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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

2933チバQ:2016/01/06(水) 20:33:49
http://www.sankei.com/world/news/160106/wor1601060017-n1.html
2016.1.6 07:15

オバマ氏が涙で銃規制強化訴え 「怒りがわく…」 全米ライフル協会は「感情的な説教はいらぬ」と反発

 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は5日、銃の購入者に対する身元調査を拡大することを柱とする銃規制強化策をホワイトハウスで正式に発表した。オバマ氏は涙ながらに犠牲の拡大を食い止めるよう訴えたが、野党・共和党やロビー団体は武器保有の権利を保障した合衆国憲法を盾に反発している。

 オバマ氏は2012年に米東部コネティカット州の小学校で起きた乱射事件などの被害者家族を伴い演説し、「どの家族も愛する子供が銃弾で命を奪われるとは想像していなかった。子供たちのことを考えると怒りがわく」と、涙を流しながら規制の必要性を訴えた。

 新たな規制は大統領権限の範囲で、インターネットなどで銃を販売する者にも取引免許の取得を義務付け、購入者への身元調査を拡大。共和党の有力支持団体、全米ライフル協会(NRA)はオバマ氏の演説を「感情的で見下すような説教はいらない」と評した。

2934チバQ:2016/01/07(木) 20:59:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2016010700510
出生めぐりライバル攻撃=共和トランプ氏-米大統領選



米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏=2015年12月28日、ニューハンプシャー州ナシュア(EPA=時事)
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は5日、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)について、カナダ生まれで、父親がキューバ人だったことから出馬資格を疑う声が出ており、大統領選候補としては「不安定だ」と語った。6日付のワシントン・ポスト紙が報じた。
 トランプ氏はこれまで、自身に矛先を向けないクルーズ氏への批判だけは控えてきた。しかし、全米の先陣を切って2月1日に候補者を選ぶアイオワ州でクルーズ氏にリードを許していることから、攻撃を解禁し始めたようだ。
 米憲法は大統領の条件として「生まれながらの米市民」であることを求めている。ポスト紙によると、クルーズ氏は「母親が生まれながらの米市民だから自分も同じ」と主張。複数の法学者がこれに賛同する見解を示しているが、実際に訴訟で出馬資格を問う動きが出ているという。(2016/01/07-14:26)

2935チバQ:2016/01/08(金) 18:57:00
http://www.asahi.com/articles/ASJ183F4GJ18UHBI00X.html
銃規制「不支持なら選挙支援しない」 オバマ大統領
ワシントン=小林哲2016年1月8日18時23分
 オバマ米大統領は7日、米紙ニューヨーク・タイムズに銃規制について寄稿し、政治家が銃規制を支持しない場合、同じ民主党の候補であっても今後は選挙で支援しない方針を明らかにした。次期大統領選などが念頭にあるとみられる。さらに、オバマ氏は同日夜、バージニア州の大学で開かれたCNN主催のタウンホールミーティングに参加し、銃規制について市民と語り合った。

 オバマ氏は寄稿で、「いまの議会では、常識的な銃規制がなされることはないのは明らかだ」と共和党が多数を占める議会を批判。「常識的な銃規制を支持しない候補者は、たとえ私の党であっても、支援しないし、投票しない」と明言した。

2936チバQ:2016/01/08(金) 19:01:47
http://www.sankei.com/world/news/160107/wor1601070074-n1.html
2016.1.7 21:14
【米大統領選】
来月から予備選 民主党「経済のクリントン強調」 共和党「トランプ現象どこまで」

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演説する米共和党の大統領候補、トランプ氏=4日、マサチューセッツ州ローウェル(ロイター)
 今年11月8日の米大統領選挙に向け、2月1日のアイオワ州を皮切りに全米各州で民主、共和両党の指名候補を絞り込む予備選・党員集会の戦いが熱を帯びる。オバマ大統領の与党・民主党が政権を維持できるのか、あるいは野党の共和党がホワイトハウスを奪還するのか。戦いの行方は世界情勢をも大きく左右する。両党の候補指名争いの現状を追った。(ワシントン支局)



 民主党での候補者指名が有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官だが、本選での共和党候補との対決では勝利を楽観できない。無党派層からの支持に弱みがあり、信頼度は暴言で知られる不動産王、ドナルド・トランプ氏よりも低い。このためクリントン氏は無党派層への浸透を狙い、「経済のクリントン」をアピールする戦略も取っている。

 先月22日発表のキニピアック大学の世論調査では、クリントン氏が本選で共和党のトランプ氏と対決すると想定した場合の支持率は47%で、40%のトランプ氏を上回った。しかし共和党の本選候補をテッド・クルーズ、マルコ・ルビオ両上院議員とした場合、支持率は四十数%で横並びとなった。

 背景にはクリントン氏が無党派層からの支持率でクルーズ氏やルビオ氏に約10ポイントの差をつけられていることがある。対トランプ氏でも無党派層からの支持率はほぼ互角。「信頼できる候補者かどうか」という質問では無党派層の72%が「信頼できない」と答え、トランプ氏の60%よりも悪い評価を受けている。

 クリントン氏はこれまでリベラル層の支持固めのため、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)やカナダからの石油パイプライン建設に反対してきた。しかし、状況に応じて主張を変える日和見主義とも批判され、リベラル層以外での苦戦につながっている。

 このためクリントン氏は最近の選挙戦では経済成長にも重きを置く。18日の討論会では「超富裕層を守るための政治圧力は阻止されなければならないが、雇用も生み出したいし、民間企業のパートナーにもなりたい」として大企業への配慮を強調。「大企業が私を支持することはない」と述べた対立候補のバーニー・サンダース上院議員(74)と対照的な立場を取った。

 夫のビル・クリントン元大統領は民主党ながら企業寄りの経済政策で好調な経済成長を維持し、財政黒字化も成し遂げた。クリントン氏は「特に経済面では夫にアドバイスを求める」とも話して、無党派層の期待に応えようとしている。(ワシントン 小雲規生)

2937チバQ:2016/01/08(金) 19:02:16


 共和党は不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の独走を誰が食い止めることができるかが焦点だ。今のところ若手のテッド・クルーズ(45)、マルコ・ルビオ(44)の両上院議員が追う展開。2月1日のアイオワ州党員集会、9日のニューハンプシャー州予備選の緒戦が選挙戦を左右しそうだ。

 カリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件を受け、トランプ氏はイスラム教徒の入国禁止を打ち出した。その過激な主張にかかわらず、共和党支持層からの人気は高まる傾向にある。

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 ただ、その後の指名争いに影響を与えるアイオワ州に目を向けると、クルーズ氏の伸長が目立つ。最近は複数の世論調査でトランプ氏を抜いている。

 保守的なキリスト教福音派が共和党支持層の半数を占めるとされる同州の保守系団体「ファミリー・リーダー」のボブ・バンダープラーツ代表はクルーズ氏への支持を表明した。福音派を基盤に活動する同代表は過去の党員集会に強い影響を及ぼす「キングメーカー」。保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)や宗教保守層からの後押しを受けるクルーズ氏にとっては力強い援軍だ。

 選挙予測を手がけるバージニア大学のラリー・サバト教授は、アイオワで勢いづいたクルーズ氏が地元・テキサス州など南部諸州で躍進する可能性を指摘する。

 そのため、トランプ氏はクルーズ氏を意識し、「ちょっとマニアックだ」などと攻撃を始めている。

 ただ、2008年と12年の大統領選では、アイオワで首位に立った候補が指名を逃し、第2戦のニューハンプシャー州を制したマケイン上院議員(08年)、ロムニー元マサチューセッツ州知事(12年)が指名された。同州ではトランプ氏がクルーズ、ルビオ両氏を約20ポイントも上回っている。

 選挙戦では、民主党最有力のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と本選で当たれば敗れると予測されるトランプ氏が指名を受けられるか、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の低支持率に失望した主流派が誰に流れるかが注目点だ。(加納宏幸)

2938チバQ:2016/01/08(金) 19:10:28
http://www.sankei.com/world/news/160108/wor1601080012-n1.html
2016.1.8 08:12
【米大統領選】
不出馬を「毎日後悔」 民主のバイデン副大統領






バイデン米副大統領(UPI=共同)
 米民主党のバイデン副大統領(73)は7日までに、11月の大統領選への出馬断念を昨年10月に表明したことについて「毎日後悔している」と述べた上で、家族のためを思えば「正しい判断だった」と複雑な心境を吐露した。

 東部コネティカット州のテレビ局とのインタビューで語った。昨年5月に長男を亡くしたバイデン氏は、不出馬の理由を精神面も含めて態勢づくりが間に合わなかったと説明していた。

 民主党の指名争いは、首位を走るクリントン前国務長官(68)と、リベラル層の支持を集めるサンダース上院議員(74)による事実上の一騎打ちとなっている。

 バイデン氏は「しっかりとした政策論議が交わされている」と評価。「私が参加してもそうなっていただろう」と述べた。(共同)

2939とはずがたり:2016/01/11(月) 18:02:27
生まれながらの米国市民ってなんだ?米国生まれでなくても米国籍を持っていれば?議いという事か。

2016年 01月 6日 16:26 JST
トランプ氏、カナダ出生クルーズ議員の大統領資格問題視=米紙
http://jp.reuters.com/article/trump-idJPKBN0UK0Q520160106?rpc=188

[ワシントン 5日 ロイター] - 米大統領選挙の共和党候補指名争いをリードしている不動産王のドナルド・トランプ氏は、大統領の資格要件を再び問題にしようとしている。米紙ワシントン・ポストに対し、ライバルのテッド・クルーズ上院議員がカナダ生まれであることを指摘し、もし共和党候補に指名されると厄介な問題が生じかねないと語った。5日付同紙にインタビューが掲載された。

トランプ氏は以前も、オバマ大統領の出生地に疑問を唱える「バーサー運動」の先頭に立ち、米国生まれであることを証明せよと要求したことがある。

最近のロイター/イプソス調査によると、トランプ氏は指名争いで首位を独走するが、初戦となる党員集会が来月開かれるアイオワ州ではクルーズ議員のリードを許している。

トランプ氏は同議員への攻撃ではないとしつつも、出生地をめぐって様々な問題が生じるうえに、裁判沙汰になる可能性もあると指摘。「そんなことになったら大問題だ」と同紙に語ったという。

米国憲法によると大統領は「生まれながらの米国市民」でなければならない。クルーズ議員はカナダ・アルバータ州のカルガリー生まれだが、母親が米国市民であり、本人は立候補の要件を満たすとしている。

2940チバQ:2016/01/13(水) 00:33:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160112-OYT1T50145.html
共和フィオリーナ氏失速、下位枠に…米大統領選
2016年01月12日 20時00分
 【デモイン(米アイオワ州)=今井隆】米大統領選の共和党指名候補争いを巡り、15日の第6回テレビ討論会を主催するFOXビジネスネットワークは11日、視聴率の高い夜の部に参加する上位7人を発表した。


 一時は世論調査2位に浮上したこともあるヒューレット・パッカード元最高経営責任者(CEO)のカーリー・フィオリーナ氏(61)が上位枠から漏れ、下位候補による別枠の討論会に逆戻りとなった。

2941チバQ:2016/01/13(水) 00:34:16
http://www.cnn.co.jp/usa/35076068.html
共和党のポール議員、討論会を辞退 選出基準に不満
2016.01.12 Tue posted at 13:10 JST
ワシントン(CNN) 米大統領選の共和党候補指名争いに名乗りをあげているランド・ポール上院議員は11日、今週開かれる同党テレビ討論会への参加を辞退すると表明した。
討論会は14日、フォックス・ビジネス・ネットワーク(FBN)の主催で開かれる。FBNは先月、本番の討論は最新の全米世論調査の平均で上位を占めた6人と、予備選・党員集会の開幕戦となるアイオワ、ニューハンプシャー両州での上位5人を参加者とすると発表していた。
ポール氏による辞退表明の直後、FBNは参加条件を満たした候補者7人を発表。この中に含まれなかったポール氏ら4人は、下位グループによる「前座」の討論会に回された。同氏が辞退した結果、前座は多くても3人の討論となる。
CNNが先月開いた前回の討論会には、ポール氏も上位9人の1人として参加していた。
ポール氏は11日、CNNとのインタビューで「我々は上位の選挙戦を展開しているのだから、上位以外の参加には応じられない」と述べた。
さらに「私は最近の世論調査で常に5〜6位を維持してきた。先週は全米規模の調査で4位との差がわずか1ポイントだった。私を討論会から除外するのは間違いだ」と主張した。
これに続いてポール陣営も声明を出し、「指名レースの序列をメディアに決めさせるわけにはいかない」と強調。同氏の支持率はこの数週間、上昇傾向にあるとの見方を示した。
FBNはどの世論調査を基に討論会参加者を決めたのか、具体的には公表していない。

2942チバQ:2016/01/13(水) 00:38:31
http://www.cnn.co.jp/usa/35076022.html
ブルームバーグ前NY市長、大統領選参戦か 事前調査を実施
2016.01.10 Sun posted at 17:48 JST
ワシントン(CNN) 米ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ前市長が先月、今年の米大統領選に自らが無所属で出馬した場合、民主党のクリントン前国務長官、共和党の実業家トランプ氏の両有力候補と競り合えるかの可能性を探る世論調査の実施を依頼していたことが10日までにわかった。
前市長に近い筋がCNNに明らかにした。世論調査の具体的な結果については触れなかった。
同筋は、世論調査の要請はトランプ氏が過去半年間で有力候補に躍り出たことを意識した措置としている。ブルームバーグ氏はメディア事業で財を成した富豪としても有名。
同氏による世論調査依頼は米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じていた。

ブルームバーグ氏は2008年の大統領選で無所属での出馬を検討したことがある。しかし、予備選の早い段階で立候補を断念していた。12年の大統領選では気候変動問題を理由にオバマ大統領の再選支持を表明していた。
米紙ニューヨーク・ポストは昨年、ニューヨークの民主党関係者がブルームバーグ氏と接触し、大統領選出馬への関心の度合いを探ったとも伝えていた。
同氏は銃規制強化の提唱者でもあり、保守派のいら立ちも誘っている。銃保持の権利を主張する全米ライフル協会(NRA)は昨年夏、ブルームバーグ氏を非難する広告キャンペーンに踏み切り、個人的な資産を使い国民各自の権利と自由をはく奪しようとしているなどとなじっていた。
ブルームバーグ氏は長年、民主党の支持者だったが、01年の市長選に合わせ共和党支持に転じていた。しかし、3期目を狙う市長選には無所属で出ていた。

2943チバQ:2016/01/13(水) 22:52:55
http://www.sankei.com/world/news/160113/wor1601130021-n1.html
2016.1.13 11:45

オバマ氏が最後の一般教書演説 TPPの早期承認求める 銃規制強化・移民制度改革に決意

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一般教書演説を行うオバマ米大統領=12日、ワシントンDC
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は12日夜(日本時間13日午前)、2016年の施政方針を示す一般教書演説を上下両院合同会議で行った。08年のリーマン・ショックから景気回復に導いたとして就任後7年間の実績をアピールし、今後、銃規制強化や移民制度改革に取り組む考えを強調。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の脅威から国民を守る決意も示した。

 オバマ氏は任期最後の演説で「10年以上先に焦点を当てる」とし、来年1月の大統領退任後も含めた長期的な課題に言及。「民主主義には市民同士の信頼の絆が必要だ」と述べ、党派対立の解消を主張した。

 就任前から訴えてきた「チェンジ(変革)」に触れ、「政治過程の変革は(次期大統領で)誰が選ばれるかではなくどのように選ばれるかだ。米国人が求めるときにだけ変革は実現する」と述べた。

 また、米軍主体の有志連合によるIS掃討作戦が効果を上げていると強調。先月のカリフォルニア州サンバーナディーノ乱射事件後に大統領選の共和党候補で不動産王のトランプ氏がイスラム教徒の入国禁止を訴えるなど排外主義が広がることに警鐘を鳴らした。

 オバマ氏は同乱射事件を踏まえ、銃の購入者に対する身元調査を拡大するなどの新たな銃規制強化策を残り1年間の任期における重要課題と位置付けている。

 銃犯罪の阻止を訴えるとともに、演説で大統領が訴える政策に関係する人物を来賓として招くための傍聴席の1つを凶弾に倒れた犠牲者のための空席とし、哀悼の意を表している。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、「TPPがあれば中国は地域の規範を設定できない。米国がそれを行う」と述べ、早期承認を訴えた。

2944とはずがたり:2016/01/14(木) 19:01:47
2016年の中南米:ブラジルの凋落
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45710?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2016.1.7(木) The Economist
(英エコノミスト誌?2016年1月2日号)

中南米最大の経済大国に危機が迫っている。

ブラジル全土で反政権デモ、3月に続き再び
ブラジルでは昨年、ルセフ大統領の退陣を求める大規模な反政府デモが相次いだ〔AFPBB News〕
?2016年の年始を迎えるころ、ブラジルは熱狂的なムードに包まれているはずだった。何しろ8月にはリオデジャネイロで南米初のオリンピック(五輪)が開催され、ブラジル国民が最も得意とする「華々しいパーティーを開く」チャンスが訪れる。しかし実際には、ブラジルは政治と経済の大きな危機に直面している。

?2015年12月16日、格付け会社のフィッチはブラジルの信用格付けを「投機的等級」(ジャンク級)に引き下げた。3大格付け会社のうち、ブラジルの国債を投機的に格下げしたのはこれで2社目だ。

?その数日後には、財政安定化を目指してブラジルのジルマ・ルセフ大統領が任命したジョアキン・レビ財務相が、失意のうちに就任1年を待たずに職を辞した。ブラジル経済は2016年に2.5〜3%ほどのマイナス成長が予想されており、この数字は2015年からさほど改善されていない。石油に依存し経済制裁に苦しんでいるロシアでさえ、ブラジルと比べればまだ持ちこたえているほどだ。

?経済の問題と並行して、ブラジルの連立政権は国営石油会社ペトロブラスを取り巻く大規模な汚職スキャンダルで信用を失っている。さらには財政赤字の規模を隠蔽してきたと糾弾されているルセフ大統領も、議会での弾劾手続きに直面している。

?BRICSのBたるブラジルは、本来なら急成長する新興経済国の先鋒になるべき存在だ。にもかかわらず、政治の機能不全に直面しており、さらには制御不能のインフレに逆戻りしつつあるようだ。厳しい選択をしなければ、ブラジルを正しい軌道に戻すことはできない。だが現在のところ、ルセフ大統領にそうした選択をする意欲があるようには見えない。

大統領の失政

?ブラジルの苦境は、他の新興国と同様に、世界的なコモディティー(商品)価格の下落に起因している部分もある。

?だが、ルセフ大統領とその所属政党である中道左派の労働党(PT)は、もともと悪い状況をさらに悪化させた。2011年から2014年にかけての1期目に、ルセフ大統領は浅はかにも大盤振る舞いを敢行し、年金支給額の引き上げとお気に入りの業界に対する非生産的な税控除に支出した。2010年時点で国内総生産(GDP)比2%だった財政赤字は、2015年には同10%にまで膨らんだ。

…(以下有料記事)

ブラジルでカーニバルが続々中止
深刻な不況が予算を直撃、サンバパレードどころじゃない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45768
2016.1.14(木)

2945とはずがたり:2016/01/14(木) 19:05:28
ブラジル経済:壊れたレバー
深刻化するスタグフレーション、財政難が金融政策を阻害
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/45149?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.11.4(水) The Economist
(英エコノミスト誌?2015年10月31日号)

ブラジルの中央銀行がインフレ対策で二の足を踏んでいるのは、危機的な財政状況が原因なのだろうか?

?ブラジル経済は、過熱の一歩手前にあるようにはとても見えない。国際通貨基金(IMF)は、同国経済は2015年に3%縮小すると予測し、翌2016年も1%のマイナス成長を見込んでいる(ブラジル経済が2年連続で縮小したことは1930〜31年以降一度もない)。9月までの1年間で丸々120万人の雇用が消失した。失業率は7.6%に達し、1年前の4.9%から急増している。

?まだ職がある人たちも、生活の苦しさを実感している。(インフレ調整後の)実質賃金が前年比で4.3%減少しているからだ。

?経済が軟調であるにもかかわらず、インフレ率は2ケタに近づいている。最近になって、ブラジルの中央銀行は、2016年のインフレ目標として設定した4.5%の達成は難しいと認めた。

?市場では、インフレ率が目標値まで下がるのは2019年以降だと見ている。

ブラジルは「フィスカル・ドミナンス」に陥ったのか?

?物価の急激な上昇が、最近のレアル下落が招いた輸入品の価格上昇による一時的なものにすぎないなら、それほど大きな問題ではない。しかし、一部のエコノミストの唱える説は、より警戒を要する。ブラジルの財政があまりに危機的な状況にあるため、中央銀行のインフレに対処する力が損なわれているというのだ。これはフィスカル・ドミナンス(財政による支配)*1と呼ばれる現象だ。

?ブラジルが現在の苦境に陥った直接の原因は外的なものだ。世界経済が力強さに欠け、特に原油や鉄鉱石に対する中国の需要が低迷したことから、輸出と投資の両方が停滞した。

?しかし、ブラジルの問題の多くは自ら招いたものだ。ブラジルのジルマ・ルセフ大統領は、2011〜14年の最初の任期中に、コモディティー(商品)による望外の好況を利用し、肥大した政府の適正化を図ることもできたはずだ。ブラジルはGDPの36%に相当する額を税金として徴収しておきながら、その見返りとなるまともな公的サービスはほとんど提供していない。…

ブラジル経済:景気後退の鋭い痛み
国中に広まる沈滞ムード、ジャンク級への格下げで一段と暗転
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44836?utm_source=editor&utm_medium=self&utm_campaign=link&utm_content=recommend
2015.9.24(木) The Economist
(英エコノミスト誌 2015年9月19日号)

 職業安定所は、おおよそ陽気な場所ではない。国の生活の大部分を円滑に動かしている個人的なコネがない人々にとって、職業安定所がしばしば最後の砦となるブラジルでは、特に暗澹とすることがある。

 中心街のサンパウロにある職業安定所で列に並ぶ54歳の運転手、フランシスコさんは、2年以上も失業している。

 列がこんなに長かったことはない、とフランシスコさんはため息をつく。「危機のせいだよ」

 ブラジルの成長は何年も停滞している。ジルマ・ルセフ大統領の任期1期目の2011年から2014年にかけては、成長率が平均で2%だった。ブラジルの大豆、鉄鉱石、石油に対する世界的な需要が急拡大していたにもかかわらず、だ。

 民間部門に対する政府の干渉は、過度に緩和的な金融・財政政策と相まって、信頼感を低下させた。投資は干上がり、インフレは高進した。高いコモディティー(商品)価格の支えがなくなった今、国内総生産(GDP)が大きく落ち込み(2015年第2四半期は前期比1.9%減)、それまで底堅かった労働市場を道連れにしている。

跳ね上がる失業率

 今年1月以降、50万人近い雇用が削減された。ビジネススクールのファンダサウン・ゲットゥーリオ・ヴァルガスの研究者たちは、2016年末までにさらに250万人の雇用が削減されると見ている。7月の失業率は7.5%で、1年前の4.9%から跳ね上がり、史上最大の年間上昇率を記録した(図1参照)。

 失業率は来年末には約10%に達し、その後しばらく、その水準にとどまると予想されている。ブラジルの人と話すと、失業手当を受けている友人や家族がいない人を探すのは難しい。

 財政を均衡させる責任を非協力的な議会に負わせるルセフ大統領の的外れな取り組みを受け、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は先日、ブラジルの債券をジャンク債の水準に引き下げた。この決定を契機に、簡易宿泊所から企業の役員室に至るまで、ムードは一段と暗くなった。

2946チバQ:2016/01/14(木) 23:27:59
http://www.sankei.com/world/news/160114/wor1601140002-n1.html
2016.1.14 00:04
【米一般教書演説】
「オバマ政治」継承へ 大統領選で民主候補に“踏み絵”迫る

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(1/2ページ)

12日、ワシントンで一般教書演説を行うオバマ米大統領(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領は一般教書演説で残り1年間の任期で「“第3期”オバマ政権」に道筋を付ける意図を明確にした。憲法の規定で任期は2期に限られるが、11月の大統領選で与党・民主党候補を当選させることを通じオバマ政治を継承させる意向とみられる。

 大統領選は2月1日のアイオワ州党員集会を皮切りに党指名候補を絞り込む予備選・党員集会に入る。

 「この中の何人かがアイオワに戻りたくてそわそわしているのは分かっている。コツを知りたければこの後に握手しましょう」

 オバマ氏は議場を見渡し、軽口で笑いを誘った。民主党から無所属のサンダース、共和党からクルーズ、ルビオ、ポールの各上院議員が出馬している。

 来年1月以降の次期政権も見越した政策を訴えたオバマ氏。取り組むべきテーマとして、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度の抜本改革、銃規制の強化、最低賃金の引き上げなどの難題をたたみかけるように読み上げていった。

 足元の民主党ではクリントン前国務長官をサンダース氏が追い上げている。

 オバマ氏は支持を表明せず、残り任期の重要課題、銃規制強化策に反対する候補は「私の党であっても応援も投票もしない」と断言。演説でも大統領の条件に(1)経済的機会の提供(2)気候変動問題の解決(3)「世界の警察官」とならず米国の安全を確保(4)政治改革への取り組み-を挙げた。

 マクドノー大統領首席補佐官は最近、オバマ氏の支持表明は予備選で大勢が決した後だと述べた。政権発足の原動力となった若者、女性、マイノリティー(少数派)の支持動向に影響を持つオバマ氏は、支持を明言せず候補に“踏み絵”を迫ることで、次期政権を方向付ける考えのようだ。

2947チバQ:2016/01/15(金) 20:18:49
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160115/k10010372891000.html
米大統領選 共和党討論会で支持率1位・2位が舌戦
1月15日 16時37分

