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製紙産業スレッド

1荷主研究者:2003/12/03(水) 00:45
業界の再編が進み、世界市場への進出と世界の上位を伺う日本の製紙産業。国内2強の王子製紙と日本ユニパックホールディングを筆頭に個性的な製紙メーカーも多い。また原料から製品まで鉄道貨物輸送との関連も深く興味深い産業である。

日本製紙連合会
http://www.jpa.gr.jp/

印刷関連リンク集(製紙メーカー、商社、インクメーカー等ある)
http://www.idek.jp/print/link.asp

445荷主研究者:2011/08/14(日) 14:21:29

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110804t12027.htm
2011年08月04日木曜日 河北新報
日本製紙、生産縮小へ 石巻など5工場、1300人削減

 日本製紙グループ本社は3日、コピー用紙や新聞用紙などの洋紙の減産のため、宮城、静岡、山口県にある計5工場の一部設備を来年9月末までに順次停止すると発表した。洋紙の生産能力の約15%に当たる年間80万トンを削減することになる。

 東日本大震災で被災地の工場が大きな被害を受けたほか、国内の洋紙市場が縮小しているため事業を見直す。これに伴い、正規従業員と請負従業員を合わせ約1300人の人員削減を実施。特別損失260億円が発生する一方、250億円の収益改善効果を見込む。

 生産設備の一部を停止するのは日本製紙の石巻工場(石巻市)、岩沼工場(岩沼市)、富士工場(静岡県富士市)、岩国工場(山口県岩国市)、日本大昭和板紙の吉永工場(静岡県富士市)。

 石巻工場は8台のうち2台の抄紙機と3台のうち1台の塗工機、岩沼工場は4台のうち1台の抄紙機と1台ある塗工機が停止対象。石巻の生産能力は来年前半から新たに手掛けるコピー用紙を含め年100万トンが85万トンに、岩沼は62万トンが52万トンに低下する。

 工場ごとの人員削減規模は未定で、日本製紙グループ本社の経営企画部は「希望退職など対応策を年内に決め、2年程度かけて組織のスリム化を図る。転職支援にも力を入れる」と説明する。

 日本製紙の計画について、石巻市の西村洋一産業部長は「あくまで成長戦略の課程と捉えている。石巻工場の具体的な人員削減数が明らかになっていないのであれば、冷静に受け止めたい」と述べた。

 岩沼市の百井弘商工観光課長は「岩沼工場の復旧は早く、縮小という雰囲気は感じなかった。今後の対応は現段階では考えられないが、岩沼工場分の影響は少ないのではないか」と話した。

446荷主研究者:2011/08/14(日) 14:35:33

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110803/bsc1108031447017-n1.htm
2011.8.3 14:46 Fuji Sankei Business i.
日本製紙、生産能力15%削減 人員も1300人削減へ

 日本製紙グループ本社は3日、主力製品の印刷・情報用紙などについて国内生産能力を2012年9月末までに15%削減するととも、希望退職などで人員を1300人削減すると発表した。国内市場の縮小による供給過剰に加え、東日本大震災の影響で加速した需要低迷に対応し、収益改善を図る。

 計画によると、2012年3月末ごろから9月末にかけ、富士工場・鈴川事業所(静岡県富士市)の生産をすべて停止するほか、復旧中の石巻工場(宮城県石巻市)や岩沼工場(同県岩沼市)、岩国工場(山口県岩国市)、吉永工場(富士市)の計5工場で抄紙機8台と塗工機4台を順次停止する。

 これにより、洋紙生産能力の約15%に相当する年間80万トンの生産を削減する。

 約1300人の人員削減では新卒採用を控えるほか、グループ内の再配置や希望退職者の募集を検討している。

 また、原油高騰への対策として、製紙工程で生じる「黒液」を石巻工場や岩国工場などで生産設備の動力源に活用し、年間15万キロリットルの燃料削減につなげる。

 これらのリストラや取り組みで年250億円の収益改善効果を見込む。一方、生産設備の停止に伴う固定資産減損や特別退職金の支出などで、260億円の特別損失を計上する見通しという。

447荷主研究者:2011/08/19(金) 14:04:16
>>445-446
http://www.at-s.com/news/detail/100050258.html
2011年8/4 07:59 静岡新聞
日本製紙、国内5工場を一部停止 富士3拠点など

 日本製紙グループ本社は3日、コピー用紙など洋紙事業の減産に向け、富士工場の鈴川事業所(富士市今井)と富士事業所(同市蓼原)、グループの日本大昭和板紙吉永工場(同市比奈)など国内5工場の一部設備を来年9月末までに順次停止すると発表した。

 鈴川事業所は情報用紙などを製造していた抄紙機3台とパルプの製造設備をすべて停止し、情報用紙の加工設備のみを残す。富士事業所は塗工紙用の抄紙機1台と塗工機1台を、吉永工場は情報用紙用の抄紙機1台を止める。

 このほか、石巻工場(宮城県石巻市)と岩沼工場(同県岩沼市)、岩国工場(山口県岩国市)でも抄紙機3台と塗工機3台を停止する。全体では洋紙生産能力の約15%に当たる年間約80万トンを削減する。

 国内の洋紙市場が縮小しているため製造コストの高い設備を見直し、東日本大震災で被災した工場の復興を図る。正規・請負従業員合わせて約1300人の人員削減も行い、償却費など固定費減と合わせて250億円の収益改善効果を見込んでいる。人員削減は退職不補充やグループ内再配置、転職支援などで対応するとしている。

http://www.at-s.com/news/detail/100050261.html
2011年8/4 07:58 静岡新聞
紙のまち富士に衝撃 「大昭和の灯消える」

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/thumb.jpg

 日本製紙グループ本社が3日、富士市今井の富士工場鈴川事業所の製造設備などを停止すると発表したことに、地元の関係者の間には衝撃が走った。鈴川事業所は日本製紙との事業統合以前は大昭和製紙の本社工場だった。地域経済を引っ張ってきた象徴だっただけに驚きとともに残念がる声も強い。

 富士商工会議所の遠藤敏東会頭は「大昭和の時代から鈴川は、富士市を代表する歴史ある工場。製造が止まるのは地元としてはショックだ」と話す。「雇用や地域経済、関連する中小企業への影響をできるだけ抑えられるよう対応しなければ」と述べた。

 鈴木尚富士市長も「古くから『紙のまち 富士市』を支えた有力工場なので大変残念。今後も生産活動が活発に行われるように生産環境の整備に取り組みたい」とコメントした。県紙業協会の佐野広彦会長は「昔のようにいかなくても、引き続き製紙のまちとして盛り上げていかなくては」と述べた。

 一方、大手工場の引き留めに向けた工業用水の料金引き下げに取り組んできた関係者は「大量の水を使う製紙業にとって水の料金は重要。以前から富士地域の工業用水は高いと指摘されてきた。ようやく2部料金制の導入方針が決まり、値下げにつながると思ったのに」と悔しがった。

 大昭和OBで、鈴川事業所の地元に住む増田俊明さん(72)は「合理化で社員が減ると地域が寂しくなる」と心配そうに話す。社員寮に地域住民が招かれ、一緒に夏祭りを楽しむなど地元との関わりも強かったという。OBとしても「鈴川は大昭和の礎が築かれた特別な場所。元社員の誰もが寂しいと思うし、大昭和の灯がまた消えてしまう思い」と残念さをにじませた。

448荷主研究者:2011/08/28(日) 13:58:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110811t12014.htm
2011年08月11日木曜日 河北新報
日本製紙・石巻工場 動力源の自家発電用ボイラーを再稼働

ボイラーが稼働し、工場の煙突からはうっすらと白煙がたなびいた

 東日本大震災で甚大な被害を受けた日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)は10日、動力源となる自家発電用のボイラーを再稼働させた。同工場で主要設備が復旧するのは、震災後初めて。

 倉田博美専務取締役石巻工場長兼岩沼工場長が中央操作室でパソコンを使い、ボイラーを点火。炉内に火がついた様子がモニターに映し出されると、社員から拍手が起きた。

 同工場は給排水設備の修復などを終えており、20日には別のボイラーも試験的に稼働させる。紙の製造は9月から順次再開し、年度内に計4台の抄紙機を稼働させる。

 日本製紙グループは3日、復興計画として経営効率の改善を掲げた。石巻工場では世界的な化石燃料の高騰に備え、重油を使わずに木くずなどを燃料とする「ゼロオイル化」などを推進する。

 倉田工場長は「生産能力は幾分ダウンサイジングするが、石巻工場が日本製紙グループの基幹工場であることに変わりはない。誇りを持って工場を復興させたい」と強調した。

453とはずがたり:2011/09/17(土) 14:02:55
関心は一体何に使ったに絞られるけど,親族等から弁済されるとなるとこのまま闇かなぁ。。

2011年9月17日3時25分
経緯・使途は調査中 会長の巨額借金で大王製紙会見
http://www.asahi.com/business/update/0916/TKY201109160657.html

写真:巨額の不適切な貸し付けの発覚を受けた記者会見で厳しい表情を見せる大王製紙の佐光正義社長=16日、東京都中央区、斎藤徳彦撮影拡大巨額の不適切な貸し付けの発覚を受けた記者会見で厳しい表情を見せる大王製紙の佐光正義社長=16日、東京都中央区、斎藤徳彦撮影

 国内3位の大手製紙会社のトップが、関係会社から巨額の借り入れをしていた。大王製紙の佐光(さこう)正義社長は16日に緊急記者会見を開き、計約80億円を借りていた同社の井川意高(いかわ・もとたか)会長の辞任を発表した。だが、これほど巨額の金を必要とした理由や、貸し付けの経緯については「調査中」を繰り返すばかりだった。

 午後5時15分から会見を開いた佐光社長は冒頭、井川会長の辞任について説明。多額の借り入れがあったことについて「ガバナンス上の問題があった」と陳謝し、特別調査委員会を設けて経緯などを調査すると発表した。

 ただ、「会長本人は何と言っているのか」「各関係会社は決算上どのような処理をしているのか」などの質問に対しては、「調査中」「今後詳細を調べる」などと返事するばかり。井川会長が、借入先となった関係会社の役員を兼務していたのか、との質問にも「おそらく、全社の代表取締役会長だと思う」と、あいまいに答えた。

 使途についても「(井川会長が)何らかの目的で使ったと思う」とするのみで、「なぜ、これほど多くの現金が必要だったのか」と問われても「よく分からない」「本人からの発言はない」との答えに終始した。今月7日に告発メールで問題が発覚して以降、同社はこれまで2回、計1時間にわたって井川会長に聞き取りしているが、「動転していて、言語不明瞭」な状態という。

大王製紙の会長辞任 グループ企業からの50億円未返済
http://www.asahi.com/business/update/0916/TKY201109160368.html

写真:大王製紙の井川意高会長拡大大王製紙の井川意高会長

 総合製紙国内3位の大王製紙は16日、創業家出身の井川意高(いかわ・もとたか)会長(47)がグループ企業から約80億円を個人名義で借り、使途が不明なうえ約50億円が返済されていないことを明らかにした。井川会長は同日付で辞任した。弁護士や社外監査役も入った社内の特別調査委員会で詳しい経緯などを調べる。

 佐光正義(さこう・まさよし)社長が16日夕、東京都内で記者会見を開き、「株主をはじめ関係者の方々に多大な迷惑をかけたことを、心よりおわびしたい」と謝罪した。上場企業の現職会長が、使途不明金にからんで辞任するのは極めて異例だ。

 大王製紙によると、井川氏は今年4〜9月、北海道や福島県などのグループ企業7社から計約60億円を個人名義で借り入れた。今年3月時点で20億円強を借りていたことも判明、総額は計約80億円にのぼる。

 このうち約30億円はすでに返済されたが、残る約50億円が未回収で、借り入れ目的も同社は把握していない。50億円について井川氏や親族が弁済の意思を示している。会社側はすでに時価で同額以上の株式を井川氏や親族から預かっており、業績への影響はないとしている。

454荷主研究者:2011/09/25(日) 15:28:12

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110901/201109010920_14813.shtml
2011年09月01日09:20 岐阜新聞
高山に割り箸製造会社 飛騨地域のスギ間伐材を活用

飛騨地域の間伐材を使った割り箸製造会社を設立した清水裕登社長=高山市国府町、木質燃料

◆企業家ら設立、11月にも工場稼働

 森林環境保全に取り組む高山市の企業家らが、飛騨地域のスギの間伐材を使った割り箸メーカー「飛騨製箸」を同市新宮町に設立した。11月にも工場を稼働させて日当たり25万膳を生産する計画で、国内有数の割り箸の量産工場となる。

 安価な中国製品などが席巻する割り箸業界だが、消費者が社会規範に配慮した商品を優先的に選ぶ“エシカル消費”が国内で広がりをみせる中、間伐材利用による国内の森林保全や高品質の製品を訴求し、大手外食チェーンなどへ売り込む。木質ペレット製造販売の木質燃料(高山市国府町)の清水裕登社長、木製家具製造販売の飛騨産業(同市漆垣内町)の岡田贊三社長ら6人が6月に設立した。資本金500万円。社長には清水氏が就いた。

 本社は、同市新宮町の旧電子部品工場(敷地約2万3000平方メートル、建物延べ約5800平方メートル)を借りる。従業員は約30人。年間約1億2000万円の売り上げを見込む。間伐材調達や設備増強などを進め、将来的には日産100万膳を目指す。

 販売は、国産間伐材割り箸の製造販売を全国展開するワリバシカンパニー(高山市丹生川町)が担当する。

 国内で消費される割り箸は、単価1〜2円の輸入品が多いが、消費者の環境意識の高まりから、大手外食チェーンなどがプラスチック製箸へ切り替えている。ただ、プラ箸は洗浄や消毒に3〜4円のコストがかかり割高なため、飛騨製箸では単価2〜3円で供給することで転換を促す。

 生産面では、節などがあって間伐材からの歩留まりは悪いが、端材やおがくずを「木質燃料」が買い取ることでコストを抑える。使用済み箸は回収し、「木質燃料」が木質ペレットとして再生する仕組みも整える。

 間伐材の消費拡大により県内の豊かな森林づくりを進める新たなビジネスモデルの構築を目指す。

455荷主研究者:2011/09/25(日) 16:45:38

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/09/05/news01.htm
2011年9月5日(月)AM 07:11 上毛新聞
●木材生産10年で倍増 林道整備、機材導入を支援 県森林・林業計画

 森林面積が広い割に木材生産量が少ない本県林業の課題を踏まえ、県は生産量を10年で倍増させるための「森林・林業基本計画案」を作成した。延長1300キロの作業道や林道整備、高性能伐採・搬出機の導入支援で作業環境を改善。4月に稼働した渋川県産材センターが木材を品質ごとに定額で買い取り、林業経営を安定させる。県林政の軸足は、保全から活用に大きくシフトする。

