり」を宣伝する材料にする可能性もある。

 パルミラには古代ローマ時代の遺跡があり、ユネスコ(世界教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録されている。ISは2015年5月にパルミラを制圧し、「(ISが否定する)多神教や偶像崇拝を象徴する存在」としてベル神殿や凱旋(がいせん)門などを破壊した。政権側が今年3月に奪還し、遺跡の修復に向けた期待も高まっていたが、ISが再制圧したことで遺跡群がさらに破壊される恐れもある。

1786チバQ:2016/12/12(月) 22:23:26
http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00m/030/077000c
トルコ

与党、大統領権限強化図る 行政権付与の改憲案

毎日新聞2016年12月12日 21時40分(最終更新 12月12日 21時40分)
 【エルサレム大治朋子】トルコの与党・公正発展党(AKP)は10日、現行の象徴的な大統領職に行政権を与え、実権型大統領制に移行させるための憲法改正案を国会(定数550議席)に提出した。手続き上必要な5分の3にあたる330以上の賛成を得た上で、来年5月までに、国民投票が実施される可能性が高い。投票で過半数の支持が得られれば、改正案は実現する。

 野党は、エルドアン大統領の権限拡大によってさらに民主主義が形骸化し、より独裁的な統治体制になると反発を強めている。

 現憲法では、大統領は政治的に中立で、政党所属も認められていない。改正案は、首相の行政権の多くを大統領に移行させ、行政機関のトップとする。エルドアン氏やAKPは、トルコの安定的発展のため、米国やフランスのような実権型大統領制への移行が望ましいと訴えてきた。

 ロイター通信によると、AKPの現有議席は316。改正案については、同じ保守の民族主義者行動党(MHP・39議席)の支持をすでに得ており、330以上の賛成は確保できる見通しという。

 トルコでは7月15日、軍の一部がクーデターを企てて失敗。トルコ政府は、エルドアン氏の政敵で、事件の「首謀者」とする米国在住のイスラム教指導者ギュレン師を「支援した容疑」などで公務員ら約11万人を停職処分などにした。事件直後に発令した非常事態宣言は10月に3カ月延長され、「粛清」の拡大が進んでいる。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161213/k00/00m/030/077000c#csidxd965429b7e658cba239731ef40d8bde
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1787チバQ:2016/12/13(火) 21:11:36
http://www.asahi.com/articles/ASJDF24YYJDFUHBI003.html?ref=goonews
シリア政権軍「アレッポを完全制圧」 中枢幹部が明言
イスタンブール=春日芳晃2016年12月13日10時53分

 シリア内戦の最激戦地・北部アレッポをめぐり、アサド政権軍の中枢幹部は12日夜(日本時間13日未明)、匿名を条件に朝日新聞の取材に応じ、反体制派が支配してきた同市東部を「政権軍が完全に制圧した」と語った。13日中にも正式に発表されるという。

 この幹部によると、政権軍は12日までにアレッポの95%を制圧。残る5%の地区に同日、政権軍が部隊を進めると、「テロリストは雪崩を打って崩壊した。何百人というテロリストがこの戦闘で殺された」と述べた。

 シリアの政権寄りメディアでは12日夜、シリア国旗を振ったり、アサド大統領の肖像画を掲げたりして、政権軍の「アレッポ完全制圧」を祝う民衆の映像が繰り返し放映された。

 アレッポ東部の反体制派関係者も13日未明(日本時間13日朝)、朝日新聞のインターネット電話取材に応じ、「我々はわずか数ブロックの街区に追い込まれ、全方向から攻撃を受けている。兵力では圧倒的に不利だ。残念だが、今日中にここも制圧されるだろう。我々は死ぬまで戦うが、ここに残る子ども、女性、老人が政権軍に虐殺されることがすごく心配だ」と語った。

 また、アレッポ東部で負傷者を救助する非武装ボランティア組織「シリア民間防衛隊」(通称・ホワイトヘルメッツ)の関係者も13日未明、朝日新聞のインターネット電話取材に応じ、「政権軍が制圧した場所には、たくさんの男性の死体が放置されている。反体制派支配地域にいる男性はテロリストとみなされ、路上で『処刑』されている」と証言した。(イスタンブール=春日芳晃)

1788名無しさん:2016/12/19(月) 16:26:36
http://toyokeizai.net/articles/-/150191

イスラエル国会で「スカート丈」が問題化

議長が収拾に乗り出す




ロイター




2016年12月16日

[エルサレム 15日 ロイター] - イスラエル国会で警備員らが短いスカートを着用した女性職員の入場を禁止したことで反発が広がり、国会議長が15日、国営ラジオで釈明する事態となった。

国会の規則ではスカートの長さは指定されていないが、10日前から短いスカート丈の女性の入場が拒否されたことが騒ぎの発端となった。

14日には30人あまりの女性が国会の検問所前で、禁止された膝上までのスカートを履き、報道陣のカメラにポーズを取るなど抗議行動を展開した。何人かの男性も、ズボンの上にスカートを履いたり、議員が下着姿になったりして同調した。

エーデルシュタイン議長は、国会の品位を保つ必要があると釈明に追われた。イスラエル国会は世界的にもくだけた服装で知られているが、10月に服装に関する通達が配布された。議長は、不適切な服装に苦情が相次いだため対応しただけ、と説明した。

1789チアQ:2016/12/19(月) 22:38:22
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121900043&g=int
ハリリ新内閣が発足=レバノン
 【カイロ時事】レバノン政府は18日、声明を出し、ハリリ首相率いる新内閣の発足を発表した。ハリリ氏は2009年〜11年にも首相を務め、返り咲きとなる。主要閣僚ではバシル外相、マシュヌク内相、ハリル財務相がそれぞれ留任。国防相には新たにサラフ氏が就任した。
 レバノンでは今年10月、国内各派の対立から2年5カ月にわたって不在が続いていた大統領にアウン氏が就任。アウン大統領が翌11月、ハリリ氏に組閣を要請していた。(2016/12/19-06:41)

1790とはずがたり:2016/12/20(火) 07:53:59
ロシア大使、撃たれ死亡=警官が護衛装い犯行―シリア情勢で報復か・トルコ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161220X372.html
07:33時事通信

 【エルサレム、モスクワ時事】トルコの首都アンカラで19日、写真展の開幕式に出席していたロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が男に突然、銃撃され、死亡した。男は銃撃後、「シリアを忘れるな」と叫んでおり、シリア内戦でロシアがアサド政権の後ろ盾となっていることへの報復が動機だった可能性がある。

 男は警察との銃撃戦で射殺された。ソイル内相は、犯人はアンカラの機動隊部門に所属する22歳の警官だと発表。大使の護衛役と偽って会場に入ったという。

 事件が起きたのは、アンカラ中心部にあるギャラリー。当時の様子を撮影した動画などによれば、カルロフ大使がスピーチをしていたところ、背後に立っていた背広姿の男が、銃を天井に向けて撃った後、大使の背中に発砲。銃撃後、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫び、トルコ語で「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな。われわれの同胞が安全でない限り、おまえたちも安全ではない」と叫んだ。ほかにも3人が負傷した。

 シリアのアサド政権軍は、反体制派の最大拠点、北部アレッポを制圧したばかり。トルコは反体制派を後押ししており、トルコ国内では空爆などで政権軍を支援したロシアへの抗議運動が起きていた。

 事件を受け、トルコのエルドアン大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談。会談後、プーチン大統領は「ロシアとトルコの関係正常化を妨げ、シリアの和平プロセスを失敗させる企図を持って行われた挑発行為だ」と非難。エルドアン大統領も「トルコとロシアはこの挑発行為にだまされない」と述べ、テロとの戦いにおける両国の協力を強化すると宣言した。

1791チバQ:2016/12/20(火) 17:15:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161220-00010000-afpbbnewsv-int
トルコ警官がロシア大使射殺 「アレッポ」「神は偉大」叫ぶ

AFPBB News 12/20(火) 8:28配信

【12月20日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)で開かれていた展覧会の会場で19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ(Andrei Karlov)駐トルコ大使が警察官の男に撃たれ、死亡した。男は「アレッポ(Aleppo)」や「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」などと叫んでいたとされ、ロシア政府は事件を「テロ」と断定した。

 露外務省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は、大使が銃撃で負った傷により死亡したと発表。同国当局が事件を「テロ」と断定したと述べた。

 テレビ放送された事件発生時の映像には、現場となった展覧会会場で、黒っぽい色のスーツにネクタイ姿の男が銃を振りかざし、手をあげてジェスチャーをする様子が映っている。

 トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信は、警察が容疑者の男を「無力化」したと伝えたものの、それ以上の詳細には触れていない。アンカラ市長は容疑者の男について、トルコ人警察官だったとしている。

 現場に居合わせた日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)の記者はAFPに対し、事件は「展覧会の開幕式で発生した」と説明。「大使がスピーチを行っていた際、スーツ姿の背の高い男がまず空に向かって発砲し、その後大使を狙った」と語った。

 さらに、「男は『アレッポ』や『報復』などと口走っていた。市民らに会場から出るよう命令した。人々が避難している最中に、再び発砲した」としている。また事件を捉えた映像によると、男は「アッラー・アクバル」と叫び、続けてアラビア語でジハード(聖戦)を支持する旨の発言をしていた。

 トルコ国内ではここ数日にわたり、シリア北部アレッポでロシアが人権侵害行為に及んでいると非難する抗議行動が行われていた。(c)AFPBB News

1792チバQ:2016/12/21(水) 22:44:37
787: チバQ :2016/12/21(水) 22:40:33
http://www.sankei.com/world/news/161220/wor1612200005-n1.html
2016.12.20 09:54

駐トルコ・ロシア大使が銃撃受け死亡 犯人はトルコ警察機動隊員
【モスクワ=黒川信雄】トルコの首都アンカラで19日、写真展の開幕式で演説をしていたロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が男に撃たれて死亡した。インタファクス通信が伝えた。男は犯行後、「アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」などと叫び、犯行はロシアのシリア軍事介入への報復であることを示唆した。犯人は現場で射殺されたが、他にも3人が負傷した。

 トルコのソイル内相によると、男は22歳のトルコ警察機動隊員。犯人とシリア内戦との関連は明らかでない。ロシアが支援するシリアのアサド政権軍は今月、同国北部の要衝アレッポを制圧するなど、トルコが支援する反体制派に対し優位に戦闘を進めており、男が反発した可能性もある。

 プーチン露大統領は「ロシアとトルコの関係正常化と、シリア和平プロセスの破壊を狙った挑発行為だ」として非難し、関係部局に海外の外交施設の安全対策強化を命じた。プーチン氏はトルコのエルドアン大統領とも電話会談し、ロシアの捜査チームをトルコに派遣し、共同捜査を実施することで合意した。

 ロイター通信などによると、男は黒いスーツ姿で演説中の大使に近づき、背後から銃撃した。男は犯行後、銃を構えながら「アラー・アクバル(神は偉大なり)」「シリア国民を殺したという事実から逃げることはできない」などと叫んだ。会場の人々は悲鳴を上げ、隣の部屋などに逃げ込んだという。

http://www.cnn.co.jp/world/35094004.html
トルコ警官、ロシア大使を暗殺 美術館でスピーチ中に銃撃
2016.12.20 Tue posted at 10:12 JST

(CNN) トルコの首都アンカラの美術館で19日、ロシアの駐トルコ大使アンドレイ・カルロフ氏が警官に銃撃されて死亡した。この瞬間をとらえた映像も出回っている。ロシア外務省はこの事件を「テロ攻撃」と形容。両国とも、関係改善を目指す取り組みに影響が及ぶことはないとの認識で一致した。
カルロフ大使はアンカラ市内の現代美術館で行われた写真展の開幕式でスピーチしていたところを警官に銃撃された。現場をとらえた写真には、床に倒れた男性とスーツ姿でピストルを構える男が映っている。
ソーシャルメディアに出回った映像の中で、銃撃した男は「アラー・アクバル(神は偉大なり)。アレッポを忘れるな。シリアを忘れるな」と叫んでいた。シリアの要衝アレッポは、反体制派が約4年にわたって東部地域を支配していたが、アサド政権がロシアの助けを借りて奪還していた。

男は銃を振りかざしながらトルコ語で「死のみが私をここから排除できる。この抑圧に加わった者全員が1人ずつその代償を負う」と叫び続けた。
トルコ内相によると、カルロフ大使を銃撃したのはトルコのアイドゥン県出身の1994年生まれの警官。銃撃犯は無力化されたと国営アナトリア通信は伝えているが、その場で死亡したのか警察に拘束されたのかは現時点で分かっていない。
事件翌日の20日にはアレッポへの対応を協議するため、モスクワでトルコとイラン、ロシアの会談が予定されている。
ロシアのプーチン大統領はテレビ演説で大使の射殺について、「ロシアとトルコの関係正常化を妨害し、ロシアとトルコ、イランなどの各国が後押しするシリア和平プロセスを妨害することを狙った明らかな挑発」だと述べ、外交施設の警備を強化すると表明。「この殺人に対して我々が取るべき唯一の対応はテロとの戦いを強化することだ」と語った。
トルコのエルドアン大統領も同日、テレビを通じて「トルコとロシアの関係正常化を妨害しようとする挑発」との見方を示し、「この攻撃で彼らが達成しようとした期待は全て無駄に終わり、決して実現しない」と強調した。
ロシアのスプートニク通信は、プーチン大統領とエルドアン大統領が事件を受けて電話で会談し、対応を協議したと伝えている。
ロシアの外務相報道官は、トルコ政府が徹底捜査を約束したと述べ、「殺人者は罰せられる。テロリズムは続かない。我々はテロと戦う」と表明。トルコ外務相もこの事件を「最も醜悪で野蛮なテロリズムの姿」と形容し、ロシアなどの同盟国と連携してテロと戦うと宣言した。
両国は、2015年にトルコ軍がロシアの戦闘機をシリア国境付近で撃墜した事件で悪化した関係を改善する途上にある。トルコ外務相は19日の声明で、トルコとロシアの友好関係に今回の事件が影を落とすことはないと強調した。

