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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所の5スレ目です。
『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
『注意情報・臨時』(暫定)
書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。
前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1259008244/
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性欲処理、ってんなら
教会組(特にディード!)とかも良いんじゃあんめぇか?
教徒のいらぬ欲望を鎮めるためと称して無数の男共に……
とかww
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クアットロを虐め貫きたい
そうして心が折れてしおらしくなったメガ姉を可愛がりたい
ディードのアヘ顔は見てみたいな
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>>813
自信や高いプライドを持っている女性を貶めたいって性的趣向はあるのかもしれないw
>>814
教会で性的虐待かw
アメリカのキリスト教のカトリックでも、リアルに性的虐待はあるそうだから使えるかもしれない。
>>815
全裸鬼ごっこをクアットロでやるのもいいな。見下してた人間に陵辱されるのは屈辱だろう。
最初は抵抗や暴言を吐いたりするが、抵抗に苛立った奴が頬を手加減無しでビンタ&怒声で、
脅して従わせる的な。
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星光さんVSなのはさんの場面を見たら
必ず誰か1人は、なのはが2人!?どっちが本物だとか言いそうだよね偽物ネタでは王道な
クイーンズブレイドの某ぶよぶよピンクが化けてるなら兎も角、髪型やバリアジャケットやデバイスの色が違うでしょってフェイト辺りがツッコミ入れたり
別のパターンでは星光さんがやった事件が大事になって金田一少年の犯罪だったかみたいに、なのはが無実の罪で管理局やフェイト達に追われの身になったり
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>>817
残念ながら、マテリアルは3人とも「似てるけどよく見たらぜんぜん違う」とゲーム中で明言されていて、
見間違えられたことはない。
単純に「衣装とデバイスが同じだから、シルエットだけ見たらそうかと思った」程度だと思う。
マテリアルではなくて闇の書の欠片のほうなら完全に瓜二つなので、見た目だけでは判断できない。
ただ、闇の欠片の場合、自分が本物だと思っているから、そもそも自分以外に「自分」がいるなんて考えてもいない。
だから、ひねりを入れないと「本物のフリをして陥れる」行動はとれないのが難点。
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闇の欠片って2Pカラーじゃなかったっけ
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とりあえず、90分で書いたエロSSを投下。
トーレ姉で陵辱ネタ、短いです。
NGはIDかコテで。
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短編「トーレ姉は社会奉仕を(ry」
前略、おふくろ様。うちの陸士部隊に美女がやってきました。――社会奉仕、もとい性的奉仕のため。
鋭い目つきの怖そうな女の人で美人で背が高くて格好いい人ですが、なんか反抗的なので性的に使っていいそうです。
管理局に入って2年目の僕ですが、これならなんとか……やっていけそうです。
お仕事って悪いことばかりじゃないね。
by少年陸士ショーン
◇
陸士部隊の兵舎には狭いながら水道のついた庭がある。
要するに足りないものを作ったり、装備の点検などで用いられる場所だ。
普段ならば真昼間からひとがいるなどそうそうない、寂れた場所……そこでは今、悲鳴のような声……いいや、
限りなくそれに近い嬌声と粘っこい水音が響いていた。そこにいたのは一人の男と、哀れな性奴隷だと言える機人トーレ。
女は美しく染み一つない肌を露とした全裸であり、強化繊維の拘束帯で閉じられた両手をピンと伸ばし、
大きくふるふると震える美尻を突き出した下品な姿勢で、背後から男のペニスに膣を抉られていた。
その凛々しかったであろう顔は、荒々しい動きに与えられる痛みと快楽でぐしゃぐしゃに歪んでいる。
まるで喜びに喘ぐ駄犬が唾液を垂れ流すような醜態は、窓ガラスに映って男に丸見えだ。
「あ、ひ、あぁ、ぁ、あ、あ! き、きさまぁぁひぃゃん!?」
悲鳴じみた喘ぎ声に混じる抗議の声に、美女を犯していた男は平手を振り下ろしていた。
パァン、と白い美尻に平手が衝撃を伝え、おおよそ普段のトーレでは味わうことのない痛みを与える。
尤も、同時にその痛みは視界が吹っ飛ぶような電流となって背筋を駆け巡り、男性経験のないトーレに凄まじいエクスタシーを感じさせたが。
殆ど思考することもできずに、トーレは息を止めて盛大に潮を吹いた。びしゃびしゃと素足の美脚、その腿をいやらしい体液が伝う。
びくびくと痙攣する膣壁に笑みを濃くし、射精へのボルテージを高めながら、責めに徹していた男は口を開いた。
「おいおい、尻叩かれてイクってマゾかこのメス豚は」
「……あ、ひぁ? ど、どうして――ひぎゃぅ!!」
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パァン! と勢いのいい音。
再度、もう片方の尻肉を強く叩かれ、面白いほどわかりやすくイッたトーレは大きな乳房を盛大に揺らした。
力ずくで叩かれた痛みさえも、膣を痙攣させるほどの電流となるのは、無理やり付与された過度の性感のせいだった。
機人の“更生”のため、管理局の研究した技術は非模範的な機人に使用されており、その被験者の一人がトーレだったのだ。
彼女の場合、付与されたのは《性行為全体への幸福感と快楽の増大化》であり、要するに奉仕という名の性的屈服を通して心を折るのが目的だ。
……まあいささか効き過ぎているようではあるが。
トーレを犯した男はこれで5人目で、全員好き勝手にその肢体を弄び玩具のように扱ったが、そのすべてでこの戦闘機人は絶頂していた。
並みの女性ならば当の昔に疲れきって気絶しているだろう快楽地獄――ペニスの一突きで容易く視界が弾けるなど、常人では耐えられまい。
しかし不幸かな、トーレは純戦闘用として開発された個体であり、そのタフネスはどれだけ犯され果てようとも尽きないのだ。
「ひぃ、うぁぁあ」
壁に手を突くことで辛うじてバランスを保っていたトーレが、男の一突き――子宮口に食い込みそうな一撃――によって転びかけた。
何せこれまでの激しい責めと肉体への調教によって、急速に開発された性感帯だ。堪ったものではない。
足腰が立たなくなったのか、力が入らないのか。兎に角、犯しにくいことこの上ない姿勢を治す気配がないので、
男は面倒くさそうに舌打ちし、トーレの股間に肉棒を差し込んだまま彼女を助け起こした。
太いペニスを軸にもののように機人の身体を扱い、自らと顔をつき合わせる形に姿勢を変更したのだ。
当然、肉棒に吸い付いていた彼女の膣壁は強く擦られ、なんともいえぬ刺激となってトーレの脳を蕩かした。
「ぁあん……」
尻肉を両手で掴み腰を打ち付ける用意をすると、理性の霧散した表情……ピンと立った乳首に、火照った肌。
とろとろと愛液を股間からあふれさせ、少女のように瞳を潤ませた美女の姿に嗜虐心を大いに刺激された。
来た当初はこちらのことを睨み付けていた、気の強そうな女がここまで情けない顔になるものかと興奮し、股間をさらに硬くする。
そして、悪魔のように微笑んだ。
「おい」
「な、んだ……も、もぉやめぇっ!?」
気づけば力の抜けた腰を捕縛され、男の意のままに振らされている。
ぐちゅっ、と男の持つ肉棒の亀頭が性感帯へ直撃し、不意打ち同然のそれにトーレは悶えた。
悶えるままではいられず、下半身だけ外気に晒した男の腰に足を絡め、自由にならない両手で衣服を掴む。
傍から見れば男の精液を貪欲に受け入れようとしているようにしか見えない、そういうエロチックな格好で機人は咽び泣いた。
「ふぁ、あっあぁあん、ひゃっめ……!」
「勝手にイクなや、俺は“もう少し”なんだからよぉ」
そう言うと、トーレの弱い場所に向けピストン運動を開始する。
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「ひぃぎっ、や、やめ――」
今の彼女の快楽に蕩けきった心身では、膣内射精(なかだし)などされれば堕ちてしまうに相違ない。
たとえそれが一時的なものであれ、自らの矜持とプライドを守りきろうとした努力が、無に還る恐怖。
抗おうと腰を捻ったのがいけなかった。それは膣の奥深くに埋没していた肉棒を刺激し、男に射精を促したのだから。
「うぉ!」
限界までそそり立った亀頭から、膣奥の子宮口へ向けて勢いよく精液が迸った。
どろどろで粘度の高いそれは瞬く間に肉穴を白く染め上げ、灼熱となって胎内を焼いた。
まともな心の準備もなくこれを食らったトーレは、殆ど阿呆のように法悦の表情でとろんと目を泳がせる。
「んぁ……」
口の端からだらしなく涎が垂れた。もうその目には気高さはない。
男は満足げに彼女から肉棒を引き抜き、どろどろとあふれ出す白濁を眺めて哂う。
やはり、女を屈服させるのは最高だ。他人が抱いた後だろうとそれは変わらない。
「あーあ、折れちまったか……おい、ショーン」
「は、はいっ!」
物陰からそれを見ていた少年陸士へ、男が笑いかける。
気のいい兄貴分といった風情の表情。
「このトーレって女、綺麗にしてから使っていいぞ。なかなか名器だ、楽しみにしとけ」
「あ、ありがとうございますっ」
少年は目を泳がせ弛緩した様子のトーレを、近場の外付けシャワーに素早く運び込んだ。
……十数分後、今度はシャワールームから嬌声が響いたとか。
戦闘機人トーレの不幸――もとい天国は終わらない……。
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終了。ナチュラルにエロ目的です、ていうかエロの書き方思い出すためのSS。
もっとシチュ凝ってもよかったのですが、シンプルにまとめてみました。
ストーリーもののオリ×トーレのほうもぼちぼち進めておきたいです。
あとトーレ姐は尻もすごいがおっぱいもすごい。
そういうわけでその辺もねっとり書いてみたいなあ、と。
……まあ期待せずお待ちください。
ナンバーズはトーレが一番好きです。
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GJ!!
なんと!見てみたいと思ったSSがちょっと眼を放した隙にできているなんてw
トーレのエロさを堪能しました。やっぱり、気の強い女性は汚されてこそ!
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なのはさん陵辱で手足を拘束した身動きできない状態で
乳房やクリ付近に超が付くくらい強力な漆を塗って
凄まじい痒みと疼きに悶絶させ放置し自ら求めるまで無視
とか浮かんでしまった。仕事一筋?でそっち系に疎いかは知らないけど。調教に関しては、ただ媚薬使って犯して責めて追い詰めるだけが全てじゃないし
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>>825
同感だ
気丈に振舞う女を犯しぬいて屈服させるのは最高だ!