アメリカ大統領選挙に向けて、野党・共和党のテレビ討論会が開かれ、候補者選びの初戦アイオワ州で首位を争う不動産王のトランプ氏と、クルーズ上院議員が大統領になる資格などを巡って舌戦を繰り広げました。
11月の大統領選挙に向けて、野党・共和党のことし初めての討論会が14日、南部サウスカロライナ州で、テレビ局「FOXビジネスネットワーク」の主催で開かれました。
この中で支持率トップのトランプ氏は、支持率2位で初戦の中西部アイオワ州ではほぼ互角の人気を集めるクルーズ上院議員について、カナダ生まれであることを指摘し、「民主党は彼の出生を法的に問題視するだろう」と述べ、大統領候補にふさわしくないと批判しました。
これに対して、クルーズ氏は「トランプ氏が急に問題だと言い始めたのは、アイオワ州で支持率が落ちたことにうろたえたのだろう。われわれは誰が最高司令官にふさわしいかという議論に集中すべきだ」と切り返しました。さらに、クルーズ氏は「ニューヨークの人々の価値観はリベラルであり、金とメディアしか関心がない」と述べ、ニューヨーク出身のトランプ氏をやり玉に挙げるなど、双方は激しい非難を繰り広げました。
アメリカのメディアは、トランプ氏とクルーズ氏の舌戦を大きく取り上げていて、およそ2週間後に迫った候補者選びの初戦に向けて選挙戦は激しさを増しています。

2948チバQ:2016/01/15(金) 20:35:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016011502000119.html
「格差是正」サンダース氏急伸 米大統領選・民主指名争い

2016年1月15日 朝刊


写真
 【ワシントン=斉場保伸】十一月の米大統領選の民主党指名争いで、党内支持率トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)の人気に陰りがみられる。追うバーニー・サンダース上院議員(74)がここに来て急速に支持を集めており、八年前にも本命視されながら現オバマ大統領と激しい指名争いを演じた苦戦の悪夢がよみがえる可能性も出てきた。
 クリントン氏は前国務長官としての政治経験と高い知名度で「初の女性大統領」の誕生を期待され優位を誇ってきた。一方、社会主義者を自称するサンダース氏は格差の是正を訴えるなどリベラルなスタンスを一貫して打ち出してきた。ここに来て、最低賃金の引き上げや公立大学の授業料を無料化するというサンダース氏の主張が若者を中心に浸透度を深めている。
 民主、共和両党が大統領選を戦う候補を選ぶ予備選・党員集会は二月一日にアイオワ州でスタートする。リアル・クリア・ポリティクスが集計した各種世論調査の支持率平均値では十二日現在、アイオワ州でクリントン氏が45・5%、サンダース氏が45・3%。その差はわずか0・2ポイントで拮抗(きっこう)する。
 続く二月九日に予備選があるニューハンプシャー州では、隣接のバーモント州選出のサンダース氏が地の利を生かして48・8%の支持を集め、クリントン氏の42・6%を逆転している。
 クリントン氏は八年前の〇八年一月にはアイオワ州でオバマ氏に敗れ、続くニューハンプシャー州で演説中に「(選挙戦は)楽じゃない」と涙。辛くも一勝一敗に持ち込んだ局面があった。仮に今回クリントン氏がアイオワ、ニューハンプシャー両州を落とせば、世論はクリントン氏の「弱さ」に着目し、その後の選挙戦が極めて厳しいものとなるのは必至だ。
 ワシントン・ポスト紙によると、この状況を受けてクリントン氏は「全然神経質になんかなってないわ。最後までできる限りのことをする」と述べた。だが全米でも両氏の差の縮まる傾向がここ数日顕著で、クリントン氏の圧倒的優位は揺らいでいるのが実情だ。

2949チバQ:2016/01/15(金) 21:16:41
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160116k0000m030107000c.html
<米大統領選>共和党候補、つぶし合い過熱

21:12毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和党候補者指名争いで、支持率上位3人によるつぶし合いが過熱している。南部サウスカロライナ州で14日に開かれたテレビ討論会では、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と3位のマルコ・ルビオ上院議員(44)が、急速に支持を伸ばして2位につける保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を攻撃した。

 「あなたには大きな疑問がある。(立候補にあたって)疑問があってはいけない」

 トランプ氏は、キューバ移民の父と米国人の母の間にカナダで生まれたクルーズ氏に対し、「生まれながらの米国人」という大統領になる資格があるのかどうか、裁判所で確認すべきだと改めて攻撃した。

 クルーズ氏は1期目だが、オバマ大統領批判の急先鋒(せんぽう)として知られる。保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の強い支持を受け、党指導部とも衝突。立候補表明後は、聖書に忠実で原理主義的なキリスト教福音派の取り込みも図ってきた。

 支持率は1桁だったが、昨年11月に元神経外科医のベン・カーソン氏(64)が外交・安全保障の知識不足が露呈するなどして失速すると支持層を奪って急伸。2月1日に候補者選びの初戦が行われる重要州で、福音派が多い保守的なアイオワ州では一部の世論調査でトランプ氏を抜いた。

 一方、党本流の支持を受けるルビオ氏は、候補の乱立状態が解消されれば主流派の支持を集めて浮上できると計算。先行する2人に対抗する軸となることを目指す。討論会では、クルーズ氏が移民問題で立場を変えたと指摘し、「アイオワで有利になると言われたからだろう。保守主義ではなく、政治的計算だ」と酷評した。

 これに対しクルーズ氏は、ルビオ氏が不法移民に市民権付与の道を開く法案を過去に支持したと反論したが、ルビオ氏の勢いに押し込まれた。

2950チバQ:2016/01/16(土) 12:17:56
http://www.sankei.com/world/news/160116/wor1601160035-n1.html
2016.1.16 11:56
【米大統領】
共和党2位のクルーズ候補に資格なし? 「カナダ生まれだ」と提訴

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15日、サウスカロライナ州でのイベントで話すクルーズ上院議員(ゲッティ=共同)
 米南部テキサス州の弁護士が、大統領選の共和党指名争いで支持率2位のクルーズ上院議員について、カナダ生まれのため米大統領の資格要件を満たしているか疑義があるとの立場から司法による確認を求める訴えを同州の連邦地裁に14日起こした。ロイター通信が15日報じた。

 共和党指名争いでは、支持率首位の実業家トランプ氏がクルーズ氏の大統領資格を疑問視し、攻撃を強めている。弁護士とトランプ氏の間につながりはないという。

 米憲法は大統領の要件として「出生による合衆国市民」と規定。クルーズ氏は母親が米国市民のため自分も米国市民だと主張し、出生地がカナダでも問題はないとしている。(共同)

2951とはずがたり:2016/01/17(日) 13:11:57
ばらまきなんかするから。。

ベネズエラで「経済緊急事態宣言」、原油安の影響
TBS News i 2016年1月17日 00時25分 (2016年1月17日 01時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20160117/Tbs_news_50659.html

 原油安の影響を受けて、経済が悪化している南米ベネズエラで15日「経済緊急事態宣言」が出されました。
 ベネズエラ政府が発表した「経済緊急事態宣言」の期間は60日間で、マドゥーロ大統領に企業の経営への介入や、為替取引の制限といった権限が与えられます。

 世界有数の原油埋蔵量を誇るベネズエラは、外貨収入のおよそ96%を原油の輸出に頼っていますが、世界的な原油安により国内の経済状況は悪化。2015年1月〜9月期のインフレ率は年率換算で141.5%まで上昇しています。

 マドゥーロ大統領は15日、議会演説で国民に「経済緊急事態宣言」への理解を求めました。

 ただ、ベネズエラの議会は去年12月に行われた選挙で、中道右派の野党連合が3分の2を超える議席を獲得。大統領に大きな権限を与える緊急事態宣言に反発するのは必至で、マドゥーロ大統領が意図している政策が実行できない可能性もあります。(16日19:35)

2952チバQ:2016/01/18(月) 20:33:46
http://mainichi.jp/articles/20160118/k00/00e/030/171000c
銃規制強化巡り舌戦 民主、アイオワ初戦控え

毎日新聞2016年1月18日 12時42分(最終更新 1月18日 12時42分)
 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた民主党候補者による第4回テレビ討論会が17日、南部サウスカロライナ州で開かれた。候補者選びの初戦となる中西部アイオワ州党員集会は2月1日で、集会前の討論会は今回が最後。同州の支持率では、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)が競っており、初戦勝利で弾みを付けたい両氏が火花を散らした。

 サンダース氏は、銃規制強化に後ろ向きだと批判するクリントン氏に対し、「クリントン氏は自分の言っていることが非常に不誠実だと知っている」と反論し、銃販売の際の身元調査強化などの必要性を主張。これに対し、クリントン氏はサンダース氏の過去の投票行動を挙げて銃規制強化に後ろ向きだったとし、「サンダース氏が立場を変えたと聞くことができてうれしい」と皮肉った。

 一方、サンダース氏はクリントン氏と金融業界(ウォール街)の結びつきを挙げながら、自分には巨額の資金を集める特別政治活動委員会もないと「違い」を強調し、ウォール街への反発が強いリベラル層に訴えた。

 全米での支持率はクリントン氏がサンダース氏に差を付けている。最新の世論調査の平均値では、クリントン氏が51.0%に対し、サンダース氏は38.3%。ただ、アイオワ州ではクリントン氏のリードはわずか4ポイントにとどまり、両氏の批判合戦が始まっている。

 討論会にはマーティン・オマリー前メリーランド州知事(52)も参加した。

2953チバQ:2016/01/18(月) 20:42:14
http://www.sankei.com/world/news/160118/wor1601180038-n1.html
2016.1.18 20:32
【米大統領選】
8年前の「悪夢」再び? クリントン氏が対立候補を猛攻撃 巨額献金に「それで改革できるの」とかみつき





(1/3ページ)
 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向けた民主党候補の第4回討論会が17日、南部サウスカロライナ州チャールストンで開かれた。党指名候補選びの初戦、アイオワ州党員集会(2月1日)前の最後の討論会で、最有力のクリントン前国務長官(68)は、世論調査で追い上げをみせる無所属のサンダース上院議員(74)を医療保険制度改革や銃規制の問題で激しく攻撃した。

 クリントン氏は政権の医療保険制度改革(オバマケア)をたたえる一方、政府が一元的に医療保険を運営する制度の導入を訴えるサンダース氏を「なすべきことは(オバマケアを)改善することであり、引き裂いて一からやり直すことではない」と批判した。また、サンダース氏は銃規制に反対するロビー団体や業界寄りの投票行動をしてきたと指摘した。

 一方、サンダース氏はクリントン氏がウォール街から巨額の献金を受けているとし、「それで(金融規制に関する)ウォール街改革ができるのか」と主張した。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(RCP)による最近の世論調査の平均では、クリントン氏の支持率51・0%に対しサンダース氏は38・3%。ただ、アイオワ州でクリントン氏は4ポイント差に迫られ、2戦目の予備選が2月9日に開かれるニューハンプシャー州では、サンダース氏に6・2ポイントのリードを許している。

 クリントン氏はオバマ大統領と戦った2008年の大統領選でも、予備選・党員集会の前まで最有力視されながら、アイオワ州をオバマ氏に奪われたことで激しいもつれ合いに持ち込まれ、最後は敗れる「悪夢」を経験している。

 最低賃金の時給15ドルへの引き上げや公立大学の授業料無料化を掲げるサンダース氏は、若年層やリベラル層の支持を集め、クリントン氏にとり侮れない存在だ。ロイター通信によると危機感を抱いたクリントン陣営はアイオワ、ニューハンプシャーなどの序盤州や予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」の各州に、選挙資金の半分を投入する予定だ。

2954チバQ:2016/01/18(月) 20:42:32
http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170025-n1.html
2016.1.17 15:52
【米大統領選】
トランプ氏、毒舌を封印しNY愛語る 「9・11」市民対応を称賛、共感呼ぶ






討論会で手を振るトランプ氏=14日、米サウスカロライナ州(AP)
 米大統領選の共和党候補指名獲得を目指す実業家トランプ氏がこのほど地元ニューヨーク市民の偉大さを格調高く称賛、品格の善しあしには無頓着ないつもとは異なる一面をのぞかせた。毒舌が持ち味のトランプ氏が発した毒のない言葉は、党派を超えて共感を呼んだ。

 トランプ氏がニューヨークへの愛を語ったのは、14日の党候補者討論会。「ニューヨークは偉大な都市であり、偉大な市民が住んでいる。(2001年の米中枢同時テロで)世界貿易センタービルが崩壊した際、市民の対応は美しく、優しさにあふれていた」と強調した。

 クルーズ上院議員への反論の一言。支持率でトランプ氏を猛追するクルーズ氏は、ニューヨーク市民の関心は「カネとメディア」にあり、妊娠中絶や同性婚への寛容さは共和党の保守主義とは相いれないと主張。トランプ氏はこうした「ニューヨークの価値観」を体現しているとの見方を示した。(共同)

2955チバQ:2016/01/18(月) 22:16:14
http://mainichi.jp/articles/20160119/k00/00m/030/061000c
米大統領選
民主党 クリントン氏をサンダース氏が猛追

毎日新聞2016年1月18日 19時52分(最終更新 1月18日 21時34分)
 【ワシントン西田進一郎】11月の米大統領選に向けた民主党の候補者指名争いで、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)をバーニー・サンダース上院議員(74)が猛追している。サンダース氏は全米の支持率で差を縮め、2月1日に指名争いの初戦が行われる中西部アイオワ州では、クリントン氏の支持率とほぼ並ぶ勢いだ。

 サンダース氏の支持率は、第2戦が行われる東部ニューハンプシャー州でクリントン氏を上回る。猛追を受ける同氏はこれまで控えていたサンダース氏への攻撃を強めている。

 「サンダース氏は全米ライフル協会や銃擁護団体の意向に沿って何回も投票してきた」。17日に南部サウスカロライナ州で行われたテレビ討論会で、クリントン氏はサンダース氏が銃器製造企業などを守る法案に賛成してきたと攻めた。銃規制を求める世論の高まりに配慮し、同氏の姿勢を批判したものだ。

 「本命候補」のクリントン氏と、「民主社会主義者」を自任するサンダース氏。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」が集計する支持率調査の全米平均値によると、昨年12月はクリントン氏が20ポイント以上の差をつけてリードしていたが、最近は12・7ポイント差まで追い上げられている。

 要因の一つは、格差是正を前面に掲げ、公立大学の授業料無料化などを唱えるサンダース氏の訴えが、若者に響いていることだ。米ニューヨーク・タイムズ紙などが今月上旬に行った世論調査によると、45歳以下の有権者に限るとサンダース氏の支持率はクリントン氏の約2倍。金融危機に伴う就職難や重い学生ローンに直面し、経済格差を実感している若年層がサンダース氏の支持層の中心とみられる。

 候補者選びに大きな影響を与えるアイオワ州で、クリントン氏のリードはわずか数%。ニューハンプシャー州では、隣接するバーモント州選出のサンダース氏が「地元」の強みでクリントン氏をリードしている。全国の支持率でトップを維持する同氏だが、序盤戦で連敗すれば潮目が変わる可能性もある。

 クリントン氏には、2008年大統領選の民主党候補者選びで本命視されながら、アイオワ州党員集会でまさかの3位に終わり、トップだったオバマ大統領を勢いづけた苦い経験がある。これを教訓に、クリントン氏は今回の立候補表明後、最初の集会をアイオワ州で開くなど、同州での活動に重点を置いてきた。

 だが、クリントン氏を取り巻く状況は今回も厳しい。地元紙デモイン・レジスターの世論調査によると、党員集会の参加予定者の43%が自らを「社会主義者」と答え、38%の「資本主義者」を上回った。クリントン氏は過去の討論会で自身を「資本主義者だ」と語り、サンダース氏との違いを強調してきた。

 クリントン氏は17日の討論会に先立つテレビ番組で、「私は今の状況に非常に気をよくしている、2月1日まで働きかけ続けるつもりだ」と初戦の勝利に決意を語った。

2956チバQ:2016/01/19(火) 22:09:41
http://www.sankei.com/world/news/160119/wor1601190040-n1.html
2016.1.19 20:43

英国 トランプ氏入国禁止に至らず 下院で議論 「言論の自由に反する」 「攻撃的でクレージー」の意見も  

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トランプ氏(ロイター)
 【ロンドン=岡部伸】英下院は18日、米大統領選の共和党候補指名争いの先頭走者で、イスラム教徒を差別するかのような言動で物議を醸している実業家トランプ氏を入国禁止にするかどうかについて審議を行った。野党の労働党からは、イスラム教徒の米国への入国禁止などを唱える同氏の発言はヘイトクライム(憎悪犯罪)をあおり「有害」とする批判が相次いだが、与党の保守党など多数の議員から「入国禁止措置は言論の自由に反する」との意見が出て採決に至らず、入国禁止とはならなかった。

 トランプ氏は昨年12月、米国で14人が殺害された銃撃事件を受けてイスラム教徒の入国禁止を提案。これに対してメイ内相はトランプ氏の英国入りを拒否できる事案と明言。キャメロン首相も同氏の発言を「対立を招き、愚かで間違っている」と非難していた。

 英国ではヘイトスピーチ(差別的な言動)を行う人物の入国を禁じた例があり、約57万人がトランプ氏の入国禁止を求める署名を行ったのを受け、下院で審議されることになった。

 3時間に及ぶ審議では、保守系など多くの議員が同氏の発言を「攻撃的でクレージー」としながらも「(偏った)考えを変えるならば英国入国を認めるべきだ」「入国を禁止すれば(英下院が)反米的と世界からより注目される」「米国の国内問題に英国は巻き込まれるべきではない」といった意見が相次いだ。

 また北アイルランドの社会民主労働党のロビンソン議員は「英国に来てほしい。イスラム系外国人を嫌悪して欲求不満を抱く彼の真意を知りたい」と語った。

 英北部スコットランドでゴルフ場を経営するトランプ氏は、「入国禁止なら7億ポンド(約1167億円)以上の投資計画を即時停止する」と警告していた。

2957チバQ:2016/01/19(火) 22:11:14
http://www.sankei.com/world/news/160119/wor1601190002-n1.html
2016.1.19 10:00
【アメリカを読む】
なお内向き志向崩さぬオバマ大統領が浮かべた涙…共和党のみならずクリントン氏も微妙な距離





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5日、ホワイトハウスで銃規制の強化について演説中に涙を拭うバラク・オバマ大統領。米大統領たるもの「俳優」でなくては務まらぬが、オバマ氏はなぜ「世界の警察官」を演じようとしないのか=ワシントン(AP)
 第40代米大統領、ロナルド・レーガン(1911〜2004年)は俳優上がりが大統領になれるのかと質問され、「俳優でなくて大統領が務まるのかね?」と切り返したという。銃規制の強化を訴えるバラク・オバマ米大統領(54)が流した涙はこの逸話を思い起こさせた。日常的な銃犯罪は米社会の宿痾であり規制の必要性は否定しないが、オバマ氏が「世界の警察官」という歴代大統領にとっての当たり役をかたくなに演じないことが気になる。

残り任期も内政重視か

 カリフォルニア州サンバーナディーノで昨年12月に起きた乱射事件を受け、オバマ氏は銃規制の強化を残り1年となった大統領任期の重要課題と位置付け、国民に向けて繰り返しその必要性を訴えている。

 「どの家族も愛する子供が銃弾で命を奪われるなどと想像していなかった。子供たちのことを考えると怒りがわく」

 ホワイトハウスで5日、被害者家族を伴ったオバマ氏が行った「涙の演説」は繰り返し報じられた。オバマ氏にとって名場面の一つとなるのだろう。

 オバマ氏は一度、銃規制強化に失敗している。2012年に米東部コネティカット州の小学校で起きた乱射事件を受けて連邦法で銃購入者全員の犯罪歴など身元調査を義務付けようとしたが、上院の壁に突き当たり頓挫してしまったのだ。そのため、今回の規制強化は大統領権限でできる範囲で実施する。

 演説でオバマ氏は、武器保有の権利を保障した合衆国憲法修正第2条を盾に規制強化に反対してきた野党・共和党や有力ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)を強く批判した。

 また、米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿では「改革を支持しない候補者は、私の党(民主党)であっても応援も投票もしない」と表明し、11月の大統領選、議会選挙に影響を及ぼそうという意図をあらわにした。

2958チバQ:2016/01/19(火) 22:11:40

クリントン氏も「距離」

 その一方で、北朝鮮が6日に実施した核実験、サウジアラビアによるイランとの断交、中国が南シナ海の人工島で実施した試験飛行など安全保障上の重要課題に関しては、新年を迎えてから1週間余りを経ても表立った形で何も語っていない。

 こうした内向きな姿勢を、大統領選の共和党候補たちはこぞって批判している。外交・安全保障通のマルコ・ルビオ上院議員(44)は北朝鮮をテロ支援国家に再指定するようオバマ政権に迫った。

 オバマ氏は14年11月に起きたソニーの米映画子会社へのサイバー攻撃に際し、ブッシュ前政権が08年に解除したテロ支援国家に再指定する考えを示した。しかし、政権の慎重姿勢によってたなざらしになっていた。

 ルビオ氏は今回の北朝鮮による核実験を受け、「オバマ・クリントン外交の失敗を物語る最新の例であり、世界中の敵がオバマ氏の弱さにつけ込もうとしている」と断じた。

 オバマ氏とともに批判された民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)にしても自らが主導したアジア重視のアジア・リバランス(再均衡)政策の下で「北朝鮮の脅威に立ち向かい、中露とともに最も強い制裁を科すために取り組んだ」と実績を誇った。オバマ氏の「無為無策」と微妙に距離を置こうとする意図は明らかだ。

見当違いの叱責

 オバマ氏は昨年11月半ばのアジア歴訪からの帰路、大統領専用機内でホワイトハウスのスタッフたちを叱責した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦をめぐる広報戦略が十分なものではないという理由だった。米紙ワシントン・ポストが報じた。

 11月13日のパリ同時多発テロを受け、ISを「封じ込めている」としたオバマ氏の発言が批判の的となっていた。ワシントン・ポストは「(対IS作戦の)戦略そのものが欠如しているとみられているのに、オバマ氏はより良く説明することが必要であると感じている」と指摘した。

 サンバーナディーノ乱射事件を受け、オバマ氏は12月6日に就任以来3回目となるホワイトハウスの執務室からのテレビ演説を行ってIS掃討作戦の効果を強調し、「広報戦略」を自ら実践した。また、米国務省は連日、報道機関にメールを送り、掃討作戦に参加する有志連合の戦果を伝えるようになった。

 だが、ISや中国がなりふり構わず活動できる空白を放置したのは誰か。その責任を感じることなく、自らの「戦略」をメディアが正しく理解していないといらだっているのであれば筋違いというものだ。(加納宏幸 ワシントン支局)

2959チバQ:2016/01/19(火) 22:19:20
http://mainichi.jp/articles/20160120/k00/00m/030/024000c
キューバ
米国へ亡命希望急増 国交回復から半年

毎日新聞2016年1月19日 18時01分(最終更新 1月19日 20時06分)
米国とキューバが国交を回復して20日で半年になるが、ここにきて米国へ亡命を希望するキューバ人が急増している。亡命キューバ人に永住権を与えていた特例法が、国交正常化に伴い廃止されるとの見方がキューバ国内で広まっているためだ。空路エクアドルへ出国し、陸路で米国へと北上しているキューバ人は1万人を超えるとみられ、周辺国を巻き込む問題となっている。【サンパウロ朴鐘珠】

 米国への亡命手段はボートでフロリダ海峡を渡るか、陸路でメキシコから国境を越えるかに大別される。米領に足を踏み入れた時点で亡命は成立するが、到達前に海上で米沿岸警備隊に拘束されれば強制送還される。転覆の恐れもある海峡越えを選ぶ者は少数派だ。

 陸路を選ぶ場合は南米エクアドルが起点になる。昨年11月末までエクアドルはキューバ人にとって数少ない、査証(ビザ)なし渡航を認める国だった。

 だがエクアドルから米国までは直線距離でも約4000キロ。国境線を8回も越えなければならない。米紙マイアミヘラルドによると、亡命にはエクアドルまでの航空券を含めて1人当たり3000〜7000ドル(約35万〜82万円)かかる。密入国あっせん業者や、口止め料を要求する警察官らに繰り返し金銭を搾り取られるからだ。

 昨年9月中旬にエクアドル入りし、今年1月上旬にパナマまでたどり着いたキューバ人女性は毎日新聞の取材にメールで応じ、「警察が足元を見て強盗まがいにカネを奪っていく」と嘆いた。コロンビアとパナマの間では密林が道路を寸断しており、海岸沿いにボートで密入国させる業者に2時間の乗船で400ドル(約4万7000円)を請求された。女性は旅費を稼ぐためエクアドル到着後に中国料理店で1カ月、不法に働いたという。

 中米コスタリカでは8000人近いキューバ人がニカラグアとの国境地帯で足止めされている。キューバ政府と親密なニカラグア政府は昨年11月、従来80ドル(約9400円)前後の手数料と引き換えに認めていたキューバ人の領内通過を禁止した。中米に滞留するキューバ人を狙った身代金目的の誘拐事件も起き、周辺国は対応を迫られた。

 ニカラグアを除く中米7カ国は協議の末、人道的措置としてキューバ人の一部をメキシコまで移送することにした。今月12日、180人のキューバ人がコスタリカからエルサルバドルへ航空機で移動し、その後バスでグアテマラを縦断、13日にメキシコへ入国した。メキシコ政府は20日間有効の一時滞在査証を発行し、期限内に米国境まで移動するよう促した。残りの滞留キューバ人の対処方法について、移送の費用負担割合も含めた協議を関係国は継続する方針だ。

2960チバQ:2016/01/19(火) 22:19:54
「制裁解除」「人権」交渉停滞

 米キューバ両首脳が外交関係正常化の方針を発表したのは約1年前の2014年12月。15年1月から正式交渉を始め、4月には首脳会談、7月には相互に大使館を再開した。しかし、その後の動きは停滞している。特に双方が最優先課題に掲げる、米国の対キューバ経済制裁の全面解除とキューバの人権状況改善で進展が見られず、利害の不一致が際立っている。

