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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

430チバQ:2009/09/14(月) 23:28:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009091402000069.html
オバマ大統領に『うそつき』 共和党議員やじ波紋
2009年9月14日 朝刊

 【ワシントン=岩田仲弘】「うそつき」−。オバマ米大統領が連邦議会の上下両院合同会議で行った医療保険改革の演説中、共和党のウィルソン下院議員が大統領に放ったひと言が米議会で波紋を広げている。

 やじは、大統領が九日の演説で「不法移民に保険は適用されない」と指摘した直後に飛ばされた。米議会では、大統領に侮辱的な発言を行うことは厳しく禁じられており、身内である共和党からも「全く失礼で、即刻謝るべきだ」(マケイン上院議員)と非難が続出した。ウィルソン氏も非を認め、エマニュエル大統領首席補佐官を通じ大統領に謝罪した。

 大統領は謝罪を受け入れたが、下院民主党の怒りは収まらず本会議での正式な謝罪を要請。ウィルソン氏が拒んでいるため非難決議や懲戒決議を行う構えを示している。

 ウィルソン氏には高くついたひと言とも思われたが、そうでもなさそうだ。同氏が「政府が管理・運営する医療保険制度に反対したかった」とウェブ上で寄付を呼び掛けたところ、七十五万ドルをかき集めたという。

431とはずがたり:2009/10/23(金) 21:08:17
オバマ政権も結構焦ってる感じですな。

オバマ政権、FOXテレビを「正当な報道機関ではない」と敵視
2009.10.23 18:14
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091023/amr0910231818008-n1.htm

 【ワシントン=古森義久】オバマ米政権が視聴率を伸ばすFOXニュース・テレビの政権への批判的な論調に反発し、正面から「政敵」と位置づけ、「正当な報道機関ではない」とまで断ずるようになった。ホワイトハウスは22日、主要テレビ各局の合同取材からFOXだけを排除しようとした。政権のこうした姿勢を言論抑圧だと非難する声も広がってきた。

 ホワイトハウスでは、ケネス・ファインバーグ大統領特別顧問に主要テレビ局6社の代表がインタビューする予定となったが、ホワイトハウス側が突然、FOX記者を入れないと言明した。残る5社が一致して抗議し、ホワイトハウスは結局、FOX記者も含めて合同インタビューを行った。

 オバマ政権がこうした奇妙な態度をとった背景には、保守系の立場から同政権のリベラル政策に反対の論調を示すことの多いFOXに対し、ホワイトハウスのアニタ・ダン・メディア担当部長が「FOXはオバマ大統領とホワイトハウスに戦いを挑んでおり、正当な報道機関とはみなさない」と述べ、過激な敵視策を打ち出した経緯がある。ラム・エマニュエル大統領首席補佐官やデービッド・アクセルロッド上級顧問も「FOXはニュース報道よりも意見の表明が多く、当政権にとっては政敵に等しい」と述べるにいたった。

 FOXの親会社のルパート・マードック代表は偏向を否定し、政権に非難されてからも視聴率が急上昇したことを明らかにした。

 対立は米国議会でも反響を呼び、共和党有力メンバーのエリック・カンター下院議員は22日、「FOXはアフガニスタンでの戦争その他、ニュース報道でも実績があり、論調を理由に標的として迫害することは報道の自由の抑圧だ」とオバマ政権を非難している。

432チバQ:2009/10/26(月) 22:59:43
>>259
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102601000507.html
ブルームバーグ氏3選か NY市長選まで1週間
 【ニューヨーク共同】11月3日に投開票の米ニューヨーク市長選まで1週間。圧倒的な資金力を誇る現職マイケル・ブルームバーグ氏(67)=無所属=が、資金面、知名度で劣る市会計検査官のウィリアム・トンプソン氏(56)=民主党=をリードしており、3選はほぼ確実な勢いだ。

 政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、今月21日時点での各種世論調査の平均は、ブルームバーグ氏支持52・3%で、トンプソン氏を14・6ポイントリード。この傾向は9月中旬から変わっていない。行政手腕の高さ、2001年の米中枢同時テロからの復興、犯罪発生率低下など実績への評価の表れとみられる。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、トンプソン氏はこれまでに約600万ドルの選挙資金を使ったが、ブルームバーグ氏はその14倍を超える約8500万ドル。1日100万ドルのペースで、主にトンプソン氏の攻撃、自分の宣伝のためのテレビ広告に支出。01、05年の選挙で使った資金と合わせて2億5千万ドル以上に達する見込みで、同紙は「米政治史で最高額の選挙資金」と指摘している。


2009/10/26 17:27 【共同通信】

433名無しさん:2009/10/28(水) 20:47:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091027-OYT1T01187.htm

米主要紙、日米同盟の行方憂慮の論調
 【ワシントン支局】沖縄の米海兵隊普天間飛行場移設問題に関する鳩山政権の姿勢などをめぐり、日米同盟の行方を案ずる論調が米主要紙で目立っている。


 22日付ウォール・ストリート・ジャーナルは、ブッシュ前政権で国家安全保障会議の拡散防止戦略部長を務めたカロリン・レディ氏の、「広がる日米安全保障の裂け目」と題した論文を掲載した。レディ氏は、「鳩山政権の姿勢は東アジア安全保障の礎石である日米同盟を損なう恐れがある」と憂慮。岡田外相が「核の先制不使用」を議論したいと主張していることについて、日本のこれまでの政権が米国の「核の傘」の抑止力を維持するため、先制不使用の約束に反対してきたことを指摘し、「民主党の考えは意味をなさない」と切り捨てた。

 東アジア共同体構想に関しては、「中国の増大する軍事力や北朝鮮の弾道ミサイルの脅威にどう対抗するのか」と疑問を投げかけた。日米の安保関係で、米国が財政的にも作戦的にも日本より多くを負担してきたと強調し、日米の対等な同盟関係を掲げる鳩山首相に対し、「この不平等な関係を是正したいなら、大衆迎合の政策より防衛に予算を回すことから始めるのがよい」と皮肉った。

 同紙が26日に掲載した社説は、普天間飛行場の移設問題で「鳩山政権内に意見の不一致が見られる」と、閣内の混乱を懸念した。

 ワシントン・ポストは22日掲載の記事で、「最もやっかいな国は中国でなく日本だ」とする国務省高官の発言を紹介。鳩山政権は中国の軍事力増強にしっかり対応していくことに関心が薄いと指摘した。さらに、民主党の谷岡郁子参院議員が、普天間飛行場移設問題をめぐってワシントンで国務省高官と面会した際、米側が「民主党幹部の一人が合意通り進めることに賛同した」と述べたところ、「私はその幹部より頭がいい」と反発した逸話に言及。「『合意している』と言えば『ああそうですか』と納得してもらえた時代は終わった」という米国の元外交官のコメントを取り上げ、米国側の戸惑いを示した。

(2009年10月27日22時27分 読売新聞)

434チバQ:2009/10/28(水) 22:34:22
>>432選挙中なのに余裕だな
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20091028037.html
負けたら…NY、フィラデルフィア両市長が“懸け”
 ワールドシリーズで対戦するフィリーズとヤンキースの本拠地の両市長が、シリーズの勝敗に地域奉仕活動を賭けている。27日、AP通信が伝えた。

 ヤンキースが敗れた場合はニューヨークのブルームバーグ市長がフィラデルフィアに出向き、フィリーズのユニホームを着てレクリエーション施設の壁絵を描く作業に参加する。フィリーズが敗れた場合には、フィラデルフィアのナッター市長がジーターのユニホームを着てニューヨークでの奉仕活動に加わる。

 負けた側の市長は、勝った側の市長やボランティア全員の昼食を用意するという。 (共同)

[ 2009年10月28日 11:54 ]

435チバQ:2009/10/31(土) 12:08:18
ちなみに、リンク元にある写真がひどい・・・嫌がらせだ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00000518-san-int
ヒラリー氏を副大統領候補に…オバマ氏、真剣に検討していた
10月30日9時16分配信 産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】オバマ米大統領が昨年の米大統領選で、ヒラリー・クリントン現国務長官を副大統領候補に起用しようと真剣に検討していたことが29日明らかになった。オバマ氏の選挙対策責任者を務めたデービット・プラフ氏が著書で選考過程を披露したもので、同書を出版する米誌タイムが電子版に抄録を掲載した。

  [表で見る]オバマ米大統領の支持率と主な動き

 オバマ氏とヒラリー氏は民主党大統領候補の座をめぐって激しく争った。このため「ドリームチケット」と言われたヒラリー氏の副大統領候補起用の可能性は低いとみられていた。

 しかし、候補者を絞り込む過程で、オバマ氏はヒラリー氏について「有能で、議会対策もでき、国際的に信頼性もある」として候補者に加えるよう求めた。

 プラフ氏らが候補者をさらに絞り込む際にも、オバマ氏はヒラリー氏起用に興味を示した。オバマ氏は会議の席上、「ヒラリー氏は副大統領に私が欲するものを多くもっている。知性が高く、自制心があり、信念がある」と評価した。

 プラフ氏はヒラリー氏を起用すると、ビル・クリントン元大統領が政権に深く関与するようになり、「非常にやっかいな問題を抱える」と難色を示した。

 結局、昨年8月上旬、候補者はヒラリー氏を除く3人に絞られ、最終的にジョゼフ・バイデン現副大統領が選ばれた。オバマ氏は大統領に当選すると、ヒラリー氏を国務長官に起用することを決めた

436チバQ:2009/10/31(土) 19:42:17
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091031/amr0910311929012-n1.htm
なぜモテる?ブルームバーグ氏 圧勝の勢い 11月3日にNY市長選
2009.10.31 19:27
 11月3日に投開票が行われるニューヨーク市長選で、現職のマイケル・ブルームバーグ市長(67)=無所属=の3選が確実視されている。徹底してイデオロギー臭を消し、経済、教育、公衆衛生といった実務面での取り組みを強調する一方、自らの資産を惜しみなく投入して選挙戦を展開する。その手法は、ニューヨークという街の個性とあいまって、米国政治史に独特な1ページを記しつつある。(ニューヨーク 松尾理也)

 ■保守もリベラルも

 「LGBT(同性愛者、両性愛者、性転換者)はブルームバーグを支持する!」。壇上で、同性愛者の権利運動でも知られる人気歌手のシンディ・ローパーさんが声を張り上げた。10月26日、マンハッタンで開かれた女性支持者の集いの一コマだ。

 だが聴衆はローパーさんのような「先鋭的リベラル」一色、というわけでもない。市内で教師を務めるボニー・リックさん(51)は「ブルームバーグ市長のおかげで公立学校が立ち直った。それが支持の一番の理由」という。別の60代の白人女性は、「共和党支持だけど現実に仕事をする人物を選ぶ」と話した。

 保守とリベラルの対立が先鋭化する最近の米国の政治状況からすれば、奇異にさえみえるこの光景こそ、ブルームバーグ氏の強みを端的に物語っている。

 ■世界17位の大富豪

 10月26日付世論調査によるとブルームバーグ氏への支持は53%。民主党から立候補しているウィリアム・トンプソン市会計検査官に18ポイントの大差をつけている。

 2001年、それまで民主党員だったブルームバーグ氏は突然共和党にくら替えし、市長に当選した。

 ブルームバーグ氏が勝利をつかむことができた一因は、自らの資産から自由に繰り出せる潤沢な選挙資金だった。ニューヨーク・タイムズ紙によると、今回もブルームバーグ氏は最大1億4千万ドル(約125億円)を使う見通しだ。ブルームバーグ氏の資産総額は推計160億ドル(1兆4500億円)で、痛くもかゆくもない。

 ブルームバーグ氏は証券会社ソロモン・ブラザーズの共同経営者などを経て、1981年に金融情報を扱う通信社ブルームバーグを設立した。フォーブズ誌の09年度世界長者番付では17位にランクされる。

 ■有能なビジネスマン

 ブルームバーグ氏のスタイルは徹底した実務型政治。教育改革のほか、24時間体制での苦情受付電話の設置や、レストランでの全面禁煙など大衆受けする施策を次々と実現させてきた。

 過去にブルームバーグ氏の選挙対策顧問を務めたエスター・フックス・コロンビア大教授(政治学)は、「市民は彼を政治家でも官僚でもなく、有能なビジネスマンとしてみている」と分析する。

 市長としての報酬はすべて辞退し、受け取るのは年間1ドルだけという清潔イメージも手伝い、選挙での懸念は低投票率くらいと、圧勝の形勢となっている。

437チバQ:2009/10/31(土) 19:52:14
>>397
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091031/amr0910311135007-n1.htm
加州知事選から撤退 サンフランシスコ市長 
2009.10.31 11:33
 来年11月の米カリフォルニア州知事選に民主党候補として出馬を目指していたサンフランシスコ市のギャビン・ニューソム市長が30日、撤退を表明した。元知事のブラウン州司法長官の立候補が見込まれており、党候補指名争いで苦戦が予想されることや選挙資金難が理由とみられる。

 ネット競売大手イーベイの女性社長だったメグ・ホイットマン氏が共和党からの立候補を目指している。現職のシュワルツェネッガー知事(共和党)は規定で3選出馬ができない。(共同)

438チバQ:2009/10/31(土) 20:11:17

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200910290025.html
オバマ大統領が憎悪犯罪法案を承認 対象を同性愛者などに拡大

憎悪犯罪の適用対象拡大を盛り込んだ法案に署名したオバマ米大統領(中央)ワシントン(CNN) オバマ米大統領は28日、憎悪犯罪の適用対象に同性愛者や性同一障害者への攻撃を加える条項を盛り込んだ6800億ドル(約62兆4300億円)の国防権限法案に署名した。


主要連邦法に同性愛者の権利保護が盛り込まれたのは初めて。1998年に同性愛を理由に殺害された白人マシュー・シェパードさんや黒人ジェームズ・バードさんの事件が、法整備の契機となった。ブッシュ前米大統領は拒否権発動を警告していたが、オバマ大統領は前政権の方針を転換した。


ホワイトハウスで開かれた署名式には、バイデン米副大統領やホルダー米司法長官、シェパードさんの母親ジュディさんらが立ち会った。オバマ大統領は席上で、故エドワード・ケネディ上院議員らが法整備に尽力したことを指摘した。


式典に続いて開かれた記念行事では、シェパードさんやバードさんの遺族らと登場したオバマ大統領が、「人権保護の新たな1歩」を実現した遺族らの努力に言及。大統領は喜びの涙を流す遺族らと抱き合い、出席者らの拍手喝さいを浴びた。


法案をめぐっては一部の宗教団体が、妊娠中絶や同性愛に反対する保守派の言論封じ込めに利用されるのではないかとして懸念を表明したが、ホルダー長官はこれを全面否定している。


http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200910310017.html
HIV感染者に対する入国制限を来年から撤廃と、オバマ氏発表
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は30日、エイズウイルス(HIV)感染者に対して過去22年間打ち出していた入国制限を来年1月1日から撤廃すると発表した。来週にも関連法規を発表する。


オバマ氏はホワイトハウスで、入国制限の撤廃を発表するに当たり、米国がエイズとの闘いで世界の先導者になりたいのなら、撤廃のような行動が必要だと強調した。また、撤廃は感染者に検査、治療を受けることを励まし、家族の連帯感を高めるものだとも述べた。


大統領は制限撤廃の発表前、低所得のエイズ患者向けに治療費補助などを実施する法案延長にも署名した。


米疾病対策センター(CDC)によると、米国内のエイズウイルス感染者は推定で約100万人。うち4分の1は感染の事実を知らない可能性があるとしている。

439チバQ:2009/11/01(日) 13:57:35
>>436
http://www.asahi.com/international/update/1031/TKY200910310412.html
超セレブ選挙戦 77億円投入、ブルームバーグNY市長(1/2ページ)2009年11月1日4時51分

 【ニューヨーク=山中季広】今月3日に投票が迫った米ニューヨーク市長選で、3選確実とみられている現職ブルームバーグ市長(67)の財力が話題を集めている。投じた自己資金は8500万ドル(約77億円)。米選挙史上、これほどの額を自費でまかなった候補者は他にいない。

 ブルームバーグ氏が選挙戦で最も資金を注いだのは広告だ。テレビ広告に3050万ドル、ダイレクトメールに1280万ドル。今年4月から早々とテレビ広告を流し始め、最終盤の今は連日、視聴率の高いCM枠に登場する。

 世論調査など各種のコンサルタントを雇うのに1100万ドル。選挙事務所の一つで取った出前のピザ代だけで8892ドル(約81万円)。近所のピザ屋は大喜びだ。

 米国の選挙制度では原則として、自費で選挙運動をする限り、使う額に制限はない。

 「過去の大統領選や連邦議員選、知事選でこれほどの自己資金を投じた候補はいない」とニューヨーク市立大学のダグラス・ムツィオ教授(政治学)は話す。「米国の政治は金なしでは動かないが、ここまで金にあかせた選挙は空前。市民の政治参加意欲をなえさせ、民主政治を傷つけてしまった」

 過去2回の市長選でのブルームバーグ氏の得票は平均75万票。今回も同水準なら、1票を113ドル(約1万300円)で買った計算になる。

 市長は3選禁止規定があったが、ブルームバーグ氏は2期目途中の昨秋、条例を改正し、3選を合法化してしまった。対立候補はその点を盛んに攻めたが、過去2期の実績は悪くなく、世論調査でも3選は揺るがない情勢だ。

 これほどの大金を投じられるのは、ブルームバーグ氏が全米屈指の資産家だからだ。もともとはウォール街の投資銀行で働く勤め人だった。金融情報配信のブルームバーグ社を81年に起こし、東京を含め世界中に130以上の拠点を置く高収益企業に育て上げた。

 持ち家が7軒あり、フォーブス誌の推定では総資産160億ドル(1兆4500億円)と言われる。全米8位、世界でも17位の富豪だ。

 一方で、月々に受け取る報酬はゼロに等しい。「市長は年間1ドルしか給与をもらっておりません。うち7セントが社会保険と税金で差し引かれるので、厳密な手取りは年額93セント(約85円)です」と市長報道官室は言う。初当選時に公約したからだ。ブルームバーグ社の広報担当も、「市長となって以降、報酬は払っていません。会社の大方針を決める時を除けば、経営にはタッチしていませんので」と話した。

440とはずがたり:2009/11/01(日) 14:58:30
ここんところの日米安保なんかの動き
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/1999-2001

忍耐から強硬へ=対日批判の論調噴出−米
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2009102300485

 【ワシントン時事】先のゲーツ米国防長官訪日を機に、米国内で鳩山政権の外交・安全保障政策に対する批判的な論調が吹き出した。普天間飛行場移設問題などをめぐりいら立ちを強めるオバマ政権が、対日政策の基本を忍耐から強硬路線に転換しつつあるのを反映した形だ。
 「今や最も困難なのは中国(との関係)ではない。それは日本だ」。22日付の米紙ワシントン・ポストは国務省高官の発言を引用、米政府内の不満の高まりを伝えた。
 同日付のウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)も、鳩山政権の姿勢を「東アジア安保の要である日米同盟をむしばむ」と酷評した国家安全保障会議(NSC)元高官の論文を掲載した。
 オバマ政権は当初、日本の民主党の政策に不安を持ちつつも、期待する方向に転換するのを数カ月間は待つ構えだった。対日政策を統括するキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は9月上旬、それまで「忍耐が必要だ」と強調した。
 しかし、普天間問題をめぐり鳩山由紀夫首相は決着先送りを表明。与党内には県外・海外移設の主張がなお根強い。米国が継続を望んだインド洋での給油活動の代わりとなる新たなアフガニスタン支援策も不明確だ。
 これに対し、米側では「日本への甘い姿勢が混乱を招いたとの批判が広がっている」(日米関係筋)のが実情。ゲーツ長官は日本での一連の会談で、現行移設計画をほごにすれば沖縄海兵隊のグアム移転なども白紙に戻ると断言、来月の大統領訪日までの決着も迫った。こうした変化は、難航するアフガン戦略見直しなどでオバマ政権が余裕を失っているのが背景にある。ポスト紙は「アジアの最も緊密な同盟国とのもめ事が新たな困難を生んだ」と指摘した。(2009/10/23-14:59)

441チバQ:2009/11/03(火) 02:12:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20091102dde007010006000c.html
米国:NY市長とニュージャージー州知事、億万長者の選挙戦
 ◇3選へ盤石/再選に苦戦…不況で様変わり
 【ニューヨーク小倉孝保】米東部で3日投開票されるニューヨーク市長、ニュージャージー州知事の各選挙に、ウォール街で巨万の富を築いた2人の現職が立候補している。それぞれ3選と再選を目指すブルームバーグ市長(67)とコーザイン知事(62)。不況でウォール街への不満が高まる中、実業界で作った資金で選挙を戦う2人に関心が集まるが、市長が3選を確実にする一方、知事選は激戦。「億万長者の戦い」の様相は大きく異なっている。

 ブルームバーグ市長は証券大手ソロモン・ブラザーズの共同経営者から81年、経済情報を扱う通信社を設立した。資産は約160億ドル(約1兆5400億円)。過去2回の市長選は共和党から出馬したが、選挙費用(推定計1億4000万〜1億5900万ドル)は自身の資産から拠出した。今回は連続2期までとされていた市条例を改正し無所属で出馬。市会計検査員のトンプソン候補(民主)との選挙戦には、8500万ドルをつぎ込んだ。最終的な選挙費用は計1億1000万〜1億4000万ドルと見積もられ、地元紙は「独立系(無所属)候補としては米史上最大の選挙費」と報じる。

 一方、トンプソン候補の選挙費は約600万ドルと同市長の10分の1以下。知名度の高い市長が各種世論調査で20ポイント近く差を広げる。

 コーザイン知事(民主)は証券大手ゴールドマン・サックスでトレーダーから社長に上り詰めた。資産は1億5000万ドル。前回知事選では自身の資産から4300万ドルの選挙費用を使った。今回は6月以降、既にテレビCM費860万ドルを含め約1680万ドルを使い、大半を自己資産でまかなった。

 一方、相手の元検察官、クリスティ候補(共和)はこれまでに使った約540万ドルのほとんどが小口献金。選挙を監視する非政府組織(NGO)は地元紙に「経営に成功したのだから行政もやれるという思いがあったが、それだけでは不十分だと分かった」と指摘。不況が知事に重くのしかかっているようだ。

442チバQ:2009/11/04(水) 12:42:42
http://mainichi.jp/select/world/news/20091104k0000e030062000c.html
米国:3選挙で民主が大苦戦 オバマ政権に陰り?
 【ワシントン小松健一】米東部ニュージャージー州と南部バージニア州の知事選、ニューヨーク州選出の連邦下院議員補欠選挙の投票が3日行われ、即日開票が始まった。新人同士の一騎打ちとなったバージニア州では共和党の前州検事総長、ボブ・マクドネル候補(55)が民主党の州上院議員、クレイ・ディーズ候補(51)を大きく引き離し、当選を確実にした。その他の選挙でも共和党がリードしている。

 オバマ政権の景気・雇用対策や医療保険制度改革を巡り、与党・民主党と野党・共和党の対立が深まり、オバマ大統領の指導力と求心力にも陰りが見え始めている。民主党が全敗する事態になれば、10年秋の連邦議会中間選挙と37州の知事選に向けて大統領の政権運営にも影響しそうだ。

 オバマ大統領が当選して4日でちょうど1年になる。今回の選挙は、これまでのオバマ政権の政策評価や、カリスマ性を政策の推進力としてきた「オバマ効果」を占うものとして注目されている。

 08年の大統領選と連邦議会選挙では、オバマ大統領と民主党が無党派層や保守層の取り込みに成功した。米メディアの出口調査によると、今回は保守層が共和党に戻ったうえ、無党派層も共和党に流れる傾向が出ており、オバマ効果の揺り戻しが起きている。

