[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【ミ】『黄金町の夕闇』 その2
264
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/21(木) 09:58:26
>>262-263
「……まあ待て、ソイツは『やりすぎ』だ」
行動は一旦全キャンセル。
まずは瀬良野の放つ『コイン』の指弾を『ラヴ・ランゲージ』の手で受け止める。
『コイン』とはいえ、人外のパワーで放たれれば女神像が破損するかもしれない。
『盾』として利用できなくなってしまっては困る。
……だが。
「ま、そっちの言わんとしてることも分かるさ。
どこからか攻撃を受けるかもしれないんだし、警戒したくなる気持ち、も――、」
そこまで言ってから、おや、と思う。
┌―――――――――――――――――――――┐
| 2 名前:『少年、犬、そして月』[開始。参加者は『ヨ.|
| |
| 気が付けば、関係者は全員『そこ』にいた。 ..|
| 周囲は薄闇に包まれた庭のようだ。 |
| 『コテージ』を思わせる屋根つきのベンチが、 ......|
| 木製のテーブルを中心に、円形に並んでいる。 .|
└―――――――――――――――――――――┘
、、 、 、 、、 、 、
……あったか? こんな像。
あの時は薄闇の中だったから気付かなかっただけかもしれない。
意識していなかっただけで実際にはあったのかもしれない。
アウレアのこの思考だって、疑心暗鬼になっているだけの可能性は高い。
だが――
「………………一応、確かめておくか。ウィル、周囲の警戒よろしく」
そう言ってから、地面伝いに『女神像』を『黄金化』。
今回の『キーマン』である瀬良野が疑っているのだから、疑念を晴らす義務はある。
それに、『女神像』が『花嫁』となっているのであれば、これで分かるはずだ。
『無生物』の『黄金』はアウレアの制御下に入るが、生物はそうはならない。
だが、『花嫁』は違うはずだ。己の『愛』を持っている存在の『黄金』を
他者であるアウレアが操ることができるようには、アウレアには考えられない。
ゆえに、『女神像』が『花嫁』ならばすぐにアウレアに伝わるはずだ。
…………まあ、そうでなくとも『黄金化』すれば妙な動きをした瞬間すぐに対応できる。
『黄金化』の最中も、何かが襲ってくるようなそぶりがあれば反応できるよう警戒はする。
265
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/21(木) 17:44:41
>>261
>>264
「あわわ、先走ってしまいました。弾き飛ばすとしても手加減すべきでした」
先走った行動を反省しつつ『過去遡行』を取り止めて女神像を警戒する。
エルガマル氏を庇う位置に移動してスタンドを自分の前に立たせる。
女神像の脚部にコインを連射出来るように準備しておこう。
「ウィルさん、エルガマル氏、ルンクスに襲撃されたとき女神像なんか有りました?」
「遭遇した日から随分と時間が経過してます。ルンクスが歴戦のスタンド使いである場合、ウィルさんが僕のようなスタンド使いに協力を要請するぐらい予想しているはず」
「その協力者が情報収集に特化している代わりに非力であることを予想して罠を仕掛けているかと…」
自分は基本的に近接攻撃が苦手ではないが『過去遡行』を発動している最中は完全に無力だ。
今、確かに自分は遮蔽物に隠れようとしていた。
それをルンクスが先読みして罠を仕掛けていない保証は無い。
266
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/21(木) 19:37:35
>>261
>>264
「承ったわ」
アウレアの言葉に頷き、遠距離攻撃を警戒して上の階を歩く人間の挙動に注意を向ける。
まずは女神像の安全が確認できるまで凌ぐために、警戒する場所を限定する。
『スタンド使い』ならば半径20mに入った時点で分かる。それ以内に入って仕掛けるなら、一般人となる。
一般人がスタンド使いに攻撃を狙うなら、飛び道具が基本だろう。近接戦を挑むより効果があるはずだ。
267
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/24(日) 00:11:05
>>263-266
(瀬良野、アウレア)
「手間取る前に、『全然足りねェ』ッて話さ。
コイン60枚で戻れンのは『1時間』だからナ」
「ま、武器として手元に置いとくのはいい判断だが。
『コイン』の位置は認識できるンじャなかッたか?」
女神像を怪しみ、その目に『コイン』を放とうとする瀬良野を、
アウレアは慌てて制止する。
あの夜の記憶を辿るが、女神像を見た憶えはない。
しかし、真夜中のことだ。忘れている可能性もある。
女神像の古さを見るに、新設したとも思われない。
そしてアウレアは、女神像の真偽を
自らのスタンドをもって確かめることにする。
ズズ ズズズズズズ・・・・
噴水の前から『ラヴ・ランゲージ』を『黄金化』。
地面から台座までが、みるみる『黄金』に変化していく――
その分、スタンドヴィジョンは削られ、像の足元に到達した頃には、
その『下半身』は喪失されている。
(台座の一部しか『黄金化』していない状態)
像のサイズは人間と同程度。
確かめるとすれば、なおもヴィジョンの体積を捧げる必要がある・・・・
瀬良野はウィルを守る位置につき、コインを構えて
女神像の脚に狙いを定めている。
両者の距離は『8m』程度。
アウレアと像の距離は『3m』というところか。
ド ド ド ド ド ドド ド ド
「トラァァンス、フォ〜〜〜ム」
水の注がれるのどかな音の中、
エルガマルが奇妙な発音とともに欠伸した。
>>266
(ウィル)
女神像の対処を二人に任せ、上階を警戒する。
一般人の可能性を含め、一階も警戒するが、全ての把握はムリだ。
ヤマを貼るしか無いだろう。
現時点で、ウィルは自身に『アレルギー体質』を与えていない。
スタンド使いを認識するには、『アレルギー付与』が必要だ。
268
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/24(日) 00:32:42
>>267
>>238
の時点で『アレルギー化』していたと思ったが、気のせいだろうか。
一応これまでの探知に影響が出るので、確認しておきたい。
269
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/24(日) 00:39:42
>>268
(ウィル)
(失礼、見落としていた。)
周囲の反応は、アウレアやエルガマル、
瀬良野を除いて、一切感じられない。
女神像に関しても、『アレルギー』は反応しない。
瀬良野が近づきすぎている為、
目鼻に激しい刺激を受け始めた。
270
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/24(日) 01:06:38
>>269
(回答感謝)
「よし」
一旦、アウレアが女神像を調べ終わるまで『アレルギー化』を解除。
この瞬間を狙い、敵が瞬時に20m内に入り攻撃を仕掛けてくる可能性は低い。
瀬良野に敵や女神像に対する守りを任せつつ、上の階を歩く人間に絞った警戒を続ける。
もちろん不用意に、目の前から接近する人間がきれば瀬良野が分かるだろう。
「・・・ごめんなさい 分からないわ」「でもこれで・・・アウレアによって真偽が分かるはず」
271
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/24(日) 01:35:24
>>267
「……緊張感なくなるからそういうのやめてよね」
まあ、エルガマルがこの態度なら問題はないのかもしれないが……。
アウレアだって過剰反応かもとは思っているのだ。
ただ、『万が一』があってはいけないしその被害を被るのは自分自身なのだ。
ゆえに気勢を削がれはするが、警戒は怠らない。
『ヴィジョン』の残りに関しては、右腕さえあれば護衛はできるはずだ。
欲を言えば両腕は残しておきたいが、足りないなら左腕も使う。
別に女神像全体を『黄金化』する必要はない。
一部でも『黄金化』すればそれで答えが分かるはずだ。
272
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/24(日) 01:51:52
>>267
「リラックスしてますね、エルガマル氏…」
黄金に女神像が変化している割に抵抗らしい抵抗が見られない。
如何にルンクスのスタンドが強かろうと物質の『花嫁化』は出来ないのかもしれない。
「全然、抵抗しませんね。わざわざ、確認させてすみませんでした。疑い過ぎてました」
余計な事をさせてしまったことを謝罪しながら女神像が『変形』などの怪しい反応をしないなら、背後のウィルさんを守るように女神像まで移動しよう。
「また、勘違いが見つかりました。僕は一枚の『コイン』を投入したら狙った時間までは、一瞬で『遡行』が出来ると勘違いしてました」
「しかし、何度も『コイン』を眼鏡に投入するのって面倒です。一度でざっくり済ませませんか?」
ルンクス襲撃時まで必要な『コイン』を『換金』で発現した場合、手の平に収まらない物量が降臨してしまう。
ちびちび『換金』して投入しても良いが相当な時間が無駄になりそうだ。
273
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/24(日) 21:07:27
>>270
(ウィル)
アレルギーを解除し、アウレアの調査を見守る。
解除を察知することは、常識で考えれば不可能だ。
このタイミングを狙える存在は、考慮に入れる必要がない。
――ことはウィルの読み通りに運ぶかに思われた。
襲撃や狙撃はない。女神像が動いたりも――
グ ラァア
>>272
(瀬良野)
「『過去遡行』の料金は『先払い』だ。
おまえさんの指を眼鏡にかけてれば、
『コイン』は自動的にスロットに投入される。
ま、それでも時間はかかるンで、長い『過去遡行』ほど面倒だ。
今回はオレが『省いて』やるがヨ」
『髭』の先端に櫛を入れながら、『エルガマル』が応える。
「だいたい、無生物を『嫁』に出来る能力なら、
手間隙かけて女を『嫁』にする必要ねーだろう」
「その手の『無駄』が・・・・おおオお!?」
グ ニャ ァア
その時、女神像が動き出した!
『エルガマル』が声を上げると同時に、アウレアに向かって襲い掛かる!
>>271
(アウレア)
「オレが緊張する必要はねェからなあ」
女神像を一瞥もせず、『エルガマル』は髭の手入れを始める。
ゾ ゾ
さらに『黄金化』を進め、像の両足首までを『黄金』に変えるが、
女神像に変化は現われない・・・・と、
グ ニャ ァア
女神像がゆっくりと、アウレアの方向に倒れてくる!
その足元から噴き出す、大量の『水』――
ブシュゥ ウ ウウウウ
・・・・『黄金』化した足首が、像の自重によって折れたようだ。
274
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/24(日) 22:13:42
>>273
「自動的に『コイン』が投入されるって良いですね。具体的には 『コイン』が浮いて眼鏡の投入口に入っていく感じでしょうか」
「『5日前の午後2時』への『遡行』に必要な金額を考えると背筋が寒くなりますよ。他にも色々な事を試したいのですが『過去遡行』に出向いた『アメイジング』の『帰還』までに必要な『時間』は『省け』ますか? 完全に無防備なのは不味いですから」
スタンドで『黄金化』された女神像がアウレアさんに襲いかかるのが見える。
「不吉なことをエルガマル氏が言うから当たったじゃないですか! 『変形』してませんが!」
彼女がスタンドで動かしている可能性があるので様子を見て、女神像が攻撃するような動きをしたら、手元の『コイン』を何個か弾き飛ばして腕の部分を破壊しよう(破ス精BCA)
275
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/24(日) 23:51:35
>>273
「ッ?!」「まさかでしょ って感じだけれど・・・」
本当に動き出した女神像にやや驚きつつも、再び上階を警戒する。
とにかく、アウレアが予想した上での襲撃なのだ。彼女が正面から不覚は取るまい。
自分が備えるべきは、この混乱に乗じて更に動き出す影を見つけることだ。
276
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/24(日) 23:59:15
>>273
「違うそうじゃない!」
瀬良野にそう呼びかける。
残っている『ラヴ・ランゲージ』の右腕で水を弾きつつ、
『黄金操作』で足を元に戻そうと試み……、
それから多分すぐにできないことを悟るので、『黄金化』を解除。
まあそれでもびしょ濡れは不可避かもしれないが……。
これ以上の被害は、少なくとも避けられるだろう。
「……無駄じゃないもん」
拗ねたようにエルガマルに言い返す。
「だいたい、無生物を『花嫁』にする必要がないなら
男であるウィルが『花嫁』にされる必要だってないじゃん……」
ルンクスには『意味』があるのかもしれないが、
少なくともアウレアは、そこを飲み下した訳じゃない。
277
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/25(月) 00:29:55
>>274
(瀬良野)
「ん〜〜、マ、いンじャねーの。
おそらくは『無駄』だし、省いてやるヨ」
『エルガマル』の口ぶりから察するに、
『無駄』かどうかを決める権限は、男自身にはないようだ。
そして動き始めた女神像。
攻撃しているかどうかは不明だが、像は今にもアウレアに触れんばかりだ。
「違うそうじゃない!」
アウレアが声をあげる中、瀬良野は冷静に指先に仕込んだコインを発射した。
ドシュ! ビス!
