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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

1271チバQ:2012/08/12(日) 16:53:54
アンドロイドからの書き込みだとURLはるのが面倒なので省略

毎日新聞
毎日新聞
Cnn
cnn
産経新聞
です

1272チバQ:2012/08/12(日) 22:54:21
毎日新聞より


米大統領選:沸き立つ共和保守派…ラ イアン氏遊説

【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選 で共和党の大統領候補となるミット・ロムニー 前マサチューセッツ州知事(65)は11日、 副大統領候補のポール・ライアン下院予算委員 長(42)と遊説を開始した。大胆な連邦政府 の財政削減を提案してきたライアン氏が選ばれ たことに保守派の共和党支持者は沸き立ってい る。一方、再選を目指す民主党のバラク・オバ マ大統領(51)の陣営はライアン氏の財政削 減案の批判に乗り出し、経済・財政の政策論争 が本格化し始めた。

ロムニー氏は激戦州南部バージニア州ノー フォークで、ライアン氏を副大統領候補に選ん だことを正式に発表した後、州内2カ所で演 説。露払い役を務めたライアン氏は「オバマ大 統領の政策の下、我々は財政赤字、強まる疑 念、深まる失望を目の当たりにしている。だ が、新しい指導者を選べば事態は好転できる」 などと訴え、会場を沸かせた後、ロムニー氏を 紹介した。

保守派のホープで経済、財政政策に明るいラ イアン氏の起用には、ロムニー氏の業績に不満 を感じていた保守系草の根運動「ティーパー ティー(茶会運動)」や宗教右派から歓迎の声 明が相次いだ。茶会運動の団体「フリーダム ワークス」のマット・キベ代表は会員向けメー ルで「すばらしい選択だ。ロムニー陣営がよう やく国が直面する大課題に取り組むことに意欲 を示した」と述べた。

共和党に影響力を持つ宗教団体「信仰と自由 連合」のスティーブ・シェフラー中西部アイオ ワ支部長は「ライアン氏を選んだことで勝利で きる。共和党の支持層を固める必要があるとい うことを理解したロムニー氏に感謝する」など と歓迎した。

これに対し、オバマ大統領の陣営はロム ニー、ライアン両氏のコンビを、経済危機を招 いた過去に舞い戻ることを意味する「ゴー・ バック・チーム」と名付け、ライアン氏が提案 してきた財政削減案を批判する専用サイトを開 設した。ライアン氏の削減案では富裕層は減税 される一方、中間層向けの投資が削減され、高 齢者向け公的医療保険の現行制度が廃止され、 負担増になると指摘している。

オバマ大統領はライアン氏の副大統領候補抜 てきについて、まだ公式の場で発言していない が、今後はライアン氏の削減案を「弱者切り捨 て」の代表例として挙げ、共和党の政策批判を 強めていくものとみられる。

◇ライアン氏の財政削減案の骨子

・高齢者向け公的医療保険の部分的民営化

・貧困層向け医療扶助、食料割引券の削減

・法人税引き下げなどの税制改革

・連邦政府の縮小

・5兆ドルの歳出削減

・財政赤字を国内総生産(GDP)の3%以下 に抑制

2012年08月12日 22時07分

1273チバQ:2012/08/14(火) 15:57:41
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012081400098
ライアン氏起用、むしろ逆効果?=肯定的評価、近年最低−共和副大統領候補
 【ワシントン時事】13日発表の米ギャラップ社の世論調査結果によると、共和党の副大統領候補にライアン下院予算委員長が起用された人選について39%が肯定的なのに対し、42%が否定的な評価を下した。2000年から今回まで4回の大統領選の副大統領候補のうち、39%の肯定的評価は最低、42%の否定的評価は最高で、否定的評価が上回ったのは初めて。若手実力派の同氏の抜てきは、むしろ逆効果とも言えそうだ。(2012/08/14-08:44

1274チバQ:2012/08/14(火) 16:12:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120813-00000066-mai-int
<米大統領選>オバマ氏、「削減策」を批判
毎日新聞 8月13日(月)19時43分配信


拡大写真
米イリノイ州シカゴで大統領選のキャンペーン演説を行うオバマ米大統領=2012年8月12日、AP

 【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選で再選を目指す民主党のバラク・オバマ米大統領(51)は12日、地元シカゴの集会で共和党の副大統領候補となるポール・ライアン下院予算委員長(42)について「(富裕層、大企業を優遇する)共和党議員らのイデオロギーの指導者だ」と述べ、敵意をむき出しにした。ライアン氏は自ら主導した財政削減案などをめぐり大統領とこれまで何度も衝突を繰り返しており、選挙戦は当面、この削減案の評価をめぐる論争となりそうだ。

【ライアン氏は遊説で】「オバマ大統領政策で失望深まる」沸き立つ共和保守派

 共和党の大統領候補となるミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)がライアン氏を副大統領候補に選ぶことを発表して以来、オバマ大統領がライアン氏について言及するのは初めて。

 大統領はライアン氏について「礼儀正しく、家族を大切にする人物」と人格を批判する意図がないことを示したうえで、「私とは根本的に意見の合わないロムニー氏のビジョンの代弁者」と指摘。「大企業に対する規制を緩和し、富裕層を減税すればみんなが繁栄すると思っている」とこき下ろした。

 野党・共和党は、10年の中間選挙で下院の多数派となった。予算委員長に就任したライアン氏は、医療保険改革などでオバマ政権の政策批判を繰り広げる急先鋒(せんぽう)となった。

 これに対しオバマ大統領は今年3月、ライアン氏が財政削減案(繁栄への道)を発表した際、「財政削減に見せかけ、(貧富の差が一層拡大する)極端な未来を我が国に押し付けようとしている」と激しく批判した。

 民主党は通称「ライアン予算」と呼ばれるこの削減案を「弱者切り捨て」の象徴として批判してきた。なかでも国民の間で支持の高い高齢者向け公的医療保険(メディケア)について、ライアン氏が受給者に一定額を給付し民間保険を購入させる民営化案を提示したことをやり玉に挙げてきた。

 メディケアについてロムニー氏は現行制度を維持すると表明しており、ライアン氏の提案とどう整合性を取るのかも注目される。民営化案に理解を示せば高齢者の支持離れを招きかねないが、明確に拒否すれば、ライアン氏の選出で盛り上がる保守派の批判を浴びることになるからだ。

 ロムニー、ライアン両氏は12日も南部ノースカロライナ州とライアン氏の地元、中西部ウィスコンシン州でそろって遊説した。ロムニー氏は「(ライアン氏は)メディケアを守るための計画を持っている」と短く言及。「現行メディケアを廃止しようとしている」との批判を始めたオバマ陣営をけん制した。

1275チバQ:2012/08/14(火) 16:14:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012081300493
ライアン氏の財政削減案に距離=「弱者たたき」批判受け−共和ロムニー氏
 【ワシントン時事】米共和党の大統領候補になるロムニー前マサチューセッツ州知事は12日、CBSテレビの番組に出演し、副大統領候補に起用したライアン下院予算委員長が主張する急進的な財政赤字削減案に一定の距離を取る姿勢を示した。
 ライアン氏は企業減税を進める一方で、高齢者向け医療費や教育予算の大幅カットなどにより財政赤字の削減を図るべきだと主張してきた。これがオバマ大統領陣営から「弱い者いじめ」と攻撃を受けており、ロムニー氏は修正が必要と判断したようだ。
 ライアン氏とともにインタビューに応じたロムニー氏は「私には私の財政再建案がある」と強調。それが今回の選挙で2人が掲げる案だと語った。(2012/08/13-14:18)

1276チバQ:2012/08/14(火) 16:41:47
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/318323
【米大統領選2012年】共和党の副大統領候補にライアン氏 小さな政府派の若手論客
2012年8月13日 01:51 カテゴリー:アジア・世界
 【ワシントン宮崎昌治】共和党の大統領候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事(65)は11日午前(日本時間同日夜)、遊説先のバージニア州で、副大統領候補にポール・ライアン下院予算委員長(42)を選んだと発表した。ライアン氏は「小さな政府」を強硬に主張する財政保守派の若手ホープ。白人男性で党内保守派の支持も厚く、ロムニー氏にとって党の支持基盤固めを優先させた人選といえる。

 ロムニー、ライアン両氏はバージニア州の集会にそろって登壇。ライアン氏は「経済失政が明らかなオバマ政権を終わらせよう」と訴えた。両氏は27日からフロリダ州タンパで始まる党全国大会で正副大統領候補に正式指名される。ライアン氏の人選により、民主党のオバマ大統領(51)とバイデン副大統領(69)のコンビとの対決は、財政赤字削減や増税問題が大きな焦点として浮上しそうだ。

 ライアン氏は、1998年に中西部ウィスコンシン州から下院議員に初当選し、現在7期目。財政支出の削減や減税により、自由な競争で経済活性化を目指す「小さな政府」派の論客として知られる。草の根保守派運動「ティーパーティー」の支持も厚く、党保守派や保守系メディアはここ数日、ライアン氏を選ぶよう強く主張していた。

 選挙戦でオバマ氏は、富裕層への増税で中間所得層の負担を減らす「公平な社会」を訴えている。ライアン氏の人選でロムニー氏は、「大きな政府」を志向するオバマ政権との対比を明確化したい考えとみられる。

 ただ、ライアン氏は財政赤字削減のため高齢者、貧困層向けの社会保障や教育費も減らすよう主張。42歳と若く、外交経験も乏しいなど、副大統領候補としての手腕を疑問視する見方もある。

 オバマ氏との対決ではヒスパニックや女性票が鍵を握っており、キューバ系の若手ルビオ上院議員、黒人女性で知名度が高いライス前国務長官らを選ぶ「サプライズ人事」を求める声も強かった。

1277チバQ:2012/08/14(火) 16:52:27
http://mainichi.jp/select/news/20120814k0000e030161000c.html
米テキサス州:男が銃を発砲 男を含め3人が死亡
毎日新聞 2012年08月14日 11時06分(最終更新 08月14日 12時51分)


男が治安当局者に銃を発砲した現場=米南部テキサス州カレッジステーションの住宅街で8月13日、AP
拡大写真 【ロサンゼルス堀山明子】米南部テキサス州カレッジステーションの住宅街で13日正午(日本時間14日午前2時)すぎ、35歳の男が治安当局者に銃を発砲し、警察によると、当局者1人と民間人男性1人の計2人が死亡、警官2人を含む3人が負傷した。男は現場で警官に射殺された。警察は男の身元や動機を調べている。

 現場は州立テキサスA&M大学の近く。AP通信によると、男は大学から数ブロック離れた場所に住み、立ち退き通知書を示した当局者に発砲を始めたという。男が立ち退きを迫られた詳しい経緯は明らかにされていない。大学は学生や職員に対して現場に近づかないよう注意した。

 米国では7月20日に西部コロラド州の映画館で男が銃を乱射し、12人が死亡。8月5日にも中西部ウィスコンシン州のシーク教寺院で6人が殺害される銃乱射事件が起きた。

1278チバQ:2012/08/14(火) 17:12:44
261 名前:チバQ 投稿日: 2012/08/14(火) 17:12:20
http://www.cnn.co.jp/usa/35020359.html
米軍に同性愛を公に認めた初の将官誕生、陸軍の女性准将
2012.08.11 Sat posted at 16:36 JST
(CNN) 米軍の準機関紙スターズ・アンド・ストライプスなどは10日、同性愛者であることを公に認めた女性軍人が米陸軍准将に昇任したと伝えた。米軍で同性愛者の将官が誕生したのは初めてとしている。

昇任したのはタミー・スミス准将で、10日に同性愛者であることを初めて公に認めたという。同紙によると、准将は同性愛問題が注目される必要はないと指摘。「重要なのは陸軍の価値や責任を高めることである」と主張した。

米軍では同性愛者であってもそのことを公言しない限り軍務に就くことを容認する「言わない、聞かない」と呼ばれる政策が維持されてきたが、オバマ政権は昨年秋、これを完全撤廃させていた。

米軍内の同性愛者などを支援する団体はスミス准将の昇任に触れ、米軍の新たな時代の始まりと評価する声明を発表した。

スミス准将は陸軍勤務26年の経歴を持ち、これまでアフガニスタンやパナマ、コスタリカなどでの作戦に参加。直近のポストはワシントンにある陸軍予備役部門の幹部だった。

スミス准将の家庭のパートナーは、米軍内の同性愛者や両性愛者などの権利を支援する団体の幹部となっている。

1279チバQ:2012/08/14(火) 21:33:27
http://mainichi.jp/select/news/20120815k0000m030027000c.html
米大統領選:オバマ氏、ライアン氏標的 農業支援でも批判
毎日新聞 2012年08月14日 19時35分(最終更新 08月14日 20時01分)


干ばつに見舞われている米中西部アイオワ州のトウモロコシ農場を視察後に演説するオバマ米大統領(左)=2012年8月13日、ロイター
拡大写真 【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選で再選を目指す民主党のバラク・オバマ大統領(51)は13日、激戦州である中西部アイオワ州で3日間のバス遊説ツアーを開始した。同州は大干ばつに見舞われている最中で、オバマ氏は、共和党の副大統領候補となるポール・ライアン下院予算委員長(42)が補助金の支出根拠となる農業支援法案の成立を「邪魔している」と批判。ライアン氏が同日、アイオワ入りしたことを意識し、農家の支援に後ろ向きな共和党との印象付けを狙った。

 中西部の広い範囲は過去50年で最悪と言われる干ばつで、穀物農家や畜産農家が大きな被害を受けている。大統領は「農業支援法案を議会が通せば農家の生活が安定するが、多くの議員が妨害している。ライアン氏がその指導者の一人で、この法案がいかに重要かライアン氏に直訴してほしい」と呼びかけた。

 一方のライアン氏は副大統領候補に選ばれた後、初めて大統領候補内定者のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)と別行動を取り、アイオワを一人で遊説。「どこに行っても人々は『一体、雇用はどこにあるのか大統領』と言っている」などとオバマ大統領を批判した。

 ライアン氏が副大統領候補として発表された後、オバマ大統領はじめ民主党は、ライアン氏に照準を定めた選挙戦を展開。米メディアもライアン氏が予算委員長として打ち出してきた政策の分析に乗り出し、ロムニー氏の存在がかすんでいる。

1280チバQ:2012/08/15(水) 21:08:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012081502000232.html
クリスティー知事演説へ 保守派で人気、起用
2012年8月15日 夕刊

 【ワシントン=久留信一】米共和党は十四日、南部フロリダ州タンパで二十七日から開催する全国党大会で、ニュージャージー州のクリスティー知事が基調演説すると発表した。保守派の間で根強い人気を誇る同氏の起用で結束を図る狙いがあるとみられる。

 クリスティー氏は二〇〇九年の中間選挙で現職知事だった民主党のコーザイン氏を破って当選。州財政立て直しの手腕などで評価が高く、一時は大統領候補として出馬を促す声が強まった。

 党の正副大統領候補を正式決定する全国党大会は十一月の大統領選挙に向けた最大のヤマ場の一つ。〇四年の大統領選では、イリノイ州上院議員だったオバマ大統領が民主党全国党大会で基調演説を行い、知名度を高めるきっかけとなった。

1281チバQ:2012/08/16(木) 19:40:39
http://www.afpbb.com/article/politics/2895396/9365815?ctm_campaign=txt_topics
米バージニア州上院議員選、ダークホースは猫
2012年08月16日 12:20 発信地:ニューヨーク/米国
【8月16日 AFP】米バージニア(Virginia)州で今秋行われる上院議員選挙に、雄ネコの「ハンク(Hank)」が立候補した。米国民の支持を失った議会の改革を訴え、「米議会から人間を追い出そう」と鋭い爪を立てて急進的な方針を打ち出している。

 15日発表した選挙公報動画の中で、ハンクは「チェンジはOK。人間を追い出すための一票にもOK」と主張した。

 主要メディアは上院選候補として注目していないが、ハンクはめげない。自身の選挙公報ウェブサイト「www.hankforsenate.com」の中で、米国の伝統である独立精神を進めていくことを掲げている。「シングルマザーに育てられた」ハンクは、野良猫としての生活を余儀なくされていたが、「切磋琢磨(せっさたくま)の末に成功を勝ち取った」という。

 ハンクの支持率を示す公式統計はほとんどないが、SNS最大手フェイスブック(Facebook)上では、米上院初のネコ議員を目指すハンクの人気は他陣営も無視できない勢いだ。直近データによれば、ハンクの「いいね!」クリック数は2万3664回で、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領の片腕で有力候補としてメディアが報じる民主党のティム・ケーン(Tim Kaine)元バージニア州知事の2万4271回に肉薄している。(c)AFP

1282チバQ:2012/08/17(金) 21:23:32
http://mainichi.jp/select/news/20120818k0000m030042000c.html
米国:失言が発端だった「クリントン副大統領」
毎日新聞 2012年08月17日 19時14分(最終更新 08月17日 19時28分)

 【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選で再選を目指すオバマ大統領が、相方となる民主党の副大統領候補をバイデン副大統領から急きょ、クリントン国務長官に差し替えるのではとの臆測が米政界を駆け巡っている。「クリントン副大統領」説はこれまで何度も浮上しては消えた話だが、今回の発端はバイデン氏の失言だった。

 選挙演説中に、金融規制の緩和に反対するバイデン氏が、共和党が規制を緩和した場合、「みんな再び鎖につながれる」と発言。奴隷制時代を想起させるこの表現に、民主党の支持基盤である黒人団体が反発した。

 こうしたなか、08年大統領選で共和党の大統領候補だったマケイン上院議員が「オバマ大統領は副大統領候補をクリントン氏に差し替えた方が賢い」と言及。08年に共和党の副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事も「オバマ・クリントンだったら勝つ可能性が高い」などと発言して、米メディアが取り上げ出した。

 ただ、発言しているのはむしろ共和党側で、バイデン氏の放言癖に注目を集め、民主党を揺さぶろうという政治的意図は明白。バイデン氏はすでに選挙戦で全米を回っており、副大統領の候補者指名も9月上旬に迫っていることから、実現可能性はないと考えていいようだ。

 ホワイトハウスのカーニー大統領報道官も16日の記者会見で、「オバマ・バイデン体制(で選挙に臨むこと)はとっくの昔に決まったこと」と、うわさを一蹴した。

1283チバQ:2012/08/17(金) 22:00:41
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2895658/9369521
米副大統領候補ライアン氏、見事な筋肉に全米が熱視線
2012年08月17日 20:04 発信地:ニューヨーク/米国
【8月17日 AFP】今秋の米大統領選で共和党副大統領候補に抜擢されたポール・ライアン(Paul Ryan)下院議員(42)がここに来て、全米の熱い視線を集めている。政敵でさえも例外ではない。――ただしその理由は、容姿が魅力的だというもの。

 共和党の大統領候補が確定しているミット・ロムニー(Mitt Romney)氏から副大統領候補として指名されるまで、ライアン氏について話題になるのは米財政再建策に関する保守的な主張だけだった。だが今、米国人を熱くさせているのは、同氏の頭の中身ではない。たくましい筋肉だ。

 グーグル(Google)の検索キーワードランキングでは、「Paul Ryan shirtless(上半身裸のポール・ライアン)」が急上昇した。どうも該当するライアン氏の画像はないらしいと判明すると、ライアン氏の顔写真を他の男性の裸体に貼り付けた合成画像がネット上に投稿され始めた。

 遊説中のライアン氏の写真に「やあ、そこの彼女!」で始まる軟派風のコメントを合成した作品を集めたウェブサイト「heygirlitspaulryan.tumblr.com」も登場し、人気を集めている。アメリカンフットボールのユニホームに身を包んだライアン氏の写真に添えられたコメントは「ねえ、きみ、一緒に財政赤字にタックルしないかい?」というものだ。

 ライアン氏は筋力トレーニングと栄養管理、武術を組み合わせた究極のエクササイズ「P90X」の熱心な信奉者で、報道によれば体脂肪率は6〜8%を維持しているという。その結果、米国の中年男性としては驚異的なスポーツマン体形を保っているのだ。――スリムな体形という点では、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領も負けてはいないが。

 米大統領選は泥沼化の様相を呈している。米国の行く末を真剣に案じる有権者なら、候補者の容姿などに執着している場合ではないだろう。だが、ライアン氏の青い瞳や鍛えられた腹筋は実際、社会保障制度の縮小を掲げる同氏の主張を押しのけてメディアの話題をさらいつつある。民主党寄りで知られる米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)でさえ、ロムニー氏とライアン氏を「キュートな共和党コンビ」と表現したほどだ。

 芸能情報サイトTMZは、ライアン氏について「米国史上最もホットな副大統領候補といえるかもしれない。ただ、政策はどうでもいい」と評している。(c)AFP/Sebastian Smith

1284チバQ:2012/08/17(金) 22:11:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120817/amr12081703010000-n1.htm
アイ・ラブ・ニューヨーク 多様性の守護者
2012.8.17 03:01 [外信コラム]
 地元のシンクタンク、ピース・アイランド研究所のコミュニティー・サービス賞にニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官が選ばれた。同賞は地域社会に貢献した人物が毎年選ばれる。昨年就任したばかりのシュナイダーマン司法長官は、「納税者保護班」なる特別チームを編成したことが評価された。

 納税者保護班は、文字通りニューヨーク州民が納めた税金を守るのが仕事で、公的年金への詐欺、州政府との不正な請負契約、脱税といった事件を徹底的に摘発した。違法な住宅差し押さえも見逃さず、ウォール街もたたいた。

 評価されたもう一つの政策が、司法の宗教権イニシアチブだ。人種のるつぼのニューヨークでは、逮捕における身体的接触、取り調べ中の食事、勾留などの場面で、宗教的な理由から警察・検察と被疑者の間で頻繁に摩擦が起きる。同イニシアチブでは、被疑者の宗教上の戒律を尊重した刑事手続きをとらせるようにした。

 ピース・アイランド研究所はトルコ政府が支援しているのだが、キリスト教やユダヤ教徒など異教徒間の宗教融和が設立趣旨。授賞式では、「ニューヨークの力は多様性。むき出しの先入観を排さなければ」とシュナイダーマン司法長官は終始笑顔だった。(松浦肇)

1285チバQ:2012/08/20(月) 21:53:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2896029/9380213?ctm_campaign=txt_topics
オバマ夫人、再選目指す大統領の選挙活動に貢献 好感度で夫を上回る
2012年08月20日 21:18 発信地:ワシントン/米国

【8月20日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の傷ついた「政治ブランド」を回復すべく、美しさや芯の強さ、そして磨きのかかった政治スキルを用いて、その選挙活動にタイミング良くエネルギーを注入しているのは、他でもないファーストレディー、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人だ。

 現状において、景気回復の遅さはオバマ大統領に重くのしかかり、共和党の大統領候補ミット・ロムニー(Mitt Romney)氏との選挙戦は厳しい情勢となっている。しかし、勝っても負けても最後の大統領選となる今回の選挙に、かつては政治活動にそれほど積極的ではなかったミシェル夫人も力を注いでいるようだ。ミシェル夫人は選挙資金を募り、草の根運動同士をつないで集会への参加者を動員しながら、富豪のロムニー氏とオバマ氏との間に存在する差異について、控えめだがしっかりと描くことができている。

 ミシェル夫人はアイオワ(Iowa)州で開かれた15日の集会に、赤と白のチェックのワンピースに青いベルトといった米国旗を思わせる姿で出席。「皆さんにお話したいことの1つは、過去3年半、大統領であるということがどういうことかをファーストレディーとしてそばで見てきた、ということです」と述べながら、「ええ、私はいろいろと見ましたよ」と冗談を付け加えた。そしてミシェル夫人は、「(大統領が置かれる)リスクが非常に高い中でもミスが全く許されない状況」について説明し、再びオバマ大統領支持にまわってほしいと有権者向け感情的に訴えた。

 有権者の関心を引きつけようとするミシェル夫人のこうした姿勢は、3日間にわたって米中西部の「スイング・ステート」と呼ばれる激戦区をバスで回り、疲労困憊(こんぱい)の大統領本人をも元気づけた。オバマ陣営の広報担当者、ジェン・プサキ(Jen Psaki)氏は「2人ともスケジュールが詰まっているため、なかなか一緒に選挙運動ができませんが、(本来なら)一緒にいることを好むようです」と語った。

■数々の活動に取り組むファーストレディー

 選挙運動の協力者らは、ミシェル夫人が4年前と比べて、選挙運動に力を入れているとの意見で一致する。数百万ドル規模で資金を調達するロムニー陣営にオバマ氏が及ばず苦戦する中、ミシェル夫人が主力となって行った資金集めのイベントは、4月以降で73件に上っている。その他の政治イベントも22回開催、そして少額の寄付でも状況は変えられるとのメッセージを有権者に発信する「It Takes One」の活動も主導している。

 ミシェル夫人はさらに、若者や女性、そして支持層の中心である黒人の有権者に支持を呼びかけるため、テレビ番組に幾度となく登場している。人気トーク番組「トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ(The Tonight Show with Jay Leno)」では、ロンドン五輪に出場した女子体操のギャビー・ダグラス(Gabby Douglas)選手とともにゲスト出演した。

 ミシェル夫人は直接的な政治論争をできる限り避け、健康的な食習慣を呼び掛ける運動や退役軍人家族の支援運動などに注力してきた。その結果、ミシェル夫人の人気は夫のオバマ氏をしのぎ、いわゆる「政治的財産」も獲得した。米世論調査会社ギャラップ(Gallup)によると、ミシェル夫人に対する好感度は5月時点で66%と、現在のオバマ氏の支持率45%を上回っている。