リアルではやらないのでご安心をwww
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リアルのことはいい。リリカルを語るんだ
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リリィカル
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ぐっじょおおおぶ!
やばい、これやばい最高
快楽攻めに喘ぐトーレ姉エロ過ぎるww
きっとこの後は部隊の共用肉便器として幸せな余生を過ごすんだね、良かったねトーレ姉!
しかし、こんな特典があるなら、きっと陸の人手不足も解消できるなww
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この状態からさらに責めるなら、快楽におぼれたところを録画しておいて姉妹に見せるって脅すとかかな?
それで、それが嫌なら積極的に奉仕しろと。実際は前回とその積極的に奉仕している方も姉妹に見せちゃうと。
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当然、トーレ姉が守りたい姉妹たちはとっくに快楽でぶっ壊れてるんですよねw
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だが待って欲しい。ここであえて無垢なセッテを連れてきて、
姉の痴態を見せながら同じく肉便器として使用して調教、
最後は姉妹仲良く並んで交尾というのはどうだろう。
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快楽で、すでに姉妹たちの脳みそスクラップもいいですねw
ただ、個人的にはノーヴェとかの勝気タイプを拘束して、
トーレ陵辱を見せ付けてトーレにはこんな所を見られる恥辱を、ノーヴェに精神的ダメージを与えたい。
トーレが見るな!とか、弱い所を突きまくって絶頂するところでもう嫌ぁ!イキたくないぃ!許してぇ!とか言い出したら……w
そして、最後はノーヴェも便器の仲間入り。
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ここはドSの集会場ですかw
個人的にドSを屈服させるシチュが好き
例えるならクアットロとかクアットロとかクアットロ
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男も女もS同士のエロとか見たいけど具体的なキャラがいないな。
なのはシリーズのキャラで明確なSってプレシアさんとクア姉ぐらいしかいないんだよね。
あとはSにもMでも違和感なさそうな奴が多い。
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業務連絡です。
101スレの保管完了しました。
職人の方々は確認お願いします。
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>>837
おつかれさまです
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>>837
いつもありがとうございます
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>>836
プレシアママンは別にSじゃないと思う
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>>837
つ旦
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ショーン君はそんなことをおふくろさんに報告するなよwww
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>>837
乙であります
そして、ドS祭りの中投下です
・「前世夫婦の御乱心」中編
・なのは×フェイト、クロノ×エイミィのガチレズ、男女混合話
・今回本番があるのはクロノ×エイミィだけ
(ガチレズアウトの方がいるかもしれないので分けました)
・嫁(エイミィ)を好きすぎて頭がおかしいクロノと
嫁(フェイト)を好きすぎて頭がおかしいなのはがいます
・NGは「前世夫婦の御乱心」でお願いいたします
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◇◇◇
「にゃはは、エイミィさん、よくお似合いですよ」
「ありがとう、なのはちゃん。でも、全然嬉しくないから!!」
あっけらかんと笑うなのはに、エイミィは厳しくツッコむ。
けれど、その姿に凄みはない。なぜなら、その姿は超ミニスカメイドであるからだ。
「ううっ、なのはぁ……恥ずかしいよぉ……」
ようやく我に返ったフェイトは、エイミィの背に隠れる。胸元を飾る大きなリボン。
フリルのついた襟と、パフスリーブ。色は落ち着いた黒で、エプロンは地味なものだが、やはり装飾過多の気がある。
ガーターベルトで止められたストッキングを纏ったセクシーな足が、四本ちらちらと見え隠れする。
何枚か重ねられたふわふわのペチコートから見える太もも。恥ずかしげに裾が抑えられ、身に纏った二人は羞恥に染まった顔を背けた。
逆に、着せた本人たちはほんのり頬を染めて笑っている。ご満悦のようだ。
「なのは、グッジョブ」
「ううん、クロノ君こそ、グッジョブ」
なのはとクロノがサムズアップをしながら、互いを褒めたたえる。
クロノは服を発見し、購入に踏み切ったことへの称賛を。なのはは、クロノのバインドの技術を称えた。
こんの、前世夫婦が!
そう罵ったのは誰なのか、神のみぞ知る。
クロノの頬は紅潮しているだけでなく、女性の手のひらサイズに真っ赤に染まっていた。犯人はもちろんエイミィである。
二十分ほど前に叩いた頬がまだ赤いということは、なかなかの力があるようだ。
もしくは、何回か叩いたのか。
それでも、クロノは清々しい顔をしている。こんな顔、アースラクルーには見せられない。
特に、年若い娘であるルキノ・リリエあたり。
確実に艦長の威厳は地に落ち、アースラ中大パニック。思い出も因縁も詰まっているアースラが沈みかねない代物だ。
それ何てロストロギア。歩くロストロギアは最後の夜天の主・八神はやてだけで十分である。
歩くロストロギアも都合よく、本日はオフシフトだが、この場にはいない。
「クロノ君のバーカ! バーカ! 嫌って言ったのに、どうしてなのはちゃんの前まで連れてくるのー!?」
じゃあ、彼の前でなら良いのかと、なのははツッコミたかったが、あえてツッコまなかった。愛を含んでいると勝手に解釈できる罵りに、クロノの顔は緩みっぱなしだ。
リーゼたちあたりなら、こんな彼をいじり倒してくれそうなものだが、あいにく彼女たちは主であるグレアムとイギリス生活中だ。
しかも、人型ではなく猫として余生を送っていると、この間はやての家にも届いた手紙に書いてあった。
彼女たちにいじくられて、呆れていた少年はどこをどう間違って、こんな青年になってしまったのか。彼女たちにいじくられていたからこそ、歪んでしまったのか、それは誰にも判断がつかない永遠の謎であった。
「で、だ……なのは」
「なぁに? クロノ君」
クロノの呼びかけに、なのはは首をかしげる。
「……四時間ほどフェイトの部屋に引っ込むか、外出してきてほしいんだが」
「長っ」
「じゃあ、フェイトちゃんの部屋にお邪魔したいと思います。できれば、クロノ君も自分の部屋にいてほしいです」
「わかった」
「同意しないでよ! クロノ!」
まず言い出したのは、緩んだ顔を引っ込めて、やや気まずそうなクロノであった。
彼が口にした要求に声を荒げたのはエイミィ、なのはは同意した揚句、クロノに要求を返した。
さすがに、なのはと義兄の言葉の意図を汲んだフェイトは困惑する。困惑しているが、このままではいけないとエイミィのように抗議しようとするが、なのはによって遮られる。
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「フェイトちゃんが大好きだから、クロノ君に邪魔されたくないんだよ……フェイトちゃん」
「う、あう……なのはぁ……」
不意打ちの、大好き。フェイトがこれ以上ないほどに好きな言葉だった。実母からの『大嫌い』という言葉にトラウマになっている彼女には、反対の言葉がよく効いた。
ただし、この言葉は彼女を誤魔化そうという意図で言ったのではなく、なのはの心からの本心であった。いろんな意味で。特に後者。
クロノは自分の義妹のあまりのチョロさに少々閉口している。が、身体は勝手に動いている。
言葉とともに行動に移して、フェイトにキスの雨を降らすなのはとは違い、言葉には出さないがそっと、だが強引にエイミィの身体を抱き寄せる。
抵抗しようとする彼女の手を器用にバインドで縛り、腕の中に閉じ込める。
「クロノ君のアホー!」
「アホで結構」
開き直りも、ここまでくるといっそ清々しい。クロノは足だけでも抵抗を見せるエイミィを再び抱き上げる。
今度はお姫様だっこではなく、ただの抱っこである。下手に暴れると怪我をすると察したのか、エイミィは大人しく抱かれていたが、不機嫌そうな顔は直りはしない。
顔を真っ赤にしたのは可愛いが、怒り顔はあまり見たくなかった。
それは矛盾している想いだと知りながら、クロノの足は止まらなかった。
◇◇◇
すっかり忘れ去られている感がある、ハラオウン家住人である二人―――クロノの実母で、フェイト、そしてエイミィにとって義母であるリンディ・ハラオウンとフェイトの使いまであるアルフは、こっそり待ち合わせを行っていた。
なのはやフェイト、息子であるクロノ、義理の娘になる予定であるエイミィが都合よくオフが重なっている本日、第97管理外世界の日本、鳴海市は世間的に休日である。
世が世なら休日出勤になっていたリンディは出勤する前にアルフと約束をしていた。
