佐賀市は清掃工場が排出する二酸化炭素だけを取り出し、農産物の成長促進や藻類の培養に役立てる実証実験「清掃工場バイオマスエネルギー利活用促進事業」を開始した。2013年4月から2014年3月までの2年間の促進事業であり、2012年度は市の予算から3100万円を投じる(図1)。以下で紹介する化学吸収法を使った二酸化炭素分離回収システム(CCU:Carbon dioxide Capture and Utilization)の実証実験を清掃工場を対象として開始するのは国内初だという。
東芝が二酸化炭素の分離回収に取り組むのは佐賀市が最初ではない。2009年にシグマパワーの有明三川発電所(福岡県大牟田市)に1日10トンの二酸化炭素を分離回収できるCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)実験プラントを建設しており、現在も運転中だ。有明三川発電所は出力4万7500kWの火力発電所だ。
A.
平成25年の大豆の自給率は6%です。
ただし、サラダ油などの原料となる油糧用を除いて食品用に限りますと、自給率は21%となります。
【解説】
平成25年度の国内の需要量は約301万tで、うち国産大豆は約20万です。国産大豆は種子用(7千t)を除きますと、全量が食品用であるため食品用(需要量約94万トン)の自給率は高くなります。
Q.18 日本の大豆の輸入相手先は?
A.
平成25年(1〜12月)の実績では、(1)アメリカ(166万トン)、(2)ブラジル(65万トン)、(3)カナダ(38万トン)、(4)中国(4万トン)となっています。
【解説】
近年、アメリカからの輸入は減少傾向で、ブラジルからの輸入が増加しています。
なお、世界における2012年生産量ベスト5は(1)アメリカ(8,205万トン)、(2)ブラジル(6,570万トン)、(3)アルゼンチン(4,040万トン)、(4)中国(1,280万トン)、(5)インド(1,150万トン)となっています。
(資料:FAOSTAT )
ページトップへ
Q.19 輸入大豆で食用に使用するのはどこの国の大豆?
A.
食用大豆はアメリカ、カナダ、中国からの輸入がほとんどで、全体の輸入量は70万トン程度です。
【解説】
豆腐用としては主にアメリカのnon-GMO大豆が使われています。商慣行上の問題から、国内の流通業者が輸入先を中国からアメリカ・カナダにシフトしたことにより、両国では、日本への食用大豆としての輸出をターゲットにした品種改良などが積極的に進められています。