1794チバQ:2016/12/21(水) 22:46:03
789 :チバQ :2016/12/21(水) 22:45:31
http://www.sankei.com/world/news/161220/wor1612200023-n1.html
2016.12.20 19:57
【ロシアの駐トルコ大使射殺】
脆い両国関係、保持に躍起 シリアめぐり根本利害対立 イランまじえ協議へ
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのカルロフ駐トルコ大使がアンカラで射殺された事件を受け、露・トルコ両国の指導部は、シリア内戦をめぐって修復したばかりの関係を維持しようと躍起だ。昨年11月のロシア機撃墜では一触即発の状態となった両国だが、今回は「テロリズムとの戦いを共に強化する」としている。ただ、シリア内戦に絡む両国の利害は根本的に食い違っており、連携の誇示はその脆さの裏返しでもある。

 プーチン露大統領は事件後、エルドアン・トルコ大統領から電話で説明を受け、今後の捜査協力などについて一致した。モスクワでは20日、露、イラン、トルコの3カ国外相・国防相会合が予定され、シリア問題での立場をすり合わせる見通しだ。ラブロフ露外相は同日、チャブシオール・トルコ外相との個別会談で、事件に関する同国の迅速な対応に謝意を示した。

 シリア内戦をめぐっては、ロシアが空軍部隊などを派遣してアサド政権を支えているのに対し、同政権の打倒を狙うトルコは反体制派を支援する関係にある。昨年11月には、トルコ軍が作戦行動中の露爆撃機を撃墜し、ロシアが対トルコ経済制裁を発動するなど関係が一気に悪化した。

 しかし、エルドアン氏が6月、プーチン氏に「謝罪」の書簡を送り、7月にトルコでクーデター未遂が起きると、両国は再び急接近を見せた。アサド政権が制圧した北部の要衝アレッポの攻防では、露・トルコ両国が仲介役となり、反体制派に市外退去を飲ませる形で決着が図られた。

 ラブロフ氏は最近、米国でなくトルコと交渉する方が「効率的だ」と発言。米国のトランプ次期政権発足を前に、シリア和平の主導権を奪う構えを鮮明にした。20日の3カ国会合では、ロシアとともにアサド政権を支えるイランも交え、アレッポの管理やシリア和平に向けた一致点を探るとみられる。

 ただ、露・トルコの関係には、欧米をにらんだ打算的な側面が強い。エルドアン政権には、対露接近により、クーデター未遂後の大規模粛清に対する欧米の批判をかわす狙いがある。ロシアも、北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコと連携を強め、対欧米の立場を強める思惑だ。

 シリア内戦をめぐり、露、イラン、トルコの3カ国ではトルコが“負け組”になっているとの指摘もあり、事態の行方は全く予断を許さない。

1795チバQ:2016/12/23(金) 09:08:49
http://www.sankei.com/world/news/161223/wor1612230005-n1.html
2016.12.23 08:05
【シリア情勢】
アサド政権軍声明、アレッポ撤退完了 シリア「戦争終結」に自信
【カイロ共同】シリアのアサド政権軍は22日夜、北部アレッポに最後まで残っていた反体制派の戦闘員らが撤退を終えたと発表し「アレッポの安全と安定が回復した」と正式に宣言した。

 政権軍は声明で、アレッポ制圧は「戦略的な転機となる勝利」であり、政権軍とそれを支えるロシア、イランには「戦争を終わらせる能力があることが確認された」と断言した。

 赤十字国際委員会(ICRC)によると、ロシアやトルコが調停した合意に基づいて15日に戦闘員や民間人のバス移送が始まった後、22日までに少なくとも3万4千人がアレッポ市外に脱出した。

1797とはずがたり:2016/12/23(金) 09:57:28
敵の安全な避難に反発してみせたアサドとそれを余裕を以て制して見せたプーチン

アレッポ陥落、オバマは何を間違えたのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/12/post-882.php
2016年12月20日(火)14時00分

<アレッポ陥落に際して対シリア外交の失敗を認めたオバマ。アサド政権に対するもっと強力な外交攻勢が必要だったが、それが可能だったかどうか現時点で評価するのは困難>(写真:反政府勢力が支配する別の地域を目指して東アレッポから避難する家族)

 シリアのアレッポ東部では、アサド政権に抵抗する反政府勢力に対して、政府軍やロシアによる空爆が続いていましたが、今月14日前後にほぼ組織的な抵抗は終了し、事実上陥落したアレッポは政府軍のコントロール下に置かれました。

 その時点で、問題は東アレッポの住民を「安全に脱出させる」ことに移っています。つまり、政府軍やその同盟軍であるシーア派武装組織、ヒズボラなどの暴力から保護して、シリア北部もしくはトルコ領内へ移動させる作戦です。

 この「脱出作戦」に関しては、アサド政権は「テロリストを逃がすことは許容できない」と反対していました。確かにアサド政権に抵抗した人間は、アサド政権から見れば「テロリスト」なのでしょうが、さすがに安保理ではロシアも「脱出作戦」には反対しませんでした。最終的に18日には、戦火の止んだアレッポに、大量のバスが派遣され、各国の報道陣に公開されています。

 どうしてロシアは国連安保理の「脱出作戦決議」に対して拒否権を発動しなかったのでしょうか? それはこの事態、つまりアレッポが「陥落」して、負けた反政府勢力とその支配下の住民が「追放される」状況それ自体が「オバマの政治的敗北」だからです。住民を移送するためにバスが行列している「絵」それ自体が、アメリカの「負け」を描き出しているからです。

 オバマ大統領は、19日の記者会見で「(自分のシリア政策は)成功したとは言い難い」と述べ、ハッキリと失敗を認めていました。オバマとしては、アレッポ陥落の事実だけでなく、この事態に至るまでの人道危機を止められなかったこと、さらに「ロシアやアサド政権を支持し、シリア政策でオバマ=ヒラリー路線を批判」したドナルド・トランプが当選したことで、二重三重の政治的敗北となりました。

 では、オバマは何を間違ったのでしょうか?

 3つの要素に分けて考えたいと思います。

 1つ目は、一連の「アラブの春」に関する姿勢です。オバマは、チュニジア、リビア、エジプトでの革命を支持し、リビアではカダフィ政権を打倒するために軍事的な介入も行いました。

 その一方で、リビアではカダフィ殺害後の政治的混乱を「最悪の状態」になるまで放置していますし、エジプトでも「穏健派の大統領候補の擁立失敗」から「同胞団による政権樹立」そして「軍クーデターによるシシ政権登場」、さらに「シシ政権の中ロ接近」へと至る迷走を見せたわけですが、こちらも放置しています。また湾岸産油国のバーレーンにおける穏健な反政府行動に関しては見殺しにしました。

 そうではあっても、シリアのアサド政権に関しては、反政府デモによる政府軍の殺戮があったわけで、ここで毅然とした姿勢を示すことができれば、2009年にカイロで行った自分の「イスラムとの和解演説」に端を発した中東外交について「全面的に失敗だった」などという評価は回避できたはずです。

 2つ目は、アサド政権の「化学兵器使用疑惑」です。明らかに使用されたという疑惑があるにも関わらず、最終的にはロシアの仲介による「化学兵器廃棄」という措置で「政治的に無罪放免」に近い形にしてしまったというのは、やはり大きな失策でした。

 3つ目は、時間感覚の欠落です。シリアの反政府運動は、その初期においては分厚い中産階級が参加し、欧州の後押しも得て「平和的革命」になる可能性もあったと考えられます。ですが行動を躊躇するうちに、「反政府勢力にはアル・カイダ系が混じっている」という理由から武器供与ができなくなってきたのです。そこでさらに躊躇しているうちに、反政府勢力の一部がISISに走るという事態になりました。

 そして気付いてみると、中産階級の多くはトルコ経由で欧州へ脱出し、反政府勢力が善玉なのか悪玉か分からなくなる中で、政府軍とロシア軍に蹂躙されるに至ったわけです。

1798とはずがたり:2016/12/23(金) 09:57:45
>>1797-1798
 ではオバマはどうすれば良かったのでしょうか?

 シリア内戦に関しては、ごく初期の反政府デモだった時期、そこでアサド政権が政府軍を使って自国民虐殺を開始した2011年の時点、そこが第1のターニングポイントだったと見られます。軍事介入や、大規模な武器供与をする必要はなかったかもしれませんが、とにかく強力な外交攻勢をかけるべきでした。

 第2のターニングポイントは2013年に化学兵器(具体的にはサリン)使用疑惑が持ち上がった時点です。そこがラストチャンスであり、また大量破壊兵器使用の抑止という国際社会の要請を代表する形で、もっと強力な外交を展開すべきでした。

 この時点で、非常に強い外交攻勢をかけることができれば、現在のような「政治的敗北」には至らなかったと考えられます。ですが、2011年にしても、13年にしても、アフガン・イラク戦争の失敗という負の記憶が新しい中で、アメリカの世論や議会には「アメリカが戦争に巻き込まれるような判断には反対」という強いムードがありました。

 そのような中で、力を誇示しつつも、あくまでも外交というフィールドで強い影響力を行使する、そんなことは可能だったのか、その評価は現時点では困難です。いずれにしても、今回の「アレッポ陥落」はシリア内戦の大きな転換点で、またオバマ時代の終焉を象徴する事件となりました。

1799とはずがたり:2016/12/24(土) 16:49:46
米棄権で反イスラエル決議=ユダヤ人入植の停止要求―79年以来の採択・国連安保理
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161224X064
08:48時事通信

米棄権で反イスラエル決議=国連安保理
国連安全保障理事会は23日、ヨルダン川西岸と東エルサレムでのイスラエルによるユダヤ人入植活動の即時停止を求める決議を賛成多数で採択した。15カ国中14カ国が賛成し、米国は棄権した。【EPA=時事】
(時事通信)
 【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は23日、ヨルダン川西岸と東エルサレムでのイスラエルによるユダヤ人入植活動の即時停止を求める決議を賛成多数で採択した。15カ国中14カ国が賛成し、米国は棄権した。米国が友好国であるイスラエルの立場に反する決議案の採決で拒否権を行使せず、棄権するのは極めて異例。

 AFP通信によると、ユダヤ人入植活動を非難する決議の採択は1979年以来。オバマ米政権は2011年2月、同様の決議に対し拒否権を発動したが、来年1月の任期満了を前に、入植活動が中東和平交渉の障壁になっているとの認識を明確にし、イスラエル寄りの姿勢を取るとみられるトランプ次期政権をけん制した形だ。

 トランプ次期米大統領やイスラエルのネタニヤフ首相は、オバマ大統領に拒否権を行使するよう求めていた。トランプ氏は採択後、ツイッターで「(自身が大統領に就任する)来年1月20日以降、国連をめぐる状況は変わる」と述べ、オバマ政権の国連外交を全面的に見直す方針を示した。トランプ氏が再びイスラエル擁護に転じる可能性は高く、決議の実効性確保は難しい情勢だ。

 パワー米国連大使は採択後、拒否権を行使した11年以降の入植活動の加速や中東和平交渉の停滞に触れた上で、「現在の状況が続けば(イスラエルとパレスチナの)『2国家共存』への期待が永遠に失われる」と述べ、イスラエルの対応に不満を表明。一方で、決議は両者の対立要因として「入植活動に焦点を当て過ぎている」と、賛成にまで踏み込まなかった理由を説明した。

 決議案は、エジプトが当初、安保理理事国に配布。22日採決の予定だったが、ロイター通信によると、エジプトはトランプ氏やイスラエルの圧力を受け、決議案を取り下げた。23日になって、ニュージーランド、マレーシア、セネガル、ベネズエラが共同で決議案を配布し直し、採決に付した。

1800チバQ:2016/12/27(火) 22:34:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3112191
次はイドリブか ―「野外刑務所」の恐怖におびえるシリア避難民
2016年12月23日 18:49 発信地:イドリブ/シリア
【12月23日 AFP】シリア北部アレッポ(Aleppo)東部を反体制派から奪還し、市内全域を制圧した政府軍の次の標的は、避難民が大量に流入して「野外刑務所」と化した隣県のイドリブ(Idlib)ではないか――。シリア各地の故郷を追われてイドリブに逃げ込んできた人々は今、そんな恐怖を抱えて暮らしている。

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inRead invented by Teads

 反体制派が支配するイドリブは、反体制派の戦闘員や民間人らの避難先となっている。直近では、政府軍との合意によってシリア第2の都市アレッポ東部から退去した反体制派2万5000人余りの大半が、親類の家や避難民施設を目指してイドリブ県へ向かった。

 しかし、イドリブに身を寄せた人々は、人口の過密化と物価の急騰が悩みの種だと話す。

 イドリブ県の県都イドリブは、2015年3月以降、イスラム系反体制武装組織「アハラール・アルシャーム(Ahrar al-Sham)」とイスラム過激派組織「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham)」(旧アルヌスラ戦線、Al-Nusra Front)を中心とした反体制派同盟が支配している。