 経済制裁については15年10月が転機になるかと思われた。国連総会は「米国の対キューバ禁輸措置解除を求める国連決議案」を191カ国の圧倒的多数で採択した。しかし、米政府は議会の説得が間に合わず再び反対票を投じ、国際社会を失望させた。

 オバマ大統領は任期中の年内にキューバ訪問を実現させたい意向を持つ。だがキューバでは政治犯の逮捕件数が15年も8616件に上り、14年の8899件からほとんど改善されていないことが人権団体の調査で明らかになった。米側が最も憂慮する言論、集会の自由といった人権状況が好転しない現状では、大統領の歴史的訪問に向けた地ならしすら難しい。

 後継者を決める大統領選を11月に控え、オバマ氏がキューバ政策で妥協を見せれば、共和党を利する可能性がある。キューバ側が再三要求するグアンタナモ米海軍基地の返還を米側が「現在は協議対象ではない」と先延ばしするのにも、そうした背景がある。

 【ことば】亡命キューバ人への特例法

 米政府はキューバからの人材流出を促しカストロ政権に打撃を加える目的で1966年に「キューバ人地位調整法」を制定。米国への亡命希望者に対し、米国滞在後わずか1年で永住権を与えている。95年には「ウエットフット・ドライフット(ぬれ足・乾き足)制度」を導入。キューバ人が海上で拘束された場合は強制送還されるが、米領土に上陸もしくは到達した場合は亡命を認める。そのため、メキシコから米国への陸路での入国は不法とはならない。キューバ人の特別扱いは法的根拠を欠くと、米国内からも非難の声が上がっている。

2961チバQ:2016/01/20(水) 22:06:57
http://www.sankei.com/world/news/160120/wor1601200019-n1.html
2016.1.20 18:15
【米大統領選】
トランプ氏をペイリン元アラスカ州知事が支持 「ISの尻蹴り上げる最高指揮官だ」 「彼女の支持欲しかった」と相思相愛

(1/2ページ)

ペイリン元アラスカ州知事(ゲッティ=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向け共和党候補指名争いをリードする不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は19日、中西部アイオワ州エイムズでの集会で、2008年大統領選で同党初の女性副大統領候補となったサラ・ペイリン元アラスカ州知事(51)の支持を受けたと発表した。ペイリン氏は強硬保守層の人気があるが、選挙戦は保守分裂の様相を呈しており、支持表明がプラスに働くかは予断を許さない。

 トランプ氏とともに登壇したペイリン氏は聴衆に「兵士に仕事をさせ、イスラム教スンニ派過激組織『イスラム国』(IS)の尻を蹴り上げさせられる最高司令官を応援する用意はいい?」と問いかけた。

 一方、トランプ氏は「出馬したときから彼女の支援がほしいかった」と述べた。トランプ氏は以前、ペイリン氏を政権に迎えると表明。ペイリン氏も昨年9月、「トランプ政権」の下でエネルギー長官を務めることに意欲をみせた。

 トランプ氏には、ペイリン氏の支持を発表することで、指名争いの初戦、2月1日のアイオワ州党員集会を優位にする思惑がある。同州でテッド・クルーズ上院議員(45)と激しい首位争いを展開。初戦を失えばクルーズ氏が勢いづくとみられているからだ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最近世論調査平均値はトランプ氏の27・8%に対し、2位のクルーズ氏は26・7%。トランプ氏はクルーズ氏がカナダ生まれであることから憲法の規定で大統領就任の資格に疑義があると主張するばかりか、「本当に意地の悪い奴」「完全な偽善者」と悪罵の限りを尽くしている。

 ペイリン氏が影響力を持つ保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の後押しで当選したクルーズ氏は「ペイリン氏なしでは上院議員になれなかった」と述べたことがある。トランプ氏への支持が報じられても、クルーズ氏は「(ペイリン氏が大統領選で)どう行動するにせよ、彼女の大ファンであることに変わりはない」と強調した。

 ペイリン氏は08年大統領選で共和党候補に指名されたマケイン上院議員の副大統領候補。だが、外交・安全保障に関する知識不足を露呈したのに加え、身内の不祥事も発覚。本選でオバマ米大統領に敗れたマケイン氏の陣営幹部が「深く後悔している」と述べた。

 AP通信によるとペイリン氏の長男が18日、アラスカ州の同氏の自宅で銃を持ち出し、恋人に暴力をふるったとしてドメスティック・バイオレンス(DV)などの容疑で逮捕された。

2962チバQ:2016/01/21(木) 22:08:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000037-jij_afp-int
「反トランプ」運動、米国で発足 大物俳優や著名人が続々賛同
AFP=時事 1月21日(木)16時34分配信

「反トランプ」運動、米国で発足 大物俳優や著名人が続々賛同
米サウスカロライナ州で行われた保守強硬派「ティーパーティー」の集会で演説するドナルド・トランプ氏(2016年1月16日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米国の劇作家らが20日、米大統領選挙の共和党指名獲得争いで首位に立つ富豪のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を糾弾する運動「ストップ・ヘイト・ダンプ・トランプ(#StopHateDumpTrump、ヘイトをやめてトランプを除去しよう)」を立ち上げた。米大物俳優や作家、知識人らが続々と賛同の意を表明している。

「トランプ大統領」の誕生を阻止すべく発足した同運動のオンライン署名には、これまでに歌手・俳優のハリー・ベラフォンテ(Harry Belafonte)さんや、女優のケリー・ワシントン(Kerry Washington)さん、ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)さん、映画監督のジョナサン・デミ(Jonathan Demme)氏、言語学者のノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)氏らが名を連ねた。

 発起人は劇作家のイブ・エンスラー(Eve Ensler)氏、ドキュメンタリー映画監督で反戦運動「コード・ピンク(Code Pink)」を立ち上げたジョディ・エバンス(Jodie Evans)氏、法学者のキンバリー・クレンショー(Kimberle Crenshaw)教授の3人。「憎悪や分断をあおる演説手法を多用しているにもかかわらず、トランプ氏の選挙キャンペーンは勢いを増している。こうした中で、声を上げ行動する機会を米国の人々に提供したい」とエンスラー氏は説明した。

 また、メディアや政治団体がトランプ氏の過激主義を「一般化」した責任を問うことも、運動の目的の1つだという。エンスラー氏は、メディアも政治団体も「トランプ氏の過激主義を娯楽として扱い、過度な放送時間を割いて不平等に報じ、調査も質問も非難も適切に行ってこなかった」と批判している。

「ダンプ・トランプ」運動のウェブサイトは、トランプ氏について「米国と全米国人の民主主義、自由、人権、平等、幸福に対する深刻な脅威だ」と主張。「歴史は、憎悪に満ちた指導者に立ち向かうことを人々が拒否したとき、何が起こるのかを私たちに教えてくれる。彼(トランプ氏)に代表される憎悪と排他の政治に対抗すべく、あらゆる手段を使って声を上げていく」と言明している。

 ウェブサイトには立ち上げからわずか数時間で1200人近い賛同の署名が集まった。【翻訳編集】 AFPBB News

2963とはずがたり:2016/01/23(土) 22:46:16

予備選直前にペイリンの支持を取り付けたトランプの目算
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/01/post-803_1.php
2016年01月21日(木)16時10分

2965チバQ:2016/01/24(日) 15:47:55
http://www.sankei.com/world/news/160124/wor1601240010-n1.html
2016.1.24 08:45

ブルームバーグ前NY市長、米大統領選へ出馬検討、無所属で

 【ニューヨーク=黒沢潤】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は23日、総合情報通信社ブルームバーグの創設者で、前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏(73)が米大統領選への出馬を本格的に検討していると報じた。無所属での出馬で、3月初めに正式に決断するという。

 共和党内でトランプ氏が攻勢を強め、民主党内でクリントン氏の勢いに陰りが見える中、勝機があるとみているという。関係者によれば、すでに側近に対し、出馬に向けた具体的計画の策定を指示。昨年12月には、独自に世論調査を実施したという。出馬した場合、私財から選挙資金として10億ドル(約1190億円)を投入する方針だ。

 ブルームバーグ氏はもともと民主党員で、2001年にニューヨーク市長選に出馬した際は共和党に籍を置いた。その後、無所属に転じ、13年末に任期を終え退任した。

 経済政策では共和党寄りだが、銃規制を積極的に推し進め、全米各地の首長で構成される銃規制推進団体を創設。地球温暖化防止への取り組みや、移民制度改革に向けた諸活動でも知られる。

2966チバQ:2016/01/24(日) 16:18:48
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1601230037.html
【米大統領選】「金持ち課税強化」で論戦過熱 大富豪トランプ氏は微妙なさじ加減、無党派層獲得の思惑も クリントン氏はサンダース氏と差別化

01月23日 18:54産経新聞

 【ワシントン=小雲規生】米大統領選挙で富裕層向けの課税強化をめぐる論戦が過熱している。オバマ政権は富裕層向けの課税強化を進めてきたが、民主党で候補者指名を狙うバーニー・サンダース上院議員はさらに富裕層への課税を強めるとアピール。一方、共和党側は富裕層を含めた減税を打ち出している。ただし民主党側の候補者選びで先行するヒラリー・クリントン前国務長官や、共和党でトップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏は無党派層獲得を狙った微妙なサジ加減もみせており、思惑が入り乱れている。

 「大統領になった1日目から、最も裕福な人たちは応分の税金を負担することになる」。サンダース氏は17日のサウスカロライナ州での討論会で富裕層との対決姿勢を鮮明にした。

 米内国歳入庁(IRS)は昨年末、2013年に最も収入が多かった400世帯の平均収入が約2億6500万ドル(315億円)だったと発表した。このうち7割はサンダース氏が「不労所得」と批判する資産売却益や利息などだ。

 またこの400世帯が納めた税金は約6100万ドルで実効税率は22・9%。富裕層向け減税が13年から打ち切られて12年の数字より上昇したが、90年代前半の約30%と比べれば「優遇されている」との見方もできる。サンダース氏は所得税の最高税率の引き上げと、税率が低い資産売却益などの税率を富裕層では所得税と同水準とすることなどで負担を求めると訴える。

 一方、共和党の候補者指名争いでトランプ氏を猛追するテッド・クルーズ上院議員は、公平実現のため給与所得や資産売却益の区別や金額の大きさに関わらず全ての税率を10%にすると公約。ライバルのマルコ・ルビオ上院議員は資産売却益などの税率をゼロにするとして対抗心を燃やす。

 ただし民主党の指名争いでトップを走るクリントン氏は資産売却益などへの課税強化を訴える一方、「私が引き上げたいのは国民の収入であって税率ではない」とも発言。11日に明らかにした公約では所得税率は年収500万ドル以上の世帯に対して4%の引き上げにとどめ、「民主社会主義者」を自称するサンダース氏と同一視されることを警戒する。

 また共和党のトランプ氏も所得税率引き下げはアピールするが、資産売却益などの税率は現行通りとし、クルーズ氏やルビオ氏に比べて穏当だ。大統領選の本選に進めば「富裕層よりの大富豪」とのイメージは無党派層獲得の障害になりかねず、国民全体の利益を考える候補者としての印象づくりも狙っているようだ。

2967チバQ:2016/01/24(日) 19:34:48
http://mainichi.jp/articles/20160125/k00/00m/030/035000c
米大統領選
党員集会初戦アイオワの地元紙が支持候補紹介

毎日新聞2016年1月24日 18時43分(最終更新 1月24日 18時43分)

アメリカ
2016米大統領選

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者選びで、初戦となる党員集会が2月1日に開かれる中西部アイオワ州の有力地元紙デモイン・レジスターは23日、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)、共和党はマルコ・ルビオ上院議員(44)を支持すると発表した。

 両党の主要候補に直接インタビューをしたうえで決めたという。クリントン氏については「(民主党で)知識と経験の深さ、広さにおいて対抗できる候補はいない」と指摘した。

 一方、共和党については、今回の選挙が党の将来を規定するとし、「怒りや悲観、恐れ」か「違った道」の選択だと指摘。ルビオ氏を「共和党と米国の新たな方向性を描く可能性がある」と評価した。ルビオ氏の現在の支持率は、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)とテッド・クルーズ上院議員(45)に次ぐ3位。

2968とはずがたり:2016/01/26(火) 00:41:05
病んでるなぁ,アメリカ。。

2016年 01月 12日 11:45 JST
コラム:米国を脅かす「アフルエンザ」、裕福な若者に蔓延
http://jp.reuters.com/article/column-affluenza-us-idJPKCN0UQ07Q20160112?sp=true

[5日 ロイター] - 米テキサス州の裕福な家庭で育ち、4人を死亡させた飲酒事故を起こしたイーサン・カウチ(当時16)が、裁判で「金持ち病(アフルエンザ:富裕を意味するaffluenceとインフルエンザを掛け合わせた言葉)」のせいだと弁護されたことに、世間は冷ややかな反応を示した。

そうした弁護の大半が正当化されたからだ。

だが、恐ろしい悲劇を起こしたティーンエージャーの責任を最小限にするというばかげた努力のせいで、米国社会が内包する重大な危機についての積み重なる証拠を覆い隠すほど愚かなことはないだろう。裕福な家庭に育った子供による無謀な、時に自己破壊的な問題行動は増加の一途をたどっている。

このような「かわいそうな金持ちの子供たち」に同情を寄せる必要はないのかもしれないが、彼らの抱える問題に何も手を打たなければ、これは皆の問題となってしまうだろう。

われわれ筆者の一人は、裕福な家庭の若者が起こす問題が増加していることについて約20年研究を続けてきた。もう一人は、問題の起きる大きな原因について執筆している。

過剰な薬物乱用や見境のない性交渉といった高いリスクを伴う行動は、ホワイトカラーで高学歴の家庭で占められたコミュニティーに育つ若者の間で急速に増えている。彼らは進学校に通い、課外活動でも多くの機会に恵まれている。親の年収は15万ドル(約1800万円)以上で、全国平均の2倍をはるかに上回る。それなのに、思春期になると問題行動を見せ始め、大学生になるにつれ、それは悪化していく。

具体的にはどのような問題なのか。第一に、マリフアナやアルコール中毒が挙げられる。都市部の貧困地区で暮らす10代の子供たちより、裕福な家庭の10代の方が、薬物とアルコールの使用頻度が高いことが研究で明らかになっている。大学生は一般的な人よりも、薬物の乱用や依存を経験する可能性が2.5倍という調査結果も出ている。また大学生の半数が、パーティーなどで飲み過ぎたり、非合法もしくは処方された薬を乱用したと報告している。

第二に、犯罪は貧困家庭で育つ若者の問題だと広く考えられているが、郊外の裕福な学生においても同程度の非行が存在することがデータによって示されている。だが、その内容には違いが見られる。裕福な家庭の子供たちの場合は、親や友人から盗みをはたらくといった非行などだが、貧困地区の子供たちは武器の携帯など自衛に関連する行動となっている。

最後に、精神的な問題が挙げられる。深刻なうつ病を発症する割合は、裕福な家庭の若者は全国平均より2─3倍高く、摂食障害や自傷行為も全国平均をはるかに上回っている。

つまり、薬物乱用、非行、心理的障害が、裕福な若者の「代名詞」だと言える。ではなぜそうしたことが起きるのか。

冒頭のイーサン・カウチの場合は、メディアの報道によると、夫婦間の問題で頭がいっぱいな両親によるネグレクト(無視)が大きな原因だったとみられている。

2969とはずがたり:2016/01/26(火) 00:41:29
>>2968-2969

親が制約を設けなかったことが影響していることは間違いない。上位中流層の一部の親は、ひどい不正行為に対してさえ適切な罰を子供に与えていない。富裕層の若者の5人に1人は、もし学校や司法当局から厳重な処罰を警告されても、親が救い出してくれると考えている。

とはいえ、親の甘やかしだけが原因では決してない。将来有望なコミュニティー内の、薬物使用を良しとする仲間同士の文化も大きな役割を果たしている。特に男子においては、飲酒と薬物使用は仲間内の地位の高さと関連している。アメフトの試合後にビール6缶パックを一気飲みするのは、人気のある子たちだ。

だが親や仲間以上の原因は、自分は他の人とは違う、トップであらねばならないというプレッシャーにあると考えられる。楽しいだけでサッカーをやるな。一流のプロを目指せ。ただピアノを習うな。リサイタルができるくらいになれ。学校の成績が良いだけで満足するな。同じく恵まれたクラスメートを出し抜き、ハーバード大学やスタンフォード大学に入れ、というようなプレッシャーだ。

裕福な親の子どもは学校や課外活動、社会生活で他よりも優れていることを期待する。良い成績を上げ、一流大学に入らなければならないというプレッシャーを多くの10代が抱えているのは事実だが、富裕層ではなおさらだ。

上位中流層の若者は、慣れ親しんだ生活水準を望み、非常に高い目標も容易に達成できる環境にある。テストの点であろうと、テニスのテクニックであろうと、楽器の演奏であろうと、コーチを付けるなどして抜きん出ることを親が熱心に手助けしてくれる。あらゆる種類の高い援助を受け、子供は他よりも抜きん出なくてはならないと感じるようになる。

では、以上のような問題をなくすために何ができるだろうか。

まずは親が適切な制約を設け、断固たる態度で臨むべきだろう。2つ目は、子供にかける期待について細心の注意を払う必要がある。もし子供が成績が良いから愛されるのだと感じるようになれば、成績が落ちて親を失望させることを非常に心配するようになってしまうだろう。

そして3つ目は、親自身が精神的に安定しているよう注意しなければならない。精神的に疲れ切った状態では、親の務めをしっかりと果たすことは不可能だ。富裕層の親は他と比べて、悩みがあることを認めたがらない。

裕福な家庭の子供が抱える問題は現に存在する。彼らの危うさは「無責任な親」だけでなく、複数の原因に由来している。こうした問題の解決には、家族やコミュニティー、学校、大学といったさまざまなレベルでの協力が必要だ。

富裕層の若者の多くが、大人になれば、権力と影響力を手にするのは当然だと考えているだろう。彼らのために、そして彼らが大人になってから影響を及ぼす人たちのためにも、思いやりをもって彼らの苦しみに真剣に耳を傾けなければならならい。

何よりも、彼らをただの「甘やかされた金持ちの悪ガキ」と片付けてはいけないのだ。

*筆者の一人、スニヤ・S・ルーサー氏はアリゾナ州立大学の心理学教授であり、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの名誉教授。もう1人の筆者バリー・シュワルツ氏は、スワースモア大学の心理学教授。

2970チバQ:2016/01/26(火) 22:35:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016012602000133.html
NY前市長、米大統領選への出馬検討 有力2氏に脅威

2016年1月26日 朝刊


写真
 【ワシントン=斉場保伸】十一月の米大統領選に向け、大富豪のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(73)が独立候補として出馬を検討と米メディアが一斉に報じた。決断するのは三月初めという。銃規制問題や経済政策などで知見が深い候補者が登場すれば、第三の選択肢となり、民主・共和両党の候補者に脅威になりそうだ。
 全米で最初に民主・共和両党が候補を選ぶアイオワ州党員集会は二月一日。その直前に明らかにされた出馬検討について、米紙ニューヨーク・タイムズはブルームバーグ氏周辺の話として「共和党と民主党の候補争いの現状に、いらだち当惑している」と報じた。
 「ブルームバーグ氏が出馬を決断するのを楽しみにしている。競争は良いことだからね」。共和党支持率トップの不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は二十四日の米テレビNBCのニュースに出演し、こう強気の発言を行った。
 ブルームバーグ氏は女性の権利推進に積極的。銃規制も強力に推し、民主党の主張に近いスタンスを取っている。民主党で支持率をリードするヒラリー・クリントン前国務長官(68)への支持を奪う可能性も取りざたされる。クリントン氏はNBCで「指名を受けられるようベストを尽くす。私が指名されなかったら彼が出るということと思う」と述べ冷静を装った。
 ブルームバーグ氏は証券会社経営などを経て、一九八一年に金融情報会社ブルームバーグ社を設立。民主党員だったが、ニューヨーク市長選に共和党から出馬し、二〇〇二〜一三年に市長を務めた。トランプ氏をはるかにしのぐ世界有数の資産家で、選挙戦では、少なくとも十億ドル(約千百九十億円)の個人資産を使う考えだという。
 民主党でクリントン氏を猛追するバーニー・サンダース上院議員(74)は「米国の民主主義は億万長者によって争われるものなどではない。われわれはそれに打ち勝つ」とABCテレビで不快感を表明した。
 大統領選史上、無党派候補が勝利した例はない。だが、トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)に反対で、移民排斥の発言を繰り返す。クリントン氏もTPPに反対で、リベラル層の支持を受けるサンダース氏の主張に傾きがち。ブルームバーグ氏はこれに不満を抱く有権者の支持を集める可能性がある。

2971チバQ:2016/01/26(火) 23:11:23
http://www.sankei.com/world/news/160126/wor1601260040-n1.html
2016.1.26 17:31
【米大統領選】
伸び悩むクリントン氏ら「主流派」政治経験がアキレス腱? 「人は見たことないものに向く」

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(1/2ページ)

 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向け、民主党候補3人が25日、中西部アイオワ州デモインで住民との対話集会に臨んだ。候補指名争いの初戦となる同州党員集会は1週間後の2月1日。クリントン前国務長官(68)は外交に携わった実績を強調したが、民主、共和両党ともに「主流派」は政治経験がアキレス腱となり、苦しい戦いを迫られている。

 クリントン氏はアイオワ州で、無所属のサンダース上院議員(74)に肉薄されている。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値で全米では10ポイント以上引き離しているが、同州では0・6ポイント差だ。

 対話集会で、クリントン氏はイラン核協議に道筋を付けた外交経験などを語り、オバマ大統領の路線継承を強調。「サンダース氏を尊敬しているが、民主党候補となり、大統領、最高司令官になるのは私の方がふさわしい」と述べた。

 サンダース氏は、クリントン氏が上院議員として2002年の対イラク武力行使容認決議に賛成し、金融規制でウォール街寄りの行動を取ったと指摘し、「経験は重要だが、判断力も重要だ」と当てこすった。

 ワシントンでの経験は主流を行く大統領候補にとり、「既成政治」(サンダース氏)というレッテル貼りの原因になっている。オバマ氏は25日までの政治専門紙ポリティコのインタビューでクリントン氏への好意をにじませながら、「人々の目は見たことのないものに向かう。そこが彼女にとり不利だ」と論じた。

 一方、アイオワ州の有力紙デモイン・レジスターはこのほど民主党でクリントン氏、共和党でルビオ上院議員(44)をそれぞれ支持するとの社説を掲げた。同紙はクリントン氏の外交手腕を評価。ルビオ氏に関しては中間層重視の姿勢が不動産王トランプ氏(69)に体現されるような「怒り、悲観、恐怖」とは違う道に米国や共和党を導く可能性があるとした。

 ルビオ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)の支持で上院議員になったが政治行動は穏健派に近く、低迷するブッシュ元フロリダ州知事(62)に代わる候補として主流派が期待する。ただ、不法移民の市民権取得に道を開く移民制度改革を支持したことをトランプ氏や強硬保守派の支持を受けるクルーズ上院議員(45)は批判。支持率では両氏に次ぐ3位にとどまっている。

2972チバQ:2016/01/28(木) 20:36:21
http://www.sankei.com/world/news/160127/wor1601270029-n1.html
2016.1.27 13:14
【米大統領選】
トランプ氏、討論会拒否か、FOXニュースと対立

反応

反応


 11月の米大統領選に向けた共和党指名争いで支持率首位の実業家トランプ氏(69)は26日、中西部アイオワ州で記者会見し、同州で28日に開かれる党全国委員会公認の候補者討論会に参加しない意向を示した。主催するFOXニュースが自身を公平に扱っていないとした。

 候補者選びの初戦となる2月1日のアイオワ州党員集会を控え、討論会は誰に投票するか有権者が見極める貴重な機会。実際に欠席すれば、先頭走者不在の異例の討論会となる。

 FOXは昨年8月に第1回討論会を主催。女性司会者がトランプ氏の過去の女性蔑視発言を厳しく追及し、対立してきた経緯がある。FOXは今回も同じ女性司会者を起用する方針。トランプ氏は会見で「FOXが私なしの討論会でいくら稼げるか見てみようじゃないか」などと語った。(共同)

2973チバQ:2016/01/28(木) 20:37:08
http://www.sankei.com/world/news/160127/wor1601270044-n1.html
2016.1.27 17:53
【米大統領選】
トランプ氏また“ご乱心” アイオワ州討論会の欠席示唆 過去に確執の女性司会者に噛みつく 「私なしでテレビ局、いくら稼げる?」
アイオワ大学のレスリングチームに歓迎される米共和党の大統領候補、トランプ氏=26日、アイオワ(ロイター)
アイオワ大学のレスリングチームに歓迎される米共和党の大統領候補、トランプ氏=26日、アイオワ(ロイター)
 【ワシントン=加納宏幸】11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いで首位を走る不動産王、トランプ氏(69)は26日、中西部アイオワ州で28日に開かれる同党候補の討論会(FOXニュース主催)に参加しない可能性があると同州で述べた。女性司会者のメーガン・ケリー氏が自らを「公平に扱わない」恐れがあるためだという。

 ケリー氏は昨年8月の第1回討論会で、トランプ氏の女性蔑視発言を問いただした。その後、トランプ氏はケリー氏が生理中だったため自らに厳しく当たったとするような発言をし、改めて批判を浴びた。

 トランプ氏は自らの欠席に関し、「私なしでFOXがカネをいくら稼げるかは見ものだ」と語った。これに対し、FOXはケリー氏を司会者とする方針に変わりがないと表明。ケリー氏も「トランプ氏がメディアをコントロールすることはできない」と述べた。

2974チバQ:2016/01/29(金) 23:12:50
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/030/052000c
米大統領選
「主役不在」で共和討論会 トランプ氏欠席

毎日新聞2016年1月29日 19時55分(最終更新 1月29日 19時56分) 
【デモイン西田進一郎、長野宏美】11月の米大統領選に向けた共和党候補によるテレビ討論会が28日、候補指名争いの初戦の舞台となる中西部アイオワ州デモインで開かれた。しかし、支持率首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、討論会を主催するFOXニュースと対立してボイコット。初戦4日前の討論会が「主役不在」という異例の展開となった。