―――フェイトたちにとって、ゆっくり休める日はあまりないから、晩御飯は豪華にしてあげよう。
リンディはそう考えていた。フェイトの使い魔で、ハラオウンの家族が大好きなアルフはもちろん同意した。
それに、大好きな肉が出るのではないかという期待もあった―――そこは所詮狼である。
買い出しに付き合ってくれと言われ、アルフはこっそり家を抜け出し、一週間ぶりにミッドチルダへと足を運んだ。
リンディの職場である時空管理局の食堂で、アルフはリンディの仕事が終わるのを待っていた。今日はさして仕事が忙しくないから、一時間程度のことである。
もう少し遅く出ても良かったのではないかと思われるかもしれないが、時間を遅らせると、エイミィと出かけたフェイトが帰ってきてしまう危険があった。
自分が出かけるとなると、フェイトはきっと疑問に思うだろう。そして、サプライズの感動が薄れてしまう。緊急時以外、精神リンクを繋がないように気をつけ、アルフはクロノの目を盗んで、こっそり出かけてきたのである。こっそりでなくても気付かれない気がしたが。
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待っている間、アルフはヴォルケンリッターの面々と遭遇した。
どうせならはやてたちも一緒に来たら楽しいのではないかと思い、誘ってみたものの、ヴォルケンリッター全員から断られてしまった。
バトルマニアで将であるシグナムと、本人は否定するが―――なのはとも仲が良いヴィータはややぶっきらぼうに。同じ狼素体である守護獣ザフィーラは、ただ淡々と『すまん』の一言だけであった。
何故か、みんなそわそわしている。アルフが不思議に思っていると、最後にシャマルが来た。
白い白衣をひらりと広げ、足早に歩いてるシャマルを誘ってみると、やはりごめんと言われてしまう。何か理由があるのかと問うと、どうやらはやても今日はオフであるらしい。
そのはやてが腕によりをかけて晩御飯を作って待ってくれているから、今日はごめんなさいと、誘ってくれたことは嬉しかったと、シャマルは頭を下げた。
家族を大切に思う気持ちを知っているアルフが不快に思うわけがなかった。また忙しそうに走っていくシャマルの背を見ながら、アルフはふと思う。
(平和っていいねえ……)
ヴォルケンリッターも、アルフに負けず劣らず、主思いだ。自分と同じく、道を踏み外しかけていた彼女たちを救ったのは、なのはとフェイトたちだった。
道を間違いかけたヴォルケンリッターをすくい上げたはやても、足の麻痺が完治し、元気に走り回っている。自分の足で立って、家族のためにおいしい料理を作っているのだろう。
これを平和と言わず、何という。世界は、次元の海は平和だとは限らないが、アルフにとっての世界は、フェイトの帰る世界は十分に平和だった。
アルフの頬が思わず緩む。今度ははやてもヴォルケンリッターも一緒に来られるように、リンディに取り計らってもらおうか。みんなで一緒に食べられたら、きっと楽しいと、アルフは思った。
そう思いながら待った一時間はあっという間で、夕方に差し掛かっていた。
リンディが手を振りながら待ち合わせ場所に来た時に、何か嬉しいことでもあったのかと問われ、少し気恥ずかしい気持ちになった。それでも、これが『幸せ』だとアルフは感じていた。
大事な家族がいて、大切な仲間がいて。
アルフがそう感じたのは、フェイトがそう感じたのとほぼ同時であったと、二人が知ることはなかった。
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◇◇◇
「エイミィ……エイミィ……っ…」
「ん……んぅ……ふっ」
部屋にはクロノの声と、エイミィのうめき声、衣擦れの音。
それくらいしか、聞こえない。時折、ベッドが軋む音が耳につくくらいである。
エイミィを抱きかかえて自室に引っ込んだクロノは、そのままベッドに腰を下ろした。自身の膝を跨がせるようにエイミィを降ろし、まだ文句を言い続けようとする彼女の唇を奪った。
しつこいまでに唇を重ねる。もうすでに、自身の顎もエイミィの顎も唾液でべとべとだ。息継ぎをするついでに、エイミィの名前を呼び、舌で唾液を舐めとった。
その間、彼女の肌に触れようとはしなかった。触れるのはキスの範囲内の場所だけで、後はただ抱きしめるだけだった。
キスは嫌いではない。そう思ったのはどちらだったのか。エイミィであれば、彼女は相当ほだされており、クロノであれば、かなりの色ボケである。
クロノの手が、そっと彼女の髪に触れる。激しいキスを行っている割には、触れる手は優しい。
そのギャップに、エイミィの心は複雑な思いに駆られる。
無理やり恥ずかしい格好をさせられた挙句、何分もキスをされ続け、呼吸さえまともにできなほどの苦痛だというのに、それだけで許せてしまいそうな自分がいたからだ。
もともと、怒っていたのは恥ずかしい服装を着せようとしたことではなく、何も言わずに辱めたことであった。
あまり知られてはいけない彼の性癖は知っていたし、疲れたクロノがそういう方向に無意識に走りがちだという傾向は知ってた。
だからこそ、何も言わない彼に腹が立った。自分たちは何のために結婚する約束をしたのだ、と。
疲れたと一言告げてくれれば、受け止めることだってできた。
それくらいは姉さん女房の務めだと思っている。だからこそ、この左手の薬指の指は存在するのだ。
それをわかっているのか。
そう思うと、エイミィの心は再びムカムカしてきた。そんなエイミィのことに気付かないくらい、クロノは夢中であった。
「エイミィ…っ…」
キスをし始めて、三分。カップラーメンが一つできあがるころ、やっと唇を離したと思ったら、今度はクロノの手がエイミィの足へと伸びる。
「ちょっ……クロノ、君…っ」
先ほどまでキスに夢中で動かなかった手が、せわしなく動き始める。ペチコートの間をぬって、下着の隙間に指先が入り込もうとしていた。
「やだっ……そこは……」
エイミィは明確に拒絶を示したつもりでいたが、その言葉はいまいち弱々しい。
キスで乱れた呼吸は戻らないまま、身体を小刻みに震わせている彼女に、今度は頬に触れるだけのキスをする。
まるで子どもを宥めるような感触だが、やっていることはろくでもない。嫌だと言っている彼女の言葉を気にせず、クロノは下着と彼女の肌の間に指を侵入させる。
「やっ……」
指とともに入ってくる冷たい空気の感触にゾクリとする。貪欲な口づけは、エイミィの身体を過敏にさせた。
それでも、いきなり内性器に触れようとはせず、感触を確かめるように尻の肉をなぞる。
適度に脂肪のついたそこは、柔らかく、何故か安心できるものであった。
「……ぁ…やあっ……」
もどかしい感触に、エイミィの身体がゆるく跳ねる。気がつけば、エイミィがクロノの身体にしがみつく形になっていた。
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しっかり抱きついていなければ、クロノの膝から落ちてしまいそうだった。
抱きついた拍子に、柔らかな胸がクロノの胸板へと押しつけられる。その感触に、クロノの分身がムクリと頭をもたげた。布一枚に隔てられただけの柔らかな感触に、抵抗できる理性など、もう存在しなかった。
この時、エイミィのブラジャーはすでに彼女の身体から離れていた。なぜなら、着換えさせた時にすでにクロノが脱がせていたからである。ショーツもそれに近い状況である。
履いてはいるが、彼にとって都合のいいようにされていた。
ガーターベルトの上から、下着を履かされているのだ。それが正しい使い方だが、そうした理由は欲望に忠実なだけである。
過去に、後ろ手に縛り、下着をずらしただけで脱がさないまま、後ろから彼女を犯し、挙句胎内射精などしたために、こっぴどくエイミィに怒られたのが効いたらしい。
もう怒られないために、彼は念には念を入れていた。衝動に駆られて、下着を外さないまま乳房をもさぼらないように。劣情を催した自身を無理やりねじ込んでしまわないように。
クロノは自分に抱きついてくる彼女の胸を服越しに揉みしだく。すっかり自己主張を始めた乳首にそっと触れ、柔らかな乳房との感触の差を楽しむ。
エイミィにとってはそれどころではない。
「クロノ……く、ん……や、やだっ…」
胸と尻を同時に揉まれ、身体が昂ぶってくるのがわかる。
もう、抵抗できないのだ。服越しだけれど力強く揉まれ続ける胸と、やわやわとなぞられるだけの尻。少しずつ、自分の身体が彼のペースにのまれていくのがわかるのだ。
「やだっ……ぁ、あ…」
抵抗が喘ぎへと変わっていく。ジワリと下着が濡れていく感触を自覚して、抵抗したい気持ちは増えていく。けれど、身体が言うことを聞いてくれない。
「あ……」
ぽつりと、クロノが呟く。尻に触れた指先の感触に、エイミィの身体の状態を把握する。エイミィにとって、それは不幸なのか、幸福なのか。
「エイミィ……」
「さ……わらない、で……っ」
「嫌だ。触る」
即答か。
口に出そうが、口に出さなくても、次の行動は決まっていた。緩やかに触れていただけの指先が、内性器―――膣への侵入を果たす。途端、甲高い声がクロノの耳に届いた。
「ひっ……あああっ」
まだほんの少しだけだというのに、彼女の身体はビクビクと跳ねる。
これで、クロノのいきり立つ部位までねじ込んだら、どうなるのだろう。そんなことを考えながら、反対に焦らぬことだけを考えていた。
「……やっ、あ……ん、んぅっ…」
くちゅくちゅと小刻みに濡れた音がする。日本の指が第二関節まで濡れた穴を出入りする。そのたびに、熱い息が抱きしめられたクロノの首筋にかかり、今すぐにでも挿入したい衝動に駆られる。
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それでも、彼は我慢した。まだ、この格好の彼女を堪能したい。
エイミィに着せた服は、まだ原形を留めていた。胸元は若干の皺ができてはいたが、スカートを盛り上がらせるペチコートの厚みや、揺れる腰のリボンは着換えさせた時の姿のままである。
可愛い。普段の私服も十分に可愛いし、そそるものがあるが、これはこれで可愛いと思う。