 国連人道問題調整事務所(OCHA)によれば、シリア内戦が始まってからの6年弱でイドリブに流入した国内避難民は推計70万人に上る。

■「ガザと同じ」「第2のアレッポ」

 避難民の殺到は、住民の生活にとてつもなく大きな影響を及ぼしている。家賃や基本的な食品の価格が急騰し、物不足が日常となりつつある。

 避難民の男性が住まいと食料を確保するには、反体制派の組織に所属して戦い続けるほか道がないことも珍しくない。

 イドリブで食料品店を営む男性は、新たな避難民が到着した後、イドリブが「いつでも閉鎖してしまえる巨大な野外刑務所」と化すことを恐れていると語った。「もしそうなれば、イドリブは(イスラエルに封鎖された)ガザ地区(Gaza Strip)のようになる。(バッシャール・アサド<Bashar al-Assad>大統領の)政権は、われわれを抹殺しにかかるだろう」

 他の住民もこの意見に同意している。地元の地主の男性は、「アサド政権は革命派や反体制派を一か所に集めて、一網打尽にしたいんだ」と語った。

 国連(UN)のスタファン・デミストゥラ(Staffan de Mistura)シリア問題担当特使は前週、イドリブについて、アレッポと同様に戦闘が激化する恐れがあると指摘。「政治的合意や停戦がなければ、イドリブは第2のアレッポになるだろう」と警鐘を鳴らしている。(c)AFP/Omar Haj Kadour

1801とはずがたり:2016/12/30(金) 22:48:22
少なくとも北シリアはトルコ領であるべきだ。フランス委任統治領シリアなんて糞喰らえだ。

ロシアの駐トルコ大使殺害で懸念される5つの衝突コース
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/5-23.php
Five Things to Worry About After the Assassination of Russia’s Ambassador to Turkey
2016年12月20日(火)18時55分
ロビー・グラメル、エミリー・タムキン

<歴史的な確執を抱えるトルコとロシアの間に起きた大事件は、両国の運命をどう変えるのか>

 トルコの首都アンカラで開幕した写真展の会場で19日、ロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が、トルコの特別機動隊に勤めるメブリュト・メルト・アルトゥンタシュに銃殺された。アルトゥンは銃撃の前、「アレッポを忘れるな」と言ったとする情報も伝わるなど、シリア政府軍による北部アレッポでの残忍な包囲攻撃の後ろ盾となってきたロシアへの報復も匂わせている。

歴史的なライバル同士に何が
 ロシアとトルコは大使の殺害について、目的は両国の関係正常化を阻むものだと声明を発表。アメリカのジョン・ケリー国務長官も19日に声明を出し、捜査に協力する考えを示した。今後の展開は不透明だが、トルコとロシアの関係は昨年から緊張が続き、歴史的にも互いにライバルとして敵対心を抱いてきた経緯があり、泥沼のシリア内戦をめぐる外交政策の衝突も顕著だ。懸念すべき5つのシナリオを見ていこう。

1)ロシアのハッカーがトルコを狙う

 ロシアは、自国に都合のいいタイミングを見計らってサイバー攻撃を仕掛け、相手国の国内政治を混乱させるのが大好きだ。トルコ政府はこれまでも、ハッキングの餌食になってきた。12月7日には、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領の娘婿であるベラト・アルバイラク・エネルギー天然資源相のものとされる私用メール約5万8000通が、ウィキリークスによって公開された。ロシアは過去にもウィキリークスが盗んだメールの公表に手を貸してきた。お抱えのサイバー集団がトルコに狙いを定め、エルドアンを取り巻く関係者に関する不都合な秘密をもっと暴露する可能性もある。

2)脆弱なロシアとトルコの関係が決裂し、トルコに経済的な圧力がかかる

 まさにこれと同じことが、昨年11月にトルコ軍のF-16戦闘機がトルコ・シリアの国境地帯でロシア戦闘爆撃機を撃墜したときに起きた。当時ロシアは報復措置として多数のトルコ産品の輸入を禁止するなど経済制裁を発動し、トルコからロシアへの輸出額の落ち込みは前年比で7億3700万ドルにのぼった。さらにロシアは、両国が「戦略的パートナーシップ」の一環として進めていた、トルコ経由で欧州に天然ガスを輸出するパイプラインの建設計画の交渉を一方的に停止した。今年6月にトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が謝罪して、ようやく両国の関係が上向いてきたばかりだ。

3)ロシアとトルコの両国で、今回の大使殺害が民主化勢力のさらなる弾圧の口実に使われる

 7月のクーデター未遂事件の後、エルドアンは何万人もの政敵を拘束した。プーチンも権力の座に上り詰める過程でチェチェンの独立派勢力を弾圧した。いずれにせよ、暗殺は両国の市民社会にとって不吉なことだらけだ。

【参考記事】アメリカは大粛清を進めるトルコと縁を切れ

4)アレッポの停戦が崩壊する

 シリア北部の都市アレッポでの戦闘で、ロシアはアサド政権支持、トルコは打倒アサド政権と逆の立場だったが、現在の停戦は両国の協力によるもの。おかげで生き残ったアレッポ市民と反政府勢力の戦闘員は今、数千人単位で毎日アレッポを脱出している。だがこの暗殺によって停戦は再び崩壊し、シリアのどこか別の場所で戦闘が再燃する可能性もある。ロシア軍はシリアの北東部に待機しており、国境のトルコ側からシリア北部のISIS(自称イスラム国)の拠点を攻撃してきたトルコ軍の位置から遠くない。

5)ロシアがクルド人を利用する

 トルコはNATO(北大西洋条約機構)の加盟国なので、ロシアが正面から戦争を仕掛ける可能性は少ない。NATO全体を敵に回すことになるからだ。だがロシアは、トルコの少数民族クルド人との歴史的つながりをテコに内なる戦争を仕掛けることはできる。トルコからの分離独立を願うクルド人武装勢力に武器を与え、さらなるテロ攻撃を煽動するのだ。先週末にもトルコ中部で車爆弾テロがあり、軍兵士ら13人が死亡、55人が負傷した。一週間前にも、イスタンブールで2つの爆弾が相次いで爆発し、39人が死亡、154人が負傷したばかり。イスタンブールの爆弾テロについては、クルド人武装勢力が犯行声明を出している。

From Foreign Policy Magazine

1802チバQ:2017/01/09(月) 12:06:08
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20170109-567-OYT1T50004.html
イランのラフサンジャニ元大統領、死去…82歳
02:41読売新聞

 【テヘラン=中西賢司】イランの国営テレビによると、イラン政界の重鎮として要職を歴任したハシェミ・ラフサンジャニ元大統領が8日、テヘランの病院で死去した。

 82歳だった。心臓発作で同日、病院に搬送されていた。

 初代最高指導者ホメイニ師の側近として1979年のイラン革命の中核を担った。89〜97年には大統領を務め、対外融和や女性の権利拡大などの現実路線を進めた。保守派から改革派まで幅広い支持を集め、昨年2月の最高指導者任免機関「専門家会議」選挙ではテヘラン選挙区でトップ当選した。2年前に核合意を実現させた保守穏健派のロハニ大統領の後ろ盾としても知られた。

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJDS62Z8JDSUHBI02D.html
イランのラフサンジャニ元大統領死去 現代政治体制確立
01:46朝日新聞

イランのラフサンジャニ元大統領死去 現代政治体制確立
イランのラフサンジャニ元大統領=14年7月、テヘラン、神田大介撮影
(朝日新聞)
 イランメディアによるとラフサンジャニ元大統領が8日、死去した。82歳だった。死因は不明だが、心臓の問題で同日、テヘラン市内の病院に緊急搬送されたと報じられた。1979年のイスラム革命を率いた故ホメイニ師の右腕として活躍、89年から97年までの2期8年、大統領を務めた。国教とするイスラム教シーア派の教えにこだわらない現実的な政策をとり、現代イランの政治体制を確立した。

 34年、イラン南東部バフラマン生まれ。早くからホメイニ師に師事し、革命後は内相、国会議長を歴任。イラン・イラク戦争(80〜88年)では軍の最高司令官代理を務めた。大統領としては戦争で疲弊した経済の復興を最優先に掲げ、自由経済を推進。欧米やアラブ諸国との融和を進め、禁止されていた音楽、映画など表現の自由や、女性の権利の拡大に力を入れた。

 一時は最高指導者ハメネイ師をもしのぐ権勢を誇ったが、05年に再出馬した大統領選でアフマディネジャド前大統領に「地位を使って蓄財している」と批判され敗北。09年の反体制デモを支持してハメネイ師の不興を買い、失脚した。

 だが、前大統領とハメネイ師の関係悪化で復権。13年の大統領選は立候補を許可されなかったが、ロハニ大統領の後見人となり、当選に導いた。融和外交や外資の積極導入など、ロハニ政権の主要政策に大きな影響を及ぼした。

 16年2月の選挙では、最高指導者の任免権を持つ機関、専門家会議にテヘラン選挙区からトップ当選。変わらぬ存在感を見せた。立法上の意見対立を調整する機関、公益評議会の議長も務めていた。(テヘラン=神田大介)

1803チバQ:2017/01/09(月) 12:07:17
http://www.asahi.com/articles/ASK190V48K18UHBI00X.html?ref=goonews
「穏健派の要」失ったイラン 反欧米の保守強硬派に勢い
ドバイ=渡辺淳基2017年1月9日05時28分
 イランのラフサンジャニ元大統領の死去は、欧米との関係を重視する国内の保守穏健派と、反欧米を掲げる保守強硬派の間で揺れてきたイラン政治のバランスに変化をもたらす可能性がある。特に、保守穏健派のラフサンジャニ路線を踏襲するロハニ現大統領にとっては、精神的な支柱を失った形だ。5月に予定されるイラン大統領選挙にも影響を与えかねない。

 ラフサンジャニ師は1997年に2期8年の大統領任期を終えた後も、最高指導者ハメネイ師に次ぐ事実上のナンバー2として国政に影響を与えてきた。表現の自由や女性の権利拡大に理解を示し、「孤立」に向かいがちなイランを国際社会に引き留める役割を果たした。

 ラフサンジャニ師の支援を受けて2013年に誕生したのが、保守穏健派の現ロハニ政権だ。核開発に対する制約を受け入れて米欧による経済制裁解除を実現。核開発を強行した保守強硬派のアフマディネジャド前政権からの転換を明確にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000508-san-m_est
ラフサンジャニ師死去 イラン、穏健派の元大統領
産経新聞 1/9(月) 11:09配信

 【カイロ=大内清】イラン国営メディアによると、同国のラフサンジャニ元大統領(82)が8日、首都テヘラン北部の病院で死去した。穏健保守派の代表格として強い政治的影響力を持ったラフサンジャニ師の死は、今年5月に予定される大統領選で再選を目指す同派のロウハニ大統領にとって打撃となる可能性がある。

 同国の最高指導者ハメネイ師は「闘争をともにした仲間の死を乗り越えるのは困難だ」と哀悼の意を表明。ロウハニ師は「偉大な人物の魂が天に召された」と有力支持者の死を悼んだ。

 ラフサンジャニ師はイスラム教シーア派の聖地コムでイスラム神学を学んだ後、1979年のイラン革命の指導者ホメイニ師に従い革命運動に参加。89年に大統領に就任し、イラン・イラク戦争(80-88年)で混乱した経済の立て直しや悪化したアラブ諸国との関係改善に尽力した。

 退任後は後任で改革派のハタミ師を支援。2005年に再び大統領選に出馬し強硬保守派のアフマディネジャド氏に敗れたが、13年の大統領選では出馬審査で失格になりながらも当選したロウハニ師の支持に回って政治的嗅覚の強さを見せつけた。

1804チバQ:2017/01/09(月) 12:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000005-mai-m_est
<訃報>ラフサンジャニ・イラン元大統領82歳
毎日新聞 1/9(月) 2:06配信

<訃報>ラフサンジャニ・イラン元大統領82歳
イランのラフサンジャニ元大統領=2013年5月、田中龍士撮影
 【テヘラン田中龍士】イランのラフサンジャニ元大統領が8日、死去した。国営放送が報じた。82歳だった。心臓発作とみられ、同日緊急入院していた。最高指導者ハメネイ師の長年のライバルで、1979年のイラン革命後に国交を断絶した米国との関係改善を模索した先駆者的存在。保守穏健派ロウハニ大統領の後ろ盾として政界に強い影響力を誇っていた。

 34年、南東部ケルマン州生まれ。イスラム教聖地コムで神学を学び、イラン革命の父と言われる故ホメイニ師に師事した。革命後のテロ事件で負傷したハメネイ師に代わり、金曜礼拝で説教を行う礼拝導師に就いたことでホメイニ師に次ぐ地位を確立。イラン・イラク戦争(80〜88年)では、ホメイニ師の停戦受け入れはラフサンジャニ氏の説得が影響したと言われる。

 大統領は89年8月から2期8年間務めた。宿敵ハメネイ師がホメイニ師の死去を受けて最高指導者に就任した後最初の政権を担い、80年に国交を断絶した米国との融和路線を重視。革命直後は禁止された音楽や映画の一部自由化や女性の権利拡大を推進したが、保守派に配慮したハメネイ師との確執が表面化した。

 大統領退任後は、ハタミ大統領(97〜2005年)を支援。強硬派アフマディネジャド政権当時(05〜13年)には、最高指導者の罷免権限を持つ「専門家会議」の議長を07年から約4年間務めた。13年の大統領選ではハタミ師と共に改革派勢力との調整を図り、ロウハニ師当選に尽力した。