 トランプ氏は、FOXの女性司会者を不服として討論会の2日前にボイコットを表明した。女性司会者は昨年8月の討論会で司会を務めた際、トランプ氏が過去に行った女性蔑視発言を厳しく問いただしていた。

 トランプ氏は、討論会に合わせて約3キロ離れた大学講堂で別の集会を主催。わずかの準備期間ながら、講堂は「米国を再び偉大な国に」というトランプ氏のスローガンが入った赤い帽子やシャツを着た人たち約700人で満員になった。トランプ氏は居並ぶメディアのカメラを見回し、FOXの討論会より多いと満足そうに語った。

 一方の討論会では、女性司会者が「象が部屋にいない」と開口一番に水を向けたのに対し、マルコ・ルビオ上院議員(44)が「何のための選挙かはっきりさせよう。トランプを巡る選挙ではない」と述べて政策論争を提唱。「主役不在」のまま移民問題や安全保障を巡る政策論議が淡々と続いた。

 デモイン中心部のホテルでは、同党支持者約150人が討論会を見守った。大学研究員のスティーブ・フォックスさん(58)は「トランプ氏は不要な会話が多い。他の候補者の話を聞く良い機会になった」と歓迎。イベントプランナーのケイティ・ファンクさん(27)は「大統領は誰に対しても向き合う必要がある。討論から逃げるべきではない」とボイコットを批判した。

 一方、トランプ氏の集会に参加した文筆業のブランドン・ホールさん(26)は「討論は何回もやってきた。それよりアイオワの人たちに直接訴えかけようという戦略的な判断だ」と、ボイコットを評価した。

2975チバQ:2016/01/30(土) 08:37:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00000084-san-n_ame
2016米大統領選 民主・クリントン氏の本命動かず
産経新聞 1月30日(土)7時55分配信

 【ワシントン=青木伸行】民主党の最有力候補であるヒラリー・クリントン前国務長官(68)は28日、アイオワ州内の2カ所の中学校で集会を開き、若者の党員に焦点を絞り、党員集会への参加と支持を呼びかけた。

 「アイオワで多くの若者たちが、私を支援し選挙活動に従事してくれていることを、誇りに感じている」

 こうアピールした背景には、アイオワ州で若年層の多くが、対抗馬であるバーニー・サンダース上院議員(74)を支持しているという現状がある。

 クリントン氏は、全米規模の世論調査では支持率で首位だが、アイオワ州ではサンダース氏に追い上げられている。

 アイオワ州は有権者の投票動向が民主、共和両党に揺れ動く「スイング・ステート」として知られる。2004年の大統領選ではブッシュ前大統領(共和党)を約4千票の僅差で勝たせ、08、12年はオバマ現大統領に軍配を上げている。

 民主党の支持層についてみると、白人のリベラル層が多い。こうした伝統的な土壌が若年層の支持とともに、党員集会を間近に控え、「超リベラル」であるサンダース氏の追い上げを助長している。

 2月に予備選・党員集会が実施される序盤4州のうち、支持率でクリントン氏は、ニューハンプシャー州でサンダース氏に首位の座を奪われている。

 だが、バージニア大学のラリー・サバト教授は「仮にクリントン氏がアイオワ、ニューハンプシャー両州を落としても、主流派や非白人層の支持のおかげで候補指名を獲得するだろう」とみる。政治アナリストのチャーリー・クック氏も「候補指名争いはすでに、(クリントン氏の勝利が確実で)終わっているといっていい」と断言する。

 一方、オバマ氏の“クリントン氏支持”も鮮明だ。オバマ氏は最近、度々昼食を共にしているクリントン氏を「極めて経験豊富で非常に賢く、すべての政策を知り尽くしている」と称賛し、米メディアは「暗黙の支持」と報道した。

 これに対し、サンダース氏は27日、ホワイトハウスでオバマ氏と会い、会談後には報道陣に「大統領は公平、公正であろうと努めていると思う」と強調した。しかし、アーネスト大統領報道官も、その後の記者会見でクリントン氏を評価する発言が目立ち、同氏には追い風となっている。

2976チバQ:2016/01/31(日) 16:46:39
http://www.cnn.co.jp/usa/35077113.html
米NYT紙が民主クリントン氏、共和ケーシック氏の支持表明
2016.01.31 Sun posted at 16:20 JST
ワシントン(CNN) 米紙ニューヨーク・タイムズは30日、今年の米大統領選の立候補者では民主党のヒラリー・クリントン前国務長官、共和党ではオハイオ州のジョン・ケーシック知事を支持するとの論説を掲載した。
有力紙とされる同紙の支持表明は、来月1日に民主、共和両党の指名候補争いの初戦となるアイオワ州の党員集会に臨む両氏に追い風となる可能性がある。
タイムズ紙はクリントン氏の経験と政策理念を評価。一方で指名争いのライバルとなっているバーニー・サンダース上院議員については大銀行の解体や医療制度改革案を含む一部の公約の実現性に疑問を呈した。
「ヒラリー・クリントンは米国の未来図を確保する上で民主党にとって適切な選択である」と指摘。「中産階級に繁栄への希望を与え、女性の権利を拡大させ、不法移民の滞在に合法性の機会をもたらし、米国の安全を維持する」などの未来図に同調した。
共和党候補の支持率で首位である人物が示す未来図とは根本的に異なっているとも述べ、同党の指名争いで優勢な戦いを続ける実業家ドナルド・トランプ氏を突き放した。
同紙はケーシック知事について、これまでの共和党指名候補争いで露呈されている極端な主張と経験不足に飽き飽きしている同党支持者にとっては唯一選べる候補であると主張。ただ、避妊の権利の限定や同性愛結婚への不支持などを表明していることから穏健派ではないとも指摘した。
その上で、約20年の下院議員時代に見せた党派内での闘いや超党派的な交渉経験などに言及し、妥協に応じ、生活を向上させる政府の能力を信じている人物であると評価した。

2977チバQ:2016/01/31(日) 16:58:40
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160131X645.html
民主クリントン氏、大接戦=共和トランプ氏は一歩リード―1日アイオワ党員集会

14:59時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日、州内1700地区で行われる。最終盤の各種世論調査によると、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官(68)がバーニー・サンダース上院議員(74)と大接戦を展開。共和党では不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が一歩リードしている。

 党員集会は1日午後7時から、州内にある教会や民家を会場に一斉に開催。各候補の得票率は州都デモインで即日集計される。予備選・党員集会は6月にかけて全米各地で順に開かれるが、アイオワ州の結果は第2戦となる9日のニューハンプシャー州予備選と合わせ、選挙戦の流れを左右するとみられている。

 民主党では、本命のクリントン氏が年明け以降、複数の世論調査で「民主社会主義者」のサンダース氏に逆転され、予想外の苦戦を強いられている。8年前の大統領選では3位に沈み、「終わりの始まり」となっただけに、クリントン氏にとっては負けられない戦いだ。

 クリントン氏は夫のビル・クリントン元大統領らの応援も得て総力戦を展開。30日には有力紙ニューヨーク・タイムズの支持を獲得した。ただ、国務長官時代に私用アドレスでやりとりしたメール22通に「極秘」の情報が含まれていたことも直前に明らかになり、痛手になる可能性もある。

 一方、共和党では一時首位に躍り出た保守強硬派のテッド・クルーズ氏(45)をトランプ氏が抜き返し、一歩先行している。しかし、トランプ氏は司会者の人選を不服として、党員集会前最後の28日のテレビ討論会をボイコット。この過激な一手が有権者にどう映るかが不安材料だ。

 トランプ氏不在の討論会ではクルーズ氏が批判の集中砲火を浴び、ダメージを負ったとの見方が広がっている。党主流派から期待を集めるマルコ・ルビオ上院議員(44)がクルーズ氏にどこまで迫り、勢いをつけられるかも焦点だ。

 地元紙デモイン・レジスターが30日に発表した最終盤の世論調査によれば、民主党では党支持層の45%がクリントン氏を支持すると回答し、42%のサンダース氏を3ポイントリード。共和党はトランプ氏28%、クルーズ氏23%、ルビオ氏15%だった。

2978チバQ:2016/01/31(日) 17:00:18
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Z346GJ1ZUHBI00L.html
クリントン氏の私用メール7通「極秘」 選挙戦に打撃
ワシントン=峯村健司2016年1月30日18時31分
 米大統領選の民主党候補者指名で有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官が在任中に公務で私用メールアドレスを使った問題で、国務省は29日、当時送受信した約3万通のメールのうち、7通を最も機密性の高い「極秘」に指定したことを明らかにした。

 これまで約1300通が機密扱いとなっているが、最高機密にあたる「極秘」の指定は初めて。安全性の低いメールを使って機密をやりとりしたことに批判が強まるのは必至だ。

 民主党候補指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会を2月1日に控え、野党共和党は「国家の安全を無視して国民の信頼を裏切る候補者」(共和党全国委員会のプリバス委員長)と非難を強めており、選挙戦に打撃になる可能性がある。

 国務省のカービー報道官によると、7通のメールには37ページにわたる22件の書類が添付。送信された当時は「極秘」ではなかった。同省は29日、約1千通をホームページに公開したが、7通については情報機関の要請を受けて公表は避けた。(ワシントン=峯村健司)

2980チバQ:2016/01/31(日) 23:27:07
http://mainichi.jp/articles/20160201/k00/00m/030/077000c
米大統領選
ネット世代、サンダース氏支持 民主アイオワ

毎日新聞2016年1月31日 21時23分(最終更新 1月31日 22時28分)


 【デモイン(米中西部アイオワ州)長野宏美】11月の米大統領選に向けた民主・共和両党の候補指名争いの初戦となる中西部アイオワ州の党員集会が2月1日に迫り、現地では候補たちが最後の攻防を続けている。民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を中高年が支持する一方、その子供にあたる大学生や高校生がバーニー・サンダース上院議員(74)を熱狂的に支持し、世代の違いが目立つ。

 「バーニー! バーニー! 政治革命だ」。アイオワ州デモインで1月29日夜、サンダース候補を応援する音楽ライブが開かれた。数百人の高校生や大学生が集まり、陣営の音頭に合わせ、声を上げた。

 ライブに来た高校生のマディソン・ディロンさん(18)は、「私たちはいろいろな情報に接するので、親の世代より価値観が多様でリベラルになっている。同性愛も中絶の権利も尊重する」と語り、「バーニーは平等な考えを持ち、信念を持って未来を良くしようとしている」と期待した。

 サンダース氏を支えるのはインターネットが普及した環境に育った1980年代から2000年代初頭に生まれたミレニアル世代と呼ばれる若者だ。「あなたたちミレニアルはより良い価値観を持っている。月曜夜の党員集会に行ってね」。演奏の合間に女性スタッフが呼びかけた。

 地元紙デモイン・レジスターが30日に発表した世論調査によると、クリントン氏の支持率が45%、サンダース氏は42%。サンダース氏が勝利するためには、党員集会への高い参加率が必須なのだ。

 一方、クリントン氏は夫で元大統領のビル氏とともに現地入りして遊説。州東部シーダーラピッズで30日、「誰が大統領になる準備ができているだろうか?」と経験を強調した。

 コンサルタントのジャニス・ビーチャンさん(63)は「サンダース氏は大好きだが、実際に物事を動かすには経験や知識が必要」とクリントン氏を支持する。20歳の息子がサンダース氏を支持するのは「ヒラリーが対応してきた困難を知らない世代だから」という。

 やはり息子がサンダース氏支持だという元大学職員のダイアン・シェイファーさん(63)は「若い世代はインターネットによって何事も速く進むのに慣れており、変革にも素早さを求める。だから、バーニーの政治革命に熱狂する。だが、現実は甘くない」と語った。

2981チバQ:2016/02/01(月) 21:40:17
http://mainichi.jp/articles/20160202/k00/00m/030/096000c
米大統領選
上位2人激しく競り合う 懸命に支持層固め

毎日新聞2016年2月1日 21時30分(最終更新 2月1日 21時30分)


 【デモイン(米中西部アイオワ州)西田進一郎】米大統領選の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日始まる。同州の世論調査では民主、共和両党とも上位2人が激しく競り合い、情勢は流動的だ。

 地元紙デモイン・レジスターの世論調査(1月26〜29日実施)によると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が支持率45%でトップ。しかし、42%のバーニー・サンダース上院議員(74)との差はわずかだ。そのうえ、3割が「投票先を変える可能性がある」と答えている。

 クリントン氏にとって初戦のアイオワ州は落とせない戦いだ。2戦目のニューハンプシャー州はサンダース氏が優位。連敗スタートとなれば、潮目が変わる可能性がある。

 国務長官時代に私用メールアドレス・サーバーでやりとりしたメールのうち、22通に「極秘」情報が含まれていたことが直前に判明したクリントン氏に対し、格差是正を訴えるサンダース氏は若者を中心に支持を拡大させ、選挙運動に勢いがある。若者を集会に動員できるかが焦点となる。

 一方、共和党は、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が28%で首位。保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)が23%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が15%で追う展開だ。

 クルーズ氏は、共和党の党員集会参加者の過半数を占めるとされる保守的なキリスト教福音派に浸透しており、宗教票を武器にトランプ氏に切り込む。

 トランプ氏の支持基盤は中低所得の白人労働者。過去の党員集会にあまり参加していなかったとされるこの層が、党員集会に参加するかどうかが、勝敗の分かれ目となる可能性がある。

2982チバQ:2016/02/01(月) 22:10:57
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160202k0000m030096000c.html
<米大統領選>上位2人激しく競り合う 懸命に支持層固め

21:30毎日新聞

 【デモイン(米中西部アイオワ州)西田進一郎】米大統領選の候補者指名争いの初戦となるアイオワ州党員集会が1日始まる。同州の世論調査では民主、共和両党とも上位2人が激しく競り合い、情勢は流動的だ。

 地元紙デモイン・レジスターの世論調査(1月26〜29日実施)によると、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が支持率45%でトップ。しかし、42%のバーニー・サンダース上院議員(74)との差はわずかだ。そのうえ、3割が「投票先を変える可能性がある」と答えている。

 クリントン氏にとって初戦のアイオワ州は落とせない戦いだ。2戦目のニューハンプシャー州はサンダース氏が優位。連敗スタートとなれば、潮目が変わる可能性がある。

 国務長官時代に私用メールアドレス・サーバーでやりとりしたメールのうち、22通に「極秘」情報が含まれていたことが直前に判明したクリントン氏に対し、格差是正を訴えるサンダース氏は若者を中心に支持を拡大させ、選挙運動に勢いがある。若者を集会に動員できるかが焦点となる。

 一方、共和党は、不動産王のドナルド・トランプ氏(69)が28%で首位。保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)が23%、マルコ・ルビオ上院議員(44)が15%で追う展開だ。

 クルーズ氏は、共和党の党員集会参加者の過半数を占めるとされる保守的なキリスト教福音派に浸透しており、宗教票を武器にトランプ氏に切り込む。

 トランプ氏の支持基盤は中低所得の白人労働者。過去の党員集会にあまり参加していなかったとされるこの層が、党員集会に参加するかどうかが、勝敗の分かれ目となる可能性がある。

2983チバQ:2016/02/01(月) 22:38:43
http://mainichi.jp/articles/20160201/k00/00e/030/180000c
米大統領選
宗教票、激しい争奪戦…アイオワ・共和

毎日新聞2016年2月1日 11時58分(最終更新 2月1日 11時58分)
 【ダベンポート(米アイオワ州)西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、初戦となる1日の中西部アイオワ州党員集会を前に、参加者の過半数を占めるとみられるキリスト教福音派の動向が焦点になっている。支持率2位のテッド・クルーズ上院議員(45)が浸透してきた福音派に、首位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が急接近するなど、宗教票の激しい争奪戦が繰り広げられている。

 「我々は一緒になって、愛する『輝ける丘の上の町』を取り戻すことができる」。州都デモインの東約230キロにあるウィルトン。1月29日、図書館兼コミュニティーセンターでクルーズ氏が新約聖書を起源とする言葉で演説を締めくくると、会場を埋めた約500人の拍手と歓声がしばらく鳴りやまなかった。

 演台を降りたクルーズ氏に駆け寄った若い男性が「聖書の精神で米国を再統合してください」と手を差し出すと、クルーズ氏は「必ずやる」と握り返した。学生のブローフ・プルラムさん(19)は「クルーズ氏は福音派が支持する真の保守だ」と興奮気味に語った。

 アイオワ州には聖書の記述を「神の言葉」と信じる福音派が多い。同州の共和党党員集会の参加者を対象にした出口調査では、2008年大統領選時は60%、12年には57%が自らを福音派と答えた。同州にあるドレイク大のデニス・ゴールドフォード教授(政治学)は「福音派は共和党にとって非常に重要な支持層だ」と語る。

 クルーズ氏は昨年、福音派のテレビ伝道師ジェリー・ファルウェル氏が設立したリバティー大学(バージニア州)で立候補を表明。アイオワ州では全99郡の牧師に支援を求めるなど福音派に焦点をあてて活動してきた。

 デモインにある教会のマイケル・デマスタス牧師(45)はクルーズ氏を支援する。福音派の「三つの核」である人工妊娠中絶反対、同性婚反対、信教の自由の確保に取り組んできた実績が理由だ。逆に、過去に同性婚や人工妊娠中絶容認を表明していたトランプ氏については、相いれない候補と見てきた。

 ところが、リバティー大創設者の息子ジェリー・ファルウェル・ジュニア氏が1月26日、トランプ氏への支持を表明。同氏は南部テキサス州の著名な牧師の支持も取り付けた。デマスタス氏には、何か「交換条件」があったのだろうと思えてならないという。

 トランプ氏は勢いづいている。30日夜にはアイオワ州最東端のダベンポートでジュニア氏との対談集会を開催し、「私は福音派とうまくやってきた」と自信をみなぎらせた。

 地元紙の世論調査では、福音派の33%がクルーズ氏を支持し、トランプ氏への支持は19%。しかし、対談を聞いたルーク・グリブルさん(24)は「最終盤でトランプ氏への風が吹いている」と期待をかける。宗教票が動くかどうかが勝負の分かれ目になりそうだ。

2984チバQ:2016/02/01(月) 22:44:00
http://www.sankei.com/world/news/160201/wor1602010027-n1.html
2016.2.1 19:11
【米大統領選】
最初の党員集会に強烈な自負 アイオワ州など序盤戦がなぜ重要?

 「アイオワには国の進路を正しく定めるという聖なる責任がある」。11月の米大統領選に向けた指名候補選びの初戦、アイオワ州党員集会を翌日に控えた1月31日、州都デモインで開かれた共和党候補の集会で壇上の中年女性が声を張り上げた。こうした州民の強烈な自負がアイオワの政治風土を形作っている。(デモイン 加納宏幸)

 アイオワ州党員集会は1972年から全米で最初に開かれているが、その価値が注目されるようになったのは76年の大統領選だ。ジョージア州知事を務めたがほとんど知名度のなかった民主党のカーター元大統領が「支持なし」に次ぐ2位となり、第2戦のニューハンプシャー州予備選も制して大統領への道を開いた。

 指名候補を選出する党の全国大会に送り込まれる代議員数は多くはないが、民主、共和両党の候補はアイオワ州での勝利が全米での勢いにつながると考え、党員集会を前にたびたび足を運ぶようになった。陣営はテレビやラジオのCMにも大量の資金を投入する。

 地元の政治学者は「大統領候補との近さ、広告への接触の多さが、両党支持層の政治意識を両極化させている」という。

 2008年の大統領選では、クリントン前国務長官に比べリベラル色の強い黒人候補だったオバマ米大統領を選んだ。また、共和党では党員集会参加者の半数以上を占めるキリスト教福音派など「宗教保守」が強く、08年のハッカビー元アーカンソー州知事、12年にはサントラム元上院議員が勝利する原動力となった。

 次に控えるニューハンプシャー州は比較的穏健な地盤で、アイオワ州との両方かいずれかで勝利することが重要だ。1972年以来、双方を落としながら指名獲得、大統領就任につなげたのはクリントン元大統領しかいない。

2986チバQ:2016/02/02(火) 19:38:22
http://www.asahi.com/articles/ASJ217K48J21UHBI043.html
アイオワ州、民主は「事実上の引き分け」 米メディア
デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣2016年2月2日15時16分
 米大統領選の本格的な幕開けとなる、民主、共和各党の候補者選びが1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州党員集会で始まった。民主党はクリントン前国務長官(68)とサンダース上院議員(74)が大激戦で、開票率が95%を超えても横一線となっている。米CNNやワシントン・ポスト紙は「事実上の引き分け」と報じた。8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、クルーズ上院議員(45)がトランプ氏(69)、ルビオ上院議員(44)を破り、接戦を制した。

党員集会は、民主、共和各党が州内計約1700の地区で一斉に実施した。

 民主党によれば、9割以上の地区で集計を終え、クリントン氏とサンダース氏が共に支持者獲得数でほぼ横一線で大激戦を演じた。

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は、ファーストレディーや国務長官を務め、「ホワイトハウス入りした初日から準備と覚悟ができている」と経験と実績を強調。最近は医療保険制度改革などオバマ政権の路線継承を訴える。

 2008年の大統領選に出馬した際は優位とされながらアイオワ州でオバマ氏に敗れ、その後撤退。今回も「初戦」を落とせば、その後の選挙戦に影響しかねず、同州で集中的に選挙運動を重ねてきた。

 これに対し、左派のサンダース氏は、ウォール街と政治の癒着を指摘し、米社会で広がる貧富の格差是正や公立大授業料無償化、国民皆保険の導入など、既存の制度を大胆に変える「政治革命」を訴えてきた。

 出馬表明時は支持率が1桁台だったが、草の根運動が浸透。「変革」に共鳴した若者を中心に支持が急速に広がり、民主党支持層の間では、45歳未満からの支持率が7割を超える。

 一方、共和党は、保守強硬派のクルーズ氏がトランプ氏やルビオ氏を破った。

 クルーズ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)から支持され、保守強硬派としてしばしば共和党執行部とも対立。「小さな政府」を目指すべきだとし、医療保険制度の拡充や、オバマ政権を弱腰外交だと批判。「イスラム国」(IS)を「じゅうたん爆撃」で壊滅させると主張してきた。

 これに対し、実業家のトランプ氏は政治経験がなく、既存政治を批判して「偉大な米国の復活」を主張。メキシコからの不法移民を問題視し、メキシコとの国境に「万里の長城」を構築し、数百万人を強制送還すると公約。日本や中国との貿易不均衡是正を掲げ、環太平洋経済連携協定(TPP)にも反対する。

 「アウトサイダー」(非主流派)とされる2人に対し、主流派にも一定の支持のあるルビオ上院議員も善戦した。(デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣)

■主要候補の支持者獲得率

【民主党】(候補者数計3人)

クリントン前国務長官(68)    49.8%

サンダース上院議員(74)     49.6%

(アイオワ州民主党の発表。集計が終わった地区の割合は95%)

【共和党】(候補者数計12人)

クルーズ上院議員(45)      27.7%

トランプ氏(69)         24.3%

ルビオ上院議員(44)       23.1%

カーソン氏(64)          9.3%

ポール上院議員(53)        4.5%

ブッシュ元フロリダ州知事(62)   2.8%

(アイオワ州共和党の発表。開票率は99%)

     ◇

 〈アイオワ州党員集会〉 民主、共和両党は、7月の全国党大会で大統領選候補者を指名するための代議員を州単位で選ぶ。多くの州では党員による投票で決める「予備選」を実施するが、一部の州では、党員が実際に地区ごとに集まり、討議を通じて立候補予定者ごとの代議員の配分を決める「党員集会」を実施する。アイオワ州の党員集会は、全米で最初に行われ、今後の選挙戦を左右するとされ、注目されている。

2987チバQ:2016/02/02(火) 19:40:13
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020046-n1.html
2016.2.2 17:34
【米大統領選】
アイオワ州党員集会、日本とは異質の投票風景 民主の集計方法、支持候補ごとに党員をグループ分け 共和は投票用紙に記入
 米中西部アイオワ州で1日に行われた、大統領選の候補指名に向けた共和、民主両党の党員集会の会場は、接戦を反映して熱気に満ち、日本の選挙ではみられない「お祭り騒ぎ」ぶりと、政治に対する有権者の関与の深さを印象づけた。(デモイン 青木伸行、加納宏幸)

 州都デモイン市内の州立歴史博物館。第47、48、55の3地区に所属する両党の党員が、党別にそれぞれ3つ設けられた部屋やフロアに分かれて集まり、午後7時過ぎに集会が始まった。

 1階にある、まるで学校の教室のような一室があてがわれた民主党の第47地区の小さな部屋は、160人以上の党員で埋め尽くされた。

 登録されている党員は約800人。集会が始まる前、責任者は「実際に参加するのは登録された党員の10〜15%でしょう」と予測していたが、蓋を開けてみると2割程度に上り、驚きを隠せない様子だった。

 「クリントン氏支持はこっちに座って。サンダース支持は向こう。オマリー氏の支持者はそっちへ」

 責任者の誘導でたちまち3つのグループができ、頭数がひとりひとり数えられていく。結果はクリントン氏79人、サンダース氏77人、オマリー氏8人。

 だが、これで終わらなかった。規定により、“投票率”が15%に満たなかったオマリー氏の支持者は、クリントン、サンダース氏の支持に回るか、事実上の棄権をしなければならない。

 そこからクリントン、サンダース両グループから猛烈な勧誘が始まった。

 「クリントン氏はまさに変革の人です」

 「本当の変革を求めるのであれば、サンダース氏を支持してほしい」 

 手招きや拍手も交え、オマリー氏の支持者を呼び込もうと懸命だ。同氏の支持者に加え、クリントン、サンダース両氏のどちらを支持するか揺れていた党員の移動もあり、最終結果はサンダース氏が84人に増え、83人のクリントン氏をわずか“1票差”で逆転した。

