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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆
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待っている間、アルフはヴォルケンリッターの面々と遭遇した。
どうせならはやてたちも一緒に来たら楽しいのではないかと思い、誘ってみたものの、ヴォルケンリッター全員から断られてしまった。
バトルマニアで将であるシグナムと、本人は否定するが―――なのはとも仲が良いヴィータはややぶっきらぼうに。同じ狼素体である守護獣ザフィーラは、ただ淡々と『すまん』の一言だけであった。
何故か、みんなそわそわしている。アルフが不思議に思っていると、最後にシャマルが来た。
白い白衣をひらりと広げ、足早に歩いてるシャマルを誘ってみると、やはりごめんと言われてしまう。何か理由があるのかと問うと、どうやらはやても今日はオフであるらしい。
そのはやてが腕によりをかけて晩御飯を作って待ってくれているから、今日はごめんなさいと、誘ってくれたことは嬉しかったと、シャマルは頭を下げた。
家族を大切に思う気持ちを知っているアルフが不快に思うわけがなかった。また忙しそうに走っていくシャマルの背を見ながら、アルフはふと思う。
(平和っていいねえ……)
ヴォルケンリッターも、アルフに負けず劣らず、主思いだ。自分と同じく、道を踏み外しかけていた彼女たちを救ったのは、なのはとフェイトたちだった。
道を間違いかけたヴォルケンリッターをすくい上げたはやても、足の麻痺が完治し、元気に走り回っている。自分の足で立って、家族のためにおいしい料理を作っているのだろう。
これを平和と言わず、何という。世界は、次元の海は平和だとは限らないが、アルフにとっての世界は、フェイトの帰る世界は十分に平和だった。
アルフの頬が思わず緩む。今度ははやてもヴォルケンリッターも一緒に来られるように、リンディに取り計らってもらおうか。みんなで一緒に食べられたら、きっと楽しいと、アルフは思った。
そう思いながら待った一時間はあっという間で、夕方に差し掛かっていた。
リンディが手を振りながら待ち合わせ場所に来た時に、何か嬉しいことでもあったのかと問われ、少し気恥ずかしい気持ちになった。それでも、これが『幸せ』だとアルフは感じていた。
大事な家族がいて、大切な仲間がいて。
アルフがそう感じたのは、フェイトがそう感じたのとほぼ同時であったと、二人が知ることはなかった。
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