したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄道貨物輸送研究スレッド

1■とはずがたり:2002/11/04(月) 21:56
鉄道貨物輸送研究を通じて不振のJR貨物を応援するスレッド

524荷主研究者:2007/10/25(木) 01:20:09
>>521
初めまして。書き込みありがとうございます。

伏木工場は紙の発送をコンテナ入線で行うだけでなく、ラテックスの到着にも鉄道輸送を利用(高岡貨物着)するなど鉄道貨物輸送の依存度の高い工場と思われます。
しかし生産量を他の工場と比べると、かなり小規模な工場であることは明らかで、閉鎖はやむを得ないのでしょう。隣接する中越パルプ工業が設備を買い取ったりすると面白いのですが。
※私のまとめた日本製紙のページもありますので↓ご覧ください。
http://butsuryu.web.fc2.com/nihon-seishi.html#11

とはずがたりも言っておりますが、個人的には何度も訪問しているだけに思い入れもあり残念です。
初めて行ったのは、貨物輸送に興味を持ち始めたばかりの高校生の時で、当時(1995年夏)の伏木駅のヤードはワムハチがズラッと並び壮観でした。
さらにヤードの片隅には伏木海陸運送のホキや燐化学工業のタキなども使用されてはいないものの留置されていて、臨港線の跡も随所に残るなど怪しげな雰囲気が残っていました。

525荷主研究者:2007/11/05(月) 23:52:33

http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070912101.htm
2007年9月12日02時53分更新 北國新聞■石川のニュース
◎小松空港カーゴ復便に「赤信号」 国際航空貨物市場が悪化 知事訪欧に影響必至

週4便化への交渉が難航しているカーゴルクス便=小松空港

 小松空港に週三便体制で就航しているカーゴルクス航空(ルクセンブルク)の国際貨物定期便の週四便化への復便交渉が、暗礁に乗り上げている。来月二日からの谷本正憲知事のルクセンブルクなど欧州五カ国訪問は、復便交渉の総仕上げに位置づけられており、訪欧延期も含め影響は必至の情勢だ。県にとっては、小松空港の国際物流拠点化戦略の大幅な見直しも迫られる事態になりそうである。

 県などによると、原油価格の高止まりなど国際航空貨物市場を取り巻く環境は、「昨年から今年にかけて急速に悪化してきている」(県幹部)という。

 例えば、アリタリア航空(イタリア)の国際貨物便は昨年夏、唯一日本に乗り入れていた関西空港から完全撤退するなど、世界の航空貨物会社は厳しい経営環境に置かれている。加えて、大量輸送が可能な船舶との競合も激化し、日本発着の国際航空貨物市場は昨年、輸入貨物量が2・6%の微増だったものの、輸出貨物量は6・5%減少している。

 カーゴルクス社は二〇〇五(平成十七)年八月に週五便から週四便へ、さらに昨年十月には週三便に減便。県はこれまで、カーゴルクス便が途中給油のロスをなくすため燃料満載で離陸できるよう小松空港の滑走路をかさ上げしたほか、駐機場の増設など空港整備を実施する一方で、カーゴルクス社と復便交渉を続けてきた。今年六月には谷本知事が駐日ルクセンブルク特命全権大使と会談し、ルクセンブルク政府からの側面支援も要請した。

 県がカーゴルクス便の早期復便にこだわるのは、週三便体制が貨物の集荷に悪影響を及ぼし始めたことが背景にある。実際、昨年十月の週三便化以降、小松空港からの輸出貨物量は対前年比で約三割減少し、減便による利便性の低下が貨物の集荷減という「悪循環に陥る」(県幹部)状況下にある。

 十日開会の県議会九月定例会の提出議案説明の中で、谷本知事も「減便が取扱貨物量のさらなる減少につながるとの懸念がある」との認識を示し、県は今回の知事によるカーゴルクス社への直接要請を復便への突破口と位置づけていた。

 しかし、関係者によると、経営環境の悪化を背景にカーゴルクス社は、全社的な路線見直しを検討中とされ、日本の空港貨物市況も厳しいことから小松便の復便については、見通しが立っていないとの見方が強い。

526おたくあん:2007/11/08(木) 23:23:34
こんばんは。
拾い情報で恐縮ですが甜菜させて頂きます。

近畿運輸局は、九州から関西国際空港を経由して中国に輸出している貨物を対象に、
貨物列車での輸送を組み合わせて二酸化炭素(CO2)の排出削減をはかる物流
実証実験を19日から始める。トラック輸送を貨物列車に置き換えることで、
CO2の排出が約8割削減できるという。鉄道利用でも十分なサービスを提供
できるか効果を図り、利用拡大を狙う。

実験は、京セラの鹿児島川内工場(鹿児島県薩摩川内市)から、関空経由で中国へ
向けて出荷している半導体などの製品輸送で実施する。

同工場では、夕方に製品を出荷し、関空までトラックで陸送。急送する貨物と
急送しない貨物に分けている。急送する貨物は2日後に上海行きの深夜便に
積み込む。一方、急送しない貨物は関空周辺の物流施設で保管。出荷から
3日後の深夜便で運んでいる。

貨物列車はトラックに比べてスピードがないことから、実証実験は急送しない貨物で
行う。

ソースは
http://www.sankei-kansai.com/02_keizai/kei110802.htm

527とはずがたり:2007/11/09(金) 00:00:31
>>526
情報提供感謝っす。
いってみれば私がこの掲示板に投下してる記事の殆どが拾い物ですから・・笑

日本の西の端と云っても良い川内から中国へ輸出するに日本の真ん中の関空迄戻すんですねぇ。。
川内から関空だとやはり鉄道が良さそうなものですけど,現行ではトラックなんですなぁ〜。
京セラは色々応援している企業なので頑張って欲しいですな。

528とはずがたり:2007/11/10(土) 12:08:56
機関車回送するだけなのに結構時間掛かるね・・

山陽線網干―有年間で運転見合わせ 貨物列車立ち往生
http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200711100106.html
2007年11月10日11時39分

 10日午前9時32分ごろ、JR西日本の山陽線網干駅(兵庫県姫路市)と竜野駅(同県たつの市)の間で、24両編成の下り貨物列車が、機関車のトラブルで立ち往生した。この影響で、同線は網干―有年駅間で、赤穂線は相生―播州赤穂駅間で、運転を見合わせている。JR西日本によると、岡山駅から代わりの電気機関車を回送中で、運転再開は、遅ければ午後1時になる見込みという。

529おたくあん:2007/11/10(土) 14:46:00
こんにちは。
某掲示板にて大変興味深い動画を発見したので、御裾分け致します。
当初、このスレの流れにそぐわないかとも思いましたが、先人達の輸送における様々な苦労等を
今に伝える貴重な映像を管理人様にも是非観て頂きたいと思いましたので貼らせて頂きます。

「68の動輪」
http://ime.nu/024.mediaimage.jp/0687/68-no-syarin.wmv

530おたくあん:2007/11/10(土) 14:52:01
訂正
×「68の動輪」
○「68の車輪」

スレ汚しすいません・・・

531とはずがたり:2007/11/10(土) 22:24:47
>>529-530
いやぁすげぇっす。
資料的価値も高いんじゃないっすねぇ。
東武野田線は路盤が弱くてあかんかったのでしょうか?
新野田変電所だと梅郷駅あたり迄はこべなかったのでしょうか?

東東京変電所は恐らく今の新野田変電所ですな。あの田舎道は今の千葉県道我孫子関宿線でしょうか。

こんな送電線に関するマニアックなページも見つけましたw
http://www015.upp.so-net.ne.jp/overhead-TML/historicalline.htm

532おたくあん:2007/11/16(金) 10:43:54
こんにちは。
小坂鉄道が運行休止を検討しているようです。
来年度より小坂精錬が濃硫酸から需要が見込める石膏に生産をシフトし、その際トラック輸送が可能な為、路線を休止するとのこと。

ソース
http://www.akita-abs.co.jp/realtime_akita/backnum/071030.htm

533とはずがたり:2007/11/16(金) 12:08:04
うおっ。。時流とは云え残念ですなぁ。。

それにしても,趣味者やっときならお恥ずかしい話しですが硫酸と石膏って製造上近い存在だったんですなぁ。全然結びついてませんでした。

小名浜製錬(株)小名浜製錬所
http://group.mmc.co.jp/osr/seizou6.html

硫酸工場は、転炉で発生する高濃度の亜硫酸ガスを原料として、硫酸を製造する接触式硫酸プラントと、反射炉等から発生する低濃度排ガスを高効率で脱硫し、石膏を製造する世界的規模の石灰石膏法脱硫プラント並びに中和石膏プラントと、工場排水を処理する排水プラントを有しており、大気、水質両面から徹底した環境対策と構所内外の環境の維持向上に努めております。

534とはずがたり:2007/11/23(金) 02:14:42
軽油高対策で付加運賃、国交省がトラック業界に導入推奨
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071121ib24.htm

 国土交通省は21日、全国のトラック業者などに対し、軽油高に連動して輸送運賃に上乗せする「燃油特別付加運賃」を導入するよう勧める方針を明らかにした。

 ただ、トラック業界は小規模の零細業者が過半数を占め、価格競争も激しい。原油高を背景にした値上げがどこまで進むかは不透明だ。

 国交省が同日、トラックの適切な運賃設定などについて話し合う検討委員会を発足させた。検討会は、特別付加運賃の導入などを盛り込んだ指針を年度内に作る。また、今月中にも経済団体に対し、燃料費高騰をふまえた運賃設定を要請する。

 付加運賃は、航空会社や海運会社はすでに国際路線に導入している。全日本トラック協会も2006年2月、付加運賃に関する指針を作成したが、業界団体である協会が会員企業に導入を推奨することは独占禁止法に抵触するおそれがあるため、指針を示すにとどまっている。

 また、航空や海運業界と異なり、トラック業界は全国で約6万2000の業者がひしめき、価格競争力の低下を心配して導入例はほとんどない。
(2007年11月21日23時14分 読売新聞)

535おたくあん:2007/11/23(金) 10:26:08
こんにちは。上の件も含め鉄道輸送の本格的な追い風になってくれるとよいのですが・・・

JR貨物 農作物の道外輸送好調 船便縮小で乗り換え
ttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/61867.html
 JR貨物が道内から道外に鉄道輸送する農作物が増えている。主力のジャガイモ、タマネギ、野菜の三品目の
十月の輸送実績は前年同月比7%増の約一万三千五百トンだった。道内と首都圏・九州を結ぶフェリーやROR
O船(フェリー型貨物船)の海上航路が原油高を背景にした再編で輸送能力が低下したため、農作物の輸送が
鉄道にシフトしている面もあるようだ。
 品目別ではジャガイモが同15%増、葉物類や大根などの野菜が同5%増、タマネギが同4%増。十月の道内
発の全輸送量は同1・7%増だったため、農作物の伸びが目立つ。JR貨物の道外向け貨物列車は一日二十六
便で「十月の平均積載率は平日で約90%。土日は約70%と昨年に比べて5ポイント程度上昇している」(北海
道支社)という。
 フェリーなどの航路再編では、昨年末に室蘭−直江津−博多航路が休止。今春には原油高などの影響で釧
路−東京の減便や苫小牧−東京の減速化などが行われたため、鮮度が求められる農作物の首都圏向け輸送
が一部航路に集中している。こうした動きを受け、JR貨物は十月二十日から十二月末までの期間限定で、札幌
発東京行きの臨時貨物列車一便の運行を始めた。この臨時列車は通常の隅田川ターミナルではなく大井ターミ
ナルに直接乗り入れるのが特徴。東京以西に輸送する場合は所要時間を約一日早めることができ、九州など
への輸送需要に対応している。
 農作物輸送の受注状況は十一月も順調で、JR貨物北海道支社は「詳細な分析はまだだが、海上輸送からの
シフトも一部あるようだ。環境対策も含めて鉄道輸送が見直されているのではないか」と話している。