 共和党の風景は民主党と異なる。まず、各候補の陣営のスタッフがそれぞれ数分間、「トランプ氏は特殊な利益との関係がなく日本、メキシコ、中国に対する手ごわい交渉と駆け引きができる」「クルーズ氏は合衆国憲法の擁護者だ」などと演説した。その後、党員は支持者の名前を用紙に記入し、「ポスト」と書かれた投票箱に投じた。

 両党ともに大接戦となった党員集会。民主党の会場の一室には、「今回初めて参加しました」という市民権を持つ26歳の日本人男性の姿も。この男性は「お祭り騒ぎで、有権者ひとりひとりの政治に対する参加意識と自覚が、日本とはまったく違います」と話していた。

2988チバQ:2016/02/02(火) 19:41:02
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020050-n1.html
2016.2.2 18:19
【米大統領選】
トランプ氏、無難戦略が裏目に クリントン氏の優勢動かず 米バージニア大のコンディク氏

反応

反応


1日、米アイオワ州デモインで支持者が集まった会場を離れるトランプ氏と妻(ロイター=共同)
1日、米アイオワ州デモインで支持者が集まった会場を離れるトランプ氏と妻(ロイター=共同)
 ■米バージニア大政治センターのカイル・コンディク氏の話

 トランプ氏には落胆の一夜となった。アイオワ州で好まれる地道な草の根の選挙運動をせず、攻撃対象になるのを恐れて直前の討論会を欠席するなど無難な戦略に走った。常に勝利を語ってきただけに、初戦のつまずきが世論に与える影響は大きい。ニューハンプシャー州で勝たなければ、困難な展開になる。

 クリントン氏にとっても、(民主党支持層の中では)サンダース氏を支えるリベラルな白人有権者が主流な土地で健闘したといえる。今後も民主党は接戦が予想されるが、選挙戦はクリントン氏に有利な州に移っていく。最終的な優勢は動かないだろう。クリントン氏の懸念材料は(私用メール問題などの)スキャンダル。真の敵はサンダース氏ではなく、米連邦捜査局(FBI)だ。(共同)

2989チバQ:2016/02/02(火) 19:43:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000571-san-n_ame
米大統領選 クルーズ氏勝利の背景に「宗教保守」 トランプ氏の空中戦に対抗
産経新聞 2月2日(火)18時53分配信

 【デモイン(米アイオワ州)ワシントン=加納宏幸】共和党のクルーズ上院議員はアイオワ州党員集会で不動産王、トランプ氏を破った直後、「草の根にとっての勝利であり、全アイオワ、全米の勇気ある保守主義者にとっての勝利だ」と宣言した。キリスト教福音派をはじめとする草の根の「宗教保守」の支持が、トランプ氏の空中戦に対抗する原動力となった。

 クルーズ氏の勝利に道を付けた影の立役者はオバマ大統領、そして政権に妥協的な姿勢を取る共和党の議会指導者らエスタブリッシュメント(主流派)だ。

 「アイオワは今晩、共和党の大統領候補がメディアやワシントンのエスタブリッシュメントに選ばれるものではないと通告した」

 クルーズ氏は1日夜の勝利宣言でこう述べた。ルビオ上院議員、ブッシュ元フロリダ州知事ら「穏健派」を好む主流派を牽制(けんせい)したのは明らかだった。

 2012年、保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の後押しで議席を得たクルーズ氏の政治経歴は、オバマ氏や共和党主流派との戦いといえる。

 クルーズ氏を一躍有名にしたのは13年9月、医療保険制度改革(オバマケア)に反対する21時間以上のフィリバスター(議事妨害)演説だ。名門プリンストン大学のディベート・チームで全米チャンピオンになったことのあるよどみのない弁論の矛先は、予算をめぐってオバマ氏と妥協するベイナー前下院議長ら共和党の“身内”にも向かった。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)への絨毯爆撃を主張し、キューバ移民の子としてカナダで生まれながら移民政策の厳格化を唱えるところはトランプ氏に近く、一時は共同歩調を取った。

 トランプ氏との違いは人工妊娠中絶や同性婚など宗教観が絡む問題への反対姿勢だ。党員集会前日、クルーズ氏の集会に出た女性(50)は「トランプ氏は中絶に賛成したが、クルーズ氏はプロライフ(生命尊重)の立場を明確にしている」と支持理由を語った。

 アイオワ州は共和党支持層の過半数が福音派の保守地盤。クルーズ陣営は約1万2千人のボランティアを動員し、一日当たり2千軒を訪問する徹底的な「どぶ板選挙」を展開。候補自身も州内99郡の全てに足を運び、支持を固めた。

 クルーズ氏としてはアイオワ州での勝利を地元テキサス州を始め宗教保守の強い南部諸州での戦いにつなげたい考えだ。

2990とはずがたり:2016/02/02(火) 19:48:44
アイオワ州、民主は「事実上の引き分け」 米メディア
http://www.asahi.com/articles/ASJ217K48J21UHBI043.html
デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣2016年2月2日15時16分

 米大統領選の本格的な幕開けとなる、民主、共和各党の候補者選びが1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州党員集会で始まった。民主党はクリントン前国務長官(68)とサンダース上院議員(74)が大激戦で、開票率が95%を超えても横一線となっている。米CNNやワシントン・ポスト紙は「事実上の引き分け」と報じた。8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、クルーズ上院議員(45)がトランプ氏(69)、ルビオ上院議員(44)を破り、接戦を制した。

 党員集会は、民主、共和各党が州内計約1700の地区で一斉に実施した。

 民主党によれば、9割以上の地区で集計を終え、クリントン氏とサンダース氏が共に支持者獲得数でほぼ横一線で大激戦を演じた。

 米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は、ファーストレディーや国務長官を務め、「ホワイトハウス入りした初日から準備と覚悟ができている」と経験と実績を強調。最近は医療保険制度改革などオバマ政権の路線継承を訴える。

 2008年の大統領選に出馬した際は優位とされながらアイオワ州でオバマ氏に敗れ、その後撤退。今回も「初戦」を落とせば、その後の選挙戦に影響しかねず、同州で集中的に選挙運動を重ねてきた。

 これに対し、左派のサンダース氏は、ウォール街と政治の癒着を指摘し、米社会で広がる貧富の格差是正や公立大授業料無償化、国民皆保険の導入など、既存の制度を大胆に変える「政治革命」を訴えてきた。

 出馬表明時は支持率が1桁台だったが、草の根運動が浸透。「変革」に共鳴した若者を中心に支持が急速に広がり、民主党支持層の間では、45歳未満からの支持率が7割を超える。

 一方、共和党は、保守強硬派のクルーズ氏がトランプ氏やルビオ氏を破った。

 クルーズ氏は保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)から支持され、保守強硬派としてしばしば共和党執行部とも対立。「小さな政府」を目指すべきだとし、医療保険制度の拡充や、オバマ政権を弱腰外交だと批判。「イスラム国」(IS)を「じゅうたん爆撃」で壊滅させると主張してきた。

 これに対し、実業家のトランプ氏は政治経験がなく、既存政治を批判して「偉大な米国の復活」を主張。メキシコからの不法移民を問題視し、メキシコとの国境に「万里の長城」を構築し、数百万人を強制送還すると公約。日本や中国との貿易不均衡是正を掲げ、環太平洋経済連携協定(TPP)にも反対する。

 「アウトサイダー」(非主流派)とされる2人に対し、主流派にも一定の支持のあるルビオ上院議員も善戦した。(デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣)

■主要候補の支持者獲得率
【民主党】(候補者数計3人)
クリントン前国務長官(68)    49.8%
サンダース上院議員(74)     49.6%
(アイオワ州民主党の発表。集計が終わった地区の割合は95%)

【共和党】(候補者数計12人)
クルーズ上院議員(45)      27.7%
トランプ氏(69)         24.3%
ルビオ上院議員(44)       23.1%
カーソン氏(64)          9.3%
ポール上院議員(53)        4.5%
ブッシュ元フロリダ州知事(62)   2.8%
(アイオワ州共和党の発表。開票率は99%)
     ◇
 〈アイオワ州党員集会〉 民主、共和両党は、7月の全国党大会で大統領選候補者を指名するための代議員を州単位で選ぶ。多くの州では党員による投票で決める「予備選」を実施するが、一部の州では、党員が実際に地区ごとに集まり、討議を通じて立候補予定者ごとの代議員の配分を決める「党員集会」を実施する。アイオワ州の党員集会は、全米で最初に行われ、今後の選挙戦を左右するとされ、注目されている。

2992チバQ:2016/02/02(火) 19:50:26
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1602020055.html
【米大統領選】波乱の幕開け告げるアイオワ州党員集会 民主、共和両党で非主流派が“本命”を揺るがす

19:34産経新聞

 【デモイン=青木伸行】米アイオワ州で開かれた大統領選の党員集会で、民主党は「本命」のヒラリー・クリントン氏がバーニー・サンダース氏を相手に予想以上に苦戦した。共和党もテッド・クルーズ氏、ドナルド・トランプ氏という「非主流派」が上位を占めるなど混戦模様で、波乱含みの選挙戦を象徴する幕開けとなった。

 「ため息をつき、ホッとし、安心した」

 クリントン氏は1日夜、州都デモイン市内で支持者を前に、「当確」が出るのを待たずに“勝利宣言”とも受け取れる発言をした。

 サンダース氏も「事実上引き分けのようだ」と述べた。公式集計で両者の差はないに等しい。サンダース氏が追い上げた要因は、アイオワ州における民主党の主要な支持基盤であるリベラル層と、若年層の支持にあったとみられている。

 クリントン氏も“左旋回”を見せ、リベラル層の取り込みに躍起となったが、「超リベラル」なサンダース氏をしのぐほどまでリベラル層を引き込むには至らなかったようだ。

 クリントン氏は2008年大統領選でのアイオワ州党員集会では3位に終わっただけに、今回の結果は“善戦”といえなくもない。

 ただ問題なのは、若年層の支持を極端に得られなかったことだ。CNNテレビの出口調査では、17歳から29歳の84%がサンダース氏を支持し、クリントン氏は14%にすぎない。

 デモインの党員集会で、サンダース氏を支持した19歳の男性は「ヒラリーよりも、サンダース氏の方が信頼できる」と話した。

 とりわけ若年層の間にはクリントン氏に代表されるエスタブリッシュメント(主流派)層への不信感が根強い。国務長官在任中の公務に私的な電子メールアカウントを使っていた問題が影響した可能性もある。

 一方、党員集会でクリントン氏を熱烈に支持した40歳代の女性は「サンダース氏はリベラルの代表のように言われるけど、ヒラリーだってリベラルです」と反論。9日に予備選が行われるニューハンプシャー州はよりリベラル色が強く、世論調査ではサンダース氏がリードする。クリントン氏は引き続き「左旋回」姿勢を維持するとみられる。

 だが、バージニア大学のラリー・サバト教授は「クリントン氏はアイオワ、ニューハンプシャー両州で苦戦しても、現在のスタンスを変えないことが勝利への道だ」と指摘する。さらなる左傾化は逆に中間層などの離反を招き、全国レベルでの首位の維持にも影響しかねないというわけだ。

 ニューハンプシャー州に続くサウスカロライナ、ネバダ両州ではクリントン氏が優勢で、山場は10州以上の予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」となりそうだ。

 一方の共和党は、アイオワで2位に終わったトランプ氏がニューハンプシャー州では高支持率を維持。アイオワで同氏に肉薄する3位と健闘したマルコ・ルビオ氏ら「党主流派」候補も巻き返しを伺っている。

2993チバQ:2016/02/02(火) 19:54:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00000079-reut-n_ame
焦点:米アイオワ州党員集会、ルビオ氏躍進で共和党本流に弾み
ロイター 2月2日(火)19時17分配信

焦点:米アイオワ州党員集会、ルビオ氏躍進で共和党本流に弾み
 2月2日、米大統領選に向けた候補者指名争いの初戦となった1日のアイオワ州党員集会では、共和党で3位につけたマルコ・ルビオ上院議員も、強力な勝者といえる。ルビオ氏と家族、同州デモインで1日撮影(2016年 ロイター/Aaron P. Bernstein)
[デモイン(米アイオワ州) 2日 ロイター] - 米大統領選に向けた候補者指名争いの初戦となった1日のアイオワ州党員集会で、共和党はテッド・クルーズ上院議員が不動産王ドナルド・トランプ氏を破り勝利したが、3位につけた同党の本流(エスタブリッシュメント)候補マルコ・ルビオ上院議員も、強力な勝者といえる。

過去数カ月間、共和党の候補指名争いはクルーズ氏とトランプ氏の焦土戦術が目立ち、より穏健な候補らは苦戦を強いられてきた。

党指導部が勝者を長く待ち望むなか、1日の党員集会でルビオ氏が上位に浮上した。

得票率はクルーズ氏が28%、トランプ氏は24%。ルビオ氏は23%で両氏とわずかな差となった。

ルビオ氏は、最終結果発表後「決して起こらないと言われていたことが今起きている」と述べた。

候補指名争いは間違いなく新たな局面を迎えた。

アイオワ州共和党の元政治ディレクター、クレイグ・ロビンソン氏は「三つどもえのレースになっている」と指摘した。

ロビンソン氏ら同州の政治評論家は、ルビオ氏がトランプ、クルーズ両氏に水をあけられ、おそらく15─18%程度の得票率に終わると予想していたため、ルビオ氏の躍進は衝撃を与えた。

アイオワ州デモインの共和党ストラテジスト、ダグラス・グロース氏は、同州で3位につけたことはルビオ氏が党の本流である「エスタブリッシュメントの総意を得た候補であること」を示すと指摘した。

ルビオ氏はアイオワ州での選挙遊説で、クルーズ氏やトランプ氏同様に、過激派組織「イスラム国」や移民問題、医療保険改革法(オバマケア)などについて非難した。

しかしそれは、より楽観的で開放的なメッセージを通じてだった。

キューバ系移民の息子として生まれ、米国で育った同氏は、選挙に勝利した場合、初のヒスパニック系大統領となる。

ルビオ氏はこの週末、党員集会を控えた最後の選挙運動で、「怒りだけでは不十分だ。怒りは計画でも解決策でもない」と有権者に呼びかけた。

党員集会でルビオ氏を支持した有権者らは、ロイターに対し、同氏のポジティブなメッセージに共鳴したとし、同氏を、民主党の有力候補ヒラリー・クリントン氏に対抗する最も強力な候補とみなしていることを明らかにした。

アイオワ州クライブのKevin Huerkampさんは「私は実際に変化をもたらしてくれる誰かを探していた。マルコ・ルビオ氏がその人物だと思う」と語った。

選挙結果によると、ルビオ氏は都市部のデモイン、アイオワ市、ダベンポートで、クルーズ、トランプ両氏を抑えた。このことはフロリダやオハイオなど人口の多い州で今後、ルビオ氏が成功を収める可能性を示唆している。

(James Oliphant記者 翻訳:佐藤久仁子 編集:加藤京子)

2994チバQ:2016/02/02(火) 20:36:28
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020057-n1.html
2016.2.2 19:53
【米大統領選】
アイオワ州党員集会、民主党はクリントン陣営が勝利宣言 共和はクルーズ氏、3位ルビオ氏はトランプ氏に肉薄

 【デモイン(米アイオワ州)=加納宏幸】11月8日の米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いの初戦、アイオワ州党員集会が1日夜、州内約1700カ所の会場で実施され、民主党はクリントン前国務長官(68)の陣営が2日未明に勝利宣言した。得票率の差は1ポイント未満の接戦になった。

 共和党はクルーズ上院議員(45)が不動産王、トランプ氏(69)を破って勝利し、ルビオ上院議員(44)もトランプ氏に肉薄して3位に付けた。上位3人はいずれも20%台で4位の神経外科医カーソン氏(64)と差を付けた。今後は三つどもえの展開になる可能性がある。

 民主党の発表によると、2日午前4時(日本時間同日午後7時。集計率99%)時点でクリントン氏と無所属のサンダース上院議員(74)の得票率の差は0・3ポイントだった。AP通信によると1つの会場から結果報告がなく全ての集計が終わっていない。

 女性初の大統領を目指すクリントン氏はオバマ政権の継承を訴え、世論調査で全国の首位。アイオワ州では若年層の支持を集めるサンダース氏に肉薄された。

 共和党は信教の自由を訴えるクルーズ氏が組織選挙を展開。保守的なキリスト教福音派の影響力が強いことが有利に働いたとみられる。トランプ氏は一歩及ばなかったが、強硬保守派の2人が上位を占めた。

 民主党のオマリー前メリーランド州知事、共和党のハッカービー元アーカンソー州知事は1日、アイオワ州での惨敗を受け、選挙戦から撤退した。

 予備選・党員集会の第2戦は2月9日のニューハンプシャー州予備選。今年6月まで順次、各州や自治領などで開催され、7月の党全国大会で候補に投票する「代議員」の獲得を競う。過半数を得た候補が正式に党の指名を受け、11月8日の本選に臨む。

2995チバQ:2016/02/02(火) 20:37:03
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020058-n1.html
2016.2.2 20:05
【米大統領選】
民主・サンダース氏、ブレない「民主社会主義者」 “異色”最高齢の候補、支持者は若者

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1日、米アイオワ州デモインで開かれた民主党の党員集会でスピーチするサンダース上院議員(ロイター)
1日、米アイオワ州デモインで開かれた民主党の党員集会でスピーチするサンダース上院議員(ロイター)
 民主党のアイオワ州党員集会で、最有力のクリントン前国務長官(68)相手に大接戦を演じたサンダース上院議員(74)。「無所属」で「民主社会主義者」を標榜(ひょうぼう)する異色候補の躍進に注目が集まった。

 「今夜アイオワで政治革命が始まった」。1日深夜、同州デモインでサンダース氏が支持者を前にこう呼びかけると、会場を埋め尽くした若者から熱狂的な歓声がわき起こった。

 主要候補者の中で最も高齢のサンダース氏だが、主な支持層は若者だ。「政府は一握りの億万長者のものではない」とウォール街を批判。富裕層増税や公立大学の無償化などの訴えに、格差社会の是正を求める若者層が共鳴し、草の根運動で選挙戦を展開している。

 ポーランドからのユダヤ系移民の父を持つ。20〜30代にはベトナム反戦運動など左派政治運動に傾注し、1981年から米東部バーモント州バーリントン市長を8年務めた。

 その後、同州選出の連邦下院議員に8回当選し、2007年に上院議員に転身。10年12月には減税措置の延長をめぐって8時間半にわたる演説を行い、注目を集めた。無所属議員として25年間のキャリアを持ち、時代に左右されない政策判断が売り物だ。

 重要施策に「選挙資金制度の改革」を掲げ、平均27ドル(約3200円)の小口献金に頼る。ただ、黒人や中南米系など白人以外に支持が広がっておらず、今後どこまで浸透できるかは未知数だ。(上塚真由)

2996チバQ:2016/02/03(水) 22:52:52
http://www.sankei.com/world/news/160203/wor1602030037-n1.html
2016.2.3 21:48
【米大統領選】
第2戦もはやヒートアップ 撤退との虚偽情報に謝罪、コイントスでの勝敗には不満

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米大統領選の主な日程
米大統領選の主な日程
 【ワシントン=小雲規生】米大統領選に向けた候補指名争いの初戦となった1日のアイオワ州での党員集会を終えた各候補者は2日、休む間もなく予備選が9日に行われる第2戦のニューハンプシャー州での追い込みに入った。各候補はライバルの牽制やアイオワでの投票結果への疑念などを口にし、選挙戦は一段とヒートアップしている。

 「ニューハンプシャーはアイオワよりも自分に向いている」。アイオワ州での共和党の党員集会で2位に終わった不動産王、ドナルド・トランプ氏は2日の記者会見で、結果を今後にひきずるとの懸念を躍起になって否定。メディアが3位のマルコ・ルビオ上院議員を勝者扱いしていることにも、不満をぶちまけた。

 一方、トランプ氏をおさえて勝利したテッド・クルーズ上院議員はCNNテレビに「この勢いで指名を勝ち取る」と気勢を上げたが、勇み足も。クルーズ氏の陣営が1日、ライバル候補の元神経外科医、ベン・カーソン氏が撤退するとの虚偽の情報を流したことが判明したためだ。クルーズ氏は慌てて謝罪し、ニューハンプシャーの予備選への影響を抑えようと懸命だ。

 一方、ヒラリー・クリントン前国務長官とバーニー・サンダース上院議員が大接戦を演じたアイオワ州の民主党は2日、クリントン氏が勝者だと正式に発表。クリントン氏はCNNに「とても興奮している」と喜びをあらわにした。

 しかしABCテレビによると、各候補への支持が拮抗した場合にコインの裏表で勝敗を決める規則について不満もくすぶっている。アイオワでは複数の会場でクリントン氏側がコイントスで勝利した。サンダース氏は2日、記者団に対して「民主主義を実現するのに最善の方法ではない」と述べ、結果に異議を唱える可能性を否定しなかった。

2997チバQ:2016/02/03(水) 22:53:31
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020070-n1.html
2016.2.2 22:15
【米大統領選】
大接戦でコイントスも アイオワ民主党員集会 少なくとも5会場で実施

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1日、米アイオワ州デモインの教会で開かれた民主党の党員集会で、出席者の数を確認する担当者(中央)(共同)
1日、米アイオワ州デモインの教会で開かれた民主党の党員集会で、出席者の数を確認する担当者(中央)(共同)
 米大統領選で候補指名争いの初戦となったアイオワ州の民主党党員集会で、クリントン前国務長官とサンダース上院議員が大接戦となったため、一部の会場で勝敗を決めるためにコイントスが行われた。地元紙などが2日報じた。

 報道によると、党の規則では、候補を支持する人がほぼ同数などの条件がそろった場合、割り当てられる代議員の最後の1人をどの候補が獲得するかを、コイントスで決める。コイントスが実施されたのは州都デモインなどにある少なくとも5つの会場で、全てをクリントン氏が勝ち取ったという。(共同)

2998チバQ:2016/02/03(水) 22:53:51
http://www.sankei.com/world/news/160202/wor1602020062-n1.html
2016.2.2 20:56
【米大統領選】
党員集会、州ごとに異なる選挙方式 クリントン氏VSサンダース氏、「オマリー票」が影響か

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1日、米アイオワ州デモインで、集まった支持者に笑顔を見せるヒラリー・クリントン前国務長官(右)と夫のビル・クリントン元大統領(ロイター)
1日、米アイオワ州デモインで、集まった支持者に笑顔を見せるヒラリー・クリントン前国務長官(右)と夫のビル・クリントン元大統領(ロイター)
 党員集会は、11月の米大統領選挙の本選に出馬する民主、共和両党の候補者を選ぶ党内手続きの一つ。両党は、州・地域ごとに党員集会または予備選挙を実施し、州・地域に割り振られた代議員の獲得数を競う。過半数の代議員を獲得した人物が7月の党大会で本選候補に指名される。

 党員集会は選挙区や市町村ごとに学校や公民館などで開かれ、事前登録した党員が、各陣営関係者の演説などを踏まえ、支持する候補者を決める。その方式は話し合いや挙手、投票など、両党間で異なり、同じ党でも州によって違う。

 アイオワ州の党員集会で共和党は投票方式を採用。一方、民主党は、各会場で支持候補ごとにグループを作り、対立候補の支持者や支持候補が決まっていない党員らを自らのグループに引き入れるアピールを展開する。15%以下の支持しか得られなかった候補の支持者は、他候補の支持に回るか、棄権する。

 クリントン氏とサンダース氏との間で接戦となったアイオワ州での民主党の党員集会は、支持が低迷したオマリー前メリーランド州知事の支持者の動向が勝敗を分けた可能性がある。

2999チバQ:2016/02/03(水) 23:08:03
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160203/k10010395261000.html
米大統領選候補者選び ニューハンプシャー州も激戦か
2月3日 7時08分

米大統領選候補者選び ニューハンプシャー州も激戦か
アメリカ大統領選挙に向けた候補者選びの幕開けとなったアイオワ州の党員集会で、共和党はクルーズ上院議員が、また民主党はクリントン前国務長官がそれぞれ勝利したものの、候補者の間で大きな差は開かず、今月9日に行われる東部ニューハンプシャー州の予備選挙も激しい戦いとなりそうです。
ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けてアイオワ州の党員集会が1日に行われ、このうち与党・民主党は、女性初の大統領を目指すクリントン前国務長官が49.8%の支持を、また「民主社会主義者」を名乗り格差の是正を前面に掲げるサンダース上院議員が49.6%の支持をそれぞれ獲得し、僅か0.2ポイントの差でクリントン氏が逃げきりました。
一方、政権奪還を目指す野党・共和党は、保守強硬派のクルーズ上院議員が27.6%の支持を、過激な発言を繰り返す不動産王のトランプ氏が24.3%の支持をそれぞれ獲得し、クルーズ上院議員が初戦を制しました。また、若手のホープとされるルビオ上院議員が23.1%の支持を獲得し、2位のトランプ氏に1.2ポイント差に迫りました。
両党の候補者選びの次の舞台は、今月9日に予備選挙が行われるニューハンプシャー州です。アイオワ州では候補者の間で大きな差は開かなかったことから、ニューハンプシャー州でも激しい戦いとなりそうで、クリントン氏やトランプ氏の戦いぶりが注目されます。
米メディアの分析は
今回の結果について、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは、候補者を「勝者」と「敗者」に分けて分析しています。
共和党については、勝利を確実にしたクルーズ上院議員と、3位につけたルビオ上院議員を「勝者」に、そしてトランプ氏を「敗者」に分類しています。このうちクルーズ氏については、「クルーズ氏と彼のチームは最良の組織を作り、南部的かつ社会保守的な考えに合致して勝利した」として、クルーズ氏がキリスト教の価値観を重んじる保守派の支持を固めたと分析しています。また、ルビオ氏については、「多くの人が予想したとおり、共和党主流派の最も強い候補として浮上した。2位のトランプ氏に迫る結果は1週間前には想像もつかなかった」として、善戦したと伝えています。
一方、「敗者」としたトランプ氏については、「かろうじて2位につけた。世論調査の支持率が実際の票に結びつくのかという疑問はさらに大きくなった」としています。
また、民主党については、勝利を宣言したクリントン前国務長官と、サンダース上院議員の双方を「勝者」と位置づけました。このうちクリントン氏については「序盤の2州両州での敗北を回避することができた」としたほか、サンダース氏については「今夜起きたことほど、ニューハンプシャー州で起きる出来事に影響を及ぼすことはない。支持者は活気づき、かつてなく戦う価値を感じるだろう」と伝えています。
また、ニューヨーク・タイムズは、民主党の党員集会について「戦いは互角だった」としたうえで、「クリントン氏にとって、理想的ではないが容認できる結果だ」として、全米レベルでは支持率が高いクリントン氏が依然最有力候補であるという見方を示しました。
一方、サンダース氏については2008年にオバマ大統領がアイオワ州でクリントン氏に勝利したような結果は残せず、指名争いを勝ち抜けるような機運がまだ高まっていないと分析しています。