1805とはずがたり:2017/01/09(月) 20:46:15

イラク部隊、チグリス川に到達=IS支配のモスル奪還作戦
時事通信社 2017年1月9日 06時27分 (2017年1月9日 20時33分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170109/Jiji_20170109X582.html

 【カイロ時事】ロイター通信によると、イラク軍の対テロ部隊報道官は8日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配する北部モスルの奪還作戦を進める同部隊が、昨年10月の作戦開始以降初めて市内を流れるチグリス川の沿岸に到達したと明らかにした。
 モスルは北西から南東に向かって流れるチグリス川をはさみ、東部と西部に2分されている。同部隊は東部で制圧地域の拡大を図り、この日、川の東岸まで進撃したという。

1807チバQ:2017/01/09(月) 21:18:21
http://www.afpbb.com/articles/-/3113474
イランのラフサンジャニ元大統領が死去 保守穏健派、82歳
2017年01月09日 12:26 発信地:テヘラン/イラン
【1月9日 AFP】1979年のイラン革命で重要な役割を果たし、国会議長や大統領などを歴任したアクバル・ハシェミ・ラフサンジャニ(Akbar Hashemi Rafsanjani)師が8日、心臓発作で死去した。82歳。教条主義的な指導部に時に異を唱えながらも、保守穏健派の重鎮として数十年にわたって政界に影響力を持ち続けていた。

 首都テヘラン(Tehran)の病院で亡くなった。国営イラン通信(IRNA)によると、政府は3日間の服喪を発表し、埋葬が行われる10日を公休日とした。

 ラフサンジャニ師は1934年8月25日、イラン南部の裕福な家庭に生まれた。シーア派の聖地コム(Qom)で神学を学んだ後、1963年に政界入り。最高指導者だったルホラ・ホメイニ(Ruhollah Khomeini)師の腹心として国会議長となり、同師が死去した1989年まで2期務めた。

 その後、1989年に大統領に就任。1997年まで2期務め、国の復興と改革、アラブ諸国との関係改善などに力を注いだ。

 2005年に大統領選に再び出馬したが、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)氏に敗北。その後、アフマディネジャド氏を中心とする超強硬派に対抗する穏健派として台頭し、2013年の大統領選に再度立候補したものの、高齢を理由に認められなかった。しかし同じく穏健派のロウハニ師を支援し、同師の勝利を後押しした。

 ラフサンジャニ師の死去について、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は声明で「59年前から協力し合い、困難を共にしてきた同志を失ったことは苦しく、耐え難い」と弔意を表明。「この長い間には意見や解釈が異なる時もあったが、友人関係が完全に壊れることはなかった」と悼んだ。

 また、ラフサンジャニ師の病床に駆けつけたと報じられたハサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領もツイッター(Twitter)を通じて「改革と政治に取り組み、抵抗と忍耐の象徴であるこの偉大な人物の魂は天国に行った」と哀悼の意を述べた。(c)AFP/Ali Noorani

1808チバQ:2017/01/10(火) 15:35:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000062-mai-m_est
<イラン>穏健・改革両派に痛手 ラフサンジャニ師死去

毎日新聞 1/9(月) 20:50配信

 【テヘラン田中龍士】イラン政界で保守穏健派と改革派の求心力となったハシェミ・ラフサンジャニ元大統領(82)の死去は、両勢力にとって大きな痛手だ。ラフサンジャニ師と深い信頼関係にあった穏健派のロウハニ大統領(68)は国民から高い支持を受けており、再選を目指す5月の大統領選への影響は限定的とみられるが、権力争いにつながる可能性も潜んでいる。

 「ハシェミ、ハシェミ、あなたの道は続く」。ラフサンジャニ師が緊急搬送されたテヘラン市内の病院前で、人々の叫びが夜空にこだました。国営放送が訃報を報じてから約1時間後、病院前の道路を大勢の支持者らが埋め尽くした。師の写真を掲げる男性や、2009年の反政府デモで自宅軟禁下にある改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長の名を連呼する人々もいた。

 この光景は、13年6月の大統領選で、ラフサンジャニ師が立候補届け出のため内務省に姿を現した時と重なる。保守強硬派が重視する伝統的イスラム社会に対し、ラフサンジャニ師が追求した比較的世俗的な社会や欧米との融和など「改革」路線への再帰を渇望した人々の熱狂ぶりだ。

 この大統領選でラフサンジャニ師は、最高指導者ハメネイ師(77)や強硬派の影響下にある「護憲評議会」の事前審査で失格とされたが、その強い政治的影響力を示した。強硬派の有力候補を前に当選圏外だった穏健派候補のロウハニ師を支援し、改革派勢力との選挙協力を投票数日前にとりまとめて逆転勝利に貢献した。

 改革・穏健両派は昨春の総選挙でも大躍進した。ラフサンジャニ師は、最高指導者の選出・罷免権を有する「専門家会議」(定数88)選挙でトップ当選を果たした。ロウハニ師はラフサンジャニ師に支えられ、革命防衛隊や司法など強硬派の権力基盤の既得権益打破に挑んできた。

 今後、強硬派が勢力を拡大する可能性もある。護憲評議会書記のジャンナティ師(90)は専門家会議議長も兼任しており、次期最高指導者選出に向けて発言力を増すとみられる。今後のイラン政界で強硬派が巻き返せば、対イランで強硬姿勢を見せるトランプ次期米大統領との対立が強まる懸念もある。

 テヘラン大のジャファル・ハグパナ講師(政治学)は「ラフサンジャニ師に近い政治信条は前回大統領選で拡大し、今やその代表者となったロウハニ師が再選されるだろう」と、影響は限定的との見方を示した。葬儀は休日に変更された10日、テヘラン大とホメイニ廟で行われる。

1809名無しさん:2017/01/11(水) 22:05:32
http://www.sankei.com/world/news/170111/wor1701110044-n1.html
2017.1.11 21:15

アフガンで爆弾テロ UAE外交官ら13人死亡、大使と知事も負傷
10日、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロで負傷した警官を病院に運ぶ人々(ロイター)
10日、アフガニスタンの首都カブールで、自爆テロで負傷した警官を病院に運ぶ人々(ロイター)

 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタン南部カンダハル州の州政府知事公舎で10日夜、爆弾テロがあり、州政府や現地の国連事務所によれば、アラブ首長国連邦(UAE)の外交官5人を含む13人が死亡、UAEの駐アフガン大使とアフガン人州知事を含む14人が負傷した。犯行声明は出ておらず、イスラム原理主義勢力タリバンは、事件への関与を否定した。

 被害に遭ったUAEの外交団は、人道支援や教育、開発事業の一環として、孤児院建設の起工式への出席と奨学金供与の合意文書調印のため現地を訪れていた。現場は厳重な警備態勢が取られていたものの、警察当局者はAP通信に、工事中の宿舎に過激派構成員が侵入し、建物内のソファに爆弾を仕掛けたとの見方を示した。

 UAE政府は11日、外交官の死を悼み、政府庁舎などに3日間、半旗を掲げると発表した。アフガンのガニ大統領は、テロを非難し、「事件が、アフガンとUAEの関係と協力に影響を与えることはない」と表明した。

 UAEは2001年のタリバン政権崩壊後、北大西洋条約機構(NATO)主導のアフガン駐留国際部隊に参加し、アフガン治安部隊の訓練も行っている。

 一方、首都カブールの議会庁舎付近でも10日、自動車爆弾などによる2度の爆発があり、38人が死亡、数十人が負傷した。国家保安局員を乗せたミニバスが標的になり、タリバンが自爆テロを起こしたとの犯行声明を出した。南部ヘルマンド州にある国家保安局の事務所近くでもこの日、タリバンによる自爆テロがあり、7人が死亡した。

 アフガンでは、タリバンやイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)によるテロが相次いでいる。

1810チバQ:2017/01/12(木) 22:45:09
http://www.afpbb.com/articles/-/3113812
アフガン軍、「幽霊兵士」なお数万人存在か 汚職の解決遠く
2017年01月12日 08:58 発信地:ワシントンD.C./米国
【1月12日 AFP】アフガニスタンの復興支援をめぐり、米監察官は11日、アフガニスタン軍が実在しない「幽霊兵士」数万人を依然として雇用している可能性があるほか、米国から支給された武器を旧支配勢力タリバン(Taliban)の司令官らに横流ししている疑いもあるとの見解を示した。

 ジョン・ソプコ(John Sopko)米アフガニスタン復興担当特別監察官は米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)で行った講演で、アフガニスタン駐留米軍と北大西洋条約機構(NATO)の司令官らは長い間アフガニスタン治安部隊にはびこる汚職を批判してきたが、この問題は米主導の介入から15年たった今でも解決されていないと警鐘を鳴らした。

 ソプコ氏は「アフガニスタンの司令官たちは米側が支払っている幽霊兵士への給料を、よく自分の懐に入れている」と指摘。幽霊兵士の数については「非常に多く、万単位に及ぶ可能性がある」とした。

 さらに、タリバンが野戦司令官らに対して、アフガニスタン兵から米国支給の兵器や燃料、弾薬を購入するよう指示した証拠があるとも述べた。(c)AFP

1811チバQ:2017/01/16(月) 22:10:28
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170116X490.html
「首都エルサレム」に懸念=トランプ氏の米大使館移転方針
14:26時事通信

 【エルサレム時事】トランプ次期米大統領が在イスラエル米大使館をエルサレムに移転する方針を示していることをめぐり、パレスチナや国際社会が懸念を深めている。国際社会はエルサレムを「首都」とするイスラエルの主張を認めず、各国大使館をテルアビブに置いている。もしトランプ氏が計画を実現すれば「(イスラエルとパレスチナ)和平プロセスに終止符を打つ」(アッバス・パレスチナ自治政府議長)ことになりかねない。

 トランプ氏は大統領選挙戦中、「エルサレムをイスラエルの真なる唯一の首都と認める」「米大使館をエルサレムに移転する」などと繰り返し発言している。駐イスラエル米大使に指名したデービッド・フリードマン氏も、移転に前向きなことで知られる。

 しかし、これまでの米政権はエルサレムの最終的な地位は未決着との立場を取ってきた。米議会は1995年、在イスラエル大使館のエルサレム移転を求める法案を可決。これに対し、クリントン氏以降の歴代大統領は、安全保障および外交上の懸念を理由に大統領の権限で移転を見送ってきた。

 トランプ氏の20日の大統領就任を前に、東エルサレムを将来の国家の首都だとしているパレスチナは一段と反発を強めている。アッバス議長は14日、米大使館を移転すれば、「イスラエル承認を撤回せざるを得なくなる」と警鐘を鳴らした。これに先立ち、アッバス議長はトランプ氏に書簡を送り、移転計画を実施しないよう求めた。

 イスラエルの隣国ヨルダンのモマニ・メディア担当相も5日、米大使館移転は「レッドライン(越えてはならない一線)」と警告。「イスラム教国やアラブ諸国の路上を炎上させるだろう」として中東の大きな火種になりかねないと訴えた。

1812チバQ:2017/01/17(火) 00:04:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3114269
映画館やコンサートは「堕落」? サウジ最高位聖職者が警鐘
2017年01月16日 21:56 発信地:リヤド/サウジアラビア
【1月16日 AFP】保守的なイスラム教国のサウジアラビアで、同国の最高位聖職者が、映画館や音楽のコンサートを「堕落」した娯楽だと警告し、そうしたものが許されるならば、モラルを破壊することになるだろうと発言した。

 政府系ニュースサイトSABQが13日に伝えたところよると、大ムフティー(イスラム教指導者)で高位聖職者評議会の議長を務めるアブドルアジズ・シェイフ(Abdulaziz al-Sheikh)氏はテレビインタビューで、同国の娯楽庁がコンサートの認可や映画館開館についての調査を行うとの計画について質問を受けた際、「コンサートと映画館は堕落である」と語ったという。シェイフ氏はも務めている。

 シェイフ氏は映画館が「我々の文化を変革しようとの意図で輸入された映画に頼りきり、不品行でわいせつな、そして反モラル的で不信心な映画を上映しかねない」と警鐘を鳴らした。

 また音楽コンサートも「良いことは何もない」と語り、娯楽音楽や映画館は「男女の混在を要求」することを意味するとの考えを示した。

 シェイフ氏は「初めは女性用のエリアを割り当てるだろうが、そのうち結局一つの場所で男女が入り交じってしまう」と述べ、モラルをおとしめ、価値観を破壊すると主張した。

 だが一方で、「文化や科学的なものを通じた娯楽は問題ない」と語り、当局に対し「邪悪なものへの扉を開けてはならない」とくぎを刺した。(c)AFP

1813とはずがたり:2017/01/17(火) 12:47:21

米大使館移転は「挑発的行為」=仏外相、トランプ氏けん制-パレスチナ和平会議
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011600056&amp;g=use

 【パリ時事】フランスのエロー外相は15日、トランプ次期米大統領がテルアビブにある在イスラエル米大使館を、イスラエル・パレスチナ双方が「首都」と主張するエルサレムに移転する考えを示していることについて「エルサレムの情勢が緊迫する中での挑発的行為だ」と批判した。仏政府がパリで主催したパレスチナ和平問題に関する国際会議後の記者会見で語った。
ハマス、イスラエル兵誘惑=美女装い携帯にウイルス

