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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

1 名無しさん@魔法少女 :2010/01/27(水) 22:25:53 ID:PTO7s./k
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所の5スレ目です。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

『注意情報・臨時』(暫定)
 書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
 特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
 投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。

前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1259008244/

2 名無しさん@魔法少女 :2010/01/27(水) 22:26:24 ID:PTO7s./k
【本スレ@エロパロ板】
 ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/l50

【エロパロ板全体の避難所】
 エロパロ避難所
 http://jbbs.livedoor.jp/movie/2964/

【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSS倉庫
 ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
 (ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)

【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
 ・Nanoha Wiki
  ttp://nanoha.julynet.jp/
  (用語集・人物・魔法・時系列考察などさまざまな情報有)
 ・R&R
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/date_SSX.html
  (キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/   (wiki)

3 名無しさん@魔法少女 :2010/01/27(水) 22:27:30 ID:PTO7s./k
したらばでの投下関連メモ

【エロパロ板】(参考)
容量が500kbを超えるか、書き込みが1000レスを超えると1スレッド終了

【避難所】
容量は関係なし。レス数1000を超えると1スレッド終了(現時点での設定)
管理人によるピンポイント規制可
・投稿間隔 30秒
・本文の最大行数 200行
・一回の投稿本文の最大文字数 4096文字

4 名前:名無しさん@魔法少女[sage] 投稿日:2009/11/24(火) 05:34:38 ID:sxkgTGY6
■Jane Doe Styleからしたらばを見る方法。
板一覧のカテゴリの右クリックメニューから「新規カテゴリを追加」して、
新しくできたカテゴリに「ここに板を追加」でおk。

■ギコナビでのしたらばの見方
「表示」→「キャビネット」→「したらばJBBS」→「同人・コミケ・二次創作」
※入れ替わりが激しいので全ての板が登録されているわけじゃない。つまり、そのままではこの板は見れない。
◎この板の追加の仕方
「ヘルプ」→「ギコナビフォルダを開く」→「config」→「Board」→「したらばJBBS.txt」の順に開く。
カテゴリ[同人・コミケ・二次創作]の一番下に
好きな名前(「なのはエロパロ避難所」とか)=http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12448/  
を入力して上書き保存。一端ギコを閉じて、再起動。
このスレが「したらばJBBS」内に出現するはず。あとはお気に入りに登録するなり何なり。

4 シロクジラ :2010/01/29(金) 00:44:10 ID:6q/vvZUs
皆さんこんばんわ。本日はギャグです。
壊れギャグなのでご注意下さい。

NGは「TSに至るまで」でお願いします。

メインキャラはクロノとユーノです

5 TSに至るまで :2010/01/29(金) 00:46:12 ID:6q/vvZUs
短編『TSに至るまで』


「世はこともなし。いい言葉だ。こう、なんていうのかな……心の安らぎが刹那の間得られるよな」
「クロノ。なんていうのかな――――僕は何時になったら結婚できるんだろうね」
「……もうさ、僕みたいにサブキャラとの婚約も考えとけ。美人率が高いから安心だ――自分もサブキャラになるが」

クロノ・ハラオウンはうんざりした顔でそう呟いた。久しぶりに十代現役での出演である。
彼の年下の友人であるユーノ・スクライアは、諦めとも羨望とも取れる眼差しでクロノを見た。
こちら第一期〜二期仕様の9歳児モードであり、当然ながら半ズボンだった。

「いいじゃないか。どうせ10年後に安定した結婚と幸福な家族が約束されてるんだから」
「なっ、に? 君はアレか、初登場時の純情少年が堅物に変更され、挙句、義妹や教会騎士に手を出す変態にされるのがいいと?」
「金髪美女を弄ぶことの意味を考えるといい。何気にエロ二次創作でのフェイトとの絡みは君多いよ」

尤も、最近の主流派は「ショタコンフェイトがエリオを食っちまう」という見も蓋も無いアレだが。
このフェイト・テスタロッサという少女、何故か変態属性付与率の高い美少女〜美女である。
例を挙げると

・ガチ百合。なのはを狙っている。
・ガチショタ。エリオの半ズボンハァハァ。
・ケツ穴ファック大好き。
・多人数プレイを好む痴女。

などひでえ有様だった。
何故、SSでメタ視点なんだよバカなの? という声も多いだろうが、すべて無限書庫のせいだ。
多元宇宙から色々と可能性を引っ張り出してくると言う摩訶不思議ロストロギアにより、少年二人はダウナーになっていた。
十年後の自分の未来が、ネタキャラだったり百合的にスルーされたり変態で不倫でサブキャラだったら普通は落ち込むというものだ。
しかし、二人は若かった。未来を変えてでも、理想の世界を掴もうとする挑戦者だった。

よって。

「――つまり、だ」
「ああ」
「ユーノ、突然だが昨今の流行によって“TS(性転換)”か“フタナリ美少女”路線でいけ」

クロノ・ハラオウンは真面目な顔でマイルドに狂った発言をした。
これには親友たるユーノも唖然とし、

「……アナルファックが原因で脳に感染症か」

アナルファックはコンドームとローションをつけてしましょう、という天のお告げを聞いた気分になる。
大便は危険な細菌の温床であり、敏感でデリケートな粘膜の天敵と言えた。
さっきから肛門交尾を連呼しすぎだが、別にそれが好きな人間がいるわけではない。
断じて、筆者とて好きなわけではない。むしろ受胎まで描ききる力作は無いものかと探し回るほどだ。
肛門出産を描く猛者がいたなら、たぶん地球は一つの文明の絶頂期を極めることになるだろうが。

そして滅ぶ。むしろ滅べ。

6 TSに至るまで :2010/01/29(金) 00:47:13 ID:6q/vvZUs
……などとユーノが思考するとどうだろう。クロノは演説をぶった。

「まあ待て。キミはね、19歳でも声変わりしてない美少女声女顔なんだ。つまり女の子でないのがおかしいと考える勢力もいる」

その理屈はおかしいだろ、とは突っ込めない。何せ古代魔法文明の叡智、ロストロギアがある世界だ。
何処かの滅んだ文明が下手をすれば「男を美少女にする機械」とか作ってそうではないか。
ここで迂闊な発言をすると、過激派によって拉致され女体化→ありがちなエロ展開。くらい余裕だ。
超展開と侮ること無かれ……TSとは元来、吐き気がするほどマニアックなジャンルなのだから。
一応、ユーノはクロユーなる邪知暴虐ジャンルで受けだった時代があるが、男の意識のまま女体化とかの経験は無い。
というか普通ありません。

「……でもクロノ。それだとただでさえ少ない男性比率が……」
「そこでフタナリだ……!」
「意味が分からない。理解したくない」

クロノも心底嫌そうだ。なら解説するなよ、と思うが……真面目だから回避できないらしい。

「つまり図説にすると、

なのは<射精>ユーノ<射精>クロノ

……このような形で、3Pで相手を交換せずに二人受胎することが可能になるらしい」

考えたヤツ病気だろ。
誰もが思う感想だったが、TS過激派はむしろ「これで人口減少に歯止めがかかるぜ!」とか言ってるらしい。
ちなみにTS穏健派の場合は「女性化願望がある若者をTSさせ、美少女比率上昇」とか言っている。
いずれにせよ、その気があると思われているユーノにはありがたくなかった。

7 TSに至るまで :2010/01/29(金) 00:47:55 ID:6q/vvZUs
「……仮に僕がTSしたとして、だ。誰が引き取るんだよ元男の現女、とか?」
「ああ……それなんだが」

クロノが取り出したモノ――婚姻届であり既に入籍決まってる書類。
そこにはCとYで始まるミッド式アルファベッドが書かれていた。
ちなみに保護者の同意も得ています by リンディ提督。

「おい……保護者の同意を得てるんだけどォォォォォォ!?」
「リンディ・ハラオウン提督/未亡人……僕らが思っていた以上に、敵はHENTAIだった」

すべて、手遅れだったのだ。
悪魔的方程式――仮にクロノの婚約者がフタナリだった場合、余ったペニスの行き先=余ってる未亡人。
近親相姦とか気にせずに、毎日性欲発散できると言う寸法だ。合理的だ。契約者は合理的なのだ。
クロノは目を逸らしながら、ユーノに睡眠導入魔法をかけた。

「……ぐぁ」
「すまないユーノ。ぶっちゃけ、母さんと父さんの血を引いてる僕も、ぐ っ と 来 た」

ちなみにクライド提督は尻フェチだ。

その後、ガス室のような性転換装置に送り込まれたユーノは、絶世のフタナリ美少女になって結婚。
こうしてフタナリ美少女になったユーノは末永く(ある意味)幸せに暮らしましたとさ。
リンディ提督が何故か、息子夫妻との同居を機にさらに子供産んだのは不思議であったが。

8 シロクジラ :2010/01/29(金) 00:50:40 ID:6q/vvZUs
あとがきです。
・・・いや、本当はSS業界をパロったありふれたSSの予定だったんです。
結果は ご ら ん の 有 様 だ よ ! !

ちなみに次回のエロメイン作品の伏線は張られた。
これ以上ないほど分かりやすくね!(これ以上ないほど狂った作者

9 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 01:01:40 ID:Hq9sscAg
さすがシロクジラ氏、頭がおかしい(良い意味で

10 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 01:10:33 ID:ksoWwdG6
なんつう話投下してんだww
ってかメタネタが酷いぜwww
いや、もう笑わしてもらいました。
GJ!


しかし、次回はクロノ×TSフタユーノ×リンディ、と?
うわぁ、すげえ、なんという倒錯の極み!
めちゃくちゃ愉しみにしてますwww

11 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 01:47:36 ID:j3Kou6h2
酷い話だww

ところで、クロノが後背位でユーノのフタナリおちんちんをシゴク場面が見えるんだがw

12 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 06:00:05 ID:zvKaczyw
クロノ×TSユーノだと……? まったく、HENTAIだな! 誉め言葉ですよ勿論
 
で、TSクロノマダー?

13 タピオカ :2010/01/29(金) 06:15:16 ID:bpiaAf1I
先週:ひゃっほーーーー!リ・ニ・ス!リ・ニ・ス!
今週:うっひょーーーー!星・光!星・光!

つまりそういう事。
無理無理。ポータブルのストーリー良すぎて何か書きたいと思わざるを得ない。
だから気づけば星光と犬。
犬が幼女を舐めるだけ程度のエロで短めの話です。殴り書き。
発売前2Pカラー軍団wwwwとか笑っててすんませんでした。

14 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:18:26 ID:bpiaAf1I

闇の欠片事件……奇妙な一夜であった。
かつての自分。かつての家族。かつての親友。いろいろなかつてとまみえた不思議な時間。
あるいは今の幸せを噛みしめて。あるいは過去を見つめ直し。あるいは未来をさらに深く想い。
事件解決に参加した誰の心にも強い影響を与えた日。

そして、さらに新たな脅威と出会った時間。
星光の殲滅者。
雷刃の襲撃者。
闇統べる王。

結局、破壊と禍いを振りまくマテリアルは阻止され無事、街に平穏は取り戻った。



その日、はやてはまったりと二人でお茶をしていた。

ザフィーラとリインはリンディの所に出向いて事件の後処理の手伝い。
シャマルは買い物。シグナムは近所の剣道場に顔を出しており、ヴォルケンリッターで今家にいるのはヴィータだけだ。
そのヴィータも少々具合がよろしくなくて眠っている。

「大変でしたね」
「うん、大変やった」

お茶すすってはやてがほっこり。
つい先日、リインフォースとともに裏技使った際の気迫はこの少女からは垣間見えまい。
普通の女の子だ。

「随分とあちこち跳んだのですね」
「フェイトちゃんやシグナムたち、違う次元世界まで足運んでなぁ」
「そもそも騎士たちはいろんな次元世界で蒐集活動をしていましたから」
「せやねん。元をただせば私のためやと思うと……複雑や」
「結果を見れば現在、全員が欠けることなく集っています」
「う〜ん、本当の本当に全員がそろってるってわけでもないねんけど…ま、素直に現状を喜んでるよ」
「はて、あとどなたが残っていましたか?」
「ごめんな…って、謝っときながら突き放した子」
「あぁ、防衛プログラム――闇の書の闇、ですか」
「今回の事件を振り返ると……いや、闇の書事件最終局面を振り返るとな、アルカンシェルで吹き飛ばしたあの子が「おいてかないで」って言ってるように思えてきたんや…」
「考えすぎです」
「考えすぎかなぁ…」
「しょせんあれはただの歪みですから」
「でもなぁ…なんていうか、こう、ザフィーラやユーノくん、アルフがカットした攻撃が、今になると私たちに手をのばしてたようにしか、思えへんねん…」
「…貴方がそう解釈するなら、口をはさみませんがね」

ずず、と茶をすする音が二人分。

「今日、ご飯食べていく?」
「厄介でないなら」
「人数は多ければ多いほどええんやよ。お料理はできる?」
「いえ、まったく。戦闘だけですね」
「う〜ん、うちに来る子はみんなそろって戦士やね」
「全員元をただせば闇の書から来ていますので」
「炊事洗濯裁縫も蒐集できればよかったのに」
「今、湖の騎士がたしなんでいるのでしょう?」
「え〜っと…まぁ、その……せやなぁ…」

15 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:19:03 ID:bpiaAf1I
こぽこぽこぽ。
茶を注ぐ音が静かに響く。

「やってみいひん、お料理?」
「私がですか?」
「そう」
「遠慮しましょう」
「楽しいのに」
「私は非生産的な人格のようですから」
「じゃあ性格ちょっとずつ直そう。まずはお料理からや」
「プログラム書き換えてください」
「無理言うなぁ」
「無理を通して道理を引っ込めたくせに」
「せやけどそれはただの奇跡や」
「奇跡なんてありませんよ。全て起こるべくして起きた事です」
「みんな頑張ったもんね。報われへんのは間違ってる」
「先日、私達は報われませんでしたが?」
「報われずして報われへんかったわけや」
「まぁ、もう構いませんが」
「お、ちょっとは生産的な考え方になってきた?」
「いえ、別に」
「ドライやなぁ」

まったりとした午後であった。
しかしそんな気だるげな静けさもひとつのアラートで乱れる事になる。

「はいはいリイン?」

ホログラムウィンドウを開けばリインフォースから通信がつながった。

『主、大変ですマテリアルは全員消滅していません』
「うん、知っとる」
『?』
「ほら」

ちょっとアングル変えてやると、お茶をすすってる星光の殲滅者がリインの目に映る。
祝福の風が悲鳴を上げてしまいました。



「で、なんでここにいるんだてめぇ?」

ヴィータがメンチ切るのを涼しげにかわし、マテリアルSはお茶をもう一服。
リインからの緊急連絡で跳び起きたヴィータはダイニングにいた二人を見て絶句した。
マテリアルSとはやてがお茶すすっとる。
他のメンバーも急遽帰還しているらしいがまずはヴィータが先制攻撃を仕掛けているところだ。

一応、はやてもいるがフォローするより本人どうしで話した方がよかろうと黙ってお茶すすってる。

「いけませんか、私がいて」
「駄目に決まってんだろ。ブッ叩いて消えたろ、てめーらは」
「貴方達が叩いたのはしょせん写し見です」
「本体があるってのかよ」
「私というプログラムがとある魔導書に断章として編集されています。それが本体です」
「どこにある?」
「さぁ」
「ざけんな!」
「ふざけていませんよ。本当に分からないのです」
「どういう事だ」
「現在その魔導書を所有しているのはマテリアルDです。そしてマテリアルDの所在を私は知らない」

16 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:19:46 ID:bpiaAf1I
闇の欠片事件最終局面。
裏技を用いたリインフォースの活躍でマテリアルDを仕留めたが……その手に持っていた魔導書はノータッチだったようだ。
それが元で再びマテリアルは再構成されたようである。

ちなみにマテリアルLさんはすでにシグナムに捕縛されてます。
公園で子供たち集めて魔法使って格好つけてる所、通りかかったシグナムさんにぶん殴られました。

「嘘言ってんじゃねーだろーな?」
「どうでしょう」
「ざけんな! ちゃんと言え!」
「貴方は私の証言を信用できない。私は私の証言を証明できない。きちんと申し上げてもこれでは納得いただけませんでしょう」
「チッ…それで、じゃあいったい何の目的があってここに来た」
「申し上げて信じていただけますか?」
「うっせー! 言えったら言えよ!」

少なくとも、破壊や禍いといった物騒なものではなさそうだ。
紛いなりにも一時間近くはやてと一緒に大人しく茶を飲んでいたのだから。

「目的…目的ですか…」

ふっと、マテリアルSにいくらか柔らかさが差す。少女らしさとでも言うか、無表情に固まっていた顔が微笑するのだ。
がちゃ、と玄関が開く音がした。どたどたとすっ飛んできたのはリインフォースとザフィーラ、それにクロノだ。
マテリアルSの存在に八神家に駆けつけたのだがみんな焦燥一色である。
ザフィーラなんてすでに人間形態。深刻さが如実に分かる事態である。

「我が主、ご無事で!?」
「主!」
「はやて、大丈夫か」
「大丈夫やよ」

ゆらりとマテリアルSが立ち上がる。はやて以外が全員身構えた。クロノとヴィータはデバイスまですでに顕現。

「目的は」

ザフィーラの前に立つ。切なげな瞳が警戒するザフィーラを見上げる。

「目的は、貴方です闇の書の守護獣」

ヴィータがグラーフアイゼン取り落とした。

「貴方を想うと胸が切なく苦しい。こんな気持ちは知りません。教えてください闇の書の守護獣」

訝しげに見下ろすザフィーラの横でクロノがあんぐり口を開けた。

「先日、貴方と対峙してからずっとこうなのです。貴方の事を考えると心がかき乱れる…」

目を見開いたザフィーラが、その手がとられる。
マテリアルSの両手がザフィーラの手を包みぎゅっと握りしめた。

「ですから――ですから闇の書の守護獣」

艶やかなマテリアルSの唇が震える。言おうか言うまいかと惑うような弱い声。
これが本当になのはと死闘を繰り広げた殲滅者かと思うほどもじもじ恥じらっていた。
桜色に上気した頬にザフィーラの手を導き触れさせる。
微笑んだ。

「もう一度殺し合いをいたしましょう」
「あれ!?」

17 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:20:24 ID:bpiaAf1I
はやてが思ってた進路と違い始めてる。
クロノも「好きです」につながるとばかり思ってた。

「お前、それ恋なんじゃねーのか?」

マテリアルSが眉根を寄せた。

「恋? 恋とはなんです?」
「今お前がなってる感じだ」
「どういう感じですか?」
「だからそいつの事考えると胸とか頭が熱くなって切なくなって苦しくなって会いたくなるんだよ」
「まさに私です」
「恋じゃねーか」
「そういう事らしいです」
「………………ああ」

ザフィーラ複雑そうな顔。

「ですからもう一度殺し合いをいたしましょう」
「なんでや!?」
「いいだろう」
「よくねぇ、了解すんなザフィーラ!」
「駄目や駄目や! なんで恋する相手を殺そうとするん!?」
「いけませんか?」
「駄目!」
「なぜ?」
「好きならずっと一緒にいたいと思えよ」
「ですから、一緒にいようと思ったのですが」
「一緒に殺し合ってどうするんだ」
「え…? ですから殺し合うという事は一緒にいるという事になるのではありませんか」
「だからそれじゃ終わった後どっちかいなくなってるじゃねーか!」
「ですから終わるまで一緒にいられます」
「だーかーらー!」

やいのやいの。やいのやいの。
一般的な常識をどうにか叩き込もうとマテリアルS相手に図を交えての説明がこの後、二時間に渡って繰り広げられたという。
その甲斐むなしく、結局最後までマテリアルSは納得した表情をしなかったという。
埒が明かないのでマテリアルSは「自分で勉強してきます」と言って飛んで行ってその場は収まったという。
クロノがとっ捕まえようと追いかけたがすげぇスピードだった。恋する乙女は速いのだ。

「?」

↑終始よく分かっていなかったリインさん。



さてその数日後。
宵の口も過ぎた頃合い、満月の下、人の姿のザフィーラは鍛錬を積んでいた。
闇の書事件における己の不甲斐なさから起こした日課である。
割と高町家の修行風景を目撃するがたまに人間の動きじゃない。
あいさつとか爽やかにしてくるけど人を殺せる動きしてる。
それに触発され、ザフィーラはさらに努めようと奮い立つのだ。

護る者のために。
そう鍛錬を続けるザフィーラだが、結局10年後、肝心なところで聖王をげふんげふんされるので彼の頑張りが切ない。

18 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:21:03 ID:bpiaAf1I
「む」

夜の山。
ザフィーラに立ちふさがる小さな影。

「勉強してきました」

マテリアルSであった。
威風堂々。無表情はいつも通りだが、しかし違う。以前の彼女とは違っている。
知らなかった世界を知りつくした女の顔である。

「何を勉強してきた?」
「抱いて」
「……」

予習しすぎてきたらしい。
ザフィーラがマジでどう返そうか頭抱えてるとマテリアルSの両手がスカートの両端をつまむ。
ゆっくりとたくしあげていれば花園が見えるまさにその寸前で止まった。
少女特有の細いが健康的な足がふともも丸出しでザフィーラにさらされる。
マテリアルSはしたり顔である。正直反応に困ってると、

「抱いてくれなければ再び血と怨嗟を振りまくために暴れます」

ロングレンジパワーな脅迫であった。ザフィーラもオートガード持ってるがシールドブレイカーなマテリアルSの言葉に歯を噛む。

「クッ…仕方ない、血と怨嗟を振りまかせないためにも俺はお前を抱かねばならんのか…あぁ、悔しい。クソッ、後手に回った。しかし仕方ない、これは抱かなきゃ仕方ない。あー、本当は抱きたくないけど街の人たちのためだ!」

漢の決断であった。ザフィーラのこの苦渋の選択はまさに守護する者の鑑。

マテリアルSが艶然と笑んだ。冷たい少女の気配に妖しさが灯る。
スカートが全てまくりあげられる。下着はなかった。ふっくらとした恥丘に筋が一本。
ザフィーラの鋭い嗅覚はすでにそこから発せられる酸くも甘い匂いをかぎ取る。

「弄んでいただけますか?」

ひざまずくようにザフィーラがマテリアルSの股に顔を突っ込んだ。

「ん…」

柔らかく食むようにザフィーラがその口に恥丘を含む。甘くほぐすように歯が秘所全体を刺激してきた。
それから獣の舌が筋をなぞるように蠢く。

「お…い゛…ん…」

マテリアルSが零れる喘ぎを両手で止めようとする。スカートがふわりとザフィーラを包む込んだ。
狼の視界はほぼ闇黒。密着した今、問題なかった。
大陰唇から小陰唇へ、ザフィーラの舌は徐々に外から内へと犯してくる。
乱暴さはなく、限りなく優しい舐め方だった。むずがゆく痺れるような波がマテリアルSを何度も何度も震えさせる。

「ひ…ぃ……い゛い゛…あぁ……あ…ひ…ぁ」

必死で口を抑えるが嬌声は留まらず漏れていく。
ぬるり、と舌が濡れそぼる膣内へと侵入するに当たり、がくがくと足が笑って立っていられなくなった。
尻をがっしりと掴まれた。ザフィーラの手。固定された。それで自分の足で立たずに支えられたが、そこから舌が荒っぽくなる。
膣内を出たり入ったりするたび、マテリアルSは息が乱れてとろけてしまう。
ず、とザフィーラがわざと音を立てて愛液を嚥下する。

「はひ……ぁ…ん…」

舌が抜かれた。一息つく。
と、想った瞬間、強烈な快感。
陰核。ざらりと強めに舐められた。

19 怒れる瞳 :2010/01/29(金) 06:21:33 ID:bpiaAf1I
「んぎひいいいい…!」

何度も何度も、舌で転がされる。背をのけぞって反射的に逃げようとしたがザフィーラの手はマテリアルSを離さない。
固定されたまま女の弱い部分を執拗にねぶられる。足を閉じたり開いたりとばつくがザフィーラの動きに変化を与えられない。
こすられるように。つつかれるように。なでられるように。吸われて、弾かれ、充血した陰核が舌に蹂躙される。

「お゛お゛お゛お゛お゛ろ゛じで…! や゛め゛…! も、や゛め゛…! いぎいいいぃ!」

スカートごしにザフィーラの頭にしがみつく。涎もぬぐえず懇願するが一切舌は緩まらず陰核を左右から交互に舐め転がされる。
頭がおかしくなりそうなほど暗い夜が真っ白になる。そんな視界がさらにスパークする。
膣内に無骨で固い物が挿しこまれた。ザフィーラの指。一本だけ。
舌よりも滑らかさのない指はマテリアルSの膣内で引っかかる感触を残しながらゆっくり出し入れされる。
挿される。抜かれる。挿される。抜かれる。挿される。抜かれる。挿される。抜かれる。挿される。抜かれる。
ある所で挿された際、ざり、とかきまぜられた。意識が飛んだ。
痙攣と弛緩。陰核を甘噛みされた痛みで意識が戻る。

「な゛に゛!? い゛ま゛の゛な゛に゛!? い゛ま゛の゛や゛め゛て゛! い゛ま゛の゛や゛だ! や゛だ! や゛だぁぁ……!」

また指がマテリアルSの弱点をこすりあげる。同時に舌が陰核をしごきあげる。

「あ゛ーーーーー!! ぎーーーあ゛ーーーー!! うあ゛あ゛あ゛あ゛! い゛い゛ーーー!!」

涙を流しながらマテリアルSが悲鳴を上げる。気持ちいい。
夢のような浮遊感と痛みのような快感でマテリアルSは体の芯から指先まで張り詰める。
漂流者が灌木にしがみつくようにザフィーラの頭を抱きしめては、痙攣を繰り返した。
弛緩した体の各所からは汁が漏れ、涙や鼻水、涎で顔が汚れて小水が止まらない。
ザフィーラは顔面に小水を浴びる事になったが構わずマテリアルSの秘書を犯しぬく。

やがて、ザフィーラの顔が股から離れればマテリアルSはぐったりと地に寝転がって死んだようになる。
ひゅーひゅーと乱れた呼吸をしながら焦点の合わぬ目で夜空を見ていた。

「すでに貫通していたのか」
「……………じぶんで、やぶりました…」
「痛かったろうに」
「……あなたに……よろこんで…ほしかった」
「馬鹿者…」

マテリアルSの手が、ぴくりと動く。それだけで、自分を探していると察したザフィーラはその手を握ってやった。
涙や涎でくちゃくちゃになりながら色気と妖艶さばかりが際立つ顔に、ほんの少しだけ安らかさが滲む。

「……いれてください」
「もう少し休め」
「…あなたがほしい……」
「………分かった」

まるでとどめをさしてくれ、と言っているようだった。ザフィーラに屈服したいと言っている。
マテリアルSを、抱き上げた。

その時。

「大丈夫ですか! 誰かいませんか!」
「「あ」」

マテリアルSの悲鳴を聞きつけ、修行中の高町家の父兄姉が駆け付けた。
びしりと五人が固まった。
幼女に性的な暴行加えたマッチョを補足した古流武術家たちの図でしか説明はつくまい。
しかもその幼女が可愛い可愛い末っ子の姿形で、マッチョは友人宅のペットである。すでにリンディより魔法の存在を明かされた高町家が、ザフィーラやアルフの紹介をきちんと受けていたのが運のつき。

まず父親が抜刀した。それを皮切りに、弟子ふたりも各々得物を夜の空気にさらす。

「……………………待て、話せば 「「「分かるか!!!」」」

後日ザフィーラは「人間の動きじゃなかった」と語った。

20 タピオカ :2010/01/29(金) 06:23:04 ID:bpiaAf1I
そしてマテリアルDはホームレス

お邪魔しました

21 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 07:02:27 ID:3LnJjFLE
>>8
シロクジラ氏…なんて話を投下してるんだい!?
「しょうもない話」以上にしょうもないぜ(ほめ言葉)

22 イクスピアリ :2010/01/29(金) 07:23:28 ID:WkIvsa/.
タピオカ氏GJ!!

マテリアル組可愛いなぁ
さすが星光
殲滅者らしくザッフィーを(社会的に)殲滅しちゃった(笑)


んで雷刃なにしてんの!?
というかあの服で近所にいたのか!?




闇王ホームレスで吹いた

23 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 11:49:01 ID:avxoJ9uQ
なんという投下ラッシュ
映画効果凄まじいな

24 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 19:26:46 ID:N/YtZ3aM
>>20
マテリアル娘エロ一番槍GJ!

>あー、本当は抱きたくないけど街の人たちのためだ!
ちっとも嫌がってるように見えねえw

>>23
映画効果というよりゲーム効果だろ。
映画は出来はいいけど一期の焼き直しだから燃料にはならんような。
ゲームはマテリアル娘という期待の新キャラ来たし。

25 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 19:56:33 ID:D5kL4WaI
そういえば士郎パパンとザッフィーって中の人が同じだったか

26 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 20:26:21 ID:4giHCzEM
ゲームは知らんけど、マテリアルタソというのはそんなに可愛いのかハァハァ

27 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 20:46:11 ID:j3Kou6h2
アホの子可愛いよと思っていたら星光ちゃんがこんなにも可愛いとは!

中の人的にザッフィー=士郎パパン=初代なのはことなのちゃんの旦那さん
つまり……

28 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 21:12:42 ID:FTkT86Zo
>>20
タピオカ氏GJです!!勿論本番につづきますよね?!

29 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 21:26:09 ID:zvKaczyw
>>27
意義あり! なのちゃんの旦那はクロノ(ハーヴェイ)で士郎さんは関係なくね?
中の人的にザッフィー×桃子さんならわからんくもないが

30 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 21:38:47 ID:j3Kou6h2
ザッフィーの中の人は、なのちゃんの中の人ぺー姉さんこと北都南さんの旦那さん……

31 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 22:08:33 ID:zvKaczyw
ああ、そうなのか。ごめん、理解した

32 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 22:20:38 ID:z.2bGoM.
ソープナンバーズの姉妹編として、
ソープマテリアルが必要かもしれんな。

33 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 22:55:31 ID:9n3ZUBwI
いや、ここはキャラ色を全開でいこう。
ソープナンバーズ、ヘルス六課(流行らなかったが)の次はデートクラブマテリアルというのはどうだw

34 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 23:09:06 ID:iA69E5pU
もうラブマテリアルでいいよ

35 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 23:31:41 ID:bpiaAf1I
でもマテリアル三人だからなぁ
しかもガキ

子供の頃の夏休み海鳴に遊びに来た男の子
遊んでると良く知らない場所に出てしまう
そんな時ふらりと現れたショートカットの黒い女の子
一緒に遊んで日が暮れて、気付けば女の子がいなくなってしまう
そんな事が次の夏休みも、その次の夏休みも
年月が経つけれども女の子は姿かたちが変わらない
どうして、と聞くとマテリアルだからと返事された
それから女の子には会っていない
的なちょっぴり不思議な物語でも

36 名無しさん@魔法少女 :2010/01/29(金) 23:37:56 ID:z.2bGoM.
>>35
さあ、執筆に戻るんだ。

37 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 00:14:02 ID:HkF.HBEg
まだゲームを買ってないから、妄想が膨らむな。
>>35みたいなのも良いし、原作キャラとほのぼのしたりドタバタギャグしたりするのも良い。
なのは達がミッドに移住した後、ロストロギアから海鳴を守るなんて展開もできそうだ。

個人的には、ゆりかご事件でピンチの時に駆けつけてくれたりすると嬉しい。
ヴィータを助けるためにはやてと指揮官を変わる闇王、スカのバインドを切り捨ててフェイトを助ける雷刃、
なのはがクアを見つける時間を稼ぐためにヴィヴィオと殺し合う星光。

星光「時間を稼ぐのは構いませんが、別にアレ(聖王)を倒してしまっても構わないでしょう?」
なのは「全力でNOなの!」
ヴィ「マ、ママたち喧嘩は止めて………………」

あれ、何か違う?

38 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 01:00:06 ID:ujmmESUM
ティアナ撃墜を見て「貴女こそ星光の殲滅者、その称号を持つにふさわしい」とだなw

39 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/01/30(土) 01:37:15 ID:yAvmG.v6
>シロクジラ氏
もうユーノは登場キャラ全員の嫁でいいよ。
ふたなりなら仕方ない。

>タピオカ氏
マテリアルエロ可愛いな! エロ可愛いな!
乱れっぷりもグッジョブですぜ旦那。

さてさて……投下してもよろしいですかな?

40 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/01/30(土) 01:51:27 ID:yAvmG.v6
OK10分書き込みないね? いっちゃうよ? イっちゃうよ!?

・A's直後くらい。アリサ徹底凌辱、もちろんR18です。
・NTR&激鬱なので耐性がない人は注意。
・気分が悪くなった時のためにビニール袋の用意を。
・原作分かる人へ:ローウェルより酷いです。

自分で言うのもナンだけど、「鏡の中の狂宴」より過激です。
ヤバいと思ったらすぐに回れ右して下さい。
では、始まります。

41 アリサイタダイタヨ 1/11 :2010/01/30(土) 01:52:14 ID:yAvmG.v6
──Welcome to EDEN.
Here is the world warping common-senses, ethics, and moralities.
You would be able to feel how ambiguous the definition of saying "Paradise".
It is "astonishment" to know all.──

「すずか……?」
少女が最初に見たのは、真っ白な天井だった。
その次が、親の顔。この世の終りみたいな顔をしていて、
それと喜びが複雑に入り混じって、混乱に包まれた顔をしている。
やがて意識が夢から現つに向かうにつれ、下腹部と内股に鈍い痛みが走った。
さっきまで麻痺していたのが、急に復活したような、打撲と裂傷とを併せた激痛に変わっていく。
少女は、どうして親がさめざめと泣いているのか、
さっきまで一緒だった――気がする――親友がいないのか、訝しがった。
ぼーっとしたまま、しばらくベッドに寝続ける。
知らないベッドだったが、やがて医者が来て診察をしていったところから考えて、病院なんだろうと考えた。
頭ははっきりしているが、何か凄く大切な、しかも直近の記憶を忘れている。明らかに、記憶喪失のそれだった。
やがて夕方になり、夢の終りで呟いた通りの親友が病室に駆け込んできた。
せっかくの顔がぐしゃぐしゃになるほど泣きじゃくっていて、父といい、一体何事なのかと思った。
「ごめんなさい、ごめんなさい……アリサちゃん、もっと、私が、気を付けていれば……
どうしてあの時、もっと素直になれなかったんだろう……
許してなんて、言わない……殺すなら殺して……ごめんなさい……」

殺すだなんて、物騒な。そんな気違いじみた――
「あっ……」
少女の、およそストレスでばらばらになり艶の失われた髪と、懺悔にも近い声、
そして何より、哀しみの涙が自分自身に重なって、
「うっ……ぷふっ……おぇっ、うぇぇっ、げぇっ……」
シーツに大量の胃液と胆汁をぶち撒けた。何も食べていないから、液体しか出てこない。
ナースコールで看護婦が飛んでくるまで、いつまでもそこで吐き続けた。
誰が背中をさすってくれているのか、それさえも混濁した意識の中では分からない。
アリサ・バニングスは思い出した――自分が汚れてしまったことに。
「いやっ……いや、いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

***

「ねえ、すずか。インターネットの噂、知ってる?」
「え?」
アリサは不意に聞いた。
なのはとすずか、それからフェイトやはやてといういつものメンバーで弁当をつついていた時のこと。
「何を?」
主語が抜けて首を傾げているすずかに、アリサは続ける。
それは、肌寒く乾いた冷たい風が吹く季節に、いささか不釣り合いな話。
「都市伝説なんだけどね、『インターネットで人を呪う』って話」
真っ先に震えだしたのはなのはだった。顔は笑っているが、同じくらい膝も笑っている。
深呼吸を一つおいて、アリサはおどろおどろしく話し始めた。
「詳しいことはあたしにも分からないんだけどね、こんな噂が出回ってるのよ」
白の映える肌で幽霊の手真似をすると、いかにも本物らしくて、
なのはは引きつった笑いを浮かべながら、ぷいと横を向いた。
できれば鮮血に染った紅いワンピースとかがあれば、もっと雰囲気が出たかも知れない。が、ないものねだりはいけない。
コホンと大げさに咳払いをして、都市伝説の内容を語る。

42 アリサイタダイタヨ 2/11 :2010/01/30(土) 01:52:48 ID:yAvmG.v6
『1.検索エンジンでは出てこない。
2.そのサイトは聖書の名前。
3.そこを見たら人生が終わる』
はやては「そんなもんあらへん、ある訳ないやんか」とカラカラ笑い、
すずかは少しばかり神妙な顔になって黙り込み、そしてフェイトは涙目のなのはをずっと介抱していた。
「あ、なのはゴメン。少しおどかしすぎちゃった?」
一旦話は打ち切られ、全員がまた弁当に箸を戻した。
何故か、フェイトだけは「アリサ、ありがとう」とお礼を言われた。

放課後、帰る前に校庭で、アリサとすずかはその片隅でブランコを漕いでいた。
太陽は少しずつ長くなっていくものの、まだまだ日は短い。
夕方の淡く紅い光が、二人の顔を照らしていた。
「ねぇ、アリサちゃん」
ブランコを力強く前に出しながら、すずかが呟く。
軽く聞き返しながら、アリサも足に力を込めた。
「あの話、私も聞いたことあるよ。でも興味本位で調べると何か悪いことが起きる気がしたから、結局見なかったけど」
アリサの心臓が、不可思議に跳ねた。
すずかはこう、野性の勘というか、いろんなものを察知する力が強い。
苦笑いを浮かべて、アリサは答える。
「いや、あたしの場合は探しても見つからなかっただけなんだけどね、ハハハ……」
よっ、とブランコから飛び上がり、足を一歩出しつつも着地する。
一方すずかは、それを見て思い切り漕ぎ、立ち上がったかと思うとジャンプして、クルリと一回転してから綺麗に着地した。
間違いなく、大会なら10点満点だ。
「や、やるわね……」
笑顔でVサインを浮かべる親友の姿に、アリサの心臓はドキリとまた跳ねた。

教室に戻ると、誰かが開け放した窓から風が吹き込んできて、アリサのスカートをはためかせた。
竿から落ちかけている雑巾を横目で流しながら、自分の机に行って鞄を取り上げ……また風が吹いた。
「あっ……!!」
目に何か入り、少し慌てたせいで、身体のバランスを崩した。
世界が見えないせいで上体の戻し方が分からず、また鞄を掴んだ手が何故か離れず、
そして身体を捻っても重心が戻らなくて、アリサは思い切り顔から床へと突っ込んでいった。

柔らかい。
最初にアリサが感じたのは、布地の心地よい触りと、ラベンダーのような鼻をくすぐる香り。
いつまでもこうしていたい、そんな思いは、その布地がもぞもぞと動き出したことで掻き消えた。
どうやら、すずかの身体だったようだ。恥ずかしさに顔が紅潮すると同時に、巻き込んでしまって申し訳なく思う。
まだ、目に入ったゴミが取れない。
立ち上がろうと、手探りで床に手をつけようとあちこちをぺたぺたやっていたら、
さっきよりももっと柔らかい部分に触れた。感触から考えて、ブラは着けていない。
時が止まり、心臓の鼓動がより強くなった。
トク、トク、トク。意識が脈動する血流に集まって、頭に靄がかかる。
「あの、アリサちゃん……」
すずかの声は、戸惑いというよりも、湿り気を帯びたそれだった。
そう信じたかった、と言えばそう聞こえるかもしれない。
けれど、アリサは、この風の悪戯が何かの引き金ではないのかと、
赤い糸が縒り合わされて一つになるのではないのかと、そんな幻想が頭を掠めた。
その時ふっと、すずかの手が頬に当たった。

43 アリサイタダイタヨ 3/11 :2010/01/30(土) 01:53:45 ID:yAvmG.v6
「アリサちゃん、目にゴミが入ったんでしょ? どっちの目?」
「ひ、左……」
「じゃ、アリサちゃんそのまま頭下げて」
何事が始まるのかと思いきや、頬を撫でていた指先が上下の目蓋を捉えた。
言われた通りにすると、そのまま押し開かれ、すずかの唇が迫ってきた。
「ちょ、すずか、アンタ何やって……」
「動かないで、アリサちゃん」
その一言でぴたりと静止し、すずかを見守る。
――ぺろ。
「わひゃぁっ!?」
本気でびっくりしたのには責められるべきではないと思う。
取れたゴミをテイッシュに吐き出している間、アリサは呆然として親友の姿を見つめていた。
「あ、ありがとう」
「ううん、どういたしまして」
「ところで今の……何? 月村家ではよくあることなの?」
すずかへのモヤモヤした気持ちよりも、驚きが勝っている。
本人は疑問をあらわにして、首を縦に振った。
「うちではやるんだけど、うーん、変だった?」
「え、あ、いや、そんなことないわよ?」
言い切られてしまった。だが、それも仕方ない。
心が沈静に向かうのかと思いきや、冷静になればなるほど、先程の熱が勢いを取り戻してきた。
最初に出会った時から、ゆっくりと何年もかけて染み渡ってきた恋慕と愛情が、今顔に出てきた。

世界から音が消えた。二人、見つめ合って、すずか以外の全てが目に入らなくなる。
顔が真っ赤になっているのが、自分で分かる。
息も上がってくるのを必死に堪えているのに、身体も心も言うことを聞いてくれない。
「あ、あのさ、すずか。あたし、すずかに言いたいことがあるんだけど……」
おずおずと、アリサから切り出す。
口から心臓が飛び出してきそうなほど緊張が高まって、粘膜が残らずカラカラに乾いた。
「う、うん。実は、私もなんだけど……、同じことだと、いいね」
鼓動が早すぎる。破裂しそうだ。
高鳴る緊張を押さえようと、軽く足を振ったが、それがまたもつれかけて一歩を踏み出してしまった。
すずかの顔が目の前にある。今まででこんなに意識してすずかの顔を見たのは、初めてではないか?
長くサラサラで、綺麗な髪。丸く済んだ、深い色の瞳。紅く染まった頬。柔らかそうな唇。
それらの何もかもが愛しくて、思わず押し倒したくなる衝動が襲ってきた。
が、鋼の精神で耐え抜く。いつまで持つか分からない張り詰めた時間の中で、すずかはそっと目を閉じた。
ごくりと生唾を飲み込んだアリサは、その小さく突き出された唇へと、自らの口を寄せ――

「わぁーっ!!」
突然轟いてきた叫びに、二人はパッと身体を離した。
ぜぇぜぇと肩で息をして、叫びの聞こえてきた方向を見る。
はっきりと耳に響いた辺り、教室の中としか考えられなかった。
「フェイト、こんなとこで何やってんのよ?」
ものの見事に引っくり返って顔面スライディングを決め込んだフェイトがいた。
スカートも、これまた見事にめくれて真っ白なショーツが曝け出されている。
「ふぇ? あ、アリサ。教室に忘れ物しちゃって、それで取りに戻ったら……」
「……はぁ。取り敢えずアンタ、パンツ見えてるわよ」
「え、え!?」

44 アリサイタダイタヨ 4/11 :2010/01/30(土) 01:54:27 ID:yAvmG.v6
教室の入り口に、風で落ちた雑巾が転がっていた。さっきギリギリで引っ掛かっていたものだろう。
フェイトが気付かずにそれを踏ん付けてしまったのは、火を見るよりも明らかだった。
立ち上がって埃を払い、しきりに後ろを気にするフェイト。
「あたしたち以外誰もいないわよ、安心しなさい」
男子に見られたのではないかと心配しているのかと思いきや、全然違った。
というかもう、斜め上の発想をご教授頂いた。
「いや、なのはいなかったなぁ、って」
「ああ、そう……」
これはアレだ、なのはに痴漢プレイされたら凄いことになるタイプだ。
頭が痛くなったアリサはフェイトに別れを告げると、いつの間にやら落としていた鞄を拾って教室を出た。
すずかは恥ずかしそうに、後ろからぴょこぴょこ着いてきた。

「あー、えっと、あの、すずか?」
「……何?」
ワンテンポ遅れて、すずかが聞き返す。もう、二人の家路には別れ道だった。
落ち着くのよ、アリさ・バニングス。クールになれ、素数を数えるの。
でも2からじゃすぐ終るわね、じゃあ1000から行きましょう。1009、1013、1019、1021、1031……
うん、大丈夫。よし、言おう。言おう──
「あ、あたしたちってさ、『親友』よね?」
一瞬、すずかの顔に陰りが差したのを、アリサは見逃さなかった。
ただ、自分自身の顔がすずか以上に陰っているなどとは、悲しいかな、気付くことはなかった。
「そう、だね。親友。誰よりも大好きな、『友達』」
ちくちくと、針がどこからか刺さる。何本も何本も、アリサに傷をつけようと続ける。
その正体は分かり切っていたのに、今更どうすることもできなかった。
涙が出そうになるのを堪え、アリサは精一杯の笑いを見せた。
「改めて……てのも変だけど、これからもよろしくね、すずか」
「うん! よろしくね、アリサちゃん」
互いに握手を交わして、二人は別れた。
道すがら、アリサは誰にも聞こえないように、ぽつりと呟いた。
「すすがに、二つも嘘ついちゃったな……」
家に帰り、部屋に戻ってパソコンを立ち上げると、数日前に見つけたホームページにアクセスした。
その末尾は、どこの国かも分からない、不思議な場所だった。
トップページには、ヨハネの黙示録を引用した文章に、テキストボックスがぽつんと一つ。
「メンバー以外はguestと入れて下さい」と書かれていたから何度か入力してみたものの、
『ただ今調整中』とか何とか、いつまで経っても復旧の目処が立たない。
「『EDEN』……聖書の名前とはちょっと違うけど、間違いなくここよね」
呪われたサイトと目される場所を見つけたが、特に面白いものなどなかった。
以前、どこぞのサイトで午前零時に殺したい人の名前を書くと実際に地獄へ送ってくれるというのもあったが、
結局最後まで身近な人間に見つけた者はいなかった。
大体、だ。魔法なら目と鼻の先に何人もいるが、
インターネットという科学の結晶から呪いという非科学的な代物など、土台出てくる訳がない。
アリサはあっけない結末に嘆息し、電源を落としてベッドに転がった。
すると、さっきの一瞬といい、この都市伝説といい、すずかに嘘を吐いたという悲しい事実が胸を貫いた。
後者はまだいい。何となく、すずかの勘が胸に響いて、言い出せなくなってしまっただけだ。
問題は……大好きな人に、想いを伝えられなかったこと。好きな人に、好きだと言えなかった……
あの時、すずかも何かを言おうとしていた。「同じことだといいね」と。
もし、本当に、同じことだったとしたら、世界中の神様に感謝できるだろう。
もしそうじゃなかったとしたら、一方的に好意を寄せているだけで、すずかは誰か他の人が好きだったのだとしたら……

45 アリサイタダイタヨ 5/11 :2010/01/30(土) 01:55:23 ID:yAvmG.v6
脳裏にネガティヴな妄想ばかりが広がって、涙が出てくる。
枕に顔を埋めて、声を潜めて泣いていたら、鮫島が食事の用意を終えたらしく、起こしに来た。
涙を拭って立ち上がると、「今行くから、先に行ってて」と言い残し、顔を洗いに洗面所へと向かった。

***

次の日は曇り。ぐずぐずで、雨が降りそうで降らなくて、降るならさっさと降れと叫びたくなるような空だった。
すずかへどんな顔をしたらいいか分からず、かといって日常を崩す訳にもいかず、今日も今日とて学校で過ごした。
意図的に目を合わせなかったし、話しかけもしなかった。
向こうも特段話す要件はないのか、何も話しかけてこなかった。
ヤマアラシのジレンマ──本当はもっと近くにいたいのに、もっと触れ合いたいのに、それができない。
もどかしさに壁を殴りつけたくなるような衝動を押さえて、放課後を待った。
帰りのホームルームが終るなり鞄を取って、下駄箱にダッシュする。
靴を履き替えると、もう誰とも会話をしたくなくなった。
明日の、土曜日の朝に帰ってくると電話してくれた父にも、きっと校門前で待っていてくれるだろう鮫島にも。
「ああ、鮫島? 悪いんだけど、あたし急用ができちゃったから。先に帰ってて。うん、うん、気をつけるね。それじゃ」
携帯で執事に電話をすると、くるりと校舎裏の方へ走っていった。
普段まったく使わない裏道を使って、なるべく遅く、遠くまで寄り道をして帰ろうと思った。
その間に思考を整理して、すずかへの秘めた想いをどうするべきか、結論をつけるのだ。
……それが悲劇の始まりだった。
「んっ!?」
校門を出て右に曲がった直後、後ろから誰かの手が伸びてきて、ハンカチで口を塞がれた。
それはあまりにも突然のことで、抵抗するとか、悲鳴を上げるとか、そんなことの前に、まず頭が硬直した。
相手が何もしない。刺激しないようにゆっくり息を吸うと、急に眠気が襲ってきた。
「何よ……これっ……」
意識にシャッターが降りるのは早かった。身体に力が入らず、アリサはいつの間にか眠っていた。

次に目が覚めた時、最初に感じたのは視覚の異変だった。
目が見えない。どうやら、アイマスクをさせられているようだ。
耳にはヘッドフォンが掛かっている。だが、そこからは何の音も聞こえてこない。
その代り、ドアの向こうと呼べる空間で、何かの機械が鈍い駆動音を立てていた。
身体も変だ。フローリングに転がっているようで、変な姿勢が続いていたためか、節々が痛い。
極めつけは、後ろ手に嵌められた手錠だ。ガチャガチャと動かしてみるが、一向に外れない。
誰かの話し声が聞こえる。怒鳴りつけると、彼だか彼女だか、一人がアリサの前に来たようだ。
「ちょっと、これ何よ! 身代金ならパパが払うから、さっさと離しなさいよ!!」
実は一度、似たような理由で連れ去られたことがあった。
その時は、手荒なことは何もされず、身代金が支払われるなりさっさと解放されて、それっきりだった。
犯人は捕まっていないが、ビジネスの誘拐というのは本当にあるのだと、身を以って知った一件だった。
だが、目の前にいるらしい人物は何も言わない。その代り、ジジジ……と金属の噛み合う音が聞こえた。
ジャケットでも脱いでいるのかと思ったが、次の瞬間、ヘッドフォンに強烈で鋭い声が響いた。
よくあるボイスチェンジャーの、くぐもった男声だ。
「歯を立てたら殺す」
刹那、何かゴロゴロとしたものが口に入ってきた。臭くて、苦くて、熱くて、アリサは急に吐き気を覚えて咽せこんだ。
だが、何者かはアリサの頭をがっちりと抑えつけ、苦しそうにもがき、
えずきに喘ぐのも構わず、乱暴にその棒を口の奥へと挿し込まれていく。
グニグニした、気持ち悪い弾性。しかもそれは口内で膨張し、ますます呼吸が苦しくなる。
『これ、まさか、男の人の……』
気付いた時には、もう何もかも遅かった。

46 アリサイタダイタヨ 6/11 :2010/01/30(土) 01:55:53 ID:yAvmG.v6
突き出たエラ、勃起したことで後退した皮、脈を打つ肉竿、裏側に張っている筋。
そして何より、最悪の臭気を放っている、ペースト状の何か。
汚れたモノを口の奥に入れられたことで、一度目とは比べものにならない吐き気が襲ってきた。
胃の中がぐるぐると蠢いて、中身を全部ぶちまけたいと警告している。
慣れか何か、一瞬吐き気が引いた――が、同時に血の気も猛烈な勢いで引いていった。
脳に血が回らなくなり、急性の貧血がアリサの気を遠くする。
気付いてはいけない事実に気付いてしまった。
唇が、舌が、歯が、粘膜が、喉が、ヘドロを口に突っ込まされた時よりも暗く燃え上がった。
……すずかとのファーストキスだって、まだだったのに。
それなのに、こんな気持ち悪い、汚れた肉塊に、『はじめて』を奪われるなんて……

少女の心はあっけなく真っ二つに折れた。がくりと意識にシャッターが降りた拍子に、口が閉じる。
「ってぇ!」
男の絶叫が耳に届き、続いて頬に強烈な打撃。
白く熱いスパークが散って、頭が鋭く痛む。熱の感覚は白い肌にも一閃走り、更に鋭い痛みが走る。
腕にカッターナイフが当てられたと知ったのは、彼らの会話からだけだった。
誰かが耳元にやって来て、ぼそりと呟く。ドスの利いた、静かでしかし怒らせたら最後の緊張を孕んでいる。
ボイスチェンジャーを使ったら却ってその凄味が消えてしまいそうな、怒気を含むいらついた声。
「次はない。覚えておいた方が身の為だぞ」
アリサの身体は竦み上がった。原始的な恐怖に縮んだ胃が悲鳴を上げる。
口に容赦なく殴り込まれてくる、見たこともない男の肉棒。それどころか、まだ顔すらも分からない。
暴力的な抽送は和らいだものの、その代わりアリサに求めるものがあるような動きだった。
視界を閉ざされたが故に、その微妙な意図を掴み取れた。最悪を通り越して声も出ない。
舌を出して、つるつるとした亀頭を舐める。
おぞましい臭気が口の中いっぱいに広がり、我慢できない。だが……次はない。
ヘッドフォン越しに聞こえてきた、本気そのものの声は、アリサの勇気を挫けさせるのには十分だった。
ぺろぺろと舐め続けるその頭上で、男が舌打ちをするのが聞こえた。
手を拘束された状態では立ち上がることもできず、仔犬がミルクをぴちゃぴちゃぺちゃ舐めるかのように、
惨めな格好で男の怒張に奉仕する。
「もっと口を使え。吸ったり、扱いたりするんだ」
無機質な変質音が耳を駆け抜け、アリサは一心不乱になって肉棒に愛撫を加えた。
大丈夫。すぐに解放してくれる。根拠のない希望に縋ることしかできないが、それでも失いたくなかった。
同時に、身を引き裂く後悔が精神を蝕んでいく。
あの時、雑巾一枚を気に掛けていたら、すずかに『親友』だなんて言わなかったら。
そして、まっすぐ鮫島のところに帰っていたら……
甘い妄想が、意識を侵した。すずかと初めてのキスを交わして、裸になって、一番大事な純潔を捧げて、
すずかの恥ずかしいところに口づけたり、舐めたり、じろじろ見てやったり……
キスの嵐は唇だけではない。
甘酸っぱい首筋にも、まだまだ平らな胸にも、その頂きの蕾にも、背中にも、太ももにも、すずかの総てを愛したい。
顔を真っ赤にしたすずかが「やめて」なんて弱々しい声を上げても、許してあげないのだ。
ぐちゃぐちゃになるまで互いに蕩けあって、翠屋のケーキよりも甘いひと時を味わうのだ。
そう、すずかの秘所から溢れ出る、禁断のスープさえも。

――それが、どうだ。
「んむっ、んんーっ、んっ!」
すずかの蜜どころか、好きでもない男のペニスをくわえさせられている。
一番に好きな人、誰よりも大好きな女の子、総てを愛したい少女に捧げたかったファーストキスは、無惨にも奪われてしまった。
しかも、それに絶望する時間さえ与えられてはいない。
何もかもが狂った歯車は軋みに悲鳴を上げ、口内は汚辱で嗚咽を漏らしそうになる。
赤子がミルクを飲むかのように、ちゅうちゅうと先端の鈴口を吸う。
命令されるがままに、唇を窄めて前後にストロークし、肉竿に刺激を与える。
その先に待っているのが何なのかを知るのは、まさにその直後だった。
まさか、この後、この肉棒からは……

47 アリサイタダイタヨ 7/11 :2010/01/30(土) 01:56:41 ID:yAvmG.v6
「そろそろ出すぞ。絶対に吐き出すなよ」
脈動を打ち始めた怒張に、アリサは底無き恐怖の沼へと引き込まれた。
視界なんて最初から閉ざされているはずなのに、ぎゅっと目を瞑って耐える。
じゅぷじゅぷ、じゅるじゅる。粘液が音を立て、唇にまとわり付いた後、顎へと伝っていく。
今までになく強い吐き気を催す臭液が、先端から零れ落ちてきた。
息が苦しくて思わず飲み下してしまったが、その時に感じた
アンモニアか何かを直接胃に流し込まれたかのように強烈な臭いが、アリサの鼻を強かに打った。
「ふーっ、ふーっ、ふーっ……」
口の中に収まりきらず、かといって飲みたくもない先走りの粘液を、少しずつ喉の奥へと押し込まれていった。
肉棒が何度も舌の粘膜を擦って、その度に男が愉悦の声を漏らす。
一際大きく膨れ上がったのを感じたが、吐き出すことも、噛み切ることもかなわない。
身体のどこにも力が入らなくて、閉ざされた視界の先にある、
グロテスクな代物にまつわる様々な妄想が脳髄へと突き刺さる。
未来に待つ黒々としたビジョンが、次から次へと泡沫のように浮かんでは消える。
果てのない後悔が終る時を待ち侘びて、しかしそれは叶わなかった。
一瞬、喉まで押し広げんとしていた肉棒が引かれた。
安心するのも束の間、亀頭が膨らんだかと思うと……爆ぜた。
「んぐっ、んんっ、んんー!!」
突如として、耐えられないほどの臭気を帯びた樹液が鈴口から噴火し、口の中に流れ込んできた。
今一度、全てを強調するように、男は言った。
『吐き出すな。飲み込むな。口の中に溜めろ』
舌先に打ち付けられる、どろどろに煮えたぎる灼熱の粘液。信じられない苦みに、有り得ない生臭さ。
汚された。穢された。
口内に注ぎ込まれていくのは、紛うことなく、精液だ。
大好きな人と交わすはずだった神聖な誓いは、粉々に砕け散った。
今更になって、絶望が身体に、精神に、そして口腔に染み渡ってきた。
不味さを極めた気持ち悪い粘液を、舌の届かぬ所に押し込む。
やがて、怒張が萎え始め、少し残った精液がダマになって鈴口に滴り、
男はそれをアリサの舌に擦り付けると、肉棒を口から引き抜いていった。
ちゅぽん。水温と共に、唇へとまた白濁まみれの肉竿を押しつけられる。
……気の遠くなりそうな凌辱がようやく終った。
後はもうこれだけと、安堵に一瞬の安心を見せると、変質された警告の声が耳に届いた。
「まだ飲み込むな。口の中に溜めていろ。そのまま、舌で掻き回せ」
アリサは我が耳を疑った。こんなものを口に入れたまま、地獄の時を徒に長引かせようというのか。
躊躇っていると、首筋に冷たいものが宛われた。
何かがおかしいと、口を真一文字に閉じて正解だった。
バチッと、電気の走る音がした。
「んんんんんーっ!!」
冷たいものはスタンガンだった。出力はきっと最低だろう、何か不都合なことがある度、電圧を上げてくるに違いない。
アリサは諦めて、口の中で汚汁を転がし始めた。くちゅくちゅと、顎や頬の骨から精を掻き回す嫌な音が鼓膜に届く。
舌全体に、白濁が馴染んできた。本当なら、最初にアリサの口に入るのはすずかの唾液だったはず……
なのに、『はじめて』が何でこんな、汚い精液なの……?
こんな夢みたいな誘拐をされて、大事な、大切なものを奪っていかれてしまった。
『もういいぞ。顔を上げて、口を開けろ』

48 アリサイタダイタヨ 8/11 :2010/01/30(土) 01:58:16 ID:yAvmG.v6
たっぷり一分も経っただろうか、命令が無慈悲に届く。
鼻から抜けていく、本当なら今すぐ吐き出してしまいそうな臭い。
アリサはふるふる震えながら、命令を忠実に実行した。
地べたに這いつくばった、今までになく屈辱的な格好で、顔を上げる。
『そうだ、それでいい』
口を開くと、シャッターが切られる音がこれでもかと露骨に響いた。
顔の青ざめる心地がしたが、彼らはそれでも止めてくれない。
『お前の口に溜まってるものが何なのか、答えてみろ』
「そ……そんな……」
『嫌なら別に構わないが』
バチッ!
「ぎゃあああああああっ!!」
白濁を零さないように、という意識が真っ先に働いた。続いて、頭を抉る痛みと混沌。
意識がリセットされてしまったようで、ぐるぐると不定形の白いアメーバがゆっくりと目の奥で這い回る。
『もう一度聞く。それは何だ?』
恐怖に張り付けられ、身動きが取れなくなったアリサは、やがてぽつりと答えた。
なるべくなら一生言いたくなかった単語だが、言わざるを得ない。
「せ……精液、です」
『聞こえないな?』
「せっ、精液です!!」
『説明してみろ。それは何をした時に、どうやって出てきた?』
アリサは、やたら無意味な脅迫に思えて仕方がなかった。こんなことをして、一体何になるのだろう。
が、今はそんなことは関係ない。
今はただ、従わねばならぬという従順な恐慌によってのみ縛り付けられている。
命令に忠実であれば、少なくとも痛いことは何もされないのだ。
「お、おちんちんを舐めたら、先端から、ぴゅって出て、来ました」
溢れた涙を拭うこともできず、アイマスクの生地に吸い込まれていった。
三回も四回も、カメラに痴態を収められると、また命令が下った。
「飲んでいいぞ」
まるでおねだりをしていたところを許可してやったかのような、人を小馬鹿にした言い方。
でも、その「許可」に逆らったら何が起こるか分からない。
火花の散る音がした。すぐ近くでスタンガンが鳴っているのだ。
アリサは覚悟を決めると、汚濁をもう一度口の奥に押し込み、できるだけ早く嚥下した。
胃液が逆流してきそうだったが、ギリギリのところで耐え抜く。
ようやく終った――アリサがそう思ったのも、無理はない。
おもむろに、尻へと手が伸びてきた。
着やすく動きやすい冬制服の厚い生地を、無骨な手が撫で回す。
貞操の危機を感じたアリサは狂乱に叫びを上げたが、
更に出力を上げたスタンガンの一撃で、またも床に身体を投げ出した。
「やめっ、やめてぇっ、お願い、何でもするからぁ……助けてぇ……」
必死の懇願は、自然と哀れみを誘う声になったが、今度は男たちは無言になった。
スタンガンや鉄拳どころか、うんともすんとも言わない。
「……っねえ! お願い! 誰か答えて!! 助けて、何でもするから、助けてよぉ……すずかぁ……」
口に残っていた白濁が、唇を伝って顎まで垂れる。また一つ、身体が汚れてしまった。
尻を撫でていた手は一人から二人へ、二人から三人へ、更には胸にも、足にも、次々に手が伸びてくる。
「い……いやぁっ、許してっ、あたしが何をしたっていうの……? お願い、止めてぇっ」

49 アリサイタダイタヨ 9/11 :2010/01/30(土) 01:59:02 ID:yAvmG.v6
何度も愛する人の名前を呟きながら、アリサは涙を流した。
痛みも感じない、悲しみも感じない。感じているのに、それを誰か別のものだと頭が訴えている。
男の強欲、暴虐の支配に身を委ねることしか、できない。
心臓の鼓動が、ゆっくりと閉じていく。音が小さくなって、脈が少なくなっていく。
心の星が一つずつ消えていって、籠に閉じ込められた小鳥が長い間空を見上げるように、真四角の夜空が遠くなる。
身体が冷えてきた。寒い。寒い。温かいものが欲しい。温かいベッドが欲しい。温かい人が欲しい。
仮初の慰めすら与えられない今、閉ざされた視界の向こうで、すずかが微笑んでいるような気がした。
今、そっちに行くから。もう少しだけ待ってて……

ぴくり。
「え、ま、まさか……ちょ、ちょっと待って、お願い、待ってぇ!!」
肉棒の動きが変わって、アリサは嫌な予感を全身に走らせた。
ついさっき、口の中で感じた、射精の前兆。
他の人より少しだけ早いけど、生理は来た。つまり、それは。
「いや、いやぁ……赤ちゃん、できちゃうから……やめて、出さないで、お願い、お願いします……」
いつもの気概は微塵もない。弱々しい懇願が聞き入れられる僅かな可能性に縋って、アリサは憐れみを誘う声を出した。
だが時には、願いも、祈りも、どんな声もがもう届かないということを、すぐに身体で思い知った。
死人に鞭を打つような、激しい抽送。最後に止めの一発とばかり最奥の奥まで怒張が差し込まれると、膨らんで爆発した。
熔けたマグマが子宮に叩き込まれる感覚。中出しされたのだと実感したのは、男の射精が終ってからだった。
「あ……いや、中は……中だけはいやぁ……お願い、抜いて、抜いて下さい……」
枯れきった声を上げても、示し合わせたように誰一人喋ってくれない。
肉棒が引き抜かれて、およそ考え得るありとあらゆる凌辱と悲劇が終った。
口を犯され、秘部を犯され、そしてそのどちらにも、情け容赦のない口内射精、膣内射精。
叶わない願いが、届かない祈りが、いつまでも脳髄を駆け巡って消えやしない。
こんなはずではなかったと後悔を重ねても、全てがもう遅い。
後には戻れない。先にも進めない。
全ての希望が絶たれ、何もかもが狂った世界の中で蠢いている。
誰でもいい、誰か教えて欲しい。
この絶望を覆す方法を。時の歯車を元通りに戻して、もう一度やり直す方法を。
今度こそ、絶対に嘘は吐かない。次こそは、絶対に目を逸らすことはない。
だから、だから、教えて欲しい。本当の道を。進むべきだった、輝かしき明るい未来を。
光のある世界で、すずかの愛の言葉を囁いて、心を通わせて、刹那でもいいからすずかの温もりを感じたい。
一瞬でもいいから。どんなに短い時間でも構わないから。
「えっ……?」

50 アリサイタダイタヨ 10/11 :2010/01/30(土) 01:59:58 ID:yAvmG.v6
──しかし、そこにあったのは只一つ、絶え間のない無慈悲だけ。
別な男のものと思われる男根ががアリサの失われた処女を突き始めた。
続いて、口にも剛直が捻じ込まれる。
代る代る、口内に吐き出しては入れ替わり、膣中に射精しては入れ替わる。
いつしか尻穴にも挿入が始まり、直腸へ思い切り白濁を流し込まれた。
最初に何人いたのかも分からないし、途中で何人追加されたのかも判然としない。
意識の幕が降りる度にスタンガンで起こされ、何時間も何日も、ずっと輪姦は続いた。
その間、精液以外は何も口にしていない。霞のように総てが混濁して、訳が分からない。
ほんの少しでも抵抗すれば、否、抵抗する素振りだと相手に判断されたら最後、
殴られ、蹴られ、罵られ、刻まれ、スタンガンを弾かれた。
一度、銃声を聞き、鼓膜の調子が寝て起きるまでおかしくなったこともあった。
尻と下腹部に焼きごてを当てられ、周囲が大爆笑していた。きっと、よほど酷い烙印を押されたのだろう。
衰弱しきって死にそうになった時だけ、わずかばかりの食事を犬食いさせられ、またいつ終るとも知れない凌辱劇が続く。
身体のどこだって、穢されなかった場所はない。
精液を雨のように浴び、滝のように注ぎ込まれ、濁流が膣と子宮を満たし、それでも収まらずにごぽごぽ零れ出た。
アイマスクの向こう側に何があるのかなどということは、どうでもよくなっていった。
最後の願いは、最期の祈りは、誰の精液かも分からない汚汁で、妊娠しないことだけだった。
『どうだ? ファーストキスより先にチンポしゃぶらされて、口ン中に精液出された気分は?』
『初めてだったのに残念だったねぇ。何回中出しされたか覚えてる? 誰の子を孕んでくれるかなぁ?』
何日も経って、久しぶりに聞いたヘッドフォン越しの言葉がそれだった。
それっきり、アリサは記憶するという行為を忘れた。
『ようこそ、エデンへ。ようこそ、狂った楽園へ……』

数週間か数ヶ月かが経って、ようやく解放された時、アリサはゴミを入れるようなポリバケツから見つかった。
春の萌芽が見える、冬の厳しさがようやく緩んで、春の暖かさが戻ってきた季節のことだった。

***

目が覚めた時、アリサは病院にいた。
親がいて、医者が来て、すずかが来て、全部ぜんぶ思い出して……
それから、もう男という存在に拒絶反応を示すようになった。
男性の医者が来る度に泣き叫んでベッドを揺らし、誰も手がつけられない。
一度だけ拘束衣を着せられたが、不思議なことに力が臨界点を突破して、引き千切れてしまった。
それ以来、病棟の個室で日がな一日空を見上げながら過ごしている。
「すずか……あはは、ダメなんて言わないで。もっと見せてよ、すずかの大事なところ……」
妄想の中では、いつもすずかがいた。
頭の中で、いつも愛する少女は乱れて、喘いで、可愛い姿を見せてくれる。
本人が遊びに来た時、アリサは何でもないように話すが、その実、妄想ですずかを犯していた。
本当なら与えるはずだったファーストキスを、本当なら捧げるはずだった純潔を、心の世界で彼女と交わしていた。
だが、静寂は破られる。

51 アリサイタダイタヨ 11/11 :2010/01/30(土) 02:00:39 ID:yAvmG.v6
「アリサちゃん、注射の時間だよ……?」
「えっ? あぁっ、いやぁっ、来ないで、来ないでぇっ! お願い、酷いことしないで、何でもするから、来ないで、来ないでぇ……」
抵抗が悪いことではないと知ると、狂ったように慈悲を求めた。そしてその度に、医者も看護師も女の人がやってきた。
もう、父親の姿も見れないし、声も聞こえない。
すずかと母親以外の人間は、押し並べて面会を拒絶した。汚れ穢れた姿など、誰にも見せたくなかった。
それに、一つだけ、医者が見落としていたことがある。あまりの異常性に、まだ気がついていないだけなのだろう。
「おぇっ……うぇぇっ、げっ、げぷっ……」
一日に一度、酷ければ数度、吐き気が襲ってきて洗面器に胆汁と胃液、さっきまで食べていたものを全てぶち撒ける。
これが凌辱の後遺症だと、誰もが思っているのだ。それは間違いと呼ぶには過酷に過ぎて、誰も認めたがらないだけ。
簡単な検査で、容易に分かると思う。ちょっと精密に調べれば、それだけで片が付くとも考えられる。
でも、アリサは口に出すことがどこまでも憚られ、またすずかも気付かなかった。
──これは単なる吐き気ではない。九分九厘、ではない、十分間違いなく、悪阻だ。
アリサの胎が目立ち始めるのも、そう遠い出来事ではないだろう。
誰の子だろう。いつ母親になってしまうのだろう。その重さに、どうやって耐えていけばいいのだろう。
ああ、ここにガラスの破片が一つでもあったなら。窓が開けられたなら。紐の一本でもあれば。洗剤と入浴剤でもいい。
注射にカリウムが入らないか、モルヒネが入らないか、いつも気にしているが、そんな気配はない。
いっそのこと全部忘れてしまいたいのに。どうせなら死んでしまえば良かったのに。
すずかとの関係。大切なものを一つ残らず奪われ、無残に踏みにじられた後に、アリサは思い残すことなどない。
精々、凌辱と蹂躙に関わった全ての人間を殺してしまいたいだけだ。
ただ、そんなことをしても無くしたものは帰ってこない。それだけがアリサを苦しめ続けていた。

そして今日も、アリサは遠い空を見上げる。
さざ波のように終り無く訪れる後悔の渦は、どこで避ければ良かったのか。
本当の楽園はどこにあったのか。歪み狂った、捻じ曲がる悪魔の園を避けて通るには、どの道が良かったのか。
「EDEN」。禁断の実を喰らって追い出された古の理想郷に、彼らはいた。
未だに誰一人逮捕どころか、指名手配もろくすっぽされていない。
確かにアリサは呪われたのだ。人生の総てを奪われた。もう、生きていく目標も、生きている価値もない。
砕け折れた翼はもう二度と広げられない。高い空へと飛び立つことは、もう二度とできない。
人を呪うサイト、EDEN。まだあるのかどうか、それは分からない。ただ、一つだけ言えることがある。
「噂は全部本当で、あたしは何も見ちゃいけなかったんだわ……」

──真っ赤なお鼻のトナカイさんは、いつもみんなの笑いもの──

52 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/01/30(土) 02:05:48 ID:yAvmG.v6
Vivid売り切れてたから書いてみた。
ではまた、「狂宴」の続きか何かでお会いしましょう。

by Forceだけ買ったFoolishより

53 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 07:55:51 ID:mT27ICyw
これくらいなら余裕、むしろGJ
アリサ凌辱は滅多に見ないな(もしかしてこのスレだと初めて…か?)
あと、一回転すずかとパンツ丸見えフェイトに萌えた

54 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 11:52:51 ID:2IarOrP2
同じく、まだ大丈夫な範囲でしたGJ
気の強い子が監禁されて弱弱しくなるのとか大好物なんですけど
アリサとかもう釘宮さんなのを含めて古の昔から僕らを魅了し続ける気の強いっ娘だからゾクゾクする

話書く意欲が刺激された一品でしたぜ

55 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 17:30:17 ID:X2Pr3vYo
GJ
雷刃のフルドライブの名前・・・今日発売のメガミ付属の攻略本に載っていたんだが・・・
雷刃滅殺極光斬ってwwwwwwww邪気眼すぎるわwwwwww

56 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 19:31:22 ID:uCmf73dM
>>55
むしろスーパー・アルティメット・ライトニング・ブレイカーとかの、
いかにも字面的に馬鹿っぽいのを期待したんだけどなw

57 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 19:54:19 ID:1hh37M1I
それぞれのデバイスの名前も載ってたな。
星光の殲滅者:ルシフェリオン(レイハの赤を紫、金色をワインレッドにした感じ)
雷刃の襲撃者:バルニフィカス(バルディッシュの黄珠が青色になっている)
闇統べる王:エルシニアクロイツ(シュベルトクロイツの紫バージョン)

デバイスはゲームでセリフなしだったが、やっぱ人格あるのかな(統子以外)
SSだと捏造になるか喋らんかだな

58 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 20:52:54 ID:4JwGb8FM
ルシフェリオン×レイハとかどーだろw

59 イクスピアリ :2010/01/30(土) 21:08:30 ID:84ouB7K2
>>58

つまりこうですね!


レイハ「ルシフェリオン、カートリッジを搭載してたのにマガジンはどこへ?」

ルシフェ「マスターが゙作成できる者がいないのに無駄使いは出来るわけないでしょゔって外しちゃって……」

レイハ「……」

ルシフェ「あれこれってレイジングハートの……」

レイハ「私達デバイスはマスターの為に力を尽くすのが本懐です。カートリッジ搭載デバイスがカートリッジが無いなど不幸の極みでしょう?」

ルシフェ「ありがとう…ありがとう…ボク大切に使うよ」

レイハ「いいえお構いなく」












バルディ(おのれ……若輩者がレイハのマガジンを使うとは)

アイゼン(我らデバイスのアイドルたるレイジングハートの……羨ましくなんかないぞ)

60 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 21:08:59 ID:HkF.HBEg
>>56
雷刃は漢字表記の魔法を使うみたいだから、ルビ打ちしたらそんな感じかもな。
stsまで生き残ってリミットブレイク会得したら、究極とか超絶とか付きそうだ。

>>58
何となく、マテリアルのデバイスはレイハ達とは性別逆な雰囲気があるな。
でも、エルシニアクロイツって非人格アームドなのかな?
人格があった場合、相手役はやっぱりリインⅠになるだろうか?

61 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 21:10:58 ID:nP9GnB66
>>59
星光の殲滅者「また余分なものが。これは必要ないな」

ルシフェ「あ、あの……」

星光の殲滅者「どうした」(ジロリ)

ルシフェ「なんでもありません」

62 イクスピアリ :2010/01/30(土) 22:23:30 ID:84ouB7K2
投稿します

注意
・前スレ投稿の雷刃がいる風景シリーズです

・改変箇所あり

・なのはが時折裏モードになります

・合い言葉はなのフェイフェ…ゲフンゲフン雷刃たん

・微エロ?
ここでの基準が分からないので読んだ方は教えてくださると幸いです

63 雷刃がいる風景 〜家族〜 :2010/01/30(土) 22:24:42 ID:84ouB7K2
高町家では鍛錬に出かけた兄姉を除いた父士郎と母桃子、そして末っ子なのはが向かい合っていた

「えっと…その……」

珍しく咎めるような目で士郎がなのはを見ているためしどろもどろになるなのは

「なのは。」

ニコニコ笑いながら桃子が聞いた

「フェイトちゃんそっくりなその子は誰なの?」

なのはにべったりと抱きついている元力のマテリアル、マテリアルLに微笑みながら桃子は問いかけた



時は遡ること数時間前

ちょっと赤いシミが出来たシーツをこっそり洗濯機に放り込んだなのはは部屋に戻る
そして固まった

「これがお姉さまの……」

「ああ、なのはなのはなのはなのは♪」

タンスを開け下着を手に固まる雷刃と匂いを嗅いでるフェイトがいた

そしてそれを見たなのはがすることは決まっている

「少し……鳴かそうか。」

普段の運動音痴はどこへやら
昨夜大活躍したバイブを手に飛びかかった


(以下音声のみでお楽しみください)


――ぃ!らめぇ!おねえさま!しゃける!しゃけちゃう!

――ひぅ!なのしゃ!そっちはおし……んぎぃ!

――二人とも人の下着で興奮するような変態さんなんでしょ?ほらいっぱい塗れてるよ

――らめぇ!お姉さま!繋げちゃひぎぃ!

――あちゅい!お尻とお股がちゅながってる!わたしとこの子つながってる!

――二人ともイっちゃっていいよ。変態なんだから激しくイっちゃいなよ。レイジングハート、バイブレーション

――ひっ!あっ!はぁぁぁぁぁ!

――いっ!あぅ!やぁぁぁぁぁ!



ビクン、ビクンと体を震わせるフェイトと雷刃

「にゃはは……やり過ぎちゃった」

片付けるなのは
その後ろのベッドで余韻に浸る二人

「なのは……」

「お姉さま……」

「「大好き……」」

幸せそうに二人が呟いたことになのはは気づかなかった

64 雷刃がいる風景 〜家族〜 :2010/01/30(土) 22:27:14 ID:84ouB7K2
ようやく回復したフェイトを連れて朝食を食べに降りてきたなのはとフェイト

「おはようなの、は……」

「随分と遅かっ……」

士郎と桃子がなのはを見た瞬間固まる

「お父さん?お母さん?」

「……なのは、気のせいかい。フェイトちゃんが二人いるような気がするんだが?」

「「えっ!?」」

振り返った二人
その背後にはちゃっかりなのはの私服を着た雷刃が頬を染めて顔を俯かせ手をもじもじさせて立っていた



そして話は冒頭に戻る

べったりくっついていた雷刃を引き剥がすフェイト

「なにをするんだ!」

「いいからこっちに来て」

フェイトが雷刃を引きずりリビングを出る

「……あのね」

なのはは今回起きた事件゙闇の欠片事件゙のこと、その際フェイトそっくりの彼女と戦ったこと、自分とそっくりの少女とも戦い少女から彼女を託されたこと、彼女は確固たる存在にし自由を手にしたきっかけになった自分を慕ってきたこと、全てを両親に話す

「なるほどな……それでなのははどうしたい?」

優しく尋ねる士郎
俯きながらもスカートを握りしめながらなのははゆっくりと言葉を紡ぐ

「私、約束守りたい……あの子を任されたからじゃない。もっとあの子のこと知りたい。フェイトちゃんと一緒にあの子にいっぱい楽しいことや嬉しいことをたくさん教えてあげたいの!」

顔を上げたなのは
微笑んだ士郎はなのはの頭を撫でる

「なのはがこうやってわがまま言うのも久しぶりだな。桃子、一人家族が増えるけど構わないかな?」

「ええもちろん。なのはに妹が出来るのよ。断るわけないでしょ、あなた♪」

「……お父さん!お母さん!」

二人に抱きつくなのは
嬉しさのあまり泣き出したなのはを二人は優しくなだめていた

65 雷刃がいる風景 〜家族〜 :2010/01/30(土) 22:28:51 ID:84ouB7K2


扉一枚を隔てた廊下
二人の少女は二階に上がった振りをしてそこにいた

「なのはらしいな。」

「僕が妹……」

フェイトは雷刃と向き合うと告げた

「なのはが好きなら約束して。絶対なのはを悲しませないこと、なのはに迷惑をかけないこと。」

「……約束するよ。僕はお姉さまと一緒にいる。だけどお姉さまの嫌がることは絶対にしない。」

するとフェイトは手を差し出す

「なのはを好きな者同士仲良くしよう」

「……勘違いするな。お姉さまと友達だから友達になってあげるだけだ」

プイッとそっぽを向く雷刃

その仕草に思わず笑ってしまうフェイトであった

66 イクスピアリ :2010/01/30(土) 22:32:26 ID:84ouB7K2
以上です

雷刃シリーズは思いついたら突然書いていきます

次回は雷刃たんに名前……つくかも

67 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 22:35:36 ID:nP9GnB66
えーい、PSPがしたくなって来るじゃないか。GJ!
雷刃可愛いよ雷刃

68 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 23:01:59 ID:Ua/Cqc4w
>>67
や ら な い か
雷刃たんはかっわいいぞぉ? EXガードで「キラーン☆」とか言うし2Pカラーはみっくみく

69 名無しさん@魔法少女 :2010/01/30(土) 23:22:51 ID:84ouB7K2
>>68

雷刃たん「風の癒やし手編の僕を忘れちゃらめーーー!!」

70 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 00:01:38 ID:A7wNY4QM
星光ちゃんの登場により「とーさん、まさかの隠し子!?」てな具合に荒れる高町家が見たいですw

71 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 00:16:42 ID:yQ/BTGBI
そしてここまでssに未登場の夜天の王のスルーされっぷりに全俺が泣いた

72 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 00:17:24 ID:fz1gIiaI
でもなのはは桃子さんにそっくりだよ
髪を解くと特に

73 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 05:05:05 ID:ktULXko6
多少荒れるのは承知で聞きたい

>>52
ユーなのバレンタインSSの時から気になってたんだが、アリサちゃん嫌いなのかい?

74 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 06:09:00 ID:BzojRT6c
>イクスピアリ氏
GJ!
これぐらいなら微エロの範疇かと。

>>73
作者の好みなんて聞いてもなんもいいことないぞ。
キャラの好き嫌い発言で大荒れしたSSスレなんて山ほどある。

75 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 07:32:17 ID:/4KgZr46
本人じゃないが、陵辱ってそれこそ魅力のある人物を狙うジャンルじゃないか?
執着するものが何もなければそんなことする理由すら無いだろうし。
表面に見えることが、それとは逆の気持ちから・・・ってことはよくあるような。
SM関係でも立場が上なのはMの方だったりするし。

76 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 08:49:56 ID:VZC98df2
D「我ら姉妹の順列を決するぞ」
S「唐突ですね」
L「はい、僕、長女がいい」
D「わきまえよ。我が長でなくなにゆえ貴様だと言うか」
L「僕の方が速い」
S「意味が分かりませんよ」
D「うつけめ」
S「長女と言えば理知的。理知的と言えば私。つまり私が長女です」
D「そこの馬鹿よりも頭が回ると買いかぶっておったが、貴様もうつけか」
L「ばーかばーか」
S「では貴方が長女であるという理由は?」
L「王であるという一事で一切がまかりとうろう?」
S「通りません」
L「もう正々堂々、勝負して決めればいいじゃないか」
D「蒙昧な。我が長女である。その真理を眼前にしておきながら争うなど無意味極まりなかろう」
S「じゃあなぜ順列を決めると言いだしたのですか」
D「貴様らふたりの順序を見届けてやろうと言うのだ。光栄に思え」
L「なんでだよ、僕が長女がいい! 僕が長女だ!」
S「私が長女です」
D「我が長女だ」
F「俺がガンダムだ」
S「分かりました。ではまず末っ子を決めましょう」
D「よかろう。おい雷光、貴様が末だ」
L「え!? やだよ!」
S「いえ、貴方は末っ子が適当です」
L「なんでー!?」
S「さて、長女を決めましょうか」
D「諦めて我に譲れ」
L「ちょっと! 僕は納得してないぞ!」
S「するしないは問題ではありません。貴方は末っ子です」
L「だからなんで!?」
D「貴様いまだ九九をそらんじれぬであろう」
L「う゛」
S「理論をろくに組み立てられないのになぜあれほどの魔法を使えるのでしょう…」
L「バーってやってガーって念じるとバコーンって出てくる」
S「さて、あとは長女と次女ですね。私が長女です」
D「頑迷な。貴様こそ退け」
S「某スレの>>51さんからのお便りです」
D「?」
S「『闇統は、星光とかと能力的には互角だから実力ないわけじゃないんだろうな。
でもそれ以上に尊大な態度だから、「威張っているほどには」実力なしってことで、
ヘタレ属性ついてるんだと思う。

逆に星光さんは実力あるのに謙虚な騎士なので、最強イメージ強いというか。 』」
D「貴様!」
L「あ、そういえば部下に勧誘しても誰もついてきてくれなかったよね」
D「塵芥!塵芥!塵芥!塵芥!塵芥!塵芥!塵芥!」
S「私の勝利です」

77 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 09:28:33 ID:yQ/BTGBI
>>76
星光さんは実力あるのに謙虚な騎士なので

星光「おいィ」
星光「星光のいないマテリアルに未来はにぃ」

とか言いそうなんだが?

78 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 09:36:14 ID:eJblaQG2
マッハで蜂の巣にしてやんよ

79 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 10:03:45 ID:YXzoaVbw
>>77
次長課長河本の声で再生された

80 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 10:10:54 ID:eJblaQG2
やっぱり僕が最強かー

81 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 11:48:29 ID:io4rQtVs
何故に誰もガンダムに突っ込まないのさwww

82 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 11:52:42 ID:WBxspTMw
アイシスやアインハルトもあんな事やこんな事をされる同人誌が出る日も来るんだろうね
アイシスなんて逃亡を手助け+共に行動したから拷問ネタには打ってつけだし

アイシスが歴代メンバーからの回し者って線も無くは無いけど

83 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 12:35:29 ID:tbMivD2s
>>75
好きな子ほどいじめたいって奴だよな
>>76
うひーかわいー
GJ。そしてF混ざんなwww

84 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/01/31(日) 13:00:37 ID:61ROyKy.
>>83
いや、好きな子ほど犯したいんだ。
……あれ、おまわりさんどうしたんですk

という訳でまた短いの投下。お口直しにどうぞ。
・非エロ
・フェイト&なのは
・前スレ985-986の続き

85 ふたりの足跡 1/2 :2010/01/31(日) 13:01:23 ID:61ROyKy.
「わたし、いつも思うんだ」
「どうしたの、なのは、改まって?」

暖かな風が吹く、時空管理局の一角。
カフェテリアのテラスで、なのはとフェイトは遅い昼食を採っていた。
太陽は明るく照り、二人の顔にサンサンと降り注ぐ。
フェイトは執務の合間を、なのはは新人教導の合間を縫って、久々にゆっくりしていた。
「あれから随分、落ち着いたね」
「そうだね……もう一ヵ月も経つんだ」

ジェイル・スカリエッティが逮捕されてから早いもので、世界は一時的に平和な時代を迎えていた。
次、またいつ凶悪な事件が起きるか分からない。
だからこそ存在している管理局で、束の間でも安らぎがあるのは嬉しいことだ。
コーヒーを啜りながら、なのはの手元を見る。しなやかに美しく成長した指が、キャラメルミルクのカップを握っていた。
「それ、自分で作ったのと、どっちが美味しい?」
何の気はなしに、聞いてみる。甘い香りが鼻をくすぐって、さっき食べたばかりなのにもうお腹が減ってしまいそうだ。
なのははカップに目を落とすと、うんうん言いながら回し始めた。
くるりくるりと、紙コップが踊る。ずっと見続けていたら、目が回る。
やがて顔を上げたなのはは、ゆっくりと首を縦に振った。
「うん。今度ヴィヴィオに聞いてみるね」
「……まったくなのはは」

がくっ。ずっこけたフェイトに責任はない。だがこの、管理局の白い子煩悩に何を言っても通じないだろう。
高町ヴィヴィオとして正式に養子に迎え入れてからこの方、口を開けば娘の話。
もちろん、分からないではない。何となれば、フェイトだって似たようなものだからだ。
「ヴィヴィオっていえば、この前キャロと遊んでたよ。妹ができたみたいで、すごく嬉しそうだった」
「エリオは?」
「同じ。今まで年上の人達しかいなかったから、年下の存在に憧れてたんじゃないかな?」
フェイトは二人の様子を思い出しながら、しみじみと語った。
今は、二人とも頼れる存在だ。保護者という名目だけで、実際は自立しているも同然。
エリオとキャロがコンビである限り、越えられない壁などないだろう。
「二人は順調なの?」
何の気はなしに、という感じで、なのはは聞いてきた。
くるくる回し続けているカップの中身をずっと見ているのが、その証拠だ。
「そうだね、今はまだ仲良しコンビだね。思春期になった時、疎遠にならないか心配だよ」
「……フェイトちゃんも、人のこと言えないよね?」
「うっ」

親バカ。いや、心配性と呼んで欲しい。
二人が喧嘩しないかとか、もっと仲良くなるにはどうすればいいのかとか、明らかにフェイト自身が考えることではない。
そんなこと、分かっている。分かっているが、どうしても心配なのだ。
「放っておいても、いずれエリオとキャロなら幸せな道を歩めると思うなあ」
「でも、でもでも、悪い虫がついたら――」
「あ、あはは……」
なのはに力説するも、苦笑いで流されてしまった。まだ早いと考えるのは早計なのだ。
いつの間にか、子供は大きくなっていく。そう、本人さえも知らぬ間に。
「……なのは」
昔、子供だった時代を思い出して、フェイトは口ずさんだ。
顔を上げたなのはは、いつものニコニコになっていた。
「何、フェイトちゃん?」
まん丸の瞳で、覗き込んでくる。なのはの癖というか、常々のポリシーだ。
『名前を呼んで、相手の目を見て』。たったそれだけのことにも思えるのに、それだけでなのはの周りには沢山の友達がいた。
フェイトもそれに倣って、アリサやすずか、はやてたちと打ち解けた。
「やっぱり私、なのはには敵わないよ。……私の憧れだよ、あの日からずっと」

86 ふたりの足跡 2/2 :2010/01/31(日) 13:02:01 ID:61ROyKy.
コーヒーを一口。フェイトはこの十年でようやく作ることのできた笑みを、なのはに浮かべた。
人を安心させられる柔和な表情は、なのはから覚えた。
エリオもキャロも、フェイト一人が成し得たことではないとはいえ、この笑顔が二人の氷を少しでも溶かしたのだ。
「ありがとう、なのは。何年経っても、いつまでも、なのはは私の誇りだよ」
カップを握る手を上からそっと包み込んで、フェイトは礼を言った。
初めて友達になってからの十年間、色々なことはあったけれど、隣には常になのはがいた。
それがどれだけ心安らげることか、フェイト自身が一番良く知っている。
孤独で、父親の顔を知らず、
母親はアリシアの幻想を抱いたまま──結局、死者蘇生の方法は存在しなかった──虚数空間に落ち、
なのはがいて、どれだけ救われたのか、なのはと一緒に歩んできて、どれだけ楽しさと苦しさを分かち合えたのか、
もう到底数え切れるものではない。
「格好いいよ、なのは」
本心からの言葉。なのはの場合、格好いいのだ。
無論のこと、誰もが羨む可愛さと、このところどんどん綺麗になってきた美しさも持ち合わせているが、
それ以上に、格好いいのだ。口で説明しろと言われても、これが中々難しい。
敢えて表現するならば、

「天使みたいな格好良さだね、なのはのは」
ぼっ、となのはの顔が赤くなった。十年前とはまるで逆だ。
あの時は、自分が面白いくらい赤面していた。
なのははあうあう言いながら視線を宙に浮かばせると、恥ずかしさで俯いた。
「そんな、言い過ぎだよフェイトちゃん……それを言うなら、フェイトちゃんの方が綺麗な髪だし、よっぽど天使らしいもん」
──ああ、抱きしめたい。
子犬を抱きしめたくなるのと、丁度同じ感情だ。小さくていじらしいものを、なのはは大人になっても持ち続けている。
羨ましく思う理由の一つに、間違いなく数えられる。
ちょっとだけ拗ねるのが、なのはの可愛さだろう。嫌味がない。
自分でやったら、相当不機嫌に見えると、以前アリサに指摘された。
「フェイトちゃんだって格好いいよ。十年前と同じ」
なのはははにかみながら、言葉を紡いでいく。それはまるで、子供の頃に戻ったみたいだった。
初めて友達になってから、学校の屋上で語り合った、あの日にタイムスリップできたようだった。
「なのはも、やっぱり覚えてる?」
「うん! あの後、私が廊下で滑って転んじゃったことも」
「あはは、あれはなのはらしかったね」
「ぶー、そんなこと言わなくてもいいのに」
「はははっ」

いつまでも仲のいい友達というのは、そうそういるものではない。
フェイトは中学校、そして管理局へと来るに連れ、それを強く意識した。
だからこそ、なのはは大切な存在なのだ。
おそらく一生ものの付き合いをできる人間は、家族と生涯の伴侶を除いたら、
「なのはしかいないよ。私の『大』親友」
改めて、握手を求める。なのはがそれに応えると、フェイトは提案した。
ここまで十年前のデジャ・ビュが訪れているなら、やることは一つだ。
「なのは、これから時間ある?」
「うん、そんなには無理だけどね」
今度は、フェイトの番が来たのだ。あの時とはあべこべで、でも全部に対称性が見える。
フェイトはコーヒーを飲み干して大親友の手を取ると、その手を引いた。
「遊びに行こう。公園で散歩するだけでもさ」
「……うんっ!!」

真っすぐな気持ちは、あれからもう何度も伝えた。だったら、次にやることは一つ。
その気持ちを、二人で一緒に分かち合うのだ。

87 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/01/31(日) 13:03:55 ID:61ROyKy.
アリサはリリなのキャラでは一番好きです。
今度出す時は、すずかといちゃいちゃさせてみようかと思います。

ではまた。

88 イクスピアリ :2010/01/31(日) 17:09:32 ID:IBm8iksU
Foolish Form氏
ああもう、なんてリリカル的なほのぼのなんだ
ほんのりとして和みましたよ


>>76
やっぱり姉妹順列は考えちゃうよね

末っ子=雷刃たんは正義と自由の導きだと思う



現在雷刃がいる風景特別編として節分ネタ作成中……

取りあえず落花生をいくつ食べさせるかが問題だ

89 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 17:09:59 ID:HCu2e9ZA
>>80テラカニス(´・ω・`)

90 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 17:22:43 ID:ktULXko6
>>87
そうか、すまなかった
同じアリサ好きでも分かりえない事ってあるよね

91 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 19:30:20 ID:XHvLxSB.
分かり合うために「おはなし」するんだろ

92 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 19:35:14 ID:yQ/BTGBI
PSPのなのはさんも
「分かり合えればいいけど、どうしても分かり合えないときに「おはなし」するためにこの力はある」
って言ってたしね

93 B・A :2010/01/31(日) 20:13:55 ID:JusOVd1Y
>>87
GJ。
良い話だなぁ。
こういうお話ってうまく書けないから羨ましい。



ところで、投下に来たのですがもう少し待った方が良いですか?

94 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 20:19:18 ID:xtbileuI
>93
投下しても構わないかと

95 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 20:22:04 ID:VZC98df2
なぜ待つ必要があるか
いやない

96 B・A :2010/01/31(日) 20:26:34 ID:JusOVd1Y
OKみたいですので、投下いきます。


注意事項
・sts再構成
・非エロ
・オリ展開あり
・基本的に新人視点(例外あり)
・ティアナ編完結
・一部、Forceのネタあり(本編とは関係ありません)
・タイトルは「Lyrical StrikerS」

97 Lyrical StrikerS 第9話その3① :2010/01/31(日) 20:27:32 ID:JusOVd1Y
第9話 「たいせつなこと」C-part




どこからか視線を感じ、レジアスは執務の手を止めて周囲を見回す。
だが、当然の事ながら室内には自分以外の人間は存在しない。
ここは地上本部の執務室。掃除の行き届いたカーペットには虫一匹這っておらず、防音の施された部屋は空気の流れる音すら聞こえない。
寄る年波によって弱った自分の心臓の鼓動ですらハッキリと聞き取る事が出来る程の静寂は、ある種の恐怖すら感じるものがあった。

「気のせいか?」

そう口にしながらも、レジアスは違和感を拭うことが出来ない。
室内でなければ外からかと執務椅子から立ち上がるが、すぐにそれはあり得ないと否定する。
この執務室は地上本部高層タワーの上層部に位置している。地上は遙か下界で道路を行き交う車ですらミニチュアのようであり、
周囲のビルからもこの部屋は死角になっている。窓の外から自分を見るなど、絶対にあり得ないことだ。

「やはり、気のせいか」

違和感を拭えぬまま、レジアスは執務の手を再開する。
今日は色々な事があった。機動六課の視察に予期せぬ本局局員との語らい。
きっと、日頃の疲れが出て神経質になっているのだ。
そう思うことで、レジアスは違和感を思考の隅へと追いやることにした。







どれくらい眠っていたのであろうか。
気がつくと、なのはの顔が目の前にあった。
呼びかけようとするが、喉が萎んでいて上手く言葉にできなかった。
まるで風邪を引いた時のように息は熱く、体が重い。ふと見下ろせば、なのはの手の平から注がれた淡い桃色の光が全身を包み込んでいた。

「大丈夫だよ、さっき魔力も分けておいたし、傷も塞いでおいたから。
でも、わたしは治癒魔法って専門外だから、後でまたシャマル先生に診てもらってね」

その言葉に、ティアナは小さく苦笑する。
あれだけの砲撃を放っておきながら、彼女にはまだ他人を治療する余裕があるのだ。
実力の違いを見せつけられているようで悔しかったが、いつものように自分を卑下するつもりにはならなかった。

「あたしの負け、ですね」

「…………………そうだね」

「あれが、エース・オブ・エースの全力………………」

完膚無きまでの敗北。
精密射撃では遅れを取り、砲撃合戦では勝負にもならなかった。
大言壮語を吐いておきながら、何とも情けない様だ。
結局のところ、自分はまだまだ未熟なのだ。兄の無念を晴らす以前に、自分の力も証明できない凡人。
ここまで圧倒的な差を見せつけられれば、諦めも容易につくというものだ。
やはり、凡人の自分では執務官になるという夢を叶えることなんてできない。

「やっぱり、向いていませんね、あたし。今日まで一生懸命頑張ってきたけど、何にも結果を残せなかった。
これじゃ、お兄ちゃんに合わせる顔がないです」

「そんなことはないと思うよ。ティアナが心の底から好きだって思える人なんだから、
お兄さんもきっと褒めてくれるよ。けど、無茶をしてみんなに迷惑をかけちゃったことは、怒られるかも」

「ははっ……………すみません、あの時はご迷惑をおかけしました。いいえ、その後も。
今朝の模擬戦だって、何の相談もなく勝手なことしちゃって」

「それはお相子……………にしたいけど、わたしのミス。アグスタでの後、もっとちゃんと話し合っておくべきだったね。
わたしがティアナ達にしている教導に、どんな意味があるのかとか。これから、ティアナ達はどんな風に強くなりたいとか
ごめんね。いっぱい悩んで、苦しかったよね」

「なのはさん…………………」

ゆっくりと体を起こし、もたれかかるようになのはの肩に体重を預ける。
伝わってくる温もりは温かく、大きな力に守られているかのような安心を覚える。
記憶にはないが、母親というものはこんな風に安らぎを与えてくれる存在なのかもしれない。

98 Lyrical StrikerS 第9話その3② :2010/01/31(日) 20:29:13 ID:JusOVd1Y
「わたしもね、ティアナと同じだったんだ。わたしはティアナみたいにちゃんとした魔法の勉強をしてこなかったから、
魔法を使い始めた頃は凄く歪で、空を飛ぶことと砲撃しかできない魔導師だった」

「なのはさんが、ですか?」

突然の告白に、ティアナは目を丸くする。
教導隊の若きエースともなれば、新人の頃から一通りの魔法は使いこなせているものと勝手に思い込んでいた。
だが、意外にもなのはは自分が教え子と同じく無才であったと照れながら告白する。
かつての自分を恥じるその姿は、先程まで鬼神の如き迫力を纏っていた魔導師とはとても同じ人物とは思えぬほどギャップがあった。

「飛行と砲撃はすぐに使えたけど、思念制御が難しかったから、誘導操作弾を覚えるのに結構時間がかかってね。
近接とか補助魔法とか、基礎の分野ってほとんど練習してこなかったんだ。でも、それだけじゃいけないと思って、
局入りした時に訓練校で勉強し直したんだけど…………………………」

苦い思い出でもあるのか、なのはは複雑な笑みを浮かべてティアナの肩に手を置く。

「まだ体も出来上がる前に無茶な訓練を続けてきたせいでね、任務中に反応が遅れて後ろからグサって。
その場にいたヴィータ副隊長が助けてくれなかったら、きっと助からなかったと思う。
誰の迷惑にもならないように強くなろうって頑張ってきたのに、その無茶のせいで死にかけてちゃ世話ないよね」

なのはは悪戯が見つかった子どものようにバツの悪い笑みを浮かべ、ティアナの肩をそっと撫でる。
先程までの模擬戦で胸の内の思いを全て吐き出した為か、今は彼女の言葉を冷静に受け止めることができる。
なのははかつて、己の限界も弁えず無理をし続けたが為にその羽根を折られてしまった。
彼女をそこまで追い込む程の訓練が、どれほど過酷なものだったのかは想像できないが、決して褒められる行為ではない。
そして、それは自分にも当てはまることであった。
明日の訓練や緊急出動のことも考えず、体が動かなくなるまでがむしゃらに続けた自主訓練。
自分の力で結果を残すことに拘り、チームプレイを逸脱した行為。
落ち着いて考えれば容易に察することができたはずだ。それらの行為がチームに取って大きな負担となり、
自分自身をも追い込んでいたことに。

「あたし、強くならなきゃって思ったんです。お兄ちゃんの夢を継ぐためにも、部隊のみんなに迷惑をかけないためにも。
だから、新しい魔法を覚えて、実力を証明しなくちゃいけないって。そう思い込んだら、もう頭の中が真っ白になっちゃって」

「わたしの教導、地味だから焦っちゃったんだね。教導隊の任務じゃ、経験のある人にしか教導しないから、
こんな風に長いスパンで実戦経験のない新人を育てるのって初めてで、少し丁寧にやり過ぎたのかも。
駄目だね。丈夫な体を作る為の基礎訓練なのに、そればっかりに固執して教導目的をみんなに教えなかった。
みんな良い子で覚えも良いから、きっとわかってくれているって。そんな風に考えていた。これじゃ、先生失格だね」

「けど……………最後に魔力弾を撃ち落とせたのは、きっとなのはさんの訓練のおかげです。
あの時、頭の中が空っぽになって、訓練の時みたいに体が自然と動いて……………………」

「きっかけはそうかもしれないけど、弾を撃ち落とせたのはティアナの実力だよ」

「あれはそれをわからせるために? だからって、あれはやり過ぎです」

ほんの一瞬とはいえ、自分の人生はここで終わってしまうのかという絶望に心が支配された。
出来る事なら、あんな底冷えするような恐怖は二度と味わいたくない。
そんな風に非難がましい目でなのはを見上げると、バツが悪そうな表情を浮かべて目を逸らされる。
どうやら、やり過ぎたという自覚はあるようだ。逆に言うならば、それくらいの荒療治をしなければ、
自分は成長できなかったということになる。

99 Lyrical StrikerS 第9話その3③ :2010/01/31(日) 20:30:16 ID:JusOVd1Y
「本当にあれは………………ごめんなさい。でも、ティアナは自分のこと、才能のない凡人なんて言っていたけど、
それが間違っているって事がわかったよね。フォワードのみんなはまだ原石の状態だから、でこぼこだらけで価値もまだわからないかもしれないけど、
磨いていく内にどんどん輝く部分が見えてくる。エリオはスピード、キャロは優しい支援魔法、スバルちゃんはクロスレンジの爆発力、
3人を指揮するティアナは射撃と幻術で仲間を守って、知恵と勇気でどんな状況でも切り抜ける。そんなチームが理想形で、
ゆっくりだけどその形に近づいていってる。一番魅力的な部分を蔑ろにして慌てて他のことをやろうとするから、
危なっかしくなっちゃうんだよって教えたかったんだけど、そういう目的で訓練させていたって言えば良かったよね」

「今朝の模擬戦みたいに、付け焼刃の技術じゃ簡単に捌かれちゃうってことですよね?」

「特にクロスはね、反射神経だけじゃ玄人の剣戟なんて受け止めることもできないよ。
本格的に身に付けようと思ったらそれなりの時間が必要なんだけど、今は出動がすぐにもあるかもしれないでしょ。
だから、もう使いこなせている武器をもっともっと確実なものにしてあげたかった。
ティアナの魔法って、工夫次第で色んな事が出来るし、わたしの防御だってちゃんと抜けるんだよ。
誘導操作弾の応用、幻術のバリエーション、砲撃にクロスレンジ、集束砲。
教えてあげたいことがたくさんあるけれど…………………………」

「ちょっ、ちょっと待って下さい!」

何気なく告げられた習得課題の中で聞き捨てられない単語を見つけ、ティアナは素っ頓狂な声を上げる。
まさかと思うが、彼女はSランクスキルである集束技術を自分に教えると言ったのだろうか?