比類なき精確さで、像の腕部分にコインを叩き込む――が、
キン! キィン
いかにパワフルとはいえ、『コイン』で石を破壊するのは無理があった。
『コイン』は跳ね返され、直後、女神像は噴水に落下する。
ザッバ ァァァ〜〜〜ァン !!
アウレアが攻撃されたわけではないことが理解できたが、
ずぶ濡れになったアウレアを見る限り、無事でもない。
>>275
(ウィル)
アウレアを信じ、上階を警戒するウィル。
奇襲をかけてくる相手はいない・・・・が。
ザッバ ァァァ〜〜〜ァン !!
>>276
(アウレア)
像の足元から漏れ出た水は、つまりは足首の管内を通っていたもので、
自重によって折れた為、吹き出たようだ。
つまり、大部分は像の後方に向う為、スタンドで弾くのは容易だった――が。
ゾゾゾ ゾゾゾ
急ぎ『黄金』を解除するも、
倒れ行く像を引き戻すほどのパワーを、『黄金』は有していない。
足首は元の石に戻り、台座越しに引き戻せるも、
像の落下を止めるには至らず――
ザッバ ァァァ〜〜〜ァン !!
派手な水飛沫を上げ、女神像は正面から噴水に落下した。
噴水がある分、アウレアまで届かなかったのは幸いだが、
これでもかとばかりに跳ね上がった水を浴びる結果となった。
「まあ、そりャあそうだガ」
「まーなんだ」
「あきらめるな」
何より、問題なのは・・・・
>ALL
ザワ ザワ
ザワ
その水音で、周囲の来院者の注意を惹き付けてしまったことだ。
患者だけではない。中には白衣を着た者もいる。
このままでは、注意されるのは間違いない・・・・
278
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/25(月) 01:08:27
>>277
「……何コレー老朽化ー?」
しらじらしく呟きつつ距離を取る。
注目を集めてしまったものは仕方ないし、
一旦病院内に退散することを提案したい。
承諾が取れ次第病院内に退避。
というか、『過去遡行』中は射程距離が延びるのだから
わざわざ監視が難しい中庭に留まる理由はない。
279
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/25(月) 01:17:11
>>277
「何でもかんでも『無駄』として『省け』るわけではないと?」
ずぶ濡れになったアウレアさんを見て怪我の有無を確かめる。
「ちょっと力不足でした。しかし、どうしましょうか」
お医者様か、警備員の人が来そうな雰囲気だが追い出されるのは困る。
逃げようとすれば不審に見えるだろう。
「さすがに『過去遡行』で―――いや、『分岐』しちゃいますね。すいません、過剰に警戒したせいで大事に」
何とか切り抜けなきゃいけないのだが対応手段が思い浮かばない。
誰か、病院関係者が来るとは思うが…。
「中庭でなくても見える場所なら『過去遡行』で過去を見れると思います」
病院内に退却したいが人混みが邪魔で入れないかもしれない。
可能なら病院内に退却しよう。
280
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/25(月) 21:39:30
>>277
「・・・・・Oh my goddes」「そういった所かしら」
後ろを振り返り、ずぶ濡れになったアウレアを見て呟く。
今は気温が高くなりつつある五月の終わり際。運悪く上着は持っておらず、彼女に羽織らせてやることもできない。
売店にあるだろうか?なければ借りる必要があるか。
とりあえずタオルは売っているだろうが、ひとまずここを離れる必要がある。
「不運だったわね」
アウレアに声をかけつつ、共にその場を離れる。
仮に不審がられて止められても、常識的に考えて『あの女神像を一般人が破壊できるわけがない』。
ましてや、その時近かったアウレアの身長では届かない高さだ。
運悪く原因不明の事故にあった三人組、それで通るだろう。
281
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/25(月) 22:45:35
>>277
レス訂正はしませんが、質問です。
・水面に倒れた際の女神像の足首の状態はどうなっていたでしょうか?
『黄金化』はおおむね解除されていたものの、解除時には既に分断されて完全な解除ではなかった(女神像側は『黄金』が残っている)のか、
それとも女神像も台座も完璧に『黄金化』は解除されていたものの、それでも普通に倒れてしまった(元々台座と像がくっついていないデザインだった)のか、どちらでしょうか。
282
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/26(火) 00:03:04
>>278-280
(全員)
シャコ
シャコッ
『排莢音』が二度響いた後、
気がつけば三人とエルガマルは、『エレベーター前』に移動していた。
中庭からは『20m』ほどの距離。
少し離れた場所に、ロビーと受付が見えている。
エレベーターは『3基』。表示から1Fとわかる。
「余興はもういいだロ。
これ以上目立つと『二度手間』になッちまう。
オマエさんのそのカッコも・・・・『刺激強すぎ』だ」
シャコッ
ずぶ濡れのアウレアの衣服が、一瞬で『乾いた』。
>>281
(アウレア・質問)
・両足首は『黄金化』したことでもろくなり、石像の重量を支えきれず、中折れした。
・『アキレス腱』の部分から断裂し、そこから水も吹き出ていた。
・『黄金化』を解除したが、解除時に戻るパワーは『C』。
倒れていく石像をくい止めるパワーはなく、
台座に残された足首部分から台座越しに『完全回収』は出来たが、
石像の足首までは復元しなかった。
・『ラブ・ランゲージ』は100%、元に戻っている。
283
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/26(火) 00:34:33
>>282
「・・・・・あら?」「これは」
周囲を見回し、場所が変わったこと、そしてアウレアの衣服が乾いたことを認識する。
排莢音が聞こえたことからして、エルガマルがやってくれたのだろう。
「本当に便利ね あなたのスタンドは・・・」
感嘆の溜息をもらす。一番面倒なことは飛ばせないのだろうが、それ以外の雑事を片付けるには最適だ。
「ミスター・セラノ」「ここからでも『過去視』はできるのだったかしら?」
284
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/26(火) 04:57:29
>>282
『省く』際に聞こえる『排莢音』と同時に一階の何処かに移動した事を理解する。
集まった群衆の反応を伺いつつウィルさんの質問に答える。
「眼鏡の視界内であれば、『過去視』は可能ですよ。ただ、スタンドと視聴覚が繋がっていないので本体が動いて『過去』を見る必要があります」
「では、そろそろ始めましょうか」
群衆に遮られないように位置調整をして『五日前の午後2時』までの『遡行』に必要な分の『コイン』を発現、ルンクス襲撃時まで『遡行』する。
『遡行』後はルンクスの姿を探そう。
「ロンパリ氏に外見は聞いているし、すぐに見つけられそうなものですが」
285
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/27(水) 23:07:54
>>282
(※回答に感謝します)
「……(最初からやってくれれば良かったのに)」
ぼそりと呟く。
かっこ悪いところを見せてしまったからスネているだけだ。
気にしなくて良いだろう。
で、気を取り直して、
「えーと、今日が『五日目』だから……
『遡行』するとしたら『何分』前の話になるのかね?
一日が『一四四〇分』で……」
そう呟きながら、ケータイを取り出して時計を確認。
それから、ルンクスと会った時間を思い出す。
正確な時間は思い出せずとも、大体何時かは分かるだろう。
計算が合っていれば一四四〇×四+α、という形になるはずだ。
286
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/28(木) 00:05:07
>>283
(ウィル)
「メルシィ、ボ クゥ」
感心するウィルに、何故かフランス語で礼を言う『エルガマル』。
当然だが、極めて流暢な発音だった。
瀬良野は、『過去遡行』に入るようだ。
>>285
(アウレア)
エルガマルに集められた時間は覚えているが、
ルンクスに会った時間は覚えていない。
確か、バジから一通り『ヤング・ダイアモンド』の説明を受けた後だ。
5分、いや10分程度だろうか・・・・?
>>284
(瀬良野)
「ま、多少の誤差はなンとでもなる。
『金』なら幾らでもあるから、大胆にやンな」
エルガマルのお墨付きをもらい、
教えの通り、手を『眼鏡』に添えて『コイン』を発現する。
チャリリリリリ・・・・
『スロットマシン』のような勢いで、次々と『コイン』が連投されていく。
かなりのスピードだが、それでも5日前となれば、時間はかかるだろう。
『エルガマル』は『省いて』くれると言ったが・・・・
「――で、何時何分まで『遡行』すンだ?」
アウレアの様子を見るに、『午前2時』ジャストではないらしい。
287
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/28(木) 00:12:58
>>286
「……あの野郎と出くわしたのは、
此処に『呼ばれて』から一〇分ってところだった。
二時ジャストから一〇分後くらいがねらい目じゃないかな」
と、瀬良野に伝えておく。
それから、周囲の様子を確認。
屋内に入ったなら警戒するべき方向はだいぶ狭まっているだろう。
288
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/28(木) 00:20:07
>>286
「綺麗な発音ね・・・あなたフランス育ちなの?」
「だとしてもブリテンは嫌いにならないでほしいわね」
笑って軽いジョークを口にしながら、エレベーターより離れ、三人と距離を置く。
まずここで、後方を除く三方向に素早く対処する。
そして再び自身を『スタンドアレルギー化』。これにより、前後左右、
更に上下を含む半径20mのスタンド及び、スタンド使いを探知できる。
『ヴェノム&ファイア』は、腕を組みつつ胸のベストの中に忍ばせておく。
これで敵が『スタンド使い』ならば、まず三方向から来た場合、即座に自分が対処できる。
残る後方、つまりエレベーターだが、それも降りてくれば分かる。出てくる瞬間にアウレアが拘束できるだろう。
問題は敵が操られた一般人だった場合や、三方向からの飛び道具だが、それは致し方あるまい。
自分が犠牲になって襲撃を知らせられるなら必要なダメージだと言えよう。
それに、あまりこれは頼りにしたくはないが、恐らくその襲撃を支持したものが
『ルンクス』なら、自分は殺すまい。ここまで無駄な手順を踏んだ意味がなくなるからだ。
289
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/28(木) 00:57:47
>>286
「ルンクスと遭遇したのが『午後2時10分』らしいので、その時間を狙って『遡行』したいです」
「『コイン』を『過去遡行』中にルンクスの懐に忍ばせて現在位置を探ることは出来ますか? 過去でも『コイン』は出せるようなのでやれそうですが」
問題は着替えるときに見つかって捨てられるか、破壊されてしまいそうなことだ。
懐に忍ばせるのにも隙が一切無い人物であるなら無理だと思う。
「そういえば、『ヨハネスブルク』は黒人しか入団の出来ない組織なのでしょうか。黒人ばかり話に出るので…」
290
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/05/28(木) 01:47:10
>>287
(アウレア)
瀬良野に伝え、周囲を警戒する。
受付が近いエレベーター前は、
むしろ中庭より人が多いくらいだ。
頻繁に人が出入りし、看護婦、医者、患者、見舞い客と種類も多い。
男女の区別も無いため、警戒対象を絞りきれない。
ただ、壁際に寄れば、守りやすいのは言える。
エレベーター前にはあつらえたような壁があり、使いやすそうだ。
>>288
(ウィル)
「・・・・そんな時代もあッたかもな。
だが、ま! 今のオレは『国際人』だ。
国がどうこう程度で人を判断はしねェ」
考えを巡らせながら、ウィルは三人から離れ、
『スタンドアレルギー』を自らに付与する。
感覚は・・・・なし。三人のものだけだ。
エレベーターの正面は壁になっており、警戒する必要は無いだろう。
左右とエレベーター、この三つだけだ。
>>289
(瀬良野)
「そりャあムリだな。
発現は出来るが、『遡行』から戻れば『コイン』も消える。
ずッと持たせとく、ッてわけにャいかねえんだ」
「さて・・・・それじャ、『開始』だゼ」
チャリリリリ―― 『シャコッ』
――フシュ!