536とはずがたり:2007/11/23(金) 10:34:46
>>535
おはようございます。
兎にも角にも大量で安価な輸送手段との印象のある船が輸送力削減とは。。
函館から先は電化されてる鉄道ですのでまだマシなんですかねぇ。

良い試みですが定期便にする程の需要はないんですかねぇ。関西以西・九州方面は日本海縦貫が基本って事でしょうか
>JR貨物は十月二十日から十二月末までの期間限定で、札幌発東京行きの臨時貨物列車一便の運行を始めた。この臨時列車は通常の隅田川ターミナルではなく大井ターミ
ナルに直接乗り入れるのが特徴。東京以西に輸送する場合は所要時間を約一日早めることができ、九州などへの輸送需要に対応している。

537荷主研究者:2007/11/25(日) 02:44:18
四日市の貨物駅の移転は以前から噂は聞いていたが立ち消えかと思っていた。が、一応前向きに進んでいるようだ。しかし四日市駅にはコスモ石油専用線もあるし、塩浜駅と旧四日市港駅の貨物線の分岐もあるし、高架化は単純な配線というわけにはいかないのでは?
>市は〇五年、貨物ヤードの移転先として計画している羽津地区
>貨物ヤードの移転先は、コンテナ貨物船が入港する四日市港霞地区の付近

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20070911/CK2007091102047766.html
2007年9月11日 中日新聞
「08年中に方向性示す」 JR四日市駅の活性化事業で市方針

 四日市市は十日、財政難などを理由に休止状態にあるJR四日市駅周辺活性化事業について、二〇〇八年中に市としての方向性を打ち出す方針を明らかにした。市議会一般質問で、塚田博都市整備部長が答弁した。

 事業は、駅によって分断されている市中心部と四日市港千歳地区を道路で結ぶための鉄道の高架化や、駅に隣接する貨物ヤードの移転による区画整理などが主な柱で、概算費用は約七百億円。市は一九八七年ごろから構想を進めていたが、二〇〇二年に計画の一時休止を決めた。

 市は〇五年、貨物ヤードの移転先として計画している羽津地区の農地七・六ヘクタールのうち、市土地開発公社が先行取得した約四・二ヘクタールを買い戻したが、そのまま「塩漬け」の状態になっている。

 貨物ヤードの移転先は、コンテナ貨物船が入港する四日市港霞地区の付近にある。市は、国土交通省中部地方整備局や県などでつくる「伊勢湾スーパー中枢港湾連携推進協議会」が、鉄道網を使って海上コンテナを全国に輸送する構想を進めている点に着目。構想が具体化すれば、貨物ヤードの移転による相乗効果も見込めることから、協議会の動きも踏まえたうえで、活性化事業全体の効果や必要性を検討し、結論を出す。

 (大森準)

538荷主研究者:2007/11/25(日) 03:29:31

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200710060337.html
'07/10/7 中国新聞
産廃再利用へ船で共同輸送
--------------------------------------------------------------------------------
 瀬戸内海沿岸の海運業やリサイクル業など11社でつくる瀬戸内静脈物流事業化推進協議会は、運搬船で瀬戸内海各港を巡回し、産業廃棄物をリサイクル施設に共同輸送する事業を2008年度にも始める。低コストで環境にも優しい船舶輸送のメリットを生かし、広域で廃棄物の減量・再資源化を促進する全国初の試みとなる。対象廃棄物はプラスチックなど10数種類を想定。汚泥などはセメントの原材料に再資源化し、プラスチックなどは再生する。

539おたくあん:2007/12/04(火) 20:21:17
こんばんわ。噂には聞いてましたが、来年青海も廃止確定のようですね。

青海駅の貨物積み込み廃止へ

 JR貨物が北陸線青海駅(糸魚川市)でのコンテナ貨車への積み込みを、2008年3月のダイヤ改正に合わせて停止することが3日、明らかになった。米田徹糸魚川市長が市議会12月定例会で報告した。

 市によると、10月中旬、JR貨物金沢支店から同駅でコンテナ貨車を利用する市内の企業に対し、廃止の打診があった。11月7日には同支店が市長に「鉄道部門は赤字で、全社的に経営合理化に取り組んでいる。セメントなどの貨物貨車の廃止は決まっていたが、コンテナ貨車の取扱量も少ないことから廃止を検討している」と伝えた。

 議会で市長は「関係企業と話し合い、必要があれば存続要望活動をしていきたい」と説明した。

 JR貨物によると、3月以降は荷主企業が青海駅まで運んだ荷物を、JRが陸路で富山駅か上越市の黒井駅まで運び、コンテナ車両に積む方針。


新潟日報2007年12月4日

540おたくあん:2007/12/04(火) 20:22:35
すいません。ソース貼り忘れてました。
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=65937

541とはずがたり:2007/12/04(火) 20:47:44
>>539-540
なんと。。
セメントの廃止に伴ってコンテナも取り扱いもトラック代行に変更って事なんですな。

そもそもセメントの廃止も納得いかないですけど規模の経済働かせないと利潤が上がらない鉄道ですので仕方ないのでしょうかねぇ。。

542おたくあん:2007/12/04(火) 21:30:20
先ほどの情報は鉄道輸送推進派にとっては後進なニュースでしたが、翻って前向きなニュース。
四日市港に続いて秋田港でも海上コンテナ輸送を検討してるようです。

1月下旬にも実証実験 シーアンドレール、検討委が決定
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20071204e
 大型コンテナを鉄道で輸送し、秋田港から海上輸送する東北地方整備局の「環日本海シーアンドレール構想」
の第1回検討委員会(委員長・稲村肇東北大大学院情報科学研究科教授)が3日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田
で開かれ、来年1月下旬か2月上旬をめどに、秋田港までコンテナを搬送しロシアに運ぶ実証実験を行うことを決めた。
検討委の計画によると、実験用の海上コンテナ(40フィート)を仙台臨海鉄道(仙台市)の仙台港駅で貨車に積み込み、
JR線(鉄道)を使って秋田港からロシア沿海州の港に出荷する。
コンテナ輸送はJR北上線と奥羽線(青森経由)を使う2ルートで実施。いずれも最終的に、秋田臨海鉄道(秋田市土崎港)の
秋田北港駅まで貨車で運ぶ。同駅でトレーラーに積み替えた貨物は、埠頭(ふとう)に運び、ウラジオストクなどロシア沿海州行きの船に積み込む。

543おたくあん:2007/12/04(火) 21:33:56
 さらに社説より

 社説:シーアンドレール 秋田を国際物流基地に

 海上輸送用の大型コンテナを鉄道と組み合わせて運ぶ港湾・鉄道複合一貫輸送(シーアンドレール)構想の調査が、秋田港とロシア・ウラジオストク港を結ぶルートをモデルに実施されることになった。ウラジオストクは、シベリア南部を通ってモスクワに至る延長約9300キロ、世界最長のシベリア鉄道の東の起点だ。この鉄道と国内のJR網が海上輸送を組み込む形で1本の物流ルートとしてつながることにより、コスト軽減や輸送時間の短縮などの大きな効果が期待できる。

 同構想が実現した場合、ウラジオストクに近い秋田港はその地理的優位性から港湾背後圏の東北地方のみならず、関東や中部圏などの製造業集積地とロシアや欧州をつなぐ国際物流の拠点基地となる可能性も開ける。貿易の活発化とともに、物流拠点としての優位性を生かした新たな企業進出の芽も膨らむだけに、調査結果を注視したい。

 調査は国土交通省東北地方整備局の「地域自立・活性化事業(調査分)」を活用した事業。海上輸送用のコンテナを貨車に載せ、北上線や奥羽線を経由して秋田臨海鉄道に乗り入れ、秋田港まで運搬できるかどうかを調べる。学識経験者や荷主、海運業者らから成る委員会を近く立ち上げ、本年度中に調査結果をまとめる方針だ。

 実現に向けては秋田港での積み替え施設の整備や、コンテナヤードの拡張、さらには冬季の風浪対策としての防波堤整備などの大型投資も必要となる。とりわけ、コンテナヤードに隣接する大浜地区で海上輸送用の20フィートコンテナの取り扱いが可能にならなければ、船積み前のトラック輸送経費や積み替えなどの負担が発生してしまう。

 秋田港はコンテナ貨物量が年々増加し、昨年は20フィートコンテナ換算で3万本を超え、東北では仙台塩釜港に次ぐ実績を誇るまでになった。東北経済連合会はことし3月、秋田港をロシアを中心とした極東アジアのゲートウエー港として位置付け、港湾整備の強化を提言した。疲弊する地方経済の立て直しを進める上で、国は秋田港のように地域特性を生かしながら、飛躍の可能性を探る地域への重点的な予算配分をすべきだろう。

 シベリア鉄道を利用した貨物輸送をめぐっては、日本の総合商社が先月、国営鉄道会社であるロシア鉄道などとの間で業務提携で合意したほか、7月には国際貨物大手がコンテナ輸送の日本での総代理店契約を結ぶなど、今年に入って動きが急だ。その背景にはロシア市場に自動車大手の日本メーカーが次々と進出していることや、ロシア側がシベリア鉄道を通じた日本からのロシア、欧州方面への貨物輸送拡大に意欲を見せていることなどがある。

 日本—モスクワ間は欧州経由の船便で約45日かかるが、シベリア鉄道では約18日間に短縮が可能だ。経済成長が続くロシア、北東アジア、さらにその先の欧州を見据えた貿易ルートの確立は、対岸貿易に新たな可能性を生む。さらに日本国内でもトラックに代わる鉄路の利用でCO2削減という環境負荷縮減の役割を持つモデルルートとなる可能性も秘めている。

544とはずがたり:2007/12/05(水) 12:22:39
秋田臨海は小坂精錬の硫酸が無くなりそうなどじり貧ですので良い試みですね。
環日本海の窓口は新潟や敦賀,舞鶴,小樽と競争は激しそうではありますが東北地方の窓口として折角新産業都市として整備した秋田港ですので活用策が模索されねばならんでしょう。
東北は日本で唯一鉄道麦酒輸送がちゃんと残っている地域で域内での鉄道コンテナ輸送が完結しうるので楽しみです。
兎にも角にも需要があるのかという事に尽きる訳ですけど・・。大量であれば北九州→大牟田ぐらいでも採算ベースに乗るようですしね。

545荷主研究者:2007/12/09(日) 15:48:17
三井東圧化学茂原工場専用線
http://www.johokan.net/history/RailHistory/Haisen/shin-mobara.html

546とはずがたり:2007/12/10(月) 15:17:53
にぬけんが古本屋巡りで伝説の昭和50年版の専用線一覧表が載ってるトワイライトゾーンManual IIを見つけてきた。奴は貨物時刻表のバックナンバーを見つけてくるなど古本屋街巡りには定評がある。
やっとコピーさせて貰ったので読み込んでみる。
近代化施策以後と本格的衰退前のベストな時期だと思われるのであるが・・。

547おたくあん:2007/12/12(水) 18:31:09
こんばんは。
残念ながら北海道名物チップワム輸送も来年改正迄みたいです。
崎守港の公共臨港線も一時海上コンテナ輸送を試みた事があるので、安易に路線廃止せずこれを機に新たな可能性に賭けてほしいものですね。

http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2007/12/12/20071212m_02.html
>室蘭市崎守町のチップヤードから日本製紙白老工場へチップを輸送する貨車の老朽化に伴い、従来のトラック輸送に一本化される。3月いっぱいで貨車が廃止される見通し。

548とはずがたり:2007/12/13(木) 13:20:59
>>547
残念なニュースが続きますなぁ・・。

ゆうパック訴訟、ヤマト運輸が上告 「公正な競争問う」
http://www.asahi.com/national/update/1213/TKY200712130089.html
2007年12月13日10時55分