 大統領選候補者に配偶者が及ぼす政治的影響について研究しているブリッジウォーター州立大学(Bridgewater State University)のブライアン・フレデリック(Brian Frederick)氏は、「2008年と今年の(大統領選の)大きな違いは、(3年半の)実績があることと、好感度が下がったことだ」と指摘した。その上で、「ミシェル夫人については過去4年間、(オバマ大統領と)同じように好感度が大きく下がることはなかった。人気が高い代理人が付いていることは、大統領の助けになるだろう」とコメントした。(c)AFP/Stephen Collinson

1286チバQ:2012/08/20(月) 22:03:25
http://www.nikkansports.com/battle/news/p-bt-tp0-20120820-1003500.html
マクマイケル氏が市長選に立候補
 元NFLのスーパースターで、WCWで活躍したスティーブ・マクマイケル氏(54=米国)が18日(日本時間19日)、出身地の米イリノイ州ロメオビル市長選挙に立候補すると発表した。同氏はNFL引退後にスポーツキャスターを務め、96年6月にWCWでプロレスデビュー。US王座などを獲得した。来年4月の選挙では現職との勝負となりそうだ。(デーブ・レイブル通信員)

 [2012年8月20日7時55分 紙面から]

1287チバQ:2012/08/20(月) 22:14:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012081900108
親中派ゼーリック氏、外交責任者に=共和ロムニー陣営に不協和音−米大統領選
 【ワシントン時事】米共和党の大統領候補になるロムニー前マサチューセッツ州知事が来月発表予定の「政権移行チーム」の外交・安全保障政策責任者に、世界銀行総裁を6月末に退任したロバート・ゼーリック氏が内定したことが明らかになった。親中派の同氏は国務長官ポストを狙い、対中強硬路線を掲げる陣営や党内で不協和音を巻き起こしているという。
 外交専門誌「フォーリン・ポリシー」(電子版)など複数の米メディアが報じた。現実主義者として知られるゼーリック氏はブッシュ前政権で通商代表部(USTR)代表や国務副長官を務め、対中対話路線を推進。世銀総裁としては、中国人を初めて主任エコノミストに就けた。
 一方のロムニー氏は対中政策に関し、大統領就任初日に為替操作国に認定し、報復関税を適用すると表明、安全保障や人権問題でも厳しい姿勢を取っている。ロムニー氏の政策顧問の一人は「ゼーリック氏の現実主義とは相いれない」と語っている。(2012/08/19-16:20)

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1288チバQ:2012/08/21(火) 21:51:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000084-mai-int
<米大統領選>中絶論争再燃 共和党議員の「レイプ」発言で
毎日新聞 8月21日(火)20時46分配信

トッド・エイキン下院議員=AP

 【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選で人工妊娠中絶の是非を巡る論争がにわかに熱を帯びている。中絶に反対する共和党の下院議員が「本物のレイプなら妊娠しない」と発言したのが発端。無党派の女性票獲得を狙うオバマ大統領が強く非難し、防戦に回ったロムニー前マサチューセッツ州知事ら共和党は火消しに躍起だ。

 問題の発言をしたのは中西部ミズーリ州選出の男性議員のエイキン氏。地元テレビで、中絶に反対する姿勢を強調するなかで「本物のレイプの場合には女性の体が(妊娠を)拒絶すると理解している」などと語った。

 これに対し、20日に記者会見したオバマ大統領は「不快な発言。レイプはレイプで、種類などない」と厳しい口調で批判。「女性の健康のためというより大きな問題において、私ともう一つの政党(共和)との間にはかなりの違いがある」と述べ、失言をとらえて「女性問題に後ろ向きな共和党」との印象付けを狙った。

 一方、共和党大統領候補に内定しているロムニー氏は「擁護することはできない」と距離を置き、陣営は声明でレイプの場合の中絶を容認する考えを示した。エイキン氏は11月の上院選にくら替え出馬する予定。「失言だった」と謝罪こそしたものの選挙戦を続行する意向を表明しており、問題は尾を引きそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120821-00000571-san-int
「レイプなら妊娠しない」 暴言議員をオバマ陣営攻撃、共和党防戦
産経新聞 8月21日(火)19時45分配信

 【ワシントン=佐々木類】米共和党の下院議員が19日放映のテレビインタビューで、「女性はレイプされた場合なら妊娠することはない」と述べて批判の集中砲火を浴び、大統領選を戦うロムニー陣営に大きな影響を与えている。

 この下院議員は、ミネソタ州選出のエイキン氏(65)。現在6期目で11月の選挙で上院選にくら替え出馬する予定。

 エイキン氏はインタビューで、「医師から聞いた話だと、本物のレイプなら女性の身体は妊娠しない仕組みになっている。だから暴行されても妊娠する恐れはない」と述べ、人工中絶を全面的に禁じても問題はないとの認識を示した。

 この発言に、オバマ大統領が即座に反発。20日、大統領報道官の記者会見に予告なしで姿を見せ、「衝撃的な暴言。女性の自己決定権を認めるかどうかが共和党との決定的な違いだ」と述べ、エイキン氏のみならず、大統領選で戦うロムニー前マサチューセッツ州知事との違いを強調してみせた。

 事態を重く見た共和党はエイキン氏に出馬辞退を勧告。ロムニー陣営もかばいきれないとみて、「われわれはレイプなら中絶に反対しない」と声明を出した。

 ロムニー氏は、マサチューセッツ州知事時代、人工中絶に賛成していたが、最近は方針を転換、反対に回っていた。あえて声明を出したのは、大統領選に影響が出るとみて、エイキン氏のような考えとは明確に一線を画す必要があると判断したようだ。

1289チバQ:2012/08/21(火) 23:47:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120821/amr12082108170001-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
共和党副大統領候補にライアン氏
2012.8.21 08:16 (1/2ページ)
 11月の米大統領選に向け、共和党候補に内定しているロムニー前マサチューセッツ州知事が11日、副大統領候補にライアン下院予算委員長を起用すると発表した。ライアン氏は政府の規模の縮小で長期債務残高の削減を目指していることで知られる論客で、小さな政府を志向する共和党本来の主張を強調した人選。政府の役割の重要性を強調する民主党との対比が浮き彫りになっている。

 「オバマ政権は次の世代よりも次の選挙のことを気にして、難しい決断を避けてきた」。ライアン氏は11日、バージニア州での副大統領候補としての初演説でオバマ政権を厳しく批判した。ライアン氏はこの演説で、米国の失業率が3年以上も8%を超えていることや、第二次世界大戦後最大の長期債務残高があることなどを強調。「いくら言い訳しても、これは失政の記録だ」と述べた。

 ライアン氏は共和党が多数を占める下院の予算委員長として予算審議に影響力を持つ。2013年度予算の共和党案は「ライアンプラン」と呼ばれ、長期債務残高を12年末の予想値の国内総生産(GDP)比70%から、50年には10%にまで減らすと想定。公的な高齢者医療保険制度(メディケア)は、民間の保険に加入する際の補助金制度に衣替えし、政府の関与を少なくするとしている。

 13日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は「ライアン氏は米国が必要としている改革を実現できる人物だ」と称賛。一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12日掲載の社説で、ライアン氏の歳出削減策の60%以上が低所得者向けの政策のカットで賄われると指摘。ロムニー陣営自身がライアンプランとは別の予算構想を発表するとしていることを取り上げ、「ロムニー氏がライアン氏の考え方について全面的な責任を負いたがらないのも無理はない」と皮肉る。

 ライアン氏の副大統領候補選出は欧州でも話題だ。13日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は、米国は景気回復まで(予算規模を維持して)財政赤字を続けるべきだが、中期的には社会保障費の削減や増税といった改革も必要だと指摘。そのうえで「ライアン氏が副大統領候補になったことで、政府がどこまで国民生活の面倒をみるか、平等を維持するよりも格差を認めた方が経済成長が促されるのかといった問題についての真剣な議論が避けられなくなった」としている。

1290チバQ:2012/08/22(水) 22:35:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120822/amr12082214130005-n1.htm
「飽食米国」くっきり 食べ残し年間13兆円! 4人家族で年間18万円
2012.8.22 14:08 [米国]
 米国人が残飯などとして廃棄する食べ物が、年間1650億ドル(約13兆1千億円)相当に上ることが21日、米環境保護団体「天然資源保護協会」が発表した報告書で明らかになった。1970年代の1・5倍で、現代米国の飽食ぶりを示している。

 調査によると、米国人は自宅での食事や外食の際の食べ残しに加え、流通過程での無駄も合わせて食べ物の40%を捨てている。4人家族で年間2275ドル(約18万円)に達し、東南アジア諸国の10倍という。

 同協会は原因の一つとして、レストランやファストフード店が提供する食事の量が多すぎると指摘。82年から2002年の間に、ピザ一切れのカロリー量は70%増加、チキンシーザーサラダは倍増した。

 農務省の統計によると2010年現在、米国では全世帯の5・4%が食べ物に事欠く困窮状態にある。(共同)

1291チバQ:2012/08/23(木) 23:13:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120823/amr12082314400004-n1.htm
ハリケーン、党大会直撃も 米共和関係者やきもき
2012.8.23 14:39
 カリブ海で22日までに、熱帯低気圧「アイザック」が発生した。発達を続け、数日中にハリケーンになる見込み。米南部フロリダ州で27日に開幕する共和党大会を直撃する可能性があり、党関係者は頭を痛めている。

 アイザックは現在、米自治領プエルトリコの南東にある。進路を北西にとって米本土に向かうと予想され、AP通信によると26〜27日にフロリダ半島に上陸する可能性がある。

 同州タンパで4日間開かれる共和党大会には、党関係者ら約7万人が集まる。直撃を避けられた場合でも、大雨や強風による交通への影響が懸念されている。

 共和党大会では、ロムニー前マサチューセッツ州知事が大統領候補に正式指名される。(共同)

1292チバQ:2012/08/24(金) 21:34:18
7月の特集
http://mainichi.jp/feature/news/20120702ddm001030055000c.html
米保守革命:第4部・候補者ロムニー/上(その1) ひた隠す聖職者の顔
毎日新聞 2012年07月02日 東京朝刊

 「一緒に乗り切りましょう。私たちが手助けします」。米北東部ボストン郊外の教会。身を寄せた幼い女児を抱える20歳過ぎの女性に聖職者は静かな声で語りかけた。父親はおらず、生活保護に頼っていた。聖職者の指導で女性は専門学校に約1年通い、簿記の職を得た。女児の面倒は教会員が順番でみた。

 女性が訪れたのはモルモン教会(末日聖徒イエス・キリスト教会)、聖職者は11月の米大統領選で共和党の大統領候補に確定したミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)。約30年前の話だ。

 ロムニー氏は81年、カトリック教会の神父、プロテスタント教会の牧師にあたるモルモン教会のビショップに就任。その後、ボストン地域を束ねた。教会の地元幹部だった約14年間、信者の相談に乗るのが職責だった。

 投資ファンド経営で巨万の富を築き、「国民の痛みが理解できない」と批判されるが、30年来の親交がある電子会社経営のグラント・ベネットさん(57)は語る。「彼は失業、病気、麻薬、不法滞在などあらゆる相談を受けた。いろんな問題をよく分かっている」。「聖職者」を経験した大統領候補は異例だ。

 しかし、共和党予備選であつい信仰心を語ることはほとんどなかった。かつて「候補者は自身の信仰の広報マンになるべきではない」と説明したが、選挙戦で影響力を持ち、モルモン教を異端視するキリスト教福音派への配慮が見え隠れする。「宗派抗争」を恐れ、信仰を「封印」するロムニー氏の苦悩がにじむ。【ベルモント(米北東部)古本陽荘】

1293チバQ:2012/08/24(金) 21:35:39
http://mainichi.jp/feature/news/20120702ddm007030107000c.html
米保守革命:第4部・候補者ロムニー/上(その2止) 人格の核、モルモン教
毎日新聞 2012年07月02日 東京朝刊

 <1面からつづく>

 ◇草創期からの信徒一族/他宗派が警戒

 ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が大学院を修了した名門ハーバード大学がある米北東部ボストン。郊外の町ベルモントにコンクリート造りの壮大な教会施設がそびえる。とがった屋根の先にはラッパを口にあてた金色の天使「モロナイ」像が輝く。信徒のロムニー氏も建設に尽力したモルモン教会の神殿(テンプル)だ。

 神殿は特別な宗教儀式の際にしか使われず、普段は同じ敷地にある集会所が使われる。ロムニー氏は、この質素なレンガ張りの集会所で、教会指導者として信者の人生相談に乗り、若者たちに個別面談をしていた。

 元大学教授のトニー・キンボールさん(73)は、ロムニー氏がボストン地域全体のビショップ(牧師や神父に相当)を束ねる「ステーク会長」だった際、秘書を務めた。ハーバード大大学院に入り、この地域の教会に通い出した頃からロムニー氏を知る。キンボールさんによると、教会側は早い段階からロムニー氏を指導者にする意向だった。34歳でビショップに指名された際、「ミットはあまりに驚いて文字通り声が出なかった」という。

 知人の多くが「ロムニー氏の人格の核は信仰」と語る。「ミットの大統領選出馬をとめられるのは二つあった。妻の病状悪化か、教会が『やめろ』と言った場合だった」とキンボールさんは言う。

 教会のロムニー氏への信頼の背景には、ロムニー家と教会の深い歴史的な結びつきがあるとの見方も根強い。


 ロムニー氏の高祖父(祖父母の祖父)で大工のマイルズ氏が英国で宣教を受け米国に移住、教会建設に携わった。ロムニー家はモルモン教会が迫害を受け、西部に追われた苦難時代を経験した草創期からの信徒一家だ。

 先祖には、モルモン教創始者ジョセフ・スミス氏が選んだ最初の教会幹部の預言者「十二使徒」の一人もいる。祖父ガスケル氏は西部アリゾナ州やメキシコで新しい共同体を創設。親族は今もメキシコの信徒の村に残る。メキシコの居留地で生まれた父ジョージ氏は信仰を受け継ぎ、ミシガン州知事に上り詰めた。一方、曽祖父マイルズ・パーク氏が結婚した1862年、リンカーン大統領はモルモン教徒入植地での「一夫多妻」を禁じる法律に署名した。

 ロムニー家と教会のつながりが深いほど、宗教界には疑心暗鬼が残る。聖書に加え、独自の聖典「モルモン書」を持つことや、複婚を過去に容認していたことから他のキリスト教会と対立した歴史を持つ。キリスト教右派・福音派の牧師のアンドリュー・ジャクソン博士(神学)は「ロムニー氏はただのモルモン教徒ではない。教会は大統領選を利用して主義主張を広めようとするだろう」という。

 モルモン教会は「政治的な中立性」を掲げ、ロムニー氏も「私は宗派を代表して出馬したわけではない」と説明する。だが、モルモン教は米国人にとってもベールに包まれた存在だ。米国政治は政教分離が建前だが、歴代大統領は宗教指導者と面会して助言を仰ぎ、宗教と政治のあり方は過去に何度も議論となってきた。

 「モルモン教会にどこまで政策に影響を与えることを許すのかが、一番の問題だ」。ジャクソン氏は信仰を語ろうとしないロムニー氏への警戒感を隠さない。【ベルモント(米北東部)で古本陽荘】

     ◇

 米大統領選(11月6日投開票)は、現職のオバマ大統領(民主党)への挑戦者を決める共和党予備選が終了し、指名を正式決定する8月末の共和党大会まで2カ月を切った。米保守革命第4部では、共和党候補に確定したミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)の実像に迫る。

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 ■ことば

 ◇モルモン教会
 1830年に米国で生まれた宗教。正式名称は末日聖徒イエス・キリスト教会。創始者ジョセフ・スミス氏が掘り起こした金版に書かれていた「改良エジプト文字」を英訳したのが「モルモン書」とされ、キリスト教の聖書と並ぶ聖典と位置づけられている。酒、たばこ、コーヒーなどを禁じ、収入の10分の1を寄付することが義務。信者は160カ国以上に1400万人以上。本部は西部ユタ州のソルトレークシティー。

1294チバQ:2012/08/24(金) 21:36:23
http://mainichi.jp/feature/news/20120703ddm007030107000c.html
米保守革命:第4部・候補者ロムニー/中 職の破壊者か、創出者か
毎日新聞 2012年07月03日 東京朝刊

 ◇投資会社「実績」巡り論争

ベインキャピタルの本社が入る高層ビル=米東部マサチューセッツ州ボストンで 米国本土の真ん中に位置する中西部ミズーリ州の都市カンザスシティー郊外に、10年以上放置された工場跡地がある。ガラスが割れた倉庫。むき出しのまま天を仰ぐコンクリートの柱。積み上がるガレキの山−−。

 製鉄会社GSTスチールの跡地だ。00年に破産を申請。翌年工場は閉鎖され従業員750人が職を失った。経営に携わっていたのが投資会社「ベインキャピタル」。経営者はロムニー前マサチューセッツ州知事だった。

 共和党の指名候補確定者のロムニー氏は、米国の厳しい雇用情勢をオバマ大統領の「失政」と主張。投資を通じて企業立て直しを手がけてきた経験を前面に出し、「私は雇用の生み出し方を知っている」と訴えている。

 だが、GST関係者は怒りを隠さない。解雇された労働者の待遇交渉にあたった鉄鋼労働組合職員、ジョン・ワイズマンさん(61)は、ベイン社は「最初から会社を破綻させるつもりで乗り込んできた」と訴える。

 ワイズマンさんによると、ベイン社は熟練工の幹部を次々に解雇。代わりに製鉄に素人の退役軍人を幹部に据えた。ベイン社の指示通り銀行から借金を繰り返し、債務は5億ドル(約400億円)に膨れ上がり、破綻した。ニューヨーク・タイムズ紙の調査ではベイン社はGSTへの投資で少なくとも900万ドルの利益を上げていた。


投資会社「ベインキャピタル」によって製鉄会社「GSTスチール」が破産に追い込まれたと訴えるジョン・ワイズマンさん=米中西部カンザスシティーで 一方、解雇されたGST従業員は医療保険を失い、年金も半分近くに減額された。ワイズマンさんは、はき捨てるように言った。「ロムニー氏が職の創出者だって? それどころか、彼は職の破壊者だ」

 ロムニー氏はGST破綻時にはすでにソルトレークシティー冬季五輪組織委員会の会長に転出していたが、ワイズマンさんは「ロムニー氏が経営者の時にすべて方針は決まっていた」と、経営責任を指摘する。

 ベイン社広報は毎日新聞に対し「鉄鋼業界が苦境にあり、半分近くの会社が破産した残念な時期だった。だが、我々が同じ時期に投資したスチール・ダイナミックス社(インディアナ州)は全米5位の製鉄会社として成長し、6000人の従業員を雇用している」と批判を退けた。

 ウォールストリート・ジャーナル紙はロムニー氏の経営下(84〜98年)で投資した77社を分析。約11億ドルを投資し約25億ドルの利益を上げる高収益率だったが、大きな収益を生んだのは10社程度で、17社が破綻した。「高リスク・高リターン」の投資の繰り返しだった。収益拡大のため投資先企業が生産拠点を中国やインドに移し、雇用を喪失させていたと指摘する報道もある。

 再選を狙うオバマ大統領の選対はワイズマンさんらにGST社に何が起きたか語らせるビデオを製作。ロムニー氏へのネガティブテレビ広告の第1弾としてオハイオ州などの接戦州で放映を始めた。ロムニー氏の雇用創出の「実績」は本物かを巡る激しい論争が始まっている。【カンザスシティー(米中西部)古本陽荘】

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 ■ことば 

 ◇ベインキャピタル
 米東部マサチューセッツ州ボストンのコンサルタント会社「ベイン・アンド・カンパニー」の経営者らによって84年に設立された世界的に有名な投資ファンド。投資先にはドミノ・ピザなどの全米飲食店チェーンや文房具販売大手ステープルズなどが含まれる。運用資産総額は約650億ドル(約5兆2000億円)。本社はボストンで、東京やロンドンにも拠点を構える。従業員数は約700人。

1295チバQ:2012/08/24(金) 21:37:08
http://mainichi.jp/feature/news/20120704ddm007030127000c.html
米保守革命:第4部・候補者ロムニー/下 「変節」に不信の目
毎日新聞 2012年07月04日 東京朝刊

 ◇「茶会」はなお嫌悪感
 「オバマ大統領の再選は許されない。投票所で気分を害すことになろうとロムニー氏に投票する」。全米の保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」の支持者をインターネットで束ねてきた「ティーパーティー・ネーション」のジャドソン・フィリップス代表(53)は6月中旬、会員約5万人に向け、不本意でも11月の大統領選で共和党大統領候補確定者のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事に投票するよう呼び掛けた。

 フィリップス氏は予備選で穏健派のロムニー氏を猛烈に批判。出演したテレビ番組で「茶会がロムニー氏の支持に回ることはありえない」と断言していた。予備選が始まった今年初め、ネーション会員に「ロムニー氏が共和党候補になったら投票するか」を調査したところ「投票する」が6割にとどまっていたことも背景にあった。

 フィリップス氏は保守派のギングリッチ元下院議長の支持に回ったが、ネーション会員の支持はバックマン下院議員やペリー・テキサス州知事に分散。茶会運動が目指した「保守派統一候補」は最後まで現れず、方向転換を強いられた。

 だが、「知事時代のリベラルな姿勢や大衆におもねる彼のくせに嫌悪感を覚える」とフィリップス氏は今も容赦ない。

 連邦最高裁が先月28日、国民皆保険を目指したオバマ政権の医療保険改革法を合憲と判断した直後、ロムニー氏は「オバマ改革は増税で、雇用を奪う」と厳しく批判。大統領に就任すれば即座に撤廃する考えを示した。

 だが、オバマ政権の改革はロムニー氏が知事時代の06年に導入した制度がモデルだ。ロムニー氏はかつて「加入義務化は医療保険費を下げるために不可欠」と皆保険制度の必要性を訴え、導入の業績をアピールしていた。

 また、近年のロムニー氏は人工妊娠中絶に反対の姿勢を強調しているが、94年に上院選に出馬(落選)した際には親類の女性が違法な中絶手術で死亡したことを引き合いに「合法で安全な中絶が必要」と主張していた。

 知事時代に地球温暖化対策で温室効果ガス排出規制を推進したが、今は新エネルギー開発を進めるオバマ大統領を批判し、石油など化石燃料の有効利用を優先する姿勢に変え、保守派へのすり寄りが際立つ。

 大統領選の激戦州・中西部オハイオ州の茶会地域団体リーダー、ニタ・トーマスさん(64)はロムニー氏の「オバマ改革撤廃宣言」を評価する。同州の茶会支持者の間でも次第にロムニー氏支持の機運が高まっているという。

 だが、ロムニー氏を信用できるかと尋ねると「ノー」と即答した。大統領選では同時に上院議員(定数100)のほぼ3分の1が改選される。トーマスさんは「保守派の上院議員を十分な数で確保できれば、ロムニー氏に圧力をかけていくことができる」と語り、当選した場合でもロムニー氏が「変節」しないよう監視していくつもりだ。

 茶会運動の「ロムニー傾斜」はオバマ氏再選を阻む唯一の選択肢だからにほかならない。【ワシントン古本陽荘】

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 ■ことば

 ◇米マサチューセッツ州医療保険改革
 オバマ政権がモデルとした医療保険改革。当時のロムニー知事が主導し、06年に関連法が成立した。全米に先駆けて州民に保険加入を義務付け、拒否した場合は罰金を科した。「コネクター」という公的機関を創設し、州民に民間医療保険のプログラムを紹介する制度を導入。10年実績の保険加入率は98・1%。

1296チバQ:2012/08/25(土) 19:31:51
>>736
http://mainichi.jp/select/news/20120825k0000e030177000c.html
米大統領選:ロムニー氏 オバマ氏の出生地論争蒸し返す
毎日新聞 2012年08月25日 10時34分(最終更新 08月25日 11時41分)


米中西部ミシガン州で演説するロムニー前マサチューセッツ州知事=2012年8月24日、AP
拡大写真 【ワシントン古本陽荘】11月の米大統領選で共和党の大統領候補になるミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)は24日、出身地の中西部ミシガン州で演説し、「誰からも出生証明書を出せと言われたことはない。私も(妻の)アンもここで生まれ育ったことをみんなが知っている」と述べた。

 バラク・オバマ大統領(51)の出生地について「父親の母国のケニアで生まれ、大統領になる資格がない」と主張する「バーサー(birther)運動」を念頭に置いた軽口と見られ、聴衆からは大きな笑い声が上がった。

 だが、オバマ大統領の陣営は即座に声明を出し反論。「ロムニー氏が自らバーサー運動に参加すると決めたことに米国中の理性ある有権者はためらうだろう」などと批判した。

 バーサー運動は、昨年春、大統領選の共和党予備選に出馬を検討したホテル王のドナルド・トランプ氏などがしばしば持ち出し、共和党の支持者の間で広がった経緯がある。ハワイ州で生まれたオバマ大統領はすでに出生証明書を公表しており、ロムニー氏も大統領が米国生まれと認めていた。

 ロムニー氏が沈静化した出生地論争を蒸し返したことについては、共和党全国大会を前に経済問題に集中したいロムニー氏にとってマイナスとの見方がある一方、白人の労働者階級に支持が広がらない状況があり、歓心を買うためにあえて持ち出した選挙戦術との見方もある。

1297チバQ:2012/08/25(土) 20:25:29
http://mainichi.jp/select/news/20120825k0000e030218000c.html
米NY:エンパイアビル前の発砲 容疑者、元同僚に不満
毎日新聞 2012年08月25日 12時42分(最終更新 08月25日 14時02分)