 民主党の地盤とされるニュージャージー州ではオバマ大統領が5回、現職で再選を目指すジョン・コーザイン候補(62)の応援に駆けつけた。だが、共和党新人の前州検事、クリス・クリスティ候補(47)の勢いをそぐことができず、開票速報ではクリスティ候補が票を伸ばしている。ニューヨーク州第23選挙区の下院補選では、共和党保守派が支援する保守系のダグ・ホフマン候補(56)が直前の世論調査で民主党のビル・オーウェンズ候補(50)をリードしている。

 有権者の関心は経済や雇用、税金問題などにあり、NBCテレビなどの世論調査でオバマ政権の経済政策に関し、不支持が支持を上回っている。今回の選挙はそうした不満も反映しているといえる。

443チバQ:2009/11/04(水) 19:38:20
>ニューヨーク市は、民主党員と共和党員の比率が約5対1と、民主が圧倒的に有利な地域
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110401000381.html
ブルームバーグ氏3選 NY市長選、予想外の接戦
 【ニューヨーク共同】任期満了に伴うニューヨーク市長選(任期4年)の投開票が3日行われ、複数の米メディアによると、現職のマイケル・ブルームバーグ氏(67)=無所属=が当選し、3選を決めた。市会計検査官のウィリアム・トンプソン氏(56)=民主党=も善戦したが、圧倒的な資金力、知名度を誇るブルームバーグ氏に及ばなかった。

 地元テレビ局ニューヨーク1によると、開票率95%での得票率は、ブルームバーグ氏50%、トンプソン氏46%。

 事前の世論調査では、ブルームバーグ氏が終始、10ポイント前後リードしていた。ブルームバーグ氏が選挙戦で1億ドル(約90億円)といわれる破格の資金を使い、条例改正で任期制限を3期12年に延ばしたことへの批判票が、トンプソン氏に流れた可能性がある。

 ニューヨーク市は、民主党員と共和党員の比率が約5対1と、民主が圧倒的に有利な地域だが、ブルームバーグ氏の楽勝ムードで民主党側の支援の動きが鈍く、トンプソン氏の苦戦が伝えられていた。

2009/11/04 13:27 【共同通信】

444名無しさん:2009/11/04(水) 19:43:39
面白ネタ。画像も御覧ください。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/091104/amr0911041302006-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/america/091104/amr0911041302006-p1.jpg

シュワ知事 公式書簡に隠し文字で怒りの「Fuck You」
2009.11.4 12:58

このニュースのトピックス:米州

シュワルツェネッガー知事が出した文書。縦読みするとたしかに… 米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事が議会にあてた書簡が、物議をかもしている。重要案件の扱いをめぐって州議会の対応を批判する内容だが、文面自体は常識的で穏当なもの。ところが、この文章をよーく眺めてみると…。

 シュワルツェネッガー知事は今月7日、州議会に対し、水道や刑務所問題の改革、保健行政に関する重要法案が棚上げされている一方で、緊急を要しないと考える財政改革法案が議決されたことに不快感を表明。同法案に対し、拒否権を発動したことを写真のような文面で議会に通達した。

 知事がこうした文書を出すこと自体が異例というが、それ以上に関係者を仰天させるメッセージが文章中に隠されていた。公式書簡の定型文である書き出しと終わりの2行を除いた、各段落の文頭の文字をつなぎ合わせて縦読みすると、「I Fuck You」となるのだ。

 シュワルツェネッガー知事と州議会との仲の悪さは周知の事実。しかも、この書簡は知事から議会への“抗議文書”だけに、米国で最も忌み嫌われるNGワードで議会を中傷したとの憶測が広まるのも不思議ではない。

 知事報道官は「単なる偶然だ」と弁明しているが、26あるアルファベットのうち特定の8文字が一定の法則で規則正しく並ぶ可能性は天文学的確率。「I」「F」「Y」が、きちんと大文字になっている点も、できすぎの印象だ。

 地元紙の取材に、サクラメント州立大のバーバラ・オコーナ教授(政治学)は「あまりにも辛辣で市民の反感も深いが、この文章を知事自身が作ったかどうかは疑問。ひそかにほくそ笑んでいるスタッフがいるかもしれない」と話している。

445チバQ:2009/11/04(水) 20:48:11
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200911040033.html
アトランタ市長選は決選投票へ 30年ぶり白人市長なるか
アトランタ(CNN) 3日に投開票が行われた米ジョージア州アトランタの市長選は、約30年ぶりとなる白人市長を目指していたメアリー・ノーウッド市議の得票が過半数に達せず、決着は12月2日の決選投票に持ち越された。


地元紙の報道によると、ノーウッド候補の得票率は45%、次点のカシム・リード元同州上院議員は37%だった。当選のためには過半数を獲得する必要がある。


アトランタはアフリカ系アメリカ人の住民が多数を占めており、もしノーウッド候補が当選すれば、1973年以来の白人市長となる。リード候補はアフリカ系アメリカ人。

446チバQ:2009/11/04(水) 20:50:39
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200911040017.html
NY州下院補選、民主党候補当確 共和党内の亀裂露呈のなか
(CNN) 米ニューヨーク州下院補選(改選数一)は3日に投開票され、開票率88%の段階で49%の得票率を記録した民主党のビル・オーウェンズ候補が、共和党のダグラス・ホフマン候補(46%)を小差で抑え、当選確実となった。


補選では共和党内の亀裂が明らかになった。地元の共和党幹部らは中道派のディエドラ・スコッザファーバ氏を擁立し、無党派層や一部民主党支持者の取り込みを図った。しかし同性婚や妊娠中絶、連邦政府の景気対策に寛容なスコッザファーバ候補に党内の保守派が強く反発し、会計士のホフマン氏を擁立した。


スコッザファーバ候補は世論調査の支持率急落や、保守派の支持と献金がホフマン候補に集中している状況を受けて、先月31日に選挙運動を停止し、民主党のオーウェンズ候補の支持に回った。直近の世論調査では、オーウェンズ候補とホフマン候補の支持率が小差で競り合っていた。

447チバQ:2009/11/04(水) 20:52:27
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200911040017.html
NY州下院補選、民主党候補当確 共和党内の亀裂露呈のなか
(CNN) 米ニューヨーク州下院補選(改選数一)は3日に投開票され、開票率88%の段階で49%の得票率を記録した民主党のビル・オーウェンズ候補が、共和党のダグラス・ホフマン候補(46%)を小差で抑え、当選確実となった。


補選では共和党内の亀裂が明らかになった。地元の共和党幹部らは中道派のディエドラ・スコッザファーバ氏を擁立し、無党派層や一部民主党支持者の取り込みを図った。しかし同性婚や妊娠中絶、連邦政府の景気対策に寛容なスコッザファーバ候補に党内の保守派が強く反発し、会計士のホフマン氏を擁立した。


スコッザファーバ候補は世論調査の支持率急落や、保守派の支持と献金がホフマン候補に集中している状況を受けて、先月31日に選挙運動を停止し、民主党のオーウェンズ候補の支持に回った。直近の世論調査では、オーウェンズ候補とホフマン候補の支持率が小差で競り合っていた。

448名無しさん:2009/11/05(木) 06:29:44
>>444
産経・・・放送禁止用語を伏せ字にしないでそのまま見出しにするとは・・・( ゚д゚)ポカーン

449チバQ:2009/11/05(木) 19:07:31
>>447
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110501000175.html
米共和党、価値観めぐり内紛 下院補選で民主党勝利
 【ワシントン共同】米国で2州知事選と同時に実施されたニューヨーク州第23選挙区の下院補選は、4日までの開票で民主党のビル・オーエンズ氏が勝利した。同選挙区では共和党保守派が党公認候補を「リベラル過ぎる」と批判して出馬辞退に追い込み、党外の保守系候補ダグラス・ホフマン氏を支援する異例の展開となった。

 来年の中間選挙を控え、支持低迷に苦しむ共和党では、保守派としての「中核的な価値観」を共有する候補者を求める声が高まり、穏健派を排除する動きがさらに強まりそうだ。

 共和党が当初擁立した女性候補のディーディー・スコザフォバ氏は、同性愛者の権利や中絶の自由を支持し、オバマ政権の景気刺激策も容認。昨年の大統領選で副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事やポーレンティー・ミネソタ州知事ら共和党保守派の有力者が反発してホフマン氏支持を打ち出し、スコザフォバ氏は投票日直前に出馬を辞退した。

 同選挙区は伝統的に共和党の地盤で、民主党オーエンズ氏は漁夫の利を得た形。

2009/11/05 09:55 【共同通信】

450とはずがたり:2009/11/06(金) 11:38:56

おお,ふぃおりーなが出てくる様だ。

「最強の女性」HPの元CEOが米上院選へ
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20091105-563072.html

 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)の最高経営責任者(CEO)をかつて務め、「最強の女性経営者」と呼ばれたカーリー・フィオリーナ氏(55)が4日、来年の米中間選挙で行われる上院選にカリフォルニア州から出馬する意向を表明した。

 共和党候補の指名獲得を目指すとみられる。フィオリーナ氏は声明で「(雇用問題などに関する)カリフォルニア州民のための解決策を軸にした選挙運動をする」と強調した。

 フィオリーナ氏は1999年、40代でHPのCEOに抜てきされた。米経済誌フォーチュンの米ビジネス界「最強の女性」番付で6年連続で首位に選ばれるなど評価を受けたが、2005年に取締役会との経営方針をめぐる対立で事実上解任された。AP通信によると、乳がんにかかり、最近治療を終えたという。(共同)

 [2009年11月5日12時40分]

451名無しさん:2009/11/16(月) 19:09:44
いいじゃない。

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111601000125.html
http://img.47news.jp/PN/200911/PN2009111601000142.-.-.CI0003.jpg

オバマ氏の天皇にお辞儀は不適切 米保守派が批判
 【ワシントン共同】初訪日したオバマ米大統領が14日に皇居で天皇、皇后両陛下と面会した際、深々とお辞儀したことが「低姿勢過ぎる」と米ニュースサイトで物議を醸している。保守系FOXテレビは15日、外国の要人に頭を下げるのは「米国の大統領として不適切」と批判した。

 同テレビは、2007年2月に天皇陛下と面会したチェイニー副大統領(当時)は、握手だけでお辞儀はしなかったと比較。「オバマ氏は(お辞儀が)日本人受けすると考えたのだろう」と皮肉った。一部サイトは、オバマ氏が「ぺこぺこと頭を下げた」と非難した。

 政治専門サイト「ポリティコ」によると、米政府高官は、お辞儀は外交儀礼だとして「政治問題化するのは的外れもいいところ」と一蹴した。

 保守系メディアは今年4月にも、オバマ氏がサウジアラビアのアブドラ国王にお辞儀したとして問題視したことがある。

2009/11/16 09:35 【共同通信】

452とはずがたり:2009/11/16(月) 19:21:31
>>451
おお,相手が天皇とは言えなかなか深々としたお辞儀ですね〜。

453チバQ:2009/11/23(月) 09:16:38
>>434
http://www.daily.co.jp/mlb/2009/11/21/0002531154.shtml
フィラデルフィア市長罰ゲーム… ワールドシリーズ制覇をかけ、ニューヨークとフィラデルフィア両市長の間で争われていた“賭け”の罰ゲームが20日、ヤンキースタジアムのあるブロンクス地区で行われた。罰ゲームは勝者の都市でのボランティア活動で、今回は中学校校舎のペンキ塗り。敗れたナッター・フィラデルフィア市長はMVPとなった松井秀のユニホームを着て作業を行う屈辱を味わわされ、「今年1年、優勝トロフィーの面倒を見てくれ。来年、引き取りに来る」と話していた。

(2009年11月21日)

454チバQ:2009/12/02(水) 00:47:43
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200912010018.html
クリントン夫妻の1人娘チェルシーさんが婚約、来夏に挙式と

婚約したクリントン元大統領夫妻の1人娘のチェルシーさんワシントン(CNN) クリントン元大統領夫妻の1人娘チェルシーさん(29)が長年付き合っているボーイフレンドと婚約したことが11月30日分かった。クリントン一家の広報担当が明らかにした。


チェルシーさんと将来の夫は感謝祭の日に友人や家族にメールを出し、婚約の事実を明かしたという。米メディアは2人は今年の夏、挙式したとも報じていたが、広報担当はこの事実を否定していた。結婚式は来年夏に予定しているという。


ボーイフレンドのマーク・メズビンスキーさん(31)の母親は、ペンシルベニア州選出の元連邦下院議員。1994年の選挙で再選を阻まれたが、当時のクリントン大統領の経済政策には批判的だったという。


メズビンスキーさんは大手投資銀行に勤務。2人はスタンフォード大学で共に学んでいる。チェルシーさんの母親はクリントン国務長官。

455名無しさん:2009/12/02(水) 02:52:49
>>454
大統領の娘時代が信じられないくらいに老けたな…。

456チバQ:2009/12/06(日) 19:39:00
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091206-OYT1T00354.htm
米失業率10%、大統領へ怒りの声「ペテン師だ」


金属加工工場で労働者の話を聞くオバマ大統領(4日、米ペンシルベニア州アレンタウンで)=ロイター アメリカの失業率が10%を超えた。1983年以来、26年ぶりの危機的水準だ。

 オバマ大統領は4日、雇用問題について国民の声を聞く全国行脚を始めたが、最初に訪れた米産業革命の発祥地、ペンシルベニア州のアレンタウンで待ち受けていたのは、冷ややかな「歓待」だった。

 「大統領、小さな企業が資金を借りられるよう、何をしてくれますか。みんなそれが知りたいのです」

 社会人の就職を支援する地元のコミュニティー大学。質疑の時間になると、厳しい質問が飛んだ。

 「約束する。銀行の人に年内に会う」と大統領。だが、聴衆には不信が渦巻く。

 地元の労組代表、フレッド・シェフさん(61)は「質問できたら、『本当にやれるのか』って言ってやりたかった」。5月にリストラされたジェフ・デュークさん(37)は、「仕事は簡単には見つからない。妻が働いているので一息ついているが」と浮かぬ顔だ。

 工場、大学、レストラン。駆け足で巡った先々で、オバマ批判のプラカードが待ち受けた。キャスリーン・ティーさん(48)は、「彼はペテン師。この国を間違った方向に向かわせている。雇用なんて戻って来ないわ」と吐き捨てた。

 昨秋の「リーマン・ショック」を発火点に、米東海岸のニューヨークの金融街から始まった解雇の波は、全米を覆っている。4日に発表された11月の失業率は10%ちょうど。2けたに乗った10月(10・2%)からは改善したが、就業者数は23か月連続で減っている。(米東北部アレンタウンで、岡田章裕)

(2009年12月6日11時20分 読売新聞)

457とは:2009/12/06(日) 20:07:09
取り敢えず失業率なんとかしないと命取りになりそうな。。

オバマの経済政策どうなってましたっけ?あんま体系的な感じがしないですが、アメリカの経済政策はベルナンケの役割大か?

458チバQ:2009/12/13(日) 18:13:19
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200912130012.html
同性愛者の市長が誕生、米テキサス州ヒューストン市
テキサス州ダラス(CNN) 米テキサス州ヒューストンで12日、市長選の決選投票の結果、同性愛を公言しているアニス・パーカー氏(53、民主党)が当選した。ヒューストン市で女性市長の当選は2人目、同性愛者としては初めてとなる。就任は来年1月。


米国でこれまで、同性愛者の市長が誕生しているのはロードアイランド州プロビデンスやオレゴン州ポートランドなど。米国第4の都市ヒューストンのような大都市でも同性愛者の市長が登場するのは初めて。


過去5年間、同市の会計監査役を務めたパーカー氏は、11月3日の市長選で対立候補のひとり、ジーン・ロック市顧問弁護士(民主党)と接戦となり、決選投票となった。


パーカー氏は同性パートナーと19年間、生活をともにしており、2人の養子を引き取っている。また、同性愛者であることを隠したことはなかった。


ヒューストン市は数年前、同性カップルの権利を認める法案が住民投票で否決されているほか、同性結婚が違法となっている。同性愛に対する偏見が根強い南部州のテキサスでのパーカー氏の当選は、同性愛者に対する大きな追い風となる可能性が高い。


パーカー氏が決選投票に残った際、一部の保守派や同性愛に反対する人々が反パーカー氏の活動を実施していた。しかし、53%を超える支持を得て当選したパーカー氏は、「ヒューストンには、性的指向に対する偏見が残っているが、市民は私を選んでくれた」と勝利宣言を出している。

459とはずがたり:2009/12/15(火) 23:58:21
家系図総研でもあんのかねぇ?
>オバマ大統領の家計図とバフェット氏の親族についての調査を同じチームが行っていたところ、偶然発見したという。

世界の雑記帳:オバマ大統領とバフェット氏、17世紀に共通の祖先=米サイト
http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20091215reu00m030004000c.html

 12月15日、家系専門サイトの調査チームは、オバマ米大統領と米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が遠縁の親戚に当たると発表。写真は11月、ニューヨークでのイベントで壇上にあがるバフェット氏(2009年 ロイター/Mike Segar)
 12月15日、家系専門サイトの調査チームは、オバマ米大統領と米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が遠縁の親戚に当たると発表。写真は11月、ニューヨークでのイベントで壇上にあがるバフェット氏(2009年 ロイター/Mike Segar)

 [ワシントン 15日 ロイター] 家系専門サイト、Ancestry.comの調査チームは15日、オバマ米大統領と米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が遠縁の親戚に当たると発表した。

 同サイトが2人の共通の祖先としているのは、1650年代にフランスから米国に移民したマレン・デュバル氏。同氏はオバマ大統領にとって9代前、バフェット氏にとって6代前の祖先だという。

 この発見は、オバマ大統領の家計図とバフェット氏の親族についての調査を同じチームが行っていたところ、偶然発見したという。

 2人の祖先であるデュバル氏は当初、契約使用人として渡米したが、1659年までにメリーランド州に土地を購入。農場を経営する商人となり、資産を築いたと考えられると、調査チームは話している。

2009年12月15日 17時51分

460チバQ:2009/12/23(水) 17:41:52
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000122.html
米民主党下院議員、共和党に移籍 財政支出拡大路線を批判
 【ワシントン共同】米民主党のグリフィス下院議員(アラバマ州選出)は22日、民主党の財政支出拡大路線を批判し、共和党に党籍を変更すると発表した。同議員は昨年の選挙で、共和党の強い選挙区から初当選した。

 地元での記者会見で同議員は、民主党指導部が医療保険改革法案など「大規模な支出拡大と増税」を進めていると非難し「もう一緒にはいられない」と述べた。

2009/12/23 10:04 【共同通信】

461チバQ:2009/12/26(土) 22:29:33
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20091227k0000m030027000c.html
NY市長選:マイノリティー票が白人票上回る
 【ニューヨーク小倉孝保】少数派が多数派に−−。先月3日行われたニューヨーク市長選挙で、黒人やヒスパニック系住民のマイノリティー(少数派)票が同市の選挙で初めて白人票を上回った可能性が高いことが25日、わかった。ニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。

 今後、同市の運営にマイノリティーの意見が強く反映されるのは確実だ。

 公式には人種別投票動向は明らかになっていないが、調査会社「エジソン・メディア・リサーチ」の出口調査の結果では、市長選で自らを白人と認識する住民の投票は全体の46%。黒人(23%)、ヒスパニック(21%)、アジア系(7%)の合計でマイノリティー票が白人票を上回った。

 過去の市長選出口調査では、白人票は56%(89年)、55%(93年)、53%(97年)、52%(01年)で常に多数派だった。特にアジア系住民で増加が著しく、アジア系の01年の投票は全体の3%だった。

 マイノリティー住民の投票増加は少しずつ、結果にも表れている。01年には市会計検査員選挙で黒人のトンプソン氏が当選したほか、クイーンズ区長選でも黒人女性のマーシャルさんが当選。先月の市会計検査員選では中国系のリウ氏が当選した。

毎日新聞 2009年12月26日 19時41分

462名無しさん:2010/01/05(火) 21:11:48
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010501000217.html
今年の十大リスク5位に「日本」 米調査会社、普天間影響か
 【ワシントン共同】米ニューヨークに本部を置く調査分析会社ユーラシア・グループは4日、今年の十大リスクを公表、トップに米中関係、5番目に「日本」を挙げた。鳩山政権の財政政策や米軍普天間飛行場移設問題をめぐる迷走が影響したとみられる。

 同社のイアン・ブレマー会長らは鳩山政権について「小泉政権後に続く脆弱な政権の一つになりそうだが、今回は官僚の支援がなく、深刻な経済状況も伴う」と悲観した。今年夏の参院選に関しては「鳩山由紀夫首相はその地位にないかもしれないが、民主党が勝利するだろう」と予想した。

 米中関係に関しては、通商政策で摩擦が増幅すると指摘。「中国から見て米国との経済関係は魅力が少なくなり、米国は環境問題などでの中国の指導力に失望するだろう」と見通した。2番目のリスクはイラン問題で、欧州の財政政策不一致、米国の金融規制問題が続いた。

 ユーラシア・グループは地政学的なリスク分析を専門とするコンサルティング会社。

2010/01/05 10:57 【共同通信】

463チバQ:2010/01/07(木) 22:35:00
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100107-OYT1T01228.htm
米民主ベテラン上院2議員引退、党内に衝撃
 【ワシントン=黒瀬悦成】米民主党のベテラン上院議員2人が、11月の中間選挙への不出馬と政界引退を表明し、党内に衝撃が広がっている。


 中間選挙では、民主党が上院(定数100)で野党の議事妨害を阻止できる60議席を維持できるかどうかが焦点だが、2人の不出馬でこのラインを割り込みかねない事態となっている。

 不出馬を表明したのは、コネティカット州選出のクリストファー・ドッド上院銀行住宅都市委員長(65)と、ノースダコタ州選出のバイロン・ドーガン上院議員(67)。ドッド氏は現在5期目だが、健康問題に加え、金融業者との癒着が発覚し、6選が絶望視されていた。ドーガン氏も、出馬が取りざたされる共和党のジョン・ホーベン同州知事に世論調査で大きく引き離されていた。

 ドッド氏の引退で、同議員が策定にかかわってきた金融規制改革法案や医療保険制度改革法案の審議の行方にも、微妙な影響を及ぼす可能性がある。共和党のマイケル・スティール全国委員長は、「彼らは国民の審判を受けることを拒否した。オバマ大統領がリベラル的な政策を追求しているお陰で、共和党が過半数を奪回できる可能性が高まった」と強調した。

(2010年1月7日22時05分 読売新聞)

464とはずがたり:2010/01/20(水) 12:49:02
米上院補選:民主敗れ、オバマ政権に打撃 安定多数割れ
http://mainichi.jp/select/today/news/20100120k0000e030056000c.html
2010年1月20日 11時54分 更新:1月20日 12時20分

 【ワシントン小松健一】米東部マサチューセッツ州選出の連邦上院議員の補欠選挙が19日に投票、即日開票され、共和党のスコット・ブラウン州上院議員(50)が民主党のマーサ・コークリー州司法長官(56)を制して当選を確実にした。米メディアが一斉に報じた。民主党は上院(定数100)で59議席となり、共和党のフィリバスター(議事妨害)を阻止できる安定多数の60議席を失った。20日で就任1周年となるオバマ大統領が厳しい政権運営に直面するのは必至で、11月の中間選挙の行方にも影響しそうだ。

 今回の補選はオバマ政権の医療保険制度改革や経済政策の是非が争点で、オバマ政権1年間の信任投票と位置づけられていた。医療保険改革阻止を主張したブラウン氏の勝利は、オバマ大統領の求心力低下を裏付けることとなった。

 AP通信によると、開票率87%で得票率はブラウン氏52%、コークリー氏47%。

 マサチューセッツ州は民主党の牙城で、共和党が同州から上院議員(定数2)に選出されるのは67年以来。

 議会では大詰めを迎えた医療保険改革法案のみならず、金融規制改革、気候変動対策などオバマ政権の「変革」を支える重要法案が行き詰まることが予想される。共和党との対決を前提に政策を推し進めてきたホワイトハウスと民主党は戦略の練り直しを迫られる。