これで『旦那様』などと言われたら理性なんて一瞬で吹き飛ぶだろうが、きっと言ってくれないだろうと、近々エイミィの『旦那様』になる男は考える。
フェイトのなのはに対してのメロメロぶりに思うところのある義兄ではあるが、彼も十分未来の妻にメロメロである。
「あ……っ…ん、ん、んんっ……」
何とか声を抑えようと、クロノの肩に唇を押しつけているが、それでも声は途切れなかった。
「うっ……ん、やぁ…ああっ」
耳に近い場所で熱い声を洩らされ、クロノの理性は少しずつ犯されていく。
クロノの手のひらには愛液が伝わり、湿度を増していた。内性器への愛撫と同時に触り続けた胸は先が堅くとがり、クロノにねだるようにこすりつけられていた。
「いやらしいな……」
「……っ、誰のせいよ! 誰の……!」
ツッコむ余力はあったらしい。だが、口頭でツッコむにとどまる。
それが最後の余力だったのか、エイミィの身体はより一層クロノの身体に預けられることになる。
「こん、なの……」
―――クロノ君にだけなんだからね。
そう呟かれたのは都合の良い幻聴か。
「ばぁか……」
そう呟かれて、ギュッと抱きしめられる。
そう、自分だけなのだ。お互いはじめて同士で結ばれて、どこをどう間違えてこんなことになったのかはわかならい。けれど、互いに触れていいのは相手だけで、それ以外を望むつもりは毛頭になかった。求めてしまうのも、好きだと思うのも、全部―――。
「僕も……エイミィだけだ……」
そう囁いて再び長いキスをする。触れるだけではない、好きだからこそ長く触れていたかった。
こうして触れていると、何ではじめてのキスの相手はエイミィではなかったのだろうと思う。そう思うと、師匠であり、自身のファーストキスを奪っていったリーゼロッテが憎たらしい。
しかも、エイミィの目の前でだからこそ余計に。
「クロノ……君……っ」
「ごめん、エイミィ……」
「え……? きゃっ……」
小さな悲鳴が耳に届く。そんなことは構いはしなかった。クロノの指によってびしょびょしょに濡れた下着を無理やり引きずり下ろす。
「ちょっ……いきな、ああっ」
戸惑う声を無視し、濡れそぼった膣の中へと侵入を果たした。あまりの熱さに、目眩さえ覚える。
-
久しぶりのそこは、抵抗を見せるが、重力がクロノの味方をする。クロノの上に乗せられた彼女の身体は、自然と下へと落ちていく。
「あ、ああ、ふか…ぁい……っ」
エイミィの身体が下に落ちずとも、クロノの腰は上下し、侵入を深めていく。
すぐに奥までたどり着き、執拗なまでに奥を責めていた。
頬を赤く染め、涙を浮かべる彼女の腰をぐっと掴み、自分の思う通りに動かす。ここまで来てしまえば、理性なんてないも同然。
ずちゅずちゅと性的な水音が耳に届いても、羞恥に考えることなんてないのだ。
「クロノ、君……! クロ…やぁっ、そこっ……やあ……!」
同じ所ばかりを突いて、その先がないのにその先までたどり着こうとしていた。
痛いほどに激しく突き上げられ、クロノよりも年上の彼女が子どものように泣きじゃくる。
尻に敷かれるなら性的な意味で。
そう言いだしたのは誰だったか。はやてだったかもしれない、自分自身だったかもしれない。でも、そんなことはもうどうだって良かった。
「嫌じゃないだろう…? こんなに…」
「ばかぁ、そんなこと言う……っ、なぁっ……!」
中がこすれる感触に眉根を寄せる。肉と肉がこすれるたびに、熱い息がこぼれる。
唇の端からだらしなく唾液が漏れ、顎を伝うが、それすらも食らいつく。
「あ、あ……ああっ……」
次第に、びくんびくんと痙攣するような反応を見せる彼女の姿。
忘れていた乳房への愛撫を再開する。布越しにエイミィの乳首を食み、同時に彼女の中を突きあげた。そうすると、悲鳴のような喘ぎがクロノの耳を裂いた。
「やあっ……いじめ、ないで…ぇ……」
リズミカルに動く乳房につられて、クロノに食まれた乳首が引っ張られる。いじめる意図などないが、クロノは離そうとはしなかった。いやいやと子どものように首を横に振る姿に、腰を動かすスピードが上がる。
「あっ、あ、あ、やっ……くるっ、きちゃう……よっ」
エイミィの喉がのけ反り、彼女の胸はクロノの天神から自然と開放される。彼女を抱くことに夢中で、彼女がどういう体勢になっているか気付きもしなかった。
断続的な喘ぎ声をあげる彼女の腕を自身の首にまわしてやる。それだけではなく、もう倒れそうになることはないように、無意識にバインドを発動させいた。
抵抗するすべのないエイミィの腕が拘束魔法によって、きつめに縛られる。それでも、今の彼女にとってただの刺激にしかならなかった。
「クロノ君! クロ、ノぉ……あた、あたしぃ…」
「エイミィ……エイミィ!」
互いの名前を何度も呼ぶのは、絶頂が近い証拠だ。互いに余裕なんてない。激しい交わりに、汗も、鼓動も重なっていく。
「ん、んぅっ……や、ああああっ」
ビクンと大きくエイミィの身体が跳ね、大きな声が上がる。達した彼女の内壁は、クロノのそれをぐいぐいと締め付ける。
「……くっ……」
これで我慢しろという方が、無理な話だ。彼女の膣が達したというのに、また絡みついてくる。中に放ってはいけないと頭では思いながら、身体は勝手に震えてくる。
「いい…よぉ……? 我慢、しなくても……」
蕩けた顔でそう言われては、もう我慢なんてできやしなかった。クロノは本能のままに、自身を開放させる。
-
「……ぁ……あ……」
小さく呻くような声が耳に届いて、どくどくと流しこまれる体液に、エイミィの内性器は震える。熱い。体温よりも熱いのではないかと錯覚するほどの感触に、背筋がぞくりとした。
「……あ、ああ……」
もう一度、びくりと身体が跳ね、そこで止まる。荒い息だけが、耳に届き、ぴとりと身体をくっつけ合えば、早鐘を打つ心臓の音だって聞こえてくる。それが心地よかった。
「クロノ君のばーか……」
「ごめん……」
一度解放されて、やっとクロノは正気に戻る。熱に浮かされていた頭が急速に冷え、自分が何をしたのかを冷静になった心で見てしまう。
無理やりコスプレさせた挙句、半ば無理やりの性行為。なのはたちの世界では立派にドメスティックバイオレンス認定だ。一歩間違えば婚約破棄ものである。
あわあわと焦る表情を見せるクロノに、エイミィはクスリと笑う。ばかな未来の旦那様である。
馬鹿なことをするクロノに憤ったりもしたが、結局は許してしまう自分がいるなと、エイミィはほんの少し自分に対して呆れた。
でも、そんな自分が嫌ではない。
バインドで縛られたままのため、頭を撫でてやることはできない。
それでも、自分を責めるクロノを慰められないものかと思案した。
ああ、これならできる。
「こんなことで本気で怒らないよ? 受け止めるのが……お姉さんの役目だから、ね?」
そう言って、エイミィはクロノの頬に軽くキスをする。慰めるだけの、優しいものだった。
子どもか、まるで弟のような扱いをされ、クロノの頬が赤く染まる。
「……いつまでも子ども扱いをするな」
「子ども相手に、こんなことしません」
今度はそっと、唇にキスをする。触れるだけの、でも親愛ではなく恋愛としての愛情を込めて。
すると、クロノはその気持ちに返すように、口づけを繰り返してくる。
舌まで入れてくるのだから、立派な恋人のキスだ。
「あはは、クロノ君やーらしー」
「ごめん…」
「でも、嫌いじゃないよ?」
またしょんぼりしだすクロノに、エイミィはクスクスと笑った。むしろ好きだと、笑っていると、いまだに胎内に残った感触に苦笑いする。
「ホント、やらしい」
「ごめん……」
「もっと、したいなら、良いよ?」
またも口づけ。今度はそっと抱き上げられ、膝の上ではなく、ベッドの上へと移動させられる。それでも、二人は繋がったままだ。
「あ、今度はちゃんと服を脱がせること、それと、バインドは外してね?」
「わかった……」
そうは言っても、どうせバインドは外してくれないんだろうなと、エイミィは思いながら、クロノの再びのキスを受け入れた。
(結局、あたしもメロメロだぁ……)
そんなことを思いながら、休日の午後は過ぎていく―――。
続く
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投下終了です
いつデバイス起動したっていうツッコミはしないでくださるとありがたいです
三編に分かれてしまいましたが、次こそ完結したいと思います
次はなのは×フェイトで本番の予定です………中学生がオーラルセックスはねえよって
ツッコミをしない準備をお願いします
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ふぁすさんGJ!
クロノとエイミィの絡みがこんなにエロスをかんじるとは……
なのフェイ待機してまってます
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投下しても大丈夫そう?
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>>852
GJ! クロノ×エイミィは数が少ないからホントごちそうさまでした。
そしてエイミィの優しさハンパネェ……幸せすぎるぜこんちくしょう。
あ、中学生がオーラルどころか、どこでも皆調教の一つや二つくらいやってるしむしろバッチコイ!
なのフェイ編も期待してまっせ。
>>854
いっちゃえYO!
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ではいきます
初投下ゆえなにか不手際があるかもしれませんが、よろしくおねがいします
・非エロ
・オリキャラ一人称
・戦闘もない
・題名「公務員の一日(午前)」
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私の名前はダルカ・ルーイン。14歳、女性。
つまりは、まだギリギリの範囲で、いわゆる少女。
こう見えても魔導師で、魔法校と訓練校での専攻は一貫して、探知と、検索と、転送の魔法。
攻撃魔法は全般的に苦手で、特に射撃魔法なんかの「遠くに飛ばす」系や、砲撃魔法とかの「溜めて放つ」系は絶望的。遠距離攻撃?ナニソレ?