米ニューヨークのエンパイアステートビル前で、銃乱射の現場を調べる警察官=2012年8月24日、AP
拡大写真 【ニューヨーク草野和彦】米ニューヨーク・マンハッタン中心部のエンパイアステートビル前で24日に起きた発砲事件で、元同僚を射殺後に警官に射殺された男は、勤務先を解雇され元同僚に不満を持っていたことがニューヨーク市警の調べで分かった。事件に関連し9人が負傷したが、男に向けた警官の発砲が原因の可能性があり、市警が調べている。

 市警によると、容疑者はジェフリー・ジョンソン容疑者(58)。ビルの近くにある女性用装飾品会社でデザイナーとして勤務していたが、約1年前に会社の経営合理化で解雇された。米メディアによると、被害者の41歳の副社長がジョンソン容疑者のデザインした商品を積極的に売り込まなかったとの不満を抱き、被害者を非難していたという。市警は2人のトラブルが事件の背景にあるとみて捜査している。

 また当初はジョンソン容疑者が銃を乱射したとの見方があったが、2人の警官が同容疑者に向け計16回発砲した際、路上のプランターに跳ね返った銃弾などが通行人に当たった可能性があるという。

 容疑者はフロリダ州で91年に合法的に拳銃を購入したが、ニューヨーク市で銃を所持する許可は持っていなかった。通勤中、倒れた被害者を目撃したグラフィック・アーティストのジャスティン・ケリスさん(35)は「ニューヨークは最近安全になっていたのに、ショックだ」と語った。

1298チバQ:2012/08/26(日) 00:07:04
http://www.cnn.co.jp/usa/35020785.html
米中流層の凋落続く 貧富の差の拡大が浮き彫りに
2012.08.23 Thu posted at 11:47 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米国の中流層は収入・資産の減少に悩むとともに貧富の差の拡大から社会に占める割合も減少の一途をたどっている――。米調査機関ピュー・リサーチ・センターが23日までに発表した調査で、米国における中流層の厳しい現実が浮き彫りとなった。

同センターは報告書の中で「米国の中流層は近代史上最も厳しい10年に耐えてきた」と指摘。「中流層の割合自体が縮小したほか、収入や富も減り、中流層に特有の将来への期待感の一部を失った」と説明している。

報告書によれば、10年前に比べ生活水準を維持するのが難しくなったと答えたのは自分を中流層だと認識している人の85%に上った。また、米国社会における中流層の割合は51%で、1971年の61%に比べると縮小傾向にあるのがわかる。

住宅価格の下落により資産規模も大きく縮小した。中流層の平均総資産額(不動産や退職金積立から債務を引いた額)は9万3150ドル(2010年)で、01年の12万9582ドルから28%減少した。この間、富裕層の資産額は1%増加している。

収入面でも中流層は大きな打撃を被っている。4人世帯の中流層の収入は10年前より3000ドル減の7万ドル。第2次世界大戦後初めて、全ての階層で収入が下がってはいるものの、下げ幅は他の階層に比べ最も大きかった。

こうした経済的困難を招いた原因について尋ねたところ、連邦議会だと答えた人は最多の62%で、金融機関と答えた人は54%だった。ブッシュ前政権に責任があると答えたのは44%だったのに対し、オバマ政権が悪いと答えたのは34%だった。

1299チバQ:2012/08/26(日) 10:32:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012082600007
共和党大会、開会を1日延期=熱帯低気圧接近、安全に配慮−米大統領選
 【ワシントン時事】米共和党全国委員会は25日、11月の大統領選に向け南部フロリダ州タンパで開催する全国党大会の開会を事実上1日延期し、28日から開くと発表した。カリブ海で発生した強力な熱帯低気圧「アイザック」が接近しているのに伴う措置。
 全国委は声明で、厳しい天候が予想されるため、党大会は当初予定の27日にいったん開会するものの、直ちに休会入り、28日午後に改めてスタートさせると発表した。地元当局などと協議し、数万人に上る見通しの参加者らの安全確保に配慮したと説明した。
 党大会では同党の正副大統領候補として、ロムニー前マサチューセッツ州知事、ライアン下院予算委員長を正式指名。選挙公約となる党綱領を採択する予定。(2012/08/26-09:41)

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1300チバQ:2012/08/26(日) 11:33:49
http://www.afpbb.com/article/politics/2897130/9409434
「オバマ大統領再選なら南北戦争再発」?米テキサス州判事が発言
2012年08月25日 16:36 発信地:シカゴ/米国

【8月25日 AFP】米テキサス(Texas)州の判事が、11月の米大統領選でバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が再選されれば、再び南北戦争が起こると「脅す」発言をした。

 保安官増員のため増税に賛成するテキサス州ラボック(Lubbock)郡のトム・ヘッド(Tom Head)判事は、米フォックスニュース(Fox News)系列の地元番組とのインタビューで21日、再選された場合オバマ氏は「米国の主権を国連に譲り渡そうとしている」と批判。もしそうなった場合にはテキサス州民は我慢しないだろうとして、次のように述べた。

「最悪のケースを考えている。市民の抵抗や暴動、内戦までもだ。少々の暴動やデモのことを言っているのではない。レキシントン(Lexington)やコンコード(Concord)で彼(オバマ氏)を排除するために武器を取る、ということだ」

 ラボック郡の危機管理担当責任者でもあるヘッド検事は続けて、「そうしたら、国民がそのように心を決めたら、何が起こるだろう。オバマ氏は国連軍を差し向けるだろう。ラボック郡は国連軍を歓迎しない。私は彼らの戦車の前に立ち『ここからは入れさせない』と宣言するだろう」と語った。

「保安官にも聞いてみた。私を支持するかどうか、とね。もちろん支持すると答えてくれたよ。私が求めているのは新人の束ではない。研さんを積み、高い能力をもち、経験豊富なベテランの保安官だ」

 ヘッド氏は地元紙に22日、自分の発言は文脈から切り離されて紹介されてしまったもので、内戦は可能性のある「最悪のシナリオ」として例に挙げただけだと弁明した。(c)AFP

1301チバQ:2012/08/26(日) 17:55:42
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120826/amr12082616540004-n1.htm
激戦州で党大会 基調演説には人気知事 共和党
2012.8.26 16:53

25日、米フロリダ州タンパで共和党大会の会場を設営する作業員ら(AP)
 【タンパ(フロリダ州)=佐々木類】11月の米大統領選に向け、共和党は27日から南部フロリダ州タンパで全国大会を開催する。正副大統領候補にロムニー前マサチューセッツ州知事とライアン下院予算委員長を指名し、4年ぶりのホワイトハウス奪還を目指す。熱帯低気圧「アイザック」の接近に伴い、27日に開幕を宣言した後、すぐに休会し、演説などの議事は28日から本格スタートする。

 基調演説は、党内で人気が高いニュージャージー州のクリスティ知事が行う。2009年秋の知事選で民主党現職を破り、公務員労組と対決しつつ州財政を再建させた。ライス前国務長官らも応援演説を行い、最終日の30日にロムニー氏が指名受諾演説を行う。

 フロリダ州は全米屈指の激戦州で、各州に割り当てられる選挙人の数が29人と全米3番目の大票田。共和党が全国大会の場所に選んだのも、ここで正副大統領候補をお披露目し、戦いを有利に進めたいからだ。

 ヒスパニック系の有権者は州民の23%に上り、全米から移住してきた65歳以上の高齢者が最も多いことから、ロムニー氏は移民問題や高齢者医療制度の改革などで支持を訴える。

 一方、オバマ、バイデン正副大統領を擁立する民主党の党大会は9月4日からノースカロライナ州シャーロットで開かれる。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、支持率の平均値は、オバマ氏46・6%、ロムニー氏45・6%と拮抗(きっこう)している。

1302チバQ:2012/08/26(日) 22:21:58
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320598
【米大統領2012年】銃禍の悲鳴、政治に届け 規制論議、オバマ氏も回避
2012年8月26日 00:33 カテゴリー:アジア・世界

息子のスニーカーを履くマウザーさん。今年、手記「ダニエルの靴で歩く」を出版した=米コロラド州デンバー近郊のコロンバイン記念碑で 銃犯罪が後を絶たない米国。「核なき世界」を唱えノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領も、「銃なき米国」には踏み込めない。1999年、西部コロラド州デンバー近郊で生徒12人が射殺され、全米を震撼(しんかん)させたコロンバイン高校銃乱射事件。その校舎から車でわずか30分の同州オーロラの映画館で7月20日、12人が殺害される銃乱射事件が起きた。コロンバインで息子を亡くしたトム・マウザーさん(60)の目に、銃規制の議論を避ける大統領選はどう映っているのか。(コロラド州リトルトンで宮崎昌治、写真も)

 13年前の4月、職場にいたマウザーさんはテレビの緊急特番で事件を知った。息子が通う高校で銃乱射事件が起き、多数の警官が駆け付けていた。「2千人も生徒がいる。うちの息子は大丈夫」。だが、すぐに自宅の妻から電話が入った。「ダニエルがまだ戻って来ない」

 当時15歳のダニエル君は図書館で至近距離から撃たれ亡くなっていた。マウザーさんの胸に、事件の2週間前、息子と交わした会話が浮かんだ。

 「銃規制の抜け穴のことを知っている?」「いや、知らないよ」。会話はそれだけ。高校の討論部にいたダニエル君は、部員の誰かが銃規制をテーマに話すのを聞き、何げなく話題にしただけだった。その「抜け穴」から出た銃で命を絶たれるとは思いもせず。

 事件の10日後には、銃規制に反対する強力ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)がよりによってデンバーで全国大会を開いた。マウザーさんは腹を決めた。

 「銃規制に立ち上がろう。それが息子が求めていることだ」。1年間休職して活動に専念した。以来、活動では事件当日に息子が履いていたスニーカーを履き続ける。

  ◇  ◇  ◇

 銃規制の「抜け穴」。連邦法は、銃の購入者に犯罪歴や精神疾患歴の検査を義務付けているが、各地で開かれる銃の即売展示会(ガン・ショー)の個人売買には規制はない。コロンバイン事件を起こした生徒2人は、このガン・ショー経由で殺傷能力の高い銃を入手していた。

 2000年、「抜け穴」を防ぐコロラド州法は州議会で否決されたが、住民投票に持ち込み賛成7割、反対3割の圧倒的多数で成立した。「NRAは議員の過半数を影響下に置けても、住民の多数を説得することはできない」と確信した。

 だが、その後も全米各地で銃乱射は続く。8月5日にはウィスコンシン州で6人が死亡。24日にはニューヨークで2人が死亡した。昨年1月には下院議員も撃たれた。

 「繰り返される悲劇」に無力感は否めない。大統領選でも、銃規制は焦点にならない。

  ◇  ◇  ◇

 オーロラ事件後、銃規制への沈黙を守ったオバマ氏は7月25日の演説で初めて、殺傷能力の高い銃は「兵士が戦場で使うもので、犯罪者が街で使うものではない」と踏み込んでみせた。だが、「私は、合衆国憲法が武装の権利を保障していると信じる」と付け加えることを忘れなかった。

 8月9日には選挙遊説でコロラド州入りしたが、「銃規制」には触れずじまい。コロラドは大統領選の勝負を左右する接戦州。賛否が割れる銃規制に踏み込むことは政治的リスクが高い。08年の大統領選前には銃規制に積極的だったオバマ氏の、今の姿だ。

 マウザーさんには、オバマ氏が「NRAに屈服している」と映る。銃の悲劇が起きると銃規制の議論が起きるが、何もせずそのうち忘れ、次の悲劇が起きる。3億丁の銃があふれ、自殺も含め毎年約3万人が銃で死亡する米国の病理。悲劇の連鎖を絶つために「政治は行動すべきではないのか」。

 マウザーさんは息子の靴を履き、告発を続ける。


▼コロンバイン高校銃乱射事件 1999年4月20日、同校の生徒2人が複数の銃や爆弾で武装し、校舎や図書館で12人の生徒と教師1人を射殺、24人を負傷させ、自殺した。銃のうち、殺傷能力の強い1丁はガン・ショーで購入していた。

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 I believe that the Second Amendment guarantees an individual the right to bear arms. (私は、憲法修正第2条が、個人の武装する権利を保障すると信じる)=7月25日、オバマ大統領の演説から

=2012/08/26付 西日本新聞朝刊=

1303チバQ:2012/08/27(月) 21:48:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120827/amr12082718110004-n1.htm
【米大統領選】
共和党大会、(1)人柄作戦(2)経済政策(3)女性(4)ヒスパニック(5)締めの演説−に注目
2012.8.27 18:01 (1/3ページ)

26日、米ニューハンプシャー州で、大統領候補指名受諾演説の練習を終え、アン夫人(左)とともに車に乗り込むロムニー氏(ロイター)
 【タンパ(フロリダ州)=佐々木類】米大統領選に向けた共和党大会が28日から実質スタートする。再選を狙う民主党のオバマ大統領を激しく追い上げるロムニー前マサチューセッツ州知事にとり、9月の民主党大会前に少しでも多くの得点を稼いでおきたいところだ。米メディアから、単調な演説から血が通っていない「ロボット」に例えられるロムニー氏。党大会で有権者の心をつかむための5つのポイントを探った。

 選対本部が最重視するのが、「家族思いで、ユーモアのある指導者というイメージを有権者に浸透させる」(米紙USA TODAY)ことだ。

 予備選を通じ「経済政策に明るい」経営者としての実績をアピールしてきたが、最近はオバマ陣営が、「ロムニー氏は高額所得なのに納税額が少ない」などとネガティブCMを連日テレビで放映。ビジネスで成功した最大の売りもかき消され気味だ。

 このため、大会では応援演説の前半でアン夫人を投入する。夫人が多発性硬化症を患った際にロムニー氏がいかに妻をいたわったかを熱弁し、家族思いの夫であり、父であることを印象付ける考えだ。

 こうした“人柄作戦”とともに、試されるのが、最大の争点の雇用と経済政策だ。政府の介入を極力抑え、民間活力で経済成長を促す「小さな政府」を旗印に景気回復への処方箋をどこまで具体的に分かりやすく示すことができるか。

 同時に、オバマ政権が7870億ドル(約63兆円)という過去最大の景気対策を導入しながら効果を上げられなかったとして、オバマ氏の経済失政に焦点を当てることが効果的だ、と選対本部はみている。

 ロムニー選対のドナトリー氏は、「オバマ政権の最大の弱点は経済政策だ。景気回復の道筋をきちんと説明できれば、オバマ政権に大きなダメージを与えることができる」と語る。

 前回大統領選でオバマ氏支持が多かった女性と中南米(ヒスパニック)系の行方も勝敗のカギを握る。

 特に最近、人工中絶をめぐって共和党のエイキン下院議員が「レイプの場合は妊娠しない」と発言し、女性はじめ幅広い層が反発。ロムニー陣営がエイキン氏に出馬辞退を勧告したが拒否されて、思わぬボディーブローとなっている。

 このため、ロムニー氏は、サウスカロライナ州のヘイリー知事ら女性政治家の応援演説を得て、女性の支持集めで挽回を図る。

 ヒスパニック票の獲得には移民政策のアピールが欠かせない。米NBCテレビの最新の世論調査によると、ヒスパニック系の63%がオバマ氏支持で、ロムニー氏支持は28%。これは、同氏が不法移民の若者に条件付きで永住権を与える「ドリーム法案」に反対してきた影響もある。

 フロリダ州選出でキューバ系ながら不法移民対策で強硬姿勢を示すルビオ上院議員を最終盤で起用し、メリハリの利いた移民政策に理解を求める考えだ。

 締めくくりは、ロムニー氏本人による30日の大統領候補指名受諾演説だ。クリントン元大統領が1992年の演説後、支持率を一挙に16%上げたケースもある。共和党選対幹部のシュヌーア氏は、「有権者に気に入られるより、信頼される方が大事だ。それは、最後の演説で手に入れることができる」と強調する。

1304チバQ:2012/08/27(月) 21:49:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012082700567
ロムニー氏わずかにリード=両候補勢い乗れず−米大統領選
 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポストとABCテレビが27日、共和党大会の開幕に合わせて発表した大統領選の合同世論調査結果によると、同党の大統領候補になるロムニー前マサチューセッツ州知事の登録有権者の支持率は47%で、民主党のオバマ大統領の46%を1ポイント上回った。ただ同紙は、調査に4%の誤差があることから「互角」と論評。両候補とも勢いに乗れていないと指摘した。(2012/08/27-16:57)

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1305チバQ:2012/08/27(月) 21:54:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000022-mai-int
<米大統領選>オバマ氏支持を表明 前フロリダ州知事
毎日新聞 8月27日(月)11時39分配信


 【タンパ(米フロリダ州)古本陽荘】米共和党穏健派に支持されたクリスト前フロリダ州知事は26日付の地元紙タンパベイ・タイムズに寄稿し、共和党は「極端な保守に行き過ぎた」と批判、11月の大統領選で民主党のオバマ大統領を支持する考えを表明した。

 クリスト氏は穏健派で、08年大統領選で共和党副大統領候補にも名前が挙がった大物。今は無党派だが、激戦州のフロリダで依然人気があり、選挙戦に影響を与える可能性もある。クリスト氏は共和党が女性、移民、高齢者問題で「極右」寄りの政策をとっていると批判する一方、オバマ氏は「雇用回復のすべを知っている」と評価した。

1306チバQ:2012/08/28(火) 20:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120828-00000084-reut-int
ロムニー氏が苦戦、正副大統領候補の支持率が民主党下回る
ロイター 8月28日(火)14時14分配信


拡大写真
8月27日、ロイター/イプソスが発表した世論調査で、米共和党の大統領候補になるロムニー氏が支持率で苦戦していることが明らかに。写真はロムニー陣営のポスター。26日撮影(2012年 ロイター/Mike Segar)

[タンパ(米フロリダ州) 27日 ロイター] ロイター/イプソスが27日発表した世論調査で、民主党のオバマ大統領とバイデン副大統領のコンビの支持率が46%となり、共和党の大統領候補になるロムニー前マサチューセッツ州知事と副大統領候補に起用されるライアン氏の42%を上回ったことが明らかになった。

「雄弁さ」や「好感度」で評価の高いオバマ大統領を相手に、11月6日の本選で勝利を収めたいロムニー氏は苦戦を強いられている。

米フロリダ州のタンパでは大統領選に向けた共和党の全国大会が開幕しており、ロムニー氏はここで共和党候補に指名される。複数の関係者がロムニー氏の人柄や経歴を取り上げることが見込まれ、この機会を好感度の向上につなげたい考えだ。

調査によると、支持の定まらない州で選挙の勝敗を左右する可能性のある無党派層の間では、オバマ大統領側の支持率が、共和党の2人を16%上回った。また誰がより雄弁かとの質問では51%がオバマ大統領と答えており、ロムニー氏の21%を大幅に上回った。好感度でもオバマ大統領が54%と、こちらもロムニー氏の26%を上回った。

オバマ大統領を「良い人」と評価した回答者は47%だったのに対し、ロムニー氏は29%。また48%がオバマ大統領は「個人的に会うと楽しそう」と答えたのに対して、ロムニー氏について同様に答えた回答者は21%だった。

一方、「信頼できる人」との項目で40%がロムニー氏を挙げており、オバマ大統領の28%を大幅に引き離した。

調査ではまた、75%が経済が悪い方向に向いていると答えたことが分かった。

その他の世論調査では、オバマ大統領とロムニー氏の支持率が拮抗(きっこう)しているとの結果も出ている。

1307チバQ:2012/08/28(火) 20:37:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120828/amr12082818480007-n1.htm
声掛からぬ不人気のブッシュ氏 前大統領不在の党大会
2012.8.28 18:43
 米フロリダ州タンパで始まった共和党大会には、同党のブッシュ前大統領(66)が出席しない。イラク戦争を泥沼化させ、世界的な金融危機を引き起こしたとのマイナスイメージが今も強く、大統領候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事の陣営は、11月の大統領選への影響を懸念し参加を求めなかったようだ。

 大統領経験者が不人気を理由に党大会に参加しないのは極めて異例。しかし、本人も自分の出席が党への「政治的打撃となることを自覚している」(ワシントン・ポスト紙)ため、距離を置いているらしい。

 党大会は党の有力者が一堂に会する華やかな「政治ショー」でもある。9月の民主党大会には、クリントン元大統領も参加する予定だ。前大統領は退任後、メディアの前に登場する機会がめっきり減った。地元テキサス州を拠点に、講演活動のほかマウンテンバイクやゴルフを楽しむ日々という。(共同)

1308チバQ:2012/08/28(火) 20:40:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120828/amr12082819160008-n1.htm
女性票で鍵握るアン夫人 闘病、理想の母親アピール
2012.8.28 19:14

 ロムニー前マサチューセッツ州知事(右)とアン夫人=27日、米ニューハンプシャー州(ロイター=共同)
 共和党候補となるロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が伸び悩む女性の支持を拡大できるかどうかの鍵を握るのはアン夫人(63)。専業主婦として5人の息子を育て上げ、難病と闘う夫人は28日、共和党大会で演台に立ち、夫の下での結束を訴える。

 民主党系の政治評論家は4月、アン夫人を「一度も働いたことがない(優雅な専業主婦)」と批判。夫人は短文投稿サイトのツイッターで「私は自らこの道を選んだ。5人の子どもを育てるのは大変な重労働だった」と反論し、主婦層から喝采を浴びた。共和党関係者も「アン夫人はあれ以降、選挙戦に不可欠な存在になった」と指摘する。

 アン夫人は98年に難病の多発性硬化症と診断された。現在病状は落ち着いているものの、選挙運動も健康な人ほど活発にはできない。2008年には乳がんも患った。長年の闘病生活や理想の母親、家族像を話題にすることで女性の共感を獲得しようとしている。 (共同)

1309チバQ:2012/08/28(火) 20:43:00
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320925
社説
米大統領選 「価値観の争い」が鮮明に
2012年8月28日 10:36 カテゴリー:コラム > 社説
 11月6日に予定される米国の大統領選まで、あと2カ月余りとなった。

 今回の大統領選は、米国史上初の黒人大統領として4年前に当選した民主党のオバマ氏が、再選を果たすかが焦点だ。対する共和党は、ロムニー前マサチューセッツ州知事を候補として、政権奪還を目指す。

 共和党は今週開く党大会で、ロムニー氏を正式に大統領候補に指名する。民主党も9月4日からの党大会でオバマ氏をあらためて候補に指名し、選挙戦はデッドヒートを迎える。

 すでに白熱している前哨戦から、今回の大統領選の争点がはっきりしてきた。

 双方が掲げる政策を比較すれば、民主党のオバマ氏は「公平な社会」を重視し、共和党のロムニー氏は「自由な競争」を最優先しているといえよう。

 米国社会は長年「自由で公平な国」という理想を追い求めてきた。しかし大統領選ではその二つが分裂し、「公平」と「自由」のどちらを選ぶかという「価値観の争い」の様相を強めている。

 その典型といえるのが、オバマ政権が導入した医療保険改革法に関する論争だ。約5千万人の無保険者に適正な医療を与えるため、保険への加入を義務付ける法律で、オバマ政権はこの制度を1期目最大の実績とアピールする。

 国民皆保険の日本から見れば、問題のない法律のように思える。しかし「個人の自由」と「自己責任」を重視する米国では激しい論議を呼び、共和党はオバマ政権を「社会主義」と攻撃した。ロムニー氏は「私が勝利したら、大統領就任の初日に撤廃する」と断言している。

 経済や財政、税制をめぐっても、両氏の主張は真っ向から対立する。

 リーマン・ショック後の米経済の立て直しを狙い、オバマ政権は財政出動による景気刺激策や、新産業育成での雇用創出を図った。福祉重視の方針も含め、米国では「大きな政府」路線に位置付けられる。赤字体質に陥った財政再建のため、富裕層への増税も訴えている。

 これに対しロムニー陣営は「小さな政府」を唱える。規制緩和や法人減税で景気浮揚を目指し、一方で徹底した歳出削減で財政再建を図る。ロムニー陣営のこうした政策は、近年米国内で影響力を増す草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」の主張と重なっている。

 米国の失業率は8%台で高止まりしており、現職のオバマ氏にとって厳しい情勢だ。一方でロムニー氏の支持も伸び悩んでおり、支持率は伯仲している。

 経済が低迷しているとはいえ、米国はやはり世界で最も大きな影響力を持つ国だ。その米国が選挙戦を経てどこへ向かうのか、注視する必要がある。

 また、「価値観の争い」は、過熱すれば社会に深刻な亀裂を生じさせる危険をはらむ。論争が米国社会の分断を助長するのではなく、新たな統合へのきっかけとなるよう望みたい。


=2012/08/28付 西日本新聞朝刊=

1310チバQ:2012/08/29(水) 22:35:24
http://mainichi.jp/select/news/20120830k0000m030071000c.html
米共和党大会:ロムニー候補、保守派の支持固め優先
毎日新聞 2012年08月29日 22時10分

 【タンパ(米南部フロリダ州)古本陽荘】米共和党全国大会で28日、採択された政策綱領「我々はアメリカを信じる」は、減税や規制緩和で経済の立て直しを目指す姿勢を強調し、「小さな政府」を求める財政保守派に最大限の配慮をみせた。11月の大統領選に向け、党の地盤である保守派の支持固めを優先する姿勢を鮮明にしたものだが、無党派層の支持拡大には逆効果になる可能性も否定できない。

 「綱領は保守派の信条の概観だ。この野心的な青写真は政府の在り方を根本から変えることを狙ったものだ」

 綱領委員会の委員長を務めたマクドネル・バージニア州知事は28日、党大会の演説で、新綱領の意義を強調した。

 党の政策綱領は今後4年間の目指すべき政策の方向性を示すもので、大統領候補の選挙公約とは位置づけられていない。だが、今回の綱領策定にあたっては、党の大統領候補に指名されたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)と調整したうえで採択されたものだと党幹部が明らかにしている。

