したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

851前世夫婦の御乱心 中編(8):2010/03/04(木) 23:57:41 ID:jMO52q.c
「……ぁ……あ……」
 小さく呻くような声が耳に届いて、どくどくと流しこまれる体液に、エイミィの内性器は震える。熱い。体温よりも熱いのではないかと錯覚するほどの感触に、背筋がぞくりとした。
「……あ、ああ……」
 もう一度、びくりと身体が跳ね、そこで止まる。荒い息だけが、耳に届き、ぴとりと身体をくっつけ合えば、早鐘を打つ心臓の音だって聞こえてくる。それが心地よかった。



「クロノ君のばーか……」
「ごめん……」
一度解放されて、やっとクロノは正気に戻る。熱に浮かされていた頭が急速に冷え、自分が何をしたのかを冷静になった心で見てしまう。
無理やりコスプレさせた挙句、半ば無理やりの性行為。なのはたちの世界では立派にドメスティックバイオレンス認定だ。一歩間違えば婚約破棄ものである。
あわあわと焦る表情を見せるクロノに、エイミィはクスリと笑う。ばかな未来の旦那様である。
馬鹿なことをするクロノに憤ったりもしたが、結局は許してしまう自分がいるなと、エイミィはほんの少し自分に対して呆れた。
でも、そんな自分が嫌ではない。
 バインドで縛られたままのため、頭を撫でてやることはできない。
それでも、自分を責めるクロノを慰められないものかと思案した。


 ああ、これならできる。


「こんなことで本気で怒らないよ? 受け止めるのが……お姉さんの役目だから、ね?」
 そう言って、エイミィはクロノの頬に軽くキスをする。慰めるだけの、優しいものだった。
 子どもか、まるで弟のような扱いをされ、クロノの頬が赤く染まる。
「……いつまでも子ども扱いをするな」
「子ども相手に、こんなことしません」
 今度はそっと、唇にキスをする。触れるだけの、でも親愛ではなく恋愛としての愛情を込めて。
 すると、クロノはその気持ちに返すように、口づけを繰り返してくる。
舌まで入れてくるのだから、立派な恋人のキスだ。
「あはは、クロノ君やーらしー」
「ごめん…」
「でも、嫌いじゃないよ?」
 またしょんぼりしだすクロノに、エイミィはクスクスと笑った。むしろ好きだと、笑っていると、いまだに胎内に残った感触に苦笑いする。
「ホント、やらしい」
「ごめん……」
「もっと、したいなら、良いよ?」
 またも口づけ。今度はそっと抱き上げられ、膝の上ではなく、ベッドの上へと移動させられる。それでも、二人は繋がったままだ。
「あ、今度はちゃんと服を脱がせること、それと、バインドは外してね?」
「わかった……」
 そうは言っても、どうせバインドは外してくれないんだろうなと、エイミィは思いながら、クロノの再びのキスを受け入れた。



(結局、あたしもメロメロだぁ……)


 そんなことを思いながら、休日の午後は過ぎていく―――。




続く




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板