 補選は民主党の重鎮、エドワード・ケネディ議員の死去(昨年8月)に伴うもので、補選までの間、州知事に任命された暫定議員が民主党議席を埋めていた。

 【ことば】フィリバスター

 米上院本会議における議事妨害。徹底討論や少数意見の尊重を伝統とする上院では原則的に発言時間に制限がなく、長時間にわたり演説することで議事進行を妨害できる。演説をやめさせるには、討議終了の動議の成立が必要で、そのために全上院議員の5分の3にあたる60人の賛成が必要。近年の上院ではフィリバスターの利用が常態化している。語源はオランダ語の「略奪者」。

465チバQ:2010/01/20(水) 21:37:33
>>464
http://mainichi.jp/select/world/news/20100120dde007030004000c.html
米国:マサチューセッツ州上院補選 民主、歴史的敗北 オバマ政権に「無党派の反乱」
 ◇政策と世論、乖離
 【ワシントン小松健一】民主党の金城湯池と言われた米東部マサチューセッツ州で、有権者はオバマ政権の政策に「ノー」を突きつけた。19日に投開票された同州選出の上院補欠選挙で共和党のスコット・ブラウン候補(50)が医療保険制度改革反対を訴えて勝利した。08年の大統領選でオバマ大統領勝利に貢献した無党派層が共和党に流れたことが最大の要因だ。

 昨年11月のニュージャージー、バージニア両州知事選でも無党派層が共和党候補者を勝利に導いた。マサチューセッツ州でも同様の「無党派の反乱」が起きたことは民主党とホワイトハウスに大きな衝撃となっている。

 医療保険改革に心血を注ぎ47年間議席を維持したエドワード・ケネディ議員の死去に伴う今回の補選では、民主党のコークリー候補が有権者に敬愛されているケネディ家の支援を受け、医療保険改革実現を強調した。オバマ大統領も応援演説に駆けつけた。それでも民主党は歴史的な敗北を喫した。

 オバマ政権発足から1年間で、世論は変革への「期待」から「失望」へと大きく振り子が揺れた。

 7872億ドルの景気対策法を成立させたが、失業率は10%で高止まりしている。金融機関や自動車産業に公的資金を投入したが、銀行の貸し渋りは続き、生活の逼迫(ひっぱく)を訴える声が相次ぐ。巨額のコストを伴う医療保険改革の必要性が実感できないのが実情だ。

 米紙ワシントン・ポストとABCテレビが実施した全米の世論調査では、雇用と経済の回復が重要課題と考える人が最も多く、医療保険改革は24%にすぎない。オバマ政権で顕著となった財政赤字を拡大する「大きな政府」への拒否反応も高まる。オバマ大統領の政権運営と世論の乖離(かいり)は開くばかりだ。

 マサチューセッツ州の登録有権者は410万人。党派別では民主支持37・1%、共和支持11・4%、無党派51・2%など。同州の無党派は08年大統領選で共和党のマケイン氏に26ポイントの大差を付けたオバマ氏を勝利に導いた。

 オバマ政権下で保守回帰が進む無党派の不満への対応を誤れば、「変革」の実現は極めて難しくなる。

466とはずがたり:2010/01/21(木) 10:05:22
>>463
>共和党のマイケル・スティール全国委員長は、「オバマ大統領がリベラル的な政策を追求しているお陰で、共和党が過半数を奪回できる可能性が高まった」と強調した。
補選の結果を見ても民主党大敗するかも知れませんなぁ。。

467チバQ:2010/01/24(日) 10:21:56
http://mainichi.jp/select/world/news/20100122ddm007030180000c.html
オバマのアメリカ:揺らぐ変革/上 演説戦術に陰り 「旗振りだけ」批判も
 ワシントン郊外のバージニア州アーリントンのウェイクフィールド高校。夏休みが明けた昨年9月8日、教育の重要性についてオバマ米大統領が生徒たちに語りかけた。

 「これからの未来、我々が国家として大きな難題を乗り越えていけるかどうか。いま君たちが学んでいることがそれを決定する」

 オバマ大統領が国民に直接、話しかける際には決まったスピーチの型がある。「必ずしも私は熱心な生徒ではなかった」「私の妻ミシェルは家計的に恵まれない家庭環境で育ったが努力して成功した」など個人的なドラマを紹介する。そのうえで、「We(我々)」を多用し、聞き手を共通のビジョンに引き込み、共感を得る。ユタ大学の東照二教授(社会言語学)がオバマ大統領の演説で使われた語彙(ごい)を分析したところ、「人々」「共通」「すべて」など聞き手を統合する言葉が多用されていた。東教授は「分かりやすい言葉でつながりを作るスタイルで、訴えているのは政策ではなく価値観だ」と解説する。

 強い支持基盤を持たないオバマ大統領にとって演説は、大統領選挙中の一番の武器だった。就任後も政策への支持を訴える手段として、市民との直接対話の場であるタウンホール集会などで語り続けてきた。

 だが、その開催場所を見てみると次期大統領選をにらんだ「パーマネント・キャンペーン」(終わらない選挙戦)という側面も浮かび上がる。ホワイトハウスが、大統領の発言を公表しているタウンホール集会のうち、国内出張先で開催されたのは14回。うち08年大統領選で序盤から民主党優位といわれていたのはカリフォルニア州の2回のみ。オハイオ、コロラド両州など激戦州で7回、インディアナ州など共和党優位州で5回開催され、戦略的に遊説先を選んでいると推測できる。

 最近、「しゃべっているだけで何もしていない」という厳しい評価が聞かれるようになった。政権の「チアリーダー・イン・チーフ」(チアリーダーの代表)と呼ばれることもある。応援団のリーダーに過ぎず、自ら問題を処理する「選手」ではないという批判的な意味合いで使われている。

 オバマ大統領はこの1年、雇用や景気の回復など山積する課題に、国民が満足する処方せんを示せなかった。オバマ流の演説だけでは、困難な政権運営を埋め合わせることはできていない。

  ◇  ◇

 熱狂的な歓迎を受けながら、ここのところ支持率低迷に悩むオバマ大統領。就任1年で見えてきた実像に迫った。【ワシントン古本陽荘】

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 ■ことば

 ◇パーマネント・キャンペーン
 1976年に当選したカーター大統領に世論調査専門家のパトリック・キャデル氏が「世論の支持を得ながら行政運営するには、ずっと選挙キャンペーンを続ける必要がある」と進言したメモが言葉の由来とされる。近年の米国政治の特徴とされ、有権者の声に耳を傾けることができる半面、長期的な視野から政治判断できなくなるとの批判がある。

468チバQ:2010/01/24(日) 10:22:22
http://mainichi.jp/select/world/news/20100123ddm007030096000c.html
オバマのアメリカ:揺らぐ変革/中 意見聞けども主導せず 議会に法案「丸投げ」
 「(20世紀初頭の)セオドア・ルーズベルト大統領以来、7人の大統領が改革の重要性を訴えてきた。そこには民主党、共和党の区別はなかった」

 クリスマスイブの昨年12月24日、米上院で医療保険制度改革法案が可決されたのを受け、オバマ米大統領は超党派での改革の必要性を訴えた。

 実際の採決結果は、賛成60、反対39(欠席1)。賛成はすべて民主党会派で、共和党は全員が反対に回った。委員会採決時、共和党からただ一人賛成したスノー上院議員(メーン州)も「恣意(しい)的にクリスマスを締め切りとするやり方は、重要な法案を不当に扱うものだ」と民主党の議会運営を批判し反対した。

 法案策定は当初から議会指導部に委ねられた。クリントン政権時代に議会をないがしろにして同様の法案が廃案となった反省を踏まえた。ホワイトハウスから具体案を提示すれば、押し付けたと受け取られ法案成立が困難になると計算した。

 だが、法案審議が長引くにつれ、オバマ大統領が議会に法案策定を「丸投げ」したとの印象を与えるようになる。議員らが夏季休暇中に地元で開いた医療保険に関する住民集会。賛否の議論を超え、住民同士がつかみ合いのケンカをし、議員をののしる映像がテレビで次々と流された。60%台だった大統領の支持率が50%台前半に急降下したのはこの時期だ。国民の一定層が、混乱は大統領の指導力不足によるものと受け止めた。

 ブッシュ前大統領とは対照的に、関係者の話を聞いてじっくり着地点を模索するのがオバマ大統領の決断スタイルといわれる。アフガニスタンへの米軍3万人の追加増派も現地司令官や閣僚から意見を聴取し決断した。だがその姿勢は「優柔不断」(チェイニー前副大統領)との批判も生んだ。

 上院議員時代の大統領を知るアメリカン大のサーバー教授(米政治)は「意思決定の前にあらゆる意見に耳を傾ける指導スタイルは、コミュニティー・オーガナイザーだった経験が生んでいる」と語る。大統領はシカゴで3年間、オーガナイザーに携わった。

 だが、サーバー教授は「議会指導部に権限を与えすぎたのは失敗。もっとタフになる必要がある」と指摘する。19日のマサチューセッツ州上院補選では上院の安定多数の60議席を失った。議会に対し指導力を発揮する機会は遠のいている。【ワシントン古本陽荘】

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 ■ことば

 ◇コミュニティー・オーガナイザー
 米国で住民運動を支援する組織や個人。貧困や生活環境の改善のため、地域住民を組織化し、地方政府や企業に対し問題解決を要求する手助けをする。住民の中から指導者を探す手法を取り、オーガナイザーが運動を主導することはない。シカゴで活動を始めたソール・アリンスキー氏が40〜60年代に理論化したとされる。

469チバQ:2010/01/24(日) 10:22:50
http://mainichi.jp/select/world/news/20100124ddm007030056000c.html
オバマのアメリカ:揺らぐ変革/下 保守系草の根、台頭 「国民の怒り」逆風に
 「私を当選させたのと同じものが、スコット・ブラウンを当選させた。米国民は怒っている。不満を感じている」

 就任1年を迎えた20日、オバマ米大統領は米ABCテレビのインタビューで、民主党の牙城と言われてきたマサチューセッツ州の連邦上院補選で共和党のブラウン氏が当選した原因を「米国民の怒りと不満」と分析した。

 強固な地盤を持たない若い上院議員だったオバマ氏が一昨年、「変革」を掲げて大統領に当選できたのは、閉塞(へいそく)感を打ち破る人物との期待が広がり、無党派層の風が吹いたからと言われる。だがその風は今、逆風となって自分に吹きすさぶ。

 世論調査を見る限り、共和党全体に追い風は吹いていない。先月のウォールストリート・ジャーナル紙とNBCテレビの調査では、民主党に対する好感度が35%なのに対し、共和党は28%と低迷。一方で「大きな政府」に反対する保守系の草の根団体の運動「ティー・パーティー」への好感度は41%と出た。

 ティー・パーティーは昨年9月、首都ワシントンで数万人規模の「納税者の行進」を行い注目を集めた。厳しい経済状況を受け、やり場のない米国民の怒りや不満の受け皿となり、政治を大きく左右する存在になっている。

 ティー・パーティーに賛同する組織はマサチューセッツ州の補選にも参加し、ブラウン氏を支援。その一つ「米国自由同盟」のエリック・オダム理事長は勝利の後、「ブラウン氏がどうこういう話ではなかった。我々が大衆運動としてまとまり、議席を獲得できるかどうかが焦点だった」と総括した。減税や緊縮財政など保守的な政策目標を掲げるが、必ずしも共和党と歩調を共にしてはいない。昨年11月のニューヨーク州の連邦下院補選では、ティー・パーティー側が共和党候補を「リベラルすぎる」として、別の保守系候補を応援、共和党候補は出馬辞退に追い込まれた。

 22日にオハイオ州で開かれたタウンホール集会。オバマ大統領は「これからも戦いが続く。今はウォールストリートから納税者にささやかな金を戻す戦いを行っている」と訴えた。

 その姿は、米国民の怒りを金融界に誘導し、逆風を再び追い風に変える戦略に出たかのようにも見える。【ワシントン古本陽荘】

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 ■ことば

 ◇ティー・パーティー
 オバマ政権発足後の09年に始まった。ティーは、Taxed Enough Already(すでに十分課税されている)の頭文字で、英国からの印紙税に反対して紅茶を海に投げ捨てた植民地時代のボストン茶会事件(1773年)も念頭に置いて名付けられた。インターネットを駆使して賛同者を拡大してきた。

毎日新聞 2010年1月24日 東京朝刊

470チバQ:2010/01/24(日) 16:46:52
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100124042.html
実は昨年やるはずだった 町議選「忘れていた」
 米ジョージア州の町デソトが、昨年行われるはずだった町議会選挙を忘れていると指摘された。

 町議2議席の選挙が行われるはずだったが、町当局は「昨年の議会では誰も選挙のことを話題にせず、州から指摘されるまで気付かなかった」。女性町議の1人は「私たちは忘れていたの。ただそれだけ」。

 州側は新たに設けられた3月の期限までに選挙が行われない場合、処罰すると警告した。 (共同)

[ 2010年01月24日 14:24 ]

471とはずがたり:2010/01/28(木) 01:42:07
>>470
ちょっww
任期の算出とかややこしい決まりでもあるんすかね?

472チバQ:2010/02/08(月) 21:33:35
>>469
http://mainichi.jp/select/world/news/20100209k0000m030077000c.html
米国:「ティー・パーティー」存在感 中間選挙予備選で
 【ワシントン古本陽荘】11月の米中間選挙に向けた予備選が本格化する中、減税や財政規律重視を訴える保守系草の根団体の運動「ティー・パーティー」の動向に注目が集まっている。保守系とはいえ、既存の政党とは一線を画しており、保守政党である共和党候補を選ぶ予備選では、大きな影響力を持つとみられている。2月4〜6日には南部テネシー州ナッシュビルで初の全国大会が開かれ、存在感をアピールした。

 全国大会最終日のメーンイベントは、ティー・パーティーの象徴的存在となっているペイリン前アラスカ州知事の基調講演。ペイリン氏が「アメリカは次の革命の準備ができている。皆さんはその一部なのです」と気勢を上げると、全国から集まった約600団体の代表者が大きな歓声を上げた。

 ティー・パーティーが注目を集めたのは、民主党の牙城と言われてきたマサチューセッツ州の連邦上院補選で共和党のブラウン候補が当選した先月。昨年12月の段階では各種調査で劣勢だったブラウン氏を、州外からもメンバーが応援に駆け付けて勝利に導いたとみられているからだ。

 もともとは各地で活動する団体の緩やかな連合体だ。オバマ大統領が選挙戦で駆使したように、インターネットを利用して横の連携を広げてきた。失業率の悪化などを背景とする国民の不満の受け皿という側面も強い。

 基本的には共和党支持だが、昨年11月のニューヨーク州の連邦下院補選では、「リベラルすぎる」として共和党候補を支援せず、別の保守系候補を応援。保守分裂の結果、民主党が議席を獲得するという事態が起きた。このため、中間選挙へ向けた予備選では、ティー・パーティーに配慮して主張を修正する共和党候補も出ている。

 全国大会では、中間選挙に向けて資金援助の受け皿となる政治活動委員会(PAC)を創設し、「規律ある財政」など運動の趣旨にあった候補者だけを支援する方針を確認した。ただ、中間選挙は、人材や資金を集中投入できる補選とは違う戦略が求められるため、ティー・パーティーの影響力がどこまで広がるかは不透明だ。

 また、「大きな政府」に反対することでは意見が一致しているものの、他の政策では、参加団体間に路線の違いがある。全国大会では、ケニア人の父親を持つオバマ大統領の国籍に疑問を呈したり、キリスト教に基づく宗教的価値観についての演説もあったが、「趣旨が違う」として反発の声が上がった。

 大会への参加自体も、チケット代が549ドル(約4万9000円)と高額だったため、「平均的米国人に払える額ではない」とボイコットを表明する団体が相次いだ。ペイリン氏に支払われた演説の報酬も10万ドル(約900万円)と報じられて批判を浴びた。

毎日新聞 2010年2月8日 20時25分

473とはずがたり:2010/02/09(火) 04:23:21

ペイリン前アラスカ州知事、大統領選出馬に意欲
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100208-OYT1T00929.htm

 【ワシントン=黒瀬悦成】2008年の米大統領選で共和党副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事は7日、米FOXニュースの報道番組に出演し、自身の12年大統領選への立候補に関し、「祖国のために正しい行為だと判断すれば出馬する」と述べ、出馬に意欲をにじませた。

 オバマ大統領については、「現在のような政策を続けている限り、再選はない」と批判した。
(2010年2月8日23時15分 読売新聞)

474チバQ:2010/02/11(木) 09:17:12
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100209/amr1002092116007-n1.htm
ペイリン氏、左手のひらにカンニングメモ?
2010.2.9 21:15
 【ワシントン=犬塚陽介】米共和党の前副大統領候補、サラ・ペイリン氏が6日に行われた政治集会で演説した際、左の手のひらに書きとめていた政策をチラチラ見ていたことがちょっとした騒動になっている。演説では、「テレプロンプター」(原稿表示装置)を多用するオバマ大統領を皮肉っただけに「フェアではない」との声も出ている。

 ペイリン氏の左手には黒いペンで、「エネルギー、税金、米国精神の高揚」などと書かれ、「予算削減」のような文字も見える。ネット上ではこの問題について、「自分の政策も覚えられないのか」との批判や、「子供のカンニング」と揶揄する声も出ている。

 もっとも、ペイリン氏はこんな騒動にもどこ吹く風。演説の翌日には同じ左手に、「ハイ、マム(こんにちは、おかあさん)」と書いて公の場に登場、騒動を逆手にとる“大物ぶり”も発揮している。

475チバQ:2010/02/11(木) 09:19:06
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100210/amr1002101133010-n1.htm
米大統領報道官が左手に“メモ” ペイリン氏を揶揄
2010.2.10 11:31
 ロバート・ギブズ米大統領報道官が9日、左の手のひらに「卵、ミルク、希望、チェンジ」と書いてホワイトハウスの定例記者会見に臨んだ。

 6日、テネシー州で行われた米保守系の政治集会で、左の手のひらに書き留めた“政策メモ”を見ながら演説し、「子供のカンニングのようだ」などと言われた共和党の前大統領候補、サラ・ペイリン氏を揶揄したものだ。報道官のウイットに富む“攻撃”に、ペイリン氏はどう反撃するのか−。

 ペイリン氏は6日、「エネルギー、税金、米国精神の高揚」などと書いた左手のメモを見ながら演説した。ペイリン氏はその際、「テレプロンプター」(原稿表示装置)を多様するオバマ大統領を皮肉っただけに、その後、インターネット上では「自身の政策も覚えられないのか」「カンニングのようだ」などの声が相次いだ。

 とはいっても、ペイリン氏にこうした批判はどこ吹く風といった感じで、翌日には同じ左手に、「ハイ、マム(こんにちは、おかあさん)」と書いて公の場に登場し、騒動を逆手にとる“大物”ぶりを発揮した。

 報道官の今回のいたずらに、ペイリン氏はどんな“手”を見せるのか。中間選挙を11月に控え、熱き「政治バトル」が本格化しそうだ。

476チバQ:2010/02/13(土) 01:13:15
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100208/amr1002080917003-n1.htm
同性愛容認 理想と現実に揺れる米軍 (1/3ページ)
2010.2.8 09:01
 同性愛者を米軍が公式に受け入れるか否かの議論が米国で沸騰している。一義的には同性愛者の権利をどこまで拡大するかの議論なのだが、その核心にはアフガニスタンとイラクでの戦争を前に「理想」と「現実」の優先順位をどう位置づけるかに揺れる米国の苦悩がある。


「問わず、語らず」

 2日に開かれた米上院軍事委員会の公聴会。マイク・マレン統合参謀本部議長(63)が米軍制服組のトップとして初めて、同性愛者を米軍として公式に受け入れるとの見解を示すと、会場には動揺とため息、興奮が入り乱れた。マレン統合参謀本部議長は個人的な見解としながらも、公聴会に出席した指揮官として米軍のあるべき理想を以下のように語った。

 「あくまで個人的見解だが、ゲイやレズビアンが隠し立てすることなく、軍務を果たすことが正しい道と信じている。どのようにこの問題を検討しようと、米国民を守るため、自分自身にウソをつくことを若者たちに強いる政策が存在することに私は悩まされる。個人的には、これは誠実さの問題に集約される。個人としての誠実さ、組織としての誠実さだ」


 法的には同性愛者は軍務を禁じられている。ただ、1993年以降、同性愛者であることを自ら公言しなければ、軍務に着くことが事実上、黙認されているのだ。米国では「Don’t ask,don’t tell(問わず、語らず)」の方針として問題視されてきた。

 大統領選では同性愛者団体の支持も得たバラク・オバマ大統領(48)も、1月27日の一般教書演説で「同性愛者の米国民が国に奉仕することを拒否してきた法律の撤廃に取り組む」と表明。1964年の大統領選を戦った共和党保守派の大物、バリー・ゴールドウォーター氏(1909〜98年)も「真っすぐに銃撃するために(性的に)真っすぐである必要はない」との言葉を残している。


命以外の「心配事」

 「開けっぴろげな同性愛者が艦船や部隊の閉じこめられた空間にいることは、『戦友』の意識ではなく、個人的、独占的な『情欲』の意識をその環境に解き放つ可能性がある」

 自身もベトナム戦争の帰還兵で、同性愛者を米軍として公式認定することを否定する立場のマック・オーウェンズ氏は、2日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルで、「否定派」の主張を要約した。


 米軍はいま、イラクやアフガニスタンで対テロ戦争を続けており、毎日のように戦死者は増え続けている。死線をさまよう兵士たちに命以外の“心配事”を抱えさせるのかということが否定派の主張の根幹にある。

 ベトナム戦争の英雄で、オバマ大統領と選挙を争った共和党のジョン・マケイン上院議員(73)は「米軍が計り知れない苦難にある中、『問わず、語らず』の方針を覆すことを求めてはならない」と語り、現行の政策は「不完全だが、効果的」と語っている。


受け入れが国際的潮流

 国際的には、同性愛者の軍人・軍属を認める国は増えている。最近でも英国やイスラエル、カナダなどが同性愛者の軍人・軍属受け入れを決めており、その後の調査でも“心配事”は杞憂(きゆう)に終わった例が少なくないという。

 民間団体によると、約 147万人とされる米軍兵士の約 4.4%に当たる6万5000人が同性愛者。これまで、1万3000人以上の往々にして有能な兵士が「問わず、語らず」に反して除隊しており、13億ドル(約1162億円)以上がこうした除隊者の訓練に浪費されたとの指摘もある。

 米国はどこに向かうのか。11月の中間選挙も絡んだ議会側との攻防も予想される中、国防総省はハイレベルの作業チームを設置して、規定緩和の作業を進める方針だ。(ワシントン支局 犬塚陽介)

477チバQ:2010/02/13(土) 01:13:52
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100204/amr1002041104004-n1.htm
米軍の同性愛者受け入れに強力な援軍 パウエル氏「時代は変わった」
2010.2.4 11:03
 【ワシントン=佐々木類】軍への採用基準を変更し、同性愛者の入隊を認める方向に大きく舵を切ったオバマ政権に、強力な“援軍”が現れた。コリン・パウエル元国務長官だ。

 パウエル氏は3日に出した声明の中で、「17年前に比べて時代は変わった。大事なことは、(同性愛者が軍隊にいるかどうかに関係なく)軍隊がきちんと訓練され十分に機能するかどうかだ」と述べ、オバマ政権の決定を支持する考えを示した。

 17年前の1993年はパウエル氏が統合参謀本部議長を務めていた年で、入隊志願にあたっては同性愛者かどうかを「問わず、語らず」という方針の採用を決めていた。しかしパウエル氏は、もともとは同性愛者の入隊に反対だった。