 予備選段階では、「小さな政府」を求める保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」の賛同者の多くが「穏健派」とされるロムニー氏を嫌い、他候補を支持。特に茶会は、国民皆保険制度を目指すオバマ政権の医療保険改革が、ロムニー氏がマサチューセッツ州知事時代に進めた医療保険改革をモデルとしたことを問題視してきた。綱領ではオバマ政権の改革を「政府による統制の拡大」と位置付け、全面的な撤廃を掲げることで、ロムニー氏への「嫌疑」を晴らした形だ。

 また、憲法に明文化された規定がないにもかかわらず金融政策で絶大な権限を持つ連邦準備制度理事会(FRB)についても、茶会は不信感をあらわにしてきた。綱領はFRBに対する「年次監査による透明性確保」を盛り込むことで、茶会に歩み寄った。

 ロムニー陣営が取り入ろうとしている保守層は財政規律を重んじる「財政保守」にとどまらず、社会的な課題や安全保障の分野にも及ぶ。結婚を「男女の間」に限定する憲法修正を提案。妊娠中絶への反対姿勢を堅持したうえで、胎児にも米国市民としての権利を認めるよう求めた。

 また、安全保障ではレーガン政権下のスローガン「力による平和」を掲げ、「強い米国」の復活を目指す姿勢を強調した。

1311チバQ:2012/08/30(木) 01:42:48
>>1280
http://www.asahi.com/international/update/0829/TKY201208290482.html
「ぽっちゃり政治家」大成なるか 米共和党若手のホープ関連トピックスYoutube
米共和党大会で基調演説をしたニュージャージー州のクリスティ知事=28日夜、フロリダ州タンパ、春日芳晃撮影

 共和党大会で重責の基調演説を担ったクリスティー・ニュージャージー州知事(49)は舌鋒鋭い、同党の若手ホープだ。民主党が強い同州でも有権者の人気が高く、将来の大統領候補との声も出る。そこに立ちはだかるのが、体格のハードルだ。

 検察官出身のクリスティー氏は2009年に初当選。州の財政赤字削減に取り組むなど、保守的な政策を進めてきた一方、民主党とも交渉し、妥協点を見いだしてきた。単刀直入な物言いを納めた動画はユーチューブでも人気で、支持率は上昇中。「党の顔」となる基調演説にも起用された。

1312チバQ:2012/08/30(木) 21:02:56
http://www.afpbb.com/article/politics/2897784/9425731
米大統領選を揺さぶるツイッターのパワー
2012年08月28日 20:24 発信地:ワシントンD.C./米国
【8月28日 AFP】「つぶやき」は2012年米大統領選挙の勝敗を変えられるか――。

 米国初の「ソーシャル選挙」とも呼ばれる11月の大統領選で民主・共和両党の候補者は、支持者層の活性化や資金集め、世論の焦点をずらす目的でもツイッター(Twitter)などのソーシャルメディアを活用している。

 候補者を対象にツイッターの活用方法などのメディア・コンサルティングを行う会社「140Elect」のザック・グリーン(Zach Green)社長は、ツイッターは「世論を左右する」力を秘めていると語る。

 ツイッターは情報の配信を民主化する。新聞やテレビといった昔ながらのメディアではとりあげられないようなメッセージを発信することができ、候補者たちが選挙活動に役立てることができる。

 グリーン氏はAFPに対し、「ツイッターは国民の議論にメッセージを注入する1つの手段。誰かが記事を書くよりも前に、あなたの見解を広めることができるのだ」と説明する。「また、ツイッターを使えば、候補者は国民的議論を避けることもできる。門番を介すことなしに、有権者に語りかけることができるからだ」

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権下でホワイトハウス(White House)と財務省の報道官を務め、現在はコンサルティング会社ハミルトン・プレース・ストラテジーズ(Hamilton Place Strategies)の共同経営者となっているトニー・フラット(Tony Fratto)氏は、ツイッターは選挙の流れを変えることができると話している。

「(ツイッターは)想像し得る限り最も安価な方法で、膨大な数の潜在的支持者とコミュニケーションを瞬時に取ることを可能にした。メッセージを数百万人に強く訴えかけるだけではなく、批判に素早く対応することもできる。昔の選挙では、誰かにテレビ広告を打たれると、(それに反論する)プレスリリースを執筆したりテレビ広告を制作するのに時間がかかった。ツイッターを使えば、批判的な選挙広告や報道が出されても即座に自らの声を発信し、支持者からの反応を引き出すことができる」(トニー・フラット氏)

 ツイッターに関しては、バラク・オバマ(Barack Obama)現大統領は既に共和党候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)氏に大差をつけている。オバマ大統領のフォロワーは約1870万人に上る一方、ロムニー氏のフォロワーは90万人以下だ。

 グリーン氏の分析によれば、オバマ大統領が「つぶやく」頻度はロムニー氏の10倍で、自陣営によるサポートも手厚い。だが「つぶやき」のシェアやリツイートの頻度はロムニー氏の方が高く、同氏の支持者層がより「熱心である」ことを示しているという。

 デジタルメディアを専門とするフロリダ州立大学(Florida State University)のジャネット・カスティロ(Jeanette Castillo)氏は、ロムニー氏は政治活動委員会(PAC)からより多くの資金と支持を集めているため、「ソーシャルメディア資本にどれほどの価値があるのか、注目している」と語る。「(ソーシャルメディア資本が)どの程度人々を動員し、選挙に参加させることができるかを見るのが楽しみです」

1313チバQ:2012/08/30(木) 21:10:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120830/amr12083020490015-n1.htm
超保守 イデオロギー色濃い論争に 共和党副大統領候補のライアン氏 
2012.8.30 20:48
 【タンパ(フロリダ州)=古森義久】米大統領選の共和党副大統領候補にライアン下院予算委員長が指名されたことで、今後の選挙戦は政策論争のイデオロギー色を濃くして、オバマ大統領への挑戦も議論をより先鋭にしていく見通しが強くなった。

 42歳のライアン氏の登場はロムニー陣営に若さや活力を増す形となり、29日の副大統領候補受諾の演説でも会場は沸きに沸いた。

 ライアン氏は演説でオバマ政権の景気回復策や医療保険改革策での巨額の支出を具体的な数字をあげて批判し、財政赤字の膨張への基本的な反対を表明した。

 ライアン氏は共和党の中でも財政面の保守主義の最も強烈な旗手として活動してきた。この点でのライアン氏の保守度は大統領候補のロムニー氏を上回る。

 このため、ライアン氏の参戦は共和党側のオバマ政権攻撃をこれまでよりも鋭くし、イデオロギー色を強くするとみられている。

 保守派の政治評論家のフレッド・バーンズ氏は「両党の論争はライアン氏の参加で、『政府の役割』とか『政府と国民の関係』という国家のあり方の基本レベルにまで引き上げられるだろう」と述べた。

 ロムニー氏も保守主義を唱えるが、論争の主題はオバマ政権下の経済運営や同政権の過去の実績という次元にとどまりがちだったというのだ。

 ライアン氏が緩急を操る論客である点も今後の大統領選の熱気を高めることが予想される。民主党現職のバイデン副大統領は国政経験こそ豊富だが、討論では失言も多く、冷静に相手を攻撃していくとされるライアン氏との対照がすでにメディアで報じられている。

1314チバQ:2012/08/30(木) 21:11:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120830/amr12083020320013-n1.htm
42歳のホープ、吉か凶か 共和党副大統領候補のライアン氏
2012.8.30 20:29 (1/2ページ)

29日、共和党大会での指名受諾演説後、家族と一緒に支持者に手を振るライアン副大統領候補(中央)(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】共和党大会で全米デビューを果たした副大統領候補、ライアン下院予算委員長をめぐり期待と不安が交錯している。英才教育で党是の「小さな政府」の財政理論をたたき込まれたホープは選挙戦の焦点の経済問題でアピールし、陣営にはずみをつける役回りだ。一方、大胆な財政再建プランはロムニー氏との溝を生んでいるとも指摘される。

 「経済問題を解決してみせる。(政策に)責任を持ち、歳出の垂れ流しをやめるべきだ。私たちなら米国に成長を取り戻せる」

 現職を押し切れないロムニー陣営に局面打開をもたらしうる「ゲーム・チェンジャー」(米メディア)。期待は承知とばかりにライアン氏は声を張り上げ、受諾演説でも自信を持つ財政・経済改革を力説した。

 自他ともに認める財政家のルーツは1992年の大統領選で敗れた共和党が臥薪嘗胆を期して翌年に設立した保守系シンクタンクだ。中心メンバーで「保守派経済のゴッドファーザー」と呼ばれたケンプ下院議員の薫陶を受けたライアン氏は財政への見識を深め、28歳の若さで当選した下院で財政の専門家の地位を確立。昨年に念願の予算委員長に上り詰め、「ライアン・プラン」と呼ばれる党の予算案をまとめた。

 その骨格は財政を圧迫するメディケア(高齢者向け医療保険)を民間医療保険の補助金制度に衣替えし、教育予算など歳出カットで財政赤字を削減する一方で、企業減税や規制緩和で経済成長を促すものだ。

 ロムニー氏は州知事時代に医療保険制度を導入するなど穏健派のレッテルがつきまとう。そこに物足りなさを感じる共和党保守派には、徹底して「小さな政府」を目指すライアン氏の主張は歓迎されている。

 だが、社会保障に大なたを振るうライアン氏にオバマ政権は「弱い者いじめ」と強く批判。あろうことかロムニー氏も「私には別の財政再建案がある」と口走り、米メディアに皮肉られるひと幕もあった。

 ライアン氏も行き過ぎたと思ったのか、全米で最も高齢者が多く住む激戦区フロリダ州の集会では78歳の母親を壇上に上げ、「メディケアは母の頼るよすがだ」と制度の存続を強調した。

1315チバQ:2012/08/30(木) 21:13:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120830/amr12083009330004-n1.htm
「安定感」「変節」…激戦州、期待と不安
2012.8.30 09:32 (1/2ページ)[オバマ米大統領]
 【タンパ=犬塚陽介】ロムニー氏を大統領候補に正式指名した共和党にとって、4年ぶりの政権奪還のカギを握るのは、フロリダやオハイオ、ネバダなどの激戦州の票の行方だ。ロムニー氏が保守票をがっちり固めた上で無党派層を取り込めるか。激戦州の代議員からは、ロムニー氏に対する期待と不安、そして不満の声が入り交じった。

 「国民は何の実績も残せなかったオバマ政権の4年間を間近で見てきた。ロムニー氏が等身大の自分を国民に見せれば、支持は自然と集まってくる」

 最激戦区の一つとされるフロリダ州の代議員で不動産業のリンダ・アイベルさん(57)は自信をみせた。大胆な歳出削減を盛り込む財政改革案を示した保守派のライアン下院予算委員長が副大統領候補に指名されたことで、党員の結束が強まったとの指摘もある。

 ノースカロライナ州で保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の幹部を務めるビル・ムーアさん(65)は、この数週間で「組織に安定感が出てきた」と述べ、“ライアン効果”に顔をほころばせた。

 オバマ大統領の「有権者を魔術にかける演説力」に危機感を募らせる声もあった。オハイオ州の自営業、ブラッド・カストンさん(53)は「オバマ氏は演説のうまいセレブリティー(有名人)だ」と話す。

 やや様相が異なるのはネバダ州だ。大統領候補の指名では、各州の代議員の割り振りが発表されたが、ネバタ州では、個人の自由を最大限に尊重し、徹底した「小さな政府」を主張するロン・ポール下院議員に17票が割り当てられ、ロムニー氏には5票しか割り当てられなかったからだ。

 ポール氏を支持したカール・バンスさん(35)は「ロムニー陣営の行財政改革は保守票の取り込みを狙った思いつきで、全く真実味がない」と厳しく批判する。

 バンスさんは「変節」を繰り返すロムニー氏支持は「信念に反する」ため、本選では「棄権票を投じるだろう」と述べ、一部の保守派とロムニー陣営に残る亀裂の深さをうかがわせた。

1316チバQ:2012/08/30(木) 21:14:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120821/amr12082121020005-n1.htm
【米国のかたちを問う】
(1)「ローン払うため勝ちたいと考えるな」父の背中追うロムニー氏
2012.8.21 21:01 (1/4ページ)[米国]

20日、米ニューハンプシャー州の集会で住民の質問に答えるロムニー氏。隣は副大統領候補に内定したライアン氏(ロイター)
 秋の大統領選でオバマ大統領に共和党候補として挑むミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)に人生最大の転機が訪れたのは、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の布教活動でフランスに滞在中のことだった。

 2つの悲劇が若きロムニー氏を襲う。1968年6月、南西部ボルドー郊外で自動車事故に遭遇した。布教仲間の女性が死亡し、21歳のロムニー氏は、地元警察から一時は死亡を宣告されるほど重体となった。

 失意に追い打ちをかけたのが、事故の数カ月後に届いた現在の妻、アン・ロムニー氏から別れを告げる手紙だった。3年前、将来を誓い合ったが、布教活動で連絡が疎遠になり、アン氏に新しいボーイフレンドができたのだ。


突然のプロポーズ


 後に手堅い経営でファンド事業を成功させたロムニー氏だが、このときばかりは大胆だった。帰国後、空港に出迎えたアン氏にプロポーズ。その場で婚約を取り付ける早業だった。

 良くも悪くも、2年半にわたる布教活動が、政治家を目指すことになる若いロムニー氏に大きな影響を与えたのは間違いない。

 カトリック教徒の多いパリ市内での戸別訪問。当時の仲間で医師のマックブライド氏は、「1千軒訪問して、話を聞いてくれる人は2、3軒だけだった」。草の根選挙の難しさをすでに皮膚で感じ取っていたとしても不思議ではない。

 母レノア氏が上院選に出馬した70年、選挙遊説について回った23歳のロムニー氏は、地元メディアに興味深いことを語っている。

 「将来、政治家になりたい。だが、家族を養う生活手段としての政治家ではなく、経済基盤を固めた上で政治に専念したいのだ」

 ロムニー氏にそう語らせたのはミシガン州知事を務めた父、ジョージ・ロムニー氏だった。

 自動車産業のメッカ、ミシガン州が生んだ“親子鷹”のロムニー氏と父ジョージ氏。見た目も経歴もうり二つだ。フォードなどビッグスリーに対抗して設立した自動車メーカー「アメリカン・モーターズ」元会長で、ミシガン州知事を3期務めたジョージ氏が最後まで果たせなかった夢。それが、米大統領だった。

 「知事選に出馬中だった父は幼い私に言った。住宅ローンを払うために選挙に勝ちたいと考えるな、と」

1317チバQ:2012/08/30(木) 21:15:01
受け継いだ使命感


 今年1月の共和党予備選討論会で、ロムニー氏は封印していた父との“秘話”を披露した。金持ちイメージを払拭し、ホワイトハウスを目指す理由が、父から受け継いだ使命感であることを強調するためだった。

 ジョージ氏は1964年の大統領選に意欲を示すも出馬を断念。68年には共和党予備選で敗退した。

 一方のロムニー氏は、投資ファンド「ベイン・キャピタル」の共同設立者として成功後、94年にマサチューセッツ州から上院選に出馬。民主党大物エドワード・ケネディ氏に挑み敗北する。が、2002年には同州知事に当選した。

 1期で辞任したのは、08年の大統領選に出馬するためだった。ロムニー父子にとって、実業家は州知事や上院議員になるためのステップだった。その知事や上院議員も頂上を目指す踏み台にすぎなかったのだ。

 ポール・ライアン下院議員(42)を副大統領候補と発表した翌日の8月11日。ロムニー氏はバージニア州での集会で「わたしは中小企業の味方だ。イチから起業するのが好きなのだ」と声を張り上げた。

 「ドミノ・ピザ」「すかいらーく」。日本でもなじみの外食産業への投資で知られるベイン・キャピタルを名だたる企業に育てた。妻アン氏を口説き落としたスピードと大胆さがファンド経営に発揮されたのか。だが、よく言えば慎重、悪く言えば臆病な一面を物語るエピソードもある。

 「地位も収入も失いたくないんだ。失敗したら元の部署に戻っていいか?」

 ロムニー氏は、ベイン設立を持ちかけた元職場の上司にこう懇願した(「ザ・リアル・ロムニー」マイケル・クラニッシュ、スコット・ヘルマン共著)。

 02年のソルトレークシティー冬季五輪で組織委員会の会長を務めたロムニー氏の片腕だったユタ州在住のフレイザー・ビューロック氏(57)はこう語る。

 「上院選出馬は親の七光だが、民主党の強いマサチューセッツ州での知事当選は立派だ。スキャンダルまみれの五輪を黒字化した実績が大きかった」


髪型は「超」保守的


 だが、政治家としての力量を知るには、知事時代の4年間はあまりに短い。穏健なのか、保守なのか、政治信条もとらえにくい。

 知事時代最大の成果、医療保険改革は、オバマ大統領が実現させた全米の改革のモデルとなった。ジョージ氏も、ミシガン州に全米初の所得税を導入して福祉政策を拡充。実績からみれば父子ともに穏健派だ。

 普段着のロムニー氏を語るのは、25年の知り合いだというボストン市郊外の美容院経営、デ・マジストリス氏(69)だ。

 「髪形は“超”がつくほど保守的だよ。こちらが思った通りにカットさせてくれないんだ。髪形のこと以外は何でも話した。人工妊娠中絶に賛成したり、考え方は柔軟だったなぁ」

 27日からフロリダ州で始まる共和党大会で指名を受けるロムニー氏は父を超えた。だが、米国をどこへ導こうとしているのか。親子2代で上る階段の先は、はっきり見えない。





 リベラル色を強め再選を狙うオバマ大統領。穏健色を振り払い保守復活を唱えるロムニー氏。11月6日の大統領選は「米国のかたち」を問う選挙でもある。(ボストン 佐々木類)

1318チバQ:2012/08/30(木) 21:16:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120823/amr12082315300005-n1.htm
【米国のかたちを問う】
(2)大きな政府VS小さな政府
2012.8.23 15:29 (1/3ページ)[米国]


オバマ氏「成果を出すのに、もう4年必要だ」



ロムニー氏「ワシントンで人生を送る人に経済は理解できない」


 日中の市街地に人影はまばら。空き店舗も目につき、21万人の都市にしてはまるで活気が感じられない。「不況で企業や人が流出し、治安も悪化する。負の連鎖だ」。商工会議所の幹部はため息をついた。

 カリフォルニア州ロサンゼルスから東に約100キロ。サンバーナディーノ市は今月1日、4千万ドル超の財政赤字を抱えて連邦破産法第9条の適用を申請した。ジム・モリス市長室長は「職員の解雇や給与削減も、焼け石に水だった」と肩をすくめる。

 同州では今年3つの自治体が破綻し、ブラウン州知事も1月に「財政非常事態」を宣言。景気低迷や雇用の悪化で税収が激減する一方、消防など行政サービスは削れず、債務は膨れ上がる。50超の自治体が破綻危機にある米国の縮図だ。






債務膨れる自治体


 オバマ政権は、「大きな政府」路線で米経済の立て直しに挑んだ。その柱が財政出動による景気刺激策と、太陽光発電など新産業育成で雇用創出を図る「グリーン・ニューディール」。就任直後に7870億ドルという過去最大の景気対策を実施した。

 しかし、カリフォルニア州立大のジョナサン・アンダーソン教授は「景気の押し上げには至らなかった」と切り捨てる。就任前に5.8%だった失業率は11年に8.9%へ跳ね上がり、景気対策に湯水のようにお金をつぎ込んだ結果、1兆ドルを超す財政赤字を招いた。財政危機の自治体を救済する余裕も国にはない。

 だがオバマ大統領は「(成果を出すのに)もう4年が必要だ」と開き直り、「大きな政府」路線を変えるつもりはない。米シンクタンク、経済開発委員会のジョセフ・ミナリク副代表は「本来は政策を見直す局面だが、自動車産業の復活など成果を誇張している」と指摘する。






民間活力で成長


 対抗する共和党のロムニー前マサチューセッツ州知事の旗印は「小さな政府」。オバマ氏とは真逆に政府の介入を極力抑え、民間の活力で経済成長を促す手法だ。ファンド経営者として鳴らした経歴を自負し、「(政治の街)ワシントンで人生を送る人に経済は理解できない」と胸を張る。

 しかし、その足元がここにきて揺らいでいる。

 ウォール街の代弁者としてオバマ氏の金融規制強化に強硬に反対するロムニー氏を、ジョージ・メイスン大のドナルド・ボードリュー教授は「『むだな規制が多い』というだけで、具体的にどんな規制を撤廃すべきかの言及がほとんどない」と批判する。

 反格差デモの拡大を契機に巻き起こった「キャピタリズム」論争。ロムニー氏は「米国は自由経済、市場原理の国だ」と突っぱねてきた。しかし、大幅な歳出削減を訴える財政再建策にはブレが指摘されている。

 根は穏健派のロムニー氏が副大統領候補に選んだライアン下院予算委員長は、札付きの財政緊縮論者だ。高齢者向け医療費や教育予算の大胆な削減をうたうライアン氏に、オバマ陣営が「弱者切り捨て」とかみつくと、ロムニー氏は「私は別の財政再建案を用意する」と口走り、ライアン氏との溝をさらけ出した。






迫る「財政の崖」


 互いに弱みを抱えたオバマ氏とロムニー氏の前には、「財政の崖」問題が立ちはだかる。与野党の財政再建協議の決裂によって来年1月から予定される減税措置の打ち切りと、歳出の強制削減で、景気が崖から一気に落ち込む恐れがあるのだ。オバマ氏が唱える富裕層向け増税も、ロムニー氏の歳出削減も、景気落下に拍車をかける懸念がある。

 「大きな政府」か「小さな政府」か。大統領選は、経済モデルを選択する機会だが、アンダーソン教授は「地方を破綻からどう救うのか、処方箋は示されていない」と漏らす。(サンバーナディーノ 柿内公輔)

1319チバQ:2012/08/30(木) 21:16:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/amr12082507590002-n1.htm
【米国のかたちを問う】
(3)国民皆保険
2012.8.25 07:56 (1/3ページ)[米国]

ニューハンプシャー州の自動車プレートに「LIVE FREE OR DIE(自由に生きる、さもなくば死を)」の文字。医療保険改革は米国民の価値観も問う

保障権利か 自由侵害か


 □オバマ氏「2年前の政治闘争を再開させる余裕はない」

 □ロムニー氏「改革を大統領就任初日に撤廃してみせる」

 米ニューヨーク州内に、医療保険を持たない中低所得者を無料で治療する病院が数カ所ある。大学病院の医師らの善意によるものだが、多くの無保険者が治療を希望し、予約を取るのは容易ではない。

 ◆多くの命救われる

 「オバマ大統領の医療保険改革は画期的だ。無料病院にも満足に通えなかった多くの人々の命が救われるからだ」。エイズと約20年闘い続け、今も週1回通院する元ダンサーで無保険者のビル・ダニエルスさん(56)はしみじみ語る。知人の中には、保険がないことを恥じ、こうした病院にも通わず体調を崩している無保険の女性もいる。

 ニューヨーク州はまだ恵まれている。ハーバード大の調査によれば、無保険が原因の死者は国内で年4万5千人に上る。高齢者・貧困層対象の公的保険を除くと、勤務先が提供する民間保険が主流の米国では、失業者や既往症がある人は保険に入れない。国民に保険加入を義務付けたオバマ氏の改革は、そうした人々にとって救いとなる。

 改革は国民の間で相次ぎ起こる“医療破産”の解消にも寄与する。米国の医療費は高額で、保険もなく緊急治療を受ければ自己破産しかねない。医療費が原因となった破産が全体に占める割合は2001年の46%から07年に62%へと急増。改革は焦眉の急といえた。

 歴代政権の試みは挫折の連続だった。セオドア・ルーズベルト大統領が100年前に医療保険改革を唱えた後、トルーマン大統領が国民皆保険化を試みたが失敗。ジョンソン政権時代には高齢者・貧困層への公的保険が導入されたが、クリントン政権による皆保険導入は頓挫した。

 それゆえオバマ氏が“社会主義者”と揶揄(やゆ)されながらも10年に医療保険改革法を成立させた際には、「(奴隷解放宣言をした)リンカーン大統領の業績に匹敵する」と自賛した。最高裁が今年6月に合憲判断を下すと、「2年前の政治闘争を再開させる余裕はない。この日をもって私たちは前進する」と宣言した。

 オバマ氏の改革に真っ向から反対するのは共和党大統領候補のロムニー前マサチューセッツ州知事だ。保険加入義務付けを「個人の自由の侵害」と強調する。

 米国には「個人のことに口を出すな」という独特の政治風土がある。実際、6月の世論調査ではオバマ氏の改革を「好ましくない」と思う人が52%と、「賛成」の36%を上回った。

 「私たちは無保険者のためになぜ多くの税金を払う必要があるのか? 自分のことは自分で責任を持って」。夫の会社の医療保険を持つエバ・ベリコバさん(28)はこう憤る。

 こうした保守層の間でロムニー氏の求心力は決して高いとはいえなかったが、大統領選に向けて逆に結束が強まるとの見方もある。オバマ氏の改革は追加支出が予想され、原資となる増税も経済に影響を及ぼすとの懸念が強いからだ。

 ◆根付く「自己責任」

 ロムニー氏に死角がないわけではない。オバマ氏の改革はロムニー氏がマサチューセッツ州に導入した改革が手本となったからだ。ルー大統領首席補佐官は「ロムニー氏も自慢していたはずだが」と皮肉る。しかし、本人は“改心”を全く悪びれず、「改革を大統領就任初日に撤廃してみせる」と鼻息が荒い。