 本県の森林面積は42万5千ヘクタールで関東一。しかし、丸太の生産量(2009年度実績)は栃木37万立方メートル、茨城25万立方メートルに対し、本県は18万8千立方メートルにとどまる。さらに、県内の民間人工林の多くが植林から40年を経過し伐採時期を迎えている。

 このため県は生産増に向けた施策を大幅に拡充することにした。丸太の生産量を20年度までに40万立方メートルにする。林政課は「環境保全に重きを置いた前計画とは異なり、森林の有効活用、林業の活性化に主眼を置いた」と説明している。

 県によると、県内の木材生産量が低い理由には、本県の森林が斜面の急な山に多いことがある。このため、10年間で1300キロメートルの作業道や林道を整備して切り出しや搬出作業をしやすくするほか、高性能林業機械の導入を融資制度などで促し、1・5倍の160台に増やす。

 需要拡大にも取り組む。品質を保証した「ぐんま優良木材」の利用を、最大100万円の補助制度などで後押し。この木材を使った住宅の建築累計戸数を昨年度末の1768軒から20年度には1万軒とする。

 渋川県産材センターは全国初の取り組みとして、高品質のA材から品質の劣るC材まで等級ごとに定額で買い取る。国と県が補助金を出し県森林組合連合会が運営する。買い取り価格は3カ月ごとに見直す。

 7〜9月はスギ1立方メートル当たりでA材が1万1千円、B材8千円、C材4千円。買い取り価格を明確にし、経営安定化につなげる。山に放置されてきたC材の新たな販路にもなり、森林整備に結び付くことが期待されている。

 県はこのほか、新エネルギーの需要増を見込み、上野村など一部地域で生産されている間伐材を使った燃料用チップ・ペレットの生産量を年間7万立方メートルを目標に増やす。

456荷主研究者:2011/10/02(日) 15:27:15

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110911t12003.htm
2011年09月11日日曜日 河北新報
石巻工業港に石炭積載貨物船 日本製紙向け、震災後初入港

震災後、初めて石巻工業港に入港した石炭船=10日、石巻市

 宮城県石巻市の石巻工業港に10日、日本製紙石巻工場の自家発電用ボイラーの燃料となる石炭を積んだ貨物船が、東日本大震災後初めて入港した。

 入港したのは、マン島船籍の「エミリー・マンクス」(最大積載量4万6000トン)。8月30日にインドネシアを出航し、今月8、9日に仙台港で同社岩沼工場用に約2万トンを降ろした。石巻工業港では、石巻工場分として約2万4000トンを搬出する。

 岸壁では、同社の幹部10人が入港する船を出迎えた。倉田博美専務取締役石巻工場長兼岩沼工場長は「少しずつ環境が整ってきたと実感している。復興に向け着実に歩みを進めたい」と話した。

 石巻工場は8月11日、ボイラーの試験稼働を実施。今月16日には、メーン設備の一つとなっている「8号抄紙機」を稼働し、書籍用紙などの製造を再開する。

457荷主研究者:2011/10/02(日) 15:27:35

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110913t12017.htm
2011年09月13日火曜日 河北新報
日本製紙 石巻工場16日再開

 日本製紙グループ本社(東京)は12日、東日本大震災による津波で大きな被害を受けた石巻工場(宮城県石巻市)について、16日に一部生産を再開すると明らかにした。原料から紙をすく抄紙機のうち1台を稼働させる。

 石巻工場には震災前に抄紙機が8台あり、年間約100万トンの紙を製造していた。さらに3台を本年度中に稼働させ、年66万トンを生産できる態勢とする。残る4台のうち2台は来年度前半に動かし、他の2台は再稼働させずに運転停止とする。

 16日は工場内で生産再開のセレモニーを行う。グループ本社からは林昌幸副社長らが出席する。

 石巻工場は8月10日、生産再開に向けて動力源となる自家発電用のボイラーを再稼働。抄紙機の試運転も始めていた。

 グループ本社はコピー用紙や新聞用紙など洋紙の国内市場縮小を受け、一部の設備停止による生産削減を決めている。宮城県内の停止対象は石巻工場の抄紙機2台のほかに塗工機1台、岩沼工場(岩沼市)の抄紙機と塗工機各1台。

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/09/20110917t12013.htm
2011年09月17日土曜日 河北新報
日本製紙・石巻工場が生産再開 人員削減100人規模に

倉田工場長を胴上げして操業再開を祝う従業員ら=16日午前10時すぎ、石巻市

 東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)が16日、半年ぶりに生産を再開した。一部の稼働にとどまるものの、工場は初日から24時間体制で生産を続け、他の設備の復旧も急ぐ。国内の生産体制見直しに伴う石巻工場の人員削減について、同社は「協力会社も含め、100人規模になる」との見通しも明らかにした。

 再稼働したのは印刷用紙生産の「8号抄紙機」(年間生産能力11万トン)で、稼働式には林昌幸副社長、亀山紘石巻市長、従業員ら約100人が出席。倉田博美専務兼石巻工場長がボタンを押して設備を動かし、万歳三唱で操業再開を祝った。

 林副社長は「石巻工場は、今後も日本製紙グループの主力工場であることに変わりはない」と強調。亀山市長は「再稼働は(地域の)復興への契機になる」と期待した。

 石巻工場は津波で1階部分が水没した。3月下旬からがれき撤去や設備の復旧に取り組み、8月10日には動力源の自家発電用ボイラーを再稼働させていた。

 工場では震災前、抄紙機8台が稼働し、従業員約800人で年間約100万トンを製造していた。今後は最新鋭の「N6号」(年間生産能力27万トン)を含む3台を来年3月までに、さらに2台を来年夏までに動かす。

 残る2台は、国内の洋紙需要縮小に伴う再編計画に基づき、運転停止とする。完全再開後は約85万トンの年間生産量を見込む。

 倉田工場長は稼働式後、「震災から6カ月での再開は、従業員や協力会社、工事関係者の支援のたまものだ」と話した。人員削減は規模を説明しただけで、削減方法などには言及しなかった。

458荷主研究者:2011/10/02(日) 17:45:51

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820110914cbah.html
2011年09月14日 日刊工業新聞
日本製紙、印刷出版用紙の銘柄集約−石巻再開で品種絞り込み

 日本製紙は13日、2011年度下期中をめどに印刷出版用紙の銘柄を統合・集約すると発表した。汎用的な基幹銘柄と顧客ごとの特殊仕様品とを合わせ約750種類ある印刷出版用紙の銘柄総量の約20%を統合削減する。

 東日本大震災で主力の石巻工場(宮城県石巻市)が被災したことなどから洋紙生産能力の15%を削減することにしており、その一環。基幹銘柄では、40銘柄ある塗工紙のうち14銘柄を生産中止とし、5銘柄で寸法と重量の品ぞろえを集約する。

 非塗工紙では11銘柄のうち中質紙3銘柄を生産中止。また表紙や包装紙などに使う特殊加工紙のうちエンボス加工を施した3銘柄を12年3月末で生産中止。色上質紙も32色を半分の16色に集約する。書籍用紙は全品種生産を継続する。

459名無しさん:2011/10/02(日) 19:59:54
大興製紙とかの中堅メーカーも含む
業界内のランキングって無いかしら??
非上場なんで、よくわからん。。。

460荷主研究者:2011/10/10(月) 23:14:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110920/bsc1109201216005-n1.htm
2011.9.20 12:15 Fuji Sankei Business i.
北越紀州製紙、台風12号で操業停止の工場再開

 北越紀州製紙は20日、台風12号の影響で操業を停止していた紀州工場(三重県紀宝町)が、19日に操業を再開したと発表した。河川の氾濫などで浸水した構内の一部生産設備の点検・整備作業が終わったほか、構外にある工業用水の取水設備も復旧が完了した。

 紀州工場は年間生産能力約30万トンで、同社にとっては新潟工場(新潟市東区)に次ぐ生産拠点。製品在庫に被害はなく、出荷を継続してきた。台風12号による業績への影響は「現在算定中」としている。

461荷主研究者:2011/10/10(月) 23:14:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110920/bsc1109201720008-n1.htm
2011.9.20 17:19 Fuji Sankei Business i.
8月の紙出荷、6カ月ぶりプラス 値上げ前の駆け込み影響

 日本製紙連合会が20日発表した8月の紙・板紙の国内出荷は前年同月比2.3%増の211万トンで、6カ月ぶりにプラスに転じた。東日本大震災からの生産復旧に加え、製紙各社が今秋に予定する出版・広告向け印刷・情報用紙の値上げを前に、駆け込み需要が増えたことも影響した。

 内訳は、紙が1・5%増の122万3000トンで、7カ月ぶりのプラス。板紙が3・4%増の88万7000トンだった。

 新聞用紙が9カ月ぶりに増加したのに加え、印刷・情報用紙は2・8%増となった。震災直後の特需から反動減が続いていたティッシュペーパーなどの衛生用紙も2%増と4カ月ぶりに増えた。

 一方で、生産は震災の影響を引きずり、215万4000トンと3.6%減。3月から6カ月連続で前年同月を割った。

463とはずがたり:2011/10/14(金) 13:12:39
>>453
>50億円について井川氏や親族が弁済の意思を示している。会社側はすでに時価で同額以上の株式を井川氏や親族から預かっており、業績への影響はないとしている。
となってたけどこじれてるのかな?

2011年10月14日8時0分
大王製紙前会長、社内調査委への説明拒否 巨額借金問題
http://www.asahi.com/business/update/1013/TKY201110130708.html

 大王製紙(東京証券取引所1部上場)の創業家出身で前会長の井川意高氏(47)が84億円をグループ企業から借りた問題で、外部弁護士らでつくる社内の特別調査委員会に対し、井川氏が使い道の説明を拒んでいることが分かった。

 任意調査では限界があるため、会社側は井川氏の行為が会社法の特別背任にあたる疑いがあるとして、刑事告発に踏み切る可能性も出てきた。

 井川氏は借金が明るみに出て会長を辞めた9月までにグループ企業7社から84億円を借り、まだ55億円を返していない。使い道もはっきりしない。関係者によると井川氏は調査委の聴取に一度は応じ、「株やFX(外国為替証拠金取引)などへの投資に使った」と説明。一部週刊誌などで海外のカジノなどでの消費を報じられたことについては「個人の資産を使っている」と述べた。上場企業が貸した84億円もの資金の使い道が不明のままになれば、異例の事態だ。

464とはずがたり:2011/10/22(土) 01:20:06

大王製紙・井川前会長、マカオでカジノ20億円使う 遊興仲介業者聴取へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111021-00000115-san-soci
産経新聞 10月21日(金)7時55分配信

 総合製紙大手の大王製紙の井川意高(もとたか)前会長(47)が連結子会社から巨額の現金を借り入れていた問題で、井川前会長がマカオに複数回渡航し、カジノのギャンブルで少なくとも20億円を使っていたことが20日、関係者の話で分かった。遊興費の原資の大半は子会社からの借入金とみられる。

【フォト】アパレル会社の女社長は使途不明金200億円…

 東京地検特捜部は、カジノでの遊興を仲介していた業者が、借入金の支出先の詳細を知っていると判断。この業者を週内にも聴取し、前会長が海外で使った資金の解明を目指す。

 仲介業者は客から現金を預かり、渡航チケットや宿泊先を手配。現地ではカジノで使う資金の立て替えなどを行う。関係者によると、前会長は数年前からマカオに渡航する際に、仲介業者に依頼。これまで5億円を4回にわたり入金し、ほとんどを使い果たしたこともあったという。

 前会長は9月末の大王製紙の特別調査委員会の聴取に対し、借入金の使途について明言を避け、その後は「調査委は経営陣側の意向に沿った結果を目指している」として聴取に応じていない。前会長は周辺に「借入金は個人的に使った。(借り受けが)特別背任にあたるとの認識はある。責任は免れない」と話しているという。

 前会長をめぐっては大王製紙が9月、子会社7社から総額84億円の貸し出しがあり、うち約55億円が返済されていなかったと発表。その後の調査委の調べで、昨年夏ごろ、84億円とは別に前会長の関連会社を迂回(うかい)させる方法で約22億5千万円の貸し出しがあったことも分かった。貸出総額は判明分だけで、計106億円超となる。井川前会長や親族は、所有する自社株などで全額を弁済する意向を示している。

 調査委は今月末をめどに、再発防止策を盛り込んだ調査報告書を取りまとめて公表する予定。調査委関係者は「創業者一族という力を背景にトップダウンで現金を借りた。そのことは(貸し出しを決めた)議事録などからもうかがえる」としている。調査委は一連の借入金全額を対象にして、会社法違反(特別背任)罪で、前会長を刑事告訴する方針を固めている。

 特捜部はすでに同法違反容疑で、前会長の立件を視野に子会社幹部らの聴取を開始。前会長名義の銀行口座の出入金記録や、子会社と交わした貸借を証明する書類なども調べている。

【会社概要】大王製紙…国内第3位の総合製紙会社。昭和18年設立。幅広い紙製品の製造・販売を手掛ける。家庭用製品では、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの「エリエール」や、紙おむつの「アテント」で知られる。平成23年3月期の連結売上高は4101億円、純損益は80億円の赤字。井川意高前会長は創業者の故井川伊勢吉氏の孫。

465杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2011/10/25(火) 10:03:02
何てドラ息子wだから同族経営ってのは(ry

父には内緒に…前会長、電話一本で貸し付け指示
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111025-OYT1T00246.htm?from=main2

 「出せる現金はいくらあるんだ」。大王製紙の子会社幹部は取材に対し、井川意高(もとたか)前会長から電話一本で貸し付けを指示されたと打ち明けた。
 幹部が会社の財務状況を説明すると、前会長は具体的な金額と日付を指定し、「俺の口座に振り込んでおいてくれ」と命じ、「父親(高雄氏)には内緒にしてくれ」と話したという。
 この幹部は「取締役会での決議や貸借の書類作成は後回しになってしまった。『井川』という名前を聞いただけで、断ることなどとても出来なかった」と語る。
 特別背任罪に問うには、借り入れが「自分や第三者の利益を図り、または会社側に損害を加える目的」でなされたことの立証が必要で、使途の解明は不可欠だ。しかし、井川前会長は調査委に「株やFX取引(外国為替証拠金取引)に使った」と話したが、根拠となる証拠の提出は拒んでいる。
 カジノに費消したとの疑惑も出ているが、ある調査委員は「前会長の協力が得られず、はっきりした使途は現段階では解明できない」と話す。
 井川前会長は借入先の子会社7社すべての代表取締役を務めていた。調査委は「子会社を監督する立場の役員も創業家が占め、チェック機能が働かなかった」ことが問題の背景にあったと指摘する方針だ。
 「(夫は)何十年間も一生懸命、会社のために働いてきたのに……。ティッシュペーパーを100億円分売るのに、どれだけの時間と労力がかかると思っているのでしょうか」。大王製紙のある現役幹部の妻は涙ながらに語った。


大王製紙元会長:父に怒られ20億円を返済
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111025k0000m040130000c.html