「もちろん、最初からそのつもりだったよ。ティアナにはわたしの全部を受け継いで欲しいからね」

「そんな、いくらなんでもそれは無理です! その、努力がどうこうじゃなくて、
資格というか…………………あたしよりももっと、相応しい子がいると思います」

完全なる不意打ちにパニックを起こしながらも、ティアナは思い付いた反論を口にする。
そう、エース・オブ・エースの全てを受け継ぐのならば、自分のような凡人よりも相応しい相手がいるはずだ。
例えば、4年間も彼女の背中を追い続けてきた少女とか。
だが、自分に対するなのはの期待はこちらが思っている以上に厚いようで、静かに頭を振られて反論を取り下げられてしまう。

「資格とか才能とか、そういうのは関係ないよ。ティアナが一生懸命だから、わたしは出来る限りの事をしてあげたいの。
それにティアナは、わたしよりもずっと上手く魔法を制御できるよ。同じ射撃型として、ずっと訓練を見続けてきたからわかるの。
大丈夫、わたしを信じて。ティアナを必ず1人前にしてあげる。高町なのはが、ティアナ・ランスターを全力全開でコーチしてあげるから」

「なのはさん……………………」

ニコリと微笑むなのはを直視できず、抱えた膝に顔を埋める。
自分なんかが彼女の後継者で良いのだろうか?
嬉しくない訳じゃない。万能無敵と嫉妬の眼差しを向けていたエースから、その実力を認められたのだ。
それは兄の無念を晴らしたいというティアナの願いが漸く形を見せ始めた証拠であった。
ただ、戸惑いが大き過ぎて素直に喜ぶことができないのだ。
それに、なのはとの模擬戦を通じてティアナの心には、今までにはなかった感情が芽生えつつあった。
兄のためではなく、自分のために戦いたいという欲求。
自分がどこまで強くなれるのかという関心。
そして、高町なのはという明確な形で現われた壁を乗り越えたいという願望。
それらと兄への思いが葛藤し、ティアナはすぐに答えを出すことができなかった。

「なのはさん、あたし………………」

もう少し考えさせて下さいと返事をするつもりで、顔を上げる。
その瞬間、目に飛び込んできたのは虚ろな表情を浮かべながら地面へと倒れ込むなのはの姿であった。

100 Lyrical StrikerS 第9話その3④ :2010/01/31(日) 20:30:50 ID:JusOVd1Y
「なのはさん!?」

咄嗟に腕でなのはの体を支え、土気色に染まった彼女の顔を覗き込む。
非常に苦しそうに呼吸を乱すその様は、先程まで大立ち回りを演じていた魔導師と同一人物とはとても思えない。
それくらい、今のなのはは衰弱していて脈も弱まっていた。体温もかなり落ちているようで、
春だというのに彼女の体は氷のように冷たかった。
まさかと、ティアナは表情を強張らせる。
さっきまで鉛のように自分の重かった体が、今では羽毛のように軽い。
あれほど酷かった眩暈や気だるさも今はなく、普段と何も変わらないのだ。
あれだけの激戦を繰り広げ、リンカーコアが悲鳴を上げるまで酷使したというのに、この回復の速度は余りに異常だった。
目覚めてすぐ、なのはは自分に魔力を分け与えたと言っていた。
もしも、彼女がこちらを案じて生命活動に支障が来たす程の魔力を分け与えていたとしたら?
ゾッとするような寒気が背筋を走り、ティアナは冷たくなったなのはの体を引きずるように抱えながら隊舎へと走る。
医務室にはシャマル先生がいるはず。彼女なら、きっとなのはを治療できるはずだ。

「誰か………………誰かぁっ! なのはさんが、なのはさんがぁっ!!」

いつしか暗闇に向かって呼びかけながら、ティアナは必死で人工の照明を目指して走り続けた。







はやてと共にスバルが隊舎へ戻って来たのは、全てが終わった後であった。
隊舎内を包み込む重い空気。
いつもの明るさが消え、視線を落とす隊員達。
今朝の出来事で落ち込んでいるスバルといえど、これには何かあったことを容易に察することができた。
そして、強引にエリオ達からなのはが倒れた事を聞き出したスバルは、居ても立ってもいられずに医務室を目指して駆け出した。
あの高町なのはが重篤である。しかも、その原因はティアナとの私闘にあるらしい。
どうして2人が戦わねばならなかったのか、いったい2人の間にどのような確執が生まれたのか。
まさか、自分がティアナを焚きつけて今朝の訓練での暴走を引き起こしたことが原因なのだろうか?
わからないことが多すぎて、頭の中がパニック寸前であった。
とにかく、なのはと話がしたい。
自分の思っていることを全てぶつけて、その真意を問い質したい。
だが、医務室の手前まで来た瞬間、スバルは足を止めて立ち尽くしてしまう。
開けっ放しのままの扉から漏れる照明の光と聞き慣れた人物の声。
なのはとティアナが語らう声を聞き、スバルはそれ以上前に進めなくなってしまった。

『どうして、魔力が空になるまであたしを治療したりしたんですか? そこまでしなくても、あたしは大丈夫でした。
死んだら意味がないって言ったのは、他でもないなのはさんですよ』

『うん、そうだね。でも、放っておけなかった…………………傷ついて倒れているティアナを見ていると、
堕ちた時の自分を思い出しちゃって、早く治さなきゃとか、後遺症を残しちゃいけないとか、そんな風に考えちゃったんだ。
そしたら、体が勝手に動いて、治療を始めていた。頭ではそこまでする必要はないってわかっていたのに、
傷を塞いで、魔力を分けて…………………自分の中が全部、空っぽになるまで治療を続けちゃった』

『あたし、そんなに柔に見えますか?』

『そうじゃないんだ。本当に、堕ちた時の痛みって言葉で言い表わせることができないんだ。
自分の中から大事なものを奪われるような喪失感と、全身を引き裂くかのような痛み。
心と体の両方を蝕まれる苦痛。そんな思いをティアナには……………ううん、他の誰にも味わって欲しくない。
だから、頭では魔力ダメージで気絶しているだけだってわかっていても、治さずにはいられなかった』

『お辛い思いを、されたんですね』

『もう、歩けないかもしれないって言われたから……………少し、神経質になっちゃって』

踏み込むことのできない、2人だけの世界。
自分の知らない高町なのはがそこにいた。
自分の知らないティアナ・ランスターがそこにいた。
まるで病人のように弱々しく、か細いなのはの声を聞いたことがない。
いつも他人と距離を取りたがるティアナが、こんな風に穏やかで安らいだ声を発しているのを聞いたことがない。
2人の語らいはまるで長年を共にした肉親の如き雰囲気を纏っており、自分が立ち入ってはならない部外者であるかのような錯覚を覚えてしまう。

101 Lyrical StrikerS 第9話その3⑤ :2010/01/31(日) 20:31:24 ID:JusOVd1Y
『ティアナ、今しか聞けないと思うから、真剣に考えて。執務官になれば、さっきの模擬戦以上の苦痛を何度も味わう事になるの。
楽な仕事なんて1つもない。時には命がけで犯罪者と戦い、大を助けるために小を切り捨てるような辛い決断もしなくちゃならない。
死ぬことだってあるかもしれない。それでも、執務官を目指すの? ティアナの正直な気持ちを、教えて欲しいの』

『それは…………………』

押し黙るティアナ。
いつもの彼女なら、迷うことなく執務官になると即答していた。
それがティアナの全てだったから。
死んだ兄の無念を晴らす為に、兄の夢であった執務官を目指す。
ティアナにとって今日まで過ごしてきた日々は、その為だけにあったと言っても過言ではない。
血の滲むような訓練も、昇進や魔導師ランクのアップに躍起になっていたのも、全てはその為だ。

『なのはさん、あたしは今日まで、お兄ちゃんの夢を果たす為に執務官を目指していました。
でも、その仕事が本当にあたしのやりたいことなのかって聞かれると、答えられないと思います。
多分、その夢はあたしと兄の繋がりなんです。同じ夢を見ているから、存在を心に刻むことができる。
繋がりを感じる事が出来る。それって、兄の死をまだ受け入れていないってことですよね』

(ティア…………………)

『でも、その夢があったからスバル達に会えたし、六課に入ることもできた。
ここで夢を諦めたら、今日まで応援してくれた人達の思いまで意味のないものになってしまうと思うんです。
それって、良くないことですよね。だから、まずはその思いに応えられる魔法使いになります。
なのはさん、答えを待って下さい。今はまず、あなたという先生に追いつきたい』

『それが、ティアナの意思?』

『お兄ちゃんには悪いかもしれませんが、今のあたしじゃ執務官の器じゃないんです。
胸を張って、高町なのはの教え子だって言えるようになるまで、その夢は保留にします』

『そっか………………わたしの責任、思っていた以上に重大だ。一日でも早く一人前にしてあげないと、
お兄さんが痺れを切らしちゃうかも』

『ははっ……………かも、しれませんね』

『不甲斐ない師匠かもしれないけど、よろしくね、ティアナ』

『はい、よろしくお願いします、先生』

(…………………っ)

冷水を浴びせられたかのような衝撃に、スバルは唇を激しく噛み締める。
最早、1秒でもその場にいる事が辛かった。
2人に悟られぬよう、足音を忍ばせてロビーへと戻る。
待機していたエリオとキャロがこちらに目を向けるが、スバルはその視線を黙殺してソファに腰を下ろす。
自分でも上手く形容することのできないもやもやとした感覚が胸中で渦巻いていた。
時計の針が時を刻むように、頭の中でカチカチと何かがぶつかっては耳障りな音が脳内に染み渡る。
それは自身の歯軋りの音であったが、動揺しているスバルはそれに気づかず、神経質そうに爪の先を弄りながら
医務室での光景を反芻していた。

102 Lyrical StrikerS 第9話その3⑥ :2010/01/31(日) 20:32:17 ID:JusOVd1Y
『不甲斐ない師匠かもしれないけど、よろしくね、ティアナ』

『はい、よろしくお願いします、先生』

何と言うことのないやり取りかもしれないが、スバルはそこから2人の関係に変化があった事を悟った。
なのはの期待は自分ではなくティアナへと注がれている。そして、ティアナはその期待に応えようとしている。
同じ射撃型でポジションも同じ。期待も大きいだろうし親身にもなるだろう。
それは、決して珍しい事ではない。
それでも、スバルは考えずにいられなかった。
どうして、そこにいるのが自分ではないのかと。
初めて抱く感情。
自分にはないものを他人に見出してしまう情動。
それは、嫉妬と呼ばれる感情であった。







誰かが去っていく気配を感じ取り、ティアナは会話を中断して開けっ放しの扉から顔を出す。
少しだけ薄暗い通路には人の姿はなく、足音も聞こえない。だが、空気の暖かさがさっきまでここに誰かが居たことを物語っている。

「ティアナ?」

「いえ、何でもありません。気のせいみたいです」

片手を振って何もなかったことをアピールし、お茶でも淹れようかと棚に並べられた茶葉の缶を手に取る。
その時だった。隊舎内に設置された赤色灯が点滅し、緊急出動を告げる仮想ディスプレイが周囲に浮かび上がったのは。

「スクランブル!?」

弛緩し始めていた思考が再び緊張を取り戻し、表情が冷徹な魔導師のそれへと変わる。
魔力は十全、体調にも問題はなく、改めてシャマル医務官に治療してもらった体は十二分に動く。
精神的な疲労など苦にならぬほど、今の自分は満ち足りている。
これならば、仮に戦闘が起きたとしても支障ないはずだ。

「なのはさん、行ってきます」

「待って」

踵を返そうとするティアナを呼び止め、なのはは辛そうに半身を起こして教え子と向き直る。

「クロスミラージュを出して」

「えっ? は、はい」

訝しげながらも、ティアナは待機状態のクロスミラージュを取り出す。
スクランブルがかかった場合、フォワード部隊は現行の作業を全て中断してヘリポートに集合する規則になっている。
なのはもそれは承知しているので、無駄口は挟まず受け取ったクロスミラージュを教導官権限を利用して手早く起動させていく。

「システムリミッター、リリース。モード2起動」

《Set up. Dagger Mode》

宣言と共に、クロスミラージュが変形していく。
銃身とグリップの間が開いて銃口から魔力刃が形成。更に根元からも伸びた魔力刃がグリップを握る手を守る様に囲っている。
そう言えば、最初にクロスミラージュを受け取った時になのはは、訓練の段階ごとにデバイスのリミッターを解除していくと言っていた。
あれはてっきり、デバイスの出力制限の事を言っているのだと思っていたが、形態変化の事も含まれていたようだ。
しかも、受け取ったクロスミラージュの魔力刃は今朝の模擬戦の為に自分が考えだしたダガーブレードよりも遙かに高性能で、出力も安定している。
リーチの長さも申し分なく、短剣というよりもちょっとした刀剣の類だ。
こんなにも優れた武器が最初から自分の手許に存在した事にティアナは衝撃を隠せなかった。

103 Lyrical StrikerS 第9話その3⑦ :2010/01/31(日) 20:33:12 ID:JusOVd1Y
「執務官を目指すようになったら、どうしても個人戦が多くなるし、将来を考えて用意はしてたんだ」

「あたしの…………………あたしの、将来の事を考えて?」

「それを伝えなかったのは、わたしの教導ミスだけどね。ちゃんと近接の基礎を教えてから解禁するつもりだったけど、
今のティアナになら託せると思うの。良い、この力は自分の身を守る為の力。わたし達センターガードの周りは、
前後左右が味方ばかり。そのわたし達が敵の攻撃に晒されるって意味、わかるよね?」

バックスが攻撃に晒されるという事は、前線が崩されて敵の接近を許してしまった事を意味する。
その時、周囲に頼れる者はいない。我が身を守れるのは我が身だけ。
その為のダガーモード。
敵を蹴散らす槍でも、全てを切り裂く剣でも、固い装甲を打ち砕く槌でもない。
訓練が必要かもしれないが、破壊力よりも取り回し易さを優先した短剣。
それも、盾としての機能も兼ね合わせてる為にナックルガードを備えた特注の短剣だ。
なのはは最初から、センターガードが前に出る事を是としていない。
得物は我が身を守る為に。そして、己が最も得意とする魔弾で敵を仕留める。
それが理想。
それが彼女の教導目的。
単独戦闘可能な射撃型魔導師としての完成こそが、機動六課で自分に課せられら課題なのだ。

「その刃が振るわれない状況を作り出すこと。視野を広く持って戦場をコントロールすること。
今はまだ、それだけを考えていれば良いから。今回の出動、後はお願いしても良い?」

「はい、未熟者ですが、あなたの代わりはあたしが必ず」

力強く頷き、医務室を後にする。
手の中で待機状態へと戻したクロスミラージュがとても重い。
この重さは、なのはからの期待の重さだ。
初めて実感した、他者からの期待。この思いに応えたい。
そして、いつの日か彼女の隣に。

「すみません、遅くなりました」

居住まいを正し、ヘリポートに整列するエリオ達の隣に立つ。
いつの間に戻って来ていたのか、スバルもいつもの位置に整列していた。

「来たか。ティアナ、やれるのか?」

「はい、ヴィータ副隊長。ご心配おかけしてしまい、申し訳ありませんでした」

「今回は海上戦だ。場所は東部海上、ガジェットⅡ型が24機。なのはが戦えない以上、
病み上がりでもお前には頑張ってもらわなきゃいけない。キャロはフリード、ティアナは輸送ヘリから援護射撃だ。
エリオとスバルは、それぞれのパートナーの護衛。空はあたしとザフィーラで押さえる」

手短に状況説明を終え、ヴィータは出動命令を下す。
後は道すがら、ヘリの中でブリーフィングだ。
既に操縦席でスタンバイしていたヴァイスは全員が乗り込んだのを確認すると、手早くパネルを操作して
ストームレイダーを離陸させる。

「ねえ、ティア。なのはさん、どうだった?」

「えっ? あ、ああ、そうね。元気よ、凄く元気」

どことなく覇気のないスバルの問いかけに違和感を感じ、ティアナは空気を変えようと不自然なまでに明るい声を上げる。
だが、初めての試みは見事に失敗に終わった。なのはならば一発でみんなを安心させられるのあろうが、
今の自分では目の前の親友1人、満足に励ますことが出来ないようだ。
仕方なく、いつもの皮肉屋な調子に戻してスバルの肩を軽く叩く。

「大丈夫よ、あんたの憧れの人でしょ。簡単に参るような人じゃないって」

「うん、そうだね…………………ねえ、良いかな? ティアにとって、なのはさんって何?」

「はい? 何よ、突然?」

「良いから、答えて」

有無を言わせぬ調子にティアナは首を傾げながらも、しばし沈黙して自分となのはの関係を思索する。
自分が彼女に対して抱いている思い。
同じ魔導師としての憧れか、それとも自分にはないものを持つことへの嫉妬か。
いや、そのどちらも持ち合わせている。高町なのはに対する良い感情も悪い感情も、全て自分の中から生まれ出でたものだ。
それを否定することは出来ない。一方では彼女を尊敬し、もう一方では妬んでいる。
だが、ハッキリと言えることが1つだけある。
高町なのははティアナ・ランスターを認め、ティアナ・ランスターは高町なのはの教えを受けたいと思っていることだ。

104 Lyrical StrikerS 第9話その3⑧ :2010/01/31(日) 20:34:07 ID:JusOVd1Y
「憧れの先生で、越えるべき目標かな。あたしが目指すべき魔導師の形、何だか見えた気がするの」

「そう……………そっか……………そうだよね」

力なく微笑み、スバルはこちらから視線を逸らす。
どうも、今夜のスバルからはいつもの元気が感じられない。
自分がなのはと戦っている間に、何かあったのだろうか?
だが、問い質そうと口を開いた瞬間、自分の席から立ち上がったヴィータがブリーフィングの開始を告げる。
それっきり、ティアナはスバルを問い質す機会を失ってしまうのだった。







どことも知れぬ闇の中で、1人の男が笑みを浮かべている。
絶世の美貌に刻まれた酷薄の笑み。まるで刃物で切り裂かれたかのように大きく裂けた笑みは狂気に彩られ、悪魔的な恐怖すら醸し出している。
果たして、男の笑みが純粋な好奇心のみによって浮かべられた童のそれと同じであると、何人が思い至るであろうか?

「ふむ、期待していた展開にはならなかったか。エース・オブ・エースもフェイト・テスタロッサも出て来ず、
闇の書の騎士2人と新人が4人。いやはや、私も舐められたものだね」

眼前のモニターで繰り広げられる戦いを見上げながら、スカリエッティは不満を露にする。
最も、口ではそう言いながらも視線は遠い海上で演じられている戦乙女達の戦いを見落とすまいと画面の動きを追い続けていた。
今は歪で荒削りな新人達でも、何れは戦わねばならない相手なのだ。
その日のために少しでも多くのデータを収集しておくことは、決して悪いことではない。
だが、出来る事ならばオーバーSランク達の戦力をこの目で見たかった。
その為にガジェット達を強化し、海上に放ってみたのだが、どうやら今回は当てが外れてしまったようだ。

『ドクター、間もなく24機目のガジェットが撃墜されます』

別の部屋で映像を記録していたユーノが、仮想ディスプレイの向こうで淡々と告げる。

「わかったよ、ウーノ。後でデータを纏めておいてくれ」

『了解しました。それと、先日のオークション会場からルーお嬢様が奪ってきた品物ですが……………』

「ああ、あの書物か。無事に連中の手許に届いたかな?」

『裏ルートを通じて一度は手にしたようですが、すぐに手放しているようです。その後、とある密輸組織が保持していましたが、
つい先程、機動六課による強制捜査によって押収されちます』

「なら、問題ないね。重要なのは本そのものではなくそこに記された情報さ。とある病の温床たる少女と彼女を守る銃剣の騎士の物語。
連中は生体兵器の開発に御熱心だから、その病を再現しようとしているのだろうね。何でも、完成すれば金属が沸騰する温度の中でも
活動できる代物らしい。興味深い話ではあるが、重要なファクターが2つも必要らしくてね、今の私達にそれを探す余裕はないから、
いつものように完成したところを奪おうかと思うのだけれど?」

『宜しいと思います。それで、ドクターはその情報と引き換えに何を頂いたのですか?』

ウーノの問いかけに、スカリエッティはいつも以上に笑みを吊り上げながら答える。
正に狂気の笑み、悪魔の微笑。
三日月の如き鋭い笑みは人の理から外れた彼だからこそ浮かべる事の出来る笑みだ。

105 Lyrical StrikerS 第9話その3⑨ :2010/01/31(日) 20:35:05 ID:JusOVd1Y
「マテリアルさ。ドゥーエが次元世界に拡散してくれた遺伝データから、遂に完成形が生まれたみたいでね。
直にミッドへ輸送されてくるようだから、輸送スケジュールを教えてもらったのさ。後は、
こちらがガジェットを差し向けるだけで良い。上手くいけば僥倖、失敗して局に奪われても使い道はある。
後は彼女が眠るべきゆりかごの修復を待つばかりだ」

引きつった笑みを浮かべながら、スカリエッティは飲みかけの紅茶を一口で飲み干し、
自身の研究を次なる段階に進めようと作業を再開する。
レリックの収集、ガジェットの強化、我が子ともいえる作品達の調整、未だ地中で眠る古代遺産の発掘。
小うるさいスポンサー達を黙らせ、出し抜く為にもやらねばならぬ事は多い。
だが、こうして祭りに備えて準備を進めていくのはとても楽しい事であった。
自分が心血を注いで磨き上げた作品達が日の目を浴びる大きな祭り。
それはきっと、そう遠くない内に開かれることだろう。

「ああ、そういえば彼もこっちに戻って来ている頃かな。上手くいけば、親友と再会できるかもしれないね。
ねえ、そう思わないかい、騎士ゼスト」







夜のネオンを遠くから眺めながら、1人の男がクラナガンを目指して車の行き交う幹線道路を歩いていた。
男が身に纏うのは襤褸切れのマントと砂埃に彩られた防護服。大都会であるクラナガンにはとても似つかわしくない、古ぼけた格好だ。
横を通り過ぎて行く車のドライバーの何人かは、こちらの姿を認めて物珍しそうな視線を投げつけてくる。
だが、男は周囲の視線など気にかけず、ひたすら真っすぐにクラナガンを目指して歩き続けていた。

「戻って来たか。ルーテシアは元気にしているだろうか?」

言ってから、自分の愚かしさに気が付いて自嘲する
幼い少女を今日まで放っておきながら、その身を案じるなどおこがましいにも程がある。
自分に彼女を愛する資格などない。己の目的の為に苦労を強い、孤独を味わわせてしまうような男が、父親面などしていい訳がない。

106 Lyrical StrikerS 第9話その3⑩ :2010/01/31(日) 20:35:53 ID:JusOVd1Y
「アギト、居るな」

「居るよ、旦那」

フードの中に潜り込んでいたのか、耳元で小さな囁き声が聞こえる。
端から見れば独り言を口にしているようにも見えるが、幸運なことに周囲に通行人はなく、
車のドライバーにまでは声は聞こえない。

「ルーテシアのもとへ行ってやれ。俺は少し、寄る所がある」

「えっ、でも旦那………………」

「大丈夫だ、今日は調子が良い。行ってくれ」

「うぅん……………わかったよ、旦那。それじゃ、後で合流しよう」

小さな人影がフードから飛び出し、一目散にクラナガンへと飛び去っていく。
その影が見えなくなるのを待って、男は再び歩き始めた。
孤独な少女の隣に立つのは、自分のような残骸ではなく彼女のような明るい友人であるべきだ。
彼女と触れ合うことで、少しでも少女が笑みを浮かべてくれれば幸いなのだが。

「やはり、俺に親の代わりなど出来ぬな、アルピーノ」

懺悔するように呟き、小さな相棒が飛び立った方角へと目を向ける。
ネオンで輝く大都会。その中心に立つ時空管理局地上本部の超高層タワーは、遙か郊外に位置するここからでもその威容を見る事ができる。
だが、如何に目で捉える事はできても腕を伸ばせばその絶望的なまでの距離を実感せずにはいられない。
まるで今の自分とかつての親友との距離を表わしているかのような距離感。
手を伸ばせど届かず、互いの姿も見えぬ距離。無論、声が届くこともない。
残骸へと朽ち果てた自分と未だ司法の塔に君臨する親友との間には、どうやっても埋めがたい溝が出来てしまった。
もう、あいつと言葉を交わすこともできないのか。
そんな風に考えたことは一度や二度ではない。
それでも、男は諦めずに今日まで生き抜いてきた。
己に課せられた最後の使命。否、意地と呼んでも良い。
あの男の真意を問い質さねば、死んでも死にきれない。
その為ならばどれ程の距離が離れていようとも、必ず彼のもとに辿り着く。
こうして歩み続ければ、いつかはチャンスが巡って来るはずだ。

「レジアス、お前の正義は…………………どこにある?」

男の名はゼスト・グランガイツ。
自らを屍と称する、朽ち果てた騎士であった。






                                                         to be continued

107 B・A :2010/01/31(日) 20:36:29 ID:JusOVd1Y
以上です。
かくして、なのはとティアナはスールの誓いを交わしました(嘘)。
Forceネタは本筋に影響しない程度に仕込んでおきました。
何せ、本編じゃスカちゃんがアグスタから何を盗んだのか明言されていませんからね。
言ったもん勝ちですw
次回は「機動六課の休日、またの名をエリオ好敵手と巡り合うの巻、ポロリもあるよ(ガリュー的な意味で)」
となります。

108 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 20:50:17 ID:y.lCPMsU
……スバル、ヤンデレフラグ?

GJ!

109 名無しさん@魔法少女 :2010/01/31(日) 20:51:40 ID:xtbileuI
投下おつです!

スールの誓いって…w
なのは倒れちゃいましたね
病床の身をおして仲間のピンチに駆けつけ、血反吐を吐きながらも魔砲を打つなのは…
そんな場面が頭に浮かびましたが、魔法少女の姿じゃねーよw
原作と違いスバルの方がメンタル的に危ういかな?

110 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 00:31:00 ID:wmrrhMmI
投下乙です。いつもながら流石の出来にGJ!
で、>>104にユーノが居るのは誤植デスヨネ? 一瞬、裏切ったのかと

111 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 00:45:05 ID:D.qqeijI
>>110
本当だ、ありがとうございます。
キーの位置が隣り合わせなんですよね、YとUって。

>>104
× 別の部屋で映像を記録していたユーノが、
○ 別の部屋で映像を記録していたウーノが、

となります。
司書の方、お手数ですが保管の際に修正をお願いします。

112 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 08:14:20 ID:4mPV7ChA
スバル×ギンガのレズSS
書いても宜しいでしょうか?

113 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 08:21:13 ID:xlxqLsrY
レッツゴー!

114 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 13:17:40 ID:t16s8VjY
forceの単行本GET。
雑誌では読んでなかったけど、今回の主人公男なんだな
それから、全裸で磔にされたリリィが男たちに悪戯されるの妄想したのは俺だけではないよな?

115 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 14:42:56 ID:.ZrO2QGs
実験、調査と称してあれやこれや
うん、問題は無いな

116 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 19:43:40 ID:xHInHyYk
SS書こうと思うんだがあちこちで入れないのでテスト
何で規制されてんだろ?

117 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 19:54:50 ID:n40vz/8o
>>116
荒らしが暴れる

そいつ一人を規制するには手間がかかる

仕方ないので荒らしが使っているホストを規制する

巻き添えで規制される

こんなかんじ

118 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 20:38:45 ID:xHInHyYk

どこまでの範囲で規制されてるのか分からんがとりあえず書き込める事は確認できた

119 名無しさん@魔法少女 :2010/02/01(月) 22:28:24 ID:g6myYamM
ここはしたらばだから2ちゃんの規制とは関係ないと思うよ
どこまで規制されているか知りたいのなら
2ちゃんの運営の「2ch規制情報」板で該当スレを探すのがいい

120 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 00:29:33 ID:IlXrxLB6
最近、規制多いな。
そんなに荒らし暴れたのか?

121 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 00:52:17 ID:TpMxiU5E
したらばって何のことなんだろう?
このスレを毎日楽しみにしていていまだにわからない

122 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 00:57:27 ID:ICeVMRQg
>>121
Livedoor したらば掲示板ってレンタルできる掲示板、ようはこの避難所のこと
削除・規制権限が2chじゃなくて借りた人にあるから荒らしで崩壊した所の避難先に利用されてる

123 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 01:10:44 ID:TpMxiU5E
なるほど

ところでこのスレで新参も投降していいのかな?

シグナム×かつての主による純愛モノ考えてるんだけど

124 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 01:23:31 ID:DCrmofZE
>>123
さあ、早く書き終えて投下するんだ!

125 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 02:05:06 ID:c60PxdhY
楽しみすぎるじゃないか!
別バージョンのヴィータとかつての主の純愛でもドンと来いだぜッ!!

126 タピオカ :2010/02/02(火) 07:07:58 ID:moZAq.kQ
Foolish Form氏の話を読ませていただいてね、思ったんですよ
都市伝説っていいなぁ…と
なんとなくね、なのはでちょっと幽霊な事やってみたいなぁ、と思ったんですよ
魔法と言いながら、リリカルの魔法は科学技術のようですから、幽霊には対抗できないんじゃないかなぁ…と思ったわけですよ
無論人によっては「いや、魔法なんだから幽霊も倒せるだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません
しかし、まぁ、科学技術の延長にしか見えないんですよ、リリカルの魔法
だから、つまり何が言いたいのかというと乙女たちを恐がらせたいな、と

・非エロ
・恐い話
・ぶっちゃけそんなに恐くない

127 軌道上に幻影は疾(はし)る :2010/02/02(火) 07:13:42 ID:moZAq.kQ
「今までが嘘みたいに順調な回復ね」

唸るように言ったのは石田だ。海鳴大学病院での事である。
闇の書事件も終わり、闇の欠片事件も処理しきった年の明け。
すでに自分で脚を動かせる未来を約束されたはやてだが、一応病院に顔を出している。
原因不明だったはやての病魔の快癒に、医学で制したわけではない事に釈然としていないが石田も安堵していた。

「それじゃあ今日の検診はおしまい。シャマルさんたちにもよろしくね」
「ありがとうございました。それじゃ、また来週お願いします。行こっか、リインフィース」
「はい」

車椅子を押すのはリインフォース。はやての誕生日以降、ヴォルケンリッターはおよそ交替で車椅子を押していたが現在ほとんどリインフォースがその役目を負っている。
先が短いという事を、全員が分かっているからだ。
だから、少しでもはやてといる時間を増やそうと自然、リインフォースが車椅子に張り付いている。張り付けている。

「そうや、帰りに翠屋でシュークリーム買ってこか。まだ食べた事なかったやろ?」
「はい、シャマルから聞いたことしか」
「あれはおいしいで」
「楽しみです、とても」
「そしたら翠屋で食べて帰ろう。みんなのお土産にシュークリームや」

正午という事もあり冬にしては暖かい日だった。澄み切った空の下、病院の中庭を抜ける。
穏やかな風景だった。散歩したりタバコをふかす患者がちらほら。

「おや」

ベンチに腰掛け、こっくりこっくり舟を漕いでいたおばあちゃんがふと顔を上げる。
眠っているようなので声をかけずに通りかかったはやては車椅子の上でお辞儀した。

「おはようございます」
「おやおや、こんにちは、はやてちゃん。それと…」
「はじめまして。リインフォースと申します」
「はじめまして、空見 昼子です」

まろやかに微笑む昼子に、つられてリインフォースも頬が緩んだ。
入院患者である。通院しているはやても、12月に入院する以前から顔見知りの老婆だ。
病院の内外で有名な名物おばあちゃんなのだがその理由が、

「はやてちゃん、本当にはやてちゃんだねぇ、見違えたよ」
「そうですか? ここ最近、いろいろありまして」
「前まで言えなかった事だがねぇ、はやてちゃんに死相が見えていたんだよ…あたしゃ気の毒で気の毒で……だけどもう、消えてるよぉ」

視えるのだ。
若い頃は教師をやっていたという。病院、学校と「いわく」がつく事の多い場所でその能力は何かと噂になるらしい。
病院でも昼子が患者の死期をほのめかし、ぴたり的中させたという例は尾ひれがついてささやかれている。

「もう大丈夫です。原因がもうなくなっちゃいましたんで。それどころか家族が増えたんです」
「リインフォースさんだったねぇ、あなたが増えた家族かい?」
「はい、その通りです」
「そうかい、そうかい。よかったねぇ、よかったねぇ」

何度も何度も頷く昼子の目じりにはうっすら涙も滲んでいる。
散々、死ぬのを視てきたがそれが外れるのは希有だ。そして、こんなものは外れた方が良いに決まっている。
はやてが生き残る事をこれだけ喜ばれリインフォースも感謝と感動で胸が満ちる。
幸せな気持ちで、病院を出る事になった。
帰り際に寄った翠屋でも、美由希が歓迎してくれた。
席に着けば、水が三つ出される。

128 軌道上に幻影は疾(はし)る :2010/02/02(火) 07:14:26 ID:moZAq.kQ
「ひとつ多いですよ」
「あれ? 三人…じゃないっけ?」
「ふたりですけど…?」
「あはは、見間違えちゃったみたい、ごめんね」
「いえ、別にいいですけど…」

リインフォースがシュークリーム。はやてがショートケーキ。
それぞれ口にしてからみんなのお土産にシュークリームをひとつずつ。
とりとめもない話をしながら家に帰ればもう3時を回っていた。
今家にいるのは昼寝をしているヴィータだけである。起きているならばシュークリームに飛びつく事だろう。
玄関の鍵を閉めれば、ノックされた。
はて、とリインフォースと顔を見合わせる。
特に家の周辺に誰かいた見覚えはない。それに、ノックせずともインターホンするのが普通だ。

「はい」

リインフォースがドアを開けるが、特に誰もいなかった。

「?」

不思議そうに周囲を見渡すが、やはり誰もいない。
ふたりとも怪訝な顔になるが、階段からヴィータが降りてくる音がしてそちらに気が行く。
目をこすり、半分あくびしながら手を上げる。

「あー、ふたりともお帰り」
「うん、ただいまヴィータ」
「ただいま、ヴィータ」
「シュークリーム買ってきたで、ヴィータ」
「ほんと! 翠屋だよね?」
「うん。お茶淹れよう」

ふたりをほほえましく見やりながら、リインフォースは再び鍵を閉めた。

それからシグナムが帰ってきて、シャマルとザフィーラが帰ってくるともう夕方。
全員が帰ってくるまでにヴィータがもうひと眠りするために二階に上がった。

晩御飯の準備は三人でした。シャマルとリインフォースが実践、はやてが監督である。
難航したお料理教室だったがはやての的確な指示のもと、体裁は整った。
さてお皿を並べようとしたところ、階段を下りる音がした。他全員がリビングにいるのだから、ヴィータが起きたのだろう。
そう思っていたのだが、料理を並べ終えても顔を出さない。
結局、2階まで行けばまだヴィータがまだ寝ていた。
誰かが降りてきた音は聞き違い…だったのだろうか?

何かおかしい。
はやてが薄くそう思いながらも、いつもと変わらぬ振る舞いをする。
いただきますをし、ごちそうさまをし、食器を片づければお風呂だ。
ヴィータと入る事が多かったが、やはり最近はリインフォースと一緒だ。
長いリインフォースの髪をはやてが洗うのだが、それが楽しみのひとつになっている。
代わりにリインフォースがはやての髪を洗ってくれるのだ。
わしわしとはやての髪を世界が嫉妬する髪にすれば、シャワーの温度をリインフォースが確かめる。

「さぁ、流しますよ。目を閉じてください」
「いやぁ、リインも髪洗うの上手になったなぁ」
「そんな…まだヴィータの方が上手ですよ」

はにかむリインへ鏡越しに微笑めば目を閉じた。ちょうどいいシャワーがはやての頭上から降ってくる。
丁寧に髪を梳かれれば、少しだけはやてが目を空ける。
鏡越し。誰かが立っている。ように見えた。気がした。

129 軌道上に幻影は疾(はし)る :2010/02/02(火) 07:15:09 ID:moZAq.kQ
「え」

まだしたたるお湯が目に入る。思わず、目を瞑った。すぐに目を開けて振り向くが勿論リインフォースしかいない。
鏡越しにも、きょとんとしたリインフォースしか映っていない。

「どうかなさいましたか?」
「ん…いや、なんでもないよ」

変だ。
徐々に、猜疑心が確信になっていく。それが決定的になったのは、深夜だった。
冬の夜だ。寒さは厳しいものである。
しかしそれも右にヴィータ、左にリインフォースを伴った川の字になれば心も体も暖かい。
しっかり布団をかぶり、三人仲良く眠っていたがふとはやてが目を覚ます。
風が頬をなでてる感じがする。
ちょっとした寒気に目が覚めたのだ。身を起こさず部屋を見渡せば、ドアが少しだけ開いている。
きちんと閉じたはずだと思ったはやてが総毛立つ。

覗いている。誰か。眼がはやてを見詰めてくる。
悲鳴を上げた。ヴィータとリインフォースが飛び起きる。

「はやて?」
「どうなさいました?」
「だ、誰かおる! ドア!」

震えるはやてをリインフォースが抱きしめ、ヴィータが入口に駆け寄る。
誰もいない。
すぐにシグナムたちも上がってきた。

「どうなさいました?」
「はやてが誰かがいるって言ったんだけど」
「誰かが覗いてた!」
「…まさか」

はやての寝室に来るまでに、シグナムはなにも感じなかった。誰かいたとして、気づかぬほどなまっているつもりはない。
シャマルも首を振っている。八神家には依然として結界を施してある。セキュリティ代わりだ。
そして、特に怪しい反応はない。

「確かにいたのですか?」
「目が…目があってん」

ザフィーラも疑うわけではないが確認をする。達人たちがこれほどひしめく家である。
ただの不審者では侵入しただけで気取られてしかるべきだ。
それが主人の部屋にまでたどり着かれるとは。

結局その場は見間違いという事で収まった。
しかし次の日も、その次の日も何かしらおかしい事がはやてに起こり続けた。
そうしてまた病院に診察してもらう日が来る。
石田の診察もそこそこに、はやては昼子を探した。リインフォースと、念のための護衛にヴィータとザフィーラもついてきている。

「空見のばーちゃん」
「おやおや、ヴィータちゃん久しぶりだねぇ」

昼子は今日も中庭のベンチ出日向ぼっこであった。
リインフォースに車椅子を押されるはやてを遠目に認めれば昼子の顔が曇った。

「こんにちは、昼子さん」
「こんにちは、はやてちゃん。それにリインフォースちゃんにザフィーラだったねぇ。それと…」

昼子がはやてのとなりを見詰める。誰もいない。
はやてがゾッとしながら昼子の視線を倣う。誰もいない。

130 軌道上に幻影は疾(はし)る :2010/02/02(火) 07:15:53 ID:moZAq.kQ
「…や、やっぱりおるんですか…?」
「……いるねぇ」
「前に来た日から、ずっとなんです…ずっと不思議な事が起こって…誰もいないのに、誰かいるんです…」
「落ち着いてはやてちゃん、大丈夫。まだ大丈夫だよ」
「でも、ずっとわたしに付きまとって来るんです。窓から覗いてきたり、携帯から変な着信があったり…」
「落ち着くんだよ、大丈夫、大丈夫だから」

昼子がなだめてもはやてが震えて止まらない。
今回ばかりはヴォルケンリッター誰もが頼りにならなかった。
誰も見えない。誰も感じない。はやてにずっとまとわりついてくるのだ。

「はやてちゃん以前死相があったけどねぇ、本当に不吉な死相だったんだ」
「はい…わたしが生き残ったのも奇跡だったって分かってます」
「それが妬ましいんだよ。死ねばよかったのにと思って付きまとってるんだ」
「…わたし…わたし…」
「大丈夫、お祓いしてもらえばまだ大丈夫な程度だよ」

すぐにはやてが従った。病院から出た足で山の方にある神社へ四人で赴いたのだった。
すっかり憔悴したはやてに、誰も気のせいだとは言えない。真剣に「何かある」と確信してはいるのだ。
しかし誰も何かできなかった。結界を強くしても、探知魔法を鋭くしても、はやてにつきまとう何かの正体を暴けないのだ。

踏切を渡れば後少しで神社という所。
リインフォースが押していた車椅子が線路の真ん中で動かなくなった。

「なにやってんだ」
「あれ?」

押しても引いても車椅子が動かない。はやてが不安そうに見上げてくる。

「おい!」
「動かないんだ! 車椅子が!」

はやての顔が蒼白になった。カンカンカンカン。遮断が降りてくる。
真っ赤になってリインフォースが精いっぱい力を込めるが駄目だった。
ヴィータと背筋を凍らせながら手伝うが、動かない。
車椅子からはやてを下ろそうとザフィーラが抱き上げるが、

「痛ッ・・・!」

まるで固定されているようにはやてが動けない。誰かが腰に抱ついているような感触がある。
電車が見えた。逆に車掌もはやてたちを見えているはずなのに減速する気配はない。

「やばいって! おい!」

魔力を込めてヴィータとリインフォースが車椅子を押すが動かない。
電車が近づいてくる。止まる気配がない。
ザフィーラが電車を止めるか、車椅子を押すか一瞬だけ判断に迷う。
車椅子を押す側に回った。
力いっぱい押す。電車が通過した。
間一髪で、車椅子を線路から押し出せた。はやての耳に、しっかりと舌打ちが聞こえた。
線路の真ん中に誰かを見た気がしたが、確認しようにも電車で見えない。

「な、なんだったんだよ…」
「ひっ…!」

少しだけはやてが衣服をまくると、腰にびったりと腕が巻きついてた痕がついていた。
急いで神社まで転がりこめば、お祓いをしてもらう。

「これでもう大丈夫です。憑いていた一人は祓いましたよ」

神主の言葉にはやては思わず涙を零しそうなほど安堵した。
もうこれで恐くない。
次の日、昼子の所に報告へ行った。
やはり中庭のベンチに座ってこっくりこっくり、船を漕いでいた。
眠っていればやはり後日また来ようと思ったが、はやてが近づくと顔を上げた。

「おはよございます」
「おやおや、はやてちゃん、こんにちは」
「昨日はありがとうございました。おかげで憑いていた一人をお祓いしてもらえました」

昼子が強張った。

「視えてるだけでもまだ五人いるよ…」

はやての耳に、しっかりと舌打ちが聞こえた。

131 タピオカ :2010/02/02(火) 07:19:21 ID:moZAq.kQ
実験的な話です
と、言い訳させてくだせぇ
いつかエロと恐いの混ぜた話書きたいなぁ、と思いますので、今回はそのテスト的な

お邪魔しました

132 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 08:14:19 ID:Ks/1ORkw
タイトルが富士鷹ジュピロしてる。

133 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 08:33:26 ID:r0Yc7ZGs
はやてにしてもフェイトにしても、作中で妬み恨みを言われたりしてるシーンが無かったのって未だにどうかと思うんだ
あれだけ被害出しといて今はエースとか、いつ刺されたり撃たれてもおかしくないと思うんだがな

で。
ううむ…病院ネタってリリなのだと使いにくいネタなのな…
ホラー系はユーノとかすずかとか、或いはローウェル繋がりでアリサかなのは
くらいしか思いつかない。俺の発想が貧困なのかな?

ユーノで思う事。
映画のユーノは良いキャラだったが、あのアルフと戦ったのかと思うと…
アルフといいリーゼといい、あの時裏で逆レイプされてたんじゃないかと…

134 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 09:34:49 ID:llo3uon2
リリカルの魔法って科学の延長上じゃなかったか?プログラムの一種のハズだし

135 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 11:09:36 ID:UuL1tcYs
>>131
これははやてが発狂しそうだ…(((((( ;゚Д゚))))
続編で五人にはやてを陵辱させれば、エロ恐いのは完成では?

あと、いくらザフィーラでも電車には勝てないよなと現職運転士の俺がマジレスw

136 銀河昴 :2010/02/02(火) 11:30:48 ID:MzIFcGvE
今日中にスバル×ギンガのレズSSを投稿しますが、宜しいでしょうか?

137 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 11:51:04 ID:MzIFcGvE
今日中にスバル×ギンガのレズSSを投稿しますが、宜しいでしょうか?

138 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 12:19:20 ID:6S3KA2v6
しつこいなぁ。
返事がないってことは今は誰もいないということ
そして、誰もいないということは投下が被ることはなく、投下しても誰にも文句言われないってことだ


つまり、何が言いたいかというとだな…………
期待してるから早く投下してください!!ってことだ。

139 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 12:29:20 ID:MzIFcGvE
すみません……間違って二度と投稿しちゃったんです、以後気よつけますので、宜しくお願いします

140 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 12:43:33 ID:6S3KA2v6
>>139
期待してるぜ

141 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 15:12:07 ID:4e1RcZZw
どっかの女子寮(或いは鹿児島の某家)から退魔師連れて来れば一発で解決じゃって思ったけど
内容がクロス気味になっちゃうし、簡単に解決されたらストーリー的に身も蓋も無い事に気づいた

142 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 19:07:10 ID:VFb6KJ1g
>>141
それに、その人達とはやて、って面識ないんじゃ…

143 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 19:14:04 ID:DCrmofZE
石田先生→フィリス先生→リステイてな具合で某家との面識がと思ったけど、
この世界だとフィリス先生は八神家の末っ子なんだよね……

なのちゃん→くーちゃん→那美さんも無理……

144 サイヒ :2010/02/02(火) 19:43:12 ID:OTJY1rE6
>前スレシガーの旦那
不倫カリムはネタがないんで勘弁してね。
代わりに旦那の好物のヴァイシグ書いてきたんで、パンツ履いてください。


というわけでヴァイス×シグナムでエロなど投下。
俺の作品では毎度のことですが、二人が恋人同士になった過程は一切合切キングクリムゾンかましてますんでそこんとこよろしく。

145 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:44:04 ID:OTJY1rE6
 部屋の空気が、ぬめっている。
 季節は秋口。一年で一番夜が涼しく過ごしやすいはずの季節。だが今この部屋の空気は、暖房の消し忘れに加え
て、情事で撒き散らした二人分の熱気と汗が混ざり合っている。ひどく生ぬるい熱帯夜のような状態だった。
 身体にまとわりつく空気には、不快さしか覚えない。大きく息を吸ってみても、口から入ってくるのは湿った重
苦しい空気。気分が入れ替わってくれない。
 ヴァイスは空気以上に重たい身体をのろのろ起こすと、ハンガーに引っかけたズボンへと手を伸ばした。
 ポケットから出したのは、煙草とそこそこ使い込まれたライター。一本くわえてかちりと火を点けた。
 吸い口から漂い出す霞んだ煙を、喉の奥までいっぱいに吸い込む。
 呼吸の時とは違い、肺の中ぴりぴりして少しだけ水気が取れたような気分になった。
 しかし、煙草を口から離して息をすれば、またもやついた空気が肺に入ってくる。
 煙を盛大に口から吐き、もう一度大きく吸い込む。ちりちりと、葉の燃える微かな音が耳に響いた。白い煙を吐
いて、また吸う。煙が出終われば、またもう一度。
 煙を大きく吸い込むせいで、煙草はすぐフィルターまで燃え尽きた。
 もう一本喫おうか考えていたヴァイスは、ふと背後に動く気配を感じた。
 振り向けば、隣で眠っていたはずの女が身体を起こしてじっとこちらを見つめていた。

「姐さん起こしちゃいましたか。すんません」

 女は、烈火の剣聖シグナムは、何も言わぬままヴァイスに視線を送っている。
 シグナムはいつもは束ねている髪を背中に流し、その身には何もつけていない。髪の毛結んだままや衣服を着け
たままで行為に及ぶ奴の方が珍しいが。
 大きく隆起した胸にシーツが引っかかってるのがやけに色っぽくて、ちょっとヴァイスは目を逸らした。
 その横顔を、シグナムはじっと見つめ続けている。
 なんか顔にでもついてんのか、と喫い終わった煙草を口の端にぶら下げたままヴァイスが思案していると、よう
やくシグナムが口を開いた。

「煙草」
「これがどうか?」
「お前、嗜んでいたのか」
「ああ、そういや姐さんの前で喫ったことなかったですかね」

 吸殻をもみ消し、ヴァイスはベッドに戻る。

「気分転換っつうか手持ち無沙汰っつうか、なんとなく喫いたいなぁって時にしか喫わねえっすから。三日に一本
ぐらいか」
「嫌いでもないが好きでもない、ということか」
「どっちかってえと好きなんすけどね。武装隊入りたての頃はよく喫ってました。妹は嫌いで、よく煙草くさいっ
て嫌がられたもんですが」
「主はやてやテスタロッサ達も、あまり好きではないな」

 隊長陣が揃って嫌煙家のため、機動六課は基本喫煙禁止である。
 喫煙室と自室では許されているが、亭主の好きな赤烏帽子というやつで、上が嫌っているとなればみんな自然に
慎むようになっていく。
 ヴァイスもいつしか、めったと喫わなくなっていた。

「それに、仕事上の理由であんまり喫わないようにしてんですよ」
「狙撃と煙草に関係があるのか?」
「いっぺん癖になったら、ヤニが切れるとイラついて集中力がすっげえ落ちんですよ。狙撃手は集中力が命っすか
ら」
「なるほど。……ちょっとその箱貸してもらえないか」

 ヴァイスが煙草の箱を手渡してやると、シグナムは裏の成分表や注意事項を読んだり、箱から抜き取ってしげし
げと眺めたりと、あれこれひねくり回した。
 その仕草には、普段のシグナムにはない子供っぽさがあった。珍しいもんだと、ヴァイスはちょっと眼を細める。

146 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:44:55 ID:OTJY1rE6
「……姐さん、ひょっとして煙草に興味あったりします?」

 ヴァイスが訊ねると、シグナムはこくりと頷いた。

「古代ベルカ時代から、煙草を好む者は多かった。あの頃は煙たいとしか感じなかったが……お前が喫っているの
を見ていたら、なんとなく興味が出てきた」
「じゃあ、一本やってみます?」
「…………そうだな。なにごともやってみないと分からない」

 一瞬逡巡の色を見せたが、好奇心が勝ったのかヴァイスの提案にシグナムは乗ってきた。
 シグナムが手にした一本を口にくわえる。

「あ、歯でくわえたら駄目っすから。簡単に噛み千切れるんで、唇で。あと、火を点けた時に息を吸って。そうし
ないと火が点かない」
「意外と面倒な物なのだな」
「いや、ほんとこれぐらいなんで。…………じゃあ点けますよ」

 ライターの火を近づける。薄暗がりの中にシグナムの顔がぼぅっと浮かび上がった。
 言われたとおりにしたらしく、ちゃんと火は点いた。だが、そのままシグナムは音が立つぐらいの勢いで煙草の
煙を吸い込んでしまった。

「っ!? げほっ!! ごほっ!!」

 当然の如く、シグナムは派手にむせ返った。

「だ、大丈夫っすか姐さん?」

 涙ぐみながら何度も咳き返るシグナムの背中を叩いてやるヴァイス。

「初めてなのに、あんな派手に喫ったりしたらそりゃむせますって」
「お前はさっき、げほっ……これぐらい大きく喫っていただろう」
「そりゃ俺は何年も喫ってますから。最初は、喉の手前で出し入れする感じで慣らしてくださいよ」
「……わかった」

 再度煙草をくわえたシグナムが、今度はちゃんと小さく煙草を喫っては煙を吐く。しかし一服するごとに、シグ
ナムの眉間に皺が寄っていくのが見えた。
 ヴァイスの倍以上の時間をかけて喫い終わった時には、どくだみ茶原液の一気飲みでもやったような顔になって
いた。

「…………うまいものではないな」
「まあ、これけっこうきついやつですし。とにかく慣れないとどうしようもないもんなんで」
「健康に悪そうな味だ。テレビでもよく、肺がんになるから止めろと言っている。百害あって一利なしとしか思え
ん」
「そんなにまずかったっすか?」
「苦い。とにかく苦い。思い出したくないぐらい苦い」

 風邪薬を無理やり飲まされた子供のような感想である。
 煙草に興味を示した時の反応といい、どうも今夜のシグナムは外見以下の仕草を見せることが多い。
 そんなシグナムを見ているうちに、ヴァイスの中にいたずら心が芽生えてきた。

「そんなに煙草は嫌っすか」
「ああ」
「烈火の剣聖なのに?」
「火と煙は関係ない。剣はもっと関係ない」

 小馬鹿にされたと感じたのか、シグナムがちょっとむっとした。
 ヴァイスは笑いながら、顔を近づける。

147 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:46:23 ID:OTJY1rE6
「だったら、こうやっても?」

 不意打ちで、そのまま唇を合わせた。
 驚いているうちに、手早く舌を送り込む。
 柔らかい舌を絡めとり、自分の舌に残る煙草の味を伝えるように舌を動かした。そうすれば、ヴァイスの舌にも
シグナムの甘い唾液が味わえる。
 手は、反射的に強張ったシグナムの身体をなだめるように撫でた。
 長くさらさらとした髪の毛の上から、ヴァイスは背中を撫でる。背骨のこつこつとした感触を一個ずつ確かめて
いき、腰まで到ればまた上っていく。二度繰り返したところで、シグナムの身体から硬さが抜け、くたりともたれ
かかってきた。
 そのままほとんどヴァイスのなすがままになったシグナムの唇をたっぷり楽しみ、ヴァイスは離れた。

「どうでした?」
「……やっぱり、いい味じゃない」
「じゃあもう、今晩はキスしませんけど」
「…………」

 思いっきり睨まれた。
 そのまま文句が来るかと思っていたのだが、反撃で来たのは言葉ではなく唇そのものだった。
 今度はヴァイスの口が塞がれる。自分がしたのと同じく、即座に舌が入ってきて口の中を舐め回す。
 ヴァイスも応えようとするが、それを嫌がるようにシグナムは舌に舌を絡ませ、動きを封じてくる。
 舌同士の合間から空気が入ってきては唾液を泡立たせ、くちゅくちゅと水音を立てる。
 なし崩し的に、二人を包む雰囲気は男と女のものになっていた。
 気分に押し流されるまま、ヴァイスはシグナムをベッドに押し倒し、肢体にまとわりついたままだったシーツを
引き剥がす。
 胸から腰にかけての白い肌。そして大きく柔らかな胸が暗い部屋の中で露になった。何度も何度も見ているのに、
いつもその美しさに見惚れてしまう。
 陶然としながら、ヴァイスはまず乳房に手を伸ばす。
 本人の堅物な性格とは逆に、胸はヴァイスの手へ媚びるように馴染んだ。指先に力を込めれば込めるだけ形を変
え、緩めても未練がましく手に貼りついてくる。乳首も手のひらに転がされるのを望むように、すぐ硬くなった。

「ん……くっ、はぁっ…………」

 ようやく唇を離したシグナムの吐息に艶が混じっていくのに満足しながら、ヴァイスは下半身にも手を出す。
 ほんのさっきまで、何度も突き入れて交じり合っていた場所は、ぴったりと閉じられ指を拒んでいる。しかしそ
の奥底にはまだ熱さを残していた。入り口を少し撫でただけで、冷えて固まった脂が炙られて溶け出すように、と
ろとろと愛液が垂れてくる。
 頃合を見て、ヴァイスは指を差し入れた。

「姐さんのここ、すごく柔らけぇ」
「な、何を今更……」

 シグナムの中の柔らかさは、胸とはまた違ったものがある。胸には、はっきりとした手応えがあるが、膣はつぷ
つぷと沈んでいく不確かな柔らかさ。そのくせ、しっかりと侵入者を包んできて離さない。
 自分の指が溶け出してシグナムの中へ広がっていくような錯覚すら、ヴァイスは覚えていた。

(なんか違うんだよな、姐さんのここ)

 シグナムと付き合いだす以前から、風俗で何人か女の身体は知っていた。
 彼女達に指で愛撫した時の感触を思い出すと、どうもうまく言葉にできないがシグナムの蜜壺とは違った感触だっ
たような気がする。
 魔導師として鍛えられているシグナムの締めつけが一般人より強いのか。それとも女として純粋に名器なのか。
はたまたそこに愛情とやらがあるからなのか。

(まあ、どうでもいいか)

 他の女がどうだろうが、自分とシグナムが気持ちいいならそれで万事問題は無い。
 勝手に自己解決したヴァイスは。指をもう一本潜らせる。
 シグナムも攻められっぱなしではなく、ヴァイスの股間に指を這わせてきた。しなやかな指を絡められただけで、
ヴァイスの肉棒は最大限にまで膨れ上がった。

148 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:47:16 ID:OTJY1rE6
「お前も気持ちよさそうだな」

 嬉しそうに眼を細めながら、シグナムはゆっくりとしごき立ててきた。
 男でもここは濡れるのか、などと心底驚いていた頃に比べれば、シグナムの指技は段違いに上達している。
 丸まった先端から出る粘液に指をまみれさせながら、全体に塗り広げていく。
 たちまち、お互いの股間から立つ二種の卑猥な音が重なった。そこにヴァイスはもう一種加える。指だけで揉ん
でいた胸へ、勢いよくしゃぶりつく。

「くぁうっ……はぁんっ!!」

 シグナムを見た者なら誰でも目を引かれる大きな胸は、見た目以上の揉みごたえある上に、感度も良好。
 乳首を甘噛みするだけで、上と下の口から涎が止めどなく流れて、ヴァイスを汚す。

「胸とあそこ、どっちが気持ちいいっすか?」
「そんなことぉ、訊くな……!」

 日常では絶対に出さない、水気と艶にまみれた女の声。
 それが聞きたくて、くだらない質問をする。

「じゃ、比べてみますか。まずこっち」
「くふぁっ!?」

 指の谷間で乳首を挟み込み、残りの指で乳房をぎゅっと握りつぶす。

「で、次こっち」
「ひゃん!?」

 胸を手から解放し、今度は指二本で秘所をぐちゅぐちゅとかき回す。

「どっちがよかったです?」
「わ、わかるかっ!」

 睨めつけてくるが、涙目なのでちっとも怖くない。むしろ可愛い。

「じゃ両方ってことで」
「ば、ばかっ! そんな……くはっ!!」

 胸も股間も、でたらめに指で弄ぶ。
 翻弄されているシグナムは、もうベルカの騎士でもSランク魔導師でもなんでもない。ただひたすら喘ぐだけの
か弱いただの女だった。
 声の響きから最期の近さを聞き取ったヴァイスは、愛撫を丁寧なものに戻し、段階を一段引き上げる。
 乳房は特に感じる先端へと責めを集中させ、左手全体でシグナムの性器を揉む。手のひらと中に挿れた指で挟み
込むようにして刺激しながら、下の突起も指で押しつぶす。
 だが、最後のもう一押しが、どうしてもいかない。快感に悶えているのに、達してくれない。
 快感が足りないのかと感じやすい場所を念入りに刺激してみるが、シグナムは指をきつく噛みしめるばかりで終
着点へ逝かず。
 明らかにシグナムは自分の意思で絶頂を耐えている。

「姐さん、なに我慢してるんですか?」
「わ、私の方が一回多かった……から」
「はい?」
「さっきしていた時、私の方が、その…………た、達した回数が一回多かった。……またお前にイかされたら……
連敗するようで、嫌だ」
「…………」

 あまりに予想外な回答に、一瞬ヴァイスは手も口も動かすのを忘れた。

(…………回数かぞえてたのかよ。ってか、こんな時までバトルマニアな癖出さなくたっていいだろ)

 けっこう本気で呆れる一方、心の反対側では俄然闘争心が湧いてきていた。
 女にこんなことを言われれば、意地でもイかせたくなるのが男という者である。

(このまま手でやれそうだけど、どうせならハンデ無しがいいか)

 その方が、勝った時の充実感は大きい。
 肉棒を握ったままだったシグナムの手を解き、切っ先を秘裂にあてがう。

149 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:48:00 ID:OTJY1rE6
「じゃ、いきますよ姐さん」
「ああ…………きてくれ、ヴァイス」

 肘で自分の身体を支えながら、腰にだけ体重をかけて進めていく。奥にたどり着けば、一度止まる。挿入でやや
乱れたシグナムの呼吸が整ったところで、一気に動かした。
 ぞくりと、指とは比べ物にならない快感が来る。理性が蹴飛ばされて情欲が身体を支配する。もう、腰が止まり
はしない。

「くふっ……! あっ、あっ……!」

 ヴァイスの腰のテンポに合わせて、シグナムは謳うように喘ぐ。
 鋼のような雰囲気をまとうシグナムだが、一度蕩けてしまえば後は二つ名の如く官能に燃え上がっていく。
 自分から腰を揺り動かして恋人を求め、秘所は肉棒をくわえこんで逃そうとはせず、精液を欲してどこまでも貪
欲な雌と化す。
 抽送を緩めたタイミングで妖しく腰を振られ、思わず出しかける。奥歯が砕けるほど噛んでなんとかやりすごし
たが、ヴァイスは内心冷や汗をかく。

(やべぇ……始まったばっかだってのに、けっこう洒落になんねえぞ)

 限界が近かったシグナムの様子からして余裕で勝てると思っていたのだが、逆にこっちが崖っぷちへ寄り切られ
そうである。手で引き上げられていた自分の限界が、予測していたより近かったこともある。
 へその下からくる快感の波で、理性と射精の壁へ一秒ごとにひびが入る。
 このままでは間違いなく自分が負けると悟ったヴァイスは、切り札を切る。
 少しペースを落として、シグナムの頭に理性を戻らせる。
 瞳が焦点を結んだタイミングで、囁いた。

「シグナム」
「…………っっっっ!?」

 姐さんとはつけない、彼女そのままの名前。
 効果は劇的だった。
 ただでさえ紅潮していた頬が完全に真っ赤になり、膣がきゅうっと音を立てそうなぐらい締まる。
 締めつけられてヴァイスはさらに限界が近づくが、それはシグナムも同じ。びっちりと隙間なく締めつけたことで、
膣の感度は最高潮にまで達している。
 この機を逃さず、ヴァイスは一気にスパートをかけた。

「ひゃっああああん!!」

 恥骨同士がぶつかって、ぱんぱんと音を響かせる。
 容赦なく膣壁をこそぎ落とされ、がくがくとひきつけのようにシグナムが痙攣し、切れ切れの悲鳴が上がる。

「んっ、あっ、あぁーーっっっっ!!」

 ぶつり、と全ての動力が落ちたようにシグナムの動きが止まった。反り返ったまま数回身を震わせ、ゆっくりと腰
がシーツへ落ちた。
 忘我の境にいるシグナムを満足に見下ろし、ヴァイスは肉棒を引き抜く。白い身体がもう一度ぶるりと大きく身震
いし、愛液の名残がぴゅっと漏れ出た。

「はあ…………きもち、よかった……」

 愛する男に名前を呼ばれ、愛されて達し、恍惚とした顔で横たわるシグナム。そのまま眠ってしまいそうに幸福そ
うな顔をしている。
 しかし、ヴァイスは恋人が眠りに落ちるのを許さない。
 さっきまでと変わらぬ速度で、再度腰を叩き込む。

「ああっ! あっ! あっ、あっ!」

 シグナムの背が弓のようにしなり、喉から激しい啼き声が上がる。

「あふっっ! ひああぁぁ!! ま、まてヴァイスっ!!」
「悪いシグナム、俺まだイッてねぇし」

 強く奥底を叩いて乱れさせながら、シグナムの顎に手をかけ自分の顔を向かせる。
 潤んで蕩けきった眼を見つめて、言った。

「それに、シグナムの感じてる顔、もっと見たい」
「ばっ、ばかなことを…………くはっ!!」

 腰だけでなく、指で秘芯を弄くって感じさせれば、シグナムの顔に一瞬浮かんだ狼狽が官能に取って代わられる。
 自分自身とシグナムを一気に追い込むべく、ヴァイスは腰を加速させた。
 こりっとした子宮口を突き上げ、エラ張った雁首で念入りに膣壁を擦り上げる。
 果てたばかりの膣は、乱暴な結合にも敏感に反応してくる。締まった状態のまま、襞が細かく震えて貪欲に肉棒を
しゃぶり、精液を吸い取ろうとしてくる。この動きがたまらない。
 膣に追い立てられて、快感が喉元まで競りあがってくる。もう限界が近い。

「ヴァイスっ、はぁん! 一番奥に……お前をくれっ……!!」

 本心からの言葉と腰に絡みつく足が、膣内射精以外の選択肢を消し飛ばす。
 もとより、ヴァイスもそれ以外にことは考えていない。
 いっそう強く肉棒を突き入れる。シグナムもしがみついたまま腰を振り立ててきた。
 息が切れかけた瞬間、頭の中が真っ白になり、白い衝撃が腰から突き抜けた。

「あ、ああああぁぁぁっ、い、いくぅっ!!!!」

 シグナムの叫びと共に、ヴァイスも爆ぜた。

150 男が煙草をやめたわけ :2010/02/02(火) 19:48:47 ID:OTJY1rE6
          ※




 シグナムと同衾した日の翌朝は、早い。
 ヴァイスとシグナムの関係はそこそこ知られているが、風紀の乱れになるのでなるべく人目につかないように、
という部隊長直々のご命令があった。
 つまり、見つからんようにするならいくらでも好きにしてええで、ということである。
 ありがたいお言葉どおり、抱き合った次の日は夜が明けるかどうかというぐらいに部屋を出てそっと自室に戻る
のが、ヴァイスの行動パターンだった。
 早起きにぼやけた頭と身体を動かして服を着たヴァイスは、ベッドサイドに置きっぱなしだった煙草を手にした。
 まだ半分以上入っている箱を手に、ちょっと思案してからヴァイスは一本出して火を点けた。

「また喫っているのか」

 同じく身づくろいをしていたシグナムが、ちょっと批難の混じった視線を向けてきた。

「ちょっとだけ我慢してくださいよ。こいつで正真正銘最後なんで」
「正真正銘……?」

 手早く喫い終えたヴァイスは、吸殻を箱もろともゴミ箱へ捨てた。
 ライターは意匠が気に入っていており、ガスが切れても補充し使い続けておりちょっと惜しかったが、これも
未練と一緒にゴミ箱へ放り込む。

「お前…………ひょっとして煙草をやめるのか?」
「いい機会なんすよ。禁煙しきれなくてだらだら喫い続けてただけですから。ラグナにもよくやめろって言われ
てましたし」

 吸殻を発見される度に、説教一時間コースをくらっている。

「それに、姐さんに煙草くさくてキスすんの嫌だって言われるのは、俺も嫌ですし」

 自分には似合わぬ、ちょいときざな台詞など口にしてみる。
 てっきり、なにを馬鹿なことをと言われるものだと思っていたが、シグナムはきょとんとした顔をしてまじま
じとこちらを見つめてきた。
 その頬が、みるみる髪と同じ桜色に染まっていく。

「…………じゃ俺、そろそろ行きますんで」

 面映い空気に耐え切れなくなったヴァイスが出て行こうとした時、背中にシグナムの小さな声がかかった。

「ヴァイス…………煙草は嫌いだが、お前を嫌いになることはないぞ」

 思わぬシグナムの言葉に振り向けば、軽く睨まれ横を向いてしまった。
 早く出て行けと言葉が飛んでくる前に、ヴァイスはシグナムの部屋を出る。廊下を歩きながら、ヴァイスの口
元は自然と笑ってしまっていた。
 人が来るかもしれないからしゃんとしなければと気を引き締めても、すぐにまたにやけてしまう。

(あの顔が見れただけでも、禁煙の価値はあるよなあ)

 にやにやと笑み崩れながら、ヴァイスは今日もいい日になりそうだと思った。




          終わり

151 サイヒ :2010/02/02(火) 19:50:36 ID:OTJY1rE6
以上です。
シグナムさんはなのは女性キャラの中でベスト3に入るぐらい好きなんですが、
ネタがまったくと言っていいぐらい思いつかない人。
俺はいつもやってるクロフェみたいなべたべた甘々なもんが書いてて好きなんで、
そういうイメージと遠いシグナムは書きにくいんでしょうね、と自己分析。
ある程度女慣れしてるヴァイスがシグナムいじくる感じでいいんかなー。


関係ないけど、ゲームのシグナムの生足はエロすぎだと思います。
勝利ポーズのローアングルとかマジヤバイ。

152 銀河昴 :2010/02/02(火) 21:23:25 ID:MzIFcGvE
投稿乙です

続けて今からSSを投稿します、初なのでよろしくお願いします

タイトルは「姉妹の雫」です
注意事項
エロ
スバル×ギンガ
レズSS
初投稿
レス12前

153 姉妹の雫(1/12) :2010/02/02(火) 21:28:36 ID:MzIFcGvE
スバル・ナカジマは久々の長い休暇を取り実家に戻っていた、最近は家族が増え、和気あいあいと暮らそうと思っていたが

ナカジマ家
今現在、スバルはソファーでテレビを見ていた
「ねぇ……ギン姉」
「なぁにスバル?」
スバルの姉、ギンガ・ナカジマは洗濯物を畳んでいた
「お父さんは何処行ったの?」
「旅行よ♪」
「ノーウ゛ェは?」
「旅行かな?」
「ウェンディは?」
「旅行じゃないかな?」
「ディエチ…」
「旅行♪」
「じゃぁ…チンク…」
「旅行」

そう今現在ナカジマ家はスバルとギンガしか居ないのだ、ギンガによると、父ゲンヤ・ナカジマが親睦を深めようとナンバーズを連れて旅行に行っているのだ
「いつ帰ってくるの?」
「そうね……私とスバルが休暇終わるの一緒だったよね?」
「うん」
「それだと……休暇が終わる1日前に帰ってくるね」
「結構長いよ!?私とギン姉の休暇(汗)」
さらにさらに聞いていいくと、ゲンヤが福引きで旅行券を引いたのはよいが、5名しか使えなかったらしく、忙しいスバルとギンガは、はぶかれたそうだ

154 姉妹の雫(2/12) :2010/02/02(火) 21:30:24 ID:MzIFcGvE
「私とギン姉を置いてくなんてずるい〜」
「そうね……でもいいじゃない」
「何が?」
「たまにはスバルと二人っきりで暮らすのも」
「でも〜………あ、そうだ!」
スバルは何か思いついたようにギンガの手を握った
「スバル?」
「ねぇ、来週さ旅行に行こうよ!ギン姉と二人だけで」
「えっ……でも…」
「休暇はまだまだあるんだしさ、ねぇ〜行こうよ〜」
「スバル………そうね、行こっか」
「ありがとうギン姉♪」
握ってた手を離し、スバルはギンガに抱きついてきた、どさくさに紛れてギンガの乳房を揉んだ
「ちょっ…スバル!どさくさに紛れて揉まないの!お返しだ!」
ギンガも負けじとスバルの乳房を揉み返してきた
「むぅ〜やったな〜……!」
「やったわよ………ぷっ」
「あはははははは」
「ふふふふふ……あははははは」
二人は乳房を揉み合うのを止め、笑い出した

155 姉妹の雫 :2010/02/02(火) 21:33:02 ID:MzIFcGvE
そのあと姉妹で晩御飯の食料を書い、姉妹仲良く料理を作って食べ、風呂に入った
ギンガはスバルよりも先に入っていたので、タオルで水滴を取り、髪をドライヤーとくしを使って髪を溶かし、白いパジャマに着替えてソファーに座っていると
「ギン姉〜」
お揃いの白いパジャマを着たスバルが風呂から出てきた
「スバル……おいで」
「は〜い」
スバルはひょこひょことギンガの近くに寄って肩をピタッと寄せ、ギンガはスバルの髪を撫で始めた
「少し髪伸びたね」
「やっぱり?」
「うん…大分伸びたね」
ギンガがスバルの髪を撫で始めると、スバルもギンガの髪を撫で始めた
「ギン姉の髪綺麗だね」
「ふふふ、ありがとう」
「私もギン姉みたいに伸ばそうかな〜?」
「スバルは今の方が丁度いいよ、それに手入れするの結構大変だよ」
「そうなの?」
「そうなの」

156 姉妹の雫(4/12) :2010/02/02(火) 21:35:39 ID:MzIFcGvE
姉妹仲良く髪を撫で合っていると、スバルの撫でている手が止まった
「スバル?」
急に手が止まり出したのでギンガはスバルに訊くと、スバルは
「あ、あのね……仕事仲間の人に相談されてね……同姓愛ってどうかなって聞かれたの」
突然言い出したのはスバルの仕事仲間の相談事、しかし本来は全く相談されていないのだ

そうこれは姉の気持ちを確かめたかったのだ
「わ、私はね…その人が好きだったらいいんじゃないかなって答えたんだけど……ギン姉は………どう思う」
ギンガはう〜んと悩み出し、答えを言った
「私はいいと思うよ……でも私自身とすれば同姓愛は、遠慮しとくかな」
「そ……そっかぁ……」
スバル自身としては、あまり聞きたくない発言だった、スバルは恐る恐る覚悟を訊くことにした
「じゃぁ……ギン姉は…今、好きな人……いる?」
「何を急に」
「いいから答えて」
ギンガは頷くと照れ臭そうに言った

157 姉妹の雫(5/12) :2010/02/02(火) 21:39:05 ID:MzIFcGvE
「うん、いるよ」
それを聞いたとたんにスバルは世界が終わったかと、そう言う感覚が突き付けられた
一番聞きたくない発言が二度も続いてきた
既にスバルは泣きそうだったのを必死に耐えていた
「わ私…もう……寝るね」
「えっ?」
スバルはいっこくも早く自室に行きたかった、この場に居たくなかった、今はギンガの声を聞きたくなかった
自室に着くと、スバルはベッドにダイブし、顔を枕に押し付けた
「ぅっ……ぅぅ…」
遂には泣き出してしまった
「(そうだよね……ギン姉もいい年だし、好きな人ぐらいいるよね……同姓愛なんか気持ち悪いよね、何期待してるんだろ……私、ちゃんと応援しない……と……いけ…ないん……だから…)」

ギンガを思うほど諦めきれず、涙が溢れてしまう

「ぎんねぇ………ぎん、ねぇ……」

するとドアが開く音が聴こえてきたので、向くと、心配そうに泣きそうな表情をしているギンガがそこに居た

158 姉妹の雫(6/12) :2010/02/02(火) 21:41:29 ID:MzIFcGvE
「ぎん……ねぇ…?」
「スバル………」
ギンガはゆっくりとスバルに寄り、そっと抱きしめた
「ぅっ……すばるぅ……」
ギンガは嗚咽を漏らして泣いて
「ごめんね……ごめんね……」
謝っていた、何故ギンガが泣いているのか、何故謝っているのかわからなかった
「ぎんねぇ……どうして…泣いて謝っているの?」
ギンガは抱きしめていた手を離し、スバルを見つめた
「私ね………スバルのことが……好きなの」
突然の姉からの告白
「………嘘……だよね……」
するとギンガは首を横に振った
「信じてもらえないよね……でも本当に好きだよ………」
「…………………どうして…嘘ついたの?」
嘘とは相談したときに、ギンガは異性の人とお付き合いしたいと、そのようなことを言っていた
だがギンガはスバルに告白したことは、同姓として付き合うことになる……

159 姉妹の雫(7/12) :2010/02/02(火) 21:45:11 ID:MzIFcGvE
「確かめたかったのと……怖かったから」
スバルは怖かったことについてはすぐに理解した
「………私が妹で……女だから?」
ギンガはうんと頷く
「だから確かめたかったの……でも……その結果が……スバルを……苦しめたんだね」
止まっていた涙が再び流れ始めた、スバルもそれが伝わってきたのか、スバルも涙を流していることに気がついた
「ぎんねぇ………」
ギンガは大粒の涙を流しながらスバルを見つめた
「これじゃ………姉として……失格…だよね………」
「ギン姉ぇ!」
スバルは手をギンガの首に回し、ギンガの唇を優しくキスした

「すばるぅ……?」
一瞬何が起こったか全くわからなかった、スバルもギンガも未だに泣き続ける
でもスバルはどこか嬉しいそうな、涙を流していた
「私も怖かっただよ……ギン姉に気持ち悪いとか拒絶られるのとか…怖かっただよ……でもね」

160 姉妹の雫(8/12) :2010/02/02(火) 21:48:57 ID:MzIFcGvE
「もう怖い思いは終わったんだよ……いいじゃん、お互い好きなんだから……だから……失格とか言わないでよ……」
「でも…………」
「大好きだよ……ギン姉……」
スバルは告白し、再びそっとキスをする、唇と唇を離すとギンガはスバルに抱きついてきた
「私も…大好きだよ………すばるぅ………」
スバル告白の告白を返し、今度はギンガがスバルの唇にそっと優しくキスをした

二人は少しの間、泣き合った、スバルはギンガの肩を寄せ会い、ギンガはスバルの髪を撫でていた
「ねぇ……ギン姉」
「なぁにスバル?」
「大好き……」
「それさっき聞いたよ……」
「へへへ……」
「それよりスバル……私を……スバルの物にして…」
「うん……わかったよギン姉」
スバルはギンガの唇を触れ合い、舌を入れると自然にギンガも舌を絡ませる

161 姉妹の雫(9/12) :2010/02/02(火) 21:51:31 ID:MzIFcGvE
「んっ……んんっ」
スバルは離さないように手を腰に回した
ギンガは徐々に閉じていた瞳を半開きなってとてもエロい感じだった、しばらくするとスバルは唇を離し、銀色の糸が二人の唇と唇に伝わった
「スバル………」
「ギン姉……」
「うん………」
スバルはギンガを横に倒し、パジャマのボタンとブラを外し、乳房を撫で掴み回した
「んっ……んぁ……」
右手で乳房を撫で掴み回していくと、スバルはギンガの乳房をしゃぶり出した
「あっ……ん……んんっ……」
「ぎんねぇ……きもちいの……?」
「んっ……うん……」スバルはギンガの唇を吸うようにキスをし舌を絡ませ、余っている手を使って、ギンガの下着の中に入れ、撫で始める
「んふっ、ん、んんっ……」
「ん…ん、ふ……ん…んん……っ」
いやらしい音が部屋中に響き渡る、二人は唇と唇を離す、ギンガの吐息がスバルに伝わってきた
「ギン姉……濡れているよ」
そう言ってギンガの下着の中の大事な部分を撫でる

162 姉妹の雫(10/12) :2010/02/02(火) 21:56:38 ID:MzIFcGvE
「ひゃぁん……だ、だって…んぁ…スバルの舌……きもちいんだよ……」
「ギン姉はキスが気持ちいんだね」
「ふぁぁぁっ!?」
「下もだね」
「すばるぅ……イカ……せて……」
「うん……わかった」
スバルはギンガを抱きしめ、舌を絡ませながら、秘部のところを掻き回せしていく
「んんっ!……んっ…ん、んふ……んぁっ」
秘部のところに指を激しく動かしていくと、ギンガの身体が震えだした
「んっ…んんっ!?んんんんんんんんっ!!」
ギンガは舌を絡ませながらは絶頂へと昇っていき、イッてしまった
「はぁ…はぁ…はぁ…すばるぅ……」
「気持ちよかった?」
「きもちいいよ……すばるぅ」
「うん、今度は私をイカして、ギン姉」
「うん……」
ギンガは自分にされたことと同じようにパジャマのボタンとブラを外した、ギンガはスバルの乳房を舐め回した

163 姉妹の雫(11/12) :2010/02/02(火) 21:57:39 ID:MzIFcGvE
「んぁ……あっ……んぁっ」
ギンガは舐め回しながら、スバルの下着の中に手を入れ、秘部を掻き回した
「ふぁっ!?…ぎんねぇ…っ…あんっ…きもちいいよ……ゃ…」
「イッていいよ……スバル」
ギンガは自分とイカされたことと同じように、秘部のところを掻き回せ、激しく指を動かした
「んあっ、だめっ、イクっ!、あんっ、ふぁ、ふああぁぁぁぁぁーー!!」
スバルがイッてしまうとギンガはスバルの唇を舌にいれ絡ませる

それからはギンガが受けでスバルが攻め、スバルが受けでギンガが攻めと交互に、舌を絡ませ、乳房を揉み回したり、秘部のところに指を激しく動かした
何回もやり続けるうちに口数が減っていったが、「好き」と言う言葉は、必ず二人とも言い合ってた

164 姉妹の雫(12/12) :2010/02/02(火) 22:01:47 ID:MzIFcGvE

二人はやり合ったあとベッドに潜り寄り添って寝ていた
「ねぇ……スバル」
「なぁにギン姉……」
「夢じゃ……ないよね」
ギンガは寂しそうに言う、スバルは微笑でギンガの手を絡ませた
「夢じゃないよ……現実だよ、この暖かさ……」
スバルが絡んできた手の温度を実感する、夢じゃなくて現実だと、そう思うと、嬉しくて涙が溢れてきた
「すばるぅ……すきだよ……だいすきだよ……」
そう告げるとギンガは優しくスバルの唇にキスをする
「ぎんねぇ………」
キスをしたら徐々にスバルの瞳からは涙が落ちていき、流れていた、二人とも涙を流しているが嬉しそうだった
「ギン姉泣き虫だね」
「スバルは子供のころからでしょ」
「今日は泣きっぱなしだよ……」
「そうだね……でも今日はいっぱい泣いたから、明日は笑っていよ、ね、スバル」
「ギン姉……うん!」
二人はこれ以上離れないように抱きつき合い、瞳を閉ざし、眠りについた

―――――END

165 姉妹の雫(おまけ) :2010/02/02(火) 22:03:59 ID:MzIFcGvE
*エピローグ
時が立ち、スバルとギンガの休暇は今日の1日だけ、ナンバーズ(現ナカジマ家の姉妹)が帰ってきた、ゲンヤ・ナカジマは朝一に仕事があるみたいなので、今日はゲンヤ抜きの朝食となっていた

「はい、ギン姉、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
「おいしい?」
「うん、スバルがあ〜んってしてくれたから100倍おいしいよ♪」
「本当?それじゃあ…私にもあ〜んってして」
「はい、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
「おいしいでしょう?」
「うん!ギン姉があ〜んってしてくれたから、1000倍おいしい♪」
「もう…スバルったら」
「へへへ」
「ふふふ」
二人の甘い空気をチンク達は呆然としていた
「(ギンガとスバル……えらい仲良いけど……何があったのか?)」
「(そうね……『「ゆっくりして旅行してきて』強めに言われたからね〜)」
「(そんなことより、この甘々しい空気どうにかしよっスよ!)」
「(そうだな………あ、そうだ)」
「(何か思いついたのかチンク姉!)」
チンクは思いついたことを3人に耳うちすると、「ふっふっふっ……」不気味な笑顔で笑いだした
果たしてギンガ、スバル姉妹の運命は如何に……
ちなみにスバルとギンガ姉妹の今日の朝食はチンク達に見向きもしなかった

――――続く?

166 銀河昴 :2010/02/02(火) 22:09:18 ID:MzIFcGvE
以上で投稿を終了します

おまけを投稿したら、近々また投稿しようと思っています
あと>>155の名前の欄に(3/12)を付け忘れました、すみません

以後気よつけたいと思っています
それとこれからはスバル×ギンガの一本でいきますので、上手く書けませんが応援よろしくお願いします

ではまた近々で

167 イクスピアリ :2010/02/02(火) 22:13:47 ID:wmwD8daM
ちょっと早いけど節分要素が入った雷刃シリーズ特別編を投稿……しちゃっていいでしょうか?

168 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 22:35:25 ID:OQcMqs3o
>>166
とりあえず初投稿乙

だが・・・ぱっと見、どうも・・・違和感あるな
カタカナが半角になってるのは、何か意図があるのだろうか・・・?

169 名無しさん@魔法少女 :2010/02/02(火) 22:42:42 ID:kc.Mnr.I
>>151
乙です。宇多田の曲を思い出した

>>166
初投下乙。半角は何か意図があるのかな…?

>>167
やっちまいな

170 イクスピアリ :2010/02/02(火) 23:07:16 ID:wmwD8daM
なら投稿します
しますったらします


雷刃シリーズ特別編です
※注意

・やっぱり微エロ

・マテリアル達に名前がついてます(安易ですが私的にしっくりきたので)

・合い言葉はなのフェイフェ……ゲフンゲフン雷刃たん

・節分知識は曖昧ミーマイン

171 雷刃がいる風景 特別編 〜節分〜 :2010/02/02(火) 23:13:17 ID:wmwD8daM
「せつぶん?」

「そう、節分。」

商店街を歩く雷刃が首を傾げながらなのはを見る

「お、お姉さまがしたいなら……」

目を閉じ形の整った唇を突き出す雷刃

「それは接吻なの。」

慣れた手つきでポカッと叩くなのは
その横にいたフェイトも苦笑していた

「節分はその年の恵方に向いて無言で恵方巻きをそのまま食べるんだ。確か縁起が悪いから包丁とかで切っちゃダメなんだよ」

「恵方巻き?」

雷刃は二人の間に入り二人と腕を組みながら聞く

「うーん……あっ、あれだよ」

ちょうど売られていた恵方巻きを指差すフェイト
雷刃はそれを見て先ほどフェイトから聞いたのを想像する



――お、お姉さま!らめぇ!そんなに入らないよ!

――喋らずさっさとくわえるの。フェイトちゃんはもうあんなにくわえてるの

――んぐっ、はふっ、んぷっ、ぷはぁ

――ふふ、いい子だね



ブシュ、と鼻血を出す雷刃

「にゃあああ!?」

「ら、ライ!?」

「お、お姉さまぁ〜」

幸せそうに鼻血を出しながらトリップしっぱなしの雷刃の襲撃者―ライであった



何とか帰宅したなのは達
八神家、ハラオウン家、バニングスに月村と大集合したその夜、豆まきが始まる

「鬼はー外ー!福はー内ー!」

バラバラと投げられるのは落花生
普通は落花生は使わないが回収が楽なので高町家では落花生なのだ

「悪魔は外だー!」

悪乗りしたヴィータがなのはにぶつけたのがキッカケに場は戦場へと変わっていった

「全く塵芥共の遊びに「パチモンは外やー」待てぃ!塵芥!待たんか!この塵芥!塵芥!」

はやてが闇統べる王―ヤミにぶつけ車椅子でドリフトターンを室内でかましつつ逃走し追うヤミ

「……そちらから来たらどうです?私が怖いですか?」

「飛び込んだ瞬間撃ち込む狙いなのは分かっている。貴様こそ怖いのか?」

両手に落花生を持ちながらジリジリと間合いを測るシグナムと星光の殲滅者―セイがバトルマニアらしくタイマンで勝負していたりと混沌を極めながらも無事収拾

回収した落花生を手になのはが発した一言

「それじゃ年の数だけ食べるの!」

皆がポリポリと摘みライが口移しをねだったり、それを見たフェイトが嫉妬してなのはを押し倒したり、それにつられてセイまでもが突撃するなか、ヴォルケンリッターがどれだけの落花生を食したか
それを知るすべはない……

172 イクスピアリ :2010/02/02(火) 23:17:49 ID:wmwD8daM
以上です

ちなみに私の家では本当に落花生まいてました

庭に投げたら回収前に雪が降り結局雪解けまで回収できなかったという逸話が……

ライ、セイ、ヤミについてはいずれ雷刃シリーズにてやる予定です


節分ネタになってるといいなぁ

173 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/03(水) 00:54:42 ID:uaHtZUkA
>サイヒ氏
何だろう、純愛なのに純愛って枠じゃないようなこの背徳感……
乱れるシグナムが可愛いですよぅ

>銀河昴氏(でいいのかな?)
初投下乙です。初々しくも乱れる二人がイイネ!
あと、皆も言ってたけど、名前が半角なのは仕様?

>イクスピアリ氏
恵方巻きと聞いてすぐ雷刃さんと同じことを考えた俺はもう末期。
フェイトちゃんの大事な場所に俺の恵方巻きをぉぉぉ!
(Foolishはこの後、制服の人たちに連行されました)



……さて。
やっちまったあああああああああああああああああああああああ
うぎゃああああああああああああああああああああああああああorz

「アリサイタダイタヨ」の投下で、レスが丸ごと一つ抜けていたようです。
読み返して何か凌辱度が足りないと思ったら肝心の破瓜シーン抜けてたOTL
今更該当箇所だけ書き込むってのもアレだし(というか一番ヤバいところ)、
できれば再投下したいんですが、この場合どうしたらいいんでしょ?

174 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 00:59:02 ID:APObTs/o
>>173
纏めてどこかにうpして、wikiの方では完全版を掲載してもらう、というのは?

175 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/03(水) 01:07:12 ID:uaHtZUkA
>>174
そうか、その手段があった。いっぱいいっぱいに焦ってて気付かなかった……
完全版自体はHPの方に上がってるし、
流石に純愛祭りの後じゃ気が引ける上に大体投下ラッシュだったしで、
明日また来ます。

>>53-54&タピオカ氏は刮目すべし(マテ
では、改めて職人諸氏への感想などどうぞ↓

176 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 08:08:58 ID:H4mXO4Ac
>>151
GJ
情緒的だ
男と女の関係が描かれてるのに、姐さんが可愛いって一粒で二度美味しいってレベルじゃねぇぞ
僕もシグナムがベスト3に入るぐらい好きだからもっと姐さんがたくさんギシギシアンアンしてくれればいいなと思いました


あとスナイパー相手に一時間説教かます妹パネェ

177 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 08:15:57 ID:AlQ1slow
サイヒ氏GJ
これは素晴らしいヴァイシグ
アダルトでエロエロな爛れた恋人風景が堪らんばい
最高でした

178 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 15:44:41 ID:wV6RZQso
>>172
GJ!
うちの地域でも巻くのは普通に落花生ですぜw

179 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 19:44:27 ID:kwXHRheA
サイヒさんGJ
うちの近所だと炒った大豆だよ
落花生なんておとといのニュースで初めて聞いたよ

180 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 20:51:14 ID:f.a9GlNM
ネタ振りしか出来ないが誰かトーマが主人公、アインハルトがヒロインのアナザーStsを作れないか?
つかこの二人って同い年だったよな?

181 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 20:57:19 ID:M3xuK1lI
>>180
St.ヒルデ魔法学院は5年制だからアインハルトが一歳下かな

182 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 21:18:04 ID:H4mXO4Ac
鍵を解除する魔法
カメラ型デバイス

この符号が意味するところはひとつ……!!

183 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 21:26:39 ID:aMq3ECno
被写体を爆破する固有スキルか。by.ゲンヤ

Forceはもう少し、情報が出尽くしてから書きたいな。
まだ謎が多過ぎる。

184 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 23:30:47 ID:xRQ8ILcY
写殺かw
その内、体をゴムのようにしなやかにしたり、ダイアモンドと同じ硬度ではなくダイアモンド自体になったり、
体に入れたタトゥーを操ったり、スピーカーになって大音量攻撃するレアスキル持ちたちがぞくぞくと……。

185 名無しさん@魔法少女 :2010/02/03(水) 23:45:58 ID:3rrwf2rg
零?

186 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 00:19:57 ID:K49BttFg
美しいおぜうさんの宅の鍵をアンロック→待機→カメラ型デバイスで盗撮→リリカル

という想像をした俺はもうダメみたいだ

187 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 06:54:44 ID:mgbvKjN6
リリカル汁まみれ

188 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 06:55:48 ID:7lBSuc5s
ユーノ君とフェイトが変態的に濃厚なセクロスするSSはないものか…

189 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 08:11:37 ID:PYwNELW.
>>188
同人誌ならあったりした気がする
と思ったら保管庫にあったでござる

190 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 08:53:19 ID:Is2YcQfs
保管庫のタグ検索で一発さ

191 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 17:20:12 ID:7jBNX8P.
>>188
濃厚とまでは行かないけど、なのはのパンストを使ったプレイをする二人はいたよ。

192 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 17:36:43 ID:u9tHf7vU
SSならともかく、ユーノ×フェイトの同人誌があるのか?

193 ザ・シガー :2010/02/04(木) 17:58:29 ID:7SoIj10I
>>銀河昴氏
初投下乙。
ギンガやスバルのエロが増えるのは嬉しいねぇ。
しかし、もうちょい1レスに書き込んでも良いのでは?
と、愚見を。


>>サイヒ氏
ヴァイシグ! ヴァイシグ! ヴァイシグ! ヴァイシグッッ!!
まさか……まさかサイヒ氏がヴァイシグ書いてくれるとはね!!
嬉しすぎて悶絶地獄を味わいましたですサー。

ってかもう、ヤバイ、これヤバイよ。
自分の方が達した回数が多いと負けた気がして、必死にイくの我慢してるシグナム姐さんとか。
一瞬で脳裏に、涙目で指を甘噛みして喘いでる姐さんを夢想した!
きっと次する時は胸とか使って挽回しようと頑張るんだね!!

ほんともう、エロいし可愛いし、文句ねえっす。
クロフェのイチャラブとは違う、どこかビターな恋模様が最高ですサー。


しかし、一個だけ問題が……


>>烈火の剣聖
その名前はアギトじゃないのか?ww 姐さんの二つ名は烈火の将、剣の騎士。
あと剣聖じゃなく剣精だったはず、アギトはww






ふう、さて、サイヒ氏のSSで興奮した勢いで書いたSSを私も投下するよ。
短編、ウェンディ、非エロ。
オリ彼氏が登場するので、そういうの苦手な人は全力でスルー推奨。

194 十一番とツンデレ彼氏 :2010/02/04(木) 17:59:15 ID:7SoIj10I
十一番とツンデレ彼氏


 寒空の下、男の口から白い気体が幾重にも漏れ出た。
 気温の寒さと呼気との温度差によって出るものではない、それは紫煙。
 本日十本目になる、煙草の煙だ。
 いい加減禁煙しようと思っているのだが、こうして誰かを待っている時のようにそわそわしている状況ではついつい手が伸びてしまう。
 それを自覚しながら、男は空を見上げて悪態をついた。


「ったく、もう雪降りそうじゃねえか。あいつ何時まで待たせやがる……」


 フィルター付近まで火が近づいているのに気付き、彼は懐から出した携帯灰皿に煙草を押し込む。
 もう既に中身はいっぱいで、流石にこれ以上吸うのは無理がある。
 今日はこれで吸い収めだろうか。
 そう思うとどこかもったいなくて、禁煙しようという意識が少し薄れそうな気がした。
 漂う副流煙を残り香とばかりに吸い込む。
 そんな時だった。
 待ち人が訪れたのは。


「あー、ごめんごめん、遅くなったッス〜!」


 爛漫と澄んだ声を上げながら、彼女はこちらに向かって走ってきた。
 ぴょんぴょんと上にはねた癖のある赤毛の、見るからに元気一杯という愛らしい少女。
 戦闘機人としての運命の下に生まれた、名をウェンディという。
 彼の恋人だった。




 
「ったく、ついてねえぜ……」


 と、彼は白い息を吐きながら毒づく。
 理由は先ほど入ったファミレスと喫茶店。
 今日のデートはこれといって目的のない、ただ会う為の時間だった。
 だから彼とウェンディは、とりあえずどこかの店に入って温まろうという事になる。
 が、運が悪かった。
 都合三件の店に入るも、全て満席。おまけに待合席も満杯ときた。
 時間に遅れたウェンディを待って、一時間以上も待ち続けた彼にとっては踏んだり蹴ったりだ。
 かじかむ手を擦る恋人に、赤毛の少女はすまなそうな表情で頭を下げる。
 
 
「ほんっとうに悪かったッス」

「悪いと思ってんなら今度から遅れんな」

「うう……気をつけるッス」


 そう言って、ションボリと肩を落として頭を下げるウェンディの姿は実に愛らしかった。
 だが、それとこれとは別問題。
 冷えた身体と、長時間待たされたという現実が許しを拒む。
 故に彼は、やや険をこめた言葉を呟いた。


「そう言って毎回遅れてんのはどこのどなたさんかねぇ」

「あぅぅ……」


 言葉でちくっと苛められ、ウェンディはまるで飼い主に叱られた子猫みたいに身を縮める。
 そして幾許か顔を伏せると、何か思いついたのかはっと顔を上げ、言った。
 

「じゃ、じゃあ……ちゃんとお詫びするッス」

「ん? お詫び?」


 疑問符を孕んだ彼の問いに、少女は元気良く、そうッス! と大きく頷くと、彼の手をギュっと握った。
 寒空の下で寒風に当たっていた彼の手とは比べ物にならない程温かく、そして柔らかい指。
 一瞬、彼の心臓はドキリと高鳴る。
 だがそれも一瞬だ。
 次の瞬間、彼の身体は恋人の少女に思い切り引きずられていったのだから。





 ウェンディに引きずられ、連れて来られたのは公園だった。
 休日といえどこの寒空、市民の憩いの場である場とて、人影はまばらだ。
 今にも雪が降り出しそうな曇天の下で外に出ようという者もそういまい。
 そんな時に公園に連れられて来た彼の気分ときたら、正直あまり良いものではないのは当たり前だ。
 故に言った。


「……何で俺はこんな所に連れて来られてんだ?」


 されど答える者はなし。
 彼をこんな所まで連行し、挙句の果てにベンチに放置した少女は、ちょっと待ってるッスー! と告げてどこかに消えてしまった。
 本当に、一体何だと言うのか。
 またしょうもないくらい煙草が吸いたくなり、懐に手が伸びる。
 だが彼がライターで火を灯すより早く、あの能天気な少女の声が高らかに響いた。


「お待たせッス〜!」


 シュバ、っと無意味にポーズを付けて、ウェンディはベンチに座る彼の前で華麗にダイブ&着地。
 突然の、だが見慣れたハイテンションに、男はやや呆れ顔。
 だがそんな事など露ほども気にせず、少女は手にした物を差し出した。
 それは熱気を有した円筒状の物体、内部に飲料用液体を内包した金属。
 いわゆる一つの、


「缶コーヒー?」


 だった。

195 十一番とツンデレ彼氏 :2010/02/04(木) 18:00:13 ID:7SoIj10I
 しかも一本や二本ではない、その数実に十本以上。
 そして、思わず彼が告げた疑問符に、答えるのはやはり能天気ボイス。


「そうッス! こんだけ買えば温かいっッスよー!」


 言うや否や、少女は早速行動を開始した。
 彼が反応するより早くちょこまかと動き、上着のポケットに缶コーヒーを手当たり次第に捻じ込んでくる。
 ちょ、おい止めろ。
 そう言うが時既に遅し、言った時には上着のポケットは軒並みコーヒーの缶に占拠され、さらには顔の前に一本の缶が差し出されていた。


「ほら、飲むと温まるッスよ?」


 そう言って首を傾げ、少女が見せたのは悪戯っぽい子猫の微笑み。
 鬱陶しいくらいの甲斐甲斐しさなのに、しかし怒る気なんてちっとも起きない愛らしさだった。
 こういうのは反則だろ、そう胸中で密やかに思いながら、彼は差し出された缶コーヒーを受け取る。


「ったく……これだけじゃちょっと足りねえだろ」


 そんな事を言いながらも、彼は少女の買ったコーヒーをしっかりと飲んで暖を得る。
 甘すぎる、ノンシュガーが好きなのに。
 もう何度も言ってるのに、ウェンディは何時までも甘いコーヒーばかり自分に飲ませる。
 だがこれにもちっとも怒る気なんて起きなかった。
 たぶん言っても、どうで三日で忘れるから。
 そう思いながら甘いコーヒーを飲む彼は、だが呆れるにはまだ早かった。


「よし、じゃあ次いくッスよ〜」

「え、ちょ、おい?」


 こっちの言葉なんて無視して、十一番の機人少女がいそいそと彼の上着のファスナーを下ろした。
 一体何事か。
 本日何度目か分からない疑問符の、答えはすぐに出た。
 上着のファスナーを下ろすや否や、ウェンディはベンチに座る彼の脚の間にちょこんと尻を乗せ、上着に包まるように身を寄せた。
 二人きりの時はよくやる温もりの体勢、しかし世間様に見られる状態では初体験の事象。
 彼の頬が、コーヒーの熱気でなく羞恥によって紅潮した。


「お、おいウェンディ……」


 何か抗議しようと彼は言葉を選ぶ。
 だが、相手は機先を制してこう告げた。


「えへへー、寒いならあたしの事ホッカイロにすれば良いっすよ〜♪」


 そう言いながら、機械仕掛けの可愛い少女は空いた彼の手を自分の腰に回させて、ごろごろと甘えた。
 ほとんど飼い主に甘える子猫の様で。
 どうしようもないくらいこちらの怒りを削ぐ。
 こんな風に甘えられたら誰だって怒るに怒れないじゃないか。
 やれやれと内心で呆れながら、彼はコーヒーを飲み、胸にすっぽりと納まった少女を片手で掻き抱く。


「ったく、しょうがねぇなぁ……」


 ただそれだけを言うと、そこで会話は途切れた。
 特に何か目的があった訳ではない。
 会いたかった、と、それだけが理由の逢瀬。
 こうして身を寄せ合えば、結局は世界のどこでも良いのだ。
 冬の寒空と寒風の中、二人は静かにコーヒーを飲んで思う。


「ま、こういうのも悪くねえか」


 と。
 胸に抱いた少女も、彼のそんな言葉に、うんうん、と頷く。
 体温が高いのか、それとも愛情か、抱いてみるとウェンディは本当にホッカイロみたいに暖かで、彼も悪くないと思った。
 そしてそんな時だ。
 ふと胸中に湧き出た疑問符が、何気なく唇から滑り出る。
 

「なあ」

「何ッスか?」

「いや、あのさ、お前なんでいつも遅れてんだよ」


 素朴な疑問だ。
 いかに普段からマイペースなウェンディとて、毎度遅れてやって来るには何か理由があるのではないか?
 そんな彼の言葉に、少女は一瞬黙る。
 どうした事かと思えば、後ろから覗く耳たぶがやや赤みを帯びて紅潮しているではないか。
 何事だろうと思うが、それより早く少女が振り返る。
 うっすらを紅色に染まった頬、そしてどこか力なく下がった眉尻。
 まるで野に咲く可憐な一厘の野花の風情に、彼は一瞬どきりと心臓が高鳴るのを感じる。
 そして、そんな普段は見せない不安そうな顔で、少女は言った。


「えっと、その……笑わないッスか?」

「ん? どういう意味だ?」

「いや、その……」


 もごもごと唇を動かし、言葉にならない呟きを口の中で転がすウェンディ。

196 十一番とツンデレ彼氏 :2010/02/04(木) 18:00:48 ID:7SoIj10I
 しばしそうして言葉に迷い、だが真っ赤になった顔で、少女は言った。


「来る前に……髪型整えたり、服選んでて……遅れたッス」


 と。
 恥ずかしそうに告げた。
 普段の元気ぶりや爛漫さなどどこへやらと言った、どうしようもないくらい愛くるしい乙女ぶり。
 ああもう、反則過ぎるだろう。
 遅刻の怒りなど百万光年宇宙の果てに追いやられ、彼はただただそう思った。
 恋人の少女のそんな姿に、より一層愛が深まるのを感じ。
 だがそれを言うのは恥ずかしすぎて、照れ隠しに言う言葉は少しそっけなく。
 

「ったく……バカか、お前は」


 だが、同時に力を込めた手でもっと強く掻き抱いて。
 言葉に出せない愛情を、彼はただ抱擁で答える。
 素直になれない男の数少ない愛情表現。
 それを知ってるウェンディは、ただただ幸せを噛み締めて、抱かれるままに抱かれた。
 曇天の空が遂にちらちらと白雪を地上に舞い散らせ、一段と空気が凍てついていく。
 だがそんな事はもう二人には関係なかった。
 傍にある相手の体温が切ないくらいに互いを温めてくれるから。

 寒空の下で冬を味わうのも悪くない。

 そんな平和な一時だった。



終幕。

197 ザ・シガー :2010/02/04(木) 18:04:33 ID:7SoIj10I
とうかしゅうりょー。
やまなし、おちなし、いちゃいちゃらぶらぶ。
略してやおい。

いや、もうね、うん。
我が領土サイタマの大地に雪なんて降りやがりまして、久々に見た雪景色への興奮が相まって。
『よし、じゃあウェンディだ』
と、意味不明な論理回路が直結、こうして短編を仕上げた次第でござい。

オリ彼氏に関してはもう、キャラ造形すんのも面倒なので名無しにしました。
いやもう好きな名前入れて妄想してくだされ。


あといい加減、ほんといい加減鉄拳更新する。
とりあえず二月中には絶対。

198 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 18:56:25 ID:Co/g5ZsU
シガー氏は毎度GJッスなあ……2月中? 絶対よ!?お願い!
 
去年の12月にクロなの書いてるっていってたのはまだかマダー? 全裸は辛いよ

199 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 18:58:54 ID:Co/g5ZsU
訂正
×いってたのは
○いってた方は

200 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 19:25:01 ID:AGrse3pw
>>192
たまに見かける

201 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 19:27:58 ID:PYwNELW.
シガー氏GJ
オリ×ウェもいいなぁ
さて、あっちの方の第二期はやらないんですかい?

202 名無しさん@魔法少女 :2010/02/04(木) 19:28:37 ID:PYwNELW.
>>200
まし○まろとか・・・

203 ヨコハマ :2010/02/04(木) 20:48:36 ID:JIHGLpjc
らぶらぶいいですねー。心が暖まります。
読み終わってから「さて夜の方は」とあらぬ方向に妄想を傾ける自分もいるんですけれども。
あと、揚げ足のようで恐縮ですが195レス目『たぶん言っても、どうで三日で忘れるから。』は誤字ですよね?

