したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

製紙産業スレッド

543荷主研究者:2013/04/21(日) 13:23:58

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130321/bsc1303210503010-n1.htm
2013.3.21 05:00 Fuji Sankei Business i.
【製紙産業特集】(4−1)生産・出荷は減少、新聞用紙が震災後回復

 2012年の製紙業界は、震災があった昨年に続いて生産、出荷ともに減少したが、新聞用紙はオリンピックなどの需要によって伸びた。輸入はインドネシアを中心に増加の傾向にある。さらに、国内需要は頭打ち状態にあり、苦戦が続くなかで国内製紙メーカーは環境保全、省エネの先端的な取り組みを進めている。

 ◆印刷・情報用紙は減少

 日本製紙連合会(製紙連)の調べによると、2012年の紙・板紙の需給は、生産が2596万トンで2.5%減、出荷は2581万トンで同2.7%減とともに前年を下回り、2年連続の減少となった。11年は東日本大震災の影響で生産・出荷ともに減少した。12年は持ち直しが期待されたが、円高を背景とした輸入の増加と後半の需要低迷が影響した。在庫は国内出荷の減少と被災したマシンの再稼働による供給力の上昇から紙・板紙とも高水準で推移した。

 まず、紙の需給については、生産が1507万トンで前年比2.5%減となった。出荷は1495万トンで同3.0%減と生産、出荷ともに2年連続減少した。出荷のうち、国内向けは1438万トンで同2.7%減となった。新聞用紙を除き、コピー紙などの主要品目は軒並み前年を下回った。内需が総じて低調だったことに加えて輸入の増加が影響した。

 このうち、新聞用紙の国内出荷は、326万トンで前年比2.5%増となった。11年の大震災後に急減した新聞広告の回復によるページ数増加、うるう年で2月の発行日数が1日多かったこと、ロンドンオリンピックなどのイベントの需要によって出荷増となった。

 一方、印刷・情報用紙の国内出荷は、787万トンで同4.7%減となった。800万トンを割るのは88年以来。2000年のピーク時と比べると3割減となった。出版の低迷、電子媒体への移行などの要因から需要は低調に推移し、塗工紙やPPC用紙を中心に輸入品と競合したことも響いた。品種別では上級印刷紙の落ち込み(8.9%減)が大きかった。PPC用紙は4.6%減と前年を上回る落ち込みとなった。

 ◆PPC用紙中心に輸入増

 紙の輸入は183万トンで前年比5.4%増となり、輸入比率は前年の10.5%から11.3%に上昇した。品種別では印刷・情報用紙が174万トンで同9.9%増となった。新聞用紙は5万トンで同55.4%減と大幅に減少した。印刷・情報用紙の中ではPPC用紙が53万トンで同12.3%増、塗工紙が98万トンで同5.0%増とともに過去最高を更新した。PPC用紙が50万トンを超えたのは初めてのことで、輸入比率は40.9%に達した。輸入先はインドネシアが8割弱を占めている。塗工紙の輸入比率は17.9%で前年から1.3ポイント上昇。国別では中国が全体の5割弱を占めている。

 続いて、板紙の需給については、生産は1089万トンで2.4%減、出荷は1086万トンで2.3%減となった。海外経済の低迷や円高などを背景に輸出関連需要が減少、前年は大震災による特需の影響もあったことから生産・出荷ともに3年ぶりに前年を下回った。国内出荷については1078万トンで2.1%減、輸出は8万トンで16%減となった。

 財務省貿易統計によると、紙・板紙の輸出は80万トンで前年比15.3%減となった。このうち紙の輸出は、71万トンで同14%減となった。東日本大震災以降、国内市場への供給が優先されたことから輸出が減少、円高の影響もあって低調に推移したが、アジア向けの輸出減は比較的少なかった。

 12年の古紙消費については、紙・板紙の生産が減少したことから、1677万トンで前年比1.1%減となり2年連続のマイナスとなった。紙の古紙消費は604万トン、同2.0%増と5年ぶりにプラスとなった。古紙配合率の高い新聞用紙の生産が増えたことが要因として挙げられる。板紙向けは1073万トン、同2.7%減と3年ぶりにマイナスとなった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板