そのわりには広域探索や長距離転送魔法なんかは専門にする、いわゆる便利屋。
戦闘も、人並みにはできるけどね。
肩書きは、公務員。
魔導師であることと合わせてよく誤解されるけど、所属は「管理局」ではなく「行政局」ね。
まあ、何が違うのかといえば。
管理局は、いわゆる「警察」であって、捜査権や逮捕権、治安維持のための武力を持っているところ。ミッドチルダでは「消防所」の役目もこっち。
行政局は、いわゆる「役所」であって、市民の普段の生活をサポートするのが役目。具体的に言えば戸籍とか、納税とか、福祉とか、ゴミ処理とか、インフラ整備とか。
で、私のいる部署は、「生活相談窓口課」。そこ、笑わない。
そんなところに魔導師が必要なのかといえば・・・やっぱり、居たほうがいい。
もちろん、直接行政局に来る人への応対や、通信で寄せられる市民からの苦情を処理する、いわゆる内勤の仕事には、魔導師は必要ないんだけど。
あたまから説明するなら、生活相談窓口は、住民の相談を直接「解決」する部署ではなくて。
とりあえず住民から寄せられた苦情を吟味して、それが本当に問題なのか、問題ならどんな種類のものなのかを見極めて。
しかるべき行政局内の部署や、場合によっては管理局や司法局へと報告して問題の解決を依頼する、「情報の仕分け」を主な仕事とするところなのだ。
私の仕事は、寄せられた情報の中で実際に確認が必要なものを、現地に行って調査すること。
他の人もいるけど、魔導師である私は、検索魔法を使っての超効率な偽造書類のチェックや、犯罪者の関与が予想されるような、キナ臭い情報の裏を取ることが役目。
単純な住民間のトラブルとかは、それ専門の、人生経験も積んだベテランのおっちゃんやおばさんが調査に向かうし。その辺は適材適所だね。
で、本当にヤバそうなら報告書を添えて、可及的速やかに解決すべし、と担当部署や管理局にネジ込むのだ。
「生活相談の中に犯罪っぽいかもしれない情報があったよ!あとよろしく!」って感じに、それっぽいってだけで管理局に丸投げするわけにもいかないし。
管理局、というかミッド地上本部自体は、先の事件のこともあって慢性的な人手不足で、いつもバタバタしてるから。
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それで、本日のお仕事の舞台は、元・臨海第8空港方面にある、都市復興作業の現場。
仕事用に行政局から貸与されている官給品の杖型デバイス「サーチャー」を携え、朝から列車に乗り込んで、直接現地へと向かう。
ちなみに行政局にも区分があって、私が所属するのは、ミッドチルダの北部地域にある、ミッドチルダ行政局・北部支部。
ベルカ自治領がある地域っていえば分かりやすいかな。
あとは、1年前の都市型テロ、いわゆる「JS事件」において、管理局の部隊と、「聖王のゆりかご」からバラ撒かれたガジェットドローンとの、主戦場になった場所。
俗に言う「災害の爪あと(この場合は人為的なテロだけど)」というやつは、癒えるまでに理不尽なまでの時間と予算と労力を必要とする。
しかも、その場で完治させなければ、後遺症となってずっと後まで尾を引くのだからタチが悪い。
今向かっている復興作業現場も、市街戦でブッ壊れた建物とかガレキを撤去して、更地にする作業をしているところ。
ついでに、その先にある、5年前から事故で閉鎖されている元・臨海第8空港とその周辺の廃棄都市区画まで更地にして、最終的には大規模に市街地を再開発する計画みたい。
そのための予算を出すのは行政だけど、仕事自体は落札した民間業者に委託しているから、その会社が行政局との契約どおりに仕事しているかを抜き打ちで調査しに行く、というわけだ。
生活相談窓口に寄せられた匿名のタレコミによれば、わりとブラックな感じで予算を浮かして、懐に入れているらしい。
その会社に対して業務を委託した、行政当局の復興対策課にも話を通し、了解も得ている。
ただ、ついでに他の契約項目もチェックしてきてほしいと余計なものを頼まれてしまった。ガッデム。
そんなわけで今日の私には、この件についての大雑把な権限が与えられている。
対象は小規模な土建会社だから、作業現場と会社の両方を見て回っても、一日かからないはず。
午前中はこうして電車で現場に向かい、契約どおりの作業環境が整えられているかを見る。
昼食は、同僚から現場近くで評判のいい店を教えてもらったので、そこを攻めてみることに決めている。
そして午後からは会社のほうに行って、適当な書類に目を通させてもらう予定だ。
その、午後からの仕事が、私の本領。この仕事が回された理由である。
こうみえても法務や経理の資格持ちで、前の職場で似たことをした経験もあるから、魔法を抜きにしても、私はこういったデータ探しには鼻が利く。
そのうえで、アタリをつけた資料の中身を検索魔法で一気に読み取って、吸い出した情報を行政局のデバイスである「サーチャー」に記録。
資料をチェックする権限はあるけど、証拠品として押収したりする権限までは無いからね。
もし、ヤバいと自覚がある帳簿なんかが隠蔽されていたとしても、探知魔法と検索魔法を駆使して不自然な痕跡をたどれば、それ自体を追跡できるし。
万が一、紙の帳簿を焼却とか、電子データを消去なんかされても、書籍やデータの修復魔法と同じ要領で、中にあった情報の再構築もできる。
さすがに時間が経ちすぎると無理だけど。
意外と難しくてプチレアな特技。そんなレアケースでない限り使い道がないとかは言うな。
で、それらがつつがなく終われば、行政局に帰って中身を分析。
何もなければよし。
悪い事が見つかれば、復興作業を一任されている復興対策課に報告書を提出、という流れで、私の仕事は終了。
あからさまに不正や犯罪があったとしても、それをどうこうするのは、行政当局の担当部署や、管理局や、司法局の仕事だからね。
そう。
今日一日は、だいたいそんな流れになる、はずだったのだけれど。
-
「あれ?」
最寄の駅から、さらに公共バスを乗り継いで到着した作業現場。
すでに今日の仕事は始まっていたらしく、ガレキと廃ビルだらけで住人不在の市街地には作業員が散らばり、重機が稼動している。
とりあえず現場責任者を捕まえて話をつけ、作業状況のチェックに入ろうとした、そのとき。
異変は起こった。
爆発音。
それに続く、大きなビルの倒壊。
少し遅れて・・・複数の、悲鳴。
ここからは遠い。
廃棄された市街地に阻まれて視界が通らず、目視では廃ビルが倒壊して粉塵が舞い上がったことしか確認できない。
はじめはビルの解体のために発破でもかけたのかとそちらを見たのだが、周囲の作業員に走った緊張と、それに続く悲鳴が、これが不測の事態だということを告げていた。
事故か何かが起こったことを感じつつも、どこか茫然自失として即座には動けない者。
おそらくは本社に第一報を入れている者。
そして現場を確認するために大急ぎで移動する者。
各々がてんでバラバラに動きだし、周囲は収拾がつかない・・・というより、これから収拾がつかなくなるのが分かっていながら、ソレを抑えられない状況だ。
この場に居続けても、らちがあかない。
「サーチャー」を杖状のデバイスモードへと移行させながら、、先ほど捕まえた現場責任者にすぐに管理局の災害担当課へと連絡するよう指示。
周囲にいる作業員は完全に無視して魔力を開放、バリアジャケットの装着と同時に、事故現場の方向へと、飛ぶ。
「サーチャー、広域サーチ開始」
<all right>
本来、都市部での飛行には許可が必要だが、さすがにそんなことは言ってられない。
倒壊したビルの上空に到着すると同時に周辺全域をサーチし、できる限りの情報を収集。
サーチャーは、その名の通り検索機能と探知機能に特化したストレージデバイスの本領を発揮。
周辺の熱量、風向風速から求められる爆発の起点、周囲にいる人間の配置などの膨大なデータが、デバイスの付属装備である片眼鏡型の網膜投影ディスプレイに表示。
同時に、死角になっている廃ビルの向こう側やガレキの陰が、収集されたデータで補われて、擬似的な視野として表現される。
問題の場所は・・・見つけた。ガレキの中にある、地下街への入り口。
その中から次々と走り出てくる、おそらくは中で作業に当たっていた作業員と思わしき人影。
ちょっとまて。ビルが爆発倒壊したのに、なぜに地下が起点?
そう思って、片眼鏡の表示する熱量分布のに目と移すと。
地下街の入り口から少し離れたところにぽっかりと開いた、構成材の融点を越す熱量の、大きな「穴」。
なるほど。
地下からものすごい熱量の・・・おそらくは熱線みたいなのが斜め上に打ち上げられて、天井である地表部分を溶かして、ビルの根元に到達。
それがビルをなぎ倒した、と。
念のために周辺の魔力素の表示にも目をやるが、分布範囲も濃度も「通常」。
つまり、魔法が使われたわけじゃないってことだ。
-
「・・・」
嫌な予感がする、というレベルでは、もはやない。
現場の状況と広域サーチのデータから、すでにこの事態の原因は、ほぼひとつに絞られた。
私は、自分の中にある「確信」を「確定」にするために、地下街の奥、熱戦の発射地点と思しき周辺にサーチの範囲を絞る。
見つけた。
それはもう、あっさりと見つけてしまった。
動力反応、確認。動力波形、行動パターン共に、既存のデータと一致。
サーチによる多次元的な情報で構築された私の擬似視覚にも、片眼鏡を通して予想通りの形のものが浮かび上がった。
「うぇ、『はぐれガジェット』だ」
識別コード「ガジェットドローンⅢ型」。
1年前の「JS事件」においてバラ撒かれた、人間よりも大柄な、球形のボディーの自律型機械兵器。
こうした復興作業現場で、ガジェットドローンが、思い出したように動き出す事態は、実はそれほど珍しいものではない。
原因がよくわからずにフリーズしてしまったデバイスでも、強制終了させて再起動すればまた何事もなく動き出すことが多いように。
一度撃墜されて機能を停止し、ガレキの中に埋まっていたガジェットが、何かのはずみで自己修復機能や再起動のスイッチが入って動き出し、当初のプログラム通り無差別に人を襲うのだ。
復興作業には常にこのリスクが伴うため、わざわざ行政局のほうも専用の予算を組んで、会社側に一定の数の武装警備員を配置するよう義務付けているんだけど。
現場に到着してから爆発が起こって今まで、それらしき姿はまったく見えない。
つまり、タレコミどおりにブラックだったここの会社は、行政局からの警備員雇用の補助金まで懐に入れていたわけだ。
ガジェットドローンに対応できる対AMF戦闘訓練をした民間魔導師は、復興作業における需要の増大と合わせて、今や警備会社の花形。
当然、雇用費も保険もバカみたいに高いしね。省けば相当、費用が浮くはずだ。
さて。
すべての状況がクリアになったところで、自問する。
この場における、私のとるべき行動だ。
こういう場合、普通なら現場にいる民間会社の警備員が仕切り、作業員の安全確保を最優先に、可能ならばガジェットを撃退。
無理なら、管理局の武装警察隊に通報して後を任せて、作業員ともども避難する。
私もさっき、ガジェットであることが確定した時点でデータを添えて管理局の武装警察隊に通報したけど、駐留所からの距離的に考えても、到着までには時間がかかりすぎる。
戦闘には長けていたとしても武装警察隊のほとんどは陸士で、スクランブルできるわけじゃないし。
まあ、この場合は管理局に非はないけどね。
管理局の対応の遅さとかの問題ではなく、やっぱり、即座に対応できる武装警備員が現場に居なかったのが致命的なんだ。
地下街から地上に逃げた作業員の安否もサーチャーからの情報で追跡できてるけど、バラバラに逃げたり隠れたりしているのを、一人でいちいち保護するのも無理。
特に、この現場で働いている作業員のほとんどは、地元の住民のはずだ。
1年前のガジェットドローンの襲撃で、PTSDを発症するようになった例は多いと聞いている。
まかりまちがってガジェットに遭遇すれば、それだけで恐慌状態になっている可能性も高い。
そんな精神状態の彼らを、私一人で安全な場所に誘導できる状況ではない。
無責任で冷たい判断になるけど、ガジェットから逃げていて距離を置いてくれているだけ、まだ安全度は高い。
となれば。
一番の問題は、地下街から逃げ遅れた作業員だ。
データで確認できているだけで数人、ガジェットよりも「奥」で身動きが取れていない人間がいる。
たぶん、ガジェットが再起動したときに奥に居て、ガジェットは入り口近くの作業員のほうを先に認識して追いかけたため、無事だった。
でも、入り口のほうの作業員が地上に逃げ切ったあと、ガジェットは地上に出ず入り口付近をうろうろし始めたので、出るに出られない状況なんだろう。
地下街も、サーチで確認する限りは奥のほうはガレキで埋まっていて、別の出口から出るわけにもいかないっぽいしね。
放置すれば、いずれガジェットに見付かるのは確実。見付かれば逃げ場もなく熱線に焼かれるのも確実。
彼らがガジェットに見付かる前に武装警察隊が到着する可能性は、限りなく低い、と。
「・・・やらないとダメかー」
私は痛む胃を押さえ、覚悟を決めて、地下街の入り口に降り立った。
-
すみません。いきなりsage忘れです
ssは以上になります
作中の管理局の役割とか行政局とか司法局とかはでっちあげです
失礼しました
-
投下乙
なんか、なのはとかとは違った意味で大人びているというか、年のわりに乾いた人格だ
これは次回に続く、のかな?