 総合製紙大手・大王製紙の井川意高(もとたか)元会長(47)=9月に辞任=による巨額借り入れ問題で、元会長が4月、父親の高雄顧問(74)から叱責され、約20億円を子会社側に返済していたことが同社関係者の話で分かった。元会長は2カ月後の6月、社長から会長に就任したが、取締役会では巨額の借入金は問題視されなかったという。
 顧問は24日、毎日新聞の取材に「元会長の借り入れ問題は、3月の時点において大王製紙の取締役らも知っていた」と文書で回答した。同社は、内部通報があった9月に問題を把握し、調査を開始したと説明しており、認識の食い違いが浮上した。
 また、同社の特別調査委員会に対し、子会社側が「元会長の指示のままに貸し付けていた」と答えていたことも判明。特別調査委は、問題の背景にオーナー企業特有の甘い体質があったとみて、詰めの調査を進めている。
 同社や関係者によると、元会長は子会社7社から9月までに計83億5000万円を無担保で借り入れた。これとは別に、子会社数社から10年度に約22億5000万円を、顧問が代表取締役を務める関連会社「エリエール商工」(香川県)を迂回(うかい)する形で個人口座に入金させたという。
 だが、顧問は今年3月ごろ、この迂回融資を把握し、元会長の株で弁償するよう叱責。元会長は個人で所有する大王製紙以外の株を現金化して約20億円を返済したという。
 顧問は大王製紙創業者の長男で、社長や会長を歴任し、現在も社内に強い影響力を持つとされる。取材に対し顧問は「元会長個人の問題」としつつも、「父親として深く道義的責任を感じている」と文書で答えた。
 同社は特別調査委が今月中にまとめる報告書を受けた上で、刑事告訴を検討している。
 東京地検特捜部も会社法違反(特別背任)の疑いがあるとみて、同社側が任意提出した資料などを慎重に調べている模様だ。

466とはずがたり:2011/11/02(水) 18:05:57

これ全部ギャンブルだとしたらどんだけダメ男やねん。。

借入金総額は100億円超 大王前会長 特別委調査
2011年10月19日 00:04 カテゴリー:経済
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/268995

 大王製紙の井川意高前会長(47)が子会社から個人的に巨額の資金を借り入れていた問題で、借入金の総額は100億円を超えていたことが18日、同社が設置した特別調査委員会の調べで分かった。

 井川前会長は子会社7社から総額84億円の借り入れがあり、うち約55億円が返済されていないなどと大王製紙が9月に公表。関係者によると、弁護士らでつくる特別委が調べたところ、これとは別に関連会社を経由した約22億円の借り入れが新たに見つかった。

 特別委は今月中にも、再発防止策を含めた報告を取りまとめる予定。

468荷主研究者:2011/11/23(水) 15:56:20

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20111029/201110291019_15315.shtml
2011年10月29日10:19 岐阜新聞
ハビックス、本巣市に新工場 紙おむつ用不織布を増産へ

本巣市への工場進出で企業立地協定を締結し、握手を交わすハビックスの木村敏之社長(中央)と藤原勉市長(左)、洞田厚男岐阜振興局長=同市役所

 ハビックスは本巣市の屋井工業団地に新工場を建設する。紙おむつの原料で、需要が高まっている化合繊不織布を増産する。現在の生産能力は月に約100トンだが、4倍に引き上げる。投資額は14億円。新工場の稼働で同社は県内4工場体制となる。

 紙おむつは国内では高齢化の進行により大人用のニーズが増加。海外でも中国、東南アジアなどで子供用が急拡大している。そのため同社には、取引先の紙おむつメーカーなどから増産を求める声が相次いでいる。

 屋井工業団地は本巣市土地開発公社が事業主体で、6区画12万3500平方メートルを2009年から分譲。計画中の東海環状自動車道糸貫インターチェンジまで2キロに位置する。同団地への進出は2企業目。

 ハビックスの本巣工場(仮称)は12年3月に着工し、同10月に操業開始を予定。延べ床面積は約3000平方メートル。従業員15人で、うち10人を新規雇用する計画。

 木村敏之社長は「海外の子供用紙おむつは年2桁で成長する見通し。増産で新規顧客も開拓したい」と期待を込めた。28日に同社と本巣市で企業立地協定を締結。木村社長と藤原勉本巣市長、立会人の洞田厚男岐阜振興局長が協定書に署名した。

469とはずがたり:2011/11/30(水) 17:05:20

なんかもう紙ネタではなくhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1147586435/向けの話しだが。。

2011年11月24日15時4分
井川前会長の自宅地、仮差し押さえ 投資会社長にも借金
http://www.asahi.com/national/update/1124/TKY201111240179.html

写真:大王製紙の井川意高前会長宅=21日、東京都渋谷区広尾2丁目、上田潤撮影拡大大王製紙の井川意高前会長宅=21日、東京都渋谷区広尾2丁目、上田潤撮影

 大王製紙前会長による巨額借り入れ事件で、井川意高(もとたか)容疑者(47)=会社法違反(特別背任)容疑で逮捕=の東京都内の自宅の土地が今月に入り、東京地裁から仮差し押さえ命令を受けていたことがわかった。申し立てたのは都内の投資会社社長で、今年4月下旬に「1カ月で返してもらう」との約束で金を貸したが、返済されなかったためという。

 井川前会長はこの借金の直前の3月には、父親で大王製紙前顧問の高雄氏(74)に連結子会社からの借り入れを知られ、しかられていた。

 投資会社社長によると、「投資などで借金をして、穴を開けてしまった」と、共通の知人を通じて借金の依頼があり、無担保で金を貸した。「金額は言えない」としているが、貸す際に前会長は「8億〜9億円の現金は持っているが、動かすと父にばれる。父には借金のことを知られたくない」と話していたという。

470荷主研究者:2011/12/11(日) 14:52:51

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111115/bsc1111151426013-n1.htm
2011.11.15 14:25 Fuji Sankei Business i.
三菱製紙の八戸工場が完全復旧、震災前の生産力に戻る

 三菱製紙は15日、東日本大震災で被災した八戸工場(青森県八戸市)が停止中だった最後の1台の生産設備を再稼働したと発表した。生産量は震災前の月産6万8000トンの水準まで回復した。

 同工場は津波による浸水被害などで、約2カ月間操業停止。5月24日に一部再開して以降、順次操業率を上げてきた。

 国内有数の印刷・情報用紙の主力生産拠点の被災を受け、3月以降は他社が代替生産を担ってきた。同工場が完全復旧したことで、三菱製紙は今後、10月に開始した中期経営計画に基づき、シェア回復や同工場の仕上げ設備の効率化に取り組む方針だ。

471荷主研究者:2011/12/30(金) 20:58:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111129t32018.htm
2011年11月29日火曜日 河北新報
合板製造・北日本プライウッド 大船渡工場の事業再開断念

 合板製造業の北日本プライウッド(東京)は28日までに、東日本大震災で被災し操業を停止している大船渡市の工場の事業再開を断念した。全従業員127人は12月15日付で解雇される。

 同社などによると、累積債務に加え、工場の復旧などに30億円以上かかることが事業再開の支障となった。今回と同規模の津波が再び襲った場合、約5万7000平方メートルの敷地が浸水する危険性があることも理由という。

 同社の生産拠点は大船渡市の工場だけで、解雇される従業員も地元出身者が大半を占めている。会社自体の今後について、川村敬喜社長は「まだ分からない」と話している。

 同社は1989年設立。大船渡の工場で年間約9万5000立方メートルの合板を生産していたが、震災で工場が全壊した。

472荷主研究者:2011/12/30(金) 21:36:04
>>471
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111128_7
2011/11/28 岩手日報
再開断念、全127人解雇へ 大船渡・工場被災の製造業
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 東日本大震災で大船渡市大船渡町の工場が被災し操業休止していた合板製造業、北日本プライウッド(本社東京、資本金5千万円、川村敬喜社長、従業員127人)は27日までに事業再開を断念した。全従業員は12月15日付で解雇。被災後も再開を模索していたが、多額の再建費用や経営見通しの厳しさ、安全確保の難しさなどから決断した。地域雇用への打撃に加え、県産材の活用拠点の閉鎖で県内林業界への影響も避けられない見通しだ。

 川村社長によると、断念の理由は▽再建への資金調達の困難さ▽企業を取り巻く環境の厳しさ▽市の復興計画・土地利用方針で浸水想定区域に入った−の3点。同社はこれまで津波で被災した工場の施設復旧に向け国の助成採択を目指すなど、事業再開を模索。しかし、再開には35億円以上の費用が必要な上に、既存の借入金残高が十数億円あるなど資金面の不安を払拭(ふっしょく)できなかったという。

 また、同社は事業と関連の深い住宅建設について今後数年間は震災復興で需要が見込めるものの、中長期的には市場が縮小傾向にあると判断。工場は同市が10月末にまとめた復興計画の土地利用方針図で防潮堤や2線堤が設置されても最大津波の浸水想定区域に入り、安全性の不安が残ることも断念の理由となった。

 同工場は国産材を65%使用。県産木材の受け入れ先の一つが無くなることで、素材生産など本県林業への影響は必至だ。

 沿岸広域振興局の水野尚光副局長は「雇用関係は関係機関と連携して対応したい。林業への影響もあり、対応を検討していきたい」としている。

473荷主研究者:2011/12/30(金) 22:08:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111130/bsc1111301228014-n1.htm
2011.11.30 12:27 Fuji Sankei Business i.
日本製紙石巻工場、来月中旬にパルプの製造再開 来夏メドに完全再開

 日本製紙グループ本社は30日、東日本大震災で被災した石巻工場(宮城県石巻市)で12月中旬、洋紙の原料となるパルプの製造設備を再稼働すると発表した。同工場は同社の主力工場。来年夏の完全再開に向け、自前で効率的にパルプを製造できる体制を整える。

 これを前に、石巻港の埠頭(ふとう)にこの日午前、震災後初めての木材チップ運搬船が入港し、豪州ポートランド港で積んだユーカリなどの木材チップ計約2万5200トンが届いた。

 同工場は震災半年後の9月16日に抄紙機1台を再稼働し、11月15日には2台目の抄紙機と、表面加工を行う塗工機の運転を再開した。現在は近隣の岩沼工場(同県岩沼市)などから陸路で運んだパルプを使って紙の生産を行っている。

474荷主研究者:2012/01/08(日) 00:45:17

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/111127/cpb1111271201002-n1.htm
2011.11.27 12:00 Fuji Sankei Business i.
【疑惑の濁流】「100万円じゃんけん」も…ティッシュ1億5千万箱分をカジノに投じた「落魄の御曹司」

 リヤカーを引いて古紙を集めた初代、会社を業界3位に押し上げた2代目。そして期待された3代目は…。大王製紙前会長の井川意高容疑者(47)が連結子会社から100億円超を借り入れた特別背任事件。会社を業界トップに導くため帝王学をたたきこまれた井川容疑者だが、いつしか「家訓」を忘れ、ティッシュペーパー約1億5千万箱分にも相当するカネをカジノのネオンに溶かした。創業、興隆、失墜。井川家三代の栄枯盛衰を追った。

 起業はリヤカーから 苦節の初代

 元号が大正から昭和になって間もないころ。愛媛県の寒村で、1人の男性がリヤカーをひき、各家庭から古紙を回収していた。

 井川容疑者の祖父で大王製紙の創業者、故井川伊勢吉氏の若き日の姿だった。小柄な体躯には青雲の志が詰まっていた。

 同社関係者によると、明治42年生まれの伊勢吉氏は20歳前後に紙の原料商を始めたという。その後、昭和18年には、ほかの製紙会社と合併する形で大王製紙が現在の四国中央市に誕生し、伊勢吉氏が社長の座に就いた。

 伊勢吉氏は経営手腕を発揮し、パルプから紙まで一貫して作る製紙工場を立ち上げた。需要の転換を見据えて和紙から洋紙に主力を移し、主に新聞用紙でシェアを伸ばした。

 危機もあった。関係者によると、大王製紙は資金繰りの悪化から昭和37年に会社更生手続きの開始を申し立てた。「東証1部に上場して、わずか1年。辞表を懐に忍ばせて、債権者集会に臨んだとも言われた」と同社関係者は振り返る。

 再建に燃える伊勢吉氏を支えたのが同年に入社した2代目、高雄氏だった。親子は二人三脚で奔走。日本の高度成長が追い風になり、3年で更生手続きを完了した。

 伊勢吉氏は平成2年に亡くなる直前、「井川家の心」という家訓を残した。

 〈大王製紙あっての井川家。井川の家はすべてにおいて大王製紙の利益を優先させる〉

 その言葉からは苦労を乗り越え、会社を育て上げた創業者の切なる願いが読み取れる。

 ゴルフを利用 最後発からトップ3へ

 大王製紙という社名よりも有名なティッシュペーパーのブランド「エリエール」。“生みの親”は高雄氏だ。新聞用紙と段ボール原紙にこだわる伊勢吉氏を説得する形で、昭和54年に世に送り出した。

 高雄氏は当時の心境について、週刊誌の取材にこう答えている。

 「業界では最後発ですからね。知名度を上げるためにはどうしたらいいか、いろいろと考えて、ゴルフを利用することにした」

 同社は女子プロゴルファー養成を始め、昭和57年に「大王製紙エリエール レディスオープン」をスタートさせた。高雄氏の戦略は当たり、61年にはティッシュペーパー部門で国内シェアトップの座をもぎ取った。63年には東証への再上場を果たした。

 高雄氏は地方の製紙会社を次々と買収するなどして、勢力を拡大。買収した企業は井川家の一族が大株主となり、一族が強い影響力を持った形で大王製紙グループが形成されていった。その強気の営業姿勢から、「四国の暴れん坊」の異名を取った。

 同社関係者は「鶴の一声で人事も何もかもが決まった。悪い面ばかりではなかったが、大王製紙の象徴的な存在が高雄さんだった」と話す。

475荷主研究者:2012/01/08(日) 00:45:53
>>474 続き

 ジェット機、万札コースター…

 「普通の会社を目指したい」。高雄氏が顧問の立場で見守る中、井川容疑者は平成19年6月、42歳の若さで社長に就任した。当時は同族経営とみられることに不快感を示し、このような抱負を語っていた。

 高雄氏にとっては期待の嫡男。帝王学をたたき込むため、惜しみなく愛情とカネを注ぎ込んでいた。同社関係者によると、愛媛から東京までジェット機で塾通いをさせ、東大卒の社員を家庭教師につけた。

 名門・筑波大付属駒場高校、東大法学部を経て同社に入社。父親の庇護の下、会社でもエリート街道を突き進んだ井川容疑者だったが、その過程で普通ではない金銭感覚が身に付いてしまったようだ。

 東京・麻布の高級クラブではよく、シャンパンが並々と注がれたグラスの下に、一万円札を10枚を重ねていた。通称「意高コースター」。酒を飲み干すと全額がもらえる余興で、井川容疑者はホステスが目の色を変えて酒を飲む光景を楽しんでいたという。「高級クラブではこの他にも『勝ったら100万円』というじゃんけん大会を開催したとも聞く。桁外れの金遣いの荒さだった」と井川容疑者に近い関係者は話す。