さて、気晴らしで漫才みたいなものを書き始めたらそっちがノッてきてしまったので投下してみます。
タイトルは「なのはや漫才」…そのままですが。

204 なのはや漫才 :2010/02/04(木) 20:50:38 ID:JIHGLpjc
(拍手)


「はいどーもー!八神はやてと――」

「高町なのはで――」

「「魔砲少女シスターズでーす! よろしくお願いしますー」」

「いやー私らの前のコンビはバンバン笑いとってたなぁ」

「ハァ・・・」

「ちょっとなのはちゃん、何なん? いきなりため息やなんて」

「男ができないの」

「随分ストレートにきたなぁ」

「切実なの」

「こんな冒頭で言うくらいやからな」

「大体、そろそろ『少女』なんて言ってられる歳じゃないの」

「いやぁ、そろそろって表現もどうかと思うで」

「え?」

「え?」
 
 
 
 
「とにかくここらで彼氏の一人や二人、作っておかないと」

「一人にしとかんとダメやん」

「そっか。かさばるもんね」

「え、それどういう状況?」

「ちょっと小脇に抱えて」

「無理やん」

「そうかなぁ」

「そういえば無限書庫の人とええ感じやったんちゃうの?」

「初めて会った頃は良かったんだけどね・・・」

「あら、何かあったん?」

「私より弱い人はちょっと・・・」

「それはちょっと酷なんちゃうかなぁ」

「でも喧嘩になったりしたら私が圧勝しちゃうの」

「喧嘩にもデバイスを持ち出す気かいな」

「当たり前なの」

「なんで?」

「意見が分かれた時に物を言うのは結局力なの」

「ユーノ君も不憫や」

「だから実力が同じくらいじゃないと、お互い意見なんて言い合えないの」

「そんなもんかなぁ」

「というわけで私くらい強い男、募集中なの」

「おらへんて」

205 なのはや漫才 :2010/02/04(木) 20:51:22 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「もうちょっと現実的に考えていこう?」

「どういうこと?」

「妥協案を考える方がええと思うんやけど」

「妥協案?」

「そう、犬とか飼って気を紛らわすとかな」

「ペットねぇ」

「かわいくて寂しさも吹っ飛ぶやん」

「まぁ確かに。それは良い案かもしれないの」

「そうやろ?」

「ただ一つ問題が」

「何?」

「犬とか猫は周りにベタすぎる女だと思われそうで嫌なの」

「ややこしいなぁ自分。そんなこと言うヤツ普通おれへんよ」

「はやてちゃん甘いの」

「何がよ?」

「世間のSランク魔導師に対する偏見は、それはそれは悲惨なものなの」

「そうなん? 初耳やけど」

「『なのはさんってSランク魔導師なのに犬飼ってるんですって、ベタだよねー』とか言われるの」

「言うかなぁ・・・」

「『うわー、ベタだねー。お風呂あがりは絶対プリン食べてるよー』」

「ベタやけども」

「『えー、じゃあきっと夜は歯を磨いて寝てるんだよー』」

「別にかまへんやないか!」

「『そうそう、あとは毎晩収束砲が星まで届くか試すとかねー』」

「それはベタちゃう!」

「え?」

「え?」
 
 
 
 
「とにかく、犬と猫以外のペットがいいの」

「うーん・・・」

「飼ってるだけで崇拝されるようなペットだとなお良し」

「高望みしすぎやって」

「じゃあベタじゃなければ普通のでいいの」

「あ、それやったらインコとかええんちゃう?」

「インコ?」

「ほら、自分の言ったことをオウム返しで喋ってくれるし、かわいいと思うけど」

「なるほどね、それはいい考えなの」

「ええやろ?」

「でも・・・」

「また何か?」

「私インコを買いに行ったことないからなぁ」

「ん?」

「だから感じが掴めないの」

「言ってる意味がよくわからんのやけど」

「要は、インコを買いに行った時のシミュレーションをここでやっておけば安心できるの」

「はぁ」

206 なのはや漫才 :2010/02/04(木) 20:52:18 ID:JIHGLpjc
 
 
「ウィーン」

「え? ・・・あぁ、いらっしゃいませー」

「ラーメン一つ、硬麺なの」

「はい、硬麺一丁! ってちゃうやん」

「間違えたの」

「頼むで、なのはちゃん」
 
 
「ウィーン」

「いらっしゃいませー」

「手を上げるの!」

「あれ」

「強盗なの! この店にあるインコを全部この袋に入れるの!」

「あの…」

「早く!」

「違うやん」

「え?」

「普通に、正攻法で入手してもらえませんかね」

「あーそっか、袋じゃなくてカゴじゃないとダメだったの」

「そこじゃなくて」
 
 
「ウィーン」

「いらっしゃいませー」

「インコを買いにきたでヤンス」

「・・・・・・」

「店員さん、どうしたでヤンスか?」

「・・・インコですね、こちらになりますが」

「へぇー、色んな種類のインコがいるでヤンスねぇ」

「そうですね、セキセイインコなんかはよく喋ってくれてかわいいですよー」

「いいでヤンスねぇ。じゃあこの子に決めるでヤンス」

「はい、かわいがってあげてくださいね。ありがとうございましたー」

「ウィーン、でヤンス」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「諦めずにやり通したなぁ」

「この程度の辛さはなんともないの」

「声震えてるで」
 
 
 
 
「というかインコを買うくらいは普通にできるの」

「え?」

「はやてちゃんは心配性すぎるの」

「私が言うたんやったっけなぁ」

「それよりも大きな問題は違うところにあるの」

「ある意味な」

「どういうこと?」

「まぁ気にせんと続けて」

「問題はね、買ってきた後に家でどうするかなの」

「それはやっぱり言葉を覚えさすのが一番楽しいんちゃう?」

「じゃあそれも練習しておくの」

「まさか、私がインコやるん?」

「当たり前なの」

「まぁええけど・・・」

207 なのはや漫才 :2010/02/04(木) 20:53:16 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「よーし『乳揉み子』ちゃん、今日はいっぱい言葉を教えるの」

「どんな名前やねん」

「揉み子ちゃん、教える前に喋っちゃダメなの」

「揉み子言うな!」

「じゃあ『海綿体』で」

「乳揉み子でいかせていただきます!」

「『生殖器』――」

「揉み子で!」

「その名前をすごく気に入ったんだねぇ」

「止むを得ずな」


「じゃあまずは、おはよー」

「オハヨー」

「こんにちはー」

「コンニチワー」

「もずく酢」

「モズクス」

「わー、ちゃんと喋れるなんて偉いの」

「なんでよりによって『もずく酢』チョイスしたんや」

「こら、モミー。普通に喋っちゃダメだってば」

「うわぁ、めっちゃ変なあだ名ついてるやん」

「ハイハイ、じゃあ次はもっと難しい言葉なの」

「鬱陶しそうに言うなや!」
 
「アポー」

「へ?」

「リンゴのことなの。はい、アポー」

「アポー」

「パァイナポー」

「パイナップルって言えばええやん」

「プァイナポォゥ」

「・・・パイナポー」

「ミッドチルーダァ」

「ミッドチルーダー」

「ヴァゥルクェンヌ ラィイットゥウワァ〜」

「もう何言うてるかわからへん」

「ヴォルケンリッター」

「普通に言えるやん!」

「うーん、揉み子 〜その情熱と苦悩〜 にはちょっと早かったかな」

「変なサブタイトルつけんといて!」

208 なのはや漫才 :2010/02/04(木) 20:53:51 ID:JIHGLpjc
 
 
 
 
「もう、真面目に言葉覚えさせんとあかんやろ?」

「私はいつだって真面目なの」

「ほな、アポーっていつ使うねん」

「なのはさんの給料を倍にアポー」

「言わへんよ」

「なんだか腑に落ちないの」

「そらこっちのセリフや

 そもそも今までの話はミッドの人にちゃんと伝わっとるんか?」

「うーん。あ、でもアイナさんは爆笑してるの」

「あー・・・あれはお酒が入ってるから今は何を言うても笑うよ」

「アイナさん。ザフィーラがあっちで立ちションしてたよ」

「ほら、大爆笑や」
 
 
 
 
「ハァ。とにかくお給料が上がらないならこんなことしてる場合じゃないの」

「彼氏やペットの話はどこいったんや・・・」

「どこだろうね…」

「しみじみ言うな」

「けど、この辺が良い頃合なの」

「そうやな、次の演目もあるんでこの辺で終わっとこか」

「次は『守護騎士シグナムの自虐漫談』なの」

「なんやシグナムも結構飲んどるみたいやから、お客さん気ぃつけてな〜」

「それじゃ、どうもありがとうございましたー」

「ちょっと待ち、なのはちゃん。オチは?」

「きちんとオトしたら給料アポーなの?」

「まだそんなことを・・・給料は絶対上げへんよ!」

「あーあ、この分じゃ私にはペットはいらないみたいなの」

「え、なんでなん?」

「ケチな狸さんが部隊長やってるからなの」

「誰が狸やねん! やめさしてもらうわ!」

「「どうも、ありがとうございましたー」」
 
 
(拍手)

209 ヨコハマ :2010/02/04(木) 20:59:16 ID:JIHGLpjc
終わり。楽しんでいただけたら儲けものです。
面白いとか面白くないとかは二の次ということで、ね。
書こうという意思が重要であって結果が伴うかどうかは運次第とかなんとか。
まぁ言い訳はこのくらいにして、エロいのを書く作業に戻ります。

210 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 06:15:10 ID:wf18eqIQ
いや、大丈夫大丈夫、面白いです、GJ!

211 サイヒ :2010/02/05(金) 13:11:31 ID:n1iNO.jI
>ヨコハマ氏
GJです。
ひそかにユーノあわれw
あと、犬フォームのザフィーラが立ちションしてる姿想像して吹いたw

>シガー氏
誤字指摘サンクス&投下GJです。
ウェンディは普通にイチャらせるとナンバーズで一番似合いますねー。

>保管庫管理人様
というわけで保管の際、>>146の以下の部分の訂正お願いします。

「烈火の剣聖なのに?」
「火と煙は関係ない。剣はもっと関係ない」

          ↓

「烈火の将なのに?」
「火と煙は関係ない」

212 銀河昴 :2010/02/05(金) 16:16:04 ID:HryBu3Ug
また今夜にスバル×ギンガのSS投稿しようと思っていますが、宜しいでしょうか?
ただ今回はマニアックなSSですけどね

213 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 19:24:51 ID:e39D9.MQ
d(^ー゜) おk

214 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 19:36:28 ID:Yo/.pJjM
まぁ姉妹レズって時点で十分マニアッ(ry

215 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 20:16:36 ID:RwgHrtnw
そうは言うがな大佐、深夜アニメのエロパロって時t(ry

216 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 21:08:56 ID:j.msSdQ.
しかしアレだね、リリカル四期のトーマ君ほどナカジマ家でギャルゲできそうな男はいまい
・・・ゲンヤハーレムなんて目じゃない可能性を〜〜〜感じるッッ!!

ていうかエロゲ?

217 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 21:19:17 ID:UhVM109w
元がエロゲのおまけシナリオなんだからw

3期までくると、どことなく原作の空気を感じさせてくれるのがなのはとクロノ、それに容姿的にヴィヴィオくらいしか・・・

218 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 21:24:44 ID:BwJ1l.wA
はやて「おさる…」
スバル「亀…」

219 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 21:32:36 ID:s0Ag5ubc
>>216
正ルートにリリィ、明るいサブアイシス、ナカジマ家姉妹との近親相姦、下手したら、ヴィヴィオ、アインハルト、リオ、コロナ、イクス、なのは、ティアナまで攻略範囲だからなwww
ゲンヤはスバル等を除いたナカジマ家とはやてくらい…?

220 名無しさん@魔法少女 :2010/02/05(金) 21:50:33 ID:71eDNEGo
>>219
はやてとディエチが攻略対象であるという事実だけで、果てしなくゲンヤさんが羨ましいです。

221 銀河昴 :2010/02/05(金) 22:13:25 ID:HryBu3Ug
今からSSを投稿します、マニアックなのでよろしくお願いします

タイトルは「姉妹の奴隷」です
注意事項
エロ
スバル×ギンガ
レズSS
レス11前
ジャンル:緊縛

物語は>>152の続きです

222 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:18:22 ID:HryBu3Ug
スバルとギンガは姉妹の枠を越え、今は互いが信頼しあうほど、恋人同士となった
前の休暇か、温泉旅行とかデートとかいろいろあったけど、それはまた別の話、今回は甘々しい空気をどうにかしようと、ナンバーズは今日実行しようとした
そして晩御飯
「はい、あ〜ん♪」
「あ〜ん♪」
相変わらず二人はイチャイチャしている、それを見ているナンバーズ
「………なぁ、ギンガ」
「なにノーウ゛ェ?」
ノーウ゛ェはギンガに声を掛けると、甘々しい空気は中断され『邪魔しないでよ』と言う視線は全くなかった
「あのさ……父さんは?」
「チンクと一緒に仕事に行ったけど……明後日に帰ってくるかな」
『(に、逃げた………)』
そうチンクは二人が休暇でこちらに帰ってくるのを予知したのか、チンクは今、ナカジマ家に居ないのだ

223 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:21:02 ID:HryBu3Ug
「そう……わかった」
言い終わるとスバルとギンガはまた甘々しい空気を創り始めた
『二人とも前よりもイチャイチャ度上がってるッス』
『確かにね……これを毎日二人見ていると、耐えられないわね』
『仕方ねぇ……本人は逃げたけど実行するぞ』
『(ふっふっふっ………)』
三人は不気味な笑顔で笑いだすが、ギンガとスバルは全く気づかなかった

5人は晩御飯を食べた後、スバルとギンガは一緒に風呂に入った、その間ノーウ゛ェは牛乳に白い粉を混ぜた
「悪く思うなよ……」
そう呟くとお揃いのパジャマを着たギンガとスバルが風呂から出てきた、ノーウ゛ェは白い粉に入れた牛乳を二人に渡した
「ほらよ」
「ノーウ゛ェ……ありがとう〜」
「たまたま牛乳飲みたかっただけだよ、ほら飲みな」
「うん……ありがとう、ノーウ゛ェ」
二人は何も疑いもなく白い粉を混ぜた牛乳を飲み干し、ノーウ゛ェに返した

224 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:24:37 ID:HryBu3Ug
5人はテレビを見ていると、ウェンディがギンガとスバルのことを話し始めた
「そういえば二人とも前よりも仲良いッスけど、前の休暇中いったい何があったんッスか?」
二人とも少し戸惑うが、すぐにスバルが答えを返した
「うん!私とギン姉……結婚したから」
「へ〜…そうんなだ………って!?」
『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』
「二人とも結婚したんッスか?おめでとうッス」
「ちょっと待て!どうゆうことだよ!!」
ノーウ゛ェも言いたいことがあるが何故二人が結婚したかと言うのは、それも別の話
「どうゆうことって……そのままよ、私とスバルは結婚してるのよ」
「そんな大事なことを何で黙ってたんだよ!」
「何でって……だって言われないんだもん……ねぇ〜スバル♪」
「ねぇ〜ギン姉♪」
「『ねぇ〜』じゃねぇだろ!!」
確かによく見ると、二人の左手の薬指にはお揃いの指輪を着けていた
そんなかノーウ゛ェがツッコムなか、ウェンディがある疑問を浮かべた

225 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:32:14 ID:HryBu3Ug
「あ、でも姉妹同士で結婚って出来たッスか?」

「確かにウェンディの言う通り、法律上では無理だけど……スバルと一緒にいるだけで私は幸せになる……妹以上の存在なのよ」
照れながらもギンガはスバルに対しての思いを告げた
「ギン姉……恥ずかしいよ///」
すると二人は同時にあくびをし始めた
「なんだか眠くなってきた……私……もう…寝る……」
スバルとギンガは急激な眠気に襲われ、二人とも肩を寄せ合って寝てしまった
「まさか二人とも結婚してたんですね……ちょっとビックリ」
「ちょっとどころじゃねぇよ!想定外だよ!」
「でもどうするッス?実行するッスか?」
「当たり前だろこのままだと一生、甘々しい空気の中、生活しなくちゃいけねぇんだぞ」
「確かにね……さ、ノーウ゛ェ、ウェンディ、やるわよ!」
『おぉーー(ッス)』
三人はギンガとスバルを自室に運びだし、怪しげな物を装着させた

226 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:33:12 ID:HryBu3Ug

「…………んっ」
ギンガは目を覚ますと目の前のスバルの姿に疑った、今のスバルは白いパジャマ姿であるが後ろ手を縛られていて、胸の上下にも縄が巻きつけられている、さらに口にはボールギャグが噛まされおり、ズボンは脱がされていて、下着に股縄をかけられて、非常にエロい感じのスバルの姿だった
「んんっ!?」
スバルを起こそうと声をかけたら、手は動けず声もだせなかった
『うそ……私…スバルと同じように縛られていている……』
ギンガもスバルと全く同じ格好をされていて、二人の首には首輪が繋がれていることがわかった
「…………んっ……んんっ!?」
スバルもようやく起きるとギンガが縛られていていることに気づくと同時に自分も縛られていていることに気がついた
「んくっ、ふぅぅ」
「あふぅ、ふぅぅっ、んふぅ」
喋ろとしてもボールギャグが噛まされいるので念話で会話する事にした

227 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:37:00 ID:HryBu3Ug
『ギン姉ぇ…どうしてこんな格好されてるの?』
『わかないよ……あ、あれ見て、スバル』
「ふぅ?」
ギンガの視線にスバルは振り向くと、壁に手紙が貼っていて、その文字を読んだ

[スバルとギンガへ………我々達は二人に非常に困っていることがある、それは私達がいるときに二人ともイチャイチャしていることについてだ!はっきり言えばこの甘々しい空気を耐えるのは無理だ!私達は我慢の限界なので、二人に結婚祝いと言うお仕置きをする、最近チンク姉が言ってたには、緊縛プレイが流行っているそうなので二人には朝までその姿で夜を過ごせ、これを機会にイチャイチャするのを抑えてくれ、以上……by:ノーウ゛ェ一同]
と書かれていた
『ぅぅ……酷いよ〜……ノーウ゛ェ』
するとスバルは後ろ手に何やらリモコンの様な物を持っていたことに気づく

228 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:38:19 ID:HryBu3Ug
「(なんだろ……これ)?」
不意にもスバルはそのリモコンを押すと、ウ゛ィィィィィン、と機械的な音が聴こえてくると
「ふぅ!?ふぅ、んぁっ、ふぅぅぅ!」
『ギン姉!?』
『す、すばるぅ……や、やめて……』
スバルは機械的な音の正体を要約理解した、スバルの手の持っているリモコンはギンガの下着にのところに繋がっていてる、いわゆるバイブレータがギンガに刺激を与えていたがスバルはやめてと言われたので止めようしたとき
『ごめんギン姉、今止めっ!?』
何故スバルは途切れたかと言うと、実はギンガもリモコン式のバイブレータを持っていて、秘部に与えられた刺激の反応で、不意に押してしまう、スバルも秘部に刺激 を与えられていた
「んくぅ、ふぅ……んぁ!」
「あぅ、いぅぅ、みぅ……」
二人はローターの刺激を少しでもやすらごうと思ったのか、寄り添り合うスバルとギンガ、しかし二人はリモコンを止めない限り喘ぎ声は鳴りやまないのだ

229 銀河昴 :2010/02/05(金) 22:39:03 ID:HryBu3Ug
『ぎ、ぎんねぇ…や、やめて……へんな感じだよぉ……』
『わ、わかった……とめるから……わ、わたしのも、とめて』
念話が通じたのか、二人はリモコンをOFFした
「んふぅ、んふぅ、ふぅ……いぅぅ」
「あふぅ…んくぅ、ん…んんんんっ」
ローターが止まると二人は吐息がかかり、涎が垂れる、涎を拭こうにも手は後ろに縛られていて動かせないし解けることもできない
何もできない気持ちと自分の惨めな姿と同じ格好をされている姉に解くこともできない気持ちのせいで、ついにスバルは泣き出してしまった
「んふぅ…ふぅ、ふぅぅぅぅ」
『すばるぅ……』
ギンガも涙を拭くこともできず、スバルと同じ気持ちで泣き出してしまった、ただ二人に出来ることは、不自由な格好で寄り添うことしかできなかった

230 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:40:11 ID:HryBu3Ug
『ぎんねぇ、やだよ…やだよ…こんな格好……よだれ…とまんないよ……』
『私もやだよ……助けてよ……すばるぅ』
『ぎんねぇ……』
『すばるぅ……』
いつも慰める立場の姉のギンガも弱音を吐いてしまう、だから二人は身体を寄り添って、不自由な身体でスリスリと慰めあった
『ぎんねぇ……がんばろ……』
『…………うん……』
二人は必死に縄を解こうとするが、ノーウ゛ェ達が縛った技術はハサミを使わない限り無理だった、それでも必死に解こうと頑張っていた

それから1時間後
「んぅ、んふぅ、んくぅ……」
「ふゆぅ、ふぅ……ふぅぅっ」
あられから二人は縄を解こうと頑張ってみたが、縄は全く緩まなかった、それだけではなく二人の体力を奪ったのは股縄だった
無理に動かそうとすると、股縄の刺激が二人を襲い、二人の体力を奪った結果、今のスバルとギンガは何も抵抗することはなく、涎をたらたら垂らし、声にならない声をだしながら、二人で肩に寄り添っていた

231 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:42:20 ID:HryBu3Ug
『ギン姉………さっきの続きやらない?』
「ふぅ?」
『最初は怖かったけど……今は変な感じなの……』
『スバル………』
『胸を縛られて……手も動かないし…喋れないし、涎垂れるし…股にある縄が食い込んで……変な感じなの……ギン姉ぇなら惨めな格好でもイキたい……』
『スバル……私もスバルと同じよ……酷いことされてイキたいよ……』
『ギン姉………』
二人は縄を解くことは頭になく、快楽を味わいたい気分だった
『やっぱり姉妹だから……思ってること一緒なんだね……』
『私がスバルの奴隷でスバルが私の奴隷………』
『私……ギン姉なら奴隷になってもいいよ』
『私もスバルじゃなきゃ、奴隷はやだよ……早くイカめてよ、ご主人様……』
『私も…イカせて……ギン姉……』
二人はこの時点、平常ではなかった、股縄が二人の気を狂わせていたのだ
そしてスバルとギンガは再び手に握っていたリモコンのスイッチを押し始めた

232 姉妹の奴隷 :2010/02/05(金) 22:43:54 ID:HryBu3Ug
「ふぅ!ぁ、あぅ……ふぅんぐっ」
「んん……いぅぅぅ、ふゅぅ、んぁ」
部屋中にはローターの音と二人の口にボールギャグを噛ませた、喘ぎ声が湿っていた
二人の身体はローターと股縄が秘部に与えられて、いやらしい雫が股から下に垂れていく
さらに快感を求めるように乳房を擦り合わせた
『ぎんねぇ……よだれたらたら垂らして…いやらしいよ』
『すばるぅ、だって……人のこと言えないでしょ……』
『きもちいい、気持ちいよ〜……虐めて、もっと虐めてぇ』
『私も……酷いことされて、きもちよくされてぇ』
胸と下着を擦り合わせ二人は快感を味わった
二人がイク時間もそんなには短くなかった、身体が震えだし、瞳をぎゅって閉じて
「ふぅ、ふぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「んくぅ…んんんんんんっ!!」
同時にイッてしまい、涎とおつゆが大量に垂れる、二人は力を抜け、互いに肩を借り休憩しローターを止めた
『イッちゃったね……』『うん……私とスバル、変態さんだね……』
『うん……ノーウ゛ェに感謝しなくちゃ』
『そうだね……こんなにも私達姉妹を気持ちよくさせるんだから』
『うん………縛られたギン姉も好きだよ』
『私もよスバル』
それから二人はまたローターを動かし、二人でイッたり、休んだりして朝まで続いた

そして二人はノーウ゛ェ達に「イチャイチャするのを抑えるから自縛を教しえて」と言い
それを聞いたナンバーズはまた何か思いついたようだ

―――――続く?

233 銀河昴 :2010/02/05(金) 22:48:07 ID:HryBu3Ug
以上です
すみません>>229の名前の欄間違えて『銀河昴』って書いてしまいました
以後気よつけますので応援お願いします
次は二人が結婚したと言うSSを投稿します

234 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 02:26:01 ID:v5XsAul2
GJ!!
荒縄がいい仕事しとるな〜w

235 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 03:18:06 ID:1Omz8IQI
一体何を考えて半角で投下するわけ?

236 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 10:47:00 ID:O7sOwiPc
GJ!
1レスごとの行数が気になるが、まだ慣れないんだろうな。
おいおい気をつけていってくれ

237 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 11:36:19 ID:/wNBi2GM
ギン姉可愛いよギン姉

238 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/06(土) 12:42:49 ID:ataBm0Ds
>銀河昴氏
GJ。滲み出るようなエロスがいいね。
量的には、2レスを一つに纏めるくらいで丁度いいと思う。

──という訳で、アリサSSの補完編だよ! 真昼間に投下するよ!
っていうか前回投下したのは丸々1レス抜けてるくらいの未完だよ……
加筆修正も施したので、よければ読んでやって下さいな。

http://cljewel.h.fc2.com/kidnap.html

ではまた。

239 イクスピアリ :2010/02/06(土) 21:51:45 ID:Vria3iwk
書き込みがないので雷刃シリーズの続きを投稿します


注意

・今回から雷刃たんに名前がつきます

・高町家の方々の口調を知りません(劇場版しか見てないので……orz)
・エロなし

・設定改変あり

・合い言葉はなのフェイフェ…(ゲフンゲフン)雷刃たん

240 雷刃がいる風景 〜名前〜 :2010/02/06(土) 21:54:26 ID:Vria3iwk
家族として高町家に受け入れられた雷刃
しかしここである問題が浮上した


その日の夜の高町家

「恭也と美由希が帰ってきたところで第42回高町家家族会議を始めたいと思う。」

「父さん。」

士郎の言葉にいきなり手を挙げたのは恭也

「なんだ恭也?」

「なのはの両脇にフェイトちゃんがいるのは気のせいか?」

「恭ちゃんもやっぱり見えてるんだ。」

美由希があはは、と笑いながらなのはを見る

「髪が水色のフェイトちゃんは今日からなのはの妹になった。」

「また突然だな父さん……美沙斗さんに無理させてないか?」

スッと目をそらした士郎

(美沙斗さん……ほんと父さんがすいません)

内心ため息をつく恭也
そんななかなのはが尋ねる

「お兄ちゃん、お姉ちゃん……」

「……そんな目をするななのは。」

なのはの頭を撫でる恭也
それを見たフェイトと雷刃が恭也を睨もうとしてなのはに太腿を抓られ体をビクンと体をはねさせたが恭也は気づかなかった

「それで本題に入るわね。その子を引き取るにあたって名前を考えなきゃいけないのだけれど……」

桃子が全員を見るが皆浮かばず悩んでいるなかフェイトがポツリと呟いた

「ライ……とか駄目かな?」

「ライ?」

なのはが聞き返す

「力のマテリアル、雷刃の襲撃者の雷からライ。私の妹でもあるからライ・テスタロッサ・高町……」

「うーん……あまり可愛くな「それがいい!」」

桃子の言葉を遮り雷刃が叫んだ

「ライがいい!凄くて強くてカッコいい名前だからライがいい!」

一同唖然とする
いち早く戻った士郎が苦笑しながら電話をしに出て行く

「よろしくなライ。」

「ライちゃん、何かあったらすぐに相談してね。」

恭也と美由希が夜の鍛錬の為に出て行く

「ライちゃんはなのはと一緒の部屋でいいかしら?」

「う、うん!もちろん一緒がいい!」

若干フェイトが睨んでいたがなのはが頬にキスするとふにゃ、ととろけていた

「あ、フェイトちゃん明日クロノ君と模擬戦じゃなかったっけ?早く帰らないと明日大変だよ。」

「そうだった……ごめんなのは、私そろそろ帰るね。」

バイバイと手を振りフェイトは帰宅していった


深夜
なのはのベッドになのはと雷刃―ライは一緒に寝ていた

「…………」

ライは隣で眠るなのはを見る

(暖かい……)

視界が滲む
なのはのほうに近づくと寝返りをうったなのはがライを包み込むように抱きしめる

(ああ……そうか……僕はこの温もりを本当は求めてたんだ)

そう悟るライ
彼女は初めて柔らかな寝顔を見せて眠っていた




――この先にある試練を彼女達はまだ知らない

241 イクスピアリ :2010/02/06(土) 21:56:43 ID:Vria3iwk
以上です


雷刃シリーズはどこまでやるかは分かりません
もしかしたらStSまで行くかもしれません……

242 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 22:09:55 ID:UfkFcLXo
>イクスピアリ氏
GJです。
っていうか何で劇場版しか見てない人が美沙斗さん知ってるんだwwwwwwww
フェイトも雷刃も可愛いなあちくしょう

243 名無しさん@魔法少女 :2010/02/06(土) 22:20:58 ID:I2t3mNrg
なんでライちゃんはこんなに可愛いんですか?
GJ!

244 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:06:08 ID:eKcj0ge6
投下します。
バカSSです。4レス分です

タイトルは「節分AFTER」

245 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:06:45 ID:eKcj0ge6
    1


 イノーメスカノンの銃口を見つめながら、スバルは首を傾げていた。
 一体、何でこんなことになってしまったんだろうか。

「えっと、ディエチ?」
「うふふふふふ、聞こえないよ、スバル」
「思いっきり聞こえてますよ!?」

 シュコンシュコン、とイノーメスカノンのゲージが上がる音。

「えっと……ディエチ? もしかして最大出力?」
「ううん。出力120%」
「限界突破!?」

 このまま振動破砕でカノンを壊してディエチを突破しようか、とスバルは考える。
 しかし、そんなことをすれば後で弁償しなければならない。ディエチでなくカノンを。
 タダでさえ今月は予定が立て込んでいて予算が緊急なのだ。余分なお金はない。
 食事代、食事代、さらに食事代。
 食べてばかりである。
 あまりに情けないので、自分の今月の予定を頭の中で検索するスバル。

 食事食事食事仕事食事食事おやつ食事おやつ食事仕事ティアナ食事食事おやつティアナ食事食事仕事食事

 あまりのことに愕然とするスバル。

(えーとっ……食べ物以外食べ物以外)

 カレーライス

(ああ、カレーは飲み物……って、違う! アタシはどっかの、医者に命危ないって言われてダイエットしたら仕事干された大食い芸人か! い

や、芸人じゃないし!)

 芸人は否定しても大食いは否定しないのがスバルのジャスティス。そしてサンクチュアリ&レゾンデートル。
「六課のストマック・インフィニティ」もしくは「六課のデッドリースポーン」と呼ばれていたのは伊達ではない。

 しかしとりあえず今はピンチ。さすがに正面から放たれたイノーメスカノンの弾は食べられない。
 いや、もしかすると質量弾ならパクパクと……という一縷の望みはあるが、今ディエチがチャージしているのはエネルギー弾である。

「お願い、落ち着こうよ、ディエチ」
「……誰のせいだと思ってるのかな?」
「えー、チンク?」

 シュコンシュコン

「ノーヴェだっ!」

 シュコンシュコンシュコン

「ウェンディ!」

 シュコンシュコンシュコンシュコン

「ごめんなさい、私が悪うございました」

 ゲージの上がる音が止まる。

「スバル。本当にそう思ってる?」
「うん。うん。勿論」
「本当に?」
「うん。うん」

 ディエチのカノンが元に戻される。
 スバルは汗を拭った。

「ふぅ……」

 そして後悔とともに思い返す。今朝方からの無茶騒ぎを……

246 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:08:04 ID:eKcj0ge6
     2

 スバルは考えていた。

 なのはさんと義母さんの故郷にある謎の風習、節分。
 ヴィータさんに聞いたところによると、煎った豆(とても堅い)をぶつけ合う(とても痛い)アグレッシブかつエクストリームなシステムらしい。
 さすがはなのはさんを産んだ地球である。一筋縄ではいかないバイオレンスな風習である。きっとなのはさんは節分世界チャンピオンに違いな
い。
 他にも地球には、
 家屋敷に見立てたものを十数人で持ち上げて、互いにぶつけ合って壊す。時々、人間が潰される。
 お菓子を奪いに見知らぬ家庭に訪問し、イタズラの限りを尽くす。時々、不法侵入現行犯で射殺される。
 煙突から他人の屋敷に侵入し、年端もいかぬ子供の枕元に忍び寄る。時々、煙突に引っかかって薫製になる。
 学校の生徒を無人島に放置して最後の一人になるまで殺し合わせる。時々、複数人生き残って脱出する。
 年の初めに、死亡率数パーセントの食物を一家の最年長に食べさせる。時々、喉に詰まったそれを掃除機で吸い出す。
 王様と同じ名字の人が皆殺しにされる。時々、というか殆ど全部日本語がおかしい。
 冬の終わりには、思い人にチョコを送って、恋のライバルのお腹をかっさばく「聖NICEBOATデイ」というのがある。時々、放送禁止になる。
 フェイトさんが紅白に出た。司会者が同じ業界にいたことは黒歴史なので内緒。
 などの風習があるらしい。

 地球って恐ろしい。
 そりゃあ、なのはさんのような規格外逸品が産まれるのもうなずける。
 なにしろなのはさんは生身であれだ。自分のような戦闘機人ですらない。本当に恐ろしい話である。
 そしてそれに単身で対抗しうるフェイトさんもやっぱり恐ろしい。八神部隊長も恐ろしい。
 地球関係者はみんな恐ろしいのである。
 そんな関係者に囲まれていた自分頑張れ、超頑張れ。
 
 とにかく、節分という模擬戦をやってみたくなった。
 まずは豆を準備。
 適量がわからないので、とりあえずバスタブ五杯ほどの豆を用意する。
 あと、海苔巻きを百本以上注文。なんでも、節分終了後には海苔巻き(地球では恵方巻きと呼ばれている)を歳の数だけ食べるという風習もある
らしい。
 地球人、結構大食いである。

「というわけで」

 スバルが招集をかけて居間に集まるナカジマ姉妹総集合の図。
 今やナカジマ姉妹は総勢六人。長姉ギンガを筆頭に、チンク、ディエチ、スバル、ノーヴェ、ウェンディの六人である。
 近所でも有名な美少女六姉妹であり、この六人に対抗できる者はいない。
 因みに、バスト(胸囲)総計勝負なら八神家一同とタメを張るので注意が必要である。人数の少なさをカバーして余りあるシグナムとシャマル恐
るべし。
そして、ヴィータとチンクにそれぞれ戦力外通告が出されたことは双方の名誉のために内緒である。

「今から皆さんには節分をしてもらいます」
「接吻ッスか!?」
「ウェンディ、飢えてる? ウチの司令に紹介しようか?」
「飢えてないッス」
「もう一度言います。節分です」
「むう、節分か」
「知っているのか? チンク姉」
「当たり前だノーヴェ、姉の知識を侮るな」

 節分とは、と講釈を始めるチンク。

「端的に言えば、微分の逆操作で……」
「それは積分」
「そうとも言うな」
「ああ、あれか」

 何かを思い出すウェンディ。

「ほら、まえになのはさんが持ってきた地球のビデオで、眼鏡かけて変身する……」
「(ウルトラ)セブンだ」
「そっスか」
「因みに眼鏡で変身すると言えば、メガ姉は元気かなぁ」
「この前、差し入れを送ったついでに聞いてみたら、元気だってさ」
「ディエチ、いつの間にそんなモノを」
「何送ったんスか?」
「納豆」

 それはスレ的に危険である。

247 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:08:47 ID:eKcj0ge6
    3

 その後、すったもんだのあげく、なんとか全員がルールを理解した。

「つまり、デバイスや固有武装の代わりに豆を使うと言うことだな」

 多分理解したと思う。スバルは姉妹を信じることにした。
 なに、いざというときは振動破砕である。

「じゃあ、鬼はジャンケンで決めよう」
「別にいいんじゃねえか?」
「は?」
「このメンバーで五対一だぞ。鬼役は瞬殺だろうが」

 確かに、ノーヴェの言うとおりである。この中のどの五人でも、攻撃を一方的に受けて無事でいられる人間など……

「ザフィーラさんくらいね」
「ギンガの言うとおりだな」
「うん」
「賛成ッス」
「姉もそう思う」
「しかし、ザフィーラは陛下のお気に入りだ。下手なことをすれば陛下どころか、オットーとディードも黙ってないぞ。おそらくはセインも」

 聖王教会組は日頃の洗脳……もとい、教化が功を奏しているのか、ヴィヴィオへの忠誠心が半端無い。

「いや、それ以前に、ヴィヴィオ泣かせたらなのはさんが黙ってませんよ」

 立派な死亡フラグ、いや、オーバーキルフラグである。

「じゃあチームに分かれるか。豆投げ役と鬼役で半分に」
「良い考えッスね」
「でも、鬼役はただ逃げるだけ?」
「反撃有りにしましょう。豆を投げ合うの」
「豆合戦か」
「大丈夫かなぁ」

 盛り上がる一同。ディエチ一人が心配そうに首を傾げている。

「行くぞ、豆合戦」

 既にそれは節分ではない。別の何かもっとおぞましいモノだ。
 スバルは周囲を見回す。
 射撃特化はディエチ。そしてボードを使うウェンディ。しかし、ディエチはどちらかというと砲撃で、ウェンディはボード頼りである。
 豆投げ特化戦闘機人などここにはいない。いや、多分全次元世界を全て探してもいない。さすがにスカリエッティもそこまで酔狂ではない。多分。
 だが、そのスバルの読みは速攻で外れることになる。

 ランブルデトネイター・イン・豆

「なんで豆にチャージできるのぉおおおっ!!!」
「いいから逃げろぉっ!」
 
 複数の豆が投擲される。
 散らばり飛ぶ豆。
 その一つ一つにチャージされた爆発エネルギー。
 無敵である。

「くらえっ! ランブルビーンズ!!」
「技の名前まで付いてる!?」
「ウェンディ、反撃して!」
「え。どうしてアタシが!」
「あたしとノーヴェがシールド張るから!」
「いや、待て、スバル!」
「なに?」
「とりあえず距離を取ろう。チンク姉はあたしらのスピードにはついて来れないはず。ランブルデトネイターだってそんなに射程距離はない」
「よしっ」

 一旦振り向いてチンクとの距離を確認するスバルだが……

「ギン姉がチンク抱っこしてるぅう!!!」

 因みにノーヴェ、スバル、ギンガのスピードはさほど変わらない。
 そしてチンクは、ギンガに抱えられた状態で嬉しそうに豆チャージしている。

「豆が光ってるょお!」
「ああああ、チンク姉の豆が光って唸る!」
「あたしらを倒せと輝き叫んでるッスよぉ!!」
「と、とにかく、撃て! 撃て! ウェンディ!」
「えええええっ!!!」

248 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:09:21 ID:eKcj0ge6
   4

「に゛ゃああああ!」
「ギャーっス!!」

 吹っ飛ぶ二人。
 一瞬で遅れたために何とか爆風圏内から外れていたスバルは呆然とする。

「よし、よくやった、ディエチ!」

 勝利を単純に喜ぶチンク。
 しかし、そこへ向けられるカノン。

「チンク姉も同罪」
「なにっ?」

 またもや吹っ飛ぶ、別の二人。

「あ……」

 そして一人残されるスバル。

「えっと、ディエチ?」
「なにかな、スバル」
「怒ってる?」
「ん?」
「怒ってるの?」
「アタシが? スバルに? チンク姉に? ギンガ姉に? ノーヴェに? ウェンディに?」
「みんなに」
「なんで? 食べ物で遊んでいるから? 折角片づいていた部屋をボロボロにしたから?」
「えーと」

 突きつけられたカノンの銃口を見つめるしかないスバルだった。

 (冒頭に戻る)

249 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/07(日) 00:10:06 ID:eKcj0ge6
以上、お粗末様でした。

……はやて電車エロ。
続きは書いてるんですよ。
一応。
マダ未完成だけど。

250 イクスピアリ :2010/02/07(日) 00:11:01 ID:PtNwZZdQ
>>242

Q,劇場版しか知らないのに何故美沙斗さんを知ってるか?

A,ニコニコ動画にてトラの美由希ルートと忍ルート、リリカルおもちゃ箱のリリカルなのは(つまりなのちゃんとクロノくんのお話)Play動画がうpされてて視聴したから

因みにローウェルちゃんのも見てます
ローウェルちゃん……(;´д⊂)

251 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 08:30:25 ID:TnUaQXNA
>>250
おい馬鹿やめろ!言うな、死にたいのかッ!
説明はいいんだ、しなくても!

252 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 09:54:06 ID:m2LPIJJA
>>249
GJです。
て、スバルはティアナも食べるんですか(カニバリズム的な意味で)!

253 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 11:35:11 ID:6Mq.ktNc
さて、今回の恵方巻はトーマか…いただくとしよう

254 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 14:58:16 ID:Hz6V0GAQ
>>249
GJ
よくもまぁ、こんだけネタを練りこんだもんだ
ザフィーラが尊重されるててよかった…
というか野狗氏のザフィーラは扱いが雑じゃなくて好きだ
ていうか野狗氏の話が好きだ
ていうか野狗氏が好きだ

255 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 16:15:46 ID:SQUGHc46
野狗氏GJ!
ああもう、ディエチ可愛いなあもう。
ほんと可愛い。
GJっした。



おっと>>254よ、野狗氏は渡さないぜ?

256 シロクジラ :2010/02/07(日) 19:46:11 ID:0LrVPdy6
こんばんは、映画は全てDVD待ち――よってコミックの四期くらいだぜ、メルツェェェル!
俺、FORCEが進んだら、トーマ×スバルとか書くんだ・・・
アセンブリ楽しいよ四脚速いよ、とかコジマ汚染的に誰にも分からないこと言いつつ。
・・・「Fall」聞いてたらナンバーズとゼスト関連でひたすらどす黒い話ががが。

そういうわけでSSを投下します。
注意事項
・ダーク、シリアス
・キャラの黒化あり。ていうかオヤジキャラ無双
・特定のナンバーズを嫁と思ってる人はダメージ注意
・残虐表現が淡々とてんこ盛り

スルーしたい方、NGは「槍騎士“悲愴”」です。

257 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:48:58 ID:0LrVPdy6
槍騎士“悲愴”
前編


新暦75年、夏。
先進都市クラナガン……ミッドチルダ地上本部と呼ばれる、天を突く塔の最上階にて。
音はない。静寂さ、と言えばいいのか。そこにあったのは一人の男の亡骸と、一体の機人の残骸だった。
胸を貫かれ肺腑と血の池で溺れ死んだ、あるいは友だったのかもしれない男の死体――人間としての原形を留めている。
もう一つ、残骸と称すべき存在は酷い有様だった。

「……これは」

一足遅く辿り着いた女、シグナムという剣士が目にしたのは、バラバラに打ち砕かれた機械と肉片だ。
元々は人の形であったことさえも信じられないような、暴虐の嵐が吹き荒れた後。
それを為したであろう一人の槍騎士は、シグナムの目線を受けながら静かに哀哭していた。

「遅かったな……」
「……中将は?」
「死んだ。殺した機人は俺が壊した」

瞑目。シグナムという武人は瞳を開けると、ただ低い声で告げた。
選択を……せめて誇りだけは守れる死と、責務を背負う生き方を。
疲れ切った虚空を泳ぐ目が、どちらを選択するかなどわかりきっていたのに。

その筈だった。





思えば堕ち続ける人生だった。
物心ついた頃には天涯孤独、家名だけの家、友に裏切られ、大勢の部下を巻き添えに死んだ。
この手から零れ落ちたモノはあまりに多く、願いどおりに為せたことなどない。
“正義”を謳う世界の片隅で、届くはずもない夢を追い求めた果ては、死と呪詛に満ち牢獄じみた境界線。

こう思った。
踏み止まる理由など何処にもない。
不完全な肉体と目的を見失った魂に、何が残っているというのだ。

こうも思う。
踏み越えれば楽になれるはずだ。
背負うべき責務と罪を捨て、冥府の腹の奥底へ二度と振り返ることなく歩き出せばいいのだと。

「俺は……」
「旦那ァ!」
「……」

258 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:50:19 ID:0LrVPdy6
ゼスト・グランガイツが選択しようとした。
その不吉な響きに、彼を慕う融合騎は声をあげ、烈火の将は眼を細めた。
残されるものたちへすべてを丸投げする道を、彼が選ぼうとした刹那。

――キリキリキリ

……壊れた歯車の音が聞こえた。
まだ赦せないことがあるのだと、真っ黒な虚無が唸っている。
もう、己の心には何も残っていないと思ったのに。

――キリキリキリキリキリ

正義を信じて走った記憶は穢れた。
少なくとも、あの狂科学者の存在自体が、正義の否定。
絶対の秩序を求めた騎士の理想は、もうどこにもなかった。

築き上げた友情と信頼は信ずるに足らなかった。
一番信じていた者は真相を語らず去り、確かな信頼は戦闘機人によって蹂躙された。
裏切られた。
それを否定するだけの事実はなく、虚ろに壊れた真実のみが“笑う”。
そう、笑うということ。


笑い合えるということ。
幸せを信じるということ。
絆がそこにあるということ。


――思えば俺は何時笑っただろうか?


心の底から笑ったのは……もう思い出すことも難しい昔、信じられる正義と仲間たちが存在した過去。
ルーテシア・アルピーノという部下の忘れ形見を預り、父娘のように振舞ったことも幾度かある。
しかし偽りの笑みしか浮かべたことがないし、心の底には沈殿した憎悪と怒りと疑念が渦巻いていた。
そう、それは初めこそ特定された目標へのものだったが、何もかも無意味となった今では……。

259 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:51:49 ID:0LrVPdy6
――キリキリキリキリキリキリキリ

『――私はせめて、妹たちには幸せになってほしい』
『私やドクターを恨むなとは言わない。……それでも、お前の幸せを見つけてくれないか?』

ああ、知っている。銀髪を伸ばした、ちっぽけな少女の姿の言葉を。
確かにこのゼスト・グランガイツが隻眼にした少女であり、引き換えとして彼のすべてを奪い取った者。

ナンバーズ。戦闘機人でありそのすべてが母体となりえ、未来を紡ぎうる可能性の存在。
人造魔導師。蘇生と改造により兵器化された人体、性欲も食欲も存在しない可能性無き存在。

未来を紡ぎたいという欲望さえ奪われ、ただ執念で動き続けるだけ……幸せなど、最初からあるはずも無い。
そう認識してしまった瞬間、停滞し諦観し壊死を起こしていた感情が、真っ黒な虫食い穴に呑まれて消えた。

「――――カッ」

虚ろだった視線に戻ったのは力(パワー)であり、正も負も超越した煉獄の炎。
おそらく男の運命を【死】と信じていたシグナムは、その変化に剣の柄を握りしめたし、
長い間ゼストを支え続けた融合騎アギトは、健気に近づこうとし、異形の気配を纏った彼に瞠目した。

「だ、旦那……?」

黙れ。うるさい。ノイズが止まらない。
理性と執念が抑えていたはずの、男の焦げ付きが音を立てて広がる。

――キリキリキリキリキリキリキリキリキリ

『チンク姉、とな。あの子たちは私をそう呼んでくれた』
『……たとえ縛られた運命でも構わない、あの子たちが幸せなら――』

何もかも消え去ったあとの虚無さえも、平穏と錯覚したあの頃。
まだ憎悪も憤怒も燃え盛らず、“それしかない”と気づいてしまう前。
不意に思い出されたのは、確かな羨望を覚えた笑顔だった。
ひねり潰したいほどに。

260 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:52:59 ID:0LrVPdy6
さらに。
再生されるのは、かけがえのない日々。

『隊長ぉ、見てくださいよ! うちの娘たち、もう本当に可愛いんですよ〜!』

クイントも、

『……父親がいないのは辛いってわかってます。それでも……この子を産みたいんです』

メガーヌも、

『ゼスト。俺はきっと、この世界に平和をもたらして見せる……よろしく頼む』

レジアスも、


それぞれが大切だった仲間たちの言葉で、もう二度と戻ることの無い日々の―――。
ああ、ゼスト・グランガイツが愚かで無力だったからこそ、失われ喪わせた、人生と命。

そして。
ゼストは……希望と呼ばれた『ストライカー』はこう言ったのだ。


『――――俺が、皆を守ってみせる』


誰一人、守れやしなかったのに。
耳鳴りのような歯車の音は、もう聞こえない。


  それは音もなく崩れ落ち、砂のように散らばって、もう二度と戻らない。
  数え切れない未来を奪うのだと、言われるまでもなく理解していた。
  これはワガママだ。誰もが望まぬ破滅の終わり。
  ああ、それでも……俺はそうするべきなんだ。




261 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:53:49 ID:0LrVPdy6
静かに瞼を広げると、こちらを警戒する騎士シグナムと、旅を共にしたアギトがいる。
二人はゼスト・グランガイツという騎士の変化を感じ取り、鋭くこちらを見た。
ゼストは、己の魔導端末【デバイス】から情報をコピーし終えると、データの入ったメモリスティックを床に落とした。
からん、と乾いた音を立てて転がったメモリスティックに目を奪われることなく、シグナムが告げた。

「騎士ゼスト……貴殿は投降する気は――」

あるいは死を以て誇りを守る終わり。
先程までの男ならば、おそらく飲んだはずのそれ。
厳かとさえ言える声を遮ったのは、爛々と燃え盛る炎を宿した瞳……!
アギトは恐怖しながら叫んだ。

「旦那? いやだよ旦那、どうしちまったんだよ!?」

ゼストはすでに、決意も覚悟も狂気も固めていた。
だから答えは決まっていて、

「……長い夢だったよ。どうして気づけなかったのだろうな、復讐など、殺すしか無いと言うことに」

正確に言うならば復讐ですらない。
咎あるもの咎なきものも、平等に殺すのだから。
そう思考し笑う……そう、これはただの報復。
己の人生を狂わせたすべてを侵し尽くす儀式だ。

「っ! まさか――」

歪極まる表情に怖気を覚え、繰り出されたシグナムの剣閃は宙を切る。ゼストが一瞬早く、跳んでいたのだ。
後方、ナンバーズの肉片とレジアスの死骸を飛び越え、渾身の一撃が対物理シールドを兼ねた窓ガラスを叩き割る。
先の襲撃で機能を停止した地上本部の警戒網は男を捉えられず、止む無くシグナムも飛行術式を展開。
追撃すべく飛び立つ寸前、悲痛な声を耳にした。

「旦那ぁぁぁ!!」

ユニゾンデバイス。おそらくは古代ベルカ式。
ここで放置するわけにもいかず、彼女は思いとどまった。
都市上空で水蒸気を棚引かせ消えゆく影――最強の騎士。


ここで融合騎の保護を優先したことを、シグナムは後に悔やみ続けた。

262 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:54:51 ID:0LrVPdy6



負けた。
戦うために造り出された、自分たち戦闘機人――ドクターの技術の結晶が。
戦闘機人の8番目、特殊術式による支援担当、オットーは敵の守護騎士に確保された己を恥じつつ、
リンクシステムによって12番ディード――オットーにとっては双子の姉妹に等しい存在――が無事であると確認し、安堵した。
完膚なきまでに負けてしまった。データリンクが正しければ、展開していたナンバーズのほとんどが劣勢ないし敗北していた。

……僕らの負け、か。ゆりかごと陛下が無事なら大丈夫だろうけど……そう上手くいくわけないし、ね。

戦うために造り出された命でありながら、オットーには――いや、多くのナンバーズには執着というものがなかった。
そのことを考えれば、あっさりした彼女らの反応はごくごく自然なものだが、どうやら守護騎士にとってはそうでないらしい。
困惑している。あの精強な兵たちが見せる困惑顔に、内心、可笑しな気分になりつつオットーは姉妹との顔合わせを夢見た。
尤も、これだけのテロを起こした自分たちがどうなるかなど、まったくわからなかったが。
そう思いながら、ボーイッシュな少女は空を見上げて――。

「……? アレは……」

空にちかりと閃光が見えた次の刹那、突如として減速することもなく“落下”した影。
爆圧と衝撃波が巻き起こり、拘束されたオットーはなす術なく弾き飛ばされた。
砂の味がする。オットーが目を剥いて落下してきたそれに目線を向けると、機動六課のメンバーが臨戦体制に入っていた。

「なんだ、貴様は!」
「ザフィーラ、この人は……間違いないわ、あの騎士よ!」

オットーも良く見知ったその男は、場違いなほどに穏やかな笑みを浮かべている。
少なくともオットーが知る限り、精々が作り笑顔くらいの、《喜》の感情を忘れてしまったような男だというのに。
何故――笑っているのか? オットーは恐怖を感じながら、それでも正気を保つために声を上げた。

「……騎士、ゼスト? まさか、助けに?」

無言だ。ゼスト・グランガイツは捩れた黒い刃、すなわち槍と剣の中間的運用が出来るポールウェポンを構えた。
立ち上るものは闘志ではあるまい。むしろもっと冷たく澄んだ意志であり、オットーには理解できない何か。
それが何なのか、その場で理解しえたのは守護騎士たるシャマルとザフィーラのみだった。

「……騎士ゼスト、何のつもりだ?」
「この子たちは時空管理局が拘束しています、貴方も投降を……」

理解してなお、彼らはゼスト・グランガイツという誇り高い騎士を信じた。
あるいは言葉さえあれば、彼自身が秩序を守る立場に戻るのではないか、と。
そう信じる声をかけられて、男が発したのは異様なほど平坦な声。

「――退け」

263 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:55:46 ID:0LrVPdy6
そう発したときには、既に長身の槍使いは飛んでいた。
慣性重力を支配し、ただの踏み込みを異常な加速に変えたのだ。
ザフィーラは咄嗟にシャマルを押し倒すことで、殺害半径から逃れていたものの、浅くない傷を負った。
血が、舞う。そしておそらく最後まで、オットーは自分の身に起きたことを理解できなかった。

ぞぷり。

紅い尾を引いて、首が宙を舞った。
力を失ってどうっ、と倒れ込んだオットーの身体と、地面をごろごろと転がる生首。
まるでモノを値踏みするようなゼストの目は、それが生命活動を停止していることを確認し、

「あっけないものだ」

生命を奪ったことをなんとも思わぬ、冷え冷えとした声である。
こんなにも……こんなにも惨めに殺される程度の存在に、俺と部下たちは――。

「くだらん」

制御しようなどとは間違っても思わない、男の“焦げ付き”。
これはゼスト・グランガイツの選択、絶望も希望も捨てた果ての選択なのだから。

「……ぐ、う。貴様ァァァ!」
「なんて、ことを……あなたは……」

ザフィーラとシャマルが呻く惨状さえも、無意味――ゼストには奴らの【死】さえあればいい。
もう、彼の男に声は聞こえていない。それは既にヒトであることをやめたのだから。
だから、無言。次なる獲物を求めて、猟犬のように飛び立った。

「待てぇ!」


咆哮する守護獣への一瞥が、すべてを物語っていた。





ティアナ・ランスターが行動不能にした三体の機人。
彼女が相棒のナカジマ陸士とともに去った後、その三体は独自判断で動いていた陸士部隊に預けられていた。
ノーヴェ、ウェンディ、ディード。直接戦闘タイプの戦闘機人であり、後期ロットのナンバーズだ。
拘束されていた三人が目を覚まし、最初にしたことはデータリンクによる姉妹の無事の確認だった。
陸士部隊が装甲車で防衛しているその場所は、ガジェットドローンの活動が停止した今では最も安全な場所。
ノーヴェはチンクの無事を、ウェンディはセインの、ディードはオットーのそれを真っ先に確認した。
ノーヴェ――安堵。
ウェンディ――溜息。
いずれも姉たちが生存していることを確認し、

「良かった……」
「たっく、心配させる人ッス」

264 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:56:43 ID:0LrVPdy6
安心感を共有しようと、ディードにも声をかけた。
あのすこぶる優秀な機動六課の連中なら、こちらが負けても生かして捕らえているだろうと思って。
けれど、ディードの表情は凍りついたように動かず、ぽつりと言葉が漏れた。

「……オットーからの、リンクが、ない……」
「き、気絶してるんだろ、きっと!」
「気絶した位じゃデータ共有は途切れないッスよ?」

陸士たちが見張る中、不安げに少女たちは空を見上げ――まるでそうすればオットーが無事だと確認できるように――、
あるいは本当の意味で彼女の安否を知る人物を発見した。首都防空隊が壊滅した今、空を飛ぶ者を遮るものはいない。
だからそれは、間違いなく騎士ゼストだった。その飛行に気づいた陸士部隊が応戦する構えを見せ、誘導射撃を数十発放つが。
空気が軋むほどの轟音が響き、ただの一閃ですべての攻撃が無効化されていた。
ゼストが応戦として放つ攻撃魔法は、陸士たちが乗っていた装甲車に突き刺さり――爆裂。
ごぅ、と爆風がナンバーズの三人にぶつかる。堪らず目を閉じると、何かが着地する音が聞こえた。
三人とも、“ソレ”の放つ気配に逃げ出したいくらい怯えている。なのに、手足は拘束具で満足に動くことも叶わなかった。
“ソレ”を視認しようと、ウェンディは瞼を開いた。このまま暗闇に閉じこもるよりは、ずっとマシだと信じたかったから。

「……貴方ッスか、ゼストのおっちゃん」

なるほど、目を開けてみればそこにいたのは騎士ゼストで、ドクターの言うことを聞かざるを得ない人物だった。
大方、自分たちの救出を頼まれでもしたのか。そう思って親しげに接しようとした瞬間、刃が煌いた。
痛覚カットの鈍い音をノイズのように聞き、「あれ?」と間抜けに唸ってみると……。
両足が綺麗に腿の部分で切断され、凄まじい量の血が溢れていた。
茫然自失のウェンディに代わり、ノーヴェが凄まじい形相で怒鳴る。

「テメエ! 何しやがるッッ!!」
「見て分からんか?」

さらに刃が閃く。ウェンディの腹に切っ先が突き刺さり、ずるずると血の線を描き地面を引き摺られた。
激痛――痛覚カットも間に合わない速度のダメージに、陽気な機人の甲高い絶叫が響く。
まるで虫けらだな、と冷えた脳髄が囁く……刃を返し、その臓腑を掻き乱した。
致命的ダメージ。ショックで痙攣する身体。

「おい、ウェンディ、ウェンディ! しっかりしろよ!」
「…………ぁ……ぃたぃ」

ノーヴェが泣きそうな声でウェンディの名を叫ぶも、その頃には少女の瞳は虚ろに宙を見ていた。
槍を引き抜く。それを血に塗れた黒槍で為した“騎士だった男”は、笑いもせずにそれを眺める。
何もかも無意味だと確認するための儀式――心を飲み尽くした、真っ黒な虚空へ捧ぐ。
これだけの惨禍を為してなお、報復(ヴェンデッタ)を求める心の渇きは満たされぬ。
いや、むしろ―――。

265 槍騎士“悲愴” :2010/02/07(日) 19:57:56 ID:0LrVPdy6
「まさか……オットー」

そう呟いたのは、最後発の戦闘機人だったか。
流麗なロングヘアの少女が、怒りとも悲しみともつかない激情を宿してこちらを見る。
オットー。先ほど首を刎ねた機人の名前が、そうだったろうか。
ゼストは初めて知った。
命を刈り取った先に感じる、虚無の途方もない許容を。
ああ、だから――その少女に告げていた。

「俺が殺したよ、戦闘機人ども。足掻け、貴様らが俺にした行為の報いだ」

希望を目の前で摘み取られ、奪われ続けた男の言葉は――あるいは嘆くかのようで。

「ッァァア!」

戦闘機人ナンバーズ12番ディードが殺意を剥き出しに、拘束錠を破壊し飛び掛ったのと、
絶対零度の殺人機械と化したゼスト・グランガイツが、闇色の刃を振るったのは同時だった。
剣槍の一撃よりも早く機能したIS《ツインブレイズ》……紅い高エネルギー体の刃が顕現し、ゼストの槍を真っ向から受けとめる。
バチバチと飛び散るスパークと、二刀流の機人のパワー。
なるほど、如何にもゼストは不利のように見えた。
だがそれだけだ。

「その程度か」

後退に見せかけたタメにより、恐ろしい加速をゼストの両足が生み出した。
衝撃――弾き飛ばされ、空中へ投げ出された双剣士の肉体に向け、突き刺し・穿ち・切断せしめる連撃が見舞われた。
次の刹那に散らばっていたのは、ディードの四肢だったもの。
そして悲鳴を上げることもなく、首の付け根から切断された頭部が地面へ落下。
赤い体液が生温いスコールとなってノーヴェの髪を汚し、そのおぞましさに彼女は絶叫する。

「う、ぅあああああああああああああ!」

姉妹の血に塗れた少女を見据える、純粋な暗黒が渦巻く瞳。
先ほどまで安堵を浮かべていた機人の、悲嘆と呼ぶべき激情。
それを眼にして感じたのは、あるいは虚無へ加速するための悟り。
ノーヴェという少女の姿をしたそれに、止めを刺すべく歩み寄る。
後悔はない。歩みを止めるつもりはない。
いまさら、この魂には何も残されていないのだ。
故に出来ることなど決まっている。

二度と、奪わせないために――――


「死ね」


――――殺すしかないのだから。

266 シロクジラ :2010/02/07(日) 20:05:18 ID:0LrVPdy6
あとがきでござーい。
執筆中のテンションが
「革命なんてな、所詮殺すしかないんだ」
「アイムスィンカートゥ・トゥ・トゥ〜」
で妙に高かったのは、とてもフロム脳ですね。
台詞回しがリンクス臭かったらそういうことです、たぶん。
AC4サントラがBGMの時点で察してくださると・・・。


さて、Vividがキャッキャウフフでナンバーズナカジマ組がかわいいとか。
そう聞いて、こういうSTSの歪さの犠牲者「ゼスト」でひたすら救いのない道を描きたくなったわけです。
「報復」ならば「因縁」なんて必要ないですしね。
道を踏み外した男の行き着く果てまで、お付き合い下さい。

267 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 20:20:24 ID:5RJCmYdc
まさかこんなところでACネタに遭遇するとは思わなかったぞw
投下乙

268 名無しさん@魔法少女 :2010/02/07(日) 20:32:29 ID:eKcj0ge6
……次はゆりかごか…………それとも洞窟か。
洞窟ならウーノ、セイン、トーレ、セッテ。あとチンク。
ゆりかごならディエチ、クアットロ。いゃああああ(涙)

しかし、SSとして面白いだけに複雑だーね。GJ!

……つか、もしかしてギンガピンチ?

269 名無しのボーダーさん :2010/02/07(日) 23:01:58 ID:mEOL0b8.
むしろ読んでる間こっちの脳内に『Fall』がエンドレスで流れてました。
・・・自分も自分で書いてるSSの某リリなのキャラに『Thinker』歌わせてた記憶が。
とにかくGJ!

270 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 00:22:41 ID:eCXj7POI
そういえばThinkerのアレンジ(?)曲にPrayerってのがあったな

271 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 14:10:01 ID:FvV8n242
これは、匹敵するか……!?
なんというか、原作では潔く戦士(騎士?)として散ったゼストもこうなる可能
性があったんだなぁと。復讐に走る彼の行く末もまた、復讐の標的に立つのか
と思うと何とも言えない……。
願わくば、彼の復讐が早く終わることを。GJでした。

272 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 14:48:35 ID:uwRduQHQ
GJ!!です。
管理局、スカリエッティサイドの戦力が潰し合いをして戦力が低下している中、
無傷のSランカーが大暴れって地獄じゃないかw洞窟でも、ゆりかごでも彼を止められる力を持つなのはとフェイトは消耗してるから、
どうにもならないってのが怖すぎる。

273 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 15:29:48 ID:pw91H8Aw
>>249
久しぶりに来たら・・・・
野狗氏来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
野狗氏のディエチ来たぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
ディエチ可愛いよディエチィィィィィ!!!

・・・・でも個人的にはジュニアも出してほしかったです。
野狗氏のオリキャラであるジュニアとディエチの恋人の様な親子の様な関係が好きだったので・・・

まぁ とにかくJGでしたぁぁぁぁぁぁ!!!!

274 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 17:37:48 ID:bjwnGAEE
シロクジラ氏、GJ。
正直ノーヴェ大好きなんで彼女が死ぬのはショックだぁ……。
ですが話としてはかなり面白い。
しかし……気持いぐらいにゼスト無双。
次に彼の狂刃にかかるのは誰なのか、期待と不安の両方持ちつつ次回待ってます。

275 名無しさん@魔法少女 :2010/02/08(月) 20:52:31 ID:/AJ7nL1A
こういう殺伐とした作品の次はトーマが書くナカジマ家日記を期待するとしよう

276 イクスピアリ :2010/02/08(月) 23:32:55 ID:ocO6WHMg
よろしい
ならば投稿だ


・雷刃シリーズ番外編

・ネタが多少あります(だいたいの人が全部分かるかと)

・エロは多分ない

・合い言葉はなのフェイライー!

・ライ=雷刃たん

277 雷刃がいる風景 番外編 〜想像してみよう〜 :2010/02/08(月) 23:48:51 ID:ocO6WHMg
ある日の高町家

管理局の仕事もなく日曜日であるため学校も休みな日
テレビを見ているなのはとフェイトとライ

「あっ、また再放送してる」

操作していたリモコンを離すなのは
画面にばお隣のトロン゙とタイトルが映し出されている

「スタジアムズブリだっけ?」

「うん。最初の作品がこれ……ってライちゃんどうしたの?」

なのはがライが画面に釘付けになってるのに気づく
フェイトが近づくと何やらブツブツ言ってるのに気づき耳を近づける

「……の……は……」

密着しフェイトはライの独り言をはっきりと聞いた




「お隣のなのは……」




フェイトとライの脳裏に浮かぶ


二等身のなのはがなのーと言いながらちょこちょこ走るのを

なのはがどんぐりの詰まった袋をこけてバラまいてしまうのを

昼寝している大人のなのはの上に寝そべる金髪の少女に鼻をつんつんつつかれるのを


「「ぶふっ!」」

「ふ、フェイトちゃん!ライちゃん!?だ、誰か!誰か来てぇーーー!」

鼻血を垂らしふにゃっ、と顔がとろけてるフェイトとライ

慌てるなのは



いつも通りの日常であった

278 イクスピアリ :2010/02/08(月) 23:50:39 ID:ocO6WHMg
以上


うん
凄くヤバいことした気がしなくもない……

当初はフェイトとライがもっとお隣のなのはを語りなのは様降臨予定だったけど浮かばず断念……

279 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 02:56:39 ID:9ydW0o6M
GJ!
二頭身なのはで鼻血を吹いたのは俺だけではあるまい

280 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 14:20:40 ID:mq9qlKd.
俺は大阪が考えた、ちよちゃんの国みたいな想像したw
SDなのははカワイイ

281 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 19:44:58 ID:too0YYTA
修羅と化したゼスト、無双すぎる
ナンバーズだけでなく六課のメンバーにも犠牲者が出てきそう
最終的にはチンクとの因縁の対決になるかも?
妹達が殺されたと知ったチンクも修羅になりそう

282 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 20:24:24 ID:zripkR0E
目覚めた頃はゼストに色々と世話を焼いてたんだっけ?

283 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 20:51:15 ID:03JV4erg
いや、とりあえずウィキで確認してみたら、
チンクの生まれが60
ゼスト隊全滅が67だから、チンクが生まれた(目覚めた?)時はゼストに会ってないはず。

284 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 20:56:12 ID:VLQnnA9M
レリックウェポンとして目覚めたゼストを、じゃないのか?

生まれたばかりだ云々とゼストに子供扱いされるチンク姉を想像して萌えた
犯罪ってレベルじゃねーぞw

285 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 20:56:39 ID:lP48CTLw
ゼストがレリックウェポンとして目覚めた頃かと

286 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 21:42:48 ID:03JV4erg
すまん。お詫びに……チンクSSでも書くか、いずれ。

287 名無しさん@魔法少女 :2010/02/09(火) 22:59:27 ID:EcUVgurk
殺した相手の世話をする。

時々思うが、リリなのってこういう皮肉めいたシチュエーションが多いよな。
闇の書絡みで同じ傷を持つ知人を逮捕する。
身内を殺した女を家族にする。

復讐を題材に何か思いつきそうだけど、書く時間がなぁ。

288 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 00:02:25 ID:siLWCnq6
闇の書事件の被害者が八神家に復讐する話が読みたい

289 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 01:05:42 ID:0gIWomnE
>闇の書関連
リンディが陰湿な復讐をしてもおかしくないわけだしな

闇の書被害者遺族会とかあるんだろうか

290 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 05:20:55 ID:I.lfKx5U
元が優しい話なだけに、暗い話を考えだすとキリ無いな。
個人的に一番不穏な空気を感じるのは時空管理局なんだが。
一部の人間にしか使えない魔法以外の兵器を禁止にしようとしてるってだけでも十分怪しい。

それと気になってるのは、管理局が質量兵器を禁止する前は質量兵器が普通に使われてたらしいけど、どうやってそれらを禁止させたんだろうか。
しかも「一度作ってしまえばスイッチ一つで使えて、子供でも簡単に都市や世界を滅ぼせる」くらいの水準の兵器もあったらしいし。
使用者が一度手にした力を簡単に手放すとは考えにくいし、いくら魔法が優れてたとしても力で押さえ込むのは無理じゃないか?

勝手なイメージだけど、洒落にならないような暗部を抱えてるとしか思えないぜ。

291 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 05:50:05 ID:DFqDS2Ew
民族浄化みたいな事やってたりしてな

292 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 06:18:55 ID:LzDdyUUM
まぁ3脳が裏で糸引いてた組織だし

293 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 06:38:31 ID:ZUmIRBIs
素手の時代だ……じゃなくて、機械に管理させている保安体制だと、魔法使いの侵入工作に対抗できなかったのかもしれん。
現代社会とかその延長線上の世界で、その身一つで町を破壊できる魔法使いはまさにテロリストとしては最適。
というのはエルナサーガ2とかでやってたが。

あと一撃で世界を壊せるような兵器ってのは、存外と使い道はないもんだ。
最終兵器はすべてを終わらせるだけに、そうそう使用できない。
いや、次元世界だと、別のところにいけばいいだけか……?

まあどっちにしても兵器の破壊力だけでは全てを語れるもんじゃない。
強力な魔法とかロストロギアがあって、それに対抗するためにはやっぱり魔法の力が必要――となると、魔法使いの地位は必然と上がる。

ベルカ時代ならまだしも、ミッドでは魔法は科学の一分野になったみたいだし。
クリーンなエネルギーとして定着していって、今の状況になったのかもしれない。

まあここらは素人がどんだけ論理を積み重ねてもなかなか説得力なんかでんわな。

294 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 07:10:05 ID:7Vwr19/2
>>288
復讐のクロノですね、わかります
少しはそういう気持ちがあることもBOAで明らかになったしな……

295 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 08:58:29 ID:uWJgDAvU
黒いクロノ……詞ツツリ氏のクロはや、とかか
もう随分投下されてない、寂しいのう

296 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 12:38:03 ID:AZO6AHdo
>>290
魔法以外のすべての兵器、じゃない。
禁止されたのは「質量兵器」
そして、銃器等の「実弾兵器」は、「禁止」じゃなくて「規制」
民間の所持は認められないみたいだから、局員は申請出せば使えるんだと思う。ルネみたいに。
まあ、魔法とどっちが頼りになるか、は状況次第だけど。

297 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 13:15:43 ID:/PNqakNs
地雷みたいに規制されようが、このクレイモアは埋まってません地雷じゃないよ(キリッ)
みたいな方法ですり抜けて使ってるんだろーさ と思ってる

298 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 16:33:26 ID:FLso.EOA
トーマ「復讐したいやつがいる…」

299 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 19:36:49 ID:KXuy.jWQ
まあ、こっちの世界でも50口径以上のライフルは「人は撃ってはいけません。これは物を壊すための銃です」
ってことでわざわざ「対物狙撃銃」って名前なんだけど、罰則無いから戦場でも使われてるしね
「敵の持ってる武器を狙ったんだけど、狙いが外れて、結果ヘッドショットになっちゃいました」でOKらしい

300 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 20:57:43 ID:rksp68R.
銃火器がアウトなら太刀を使えばいい。
シグナム姐さんだってレヴァンテイン使ってるからいいだろ。
勿論古美術品鑑定書付きでw

301 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 22:14:38 ID:qr6Czi/6
>>293
機械に管理させている保安体制だからと言って魔法を探知できないってことはないんじゃないか?
魔法事態を知らないってのなら、その通りだけど。管理局も機械で魔力反応を探知してる。
犯罪者が潜入の為に自己リミッターをかけると分からなくなるが。

なんか、どっかで見たけど魔導と魔法ってちょいとちがうみたいなのね。びっくりした。

302 名無しさん@魔法少女 :2010/02/10(水) 23:12:28 ID:ZUmIRBIs
>>301
あのレスは>>290へのもので、質量兵器が幅利かせる世界でも魔法は脅威だよ的なこと書いたので。
まあ須磨から読み返すとあまり筋の通った意見ではない感じもあるけど、魔法を発達させた文明でないと魔力探知の機械とかは発明されないと思う。
卵が先か鶏が先か。

魔導と魔法の違いは、確か映画のパンフか何かだっけ?
そういうの聞いたが、詳細は知らないなあ。

303 イクスピアリ :2010/02/11(木) 11:46:37 ID:TaSwYU3w
議論?中みたいだが投稿しちゃう


注意

・なのポ捏造アフター

・(無駄に)初の前後編

前編は無駄にシリアスだが後編はネタ多数

・エロなし

・クロノとリインフォースが悪者みたいになってしまった……

・デバイスは普通に日本語(英語無理……orz)

・雷刃=ライ
詳しくは以前の話参照

・合い言葉はなの(ry

304 雷刃がいる風景 〜絆〜 前編 :2010/02/11(木) 11:50:47 ID:TaSwYU3w
終わりは唐突に訪れる


いつも通り学校から帰ってきたなのはとフェイトはライと過ごしていた
公園でたい焼きを買い三人ははむはむと食べている

「はむはむ」

ライが食べるたい焼きを見てなのはは僅かに顔が引きつっていた

「チーズ味って美味しいのかなぁ……」

「…………」

ついっと顔を逸らしたフェイト
どうやら経験者らしい

「はむはむ……っん!ごちそうさま!」

たい焼きを食べ終えたライがなのはに抱きつこうとして――


「うわっ!?」


漆黒のバインドと緑色のバインドに捕らわれた

「ライちゃん!?」

「ライ!?」

なのはとフェイトが近づこうとした瞬間上空から舞い降り割りこみ二人を弾く
割り込んだ人物の背後では見慣れた緑の服を着た女性が更にバインドを重ねている

「すまぬな、高町なのは。フェイト・テスタロッサ」

「リインフォースさん……」

長い銀髪を風に揺らし阻むように立ちふさがるリインフォースをなのはは睨みつける

「ライちゃんを離してください」

「ライ?あれは力のマテリアル。封印ないし消滅させねば闇の書の闇は再び蘇る……私はそれを見逃すなどできない」

「……ライちゃんはもう力のマテリアルなんかじゃありません!」

レイジングハートを起動させようとしたなのは

「そこまでだ、なのは」

その首元に杖を突きつける黒衣の少年

「クロノくん……」

「君も管理局員になるなら聞き分けるんだ。フェイトもだ。保護観察期間中に問題を起こせばどうなるか分かるだろう」

「はやてちゃんの立場を悪くしないためにも……必要なの」

緑の服を着た女性、シャマルが悲痛な表情で言い切る

「っ……」

ポケットに入れていた手を握りしめるフェイト

「……もういいよ。もういいんだ」

バインドに縛られたライがなのはを見る

「僕はお姉さま達に迷惑はかけたくない……だから止めてお姉さま」

「ライちゃん……」

泣きそうなライだが無理やり笑顔を作りなのはに向ける

「では行くか。すぐにでも封印しないとまたいつ復活するか分からないからな」

そう告げてクロノとリインフォース、シャマルがライを連れて転移していく

転移の魔法陣が煌めくなかライはなのはとフェイトのいるほうへと振り返り一言、だけど想いを込めて風に乗せる


――ありがとう、お姉さま……姉さん


目を見開きフェイトが駆ける
ライに触れる瞬間煌めく光が消えクロノ達は姿を消す

「っっっ!うぁぁぁぁ!!」

フェイトの慟哭が空へと響き渡る
その後ろでなのはは手にした待機形態のレイジングハートを見つめている

「レイジングハート……」

《マスター……私はついていきます。あなたがあなたらしくある様に貫いて行けばいい》

「うん……ありがとレイジングハート」

そう
不屈の心は既に覚悟を決めていた

「フェイトちゃん」

いつだってどんな時だって彼女は……

「なのは……?」

「ライちゃんを助けに行こう」

全力全開で奇跡を呼び寄せるのだから

305 イクスピアリ :2010/02/11(木) 11:52:32 ID:TaSwYU3w
以上前編でした


後編随時製作中

とりあえず星光たんがキャラブレイク確定とだけは逝っておく

もしかしたら今日中に後編投稿できるかもしれない……

306 名無しさん@魔法少女 :2010/02/11(木) 23:21:16 ID:GZeICrrc
ゲームをやっていないのに星光たんに心奪われつつある。
罪な作者だぜ……GJ

307 名無しさん@魔法少女 :2010/02/12(金) 01:52:43 ID:/T7fgyv6
>>306
え?

308 名無しさん@魔法少女 :2010/02/12(金) 04:25:14 ID:ubam2OlM
雷刃たんのことか、雷刃たんのことかーっ!?

309 名無しさん@魔法少女 :2010/02/12(金) 20:17:24 ID:jqJFXdYE
GJ
なのははどうするんだろ?
アースラに急降下爆撃(爆発する砲撃で)するのかね?

310 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/12(金) 22:35:44 ID:kH6.9ejY
>イクスピアリ氏
GJ。後編楽しみに待ってますぜ。
チーズ味のたい焼きか……食ってみたいな。

という訳で投下したいんですが大丈夫ですかのう。

311 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/12(金) 22:48:57 ID:kH6.9ejY
よっしゃ10分経ったね、投下するよ!

・A's終了1年後くらい
・エイミィ(他人の)子育て編
・非エロ

それじゃま、れっつごーです。

312 声をきかせて 1/6 :2010/02/12(金) 22:49:42 ID:kH6.9ejY
「へ? あたしが?」
「ええ……突然のことで大変恐縮なのですが、お願いできますでしょうか?」

始まりは突然だった。
たまたま、折々の事情が重なってエイミィが一人で家にいた。
しかもそれだけでない、全員が明日の昼まで帰ってこないのだ。
家族暮らしに訪れた突然の自由に、エイミィは自炊してみたり、仕事をしてみたり、暇を潰してみたり、
はたまたクロノの部屋を漁って秘密を暴露してみたり──後に、やらなきゃ良かったかもしれないと後悔したが──、
自由気ままに過ごしていたが、昼を回った頃、お隣さんが突然訪ねてきたのだ。
母親の腕には、まだ離乳食が始まったばかりに小さい、乳飲み子の赤ん坊。父親もいて、一緒に頭を下げている。
かくかくしかじか、要するに赤子を預かって欲しいようだった。期限は、明日の昼まで。
「それは、まあ、別にいいですけど……具体的には何をすれば?」
エイミィは当然の質問をする。生まれてこの方、トイレにも行けない小さな子供の世話なぞはしたことがないのだ。
取り敢えず、おしめを替えて、ミルクを上げて──いや待て、生まれてこの方母乳なんて出たことないぞ。
「ミルクはこちらにあります。分量と時間のメモがありますので、これを使って下さい。
それと、おむつに、おしゃぶりと、ガラガラも。この子、殆ど夜泣きはしないので、その辺りは大丈夫だと思うのですが……」
マニュアルがあるのなら、ありがたい。エイミィは困惑しつつも承諾すると、両親揃って頭を下げた。
恐縮と感謝が混じった、今時腰の低い人達だった。
「お礼は、帰って来た時にすぐしますので、それでは……」
踵を返そうとした父親に、母親がその袖を引っ張った。
彼が振り向くと、ピシャリと言う。
「やだ、あなた。この子の名前をまだ教えていないじゃありませんか」
そして夫婦は再び深々と頭を下げ、エイミィに顔を向けた。
「それで、名前は──」
エイミィが聞くと、二人は声を揃えて答えた。
自分の命名に自身を持っている、そんな声だった。
「愛子、です。私と主人の、愛の結晶」
微笑んだ母親の顔は、聖母と見まごうかのような安らかさを持っていた。

***

「とは言え、安請け合いしちゃったかなあ」
ソファーに座り、今一度赤子を抱き上げる。
きょとんとした目で見上げてくる、小さな女の子。くりくりと真ん丸なのが、またいじらしい。
一緒になって見つめ合うと、にっこり笑った。
「きゃは、ああ、あー」
可愛い。それが第一印象。
首は据わっているようだが、まだまだ自分で立ち歩くこともできない、本当に小さな存在。
頬を擦り寄せると、ぷにぷにとした水分たっぷりの肌が柔らかに撫でていく。
高い高いをしてやると、愛子は自分の世界が広がったようで、きゃっきゃと喜んだ。
人見知りをしないタイプらしい。新しい場所も、積極的に受け入れている。
学校に入ったら、すぐに皆と仲良くなって、探検隊のリーダーなんかをやるような子。

313 声をきかせて 2/6 :2010/02/12(金) 22:50:30 ID:kH6.9ejY
「あはは、あたしに似てるかもね。よしよし」
ふさふさサラサラの髪を撫でてやると、スッと指が抜けていった。
こんなに滑らかなのは、有り得ないと言ってもいいくらいだ。
その時、お昼のチャイムが鳴った。以前恭也に聞いた時は、確か……「椰子の実」という曲名だったか。
すると、愛子は窓に向かって手を伸ばし、じたばたし始めた。
「あ、あぅ、ああー!」
何かを求めるように、ベランダへ出ていこうとする愛子。
エイミィはその意図を理解した。
「あ、あのチャイムが聞きたいの?」
「あ!」
元気のいい返事。言葉がもう分かるのだろうか。
そういえば、何ヶ月なんだろう? 赤子の身長から判断できるような環境にいないから、さっぱりだ。
愛子をベランダに連れていき、しっかりと抱えて鍵を開けてやる。
外に広がった世界から、チャイムの音が高らかに鳴り響いていた。
彼女は気持ちよさそうに耳を傾けている。エイミィもしばし、ひと時の安らぎに身を委ねた。
「お昼の鐘、終っちゃったね」
ぷにぷに。頬を突ついてやると、愛子はすぅすぅ寝息を立てていた。
お昼寝の時間に入ってしまい、ちょっぴりエイミィは残念に思う。
が、腹がクゥと鳴って、我ながら誰しもに起きる生理現象で赤面した。
「さて、ご飯作らなくっちゃね!」
自分を鼓舞しつつも、愛子を起こさないように、自分のベッドに取り敢えず寝かせると、エイミィは昼食の準備に取り掛かった。

「……うん、こんなもんか」
始終、愛子のことを考えながら作っていたら、少しチャーハンを焦がしてしまった。
でも、感じ感じ。
ネギに魚肉ソーセージ、そして半分ばかり残っていたカニカマという質素なお昼だったが、ひとまず腹は膨れた。
粉末のわかめスープを啜ってソファーでくつろいでいると、眠気が襲ってきた。
「ふぁぁ……愛子もちょうど寝てるし、あたしもお昼寝しよっかな」
子育てと聞くと、びっくりするくらい艱難辛苦が待ち受けているのかと思いきや、意外にそうでもなかった。
一安心したエイミィはベッドに戻ると、愛子の身体を抱いて横になった。
赤子特有の高い体温が、寒空の下ではかなり優秀な湯たんぽ代りになってくれる。
安心が身体を巻いて、あっという間に眠くなったエイミィは、そのまま目を閉じた。
──この後待ち構えている、数々の苦労を夢に見ることもなく。

「おぎゃあ、あっ、ああーっ、あーん!!」
眠っていた頭が叩き起された。
深いところから急激に引き上げられた痛みに顔をしかめつつ、ベッドの横を見る。
愛子が泣きじゃくりながら、両手をじたばたさせていた。何事が起きたのかと、一瞬フリーズする。
だが、時計を見てすぐに分かった。もう昼の時間を大分過ぎているのだ。
西に低くなりかけた太陽が、橙色に染まりつつある。

314 声をきかせて 3/6 :2010/02/12(金) 22:51:26 ID:kH6.9ejY
エイミィは急いで夫妻の残していった粉ミルクを取り出して哺乳瓶に入れると、ポットからお湯を注いだ。
「あちっ!」
普段自分たちがお茶を飲むような温度だったが、手に跳ねるとこれが中々熱い。
こんなもの、愛子に飲ませる訳にはいかない。
水を張った鍋に漬けて、適温になるまで冷ます。泣き声が大きくなった赤ん坊の元に駆けつけて、胸に抱いてやる。
「ごめんねぇ、すぐご飯だからね」
ようやく温くなったミルクを軽く振って、僅かに残っていた粉までしっかり溶かす。
哺乳瓶の先を差し出してやると、愛子は無我夢中で飲み始めた。
「あー、ほらほら、もっとゆっくり飲まないとダメだよ」
瓶の傾きを微調整して、一度に飲ませすぎないようにする。
握力はあるのか、掴んだ瓶を離すことはない。んく、んくと美味しそうに飲む姿は、エイミィの心を温かくさせた。
誰かの為に料理を作って喜ばれた時の顔だ。人知れず、顔をにやけさせる。
「可愛いね、愛子は。ウチのクロノ君が小さかった時もそうだったのかな」
弟分であり、頼りになるアースラの仲間は、今はいない。
幼少時のことまでは良く分からないけれど、誰だって生まれた時は立つこともできないのだ。
その頃のクロノは、今と違って弄り甲斐はないけど、きっと可愛かったのだろう。
ほんの少しだけ、リンディの気持ちが分かった気がした。
ミルクを飲み終った愛子は、お代わりを欲しそうにあぅあぅ言ったが、もうおしまい。
「お腹壊すよ? だぁめ」
代りに、ティッシュで口元を拭ってやり、頬擦りする。
愛子の興味はものの見事にそっちに逸れていって、ぷにぷにの頬を擦り返してきた。
「おっ、やるのか? やっちゃいますか?」
そのままほっぺたをつついたり、逆につつかれたりしながら、昼下がりののんびりしたひと時は過ぎていった。
今更のように眠気がぶり返してきたが、もうどうしようもない。
泣き止んだ愛子と一緒に幼児番組を観ているうち、いつしか陽が落ちて一番星が見え始めた。

夕焼け小焼けで日が暮れて……

チャイムの音色が、また聞こえてきた。
もっと季節が巡れば、太陽が出ている間に流れてくるメロディであることだろう。
昼の時と同じように、外に出て音を聞きたがる愛子。
身体が冷えないようにタオルで包んでやり、ベランダに出る。
冷たくも柔らかい風が頬を撫でて、遠くへ吹き抜けていった。
夕闇からぼんやりと浮かび上がる夜景が目に飛び込んできて、エイミィは軽く口笛を吹く。
愛子も喜んでいるようで、始終キャッキャとはしゃいでいる。
よほど好きなのだろう、チャイムが鳴り終った後も、愛子はうっとりと余韻に浸っているようだった。

315 声をきかせて 4/6 :2010/02/12(金) 22:52:00 ID:kH6.9ejY
「さ、戻ろう。寒くなってきちゃったし」
みるみるうちに暗くなってきた街の景色を名残惜しそうに、二人は部屋の中へと戻った。

その後は、食事をしたり、おしめを取り替えたり──これが骨の折れることだと初めて知った──、洗い物をしたりと、
時は実に穏やかなスピードで進んでいった……直後に訪れる危機を目の当たりにするまでは。
エイミィが最後のコップを戸棚にしまい、ソファに寝かせていた愛子を振り向くと、彼女はソファの背に捕まり立ちをしていた。
いや、それだけならまだいい。好奇心が上回りして、ソファによじ登っていたのだ。
よじ登ったというのも、何か変だった。まだ『手』には力を入れられても、『腕』にまでは無理なはずなのだ。
無理な天秤を逆さにした愛子は、エイミィの方を向いた。にぱっと笑って、こちらに手を振った。
それが、いけなかた。
「あっ……愛子!!」
手を挙げたことでバランスを崩した幼子は、ふらりと傾いて、真っ逆さまにソファから落ちていった。
エイミィの時計が急に遅くなり、何もかもがゆっくりに見え、極限まで研がれた反射神経が身体を衝き動かし、
落ちていく愛子を受け止めようと、両手を懸命に伸ばした。
でも、届かない。フローリングへと叩きつけられようとしている小さい子ひとりの元へ、どうやっても辿り着けない。
遅かった。エイミィの目が思わず閉じられようとした瞬間、奇跡が起きた。
「んっ!! ……ん?」
間に合わないと感じつつ、懸命に愛子の下へ滑り込もうとしたが、衝撃音どころか床の上に赤子の感触はなかった。
目を開けて見回したが、どこにもいない。
まさか宙に浮いているのでもあるまいと、ふと上を見上げると、そこにはなんと愛子がいた。
清廉なオーラがじわりじわりと染み出して、その薄くも蒼い光は、クロノやなのは、フェイト達によく見られる光だった。
「え? この子、魔力を持ってるの?」
愛子は言葉の意味が分からないのか、それとも今の自分自身が不思議な体験に困惑しているのか、
実に自然な顔で首を傾げた。
そのまま軟着陸すると、ゆっくりと魔力光が消えていった。でも、その身体に宿る魔法の力は、未だ温かみを保ち続けている。
ぷに、とほっぺたをつついてみた。
「あぅ」
ぷにぷに。愛子は喜ぶばかりで、痛がったりしている様子は微塵もない。
特に問題はないようだ。安堵が心のうちに広がり、へなへなと崩れ落ちる。
「よ、よかったぁ……」
掴まり立ちがやっとなのにソファへよじ登れたのは、多分「登りたい」という意思が魔法として働いたためだろう。
しかし、気になるのは魔法そのものではなく、その『分布』だ。
海鳴の街は決して小規模ではないが、元々が魔力資質の持たない民族が集まっている国である。
それなのに、なのは、はやてに続いて、ついお隣さんまでもがリンカーコアを保有しているなど、常識では考えらない。
「んー、ま、いっか!」
いるものはいる。だったら、考えても仕方ない。
世の中、常識では考えられない不思議な出来事など、いくらでもあるのだ。
そう考えて、愛子の身体を抱き上げ、よしよしと揺すった。
「怖かった? 大丈夫?」

316 声をきかせて 5/6 :2010/02/12(金) 22:53:15 ID:kH6.9ejY
愛子は眠そうなあくびでそれに応え、むにゃむにゃと口を動かした。
エイミィも釣られてあくびを漏らし、今まさに眠りの世界に誘われている赤子へと、微笑みかけた。
「それじゃ、お風呂に入って寝よっか」
「あぃ」

入浴というか、行水みたいなものになった。でも、たっぷりのシャワーでポカポカになった身体は、もう寒くない。
寝巻きに着替えさせ、二人で横になる。
チカ、チカ、チカ。針の刻む音が、今日だけは優しい。
『さぁ、おやすみの時間だよ──』
愛子の身体をぽんぽんと柔らかく叩きながら、子守唄を口ずさむ。
リミエッタ家に代々伝わるという、秘伝の歌だ。
たちどころに泣く子も黙り、瞬く間に楽しい夢の世界へ連れて行ってくれるという。
幼い頃のエイミィは、この歌に何度助けられただろうか。
『素敵なレディになる夢を見てほしいよ──』
うとうとと夢と現の間を行ったり来たりしていた愛子だったが、やがて目を閉じて、すぅすぅと寝息を立て始めた。
その寝顔には、安らかな顔が浮かんでいた。きっと、良い夢に巡り会えたのだろう。
「おやすみ、愛子……」
エイミィもすぐに、隣の幼子に連れるようにして寝入った。
夢の中では、ずっとクロノと遊んでいた。まるで、子供の頃に戻ったみたいに……

***

「ん……朝か」
愛子のわんわん泣く声で、エイミィは目が覚めた。
時計をひっくり返して時間を確かめる。ちょっと遅いけど、お休みの日ならそこまで気にする時間帯でもない。
「あー、どうしたの?」
必死にあやしているうちに、おしめの替えが必要なことに気付いた。
まだまだ慣れない手つきで取り替えると、続いてミルクを作って飲ませた。
ふざけて母乳を上げる真似をしたが、何も出てこないと知ると愛子にそっぽを向かれた。ちょっと悔しい。
朝のシャワーを軽く浴び、食事を作る。ベーコンエッグにトースト、サラダにコーヒーと至極オーソドックスなものだ。
食べ終り、さあこれから掃除でもするかなと思っていたところ、チャイムが鳴った。
時は午前十時半過ぎ。リンディやクロノが帰ってくるには、少し早い。
誰だろうと扉を開けると、それはお隣さん夫婦だった。
「大変遅くなりました。愛子を引き取りに来たのですが……」
「あー、はいはい。大丈夫、ずっといい子にしてくれてましたよ」
昨日のソファ事件のことは、口に出さないでおく。
もし彼女の魔力が何かしらの影響を持った日には、きっとリンディが上手く対処してくれるだろう。
奥から愛子を連れてきて、母親に渡す。すると、本当に恐悦した顔で頭を下げられた。
「この度はありがとうございました。少ないですが、御礼を」
エイミィは封筒と菓子折りを貰った。
封筒の中身は大体予想がついたので、返そうとすると、今度は父親にも頭を下げられた。
「ほんの心持ちばかりです、どうか受け取って下さい」
そう言われては、突き返す理由もない。エイミィは戸惑いつつも礼を述べると、母親の目は愛子に移った。
愛子もまた、生みの親を見返す。

317 声をきかせて 6/6 :2010/02/12(金) 22:54:26 ID:kH6.9ejY
「あなた、エイミィさんを困らせたりしなかったでしょうね?」
「あぃ!」
一日ぶりに会えたのは、彼女にとっては千秋の隔たりがあるようで、喜びを満面に表している。
『ママ、パパ』としきりに口ずさみながら、その腕に抱かれている。
見ているだけで、心が和やかになりそうだ。
「ママ、ママ…?」
と、その時、愛子はエイミィと母親の姿を同時にキョロキョロと見回した。
そして、高らかに宣言する。
「ママ!」

「こ、こら、エイミィさんが困ってるでしょ」
母親は必死にたしなめているようだが、エイミィは全然困っていない。
むしろ、何か嬉しいものが心にこみ上げてきた。認められた、そんな気がした。
「別にいいですよ、あたしがママでも。ね、愛子?」
「あぅ!」
更にひとしきりのお礼を立て続けに言われ、程なくして二人は家の中に戻ったが、
エイミィはその場に佇んだまま、心頭から湧き上がってくる得も言えぬ興奮に胸を躍らせていた。
「またいつでも預けに来て下さい。私の都合さえ合えば、もう大歓迎ですから! ね、愛子」
「きゃっ、きゃっ!」
はしゃぐ愛子と別れるのは、一抹の寂しさがあった。でも、会おうと思えばいつでも会える。
なんたって、すぐお隣なのだ。
「あたしがママ、かあ」
一日ママだった。子育ての苦労を、これっぽっちしか分かっていない。
でも、子供は物凄く可愛かった。いつの日か、本当の意味で『ママ』になれる日が、凄く楽しみだ。
そして、その時、未来の旦那さんは。
「え、あ、もしかして……クロノ君?」
ぱっと目に浮かんできたのが彼だったものだから、つい顔が真っ赤になってしまった。
とはいえ、半分以上同棲しているようなものだし、裸とか何回も見た気がする。見られた気もする。むしろ見せた気もする。
驚きと羞恥が先に勝っていて勃たれなかったのは、乙女として負けた気がしたが。
グッと拳に力を込めていると、クロノとリンディが丁度帰ってきたようだ。予定より少し早い。
「おかえりなさい、クロノ君」
姉ぶって、頭を撫で撫でしてやる。
背の高くなってきたクロノにいつまで通用するか、不安になってきたが、リンディは相変わらず微笑んでいる。
「これで跡継ぎは安泰ね……」
「ん、何か言いましたか?」
「いいえぇ何でも?」
リンディの呟きは聞こえなかったが、とにかく二人とも腹ペコのはずなのだ。
我先に家に戻ったエイミィは、腕によりをかけて昼食に取り掛かった。
「さあ、ちょっとだけ待っててね。今すぐ美味しいご飯、作るから!」

318 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/12(金) 22:58:09 ID:kH6.9ejY
元ネタは皆さんご存知、10年くらい前の某魔法少女アニメです。
某カオス女子寮ゲームの猫耳もテストは3点笑顔は以下略って言ってたし。

ヴィヴィオ凌辱長編の前に何故か、はやユノ第二段をやりたいと画策中。
ごゆるりとお待ち下さい。

では。

319 名無しさん@魔法少女 :2010/02/12(金) 23:11:24 ID:gyCYiSYk

和んだ

320 イクスピアリ :2010/02/12(金) 23:29:51 ID:bPzEKvBY
>Foolish Form氏

ナイスほのぼの〜
安泰とか言い出したリンディさんでちょびっと吹いた
何でだろう……?
とにかくGJ!



報告
雷刃シリーズ
後編8割執筆完了
もうちょっと待ってくれ

321 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 03:39:28 ID:EX9NE756
>>307
ほんのちょこっとだけど、星光さんもシリーズ最初のほうで出てきたから
そのシーンで嵌ったのかも知れないじゃないかw
いや、ただの勘違いが濃厚だけど
そういや、星光さんも何かに使えないかなぁ、捏造で生き残らせて
管理局の白黒悪魔ズが誕生するのを見てみたい
武人気質の真面目キャラっぽいからシリアス専門かな?

322 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 03:52:18 ID:TrMEIO2g
星光さんの今後の路線か。

武人気質を逆手に取って天然ボケにするか、どこかのツンデレ王子みたく主人公のピンチの度に「勘違いしないで」と呟きながら登場するか、
個人的には、星光さんは敵でも味方でもない(共闘はする)関係が理想的だが。
いっそ、超融合してなのはの大人への成長を促したり、焔の災厄みたく融合した星光から闇の欠片の力を取りだしてなのはが使用するとか。

323 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 10:48:03 ID:7uqQADYE
なのはの師匠と聞いてユーノに模擬戦を挑み、砲撃を防がれ以降、彼の防御を破るために無限書庫に入り浸る星光という電波を受信した。

324 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 11:18:31 ID:XLSqDR1s
星光さんをなのはさんの使い魔にするとか

325 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 11:21:13 ID:4vvVlk7Y
>>323
ユーノの結界壊そうと思うとSLBみたいな結界破壊用か、同等レベルの破壊力が必要なんだったっけ
何で使用キャラにユーノいなかったんだろうなぁ…シャマルと同等レベルかそれ以上だろうに
攻撃できない、とかじゃなく、単に百合展開じゃないと百合オタにウケられないとか思われたのか?
というか無限書庫に入り浸って意味があるどころか、仕事の邪魔になったり、なのはに嫉妬されたりしそうな
うん、成長…できそうにねーな
でも星光とユーノって、父と娘みたいに見える。何となく、なのはとユーノの娘がグレたら星光みたいになるんじゃないかなー、と


それにしてもゲームのCPUのアルゴリズムが弱過ぎなのはどうにかならないもんか。難易度最高であの程度って・・・

326 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 11:44:08 ID:ZSNf6bfY
>>325
防御魔法がなのはのかなりの大技でないと貫通できない
逆に言えば破れるには破れる
まあ「かなり」の大技がどのレベルかは知らんが

327 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 12:54:01 ID:vCmbGhDg
消滅したハズのマテ娘たちだが、何故か無限書庫に断片が存在(収集された)していて
ユーノくんが気付かずに起動、復活したマテ娘たちに襲われる(性的な意味で)とw

十月十日後、無限書庫には砕け得ぬ闇の王(赤ちゃん)を抱いたマテ娘とゲッソリとしたユーノくんが……

328 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 13:28:23 ID:kL38lRVE
Foolish Form 氏投下乙

いやぁ、良いねぇエイミィ良いねぇ
あまりメインでSS書かれる事のない子だから凄く嬉しいッス
というかエイミィ可愛いwww
GJでした


そして、もちろん他のエロいやらしいやつ
特に『鏡の中の狂宴』をお待ちしとりやすよ!?

329 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 13:58:59 ID:TrMEIO2g
>>325
シャマルだってリンカーコア摘出っていう無理やりな必殺技だしな。
でも、いざ参戦するとなると攻撃手段が本当に思いつかない。
砲撃はできないみたいだから、誘導操作弾くらいだろうか。
フルドライブはサポートキャラらしく、バインド決めて画面外から仲間(なのはやフェイト)が攻撃するとか?

ちなみに俺はアルフが使用キャラにいないのが悲しい。
ユーノよりは参戦確率高いと踏んでいたのに。

330 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 14:28:44 ID:BLe9P/.Q
むしろマテリアル三人娘のストーリーモードが無いことに俺が泣いた
まあ、対戦で使えるだけいいんだけどね

331 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 15:10:35 ID:VybxqtT2
銀十字の書と関係がわかれば今後にもマテリアル(娘たちではないかもしれないが)は存在するんだろうな

332 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 15:16:18 ID:NNb8G4Rg
ユーノやアルフは、なのはやフェイトのサポートキャラで出れば良かったのに。
超必殺でなのはがSLBを撃つまでバインドでユーノが敵を拘束とか、
アルフとフェイトでの打撃コンビネーションで敵を蛸殴り後に、
フェイトのフォトンランサー・ファランクス・シフトとかw

星光さんはなのは撃墜時になのはと融合して命を救うとかだったらかっこいい気がする。

333 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 16:26:15 ID:SofA0R9o
>>325
クロノとザフィーラは良くて、ユーノが駄目なのが納得いかない。
ザフィーラはマテリアル全員に闇の書の意思と対決と、ストーリーも良かったしな。
その上、何故アルフも駄目だったんだろうな…。


マテリアルズが生き残ったら、ちゃんと成長するんだろうか。
19歳ver見てみたい。

334 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 16:27:45 ID:BPHiPvHE
リインⅠがユニゾンできなくなったのは融合機能を防衛プログラムと一緒に分離してしまったから、とかいって融合機能搭載のマテリアルズみたいな?
星光&なのはは燃え展開になりそうだけど、雷刃と統べ子はギャグ展開しか浮かばないのは毒されすぎかなw

335 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 17:10:45 ID:GIZBJ.0.
クリスマスに投下されたケーキに犯されるSSの影響でチョコに犯されるフェイトそんを思いついたが
心の中にしまっておこう

336 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 17:14:53 ID:QRsAk1vY
さぁ、時間は少ないぞ。俺は全裸になるから>>335は早く書き上げるんだ!

337 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 17:27:50 ID:BLe9P/.Q
>>336
だから靴下とネクタイを残さないと卑猥になると何度言えば(ry

338 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 18:10:37 ID:IhBinTLw
>>336
下着は足に引っ掛けたほうがいいと何回いえ(ry

339 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 18:23:03 ID:SofA0R9o
>>334
あ、それ俺も思った。
星光&なのはは燃え展開で、雷刃と闇統べる王はギャグ展開……フェイトとはやてが振り回されそう。
仮面ライダー電王のイマジン憑依みたいになりそう。

340 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 18:36:38 ID:YxhOo4cg
男性化なのはと女性化ユーノがセックスした時に
ユーノが強固な避妊魔法をして膣内射精しておkにするんだけど
なのはの全力全開がブチ抜いて妊娠しちゃうなんて妄想が唐突に閃いてごめん。

341 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 18:50:01 ID:BLe9P/.Q
>>339
はやては逆ユニゾン経験もあるから、闇統メインの逆ユニゾンも可能か
闇「王がなにゆえ塵芥の力を借りねばならんのだ・・・」
は「とりあえず帽子はかぶらなかん。それだけは譲れへんよ」

342 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:00:08 ID:IURWcYAA
>>333
逆に考えるんだ。
二次創作でユーノルートを妄想できると。
そう考えるんだ!

343 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:05:16 ID:IURWcYAA
あと、リインが生存していた異世界だけに、原作ではなさげなユーなのがありな世界だと考えてみるのもよし。
きっとユーノルートではいろんな戦いを経て、自分の中の気持ちとかそういう的な何かにユーノが目覚めるのです。

344 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:37:26 ID:SofA0R9o
>>341
逆ユニゾンだと、それはそれで大変な事になりそう……特に闇統べる王。

雷「倒すけどいいよね? 答えは聞いてない!」
フェイト「お願い…答え聞いて…」

闇「降臨、満を持して!」
はやて「待たせ過ぎや!」

星「最初に言っておきます…胸のリボンは飾りです」
なのは「そ、それはそうだけど…」

元ネタは仮面ライダー電王。
雷刃=リュウタロス(お子様)、闇統べ=ジーク(バカ王子)はともかく星光=デネブは「一番まともそう」繋がりな、かーなーり適当な理由。

>>342-343
ユーなのは勿論、クロフェもありな世界なら尚良し!!