 イスラエル寄りの姿勢を強めるトランプ氏が20日に大統領に就任するのを前に、米国の一方的な政策転換をけん制した。同会議にはケリー米国務長官や薗浦健太郎外務副大臣ら、日米欧や中東など約70カ国の外相らが出席した。
 参加各国がまとめた共同声明は、イスラエルと将来のパレスチナ国家が共存する「2国家解決」が「持続的な和平の実現に向けた唯一の手段」だと明記し、1967年の第3次中東戦争以来のイスラエルによる占領を完全に終わらせることなどを求めている。
 その上で「エルサレムの帰属や国境線画定など最終地位に関わる問題で、交渉結果に悪影響を与えるような一方的な措置を慎むべきだ」と指摘、双方が和平に向けて直接対話を開始するよう呼び掛けた。 
 声明はパレスチナ側にも一定の配慮を示した内容となった。ただAFP通信によると、ケリー長官は記者団に「バランスの取れた解決策が必要だ」と語り、会議ではイスラエル擁護の立場を堅持したことを明らかにした。
 会議開催に当たり、オランド仏大統領はイスラエル、パレスチナ双方に招待状を送ったが、いずれも欠席した。イスラエルのネタニヤフ首相は同会議を「無益だ」と批判する一方で、パレスチナ自治政府のアッバス議長は「平和と安定に向けた重要な貢献だ」と歓迎している。(2017/01/16-07:46)

1814チバQ:2017/01/23(月) 23:00:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170123-00000080-mai-int
<シリア内戦>和平協議が開始 カザフ首都 露・トルコ主導
毎日新聞 1/23(月) 21:34配信

 【モスクワ真野森作】シリア内戦を巡り、アサド政権と反体制武装勢力の双方が参加する新たな和平協議が23日、カザフスタンの首都アスタナで始まった。ロシアとトルコが主導しイランも関与する。昨年12月末に発効した停戦態勢の強化や、スイス・ジュネーブでの国連主導の和平協議を活発化させる狙いがある。20日のトランプ米新政権の発足後、中東に関する初の国際協議となり、米国からは駐カザフスタン大使がオブザーバー参加。世界多極化の先例となるか注目される。

 協議は24日までの2日間、非公開で実施され、終了後に記者会見と共同文書の発表が予定される。タス通信によると、アサド政権からはジャファリ国連大使が参加、反体制側は12の武装勢力が代表を送った。一部の有力武装勢力は停戦後も戦闘が続いていることを理由にボイコットした。

 アサド政権を支持するロシアはシリア和平担当大統領特別代表、反体制派を支えるトルコは中東担当外務省次席顧問が代表を務め、実務レベルの協議となる。各代表団には軍関係者も加わっており、停戦などで詳細な議論が行われそうだ。デミストゥーラ国連特使も参加する。

 プーチン露政権は「何らかの協定が成立する可能性は低い」(ペスコフ大統領報道官)と過度な期待を打ち消しつつ、シリア和平の主導権を狙う構えだ。トランプ政権が今後、中東への関与を低めた場合、シリアを通じてロシアの影響力がさらに増すとみられる。

1815とはずがたり:2017/01/26(木) 15:06:48
<ソマリア>ホテル襲撃28人死亡 イスラム過激派犯行声明
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170126k0000e030220000c.html
10:18毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで25日、武装集団がホテルを襲撃し、ロイター通信によると28人が死亡、43人が重軽傷を負った。イスラム過激派アルシャバブが犯行声明を出した。

 爆発物を積んだ自動車が入り口付近で自爆した後、武装した男らが建物内に侵入し、銃を乱射。記者らが様子を見に集まったところ、2度目の爆発が起きたという。

 政府軍やアフリカ連合(AU)の平和維持部隊がアルシャバブの掃討作戦を続けているが、依然として政治家や外国人らを狙ったテロが続発している。

1816チバQ:2017/01/26(木) 18:53:25
http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/030/104000c

イラク
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首相、モスル東部「解放」宣言



毎日新聞2017年1月25日 20時50分(最終更新 1月25日 22時34分)
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【カイロ秋山信一】イラクのアバディ首相は24日、首都バグダッドで記者会見し、政府軍などが北部の主要都市モスル市東部を過激派組織「イスラム国」(IS)の実効支配から「完全に解放した」と宣言した。また、トランプ米大統領から「イラクへの支援を強化するとの保証を得ている」と述べた。イラクのメディアが報じた。


 アバディ首相は「治安部隊は、チグリス川東岸(市東部)からダーイシュ(ISの別称)を追い出し、政府庁舎にイラク国旗を掲げた」と述べた。政府軍や連邦警察は今後、ISが防備を固めるモスル市西部の攻略を進める構えだ。トランプ氏はISなど過激派打倒を外交の最優先目標にすると表明している。








 政府軍などは昨年10月、ISの最大拠点であるモスルの奪還作戦に着手。米軍主導の対IS有志国連合も空爆や作戦指揮などで政府軍を支援している。


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170126/k00/00m/030/104000c#csidx502b9315034d149bf18b18106781fa4
Copyright 毎日新聞

1817とはずがたり:2017/01/29(日) 11:14:00
イラン、米に「報復措置」声明 米国民の入国禁止か
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK1Y0P0PK1XUHBI031
02:17朝日新聞

 トランプ米大統領が大統領令で、イランを含む中東・アフリカ各国の国民の入国を一時禁止としたことを受け、イラン外務省は28日、「報復措置を執る」とする声明を出した。具体的な中身は不明だが、米国民に対してイラン入国を禁じるとみられる。

 声明はトランプ氏の大統領令を「イラン国民への明らかな侮辱だ」とし、「テロと戦い、米国の安全を守るとの主張とは逆に、過激主義者に大きな贈り物となるだろう」と言及。イラン国民がテロを起こした例はないとし、「米国民を尊重するが、政治的、領事職的、法的に報復措置を適用することになる」とした。(テヘラン=神田大介)

1818チバQ:2017/02/02(木) 05:29:20
http://www.afpbb.com/articles/-/3115464
アレッポ東部、4年ぶりに鉄道運行が再開 シリア政府軍の奪還で
2017年01月26日 11:43 発信地:アレッポ/シリア
【1月26日 AFP】シリア政府軍が反体制派から昨年12月に奪還した同国第2の都市アレッポ(Aleppo)東部で25日、4年数か月ぶりに列車の運行が再開した。AFPの協力カメラマンによると、戦闘で荒廃した市内を走り抜けるこの列車は同日だけで数百人が利用した。

 アレッポ東部で列車が運行するのは、2012年夏に反体制派が同地を制圧してから初めて。それ以降、アレッポは政府が支配する西側と反体制派が支配する東側に分断されていた。

 列車は東郊にあるジブリーン(Jibreen)駅から、戦闘の前線だった地区を抜け、アレッポの主要駅であるバグダッド(Baghdad)駅に到着。乗客の男性や女性、子どもは窓から外の様子をしきりに眺めていたという。

 アリ・ハムード(Ali Hamoud)運輸相は列車の運行再開について「シリア部隊の英雄たちが勝利し、アレッポ全市に安全と安定を取り戻した」ことで実現したと述べた。

 とはいえ内戦の影響で、アレッポと他の主要都市を結ぶ列車の運行は依然として停止されたままだ。

 シリア国営鉄道によると、ジブリーン駅とバグダッド駅を結ぶ路線は1日4往復。1回の運行で最大600人が利用する見通しという。

 かつてアレッポは経済の中心地だったが、6年近くに及ぶ内戦の激戦地となり荒廃が進んでいる。(c)AFP

1819とはずがたり:2017/02/02(木) 21:14:55
イスラム人口が世界最大の国で始まったイスラム至上主義バッシング
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6871.php
2017年2月2日(木)18時00分
大塚智彦(PanAsiaNews)

イスラム教に対する「冒涜」に抗議してジャカルタを行進する「イスラム擁護戦線(FPI)」 Beawiharta-REUTERS
<イスラム急進組織FPIと言えば、ジャカルタでは泣く子も黙る存在。白装束で目抜き通りを埋め尽くしても「宗教冒涜」と指弾されるのが怖くて誰も何も言えない──だが、「多様性と統一」を国家のアイデンティティーとして誇るインドネシアでいつまでも勝手は許されない。アメリカに誕生した反イスラムのトランプ政権へのアピールもかねて、「イスラムの横暴」に対する巻き返しが始まった>

2月1日昼前、インドネシアの首都ジャカルタの目抜き通りスディルマンをデモ行進する白装束の一群が、周囲の深刻な交通渋滞を一層悪化させ、苛立つ運転手、バス乗客らの怨嗟の視線を浴びていた。

だが運転手、乗客、沿道のビジネスマン、通行人の誰一人としてデモ隊に対して不満や文句を言うことはない。それは今のインドネシアが直面する「宗教と寛容」という深刻な問題を反映しており、イスラム教やイスラム教徒に対して少しでも批判的な言動をすれば、それが元大統領であれ州知事であれ、誤解であれ言いがかりであれ、容赦なく「宗教冒涜」の名のもとに指弾されるからだ。それはまるで「言葉狩り」のようで、もはやインドネシアが誇った「言論の自由」も「民主主義」も、物陰からそっと様子を垣間見る状況に陥っている。

イスラム急進派による露骨な政治介入
2月15日に投票が予定されるジャカルタ特別州知事選に立候補している現職のバスキ・チャハヤ・プルナマ(通称アホック)知事が2016年9月にプロウスリブ県の住民を前に行った演説の一部が「イスラム教を侮辱している」として訴えられ、現在アホック知事を被告とする「宗教冒涜罪」の裁判が進行中だ。この問題を取り上げ、アホック知事の即時逮捕を訴えて大規模デモを組織、一部が暴徒化するなど大きな社会問題を起こしているのがイスラム教急進組織「イスラム擁護戦線(FPI)」である。

FPIは1月10日に開かれた与党「闘争民主党(PDIP)」の結党44周年記念集会で党首のメガワティ・スカルノプトリ元大統領が行った演説にも「イスラム教を冒涜している」と噛みつき、警察に訴える構えを見せている。メガワティ党首は「反多様性のグループは閉鎖的な理想主義を抱えてインドネシアの多様性の中の統一を脅かしている」と述べたのだが、これがFPI つまりイスラム教団体に対する侮辱で、ひいてはイスラム教への冒涜に当たる、というのだ。

イスラム教国ではないインドネシア
インドネシアは世界最大のイスラム教人口を擁しながらイスラム教を国教とする「イスラム教国」ではない。よく誤解されるが憲法で宗教の自由を明確に打ち出しており、多文化、多人種、多言語という多様性を内包しながら国家として統一するというのがインドネシアの掲げる高邁な理想なのである。

しかしFPIのようなイスラム急進組織は「他の宗教、異なる文化、人種への寛容を認めない」傾向が強く、アホック知事もキリスト教徒の中国系インドネシア人であることが「狙い撃ち」され、メガワティ党首も「女性でありながら実力を備えた指導者」であることが彼らの「心中にさざ波」を起こしたとされている。

確かに1999年6月の総選挙でPDIPが第一党に躍進し、メガワティ党首が大統領になる可能性が出てきた際、「初の女性としての大統領」に対しイスラム組織から「女性大統領はいかがなものか」と難癖が付いたことがあり、メガワティ党首がこうした一部イスラム教団体の閉鎖性に言及する一幕もあった。しかし当時は全く問題視されなかった。

FPI代表への反撃に警察動く
今、逼塞状態に陥りそうなインドネシアがその寛容と統一を堅持するために最近、「イスラム至上主義」に対する巻き返しに出始めた。

1820とはずがたり:2017/02/02(木) 21:15:18
>>1819-1820
イスラム教の立場を強調しながらあちらこちらで不要な摩擦を繰り返しているFPIに対し、西ジャワ州警察は1月30日、スカルノ初代大統領や「パンチャシラ」といわれる国家原則を侮辱したとしてFPIのハビブ・リジック・シハブ代表を「死者侮辱、国家シンボル侮辱罪」の容疑者に認定した。これはスカルノ初代大統領の娘にあたるスクマワティ女史が「スカルノのパンチャシラは尻にある」と発言した動画を警察に「侮辱容疑」で告発したことを受けた結果だ。

さらに国家警察はFPI の集会でアラビア文字を書き込んだ国旗が掲げられたことに対して「国家シンボルに関する法律違反」容疑で捜査を進めるなどFPIに対する対抗措置が急速に強まっている。

こうしたインドネシアの動きは、1月20日に就任したドナルド・トランプ米新大統領の政策と無関係ではない。イスラム教徒やイスラム国からの移民、入国の制限に厳しく対処する方針を示している米新政権に対し、「インドネシアではテロ組織やイスラム至上主義は野放しにはされていないことを国際社会、とくに米新政権にアピールする狙いもこのタイミングでの対応措置には反映されている」と地元紙記者は分析している。

警察の反FPI捜査に抗議するために組織されたのが冒頭の1日のデモで、FPIが組織したデモ隊はシハブ代表が事情聴取を受けていたジャカルタ中心部の警察本部前で抗議を行ったが、厳重な警備を敷いた警察部隊によって混乱には陥らなかった。

不可侵の「寛容と多様性」の精神
ジャカルタ州知事選に端を達した形のイスラム急進派によるイスラム至上運動は、単に知事選に留まらずインドネア社会の原則、根底である「寛容」「多様性」というモラルを揺るがしかねない状況に発展したことで、ジョコ・ウィドド大統領の支持母体でもあるPDIPが反FPIを鮮明に打ち出し、「見て見ぬ振り」「触らぬ神に祟りなし」から風向きが大きく変化しようとしている。
「多様性の中の統一」を掲げるインドネシアにとって、それに反する不寛容、そして独立の父であるスカルノ初代大統領、赤地と白地の国旗、国家原則パンチャシラなどなど「不可侵」に抵触する言動には大きなリスクが伴うことが改めて浮き彫りとなったともいえる。