 政治家や芸能人など派手な交友関係を好み、その中で国内の違法カジノにはまった。さらなる刺激を求め、多額の金額が動くマカオ、シンガポールのカジノへと手を伸ばした。

 父の叱責も届かず…

 「当初、大きな利益を得ることもあったことによりその深みにはまった」

 東京地検特捜部に会社法違反(特別背任)容疑で逮捕された22日、井川容疑者が代理人弁護士を通じて発表した「お詫び」には、こうつづられていた。巨額借り入れを知った高雄氏は井川容疑者を厳しく叱責したというが、それでも融資が収束することはなく、カジノの「深み」にますますはまっていった。

 連結子会社から借り入れた金は106億8千万円。大王製紙のオンラインショップでは、ティッシュペーパー「エリエールティシュー180W」(180組入り)5箱を350円で販売しており、借入額をティッシュで換算すると約1億5257万箱分に上る。2枚重ねの一組を1枚として計算すると、約274億枚相当だ。

 井川容疑者の巨額借り入れの影響で、大王製紙は上場廃止の恐れがある「監理銘柄」に置かれた。ティッシュのごとく万札をまき散らし、家訓を破った井川容疑者。その懺悔は、草葉の陰の伊勢吉氏に届いただろうか。

476荷主研究者:2012/01/08(日) 00:48:19

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111215/bsc1112150503001-n1.htm
2011.12.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
大王製紙、創業家の株取得で交渉 再発防止策を公表

 大王製紙は14日、前会長の井川意高容疑者の特別背任事件で延期していた2011年9月中間連結決算を発表した。決算発表を受け、東京証券取引所は同日、大王製紙株の上場維持を決定した。上場廃止の恐れがあることを知らせる「監理銘柄」指定を15日付で解除する。都内で会見した佐光正義社長は、決算の発表が遅れたことなどについて「多大なご迷惑をお掛けした」と陳謝するとともに、再発防止策を公表した。

 9月中間決算は、当初2億円の黒字を予想していた最終損益が28億円の赤字(前年同期は44億円の赤字)だった。前会長への貸付金に対する貸し倒れ引当金44億円を特別損失に計上したことが響いた。

 12年3月期通期の連結最終損益見通しは、30億円の黒字から5億円の黒字に引き下げた。

 今回の創業家の御曹司による不祥事は「エリエール」に代表されるブランドの失墜だけでなく、企業業績も圧迫する事態に発展した。

 これを受けて発表した再発防止策は(1)創業家の保有株式の買い取り(2)社外取締役の起用(3)財務・会計に明るい監査役の起用(4)内部通報制度の外部委託−などの取り組みを盛り込んだ。

 佐光社長は「私がしばらく(社長を)やる中で、創業家が復帰するということはない」と創業家一族と距離を置く決意を口にした。

 同社が再び消費者や投資家の信頼を取り戻すには、創業家によるグループへの支配力を弱めることが必須となる。最大のポイントとなるのが、11年度中に株式の大半を買い取り、各子会社の本体の株式保有率を50%超に高める計画だ。

 特別調査委員会によると、連結子会社35社のうち大王が過半を持つのは3社のみ。残りの32社は創業家が議決権を握っている。

 会社側はすでに弁護士を通じて創業家側と交渉に入ったが、買い取り対象の会社や株式数、額をめぐって難航する可能性もある。佐光社長は「話し合いは十分可能だ」と強調した。(米沢文)

477荷主研究者:2012/01/15(日) 11:58:22
>>471-472
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111220t52001.htm
2011年12月20日火曜日 河北新報
セイホク、寒河江に新工場検討 被災で事業再開断念

 合板最大手のセイホク(東京)が山形県寒河江市に新工場建設を検討していることが19日、分かった。グループ会社の大船渡工場(岩手県大船渡市)が東日本大震災の津波で全壊、事業再開断念に追い込まれており、災害時のリスク分散を図るため内陸の寒河江市が浮上したとみられる。

 関係者によると、セイホクは寒河江市の寒河江中央工業団地に用地を取得する方向で、山形県と交渉を続けている。工場の規模などは不明だが、「生産量は年10万立方メートル以上が目安となる」(関係者)という。

 セイホクのグループ会社、北日本プライウッド(東京)は震災で大船渡工場が全壊し先月、事業再開を断念した。同工場の年間生産量は約9万5000立方メートルで、約130人が雇用されていた。

 新工場について山形県森林課は「話し合いはしているが、詳しい内容は明かせない」、セイホクは「まだ公表する段階ではない」(広報担当)と話している。

 セイホクやグループ会社の工場は大船渡市のほか、岩手県宮古市や宮城県石巻市にも立地。いずれも太平洋沿岸に立地し、津波で被災した。山形県関係者は「災害時の代替機能などとして寒河江を検討しているようだ。県産材の活用にもつながり、期待は大きい」と語る。

478とはずがたり:2012/01/17(火) 16:48:28

大王製紙、大幅減収へ=創業家追放で子会社4分の1に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120114-00000089-jij-bus_all
時事通信 1月14日(土)21時0分配信

 大王製紙は14日、連結子会社が37社から9社に減ると発表した。前会長の井川意高被告が子会社から巨額融資を受けていた事件で、前会長の辞任と一部創業家の追放に伴い、多くの子会社を支配する創業家一族の議決権を「会社の意思と同一」とはみなせなくなったと判断した。この結果、4250億円と予想していた2012年3月期の連結売上高は数百億円規模の減少が避けられない見込みだ。

479荷主研究者:2012/01/22(日) 14:44:29

http://www.at-s.com/news/detail/100087860.html
2011年12/27 09:30 静岡新聞
富士宮に新工場建設 大王製紙グループ方針

 大王製紙グループが、富士宮市の富士山南陵工業団地に新工場を建設する方針を固めたことが26日、分かった。新工場をめぐっては井川意高前会長の巨額借り入れ事件を受け、建設計画が事実上の凍結状態になっていた。今後も需要の拡大が見込まれる大人用紙おむつの増産などを目的に、新しい経営体制で設備投資を決めたとみられる。

 工場建設を計画しているのはグループ会社のエリエールペーパーテック(栃木県さくら市)。同工業団地内の2区画(約5万平方メートル)を取得する方針で、詳細な計画は明らかになっていないが、高齢化で大きな伸びが期待される主力製品の大人用紙おむつなどを生産するもようだ。

 エリエール社は大王製紙の「エリエール」ブランドの生産拠点として、1987年に設立された。紙おむつのほか、ナプキンやウエットティッシュの製造を手掛け、富士市と富士宮市にそれぞれ工場がある。富士宮市内2カ所目となる新工場の建設で、岳南地域が同ブランドの一大生産拠点になる。

 エリエール社の新工場は今年に入ってから、小室直義前市長が井川前会長にトップセールスして誘致が決まった。建設予定地では9月末ごろに造成工事が完了していたが、巨額借り入れ問題が発覚し、工業団地開発業者との正式契約締結が延期になっていた。

480とはずがたり:2012/02/15(水) 11:37:54

大王製紙の出向役員を解任=創業家、会社の対立決定的に
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-120213X572.html?link_id=k_kanren_news_body
2012年2月13日(月)12:03

 大王製紙の関連会社エリエールペーパーテック(栃木県さくら市)は12日、臨時株主総会を開き、全取締役の解任などを決議した。7割超の株式を持つ創業家側の提案により、取締役3人(全員が大王製紙から出向)が解任され、新たに5人の取締役が選任された。大王製紙側は反対したものの、賛成多数で可決された。創業家と会社の対立は決定的となった。

 大王製紙は10日、前会長で創業者一族の井川意高被告に融資したグループ企業7社の役員10人を3月6日付で辞任させる処分をすでに発表していた。臨時総会で創業家側から解任が提案された取締役の1人は3月に辞任するはずの10人に含まれていた。 

[時事通信社]

巨額借り入れ響く…大王製紙、25億赤字見通し
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120214-OYT1T01019.htm
2012年2月14日(火)20:08

 大王製紙が14日発表した2011年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比0・7%減の3033億円だったほか、経常利益は同43・8%減の20億8400万円と大幅に減った。

 前会長による巨額借り入れ事件を受け、連結子会社数が激減し、利益が縮小した。

 事件発覚後に創業家が経営から退陣したため、創業家が大量の株式を持つ子会社の多くが連結対象の要件を満たさなくなり、事件前に37社あった子会社数が昨年末時点で8社となったことが響いた。

 12年3月期の業績予想も下方修正を迫られ、税引き後利益は昨年12月時点の5億円の黒字から、25億円の赤字に転落する見通しになった。

 大王製紙は今月、グループ間で株式をやり取りし、子会社数を19社に回復させている。残りの関連会社も、議決権の過半数を持つ創業家から株式を買い取り、子会社化を進める方針だ。

481とはずがたり:2012/02/15(水) 11:50:41
37→8+29→19+18(内13社で臨時株主総会(予定))

大王製紙、関連会社離脱で大幅減収 創業家と争奪戦激化
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20120215101.html?link_id=k_kanren_news_body
2012年2月15日(水)08:00
 大王製紙は14日、平成24年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、最終損益が従来予想の5億円の黒字から25億円の赤字に転落すると発表した。売上高も従来の4250億円から4040億円に引き下げた。赤字は創業家の井川意高(もとたか)前会長による巨額借り入れ事件を受け、44億円の貸倒引当金を計上したため。さらに創業家が支配する関連会社が連結子会社から外れたことで売上高が大幅に減る。関連会社をめぐる大王と創業家の対立は激化しており、企業価値が大きく損なわれる事態となっている。

 本業のもうけを示す営業利益も従来の158億円から100億円に下方修正した。また同時に発表した23年4〜12月期決算は最終損益が32億円(前年同期は27億円の赤字)となった。貸倒引当金は同9月中間決算の段階で計上しているが、営業利益の下振れで通期でも最終赤字となる。

 大王は同9月末に37社の連結子会社を保有していた。しかし、大半の会社は創業家が議決権で過半数の株式を保有しており、事件を受け、創業家が大王本体の経営から身を引いたため、連結対象から外さざるを得なくなった。

 一時は8社にまで激減したが、グループ内の持ち合い株を買い集め、何とか19社まで回復させた。さらに大王は創業家の影響力を排除するため、保有する関連会社株の買い取りも求めた。

 しかし、前会長の父親の井川高雄元顧問がこれに猛反発し交渉は決裂。関連会社の“争奪戦”に発展している。

 連結子会社から外れた紙おむつを製造するエリエールペーパーテックで12日に開かれた臨時株主総会では、創業家側が提案する経営陣への入れ替えが決議されたが、さらなる連結子会社化を防ぐのが狙いだった。さらに12社でも同様に臨時株主総会の開催が予定されている。

 高雄氏も「(大王と関連会社は)車の両輪だ」としており、グループ内の取引は継続する考えだ。だが、関連会社の支配権のねじれなど企業統治の混乱を嫌気し事件発覚で急落した株価がさらに下落する恐れがある。イメージダウンによる顧客離れや社内の士気低下も避けられない。

482荷主研究者:2012/02/16(木) 00:26:16

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/31221.html
2012年1月17日 新潟日報
北越紀州製紙、天然ガス発電導入

新潟工場で2014年稼働予定

 北越紀州製紙(長岡市)は主力生産拠点の新潟工場(新潟市東区)に、大型の天然ガス発電設備を導入する。今夏にも着工、2014年2月に稼働予定。同工場での重油使用量半減が可能となり、同社は「会社全体の二酸化炭素(CO2)排出量を1割減らす効果が見込める」としている。

 設置するのは、4万キロワット級のガスタービン発電設備1基と、タービンの排熱を利用して蒸気を発生させる高温高圧排熱回収ボイラー。蒸気は紙を乾かすために使う。同社と三菱商事の合弁会社であるMC北越エネルギーサービス(同区)が工場敷地内に設置する。総投資額は約80億円。

483荷主研究者:2012/02/19(日) 00:44:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120118/bsc1201180503007-n1.htm
2012.1.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
日本製紙、家庭紙の生産拠点を再編

 日本製紙グループ本社は17日、家庭紙専門のグループ企業、日本製紙クレシアの岩国工場(山口県岩国市)の生産設備を9月末に停止すると発表した。他の拠点に生産を移管することで、生産設備の稼働率を90%以上に高め、固定費削減と生産効率の向上を図ることが狙い。

 同工場の生産能力は年4万3000トンで、日本製紙クレシア全体の約15%に相当する。これを京都工場(京都府福知山市)などに移管する計画。岩国工場は生産設備停止後、中国・四国・九州をカバーする物流拠点として活用していく。

484荷主研究者:2012/02/23(木) 00:28:44
>>483
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201201210012.html
'12/1/21 中国新聞
日本製紙、岩国生産を停止へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/Tn20120121001202.jpg

 日本製紙グループ本社(東京)は、日本製紙クレシア岩国工場(岩国市)の生産設備を9月末に停止する。京都工場(京都府)などに移管し効率を高める。社員は京都工場などへ配置転換する。

 岩国工場は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど家庭紙の原紙を年4万3千トン生産する抄紙機1台を備える。同社全体の生産量の15%を担う。移管後は中四国・九州地方の拠点となる物流センターにする。移管により、国内工場の稼働率を80%から90%以上に高める。

 岩国工場の正規社員は69人。44人がクレシアの社員で、25人はクレシア紙工西日本(京都府)の出向社員。京都工場などに配置転換する。協力会社の49人は自社に戻る。

 岩国工場はクレシアの西日本の基幹工場として1996年に稼働。市況の低迷や原料価格の上昇で、家庭紙事業の収益が伸びなかった。同工場の停止で京都より西にクレシアの工場はなくなる。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/Tn20120121001201.jpg
【写真説明】9月末に生産設備を停止する日本製紙クレシア岩国工場(岩国市長野)

485荷主研究者:2012/04/08(日) 15:58:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120225/bsc1202250501007-n1.htm
2012.2.25 05:00 Fuji Sankei Business i.
大王製紙、富士宮に新工場 自前生産体制確保 創業家の反発必至

 大王製紙が、静岡県富士宮市に紙おむつなどを生産する新工場の建設を計画していることが24日、明らかになった。今夏にも着工し、2013年中の生産開始を目指す。現経営陣と対立する創業家が、グループの紙おむつ生産会社などの経営権取得を進めているため、ビジネスモデルを見直し、自前の生産体制を確保する狙いがあるとみられる。

 同社は1月末、静岡県富士宮市の工業団地内に新工場の建設用地をすでに取得。「生産設備増強は長期的に検討してきた。創業家との問題は関係ない」としているが、自前の生産体制を整備する動きに創業家は反発を深めそうだ。

 井川意高(もとたか)前会長の巨額借り入れ事件を受け、大王は創業家に関連会社の保有株式の買い取りを持ちかけている。

 一方、創業家側は紙おむつを生産するエリエールペーパーテック(宇都宮市)の全取締役を解任し、自ら選んだ取締役を選任するなど、グループ関連会社への関与を続ける姿勢を鮮明にしている。