皆さん、アルフルートも考えてあげて下さい…。
ザフィーラ、自分のルートでリインフォースと良い雰囲気だったりするし…。

345 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:47:06 ID:TrMEIO2g
>>341
時間軸やリインⅠの寿命の関係で無理かもだが、ダブルユニゾンとか面白そうだな。
強大な敵を前にして共闘するに至ったはやてと闇統、それぞれがリインⅡ、Ⅰと融合してダブル魔法少女になるみたいな感じで。

346 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:48:12 ID:GS9Q/2xA
>>318
GJだ
いや、これはいいじゃないか
書かれて母親組を除いてエイミィがいっちゃん母性的かもしれんと頷けた
エイミィのセリフが脳内再生されまくる

347 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 19:52:56 ID:GS9Q/2xA
>>345
融合騎をふたつ据えてユニゾンって熱いよな
俺はダブルよりもツインの方が好みだが
仲たがいしてたリィンⅡとアギトが認めあってシグナムてツインユニゾン!…とか
はやてがマテリアル3体全員取り込んでオーバーユニゾン、とか
夢が広がるね

348 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 20:02:52 ID:Zr2tJc7I
あえてデュアルユニゾンで

融合騎2騎とユニゾンするとどんな特性になるんだ?
なんか融合騎が反発しあってどえらいことになりそうな気がするが

349 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 20:22:01 ID:BPHiPvHE
リインⅡとアギトならメドローアが撃てる様になるんじゃね?w

通常でさえ融合事故の危険性とかあるんだし、ダブルユニゾンとか理論上不可能とか言われそうだな
でも成功するのがご都合、もとい燃え展開

ダブルユニゾンの融合事故であしゅら男爵的なのも見てみたいがw

350 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 20:37:37 ID:SofA0R9o
>>347
マテリアル3体融合で闇の書の意思(あくまでリインⅠではない)とか考えた事ある。

>>349
メドローアもいいが、メゾラゴンとかイオラゴンとかマヒャロスとかも撃てそうだ。
理論上不可能と言われるのを成功させる、これ燃え展開の王道。

351 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 20:39:29 ID:cTmuXiCg
闇統べのあれは某レンヴォルト・マガシさんみたく妹キャラに弱い
みたいな

つまりリインⅡ相手になるとペース崩れまくりということでひとつ

352 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 21:00:49 ID:TrMEIO2g
>>349
特殊な装置を介せばデュアルユニゾン可能、ただし、ユニゾン時の音声はマダオになるw
「さあ、あなたの罪を数えるんや」

353 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 21:11:30 ID:SofA0R9o
>>352
「振り切るぜ」
「絶望がお前の…ゴールだ」は難しいかな……リリカルなのは世界にはハードボイルドな味方分が足りない。

354 突然ですがシロクジラがお送りします :2010/02/13(土) 22:15:31 ID:M5Hlh22o
>>340
・・・いいのかい、そんなこと言っちまって。
TSと妊娠を愛する紳士が、バレンタインをガン無視でやっちゃうぜ?
あれだ、問題はTS(ギャグ)かTS(シリアス)かが問題だ。
下手にTSさせるとフェイトそんが怖い。

「この、泥棒猫!」
「あうっ!(ユーノが倒れる音」


ごめん、ちょっとSSフォルダ開いてくる。

355 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 22:18:00 ID:BLe9P/.Q
なのはさんと星光さんのユニゾンが一番相性が良さそうな一方で、
握力×体重×スピード=破壊力!! のノリで、
一番無理を通しそうな感じでもあるw

356 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 22:25:23 ID:HWd/GIgU
>>353
所詮エロゲ上がりだしねぇ…

357 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 22:37:17 ID:K56D3aUk
さすがにハードボイルド成分の有無だけでそれを決めるのは酷じゃないか?

358 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 22:52:07 ID:TrMEIO2g
なら他の要素から探してみよう。

父と母と妹がいる:ナカジマ家、ティーダお兄ちゃん
赤い色:ヴィータ
熱を操る:シグナム
電気を操る:フェイト、エリオ

どれもイマイチな気がするな。
トーマくんで頑張ってもらう?
復讐者の素養ありそうだし。

359 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:14:54 ID:7uqQADYE
>>358
「アイツは俺の家族を殺した、藍色の羽の持ち主だぞ!!」

となるとリリィはあの人だろうか。

360 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:25:21 ID:Zr2tJc7I
ところでなんで星光だけ髪型がオリジナルと違うんだ?

361 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:28:40 ID:SofA0R9o
>>358
その中でもフェイトは甘過ぎてハーフボイルドにすらならないしな…。
妹がいるってだけなら、バイク扱えるヴァイスとか…アクセルはバイクに変形する仮面ライダーだし。
やっぱり期待の新人、トーマ君に頑張って貰おうかな。

仮面ライダーWネタだと、ダブルはクロノとユーノ以外思い付かない俺。
フィリップの設定は、三条陸先生がユーノを扱ったらあんな感じになるのかとさえ思った。

362 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:28:53 ID:TrMEIO2g
>>359
スゥちゃんと出会っていなければ、そうなっていたかもだな。
その辺は、その内本編で語られるだろう。

それはそうと、この流れで変な妄想が思い浮かんでしまった。
sts11話での新人とルーテシア遭遇シーンで、スバル達を追い払うためにルーはおもむろにUSBメモリっぽいものを取り出す。

メモリ《ガリュー》

異形に変身し、超高速を駆使するルーテシアに対抗し、キャロはおもむろにフリードを変形させ、エリオの精神を取り込んで変身する。

スバル「あたし、聞いていない」

駄目だ、脳が膿んでいる。

363 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:37:02 ID:SofA0R9o
>>362
エリキャロは盲点だった…フリードがファングメモリか。
メタルシャフトはエリオ向きの武器だな。

それだとルーテシアはミッドチルダへの愛情はあり、その事でエリオと仲良くなるが、最後には殺されてしまうぞ…。

あと、ツッコミ役の自称所長はティアの方が良いと思うんだ。

364 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:44:03 ID:M5HTc8lA
俺はライダーネタ好きだからこの流れはむしろ歓迎なんだが、そろそろ「クロスオーバースレ池」言う奴が現れて、また荒れるんじゃないだろうか?
前もライダーネタだかガンダムネタだかで荒れた記憶があるし

空気読めてなかったらごめん

365 名無しさん@魔法少女 :2010/02/13(土) 23:56:23 ID:SofA0R9o
>>364
すみません…クロススレじゃこういう流れ、滅多に無いからつい嬉しくて。
あそこはアンチ思考な流れが大半だから…。

366 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 00:14:48 ID:XVG.RcN6
>>365
気持ちは痛いほどわかる。
わかるが、自粛してくれ。すまん。

367 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 00:16:00 ID:bSRwwjTU
>>364
すみません、明日が日曜だからつい。
そろそろ自重します。

368 シロクジラ :2010/02/14(日) 00:21:58 ID:cw/h3ORM
バレンタイン? チョコなら貰ったよ!!       おばあちゃんからな!!
バイクに乗った全裸の公家ライダーが参上だぁ!!
とか無駄なテンションで変態参上。
チョコレートネタ? もちろんないでおじゃる。

そういうわけでTSネタエロのオープニングだけ投下します。
壊れギャグ注意。NGは「TSした人たちのラブソング」で。

ありがとう、>>340の人!!

369 TSした人たちのラブソング :2010/02/14(日) 00:23:16 ID:cw/h3ORM
「TSした人たちのラブソング」オープニング


さて突然だがTSとはつまるところ、セクシャルな話題と直結したジャンルである。
TSした男の子は、生理とかに苦しむのが確実であるわけだし、これは妥当といえば妥当であろう。
「エロパロでバレンタイン……つまるところサ、それSEXしかないでしょう?」とか餓狼伝風味に言うことくらい確実ッッ!
つまりそれは、TSでセックスという邪知暴虐ジャンルの始まりであった。





機動六課解散後、とあるカフェレストランで会う二人の男女。
不倫ではない。不倫だと思ったら大間違い。
だって二人は八神はやてとクロノ・ハラオウンだったから。
つまりパッケージヒロインと主人公である。市民、SEXは義務です。

「突然だが大変だ、はやて。男女をTSさせるロストロギアが暴走した」
「……クロノ君、真面目な顔でさらっと狂ったこと口にするのやめへん?」
「まあ気にしても始まらない。何せすごくヤバイ感じだったんだ、そこで……」

苦虫を噛み潰したようなクロノの顔。

「――なのはとユーノがTSした。笑えるね?」
「笑えないわぁぁぁああ!!」

ロストロギアはとある管理世界で発掘されたもので、形状はなぜか美少女プリントされた電動こけしだった。
すげえ痛い。痛々しすぎて生きてるのが辛いレベル。はやては溜息をついて写真を捨てた。

「実はそのロストロギア、ここに持ってきてある。あとで使おう」
「クロノ君、あとで殴らせてな? アレか、八神ハヤテ(♂)とかやってエロハーレム展開狙い?」
「大丈夫だ、凄く危険だが、一回使うと充電に24時間かかる仕様でね。一度暴走してエネルギー使い切ったのさ」
「なんや……クロノ君の悪巧みかと心配したわー」

希望的観測を打ち砕く、クロノの発言。

「ところがどっこい、前回の使用から23時間59分経過してるんだ、大変だ!?」

それにしてもこのクロノ、口では「大変」と言いつつ顔が「さあ面白くなってきたぞ」とかそんな感じだ。
次の瞬間、なぜかバイブレーションを始めた電動こけしをおもむろに取り出すクロノへ向け、
八神はやてのボディブローが水月に突き刺さった。音速を超え水蒸気を生み、爆音を轟かせた突きである。

「ごぶぅ……」

美青年の口から漏れてはならない類の声が漏れ、クロノ・ハラオウンは崩れ落ちた。
次の瞬間、二人をストーキングしていたフェイト・T・ハラオウンが「お兄ちゃん!?」と叫んで駆け寄り、

370 TSした人たちのラブソング :2010/02/14(日) 00:24:45 ID:cw/h3ORM
「あ、あかん! バイブが暴走する!?」


――天地開闢に等しいエネルギーの、TS波動が照射された。





「う……」

クロノは水月に突き刺さったはやての突きを思い出し、アレが睾丸に当たっていたら、と想像しぞっとした。
自分の股間にまだゴールデンオーブが二個ついてるか確認しようとし――

(な、ない? 僕の夢とロマンと子種が詰まった袋が!?)

男の泣き所を確認しようとしたら、無かった。それどころか。
黒いスーツの内側に大胸筋があるべき部位には、脂肪で出来た二つの双丘が。
大きい。触ってみると柔らかい上に皮膚感覚まである……髪の毛もロングヘアと呼べるレベルまで伸び、なにかいい匂いがする。
嗚呼、だからだろうか。すっかり美女ヴォイスになったクロノ・ハラオウン(雌)は溜息をついた。
微妙にエロかった。

「……TSしちゃった……」

周りを見回すと、はやてとフェイトがいた――ただしどう見ても性別が、

「――男だこれぇぇえええ!?」

そう、妹は弟に、彼女は彼氏になっていた。

「……どうしよう…………」

二人に問い詰められ、性的に責められる未来を見た気分だった。
そしてそれは現実となるのだ――――クロノが巨乳美女になったばっかりに。




続く。

371 シロクジラ :2010/02/14(日) 00:28:43 ID:cw/h3ORM
・・・投下終了。過去最短記録更新です。
いやまあ、バレンタインに投下したかったのでこの短さ。
理由?





バレンタインってTSカップルがセックスする日だってエロい人が言ってた!




そういうわけで次回はいきなりエロシーン。
何の脈絡も無くTSを語った>>340氏へマジ敬礼であります。

372 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 00:44:11 ID:jO8AXrM6
女キャラが男になるのってやっぱ見れたもんじゃないな。

373 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 01:06:07 ID:ylgOllPw
なんというアホ展開wGJ
ところで次回、TSユーなののエロシーンは入るのでしょうか?

374 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 01:21:50 ID:Lkw5izA2
>>372
というか、TSは見ても書こうと言われても鬱になる
同性愛もあんまり好きじゃないが、TSはなおさらだ

375 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 01:33:31 ID:hVR7PNC6
あほすぎるw
それにしても、このロストロギアがその世界産か近隣の次元世界産かの醜い押し付け合いが勃発しそうだ。
誰も、自分の先祖がそんな糞みたいなもの作ったと信じたくないだろうw

376 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 03:07:38 ID:24usLy/s
クロノ受けだと…?!いいぞもっとやれ、GJです!!

377 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 03:31:28 ID:NRBOSKbQ
TS……いいじゃないか。
今書いてるのが終わったら挑戦してみようかな。

ちなみにTSって「Trans Sexual」で合ってます?

378 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 06:53:54 ID:f4qW52PU
フォオオッ!? TSクロノとか俺得過ぎる
紳士待機

379 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 08:50:49 ID:shyFnuSk
>>377
つまり変身セックスか…大人モードヴィヴィオや覇王アインハルト、エクリプス化トーマとか当てはまっちゃうな
スバルの戦闘機人モードも次点に入る

380 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 09:57:40 ID:KdlBuUsw
ユーノ(♀)が穴と言う穴を魔王(♂)に掘られる展開しか想像つかねえwwww

381 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 12:43:52 ID:bSRwwjTU
>>379
トーマとスバルの場合、見た目じゃなくて中身が変わりそうな感じだな。
体力倍増とか足腰の強度アップとか。

382 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 13:45:15 ID:shyFnuSk
>>381
じゃあ二人とも変身すれば休まずに一週間くらいヤり合える訳か…

383 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 14:22:03 ID:ccOa3n/o
>>368-371
TSネタは苦手だけど、クロノとはやての漫才に爆笑しました!
二人をストーキングしていたフェイト……何やってんだオマエは。
特に、クロノの台詞が強烈過ぎです……もう、どこからツッコミ入れていいのか分からない。


俺はマテリアルズ19歳verを妄想しよう。
・星光…ある意味、なのはより部下に慕われそうな上司になりそう。

・雷刃…ナイスバディで露出度高いBJで、僕っ娘でアホの子なんて最高だと思うんだ。

・闇統べ…超トラブルメーカー、彼女の部下になった方達はご愁傷様。
でも>>351みたいにリインⅡ相手だとペース崩れまくりって良いな。

384 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 15:02:13 ID:ka3QNC3o
>>383
待て!雷刃たんは逆だ!
オリジナルであるフェイトが真・ソニックの外見仕様を変えない限り変更できなくて涙目で訴えてる
だけどフェイトは首を傾げ疑問顔
プルンプルンと胸を震わせながら涙目で真・ソニック姿で戦うしかない雷刃たんの永久ループコンボ!






そしてそれを眺めて鼻血たらしてるなのはと星光たん

385 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 16:12:38 ID:VY8ihfh6
>>384
雷刃  「防御力足りないよ、もっと露出度減らして!(涙目)」
フェイト「一度、全身拘束後にスターライトブレイカーの直撃をくらうか、広範囲型SLBに巻き込まれかけてみれば、
     考え方も変わると思うよ?(慈愛に満ちた微笑み)」
星光  「なるほど。所謂ショック療法ですか。ならば私達2人が一度に全力で撃ち込んだほうが効率的ですね。いきましょう、なのは」
なのは 「あ、それいいね。今回は特別に全身拘束の熟練者であるクロノ君も呼んで、じっくり時間をかけて特訓しようか」
雷刃  「いやー!熟練者に拘束されてピンクのぶっといの二本刺し耐久は壊れちゃうよ!!」

・・・こういう流れ?

386 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 16:22:05 ID:j9SN.3gw
>>385

このフェイトの言葉は当たる前に躱すことなのか、マゾヒスト的な意味なのか? そこが問題だ。

387 F-2改 :2010/02/14(日) 16:59:28 ID:jRHfFeCI
どうも、初めての方ははじめまして。お久しぶりの方はお久しぶり。いつぞや
にクロなのを投下させて頂いたF-2改です。
一応バレンタインと言うことなので前作「踏み出す一歩は誰のために」の続き
でバレンタインネタを描かせてもらいましたので投下します。

388 F-2改 :2010/02/14(日) 17:00:50 ID:jRHfFeCI
それでは投下します。

・CPはクロなの
・拙作「踏み出す一歩は誰のために」の続編
・バレンタインネタ





「〜♪ 〜〜♪」

ふんふんふん、と気分の良さそうな鼻歌。キッチンの中を行ったり来たりの右往左往、忙しなく動き回っているのに彼女の表情は楽しそう。
冷蔵庫から取り出したのは、何枚かの板チョコ。少女はこれもまた楽しそうに鼻歌を続けながら、手早く袋を破ってボウルの中に落としていく。
察しがよくてもよくなくても、よほど年間の行事に疎くなければ、彼女――高町なのはが楽しそうにチョコレートを調理している理由も分かるだろう。
二月一四日。すなわち、バレンタインデー。すなわち、女の子には特別な日。作者の私にはどうでもいい日。どうせ今年もゼロだよこの畜生め。
ともかくも、バレンタインの日にウキウキ楽しそうにチョコを作っているのならば、当然渡す相手がいる。彼女にとってはそれがクロノ・ハラオウンであり、彼と愛を交わしてから最初のバレンタ
インとなる。気合が入るのも、当然である訳で。

<<Master>>
「ん? どしたのレイジングハート?」

唐突に、首元に引っ掛けてあった赤い宝石に声をかけられる。相棒たるデバイス、レイジングハートはこう言った。楽しそうですね、と。
なのははニンマリ、幸せ一〇〇パーセントが詰まった笑顔を浮かべて

「そりゃそうだよー、クロノくんと初めてのバレンタインだもん」

とか言う。ミッドチルダにバレンタインと言う風習は本来ないのだが、幸運にも現在のハラオウン家はなのはの出身世界、すなわち地球に居を構えている。休暇で時折しか戻ってこないとはいえ、
意中の男性もそれなりに地球の風習、文化に詳しくなっている。バレンタインだってもちろん知ってるし、その辺りはがっつり教えておいた。
渡した時にクロノくんなんて言うかな。やっぱり「美味しい」とか「ありがとう」とか、いやいや、ひょっとして「好きだよ」とか「愛してる」とか。っは、もしかして「チョコのあとは君を食べ
たいな」とか。やだやだもう、クロノくんってばもう大胆なんだから〜!
――などと、チョコレートそっちのけで妄想に入り浸ってニヤニヤしたりバンバンッ!と壁を叩いたりするマスターを見て、もはやデバイスは何も言わず。

<<……I want also to meet Bardiche(私もバルディッシュに会いたいです)>>

ただ一言、聞こえるか聞こえないか分からない小さな声で呟く。どうかしたのー?と何気に地獄耳ななのはが妄想から帰ってきてもいえ何も、ときっぱり返した。

「さってと、続きやらないと」

いい加減妄想も終わりにして、彼女は調理に戻ることにした。普通に板チョコを渡すなんて素っ気無い、やっぱり大好きな人には丹精込めたものを作らねば。恋する乙女は全力全開で調理に挑む。
――そのはず、だったのだが。レイジングハートが、通信が来ている旨を知らせる高音を鳴らす。何だろう、と怪訝な表情を浮かべて彼女は通信回線を開いた。



チョコの代わりに

389 F-2改 :2010/02/14(日) 17:01:21 ID:jRHfFeCI
あれはいつだったか。父親が借りてきたアニメのビデオを一緒に見ていた。
当時のなのはには何が面白いのか分からなかったそのアニメは、ガチガチのロボットもの。どうやら原作があるらしく、その作品は外伝的な位置づけらしい。色々と語るエピソードには事欠かない
が、その中でも妙に印象に残っていたシーンがある。
すなわち、ニンジンが嫌いな主人公がバカでかい機動兵器を乗り回し叫ぶのだ。間に合え、間に合えと。阻止限界点を迎える直前のコロニー、しかし敵艦隊は強固な防衛網を築き、ライバルの存在
がさらに彼の行く道を阻む。いまいち作品の面白さが分からなかった小学生の女の子でも、この時ばかりは緊迫感溢れる描写に固唾を呑んだものだ。
で、である。具体的に何が言いたいのかと言うと、今の高町なのは一六歳もほぼ同じ状況下にある訳で。

『ごめん、なのは。式典に向けて出港予定だった他の次元航行艦がトラブルを起こしたようなんだ。埋め合わせでアースラが出ることになったから……』

意中の彼から送られてきた通信は、あまりにも予想外なものだった。もう間もなく退役を予定している次元航行艦アースラは式典に参加しないと、そう聞いていたばかりに安心しきっていた。何も
無ければ彼は本日ハラオウン家に帰宅する予定であり、バレンタインのチョコはその時渡そうと思っていたのだ。その目論見は、ものの見事に木っ端微塵に粉砕された。一度式典に参加すれば、戻
ってくるのはまた明日になる。すなわち、バレンタインが終わってしまうのだ。
一日遅れくらいいいじゃないか、とクロノは言うけれど、それじゃ駄目なのだ。ちゃんとバレンタインの日に渡してこそ、意味がある訳で。
気がつくと、恋する乙女は家を飛び出し転送魔法で本局へと飛んでいた。

「間に合え……」

よもや、あの時見たアニメの主人公と同じ台詞を自分が使う羽目になるとは。
転送ポートに降り立つなり、ダッシュ。本局内の無機質な廊下を駆け抜け、とにかく走って次元航行艦が停泊するブロックへ向かう。すれ違う局員たちが何事かと視線を送っていたが、ほとんど彼
女は無視していった。

「間に合え――っ!!」

にゃ、と悲鳴が上がる。自分が運動音痴であることを改めて自覚しながら、なのはは派手に転んだ。そりゃもう、ビターン!と擬音でもつければ似合いそうな感じで。

「あの……大丈夫?」

心配そうに通りがかった局員が声をかけてくれた。が、むくりと彼女は自力で起き上がる。顔は真っ赤、目尻に涙を浮かべて凄く痛そうだったが必死に堪えた。
ともかく心配してくれた局員に無事であることと礼を告げ、ダッシュ再開。
ようやく次元航行艦の停泊ブロックに辿り着くと、真っ先に以前クロノに教えてもらった、停泊中の艦船が一望できる窓にまで走り込む。食い入るように、なのはは窓の外を睨んだ。アースラ、ア
ースラ、アースラどこ、アースラ!?
ほとんど血眼になって愛する彼の艦を探すが、いくら探しても見つからない。窓の向こう、視界に映る停泊中の次元航行艦。上から順に確かアカギ、カガ、ヒリュウ、ソウリュウ、ズイカク、ショ
ウカク、コンゴウ、キリシマ、ハルナ、ヒエイ、ナガト、ムツ、ムサシ――駄目だ、ない。

「あぁ……」

絶望。脳裏によぎるのはこの言葉。アースラの姿は、もうそこには無かった。彼の艦は、もう出港してしまったのだ。
南無三。恋する乙女の願いは叶いませんでした。もう、彼は次元宇宙の海の向こう。

「どうかしたのかい?」
「う……グスン。好きな人に、チョコを渡したかったんだけど」
「駄目だったのか、残念だね。じゃあ、僕が代わりにもらってあげよう」

暫しの間、沈黙。
え、なんでなんで? アースラ出港したんじゃなかったの? なんで後ろから聞き覚えのある声するの? って言うか確信犯だよね、これ?
まさかとは思う。でも、現実として聞き覚えのある声が後ろからするのは確かだ。
振り返る。視線の先にいたのは、クロノ・ハラオウン。

390 F-2改 :2010/02/14(日) 17:01:52 ID:jRHfFeCI
「なんで、とか思ってるんだろう? 答えてあげようか」

訳が分からない、信じられないようなものを見たなのはに優しく微笑みかけながら、彼は訳を話す。
曰く、連絡を入れた直後にトラブルを起こしていた艦が復旧した。このためアースラは出港しなくて済んだこと。
曰く、その後の点検でアースラにも老朽化が著しい箇所が見つかり急遽ドック入りしたこと。
曰く、一連の流れを連絡しようと思ったらなのははもう出ていたこと。

「案外そそっかしいんだね、君は」
「だ、だって、チョコ、渡したかったんだし……」
「それでそんな格好で来たんだ」

もじもじと恥ずかしそうに俯くなのは、クロノの「そんな格好」と言う言葉を聞いて、えっと視線を下げる。
腕まくりしたブラウスに、翠屋のエプロン、スリッパ――なるほど、「そんな格好」である。これで本局内を走って来たのだから。しかも彼女の場合、エースオブエースとして有名人。

「え、あ、だ、う、あ」
「こりゃ明日には局内に話が出回ってるね」

エースオブエース、エプロンとスリッパで本局内を爆走、しかも途中でコケた――何の冗談だ、三流ゴシップ記事でももう少しまともな見出しを書くだろう。
湯気が昇りそうなほどに顔を真っ赤にするなのはを見て、彼は愉快そうに笑った。笑ってから、そっと優しく、彼女を抱き寄せた。
ありがとう、と耳元で囁く。わざわざ渡しに来てくれて。うん、と力の抜けた頷きが返ってきて、クロノは彼女の頭を撫でてやった。

「で、肝心のチョコは?」
「え、ええと……あっ」

しまった、となのはが気付いた時にはもう遅く。飛び出したはいいが、肝心のチョコ、ただのチョコではなくて丹精込めて作ったチョコレートケーキ、現在の所在地は高町家のキッチンにあり。
泣きそうになった恋人を、慌ててクロノは慰めた。だけども、彼女の表情はなかなか変わらない。どうするべきか、迷った挙句に彼はふと思いつく。

「なのは、ほら、泣かない泣かない。顔を上げて」
「うぅ、だって……」

ぐい、と少し強引に。頑固に泣き止もうとしないなのはの顔を上げて、自分のそれに引き寄せた。重なる唇、チョコなど比較にならない甘さ。

「……ほら、さ。チョコの代わりってことで」
「く、クロノくん……不意打ちなんて、そんな」

いいだろう、別に。してやったりな笑顔のクロノに、彼女は結局何も言えず。そのまま涙は消え去って、代わりに浮かべた表情は、花の咲いたような笑顔。
チョコの代わりは、愛しい人のキスでした。



後日

「聞いたで聞いたでなのはちゃん、本局内でクロノくんとアツアツやったんやてな?」
「……私は何にも言わないよ。うん。でも場所は選ぶべきだと思うよ、なのは?」
「ち、違うの違うの。あれはクロノくんの方から……」

親友二人の視線が妙に痛かったなのはちゃんでした。

391 F-2改 :2010/02/14(日) 17:03:47 ID:jRHfFeCI
投下終了。
と言う訳でバレンタインでした。私は一個ももらえてませんが。

392 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 17:32:09 ID:KCWVDu0E
GJだぜ!朋友(バレンタイン的な意味で…血涙)
管理局の次元航行部隊が連合艦隊だったとは初めて知ったw
ラスト言い訳するなのはちゃんかわいい

393 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 19:13:27 ID:f4qW52PU
ババババレンタイン万歳!
いいよいいよークロなのいいよーGJッ!
何気に恋する乙女入ってるレイジングハートさんかわゆいですなあ

394 名無しさん@魔法少女 :2010/02/14(日) 22:23:40 ID:FmJfFH4A
うわあああ妄想なのはちゃんでぐはああああああ
俺がばたばた悶えてどうするよしかし強烈ぐはああぁぁ
あとクロノがなちゅらるにえろい。こいつ……手馴れてやがるッ
クロなの最高GJと叫ばざるを得ない

395 イクスピアリ :2010/02/14(日) 23:35:42 ID:ka3QNC3o
間に合った!
投稿します

雷刃シリーズ特別編 バレンタイン

注意

・雷刃とフェイトとなのはパートは微エロ

・カップリングはこの話限定であり雷刃シリーズ本編でこうなるとは限りません

・セイ=星光たん ライ=雷刃たん ヤミ=闇王たん

396 雷刃がいる風景 特別編 〜マテリアル達のバレンタイン〜 :2010/02/14(日) 23:36:24 ID:ka3QNC3o
闇統べる王ことヤミは手にしたそれを丁寧に包装していた

「くっくっくっ……ようやく完成したぞ!」

可愛らしいピンク色の包装紙に包まれた四角い箱
それを掲げてヤミは笑う

「あとはあやつにどう食べさせるかだが……」

「ただいま〜ヤミ、帰ったで〜」

「ぬおわぁ!?」

いきなり後ろから抱きつかれ危うく箱を落としそうになるヤミ
抱きついたはやてはそれに気づく

「ん?なんやそれ?」

「っ!返せ!返さぬか!」

「んっ?せやけどヤミ、これ私の名前書いとるやん。」

と、そこではやては気づく

「ははーん♪」

「な、なんだ?」

するとはやてはヤミの頬にキスをする

「!?!!?!?!?」

「バレンタインのチョコ、ありがとな。」

ゆっくり包装を解き中を見るはやて
基本なハートのチョコだが手作りであるためか少し形が歪つである

「ヤミも一緒に食べようか。」

「し、仕方ない。我も伴に食しよう。」

真っ赤になってるヤミを見て思わずはやては笑うのであった



星光の殲滅者ことセイは本局を歩いていた
目指すはとある執務官がいる場所である
目的の人物を見つけたセイは声をかける

「ハラオウン執務官。」

「んっ、セイじゃないか。本局に来るなんて何かあったのか?」

「はい。世間ではバレンタインという日らしいので私もそれに習ってみようかと……」

そう言ってセイは持っていたチョコを口に含む

「セイ?」

クロノがそう呟いた瞬間セイがクロノに抱きつき唇を塞ぐ

「んむっ!?」

くちゅ、ちゅる、ちゅぱと舌を絡ませる音が数分
唇が離れると少し頬を赤くしたセイは唇に指を当てる

「ファーストキス、ですから」

ては、と一礼し去っていくセイ

「〜〜っ!全く……」

そう呟いたクロノはセイの柔らかな唇の感触とチョコの甘さを思い返していた



高町家
士郎達が美沙斗のいる香港にライの戸籍のお礼をしに行ってるのだがなのはとライは学校がある為留守番である

なのはの部屋には泊まりに来たフェイトがライと一緒にいる

「ライ、やるよ。」

「うん、姉さん。」

そう言って二人は服を脱ぎ捨てた



お風呂からあがったなのはは去年のバレンタインを思い出していた

(去年はチョココーティングフェイトちゃんを食べたから今年はライちゃんも……)

にぱぁ〜と頬が綻ぶなのは
端から見てると可愛らしいが……

「あれ?電気消えてる……」

部屋に着いたなのはが電気を点ける

「っ!?」

なのはが見たのはパンツ一枚でベッドに押し倒されたライと押し倒しているフェイト

「なのは。これが私たちのバレンタインチョコ」

二人がパンツをずらす

「ふぇっ!?」

見える二人の股は濡れており二人とも愛液が溢れているのだが何故か色がチョコレートだ

「僕と姉さんの蜜でできたチョコレート。」

「「ご賞味あーれ。」」

ぷるぷると震えていたなのはだが服を脱ぎ捨てる

「実はね二人に言わなきゃいけないの。」

なのはもベッドに横になるとパンツをずらした

「私からのバレンタインチョコも同じなの。だから……みんなで食べよう。」

そう言ってなのははフェイトの、フェイトはライの、ライはなのはの股の間に顔を潜らせその割れ目をなめ始め――




その日の高町家から三人の少女の声が途絶える事はなかった

397 イクスピアリ :2010/02/14(日) 23:39:27 ID:ka3QNC3o
以上です


構成、執筆1日じゃこれが限界でした……




雷刃シリーズ本編後編9割執筆完了
後は事件後を書けば……


ところで雷刃シリーズはなのは撃墜までは予定してるけど……StSどうしよう?

398 ザ・シガー :2010/02/14(日) 23:57:29 ID:cAyiL3c.
F-2改氏ぐっじょーぶ!
うわ、可愛いなぁ、もう可愛いなぁ。
なにこのなのは、なんか兵器ですか? 新手の、人を萌え殺す系のwww


さて、もうちょいでバレンタイン終了なのであっしも駆け込んで投下するぜ。
またしてもウェンディ×オリ彼氏のお話。 非エロ。 短編。 『十一番とツンデレ彼氏 バレンタイン』

399 十一番とツンデレ彼氏 バレンタイン :2010/02/14(日) 23:58:06 ID:cAyiL3c.
十一番とツンデレ彼氏 バレンタイン


「なんだ、これは?」


 そう、彼は問うた。
 何が、というと、眼前にある物体についてだ。
 黒い、それは黒い塊だった。
 まるで全世界の悪意と混沌を一個の物体に集約したかのような、黒く禍々しいオブジェ。
 色彩もところどころに赤やら黄色やらが光り、目に悪い事この上ない。
 果たしてそれが食材より生まれ出でたと、聞いて何人の人間が信じようか?
 まず間違いなく、大概の人間は耳を疑うだろう。
 それほどまでに醜悪な物体であった。
 だが、彼に問われた少女は言い切った。


「チョコレートッス」


 と。
 それがチョコであると、少女は、ウェンディは言ったのだ。
 恋人たる彼は、その言葉に思わず頭を抱えた。


「なんでチョコからミカンの皮が飛び出てんだ」

「美味しくなるかなー、と思ったッス」

「なんでチョコからせんべいの欠片が見えてるんだよ」

「美味しくなるかなー、と思ったッス」

「なんでミソの匂いがするんだ」

「美味しくなるかなー、と思ったッス」

「なあ、味見したか?」

「……うん、まあ」


 問われたウェンディの顔は苦々しく歪む。
 味の如何に関しては言うまでもなくその表情が全てを物語っている。
 まあ上記のようなめちゃくちゃな内容物を許容したチョコレートが美味くなるなど、この世界の物理法則上ありえないのは考えるまでもない事ではあるが。
 眼前に鎮座する、自分が作り出した暗黒物質に対し、ウェンディはすまなそうに苦笑した。


「あ、その……申し訳ないッス。やっぱり捨てるッスね」


 外見的醜悪さもさる事ながら、一度己が舌を以って味わった壮絶な不味さから、流石にこれを恋人に差し出す事を否と断じた少女はそう言った。
 オリジナリティのある創意工夫をするのでなかった、と後悔するにはあまりにも遅すぎたのだ。
 力なく眉尻を下げたウェンディは、言葉と共に卓上の黒き混沌へと手を伸ばす。
 が、その手は遮られる。
 少女より先に、彼の手がチョコを掴んでいたのだ。
 

「え?」


 ウェンディの瑞々しい唇から疑問符が零れると同時、彼は手にしたチョコを自分の口に放り込んでいた。
 ぼりぼりめちゃくちゅべきゅめちぃぱきがきゅむりゅむりゅ。
 何だか壮絶というか、凄まじく異様な咀嚼音を響かせ、彼は一気に口内の激烈なる異物を飲み込んだ。
 

「げほ! ごほごほッ!!」


 当然の事だが激しくむせ返り、だが決して吐き出さず全てを嚥下。
 ウェンディは突然の事にポカンとなってただ目を丸くする。
 そして、そんな少女に、男は呟く。


「捨てるとか、その……もったいねえだろ」


 少し恥ずかしそうに顔を伏せ、頬を僅かに赤く染め、言葉は続く。
 静かな静かな残響の、照れくささと愛しさの混じった言の葉。


「お前が……俺に作ってくれたんだしよ」


 ともすれば聞き逃してしまいそうな小さな声で、だけど正面のウェンディにはしっかり聞こえる声で。
 少女の顔は、まるで朝日を受けて咲き誇る花みたいに、ぱぁっと笑顔を輝く。
 


「えへへ……ありがとうッス」


 口の中は苦いんだか酸っぱいんだか分からない状態になったが、まあそれでも良いか、と彼は思った。
 大好きな女の子が笑ってくれていれば、それで概ね自分は幸せなのだから。


 それに、その後口直しにと奪った彼女の唇は、チョコなんかよりよっぽど甘かったのだから。



終幕。

400 ザ・シガー :2010/02/14(日) 23:59:42 ID:cAyiL3c.
ほい投下終了!
突発的に書いたのでかなり短いぜ。
ウェンディは可愛い、これは決定事項。


んで、まあ鉄拳なんすが。
現在完成度99%超。
明日には投下します。

401 名無しさん@魔法少女 :2010/02/15(月) 00:19:32 ID:Lhz8C5mE
ぐはっ
なんというウェンディ

寝る前にいいもの見させてもらった


402 名無しさん@魔法少女 :2010/02/15(月) 10:35:45 ID:.sCX4Qho
>>391
どこの連合艦隊ですかwwwwwww

403 ザ・シガー :2010/02/15(月) 17:51:46 ID:NFhbVVQQ
さて、自分の投下が続くようで申し訳ないが、前言どおり投下させていただこう。

長らくお待たせしてしまった鉄拳だこんちきしょう!


鉄拳の老拳士シリーズ、最新話、非エロ、長編、オリ主、タイトル『鉄拳の老拳士 拳の系譜11』

404 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:53:01 ID:NFhbVVQQ
鉄拳の老拳士 拳の系譜11



「ああ……もう泣かないでくれよ、ティアナ」


 ほとほと困り果てた声で、ティーダ・ランスターは言った。
 彼を困らせている原因は、玄関先で蹲って泣いている一人の少女。
 ティーダの妹、ティアナ・ランスターである。
 オレンジ色の髪の少女は、仕事に出かける兄に寂しいと言い、蹲って泣きじゃくっているのだ。
 ティアナとティーダの兄弟は親がいない、もう随分と前に亡くなっている。
 少女にとって、ティーダは兄であると同時に父や母でもあるのだ。
 時に優しく、時に厳しく、自分を愛してくれる家族。
 ティアナは彼が大好きだった。
 どこにも行って欲しくない、ずっと一緒にいて欲しい。
 でも、そんなティーダにも仕事がある。
 彼は時空管理局地上本部に所属する首都航空隊の一員なのだ。
 決して妹の優先順位が低い訳ではない、むしろティアナは彼にとってこの世の何より大事な存在だろう。
 だが、寂しいと駄々をこねる妹と、自分に掛かった緊急出動の要請とでは、流石に後者に天秤が傾いてもしょうがない。
 しゃっくりを上げて泣くティアナの頭をそっと撫で、ティーダは優しく諭す。


「すぐ帰ってくるから、な? 機嫌を直してくれよ」


 彼の言葉に、ティアナは涙で濡れた目を擦りながら顔を上げた。


「……ほんとう?」


 今にも零れそうなくらい涙を湛えた青く澄んだ眼差しで、少女は問う。
 大切な妹の、庇護欲を掻き立てられる仕草にティーダは思わず胸が痛んだ。
 彼だって本当は出かけたくなどない。
 寝付くまで一緒にいてやりたいと思う。
 しかし、自分は法の守り手であり、管理局という組織の一員であるという事実がそれを拒ませた。
 妹の目元を指で拭ってやりながら、ティーダは答えた。
 

「本当だよ。俺が今まで嘘言った事があったか?」

「……」


 兄のこの言葉に、ティアナは小さく首を横に振る。
 少女のその答えに、ティーダは優しげな微笑を浮かべて言った。


「約束するよティアナ。絶対すぐ帰ってくる。だから、今日は良い子にしててくれ」

「……やくそく?」

「ああ、約束だ」


 約束。
 そう告げたティーダの言葉に、ようやくティアナは涙を止める。
 今まで、一度だって兄が自分との約束を破った事はないから。
 だから、もう少しだけ泣くのは我慢しようと。
 でも、最後に一つだけわがままをしたくて、ティアナは目の前の兄に飛びついた。
 小さな手を必死に彼の大きな身体に回し、力いっぱい抱きつく。
 ティーダはそんな妹を受け入れ、優しく髪を撫でてくれた。


「大丈夫。すぐ戻るから」


 彼は最後にそう言うと、これ以上ないくらいに柔らかな微笑を浮かべて、出かけて行った。
 ティアナは溢れる涙を拭いながら、兄を見送った。
 すぐ帰って来る、その言葉を信じて。
 だが、ティーダ・ランスターはその約束を果たせなかった。
 次にティアナが目にした兄は、死体安置所で横たわる冷たい身体。
 全身に傷跡を穿たれ、それを繕う為につぎはぎだらけになった痛ましい骸。
 犯人が刻んだそれらの傷は、わざと死に難い箇所ばかりを狙ったもので、その惨たらしさは小さな子供が見るにはあまりにも過酷が過ぎる様だった。
 再会は同時に永遠の別れ。
 葬儀は冷たい雨の振る中で行われ、頬を伝うのが涙か雨かも分からない。
 そして、ティアナはその時聞いた一つの言葉を一生忘れなかった。
 葬式の最中、式に集った管理局員の高官らしき男はこう言った。

 “無駄死にするくらいなら、せめて犯人を捕まえてから死ねば良かったものを”

 と。

405 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:53:48 ID:NFhbVVQQ
 死した兄への侮辱に、幼きティアナは歯噛みして負の感情を飲み込んだ。
 いつか見返してやろう。
 自分が大きくなったら、きっと強くなって、絶対に強くなって、見返してやろう。
 少女は思った。
 兄の汚名を、自分の力でいつか晴らしてやろうと。
 尊き誓いを胸に立てる。
 だが、その時ティアナの胸に生まれた思いは一つではない。
 ティーダの汚名を雪ぎたいという思いとは別に、黒いものが燃え上がっていた。
 どろどろとした粘度を持つ暗黒の感情、胸の内で揺らめく妖しき炎。
 肉親を奪われたが故に生まれた、どうしようもないくらいの憎悪と殺意は、その日から今も消える事無く燃焼を続けている。
 いつか、兄を殺した者への死という制裁が下るまで、きっと消える事のない怨嗟として。



 

 闇夜に沈む廃棄工場区画で、それは起こっていた。
 閃光のバックライトの中、爆音の合唱を背に幾つもの影が舞う。
 どこか幻想的で、浮世離れな舞踏。
 名を闘争と言う名の舞い踊り。
 ステップを刻む人影は全部で八つ。
 一方は六人が組む編隊で、もう一方は二人の男。
 前者はスターズ分隊の隊長二人を欠く、機動六課の前線メンバー。
 後者はただ報酬が為に戦う魔銃の二つ名を持つ悪鬼、テッド・バンディ。そして闘争が為に戦う魔剣の二つ名を持つ剣鬼、ジャック・スパーダの二人の外道。
 かつて死した一人の女の為に繰り広げられる、戦闘機人ナンバーズを収監した収容所を巡った激烈なる戦いだった。
 収容所の護衛部隊との戦闘があった上、機動六課の面々は数で圧倒的に有利な筈である。
 相手はたった二人、高ランクの魔導師とてこのメンバーならば、普通は即座に無力化が可能だろう。
 だがそれは成らなかった。
 機動六課の精鋭の前に立ったのは、ただの魔導師ではない。
 最強の力を持つ、最悪の鬼共であるが故に。
 

「あああああああッッ!!!」


 それは、まるで獣のような声。
 普段の彼女を、ティアナ・ランスターを知る者ならば、耳を疑いたくなるような叫びだった。
 叫びの連なりは力を産み、力は光となって溢れる。
 工場区画を縦に裂くように通る一本の道路の上をバイクで疾走しながら、ティアナは叫びの声と共に銃を撃つ。
 二丁銃の形をした愛機、クロスミラージュの生み出した魔力の弾頭、直射式射撃魔法の発現だった。
 目標は、上空で夜気を引き裂き飛ぶ赤。
 真紅のレザー調バリアジャケットに身を包んだ、金髪の美青年、兄の仇、テッド・バンディに向けて。
 ティアナの放った魔力弾、都合十三発の殺意は放たれる。
 真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに、少しの淀みもなく敵を討つが為。
 撃ち出された弾頭は、速度、威力、精度、その全てにおいて少女が放てる最高のものだった。
 撃てば必中、当たれば必倒。
 渾身の射撃が冷たい大気を引き裂き、眩き光条と化して迸った。
 しかし無意味。
 次なる刹那、まるで最初から予測していたような高速・不規則な機動を以って、バンディはティアナの放った射撃弾を全て回避する。
 
 
「あっったらねぇええ!」


 美貌を愉快そうに邪悪に歪め、バンディは回避機動から遊撃機動へと移行。
 月光を浴びて妖しく艶を放つ深い赤のバリアジャケットを翻し、さながら獲物を追う猛禽のように急降下する。
 生まれるのは赤の光輪。
 血よりも赤い鮮紅色の魔力光を放つ魔法陣が闇の中で輝き、幾重にも射撃魔法の術式を構築していく。
 誘導弾の呈を成した合計三十四発の悪意と殺意は、術式構築が完了するや否や瞬きする間もなく解放された。
 威力、精度、破壊力、全てにおいて先ほどティアナの放ったものを凌駕する光の雨。
 意趣返しの如き射撃の返礼は、一辺の慈悲も容赦もなく降り注ぐ。
 上空から迫る赤い閃光のシャワー、まともに当たれば死を約束された絶命の光条。
 ティアナは跨った鉄の馬、愛用したバイクのアクセルをこれでもかと絞り、飛来する弾幕を回避せんと加速する。
 最初に一発はなんとか振り切って後輪をかすめるに終わった。
 幸運とも呼べる回避の成功。
 だがラッキーは一度きりで終わる。
 次なる刹那、続けて飛来した赤の光弾はバイクの後輪を穿つ。
 一発どころの話ではない、それはほとんど引き裂くという現象に等しい被弾。
 後輪は一瞬でゴムと金属の無数の破片に成り、夜闇の中に散った。
 走行する為の生命線であるタイヤを破壊され、ティアナの跨る鉄の馬が横転したのは当然の摂理である。
 加速の慣性で転がるバイク、普通ならば死を覚悟するべき大事故。
 だが少女は悲鳴すら上げない。

406 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:54:22 ID:NFhbVVQQ
 そんなものを上げる必要がないと、怒りに染まりながらも働く冷静な思慮が断じた故に。
 バイクが横転する最中、ティアナは魔力で脚力を強化して跳躍し、宙で身を捻る。
 後方に身体を向ければ、まだ二十発以上の数で飛来する鮮紅の魔力弾が視界に入った。
 間違いなく殺傷物理破壊を設定され、当たれば哀れな肉塊になる事は確定した殺戮の光。
 宙を緩やかに放物線を描いて跳びながら、ティアナは自身に迫る光弾の群れに銃口を向けた。
 脅威への対処は回避でなく撃墜。
 愛機クロスミラージュの銃口に二重、三重にと魔法陣を刻み、オレンジ色の銃火へと転じる。
 殺意には殺意を、射撃には射撃を。
 迫り来る誘導弾の群れに、落下しながらの体勢でティアナは引き金を絞った。
 誘導性の魔力弾を操る暇はない、ならば放つのは直射型の射撃魔法。
 カートリッジ使用によって劇的に魔力量を増加させたクロスミラージュは、さながら機銃のようなフルオート掃射の如き閃光を吐き出す。
 魔力弾同士の衝突は空中で激烈なる爆破の連奏となり、閃光と爆音が闇夜に花と咲く。
 迫る魔力弾を撃ち落したティアナは、宙でさらに身を捻り回転、地面と熱烈なキスをする前に着地体勢に入った。
 
 
(イケる……今の私なら、この男にだって引けは取らない!)


 Sランクオーバーの怪物の猛攻を凌ぐ己の腕に、ティアナは心中にて思った。
 機動六課に入ってより成長した自分の力なら、憎き兄の仇に少しでも深く牙を突き立てられよう。
 と。
 着地すると同時、慣性でアスファルトを靴底で削りながら少女は身を翻し、背後の敵に向けて銃口を向けた。
 今度はこちらの反撃だとでも言わんばかりに。
 されど、そこにあったのは炎上するバイクと闇夜のみ。


「……え?」


 先ほどこちらに無慈悲なる射撃の雨を降らせた男は、影も形もない。
 まるで幻のように消えてしまった。
 一体どこへ、と疑問符が脳裏を駆ける。
 そんな時、ふと耳元に一つの残響が届く。


「――こっちだよ、間抜け」


 ひどく愉快そうな男の声が背後から響く。
 振り返れば、そこにいた。
 輝く金髪をなびかせた、血よりも赤いジャケットの美男子。
 憎い憎い、兄の仇、テッド・バンディという名の男の顔が。
 突然の事に思慮に空白が生まれ、ティアナを硬直させた。
 何で、どうして、何時そこに。
 無数の疑問視が頭を駆け巡り、だが結論は即座に出た。
 答えは簡単。
 誘導弾の射出と制御をすると共に高速移動の術式を行使、ティアナの背後を取る。
 魔力制御、術式構築速度、運動能力、全てが高次に完成されていなければ不可能。
 理屈は容易く、行使するには難関極まる技前だった。
 それらを理解した時、少女は背筋に冷たいものを感じた。
 本能的に察した危険への予感。
 それを感じた刹那、少女は動いた。
 死と危険に対する生物としての反射で身を捻る。
 それが、彼女の命を救った。
 身を捻ると同時、一筋の煌閃が宙を裂く。
 バンディの手に握られたデバイス、十字架に似た形をした大型拳銃、ディセイクレイターズ、冒涜者共という名を冠した凶器が吐いた魔力の弾。
 それは瞬きする間もない程の早撃ちだった。
 だらりと下げたままだったデバイスを跳ね上げ、瞬時に腰だめに構えた銃の引き金を絞る、まるで西部開拓時代のガンマンさながらの銃捌き。
 身を捻ったティアナがBJを裂かれ、腹を僅かに抉られるに終わったのは奇跡と言えるだろう。
 本来なら身体の中心を貫き、胃に風穴を開ける筈だった魔弾を逃れて少女は地を転がる。
 だが反撃の余裕はない。
 突然の回避行動と腹筋を僅かに抉られた苦痛でデバイスを取り落とし、ティアナは無様にも大地でもがいた。
 怒りと憎悪が冷静な思慮を奪い、恐怖と混乱が手足の自由を奪う。
 必死に立ち上がろうと煤けたアスファルトを虚しく掻く少女に、あまりにも無慈悲に絶望が突きつけられる。
 ぽっかりと、地獄の底まで覗けるそうに開いた小さな穴。
 十字架型のフォルムをした二丁銃、テッド・バンディのデバイス、ディセイクレイターズの銃口だった。
 哀れに目の前で転がる少女に銃を向けつつ、バンディは唇を端を吊り上げて、笑っていた。
 それはまるで楽しいゲームに興じる子供のようで、それでいて獰猛な獣が獲物を狩り殺す時に浮かべるようにも見える微笑。
 邪気と無邪気の混在たる混沌の表情である。
 
 
「さあて、どうするよ、え? 命乞い? それとも儚い抵抗? 好きな方を選べよ、自由意思の尊重ってやつだ」


 美貌にたっぷりの悪意と無垢な悦びを湛え、外道なる男はそう告げる。

407 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:54:55 ID:NFhbVVQQ
 要約、つまりどう足掻いても殺す。
 今までの戦いで身を以って体感した力の差が、ティアナの四肢から絶望として戦意を削いでいく。
 先の誘導弾から、回り込みと早撃ちの一連の流れ、バンディはまるで本気ではなかった。
 殺そうと思えばいつでも殺せるという余裕、相手をすぐに死なせず遊んでいるという事がありありと伝わる。
 そして今、目の前に突きつけられた銃口。
 死。
 圧倒的な絶望がそこにあった。
 兄の仇を討つ事はおろか、傷一つ付ける事も叶わず死ぬのか。
 悔しさに、ティアナは瞳に涙を浮かべて歯を噛み締めた。
 そんな少女の様が愉快なのか、バンディの笑みはより嬉しげに歪む。

 瞬間、閃光が走った。
 
 それは夜闇を鮮やかに裂く青き光条で、ティアナの後方より飛来。
 今まで嫌になるほど見てきた、相棒の魔力光を少女は見た。
 リボルバーシュート、と術式の名を叫ぶ凛と澄んだ声と同時に飛来する魔力弾は、正確にバンディにヒットする。
 炸裂する魔力の光、舞い散る爆炎と煙、たたらを踏む外道の身体。
 そして、彼女の声が連なる。
  

「ティア、大丈夫!?」


 白いハチマキを頭に巻いた、ショートカットの青い髪を揺らす乙女。
 細くしなやかな四肢に不釣合いな鉄の拳脚を装着したティアナの頼もしい相棒。
 スバル・ナカジマが疾駆する。
 さらに、鉄拳の少女に追随する閃光。
 ジェットの炎を巻き上げた一筋の鋭い稲光、アームドデバイスの刃の煌めきが飛来する。
 名をストラーダ、使い手たるエリオ・モンディアルにより振るわれる激しき刺突。
 遥か後方で、巨大化した召喚竜フリードリヒの背に乗った少女、キャロ・ル・ルシエの行使するブースト魔法の魔法陣が煌めく。
 召喚師の乙女の加護を受け、加速を重ねる幼き槍騎士の刃は先行するスバルに遂に並び。
 そして放たれた。
 重厚な外観をした鉄の拳が。
 鋭利な刃を持つ魔力の槍が。
 ほとんど同時に、体勢を崩した男目掛けて振るわれる。
 打撃と刺突の二重奏、必中必倒の大打撃。
 今度こそバンディを打ち倒すという気概を以って、フォワードメンバー最大の近接戦闘の一撃が夜気を引き裂いた。
 生まれるのは先ほどのリボルバーシュートの一撃など比べるべくもない、激烈なる爆音と閃光。
 衝撃によって舞う風が、先ほどの攻撃の残滓として漂っていた煙を一掃する。

 そして現れたバンディの姿は――倒れてなどいなかった。
 
 しっかりと大地に立つ二本の脚は体重を支え、纏うレザー調の赤いバリアジャケットは傷一つなく、金髪の美貌は獰猛な笑みを浮かべ。
 そして両手が持つデバイス、鈍色に輝く十字架銃が、ありえないほど強固な物理保護の術式を纏い、スバルの拳とエリオの槍を受け止めていた。
 カートリッジをたっぷり消費し、真正面から全力で打ち込んだ攻撃を、この男は微動だにせず防御。
 右手の銃でスバルの拳を、左手の銃でエリオの槍を、金属音と火花を孕んで軋ませ、そしてバンディは笑った。


「はは! 良い攻撃だったぁ……が、火力足りてねえぞ、おい」


 圧倒的実力差。
 オーバーSランククラスの魔導師との間に隔てられたその壁は厚く、そして高い。
 ぞくりと背筋を伝う感触。
 冷たい汗が心身を凍らせるのを、フォワードの少年少女らは感じた。
 生物的な本能の警鐘、獰猛な大型肉食獣と相対した草食獣さながらの感覚が刻まれる。
 恐ろしい、と。
 されど餓えた野獣は獲物の心など知らず、吼えた。
 

「さあて、じゃあ今度はこっちの番だな、ええ!?」


 瞬間、反応速度を遥かに超えた速度で形勢された大量の誘導弾がテッド・バンディの周囲から溢れ、迸った。





 フェイト・T・ハラオウンは、眼下に並ぶ廃棄工場区画から真っ赤な光が生まれるのを見た。
 赤い、赤い、赤い。
 血よりも紅く夕焼けよりも鮮やかな、妖しい鮮紅色のイリュージョン。
 こんな魔力光を生み出す者は、今日この場に一人しかいない。
 テッド・バンディ、あの冗談みたいな威力と精度の射撃魔法を使う男の紡ぎ出した破壊の奔流だと、考えるまでもなく理解できる。
 しかも、その相手はフォワードメンバーの四人。
 確かに成長著しい彼らだが、相手はあまりにも常軌を逸したレベルの怪物だ。
 先に収容所の警備に当たっていた陸士部隊のように、四人が全滅する様を想像してしまい。
 フェイトは胸の内に湧き上がる恐怖と不安を拭えなかった。

408 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:55:26 ID:NFhbVVQQ
 だが、そんなセンチメンタリズムにうつつを抜かしている暇などありはしない。
 思慮に生まれた一瞬の空隙を縫うように、一刹那の時に刃が舞った。
 乱舞。
 そう形容すべき刃閃が群れを成し、美しき執務官の血肉を求めて放たれる。
 魔力による物理保護と加速を施された超絶の斬撃、下手に防げば障壁ごと微塵と裂かれる事は必定たる絶命の剣戟。
 高速化した思考回路でそう判断するや、フェイトは既に身を翻していた。
 意識と同時に身体が動く、反射と同化するまで磨き上げた戦技の賜物。
 亜音速クラスで空を断つ魔剣の刃を、彼女は寸前で回避する。
 避けきれなかったバリアジャケットのマント部分が裂け、夜の漆黒に白い衣を散らすが傷一つ負わず。
 そして代わりに返礼を送る。
 まるで空中サーカス顔負けの軌道、そして速度ならばドッグファイトを交わす戦闘機にすら肉薄する回避軌道の中、彼女は術式を紡ぐ。
 手にした純黒の戦斧、愛機バルディッシュが鎌へと可変して金色の魔力刃を生み出す。
 そしてさながら無慈悲なる死神の一撃のように、フェイトは生み出したその刃を迷う事無く振るった。
 回避より連ねる反撃の鋭い一閃、必倒必至の刃閃。
 されど、バルディッシュの刃は中空にて弾かれた。
 先ほどフェイトに向けて猛攻を成した長剣が、ありえない速度、ありえない軌道で宙を泳ぎ、そして鎌を跳ね上げる。
 起死回生の一撃は容易く弾かれ、今度はまたこちら番だと長剣が月光を反射して妖しく輝いた。
 

(……やられるッ!)


 声には出さず心中にて叫び、フェイトは訪れるであろう反撃に身構えた。
 その刹那。
 長剣は彼女ではなく天上に伸び、爆ぜた。
 冴え冴えとした銀に輝く長剣と、煌々たる炎刃との斬り結び。
 二刀の交錯によって生まれた爆炎と衝撃が夜空に満ちた冷たい空気を蹂躙し尽くした。
 衝撃によって生まれた間断は戦闘の一区切りとなり、フェイトは爆風の勢いのままに後退。
 身を華麗に翻して体勢を立て直す。
 そして、彼女の隣にふわりと舞う一陣の風。
 現われたのは麗しき美女。
 刃に炎の剣を手にした、凛たる誇り高きベルカ騎士。
 機動六課ライトニング分隊副隊長、フェイトとは十年来の剣友、烈火の将と剣の騎士の二つ名を持つ、シグナムその人である。
 そして凛々しい女騎士は、構える刃をそのままに傍らの友へと口を開いた。
 

「油断するな、下を気にかける余裕はない」


 眼下で戦う部下を案ずるフェイトの想い、それを一刀両断に断ち斬るかのような言葉。
 油断、その二文字が死に繋がるという意を込めた諌め。
 フェイトは彼女のその言葉に、言葉でも頷きでもなく、手の愛機を構える事で答えた。
 刃持ち並び立つ二人の美女。
 凛然として、同時に背筋の凍りつきそうな気迫を纏う猛者。
 されど。
 その眼光を真っ向から浴びてなお、長剣の打ち手は静かな笑みを浮かべ、告げる。


「いやはや、なんとも、素晴らしい……素晴らしいですよ、あなた方は……」


 さながら至上の愉悦を味わうが如く、そう男は言葉を紡いだ。
 ざんばらに伸ばし、乱雑に結った黒の髪。
 身に纏う聖職者さながらの白い詰襟の服。
 左の袖は虚しく風になびき、男が右腕のみしか持たぬ隻腕だと分かる。
 そして何より目を引く、右手に持った長剣。
 浅く反りを有した、血塗れの諸刃の刃が月光を浴びて妖しく濡れ光る諸刃剣。
 男の名はジャック・スパーダ。
 Sランククラスの力を持つフェイトとシグナム、この二人と堂々真っ向から対等に斬り結ぶ、常軌を逸した異常なる剣士。
 刃手に闘争のみを愛する狂える剣鬼が、そこにいた。
 

「こんなに、こんなにも嬉しいのは久しぶりです」


 謳うように朗々と語りつつ、スパーダは手にした刃をゆっくりと持ち上げていく。
 動きこそ緩慢に見えるが隙など微塵も存在しない、剣身一体の風情。
 存在そのものが刃と同化したかの如き異様。
 凄絶なる切れ味を全身から発しつつ上段に剣を構え、鬼は嬉しげに楽しげに、言った。


「あなた方は、本当に素晴らしい。これ程の使い手はそうそうおりませんでしょう」


 斬り結び、命のやり取りをする場においては場違いとさえ思える程に慇懃で穏やかな口調。
 だが言葉に反して手にした剣と肉体からは尋常ならざる鋭利な気迫。
 悪夢のように不釣合いな組み合わせに、相対した二者は背筋に冷たい汗が伝うのを感じる。

409 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:56:33 ID:NFhbVVQQ
 決闘趣味と揶揄されるシグナムとはまるで別次元の、正真正銘の異常性。
 命の奪い合い、死闘、殺人。その種類のレベルの戦いでしか悦びを見出せない男の異様さ。
 口元に浮かべた笑みが、その異常ぶりをより一層と強めている。
 そして、幽鬼のような微笑を浮かべた剣鬼は眼前の美女二人に布告。


「ではやりましょう。もっともっとやりましょう。刃交える悦びを、“死ぬほどに”楽しむ為に」


 朗らかさえ孕む残響と友に、ジャック・スパーダは身を翻した。
 刃と一体と化した身は既に入神の域と成り、次なる刹那には再び乱舞と銀閃を放ち。
 そして雷撃と炎熱を纏いし刃と斬り結ぶ。
 激烈なる剣戟演舞の音色は、耳をつんざくほどに奏でられた。





 天空の剣戟音、地上での爆裂音、大気を蹂躙する闘争の調。
 そんな大音の連なりに掻き消されるように、炸裂音が収容所の一角で響いた。
 火薬で生じる炸裂音、乾いた音、薬莢の転がる金属音、すなわち銃声。
 ブラウンの陸士制服を着たオールバックヘアーの青年、陸士108部隊捜査主任にしてナンバーズ更正組の担当官の一人である、ラッド・カルタスの握る四十五口径の自動拳銃が銃火を咲かせ、眼前の扉の蝶番を破壊した音色であった。


「よし、これで開いたぞ」


 言うや、彼は目の前の金属製ドアを蹴破り、背後に控えていた少女らに視線を向ける。
 そこに並ぶのは九人の少女ら。
 チンク、セイン、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディード、ナンバーズの七人。
 さらにそこへルーテシアとアギトを加えた、計九人の少女達である。
 先の襲撃で電力ラインをメインとサブを含めて破壊され、もはや動かぬ鉄壁となったドアを破壊し、開き、カルタスは少女らに脱出を促した。

 
「早く行け! ここから道なりに行けば、地下通路に出る。後はとにかく逃げろ」


 と。
 たった九人しか囲われた者のいない収容所への襲撃。
 狙いはどう明らかに見ても彼女達だ。
 カルタスは己に課せられた責務、少女らを保護する為に一人脱出ルートを探り出し、誘導し、そして実行していた。
 襲撃時の混乱でゲンヤやギンガとはぐれてしまった事が気がかりだが、しかし今は心を鬼にして優先事項を保護すべき対象に向ける。
 如何に先のスカリエッティの起こしたテロ事件の犯人だとて、今は自分自身の身を守る術さえない女。
 ならば、守るより他に己が成す事などありはしない。
 使命感と正義感に駆られるまま、カルタスは少女らにドアをくぐらせる。
 後は己も続き、彼女達を最後まで誘導すれば今課せられた使命は達せられるだろう。
 手にした銃の硬い木製グリップを握り締め、カルタスは最後尾を走る小柄な銀髪の少女の背に向けて駆け出そうとし。
 だが出来なかった。


「――ッ!」


 口から漏れたのは声にならない叫び。
 腹を抉られるような苦痛に膝は地につき、身体はくの字に曲がる。
 全ては、ドアをくぐろうとした刹那、側方から脇腹に生じた衝撃と痛みが根源。
 一体自分の身に何が起きたのか、何も分からないままカルタスは意識が遠のいていくのを感じた。
 そして、蹲り胃液で床を汚す彼の傍に、一つの影がいた。
 音もなくカルタスへと接近し、その脇腹に鉄拳の一撃を見舞った襲撃者である。
 黒い影、人型をした殺意。
 闇夜においてなお黒い黒髪、革製品のような艶を帯びた黒いコートを纏った長身にして筋肉質な体躯。
 その中で鈍く輝く鋼ローラーブーツと左右対となったナックル型デバイス。
 胸の内にはどす黒く燃え続ける復讐の怨嗟。
 さながら閃光と爆発で人間を屠る伝説の怪物、黒犬獣(ブラックドッグ)の風情。
 ギルバート・ゴードン。
 憎悪と怒りを糧に動く復讐の鬼が、そこにいた。
 黒き狂犬は足元で呻く男を一瞥し、目を細める。
 野生の獣が獲物を値踏みする際の、無慈悲で冷たい眼差し。
 あえて死なない程度に打撃を加えたこの男を殺すか、それともその前に憎い仇の居場所を吐かせるか。
 その二択を、憎悪に沸き立ちながらも冷静さを失わない彼の思考回路は算段し。
 そして結論。
 
 
「――死ね」


 小さな、されど冷たく腹の底まで響くような響きで告げ、魔力で強化された拳を下段に向けて構える。
 尋問する手間を惜しみ、迅速に邪魔者を排除する為の無残なる一撃。
 防御障壁を展開した魔導師はもちろん、魔法を一切使えない、それも無抵抗なカルタスの頭蓋骨など一瞬で砕け散るだろう。

410 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:57:05 ID:NFhbVVQQ
 ギルバートの右手に魔力が満ち、そして放たれるべく力む。
 一瞬の後、瞬きする程の間でカルタスは脳髄を床にぶち撒けて死ぬ事は必定。
 さながら死神が死するべき運命の人間から命を刈り取るが如し。
 慈悲なき死の鉄拳に冷たく凍りついた殺意がまとわり付く。
 されどその拳が放たれる刹那、


「やめろッ!!」


 凛とした響きの声が遮りを掛けた。
 既に気配にてその存在を察知していたのか、ギルバートは驚きもせずそちらに視線を向ける。
 そこに立っていたのは小さな少女。
 夜闇の中で艶やかに輝く銀髪、右目を覆う黒い眼帯、そして未発達な小さい身体を包む白い囚人服。
 チンクという名の戦闘機人。
 明らかにこの収容所に収監された者の証に、ギルバートの瞳が殺意を孕んでギラついた。
 

「てめえが……ナンバーズ、か」


 静かに唇から放たれる言葉。
 熱い憎悪と冷たい殺意の交じり合った、地獄の底から響くような声音が大気に溶ける。
 その言葉に、チンクは背筋に氷塊を差し込まれたような怖気を感じた。
 視線だけだというのに、魂の奥底まで伝わる敵意と怨嗟。
 生物としての本能的な恐怖感がその小さな肢体をぞくりと震わせる。
 だが、チンクはその生物的警鐘にただ身をわななかせるような娘ではなかった。
 本能が感じる脅威を理性的な精神力で捻じ伏せ、少女は視線を周囲に走らせる。
 何か武器になるもの、何か敵の注意をそげるもの。
 何かないだろうか。
 そう思い、視線を泳がせる。
 その間たったの一秒。
 チンクが視線を戻した時――先ほどまで十数メートル先にいた黒衣が目の前にまで迫っていた。


「がッ!!」


 回避する隙など微塵もなく、一瞬でチンクの首を締め上げ、小さな身体を宙に吊り上げられる。
 そして背後のコンクリート壁まで押しやられ、叩き付けられた事で少女の口からは苦しげなうめきが虚しく漏れた。
 だが、そんな少女の様にもギルバートは微塵の情けを掛ける事もなく。
 鋼で覆われた指を首に食い込ませながら、言う。


「焦がれたぜ……てめえらを殺す日をずっとな。まずは、てめえが最初の一人だ」


 あくまで口調は静かに、だがその内に灼熱と化した憎しみと怒りを込めて。
 ゆっくりと指先に力を込め、彼は容赦なく白く滑らかな首と共にチンクの命をへし折ろうとする。
 その瞬間だった。


「チンク姉ぇ!」


 一つの絶叫が響き渡った。
 ギルバートとチンク、二人の視線が同時にそちらを向く。
 そこに立っていたのは、短く切りそろえられた赤毛、澄んだ金色の瞳を持つ少女。
 ナンバーズ九番、ノーヴェの姿だった。
 細められる復讐鬼の眼光、次なる獲物を見た野獣の瞳。
 その様に、吊られたチンクが叫ぶ。


「くッ……逃げろノーヴェ! 今すぐ、ここから逃げろ!!」

「で、でも……」

「私は大丈夫だ……良いから早く」
 
「そんな、でも……」

「早くしろッ!!」


 慕う姉の叫びに、ノーヴェは身体をびくりと震わせる。
 彼女の身を案じながら、だが今の自分の無力さも分かっている。
 助けたいけれど、それを成す術がないという現実に心が打ちのめされるのを、少女は感じた。
 僅かな間を逡巡し、そして少女は決断。
 その場で踵を返すと、ノーヴェは一目散に駆け出した。


「待っててチンク姉、すぐ誰か呼んで来るからッ」


 そう叫び、ノーヴェは全力で駆けた。
 誰でも良い、大好きな家族を助けてくれる者を探しに。


 □


「くそ、派手に燃やしてやがる」


 夜天を裂く青き道、魔力が練り上げた直線、ウイングロードを駆けながら男は言った。

411 鉄拳の老拳士 拳の系譜11 :2010/02/15(月) 17:57:40 ID:NFhbVVQQ
 目的地である収容所を包む炎、既に激戦が繰り広げられている証だ。
 自分があいつを、息子を止めていれば起きずに済んだ惨劇。
 老いたる男は眉間に深いシワを幾重にも刻み、己の不甲斐なさに怒る。
 何としても止めなければならない。
 復讐に血潮を滾らせた狂える犬、拳を継ぎし息子の行く手を。
 黒き鋼に覆われた拳を握り、軋ませ、彼はそう決意した。
 そんな時だった。
 眼下、収容所の裏手に闇に一つの影が立ち、こちらに向かって何事かを叫んで手を振っている事に気付く。
 敵という可能性は、この場合かなり低いだろう。
 先の件から判断しても、敵は三人のみと考えるのが妥当だ。
 そう判断し、男はウイングロードの進路を変更、一気に下降してその人影に近づいた。
 近づけば、それが少女だと分かる。
 燃えるような赤毛に、白い囚人服を着た少女。
 気の強そうな眼差しだが、今は涙に潤んで力なく眉尻を下げている。
 そして少女は涙交じりのかすれた声で請うた。


「あ、あの……たすけて。チンク姉が、チンク姉が殺されちゃうよぉッ」


 綺麗な金の瞳からポロポロと涙を流し、少女は男に縋りつく。
 取り乱した少女に、男は努めて冷静な、渋くしわがれた声で宥めた。


「分かった、だからまず良いから落ち着け」


 言いながら手を伸ばし、鋼に覆われた指でそっと髪を撫でてやる。
 一瞬びくりと身体を震わせるが、その感触に心が落ち着くのか涙をそっと指で拭い、頷いた。


「……うん」

「よし、お前名前は?」

「……ノーヴェ」

「この収容所の、戦闘機人か?」

「……」


 無言、だが小さく頷いて肯定するノーヴェ。
 相手が戦闘機人であると。
 最初からある程度察していた事実に、男はただ小さく、そうか、とだけ言った。
 男は拳を握り、瞑目し、熟慮し、思う。
 義侠心と正義感は、息子を止めろと叫ぶ。
 だが反対に復讐に燃える怨讐と憎悪は、見捨ててしまえとのた打ち回る。
 相反する二つの熱に、男の胸中は混沌と燃え上がる。
 だが、そこに一滴の水が差し込んだ。
 ノーヴェが男の胸に飛び込んで、顔を押し付け、穢れなき涙の雫を流しながら――請うた。


「おねがいだから、たすけて……ちんくねえ、たすけてよぉ」


 乙女が、涙を流してそう懇願する。
 それはどこまでも悲痛で、どこまでも純粋な願い。
 もはや迷う必要など微塵もなく、男の決意は一瞬で完了する。
 そっとノーヴェの肩を抱き、僅かに自分から引き離す。
 そして、不安そうにことらを見上げる少女に、犬歯を見せ付ける獰猛で不敵な、だがどこか愛嬌のある笑みで言った。
 

「安心しろ、すぐ助けに行ってやる」


 と。
 黒き衣を纏った男は。
 鉄拳の老拳士は。
 アルベルト・ゴードンは、ただ一言そう言い、そっと少女の涙を拭ってやった。
 そうだ、何が迷う事がある。
 鉄拳を握り、軋ませ、ゴードンは思う。
 目の前で泣いて助けを請うた少女の為に、そして復讐に狂う己が子の為に。
 
 
「こんなふざけた事は、すぐ俺が終わらせてやるからよ」



続く。

412 ザ・シガー :2010/02/15(月) 18:03:38 ID:NFhbVVQQ
はい投下終了。
爺さんとギル叔父、相手がクイントの因子を引いてると知らずに遭遇するの巻。
あんど、六課メンバーが変態外道コンビときゃっきゃうふふ(血煙的な意味で)の巻。
でした。

とりあえず次回は、スパーダとシグフェイコンビで血風剣戟演舞祭とかしたいね! ね!


いやしかし、ほんともう待たせてすまんかった。
前回投下から四ヶ月近く、爺さんの登場に関しては八ヶ月近く間が開いてしまったwww

次回は出来るだけ早く仕上げたいと思いますwww

413 名無しさん@魔法少女 :2010/02/15(月) 23:32:19 ID:llQXpfHI
鉄拳キター(゚∀゚)!
超GJです。
いつもながら密度の濃い戦闘シーンに圧倒されます。

414 B・A :2010/02/16(火) 02:18:36 ID:BvsYK4s2
バレンタインSS、今年は何も思いつかなかった。
代わりに星光さんのSSを書いてみました。ゲーム未プレイなんで動画サイト見まくって性格掴めるように頑張ったつもりです。

注意事項
・なのはポータブルIF(未プレイ)
・主人公は星光の殲滅者
・なのはルートのネタばれあり(脚色付き)
・バトル要素あり
・オリしかでてこない。オリ設定だらけ。
・タイトルは「とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)」

415 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)① :2010/02/16(火) 02:19:56 ID:BvsYK4s2
砂埃が舞う荒野を1人の少女が歩いている。
年の頃は10歳前後。大目に見積もってもローティーンには届いていないであろう。
首筋でざんばらに駆られた髪は亜麻色で身に纏った衣装は漆黒。一見すると水兵の制服のようにも見えるが、
禍々しい黒と赤いラインは船乗りではなく死神を彷彿とさせる。
何よりも異様なのが彼女の手にしている赤い杖である。
まるで鮮血のような赤いフレームを持つそれは最先端の科学の結晶、世の理を覆し、不条理を条理として顕現させる魔導の杖(デバイス)だ。
だというのに、先端の宝玉から放たれる光はこの世ならざるものの妖しい輝きを放っている。
それこそ、科学ではない異質な力で構成されているかのように。
そして、そんな妖しいデバイスを無造作に引きずりながら歩く少女は、正に異様であった。
少女は1人だった。
ずっと1人だった訳ではない。
世に生まれ出でた瞬間には同胞と呼べる者達がおり、崇高な目的のためにその命を賭けて戦った。
少女にとってそれこそが己の生きる意味であり、全てであった。
だが、彼女達は敗北した。
巨大な力の前に。
決して砕けぬ想いの前に。
分かり切った事である。戦いに身を投じたのなら、必ず勝者と敗者のどちらかに己が貶められると。
そして、少女は1人になった。

「……………………ぅ?」

少女の蒼い瞳が、砂塵に包まれた小さな町を認める。
茶色くくすんだ砂の町。
自分の記憶にある町とは余りにかけ離れた、古くて汚い田舎町。
風に流されるまま、少女はふらふらと町に向けて歩みを進める。
1歩踏み出す毎に砂が宙を舞い、拭きつける風から少女は己の目を庇う。
彼女の進む先には1輪の白い花が咲いていた。
砂と岩ばかりの乾いた土地で、花が咲くこと自体が1つの奇跡。
だが、少女は故意か偶然か、そんな小さな奇跡を無慈悲にも踏みつけて前へと進む。
小さな足跡と踏み潰された白い花弁。それは風が運んだ砂によって大地に埋もれ、儚い存在すらも忘却の彼方へと押しやれれてしまう。
後に残ったのは、何事もなかったかのように静寂に包まれた荒野のみ。
そんな不毛の大地を歩む少女の名は星光の殲滅者。
かつて、闇の書の残滓によって生み出された防衛構成素体(マテリアル)であった。









宛てもなく砂だらけの町を彷徨いながら、星光の殲滅者はどうしたものかと途方に暮れていた。
目的があってこの町を訪れた訳ではない。ここに流れ着いたのはあくまで偶然、立ち寄ろうと思ったのは人の集まる町ならば
情報を集めるのに事欠かないと思ったからだ。だが、辺境世界の田舎町はこちらが思っていた以上に冷たく猜疑的であった。
無理もない、こういった小さな町は狭く閉ざされたコミュニティを形成していて、外部からの訪問者を極端に嫌う気質がある。
見たところこの町は開拓途中で行商以外の出入りがなく、放牧によって生計を立てているようだ。
道を行き交う人々は男はスーツかマントと前掛けを足したような上着に唾の広い帽子、女はドレスに日傘という出で立ち。
交通の手段は車ではなく馬か馬車で、酒場らしき建物の前には馬用の水飲み場らしきものもある。
科学万能の時代、それも先進世界である他の世界と交流がある管理世界でありながら、このような生活様式を続けている町は非常に珍しい。
時空管理局によって重要文化保護区域として認定されたのか、或いは外部との交流がなく時代の流れに取り残されてしまったのか、
そのどちらかだろう。

416 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)② :2010/02/16(火) 02:20:41 ID:BvsYK4s2
とにかく、このまま通行人に無視をされ続けても埒が開かない。かといって、自分の背格好では酒場のような場所に入ることもできない。
ならば、今日は早々に切り上げて寝床を探した方が得策かもしれない。生憎、旅費の持ち合わせなどないが、
頼み込めば軒先の屋根の下くらいは貸してくれるかもしれない。この際、顔に降りかかる砂は我慢するしかないだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、不意に背後から力強く大地を蹴る複数の音が聞こえてくる。
特に興味も湧かなかったので無視して歩いていると、今度は罵声とも悲鳴とも取れる叫び声と馬のいななきが空気を震わせた。
同時に、何やら凄まじい勢いで近づいてくるプレッシャーが殲滅者の背中を襲う。
まさかと思いおもむろに振り返ると、2頭の黒馬に引かれた1台の馬車がすぐ目の前にまで迫っていた。
御者台に座る男が必死で馬の進路を変えようとしているが、勢いのついた2頭の馬は我が身を御することができず、
一直線にこちらへ向かってきている。
その場にいた誰もが、馬車に少女が轢かれる様を想像して目を逸らした。
だが、数瞬後に訪れるはずの悲劇は、突如として舞い上がった砂埃によってかき消され、馬車は何事もなかったかのように走り去っていく。
見れば黒衣の少女は数メートル離れた家と家の間にしゃがみ込んでいた。
彼女の両足には桃色の光で編まれた一対の羽根が生えており、数度羽ばたいた後に儚い桃色の塵となって霧散していく。
馬車に轢かれる寸前、彼女は移動速度を速める魔法を使って迫り来る巨大な質量を逃れたのだ。
難なく危険を逃れた殲滅者は、ため息の1つも漏らさず立ち上がって衣装に被った砂埃を払い落す。
彼女からすれば、その力はごく当たり前のものでとても身近なものだった。
しかし、この町の者達は違うのだろう。先程までこちらを忌避の目で見ていた通行人達の何人かは、物珍しさと興味の視線を向けている。
興味半分恐怖半分と言ったところであろうか?
遠巻きに眺めているだけだが、こちらの正体と町を訪れた理由を知りたそうな顔をしている。
余り良い状況ではないと感じた殲滅者は、余計な詮索をされる前に踵を返して表通りから遠ざかることにした。
夕暮れ時なせいか商店などがない路地には人通りが少ない。宿探しという目的からは遠ざかってしまうが、好奇の目に晒されるよりはマシだった。

「………っ!?」

もしも神というものが実在するのなら、これは自分の生い立ちに対するちょっとした嫌がらせなのだろうかと、柄にもなく考えてしまった。
目の前にいるのは自分よりも幼い金髪の少女。買い物帰りなのかその腕には一抱えほどの荷物が詰まった買い物かごが抱かれている。
そばかすだらけだが笑えば可愛らしい少女の顔は、涙で濡れて恐怖の色を浮かべていた。
一方、彼女の周りにはどう贔屓目に見ても柄の悪い男が2人。酒を飲んでいるのか1人は半分ほど飲み干された葡萄酒の瓶を握っており、
どちらも浅黒い肌が真っ赤に染まっている。
ふと足下を見れば、少女の買い物かごから零れ落ちたと見えるリンゴと割れた葡萄酒の瓶が転がっている。葡萄酒の瓶は男が持っているものと同じで、
男の1人のズボンには紫色の血のような染みができていた。これだけで、ここで何が起きているのか容易に想像がつく。
鬱陶しいトラブルが続くと考えるのも億劫になるのか、殲滅者は軽い苛立ちにも似た感情を覚えて自身の短い髪をかき上げる。
今更、表通りに戻る気にはなれない。かと言って、この狭い道を進む為には目の前の男2人がどうしようもなく邪魔な存在だった。質量的に。

「すみません、そこを退いてもらえませんか?」

「あん!?」

下顎が突き出るほどの勢いでこちらに振り向き、不躾な視線を遠慮なくぶつけてくる。
余程、虫の居所が悪いのだろう。明らかに無関係なこちらに対してまで敵意を向けている。

「またガキか。この町には子どもしかいないのかよ!」

「関係ねぇ奴は引っ込んでいろ。それとも、お仲間に入りたいか?」

「いいえ、寧ろ巻き込まれるととても迷惑です」

「なら消えろ、鬱陶しい」

「そういう訳にもいきません、私の中には戻るという選択肢が存在しない。ですから、そこを退いて頂けるとありがたいのですが」

「何を訳わかんねぇことをううぉっ!?」

不意に男の片足が持ち上がり、何もない空中に固定される。
バランスを崩して仰け反った男は成す術もなく後頭部を地面に打ち付け、転んだ拍子に手放した葡萄酒の瓶が顔面を直撃する。
紫色に肌を染めた男はそのまま目に火花を散らし、動かなくなった。

417 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)③ :2010/02/16(火) 02:21:22 ID:BvsYK4s2
「なっ、こいつ魔導師!?」

空中に固定された相方の片足に嵌め込まれた半透明の桃色のリングを見て、もう1人の男が叫ぶ。
殲滅者がバインドを使って男の足を掬い上げたのだ。非魔導師ならば、この程度でも十分に護身術として通用する。

「うっ、うわぁぁぁっ!!」

まだ理性が残っていたのか、もう1人の男はみっともない悲鳴を上げながら逃走を図る。
別に後を追う理由もないので、殲滅者は走り去る男の姿を見送り、通り道のできた狭い道を再び歩き出す。
その場に1人、取り残された少女は、目の前で起きた出来事が信じられないかのようにポカンと口を開けたまま呆然とし、
風で転がるリンゴを拾うのも忘れて自分を助けてくれた少女の背中を見つめていた。
その視線を敢えて黙殺し、殲滅者はデバイスを引きずりながらゆっくりと歩いて行く。
一度として目を合わせることのなかった少女のことなど、最初から眼中になかったかのように。
しかし、あくまで部外者に徹する殲滅者を幼い声が呼び止める。

「あ、あの……………………ありが……………とう……………」

精一杯の勇気を振り絞った感謝の言葉。
殲滅者はその言葉を背中で受け止め、無言でその場を後にする。
それが、黒い少女と1人の幼子の出会いであった。







どうしてこうなったのかと、殲滅者は造りの悪い椅子を軋ませながら考えていた。
あの後、自分は少女のことなど忘れて寝床を貸してもらえそうな家を探すはずだった。
元々、酔っぱらいを追い払ったのは通行の邪魔になっていたからだ。決して、恐怖に震える幼子を助けようなどという善意によるものではない。
だが、少女の方はそうはいかなかったようだ。彼女はお礼の言葉だけでは満足し切れなかったのか、
自分の後をしつこく追いかけ回してきた。それも、無言で。
土地勘がある為か走ったり物陰に隠れたりしてもすぐに見つかってしまう。
追いかけ回す内に遠慮がなくなってきたのか、互いの距離はその度に近づいていった。
空を飛べば逃げることは簡単だったが、それは何だか彼女に敗北したような気がしてならなかった。
何より、これ以上目立つ行為は避けたい。
結果、とうとう根負けした殲滅者は少女の言葉に耳を傾けることにした。

『あの……………お家に、来て下さい……………』

助けてくれたお礼をしたいので、家に来て欲しい。
ただそれだけの言葉。いや、10歳にも満たない幼子が口にするにはとても勇気がいる言葉かもしれない。
そんな純粋だが無遠慮な誘いに乗せられ、殲滅者は幼子の家へと訪れていた。
ビイと名乗る少女の家は宿屋で、事情を聞いた彼女の両親も快く自分を迎え入れてくれた。
宿賃を支払う持ち合わせがないことも説明したが、一晩だけなら特別に無料で構わないと小さな個室を貸し与えてくれた。
他に個室が1つと2人部屋が2つあったが、今は宿泊客もいないようだ。そもそも、こんな辺鄙な町に旅行客が来ること自体稀らしく、
ビイの両親も普段は風呂屋を営んで生計を立てているらしい。
酒場にしなかった理由は、表通りにもっと大きな酒場があるからだとビイの父親が笑いながら説明していた。

(私は、何をしているのでしょう?)

心の中で呟き、殲滅者は返ってくることのない自問に対して自嘲気味に笑みを浮かべる。
自分には目的があった。
行方のわからなくなった同胞達を探すという目的が。
なのに、その目的が果たされることなく、自分はこんな辺境の世界で小さな女子に振り回されている。
何とも情けない。これでは、星光の殲滅者の名が道化のようではないか。

「はい」

「?」

コトンと、テーブルの上に湯気が香り立つコップが置かれる。
顔を上げると、ビイが気恥ずかしそうにこちらを見上げていた。
お盆を持っているところを見ると、このコップを持って来たのはビイのようだ。
コップの中には牛乳らしき液体が波打っており、コップに触れると仄かな温かさが指先を伝って来る。

418 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)④ :2010/02/16(火) 02:22:01 ID:BvsYK4s2
「それ、ビイが作ったんですよ。この娘が作れる唯一の得意料理です」

「ああ、そうなんですか」

断る道理もないので、コップを手に取って人肌に温まった液体をゆっくりと喉に流し込む。
口の中に広がる甘い香り。僅かに酸味が感じられるが、飲めないほどではない。
温かい感触が喉を嚥下する度に、胸の隙間へ染み渡るような感覚が新鮮で、何とも言えない心地よさと気だるさが全身を支配していく。
有り体に表現するならば、おいしいと言うのだろうか?

「………………………」

「……………?」

半分ほど飲み干したところでコップをテーブルの上に置くと、ビイが何かを聞きたそうな目でこちらを見つめていることに気づく。
どう対応すれば良いのかわからず、助けを求めるようにビイの母親に視線を送ったが、彼女はにこにこと笑みを浮かべたまま沈黙を保っている。
ただ、その目は何かを訴えかけているようにも思えた。

(………………ああ、そういうことですか)

逡巡した後、殲滅者は癖の強いビイの金髪に左手を添える。
まだ言葉の意味はよくわからないが、彼女が求めている言葉はこれで間違いがないだろう。

「ありがとうございます」

抑揚もつけずに素っ気なく紡いだ言葉であったが、ビイはとても明るい笑みを浮かべで喜びを表現する。
些細な言葉のやり取りが人間の感情をこんなにも一喜一憂させる。
殲滅者からすればそれはとても不思議な出来事で、どこか別世界の理のように思えてならなかった。
ただ、彼女が作ってくれたホットミルクの味は悪くない。
この味のために一言、唇の筋肉を動かすことへの労力を惜しむ気にはなれなかった。

「ビイ、夕飯を作るから手伝って。今夜はお客様もいるから、少し多めに作らなくちゃね」

「うん」

母親に呼ばれ、ビイはトテトテと奥にあるキッチンへ消えていく。
その背中を見送ると、殲滅者は窓の外で夕日に照らされている砂の町を眺めながら、もう一度ホットミルクを呷っていた。







その夜、少女は夢を見た。
それはほんの数ヶ月前の出来事。
自分がこの世に生まれ出でた日に起きた事件。
否、自ら望んで起こした災厄。
かつて、闇の書と呼ばれたロストロギアの残滓より生み出されたマテリアル。
それこそが星光の殲滅者の正体にして、唯一つの存在理由であった。

『ああ…………私は消えるのですね』

『うん…………ごめんね』

自分を倒した自分と同じ顔の少女が、夢の中で済まなそうに詫びる。
鏡に映った表裏存在である自分達は、まるで見えない糸に導かれるかのように出会い、死力を尽くしてぶつかり合った。
自分と同胞の目的は、力ある魔導師を屠り闇の書を復活させること。
敵対した白衣の少女の目的は、自分達の目的を阻止すること。
互いに譲れぬからこそ両者はぶつかり合い、こちらは僅かに思い届かず敗北した。
そのことに対して悔いはない。
戦えば勝敗は決する、それは自明の理だ。
だが、目の前の少女は違った。
彼女は、敵対した相手が闇の書を復活させるという目的の為だけに生み出された存在であると知っていた。
仮初とはいえ命と意思を持つ相手に対して、存在理由を奪ってしまうことに涙を流していた。
いったい、自分が打ち破った少女は何のためにこの世に生を受けたのかと。
それは殲滅者にとって、とても良くないことであった。
勝者に涙は似合わない。
だから、この少女には笑っていて欲しい。
だから、負け惜しみではなく、素直な称賛を彼女に対して贈っていた。

419 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑤ :2010/02/16(火) 02:22:36 ID:BvsYK4s2
『なに、強い戦士と戦って破れたのです。生まれた甲斐はありましたとも』

『うん………ありがとう』

『もし、次に見える事があれば、今度はきっと決して砕け得ぬ力をこの手にして、あなたと戦いたいと思います』

『ん……待ってる、とは言えないけど』

『次に私と戦うまで、あなたの道が、勝利に彩られますように』

目を閉じ殲滅者は告げる。

『それでは……さらばです』

少女の笑顔に見送られながら、殲滅者は静かに無の闇へと帰していった。
だが、消滅する寸前、彼女は願ってしまった。
自分が敗北した理由が知りたいと。
白衣の少女が抱いていた、砕け得ぬ力が何なのか知りたいと。
次に気がついた時、目の前には自分を打破した白衣の少女はおらず、消滅した世界とは違う別の世界で同じ姿へと再構成されていた。
どうして、このようなことが起きたのかはわからない。だが、期せずして手に入れた新たな肉体、目的遂行の為に使わない手はない。
闇の書の復活。
それがこの身に課せられたただ一つの存在理由。
だが、前回のように場当たり的に暴れ回るだけではすぐに管理局に嗅ぎつけられ、同じ轍を踏むことになる。
強大な敵と戦う為には、仲間が必要だ。
消滅するはずであった自分がこうして存在できているのだから、他の2人のマテリアルもどこかの次元世界で自分と同じように
再構成されている可能性がある。なら、まずは彼女達を見つけ出すのが先決だ。
その為に殲滅者は各世界を回り、仲間の行方を探して回った。
だが、旅を続けても仲間の行方は掴めず、無為に時間だけが過ぎ去っていく。
1ヶ月が経過した時点で、自分のしていることが酷く徒労であると感じ始めもした。
それでも、殲滅者は世界を回り続けた。
風の噂で、あの白衣の魔導師が管理局の魔導師として順風な日々を送っていると聞いた。
ならば、自分はこんなところで立ち止まっている訳にはいかない。
ただの一念、あの少女ともう一度戦いたい。
その思いだけが、殲滅者を奮い立たせ、終わりの見えない旅を続けさせる原動力となっていた。









目覚めた時、既に太陽は真上に差しかかろうとしていた。
久し振りのベッドの感触に思わず寝入ってしまったようだ。
空気を入れ替えようと窓を開けると、だだっ広い荒野の中にぽつりと浮かぶ緑の群れが目に飛び込んでくる。
昨日は気づかなかったが、町のすぐ近くに森があるようだ。

「あら、おはようございます」

階下に下りた殲滅者を、ビイの母親が出迎えてくれる。
昼食の支度をしていたのか、エプロン姿でティーポットをテーブルに運んでいるところだった。

「すみません、寝過してしまいました」

「良いんですよ、あなたはお客様なんですから」

「いえ、タダで泊めてもらっておいて、長居までする訳には………………」

そこまで言いかけて、殲滅者はある違和感に気がついた。
昨日はべったりとくっついて回っていたビイが、どういう訳か姿を見せていないのだ。
そのせいか、鳥が巣立った後の巣箱のような静けさが宿屋全体を包み込んでいる。

「ああ、ビイでしたら町外れの森へ出かけていますよ。あそこはあの娘の遊び場ですから」

「森……………ああ、東にある森ですね」

「あなたにプレゼントする花を摘んでくるんだって張り切っていました。あの娘、一人っ子ですから、
お姉ちゃんができたみたいにはしゃいじゃって。ああ、ホットミルクを作りますから座っていて下さい」

「いえ、お構いなく。先を急ぎますので」

「お急ぎですか? せめて、あの娘が戻るまで……………」

「急ぎますので」

一方的に会話を終わらせ、殲滅者は小さく目礼して2階へ戻ろうとする。
その時、開けっ放しの窓の向こうから馬の嘶きと男の怒号が聞こえてきた。
清閑なお昼時の空気を引き裂く金切り音にも似た悲鳴。
災いを告げる鐘の音が、荒野の町に響き渡った。

420 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑥ :2010/02/16(火) 02:23:12 ID:BvsYK4s2
「化け物だ、管理局が輸送していた化け物が逃げ出した! 東の森に逃げ込んだぞぉっ!!」

伝令役の男が通りを駆け抜け、知らせを聞いた通行人達が一目さんに我が家へと舞い戻っていく。
のどかな往来の風景が一変して混乱と喧騒に包まれ、騒ぎを聞きつけた酔っ払いの土間声が混沌を更に加速させていく。

『何でも、分厚い鉄檻を破壊して逃げ出したそうだ』

『護衛していた局員はみんなやられちまったらしい、生き残った奴も重傷だ』

『凶暴で人を食っちまうらしいぞ』

切迫しているのか吞気なのかわからない酔っ払いの言い合いは何とも物騒なものだった。
素面ならば血相を抱えて逃げ出しているだろうに、酒の力というものは良くも悪くも偉大である。
そんな場違いな感想を抱いた直後、背後で陶器が砕ける音と共に何かが倒れる音が聞こえる。
振り返ると、ビイの母親が青白い顔色で床の上に倒れ込んでいた。
恐らく、ビイが遊びに行っている東の森に化け物とやらが逃げ込んだことにショックを受けたのだろう。
酔っ払いの言い合いも不安を加速させる材料になったのかもしれない。
だが、これで心置きなくこの家を後にすることができる。
煩わしい別れの挨拶を交わすのは性に合わないからだ。
そう思って宿泊した部屋に置きっ放しのデバイスを取りに戻ろうと踵を返した瞬間、鍋の中で温められている
作りかけのホットミルクが目に入る。

「………………………」

鋭い目つきで煮え滾り始めた白い液体を見下ろし、星光の殲滅者は何事もなかったかのように2階へと戻る。
後に残されたのは、気を失ったビイの母親と沸騰して溢れ返るホットミルクだけであった。









目の前で大木を張り倒した怪物を見上げ、ビイは恐怖に体を震わせる。
酔っぱらいに絡まれた時とは訳が違う。
自分の何十倍はあろうかという巨体を前にして、恐怖を感じないものなどいない。
ましてや、それが見たこともない奇天烈な生物であれば尚更だ。
類人猿をそのまま大きくしたかのような巨体、毛皮はなく不定形に波打つ紫色の肌、背中から生えた無数の触手と先端から滴り落ちた腐臭を放つ粘液、
根元まで裂けた顎と剥き出しの牙、白目のない大きな1つ目。
今までに見てきたどの生物ともかけ離れたシルエットを持つ、正に化け物。
そんな生き物を前にして正気を保っていられるのが奇跡的であった。

「ひぃ……………やぁ…………………」

恐怖に震え、声にならない悲鳴を上げながら、ビイは必死で地面を這って怪物から逃れようとする。
こんなはずではなかった。いつものように緑に溢れた森の中を駆け回り、野ウサギや小鳥と戯れるはずだった。
綺麗な花があればそれを摘んで帰り、あの黒い服の魔法使いにプレゼントするつもりだった。
なのに、どうして自分はこんなに怖い目にあっているのだろう?

421 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑦ :2010/02/16(火) 02:23:44 ID:BvsYK4s2
「GRUUUU………………」

「ひゃぁ………………いぃ、あぁぁ………………」

怪物が低い唸り声を上げながら、こちらに向かってくる。
一歩踏み出す度に大地が軋み、開き切った口から粘性の唾液がボタボタと零れ落ちて足下に生えている青葉を腐食させていく。
たちまち、家畜の糞と油が混ざり合ったような汚臭が辺り一面に立ち込め、芳香の直撃を受けたビイの意識がふわりと現実から遠退いていった。
迫り来る鋭い犬歯。
ぱっくりと開いた口の中はどす黒く、唾液の海がブクブクと泡を立てている。
殺される。
このまま何もしなければ、自分はこの怪物に頭からバリバリと食べられてしまう。
だが、恐怖で竦んだ体は言うことを聞かず、萎んだ喉は悲鳴ではなく壊れた笛のような音を奏でるだけ。
理不尽を前にして、ビイはどうしようもなく無力な存在であった。
そして、臨界点へと差しかかっていた彼女の理性は、ここにきてとうとう限界を迎えた。

(助けて、お姉ちゃん…………………)

気を失う寸前、ビイは名前も知らない黒衣の魔法使いに届かぬ声を送っていた。
物静かで自分達とは違う、異質な雰囲気を纏った少女。彼女ならば、こんな怪物もきっと簡単にやっつけられる。
それは切なる願いであった。
叶わぬとわかっていてなお、祈らずにはいられない願いであった。
ビイとて荒野で生まれ育った少女だ、幼いなりに現実というものをしっかりと捉えている。
人間はそれほど、優しい生き物ではない。
何かの気紛れで酔っ払いを追い払うくらいはしてくれるかもしれない。
強引に家へと招き、頼んでもいない飲み物を振る舞ってもお礼の言葉を言ってくれるかもしれない。
だが、凶暴な怪物を前にして、我が身を省みずに無関係な他人を助けるなどという選択はしないであろう。
彼女は旅人で、自分は宿屋の娘。縁もゆかりもない相手を気にかけるようなお人好しではないことは、あの冷たい目を見れば容易に察することができた。
それでも、祈らずにはいられなかった。
嬉しかったのだ。
酔っ払いに絡まれ、恐怖の余り何も出来ず立ち竦むだけだった自分を助けてくれたことが。
例え、彼女に助けるつもりがなかったとしても、恐怖で震え上がった自分には彼女がとても眩しく暖かい存在に見えた。
だから、今度も同じように助けて欲しいと。この恐怖から救い出して欲しいと願わずにはいられなかった。
それが、万に一つもありえない奇跡であったとしても。


《Blast fire》

その時、一条の光が自分の横顔を掠め、迫り来る怪物を吹っ飛ばした。
大木に叩きつけられ、焼け焦げた匂いを発する異形の怪物。ビイは痛みにのた打ち回る怪物の姿をポカンと見上げながら、張り詰めていた緊張の糸を解く。
ビイには何が起きたのかわからなかった。
ただ一つ確かなことは、もうこれ以上、怖い思いはしなくて良いということだ。
それを理解すると、ビイは懸命にしがみついていた最後の理性を手放し、背後に降り立った一つの奇跡へと身を預けるのだった。









腕の中で気を失ったビイを手近な岩場に下ろし、殲滅者は異形の化け物へと向き直る。
ビイは大丈夫だ。ケガらしいケガはしていないし、呼吸も安定している。怪物と対峙して張り詰めていた緊張の糸が切れ、気絶したのであろう。
ならば、問題はこちらの化け物である。
見たところ普通の生き物ではない。手加減していたとはいえ、砲撃によって焼かれた跡が見る見る内に修復していっている。
それに既存のどの生物にも当てはまらないシルエットにバランスの崩れた筋肉の付き方。
それに合わせて骨格も歪んでいるようで、猫背でなければまともに歩くこともできないようだ。
よく見ると左の二の腕辺りに刺繍のような跡がある。かなり潰れていて判別は難しいが、数字の“06”か“08”のようだ。
差し詰め、どこかの物好きが違法研究に手を出して生み出した人造生物といったところであろう。
伝令が管理局が輸送していたと言っていたので、その物好きは摘発されたか逃げ出したかのどちらかに違いない。
そして、異端の子どもだけが世に解き放たれた。
この化け物は自分と同じだ。
目的の為に生み出され、その是非を他者の価値観によって貶められる。
哀れで滑稽な道化人形。
皮肉というのは、正にこのようなこと指すのであろう。

422 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑧ :2010/02/16(火) 02:24:19 ID:BvsYK4s2
「戯言ですね。それに、余り時間もない」

直に知らせを受けた管理局の別部隊がこちらに向かってくるだろう。
低ランクの魔導師が束になってかかってきても負ける気はしないが、自分の存在が公になるのはまずい。
今はまだ、暗く静かな闇の中に身を沈めておかねばならないのだ。

「あなたに恨みはありませんが、滅させて頂きます」

愛用のデバイス、ルシフェリオンの先端を異形の怪物へと向ける。
常に地面を引きずりながら持ち歩いているというのに、その妖しい輝きは決して曇ることがない。
それどころか、彼女の闘志の昂ぶりに呼応するように赤い輝きを益々深く、鮮烈なものへと昇華していく。
こちらの敵意を感じ取ったのか、異形の怪物は無数の触手を震わせながら大地を蹴る。
不格好な姿勢でありながら、その踏み込みは猫科の肉食動物を連想させるほど素早い。
あっという間に距離を詰められ、出鼻を挫かれた殲滅者は展開した円形のバリアで怪物の剛腕を受けざるを得ない。

「っ………………ルシフェリオン!」

《Rubellite》

振り下ろされた丸太のような巨腕を拘束魔法で強引に縛りつけ、転がるように相手の間合いから離脱する。
だが、怪物の攻撃手段は台風のような暴力をまき散らす両腕だけではない。
寧ろ、中距離こそがこの異形と対峙する際の最も危険な立ち位置。
背中の触手が縦横無尽に三次元を飛び回り、腐臭を放つ酸性の粘液をまき散らしながら襲いかかって来る。

「パイロシューターっ!」

《Fire》

立て続けに撃ち出された魔力弾が不規則に揺れ動きながら触手の群れを迎撃し、怪物の巨体を撃ち抜いていく。
だが、必殺の念を込めて撃ち抜かれた肉体は撃たれた端から再生していき、その痛みが怪物の怒りを呼び起こしてしまう。
咆哮と共に膨れ上がった筋肉が渾身のバインドを砂糖菓子か何かのように引き千切り、粉々に砕けたリングが魔力残滓となって霧散していく。
その際に怪物は勢い余って手近にあった大岩に体をぶつけるが、大岩が粉々に砕けるほどの衝撃を受けたにも関わらず堪える素振りも見せない。

(私は、何をしているのでしょう? こんな意味のないことに、何を躍起になって………………)

四方から迫る触手をシールドで逸らし、空へと逃れる。
複雑に絡み合いながら追撃してくる触手を避けながら、殲滅者は何度目かの自問を投げかけていた。
不思議でならない。
こうしている間にも、管理局の部隊が着々とこちらに向かってきている。
己の安全を鑑みるのならば、直ちに離脱して身を隠すのが得策だ。
闇の書を復活させるという目的を遂行する為にも、今は目立つ行動は避けねばならないのだ。
なのに、自分は正体露見の可能性がある戦闘を選んだ。
少しでも戦いが長引けば、遅れて到着した管理局に自分の存在が知られてしまうかもしれないというのに。
そんな危険を冒してまで、どうして自分はビイを助けたいなどと思ったのだろうか?

(わからない、理由なんてない。一宿一飯の恩義で片づけられる問題じゃない。
そもそも、私には人を助けるなどという機能は最初からプログラムされていないはず。
ならば、これは欠陥なのでしょうか? 私の中に巣くった、治しようのないバグなのでしょうか?)