PDIPのメガワティ党党首、そしてスクマワティ女史はともにスカルノ大統領の娘であることを忘れてはならない。今回の一連のFPIへの反撃の背後にはインドネシアという国の存在に関わる大きな宿命が関係していることを国民の大多数は感覚的に理解しており、それもFPIのイスラム至上主義が都市部の知識層から反発を受け、地方でも大きな旋風を巻き起こすには至らなかったことに表れている。警察や政府はその点を正確に見極め、さらにイスラム教徒に厳しい政策を打ち出す米新政権誕生のタイミングをとらえた上で反撃、取り締まりに乗り出したといえる。インドネシアの寛容は懐深く、そして強い。

otsuka-profile.jpg[執筆者]
大塚智彦(インドネシア在住ジャーナリスト)
PanAsiaNews所属 1957年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒、米ジョージワシントン大学大学院宗教学科中退。1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からPan Asia News所属のフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など

1821とはずがたり:2017/02/07(火) 13:58:35

アサド政権、毎週絞首刑=アムネスティが批判-シリア
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020700332&amp;g=int

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは7日、シリアのアサド政権が2011年以降、絞首刑を毎週執行していると批判する報告書を公表した。処刑の現場は「首都ダマスカス近郊のサイドナヤ軍刑務所だ」と特定。「週1、2回の頻度で絞首刑を繰り返し、一度に50人を処刑した日もある。犠牲者は15年までに累計1万3000人に上った恐れがあり、大半が反体制派の市民だった」と主張した。処刑は「今も続いている可能性がある」とも指摘している。
 報告書は「15年末から1年間、ダマスカスで調査を続け、サイドナヤ刑務所の元看守や当局者、元収監者、判事、弁護士ら84人の証言を得た」と述べている。「執行直前に2分ほど『野戦法廷』と呼ばれる疑似裁判が行われ、絞首刑台に送られている」と非難。アムネスティに証言したシリア軍事法廷の判事の一人は「被告の名前を聞いた後、一応罪状認否があるが、返事が『はい』でも『いいえ』でも死刑だ。法律は関係ない。これは裁判ではない」と証言したという。(2017/02/07-09:53)

1822チバQ:2017/02/08(水) 21:19:01
http://www.afpbb.com/articles/-/3116877
IS、アレッポ最後の拠点「完全包囲下」に 政権側が攻勢
2017年02月07日 08:12 発信地:ベイルート/レバノン

【2月7日 AFP】在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は6日、シリア北部アレッポ(Aleppo)県でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が最後の主要拠点としていた町が「完全に包囲された」と明らかにした。アレッポ県ではバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権側の部隊が複数の前線でISに圧力をかけている。

 包囲されたのはトルコとの国境に近いアルバブ(Al-Bab)。監視団の報告によれば、アサド政権側部隊がアルバブへの道路を封鎖したことで、ISの戦闘員は外部から遮断された。監視団は「アルバブは政権側によって南方面から、トルコ軍と反体制派によって東と北、西の各方面から今や完全に包囲された」としている。

 監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表によると、6日には政権側の戦闘員少なくとも11人がアルバブ周辺で続く衝突で死亡したという。

 トルコとの国境から南へわずか25キロの場所に位置するアルバブは、複雑に入り組んだシリア内戦のほぼ全当事者が制圧を狙う要衝となっている。(c)AFP/Layal Abou Rahal

1823とはずがたり:2017/02/12(日) 18:33:15
トルコ改憲、4月16日に国民投票 国論は二分状態
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK2C3FLGK2CUHBI00H.html
02月11日 21:00朝日新聞

 トルコの高等選挙委員会は11日、現在は国家元首として象徴的地位にとどまる大統領に、行政の権限を集中させる憲法改正案をめぐる国民投票を、4月16日に行うと発表した。改憲には国民投票で過半数の賛成が必要で、世俗派の最大野党などは「実現すればエルドアン氏の独裁になる」と猛反対している。

 高等選挙委員会は日本の中央選挙管理会にあたる組織。改憲案は昨年12月、エルドアン氏が事実上のリーダーを務める与党・公正発展党(AKP)が国会(550議席)に提出。1月21日、AKPが極右野党の協力を得て、賛成339票で国会の承認を得ていた。

 改憲案では、大統領を行政のトップと定め、補佐する副大統領職を新設し、首相府を撤廃する。実現すれば、トルコは現行の議院内閣制から、大統領が大きな権限を持つ実権型大統領制へ移行することになる。

 直近の世論調査によると、賛成と反対がいずれも4割前後で拮抗(きっこう)しており、国を二分する議論になる見通しだ。(イスタンブール=春日芳晃)

1824チバQ:2017/02/14(火) 10:06:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170213-00000120-jij-m_est

ガザ地区指導者に強硬派=ハマス

時事通信 2/13(月) 21:00配信
 【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの当局者は13日、同組織内の選挙で、新たなガザ地区指導者に対イスラエル強硬派のヤヒヤ・シンワール氏を選出したことを明らかにした。

 これまでガザ地区指導者だったハニヤ氏は、ハマス最高指導者のメシャル氏の後任候補と目されている。

 シンワール氏は、テロに関与した罪でイスラエルの刑務所で22年間過ごした後、2011年に釈放された。ハマスの軍事部門カッサム隊の創立者の一人で、ハマスの中でも強硬派として知られる。

1825チバQ:2017/02/20(月) 20:20:38
http://mainichi.jp/articles/20170220/k00/00m/030/086000c
イラク軍

モスル西部攻略に着手 ISも激しく抵抗

毎日新聞2017年2月19日 20時56分(最終更新 2月19日 21時16分)

【カイロ秋山信一】イラクのアバディ首相は19日、国営テレビで演説し、北部の主要都市モスル西部で過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦を始めたと発表した。市東部は既に政府側が制圧しており、モスル奪還作戦は最終段階に入った。ただ、市西部には国連の推定で約75万人の民間人が残り、ISも激しい抵抗を続けているため、作戦は難航する可能性がある。

 アバディ首相は演説で「作戦は新たな段階に入った。モスル西部でダーイシュ(ISの別称)の恐怖から市民を解放する」と強調。民間人の巻き添え被害が懸念されていることを念頭に「作戦では民間人の生命や人権を尊重する」と説明した。

 モスルはイラクの主要都市で唯一ISの実効支配下にあり、政府軍や米軍主導の有志国連合などによる奪還作戦が昨年10月に始まった。だが、ISの抵抗に遭って作戦は長期化。米軍のタウンゼンド中将は今月、ISの2大拠点であるモスルとシリア北部ラッカを今年8月までに奪還するとの見通しを示した。



ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170220/k00/00m/030/086000c#csidxdc0387ecf3538c18f307b45e4f239b4
Copyright 毎日新聞

1826チバQ:2017/02/20(月) 20:25:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3118444
モスル西部奪還戦、イラク部隊が15村制圧 空港へ進撃
2017年02月20日 14:11 発信地:ブセイフ/イラク
【2月20日 AFP】(写真追加)イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配するイラク第2の都市モスル(Mosul)西部の奪還作戦を開始したイラク軍は19日、15の村を制圧した。

 イラク軍は、モスルのすぐ南にある空港に向けて複数の方向から進攻している。イラクでの軍事作戦としては過去数年で最大規模であるモスル奪還戦は新たな局面に入った。

 司令官によると、連邦警察のチーム率いる部隊がモスルの南にあるアスバ(Athbah)などの村を奪還し、空港への攻撃圏内に置いた。

 モスル南方では空に空爆や迫撃砲による黒煙が立ち上る中、イラク部隊多数を乗せた装甲車両が空港に向かっている。

 内務省の精鋭部隊である即応部隊の幹部は「彼ら(IS戦闘員)は捨て身になっている」と指摘。別の幹部も「(IS側は)自分たちがいずれ死ぬと分かっているので、できるだけ道連れを増やそうとしている」と述べた。(c)AFP/Marisol Rifai with Jean-Marc Mojon in Baghdad

1827チバQ:2017/02/20(月) 23:07:15
http://www.sankei.com/world/news/170217/wor1702170017-n1.html
2017.2.17 07:49

パレスチナ側も諦めムード…「2国家はもう無理」65% イスラエルで広がる「1国家」案
 米、イスラエル首脳会談で、パレスチナ国家樹立をめざす「2国家共存」和平案に代わり、「1国家」案が飛び出した。パレスチナ側でも「2国家はもう無理」という諦念が広がる中、イスラエルの「力の支配」を追認するものだ。

 「2国家」を目指す和平協議は1993年のオスロ合意で始まった。2003年には米露、欧州連合(EU)、国連の4者が和平行程表(ロードマップ)を発表し、パレスチナ国家樹立が明記された。ところが、その後は進展がない。イスラエルは、パレスチナ側が「将来の国土」と考えるヨルダン川西岸や東エルサレムに入植を続け、入植者は現在約57万人。イスラエルのユダヤ人口の約9%に達する。昨年12月のパレスチナ住民の世論調査では、「2国家は実現不可能」と考える人が65%に上った。

 入植地はイスラエルが1967年の第3次中東戦争で占領した西岸に、アラブ諸国への防衛線を築いたのが始まり。「神がユダヤ人に与えた土地」と主張するユダヤ教徒の移住も追認し、今ではショッピングセンター、大学、高速道まである。政府は強固なコンクリート壁で囲い、パレスチナ住民を排除した。歴代米政権は「2国家」を掲げながら、入植阻止のため、イスラエルに支援停止などの圧力をかけはしなかった。

 イスラエル政府では、右派与党が西岸の6割を併合し、パレスチナ自治区を属国化する「1国家」案を主張。ネタニヤフ首相は歴代米政権にあわせて表向き「2国家」を支持してきたが、トランプ米大統領の発言は「もう遠慮は不要」と後押ししたのに等しい。

 パレスチナ側の反発をよそに「1国家」案が浮上したのは、イスラエルがイランを「共通の敵」とするアラブ諸国に急接近しているからだ。昨年にはサウジアラビアの退役将軍が国交のないイスラエルを訪問し、外務省高官と会談した。「外堀を埋めれば、パレスチナは現状を認めざるを得ない」という読みがある。

 さらに、パレスチナ側は経済、治安両面でイスラエルに依存している。3万人以上のパレスチナ人が入植地で働き、自治政府はイスラエルが代替徴収する関税に頼る。「イスラム国」(IS)などの過激派侵入を阻止しているのはイスラエル軍だ。

 同軍関係者は「パレスチナ側にインティファーダ(反イスラエル抵抗運動)を起こす力はもうない」と分析する。イスラエルはトランプ政権を後ろ盾に、一方的解決を模索し始めた。(三井美奈)

1828とはずがたり:2017/02/24(金) 16:38:37

シリア北部のIS拠点、反体制派が制圧
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK2S2F12K2SUHBI00S.html
09:46朝日新聞

 トルコ軍が全面支援するシリアの反体制派「自由シリア軍」は23日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配してきたシリア北部バーブを「完全に制圧した」と発表した。トルコ国境の約30キロ南に位置するバーブは、ISのシリア北部の最大拠点。これでシリア北部のIS支配地域はほぼ制圧されたことになる。

 反体制派によると、自由シリア軍は現在、ISがバーブ市内に敷設した地雷や爆発物の除去を進めているという。シリアとイラクで劣勢が続くISにとってバーブを失ったことは大打撃で、ISがトルコで報復テロを行う恐れもある。

 バーブをめぐっては、アサド政権軍も昨年12月に完全制圧したシリア第2の都市アレッポから部隊を進めていた。政権軍と反体制派の衝突を避けるため、政権の後ろ盾のロシアと、トルコが調整が行っているとみられる。(イスタンブール=春日芳晃)

1829チバQ:2017/02/26(日) 20:59:10
http://www.sankei.com/world/news/170225/wor1702250050-n1.html
東京マラソン キプサングが2時間3分58秒で優勝 日本勢トップは井上大仁
2017.2.25 22:51

トルコ与党が改憲へ大集会 4月の国民投票控え首都アンカラで

 トルコ与党、公正発展党(AKP)は25日、大統領に権限を集中させる憲法改正案を巡る4月16日の国民投票に向け、賛成投票を呼び掛けるため首都アンカラで大規模集会を開催、党として公式に投票キャンペーンを開始した。

 改憲案が承認されれば、トルコは議院内閣制から「実権型」の大統領制に移行する。移行は強権的なエルドアン大統領の悲願だが、野党は独裁につながると反対。世論調査では賛否が拮抗している。

 集会には党員らが国内各地から多数集結、大勢が会場に入れなかった。ユルドゥルム首相は演説で「国民の意思が反映される体制になる」と改憲の意義を主張した。(共同)

1830チバQ:2017/03/01(水) 19:55:10
http://www.afpbb.com/articles/-/3119629
イエメン内戦、少年兵1500人動員 国連「実際はもっと多い」
2017年03月01日 10:39 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
【3月1日 AFP】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は2月28日、イエメンで内戦が激化した2015年3月以降に1500人近くの少年が兵士として動員されたと明らかにした。大半はイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」に勧誘されたという。

 OHCHRのラビナ・シャムダサニ(Ravina Shamdasani)報道官の声明によると、2015年3月26日から今年1月31日までに1476人の少年が動員されたことが確認された。