 郵便事業会社(旧日本郵政公社)が郵便小包サービス「ゆうパック」をコンビニエンスストア「ローソン」で取り次ぐ事業に参入したことが不当かどうかが争われた訴訟で、サービスの差し止めなどを求めているヤマト運輸は12日、同社の控訴を棄却した先月の東京高裁判決を不服として、最高裁に上告した。

 木川真社長は同日、国土交通省で会見。「公の信用を背景にした『官』と『民』との公正な競争のあり方を問いたい」と上告の理由を説明した。

549貨物列車使って:2007/12/21(金) 23:39:33
鹿島〜四日市の貨物列車使用を前提にエチレンの生産を集約した三菱化学。
この火災の影響は貨物会社にも厳しいものになりそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071221-00000161-mai-bus_all

<三菱化学工場火災>エチレン生産が6割減 供給先にも影響
12月21日22時33分配信 毎日新聞


 三菱化学の鹿島事業所(茨城県神栖市)で21日発生した工場火災は、化学工業で最も基礎的な原料のエチレンやプロピレンなどの生産を直撃した。鹿島東部コンビナートで同社から原料供給を受けるメーカーの生産にも影響し、ライオン子会社で洗剤原料を生産するライオンケミカルの工場は同日、操業を停止した。

 原料の需要は旺盛で、火災が起きた第2エチレンプラントは、昨年1月に分解炉を増設して増産体制を整えたばかりだった。生産は第1プラントだけになり、これまでの約4割に落ちる。現地で会見した小林喜光社長は、操業停止により「1日1億円程度の損失が発生する」との見通しを明らかにしており、業績への影響は必至だ。

 この日、同コンビナートで塩ビや合成ゴム素材などを生産する信越化学工業やクラレ、JSRは、通常通り操業したが、情報収集に追われた。「原料を各社で融通し合うこともある」(旭硝子)という。第2プラントの操業停止が長期化すれば、各社の生産への影響が広がる可能性がある。【小島昇】

550とはずがたり:2007/12/22(土) 00:18:55
>>549
これっすね。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/310

うーむ,早く復活して欲しいところ。

551荷主研究者:2007/12/27(木) 22:27:30

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/10/20071016t32019.htm
2007年10月15日月曜日 河北新報
トヨタ専用列車増便 関自工岩手工場増産に対応 JR貨物

 トヨタ自動車とJR貨物は、トヨタ車の部品を輸送する専用列車をこれまでの1日1往復から2往復に増便することを決めた。22日から実施する。トヨタは車体組み立てを請け負う関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)の増産に既に踏み切っており、環境負荷も少なく物流効率の向上が見込める鉄道輸送を選択した。

 専用列車は昨年11月にスタートし、名古屋―盛岡間の900キロを運行。トヨタ系部品メーカーが集中する愛知県内で製造した部品を岩手工場に輸送している。

 岩手工場は小型車の「ベルタ」などを生産。2年前には第二ラインを新設して生産体制を強化するなど、生産台数を拡大しており、部品調達への対応が急務だった。

 列車は10トントラックに相当する大型コンテナを計40個積載可能。貨物輸送はトラックによる陸送に比べ、1日1往復で年換算7000トンの二酸化炭素(CO2)を削減できるという。また船よりも輸送時間が短縮できる利点がある。

 トヨタは現在、老朽化したセントラル自動車本社工場(神奈川県相模原市)の移転を検討中で、移転先は仙台市近郊の工業団地が有力。東北地方は部品産業の集積が進んでいないため、同地方に新工場ができれば一層の増便が必要となりそうだ。

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200710170014a.nwc
トヨタ、部品輸送列車を増便…環境負荷を低減、時間も短縮
FujiSankei Business i. 2007/10/17

 トヨタ自動車は16日、JR貨物が運行している部品輸送用の専用貨物列車を22日から増便すると発表した。鉄道への「モーダルシフト」を強化することで環境負荷を一層低減するほか、船舶による海上輸送に比べ輸送時間の短縮も見込む。

 トヨタは昨年11月から、グループ会社である関東自動車工業の岩手工場(岩手県金ケ崎町)向け専用列車を名古屋−盛岡間(約900キロメートル)で1日1往復運行して自動車部品を輸送していたが、これを1日2往復に増便する。

 専用列車の導入以来、部品調達にかかる時間は従来の海上輸送(3日間)から2・5日間に短縮されていた。増便に伴う二酸化炭素(CO2)排出量は、トラックによる陸上輸送に比べて年間約1万4000トン削減できる見込みという。

 また、トヨタは今年4月から名古屋−苫小牧間(約1300キロメートル)でも補給部品の輸送に鉄道の利用を始めるなど、モーダルシフトを順次拡大していた。

552次無:2007/12/29(土) 00:57:45
来春改正で4570レは無くなります。
新潟地区の車扱(タンク)は消滅し、ずべてタンクコンテナ化。

安中〜倉賀野〜3881レ経由〜中条(新潟タ〜トラック)へのコキ200による硫酸?輸送開始。

553とはずがたり:2007/12/29(土) 11:18:18
>>552
なんと。。遂にですか。
コキ200によるタンクコンテナが導入されるとのことですので前向きに受け止めたいものです。

554とはずがたり:2007/12/29(土) 17:03:20
青い森鉄道もIGRいわて銀河鉄道も名前的にどうなのかってのがある。。
将来的にはJR北海道+青い森鉄道+IGRいわて銀河鉄道+三陸鉄道+JR下北線+JR八戸線+JR山田線+JR岩泉線+岩手開発鉄道を統合してJR北日本をつくるべし。三島基金の補助対象として補助しても良いだろうし。なんなら十和田観光電鉄も合併しても良い。岩手県・青森県・北海道・JR貨物の資本参加も求めよう。

JR貨物、費用負担へ IGR新指令システム整備
ttp://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20071229_3

 新幹線青森延伸に伴うIGRいわて銀河鉄道(本社盛岡市)の新指令システム整備問題で、JR貨物(同東京都)は28日、県に対し、整備費を負担する意向を伝えた。2008年度は暫定措置として折半、それ以降は別途、負担割合を協議―との内容。同システムは20数億円の整備費が見込まれ、県はJR貨物に対し、応分の負担を求めてきた。国の調整金制度の行方など、なお不透明な点は残るが、IGRが全額を負担する―という最悪のケースは回避され、整備に向けた動きは本格化する。


 県とJR貨物は、来年1月中に正式合意する方向で、具体的な協議に入る。貨物と旅客が走行できる新指令システム整備費は20数億円が見込まれている。

 08年度は10億円の整備費を計画。JR貨物は5億円を負担し、残る5億円は、県、沿線5市町村(盛岡市、滝沢村、岩手町、一戸町、二戸市)が出資割合に応じた負担額を08年度当初予算案に計上する見通しだ。

 整備期間は10年度までの3カ年で、08年度は設計や関連工事に着手する。新指令システムはJR盛岡支社内に整備する方針だ。

 IGRの指令システムは現在、JR盛岡支社内にあり、青森県の第三セクター青い森鉄道と共同使用している。しかし、10年度を予定する新幹線青森延伸に伴い、システムは分離され、共同使用できなくなる。

 このため、独自の新指令システムを整備する必要に迫られているが、貨物が走行するシステムを構築するには、旅客だけの場合に比べて、整備費は2倍以上。県はJR貨物に応分の負担を求め、交渉を続けてきた。

 JR貨物は、見直しが進められる国の調整金制度を新指令システム整備費に充てたい意向だ。同制度の行方によっては09年度以降、IGRの負担が増える可能性も否定できない。政府与党は整備新幹線検討委を12月に立ち上げ、調整金制度を含む並行在来線の支援などの見直しに着手した。本県を含む新幹線関係18道府県は並行在来線の支援策を政府与党に要望している。


 調整金制度 並行在来線を運営する第三セクター鉄道に線路使用料を支払うために、国がJR貨物に補助する制度。2000年に創設された。IGRいわて銀河鉄道には年間約14億円の線路使用料がJR貨物から支払われているが、そのうち約8億円が調整金で賄われている。
(2007/12/29)

555荷主研究者:2007/12/31(月) 18:00:45
炭鉄
http://ushiyan.hp.infoseek.co.jp/index.html
三池鉄道の歴史や現状など様々な解説と調査結果があり、面白い。

炭鉄別館
http://www.geocities.jp/ushiyan_tantetsu/
全国各地の貨物駅や専用線の現役時代の貴重な写真

556荷主研究者:2007/12/31(月) 18:21:27
鉄貨丼
http://tekkadon.web.infoseek.co.jp/
全国各地の貨物駅(現役・廃止)の貨物扱い風景が美しい撮影写真で紹介されている。掲示板に貴重な情報の書き込みがあることも。

557貨物列車使って:2008/01/02(水) 23:56:52
あけましておめでとうございます。
今年も鉄道貨物復権のためにがんばってください。
陰ながら応援しております。

>>554
以前にも書きましたが、現実的な決着だと思います。
あまりごたごた言っていると、単線しか維持管理しませんなんてことになりかねません!
この区間は特にJR貨物が線路を保有して3セクに貸してもいいくらいなのですから。

通過トン数から言ったら貨物対旅客でどれくらいの比率なのでしょうか?

558とはずがたり:2008/01/03(木) 00:40:59
>>557
あけましておめでとうございます。
ほんとに微力ですが鉄道貨物輸送への熱烈(心情)支援は今年も猛然と敢行して行きます。
ひとつ今年も宜しくお願いします。

鹿児島本線とか東北本線とかちょいと全国の貨物ネットワークを維持するスキームが要るんじゃないかと思わなくも無いです。。
まぁひとまずは現実的な対応策ではありましょうね。

559荷主研究者:2008/01/03(木) 02:03:59
>>557
明けましておめでとうございます。

今年も鉄道貨物輸送には明暗、残念ながら特に暗の話題が尽きないとは思いますが、冷静にウォッチしていきたいと思っています。
今春のダイヤ改正では、またいろいろと鉄道輸送の廃止があるようですが、これは産業構造の変化、ダイナミズムだと考える必要があるのかもしれません。
もちろん心情的にはかなり複雑ですが…。
ただ、ここ数年モーダルシフトの取り組みが各企業で本格化しており、鉄道貨物輸送の質的な変化は今年も一層進展すると思われます。
そうした明るい情報も含めて荷主研究に取り組み、少しずつでもレポートをアップロードしていくつもりです。

今年も何卒宜しくお願い致します。

JR貨物が出資する肥薩おれんじ鉄道が鹿児島⇒東京のコンテナ列車を設定するなど鉄道貨物輸送に対して攻めの姿勢を示したように、
東北本線筋の3セクもJR貨物が出資し経営に関与することで鉄道貨物輸送において積極策に出ることが可能ではないでしょうか。
北海道〜関東の重要ルートというだけでなく、「八戸」という工業や漁業の盛んな地域があり、沿線発の物流需要も少なくない筈ですし。

560おたくあん:2008/01/07(月) 00:16:38
遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
年始から少々残念なニュースです・・・

広島のJR駅、貨物列車同士衝突で送電停止  
2008.1.6 22:29
 6日午後2時半ごろ、広島県大竹市のJR山陽線大竹駅で、バックして入線中の貨物列車(8両編成)が、コンテナ線路で停車していた14両編成の貨物列車に衝突。双方の計6両が脱線し、架線の支柱にぶつかった。

 支柱は倒れて送電がストップ、走行中の岩国発広島行き上り普通電車(乗客約30人)が緊急停止した。乗客らにけがはなかった。

 JR西日本によると、事故車両の先頭に誘導員、後方には機関車の運転士が乗車。2人は無線で連絡を取り合っていたが、乗り入れる線路を誤り、衝突した可能性が高いという。

 この事故で、JRは大野浦−岩国間で上り線の運転を一時見合わせたが、約5時間後に運転を再開。上下計約60本が運休し、約8000人に影響が出た。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080106/dst0801062229008-n1.htm