 下院軍事委員会のハワード・マケイオン議員(共和党)はすでに政府の方針に反対する考えを述べており、2日に方針を示したゲーツ国防長官や米軍制服組トップ、マレン統合参謀本部議長にとって、議会を説得していく上で、パウエル氏の支持表明は大きな後ろ盾になりそうだ。

478チバQ:2010/02/13(土) 01:15:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20100203dde007030074000c.html
米国:同性愛を公言後も軍勤務可能 国防総省、組織見直し検討
 【ワシントン古本陽荘】米国のゲーツ国防長官とマレン統合参謀本部議長は2日、上院軍事委員会の公聴会で、同性愛を公言しても軍に勤務できるよう、組織見直しの検討を始めると明らかにした。国防総省内に検討委員会を設置し、年内に履行計画を作成する。だが、軍内部や退職者には反対論も根強く、政策変更には紆余(うよ)曲折が予想される。

 米軍では同性愛に関し、93年から「ドント・アスク、ドント・テル」(聞くな、言うな)を基本とする「黙認政策」がとられ、自ら同性愛者であると公言した場合は退職を余儀なくされてきた。オバマ大統領は先月27日の一般教書演説で、この政策の見直しを表明していた。

 米軍制服組トップのマレン議長は「同性愛者だと公言しても任務に就けるようにすることは正しいことだと、私個人は考えている」と証言。ゲーツ長官は「できる限り軍人たちが政治に巻き込まれないようお願いする」と要請した。

 しかし、野党・共和党のマケイン上院議員は「(黙認政策は)20年近く成功しており、政策変更は必要ない」と早くも反発。11月に中間選挙を控えるなか、米国の世論を二分する大議論になるのは避けられない情勢だ。

 政策変更に賛意を示した民主党のレビン軍事委員長によると、現在も推定で約6万6000人の同性愛者が米軍に勤務中。黙認政策が施行されてから、推定1万3000人が同性愛者であることを理由に退職を強いられてきたという。


http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201001270027.html
2010.01.27 Web posted at: 20:29 JST Updated - CNN
USA
米兵の同性愛認める政策変更に公式言及か、教書演説でオバマ氏
ワシントン(CNN) 米上院軍事委員会のレビン委員長は26日、オバマ大統領が27日に行う一般教書演説で、米軍兵士の「同性愛問題」に触れることを明らかにした。記者会見で述べたが、具体的な言及の仕方は知らないとしている。


米軍では長年、同性愛者を排除する規定があったが、クリントン政権の1993年、同性愛者であっても、そのことを公言しない限り軍務に就くことを容認する「言わない、聞かない」と呼ばれる政策方針に変更していた。


オバマ大統領は昨年1月の就任後、この政策に終止符を打つ考えを示していた。レビン委員長も同政策廃止を支持しており、軍事委は今年1月下旬か2月上旬に公聴会を開く予定。


米軍制服組トップのペース統合参謀本部議長は2007年、メディアのインタビューで「同性愛は不道徳だと思う」と発言、同性愛者の権利擁護団体が差別と反発し、釈明に追い込まれる騒ぎもあった。


ギャラップ社が昨年6月に実施した世論調査によると、米国人成人の69%が同性愛者であることを公に宣言しても軍入隊を認めるべきだとしていた。04年11月の同様調査と比べ6ポイント増えていた。反対論者は、同性愛者の入隊を認めた場合、軍部隊の結束が乱れ、士気が低下するなどと主張している。

479チバQ:2010/02/13(土) 01:39:13
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100212/amr1002122239015-n1.htm
クリントン元米大統領、入院で注目される仕事量 
2010.2.12 22:35
 【ワシントン=犬塚陽介】クリントン元米大統領(63)が11日、胸の不調を訴えてニューヨーク市内の病院に運ばれ、冠状動脈閉塞を防ぐ手術を受けた。すでに歩ける状態まで回復しており、12日にも退院するという。

 入院先の病院などによると、手術では、冠状動脈を広げる器具が2カ所に取り付けられたという。担当医は11日の記者会見で、「心臓発作を起こした形跡はない」などと述べ、週明けの15日には執務に復帰できるとの見通しを示した。

 今回の入院騒ぎで改めて注目されたのが、元大統領の驚異的な活動内容だ。

 米テレビ各局は大統領現職当時の担当記者や関係者を出演させ、精力的な元大統領の横顔を競うように紹介。元担当記者の一人は、大統領専用機エアフォース・ワンで外遊に出た際、元大統領が機内の記者席を訪れて延々と話し込み、一部の記者が寝たふりをするまで席を離れようとしなかった裏話を披露した。別の記者も、2〜3時間の睡眠で仕事をこなす元大統領の驚異的な体力を回想した。

 1993年から2期8年を全うした元大統領は、退任後に慈善団体のクリントン財団を設立。温室効果ガス削減やエイズ問題に取り組む一方で、中央アジアのカザフスタンをめぐる特定企業への口利き的な行為も取りざたされるなど、メディアをにぎわしてきた。

 昨夏には、平壌を訪問して金正日総書記とも会談し、米国の記者2人を解放。10月には、米サンフランシスコで開催された男子ゴルフ対抗戦の合同練習を見学、石川遼選手を激励した。

 妻のクリントン国務長官と新婚旅行に訪れたハイチへの支援にも力を注ぎ、昨年半ばには国連ハイチ担当特使に就任、地震発生などもあってこの1カ月間に2回もハイチを訪問した。

 その合間を縫うように、米プロバスケットボールNBAの試合や、スイスの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)などの場でハイチ支援を訴えるなど、“超人的”ともいえる活動を続けている。

480とはずがたり:2010/02/14(日) 12:26:15
最後の「ケネディ」引退へ 米政界名門の60年に幕

 【ワシントン共同】ケネディ元米大統領のおいにあたる民主党のパトリック・ケネディ下院議員(42)が今年11月の選挙に出馬せず、引退することが明らかになった。元大統領が下院議員に当選した1946年以来、60年以上も存在感を発揮し続けた名門ケネディ家の名前が、米政界から消えることになる。

 パトリック氏は薬物服用中の自動車事故や、薬物依存などで騒ぎを起こしてきたが、11月の選挙では出馬すれば当選が有力視されていた。同氏はAP通信に対し「肩の荷が下りた気分。個人的な時間や生活が楽しみだ」と名門の重圧から解放される心境を語り、父のエドワード・ケネディ上院議員が昨年8月に死亡したことが引退の決断を後押ししたと述べた。

 63年にケネディ元大統領が暗殺された後、司法長官を務めた実弟のロバート・ケネディ上院議員も68年、大統領選挙の渦中に暗殺された。末弟のエドワード氏は上院の重鎮として影響力を維持し、2008年の大統領選ではいち早くオバマ氏支持を表明、当選に一役買った。

2010/02/13 20:26 【共同通信】

481とはずがたり:2010/02/14(日) 12:26:36
>>480-481
url
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021301000130.html

482名無しさん:2010/02/14(日) 16:09:49
この子すさまじいヤリマンだな
http://tr.im/KPSz

483チバQ:2010/02/14(日) 21:41:24
http://newsweekjapan.jp/stories/us/2010/02/post-997.php
カンニング疑惑より重いペイリンの罪
Forget the Crib Notes, It's Palin's Unsavvy That Really Worries Republicans

ティーパーティーでの演説で喝采を浴びた「次期大統領候補」は、自己PRだけの個人プレーで共和党の足を引っ張っている

2010年02月09日(火)17時46分
ダニエル・ストーン(ワシントン支局)

「ティーパーティー」は、最近アメリカで急速に存在感を増している保守系政治団体の草の根ネットワーク。オバマ政権の医療保険改革や財政政策への抗議運動を展開する彼らのけん引役が、前アラスカ州知事のサラ・ペイリンだ。

 2月初旬にテネシー州ナッシュビルで開催されたティーパーティー初の全国大会でペイリンが力強いスピーチを行うと、2012年の大統領選に出馬するのではないかという憶測が再び浮上した。

 スピーチへの反応は予想どおりだった。左派は次期大統領選でペイリンが本当に脅威になるのか見極めようと躍起になり、彼女の支持基盤である右派は一段と結束を強めている。

 もっとも、ケーブルテレビやウェブの世界で注目されているのは、ペイリンの「カンニング疑惑」。全国大会のスピーチの際に、手の平に話の要点をメモ書きしていたという疑惑だ。

 これには、ペイリンも赤面しているはずだ。なにしろ彼女はスピーチの中で、オバマが演説の際にテレプロンプター(透明な板に原稿を映し出す装置)を使い、率直な人間という印象を植えつけようとしていると批判していたのだから。

 もっとも、実際にはこんなことは大した失態ではない。本当に致命的なミスは彼女の演説と自己PR戦略にあり、共和党の政治家はペイリンのすべてを苦々しく思っている。

 国政の舞台に登場して以来、ペイリンの戦略は常に「私が第一」。党全体の利害を考慮することなく、自身を売り込み、自分の支持者を盛り上げることに注力してきた。

 ほとんどの共和党議員はペイリンが支持を表明し、集会に顔を出してくれれば助かると思っているが、ペイリンは一握りの候補者しか応援しない。また、中央政界(連邦議会の共和党議員を含む)を攻撃することも多い。大統領選に向けて幅広い党内支持を得るには、そうした党の重鎮の存在が不可欠なのだが。

党のイメージアップにも貢献できず
 中道路線に軸足を移そうとしない姿勢もマイナス材料だ。おかげで共和党は、今年の知事選や中間選挙に向けて単独候補を擁立したり、共通の理念を掲げて一致団結できないでいる。

 共和党が11月の中間選挙で議会の過半数を獲得する可能性が高まっているが、ある共和党議員の秘書2人によれば、彼らの上司はペイリンの言動に懸念をいだいているという。「ツイッターやフェイスブックは自己PRに役立つツールだが、党のイメージアップにはつながらない」と、秘書は言う。

 ペイリンは6日のスピーチで、さらに大きなミスも犯している。今回の全国大会は、怒りに燃えた活動家による非主流派による活動というティーパーティーのイメージを打ち破り、民主党の政策に代わる具体的な対案をもち、急成長を遂げている勢力としてアピールする絶好の機会だった。だが、ペイリンはそのチャンスを逃した。彼女のスピーチは拍手を浴びるための台詞や短いジョークを羅列しただけで、共和党が前進するための具体策を挙げたロードマップとは程遠かった。

 政治の世界では、急に方向転換することは無理だ。ペイリンは共和党員に、真の希望と団結への現実的な道を提示している。そして今のところ、次期大統領選レースで先頭を走っている。

 だが、共和党の面々はペイリンがいつになったらチームのためにヒットを打ってくれるのかと不安を募らせており、彼女が個人プレーを楽しめなくなる日は刻々と迫っている。

484チバQ:2010/02/14(日) 21:47:16
http://newsweekjapan.jp/foreignpolicy/2010/02/post-93.php
大雪より迷惑、天気ニュースの大氾濫
2010年02月10日(水)17時17分
 今週のワシントンの一番の話題は、医療保険改革でも対テロ政策でもなく、サラ・ペイリンでさえない。雪だ。雪が降っている、ということだ。

 そうだ、雪黙示録やユキマゲドン、雪破壊兵器が迫っている。そうなると、政府機関が閉鎖され、雪合戦をしていたツイーターたちがワシントンD.C.首都警察と武装対立する羽目に陥るぐらいではすまない。信じられないことに、新聞の記事が天気だらけになるのだ!

 私は以前、うだるように暑いジャージーシティーの歩道で通行人に「この暑さをどう思いますか」と聞いて歩く仕事をさせられたことがある。その恨みもあるのかもしれないが、とにかく天気のニュースは昔から嫌いだ。天気のニュースはたいてい、パンダのニュースより役に立たないし、商品市況より退屈だから。

 もちろん雪の怖さをバカにするつもりはない。ワシントンのように降雪に慣れていない街であれば尚更だ。だがそうだとしても、伝えるべきことがそれほどあるとは思えない。吹雪の予報にしても、読者が知るべきことは数えるほどだ。いつ降るのか、どれだけ積もるのか、どの学校が休校になるのか?

■ワシントン・ポストも水増し記事

 それなのに、ワシントン・ポスト紙は長文の特集記事を掲載した。当局からの有益な情報(「われわれは火曜の夜と水曜の朝も天候を注視する必要がある」)が盛りだくさんで、そう、水増しもいいところだ。

 さらに電子版の丸1ページを割いて詳細なデータやブログ中継、ユーザーからのコンテンツなどを紹介している。ついさっきもこんな見出しが出た。「雪が降り始めた」。私が窓の外を見て得た情報をご丁寧にも確認してくれたわけだ。

 天気のニュースに膨大かつ無駄な時間を費やすのは、テレビやラジオも含め大半のメディアに共通する傾向だ。インターネットを見れば、誰でも3秒で得られる情報なのに。

 雪が降れば何が起こるかは誰でも知っている。寒くて濡れて不便だが、最後はみんな何とかする。それとも私のほうが異常で、他の人は天気情報に飽くなき欲求を抱いているのだろうか。

 普通私たちが天気について話すのは、礼儀正しく振る舞うためか、他に面白い話題がないときだ。天気ニュースを垂れ流すメディアにはどんな言い訳があるのだろう?

──ジョシュア・キーティング
[米国東部時間2010年02月09日(火)16時45分更新]

Reprinted with permission from FP Passport, 10/2/2010. © 2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.

485チバQ:2010/02/23(火) 00:24:54
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100222/amr1002221843004-n1.htm
「4人組」がホワイトハウスを占拠 身内からも批判噴出 (1/2ページ)
2010.2.22 18:42

 【ワシントン=佐々木類】11月の米中間選挙で民主党の苦戦が予想される中、オバマ大統領に人事刷新を求める声が身内の民主党支持者の間から出始めている。大統領が「恐怖の4人組」と呼ばれる側近に政権運営を委ねるケースが目立ち、政権のイメージ悪化の一因とみているためだ。中間選挙は2012年の大統領選の行方を占うだけに「4人組」への批判は、党勢立て直しに向けた期待感の裏返しともいえそうだ。

 「大統領は特定の人たちばかりでなく、もっといろいろな人たちの話にも耳を傾けるべきだ」

 オバマ大統領がまだ知名度のなかったころからの支持者として知られるダグラス・ワイルダー元バージニア州知事は15日、米ABCテレビのインタビューでこう語った。ワイルダー氏は「今のホワイトハウスは有毒な政治環境にある。それを取り除くためには劇的な変革が必要だ」とも語り、一部側近だけを重宝する大統領の政治手法に「警鐘を乱打した」(ABCテレビ)と報じられた。

 ワイルダー氏に限らず米英メディアに「4人組」と名指しで批判されるなど、すこぶる評判が悪いのは、ラム・エマニュエル大統領首席補佐官(50)、デービッド・アクセルロッド(55)、バレリー・ジャレット(53)の両大統領上級顧問、ギブズ大統領報道官(38)だ。

 英紙フィナンシャル・タイムズは、エマニュエル氏から順番に「ストリート・ファイター」(けんかっ早い男)、賢人のような風貌(ふうぼう)から「フクロウ博士」、誠実な人柄から「歩く良心」、記者らの鋭い質問をかわし続けることから「人間の楯」−とあだ名をつけ、4人組が政権運営に与える弊害をかき立てている。

 南部アラバマ州出身のギブズ氏以外はオバマ大統領の支持基盤であるシカゴの出身ということもあり「シカゴ・マフィアのような排他的かつ強権的な手法で、政敵を片っ端から追いつめている」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)と批判されることもある。

 政権に大きな影響力を持つ民主党系のシンクタンク「アメリカン進歩センター」総裁で、クリントン政権時代のジョン・ポデスタ元首席補佐官は「大統領自身は幅広い意見を聞く耳を持っているが、4人組が自分たちとは違う反対意見を大統領の耳に入れようとせず、世論を敵に回している」と指摘する。

486チバQ:2010/02/24(水) 22:19:23
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010022402000088.html
草の根“茶会党” 無党派支持拡大 ペイリン旋風再び?
2010年2月24日 朝刊

 二〇〇八年米大統領選の共和党副大統領候補として注目を浴び、次期大統領選への出馬が取りざたされるサラ・ペイリン前アラスカ州知事が共和党と一線を画し、「ティーパーティー」と呼ばれる草の根運動など無党派層を意識した政治活動を繰り広げている。ペイリン氏の“活躍”は、オバマ大統領への批判勢力を吸い上げきれない共和党のお寒い党内事情も露呈している。(ワシントン・岩田仲弘)

 ◆「ならず者」復活
 ペイリン氏は昨年七月、アラスカ州知事を突如退任。十一月には回顧録「ならず者で行く」を出版し、全国を宣伝行脚した。タイトルには大統領選で共和党陣営から「ならず者」扱いされたことへの皮肉が込められている。一月にはメディアで大統領の“天敵”とされる保守系ニュース専門局FOXニュースの解説者に就任した。

 この間、激しく大統領批判を展開。今月六日には、テネシー州ナッシュビルで開かれたティーパーティーの初の全米集会で基調演説し「日本はアジアの重要な同盟国なのに(日米関係は)最悪だ」「大統領とペロシ下院議長の政策は、負債を増やし、国を危険にさらしている」と徹底的にこき下ろした。

 ◆大きな政府嫌気
 ペイリン氏が共和党と一線を画すのは、無党派層への浸透を図る方が支持拡大に向けて得策と判断しているためだ。ニュージャージー、バージニア両州の知事選、マサチューセッツ州の連邦上院議員補選で共和党が相次ぎ勝てたのも、ティーパーティーなど無党派層が「反オバマ」で結束したからにほかならない。

 米誌ニューズウィークの直近の世論調査でも、連邦議会選挙が今行われたらどちらの政党に投票するか、との問いに共和党と答えたのは43%で民主党を2ポイント下回った。

 歳出削減、減税といったティーパーティーの主張は、民主党より共和党にはるかに近いが、ブッシュ前政権も未曾有の金融危機対策として税金を投入して大手銀行を救済。党の現状に不満は根強い。

 ペンシルベニア州でティーパーティー運動に参加するナンシー・ゴッドフレイさん(57)は「大きな政府に飽き飽きしている私たちの主張に、とにかく耳を貸してほしいだけ。党派なんて関係ない」と訴える。

 ◆独立ブランド?
 こうした声に配慮し、下院共和党のベイナー院内総務は「共和党がティーパーティーを取り込むなど、そんなばかげたことはしない。尊敬し、意見を聞いていく」と強調。だが十一月の中間選挙に向け、保守路線を徹底させるのか、中道寄りにも視野を広げるのか、腰が定まっていないのが実情だ。

 一方、ペイリン氏が本気で大統領選に出馬するのなら、共和党から立候補する他に選択肢はない。しかし、同党が「ならず者」を受け入れる展望は、開けているわけではない。

 ブッシュ前政権のホワイトハウス上級スタッフを務めた共和党有力アドバイザーのブラッドリー・ブレークマン氏は「ペイリン氏は一つの独立したブランド商品。政策通でもなく、人気がどれだけ続くかも分からない。共和党候補として成功するとも思えない」と厳しい見方を示している。

 <ティーパーティー> 「大きな政府」路線に反対する草の根抗議運動。昨年2月、オバマ米大統領が総額7870億ドルの景気対策法を成立させたことをきっかけに始まった。保守派の白人が主導し、インターネットを通じて急速に広まった。

 植民地時代の1773年、英国による紅茶税に反発した市民が茶箱を海に投げ捨て、独立運動につながった「ボストン茶会事件」に由来する。冒頭の「TEA」は「Taxed Enough Already(すでに十分課税されている)」の頭文字でもある。

487チバQ:2010/02/24(水) 22:36:17
http://mainichi.jp/select/world/news/20100225k0000m030118000c.html
中南米カリブ首脳会議:チャベス氏とウリベ氏ののしり合い
 【プラヤデルカルメン(メキシコ東部)庭田学】メキシコ東部プラヤデルカルメンで行われた中南米・カリブ海諸国の首脳会議で、ベネズエラの左派、チャベス大統領とコロンビアの右派、ウリベ大統領がののしり合いをしたことが波紋を広げている。両者を仲裁する「アミーゴ(友達)グループ」が23日結成され、地域統合を目指す首脳会議の「初仕事」は、2人を仲直りさせることになりそう?

 対米関係の違いやコロンビアの左翼ゲリラなどを巡る問題などから、隣接するベネズエラ、コロンビアの両大統領の関係は近年悪化していた。

 AP通信などによると、会議初日の22日、昼食の席でウリベ大統領が「男になれ!」と批判すると、チャベス大統領が「出て行け!」などと激しく応酬。キューバのラウル・カストロ国家評議会議長やメキシコのカルデロン大統領らがとりなしたという。

 会議開催国のカルデロン大統領は23日の会議閉幕後、「アミーゴ・グループ」の代表にドミニカ共和国のフェルナンデス大統領を指名したと発表した。チャベス、ウリベ両大統領は、仲裁に応じる姿勢を見せている。

488チバQ:2010/02/25(木) 22:35:39
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100225-OYT1T00137.htm
「トヨタたたき」政治の影、秋の中間選挙意識


 トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題で、23日から米議会の公聴会が始まった。

 8日間にトヨタ問題を上下両院で計3回も審議する計画で、人命にかかわる問題とはいえ、異例の過熱ぶりだ。背景には、秋の中間選挙を見据えた公聴会の「政治ショー」化など米国の事情もある。

 ◆雇用問題◆

 23日に公聴会を開いた下院エネルギー商業委員会の調査小委員会では、出身地域による議員の意見の違いが鮮明となった。

 「我々は魔女狩りをすべきではない。トヨタが悪事を働き、隠蔽(いんぺい)したと決めつけるべきでもない」

 テキサス州選出のジョー・バートン議員(共和党)は、過剰なトヨタ批判は控えるべきだとけん制、テネシー州のマーシャ・ブラックバーン議員(共和)も「政治的な意図で誤った情報が発せられないことを望む」と同調した。両州ともトヨタの生産拠点がある南部地域だ。


 一方、ビッグスリー(米3大自動車メーカー)の拠点が集中する中西部の民主党議員はトヨタ批判を先導した。ミシガン州のバート・ステューパック小委員長は「これまでの対策ではトヨタ車所有者の不安を払拭(ふっしょく)できない」と批判。イリノイ州のボビー・ラッシュ議員は「(暴走したトヨタ車は)殺人マシンとなった」とまでののしった。

 米議会のトヨタたたきの裏には、失業率が10%前後で高止まりしていらだつ米国民の雇用問題の影がちらつく。一方、トヨタは米国内で販売店も合わせると17万人以上も雇用しており、地元議員は擁護に懸命だ。

 ◆政治ショー◆

 テレビ中継され、議員の顔がアップで映る公聴会は有権者を意識した絶好のパフォーマンスの舞台だ。

 中間選挙の前哨戦として1月19日に民主党の地盤マサチューセッツ州で行われた上院補選では共和党候補が当選し、全米の民主党議員に激震が走った。その直後にトヨタが大規模リコールを発表、トヨタ問題への米国民の関心が一気に高まったことから公聴会が相次いで決まり、「トヨタたたき」が過熱した側面もある。

 昨年オバマ政権がゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラーの救済に動いた時は、民主党支持が強い中西部の民主党議員が支援を支え、トヨタなど日系メーカーが進出する南部議員が政権を批判した。

 今回は議員たちの攻守が替わり、トヨタの生産拠点がある6州の知事もトヨタ擁護を表明、公聴会が「奇妙な政治的駆け引きの場にまで発展している」(米ウォール・ストリート・ジャーナル紙)状況だ。

 ◆環境変化◆

 トヨタたたきの過熱は、昨秋以降、急速に高まった米国民の不安や不満に敏感に対応してこなかったトヨタの不手際もある。

 トヨタは共和党の地盤の南部を中心に生産拠点を増やしてきた。政界に強いパイプを持つGMともカリフォルニア州の合弁工場「NUMMI」などで関係を結び、GMが米政府・議会とのパイプ役になってきた。

