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2004年米国大統領選スレ
1
:
デモクラット
:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。
2968
:
とはずがたり
:2016/01/26(火) 00:41:05
病んでるなぁ,アメリカ。。
2016年 01月 12日 11:45 JST
コラム:米国を脅かす「アフルエンザ」、裕福な若者に蔓延
http://jp.reuters.com/article/column-affluenza-us-idJPKCN0UQ07Q20160112?sp=true
[5日 ロイター] - 米テキサス州の裕福な家庭で育ち、4人を死亡させた飲酒事故を起こしたイーサン・カウチ(当時16)が、裁判で「金持ち病(アフルエンザ:富裕を意味するaffluenceとインフルエンザを掛け合わせた言葉)」のせいだと弁護されたことに、世間は冷ややかな反応を示した。
そうした弁護の大半が正当化されたからだ。
だが、恐ろしい悲劇を起こしたティーンエージャーの責任を最小限にするというばかげた努力のせいで、米国社会が内包する重大な危機についての積み重なる証拠を覆い隠すほど愚かなことはないだろう。裕福な家庭に育った子供による無謀な、時に自己破壊的な問題行動は増加の一途をたどっている。
このような「かわいそうな金持ちの子供たち」に同情を寄せる必要はないのかもしれないが、彼らの抱える問題に何も手を打たなければ、これは皆の問題となってしまうだろう。
われわれ筆者の一人は、裕福な家庭の若者が起こす問題が増加していることについて約20年研究を続けてきた。もう一人は、問題の起きる大きな原因について執筆している。
過剰な薬物乱用や見境のない性交渉といった高いリスクを伴う行動は、ホワイトカラーで高学歴の家庭で占められたコミュニティーに育つ若者の間で急速に増えている。彼らは進学校に通い、課外活動でも多くの機会に恵まれている。親の年収は15万ドル(約1800万円)以上で、全国平均の2倍をはるかに上回る。それなのに、思春期になると問題行動を見せ始め、大学生になるにつれ、それは悪化していく。
具体的にはどのような問題なのか。第一に、マリフアナやアルコール中毒が挙げられる。都市部の貧困地区で暮らす10代の子供たちより、裕福な家庭の10代の方が、薬物とアルコールの使用頻度が高いことが研究で明らかになっている。大学生は一般的な人よりも、薬物の乱用や依存を経験する可能性が2.5倍という調査結果も出ている。また大学生の半数が、パーティーなどで飲み過ぎたり、非合法もしくは処方された薬を乱用したと報告している。
第二に、犯罪は貧困家庭で育つ若者の問題だと広く考えられているが、郊外の裕福な学生においても同程度の非行が存在することがデータによって示されている。だが、その内容には違いが見られる。裕福な家庭の子供たちの場合は、親や友人から盗みをはたらくといった非行などだが、貧困地区の子供たちは武器の携帯など自衛に関連する行動となっている。
最後に、精神的な問題が挙げられる。深刻なうつ病を発症する割合は、裕福な家庭の若者は全国平均より2─3倍高く、摂食障害や自傷行為も全国平均をはるかに上回っている。
つまり、薬物乱用、非行、心理的障害が、裕福な若者の「代名詞」だと言える。ではなぜそうしたことが起きるのか。
冒頭のイーサン・カウチの場合は、メディアの報道によると、夫婦間の問題で頭がいっぱいな両親によるネグレクト(無視)が大きな原因だったとみられている。
2969
:
とはずがたり
:2016/01/26(火) 00:41:29
>>2968-2969
親が制約を設けなかったことが影響していることは間違いない。上位中流層の一部の親は、ひどい不正行為に対してさえ適切な罰を子供に与えていない。富裕層の若者の5人に1人は、もし学校や司法当局から厳重な処罰を警告されても、親が救い出してくれると考えている。
とはいえ、親の甘やかしだけが原因では決してない。将来有望なコミュニティー内の、薬物使用を良しとする仲間同士の文化も大きな役割を果たしている。特に男子においては、飲酒と薬物使用は仲間内の地位の高さと関連している。アメフトの試合後にビール6缶パックを一気飲みするのは、人気のある子たちだ。
だが親や仲間以上の原因は、自分は他の人とは違う、トップであらねばならないというプレッシャーにあると考えられる。楽しいだけでサッカーをやるな。一流のプロを目指せ。ただピアノを習うな。リサイタルができるくらいになれ。学校の成績が良いだけで満足するな。同じく恵まれたクラスメートを出し抜き、ハーバード大学やスタンフォード大学に入れ、というようなプレッシャーだ。
裕福な親の子どもは学校や課外活動、社会生活で他よりも優れていることを期待する。良い成績を上げ、一流大学に入らなければならないというプレッシャーを多くの10代が抱えているのは事実だが、富裕層ではなおさらだ。
上位中流層の若者は、慣れ親しんだ生活水準を望み、非常に高い目標も容易に達成できる環境にある。テストの点であろうと、テニスのテクニックであろうと、楽器の演奏であろうと、コーチを付けるなどして抜きん出ることを親が熱心に手助けしてくれる。あらゆる種類の高い援助を受け、子供は他よりも抜きん出なくてはならないと感じるようになる。
では、以上のような問題をなくすために何ができるだろうか。
まずは親が適切な制約を設け、断固たる態度で臨むべきだろう。2つ目は、子供にかける期待について細心の注意を払う必要がある。もし子供が成績が良いから愛されるのだと感じるようになれば、成績が落ちて親を失望させることを非常に心配するようになってしまうだろう。
そして3つ目は、親自身が精神的に安定しているよう注意しなければならない。精神的に疲れ切った状態では、親の務めをしっかりと果たすことは不可能だ。富裕層の親は他と比べて、悩みがあることを認めたがらない。
裕福な家庭の子供が抱える問題は現に存在する。彼らの危うさは「無責任な親」だけでなく、複数の原因に由来している。こうした問題の解決には、家族やコミュニティー、学校、大学といったさまざまなレベルでの協力が必要だ。
富裕層の若者の多くが、大人になれば、権力と影響力を手にするのは当然だと考えているだろう。彼らのために、そして彼らが大人になってから影響を及ぼす人たちのためにも、思いやりをもって彼らの苦しみに真剣に耳を傾けなければならならい。
何よりも、彼らをただの「甘やかされた金持ちの悪ガキ」と片付けてはいけないのだ。
*筆者の一人、スニヤ・S・ルーサー氏はアリゾナ州立大学の心理学教授であり、コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの名誉教授。もう1人の筆者バリー・シュワルツ氏は、スワースモア大学の心理学教授。
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