『アメイジング・クラウン』の姿が、『現在』から消える。
だが、瀬良野の眼鏡には見える――
同じ場所に佇む『クラウン』の周囲で、凄まじい速度で『巻き戻されて』いく
エレベーター前の光景が。
人は飛ぶ影と化し、エレベーターは何度も開閉し、
人気が消えるとともに暗くなり、やがて再び明るくなり――
ジ ゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴ
ギュルルルル――z_____________ッ
バ ン ッ
――『クラウン』は、薄暗いエレベーター前に立っていた。
壁の時計は『2時10分』を指している。
周囲に人気はまったくなく、
三基あるエレベーターのうち、中央の一つが、この階で停止しているのがわかる。
扉は閉じているが、動いてはいない――
「黒人以外もいるッて聞いたがネ。
さて、具合はどうだ・・・・誰か見えるかい?」
291
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/05/28(木) 02:18:13
>>290
「持続力の問題的に無理ですよね。わぁ、これが『時間遡行』か。景色が早回しで巻き戻されていく。面白いな」
「指定時刻への『遡行』が成功したみたいです、人影は無いですよ。ちょっと薄暗いです」
壁の時計を指差して狙った時刻に『遡行』が出来たことを二人に伝える。
既にルンクスはエレベーターを利用して中庭に向かったのだろうか。
「この階でエレベータが停止してます。既にルンクスは中庭に向かったのかな?」
背後を振り返って廊下の様子を見てみよう。
中庭に向かう途中のルンクスが見れるかもしれない。
292
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/05/28(木) 22:59:14
>>290
「……壁か」
流石に壁が牙を剥くというようなことはあるまい。
さりげなく瀬良野を壁に寄せるよう誘導しつつ、
左右の警戒を始める。
……いや、ウィルと片方ずつ警戒する方向を分担した方が早いか。
「ウィル、そっちお願い」
そう言って、アウレアはウィルと反対方向を警戒する。
一応、瀬良野の発言には耳を傾けておく。
「……多分、その時間だと野郎は中庭じゃないか?」
ついでに助言もしておく。
293
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/05/28(木) 23:20:52
>>290-292
「わかったわ」
アウレアの呼びかけに頷き、彼女と距離を置いた背中合わせになりながら、片方を警戒する。
その間に耳にする、瀬良野が自分の能力に感動する様子に思わず微笑んだ。
「初めて触れる自分の能力ってとても興味深いわよね・・・
自分が今までできなかったようなことが とある日から急に扱えるようになるんですもの」
「わたしも最初の頃は 色々と自分で能力を確かめたりしたわ・・・
未知のものを少しずつ調べていく感覚というのかしら?あの興奮は忘れられないわね」
とはいえ、今は自分まで感傷に浸っている場合ではない。
一般人の姿とて、こちらに近付くようならしっかりとその姿を見ておこう。
怪しげな挙動を見せれば、行動に移す。
294
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/01(月) 23:51:17
>>291
(瀬良野)
『過去』の状況を、」三人に説明していく瀬良野。
背後を振り返り、廊下を確認する。
病院内の案内図が壁にあり、その廊下が中庭へ通じていることを確認するが、
常夜灯に照らされる『過去』の廊下に、人影はない。
中庭へ向かうには何度か角を曲がる必要があり、ここからでは見通せない。
「『過去遡行』のコツは、『観察』だ。
見る『ンじャあなく『観る』ンだゼ?
手がかりを見逃さず、目的を追いかけるンだ。
必要なら、この二人に相談しながら・・・・ナ」
>>292
(アウレア)
ウィルともども、左右の通路を警戒する。
外国籍の美女二人(と髭)の組み合わせは目立つのだろう、
廊下を行き交う人の目は、必ず一度は四人に注がれるような状態だ。
>>293
(ウィル)
スタンド能力を確かめていく瀬良野の様子を温かく見守りながら、
ウィルもまた警戒を怠らない。
看護婦、医師、患者・・・・廊下を行く人々は
エレベーター前に留まり、次々と乗り込み、また降りていく。
295
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/02(火) 00:59:29
>>294
「えへへ、右目だけで『過去』を見る感覚って奇妙なものですよ?」
音の聞こえない『過去』で頼りになるのは自分の目だけだ。
患者さんや看護婦などの通行人に衝突しないように注意しよう。
「今のところ、人は見えません。中庭まで行ってみましょうか?」
「ルンクスとの遭遇前に異変を感じませんでしたか? 悲鳴、怪奇音とか」
現場を知るであろう二人に質問しつつ、エレベーターの方向を振り向く。
今更、人が降りてくるはずも無いのだが
「あ、今の中庭に戻ると不味い気がします。騒ぎの中心に居たのですから、戻ると質問攻めにされそうです」
「だったら、ルンクスがエレベーターを降りてくるまで『遡行』して能力の秘密に迫った方が良さそうです。時間が経ってからじゃないと人混みに邪魔されて『過去』を見るにも苦労しそうですよ」
二人の判断を聞いてみよう。自分だけで判断するのは危険だと思うのだ。
296
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/02(火) 01:16:03
>>294-295
(GM、瀬良野)
(これ、わざわざ中庭から出なくても同じだったんじゃあ……?)
いや、マシになっているのは間違いないが。
華があるというのも困り者だ。アウレアは慣れっこだが。
「最初に聞こえたのは男の怒鳴り声だ」
そう言ってから、記憶を掘り返す。
あの声は……ルンクスの声、だっただろう。
「それを、クソ犬……ああ、『ヘル』っていうハイエナが聞き取った。
コイツもスタンド使いだが、前兆って言ってもそんなものさ」
言いながら、周囲を警戒するついでに、
『アメイジング・クラウン』が隠れられそうな物陰を探す。
なるべくエレベータから見えづらい場所が良い。
「まあ、長い間見られるに越したことはないしなあ」
「もう一〇分巻き戻してみるか?」
アウレアも試行錯誤、だ。
297
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/02(火) 02:17:19
>>294
‐296
「男性の怒鳴り声ですか。病院で怒鳴るのなんて急患が運び込まれたか、ルンクスが予期せぬ何者かと遭遇したのか」
「なぜ、ハイエナが病院に居るのか。この際、どうでもいいですね」
「ウィルさんはどうでしょうか。『10分』ぐらい『遡行』してルンクスの様子を探りたいのですが」
ルンクスが怒鳴り声をあげるような事態に遭遇したのは確かだろう。
ウィルさんの意見を聞いて最終的な行動を決めたい。
298
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/02(火) 04:12:08
>>294-297
(思ったより人の流れが多いわね・・・)
さり気なく動向に注目はしているが、こうも数が多いと見落としてしまう可能性があるか。
ましてや相手が暗殺の手練れなら、こちらに一切何も悟られずに接近してくる可能性はある。
「アウレア」「持っていてくれるかしら」
『ヴェノム』を『ファイア』に触れさせ、『同属アレルゲン』として『武器アレルゲン』を入手。
そして『ファイア』をアウレアに渡し、今まで通り距離を保ちつつ
自身を『武器アレルギー化』。一般人に狙いを絞る。
『花嫁化』は『スタンド使い』なら抵抗できる。逃亡生活中のルンクスが、
そんな時間をかけてまで『スタンド使い』を部下にしている可能性は低いと推測する。
「そうね・・・今のところルンクスの姿も見えないようだし」
「もう少し遡ってから探してみましょうか?」
瀬良野の言葉に頷く。
299
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/02(火) 18:45:28
>>294
ー298
「すいません、中庭で渡したメモに記載漏れがありました。ルンクスは『過去遡行』した『アメイジング』に干渉することは出来ません」
「『過去遡行』した『アメイジング』を過去の人物は見ることも、攻撃することも不可能です」
『コイン』10枚を『換金』してゆっくりと『遡行』を続け、ルンクスがエレベーター辺りに現れる時間まで観察しよう。
右目の視界から『アメイジング』を外さないように移動させる。
「そういえば、『遡行』した先が真っ暗で『アメイジング』が右目で見えない場合は、やはり動かせないのでしょうか」
300
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/03(水) 00:12:27
>>298
「分かったけど……」
言われるままに、スタンドで『ファイア』を持つ。
しかし、『アメイジング』は『過去遡行』中無敵らしい。
となると、ここでそのまま逆行しても問題なさそうだ。
「じゃあ、此処で逆行しちゃおうか」
301
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/03(水) 00:37:06
>>295
(瀬良野)
二人に話しかけながら、『右目』でエレベーターを振り返る。
唯一、一階に停止したエレベーターは動く気配がない。
扉も閉じられており、まず無人だろう。
他の二基も上階で停止しており、降りてくる様子はない。
>>296
(アウレア)
やや離れた場所に、階段がある。
人気は少なく、エレベーター前を見るには好都合そうだ。
ルンクスが出現する前の状況を思い出し、伝えた。
>>297
(瀬良野)
ウィルにも尋ねなおす。
>>298
>>300
(ウィル、アウレア)
ウィルの言うままに手伝うアウレア。
『ヴェノム』は『ファイア』に触れ、『武器アレルゲン』を抽出し、
自身に与える・・・・
――異常なし。『武器』の類も周囲からは感知されない。
>>299
(瀬良野)
二人に相談した上で、
『コイン』10枚を手中に『換金』し、一枚ずつ入れて『遡行』を行う。
ジ ゴゴゴ
ジ ゴゴゴ
一枚ずつ投入しても、『遡行』のスピードは同じだ。
高速で巻き戻される周囲の光景は、見知った『過去』でなければ、
細部など確認する余地がない・・・・それ故、『指定』が必要となる。
しかし・・・・瀬良野にとっては幸いなことに、
深夜の病院で出歩く人間はほとんどいない。
人影さえ見えればよい、エレベーターさえ開けばよい、
というのであれば、『高速巻き戻し』でも十分に確認可能だ。
ゴゴゴゴ――
ピタァ!