 声明では「ほとんどの家族は報復を恐れてわが子が動員されたことを語ろうとしないため、(少年兵の)実際の数ははるかに多いだろう」と言及している。

 報道官は、15歳未満の子どもを武力紛争へ勧誘することは「戦争犯罪に当たる可能性がある」と述べ、子どもたちを直ちに解放するよう強く求めている。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)も、フーシ派が15歳ぐらいの少年を積極的に勧誘していると指摘。「殉教者」となる子どもの家族には毎月80〜120ドル(約9000〜1万3000円)の給与を含む報奨金が支払われているとの証言を引いて非難している。

 イエメンでは、イランの支援を受けるフーシ派が2014年9月に首都サヌア(Sanaa)を掌握したが、翌年3月にスンニ派(Sunni)のサウジアラビアが政府側を支援して介入。以降、内戦が激化している。(c)AFP

1831チバQ:2017/03/03(金) 17:51:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170303-00000052-mai-m_est
<エジプト>「革命揺り戻し」…ムバラク氏無罪

毎日新聞 3/3(金) 13:26配信
 【カイロ秋山信一】エジプト破棄院(最高裁に相当)は2日、2011年のエジプト革命で反政府デモ隊の殺害に関与した罪に問われたホスニ・ムバラク元大統領(88)に無罪を言い渡した。国営メディアが報じた。今回は最終審で、無罪判決が確定する。エジプトは13年のクーデター以降、軍を中心とする強権体制に回帰しており、軍出身のムバラク氏への無罪判決は「革命の揺り戻し」の象徴と受け止められている。

 革命時には、治安部隊との衝突などでデモ参加者ら約850人が死亡した。検察側は、ムバラク氏が「デモ隊弾圧に使用された車両や武器を供与した」と主張したが、裁判所は訴えを退けた。

 2日にカイロ郊外の警察学校で開かれた公判には、ムバラク氏も滞在先の軍病院からヘリコプターで移送されて出廷し、改めて無罪を訴えた。これまでも「国家と国民を守るために生涯をささげてきた。デモ隊の殺害を命じたことなど決してない」と主張していた。

 革命後に民主的選挙を経て、イスラム組織ムスリム同胞団主体のモルシ政権が誕生したが、軍は13年7月に反政権デモに便乗し、クーデターで実権を奪った。翌14年の大統領選ではクーデターを主導したシシ氏が当選。シシ政権は革命前と同様、同胞団など反政権派を弾圧し、強権的な統治を行っている。

 経済や治安を改善できないシシ政権に対して、革命に参加した若者らの不満は徐々に高まっており、今回の無罪判決も、現政権への不満につながる可能性がある。

 ムバラク氏は1981年から約30年間、独裁体制を敷いたが、11年に民主化要求運動「アラブの春」の圧力で大統領を辞任した。デモ隊殺害事件では12年6月の1審で終身刑判決を受けたが、13年1月の上訴審で裁判のやり直しが決定。14年11月のやり直し裁判では起訴手続きに不備があったとして公訴棄却の判決が出て、検察側が上訴していた。

1832チバQ:2017/03/03(金) 21:02:06
http://www.sa
nkei.com/world/news/170303/wor1703030013-n1.html
2017.3.3 07:27

ムバラク元大統領に無罪 エジプトの最高裁 終身刑から一転 軍出身シシ政権誕生後に司法判断変化
 2011年のエジプト革命をめぐり、反政府デモ隊の殺害に関与した罪などに問われた元大統領のムバラク被告(88)のやり直し裁判で、エジプトの破棄院(最高裁)は2日、無罪判決を言い渡した。中東通信によると、これで判決が確定した。

 ムバラク氏は15年5月以来、別件の公金横領罪で禁錮3年の刑に服している。

 ムバラク氏には12年、いったんは終身刑が言い渡された。しかし、クーデターを経て誕生したシシ政権下では、ムバラク氏に寛容な司法判断の流れが強まり、14年11月、事実上の無罪判決が言い渡された。その後、検察側の訴えでやり直しが決まっていた。

 シシ氏はムバラク氏と同じ軍出身。(共同)

1833チバQ:2017/03/07(火) 19:12:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170307-00000066-reut-n_ame
イラク軍、モスルの本庁舎をISから奪還
ロイター 3/7(火) 14:17配信
[バグダッド 7日 ロイター] - イラク軍は7日、第2の都市モスルにある本庁舎から過激派組織「イスラム国」(IS)を排除したと明らかにした。モスルはISにとり、支配していた主要都市のうちの最後の牙城だった。

広報官を務めるイラク軍のアブデル・アミル・アル・モハメダウィ中佐によると、同軍の特殊部隊は夜半に行政区域の建物と周辺の合同庁舎を急襲。「数十人のダーイシュ(ISのアラビア語名)を殺害した」と述べた。

政府施設の奪還により、イラク軍は近隣の旧市街地にいるIS軍を攻撃することが容易となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170306-35097613-cnn-int
モスル西部奪還へ、避難民5万7000人に
CNN.co.jp 3/6(月) 12:42配信

(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に占拠されたイラク北部の都市モスルの奪還作戦が進むなか、イラク軍は5日、モスルから避難した人の数が5万7000人を超えたと明らかにした。

イラク軍は2月19日からモスル西部を奪還すべく進攻作戦を進めている。

イラク政府は避難して来た人々に食料などを提供している。イラク当局によれば、難民キャンプには、さらに10万人の避難民に対応できる余力があるという。

赤十字国際委員会によれば、イラク北部モスルで負傷した住民12人に化学兵器攻撃にさらされたような症状が見つかっている。

1834チバQ:2017/03/08(水) 10:59:56
http://www.afpbb.com/articles/-/3120248
「音楽で復興を」 ISから再奪還のパルミラ古代劇場に歌声響く

2017年03月06日 16:55 発信地:パルミラ/シリア

【3月6日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」からシリア政府軍が再奪還したシリア中部パルミラ(Palmyra)の古代都市遺跡に週末、シリア人音楽家たちの歌と演奏が響き渡った。

「私たちは帰って来る、おお愛よ」――。15歳の歌手アンゲル・ダユブ(Angel Dayoub)さんは、激しい破壊の爪痕が残る円形劇場のステージでのびやかに歌った。ISは2日、ロシア軍に支援されたシリア政府軍が迫る中、遺跡を放棄。シリア軍が週末に遺跡を報道公開する中、若い音楽家たちが集まった。

「多少の破壊では、私たちがここへ戻り、このステージで演奏するのを止めることはできません」。AFPの取材にこう述べたダユブさんは、「ISが排除されたあらゆる場所で音楽を奏で、歌いたい。彼らは歌を嫌い、楽器の演奏を禁じたから」と力強く語った。

 ダユブさんの歌に合わせ、さまざまな年齢の音楽家たちがバイオリンやタンバリン、そしてアラブ世界で愛されている弦楽器「ウード」などを演奏した。「誰もが、自分たちのやり方で(シリアの)復興を目指しています。私たちは音楽と歌で復興を成し遂げたい」とダユブさんは話した。(c)AFP/Maher al-Mounes

1835チバQ:2017/03/08(水) 11:08:44
http://www.sankei.com/politics/news/170308/plt1703080004-n1.html
2017.3.8 05:00更新

【サウジ国王がやって来る】
豪華外遊 「高級ホテル1200室は押さえた」 それでも足りない、高級ハイヤーも 1500人の大訪問団

 サウジアラビアのサルマン国王が12日から4日間の日程で来日する。サウジ国王が日本の土を踏むのは昭和46年以来46年ぶり。対日関係や国際情勢をめぐる発言は政財界の関心を集めるが、注目されるのはそれだけではない。世界最大級の産油国トップだけに規格外の豪華外遊となりそうだ。

 「既に東京都内の高級ホテル1200室は押さえている」。日サウジ外交筋はこう明かす。国王来日には複数の閣僚や王子が同行する。来日に先立つインドネシア訪問には約1500人が随行。日本に直接来る随員も含めるとさらに増えそうで、日本で受け入れ準備が着々と進んでいる。

国王専用のエスカレーター

 動きがあったのは5日午後3時過ぎ。1機のロシアの貨物機が羽田空港に降り立った。貨物機をチャーターしたのは、サウジアラビア政府だった。人影もまばらな駐機場で、貨物を出し入れする後部ハッチから運び出されたのはエスカレーター式のタラップだった。サルマン国王の空の旅に欠かせないものだ。

 「日本に移動式タラップはあるか?」

 サウジ政府関係者は12日からの国王来日を前に、日本側に確認を求めた。サルマン国王は81歳で、2月末から約1カ月にわたるアジア諸国歴訪には細心の注意が必要となる。日本側で準備できないことが分かると、サウジ政府は国王専用のタラップを持ち込むことを決めた。

ハイヤー業界は嬉しい悲鳴

 昨年9月、国王の息子で実力者のムハンマド・ビン・サルマン副皇太子が来日したときは、約500人が13機の飛行機で同行しており、約200台のハイヤーやバスが借り出された。アラブ産油国の王族が外遊する際に大規模な同行団が編成されるのは「中東を専門にする外交官にとっては常識」(外務省関係者)だが、サルマン国王の来日は別格となりそうだ。

 サルマン国王は来日に先立ち、マレーシア、インドネシア、ブルネイを歴訪。英BBC放送は、移動式エレベーターを含む459トンもの貨物をインドネシアに運び込んだと報じた。

 日本政府関係者は「アラブ諸国は直前まで何人が来るのか分からない」と話す。日本への空の足は、最大40機の飛行機となる見通しだ。日本国内移動のために400台以上の車両確保も進められている。ハイヤー業界関係者は「指定されるのはベンツやBMW、レクサスなどの高級車。関東だけでは足りず、東海地方のハイヤーも探さざるを得ない」と語る。

世耕氏厚遇でびっくり

 これだけの出費を伴ってでもサルマン国王が来日するのは、純粋な儀礼外交を行うためではない。


 日本は輸入原油の3割以上をサウジに依存しており、両国関係は良好な状態が続いてきた。特に2015年1月にサルマン国王が王位を継承してからは、サウジ側の積極的な姿勢が目立つ。日本政府関係者を驚かせたのが、昨年10月の世耕弘成経済産業相のサウジ訪問に向けた事前調整で、サウジ側から告げられた言葉だった。

 「4日後にサルマン国王が世耕氏とお会いします」

 サウジ国王が海外の閣僚と会談することは異例中の異例。しかも、サウジ国王との面会が確定するのは当日になることが通例だ。外務省幹部は「サウジがこれまで以上に日本を大切にしている証拠だ」と語る。

 サウジが日本重視を強めるのは、ムハンマド副皇太子が進める脱石油依存の国内改革に対する日本の協力を期待しているからだ。昨年9月の副皇太子来日時に設置した閣僚級協議で、経済交流促進のための環境整備や人材育成・共同研究など5分野での協力を今後、検討していくことで合意した。

 ただ、サルマン国王は15日に来日を終えた後、中国へと向かう。習近平国家主席は昨年1月にサウジを訪問しており、サウジとの関係強化を図っている。

 日本と中国を競わせ、双方からより大きな協力の果実を得る-。サルマン国王のアジア諸国歴訪には、サウジの国益増大を図るしたたかな計算も垣間見える。

(杉本康士、大山文兄)

1836チバQ:2017/03/08(水) 22:02:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170308-00000022-mai-m_est
<イラク軍>モスル行政庁舎を制圧…「街を再建する」
毎日新聞 3/8(水) 10:04配信

<イラク軍>モスル行政庁舎を制圧…「街を再建する」
イラク北部モスルの西部で奪還作戦を進める政府軍兵士たち=2017年3月7日、AP
 【カイロ秋山信一】イラク政府軍は7日、北部モスルの行政庁舎や裁判所を過激派組織「イスラム国」(IS)から奪還した。国営メディアが報じた。アバディ首相は7日に前線で軍部隊を激励し、「ダーイシュ(ISの別称)には投降か死しか選択肢はない。モスルの治安を回復させ、街を再建する」とモスル奪還に自信を見せた。

 モスルはISの最大拠点で、イラクの主要都市の中で唯一ISの実効支配下にある。イラク軍などは今年1月にモスル市東部を制圧し、2月から市西部への本格的な攻撃を始めた。国際空港やチグリス川にかかる橋を次々と奪い返し、7日には市中心部にある行政庁舎などを制圧した。

 ただ、攻撃前に市西部には推定75万人の民間人が残っていたとされ、1日数千人が市外に避難しているが、依然として多数が市内に残っている。アバディ氏は「政府軍は人道的な手法で作戦を進める。市民も軍に協力してほしい」と訴えた。

 アバディ氏はモスルに続いて、クルド人自治区を訪問。モスル奪還作戦で連携するクルド自治政府トップのバルザニ議長と会談し、IS掃討後の安定化に向けて、挙国一致体制の重要性を確認した。

1837チバQ:2017/03/10(金) 10:56:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170309-00000075-asahi-int
高級ホテル「サウジ特需」 王族ら1千人伴い国王来日へ

朝日新聞デジタル 3/9(木) 20:19配信
 世界最大級の石油産出量を誇るサウジアラビアの国王が12日、約半世紀ぶりに日本を訪れる。中東の産油国の首長の外遊は豪勢なことで知られ、今回も1千人を超える王族や企業幹部らが同行。東京都内の高級ホテルの客室は予約で埋まり、移動のための高級ハイヤーが多数確保されるなど、ちょっとした「サウジ特需」になっている。

 来日するのは、サルマン国王(81)。15日まで滞在し、安倍晋三首相とも13日に会談する予定だ。

 5日の東京・羽田空港。チャーター機から、エスカレーター式の特製タラップが降ろされた。関係者によると、高齢のサルマン国王が日本到着時にスムーズに飛行機から降りられるよう、サウジ政府が手配して運んだものという。