次回ありましたら、期待しちょります
-
ブラック企業w
はぐれガジェットは倒すとどのくらい経験値が貰えますか?
-
面白いです。公務員系オリキャラとは新鮮。
戦闘特化オリ主は読み飽きた感もあるので、これは期待できそうです、
-
GJ!!
なんかGDがすげぇ強そうに見えたw
それにしても、ブラック企業の視察しに来ただけなのに、
巻き込まれるとはついてないとしかいえないw
-
どんな企業も管理局よりはクリーンな気がする・・・
-
あるゲームを見てると管理局の黒さなんてまだ可愛いものに感じる
さすがに次元を超えたりはしないが
-
あるゲームに出てくる企業達
だった
-
まあ、管理局はブラックな仕事場と二次でいわれているけれど、基本ダークではないと思うし。
いまひとつ管理局批判というものは馴染めん
-
そもそも管理局批判って二次設定ばかりな気がするな
二次設定がいつの間にか公式設定と思われてるのかもしれんが
-
でも実際公式設定なぞってると「?」な箇所は多いぞ
そも、一組織が他世界を統治と言うか支配って、大体悪役のやることだし
-
そんな印象論で言われてもな
-
「ふつうのひとびと」みたいな組織はありそうなもんだけどな
-
あれ?
管理局って管理世界が運営してんじゃなかったっけ
少なくとも金出してんのは管理世界だし、不評かったら干されるんじゃあ
-
・・・何故かVIVID未読なのに餓狼伝(orバキ)っぽいヴィヴィオとかいう謎物体思い付いた。
「ちっちっちっ、その程度じゃァ、ウサギ小屋だって壊せやしねぇ」
-
真マッハに目覚めるアインですね
-
板垣風Vivid……
つまり、やたら金的を攻撃したり、失禁する描写があるのか。
嫌な魔法少女だなおい
-
ヴィヴィオ「キャオラッッ」
アインハルト「〜〜〜〜〜ッッッ」
-
なのは「強くなりたくば喰らえ!!! 」
ヴィヴィオ「え・・?」
なのは「アインハルトとやら・・自己を高めろ 雌として」
「飽き果てるまで食らわせつつも―――― 「足りぬ」雌であれ!!! 」
「祝福するぜ 二人とも」
エロパロ的にこうですね、わかります
-
むずかしいことは僕にはよくわからないけど、つまりみんな男になればいいのさ。
先日投下した、無差別性転換SSの続きを落とします。
注意事項
・見苦しい描写が大量にアリます。ウホッ
・女性キャラだろうと容赦なく(アー イイ男に
・だから性転換とか苦手な人はスルーしましょう
NGはIDで
-
「TSした人たちのラブソング」(1)
※前回のあらすじ→電動こけし型ロストロギアの暴走により、主要メンバーがTSし大惨事。
件の電動こけし(美少女プリントされてる)の暴走の被害は凄まじかった。
クロノが茶目っ気を出して起動したばっかりに、機動六課メンバーの半数が性転換してしまったのだ。
機動六課メンバー、といってもモブとかではない。みんな大好きなエロい美少女や美女がこぞってガチムチボディとかになった。
主な被害者が「はやて」「フェイト」「ヴィータ」「シグナム」などで、巨乳だとガチムチ率が異常に高かった。
大胸筋と股間のリボルバーカノンの発達具合が凄い。朝立ちとかほとんど嫌がらせである。
一部で「男キャラが女になればマリみてじゃね!?」と不埒な発想をした人間もいたが、大惨事の前には些細なことだった。
というより美女が朝起きたらガチムチ系男子だったとか「じょ、冗談じゃない」と言い放って逃げるヤツの方が多かった。
まさに 地 獄 ! !
さて、なんとかTSしちゃった人たちが元に戻ろうと苦労していると、ロストロギア対策課による解析結果が提示された。
そこにはTS後の結果がことこまやかに乗せられており、元の身体に戻る方法も書いてあった。
その内容とは……TSしてしまった元男にとっては過酷の一言であった。
TS被害者に届けられた一通の電子メールこそ、地獄の始まり……。
《TSしてしまった元女は、TSした元男とセックスすべし。やれば直る可能性あり》
《なお、粘膜を通しての体液交換が重要なので、避妊とコンドームは厳禁》
絶対悪意がありそうなメールだが、怒りと恥辱で理性を失った被害者を狂わせるには十分!
そういうわけで――TSした現美女を狙ってそれを追い掛け回すTSガチムチという地獄が展開された。
現在、クラナガン上空は恐怖の魔法追跡劇の舞台だった。捕まれば輪姦が待ち受けるのである……!
よって元男の美女たちは必死こいて逃げた。誰だって陵辱されるのは嫌だから。
「待てザフィーラ! 私たちと セ ッ ク ス しろ!」
「逃げるなよ、ベルカの騎士だろ?」
「大丈夫、お薬も用意したから!」
「女でSEXはいやだぁあああああああああああああああああああああああ!!」
猛スピードで逃げる青い狼を追いかけるのは、大胸筋と股間の逸物が逞しいス○ローン似のシグナムと、
ショタスキーが喜びそうなヴィータ少年、そして金髪優男っぽいシャマルだった。
全員、バリアジャケットはいつものスタイルだったため、色々と倒錯した格好だが何の問題もありません。
心の目で見ればいつものヴォルケンリッターである。きっとそうである。生足に無駄毛があってもそうである。
狼形態のザフィーラを捕らえるべく、TSいい男たちは力をあわせた。
-
具体的には、
「ぐぁ!」
シャマルの旅の鏡がリンカーコアを貫き、
「げぼ!」
シグナムのレヴァンティンが長弓として矢を放ち、
「ぎゃっ」
ヴィータの鉄槌が鉄球を幾つも撃ち出し着弾。
フルボッコである。闇の書の闇だってもう少し手加減された気もするが。
ザフィーラ撃墜……ワンターレン死亡確認並みにテンプレ展開だった。
墜落したザフィーラを犯して元に戻るべく、ヴォルケンリッターは離脱した。
そして始まる狂気タイム……キミは時の涙を見る……。
一方そのころ、もっと兇悪な存在に追い掛け回される黒髪ロング巨乳美女がいた。
バスト90センチ以上の巨乳をたぷんたぷん揺らす、目鼻立ちの整ったTS美女である。
愛用の杖デュランダルを振り回し、高度な魔法戦を展開する(元)男の名はクロノ・ハラオウン。
今回の事件を爽やかに引き起こした張本人であり、現在はTSした恋人と義妹に追われる犠牲者候補だ。
――というより確定気味だが。
「待ってぇな、クロノ君ー」
「クロノ、一回セックスしよ?」
「スティンガースナイプ、エクスキューションシフト!!」
悪魔のような追跡者を無力化すべく強力な弾幕型制圧魔法が発動、数百に及ぶ短剣が後方の空間を薙ぎ払った。
しかし相手は野太いア○ゴさんヴォイスで、残像を残してクロノの後方へ回っている。
本能的に振り返ったクロノの目に飛び込んだのは、悪夢のような光景だった。
「酷いなあ、クロノ。一回セックスするだけだよ? それでチャラ」
-
金髪――これはいい。
黒い身体に密着したBJ――これも義妹の我侭ボディなら許せる。
筋肉が隆起したガチムチ系プロレスラー体系――脳が理解を拒絶する。
真ソニックフォームのBJを股間から持ち上げる、巨大な肉槍――異常なサイズのペニス。
金髪以外に美人義妹の面影のない、SAN値激減する物体がそこにいた。
「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「あははは、変わり果てすぎて吃驚するやろ〜? クロノくん?」
目の前から声。鼻息がかかるほど近い。なんかもうホラーゲームの心境。
正面を向くと容姿があんまり変わってない代わりに、声が胡散臭さMAXの八神はやて(♂)がいた。
「――うわ、人妻を篭絡して肉奴隷化辺りなら余裕でやってそうだ、今の君」
「声に出てる上にデリカシーゼロォ!」
ヤバイ。クロノは恐怖に青ざめると堅く目を閉じた。
いつもなら円錐状に水蒸気が発生する謎のマッハ・パンチが飛んでくるところだ。
しかし今回は趣向が違うらしい。八神さんの両手は、TS美女と化したクロノのわがままボディに伸び、
「あうっ!」
――揉んだッッ!!