さらに『5分』巻き戻した途中で、
複数の人影がロビーに出現し、エレベーターが開くのが見えた。
『巻き戻し』なので、実際には『逆』――さらに行き過ぎてしまった感があるが、
『2時15〜16分』の間に、エレベーターから出てきた集団がある。
現在・・・・いや、『過去の現時点』、『クラウン』は無人のエレベーター前に立っている。
もうじき、事件が始まるはずだ・・・・
「暗闇ッてだけなら、おまえさんの『眼鏡』で
『アメイジング・クラウン』だけは見通せる。『ノープロ』ッてヤツさ」
302
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/03(水) 00:51:36
>>301
「異常なし よ」
アウレアに伝える。ここまでは問題なく進行できている。
ひょっとして、思ったよりもルンクスは隠れることに対して必死ではないのかもしれない。
アイエルの言葉が本当ならば、見つけた先にも幾つもの対策が必要となるらしい。
ならばそれが自信と繋がって、そこまでこちらの動向に注意を払っていない可能性もある。
まあそれも、そうであったらいいという都合の良い妄想の可能性もあるが。
引き続き、通行人を観察して警戒を続ける。
303
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/03(水) 01:22:54
>>301
「来ない…来ない…来た。狭いエレベーターから複数の人影が出てきました。わざわざ、一つのエレベーターに密集して乗っている集団が」
「『逆行』を止めて確認してみます」
『逆行』を止めてエレベーターから出てきた集団を、特にルンクスの動向を観察する。
彼の専門は『女性』らしいので連れているとすれば、『花嫁』にされた被害者だろう。
特にルンクスの視線を観察し、何に怒鳴ったのか特定しよう。
「『刺青師』曰く、『アメイジング』は『過去』からの干渉を受けないとのこと。さすがのルンクスだって気づかない、はず…」
ほんの少し、不安ではあるが『アメイジング』を信じたい。
304
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/03(水) 22:13:45
>>303
(……胸糞悪い光景が出てきそうだな)
「集団の様子はどんな感じだ?」
できればなるべく聞きたくないが、そうも言っていられない。
引き続き目視による警戒を続ける。
305
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/04(木) 02:04:51
>>304
「まだ、見えてません。狭いエレベーターに集団で乗り込んでることしかわかりません」
「壁に時計があるので『時間』の把握が楽です」
出来ればルンクスに同行している人達の顔を紙にでも書きたいところだ。
あとで、エルガマル氏に『帰還』までの時間を『省いて』もらい、『アメイジング』の精密さを活かした手配書でも作成しよう。
306
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/09(火) 23:36:06
>>301
(訂正)
『2時15〜16分』の間に、エレベーターから出てきた集団がある。
↓
『2時5〜6分』の間に、エレベーターから出てきた集団がある。
>>302
(ウィル)
異常のないことを伝え、警戒を続ける。
>>304
(アウレア)
人の行き交いは多く、警戒にも限度がある。
見かけで判断出来なければ、どうしようもない。
ウィルの『アレルギー探知』が頼りというところだ。
瀬良野の言葉を聞きながら、周囲の警戒を継続する。
>>303
>>305
(瀬良野)
『逆行』を止めるが、当然間に合わない──
見知った『過去』ならばおよそのタイミングで止まるが、
まったく初見であれば、スロットの目押しより困難だ。
瀬良野の『眼鏡』に映る過去の時計の針は、
『2時4分』になっている・・・・これでも最大限早く止めたほうだ。
瀬良野は再び、エレベーター前を見やる。
『アメイジング・クラウン』は今、無人のエレベーター前に立っている。
中央のエレベーターはまだ上階に留まっている・・・・階数は『9階』。
周囲は常夜灯に照らされて薄暗く、特に足元は視界が定かではない。
『20秒』ほど待つと・・・・
ウィィィン
──中央のエレベーターが動き出した。
他の階で停止する様子なく、階数表示の数字がみるみる減っていく──
現時点で『5階』。
307
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/09(火) 23:59:43
>>306
「…………」
見かけで判断できなければ、警戒にも限度がある。その通りだ。
だが、『黄金』では結局『人間の位置』までしか把握はできない。
目視の警戒に大きく勝る効果が得られるわけでもないだろう。
……いや、此処は考え方を変えるべきか。
ウィルの探知だけでも、半径一五メートルの範囲をカバーできるのだ。
一般的な近距離パワー型であれば、十分射程外である。
アウレアが考えるべきは、『その外側からの攻撃』に対する対処。
「…………警戒はウィルに任せることにする」
「わたしは、コイツのサポートと『万が一』の時の保険だ」
そう言って、右足を使い瀬良野とウィルの心臓を『黄金化』。
これで少なくとも、心臓に攻撃を食らって即死、ということはなくなる。
これくらいなら、『黄金』の重量による悪影響は発生しないだろう。
「どうだ?」
処置を無事に終えたなら、瀬良野に状況を問い掛けつつ、
小物(財布程度は持ち歩いているだろう)を『黄金化』。
自身が負傷した際の『応急処置』用として、右足の残りで『黄金化』する。
その間も、ウィルが警告したらすぐに対応できるよう、
常にスタンドの右腕はフリーにしておく。
308
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/10(水) 00:40:58
>>306
>>307
「やってしまった。『巻き戻し』過ぎたようです」
「知っている『過去』ではないので任意の時間に着地するのが難しいようです。『2時5〜6分』の間に集団が見えました」
「今、僕が見ている時間は『2時4分』です。5階から1階に降りてきてます」
待っている時間が惜しいので『進めて』しまいたいとは思うものの、しっかり目押しが出来るか怪しい。
「エレベーターを待っているのが焦れったいのですが。先程、ルンクスと花嫁達であろう集団が見えた時間まで、一気に時間を『進め』られますか?」
エルガマル氏に質問して可能との返事がもらえれば『時間』を『進めて』みよう。
309
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/10(水) 00:58:40
>>306
>>307
引き続き警戒を続行しつつ、アウレアに礼を言う。
「ありがとう」「今のところわたしは『武器』に警戒を絞っているわ」
「もしもの時は・・・お願いね」
310
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/10(水) 01:30:46
>>307
(アウレア)
ズギュ ギュン!
警戒はウィルに一任し、二人の心臓を『黄金化』した。
『ラヴ・ランゲージ』は、右足を半ばまで消費する。
>>308
(瀬良野)
『エルガマル』:
「進めるのも『1分』ごと『1万』だゼ。
『1秒』でも課金が発生する。
一度見た『過去』なら、『早送り』でも狙ッた時間に飛べるはずだ。
認識出来てる場合は、だがヨ」
エルガマルの言葉に従い、さらに『1万』をつぎ込む。
キュルル!!
バンッ
『数秒』を早送りし、『過去移動』を果たす。
エレベーター前は、先刻より明るくなった。
中央エレベーターが到着し、扉を開けているからだ。
5〜6名の看護婦が、嬉しそうに口を動かしながら降りてくる。
彼女らの視線は、背後にいる人物を意識しているようだが、
女性の壁に阻まれ、正面からはその人物が見えない。
と・・・・エレベーターを出た看護師の顔が、
正面に立つ『アメイジング・クラウン』の方を向いて、一斉に凍り付く・・・・
いや。『アメイジング』の姿は、『過去』の存在には見えない。
彼女らが気付いたのは、同じくエレベーター前に立つ『雪まみれの男』。
その手には傘があり、まるで雪の降る場所にいたかのようだ。
そして──男のそばに立つ、顔に『ダイヤル』を持つ人型のスタンド。
── ヌ ゥ
はしゃぐ看護婦たちを左右に掻き分けて、
エレベーターから現れ出たのは──『サイの角』。
いや、『角』を股間に装着した、背広の『黒人』だ。
髪型は『モヒカン』。
エレベーターの死角に隠れていたのだろう、
その巨体は『草食獣』の堅牢さと『肉食獣』のどう猛さを備えている。
>>309
(ウィル)
アウレアに礼を言い、警戒を継続する──と。
ピク
かすかに肌を刺す、『アレルギー』の反応。
エレベーターを南に、東方向『15m』の地点に『武器』が入ってきた。
雑踏に紛れ、まだ特定は出来ないが、もう少し近づけば確認できそうだ。
311
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/10(水) 02:19:07
>>310
「うっ!。あ、違うか。『アメイジング』に驚いたわけじゃない?」
「ウィルさん、アウレアさん、顔にダイヤルを持ったスタンドって知り合いにいますか? いつの間にか現れたようです。スタンドの使い手は『雪まみれ』の男性。雪が降る場所にいたようです、傘まで持ってますよ」
彼を敵と勘違いしてルンクスが怒鳴ったのかもしれない。
では、この雪まみれの男性は生きているのだろうか?
敵として認識した者を『ヨハネスブルグ』の一員であるルンクスが逃すはずがない。
「5〜6人の看護師と――――半端じゃない図体の黒人が、股間に角を装着した黒人が出てきましたよ!?」
説明は受けていたが実際に見ると凄まじい背徳性を身体から漂わせる男だ。
男性ホルモンが可視化できてしまうのではないかと思うぐらい纏う雰囲気が濃い。
「これが『ルンクス』という男か。髪型が『モヒカン』ってことだけが良い点ですね。ちょっと見にくいかな。後ろに下がりますよ?」
雪まみれの男性も観察したいので背後に下がると告げて見やすい位置に動こう。
ついでに看護師達の人相や特徴を確認しておこう。
312
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/10(水) 02:30:35
>>310-311
(瀬良野)
「いや、いないけど…………なるほど、そう繋がるか。
だとすると、一旦下がって状況を俯瞰するのが賢明だ。
看護師どもの特徴は良い。
それより、ルンクスと『いきなり出て来たスタンド使い』の様子をチェックだ。
もしかすると、何かしらのヒントがあるかもしれない」
そう言いつつ、『小物』を『黄金化』。
┌――――――――――――――――――――――――――――――――┐
| |
| 「今、私は首筋に実に剣呑な気を感じた。誰か何か見なかったかね?」 |
| |
└――――――――――――――――――――――――――――――――┘
あの夜、エイノーはこんなことを言っていた。
あの時はルンクスの殺気に『呑まれかけた』のだと
思って納得していたが……『あらゆる可能性を考える』のであれば、
『ルンクスは遠隔から干渉する方法を持っていた』と見ても良い。
そして、エイノーの証言はその前段階だった――というのもあり得る。
(……現に、ウィルは触れられたわけでもないのに能力を受けているしな)
313
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/10(水) 02:40:18
>>310
>>312
「後でも看護師は見れますからね」
雪まみれの男性とルンクスが戦闘を始める可能性がある。
二人の様子を注意深く観察しよう。
看護師は後回しにする。
314
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/11(木) 02:35:43
>>310
「アウレア」「東方向『15m』…一つ反応アリね」
ひとまずアウレアには伝えておこう。
日常的に武器を持ち歩く人間は、この日本では決して多くはないだろうが、
それでもこちらに敵意・害意があると決まったわけではない。
近付かずにどちらへか行くなら良し、近付いて来るなら足を止めさせて訊ねるだけだ。
より接近してくるなら、こちらも段々とその『武器』の形状も分かるようになる。
特に半径『5m』も近付けば。
>>311
「『ダイヤル』・・・?いえ わたしも会ったことはないわね」
「まさかあの夜に わたしたちと『ルンクス』以外にスタンド使いがいたなんて・・・・・」
その後の瀬良野の反応に耳を傾けておこう。
『ルンクス』がスタンドを使って戦闘するシーンが見られるかもしれない。
315
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/15(月) 00:42:50
>>311-313
(瀬良野)
アウレアの助言を受けつつ、瀬良野は二人をみやすい位置へと移動する。
『ダイヤルのスタンド』を伴った『雪まみれの男』は、
同じく雪がまとわりついた傘を差したままだ。
その量は多く、どう見ても雪国か何処かの姿だ。
だが・・・・この過去はつい数日前のもの。
黄金町に雪が降ったなどという話は、どんな新聞でも読んだ覚えがない・・・・
周囲は暗いが、エレベーターの明かりを正面から受けている
この男の顔は、しっかりと覚えることが出来た。
ルンクス──『モヒカンの男』が、何か口にしながら一歩前に出る。
看護婦が左右に割れ、その巨体の前に道が開いた。
『クラウン』は音が聞き取れない。故に会話の内容はわからないが──
『雪まみれの男』もまた、激しく口を動かしながら、両手を挙げた。
スタンドも倣って両手を挙げている。
ルンクスの口が大きく開いている。何か叫んだようだ。
自信あふれるその表情。だが、男はまだ、スタンドすら発現させていない。
その状態で、異常な圧力を『雪まみれの男』にかけている──それが伝わってくる。
>>312
(アウレア)
ズギュ!