486荷主研究者:2012/04/08(日) 16:07:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120226t12021.htm
2012年02月26日日曜日 河北新報
段ボール製造・王子チヨダコンテナー 仙台工場1年ぶり再開

操業を再開した仙台工場を視察する式典出席者

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた段ボール製造の王子チヨダコンテナー仙台工場(多賀城市)は25日、約1年ぶりに操業を再開した。

 操業再開式には、渡良司社長、王子製紙の石田隆副社長、菊地健次郎多賀城市長らが出席し、安全を祈願した。

 渡社長は「震災後は再建不可能と思ったが、この日を迎えることができて感慨無量だ」とあいさつ。菊地市長は「多賀城市になくてはならない企業として、今後も発展してほしい」と期待した。

 工場建屋は復旧工事中だが、製函(かん)設備や印刷機を設置し、生産を再開した。57人いた従業員のうち、20人が仙台工場に復帰する。

 生産量は震災前の半分程度に縮小。3月末までに、敷地内にあったグループ会社の築館パッケージを仙台工場に集約し、体制を整える。事務所の建て替えなどは今秋ごろに終わる見込み。

487荷主研究者:2012/04/15(日) 22:57:59

http://www.at-s.com/news/detail/100102762.html
2012年2/27 09:16 静岡新聞
大王製紙との取引継続 経営体制刷新の大宮製紙

 大王製紙の現経営陣と創業家の対立を受け、関連会社の大宮製紙(富士宮市)の役員が創業家側の意向で入れ替えになった。経営体制は一新されたが、創業家側は大王製紙との取引は従来通り継続する考えを示した。今後も事業方針は変わらないとみられる。

 大宮製紙の臨時株主総会が25日、三島市内で開かれ、大王製紙からの出向者ら取締役5人全員の解任を決議。このうちの2人を含め、創業家が提案した取締役6人を選任した。

 大宮製紙は1986年に大王製紙のグループ会社となり、エリエールブランドの家庭用紙(トイレットペーパーやティッシュペーパー)をメーンに生産している。創業家側が経営権を握ることになったが、井川高雄前顧問は「大王製紙から発注がなされる限り、商品を納入し続けることは当然」と指摘。「グループ会社の製造する商品の品質を限りなく高め、大王製紙を通じて消費者のニーズに応じていく」と強調した。

 対立は泥沼化しているが、取引中止など事業面にまで波及すれば、双方の不利益は明白。このため、大宮製紙は従来通りの生産活動を続ける見通しだ。

 大宮製紙は富士宮、富士市内に工場を持ち、2010年度の売上高は245億6900万円。従業員は約380人。富士宮市役所内に製品の展示ブースが設けられるなど、地元を代表する企業として知られる。

488荷主研究者:2012/04/18(水) 01:19:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120310t12020.htm
2012年03月10日土曜日 河北新報
日本製紙石巻工場、抄紙機再稼働 生産能力78%まで回復

N6マシンの前でガッツポーズし、運転再開を喜ぶ関係者

 東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場(石巻市)で9日、国内最大規模の抄紙機「N6マシン」(N6、年間生産能力27万トン)がほぼ1年ぶりに運転を再開した。これにより、同工場は震災後の目標年間生産量(85万トン)の約78%まで生産能力が回復する。

 設備の立ち上げ式には、日本製紙グループ本社の芳賀義雄社長と倉田博美専務兼石巻工場長、従業員ら計約150人が出席。芳賀社長がボタンを押して稼働させ、万歳三唱で再開を祝った。

 芳賀社長は「震災から1年を前に工場の復興に道筋を付けることができた。国際競争力を持った生産性の高い工場として、今後も石巻に期待したい」と述べた。

 同工場は震災の津波で1階部分が水没、電気系統やモーターなどが破損した。震災前に稼働していた抄紙機8台のうち2台は、同社の復興計画に基づく固定費圧縮のため停止。現在N6を含む4台が再開しており、残り2台は8月までに順次稼働する。

 同社の復興計画によると、震災に伴う人員削減は約1300人。芳賀社長は「一段と強い日本製紙に生まれ変わるため、従業員の協力を仰いでいる」とだけ述べ、具体的なスケジュールなどには言及しなかった。

 同工場は9日、震災で犠牲になったグループ社員とその家族ら約120人を追悼する慰霊碑を除幕。献花と黙とうで犠牲者の冥福を祈った。

489とはずがたり:2012/04/19(木) 10:25:11
>>487
富士が吉原が中心市街なように富士宮の中心市街は大宮なのであるが,製紙会社の名前に残ってるとはなかなか♪

490荷主研究者:2012/04/22(日) 01:07:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120316t12003.htm
2012年03月16日金曜日 河北新報
段ボール製造のレンゴー新工場稼働 災害対応強化

テープカットを行うレンゴーの大坪社長(左から2人目)ら

 段ボール製造大手のレンゴーは15日、宮城県大和町の仙台北部中核工業団地に建設した新仙台工場の操業を始めた。東日本大震災による津波被害で閉鎖した仙台工場(仙台市宮城野区)に代わる製造拠点で、蓄電池を備えるなど災害対応を強化した。

 新工場は鉄骨2階、延べ床面積は約2万8300平方メートルで、段ボール素材の製造、加工ラインを整備した。生産能力はミカン箱サイズで年間約1億6800万個分と旧工場とほとんど変わらない。総工費は約100億円。

 大型蓄電池のほか、建屋屋上に出力約500キロワットの太陽光発電装置も設置し、停電時には事務部門の電気を最大5〜6時間賄えるようにした。蓄電池は通常、夜間に電力を蓄え、日中の補助的な電源として使う。

 15日は地元関係者らを招いて起動式があり、テープカットなどが行われた。レンゴーの大坪清社長は「地元自治体の応援もあり、震災から約1年で新工場を稼働できた。段ボール製造を通して(地域経済の)復興に貢献したい」と話した。

 新工場は昨年6月に着工した。同3月末に閉鎖した旧工場は倉庫などとしての活用を検討している。

492荷主研究者:2012/04/30(月) 11:12:03
>>491
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120402cbak.html
2012年04月02日 日刊工業新聞
王子製紙、印刷情報用紙など事業構造転換−生産能力21万トン削減

 王子製紙は、従来の7%に当たる年間約21万トンの印刷情報用紙生産能力の削減など事業構造転換を推進する。需要低迷への対応で印刷情報用紙や特殊紙の一部生産設備を2013年度下期までに順次停止する。08年度以降実施している生産体制の再構築と併せ、年約230億円のコスト削減効果を見込む。12年3月期に事業構造改善費用として特別損失を計上する予定。計上額は算定中。

 印刷情報用紙では、釧路工場(北海道釧路市)と春日井工場(愛知県春日井市)で抄紙機1台ずつを9月に停止する。江別工場(北海道江別市)の6号抄紙機は、約39億円を投じて剥離紙や耐油包装用紙などの特殊紙に生産品種を転換させる。13年3月に完成予定。

 また特殊紙を生産する江別工場と東海工場岩渕製造所(静岡県富士市)の抄紙機を1台ずつ停止する。

495荷主研究者:2012/05/05(土) 00:17:08

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120412/bsc1204121546010-n1.htm
2012.4.12 15:45 Fuji Sankei Business i.
日本製紙、再稼動の石巻工場から新製品発売 塗工紙

 日本製紙は12日、東日本大震災による津波被害を受けた石巻工場(宮城県石巻市)で再稼働した製造設備で生産した塗工紙の新製品を発売したと発表した。

 塗工紙は雑誌や書籍などに使われる。製品名は「b7バルキー」で、すっきりとした白さや保存性に優れている点が特長という。津波の直撃で操業が全面停止した石巻工場で、昨年9月に再稼働第1号となった8号抄紙機(年産能力11万2000トン)で生産する。

496荷主研究者:2012/05/05(土) 00:31:55

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20120416m
2012/04/16 23:46 秋田魁新報
大型製材工場、秋田市河辺に完成 6月にも操業、61人が入社式

東北トップクラスの規模を誇る秋田製材協同組合の大型製材工場

社員61人が出席した入社式

 秋田製材協同組合(通称アスクウッド、石崎修治理事長)が秋田市河辺の七曲臨空港工業団地に建設を進めていた大型製材工場が完成し、早ければ6月にも本格操業をスタートする。

 本県のスギ人工林が今後伐期を迎える中、県産製材の安定供給と製材コストの低減に貢献することが期待されている。16日には同工場で、県内企業としては大量の新規採用41人を含む社員61人の入社式が行われた。

 工場の原木処理量は最大年間14万8千立方メートルで、東北有数の規模。必要な原木は県森林組合連合会などを通じて調達し、製材品8万立方メートル、副産品のチップやおが粉は約6万3千立方メートルを生産する。

 加工した製品は県内外に販売し、年間約30億円の売り上げを見込む。販売先としては、県内外の19社から約15万立方メートルの購入予約を取り付けているという。

 社員研修と機械の調整を兼ねて23日から試験操業を開始。一定の試験期間を経た上で、顧客の注文に対応する本格操業に移行する。

 工場の敷地面積は9万9400平方メートル。総事業費は24億8400万円で、このうち国、県と秋田、大仙両市が計12億9400万円の補助金を出した。同組合は製材や素材生産、運送などの各業者33社で構成し、出資金は計2億8千万円。

500とはずがたり:2012/06/26(火) 16:43:57

大王製紙創業家との関係をどう整理してゆくかですねぇ。

大王・北越紀州、資本提携決定=製紙3位グループ誕生
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000095-jij-bus_all
時事通信 6月26日(火)15時1分配信

 製紙業界第4位の大王製紙と5位の北越紀州製紙は26日、それぞれ臨時取締役会を開き、両社が資本提携することを決めた。北越紀州は、大王の創業家が保有する株式を買い取り、大王株の約2割を保有する筆頭株主に浮上する。両社の提携により、業界首位の王子製紙、2位の日本製紙グループ本社に次ぐ3位グループが誕生する。
 北越紀州は、公正取引委員会による独占禁止法の審査を受けた上で、大王創業家から年内にも約100億円で株式を取得する。さらに、大王創業家が保有する大王関連会社の株式も買い取り、その株式を大王に譲渡する。

501とはずがたり:2012/06/26(火) 16:45:15

良好にやってくと云う訳か。

大王に北越紀州が2割出資 製紙2社が提携し3位グループに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000572-san-bus_all
産経新聞 6月26日(火)16時21分配信

 国内製紙4位の大王製紙と同5位の北越紀州製紙は26日、資本関係を強化すると発表した。北越紀州は、大王の創業家から保有株を取得し、19.6%を保有する筆頭株主となる。取得価格は非公開。大王では昨年、創業家出身の井川意高(もとたか)元会長による総額約107億円の巨額借り入れ事件が起き、経営が揺らいでいた。

 事件後に激化した創業家との対立に終止符を打ち、北越紀州との資本関係強化を通じて生き残りを図る。

 また北越紀州は、創業家が実質支配し、紙おむつやティッシュペーパーなどを生産する大王の関連会社18社の株式を創業家から買い取った上で、大王へ譲渡する。大王の連結子会社数は事件前の37社体制に戻り、事実上の分裂状態にあった大王グループの経営は一本化される見通しとなった。

 今回の合意で、創業家の大王グループに対する資本関係はなくなるという。

 資本関係を強化する北越紀州と大王は、平成24年3月期の連結売上高の合算が約6400億円となり、王子製紙(1兆2129億円)や日本製紙グループ本社(1兆424億円)に次ぐ第3位連合となる。北越紀州が印刷用紙や菓子箱などに使う白板紙に強いのに対し、大王は「エリエール」ブランドのティッシュなど家庭紙に強く、事業を営む上での補完的な関係にある。

 また大王は、元会長の実父で大王の社長や会長を歴任した井川高雄元顧問が、再び顧問に就任する予定だと発表した。同社は昨年10月、事件を受けて高雄氏を顧問からを解任していた。今回の顧問人事について同社は「グループ全体への経営権、人事権を持つものではなく、製紙業界にタイする深い知見を生かして、当社役員へ必要に応じて助言をいただく」としている。

 大王と北越紀州は18年に技術提携を結んでおり、株式の相互持ち合いも行っている。高雄氏は「製紙業界の置かれた状況を鑑みて、縁ある北越紀州製紙とともに、業界再編の道筋をつけ得ればと思い、今回の株式譲渡を決断した」などとするコメントを発表した。

502荷主研究者:2012/07/08(日) 14:13:31

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120604cbaq.html
2012年06月04日 日刊工業新聞
特種東海製紙、RPF・木質チップ燃焼ボイラ−三島工場で来月稼働

 特種東海製紙は情報用紙や工業用紙などを生産する三島工場(静岡県長泉町)にRPF(廃プラスチックや古紙などを原料とする固形燃料)・木質チップを燃料にするボイラを導入する。7月の稼働を予定し、総投資額は19億円。燃料を重油からRPF・木質チップに切り替えることで、年間約2億円のコスト削減につなげる。同工場での二酸化炭素排出量を1990年比25%以上の削減効果を見込む。

 RPF・木質チップ燃焼ボイラは、生産工程で水分を含んだ紙を乾かすための蒸気の熱源として使う。ボイラの稼働で同工場の重油使用量はほぼゼロになる。ただ蒸気で発電できる規模には至らないため、抄紙機を動かす電力を引き続き電力会社から購入する。

503とはずがたり:2012/07/14(土) 18:35:12
>>501

富士宮の工場新設白紙 大王製紙、中期計画見直し(2012/7/13 07:28)
http://www.at-s.com/news/detail/397727296.html

 大王製紙が、中期事業計画に盛り込んでいた富士宮市と福島県いわき市での新工場建設を白紙に戻す方向で調整していることが12日、分かった。
 中期事業計画は創業家との対立が残っていた3月に作成。しかし、6月に北越紀州製紙との資本提携で合意し、創業家との対立を解消できることになったため、計画を見直す。大王製紙は8月にも新たな計画を発表する。
 大王製紙は、前会長の巨額不正借り入れ事件を機に「脱創業家」路線を進めたが、製造子会社の株式を保有している創業家と対立。3月には、連結子会社が37社から19社に減った状況で、中期計画の作成を余儀なくされた。北越紀州との提携では連結子会社が元に戻る。
 現在の中期計画では、富士宮市に大人用紙おむつ工場を、いわき市には段ボール原紙を生産する子会社を新設する。これらの事業はいずれも成長分野で、新しい計画では関係会社エリエールペーパーテック(栃木県さくら市)など、従来の生産を担ってきた会社の設備増強に転換する可能性がある。
 中期計画には、新規採用の中止などで3年以内に900人を削減する予定も含まれているが、子会社が多くなるため、人数を増やすことも検討している。
 大王製紙は6月、北越紀州との資本提携で合意した。北越紀州は創業家などから大王の株式約2割を買い取って筆頭株主になる。子会社の株式も創業家から取得し、大王に売却する。