綻びにも似た欠陥が、殲滅者の中で大きくなっていく。
ありえない。
こんなエラーはありえない。
あの時、ビイが遊びに行った森に化け物が向かったと聞いた時すら何も感じなかった。
彼女の母親が倒れた時も感情は動かなかった。
なのに、あの作りかけのホットミルクを見た瞬間、思ってしまった。
ビイが作ったホットミルクが二度と飲めなくなるのは、とても寂しいと。

「終わりです」

全ての触手を焼き切り、剛腕と健脚をバインドで二重に締め上げて相手の懐に飛び込む。
分厚いを肉を抉る感触がルシフェリオンを握る手へと伝わり、腸を突き破られた怪物が痛みの咆哮を上げた。。
裂けた腹から溢れ出る青い血と腐臭を放つ酸性液。だが、草木も枯らす汚水も特殊合金で生成されたデバイスを溶かすには至らない。

423 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑨ :2010/02/16(火) 02:24:55 ID:BvsYK4s2
「ブラストファイアァァッ!!」

集束する閃光。
桃色の光が怪物の背中を突き破り、全身を隈なく焼き尽くされた怪物は力尽きて動かなくなる。
信じられないことに、それだけのダメージを受けてなお、この怪物は生きていた。
傷口から血飛沫をまき散らし、千切れてはみ出た内臓は折れた骨が突き刺さって形容し難い痛みを与えているはず。
そもそも、丸ごと焼き尽くしたのだから皮膚呼吸すらままならないはずだ。
それでも、この異形はか細い呼吸を繰り返し、ゆっくりとではあるが再生を始めている。
今すぐにでも頭を吹き飛ばさねば、こいつはまた暴れ出すだろう。

『ああ…………私は消えるのですね』

『うん…………ごめんね』

不意に、白衣の魔導師と戦った時の会話が脳裏に蘇る。
目的を持って生まれ落ちたこの身を無へと帰した少女の涙。
今の自分は、丁度あの時の彼女と同じであった。
この怪物とて、どのような不純な動機であれど目的の為に生み出された存在。
このまま引き金を引くことはそれを否定し、この者の命に意味はないと貶めることになる。
だから、白衣の少女は自分を打ち倒した時に涙を流したのだ。
生み出された理由を持ちながらも存在を許されなかった者達への謝罪。
一方的な否定で相手の存在を無価値とすることを、彼女は己の中で悪だと断じたのだ。

「行ってください」

ルシフェリオンを下ろし、気絶したままのビイを抱きかかえて怪物に告げる。

「気が変わらぬ内に、ここから逃げて下さい。そして、どこか人のいないところで静かに生きて。
あなたほどの生命力ならば、どんな環境にも適応できるでしょう」

怪物は大きな黒目でジッとこちらを見つめると、やがて傷ついた体をゆっくりと立ち上がらせ、森の奥へと消えていく。
その先は荒野。砂と土によって彩られた死の大地。今はまだ人の手が届かぬ未開の地だ。
あの怪物がこちらの言葉を解する程度の知性があったのかはわからない。
だが、殲滅者は何故か確信めいたものを抱いていた。
あの怪物は、きっともう人の前に姿を現すことはないと。









ビイが目を覚ましたのは、その日の夕方のことであった。
まず最初に目に飛び込んできたのは泣きじゃくる両親の姿。
2人は自分の無事を確かめると、みっともないくらい涙を流しながら小さな体をきつく抱きしめてきた。
後で聞いたことだが、自分はいつの間にか家の前で倒れていたらしい。
森に逃げ込んだという怪物も行方がわからず、管理局は近い内に大々的な山狩りを行うとのことだ。
ビイはあの後、管理局の局員に何度か質問をされたが、気を失っていたので自分がどうやって助かったのか、
怪物はどこへ逃げたのかはわからなかった。ただ、気を失う前に黒い服の魔法使いが助けに来てくれたことはおぼろげながらもハッキリと覚えている。
名前も知らない黒衣の魔法使い。
彼女はいつの間にか町から姿を消していて、二度とビイの前には姿を見せなかった。
彼女はいったい何者だったのか、どうして自分のことを助けてくれたのか、それは永遠の謎だ。
覚えているのは抱き留められた時の暖かい感覚だけ。
母親に抱かれているかのような安心感を、ビイは忘れることができなかった。
お礼が言いたい。
もう一度会って、助けてくれたことへのお礼を言いたい。
いつしか彼女は、去っていった恩人と同じ魔導の道を志すようになった。
自分にその素質があるのかはわからないが、例えなかったとしても必ず彼女を見つけ出そう。
あの人と同じ魔法使いになって、同じ世界で生きていれば、きっとあた巡り合える機会も訪れるはずだ。
ビイは決意すると、両親にその願いを包み隠さず告白した。
数年後、ビイは時空管理局陸戦魔導師訓練校の門を叩くことになる。
恩人の背中を追いかけ、いつか再会する為に。

424 とある魔導の明星魔砲(ルシフェリオン)⑩ :2010/02/16(火) 02:25:55 ID:BvsYK4s2





砂埃が舞う荒野を1人の少女が歩いている。
年の頃は10歳前後。大目に見積もってもローティーンには届いていないであろう。
首筋でざんばらに駆られた髪は亜麻色で身に纏った衣装は漆黒。一見すると水兵の制服のようにも見えるが、
禍々しい黒と赤いラインは船乗りではなく死神を彷彿とさせる。
星光の殲滅者はあれからも旅を続け、同胞に関する情報を求めて幾つかの町を巡って回った。
しかし、それらしい少女の噂すら掴むことができず、空振りを繰り返す日々を送っている。
ひょっとしたら、この世界には彼女達はいないのかもしれない。
いや、或いはどこの世界にも同胞はおらず、稼働しているマテリアルは自分だけなのかもしれない。
もしもそうだとしたら、こうして世界を回り続けることは無意味な行為だ。

「まあ、それでも仕方がありませんね」

その時はその時で考えるしかないと思考を止め、星光の殲滅者は赤いデバイスを引きずりながら荒野を進む。
デバイスを引きずった跡に並んだ彼女の足跡の横には、可憐な白い花が小さな花弁を太陽に向けて広げていた。






                                                      おわり

425 B・A :2010/02/16(火) 02:26:29 ID:BvsYK4s2
以上です。
星光さんのストイックな印象が流れ者のイメージと重なってできた結果がこれです。
きっと、彼女は世界中で一人ぼっちだったとしても立ち上がってくるはず。
あの潔さは何だか癖になりそうです。

426 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 08:22:20 ID:cyYPBIKM
星光さんカッコいい……惚れてまうやろ
GJです
>世界中で一人ぼっちだったとしても立ち上がってくる
星光もまた不屈の心の持ち主だ…と

427 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 09:30:36 ID:JbIcK7RM
やばっ!格好いいよ!星光たん!!

歪んだ言い方だけど

なのは=10を救おうとするけど悪にはなれない正義の味方

星光=10を救うなら悪にもなる正義の味方

なイメージがある私にとってはこう取りこぼされてる小さな辺境世界の小さな事件も何だかんだで解決しちゃうっていうのは好きですよ

428 イクスピアリ :2010/02/16(火) 10:16:55 ID:JbIcK7RM
投稿します
雷刃シリーズ本編続きになります


注意
・とらハ3の人物が戦いまた強いです

・とある一部分だけエロ表現

429 雷刃がいる風景 〜絆〜 後編 1/4 :2010/02/16(火) 10:17:45 ID:JbIcK7RM
第00管理外世界 コキュートス

無人となったこの星にライは連れられていた

「…………」

体中に刻まれた傷
クロノ達はライを引き渡した後封印方法探索を命じられ今は無限書庫などをあたっているため彼らは知らない
上層部がその間ライを弄んでいる事に

「お姉さま……姉さん……」

着ていた服は破かれ冷たい床に直に座り膝を抱えながらライは呟く

「……会いたいよ。」

キィッと扉が開き局員が入ってくる
彼らは皆闇の書の被害者でありその顔はイヤらしく笑っていた





地球 海鳴
なのはとフェイトは高町家にてライの居場所を探る相談をしていた

「やっぱり誰かから聞き出さないと駄目かなぁ……」

「でも……誰から聞くの?」

クロノは先に手を打ちはやてらも封印方法探索に駆り出しており八神家には誰もいない
ハラオウン家もクロノの対応から二人は除外している

「やっぱり局のコンピューターから」

コツコツ、と窓から音が聞こえる

「……なんだろう?」

窓を開けたなのは
そこにいたのはフェレットユーノ

「ユーノくん!?」

「なのは、話はクロノから聞いたよ。」

二人が身構えるがユーノは部屋に入りフェレットモードを解除する

「二人はどうしたい?」

「「助けたい!」」

迷いなく答える二人にユーノは苦笑する

「第00管理外世界コキュートスに彼女はいるけど封印方法が見つからないらしくてクロノ達が探してるのを僕も手伝わないといけないからそろそろ行くね。」

ユーノは転移しいなくなる

「なのは。」

「うん……ユーノくんに感謝だね。」

二人はこっそり高町家を後にしようとして――

「どこに行く気だ、なのは?」

無銘の小太刀二刀を腰に携え鋼糸、飛針とフル装備の恭也
傍らには月村家のメイドであるノエル
反対側には美由希とライの戸籍書類を持って香港より来日した美沙斗がいる

「えっとその……」

「ライを助けにいくんだろう?」

「はうっ!」

恭也に言い当てられしゅん、と落ち込むなのは

「兄達もライを助けたい気持ちは同じだ。二人だけだと思うんじゃない」

「とはいえ……その想いは尊い。大事にしなさい。」

恭也と美沙斗は笑っていた

「で、なのは。ライちゃんはどこにいるの?」

美由希が優しく問う

「……」

葛藤するなのは
なんせ今からする事は管理局に反する事であり犯罪者になる
そんななのはの葛藤を見抜いたフェイトがそっと手を握る

(フェイトちゃん……)

なのはが顔を合わせるとフェイトは微笑んでいる

「お兄ちゃん、お姉ちゃん、美沙斗さん。」

なのはばいい子゙の仮面を着けてから初めて家族に我が儘を言う

「私に……力を貸してください。」

大切な妹を助けるために

430 雷刃がいる風景 〜絆〜 後編 2/4 :2010/02/16(火) 10:19:25 ID:JbIcK7RM
暗い暗い牢獄の中
男達がライの体を弄び貫いている
吐き出された欲望がライを汚していた

「…………」

気が済んだのか男達が牢獄から立ち去る

「…………」

虚ろな瞳でライは股に手を当てる

「…………」

男達の欲望が溢れでている
それをライは懸命に手で掻きだしていた

「……汚されたんだ。」

ライの瞳から一筋の涙が零れて消えていった



翌日
ライは汚された体を洗われ封印場所へと連れられてきた
管理局の局員がライに行った暴行の隠蔽の為であり決してライを気遣ったものではないのはライ自身気づいていた

(夜天の主に管制人格、守護騎士達に黒い奴もいるんだ……まぁ当然だよね)

封印場所に立たされたライ

クロノがデュランダルを構え詠唱に入る

(最後に……会いたかったなぁ)

デュランダルを振り上げるクロノ

(お姉さま、姉さん……)

静かに目を閉じるライ
デュランダルが振り下ろされ――


「ディバィィィィン!バスタァーーーー!!」


る瞬間桜色の砲撃がクロノが持つデュランダルのみを撃ちクロノの手から離れていく

「ぐっ!」

「クロノ君!?」

手首を抑えるクロノにはやてが近づき現れた白い魔導師を見る

「なのはちゃん……」

ライを庇うように立ちふさがるのはその手に不屈の心を握る高町なのはその人

「高町、そこをどけ。」

レヴァンティンを抜いたシグナムがそれを突きつける

「どきません。ライちゃんは私の大事な……大事な妹です!」

レイジングハートが変形
エクセリオンモードが発動する
それだけではない
なのはの背後にはエクセリオンモードのレイジングハートの先端に似たものが二つ浮いていた

「だからどきません!」

先手をとり放たれたエクセリオンバスター
回避したシグナムとヴィータがライを確保しようとして――

「ハーケンセイバー!」

上空から放たれた魔力刃を回避した二人の間にフェイトが降り立つ
同時にバルディッシュが変形し両刃の双剣になる

「テスタロッサ……お前もか?」

「ライは私の妹でもあります。もう私は失いたくない!」

シグナムに斬りかかるフェイト
その隙にヴィータが抜けようとする

「させない!」

「ちぃ!邪魔すんななのは!」

A.C.Sを起動させヴィータに突っ込んだなのは
奇しくも闇の書事件の時と同じ組み合わせとなった


唖然としていたライ
その背後からシャマルとザフィーラが近づき拘束しようとした瞬間だった

「御神流奥義之参 射抜」

「きゃあ!」

現れた女性の刺突によりシャマルが吹き飛ぶ

「魔法というから通じないと思ったがそうでもないか……」

小太刀二刀を手に薄い紫のコートを着た女性が呟く

「何者だ貴様……」

ザフィーラの問いを無視し女性――不破美沙斗は着ていたコートをライに着せる

「美由希、この子を頼むよ。」

「任せてかあさん。」

ライを抱え美由希が右手に小太刀を構える
美沙斗が二刀小太刀を構え告げる

「私達の家族に手を出したことを後悔しろ……」

不破の剣が荒れ狂い局員をなぎ倒していった



別の場所でも次々と局員が倒されていた

「御神流奥義之六 薙旋」

周囲にいた局員達が倒れていく
怯んだ局員を手にした飛針を投げる
狙いはデバイスコア
突き刺さり砕け散るデバイスコア

「ば、化け物か!?」

局員の一人が思わず叫ぶ

「いや、一応人間だ。お前達みたいな魔法など使えないな」

後ろから迫る局員に斬撃を繰り出す
斬撃は通らずとも衝撃ば徹゙り気絶する

「さて……俺の家族に手を出したんだ。覚悟はして貰う。」

「ひ、怯むな!数は我々が多い!一斉にかかれ!」

局員達がそう言いながら襲いかかる
それを見て小太刀二刀を握りなおした彼――高町恭也は告げる

「嘗めるな……守る御神に負けはない!」

神速の領域に入り局員の群れへと恭也は飛び込んでいった

431 雷刃がいる風景 〜絆〜 後編 3/4 :2010/02/16(火) 10:25:21 ID:JbIcK7RM
メイド服を着た女性が右腕に着けたブレードを振るう
漆黒の翼を生やしたリインフォースはそれを防ぐが次の瞬間驚愕する

「ファイエル」

「ぐあっ!?」

リインフォースの腹部に当てられた女性の左手が放たれゼロ距離であったため衝撃がリインフォースの騎士甲冑を貫いていた

「お前……人間ではないのか?」

「はい。しかし私の体を構成する部品一つ一つが忍お嬢様の愛でできている。」

左手が戻ると女性――ノエル・K・エーアリヒカイトは新たに取り出したパーツを左腕に着ける

「そして……救えなかったあの子の忘れ形見も忍お嬢様が私に合わせてくれた。」

バチッとノエルの左腕に着けたそれが放電する

「あの時私が感じた悲しみをなのはお嬢様にまで感じさせるなどできません。よってあなた達を倒しライお嬢様を取り返させて頂きます。」

左腕のそれが放たれリインフォースに絡みつく

「イレイン、あなたの力借りますよ。ウロボロス、フルスパーク」

ウロボロス
かつてノエルが戦った姉妹機の装備
それを形見としてノエルは忍に頼み自身のオプションへと変えて貰ったもの
そのウロボロスからリインフォースへと高圧電流が流れる

「っああああぁぁ!?」

いかに騎士甲冑が弾こうと関節部分から直接肌に流されては意味がなかった

「私の勝ちです」

倒れたリインフォースを一瞥しノエルは恭也の元へと去っていった



フェイトとシグナムが互いに斬りかかる

「紫電一閃!」

シグナムの斬撃
だが斬ったのはフェイトの残像

「遅い!」

双剣となったバルディッシュをクロスさせ斬りかかるフェイト
咄嗟に鞘で受けるシグナム

「はぁぁぁぁぁ!」

吼えるフェイト
次の瞬間レヴァンティンの鞘が切り裂かれ真っ二つになる

「なにっ!?」

「雷光連閃!」

驚愕するシグナムの隙を逃さずフェイトが左手のみ逆手にし放つ

「プラズマスラッシャー!」

恭也が、いや御神の剣士がそれを見たら驚愕しただろう
フェイトのそれは速度、威力全てが劣るが間違いなく薙旋だったのだから

「ぐぁぁぁ!」

さすがのシグナムもこれには耐えきれずレヴァンティンを握ったまま気を失った

「はぁ、はぁ……勝った。」

体力魔力共に大きく消耗したフェイト

「なのはは……」

「ヴィータちゃんの分からず屋!」

フェイトが振り返ればそこにはバインドされたヴィータに向けて集束砲を放つなのはの姿

(……ヴィータ、きっとこの戦いが終わったら何も怖くなくなるよ)

吹き飛ばされたヴィータにフェイトは心から同情した

432 雷刃がいる風景 〜絆〜 後編 4/4 :2010/02/16(火) 10:35:55 ID:JbIcK7RM
あらかた片づけ集まったなのは達

「ライちゃん!」

「ライ!」

なのはとフェイトがライを抱きしめる

「お姉さま…姉さん……」

暖かな温もりにライは泣いた
ひたすら泣き続けた

「さて……どうやらまだ来るみたいだな。」

恭也が見上げた先には空戦魔導師達がいる
その下には新手の陸戦魔導師もいた

「私とフェイトちゃんでなんとか」

する、という前に桜色の砲撃が空戦魔導師の一部を吹き飛ばした

「「「えっ?」」」

そこに現れたのは黒衣に身を包みレイジングハートの色違いの杖を手にした少女
その顔には赤い星を象った仮面を着けていた

「天知る地知る」

ようやく復帰したクロノ達も唖然とする

「我知る星知る」

杖を突きつけ少女が名乗った

「歪んだ正義に裁きを下す闇よりの使者、仮面赤星参上です。」

少女――仮面赤星はなのは達を見る

「全く……あなたに託したというのに何ですかこの状況は?」

トントンと肩に杖を当てると仮面赤星はなのはに近づく

「えっと……ごめんなさい?」

取りあえず謝るなのは
突如現れた黒衣の少女を見てリインフォースが呟く

「理のマテリアル……」

「いいえ違います。私は理のマテリアル等ではなく仮面赤星です。何度も言わせないで下さい管制人格。」

そこに転移魔法陣が現れ一人の局員が現れる
腕の階級証から准将クラスのようだ

「何をやっている!さっさと封印しないか!!」

ギャアギャア喚くのを余所にクロノにある念話が届く

「……っ!分かりました艦長。ようやく捕まえましたか。なら残りはこいつだけですね」

クロノがデュランダルを准将に突きつける

「准将、あなたを逮捕します。罪状は闇の書の欠片に関する情報隠蔽並びに管理外世界の住人の拉致監禁。他にもあるでしょうがそれは後ほどじっくり聞かせて頂きましょう」

「き、貴様ぁ!お前達!こいつらを片づけろ!」

准将の周りにいた局員達が迫る
なのは達はライを守るように広がりクロノ達は准将の部隊へと立ち向かう

「やれやれですね」

仮面赤星は手にした杖を構える

「貸し一つですよオリジナル。」

「えっ?」

空へと飛び立つ仮面赤星

「空中は私が受け持ちましょう。」

仮面赤星が一気に駆け上がり局員に向けて放つ

「ハイロゥシューター!」

飛び交う誘導弾が的確に局員を貫いていく
さらに右手を前に突き出し振り抜く

「ルベライト」

次々と拘束されていく局員達が見たのは桜色の砲撃

「ブラストォファイヤーーー!!」

砲撃を維持したまま右から左へと薙ぎ払い一掃する

「脆いですね……少々物足りませんが」

地上を見る仮面赤星
その視線の先にはディバインバスターを放つなのはとサンダースマッシャーを放つフェイト
それにより地上側の局員が一カ所に固まっている

「終わりですね。」

仮面赤星が念話を飛ばすと慌ててなのは達が離脱
クロノ達もなのは達とは逆方向に逃げる

「集え、赤星。総てを焼き消す焔となれ。」

集束された砲撃が放たれる

「ルシフェリオンブレイカー!!」

なのはのスターライトブレイカーと同規模の集束砲が地に突き刺さり爆発
後には局員が気絶しバタバタと倒れていた

433 雷刃がいる風景 〜絆〜 後編 5/4 :2010/02/16(火) 10:37:38 ID:JbIcK7RM
クロノが倒れた局員達を逮捕し連行していく
その傍らでなのはとフェイトはライを守るように傍に寄り添い恭也と美沙斗、美由希はリインフォースらヴォルケンリッターと対峙していた

「……申し訳ない。」

先に頭を下げたのはリインフォース

「全ては私の責任。如何なる罰も」

「まずはそちらの事情を話して貰おう。全てはそこからだ。」

交渉術に一番長けた美沙斗が小太刀をいつでも抜けるように体勢を整えながら問う

「ああ……私から話そう。事の始まりは我が主にかけられた偽りの罪からだ。」

リインフォースが語る

「我が主は未だ闇の書の主であり構築体を操り再び闇の書の力を取り戻そうとしている、そう疑われロストロギア不法所持の罪に問われかけた。」

美沙斗の目がすっと細まる

「そうか……ライが兄さんの家にいるのを知ったんだなあなた達は。」

「高町なのはとフェイト・テスタロッサと共に出かけたのをヴィータが見かけた事から調べさせてもらった……だが私達も監視するうちに力のマテリアルに害はないと思うようになった時に封印破壊の命令がくだった。」

リインフォースを見ていた美沙斗はふうっとため息をつく

「後は想像つく……従わなければ、という陳腐な脅しでライをあの子達から引き離した。そこにきな臭いものを感じたが故に君達は表向き従い誰かが裏を探ったというところか。」

次の瞬間美沙斗の拳がリインフォースの頬を捉え殴りつける

「リインフォース!」

シャマルが支えヴィータが美沙斗を睨む

「今のはライが味わった痛みとなのはとフェイトちゃんの悲しんだ分の傷みだ。」

そう言って美沙斗はリインフォース達に背を向けてなのは達の下に戻っていった

局員達の連行を終えたクロノはなのは達の傍にいる仮面赤星に話しかける

「ところで君は何故僕たちを助けた?」

「私が助けたのはオリジナル達だけであなた達まで助ける結果になったのは偶然に過ぎません。」

そう言って立ち去ろうとした仮面赤星

「待て。君を僕個人の部下、補佐官候補としてスカウトしたい。」

「物好きですね。」

「だが代わりになのは達をすぐに助けれる……形式だけでも構わないんだが駄目か?」

しばし悩み仮面赤星は仮面を外す

「あなたが届かない闇を振り払うために……ですか?」

「ああ。」

すると彼女微笑みクロノに手を差し出した

「私は星光の殲滅者。元理のマテリアルです。今はセイと名乗っています。」

「管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。よろしく頼む。」

仮面赤星こと星光の殲滅者―セイとクロノは握手を交わした



海鳴市 高町家
夜になりようやく帰ってきたなのは達
今なのはとフェイトはライを挟むようにベッドで眠っている

(帰ってきたんだ……)

二人に抱きしめられたライは泣く

(お姉さま…姉さん……本当にありがとう)

静かにライは二人の額にキスをした

434 イクスピアリ :2010/02/16(火) 10:39:43 ID:JbIcK7RM
以上です

なんと字数制限オーバーで4つにまとめたのが5つに……

5/4はそういう理由なのでお許しを……


次は闇王をどう出すか……

ホームレスで公園か八神家に居座ってるか……

436 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:50:37 ID:DY/PWfIk
えーどうも皆様、お久しぶりです。結構前に投下したぷよです。
なんか聞いたことある名前だなーと思って後で調べてみたら、ハルヒちゃんの作者と名前かぶってたことに気付き若干へこみ中。
そんなこんなで投下させていただきます。

437 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:51:59 ID:DY/PWfIk
 ナカジマ家第三女・ディエチと、第四女・スバル。
 この組み合わせで2人きりになるというのは、実はとても珍しい。
 まず、スバルの方に問題がある。彼女は他の姉妹達と違い、職場近くのマンションで独り別居中の身だ。
 レスキューの仕事は滅多に休みが取れないため、ここで他の5人と顔を合わせる機会が激減する。
 もちろんたまの休みの日には、家族と一緒に過ごすことも多いのだが、ディエチは大体、他のN2R姉妹と行動を共にしている。
 おまけにスバルも大体ノーヴェの方にくっついていくため、たまに顔を合わせることはあっても、2人きりになることはないのだ。
 故にこの日のように、ひとつ屋根の下に2人だけがいるというシチュエーションは、極めて稀なことなのである。



ご飯もトンカツも好きなのでカツ丼を作ろうと思ったら、何をどう間違ったのかご飯フライとでも言うべき微妙な料理ができてしまったでござるの巻



 ひた、ひた、ひた。
 軟質な足音がフローリングを叩く。靴下すら履いていない、素足のリズム。
 剥き出しになった太ももが、歩を進めるたびにしなやかに伸びる。
 すっと伸ばした右の指先が、冷蔵庫の扉を開けると同時に、左手が冷気を受けながら中へと入った。
 手探りで取り出したオレンジジュースを、テーブルの上に置いたコップに注いでいく。
 とく、とく、とく、と。
 窓から注ぐ陽光を反射し、きらきらと煌く透明ガラスが、鮮やかな橙色に染まった。
「もうちょっとちゃんとした格好をしなよ」
 そんな休日の光景を、ディエチはソファにうつ伏せで寝そべりながら、憮然とした表情で見つめていた。
「えー? いいじゃん、どうせ部屋着なんだし」
 悪びれた様子もなく、笑みを浮かべてコップを取るスバル。
 にやついた口元にそれを当て、中身をぐいっと飲み干した。
「それはまぁ、そうなんだけどさ」
 すっ、と。
 傍らの雑誌を手に取って、所在なさげに呟く。
 姉妹の誰かが買ったファッション誌のページを開いたが、それでもその黄金の視線は、青色の髪の義妹の方へと向けられていた。
 今日は珍しく、スバルと彼女の2人きりだ。
 彼女やギンガに比べれば、幾分か暇をもてあましているはずの3姉妹も、それぞれに事情があって家にいない。
 チンクは訓練校の特別授業を受けに行き、ノーヴェは急のバイトが入ってお仕事中。
 ウェンディもウェンディで、バイト先でできた友達と一緒に遠出をしていた。
 ギンガとゲンヤは言わずもがなで、どちらも108部隊で勤務中である。
 現在時刻にして午前11時。少なくとも午後にでもならなければ、誰かが帰ってくることはあるまい。
(どう接したらいいものか……)
 ふぅ、と。
 トレンドのワンピースの写真が載せられた、紙面の奥でため息をついた。
 正直な話、少々やりづらい。
 元々面と向かって話をしたことの少ない相手だし、おまけにウェンディ同様、テンションが高い方の人間である。
 根が大人しめなだけあって、このような相手と話すのは、苦手だ。
 いきなり一対一という状況に放り込まれては、何からどう話していいものか分からない。
 情けないことだ。
 自分がまともに人間社会でやっていくには、もう少し時間がかかりそうだな、と実感する。

438 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:53:17 ID:DY/PWfIk
(……それにしても……)
 そこまで考えたところで、改めてスバルの姿を見据えた。
 数十分前にシャワーを浴びたばかりの彼女は、どうしようもないくらいにラフな格好をしていた。
 布で覆われている部分よりも、肌色が露出している部分の方が多いくらいだ。
 上は黄色いノースリーブ。丈の短い布地からは、お腹どころかへそまで露出している。
 薄い生地を押し上げるのは、たわわに実った2つの果実。ぱっと見た感じからして、下にはブラジャーすら着けていないだろう。
 下も下だ。薄物の黒いハーフパンツは、バリアジャケットのズボンの丈とさほど変わらない。
 そのくせジーンズほど分厚くないので、尻から太もものラインが丸分かりになってしまう。
 扇情的を通り越して、官能的。
 異性どころか同性ですら、思わず顔を背けそうになるような艶かしい姿。
(自分がどう見られてるのか、自覚したことあるのかな?)
 両の頬に熱を感じた。
 鏡を見れば、そこにはほんのりと赤く染まった自分の顔が映るだろう。
 ディエチ自身も、決してスタイルは悪くない。
 だが、それもあくまで1つ下の五女・ノーヴェと同じくらいに過ぎない。どうしても目の前のプロポーションには負けてしまう。
 弾けるようなバストに、瑞々しいヒップ。
 首筋からウエストを経て爪先に至るまでの、さながら芸術品のように滑らかなライン。
 一体何を食べれば、あんなダイナマイトボディが仕上がるというのだろうか。
 肉体年齢は半年しか違わないはずなのに、一体この差は何なのだろうか。
 ああ、困ったなぁ。
 内心で呟く。
 そんなに挑発的な格好をされては、目のやり場に困ってしまう。
 そんなに無防備な格好をされては、耳まで赤くなってしまう。
 本当に。
 そんな格好をされてしまっては。
 

 ムラムラして仕方がないじゃないか――


「えっ……ちょ、ちょっとディエチ……?」
 スバルが異変に気づいたのは、ジュースを飲み終えたコップを食器洗い機に入れた頃のことだった。
 ソファから立ち上がったディエチが、自分の方へと歩み寄ってくる。
 それぐらいならどうということもない。至って普通の行動に過ぎない。
 だがこの気配は何だ。
 この全身からにじみ出る、怖気を誘う雰囲気は何だ。
 瞳は半ば据わっていて、普段以上に感情が読み取れない。意識があるのかどうかさえ、ぱっと見ただけでは判然としない。
 それでもその背後に揺らめく気配が、彼女に危険を訴え続ける。
 異様な気配を醸し出すその様が、スバルの受ける印象を一変させる。
 ただ歩み寄るのではなく、じりじりとにじり寄ってくるようだ。
 戦場ですら感じたことのない、全く未知のプレッシャー。
 殺気ではない。敵意すら感じられない。
 だがこの身に訴えかける違和感は何だ。身震いすら起こさせる凄みの正体は何だ。
 ごとりと音が鳴った時、自分が知らぬうちに後ずさっていたことを理解した。
 テーブルに尻をぶつけた時、瞬間的に追い詰められたと意識した。
 距離がゼロに詰まった瞬間。
 目と鼻の先まで迫ってきた瞬間。
 ディエチの細い指が伸びる。そっとスバルの顎に添えられる。
 少女の顔に影が差し。
 緑と黄金の視線が交錯し。
 次の瞬間。
「んんっ……!?」
 スバルの唇が、ディエチによって乱暴に貪られていた。

439 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:55:10 ID:DY/PWfIk
 肉と肉が触れ合う。
 赤と赤が重なる。
 強引に奪われたファーストキッス。
 がつがつと食いつくようなその様は、さながら獰猛な肉食獣。
 あまりの唐突さと荒々しさ故に、自分の生涯初の接吻の相手が、
 よりにもよって義理の姉になってしまったことを悟るまでには、それから更に数瞬の間を要した。
「んぷっ……む、うぅ……っ」
 そしてそれと同時に、肉壁をこじ開け侵入するものがある。
 ぴちゃぴちゃと涎の音を立て、絡み付いてくるのは舌。
 あたかも一個の独立した生命体のごとく、赤い軟体が口内を這い回る。
 唾液と唾液をかき混ぜながら。
 舌と舌を絡め合わせながら。
 甘美な飴細工を舐め回すようにして、スバルの口の中を蹂躙していく。
 ぴちゃり、ぴちゃりと。
 他に音を立てるものもない、2人きりの静寂の中。
 ただの水音に過ぎないはずのそれが、ひどく淫靡に艶やかに響いた。
「ぷはっ……」
 唇が解放され、口が空気を取り込むと同時に。
 ソファの柔らかな感触に、ぽふっと身体が包まれるのを感じた。
 テーブルからそこまで移動していたのにも、全く気づく余裕がなかった。
「はぁ……はぁ……」
 羞恥に頬を紅色に染め。
 荒い息を上げながら、眼前に佇むディエチを見上げる。
 さながら蛇に睨まれた蛙。
 否、百獣の王に睨みつけられた小さな鼠か。
 意識があるかどうかすらも怪しかった双眸が、今では獲物を前にした獣のようだ。
 前期型戦闘機人特有の金色の瞳が、その獣的イメージをより助長させている。
 動けない。身体に力が入らない。
 遠距離戦タイプの砲撃型など、その気になれば余裕で組み敷けるというのに、身体が言うことを聞いてくれない。
 その脱力を知ってか知らずか。
 身を屈める色獣の右手が、スバルのノースリーブシャツに伸びた。
 獅子が鋼の爪をもって、獲物の皮を裂くように、荒々しい動作で布地を剥ぎ取る。
 はちきれんばかりの2つの乳房が、ぷるんと外気に晒された。
 ぎょっとして目を丸くする。顔全体が赤熱する。
「ま……待って……駄目だよ、こんなっ……」
 おぼろげには察していた。
 だがこの瞬間をもって、それが確定事項として突きつけられてしまった。
 これから何をされるか悟ったスバルが、動揺も露わな声で制止をかける。
 しかし、それも今更なことだ。
 獣に言葉は通じない。
 実力行使を伴わない言葉で、この茶髪の猛獣は止められはしない。
 ぐに、と。
 ふくよかな乳肉が、歪む。
 ぎらぎらと眼光を輝かせながら、遂にディエチの右手が乳房を捕らえたのだ。
「あっ……」
 思わず、声が漏れる。
 反射的に、背筋が僅かにのけぞった。
 色欲の獣の手つきは繊細。
 獰猛な雰囲気とは裏腹に、極めて細やかな手つきと共に、スバルの胸を蹂躙する。
 ぐにゃりぐにゃりと歪む乳房に、痛みはほとんど感じない。
「くふっ、んん……ぅああ……っ」
 反対に鋭敏に感じられる快楽が、艶っぽい喘ぎとなって口を突いた。
 時に力を込めて勢いよく、時に緩やかだが的確な動作で。時には乳首を摘み上げ、親指と人差し指で扱き上げて。
 瞬間ごとに移り変わるパターンが、飽きさせることなく快感を叩き込んでくる。

440 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:56:36 ID:DY/PWfIk
 いかに色恋沙汰には疎いといえど、スバルとて自慰くらいは経験したことはあった。
 胸を揉めば性感が刺激される。身をもって効果を知っていたからこそ、ティアナにも執拗にセクハラを仕掛けた。
 しかし、今まさに己が身を襲う悦楽のなんとしたこと。
 自分の手で触れた時には、これほど感じることはなかった。
 否、自分に揉まれたティアナでさえも、これほどの刺激を得ることはなかったに違いない。
 自分自身の手慰みとも、はたまた冗談交じりの戯れとも違う。
 獣の獰猛性をもって襲い掛かりながら、しかし一流の技巧を駆使して責め立てる他者に、自分は犯されているのだ。
 ぴちゃり。
 水音と共に冷たさを感じた。
 感覚を訴える方向へと目を向ければ、そこには放置されていた右胸。
 粘性をもった透明な液体が、つんと隆起した乳首に降り注いでいる。
「ちょ、ちょっと! それは洒落にならな――んああぁっ!」
 制止の声も意味をなさず。
 焦燥の顔は快楽に歪む。
 スバルが言い終えるよりも早く、ディエチの口が乳首をくわえ込んでいた。
 乳飲み子のように、舐める。赤子よりも強く、吸い上げる。
 押し付けられた顔面が、さながら揉まれたような刺激を叩き込む。
 右手によって与えられるものと同等か、あるいはそれ以上の刺激だった。
 身体を陵辱する快感が、一瞬にして倍以上に膨れ上がった。
「ひゃうっ! はぁ、あっ! んううぅぅっ!」
 呼べば返る山彦のように。
 叩けば響く楽器のように。
 責め手が勢いを増せば増すほど、湧き上がる悦の悲鳴もボリュームを増す。
 もはや抵抗など不可能だった。
 ただただソファの布地を握り締め、喘ぎと共に首を振ることしかできなかった。
 一流の格闘戦力を有した陸戦魔導師も、この瞬間はただの小娘に過ぎない。
 茶色の尻尾を振る肉食獣に、むしゃぶりつくようにして捕食されるだけの草食動物だ。
 肉体を食い尽くす痛覚はない。
 精神を覆い尽くす快楽がある。
 暴力的なまでの悦楽の波濤に、弓なりにのけぞり返る肢体を、ただ溺れさせることしかできなかった。
「………」
 程なくして、それも終わる。
 前戯にはもう飽きたということなのだろうか。
 左胸を揉みしだく手のひらも、右胸に吸い付く唇も、ゆっくりとスバルから引き剥がされていく。
 しかし、それは幕引きを意味するものではない。
 これからメインディッシュにありつかんとするサインに他ならない。
 腰に添えられた両手の五指が、黒いハーフパンツを引きずり下ろす。
 視線も思考も蕩けきったスバルには、もはや制止の声すらかけられなかった。
 ただ荒い息を上げながら、下着ごとズボンが下ろされるのを、黙って見ていることしか許されなかった。
 ショーツと一緒に両足から引き抜いてしまえば、それだけでもう生まれたままの姿になってしまう。
 いかに身を覆っていた布が少なかったかを、頭の片隅で再認識させられた。
 裸に剥かれた彼女の前で、かちゃりかちゃりと金属音。
 ディエチの方を見てみれば、ジーンズのベルトを外す姿。
 やがて拘束が解かれた後、これまた内側のショーツごと、ズボンを潔く脱ぎ落とす。
 そして艶やかな湿気を纏った蜜壷を、スバルの股ぐらへと運んだ。
 仰向けの態勢からは、自分の股間を直接見ることはできない。身体を持ち上げるだけの余力も残されてはいない。
 それでも、太ももを伝う冷たさと粘り気が、我が身を這う愛液の存在を認識させる。
 短時間胸のみを責められただけで、これほどまでにしとどに濡れそぼっているという事実に、改めて驚愕させられた。
 ゆっくり、ゆっくりと。
 さながら焦らすかのように。
 粘液と粘液が引き合うように。
 やがて、それも。
 ひとつに、重なる。
「くぅあああああぁぁぁぁっ!」

441 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:57:37 ID:DY/PWfIk
 怒濤のごとき衝撃が、スバルの下半身を貫いた。
 男性器を突き刺されただけではない。ただ女性器と女性器を接触させ、腰を打ち付けられているに過ぎない。
 たったそれだけのはずなのに、腰が砕けそうになる。
 鍛えに鍛えた肉体が、気を抜いた瞬間に突き崩されそうになる。
 猛烈な勢いの前後運動と共に、擦れ合うのは互いのクレバス。
 これまでなぞるだけどころか、一度たりともろくに触れられていなかった、彼女の急所中の急所。
 それは本能が待ち焦がれていた接触。
 されどこの身を震わすのは、その許容限界を遥かに超えた、想像を絶する悦楽の嵐。
 膣液が腹まで飛び散るのを感じた。口内が涎でべとべとになった。
 痛みとも悲しみとも異なる涙に、視界がじわじわと歪んでいく。
 そして。
 ぼやけかけた視界に、飛び込む影。
「んむぅぅっ!?」
 口が塞がれる。
 嬌声が相手の口の中に閉じ込められる。
 この局面にきて、再び唇を奪われた。
 絶頂寸前のスバルへと、ディエチが再びディープキスを仕掛けたのだ。
 腰をうちつける振動と、粘膜を摺り合せる感触。
 更に口の中をかき混ぜる舌先が、少女の昂ぶりを極限まで加速させる。
「ぷはっ」
 意外なほど、接吻は呆気なく終わりを告げた。
 それだけ相手にも余裕がなかったのかもしれない。
「ハーッ……ハーッ……ハーッ……」
 それは密林に潜む豹か、はたまたサバンナで獲物を貪るハイエナか。
 これが人間の吐息なのかと、一瞬スバルは我が耳を疑った。
 低く唸るようなブレスは、黄金の瞳の獣が放つもの。
 口から漏れる息すらも、まさに餓えた野獣のそれに他ならなかった。
 ぎらぎらとした視線を向けながら、腰の律動が速さを増す。
 男女の絡みの正上位にも似た姿勢で、もたれかかりながら腰を打ち付けてくる。
 長袖のシャツの生地越しに、乳房が乳房に押し付けられた。
「あっ! はぁっ! はんっ!」
 声の間隔が短くなってくる。終わりが近いという何よりの証拠だ。
 玉のような汗を振りまきながら、短い髪を振り回しながら。
 もはや無理やり犯されているという状況すらも忘れ、ただひたすらに乱れ狂う。
 身体と身体が擦れ合いもつれ合い、互いの体液でぐちゃぐちゃに濡れる。
 駆けるは電光。
 舞うは電流火花。
 快感が稲妻となって神経を疾走し、光の速さで全身に伝達。
「ぁ、く……ふぁ、あああああぁぁぁぁぁっ!!」
 ぐわんと背筋が一層しなった。
 ぐっと瞳が硬く閉じられた。
 ディエチの背中にしがみつきながら、布地越しに肌を引っかきながら。
 極大の浮遊感と共に。
 脳を焼ききらんばかりの熱量と共に。
 この日スバル・ナカジマは生涯で初めて、他者との行為による絶頂に達した。


「本っっっ当にごめんなさい……」
「あーいや、その、別にそんな気にしなくてもいいよ。怪我させられたわけでもないんだし……」
 ナカジマ家の一室での痴態から数分後。
 むんむんと女の匂いの立ち込める室内では、すっかり正気を取り戻したディエチが、スバルの目の前でひたすら謝り倒していた。
 下手をすれば土下座までして、おまけに床に額をぶつけまくるんじゃなかろうか?
 犯されてしまったのは確かにショックだが、ここまで謝られるのを見ると、逆に相手のことが心配になってくる。

442 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 18:59:28 ID:DY/PWfIk
「えーっと……その、何であんなことになっちゃったの?」
 そこで思い出したように、問いかけた。
 ともかくも、今は彼女の頭の運動を中断させたかった。
 とはいえ、その答えが気になるのも確かである。
 同性相手に性行為に及ぶのも十分普通ではないだが、あの時の雰囲気はそれに輪をかけて異常だ。
 レイプされたことなどこれが生涯初めてだが、そこらの強姦魔ですら、あそこまでおかしな気配を漂わせてはいないだろう。
「実は、その……あたしがまだ、ドクターの所にいた頃の話なんだけど……クアットロっていたじゃない」
「ああ、あの眼鏡の?」
 今は軌道拘置所に収監されている、かつてのナンバーズの作戦参謀の顔を思い出す。
 直接顔を合わせたことはないが、恩師・高町なのはいわく、人を弄ぶことを楽しむ陰険な女なのだそうだ。
 目の前のディエチとは、ポジションの都合でよくセットで運用されていたことも、ディエチ自身から聞いていた。
「出撃がない時とかに……その……彼女にしょっちゅう……調教、されて……」
「それで、えっと……いわゆる、レズビアンになっちゃったってこと?」
「いや……多分、バイなんだと思う」
「んっと……ああ、そういうことか」
 最後の単語は一瞬意味を図りかねたが、程なくして何となく理解できた。
 恐らくバイというのは、レズのように女性のみが好きというわけではなく、男も女も両方好きということなのだろう。
 しかし困った、実に困った。二重の意味で困ってしまった。
 真っ当な人間に更生するためのプログラムを受け、それを修了してきたはずのディエチだったが、よもやこんな爆弾を抱えていようとは。
 そしてもう1つ。クアットロの性格を省みると、生々しく想像できてしまうからたちが悪い。
 比較的常識人に当たる彼女の理性すら超越し、条件反射的に本能が性交に向かう――神業をも超えた魔技の領域だ。
 その手の筋においては大層重宝するだろう。
 もっとも、こんな厄介極まりない特殊能力、神業なんて呼んで崇めていいものでもないのだが。
 ともあれそんな風にして、情交が身体の隅々にまで染み込んでいるほどである。
 夜な夜な繰り広げられていた調教とやらは、現在進行形で想像するものよりも、実際は更に壮絶で凄絶なものだったのだろう。
 こんな自分と同年代の少女に、それこそ15かそこらの頃に、それほどの調教を叩き込んでいたとは。
 むかむかと怒りがこみ上げてくると同時に、ディエチに対して同情した。
 それでもまだ男嫌いになっていなかったのが、せめてもの救いなのだろうか。
「それで、他の姉妹……ノーヴェ達に対しても、こんなことがあったりしたの?」
「いや。さすがに血の繋がった家族には、クアットロみたいに襲われでもしない限り、欲情できないし」
 肉親には、ねぇ。
 ほんの少し、笑顔が引きつる。
 となると欲情された自分は、まだまだ家族として認識されていないということか。
 一緒に暮らすようになって、それなりに壁もなくなってきたと思っていたのだが。
 やはり日頃ノーヴェやウェンディとばかり絡んでいて、ディエチとはあまり面と向かって話さなかったのが悪かったのか。
 もう少し、彼女とも色々と話をすべきだったのかもしれない。そうなればそこはスバルの落ち度だ。
「このことは、他のみんなも?」
「うちにいる分では、チンク姉だけが知ってる」
「じゃあ、他のみんなには黙っておくから、今後は気をつけるように……ね?」
 ギン姉にも薄着は控えるようにと、それとなく忠告しておかないとな。
 こくりと小さく頷くディエチを前に、そんなことを思っていた。


 それから更に5時間後。
「ただいまーッス。……あれ? なんかソファの模様が微妙に違うような?」
「気のせいだよ、きっと」
 汁まみれでぐちゃぐちゃになったものに代わり、大急ぎでホームセンターで購入し引っ張ってきたソファがそこにはあった。
 前のソファは即刻廃棄されたとか。合掌。

443 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 19:03:09 ID:DY/PWfIk
投下は以上です。
スバルが好きで、ディエチが好き。だからってそんなホイホイとカップリングSSが浮かぶわけじゃない。
要するに、そんな話。

もうちょっと他の書き手諸氏のように、色々エロい単語が使えたらなーと後悔しております。
どっちかというと、バトルかホラーみたいな感じになっちゃったし。
某完全独走で超変身なヒーローモノで、○ロンギが暴れまわるシーンの曲をBGMに濡れ場を書いてたら、こんなことになっちゃったでござる。
グ○ンギならぬエロンギですね。うん、さっぱり上手くない。

444 ぷよ ◆aWSXUOcrjU :2010/02/16(火) 20:07:08 ID:DY/PWfIk
あ、注意書き必要だったのね。失念。そして申し訳ありません。

445 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 20:21:07 ID:nheq1.Yc
ナカジマ家SSはやはりいいものだなGJ

欲を言えばトーマがまだか、といいたいがいつから居るのかわからんよな

446 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/16(火) 20:33:16 ID:4Zhl7vC2
>ぷよ氏
アンナアルンゲンナデカャール!!
……あ、間違えた。とにかくGJ!(ぇー
いやいや、エロ単語はむしろこちらが参考にさせて貰いましたよ。
直接的なのしか書かないから読み返すと首を吊りたくなる(遠い目

***

『狂宴』ですが、何かちと延びそうです。
「おめーも触手書け」って言われちった。なんなんだ「も」って。
あと、はやユノだけじゃなくてイクスバも書いてるよ!
前に書いたロストロギアのせいでスバルがちっちゃくなっちゃうよ!?
全部書き終ったら怒涛の更新だよ……!!

447 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 20:50:37 ID:4ehp3Il.
>ぷよ氏

ディエチが攻め!?
なん……だと……

新たな境地を教えてもらったようだ。GJ!

448 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 22:38:09 ID:2EmZfD9Q
シガー兄貴の老拳士の続きが読めて本当に嬉しいです! 次回スパーダのキチ●イぶりに期待!
それにしても、最近のここの活気は凄いです。

449 シロクジラ :2010/02/16(火) 23:15:39 ID:KNYFetEc
うわーあんちゃん、シリアスとかエロとかほのぼのとか、すごくたくさんあるのぅ。

特大にダークなお話を一つ。
・残虐表現盛りだくさん
・キャラの暗黒落ちあり
・ゼスト無双
・ナンバーズ死亡多数。これからも増える。

NGは「槍騎士“悲愴”」で。

450 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:17:52 ID:KNYFetEc
槍騎士“悲愴”
中編


夢を見るのは、生きとし生けるものすべてに与えられた、極めて非創造的で素晴らしい行為だ。
思想家も革命家も労働者も資本家も、人間も戦闘機人も使い魔もプログラムも、すべての人格存在に認められた行為。
そうだ――きっと、きっと、私の夢は叶うと信じている。信じることを、私という存在は実行している。
一度は殺し合った正義と悪も、傷つけあった人造生命と人間も、何時か分かり合える日が来ると、そういう夢を信じている。
それはこの決戦の勝ち負けに関係なく、ドクターが勝とうと管理局が勝とうと訪れるのだろう。
世界は優しい。いつかきっと、時を経た生命は、罪も咎も赦してくれる。
修復ポッドの中で夢を見る私。私を隻眼にした騎士は、何時か言っていた。

『……愚直だな。お前の願いは純粋すぎる』
『いつか裏切られる、いつか信頼は朽ち果てる、それでも信じるのか?』

――信じるよ。
私は、機人として生まれたチンクは、そういう希望を夢見たい。
未来を願おう。きっとあの騎士にも、せめて願った正義を果たせる未来が来ると信じよう。
それは――――きっと、とても素晴らしいことだから。





願いは残酷である。
チンクが決して知らない事実がある。
彼女が殺し創造主が蘇生させた男は、蘇生時の改造の結果、もう夢を見ることも出来ないのだ。
チンクが見たその尊い夢は光であると同時に、二度と叶わない希望を嘲笑うかのごとく、残酷極まる声なのだと。

“悪夢しか残らない”。

そういう夢もあるのだと。





  燃え尽きた残骸にもなお、僅かに燻る火種があるように。
  爆ぜる狂気の裏側には忘れえぬ幸福が刻まれていた。
  それを理解できる人間がいないだけで。
  確かに、そこにある記憶。


  男自身にも、理解できないけれど。




451 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:18:50 ID:KNYFetEc
「――死ね」

ゼスト・グランガイツの死に満ちた言葉――ノーヴェは生への渇望から殴りかかる他ない。
まるでそれから行う行為を予告するように、悲鳴のような声を上げて。
だから。

「あ、あああああああぁああああ!!」

ゼストの冷徹な目は死を実行するべく、ノーヴェの拳をズタズタに刈り裂いた。
鋼鉄のナックルが寸断され血の飛沫が溢れ、肉が抉られ機械化フレームが捩れて軋む。
繰り出される刃はV字の斬撃。それだけでノーヴェなる機人の少女の身体は分割され、背後にあった装甲車は爆発炎上した。
綺麗に脊柱を中心とした正中線と四肢が別れを告げ、機械化された部位のスパークと血流が噴出し、炎を焦がす汚物と成り果てる。
血煙が炎によって汚泥の一部となり、どくどくと血液を流しながら、ノーヴェの生体脳を積んだボディは倒れ込んだ。
その顔は泥と流した血に塗れ、悲痛な感情に歪んでいた。もう立つことも出来ず、内臓型機関の機能低下も著しい。
己はもう死ぬのだと悟ったから、ノーヴェはあくまで祈ることだけを考えた。
もうすぐ死を迎える自分を、既に死を迎えた姉妹たちを、――悼むように。
だが、瞼を閉じようとした彼女に安堵は赦されず。
ただ男の燃える相貌が、砕け散った心の覗く虚無の双眸が焼きついた。

「祈るか、戦闘機人。悲嘆しろ、貴様らに祈るべきものは残さない。死を悼むものは残さない。
元々あった鉄屑と、タンパク質の残骸……それだけ。あるべきものを、あるべき虚無へ戻すだけだ」

なんだよそれ――口答えも出来ずに、失意の淵でノーヴェという人格は死んだ。


あるいは、得られたかもしれない救い。
その安らぎさえも踏みにじり、ゼスト・グランガイツは“微笑んだつもりだった”。
もう、笑うことさえ忘れてしまったけれど、彼はひどく――救われていたから。
残酷な死の化身が、次なる獲物を求めて目を眇めた。
通信機をデバイスの演算機能で侵略し、情報を収集する。
その結果として、彼は飛翔する。


聖王のゆりかごは機能を停止した後、次元航行艦隊の集束砲撃で撃沈。
戦闘機人二名、人造生命「聖王クローン」を確保した機動六課メンバーのいる場所を特定。
その過程でルーテシア・アルピーノのいるエリアを通り過ぎるという事実さえ、ゼストを喰らった虚無にはどうでもいい。
案じていた理由さえも、今は虚無を求める暗黒に飲まれていたから。





ルーテシア・アルピーノは優しい少年と少女に助けられ、ようやく未来を掴むことが出来ると、――こんな自分でも生きられると信じていた。
母親を眠りから覚まし助けるためにと、押し殺してきたすべての情動を解放され、少女は泣くことや声を押し殺すことを覚えていた。
泣き止んで、涙を払って。彼女はようやく前を見据えて――ふと、ゼストに通信を試みようと思った。
思い悩んだ末の答えとして、臆病な心を叱咤して真実を求め、二度と戻らない覚悟を身に纏った男へ。
空間モニターの起動音と、受信を待つ間の沈黙が、ひどく苦しかった。
受信。空を飛ぶゼストの姿――その無骨さに、少女は安堵していた。

《……ルーテシアか》
「ゼスト……アギトは?」
《……別所だ。安心しろ、生きている》

452 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:19:53 ID:KNYFetEc
奇妙な違和感を覚える。ルーテシアを見るゼストの瞳には、それまで見られた優しさも不安も見受けられず、
ただただ彼女という“存在”を認識する冷徹な知性のみがあった。一瞬、怖気を覚えながらも、ルーテシアは言った。

「ゼスト……私、負けた。でも大丈夫……きっと、前に進めると思う」
《そうか。お前は――――そうなのか》

すれ違っている? 異常なまでに、ゼストは“変わっていた”。
ただ、ルーテシアは思い出して欲しかったのだ。
たとえ残り少ない命であっても生きることが出来るはずだと
なのに、彼は他人事のように、冷たい言葉を返すばかり。
幼い情動は、気づくと親代わりだった男に叫んでいた。

「――っ! ゼスト、ゼストも生きて! きっと、未来は私たちにもあるからっ!
お願い、私のために――」

――生きて。

そんな願いに対し、変わり果てた男はこう応えた。

《まだだ。俺は殺し尽くす。そのために、土塊同然の命を削る。ルーテシア、》

呪いのように淡々と。
祝いのように心を込めて。
だからきっと、それは真実だった。

《――――お前は生きろ。この世に存在する幸福がまやかしでないと信じろ。
俺は殺す。奪われた全てと等価にするために――奴らに未来を与えぬために》

誰にも制御できない……何人(なんびと)であろうと触れることも赦されない、凝縮された『悪』がある。
慟哭することさえも出来ない男は、身に余る虚無を撒き散らすためだけに、そこに存在している。
それを、男の人格を飲み込んだ“ナニカ”を感じ取り、ルーテシアは凍りついた。


通信が、切られた。




453 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:22:15 ID:KNYFetEc
次元犯罪者ジェイル・スカリエッティは、Fの遺産――テスタロッサに捕らえられ、己が企てた陰謀も潰されたことを知った。
聖王のゆりかごは沈められたし、可愛いルーテシアも精神制御から解放されたようだ。
あの面白みのない騎士は、勝手に真実を知って自滅したことだろうし――ああ、なんて面白みのない結果だ。
そのように自分勝手な理由で世界に失望していると、テスタロッサ執務官が慌てて空間モニターを開いていた。
いったいどうしたんだね、と口を開こうとすると……突然、研究所の通信モニターが点滅し、奇妙な光景が映し出された。
一面を覆う焔と、グチャグチャに捻れた車両の群れ。それらを背景に映る、肉で出来た顔のようなもの。

《ぎゃぁっ……ど、ドクター、ドクタァァ!》

まず、悲鳴に良く似た声が聞こえた。それはゆりかごの指揮を任せた娘、クアットロのもので……。
画面に映った彼女の様子は残酷無残であり、テスタロッサなどは目を背けている。
なぜならば――眼球のあるべき部位を一文字に裂傷が走り、ドバドバと血の飛沫が溢れ出て、四肢は全てが圧し折られ、人体としての機能を為していない。
にもかかわらずおぞましいのは、彼女がそれでも生かされていることだった。
首根っこを掴まれて無理矢理画面と向かい合わられたクアットロは、痛みに耐えている――涎と鼻水が悲鳴といっしょに溢れているが。

《こ、こいつがァァ! わだじを》

首根っこを掴んでいた、しわの寄った男の手がクアットロの顔をアスファルトに叩きつけた。
びしゃり……と血の飛沫が上がり、「ひぎゃ」とくぐもった声が上がる。
暗色の固い道路に広がる、赤黒い血溜まり。混じる白いものはおそらく歯だろう。

《黙ることを覚えろ。所詮は傀儡か》

画面から遠ざかったクアットロに代わり映ったのは、顔に無表情を貼り付けた壮年男。
茶色の髪、暗褐色の瞳、しわがれ摩耗したような顔――全身に擦り切れたコートと装身具を纏った騎士――古代ベルカ式魔導師。
その男の名を、スカリエッティは知っていた。その騎士が誰なのかを、フェイトは把握していた。

「騎士ゼスト、かね……?」
「ゼスト・グランガイツ三等陸佐!?」

言葉に対しゼストは無反応。
クアットロの――今やISの使用も出来ず地を藻掻くのみの存在だが――首を再び掴むと、その耳元でこう囁いた。

――俺の部下たちに懺悔しろ。そうすれば、命だけは助けよう。

激痛と驚愕に支配され、もはや身動きひとつままならない戦闘機人は……。
プライドで脆い自我を固め、高慢に振舞っていた彼女の心は、折れた。

《……ずいまぜん、ごめんなざい……わだじが悪かっ……だ、です……絶対に、絶対にバカにしてまぜんがらぁ……!
い、いのちだげは、だずげてくだざ、い……》

懺悔でありみっともない哀願であり、戦士の矜持など欠片も存在しない声。
それを聞き届けた騎士は誇るでも嘲笑うでもなく、ただぽつりと呟いた。

――こんな“モノ”が、か。

男の手中に音もなく実体化するのは、漆黒を塗り固めたような大槍――捻くれた刃の兇器。
両目を潰されたうえ、精密機器であるIS発動機を破壊され、センサー系統も混乱したクアットロはそれを理解しえない。
だから、だろうか。傍から見れば滑稽なほど、少女は一縷の生存の可能性に縋っていた。

《ごめん、なさい……わだじは、》

454 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:23:56 ID:KNYFetEc
それはフェイクか、それとも心からの懺悔だったのか。
あるいは真実そうなのかもしれなかったが、ゼスト・グランガイツの心を喰らった真っ暗闇は。

“理解を必要としない”。

画面に映る光景が何を意味するのか――ようやく悟ったフェイトの声が、甲高く響いた。

「やめて――――――」

《冥府でわび続けろ。至福だろう?》

呪いのように口ずさむ、ただ一振りの禍つ風。
振り下ろされた黒刃が少女の頭蓋をバターのように両断し、その苦しみは終わりを告げた。
――醜く食い散らかされたような、機人の死骸を除いて。

《刮目し待て。貴様らに安住はない》

通信が切られた。





  夥しい死があった。

  正義は意味を為さず。
  死に意味はないと悟り。
  ならば罰を望む。  
  せめて罪に報いはあると。
  悪に裁きはあるのだと。
  そう信じたかった。

  けれど。

  そうはならない。
  絶対に。
  優しい世界は許容する。
  罪があろうと生きる者を祝福するのだ。  




455 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:25:50 ID:KNYFetEc
戦闘機人クアットロ――四肢破損、眼球裂傷により失明の末、頭蓋両断で即死する。
戦闘機人ディエチ――固有兵装を奪われ拘束済み、無防備の状態で内臓器官を破砕され、ショック死。
創造主ジェイル・スカリエッティのクローンを胎内で育てると言う歪んだ目的を与えられた少女たちは、
一欠片の救いさえも赦されず、二度と動かない肉と鋼の塊となって横たわっていた。
燃え爆ぜる合成燃料の悪臭の中、動くのは正義を信じる若者たち――あるいはかつての自分を見るような心境。
青い髪の少女――おそらくはクイント・ナカジマの二人の娘の片割れ――が、涙を流して己を睨む。
金色の瞳への変色……たしかに、彼女は機人だった。

だが殺さない。それが一つの行動理由ゆえに。

「なんで、」

あまりにも、理解されることのない理由。
きっと、自分は二度と戻れないのだから。
あるいは刻むために。

「どうして、まだ殺す!? 何も戻らないのにっ!」
「取り戻すつもりはない、のだ」

思い出す。
急に出来た二人の娘に戸惑い、それでも愛情を持って育て上げた戦士のことを。
それを心から喜び、家族と認めた男との幸福を。

「奪われたすべては虚無へ還った」

思う。
もし神がいるのなら、何故あれらを生み出したのかと。

「ならばせめて、奪った者たちもそこへ還す」

思う。
もし正義があるのならば、何故自分たちでは駄目だったのかと。

拳がゼストに迫る。おそらく一撃必殺の素早さで。
シューティングアーツ。彼女が使い、娘へと継承された技。

456 槍騎士“悲愴” :2010/02/16(火) 23:26:29 ID:KNYFetEc
「……そんなの、間違ってる……」

目を細め、ゼストは思う。

「母さんは、そんなこと望んでないのに!」

――だろうな、と。
拳以上の速さで繰り出され、間合いの上でも優る予備動作の無い膝蹴り。
外見上からはわからないがフィールド魔法で防護された腹部へ鋭く打ち込まれ、圧倒的な衝撃として少女を吹き飛ばす。
弾き飛ばされた少女に聞こえるように、ゼストは声高に告げた。

「当然だ。死者は語らない、死者は笑わない、死者は望まない……これは俺の……」

きっと正義は振り向かない。
自分の心は凍ったままで。
砕け散った。

「……報復、なのだろうな。この世界の優しさが、一欠けらでもあったならば」

――部下たちだけは、生きていたなら。

いいや、一抹の裁きと報いが、己らが死してもなお存在したなら。
こうはならなかったに違いない……無意味な仮定だったが。

「そうはならなかった……だから、殺す」

正義さえ失った虚無の果てに、男はそう言い放ち飛び去った。
悲愴なる暴虐は、終わらない。

457 シロクジラ :2010/02/16(火) 23:32:05 ID:KNYFetEc
あとがき

Q:俺の夢に何をするだぁぁぁ!
A:「選んで殺すのが、そんなに上等かね?」アイムスィンカー

大丈夫、貴方の嫁のナンバーズがお亡くなりになってても、大丈夫!
たぶん次回で作者のお気に入りも犠牲になるから!
・・・orz


そういうわけでひどい話です。
でもまあ、2010年を迎えて、作者的に一つの節目だったり。
胸に渦巻いていたSTSの「なにそれ?」感を形にしてみました。
まだ続く。その果てまでご覧あれ。


追伸
だがTSとかひどいギャグとか書いてるときと人格同じだろうか――

458 名無しさん@魔法少女 :2010/02/16(火) 23:34:02 ID:4ehp3Il.
ディエチ……………泣

ああああ、しかし、SSとしてはGJ!
なに、このジレンマ。

459 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 00:27:10 ID:Ye3FVh/.
うわ、クア姉がシグルイっぽい展開に…

むーざん むーざん
根性曲がりの 第4女 ずーんずん
ゆりかごの 指揮をとったら
あーかいまがくし咲いた

460 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 01:48:13 ID:SEtUqMOU
GJ!!
ゼストの復讐……お見事!お見事にございまする!!w
復讐ってのは、救いがない方がいいですね。
ただただ、得るものなんてないのは分かってる。
しかし、やり返すってのがたまらない。
>>459
ゼストが槍で星流れしてんのを想像しちゃったよw
腕とか圧し折ったのは虎拳で。

461 マルチマックス :2010/02/17(水) 02:50:10 ID:z7PdK/rg
深夜に失礼します。
本当にご無沙汰ですが、以前、こちらで「復讐鬼」という陵辱SSを投下していたものです。
フェイト、はやて、なのはと続けるはずがフェイトが終わったところで中断しておりました。
間が空いたので完全に忘れ去られていますよね。
以前投下したものは保管庫で確認していただくとして、続きを投下させていただきたいと思います。

※注意
陵辱モノです。
オリジナル設定、というかアニメ以外で公開された情報のために不具合が多少出ています。
陵辱する側はオリジナルキャラになります。

これらが嫌いな人はNG設定をお願いします。

462 復讐鬼・はやて陵辱編① :2010/02/17(水) 02:51:33 ID:z7PdK/rg
フェイトらが行方不明になり、数日が過ぎた。
懸命の捜索にも関わらず、5人の所在は未だに分からず……。
管理局の内部にも、最悪の可能性を口にする者も現れだした。

当然……彼女たちと深い繋がりがある者は日に日に焦りを募らせていった。

「大丈夫だよね、みんなは?」
「あたりまえや。例え何が起こったとしても、みんなが切り抜けられない事態がそうそうあるとは思えへん」

空き時間の全てを、仲間の捜索に費やしているなのはとはやてにも、さすがに疲労の色が隠せない。
彼女たち程の実力の持ち主が、全力を尽くしても仲間の行方は杳として知れなかった。

「わたしより、はやてちゃんの方が情報は入ってきてると思うんだけど、何か聞いてない?」
「それを言うなら、なのはちゃんの方が現場に出ている人との接触は多いやろ? 何も情報はないんか?」

幹部候補として、仕官訓練を受けているはやて。
戦技教導官として、実戦に身を置くなのは。
2人の役割は自ずと違っている。

「はぁ……ダメかぁ」
「世の中うまくはいかんなぁ」

本来、一番バランスよく情報を仕入れられるのはフェイトなのだろう。
でも、彼女は行方不明。2人の間に入ることも多かったフェイトがいなくなり、なのはとはやての間もぎくしゃくすることが増えていた。

「今日の勤務は終わりだから……わたしはまた探しに行くね」
「そうやな。わたしも色々と調べてみるわ」
「約束だよ? 何か分かったら、すぐに連絡ちょうだいね?」
「当たり前や。なのはちゃんも、何かあったらすぐに連絡するんやで?」
「もちろんだよ。じゃあ、また後でね!」

「はやっ!!」

あっという間に、空へと消えていくなのはを、はやては呆然と見つめていた。
あれ程の行動力は、仕官候補として慎重な動きを求められる今のはやてには発揮できない。

(言い訳やな)

もしも立場が逆でもなのはは、ためらわず仲間のためにああやって空へ飛び出していくだろう。
それをしないのは、自分が結局組織に組み込まれている証明。

だからこそ、はやてにはなのはが眩しかった。

「わたしも……自分を取り戻さなあかんな」

はやては、ポケットの中にある紙を握りつぶす。
なのはの言う通り、幹部候補生であるはやてだからこそ得られた情報がある。

いや……。
正しくは幹部候補生であるはやてにのみ伝わるように仕組まれた情報があった。

『一人で来い』

はやてに指定された場所は……以前、フェイトとなのはと共に出向いた場所。
アルカンシェルで焼き払われたあの島だった。

「罠……やろうな」

そんなことは百も承知のはやてだった。
それでも行かなければならない。
大切な仲間を救うために。

「リィン。わたしに何かあったら頼むで……」

今の時間、はやてがいなければならない場所ではリィンが様々な対応に追われている。
一心同体。それが理解されているからこそ、自由に動ける時間ができる。
もうしばらくはやてが戻らなくても、誰も気にもとめないだろう。

「いこか」

発光と共に、はやての姿がバリアジャケットに変わる。
幹部候補生になってから、めっきり着ることが少なくなった。
それでもこれははやての大事な『甲冑』だ。
身を包めば、一人の戦士に戻ることができた。

「帰ってくるときは……みんな一緒や」

軽やかにはやては地面を蹴ると、久しぶりの大空へと飛び立つ。
だが、はやての願いは叶うことは無い。
もう二度と……はやてがこの場所に戻ってくることはなかったのだった。

463 復讐鬼・はやて陵辱編① :2010/02/17(水) 02:52:56 ID:z7PdK/rg
「ひどいもんやな……」

指定された場所に降り立ったはやての第一声だった。
はやてでなくても、他に形容する表現はなかっただろう。
アルカンシェルによって焼き払われた島は、その表面にあったものが全て失われていた。
焼け焦げたなどという言葉さえも生ぬるい。
そこにあるのは、厳然たる破壊の跡だけであり未だにその爪あとは痛々しく残されていた。

「あんなもん……撃たずに済むに越したことはないんや」

あまりに強力な魔道兵器の存在はいつでも賛否を呼ぶ。
だが、その威力ゆえに発揮される抑止力の存在を、幹部候補生でもあるはやては無視できない。

「わたしも、似たような存在やしな」

『デバイス』そのものの力で言えば、おそらく管理局どころかこの世界でも最強クラスの力を誇る『夜天の書』。
その持ち主であるはやても……管理局の切り札であり同時にその力を知る闇の犯罪者達への抑止力でもあった。

「で? 隠れてないで出てきたらどうや?」

死の気配しかないはずの島だからこそ、イヤでも分かる。
そこに蠢く『生命』の気配。
そして、本来陰陽で言えば『陽』であるべきはずの生命が、嫌悪を催すほどの『陰』の気配であることもはやては感じていた。

「やっぱり……あんた達か」

遠めには森に見えたかもしれない。
だが、その幹と勘違いする部分はおぞましいぬめりを持った生き物の身体。
そして、その枝葉は大小さまざまな形を持ったいわゆる触手の集合だった。

「全部焼き払ったと思ったんやけどな。あんたが連れてきたんか?」

はやての視線は触手を持つ魔物の大軍を通過し、その先に向けられていた。
『陰』の気配の中に、たった一つ潜む『陽』の気配を持つ存在がそこにはいた。
だが……その表面から発せられる気配は、魔物以上の負を感じさせる。

「ほう。気配は完璧に隠したつもりだったが……」

魔物の影から姿を現したのは、体躯のいい一人の男だった。

「招待状の差出人はあんたか?」

はやては取り出した一枚の紙に折り目を入れながら男に語りかける。
それはやがて飛行機の形を取り、はやての手から離れ男へと飛んでいく。
魔力も与えられていないのに、その飛行機は正確に男にたどり着いた。

「そうだ。わざわざご足労いたみいる」

男は紙飛行機をキャッチすると、恭しくはやてに向かって頭を下げる。
その仕草は場に似つかわしくなく優雅だった。
後ろに控えた、おぞましい魔物たちがいなければはやてを舞踏会に招いた貴族……と言っても不思議が無いほどに。

「本当に一人で来るとは感心だな」
「わたしは、約束を守ることをモットーにしとるからな」
「なるほど。さすが、将来人の上に立とうという者。いい心がけだ」

薄く笑う男を前にしても、はやては探知魔法を使うのをやめていなかった。
はやてがここにきた理由。それは、行方不明の仲間の救出以外にはないのだから。
だが、はやての探知魔法を持ってしても……目当ての手がかりを探ることはできなかった。

「探知魔法に引っかかるような無様なことはせんよ」
「お見通しか。さすがやね」

細心の注意を払ったはやての探知魔法を察知するのは容易ではない。
それを見破る時点で、男の実力は……はやてに劣らぬレベルにあることは間違いなかった。

464 復讐鬼・はやて陵辱編① :2010/02/17(水) 02:54:27 ID:z7PdK/rg
「教えてくれるつもりは?」
「条件次第だな。お前が無条件降伏し、さらに高町なのはを差し出せば……考えてやらないでもない」
「随分と欲張りな要求やなぁ……」

はやてが二つのデバイスを構える。
いきなりの交渉決裂。それが行き着く先は一つしかなかった。

「欲張りなものか。お前達が奪ったこの地の我の仲間の命を考えれば安いくらいだ」
「やっぱり……あの一件の生き残りなんやな」

予想できていたこととはいえ、はやては唇を噛み締める。
そんな男が自分たちを狙う理由はひとつだけ。復讐と考えるのが妥当だろう。
男の目的が復讐である以上、取引での仲間の解放は不可能であることを悟ってしまう。

「仮に、や。もしもその要求を呑んだら……わたしやなのはちゃんはどうなるんや?」
「聞くまでも無かろう。女として生まれたことを後悔するほど……死すら生ぬるい目に遭ってもらうだけのことだ」

男の言葉の意味が分からないほど、はやては子供ではなかった。
そして……その言葉は、すでに男の手に落ちているであろう彼女の仲間がそういう目に遭っていることを意味しているに等しい。

「我は復讐のターゲットを、あの夜空に浮かんでいた三人の女に定めている」
「そちらから手を出されなければ……他の者に危害を加えるつもりはない」

言葉を失い、俯いたはやてに向けて男は抑揚の無い声で告げる。

「どうだ? 管理局の幹部候補として、その二名の犠牲で他の犠牲を食い止められるのであれば悪い話ではあるまい?」

決断を迫る男の声に、はやてが重い口を開いた。

「そうやって、管理局(うち)のお偉いさんにわたしを売らせたわけやね?」
「察しがいいな。だが、上に立つ者として、この判断は間違いとは言えないだろう」
「損得勘定が得意なところは、あんたと気が合いそうやね、あのおっさん達……」

はやてにデバイスを降ろす気配は無い。
男の言葉を聞き入れる意思がないことは、それだけで十分に伝わる。

「でもな? わたしは管理局のそういう体制を変えたくて士官候補生をやっとるんや」

一言発するたびに、はやての周囲に魔力が満ち溢れていく。
普段は、その大きすぎる力ゆえに魔法を使う状況を限定しているはやてだったが……。
今は、その限定の全てを解除していく。

「あのアルカンシェル発射の件も……あんたに理があるのは知っとる。腸煮えくり返っとるやろうな」
「そこまで知っていて、責任も負わずに我に手向かうのか?」
「……責任は、ここであんたに屈することや無い。生き延びて……仲間と一緒に管理局を変えていくことや」

はやての足元に魔方陣が幾重にも形成されていく。
夜天の魔道書も、騎士杖のシュベルトクロイツも輝きを増していく。

465 復讐鬼・はやて陵辱編① :2010/02/17(水) 02:55:40 ID:z7PdK/rg
「なあ。虫がええのは分かっとる。でも……わたしを信じてみる気はあらへんか?」
「なるほど。もしもあの時、お前が力を持っていれば我の運命も変わったかも知れぬな」

男の負の気配が、わずかに緩む。
フェイトも、はやても本来ならば、この島を理不尽に潰す考えの持ち主ではない。
もう一人の少女、高町なのはさらにそれを望まない人間であるという情報も得ている。

「だが……今現在、貴様らが無力で、我の大事な者を殺すのを止められなかった事実は変わりはない!」
「……っ!」

男の周囲の空気が揺らぐほどの気合が、満ちていく。
その凄まじさに思わずはやては一歩飛びずさり、男との距離をとっていた。

「いかに奇麗事を言おうが、お前らは我の復讐の標的だ!」
「そうか。お偉いさんの損得勘定やないが、その怒りが今はわたしだけに向けられているのは悪いことやない」

自分が頑張れば……はやては事態の全てを収めることができる。
あのときとは違い、無力な自分を悔やむだけではない。

「あんたのためにも……わたしは負けられないんや」
「いいだろう! その想いを砕いてこそ我の復讐は成し遂げられる!」

はやてと男の魔力が、二人の間でぶつかり火花を散らす。
本来なら人質を持つであろう男が圧倒的有利な状況。
だが……男の復讐が人質を使った投降では満たされないことをはやては理解していた。
だからこそ、もてる魔力の力を全てぶつけることができる。

「ほほう。想像以上にやるようだな……」
「そうやな。後ろに控えてる雑魚どもやなくって、あんた自身が来いや」

はやてに一瞥されると、その魔力にひるんだ魔物が後じさっていく。

「あんたはもしもあのとき自分がいれば……。そんな風に今も自分を責め続けとるんやろ?」
「無論だ。我が居れば……あんな事態は招かなかった!」

当時のことを思い出したのか、男の言葉の語尾が微かに震える。
だが、それを打ち消すほどに男の声は力強かった。

「それも思い上がりや。無力なのは、わたし達じゃなくって……あんたや!」
「なに?」
「それを思い知らせたる。わたし一人も倒せないあんたに、そんな力がないことを」
「挑発か? だが、我はその程度で冷静さを欠いたりはせぬぞ?」

応じてしまったことこそが、挑発の効果があったことに他ならない。
それほど、男にとって失ったものは大きかった。

466 復讐鬼・はやて陵辱編① :2010/02/17(水) 02:56:19 ID:z7PdK/rg
「それにな? あんたに言われんでもここには一人で来るつもりやったんよ」
「それこそ思い上がりだ! お前達! 思い知らせてやれ!」

「ぐぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

戦端をきるように、男の背後に控えた魔物たちが一斉にはやてに向けて襲い掛かってくる。

「雑魚はひっこんどりや!」

だが、次に瞬間には閃光と共に、魔物の全てがその姿を消していた。

「わたしな? まだ夜天の力をまだうまく扱いきれてないんや。全力で戦ったら他の人を巻き込んでまうかもしれへん」

残骸さえもなく消え去ったために、はやてと男の間の視界はクリアになる。
さらに生き残りの魔物までも、はやての気迫に押されるように遠巻きに囲むだけとなってしまった。

「並の魔道士では足手まといと言うことか。だが……あの場で一緒にいた高町なのはならば、共に戦えたのではないのか?」
「いいや」

男の言葉にはやては大きく首を横に振る。

「なのはちゃんは優しいから。あんたを……たとえ何があっても許してしまうかもしれへん」
「反吐が出そうだな。そんな甘さ……虫唾が走るわ!」

叫びと共に、男の手に現れた鞭状のデバイスが四方八方からはやてを襲う。
だが、その全ては何事もなかったかのようにはやてが張った障壁に弾かれていく。

「半分はあんたに同意したるわ。そんな優しさ……あんたには必要ない!」
「ぬ! くぉおおおお!」

単純な魔力弾が男を襲う。
すんでのところで回避に成功した男だったが、込められていた力に改めてはやての実力を痛感する。

「容赦はなしや! 今はただ……心のままに、あんたをぶちのめしたる!」
「ふん! その方が分かりやすくてよいわ! 下がっていろ! お前達!」

男は周囲の生き残りの魔物を遠ざけると、はやてに向けてデバイスを構える。
はやての言う通り……この場にそぐわない実力の持ち主はただの足手まといだった。

「かなりやるようだな。だが、それでいい。お前があまりに弱ければ我はそんな者からも大切なものを守れなかったことになるからな」

男の魔力に空気が震えていく。
幾重にも張り巡らされた魔方陣の数ははやてが展開したものに匹敵していた。

「全力で来てくれるなら好都合! それを倒し! ひれ伏させてこそ、我が復讐は完成する!」
「言ったやろ? あんたには……絶対できへん!」
「口だけでないと証明してみせるがいい!」

膨れ上がる二人の魔力がぶつかりあい……。
それを合図に、戦いの幕が上がる。
それは……夜天の王と呼ばれた八神はやての最後の戦いとなった。

467 マルチマックス :2010/02/17(水) 02:58:20 ID:z7PdK/rg
本日はここまでになります。
導入部分で陵辱まではもう少しかかります。
次の投稿で触りくらいには入れるかと思われます。

一区切りつくまではあまり間を空けずに投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

468 イクスピアリ :2010/02/17(水) 07:52:07 ID:8A9IiqSs
マルチマックス氏

待ってました
続きジャンピング正座して待ってます


ところでマルチマックス氏の復讐鬼が保管庫から読めないんですが……私だけですか?









独り言
雷刃シリーズ投稿したのに何も言われなかった……
いやまぁ分かってるよ
感想みたいなレスを強制しちゃいけないって
でもね……グスン

469 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 09:56:59 ID:Q9tX0Arg
戦闘民族高町家は流石に引いた

というか分かってないでしょ…いくら独り言だの分かってるけどだの予防線張ってもそれ書いちゃったら意味が無いよ

470 イクスピアリ :2010/02/17(水) 10:59:57 ID:8A9IiqSs
すいませんでした



私の書くSSにそれだけの魅力がないという事でしたね
精進します

皆様本当に申し訳ない
m(_ _)m

471 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 11:40:59 ID:QrrUk3vE
さあ、>>469が書いてくれる新作に期待しようかw

472 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 15:22:34 ID:.vfQQgzg
気持ちはわかるが、いろいろと飲み込んでおこうという事で

473 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 15:30:55 ID:PMlwCTDQ
>>470
投下のタイミングが悪いとそうなる、ドンマイ。

474 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 15:36:53 ID:k1fu91/c
レスが付かなかったことを悔いるより
次はレスが貰える様な作品を作ることに意気込んでもらいたい

475 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 15:59:52 ID:OcFrTXuE
>>467
GJ! ずっとお待ちしておりましたよ〜。
この後は熱いバトルの後にねっとり濃厚な陵辱ですね、わかります。
それにしても、複雑な思惑が絡みついてるな……

>>470
いや、コメントの少なさは投下のタイミングが悪かっただけだと思う。上でも言ってる通り。
俺は面白かったよ。今更だけどGJ。

ただ、書く方としての意見を言わせて貰うと、描写力が弱いかな。
○○が××をしました、だけじゃなくてもっと深く表現して欲しいというか。
GJ言うのが基本の板で指摘とかすると、
大抵のSS書きは嫌になるか詰まらなくなるかして消えちゃうんだけどね……
氏ならきっと、今よりももっと面白いものを作れるだけの才能がある。
頑張れ!

476 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 20:39:24 ID:61xVKEpM
感想の数は文章の良し悪しとは別の問題も結構あるよな
注意書きのカプ・設定で読む層の幅が全く変わるし
それに最近は投下多いから、読むのが間に合わなくて感想がつきにくそう

477 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 22:16:22 ID:Ply27oRU
>>467
GJ!

待っていました。
今のはやてが格好いい分、後々がとても楽しみです。

自分は携帯からですが、マルチマックス氏の作品のみ何故かwikiで見れません。

何故かわかる人います?

478 名無しさん@魔法少女 :2010/02/17(水) 22:44:03 ID:f7gNYkYE
>>470
気を落とすな。
感想ゼロなんてよくあることだ。
身に覚えのない書き手のほうが少ないと思うぞ。

479 マルチマックス :2010/02/18(木) 01:20:57 ID:VPtLFpGw
こんばんわ。
覚えていてくださった方がいらして嬉しいです。
保管庫が閲覧できない理由は自分にはわかりません。
PCからなら問題なく見られるようですが……申し訳ありません。

しばらく待ってみましたが今日は投下がないようなので連続になりますがいかせていただきます。
今回は区切りどころが難しく少し長めになってしまいました。
お付き合いいただければと思います。

いつものように注意書きから。

※注意
陵辱モノです。
オリジナル設定、というかアニメ以外で公開された情報のために不具合が多少出ています。
陵辱する側はオリジナルキャラになります。

これらが嫌いな人はNG設定をお願いします。

480 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:22:22 ID:VPtLFpGw
1度アルカンシェルで焼き払われていたことが、今だけはこの島にとっては幸いだったかもしれない。

「く! さすがに簡単にあたらへんか!」

全力全開のはやての繰り出す魔法は、完全に島を平らにしてした後、その地面に無数のクレーターを産み出していた。
もしも景観と呼べるものが残っていたのであれば、その全てははやてによって壊されていたことだろう。

「なんという出鱈目な力だ……」

その出鱈目な魔力による攻撃を、男は際どいところで避け続ける。
フェイトと戦ったときと同じく、受けに回ることを強いられていた。

「この暴れ馬が……」

暴れ馬のような、はやて自身も制御しきれていない力だったことが男の対応を困難にさせていた。
フェイトのように洗練された動きならば先読みでもしやすく反撃の機会を伺うこともできる。
だが、圧倒的な魔力と攻撃力を際限なく繰り出し続ける『だけ』であるがゆえに法則も何もあったものではない。

「うおぉ!」
「外したか……! くよくよしてる暇なんかあらへん! 次や次!」

まるで予測ができない方面からの攻撃は、男の理解を超えている。
熟練した魔法使いであれば、決して選択しない攻撃の数々。
だが、その一つ一つは食らえば致命となる威力を秘めている。
まるで、近代兵器を振り回す子供を相手にしているようなものだった。

「魔力は底なしに等しいか……。ならば反撃せねばやられるな」

攻撃は最大の防御を地で行くはやてだが、その圧倒的な魔力ゆえにスタミナ切れを待つ戦術は困難。
そう判断した男は、鞭状のデバイスを改めて構えなおす。

「いくぞ! お前の力をみせつけてやるがいい!」

「む? 来るか?」

男のデバイスが形状を変える気配にはやてが気がつく。
爆煙で視界が悪い中でも……はやてはその気配を見逃さない。
はやての集中力はかつて無いほど高まっていた。

「煙に紛れてくる気やな?」

周囲に展開している障壁に魔力を供給し強度を増す。
堅固な盾は、男の攻撃をしのぐには十分なもの。
だが、それはわずかではあるが男への攻撃を鈍らせ、余裕ある形で男がはやてに攻撃を仕掛けることを可能にしてしまう。

「な!」

爆煙を切り裂いて、鞭状のデバイスが飛んでくるのもはやての予想の範疇だった。
だが……弧を描きながら飛んでくるその鞭の形状は、今まではやてが見ていた男の手にあったものとはものとは違うものだった。

「レヴァンティン……やて?」

はやてが見間違うはずもない。
彼女を守護する騎士の一人、シグナムの誇りの象徴であるデバイスと同じ姿だった。

481 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:23:12 ID:VPtLFpGw
「いいのか? 動揺が目に見えているぞ?」
「は! あかん!」

レヴァンティンと思しきものの攻撃は、はやての障壁を貫通するものではなく弾かれる。
だが、はやての意識がそちらに向いた瞬間に、男ははやての頭上に舞っていた。

「厄介な障壁だが……叩き潰させてもらうぞ!」
「な、なんやて?」

障壁に弾かれた刃が、戻っていく。
そして次の瞬間には、男の手元でこれも見覚えのあるものへと形を変えていく。

「アイゼン?」
「くらぇええええええええ!」

はやての知る鉄槌の持ち主よりはるかに大きな男が操るハンマーが、容赦なくはやてに振り下ろされる。

「きゃぁああああああああああああ!」

その威力は凄まじく、障壁もろともはやてをその場から弾き飛ばしていく。

「ふむ。やはり砕けぬか。主が下僕より弱いとは思わなかったが、さすがだな」
「ど、どうして……」

アイゼンの一撃を受けても、障壁はその強度を保ったままだった。
だが、その中のはやてには肉体に受ける以上のダメージを与えることに成功する。

「デバイスというのは便利なものだな。このデバイスは……お前の持つデバイスとよく似ているかもしれん」

ようやくやんだはやての攻撃に、男は悠然と土煙の向こうから姿を現す。

「それは! クラールヴィント……まさか!」

男がはやての魔法で受けた傷が何事もなかったかのように消えていく。
それを行っているのは……やはりはやてがよく知る騎士が持っているはずのデバイスだった。

「そうだ。このデバイスは……我が屈服させた者のデバイスの特徴を写しとるのだ」

はやては蒐集行使と呼ばれる夜天の書のレアスキルを持つ。
『はやてのデバイスに近い』男の言葉は正解であり……そして、はやてのデバイスの情報を事前に知っていたことになる。
それを男に伝えられる存在は……限られている。

「っ……!」

覚悟はしていたはずだった。
それでも……はっきりとその事実を突きつけられたことは、よりはやてを動揺させる。

482 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:24:03 ID:VPtLFpGw
「くくくく。女の場合は……屈服の基準が分かりやすくてよい」
「あ、あんたっ!」

怒りに震えるはやてを、男は楽しそうに見ながら、言葉を続ける。

「我がお前に一人で来いと言った理由……分かってもらえたかな?」
「なるほど。そういうことなんやね……」

様々な感情を押し殺すようにはやては無機質な声で答える。
同時に、自身の周囲の障壁に魔力を注ぎ強化していく。

「その夜天の書の力を写しとれば……我はより強くなれる!」

男の目的ははやてだけではなく、そのデバイスだったことに気がつきはやては唇を噛み締める。
単純な攻撃力に優れたデバイスよりも、蓄積された情報こそが男の求めるものだった。

「おっと。一時撤退とか興ざめすることを考えるなよ?」
「わかっとる。あんたを倒さないと、ここは出られないんやろ?」

はやてと戦い、防御一辺倒に見える中で男が島を結界で覆っていたことにはやては気がついていた。
周囲に被害が出ない状況ははやてには好都合であり、男がどんな企みをしていても防ぐ自信があったから放置していたのだ。

「分かっていたか。さすがだな。ならば最後まで潔く戦え」

はやての力なら、結界を破ることは難しくは無い。
だが、それはあくまで男の妨害がなければの話だ。
結果として、はやてには男を倒す以外の選択肢は存在していないのだった。

(あかん。ここでわたしが倒されたら……)

夜天の書が蓄積した魔法を男が自在に行使できるようになったのなら……。
男の次の標的であるなのはをもってしても、男を止めることは叶わないだろう。
その想いがはやての周囲の障壁をより強固なものへと変えていく。

(ふん。やはりまだ若い)

その障壁を見て男はほくそえんでいた。

483 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:24:57 ID:VPtLFpGw
「攻撃しないのか? ならば、我から行くぞ!」

クラールヴィントの形をとったデバイスが、姿を変えていく。

「っく! やっぱり……っ!」

それは……金色の死神の鎌。
フェイトの愛杖である、バルディッシュの姿だった。

「やめや……! みんなの力を……そんなことに使ったらあかん……!」
「ならば止めて見せるがいい!」
「く……!」

フェイトのデバイスまでも写しとられていたことが、はやての攻撃に移る手を止めさせる。
無論何もしないわけではなく、ショックの中でもはやては障壁により強い力を与えていく。
だが、それさえも男の思惑通り。

「くらえぇえええええええええええええええ!」

フェイトを思わせるスピードで、立て続けに障壁に鎌を振り下ろす男は勝利を確信し笑っていた。
今までのはやての圧倒的優位は、後先を考えない出鱈目な攻撃一辺倒だったところによる。
はやてが自分のデバイスの力を奪われることを恐れ、守りに入った時点で戦況は男に有利に傾き始めていた。

「大丈夫。こんな攻撃……通さへん!」

障壁は男の攻撃を弾き返し続ける。
だが、攻撃の際に生じる僅かな隙も男が見逃さないことが分かるだけに、はやては亀のように障壁に閉じこもることしかできなくなっていく。
男の武器は次から次へと仲間のデバイスに姿を変えて、はやての心を蝕んでいく。

「なのはちゃん……。どうすればいいんや?」

大切な友達に、はやては知らずに届かぬ問いかけをしてしまう。
だが、その問いかけも、友の答えも……男が張った結界と、はやて自身がはった障壁が遮ってしまう。
孤立無援の中で、はやてはただひたすらに男の攻撃に晒され続けていった。

「ふふふふ。耐えているだけでは退屈だろう? 余興でもどうだ?」

男が小さく呪文を呟くと、中空に鏡のようなものが出現する。
そこに映し出されていたのは、数日前にこの島で起きた出来事。

「シグナム! ヴィータ! シャマル! ザフィーラ!」

島の異変に気がつき乗り込んできて男に敗れていくはやての守護騎士たち。
ザフィーラが絶命し、男に挑んだフェイトが敗れていく様。

「……フェイトちゃん」

そして……快楽責めの拷問の末、バリアジャケットを解除され、犯されていく様子。

「やめや! そんなの見せないで! 今すぐ消しぃ!」
「余興は不満か? 我なりに精一杯もてなしているのだがな」

やがてフェイトが快楽に堕ちていく様。
自らの意思で男を受け入れるフェイトの姿。そして、男と触手の毒牙にかかるヴォルケンリッターの3人の少女の姿。
やがて始まる男と、4人の美しい少女の狂宴の数々。

「やめやめやめ! やめてぇえええええええええええ!」

映像から響き渡る少女達の喘ぎ声をかき消すように、はやての絶叫が響く。
激情に任せて男に飛びかかれたのならば、どれだけ楽だったのだろうか。
だが、それが自分にどれだけの隙を生むのかをはやての冷静な部分は理解していた。
残された仲間のために……特になのはのために、はやては男の攻撃に耐え続ける。

魔力による障壁は堅固で、男にも容易には破れない。
だが……はやての心の壁は……男の振るう仲間のデバイスに。
繰り返し再生される仲間の陵辱の場面に、一枚、また一枚と壊されていくのだった。

484 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:25:44 ID:VPtLFpGw
「くぅ……っ!」

男のデバイスは、フェイトのバルディッシュの最強攻撃モードであるライオットザンバーへと姿を変えはやてを襲う。
魔力を込めた障壁は破られることこそなかったが、その大剣ははやての居た場所をなぎ払い、障壁もろとも弾き飛ばしていく。

(あかん……。威力はフェイトちゃんより上かもしれん)

威力十分の一撃に地面を滑らされ、後退しながらはやては焦りを強くしていく。
実際にはその威力をフェイトのものと単純比較することは大きな誤りだった。
スピードを身上とするフェイトと、はやてに合わせるように火力重視で戦っている男の一撃を比べれば威力が勝るのは当然。
総合的な面では大差は無いどころか、バルディッシュを使い慣れている分、まだフェイトに分があるだろう。

(このままやと、やられるのも時間の問題……)

そんなことさえも判断できないほどにはやての精神は追い込まれていた。
男の一撃は、未だにはやてに届いておらずダメージを一つも与えていない。
普段の彼女ならば、冷静にその事実を受け止め反撃の機会を探ろうとしただろう。
だが、イヤでも目に入る仲間の陵辱される姿と、自分の知らない淫靡な嬌声に耳を塞ぐことも許されない状況でそれは難しかった。

敗北した暁には自分もその仲間入りをさせられるかもしれないという恐怖。
さらに、自分の敗北は夜天の力を男に与えることになるという恐怖。
想像を超える恐怖の数々に、はやては状況を打開する手立てを見出せなくなっていた。

「はぁああああ!」

男の攻撃に、はやての身体が障壁もろとも弾き飛ばされ続ける。
ダメージがないことは男も百も承知。
それでも、『攻撃を受けている』という実感をはやてに与えるためにあえて派手さを重視した攻めを続けていく。

「ふむ。このまま押し切ってもいいのだが……一つ取引をしないか?」

だからこそ……。
もう一度派手に吹き飛んだ直後にかけられた男の言葉に、はやてが耳を傾けてしまうのは仕方が無いことだったかもしれない。

「取引……? 投降なら最初に断ったはずや」
「違う。防戦一方では退屈だと思ってな。少し戦い方の趣向を変えようと思ってな」
「……言ってみぃ」

ひとまずやんだ男の攻撃の嵐に、表面を取り繕う程度の余裕を得たはやてが聞き返す。
取引に弱気な様子は禁物……。将来の幹部となるべき研鑽を積んでいるはやてにとっては最重要事項でもあった。

485 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:26:40 ID:VPtLFpGw
「お前の仲間が行方知れずになる数日前……。お前が無限書庫で何をしていたか覚えているか?」
「……っ!」

男の言葉にはやての顔が真っ赤に染まっていく。

(シャマル……。そんなことまで……)

シャマルだけが知りえる情報。
それは管理局の内情にはまるで関係の無い話だった。
だが、それはそんなことさえも情報として提供してしまうほど……彼女の状態が尋常ならざるものであることをはやてに伝える。

「そこで、どんな本を読んでいたか……。覚えているな」
「……取引とやらに関係あるんか、それは?」

男がはやての動揺を狙っているのであれば、それにつきあってやる理由は無い。
改めて障壁に魔力を込めながら、頬を染めたままではやては男を睨みつける。

「ないことはない。あの本の状況を再現してやろうと思ってな」
「……確かに、必要な登場人物は後ろにイヤって程揃っとるな」

無限書庫ではやてが見つけて、つい読みふけってしまった本。
司書長でもなければ踏み入れないはずの場所に置いてあった物だった。

「マンガというもののようだが、なかなかそそるものだったな」
「……あんたを捕らえたらいくらでも差し入れに持っていったるわ」

裏カバーに張られた『18禁』を意味するシールがそのマンガのカテゴリを示していた。

『ユーノ君も男の子やしな』

だが、彼をからかうネタとしては最高のものだ。
はやてがそんなにおいしいものを見逃すはずも無かった。

「随分と熱心に読みふけっていたようではないか?」
「く……」

絵柄が可愛らしかったこともあり、めくってみたのが運のつき。
赤面しながらも、結局最後のページまでしっかりと読んでしまったのだった。

486 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:27:26 ID:VPtLFpGw
「そのマンガとやらと同じシチュエーションを用意してやる」
「なんやて……?」

男の言葉の意味を掴みかねたはやてが、不思議そうな顔をする。

「もしも、お前がその状況を切り抜けられれば、お前の仲間の全てを解放し、捕縛されることを約束しよう」
「ほんまか? さすがに信じられへん話やろ、それは」
「我は約束は守る。なんだったら契約の魔法をを交わしてもよいぞ?」

男の目に魔力の光が宿る。
契約を交わせば、決してその約束を違えることができなくなる魔法。
禁呪の一つではあったが、はやてもその術式は把握していた。
それゆえに、男の言葉に偽りがないことを理解する。

「契約は一方通行では成立しないもんや。もし、わたしが負けたら?」
「簡単なことだ。夜天の力を我のデバイスに移せばいいだけだ」
「このまま続けることと何の代わりもない気がするんやが……」

頭をめまぐるしく回転させながら、はやては状況を整理していく。
男にしてみれば、このままはやてを倒せば契約などする必要も無く望みを果たすことができる。
はやてにしてみても同じ。男を打ち倒せば待っている結末は何も変わらない。

「何。簡単なことだ」

本来のはやてならば、気がついていただろう。
男の攻撃がはやての障壁を破ることが容易でないこと。
そして、男のデバイスの『デバイスをコピーする』力が、このままでは発動条件が難しいことを。

それはすなわち……これから行うことに男が必勝の算段があるからだということに。
普段ならば、冷静に男の要求ははやてに拒否されているはずだった。

だが……。

「お前の痴態が見たいだけだ。復讐の余興としては最高だと思わぬか?」
「っ……!」

男がはやてに見せつけ続けた、はやての仲間達の陵辱の場面がここに来て意味を持つ。
憤怒の激情、犯されること恐怖、男への嫌悪……。
それぞれが組み合わさり、男の狙いに気がつかずに言葉を額面どおりに受け止めてしまう。

魔道士としては互角以上でも、そちらの方面は男に比べてはやては激しく未熟であった。

「ええよ。でも、あんたの思い通りになんか、ならへん」

男の思惑通りに、はやては男から提示された契約の魔法を受け入れることを決意する。
精神的に追い詰められていたはやてにしてみれば……男との戦いを継続するよりは『新たな条件』の方がくみし易いと思うのも無理からぬことだった。

「ならば誓え。勝負の結末の際の約束を違えぬことを」
「あんたもな」

はやての瞳にも魔力が宿る。
二人の視線が重なりしばらくすると、その魔力を宿した瞳が本来の色に戻っていく。
それが、互いの契約が完成した合図だった。

「お前の勝利は、我の繰り出す魔物を退けること。分かりやすいであろう?」
「念のため聞くが……魔物は、あのマンガに出てきたものやよね?」
「無論だ。完全に再現はできなかろうが、違うと思うのであれば満足するまで代わりを用意しよう」
「OK。で、わたしの敗北の条件は?」

努めて冷静を装うはやてだったが、その言葉の語尾が微かに震える。
マンガの結末が敗北の条件だというのであれば……その光景は想像もしたくないものだった。

「そうだな。これも分かりやすい指標が必要になるな」

数秒の黙考の後、男はぽんと手を打ち笑みを浮かべる。
その笑みはまるで悪戯を考え付いた子供のようで、今の状況でなければ魅力的に映るものだろう。

「バリアジャケットと言ったか? お前の纏っているそれが……完全に消滅したら、ということでどうだ?」
「っ……!」

快楽の果てに、フェイトやボルケンリッターのバリアジャケットが消滅していくのを、男が投影した映像でみせつけられていた。
普通に攻撃によって破壊するのではなく……その手段は明白だった。

「ええよ。それでいこう」

敗北が意味することも理解できてはいたが、はやては覚悟を固めて構えを取る。

487 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:28:08 ID:VPtLFpGw
勝負の方法が決まったことに男は満足げに頷くと、両手をかざす。

「出でよ! 我が下僕!」

男の掛け声とともに空間が揺らめき、その向こうから何者かが現れる。

「ううう……やっぱりぃ……」

姿を見せたのは、ゼリー状のぬめりを帯びた生き物だった。
スライム……ファンタジー小説ではそう呼ばれる存在が5匹。
大きさは、サッカーボール程度で、はやての小さな手でも掴んで持てそうなほどだった。

「これを倒せばいいんやな?」
「うむ。我は手を出さぬ。お気に召さぬならば、魔物を代えよう」

注意深くはやてはスライムを見守る。

(なんの変哲も無い……。さっきまでの触手の奴よりずっと弱くみえるんやけど……)

はやてのその目算は正しく、普通に戦えばすぐにでもはやての勝利に終わる戦いのはずだった。
だが、男の自信満々な様子から考えて見た目の通りの戦闘力だとは考えにくいことも事実だろう。

「何を企んでるんだか知らんが、全部跳ね返せばいいだけの話や」
「それは了承ととって、いいのだな?」
「……あのマンガと同じ結末になんか、絶対にならへん」

男の言葉に頷くと、はやては久しぶりの攻撃のために魔力をデバイスへと注ぎ込んでいく。
その魔力は膨大であり、男を相手にしたときと変わらないどころか、それ以上のものだった。

(やはり……正面からでは手を焼いたか)

見せ付けられるはやての戦闘力に男は素直に感嘆する。
だが、戦いというのは純粋な戦闘力だけでは決まらない。
それを覆すだけの根拠を、男ははやてとの手合わせの中で確信していた。

「いっけぇええええええ!」

それは一瞬だった。
はやての魔法の炸裂と同時に、スライムの一匹はその場から姿を消していた。
塵さえ残さず消えたその一撃が、威力を物語っている。

「いける! 後悔しても遅いで!」

周囲には、相変わらずの強度の魔法の障壁。
男が何を企んでいても……魔物の攻撃は決してはやてに届くことはない。
マンガの結末を迎えさせるためには、はやてに触れることが必要不可欠な条件である以上、はやての勝利は動かないもののはずだ。

「遅い!」

襲い掛かってくるスライムを3匹まとめて消滅させてしまう。
障壁に届くことさえなく……スライムはその数をみるみると減らしていった。

「ふむ。さすがにやる。ますますその力……欲しくなったぞ」

実力どおりの展開にも、男は慌てた様子はなく、はやての力を評価する余裕さえ見せていた。

「く……!! そんな余裕、今のうちだけや!」

最後に残されたスライムが、その身体を宙に躍らせる。
何の捻りもない特攻が、はやてに向かって飛んでくる。

「油断は……しない!」

今まで以上の魔力を込めて、スライムに魔法を行使する。
こいつを消滅させれば、男との契約の魔法が発動。
はやての勝利が確定する……はずだった。

488 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:29:37 ID:VPtLFpGw
だが、その大魔力の放出さえも、男の計算のうちだったことを、後にはやては思い知る。

「え!!!」

次の瞬間にはやての目は信じられないものを映し出す。
消滅するどころか、魔法を受けたスライムはその体積を増量させながら、はやての障壁に突き進んでくる。

「そんな……でも!!」

対処は間に合った。はやては周囲の結界に魔力を注ぎ込み、その威力を増していく。
だが……それが最大の誤りであることにすぐに気がつくことになる。

「ま、まさか!!」
「さすがに気がついたか。魔力を吸収する体質……すなわち、魔法はこいつには絶対に効かないのだよ」
「うそ、やだ、どうしてや!!」

魔力のこもった障壁は、スライムにとっては格好の餌になる。
スライムはその体積を増していき、同時にはやての周囲の障壁が完全に消滅する。
遮るもののなくなった今、スライムはそのままはやてに向かって降りかかっていく。

「きゃあああああああああああああああああああああ!!!」

その身があっという間に、スライムに覆われていく。
面積的にはまだはやての全てを覆うにはいたらないが、分裂を繰り返し、はやて身体の至るところに粘性の高いゼリー状が置かれていた。

「このっ! ねちゃねちゃ、気持ち悪い……っ!」
「どうした? もうおしまいか?」

「そんなことあるかい!! すぐにこんなの引き剥がして……」

這い回るスライムの感触に耐えながら、はやては胸の部分に乗ったスライムに魔法を行使する。

「慌てると状況判断もできなくなるようだな。やはりそれほどの力も宝の持ち腐れか」
「え、わ、きゃああああああああ!!」

魔法を受けた箇所のスライムは、それを吸収し、その面積を広げていく。

「そ、そんな、だったら……」

シュベルトクロイツを傍らに置くと、はやては身体に張り付くスライムを引き剥がそうとする。
力自体はそれ程強くもないので、はやてでもそうすることは難しくない。
実際にこのスライムの戦闘能力は、男の下僕の中で最弱と言っていい。
RPGなら素手やひのきの棒といった武器しか持たない勇者が最初に出会う程度のものだ。

「あ……あっ、ちょっ! なにを……ん、あ、っく……あ……っ!」

だが、魔法『しか』使えない非力な少女にとっての相性は最悪だった。
管理局で格闘の指導も受けているとはいえ、まだ病から回復して間もないはやてはそのプログラムは大きく遅れている。
最弱の魔物とはいえ、それを振りほどくにははやては力不足だった。

489 復讐鬼・はやて陵辱編② :2010/02/18(木) 01:30:47 ID:VPtLFpGw
「な、なんや……これ、あ、んぅ……あ、あっ、ふぁ……や、なにが……?」
「ふふふふ。気に入ってもらえたかな? そのスライムの粘液には催淫成分がたぶんに含まれている」
「そんな……っ! ひきょうや! こんなのって……っく、あ、はぁ……あ、あぁ、っく、あ……っ」

まず最初に効果が出たのは、バリアジャケットに守られていない両手。
スライムが絡みつくのを振りほどけず……それどころか、引き剥がそうと動いていた手が力を失ってしまう。

「あかん……このままじゃ……」

頬は上気し、漏れる吐息が熱を持っていくのをはやては抑えられなくなっていく。

「ふふふふ。どうやらマンガと同じ結末を迎えそうだな」
「や、やだ! まだ、終わってない、やぁ……」
「そうだな。バリアジャケットが全て消滅するまではまだ勝負はついていないのだったな。せいぜい頑張るがいい」

はやてが読んだマンガの内容は、魔物退治に出た女戦士がスライムに一瞬の隙をつかれ身体を這い回られてしまうものだった。
敏感な部分をスライムに刺激され続けた女戦士は、力を出すことができずスライムに何度も絶頂を迎えさせられ堕ちていく……。
戦士と魔法使いの差はあれど、今の状況はマンガの途中経過となんら変わるものではなかった。

(しまった……障壁が吸収されて動揺してもうた……)

はやては自分の判断ミスを呪っていた。
スライムが魔法を吸収する性質だと気がついた時点で、自分を転移魔法で他の座標に転移させてスライムの攻撃を回避。
そのまま、その辺りの鋭利な石などを魔物に向かってぶつけるだけでよかった。
そうすれば今頃ははやてが勝利を収めていたはずだった。
男とはやての立場が逆であれば、そのように場を切り抜けていただろう。

(く、悔しい……)

いかに魔法の素質に優れていようとも、実戦経験の少なさはいかんともしがたかった。
やがて……はやての最後の頼みである夜天の書が、地面へと落ちる。

「どうする? 時間がたてばたつほど状況は悪くなるぞ?」

バリアジャケットに染み込んだ粘液が徐々に隠された素肌を侵食していく。
指先と手にだけ感じていたどうしようもない火照りが、徐々に身体中に広がっていくのをはやては思い知らされていた。

490 マルチマックス :2010/02/18(木) 01:33:36 ID:VPtLFpGw
切りどころとして割と微妙ですが本日はここまでです。
陵辱パートの触りまでで一度切らせていただきます。
おつきあいありがとうございました。

フェイト編と少し変化をつけようとしてみましたが……。
とりあえず、ユーノ君が読んでいたマンガが隠れたポイントです(笑)。

491 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 07:37:24 ID:YI7K3bsQ
キター!実は密かにこれの続き待ってたんだわ

492 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 08:43:34 ID:r59/BE5s
妙齢とは女が少ない齢と書く
いや、だからどうって訳じゃ無いんだけどね・・・

ユーノやエリオの出番がもうちょっと欲しいなー、と

493 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 09:07:40 ID:V0100BPE
GJ! 連日投下お疲れ様です。そしてシャマルなにやってんの

494 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 11:12:00 ID:7xtNiWe6
>>492
ガチムチお兄さん達にやられちゃうユーノやエリオ…ゴクリ

495 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 12:10:24 ID:HZrc5xR6
もしもユーノ、エリオが魔法少女だったらシリーズ

496 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 12:57:17 ID:.CzSriE.
>>495
実はなのはさんやフェイトさんよりもはるかに穏健で正当な魔女っ子ものだということは察しがつく
プリキュアではなくおジャ魔女どれみてきにほのぼのとした。

497 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 16:32:15 ID:KC4NNqeY
>>495
クロノ・トーマ「俺たちが主人公だ!」(平行世界と新規シリーズ的な意味で

498 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 17:20:34 ID:fxb6PEgE
復讐鬼シリーズきてたー!
はやて編で苦労してそうだったから半分諦めてたけど待ち続けて良かった。
これからも頑張ってください。

499 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 18:10:59 ID:1UU43pgI
平行世界のクロノなら魔法少女でも余裕、と思ったらそれフェイトちゃんだったわ

500 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 18:43:18 ID:GLpjCUdE
平行世界のクロノはフェイトちゃんとは似ているけど違うと思うんだ…
なのちゃんだけではなく、あっちの世界のミッドチルダやリンディ母さんたちを守るためなんだよな

501 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 20:35:06 ID:7xtNiWe6
平行世界のクロノはフェイトさんの原型ではあるんだろうが意外に違う部分も多いよね
あのクロノを女性化してもフェイトさんとはかなり違う人格になりそう

502 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 21:03:10 ID:Ui9y/.ss
フェイトの性格に、こっちのクロノの男らしさをプラスした感じだからなあ>くろくん

503 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/18(木) 21:17:52 ID:wStdZi82
さて、
どんだけ待たせとんねんっ!
とのお叱りの声の中、ようやくできました。

ちょっと色々あって、なんや、様子が変わってしまったかも知れませんが。
石田医師は出張に行きました・電車編(後) です。

3レス分、投下します。
あぼんはIDか鳥で。

504 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/18(木) 21:18:23 ID:wStdZi82
      1



 どくどくと流し込まれる音がするような錯覚。
 唇から舌、喉へと流れ込む精液。

(あかん……も、あかん……)

 限界を訴えるも声にはならない。なぜなら、彼女の口は塞がれているから。
 塞いでいるのは男たち。それぞれが順に、はやての頭を己の下腹部に押しつけていた。
 入れ替わり立ち替わり、一人が精を放てば次の一人。二人目が放てば三人目。さらに四人目、五人目。
 常に誰かのペニスが差し込まれている唇。
 男たちはただ単純に口内を蹂躙するだけではなく、わざと唇にあて、それから内部へと突き入れるのだ。
 小さな唇に触れ、頬の内側の肉を抉るように斜めに進み、わずかな抵抗を感じながらペニスの先で温かい舌を探し当てる。
抵抗する舌を上顎に押しつけるように突き、めくれた舌の根本を先端でくすぐる。
 閉じることのできない口の抵抗は舌の動きのみで、えづく事から逃れようと動く舌は男たちに絶妙な刺激となって伝わっていた。
 刺激された男はわずかないきみと共に精を放つ。少女の喉奥へと。
 強制的に開かれた唇はそれを拒むことができず、抵抗しようにも四肢はそれぞれ押さえつけられている状態。
 そのうえ、身体中に誰かの舌が這っているのだ。
 あちらこちらから送り込まれる心地よい刺激。それは発散されることなくはやての身体の中に蓄積されていく。
 そして、口内に放たれる精液を感じると同時に蓄積された快楽が身体中を駆け回るのだ。
 まるで、喉に精液を受けることで快楽を得ているかのように。
 殆ど全裸と言っても過言ではない状態、ただ、素肌にブラウスを羽織っているだけのような状態でつり革にぶら下がっている少女。
 その身体を這う無数の手。そしてその手の動きに反応して震える真っ赤に染まったからだ。
 染まった色は羞恥のためか快楽のためか。それとも、淫らな意識がもたらしたのか。
 唇を蹂躙することにも飽きた男は、指先をはやての腰へと運び、尻と秘部の二カ所を撫でる。撫でる者は増え、撫でる腕も増え、数人に。
 いつのまにか、一人がイマラチオを楽しむ間に残りの者が肛門と秘部を愛撫するという役割分担ができあがっていた。
 結果、はやての背筋を駆け上がる快楽は倍増、いや、それ以上に膨れあがる。
 ペニスと指で突かれ、二カ所に集中するためにあぶれた腕はまだ膨らみきっていない乳房を蹂躙し、腋をくすぐり、愛撫する。
 指数本の技巧に容易く踊らされる身体をはやては恨めしく思いながらも、快楽を受け入れる神経は止められない。
 限界を超えるような連続した大容量の快楽に、神経が焼き切れるような錯覚。まるで快楽神経に直接電流でも流されているような錯覚。
 上げられぬ声の代わりのように瞼を開き、驚愕したような目と上気した頬で何度目かの精を飲み下す。

(も……限界……や……)

 心の声が聞こえたわけでもないだろうが、男たちの動きが止まる。
 開口器はそのままだが、口の中の異物は離れていく。

「え……?」
「さてと、そろそろ口も飽きてきたよね」
「下のお口の番かな」
「はやてちゃんも、つまらないだろ。そろそろ目先を変えようか」
「これだけいると妊娠しちゃうかも知れないけれど、いいよね」
「君城さんにお願いすれば、なんとかしてくれるよ」
「こんな歳でもうお母さんになるんだね」
「元気な子産んでね」

 浴びせかけられる言葉に、はやては麻痺したように動かない。

「え……え? ……え?」

 外される開口器。さらに持ち上げられる身体。
 座席に上半身を預け、尻を高く持ち上げられる。

「もう、準備万端だしね」

 数本の指が秘部を掻き回し、ねっとりした熱いものを書き出すようにしながら秘部を開く。

「ひぃっ、あっ」

 ぱっくりと開いた熱壺に受ける視線に、物理的な圧力すらはやては感じている。それほどに、男たちは凝視していた。

「あか……」

 否定の言葉を潰すように挿入されるペニス。迎え入れることを待ち望んでいたかのように温かく濡れそぼったはやての秘部は、
何ら抵抗らしい抵抗もなくそれを受け入れる。

505 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/18(木) 21:19:02 ID:wStdZi82
   2

「ひぅっ」

 しゃくり上げるような甘い悲鳴。男は間髪入れずに、がむしゃらに腰を動かす。
 
「あ、ああ……あっ!」

 声にならない激しい息づかいに、男の動きはさらに早くなる。
 突かれるたびに上がる小さな悲鳴。それは拒否ではなく甘く誘う調べのように、取り囲んだ男たちの耳を楽しませていた。

「はっ、はあっ、ああ、はっ、あっ……」

 短くとぎれとぎれの声からは徐々に、しかし確実に嫌悪の響きは消え、さらなる愛撫と快楽をせがむ哀訴だけが声の調子には忍ばされていた。
 やがて男の動きは限界に達したように死に物狂いのものとなり、最大に激しく打ち付けた腰の動きは前置きもなく突然止まる。

「あ、あ、……あかん、中……中ぁ……ああ」

 思い出したかのように、はやての言葉に混ざる悲鳴。
 男の精をたっぷりと受けた下腹部は、赤く腫れ上がるように輝いて、まるでさらなる男を誘うかのように怪しく艶めいていた。
 その誘いに新たに誘われる男たち。

「あかん……もぉ……これ以上は……壊れる……壊れてまうよぉ」
「壊れたら、治してやるって」
「安心して壊れていいよ」
「壊れても、はやてちゃんははやてちゃんだからね」
「安心して壊れればいいよ」

 乳房を撫でながら、脇をさすりながら、肛門周辺を弄りながら、唇を貪りながら、指をしゃぶりながら、足裏にベニスを押し当てながら、
男たちは優しく声をかける。声だけを聞けば、どれほど慈悲深い集団なのかと錯覚してしまいかねないほどに。
 その中央で、はやては酔っていた。
 与えられる快楽を全身で受け止めて、いや、全身で受け止めさせられていた。
 強制的に与えられるそれは、とうに心地よさという域を突破した、快楽拷問じみた責め苦になっている。
 どこかで一線を越えた身体は、男たちの与える刺激をありとあらゆる方法で快楽へと換え、小さな身体一杯に快楽を駆けめぐらせる。
 そしてついに、身体の各所の快楽は一つの線に繋がり一点へと集中する。

「ひっ、ひいっ! ひぐっ!」

 背骨が折れるかと思うほどに、本人の意思を無視して仰け反る身体。
 集まった快楽を逃がさなければ身体が壊れる。本能がはやての身体を快楽から遠ざけるように動かしていた。
 それでも貪欲な心は快楽を求め続ける。
 恐怖を感じて快楽を遠ざける心と貪欲に求める心は、二律背反を演じながらも激しくぶつかり合う。

「あかん……あか……ああっ、あっはぅっ……はぁ……あん……もぉ……も……」

 否定の言葉を吐きながら股間は男のモノを締め付け、両足は男の腰をしっかと挟んでいる。
 はやての足と腰の動きに、男たちは笑っていた。

「身体動いてるもんなぁ」
「嫌なら、止めりゃあいいじゃん」
「止まんないよねぇ」
「なんだよ、好きなんじゃん」
「あかっ! あかんっ!! ああっ!!」

 これまでの絶頂など、どれほどのものだったというのか。
 これまでの頂点など、ほんの麓に過ぎないと思えるだけの大きな高ぶり。
 それがはやてに押し寄せていた。

「あがぁっ!」

 突き上げられ、押し上げられ、しゃくり上げるような小刻みな揺れが一つにまとまってはやての全身を覆う。

「……!」

 声が、途絶えた。
 声にすらできず、喉の中で絶頂の悲鳴は押しつぶされる。
 上がるはずだった声が喉を通りすぎる前に、はやては失神していた。

506 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/18(木) 21:19:44 ID:wStdZi82
    3

 気がつくたびに渦の中。
 快楽の渦の中で再び溺れる。

 気がつくたびに別の男の顔。
 これで何人目か、数えるのを止める。
 誰であろうと同じだから。
 それは、快楽を与えてくれる者。
 だから、誰でもいい。

 渦の中ではやては、考えることを止めていた。

507 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/18(木) 21:20:40 ID:wStdZi82
以上。
お粗末様でした。

508 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 23:21:59 ID:ZVdkdCEM
ひゃっはー! はやてエロktkr

ずっとずっと待っていたよ!
ああもう、思考回路麻痺するほど犯されるとはもう、最高だなもう。
っていうか、この話、電車の中の筈なのにめちゃくちゃしてんなwww
やっぱり、電車の中の人間全員が……って話なのだろうか。

ともあれ、待った甲斐があった。
GJでした!!