瀬良野に助言しつつ、小物(何?)を『黄金化』した。
ウィルが、『異常あり』だと伝えてくる──何かを察知したらしい。
>>314
(ウィル)
『武器』の反応は、ゆっくりとだが、こちらの方向に向かっている。
通り過ぎるかもしれない。まだこちらを向いていると確定は出来ないが、
歩く程度の速度で接近しているのは確かだ・・・・現在、『10m』。
人の隙間の間から、その姿が垣間見えた。
灰色の背広を着たサラリーマン風の男だ。
頭が若干寂しい、五十代くらいの風貌。無論、日本人だ・・・・
その左手には、ビジネスバッグを持っている。
316
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/15(月) 01:46:46
>>315
「雪まみれの男性がスタンドと一緒に両手を挙げてます。激しく口を動かして敵意が無いことを伝えているようですが、ルンクスが叫んでいる様子からして戦闘になりそうです」
まるで、雪の降っている場所から転移して来たかのような格好だ。
確かに怪しい男性だがルンクスに殺害されてしまうのだろうか。
「おぉ…ぐおっ…異常な圧力が見てるだけなのに、僕にも伝わってくる!」
物理的な重さではなく、見ているだけの僕の精神に圧力が伝わってきたというのか。
深海の底に押しこまれ途轍もない圧力を受けているようで、後退りすら許されないような重力を身体に受けている感覚だ。
それこそ逃げ腰になれば、負けてしまいそうな。
「まだ、スタンドを出してないのに途轍もない圧力。逃げ腰になったら負けてしまいそうな…」
317
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/15(月) 21:59:07
>>315
「…………ところでエルガマル、
今日ここで集まるってことは、誰にもバレてねえよな……」
エルガマルに問いかける。
(『小物』は確実に持っているであろう『財布』。
小銭が何枚かと、紙幣とポイントカード類が入っている)
まあ、『ヨハネスブルグ』でなかったとしても、
別件で何かが起こる可能性だって大いにある。それがこの街だ。
(どうする……? 大事をとって先手必勝か?
何にせよ『武器』を持っているなんて不自然極まりない……。
だが、『武器』の定義が『凶器になり得るもの』とかだったりしたら、
無罪の人間を攻撃するってことになるな……さっきのこともあるし、
これ以上騒ぎを大きくしたら、探索自体ができなくなるかもしれない)
「ウィル、『探知』に引っかかったのってどいつ?」
そう問いかけ、『ラヴ・ランゲージ』は戦闘態勢に入る。
『黄金化』した財布は目立つとよくないのですぐ衣服内部に隠す。
まあ、見えたとしてもまさか『純金』だと思う人間もいないだろうが。
この間も、すぐ防御できるように右手はフリーにし続けておく。
とりあえず今は、懸案事項を解決しつつ防御姿勢を固めるのみだ。
318
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/15(月) 22:51:13
>>315
>>317
「グレーの背広を着たサラリーマン風の男性ね」
「・・・ちょうどあそこに姿が見えているわ」
アウレアにギリギリ聞こえる声量で伝える。
もし彼がこちらの半径『5m』以内にまで接近してきたら、声をかけて足を止めてもらおう。
そこまで来たなら、『武器』の形状もはっきりと分かるはずだ。
声をかけるときは、『申し訳ありません、少しお時間よろしいですか?』と訊ねる。
319
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/16(火) 00:51:42
>>316
(瀬良野)
瀬良野の『右眼』では、ルンクスと『雪まみれの男』が、
一触即発の状況に差し掛かっている。
ルンクスの傲岸な笑み。
その目線は男のスタンドに注がれており、
並ならぬ興味を示しながら、言葉をかけている。
対して、『雪まみれの男』は、圧力に耐えかねたように、
何かを口走りながら、動きを見せる──
スタンドの手が『ダイヤル』を掴んだのだ。
男とともにスタンドが手を挙げていたのは、これを狙っていたのだろう。
だが、その瞬間にも、ルンクスの笑みは消えない。
何か一言かけた、その瞬間──
雪まみれの男の肩を、背後から掴む手。
男には、何が起こったかわからなかっただろうが、
『傍観者』である瀬良野には見えた──
ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
その手は──ルンクスの連れてきた『看護婦』の一人だ!
男がルンクスに注意を向けている間に、傍らの薄闇にまぎれ、
いつの間にか背後に回ったのだろう・・・・
しかし、傍観者の瀬良野ですら気付かなかった、その身のこなし。
ルンクスが命じた様子すらない、異常なまでの『意思疎通』。
フシュ!
スタンドがダイヤルを回した瞬間、
男とスタンドは、その場から掻き消えた。
後には空を掴むナースの姿が残るばかり。
さしもの看護婦も狐に摘ままれたような表情で、ルンクスを見やる。
ルンクスも唇をゆがめ、悔しそうな表情でつぶやいた。
その直後──
フ シュ!
今度は、ルンクスと看護婦たちが、揃って姿を消した。
エレベーターの扉が音もなく閉じ、ホールは無人のまま、薄闇に閉ざされる・・・・
>>317
(アウレア)
『エルガマル』:
「トンマな質問だナ、おい。
『NO』以外の答えがあり得るのかソレ?
仮に『バレてる』ッて知ッてて、オレが黙ッてるにせよ、だ」
(小物了解)
『黄金』の』財布をしまい、臨戦態勢をとるアウレア。
スタンドは右足が半分ない状態だ。
ウィルが、対象が誰かを教えてくれた。
取り立てて特徴のない、中年男だ・・・・武器を持っているようにも見えない。
>>318
(ウィル)
アウレアに声を潜めて伝え、男の動きを観察する。
男は、壁際のウィルたちとは2mほど離れて平行に近づいてくる。
人の流れから想像するに、エレベーターに乗るつもりと思われる。
こちらをちらりと見たが、それ以上視線を向けてはこない。
『10m』・・・・『7m』・・・・『5m』。
チクン
──『武器』の位置は、背広の胸ポケット。
──武器の形状は、ナイフなどではない。
おそらくは・・・・『拳銃』。
男は、エレベーター前で立ち止まった。
こちらに背を向ける状態だが、完全にではなく『半身』にも思える。
周囲はエレベーターを待つ者が複数、まばらに立っている。
射線が通っているとは思えないが、凄腕なら狙える隙間はある。
──距離にして、『5m』。
問題があるとすれば、瀬良野がより近い位置にいることか。
□□□EVEVEV□□□
男
瀬
ウア
□□□□時計□□□□□
320
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/16(火) 01:12:41
>>319
(質問)
・瀬良野との距離はおよそ何メートルでしょうか?
321
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/16(火) 01:18:36
>>320
(アウレア)
男とは『3m』。アウレアたちとは『3m』。
男との間には数人のグループが挟まっており、
即座に攻撃できる状態ではない、と見える。
322
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/16(火) 02:18:21
>>318
(ウィルさん…ウィルさん…拳銃の警告をお願いします。『アメイジング』の『帰還』が『省けない』場合、本体の両腕で眼鏡を死守します。『省け』そうなら『コイン』弾きで拳銃を破壊する予定です)
>>319
・瀬良野と禿げた男性の間に一般人はどれくらい居ますか?
・瀬良野は禿げた男性に気づいてますか?
・『アメイジング』の『帰還』までの時間をエルガマルに頼んで『省いて』もらうのは可能ですか?
323
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/16(火) 02:28:48
>>319
『形状的には拳銃ね』『100%とは言い切れないけれど 可能性は高いわ』
両名へと『スタンド会話』で伝えつつ、いざとなれば瀬良野を押し倒す体勢になる。
その為に彼へと少しずつ接近しておく。背広の男の挙動には常に注意を払おう。
あの隙間から即座に射撃できるとは思わない。が、何もないただの
サラリーマンが拳銃のようなものを所持しているとは思えない。警戒するに越したことはない。
324
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/16(火) 23:24:21
>>319
>>323
「分かってるさ。……でも」
エルガマルに聞いたって、自分の求める回答が帰って来ることが
ないってことくらい、アウレアだって分かっている。だが、だがだ。
、 、 、、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、、、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、
「なら、何で拳銃を持った野郎がこっちに近づいて来てやがんだ?」
ググ ・・・
全く別の事件に、今まさに巻き込まれつつあるのか。
その事件すら『ヨハネスブルグ』が誘発させたものなのか。
あるいは、エルガマルすら認知できない『何か』が起こっているのか。
(エルガマルだって人間だ)
(何でもお見通しって風に見せているが、
それは場数の経験と能力の使い方でしかない。
実際に本当の本当にお見通しだって保証は……ない)
だから、エルガマルの言葉は信頼すべきだが、盲信するべきではない。
それに何より、アウレアはエルガマルにおんぶにだっこのお子様ではない。
「『ラヴ・ランゲージ』……」 グッ
「アンタは『遡行』を続けていてくれ。
ダメージは与えないから、心配はいらない」
呟きながら、臨戦態勢のまま前進。
先程も考えたが、今回は『全く別の事件に巻き込まれた可能性』だってある。
もしそうなら、男がアウレア達ではなく他の誰かを狙うつもりの可能性もある。
当然それも阻止したいので、男を『ラヴ・ランゲージ』の射程距離内に収めたい。
人混みが邪魔になる可能性もあるが、六メートルの距離に数人のグループ、
という程度なら移動の邪魔になるほどの混み合い方ではないはずだ。
射程内に入りさえすれば、ただ拳銃を持った男程度ならどう動こうが対処することができる。
(……クソッ、これで『入院患者にパーティジョークを披露する為に
来たただのオッサン』だったら、ピエロどころの騒ぎじゃねえぞ……!)
