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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

857公務員の一日(午前):2010/03/05(金) 20:06:38 ID:a74D0S8A
私の名前はダルカ・ルーイン。14歳、女性。
つまりは、まだギリギリの範囲で、いわゆる少女。

こう見えても魔導師で、魔法校と訓練校での専攻は一貫して、探知と、検索と、転送の魔法。
攻撃魔法は全般的に苦手で、特に射撃魔法なんかの「遠くに飛ばす」系や、砲撃魔法とかの「溜めて放つ」系は絶望的。遠距離攻撃?ナニソレ?
そのわりには広域探索や長距離転送魔法なんかは専門にする、いわゆる便利屋。
戦闘も、人並みにはできるけどね。

肩書きは、公務員。
魔導師であることと合わせてよく誤解されるけど、所属は「管理局」ではなく「行政局」ね。
まあ、何が違うのかといえば。
管理局は、いわゆる「警察」であって、捜査権や逮捕権、治安維持のための武力を持っているところ。ミッドチルダでは「消防所」の役目もこっち。
行政局は、いわゆる「役所」であって、市民の普段の生活をサポートするのが役目。具体的に言えば戸籍とか、納税とか、福祉とか、ゴミ処理とか、インフラ整備とか。

で、私のいる部署は、「生活相談窓口課」。そこ、笑わない。
そんなところに魔導師が必要なのかといえば・・・やっぱり、居たほうがいい。
もちろん、直接行政局に来る人への応対や、通信で寄せられる市民からの苦情を処理する、いわゆる内勤の仕事には、魔導師は必要ないんだけど。

あたまから説明するなら、生活相談窓口は、住民の相談を直接「解決」する部署ではなくて。
とりあえず住民から寄せられた苦情を吟味して、それが本当に問題なのか、問題ならどんな種類のものなのかを見極めて。
しかるべき行政局内の部署や、場合によっては管理局や司法局へと報告して問題の解決を依頼する、「情報の仕分け」を主な仕事とするところなのだ。

私の仕事は、寄せられた情報の中で実際に確認が必要なものを、現地に行って調査すること。
他の人もいるけど、魔導師である私は、検索魔法を使っての超効率な偽造書類のチェックや、犯罪者の関与が予想されるような、キナ臭い情報の裏を取ることが役目。
単純な住民間のトラブルとかは、それ専門の、人生経験も積んだベテランのおっちゃんやおばさんが調査に向かうし。その辺は適材適所だね。
で、本当にヤバそうなら報告書を添えて、可及的速やかに解決すべし、と担当部署や管理局にネジ込むのだ。

「生活相談の中に犯罪っぽいかもしれない情報があったよ!あとよろしく!」って感じに、それっぽいってだけで管理局に丸投げするわけにもいかないし。
管理局、というかミッド地上本部自体は、先の事件のこともあって慢性的な人手不足で、いつもバタバタしてるから。




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