 「自由に生きる、さもなくば死を」。東部ニューハンプシャー州の自動車プレートにはこんな言葉が刻まれている。米国民に根付く建国時からの「自己責任」の気概を表したものだ。

 医療保険をめぐる米国社会の「分断」は根深い。改革の国民投票となる大統領選は、自由と権利をめぐる国民の価値観までが問われることになる。(ニューヨーク 黒沢潤)





【用語解説】医療保険改革

 中低所得者約4600万人の無保険者を減らすため、2014年から国民に民間医療保険加入を義務付ける。原資は高所得者や医療関係業界への増税、高齢者医療保険の支出抑制などでまかなう。加入を拒否した国民には「罰金」を科す。共和党の力の強い26州が改革は憲法違反にあたると提訴。高裁段階では合憲、違憲の判断が分かれたが、最高裁が6月に合憲判決を下した。

1320チバQ:2012/08/30(木) 21:17:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120826/amr12082610110001-n1.htm
【米国のかたちを問う】
(4)移民制度改革 覚悟と熱意は
2012.8.26 10:11 (1/3ページ)[米国]

米国で育った不法移民の若者に就労許可を与えるよう訴えるヒスパニック系の住民ら=8月、米メリーランド州(AP)
 ■オバマ氏「移民の国であることに強みを見いだしてきた」

 ■ロムニー氏「兵役服して国守る人なら市民権獲得を支持」

 「どちらの候補が優れているかじゃない。マシなのはどっちか、の選択だ」

 デービッド・ベナビーデスさん(31)は人懐っこい笑顔を浮かべた。

 ホワイトハウスから車で約15分、バージニア州アーリントンにある不法移民の求職者待機所。幼少時にグアテマラから両親に連れられて移住したベナビーデスさんは正規の移民で、8年前から求職者と雇用側の橋渡し役を任されている。

 日の出直後から約20〜30人の不法移民が日雇い職を求めて集まる。草刈りや清掃業などの時給は約10ドル(約790円)。小部屋を7〜8人でシェアし、ときには野宿しながら生活費を切り詰め、貯蓄に充てる。6〜7年の我慢で、故郷に家が建つという。





 ◆ヒスパニック票

 米国人が敬遠する低賃金の単純労働を進んで請け負い、“夢”を追いかける不法移民。「移民制度改革を訴える政治家に、彼らを受け止められる覚悟と熱意があるだろうか」。ベナビーデスさんは語気を強めた。

 不法移民の数は約1120万人、大半はヒスパニック系だ。同じヒスパニック系の米国民は人口の約17%、有権者は約1930万人に上る。同胞意識は強く、候補者の移民政策は投票行動を左右しかねない。

 カリフォルニア大バークレー校のハーリー・シャイケン教授も「フロリダやバージニア、ネバダなどの接戦州で、ヒスパニック票の上積みが最大のカギとなる」と指摘する。

 「われわれは常に、法を重んじる国と同時に移民の国であることに強みを見いだしてきた」。オバマ大統領は6月、一定条件を満たす30歳以下の不法移民への強制送還を2年間免除すると発表した。

 が、新たな法律を必要としない特例措置は「一時しのぎ」であることを本人も認める。この4年で目に見える成果は出せず、選挙前にヒスパニック票をつなぎ留めようという意図は明白だった。

 オバマ氏は前回選挙で、不法移民の若者が一定条件を満たせば在留資格を与える「ドリーム法案」の成立を掲げ、ヒスパニック票の67%の支持を得た。しかし、法案は共和党の反対で頓挫。一方で国境警備を強化し、歴代政権で最多となる120万人の不法移民を強制送還し、ヒスパニック系の支持者を失望させた。

 ◆党内事情足かせ

 共和党の大統領候補、ロムニー前マサチューセッツ州知事の移民政策も明瞭さを欠いている。

 表向きは国境警備と不法移民を雇用する事業主への規制を強化し、就職機会を削減することで不法移民の「自主退去」を促す強硬策を支持している。が、具体策には一切触れていない。

 6月、ヒスパニック系団体の大会では「兵役に服して国を守ろうとする人なら市民権を獲得できる道を支持する」とお茶を濁し、若者の強制送還を免除するオバマ氏の新政策への賛否さえ明らかにしなかった。

 ロムニー氏を縛るのは、不法移民に批判的な保守層を抱える党内の事情だ。予備選では、比較的寛容な移民政策を打ち出した他候補を「弱腰」と批判してきた。いまになって前言を翻せば、ロムニー氏を苦しめた「変節者」のレッテルが再燃しかねない。むしろ国民が最も関心を持ち、本人の強みでもある経済問題に集中した方が、勝ち目があると見込んでいるのだ。

 各種世論調査では、ヒスパニック系の支持率はオバマ氏が約6割、ロムニー氏が約3割だが、もともと民主党の地盤だけに「6対4でもロムニー氏にも勝算が出てくる」とされる。

 オバマ氏の新味に乏しい「希望」に賭けるか。それとも、改革の熱意には乏しいが「経済通」のロムニー氏に乗るか。いずれにせよ消極的な選択を余儀なくされている。(ワシントン 犬塚陽介)

1321チバQ:2012/08/30(木) 21:21:21
http://mainichi.jp/select/news/20120831k0000m030023000c.html
米大統領選:共和党大会 ポール氏派が運営に反発し退場
毎日新聞 2012年08月30日 19時19分(最終更新 08月30日 19時43分)


米共和党大会会場でロン・ポール氏の大きな顔写真を掲げる支持者ら=2012年8月26日、AP
拡大写真 【タンパ海保真人】米フロリダ州で開催中の米共和党全国大会で29日、「リバタリアン(自由至上主義者)」で知られ、大統領候補指名争いに加わっていたロン・ポール下院議員(77)の支持者らが、党指導部の運営に抗議し、突然退場するハプニングがあった。大統領選へ向けて党が目指す一致結束にきしみが生じた格好だ。

 登壇者が演説中、「ロン・ポール」のプラカードを掲げた人など約50人が、党への不満を叫びながら行進し、会場を後にした。支持者の話では、北部メーン州のポール氏派の代議員10人が大会前に資格を剥奪されたことや、党指導部が各州の代議員の選出方法を少数派に不利になるよう変更する動きがあるためという。

 一部は大統領指名候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事陣営幹部の関与をいぶかる。支持者の一人はロムニー氏に投票しないことをほのめかし、「ロムニーは我々の支持なしには勝てないだろう」と語った。

 大会では、党指導部が代議員の選出方法を変えられる規則改定が強行採決で行われ、ポール氏支持派などから抗議の声が起きた。また28日には予定されていないポール氏の演説を求める掛け声も聞かれた。

 ポール氏は同党では異例の海外駐留米軍全面撤退などを主張、一部若者らの間でカリスマ的存在。「ティーパーティー(茶会運動)」にも支持者が多く、予備選ではロムニー氏を相手に最後まで撤退しなかった。

1322チバQ:2012/08/31(金) 22:07:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120831/amr12083114110004-n1.htm
ロムニー陣営は人柄アピール 会場に熱気と興奮
2012.8.31 14:06 [米国]

30日、米フロリダ州タンパでの共和党大会で、指名受諾演説をするロムニー氏(ロイター=共同)
 【タンパ(フロリダ州)=犬塚陽介】無数の星条旗が会場を埋め尽くし、総立ちの支持者が大歓声を挙げた−。フロリダ州タンパで30日、共和党の大統領候補に指名されたロムニー前マサチューセッツ州知事の指名受諾演説した。4年ぶりの政権奪還に向け、ロムニー氏がオバマ路線との決別を打ち出すと、会場には熱気と興奮が広がった。

 ロムニー氏は演説で、焦点の経済問題だけでなく、家族観や宗教、女性の地位向上などを率直に語り、未来志向の「国民の団結」を訴えて総立ちの観衆の喝采を浴びた。

 ロムニー陣営の幹部は指名受諾演説で「ミット・ロムニーの新たな一面を見せたい」と強調。時に「取っ付きにくさ」が指摘されるロムニー氏の「人間味」を描き出し、テレビやインターネットを通じた約3500万人の視聴者にアピールする方針を明確にした。

 受諾演説は「全米の有権者に直接的に訴えかけ、選挙戦に勢いをつける最大の好機」(共和党関係者)。会場には財界の大物だけでなく、モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)関係者や五輪メダリストも駆けつけ、ロムニー氏の人柄と人脈をアピールした。

 党大会最終日の30日には候補者指名を争ったギングリッチ元下院議長のほか、ブッシュ前大統領の弟のブッシュ元フロリダ州知事らも応援演説。特別ゲストとして俳優で映画監督のクリント・イーストウッド氏が登場すると、支持者は総立ちで歓迎し、会場は熱気に包まれた。

1323チバQ:2012/09/01(土) 09:55:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120831/amr12083122080008-n1.htm
「人間・ロムニー」を演出 冷徹さ封印、宗教“解禁” 共和党候補指名
2012.8.31 22:07 (1/2ページ)

8月30日、米フロリダ州タンパの共和党大会で、大統領候補指名の受諾演説のため、ステージに上がるロムニー氏(ロイター)
 【タンパ=古森義久、犬塚陽介】米共和党の大統領候補に決まったロムニー前マサチューセッツ州知事は8月30日の指名受諾演説で、宗教や家族観、女性の地位向上などに多くの時間を割いて率直に語り、「冷徹なロボット」と揶揄(やゆ)される人物評の払拭に努めた。「変革」を求めてオバマ大統領を支援し、現状に失望感を深める無党派層の取り込みには、好感度の向上が不可欠であるとロムニー陣営は分析。いつも以上に冗談や皮肉を交えながら「人間・ロムニー」を演出した。


壇上で「愛」連発


 米メディアによると、指名受諾演説はテレビやインターネットを通じ、約3500万人が視聴。ロムニー氏の人間性を訴えるには「またとない好機」(陣営幹部)となった。

 ロムニー氏の人間としてのソフト面はまず、普段は語ることの少ないモルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)の活動についての紹介でアピールされた。

 同じ教会で働いた信徒が2人次々に登壇し、ロムニー氏の長年の宗教活動、特に慈善での貢献を詳しく語った。選挙戦で争点になるとも予測される宗教が、逆に恵まれない同胞への「愛」として提示された。

 ロムニー氏本人も支持者たちも演説では「愛」という言葉を多用して、家族への愛を強調した。大会の最終場面ではロムニー家の息子5人と孫18人がみな演壇に登り、その実践を誇示する形ともなった。

 また、女性の地位向上への配慮についても、民主党側からの攻撃に反論する形で、ロムニー氏のマサチューセッツ州知事時代の副知事や州政府幹部だった女性たちが同氏をたたえる演説を行った。

 オバマ大統領へのメッセージとして強く打ち出されたのは「民」の効用、民間ビジネスの価値だった。ロムニー氏が経営し、巨利を得たという投資ファンドに関与した旧友たちが登場し、同ファンドの活力がいかに民間経済に寄与したかを語った。この証言はロムニー氏のビジネスマンとしての実績を示すだけでなく、経済の不況対策などに「官」の効用を優先させる大統領への批判となった。

 ロイター通信による最新世論調査では、共和党大会中にロムニー氏がオバマ大統領を支持率で2ポイント引き離したことが判明している。

 ただ、ロムニー氏が演説で公約した「1200万人の雇用創出」には、早くも民主党から「根拠を提示していない」との批判が噴出している。妊娠中絶や同性婚に懐疑的な姿勢は保守層に歓迎される一方、無党派層の離反を招きかねない。


オバマ陣営反撃へ


 オバマ大統領はロムニー氏の演説を受けて「今夜は彼らのものだったが、われわれはあすを重視しなければならない。さあ行こう」と支持者向けに電子メールを送信。オバマ陣営のメッシーナ選対委員長も「個人攻撃ばかりで具体性を欠いていた」と切り捨て、来週の民主党大会で反撃に打って出る姿勢を明確にした。

1324チバQ:2012/09/04(火) 22:23:59
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012090400709
日本・朝鮮半島に「強いプレゼンス」=アジア重視継続−米民主党綱領
 【ワシントン時事】3日に発表された米民主党綱領はアジア太平洋政策で、同盟国との関係強化と共に「日本と朝鮮半島に強いプレゼンス(存在)を維持する」と明記し、オバマ政権のアジア重視政策の継続を強調。安保・経済両面で対中政策を重要視する方針を確認した。
 同綱領は外交政策の方針として「テロや核拡散、サイバー攻撃などの脅威は一国では解決できない」と指摘。さらに「国際機関での米国の指導力の強化」を挙げた。
 中国に関しては、軍事交流を進めるなど協力関係の構築に努めるとした上で、「国際基準・規則を順守しなければならない」と要求。チベット問題を含む人権尊重の重要性を指摘し続けていくと述べた。
 綱領はまた、オバマ大統領の「核なき世界」に向けた努力を公約。イランと北朝鮮に対しては、国際的な経済制裁など外交手段によって核開発を断念させる方針をうたっている。
 経済面では、アジア太平洋を「最も活力に満ちた地域の一つ」と位置付け、環太平洋連携協定(TPP)を活用して「米製品の市場を見いだしていく」としている。(2012/09/04-17:23)

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1325チバQ:2012/09/04(火) 22:24:38
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012090400666
中間層を重視=中絶容認、同性婚支持−米民主党綱領
 【ワシントン時事】米民主党は3日、11月の大統領選や上下両院選に向けた公約となる党綱領を発表した。オバマ大統領の意向を踏まえて中間所得層を重視する姿勢を打ち出し、「地球上で最も繁栄した国家をつくる」と宣言。人工中絶容認や同性婚の支持を明記し、保守色を強める共和党との違いを鮮明にした。
 党綱領のタイトルは「米国の前進」。4日(日本時間5日)開幕の全国党大会初日に正式に採択される。(2012/09/04-16:57)

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1326チバQ:2012/09/04(火) 22:30:44
http://mainichi.jp/select/news/20120904k0000e030204000c.html
米大統領選:民主党 政策綱領に同性婚の支持を明記
毎日新聞 2012年09月04日 12時53分(最終更新 09月04日 16時29分)

 【シャーロット(米南部ノースカロライナ州)古本陽荘】米民主党は3日、党全国大会で4日に採択される予定の党政策綱領を公表した。党として同性婚を支持する方針を初めて明記。中間層の底上げによる経済成長を目指す方針を明確にし、富裕層減税でトップダウン型の成長を目指す共和党への対決姿勢を鮮明にした。

 党綱領は今後4年間の党政策の方向性を打ち出すものだが、今回の綱領は11月の大統領選の公約としての位置付けが明確なものとなった。

 外交・安全保障では、核拡散を防ぎ、最終的に「核兵器なき世界」を目指すこれまでの方針を維持するとしたが、実現までには「忍耐が必要」とも指摘した。テロとの戦いについては、国際テロ組織アルカイダが「01年の同時多発テロ以降、最も弱くなっている」と成果を強調した。

 党綱領はアジア太平洋を重視し、日本など同盟国との関係強化を目指す姿勢を示す一方、北朝鮮には、核兵器関連物資を国外に拡散させた場合は「米国や同盟国に対する深刻な脅威と受け止める」と警告している。

 イランの核兵器開発問題についても、外交的な解決が望ましいとしつつ、「軍事的手段も選択肢に含まれている」と強調した。

1327チバQ:2012/09/04(火) 22:39:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120904/amr12090419450008-n1.htm
【米大統領選】
綱領対決 「最強の米軍」は一致 「核兵器なき世界」で対立
2012.9.4 19:44 (1/2ページ)
 【シャーロット(ノースカロライナ州)=佐々木類】11月の米大統領選に向けた選挙公約である民主、共和両党の綱領が3日出そろった。外交・安全保障分野で、ともに米国を「アジア太平洋国家」とした上で、世界最強の軍事力を維持し、日本など同盟国とともに中国を牽制(けんせい)する姿勢を強めている。だが、民主党が追求する「核兵器なき世界」を、共和党は「注目すべき失敗」と断じるなど大きな違いもみせている。

 民主党は4日、南部ノースカロライナ州シャーロットで党大会を開き、党綱領を採択。内政だけでなく外交・安保面でも共和党との論戦を本格化させる。

 3日発表された民主党綱領は、与党政権らしく、対中政策について現実的な課題への対処方針を表明。共和党より多いスペースを割き、日本の原油輸入のシーレーン(海上輸送路)でもある南シナ海における中国の挑発的な海洋活動について、国際基準や国際法の順守を強く求めた。

 特に、「最優先」としたアジア太平洋地域で、オーストラリア、日本、フィリピン、韓国など同盟各国をアルファベット順に列記した上で、「日本と朝鮮半島で強い軍事的な存在感を維持する」と強調した。在日米軍の強力な態勢維持を明記したのは、対アジア外交のキーマンである「キャンベル国務次官補の影響が色濃い」(日米関係筋)との指摘も上がる。

 先の党大会で採択された共和党の綱領も、米国を「太平洋国家」とする一方で、地域の覇権を目指す中国や、核開発を続ける北朝鮮に対するオバマ政権の対応ついて「弱腰」と一刀両断し、「強い米国の復活」を掲げて国防費の削減に反対していく方針を示した。

 こうした方針は、米国には自由と民主主義を世界に流布する特別の使命があるとした、共和党の理念ともいえる「米国例外主義」に基づいている。ただ、両党は表現こそ違うものの、アジアなどでの秩序を形成していくため、「世界最強の軍隊の維持」という方向性では共通する。

 一方、核政策で民主党は、オバマ大統領が2009年に「壊滅的な打撃をもたらす兵器を地球から最終的に一掃する」との理想を掲げて表明した「核兵器なき世界」を踏襲。共和党は中国、ロシアを名指しし、「強力で効果的な戦略兵器は抑止力として不可欠」とし、民主党を批判した。

1328チバQ:2012/09/05(水) 22:13:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120905-00000069-mai-int
<米大統領選>ミシェル夫人 中間層へアピールの演説
毎日新聞 9月5日(水)19時11分配信


 【シャーロット(米南部ノースカロライナ州)古本陽荘】「バラクにとって成功とは、いくら稼いだかではなく、人々の生活にどれだけの変化をもたらしたかなのです」

 4日の米民主党全国大会で演説したミシェル夫人(48)は、バラク・オバマ大統領(51)の人柄や結婚生活について時間を割いて語り、会場の聴衆から熱狂的な歓声を浴びた。

 「我々は若く、とても愛し合い、そして借金だらけでした」と夫婦で多額の学生ローンを抱えていた新婚時代の暮らしぶりを紹介。大統領が授業料軽減のために学生支援に熱心なのは「バラクにとってこうした問題は、政治的な課題ではなく、個人的な課題だからなのです」と語った。

 また、大学卒業後に「高額報酬の就職の誘いを断り、鉄工所閉鎖で苦しむ地域で支援活動をしていたころと、いまでも彼は変わらない」と強調。ゴミ箱から拾ってきたコーヒーテーブルを大切にしていたエピソードも明かした。

 ライバルの共和党の大統領候補、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)は投資ファンド経営で巨額の富を築き、「市民感覚が欠如している」などと批判されている。両候補の暮らしぶりや育ちの違いに焦点を当て、中間層の味方はオバマ大統領とアピールする狙いもあったようだ。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120905-00000057-jnn-int
民主党大会開幕、米大統領選“女の闘い”
TBS系(JNN) 9月5日(水)20時40分配信

 11月のアメリカ大統領選挙は再選を目指すオバマ大統領と共和党・ロムニー候補の接戦となっていますが、本人たち同様に注目を集めているのが夫人たちの『女の闘い』です。

 アン・ロムニー夫人は5人の息子を持つ専業主婦。裕福な家庭に育ち、大金持ちのロムニー氏と結婚しました。ミシェル夫人は対照的に、シカゴの労働者階級の家庭出身。弁護士として2人の娘を育てながら、オバマ大統領と二人三脚で歩んできました。党大会の目玉として登場したふたりの夫人。狙いは「女性の支持拡大」です。

 3日間にわたって開かれる民主党大会の初日。中絶の権利や性差別といった問題に取り組む女性たちが次々に登場して、民主党への支持を訴えました。そのトリを務めたのは・・・。
 「今、ミシェル・オバマ大統領夫人がステージに立ちました。会場から大きな歓声。そして、『We Love Michelle』 の立て札がたくさん上がって、前が見えないような状況です」(記者)

 「上院議員だったときも大統領候補になったときも、バラクは最初のデートのときに穴の開いた車で迎えに来てくれたときの彼と変わっていません」(ミシェル・オバマ夫人)

 ミシェル夫人は、夫が大統領になってもかつてと同じ価値観と決意を持って仕事に臨んでいると話し、“変わらないオバマ氏”を強調しました。

 「バラクにとって成功とは、いくらお金を稼ぐかではありません。人々の生活をどれだけよくできるかなのです」(ミシェル・オバマ夫人)

 前回の選挙で女性票の56%を獲得したオバマ陣営。ところが、今回の選挙ではここに来て暗雲が立ちこめています。世論調査によると、ロムニー氏は先週行われた共和党大会の後に女性からの好感度が上昇しました。ところが、オバマ氏の好感度は51%から46%に減少したのです。

 「今夜は愛について話します」(アン・ロムニー夫人)

 共和党大会でロムニー候補の素顔を紹介したアン夫人。夫のイメージ改善に一役買っただけでなく、経済問題について母親の視点からオバマ大統領に厳しい問いかけをしていました。

 「仕事好きの働く母親は“少しでも働く時間を削って子どもと過ごしたい”そう思っていますが、こんな経済状態ではそんなわけにもいきません」(アン・ロムニー夫人)

 対するミシェル夫人は演説の最後をこう結びました。

 「我々はもう一度結束し、立ち上がらなければなりません。この国を前進し続けさせるために、信頼できる男性で、私の夫、我々の大統領であるバラク・オバマのために」(ミシェル・オバマ夫人)

 「本当に感動しました」
 「ミシェル夫人はとても誠実で率直な人。このスピーチは大きな影響を与えると思いますよ」(民主党員)

 アメリカで最も好感度の高い女性といわれるミシェル夫人のスピーチは、過熱する女性票をめぐる戦いにどんな影響を与えるのでしょうか。(05日17:04)

1329チバQ:2012/09/05(水) 22:13:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120905-00000083-mai-int
<米大統領選>民主党の同性婚支持 賛否分かれ賭けの要素も
毎日新聞 9月5日(水)20時21分配信


拡大写真
米南部ノースカロライナ州シャーロットで開幕した民主党全国大会に参加する、北西部ワシントン州シアトルの代議員。同性愛、両性愛、性同一性障害者の尊厳を象徴する虹色の衣装をまとっている=2012年9月4日、AP

 【シャーロット(米南部ノースカロライナ州)海保真人】11月の米大統領選で再選を目指すバラク・オバマ大統領を民主党の大統領候補に正式指名する党全国大会が4日、南部ノースカロライナ州シャーロットで開幕した。党の政策綱領に初めて同性婚への支持が盛り込まれ、同性愛者とその支援者は活気づいている。再選へ向けて無党派層をも引き寄せるオバマ大統領の思惑とされるが、賛否を巡り国を二分する問題だけに賭けの要素もある。同性婚支持は同時に、男女間の結婚しか認めない共和党の方針との違いをいっそう際立たせることになった。

 大会にあわせて、この日開かれた同性愛者らの党員集会は「歴史的で祝うべき日」と喜びに包まれた。演壇に立った労働組合全国組織の女性代表、ランディ・ワインガーテンさん(54)は「二十数年前、私たちは自分がゲイやレズビアンだと言うことを怖がっていた。ようやく今、党に尊重され、他の米国民と同様、自由と尊厳という称号を与えられた」と話した。集会は、選挙へ向けて決起する場ともなった。

 採択された政策綱領は、同性カップルの結婚を支持するとともに、婚姻の定義を男女間に限定した連邦法「結婚防衛法」の廃止を求めている。

 米国で同性婚の合法化は各州に委ねられているが、合法化しているのは50州のうち8州とコロンビア特別区(首都ワシントン)のみ。法的に認知されないと、カップルは財産相続、医療保険などで困難に直面する。民主党の綱領は合法化を促すと期待されている。

 オバマ大統領は5月、歴代米大統領として初めて同性婚を支持する発言をし、綱領に盛り込む布石となった。当時のギャラップ社の世論調査では、支持派50%、不支持派48%。支持派は16年前の27%から大きく増えた。また、民主党支持者のうち65%、無党派層の57%も支持した。

 オバマ選対にとって同性婚支持は、接戦が見込まれる大統領選で、リベラル派の支持を固め、さらに無党派層への浸透を広げる戦略とみられている。

 一方、共和党は8月に採択した政策綱領で、同性婚を認めない方針を改めて確認。世論調査でも共和党支持者のうち同性婚合法化への支持は22%にとどまり、民主党とは対照的になっている。

 民主党大会に参加している党員のほとんどは「同性カップルが『家族』だと認知されるための大きな一歩」と歓迎している。だが、民主党支持者でも約3割が不支持のほか、「共和党は今後、より反同性愛者の方針を強めるのではないか」(男性支援者)と懸念する声も出ている。

1330チバQ:2012/09/05(水) 22:15:06
>>1248
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120905/k10014808551000.html
民主党大会 ヒスパニック系市長演説
9月5日 19時0分 K10048085511_1209051933_1209051935.mp4
アメリカの大統領選挙に向けた民主党大会で、ヒスパニック系の期待の星として注目されるテキサス州の若手市長が基調演説を行い、野党・共和党の大統領候補のロムニー氏は、庶民が置かれている状況について「分かっていない」と痛烈に批判しました。