504チバQ:2012/07/28(土) 12:16:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120728/chn12072809510001-n1.htm
王子製紙の排水計画に抗議デモ 中国で数千人集結
2012.7.28 09:55

 王子製紙の排水管の建設に抗議するデモで、ひっくり返された警察車両=28日、中国江蘇省南通市啓東(共同)
 王子製紙が中国江蘇省の南通市に置いている工場の排水計画をめぐり、環境汚染や健康被害の懸念があると主張する地元住民らが28日、排水管の建設中止などを求める抗議デモを始めた。数千人が参加しており、一部は地元政府庁舎に乱入するなど騒ぎが広がっている。

 問題となっているのは長江(揚子江)下流に位置する南通市中心部の王子製紙の工場から、さらに海岸に近い約100キロ離れた啓東地区に排水するためのパイプ施設。南通市が建設計画を打ち出したが住民らは強く反発。中国語版ツイッター「微博」やネットで、28日から30日まで3日間デモを行うと宣言していた。

 啓東の当局は26日、建設中断を発表、27日にはデモに参加しないよう、住民側にさまざまな圧力をかけてきた。しかしデモ参加者らは、「建設の中断ではなく取り消しを求める」と態度を硬化させた。また、「微博」などでは、今回のデモを沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる中国の不満に重ね合わせ、「反日デモ」とみなしてネット上で批判をエスカレートさせる発言も増え始めた。

http://www.asahi.com/international/update/0728/TKY201207280229.html
王子製紙の排水に抗議、中国江蘇省でデモ 1万人以上
 中国江蘇省南通市にある日本の製紙大手・王子製紙の工場から出る排水が、環境汚染を引き起こす恐れがあるとして、住民1万人以上が28日朝、抗議デモを始めた。うち数百人は暴徒化し、地元政府庁舎に乱入したため、武装警察が出動した。

 抗議しているのは、黄海沿いの同市啓東の住民。市政府が約100キロ内陸にある工業団地に王子製紙などを誘致する際、啓東まで排水パイプラインでつなぎ、浄化処理すると約束していた。これに対し、住民の間で、インターネットを通じ、排水には発がん性物質が含まれ、豊富な漁場となっている海が汚染されて健康被害が出るなどとうわさが広がった。

 デモ隊は午前6時、啓東の中心部に集結。大通りをふさいでいた警官隊を突破し、地元政府庁舎に押しかけた。一部が鉄製の門を押し倒し、ガラス戸を破って庁舎内に侵入。気勢を上げながら、4階建て庁舎のすべての部屋を襲撃し、パソコンや机、いす、接待用の酒、書類などを破壊した。その後、啓東の政府幹部が現場に現れ、「排水事業を中止する」と宣言した。(南通=奥寺淳)

505チバQ:2012/07/29(日) 10:25:22
3784 名前:チバQ 投稿日: 2012/07/29(日) 10:24:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012072902000090.html
王子製紙の排水計画 中国で1万人抗議デモ
2012年7月29日 朝刊

28日、江蘇省南通市啓東で、地元政府庁舎前を埋めたデモの参加者ら=今村太郎撮影


 【南通(中国江蘇省)=今村太郎】中国江蘇省南通市の経済開発区にある製紙大手「王子製紙」の排水管工事に市沿海部の住民が反発していた問題で、住民一万人近くが二十八日、地元政府庁舎周辺で抗議デモを行い、一部が暴徒化した。尖閣諸島(沖縄県)の問題をめぐって日中関係が悪化する中、「日本企業は出て行け」と反日感情をむき出しにする参加者もいた。

 デモを行ったのは黄海沿岸部にある啓東地区の住民。午前六時すぎから、「王子の汚染に抵抗を」と書かれたプラカードを手に目抜き通りを行進した後、地元政府庁舎前の広場を占拠。公安車両や公用車を横転させ、約百人が庁舎入り口の扉のガラスを割って侵入し、窓から書類をばらまくなどした。

 地元政府が昼すぎ、排水管工事計画の撤回を発表したが、デモが続いたため当局側は警官隊に加えて武装警察を投入。市民に暴行を加えながら鎮圧を図った。デモを取材していた朝日新聞の記者も、公安当局から頭を蹴られるなどの暴行を受けた上、カメラと記者証を取り上げられた。

 日本企業が絡む抗議行動だったため、参加者の一部は反日的な文言を口々に叫んだ。記者を日本メディアと知り、取り囲んで「日本人か。出て行け」とすごむ参加者もいた。

 住民が問題視したのは経済開発区から啓東地区に面した黄海に向け、南通市が建設中の長さ約百キロの排水管。完成後、王子製紙工場から一日十五万トンが排水される予定だった。環境基準を満たすよう廃水処理されるが、啓東地区の住民に「海産物に害が出る」とうわさが広がった。

 王子製紙の現地工場は一部が稼働しており将来的に年間約百二十万トンの生産能力を持つ予定。だが、計画撤回を受け、現地法人の幹部は「社全体の事業計画に影響が及びかねない」と話している。

 中国では環境意識の急速な高まりを受け、工場建設などがデモで中止に追い込まれる例が相次いでおり外国企業による投資にも影響が出る可能性がある。

506チバQ:2012/07/29(日) 10:48:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120729-00000067-san-int
中国・南通で5000人デモ 王子製紙の排水計画に抗議 庁舎に乱入、暴徒化
産経新聞 7月29日(日)7時55分配信


拡大写真
28日、江蘇省南通市にある王子製紙の工場排水管計画に抗議して同市啓東当局の庁舎ビルにデモ隊が突入て公用車を次々とひっくりかえし、庁舎内の書類などをばらまいた(河崎真澄撮影)(写真:産経新聞)

 【啓東(中国江蘇省)=河崎真澄】日本の王子製紙が中国江蘇省の南通市に置いている工場の排水計画をめぐり、環境汚染や健康被害の懸念があると主張する地元住民ら5千人以上が28日、排水管の建設中止を求める抗議デモを行った。およそ100人が地元政府の庁舎に乱入し、警察車両など10台以上の公用車をひっくり返すなど暴徒化し、警察隊と衝突したデモ参加者の数人が負傷した。同日夕方には武装警察部隊が現場に到着。デモ隊は排除された。

 デモ参加者の一部は、王子製紙に協力して計画を推進してきた地元政府トップを「売国奴」と批判。日中が対立を深めている沖縄県の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の問題でも批判の声を上げた。中国版ツイッターやネット上では、「反日デモ」とみなしてエスカレートする発言も出始めた。

 地元当局は同日、排水管の建設中止を決めてデモ隊に伝えたが、参加者は「政府は信用できない」として警察隊と衝突。地元のトップ、孫建華党委書記がデモ参加者に囲まれて、つるし上げられる場面があったほか、孫氏ら当局幹部の執務室にあった多額の紙幣や贈答品とみられる高級酒などが窓から放り投げられた。

 一部住民は29日もデモを行う構えをみせており緊迫した状況が続いている。

 問題となっているのは長江(揚子江)下流に位置する南通市中心部の王子製紙の工場から、さらに海岸に近い約100キロ離れた啓東地区に排水するためのパイプ施設計画だ。これに反発した住民らは中国版ツイッターやネットなどで、28日から30日まで、3日間デモを行うと宣言していた。

 啓東の地元当局は住民側に圧力をかけ、デモ発生を未然に防ごうとした。しかし結果的に、住民らによる当局への不満の暴走は抑えきれなかった。

 地元政府は当初「(排水管建設計画は)中止する」と妥協案を提示したが、抗議行動が収まらないとみると「計画撤回」として事態の収拾を図った。

 最高指導部のトップ交代人事が決まる中国共産党大会を今秋に控え、国内の安定、治安維持を最優先させたい当局は「民意」を重視せざるを得なかったとみられる。

 ◆朝日記者暴行受ける

 一方、公安当局は日本の記者の取材を妨害。朝日新聞記者はカメラを没収された上、殴る蹴るの暴行も受けた。この問題で日本の上海総領事館が南通市当局に対し事実関係の確認を求めた。

 王子製紙は28日、デモについて「憂慮する」とのコメントを発表した。

507荷主研究者:2012/08/12(日) 21:14:44

http://lnews.jp/2012/07/e070508.html
2012年07月05日 LNEWS
レンゴー/250億円投じ、丸三製紙の段ボール原紙製造設備を更新

 レンゴーは7月5日、子会社の丸三製紙の段ボール原紙(ライナ)生産設備を更新すると発表した。

 丸三製紙は、グループの東北地方における段ボール原紙生産拠点として、ライナ用6号抄紙機、中しん原紙用7号抄紙機の2台の抄紙機で、月産約2万トンの段ボール原紙を生産している。

 6号抄紙機は1973年の設置後39年が経過し老朽化するとともに、さらに東日本大震災でも被害をこうむり、環境面から最近ニーズの高まっている段ボール原紙の薄物化への対応も困難な状況となっていた。

 同社の持続的な成長を視野に、現在の市場ニーズにも合致し、省エネ・省資源も念頭にさらなる品質の向上を図るため、このたび6号抄紙機を更新することにしたもの。

■設備更新の概要
更新内容:6号抄紙機の更新(新抄紙機設置後6号抄紙機は停機)
生産品種:段ボール原紙(ライナ)
最大生産量:日産500トン(更新後)
設備投資総額:250億円
稼働時期:2014年度中を予定

508荷主研究者:2012/08/12(日) 21:47:33

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120708/bsc1207080700000-n1.htm
2012.7.8 07:00 Fuji Sankei Business i.
【底流】大王製紙のお家騒動に終止符 恩義の北越紀州製紙が救世主に 第3極で業界再編も加速へ

大王製紙の主力工場、三島工場(愛媛県四国中央市)の全景写真

 グループが分裂状態にあった大王製紙の経営が、ようやく正常化に向かおうとしている。救世主となったのは北越紀州製紙。対立していた経営陣と創業家の間を取り持ち、経営を一本化する役割を果たした。仲介の“報酬”として北越紀州が手に入れたのが、大王の筆頭株主という立場。王子製紙、日本製紙グループ本社に次ぐ第3位連合として、「大王−北越紀州」が業界再編の台風の目となる可能性が強まっている。

経営正常化に道筋

 「創業家がグループに強固な支配力を及ぼす構造が解消される」

 6月28日、大王の創業の地である愛媛県四国中央市で開かれた定時株主総会。佐光正義社長は194人の出席株主を前に、ほおを紅潮させてこう説明した。創業家3代目の井川意高(もとたか)元会長による巨額借り入れが発覚して9カ月余り。株主から元会長の事件を追及する質問はなく、所要時間も前年よりやや長い程度。拍子抜けするほど、あっけなく幕を閉じた。

 株主総会が平穏に終わったのは、その2日前に北越紀州との間で資本提携強化に合意、経営正常化の道筋が見えたからだった。北越紀州が大王の株式を創業家から取得して大王の発行済み株式数の19・6%(議決権ベースで22・1%)を保有する筆頭株主となり、創業家が過半数を握る大王の関連会社18社の株式も取得し大王に売却する。

 大王は、今月後半にも北越紀州との提携強化を踏まえた中長期の事業計画をまとめる方針だ。お家騒動に終止符を打った佐光社長は総会終了後の記者会見で「事件を機にリスタート(再出発)を切る」と反転攻勢を宣言した。

恩義を感じて仲介の労

 元会長の巨額借り入れが発覚したのは昨年9月。これを機に経営陣は「脱創業家」の動きを強め、創業家との対立は激化。元会長の実父である井川高雄元顧問は今年2月以降、関連会社の一部で臨時株主総会を開いて取締役を入れ替え、3月には経営陣が求めていた関連会社株式の買い取りを拒否するなど大王の経営は混乱の極みにあった。

 だが、水面下では創業家、経営陣ともある人物に接触、事態の打開を図ろうとしていた。それが北越紀州の岸本晢夫(せきお)社長だった。

 両者が岸本社長を頼ったのは“貸し”があったからだ。平成18年、王子製紙が北越紀州の前身である北越製紙に敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けた際、大王は北越の株式を取得してTOB阻止に一役買った。

 「大王には恩義を感じている。今回は私たちが応えるべきときだ」。北越紀州の岸本社長は大王の佐光社長にこう語り、創業家との仲介役を買って出た。

 岸本社長の仲介は、強気一辺倒だった高雄元顧問にとっても渡りに船だった。大王グループの分裂状態が長引けば製紙業界での競争力が弱まり、企業価値のさらなる低下は不可避。それは大王の「中興の祖」とされる高雄元顧問にとって、耐え難いことだった。株式売却に合意した日、高雄元顧問は「将来的に大王製紙の成長をいかに図るべきかを考えざるを得なくなった」とコメントし、経営陣と和解せざるを得なかった心情を正直に吐露した。

 一方、創業家の懐事情を指摘する向きもある。元会長の借入金は総額約107億円に上ったが、53億円余りが未返済。完済には保有株式を売却せざるを得なかったとみられている。

509荷主研究者:2012/08/12(日) 21:48:09
>>508 続き

宿願の「第3極」

 結果として、大王の「お家騒動」でもっとも利益を得たのは北越紀州だった。連結売上高で約1・8倍の規模の大王を持ち分法適用会社とし、来年6月以降には取締役も送り込む。

 北越紀州では、大王株を買い増す考えはないとしており、大王も経営の独立性は維持したいとの考え。だが、両社の24年3月期の連結売上高を合算すると6395億円となり、王子製紙(1兆2129億円)や日本製紙グループ本社(1兆424億円)に次ぐ第3位連合となる。高雄元顧問は「縁ある北越紀州とともに業界再編の道筋を付け得れば」と期待する。

 製紙業界は合併や買収を繰り返した王子と日本製紙が規模で他社を引き離した。だが近年は王子が北越の敵対的買収に失敗し、日本製紙と段ボールのレンゴーの提携も21年に解消。同年に北越が紀州製紙を完全子会社化して以降、業界再編は小康状態にある。

 国内の製紙業界は内需縮小に加え、円高で海外からの輸入紙も増加。にもかかわらずメーカー数が多く過当競争が続いており、いつ業界再編が進んでもおかしくない状況にある。

 大王のお家騒動で突如生まれた第3位連合だが、「第3極」の形成は旧北越製紙時代からの岸本社長の持論だ。大王を手繰り寄せた北越紀州が今後どう動くのか。業界は岸本社長の次の一手を見守っている。(森田晶宏)

510荷主研究者:2012/08/12(日) 22:36:47
>>503
http://www.minyu-net.com/news/news/0713/news7.html
2012年7月13日 福島民友ニュース
いわきの新工場白紙へ 大王製紙、中期計画見直し

 大王製紙が、中期事業計画に盛り込んでいた、いわき市と静岡県富士宮市での新工場建設を白紙に戻す方向で調整していることが12日、分かった。

 中期事業計画は創業家との対立が残っていた3月に作成。しかし、6月に北越紀州製紙との資本提携で合意し、創業家との対立を解消できることになったため、計画を見直す。大王製紙は8月にも新たな計画を発表する。