そう心中で吐き捨てるが、正直なところそうであって欲しいと思っていた。
ウィルの『探知』が的外れとは思えないので、それはないのだが…………、
射程内に入る前に相手が事を起こせば、一般人に犠牲者が出てしまうかもしれない、
と考えると、『間違っていてくれ』と思わざるを得ない。
325
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/18(木) 00:03:54
>>322
(瀬良野)
>・瀬良野と禿げた男性の間に一般人はどれくらい居ますか?
数人。
触れずに通れるほどの隙間はない。
>・瀬良野は禿げた男性に気づいてますか?
たった今、ウィルの『スタンド会話』で気が付いた。
>・『アメイジング』の『帰還』までの時間をエルガマルに頼んで『省いて』もらうのは可能ですか?
やってみなければわからない。
>>323
(ウィル)
接近する脅威?を、二人に『スタンド会話』で伝えた。
もし相手がスタンド使いなら、瀬良野に届いた『会話』が
耳に入っていても不思議ではない。
瀬良野を守るべく動こうとするウィルだが、
それより先にアウレアが動く──スタンドを横に、男に向かっていく。
>>324
(アウレア)
「さーて、な。
少なくともオレの知ったことじャあねェ」
無責任極まりないが、
飄々とした、極めて『エルガマル』らしい答え。
──およそ、アウレアが想像していた通りの反応だ。
瀬良野に小さく呼びかけつつ、人波をすり抜け、男へと歩いていく。
雑踏は接近を邪魔するほどではない。
多少避けて動けば、問題なく近づけるはずだ。
男はエレベーターに対して右方向、西を向いており、
接近するアウレアが視界に入るかどうかは微妙だが、
警戒していたり、スタンドが見えていれば、気付いてもおかしくはない──
ザッ ザッ ザッ
果たして──
距離にして『3m』、瀬良野の右手に並び立った時、
男の目が、こちらを認めた。
わずかに表情が動き、見透かすようにアウレアを見つめる・・・・
アウレアとの間に、人の壁はない。
ド ド ド ド ド ド
□□□EVEVEV□□□
男 人人人
人人 人
瀬 ア 人
人 人
ウ
□□□□時計□□□□□
326
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/18(木) 01:01:19
>>325
「…………」
無言のまま、右手で拳銃を作り、それを胸元に押し当てる。
そして、その上から左手で拳銃を形作った右手を覆い隠す。
『拳銃を隠し持っているだろ?』でも、
『そのまま拳銃を出さずに思い止まれ』でも、
どう伝わっても良い。とりあえず思い止まったり、
動揺したような表情を浮かべてくれれば最高だ。
その場合は、明確な『敵』とはなりえない。
構わず拳銃を取り出そうとするのであれば、
『ラヴ・ランゲージ』を即座に射程限界まで飛ばす。
一メートル距離を詰めるのが早いならば銃身を握り潰し、
相手が狙いを定めるのが早いならば銃弾を掌で受け止める。(破ス精ABD)
これは相手があらぬ方向を撃つ場合でも同じ。
精密さはないが、照準速度は所詮人間の速さだ。
何か特殊な能力でなければ、対応はできるはず。
「……もしわたしが死んだら、
『過去遡行』で何とか辻褄を合わせて『死ななかったこと』にしといてくれよ」
瀬良野への唐突な無茶振りは、半分緊張を紛らわせるためだが、
そのくらいアウレアが神経質になっている、ということでもある。
何せタイミングがタイミングだ。
此処で『目の前のオッサンは世を儚んで拳銃事件を起こそうとした一般人です』なんて平和ボケがすぎる。
327
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/18(木) 01:38:55
>>325-326
(・・・・・仕掛けるのね、アウレア)
すぐさま『ヴェノム』を飛ばし、背広の男の鼻先で停滞させる。
仮に彼が『スタンド使い』なら、意識せざるを得ないだろう。
反応してすぐさま攻撃を加えてくるようなら、やはり敵だということだ。
その場合は瞬時に男の目へと飛びつき、噛み付く。パス精DBC
『ヴェノム』は人間よりは非力だが、無力ではない。
噛み付きに成功すれば、その痛みは確実に注意力を削ぐだろう。
もし相手が一般人で『スタンド』が見えないなら尚更だ。『ヴェノム』を叩き落とす術はない。
どちらにせよ、銃を取り出したなら遠慮なく攻撃させてもらうということだ。
328
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/18(木) 01:43:05
>>325
(ウィルさん、アウレアさん、ルンクスの攻撃手段が見えましたよ。ルンクスが連れ歩く看護婦が暗闇に紛れて雪まみれの男性を背後から抑えていました)
(雪まみれの男性はスタンド能力で瞬間移動したようです。しかし、看護婦の様子がおかしい)
(薄闇に紛れて背後まで移動する身のこなし。ルンクスが命じた様子すら無いのに、自発的に雪まみれの男性を取り押さえている。驚異的な『意思疎通』。念話みたいな意思疎通の手段でもありそうです)
スタンド会話で全員に見た光景を伝え、アウレアさんの背後に移動する。
(あの、ところでエルガマル氏は事件のときにルンクスを移動させたりしました? 何処かにルンクス達が消えちゃいました)
おそらくは中庭までの移動時間を『省い』たのだと思う。
人混みが多い中で自分達に発砲しようが一般人にしか当たらなさそうだ。
(ううっ、『帰還』が間に合わない…!)
>>325
(『過去遡行』で『死の運命』をどうこうって無理ですよ!)
(『アメイジング』は『結果』じゃなくて『過程』を作る方が得意なだけなんです!)
物理的に止めるのが無理そうなので見守るしかないのが歯痒い。
329
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/18(木) 13:01:04
>>326
ジェスチャーは(男から二メートルの距離まで)『距離を詰めつつ』行う。
330
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/19(金) 00:14:17
>>326
>>327
>>329
(アウレア、ウィル)
距離を『2m』まで詰め、『拳銃を抑え込む』ジェスチャーを見せるアウレア。
同時に男の眼前にウィルは『ヴェノム』を放ち、威嚇とともに警戒する。
だが、男の目は『蜂』には気付いていない。
「────!?」
アウレアの仕草に気付いた男の顔色が、はっきりと変化した。
同時に、男の背後で到着を告げる、エレベーター。
男が次に取った行動は、そこへの『逃走』だった。
ドン 「きゃっ」
バシ「何だよおい!」
エレベーターから出てきた数名を突き飛ばすようにして、
禿げ頭の男はその中に飛び込む。
他の待っていた者たちを当然のように無視し、
周囲があっけに取られる中、エレベーターの扉が閉じていく・・・・!
>>328
(瀬良野)
アウレアの背後に隠れる瀬良野。
『過去』の状況を伝えるが、二人はそれどころではなさそうだ。
「あー、確かに『省いた』ぜ。中庭に移動してンじャねーか?」
呑気に答えるのは、『エルガマル』のみだ。
「あと、別にそんなことはネェ。
『運命を変える』のが、おまえさんのスタンドの本質さ。
ま、これは後で教えるとして、だ」
331
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/19(金) 01:27:02
>>330
「あの禿散らかした男性か。これは『過去遡行』でルンクスの足取りを追ってる場合じゃない…?」
咄嗟の判断で上に逃げようとしているみたいだが人質でも取らない限り、行動派のアウレアさんの歩みは止められないと思う。
拳銃を持っている割に手身近な一般人を人質に取らないってところが奇妙だ。
「エレベーターに乗ったのは良いけど、ワイヤーを引っ張られて戻されそうだ」
それだけの力が彼女のスタンドには備わっているのだが、背後で弱々しくしている自分の情けなさが相対的に際立つ。
「『運命』を変える? そこまでの影響を与えたら『分岐』しそうなものですが…」
332
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/19(金) 03:04:45
>>330
『・・・!彼はスタンド使いではないわ』『そして攻撃の意思もこちらにはない・・・?』
咄嗟に『ヴェノム』をエレベーターの中に滑り込ませつつ、自分もエレベーターへと近付く。
なるべく『ヴェノム』が強制解除にならないようにだ。
『ヴェノム』の射程は18m、少なくとも彼がエレベーターの中にいる限りは問題ない。
だがその後、どこまで移動するかによる。
ので、自分もエレベーターのボタンを押しておく。
事と次第では、自分も隣のエレベーターに乗り、彼を追わなければならない。
凶行を止める必要がある。
運が良ければ、そのボタンのおかげで閉まりかけたドアが開く場合もある。
333
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/19(金) 23:17:49
>>330
(質問)
・アウレアからエレベータまでの距離はどの程度でしょうか?
・扉はあとどのくらいで完全に閉まるでしょうか?
・現在の男の状態は分かるでしょうか?
手を胸に突っ込んでいる、など。
334
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/21(日) 01:51:44
>>333
(アウレア・回答)
>・アウレアからエレベータまでの距離はどの程度でしょうか?
『3m』。
>・扉はあとどのくらいで完全に閉まるでしょうか?
今閉まり始めたところ。
>・現在の男の状態は分かるでしょうか?
手を胸に突っ込んでいる、など。
エレベーターに素早く乗り込み、
振り向いて『閉』ボタンを押したらしい。
こちらを向いてはいるが、その体は半分以上隠れている。
男の胸元までは確認しきれない。
335
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/21(日) 23:45:49
>>334
回答に感謝します。
>>330
「……野郎、ただの一般人のオッサンみたいだな」
だが、拳銃を持っているというのが厄介だ。
扉が閉まり始めたばかりなら、十分間に合う。
本体は右手を胸にあてたジェスチャーのまま一メートル前進し、
『ラヴ・ランゲージ』を射程最大限まで飛ばす。(スB)
そしてそのまま、全部残っている左足を伸ばしてエレベータに挿し込む。
両腕はフリーにしておいて、銃撃に備える。
行動の結果に関係なく、アウレアは『ラヴ・ランゲージ』の位置まで走る。
336
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/22(月) 23:53:46
>>331
(瀬良野)
エルガマル:
「そう、簡単じャあねェ。
だからこそ、『報酬』は『莫大』だ」
『髭の男』の言葉には、何故か揺るぎない『確信』が感じられる。
>>332
>>335
(ウィル、アウレア)
──ヴヴヴ!
『ヴェノム』が男を追い、扉の隙間からエレベーターに侵入する。
続いて、突進するアウレアと『ラヴ・ランゲージ』。
ィィィ・・・・ガッシ!!!
エレベーターの扉が閉じるより早く追いつき、
残されたスタンドの足を差し込み、食い止めた。
扉と男の瞳が、同時に大きく開かれる・・・・
残された乗客は、ここでまとめて逃げ出し、
エレベーター内には男一人が残された。
「ま、まて!
おまえら、何のつもりだッッ!?」
追い詰められた男が、血相を変えて振り向く。
エレベーター奥の壁に背を当て、アウレアを睨み付ける──
その横に、ウィルが追い付いた。
男の両手は半ば万歳状態。手の中は『空』。
距離はエレベーターの幅程度だ。
扉に足をかけてある為、上に昇る心配はない。
ざわ ざわ・・・・
ホールにいた人間の何人かが、野次馬となり、
周囲に集まってきた。
337
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/23(火) 00:56:58
>>336
「何って……」
アウレアは、意図して眉を八の字にし、困ったような表情を浮かべる。
この状況。アウレア達は単に閉まりかけたエレベータを見て
閉まるドアを止めようとした、という程度。怪しかったり、危険な動作はしていない。
「エレベータに乗ろうとしたら、人がいきなり入って扉閉めるんだもん。
誰だってびっくりして開けようとするよね?