 しかし、昨年のオバマ政権誕生とGMの経営破綻(はたん)で環境は大きく変わった。

 トヨタも昨年7月の内部文書で「オバマ政権は産業界に友好的ではない」などと指摘、懸念を認識していたが、豊田章男社長の新体制が発足、北米の体制も変わったばかりだったため、変化への対応が遅れた。

 ただ、米消費者雑誌コンシューマー・リポーツは23日、最も推薦できる環境対応車として、リコール問題に揺れたハイブリッド車「プリウス」を挙げた。米国民のトヨタ車への評価はなお根強く、信頼回復のチャンスはまだありそうだ。(ワシントン 池松洋、本間圭一)

(2010年2月25日05時00分 読売新聞)

489チバQ:2010/02/25(木) 22:38:15
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100225-OYT1T00137.htm
「トヨタたたき」政治の影、秋の中間選挙意識


 トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題で、23日から米議会の公聴会が始まった。

 8日間にトヨタ問題を上下両院で計3回も審議する計画で、人命にかかわる問題とはいえ、異例の過熱ぶりだ。背景には、秋の中間選挙を見据えた公聴会の「政治ショー」化など米国の事情もある。

 ◆雇用問題◆

 23日に公聴会を開いた下院エネルギー商業委員会の調査小委員会では、出身地域による議員の意見の違いが鮮明となった。

 「我々は魔女狩りをすべきではない。トヨタが悪事を働き、隠蔽(いんぺい)したと決めつけるべきでもない」

 テキサス州選出のジョー・バートン議員(共和党)は、過剰なトヨタ批判は控えるべきだとけん制、テネシー州のマーシャ・ブラックバーン議員(共和)も「政治的な意図で誤った情報が発せられないことを望む」と同調した。両州ともトヨタの生産拠点がある南部地域だ。


 一方、ビッグスリー(米3大自動車メーカー)の拠点が集中する中西部の民主党議員はトヨタ批判を先導した。ミシガン州のバート・ステューパック小委員長は「これまでの対策ではトヨタ車所有者の不安を払拭(ふっしょく)できない」と批判。イリノイ州のボビー・ラッシュ議員は「(暴走したトヨタ車は)殺人マシンとなった」とまでののしった。

 米議会のトヨタたたきの裏には、失業率が10%前後で高止まりしていらだつ米国民の雇用問題の影がちらつく。一方、トヨタは米国内で販売店も合わせると17万人以上も雇用しており、地元議員は擁護に懸命だ。

 ◆政治ショー◆

 テレビ中継され、議員の顔がアップで映る公聴会は有権者を意識した絶好のパフォーマンスの舞台だ。

 中間選挙の前哨戦として1月19日に民主党の地盤マサチューセッツ州で行われた上院補選では共和党候補が当選し、全米の民主党議員に激震が走った。その直後にトヨタが大規模リコールを発表、トヨタ問題への米国民の関心が一気に高まったことから公聴会が相次いで決まり、「トヨタたたき」が過熱した側面もある。

 昨年オバマ政権がゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラーの救済に動いた時は、民主党支持が強い中西部の民主党議員が支援を支え、トヨタなど日系メーカーが進出する南部議員が政権を批判した。

 今回は議員たちの攻守が替わり、トヨタの生産拠点がある6州の知事もトヨタ擁護を表明、公聴会が「奇妙な政治的駆け引きの場にまで発展している」(米ウォール・ストリート・ジャーナル紙)状況だ。

 ◆環境変化◆

 トヨタたたきの過熱は、昨秋以降、急速に高まった米国民の不安や不満に敏感に対応してこなかったトヨタの不手際もある。

 トヨタは共和党の地盤の南部を中心に生産拠点を増やしてきた。政界に強いパイプを持つGMともカリフォルニア州の合弁工場「NUMMI」などで関係を結び、GMが米政府・議会とのパイプ役になってきた。

 しかし、昨年のオバマ政権誕生とGMの経営破綻(はたん)で環境は大きく変わった。

 トヨタも昨年7月の内部文書で「オバマ政権は産業界に友好的ではない」などと指摘、懸念を認識していたが、豊田章男社長の新体制が発足、北米の体制も変わったばかりだったため、変化への対応が遅れた。

 ただ、米消費者雑誌コンシューマー・リポーツは23日、最も推薦できる環境対応車として、リコール問題に揺れたハイブリッド車「プリウス」を挙げた。米国民のトヨタ車への評価はなお根強く、信頼回復のチャンスはまだありそうだ。(ワシントン 池松洋、本間圭一)

(2010年2月25日05時00分 読売新聞)

490チバQ:2010/02/25(木) 22:40:15
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100225ddn003020023000c.html
クローズアップ2010:トヨタ社長、米公聴会出席 批判の嵐「針のむしろ」
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 トヨタ自動車の米国での大規模リコール(回収・無償修理)問題は、豊田章男社長が証言する24日の米公聴会で一つの山場を迎えた。議会側は「問題は世界最大の自動車メーカーになりながら、安全・品質管理の情報・権限を日本に過度に集中させてきた経営姿勢そのものにある」と強硬。集団訴訟が絡む電子制御システムの欠陥問題も長期化の様相を見せており、社長登板の成否は予断を許さない。【大久保渉、ワシントン斉藤信宏】

 ◇「安全に無頓着だ」 「魔女狩り」懸念の声
 「責任の所在は一体どこにあるんだ」。23日、約8時間にわたって続いたトヨタ自動車の大規模リコール問題に関する米下院エネルギー・商業委員会の公聴会。アクセルペダルの不具合の苦情を把握した時期などを問われた米国トヨタ自動車販売のレンツ社長が「私は(販売担当で)技術者ではないので答えられない」と詰まると、議会側からトヨタの経営体質を問う声が沸き上がった。

 さらに「製造や品質管理は日本のトヨタ本社が全面的に管轄していた」と述べる社長に対し、批判の矛先は国際企業としてのトヨタの企業統治(ガバナンス)の欠如に集中。米国のドライバーの安全にかかわる重大な情報をトヨタ本社が独占したことが、昨夏のカリフォルニア州でのレクサス車の急加速による4人死亡事故などを招いたとの構図が形成された。

 ワクスマン委員長は「トヨタは経営陣のリーダーシップを根本的に改革すべきだ」と強調。米道路交通安全局(NHTSA)を管轄するラフード運輸長官も「トヨタは北米では極めて良い人材を抱えるが、日本の経営陣は安全に少し無頓着だと感じる」と痛烈に皮肉った。

 そんな激しい議会の批判の嵐の中、豊田社長は24日午前(日本時間25日未明)開会の下院監視・政府改革委員会の公聴会に臨む。

 豊田社長は大規模リコールを「真に遺憾(deeply sorry)」と謝罪したうえ、トヨタ本社が米国など海外現地法人との意思疎通に欠けていた非も甘受。「事業の急拡大で顧客の声をおろそかにした」との反省の弁や、「私は創業者の孫で、自分の名前が入った車が傷つくことは私自身が傷つくこと」と感情面にも訴える戦術を描く。そのうえで「ごまかさないのがトヨタの伝統」と欠陥隠し疑惑は強く否定し、米世論の沈静化につなげたい考えだ。

 今秋の中間選挙を意識して“トヨタたたき”を過熱させる議員の動きには、「議会内で『魔女狩り』を懸念する声も出ている」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)。しかし、同委員会のアイサ筆頭理事(共和)らは米国トヨタが07年のリコールを限定的にして「1億ドル以上の費用を節約した」とする社内資料も根拠に「トヨタの欠陥隠しの有無をしっかり確認する」と強硬姿勢を示しており、信頼回復を目指す豊田社長が「針のむしろ」に立たされるのは必至だ。

491チバQ:2010/02/25(木) 22:40:52
 ◇電子制御問題、長期化の恐れ
 23日の公聴会で焦点となったのは、車の加減速をコンピューターで制御する電子制御スロットルシステム(ETCS)の欠陥疑惑だ。欠陥を否定するトヨタ側に対し、議会側はレクサス車で急加速を体験したというユーザーの証言などを駆使して、この問題を追及。さらに調査を進める意向だ。

 ETCSは、アクセルペダルの踏み加減を感知したセンサーが、コンピューター(エンジン・コントロール・ユニット=ECU)に電気信号で情報を伝達し、ECUがエンジン内に流し込む空気のスロットル(絞り弁)の動きを最適に調整するシステム。燃費向上などの効果があり、トヨタなど国内外の多くの大手メーカーが00年ごろから採用している。しかし、米メディアや一部議員から「電波干渉やコンピューターの不具合などで誤作動が起きる危険がある」との指摘があり、意図しない急加速につながる疑惑が浮上した。

 トヨタは一貫して「仮に誤作動しても速度が落ちるフェールセーフシステム(安全措置)を講じている」と主張し、外部の調査会社の試験でも「問題は見つかっていない」とする。しかし、議会側は「調査はサンプル数が6件と少な過ぎる」と批判。公聴会に出席した米調査会社「セーフティー・リサーチ・アンド・ストラテジーズ」のケイン社長や米南イリノイ大学のギルバート教授は「フェールセーフシステムにも不具合が発生するリスクがある」と証言した。

 ETCSの欠陥を示す新事実が出たわけではないが、ワクスマン委員長に「マットの交換とペダルの改修で急加速問題が解決すると思うか」と迫られたレンツ社長が「言い切れない」と答えたため、米メディアは「トヨタは安全対策に確信を持っていない」(ワシントン・ポスト紙電子版)などと報じている。

 一方、セーフティー社の社長がトヨタを集団提訴している弁護士から多額の資金供与を受け、同社長からギルバート教授に資金援助があったことが判明するなど、ETCS問題はスキャンダル的な側面も出ている。

492チバQ:2010/02/26(金) 21:21:30
http://mainichi.jp/enta/car/news/20100226ddm008020005000c.html
エコナビ2010:米公聴会、トヨタ社長を追及 議員「活躍」アピール
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 【ワシントン斉藤信宏】全米の注目を集める中開かれた、トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)問題に関する米下院公聴会。長引く不況と雇用の低迷で米国民の不満が政治に向かう中、豊田章男社長への厳しい追及は、議員にとって、自らの活躍ぶりをアピールする絶好の機会になった。一方、地元にトヨタの工場を抱える議員からは冷静な議論を求める声も。11月の中間選挙を控え、各議員の思惑が交錯する公聴会となった。

 ◇票田に配慮
 「豊田社長は米国民にきちんと説明すべきだ」−−。豊田社長の公聴会招致の先頭に立ったのは、カリフォルニア州選出のアイサ下院監視・政府改革委員会筆頭理事(共和)。昨年8月、トヨタの高級車「レクサス」の暴走により一家4人が死亡する事故があったサンディエゴはアイサ氏の票田だ。

 23日の公聴会でトヨタ車の暴走ぶりを証言したスミス夫人はテネシー州に住んでいる。同州選出のダンカン議員(共和)は24日、「なぜ欠陥車への対応にこんなに時間がかかったんだ」と豊田社長を厳しく問い詰めた。

 ゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社の本拠地、ミシガン州選出のディンゲル議員(民主)も、23日の公聴会で米国トヨタ自動車販売のレンツ社長を「責任の所在はどこにあるんだ」と批判。「責任は日本にある」との答弁をレンツ社長から引き出した。

 ◇地元に工場
 一方、トヨタの工場があるケンタッキー州のデービス議員(共和)は、トヨタがいかに州内の雇用創出に貢献しているかを話した上で「政治ショーではなく事実に基づく議論の場にすべきだ」と注文をつけた。テキサス州のケラー議員(民主)も、州内のトヨタ工場を「この不況下でも工場労働者を解雇しない」と高く評価。「消費者の信頼を一日も早く取り戻してほしい」とトヨタ側を励ました。

 だが、多くはトヨタ追及のスタンスをとる。オバマ大統領の支持率低下に歯止めがかからない中、厳しい姿勢を示すことで世論の支持を得ようとの動きが米政府、民主党を中心に強まっていることが背景にある。中間選挙が近づくにつれ、トヨタは米国政治の動向に揺さぶられそうだ。

493チバQ:2010/02/26(金) 21:22:22
http://www.asahi.com/business/update/0226/TKY201002250557.html
トヨタ、「政治ショー」乗り切ったが…米国内なお不信感(1/2ページ)2010年2月26日2時11分

 トヨタ自動車の大規模リコール(回収・無償修理)を巡る2日間の米下院公聴会が終わった。異例の数の報道陣に囲まれ、証言に臨んだ豊田章男社長。米国の議員やメディアは敬意を表し、信頼回復に向けたハードルをひとつ乗り越えた。だが、今秋に中間選挙を控えた議員たちの「政治ショー」をこなしても、トヨタ車の安全が保証されたわけではない。リコール問題は長期化する様相だ。

 豊田社長の招致をいち早く求め、追及の急先鋒(きゅうせんぽう)だった共和党の有力議員、アイサ氏(カリフォルニア州)。24日の公聴会では「ミスター・トヨダ、米当局に率先して情報提供することに同意しますか」と丁寧なもの言いで、攻撃的な姿勢は影をひそめた。

 タウンズ委員長は公聴会終了後、「彼らは問題解決のために全力を尽くすだろう」と証言に一定の評価を与えた。リコール対策の遅れに批判的だったカプチャー議員(オハイオ州)も「企業体質が今後、変わるかどうか分からないが、変わろうとしている兆候は見て取れた」。

 ニューヨーク・タイムズ紙は「豊田社長が責任を果たすことを約束した」と報じ、ワシントン・ポスト紙も「謝罪を通じて、豊田氏は(米議会の)怒りをいくらか鎮めたようだ」とした。

 米国で強い批判が巻き起こる中で決断した訪米。過熱する一方だった米世論を鎮める「切り札」を投入した効果はあったようだ。豊田社長の訪米が「ゲームチェンジャー(ゲームの流れを変える)」となる可能性がある、とラフッド米運輸長官は24日指摘した。

 だが、大規模リコールで高まった不信を、簡単に振り払うことはできない。

 トヨタ車の急加速問題は平行線に終わり、エンジンの電子制御システムへの疑念は結局、晴れなかった。トヨタが外部のコンサルタント会社に委託している調査は、結論が出るまで数カ月かかるとみられている。米ゼネラル・モーターズ(GM)などはトヨタから顧客の引き抜きにかかり、すでに1月の米新車販売でトヨタは一人負けした。

 全米でトヨタ車のオーナーらが起こしている集団訴訟の広がりも追い打ちをかける。

 リコール問題の影響でトヨタ車の価値が下落したことへの補償や、電子制御システムの改修などを求めて、集団訴訟が昨秋から活発化。2月中旬までに40件以上にのぼる。トヨタ車による事故の損害賠償訴訟を担当するトッド・トレーシー弁護士は「『被害者数』は最大1500万人に膨らむ」と勢いづく。

 トヨタは優秀な弁護士を多く抱え、これまで横転事故や衝突などでの訴訟では、ほとんど敗訴したことがなかったという。だが、それもトヨタへの信頼の裏付けがあってのこと。集団訴訟は1件あたりの被害は少額でも、全体の請求額は巨額になる。

 米ニューヨーク州南部連邦地裁の連邦大陪審からは、一部のリコール対象車に関する資料の提出を求める召喚状が出され、刑事事件に発展する可能性も出ている。

 米運輸省も苦情急増を受け、トヨタの主力車「カローラ」のパワーステアリングの不具合について本格調査に入った。リコールに踏み切れば、米国だけで約50万台が対象になる。

 3月2日には上院でも公聴会が予定され、再び社長が招致される可能性がある。自動車業界のシニア・ストラテジストのジョン・ブランク氏は「土俵に上がるのが遅すぎた。うまくやれば、トヨタはリコールを品質改善へのPRに使うこともできたはずだ」と厳しい。(ワシントン=尾形聡彦、中川仁樹、丸石伸一)

494チバQ:2010/02/27(土) 12:55:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100227k0000e030051000c.html
米国:NY州知事「再出馬せず」 党、政権が圧力か
 【ワシントン古本陽荘】米ニューヨーク州のパターソン知事(民主)は26日、ニューヨーク市内の事務所で記者会見し、11月の知事選に出馬しない意向を表明した。不出馬の直接の理由は、側近の暴力事件の捜査に介入した疑惑とみられているが、支持率が低迷していることから、再選を不安視する身内の民主党やオバマ政権の圧力で引きずり降ろされたという側面もあるようだ。

 発端は、パターソン氏の側近が、女性に暴力を振るったとされる事件。被害女性が、訴えを取り下げるよう州警察に要求されたと主張し、パターソン氏が介入した疑いが浮上していた。

 パターソン氏は捜査への介入を否定したものの、「いくつもの障害が重なり公職に就くことをためらわざるを得なくなった」と出馬断念の理由を説明した。

 しかし、出馬断念の背景には、オバマ政権側からの働きかけがあったという見方が強い。

 昨年11月には、パターソン氏の支持率が20%前後に低迷していたことから、ホワイトハウスが知事選出馬を見送るよう異例の要請をしていたことが発覚。パターソン氏はこれを拒否して、選挙準備に突入したという背景があるからだ。

 不出馬表明には民主党側から歓迎の意向が表明されており、捜査介入疑惑を使った圧力があったのは間違いなさそうだ。

 パターソン氏は08年、スピッツァー前知事(民主)が高級買春クラブの顧客だったことが発覚し辞任したことを受け、副知事から昇格。11月の州知事選に立候補すると先週末に正式表明したばかりだった。

495チバQ:2010/03/03(水) 23:16:34
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003030020.html
ジェリー・ブラウン氏が出馬表明、11月の加州知事選

カリフォルニア州知事選への出馬を表明したブラウン同州司法長官。知事をかつて2期務めた。(CNN) 今年11月に予定される米カリフォルニア州知事選で、同州のジェリー・ブラウン司法長官は2日、出馬を正式表明した。民主党の大物政治家で、1975年から83年まで同州知事を2期務め、米大統領選にも立候補したことがある。


同氏はCNNの取材に応じ、同州が深刻な財政危機に直面していることなどを踏まえ、新たな知事は問題を解決する知恵、知識や経験を必要としていると出馬の動機を説明した。シュワルツェネッガー現知事は2期目で、3選は禁止されている。


民主党からは他の大物政治家の出馬は予想されておらず、ブラウン氏が同党候補に決まる可能性が強い。同氏は既に豊富な政治資金も集めたとされる。


共和党では、ネット競売大手イーベイの女性社長だったメグ・ホイットマン氏などが立候補を準備している。ただ、世論調査機関が今年1月中旬に発表した有力候補の支持率調査では、ブラウン氏が共和党候補を押さえ、首位に立っていた。

496チバQ:2010/03/06(土) 19:15:50
http://newsweekjapan.jp/stories/us/2010/03/post-1057.php
「銃を持ってスタバに行こう」の波紋
Starbucks Responds to Silly Gun Debate

「リベラルの巣窟」というイメージが祟って、銃を持ち歩きたい保守派の示威の場に

2010年03月04日(木)16時34分
ダン・ミッチェル

 スターバックスには気の毒と言うほかない。アメリカの銃権利擁護派と反対派が、スターバックスの店舗を舞台にいかれたイデオロギー戦争に突入したのだ。

 銃権利擁護派は、たとえ私企業の所有地であっても大っぴらに銃を持ち歩く権利が彼らにはあるという狂った理論を、スタバで証明してみようと思い立った。当然ながら彼らにそんな権利はない。スターバックスには、銃権利派だけでなく他の誰をも店に入れない権利がある。だが実際には、人に見えるように銃を携帯することが法律で認められている州では、大っぴらな持ち込みも認めている。

 スターバックスが標的に選ばれたのは偶然ではない。保守系の草の根ネットワーク「ティーパーティー」のメンバーやそれに類する人々にとっては、スターバックスこそアメリカのリベラルの象徴であり「ラテをすするエリート主義者ども」の巣窟だからだ。

 これはもちろん、たわ言に過ぎない。むしろ、スターバックスほど中流階級的なものはない。もしティーパーティーのメンバーがわずかでも理解力をもっていれば、多くの「進歩派」も、中流階級的なスターバックスを現状維持の象徴として嫌悪していることに気づいただろう。

店員にも危険が及びかねない
 銃規制派は、おそらく使命感に駆られてこの騒ぎに参戦し、銃をひけらかすならず者たちを店に入れないようスターバックスに要求した。

 だが、スターバックスはただお客にコーヒーを売りたいだけ。だから両者に、どうか矛を収めて欲しいと頼んだ。そしてわれわれを放っておいてくれ、と。

 スターバックスは今後も、それが違法でない州では銃の持ち込みを認める方針。「もし我が社が、人に見える形での銃の携帯を認める法律と異なるルールを採用すれば、パートナー(店員)は違法行為を犯したわけでもない顧客に店から出て行ってもらわなければならなくなる。それは不公平であると同時に、店員が危険な立場に置かれる可能性もある」と、スターバックスは書面で発表した。

 銃規制をめぐって争う両当事者に対しては切実にこう訴えた。「スターバックスや店員たちをこんな危ない対立に巻き込むのはやめてほしい」

497チバQ:2010/03/06(土) 19:21:32
コーヒーが好きな保守派や、紅茶が好きなリベラル派はどうすれば良いのだ?
次はコーラパーティーかな
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN201003040026.html
2010.03.04 Web posted at: 18:40 JST Updated - CNN
USA
米で「コーヒーパーティー」提唱、保守政治運動に対抗
ワシントン(CNN) 米国で台頭している保守派の政治運動「ティーパーティー」に対抗して、1人の女性が「コーヒーパーティー」運動を提唱、ネットなどで反響を呼び、支持者を増やしている。


ティーパーティー運動は新たな保守勢力として米国政治の中で存在感が高まっているが、ドキュメンタリー映画制作者のアナベル・パークさん(41)はこの運動に対するメディアの過剰反応に苛立ち、新たな運動の提唱を思い立ったという。


大手ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のフェイスブックでコーヒーパーティーを提唱し、運動への参加を呼びかけるサイトも開設。米有力紙で紹介されたこともあり、これまでに約6万8000人のファンが集まった。


運動の目的についてパークさんは「今の政府はわれわれを代弁しておらず、メディアもうまく代弁してくれているとは言いがたい。未来の決定権を握り、自分たちの声を届けるために、行動を促す狙いがあった」と説明する。ティーパーティー運動については「目標は共通する部分もあるかもしれないが、やり方には反対」だと述べた。


パークさんは2008年の大統領選でオバマ陣営のボランティアを経験したが、コーヒーパーティーは既存の政党には組しないといい、2大政党制は時代遅れだと批判。現在の政治の仕組みには大きな問題があると指摘した。


コーヒーパーティー運動は過去5週間にわたり各地で集会を開いており、パークさんによれば参加者は徐々に増加。次回は13日に全米規模の集会を予定しているという。

498チバQ:2010/03/06(土) 19:23:17
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Autos/node_38765
【ワシントン雑記帳】ためになった上院公聴会 やっぱりショーだった下院公聴会
【日本版コラム】-津山恵子
2010年 3月 4日 17:35 JST
 2日、トヨタ自動車幹部を再度公聴会に呼んだ上院商業・科学・運輸委員会委員長は、私が一度だけ握手をしたことがあるジェイ・ロックフェラー議員(民主、ウェスト・バージニア州選出)。午後の部でこう切り出した。

Bloomberg


 「こちら(米国)のシステムには、私たち(=連邦議員)に監視という役割が持たされています」

 「大統領の政権がすべて監視することはできないからです。だから、私たちが、問題を明らかにするために介入する場合があります」

 学生時代に日本で過ごしたというロックフェラー委員長が、日本と異なる連邦議会公聴会の機能を、トヨタ幹部に親切に説明してくれた、という場面だ。

 日本の国会証人喚問は、汚職事件など犯罪に絡んで、議員や企業幹部が呼ばれることが圧倒的に多く、「証人」になると、かなりネガティブなイメージがつきまとう。米議会公聴会も、「捜査」的な意味で開かれる場合もある。例えば、ロッキード事件捜査のきっかけとなった上院委員会は、ロッキード社が各国政治家に賄賂をばらまいていたことを暴き出した。