 いわき大王製紙(いわき市)は2010(平成22)年11月、板紙、段ボール事業の競争力強化のため、段ボール用の紙をすく抄紙機1台を新設し、今年10月をめどに稼働する計画を発表した。しかし、東京電力福島第1原発事故の影響で生産設備の増強を凍結。当初計画では約155億円を投じ、生産能力を約4割増やす予定だった。増設に伴い関連会社を含め50人程度の雇用が見込まれていた。

511チバQ:2012/08/16(木) 20:50:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000086-jij-bus_all
北越紀州、大王の筆頭株主に=創業家から株式取得
時事通信 8月15日(水)16時5分配信

 製紙業界5位の北越紀州製紙は15日、同4位の大王製紙株式の約2割を取得し、筆頭株主になったと発表した。大王の創業家が保有する同社株式全てを買い取り、持ち株比率(議決権ベース)を2.86%から22.29%に引き上げた。これにより、業界首位の王子製紙、2位の日本製紙グループ本社に次ぐ売上高6400億円規模の3位連合が誕生する。
 大王は、その損益の一部が北越紀州の業績に反映される「持ち分法適用会社」となる。両社は今後、技術・資本提携した2006年に発足させた「提携推進委員会」を拡充し、具体的な提携強化策を検討する。
 大王では、昨年秋に発覚した創業家出身の井川意高前会長による関連会社からの巨額借り入れ事件をきっかけに、創業家と経営陣が対立。大王と提携関係にある北越紀州が仲介に入り、6月26日に同社が大王株式を創業家から取得することを柱とする内紛の収拾策がまとまった。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000006-fsi-bus_all
大王製紙元会長、貸付金53億円を返済 北越筆頭、3位連合誕生
SankeiBiz 8月16日(木)8時15分配信

 製紙業界4位の大王製紙と5位の北越紀州製紙は15日、大王の創業家から大王の株式を北越紀州が買い取り、発行済み株式総数の22.29%(議決権ベース)を保有する筆頭株主になったと発表した。大王は北越紀州の持ち分法適用会社となり、王子製紙、日本製紙グループ本社に次ぐ3位連合が誕生した。

 大王は、創業家出身の井川意高(もとたか)元会長による巨額借り入れ事件を機に経営陣と創業家が対立。事態収拾のため北越紀州が仲介に入り、6月下旬に大王との資本提携に合意していた。

 また、大王は15日、総額約106億円のうち約53億円が未払いだった井川元会長への貸付金が全額返済されたと発表した。創業家側が株式を売却して得た資金などを充てたとみられる。

 さらに、大王の製造子会社18社の株式を創業家から北越紀州が買い取り、大王に譲渡する手続きが完了。大王グループは事件前の37社体制に戻り、「お家騒動」に終止符が打たれた。

512荷主研究者:2012/08/17(金) 00:29:50
>>510
http://www.minyu-net.com/news/news/0725/news7.html
2012年7月25日 福島民友ニュース
佐光社長が白紙化否定 大王製紙・いわき新工場建設

 大王製紙が中期事業計画に盛り込んでいた、いわき市での新工場建設を白紙に戻す方向で調整しているとの報道に対して、同社の佐光正義社長は24日、白紙化を否定した。

 同日、福島民友新聞社の取材に対し「白紙ではなく、実現したいと思っている。補助金申請などの段階で、後はタイミングの問題」と、建設に前向きな姿勢を示した。現在の中期計画では、いわき市には成長分野の段ボール原紙を生産する子会社を新設する予定。

513荷主研究者:2012/08/24(金) 00:06:23
>>503
http://www.at-s.com/news/detail/397735719.html
2012/8/9 08:10 静岡新聞
新工場白紙化せず 大王製紙、富士宮市に意向表明

 富士宮市は8日、同市の富士山南陵工業団地に新工場建設を計画している大王製紙グループが、工場新設を白紙化せず、従来方針通り建設を進めるとの意向をあらためて市側に伝えていたことを明らかにした。

 市によると、大王製紙の佐光正義社長が3日、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、「事業計画に若干の見直しはあるが、新工場建設は実施する。関連会社が集積する富士地域を一大生産拠点にしたい」などと強調。新工場の着工については、「年内には取り掛かりたい」と説明したという。

 市や大王製紙によると、新工場では需要拡大が見込まれる大人用紙おむつなどを生産する。新工場の完成、稼働の時期や、地元雇用につながる人員体制は明らかにしていない。生産体制が整うまでの間、グループ会社エリエールペーパーテックの富士北山工場(富士宮市)の設備増強で対応する。

 須藤市長は8日の定例会見で「市も市民も大王製紙進出を心待ちにしている。一日も早い創業を期待したい」と述べた。新工場をめぐっては建設白紙化が一部報道されていた。

515荷主研究者:2012/09/17(月) 10:50:34

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620120814aaas.html
2012年08月14日 日刊工業新聞
石巻の製紙業復活へ−七星社、主力工場10月再開

 【仙台】七星社(しちせいしゃ)(宮城県石巻市、刈谷芳博社長、0225・22・3101)は、東日本大震災で全壊した工場を再建し、10月から本格操業に入る。主力の洋紙加工工場が9月20日に完工予定で、パッケージ工場と印刷工場、倉庫も8月末までに稼働予定だ。

 投資総額は約16億6000万円で、国が再建費用の最大75%を支援する「グループ補助金」制度を活用した。2015年3月期に震災前8割程度の売上高40億円を目指す。

 同社は石巻市の製紙加工メーカーの最大手で、日本製紙石巻工場(石巻市)から原紙を受け入れて、コート紙や上質紙、コピー用紙などを生産していた。また鮮魚などの出荷に使う発泡スチロール、食品包装材、段ボールなども手がけていた。本社と主力工場は日本製紙に隣接しており、震災による津波で全壊した。

516荷主研究者:2012/09/17(月) 10:51:19

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520120816cbai.html
2012年08月16日 日刊工業新聞
東邦特殊パルプ、稲わらからパルプ−北上工場で試験開始

 東邦特殊パルプ(東京都墨田区、金浜福美社長、03・5600・1490)は、北上工場(岩手県北上市)で稲わらから「わらパルプ」を取り出す試験を始めた。現在、同社では蒸解工程を経たわらパルプを購入し、小山工場(栃木県小山市)で漂白などを行い製品化している。わらパルプは自然条件によって調達リスクがある。北上工場で稲わらから一貫して生産する技術を確立することで、より安定的に製品供給をできるようにする。早期の実用化を目指す。

 パルプは原料を蒸解窯に入れ、薬品を加えて煮込んで取り出す。北上工場では蒸解窯を用いて麻パルプを生産している。現状は設備に余剰があるという。また、わらパルプの生産時に発生する廃液の回収も課題となっている。

517荷主研究者:2012/09/22(土) 18:32:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/20120831t13019.htm
2012年08月31日金曜日 河北新報
日本製紙石巻、全面再開 「地域とともに街再生」

抄紙機を稼働させるスイッチが押され、操業が全面再開した

 東日本大震災で壊滅的な被害を受け、段階的に操業を再開してきた宮城県石巻市の日本製紙石巻工場が30日、全面再開した。最後まで復旧していなかった抄紙機と塗工機が稼働し、年間生産量85万トンを目指す。

 再稼働したのは、カレンダーなどに使用される高級紙の製造ライン。原料から紙をすく抄紙機と、紙をコーティングする塗工機が動き始め、大勢の社員から大きな拍手が起きた。

 復興式では藤崎夏夫工場長が「最後まで残っていた生産設備が稼働し、ようやく完全復旧できた。多くの人に紙を使ってもらい、地域とともに石巻を再生させたい」とあいさつ。石巻市の北村悦朗副市長は「これまでの苦労を糧に、グループトップの工場に飛躍してほしい」と述べた。

 石巻工場は震災前、抄紙機8台で国内最大規模の年間100万トンを生産していたが、津波で1階が水没した。

 2台の運転を停止し生産量を15%抑える復興計画を立て、昨年9月に操業を再開。抄紙機の稼働を徐々に増やしてきた。

518荷主研究者:2012/09/23(日) 01:11:20

http://www.at-s.com/news/detail/397743512.html
2012/9/5 07:38 静岡新聞
日本製紙 鈴川・富士事業所 製造部を10月廃止

 日本製紙グループは4日、今月末で生産停止を決めた富士市の同社鈴川事業所(今井)と富士事業所(蓼原)の両製造部を、10月1日で廃止すると発表した。鈴川事業所は新設する管理部に移行し、富士事業所は工務部と統合する。

 鈴川事業所は、コピー用紙や封筒用紙など洋紙を生産する3台の抄紙機のうち、7号機と8号機を今月30日で停止。生産調整で休止の9号機も10月以降は稼働しない。

 富士事業所の13号抄紙機と33号塗工機は2月で運転を止め、日本大昭和板紙吉永工場(比奈)のN2号抄紙機も3月で停止した。

 10月以降、鈴川と富士両事業所の約400人の正規従業員を順次削減し、最終的に半数ほどに減らすとみられる。グループ内の異動などで対応していく見通し。

519とはずがたり:2012/09/24(月) 18:00:39
>>508-511
おお,今頃気付きましたが「北越製紙」の一人勝ちですなぁ♪(・∀・)b

北越を核とした第三位Gの形成をとりま喜びたい所。将来的には北越大王製紙かな?
再編には上手に絡んでくる三菱ですが,三菱製紙のプレゼンスは全くないですなぁ・・。

それにしても大王の創業家は今後どうするんですかねぇ!?

520荷主研究者:2012/10/21(日) 15:23:28
>>512
http://www.minyu-net.com/news/news/0908/news7.html
2012年9月8日 福島民友ニュース
いわき工場建設先送り 大王製紙・新中期計画

 大王製紙は7日、約1000人のグループ人員削減や工場建設の先送りを盛り込んだ2012〜14年度の中期事業計画を発表した。コストを圧縮する一方で海外事業を拡大し、経営基盤の強化を進める。資本提携している北越紀州製紙との協力内容については、今月から協議を進める。

 人員削減は新規採用を凍結し、自然減を補充しないことで14年度までに達成する計画。早期退職の募集などは行わない。

 また静岡県富士宮市で13年度に稼働を予定していた大人用紙おむつの新工場と、いわき市で14年春に計画していた段ボール原紙の工場建設はいずれも数年後に先送りする。

521名無しさん:2012/10/23(火) 10:15:11
さいたま市

買取業者の選定は競争入札ではなく随意契約しているので、変更する気は
無いとのこと。 
これはおかしい話で一部の業者だけに買い取らせているのは許させない!!

522とはずがたり:2012/10/25(木) 23:52:32

国際紙パルプと住商紙パルプが合併とのこと
http://www.kppc.co.jp/news/2012/pdf/20121022.pdf

合併を繰り返しているけど国際紙パはどんな会社かね??
http://www.kppc.co.jp/company/history/index.html

528荷主研究者:2012/11/16(金) 00:16:39

http://www.at-s.com/news/detail/474533485.html
2012/10/16 09:14 静岡新聞
島田工場に抄紙機2機整備へ 特種東海製紙

 特種東海製紙は15日、2015年春までにペーパータオル用紙の抄紙機2機を島田工場(島田市)に整備すると発表した。投資額は30億円を見込む。輸入紙が増加する国内ペーパータオル市場で、品質を改良しながらコスト競争力の強化を目指す。

 ペーパータオル用紙は現在、横井工場(同)の2機の抄紙機で生産している。ともに1950年代に設置され、老朽化が進んでいるため、島田工場の新設備の完成に合わせて順次稼働を止める。

 新設する2機の生産能力は、現設備と同水準の1機当たり年産約1万8千トン。新設備は品質向上と省エネルギーを両立する設計とし、製造ラインの動線を改善して生産性を一段と高める。さらに、連結子会社の東海加工紙が新設備を管理・運営し、製造・加工・販売を一貫して担うことで事業効率を向上させる。

529荷主研究者:2012/11/25(日) 23:30:35

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121025/CK2012102502000037.html
2012年10月25日 中日新聞
木材集積場「サテライト名倉」開所 設楽で式典

木材の仕分け作業を見学する参列者=設楽町東納庫のサテライト名倉で

 東海木材相互市場(名古屋市熱田区)が設楽町東納庫に造成した木材集積場「サテライト名倉」で二十四日、開所式があり、本格的な操業が始まった。

 式典には林業関係者らが参列。東海木材相互市場の鈴木和雄社長が「山間部に集積場を設けることで運送コストを削減できる。良質な三河材の消費を拡大し、林業振興に寄与したい」とあいさつ。設楽町の横山光明町長は「木材流通の基幹施設の完成は地域の活性化につながる」と述べた。この後、参列者らは木材の仕分け作業を見学した。

 サテライト名倉は北設楽郡全域と長野県飯田地方、静岡県天竜地方、岐阜県恵那地方をエリアに本年度は五千立方メートル、二〇一三年度は一万立方メートル、一四年度以降は年間二万立方メートル以上の取り扱いを目指す。

 この日は、サテライト名倉を拠点の一つとして県内の木材関連企業が連携する「三河産材活用プロジェクト『あいち里山の木の会』」(山本栄男(ひでお)会長)も正式に発足。県内の製材、プレカット、集成材加工、建築設計、住宅建築、木材チップの十六社が加盟し、三河材の積極活用に取り組む。

 同会の村瀬勝美事務局長は「衰退が激しい奥三河の林業を何とか元気にしたい。優良な住宅建築や製材業界に呼び掛けて参加を募り、消費拡大を図っていく」と話した。

(鈴木泰彦)

530荷主研究者:2012/12/12(水) 00:53:24

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820121107cbbh.html
2012年11月07日 日刊工業新聞
北越紀州紙、“深遠の黒”を再現した最上級特殊紙を発売

 北越紀州製紙は主にカーボンブラック顔料を使用し、深遠な黒をイメージした特殊紙「ブラックアンドブラックG」を発売した。従来品に比べて表面の光沢感や平滑さを高めたもので、最上位タイプの黒紙と位置づけた。価格は仕様などにより異なる。各種パッケージ(写真)や台紙、ファイル用途として提案。年間30トンの販売を目指す。

 長岡工場(新潟県長岡市)に設置した抄紙機を使って生産する。一般的に黒い紙は機械のメンテナンスがかかることに加え、排水作業の整備が必要なことから、数カ月に1回程度しか生産しないケースが多いという。長岡工場では毎月の生産ができるほか、3トンから供給可能といった小ロット生産にも対応した。

 新製品の重さは1平方メートル当たり310グラム、同360グラム、同420グラム、同465グラムの4タイプを用意した。いずれも包装枚数は50枚。

534荷主研究者:2013/01/03(木) 10:24:55

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520121203cbai.html
2012年12月03日 日刊工業新聞
特種東海製紙、島田工場にバイオマス発電を導入