3000チバQ:2016/02/03(水) 23:20:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000067-san-n_ame
2016米大統領選 民主党 大接戦、コイントスで「決着」
産経新聞 2月3日(水)7時55分配信

2016米大統領選 民主党 大接戦、コイントスで「決着」
アイオワ州党員集会 主要候補の得票率(写真:産経新聞)
 アイオワ州で開かれた民主党の党員集会で、大接戦を展開したクリントン氏とサンダース氏の両陣営が、州都デモインなどにある少なくとも6つの会場でコインの裏表で勝敗を決めるコイントスを行った。いずれもクリントン氏側が勝ち、同氏が僅差で勝利を得る結果につながったという。

 党員集会は選挙区や市町村ごとに学校や公民館などで開かれ、事前登録した党員が、各陣営関係者の演説などを踏まえ、話し合いや挙手、投票などで支持する候補者を決める。

 アイオワ州では、共和党は投票方式を採用しているが、民主党は各会場で支持候補ごとにグループを作り、対立候補の支持者や支持候補が決まっていない党員らを自らのグループに引き入れるアピールを展開する。

 地元紙などによると、同党の規則では、各候補を支持する人々がほぼ同数となった場合などに限り、どちらが代議員を獲得するかをコイントスで決める。ネット上では、クリントン氏の「強運」ぶりに驚嘆が広がったほか、「文字通り、カネで選挙が左右された」との冗談も飛び交った。(ワシントン支局)

3001チバQ:2016/02/03(水) 23:20:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000064-san-n_ame&pos=1
2016米大統領選 トランプ旋風、空回り 伸びぬ票、世論調査とズレ
産経新聞 2月3日(水)7時55分配信

2016米大統領選 トランプ旋風、空回り 伸びぬ票、世論調査とズレ
大統領選共和党支持者の傾向(写真:産経新聞)
 【デモイン(米アイオワ州)=青木伸行】米アイオワ州で1日に開かれた共和党の党員集会は、政治の門外漢であるトランプ氏による「トランプ現象」が“本物”かどうかを占う試金石として注目されていた。

 名だたる政治アナリストは昨年、「トランプ旋風は秋には収束する」「年末には撤退するだろう」と予想していたが、年が明けても勢いが衰えないまま、重要な初戦に突入した。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の事前世論調査でトランプ氏の支持率は33・2%。追い上げるクルーズ氏に6・5ポイント差に迫られながらも首位を保っていた。

 結果はクルーズ氏の得票率は27・6%、トランプ氏は24・3%。トランプ氏は逆転された上、実際の得票率は世論調査の支持率とは大きな違いを見せた。

 政治アナリストや、同氏を毛嫌いする共和党員は「口先だけで支持を表明している者も多いのでは。世論調査と投票行動との間には乖離(かいり)があるのではないか」(クルーズ陣営)と期待を込めて語り、“いちるの望み”を託していた。

 トランプ氏は今回、そうした期待を裏切ることなく敗北した。「トランプ氏に核のボタンを委ねていいのか」といったブレーキが、いざ投票となり働いたものとみられる。

 トランプ氏の支持者は既存の政治と政治家にお灸(きゅう)を据えようとしているだけなのか、劇的な政治の転換を本気で望んでいるのか-。こうした問いへの答えも、アイオワ州に限ってみれば前者だったといえよう。

 米国社会の観点からみると、トランプ現象の根底には、リベラルと保守の対立の先鋭化という潮流が横たわっている。米国社会はリベラル化の傾向にあり、これに対する保守層の鬱積した危機感と不満の矛先は、共和党の穏健な主流派や既存の政治家に向けられ、その反動としてトランプ氏の支持率を押し上げてきた。

 アイオワ州は選挙結果が民主、共和両党に揺れ動く「スイング・ステート」で、両党の支持者の比率も半々と極めて拮抗(きっこう)している。共和党では保守層、民主党では白人のリベラル層が多く、保守とリベラルの対立の先鋭化という米国社会の縮図だったといえる。

 そうした構図の中、分散する共和党の保守票の一部がトランプ氏から“離反”したとみられることは同氏には打撃で、他州での予備選・党員集会にも響きそうだ。

3002チバQ:2016/02/03(水) 23:21:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000066-san-n_ame&pos=3
2016米大統領選 共和党 主流派ルビオ氏、肉薄3位
産経新聞 2月3日(水)7時55分配信

2016米大統領選 共和党 主流派ルビオ氏、肉薄3位
大統領選共和党支持者の傾向(写真:産経新聞)
 【デモイン=加納宏幸】米大統領選で共和党主流派の候補が軒並み苦戦する中、ルビオ上院議員にとっては候補指名争いの初戦、アイオワ州党員集会でクルーズ上院議員、不動産王トランプ氏に迫ることが11月8日の本選までの長期戦略を成功させる必須条件だった。トランプ氏に肉薄する3位に付けたことで、主流派の代表候補として認知されることになる。

 「私が指名候補になったとき、民主党の指名候補がクリントン前国務長官であってもサンダース上院議員であっても必ず打ち破ることができる」

 ルビオ氏は1日夜、支持者にデモインでこう訴えると、9日に実施される第2戦のニューハンプシャー州予備選に備えて同州入りした。世論調査によると同州では同じ主流派のケーシック・オハイオ州知事、ブッシュ元フロリダ州知事が比較的好調だ。フロリダ州選出のルビオ氏は同州で予備選が行われる3月15日までの「サバイバル戦略」を描く。

 2月の序盤4州、3月1日の「スーパー・チューズデー」では代議員が候補に比例配分されるため大きく差が付きにくく、首位になれないまでも着実に代議員数を重ねて上位を確保。1位の候補が州の代議員を全て獲得する「勝者総取り」が認められる3月15日以降、フロリダ州を跳躍板に勝負をかける考えだ。その頃までには、民主党も指名候補が固まっている可能性が高い。

 ルビオ氏は中国や北朝鮮を厳しく批判し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)を日本領と明言。世界における米国の軍事的な役割を前面に打ち出している。共和党のライバルとの間で、外交経験を売りにするクリントン氏と「最高司令官」の座を競うには誰がふさわしいかという論戦に持ち込む狙いがあるとみられる。

3003チバQ:2016/02/04(木) 00:03:46
http://mainichi.jp/articles/20160203/k00/00m/030/060000c
米大統領選
支持者、引き抜き合戦…民主・党員集会

毎日新聞2016年2月2日 21時25分(最終更新 2月3日 01時22分)
 【デモイン長野宏美】米アイオワ州デモインの高校で開かれた民主党の党員集会は参加希望者の行列が途切れず、開始時間を30分以上過ぎて始まった。参加者は候補者の名前が印刷された紙を壁に貼り、支持する候補ごとに3カ所に分かれて陣取った。この地区の参加者は273人。ヒラリー・クリントン前国務長官(68)の支持者は女性や中高年が多く、落ち着いた雰囲気。一方のバーニー・サンダース上院議員(74)の陣地は大学生ら若者が占め、開始前から「バーニー、バーニー」と気勢を上げた。

手拍子と歓声で勧誘

 サンダース氏を支持する百貨店勤務のザック・スタンさん(23)は大学生の妹から「公立大学の無料化などを訴える革新的な政治家がいる」と勧められ、一家4人でファンになった。だが、ネブラスカ州の大学に通う妹は授業があり、父は深夜勤務で参加できず、母メラニーさん(55)と2人で2時間以上前に会場に入った。

 午後7時半過ぎ、開始の宣言に続き、各候補の支持者の代表が1分間の応援演説。サンダース氏の支持者は「お金ではない政治を」と訴えた。一方、クリントン氏の支持者は国務長官としての実績を強調した。

 民主党の党員集会では、支持者の数に応じて代議員が割り振られるが、全体の15%に満たないと、別候補へのくら替えを迫られる。司会者が「20分決断の時間を与える。15%をクリアするには(全参加者273人の15%)41人必要だ」と15%ラインを宣言した。

 挙手による集計を終え、3番手のマーティン・オマリー前メリーランド州知事(53)の支持者は22人と15%に届かなかった。クリントン氏とサンダース氏の両陣営による引き抜き合戦が始まった。サンダース氏の陣地にいた女性から「あなたたちは終わりだ」と鋭い声が飛ぶ。オマリー支持者たちの表情が凍り付いた。このままでは自分たちの陣営にくら替えしてもらえない。焦った他のサンダース支持者たちは口々に謝罪。「バーニーはオマリーが必要だ」と手拍子と歓声で勧誘を始めた。

 オマリー支持者のうち、5、6人がサンダース陣営に加わると大きな拍手が起きた。数人はクリントン陣営に。6、7人は「オマリー支持を貫きたい」と移動しなかった。

 最終的に代議員の数に関係する代表選びは、171人の支持を集めたサンダース氏が4人、85人が支持したクリントン氏が2人を獲得。約1時間半の集会は拍手で幕を閉じた。前日にクリントン氏支持を決めた店員のエミー・バーマンさん(25)は「経験と実行力が決め手になった。大統領候補の話を聞く機会もあり、民主的でいい制度だ」と語った。

3004チバQ:2016/02/04(木) 00:05:04
http://mainichi.jp/articles/20160204/k00/00m/030/037000c
米大統領選
共和、生き残りへ3氏「背水の陣」

毎日新聞2016年2月3日 19時10分(最終更新 2月3日 23時44分)
 【デモイン(米中西部アイオワ州)及川正也】11月の米大統領選に向けた民主、共和両党の大統領候補指名争いは2日、最初の一般投票による予備選が9日に実施される北東部ニューハンプシャー州へと舞台が移った。共和党では1日のアイオワ州党員集会で不調に終わった候補者たちが背水の陣で臨む。

 起死回生を狙うのは、アイオワ州の「トップ3」を追うジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(53)の「現元知事トリオ」だ。

 「彼らはまだテストされた経験がない」。前日からニューハンプシャー州入りしていたブッシュ氏は2日、アイオワ州党員集会で上位3位に入ったテッド・クルーズ上院議員(45)、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)、マルコ・ルビオ上院議員(44)を批判。フロリダ州知事として実績をあげたブッシュ氏が政治経歴のないトランプ氏と、ともに初当選議員のクルーズ、ルビオ両氏の経験不足を突き、支持を訴えた。

 ニューハンプシャー州の世論調査でトランプ氏ら3氏に次ぎブッシュ氏と4位を争うケーシック氏は、アイオワでの戦いを捨てて前倒しで同州入り。2日も「結果を出す準備はできている」と財政健全化を果たした実績を強調。同州を重視するクリスティー氏も「トランプ列車は失速した」と、トランプ氏らの追い落としを狙った。

 生き残りをかける3氏のうち、ブッシュ氏はアイオワ州党員集会で6位、ケーシック氏8位、クリスティー氏10位とふるわなかった。トランプ氏に加え、ルビオ氏が躍進したことで逆転の壁はさらに高くなっている。

 迎え撃つ立場になったルビオ氏の陣営スポークスマンは2日、ブッシュ氏ら3氏について「ニューハンプシャー州で勝てなければ、その先はない」と、撤退含みの展開になると強調。一方、アイオワの勝者クルーズ氏はブッシュ氏らへの反撃よりトランプ、ルビオ両氏を振り切ろうと躍起だ。2日、大きな争点となっている不法移民対策に寛容だとしてルビオ氏に「共和党のオバマ大統領」とレッテルを貼り、イメージダウンを狙った。

 波乱が起きたアイオワ州の結果や、巻き返しを狙うブッシュ氏ら3氏の猛攻などで「投票まで1週間の支持率は、浮き沈みや入れ替わりが激しいジェットコースター状態」(米NBCテレビ)になりそうだ。

3005チバQ:2016/02/04(木) 01:37:19
1102 チバQ 2016/02/03(水) 23:39:42
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/world/fuji-frn1602030006.html
敗北したトランプ氏に“逆転カード”はあるか 来週負けると米大統領選は大波乱

17:01夕刊フジ

 米大統領選で、民主、共和両党の候補指名争いの初戦となった1日のアイオワ州党員集会は、想定外の結果で終わった。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は僅差で勝利したが、共和党指名争いで先頭を走ってきた不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は、テッド・クルーズ上院議員(45)に敗北した。今後、トランプ氏は巻き返せるのか。

 「2位で終わった。言いたいのは本当に光栄だということだ。テッド(クルーズ氏)を祝福したい」「アイオワの人々を愛している」

 トランプ氏は1日夜、支持者を前にこう敗北を宣言した。

 これまで、トランプ氏は、他の候補者を厳しい言葉で批判したり、イスラム教徒への過激な発言で注目されてきた。だが、この日の3分ほどの演説では、そうした姿勢は影を潜めた。

 アイオワ州は、共和党支持層の過半数が福音派という保守地盤だ。保守強硬派であるクルーズ氏は、約1万2000人のボランティアを動員し、一日あたり2000軒を訪問する徹底的な「どぶ板選挙」を展開して、トランプ氏の空中戦に勝利した。

 マルコ・ルビオ上院議員も、トランプ氏に肉薄する3位に付け、主流派の代表候補として存在感を示した。

 トランプ氏は今後、どう選挙戦を戦うのか。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「トランプ氏がまだ、共和党指名争いの先頭を走っているのは間違いないが、来週のニューハンプシャー州で負けると大波乱となる。ブッシュ元大統領は1988年の大統領選で、アイオワ州で負けたが、ニューハンプシャー州で勝利し、大統領になった。トランプ氏としては、ここでリーダーシップを発揮して、陣営を立て直せるかどうかだ。過激な発言は今まで通りだろうが、最近、小さな集会を多数こなして選挙民に直接訴えていると聞く。この試練を乗り越えられるか注目される」と語っている。

3006チバQ:2016/02/04(木) 20:51:56
http://www.asahi.com/articles/ASJ244JXTJ24UHBI010.html
共和党のポール氏とサントラム氏が撤退 米大統領選
ニューヨーク=金成隆一2016年2月4日19時05分
 米大統領選のアイオワ州党員集会の結果を受け、共和党のランド・ポール上院議員(53)とリック・サントラム元上院議員(57)は3日、指名獲得争いからの撤退を表明した。党員集会での支持者獲得率はポール氏が4・5%(候補者12人中5位)、サントラム氏が1%(同11位)で、いずれも低迷していた。


 ポール氏は声明で「撤退するが、戦いは終わっていない」と述べ、上院議員として再選をめざす意向を示した。小さな政府をめざす姿勢でリバタリアニズム(自由至上主義)や保守系草の根の「ティーパーティー(茶会)」からの一定の支持を集めてきたが、政府による個人情報の収集強化に反対する訴えなどが、手厚いテロ対策を求める世論に十分に浸透しなかったとみられている。

 一方、サントラム氏はテレビ番組で撤退表明。その上で「新世代で国を統合できる人」として、マルコ・ルビオ氏(44)への支持を表明した。サントラム氏は2012年の同州の党員集会では宗教保守派の支持を集めて1位。今回約23%の支持を集め、上院議員テッド・クルーズ氏、実業家ドナルド・トランプ氏に次ぐ3位に入ったルビオ氏には追い風になりそうだ。(ニューヨーク=金成隆一)

3007チバQ:2016/02/07(日) 17:13:47
http://mainichi.jp/articles/20160206/k00/00m/030/081000c
米大統領選
共和、ルビオ氏が急伸

毎日新聞2016年2月5日 20時45分(最終更新 2月6日 00時59分)

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた共和党の候補指名争いで、1日のアイオワ州党員集会の後に行われた複数の世論調査の結果が4日、発表された。マルコ・ルビオ上院議員(44)が支持率を伸ばし、党員集会を制した保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)と2位の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)との「三つどもえ」の構図が浮き上がってきた。

 民間調査会社「パブリック・ポリシー・ポーリング」の調査(2、3日実施)では、全米レベルで支持率首位を走っているトランプ氏の支持率は、昨年12月調査から9ポイント減って25%。一方、クルーズ氏は3ポイント増、ルビオ氏は8ポイント増でともに21%とし、トランプ氏に4ポイント差に迫った。


 一方、CNNテレビなどが第2戦の舞台となる東部ニューハンプシャー州を対象に行った調査(2〜4日実施)では、ルビオ氏は集会直前より7ポイント増の18%で、クルーズ氏をかわして2位に浮上。トランプ氏は集会直前と変わらず29%だった。

 ルビオ氏は同党主流派が推している。党員集会では、事前の世論調査の支持率を大幅に上回る23%の得票率を獲得。多数いる主流派候補の中で頭一つ抜け出したことから、主流派支持層の期待がルビオ氏に集中し始めているとみられる。

3008チバQ:2016/02/07(日) 17:14:26
http://mainichi.jp/articles/20160206/k00/00m/030/080000c
米大統領選
民主2氏、イメージ争い

毎日新聞2016年2月5日 20時44分(最終更新 2月5日 22時43分)

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた候補指名争いの第2戦となるニューハンプシャー州予備選を9日に控え、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)によるテレビ討論会が4日、同州で開かれた。「『体制派』対『反体制派』」の構図を作りたいサンダース氏に対し、これを否定して「実績と政策の実現可能性」に焦点を当てたいクリントン氏が反撃し、火花を散らした。

 「クリントン氏はエスタブリッシュメント(体制派)を代表しているが、私は普通の米国人を代表している」。サンダース氏は、クリントン氏が自分や自分を支持するリベラル層や若者たちとは異なる立ち位置にいると再三印象付けようとした。クリントン氏が「進歩派」を自称することについても、かつて「穏健派」と表現していた発言を持ち出して否定した。

 これに対し、クリントン氏は「私を体制派とみなしているのは一人だけだ」と反論。サンダース氏が、金融業界(ウォール街)からクリントン氏側への資金提供に触れ、同氏は中間層や労働者家族に必要な変化をもたらすことはできないと批判すると、「あなたや陣営がやってきた巧妙なレッテル貼りはやめる時だ。政策課題への見解の違いについて話そう」と強い口調でまくし立てた。

 候補指名争いは、1日のアイオワ州党員集会後、マーティン・オマリー前メリーランド州知事(53)が撤退し、一騎打ちになった。クリントン氏は党員集会でまさかの大接戦に持ち込まれた。

 また、各紙世論調査によると、ニューハンプシャー州ではサンダース氏が大差でリードしている。過去の討論会では泰然自若と構えていたクリントン氏だが、今回は厳しい反撃や攻勢が目立った。

3009チバQ:2016/02/07(日) 23:50:51
http://www.afpbb.com/articles/-/3075893
トランプ氏の「不可解」な髪形、カリスマ美容師たちも困惑
2016年02月05日 15:53 発信地:ワシントンD.C./米国
【2月5日 AFP】あれは、いわゆるバーコードヘア?それとも現代アート?あるいは、カワウソのしっぽとトウモロコシのひげを掛け合わせたもの──?

 米大統領選で共和党候補指名争いに加わっているドナルド・トランプ(Donald Trump)氏のトレードマークとなっている「ヘルメットヘア」には、トップスタイリストらも首をかしげ、毒舌を浴びせている。

 額から前へ垂れ下がり、色は季節や照明によってカナリアイエローから黄褐色まで変化するそのヘアスタイルは、トランプ氏の代名詞となるほど広く認知され、英経済誌エコノミスト(Economist)の表紙まで飾った。

「ワシントン、問題が発生した…」という見出しの下に使われたのは、ヘリコプターがトランプ氏のヘルメットヘアをつり下げながらホワイトハウス(White House)上空を飛ぶユーモラスなコラージュだ。

 セレブたちのヘアメークを担当するスタイリストらも、この髪形には「問題あり」だとAFPに語っている。トランプ氏の髪は「カワウソのしっぽとトウモロコシのひげを掛け合わせたもの」だと冗談を飛ばしたのは、タレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)やモデルのアレッサンドラ・アンブロジオ(Alessandra Ambrosio)らを顧客に抱えるフランス人ヘアスタイリスト、フレデリック・メヌトリエ(Frederic Mennetrier)氏だ。

 色はどうだろうか。「一言で表すなら『抽象的』。コンテンポラリーアートだね」とメヌトリエ氏。「いろんなものを想像させる。彼の狙いだけは想像もつかないが」

 女優のユマ・サーマン(Uma Thurman)やナオミ・ワッツ(Naomi Watts)のヘアを手掛けるステファヌ・ボダン(Stephane Bodin)氏も、トランプ氏の「卵の黄身色の髪」は「悪趣味の極み」と同調している。

 トランプ氏の髪は(あるいは「トランプ氏に髪がないことは」と言うべきかもしれないが)、何十年も前から同氏が気にしてきていることのようだ。

 非公認の伝記によると、1991年に離婚した元妻イバナ(Ivana Trump)さんとトランプ氏は1989年、同氏の髪がきっかけでもめたらしい。イバナさんが薦めた薄毛治療のためのスカルプリダクション(頭皮縮小)手術の執刀医が、施術に失敗したのだとか。

 イバナさんのヘアを長年手掛けてきたルイス・リカリ(Louis Licari)氏の言葉を信じるなら、結果トランプ氏は植毛を受ける羽目に陥ったという。

■ヘア論争を自ら利用も

 うわさ話はさて置いても、トランプ氏が自身の「ヘア論争」を有利に使う手を心得ているのは確かだ。同氏は恥じる様子もなく、「見た目はいまいちかもしれないが、これは地毛だ」と主張している。

 それを実証するため、昨夏サウスカロライナ(South Carolina)州で開かれた選挙集会では、支持者の一人をステージ上に呼び、至近距離から頭を見せて確認させるというパフォーマンスまでやってみせた。これもトランプ氏がメディアを熟知しており、人々に親近感を湧かせる能力の持ち主であることを示すエピソードの一つといえる。

 そこまでやったにもかかわらず、「ヘア論争」は収まるところを知らない。俳優ダスティン・ホフマンやロック歌手のブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)をはじめ、数々のセレブのヘアを担当してきたクリストフ(Cristophe)氏は、「地毛だと思う。だからこそなでつけているんだろう」と話している。(c)AFP/Sébastien BLANC

3010チバQ:2016/02/08(月) 20:35:15
http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/030/061000c
米大統領選
共和ブッシュ氏、保守穏健派として再評価

毎日新聞2016年2月8日 20時22分(最終更新 2月8日 20時22分)
 【ナシュア(米ニューハンプシャー州)及川正也】米大統領選の共和党候補指名争いで、支持率低迷にあえぐジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)がじわりと支持を広げている。大統領経験者の父と兄を持つ出自が反体制派の攻撃の的となってきたが、保守穏健派の象徴として再評価されているようだ。9日のニューハンプシャー州予備選で上位に食い込み、長期戦に持ち込みたい構えだ。

 予備選を2日後に控えた7日、小学校体育館での演説会で、万雷の拍手と歓声がわいた場面が2回あった。

 「就任初日にオバマ大統領を非難しないと誓う。兄がたたかれたことにはうんざりした。同じことはしない」

 「ドナルド・トランプは戦争捕虜ら米国のヒーローを敗残者だと言ったが、あなたこそ敗者だ」

 わずか15分の演説だったが、不動産王トランプ氏(69)への敵意をあらわにした場面では聴衆が総立ちとなった。「彼は誠実で、謙虚だ」。定年後の生活を送るポール・バンさんは目を細める。ジェブ氏の父と兄にも投票した「ブッシュ・マニア」だ。「王朝とか体制派は関係ない。人柄で選んできた」とバンさんは言う。

 会場に詰めかけた7割ほどが年配の家族連れ。若者が放つ熱気はないが、同じ共和党支持者でも、メキシコ系移民を犯罪者扱いし、イスラム教徒を入国させないというトランプ氏の過激な主張に顔をしかめる人々だ。

 7日発表のマンモス大調査では、1月に4%だった同州内の支持率が13%に急伸。マルコ・ルビオ上院議員(44)と同率3位で並んだ。昨年春は支持率トップだったが、トランプ氏の登場で急落し、低迷が続いただけに陣営は自信を強めている。同州では母バーバラさん(90)が遊説に同席するなどブッシュ家総動員の応援態勢だ。

 支持拡大は共和党内だけではない。ブッシュ氏の演説を初めて聴いたマーク・ワッサーマンさん(69)は「とても印象深かった。保守的だが極めて中道だ」と話す。自身は民主党リベラル派というが、民主党候補のクリントン前国務長官(68)、サンダース上院議員(74)とも不満だといい、「今回はまだ民主党か共和党か決めていない」と打ち明けた。

 演説のほとんどをテロやロシアなど外交問題に割き、「強い指導者」を演出した。しかし、45分続いた質疑応答では、教育や医療が質問の大半を占め、生活への関心が際立った。「弱者対策にどこまで本気なのか」との共和党への不満も根強くあり、有権者との温度差は穏健派のブッシュ氏も例外ではない。

 1970年代以降、現職大統領を除いて初戦アイオワと第2戦ニューハンプシャーを制して指名を得た候補者は共和党にはいない。ブッシュ氏は「ニューハンプシャー予備選は、選挙戦をリセットさせる傾向がある」と巻き返しにかける。ブッシュ氏は第3戦の南部初の予備選サウスカロライナ州(20日)でも善戦しており、3月1日の「スーパーチューズデー」を戦い抜き、ルビオ氏との地元フロリダ決戦(3月15日)での決着を目指す。

3011チバQ:2016/02/08(月) 20:35:44
http://mainichi.jp/articles/20160209/k00/00m/030/057000c
米大統領選
両党初戦2位が優勢 9日ニューハンプシャー

毎日新聞2016年2月8日 20時12分(最終更新 2月8日 20時12分)
 【ポーツマス(米東部ニューハンプシャー州)西田進一郎】11月の米大統領選に向けた共和、民主両党の候補指名争いで第2戦となるニューハンプシャー州予備選は9日、投開票される。世論調査では、ともに初戦のアイオワ州で2位に終わった共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と、民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)が優勢だ。2人が雪辱を果たせば、両党の指名争いは混戦が続くことになりそうだ。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた直近の世論調査平均値によると、共和党はトランプ氏が31.3%と首位で、2位は初戦でトランプ氏に迫る3位に食い込んだ主流派のマルコ・ルビオ上院議員(44)で15.1%。初戦を制した保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)は11.9%と伸び悩んでいる。

 米調査会社ギャラップの調査では、ニューハンプシャー州は隣接するバーモント州と並んで全米で最も宗教色の薄い州との結果が出た。保守的なキリスト教福音派の力が強く、福音派に浸透したクルーズ氏が勝利を収めたアイオワ州とは状況が異なる。

 また、大規模集会やテレビ出演など「空中戦」に頼って初戦を落としたトランプ氏は、小規模の会合や支持者との交流など「地上戦」を増やしている。さらに、主流派のホープとして支持率を上げているルビオ氏は、大統領選から撤退したボビー・ジンダル前ルイジアナ州知事(44)の支持も獲得。ニューハンプシャー州でも躍進すれば主流派候補の一本化に向けた流れが出てくる可能性がある。

 一方、一騎打ちの民主党は、サンダース氏が53.6%で、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)に13.2ポイントの差を付けている。バーモント州選出のサンダース氏にとってニューハンプシャー州は「地元」だ。サンダース氏は7日、同州ポーツマスで約1000人を集めて演説し、「問題は、我々が億万長者たちと戦い、政府は皆のもので、ひと握りの富裕層だけのものではないと言う勇気があるかだ」と語り、「政治革命」を呼びかけた。

 これに対し、クリントン氏はリベラル層へのアピールを強めるとともに、サンダース氏の政策を実現不可能だと批判して自らの実績を強調する戦略に出ている。第3戦以降の州では優勢だが、序盤で「弱さ」が露呈することは避けたいところだ。

3012チバQ:2016/02/08(月) 20:39:36
http://www.sankei.com/world/news/160208/wor1602080022-n1.html
2016.2.8 10:56
【米大統領選】
クリントン氏が予備選最前線を一時離脱 フリント水道水被害を視察し「道徳にもとる」 非白人層へのアピールか?