4日、民主党の全国党大会で基調演説を行ったのは、テキサス州サンアントニオのフリアン・カストロ市長(37)です。
ヒスパニック系のカストロ市長は演説の中で、共和党のロムニー候補について、「最も裕福な層がより豊かになれば、残るわれわれも豊かになれると言うが、そのやり方はすでに失敗し、中間所得層が犠牲になった。ロムニー氏は分かっていない」と厳しく批判しました。
そのうえで、「オバマ大統領は、人々への投資なしに国の繁栄はありえないと理解している」と述べ、中間所得層への支援強化を掲げ、再選を目指すオバマ大統領への支持を訴え、会場から喝采を浴びました。
4年に1度開かれる民主党と共和党の党大会では、その党の次世代を担う若手の有力政治家が基調演説を務めることが多く、8年前には、当時無名のイリノイ州上院議員だったオバマ氏が国民の融和を訴える演説を行い、一躍全米の注目を集めました。
今回、民主党がカストロ市長を起用した背景には、人口が急激に増加し、大統領選挙でも勝敗の鍵を握るとみられるヒスパニック系の支持を固めるねらいがあるものとみられます。

1331チバQ:2012/09/05(水) 22:15:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012090500636
生い立ちと重ね夢語る=中南米系初の基調演説−カストロ氏・米大統領選
 【ワシントン時事】4日開幕した米民主党の全国党大会では、メキシコ移民3世でテキサス州サンアントニオ市長のフリアン・カストロ氏(37)が、中南米系として初めて基調演説を行った。2004年、イリノイ州上院議員だったオバマ大統領が政治に「希望」を取り戻そうと訴え、飛躍の土台を築いた大舞台。カストロ氏は、平等な機会を与えられれば誰でも「夢」を実現できると強調する一方で、激しい共和党批判を展開した。
 カストロ氏は、自身と双子の弟でテキサス州下院議員のホアキン氏の生い立ちに関し、メキシコから移住した祖母と母親に育てられたと説明。「祖母はわずか2世代後に孫が市長になるとはまれなことだと思ったかもしれないが、わが家族の物語は特別ではない。特別なのはこれを可能にする米国の方だ」と述べ、教育の機会平等が確保されれば、夢をかなえられると強調した。(2012/09/05-15:19)

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1332チバQ:2012/09/05(水) 22:17:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012090500746
ケベック州独立派が政権奪取=勝利集会で銃撃、1人死亡−カナダ
 【ニューヨーク時事】カナダ東部のフランス語圏ケベック州で4日行われた議会選(125議席)で、カナダからの分離独立を目指す野党ケベック党が第1党の座を獲得して勝利、与党自由党から政権を奪取する見通しになった。
 ところが、同州初の女性首相に就任する見通しになったケベック党のマロワ党首が最大都市モントリオールの集会で勝利宣言をしていた際、男が銃を発砲し、男性1人が死亡、1人が重傷を負った。男は会場の外で逮捕された。付近に火を放ったとの情報もある。犯行の背後には英語を使う少数派の反発があるとの見方も出ている。(2012/09/05-17:29

1333チバQ:2012/09/05(水) 22:31:17
↑間違えた

1334チバQ:2012/09/05(水) 22:32:10
http://www.afpbb.com/article/politics/2898708/9452449?ctm_campaign=txt_topics
「専業主婦」対「キャリアウーマン」、次のファーストレディーはどちらに
2012年09月05日 11:31 発信地:ワシントン/米国

【9月5日 AFP】片や白人、片や黒人。片や裕福な家庭の生まれ、片やシカゴ(Chicago)の労働者階級の家庭の出身。今年の米大統領選では、共和党候補に指名されたミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事と民主党候補になる現職バラク・オバマ(Barack Obama)大統領と同様に、両者の妻であるアン・ロムニー(Ann Romney)夫人(63)と、現役ファーストレディーのミシェル・オバマ(Michelle Obama)夫人(48)が好対照をなしている。

 選挙戦に決着をつける11月6日の投票日が近づく中、どちらの候補者の妻の好感度が高いかが、通常の大統領選に比べて重要視される可能性も指摘されている。

 両夫人とも品格があり、夫の応援で成果を上げることが予想される。政治の専門家らは、大統領選の目的は大統領の家庭生活のパートナーを選ぶことではないと強調するが、ファーストレディーは有権者が各候補者に持つイメージを作り上げる上で重要な要素になっており、投票行動に影響を与えている。

 カリフォルニア大学リバーサイト校(University of California, Riverside)のキャサリン・オルゴー(Catherine Allgor)教授は、先週フロリダ(Florida)州タンパ(Tampa)で開かれた共和党全国大会(Republican National Convention)でアン夫人が行った応援演説に人々が熱心に耳を傾けた理由はこの点にあると言う。同教授はAFP通信に対し、「米国人はこうした女性たち(候補者の妻)に、候補者の誠実さを証明する力があると信じています。また、夫や父親、家の事柄を管理する者としてどのような家庭生活を送っているかが、候補者の道徳性や本当の人柄の証しになると考えているのです」と語った。
  
 ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)で開幕した民主党全国大会でミシェル夫人が行う応援演説も同じように注目を集めるだろう。米国のファーストレディー史が専攻のオルゴー教授は、大衆の候補者観が覆れば、こうした応援演説は効果的になり得るとコメント。「この効果が非常に大きいからこそ、候補者の妻は演壇に立ち、結婚について語るのです。うまくいけば、絶大な効果を発揮します」と語った。
 
■対照的な2人

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)記者で、ホワイトハウスの内情を暴露したとされるベストセラー「The Obamas(オバマ家の人々)」の著者であるジョディ・カンター(Jodi Kantor)氏は米公共ラジオ放送に対し、両候補者の妻たちは多少刺激的な発言をしても政治的批判から守られると指摘。「アン夫人が演説で語った内容は高度に政治的でしたが、『愛についてお話します(this is about love)』と切り出していました。選挙戦や政治を越えている点を強く印象づけるほど、演説の効果は高まります」と語った。

 現役ファーストレディーのミシェル夫人は、プリンストン(Princeton)大とハーバード(Harvard)大で学んだ弁護士で、一時期はオバマ家の家計を支えていたキャリアウーマン。オバマ氏が大統領に就任してからは、軍人の家族を支援したり、子どもたちの食生活の改善と肥満防止を呼び掛ける運動「Let's Move!」を主導したりするなど幅広い活動に携わってきた。

 一方のアン夫人は、就労経験のない専業主婦で、子供を持つ親のグループなどの市民活動に積極的に取り組んでいる。神経の病気である多発性硬化症と長年戦い、乗馬で症状が軽減したと語っている。乳がんも患ったものの、寛解した。実業家の娘として生まれた夫人は、ロムニー氏に合わせてモルモン教に改宗し、ブリガムヤング大学(Brigham Young University)でフランス語の学士号を修得した。

 アン夫人は、銀髪で真珠を身に着けていたバーバラ・ブッシュ(Barbara Bush)夫人や、穏やかで控えめだったローラ・ブッシュ(Laura Bush)夫人など、過去のファーストレディーについて人々が持つ、伝統的で育ちが良い印象を与えるだろう。対照的にアフリカ系米国人初のファーストレディーになったミシェル夫人は、黒人芸術家の作品を展示したり、カントリーからジャズ、ブルース、ロックまで幅広い音楽ジャンルのコンサートを開催したりするなど、ホワイトハウスをより開かれたものにしようと努めている。(c)AFP/Stephanie Griffith

1335チバQ:2012/09/06(木) 23:02:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120906/amr12090611060004-n1.htm
“内助の功”妻も舌戦
2012.9.6 11:04 (1/2ページ)

8月28日、フロリダ州タンパで開かれた共和党大会で登壇するロムニー候補のアン夫人 (AP)
 【シャーロット=犬塚陽介】11月の米大統領選に向け、民主党のオバマ、共和党のロムニー両候補の妻、ミシェル(48)とアン(63)両夫人が注目されている。両候補はともに冷静で、感情が表れにくいとの評価が一般的。そんな2人をそばで支える「妻の目線」が語る素顔は、両候補の人間性を知る上でも関心が高い。両陣営も次期大統領を側面支援する“内助の功”に期待を寄せている。

 「上院議員や大統領候補になったときでさえ、彼はさびきった車で私をデートの迎えに来たころと変わらなかった」

 ミシェル夫人は民主党大会での演説でこう述べ、「変革」を唱えて全米を熱狂させた4年前と比べてもオバマ大統領の信念に少しも変化はないと強調した。

 8%台の高失業率や景気低迷でオバマ氏の支持率が伸び悩む中、前回選挙で大躍進を支えた女性票の取り込みは不可欠。家庭を引っ張る母親を自任し、飾り気のない人柄で人気の高いミシェル夫人は、オバマ陣営の再選戦略に不可欠だ。

 ミシェル夫人は演説で、決して裕福でなかったオバマ氏や自らの幼少時代を回想。中間層支援は個人的な体験に基づくものとし、「彼にとって大事なのは、政治的に容易かどうかではなく、その行動が正しいかどうかだ」と語気を強めると会場は総立ちとなった。

 演説は「歴代大統領夫人の中でも、もっとも印象深いものの一つ」(CNNテレビ)と米メディアに好意的に受け止められた。

 アン夫人も負けてはいない。先月28日の共和党大会での演説では「ロボットのように冷徹」とも評されるロムニー氏の人間味を引き出し、「深く心を動かされる素晴らしいスピーチ」(CBSテレビ)と評価はうなぎ上りだ。

 アン夫人は「今夜は愛について語りたい」と切り出し、信仰も異なる学生2人が「そんなことは気にもせず」に結婚したと告白。アパートの地下でアイロン台をテーブルにツナ缶やパスタを食べた結婚当初を「最高の日々」と懐かしんだ。

 民主党関係者に「一度も仕事をしたことがない専業主婦」と批判されると「自分でこの道を選んだ。子供5人を育てるのは大変な仕事」と切り返し、主婦層の喝采を浴びた。ただ、最近では「成熟した人物」を多くの女性がオバマ大統領の代わりに求めていると発言。大統領の直接批判とも受け取れる内容には「行き過ぎ」との批判も出ている。

1336チバQ:2012/09/06(木) 23:11:30
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/322459
【米大統領選2012年】米再興へ公平VS自由 民主、共和の党綱領、真っ向対立
2012年9月6日 01:10 カテゴリー:アジア・世界
 【シャーロット(米ノースカロライナ州)宮崎昌治】米民主党が4日の全国党大会で採択した綱領は、初めて同性婚の合法化を盛り込むなど、オバマ大統領の意向を反映したリベラル色の強い内容となった。保守色を強めた共和党の綱領をことごとく否定し、両党は「国のかたち」で真っ向から対立する。

 「この選挙は単に2人の大統領候補、二つの政党の選択ではない。国を導く、根本的に異なる二つの道筋の選択だ」

 民主党綱領はこう宣言し、最大の争点である経済再生について、同党を中間所得層を重視した「ボトムアップ型」、共和党は富裕層を優遇する「トップダウン型」と色分けしてみせた。

 共和党も28日に採択した綱領で、オバマ政権下で進めた政策を全否定した。両党の考えの違いは、国民皆保険を目指し、オバマ氏が1期目の目玉として導入した医療保険改革に象徴される。

 民主党「病気になった人が破産する事態は避けるべきだ。だれもが手ごろな医療を受けられることは米国の約束だ」

 共和党「個人の健康は基本的に個人の責任だ。人のあらゆる面に政府が関与する欧州型の社会は米国になじまない」

 民主党はよりリベラルに、共和党はより保守に。両党の綱領で現れたのは「両極化する米国政治」(米紙ニューヨーク・タイムズ)といえる。

 その原因の一つを、米ヘリテージ財団の横江公美上級研究員(47)は米社会の多様化に求める。ヒスパニック(中南米系)の増加など、人口構成の多様化が進む米国は必然的にリベラル化し、オバマ民主党はその流れでリベラル色を強める。

 それに対抗し、共和党は白人中心の草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」や宗教右派が影響力を強め、小さな政府と強い軍事を柱にますます保守化する。

 両党綱領はくしくも、冒頭で「アメリカンドリーム」の再興を誓った。だが、その実現のため民主党は「より公平なチャンスの保障」を求め、共和党は「より強く、自由な競争」をうたう。異なる社会を描く両党に、接点は見いだせない。

=2012/09/06付 西日本新聞朝刊=

1337チバQ:2012/09/06(木) 23:16:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120906-00000110-mai-int
<米大統領>クリントン元大統領と抱擁 親密ぶりアピール
毎日新聞 9月6日(木)22時7分配信


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米南部ノースカロライナ州での民主党全国大会で、演説を終えたクリントン元大統領(右)と抱き合うオバマ大統領=2012年9月5日、AP

 【シャーロット(米南部ノースカロライナ州)海保真人】米民主党全国大会で5日、今も国民の間で根強い人気のクリントン元大統領がオバマ大統領を推す演説をし、2人でがっちりと抱き合った。
 クリントン氏は4年前の民主党予備選でヒラリー夫人(現国務長官)がオバマ氏と激闘したことで一時、関係が悪化したと言われてきた。だが、壇上では「米国がオバマ大統領を再選すべき理由の一つは彼が今も協調性を重んじるからだ」と語り、「彼はヒラリーさえも閣僚に任命した」と、聴衆を笑わせた。

 また経済不況について、大統領在任時の96年前後に回復させた例を引き合いに「オバマ大統領は私の時より経済が弱まっていた時期に就任した。私を含め4年間で打撃を修復させた歴代大統領などいない」とオバマ氏をかばった。

 民主党員の間で、気さくなクリントン氏の人気は今もオバマ氏以上。演説後、舞台袖からオバマ氏が出てきて2人が抱き合うと、会場は割れんばかりの拍手となり、「フォー・モア・イアーズ(あと4年)」の連呼がわき起こった。

1338チバQ:2012/09/06(木) 23:41:27
http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY201209060420.html
2012年9月6日21時17分
ドレス対決はオバマ陣営 ミシェル夫人、ネットで称賛
 米民主党全国大会で4日に演説したバラク・オバマ大統領の妻ミシェル夫人(48)と、米共和党大会で先月28日に演説したミット・ロムニー氏の妻アン夫人(63)のファッション対決に注目が集まっている。ツイッター上ではミシェル夫人が優勢だ。

 ミシェル夫人はバラ色のノースリーブのワンピース、アン夫人は真っ赤なワンピースで登壇。5日のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、アン夫人のドレスは米高級婦人服オスカー・デ・ラ・レンタ社製で約2千ドル(約16万円)。一方、ミシェル夫人はアフリカ系米国人デザイナー、トレイシー・リースのもので、400ドル(3万1千円)前後という。

 ツイッター上では、ミシェル夫人が登場すると、「どこのブランド?」「どこで買えるの?」などと話題になった。アン夫人には触れなかった米高級デパートのニーマン・マーカスも、ミシェル夫人については「すてきなドレス」とツイートした。

 同紙は両者のドレスについてのツイートを踏まえ、「美しくフィットしたドレス。高画質テレビ時代に最適の選択」としてミシェル夫人に軍配を上げた。(ニューヨーク=春日芳晃)

1339チバQ:2012/09/07(金) 21:27:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120907/amr12090720530003-n1.htm
最終盤突入 いよいよ直接対決へ オバマ氏に強みと死角 4年前の熱狂はなく…
2012.9.7 20:51 (1/2ページ)[オバマ米大統領]

6日、米民主党大会の指名受諾演説で再選への支持を訴えるオバマ大統領=米ノースカロライナ州シャーロット(AP)
 【シャーロット(ノースカロライナ州)=佐々木類】オバマ米大統領(51)が6日、民主党大会で大統領候補指名受諾演説を行い、大統領選は11月6日の投開票に向けて最終盤に突入した。共和党候補のロムニー前マサチューセッツ州知事(65)との間で「異なる2つの未来」の選択を迫ったオバマ氏だが、選挙戦に4年前の熱狂はない。激しく競り合う両候補は激戦州で遊説を開始、10月の討論会で直接対決に臨む。

 「未来への根本的に異なる構想を選ぶものだ」。総じて淡々とした演説の中でオバマ氏が最も強調したのは、今回は米国のあり方を問う選挙だということだ。

 「徹底した自由競争による社会の繁栄」(ロムニー氏)か、「公平な社会の実現」(オバマ氏)か。勝っても負けても、オバマ氏にとって最後の選挙となるだけに、「絶対に悔いの残る戦いはしない」(ジャレット大統領上席顧問)と陣営も気合が入る。

 だが、前回2008年に比べ、盛り上がりに欠けるのも確かだ。無党派層の動向がその指標だが、党大会前の世論調査で「高い関心を持っている」と答えたのは53%にとどまった。

 演説でオバマ氏がフランクリン・ルーズベルト元大統領に言及したのは、ニューディール政策という大規模公共事業による雇用創出で指導力を発揮し、「党派を超えた人気を誇るルーズベルト氏にあやかり、有権者の関心を少しでも高めたいとの思惑があった」(民主党代議員)とみられる。

 景気の劇的な回復が望めず、苦しい選挙戦が強いられているが、大票田のカリフォルニア州など18州は1992年以降、5度の大統領選ですべて民主党候補が勝利。これだけで当選に必要な票数の約9割に達するため、これらの州を取りこぼさなければ、オバマ氏の勝利が見えてくる。

 だが、死角もある。各種世論調査で接戦となっているのは、前回選挙で当選の原動力となった若者、ヒスパニック系、低所得の白人層が景気回復を実感できずに“オバマ離れ”を見せ始めているためだ。

 米NBCテレビの調査だと、08年には18〜29歳の若者66%がオバマ氏を支持し、対抗馬のマケイン氏は32%。今回オバマ氏は49%で、ロムニー氏の41%に差を縮められている。ヒスパニック系もオバマ氏の支持が減少傾向にあり、熱心な民主党支持者の投票率をいかに上げるかがカギだ。

 一方、ロムニー氏は、共和党知事が最近の出直し選挙で勝利したウィスコンシン州など、伝統的に民主党の地盤だが共和党の勢いが増す州の獲得を狙う。さらに、党大会を開いたフロリダなど激戦州で経済再生の指導力を訴え、決着をつける作戦だ。

1340チバQ:2012/09/07(金) 21:27:44
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120907/amr12090721000004-n1.htm
ロムニー陣営は外交の「素人」 オバマ氏、演説で攻勢
2012.9.7 20:58 (1/2ページ)[オバマ米大統領]
 【シャーロット=犬塚陽介】オバマ大統領は6日の指名受諾演説で、イラク戦争終結や国際テロ組織アルカーイダのビンラーディン容疑者殺害など外交・安全保障面で挙げた実績をアピールした。経済再建の指導力が売りのロムニー前マサチューセッツ州知事だが、外交・安保は未知数。「最高司令官」としての適格性を突く狙いだが、ロムニー氏は、オバマ氏の対外姿勢に「弱腰」との批判を強めている。

 「私の対立候補と、その副大統領候補は、外交政策に慣れていないようだ」

 6日の演説でオバマ氏が皮肉たっぷりに語ると、2万人以上の支援者に失笑が広がった。ロムニー氏が8月30日の指名受諾演説で、米兵への謝意や退役軍人の社会復帰、アフガニスタン情勢などに触れなかったことへの当てつけだった。

 オバマ氏はまた、「4年前にイラク戦争の終結を約束し、実現した」と胸を張り、2014年末にアフガンから戦闘部隊の撤退が完了すれば「最も長いわれわれの戦争が終わる」と強調。最高司令官として、戦場の米兵に向けて「われわれは君たちを忘れない」と謝意を示し、「ビンラーディンは死んだ」と任期中最大の成果を誇示すると、会場は「USA!USA!」の大合唱が響き渡った。

 ただ、オバマ外交にも“死角”はある。民主党は綱領に「エルサレムはイスラエルの首都」の文言を入れ忘れ、5日になって慌てて修正。大統領は演説でイスラエル安保に関する米国の関与に「揺らぎがあってはならない」と取り繕った。

 また、オバマ氏は3月の米露首脳会談で、選挙が終わればロシアへの対応も「柔軟になれる」と伝達したとされる。演説では、対露強硬姿勢を示すロムニー氏を「冷戦期にワープしたようだ」と批判したが、逆に「弱腰外交」との非難の呼び水になりかねない。

 実際、ロムニー氏は指名演説で、オバマ大統領が「同盟国のイスラエルを切り捨てた」と批判。イラン核問題でも「核の脅威を鈍らせることに失敗している」と攻勢を強めている。

1341チバQ:2012/09/07(金) 21:28:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120907/amr12090721110005-n1.htm
4年間で夢が消えた? 「一般教書のよう」「古臭い」 名手、オバマ氏の演説に辛口評価
2012.9.7 21:09 [オバマ米大統領]
 【シャーロット=佐々木類】米民主党大会のフィナーレを飾ったオバマ大統領の演説は、民主党に好意的な米メディアですら「一般教書演説のようだ」(米CNNテレビ記者)などと辛口の評価が相次いだ。景気の低迷を反映したせいか、前回の2008年や華々しくデビューした04年の党大会での演説ほどのインパクトはなかったようだ。

 共和党のロムニー陣営は6日、声明を出し、「この4年間機能しなかった政策とほぼ同じ内容を並べ立てただけだ」と酷評した。

 04年の民主党大会で、大統領候補だったケリー上院議員の応援演説を行い彗星(すいせい)のように現れたオバマ氏。「演説の名手として期待値が高かった分だけ今年は物足りなさが残った」(ナショナル・ジャーナル)とされ、「過去の党大会で最高のひとつ」と絶賛されたミシェル夫人の応援演説とは対照的だった。

 演説直後、コメンテーターが集まって批評を行ったCNNでは「現職らしい落ち着いた雰囲気だった」「しっかりビジョンを提示した」との好意的な見方が出た。半面、「力強さはあったが、党大会で一番とはいえない」「人間味はあったが、古臭い」などと辛口の批評も飛び出した。

 演説が夢を語るというより、厳しい現実を踏まえた上で「より良い未来」を呼びかけたものだけに、「オバマ氏が有権者に約束したことは、少なくとも実現可能だと思われたのではないか」(ナショナル・ジャーナル)との見方もあった。

1343チバQ:2012/09/07(金) 21:31:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000062-mai-int
<米大統領選>「変革」から「選択」へ オバマ氏受諾演説
毎日新聞 9月7日(金)14時1分配信

 【シャーロット(米南部ノースカロライナ州)古本陽荘】オバマ米大統領の6日の候補者指名受諾演説は、11月の大統領選を二つの米国の将来像の「選択」として位置づけることに主眼を置いたものとなった。

 オバマ氏は演説で、1期目の実績を強調しつつ、「選択」という言葉を20回使用。「一つの米国」を掲げ、「チェンジ(変革)」を実現するとの前回2008年の選挙時の理想主義的な路線から、民主、共和の対立を前提とした、より現実的な姿勢への移行を印象付けた。

 企業重視で減税と規制緩和で景気回復を図る共和党候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の基本姿勢を「過去に失敗した」として批判し、共和党への支持は「過去への後退」と指摘。一方で、中間層の生活を支援する大統領の再選を支持することを「前進」と強調した。

 また、国民に「希望」を与えるために、格調高い言葉を使ったかつての演説とは異なり、具体的な個人の体験を頻繁に演説で織り交ぜ、長引く不況に苦しむ有権者と一体化することも意識した。

 経済政策ではロムニー氏が「いまだ具体的な提案をしていない」と批判。これを念頭に、製造業での100万人の雇用創出や10万人の数学・科学分野の教師の採用など数字を掲げた具体的な計画を提示した。

 民主党大会の終結を受け民主、共和両党とも2カ月後の大統領選、上下院議員選の投票へ向けて態勢が整った。今後は正副大統領候補のテレビ討論会が10月に予定され、全米各州で激しい集票合戦が展開される。

1344チバQ:2012/09/07(金) 21:33:59
http://www.cnn.co.jp/usa/35021465.html
オバマ大統領が指名受諾演説、「誰も取り残さない」 米民主党大会
2012.09.07 Fri posted at 13:15 JST

米ノースカロライナ州シャーロット(CNN) 米ノースカロライナ州シャーロットで開かれた民主党の全国大会は最終日の6日、再選を目指すオバマ大統領とバイデン副大統領が指名受諾演説を行い、閉幕した。

オバマ大統領は、初日の演説で絶賛を浴びたミシェル夫人に紹介されて登場。自身の理念と、共和党のロムニー候補が打ち出した理念を対比させ、「我々が描くのは、中間層の価値の立て直しと経済の再建だ」と訴えた。

具体的には、2016年までに製造分野で100万人の雇用を創出すると約束した。エネルギー分野では、再生可能エネルギーの利用を増やし、石油輸入量を削減させてきた実績を背景に、石油の輸入を2020年までに半減させて、天然ガス分野だけで60万人の雇用を支えると言明した。

安全保障分野では、イラク戦争の終結とアフガニスタンからの14年までの米軍撤収の公約を果たし、国際テロ組織指導者オサマ・ビンラディン容疑者を殺害した実績を強調。これまで戦費に投じていた予算分は、今後財政赤字削減や雇用創出などの政策のために投資すると述べた。

さらに、14年までの輸出倍増、今後10年で4兆ドル(約315兆円)強の財政赤字削減の目標を打ち出した。

こうした目標についてオバマ大統領は、「私の示す道程は、すぐに実現できるものでも、簡単に実現できるものでもない」「何十年もの間に積み重ねられてきた課題を解決するには、何年もかかるだろう」としながらも、「我々の問題は解決できる。我々の課題は克服できる。我々の道は険しいかもしれないが、より良い場所へとつながっている」と力を込めた。

4年前の大統領選で自身を勝利に導いた「チェンジ(変化)」のキャッチフレーズにも触れて「もしも今、背を向けて、我々が目標として戦ってきた変化は不可能だという不信感にとらわれてしまったら、変化は起こらない」と述べ、変化のために戦い続けてほしいと有権者にアピールした。