 しかし、米議会の公聴会は基本的に、議員が政策や法律を作る場合に、関係者を証人に呼び、予備的な知識や情報を集めるためのもの。ロックフェラー委員長は今回、自動車業界の「監視・監督」のために開いた、と釘を刺したわけだ。

 証人にも、内山田竹志トヨタ自動車副社長(技術・商品企画担当)、 佐々木真一同副社長(品質保証担当)の二人を呼び、前週の豊田章男社長に対するよりも、より専門的な質問に答える体制だった。このため、メディア・業界関係者だけでなく、消費者にとっても貴重な情報が詰まっていた。

 次のやり取りがその例だ。

 「事故前後のデータを記録するEDR(イベント・データ・レコーダー)の内容を公開する計画はあるか」(マリア・カントウェル議員、民主、ワシントン州選出)

 「EDRリーダーを1台から150台に増やす計画です」(内山田氏)

 「警察や裁判所に提出したEDRのデータを北米トヨタが保存しているかどうか」(ビル・ネルソン議員、民主、フロリダ州選出)

 「分からない」(内山田氏)

 2問目は、トヨタにとって課題の一つが浮き彫りになる貴重な質疑だ。

 ためになる情報が多く発掘された上院公聴会に比べ、改選が2年ごとという下院が先月末に開いた公聴会は、完全にテレビの向こうにいる有権者向けのものだった。「地元のディーラーに行ってみたが」という前置きが多く、「激励」訪問を多くの議員がアピールした。同じような質問が多く、「糾弾」姿勢も目立った。逆に、トヨタの工場がある州選出で、トヨタの地元貢献ぶりを紹介して、質問もせずに制限時間を使い切った議員もいた。

 豊田社長は、ワシントンに来るべきだったが、下院公聴会という場は残念ながら、政治ショーだった。

 ロックフェラー委員長は、上院公聴会をこう締めくくった。これを聞いて、議員らの高度な質問の意味が分かった。

 「私たちは今後、以下の立法の行動を取らなくてはなりません。その一つは、(有事の際にアクセルよりブレーキが優先される)ブレーキ優先装置の装備を自動車メーカーに対し義務付ける法律作りです」

 「監視」から「立法」への道筋がついた。議員の仕事をみせつけた瞬間だった。

499名無しさん:2010/03/20(土) 00:40:42
>>497(`・ω・´)このティーパーティーの記事と、コーヒーパーティーの関連記事は結構おもしろいですよね。

500とはずがたり(1/4):2010/03/23(火) 00:02:00

ついにアメリカが「常識」の国にCHANGE 医療保険改革がついに
gooニュース・ニュースな英語2010 年3月22日(月)15:00
http://news.goo.ne.jp/article/newsengm/world/newsengm-20100322-01.html

■本日の言葉「common sense」(常識)■
アメリカ東部時間21日夜(日本時間22日午前)、アメリカで「常識が勝利」し、「普通の国」に向かって、歴史的な一歩を踏み出しました。ここで言う「普通」とは、国民の健康を国が守るという先進国としては当たり前の状態を意味します。日本で生まれ育った私が当たり前のものと思っていた国民医療保険がいよいよアメリカでも実現するのです。これぞ「オバマのアメリカ」です。そしてそれを可能にしたのは他でもない、ヒラリー方式でした。(gooニュース 加藤祐子)

○「Yes, we can」 から「Yes, we did」に

今日22日のコラムはお休みする予定で、前回わざわざ告知までしたのですが、「まさか」と思っていたことがあれよあれよと実現したので、書かずにはいられません。「反対していた民主党の下院議員をオバマが説得したらしい」というニュースをあちこちで目にしてからというもの、今日は朝からCNNとBBCに釘付けでした。これが実現すれば、無保険状態にある3200万人ものアメリカ人が救われるのですから。そして100年近くかかった議論が、やっと一里塚を超えるのですから。

米下院は21日夜、医療保険制度改革の関連法案を219対212の賛成多数で可決しました。民主党議員たちが「Yes, we can!」と唱える中で。諸手続きとオバマ大統領の署名を経て、3月中には医療改革法案が医療改革法として成立します。オバマ大統領はこれを「This is what change looks like(変化というのはこういうものなんだよ)」と「勝利宣言」し、「victory for common sense(常識にとっての勝利)」だと呼びました。

「オバマ候補」が大統領選でアメリカ国民に公約した最大・最重要の「CHANGE」が、実現する。この意味の大きさは、いくら強調しすぎても強調しきれません。「Yes, we can」の約束がようやく「Yes, we did」に変わったのです。「そうだ、できる」から「そうだ、やった」に。

オバマ大統領は当選した瞬間から、「歴史的な大統領」と呼ばれていました。「初の黒人大統領」だと(母親も、彼を育てた祖父母も白人なのに)。しかし国民全員に医療保険を提供するという 100年越しのこの改革法案可決によって、オバマ大統領は初めて「歴史的」な業績を形にした歴史的な大統領になったと言えます。

そしてそこに至るまでの対立の激しさも、強調しすぎるということはありません。医療保険改革をめぐる論争が去年の夏、アメリカでどれだけ大騒ぎになったかは何度か書きました。「219対212」という票差と、共和党議員全員に加えて民主党議員も34人が反対したという数字は、この対立が今でも、そして今後も、続くことを示しています。

501とはずがたり(2/4):2010/03/23(火) 00:02:12

○日本のお手本になるか

対立の焦点は概ね三つ。
(1) 政府は小さくあるべきだ、大きい政府反対。自分や自分の家族が病気になったらどうすべきか国が決めるなんて、そんなのは社会主義だ、ファシズムだ。
(2) 政府は小さくあるべきだ。財政赤字をこれ以上、悪化させるつもりか。
(3) 中絶に連邦予算を使うな。

──という三つです。ここに、あらゆる冷静な論議も感情的な論議も巻き付いて、渾然一体となって、訳が分からなくなっていたのを、オバマ政権と上下両院は議論をひとつひとつ切り離して、細かく譲歩を重ねて行った。

その結果、オバマ大統領が選挙中から公約していた公的医療保険制度の創設は見送られました。なので、「アメリカに国民医療保険が実現した」と言っても、日本の国民健康保険のようなものが出来るわけではありません。代わりに、国民全員が民間保険に加入できるように、(i) 加入条件を緩和し、(ii) 必要に応じて加入を政府が補助し、そして (iii) 既往症のある人の保険加入を認めず、加入後に病気になった人を除外し、必要な治療に支払いを渋る民間保険会社に対して監督を強化する??ことになりました(強大な保険業界のロビイストを屈服させたというだけでも、その偉業に私は呆然とします)。

アメリカで100年近く議論され続けてきた国民医療保険が、あくまでも民間を使って実現する。これはいかにもアメリカ的な、民主党と共和党の譲歩の産物です。リベラルな福祉を、自由主義経済と市場原理と小さい政府主義で実現しようとする。福祉は国にやらせようという欧州型の社会民主主義とはあまりに違う。もしこの方式で国民全員が本当にきちんと医療保険を使えるようになるなら、疲弊する医療保険制度を抱えて苦しむ国(たとえば日本)にとっても、興味深いお手本になり得るのかもしれません。日本にも、保険料が払えないなどの理由から国民健康保険が使えなくなる人たちがいるのですから(こちらによると、2007年時点で35万人)。

もっとも、この譲歩案に共和党は全員反対したのですが。

502とはずがたり(3/4):2010/03/23(火) 00:02:25

○結局は中絶問題だった

日本では35万人。安い公的保険のないアメリカでは3200万人。国民の実に2割です。国民の2割が基本的な医療さえ受けられない状態を何とかしようという議決のギリギリまで(そしてその後も)、下院議員たちが議論していたのは「中絶」についてでした。「protect the unborn(生まれていない命を守れ)」と。中絶処置に連邦予算が使われることを法案は禁止していないから、こんな法案には賛成できないと。そこでオバマ大統領は「中絶関連に連邦予算の支出を制限する」と大統領命令を発すると約束。これでようやく必要な数の民主党議員を説得できたわけですが、それでも中絶反対派の議員たちは怒っていました。オバマ大統領の説得に応じた(中絶反対派の)民主党議員に向かって「baby killer(赤ちゃん殺しめ)!」と怒鳴るほどに。

米保守派の、中絶に対するこの感情の高ぶりを、私はどうしても理解することができません。もう長年考え続けてきて、その主張の論拠はあらかた分かっているつもりなのですが、それでも。彼らは「中絶=殺人」だと言う。けれども「生まれていない命」を守るために、なぜすでに生まれて生きている3200万人の健康を犠牲にして許されるのか、その方程式が理解できません。それに、まだ生まれていない命が生まれる権利だけはやたらと守るのに、生まれたが最後、その先の福祉については「どうぞ自助努力でがんばってください」と言いがちなのも、理解できません。

○結局はヒラリーだった

前述したように、この法案が成立しても、アメリカに、日本の国民健康保険やイギリスのNHSみたいな公的保険が創設されるわけではありません。それはあまりに「社会主義だ」などの反対が激しかったため、途中で撤回されました。結局のところ、民間保険への加入条件を緩和し、保険加入を国が補助することで、全国民の保険加入を目指すことになりました。保険加入条件の緩和義務化は2014年から。これによって現在83%に過ぎない米国民の医療保険加入率は、95%まで上がる見通し。逆に言うと、国民ひとりひとりに保険加入が義務づけられることになり、政府助成などが得られるにもかかわらず保険に入らない人(たとえば育児放棄などで子供を保険に入れない親など)には罰金が課せられる。

医療保険加入は国民ひとりひとりの義務となる。この一点が実に興味深い。ある意味で皮肉だとさえ言えます。なぜならこれはまさに大統領選の中でオバマ氏が批判していた、ヒラリー・クリントン案だからです。オバマが掲げた最大・最重要の公約をついに実現するには、ヒラリーが必要だったと解釈するなら、歴史というのはどこまで皮肉になれるのでしょうか。

503とはずがたり(4/4):2010/03/23(火) 00:02:45
>>500-503
……という皮肉で斜めな見方をついしたくなるほど、この法案は妥協と譲歩の産物です。でも、それでもワクワクします。アメリカに、国民保険(のようなもの)が導入されるんだ! この意味するところは、『ER』を観たことのある人なら何となく分かるのではないでしょうか。保険がないから病院にかかれないという人が、(うまくいけば)いなくなるかもしれないのです。保険会社が支払いを認めないから、必要な治療が受けられないという悲劇が減るかもしれないのです。アメリカで!

思い切り私事ですが、実は私は先日、風邪だと思っていた微熱がいきなり39度台に跳ね上がり、我ながら恐くなるという思いをしました。検査の結果、風邪でもインフルエンザでもない細菌感染で、医者に処方された抗生物質がてきめんに効いたのですが、その時つくづく思いました。「保険に感謝」と。自分で勝手に判断して飲んでいた市販薬が、ことごとく効かなかったので。ありがたいことに健康保険が使えるので、私は病院に行けました。でも日本では35万人以上、そしてアメリカでは3200万人以上いる「無保険」の状態になってしまったら、どんなに熱が出ても、検査も診察もないまま市販薬を飲み続けるしかない。ましてもっと深刻な病気やけがに至っては……。

オバマ大統領は可決後の記者会見で、これを「victory for common sense(常識の勝利)」と呼びました。10カ年で9400億ドル(約94兆円)がその値札です。ちなみに1946-1996年の間のアメリカの核兵器開発の年間予算が約980億ドルと言われます。つまり、10カ年で 9800億ドル。国民の医療保険に9400億ドル。核兵器に9800億ドル。あるいは一部の民間推計によると、イラク戦争の米側戦費は2010年2月までの時点で推計7040億ドルだとか。7 年間で7040億ドル。どれが高くて、どれが高すぎるのか。こういう時に英語では、こういう言い方をします。「You do the math」と。意味するところは、あなたが自分で計算してみて、と。

余談です。「You do the math」と言えば、1月にこちらで書いたように、やっぱりジョン・スチュワートが正しかった。民主党の牙城マサチューセッツで上院議席を失ったショックから、民主党系のコメンテーターたちが「60議席が59議席になってしまった。もうおしまいだー!」と悲憤慷慨していたのを、ジョン・スチュワートは「まだ共和党より多いじゃないか!」と叱責した。その通りになりました。やっぱりジョン・スチュワートは正しい。

◇筆者について…加藤祐子 東京生まれ。シブがき隊と同い年。8歳からニューヨーク英語を話すも、「ビートルズ」と「モンティ・パイソン」の洗礼を受け、イギリス英語も体得。怪しい関西弁も少しできる。オックスフォード大学、全国紙社会部と経済部、国際機関本部を経て、CNN日本語版サイトで米大統領選の日本語報道を担当。2006年2月よりgooニュース編集者。米大統領選コラム、「オバマのアメリカ」コラム、フィナンシャル・タイムズ翻訳も担当。英語屋のニュース屋。

504チバQ:2010/03/26(金) 22:27:26
>>478とか
http://www.asahi.com/international/update/0326/TKY201003260443.html
米軍、同性愛者除隊法の運用を緩和2010年3月26日20時53分


 【ワシントン=望月洋嗣】ゲーツ米国防長官は25日、同性愛者の米軍勤務を禁じた法律の運用を緩和すると発表した。調査や除隊手続きをより厳密に進め、同性愛者の特定にうわさなどを利用することもやめる。オバマ大統領はこの法律を廃止する方針を示しており、現実には除隊させることを困難にし、現職の同性愛者を保護する狙いがある。

 兵士が同性愛を公言せず、上官もせんさくしないことを義務づけた「聞かない、言わない」と呼ばれる現在の法律は、米軍での同性愛者差別撤廃を目指したクリントン政権が1993年に妥協策として導入した。だが、同性愛が発覚すれば除隊処分となるのは従来通りで、導入後、約1万3千人が同性愛を理由に除隊になったとされる。

 ゲーツ長官は、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長との記者会見で、「法律をより公正で適切に運用する」と表明。同性愛的な行動についての事実調査を始める権限を将官以上のみに限定するうえ、医師や聖職者、心理療法士らが職務上得た個人情報を、同性愛者の特定に使わないなどの措置を取ると明らかにした。

 国防総省は法律の撤廃をいかに実施するかを検討する作業部会を設置して、12月までに報告書をまとめる。ゲーツ長官は「(撤廃に向けて)兵士や家族らの態度や感情を知る必要がある」などと、法律撤廃を慎重に進める考えを示した。

505チバQ:2010/03/28(日) 22:01:01
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/373011/
【今、何が問題なのか】ティーパーティーの逆襲
配信元:
2010/03/26 10:39更新
 バラク・オバマ米大統領(48)の内政上の公約の目玉である医療保険改革法が成立した。国民に医療保険への加入を義務づけるもので、実現には10年で9400億ドル(約84兆6000億円)を要する。法案への反発で盛り上がった保守の草の根運動、ティーパーティーにとってこれは敗北なのか、それとも…。きょうのテーマは「ティーパーティーの逆襲」とした。

 ティーパーティーは1年余り前から米国各地で始まったオバマ政権への抗議運動で、呼称は米国独立を象徴する出来事である1773年のボストン茶会事件(ボストン・ティーパーティー)に由来する。SNSなどを通じて広がった。

 参加者に共通するのは「大きな政府」への反対である。2年で7870億ドル(約70兆8000億円)の大型景気対策を批判し、医療保険改革法の成立に抵抗した。これらの施策は課税強化をもたらす。ボストン茶会事件は英国による茶税徴収への抗議だった。

 ■足で稼いだ大統領

 米国は先進国で唯一、国民皆保険の制度がない。個人または企業で、民間の保険に加入する必要がある。低所得者にはメディケイド、高齢者にはメディアケアと呼ばれる公的保険があり、政府の手が差し伸べられる。

 メディケイドのお世話になるほど貧しくないが、民間の保険に加入する余裕がないという人たちが無保険者になる。無保険者は現在、約4600万人に上るが、オバマ政権の医療保険改革で、このうち約3200万人に医療保険加入の道が開けるという。

 それでも、政府が医療に介入することに反対する人は少なくなかった。3月21日の下院での採決を前に、オバマ大統領は予定していた外遊をキャンセルし、法案に反対する意向を表明していた議員の地元に出向いて住民らに直接、医療保険改革の重要性を訴えた。これにより翻意する議員が現れた。採決の結果は賛成219票、反対212票だった。

 ■燃える草の根運動

 採決の数日前に米メディアが伝えた票読みでは、賛成・反対は拮抗(きっこう)していた。オバマ大統領が最後の数票を足で稼いだのだ。草の根運動で反対してきたティーパーティーは完敗の印象だが、敗北をきっかけに燃えているメンバーも少なくない、とAP通信は伝えている。

 ボストン地区でティーパーティーを組織するクリステン・バーリーさんは「法案が下院で可決されたときはがっかりしたけれど、一夜明けて仲間と連絡を交わし、やる気になっている人が多いことを知った」と語る。広報コンサルタントでもあるマイケル・カプトさんは「ティーパーティーはそもそも、医療保険改革への反対で一致した人たちの集まり。下院での敗北で再び運動に火がつくだろう」と話した。

 医療保険改革法を無効にする、あるいは、医療保険改革のために予算がつくのを阻止ことを目指し、11月の中間選挙で、法案に賛成した議員を落選させることが、ティーパーティーの目標となる。

 ■地方の反乱と連携?

 医療保険改革法の成立を受け、フロリダ州など14州の司法長官が23日、改革法は個人と州の主権を侵害しており違憲だとして、連邦政府を相手取って、法の無効を求める訴えを連邦地裁に起こした。買いたくもない「保険」を無理やり国に買わされる筋合いはないというのだ。

 フロリダ州タラハシーからの報道によると、取りまとめ役のビル・マクラム・フロリダ州司法長官(共和党)は「フロリダは個人と州の権利の軽視を許さない」と語った。マクラム長官は11月の選挙で知事選に出馬するとみられている。

 ティーパーティーは当面、こうした州の抵抗とも連携しながら、オバマ政権への“逆襲”を試みることになる。いまは、ただの草の根運動だが、11月の中間選挙を視野に、今後政治運動へと進化する可能性もある。

 (内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS)

506チバQ:2010/04/05(月) 21:25:43
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100404/amr1004042201002-n1.htm
目立つ有力議員の苦戦 米中間選挙 (1/4ページ)
2010.4.4 21:55
 11月の米中間選挙は、2012年の大統領選の行方を占う試金石となるだけでなく、内政、外交両面で、米国のあり方を根底から問い直す激しい選挙となりそうだ。世論を2分した医療保険改革の影響も取り沙汰される。ベテラン議員の引退表明が相次ぎ、指名争いは熱を帯びる。民主党の苦戦が予想され、共和党では選挙区事情から、再選を狙う現職の有力議員が党予備選で落選の危機にさらされている。上院の注目選挙区の現状を探った。

 (ワシントン 佐々木類)

 ■瀬戸際のマケイン氏

 「彼こそが米国の真の英雄だ。米国ため、アリゾナ州のため、どうか再び、彼を上院に送り込んでいただきたい」

 5選を狙う共和党のマケイン上院議員(73)の地元、アリゾナ州で3月27日に開かれた集会に、ペイリン前アラスカ州知事(46)が姿を見せた。2年前の大統領選で正副大統領候補だった2人が同じ壇上に並ぶのは、大統領選以後、初めてだ。

 支持者約2500人を前にオバマ大統領の医療保険改革を「撤回せよ、差し戻せ」と連呼したマケイン氏は、民主党との争い以前に、8月24日の共和党予備選で敗退しかねない瀬戸際にいる。米政府の歳出削減や減税などを訴え、反オバマ色を強める保守派運動「ティーパーティー」に人気のあるペイリン氏をかつぎ出さねばならないほど、がけっぷちにたたされているのだ。

 最大の理由は、ヘイワース元下院議員がマケイン氏に挑戦状をたたきつけたためだ。メキシコと国境を接するアリゾナ州にとって不法移民対策は頭痛のタネ。ヘイワース氏はこうした問題でマケイン氏は寛容であり「マケイン氏こそ連邦議会の問題児だ」と批判し、ティーパーティーの支持を集めている。

 米紙ワシントン・ポスト(3月28日付)は「マケイン氏は右派からの脅威にさらされている」と報じている。米世論調査会社ラスムセンが3月18日に発表した結果では、支持率はマケイン氏48%、ヘイワース氏41%と7ポイント差だ。

507チバQ:2010/04/05(月) 21:26:20
 ■現職知事vs無名新人

 アリゾナ州の他でも、共和党内では保守派と穏健派の対立が顕在化している。

 フロリダ州では、上院への転出を目指すクリスト知事(53)が、全米ではほぼ無名でティーパーティーの支持を集めるキューバ系米国人、ルビオ元州下院議長(38)に10ポイント以上のリードを許す。

 ルビオ氏は、共和党穏健派とされるクリスト氏を「経済無策のオバマ大統領がフロリダを訪れたとき、壇上で大統領に抱きついて理解を示した」(フロリダ・トゥデー紙)と批判。クリスト氏の上院への転出願望は「風前のともしび」(マイアミ・ヘラルド紙)とも報じられている。

 ■民主党も大物が…

 民主党はどうか。5選を目指す重鎮で、院内総務のネバダ州選出、リード上院議員(70)は党予備選こそ盤石だ。だが、医療保険改革を推進したリード氏は、共和党候補の一角で州の元共和党委員長、ローデン女史に10ポイント以上離され苦戦。2月にはオバマ大統領がリード氏の対話集会に駆けつけ、支持を訴えた。

 リード氏が仮に落選すれば、2004年に、院内総務だったダシュル元上院議員が敗北して以来の「番狂わせ」になりそうだ。

 4選を狙うカリフォルニア州選出のボクサー女史(69)も、苦しい状況にある。同州の失業率は12・5%と全米で最も高く、逆風を受け、複数の共和党候補から、いずれも5〜6ポイント差に詰め寄られている。

508チバQ:2010/04/14(水) 23:31:49
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100410-OYT1T00659.htm
リベラル派、米連邦最高裁の89歳判事退任へ
 【ワシントン=本間圭一】米連邦最高裁のジョン・スティーブンズ判事(89)が9日、オバマ大統領に対する書簡で、今夏をめどに退任する意向を伝えた。


 スティーブンズ判事は、判事9人の中で最高齢で、周辺に引退の意向を示していた。

 1975年、フォード大統領(当時)に指名され、9人の中で在任期間は最長で、中絶や同性愛を容認するリベラル派として知られる。

 米メディアによると、オバマ大統領は9日、約10人の候補者の中から後任の検討に入ったが、同じリベラル派を指名するとみられ、保守派とリベラル派が拮抗する連邦最高裁判事の構成に変化はないとみられている。

(2010年4月10日19時11分 読売新聞)

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJS866742720100412
米最高裁のスティーブンズ判事が6月で退任、後任めぐり民主・共和党の攻防激化へ
2010年 04月 12日 10:32 JST
[ワシントン 9日 ロイター] 米最高裁のジョン・スティーブンズ判事(89歳)は9日、6月末で退任する意向を表明した。オバマ米大統領は後任指名を急ぐ方針を示したが、上院での承認をめぐり共和党との激しい攻防が予想される。
 米政府高官によると、大統領は後任候補者約10名について検討している。


 スティーブンズ判事は1975年にフォード大統領が指名。妊娠中絶や同性愛者の権利および銃規制を支持し、死刑反対の姿勢を示していた。オバマ大統領は、同判事に似た法信条を持つ候補者を指名する見込みで、保守派5人、リベラル派4人の構成に変化はない見通し。