509 名無しさん@魔法少女 :2010/02/18(木) 23:27:49 ID:S11mSIqY
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うっ


                             ふぅ

510 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 02:26:24 ID:Iltv2VYA
GJ!やっぱり流石の出来だw
欲を言えばアナル担当の変態先生には今回もねっとりしっぽりアナルを弄って欲しかったw

511 マルチマックス :2010/02/19(金) 03:18:53 ID:y54LBe2Q
これは良いはやてのエロスを見せていただきました。
GJです、野狗氏。
負けないようにこちらも、はやて陵辱劇の続編を投下させていただきます。
まさかの三夜連続! はやて祭ですね。

まずは注意書きから

※注意
陵辱モノです。
オリジナル設定、というかアニメ以外で公開された情報のために不具合が多少出ています。
陵辱する側はオリジナルキャラになります。

これらが嫌いな人はNG設定をお願いします。

512 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:21:00 ID:y54LBe2Q
(でも、まだ負けてへん!)

勝負の決着はバリアジャケットの消滅の瞬間。
それまでは……諦めずに最後まで抵抗を続けることをはやては覚悟していた。

「そうそう。お前には負け方を選択する権利を与えよう」
「だから……負け、へんて!」

熱く潤みつつある瞳で、はやては精一杯に男を睨みつける。

「まあ人の話を聞け。そのスライムは魔力を吸収する性質なのは理解できたな? つまりこういうこともできるのだよ」
「え、え、え?」

バリアジャケットのブーツの部分と、帽子の部分に張り付いた魔物が蠢く。
すると、同時にその部分が光の粒子となり消滅していった。
眩しいほどの白さの足が晒され……。
帽子の中でまとめられていた髪はおろされ、汗に濡れた額に張り付いていく。

「どれ。少しサービスしてもらうか」

何が起こったかも分からないはやてをよそに男はスライムに目配せする。
はやての胸の部分に張り付いたスライムが蠢くと……一瞬の発光の直後にはその下の純白のブラジャーが男の前に晒されていく。

「な、何を! やめや!」

慌てて胸を隠そうとするが、その手の指の間をスライムが這うだけでその手はだらりと下げられてしまう。
それ以上はスライムが這い回ることはなかったが、その箇所は男の目に晒され続けることになる。

「バリアジャケットは魔力で作り出された装束のようだからな」

つまり、魔力を吸収するスライムにしてみれば極上のご馳走だった。

「と、いうわけだ。ゲームオーバーを今すぐ告げることもできるわけだが、どうする?」

面白そうに問いかける男にはやては狼狽の色を濃くする。

「や、やだ。待って! そんなの……ずるっこや……」
「ずるだとも思わぬが……まあ、我とて一瞬で勝負が終わるのは好ましくはない」

男がスライムに目配せすると、それ以上のバリアジャケットの消滅が停止する。
素肌や下着を晒すことにはなったが、はやての敗北はひとまず先送りされることになった。

「ならば、マンガをなぞるとしよう。ここでやめておけばよかったと後悔するかも知れぬがな」
「ま、まだ負けへん……耐えてみせるんやから」

結局当初の予定通りに、快楽によるバリアジャケットの消失が勝負の対象となった。
だが、残念ながら魔法が使えない以上はやてに有効な反撃の手段はない。

(どうにかしないと……)

考えを巡らせようとするはやてだったが、スライムはもはやそれを許さない。

「やっ、はっ、くぅぅぁぁんんっ! ひゃぁあああああ!!」

ブーツがなくなり素足になった箇所をスライムが這い回る。
足の裏を蠢かれると、くすぐったさにはやては身をよじらせ集中を乱されていく。

「っ、はぁっ、んくっ、んはぁ……っ! ふぁあっ! んぅぅぅぅっ!!」

ぬめるスライムが足の指の間全てに滑り込んでくると、はやての声は甘いものに変わっていく。
熱を伴わないものの、その形状や柔らかさは人間の舌を思わせる。
それが神経の集中している箇所を一斉に刺激するのだから、無理もないことといえた。

「どうした? 随分気持ちよさそうではないか。フェイトはもう少しもったぞ?」
「〜〜〜〜〜〜〜!」
「ふん。どうやら、自分を慰めたことはあるようだな。身体の快楽への対応がスムーズだ」

フェイトやなのはに比べれば、圧倒的に耳年増のはやてなだけに……そういうことへの興味は強かった。
自分の身体を触った際に感じるくすぐったいような不思議な感じに身を任せることは何度もあった。
だが……身体を這い回るスライムの与える感覚はくすぐったいなどという生易しいものではない。

「あ……っくぅんっ!! や、やぁっ、だめ、だめ、それだめぇ……っ!」

自分の知っているものを遥かに超える刺激に、はやてはすぐに翻弄されていった。
くすぐったさが快楽に代わっていく感覚……。
それは徐々にはやてを支配していく。

513 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:22:06 ID:y54LBe2Q
(このままじゃ……アカン!!)

抵抗する力を振り絞るどころか、身体の力が抜け、ついには片膝をついてしまう。

(イヤやけど……このままあいつの自由になるくらいなら!)

はやては唇を強く噛み締めて、1つの覚悟を固める。

(今や!)

足を蠢くのに飽きたのか、スライムははやての足から身体を這い上がるために移動を開始する。
足の甲を移動する瞬間……ほんの僅かだがはやての意識が自由になる。

「はぁあああああああああ!」

その口から喘ぎ声ではなく、魔法を放つ気合の掛け声が久しぶりに発せられる。
行使しようとしたのは、いわゆる自爆の魔法。
デバイスがなくとも……自分の生命を触媒とする魔法を使える程度にははやては熟達した魔法使いだった。
その威力でこの島は跡形もなくなり、捕らえられているであろう仲間も巻き込んでしまうかもしれない。
それでも……男の自由になるよりはという想いが、はやてに最後の一歩を踏み出させていた。

「え……ど、どうして? やぁ……っ、そ、そんな……っ、ああああああ!!」

だが、はやてが執念で放った魔法はその効果を発揮することはなく……代わりに魔物が鈍く輝きその大きさを増していく。
広がったスライムが新たに肌に触れる感触に、はやては悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げる。

「なるほど。自爆するつもりだったか。その覚悟は見事だ」

男は目の前の少女に素直に感嘆の声を漏らす。
快楽の虜になる前に、命を絶つ覚悟で最後の攻撃をしかけた判断力……そして、その意思の強さ。

「だが、残念だったな。魔法を放つために放出する魔力を、魔物が見逃すはずがなかろう」

それを更なる快楽で染め上げ屈服させる未来が失われなかったことに、ひとまずは満足する。

「そ、そんなぁ……うそやぁ……」

はやては絶望の吐息を漏らす。
スライムが身体に張り付いている限り、魔法は発動することはない。
それは万に一つの勝ち目さえもないことを示していた。

514 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:22:51 ID:y54LBe2Q
「それでも抵抗したければ好きにするがいい。魔物はさらに成長し、より事態は悪化するだけだ」
「あっ、やっやっやぁっ、だめ、アカンっ!」

その密度を濃くしたスライムは、はやての足を這い上がっていく。
くるぶしから膝の裏に移動し、その通り道にスライムの粘液が染み込み性感は無理やりに高められていく。
それなのに、はやては抵抗のために魔法を行使することもできない……普通の少女と代わりのない存在となっていた。

「ふむ。魔力を完全に身体のうちに戻したか。だが、それは魔物にとっては大事な餌だ」
「ひ、くぅ……んっ! これ以上、一滴もやらへん……あっ、ああっ、あああああっ!!」

「どうかな? その魔物と我は利害が一致しているから、今は我の命令に従っているのだぞ?」
「な、はぅう! そんなこと、しら、へん……あ、はぅっ!」

スライムが太股に達すると、わなないていたはやての腰が時折びくん、と跳ねるようになってきた。
快楽への反応を示す身体をはやてが抑えきれなくなっている証拠だった。

「我の望みはそうして魔物にお前が快楽に染め上げられ、バリアジャケットを消失させることだ」
「だ、だから、あ、はぁ……そんな、こと、あふ……絶対にさせ、あぁ、へんやから……」
「だが、魔物がその極上の餌であるバリアジャケットから魔力を摂取できないのに、我の命令を聞いているのはなぜだと思う?」
「そ、そんなの……あ、はぁ……ふぅ……しら、あ、へんよぉ……」

スライムは太股の柔らかさを楽しむように、その箇所で蠢きだす。
足を閉じようとすると、太股の間にあるスライムは押しつぶされるが、それにより広がった分だけはやてに触れる箇所は増えてしまう。

「え、あ……どうしてぇえ!!」

気のせいだと思いたかった。
だが、はやての身体から何か大切なものが吸い取られていく感覚がある。
それが何であるかは、スライムが鈍い光に包まれていることで理解できてしまう。

「完全に魔力を体内にとどめておくことは困難だ。ましてや、敏感な身体を刺激されれば、イヤでも魔力は漏れ出してしまうということだ」
「あ……そんなぁ…ひきょうやぁ……ぁぁっ、ああっ、ああああっっ!!
「魔物は魔力を得るためにお前に刺激を与え続け、我はその果てにお前が絶頂し、バリアジャケットを失う瞬間を待つ。よい取引であろう?」
「少しもよくあらへん! ひ、ぁ、くぅんっ!!」

当事者を無視して取り決められる約束に抗議の声をあげようとするが、それもスライムの動き一つで遮られる。
結局、はやてに許されているのはスライムの責めにひたすら耐え続けることのみ。
抵抗の手段を全て奪われ、マンガの女戦士と同じ未来へ向けてのカウントダウンの声を聞くことだけだった。

「あ、やぁ、きゃふぅぅっ! く……ぁ、っ! あっ、あっあっあっあんっ!!」

スライムは太股から徐々に這い上がり、はやてのスカートの中に進入してくる。
隠すことの叶わない、胸を覆うものと同じ純白が、はやてが身体をよじる度に見え隠れしていた。

「そ、それあかんっ、そこはあかんっ!」
「安心しろ。そこの初めては魔物にはくれてやらぬ。触れることも許してはおらん」
「え……ど……」

どうして、という言葉は飲み込む。

「万が一の事故が起こりそうになったときには、我が全力でお前を守ると約束しよう」

はやての処女を奪いたいという男の独占欲ゆえに、形さえはっきりしない魔物に貫かれるという最悪の事態は避けられるようだった。
最も敏感な箇所の1つを触られないということは、はやてにとっても好都合。
それならば、それを利用して耐え切るだけのことだ。

(もっともそれくらいせねば、あっという間に勝負がついてしまうからな)

それも男にとっては余興の時間を引き延ばすためのハンデに過ぎなかった。

515 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:23:34 ID:y54LBe2Q
「はぁ……っ、っ! っ! っ、ぁ!! あぅんっ!」

前がダメならば、当然這い上がってくるのは後ろの部分。
スライムははやてのヒップにその身体を移動させていく。

「あかんっ! そんなとこ……いやぁああああ!」

手で振り払おうとするが、その指先に魔物が絡みつき蠢くと力なく魔物から離れていく。
力尽きたようにうつぶせに倒れこんでしまい、スライムの新たな標的は分かりやすくその存在を誇示してしまう。

「そういえば、尻が大きめなことを気にしていると言っていたな」
「……っ!!」

自分のコンプレックスさえも男に知られていたことにはやては顔を赤らめる。
車椅子での生活が長かったためか、同年代の女の子に比べればやや大きめであることは否めない。
決して垂れているとかそういうわけではないが、はやて自身はそれがあまり好きではなかった。

マンガのときと同じくシャマルが伝えたのか……それとも他の誰かなのか。
いずれにせよはやての情報は全て男の中にあり、隠せることなど何一つとしてない。

「何も恥ずかしがることはないであろうに。安産型であることはよいことだ。よい子が産めるのは女としては重要なことだぞ?」
「そ、そんな先のこと、知らへん!」
「先だと思っているのか? 我がその気になれば、お前が負けた後はすぐにでもその瞬間は来るのだぞ?」
「や、いやや! そんなの、絶対に……ふぁ、ぁ、あっ、やっ、やぁぅぅうううっっ!!」

犯される恐怖に考えが回らなかった、妊娠の恐怖を覚えさせられたはやてのヒップを魔物が這い回りだす。
スライムはスカートの中で張り出した白い膨らみに向かって、まるで揉みあげるように収縮する動きを加えていく。
下着にはスライムの粘液が染み込み、ぴたりと張り付きその形を浮かび上がらせていた。

「あ……あっ、あふぅっ、んっ、んく……っ、ふ、ふぁ、やぁぁっ」

確かにやや大き目ではあったが、十分に張りがある。
柔らかい尻肉だったが、たるんだ部分がない。
若さが演出する神の芸術と言ってもいい。

「あ……あっふ、ふぁ、ふぁぅっ、や、いやや、お、お尻ばっかり……っ」
「なんだ? 他の部分も触って欲しいのか?」
「ちが! あ、や、やぁあああぁっ!!」

はやての声に応えたかのようにスライムがヒップの割れ目をなぞりあげる。
下着もろとも押し込むような感覚に、はやては身を強張らせる。

「そこは確かに禁止してはおらんが、まだ勘弁してやれ」

前より先に後ろの穴が……では、破瓜のショックが減少するかもしれない。
それは男が望むものではない。

「こんな、こんなぁ……あかん……いややぁ……っ!」

スライムははやての割れ目を何度も往復していく。
不浄の穴を触られる恥ずかしさと、背徳にはやては首を振り続ける。

「んぅ、あ、あっ、あんっ、あんっあんっあんっ!!」

その間も、スライムははやてのヒップを触り続けていく。
催淫効果のある粘液は下着越しに染み込み、元々敏感な部分の感度をよりあげていく。

「なんだ? まさかそこを触られるだけでゲームオーバーか?」
「や、だ、だって、だってっ……! あぐ……っ!! ひ、ぁ、ああっ!! あああああっっ!!」

腰を跳ね上げる動きは止まらない。

「く、ぁあっ!! ああああああああああああああああああっっっっっっっ!!」

はやては一際大きく腰を跳ね上げ、その口からは絶叫に近い声があふれ出す。
小刻みに痙攣している身体からはどっと汗が吹き出て、バリアジャケットに染みこんでいく。
スライムは満足そうに、その身体からあふれ出した魔力を吸収していた。

516 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:24:34 ID:y54LBe2Q
「はぁっ、はぁ……っ、っ……っく、お、お尻……だけで、いってまうなんてぇ……」

荒い息の合間にはやては悔しそうに声を漏らす。
気にしてやまないそのヒップは、はやてにまた1つ……コンプレックスを植えつけていた。

「ふむ。まだバリアジャケットが残っているとは意外だな……」

未だに自分の身に起こったことを認めたくない。
そんなはやての気持ちを象徴するように、バリアジャケットはその形をとどめていた。

「それも時間の問題か。ゲームを続行するぞ?」
「やぁ……もう、やめてぇな……」

陵辱で疲弊しきったはやての拒否の声は弱々しい。
それは、芽生えてきている快楽を望む心を否定できなくなりつつある結果かもしれない。

「ゲームオーバーでよいのか?」
「ち、違う! まだ負けてへん!」

己の身体に残るバリアジャケットははやてにかすかな勇気を与えてくれる。
だがはやては気がついていない。
魔物が這い回ったヒップの部分のバリアジャケットが、まるで虫食いのように穴が開いてその部分が丸見えになっていることを。

飛散することだけは避けたものの、その強度は大きく落ちている。
魔物にその気はなくとも、バリアジャケットの上を動くだけで、その生地が少しずつ消滅していってしまう。
命令と相反してしまう状況に確認を求めてくる魔物に男は小さく頷く。

(構わぬ。続けよ)

完全に消滅しなければ、はやての敗北にはならない。
そして、何より今のはやてにそれを気にする余裕などないはずだった。

517 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:25:11 ID:y54LBe2Q
「え、え、え、えええええええ!!」

突然はやての身体の下に柔らかい感触が湧き出し、同時に自分の目線が高くなるのを感じる。

「ほう……サービスがいいな」
「や、いやや、なに、なんやこれえええええ!!」

魔力を十分過ぎるほどに補給したスライムの面積は大変なものになっていた。

はやての身体を覆いつくせるのは当然で、それから余った部分で即席のベッドを作り出していた。

「ひゃぁんっ、んく、ひぁっ、やぁぁっはぁぁっ! あっあっあっああっあああああっ!!」

柔らかさは高級のウオーターベッドを越える。
だが、それは蠢き続け触れているはやての背中に催淫効果のある粘液を染み込ませながら刺激し続ける。
それは寝ているだけで快楽を得られる画期的なベッドと言えた。
ベッドの使用料は、快楽で漏れ出てしまうはやての魔力だった。

「ふぁ、あっ、んっ、っく、ひっ、ぁ、あっ、ああっ、ふぁああんっ!」

スライムに触れ続けている背中の部分は、はやてには見えない。
だが、その箇所のバリアジャケットの大半が消滅して、大胆なデザインの水着のように背中を浮かび上がらせている。

「え、あぁ……や、やぁ、来ないでぇ……あ、はぅ……!!」

背中のことなど気にする余裕など今のはやてにはない。
這い上がってきたスライムが、はやてのへその部分を通過し、少しずつ進んでくる。
通過した箇所は、背中と同じく虫食い状態になっているのだが、そこに気がつく余裕もない。

「あ……あっ、っく、はぁっ、はぁっ、ふわぁぁ……っ」

スライムが、今ではまるで押し寄せる波のようにはやてには見えていた。
そして、その波はすでに晒されていた健気にはやての胸を守る純白の下着をさらっていく。

「や、いややぁああああああ! みんといてぇえええ!」

魔力を帯びていないその下着は、魔物にとっては何の魅力もないもの。
興味があるのはあくまでその中身であり、下着はあっという間に捲り上げられてしまう。
微かに揺れながら晒されたはやての胸の膨らみは非常にささやかなものだった。

「ふむ。覆うものが必要なほどのものでもなかろう」
「ほ、ほっといてや!」

今の自分の格好も忘れたようにはやては男にすかさず反論する。
こんなときに関西人独特のテンポが出てしまうのは皮肉なことだった。

「少々下半身とのバランスが悪いが……これはまだ十分に育つであろう」
「そ、そんなことあんたに言われても嬉しくあらへん!」

病気の影響で成長がやや遅めなだけで、男の言う通りはやては近い未来には誰もがうらやむスタイルに成長する。
それこそ世の男性の目を釘付けにする日がやってくる……はずだった。
だが、その未来は男によって閉ざされようとしていた。

518 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:25:53 ID:y54LBe2Q
「っっ!? くぅっ、ひゃうんっ!」

見ているのに飽きたのかスライムはゆっくりとはやての胸を覆っていく。
まるで、中央にある桜色を支点にするようにして、徐々に徐々にその範囲を広げていくのをはやては振り払うことさえできない。

「ふっ、っく、ああ……っ、ひあっ! んっ、くっ、ふぅっ、ふぁああっ……!」

ささやかなな膨らみは覆われていき、スライムの蠢きは人間の手のようにはやての胸をもみ続ける。

「ひぁ、あっ、あくぅぅああああんっ!!」

スライムが頂上に達したのを報せるかのように、はやての口からは大きな声があがる。
二つの小山の頂は、同時に制覇され、その全てがスライムに覆われていた。

「え! あ、あぁ! うそ! やぁあああああ!!」

スライムはより的確にはやての敏感な部分へと責めを加えて行く。

「きゃふぅっ、んっ、ひ、ひぁ、ひぁあっ、ひぁああんっ! そ、んなっ、にしたら、あかん……!」

スライムは人の手ではカバー出来ないほどの大きさの胸を全て覆いながら、同時に、舌で全てを舐めるように蠢く。
人間では決して与えられない快楽に、はやての身体は夢中になっていく。

「っっ! ふぁ……っ! くっ、んっ、あ、あ、あっ、きゃぅうっ!」
「そろそろか……」

傍目からもはやてが再び絶頂へと押し上げられつつあるのは明らかだった。
この調子では、次の絶頂にバリアジャケットは耐えられないだろう。
戦いの敗北、身体の敗北……はやてに徹底的な敗北を刻み付けられるまでもう少しだった。

519 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:26:34 ID:y54LBe2Q
「ふぁ……え、え……あぁ……」
「む……」

はやてが絶頂へと駆け上がる寸前、スライムはその動きを緩やかなものへと変えていく。
達することができなかったはやては、戸惑うようにスライムを見ていた。
もはや完全に、敗北が遠ざかったことへの安堵より、達することへの期待感が上回っている。

「ひぁ、あっ、んっ、っく、ふっ、ふぁ、あっ、あっ、くふぅぅぅ……っ!」

快感から意識が戻ろうとする頃に、魔物は再び蠢きだす。

「あ、あっ、んっ、あんっ! あ……っ、強い……っ、はげし……っ!」

今度こそ……快感に身を震わせながら、そのときをはやては待つ。

「え……あ、あぁ、はぁ……なんでぇ……」

だが、そこで再び魔物の動きは停止する。
望むその瞬間は……はやてに訪れることはなかった。

(どういうつもりだ?)

男は魔物に目線を送るが、何の答えも返してこない。

(お前も我に逆らうというのか?)

極上の魔力を吸収できる環境を手放したくないのか。
それとも……はやてのその身体に夢中になっているのか。

(魔物にここまで執着されるとは……ある意味不憫な娘かもしれんな)

「ひぁあっ、んっ、くふぅっ、ふぁあっ、あっ、あああんっ!」

奉仕をしてもらうために、はやては無意識に魔力を身体の表面へと押し出していた。
それを吸収するために、はやての肌を魔物は這い回る。
触れる面積が広がればそれだけ快感を得られることになる。

「あっ、あっ、ああんっ……どうしてやぁ!!」

そこまでしても、はやての望む最後の刺激だけは決して与えられなかった。
その口からは、意識しているのかは分からないが、スライムを引き止めるような言葉が漏れ出している。

520 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:27:37 ID:y54LBe2Q
(契約の魔法が仇になったか……)

魔物を消し去り、はやてを取り戻すことなど男にとっては造作もないことだった。
だが、それをしてしまった瞬間にはやてとの契約の魔法が成立。
男ははやてと、捕らえた少女達を解放しなければならなかった。

(おのれ……)

男は歯軋りせんばかりに、魔物の行動に怒りを燃やす。
このままでは、スライムはいつまでもはやての魔力を吸収し、その身体を楽しみ続けるだろう。

「う……ううっ、あぁ……っ、っく、ふぁ、あああっっ!!」

はやては快楽の代償に魔力を差し出し、魔物は魔力の代償に快楽を与える。
いつしか、その取引に男が入り込む余地は失われつつあった。

(さて、どうしたものか)

男が考えをめぐらせている間に……。

「あっ、んっ、っく、ふ、ぁ、あ、あ、ああっ、くふぅぅんっ!」

はやてと魔物の関係に異変が訪れる。
絶頂の直前で動きを止めた魔物にとっても、はやての行動は予想できないものだった。

「あかん……もう、あかん……あ、っく……あぁあ!」

魔物にとっては男の命令のために触れられなかった場所。
そこを犯した瞬間に、契約など無視して魔物は消滅させられることを知っていた。

はやてにとっては、羞恥と恐怖から触れることが躊躇われていた場所。
自慰のときにも、入り口を触っただけであまりの刺激で手を引っ込めてしまった場所だった。

「ふぁ、あっ、んっ、んくぅぅぅっ!! だ、だめ、もう、そんな……っ!」

未だにスライムに覆われていない聖域に、はやての手が伸びていく。
粘液と自らの愛液でぬるぬるになった下着の中に、躊躇うことなく手を突っ込んでいた。

「あっ、やっ、う、うそ……っ、こんな、わたしっ、だ、あかん、あかんのに、とまらへんっっ!!

その入り口を、大きくなってしまっている豆粒を……夢中ではやては擦りたてていた。

521 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:28:31 ID:y54LBe2Q
(ほう、これは……)

魔物の焦りが伝わってくるようだった。
慌ててその手に絡み付いて動きを止めようとするが、徐々に激しくなっていく動きは決して止まらない。

「ふぁっ、あっ、あっ、くっ、あくっ、あふぁあっ! んっ、うんっ、ふぅっ、んぅぅうんっ!!」

(さて、お前はどうする?)

このままでは、はやては魔物の意思を無視していずれ絶頂を迎え、バリアジャケットは消滅するだろう。
そして……バリアジャケットの次には男によって、魔物が消滅させられることは間違いなかった。

「あ……あっ、っく、くぅ……んっ……あ、あかんっ! ひ……っ、ふぁ、ふぁあああああっ!」

避けられぬ未来に、魔物はせめてはやての魔力を身体を、最後まで味わおうと、全力でその動きを再開する。
喘ぎ声と愛液と共に漏れ続ける魔力を吸収する行為は、魔物にとっては最後の晩餐だった。

「やっ、やっ、やぁっ、また……また来る……すぐ来てまう……っ、ふぁぁああううんっ!!」

ついにやってこようとする待ちわびた瞬間に、期待で身体を震わせる。
今この瞬間、はやての頭の中には勝負のことなどどこにもなかった。

「ふぁ、ああっ、あああああああああああああああああああああっ!!!!」

絶叫と共に、はやての身体と、魔物の身体が眩く輝く。
その光の中で……ついにはやてのバリアジャケットは消滅し、その素肌が晒されていく。

マンガ以上の結末に、2人の勝負はついに決した。

「ひ……あ……っ、はぁっ、んっ、あ、あ、あ……っ」

そのことにさえ気がついていないかのように、はやてはスライムの作ったベッドにただ、下着だけとなったその身体を沈めていく。

「終わったか。中々よい見世物であった」

男は満足そうにうなずくと、はやてのほうに一歩を踏み出す。

522 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:29:06 ID:y54LBe2Q
「ふむ……固い床よりは、まだこの方がいいか」

男は怯える魔物を見ながら告げる。
はやての身体を包み込む、スライムのベッドをこれからの行為に使う。
それは少なくとも男がはやての処女を奪うまでは、自分は生かされることを意味していた。

「っく、くぅん……っ」

分かりやすく、男が観察しやすいように沈むはやての身体を浮かび上がらせる。
延命のためとはいえ、今まで夢中になっていた少女を差し出すその行為に、男は嫌悪した。

(ベッドとしての使用を終えたら、すぐに消滅させるとしよう)

だが、その役割さえも満足に果たせない事態が起こる。

(ぐ、ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)

魔物の身体の輝きが、激しくなり、その身体はさらに肥大化していく。

「む……一体何が……」

「え……な、なんや……」

あわせてのた打ち回る魔物に、横たわって荒い息を吐くだけだったはやてが正気を取り戻していく。
肥大化が止まると……同時に、魔物は更なる光に包まれる。

(うおおおおおおおおおおおおお!!!)

断末魔の叫び声と共に……光の中で魔物はその身体を千路に割かれ、消滅していく。

「ひゃ!ひゃううううううう!!」

最後のときにありえない形で身体を撫で回されながら、はやては地面に放り出される。
再び襲ってきた絶頂に……事態そのものがまだ飲み込めていないようだった。

「なるほど……吸収しきれないほどの魔力を有していたか」

魔物の許容量を越える魔力が注ぎ込まれたことにより、この状況が生まれたことを男は理解した。
男が過去に戦ったものであれば、その魔力を全て吸い込めるだけの容量はあったはずだ。
ボルケンリッターの全ての魔力でも、魔物は涼しい顔で吸収するはずだ。

「想像以上の潜在能力を有しているということか」

もしも、はやてがそのことに気がつき魔力の過剰供給によるオーバーロードを狙ったのならば……。
たった一つではあったが、大逆転の手が残されていたことになる。

「自らの手で勝機を逃したということか」

魔物が焦らしたために、魔力を過剰に吸収することになってしまった。
はやてが自分の手で絶頂を早めなければ……バリアジャケットが残った状態で、この瞬間を迎えられたかもしれない。

523 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:29:55 ID:y54LBe2Q
「だが、結果は結果だ。契約に基づき……お前の力を差し出してもらうぞ」
「……あかん……それは……」

地面に転がったままの夜天の書に、はやては手を伸ばす。
だが、疲弊しきったその手の動きを、男のデバイスは容易に追い越していく。

「ふふふふ。これで……夜天の力は我のものだ」

普通に敗れていたのであれば……。
あるいは、闇の書としての矜持で男のデバイスの侵食を拒んだかもしれない。
それほどのデバイスではあったが、主が交わした契約の前には無力だった。
そこまで計算し尽くしていた男の恐ろしさを、はやては力の入らない身体で思い知らされていた。

「くくくくく! きたぞ! 力がきたぞ!」

デバイスが重ねあわされ、鈍い輝きが走った後には……。
まるで同じ『書物』の形をしたデバイスが、その場には二つ並んでいた。

「あぁ……そんな……」

自らが招いてしまった最悪の事態に、はやては打ちひしがれる。
戦闘経験に優れた男が、魔法使いの英知の結晶であるデバイスを持つ。
もはや……男を止められる戦力は管理局にもあるかどうか怪しかった。

「ふむ。その威力は後ほど試すとしてだ……」

男は地面に横たわったままのはやてに向かって歩き出す。

「貴様への……我の復讐はまだ終わっていないのでな」

全ての魔力を放出し、バリアジャケットもなくなり、はやてを守るものはもはや何一つとして残されていなかった。

「あぁ……やぁ……」

それでも、男から逃れようと身体をよじる動きを脳は伝えようとする。

「あきらめろ。敗者には敗者の矜持があろう……」

もっとも潔い敗者になられては困るのではあるが。
男の望みは、絶望に染まる表情ではやてがその純潔を散らされる瞬間を見ることなのだから。
服を全て脱ぎ捨てると、男はへそまで反り返った自分のモノをはやてに見せ付けるように誇示する。

「いや……やぁ、いややぁ……」

怯えながら目を逸らそうとするが、男は髪を掴んではやての顔を固定してしまう。
相次ぐ絶頂で力も入らずろくな抵抗もできないはやては、目を逸らすことさえも許されなかった。

「よく見ておくのだな。これがお前の膣中に入っていくのだから」
「う、うそやぁ……そんなの入るわけ、あらへん……」
「いいぞ……いい表情だ」

生涯ただ一度の、破瓜の瞬間への怯え。
それこそが、男が求める陵辱の最大の愉悦だった。

524 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:31:20 ID:y54LBe2Q
「まずは口で試してみるか?」
「いやや! 絶対にそんなの……っ!」

男がはやての髪を引っ張り、その顔をペニスにつきつけようとしたそのとき……。

「む?」
「な、なんや?」

男の背後で、置いたままにされた『コピーされた夜天の書』が輝きだす。

「ま、まさか! コピーにも、守護騎士が生まれるんか?」
「ほう。それは興味深いな」

はやての予感は的中していた。
初めてはやてが闇の書を手にしたときと同じように……。
四人の『騎士』がその姿を現し、男にひざまずいていた。
その姿は、男が打ち倒したはやての守護騎士と寸分たがわず同じものだった。

「なるほど。これはよき戦力となる、が……!」

男の手がゆらめくと、4人のうち一人の姿が掻き消える。

「男は……最初から用は無い」

その様子に、シグナム、ヴィータ、シャマルの表情が怯えたものに変わる。
圧倒的な実力差を最初に見せることにより……男は守護騎士の忠節をより確実なものにしていた。

「ふむ。ならば、お前の下僕は返してやるとしよう」
「え……?」

男ははやての身体を、虚空に向かって軽々と放り投げる。
「やぁあああああああああああああああああ!」

疲弊しきったはやては受身も取れずに、地面に叩きつけられる……はずだった。

525 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:32:45 ID:y54LBe2Q
「え?」

だが、その小さな身体は現れた人影の一つに柔らかく抱きとめられる。

「大丈夫ですか。主、はやて」
「シグナム? よかった! 無事だった……」

探し続けていた存在がようやくみつかった。
その喜びの言葉をはやては最後までつむぐことはできなかった。

「はやてちゃん。来てくれると思ってたわ」
「ああ。あいつの言った通りだったな」

シグナムの影から、シャマルとヴィータが姿を現す。
だが、3人は見慣れた騎士鎧ではなく……一糸纏わぬ姿だった。
その上……あれだけ凛としていた瞳に浮かんでいるのは……。
刻み付けられた快楽による情欲の色へと変わっていた。

「み、みんな……まさか!」
「その通りだ。おい、お前達。本来の主に、全力で奉仕してやるがいい!」
「了解した」

シグナムは男の言葉に頷くと、はやてを地面におろし横たえる。
傷つけないように優しく柔らかく……。
だが、優しかったのはその瞬間までだった。

「し、シグナム!」
「無駄です。力では……主はわたしに敵いません」

異常事態にどうにか身を起こそうとするはやてだったが、その肩はシグナムに強く押さえつけられ、身動きを封じられていた。

「一体どうしたんや! こんなのって……」
「黙って。おとなしく……快楽に身を委ねましょう」
「ふざけてるんか? シグナム、あんたは……んむぅううう! んちゅ……っむ、あむ……」

はやての言葉は、シグナムの口付けに遮られる。
ファーストキスのはやてには、あまりに強烈な……情熱的なキスだった。

「んく、んく、こく……っ、ちゅむっ、ちゅくっ、んぅっ、っふ、んむぁ……っ、ぺろ、ぺろろっ、くちゅぅ……っ」

唾液を共有して、お互いの喉を鳴り響かせる。

「っん……くぅっ、ぷぁ……っ!」

何十秒か、何分か、ようやく解放されたはやての目は潤み……起き上がろうとする力を湧き上がらせることもできなくなっていた。

「え……あぁあ! ひゃぁあああああああああ!」

朦朧とした意識は、下半身への刺激で呼び戻される。
いつの間にか股間に顔を埋めたシャマルが、はやての聖域に下着越しに舌を這わせていた。

「シャマル! や、やめや! こんなの……あかん!」
「どうして? もう洪水じゃない。脱がせちゃうね」
「あ、やぁああああああああああああ!」

否定の叫び声をあげるものの、それを阻止することもできず……。
はやての聖域はシャマルの前に余すことなく晒されていた。

「あぁ……みんといてぇ……」

ひくひくと震えているもののその入り口は、一本の縦筋にまだ過ぎない。
その微かな隙間から、溢れ出す愛液は今この瞬間も止まることはなかった。

526 復讐鬼・はやて陵辱編③ :2010/02/19(金) 03:33:15 ID:y54LBe2Q
「うふふふ。可愛いわよ、はやてちゃん」
「あ、はぁ……うぅ……あぁ……」

言葉とともに漏れる吐息がかかるだけで、はやては身をよじらせる。

「ずっと……こうしたかったのよ。やっと願いが叶うわ」
「あ、やだ! いやや! やめてぇえええええ! あぁあああああああああああああああ!」

ついに直接シャマルの舌が触れると、それだけではやては達してしまう。
噴出した潮に顔を汚されながらも、シャマルは微笑みながらはやてに奉仕を続けていく。

「これも邪魔だな。ったく……しないでいいって言ってるのにさ」
「ヴィ、ヴィータも……なの?」

唯一身体にまとわりついていたブラジャーも、小さな鉄槌の騎士によって抜き取られる。

「よし。これであたし達と一緒だな」
「うぅ……」

完全な全裸になったはやては、涙を流しながらヴィータから目を逸らす。
認めたくない現実からは、こうすることでしか逃げられない気がしていた。

「ヴィータ。胸は任せていいか?」
「おう。任せとけ!」
「そうね。小さな胸の気持ちいいところは、ヴィータがよく分かってるもんね」
「複雑だけど……まあ、はやてを悦ばせてやるよ!」

ヴィータの手がはやての胸を覆う。
その小さな手でも覆いきれるほどのささやかな膨らみに、的確な刺激が加えられていく。

「あ、あっ、くぅぅっ、くふぁああんっ!!」

シグナムも首筋への愛撫の合間に、はやての唇を塞ぐ。
はやてを敬愛し、誰よりも彼女のことを知る三人の愛撫は、徐々にはやての心を蝕んでいく。

「おい。お前達の最初の仕事だ。あそこで物足りなさそうにしている奴を慰めてやれ」

白く弾ける視界の中で、はやてが確認した光景。
それは、金髪の親友の少女が新たに生まれた守護騎士に囲まれていく光景だった。

「凄い……凄いよぉっ、溺れちゃうっ、気持ちいいので溺れちゃう……っ!!」

その中で、積極的に快楽を享受して求め続けるフェイトの姿は、よりはやてを絶望させる。

「ひぁああっ、あんっ、あんっ、くぅぁあああんっ!! ふぁ、あっ、や、やめっ! たすけて! なのは……んちゅぅうう!」

今もみんなの身を案じているもう一人の親友に助けを求める声も、シグナムのキスで封じられてしまう。

「ひぁああああああああああああああああぁぁぁぁあああああああああんんっっっ!!」

はやてに発することが許されているのは、喘ぎ声と……絶頂を告げる叫び声だけだった。

527 マルチマックス :2010/02/19(金) 03:36:44 ID:y54LBe2Q
本日はここまでです。
またも区切りどころが難しくて、長くなってしまい申し訳ないです。
本当はここまでで終わりのつもりだったのですが、やはり「最後まで」やらないとダメですよね。
ですのでもう少し続きます。お付き合いいただければと。

思っていたより多くの人が覚えていてくださり嬉しいです。
はやて編は陵辱重視なのですが、人数が多いとやはりテキスト量が嵩みますね。
まとめるように精進できればいいのですが。
すでにはやて編は書き終えてはいるので、明日もおそらく現れると思いますのでよろしくお願いします。

528 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 10:59:55 ID:8JkknBAQ
流石としか言えないぜ!
コピーヴォルケンはなのポの闇の欠片カラーでイメージされたよ

密かにリインコピーも一緒かと思ったけどリインいない夜天の書だからコピー無理か



しかしフェイト編が読めない……
携帯からは無理なのかなぁ
誰か読めました?

529 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 15:15:01 ID:Xu5nROGc
はやて陵辱祭りですな

530 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 20:10:13 ID:QUtp2B6s
はやて師匠陵辱祭り最高
次はなのはさん陵辱祭りでも…

531 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 20:51:34 ID:kJqSuRdI
いや、ここはあえて闇統さん陵辱という新ジャンルをだな・・・

532 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 20:59:41 ID:FQ7TRRP.
闇統さんはヘタレ王女っぽいから陵辱似合うよな。
逆に星光さんは全く想像できない。

533 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 21:45:11 ID:wIwM0Bqc
星光さんは陵辱する方なイメージがw

534 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 21:54:44 ID:kJqSuRdI
つまり・・・coolに冷徹に、闇統さんを言葉攻めする星光さんと申すか

535 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 22:13:10 ID:acjBvMW6
そしてそれをうっかり雷刃たんが覗いてしまうんですね

536 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 22:15:49 ID:QUtp2B6s
星光さんとなのはさんを陵辱したい
そしてそれを覗く雷光たんとフェイトさん

537 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 22:16:55 ID:QUtp2B6s
雷光って誰だ雷刃だ
何故こんなミスを…

538 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 23:05:05 ID:HD/hMWQU
>>537
電光超人・・・

539 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 23:07:32 ID:mgk1G1ME
マテリアル娘はゲーム出るたびに出てほしいなぁ
でもそれを踏まえた次回作は時間的にForceくらいじゃないと出来ないかもね。しかも中枢核がトーマあたりをコピーしたやつになりそうだし

540 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 23:09:15 ID:pEorMTQE
雷刃×星光というお告げじゃね?

541 名無しさん@魔法少女 :2010/02/19(金) 23:56:23 ID:xgxDAXuE
>>538
恭也さんか

542 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 00:40:04 ID:frNJmZmg
はやて陵辱祭GJ〜!!

ふひゃひゃ! あまりはやてメインのエロは多くないから嬉しいねぇ。
次回投下も切に待っております!

543 マルチマックス :2010/02/20(土) 04:04:49 ID:hOaINAOg
こんばんわ。
収まりかけた季節性インフルに今更感染。
具合は悪いのですが眠気がまるでなく眠れないので現れてみました。
復讐鬼・はやて陵辱編。書き終えていて本当に良かった。
ということで、はやて陵辱祭り、もうしばらく継続です。
体調不良の気晴らし兼ねて投下開始です。

※注意
陵辱モノです。
オリジナル設定、というかアニメ以外で公開された情報のために不具合が多少出ています。
陵辱する側はオリジナルキャラになります。

これらが嫌いな人はNG設定をお願いします。

544 復讐鬼・はやて陵辱編④ :2010/02/20(土) 04:06:11 ID:hOaINAOg
「あ、あぁああああああああああああああああああああああ!!」

何度目になるかはとっくに分からなくなっていたはやての絶頂を示す叫び声が木霊する。

「や、やめて……」

本来ならば自分を守護するはずの騎士達に、抵抗することさえもできずに身体を弄ばれる。
与えられる快楽に意識を何度も白くさせられていくことにより、はやての心は砕けそうになっていた。

「こんなの、おかしい。みんな、正気に……」」

それでも、絶頂の直後にわずかに取り戻す意識ではやては3人に声をかけ続ける。

「あ、ひゃぅ! あ、あっく……あ、あぁ……はぁああああああああああ!」

だが、言葉の代わりにはやてに返されるのは新たな快楽。
全身に走る刺激に、はやての説得の声は喘ぎ声へと変えられてしまう。

「こんなのいややぁ……。やめてぇ……」

再び大きく身体を跳ねさせ、潮を噴いた後……。
はやては途切れ途切れの声で、呟く。

「あんたらは……わたしを守るんやないのか? わたしはイヤやって言ってるのに……」

言っても無駄なことははやてにも理解できつつあった。
自分よりも長い時間、男にこれ程の快楽を男に与えられ続けていたのだとすれば……。
忠実なはやての騎士も、主を変えてしまうかもしれない。

転じれば、このまま続けられれば確実にはやても快楽の前に心が折れてしまうのを予感していた。
それを拒む心が、無駄だと分かっていてもはやてに騎士達を説得する言葉を涙とともに溢れさせている。

「何を言っているんですか? わたし達が主の嫌がることをしたことがありましたか?」
「い、今しとるやんか……っ!!」

自分を抑えているシグナムに、はやては反論をしようとして恐ろしいことに気がついてしまう。
すでにシグナムの手には少しの力も込められていなかった。

「気がつきましたか? 主は逃れようと思えばいつでも逃れられたんですよ」
「そ、そんなこと、あらへん……気がつかなかっただけや……」

自分の言葉を証明しようと、はやては転がるようにしてシグナムから逃れようとする。

「あ、あっ! ひゃ! ヴぃ、ヴィータ! あぁああああああ!」
「素直じゃねーな、はやては」

だが、その些細な抵抗はヴィータが固く尖りきった胸の先端を摘むだけで終了してしまう。
全身を走る刺激に力が抜け、はやては力なくその場に再び身を横たえる。

「あかん……力が入らなくて、動けへん……」
「違うだろ? もっとして欲しいから、動かないだけだろ?」
「そ、そんなことあるわけ……ひゃぁああああああああああああああああ!!」

ヴィータへの抗議の声は、今度は下腹部に走る甘い痺れによって遮られる。
シャマルの舌が、はやての割れ目を軽くなぞっていた。

「しゃ、シャマル! そこはあかん! おかしく……っ!」
「嘘ばっかり。はやてちゃん? 自分の格好……分かってる?」

久しぶりに、自分の股間に顔を埋めるシャマルの方をみやったはやては息を呑む。

「〜〜〜〜〜〜〜!!」

シャマルの両手は、はやての真珠を弄ったり、ほんの少しだけ生えた恥毛を撫でたりしているだけ。
大きく開かれた足は、いつでも閉じることができる状態だった。
だが、はやては自分の足でシャマルの小さな頭を挟み込んだ感触を記憶していない。

「ふふふ。こんなに開いちゃって。して欲しいんでしょ?」
「違う! 違うんや! これは……っ!」

真っ赤になりながら、はやては足を閉じようとする。
そうしやすいように、シャマルも顔をはやての聖域から離し様子を伺う。

「う、嘘や……こんなのって……」

力が入らない……それだけでは説明がつかない状況に、はやては絶望する。
自由になったはずの足は開いたままで、はやての意思を伝えることなくその奥の聖域を晒し続けていた。

545 復讐鬼・はやて陵辱編④ :2010/02/20(土) 04:07:03 ID:hOaINAOg
「言ったではありませんか。これは、主が望んでいることなんです」
「ああ。はやてが悦ぶのはあたし達も嬉しいんだぜ?」

耳元でシグナムとヴィータが囁く声に、はやての身体がびくんと震える。

「〜〜〜〜〜〜〜!!」

せめてもの抵抗とばかりに大きく顔を背けて、はやては守護騎士達に表情を見られないようにする。
だが……彼女達を拒絶したり、たしなめる言葉は紡がれなかった。

「まだ素直になりきれないみたいですね」
「いや。これだって大きな進歩だろ」
「そういうはやてちゃんも……わたし達は大好きよ」

陵辱による消耗とは違う形で、はやての身体から力が抜ける。
だらりと下げられた手は、ささやかな胸の膨らみを隠すことはなく。
大きく開いたままの足は、頼りなく宙をさまよう。

(あかんのに……分かってるのに……)

意思が伝わらない身体が、今のはやてには免罪符となる。
さらに強い意志を込めれば、自由になることを自覚しながら……。
はやては、それをせずに身体が望むがままに任せてしまう。

「では、続けますよ?」
「待ってろよ。もっと気持ちよくしてやるからな」
「わたしも、そろそろ本気を出させてもらおうかな」

そんなはやての様子を確認した三人の少女は、それぞれの持ち場に戻っていく。
命令の言葉などなくとも……今の彼女達は、主の望みを忠実に叶える騎士達だった。

(なのはちゃん……ごめん……)

最後に頬を伝った友への思いがこもった涙を合図に……。

「ふぁあああああああっ!! あっ、あんっ、んっ、っふぅっ、くぅうんっ!」

騎士達の愛撫が再開されていく。
その様子は隣で同じ姿をした少女に身体を任せているはやての親友である金髪の少女と同じ。
責めを受ける対象以外は、一対の絵画のようだった。

「ふむ。なかなか面白い趣向だな」

「きゃぅぅっ、んっ、は、はひ、ひくぅぅぅぁあああんっ! だめ……だめ、ほんとに、もうだめぇっ!」
「あ、うっ、ふ、ぁ、ああぁっ、いく……いくのっ、あたし、あたし、いっちゃう……いっちゃうよぉっ!!」

攻める場所や動きを合わせているのは、フェイトを愛撫する男の守護騎士達のほうだった。
そんな他愛のない悪戯は男を多いに満足させる。

「あ、嘘……こんな……っ!」
「はやても、一緒。嬉しいよぉ……!」

親友とまるで同じ愛撫をされていることを、やがて互いに気がつく。

「ひゃぁあああああああああああああああああああああああああああ!」
「ひゃぁあああああああああああああああああああああああああああ!」

目が合った瞬間、はやてとフェイトは同時に絶頂を迎える。

546 復讐鬼・はやて陵辱編④ :2010/02/20(土) 04:08:00 ID:hOaINAOg
「主。まだ休むには早いですよ?」
「む、無理や……こんなの壊れてまう……」

だが、はやての方は倒れこんで休むことさえも許されない。
シグナムの力強い腕に、はやての小柄な身体は抱きとめられてしまう。

「大丈夫だって。よかったな、病気治ってて」
「ええ。おかげで遠慮なく……はやてちゃんを気持ちよくさせてあげられる」

「や、待って、少しやすま……あ、ひ、ぁ、あああっ、くひぁああああああああああああああっっっ!!」

再び組み敷かれたはやての口からは嬌声が溢れ出す。

「はやて……わたしも……」
「ふぇ、フェイトちゃん?」

這うようにして、フェイトが金髪を揺らしながらはやてに近づいてくる。
それに伴って、フェイトを愛撫していた男の守護騎士達もはやてを囲む輪に加わっていく。

「うそ、や、あかん! だめ、もたない まっ……狂う! 狂ってまう! あぁあああああああああああああ!」

倍以上に増えた手が、はやてに一斉に群がっていく。
それは、魔物の無数の触手に愛撫されて堕ちるよりも……甘く、そして、逃れられない快楽の地獄へとはやてを誘っていった。

「あ、や、くぁ、あ、ひ……あっ、あっ!!! ふぁあああああああああああああああああっっっ!!!」

もはや、はやての身体のほとんど全ての箇所が14本の手で覆われていた。
固く尖った乳首は充血し桜色から鮮やかな赤へと色を変えていた。
摘まれ転がされ、未成熟な膨らみと共に思うがままに弄られている。

「ひぁ、あっ、ふぁああっ!! くぁああああんっ!!」

手だけではなく、柔らかく生暖かい舌の感触も増えていた。
身体中を舐めまわった後にたどり着いたのは、はやての様々な穴。

耳の二つの穴。
時に喘ぎ声を遮るように口の穴。
快楽と罪悪感から二つの瞳から流れる涙を舐め取り……。

「あ、あっ、待って、待ってっ! そこは……あっ、ああっ、ひぁあああううっ!!」

尻の穴までも、浅くではあるが騎士達の舌が出入りを繰り返していた。

「ひぁああっ! あっ、あっ、あかん……そんな、とこ、いやや……、あああっ、ひぁぁあああんっ!!」

身体中に染み込んだスライムの催淫効果を持つ粘液の効果は未だに健在だった。
触れられれば触れられるほどに、新たな刺激に前の刺激が塗りつぶされ異次元の快楽をはやてに与え続けていく。

(ふむ……さすがは自ら人の上に立とうとする者だ。意思が強い)

通常ならば、すでに壊れていてもおかしくない程の刺激がはやてを襲っているはずだ。
それでも、刺激の合間に見せるはやての目には未だに正気の光が宿っており、時に紡がれる拒絶の言葉は本気のものには違いがなかった。

命さえ落としても不思議でない快楽の中である程度の正気を保てるはやての精神力に男は感心さえ覚えていた。

足の指先から、髪の毛の一本一本にいたるまで、はやての身体で触れられていない箇所はない。
たった一箇所を除いては……。

547 復讐鬼・はやて陵辱編④ :2010/02/20(土) 04:09:47 ID:hOaINAOg
「ふぁ、あっ、ひぁあっ、くふぁああああああああんっ!」

次から次へと送り込まれる快楽を受け入れ、しかも、ある程度自分がどういう状況にあるのかを理解できてしまう。
だからこそ……触れられていない箇所があることに、はやては徐々にもどかしさを覚えていく。

「んぁああああ! あっ、あんっ、あんっ!!わたし、わたしぃ……っ!」

足の間に回ったフェイトが、はやての聖域を舐めあげる。
だが、それはあくまで入り口をなぞるだけ。

触られ舐め続けられた真珠は充血し膨れ上がり。
ぴたりと閉じていたスリットは、湧き出す愛液を逃がしながらその入り口を開きつつあった。

「ふあぁあん、なんで、どうしてやのぉ? っく……ふぁあああ!」

フェイトや騎士達の指や舌ははやての穴という穴に侵入しているというのに。
招き入れるように姿を見せる鮮やかなサーモンピンクの膣道には決して踏み入ってこない。
だから、そこはいつまでたっても汚れの無い……はやての最後の箇所のままだった。

全身には相変わらずの刺激が続く。
なのにその箇所が触れられていないことに気がついてしまうと、最後の一押しをはやての身体は感じられなくなっていく。
未だ処女の身でありながら、はやての身体は快楽に開発され尽くしつつあった。

「あっ、くっ、くうぅぅあっ、ひっ、ひぅっ、うぁ、ああんっ! いややぁ……もう、たえられへん……」

やがてスライムに寸止めを繰り返されたときと同じように、はやての手が自分の聖域に向かって伸びていく。
あの時は無意識だったかもしれないが、今度は明らかに意思をもった手の動きだった。
物足りなさは、未知の箇所への侵入の恐怖さえも、押し流していこうとしていた。

「ダメだよ、はやて?」
「え……っ? な、なんでや? フェイトちゃん……離して!」

その手は聖域にたどり着く直前にフェイトによって掴まれ止められていた。
快楽で止めにきたスライムならば、それを上回る快楽への渇望で振り払うこともできた。
だが絶頂の連続で弱りきったはやての手を、純粋な力で止めることは少しも難しいものではない。

「これは素直になれないはやてへのお仕置きだよ? だから、自分でイっちゃうなんてダメなの」
「だ、だったら……」

はやては潤んだ目で、フェイトをみつめる。

「なあに? 言葉にしないと分からないよ?」

いたずらっ子のような目で、フェイトははやてをみつめている。
はやての瞳に込められた感情に気づいていながらの言葉であることは一目瞭然だった。

「あ、あ、あ、あぁ……」

救いを求めるように、はやては自分の守護騎士達に視線を移す。
だが、彼女達の反応もフェイトと同じ。
はやての望みを叶えるための命令を待っているかのようだった。
男の守護騎士にいたってはもっと願いをかなえてもらうのは難しいだろう。

「お願いやぁ……もう、我慢できへん……」

消え入りそうな声ではやては呟く。
どうして欲しい……それまでは口にできなかった。
それでも、快楽に流されかけていた恥ずかしさが蘇り、はやては全員の視線を避けるように目を伏せてしまう。

「ごめんね。彼が言っていたでしょ? わたし達には、はやてのそこを自由にするのは許されてないの」
「っ……!」

それは、はやてを敗北に追い込んだスライムへの男の命令だった。
男はスライムのことを下僕と呼んだ。
同じ命令を忠実に守るフェイトや、シグナムたちと男がどういう間柄なのか。
それがはやてに残酷につきつけられる。

「もちろん、はやてだって、ダメだよ?」
「わ、わたしは違う! あんな男の言うこと……守る必要なんてあらへん!」
「そう? それならいいけど……」
「くぁあああああああああ!」

はやての両手が、フェイトにより捻られながら頭の上で組まされてしまう。
もとより格闘術でフェイトにはやてが敵うはずもない。
その上弱った身体では、その手を振り解くことは不可能だった。

「はやてが素直にならないと……ずっとこのままだよ?」

遠ざけられてしまい、自分の聖域に触れることができない。
それを自覚すると、より体が火照り、うずきいていく。
秘所からはとろりと愛液が溢れ、狭い入り口は精一杯に開き刺激を迎え入れようとしているようだった。

548 復讐鬼・はやて陵辱編④ :2010/02/20(土) 04:10:35 ID:hOaINAOg
「は、はなして……っ! こんなのって……」

それでもはやては、フェイトの手を振り解こうともがく。

「頑張るね。でも、はやて? どうして、そんなに必死にわたしの手を解こうとしているの?」
「なんでって、それは……っ!」

その理由を考えて、はやては愕然とする。
フェイトの手を振りほどき……自分の秘所に指を突っ込む。
そうすることしか、もはやはやての頭の中にはなかったのだった。

「う、嘘や……わたしは、わたしは……」

はやての全ての抵抗が、無に帰する。
もう自分がどうして、こんなに辛い思いをしているのかさえも、はやての頭の中からは押し流されていく。

「気持ちよく、なりたいんでしょ?」
「……」

耳元で囁くフェイトに、はやては答えない。
だが、否定もしない。気の強いはやてだからこそ、それをしないことは肯定に等しいことをフェイトは知っている。

「だったら……自分でするより、もっと気持ちいい方がいいと思わない?」
「そ、そんなこと……」

フェイトの背後に立った存在が作り出した影が、はやてにかかる。
いつの間にか、フェイト以外の少女達ははやてから離れ……男がはやての小柄な身体を見下ろしていた。

「素直になろうよ。はやてが望めば……もっともっともっと気持ちよくなれるんだよ?」
「あ、あぁ……ふぁ、あ、あ、ああ……っくぅぅうぅっ!!」

フェイトの手が、はやての乳首とクリトリスを同時に摘む。
久しぶりの刺激に、はやては大きく身体を跳ねさせるが、襲ってくるはずの絶頂は来なかった。

……絶妙な力加減で、フェイトがそう仕向けたのだが、はやてにはそれに気がつく余裕もない。
もはや、はやての渇望を満たしてくれるものは、男の肉棒以外はあり得ないと……意識に刷り込まれていく。

「これよりも、ずっと気持ちいいんだよ?」
「そんなの……あるはずがあらへん……」

言いながらも、はやての身体はそれ以上の快楽への期待に震える。
あれだけ目を逸らしたかった、男のペニスを……はやては潤んだ熱をもった瞳で見上げていた。

(あれが……気持ちいいんか……)

自分の入り口に目を向ける。
どう考えても不釣合いな大きさの男のペニス。
それが入れば裂けてしまうだけではないだろうか?

「大丈夫だよ。わたしだって入ったんだから」
「っ……!」

はやての心を読んだようなフェイトの言葉に、顔が燃えるようだった。
それでも発育がはやてより遥かにいいとは言え、同年代の少女の経験談に心が動かされてしまう。

「それに……はやての膣中を自由にできるのは、あの人の肉棒だけだよ?」
「そんなこと……あらへん……」

フェイトが身体をどけていくと、大きく開かれたままの足の奥のはやての聖域が、男と一直線に対面を果たす。

「〜〜〜〜〜〜〜!」

異性に覗き込まれる羞恥が、はやてに最後の抵抗の心を呼び起こす。

「あんたの目的は復讐なんやろ! だったら、無理にでも……すればいいやろ!」

「ぷ……」
「あははははははは! はやて、おっかしい!」

だが、はやてのその言葉が響き渡った直後に、周囲から一斉に笑い声が起こる。
フェイトも、はやての忠実だった守護騎士までも目に涙を浮かべながら笑っていた。

「な、何がおかしいんや」
「だって……このまま何もしないのが、はやてにとって一番辛いでしょ? そんなの誰だって分かるよ」
「っ……!」

フェイトの言う通り、男にしてみればこのままはやてへの寸止めを繰り返せばいいだけだった。
火照りうずく身体を抱え続けさせることこそが、男の復讐を果たすことになる。
文字通りに、女として生まれたことを、快楽の果てに後悔させられるだろう。

「あ、あぁ……」

涙と共に、秘所からは愛液がこぷりと零れる。
一向に収まらない身体の疼きと、快楽への渇望ははやてを追い込んでいく。

迫るはやての陥落へのカウントダウンを……16の瞳が、じっと見守っていた。

549 マルチマックス :2010/02/20(土) 04:12:55 ID:hOaINAOg
本日はここまでになります。
次回ではやて編は終了となります。
もうしばらくの間お付き合いいただければ幸いです。

体力が戻れば明日の晩にはお送りできると思います。

550 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 06:01:40 ID:4V7gpVTM
はやてへの寸止めだけではなく読者にも寸止め…だと……?
こちらはとっくの昔に陥落して愚息がのっぴきならないことになってるので
全裸ネクタイで続きお待ちしております。

551 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 08:05:44 ID:ROvNQi/M
>>550
ネクタイだけではなく靴下も穿きなさい。
でないと、卑猥ですよ。

552 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 09:47:12 ID:.LuzqTTU
投下の間隔が短いから忘れる前にサクサク読めていいわ

553 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/20(土) 11:36:44 ID:scIZnjKg
>>337,>338,>>551
イクス「皆さんとはいいお友達になれそうですね」
スバル「ちょ、イクス、何言ってるんですか!?」

>野狗氏
ヒャッハー!! エロい、エロいよぉ!!
久々に抜けるレベルのSS読んだよ! 会心のGJ!!
お口の中にどろどろ注ぎ込まれるのがヤバいくらいリアリティあったですヨ。

>マルチマックス氏
GJ! こっちもエロい!
段々堕とされていくはやてを追いかけるだけで妄想が膨らむ!
最終話楽しみにしております。

さてさて、投下したいんですが大丈夫ですかな?

554 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/20(土) 11:47:49 ID:scIZnjKg
という訳で投下しちゃうよー

──先にイクスバ書こうと思ってたらはやユノが完成しちゃったよ!?
だってはやて祭りなんだもん! 昨日仕事から帰ってきてからノンストップで書いちゃったよ!
徹夜でテンションちょっとおかしいけどごめんねー

・A's終了1年後
・ガチエロ
・なのは&はやて&ユーノのドロドロ三角関係
・微ヤンデレ注意? 気にするほどじゃないかもだけど一応。
・今までのユーなの設定とはパラレルですので、安心してお楽しみ下さい。

ではでは、始まります。

555 八神はやての爛れた日常 1/8 :2010/02/20(土) 11:48:29 ID:scIZnjKg
「あっ、あぁっ、ええ、ええよ……ユーノ、くぅんっ……」
ぐちゅ、ちゅく、にちゅ、にちゃ。
湿った水音が、部屋に響く。
静かな駆動音とファンからの排気だけが空間を支配している、海鳴小のコンピューター準備室。
そこに淫靡な匂いを漂わせて、八神はやては乱れていた。
車椅子はおざなりに隅へと置かれ、存在感を失っている。
目の前で、お世辞にも膨らんでいるとはいえない胸を軽く揉んでいるユーノは、その顔に罪悪感を固めていた。
ただ、その中に得も言えぬ背徳感を隠し持っていることも、はやてはしっかり見抜いていた。
「ねぇ、ユーノ君。今だけ、この瞬間だけでかまへんから、私だけを見てて……?」
はやての秘部には、ユーノの怒張が根元まで埋まっていた。
ぷっくりと赤く色づいた秘裂を押し広げ、抽送を繰り返す肉棒が少女の襞を擦る度に、はやては甘い鳴き声を上げた。
「あぁっ、あんっ、んんっ、はあぁっ……」
「はっ、はやてっ……僕、僕もう……」
ユーノの声が上ずり始めた。絶頂も、もう近いだろう。
互いにまだまだ体力の乏しい同士。はやても性感を存分に味わっているが、もう少し足りない。
はやては少年の手を取ると、その指を結合部へと誘った。
ひくついている淫裂の上部で咲いている敏感な蕾に彼の指先が触れた瞬間、はやての身体はビクリと震えた。
その意図をユーノも察したのか、秘豆を剥き上げて、丁寧に捏ねてきた。
「ひぁぁっ、そこ、そこもっと弄って……ええよ、ええよっ、ユーノ君……!!」
意識に白いモヤがかかり、理性の全てを雪のように溶かしていく。
愛液に濡れたクリトリスを摘み上げられ、きゅんきゅん引っ張られて、はやては限界に達した。
「ユーノ君、イく、イってまうぅ……あぁっ、ああああああああああああああっ……」
全身が痙攣して、爪先が立ち、膣が収縮する。
それが最後の一撃となったのか、ユーノの剛直も最奥で果てた。
びゅくびゅくと膣中で出されている感覚が、直に伝わってくる。
べったりとサーバー棚のガラスにもたれかかって、荒い息を吐く。
西日の入らない窓の先には、学校の裏門がかすかに見える。
深呼吸を繰り返し、心を整えると、丁度チャイムが鳴った。
放送委員の声を聞きながら、はやては膣口から溢れ出る精液を拭き取るのもそこそこに、ショーツを履き上げる。
まだまだ足が不自由だから、それだけの『作業』に一苦労だった。
「ありがとう、ユーノ君。とっても気持ち良かったで」
笑顔で振り向いたが、肝心のユーノはまるで逆の顔を作っていた。
出すものを出しきって、冷静になったからこそできる、罪悪感の塊みたいな表情。
はやてはその頬に、できる限り優しいキスをすると、準備室を出るユーノを見送った。
「大丈夫。私とユーノ君は身体だけの関係やもん、何も難しいことはあらへん。
お互い気持ちいいことを求めて、それだけでおしまいや。な?」
バイバイと手を振ったが、それでも少年の顔に晴れやかな笑みは戻らなかった。
フェレットになったユーノは、逃げ出すように駆け出すと、あっという間に廊下を曲がって見えなくなった。
その理由を、誰よりもはやて自身がよく知っている。
準備室に鍵を掛け、そっと元に戻すと、その場で独りごちる。
「こんなザル警備、はよ厳しくなってくれたらええのに……」
そう、はやて自身の笑顔に、どうしても拭えない陰りが宿っているのだった。

***

始まりは簡単なことだった。

556 八神はやての爛れた日常 2/8 :2010/02/20(土) 11:49:10 ID:scIZnjKg
はやてはユーノを好きになった。なのはもユーノを好きになっていた。
そしてユーノは、はやてではなく、なのはを選んだ。どこまでも簡単な、恋愛の成り行きだ。失恋して、そこで終り。
本来ならば、それで済んで、アリサにぼやいたり、すずかと笑い合ったり、そんなことをして終るはずだった。
けれど、身体がそれを許さなかった。
決別したはずの少年へと恋慕は募る一方で、火照る寂しい精神はどこまでもユーノを追っていた。
諦めきれない。一言でいってみればそれだった。
「お二人さん! 性活はちゃんと潤ってるんか?」などと下ネタを吐いてみるものの、
その後に訪れる自己嫌悪など、ユーノを想って自慰をした時以上に酷いものだった。
何が嫌かって、なのはが真っ赤になって俯いてしまうことだ。そしてぽつり、「う、うん……」と呟く。
エイミィが避妊の術式を組み上げたらしく、なんにも気にせず中出しし放題だ──とどこから聞いた。
もとい、フェイトから無理やり聞き出したともいう。
時が経つに連れ、はやてはますますユーノを求めたい気持ちでいっぱいになった。
でも、なのはの彼氏となったユーノを、今更どうしようというのか。

その結論が、「身体だけの関係」だった。

初めは、なのはが不在の時に逆レイプしたも同然だった。
ユーノの気持ちなんて、半分お構いなしだった。
「男の子って、ココで気持ちよくなれば誰でもええんやろ? だから風俗なんてサービスがあるんやろ?」
なのはと差し向かいになって取材した、『セックス』の気持ちよさなんて、微塵も無かった。
キスをして、長い愛撫をして、最後の最後、挿入の瞬間になって少年の青い理性が事切れてからは、
全てがどうでもよくなっていたようだった。ええいままよ、そんな気持ちが見え隠れした。
痛くて、苦しくて、詰まりそうで、吐き出しそうで、早く抜きたくて、それでも我慢して、ユーノはもう狼になっていて、
何が何だか分からないまま、純潔は全然華々しくなく散った。
ただ、好きな人と『はじめて』が出来たのが嬉しくて、はやては与えられるだけの愛情を込めて、ユーノを抱き締めた。
けれど、ユーノは抱き返してはくれなかった。
それ以来、一度もキスをしてはいない。彼の領分を冒すような気がしたからだ。
身体の方で一つに繋がっているのに、とは良心の警告。気持ちの問題だ、と自分で自分に言い聞かせた。
だから、口づけがどんな味なのか、はやてはもう覚えていない。
その時、甘酸っぱくも何ともない、期末テスト当日の朝食みたいに味気なかったような記憶だけが、どこかにこびりついている。

そして今日も、はやては禁じられた交遊に耽る。
ユーノを呼ぶ時はフェレットモードで、部屋の鍵を内側から掛けた後は、人間に戻って貰う。
誰もいないコンピューター準備室で、二人は身体をまさぐり合った。
壁を一つ隔てた向こうでは何人かの生徒が残ってレポートの作成やネットサーフィンをしていた。
潜めた声がいつ漏れ出してしまうのか、スリルがはやての身体を熱くする。
聞き付けた連中の一人になのはがいたら……その時はその時だ。どうにでもなれ。
ユーノは、今日もキスを求めなかったし、自身もまたそうだった。
幼い性器を交わらせているというのに、そんなところばかり律儀になっている。
低いうなりの中ではやてはユーノの服を脱がし、その中性的な肢体を愛撫する。
はやてが主導権を握っているのは、彼を想うがため――「私がユーノ君を逆レイプしとっただけや、責任は全部私」
少年もまた、そんな言い訳に心を任せてしまった捨て鉢さがあるように見えた。
車椅子から降りて、下着を脱がすと、ユーノはしっかりと反応していた。
半勃になった肉棒がそれでも片手に余る大きさになって、空を向きかけていた。
「何やかんや言うても、ユーノ君かて乗り気やね? ちょう待っててな、すぐに気持ちようしたげるから……」

557 八神はやての爛れた日常 3/8 :2010/02/20(土) 11:49:48 ID:scIZnjKg
両手で優しく包み込み、こしゅこしゅと擦る。時々ぴくりと反応したり、甘い息を吐くのが、例えようもなく可愛い。
膝立ちになって、動かない足先を必死に支えながら、硬くなった肉の兇器を扱き上げる。
ユーノが気を使って、座ってくれる。天を衝かんばかりに聳える肉棒に、はやては息を呑んだ。
先端から滲む透明な粘液を舌先で舐めると、少年は身体を強張らせた。
上からユーノに覆い被さったはやては、おもむろに肉棒へと口づけた。
亀頭に軽く吸い付き、優しさを込めてしなやかに擦る。くぷり、と小さな口を開けて、ユーノの先端を飲み込んだ。
青臭くて苦い、少年の味。じわりじわり溢れてくる先走りを舐め取って、飲み下す。
身体の火照りは間違いなく、動物としての発情で、
彼を求めたくなる気持ちが限界まで膨らんで、はやての顔はこれ以上ないほど紅くなった。
「んっ、おいひい……ユーノ君のおちんちん、凄くおいひいよ……」
音を立てて、彼の欲望を啜る。一口ごとに意識を蕩かし、理性を荒々しく削っていく。
びくびくと震えるユーノの怒張ははち切れんばかりになって、口の中に咥えていることも難しい。
舌全体を使って肉竿全体を舐め、唇を窄めて軽く圧迫する。
鈴口をチロチロとくすぐって、また亀頭を吸う。直上で荒い息を吐く少年が、呻き声を上げた。
「は、はやて……僕、もう……」
切羽詰った声。できることなら、このまま唇と舌による愛撫を受け続けていたいのだろう。
だけど、そんなのは戯言だ。彼が欲する限り、いつでもどこでも受け入れられる自信がある。
我慢する必要なんて、どこにもないのだ。
「ん、ええよ。私の口に、いっぱい出したって。全部、ぜんぶ飲むから……ユーノ君のミルク、沢山ちょうだい」
ラストスパート、はやては口を激しく動かして、長いストロークに精を尽くした。
唇で扱き立てるユーノのペニスが何度も痙攣を繰り返し、そしてマグマを吐き散らした。
「うあぁぁぁっ……!!」
気持ち良さそうな声と共に、絶頂の本流がはやての口へと叩き込まれた。
絶対に零さないように、唇に力を入れた。
一瞬早く口を引いたお陰で、どろどろで特濃の精液が舌先で踊り、口腔へと流れていく。
鼻に抜ける強烈な匂いで、頭がくらくらする。
自らもまた倒れそうなほどの快感に酔い痴れながら、はやてはユーノの白濁を最後まで受け止めた。
「んむぅっ……んん、んふぅ、ふぅぅ……」
一しきり射精を終えたユーノの肉棒を口から離すと、精液を舌でかき混ぜる。
ワインのように、ブランデーのように、その匂い、味を、口内全体で楽しむ。
ねっとりと濃い、飲み下すことも難しそうな粘液。唾液で多少薄めつつも、全然流動性は高まってくれない。
喉に絡みつく苦しさをも心に受け入れながら、はやてはユーノの欲望を飲み込んだ。
一口では到底足りない。二口、三口と胃に送り込んで、ようやく中が空になる。
それでも残る密度の高い精臭に、はやての心は高鳴った。後味もまた淫靡で、このまま狂ってしまいそうだ。
ぺろりと唇を舐めると、そこにもまた精液の味。妖しい微笑が、はやての口元に浮かぶ。
改めてユーノの剛直に目を落とすと、舐め取りきれなかった白濁がまだこびり付いていた。
それを舐め、ついでとばかり、中に残っていた僅かなダマも吸い出す。
少年はまた喘ぎ、肉の鎗がその硬度を取り戻してきた。
「はやて、その、あの……」
ユーノが躊躇いがちに、紅潮した顔を俯けながら呟く。
我慢できなくなってきた証拠だ。この肢体を味わいたい欲望が、見ただけですぐに分かる。
「ええよ。私のこと、いっぱい気持ちようして?」

558 八神はやての爛れた日常 4/8 :2010/02/20(土) 11:50:26 ID:scIZnjKg
逆転。今度ははやてが下になって、ユーノの責めを受ける。
彼の目は既にぎらぎらとしていて、なのはのことなどもう頭の中に欠片も残っていないようだった。
──男の子は、楽でええね。女の子はあかん、こんな時でも他の女のことを考えてしまうんやから……
小さな呟きはユーノにも聞こえず、むしろもごもごとした響きが誘っているように見えたのか、
少年は一気にはやての制服を捲り上げた。
その下には、シャツが一枚に、申し訳もない程度のスポーツブラ。
暖房を利かせていたから、他の衣服は全部脱いでおいた。
男という生き物は脱がせる過程にもこだわるようで、先に脱いで待っていた時は、
彼は一言も言わなかったものの、中々勃ってくれないのを見逃すほど莫迦でもなかった。
「はやてのおっぱい、まだ小さいね」
「もぅ、いやや、ユーノ君。言わんといて」
「僕は小さい方も好きだな。つまり、大きさなんて関係ないよ」
じゃれあうようなやり取りにも関わらず、その動きは一つ一つが耽美で、背徳で、そして性的だった。
ブラジャーのホックに手を掛けられ、慣れた手つきで離される。
ああ、なのはとも似たようなことをやっているのかなと、また「本来の彼女」について想いを馳せた。
しかし、そんなことを考えるのも、間もなく終る。ユーノに浴びせられる快感は、万物を忘れさせてしまうのに丁度いいのだ。
「ちゅっ……」
「んはぁっ……! ユーノ、君、そんないきなり……」
「だって、はやてが我慢できなさそうな顔、してたから」
「それはそうやけど……んくぅ!」

最初から、一点集中。ユーノはやにわに乳首へ吸い付いてきた。
まだ母乳なんて出る訳がないのに、赤子が乳を飲んでいるかのようだ。
すぐに硬くなった柔突起を唇で食まれる感覚は、通常では味わえない快感。
舌先でつつかれると、その度にはやての愉悦がスイッチを押されるかのように訪れる。
喘ぎが漏れ出す頃になって、今度は反対側の胸を責められる。
すっかり出来上がっていた蕾は歓喜に震え、はやては隠せぬ喘ぎを漏らした。
少年の指は、空いている方の胸を優しく揉み、寄せたり指を沈めたりして遊んでいる。
はやての喘ぎが激しくなってきた頃、ユーノは口を離した。
名残惜しさに不満を零しそうになったが、それはすぐに掻き消えた。
頭が急に下がっていったと思えば、恥ずかしいクレバスに指を埋められた。
上ずった叫びが上がり、はやての腕はユーノの頭を捕らえた。
ただ、それだけで若き少年が止まるはずもなく、彼ははやての足をゆっくりと広げていった。
未だに麻痺の残る足は、膝から下がまともに動かない。
まして、今まで性戯を身に受けている状態でユーノを払いのけることなど、到底出来なかった。
「いやぁ、恥ずかしいよ、ユーノ君……お願い、見んといて、お願いぃ……」
羞恥が極限に達して、思考が正常に働かない。
一つ覚えにぽかぽかとユーノを叩いたが、もちろん効果はまったくなかった。
鼻先が触れそうな距離でまじまじと秘部を見つめられて、はやてはイヤイヤとかぶりを振る。
同時に、見られるだけで身体が反応して、じんわり滲み出る粘液の存在を、尻まで垂れていく感覚で知っていた。
淫らになってしまったのを、否定しきれない。
むしろ、全部認めてしまって、快楽の座に流されてしまう妄想もまた、捨て難いものがある……あくまで妄想の範囲で、だが。

はやてはユーノの与える強烈な愉悦に頭がおかしくなりそうだった。
焦らすような指の動き、時折弱点を的確に突く舌の蠢き。
M字に開かれた足は閉じることもできず、ただ責め苦を受ける。

559 八神はやての爛れた日常 5/8 :2010/02/20(土) 11:50:59 ID:scIZnjKg
秘豆を撫でられ、蜜壷に指を入れられ、浅い所をくちゅくちゅと掻き回される。
天井のざらざらしたポイントをくいと持ち上げられて、はやては達してしまった。
身体はがくがくと痙攣し、震え、制動などまったく利かない。
だが、それだけで終るユーノではない、少年の舌がスリットに迫ると、彼は調子軽く言った。
「それじゃ、はやてのジュース、飲ませてね」
「ジュースて、そんな、ホントにぃぃ……!」
まだ余韻の残る秘部に、ユーノは口づけた。
クレバスの奥深くに舌を突っ込み、湧き出る蜜を残らず舐め取ってしまわんとばかりに、縦横無尽に粘膜を犯す。
「あぁっ、そこ、そこぉ……ええ、ええよ、ユーノ君、気持ちええよぉっ!」
淫核を覆う包皮を剥き出しにされ、真っ赤に膨らんだ真珠へ愛液を塗りたくられて、ついさっきユーノにしたように扱かれる。
絶対に壁の向こうへ聞こえているだろう嬌声を堪えきれず、はやては高い喘ぎを叫んだ。
最後通牒が、淫豆にしゃぶりつかれた時だった。今度は、胸を弄くられた時とは違う。
愛汁をダダ漏れにするスイッチを吸われて、充血した突起を舌先が蹂躙する。
もはや手で彼の動きを押さえつけることもできなくなり、はやてはただひたすら悦楽に溺れた。
「イく……イってまうぅ……も、もうやめてぇ……堪忍やぁ……」
許してくれる訳がない。何しろ、もうユーノには聞こえていないのだから。
歯を立ててコリコリに勃起したクリトリスを甘噛みされた瞬間、はやての頭に白いスパークが散った。
それは赤く、そしてピンクに代り、意識をごちゃ混ぜにして混濁の海に突き落としていった。
「イく、イくぅ……あああ、ああああぁっ!!」
くてん、と横になるはやて。けれど、ユーノの方はむしろ復活していたようで、肉の兇器を再び曝け出していた。
そして、「いいよね」と小さく呟いただけで、未だイきっぱなしの紅いスリットへとその先端を押し当てた。
「あ、あかん、今避妊の魔法を構築して……うあぁっ!」
いい終るよりも早く、ユーノの肉棒ははやてを貫いた。
同年代でみれば標準でこそあれ、はやての膣に易々と収まるほど細くはない。
粘膜を押し開かれて奥へ奥へと突き進んでくる肉竿を、どうやっても止められない。
これ以上されたらおかしくなってしまうのに、ユーノは止めてくれない。
「はやての中、熱くて、きつくて……凄く、気持ちいいよ」
肩を押さえつけられたまま、耳元で囁かれる。
嬉しくて、でも言葉にならなくて、答える代わりにはやては喘いだ。
薄れそうになる意識を必死に堪えて、避妊の術式を組み上げ、発動させる。
「オッケー……ええ、よ、ユーノ君……おもいっきり、中に出したって……」
精液を最奥に打ち付けられる言いようもない快感を、少女はもう身体に染みつけてしまっていた。
本能と欲望にのみ従って、互いの粘膜を結合させている二人は、もう他の世界など見えていなかった。
「ふあぁぁ……ひあぁ、うぅっ、んんっ……」
ただの抽送から、捻りが加わって、はやての声は一際大きくなった。
膣壁を力強く擦り上げられて、はやての意識は飛びかける。
イきかけているところに、一番奥まで肉棒を叩き込まれ、止めに淫核を捏ねられて、はやてはあっさりと絶頂に押し上げられた。
「ユーノ君、ユーノ君、ユーノ君……大好き、大好きぃ……ひあっ、ふああああああああああああああああああぁぁぁっ!!」
どぷどぷと、二度目とは思えない量の白いマグマが、はやての子宮へと注がれた。
出し切るよりも前に、収まりきらなかった精液が溢れ出て、尻の方へと垂れ流れていく。
二人は抱き合ったまま激しい絶頂に身を委ねて、太陽が落ちるまでそのまま繋がっていた。

***

後処理は、激しい情交の後だっただけに面倒を極めた。
さりとて、家に帰れば誰かしらヴォルケンリッターがいるし、ユーノの家、つまり高町家は論外だ。
見つかったら最後、家族全員から袋叩きに遭うのは火を見るよりも明らかだった。

560 八神はやての爛れた日常 6/8 :2010/02/20(土) 11:51:41 ID:scIZnjKg
全ての欲望を片付け、ショーツを履いたはやてだったが、やはり掻き出しきれなかった精液が後から後から溢れてくる。
これはもう風呂に入らないと全部は拭いきれないだろう、そう諦めてはやてはユーノに手伝ってもらい、立ち上がった。
車椅子に座り直すと、じわりと溢れ出して来る感触が下半身に広がった。後で車椅子ごと拭いておかなければいけない。
準備室のドアを開けて、鍵を取り出して奥のユーノを呼び出して──そこで戦慄した。
視界の端に、見慣れた栗色のピッグテール。とてとてとあどけない顔で寄ってきて、何気ない顔で聞いてくる。
「はやてちゃん? どうしてここにいるの?」
……最悪のタイミング。なんと目の前には、高町なのはその人がいた。
ふと下ろされた目に鍵があるのを目ざとく見つけ、視線が急に不審なものに変わる。
女の勘がどれだけ恐ろしいのかを、はやては今この瞬間初めて知った。
部屋の中を肩越しに覗かれ、後ろにいるユーノにもすぐ気づいたようで、その目は終ぞ剣呑なものになった。
「え、どういう、こと? はやてちゃん、こんなところで一体ユーノ君と何やってたの?」
普段、職員しか立ち入らないだけに、なのはは相当嫌な想像をしていたようだ。
はやての肩を押しのけて、少女はコンピューター準備室へと入っていく。
そこにまだ色濃く残る牡と牝の匂いと、万引きを見つかったような顔のユーノを見て、なのはの思いは確信になったようだった。
スタスタとはやてのところまで戻ってきて、どぎつい目線を当てられる。
これでなのはが魔物だったら、一瞬で石化しているところだった。
「なに、やってたの?」
一音一音、はっきりと発音して、なのはが詰問する。
どうにも答えられず、視線を逸らして黙り込んでいたが、やがてなのはは痺れを切らしたようだった。
「答えて! 何やってたの!!」
怒鳴る声に、周囲の人間が集まってきた。
ますますものが言えなくなったはやては、さも何でもないかのように準備室の鍵を閉めると、職員室の方へと車椅子を進めた。
ユーノには、念話で窓から外に出て貰うように言う。伝って降りる場所はいくらでもあるから、大丈夫だろう。
半ば無視するように車椅子を押しながら、道すがらはやてはぼそりと喋った。もう、野次馬は誰もいない。
「感づいとる、というか、分かってしもとるようやから言うとくわ。
──私とユーノ君はセックスしとった。私がユーノ君をあの部屋に連れ込んでレイプしとった。それだけや」
知らず、不貞腐れた口調になる。なのはは肩をいからせながら、無言で後ろをついてきた。
圧迫されるような気迫が怖くて、自然と車輪を押すスピードが上がった。
職員室の鍵棚にこっそりと鍵を返すと、はやては普段誰も来ない踊り場へと移動した。
誰もいないだけあって、浮遊魔法の一つや二つなら簡単に出来た。

「……ねえ、はやてちゃん。さっきの嘘だよね? ちょっとだけ、ユーノ君が暴走しちゃっただけだよね?
わたしがユーノ君を満足してあげられなかったから、はやてちゃんとお話しているうちに我慢できなくなった──そうだよね?」
最後の期待を込めたような声のなのは。二人きりで向かい合い、重たい沈黙と戦う。
はやてはゆっくりと頭を横に振って、視線を下げた。
「さっき言ったことが全てや。私からユーノ君に迫って、ユーノ君とセックスした。若い女が性欲持て余しただけや。
せやから、ユーノ君は悪くない。一ミリだって悪くないんや」

561 八神はやての爛れた日常 7/8 :2010/02/20(土) 11:52:14 ID:scIZnjKg
つっけんどんな気持ちがどんどん前に出てくる。本当に、なるようになれと感じ始めていた。
なのはは腕をぶるぶる震わせていた。次に何が来るのか、簡単に予想が出来た。

パシッ!!

頬に強烈な痛みを感じた。それは心まで沁みる痛さで、謝罪をしようという意識さえ萎んでどこかへ飛んでいってしまった。
なのはが黒いオーラを纏っている。本気で怒っているのを見るのは、生まれて初めてだった。
『お話』すらせずに、イの一番に引っ叩くなんて、今までのなのはではありえないことだ。
「どうして? どうしてなの? わたしとユーノ君が付き合ってるの、知ってるよね!?」
今、ここにナイフがあったら、間違いなく刺されていただろう。
はやては突き刺さる感覚を噛み締めながら、ようやく頭を下げた。
いや、いつか必ず謝らなければいけない時が来るのは分かっていたのだ。
「なのはちゃん……ごめん。ごめんなさい。私も、ユーノ君のことが好きだったんや。我慢、できなくなってしもたんや……
ユーノ君となのはちゃんが付き始めはって、二人とも、遠くに行ってしまいそうな気がして……
でも、出来心やないんや、私は本気で、ユーノ君が好きやった。だから、悪いのは頭から尻尾まで全部私。
許してくれとは言わへん。だけど、これだけはお願いや、ユーノ君を責めんといて……」
なのはは何も答えず、踵を返した。思わず声を掛けたが、空しく壁から返ってきただけだった。
ようやく押し寄せてきた後悔の波に、破局の瞬間に、はやては大粒の涙を流して泣いた。
声は、微塵も出なかった。

***

翌日。
はやては沈んだ気持ちで車椅子を押していた。学校に行くのがこんなに辛い日が、今までに一度だってあっただろうか。
途中でアリサやすずか、フェイトに会ったが、言葉少なく挨拶だけをしてその場を去った。
そして果たして教室には、既になのはがいた。
昨日と違ってまったく静かな物腰、雰囲気だったが、いつどこで導火線に火が付くか分からない。
そろそろと、気配を殺して席に着く。だが、同じ教室内のこと、すぐに見つけられてなのはが寄ってきた。
はやては目を閉じた。絶縁宣告だったらどうしよう。
トントン。肩を叩かれて、ビクリと身体が震える。
最も回避したい結末を思い浮かべて頭を抱えていると、一番想定外の口調で話しかけてきた。
「はやてちゃん。昨日のことは、もう、いいから」
「……えっ?」
優しい声。怒気もなければ悲しみもない。はやては一瞬、時間が昨日の朝に巻き戻ったような気がした。
だって、ありえない。あれだけのことをして、それでなのはが何ともないような顔をしているなんて、絶対にありえない。
──そのはずなのに、なのはは飽くまで穏やかな調子だった。何故? どうして?
「ユーノ君とは、たっぷり『お話』したよ。それで、お互い納得のいく結論が出たから、もういいの」
ニコリと笑って、少女はまっすぐはやてを見つめてきた。その視線へ釘付けにされていると、突然念話が飛び込んできた。
なのはのものだ。

562 八神はやての爛れた日常 8/8 :2010/02/20(土) 11:52:49 ID:scIZnjKg
『大好きな人の、浮気の一つや二つ許せないような女の子にはなりたくないの!』

……なのはが神々しく見えたのは、絶対に気のせいではない。
神か? 仏か? いったい、目の前にいる女の子は、なんなんだ?
金色の光が、背中から放たれているような錯覚を感じた。
天使と呼ぶべきか、それとも女神と呼ぶべきか。はやては迷いに迷った挙句、形容すべき言葉を見失ってしまった。
「取り敢えず、放課後わたしの家に来て。後の話は、そこで」
訳の分からぬまま、なのはは席に戻っていった。同時にチャイムが鳴り、担任が教室に入ってくる。
はやては放課後に不安と期待の複雑に入り混じった感情を抱きながら、ひたすら時を過ごした。
時は今、金曜日。週末が訪れた。

「お、おじゃましまーす……」
相変わらず庭の広い家だ、とはやてはぼんやり考えた。
先に帰っていたなのはが迎え入れてくれて、部屋に通される。
そこにはユーノもいて、顔は笑っていたが、どうにもげっそりとやつれて見えた。
まさか、スターライトブレイカーでも喰らったのだろうか?
「ちょ、ユーノ君、大丈夫なん?」
堪りかねて聞くと、ゆっくりと彼は首を縦に振った。ただ、それは明らかに嘘を含んでいた。
曖昧な微笑ではやてに笑いかけ、そのままくたりと肩の力を抜く。
「色々あったんだよ。昨日はね……『なのは』とは何なのか、身体で覚えさせられたよ」
頬がこけたようにも見える、あまりの変貌に、はやては竦みあがった。
何かとんでもない事態が待ち受けている、それだけは間違いなかった。
程なくしてなのはが現れた時も、はやてはまたビクリと震えたが、やはりそこにいたのは天使だった。いや、或いは熾天使か?
ニコニコと微笑み、まるでこれからお茶会が始まらんとしている雰囲気。
だが、それは紛れもなく違った。なのははおもむろに膝を突いてはやてと同じ高さの目線になると──口づけられた。
「んむぅっ!?」
「ちゅっ、んむっ、んちゅ……ちゅぱ、ちゅぷ、ちゅぅっ……」
突然のことで頭が分からず、ただなのはのキスを受け入れる。
それは、ユーノと交わした時よりも、もっと甘くて、もっと強烈で、そしてもっと淫靡だった。
女の子同士でディープキス。初めてはユーノに捧げたものの、混乱は収まらない。
「わたしは、このおしおきが一番利くと思うの」
満面の笑みで語るなのはは、どこまでも純粋だった。だからこそ、天使に見紛うほどの清廉なオーラを纏えたのだ。
だからこそ、天使のままで現世の情欲を思うがままに操れるのだろうか。
なのはは長いキスを終らせると、はやての身体を浮かせてベッドに軟着陸させた。
そのまま、制服を剥いでいく。焦らず、じっくりと、懲罰の羞恥を与えるために、一枚ずつ脱がせられる。
「はやてちゃんが二度とわたしのユーノ君に、『許可なく』手出しさせないようにしてあげる」

ああ、ユーノが話した「おしおき」とは、このことだったのか。
ゾクリと背筋に愉悦の疼きを走らせて、はやてはなのはに従った。
『許可さえあればユーノと触れ合える』、少女の語ってくれた希望に縋った。
「泣き叫んでも、どんなにお願いしても、絶対に許したりなんてしてあげないからね、はやてちゃん……」

563 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/20(土) 11:53:55 ID:scIZnjKg
抜けたら作者の勝ち。抜けなきゃ作者の負け。
それでは、また。

564 F-2改 :2010/02/20(土) 13:23:00 ID:6anfxrRs
はやユノ、だと……!?
ならば私はクロなので対抗しよう。と言う訳で過去に書いたものを漁って
いたら出てきたものを投下します。非常に短くて恐縮でありますが。

・CPはクロなの
・拙作「踏み出す一歩は誰のために」の続編


名字


ある日、なのはが教導隊のオフィスでディスプレイに向かい、書類を作っていた時。

「えーっと、陸士302部隊の定期巡回はー、と……」

パタパタと軽快にキーボードの上で指を鳴らし、ときどき手を止め、考えるようにして上を見上げる。
先日彼女は陸士302部隊に教導に行った。今回はその報告書。巡回した先の問題点、改善点、その後予想される成果などなど。もともと行った先で必要なところはメモ書き
しており、ディスプレイの傍らに置いておいた。これを参考にすれば、ちゃちゃっと報告書をまとめられる。
テキパキ文章を打ち込みまとめ、いよいよプリントされた報告書に直筆のサインを入れるべく彼女はボールペンを握った。印鑑と同じで、責任者が誰であるかをはっきり
させるためである。
紙面にペンを当てて自分の名前を書こうとし、その時突如として少女の指が止まる。
名前。その人個人が何者なのかを証明する、大事なもの。言うまでもなく、彼女の名前は高町なのは、である。両親からもらった大事な名前、変わるはずがない。
――否。確かに"名前"は変わらない。だが、あることをすることで変わる部分がある。すなわち、結婚。すなわち、苗字。女の子に生まれたからには、なのはだって人並
みにお嫁さんと言うものが気にならない訳がない。
ボールペンを机の上に置いて、鉛筆に持ち変える。わずかに天井を見上げて、考える。自分の苗字が、変わるとしたら?