、 、 、 、、 、 、、、 、 、 、、、 、 、 、 、
気付いて開けてくれたと思ったんだけど……違うの?」
両手を広げて、首を傾げる。
これで男が誤魔化されてくれるとは思わない。
ただ、騒ぎを聞きつけてから集まった観衆はこの説明を聞けば、
『この少女はそういう意図で走ってたんだろうな』と思うはずだ。
そして。
ただの観衆に、『ラヴ・ランゲージ』の行為は見えない。
ド /
ヒュ ・
男が何かする前に、男に接近し胸元に掌底を叩き込む。(破ス精ABD+怪我しない程度に手加減)
これで男に苦痛を味あわせて『体調が悪くなった人』と観衆に思わせ、エレベータから連れ出す口実を作る。
掌底時、右手で胸元に仕込んである拳銃を『黄金化』。その後服だけ『接触解除』する。
338
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/23(火) 01:11:16
>>336
「『理想の並行世界』を作り出した『アメイジング』なら、適切な資金を与えて正しく動かせれば、『運命』を変えられるかもしれませんね。ちゃんと貯金しないと…」
追いつめられた男性が発砲しないか心配だ。
アウレアさんは心配ないがウィルさんに銃弾を叩き落とす術が無いからだ。
「見物人が集まって来た。二人の姿が見えなくなる!」
見物人に廊下を占拠されて動けなくなる事態は避けたい。
このままでは傍観者ですらなく、立ってるだけになってしまう。
「『遡行』を取り止めて見物人を退かせば目立つ。『帰還』の時間が隙になるのは避けたい。どうしよう、どうしよう…」
「『遡行』中の『アメイジング』は『過去』を前後に移動が出来る。お金を支払って戻すか? いや、それでも『1分』ごとに『1秒』の時間がかかる。すぐに『帰還』しないと意味がない」
どうにかしようと焦っているのにどうにもならない。
かつてないぐらいに追いつめられている。
今に至るまで逆らうとか、怒りに身を任せたこともないので戸惑うばかりだ。
「見えないのは不味い。ポジションを決めないと…」
エレベーター内部の様子が見える位置に移動しよう。
339
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/23(火) 02:22:56
>>336
「急いでいたのかしら?ごめんなさいね」
いや、アウレアがエレベーターを止めた。これで距離を離される心配はなくなる。
視覚は『ヴェノム』を通じた視線を確保しつつ、やはり男が反撃をするようなら、その前に潰す。
同時に感覚は『武器アレルゲン』である自身の変化を意識して、
その他に反応がないかを見ておく。彼がこちらの注意を引きつけるためのデコイである可能性を想定しておく。
340
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/23(火) 03:20:04
>>337
(アウレア)
あくまで後続の乗客を装うアウレアだが、
中年男の顔には、明らかに恐怖の色がある。
だが、これは『当然』だ──
もし男がスタンド使いでないとすれば、
懐の『拳銃』を見抜いた少女の眼前で、
閉じかけたエレベーターが、ひとりでに開いたと見えている。
そしてスタンド使いであれば、
圧倒的な『ラヴ・ランゲージ』の巨躯と、宙で威嚇する『ヴェノム』が見えていることになる。
いずれにせよ、男の反応は同じだったと言える──
「う、おおおッッ!」
バッ
一声呻くなり、男の右手が懐に差し込まれる。
だが、アウレアの『ラブ・ランゲージ』の動きは、それより遥かに早い──
ド /
ヒュ ・
ドゴォオ !!
手が懐に入るより先に、右の掌底が男の胸を強打した。
アウレアは怪我をしない程度に加減したつもりだったが、
やや力が入りすぎたきらいはあるが──
バ ァ ン !!
ブシュウウ
・・・・ドサッ
──『ここまでになる』とは、想定外だった。
籠った『爆発音』とともに、男は声もなく、床に倒れた。
うつ伏せになった胸から床に広がる鮮血。漂う火薬の匂い・・・・
男はピクリともせず・・・・『死んだ』かのようだ。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
ゴ ゴ ゴ
ゴ
(拳銃の黄金化は間に合っていない)
>>338
(瀬良野)
男の声に立ち止った数名はいるが、まだ邪魔になるほどではない。
だが、これ以上騒ぎが大きくなれば、病院関係者にも伝わるだろう。
そうなれば、調査そのものにも影響が出る可能性が高い。
『過去』にスタンドを行かせた瀬良野に打てる手は少ないが、
ともあれ、エレベーターの中を見通せる位置に入った、その時だ。
バ ァ ン !!
ブシュウウ
・・・・ドサッ
『ラブ・ランゲージ』の掌底を胸に受けた男が、
血を噴きながら前のめりに倒れた。
アウレアのスタンドが強力とはいえ、これは単純な殺害ではあり得ない。
状況は、想定外の事態になりつつあるようだ・・・・!
>>339
(ウィル)
エレベーターに不用意に近づけば、アレルギー症状が出てしまう。
ウィルは外から、『ヴェノム』による威嚇を続ける。
切羽詰まった男が懐に手を伸ばすが、『ヴェノム』が動くより早く、
『ラヴ・ランゲージ』が掌底を叩き込んだ。
バ ァ ン !!
ブシュウウ
・・・・ドサッ
その後の光景は──二人が見たものと同じだ。
しかし、ウィルには、『武器アレルギー』というもう一つの感覚がある。
男の胸の『拳銃』──
それが『掌底』の瞬間に爆発し、原型を留めぬほど破壊されたことを知った。
間違いない・・・・『暴発』だ!
杜撰な携帯をしていたに違いない。
ウィルの『武器アレルギー』から、
──もはや使いようがない拳銃の存在が消えていく。
周囲に『武器』の反応はもはやない。だが、この事態は・・・・!
341
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/23(火) 05:23:15
>>340
「僕のせいだ。『アメイジング』を『帰還』させてれば、拳銃をコインで弾き落としていれば…」
この日本で拳銃を入手するのは困難なはずなのだから、それを入手するには非合法組織と取り引きをしたはずだ。
自分の取り扱う骨董品の中には『古式銃』と呼ばれる物があり、コルトピースメーカーの所持申請を出したときに警察官から聞いた話を思い出す。
おそらくは男性が携帯していた拳銃は暴力団の下っ端から入手したものだ。
下っ端の構成員は数万円のノンリコ、トカレフという安全装置すら付いていない粗悪な物を扱うらしいので、男性は知らずに粗悪な拳銃を買わさせられていたのだろう。
「僕が、アウレアさんを人殺しにしてしまった。何とか、しないと」
「拳銃は抜き取れないし、『アメイジング』は間に合わないし、見物人が多いし、『省け』るか怪しいし、男性を生き返らせるしかないし」
ぶつぶつと早口で切り抜ける方法を必死に考えている内に最終手段としてあり得ない方法が思い浮かぶ。
「エルガマル氏? あの死んじゃった男性、生き返らせることは出来ませんか」
「『アメイジング・クラウン』の『過去の改竄』で暴発を無かったことにしたいです。『運命』を変えないと」
342
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/23(火) 21:01:37
>>340
「あ、」
間の抜けた声が、口から洩れた。
これは……何だ? いや、想定していたはずだ。
想定した上で、対策していたはずだ。
懐に手を入れた上で何かしらの攻撃をすれば誤射が起きかねないから、
だから懐に手を入れる前に攻撃を仕掛け……それは成功したはずなのに。
掌底のダメージで蹲る男を連れ出し、事情を聴いて、それを解決する、そういうつもりだったのに。
「な、」
何で、こんな結果になっている?
(――――いや、まだだ! 『ラヴ・ランゲージ』の能力ならまだ終わりじゃない!
傷口を『黄金化』すれば出血は押さえられるし、心臓の鼓動だって『黄金操作』で……、)
そう考え、『ラヴ・ランゲージ』の腕を伸ばし……思う。
まだ朦朧としていても意識があるなら、『本能』で『黄金操作』の仕組みを理解して、自己の修復ができるだろう。
だが、意識がなければ、止血はできるが衝撃で心臓が止まっていたら、そのまま死ぬしかない。
それに。
、、、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、、 、、 、、
……もし『黄金化』してみて、アウレアがその『黄金』を動かせてしまったら?
死んだ人間は生き返らない。『黄金化』してみて、その事実をはっきりさせてしまえば。
(わ、わたしのせい? これは……わたしが、殺した?)
男が怪我をしない程度に手加減をした掌底による、まさかの暴発。
想定しろという方が酷かもしれない。不運、と言っていいのかもしれない。
そもそも拳銃を持っていた男が悪いのだし、『事故』と言うこともできる。
だが。
その程度で納得できる程度の強度の『覚悟』だったら、
アウレアはとっくのとうに人殺しになっている。あの『ラフメイカー』を追い詰めたその時に。
(本当に、不運だったのか? 胸元への掌底じゃなく、両腕を攻撃していれば。
それから改めて『黄金化』を施していれば安全に無力化できたんじゃないか?
そもそもウィルに頼んでヴェノムを早めに帰還させてもらっていれば、
わたしがいちいち動かずとも『針弾』で相手を麻痺させることができたんじゃないか?
…………この人が、死ななくたって良い選択肢は、いくらでもあったんじゃないか?)
そして、罪を認めたとしても、アウレアに救いの道はない。
スタンド使いは裁かれない。
しかも、アウレアはお誂え向きに男本人からはともかく観衆からは疑われない言動を心がけていた。
ここでアウレアが『自分がこの男を殺した』と言っても、観衆は信じないだろう。
むしろ、目の前で起きた男の死に錯乱し、見当違いな罪悪感を抱えた薄幸の少女、くらいに思うかもしれない。
それが救いのなさだ。
アウレアには、自らが犯した罪を清算する機会すら与えられない。
たとえそれが、拳銃なんてものを使って他人を害そうとしていた悪党の死だとしても。
『人殺しの咎』を負ったクズが、『ウィルと一緒の世界』にいて良いはずがない。
「う、うう、うあ、あああ」
よろめく。
精神の根幹を形作っていた『何か』が、音を立てて崩れる感覚。
『ラヴ・ランゲージ』の像の維持すら覚束なくなるほどの衝撃が、アウレアを襲う。
343
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/23(火) 22:05:23
>>340
「・・・・・『暴発』」
『ラヴ・ランゲージ』の攻撃による衝撃で、弾丸の火薬が爆発したのか。
日本人が裏社会で手に入れられるような銃は粗悪品が多いらしいが、
彼が手に入れた銃もそういうものだったのかもしれない。
杜撰な携帯に元よりの性能、度重なる不運が重なってしまったようだ。
>>342
「アウレア」
「彼は拳銃を携帯していた・・・そこで声をかけられて
逃げ出そうとしたのは 恐らく何かやましいことがあるからよ」
「もし見逃していれば 彼以外に今度は罪のない人が犠牲になった可能性もある」
『武器アレルギー』を解除。
『ファイア』をアウレアから受け取りつつ、『ヴェノム』を装着させる。
そうして、彼女の身体を後ろから抱きしめた。
「・・・どんな理由があれど あなたが心慰められることはないのかもしれないけれど
あなたは自分や周りの人間の命を守ろうとして行動したの」
「それだけは忘れないでね」
エルガマルの方を向き、訊ねる。
「ミスター・エルガマル」
「『運命改変』は 事が起きてから早い方が成功確率が高いのかしら」
「『立ち向かう』わよ アウレア」
344
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/27(土) 00:30:52
>>342
>>343
(アウレア・ウィル)
確かめること、それ自体が恐怖に思われるほどの『罪』の意識。
男の顔からは、みるみる赤みが消えていく。
呼吸も脈も感じられず、赤い染みが服の下で広がるばかりだ・・・・
ウィルはスタンドを元に戻し、アレルギーを解除して
困惑するアウレアを抱きしめる。
「ああ、色んな意味で『時間』が勝負になる」
「おまえさんらにも、当然働いてもらう必要がある。
なんせコイツは──」
瀬良野を指さし、ニヤリと笑う『エルガマル』。
「『過去』に必死で、『現在』の相手なんざしてられねえ」
>>341
(瀬良野)
『エルガマル』:
「・・・・さッきも言ッたろ?