 特種東海製紙は電力コスト削減のため、クラフト紙やライナーを生産する島田工場(静岡県島田市)にバイオマスボイラと発電用タービンを導入する。基礎工事やタービン建屋の建設などを含め、投資額は104億円の予定。2015年10月の運転開始を目指して計画を進め、年間2億5000万円の利益改善効果を見込む。

 設備投資により同工場で使う電力会社からの購入電力を減らす。ボイラ燃料に生木を含む木くずやタイヤチップなどを使う予定。発電量は最大3万キロワット時、蒸発量は最大で毎時130トンを想定する。

 また、約10億円を投じ、リチウムイオン二次電池用セパレーターのテスト機を開発、13年10月をめどに完成を目指す。同工場で量産化の検証を行うなど新ビジネスへの取り組みも強化する。

535荷主研究者:2013/01/10(木) 23:58:43
>>520
http://www.minyu-net.com/news/topic/1229/topic6.html
2012年12月29日 福島民友トピックス
段ボール工場を増設 いわき大王製紙に生産機械移設

 大王製紙は28日、連結子会社のいわき大王製紙(いわき市)の段ボール原紙工場を増設すると発表した。大王製紙可児工場(岐阜県可児市)で洋紙を生産している抄紙機1台を段ボール生産用に改造、移設する。

 移設する抄紙機の生産能力は月1万2千トン、改造・移設にかかる投資額は83億円で、営業運転の開始は2014(平成26)年10月の予定。「ふくしま産業復興企業立地補助金」を活用する。大王製紙によると、操業や保守などのため50人程度の新規雇用が見込まれるという。

 大王製紙の国内段ボール原紙工場は、工場ごとに生産品種が分散しており、品種ごとに出荷工場が異なる。いわき大王製紙は現在、段ボール原紙の主要品種を生産。大王製紙可児工場から抄紙機を移設することで、主要品種を一つの工場から安定供給できる国内唯一の工場となり、小ロットや短納期化が進む中で、全品種の組み合わせ配送が可能になる。

538荷主研究者:2013/02/06(水) 00:12:54

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20130123k
2013/01/23 16:12 秋田魁新報
フル操業続く、日本製紙秋田工場 裁断加工強化し25%増産

24時間態勢でフル操業が続く秋田工場の裁断加工ライン

 日本製紙(東京)の板紙事業本部秋田工場(秋田市向浜)は、カタログ冊子や新聞折り込み広告などに使われる洋紙の裁断加工を強化し、「平判(ひらばん)」というカット済み印刷用紙の生産量を従来から25%増の月6250トンへと引き上げた。東日本大震災で被災し昨年8月に復旧した石巻工場(宮城県石巻市)から、裁断工程の一部を受け入れた。秋田工場は約5億円を投じて工場を増築したほか、従業員20人を増員し、先月から増産体制に入った。

 秋田工場に移管された生産数量は月1250トン。同工場ではロール紙の保管場所を確保するため、1400平方メートルの建屋を増築。石巻工場からの異動者5人、新規採用の15人を合わせ、20人を増員した。

 裁断設備は3基のままだが、操業は従来の午前8時?午後11時半の2交代制から24時間の3交代制に移行し、増産に対応する。また、紙の汚れや傷をカメラで判別し、不良紙を取り除く設備1台を岩国工場(山口県岩国市)から移設。生産効率と品質の向上を図っている。

539荷主研究者:2013/02/10(日) 12:52:14

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130124/201301241036_19187.shtml
2013年01月24日10:36 岐阜新聞
国内製材最大手の「中国木材」、郡上市に新工場 協定締結

工場立地協定締結式で握手を交わす堀川保幸社長(中央)と日置敏明市長(左)、近田和彦県中濃振興局長=郡上市役所

 郡上市白鳥町の民有地に国内最大手の製材企業「中国木材」(広島県呉市、堀川保幸社長)が進出し、23日、同市と製材工場立地に関する協定書を締結した。本年度内に地元林業関係団体と事業協同組合を設立、新工場で県内最大となる年間約5万立方メートルの原木を加工する。

 同社は木材の製造・販売が主で、年間原木消費量は約200万立方メートル。森林資源の集積度の高さ、東海北陸自動車道による都市圏とのアクセスの良さなどから進出した。同市白鳥町には製材の長良川ウッド協同組合があるが、新組合設立に合わせて解散する。

 新工場では主にスギを使い住宅用の無垢(むく)の梁(はり)や柱など製造。将来的には年間原木使用量を国内最大規模の10万立方メートルにまで引き上げる計画、新年度の操業を予定している。協定締結で市は、工場へのアクセス道路整備などを新組合と進めていく。

 市役所での締結式で堀川社長は「長期的展望に立って臨む」と述べ、日置敏明市長は「林業振興に向けた一つの基礎が整おうとしている」と歓迎した。

540荷主研究者:2013/03/17(日) 13:48:31

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130221_3
2013/02/21 岩手日報
北上に合板大手工場 東京・ホクヨープライウッド
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 木材合板製造販売大手のホクヨープライウッド(東京都文京区、資本金1億円、井上篤博社長)は、北上市和賀町の後藤野工業団地内に合板工場を新設する方針を固めた。生産規模は年間10万立方メートルで約300万枚の合板を製造。総事業費は約75億円で、操業開始時に約40人の新規雇用を見込む。津波で大きな被害を受けた同社関連の大船渡2工場は2011年11月に再開を断念しており、震災で行き先を失っていた県産木材の供給先が復活する。

 同社は宮古市と茨城県に合板工場を持ち、震災で宮古工場が浸水。関連会社で大船渡市の大船渡プライウッド、北日本プライウッドの2工場は津波被害が大きく、事業再開を断念した。

 県内での事業再開を念頭に関係機関との調整を進め、北東北の物流拠点となっている北上市へ進出。港湾を利用した輸入から国産材の利用比率を高める狙いもあり、内陸部へ立地を決定。同市と後藤野工業団地の土地売買仮契約を結んだ。

541荷主研究者:2013/03/31(日) 22:08:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130302305.htm
2013年3月2日02時53分 北國新聞
植物系ナノ繊維発売 中越パルプ工業

 中越パルプ工業(高岡市)は1日、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を有する繊維素材「セルロースナノファイバー」のサンプル販売を始めたと発表した。原料のパルプから一貫生産・販売する企業は国内初となる。

 セルロースナノファイバーは植物細胞壁の構成物質で、パルプをナノレベルまでほぐして製造する。自動車や家電、建材、IT部品など多彩な用途での利用が見込まれる。

543荷主研究者:2013/04/21(日) 13:23:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130321/bsc1303210503010-n1.htm
2013.3.21 05:00 Fuji Sankei Business i.
【製紙産業特集】(4−1)生産・出荷は減少、新聞用紙が震災後回復

 2012年の製紙業界は、震災があった昨年に続いて生産、出荷ともに減少したが、新聞用紙はオリンピックなどの需要によって伸びた。輸入はインドネシアを中心に増加の傾向にある。さらに、国内需要は頭打ち状態にあり、苦戦が続くなかで国内製紙メーカーは環境保全、省エネの先端的な取り組みを進めている。

 ◆印刷・情報用紙は減少

 日本製紙連合会(製紙連)の調べによると、2012年の紙・板紙の需給は、生産が2596万トンで2.5%減、出荷は2581万トンで同2.7%減とともに前年を下回り、2年連続の減少となった。11年は東日本大震災の影響で生産・出荷ともに減少した。12年は持ち直しが期待されたが、円高を背景とした輸入の増加と後半の需要低迷が影響した。在庫は国内出荷の減少と被災したマシンの再稼働による供給力の上昇から紙・板紙とも高水準で推移した。

 まず、紙の需給については、生産が1507万トンで前年比2.5%減となった。出荷は1495万トンで同3.0%減と生産、出荷ともに2年連続減少した。出荷のうち、国内向けは1438万トンで同2.7%減となった。新聞用紙を除き、コピー紙などの主要品目は軒並み前年を下回った。内需が総じて低調だったことに加えて輸入の増加が影響した。

 このうち、新聞用紙の国内出荷は、326万トンで前年比2.5%増となった。11年の大震災後に急減した新聞広告の回復によるページ数増加、うるう年で2月の発行日数が1日多かったこと、ロンドンオリンピックなどのイベントの需要によって出荷増となった。

 一方、印刷・情報用紙の国内出荷は、787万トンで同4.7%減となった。800万トンを割るのは88年以来。2000年のピーク時と比べると3割減となった。出版の低迷、電子媒体への移行などの要因から需要は低調に推移し、塗工紙やPPC用紙を中心に輸入品と競合したことも響いた。品種別では上級印刷紙の落ち込み(8.9%減)が大きかった。PPC用紙は4.6%減と前年を上回る落ち込みとなった。

 ◆PPC用紙中心に輸入増

 紙の輸入は183万トンで前年比5.4%増となり、輸入比率は前年の10.5%から11.3%に上昇した。品種別では印刷・情報用紙が174万トンで同9.9%増となった。新聞用紙は5万トンで同55.4%減と大幅に減少した。印刷・情報用紙の中ではPPC用紙が53万トンで同12.3%増、塗工紙が98万トンで同5.0%増とともに過去最高を更新した。PPC用紙が50万トンを超えたのは初めてのことで、輸入比率は40.9%に達した。輸入先はインドネシアが8割弱を占めている。塗工紙の輸入比率は17.9%で前年から1.3ポイント上昇。国別では中国が全体の5割弱を占めている。

 続いて、板紙の需給については、生産は1089万トンで2.4%減、出荷は1086万トンで2.3%減となった。海外経済の低迷や円高などを背景に輸出関連需要が減少、前年は大震災による特需の影響もあったことから生産・出荷ともに3年ぶりに前年を下回った。国内出荷については1078万トンで2.1%減、輸出は8万トンで16%減となった。

 財務省貿易統計によると、紙・板紙の輸出は80万トンで前年比15.3%減となった。このうち紙の輸出は、71万トンで同14%減となった。東日本大震災以降、国内市場への供給が優先されたことから輸出が減少、円高の影響もあって低調に推移したが、アジア向けの輸出減は比較的少なかった。

 12年の古紙消費については、紙・板紙の生産が減少したことから、1677万トンで前年比1.1%減となり2年連続のマイナスとなった。紙の古紙消費は604万トン、同2.0%増と5年ぶりにプラスとなった。古紙配合率の高い新聞用紙の生産が増えたことが要因として挙げられる。板紙向けは1073万トン、同2.7%減と3年ぶりにマイナスとなった。

544荷主研究者:2013/04/21(日) 13:24:19

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130321/bsc1303210503011-n1.htm
2013.3.21 05:00 Fuji Sankei Business i.
【製紙産業特集】(4−2)2013年内需試算、依然厳しい局面

 製紙連の内需試算によると、2013年は実質GDPは2年連続のプラス成長が見込まれるが、電力問題や世界経済の先行きの不透明感から、紙・板紙の内需は引き続き厳しい局面が予想される。紙は広告費抑制の継続や電子媒体へのシフトにより減少、板紙も電気・機械向けの不振により微減ながら前年を下回ると予測している。

 紙・板紙の内需は、2736万トンで前年比1.5%減、3年連続でマイナスになり、過去最高の2000年(3197万トン)に対して85.6%の約461万トン減。紙については、新聞用紙、印刷・情報用紙、包装用紙が構造的にマイナスになることから、内需は1605万トン前年比2.1%減と7年連続でマイナスになると予測している。過去の実績値と比較すると90年代前半と同水準。過去最高の06年(1946万トン)に対しては82.5%の約340万トン減。

 品目別にみると、新聞用紙は減少ペースが緩和されるが、イベント需要などのスポット需要は期待できず、さらに前年から発行日数が1日減ることなどが減少要因となる。印刷・情報用紙の内需は942万トンで前年比2.8%減となり、7年連続のマイナス。非塗工印刷用紙は、上級印刷紙については汎用性の高さから多品種からのシフトが予想される。中・下級印刷紙については、出版市場の縮小やスマートホン、タブレットなど電子媒体の普及などによって前年を下回りそうだ。

 塗工印刷用紙は広告宣伝費の抑制などから全般的に低調に推移するとみられている。板紙の内需については、1131万トンで前年比0.6%減と2年連続でマイナスになると予測している。過去最高の97年(1282万トン)に対しては88.2%の約151万トンの減。

 紙・板紙の内需は、リーマンショック後の09年に大きく数量を落とし、10年には4年ぶりにプラスに転じたものの、大きな反動もなく微増にとどまった。11年は大震災の影響もあって再びマイナスになり、12年は世界経済の不振や円高を背景とした輸出関連需要の減少、前年の大震災の特需の影響から2年連続のマイナスとなった。

                   ◇

 ■間伐材で森林所有者へ資金を還元 森林保全、温暖化防止に貢献

 間伐材を使った紙で森林整備を−。九州森林管理局や九州全県、製紙会社などが参加する「国民が支える森林づくり運動」推進協議会は、スギやヒノキなど国内人工林の間伐材を使った「木になる紙」を製造・販売している。

 同製品は、製材工場で間伐材からチップを製造、製紙工場でこれをパルプ化して古紙パルプと混合して紙に加工する。紙の売り上げの一部は、森林所有者など森林を手入れする業者に還元される。例えばA4一箱(2500枚)ごとに50円が森林所有者に還元される。こうした取り組みによって、「木になる紙」の製造が始まった2009年から12年までに、累計で2700万円以上が森林所有者らに還元された。

 同製品はグリーン購入法において、総合評価点86点の高い評価を得ている。消費者はこの製品を購入することによって、森林保全に貢献できる。

 また、カーボンオフセットに使用できるCO2クレジットが付与されており、同製品を購入することによって二酸化炭素(CO2)をオフセットできる。例えば、A4コピー用紙1箱(2500枚)にカーボンオフセットクレジット1キログラムが付与されている。「木になる紙」は、コピー用紙のほかにチラシ、ポスターなどの印刷用紙、名刺用紙や封筒などの品揃えがある。国の機関や自治体、企業などで利用されており、個人でもホームセンターや文具店、ネット通販を通じて購入できる。

 戦後に造林された人工林の8割は間伐が必要な樹齢を迎えている。適切な間伐が行われないと森林内の光が失われ、樹木の立ち枯れや、下草が生えずに表土が流出するなど森が荒れてしまう。木材生産、水源かん養といった森の多面的な機能が失われ、土砂災害の危険も高まる。このため間伐によって森林整備を行い、森を保全する必要がある。

 しかし、国内の森林の間伐は進んでいない。理由は、木材価格が低く、伐採、搬出、運搬の経費に見合わないからだ。コストに見合う木材価格や収入があれば、森林所有者は間伐を行うことができる。CO2の吸収源となる森森整備は、地球温暖化防止につながる。森林所有者や林業従事者など山元へ資金を還元する仕組みをいかにつくるか。「木になる紙」は、誰もが日常的に使う紙を活用してそのモデルを作った。もちろん林産物は紙だけではない。木製品をはじめ、こうした取り組みの広がりが期待されている。


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