「私は今ほど米国に大きな希望を抱いたことはない。それはあなた方のおかげだ。もしあなた方が同じ希望を抱いているのなら、投票でそれを示してしてほしい」と呼びかけ、「我々は後戻りはしない。誰も取り残さない」と演説を締めくくった。

オバマ大統領に先立ち、副大統領候補として指名受諾演説に立ったバイデン副大統領は、オバマ大統領を間近で見てきた立場から、これまでの実績を絶賛。「大統領の決断と米国民の驚くべき強さにより、米国は危機を脱した」と述べ、「我々はこのミッションを成し遂げる」と宣言した。

さらに共和党のロムニー氏に矛先を向け、「米国は衰退していない。米国は復活の途上にあり、後戻りはしない。我々はアメリカンドリームを縮小させるつもりはない」と力説した。

1345チバQ:2012/09/08(土) 12:33:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120907-00000143-mai-int
<米大統領選>投票まで2カ月 「公平」「競争」巡り激突
毎日新聞 9月7日(金)23時47分配信


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米大統領選の激戦州

 11月の米大統領選に向けた民主党全国大会が6日、バラク・オバマ大統領(51)の指名受諾演説で閉幕し、本選に突入した。「中間層の擁護者」をアピールし「公平な社会」を目指して続投に意欲を示すオバマ氏と、「自由な競争」のもとで「民間主導」による経済再生を期す共和党のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が、対照的な国家像を描いて激突する構図が鮮明になった。残り2カ月の選挙戦を展望する。

 ◇無党派層の取り込みが焦点

 8月下旬の共和党大会、6日に閉幕した民主党大会を通じて、両候補の対立は明確になった。

 「大金持ちの減税で雇用が生まれるとは思えない」。オバマ大統領が演説で強調したのは、富裕層優遇や極端な財政削減などロムニー氏が掲げる政策では経済を低迷させると主張、中間層に手厚い立場を鮮明にした。大会では、黒人や中南米系の政治家、女性や同性愛者の議員らが演説し、民主党支持層の多彩さを演出した。

 一方、共和党大会でロムニー氏はオバマ氏の経済政策こそ「中間層を直撃している」と指摘。「米国の希望を取り戻す」と宣言し、連邦政府の役割を縮小し、民間主導で経済回復を目指す考えを示した。また、民主党が寛容な同性婚や人工妊娠中絶に反対する姿勢も鮮明にし、キリスト教右派などの倫理的に厳格な保守層に訴えた。

 米紙ワシントン・ポスト調査では「投票先を変える可能性がある」との回答は6%で党派対立が際立つ。オバマ陣営のデビット・プラフ上級顧問は「票の移動がほぼない選挙になる。接戦のまま選挙を迎える」と分析。共和党支持団体フリーダムワークスのマット・キベ代表は「支持基盤の熱意をかき立てた方が勝利する」と語る。

 ロムニー氏は演説で「自由」を繰り返して保守層を奮起させ、オバマ氏の演説では、08年のキーワードだった「変革」はほぼ消え、代わって「選択」を前面に出し、理想主義から対立路線への転換をにじませた。

 ただ、今後の焦点は3〜4割を占める無党派層の取り込みへと移る。米ギャラップ社の支持率調査ではオバマ氏47%、ロムニー氏46%と拮抗(きっこう)しており、票の掘り起こしがどれだけできるかが勝敗を左右するためだ。

 投票が行われる全米50州と首都ワシントンのうち、オバマ氏は19州・首都、ロムニー氏は24州で優勢。勝敗を決める選挙人数の獲得予想ではオバマ氏が237人、ロムニー氏が206人をほぼ固め、過半数270人の獲得競争はフロリダ州やオハイオ州など激戦州8州の行方が焦点。支持率の差は最大でも3ポイント前後で大接戦だ。

 無党派層が最後に勝敗を決するが、オバマ陣営は無党派層を取り込んだ前回ほどの勢いはなく、ロムニー氏も中道寄りに政策修正すれば保守派離れを誘発する危うさを抱え、有効打を打ち出せないのが現状だ。

1346チバQ:2012/09/08(土) 12:33:34
 ◇両氏とも雇用政策を重視

 最大焦点の経済政策ではオバマ、ロムニー両氏とも雇用政策重視の姿勢を打ち出した。ロムニー氏が1200万人の雇用創出をぶち上げたのに対し、オバマ氏は製造業で100万人の新規雇用と抑制的な公約となった。

 失業率は8%台と依然高く、2期目を目指す大統領としては戦後最悪レベルの失業率で投票を迎える公算だ。戦後最悪はフォード政権(共和)時の7.7%で、フォード氏は敗北した。オバマ氏は前回公約でエネルギー分野で500万人の雇用創出を掲げたが実現できておらず、現実路線への軌道修正ともいえる。

 外交では、民主党の政策綱領に前回08年にあった「エルサレムはイスラエルの首都」との記述が当初盛り込まれず、ロムニー陣営が「イスラエル離れ」と批判し騒ぎになった。パレスチナも首都を主張、国際的にイスラエルの首都と承認されていないが、資金力と動員力があるユダヤ団体に配慮し、慌てて修正採択した経緯がある。

 焦点のイランやシリア政策でロムニー陣営は、オバマ外交を「弱腰」と批判、「強い米国の復活」を掲げる。「力による平和」を唱え、国防費増加やミサイル防衛拡充を求め、ロシアにも強い警戒感を示した。

 「国際協調路線」の継続を目指すオバマ大統領はロムニー氏を指し「外交政策の新参」と言い、「米国が大きな犠牲を払った大失敗の時代に戻らせたいらしい」といなし、単独行動主義などの危うさを指摘した。

 アジア太平洋政策では、ともに経済的に台頭する中国への警戒感を示した。ロムニー氏は中国を念頭に「通商で不正をする国には責任を取らせる」と指摘。オバマ氏も雇用問題を巡り「中国に対抗してきた」と強調した。

 対日政策では民主党はアジア太平洋政策の一環として防衛関係の維持などを唱え、共和党も、米国が「太平洋国家」だとし、韓国などと並び日本との経済、軍事、文化関係をうたっているが、具体策は見えてこない。

1347名無しさん:2012/09/10(月) 20:33:31
test

1348チバQ:2012/09/10(月) 20:53:55
http://www.cnn.co.jp/usa/35021528.html
オバマ氏優位に、ロムニー氏との支持率の差拡大 米大統領選
2012.09.10 Mon posted at 11:39 JST

(CNN) 米大統領選に向けた民主党全国大会の閉幕から3日後の9日に米ギャラップ社が発表した世論調査で、民主党のオバマ大統領の支持率が49%と前回調査より3ポイント拡大し、共和党のロムニー氏の44%に対してリードを広げた。

この調査は民主党の全国大会の開催期間を含む9月2〜8日にかけ、全米の有権者を対象に実施された。オバマ氏は同大会で民主党の大統領候補に正式指名されている。

これに先立ち、共和党全国大会が開かれた1週間後のギャラップの調査では、オバマ氏の支持率47%に対してロムニー氏が46%と、1ポイント差に追い上げていた。

CNNと世論調査機関ORCインターナショナルが4日に発表した調査でも、ロムニー氏は党大会効果で支持率を47%から48%へと1ポイント伸ばしていた。

オバマ陣営の関係者によると、近年は党大会の実施時期がずれ込んでいることなどにより、大会効果で支持率が多少上昇することはあっても、かつてのような大幅な上昇は見込めなくなっている。例えば1992年にニューヨークで開かれた民主党大会では、ビル・クリントン候補(当時)の支持率が16ポイント上昇した。しかし近年は予備選が長引いて選挙戦前半に関心が高まるようになり、そうした傾向は変化しているという。

1349チバQ:2012/09/10(月) 21:17:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120910-00000049-reut-int
米同時多発攻撃から11年、再開発めぐる確執や健康被害の問題も
ロイター 9月10日(月)14時3分配信

9月9日、米同時多発攻撃から間もなく11年を迎えるが、グラウンド・ゼロの再開発をめぐる確執や消防士らの健康被害など、事件から10年以上が過ぎた今も問題はなお残されている。写真は建設中の新しいビル。7日撮影(2012年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 9日 ロイター] 米ニューヨークの世界貿易センター(WTC)などを狙った2001年9月11日の同時多発攻撃から、今月11日でちょうど11年を迎える。しかし、跡地(グラウンド・ゼロ)の再開発をめぐる確執や消防士らの健康被害など、事件から10年以上が過ぎた今も問題はなお残されている。

跡地には昨年9月に追悼広場がオープンし、これまで400万人以上が訪れているほか、同広場の横には2014年のオープンを目指して全米有数の超高層ビル「1(ワン)WTC」が建設中だ。

しかし、同地中心部に建設予定のミュージアムの資金をめぐって、関連財団とニューヨーク・ニュージャージー港湾管理委員会の確執が続き、ミュージアムの建設はとん挫。また、再開発の総費用も2008年の110億ドル(約8600億円)から150億ドル近くまで膨れ上がっている。

こうした状況を批判的に見ているのは、当時救助やがれき除去などに当たり、その後がんなどの病を患った消防士の遺族たちや支援団体だ。WTCの崩壊では、窓ガラスの破片やアスベストを含むがれきが大量に発生し、発がん性物質がまき散らされた。複数の調査によると、同時多発攻撃に関連する病気で死亡した人は1000人を超え、今なお治療を受けている人も全米で少なくとも2万人に上るという。

ブルックリンを拠点とする支援団体は「現在でも病に苦しんでいる人がたくさんいる」と説明。また別の支援団体によると、過去7週間で警官3人、消防士2人、建設作業員1人が、がんや呼吸器疾患で死亡したという。

夫を亡くしたというレスリー・ハスキンスさんは、跡地の再開発をめぐる対立に幻滅していると語り、「呼吸装置を買えない人たちがいるというのに、なぜ大金をビルの建設につぎ込むのか」と訴えた。

1350チバQ:2012/09/11(火) 21:10:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120910/amr12091020360004-n1.htm
イスラム教徒の嘆き深く “逆風”今もなお
2012.9.10 20:34 (1/3ページ)

デトロイト近郊ディアボーンにある米国内最大のモスクを訪れるイスラム教徒(黒沢潤撮影)
 2001年の米中枢同時テロから11日で11年。米国内ではイスラム教の礼拝所(モスク)建設計画が持ち上がるたびに住民らの抗議行動が起こるなど、イスラム教徒への警戒が社会に根深く残る。同時テロ後のブッシュ前政権下でイスラム教徒への風当たりが強まったことから共和党から民主党支持へとくら替えしたイスラム教徒は少なくないが、オバマ大統領はイスラム教徒の期待に十分応えていないとの声も強い。(米中部ミシガン州ウェストブルームフィールド 黒沢潤)

 自動車の街、デトロイトから車で約30分。緑豊かなウェストブルームフィールドの一角に、街で初めてとなるモスクの建設予定地があった。

 この土地には、廃校となった小学校がまだあるが、地元のイスラム教徒約150人で作る「イスラム文化協会」が昨年1月、取り壊された後の跡地利用に手を挙げ、約110万ドル(約8800万円)で購入した。

 反対派はモスクができることで周辺の交通渋滞を引き起こすうえ、モスクの尖塔(高さ14メートル)が周囲の景観にそぐわないと主張、建設中止を求めている。

 しかし、これらは表向きの反対理由で、底流には、「イスラム教への嫌悪感がある」(教育委員会幹部)との指摘は多い。住民集会で「モスク建設は米国への隠れた聖戦」などと書かれたビラも配布されたからだ。

 出席した地元キリスト教右派系法律団体「トーマスモア」のリチャード・トンプソン代表(75)は「米国のモスクの8割は“反米の温床”だ。文化協会も、テロ組織と関係があるのは確実だ」と敵意を隠さない。

 近くに住む白人女性のキムさん(53)も「彼らがどんな集団なのかはっきり分からないことが地元の不安を増幅させている」と話す。

 一方、地元教育委員会は「文化協会は過激派やテロ組織とは全く関係ない」と擁護する。


■  ■  ■


 デトロイト近郊はもともと「フォード・モーター」が20世紀初頭に誕生して以降、レバノンやイラクなどから多くの人々が仕事を求めてやってきた。この一帯だけで中東系の住民は12万人にも達し、国内最大のモスク「米イスラム・センター」も建つ。

 自動車産業の高給に魅せられ流入したのは他の民族も同様で、ウェストブルームフィールドには、15のキリスト教会、11のユダヤ教礼拝堂を含む49の宗教施設が建ち、宗教的に寛容な地域とされていた。

 デトロイト近郊で強い影響力を持つ同センターのカッセム・アリ事務局長は「過去11年間、米国民のイスラム教徒への警戒心は強まるばかりだ。大統領選を前に影響力を強めようと反イスラム感情をあおる政治家も多い」と嘆く。

 イスラム教徒の小学教諭ナンシー・フィラさん(30)も「私たちを敵視する人は多い。私たちは立派な米国市民なのに」と憤る。

 反イスラム感情は昨年、テネシー州のモスク建設をめぐっても顕在化。今年8月にはミズーリ州のモスクが放火されるなど、イスラム教徒への嫌がらせが頻発している。


■  ■  ■


 女性の中絶や同性愛に反対の立場をとるイスラム教徒は、小規模な自営業者が多いこともあって共和党への支持が強く、00年大統領選でも大半がブッシュ氏に投票した。しかし、08年大統領選では、米国社会での同じ少数派として、オバマ氏に票が流れたという。

 共和党は今、州レベルでイスラム法(シャリーア)の米国内での“適用”を禁じる動きも見せているため、オバマ氏支持は強まっているという。

 しかし、宗教評論家のエドワード・カーティス氏は「反イスラム感情がこれ以上、悪化しないようにとの理由にすぎない。積極的な支持ではない」とさめた見方を披露している。

1351チバQ:2012/09/11(火) 21:22:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012091100122
フードスタンプ受給者、最多に=米社会の高失業、貧困が背景
 【ワシントン時事】米政府の「フードスタンプ」と呼ばれる低所得者向け食料購入補助制度の利用者が6月に過去最多の約4667万人に上ったことが、農務省のまとめで分かった。5年前の1.8倍に急増しており、失業問題や貧困の根深さが浮かび上がっている。
 フードスタンプは、生活困窮者の食料費を補助する制度で、4人家族の場合、月間総所得が約2400ドル(約18万8000円)を超えないことが受給条件。金融危機が深刻化する以前の2007年度の受給者は約2632万人だったが、10年度には4000万人台に。支給総額も昨年度は約718億ドルに達し、一世帯当たり6月は平均約277ドルが支給された。(2012/09/11-09:05

1352チバQ:2012/09/11(火) 21:23:39
http://www.afpbb.com/article/politics/2900218/9493604?ctm_campaign=txt_topics
オバマ米大統領持ち上げたピザ店主、ネットで批判集中
2012年09月11日 18:34 発信地:ワシントンD.C./米国
【9月11日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領と抱き合い、喜びのあまりオバマ大統領を持ち上げた米フロリダ(Florida)州のピザ店主が、インターネットで共和党支持者たちの非難の集中砲火を浴びている。

 フロリダ州のフォートピアス(Fort Pierce)にあるピザレストラン「ビッグアップルピザ&パスタ(Big Apple Pizza and Pasta)」店主のスコット・バン・ドゥーザー(Scott Van Duzer)さんが、遊説中に立ち寄ったオバマ大統領を持ち上げている写真はメディアで取り上げられ、激戦州でのこの出来事はまたたく間に広まった。

 だが、出来事は笑顔を広めただけでなく、一方では冷笑ももたらしたようだ。

 レストランなどの口コミ評価サイト「イェルプ(Yelp)」にはバン・ドゥーザーさんを酷評するコメントが集まり、この写真撮影自体が民主党による「やらせ」だと非難する声が上がった。

「あのあほが(オバマ氏)に抱きついたのを見た。私は『絶対に』ここで食事をしない」「このハグが突然起きたなんて『ありえない』。何週間も前から計画されていたね」と、カリフォルニア(California)州のショーンさんは非難した。

 ワシントン(Washington)州スポーケン(Spokane)のDSさんも「これがやらせじゃないって信じられるか?シークレット・サービス(米大統領警護隊)は、誰かがオバマ大統領につかみかかることを絶対に許可しないし、持ち上げることなんてなおさらだ」と同調した。

 一方、ロサンゼルス(Los Angeles)のリッチ・Tさんは、悪いレビューを書き込んでいるのは一度も同ピザ店で食事をしたことがなく、「オバマ大統領に対して理由のない嫌悪感を抱いている人々だ」と非難。「みんなもっとやる事があるだろう」と訴えた。(c)AFP

1353チバQ:2012/09/11(火) 21:26:00
http://www.afpbb.com/article/politics/2900214/9488753?ctm_campaign=txt_topics
米大統領選、党大会後にオバマ氏の支持率上昇 世論調査
2012年09月11日 15:30 発信地:ワシントンD.C./米国
【9月11日 AFP】10日に発表された各社の米大統領選挙世論調査によると、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、先週の民主党全国大会で支持を大きく広げ、大統領選で優位に立った。

 共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)候補陣営の世論調査専門家の1人は、党大会による支持率上昇は「シュガーハイ(一時的な高まり)」にすぎず、オバマ大統領の経済政策の失敗という厳しい現実が再認識されれば消えて無くなるだろうと退けた。

 だが、米CNNテレビと調査会社ORCインターナショナル(ORC International)の行った世論調査では、オバマ氏支持が52%、ロムニー氏支持は46%となった。さらに、ロムニー氏は8月の選挙資金集めでも、4月以降初めてオバマ氏に遅れをとった。

 また、米世論調査会社ギャラップ(Gallup)が7日間にわたって実施し、10日に発表した世論調査でも、オバマ氏が5ポイントのリード。党大会後に実施された別の調査でも、激戦区のオハイオ(Ohio)州でオバマ氏が5ポイントリードした。

 CNNとORCが民主党全国大会前に行った世論調査では、両候補の支持率はともに48%で並んでいた。

 米ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)で3日間の日程で開かれた民主党全国大会では、オバマ大統領が最終日に受諾演説を行い、有権者たちに根気強い支持を求めた。

 その前日にはビル・クリントン(Bill Clinton)元大統領が、オバマ大統領の経済政策を共和党のトップダウンなやり方と対照的だと弁護する指名推薦演説を行い、この演説がオバマ氏の支持率上昇に貢献したとされている。(c)AFP/Andrew Gully

1354チバQ:2012/09/11(火) 21:44:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120911-00000044-mai-int
<米同時多発テロ11年>進む風化に教師苦悩
毎日新聞 9月11日(火)13時29分配信


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新入学生らに授業の進め方を説明するスティーブ・レーザーさん=米ニューヨーク市のハーベスト・カリージェット高校で、草野撮影

 【ニューヨーク草野和彦】約3000人が犠牲となった01年9月の米同時多発テロの発生から11日で11年。事件を知らない若者世代が増える中、高校などの教育現場で「9・11」をどう教えていくかが課題になっている。同時多発テロの悲惨さや背景は十分に教えられていないのが実態で、風化を憂う教師も多い。テロ犠牲者の遺族らで組織する「9・11家族協会」は、同時テロについて教える連邦政府レベルの履修指針の策定を求めている。

 ◇ポスト世代が1割「もはや歴史」

 ニューヨーク市の世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」から北へ約3キロ。6日に開校したばかりのハーベスト・カリージェット高校で、社会科教師のスティーブ・レーザーさん(30)が新入生に呼びかけた。「高校生になったのだから、君たちはもう大人だ」。日本の中学3年に相当する高校1年生は14〜15歳。テロ発生時には3〜4歳で記憶はほとんどない。「彼らにとってはもはや歴史です」と、レーザーさんは語る。

 04年に赴任したバージニア州の高校では「政治的なことを話せる状況ではなかった」。ブッシュ前大統領が主導したイラク戦争が争点となった大統領選の年。ワシントンに近く、政府機関に勤務する保護者らの圧力もあった。06年から勤務したニューヨーク市内の高校では親族を亡くした生徒もおり、テロの記憶は生々しかった。

 驚いたのは生徒らの誤解だった。「4人に1人はテロが米政府の陰謀と信じ、イラクのフセイン大統領が関与したと考える生徒もいた」。インターネット上の情報をうのみにする生徒らに事実を伝えようと努めた。

 米国内で02年以降に生まれたのは4000万人以上に達し、全人口(約3億人)の1割を超えた。「ポスト9・11」世代に米国本土が攻撃にあった事実や背景をどう伝えていくかは教育現場の重大な課題になっている。

 ニュージャージー州のホルムデル高校の教師、ジル・マクラケンさん(47)もこの課題に取り組む。州政府やテロ犠牲者の遺族らと同時テロに関する独自の教育カリキュラムを昨年、完成させた。

 同州はニューヨークへの通勤圏で住民約700人が犠牲に。カリキュラム作成の背景には「テロについて語るのが9月11日だけではいけない」という遺族の訴えがあった。マクラケンさんは「次世代のリーダーを育てる必要がある。なぜテロが起きたかを知り、平和裏に問題を解決する方法があることを学んでほしい」と語る。

 だが、レーザーさんやマクラケンさんのように熱心に教えているのは、まれなケースと言えそうだ。

 米国では憲法上、教育に関する権限は各州にある。ウィリアム・アンド・メアリー大(バージニア州)のジェルミー・スタッダード准教授(37)らは全50州と首都ワシントンの公立高校社会科の履修指針を分析した。

 テロ後に49州が内容を更新したが、うち9・11に触れたのは半分以下の21州。9・11には触れず「対テロ戦争」「テロリズム」など関連キーワードに言及したのが14州ある一方、テロ関連を一切含まないのは14州もあった。准教授は「大多数の教師が9・11を教えているわけではない。少なくとも深くは教えていない」と推測する。

 ◇米同時多発テロ

 01年9月11日朝、ハイジャックされた民間旅客機4機のうち3機がニューヨークの世界貿易センタービル2棟とワシントン郊外の国防総省に突入、1機がペンシルベニア州の草地に墜落した。ビルは2棟とも崩壊し同省は一部が損壊。日本人24人を含む計約3000人が死亡した。米政府は国際テロ組織アルカイダの犯行と断定。11年5月、米軍がアルカイダ指導者のビンラディン容疑者を潜伏先のパキスタンで殺害した。

1355チバQ:2012/09/12(水) 21:22:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120911/amr12091122520005-n1.htm
「9・11」から11年 「追悼博物館」オープンできず…政界対立で工事中断
2012.9.11 22:45 (1/2ページ)

地元の政治家による主導権争いの影響で、開館が来年以降に延期された「追悼博物館」(黒沢潤撮影)
 【ニューヨーク=黒沢潤】2001年の米中枢同時テロから11日で11年を迎えた。当初、この日に合わせてテロの跡地に開館する予定だった「追悼博物館」は、地元の政治家の主導権争いの影響で工事が中断したままだ。犠牲者の遺骨などの保管やテロ発生時の状況を説明する展示のあり方をめぐっても関係者から異論が噴出、開館は大幅に遅れる見通しだ。

 建設工事の延期は、博物館を運営する財団のトップを務めるブルームバーグ・ニューヨーク市長と、跡地を所管する地元公社トップのニューヨーク、ニュージャージー両州知事との確執が原因だ。市長と両知事は博物館の運営方法や維持費拠出のあり方をめぐって対立、財団側が10日夜になって1200万ドル(約9億5千万円)を拠出することなどで暫定合意に達したが、開館は早くても来年末だ。

 テロ跡地を訪れた英国人女性のノーディア・キャンボーさん(34)は「バカげた対立だ。重要な施設の完成を前に、米国の政治家たちは何をしているのか」と驚きを隠さない。

 身元が判明しない約9千の遺骨などを館内に保管する計画をめぐっても議論が百出している。

 ある遺族は「遺骨などを博物館内に置こうという国がほかにあるだろうか」と憤る。別の遺族は、身元不明の遺骨などをテロ跡地の“基礎部分”に保管するとの同意が03年になされたと反論、跡地近くに住む主婦レイブン・ダリングさん(67)も「他に置く場所がなければ致し方ない」と理解を示すが、納得できない遺族17人は「全遺族の意向を聞くべきだ」と財団側を提訴している。

 展示のあり方をめぐっても激しい対立がある。館内では犠牲者の遺留品が展示されるだけでなく、同時テロを起こした国際テロ組織アルカーイダの犯行の経緯が写真や映像とともに紹介される予定だ。

 消防士の息子、ジミーさんを亡くしたジム・リッチス氏は「犯人の顔写真を見たければ、(観光客用にテロ関連の写真が売られている)キオスクに行け。博物館を『テロリストの殿堂』にしてはならぬ」と猛反発している。

     ◇

 ■米中枢同時テロ

 2001年9月11日午前、イスラム過激派グループが米国で4機の航空機を乗っ取り、ニューヨークの世界貿易センター(WTC)ビルに2機が突っ込んだ。WTCビル2棟などが崩壊。3機目はワシントン郊外の国防総省に激突、4機目はペンシルベニア州シャンクスビルに墜落し、日本人24人を含む約3千人が犠牲となった。

1356チバQ:2012/09/12(水) 23:48:27
http://www.cnn.co.jp/usa/35021664.html?google_editors_picks=true
上位1%の純資産は中間世帯の288倍、不況で格差拡大に拍車 米
2012.09.12 Wed posted at 14:52 JST


ニューヨーク(CNNMoney) 米国の富裕世帯と中間世帯との資産格差は過去50年で2倍以上拡大している――。富裕層が資産を増やす一方で中間層がますます困窮している現実が米経済政策研究所(EPI)が12日までに発表した報告書で明らかになった。