561とはずがたり:2008/01/07(月) 01:03:28
>>560
明けましておめでとう御座います。

ただでさえ余り明るいニュースが少ないので無用の事故は避けて欲しいっすねぇ。

とまれ今年も弊板を宜しくお願いします。

562おたくあん:2008/01/12(土) 20:50:02
こんばんは。前回に替わって今回は明るい話題です。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/69919.html?_nva=20
石油資源開発 勇払LNG年産7万トン 増設完了 道内大半に供給へ
【苫小牧】石油資源開発(東京)が苫小牧市の勇払油ガス田で増設中だった液化天然ガス(LNG)製造プラントが完成、本格稼働している。年間生産能力は約三万トンから約七万トンへ大幅に向上し、順次、釧路市や北見市へ供給する計画。LNGを輸送するJR貨物(東京)も苫小牧駅の規模拡張を検討しており、同ガス田の道内の生産・供給拠点としての重要性がさらに高まりそうだ。

 プラントは油ガス田に隣接。昨年十一月末に完成し、試運転を経て年明けから本格的な増産に入った。石油資源開発札幌鉱業所によると、二○○八年中に釧路ガスへ供給を開始するほか、一○年には室蘭ガスに供給することで合意済み。また、北見地区への○九年の販売を目指して北海道ガスと交渉中という。

 すでに北ガスの札幌圏(札幌、千歳、小樽)にはパイプラインで気体の天然ガスを、旭川・岩見沢・帯広の各ガス会社には鉄道やタンクローリーでLNGを供給。このため、東京ガスからLNGを購入している北ガスの函館地区を除く道内の大部分が、勇払産の天然ガスやLNGでカバーされることになる。釧路や北見への供給は鉄道を利用するため、JR貨物による苫小牧駅での第三コンテナホーム増設が有力視されている。関係者によると、同社は近く建設用地を購入する見込みで、第三ホームの規模は第二ホーム(約一万五千平方メートル)と同程度とみられる。

563とはずがたり:2008/01/12(土) 22:35:59
苫小牧は北九州貨タ同様島内の対本州貨物の集約基地ですので増強によりより柔軟な輸送体制を構築できそうですね。
それにしても輸送量や貨物の性質がフィットすれば地域内でもコンテナ貨物輸送が可能なのは喜ばしい限りです。

564荷主研究者:2008/01/13(日) 01:32:13
>>562

大変遅くなりましたが…、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

新潟や姫路を含めLNGの鉄道輸送は好調ですね。その中でも特に苫小牧地区の増強は個人的に興味深いです。
苫小牧地区の鉄道貨物輸送は、昭和30〜40年代は道内炭の積み出し基地を小樽や室蘭から奪う形で活況を呈し、昭和50〜60年代は苫小牧港開発(株)からの石油輸送で賑わい、
石炭、石油輸送の消えた現在はLNGの発送拠点としての地位を確立していくという歴史的経緯があるわけで、石炭⇒石油⇒LNGという輸送の変化は大変興味深いところです。

さらにトヨタ自動車北海道(株)やいすゞエンジン製造北海道(株)の自動車部品の増産に伴い鉄道貨物輸送の増送が期待されるなど苫小牧地区の輸送需要は今後も様々な分野で期待できそうです。
既存の王子製紙(株)や日本製紙(株)の紙輸送、今は無きホキによる北海道飼料(株)の飼料輸送などの研究も進めていきたいところです。

565荷主研究者:2008/01/13(日) 01:42:57
明るい話題を続けます。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/01/20080107t72015.htm
2008年01月06日日曜日 河北新報
鉄道輸送再び脚光 トヨタ増便、環境に配慮 東北

トヨタ自動車の専用列車で運ばれてきたコンテナ=盛岡市の盛岡貨物ターミナル駅

 鉄道の貨物輸送の盛り返しに「追い風」が吹いている。環境問題や効率性への意識を高める企業が、輸送手段を見直しているためだ。高速道路網の整備や産業構造の変化を背景に減少傾向だった鉄道輸送は、トヨタ自動車がJR東北線に専用列車を走らせるなど、東北でも上向いている。

 盛岡市郊外の盛岡貨物ターミナル駅。平日の午後2時2分、貨物列車が定刻に滑り込む。20両編成のトヨタ専用列車だ。貨車には40個のコンテナを積んでいる。

 構内の一角に「TOYOTA」のロゴ入りコンテナがずらりと並ぶ。トラックが次々と、新しいコンテナを積んで出発する。行き先はトヨタグループの車両組立工場、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)だ。

 専用列車は愛知県内などで製造された自動車部品を乗せ、名古屋南貨物―盛岡貨物ターミナル間(片道約900キロ)を約16時間かけて走る。

 岩手工場の増産体制に合わせ、2006年11月から本格的に利用を始めた。07年10月には運行本数を一日2本に増便。岩手工場向け輸送量の58%を占めるようになっているという。

 従来は主に名古屋港から仙台港まで海上輸送し、その後は陸送していた。トヨタは「環境問題は大きな経営課題の一つ。鉄道輸送は二酸化炭素排出を抑制でき、時間短縮も図られる」と切り替えた理由を説明する。

 JR貨物東北支社によると、1995年に478万トンだった管内の年間輸送量は、04年に350万トンまで減ったが、06年は376万トンと持ち直した。最近は環境負荷削減の動きが広がっているほか、「効率的な輸送手段として鉄道を活用する企業が増えてきた」(東北支社)という。

 全農宮城県本部は流通コストを圧縮するため、06年秋の出荷分から中京方面への物流で鉄道利用を増やした。従来は約5万トンだった鉄道による年間取扱量は7万トンほどになった。

 10年にはトヨタの生産子会社・セントラル自動車も宮城に進出する。JR貨物東北支社は「東北で伸長しつつある業種の物流活動で大きな役割を果たしていきたい」と話している。

566おたくあん:2008/01/25(金) 23:11:02
こんばんは。今年の3月改正で車扱貨物や小規模な貨物取り扱い駅の大幅な削減が決定するなど暗い話題も続く中、
一方で新たな需要確保に向けた動きが割と活発なのは喜ばしい事ですね。

http://www.nhk.or.jp/kitakyushu/lnews/07.html

鉄道貨物取扱い増に向け起工
鉄道貨物の取扱能力を高めるため、JR貨物は、北九州市にある貨物ターミナル駅などの整備を進めることになり、25日起工式が行われました。

起工式は、北九州市門司区にある貨物ターミナル駅で行われ、関係者およそ80人が出席しました。工事は、車両の多い貨物列車でも運行できるようにして鉄道貨物の取扱能力を高めようと、JR貨物が、国の補助を受けておよそ25億円をかけて行うものです。
3年間かけて、北九州市や福岡市の貨物ターミナル駅などで引き込み線を延長したり、ホームをのばしたりします。
完成すれば、九州で年間に取り扱える鉄道貨物の量は今より17万トン増えるということです。
鉄道貨物による物流は、トラックとくらべ二酸化炭素の排出量を8分の1に抑えることができるということで、JR貨物は、こうしたメリットもアピールして北部九州に集積している自動車産業やアジア関連の貨物の取り扱いを増やしていきたいとしています。

567とは:2008/01/28(月) 15:42:09
新幹線乗車ちう。
滋賀県のロッテの工場内でJR貨物の有蓋コンテナを1個積んだトラックが倉庫(出荷口?)に横付けになってるのを目撃。
貨物ファンはロッテの菓子を喰うべしw

568おたくあん:2008/01/28(月) 18:28:50
前回の記事の詳細&補足になりますが貼ります。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/ke_08012601.htm

JR貨物、輸送増強に着手…鹿児島線2か所と福間駅

JR貨物は25日、鹿児島線の北九州〜福岡間で輸送力増強の工事に着手した。2010年度末まで約3年かけ、1300トンのコンテナ輸送が可能な26両編成(現在は24両)の列車が発着できるようホームや線路を整備する。総事業費は25億円。

 対象は北九州貨物ターミナル(北九州市門司区)、福岡貨物ターミナル(福岡市東区)、福間(福岡県福津市)の各駅。北九州、福岡の両駅はコンテナホームを延長。福間では在来線の列車を通過待ちするための待避線を延ばす。

 福岡ターミナルの06年度の取扱量は約234万トンで、JR貨物が発足した20年前に比べ約70%増えている。今回の工事はこうした需要増に対応するのが狙い。すでに東京貨物ターミナル(東京都品川区)〜北九州間の工事は終えており、3年後には東京と福岡を結ぶ全長約1200キロ・メートルの大容量輸送網が完成する。

 25日に北九州のターミナル駅で行った起工式には、同社の田村修二副社長ら約80人が出席。田村副社長は式典で「鉄道は環境への負荷を軽くする。大動脈の幹線区間を整備し、環境に優しく便利なサービスを提供したい」と述べた。

569とはずがたり:2008/01/28(月) 22:19:42
>>568
いいっすねぇ。
現在では待避線が不足していてダイヤが乱れた時の柔軟な対応が出来ずに遅れが酷くなるとか聞いたことがありますので,既存の区間も待避線を増強して欲しいところです。

571おたくあん:2008/02/17(日) 00:31:53
こんばんは。先日お伝えした秋田北港駅での海コン輸送実験が12日に行われたようです。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080213t42022.htm
仙台―ロシア「シーアンドレール構想」 秋田北港駅で実証実験

仙台港(仙台市)と秋田港(秋田市)を結ぶ鉄道輸送ルートを確立し、ロシア・沿海州との貿易を促進する「環日本海シーアンドレール構想」で、東北地方整備局が取り組んでいる実証実験が12日、秋田臨海鉄道の秋田北港駅で行われた。

 40フィート海上コンテナを載せた貨車2両が午後零時半、機関車にけん引されて秋田北港駅へ到着。線路と並行する県道を封鎖し、重機を貨車へ横付けしてコンテナを持ち上げ、80メートル先の大浜コンテナヤードへ降ろした。所用時間は30分足らずだった。

 自動車部品を積んだコンテナは8日と10日、それぞれ仙台臨海鉄道の仙台港駅を出発。貨車1両はJR東北線東青森駅経由で、もう1両はJR北上線回りで、いずれも11日に秋田臨海鉄道の秋田港駅へ到着した。
 コンテナは16日、神戸港から名古屋港や横浜港へ立ち寄り、秋田港にも臨時寄港する貨物運搬船に積み替える予定で、17日にロシア・ボストチヌイ港へ到着すれば、輸送実験は終了する。

 東北地方整備局は「仙台から秋田まで、40フィートコンテナを鉄道輸送したのは初めてだったが、外見的な問題は見当たらない。今後、コンテナに積んだ震度計や温湿度計を分析し、構想の可能性を検証したい」と話した。
 構想は、首都圏や中京圏の自動車部品などを鉄道で秋田港に集め、ロシア極東へ運び、シベリア鉄道で欧州まで輸送するルートの確立を目指す。

572名無しさん:2008/02/17(日) 16:38:07
高崎経済大学交通研究会2007年幹事長●鍋●一はウホだよ

573とはずがたり:2008/02/17(日) 23:39:02
>>570-571
世界経済が一体化する中で世界一体の物流の一端を担うには海コンへの対応が不可欠ですよねぇ〜。
はてさてどの程度採算ベースに乗って実現するのでしょうか。
秋田のケースは航路を臨時に寄港させてるし安定的な積み荷の確保が欠かせませんよね。
けどシベリア経由欧亜連絡との壮大な全体像やよし。船より速く飛行機より安くで荷主開拓出来ると良いんですけど。

574とはずがたり:2008/02/24(日) 21:18:18

【社会】
ヤマト運輸に行政指導 郵便法違反疑い 信書便定義食い違い 総務省
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008022302089937.html
2008年2月23日 夕刊

 宅配便最大手のヤマト運輸が配達したメール便の中に、郵便事業会社などに扱いが限定されている「信書便」が含まれていたとして、総務省がヤマトに再発防止を求める行政指導をしていたことが、二十三日分かった。

 信書便は、特定の受取人に差出人の意思を表示したり、事実を通知する文書で、不特定の人に送る商品カタログのようなものでは信書便に含まれない。ヤマトは、指導対象となった文書が「すべて同じ内容の文書で具体的な金額は書いていないので信書便には当たらないと解釈している」としており、信書便の定義をめぐる総務省とヤマトの論争が激しくなりそうだ。

 総務省が指導対象としたのは、人材派遣大手のグッドウィルが派遣労働者に送った書類。給与の一部を「データ装備費」名目で天引きしていたことが問題となり、昨年七月以降、派遣スタッフ約八十万人に天引き分返還を伝えるためメール便で送った。

 この書類について総務省は、郵便法で定めた信書便に当たる可能性が高いと判断。配達数の多さやヤマト側の従来の対応を考慮して指導に踏み切った。指導は二十二日付の文書で行った。

 信書便の取り扱いは、郵政民営化で発足した郵便事業会社と、総務省の認可を受けて重量物や速達便などを運ぶ「特定信書便事業者」に限られるが、ヤマトは信書便配達の認可を受けていない。

 信書便の解釈をめぐって、ヤマトは旧郵政省時代から政府と論争を続けながら、メール便サービスで商品カタログや一部ダイレクトメールなどの取り扱いに道を開いてきた経緯がある。

575キハ58:2008/02/28(木) 05:08:38
中条でタンク車入換してた(2月24日確認!)。ただ3月15日で終了だそうだ!