中西部ミシガン州フリントを訪問したクリントン氏(中央)=7日(AP)
 米大統領選の民主党最有力候補、クリントン前国務長官が7日、水道水汚染による健康被害が問題になっている中西部ミシガン州フリントを訪問した。指名争い第2戦のニューハンプシャー州予備選を9日に控えているにもかかわらず、選挙の最前線を一時離脱した。米メディアが伝えた。

 フリントは黒人住民が多数を占めている。州当局による汚染への対応の遅れが指摘されており、クリントン氏は問題の背景に人種差別があるとの立場を示している。訪問の背景には、先を見据えて全米の非白人層にアピールする狙いもありそうだ。

 地元市長の招きに応じてフリントを訪れたクリントン氏は「単に容認できないとか、間違っているとかという次元では済まない。フリントで起きていることは道徳にもとる」と述べ、問題解決に向けた財政支援を訴えた。(共同)

3013チバQ:2016/02/09(火) 23:08:28
http://mainichi.jp/articles/20160210/k00/00m/030/061000c
米大統領選
共和ルビオ氏、「新星」と脚光 NH州予備選

毎日新聞2016年2月9日 20時21分(最終更新 2月9日 21時09分)
 【ナシュア(米東部ニューハンプシャー州)及川正也】9日投開票される米大統領選ニューハンプシャー州予備選で、初戦アイオワ州で頭角を現した共和党のマルコ・ルビオ上院議員(44)が「新星」として脚光を浴びている。ここで上位を維持し、強みの南部州に舞台が移る今後の選挙戦で躍進を狙う。州議会議員からのたたき上げで中間層の支持がある一方、最年少にもかかわらず若者の支持はいま一つ。期待と不安が交錯する。

 「この国を一つにする必要がある。大統領になったら、私のことを嫌いな人々を含め、すべての米国民のために働く」。8日夜、ナシュア短大体育館での演説で「意見の違いを超えて米国に奉仕する」という持論を繰り返した。

 両親はキューバ移民。父はバーテンダー、母はホテルの清掃をしてルビオ氏を育てた。「両親のようにテーブルやホテルの部屋をきれいにする人たちにメッセージを届けたい」。苦労人の言葉に拍手が湧いた。苦学して上院議員に上り詰めた「アメリカンドリーム」の体現者だ。

 「彼の移民政策は典型的な保守派の主張とは違う」とニューハンプシャー州在住のジョー・メイナッシュ氏(49)は言う。ルビオ氏は不法移民に市民権取得の道を開く移民制度改革法案の超党派上院立案者グループの一人。修正を経て上院を通過するが、下院では廃案になった。

 メイナッシュ氏が指摘するように、ルビオ氏の移民政策はトランプ氏らの攻撃の標的となっている。ルビオ氏はオバマ政権の外交・国内政策を厳しく批判するが、共和党支持者の移民流入に対する「怒り」を吸収するには至っていない。

 「経験がない」。演説会開始前、こう叫んだ男性が退場させられる場面があった。地方議員から中央政権に転じたが、上院議員は1期生。現職知事などの対立候補は「責任ある決定を経験していない」と批判する。

 8日発表の米CNNなどの同州世論調査で2位。別の調査で2位となったジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)と並んでトランプ氏を追う。

 一方、CNN調査では18〜34歳の支持は14%にとどまり、トランプ氏(30%)の半分もない。手だれの政治家からは「経験不足」を突かれる。強烈な個性に欠けるルビオ氏のジレンマだ。

 それでも米メディアの解説者らは「2位に食い込めば、本命候補の一角に躍り出る」とみている。ブッシュ氏同様にフロリダ州が地盤で南部州に強い。南部決戦を前にブッシュ氏との争いも隠れた焦点になりそうだ。

3014チバQ:2016/02/09(火) 23:10:34
http://www.sankei.com/world/news/160209/wor1602090058-n1.html
2016.2.9 17:20
【米大統領選】
共和党候補のマルコ・ルビオ上院議員44歳は、クリントン氏打倒の「切り札」となりえるのか?

 米大統領選に向けた民主、共和両党の指名候補選びが始まった。民主党はよほどのスキャンダルがなければヒラリー・クリントン前国務長官(68)が11月8日の本選に歩を進めそうだ。一方の共和党では、好調だった不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の前に「エレクタビリティー」(electability、当選可能性)という壁が立ちはだかり、選挙戦がにわかに面白くなってきた。

エレクタビリティーの壁

 共和党の候補指名争いは1日夜、アイオワ州党員集会で投じられた「一票」で始まった。州都デモインの会場に集まった党員の手には既定の投票用紙だけではなく、コピー用紙をちぎったような紙片も。ここに候補の名前を記入し、郵便物の配送に使われる箱に投じた。世界最強の米軍最高司令官(大統領)を目指す戦いの幕開けとしては、実に素朴だ。

 集会の開始宣言を前に、教室のような部屋に詰めかけた150人ほどの党員の間を、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)陣営の若い運動員がせわしなく動き回っていた。

 「ヘイ、俺を説得してみろよ!」。投票を待つ党員が、「Jeb!」と大きくプリントされたTシャツ姿の運動員を冷やかす。党員は運動員の「ブッシュさんは素晴らしい人」というほめ言葉をうなずきながら聞いていたが、もらったTシャツやバッジを党員がその場で身に着けることはなかった。

 集会が始まると、各陣営の支持者が椅子の上に立ち上がって数分ずつ投票を呼び掛ける。

 「クリントン氏がルビオ氏を強く攻撃しているのは、彼女にとり最も手ごわい候補だからだ。ルビオ氏でなければ民主党を打倒することはできない」

 マルコ・ルビオ上院議員(44)を支持する男性がこう訴えた。ルビオ陣営はクリントン氏に勝ちうる候補として売り込んでいる。デモインなど都市部でのルビオ氏躍進の背景には、党員たちが本選をにらみエレクタビリティーを真剣に考えたという事情があった。

民主党に勝てる候補

 アイオワ州予備選は事前の予想ではトランプ氏と、この州で根強い「宗教保守」から支持されるテッド・クルーズ上院議員(45)の一騎打ちと目されていた。ふたを開けるとクルーズ氏が首位で、2位のトランプ氏にルビオ氏が肉薄。代議員(30人)の獲得数はクルーズ氏の8人に対し、トランプ、ルビオ両氏がともに7人で並んだ。

 「私が指名候補になったとき、民主党の指名候補がクリントン氏であってもサンダース上院議員であっても必ず打ち破ることができる」

3015チバQ:2016/02/09(火) 23:10:52
 ルビオ氏は党員集会終了後の1日夜、デモインでこう宣言した。米CNNテレビの集会参加者に対する調査によると、候補の資質として「勝つことができること」を挙げた党員のうち44%がルビオ氏を支持し、トランプ氏24%、クルーズ氏22%を大きく上回っていた。

 第2戦のニューハンプシャー州予備選(9日)など序盤4州での戦いや3月1日の「スーパー・チューズデー」に向けて、ルビオ氏がエレクタビリティーのある候補として浮上したのは間違いない。米メディアはルビオ氏をアイオワ州での「真の勝者」とたたえている。

主流派を糾合する存在

 両親がキューバからの移民というマイノリティー(少数派)の出身、上院議員1期目、そして演説のうまさ-。ルビオ氏のプロフィルは誰かと重なり合う。民主党のバラク・オバマ米大統領(54)だ。オバマ氏も2008年のアイオワ州党員集会でクリントン氏を破ったことで、黒人であることや経験不足から来るエレクタビリティーへの不安を弱めることに成功し、その後の戦いにつなげていった経緯がある。

 もちろん、ルビオ氏は世界を指導する米国の役割を重視する視点から、「世界の警察官」を放棄したオバマ氏を批判するなど主義主張は完全に異なる。また、クリントン氏に代表される主流派に戦いを挑んだオバマ氏に対し、ルビオ氏はむしろトランプ、クルーズ両氏のような「非主流派」の台頭を不安視する主流派を糾合する存在になる可能性が大きい。

 44歳のルビオ氏は、68歳のクリントン氏との戦いを見据えて、「新世代のリーダー」であることを強調している。経験不足に関する他陣営からの批判をはね返し、「党を団結させる」(ルビオ氏)ようなメッセージを打ち出せるかどうかがエレクタビリティーを現実化する上で鍵となる。

(ワシントン支局 加納宏幸)

3016チバQ:2016/02/09(火) 23:12:32
http://www.cnn.co.jp/usa/35077574.html
ブルームバーグ氏、大統領選への出馬検討を明言
2016.02.09 Tue posted at 09:31 JST

(CNN) 11月の米大統領選に無所属で立候補する可能性が取り沙汰されてきたマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長が、出馬を検討していることを自身で初めて明言した。
英経済紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、出馬の可能性についての質問に「あらゆる選択肢を検討している」と答え、「候補者たちの発言や予備選での有権者の行動を注視している」と語った。そのうえで、本格的な選挙戦を展開するには3月第1週までに届け出を済ませなければならないとの認識を改めて示した。
ブルームバーグ氏はまた、「議論のレベルがどうしようもないほど低い。有権者に対する侮辱だ」と述べ、国民にふさわしいのは「はるかにまとも」な選挙戦だと主張した。
同氏が大統領選出馬を検討していることを、自身の口で確認したのはこれが初めて。

米紙ニューヨーク・タイムズは先月、同氏が無所属での出馬を検討中だと伝え、その理由として共和党でドナルド・トランプ氏が優位に立ち、民主党ではバーニー・サンダース氏の躍進をヒラリー・クリントン氏が阻止できていないという現状に対する懸念を挙げていた。
トランプ氏とサンダース氏はどちらも初戦アイオワ州の党員集会では2位にとどまったが、第2戦となるニューハンプシャー州の世論調査ではそれぞれトップを独走している。
ブルームバーグ氏は穏健な実業家として、無所属で立候補する構え。財政保守主義の一方で、銃規制や環境問題ではリベラルな立場を取る。390億ドル(約4兆5000億円)に上る資産のうち10億ドル余りを投じ、自己資産で選挙戦に臨むと予想される。

3017チバQ:2016/02/09(火) 23:18:34
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1602090065.html
【米大統領選】共和党、主流派争い熾烈、民主党はお膝元、サンダース氏に勢い 第2戦、ニューハンプシャー州予備選9日に投開票

22:49産経新聞

 11月の米大統領選に向けた候補指名争いの第2戦、ニューハンプシャー州予備選が9日、投開票される。民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の「非主流派」が優勢だ。1日に実施されたアイオワ州党員集会に続き、候補のその後の勢いを左右する重要な一戦で、結果に注目が集まる。(米ニューハンプシャー州ナシュア 加納宏幸)

 ●共和党は、主流派がつぶしあい

 共和党は3割の支持率があるトランプ氏をともに10%台のマルコ・ルビオ上院議員(44)、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)、アイオワ州でトランプ氏を破ったテッド・クルーズ上院議員(45)、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の4人が追う。穏健な保守地盤の同州で「主流派」の争いは熾(し)烈(れつ)だった。

 トランプ氏は「あなたが会社を持っていたら決してブッシュ氏を雇わないだろう。だだっ子みたいだ」とけなした。主流派の象徴であるブッシュ氏を批判し、支持を引き付ける狙いがあるとみられる。アイオワ州でトランプ氏が敗れたのは「空中戦」の限界だった。その教訓から小規模な集会を開いて巻き返しに躍起だ。

 トランプ、クルーズ両氏に比べて穏健なルビオ、ケーシック、ブッシュ各氏が善戦するとみられるが、アイオワ州でトランプ氏と僅差の3位に付けて注目されたルビオ氏は州知事経験者から「経験不足」を理由に集中砲火を浴びる。

 「勝利して共和党を統一しなければならない」。ナシュアの集会でこう語ったルビオ氏が主流派を糾合する存在になれるかは9日の戦いにかかっている。

 ●サンダース氏の勢い阻止できるか 民主党

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の最近世論調査平均値によるとニューハンプシャー州で民主党はサンダース氏がヒラリー・クリントン前国務長官(68)を10ポイント以上リードしている。サンダース氏はアイオワ州で0・2ポイントの僅差で敗れたが、ニューハンプシャー州のリベラルな土地柄に加え、隣接するバーモント州選出であることは同氏にとり有利に働くとみられる。

 「皆さんに支援してほしい。そして、政治革命に加わってもらいたい」

 サンダース氏は8日、ナシュアでの集会で聴衆に訴えた。州内での「最後の訴え」で同氏はクリントン氏を念頭にウォール街からの巨額の献金を批判した。

 これに対し、クリントン氏は、サンダース氏も党の機関を通じてウォール街から間接的に資金を受け取っているとして反撃した。

 クリントン氏は第3戦のネバダ州党員集会(20日)以降は選挙戦を優位に運ぶ見通しだが、米キニピアック大学による最新世論調査では全米でもサンダース氏に2ポイント差に迫られたとの結果が出た。夫の元大統領もニューハンプシャー州入りし、ファーストレディーや国務長官の経験を訴えた。

     ?

 【用語解説】ニューハンプシャー州予備選 

 米大統領選の民主、共和両党の候補指名争いで全米の最初に行われる選挙。アイオワ州党員集会に続いて実施され、両州が序盤戦として定着した1976年以来、クリントン元大統領(92年、民主)を除く全指名候補がいずれか、もしくは両方の州を制してきたため、乱立する候補を絞り込む効果も持つ。有権者が予備選当日に民主、共和両党に登録して投票できるため、有権者の4割を占める無党派層の動向で、両党の選挙結果が大きく左右される特徴がある。

3018チバQ:2016/02/10(水) 00:20:37
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20160209/zkj1602091140001-n1.htm
《zak女の雄叫び お題は「冷」》米大統領選で“場外戦”不動産王に冷たい視線を送る歌姫 (1/2ページ)
2016.02.09
11月の大統領選に向け、米国は民主、共和両党の候補指名争いがヒートアップしている。とりわけ話題を振りまいているのが、共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏だ。

 イスラム教徒の入国禁止など過激な発言で物議を醸しているが、7日現在、共和党指名争いで支持率はトップ。トランプ氏の人気がどこまで持続するのかが最大の関心事の一つとなっている。

 ところが、トランプ氏はセレブからはめっぽう人気がない。このほど、トランプ氏に「NO」を突きつけたのが、世界的に人気のある英歌手のアデルだ。

 トランプ氏はこれまでアデルの「ローリング・イン・ザ・ディープ」や「スカイフォール」を選挙集会などで使用。アデルのファンからは抗議が殺到し、広報担当者は、1日付の英インディペンデント紙(電子版)で、「アデルはいかなる政治活動にも楽曲の使用を許可していない」と表明した。

 トランプ氏はアデルのコンサートに通う姿が目撃されており、ファンであることは知られた事実。「アデルの方はファンではないようだ」(米紙)などと皮肉混じりに報じられた。

 ところが、当のトランプ氏は抗議を受けた後の集会でもアデルの楽曲を使用し続けており、聞く耳を持っていない。ただ、米メディアによると、歌姫と不動産王のバトルは、不動産王に軍配が上がるようだ。

選挙集会での楽曲使用は、アーティスト本人に許可を取る必要はなく、ライセンスエージェントが包括的に管理しているという。エージェントは申請があれば拒否できない。つまり、アーティストは自身の政治信条と異なる候補者であっても、集会での楽曲使用を止めることは難しいというのが、報じられている見解だ。

 米大統領選で「音楽」は、重要な要素となる。民主党の指名獲得を目指すヒラリー・クリントン前国務長官は、選挙キャンペーンでどんな曲を流せば効果的なのか、コンサルタント会社に9000ドル(約105万円)を支払い、プレーリストを作成した。

 14曲から成るプレーリストを見ると面白い。米メディアの分析によると、中南米系を動員する曲として、ジェニファー・ロペスの「レッツ・ゲット・ラウド」、女性のパワーを伝える曲として、ケイティ・ペリーの「ロワー」など、有権者の特性を緻密に分析し、選曲されたという。

 トランプ氏をめぐっては、エアロスミスのスティーヴン・タイラーなども楽曲を使用され、抗議の意を示している。批判を受ければ受けるほど、支持率を伸ばしてきたトランプ氏。今回の歌姫とのバトルはどう影響するのだろうか。(M)

                  ◇

 入社して15年、新たな分野に挑戦中のアラフォー記者。

                  ◇

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。2月のお題は「冷」です。

3019とはずがたり:2016/02/10(水) 12:22:06

民主サンダース氏勝利、第2戦/共和トランプ氏、ともに反主流派
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/20160210000047
2016/02/10 11:08

 【マンチェスター(米東部ニューハンプシャー州)共同】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争い第2戦、ニューハンプシャー州予備選が9日行われ、米メディアによると、民主のサンダース上院議員(74)と共和の実業家トランプ氏(69)がそれぞれ初勝利した。両氏は党内の反主流派。既存の政治の打破を掲げ、社会の現状に不満を持つ有権者の共感を集めた。

 初戦のアイオワ州党員集会と勝者が分かれたことで、指名争いの行方は不透明感を増した。焦点は20日の西部ネバダ州の民主党党員集会、南部サウスカロライナ州の共和党予備選に移る。

3021チバQ:2016/02/11(木) 08:50:47
http://www.sankei.com/world/news/160210/wor1602100053-n1.html
2016.2.10 22:04
【米大統領選】
「大丈夫かい」不動産王のトランプや元ファーストレディーも“どぶ板”選挙戦?

 ニューハンプシャー州内の投票所では、日本とほとんど変わらない投票風景が見られた。違いは、主要候補者が投票日の当日に投票所を訪れ、有権者に最後まで支持を呼びかけていたことだ。

 共和党のドナルド・トランプ氏はマンチェスター市内の2カ所の投票所を訪れ、「大丈夫かい」と声をかけた。

 民主党のヒラリー・クリントン氏はデリー市内の中学校で、共和党候補のカーリー・フィオリーナ氏の夫と遭遇。「これって驚きじゃない? カーリーによろしく」と言うと、有権者と握手し笑顔を振りまいた。

 ナシュア市内の小学校では、有権者が名前、住所などを確認し受け付けを済ませると、党ごとに異なる投票用紙をもらい、カーテンで仕切られた投票ボックスの中へ。投票用紙には各候補者の名前が印刷されており、その右端にある楕円(だえん)形のマークを黒く塗りつぶす。

 それを投票箱ならぬ投票機に挿入する。自動的に誰に投票したかが記録され、カウントされる仕組みだ。

 「忙しくて、てんてこ舞いです」とは女性スタッフ。マンチェスター市内の投票所でも、スタッフの一人が「今までにない高い投票率です」と話した。

 イラクなどに従軍した元海兵隊員の男性(29、共和党員)は「直前まで誰に入れるか迷った」と言う。こうした有権者も少なくなかったようだ。(ナシュア 青木伸行、加納宏幸)

3022チバQ:2016/02/11(木) 08:52:12
http://www.sankei.com/world/news/160210/wor1602100041-n1.html
2016.2.10 19:19
【米大統領選】
トランプ氏に対抗 共和党主流派が望み 共和党指名候補争いは長期化の様相
 米大統領選の共和党候補、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)がニューハンプシャー州予備選で2位に付けたことで「主流派」同士の戦いは長期化する可能性が出てきた。息を吹き返した「非主流派」の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)に対し、誰が主流派代表の座を占めるかは混沌としている。(ニューハンプシャー州ナシュア 加納宏幸)

 「今晩、ネガティブ・キャンペーンの闇に光が差した。皆さんがそれを起こしてくれたのです」

 ケーシック氏は9日夜、州都コンコードでの集会でこう語った。候補同士のつぶし合いの様相を呈している選挙戦からは一線を引いてきた同氏は、トランプ氏らを念頭に「私たちは米国が抱える問題を過激に走ることなく解決しなければならない」と付け加えた。

 州知事として80億ドル(約9150億円)の財政赤字を黒字に改善させた財政保守主義者。下院軍事委員会に長く所属し、予算委員長も務めた経歴から安全保障には造詣が深い。昨年11月には中国の東シナ海進出に対抗するため在沖縄米軍の増強を主張。ある知日派は「日本が歓迎すべき大統領候補の一人」と語る。

 政策実現のためには民主党との協力もいとわない実務派であることもあり、“トランプ旋風”の下では日が当たらなかった。しかし、穏健な保守地盤のニューハンプシャー州予備選で躍進し、上位争いに名乗りを上げた形となった。

 予備選では、1日のアイオワ州党員集会で3位に付けたマルコ・ルビオ上院議員(44)が主流派を糾合する形で淘汰(とうた)の流れができるとみられていた。しかし、6日の討論会で他候補から定型のセリフを繰り返していると批判されたことが「経験不足」との指摘を裏付ける形となり、予備選直前に失速した。

 これによりケーシック、ルビオ両氏、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の主流派3人と、強硬保守派のテッド・クルーズ上院議員(45)が今後の予備選・党員集会に望みをつなぐ形となった。

 指名候補を正式に選出するため7月に行われる共和党全国大会への代議員数は、ルビオ、ブッシュ両氏の地盤フロリダ州が99人、ケーシック氏が知事を務めるオハイオ州は66人と多い。しかも予備選はいずれも勝者総取り方式が始まる3月15日に実施される。地元での巻き返しを目指し、生き残りをかけた争いは熾烈(しれつ)を極めそうだ。

3023チバQ:2016/02/11(木) 08:55:40
http://www.sankei.com/world/news/160210/wor1602100045-n1.html
2016.2.10 20:14
【米大統領選】
クリントン氏、想定外の惨敗 無党派層取り込めず
 民主党のニューハンプシャー州予備選で、クリントン前国務長官が直前世論調査での支持率の差約13ポイント(リアル・クリア・ポリティクス調べ)を大きく上回る約20ポイント差をつけられてサンダース上院議員に敗れたことは、あらかじめ敗北を覚悟していたクリントン陣営にとっても想定外だったとみられる。クリントン氏は1日のアイオワ州党員集会で事実上の引き分けに終わるなど順調な滑り出しだったとは言えず、20日のネバダ州党員集会での巻き返しが必須となっている。

 クリントン氏は9日夜、ニューハンプシャー州南部マンチェスター市内での“敗北集会”に、夫のクリントン元大統領、娘のチェルシーさんを伴い登壇した。

 「まだニューハンプシャーを愛している。残るすべての州の票のために戦う」


 サンダース氏は自らを「民主社会主義者」と称する超リベラル派だが、クリントン氏はオバマ大統領に比べても「中道寄り」とみられている。

 それだけにクリントン氏は、リベラル色が強いアイオワ州と、サンダース氏の地元バーモント州の隣にあって同氏有利とされたニューハンプシャー州を1勝1敗で「何とかしのいだ」(政治アナリスト)との見方もできなくもない。

 7月の全国党大会に送り込む代議員の獲得数は今のところ、両州を合わせクリントン氏36人以上、サンダース氏34人以上(暫定)。だが、クリントン氏が最終的に指名を獲得するとの見方はなお根強い。ネバダ州以降、10州以上の予備選・党員集会が集中する3月1日の「スーパーチューズデー」にかけ、中道穏健派や非白人層の票などが期待できるクリントン氏に有利な州が続くためだ。世論調査でも優勢となっている。

 また、民主党は各州の予備選・党員集会で決まる代議員とは別に、上下両院議員や党幹部で構成される「特別代議員」の枠を設けている。特別代議員はそれぞれ独自の判断で支持を決めることができ、候補者による働きかけがモノをいう。AP通信による、クリントン氏は少なくとも392人を固め、40人前後のサンダース氏に大差をつけている。