 今回の国王来日は、1971年5月のファイサル国王以来、46年ぶり。王子と閣僚それぞれ10人前後に加え、王族や企業幹部らも随行。その数は1千人を超えるとみられるが、日本政府も正確な人数は把握できていない。

 日本政府関係者によると、昨年9月に国王の七男ムハンマド・ビン・サルマン副皇太子(31)が来日した際は、約500人が13機の飛行機に分乗。約200台の車両が確保された。今回は、その倍の規模が予想されている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170309-00000090-mai-int&amp;pos=2
<サウジ国王>46年ぶり、12日来日…「脱石油」協力協議

毎日新聞 3/9(木) 20:07配信
 世界最大級の産油国サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドルアジズ国王(81)が12日から4日間来日する。サウジ国王の来日は46年ぶり。安倍晋三首相と13日に会談し、14日には天皇陛下と面会する予定だ。サルマン国王は息子のムハンマド副皇太子(31)主導の脱石油依存の経済改革で技術協力や投資を呼びかけるとみられる。

 来日は約4週間のアジア歴訪の一環。マレーシア、インドネシア、ブルネイを回り、今後、日本と中国に向かう。異例の長期外遊は中東で「アジア重視の表れ」と報じられている。

 首脳会談では日本の協力が主要議題になる見通しだ。原油価格低迷で財政悪化に直面するサウジ政府は昨年4月、産業多角化や民間雇用創出などの改革計画「ビジョン2030」を発表。日本は製造業投資やエネルギー分野の技術協力、アニメやゲーム開発など幅広い協力を期待されている。

 英BBCによると、今回は1400人以上が随行し、高級車2台や国王が使用する昇降リフトも携行。訪問先でホテルや交通業界への巨額の“経済効果”も注目される。ただ、緊縮策を導入したばかりだけに無駄遣いを指摘する声もある。

 日本政府は、サルマン国王の来日を「サウジアラビアとの連携を強化する好機」(外務省関係者)と歓迎している。世耕弘成経済産業相は9日、首相官邸で開かれた第3回日・中東経済交流等促進会議で「新たな両国関係が中東地域の安定につながり、市場の獲得やエネルギー面でわが国の国益に直結する」と述べ、両国の協力プロジェクト進展を関係省庁に指示した。【田所柳子、カイロ秋山信一】

1838名無しさん:2017/03/12(日) 23:45:04

1811 :チバQ :2017/03/12(日) 23:44:25
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170313k0000m030093000c.html
<オランダ・トルコ>緊張 ロッテルダム、閣僚入国を阻止
23:23毎日新聞

 オランダ政府は11日、トルコ系住民の集会に参加するため入国しようとしたチャブシオール・トルコ外相が搭乗する航空機の着陸を拒否した。陸路で中部ロッテルダム入りしたカヤ家族・社会政策相も警察に隣国ドイツへ追い返された。ロイター通信によるとオランダ政府は「治安上の理由」だと説明したが、トルコ政府は激しく反発し、両国関係は急激に緊張している。

 AFP通信によるとトルコ最大都市イスタンブールで12日、オランダ総領事館に乱入した市民がオランダ国旗を引き下ろし、トルコ国旗を掲揚した。

 トルコのエルドアン政権は来月、大統領権限を強化する憲法改正案の是非を問う国民投票を実施予定。オランダにはトルコ系住民約40万人が暮らし、集会は在外投票権を持つトルコ人の支持獲得策の一環だった。一方、オランダ側の厳しい対応には下院選(15日投開票)で反イスラムの極右勢力の伸長が予想されることが背景にある。

 トルコのエルドアン大統領は閣僚入国阻止を受けて、オランダ政府を「ナチスの残党」と激しく批判。オランダのルッテ首相も「脅迫には屈しない」と反論した。【高本耕太】

1839チバQ:2017/03/14(火) 13:49:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000000-mai-int&amp;pos=3
<トルコ>欧州と対立激化…在欧住民に「改憲」運動

毎日新聞 3/14(火) 0:06配信
 ◇4月に国民投票

 【ベルリン中西啓介、ブリュッセル八田浩輔】大統領権限を強化する憲法改正を巡り4月に国民投票を控えるトルコ政府が、欧州在住のトルコ系住民への支持拡大を図るため、閣僚を送り込んだ政治運動を強化している。報道機関への弾圧やイスラム色を強めるトルコのエルドアン大統領に、批判的な目を向けてきたドイツやオランダなど欧州各国は政治運動に強く反発。トルコ側も「ナチス」を持ち出して欧州側への批判を展開するなど、対立が深まっている。

 ◇独、オランダ反発

 ドイツとの対立の発端は今月2日。独南西部ガッゲナウを訪問したトルコのボズダー法相が憲法改正への支持を呼びかける演説をしようとしたところ、地元当局が「駐車場がない」として禁止した。

 その後、演説拒否の動きは独各地に拡大。7日にはチャブシオール外相が北部ハンブルクのイベント会場で演説しようとしたが、当局は「防火設備の不備」を理由に拒んだ。エルドアン氏は5日、独側の対応を「ナチの手法」と非難。「ドイツではナチズムは終わったと思っていたが、まだあるようだ」と発言した。

 ナチ犯罪を追及してきたドイツにとってこうした比較は「タブー」で、メルケル独首相は「ナチとの比較は的外れで、ナチの人道犯罪を軽視することにつながる」と抗議した。

 トルコ側の政治運動に、スイスやオーストリアでも閣僚の演説拒否の動きが広がる。オランダ政府は11日、チャブシオール氏の入国を拒否。これに対しエルドアン氏は「ナチスの残党」と再びナチ非難を繰り返し、謝罪を求めるオランダ側と外交問題になっている。

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は13日、加盟国のトルコとオランダの緊張の高まりを受け「互いに敬意を示して緊張を緩和していく必要がある。連帯が必要だ」と沈静化を求めた。一方、欧州連合(EU)の欧州委員会の広報官は同日の会見で、ナチスなどを引き合いにオランダへの批判を強めるトルコ側に「状況を悪化させる恐れのある過度の発言を控えるように求めた」と明らかにした。

1840チバQ:2017/03/14(火) 13:52:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000027-jij-m_est
オランダ大使の帰任認めず=相次ぐ対抗措置―トルコ

時事通信 3/14(火) 8:26配信
 【エルサレム時事】トルコ閣僚のオランダ入国拒否をめぐり両国関係が緊張している問題で、トルコ政府は13日、オランダへの対抗措置を相次いで打ち出した。

 AFP通信によると、トルコのクルトゥルムシュ副首相はこの日、休暇中の駐トルコ・オランダ大使のトルコ帰任を認めないと発表。オランダ高官との会談や交流も当面中止し、オランダ人外交官が乗った航空機のトルコ着陸も認めないことを決定したという。

1841チバQ:2017/03/14(火) 13:53:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170314-00000001-mai-m_est
<トルコ>エルドアン大統領、強気

毎日新聞 3/14(火) 0:07配信
 【エルサレム大治朋子】トルコ国営テレビTRTによると、トルコ外務省は13日、駐トルコ・オランダ大使代理を召喚し、オランダ政府がトルコ外相の入国を拒んだことなどに正式に抗議した。トルコのエルドアン大統領は11日、オランダ政府は「ファシストのように振る舞っている」と非難、欧州連合(EU)への対決姿勢を強調している。

 「強気」の背景には、トルコが欧州に流れる難民の「防波堤」になっているとの意識に加え、4月16日に実施予定の大統領権限拡大のための憲法改正に伴う国民投票に向け、支持派と不支持派が拮抗(きっこう)している状況への危機感がある。

 エルドアン氏の「悲願」とされる実権型大統領制導入には、憲法改正が必要。国民投票で過半数の支持が得られなければ実現しない。TRTによると、在外投票は世界57カ国で今月27日から2週間実施される。トルコ現政権は欧州の支持票を掘り起こし、事前の在外投票で「勝利」することで16日の投票に勢いをつけたい思惑もある。

 トルコ最大の商業都市イスタンブールでは12日、オランダ総領事館に何者かが侵入。掲揚されていたオランダ国旗を降ろし、トルコ国旗に差し替えるなど緊張が高まっている。

1842チバQ:2017/03/14(火) 19:23:08
http://www.sankei.com/world/news/170313/wor1703130044-n1.html
2017.3.13 19:24
【サウジ国王来日】
サウジってこんな国 2聖地を擁するスンニ派アラブの「盟主」 王室では現国王一族が優位
 サルマン国王が訪日中のサウジアラビアは世界有数の産油国であると同時に、イスラム教の2聖地メッカとメディナを擁するスンニ派アラブの「盟主」だ。歴史的に米国と強い結びつきがあり、中東情勢に大きな影響力を有している。

 初代国王アブドルアジーズが1932年に建国。翌年には米企業に石油利権を与える契約が結ばれている。45年に行われた初代国王と当時のルーズベルト米大統領との会談は、両国の同盟関係の基礎となった。

 初代国王の死後、王位はその息子たち(第2世代)に受け継がれてきた。7代目のサルマン現国王は、初代国王が60歳ごろの子供だ。兄弟間の王位継承は、26人いた初代国王の妻たちの出身部族を巻き込んだ家督争いを防ぐためだった。

 ただ、今や第2世代も高齢化が著しく、どのような形で初代国王の孫(第3世代)に王位が引き継がれるかが、長らく国内外の関心の的だった。

 現国王は、実兄の息子のムハンマド・ビン・ナエフ王子(57)を皇太子に、実子のムハンマド・ビン・サルマン王子(31)を副皇太子に指名。現国王を含む同腹の7人兄弟は、母の部族名から「スデイリ・セブン」と呼ばれる。2人のムハンマド王子が正副皇太子に就いたことで、王位継承レースでのスデイリ閥優位を印象づけた。

 皇太子には息子がいないこともあって、王室内では30歳代前半と若い副皇太子が主導権を握るとされる。(カイロ 大内清)

1843チバQ:2017/03/14(火) 19:24:12
http://www.sankei.com/world/news/170313/wor1703130038-n1.html
2017.3.13 18:14

シュワルツェネッガー氏、政界復帰否定 2018年上院選に出馬せず

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シュワルツェネッガー氏(AP)
シュワルツェネッガー氏(AP)

 米カリフォルニア州の前知事で映画俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏は12日、政界復帰の可能性を否定した。2018年の連邦上院議員選挙に無所属候補として出馬する可能性が取り沙汰されていた。

 シュワルツェネッガー氏は「ワシントンの政治に正気を取り戻す」ため、政界の「外側」から取り組んでいくとフェイスブックに投稿し、上院選は視野にないと表明。出馬を促す声があることを「光栄に思う」とした。

 同氏は共和党のトランプ大統領に批判的で、「ゲリマンダー」と呼ばれる共和党に有利な選挙区割りの是正を訴えていく考えを示した。

 シュワルツェネッガー氏は03〜11年にカリフォルニア州の共和党知事を務めた。(共同)

1844とはずがたり:2017/03/14(火) 22:52:11
俺は世俗主義のトルコは好きだが,クルドも好きだ。ジレンマに陥っている。
取り敢えずイラクのクルド自治区は安定・守護しシリアのクルド人は自治区形成に尽力し,トルコ内のクルドも穏健化した上で自治区を形成させたい。残りのシリアはトルコに呉れてやっても良いぐらいだ。

シリア情勢をめぐって生じた、トランプと米軍の間のズレ
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/03/post-902.php
2017年03月14日(火)17時15分

<ISの徹底的な無力化を主張するトランプと、現実的な選択としてクルド系勢力の温存を図る米軍との間に、政策的なズレが生じている>

先週9日あたりから、対IS作戦のために米軍がシリアに400人程度の海兵隊を増派するという報道が出ています。その一方で、その増派の目的が何なのか、依然として判然としないという状況があります。

その背景にあるのは、現在のシリア情勢における各グループの思惑が全く異なっているという事態です。

(1)アサド政権は、ロシア軍、イランの革命防衛隊、そしてレバノンのシーア派組織「ヒズボラ」の後援を受けつつ、シリア全土を回復しようとしている。ISはその一環の追討目標であるが、それ以上ではない。

(2)トルコは、ロシアとの関係を修復しつつも、依然としてシリアのクルド系武装組織(YPG)は主要な敵であり、IS追討よりもはるかにYPGへの攻撃を優先している。

(3)クルドのYPGは米軍の後援を受けつつ、トルコ領内での勢力圏安定を図りつつ、北イラクのクルド自治区との連携を強化しつつある。

(4)親欧米の「シリア自由軍」は主要な人材はすでに欧州に難民として亡命。現在は組織的な活動は弱体化している。

(5)アルカイダの指揮下であるという立場を明確にして、シリア自由軍との共同活動を模索していたヌスラ戦線は、「シャム・ファタハ戦線」と改名してアルカイダからの離脱を言明しているが、欧米からもアサド政権からも敵視される中で弱体化、多くはISに逃げたと言われる。

(6)ISはイラク領内のモスル西部でイラク政府軍に対して、顕著な劣勢に陥っている模様だが、依然としてシリア領内のラッカは確保している。

(7)トランプ政権は、シリア戦略について具体的なビジョンを持っているわけではないが、アサド政権を認める言動を繰り返しただけでなく、ISに対しては徹底的な無力化を図ることを、選挙戦を通じて「約束」してきた。

というわけで、何とも複雑な状況になっていますが、では今回のアメリカの「増派」は、正確には何が目的なのでしょうか?


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