576とはずがたり:2008/02/28(木) 05:40:00
情報提供感謝っす。けど中条も終焉っすか。。
悲しいですなぁ。。

577名無しさん:2008/03/05(水) 12:39:00
>>571
秋田の日刊新聞「秋田魁新報」にて、昨日よりシーアンドレール実験の総括と展望についての連載が始まっています。
第1回は朝刊一面トップ(題字の隣)でした。

「秋田北港」駅と紹介されていますが、実際に取り卸しが行われたのは、休止中の「中島埠頭」駅に限りなく近い場所です。

578名無しさん:2008/03/05(水) 12:41:07
小坂〜秋田北港の硫酸輸送は、どうやら終わってしまったらしい。
工場の操業内容が変わり、積荷である硫酸が工場から出なくなるそうです。

5799661レ:2008/03/08(土) 13:32:38
中条のスイッチャーが出てくる時間は何時頃でしょうか?

580おたくあん:2008/03/08(土) 18:09:09
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20080306b
小坂製錬、鉄道の運行休止へ 貨物の濃硫酸生産終了

銅・貴金属製錬の小坂製錬(小坂町、山崎信男社長)は、濃硫酸の運搬に使用している小坂鉄道(小坂—大館間、22・3キロ)の運行休止に向けた準備に入った。4月からの新型炉の本格稼働に伴い、濃硫酸が副産物として製造されなくなるためで、近く国土交通省東北運輸局に鉄道事業休止を申請する方針。運休後の活用方法などは未定。

 小坂製錬は旧式の自溶炉で複雑鉱と呼ぶ鉱石を製錬。鉱石の中には硫黄が含まれており、副産物として濃硫酸を月2万トンを製造していた。自溶炉は先月末で停止し、濃硫酸の製造は終了。小坂鉄道での出荷も4日で終えた。

 小坂鉄道は小坂—大館間を1日2往復している。小坂製錬によると、運行休止に伴い、鉄道部門の従業員25人のうち、契約社員6人は今月いっぱいで契約を打ち切る。正社員19人は他部門に配置する。

581とはずがたり:2008/03/09(日) 10:33:37
>>580
う〜ん,淋しいけど仕方がないですな。。
硫酸が副産物として出るというのが炉が旧式だからとはどういう事なんでしょうかねぇ。鉱物に原料が含まれてるならいずれにせよ硫黄分はいずれにせよ出てきそうなものですけど。

>>579
この件に就いてキハ58さん@>>575如何でしょう?見てますかな?

583荷主研究者:2008/03/23(日) 23:34:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/01/20080124t62035.htm
2008年01月23日水曜日 河北新報
福島空港が国際物流を強化 関空と連携、拠点化へ

 福島県は福島空港と関西国際空港(関空)を結ぶ定期路線を利用し、関空経由で貨物を輸出する国際物流ルートの構築に向け、関西国際空港会社と連携を強化する。陸送や通関の時間短縮など、成田空港を利用する場合と比べた優位性をアピールし、北関東や東北地方から輸出貨物を福島空港に集め、国際物流の拠点づくりを目指す。県と関空会社は2月7日、連携の方向性を盛り込んだ共同ビジョンを発表する。

 26日には関空経由の第1弾として、富士通アイソテック(伊達市)が電子部品を香港に輸出する。日本航空が運航する福島―関空線は現在一日1往復で、貨物約2トンを積載できる。

 関空が地方空港と連携ビジョンを策定するのは初めて。農産物などの輸出に関空便を利用するモデル事業も検討しており、貨物量を確保して将来は福島―関空間に貨物専用便の開設を目指す。

 関空は昨年、第二滑走路の使用開始に合わせて完全24時間運用を始め、国際貨物ハブ(拠点)空港を目指す姿勢を鮮明にしており、国内のネットワークづくりも強化している。一方、福島県側には、福島空港の旅客利用が減少を続ける中、貨物利用に活路を見いだしたい意向があった。

 佐藤雄平福島県知事は「本県の潜在的な貨物量や製造品出荷額が東北トップの産業基盤に加え、北関東に隣接する地域性から貨物取扱量の増加が期待できると判断されたと思う」と評価。「県内企業の競争力強化やビジネス機会の創出にもつながる」と期待している。

 県によると、福島空港の2006年度の国際貨物取扱量は87トンにとどまる。同年の国の調査では、東北の輸出航空貨物は重量ベースで92%が成田を利用。仙台空港が3.1%で続き、福島は0.1%にも満たない。関空も2.0%にとどまっており、県は「連携で伸びる余地は大きい」とみている。

 東北の空港を利用した関空経由の輸出では、仙台空港から大阪(伊丹)線を利用して陸送を挟んで関空から荷物を出す例もあり、空港間の競争も激しくなりそうだ。

584とはずがたり:2008/03/27(木) 17:21:08
「3月末満タン」 日通、品薄に備え指示 暫定税率切れ
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY200803260357.html?ref=goo
2008年03月27日01時28分

 ガソリン税など道路特定財源の暫定税率が3月末に切れることが確実な情勢となり、陸運業界は対策に追われている。大手の日本通運は、軽油の品薄で配達できなくなる事態を避けるため、3月末に全車「満タン」にするよう社内通達を出した。

 暫定税率が下がると、一般ドライバーによる3月中の買い控えの反動で、給油が殺到し、ガソリンが品薄になる可能性がある。軽油にかかる税も1リットルあたり32円余りから15円に下がる。

 軽油の利用は運送業者が大半で、「自分の都合で給油量を調整することはできない」(東京都トラック協会)ことから、ガソリンのようにはならない、という見方が一般的だが、ガソリンが品薄になれば、製油所からガソリンスタンドに運ぶタンクローリーが足りなくなり、軽油にしわ寄せが来るのではないかとの心配はあるのだという。

 日通は24日、グループを含む2万台のトラックについて、3月末の終業時に給油し、満タンにしておくよう通達で指示した。全国に255カ所ある自社保有の給油施設も、月末時点で満タンにしておく方針だ。

585とはずがたり:2008/03/27(木) 19:44:34

中部国際空港:国際貨物輸出額が39カ月ぶり減少
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080327k0000e020092000c.html

 中部空港税関支署は27日、中部国際空港の2月の国際貨物の取り扱い輸出額が、前年同月比で39カ月ぶりに減少したと発表した。輸入は4カ月連続で減った。総取扱量もピークのほぼ半分だった。ピークの半分以下になった国際貨物便の減少や円高の影響を受けた。

 税関支署によると、輸出額は890億円で前年同月より45億円減った。輸入額は703億円で、前年同月より136億円減った。総取扱量は1万3454トンで、前年同月より18%減った。ピークは、06年3月の2万5547トン。輸出では半導体などの電子部品、音楽・映像機器の部分品、事務用機器などの減少が影響した。自動車部品は好調で、増加した。輸入では有機化合物や通信機、医薬品が減少した。【中村宰和】

毎日新聞 2008年3月27日 14時10分

586名無しさん:2008/03/28(金) 00:10:56
>>584
それアカヒの捏造だから自家給だけ満タンにして車は空にしとけって確認文書来てたじょ

587とはずがたり:2008/03/28(金) 01:33:07
おおっ業界の方っすか!?
自家給ってのは自家給油所ですかねぇ??

588名無しさん:2008/03/28(金) 23:57:30
自家給油所って言っても管理は系列の日通商事ですから。
販売時点で課税される軽油引取税は自家給から車に入れた時点で掛かるのです。

さて、明日明後日は引越荷物の配達のピークですわ。
予定見てるとコンテナ入れない道の所が多くて、2t車積み替えで手間食いそうorz

589とはずがたり:2008/03/29(土) 00:33:03
>>588
おお,お仕事お疲れ様です。
なるほどそういう仕組みなんですね〜。

590とはずがたり:2008/03/30(日) 03:27:04

カーボンブラックと云えばみんな知ってる旭カーボンの6900形(旭カーボン:焼島→小平:ブリジストン)http://3.pro.tok2.com/~shimpei/0001/121_pfc-special1/pfs007_hoki6900.htmですありますけど,JR貨物ニュース08/3/15号によると20ft級バルクコンテナ36個で旭カーボン:新潟貨タ→岐阜貨タ…ドレージ…ブリジストン彦根工場で輸送を開始したそうな。

米原の貨物駅設置の促進にも繋がるかもしれませんね。もう決まったんでしたっけ?

旭カーボンは現在広島のユーザー向けにフレコン入り製品の輸送を一部鉄道貨物コンテナ化したそうで,ブリジストンの他の工場への輸送も検討するとの事です。

591とはずがたり:2008/03/30(日) 18:14:23
>>405>>562>>582
JR貨物ニュース08/2/15号だと
LNGの新規輸送
①輸送区間[新規/増送] ②輸送列車 ③輸送個数(1日当り) ④輸送開始時期 ⑤記事
①新潟(タ)⇔東青森[新規] ②2091〜1653 4077〜4076 ③4個 ④平成20年3月
①新潟(タ)⇔秋田(貨)[新規] ②2091 2090 ③4個 ④平成20年秋
①姫路(貨)⇔富山(貨)[増送] ②2072〜3093 3096〜2077 ③2個 ④平成20年秋
①苫小牧⇔新富士[増送] ②2095 2094〜5470 2096〜5470 ③10個 ④平成20年3月 ⑤現行は4個/日

592荷主研究者:2008/03/30(日) 23:47:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080208t12020.htm
2008年02月07日木曜日 河北新報
フェデックスが仙台営業所開設 米航空貨物大手

テープカットして営業所の開設を祝う氏家副社長(中央)ら

 米航空貨物大手フェデックスは7日、仙台市宮城野区中野に仙台営業所を開設した。同社の東北の営業所は1997年に開いた郡山営業所(郡山市)に続き、2カ所目。

 トヨタ自動車系の車体組み立てメーカー、セントラル自動車や半導体製造装置大手の東京エレクトロンが2010年に宮城県に進出し、物流需要が増すのを見据えた。

 開所式が同日、現地であり、氏家正道・北太平洋地区担当副社長らがテープカットし、開設を祝った。

 氏家副社長は「半導体や自動車の製造拠点ができる仙台に営業所を開設できてうれしい。世界220以上の国と地域を結ぶネットワークを生かし、東北の顧客に良いサービスを提供したい」と述べた。