 

 民主党は11月の中間選挙をにらみ、経済回復や雇用創出への対策に注力したい考えだが、共和党は候補者を徹底的に精査する構えをみせており、上院での承認が長引けば、民主党の思惑通りには進まない可能性がある。

 

原文参照番号[nN09104454](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nN09104454]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)

509チバQ:2010/04/16(金) 22:02:51
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2718794/5619836
市長選で「死者」が当選、米テネシー州
2010年04月16日 15:13 発信地:シカゴ/米国
【4月16日 AFP】米テネシー州(Tennessee)の小さな町で行われた市長選で「死者」が当選したと、地元紙チャタヌーガ・タイムズ(Chattanooga Times)が16日報じた。

 人口1652人のトレーシーシティー(Tracy City)で13日に行われた市長選は、歯に衣着せぬ発言と常にオーバーオール(つなぎ)を着ていることで知られる市会議員のカール・ロビン・ギアリー・シニア(Carl Robin Geary Sr.)氏が、現職の女性候補バーバラ・ブロック(Barbara Brock)氏に268票対85票で勝利した。

 ただし、ギアリー氏は故人。立候補した後の前月10日に心臓発作で死亡している。

「来週また選挙が行われても、また彼に投票するよ」と語ったのは、地元でレストランを経営するクリス・ロジャース(Chris Roger)さんだ。「彼がこの世にいないことは知っている。ばかげていることも承知だ。でも、僕たちは、市長を彼女(現職のブロック氏)以外の誰かにやってもらいたいんだ」
 
 選挙管理委員会は、市長を「欠員」扱いとし、市会議員4人が新しい市長を選定すると発表した。

 死人に敗れた感想を求められたブロック氏は、「わたしは生き続けるわ」と答えた。(c)AFP

510チバQ:2010/04/22(木) 23:37:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100419-OYT1T00152.htm
保守派が「茶会」で反オバマ、米で急拡大


オバマ大統領の「大きな政府」路線を批判したプラカードを掲げる参加者=黒瀬悦成撮影 【ワシントン=黒瀬悦成】草の根の保守派市民が反オバマ政権を訴える「ティー・パーティー・ムーブメント(茶会運動)」が米国で急速に拡大している。

 税金による銀行救済や医療保険制度改革など、オバマ民主党政権の「大きな政府」志向の経済政策に怒りをたぎらせる市民がネットなどを通じて連帯し、全米で大規模集会を開いているもので、民主党不利がささやかれる11月の中間選挙の動向を左右する「台風の目」となりそうだ。

 米国の確定申告の提出期限に当たる15日、ホワイトハウスから数百メートル離れた広場に、星条旗やプラカードを手にした市民約1万人が結集した。「茶会」に共鳴する複数の市民団体による全米バスツアー「ティー・パーティー・エキスプレス」。

 ツアーは先月27日にネバダ州を出発し、44都市を回った後、ワシントンに到着。参加者は、「個人に対する国家の介入を強める社会主義者のオバマには我慢できない」「中間選挙では民主党を議会から追い出そう」などと訴え、気勢を上げた。

 「茶会」は、かつて米東部が英植民地だった時代に英国の重税政策に反旗を翻した「ボストン茶会事件」にちなんでおり、昨年2月、7870億ドル(約72兆円)規模の景気対策法が成立したのを機に、各地で同時発生的に抗議集会が起きたことが始まりとされる。

 運動の特徴は、インターネットや会員制交流サイト「ツイッター」、電話会議による情報交換など、従来の保守運動では見られなかった手段を駆使する点だ。市民同士のネットワーク化に取り組む保守系団体「フリーダムワークス」のブレンダン・スタインハウザー氏は「新規賛同者の掘り起こしや集会参加呼びかけなど、我々の活動はネットに大きく頼っている」と話す。

 ニューヨーク・タイムズ紙とCBSテレビが15日発表した世論調査では、回答者の18%が「茶会」支持者と回答し、この支持者の89%が白人。また、88%がオバマ大統領を「支持しない」と答えている。

 財政規律を重んじる「財政保守」にとどまらず、人工妊娠中絶反対派やキリスト教福音派など「社会保守」の合流も目立ち始めた。

 「茶会」の一部団体は、中間選挙で民主党の有力議員の再選阻止を図ることに加え、「真正保守」を標榜(ひょうぼう)する立場から、2008年大統領選の共和党候補だったジョン・マケイン上院議員など、中道穏健派の共和党有力議員を落選させる取り組みまで進めている。

 共和党としては、せっかく盛り上がった保守系の運動を、いかに党勢回復につなげるかが課題となっている。

 ◆ボストン茶会事件=米東部が英植民地だった1773年、英本国が課した重い茶税に反対し、住民がボストン港に停泊中の東インド会社の船から茶箱を海に投げ捨てた事件。米国の独立戦争の引き金となった。現代の「茶会運動」の「茶(TEA)」には、「もう税金はたくさん(Taxed Enough Already)」の意味も込められている。

(2010年4月19日01時23分 読売新聞)

511名無しさん:2010/04/22(木) 23:56:10
>>510チバさん茶会記事ありがとございます♪
ティーパーティーから茶会に名称が統一されそうな予感(日本で)
( ^ω^)っ

512名無しさん:2010/04/25(日) 14:16:21
ゴールドマン 公聴会で証言へ
4月25日 10時59分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100425/t10014067531000.html

アメリカの証券取引委員会に詐欺の疑いで提訴された大手証券会社「ゴールドマン・サックス」の経営陣が、今週27日にアメリカ議会上院の公聴会に出席することになり、オバマ政権が金融規制改革法案の早期成立を目指すなか、議会でも大手金融機関への追及が強まりそうです。

アメリカ議会上院の常任調査小委員会は27日に公聴会を開き、ゴールドマン・サックスのブランクファインCEO=最高経営責任者をはじめとする首脳陣や元経営幹部が証言すると発表しました。そして、小委員会のレビン委員長は、これまでの調査で入手した資料の一部として、ブランクファインCEOが書いた電子メールなどを公表しました。2007年11月に出された電子メールでは、サブプライムローン=低所得者向けの住宅ローン問題による市場の混乱で損失を出したものの、「空売りのおかげで、それ以上にもうけることができた」などと記されています。空売りは金融商品が下がることを見込んで売り注文を出してもうける手法で、別の首脳陣のメールでは、空売りによって1日で5000万ドル以上、日本円で47億円以上の利益を上げたことが記載されています。これについて、レビン委員長は「ゴールドマンサックスがサブプライムローンの関連商品などを販売し、金融危機を拡大する一方で、巨額の利益を上げていたことを示している」とコメントし、公聴会で厳しく追及する姿勢を見せています。

513チバQ:2010/04/25(日) 21:48:27
日本だって同じじゃん?
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100424-OYT1T00807.htm
不法移民っぽければ職質・逮捕も…米アリゾナ州
 【ロサンゼルス=飯田達人】米アリゾナ州で23日、不法移民と疑われる人物に対して警察官が職務質問し、身分証明書の提示によって合法的滞在が証明できない場合は逮捕も可能とする移民法が成立した。

 米メディアによると、全米で最も厳しい移民法で、今夏に施行される。人権団体などは「人種差別を招く」と猛反発している。

 これまで職務質問は、何らかの犯罪への関与が疑われる場合のみ可能だったが、同法は外見だけで不法移民と疑われる場合にも可能とした。

 オバマ大統領は同日行った演説で、不法移民に対する連邦政府の取り組みが不十分だったことを認めながらも、同法については「公平性を損なうもので、見当違いだ」と非難し、「公民権上問題がないか厳密に監視する」と述べた。

 メキシコと国境を接するアリゾナ州には推定46万人の不法移民が居住。麻薬密輸など多くの問題を引き起こしており、反移民感情が高まっていた。

(2010年4月24日21時01分 読売新聞)

514チバQ:2010/04/29(木) 12:34:59
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042901000174.html
上院選で保守派が穏健派“追放” 米中間選挙
 【ワシントン共同】11月の米中間選挙で、上院議員選にフロリダ州から出馬表明している共和党穏健派のクリスト同州知事は、同党保守派の新人候補に圧倒されて8月の党予備選での勝利が絶望的となり、無所属候補に転じる方針を固めた。米CNNなどが28日報じた。保守派の新人が有力穏健派を“追放”した形となった。

 オバマ大統領を非難する保守派市民運動「ティーパーティー」の熱狂的支持を集めるルビオ元州下院議長が事実上、共和党候補に決まった。中間選挙に向け保守派市民運動の政治力が示された。ただ共和党の分裂は民主党を利する結果につながる可能性もあり、全米への影響は不透明だ。

 クリスト氏はオバマ大統領の大型景気刺激策などに超党派の立場で賛成し、共和党保守派の非難を浴びた。ルビオ氏は妊娠中絶反対や「小さな政府」を訴えてオバマ政権との対決姿勢を鮮明にし、保守派の代表格として注目を集めている。

2010/04/29 09:33 【共同通信

515名無しさん:2010/05/02(日) 01:48:14
米が核兵器保有数公表の見通し…米紙
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100501-OYT1T00700.htm
 【ワシントン=黒瀬悦成】5月1日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、オバマ政権が、3日から国連本部で開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、米国の核兵器保有数を公表する見通しだと報じた。

 クリントン国務長官が同日行う演説で発表する可能性がある。米国の核兵器保有数はこれまで最高機密事項とされてきたが、公表に踏み切ることで、非核保有国に対し、核不拡散の義務履行を迫り、NPT体制の強化を図る狙いがある。

 米民間団体の推計では、米国の核保有数の総計は約9000に上るとみられている。

 再検討会議では、クリントン長官の前にイランのアフマディネジャド大統領が演説し、核保有国がNPTにうたわれた核軍縮義務を果たしていないと批判すると見られている。

 このため、イランの核計画阻止に向けて、NPT加盟国の結束を目指す米国としては、核保有数の公表によってイランの動きをけん制する狙いも持つようだ。

(2010年5月1日19時38分 読売新聞)

516チバQ:2010/05/03(月) 20:37:37
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100502/amr1005022307006-n1.htm
「現代のゲシュタポ」 波紋広げる移民法強化 背景に不法入国者の増加 (1/2ページ)
2010.5.2 23:06

 【ワシントン=佐々木類】米西部アリゾナ州で、不法移民の摘発強化を目的とした移民法が成立し、全米に波紋を広げている。警官が外見などから不法移民と疑うに足る合理的理由があれば逮捕ができるとした州法にヒスパニック系市民から「人種差別だ」と批判の声が上がり、ホワイトハウスや連邦議会を巻き込む動きに発展しているためだ。オバマ政権の対応次第では11月の中間選挙に影響を与える可能性もある。

 ■広がる反発

 メーデーの1日、移民法をめぐり、全米各地で移民による反対デモや集会が開催された。集会では連邦議会に移民の地位向上をはかる法律の制定を求める主張が打ち出された。

 警察当局や集会主催者などによると、ロサンゼルスの5万人をはじめ、全米各地で10万人以上がデモに参加したという。

 「州法はまったくばかげたものだ。警察官がその気になれば、何だって疑わしくなる」

 メキシコと国境を接することから多くのヒスパニック系住民を抱えるアリゾナ州フェニックス市のゴードン市長(民主党)は4月30日、米メディアに州法に反対する考えを表明した。  同じくヒスパニック系住民の多いフロリダ州のマック下院議員(共和党)は、「(ナチス・ドイツの秘密警察である)ゲシュタポを連想させるひどい法律だ」とこきおろした。

 メキシコのカルデロン大統領も「憎しみや差別を助長するだけ」と批判し、近く予定しているオバマ大統領との会談で問題提起する意向だ。 

 ■麻薬密輸の増加

 「(不法移民による)犯罪の取り締まりに追われる日々で、それは想像を絶するほどの忙しさだ」。

 23日に同法に署名したブリューワー知事(共和党)は、州法の正当性と必要性をこう主張している。

 国土安全保障省や司法省によると、米国全土にいるとみられる不法滞在者は約1100万人。このうちアリゾナ、テキサスなど3州だけで全体の約42%に当たる4700万人を占める。麻薬密輸事件に絡んだ誘拐事件は昨年1年間で267件発生。国境警備警察に対する襲撃件数も2008年は前年に比べ46%増の1097件に上った。

 こうした事情から同州選出のマケイン上院議員(共和党)も、「不法移民問題を解決するのに重要な一歩だ」と州法に一定の評価を与えている。

 しかし、「不法」ではあっても移民が米社会の労働力を担っているのは事実。 州法を「見当違いの努力」と批判したオバマ大統領は11月の中間選挙をにらみ、国境管理強化と不法移民への人道的配慮を備えた「良識的な法」を連邦議会が早期に可決するよう要請した。

 民主党内では「移民に関する連邦法の改正は、国境警備の強化が先決だ」(ネバダ州選出の民主党上院議員、リード院内総務)との考えを軸にしながら、すでに米国内にいる不法移民には滞在資格などで配慮するという政策も検討されている。

517チバQ:2010/05/03(月) 22:59:07
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_56670
共和党、郊外の奪還に党勢巻き返しの期待かける
2010年 4月 30日 17:15 JST
 バージニア州フェアファックス郡にあるもの。スターバックスが59店、ゴルフコースが32カ所、シナゴーグが8つ、モスクが4つ。そして今年の中間選挙の前哨戦となる下院議員選がある。

 共和党は2008年、それまで7期にわたって制してきたフェアファックスの第11選挙区で議席を失った。郊外を席巻した民主党支持の波――バラク・オバマをホワイトハウスに送り、議会での民主党の勢力を強固にした波――に押し流されてしまったのだった。勝利した民主党は、郊外こそが自分たちをこの国の多数党にしてくれるという「新しい地理論」を盛んに口にするようになった。

 一方、共和党員たちは、有権者の反動を足がかりにして、フェアファックスや元々共和党の牙城であった他の23選挙区を含む郊外で、勢力を盛り返そうと戦いに挑んでいる。共和党が狙いを定めているのは、前回民主党に投票したが、新しい医療保険改革法や経済の現状、国債の増大に不安を抱いている無党派層だ。

 2008年に引退するまで14年間にわたってこの選挙区で勝利してきた元共和党議員トム・デイヴィスは、「簡単ではないと思いますよ。でも、共和党が郊外で議席を取り戻すことができれば、下院でも多数党の座を取り戻すことができます」と言う。

 2008年に大差で勝利したリベラルな民主党議員ゲリー・コノリーも同意する。「郊外の票が再び共和党に流れたら、それは大問題ですよ」。しかし、すかさず付け加える。「そんなことが起こるとは思えませんがね」。

 バージニア州の第11選挙区は、共和党にとって郊外居住者の動向を知る最高の指標だ。高速道路が縦横に走り、小規模なショッピングセンターがあちこちにちらばるこの選挙区には、ジョージ・ワシントン邸も巨大なタイソンズコーナー・ショッピングセンターもある。ここはフェアファックス郡のほとんどと、もう少し田園的なプリンス・ウィリアム郡の一部も含んでいる。平均年収は8万ドルを超え、国内で最も豊かな選挙区の1つである。住民の教育程度も高い。

 最近では郊外の選挙区の票が議会の勢力図を決め、たいていは大統領選の行方も決める。郊外に暮らす人口の比率は、1980年には全人口の3分の1程度だったが、現在ではおよそ半分。『Congressional Quarterly』が2005年に行った調査によると、郊外が大部分を占める選挙区は、全国435選挙区のうち220に上っている。

 2年前、ノースカロライナ州シャーロット郊外のメックレンバーグ郡とインディアナ州インディアナポリス郊外のハミルトン郡で民主党支持のうねりが起きたことが両州を青(=民主党支持)に傾けた。そして、フェアファックス郡やその他のバージニア州北部の有権者たちがオバマ氏を大統領の座に押し上げたのだ。この州で民主党の候補者が大統領選を制したのは、1964年のリンドン・ジョンソンのとき以来。ラスベガスやデンバーの郊外で起きた民主党支持の動きも、それまで共和党の地盤だったネバダ州とコロラド州を青に塗り替えた。

518チバQ:2010/05/03(月) 22:59:32
 さらに共和党を不安に陥れたのは、テキサス州のような共和党の拠点でもオバマ氏が優勢だったことだ。ダラス、ヒューストン、オースティン地域での勝利は、1960年代半ば以降、民主党候補者が誰も成し遂げたことのない快挙だった。

 「郊外で勝てなければ与党にはなれない。単純なことです」と言うのは、下院での勢力回復を目指して候補者のスカウトに力を注いでいるカリフォルニア州選出の共和党議員、ケヴィン・マッカーシー氏。現在、民主党は下院で254議席を占め、37議席差で多数党の地位についている。

 最近、民主党に勢力がシフトした一因は、民主党支持の傾向がある移民やマイノリティの郊外居住者が増えたことと、リベラルな大卒の白人が郊外に流入していることである。現在、フェアファックス郡には、防衛産業大手のゼネラル・ダイナミクスや、新聞大手のガネットなど、フォーチュン誌が選ぶ全米上位500社のうちの6社がある。また、120万の人口の3分の1近くが外国生まれだ。

 両党とも郊外の有権者の獲得は一筋縄ではいかないことを認識している。有権者たちが党派的な争いや経済的な混乱に当惑している今年は、いっそうその傾向が強いように思われる。両党の戦略家たちは、過激主義への嫌悪や財政赤字など、他のテーマが郊外の票を獲得するために重要だと位置付けている。

 つきつめれば、郊外の有権者たちが政治家に求めるのは能力の高さと信頼性だ。政治人口統計学とアメリカ郊外研究を専門にするネバダ大学ラスベガス校のロバート・ラング氏は、「政府の運営がまずければ、郊外居住者たちは真正面から担当者の責任を問う。そして、その担当者に非があるという結論が出たならば、それはその人にとって非常に大きな痛手になります」と言う。

 全国的な世論調査は、政府の経済政策に対して郊外の有権者たちが不満を強めていることを示している。昨年10月、ホフストラ大学の郊外研究センターによって行われた世論調査では、政府の政策のせいで家計が苦しくなっていると感じる人が郊外の有権者の31%に上った。1年前にはこの数字は15%にすぎなかった。また、政府の政策は自分たちの家計にプラスになっていないと答えた人が半数近い。

 フェアファックス郡に暮らす43才のコンピュータ技師、ロドニー・ギブソンも、民主党への支持を考え直している郊外有権者の1人だ。大統領選ではオバマ氏、下院議員選ではコノリー氏に投票した「ときどき共和党」のギブソンは、今、民主党の政策に疑念を抱いている。「政府がじゃんじゃん発行している赤字国債を見てくださいよ。それなのに雇用も医療もまだめちゃくちゃだ」。

 共和党はかつて都市の郊外で優位に立っていた。1970年代後半まで、流行の先端を行くカリフォルニア州マリン郡でさえ、共和党が支配していた。しかし、近年、多様で高学歴の郊外の有権者たちが共和党のメッセージに背を向けるようになり、勢力が弱まっている。

519チバQ:2010/05/03(月) 22:59:54
 ところが今、郊外に共和党復活の兆しが見られる。ペンシルバニア州の司法関係の公職選挙で、フィラデルフィア郊外の4つの郡のうちの3つで共和党候補者が勝利した。そのため、共和党の間では、民主党のジョー・セスタク議員が上院に立候補するために辞職したあとの議席を奪えるのではないかとの期待が高まっている。共和党は、ニューヨーク市の郊外、ウェストチェスター郡とナッソー郡でも影響力の強い郡の要職の選挙で勝利したことから、郊外が大部分を占めるこれらの地域で民主党を打倒できるという希望を抱いている。

 民主党は、11月の中間選挙で失う議席もあるだろうと認めている。しかし、大恐慌を防ぎ、医療保険制度の歴史的な改革を成し遂げたことを主張していけば、過半数を維持できると考えている。また、気候変動と環境に関する同党の立場も、郊外居住者たちの共感を得ていると彼らは主張する。

 フェアファックスは、ブッシュ時代に心情が変化するまで、何十年にもわたって信頼できる共和党の地盤だった。2004年、民主党の上院議員ジョン・ケリーが僅差(きんさ)でこの選挙区を制した。4年後、同郡選出の下院議員で元フェアファックス郡管理委員会(Board of Supervisors)委員長も務めた穏健派共和党員のデイビス氏が、1994年以来維持してきた議席を手放して引退することにした。

 「ここの人々はブッシュ(前大統領)に愛想を尽かしたんです。文化的な問題――同性婚、妊娠中絶、移民――こうした問題はフェアファックスのような選挙区では致命的です」と彼は言う。

 フェアファックス郡で、オバマ氏は21%の差をつけてジョン・マケイン氏を破った。有権者は、デイヴィス氏に代わって、イラク戦争に反対し、中絶権を認めるコノリー氏を選んだ。地元のビジネスマンで政治的な経歴のないキース・フィミアン氏を相手にしたコノリー氏にとって、この選挙は楽勝だった。

 生粋のボストンっ子であるコノリー氏は、現在、財政面では保守主義であると主張する一方、道路や鉄道の建設を進めるなど郊外居住者に有利な政策を強調することによって、この議席を守ろうと奮闘している。コノリー氏は、もともとカトリックの神父になるための勉強をしていたが、教会がベトナム戦争を支持したことに幻滅し、政治家に転身した。そして、元修道女と結婚し、数年にわたって上院対外関係委員会で外国援助の専門家として活動した後、地方政治の世界に飛び込み、フェアファックス監督委員会の職務を果たした。

 彼は、今も選挙区の細々とした問題に気を配っている。先ごろ、コノリー氏とともに選挙区を車で回ったとき、自分が監督委員会の委員を務めている間に建設にかかわった運動場、公園、交差点、図書館、ショッピングモールを一つ一つチェックした。

 地下鉄のある駅のそばに林立するマンション群を指さしながら、「ここの建物はみんな、私が再開発計画を立てたんですよ」と言い、草木の植わった広場のそばを通り過ぎながら、「私がこの郡で最初のドッグランを作ったんです」と自慢する。彼によると、100万人の有権者うちの4分の1が犬を飼っているのだという。

 コノリー氏は、7870億ドルの景気刺激策、温室効果ガス排出抑制のためのキャップ・アンド・トレード法案、そして最近では医療保険改革法案に賛成票を投じた。それに対する有権者の賛否は分かれている。特に、選挙区内の多くの中小企業経営者、学生、定年後の人々に影響を及ぼす医療保険改革は大きな争点となっている。

 地元の商店街のレストラン「Silverado」で食事をしているときにコノリー氏に出会った地元のコンサルタント、トーマス・キングは「賛成票を投じるしかなかったでしょう。そうでなきゃ有権者に見切りをつけられていた」と言った。

 コノリー氏のテーブルそばで立ち止まり、「投票をしてくれてありがとうございました」と言ってコノリー氏と握手をした女性もいた。一方、レストランのオーナー、マイク・ラニーは、コノリー氏に近づいて苦言を呈した。彼に医療保険改革についてたずねたところ、「あれはだめです」と評し、コノリー氏を指さして、「私はもう彼に投票しませんからね。彼は終わりですよ」と話した。もっとも、コノリー氏はコメントせずに笑い飛ばし、後からラニーは自分をからかっただけだと言い張った。

 その後、コノリー氏はソロー中学校に集まった30人ほどの老人たちとの話し合いに顔を出し、典型的な郊外の問題について論じた。まずはいつもの選挙トーク、すなわちオバマ氏が政権を引き継いだとき、経済は崩壊寸前の状態にあったが、民主党の政策によって好転しているという演説をした。

520チバQ:2010/05/03(月) 23:00:15
 次いで、混雑する高速道路や交差点を拡張するためにこの地区のために何億ドルも獲得したと宣伝した。大統領の景気刺激策を擁護し、そのうちの7700万ドルでフェアファックス郡にも一部かかっているダレス空港への鉄道が建設されると述べた。

 それから、医療保険改革がいかにすぐれたものかを細かく説明した。「私はこれに賛成票を投じました。それを誇りに思っていますよ」。しかし、その後にやってきたのは否定的な意見や疑問の集中砲火だった。

 あなたは本当に法案を全部読んだんですか。今まで私の主治医は心臓ペースメーカーを毎月チェックしてくれていたのに、これからは年4回にすると言っているのはどうしてですか。憲法のどこに、政府には健康保険の費用を国民に払わせる権限があると書いてありますか――。

 コノリー氏は20分で質問を打ち切り、妻が待っているから家に帰ると言った。有権者たちは彼のまわりに集まり、握手をして、いろいろな催しに彼を誘った。コノリー氏の大学生の娘が元気かどうかをたずねた人もいた。

 外に出ると同氏はこういった。「ああ、批判もありましたね。だけど、彼らとは長年つきあっているんですよ。うちの娘が元気かって尋ねた人もいたのを君も見たでしょう。私はこの投票区で勝ちますよ」。

 今、2人の共和党の党員が総選挙でコノリー氏に戦いを挑もうとしている。2008年以来のライバル、フィミアン氏と、地元の郡政執行委員、パット・ヘリティ氏だ。

 どちらも新しい医療保険改革法の廃止を約束している。どちらも保守派層が始めたティーパーティー(茶会党)運動(大きな政府に反対する運動。18世紀に英国の植民地だった米国の住民が重税に抗議して起こした「ボストンティーパー ティー事件」から命名)に刺激された、政府の支出と財政赤字増大への怒りを利用しようとしている。そしてどちらも、ナンシー・ペロシ下院議長を都市リベラルの極端な例とみなし、コノリー氏をその弟子と位置づけようとしている。

 ヘリティ氏は、ウェスト・スプリングフィールド高校の体育館で不満の声を上げる数百人の熱心な共和党員たちに向かってこう呼びかけた。「コノリー氏はナンシー・ペロシの個人的な副官みたいなものです。私は彼をゲリー・ペロシとよんでるんです」。

記者: Neil King Jr. and Greg Hitt

521チバQ:2010/05/03(月) 23:11:08
http://newsweekjapan.jp/stories/2010/04/post-1195.php
台風の目「ティーパーティー」の正念場
Is the Tea Party Over?