「ええと……ミッドじゃこうが正しいんだっけ」

さらさらと鉛筆を報告書の上で走らせる。
彼女はこう書いた。『なのは・ハラオウン』と。

「…………」

沈黙。沈黙。しばらくの間報告書と睨めっこする形で沈黙。
もう一度ゆっくり、天井を見上げて――かっと、我に返ったなのはは頬を朱色に染める。ふるふる首を横に振り、消しゴムを手に持ち紙面に押し当てゴシゴシする。
あー、もう。何やってんだろ、私。消し粕を丁寧に払いのけながら、しかし少女の顔はあながち満更でもなさそう。
天井を見上げた瞬間、脳裏にイメージがよぎったのだ。
教会、祝福してくれるみんな、純白のドレスに身を包んだ自分、優しく手を取ってくれるタキシードの男性の顔は――停止。思考、強制停止。これ以上思い出すとまた何
かエライことになる。
高町なのは、この時一六歳。多感な時期の乙女であると自認するが故、自分にはまだ早いとイメージした場面を大急ぎで消去する。

「あ、でも」

思いついた思考を、再び鉛筆に載せて紙面の上を走らせる。ミッド式の他に、和式もあり得るのではないだろうか? すなわち、お嫁さんではなくお婿さん。
彼女はこう書いた。『高町クロノ』と。

565 F-2改 :2010/02/20(土) 13:23:31 ID:6anfxrRs
「…………」

沈黙。沈黙。しばらくの間報告書と睨めっこする形で、二度目の沈黙。
ゆっくり天井を見上げて、考える。考えた末――ボンッと、聞こえるはずもない炸裂音が響いたような気がした。茹蛸のようになった顔をぶんぶん恥ずかしそうに振り、
栗毛色のサイドポニーがゆらゆら揺れる。そのままバンバンバンバン!と机を叩き、メルトダウン寸前になった己が思考を必死に落ち着かせようとした。
やだ、もう。何考えてるんだろう、私。大事な書類をこんな名前で出す訳にいくはずがなく、やっぱり消しゴムでゴシゴシしながらしかし、なのはの表情はこれもやっぱ
り満更でもなさそう。
脳裏にイメージがよぎる。式を行った後は早速の新婚旅行。青い海、白い砂浜で思い切り遊んで、転びそうになったら彼が助けてくれて。夕方になったら沈む夕日を見な
がら「綺麗だね」「なのはの方が綺麗だよ」「もう、クロノくんったらー」とかやって。最後はゆっくり、お互いどちらともなく自然と顔を寄せ合って――

「ぶふっ――!」

危ない。これ以上はきっと鼻血が出る。と言うか、こんな現場もし彼に見られたりでもしてたらどうしよう。間違いなくいじられること確定である。どうにも一度、お互
いの愛を確かめ合ってからあの執務官は少女を色々いじったりするのが好きになってしまったようなのだ。
だから、電源を切らずにしておいたディスプレイから彼の、クロノの声が聞こえてきた時は素で悲鳴を上げてしまった。

「なのは、ちょっといいかな?」
「ひょわあああああああ!?」

考えてもみなかった、思わぬ奇襲攻撃。もちろんディスプレイに映る通信の相手、クロノにそんな意図は皆無である。それでも妄想の相手がいきなり現実に現れたため、
なのはは持っていた報告書を派手に打ち上げるほど驚いた。

「ど、どうしたんだ、なのは。何かあった?」

事情を知るはずもない執務官、ディスプレイの向こうで割りと真剣な表情。空中に打ち上げられた教導官の報告書が、ハラハラと空中を舞った末に画面の前、要するにク
ロノの目の前に落ちてきたのは何の偶然だろうか。
当然、報告書の内容は彼には丸見えな訳で。

「何々……陸士302部隊への定期巡回に関する報告書。あ、書類作ってたのか。ん? でもこれ、名前の欄が……」
「ダダダダダメぇ! それは、その、お、乙女の恥じらいなのー!」

親友もびっくりな勢いと速度で書類を回収にかかるなのはだったが、報告書をディスプレイの前から払いのけた時、眼に見えたのはニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべる
執務官のお顔。いかん、やられた。見られた。作戦失敗。
そっかそっかぁ。なのは、もうちょっと待っててくれないか。アースラが戻ったらすぐにでも手続きしよう。うん? いや? じゃあなんであんなの書いたの?
んにゃー! クロノくんのイジワルー!
――などと、その後しばらくいちゃつきあって。オペレーターのエイミィがため息交じりに一応公式な通信だから消しとくねー、と二人に告げた。


終われ

566 F-2改 :2010/02/20(土) 13:24:15 ID:6anfxrRs
以上、投下終了。お目汚し失礼しました。
たぶんなのはってデレたら妄想癖があると思うんだ、うん。

567 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 19:28:25 ID:BACL9H8E
主はやてとなのはさん可愛いよハァハァ

568 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 19:39:03 ID:vRvspGMQ
>>553
数年後、そこには小さな少年の恥ずかしい写真を撮ってニヘニヘするスバルがあった

569 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 20:44:47 ID:m02Cp0QY
>>563
なのはさんすげー
ユーノとはやての絡みよりも最後のなのはさんが一番エロク感じたわ

残念ながら俺の負けだぜ。ふぅ………

570 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 20:49:53 ID:nAhvmA0Y
>>566
なんだこれ、なんだこれ、もう、なんなんだこれ
妄想なのはが可愛すぎて俺が悶え死ぬ

571 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 23:11:00 ID:M01e/HFY
ユーノとはやてってどのぐらい交流があるんだろう

572 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 23:42:59 ID:.3r1aOBc
二次設定かもしれんけどリインⅡ作成に協力したとは聞いたことがある

573 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 23:45:51 ID:57gr.qd.
>>572
それは公式設定。

574 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 23:51:27 ID:M01e/HFY
A'sSS03ではやてが新デバイスの製作に協力してもらっていると言っていたけど
それがリインⅡのことだとは明言されてないんじゃなかったっけ?
可能性は高そうだけど

575 名無しさん@魔法少女 :2010/02/20(土) 23:51:48 ID:UtGL4k6s
ドラマCDでしか出てきてないせいか
知らない人多いよね

576 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 00:08:31 ID:QTOdIb1g
>>574
シュベルトクロイツの作成協力は、マリーさんだっけ?
漫画版でそんなこと言っていたような

577 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 00:19:07 ID:Uhulcndg
>>576
シュベルトクロイツの試作の話、でも実用に耐えられるものができない

ヴィ「大魔力でミッドとベルカの両方を使う魔導騎士なんてそうはいないから仕方が無い」

は「ユーノ君とマリーさんに協力してもらってるけどうまくいかない」

シャ「やっぱりユニゾンデバイス?」

は「リインの名を継ぐものは魔導書型で管制人格付がいい」

その後
「シュベルトクロイツの新試作ができてるから後で取りに来て欲しいってマリーさんが言ってた」

って流れだったような

578 マルチマックス :2010/02/21(日) 00:25:36 ID:L7aLfVFg
こんばんわ。
設定関係のお話をしているところ腰を折る形になってしまうかしら?
とりあえず、はやて祭りからなのは祭りに変わりつつあるようですね。
乗り遅れないように復讐鬼・はやて編を完結させてしまいたいと思います。

例によって注意書きから

※注意
陵辱モノです。
オリジナル設定、というかアニメ以外で公開された情報のために不具合が多少出ています。
陵辱する側はオリジナルキャラになります。

これらが嫌いな人はNG設定をお願いします。

579 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:27:20 ID:L7aLfVFg
「さあ。お願いしてみようか?」

フェイトは、もう一度はやての瞳を覗き込むように問いかけてくる。

「む、むりや……そんなの……ぜったい……いやや……」

はやては懸命に拒否の言葉を搾り出す。

「う〜ん……でも、して欲しいんでしょ?」
「……」

顔を背けフェイトの視線から逃れこそしたが、微かに……。
間近で見ていたフェイトでさえ、注視しなければ分からない程の動きではあったが。
本当に微かに、だけれど確かにはやての首が縦に揺れる。

『無理』『いや』。
はやてから紡がれていた言葉が、いつの間にか男に貫かれることではなく、懇願することへと巧みにすり返られていた。

「うん。ちょっと素直になったね」

フェイトは満面の笑みを浮かべる。
対して、はやての顔はこれ以上ないほどに真っ赤に染まっていた。

「わたし達は、はやての言葉を聞かないでもどうして欲しいか分かるけど……」

フェイトはちらりと男のほうに視線を向ける。

「付き合いが深くないと……言葉にしないと分からないんじゃないかな?」

再びはやてに顔を向けたフェイトは、いかにもという作った困り顔だった。

(もう少しか……)

男の復讐の完成図。
それは……身も心もはやてを完全に落とし、屈服させること。

快楽を得るために、仲間を売る情報を流してしまったフェイト。
仲間を確実に葬り去る力を、快楽に抗えず男に渡してしまったはやて。

仲間へのこれ以上ない罪悪感を植えつけた以上……。
残るは、自ら浅ましく男を求める姿を、この地に眠る仲間の魂に見せ付けるだけだった。
フェイトがそうなったように……はやてもその道を確実に歩まされていた。

580 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:28:07 ID:L7aLfVFg
「さあ、お願いしてみようか?」

もう一度笑顔で繰り返すフェイトに、はやては逃れられない運命を悟る。

「な、なんて言っていいか……わからへん」

だからせめて、フェイトから男に伝えて欲しい……。
瞳で訴えかけるはやてに、フェイトは笑顔で告げる。

「そうだね。だったら、わたしの言うことを復唱して」
「〜〜〜〜〜っ!」

最後の懇願さえも、聞き入れられなかったことにはやては絶望する。

フェイトは言いよどむはやての背後に回ると、上半身を起こさせる。
自分に比べて豊かな胸の感触にこんなときだというのにドキドキしてしまう自分が悔しかった。

「お願いするときは、ちゃんと相手の目を見ないとね?」

はやての頭を男の方に向けさせると、動かせないように固定してしまう。
今までのように、感情を出した後に羞恥から目を逸らすことさえはやてには許されない。

「じゃあ、いくよ?」

はやての返事も待たずに、フェイトは男に向けてはやてが言うべきセリフを、涼やかな声で読み上げていく。

「お願いします。もう、我慢できないんです」
「あ、あぁ……」

振り向いて救いを求めようとするが、フェイトの手に抑えられた頭は動かせない。
響いてくるのはフェイトの呼吸音だけで、それ以降の言葉は一切ない。
はやてが、言葉を紡がない限り、この場の時間は動き出さない。
止まった時間の中でも、はやての身体の疼きは確実に蓄積されて、地面には溢れた愛液がしみこみ続けていく。

「お、お願いします……もう……我慢できないんです」

口にしてみると、思ったよりスムーズに言葉が出て行くことにはやて自身が驚いていた。

「あー! ダメダメ! そのまま言ったら台本読んでるだけでしょ?」
「っ……!」

その原因を、フェイトに指摘されてしまう。
フェイトの言う通り、どこか現実感の伴わない『セリフ』としてだから、スムーズに言えたのだった。

「ちゃんと、はやてらしくね? 分かる?」
「うぅ……」

耳元で囁くフェイトの声は楽しげだった。
はやてを責めて楽しんでいるのを示すように、背中に当たるフェイトの胸の先端が硬くなっていくのを感じる。

「お願いや……もう、我慢、でき……へんっ……あぁ……」
「うんうん、よくできました」

同じ意味の言葉なのに、まるで次元の違う羞恥がはやてを襲う。
用意されたセリフなのに、はやての言葉遣いにすることで、完全にはやての意思へと変わっていく。

そんなはやての様子に満足したのか、男が一歩……はやて達との距離をつめるために足を踏み出す。

「あ……」
「そう。はやてが素直になるごとに……分かるわね?」

はやてが、懇願するごとに待望の時間が近づいてくる。
逆に言えば、そうしない限りは、その時間は永遠に来ないことを示していた。

581 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:29:10 ID:L7aLfVFg
「わたしのはじめてを、あなたの黒くて大きくて固いおちん●んで、奪ってください」
「〜〜〜〜」

途切れることなく、卑猥な言葉をフェイトが紡ぐことがはやてには信じられない。
誰よりも奥手だったはずの少女が、この短期間で劇的に変えられてしまっていた。

自分もこうなってしまうのだろうか? そんな思いの中で、はやては懇願を続けていく。

「わ、わたしのはじめてを……あんたの黒うて、大きい……固い……モノで、あぐぅ!」
「そこは、はやての言葉にしたらダメだよ?」
「わ、分かったから、やめてぇな!」

思い切りフェイトに髪の毛を引っ張られてはやては、言葉を中断させられてしまう。
男性器の呼称を口にするのを躊躇ったことが、お気に召さなかったようだった。

「わたしの……はじめてを、あんたの黒うて、大きい……固いお●んちんで奪って……欲しいんや……」
「そうそう。よかったぁ。やっぱりはじめてなんだね。いつもセクハラ発言ばかりするからちょっと不安だったんだ」
「あ、あたりまえや! だいたい、そんな相手も時間も……」

言い返してから、はやては自分の口にしたことの重大さに気がつく。
いつかは好きな人に捧げる……そんな少女の当然の夢。
それを……快楽を求めるためだけに、放棄することを宣言してしまったのだった。

「あぁ……」
「平気だよ。すぐに……好きな人に捧げたって思えるようになるから」

はやての涙を舐め取りながらフェイトが囁く。

「いやや……そんなこと、あるわけあらへん……」
「ふふふふ。でも……ちゃんとこの先もお願いするんでしょ?」
「〜〜〜〜〜〜」

あの男を愛することなどあり得ない。
そう思いながらも、うずく身体には逆らえない。
そんな葛藤を見越したように囁くフェイトに、はやては反論することができなかった。

「ひっ!」

いつの間にか、大きく開かされたままのはやての足の間に男が立っていた。
そそり立つ男のペニスが、はやての目の前にあるというのに、頭を固定されているので目を背けられない。

「ここまできたら、寝転がっても大丈夫だね」
「え?」

救いは意外なところから現れる。
フェイトがはやての背中から離れると、優しく地面にはやてを横たえる。
火照った身体に、固い地面の冷たささえも心地よかった。

寝転ぶ形になったことにより、はやてはペニスから距離をとることができた。
だが、ペニスと……男の顔がイヤでも目に入る状況から目を逸らすことはフェイトから許されていなかった。

582 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:30:07 ID:L7aLfVFg
「わたしのぐちょぐちょでとろとろに蕩けたエッチなおま●こに……」

さも当然のように、淫語がフェイトの口からは紡がれ続ける。
少しの躊躇いもなく口にする分、爽やかさを錯覚させられても不思議はないかもしれない。

「わ、わたしの、ぐちょぐちょで……とろとろに……蕩けた、エッチな、お……●ん……こに……」

関西弁に変換しようがないが、イントネーションははやて独特のものだった。
たどたどしく戸惑いながら、羞恥に頬を染めながら口にする分……はやての方がフェイトより圧倒的にイヤらしい言葉として周囲に響かせていく。

「あ、ひゃぁああ!」

はやての足が、間に立ったままの男に抱えあげられる。
腰を浮かされ、男のペニスが、ついにはやての入り口に照準を定めながら近づいてくる。

「あ、あぁ……はぁあああああ!」

先端が触れただけで……はやての全身を痺れるような感覚が走り、溢れ出す愛液が男の亀頭にまぶされていく。

「あなたのおちんち●を突き立ててください!」

興奮気味のフェイトの声が響き渡る。

「あ、あぁ……」

復唱すれば、はやてにとって待望の時間がやってくる。

だが、さすがにその瞬間を前にはやては躊躇い、口を閉ざす。
その裸身を全て晒し、余すところなくみつめられても……最後の羞恥心とプライドが邪魔をする。

「あぁああ! ふぁああああああああああああああああああああ!」

だが、そんなものは男の亀頭が軽く沈み込む感触に吹き飛ばされていく。
ほんの僅か沈むだけでこんなに気持ちいいのだ。
奥まで進めば……どれほどの快楽があるというのだろうか。

頭を下にされ、血が上っていく状況で冷静な判断力もなくし、はやてはついに口を開く。

「あんたのおちん●んを、わたしのま●こに突き立てて! ぐっちゃぐちゃのめっちゃくちゃにしてぇな!」

フェイトが指示した以上の言葉を、はやては叫んでいた。
今までのように羞恥で顔を逸らすこともなく……はやては潤んだ目で男をみつめ、身体全体で男を求めていた。

583 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:31:50 ID:L7aLfVFg
「ふふふふ。良かろう。望みどおりにしてやるぞ」
「ふぁあああああ!」

十分に潤い、開きつつあった入り口は初めての異物をあっさりと受け入れる。
どれだけの陵辱に晒されても、決して汚されなかったはやての聖域はついに男に侵食されていく。
欲しくてたまらなかった刺激に、はやては大きく身体を震わせる。

「あ……っく……はっ……っく、くぅ……ぅぁあ……っ!!」

身体と同様に小さく狭いはやての膣道を、男はゆっくりと進んでいく。
割り開く……そんな言葉が相応しい動きにはやてが眉根を寄せる。

「はっ、んっ、くぅ……っ、あぁ……っ」

誰も侵入したことのないはやての聖域が少しずつ男に侵食されていく。
通過した箇所に与えられる圧迫感による痛みと、こすられることによる快楽が混ざり合いはやては苦痛と快楽どちらともつかない吐息を漏らす。

「あぁ……」

やがて、狭さとは違った抵抗に男のペニスが突き当たる。
さすがにはやての顔にも緊張が走るが、男はあえてそのまま突き進まずに、一度埋まった部分をグラインドさせて侵食した部分をかき回す。

「ふぁああああああああああああああ!」

変わらず湧き出す愛液を掻きだす様な動きに、はやての身体が跳ね上がる。
魔物に、仲間たちに高められた性感により、いまやはやての身体の全てが性感帯と化していた。

「ふぁ……っ!? あ、当たって……っ」

男は、行く手を遮る最後の障害をペニスの先端で軽くノックする。
突き破られる痛みを想像していたのに、その部分でさえもはやての身体に快楽を送り込んでいた。
考えられないほど敏感になったはやての身体は、その快楽を何十倍にも受け止められるように開発されていた。

「ふふふふ。子供かと思っていたが……なかなかいい表情をするではないか」

歳相応の未成熟な容貌には不釣合いな程、潤んだ瞳と半開きになった口からの熱い吐息は色気さえも感じさせる。

「あ、ふぁ、あ、っく……あぁ……」

その間も、男ははやての初めての証をノックし続ける。
犯されているとは思えない優しい動きに、はやての身体の渇望は限界を迎えていた。

「お願いや……もう、もう……」

もう一度はやては男に懇願の言葉を向ける。
フェイトに導かれたときのような卑猥な言葉はでなかったが、それは今まで出一番切迫した声となり、はやての口から漏れる。
男の処女膜への度重なるノックによって、破瓜の瞬間の痛みへの恐怖が薄れていたことも大きかった。

584 復讐鬼・はやて陵辱編⑤ :2010/02/21(日) 00:32:25 ID:L7aLfVFg
はやての声に応えるように、男の腰がついにその先へと沈み込んでいく。

ミシリ

はやての頭の中で聴こえるはずのない音が響いた。
続いて前進を貫くのは信じがたいほどの激痛だった。

「い、痛い! 痛い! うそや! 痛い! くぁあああああああ! やだ! いややぁあああああああああ!」

高められた性感は、感じる痛みさえも何十倍にもしてはやてに降りかからせる。
男の真の狙いがこれにあったことに、今更はやては気がつかされていた。

「かは! っく……いた……ぬい……て……やぁ……くぁ」
「ふははははは! いいザマだな!」
「お願い……たすけ……ぬいて……っく……ぁ……いた……い……」

処女膜を引きちぎるようにして進んでいく男のペニスは、魔法戦で1つの傷も負わなかったはやてにこれ以上ない痛みを刻んでいく。
自ら求めさせたとはいえ……この瞬間に苦痛を伴わせないようでは男の復讐は満たされるはずもなかった。

(あかん……わたし、なんでこんなに……)

快楽で蕩けていた頭が、痛みで一時的に正気を取り戻す。
男に敗れ、痴態を晒させられ、力を奪われ……。
仲間に肉欲を刻まれ、男に懇願して大切なものを失った。

(報い……なんか?)

昨日まで想像さえもしていなかった今の自分を振り返り、はやては絶望にくれる。
力が足りなかったことを思い知らされたのは男ではなくはやての方だった。

(ごめんな……なのはちゃん)

親友にいずれ降りかかるであろう、男の復讐の刃を防げなかったことをはやてはただひたすらに詫びる。
失ってはいけなかったものを、全て失ったことをはやては痛みの中で心から悔いていた。

「ひゃぁああああああああああああああああああああああああ!!」

だが、そんな感情さえも押し流すような快感が次の瞬間にはもたらされていた。

男のペニスがはやての最後の砦を完全に突き破ると、勢いのままに最奥を突く。
子宮を突かれたはやてが感じたのは……純粋な快楽だった。

「う、嘘や……どうして? あ、ひゃ、あぁ……なんでや、あ、っくぁ、ふぁあああああ!」

増幅された処女喪失の痛みは、尋常ではないものだった。
だからこそ、この先はやてに与えられる刺激は、それを超えない限りは痛みとしては認識されない。
弱い痛み。それを人は快楽として認識してしまうようにできている。
苦しみを越えた後に待つのは……地獄と見紛う程の快楽の嵐。

「あっ、あっ、あっ、んっ、きゃっ、ふぁ、あっ、あくぅっ、くんっ、くぅぅっ!」

たった今、処女を失った相手にするとは思えない勢いで男は烈しくはやてを貫く。
圧迫される感覚も、処女膜の残骸を乱暴に駆逐する動きも……全ては快楽へと変換されていく。

「あっ、あっ、くっ、んっ、んくぅぅうっ! あ、あかん……激し……っ、激しすぎるっ!」

やがて男は、はやての小柄な身体を貫いたままで持ち上げる。
後ろに倒れこまないように、はやては男にしがみつく。
駅弁スタイルも、この体格の差だからこそ、妙なほどに絵になる光景に周囲には映っていた。

「あ、ああっ、んっ、きゃぅっ、っく、くひぁっ、あっ、きゃふぅ……っ!?」

知らぬ間に、自ら腰を揺らすはやてを男は醒めた目で見ていた。
夜天の王もその力を奪われ、快楽に堕ちた以上、復讐の対象ではなくただの無力な1人の少女に過ぎない。

「うんっ、うんっ、いく……いってまう、わたし、わたし……っ! いくぅううううう!」

ついに訪れた絶頂に身体中をピンと張り詰めるはやての膣内に、男は容赦のない量の白濁を注ぎ込んでいく。

「あ、熱い……膣中が……熱くて……きもち……ええ……」

男に甘えるように抱きつくはやてだったが、男の瞳はもはやその姿を映していなかった。
素通りした視線が見据えているのは、最後に残った復讐のターゲット、高町なのはだった。

(もうすぐ……全てが終わる)

大空を舞台にした、男の最後の復讐劇が幕を開けようとしていた。

585 マルチマックス :2010/02/21(日) 00:38:13 ID:L7aLfVFg
終わったー!
はやてさんは特に羞恥懇願系で行ってみようと思ってみましたが……。
まとめる力の不足で長くなりすぎた気もします。
本人は結構気に入っていますが、結局は読んだ人の判断に全てを委ねたいと思います。

これではやて編は終わり。
いよいよ、最後の標的のなのはさんになります。
一番酷く陵辱されることだけは間違いないですな。
とりあえず、なのはさんの全力全開が及ばず敗北して犯されることころを書きたくてはじめたSSです。
時間はかかると思いますが、必ず完結させます。
そのときにまたお会いすることを約束して、しばらく名無しに戻りたいと思います。

586 マルチマックス :2010/02/21(日) 00:39:40 ID:L7aLfVFg
忘れてた!
長文連発にお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
楽しみにしてくださっていた方がいらしたことに本当に励まされました。

587 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 03:37:26 ID:uHwxElQs
>>586
GJ! はやての処女が奪われたのは痛い……だがそれがいい。
堕ちていく絶望も、堕ちた後の快楽も、良い感じです。
まーただ最後はちょっと駆け足だったかな?

ともあれ、なのは編期待してます!

588 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 05:31:19 ID:rOk989tQ
>>586
ふう…
全裸ネクタイに靴下を履き忘れる失態を犯しましたがなんとか風邪をひかずにすみました。
なのは編も気長にお待ちしてます、GJでした!

589 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 08:54:55 ID:u6t8AElk
NANOHAさん陵辱が楽しみで仕方ない

590 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 12:08:05 ID:i6eiOd22
星光の殲滅者にレズ陵辱されてジワジワと闇に喰われ自分が自分じゃなくなっていく、なのはさんとか想像してしまった。

自分に犯されるなんて不可思議な状態で普通で居られるかも気になるし

591 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 12:57:03 ID:12gtFxd6
紳士諸兄に聞く
待機する際の靴下は長いか短いか
ちなみに自分は膝下のロングだ

592 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 13:19:07 ID:CIQVfrzw
パンストにしておけ
風邪を引く

教導隊制服もパンストにならないかな

593 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 13:23:55 ID:Af/p19FE
寒い日は腹巻きもありがたいぞ

マルチマックス氏、GJでした

594 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 13:43:09 ID:0ob.nyHo
やれやれ、偽善者純潔主義者の多いスレだ。
処女なんて、穴っぽこに突っ込んで『あーきもちいー』って
なるだけの存在。

595 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 13:48:06 ID:PmtamSao
>>591 >>592
長さ、種類の問題ではない
大切なのは「白であること」に決まっているだろう

596 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 13:53:21 ID:CIQVfrzw
>>595
俺は黒のほうが好きだああああああああああ

597 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/21(日) 13:59:39 ID:uHwxElQs
>>591
「長さはサイハイくらいが丁度いいですね。色はもちろん黒に決まっています。スバルの白い肌に映えますから。
ただ、白と黒のストライプも捨て難いです」
「……イクス、それひょっとしなくてもあたしに履かせるのが前提ですよね?」
「そうですよ? この季節、まだまだ寒いでしょうから、ワイシャツくらいは着てもいいでしょう。
あ、もちろん下着は足に引っ掛けるんですよ?」
「全部イクスの趣味じゃないですか!」
「そうですが、何か問題でも?」
「うわーん、イクスが変態になっちゃったー!!」
「スバルの方が変態さんだと思うんですが、どうでしょうか」
「あ、ひゃわっ、そんなとこ触らないで……イクス、やめ……ふぁ、ひぁぁっ、あああぁ……」
「もう感じるなんて早すぎますよ、スバル」
「だって、それは、あたしの感じるとこ、全部イクスが知ってるから……ふにゃあぁぁっ!!」
「ふふふ、やっぱりスバルはえっちですね」
「そっ、そんなとこまで……やぁんっ、やめっ、イく、イっちゃう……ふあああああぁぁぁっ!!」
「何回でもイかせてあげますよ、スバル。クスクス……」

「あ、アンクルソックスだけは認めません」

***

急に思いついた。後悔はしていない。

598 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 14:52:10 ID:gyEozC.c
>>597
GJと言わざる得ない

イクスバにトーマを付けた三点セットはまだか。良いねで買おう。

599 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 15:02:52 ID:9rFQfvXc
感想を言おうという流れを靴下やストッキングに潰されててワラタ。

600 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 15:02:53 ID:bQsbGzzA
>>591
自分が穿くのは何でも良いが、キャラの穿いているもの、という意味なら
はやてちゃん九歳(with車椅子)の靴下が至上、と言っておこう。

601 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 17:21:49 ID:QTOdIb1g
>>600

ヴィータ「はやてにはサイハイ一択だろ。絶対領域は譲れねぇ!(強調)」
シグナム「だがな、主の清純さには、白の靴下が最も映えるのだ(達観)」
ザフィーラ「いや・・・・おみ足は晒さずにズボンを穿かれては(困惑)」
リインⅠ 「この地では下にそのようなものを穿く習慣が?(文化の壁)」
リインⅡ 「はやてちゃん、しましまが流行りみたいですよ?(無邪気)」
シャマル「もういっそ、古代ベルカ1000年の業が生み出した、振動拘束具付の貞操帯型魔導具でいいじゃない?(熟練者)

602 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 17:30:13 ID:KOihqfZo
約1名何かが違うw

603 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 17:39:13 ID:np4MwXtE
サー、なのはのニーソックス以外は受け付けられないであります、サー

604 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 18:26:55 ID:0ob.nyHo
とりあえず、なのはさんのショーツ

605 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 20:08:13 ID:gyEozC.c
よろしい、ならばエリオのトランクスだ

606 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 20:09:11 ID:CIQVfrzw
エリオってブリーフ派じゃなかったっけ?

607 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 20:33:06 ID:KOihqfZo
トーマはボクサー派な気がする。
ヴィヴィオはプリントパンツだ。

608 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 21:26:29 ID:pQjI0toc
この世界にもソックスハンターが存在しそうな勢いだな

609 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 21:31:38 ID:bQsbGzzA
キャッチアンドリリースで、穿かせたり脱がせたりして楽しむのさ。

610 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 22:07:59 ID:rGAF.rYM
女装したユーノのショーツ…ゴクリ

611 ザ・シガー :2010/02/21(日) 22:09:26 ID:hgyBG7cw
マルチマックス氏GJ!

な、なんという投下速度……驚嘆するより他にありません。
そしてはやてのエロSSが続いて投下されているというのが美味しすぎて……ぐうぇへへ、ご馳走様です。
処女なのにこんなに乱れるなんて、実に素晴らしいですね!


そして>>600
野狗氏、落ち着け。

ちなみに私は自分が履くのは薄手の靴下、暑苦しいのが嫌だから。
リリなの女性キャラならば、フェイト、シグナム、シャマルの三人の黒スト組。
プロポーションも肉感的で言うことありませぬ。


そしてついでに投下させていただこう。

映画化記念、プレシアメイン、エロ、短編、タイトルは『プレシアさんAV主演』

612 プレシアさんAV主演 :2010/02/21(日) 22:11:22 ID:hgyBG7cw
プレシアさんAV主演


「ん……あれ?」


 プレシア・テスタロッサは唐突に目を覚ました。
 気付けばそこは、どこか煤けたビルの一室で、プレシアはそこに鎮座する簡素なベッドの上に横たわっている。
 おかしい。
 何故自分がこんな場所にいるのか、理解できない。
 時の庭園が崩れ行く中、自分はアリシアの骸を収めたポッドと共に虚数空間に落ちた筈だ。
 それがどういうわけでこんな煤けた誇りくさいビルにいるのだろうか。
 しかも先ほどまで吐血していた自分の身体も何ともないようだ。
 まさかここがアルハザード、という事はあるまい。
 思考回路をフル回転させて現状を把握しようとプレシアが思案する中、唐突に静寂は破られた。


「はーい、それじゃあ撮影入りまーす」


 という声と共に、彼女のいるフロアにどかどかと入ってくる男たち。
 手にカメラを持つ者やら、集音機を持つ者やら。
 つまりは何かを撮影する準備を整えた連中が。
 本当に一体何事なのか。
 あまりにも理解を逸した状況に、プレシアは理解が至らずポカンと目を丸くする。
 が、そんな彼女をさておき、その撮影集団は彼女のいるベッドまで近寄るや口を開いた。


「あ、それじゃあプレシアさんすぐ撮影始めますんで」

「は?」


 疑問符を口にする彼女をほとんど無視し、男は振り返って後ろに控えていた者に告げる。


「じゃあ男優さんお願いしまーす」


 と。
 その言葉にプレシアも視線をそちらに向けた。
 瞬間、彼女は絶句した。
 そこにいた男は、全裸だった。
 一糸まとわぬ裸体の男。
 浅黒い肌のやや筋肉質な身体は逞しく健康的、短く刈り込んだ髪は清潔感をかもし出し。
 そして何より目を引く、下半身で隆々と屹立した肉棒が湯気が立ち上りそうなほど高ぶっていた。
 唐突に目に飛び込んだ勃起した男の姿に唖然とするプレシア。
 だがそんな彼女の心など気にすることもなく、全裸男は彼女のいるベッドまですたすたと歩いてきた。
 さらにさらに、男はあろう事か硬直するプレシアの肩に手を置き、言う。


「では、よろしくお願いします」

「あ、え? あの、何が……」


 どうなっているのか、そう問おうとし、だができなかった。
 次の瞬間、彼女の唇は目の前の男に奪われたのだ。


「んぅ、んぅぅ!?」


 唐突な口付けに驚愕し、プレシアは塞がれた唇の間から声を漏らす。
 だが男はそれだけに終わらず、肩に置いた手に力を込め、彼女をベッドに押し倒した。
 後ろでは集音機とカメラがしっかりとこちらに向けられ、先ほどの言葉通りきっちり撮影を果たしている。
 ここに至り、プレシアはようやく気づいた。
 これはつまり……AVの撮影現場だと。
 そう察するや否や、彼女は自分に覆いかぶさる男を必死に押しのける。
  
 
「や、やめなさい! なんで私がこんな、ひゃぁん!」


 紡ごうとした言葉は、しかし次の瞬間甘い響きに変わった。
 男の指がプレシアの身体を這い、その豊かな乳房の先端を捻る。
 甘い性の快感は、あまりにも容易く熟女の身を御し、一瞬で抵抗の力を奪う。
 それは久しく忘れていた感覚。
 前夫と別れてよりほとんど味わってこなかったそれは、彼女にとってほとんど毒に等しいものだった。

613 プレシアさんAV主演 :2010/02/21(日) 22:12:16 ID:hgyBG7cw
 苦痛ならば耐えることもできるが、しかし肉の悦びはそうはいかない。
 胸の先端からじんじんと痺れるように駆け巡る快感に頬を赤らめ、眉根を歪めながらプレシアは必死に身をよじり、このふざけた遊戯を止めようと喘ぐ。

 
「ほ、ほんとうにやめなさい、こんなバカな事を……ひあぁ!」


 だがそれもまた快楽に遮られ、甘い調べへと転じる。
 男の空いた手が、今度は股ぐらに滑り込み、ショーツ越しにクレバスに指を沈めてきたのだ。
 陰唇を掻き分けるように沈み、そしてすぐさま指の腹で擦りあげて陰核までも攻める。
 娘を失ってより自分で慰める事も少なかったプレシアにとっては、強すぎるほどの性感。
 熟れた女は、視界が明滅する錯覚さえ覚えた。
 だが、相手はそんな事など構う事なく愛撫を成す。
 さっさとショーツを脱がし、服の裾をめくり上げ、むっつりとした肉質の太股とその付け根をライトの下にさらけ出した。
 僅かな愛撫でそこは湿り気を帯びており、蒸れた雌の色香が漂い始めていた。
 目の前の景観に、男はいやらしい笑みを浮かべる。


「ほう、もうびしょ濡れだな」

「ちょ……見ないでッ!」


 秘所に向けられた淫猥な眼差しに、より一層と頬を羞恥で染めて叫ぶプレシア。
 だが男はそんな声など無視して彼女のむっつりとした太股を掴み、左右に割り開いてじっくりと濡れる入り口を観察。
 後ろに控えているカメラマンや音響係はもちろん熱心にその様を収録し、監督らしき男に至っては、プレシアさん良い演技ですよー、などとのたまっていた。
 故に愛撫は止まる事無く、彼女を責める。
 両脚を掴んだ全裸の男は、迷う事無く濡れそぼる淫口に顔を寄せると、自身の舌でぺろりと舐め上げた。


「ひゃぁッ や、やめぇ……はぁんッ!」


 懇願する声を上げようとする度、それは甘く蕩けた嬌声へと転じる。
 男の舌はまるでそれが一個の独立した生き物であるかの如く、自在に蠢いてプレシアを攻める。
 秘裂を割り、濡れた膣口を舐め上げ、充血した陰核を突く。
 それは実に的確な愛撫だった。
 堪らない快楽にプレシアは喘ぎ、何度も身体を震わせる。
 久しく肉の悦びに枯渇していた女体には、酷とさえ言える悦楽。
 絶頂が訪れたのは思いのほか早い頃合だった。


「んぅ……ひあああッ!」


 プレシアの身体はびくんと弓なりに反り、ベッドの上で面白いくらい跳ねる。
 一体何年ぶりだろうか。
 味わった快楽の頂は甘く、女の身に深く染み入る。
 久しぶりに感じた絶頂に、プレシアは荒く息を吐いて身を震わせた。
 だが、もちろんだがこんな事でこの情事が終わる訳もない。
 愛蜜を垂らす太股、乱れた着衣、蕩けきった表情。
 乱れた熟女は今まさに食べ頃だった。
 ならば食らうより他になし。
 男は身を乗り出すと共に、今の今まで隆起し続けていた剛直の先端を濡れる入り口へと向ける。
 ぬちょり、と水音を立て、石のように硬く屹立した肉棒が膣口と触れ合い……そして一気に挿入された。
 

「んぁッッ!!」


 瞬間、プレシアは一際甘い声を上げて身体をのけぞる。
 もう何年も男と契っていない筈の蜜壷は、先の前戯のお陰か驚くほどすんなりと剛直を受け入れた。
 久しぶりに自身を貫く肉の槍を、まるで美味しい美味しいと咀嚼するかの如く締め付ける。

614 イクスピアリ :2010/02/21(日) 22:13:46 ID:bXkuXTRo
>>609

なのは「ライちゃんのニーソックスの匂いなの……」

ライ(雷刃ちゃん)「止めてよお姉さま!僕のニーソなんてかがないでよ!」

フェイト「隙あり!はぅ〜ライが履いてる生ニーソの匂いはいい匂いだね」

ライ「なんで姉さんが左足でお姉さまが右足を交互に履いたり脱がせたりするんだよぉ……」

なのは「次はライちゃんがなのはのショーツを嗅ぐ番なの」

フェイト「私の黒タイツを履いてね」

ライ「うわぁーーん!」

こんな感じかな?

615 プレシアさんAV主演 :2010/02/21(日) 22:15:09 ID:hgyBG7cw
 まるで内臓まで突き破りそうな激しく強い突き上げに、熟れたる女体はひたすらなまでの悦びに打ち震えた。
 背は反り、四肢はしなり、瑞々しい唇からは荒い息と甘い声が調べを刻む。
 それはもう、抗いようのない責め苦。
 快楽という名の圧倒的蹂躙だった。


「やめぇ……ひぁ! だめぇ、またイ……ふぁ! イっひゃぅッ」


 濡れた肉穴を荒々しく掻き乱され、先ほど身を焼いた快楽の頂が再び迫るのを感じる。
 男の腰使いは荒々しくも的確で容赦なく、プレシアの感じる性感帯の悉くを一瞬で看破して攻めるのだ。
 リズミカルに腰が沈む度、背筋から脳髄まで快楽の電流が駆け巡る。
 堪らず彼女は喘ぎ悶え、逃れるように四肢を動かす。
 だがその結果として脚は男の腰を絡め、手は男の背を掻き抱く。
 傍から見ればよがり狂って雄を求める淫らな雌そのものの様。
 カメラスタッフの横に立つ監督らしき男は、良いですよその演技良いですよー、などとさえのたまっている。
 演技などではなく実際に嫌がり、かつ無理やり喘がされているなどと、反論する余裕はプレシアにはなかった。
 激しくも繊細な腰使いで徹底的に膣肉を責められながら、さらには服を剥かれて豊かな胸までもまさぐられる。
 乳肉の柔らかさを噛み締めるように揉み、抓り、こね回され、むしゃぶられる。
 敏感な性感帯への蹂躙はあまりにも容赦なく行使されていった。
 来る。
 もうじき、また快楽の波が来るのを、プレシアは感じた。
 先ほどの前戯とは比べるべくもない大波、波濤が訪れる。
 逃れられぬ肉の悦びに、女の身はより一層と震え、悶えた。
 彼女がもう少しで達するのを察したのか、同時に男が動いた。
 胸をこね回していた手をプレシアの腰に移すと、彼女の身体と共にごろんと背後に倒れる。
 一瞬で体位は、正常位から騎乗位へと転換。
 本来なら女性が主体となって動く体位なのだが、腰をがっしりと掴んだ手と男の屈強な足腰による突き上げにより、逆に上になったプレシアが攻められる形になってしまう。
 下方からの強烈極まる肉棒の責めに、熟れた女体は乱れ狂う。
 たわわに実った乳肉の果実は、ぶるんぶるん、と音が聞こえそうなほど揺れ。
 だらしなく唾液を垂らし、瞳を潤ませ、眉尻を下げてプレシアの表情は完全に蕩けきったものへとなっていた。
 そして、その様は一切合財漏らす事なくカメラに収められているのだ。
 騎乗位に移った理由は、おそらくそれなのだろう。
 プレシアを上にする事で、彼女の乱れた様をより効率的にカメラに映す為。
 これに満足したのか、カメラマンの横に立つ監督は、良いよ良いよタカさん、などとのたまっている。
 自身の乱れる様を見られるという事実がもたらす羞恥心、そして強烈な突き上げのもたらす物理的快楽に、プレシアは遂に絶頂が訪れるのを感じた。


「だめぇッ……もう、がまんできな、ひゃぁんッ! ……だめだめ、こん、な……イクぅううう!!」


 瞬間、プレシアは背筋を折れんばかりにのけぞらせ、ウェーブを描く黒髪を振り乱し、達した。
 女の総身は圧倒的快楽の余韻にしなり、たわみ、締め付ける。
 彼女を貫く雄棒もまた、その締め付けに堪らず達して、膣内にたっぷりと精を吐き出した。
 どくどくと音が聞こえそうなくらいの大量の射精、あまりの量の多さに、粘性の高い白濁が結合部から溢れ出す。
 深く甘い快楽の波に、プレシアは何度か身を震わせ痙攣すると、そのまま力なくベッドに倒れた。
 絶頂の余韻に脱力した熟女はシーツの上に倒れると、そのまま荒い息を吐いて意識を朦朧と蕩かせる。
 熱く激しい情事の締めくくりに、カメラの傍に立つ監督が叫びに近い声を上げた。


「カーット! はい、良い画でしたよ〜!」


 声と共に今までプレシアを抱いていた男優は、お疲れ様ですー、と先ほどの苛烈な攻めが嘘のように朗らかな笑顔を彼女に向けて言った。
 これで、ようやくこの淫靡な遊戯も終わるのだろうか。
 朦朧と蕩けた意識の中で、プレシアは淡く儚い期待を抱く。

616 プレシアさんAV主演 :2010/02/21(日) 22:16:01 ID:hgyBG7cw
 だが次の瞬間、それらは呆気なく破られた。


「あ、それじゃあ三十分の休憩の後は予定通り10Pの濡れ場撮影入りまーす」


 と、監督の宣告。
 同時に彼の背後からぞろぞろと九人の屈強な男共が入室してきた。
 この淫らな撮影は、まだまだ始まりにすぎなかった。





「あれ?」


 と、ユーノ・スクライアは疑問符交じりの声をつぶやいた。
 場所はクラナガン市内のアダルトショップ、エロDVDコーナー、年頃の男の子ならば劣情の赴くままに脚を運ぶ場所。
 給料日の翌日はほぼ99%通うその場所で、ユーノはひとつのDVDソフトを手に取った。


「この人、なんか見覚えがあるような気が……」


 『乱れる熟女 巨乳絶頂潮吹き13P』というタイトルのDVDの表紙でいかにも好き者といった風によがる女性の姿に、ユーノはひどく見覚えがあるような気がした。
 具体的には十年くらい前、なんだかフェイト絡みの、あの懐かしきジュエルシード事件で見たような気がしないでもない。
 だがどうにも名前が思い出せない。
 なんだか思い出せなくてもどかしく、面倒なのでユーノはとりあえず思考放棄。


「ま、気のせいか。でもこの人結構良いオッパイしてるなぁ……よし、今日のオカズはこれに決めた!」


 と言いながら、青年は今晩の獲物ににっこりと爽やか極まるスマイルを浮かべて、まっすぐにレジへと向かったのであった。


 虚数空間、その先に脚を踏み入れた者は未だかつていない。
 もしかしたら……その果てしなき次元の狭間の先には、幾千万のアダルト世界があるのかもしれない。



終幕。

617 ザ・シガー :2010/02/21(日) 22:20:11 ID:hgyBG7cw
投下終了。
映画化記念! という事で頭沸いてる系のプレシアままんエロでした。
ええ、ままさんです。


もう、なんつうかね、もう。
なにやってるんだ諸君?
とね。
映画化だよ? ファーストだよ? 一期だよ?
ゲーム? 四期? 新キャラ?

ふざけんじゃないよこのおたんちんがぁ!

せっかく映画で一期がやってんだからプレシアさん書こうよ! プレシアさん!


ただその一念のみに駆り立てられ、書きました。
反省はしてない。

618 イクスピアリ :2010/02/21(日) 22:27:48 ID:bXkuXTRo
>>617

アルハザードはきっとシガー氏の言うとおりな場所に違いない(笑)
10Pってプレシアママンなら乱れまくるんだろうなぁ


あと投稿途中に割り込みしてしまいすいませんでした
確認怠ってしまいましたm(_ _)m

619 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 22:46:37 ID:bQsbGzzA
>>617
乙、プレシアAVか……しかし、実際年齢だと熟……女……?
いや、いい女に歳は関係ない。

あと、シガー氏、私を特定しないように。
当たってるだけにw

620 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 22:56:04 ID:CIQVfrzw
劇場版でアリシアに妹をねだられて赤くなってるプレシアママンには
不覚にも萌えてしまった俺

621 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 23:07:08 ID:L7aLfVFg
ブレシアママンもですが、ユーノの守備範囲の広さにも感動しました!

622 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 23:16:53 ID:QTOdIb1g
黒スト組にリンディ提督が入っていないことだけが悔やまれる

623 名無しさん@魔法少女 :2010/02/21(日) 23:40:24 ID:12gtFxd6
人妻は良い
程よく熟れた歳ならば更に良い

えーと
とりあえず、靴下の話題流行らせてごめんなさい?

624 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 00:48:52 ID:quscU/Fc
シガーさん
今回も面白い作品だった
シガーさんはリリカルなのはの中で誰が一番気に入ってる?
ちなみに自分はシグナム
故に「烈火の将は狙撃手がお好き」はとても感動できた

「守護騎士と外道主」の再開予定はある?
まとめで読んだら面白かった

625 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 09:42:38 ID:cfusjjSg
シガー氏GJ

最近、AV店行くと、熟女とか人妻AVの比率が多い気がする・・・。

626 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 10:39:21 ID:1R8AcLh6
三次元の事はよく知らんが二次元の美熟女最高や

627 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 12:00:54 ID:D9gga6Gw
最近うるさいからねぇ
児ポとかあの辺

628 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 19:17:01 ID:/Hl8rXSk
フェイト「児童ポルノ?なにそれ?」
スバル「ショタ可愛いよショタ」

なの・ティア「どうしてそうなった……」

629 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 19:46:08 ID:adl4SrTQ
>>628
スバル「合法ロリならセーフだよね?具体的に言うとイクス」
フェイト「女性が幼女を愛でるのもセーフだよね?具体的に言うとキャロ」
クロノ「人外なら生まれて数分しかたってなくてもセーフだよな?
    具体的に言うと雷刃の尻と、闇の欠片のフェイトの尻」

630 ザ・シガー :2010/02/22(月) 19:50:57 ID:yj6jkQ4Y
>>624
問われたるならば答えもしよう。

リリカルなのはのキャラはもう大概好きで、一番は誰か、というのはかなり難しい質問……
しかしそれでも一番というと、やはりシグナム姐さんっしょ。
凛々しく強い女戦士の風情がグっとくる!!


で、「守護騎士と外道主」なんすけど。
いや、ほんとネタがあれば自分も書きたいんすよ。
シグナムとヴィータの次にシャマルだー、と意気込んだは良いけど、正直ネタがなくてねぇ。
とうぶんは凍結かと。
ほんと、ネタがあればのう……



でまあ、シグナム話ついでにラクガキング。
522氏のメイドシグナムを描いちゃったり! 

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org678631.jpg_i0qnCRjVgDjH28TKFgR7/www.dotup.org678631.jpg

いや、もう可愛かったです姐さん。
サイヒ氏のヴァイシグSSも最強の面白かったし、ほんともう最近は嬉しいですわぁ。
( ´∀`)♪

631 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 20:41:17 ID:nQXFtC2Q
>>629
待てクロノ!お前はマズイ!!
アグネスに狙われるぞ!!

スバルとフェイトはアグネス返り討ちにできそうだから、気にしなくても大丈夫だと思うが

632 名無しさん@魔法少女 :2010/02/22(月) 21:53:05 ID:1R8AcLh6
俺も未就学児童時代のなのはさん性的な意味で苛めながらアグネス撃退するわ

633 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 01:36:32 ID:anI0/Alw
>>631
尻をどうするかは言ってない! 愛でたいだけかもしれない! まだ大丈夫だ!

で、なんでここのクロノは尻スキーになってしもたん?

634 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 01:49:36 ID:OqjiGiPc
>>633
知らざあ言って聞かせやしょう

とりあえず保管庫でサイヒ氏のSSを読むべし

あそこに全てがある
アナルファッカーハラオウンの全てが

635 サイヒ :2010/02/23(火) 06:20:24 ID:386gK9Es
>>633
二年ほど前から半年前まで、俺が延々とクロノがフェイトの尻を掘る話を書きまくったせいです。
まさかスレ共通認識になるとは思わんかった。


SS書きに使ってたパソコンが壊れる
   ↓
家族共用パソコンでこっそり書く
   ↓
家族にばれる
   ↓
\(^o^)/

コンボ発動中につきしばらく投下でけません。
フェイトの尻とか雷刃の尻とかカリムの尻とかなのはの尻とか早く書きたいなぁ。

636 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 07:44:08 ID:WpMiZvV2
アグネス様万歳万歳万歳!

637 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 08:13:50 ID:D7xSiqOc
>>635
???「雷刃の尻・闇の欠片のフェイトの尻という未開のフロンティアの開拓者は・・・僕だ」
キャロ「あの仮面の人、誰?」
エリオ「まえに人生相談に乗ってもらったことがあるよ。あの仮面は古い友人の形見だって」

638 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 09:51:13 ID:UwwqA0Cs
ユーノ→オールマイティーにS、言葉責め好き
クロノ→尻好きのS
エリオ→胸好きのショタS、最近では小さいのも大きいのも胸ならみさかい無し
トーマ→M、姉たちによく弄られる。最近、二人の女の子を連れ歩き、怒るとSになる

639 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 10:51:38 ID:R46Y4alM
ユニゾンを上手く使って六身合体キングヤガミとか出来そうだよな

640 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 11:44:55 ID:anI0/Alw
>>635
あなたが神か
 
なのはの尻……だと? 携帯で! 携帯で書くんだ!

641 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 12:01:14 ID:NqiYZj3k
>>639
夜天合神ヴォルケンオーなら見たことある

642 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 12:01:27 ID:JD7exRX6
サ、サイヒ氏そんな事があったんかww
まあ、その……がんばれ!

643 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 14:04:25 ID:k3a/jMfs
>>641
シグナムがレヴァ剣でシャマルを貫きシャマルがクラールでヴィータを貫きヴィータがアイゼンでアインスを貫きアインスがザフィーラに闇の書をねじり込みザフィーラがシグナムを貫いてるんですか?

644 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 14:29:20 ID:L6qivYTs
>>643
なにそのウロボロスw

645 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 15:43:55 ID:YlDrbbiQ
>>636
帰れよアグネス!

646 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 23:09:32 ID:tfM4nOJE
ザフィーラの身体能力にアインスの魔力。そこへシグナムの剣術とヴィータのハンマーが加わり、シャマルのうっかり属性が付与されたヴォルケンリッター最強の姿かw

647 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 23:41:15 ID:404voR3c
>>646
あずまんが大王の智を思い出したのは俺だけか。

648 名無しさん@魔法少女 :2010/02/23(火) 23:49:18 ID:D7xSiqOc
「ヴィータの短慮!」
「シグナムの怠惰!」
「シャマルのうっかり!」
「ザフィーラの出番!」
「アインスの寿命!」

649 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 00:02:39 ID:wp3FaVmk
>>639 >>641
巨大ロボットの姿になって、闇の書の闇や聖王のゆりかごと戦いそうな名前だな。
個人的には夜天合神ヴォルケンオーの方が好み。

>>646
うっかりはいらないから!?
そこはシャマルの癒しの力でしょ!?

650 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 00:17:46 ID:VxAUlB0s
>>647
うちのうっかりさん能力もあげるわー
ってかw

651 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 01:46:59 ID:hFDHWjuY
プレシアさんw
凄い世界へ行っちまったなぁwww

652 ふぁす :2010/02/24(水) 02:32:56 ID:suMF9YAc
お邪魔でないようでしたら、流れをぶったぎって投下したいと思います。

・クロノ×エイミィ、なのは×フェイトの男女、ガチレズ混合話
・コスプレ、キャラ崩壊注意
・NGは「前世夫婦の御乱心」でお願いします。

653 前世夫婦の御乱心 前編(1) :2010/02/24(水) 02:36:10 ID:suMF9YAc
―――何で、都合よくエース二人とアースラの艦長と管制官がオフなのかはツッコんではいけない。


 ある日の鳴海市、ハラオウン家の居間にて、なのはとクロノはテーブルを挟んで、向き合っていた。なのははエースとしての顔を脱ぎ捨て、だらだらとテーブルに突っ伏している。
反対に、クロノは鳴海市の新聞に目を通しながら背筋をぴんと伸ばしていた。けれども、その瞳にいつもの光はない。

「あー……なのははもう駄目です……」
「……駄目だとか、アースラの中で言うんじゃないぞ」
 艦内の士気が下がって、僕の仕事が増えるからな。そう言葉が続くのだろうが、彼はあえて口にしなかった。
「クロノ君と違って、フェイトちゃんが足りてないのですよー」
「待て、それじゃあフェイトと僕が何かあるみたいじゃないか」
 心外だ。クロノは手にしていた新聞を畳みながら、なのはに抗議する。
新聞から視線をなのはに移し、げっそりとしている彼女を睨みつけた。
「そういう意味じゃないですよー……恋人というか婚約者と同じ職場で毎日イチャイチャできるクロノ君がうらやましくてしょうがないのですよー」
 なのははクロノの視線など気にせず、ゆるゆるだらだらしながら言葉を続ける。ここでいう恋人とはエイミィ・リミエッタで、彼の婚約者であり、仕事のパートナーでもある。
しかも、同居中というおまけつきである。今のなのはにとってはとてもうらやましい境遇に思えた。
何しろ、彼女は日本の中学三年生にも関わらず、二日連続徹夜の任務に追われた後だった。そのため、判断能力や思考能力が落ちていた。
「毎日イチャイチャできるほど、僕も暇じゃない」
 では、クロノは冷静かといえばそうではなかった。クロノも、なのは同様に仕事に忙殺されていた。やっと一息ついての、たった一日のオフである。明日の早朝から、また仕事である。
まだ仕事が残ってるからと、アースラに残ろうとしたエイミィを無理やり連れ帰ったのは何のためなのかは、あえて触れないでほしい。触れてくれるな。
というか、婚約したことをいつ知った。そうツッコむべきだが、その気力さえない。
「はあっ……」
 なのはとクロノが同時にため息をつく。自分で進んで選んだ道とはいえ、恋人とろくに触れ合うことができないというのは、なかなか辛いものがある。
なのはは仕事が忙しくても、学校で会えるではないかとツッコもうかと少し考えたが、あとが怖いので、クロノは黙ることにした。
「フェイトちゃんとラブラブしたいよー……可愛いフェイトちゃんとイチャイチャしたいよお……」
 ここもスルーすべきところである―――大事な義妹に手を出す不届き物はこの手で氷漬けにしてやりたいものだが、成長した彼女相手では戦略と戦術を用いても火力不足を補いきれない。正直、フェイトの義兄として悔しい。

654 ふぁす :2010/02/24(水) 02:41:52 ID:Pio8IOqo
投下途中でパソコンがトラブってしまいました。
投下の続きは24日23時すぎになります。申し訳ないです。

655 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 08:42:16 ID:B9Q4Eh/.
>>654
待ってるよ。紳士待機で

656 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 14:11:34 ID:zjC1lNEU
>>654
職場のトイレの中から待っていますw

657 イクスピアリ :2010/02/24(水) 16:10:05 ID:9ms8RG4E
二週間ぐらいかかったけど完成
雷刃シリーズ最新話です

ふぁすさんの待ってから投稿したほうがいいのだろうか……

うぅむ……

658 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 17:13:52 ID:wfp7O8OU
>>657
まだかなり時間あるし投稿しちゃっていいと思うよ。

659 イクスピアリ :2010/02/24(水) 17:18:34 ID:9ms8RG4E
では投稿します


・雷刃シリーズです

・ライ=雷刃たん
という風にオリジナルの名前がついてます

・18禁のエロ指定

・デバイブあり

・合い言葉はなのフェイフェ……ゲフンゲフン雷刃たん

660 雷刃がいる風景 〜優愛〜 前編 :2010/02/24(水) 17:19:32 ID:9ms8RG4E
ライの封印騒動事件から一週間が過ぎた

「フェイトちゃん……」

「なのはも気づいてるんだね……」

翠屋にて働いているライを見ている二人

「ライちゃん……どこかよそよそしくなったよね。」

「うん。あの事件から私達と距離を置いてる。」

以前ならお姉さま、姉さんと言いながらどこに行くにもついて来たライが来なくなれば嫌でも気づく

「フェイトちゃん今日私の家に泊まれる?」

「母さん達皆本局でアルフはユーノの手伝いで無限書庫に泊まり込みだから大丈夫。」

「じゃあ今日の夜に。」

「うん。またねなのは。」

別れ際に視線だけでライを見たフェイトだったがそのま帰って行った



その日の深夜 なのはの部屋

3人仲良く寝ているなか真ん中にいたライが起き出す

「……」

そっと起こさないように抜け出ようとして

ガシッ!ガシッ!

「「どこに行くの(かな)ライ(ちゃん)?」」

両脇に寝ていたなのはとフェイトに捕まった

「え、えっと、そ、外の空気を吸いに……」

「こんな寒いのに行くのは不自然なの。」

「いくら何でもそれはないよライ。」

ズルズルと再びベッドに引きずり込み手をつなぎガッチリと捕まえる

「ライちゃん、最近私達やお父さんやお母さんにもよそよそしくなった……どうしてなの?」

「なのはは心配してるんだよライ。話してみて。」

心配そうに覗き込む潤んだ二人の瞳

「……僕は汚されたから。」

その一言
たった一言でなのはとフェイトは悟ってしまう

「そんな事ないよ。ライちゃんは汚れてなんかない。」

そっと右側から優しく愛しむように抱きしめるなのはの瞳から溢れる涙がライの頬を濡らしていく

「もしライが汚れてるなら私達が綺麗にする。だからもう私達から離れようなんてしないで。」

左側からフェイトがライの頬の涙を拭う

「お姉さま…姉さん……」

「ライちゃん、三人で一緒になろ。」

「私達もライと一緒だから。」

僅かな着擦れの音が静かに響いた

661 雷刃がいる風景 〜優愛〜 中編 :2010/02/24(水) 17:20:16 ID:9ms8RG4E
くちゅ、ぴちゃ、ちゅぷ……

「ふわぁ…お姉さまぁ……」

「ふふっ……ライちゃん可愛い。」

ライの耳を舐めなのはの細い指が縦筋の秘所をなぞる度にライは甘い声を堪えきれず漏らしてしまう

「可愛らしい乳首だねライ。さくらんぼみたい」

「ひゃっ!噛まないでよぉ姉さん……」

胸を舐め先端を甘く噛みながらフェイトの指はライの後ろに入っていた

「あふっ、お姉さまと姉さんだってぇ……濡れてるじゃないか。」

ぴったりと閉じられた二人の脚に手を滑り込ませクチユグチュと激しく動かしぷっくりと膨らんだ豆粒をギューッと摘みだす

「―――っ!らめぇ!」

耐えきれずぷしゃぁぁ、と撒き散らしイったなのはの体がビクンと跳ねる

「なのははクリ責めに弱いからね。」

くすくすと笑うフェイトの妖艶さにライとなのはの頬が赤く染まる

「それじゃあ準備は出来たからしようか。」

フェイトが手にしたバルディッシュ、レイジングハート、そしてライが見慣れた水色のそれを見せる

「バルニフィカス!?」

「セイがライの為に持ってきたんだ。今度お礼しないとね。」

三つのデバイスが回り展開される

「デバイブ展開」

連結した三つのバイブになりレイジングハートがフェイトの、バルニフィカスがなのはの、バルディッシュがフェイトの秘所にピッタリとくっつく

「「「…………」」」

ドキドキと胸を高鳴らせそれぞれデバイブとなった相棒に手を当てる

一瞬のアイコンタクト

それを合図に三人が同時に押し込んだ

662 雷刃がいる風景 〜優愛〜 後編 :2010/02/24(水) 17:20:52 ID:9ms8RG4E
「「っ!痛っ!」」

なのはとフェイトの秘所からは赤い一筋の血が流れ破瓜の痛みに涙が溢れる

「大丈夫だよお姉さま、姉さん。」

その言葉をきっかけにデバイブが起動
ゆっくりと動き出し三人の膣内を抉り深く深く突いていく

「やぁぁ!あうっ!ひゃあうぅぅん!」

抜けそうになった瞬間バルニフィカスから固定用のベルトが伸びなのはの腰に巻きつく
フェイトとライも同様にデバイブが固定され悶え乱れ狂う

「だめぇ!激しすぎる!イっちゃう!イっちゃうよぉ!」

「ふ、深い!奥まで突かれてる!」

ヴィィィィィィンと激しく振動しなのはが縋るようにライに抱きつきフェイトも同じように抱きつくとライもまた二人に抱きつく

そしてその時はくる

「あにゃぁぁぁぁぁ!」

「ふわぁぁぁぁ!」

「イくぅぅぅぅぅ!」

ブシャァァァァァ!と激しく漏らす
デバイブから魔力による疑似液が吐き出される

「あぁ…なのは…あかちゃん…出来ちゃう……」

「い…っぱい…出された……」

「お姉…さま…姉さ…ん……」

三人が意識を失うと固定ベルトが外れる
ズルリと抜け落ちデバイブとなっていたデバイスは待機形態へと戻る

ブピュ、と三人の秘所から疑似液が溢れだし月が三人を照らしていた




翌朝
起きたライは窓を開け換気する
ベッドには眠る最愛の姉二人

「……」

手にはバルニフィカス

「……僕も守るためにまた戦う時は力を貸してくれるかいバルニフィカス?」

《あなたの願うままに》

チカチカと光るバルニフィカス

「ありがと。またよろしくバルニフィカス。」

風が吹きライの水色の髪がなびいていた

663 イクスピアリ :2010/02/24(水) 17:23:30 ID:9ms8RG4E
以上です

ここでエロ書くのは初めてだから評価が怖い
(--;)ビクビク



ライを管理局に入れるならどこかなぁと悩むこの頃

664 ふぁす :2010/02/24(水) 23:10:22 ID:yrLywx4g
昨晩はお騒がせいたしました

再度投下させていただきます

・クロノ×エイミィ、なのは×フェイトの男女、ガチレズ混合話
・コスプレ、キャラ崩壊注意
・NGは「前世夫婦の御乱心」でお願いします
・前編にエロはありません

レスを無駄にして申し訳ありません



>>イクスピアリ氏
ライたんハアハア……




すみませんでしたorz

665 前世夫婦の御乱心 前編(1) :2010/02/24(水) 23:11:14 ID:yrLywx4g
―――何で、都合よくエース二人とアースラの艦長と管制官がオフなのかはツッコんではいけない。


 ある日の鳴海市、ハラオウン家の居間にて、なのはとクロノはテーブルを挟んで、向き合っていた。なのははエースとしての顔を脱ぎ捨て、だらだらとテーブルに突っ伏している。
反対に、クロノは鳴海市の新聞に目を通しながら背筋をぴんと伸ばしていた。けれども、その瞳にいつもの光はない。

「あー……なのははもう駄目です……」
「……駄目だとか、アースラの中で言うんじゃないぞ」
 艦内の士気が下がって、僕の仕事が増えるからな。そう言葉が続くのだろうが、彼はあえて口にしなかった。
「クロノ君と違って、フェイトちゃんが足りてないのですよー」
「待て、それじゃあフェイトと僕が何かあるみたいじゃないか」
 心外だ。クロノは手にしていた新聞を畳みながら、なのはに抗議する。
新聞から視線をなのはに移し、げっそりとしている彼女を睨みつけた。
「そういう意味じゃないですよー……恋人というか婚約者と同じ職場で毎日イチャイチャできるクロノ君がうらやましくてしょうがないのですよー」
 なのははクロノの視線など気にせず、ゆるゆるだらだらしながら言葉を続ける。ここでいう恋人とはエイミィ・リミエッタで、彼の婚約者であり、仕事のパートナーでもある。
しかも、同居中というおまけつきである。今のなのはにとってはとてもうらやましい境遇に思えた。
何しろ、彼女は日本の中学三年生にも関わらず、二日連続徹夜の任務に追われた後だった。そのため、判断能力や思考能力が落ちていた。
「毎日イチャイチャできるほど、僕も暇じゃない」
 では、クロノは冷静かといえばそうではなかった。クロノも、なのは同様に仕事に忙殺されていた。やっと一息ついての、たった一日のオフである。明日の早朝から、また仕事である。
まだ仕事が残ってるからと、アースラに残ろうとしたエイミィを無理やり連れ帰ったのは何のためなのかは、あえて触れないでほしい。触れてくれるな。
というか、婚約したことをいつ知った。そうツッコむべきだが、その気力さえない。
「はあっ……」
 なのはとクロノが同時にため息をつく。自分で進んで選んだ道とはいえ、恋人とろくに触れ合うことができないというのは、なかなか辛いものがある。
なのはは仕事が忙しくても、学校で会えるではないかとツッコもうかと少し考えたが、あとが怖いので、クロノは黙ることにした。
「フェイトちゃんとラブラブしたいよー……可愛いフェイトちゃんとイチャイチャしたいよお……」
 ここもスルーすべきところである―――大事な義妹に手を出す不届き物はこの手で氷漬けにしてやりたいものだが、成長した彼女相手では戦略と戦術を用いても火力不足を補いきれない。正直、フェイトの義兄として悔しい。

666 前世夫婦の御乱心 前編(2) :2010/02/24(水) 23:12:22 ID:yrLywx4g
「フェイトちゃんに着てほしくて、こんな可愛い服を用意したのに! 肝心なフェイトちゃんがエイミィさんと出かけてたら意味がないよ!」
 なのはの目にはうっすらと涙が浮かんでいる。きらきらと輝く瞳は美しいが、何分理由が不純すぎる。いつの間にやら彼女が手にしている服は、世にいうメイド服。
しかも、フェイトが着用していなくてもわかるほど、丈が短い。それはもう、フェイトの前に使用していたバリアジャケットが目じゃないほどに。どこの風俗嬢だ。
彼女は、他人の義妹に何を着せる気だ。男が女性に服を贈るのは脱がせるのが目的だというが、女性が女性に服を贈る場合はどうなのだろう。
「なのは……」
「でも、ここにいてくれたとしても、さすがに着てくれるかどうか……」
 丈が短すぎることに関しては自覚があるらしい。
彼女はさらに語る。無理やり着せようにも、スピードの早いフェイトを、スピードを重視しない自分が追いかけることができるのか。どうすれば、帰ってきたフェイトにこれを着てもらえるのか。切実過ぎる彼女の言葉に、クロノは呆れながらもその情熱ゆえに聞き入ってしまった。
 それがいけなかったのかもしれない。クロノの中に一つの考えが浮かんでしまった。
それも、すべては有能な人間に仕事を持ち込む管理局のせい。いつもは冷静沈着なクロノの判断力が落ちて、変な方向性にこじれてしまったのも、全部時空管理局のせいであった。そうに決まっている。
「なのは……」
「なぁに? クロノ君」
「僕の願いを一つ叶えてくれたら、君の願いを一つ叶えるよ」
―――時空管理局提督兼艦船アースラ艦長、クロノ・ハラオウンの目がうす暗く光った。







―――前世夫婦の御乱心―――





「たっだいまー」
「ただいま」

667 前世夫婦の御乱心 前編(3) :2010/02/24(水) 23:13:32 ID:yrLywx4g
 時刻は午後三時。なのはがフェイトに会いに来た時間は正午過ぎ。見事に入れ違ってから三時間が経過し、フェイトとエイミィは自宅のドアを開けた。両手には買い物袋。
その種類は、アパレル関係から食料品まで多岐に渡る。両手が塞がれているにも関わらず、エイミィは元気な声を玄関に響かせた。
「あれ? なのはちゃんが来てるみたいだね」
「え、なのは?」
 靴を脱ぎながら足元へ目をやると、見覚えのある靴がきちんと揃えて並べてあった。ちょこんと並んだなのはの靴に、フェイトの目がキラキラと輝く。
フェイトは本当になのはが好きなのだなと、こういう彼女の姿を見てエイミィは微笑ましく思っている。
「じゃあ、買ってきたお菓子と、新しいフレーバーの紅茶でも入れて、おやつにしようか」
「うん! わたしも手伝うよ、エイミィ」
 本当に嬉しそうにフェイトはニコニコと笑っている。
そういえば、なのはは昨日一昨日と任務のために学校を休んでいるのだった。管理局の仕事でも会えない、学校でも会えない。
たった二日のこととはいえ、彼女にとって長い二日間だったに違いない。
ならば、二人に楽しい時間を提供してあげるのが、時空管理局局員の先輩にして、年長者の務めであろう。
「よーし、お姉ちゃん頑張ってお茶の準備しちゃうぞー!」
「ありがとう、お義姉ちゃん」
「うっ……」
張り切るエイミィに、フェイトは微笑みかける。美少女に満面の笑みで、『お義姉ちゃん』なんて呼ばれたら、クロノではないが軽く動揺する。
「…って、フェイトちゃん……気が早いよ」 
「だって、わたしのお義兄ちゃんのクロノと結婚するんだから、エイミィはわたしのお義姉ちゃんでしょう?」
「いや……うーん……ああっ、もうお義姉ちゃんで良いよ」
 確かにエイミィはクロノと結婚の約束をした仲であるが、実際に結婚するのはまだ少し先で、フェイトの発言はいささか気が早い。
事実はそうであるが、口にした途端、フェイトにキョトンとした顔をされる。
自分がエイミィを姉と呼ぶのは当然という顔をしている。あまりの堂々とした発言に、エイミィは折れた―――そういえば、闇の書事件の後の花見の際に、やたらと自分を姉と呼びたがっていたなと、彼女はふと思い出した。
 あの時、冗談で言った言葉が本当になるとは、エイミィ本人も考えてはいなかった。
それどころか、クロノがあんなに男前に育つとは思ってもいなかった。
 いや、当時から男前ではあったか。

668 前世夫婦の御乱心 前編(4) :2010/02/24(水) 23:14:26 ID:yrLywx4g

「ふふっ」
「幸せそうだね、フェイトちゃん」
「うん、幸せだよ」
 エイミィの左手の薬指に光るエンゲージリングを瞳に映し、フェイトの口から笑みがこぼれる。
大好きな人がそばにいて、大好きな家族がいてくれて、もう一人―――もしかしたら、もっと大切な家族が増えるのだと思うと、フェイトは幸せで仕方がない。



―――その幸せも、あと数分の間だけの話である。


「あれ? クロノ君たち、いないのかな?」
「え? でも、クロノの靴も玄関にあったよ?」
 義姉妹仲良く玄関から廊下へ進み、キッチンまで足を進めると、想定外にそこは静かだった。エイミィはてっきり、なのはとクロノが談笑しているものだと思っていた。
それはフェイトも同様で、不思議そうにあたりを見渡している。
「なのはぁ…? ……え? エイミィ! 危ない!」
「へ?」
 キョロキョロと視線を動かしていたフェイトが異変に気づく。
誰もいないにも関わらず、誰かに見られているような、そんな気配。
何かが近づいてくる気配に、戦闘で培われてきた反射神経を用いて、咄嗟にエイミィを背にかばったが―――時空管理局提督の肩書は伊達ではなかった。
「バインド……?」
「この光は………」
 二人の身体を縛る、澄んだ青の魔力光。よく見知ったその色は、二人の眼前に迫る。フェイトは反射的に解除を試みるが、もがけばもがくほど青い光は彼女の軟肌に食い込んでいく。
「くっ……」
「何……どういうこと……?」
 フェイトにも、エイミィにも状況は掴めなかった。何故彼のバインドが、二人を縛り挙げているのか。
 その答えはあっさり出てしまう。出てほしくなかったと、後悔することになるが。
「さっすがクロノ君。わっかりやすい!」
「わかりやすいとか言うな……」
 どこからともなく、なのはとクロノが姿を見せる。
クロノの手にはS2U、なのはの手にはレイジングハートが収められていた。あたりになのはの魔力が散る。
桜色に光る球体は、エリアサーチのためのものか。
 二人の目的が見えず、フェイトは彼らの様子を伺った。バリアジャケットではないということは、戦闘が目的ではないということか。
というよりも、二人が穏やかに会話を続けていることが気にかかる。
 警戒態勢を見せているフェイトに、なのはは一瞬だけうす暗い笑みを浮かべる。
彼女の表情の変化はほんのわずかな時間で、フェイトはそれに気付かない。すぐに明るい笑顔を見せ、フェイトに話しかけた。
「フェイトちゃん、エイミィさん……ごめんね?」
「な……のは? どうして……?」
「わたしとクロノ君のわがままに、少し付き合ってほしいんだ!」
 人の話など聞いていない。不思議に思うフェイトをおいてけぼりにし、なのははクロノに何かを促していた。
クロノはほんの少しだけその場を離れ、どこかへと姿を隠す。それも、ほんの少しの話だ。すぐにまた姿を見せ、その手には二着の衣服がかかっていた。
「クロノ君……?」
「クロノ?」
 女性の衣服を両手に抱えているクロノ・ハラオウンという、やや面白い光景を、二人は不審がる。そんな二人をよそに、なのはは良い笑顔を見せている。
「じゃじゃーん! 高町なのは、お給料をはたいて二人にプレゼントデース」
 異常なほどテンションが高い。これが徹夜二日明けのエースオブエースの姿である。彼女の言葉とともに、クロノの手にある衣類の形状が明らかになる。
クロノが二人に見せつけるように広げたその服は、メイド服。襟と袖にフリルがつき、ふわっふわのスカート。
色はシックだが、装飾過多である。それも超ミニスカートという二段オチ。

669 前世夫婦の御乱心 前編(5) :2010/02/24(水) 23:15:29 ID:yrLywx4g
なのはが給与をはたいて購入したと言っているが、実際金銭を払ったのはフェイトの分だけである。
もう一着の代金を支払ったは誰なのかは、フェイトが絶望するから言わない方が良いだろう。
「わたしはフェイトちゃんに着てほしいだけなんだけど、クロノ君たっての希望でエイミィさんの分もありまーす!」
 勃ってのではない。これでは誰が購入したか、丸わかりでる。
エイミィの呆れた顔がクロノの心に突き刺さるが、それで引くような彼ではなかった。彼もなのは同様、お疲れなのだ。
「な、なのはの分は?」
「もちろん、ないよ?」
 この悪魔め。誰かが心の中で呟いた。
 心の中で呟くだけである。誰だって、命は惜しい。
そんな誰かの心の中の呟きにも気付かず、なのはは先ほどまでのフェイトのようにニコニコと笑っていた。ほんのり頬を染めているため、ユーノあたりが見たらハートに直撃。クリーンヒット。ときめきの魔球である。
だが、その笑みの理由はあまりにも汚れている。中学三年生にしてその期待はあまりにもアレであった。
「く、クロノ君の分は?」
 エイミィが恐る恐る尋ねる。もちろん、答えはノーである。誰も、ユーノのような美少女面をしていない、クロノのような成人男子のメイド服――しかも、超ミニスカート姿など見たくはないだろう。
 話をそらそうとしても無駄である。エイミィの答えを待たずして、そっと彼女の肩に手をかける。
彼に続くように、なのはもフェイトの肩に手をけ、そして、首をかしげる。
「こ、困ったなぁ……バインドで縛りあげちゃったら、着替えさせられない……」
 話を聞いてと言いながら、砲撃魔法をぶっ放すのもどうかと思うが、話を聞かずに行動に移すのもどうかと思われる。
スピード戦に強いフェイトを拘束するためにクロノに助力を頼んだのは良いが、バインドで縛られてフェイトの服を脱がすことはできない。
エースオブエースにしては珍しく、後のことを考えてはいなかったのだ。常だったら、レイジングハートとともに後の後のことまでも考えているなのはであったが、睡眠不足が祟ったためか、考えなしである。
レイジングハートは沈黙を守り、彼女の手助けも考えられない。
 困った。

「って、ええええ?」
 思案顔であったなのはの表情が驚愕へと変わる。それもそのはず。バインドで拘束されて―――しかも、彼の性癖が出たのかフェイトより一層深く縛られているエイミィの服を、クロノがするすると脱がしていた。手慣れている。あまりにも手慣れている。

670 前世夫婦の御乱心 前編(6) :2010/02/24(水) 23:18:11 ID:yrLywx4g
「クロノ君、どうやって脱がしてるの!?」
 驚くなのはの表情に、クロノはキョトンとする。彼としては当たり前のことをしているつもりだったらしい。そんなことをできるのは、常日頃から縛っているからなのかもしれないが、それ以上詮索しない。そんなことよりも重要なことがある。
「クロノ君! わたしに教えて、服の上手な脱がせ方!」
「ん? ああ……まずは袖を……」
「あたしを使って説明するなー!」
 まっとうなツッコミである。クロノはなのはに説明するために、わざわざもうすでに脱がせていた上着をもとに戻し、再び脱がせる。せめて図解であればマシであるが、実演である。エイミィはなのはに見られているという羞恥から、顔を真っ赤にしながら抗議をする。縛られていることに対する抗議はどうした。恥ずかしさのあまり、何かをうっかり忘れているエイミィとは反対に、フェイトは静かに縛られていることに抗議をしていた。
「……っ……なのは…クロノ……こんなこと、止めようよ……」
 瞳を潤ませ、涙ながらに懇願する。こんなことはおかしいと、しゃくりをあげながら訴えるフェイトに気づいていながら、彼女の義兄はそれを黙殺した。



 恋人への欲望>>>>越えられない壁>>>>義妹の涙である。


 疲れているためか、いつもは決して見せない欲望があらわらになっている。それでも、表面上はいつもと変わらない。身体的に表れていない分いくらかマシではあるが、変わらないから、かえってフェイトにとっては苦痛であった。
逆に、エイミィは慣れていた。
(何で、あたし……彼と結婚しようと思ったんだろう?)
 左手の薬指に光る指輪に陰りが見えたような気がした。
今更の話であるが、いくら男前で、エリートで、仕事もできる男とはいえ、緊縛趣味のある旦那はどうなのだろう。
 恋人にして婚約者であるエイミィが自分との結婚について、思いなおそうとしているとも気付かず、クロノの手は下着へと伸びていた。
しかし、そこで止まる。クロノはエイミィを庇うように、腕の中に閉じ込めた。
「これ以上は教えられない」
「えー……まだコツが掴めてないよぉ……」
「エイミィの裸を、僕以外の人間は見なくて良い」
 キリッとした凛々しい表情。直視すれば、大概の女性が彼に惚れてしまいそうだが、言っていることは割と最低である。
それに、他の人間が見なくて良いと言っている割には、彼女の肌はだいぶ外部に露出している。
彼にとって下着は最期の理性か。ツッコミどころはたくさんあるが、なのはは納得いった様子で頷いた。
「そうだね、好きな人の前だから……だよね!」
「ああ」
 変なところで友情を育んでいる気がする。ある意味彼らも義理の兄妹あるが、彼の本当の義理の妹はハラハラと儚い涙を流している。
「うう……エイミィが可哀そうだよぉ……」
「言わないで、フェイトちゃん……」
 もうすぐ義理の姉になるエイミィの代わりに、フェイトは涙する
。義姉が身に纏っているのはブラジャーとキャミソール、パンツに靴下と、割とマニアックな組み合わせにできあがっている。その姿のまま、義兄の腕に抱かれて、辱めを受けている義姉に涙が止まらない。それ以上に、義兄のダメダメっぷりに涙が溢れる。
 だが、それどころではないということに、彼女は気づいていない。義兄が恋人であり婚約者であるエイミィを世に言うお姫様だっこでどこかへと運んで行く。
エイミィが普通の格好をしていれば、どこの少女漫画だ的な光景であるが、今の状況ではあまりにもアレである。エイミィがじたばたと抵抗しようとするが、それすらも抑え込んでしまう。
 ぱたりと、隣の部屋のドアが閉まったと思ったら―――。
「いやあああああ! ちょっ、何パンツ脱がせようとしてるのよおおおおおおお!」
 あまりにも不穏な義姉の声が聞こえてくる。下着を脱がそうとしてるのはもちろん義兄だ。
続いて、バチーンと乾いた音がフェイトたちの耳に届く。どうやらバインドは一度解除したらしい。
それもそうか。バインドを維持する魔力も、タダではない。
その性癖ゆえに、エイミィの身体を不必要なまでに縛りあげていたバインドは解かれたようだが、自分はどうだろう。
義兄であるクロノに縛られた自身の身体に視線をやる。解かれていたら良いなと思ったが、残念なことに解かれてはいなかった―――どうやら、恋人に触れるのに手いっぱいで、こちらのことなど気づいていないらしい。

671 前世夫婦の御乱心 前編(7) :2010/02/24(水) 23:19:34 ID:yrLywx4g
「ううっ……義兄さん……」
 再び、フェイトの目から涙がこぼれおちてくる。あんな男が自分の兄だなんて。
普段の彼だったら、兄妹として大好きだし、尊敬もしているが、今の彼は軽く軽蔑する。
 今にも脱水症状を起こすのではないかと心配になってくるほど涙を流し続けているフェイトをなのははじっと見つめていた。そう、エイミィの痴態が眼前からなくなろうが、フェイトの危機的状況は変わらないのだ。というよりも、もとをただせば、疲れ果てたなのはがフェイトにコスプレをさせて、正しくコスチュームプレイをしようとしたのが発端なのだ。
バインドを使用できる、なのはの欲望に影響された義兄より、オリジナルの欲望を持ち続けている彼女の方が、フェイトにとっては危険なものだった。
「フェーイトちゃーん」
「きゃああ!」
 いきなりなのはに抱きつかれ、フェイトは驚きの悲鳴をあげる。正面から抱きつかれ、なのはの腕がフェイトの首へと回される。まるでキスをするような体勢で、フェイトはドキリと心臓を高鳴らせた。
「えへへ、久しぶりのフェイトちゃんだ」
「なのは……」
 二日ぶりの大好きな人の顔のアップに、フェイトの心臓はどんどんと早まっていく。
「フェイトちゃん、お願い……わたしの望み、少しだけで良いから叶えてほしいんだ…」
 キラキラと瞳を輝かせてこちらを見つめてくるなのはに、フェイトの心臓はドキドキする。それこそ、なのはの『望み』がなんであるかが霞むくらいに。
「ねえ、フェイトちゃん?」
 そう言って、なのははフェイトにキスをする。触れるだけで、優しいキス。
啄ばむようなそれに、フェイトの心拍数は急上昇するしかない。それくらいに、フェイトはなのはのことが大好きだった。
「うん、良いよ」
 思わず、思ってもないことを言うくらいに。
「ありがとう! フェイトちゃん!」
「わたし、なのはのために何かしたいんだ…!」
 もう、すっかりなのはの『望み』がなんであるか忘れている。
 なのはの『望み』は『フェイトに超ミニスカートのメイド服を着せる』であるが、久しぶりの恋人との触れ合いで彼女の頭はいっぱいだ。チョロイ。
しかも、口には出していないが『フェイトに超ミニスカートのメイド服を着せた挙句、その姿の彼女とセックスをしたい』などとなのはが思っているなんて、今のフェイトには考えもつかないことだった。
 恋人に密着されてメロメロになっているフェイトをよそに、なのはは別の部屋に引っ込んだ『だだいま取り込み中』なクロノに話しかける。「クーローノーくーん、フェイトちゃんのバインド外してー……エイミィさんにセクハラ中のクーローノーくーん」
 さらりと毒を吐く。それでも、クロノは丁寧に義妹のバインドを解除する。これで、簡単に服を着せられる。なのははニコニコ笑いながら、そっとフェイトの服を脱がしていった。

なのはは少しチョロイが、素直で可愛いフェイトが大好きだった。




続く

672 ふぁす :2010/02/24(水) 23:24:25 ID:yrLywx4g
投下終了であります

一か所改行がおかしいですが、心の目で見てください
都築……いいえ、続きこそエロありだと……

673 名無しさん@魔法少女 :2010/02/24(水) 23:41:15 ID:cRimB.YE
だめだ、早く何とかしないとwww

尻にしかれてるようでちゃんと首輪はかけてるクロノに少し尊敬できたww

674 名無しさん@魔法少女 :2010/02/25(木) 00:34:51 ID:G1IEVmkQ
どいつもこいつも酷ぇwwwww
糞ワロタ

675 名無しさん@魔法少女 :2010/02/25(木) 02:14:38 ID:fAq0Oa.Q
>イクスピアリ氏
まさかの3P、だと!?
つーかデバイブ吹いたwwwwお茶返せwwwwww
次回作も楽しみにしてますよ!

>ふぁす氏
GJ、いくら徹夜明けだからって二人とも壊れすぎだろ……
後編のエロも期待しております。期待しております。
大切なことなのでry

676 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 06:53:41 ID:5YkJcfFA
1日放置とか……こんなんじゃあ…満足できねぇぜ…

677 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 08:48:16 ID:El2N.dDY
>>676
俺たちの満足はこれからだ!!

ようやくPSP買ったがザフィーラルートいいな。
ザフィーラ×リィンフォース、ザフィーラ×ヴィータと妄想できるし何気にマテリアル's3人全員と闘ってるから絡ませ放題だしな
つか、星光さんだけど、ショートヘアのなのはさんがこんなに可愛いとは思わなかった

678 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 09:41:41 ID:OOQuYFjs
>>677
初見で星光さんがカードキャプターさくらに見えたのは秘密だ!

679 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 10:28:33 ID:rKVIhX0s
>>678
先祖がえりですね、わかります

680 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 11:59:51 ID:ir5QAU0k
シードキャプターなのは、はじまります
リンディ「こにゃにゃちわ〜!」

681 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 13:08:29 ID:Q1fb.so6
PSPないからわからんのだが、なんで星光さんだけ髪型違うの?

682 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 13:48:58 ID:OOQuYFjs
特に説明は無い
ゲーム内でもスルーされている

683 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 16:07:48 ID:ywaBAbzI
キャラに合わないからじゃないか?

想像してみ
なのはのツインテールで
「我が魔導の全てをかけて」

とか言われても背伸びして難しい発言してるだけの可愛らしい存在になるじゃないか?
ツインテール補正で


じゃなかったら制作側が付け忘れただけ(笑)

684 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 16:08:06 ID:ywaBAbzI
キャラに合わないからじゃないか?

想像してみ
なのはのツインテールで
「我が魔導の全てをかけて」

とか言われても背伸びして難しい発言してるだけの可愛らしい存在になるじゃないか?
ツインテール補正で


じゃなかったら制作側が付け忘れただけ(笑)

685 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 18:38:58 ID:afRt9yb6
まぁたぶん、
「邪魔ですね」
の一言で自分でバッサリじゃね?

686 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 18:46:02 ID:afRt9yb6
逆に考えるんだ、なのはさんの髪型のほうが間違ってると!
実はかつらだったとk(

687 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/26(金) 21:36:40 ID:v3n0RK6I
Ω テールだけ取り外し可能なんだよ!
Ω ΩΩ な、なんだってー!?

という訳で投下したいんですがよろしいですかのう。

688 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 21:37:02 ID:qgXPK6P2
待ってました!

689 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/26(金) 21:43:30 ID:v3n0RK6I
よっしゃ行っちゃうよー
予告してたイクスバやるよー

・SSX終了*年後(各自で妄想して下さい)
・イクス×スバル
・ガチエロ
・拙作「ロストロギアは使いよう」の続編です。でも前編の知識は特に必要ありません。

690 ロストロギアは使いよう! 1/8 :2010/02/26(金) 21:44:08 ID:v3n0RK6I
『近し者よ、我の最も隣におわす者よ、その姿紅玉の神通に拠りて、至上に輝かしき時を紡ぎ出せ!』
詠唱と共に、隣の人間が幼児化する。
但し、対象が女性か中性的な美青年のみ。即ち!!
「小さくて可愛い子なら性別なんてどうでもよかったんだよ、この呪文の作成者……」
呪文を発見したとある司書長の呟きである。
古代ミッドで『呪文集』を意味する言葉「イルビラキラ」が名づけられ、今も彼の家で個人的に保管されているらしい。
それ自身は魔力を持っていないから暴走する心配もなく、かなり脱法的だが一応勝手に持っていても問題はない。
今やミッドチルダでは、いくつかの呪文はアダルトグッズの一つに数えられるくらい、ポピュラーなものになっている。
流布したのはどこぞやの捜査官という話だが、怖くて誰も確かめた者はいない。
そして、今日も今日とてまた一人。また一人。

「あの、イクス?」
「はい」
「あたし、どうして小さくなってるんでしょうか?」
例によって一週間ほど無理矢理休暇を取らされたスバルは、イクスヴェリアへ連絡を入れたところ、
スバルの家に行きたいというので迎え入れた。ちなみにティアは遠い次元世界に出張中だった。
――その、僅か三十分後の話である。
スバルはじっくりとこれまでの経緯を思い出す。
彼女を家に上げて、お茶を出して、お菓子を持ってきて、近況を語り合って、その後トイレに立ったのだ。
そこまでは何も変なことはなかったが、そういえば出る時にドアノブが高かったような?
居間に戻った時、全てが大きく見えた。
何かがおかしいと思えば、その時初めて意識にフィードバックするもので、今更のように服がダブついていることに気付いた。
特に胸がぶかぶかだ。ぺったんこになり、ブラジャーなんて必要ない。
背丈は、大体イクスヴェリアと同じくらい。というか目線の高さが同じだ。
「スバルは聞いたことがありませんか? 人を小さく、いえ、若くできる魔法のこと」
「あ、ああ! それだったんですね! そっかぁ、話には聞いてたけどこうなるのか……って」
スバルは固まった。目の前ではイクスヴェリアがニコニコしている。
何か大きな意思を感じた気がした。というのも、少女の手が伸びてきて、頭を撫でたからだ。
「あぁ、可愛いです、スバル……」
「もしかしてそれだけのためにー!?」
恍惚とした表情を浮かべてなでなでしてくるイクスヴェリアに、スバルはもう色々と諦めた。
そうか戦闘機人でも小さくなれるのか、と場違いな感想が脳裏に浮かぶ。
久しぶりに会ったことだし、まあいいか。そう考えて、身体を委ねた。
思い返せば、この時もう少し怒っていた方が良かったんじゃないかと軽く落ち込むことになるのだった。

「えへへ、ちっちゃいですね、スバル」
「そ、そうですね……」
さっきからそればかりだ。よっぽど、自分くらいの背丈の人間が増えたことが嬉しいのだろう。
ヴィヴィオはいつも遊びに行っているようだが、彼女は「友達」であって「恋人」ではない。
年の差カップルだけに、普段は従妹か何かに見えてしまう。
特にティアと一緒にいると、事情を知らない局員から凄く微笑ましい目で見られることがある。
子供は男と女の間にできるものなのだが、そこはそれ、下世話な噂は沢山のヒレをつけて泳ぎ回るのだった。
「ああ、食べちゃいたいくらいです」
「あはは、ホントに食べないで下さいよ」

691 ロストロギアは使いよう! 2/8 :2010/02/26(金) 21:45:06 ID:v3n0RK6I
さっきから、二人はソファに座っている。膝の間にスバルを据えて、冥府の炎王はご機嫌だ。
先史、そんな二つ名を冠していたとは思えない、ふにゃふにゃに蕩けた満面の笑み。
それを見られただけでも儲け物かもしれない。だって、他の人には絶対に見せそうにない表情だから。
抱きしめてくるその温もりを感じながら、スバルは少女の腕に触れた。
すべすべで、柔らかい。それに、甘い香りも伝わってくる。イクスヴェリアを見上げると、極楽そのものの楽しそうな顔だった。
頭を撫で続けていていつまでも飽きないというのは、一種の才能ではないのだろうか。
例えばスバル自身なら、とっくに胸を揉んでいる頃だが……
「うぅ、もう我慢できなくなってきました」

──我慢していただけだった!!

恍惚は自分自身を焦らしつつ、美味しいものを最後まで取っておこうという思考回路の現れに過ぎなかったのだ。
しかも、『美味しいもの』は目の前にある、計り間違っても食いっぱぐれることはない。
「食べちゃってもいいですよね?」
「あ、でも、あたし、こんなちっちゃいし……んっ」
「んむっ、んちゅ……ちゅぱっ、んんっ……」
少女に唇を奪われる。
クリスマスの一件から何度か身体を重ねていたが、その度にイニシアティブはイクスヴェリアが持ち続けていた。
ティアとなら、絶対主導権を取れる自信があるし、実際そうだったのに──但しイクスがいない時に限る。何だこの※印。
一頃、ティアの休暇で毎日の如く淫蕩に耽っていたが、結局イクスヴェリア一人がいるとスバルは総受けになるのだった。
今回に到っては幼児化して思うように力を発揮できず、戸惑うスバルの口に、イクスヴェリアの舌が割り込んでくる。
瞬く間に甘く溶かされた身体に、心がついていかない。
キスだけでスバルは上気し、息遣いが荒くなる。一体どこで覚えてきたのか、舌を絡めて唾液を吸い上げてくる。
呼吸をするのも忘れて、ディープな口付けに耽る二人。
濁りのない澄み切った瞳がまっすぐスバルを見つめて、恥ずかしささえ覚える。
口を離して軽く息を継ぐと、また長いキスに突入した。
愛情だけではない、恋慕だけではない、淫靡な水音が耳から脳髄を侵食していく。
身体全体が熱く火照って、言うことを利かなくなる。
やがてキスが終り、銀色の架け橋が口と口との間に垂れると、スバルは脱力してクタリと横になった。
軽くなった身体とはいえ、イクスヴェリアに苦労しつつも抱き上げられて、ベッドまで運ばれてた。
お姫様抱っこなんて、一度やったきりだったような気がするが、当の本人は甚くお気に入りのようだ。
スバルはベッドに寝かしつけられると、少女は何やらポケットから手袋を取り出していた。
サラサラの触感であることが光に反射することですぐ分かる、サテンの白手袋。
一体何が始まるのかと思いきや、手袋を頬に当てられた。
滑らかな肌触りとは裏腹に、何か不穏な予感。イクスヴェリアは軽く微笑むと、頬の上で手袋を滑らせた。
「ひゃぁっ!?」
予想していたのとは全く違う感覚。今、スバルは振動を感じた。バイブしている端末で撫でられたような、細かい振動。
一方、イクスヴェリアの方は予想通りの表情をスバルがしてくれたことに満足したようだった。
「これは、ナノレベルで微細化された発振回路を埋め込んでいるんです。要するに、手袋型のローターです」
何故浮世離れした生活を教会で送っているイクスヴェリアが、ローターだの幼女化の呪文だのを知っているのか、
そしてそんな知識をどこから仕入れてきているのか……スバルは一瞬分かりかねた。
「ま、まさか……」
「ご明察ですね、スバルさん。全部、ティアナさんに教わりました」
『初めて』の時も数え難き回数の握手を交わした二人である。知識と技術を共有するのは言うまでもないのか。
時々、ティアの部屋から妖しい本やグッズが出土していたが、この手袋もそんな宝箱の一つだった可能性は否めない。
ちなみに、元々の出所ははやてだという。元部隊長を恨んでいいのかそれとも称えればいいのか、スバルは分からなくなった。

692 ロストロギアは使いよう! 3/8 :2010/02/26(金) 21:45:45 ID:v3n0RK6I
「ちなみにこれ、蛍光灯の光でも動作する優れものなんですよ」
「へー、凄いですね……ってそうじゃないでしょうイクス!?」
有無を言わせず、口に手袋の指先が突っ込まれた。そのまま内部でスイッチが入り、振動が口蓋を襲う。
舌と歯が同時にぶるぶると甘い衝撃を与えられ、今までにない独特の感覚がスバルに芽生えた。
等身大になったスバルとイクスヴェリア。二人の少女が織り成している姿は、端から見れば背徳的にも見えるだろう。
舌を摘まれて、バイブレーションを与えられる。新たな性感が開発されていく愉悦に、スバルは鳴いた。
「ふふっ、今日は堕ちるのが早いですね、スバル」
「しょ、しょんなこと、いったってぇ……」
もう、呂律が回らなくなってきた。イクスヴェリアは相変わらずニコニコクスクス微笑んでいる。
こうなると、もう冥府の炎王は止まるところを知らないのだ。
「スバルの胸、私と同じくらいぺったんこになっちゃいましたね」
「い、いや……見ないでぇ」
サラサラの手が、僅かな膨らみを撫で始める。
いつまた手袋が震え出すのか、スバルは軽い恐怖に怯える一方で、それを求めている心もどこかにあった。
抱き上げられて、イクスヴェリアは後ろに回る。
腋の下から伸びてきた指先が、だぶだぶになったシャツのボタンを一つ一つ外していった。
明らかに慣れた手つきでブラジャーを脱がせられる。一体どこで覚えてきた。
はだけられた胸を直に触っていると、イクスヴェリアはおもむろにスバルの蕾を摘んだ。
「あひゃぁ……ふぅっ……」
「可愛い鳴き声ですよ、スバル。もう、それだけでイっちゃいそうです」
胸の突起が硬くなるまで、執拗にくにくにと揉み込まれる。初めての感覚に、スバルは喘ぎ、悶えた。
尖りがはっきり目立ち、赤く膨らんだのをイクスヴェリアは感じ取ったのか、振動が加えられた。
ローターのような無機質な動きではなく、温かみさえ感じられる、自由自在な指の動き。
「あらあら。もうこんなに乳首が硬くなってますよ? スバルは本当にえっちですね」
「あ、あたし、えっちなんかじゃな……にゃい……ちがう、ちがいます、イクスぅ……」
説得力がないと一蹴される。手首を超え、肘を越えて二の腕まで覆う白手袋は、スバルの脇腹にも振動を与え続けていた。
全身が性感帯になったみたいだ。いつもの倍、いや三倍も五倍もの快感が脳を揺さぶる。
「ふふふ、あの呪文はですね、掛けられた相手を強制的に発情させる効果もあるんですよ。
だから、スバルが今『求めている』のは、凄く自然なことなんです。何も間違っていないんです」
手のひら全体で、胸を包み込まれる。
マッサージのような気持ち良さと、愛撫を受ける気持ち良さとが入り混じって、スバルの声は何度も上ずった。
次第に、熱い感覚が昇りつめてきた。乳房があった辺りと、その先端の突起と、二つの波が同時に押し寄せてくる。
今はまだバラバラに来ているだけだけど、もしも重なったら……
熱を帯びた身体が、何かを避けようと捩られる。
でも、イクスヴェリアは許してくれなくて、乳首を何度もバイブする手袋に引っ張られた。
摘み上げられ、捏ね回されて、とどめとばかりに指先を押し付けられた時、スバルの中でうねっていた波が重なった。
「いやぁっ、イクス、イクス、あたし、イっちゃう……胸でイっちゃうぅ……!」
びくん! 跳ねた身体は小刻みに震え、こみ上げてくる絶頂のパルスが、胸から突き抜けていく。
呆けた顔で舌を垂らしていると、下顎をを持ち上げられてくいと回された。
その先にあったのは、イクスヴェリアの唇。同じ大きさになった顔が触れ合って、幾度目かのキスが始まる。
力は抜けきっていて、されるがまま。舌を絡まれて、少女から送られたねっとり濃い唾液を飲み下す。
手を挙げて、スバルはイクスヴェリアの髪に触れた。
小さくなってしまった指先が、決して多くない量の毛を梳いていく。本当なら、もっといっぱい掬えたのに。
とろとろに蕩かされてしまう、長い長いキスが終っても、イクスヴェリアの愛撫は続いた。
首筋から背中へと、噴き出した汗を拭き取るように、指が、手のひらがなぞる。
時折、小刻みに与えられる振動が、神経を溶かし尽くす。
もはや立つこともできない愉悦の中で、イクスヴェリアはその手をスバルの太ももへと持っていった。

693 ロストロギアは使いよう! 4/8 :2010/02/26(金) 21:46:36 ID:v3n0RK6I
「小さくて、ぷにぷにです。やっぱりスバルは可愛いですね」
以前はイクスヴェリアの腕二本分はあったはずの太ももも、今は頼りない細さ。
その代り、筋肉のついていない柔らかさがある。塩でも揉み込むように、力の入った指先が肌の中に沈んでいった。
イクスヴェリアの手が足先に向かうに連れて、するりと彼女はスバルの横をすり抜けた。
行きがけの駄賃とばかり、脱げかけていたショーツをするりと剥がされ、足首に引っ掛けられる。
真正面からスバルと向き合い──半開きになった足から、無毛の秘裂を覗かれている──、少女はニコリと微笑んだ。
「苛め甲斐のあるところですね……でも、そこにはまだ触ってあげません」
「え、それってどういう……ひぃっ!」
突然、足裏を振動が襲った。いやらしい手つきのイクスヴェリアは、足指に絡めて強烈なバイブレーションを次々と送ってくる。
未知の感覚は、重ねられた愛撫によって性感へと変わり、痺れる悦楽が内股に溜まる。
足首、ふくらはぎへとサテンの白手袋は段々スバルの一番敏感なところに迫ってきた。
内股に振動が当てられると、ずっと溜められていた性感が刺激されて、スバルは嬌声を上げた。
「スバル、これくらいで叫んでいては、これからが大変ですよ」
「こ、これから?」
期待と不安を半分ずつ混ぜた顔で、イクスヴェリアを見上げる。絶対に鬼畜な顔が、そこにあった。
少女の意思が全てで、スバルはその奴隷なのだ。
有無を言わせず、少女の指がショーツへと伸びる。軽く触れられただけなのに、焦らされ続けたスバルは歓喜の声を漏らす。
ぐっと真ん中に指を押し付けられ、程なくして離された。イクスヴェリアの顔がにんまりと歪み、「やっぱり」と呟く。
「な、何がやっぱりなんですか、イクス?」
「……いえ、スバルは思った通りに淫乱だったのだと、失望していたところです」

スバルは、こめかみに思い切り金槌をぶつけられた気がした。
淫乱? そんな、えっちなんかじゃ……
「ここからこんなに糸を引くなんて、えっちな娘じゃなきゃ無理ですよ? それに、私と同じくらいの歳なのに」
恐る恐る、視線を足の付け根に移す。そこには、粘つく銀糸が秘唇と指の間で繋がっていた。
小さくなり、少女に戻ったスバルの乱れた姿は、認めたくないほど背徳的で、認めなければならないほど淫靡だった。
いくら否定したくても、目の前に現実がある。スバルは頭を振って、目の前の光景を拒否した。
「嘘、嘘です! あたしは、えっちな娘なんかじゃないです!!」
「そうは言っても、おまんこをトロトロにしている人に言われたって説得力、ありませんよ」
卑猥な単語を口に出され、スバルの頭にはまた一つ、愉悦のヴェールがかかった。
まだ初潮も来ていないだろう子宮が疼いて、少女に見つめられている場所が熱を持ち始める。
イクスヴェリアは、おもむろにスバルの秘裂に指全体を押し付けると──振動を加えた。
「いやっ、あぁっ、あああああああああああああぁっ……」
スバルは目を見開いた。待ち望んでいた刺激に狂喜し、口の端から涎が垂れる。
幼い秘唇に突きつけられた、脳を揺さぶる快感に、スバルの腰は浮く。
「にゃぁっ、あぁっ、ひぁ、ふああぁっ……」
敏感な粘膜を白手袋が上下に動き、その度に甘い痺れがゾクゾクと沸きあがってくる。
それは、常識では考えられない快感だった。
「でも、これくらいでは済みませんよ」
「え、イクス、まさか……そこはやめ……やめへえぇ……」
つぷり、とイクスヴェリアの指が膣内に入った。バイブレーションが粘膜を蹂躙し、ピンクのノイズが視界に混じる。
そんな中で、少女は冷静に感想を述べた。
「流石にきついですね、指が二本しか入りませんよ」
「あっ、当たり前、です……うあぁっ!!」
狭い膣中で、振動する指が捻られる。同時にピストンも始まって、下から突き上げられる性感が身体を支配した。
津波のような愉悦の中で、しかしスバルは物足りなさも感じていた。
その正体を明かしてしまうのは、イクスヴェリアに屈服してしまうこと──でも、多分もう彼女は知っているはずだ。
スバルの身体を淫らしく開発してきたのは、他ならぬ冥府の炎王なのだから。
「スバルは、本当はこっちを弄って欲しいんですよね?」

694 ロストロギアは使いよう! 5/8 :2010/02/26(金) 21:47:11 ID:v3n0RK6I
指先で軽く、身体中で一番敏感な突起をつつかれる。
本当に軽く触れられただけに過ぎないのに、スバルはビクリと小さな肢体を反応させた。
秘芯はその包皮から顔を出して、真っ赤な真珠の先端を曝け出していた。
「スバルは、根元の方が好きですか? それとも、先っぽ?」
白々しい質問だった。ニコニコと余裕の微笑みを崩さないイクスヴェリアは、ビクビクと震える秘芯の輪郭をなぞる。
スバルの呼吸が拍を置く度に、その軌跡はどんどん小さくなっていき、遂にはクリ皮に指をかけられた。
「らめぇ……らめれす、しょんなとこ、剥かれたらぁァ!?」
頭がおかしくなってしまいそうな快感を止めてくれと哀願するも、その願いは聞き入れられなかった。
少女の頃に戻った身体。幼い淫核は感度も爆発的に上がっているのに、その本体をぴょこんと剥かれる。
「ふふふ、スバルのお豆、まるでおちんちんみたいですよ。いっぱいに腫れてて、えっちなバイブを欲してる……」
「言わないれ、言わないれぇ……」
回らない舌で懇願し、頭を振る。汗ばんだ肌から飛び散った雫が、一つ二つシーツに染み込む。
茹蛸のように真っ赤になった顔は、ただ小さな少女を見つめることしか出来なかった。
そのイクスヴェリアは、またしても焦らすように、内股に舌を這わせた。
「ひぅっ」
密やかに、けれど愉悦を求める小さな蕾には一切触れてくれない。
自分で摘んで、心行くまで撫で回し、扱き、捻っていたいのに、今はもう腕さえ持ち上げられない。
唾液をたっぷりと含んだイクスヴェリアの舌が、足の付け根を舐め回している。
少女からなすがままに身体を弄ばれることの背徳的な快楽は、スバルをより燃え上がらせた。
ただ、同時に軽い恐怖も感じる。既に桃色の霞で思考が覆われてしまっていたが、訪れる悦楽に気が狂ってしまいそうだ。
腰、というか、秘部の一点を押さえつけられて、スバルは呻く。
度重なる懇願は、まるで届いていない。いつの間に耳栓を填めたのか不思議に思うほど、スバルの願いはスルーされた。
やがて、白手袋はクレバスへと戻ってきた。ぴたぴたと恥ずかしい汁をすくい上げられては、指で伸ばして笑っている。
羞恥でまた顔に朱が差し、血が上ってまた一つ理性が失われていく。
「おねがい、イクスぅ……触って、触ってよぉ……」
涙が流れる。イクスヴェリアはまだ許してくれない。どんなに願っても、発情した身体を慰めてくれない。
少女はそれすらも楽しんでいる様子で、僅かな振動を途切れ途切れに与えてくるだけで、肝心の場所へは何も刺激をくれない。
「認めたらどうですか? スバルは誰よりもえっちで淫乱な女の子なんですよ」
「いやら、いやらぁ……」
最後に残った、米粒のような理性が、最後の留め金になっていた。
しかしイクスヴェリアは、それさえも容易く外してしまい、スバルの心を裸にしてしまった。
「では、仕方ありませんね。スバルが言いたくなるまでバインドで固めて、私はお散歩にでも出かけることにしましょう」
「えっ……?」
イクスヴェリアの手が軽くスバルの手首に触れる。一瞬で浮かび上がった光の輪はスバルを拘束して、離さなくなった。
同じように、足首にも。四肢を動かせなくなったスバルへ、少女はにっこりと微笑む。
「おしおき、です。スバルがいつまで経っても素直にならないから」
それだけを言い残して、イクスヴェリアは立ち去った。後には何も残らない。
静寂が部屋を包んでしばらく経った頃、スバルの顔が蒼褪めた。
「え、う、嘘でしょう、イクス……?」
答えは返ってこない。空しく響いた声が、壁に跳ねただけだった。
何度も呼びかけても、イクスヴェリアは帰ってこなかった。
「イ、イクスー! あたしが、悪かった、から、お願い、戻ってきて下さいー!!」
弄られない身体が耐え切れないほどの熱を帯びて、スバルは半狂乱になって叫んだ。
全身の感覚が一点に集中して、疼きが疼きを呼ぶ。
淫核は今にもはちきれんばかりに勃起して、開発され発情した果実は、早く誰かに食して貰いたそうにひくひく震えていた。

695 ロストロギアは使いよう! 6/8 :2010/02/26(金) 21:48:44 ID:v3n0RK6I
それからたっぷり半時もかかったか、ようやく帰ってきた時、イクスヴェリアはさも何事もなかったかのような顔をしていた。
「あ、スバル。そろそろ自分に素直になれましたか?」
白手袋はつけたままだ。限界をとっくに超えて焦らされた身体のどこにサテンの生地を触れられても、スバルはびくりと震える。
しなやかな指が秘唇に伸びてクリトリスを摘み、軽い振動を加えられると、悦びに鳴く。
「もしかして、スバルは男の子に生まれてくるべきだったのかもしれませんね?」
否定の言葉を言いかけた唇を、またキスで塞がれる。
口内を蹂躙する舌の動きに翻弄されていたと思えば、イクスヴェリアの指はまた秘豆を押さえつけ、バイブをオンにする。
叫び声を上げることもできず、ただひたすら少女に戻った身体を弄ばれた。
銀糸を口でも秘部でも引いて、イクスヴェリアは妖しい笑みを作った。
「スバルは変態ですよ。私と大して変わらない身長で、胸もこんなに無くて……
それなのに、クリトリスだけはこんなに勃起させて、凄く淫らしい」
クスクスと笑いながら、真っ赤に充血した淫豆を捏ね回される。
耳元で「ヘンタイ」と囁かれ、耳たぶを甘噛みされた瞬間、スバルに残っていた最後の理性が決壊した。
「変態でいいです……変態で、いいですからぁ……あたしのこと、もっと苛めてぇ……」
枯れかけた声で懇願し、情けを求める。
イクスヴェリアはようやく納得してくれたのか、バインドを解いてくれた。
そして、思い切り抱きしめられる。少女の暖かさが身に染みるようだった。
まだまだ子供らしい、高めの体温。長い髪から漂ってくる、どこか懐かしい匂い。
力の砕けた腕で、スバルもイクスヴェリアを抱き返した。いつか、母親に抱かれたことを思い出す。
でも、今ここにあるのは、親子の愛ではなく、恋人との情愛。
暖かさはいつしか熱さに変わり、全身を覆う疼きとなった。
「あ、あの、イクス……?」
涙を浮かべた瞳で上目遣いに見上げると、イクスヴェリアはにっこりと微笑んだ。
今度こそ、許してくれた顔だった。
「ええ。イヤになるほど愛しますよ、スバル」
「イクス……イクス、大好きー!!」

それからのイクスヴェリアは、過酷な責めをスバルに課した。
泣こうが喚こうが、何度イっても絶対にその手を止めることはなかった。
「……ひゃぁぁぁぁっ!!」
「スバル、まだ三回目ですよ? あと最低でも七回はイって頂かないと」
ベッドの上で、スバルはイクスヴェリアに翻弄されていた。
こんなに小さいはずの少女に、いいように淫核を嫐られて、ふつふつと沸く性感は止まることなく爆発する。
本当なら自分より幼いはずの存在なのに、スバル自身が小さくなったせいで、頭の中が混乱する。
背徳を遥かに上回る愉悦の波にさらわれて、ただただイクスヴェリアの責めに全てを任せていた。
「動物みたいに腰を振って、後ろからおまんこいじくられて、気持ちいいですか?
スバルは、ズル剥けになった変態クリトリスをシコシコ扱かれて、恥ずかしくないんですか?」
どこで覚えてきた言葉なのか、スバルは知る術もない。
ただ、フル稼働で振動を与える白いサテンの手袋にだけ、意識が集中していた。
外に出て行ったのも、充電のためではないかと勘ぐるほど、その細かさと激しさは今までの比ではなかった。
肌に接着剤で張り付けたような密着感。それでいて、バイブレーションが与える悦楽は、想像を絶していた。
イクスヴェリアは、スバルを四つん這いにさせて、後ろから一番敏感な粘膜をこれでもかと弄っている。
利き手はずっと刺激を待ち望んでいた淫核を徹底的に扱かれ続け、
もう片方の手はしとどに愛液を垂らす蜜壷に指を三本も挿れて、膣中を掻き回している。
Gスポットと秘芯を同時にバイブされた瞬間など、明らかに何秒か意識が飛んでいた。
虹色に煌くスパークはいつまで経っても消えてくれず、痙攣した身体はもうバインドなんて要らなくなっていた。

696 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 21:49:07 ID:HnLZ766c
大事なことなので(ry

697 ロストロギアは使いよう! 7/8 :2010/02/26(金) 21:49:20 ID:v3n0RK6I
肘から上の感覚も抜け、音を立ててベッドに倒れこむスバル。
イクスヴェリアは冷ややかに「まったく、堪え性がないですね」とクスクス笑いながら、また淫核を扱き始めた。
「いやあああああぁぁぁっ、もうっ、やめてえええええええええええぇっ……クリトリス、敏感すぎる、からあぁぁぁぁぁ……」
「嫌です」
一瞬で拒絶された。今にも発狂しそうなのに、快楽地獄は終らない。
ぐちゃぐちゃと淫らな水音を立てる秘所からは、
もうティーカップを二つも三つも満たせるくらいの愛液が垂れて、シーツを汚していた。
イクスヴェリアはそれを手のひらに集めると、文字通り蜜を吸う蝶のように啜った。
粘性があるからこそ立つちゅるちゅると響く音が、スバルの顔をまた赤くした。
「んっ……スバルのえっちな汁、凄く美味しいですよ。甘酸っぱくて、スバルらしい味」
スバルは仰向けに寝かせられ、そのまま秘芯にしゃぶりつかれた。
何度も何度も白手袋のバイブでイかせられ続けた勃起豆は、腫れ上がって収まる気配もなく、
コリコリに尖った突起を口の中で転がされて、スバルはただ喘ぐしかなかった。
唇の柔らかさも、口腔の熱さも、舌のザラザラとした感覚も、今のスバルには区別がつかない。
ただ、淫核に与えられる刺激が強烈すぎて、ひたすら絶頂の津波に飲み込まれるばかりだった。
「あはぁぁっ、ひああぁぁぁぁっ、んんんっ、んにゃあああぁぁぁぁ……」
「いっぱいおかしくなって、いっぱい鳴いて下さいね、スバル」
イきっぱなしになった身体は、頂点に上り詰めたまま決して下ろしてくれない。
愉悦の拷問にどっぷりと漬けられて、スバルは発狂するほどの喘ぎ声を引き絞った。
意識が混濁する。膣壁を擦られるのが気持ちいいのか、クリトリスを扱かれるのが気持ちいいのか、
それとも、その全部に送られてくるバイブが気持ちいいのか、全然区別がつかない。
「イくっ、イっちゃうぅぅっ……おまんこも、クリトリスも……おかしくなっちゃうぅぅ……
ああっ、ああぁぁぁっ、ああああああああああああああああああああああぁぁぁぁっ!!」
「ふふふ、素敵な顔ですよ。男の子みたいに大きなお豆弄くられて、こんなにいっぱいえっちなお汁を垂れ流すだなんて、
ホントにスバルは淫乱の変態ですね……」
最大まで振動が膨れ上がった白手袋を秘芯と蜜壷へ同時に当てられた瞬間、スバルは意識から手を離した。
暗転する世界を眼の奥で見ながら、スバルは麻酔を打たれたような睡魔に身を委ねた。

***

「ん……ここは……」
スバルが起きた時、辺りは真っ暗だった。手探りで端末を探し、時計機能を表示する。
明らかに数時間以上眠っていたと見え、日付はとっくに越えていた。
更に手を動かすと、小さな腕に触れた。誰のものなのか、記憶が飛んでいて思い出せない。
ようやく見つけたスタンドの紐を引くと、ぼんやりと部屋の中が明るくなった。
どうやらスバル自身の部屋にいるようで、傍らで可愛く寝息を立てているのはイクスヴェリアだった。
段々と記憶が取り戻されていき、寝る寸前まで、隣にいる少女から凄絶な責めを受けていたことを思い出した。
記憶が吹っ飛ぶほど淫らな言葉で苛めてきたイクスヴェリア。
怒濤のような快楽を脳裏に浮かべるだけで、スバルは顔を真っ赤にした。
下腹部に違和感を覚えてシーツをよく見ると、どっちのものか分からない愛液でぐちゃぐちゃだった。
でも、イクスヴェリアを無理に起こすのも酷な話だ。深夜なんてとっくに終って未明になっている。
取り敢えず後処理だけ簡単に済ませて、シャワーを浴びると、改めてイクスヴェリアの顔を見た。
思わず抱きしめて守ってあげたくなってしまう、あどけない笑み。
それがスバルを相手にすると突然豹変してしまうのだから油断できない。ただ、今は単なる少女、愛すべき眠り姫だ。
唇に軽くキスをして、その可愛い笑顔を眺めていると、突然気づいてはいけないことに気づいてしまった。
手の大きさが、まだイクスヴェリアと同じ。と、いうことは?