 営業所はトラック8台、従業員8人体制でスタートする。

593名無しさん:2008/03/31(月) 00:58:53
>米原の貨物駅設置

火災鉄道の横槍で頓挫してます

594とはずがたり:2008/03/31(月) 01:40:53
>>593
火災鉄道?ってのはどの会社を指すのでしょう??
調べてみましたが08/3/6の時点の記事だと割りと前向きな感じですけど。

米原市で“物流革命”
造成工事が急ピッチの滋賀統合物流センター
環境にやさしい物流目指し
JR米原貨物ターミナルと連動へ
=シルク特集対談=
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/08-03/n080306.html#3

◆湖北・米原市◆

 米原市の磯・梅ヶ原地区に建設されている「滋賀統合物流センター」(シルク)は、日本の物流産業を一変させる一大プロジェクトとして内外から注目を集めている。平成二十二年春の稼動に向けて、二月から造成工事が急ピッチで進められている。そこで同センターの建設および運営を担う民間会社(株)SILC(本社・大阪市北区)の和泉玲子代表取締役社長に滋賀報知新聞社の冨田正敏代表取締役社長が「物流革新」について聞いた。

【文構成・石川政実】

 冨田 米原市のJR米原駅近くで「シルク」事業が進められていますが、事業内容をうかがえますか。

 和泉 JR米原駅南の十六・五ヘクタールの敷地に製造・加工、物流の拠点であるシルクをつくろうとするものです。JR米原駅隣接地に整備が予定されているJR貨物の米原貨物ターミナルと連携し、CO2排出抑制など環境にやさしい鉄道輸送への転換を図っていきます。用地取得、造成工事およびアクセス道路等のインフラ整備は米原市が、施設の建設および運営は民間企業である私どものSILC(注参照)が行います。

 冨田 現在、シルク用地の整備はどうなっていますか。

 和泉 平成十九年四月に県土地開発公社が用地買収(米原市より委託)をほぼ完了しました。十九〜二十年度は、県土地開発公社が造成工事を実施し、二十一年度には米原市から当社(シルク)が事業用地を購入し、二十二年春には同センターを建設して稼動させる予定です。

 冨田 そもそも米原市が選ばれた理由はなんですか。

 和泉 米原市は、JR在来線および東海道新幹線の米原駅や、国道8号、21号、365号といった幹線道路に加えて名神高速道路、北陸自動車道のインターチェンジがあり、敦賀港(福井県)や名古屋港などにも近く、まさに近畿、東海、北陸の結節点です。加えて、JR貨物によって米原駅南方にターミナル駅が整備されます。シルクは、このような地理的条件とインフラを生かすものです。

 冨田 シルクには、どんなメリットがありますか。

 和泉 総合保税地域の許可取得を目指しています。保税地域制度を利用すれば、例えば輸入貨物が蔵入(IS)承認を受けると、外国貨物として関税・消費税の支払いを保留したまま、シルク内に二年間蔵置することが可能になります。それによりまた外国から輸入した原材料を使用して、関税・消費税保留の状態で加工や製造を行い、その製品を輸出することが可能です。保税運送を利用すれば、外国貨物のままでシルクと港湾・空港施設間の輸送を行う場合、その間の輸送料については、消費税が免税となり、輸送コストの低減につながります。

 冨田 まさに、これからの「ものづくり」ですね。

 和泉 また「グリーンパートナーシップセンター」を設置して、CO2の排出権への取り組みや、障害者の方々の雇用に努めていきます。

 冨田 ところで米原貨物ターミナル駅とシルクを結ぶ進入路整備は、どうなりますか。

 和泉 ええ、現段階では国土交通省の協力をいただきながら、国道8号線から貨物駅コンテナホームまでの交通結節点改善事業(進入路整備)が着実に進められようとしています。

 冨田 新幹線新駅が中止になった中で、県の数少ない未来志向の大型プロジェクトとして期待しております。

595とはずがたり:2008/03/31(月) 01:45:10
葛西鉄道=JR東海か?

コキ(貨車)の掲示板
http://8818.teacup.com/koki253331/bbs

ブリヂストンコンテナ 投稿者:岐阜駐在員 投稿日:2008年 3月20日(木)11時56分15秒 **�  編集済
**咾┐蹐麝諭▲灰鵐謄平♧様諭▲譽垢△蠅❹箸Δ瓦兇い泙后�
新潟からの運用だったのですね。
・・・ということは4084レでやってきて4085レで帰る運用でしょうか・・・?
(この前、名古屋タ行きの2070レにも載っていました。)


米原貨物ターミナルですが、私もだいぶ前から構想を聞いています。
「パナソニック/ナショナル」の電化製品用31FTコンテナも、米原タが開業していないため、現在宇都宮タから大阪タ間で運ばれ、そこからトラックで滋賀県内の工場へ運ばれているということを聞いたことがあります。
どうしてJR東海は貨物に協力的でないのでしょうか・・・。
SRCも、東海会社の許可が得られないため、東海区間で130キロ運転ができないそうです。
どうも時代に逆行しているとしか思えません。


長文失礼いたしました。
これも一意見として受け止めていただければ幸いです・・・ *

ブリヂストンのコンテナについて 投稿者:びえろん 投稿日:2008年 3月19日(水)22時15分7秒 *
**ヾ浜鍰佑気鵝△澆覆気鵝△ź廚靴屬蠅任后4忩戝鷓澎漚気鵑ⅶ1討気譴織屮螢促好肇鵑離ʔ璽椒鵐屮薀奪囊賤僖灰鵐謄覆任垢❶〳彘芦饉劵献Дぅ◆璽覯瀛Ś螢機璽船札鵐拭屡噲圓裡複匆瀛Ś縫紂璽�2008年3月15日、198号に紹介されています。新潟の旭カーボンより滋賀県のブリヂストンタイヤ彦根工場に、タイヤの原料のカーボンブラックを送るのに使用されています。

 輸送区間は新潟タ→岐阜タですが、本来なら完成していなければならない仮称米原貨物ターミナル駅の建設が停止状態であるため、このような形態になっております。仮称米原貨物ターミナル駅予定地は、1995年にJR貨物が国鉄清算事業団から土地を購入したものの、建設が全く進みません。一説には東海会社が首を縦に振らないためだとか。栗東市の新幹線新駅も潰れましたからね。どう見ても、八つ当たりではないでしょうか。

 JR貨物の新経営計画ニューストリーム2011では、この建設停止状態の仮称米原貨物ターミナル駅の完成が掲げられています。これが完成しないと隣接地に建設予定のSILC(物流センター)も頓挫しかねませんから、地元の報道機関も動き出したようです。

 ブリヂストン彦根工場からは、タイヤを満載した海上コンテナ搭載のトレーラーが続々と出て行きます。構想では仮称米原タから稲沢を経由して四日市に向かい、そこから四日市港まで鉄道輸送して船に積み替えることが考えられているそうです。

http://www.jrf-rc.co.jp/

596とはずがたり:2008/03/31(月) 01:45:49
もしJR東海がそんな邪魔してるなら徹底的にJR東海を徹底的に干さんとあかんなぁ。。

597荷主研究者:2008/04/03(木) 23:57:51
>>571 >>577

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/02/20080226t12020.htm
2008年02月25日月曜日 河北新報
トレーラーで実験 鉄道輸送と比較 シーアンドレール構想

 仙台港(仙台市)との鉄道輸送ルートを確立し、秋田港(秋田市)の物流拠点化を目指す「環日本海シーアンドレール構想」で、東北地方整備局は3月上旬、トレーラーによる自動車部品の輸送実験を行う。25日、秋田市で開いた構想検討委員会で明らかにした。

 実験は、今月実施した鉄道輸送実験でロシアのボストチヌイ港へ運んだコンテナを利用。秋田港へ帰港後、トレーラーに積み替えて、秋田自動車道の秋田南インターチェンジ(IC)から、東北自動車道泉ICを経由して仙台港まで輸送する。

 コンテナには、振動計や温湿度計を積載し、データを収集する。実験後、整備局は鉄道輸送とトレーラー輸送のコスト、安定性、品質管理などを比較分析し、3月21日に開く構想検討委の最終会合に報告する。

 鉄道輸送の実験は、今月7日から18日まで行われた。40フィート国際コンテナを仙台臨海鉄道の仙台港駅から、JR北上線経由と東北線東青森駅経由で、それぞれ秋田臨海鉄道の秋田北港駅まで運び、秋田港でコンテナを積み降ろし、ボストチヌイ港まで輸送した。

 検討委では、委員から「鉄道輸送に問題がないことが分かり、構想実現への足元が固まった」と評価する声の一方「コンテナヤードの場所など、秋田港の施設配置の全面的な見直しが必要になる」と課題を指摘する意見もあった。

 委員長の稲村肇・東北大大学院教授は「実験とはいえ、仙台港からボストチヌイ港まで、輸送に10日以上も要している。輸送時間をいかに短縮できるかが実現の鍵だ」と語った。

598名無しさん:2008/04/05(土) 09:53:33
羽前水沢駅の貨物取扱って今もやってるんですか?
 わかる人返事ください

599荷主研究者:2008/04/07(月) 00:17:24
>>598

2008年3月ダイヤ改正の貨物時刻表を見ると、羽前水沢駅には上下各1本のコンテナ列車が発着してますので、貨物取扱は継続している模様です。
羽前水沢駅といえば安中駅からのタンク車による濃硫酸輸送がどうなったのかが気になります。タンクコンテナ化されて残っていればいいのですが・・・。

600名無しさん:2008/04/09(水) 23:49:32
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080409/20080409-00000036-jnn-soci.html

また通運部から変な通達が来る予感

601名無しさん:2008/04/10(木) 20:23:39
中条も気になるな・・・・

602名無しさん:2008/04/10(木) 20:24:18
中条も気になるな・・・・

603荷主研究者:2008/04/14(月) 02:14:01

以前から計画していた北海道行き。主な(鉄道貨物的な)目的は下記。
●3月15日ダイヤ改正によるチップ輸送廃止に伴い、コンテナ扱い含めて専用線廃止が予想される萩野駅訪問。
●チップ輸送の発送元の陣屋町の訪問。海上コンテナ輸送を試験的に実施した荷役設備も見ておきたい。
●作成中の荷主企業事例研究の王子製紙苫小牧を訪問したい。
●苫小牧貨物駅の現状確認。
●廃止後の苫小牧港開発の跡地がどのようになっているか?復活は可能なレベル?
●本輪西駅の新日石専用線の現状確認。その他の各社の油槽所跡地の現状確認。
●鉄道貨物は関係ないが「室蘭新道」は絶対に明るいうちに走りたい。

日程の制約は下記の通り。
●雪の影響を最大限減らすため、3月15日ダイヤ改正前のギリギリの日。
●レンタカーの移動になるため道路の凍結が不安。そういう意味でもなるべくダイヤ改正前のギリギリにしたい。
●帰途はダイヤ改正で廃止される北斗星4号を利用したい。
●カノジョには出張という言い訳をしたいので平日がベスト。土日はデートだし。
●東北出張と絡める。

以上の条件から決行日は3月7日(金)となった。結果的には天候に恵まれ予定通りのスケジュールで移動できた。

604荷主研究者:2008/04/14(月) 02:14:42
>>603
■王子製紙(株)苫小牧工場
レンタカーに乗って専用線の入口へ。ゲートが閉じられているが中まで見通せる。荷役ホーム等は工場をグルッと回りこんだ場所にあるため、まったく見えない。また王子建材工業の専用線跡地もはっきりしない。

■苫小牧貨物駅
苫小牧港開発(株)のヤードは広大な空き地となっている。コンテナホームの拡張や倉庫などの複合施設の整備に活用できそうだ。石油資源開発(株)のLNGタンクコンテナが目立つ。
それ以外に目撃したコンテナは以下。
UT5C-45 NRS 脂肪酸専用 和歌山→苫小牧(珍しく荷票あり!)花王が荷主か?
UT9-5001 NRS 三菱化学(株) ジエチレングリコール専用
UT9-5002 NRS 三菱化学(株) エチレングリコール専用
UM13A-114 同和通運(株)
JOT ラテックス ISOタンクコンテナ多数(王子製紙向け?)
JOT 過酸化水素専用(新酸素化学?)
U31A-219 松岡満運輸(株)
U31A-483 日本フレートライナー(株)