先述の通りリンディの巨乳因子が発動したがごとく、TSクロノのおっぱいは巨大である。
90センチ超過のバストはまさしく悩殺もので形もいい。目鼻立ちもクロノのそれを引き継いで凛々しい。
当然ながらセクハラマイスターはやてにとっては格好の獲物だった。
「ちょ、やめっ」
「くくくく……今のクロノくんを嬲り尽くせるなら、性転換も悪くないかも〜」
酷い悪役笑いである。
路地裏の一角で繰り広げられる悪夢。
ガチムチ金髪露出狂ルックに拘束された黒髪ロング美女、そのおっぱいを攻める優男。
絵面は最悪だった。というか安いアダルトビデオの撮影会場みたいだ(特に男優が)。
自分の眼の前に広がる風景を目に焼き付けると、クロノは恐怖で失神した。
◇
ザフィーラの「ておぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」などの咆哮が響く施設内。
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ちなみにヴォルケンリッターの3対1激烈連続SEXが開催されていたが、
あまりに彼女らのファンに忍びないので音声でお送りします。
《う、ぐ、出るぞッッ!》
《ま、待て! ひぎゃあああああああああああああ!》
《次は二本差しよ! 日本のサムライは両刀だったらしいし!》
《意味がわからな……うぉぅ!》
《おい、ザフィーラ、しゃぶれ》
これはひどい。
さて恐怖で失神したクロノが運び込まれたのは、クラナガン市内のラブホテルである。
安っぽい内装とあらゆるジャンルの行為に備えるがゆえの割高さ……まあはやてとフェイトの割り勘なので問題はない。
今夜一晩は元の体に戻る目的も兼ねて、TS美女たるクロノ・ハラオウンを犯し抜くのである。
……まあ普段はクロノくんがはやてにしてることなので、たぶん問題はない。ないのである。
そう思いながら、八神はやてはクロノの服を脱がせる。
邪魔くさい上着はそこいらに放り投げ、肝心の胸部を拘束するブラジャーのホックへ手を伸ばす。
ソレを外した瞬間、小型のメロンみたいなサイズの豊かな乳房がブルンと震えた。
先端の乳首は可愛い陥没型、なにかそそる感じ。
――やばい揉みたい吸いたい挟みたい。
元が19歳の女の子なのに、発想が中年オヤジ並みってどうなんだろう。
そういう疑問を感じることもなく、はやては次々と服を脱がせ、最後の砦たるパンツも脱がせた。
全裸――ここにいるのはムチムチの悩ましいボディを曝け出す、白い肌の美女のみ。
正しく無防備な眠り姫に向け、はやて(♂)は愛らしい笑みで呟いた。
「クロノくーん、起きないと食べてまうよ〜」
無論、性的な意味で起きていても食べる。
いずれにせよ、怖気を感じた黒髪美女はその一言で目を覚ました。
先程、クロノの持ち物から拝借した薬のせいで朦朧としているのか、目に力が無い。
「ん……ゆ、夢か。そうだよな、フェイトがガチムチなんて悪い夢――」
「夢じゃないよ?」
突然、部屋の隅のシャワールームから全裸で現れる、雄々しいボディのフェイト(♂)。
なにかこう、その鍛えられた肉体はスパルタ戦士の逞しさを彷彿とさせた。
股間の一物はまるで戦艦の主砲の如き威容で、顔に浮かぶ表情はとてもチャーミング。
「う、嘘だ、こんな……」
TSクロノは絶句する。
……真の地獄まで僅かだと知る由もなく。
そういうわけで次回、セックス開始。
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そういうわけで投下完了。
酷すぎてめまいがするー
シリアスも近々。
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シロクジラ氏GJ
あー、ザフィーラ災難だったな…冥福を祈る
クロノ?自業自得だろw
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ザフィーラが完全にとばっちりじゃないか
クロノはまぁ頑張れ
原因なんだしね
ふと思ったがなのはがTSしてたらやっぱりひもパン一丁のムキムキで迫ってくるのかなぁ?
んで戻ったらひもパン一丁で露出状態でリンカーンされそうな気がしなくもない
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GJ! 心底より湧き上がるGJ!
シャマルさんが最高にノリノリなのが特に印象深いw
八神部隊長もこうなりゃただのセクハラ大好きなエロガキだぜ……へっへっへ
フェイトさんは……南無。
さぁ早く二人の剛直でクロノを苛めるんだ! 二人がかり! 3P! ぶち込め!
……でもなんか簡単に攻守逆転されそうで怖いよはやてさーん
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さすがシロクジラ氏!そこに痺れる憧れるウウウウウウ!!!
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変態ばかりです、このスレは(誉め言葉)
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>シロクジラ氏
ザフィーラ南無……クロノ自業自得過ぎる……
ダメだ他のコメントと言いたい事が被りすぎててこれ以上言うことがねぇ……
取り敢えずフェイトがクロノの尻を掘れば万事解決。GJでした!
>>890
イクス「世の中には二種類の女性がいます。変態であることを包み隠す淑女と、包み隠さない淑女です」
スバル「絶対イクスは後者ですよね!?」
イクス「スバルはもっと自分に自信を持って下さい。
変態であることを認めた時、女性(ひと)は本当の意味で淑女(レディー)になれるのです」
スバル「何か正しいようで全部間違ってますね……とか言ってる間に胸元に手を入れないで下さい!」
イクス「私は性欲も包み隠さない主義ですので」
スバル「うわーん!!」
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>>891
(;´Д`)ハアハア
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GJ!!
シグナムとフェイトがキモ過ぎるだろw
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流石に吐き気がした…。
次からNGにしよう。
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いちいち宣言しなくていいよ
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シロクジラ氏投下乙ぅ
これは酷い、酷すぎる(良い意味で
巨乳=マッチョ とか、STSに限ってはかなりの割合で地獄絵図じゃねえかwww
しかもBJはそのままって、シグナム姐さんの場合太股あたりが驚異的に悪夢化しよるwww
ほんともう、よくこんな話考え付くのう。
GJでした。
次回のセックスも期待しちょります。
しかし、この理論で行くとザフィーラは相当な爆乳美女になりそうな……
と、それはさておき、俺も投下します。
非エロ、短編、カオス、タイトルは『魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!』
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魔法騎士(マジカルナイト)☆ダイナマイトシグナム!
「広報任務、ですか?」
機動六課は部隊長のはやての執務室で、シグナムはそう問い返した。
彼女の言葉に、眼前に座るはやては鷹揚に頷いた。
「まあキャンペーン、ちゅうか、そういうのやね。管理局のイメージアップに貢献して欲しいんよ」
と。
それは、時空管理局広報課イメージアップ戦略キャンペーンへの誘いであった。
分かりやすく言えば、お堅い管理局のイメージをよりソフトにして市民にアピールする、というものである。
そして、今回とあるテレビ番組企画として持ち上がったキャンペーンの出演者を機動六課から選ぶ事になり、シグナムの主役を頼むというのがはやての告げた内容だった。
そのキャンペーンは何でも、子供向けの特撮だとかなんとか。
「しかし……またどうして私なんですか?」
当然、シグナムはそう聞かずにはいられなかった。
自分の容姿にまったく自信がないわけではないのだが、機動六課ならば他にも可愛い女性が幾らでもいるじゃないかと思えてならないのだ。
その問いに、はやては含みのある笑みを浮かべて返答。
「いやぁ、ちょっとスポンサーさん、っちゅうか、上の方から条件が出てなぁ」
「どのようなですか?」
「ん、いや……まあ、ほら? 細かい事は気にしたらあかんって!」
「はぁ」
「ああそうや! もう時間や! ほらほら、早く撮影現場行って!」
まくし立てるはやての言葉に追いやられ、シグナムは不思議そうな顔のまま部屋を後にした。
立ち去る彼女の後姿に、はやては心底すまなそうな、だが少しだけ面白そうな顔をして、つぶやく。
「いやー、すまんなぁシグナム……上から出来るだけセクシー要員選べ、って言われとるんよ」
机の引き出しに仕舞っていた企画書を取り出し、彼女は哀れみの表情。
そこには実に“ステキ”な衣装がでかでかと描かれていた。
つまりは、これからシグナムの身に起こる悲喜劇であった。
□
「な、ななな、なんだ……これは!?」
シグナムは叫んだ。
撮影現場は屋外テントの中で、衣装係に着替えさせられて、だ。
それはまあなんとも、普段の彼女からは想像もつかない格好だった。
まず髪型、まるでなのはやフェイトのバリアジャケット時のようなツンテールに結われている。
そして服装、あちこちにフリルやリボンのついた超ミニスカ。
すらりと伸びたむちむちの太股には縞々ニーソックス。
まったくもって凄まじくフェティッシュ極まる姿、男心をくすぐるべく狙い済ました装束。
もちろん言うまでもなく、めちゃくちゃ恥ずかしい事この上なくシグナムの顔は真っ赤に染まっていた。
そんな彼女に、プロデューサーは言う。
「あれ? 先に企画書は送った筈ですが?」
「し、知らん! 聞いてない!」
「あ、そうですか。じゃあとりあえず撮影入るという事で」
「ちょちょちょ、ちょっと待て! まだ心の準備が……」
「ああもう、他の出演者の方も待ってるんですからダメですよ、わがまま言っちゃぁ」
この格好で人前に出るなんて恥ずかしい、というシグナムを、プロデューサーはさながら政治犯を強制連行する秘密警察並みの冷徹さで引きずって行く。
引きずり出された彼女に容赦なく向けられるカメラ、舞台裏の撮影、DVDのおまけ、涙目で止めてくれと叫ぶシグナム。
-
撮影現場のスタッフはおろか、道行く通行人までにも視線を向けられ、思い切り見られまくる痴態。
だがそれで止めてあげるような慈悲深い者がいるわけもなく、羞恥心に辱められる彼女の姿はきっちりと記録され続ける。
そんなシグナムの様に、既に餌食となっていた女が言った。
「ああ、シグナムさん、もう受け入れちゃった方がいいですよ」
棒読み、心のこもっていない声、諦念に満ちた残響。
シグナムが視線を向ければ、そこには自分とはまた趣の違う毛色の衣装に身を包んだ高町なのはの姿があった。
「な、なのは……もしかしてお前も、なのか?」
問う言葉と共に、シグナムはなのはの格好を上から下まで見た。
それはまたとんでもない服だった。
むき出しになった胸の谷間、へそ、わき腹、太股。
羽織ったマント、総じて色は黒、手にはエクシードモードのレイジングハートのごつい威容。
ちなみに髪は下ろされてストレート。
真っ黒でけばけばしい衣装から、なんだかワルモノ的なイメージを連想される様である。
そして、シグナムのそんな内心を肯定する声をなのはは言う。
「……はい、ちなみに悪の幹部的なポジションです」
「そ、そうか……お互い大変だな」
大勢の見知らぬ人にめちゃくちゃ恥ずかしい格好を見られ、いつものなのはなら顔を真っ赤に染めそうなものだが。
先に撮影入りした彼女は、もはや羞恥心の半分くらいをアルハザードまで置いてきてしまったように、諦念に満ちた眼差しを虚しく空へ向けていた。
そして、そんな彼女らをさておき、撮影は無情にも始まった。
「はーい、じゃあ撮影入りまーす!」
□
最初に流れる番組テロップ、このドラマに登場する人物・団体名などはフィクションであり全て架空のものです、というありきたりなフレーズ。
次いで流れるポップな歌と共に、ショッキングピンクの文字の羅列、番組タイトル。
『ダイナマイトなボディーとダイナマイトな技で、悪を根こそぎぶったKILL♪ みんなの魔法騎士(マジカルナイト)、ダイナマイトシグナム!』
オープニング終了、CM、そして本編。
「あー、いけない、遅刻遅刻ー」
ほとんど棒読みに近い台詞ながらも、疾走と共に揺れまくるオッパイによって男性視聴者の視線を釘付けにする美女、作品の都合上美少女と表記。
セーラー服にダイナマイトなわがままボディをセーラー服に包み、ポニーテールを揺らして走る美少女、八神シグナム、ザンクトヒルデ魔法学院高等部一年、ぴっちぴちの十六歳(はぁと)。
今日も今日とて食パンを咥え、胸をブルンブルンさせながら走って登校するところなのだ!