 ただ、今回の民主党の予備選では、直前まで態度を決めていなかった約4割の無党派層のうち7割以上がサンダース氏に投票。クリントン氏はアイオワ州と同様、若年層の支持を集められず、今後に大きな課題を残した。(ナシュア=米ニューハンプシャー州 青木伸行)

3024チバQ:2016/02/11(木) 09:13:59
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160210k0000e030205000c.html
<米大統領選>既成政治に強い不満 ニューハンプシャー

02月10日 13:07毎日新聞

<米大統領選>既成政治に強い不満 ニューハンプシャー
ニューハンプシャー州
(毎日新聞)
 11月の米大統領選に向けた民主、共和両党の大統領候補指名争いで、9日に米ニューハンプシャー州で実施された予備選は、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)がそれぞれ勝利した。いずれも党派内の非主流派で、有権者の「既成政治」への強い不満や怒りが爆発した形だ。両氏の支持者らは「反体制のうねりを起こす」と気勢を上げた。

 ◇共和

 9日夜、「トランプ勝利」を米メディアが一斉に報じると、マンチェスター郊外の結婚式場に設けられたトランプ陣営の集会場は拍手と歓声に包まれた。笑顔を見せたジェイ・リザールさん(45)は「彼は正直で信念の男だ」と興奮気味に語った。前日の大雪が積もり、凍える寒さの中、場外に入場を待つ数百メートルの列ができる人気ぶり。勝利宣言でトランプ氏は「とてもすばらしい」と場内を見渡し、支持者は「USA」の連呼で応えた。

 対テロ戦で活路を見いだせないオバマ政権に対抗し、「強いアメリカを取り戻す」と繰り返し訴えたトランプ氏。リザールさんは「彼はビジネス界の成功者でもあり、アメリカの立て直しに必要だ」と指摘。米メディアもこぞって「力強さを証明し、(大統領としての)資質に対する疑問を封じた」などと解説した。

 トランプ氏は初戦アイオワ州党員集会で、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)に敗れ、穏健派マルコ・ルビオ上院議員(44)にも迫られた。今回の予備選で敗れれば「勢いを失う」と危機感を強め、正念場の戦いに臨んだ。

 アイオワ州でテレビ中心の選挙運動が上滑りに終わったトランプ氏は、戦術を転換。ニューハンプシャー州ではレストランを回り、一人ひとりと握手する「ドブ板」選挙を展開した。事前の世論調査では、支持率で2位集団を15ポイント以上引き離す独走状態だった。それでも8日夜は大雪の中、スポーツ競技場に5000人を集め、「何があっても投票に行ってほしい」と引き締めた。

 ニューハンプシャー州は予備選の投票総数について2008年を上回る55万人と予測していた。「4割を超す無党派層の動向が勝敗を決める」(米メディア)とされ、無党派の支持が高かったトランプ氏を後押ししたようだ。

 トランプ氏は10日、南部初の予備選が20日に行われるサウスカロライナ州で集会を開く予定。クルーズ、ルビオ両氏やジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)ら南部州に強い候補を相手に戦いを挑む。【マンチェスター(米東部ニューハンプシャー州)及川正也】

3025チバQ:2016/02/11(木) 09:14:18
◇民主

 「巨大なお金に支配される社会を変えてほしい。彼ならできる」。サンダース氏の「当選確実」が伝わると、コンコードの集会場でケイ・クッシュマンさん(73)は両手の拳に力を込めた。クリントン氏の敗北宣言に続きサンダース氏が会場に姿を見せると、興奮は最高潮に。拍手と歓声、足を踏み鳴らす音は鳴りやまない。「サンキュー、ニューハンプシャー」。同氏が演説を始めると、声が聞こえなくなるほどの歓声が大波のように巻き起こった。

 プラカードを掲げて喜ぶエミリー・ミネリーさん(18)は「本当にうれしい。政治革命をやってほしい」と興奮した様子。サンダース氏のプレートを手に、音楽に合わせて踊りだしたり、抱き合ったりして喜ぶ若者たちも。映画ロッキーのテーマ曲が流れると、「バーニー」コールが次々起こった。

 サンダース氏は昨年4月に立候補を表明した時、わずか数%の支持率にとどまり、「本命候補」のヒラリー・クリントン前国務長官(68)とは50ポイント以上の差があった。ニューハンプシャー州と隣接するバーモント州選出という「地の利」があったにせよ、同氏に勝ったことはサンダース氏はもちろん、陣営や支持者にとって大きな価値がある。

 ボランティアでサンダース氏を支援した大学生のファロン・アンドリューさん(19)は「私たちは革命を起こせる。(候補)指名獲得はもちろん、本選でも勝って米国を変えて」と期待を込めた。

 サンダース氏は経済格差の是正を中心に、公立大学の授業料無償化や国民皆保険の導入、富裕層への増税などを掲げる。その政策には「非現実的」との批判がつきまとい、外交・安全保障面での知識不足を指摘する声もある。それでも、多額の学生ローンを背負って就職ができず、「不満」を募らせる若者たちを中心に賛同者が広がった。

 7日の集会に参加したステファニー・ロックさん(25)もその一人だ。6万ドル(約690万円)の学生ローンを抱え、卒業したものの職が見つからない。「どうやって返せばいいの? 社会を変えなくちゃおかしい」と語る。【コンコード(ニューハンプシャー州)西田進一郎】

3026チバQ:2016/02/11(木) 09:29:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160211-00000082-san-n_ame
米大統領選 共和、主流派争い大混戦 ニューハンプシャー州予備選
産経新聞 2月11日(木)7時55分配信

米大統領選 共和、主流派争い大混戦 ニューハンプシャー州予備選
米大統領選の主な日程(写真:産経新聞)
 ■保守地盤で光明、ケーシック氏2位躍進

 米大統領選の共和党候補、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)がニューハンプシャー州予備選で2位に付けたことで「主流派」同士の戦いは長期化する可能性が出てきた。息を吹き返した「非主流派」の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)に対し、誰が主流派代表の座を占めるかは混沌(こんとん)としている。(ニューハンプシャー州ナシュア 加納宏幸)

 「今晩、ネガティブキャンペーンの闇に光が差した。皆さんがそれを起こしてくれたのです」

 ケーシック氏は9日夜、州都コンコードでの集会でこう語った。候補同士のつぶし合いの様相を呈している選挙戦からは一線を引いてきた同氏は、トランプ氏らを念頭に「私たちは米国が抱える問題を過激に走ることなく解決しなければならない」と付け加えた。

 州知事として80億ドル(約9150億円)の財政赤字を黒字に改善させた財政保守主義者。下院軍事委員会に長く所属し、予算委員長も務めた経歴から安全保障には造詣が深い。昨年11月には中国の東シナ海進出に対抗するため在沖縄米軍の増強を主張。ある知日派は「日本が歓迎すべき大統領候補の一人」と語る。

 政策実現のためには民主党との協力もいとわない実務派であることもあり、“トランプ旋風”の下では日が当たらなかった。しかし、穏健な保守地盤のニューハンプシャー州予備選で躍進し、上位争いに名乗りを上げた形となった。

 予備選では、1日のアイオワ州党員集会で3位に付けたマルコ・ルビオ上院議員(44)が主流派を糾合する形で淘汰(とうた)の流れができるとみられていた。しかし、6日の討論会で他候補から定型のセリフを繰り返していると批判されたことが「経験不足」との指摘を裏付ける形となり、予備選直前に失速した。

 これによりケーシック、ルビオ両氏、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(62)の主流派3人と、強硬保守派のテッド・クルーズ上院議員(45)が今後の予備選・党員集会に望みをつなぐ形となった。

 指名候補を正式に選出するため7月に行われる共和党全国大会への代議員数は、ルビオ、ブッシュ両氏の地盤フロリダ州が99人、ケーシック氏が知事を務めるオハイオ州は66人と多い。しかも予備選はいずれも勝者総取り方式が始まる3月15日に実施される。地元での巻き返しを目指し、生き残りをかけた争いは熾烈(しれつ)を極めそうだ。

3027チバQ:2016/02/11(木) 09:30:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160211-00000080-san-n_ame
米大統領選 異端トランプ氏、正統の兆し!?
産経新聞 2月11日(木)7時55分配信

米大統領選 異端トランプ氏、正統の兆し!?
クリントン氏 トランプ氏(写真:産経新聞)
 ■「空中戦」から「どぶ板」に転換

 ■穏健・保守層の支持急伸

 米大統領選の共和党候補指名争いで不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)がニューハンプシャー州予備選を制した。穏健な保守地盤でその過激な主張が受け入れられたことは、異端が正統として扱われ始めたことを意味する。米国ではトランプ氏がレーガン元大統領と同じ「グレート・コミュニケーター」(対話の名手)なのかという論争も起きている。(米ニューハンプシャー州マンチェスター 加納宏幸)

 トランプ氏の演説は有権者の怒りに火をつけ、キャッチフレーズの「米国を再び偉大にする」ことが必要だと聴く者に信じ込ませるのが特徴だ。

 「貿易で中国、日本、メキシコを打ち負かす。米国のカネを奪うどんな国もやっつけるんだ。そんなことは二度と起こさせない」

 ニューハンプシャー州での勝利を受けトランプ氏は9日夜、マンチェスターで顔を真っ赤にして支持者らにこう演説した。昨年6月の出馬表明から何度も繰り返しているセリフだが、いつも会場は沸く。

 「メキシコ人は強姦(ごうかん)犯だ」「不法移民が来ないよう米南部国境に万里の長城を築いて建設費をメキシコに払わせる」「イスラム教徒を入国禁止にする」-。こうした過激な発言のたびにトランプ氏は共和党の鬼っ子扱いされてきた。

 「トランプは怪物なのかもしれない。だが、共和党主流派こそが彼を生み出したフランケンシュタイン博士だ」。民主党の戦略家、ポール・ベガラ氏は昨年12月、ワシントン・ポスト紙でこう評した。

 ◆オバマ政権へ不満

 オバマ政権の7年間で、共和党支持者は暮らし向きが良くなっていないと感じている。米ギャラップ社が1月に実施した世論調査では66%がこう答え、逆に71%が「良くなった」と答えた民主党支持層と二極化していた。予算編成でオバマ米大統領と妥協する議会指導者ら主流派への不満が「怪物」を生む素地を作りだしたといえる。

 ニューハンプシャー州ウィンダムで9日、トランプ氏に投票したコンサルタント、トーマス・ダロイさん(52)は「政治屋のせいで米国はもはや偉大な国ではなくなった。トランプ氏は経済を立て直す偉大な指導者だ」と語った。

 米CNNテレビが9日に実施した同州での出口調査は、「怪物」が「本物」になる兆しを物語る。

 穏健な保守層からの人気は低いと目されていたが、強硬保守、保守、穏健の各層で他候補を上回る支持を獲得。「当選可能性」を重視するとした回答者からの支持は首位のマルコ・ルビオ上院議員(44)=33%=に迫る29%だった。

 今月1日に実施された初戦、アイオワ州党員集会での敗北を機に選挙戦略を見直したことが幅広い層からの支持につながった。メディアを通じて支持を高める「空中戦」から戸別訪問を中心とした「どぶ板選挙」に転換したのだ。

 ◆「対話の名手」論争

 「この1週間の“地上戦”から多くのことを学ばせてもらったよ」

 トランプ氏は勝利演説で満面の笑みを浮かべた。全米の知名度を得るきっかけとなったリアリティー番組「アプレンティス」でもトランプ氏は出演のたびに視聴率を気にして次の戦略を練り、派手好きなセレブという自らのイメージを「実業家」へと転換させることができた。戦略の見直しは今回も成功した。

 メディアはトランプ氏の運動員が雪の中を歩き、有権者に支持を訴える様子をこぞって報じた。暴言や粗野な振る舞いが注目され、有権者の支持を集めていくトランプ氏を、予備選の動向を伝えたテレビ番組の出演者は苦笑しながら「もしかしてグレート・コミュニケーター?」と語った。

 俳優出身で、元祖「対話の名手」のレーガン氏は1980年大統領選で、アイオワ州でブッシュ元大統領に僅差で敗れて2位になった後、ニューハンプシャー州で圧勝し、大統領への道筋を付けた。保守層の怒りをエネルギーに変えるトランプ氏と前向きなメッセージを送ったレーガン氏は根本的に異なるが、進撃が止まる気配はない。

 「サウスカロライナに行って勝利するぞ!」。トランプ氏はニューハンプシャー州での勝利演説をこう締めくくった。

3028とはずがたり:2016/02/11(木) 19:14:18

米司法省がファーガソン市を提訴、黒人射殺めぐる警察改革拒否で
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E7%B1%B3%E5%8F%B8%E6%B3%95%E7%9C%81%E3%81%8C%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%B8%82%E3%82%92%E6%8F%90%E8%A8%B4%E3%80%81%E9%BB%92%E4%BA%BA%E5%B0%84%E6%AE%BA%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E6%94%B9%E9%9D%A9%E6%8B%92%E5%90%A6%E3%81%A7/ar-BBpnizM
AFPBB News
3 時間前

【AFP=時事】米司法省は10日、武器を持っていなかった黒人青年マイケル・ブラウン(Michael Brown)さんが白人警官に射殺された事件を受けてまとめられた警察改革案の受け入れをミズーリ(Missouri)州ファーガソン(Ferguson)の市議会が否決したことを受け、同市を提訴すると発表した。

 ロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)司法長官は、記者会見で「深く失望した」と表明。「ファーガソン市は、前進する真の機会を得たにもかかわらず、後退する道を選んだ」と批判した。

 2014年にファーガソン市で起きたブラウンさん射殺事件では、数週間にわたって抗議行動が続き、ときに暴徒化。人種問題と米警察当局の対応をめぐり、全米で議論を巻き起こした。

 事件後の米連邦当局の調査では、ファーガソン市で定型化した人種差別がまん延し、憲法上の市民の権利が侵害されている事例が複数認められた。このため同市は、市警組織と裁判所の改革を迫られていた。

 必要とされる改革の概要が記された131ページに及ぶ同意判決文書は、リンチ司法長官によれば、半年以上かけて「忍耐強く行われた交渉」の末にまとめられたもの。だが、ファーガソン市議会は9日、潜在コストの削減を理由に、賛成6票、反対0票で文書を交渉の場に差し戻すと決定した。

3029名無しさん:2016/02/11(木) 21:15:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160211-00000001-wordleaf-n_ame
トランプ氏にサンダース氏 「異端」が躍進する米大統領選
THE PAGE 2月11日(木)10時0分配信

 第2戦までを終えた米大統領選の候補指名争いには、ある異変があります。アイオワで勝利した共和党のクルーズ氏、今回のニューハンプシャーを制した共和党のトランプ氏、民主党のサンダース氏。彼らはそれぞれの党でメインストリームの政治家ではなく「非主流派」の存在です。彼らは、より保守寄り、よりリベラル寄りに先鋭的な立場を掲げ、お互いに距離があることも特徴です。なぜ両極端で、異端な彼らが支持を集めるのか。アメリカ研究が専門の慶應義塾大学SFC教授、渡辺靖氏に寄稿してもらいました。

「主流派」と「非主流派」とは?
 米大統領選に向けた候補指名争いの第2戦となるニューハンプシャー州の予備選は、共和党ではドナルド・トランプ氏、民主党ではバーニー・サンダース氏が勝利。「非主流派」の躍進が目立つ今回の大統領選を象徴する結果となった。

 そもそも「主流派」「非主流派」とは何か?

 アメリカは「自由」を非常に重んじる社会である。それゆえ政府の介入にはもともと懐疑的な傾向がある。こうした政治風土にあって、より「小さな政府」を掲げ、減税や規制緩和、市場競争、教会の役割などを重視するが保守政党である共和党だ。逆に、自由放任はかえって人々を不幸=不自由にするとして、より「大きな政府」を掲げ、社会的弱者の権利擁護や格差是正を重視するのがリベラル政党である民主党だ。

 共和党の「主流派」はジェブ・ブッシュ氏、ジョン・ケーシック氏、クリス・クリスティー氏、マルコ・ルビオ氏などである。「非主流派」はさらに2つに分かれ、前回のアイオワ州の党員集会で勝利を収めたテッド・クルーズ氏のような「保守強硬派」がその1つである。キリスト教保守派(福音派)や経済保守派(茶会=ティーパーティ派)などの支持が厚い。もう1つはトランプ氏のような「アウトサイダー派」である。政治経験は皆無で、2009年までは民主党員だった。

 かたや、民主党の「主流派」はヒラリー・クリントン氏であり、「非主流派」はサンダース氏である。サンダース氏は「反戦平和主義者」や「民主社会主義者」を自認し、大手金融機関の解体、公立大学の授業料無償化、国民皆保険の導入などを掲げている。クリントン氏がイラク戦争を支持し、ウォール街(金融業界)と関係が深い点を攻撃しており、かつての「ウォール街を占拠せよ」運動などとも親和性が高い。

 では、なぜ「非主流派」がこれほどまでに注目を集めるのか。

3030名無しさん:2016/02/11(木) 21:27:18
>>3029

アメリカでも縮小する「ミドルクラス」
 その背景としては、実質賃金の伸び悩み、格差拡大、ミドルクラスの縮小、党派対立の激化、人種対立の再燃などの国内問題、そしてテロの恐怖から中東情勢の混乱、中国や北朝鮮による挑発を前にしたアメリカの威信の揺らぎなどの国際情勢がある。こうした難題が山積するなか、アメリカ人の7割近くが「アメリカは間違った方向に進んでいる」と感じている。オバマ大統領の支持率も約45%とさえないが、議会の支持率は約13%とかつてないほど低い。「既存の政治家にはもはや現状打破など期待できない」「ワシントン(=中央政界)は馴れ合いと既得権益の世界と化している」という閉塞感が「非主流派」への追い風となっている。

 さらに言えば、「オバマ的なるもの」への反動もあるだろう。8年前に「1つのアメリカ」を掲げて当選したオバマ大統領は共和・民主両党の和合と妥協を求めたが、結果的に、双方の不満を高め、皮肉にも党派対立を深め、ワシントンの機能不全を招いた面もある。そうした理性的な歩み寄りの姿勢そのものが説得力を失い、むしろ旗幟を鮮明にし、「敵」と対峙する姿勢が歓迎されるムードが広がっている。

トランプは「反知性主義」なのか
 共和党側の「トランプ旋風」は白人低所得者層(プア・ホワイト)の支持を原動力にしている。「移民を入国させないため、メキシコとの国境に万里の長城を作り、費用をメキシコにもたせる」「イスラム教との入国を禁止すべきだ」「大統領初日に中国を為替操作国に指定する」「TPPには反対」「富裕層への減税措置を撤廃する」「社会保障制度は守る」といった公約は「主流派」の主張から大きく外れるが、プア・ホワイトの心を勝ち取るものである。

 そして、さらに大切なのは、過激な言動を繰り返し、ときに候補者討論会への参加を取りやめるなどの、ワシントンの政治家の常識を覆すトランプ氏の型破りの振る舞いがマイナスどころか「彼こそは大胆な変革をもたらしてくれる」とプラスに受け止められがちな点だ。主要メディアそのものが「旧弊したワシントンの一部」と見なされており、メディアがトランプ氏を叩けば叩くほど彼の支持率は高くなってゆく。

 加えて、日本から「トランプ旋風」を理解するうえで忘れてはならないのは、トランプ氏がアメリカのビジネスマンの典型的な交渉スタイルを体現している点だ。例えば、はじめに大胆な条件を出す(つまり大風呂敷を広げる)ことでアジェンダを設定してしまい、そこから徐々に落とし所を探ってゆくという手法だ。あるいは、ときに交渉のテーブルは蹴っ飛ばして退席し、タフな交渉者であることを印象付けるという手法だ。

 移民をめぐる発言や討論会への対応などはこうした(トランプ氏が慣れしたんできた)スタイルを踏襲したものであるとも考えられる。日頃、アメリカのビジネスマンと接点が薄い日本の学者や記者はトランプ氏を「反知性主義」の権化であるかのように描きがちだが、そうしたレッテルを貼ることこそ「反知性主義」かもしれないという自省は持っていて良いだろう(『トランプ自伝 不動産王にビジネスを学ぶ』(原題Trump: The Art of the Deal)、1987年)は参考になる)。

3031名無しさん:2016/02/11(木) 21:28:00
>>3030

オバマより先鋭的な「サンダース旋風」
 かたや、民主党側の「サンダース旋風」は大学生など若者の支持を原動力にしている。アメリカの大学進学率はこの四半世紀で約50%から約75%に急伸している(日本は約40%から約50%へと増加)。ただ、4年制大卒者の半数近くがかつて高卒者を対象にした仕事に就いているというデータもあるほど、雇用条件は悪化している。つまり「大卒」はかつての「高卒」と同程度の意味しか持たなくなっている。加えて、大学の授業料は高騰し、私立では年間3万5000ドル〜5万ドル、州立でも年間1万5000ドル程度となっている。ローンを抱えいいる学生も多い。

 一攫千金や立身出世という言葉に象徴されるアメリカン・ドリームはおろか、親の代と同水準の暮らし向きを維持することすら困難になりつつある。サンダースは遊説先で自らの躍進を「政治革命」と称しているが、大学のキャンパスを席巻する「サンダース旋風」は、8年前の「オバマ旋風」ほどの広がりはないが、より先鋭的な印象を受ける。

サンダースとトランプの間の「距離」
 言うまでもなく、「サンダース旋風」と「トランプ旋風」の間には大きな距離がある。ただ、どちらもミドルクラスの窮状感や閉塞感を追い風にしている点は同じである。その点は「ウォール街を占拠せよ」運動と「茶会」運動の構図と良く似ている。「ウォール街を占拠せよ」運動は批判の矛先を大企業、すなわち「ビッグ・ガバメント」に、「茶会」運動は批判の矛先を「大きな政府」、すなわち「ビッグ・ガバメント」に向けていた。

 ただ、どちらの運動もアメリカの民主主義が自分たちの手の届かない勢力に牛耳られているのでないかというミドルクラスの怒りを原動力にしていた。「反主流派」の躍進が注目される今回のニューハンプシャー州の予備選だが、少なくともその予兆は数年前からあったのである。

■渡辺靖(わたなべ・やすし) 1967年生まれ。1997年ハーバード大学より博士号(社会人類学)取得、2005年より現職。主著に『アフター・アメリカ』(慶應義塾大学出版会、サントリー学芸賞受賞)、『アメリカのジレンマ』(NHK出版)、『沈まぬアメリカ』(新潮社)など

3032チバQ:2016/02/12(金) 19:39:41
http://www.sankei.com/world/news/160212/wor1602120001-n1.html
2016.2.12 16:30
【米大統領選】
ブルームバーグ前NY市長は台風の目になるか? メリハリ効いた実務手腕 リベラル社会政策&保守的外交に待望論絶えず

 先週半ばの国連本部。潘基文事務総長の隣に座った白髪の男性が満面の笑みを浮かべていた。前ニューヨーク市長で総合情報通信社ブルームバーグの創業トップ、マイケル・ブルームバーグ氏である。

 国連で開いていたのは、地球温暖化といった気候変動リスクをどう運用方針に反映させるかを話し合う投資家会合。ブルームバーグ氏は主賓だった。同氏いわく、「政策は小さな積み重ねで動く」。温室効果ガスを排出する企業に対する情報開示を各国政府に求めるなど、世界中で流行している「地球温暖化を防止する投資家活動」を支持した。

 専門的な分野だが、多くの記者が会合を傍聴していた。「ブルームバーグ氏が無所属で米大統領選への出馬を検討している」との記事が1月下旬に出てから、本人が初めて公の場に顔を出したからだ。

 一連の報道を見る限り、「出馬観測」の精度は高そうだ。投資家会合と同じ日に、ブルームバーグ社のワシントン支局では、「(利益相反で)果敢な取材ができなくなる」と政治部長が辞表を出している。

 「こんなニュースを待っていた」。ニューヨークのクイーンズ地区で生まれ育った自営業者のティム・リーさんは、「出馬観測」に大喜びだ。

 ニューヨーク市長を務めた2002〜13年は、「交通渋滞の解消から教育制度改革まで、メリハリの利いた実務手腕を発揮した」(リーさん)。オバマ政権で国防長官を務めたチャック・ヘーゲル元上院議員など、政界でもブルームバーグ氏の出馬を支持する声が出ている。

 ニューヨークの記者交流会では最近、就職活動中の元ブルームバーグ社記者が目立つ。同氏がブルームバーグ社に復帰した14年、最初に手掛けたのが組織改革。「『私がいない間に規律が緩んだ』と人員削減などのリストラにいそしんだ」(元同社記者)。社員に対する口癖は、「ユア・ジョブ・イズ・オン・ザ・ライン(君は仕事を失うリスクがある)」だそうだ。

 リベラル色の強い社会政策で知られるブルームバーグ氏だが、経済政策は保守本流。小さな政府、規制緩和が信条で、資本主義が物差しである。

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 外交政策も保守色が強い。中東政策では親イスラエルで知られ、オバマ政権によるイラン核合意に批判的な論文を掲載した。モザイク模様の信条なのだ。当初は民主党員だったが、ニューヨーク市長選を機に共和党にくら替えしている。

 1912年のセオドア・ルーズベルトや68年のジョージ・ウォレスなど、2大政党制が確立してからの米国では、「第3の軸」として大統領選に出馬して勝った候補者はいない。ブルームバーグ氏が歴史に挑もうとするのはなぜか?

 共和党では右派のトランプ氏とクルーズ上院議員、民主党では左派のサンダース上院議員が勢いを増している。底流にあるのは、ブッシュ家やクリントン家といった支配階級への反発だ。

 強敵で中道寄りのクリントン前国務長官がサンダース議員に敗退すれば、ブルームバーグ氏に勝機が舞い降りる。2大政党の支持層が左右に拡散したところで中間層を取り込むのだ。ニューヨーク市民は、出馬の有無を決めるという3月上旬が待ち遠しい。(ニューヨーク駐在編集委員 松浦肇)


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