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農業総合スレ

1906名無しさん:2016/09/25(日) 20:08:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160925-00010000-nishinp-soci
「聞いたらびっくりしますよ」あごだしブーム戸惑う地元 価格高騰、3年前の7.5倍に
西日本新聞 9月25日(日)8時20分配信

 競り場には、あご(トビウオ)であふれそうなトロ箱が山と積まれる。長崎県平戸市の平戸魚市。午前7時、競りが始まった。「8500」。近くの市場の情報を参考に競り人が声を上げる。仲買人が「88」と即答すると「俺も」と3人が応じた。1箱(12キロ)8800円。9月初旬の出始めの時期、取り扱った約900箱はわずか数秒で競り落とされた。

 仲買業者7、8人が参加する中、約7割を福岡市の業者が落札。「だし会社の依頼ですよ」と関係者がつぶやく。周囲の仲買人たちは「いよいよ9(9千円)に行くんじゃないか」「どんどん上がりますよ」と興奮気味だ。

だしパックブームの追い風
 地元では保存食として干物にする家も多いあご。漁場は岸から見える近海で、効率の良い漁だ。しかし魚市営業部長の長野弘明さん(65)によると、かつての相場は「1箱千円前後」で「油代も出らん」と出漁しない人もいたほどだった。

 だしパックブームの追い風で焼きあご人気に火がつき、価格が上がり始めたのは3年前。8月25日、今季の漁解禁後も上昇、今月9日には3年前の7・5倍、最高値1万5千円を付けた。

原料の急騰悩ましく
 「聞いたらびっくりしますよ。そう、上がると思います。5ケースですね、分かりました。送ります」

 平戸市の海産物加工会社「一山水産」の一山ハマ子さん(70)が電話を切った。相手は広島市の食品会社。粉末のあごだしパックの注文だった。1ケースは千個入りだから計5千個。びっくりとは、あごの競り値の高騰ぶりだ。大手からの引き合いもあるが「これだけ高くなると卸値を決めるのも難しい」。夫で社長の二三夫(ふみお)さん(73)は原料の急騰が悩ましい。

 インターネットにはだしパックの通販サイトがあふれる。「あごだし入りだから、いつもの味が高級料亭風に」。こんなPR文句が躍る。上品かつ、こくのあるあごのうま味をセールスポイントにするためだ。

中身にどれだけ入っているのか
 ただ、その中身はさまざま。焼きあごの粉末100%は少数派で、食塩や糖類などの調味料のほか、即席麺などに使われるうま味を強めるための酵母エキスやたん白加水分解物入りの商品も多い。これらは添加物ではなく食品扱いのため表示は「無添加」となる。

 味を調える手間が省け、すぐに使える便利さが売りだが、「濃いうま味に慣らされるのが怖い」と指摘する専門家もいる。

 こんなだしブームを同市内の加工業者の妻(53)は嘆く。「ラベルに大きく『あご入り』とあってもどれだけ入っているのか分からない。地元としては残念。あごと平戸が有名になるのはいいけど…。ほそぼそとやっていたころが良かった気もしますね」。思いは複雑だ。


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