縦横無尽に揺れまくるパイオツと共に、シグナムが曲がり角を曲がろうとした刹那、彼女はとっても逞しい胸板にごっつんこしてしまうではないか。
「いてて、どこに目をつけてるのよ!」
転んだ拍子にしりもちをつき、盛大に純白パンティー! を見せながら怒るシグナム。
すると彼女と劇的な出会いをした男性は、言う。
「てめえこそどこに目ぇ付けてやがるぅ、くおらぁ!!!」
叫んだのは超絶的なまでに世紀末ないでたちの野郎。
モヒカンヘアに肩にはスパイク付きアーマー、ムキムキマッチョなボディに凶悪な人相、そして後ろには同じような格好で手に手に己やトゲ付き棍棒を持ちバイクやバギーに跨った連中がいっぱい。
クラナガンに巣くう悪逆非道の暴走集団、ジュエルジード団である!
モヒカンの悪漢どもはシグナムの艶かしい肢体を見るなり凄まじく嫌な笑みを浮かべ、よだれを垂らして詰め寄った!
「ぐへへ、はくいスケじゃねえか!」
「姉ちゃんちょっと付き合えや」
「ヒャッハー! 水と食料をよこせぇー!」
下卑た笑い、手にした凶器、女を肉穴としか見ない下郎の眼差し、そして襲い掛かる野獣共。
-
危うし乙女!
だがしかし、案ずる必要などなく、次の瞬間シグナムを閃光が包む。
もはや言うまでもあるまい……魔法少女的な全裸変身シークエンスであるッ!!
「斬るリル、KILLリル、リリルリル! 魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトチェ〜ンジ!」
魔法術式詠唱、というか、一歩間違えたら(もしかしたら間違える必要性などなく)単なる頭の痛いお姉さんもかくやという勢いで呪文を唱え、くるりと身を翻して変身するシグナム。
一枚一枚丁寧にパージされるセーラー服、そしてそれ以上に丁寧に装着されていくふりふり衣装。
カメラアングルは病的なまでに執拗に彼女のボディラインを嘗め回し、その柔肌の隅々を放送可能なギリギリの範囲で撮影していく。
そしてたっぷり三十秒、世の男性方へのサービス精神を込めた変身が終わり、そこには一人の凛々しい魔法騎士(マジカルナイト)の姿。
「魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトシグナム参上! 悪い奴らは、聖王(かみ)に代わって成敗よ!」
ツインテールに結いなおされた髪を雄雄しく振り乱し、手にした愛剣レヴァンティンを構えて叫ぶ美少女、愛と勇気と正義の戦士ダイナマイトシグナムである。
そんな彼女に、血に飢えた野獣さながらのモヒカン共は手にした武器を振りかぶり、跨るマシンのエンジンを吹かして襲い掛かった!
瞬間、場の空気は一転。
ファンシーでキュートなBGMはパンチの効いたロックサウンドへと変貌。
背景に映る街角も世紀末っぽく荒廃したセピアの色彩に。
そして次なる刹那、シグナムはツインテールをたなびかせ、ふりふりスカートの下の麗しい純白パンティーを覗かせ、手の刃を神速と振るった。
大気をつんざく金属音と共に、凄まじい血飛沫と絶叫が街角を凄絶に彩る!
「ひぃ、ひでぶぅ〜!」
「死、死に、たわぁ!」
ばらばらに身体を刻まれ、世紀末的な断末魔を叫ぶモヒカン、実に阿鼻叫喚。
画面下に流れるテロップ、スタントマンは適切な施術で治療しております絶対にマネしないでください、という一文。
そして続く斬殺演舞、次々に切り刻まれては宙を舞う手足胴体頭の数々。
ついでにローアングルのカメラに生える白いパンツ。
昨今の流血表現に対するアンチテーゼもかくやと言わんばかりのショッキングシーンの連発である。
時流れることたっぷり十分、古き良き時代劇や香港武侠もの映画も真っ青の過激な立ち回りの後、死屍累々たる地獄絵図の中に立つシグナム。
返り血で凄惨に彩られつつも、朗らかな笑顔を浮かべて一言。
「もう、これに懲りたら悪い事しちゃだめだゾ?」
もちろん全員、三枚どころか十枚くらいに卸されてるので、返事など出来るわけもない。
魔法騎士(マジカルナイト)ダイナマイトシグナムの最高のファンキーでクールでバイオレンスな日常的お仕置きであった。
だがしかし、休息を取る間もなく高らかなる笑い声。
「オーッホッホッホ!!」
「だ、誰!?」
シグナムが視線を向けた先、電信柱の上に立つ女の姿。
愛機レイジングハートを手に持ち、露出度の高いいかにも悪役女ですという風情の服を着た、高町なのはその人。
そんな彼女に、シグナムは手にした愛と勇気の魔法の剣(番組内名称)レヴァンティンを向けて叫ぶ。
「あなたは! 宇宙鬼悪魔デビルなのは!」
「ふふふ、そのとーり! 私こそ大宇宙を支配する悪の権化であーる!」
妙に奇抜なポージングと共に自分がいかにワルモノか叫ぶなのは、彼女はレイジングハートを振りかざし、さらに絶叫に近い声をあげる。
「私の手下共をよくぞ倒したダイナマイトシグナム! だが。これで終わりではないぞ! 行けぇ! インモラルビースト・シショチョウ!」
叫びと共に現れる新たなる敵、全身に鋼のごとき筋肉を纏ったフェレットマスクの怪人。
キュー! という雄たけびと共に跳躍する筋肉の塊。
シグナムは劣らぬ覇気を五体に満たし、愛剣を握り締めて雄雄しく迎え撃った!!
-
瞬間、暗転する場面、画面下に表示される“続く”の文字。
これにて幕間、番組は終了して、後はエンディング曲と共にスタッフロールが流れ、次回の予告で〆られた。
『次回、敵? 味方? 新たなる魔法使い、脱衣戦士ストリッピングフェイト現るッ! 来週も見てくれなきゃ、聖王(かみ)に代わって成敗よ♪』
普段からは想像もつかないシグナムのキャピキャピボイスが、高音域の余韻を残して画面から消えていった。
□
「〜〜ッッ!!」
番組が終わり、声にならない声を上げ、ヴィータは腹を抱えて笑い転げた。
シャマルは口元に手を当てて必死に堪えようとしたが、結局、ぷぷ、といかにも小ばかにしたような笑みを零していた。
ザフィーラは狼形態で机の下に潜っていたから分かりにくいが、噛み締めた牙の間からはやはり低い笑い声が響いていた。
リインはもう笑いすぎて心臓が止まっていた、まあユニゾンデバイスだから死にはしないので大丈夫ではあるが。
そんな彼らをよそに、はやては心底すまなそうな顔で眉尻を力なく下げる。
「あ、その……すまんなシグナム……まさかここまでやる番組になるとは思ってへんかったから」
わりと真面目に謝罪の言葉。
だが言われたシグナムは背を向け、部屋の隅で体育すわりをして床にのの字を書いていじけていた。
泣きながら、彼女は思った。
こんな番組とっとと降りてやる、と。
だが運命は残酷で、この魔法騎士ダイナマイトシグナム、通称マジナムはその後ミッドチルダで空前絶後の大ヒット。
映画公開、ゲーム化、小説化、漫画化、フィギュア化、etc……そして数年間のシリーズ後続を成し遂げたのであった。
つまり、シグナムの受難はまだまだ始まったばかりなのだった。
余談ではあるが、悪役を演じたなのはも大変人気を呼び、シリーズを継続して演じ続けた。
そしてヴィヴィオから、ママってわるものなの? という言葉を投げかけられてはショックを受ける日々も、あったりしたらしい。
終幕。
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はい投下終了。
ある意味TS。
何が、って、ツインテール(T)シグナム(S)だからさ!
いや、サイヒ氏のヴァイシグがあまりにもよかったので、自分もちょろちょろシグナム姐さん書こうと思って。
普通のエロやラブでも良いんだけど、こういうアホなカオスも良いかなぁ、と。
そんな事を考えてたらこうなった。
途中から自分でもどういう方向性で書いてるのか分からなくなったのはここだけの話。
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あんたバカだろwwwwww(褒め言葉)
ところで、ラストシーンから判断すると、
「日頃脱衣に慣れているフェイトは別にどうってことなかった」
という解釈でよろしいかwww
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>>901
バカ話乙wwwwwwwwwww
ここはシグナムさんを慰めるという名目の追撃で魔法少女コスプレでの
プレイが必要ですね
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シガー氏乙。
二重の意味で199X年すぎる…フェイトとかもう全裸でいいよ。
カオスと呼ぶことも憚られるカオスやった。
ところで某サークルにチンクルといって数の子にほぼ同じことをさせてる同人誌があってだね
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マジナム放送を待機してまってますよ(ほめ言葉だよ)
脱衣戦士ではなく悪役のなのはに食いつくヴィヴィオを見る限りフェイトそんは普段から脱衣戦士と思われてるってことでいいですか?
……ストリッピングってことは脱ぎながら戦うんだよね
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>>905
アルトネリコ3で実装済み。
たぶん、脱衣するほど肌から周囲の魔力を効率よく吸収できるようになって、攻撃力が上がる。
最終奥義でマッパになるはず。
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全裸よりもソックスを履いているほうがエロく見える、ふしぎ!
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脱げば脱ぐほど・・・ウィザードリィだっけ、脱ぐと強くなるネタの最古は
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全裸よりも着衣プレイのほうが(ry
何を言ってるんだ俺は・・・
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>>脱げば脱ぐほど・・・ウィザードリィだっけ、脱ぐと強くなるネタの最古は
多分あってる。
バトルスキンパニックが91年だからWizの忍者が最初かな。
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フェイトのラストフォームは絆創膏とか超越して、ギリモザになりそうだな。
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>>909
わかる非常にわかる!
ナカジマ家なんてBJ着てもエロいからな!
トーマが羨ましいぜ
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でもフェイトが戦うときはバルディッシュを振るう魔力残滓やフラッシュバックとかで胸やお股は見えないように配慮され放送されるんですね
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