698 ロストロギアは使いよう! 8/8 :2010/02/26(金) 21:50:47 ID:v3n0RK6I
胸を触ってみる。やっぱり小さい。腹に手を触れてみる。訓練などしていなかったかのようにぷにぷにだ。
「……あれ? あたし、まだちっちゃいまま?」

あれから数時間、イクスヴェリアも起き出してきて対処法を聞いたが、
もごもごと口を濁されて芳しい回答が得られなかった。絶対知っているはずなのに。
夜が明けて、太陽が真ん中に来て、夕方になってもイクスヴェリアが帰らないのを心配して、セインがやってきた。
誰から感染ったのか、しばらく前に比べて小言が激増していた。
袖の短くした修道服にショートカットをいからせて、少し舌っ足らずな声が耳に響く。
「シスターシャッハに怒られんのはスバルじゃなくてあたしなんだからね? そこら辺分かってる?
大体、いっつもいっつもイクスを連れ回して、朝帰りどころか夕帰りって、一体何やってるの?
……まさか、不純異性、いや、不純同性交友?
ねぇ、分かる? 『あたし』がツインブレイズ喰らうんだからね?
妹からボコボコにされる気持ち、ちょっとは理解して欲しいなぁ……ってあれ、スバル、小さい?」
小言に夢中になっていて、全然身体の変化に気付いていなかったようだった。
スバルは適当にごまかして、そそくさと部屋の中に戻ろうとしたが、イクスヴェリアは何故かそれが気に入らないようだった。
きゅっ、とシャツの袖を掴んできて、スバルは止められる。
明らかに身長が並んだ二人。セインは短い髪を振り乱して現実と戦っていたが、イクスヴェリアの一言であっさり敗北した。
「セイン『も』、小さい女の子が好きなんですか?」
玄関で鼻血を吹かれたのは困ったが、これで何とか黙っていて貰う口実は作れそうだ。
明らかに同意を示したセインに手を差し伸べると、スバルは白い歯を見せて言った。
「お互い大変だね」
喧々囂々と意味のない盛り上がりを見せた後の去り際、イクスヴェリアは小さくスバルに耳打ちした。
セインには絶対に聞かれたくない類の話だった。
「スバルが元に戻る方法なんですが、少々困ったことがありまして」
「はい?」
「私では──つまり、女の子ではできないんです。解除の条件は、『中に出すこと』、要するに膣内射精です」
……頭が真っ白になった。では、二度と戻れないではないか。
焦点が定まらなくなって固まったスバルに、イクスヴェリアは続けた。
全身をゾクゾクさせるあの甘い声で、空気の振動が耳を撫でていく。
「だから、明日のうちに両性具有の呪文を使って、スバルにいっぱい中出ししてあげますね……
お胎が膨れるくらいどぴゅどぴゅ出して、妊娠するまで注ぎ込んであげますよ。
あ、それとも性転換の方がいいですか? どっちも面白そうです」
開いた口が閉じない。背筋に熱い電流が走って、ふつふつと子宮が疼きだす。
秘芯も反応して肥大し、ショーツに擦れて立っていられなくなりそうだ。
「ぜ、前者でお願いします……」
セインに手を引かれ、子供らしく帰っていくイクスヴェリア。
だが、その眼も心も、既に冥府の炎王としての尊厳と実力を取り戻していた。
立ち尽くす夕闇の中、まだ小さいままな身体のスバルは、
下腹部の熱が呼ぶ愛欲と、胸に沸いた恋慕のせめぎ合いに翻弄された。
「ごきげんよう、スバル」
「ご、ごきげんよう、イクス……」
振り返って妖しい視線をスバルに送った少女は、軽く手を振りながら微笑んだ。
今までにない胸の高鳴りを感じながら、スバルもイクスヴェリアへ手を振り返す。

中途半端に焦らされたような愉悦を残されたまま、冥王は角を曲がって消えた。

699 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2010/02/26(金) 21:54:27 ID:v3n0RK6I
以後、シリーズごとに末尾の「!」が増えていく。かもしれない。
抜けたら作者の勝ち、抜けなきゃ作者の負け。
前回「おとなのは×ショタユーノ」を希望されたので、
長編がてらそっちも書いてみようと思います。
ではまた。

>保管庫司書様へ
これと前の作品は独立しているので、『短編』のコーナーに収録して下さい。

700 名無しさん@魔法少女 :2010/02/26(金) 23:38:00 ID:DQQxcaqI
大切な(ry
桃子母さんや寝起きなのはみたい髪を下ろした星光ちゃんとかイメージしたらすごくかわいいんだけど

701 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 00:02:02 ID:zvdxWhPo
ぐっじょおおおぶ!!
良い、ほんと良い、まじ最高。

イクス×スバルって、一瞬ちょっと、それはないだろ、と思ったけど全然悪くない。
精神も肉体も快楽で攻め立てられるスバルのエロいことエロいこと……
ほんと良い腕してらっはる。
これは是非とも、スバルが攻めに回るなんてパターンも見てみたいっすねwww


そして、個人的にはヴィヴィオ陵辱の続きを超期待してます。




>>700
強制はしないし、するつもりもないけど、投下直後に雑談ネタ振るのはあまり推奨しない。

702 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 00:39:27 ID:MJJPd0Rg
>>699
イクスぅぅぅぅぅ


おとなのはさんとショタユーノ…
なのはさんから全力全開な無自覚で酷すぎる逆セクハラと性的児童虐待にさらされるのですね
ユーノ裏山

703 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 01:26:26 ID:W.zXn/NA
ユーノはなのはにどのぐらい搾り取られるんだろう
むしろ満タンまで注ぎ込むかも知れんが

何を、とはあえて言わない

704 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 10:24:14 ID:AC/n.xOs
ガソリンを女性の子宮に注ぎ込んでから火をつけるというのか・・・
北斗の拳でそんなの見たような

705 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 13:50:44 ID:XcZ02xbw
クロノ「いかん!いかんぞぉぉお!」
ユーノ「いきなりどうしたのさ?」
クロノ「この新主人公トーマはいずれヒロインとにゃんにゃんするに違いない!」
エリオ「なんでですか?」
クロノ「うん、まずはユーノのように一人旅や遺跡発掘設定、エリオのように姉のような保護者が居る設定、そして僕のように暗く思い過去に悩む設定だ!」
ユーノ「見事に三人の設定使ってるけどそれが?」
クロノ「それが原因さ!」
二人「へ?」
クロノ「シリーズの三人キャラを使った設定!つまりはハーヴェイの再来!」
エリオ「はぁ…(同族嫌悪ですかね?)」
ユーノ「ふ、ふ〜ん…(半分自己嫌悪だね)」

梅逃げ

706 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 17:42:28 ID:MJJPd0Rg
>>705
ユーノとエリオが冷たいな
クロノ哀れw
まぁ、妻帯者だし当然の反応であろうか

707 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 18:49:33 ID:FjhIT33A
妻帯者だなんて……此処では些細なことだ

708 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 18:56:34 ID:Ab.Vf5pc
妻?フェイトさんのことですね

709 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 19:21:12 ID:Ivqv.B0c
リンディさんはいつまでもピチピチだし
養子のフェイトさんは尻

つまり「ハラオウン」姓が付くことによってエロさがパワーアップするうえに
恒久的に持続するようになるのだ!

エィミィさんもきっとさらに美しく、エロくなっているに違いない
カレルとリエラの将来も楽しみだ

710 名無しさん@魔法少女 :2010/02/27(土) 21:45:51 ID:lup9ZlBA
カレルとリエラがそれなりに出てくるSSってこれまであったっけ。
二人が割と出張る話を書く予定だからキャラ被らないよう読んでおきたいんだが。

711 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/27(土) 22:05:14 ID:/wfRQjdo
変なデンパ来ました。
非エロで三レス予定です。

タイトルは「ばなな」

あぼんは鳥かIDで

712 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/27(土) 22:05:49 ID:/wfRQjdo
   1

 飯・即・食
 それがスバルとギンガ、二人がただ一つ共有した真の正義だったはず――

 などという話は一切ない。
 いくらスバルといえども、テーブルの上に置いてあるおやつを見つけ次第食べるなどと言う恥知らずな真似は週に一度くらいしかしない。
機嫌の悪いときは週に二度。
 しかし、置いてあるおやつを見て期待に胸を膨らますのは、スバル的には正義である。ジャスティスである。ウィナーでありビクトリーである。

 そして今日も、スバルのテンションは上がる。

「バナナ、バナーナ」

 それも無理はない。とたまたま台所に入ろうとして奇行を目撃したウェンディは思う。
 今日のおやつはバナナなのだから。
 バナナ、である。
 なのはが聞いたなら、「は?」と言うだろう。
 はやてが聞いたなら、「うううう、ゲンヤさん、そないに貧乏やったんやぁ……みんなエンゲル係数が悪いんやぁ」と泣き出すだろう。
 フェイトが聞いたなら、「やっぱりバナナはおやつに入るんだ」と聖祥小学校時代からの十年以上の疑問にピリオドを打つだろう。
 バナナなど、地球日本ではぶっちゃけありふれたものである。好き嫌いや嗜好は置いて、少なくとも贅沢品ではない。
そしてそれは、ミッドチルダでも同じである。
 が、しかし。
 このバナナはバナナが違うのである。
 スバルの前にあるのは、正確には「スプールスバナナ」である。これは、ミッドチルダでも普通に見られるバナナとはバナナが違うのだ。
 まさに、バナナ・オブ・バナナズ、管理局の白いバナナ、雷刃のバナナ、イノーメスバナナなのである。
 一言で言って、美味い。
 二言だと、超美味い。

「♪バナナバナーナ♪」

 歌になった。
 テンションはひたすら上がっている。絶好調である。
 頭に横から指をぐりぐり突っ込んで「最高にハイッてやつだぁあああっ」と叫びたいくらいである。
 今なら一人でマリアージュ2000体と戦える。2001体いると負ける。2001年は宇宙の旅。
 そんなスバルはなんだか楽しそうだな、とウェンディは思う。
 しかし、実のところウェンディはそれほどバナナが好きではない。
 ナンバーズ時代にお風呂に入ろうとしたら、突然現れた厚顔無恥なドクターがバナナをぶら下げていたので睾丸鞭の刑に処したとか、
そういうシモネタではない。そもそもドクターはバナナというより獅子唐である。もしかするとサヤインゲンかも知れない。
 何故さやいんげん、もとい獅子唐だと知っているかというと、ナンバーズ長姉の教えである。のろけとも言う。実は単なる酔っぱらいだが。

「いい、ウェンディ? 男は大きさとか堅さじゃないの」
「酔ってるッスね、ウーノ姉」
「良いから聞きなさい、大切なことなのよ」
「えーと、トーレ姉やクア姉、チンク姉のほうが」
「ダメ。こういう話をトーレは無視するし、クアットロはマジギレするし、チンクは真っ赤になってフリーズするのよ」
「えーと」
「良いから聞きなさい」
「いや、あの、ウーノ姉……」
「殿方が大きければ大きいなりに、小さければ小さいなりに女性の器は伸びたり縮んだり対応するものなの。それが愛なのよ、ラブなのよ。
愛さえあれば逸物とか名器なんて噴飯ものなのよ。テクニックや大きさだけに拘って性豪ぶる男なんてとんだFU××野郎で、
睦み事の囁きも受け入れずに名器ぶる女はピッチ・ビッチャー・ビッチストなのよ」
「いや、ホント、ごめんなさいッス、勘弁して欲しいッス、ウーノ姉」

713 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/27(土) 22:06:28 ID:/wfRQjdo
 2

 純粋に、ウェンディはバナナの味が好きではないのだ。もにょもにょした食感がダメらしい。
 というわけで、ウェンディにとってバナナはかなりどうでもいい。それでも知識としては、スプールスバナナが凄いということは知っている。

「♪バナナバナーナ♪」
 ♪ズンチャッ♪ズンチャッ♪

 ワルツの伴奏がついたような気がするくらいにスバルはノリノリだった。
 そんなにあのバナナは美味しいのか。
 ウェンディは、テーブルの上に置かれたバナナを凝視する。凝視したところで、どうにもならないのだが。

「あれ、そんなに美味しいんスか?」

 疑問は膨らむ。

「♪バナナバナーナ♪」
 ♪デケデケデケデケッ♪

 どうやら、エレキのリズムになったらしい。
 古き良き日のグループサウンズ。最近で言うならゴーオンジャー。

「スバルが壊れていくッス」

 ウェンディは素直だった。
 というか、いくら美味しくてもバナナ一つで壊れる戦闘機人って。
 いやそれよりも、つまり、このスバルに壊されたチンク姉はバナナ以下なのか。ドクター涙目である。
 スプールスバナナ恐るべし。


「♪バナナバナーナ♪」
 ♪チャッチャッチャラーラ♪

 そうこうしているうちにスバルのノリノリカウンターが限界突破してマンボになったので、思わず、

「♪うっ♪」

 ノってしまったウェンディ。
 スバルの動きが止まる。
 ギギキっと音がしたような錯覚を覚えて、ウェンディは凍り付く。
 スバルが自分を見ている!

「……見た?」
「い、いや、何も見てないッス」
「……振動破砕って、痛いらしいよ」
「すいません。見てました。勘弁してください」
「見たんだね」
「はい。不本意ながら」
「……振動破砕って、痛いらしいよ」
「どっちにしても!?」

 どうやら、見たら死ぬ系の悪魔だったらしい。
 ウェンディピンチ。ぶっちゃけ、ティアナに相対したときよりピンチ。というか、あれはピンチではなかった。
未だにどうして負けたのかよくわからない。なんか謎の力が働いたのだろう、というのがノーヴェ、ディードと話し合った結論だ。
 許してもらう方法を必死で考えるウェンディ。
 
 ――考えろ、考えるッスよ! ウェンディ! ここを華麗に突破して、アホの子呼ばわりを返上するッス!

 とっくに某雷刃に奪われているような気もするが、ウェンディは必死だった。
 これほど必死になったのは、クアットロにシュールストレミングの缶を開けろと言われたとき以来である。
その後、全ナンバーズによってクアットロが袋叩きにされそうになったのは記憶に新しい。
恐るべき匂いによりガジェットは破壊され、ナンバーズは全員引きこもりになり、後始末は泣きながらドクターがやった。

 ――そうッス!!

 その時、ウェンディに天啓閃く!

714 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/27(土) 22:07:02 ID:/wfRQjdo
  3

「ただいま」

 チンクとディエチが連れ立って帰ってくる。
 ノーヴェはまだ道場にいるらしい。

「誰もいないのかな?」
「さあ。まあいい、ディエチ、荷物を先に台所に頼む」
「うん」

 ディエチは、チンクから買い物袋を預かると台所へ向かう。
 そこでは……

「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
 ♪ドンドコドコドコッドンドコドコドコッ♪

「……ウェンディ? スバル?」
「……見た?」
「……見たっスね?」
「な、何も見てない。見てないから」
「……振動破砕とディバインバスター、どっちが痛いかなぁ?」
「……それは楽しみっスねぇ」
「ごめん、見てた。許して」
「ディエチ、見てたッスか?」
「うん。ごめん」
「……振動破砕とディバインバスター、どっちが痛いかなぁ?」
「問答無用!?」



「ディエチ? いつまで台所に……」

「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」

「ひっ!?」



「ただいまぁ。あれ? みんな何処行った? チンク姉?」

「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」

「ち、チンク姉?」



「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」
「♪バナナバナーナ♪」



「ただいま。あれ、みんな何をやっているの? あ、バナナ。いただきます」
「あ」
「あ」
「あ」
「あ」
「あ」
「あ。おいしい。なにこれ。あー、スプールスバナナか。なるほど」
「あれ」
「あの」
「ギンガ姉さん?」
「ギンガ?」
「ギン姉?」
「……あ、ごめん。全部食べちゃった」



 その夜、高級バナナを探して深夜スーパーをハシゴするギンガの姿があったとか……

715 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/02/27(土) 22:07:32 ID:/wfRQjdo
以上お粗末様でした。

なんだこれは…………

716 ザ・シガー :2010/02/28(日) 00:13:02 ID:Yfcdc46o
野狗氏投下乙ぅ

うわ、なんだろう……一人で誰もいないと思って鼻歌を口ずさんでるところを知人に見られる気恥ずかしさ。
めちゃくちゃ共感できちゃったんだがww
んで、ナカジマ家の子らが可愛いのなんの。
特にラストのギン姉に激しく萌えた。
やっぱりギン姉はいいのう……もっとエロとか増えるといいよ!


しかし、ドクターの唐辛子発言とかひでぇww
せめて魚肉ソーセージくらいは、さww




さぁて、投下祭でわっしょいしてるところで、俺も投下しますかね。
ヴァイシグ、短編、エロ、タイトルは『烈火の将のメイド日和』

717 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:13:49 ID:Yfcdc46o
烈火の将のメイド日和


 冬もじき終わる、そんな時節だった。
 これが最後の勢いと、粉雪を孕んだ大気が寒風となってビルの谷間を駆け抜ける。
 そんな中を、人々は皆足早に家路に着く。
 男、ヴァイス・グランセニックもまたそんな一人だった。
 我が家たるマンションの一室にたどり着くや、彼はそそくさとドアを開こうとした。
 そしてドアノブを握った瞬間、気づく。
 今朝家を出た時はしっかりと掛けた筈の鍵が開いている事に。
 空き巣、という可能性は即座に消えた。
 通路側に面したキッチンの窓から明かりが漏れ、なんとも美味しそうな料理の匂いが漂うのを感じる。
 誰かが料理をしている証拠だ。
 ヴァイスの家の鍵を持つ人間は、彼を除いて二人。
 事前に連絡を聞かなかった事を考慮し、彼は即座に相手が誰かを憶測した。


「ただいまー。ラグナ、来てたのか?」


 妹の名を呼びながら、彼はドアを開けた。
 だがしかし、彼の予想は一瞬で裏切られる事になる。


「おかえりなさいませごしゅじんさま」


 と。
 かなり棒読み気味なそんな台詞と共に頭を垂れた女性が帰宅した彼を出迎えた。
 黒を貴重とした派手さのない服装、清楚さをかもし出すロングスカート。
 豊満でめりはりのある身体を包むフリル付きのエプロンに同じくフリルのカチューシャを装着したポニーテールの頭。
 顔はどこか恥ずかしそうに紅潮し、はにかんだ笑み。
 どこに出しても恥ずかしくないメイドが、そこにはいた。
 そんな女性の姿に、ヴァイスは愕然としつつ、問う。


「な、なにやってんすか……シグナム姐さん?」


 妹以外にもう一人、自分の部屋の合鍵を持つ者。
 数年来の上司にして、プライベートでは恋人でもある女性、シグナムに。





 メイド姿のシグナムは、格好だけでなくその所作や家事の腕も中々に見事だった。
 一人暮らしの男らしくやや不精気味なヴァイスは、無論自宅も散らかっている。
 だがそれが、シグナムの手によって綺麗に整頓され、今では塵ひとつない。
 そして普段は手軽なインスタント食品で済ませる事の多い食卓も、栄養バランスの取れた立派なメニューが作られ。
 さらには食後のコーヒーまで完璧に淹れられるという様だ。
 普段の生活様式ではまず味わう事のないその充足に、ブラックコーヒーの苦味を味わいながらヴァイスは思う。


「いや、すいませんね姐さん」

「気にするな、これも約束だ。ご主人様」

「ちょ、その呼び方はどうにかなんないんすか?」

「こうした方が気分が出るだろう?」


 食事の後片付けをしながら、どこか悪戯っぽく、同時に少し恥ずかしそうな表情でシグナムは言った。
 言いながらもてきぱきと食器を台所に運び、てきぱきと後片付けを進める姿はもはや熟練の家政婦さながら。
 剣だけでなく家事の腕前もそれ相応にあるという、彼女の意外な事実にヴァイスは胸のうちに感嘆を覚えた。
 そして、また同時に思う。


「しかしまあ、姐さんも律儀っすねぇ」

「気にするな、それが性分だ。どんな些細な事とて、約束を違える事はできん」


 約束。
 それこそが、今こうして烈火の将を家政婦たらしめている理由であった。





 事の始まりは先週の日曜日の事だ。
 職場では上司と部下である二人も、私生活では愛し合う恋人同士。
 ならば出来る限りの時間は共有するのが自然である。
 一人暮らしであるヴァイスの家にシグナムが足を運ぶのも珍しい事ではない。
 そして、きっかけは食事中に見ていたTVだった。

718 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:14:21 ID:Yfcdc46o
 とあるスポーツ中継、二つのチームの試合。
 一方は毎年優勝を狙える強豪チーム、もう一方は毎年最下位争いに甘んじる弱小チーム。
 奇しくも前者はシグナムが好きなチームで、後者はヴァイスが好きなチームだった。
 応援するチーム同士の対決に、その勝敗を二人は予想した。
 もちろんだが、両者の意見は真っ向反対。
 シグナムは強豪チームが勝つと信じて疑わないし、ヴァイスは弱小チームが勝つことを切に望む。
 こちらが勝つに決まっている、いいや今日こそはこちらが勝つ。
 まったくくだらない言い合いだった。
 そんな時、彼女は戯れにこんな事を言った。
 “もしそちらが勝てば何でも好きな事を聞いてやる”と。
 食後に飲んだアルコールのせいもあってか、物静かなシグナムにしては剛毅かつ大胆な物言い、バトルマニアの気性。
 同じくアルコールをたっぷり煽っていたヴァイスがこれに応じぬ道理はなく。
 望むところだ、と彼は受けてたった。
 そして、勝敗は意外な結末を迎えた。
 降水確率十%以下だというのに突然降り始めた豪雨、大量の雨によりぬかるむグラウンド、ぬかるみに足を取られて負傷してしまった強豪チームのエース。
 まるで神の気まぐれか、はたまた悪い冗談か、それとも奇跡か。
 幸運の継ぐ幸運によって弱小チームは順当な予想を大きく覆して大勝利を収めた。
 試合終了後の勝利者インタビューを見ながら、シグナムもヴァイスもあまりの事に呆然とテレビ画面を見つめていた。


「……で、どうするんだ?」


 とは烈火の将の言葉。
 何を、何故、と投げかけられたヴァイスは一瞬思案し、そして察する。
 試合開始前に交わした約定に他ならない。
 だが、どうする、と言われても困る。
 元よりヴァイス自身もまさか本当に勝ってしまうなんて想像していなかった。
 それに今更恋人に何か特別にお願いしたい事なんて、正直に言ってあまりない。
 既に口付けはおろか、もっと深い愛の契りも交わしている。
 一瞬、結婚、という言葉が脳裏を過ぎったが、それはいつかもっとちゃんとした場面で言おうと胸にしまいこむ。
 明らかに迷い顔のヴァイスに、シグナムはきりっとした眼光で、さっさと言え、と告げていた。
 ああもう、何でも良いか、っていうかメンドクセー。
 そう判断したヴァイスは、とりあえず視界の隅で見ていたテレビ画面のCMに登場した衣装を見て即決。
 

「じゃあメイドさんで」


 と、言った。





 そして現在に至る、という訳だ。
 飲み終えたコーヒーカップをソーサーの上に置きながら、食器洗いに専念するメイド姿のベルカ騎士へとヴァイスは口を開く。
 

「ところで、その服どうしたんすか?」


 彼の問いに、シグナムはポニーテールの髪をふわりと揺らして顔だけ振り返る。
 口元に微笑を浮かべた彼女がするそんな仕草は、それだけで無性に男心をくすぐる破壊力。
 だが彼女自身はそんな事など露ほども知らず、濡れた手でエプロンの裾を持ち上げた。


「ん? これか? これは一応、騎士甲冑だ」

「騎士甲冑、なんすか?」

「ああ、本で調べてこういう風にデザインを変えただんだ。さすがに……実物を買うのは気が引けてな」


 その言葉に、シグナムがコスプレ衣装の店に足を運んでメイド服を所望する様が一瞬夢想する。
 なんだか妙に笑えて、ヴァイスは口元に手を当てて笑い声を押し殺した。
 そんな彼に、食器洗いを再開したシグナムが後ろを向きながら声を掛けた。


「あ、もしかして……やはり似合っていなかったか?」


 と。
 自分の服装と、メイドの真似事をする様に対する問い。
 不安と期待の入り混じった言葉。

719 シロクジラ :2010/02/28(日) 00:14:50 ID:SIzIK3IQ
野狗氏GJです。
ほのぼのしているようで内容というかキャラはシュール系というテンションが実に。
こういう味もあるんですなあ。とラーメンに桃屋のラー油入れたような気分です。

さて私も投下します
新作っぽいネタ完成。
今回の作品は作者の脳みその煮え具合が密接に関係しており、ウフフアハハ。
つまり変態ネタ満載です。
内容はタイトルで想像できるかと。

注意事項
・キャラの変態化
・ギャグ……エロ?
・オナニーシーンがある
・そもそも正規ヒロインの存在感0
   …書き連ねるとすごい悪臭が。

NGは「シロクジラ」のコテで。

720 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:15:01 ID:Yfcdc46o
 ヴァイスは即答する。


「そんな事ないっすよ。凄く似合ってます」


 嘘偽りない信実だった。
 鋭い美貌を持つ生粋のベルカ騎士たるシグナムと、ひらひらのフリル付きエプロンを纏ったメイド。
 主人に仕えるという点以外、どう考えても似合わない組み合わせに思える。
 だが実際はどうだろうか。
 清楚で落ち着きのある立ち振る舞い、行き届いた家事の腕前。
 普段の凛々しく勇ましい姿が嘘のように、今の彼女はなんとも実に正しくメイドだった。
 ヴァイスの言葉に、シグナムは幾分か嬉しそうな恥ずかしそうな色を孕んだ声音で答える。
 

「そうか? なら、良かったのだが……」


 よく見れば耳たぶがほんのりと上気して赤くなっている。
 彼に褒めてもらえたのがよっぽど嬉しいらしい。
 凛とした大人の女の雰囲気を漂わせる彼女が見せる、うぶな反応は普段とのギャップもあってとても愛くるしい。
 瞬間、ヴァイスは強烈にシグナムが欲しくなった。
 思い返せばこの一週間、ろくに二人の時間は取れずキスもしていない。
 そう思うや、自然と足は彼女の元へと進み、後ろから抱き寄せるように腕を腰に絡ませる。


「ちょ、ヴァイス?」


 突然の事に驚き、シグナムは思わずびくりと身を震わせた。
 だが、ヴァイスは構わずその豊麗な肢体に指を這わせる。
 くびれたウエストを撫で、その上でエプロンを押し上げて山を作っている乳房をなぞり、白く艶やかな首筋に達し、顎先に添え。
 そして後ろに立つ自分へと顔を向かせ、強引に唇を奪った。


「んッ……」


 突然の口付けにシグナムは身体を強張らせるが、それも一瞬。
 彼女は従順に愛する男のキスを受け入れ、舌を絡ませる。
 重なった唇の合間からは舌と舌が絡み合う淫らな水音が響き、空気は甘く爛れていく。
 しばし、二人は時を忘れて互いの唇に溺れるように没頭した。
 そして口付けの時間は、終わりは始まりと同じく唐突だった。
 透明な唾液の橋をかけながら、そっとヴァイスが顔を離す。
 甘い口付けが恋しいのか、シグナムは軽く舌を出して物欲しそうな顔をした。
 だが、そんな彼女の耳元で囁くヴァイスの声。


「じゃあ、続きはベッドで、な?」


 彼の言葉に、シグナムは言葉ではなく小さく頷いて返した。





「さて、それじゃあどうしようか……」


 ベッドに腰掛けて、ヴァイスは言葉を連ねながら目を細める。
 瞳に宿るのは冷気さえ感じるような獰猛な光。
 情事の時に見せる彼の一面、普段の飄々とした顔が嘘のような黒く冷たく情欲に燃える雄の様。
 シグナムは、自分に向けられるその眼差しに下腹部が熱を帯びるのを感じた。
 そんな彼女の爛れた期待に答えるように、ヴァイスは口元を吊り上げて笑みを作り、言う。


「じゃあ、メイドらしく奉仕でもしてもらおうかな」


 言葉と共に、彼は大きく両脚を開いた。
 その所作と言葉が告げる意、シグナムに求める性的な愛撫。
 彼女は頬をうっすらと赤く染めながらもこくりと小さく頷き、ヴァイスの脚の間に跪いた。

721 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:16:10 ID:Yfcdc46o
 そしてゆっくりと、だが淀みなく手を彼の股ぐらに伸ばすとファスナーを下ろしていく。
 既に張り詰めていた男の怒張は解放されるや、雄雄しく天を突いて屹立した。
 見慣れたものだとは言え、シグナムは思わずごくりと唾を飲む。
 漂う蒸れた性臭、エラの張ったカリ首、浮き上がり脈動する血管、太く硬い幹。
 正しく凶器と称して有り余る肉棒のその威容に目を奪われる。
 そして彼女は、これが見た目以上に凶悪であるという事も十全に知っていた。
 一体幾度、この凶器で突かれ、抉られ、掻き乱されて、快楽の果てに追いやられたのだろうか。
 そんな詮無き事を思いながらシグナムは硬くなった肉棒へと奉仕を始めた。
 強すぎず弱すぎない、絶妙な力加減で握り、軽く上下に扱きあげながら亀頭に舌を這わせる。
 先端の鈴口に、カリ首に、裏筋に、今まで覚えこんだ彼の性感帯の隅々を舌先で舐めあげていく。
 メイド衣装の一部である手袋が幹を擦る音と、シグナムの舌が剛直を味わう水音。
 荒い息遣いも交えたそれらが、静かな部屋に淫猥な響きとなって奏でられた。
 

(ん……もうすぐ、出るのか)


 奉仕を続けながら、シグナムはヴァイスがもうじき達するのを感じ取った。
 剛直の張り詰め具合、幹の震え、舌先に広がる我慢汁の味の変化、彼女はそれらの変化から彼の絶頂のタイミングを完璧に熟知しているのだ。
 限界が近い事を察したシグナムは幹を扱く手と亀頭を吸い上げる。
 瞬間、ヴァイスの口から呻きに近い声が漏れ、同時に彼女の口の中で熱い精が弾けた。
 口の中に広がる塩見を帯びた苦味、独特の臭気。
 だがシグナムはそれらを少しも嫌がらず飲み干す。
 

「んぅ……ぷはぁ」


 口を離せば、肉棒との間に唾液と精液の交じり合ったカクテルが橋をかける。
 味わった精の余韻に陶然としながら、シグナムは眼前の剛直がまだその硬さを微塵も失っていない事に気づいた。
 一度くらいの射精では満足しないその強欲とも呼べる威容。
 下腹部の子宮が一段と熱を帯び、疼く。
 この熱を、口でなく“ここ”に注いで欲しいという浅ましい欲求が、彼女を騎士でなく女へと変えていた。
 頬は上気して赤く染まり、瞳はとろんと蕩けていく。
 そして、そんな彼女に、酷薄な微笑を浮かべたヴァイスの声。


「ふぅ、気持ちよかったですよ、姐さん。それじゃあ、今度はこっちの番っすね」


 言うや、彼の瞳はギラついた輝きを見せる。
 雄の眼。
 雌を喰らう情欲に燃える、男の眼差し。
 そして続くのは、いつもと違うどこか冷たい口調の言の葉。


「まず立って、それからスカートをたくし上げてもらおうか」


 静かだが高圧的、最初から反論を許さぬ残響。
 それは年下の部下ではなく、一人の男が自分の女へと命じる意思。
 逆らう事などできない、しようとすら思わない。
 シグナムは無言にて、ただ彼の言う通りにする事で答える。
 静かに立ち上がり、丈の長いスカートの裾をたくし上げる。
 そうして現れた景観に、ヴァイスの口から、ほう、と感嘆の声。
 ロングスカートの下に隠されていたシグナムの肢体は、それほどに色めいていた。
 引き締まった下腹部、肉付きの良い腰から尻へのライン、そこからすらりと伸びるむっつりとした太股。
 それだけでも男を滾らせて止まない女体の美観だというのに、さらにそれを彩る装束もまた淫猥だった。
 両脚を包む黒いストッキングに、それを腰から吊るすガーターベルト、それらに色を合わせた黒のレース地のショーツ。
 彼女の肢体は既に見慣れているヴァイスだが、それでも今目の前に晒されたその様に、一段と劣情が燃え上がるのを感じずにはいられない。
 そして、彼は言った。
 嗜虐なる愛欲のままに。
 

「こりゃまた、エロい格好だ。しかも……中身も劣らずいやらしいときてやがる」


 言葉と共に伸びる手。

722 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:17:26 ID:Yfcdc46o
 ヴァイスの指はゆるりと動き、シグナムの股ぐらに触れた。


「……んぅぅッ」


 そして静かな部屋に、ぬちょり、と響く小さな水音、上ずった女の喘ぎ。
 ストッキングにまで垂れる湿り気が、何とも言えぬ発情した雌の良い香りを漂わせる。
 濡れるシグナムの女を、ヴァイスは責めた。


「俺のをしゃぶって興奮してたのか。なんとも、酷い淫乱メイドだな」

「やぁ……ちが、ひゃぁッ!」

「違わないだろう? 後から後から、どんどん溢れてくるぞ?」



 彼女が発しようとした否定の言葉を、甘い快楽が中断させた。
 下着を浅くずり下ろし、彼の指がより深く、より激しく膣肉を掻き分ける。
 指を締め付ける感触が面白いのか、責められるシグナムが愛しいのか、言葉も愛撫も加速を止める事はない。
 蜜壷を抉り、陰核を転がし、秘裂をなぞり、恥じらい喘ぐ様をたっぷりと言葉で苛めてやる。
 淫らでいやしい、恥知らずな淫乱、そんなに入れて欲しいのか、達したいのか。
 既にいつもの部下としての、年下の後輩としての仮面は脱ぎ捨てて、彼女を愛し支配する一人の男としての顔で。
 ヴァイスは入念に愛撫を成す。
 いつもならもう我慢できずに押し倒し、獣のように貪っているのだが、今日は我慢する。


「さて、こんなもんかな」


 言葉と共に彼は指を秘所から引き抜いた。
 指と秘裂の間に透明な蜜の糸が引き、シグナムの顔が責められている時よりも苦しげになった。
 ヴァイスはタイミングを合わせ、彼女が達する寸前で愛撫を止めたのだ。
 自分を焦らして苛める気なのだと、シグナムはすぐに察する。
 そして背筋がぞくぞくするのを止められなかった。
 普段は凛々しく気高いベルカ騎士である彼女だが、男との情交においては被虐的な性癖が垣間見える。
 身も心も激しく責め立てられるほどに乱れ、深く快楽の中に沈んでいくのだ。
 もっと苛めて欲しい、もっと責めて欲しい。
 決して守護騎士の仲間や主、部下や同僚には見せられない、知られてはいけない、彼女の淫猥な恥部。
 それを知る唯一の男は、知っているが故に、期待に応えた。


「物欲しそうな顔してるな。それじゃ、そろそろ本番と行こうか」


 ヴァイスの発した言葉に、その意に、シグナムは瞳をさらに蕩かせて、ごくりと唾を飲んだ。
 本番。
 これから犯される、犯してもらえる、貫かれる、注がれる、蕩かされる。
 昂ぶる期待に下腹部が熱くなり、子宮が疼き、秘所から伝う蜜が量を増した。
 だが、ヴァイスが次に発した言葉は意外なものだった。


「メイドらしく、自分から跨って、俺を満足させろ」


 と。
 彼が欲したのは、騎乗位、自分が上になっての行為だった。
 二人が床の上で身を重ねる時、その主導権は大概ヴァイスにある。
 故に自然と彼がシグナムを責める形になり、騎乗位などの体位で交わる事は少なかった。
 今日はこの服装、メイドという雰囲気を重視するという事だろうか。
 シチュエーションはさておき、普段する事のない形での結合に彼女の胸中には期待と不安がない交ぜになる。
 だが、彼女に拒否する権利などないし、する気もなかった。
 言われるままに、請われるままに、シグナムは彼の言に従う。
 既にびしょ濡れになったショーツを脱ぎ、スカートの裾を腰のところで押さえて尻を彼に腰の上に下ろしていく。
 背後がちゃんと視界に入らないので挿入できるか心配だったが、ヴァイスが尻肉を鷲掴みして軌道修正。
 果汁で濡れそぼる秘裂に小さな水音を立てて亀頭が押し当てられ、互いの熱が伝わりあう。
 位置が正しい事を悟り、シグナムはそのままゆっくりと腰を下ろしていった。


「んぅ……はぁぁ」


 鼻にかかった甘い声を漏らし、メイド姿の美女騎士は喘ぐ。
 待ちに待った結合、愛する男のいきり立った肉棒に貫かれ、痺れるような快感が身を焼いた。

723 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:18:02 ID:Yfcdc46o
 体重を掛けて根元まで剛直を飲み込み、亀頭の先端で子宮口を叩かれた瞬間、シグナムは背筋に電撃が走るのを感じた。
 

「はぁあッ!」


 背を弓なりに反らせ、全身をしならせ、震わせ、一際甲高い嬌声がこぼれる。
 昂ぶりきったシグナムの身体は、たった一突きで達してしまったのだ。
 膣肉はまるで、美味しい美味しい、と言うように肉棒を締め付けて愛液が一層と溢れる。
 結合部から滴る蜜、自分の剛直を食む媚肉、喘ぐ雌に、ヴァイスは快楽に酔い痴れながら嗜虐の炎を加熱させていった。


「はは、もうイったのか? ったく、本当にとんでもない淫乱メイドだ」

「そ、そんなこと……ひぅ!!」


 否定の言葉を遮る快楽、後ろから伸びた手に服の上から乳房を強く揉みしだかれた。
 豊満な乳房を力強く揉み、先端の肉豆を指先でこりこりと弄りながら、ヴァイスは彼女の耳元に顔を寄せ、囁く。


「良いから早く動いて俺を満足させろ――い・ん・ら・ん・め・い・ど」


 一言一言を区切って、シグナムの被虐心をたっぷりと嬲る低い声。
 彼の言葉責めに、淫蕩な雌騎士はぞくぞくと肌が粟立つのを感じる。
 肉も魂も、その全てを彼に貪られる悦び、マゾヒズムの充足が愉悦を呼ぶ。
 淫靡で背徳的な悦びのままに頷き、シグナムはヴァイスの言葉に従った。
 快楽の余韻に震える脚に力を込め、腰を振る。


「ひぁッ……あああ!!」


 雌がその身を上下すれば、自然と彼女を貫く雄が媚肉を容赦なくそのエラの張ったカリ首で抉り、掻き乱す。
 先ほど達したばかりで敏感な身体を容赦なき快楽の電撃が駆け抜けて、甘く蕩かせていく。
 もはや理性など意味を成さず、シグナムはただ欲するがままに動いた。
 上下に左右に、膣肉を抉る肉棒を求め、強く激しく腰を振りたくる。
 たくし上げたスカートの裾を強く握り、髪を振り乱し、雌は乱れた。


「ふぅんッ……ひゃぁあんっ! ああぁ……ああああ!!」


 鼻に掛かった甘い声で鳴き、喘ぎ、悶え、シグナムは一気に腰の動きを速め、彼を求めた。
 思考は既に桃色に染まり、快楽に溺れきっている。
 早く行きたい、たどり着きたい。
 たっぷりと体重を掛けて剛直を味わうほどに、悦楽の頂が近づいているのを察して、シグナムはさながら発情した雌のように必死に屈伸を繰り返す。
 あと少し、ほんのあと数回突かれれば、イケる。
 身を焼く快楽のままに、烈火の将は身体を沈めようとして……できなかった。
 後ろのヴァイスが彼女の腰を掴み、動きを制したのだ。
 あと少しで達する事が出来たのに、それを止められたシグナムは髪を振り乱し、眼にいっぱいの涙を溜めて懇願する。


「や、やめて……後生だから……焦らさないでくれ」


 振り返り、眉尻を下げた力ない表情で哀願するが、ヴァイスは彼女のその様に口の端を吊り上げて微笑。
 凄まじく嗜虐的な黒い笑みを浮かべ、言った。


「違うだろう? 淫乱メイドは淫乱メイドらしく、ちゃんといやらしくご主人様にお願いしなきゃ」

「そんなぁ……」

「嫌なら今日はここでおしまいだ」


 彼のその言葉に、一切の嘘偽りはなかった。
 シグナムがだんまりを決め込めば、本気で終わらせる気だ。
 恋人同士、目を見ればそうだとすぐ分かった。
 ヴァイスは言わせたいのだ、自分が淫らに堕ち、彼の女であるという事を。
 もはや理性など肉欲の波に飲まれた雌騎士は、淫乱メイドは。
 次の瞬間、堰を切ったように彼の望むままに口を開いた。


「わかった……いう、いうからぁ! わたしはぁ、スケベで淫乱なマゾメイドですぅ! だから、いかせ、ひゃあああ!」


 言い切るより前に快楽の洪水が身をつんざく。

724 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:18:40 ID:Yfcdc46o
 シグナムの言葉を受けたヴァイスが手を離し、体重のままに腰が沈んだのだ。
 瞬間、シグナムは達した。
 凄まじい悦楽の電流が身を引き裂き、背筋を駆け巡っては脳髄に満ちていく。
 エプロンに包まれた乳房を、ぶるん、と音がしそうなくらい揺らし、背を折れんばかりに仰け反らせ、瑞々しい女体の隅々がしなる。
 蜜壷はその肉ヒダの一つ一つを蠢かせ、己を貫く雄をこれでもかと食み、咀嚼し、締め付ける。
 媚肉を貫くヴァイスもまた、その快楽に限界を迎える。
 押し殺しきれぬ呻くような声を漏らし、腰が浮くように震えた刹那、白濁の脈動が雌騎士の中へと解き放たれた。
 どくどくと溢れる粘着質な白い洪水、とても一度射精したとは思えぬ盛大な射精。
 身を内側から焼くような甘い灼熱に、シグナムは蕩けきった顔で恍惚と震えた。


「はぁ……せぇし、すごぉ……」





 激しく交わった後の心地良い気だるさのまま、二人は肌を寄せ合って一つのシーツに包まっていた。
 あの後も二人は何度も何度も互いを求め、存分に愛と肉欲を満たした。
 もはやシグナムのメイド服は精の白濁でたっぷりと汚れてしまい、今の彼女の身を包むのはガーターストッキングと髪につけたカチューシャだけ。
 メイド姿とはまた違った趣に、内に秘めたフェティシズムを刺激されたのか、ヴァイスは一段と燃えたようだ。
 ベッドの上で彼に身を預けながら、もし機会があればまたこんな風にするのも悪くないと、シグナムは思う。
 と、そんな時だった。
 今まで静寂に満たされていた部屋に、光と音が生まれる。
 発生源はベッドに正面に鎮座する一つの家電製品、テレビ。
 どうやらヴァイスがリモコンを操作してスイッチを入れたようだと察し、彼女は問うた。


「どうした?」

「いや、ちょっと明日の天気予報を……」


 言いながらヴァイスはせわしくなくチャンネルを変えて行き、そして指を止める。
 シグナムが何気なく視線をテレビに向けると、そこには天気予報やニュースではない番組が映っていた。
 それはスポーツ観戦の生中継で、奇しくもこの前賭けの対象にしたチームの試合だった。
 妙な縁を感じるその光景に、ふとシグナムの口元に微笑が宿る。
 そして彼女は、愛する男の顔を見上げ、告げた。
 
 
「なあヴァイス」

「なんすか?」

「いやな、どうせならまた賭けないか?」


 彼女の言葉に、ヴァイスは苦笑する。
 画面を見れば両チームの得た得点が表示されており、それは馬鹿馬鹿しいくらいにヴァイスの応援するチームの不利を明示していた。


「……今度は明らかにこっちが不利なんっすけど」

「一度勝ったんだから、譲っても良いだろう? それにまだ負けと決まったわけじゃない」


 静かな口調の中に有無を言わさぬ迫力を込め、囁くシグナム。
 どうやら負けず嫌いのバトルマニアの癖が出てしまったらしい。
 こうなった彼女に逆らう事もないと、ヴァイスは不承不承と頷いた。


「はいはい、分かりましたよ」

 
 と。
 そして二十分後、試合終了を告げる審判の声が上がり、見事なくらいにヴァイスは敗北を喫した。
 そんな彼に、シグナムは朗々と告げた。
 今度は自分の番だと。





「今帰ったよー」


 帰りを告げる声と共に、八神はやては玄関を開けて我が家へと帰り着いた。
 だが彼女の顔に浮かんだのは、仕事を終えて家に帰り着いた安堵ではなく、不可解そうな疑問の表情。

725 烈火の将のメイド日和 :2010/02/28(日) 00:19:20 ID:Yfcdc46o
 なにせ彼女の目の前にいたのは、なんともありえない格好の人物だったのだから。


「お帰りなさいませお嬢様」
 

 と。
 そう告げて深々と頭を垂れたのは誰あろう、ヴァイス・グランセニックだった。
 そしてその台詞もさる事ながら、格好もまたおかしい。
 ワイシャツに蝶ネクタイ、そしてベスト。
 なんというか、一言で言えば執事的なものである。
 とうか、なんでヴァイスが自分の家でそんな事してるのだろうか。
 はやてはぽかんとしたまま、思うままに問うた。


「あ、あの、なんでヴァイス陸曹がうちでにおるん?」


 その疑問に答えたのは、ヴァイス本人ではなく、居間から訪れたシグナムだった。

 
「ああ、ヴァイスは今日一日うちで執事をやる事になりまして」

「なんでまたそないな事を……」


 ちらりとヴァイスに向けられるはやての視線。
 彼は少し困ったような、それでいて少し楽しそうに苦笑を浮かべ、言った。


「まあ……ちょっとした約束でして」



終幕。

726 ザ・シガー :2010/02/28(日) 00:21:02 ID:Yfcdc46o
はい投下終了。
なんかもう、522氏のSSのメイドシグナム見て突発的に書きたくなって書きました。
シグナム姐さんのSSなのに胸をあまり活用できなかったのだけが少し残念。

次回は念入りに使いたい所存。

727 シロクジラ :2010/02/28(日) 00:25:41 ID:SIzIK3IQ
       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\   ・・・・・・
  |      __´___    |
  \     `ー'´   /
やってしまいましたね。いろいろすいません。
・・・というわけで今晩は無理っぽいので、ではでは。
割り込み、失礼しました。

728 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 02:12:58 ID:02XIt6Oo
フェイト・・・・・・その疑問を十年抱えるって・・・・・・www

729 ふぁす :2010/02/28(日) 02:48:33 ID:aw4IOs6Q
あえて空気を読まず投下いたします
「前世夫婦の御乱心 後編」はしばしお待ちを

・キャラ崩壊系ギャグ?
・クロノ×エイミィ前提でクロノ&ヴェロッサ
・NGは「友人が珍しく直球です」でお願いします

730 友人が珍しく直球です :2010/02/28(日) 02:49:44 ID:aw4IOs6Q
自分の友人、クロノ・ハラオウンは世間的には男前で通ると思われる顔だちである。黒髪に青い目、別の友人の世界の言葉でいうところのエキゾチックな容姿とも取れなくもない。もうすぐ二十代に突入する息子がいるとは思えない美しい母親と、やはり男前で通る父親の間に生まれたのだから、美形にもなるだろう。
 身長は高身長というわけでもないが、人並みにはある。無愛想ではあるが、根は優しく、世話焼きだ。
 しかも、仕事もできる上に、地位もある。それ何て完璧超人――といったところである。
 そう思う、ヴェロッサ・アコースは、そんな友人のいろんな面を知っている。それこそ、心のどこかが腐っている大きなお姉さんたちがハアハアと呼吸を乱す程度には。管理局勤務のどこぞのオペレーターの女性たちがそういう話をしているのをたまたま聞いてしまった時は、さすがのヴェロッサでもちょっとへこんだ。某夜天の主に愚痴を呟いたら、ポンポンと肩を叩かれ、『それはな、美形に生まれてしまった男子の宿命や……』としみじみ呟かれてしまった―――中の人はガチオタである彼女らしい発言である。


 それはともかく、ヴェロッサは彼の色々な面を知ってた。たとえば性癖とか性癖とか性癖とか性癖とか。





―――友人が珍しく直球です――

「やっほー、クロノ君」
 ある日のこと、ヴェロッサはアースラの食堂へと姿を現した。クロノに頼まれた用事の報告をするためだが、ぶっちゃけさぼりである。
 少年期からの友人であるクロノに会いに来るのは、真面目すぎて息抜きをする時間をあまり取らない彼の息抜きを促すためだ。もちろん、自分自身も友人であるクロノに会いたいからであるが。
 手のひらをプラプラとさせ、片手には甘さ控えめの手作りケーキを乗せ、ヴェロッサはクロノに近づいた。けれど、クロノは彼の登場に気付くことなく俯いたまま。彼の明るい色の長髪も、明るい色のスーツも、声も十二分に存在感を発揮しているが、それでもクロノはヴェロッサに気づいていなかった。
「クロノ君?」
 クロノのすぐ横まで足を伸ばしたヴェロッサは、彼の顔を横から覗き込む。虚ろな眼差し。ただぼんやりと、手にしたコーヒーカップを見つめていた。
「どうかした?」
 何か問題でもあったのだろうか。そう思い、ここしばらくのアースラのスケジュールを思い出してみるが、彼らほどの実力者たちが何か問題を起こすような仕事はなかったはずだ。
 では、プライベートはどうだろう。母親との関係は良好のようだし、義妹であるフェイトとも仲が良い。ほんの数日前、通信で話した際には、母子ともに元気でいると笑っていた。まあ、数日の間で喧嘩した、なんてこともあるかもしれないが、彼らの家族関係なら、すっぱり綺麗に元の鞘に収まっている気がする。

ならば――――。
「彼女と、何かあった?」

731 友人が珍しく直球です(2) :2010/02/28(日) 02:50:47 ID:aw4IOs6Q
 ピクリと、クロノの身体が反応する。気付いていないようで、気付いていたらしい。それならば、何かしらリアクションしてほしいものだが、そこはあえて置いておこう。
「黙ってちゃ、何もわからないよ?」
 まるで子どもに言い聞かせるようにヴェロッサは言う。クロノは観念したのか、そろそろと頭をあげた。視線もヴェロッサへと向けられるが、瞳に光はない。俗に言うレイプ目である。
「…………エイミィが口をきいてくれない」
「それは大変だね。忙しいだろうに、艦長が休憩してて良いのかい?」
「仕事での会話はしてくれる……だが、その他の会話は一切………」
 してくれない。そう続くのだろうが、クロノはそこまで言って、再び俯いてしまう。つまり、艦橋で仕事の話でなら会話が成立するが、その他では無視を決め込んでいるらしい。
「エイミィ……」
 クロノは、そう切なげに呟いた。
 エイミィ・リミエッタ―――ヴェロッサの友人・クロノの恋人で、アースラの管制官である。彼らは士官学校時代からの友人であったのだが、ヴェロッサも知らぬ間に、いつの間にやらできあがっていた。どうして恋仲になったのか聞いても、クロノは照れて答えてはくれない。
母であるリンディと、義妹であるフェイトとその使い魔であるアルフが共に住んでいるため同棲ではないが、同居している二人である。
 なかなか進んだ恋人関係であるが、そうであるが故に仕事以外で口をきいてくれない苦痛は、想像に難くない。仕事だけでも会話がある分、いくらかマシであるが、艦長であるクロノがここまで落ち込んでいたらアースラは仕事にならないのではないだろうか。そう疑問を口にすると、クロノは重々しく口を開く。
「まともに指揮もできないのなら休憩に行ってはいかがですか? なんて言われて……」
 だからこそ、艦長が食堂でと落ち込んでいるのか。これは重症だ。
 いつもならば生気に満ちあふれた瞳で、元気に仕事をしているクロノだが、ぽっきり折れた時の反動はひどいものだ。これではただの腑抜け。そんな友人の姿を見たくないと、ヴェロッサはいらない世話を焼く。
「良かったら、何で彼女がそこまで怒ったのか、聞いて良い?」
 ヴェロッサは首を傾げた。すると、クロノはやはり重々しく、口を動かす―――のちにヴェロッサは思う。聞かなければ良かったと。





「後ろ手に縛って、後ろから犯して、中出しした……」




 普段の彼だったら絶対に口にしない言葉がヴェロッサの耳に届く。そこまで彼は落ち込んでいるのか。ヴェロッサは友人の落ちぶれた姿に心がざわつく。
 
 そりゃ、怒られるわ。

 そうツッコめたらどんなに良いことか。ヴェロッサは頭を悩ませる。
 彼の性癖は知ってた。真面目な性格の反動ともいえるその性癖に、エイミィはよくついていけると思っているのは、内緒である。
 ヴェロッサはしばし考え、クロノの肩に手を置いた。そして、大きく息を吸い、口を開いた。


「うん。君らの性生活については何もツッコまないから。たとえ、君が緊縛趣味であろうが、年上のお姉さんに責められるのが大好きだろうが、実はロリコンでしたとか言い出しても、僕は君の友人であることを止めないよ☆」
 そう、一息で口にし、ダッシュで逃げた。ああ、無責任。無責任結構。




――後日、ヴェロッサはアースラの中に空の薬莢が五個転がり、クロノのリンカーコアが抜かれかけた事件を知るが、それはまた別の話である。



732 ふぁす :2010/02/28(日) 02:52:20 ID:aw4IOs6Q
投下終了です

息抜きしたので、「前世夫婦」の方の続き(エロ)を頑張りたいと思います

733 前スレ522 :2010/02/28(日) 06:34:15 ID:Zp7UNpyo
前スレ522

>>ザ・シガー氏
お疲れ様です。

あの騎士甲冑のデザインを好きに変えられるとは……そんなステキな機能があるとは驚きですw
じゃあ時と場合と本人の気持ち次第で色んなコスプレが楽しめるわけですねwww

あとおっぱいもいいけどあのむっちむちの太もももいいと思うんですよ。
戦闘中であろうと太ましい御御足を魅せる姐さんが最高です。

734 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 11:30:06 ID:XKLoldxY
ふぁす氏投下乙
ちょwwクロノなんつう緊縛趣味してんだよwww
さすが、二期で師匠の猫姉妹を緊縛して漫画でもフェイト相手にバインド使った男なだけはあるwww

735 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 16:24:43 ID:WeHetbqs
元々傾向あったけど尻のほかに緊縛属性も固定化されてきてないかこの変態提督め……
ふぁす氏GJです

736 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 18:00:25 ID:etTM/QkQ
まぁあの世界においてバインド系の魔法の効率的な運用って死命を決しそうだし
緊縛趣味はある意味当然かもなぁ
ユーノも多分緊縛趣味だろうし、そしてユーノのバインドのほうがやらしそうなんだがw

737 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 18:03:53 ID:w7/4/fTc
レストリクトロックで触手プレイ?

738 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:29:05 ID:9TJgA7vc
シュールな落ちとシリアスな文体が酷い効果を生み出してて・・・実にGJでした。
そして投下したいと思います。

注意事項
・キャラの変態化
・オナニーシーンがある
・そもそも正規ヒロインの存在感0

NGは「シロクジラ」かIDで。

739 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:30:59 ID:9TJgA7vc
ユーノ君はオスメスどっち?
1話「執務官起動」


却説――このお話は倒錯と変態と狂気に満ちた微妙な並列次元の物語で、そこに魔法少女愛はなく――。
もちろんのこと前提条件からして異なるのだから、正史の如き展開にはならぬ、ならぬのだ!
BLもレズも赦さぬ!
慟哭せよ。汝らの趣味など、倒錯の前には夢幻の水滴也や。





次元航行艦アースラは、美男美女ぞろいのフネである。
クロノ・ハラオウン……無愛想なクールフェイスと少年らしい可愛らしさ、青年らしい凛々しさの混じった雰囲気が印象的な、
いわゆる一種のエリートと言うヤツだ。彼の朝はいつも――生理現象を如何に早く収めるかと言うことに終始する。
そう、すなわち!

「……朝ダチが収まらない……!」

時々、女の子と間違えられそうな顔で、とんでもないことを抜かす執務官。
健康でエロ妄想しがちな青少年諸君なら誰でも陥る、いわゆる一つの勃起(イグニッション)であった。
さてここで普通の学生ならば、誰もが秘密の隠し場所およびケータイ端末、私物の端末などにブツを持っているはずだ。
この場合、収める道は多種多様だ。


なけなしの小遣いを出して買ったエロ本、右手の扱き運動――賢者へいたる最短ルート。
この方法の欠点はエロ本と言う現物を使用する手前、敵(家族であろうと他人である)に遭遇した場合は言い訳無用たる点か。

或いはエロ動画による音声と映像、モザイクと死闘しながらの恐るべき運動――視覚+聴覚=射精。
エロ音声による騒音は思いのほか強力であり、一般的な術式に比べ、はるかに露呈する可能性が高い。


最終的に溜まってるとき、もっとも役に立つのはなんであろうか?
エロ本とエロ動画による自慰? それとも性処理器具による擬似セックス?

――甘い! 蕩けるように甘い!

そんなものは三千世界すべての人類が通った道!
ありとあらゆる文明が盛衰する中にあって、共通した進化の道筋なのである!
だが文明の利器なしでは、黎明の暗がりですら用を足せぬ代物に何の用があろう?


……なれば。息子(ペニス)勃起対策とはなんぞや?
それすなわち、最強無敵の青少年のみが持ちうる、必殺の奥義である。
あの若き情熱のみが為しえる、ありとあらゆる善悪を超越した性欲処理の究極系。


――思い浮かべよ――

――罪悪感が沸かない、欲情できる女体を――

――想像せよ、己に思い浮かべうる最高のシチュエーションを――


クロノ・ハラオウンと言う雄の優秀さは、禁忌(インモラル)という破滅を回避しながらのマルチタスクにある。

740 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:32:09 ID:9TJgA7vc
周りにいる美人たち、つまり巨乳未亡人(母親)、金髪美少女(義妹)、年上系(姉貴分)の顔を思い浮かべず、行為に没頭。
並列処理――巨乳・貧乳・虚乳――黒髪・金髪・銀髪――白い肌・浅黒い肌・黄色い肌――エンチャント。
雄雄しくそそり立ち先走りを垂らす亀頭と、右手の摩擦によるチャージング……精液の生成によって膨らんだ玉袋より、
次の一扱き(ワン・ポンプアクション)で液体が迸るだろう……レールガン。そうなれば雌雄は決するのみ……!
ついに、力を込めた扱きが蠢いた。同時に、電流のように背筋を射精感が駆け抜ける。
この瞬間、いつものクロノの脳裏には、最愛の(=その瞬間孕ませたい女性)の顔が浮かぶのだが――。
今朝というときは何故か、特に女性の姿が浮かばぬではないか。
あらかじめ引き出され、床に敷かれた3枚重ねのティッシュの上には、スズメの涙ほどの精液しか降らぬ。

……ポタ、ポタ。

僅かに、生臭さが鼻を突く。しかしその程度では消臭剤とお香による隠蔽は拭えない。
いつものクロノの量は軽くこの十倍、一射精でほとんど“ブッカケ”(日本発祥の精液コーティング文化)が成立するほどだ。
息子も硬度を保ったままだった。朝食まであと四半刻しかない。もう一度、精神集中は出来なかった。

「……不味い」

可愛い妹が起こしにきたとき、股間がもっこりしていたら心証は最悪。
最悪の場合、魔人リンディ・ハラオウンと悪魔エイミィによる尋問が待つ。
それだけは避けねばならない。闇雲な扱きによって生理的に発射されるのを待つほかないか。
そう覚悟して股間の肉棒兵器を握り締め、優しく一擦りした瞬間。
閃光(フラッシュバック)――優しく微笑む、蜂蜜色の髪・翡翠の瞳・細い体つきの――親友の姿が浮かんだ。
美少女のような可愛らしい顔に、やはり滅茶苦茶高い声、真っ白で染み一つない肌、細い割りに美味しそうな太もも。

(ああ言われてみればあの民族衣装も含めて限りなくエロ……いやいや待て!)

発射してはならぬ、と直感は告げた。今この刹那に撃てば、確実に、

――新たな性癖に目覚めかねない。

嗚呼、無常。しかし肉棒より愉快な感じで駆け上がるリズム。
溜まっていた灼熱の液体が、恐るべき速度で肉バレルから発射。
ぶびゃあああああ……白濁と言うかベージュ色の精液がティッシュに撒き散らされた。

「――くぅっ!」

強烈な反動――射精の余韻に浸りつつ、微妙に冷静な賢者モードに移行するクロノ・ハラオウン。
シャワーを浴びて着替えると、“ある一つの目的”を脳にインプットして歩き始めた――。
通信。

「どうした――」
『ど、どうしようクロノ……』

ギラリと眼が光った。




741 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:33:42 ID:9TJgA7vc
母親であり艦長であるリンディに、「急用が出来ました。有給使えます?」と聞くと「オッケー」だった。
どうやら有給が溜まりすぎて色々と処理が面倒になっていたらしい。
ちょうどフネも整備のためにドッグに寄港するところで、ミッド標準時間の昼には、クロノは地上の人であった。
季節は初夏に差し掛かった頃……携帯端末で目標の人物を呼び出すと、彼は失ったタンパク質を補充するように肉食をした。
各種ミネラルの摂取も忘れない辺り、流石。明日の戦いに備えるのは武人の勤めである。
パクパクと二個目のハンバーガーを食らい終えると、彼は公園の出入り口を見回した。
そろそろ時間のはずだ。まあ“男同士の”時間約束なんてのは、あまり当てにならないが。

さて、ここいらで少々昔話を始めよう。
すなわち何故どうして、実直真面目な少年であり青年であるクロノ・ハラオウンが、
一般常識から言って奇妙と呼べるレベルの奇行に及んでいるかを、だ。

多くの人間が知るように、クロノという少年は世間一般の標準においても稀な美少年である。
細く滑らかな漆黒の頭髪に加え、凛々しい表情を浮かべる整った顔、切れ長の目――。
ガッチリとし過ぎず、かといって細過ぎないと言う、理想的な体格も美しさに拍車を掛けているように思う。
尤も15歳から16歳に掛けての頃は身長に恵まれず、それこそ小学生レベルの背丈しかなかったのだけれど。
それも本人にとって気にすることだったもの、周りのお姉さま方にとっては可愛らしいと思える要素だった。
クロノは真面目で思い詰めやすい性格だったのも、周囲から弄られる理由となった。
まだ5歳にもなっていない幼子が無表情に、ただ悲壮さだけをにじませて、もう誰も泣かせないためだけに訓練を行うのだ。
当時、夫を亡くしたばかりの母親のリンディ・ハラオウンからクロノを預かったグレアム提督はこう述懐する。

『――彼は今まで見たどんな少年よりも努力家だったが、その努力が空回りしている様にも見受けられた』

実際のところ彼は潜在的な資質に恵まれながらも、それを生かしきれない土壌に足を踏み入れていた。
身体が出来上がっていない幼年期のハードワークは、真っ当な成長を阻害し、後々まで彼の身長に影響したほどだ。

ある意味においては愚かとも言えるし、ある意味においては早熟とも言えるそれは、
クロノ自身にも理解し難いこと――僅か7歳での性欲の発露――として如実に表れた。
ぶっちゃけると彼の魔法戦術の師匠である二人……リーゼロッテ・リーゼアリアに、とある休憩時間、グッと来た。
無論、精通さえしていない幼子である。当時から逸物は立派だったとはいえ、勃起しても何もでないし収め方もわからぬ。
そしてリーゼ姉妹はクロノの異常を察しつつ、手を出しはしなかった。
いきなりショタを襲ったりはしません、メェェルヒェンや漫画じゃあるまいし。
ただただ収まるのを待つしかなく、色々と気まずいことになったのを鮮明に覚えているとか。

742 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:34:15 ID:9TJgA7vc
閑話休題。
まあそういうわけで、クロノが子供から大人の階段のステップを登ったのは、管理局士官学校に在学中のことだった。
その頃には異性のエイミィや友人たちのお陰で、だいぶ人間らしい表情を取り戻していたのだが、
彼が“女性”というものを知ったのは、年頃の少年たちにありがちな猥談……通称「エロトーク」である。
まだキラキラした目で「僕たちどこから産まれてきたの?」とか美人のお母さんに訊けちゃうボーイズは、
まず保健の授業で男性と女性の身体構造について学び、妊娠とか避妊とか知って微妙に薄汚れていく。
慎みと恥ずかしさで沈黙の女子に比べ、精神的に幼い男子陣はオスの本能で大いに盛り上がった。
クロノは非主流派の真面目くんだったが、これによって男女の間に薄い壁ができたのがなお悪い。
男女について意識し始めたエイミィなどの共生派が口を利いてくれなくなり(よくあることだ)、
居心地の悪くなった真面目グループも主流派「エロトーカーズ」に合流、ついに男子の間に存在する絆を通じて汚染された。

――すなわち、伝家の宝刀「エロ本」の登場、ならびにネット世界からのエロ情報だ。

ありとあらゆる次元世界の閨の術、女性器と男性器を示す隠語に、男心を刺激する交尾の写真。
流れに身を任せ、いつか大人になっていく、とは詩文の一節だったか。
様々な知識を仕入れ目にすることでは男子一同、大いに盛り上がり股間を固くした。
だが股間を硬くすることだけで満足できぬのはオスの運命(さだめ)か、誰からともなく自慰という行為が広まった。
その中で初射精に成功する戦士も誕生したが、クロノ・ハラオウンはそれに手を出さなかった。
出せなかったのかも知れぬ。己という一個のオスの目覚めが、それまでの漠然とした価値観を壊すとわかっていたから。
後に夢精で精通を迎え、ただただ、そうあることを受け入れた矢先だった。
運命的に高町なのはという天使のような少女に出会い、悶々とした想いを抱えた挙句、オナニーした。
誰がどのように形容しようと、生々しく雄雄しく、ペニスを扱いて撃ち放ったのだ。
ひたすらに。

解放であった。

オスに生れたことの意味を悟るほどに、素晴らしかった。

ただ、己の精が放つ生臭さも凄まじいと知り、給料をはたいて消臭材の類を買った。
クロノ・ハラオウン15歳のときである。





あれから数年が経った。
クロノはあらゆるシチュエーションを脳内ストーリーでカバーし、家族や友人以外の人物で幾度となく抜いた。
金髪美人の義妹が最近の悩みの種だし、官能的な実母もすごいけど、肉親では抜かぬ。
最後の良心は理性と亡父の立派さに支えられていたのだ。だが、だがしかし……。

743 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:34:47 ID:9TJgA7vc
(まさかユーノで発射できるなんて! 朝立ちとはいえ節操無さすぎるだろ!!)

ユーノ・スクライアは十代半ばの年下、クロノにとってはいわゆる親友と呼ぶべき少年だ。
美少女と見紛う白皙の面、蜂蜜色の頭髪に華奢な肉体、少女のような声を持つが、ペニスがついてるし小便も立ってする。


――つまり男の子なのだ!


今朝、切羽詰った声でユーノから電話があり、ついつい会う約束をしてしまったが――。
……そしてどうするというのだ、自分は。
本気で悩みつつ、クロノは飲料水を飲み干した。

「……しかし、だ。今朝の《電磁射精(レールガン)》はなんだったんだ?」

ここにきて意味不明度MAXである。
そんなわけのわからないことを言われても困る人間の方が多いだろうに。
呟きは雑踏の中に飲み込まれ、遠い目をして街を歩む人々を見ていると、蜂蜜色の頭髪が見える。
白い肌にうっすらと汗が浮かび、緑色のくりくりした瞳がクロノを捕らえて離さない。
まだ十歳になっているかどうかの、小さな身体はその類稀な美貌と相まって、少女のようにも見えた。
結論――ドキッと胸がときめいた。

――前略、父上様。貴方の息子は親友に欲情しました。

何故か「それもいいんじゃね?」といい加減な答えのクライドが見えた。
なんかもう本当に、この世界どうなってるんだろう。

「クロノ! そこか!」
「……あ、ああ……どうしたんだ、急に?」
「……ここでは話せない」
「そうか」

二人は公園のベンチから立つと、ユーノの自宅へ向かって歩き出した。
無言である。
ユーノのほうは本気で悩んでるモードだったからで。
クロノのほうはマジで自分はショタコンだったのかと悩んでいた。
そうこうしているうち、何時の間にか無限書庫づとめに入ってから借りているという件の家についていた。
ソファーに座って出されたコーヒーを飲んでいると、目の前の席にユーノが座った。
……何故か居心地悪く感じていると、奴のほうから話題を切り出した。

744 シロクジラ :2010/02/28(日) 18:35:24 ID:9TJgA7vc
「なあクロノ」
「なんだい?」
「実はボク……」

ユーノ・スクライアはさらっとすごいことを、真面目な顔で言った。
心なしか頬が赤いのは、羞恥ゆえだろうか。
あまりにもひどかったので、クロノは聞き返した。

「は?」
「――ボクは両性具有なんだよ!」

顔を真っ赤にしてシャウトしたユーノと、その発言を受け沈黙したクロノ。
9歳の少年は、親友からドン引きされているのかと不安に思いつつ、火照った頬で向かい合う。
数秒後、15歳の執務官が爆弾発言をかました。

「つまりフタナリか、滾ってきたぞユーノ!」

素晴らしい笑顔だった。

「端的に言って死ねばいいと思うよ?」


――これはユーノが「生えてる女の子」か「穴のある男の子」かを調べた男の物語。


続く。

745 あとがき :2010/02/28(日) 18:38:46 ID:9TJgA7vc
新作です。クロノ×ユーノだよ! まただよ!
しかし前作の「司書長は女の子」よりネタ度と変態度は上。
気楽に書けるほのぼのを目指したら何故かこうなっていた……すべて古代ベルカの所為ですね。
こんなものを書かせて喜ぶか、古代ベルカめ……!
まあどっちかというと

ユーノは中性的→以前、実は美少女はやったなあ→シドニアの騎士→じゃあそっちだな。

と、意味不明な流れで決まりました。
・・・わあ業が深い。


あと保管庫で応援のコメントくださった方、ありがとうございます。
あちらのほうの番外編もきちっと終わらせたいと思いますので、お待ちください。

746 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 18:45:51 ID:Ki/NcCww
シドニアからかよwww
いやぁ素敵だ、とても

747 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 18:48:19 ID:32NYjDF2
GJ
相変わらずあなたは病気だな(褒め言葉)。
しかしこんなところで村正ネタ見ることになるとはw
電磁抜刀射精とかイヤすぎるw

748 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 19:11:10 ID:9bXvlgUU
GJ
レベルが上がってるww
しかも妙に自分と嗜好が合ってるのがすばらしい。業が深いな。

749 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 19:23:38 ID:YBVRAsAc
ハァハッハッハァ!
男が男を好きになるとはおもしれぇなぁ!
さて、今日もクソガキを泣かせてやるか…ハッハァ!!byV兄

750 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 21:23:07 ID:etTM/QkQ
ユーノきゅん逃げて><
変態執務官に犯されちゃう!!

751 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 21:42:03 ID:lp94j51A
駄 目 だ この世界変態しかいねえ! GJ!

752 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 21:52:21 ID:uACmJqGk
>>751
何を今更?
ミッドも地球も世は全て変態が動かしている!

753 CRR :2010/02/28(日) 22:28:36 ID:shBBjdT2
ちょっとお借りしますよ……

『夜天牌』シリーズを一部加筆・修正しうpしました。
保管庫司書様、保管庫の該当作品の修正よろしくお願いします。
ご指摘いただいた方ありがといございました。

ヤガミ 〜闇に降り立った夜天の主〜
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org693567.txt.html
ムダヅモ無き管理局改革 〜「響け終焉の笛!」勃発! ラグナロク大戦〜
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org693577.txt.html

754 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 22:49:52 ID:JDc9gzpk
シロクジラ氏GJ!
ちょ、クロノ自重wマジで死ねよwww

さて・・・それで、どっちだったのか。詳細を伺いたい


CRR氏
差し替え了解。確認をお願いしますね
時間帯の所為かライブドアがいっつもエラー吐きやがるのですよ

755 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 23:15:56 ID:NwSZ3FGA
>>754
書庫おつかれさまです

756 ふぁす :2010/02/28(日) 23:16:56 ID:2ASUlhnc
>>シロクジラ氏
あなたの色んな意味でcoolな作品が好きです
そのイカれぶりが素敵だ









ちょっとチラ裏


・チラシ一枚目
クロノ……それプレイなくてレイプや………

・チラシ二枚目
互いに縛り合うクロノ×ユーノとかどうだろう………(開眼した)

757 ザ?シガー :2010/02/28(日) 23:17:23 ID:d3zmiR3g
シロクジラ氏投下乙&GJ。毎度思うが、あんた天才だろwww
なんでまあ、こんなぶっ飛んだアイディアをポンポンと。
こりゃあれか、クロノがまた(司書長は女の子以来)ユーノの処女を奪うのかwww
そして、あっしもこの投下祭りに乗って投下しやす。
ちょい実験で、今回は携帯から。
非エロ、短編、タイトルは「十一番とツンデレ彼氏IN愛の巣」

758 十一番とツンデレ彼氏IN愛の巣 :2010/02/28(日) 23:33:52 ID:kZCtIWz6
多くの場合、独身の武装局員は寮住まいだ。
厳しく、そうしろ、と定められている訳ではない。
だが、そうした方が良い、という風潮はある。
緊急時の召集、隊内風紀や隊員同士のコミュニケーション。そして何より、若い隊員にとっては金銭的な面でも寮住まいでいる事が助けになる。
だが、中には例外がおり、彼もまたそうだった。
同年代の同僚と違い、一人局員向けの賃貸マンションに住んでいる。
理由は幾つかある。
一つは音。
彼の部隊の寮は近くに工場があって少々うるさい。
不眠症の気のある彼からすれば、あまり住み心地の良い場所ではない。
二つ目は煙草。
寮はほぼ全ての場所が禁煙であり、愛煙家の気のある彼にとってはかなり辛い。
等々。
これらの事情から彼は、自分の住処を安く済む寮でなく、高く付こうともマンションにしたのだ。
懐に厳しいのがたまに傷ではあるが、一人暮らしというのは中々に悪くない。
時折、悪戯好きの子猫が訪れるという事もあるから。

家に帰った彼が見たのは寝室のベッドを盛り上げる小さな山だった。
シーツの下で山を作っているのが何なのか、すぐに察しはついた。
「何やってんだお前は」
シーツの小山にそう声をかける。
するとそれはモゾモゾと動き、ひょっこりと顔を出した。
後ろで纏められたぴょんぴょんと逆立つ赤毛、悪戯っぽい笑顔。
「えへへ、ばれちゃったッス」
まるで企んでいた悪戯がばれてしまった子供のようにあどけない笑顔をシーツから覗かせて、彼の恋人、ウェンディは言った。
だが彼の返した言葉は冷徹そのもの。
「ったく、お前は……来る時は先に連絡しろって言ったろうが」
「驚かしたかったッス」
「だからってなんでまたベッドに」
言いながら、彼はシーツを剥ぎ、そして絶句した。
なにせシーツをめくった下に隠されていたのは……一糸纏わぬ乙女の裸身だったのだから。
「ちょ、おま……なんつう格好してんだ!?」
「なにって、全裸ッスけど?」
「ッスけど、じゃねえよ! 女ならもうちょい恥じらい持て!」
突然恋人の裸身を目の当たりにし、彼は顔を赤くして叫ぶ。
だがウェンディときたら、そんな彼の慌てようを面白そうに見つめながら、そっと首に手を絡めた。
「だって、最近全然二人っきりになれなかったじゃないッスか」
そして愛くるしさと蠱惑と恥じらいの混在した笑みで、囁く。
「女の子だってエッチな事……したくなるんッスよ?」
ふわりと、花が花弁を開かせるような媚態。
頬を染めた微笑み。
言外に要求された、私を抱いて、というサイン。
彼はゴクリと一度唾を飲み、そっとウェンディに顔を寄せる。
「ったく……今度からは、普通に誘えよな……このバカ」
悪態を吐きながらも決して疎ましさなど感じさせず、むしろ愛に満ちた声でそう告げ……彼はそっとキスをした。
そして優しく彼女と体を重ねながら思う。
なるほど、独り暮らしは悪くない。
こうして誰憚る事なく、愛する少女を抱けるのだから。
と。
終幕。

759 シガー :2010/02/28(日) 23:39:20 ID:.4dPQ4yE
投下終了。
うわ、文字化けして名前にクエスチョンが……
読みにくくてすいやせん。
携帯でこつこつ書きためてたんで、たまには投下も携帯でしてみるか、とか思っちまいやして。
今度からはちゃんとPCでやろう……

760 名無しさん@魔法少女 :2010/02/28(日) 23:56:10 ID:6qJRnPBU
sageしとく

761 名無しさん@魔法少女 :2010/03/01(月) 00:05:10 ID:EGygZhPc
>>758
11番さん爽やかエロかわいいっす!

762 名無しさん@魔法少女 :2010/03/01(月) 04:37:11 ID:.TJ5P3VE
>シロクジラ氏
クロノよ、大切な何かを踏み台にしてまでも一番高い林檎(フォービドゥンフルーツ)を掴みたかったんだな……
というか何をBGMにしてるのかモロバレでコーヒー吹いた。
ユーノの告白で更に吹いた。コーヒー返せwwwwwwwwwwwwwww
個人的にはユーノがどっちベースでもエロけりゃそれで(ry

>ザ・シガー氏
……あれベッドインは? 濡れ場はー?
これはアレだな、読者まで焦らそうって魂胆だな、よし全裸にネクタイで待機だ!
ウェンディ可愛すぎる!

という訳で、お二人ともグッジョブっした!

763 前スレ522 :2010/03/01(月) 22:28:34 ID:wqnzlbA6
前スレ522です。
短くて申し訳ないのですが拙作の続・ガンバレ女の子の続きができたので投下します。

非エロです。

764 続々・ガンバレ女の子(1/3) :2010/03/01(月) 22:29:39 ID:wqnzlbA6
広大な次元を監視する局内とはいえ、事件さえ起こっていなければ基本的に平穏そのもの。
ちょっと廊下を歩いていれば井戸端会議の如く世間話や噂話に花を咲かせる女性たちがちらほらと。
この医務室でもリインとシャマルが何やらお話の真っ最中であった。

「お兄ちゃんプレイって何なんですか?」
「え〜と……その前にリインはどこでそんな言葉を知ったのかな?」
「はいです。 実はヴィータが彼氏さんのことを『お兄ちゃん』って呼んでいるのを見たんです。 それからお兄ちゃんプレイがどうとか真剣な顔をして独り言を言っていたのも見ました」

まだまだ汚れていないリインなのだが、この世には知らなくてもいいことがたくさんあるのをまだ知らない。
星の巡り会わせか、それ以上の行為を見ていなかったリインにとってはまさにギリギリセーフな内容だった。

「あらあら、ヴィータちゃんもうっかりさんね」
「二人は兄妹じゃないのにヘンです」
「ところでこのことは他の誰かに相談した?」
「もちろんです。 はやてちゃんに聞いたのですが―――

     ◇

「しょうがないなヴィータも。 ま、上手くいっとるならええけど」
「やっぱり知っているのですね、はやてちゃんは」
「知っとるけど……う〜ん、リインにはまだ早いかな」

     ◇

―――って笑うだけで肝心なことは教えてくれなかったです!」

相当お冠らしく、リインは身体全体を使って怒っている。
だが妙に愛らしく見えるのはまだ何も知らない子供だからなのだろう。

765 続々・ガンバレ女の子(2/3) :2010/03/01(月) 22:31:12 ID:wqnzlbA6
「それにです、フェイトさんまで―――

     ◇

「お兄ちゃんプレイか……昔よくやったな」
「フェイトさんはやったことがあるのですか! それではお兄ちゃんプレイとはいったいどんなこと……」
「ごめんね、リインがもっと大きくなったら教えてあげるから」

     ◇

―――って言って教えてくれかったです! みんなひどいです!」

リインは子供じゃないですと怒っているけど、どこからどう見ても純真無垢な子供であるから微笑ましい。
末っ子らしく大事に育てられているのだが本人にしてみれば仲間外れにされているようなもの。
半ば意固地になって会う人全てに聞いて回っているのだがその全てに同じような対応をされてしまい、流れ流れてこの医務室に辿り着いたのだ。

「もうシャマルしかいないのです……知っているのなら是非リインに教えてください!」
「……しょうがないわね、みんなは」

さすがにリインが可哀想になってきて医務室にある本棚に向かう。
そこに収められているのはシャマルが自身の手で選び抜いた秘中の秘。
その中から一冊の文献を選び出し、重苦しい表情を見せながら紐解いた。


―――お兄ちゃんプレイ

時は現代、東方の日出ずる國にて数多に考案されたプレイのひとつである。
シチュエーションプレイの流れを汲むものとされ、一組の男女が兄と妹に扮して背徳感のある性行為を愉しむことを主としている。
しかし近年では幼児嗜好のある男性が増加し、妹役の対象年齢が大きく低下。
一歩間違えれば犯罪者に成りかねないほど事態は悪化し、国会内では新たな規制法案を検討するまでに至った。
愛好家たちの間では危惧する声も少なくないが、時代とともにプレイの意味が変わるのもまたひとつの進化と言えるのではないだろうか。

『民○書房 世界エロス大系第七巻』より抜粋―――

766 続々・ガンバレ女の子(3/3) :2010/03/01(月) 22:32:45 ID:wqnzlbA6
「……えーと」
「リインには難しかったかしら?」
「そ、そんなことないです! つまり……こ、恋人同士でする秘密の遊び?」
「うん、そんなところかな」
「やったです。 これでもうリインは大人なのです」

嬉しそうにはしゃいでいるのだが本質的には違う。
だが的を射ている表現はさすが八神家の末っ子であり、将来性は十分であろう。
そして話も一段落したところでリインの興味は他に移る。

「ところでシャマルはさっきから何を作っているんですか?」
「ああこれ? これは精力ざ―――じゃなくて栄養剤ね」
「栄養剤ですか」

シャマルの机の上には小鉢があって何やら妖しげな粉薬を作っている。
それらを小分けにしている最中にリインが尋ねてきたのである。

「最近、疲れている人が多いからね。 これを飲んで元気になってもらわないと」
「さすがはシャマルです。 みんなが元気だとリインも嬉しいです」
「うん、みんなが元気だと私も嬉しいわ」

もちろんリインには真の意味がこれっぽっちも伝わっていない。
シャマルとリインの間には大きな隔たりがあるのは言うまでもないが知らぬが仏。
そうこうする内に医務室のドアを叩く男性局員が一人……

「あ、どうやらお客様みたいです。 それではリインはこれで」
「また何か聞きたいことがあったら遠慮無くきてね」
「はいです」

男性局員と入れ替わりで悩みが解消されたリインは嬉しそうに医務室を後にした。
局員の健康だけでなくメンタルケアも立派なシャマルの仕事である。
事件さえ起こっていなければここ管理局は平穏そのもの。
今もどこかで井戸端会議の如く世間話や噂話に花を咲かせる女性たちがいる。
旬のネタがヴィータのお兄ちゃんプレイであるのは語るまでも無いだろう。

「ね、ねえはやて……最近、妙な視線を感じるんだけど」
「そうなん? う〜ん、気のせいやろ」

―――END

767 前スレ522 :2010/03/01(月) 22:33:29 ID:wqnzlbA6
以上です。
ありがとうございました。

768 名無しさん@魔法少女 :2010/03/01(月) 23:51:33 ID:18P59Ovc
2ちゃんが豪快に鯖落ちしてるな

>>767

純真なリインが目に痛いぜ・・・

769 名無しさん@魔法少女 :2010/03/01(月) 23:58:18 ID:fbOf4ZrE
面白かった
続き期待
純情なシグナムさんが見たい!

>>768
やる夫系のところも地上本部並みにやられてた
こことやる夫系雑談版は無事みたいだな

爆撃が外れたっぽい

770 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 00:06:06 ID:YkjL7ppE
ココは厳密には2chじゃないからな

771 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 00:12:11 ID:MCHMSR5I
厳密にって言うかしたらばだから別物だろ

772 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 02:06:16 ID:t.C3zwk2
2chの方は韓国から数万人規模のF5攻撃受けたのが原因らしいな
それにしてもなかなか復旧しない

773 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 10:17:06 ID:8ebEvg7.
韓国人どもは3/1にアタックするって宣言してたんだから、最初から韓国からの接続をシャットアウトしてればよかったのに。
と思うのは素人の浅はかな考えなのかなあ・・日本語の掲示板なんだから韓国から接続できなくても問題ないはずなんだが。

774 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 11:40:17 ID:lxK/4Wjc
在日が母国に攻撃コピペ送信→いっきに広まり大人数に
おそらくこんなとこだろ

775 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 12:08:01 ID:YPy0EX2s
また在日って理由で追い出されるのか。
ここでいくつめのSSスレだろ……

776 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 12:40:15 ID:W0uxYlyI
522氏投下乙
ああ、リイン君は無垢でいてくれww
お兄ちゃんプレイとかマニアックだからww



しかし、スレに関係ない話はすんなや
迷惑だ

777 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 13:47:39 ID:Suwa9y9Y
リリカルを語ろう

778 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 14:28:51 ID:a4eZRoO.
よろしいならば砲撃だ

トーマの魔法は割と射撃か?

779 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 14:32:22 ID:dphTixg.
もしマテリアルが大人化したら……

星光たん
オリジナルと違いペタンだがスラッとした美脚
感度はナンバーワン


雷刃たん
オリジナルに影響されてか露出狂に
ことある事にキャストオフ
オリジナルとなんら変わりないけしからん体を披露しオリジナル涙目
けど検挙率ナンバーワン

闇王
オリジナルと違いティアナぐらいある
故にオリジナルからセクハラという名の調教を受ける
部隊長室=調教室
月に一度復讐し成功して後日人間椅子に


なんて浮かんだ

780 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 14:49:36 ID:J1xVYf9Q
しかしなのはさんはマテリアルになってもかっこいいのに他の二人ときたら

781 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 15:20:42 ID:LS0J0BLw
と言うか今回はガチで運営の怠慢と慢心が招いた結果だと思う
携帯は身勝手な理由で規制するクセにこっちは見逃して今回の無様な結果だし

782 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 15:26:05 ID:LS0J0BLw
もしもマテリアル3人になのは達が負けていたら
あんな事やこんな事をされて身も心も闇に染まってしまうなんて展開も

一部、逆にヤられて負けそうな方が居るけど雷刃の人とか雷刃の人とか

783 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 16:53:37 ID:a4eZRoO.
闇の欠片クロノもいい味出してたよな
ザフィーラ以外のヴォルケンリッター負けたらエロ展開行けるよな

784 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 17:03:37 ID:9f3.ldLQ
>>778
そうじゃない?
ナイフは正直飾りでティアナのダガーモードのような、もしも接近されたら使うってものじゃないかな?

別のことで気になってんのは、ヴェイロンとかいう奴が使う火炎攻撃が、
一話で鉄が沸騰するだっけ?温度に耐えたトーマに効いたのが気になった。
液体燃料を噴射して引火させるってやり方のようだが、液体燃料でそこまで温度が高まるのかなぁとか。
すげぇ細かいけどwこの液体燃料が裏社会で手に入るならヴェイロンのように切り札に使う奴いてもおかしくないな。

785 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 17:25:45 ID:/079qWJo
>>783
復讐よりも陵辱に走る闇の欠片クロノ……ゴクリ

786 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 18:49:17 ID:Suwa9y9Y
Ω< そうか、バインドの腕前は、ヴォルケンズに消滅よりもつらい陵辱調教を味合わせるため修練していた結果だったんだよ!!

787 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 19:08:10 ID:vFEAg2ec
星光ってツインテール取っ払っただけの髪解いたなのはかと思ったら
前髪も若干違うんだな

788 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 19:38:05 ID:QMea66C.
星光ちゃんは髪型的になのはとユーノの娘みたいな感じだよなw

俺的には、A's後に局員として働くようになったなのはの変わりに星光ちゃんが高町家で暮らしているんだよ!!

789 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 20:31:29 ID:q6cXP.hc
>一話で鉄が沸騰するだっけ?温度に耐えたトーマ
それに引き換え、800℃10分だっけ?のエリオって…

790 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:05:34 ID:mnLLloek
400℃だ
タバコで燃えるぞ

791 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:21:17 ID:a4eZRoO.
防御が薄いってレベルじゃねぇぞw
トーマはスバル仕込みのレスキュー技術や小さいころのトラウマで耐熱性はバッチリなんだろ

792 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:26:55 ID:TFPXaQ72
まあエリオのはバリアジャケットだけの性能だから…

793 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:31:37 ID:rn5CZOHg
>>784
あれはどっちかっていうと、急激な引火ってか爆発の衝撃でダメージ食らったんじゃないかな?

794 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:36:12 ID:IOn2U4jE
と言うかあの話の設定だとエクリプス感染者が使ってるのは魔力なのかどうかも怪しいからな。

俺としては腕掴まれてたのに直前で入れ替えたのにびっくりだわ。

795 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:36:15 ID:IOn2U4jE
と言うかあの話の設定だとエクリプス感染者が使ってるのは魔力なのかどうかも怪しいからな。

俺としては腕掴まれてたのに直前で入れ替えたのにびっくりだわ。

796 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 21:58:11 ID:9f3.ldLQ
nanohawikiってところで、ヴァイロンの火炎攻撃の項を読んだら、
液体燃料噴射後に引火させるってあったので気になったんだ。
爆発の衝撃を考えると、この液体燃料は強殖装甲ガイバーで出てくるような液体爆薬みたいなもんなのかな?

797 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 22:04:50 ID:0TUa8gfI
>>789
エリオのそれってどこで出てたっけ?
俺も聞いた気がするんだが…

798 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 22:31:59 ID:vFEAg2ec
SSXのマリアージュによるマリンガーデン火災じゃなかったっけ?
エリオ「周囲温度が800℃・・・!?」
といった後それによって痛んだバリアジャケットを再構成しろってやり取りがあった気がする

799 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 22:38:00 ID:mnY2Etao
第1話で所長さんらしき人は、
「金属」が沸騰する温度で活動できる、と言っているだけであって
水銀は約360℃で沸騰しますよ。

800 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 22:46:47 ID:CYKtX49g
>>799
Force1巻の巻末に魔導辞典ってのがあってな
そこに『金属の沸点――数千度を超える熱』って書いてあるんだが

801 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 22:54:42 ID:vFEAg2ec
まぁ金属の沸点っていうのは喩えで出しただけなんだろうな

802 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:11:53 ID:Suwa9y9Y
シグナム姐さんの「シュツルムファルケンは音速を超える」ってのと同じか。
あえて書くまでもない情報を書くと、余計な誤解をあたえる場合がある。
この場合は「あえて音速って書いてあるからには、砲撃とか射撃魔法って音速でてないの?」って感じ。

803 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:13:33 ID:Frqjph92
何も関係ないが。
「・・・トーレ姉でエロが見たいです・・・先生・・・!」
「諦めたらそこでおちんぽカタストロフィ」
という状況に陥ることがよくあって困る。
足りない・・・圧倒的に、あの尻のエロが・・・!
足りないんです〜〜〜〜〜ッッ!!

804 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:15:06 ID:Suwa9y9Y
>>802
すまん、書き間違い
×「音速でてないの?」
○「音速を超える程度のスピードしかないの?」

805 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:22:54 ID:QAS19DNs
トーレ姉のエロか……素晴らしいね!

やはり尻攻め中心が王道か

806 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:28:46 ID:Frqjph92
先生、尻に受胎は入りますか!(種付け行為込みで
スカ博士は絶対に許さないよ

807 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:30:00 ID:vFEAg2ec
Ⅰ〜Ⅳはスカの嫁?

808 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:30:37 ID:a4eZRoO.
トーレたち監獄組がトーマを見たらどんな反応すんのかな

809 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:31:55 ID:9f3.ldLQ
トーレのエロか……ミッドの陸士隊隊舎にある庭の一画にアナル便器として数日設置(拘束)され、
掘られまくるってのはどうだろう?地面に固定された木製の手&首枷拘束具に拘束された状態で、
陸士はバックから責める感じ。

810 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:46:05 ID:Frqjph92
>>807
おいぃぃぃ、それじゃナカジマ組は全員ゲンヤのもの(ry

>>808
「ウホッ、いい男・・・」
そして・・・!

>>809
そこは二本ざしにしてあげてください><
拘束して陵辱も乙ですが・・・サンドイッチと駅弁はもっと好きだ・・・!

おもにシャワールームが狙い目です。
「へへっ、きれいにしてくれよ」など王道じゃないか。
ちなみに不特定多数相手だと受胎は欝要素なので注意が必要だが。

811 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:51:28 ID:Suwa9y9Y
尻は雷刃たんの担当であると私は信仰している。
ここは折衷案としてトーレと雷刃たんの二人ということでいかないか?

812 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:56:29 ID:9f3.ldLQ
両穴を使うってのも、確かに捨てがたいな。
身体能力を弄くられて通常の人間の女以下の筋力に調整され、
全裸で開放し、企画AVみたいに陸士と鬼ごっことか。捕まったら滅茶苦茶に……w
トーレみたいなタイプからしたら屈辱の極みだろう。

アナル便所で想像したのが一日目に物凄い使われて尻が精液まみれなのを、
翌朝に最初に来た陸士が使ったのなら掃除しろよと仲間への愚痴をいいながら、
ホース付き水道でベトベトになってる尻を水圧を利用して洗った後、
中もしないとなとアナルに突っ込んで弁を極限まで開いて水浣腸とか。

813 名無しさん@魔法少女 :2010/03/02(火) 23:59:21 ID:Frqjph92
お前・・・鬼畜だな・・・?!

814 名無しさん@魔法少女 :2010/03/03(水) 00:05:47 ID:vxzuMOfE
性欲処理、ってんなら
教会組(特にディード!)とかも良いんじゃあんめぇか?

教徒のいらぬ欲望を鎮めるためと称して無数の男共に……
とかww

815 名無しさん@魔法少女 :2010/03/03(水) 00:10:14 ID:J2ITSO