共和党の上院補選勝利で反オバマの機運が高まるが、保守派の新しい政治勢力は自滅の危機に瀕している

2010年04月19日(月)12時10分
ジョー・スカーボロー(元共和党下院議員、MSNBC『モーニング・ジョー』司会者)
[2010年2月 3日号掲載]

 1月19日、マサチューセッツ州の連邦上院補欠選挙の開票経過がホワイトハウスに伝えられ、若い大統領は衝撃を受けた。革新政治の最後の偉大なとりでであるこの州で、無名の共和党候補が勝っただと? 国民の不満が大統領と民主党を権力の座に押し上げてからたった1年で、似たような不満が大統領の野心的な医療保険制度改革を破滅させようとしているのか。

 ビル・クリントンも、長い夜となった94年11月8日に同じ疑問を繰り返していたに違いない。92年の大統領選で民主党候補のクリントンを大勝させたミネソタ州の有権者が、わずか2年後に、筋金入りの保守派のロッド・グラムスを連邦上院議員に選んだのだ。

 この94年の中間選挙で共和党は多くの議席を獲得した。グラムスたち共和党候補は、今回の「マサチューセッツの奇跡」を起こした共和党候補スコット・ブラウン(州上院議員)と同じように、政府主導の医療保険に固執する「リベラル過ぎる」ホワイトハウスを止めると約束して勝利した。

 当時、共和党を勝たせた政治勢力は不安定な有権者層で、米史上最も揺れた92年の大統領選の流れを受けていた。この大統領選にテキサスの富豪ロス・ペローが無所属で出馬し、その後に草の根組織「ユナイテッド・ウィー・スタンド・アメリカ」が生まれた。

 奇抜なポピュリスト(大衆迎合主義者)であるペローが率いる保守連合は、多様な有権者の寄せ集め集団だった。工場労働者、敬虔なキリスト教徒、銃所持の権利を訴える活動家、ラジオのトーク番組のファン、退役軍人、人工妊娠中絶反対派、財政赤字に関する強硬派、連邦政府を敵と見なして不満を募らせる有権者などだ。

 昨年夏に医療保険改革の対話集会を取材した私は、反対派のなかに当時の見慣れた顔触れがたくさんいることに気が付いた。

 若くてリベラルなバラク・オバマ大統領に強い警戒心を抱く退役軍人。政府の医療保険で生涯面倒を見てもらえるという約束を、議会が破ろうとしていると憤る低所得者や高齢者。憲法で保障されている武器を持つ権利が大統領に脅かされているとする銃規制反対派。

 そして、世界の終末が来るかのように警告する保守派のラジオパーソナリティーにあおられたリスナーもいた。なかでも保守派キャスターとして知られるラッシュ・リンボーとグレン・ベックはこの1年、民主党の新しい大統領は人種差別主義者で、実はナチスで共産主義者だと言い続けてきた。

劇的勝利でも仲間割れ
 最近、民主党主導の医療保険改革に対する攻勢を強めているこうした草の根の保守連合は、「ティーパーティー」と呼ばれる。名前の由来はイギリスの植民地だったアメリカが増税に反対して起こした「ボストン茶会事件」。増税や政府支出拡大に反対する保守派たちの集まりで、「党」を意味する「パーティー」という言葉を掲げているものの、実際には緩やかな抗議運動にすぎない。

 進歩的なエリート層の反応は最悪だ。この新しい政治運動が全米に広まるにつれて、リベラル派の論客は、彼らは人種差別主義者や反動主義者、無教養な愚か者の集まりだと嘲笑した。

 多くのリベラル派がこの全国的な抗議活動が意味するもの──国民の不満を物語る強力な兆候──を理解していない。リベラル系雑誌ネーションの発行人カトリーナ・バンデンヒューベルはABCテレビの『ジス・ウイーク』に出演した際、彼らは無知だと切り捨てた。しかし実際はティーパーティーが見事な組織運動を展開し、今回の補選の勝利を導いたのだ。

522チバQ:2010/05/03(月) 23:11:38
 とはいえ、民主党でも一部の人は、オバマ政権やメディアのリベラル派より前に、ティーパーティーの重要性に気付いていた。サンフランシスコ市長のギャビン・ニューサムは、補選で民主党が敗れる前から党内に警告していた。

 「(マサチューセッツには)本物の熱気がある」と、ニューサムはサンフランシスコ・クロニクル紙に語った。「ティーパーティーを孤立した過激主義か何かのように軽視するのは危険だ。彼らはそんなものではない」
 その警告に民主党とホワイトハウスが聞く耳を持たなかったとしても、今なら理解できるはずだ。「マサチューセッツの奇跡」から1週間、ティーパーティーは医療保険改革の破滅、そして上院で民主党が共和党の議事妨害を回避できる絶対多数を割り込んだことに、祝杯を挙げているに違いない。

 ところが奇妙なことに、ティーパーティーの幹部の間には祝勝ムードはない。それどころか自分たちが無視できない政治勢力であることを実証したその瞬間から、分裂の危機にさらされているのだ。

大衆運動が持つ「限界」
 2月初めに開かれるティーパーティー全国集会(基調演説にはサラ・ペイリン前アラスカ州知事が招かれている)の準備が進むにつれて、内輪もめによる訴訟や反対集会の動きが全米に広まりそうだ。保守派の著名なブロガー、エリック・エリクソンは、全国集会は金集めの詐欺だと退けた。

 マサチューセッツで民主党の重鎮だった故エドワード・ケネディの議席を共和党が奪うという劇的な勝利も、ティーパーティー内部の亀裂をさらに深めただけのようだ。補選の翌朝、運動の精神的リーダーでもあるグレン・ベックは司会を務めるFOXニュースの番組で、勝利して一躍スターとなったブラウンを口汚く攻撃した。

 「彼に貞操帯を着けてほしい」と、ベックは笑いながら言った。「ワシントンで彼のあらゆる行動を監視しないと。私はこの男を信用していない。女子実習生の死体と共に政治生命を絶たれかねないような男です」
 念を押すかのように、ベックは最後の部分を繰り返した。政府機関の実習生と不倫をした揚げ句に彼女を殺してもおかしくない、前にもそんな男がいただろう──。

 いったい何が起きているのか。なぜ内部でいがみ合うのか。どんな大衆運動の草創期もそうであるように、ティーパーティーは根深い懐疑論と現状への不満から生まれた。最も熱心で声高に主張するメンバーの多くが、結局は、政府に対する不信感と同じくらい仲間を信用していない。

 大衆運動のこうした現実は、アメリカがジョージ・ワシントン初代大統領の時代から長年にわたって2大政党制に縛られてきた理由でもある。永続的な政治組織をつくることは難しい。新しい運動の大半は、90年代のペローによるポピュリスト旋風のように、早いうちに崩壊する。

 内紛で分裂し、明確な組織もないティーパーティーにとって最大の問題は、成功した後にどうするかということかもしれない。今秋の中間選挙で、彼らの推す候補者たちが当選することはほぼ確実だ。

 オバマが立候補しないのだから、投票に行く有権者は08年の大統領選より年齢層が高く、白人が多く、全体の票数は少なくなる。ジョージ・W・ブッシュ前大統領の破滅的な2期目に行われた中間選挙で、共和党が強い地域で議席に滑り込んだ民主党候補にとっては、うれしくない話だろう。

 それ以上に重要なのは、この緩やかな組織の政治運動が、2大政党制に挑戦できるほど勢いを持続できるかどうか。歴史が何かを暗示するのなら、ティーパーティーが長期的に繁栄することは「マサチューセッツの奇跡」と同じくらい想定外だ。

523チバQ:2010/05/08(土) 11:39:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100508-OYT1T00258.htm
「アリゾナよ恥を知れ」移民新法に渦巻く非難


6日、米ロサンゼルスの移民税関当局の前で、新移民法の成立に抗議する活動家ら=AP

 【ロサンゼルス=飯田達人】米西部アリゾナ州で成立した不法移民を厳しく取り締まる新法が波紋を広げている。一部の自治体などが同州との業務契約を打ち切る「ボイコット」の動きを示し、新法の無効を求める訴訟も提起された。米メディアは連日、新法の是非について報じており、11月の中間選挙では、全米人口の15%に達するヒスパニック(中南米系)票を左右する争点に浮上しそうだ。

 中南米系移民が人口の約半数を占めるロサンゼルスでは6日、新法に抗議するグループが不法移民の収容施設前で4時間以上にわたり交通を妨害し10人以上が警察に逮捕された。1日には約5万人が市庁舎前に集結。「アリゾナは恥を知れ」などと書いたプラカードを掲げ、デモ行進した。

 同市やサンフランシスコ市はアリゾナ州や同州企業との業務契約を打ち切る方針を打ち出した。中南米でも反発が広がり、エルサルバドルは同国出身の約280万人の米国在住者に同州への旅行中止を呼び掛けた。

 反発の声はアリゾナ州内にもあり、アルフレッド・グティエレス元州上院議員は「(第2次世界大戦時の)日系人強制収容以来のひどい人種差別的問題だ」と非難。同州の警察官らは「連邦憲法に違反し無効だ」と連邦地裁に提訴した。

 ◆州民は6割支持

 新法成立の背景には、メキシコと国境を接するアリゾナ州が不法移民流入の「主要ルート」となり、州内に推定46万人の不法移民が居住し、麻薬密売などの問題を引き起こしている実態がある。また、州民に「不法移民が職を奪っている」との不満もうっ積。最新の世論調査では州民の64%が移民新法を支持している。

 移民対策は本来、連邦政府の管轄。ジャン・ブルーワー同州知事は「ワシントンが適切な処置を怠ってきた」と連邦政府を非難する。

 アリゾナ州の新法をきっかけに連邦レベルでも移民法を見直す動きが出ている。ハリー・リード民主党上院院内総務らは4月末、「納税義務などを果たせば8年間居住した後に永住権を付与する」とした寛大な移民法改正案の骨子を発表した。オバマ大統領も「重要な一歩」と評価。しかし、共和党の保守派議員は「中間選挙でのヒスパニック票狙いの策略だ」と反発している。

(2010年5月8日08時53分 読売新聞)

524チバQ:2010/05/11(火) 20:52:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20100511dde007030003000c.html
米連邦最高裁:判事に女性局長を指名 思想バランス変わらず
 【ワシントン古本陽荘】オバマ米大統領は10日、新しい連邦最高裁の判事に、最高裁における政府側代理人である連邦法務局長のエレーナ・ケイガン氏(50)を充てる人事を発表した。退任を表明したスティーブンズ判事の後任で、大統領の指名後、上院の承認を経て就任する。

 承認されれば9人いる最高裁判事のうち、女性が史上最多の3人となる。裁判官経験のない最高裁判事の就任は約40年ぶり。現職では最年少となる。

 退任するスティーブンズ氏と同じリベラル派で、保守派とリベラル派がそれぞれ4人、中間派が1人といわれる現在の最高裁のバランスに大きな変化はないとみられる。ただ、スティーブンズ氏が最もリベラルとみられていたのに対し、ケイガン氏は保守派に一定の配慮をするとの観測もある。

 裁判官としての記録がないため、承認に向けた上院公聴会での発言に注目が集まっている。

 ケイガン氏は、オバマ大統領がシカゴ大法科大学院で教えていた際の同僚で、女性初のハーバード大法科大学院学長。米議会では11月の中間選挙を前に党派対立が激しさを増しており、上院承認は難航が予想される。

525チバQ:2010/05/12(水) 22:58:45
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000364.html
在日米軍司令官が交代へ 国防総省からフィールド氏
 【ワシントン共同】在日米軍司令部は11日、オバマ米大統領がバートン・フィールド空軍少将を次期在日米軍司令官に指名したと発表した。中将への昇進と合わせ、上院の承認を経て決定する。就任時期は未定。

 フィールド少将は現在、国防総省で米アフガニスタン・パキスタン特別代表の上級顧問を務めている。空軍士官学校卒業後、F16戦闘機のパイロットを経て、イラク中部バラドの駐留米軍基地司令官などを歴任した。

 現司令官のエドワード・ライス中将は上院で大将昇進が認められ、テキサス州にあるランドルフ空軍基地の航空教育・訓練軍団司令官に異動が決まった。

 ライス氏はブッシュ前大統領に指名され、2008年2月に在日米軍史上初の黒人司令官として着任した。

2010/05/12 12:28 【共同通信

526チバQ:2010/05/14(金) 22:52:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100514dde007030008000c.html
米国:保守系草の根組織「ティー・パーティー」が存在感 中間選挙、候補選びに影響
 【ワシントン古本陽荘】11月の中間選挙に向け準備が進む米国で、高い失業率などを背景に国民の怒りを代弁し勢いに乗る保守系草の根団体の連合体「ティー・パーティー」が候補者選考に影響を与えるなど“猛威”をふるっている。ユタ州では8日、上院議員選の候補者を選ぶ州共和党大会で、3期18年務めた現職のベネット上院議員(76)が3位に終わり、上位2人に与えられる6月の予備選に進む権利を失う波乱が起きた。「ティー・パーティー」が新人2人の支持に回り、ベネット氏を追いやったとみられている。

 「ティー・パーティー」の影響力の高まりは、与党・民主党だけではなく、共和党現職にも「反ワシントン」の逆風が吹いていることを印象付け、ワシントン政界には激震が走っている。

 事実上、引退に追い込まれたベネット氏は記者団に「有毒な政治環境だった。そして私の(議会での)投票行動がそこに拍車をかけた」と語った。ベネット氏が、「ティー・パーティー」の攻撃対象となったのは、公的資金を投入し銀行などの企業を救済する法案に賛成したことや民主党議員と医療保険制度改革の法案作りにかかわったことが、国民に負担を押し付ける「ワシントンのインサイダー」との印象を強めたためだ。

 草の根団体フリーダム・ワークスのステインハウザー氏はワシントン・ポスト紙に「ティー・パーティー運動や小さな政府というテーマがとても大きなものになっていることの象徴だ」と語った。

 アリゾナ州でも08年の大統領選候補だったマケイン上院議員が、ティー・パーティーから支持を受けている別の共和党候補と競り合うなど、予備選段階で共和党現職が苦戦する異例の事態が全米各地で起きている。

527チバQ:2010/05/14(金) 22:57:01
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100514/amr1005141016004-n1.htm
ニクソン元大統領の孫が出馬へ 新たな名門誕生なるか 米中間選挙
2010.5.14 10:10

米下院選に出馬表明したクリストファー・ニクソン・コックス氏(AP) 【ワシントン=佐々木類】ケネディ家やブッシュ家に比肩するような米政界の名門一族が誕生か!?

 リチャード・ニクソン元大統領(共和党)の孫で、弁護士のクリストファー・ニクソン・コックス氏(30)が13日までに、11月の中間選挙でニューヨーク州ロングアイランドから下院選に出馬することを表明した。対抗馬は現在4期目のティム・ビショップ下院議員(民主党)になるとみられる。

 ニクソン元大統領は1972年、民主党全国委員会事務所への不法侵入事件である「ウォーターゲート事件」の責任をとり任期途中で大統領を辞任した。

 こうした“負の遺産”を引き継ぐ中での出馬表明となるが、クリストファー氏はAP通信に対し「ウォーターゲート事件で祖父が残した悪い印象の影響は自分の選挙キャンペーンに出ていない」と明言。環境や麻薬対策といった内政や、旧ソ連とのデタント(緊張緩和)という外交など、「祖父の残した良い面を訴えていきたい」と語る。

 挑戦を受ける形のビショップ陣営の広報担当は、「(孫の)ニクソン氏はつい数週間前にこの選挙区に引っ越してきたばかりで何が分かるのか」と一笑に付す。

 ホフストラ大全国研究センターのレビー所長は「“ニクソン”という名前は有権者に決して良い印象を与えない。多くの有権者にとって、ニクソンといえばウォーターゲート事件、ウォーターゲート事件といえば不名誉を意味する」と語った。

528チバQ:2010/05/18(火) 22:53:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100518-00000009-wsj-int
米エリート層「WASP」の凋落
5月18日14時19分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

 最近のある朝、ニューヨークのリンクス・クラブでは白髪の小グループが朝食を取っていた。ポーチドエッグやトーストを食べながらの話題は欧州であり、国債市場だった。静かに取引の交渉をする人たちもいた。40代か50代の人もいたが、ほとんどは高齢者だった。

 中南米やアジアの人もいるこのグループは明らかに上流階級のものだったが、仕事の話しが禁止され、プロテスタントのエリートがゴルフのスコアや別荘の話しをしていた20年前のクラブとはかけ離れている。ある元会員は「時間とともに変化してきた」とし、「それはプラスでもありマイナスでもある」と述べた。

 米国のプロテスタント・エスタブリッシュメントの長期的な落ち目にはいくつかの重要な節目がある。プロテスタント系のハーバード大学の戦後の門戸開放、1980年代の企業国家米国(コーポレート・アメリカ)での多様な役員構成、最初のアフリカ系米国人大統領としてのバラク・オバマ氏の就任などだ。

 歴史はもう一つの節目を見せてくれるかもしれない。ケーガン氏の最高裁判事指名だ。これが承認されると、9人の連邦最高裁判事はカトリックかユダヤ教徒で、初めてプロテスタントはゼロとなる。(ケーガン氏はユダヤ教徒)

 これまでの111人の最高裁判事のうち35人はエピスコパリアン(米国聖公会会員)で、最大の宗教グループとなる。最初の非プロテスタント判事はジャクソン大統領(第7代大統領)が1836年に指名したロジャー・タニー氏だった。

 最高裁判事の宗教別構成が今日の法曹界で問題になるかどうかは熱い議論のテーマになっている。しかし、プロテスタント・ゼロの最高裁をもたらすことによって、ケーガン氏は米国の政治、富、それに文化を米歴史の相当な部分にわたって支配してきた一派の最後の痕跡が一部消えるのを手助けすることになる。

 ノートルダム大学の社会学准教授のデービッド・キャンベル氏は「最高裁判事にプロテスタントがいなくなるという事実は、彼女の指名がWASP(アングロサクソン系プロテスタント)エスタブリッシュメントが米国で凋落(ちょうらく)していることを完璧に反映しているという事実ほど重要ではないかもしれない」と述べた。

 時間の経過から見ると変化は驚くほどだ。E・ディグビー・バルツェルの1964年の有名な著書「プロテスタント・エスタブリッシュメント」によると、60年代の大半の米企業の経営者はプロテスタントだった。

 米調査機関ピュー・フォーラムによれば、連邦議員のうちプロテスタントの比率は61年には74%だったが、現在は55%にまで低下した。一時ロックフェラー家やベーカー家が支配していた大手銀行の役員には、最近ではインド系米国人やギリシャ移民の孫もいる。

 ピュー・リサーチの調査によれば、10万ドル(約920万円)以上の年収があるプロテスタントはわずか21%で、ユダヤ教徒の46%、ヒンズー教徒の42%を大きく下回っている。

 新しい富が米国のエリートの民主化を始めた80年代までは、米国での権力と地位への道はまっすぐで狭かった。それは通常、グリニッチやボストン、ニューヨーク、あるいはフィラデルフィアのぜいたくな住まいで保守的な家庭の中で始まり、ニューイングランドの寄宿学校からハーバードやエール大学に行き、北東部の弁護士事務所や銀行に勤め、あるいはワシントンへの道を歩むことだった。

 プロテスタントの凋落の原因は市場の規制緩和、グローバリゼーション、テクノロジーの発展、教育、さらに家族などを通じた人脈よりも実力の重視など多くのことが考えられる。

 しかし、多くの人が指摘するのが、信仰そのもののダイナミクスの変化で、プロテスタンティズムはここ何十年か、より激しい信仰を特徴とする福音主義にくじけてしまったというのだ。通常エスタブリッシュメントの教会と目される聖公会派教会は、過去数年間顕著な信者減少を記録してるという。

529チバQ:2010/05/19(水) 22:02:46
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100519/amr1005191854008-n1.htm
米4州で上院予備選、既存勢力への拒否反応が浮き彫り
2010.5.19 18:54

18日、ペンシルベニア州予備選で勝利し、家族と支持者に手を振るセスタク下院議員(ロイター) 【ワシントン=犬塚陽介】11月の米中間選挙の候補者指名を争う民主、共和両党の上院議員の予備選投票が18日、ペンシルベニアなど4州で実施された。党派対立から、実効性のある政策を打ち出せないオバマ米政権と民主、共和両党への失望感を反映し、注目選挙区で大統領や共和党幹部が支援する候補者が敗北。既存勢力に嫌悪感を示す米国民の姿勢が浮き彫りとなった。

 民主党のペンシルベニア州予備選では、現職のスペクター議員がセスタク下院議員に敗れた。スペクター議員は昨春、共和党から転籍し、再選を目指していた。同議員を支援したオバマ大統領にとっては大きな痛手といえる。

 アーカンソー州の民主党予備選でも、3期目を目指すリンカーン議員が指名に必要な50パーセントの票を得られず、6月の決選投票での決着を余儀なくされた。リンカーン議員は医療保険改革法案成立に尽力し、オバマ大統領から信頼を寄せられていた。

 一方、ケンタッキー州の共和党予備選では、草の根の保守派政治運動「ティーパーティー」の全面支援を受けた医師のランド・ポール氏がグレイソン州務長官を大差で退けた。

 グレイソン氏は上院共和党の院内総務、ミッチ・マコーネル議員やチェイニー前副大統領らの支援を取り付けていた共和党の本流候補だった。ポール氏の勝利は、オバマ政権の「大きな政府」を批判するティーパーティー運動が共和党内でも広く共感を生んでいることを示している。11月の中間選挙でも、ティーパーティーの動向が情勢を左右することを改めて印象づけた形だ。


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