1962年の時点で、上位1%の富裕世帯の純資産は中間世帯の125倍だった。これが2010年になると288倍に拡大している。純資産は不動産を含む全資産から借金を差し引いた額。

中間世帯の純資産は1983年の7万3000ドルから、2010年は5万7000ドルへと減少した。一方、富裕層の純資産は同じ期間に960万ドルから1640万ドルへと増えている。報告書ではその要因として、所得格差の拡大と、この期間の株価の上昇を挙げた。

資産と所得の格差は数十年前から広がっていたが、今回の不況でこの傾向に拍車がかかった。平均的な世帯の2010年の所得は10年前に比べて6%減っている。

資産については住宅バブルの崩壊と失業率の悪化が幅広い層に影響を与えたが、特に中間層と低所得層が大きな打撃を受けた。

上位1%の富裕世帯の純資産は2007年から10年にかけて15.6%減にとどまる一方、中間世帯は47.1%の大幅減となり、格差が広がる一因となった。

人種別にみると、今回の不況によって黒人世帯の純資産平均は4900ドルに、ラテン系世帯は86.3%減のわずか1300ドルに落ち込んだ。これに対して白人世帯の平均は9万7000ドルとなっている。

1357チバQ:2012/09/13(木) 21:28:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120913/amr12091315230005-n1.htm
襲撃めぐりオバマ氏とロムニー氏が舌戦
2012.9.13 15:22 [米国]

オバマ米大統領(左)とロムニー氏(いずれもAP)
 リビアなどの米公館襲撃事件をめぐり、米共和党の大統領候補ロムニー氏がオバマ大統領の「謝罪外交」を攻撃、オバマ氏が激しく反論する舌戦が展開された。景気と雇用を最大の争点とする米大統領選だが、当面は中東情勢が注目の的になりそうだ。

 ロムニー氏は11日、在カイロ米大使館が、暴動の引き金となったイスラム教預言者ムハンマドの侮辱映像を批判する声明を発表したことをとらえ「公館襲撃を非難するより前に、襲撃した者に共感を示した」と批判した。

 だが12日になって、同大使館の声明は襲撃事件の前に、エジプト世論の沈静化を図る目的で出されたことが判明。

 オバマ氏はCBSテレビとのインタビューで「ロムニー氏はよく考える前に行動する傾向があるようだ」と指摘した。(共同)

1358チバQ:2012/09/13(木) 21:51:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120913-00000059-mai-int
<米領事館襲撃>大統領選に影響…大きな争点に
毎日新聞 9月13日(木)18時22分配信

 【ワシントン古本陽荘】リビア東部ベンガジの米領事館襲撃事件は11月の米大統領選にも大きな影響を与えそうだ。両陣営は事実関係が解明できていないなか、早くも火花を散らせている。

 共和党の大統領候補、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は12日の記者会見で、在エジプト米大使館が、イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくする映画を批判する声明を出したことを問題視した。「(抗議が起きたために)謝罪したに等しいもので、重大な間違いだ」などとして、オバマ大統領の責任を追及。ベンガジ襲撃事件やカイロでの米大使館に対する抗議活動に屈し声明を出した「弱腰外交」との印象付けを狙った発言だった。

 だが、実際には大使館声明が出されたのは襲撃事件や抗議活動の始まる前だった。このため、オバマ大統領は同日収録のテレビ番組で、「ロムニー氏はまず攻撃し、後で理屈をひねり出す傾向がある。大統領にはそんなことはできない。事実に基づいた発言をすることが重要だ」などと反撃。大統領候補としてのロムニー氏の資質を逆にただした。

 襲撃事件への対応や今後の展開次第では、大統領選の結果を左右することも想定されるため、両陣営とも神経をとがらせている。これまでの米大統領選では経済政策が最大の争点とされ、外交や安全保障は注目度が低かった。だが、10月に予定されている大統領候補同士の討論会では、襲撃事件での対応なども大きな争点となるのはほぼ確実な情勢だ。

1359チバQ:2012/09/14(金) 22:02:29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012091400697
最重要3州でオバマ氏リード=ロムニー氏、苦しい情勢−米大統領選
 【ワシントン時事】13日発表の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCテレビなどの合同世論調査結果によると、11月の大統領選で最重要視される南部フロリダ、バージニア、中西部オハイオの3州で、民主党のオバマ大統領が支持率で共和党のロムニー候補に5〜7ポイントのリードを奪った。
 調査で両者のどちらに投票するか尋ねたところ、フロリダ、バージニア両州はいずれも大統領49%対ロムニー氏44%。オハイオ州では大統領50%対ロムニー氏43%だった。「投票先未定」の回答は3州とも5、6%しかなく、挽回を図るロムニー氏にとり苦しい情勢だ。(2012/09/14-16:52)

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1360チバQ:2012/09/14(金) 22:08:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120914/amr12091401220002-n1.htm
大統領選視野 周辺国を牽制 駆逐艦・海兵隊を急派
2012.9.14 01:20 (1/2ページ)

米領事館襲撃事件が発生したリビア東部ベンガジで襲撃犯らを糾弾する人々=12日(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】オバマ米政権はリビア大使の殺害を受けた12日、巡航ミサイルを装備した駆逐艦をリビア近海に展開した。また、海兵隊の対テロ警備部隊をリビアの首都トリポリに急派した。周辺諸国に潜む反米武装組織の動きを牽(けん)制(せい)する狙いとともに、在外米国人の安全を確保するとの強い意思を示した形だ。

 「国民の安全に集中し、すべての情報を集めて、国益を前進させるのが大統領としての私の義務だ」

 オバマ大統領は12日、襲撃犯を特定するため情報収集を急いでおり、必ず裁きを与えるとの決意を改めて強調した。

 米メディアによると、公務中の大使が殺害されるのは1979年の駐アフガニスタン大使以来。米中枢同時テロから11年の9月11日(現地時間)に領事館襲撃で4人が殺害された事件は、米国への実質的な「戦争行為」(ジュリアーニ前ニューヨーク市長)との認識も広がっている。

 米海軍が展開したとされる駆逐艦は、巡航ミサイル「トマホーク」を装備。米側は「特定の攻撃目標があるわけではない」としており、すぐに攻撃が実行される可能性は低いとみられるが、軍事専門家は「大統領が決断すれば攻撃可能な態勢が整う」と指摘する。

 米紙USA TODAY(電子版)は、1980年の大統領選で再選を目指したカーター大統領が、イランの米大使館人質事件で、軍事力による奪還を最終的にあきらめて対応を誤り、「転落を招いた」と指摘。現職大使が犠牲になった今回の事件で同様の批判を受けるのは避けたいと考えたオバマ陣営が、これらの措置を取った可能性が高い。

 オバマ大統領は昨年3月に多国籍軍がリビア軍事作戦を開始した際、指揮権を北大西洋条約機構(NATO)軍に初期段階で移譲する「後方からの指揮」を徹底。保守層から「弱腰」との批判を浴びた。

1361チバQ:2012/09/17(月) 20:03:34
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/324242
【米大統領選2012年】ロムニー氏外交争点に 「弱腰」批判で賭け
2012年9月16日 00:10 カテゴリー:アジア・世界
 【ワシントン宮崎昌治】米国で制作されたイスラム教への侮辱映像に抗議する反米デモが中東からアジアのイスラム圏へと拡大し、米大統領選の情勢を左右しかねない事態になってきた。共和党候補のロムニー氏は、オバマ政権の「弱腰外交」がこうした事態を招いていると繰り返し批判。投開票まで2カ月を切り、最大の争点である経済で大きな変化が予想しにくい中、外交を焦点化する賭けに出たといえる。

 「米国民は世界中に広がるデモのニュースに当惑し、動揺している」。ロムニー氏は14日、ニューヨークの会合でこう指摘し、エジプトを引き合いに「米大使館の安全を守れないなら年13億ドルの軍事援助を停止すべきだ」と述べ、エジプトへの強硬姿勢の必要性を強調した。

 ロムニー氏は、11日のリビアでの米領事館襲撃事件後からオバマ政権の外交を「弱腰」と批判。誤った情報を基にしていたり、国難を政治利用したりしているとして、党内からも疑問視する声が上がった。

 だが、ロムニー氏はその後も批判を緩めず、オバマ政権下で「米国は世界情勢を主導するのではなく、翻弄(ほんろう)されているようだ」と強調。副大統領候補のライアン氏も14日、「米国民は今、世界各地で星条旗が焼かれ、大使館が暴徒に攻撃される映像を見せられている」と歩調を合わせた。

 共和党は、反米デモの広がりをオバマ政権による「弱腰外交」の結果と位置付け、8月末の党大会で宣言した「強い米国」の復活を訴える好機ととらえ始めたようだ。

 失業率が8%台で高止まりしながらもロムニー氏の支持が伸び悩む一方、民主党大会後にオバマ氏の支持は急伸。これまでの「経済」一辺倒では情勢を激変させることは難しい。不得意とされる外交での賭けは、焦りの裏返しともいえる。

 オバマ大統領側は、ロムニー氏の批判を「微妙な国際情勢を不謹慎にも政治問題化し続けていることは驚きだ」と一蹴。米メディアも当初、外交音痴ぶりを露呈したロムニー氏の「失点」とする見方が多かった。

 だが、反米デモは拡大し、事態の沈静化に有効な手だては見当たらない。ある外交筋は「デモが拡大・深刻化すれば、融和を重視したオバマ外交の失敗という批判が高まり、選挙情勢を変える要因になりかねない」と分析する。

=2012/09/16付 西日本新聞朝刊=

1362チバQ:2012/09/18(火) 21:46:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120918/amr12091820400012-n1.htm
米中で通商摩擦激化、大統領選で激しい応酬
2012.9.18 20:38
 【ワシントン=柿内公輔】米大統領選が11月に迫る中、米中間の通商紛争が激しさを増している。オバマ政権は17日、自動車産業を補助金で支える中国を国際貿易機関(WTO)に提訴したが、共和党候補のロムニー前マサチューセッツ州知事は「遅きに失した」と非難。政治的な綱引きが米中摩擦を強めている。

 「ルールに従わぬ国にはやるべきことをやる。われわれは2期務めた(ブッシュ)前政権より数多く中国を訴え、勝利してきた」

 自動車産業を不当な補助金で後押ししているとして中国をWTOに訴えた直後、オバマ大統領はオハイオ州での演説で強硬な対中姿勢をアピールした。返す刀で、ロムニー氏もばっさり。「中国たたきに腕まくりしてみせるが、(ロムニー氏の経営したファンドの)投資先は中国に雇用を流出させた。(対中批判は)口先だけだ」と皮肉った。

 11月の大統領選で再選を狙うオバマ政権は中国との通商紛争でアクセルを踏み込んでいる。2月に中国を念頭に不公正貿易を摘発する機関を新設。3月に日本も巻き込み、レアアース(希土類)を輸出制限する中国をWTOに提訴した。オバマ政権の看板政策である太陽光発電でも、相殺関税の適用を仮決定した。

 一方のロムニー氏も負けていない。自動車問題でのWTO提訴について、「遅すぎる。自分なら任期終盤を待たずに提訴した」と述べ、オバマ政権を弱腰と非難する。大統領に当選したら中国を為替操作国に認定すると公言しており、「就任初日から中国の不公正貿易に対して包括的な戦略を推し進める」と表明した。

 ただ、ロムニー氏はオバマ政権による米自動車大手救済を批判し、ファンド経営者時代に企業のリストラに手を染めた経緯から、製造業が盛んで支持率が拮抗(きっこう)するオハイオ州など激戦州でのオバマ陣営の動きに神経をとがらせている。

 現職のオバマ氏も、議会や国民に関心の高い中国との通商紛争で後れを取れば失点となる一方、産業界には通商摩擦の激化を懸念する声もあり、難しいかじ取りを迫られそうだ。

1363チバQ:2012/09/18(火) 21:47:09
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120917/amr12091720580005-n1.htm
反米デモ、オバマ陣営直撃「アラブの春への対応失敗」
2012.9.17 20:58 (1/2ページ)[オバマ米大統領]
 【ワシントン=古森義久】中東各地での反米運動が米国内でオバマ政権の中東政策や対外政策全般への批判を燃え上がらせる形となってきた。大統領選挙戦でもこれまで少なかった外交論議が前面に出る気配となった。この論議では中国の南シナ海などでの攻勢もオバマ政権がグローバルな影響力を減らした結果だとも指摘された。

 エジプトやリビアでの米国外交公館への攻撃とその結果としての米大使らの殺害は当然ながら米国内でも衝撃波を広げた。オバマ政権は当初の一連の攻撃に対し「米側の反イスラム映画への抗議であって米国への攻撃ではない」(大統領報道官)という反応をみせ、これまでの中東政策にも変化はないという姿勢を保った。

 だが議会ではその後の反米デモなどが中東の他の諸国に拡大するにつれ、与党の民主党議員までも加わり、「米国の『アラブの春』への対応の失敗」とか「シリアの民主化闘争で米国が主導権を放棄する『背後からの指導』を唱えたことの代価」という批判的な言明も出るようになった。エジプトやリビアへの大型援助の停止も提案された。

 この種の批判ではオバマ大統領が前任者たちと異なり、イスラム教との接触が多く、イスラム教徒に特別の理解や同情を示す姿勢を2009年の「カイロ演説」で示したにもかかわらず、また「アラブの春」への対応ではイスラム教国に民主主義的価値観にも傾く穏健派の勢力拡大を望みながら、現実はそうならなかったことの指摘が含まれている。

 とくに共和党側では「米国が全世界で撤退を重ね、影響力を減らす政策を取った結果、この種の反米活動が激しくなった」(ジョン・マケイン上院議員)というオバマ政権非難が強い。大統領候補のロムニー前マサチューセッツ州知事も大統領の中東政策が「軟弱に過ぎる」と批判したが、その言明のタイミングが不適切だったため、逆に民主党側から攻撃された。

 しかし今回の中東での反米の動きをオバマ政権のこれまでの対外政策の特徴に帰する論調は大手紙ウォールストリート・ジャーナルの「新世界無秩序」と題する社説などでも表明された。

 同社説は「オバマ政権が中東全般で同盟相手のイスラエルから離れ、イスラム教諸国にソフトな態度を取り、イラクやアフガニスタンからも撤退するという『力の空白』が今回の事態を起こした」と論評した。同社説は米国がグローバルな影響力の衰えをみせたことが中国を勢いづけ、南シナ海でフィリピンなど米側の同盟、友好国の領土を占拠させる結果を招いた、とも述べた。

1364チバQ:2012/09/18(火) 22:02:40
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012091800619
低所得者は切り捨て?=共和ロムニー氏が失言−米大統領選
 【ワシントン時事】「米国民の47%を占める非納税者は、何があってもオバマ大統領を支持する。彼らを気に掛けるのは私の仕事ではない」。共和党のロムニー大統領候補がこんな発言をしていたことが明らかになり、物議を醸している。億万長者として知られる同氏だけに、対立陣営に肩入れする低所得者は切り捨てるとばかりの「失言」は打撃となりそうだ。
 リベラル系の「マザー・ジョーンズ」誌が17日、隠し撮りしたロムニー氏の演説の映像をウェブサイト上に公開したのが発端。同誌は、高所得者を対象とする非公開の資金集め会合で問題の発言が飛び出したと報じた。
 ブルッキングス研究所の調査によると、米国民の46.4%は所得税を納めていない。これを念頭に置いたとみられるロムニー氏は映像の中で、「国民の47%は政府に依存し、自分を犠牲者だと信じ、政府が面倒を見るのは義務だと思っている」と指摘。自身が公約した減税とは無縁であり、その生活に注意を払う考えはないと語った。(2012/09/18-15:15)

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1365チバQ:2012/09/18(火) 22:07:44
http://mainichi.jp/select/news/20120918k0000e030124000c.html
反格差デモ:発生1年 米ウォール街周辺で再び
毎日新聞 2012年09月18日 09時37分(最終更新 09月18日 09時58分)


厳重な警戒態勢の中、気勢を上げる「ウォール街を占拠せよ」のデモ参加者=米ニューヨークで17日、草野和彦撮影
拡大写真 【ニューヨーク草野和彦】ニューヨークのウォール街周辺で17日、反格差社会の草の根運動「ウォール街を占拠せよ」の開始から1年を記念するデモが行われた。参加者らはニューヨーク証券取引所を「人の壁」で包囲しようとし、米メディアによると、週末から始まったデモを含め、逮捕者は計200人近くに上った。

 17日はデモ警戒の警察官が大量に動員され、ウォール街一帯は一時、騒然とした雰囲気に包まれた。数百人が近くの公園で集会を開き、「私たちがやるべきことは終わっていない」などと気勢を上げた。

 反格差運動は昨秋以降、全米各地だけでなく、欧州などにも急速に拡大。しかし、昨年11月、ニューヨークの運動の拠点だった「ズコッティ公園」からデモ隊が強制排除されてからは、勢いを失っている。

1366チバQ:2012/09/20(木) 20:33:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2012092000107
ロムニー氏「失言」不評=大統領選に影響も−米調査
 【ワシントン時事】19日発表の米ギャラップ社の世論調査結果によると、共和党のロムニー大統領候補の「非納税者の生活は面倒を見ない」との発言について、大統領選の結果を左右する無党派層が全体として否定的に受け止めていることが明らかになった。
 調査が行われたのは、発言がネット上に公開された翌日の18日。これを受け、同氏に投票する考えが強まったという無党派の有権者が15%にとどまったのに対し、支持する気がうせたとの回答は29%に上った。
 半数以上の53%は「発言が投票に与える影響はない」と答えたが、ギャラップ社は「肯定的な見方より否定的な捉え方が多く、ロムニー氏の勝利の可能性を摘み取りかねない」と分析している。(2012/09/20-08:48)

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1367チバQ:2012/09/20(木) 21:22:40
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120920/cpd1209200505006-n1.htm
米大統領選の陰でハリウッドvsIT (1/4ページ)2012.9.20 05:00
オバマ大統領夫妻と夕食を共にした1カ月後の3月14日、ジョージ・クルーニー氏はキャメロン英首相を迎えての公式晩餐会に招かれた(ブルームバーグ)【拡大】
 タキシードに身を包んだ米ハリウッド俳優のジョージ・クルーニー氏がホワイトハウスでオバマ米大統領夫妻と夕食を共にしてから3カ月後の今年5月。今度は大統領が米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるクルーニー氏の自宅で開催された再選に向けた資金集めの夕食会に出席。1500万ドル(約11億8000万円)を集めた。

 それからほどなくして、オバマ大統領はサンフランシスコのベイエリアに向かい、ベンチャーキャピタリストのダグラス・ゴールドマン氏主催のIT業界関係者による同種の夕食会に出席した。

 ◆「民主党のATM」

 2000年の大統領選でアル・ゴア氏の下で働いたクリス・ルヘイン氏は「カリフォルニア州は、今回の大統領選で民主党のATM(現金自動預払機)になっている」と指摘した。

 IT業界とエンターテインメント業界はインターネット上での著作権侵害行為の扱いに関して意見を異にしているが、大統領の関心を得ることができた方が、早ければ来年にも再開する法律論争で有利になるとみられている。

 IT業界は、著作権侵害により年間200億ドルの損失を被っているハリウッド側によるネット上でのコンテンツの無断使用防止に向けた活動は、ネットの成長と言論の自由を妨げることになると主張している。オバマ大統領の選挙運動に巨額の資金を投じている米グーグルなどのシリコンバレーの企業にとって、この著作権侵害の問題での勝敗には、何十億ドルもかかっているという。

 映画業界は今年、ネット上でのコンテンツの違法利用取り締まりに関し、大勝利間近だった。同業界を代表する米映画協会(MPAA)は、ウェブサイトや検索エンジンの運営者、決済サービス事業者などに対し、海外の著作権侵害サイトとの取引禁止をはじめとする措置を求める裁判所命令を出すよう法務省にロビー活動していた。

 ネット上での海賊行為防止法案は議会を通過するとみられていたが、グーグルやネット上の百科事典「ウィキペディア」が中心となったネット上での抗議活動を受け、法制化の動きにストップがかかった。ホワイトハウスの担当補佐官は妥協点を見いだそうと「ネット上の知的財産権保護は重要だが、オープンで革新的なネットを脅かしてはならない」との声明を出し、大統領の支持を期待していたハリウッド関係者を驚かせた。

 その後、08年の大統領選でオバマ大統領に大口献金をしたフォックス・フィルムド・エンターテインメントのジム・ジアノプロス会長は「かなり早い時期から熱心に大統領を支持してきたが、今回どうするかについては何ともいえない」と語った。

 ワシントンで通信関連の問題を扱う弁護士のアンドリュー・シュワルツマン氏は「新たな法案を起草する前に、シリコンバレー側と膝を交え、もっと話し合う必要がある。ハリウッド側だけが主導権を握るようではだめだ」と指摘した。

1368チバQ:2012/09/20(木) 21:23:05
 ハリウッドは大統領との関係を育んでいる。再選キャンペーンにいち早く参加したのは米アニメ映画制作会社ドリームワークス・アニメーションのジェフリー・カッツェンバーグ最高経営責任者(CEO)だ。昨年5月、同CEOはオバマ大統領の元部下が設立したスーパー政治活動委員会(PAC)「プライオリティーズUSAアクション」に200万ドルの小切手を切った。また、今年5月のクルーニー氏宅での夕食会の主催者でもある。

 ◆ユーチューブで皮肉

 一方、IT業界にとって今年初めの著作権侵害絡みの論争は警鐘となり、同業界はロビー活動を強化し、政治献金も増やしている。

 昨年2月、オバマ大統領はサンフランシスコ郊外でIT企業幹部らと私的な会合を持ち、夕食会では、米交流サイト大手フェイスブックのザッカーバーグCEOやグーグルのシュミット会長らが大統領にさまざまな質問を浴びせた。今年4月には、フェイスブック本社でオバマ大統領のタウンホール・ミーティングが開催された。

 ワシントンを拠点とするテックネットのレイ・ラムジー社長は「IT業界はオバマ大統領の口調や物腰に引かれている。そして民主党の政策にも。大統領はわれわれと同じ言葉で話してくれる」と語った。こういったことが献金につながるのだ。

 また、フェイスブックのサンドバーグ最高執行責任者(COO)もカリフォルニア州の自宅で資金集めパーティーを開いている。

 逆にカリフォルニア州から定期的にホワイトハウスを訪問する者もいる。訪問者記録には「クルーニー」や「カッツェンバーグ」の名前もある。ザッカーバーグCEOやサンドバーグCOOは大統領の自宅にも行っている。

 ロムニー氏の支持者は、大統領のセレブ好きを皮肉った動画をネット上で流している。サングラス姿の大統領が登場し、米トーク番組のホスト、エレン・デジェネレス氏と踊っているシーンが流れる。そしてその後、失業率の統計が表示されるのだ。「セレブ大統領の4年間で、あなたの生活は少しでも良くなりましたか」と問いかけるこの45秒の動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」で50万回以上再生されている。(ブルームバーグ Julie Bykowicz)

1369チバQ:2012/09/20(木) 21:25:12
http://japanese.ruvr.ru/2012_09_19/88749471/
オバマ大統領 クラブで選挙運動資金調達パーティー開く
米国の歌手ビヨンセとラッパーのジェイ・Zが18日、オバマ米大統領の選挙運動資金調達パーティーを開いた。ロイター通信が伝えた。
慈善パーティーにはオバマ大統領も訪れた。会場となったのは、ジェイ・Zが経営するニューヨーク・マンハッタンにあるクラブ40/40。パーティーの入場チケットは4万ドル。約100人が訪れたという。

 世論調査によると、ニューヨークはオバマ大統領を支持する見込み。だがオバマ大統領はマンハッタンで開かれたパーティーで、「人々は私を負かすために大金を使っている」ため、闘いは厳しいものになるだろうと指摘した。

 ワシントン・ポスト誌によると、これまでに米国の俳優ジョージ・クルーニー、女優のサラ・ジェシカ・パーカー、アメリカ版ヴォーグの編集長アナ・ウィンターらがオバマ大統領の選挙資金調達パーティーを開いている。

 Lenta.ruより

1370チバQ:2012/09/20(木) 21:26:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/324915
【米大統領選2012年】ロムニー氏 失言で苦境
2012年9月20日 01:31 カテゴリー:アジア・世界
 【ワシントン宮崎昌治】米大統領選の共和党候補ロムニー氏が、5月に開いた非公開の集会で「47%の米国民は所得税を払わず、自分は犠牲者で国から保護を受けるのは当然だと思っている」などと発言。その様子を隠し撮りした映像が9月18日、米メディアで繰り返し報道され、ロムニー氏は苦境に立っている。

 米メディアによると、映像は5月17日にフロリダ州であった資金集めの会合のもので、参加者の大半は大金持ち。ロムニー氏は「47%の人たちは医療保険も食料も住宅も何でも政府に頼る人たちで、何があってもオバマ大統領を支持し、投票する」などと批評。「私の仕事は、これらの人たちを心配することではない」と言い切った。

 また、父親がメキシコ生まれであることを引き合いに「もし私がメキシコ人の子どもだったら、選挙はもっと楽だった」とも述べた。発言が、選挙戦で鍵を握る中間所得層やメキシコなど中南米系有権者の反発を呼ぶのは必至。失業率が高止まりする中、「庶民の苦しみに疎い」と指摘されるロムニー氏にとって、手痛い暴露といえる。

 映像は、リベラル系ネットメディアが9月17日に報じた。ロムニー氏は18日、保守系テレビのインタビューで「大きな政府の路線を続けていいのか」と反論。オバマ氏は「大統領とは、すべての国民を代表する職だ」と皮肉った。

=2012/09/20付 西日本新聞朝刊=


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