■苫小牧港開発(株)
全線に亘りレールは全て撤去されバラストが多少残るだけ。踏切などの設備も残っておらず復活は容易という印象は無い。
<石油埠頭駅>
コスモ石油のマークが鮮やかなタンク。苫小牧埠頭(株)オイルターミナル事業部 (JOMO、ニヤクのローリーあり)
敷地内にアストモスエネルギー(株)LPガス出荷基地もあり。
東西オイルターミナル(株)苫小牧油槽所(コスモ石油、新日本石油)
ジャパンオイルネットワーク(株)苫小牧油槽所
<港南駅>
ホクレンくみあい飼料、新北海道飼料以外にも様々な物流施設あり。
苫小牧埠頭(株)セメントサイロ事業所 住友セメント
宇部三菱セメント(株)苫小牧SS
ホクレン苫小牧石油貯蔵施設
<港北駅>
岩倉化学工業(株)に過酸化水素、ホルマリンタンクあり。
オージー化学工業(株)にSAQタンクあり。SAQは川崎化成工業(株)のパルプ蒸解助剤。

■勇払駅
日本製紙(株)の専用線は全く痕跡が分からず。勇払駅は側線の跡地のような空き地はあったが・・・。

■公共臨港線
宇部興産、小野田セメント、太平洋セメントのセメントサイロあり。
三菱瓦斯化学(株)苫小牧貯蔵所 過酸化水素のタンクあり。

■萩野駅
JRコンテナ19シリーズを載せたコキ3両が留置中のみ。専用線入線のコンテナが3両程度では、重油輸送が無くチップ輸送も無くなる後の専用線の維持は厳しいだろう。

■陣屋町駅
時間が悪くチップワムはいなかった。海コン荷役実験の跡地は荒れており、実験後は全く使用はしていないようだ。

■本輪西駅
本輪西→札幌タ(OT)のタキ1000形式などが留置。新日本石油(株)の専用線の規模は広大で、歩道橋から一望でき壮観な風景。入換や荷役などは行われてはいなかった。
エム・シー・ターミナル(株)室蘭事業所は空き地。
モービル石油の油槽所はタンクが残るものの、既に使用していない雰囲気。
北海道セントラルガスやエアウォーターは現役。

605とはずがたり:2008/04/16(水) 00:33:56
エーコープラインなどと云う何処で区切って良いか判らん名前を止めて硬派な全農物流と云う名前にするとはめっさ萌え〜(;´Д`)

全農物流の千葉支店発足 −千葉くみあい運輸と合併 (4/1)
http://www.jacom.or.jp/news/news08/nous101s08041504.html

 4月1日、全農物流(株)と千葉くみあい運輸(株)が合併し、千葉県支店(野々宮秀樹支店長)が発足した。事務所は農業会館(千葉市)内。米、飼料、肥料の運送が主体。
 (株)エーコープラインが昨年12月1日全農物流(株)に社名変更して初の合併。全農は新生プランの一環として全農グループの物流会社1社化をめざしており、今後県域会社との合併は加速すると見られる。
(2008.4.15)

606とはずがたり:2008/04/21(月) 22:35:30
例年なら鉄道貨物協会から注文が来る貨物時刻表であるのに何故か来なかったので書泉グランテで購入してきた。
>>603-604のにぬけんのレポと比べると素人丸出して忸怩たるものがあるが気付いた点を列挙。

東海道山陽筋の嘗ての新専貨の後継列車は臨専用,編成内容その他で川崎貨物⇔新南陽で運転されている様だ。途中解放連結は西浜松のみとのこと。最近は運転されるときはどんな編成で運転されてんのかね。。

鵜殿のコンテナは知らん間に伊勢鉄道経由になったのか。素晴らしい。昔は新宮迄いって引き返してた印象だが最近は直で発着しているようだ。紀州製紙には頑張って欲しいねぇ。

二本木・新井はもう列車停まらない所か北長野〜直江津間に貨物列車走ってないんですな。

北海道の高速石油列車は未だ臨時なのか。

私鉄の貨物列車の時刻表もついとる。

黒井には信越化学の,倉賀野には日本ケロッグの,宇都宮タには日本たばこの,北長野には電化セメントの,沼津には稲葉商店,明電舎,沼津通運,小林鋼材の,富士には東芝・日本製紙・大興製紙(大興東線)・新王子製紙(本州東1)の,西浜松には日本たばこの,四日市は旧四日市港も含めてコスモ石油・太平洋セメント・ジンダ倉庫,高岡貨には中越パルプと荻布倉庫の,大竹には極東線,新南陽には徳山ソーダと東洋ソーダの,延岡には旭化成(レーヨン工場)の専用線が描かれている。
また川崎貨には京急大師線への連絡線詰まり味の素の専用線が,西浜松には随分前に廃止になったコイン洗車場が描かれている。
沼津の稲葉商店とかなにやら突っ込み所いっぱいな気がする。特に,富士は大昭和製紙が日本製紙となって居るのに対し,新王子製紙のままになってて直し方の基準がよく判らない。

607荷主研究者:2008/04/30(水) 01:59:20

http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20080308az
2008/03/08 10:59 更新 秋田魁新報
秋田のニュース:社説
社説:貨物鉄道 新たな役割を見いだせ

 約100年の歴史を持つ小坂鉄道(小坂〜大館、22・3キロ)が鉄道事業の休止を決めた。

 小坂製錬(小坂町)と秋田製錬(秋田市)の間を1日2往復していたが、鉄道を運営する小坂製錬が4月から新型炉を本格稼働させるのに伴い、積み荷だった濃硫酸の製造を取りやめるためだ。同製錬がリサイクル製錬という21世紀型の業態へと踏みだした結果としての休止であり、その判断は致し方ないところである。

 ただ、小坂町を起点に、大館からJR奥羽線、秋田臨海鉄道に乗り入れて一気に秋田港にまで至るルートは、北部県境付近と県庁所在地を一本で結ぶ貴重なインフラであることに変わりない。地元を中心に沿線自治体で利活用の方策がないのか、知恵を絞る必要があろう。

 原油価格の高騰と、CO2排出削減。この2つの世界レベルの課題に直面し、国内の企業の間には物流過程で環境に優しい鉄道輸送にシフトする動きが出ている。鉄道輸送はCO2の排出量がトラック輸送の8分の1とされ、企業にとっては社会的責任(SR)を果たす有効な手段でもある。再び脚光を浴びつつある貨物鉄道の存続、整備にはそうした視点がもはや不可欠となっている。

 休止を決めた小坂鉄道の影響で、本県にあるもう1つの貨物鉄道専用線である秋田臨海鉄道は、貨物収入の減少から人員削減など経営合理化を余儀なくされることになった。ただ、唯一の商用貨車だった小坂製錬からの濃硫酸運搬がなくなった後も、線路の保守点検を行うため1日1往復、機関車を走行させる予定だという。

 北線は環日本海シーアンドレール構想を推進する上での大前提となる線路だけに、関係者は秋田臨海鉄道の方針に安堵(あんど)しているのではないか。

 秋田臨海鉄道は、旧国鉄や県、港周辺企業の出資で設立された第3セクターである。県は2005年に打ち出した第3セクター整理合理化方針によって、経営が安定した時点で県の関与を段階的に縮小する対象に同社を位置づけている。

 だが、北線は極東ロシアの港湾に日本で最も近い秋田港の大浜コンテナヤードに近接する貴重な鉄道である。対岸の極東ロシアとの定期航路開設、さらにシベリア鉄道を使ったロシア、中央アジア、欧州との交易が実現した場合は、鉄路と航路の結節点として存在感は高まる。沈滞する本県経済を大きくけん引する可能性を秘めた路線として、県は同社とともにシーアンドレール構想を展望しながら、保守点検、整備には万全を期すべきであろう。

 また、同構想が具体的に動きだした場合、大浜コンテナヤードの狭さがあらためて問題となる。県は整備中の外港地区のヤードを拡張し、コンテナの荷役機能を集約する計画だが、その際には北線の延長やルート変更も視野に入ってこよう。

 商用貨車の走らない線路は魅力に欠けるが、自由度が増す点では将来的なルート変更の青写真も描きやすいのではないか。本県が全国に誇れる価値を持ち合わせた路線として、大切に見守っていきたい。

608荷主研究者:2008/04/30(水) 02:07:05
昭和初期に「臨港」でなく「臨海」鉄道と付く社名は珍しいのではないか。実現すれば貨物はともかく旅客の需要は現在でもありそうだ。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080304/CK2008030402092581.html
2008年3月4日 中日新聞
幻の『浜松臨海鉄道』一冊に 浜名高校史学部が発行

完成した「伎倍」について語り合う部員たち=浜松市浜北区西美薗で

 大正から昭和初期にかけて、中田島海岸付近で産出されたれんがの原料砂やイグサの搬出などのために敷設が計画されたものの、頓挫して幻に終わった「浜松臨海鉄道」に、浜名高校(浜松市浜北区西美薗)史学部が発行した部誌「伎倍」(A4判、30ページ)の中でスポットを当てた。現在ではこの鉄道計画を知っている市民はほとんどいないとみられ、2年の狩野圭祐部長は「歴史の中に埋もれた鉄道で、自分たちも驚いた。皆さんに広く知ってもらいたい」と話している。

 浜松臨海鉄道は現在のJR浜松駅付近と南区中田島町間、約4・6キロ弱を結ぶ路線で、1922(大正11)年から32年にかけて計画があった。財政不況で資金調達ができず、着工しないまま設立会社が解散した。当時中田島付近はれんがの原料となる砂やイグサの産地で、鉄道は貨物や旅客として使われる予定だったという。

 同鉄道に関する資料は県歴史文化情報センター(静岡市葵区)に保管されていたマイクロフィルムから得た。フィルムを活字にした資料58枚をデジタルカメラで写し、部員が虫眼鏡を使って解読。「浜」は「濱」、「図」は「圖」となっているなど、現代っ子は旧字が読めずに難航した。

 半年がかりで完成した資料からは、起業のいきさつや鉄道大臣にあてた敷設免許申請書、営業収支概算書をはじめ、株主総会で解散を決議するまでのいきさつなどが読み取れる。

 顧問の小池善之教諭は「鉄道ファンも知らない存在。新聞資料はあるかもしれないが、これがすべての資料」と話している。

 部誌には、浜松軽便鉄道や光明鉄道など、かつてあった鉄道も網羅した研究なども収録した。希望者には学校で無料配布する。

 問い合わせは浜名高校=電053(586)3155=へ。 (河野貴子)

609荷主研究者:2008/05/02(金) 14:36:06
>>607

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2008/03/20080318t42035.htm
2008年03月18日火曜日 河北新報
小坂鉄道が事業休止へ 秋田・小坂
--------------------------------------------------------------------------------
 非鉄製錬業の小坂製錬(秋田県小坂町)は17日、貨物機関車を運行している小坂鉄道の事業を、4月から休止すると発表した。同日、東北運輸局に事業休止届を提出した。

 小坂鉄道は小坂―大館間の22.3キロ。鉱石の製錬によって生じる濃硫酸をタンク貨車で運搬していたが、4月から濃硫酸が製造されない新型炉を本格稼働するため、運行休止を決めた。

 同社は、事業の休止期間を2009年3月末までの1年間として運輸局に届け出たが、輸送する新たな貨物が見つからない場合、路線の廃止も含めて検討する方針。

 小坂鉄道は、小坂鉱山の鉱石運搬のため、1908年に運行を開始。翌年から94年までは旅客列車も運行し、地元住民や鉄道ファンらに親しまれた。

610荷主研究者:2008/05/12(月) 01:49:55
>>606
をれも貨物時刻表を見て気付いたことを纏めようと思ってはいたのだが、イロイロ多忙なためようやく実行。

