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農業総合スレ

1858とはずがたり:2016/06/28(火) 13:33:35
>>1857-1858
質問者:gekiumasu質問日時:2010/05/03 09:27回答数:3件
小麦の食料自給率は30年ほど前までは40%ぐらいだだったのに、現在では10%台となっています。
この低下の原因は何だと考えられるでしょうか?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5867855.html

30年前の小麦の自給率はちょうど10%で、現在の14%より低かったですよ。
小麦の自給率が4割前後あったのは昭和37年頃までですので、30年前ではなく50年前ですね。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/other/2-5-1.xls

この頃から小麦の生産量が急速に低下した理由は、冬から初夏にかけては麦、初夏から秋にかけては米というように、水田を1年に2回使って食料を生産する2毛作が、この頃から廃れてきたからです。

2毛作が廃れてきた理由は、こちらのページにある参議院農林水産委員会での副大臣答弁を読めばわかるでしょう。
http://www.kami-tomoko.jp/sitsumon/174/100408.html
「以前はかなり二毛作ということで小麦の生産が行われていたことがございました。
例えば、昭和の十九年でいいますと八十七万ヘクタール、最大の面積を数えておりますし、三十年でも七十五万、四十年でも三十八万ヘクタールというような大きな面積で二毛作が行われておりました。
これは、当時、まだお米というものが戦後の混乱のときも含めまして完全な自給に至っていなかったという中で、米の代用食料として、押し麦、大麦でありますとか、あるいはうどんに使われました小麦が生産、消費をされていたというふうに考えておりまして、関東以西の水田地帯では米と麦の二毛作が広く普及をしていたというふうに思っております。
しかしながら、米の完全自給が達成をされる中で、米の代用食料としての麦の需要が減退をしたことがございます。
他方、パンの需要が増加をしたわけでありますけれども、同じ麦といいながら、パンに適した小麦の品種が国内にはその当時なかった、さらに米の作柄を安定化させるために田植時期を二毛作ではなくてずらさせた、前進をさせたということから米と麦との作期競合が生じた、以上のようなことから、二毛作による麦の作付けというものが大きく減少をしたというふうに今のところ考えているところでございます。」


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