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農業総合スレ

1685とはずがたり:2015/07/17(金) 19:12:51
サンマ漁獲枠、大幅減でも漁業者は「感謝」? 海外との争奪激化し、試行錯誤する日本
http://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-71520.html
06月01日 06:00東洋経済オンライン

日本人の食卓に欠かせない魚、サンマ。国は資源保護のため漁獲量に上限を設けているが、5月26日、2015年漁期を26.4万トンに決定した。2014年比で26%と大幅に削減され、過去最低の漁獲枠となる。

サンマの資源状態は、危機的な状況とまではいえないものの、緩やかな減少傾向にある。その原因は諸説あるが、懸念材料の一つは「公海で外国船による漁が増えている」(水産庁)ことだ。

日本は排他的経済水域(EEZ)内で年約20万トンのサンマを漁獲しているが、公海では約1000トンしか取っていない。政令などで日本のサンマ漁の方法は、光で魚を集める棒受け網漁にほぼ限られている。漁船のサイズも上限があるために、公海に出ることはあまりない。

漁獲量を伸ばす台湾
その公海には近年、台湾を中心に、海外勢が大型船で漁に出てくるようになった。EEZ分を除けば、漁獲量も日本とはケタ違いに多い。

サンマの回遊には海洋環境などさまざまな要因があり、公海での漁獲増加が必ずしも、日本のEEZに回遊するサンマ数量に影響するわけではない。が、日本の漁業者は、焦りの色を隠せない。

とりわけ台湾の漁獲量は増加傾向にある。「東日本大震災前、日本はサンマの輸出に力を入れていたが、震災後は(放射性物質による汚染の懸念などから)輸出しづらくなった。そこに目をつけた台湾などが、日本に代わって漁獲量を伸ばした」と、全国さんま棒受網漁業協同組合の加澤喜一郎副組合長は語る。

2013年に日本は不漁に見舞われ、漁獲量が15万トン弱に落ち込んだ。国際連合食糧農業機関の統計によれば、同時期に台湾は、日本の漁獲量を上回る18.2万トンを確保した。

サンマをめぐる争奪戦が激しさを増す中、今年7月には北太平洋漁業資源保存条約が発効する。サンマをはじめアカイカなど、北太平洋の公海で漁をする国々が協調し、漁獲制限などの資源保護に取り組むことを目的にしている。

日本をはじめ米国、韓国、ロシア、カナダ、中国、台湾が条約作成交渉に参加した。まず資源評価の方法を確立したうえで、国別の漁獲量などを議論するとみられる。

世界的に水産物の需要が増す中、サンマ漁をビジネスチャンスと見る近隣諸国を相手に、日本は交渉に臨まなければならない。水産庁は国内外に対して資源保護の推進をアピールしつつも、日本の漁業者のために少しでも多くの漁獲枠を確保できるようにするという、やっかいな舵取りを迫られることになった。


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