<貨物取扱いが廃止された駅>()内は荷主及び内容
・萩野(日本製紙、チップ輸送廃止に伴い専用線コンテナ扱いも廃止)
・陣屋町(チップ輸送廃止)
・小坂(小坂製錬の濃硫酸輸送廃止。但しコンテナ扱いは残っている模様)
・秋田北港(秋田製錬、小坂からの濃硫酸到着)
・甲子(日本曹達、青海からの苛性ソーダの到着が廃止)
・大川(昭和電工、扇町からの液化塩素の到着が廃止)
・沼垂(新日本石油、機械油が川崎貨物から到着が残っていたのか?)
・新井(酢酸などのタンク車輸送及び専用線コンテナ扱い廃止)
・青海(言わずと知れた電気化学工業、セメント及び苛性ソーダ廃止)
・越中大門(デンカセメント廃止)
・高月(日本電気硝子、重油輸送がLNG化で廃止の模様)
http://blogs.yahoo.co.jp/ma_k497/2015511.html

<専用線の廃止>
・扇町(昭和電工専用線が廃止、大川行きの液化塩素、岩沼行きの液化アンモニア廃止)
・岩沼(丸昭興業廃止)
・伏木(東亞合成専用線が廃止の模様、日本製紙伏木工場の今年9月末廃止に伴いコンテナの臨時列車化)

<その他>
・梅小路の上原成商事の専用線は残っているのか?(先日の大阪出張の際、新幹線の車窓から見る限り梅小路駅構内に石油タンク車がいなかった)
・稲沢〜南松本にセメントのスジが残っているが、南松本の住友大阪セメント専用線が残っているのか?セメント輸送は全国で東藤原〜四日市だけになってしまったとの話もあるのだが・・・。
・長野、辰野の石油の小規模な専用線がしぶとく残っている。

611とはずがたり:2008/05/12(月) 02:24:29
>>610
乙。
滞貨一掃と云う感じで小気味よく車扱いが廃止されてゆくなぁ。。orz
青梅のデンカぐらい残せなかったのか。。
セメント列車が過去帳入りしつつあるのは貨物趣味始めた頃の貨物の3本柱(俺のネタで云うところのの3C=コンテナ・セメント・石油←無理有るw)だっただけに信じがたいんだけどなぁ・・

612おたくあん:2008/05/14(水) 21:01:52
こんばんは。ご無沙汰してます。

先日お伝えした神奈川臨海鉄道の本牧埠頭駅での海上コンテナ輸送システムの実証実験が開始されたようですね。
かなりんの公式ページにも上がってたので貼らせて頂きます。
http://www.kanarin.co.jp/topics/080501/topics.html

613とはずがたり:2008/05/14(水) 23:25:25
>全ト協は自民党の強力な支持団体で、理事長は国交省OB。ほかに総務省などから4人の官僚OBが理事に天下りする。
トラック運送事業は徹底的に潰していかなあかんね。。

こういう資金の流れは以後収賄として摘発してゆくような法の運用が必要だな。補助金漬けで自立も出来ないようなクソ産業に政治にカネも口も出す権利無し!
http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2008051102110326_size0.jpg

ところで全トから献金貰ってる1名の民主党って誰よ?

道路族議員に3320万円献金 トラック協政治団体
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2008051102010323.html
2008年5月11日 朝刊

 全国のトラック運送事業者が加盟する社団法人「全日本トラック協会」(全ト協、東京都新宿区)の関連政治団体「道路運送経営研究会」(道運研)が2006年、自民党の古賀誠選対委員長が会長を務めるトラック輸送振興議員連盟の国会議員ら54人に、パーティー券購入などで計3320万円を献金していたことが分かった。

 各都道府県のトラック協会(ト協)は毎年、総額180億円前後の「運輸事業振興助成交付金」を都道府県から受けており、その交付金の一部が道運研を通じ「事実上、政治家へ還流しているのでは」との批判が出ている。

 道運研は全ト協の副会長が代表。06年の政治資金収支報告書によると、自民52人、民主1人、公明1人に献金していた。

 最多は国土交通省OBの藤野公孝元参院議員(07年に落選)の570万円。次いで多いのは渡辺具能(ともよし)衆院議員(190万円)と荒井正吾元参院議員(182万円)のやはり同省OB。4番目は古賀氏の150万円だった。

 藤野氏は「献金は昨年の参院選に合わせて増えた。業界の厳しい現状を考え、暫定税率分の徴収凍結などを訴えてきたので、評価してもらったのでは」と話している。

 交付金はトラックやバス燃料にかかる軽油引取税に暫定税率が導入された1976年、激変緩和策として創設され、各ト協の収入の大半を占める。

 交付金の25%は全ト協に納められ、全ト協が事業者に低利融資や利子補給などを行う。一方、各ト協の政治団体から道運研には寄付や懇親パーティー券購入の形で資金が流れ06年には約8800万円が渡っていた。

 全ト協は自民党の強力な支持団体で、理事長は国交省OB。ほかに総務省などから4人の官僚OBが理事に天下りする。トラック議連と連携し、高速道路の料金割引などを国交省に要望している。

 【運輸事業振興助成交付金】 軽油引取税に暫定税率が導入された際、「当面の輸送力確保」を名目に創設されたが、現在まで続いている。都道府県が交付しながら国交省が所管する異例の補助金。累計で5512億円が交付された。中央と地方のトラック協会が積み立てた基金は2006年度の残高で計1328億円。トラック事業者に対する助成事業などを行っている。

614とはずがたり:2008/05/14(水) 23:38:20
>>612
おひさしぶりっす。。情報提供感謝です。
仙台⇔本牧はなかなか長距離ですね。。
埠頭乗り入れでドレージの費用が下がることで北関東辺りかもコスト的・ダイヤ的に競争力がつくと需要も多そうなんですけどねぇ。

615名無しさん:2008/05/15(木) 00:03:11
>ところで全トから献金貰ってる1名の民主党

よう知らんけど赤松広隆では?日通労組出身。

最大のトラック事業者の日通は最大の鉄道利用運送事業者でもあるんだよね・・・

616名無しさん:2008/05/15(木) 00:12:42
まあ助成交付金が貯まり過ぎなのは確かだね。
運転手の安全講習とかの費用助成の原資でもあるんだけど、申し込む会社が少なくて・・・

一部の大手以外は安全に対する意識が薄いってのもあるんだけど。

617とはずがたり:2008/05/15(木) 00:21:55
>>615-616
情報提供感謝であります。
なるほど〜,赤松氏日通出身だったんですねぇ。
運輸官僚出は,まだ民主居ないんでしょうかね。。

素人なんであんま解ってないんですけど>>613の記事を読むとどうも補助金があまり巧い具合には使われてないような気がするんですよねぇ。
どこへ回せばいいかとなるとなかなか判らないんですけど,もっと切実で必要としている部分もあるのではないでしょうかね。

619とはずがたり:2008/05/19(月) 10:11:43
>>618
名門ブランドペリカン便が消えるとは淋しいですな…。
法人向けをペリカン便,個人向けをゆうパックとするかしてこの批判↓に答えるとかできないのかね?
>「顧客のターゲットが法人なのか個人なのか分からず、中途半端だ」と指摘された。

それにしても両者併せても5億9837万個と2強の6割以下であるのか。。またシェアの佐川の98-01の急伸ぶりは凄いねぇ。

「ペリカン便」引退 日通、「ゆうパック」に一本化
http://www.asahi.com/business/update/0518/TKY200805180154.html
2008年05月19日03時02分

宅配便大手4社の取り扱い個数(06年度,国交省など調べ)
ヤマト運輸 11億6982万個
佐川急便 10億2850万個
日本通運 3億3043万個
郵便事業会社 2億6794万個
 (当時,日本郵政公社)

 日本通運の宅配便事業のブランド「ペリカン便」が、約30年の歴史に終止符を打つ見通しになった。日本郵政グループの郵便事業会社との事業統合に伴い、両社がブランドを「ゆうパック」に一本化する方針を固めたためだ。

宅配便大手4社の取り扱い個数

 日通がペリカン便を始めたのは77年。「荷物をたくさん集めて素早く運ぶ」との思いを込めた。80年代には配達状況を知らせる「追跡管理システム」を導入し、ゴルフやスキーのペリカン便を始めた。クール便、航空宅配便も手がけ、99年には年間取り扱い個数が4億個を超えたが、ヤマト運輸や佐川急便に押されてシェアは年々低下。ペリカン便事業は赤字とみられる。

 郵便と日通は昨年10月、事業統合に合意。今年6月1日に宅配便を専門に取り扱う新会社「JPエクスプレス」を設立し、来年4月に事業をスタートさせる。郵便が最終的に50%超の出資比率を握る。

 業界各社は、動物などのキャラクターを使った「1社1ブランド」を打ち出している。日通は長いクチバシのペリカンで知られるが、「ゆうパックとペリカン便の事業内容が重なっている」(両社関係者)こともあってブランド統一が課題になっていた。

 ただ、日通の宅配便事業にかかわる従業員は約5千人に達するため、反発を招く可能性がある。

日通の「お荷物」終幕 ペリカン便、シェア低下響く
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200805180186.html
2008年05月19日

一般小包郵便物と宅配便のシェア
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/TKY200805180183.jpg

 ペリカン便のブランド存続が難しくなった。ペリカンが羽ばたくロゴはよく知られ、日本通運のシンボルマーク。だが、宅配便で最大手ヤマト運輸の後塵(こうじん)を拝し、近年はシェア低下も目立っていた。日本郵政グループの郵便事業会社との事業統合も「郵政主導色」が強まりそうだ。

 日通のホームページによると、宅配便事業では約17万3千の取扱店と1800営業所がある。だが、個人に強いヤマトに加え、最近は法人を取り込んだ佐川急便も台頭。日通のシェアは97年度まで2割を超えていたが、年々低下。「顧客のターゲットが法人なのか個人なのか分からず、中途半端だ」と指摘された。

 00年以降はインターネットを利用した通信販売が盛んになり、法人客の争奪戦が激化。日通は価格競争を強いられ、単価が下落した。06年度の年間取り扱い個数(トラック便)も約3億3千万個まで減った。日本郵政グループからも「もはや、ペリカン便は日通にとって文字通り『お荷物』」(幹部)と言われるほどだ。

 一方、郵便事業会社は、電子メールの普及で手紙やはがき、印紙収入が見込めなくなるとして近年は宅配便の収益性改善に乗り出していた。個人宅まで荷物を取りに行く集荷作業を本格化。法人営業も強化し、07年3月期はゆうパック事業で18億円の営業利益を計上した。事業統合によって日通のIT(情報技術)システムを使い、収益力を高める。出資比率やブランドなどは、郵政主導になる。

 ゆうパックとペリカン便の合計シェアは約19%で業界3位。今後は全国約2万4千の郵便局を取扱店としてフル活用し、ヤマト、佐川の2強を追う。ただ、郵便・日通の事業統合後のシェアもヤマト、佐川には遠く及ばない。物流拠点のネットワーク作りなど課題は山積しており、ブランド統一は、その一里塚と言えそうだ。(橋田正城)

620名無しさん:2008/05/20(火) 00:08:28
ペリカンブランド消滅は、社内では去年の暮れから規定路線ですが

621とはずがたり:2008/05/20(火) 00:22:20
>>519の時点で宅配便事業の統合と統合しに会社の主導権を日本郵政側への譲り渡しって事で,既定路線だったんですね。。

622名無しさん:2008/05/20(火) 20:49:23
>>620
日本通運ホムペでは完全否定してますが・・・。

623名無しさん:2008/05/21(水) 01:32:38
「当社として発表したものではありません」
「『現在』、報道にあるような事実はありません」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板