『それ』が、おまえさンの能力だ。
ただし、上手くやる必要はある・・・・」
耳の穴をほじりながら、『髭の男』は平然と言う。
「──今回は特別に、オレが『レッスン』してやる」
バ ン !
「『アメイジング・クラウン』の『過去改竄』──その1。
『状況を隠ぺいせよ』」
「真実を知る者が多いほど、『改竄』により『分岐』する確率は高まる。
闇、物陰、未確認、未知の中だけが、
『アメイジング・クラウン』の『領域』ッてやつだ」
「ただし、一部には例外がある。
人間ッてのは、多少の違和感であれば受容する。
この多少ってのが微妙なラインなんだが、
確実に計算に入れられる『受容』がある。
おまえさんの認識と、
『アメイジング・クラウン』の能力を信じてくれる『仲間』のそれだ」
「この両者だけは、明らかな変化を目の当たりにしても、
『見間違いだった』『過去が変わった』という認識で『受容』し、『分岐』は起こらない。
まあ過去の時点では、バレないようにやる必要はあるが」
「わかッたら、そこのカップル二人。
まずその死体を隠しな。
これ以上人目に触れたら、看護師が呼ばれる。
いや、すでに呼ばれてる可能性があるから、何としてでも隠し通せ」
345
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/27(土) 01:00:12
>>344
質問です。
・現在、周囲の一般人はどのくらいいるでしょうか?
また、一般人の注目は倒れた男に集中していると考えていいでしょうか?
346
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/27(土) 01:06:27
>>345
(アウレア)
エレベーター内に他に人はいない。
エレベーター外では何人か、こちらを気にしている気配がある。
347
:
<ガオンッ>
:<ガオンッ>
<ガオンッ>
348
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/27(土) 02:02:43
>>344
「些細な物音でも振り向かれたり、違和感を覚えられたら『分岐』してしまうはず。あの禿げた男性が拳銃を持ち歩き、杜撰な扱いをしたがために暴発が起きた真実を見物人は知らない」
「知っているのは、この四人だけ。なるべくは自分を除いた過去の三人に気づかれないような改変をしなければならない」
事前に『アメイジング』の能力を知る者が『過去の改竄』による変化を知ろうと、これは『間違っている』という『認識』に至らないのが重要なのだろう。
「もしかして、『真実』に近い認識を持った者が『改竄』による影響に『否定的』な認識を持たなければ、『過去改竄』の成功率が上昇するのかもしれない。如何にして『真実』に近い者を騙すか、それが鍵になる…」
学生時代の友人の「バレなきゃ大丈夫だっつーの。煙草の吸殻が見つかんなきゃ煙草やってるなんてバレっか?」と言われた事を思い出す。
「男性が完全に死んだとは確定してない。死んでいるかもしれないし、死んでないかもしれない」
「2つの可能性が重なった状態。人の認識が世界を決定する。」
349
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/27(土) 02:25:46
>>344
追記
(誤爆しました)
「人の認識が世界を決定する量子論みたいだ。量子力学的不確定の中から、『アメイジング・クラウン』が希望する結果を選び出せる能力を持っているみたいな…」
薄々は『アメイジング』の能力に認識が関わっていると考えていたので、ある程度はSF的な方面の話についていけるはずだ。。
必死にエルガマル氏の言葉を噛み砕き理解しようとする。
「密室のエレベーターなら大丈夫なはず。間近で見たのはアウレアさんのみ」
「運命に逆らわないと、男性が死ぬ前に…」
350
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/27(土) 02:39:40
>>346
回答に感謝します。
>>344
フラ ア
よろめき――アウレアの身体が傾ぐ。
自分の『幸せ』そのものが、自分の失態で根本から崩壊するという『不運』。
アウレア=グラウコーピデを呆然自失とさせるには十分すぎる出来事だ。
が。
ザ ッ
その傾ぎが、止まる。
ウィルに抱きしめられたから、ということは確かにある。
だがそれと同時に、アウレアもまた自らの足で立つ。
自らの手で、誰かを殺めることは少しも考えていなかったから、ひどく、ひどく動揺したが……
しかし、『共にいる資格』が失われたとしても、『愛する資格』まで失われるわけではない。
そう考えれば、『今ウィルの身に起きている』ことよりは、まだヘヴィな状況ではない。
、 、 、 、、 、 、、 、 、、
それに、現状には取り返しがつく。
なら、此処で腑抜けているのは『愛』の発露とは違う。
それは、ただの『自己憐憫』にすぎない。
「…………大丈夫。チョイ取り乱したけど、もう、平気だ」
そう言って、ウィルの腕に触れる。
ショックがない訳ではない。取り返しがつくとはいえ、
人を殺めたのには変わりはない。心は、相応に弱っている。
だが。
彼女はそれを乗り越えることができる『覚悟』を持っている。
それが、アウレアの考える『愛』だ。
「そういう『小細工』は……わたしも『得意』でね」
まずは、エレベータ内に監視カメラがあるかどうかを確認する。
あるなら、先程(
>>335
メール欄)エレベータ脇に移動させておいた『黄金』を操作し、
監視カメラを塞いでおきたい。
┌拍手開示――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|黄金町の夕闇@アウレア |
|先程(
>>326
)胸元に入れておいた『黄金』を操作。 |
|アウレアから出て、エレベータの扉脇につかせる。 |
|これは扉が開いた後、男が逆上し中の乗客を人質に取った時の為の保険。 |
|(男に突き飛ばされた直後の集団は、足元への注意が疎かになっているだろうし見られる心配はあまりない) .|
|ウィルの『針弾』で武器アレルギーにしてもらうのも考えたが、 |
|それではアレルギーに怯んだ拍子に誤射が起きてしまいかねない為、 |
|アウレアに意識を向けている間にエレベータのドア脇に『黄金』を操作し、 |
|男の死角から忍び寄り銃口を埋める算段。 |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘
結果的に、銃口を埋める算段は失敗したが……
(今にして思えば、こんなことをしても暴発が引き起った可能性が高いが)
それでも、『黄金』は生きている。『監視カメラ』を覆い隠し、
エレベータの扉が閉まってしまえば『男』を見ている者はだれもいなくなる。
そこで床を『黄金化』して籠の下に男を移してしまえば、
そうそう『見つかる』ことはないだろうという判断だ。
「……って感じなんだけど。……どう思う?」
『ラヴ・ランゲージ』に扉を抑えさせながら、アウレアはウィルにこの作戦を説明してみる。
どちらにしろ監視カメラ潰しは必須だろうから、この行動自体を変えるつもりはない。
351
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/27(土) 21:31:33
>>344
>>350
「オーケイ アウレア」「彼のために わたしたちができるベストを尽くしましょう」
アウレアを離しながら、彼女の提案に耳を傾けた。
「現状 もっとも静かに彼を隠せる場所となるとそれが一番だと思うわ」
エレベーターの扉を閉めるスイッチを押し続けながら、アウレアの提案に頷く。
彼女が床を『黄金化』し終えるまで、少しでも『時間』を稼ぐ必要がある。
もしも、この床の下にスペースがない場合は他の場所を探さなければならない。
同時に階層のスイッチをチェックし、このエレベーターが何階に行けるかを調べておこう。
屋上へ行けるのかどうかも、だ。
また、エレベーターが上方階層へと動き出した場合は、途中の階層を押して一旦止めなければなるまい。
352
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/29(月) 01:00:55
>>348
>>349
(瀬良野)
「そう、『シュレディンガーのニャンコ』と同じ理屈だ」
『猫好き』なのか、相好を崩して『エルガマル』が肯定する。
「人は自分に無関係な事柄を気には留めない。
例えばさッきの暴発の『爆発音』も、
関係者以外には『変な音がした』という程度で、それ以上じャあない。
警察の事情聴取を受けても、正確な説明が出来ルものはまずいねェ。
大差ない音なら、質に関係なく『分岐』は起きねェ」
「だが、『音がしなかった』となれば、話は違う。
振り向いた人間が振り向かなければ、その後の行動に違いが出る。
『音を聞いた』記憶から、次の行動を取った人間もいるかもしれねェ。
つまり、『見知ったもの』をまったく消すのは『危険』だ。
これは可能な限り避ける必要がある」
「ところで、オレが説明してる時間を『無駄』にしてねェだろ〜な?
『クラウン』は直前の『過去』まで呼び戻したか?
戻すのにかかる時間は『省いて』やる。
『ダッタン人の矢よりも早く』、だ。・
時間がかかるほどに『改竄』の難度は加速度的に上がッてくからな」
>>350
(アウレア)
恋人、そして強い自我で立ち直ると、
アウレアは扉のそばに配置しておいた『黄金』を操作する。
スタッ
タッ タッ ピチャア!
半ば閉じかけた扉の間を器用によじ登り、
『黄金』は、天井に設けられたカメラにへばりつき、これを塞いだ。
その間に、アウレアはエレベーターに穴を開け、底下に潜る算段を説明する。
>>351
(ウィル)
ウィィ ィン
『閉じる』ボタンを押すウィル。
ゆっくり閉じ始めた扉の間を器用に渡り、アウレアの『黄金』がカメラに張り付いた。
すでに我を取り戻したようだ。
アウレアの説明を受け、それに同意するウィルだが──
目を走らせた先、エレベーターの『行き先案内』では、
すでに『5階』『6階』『8階』が押されている。
男が飛び込んだ際、乗客は何人かいた。彼らによるものだろう。
エレベーターは屋上には至っておらず、最上階は『8階』だ。
扉は、今にも閉じ終わる・・・・完全に閉じれば、当然のように上昇に入るだろう。
353
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/29(月) 01:35:09
>>352
これで『目』は潰した。
『ラヴ・ランゲージ』は既に男の傍らに佇んでいる……。
が、距離が遠い。このままではヴィジョン自体が
遠くに行ってしまい、『強制解除』されてしまう危険性がある。
『黄金化』はヴィジョンの維持が必須。そうなればアウレアは爆発四散だ。
「とま、れ!」
というわけで、『ラヴ・ランゲージ』は再び閉まりかけの扉に手を差し込み開ける。(スB)
『黄金化』を使う以上、どのみちアウレアも籠の中に入るのは必須条件だ。
開けることに成功したなら、飛び込んでしまう。
周囲の人からは錯乱した少女、と思われるのかもしれないが、それで良い。
また戻って来た時に男が生きていれば、『男を介抱した少女』になるだけだ。
354
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/06/29(月) 02:24:37
>>352
「エルガマル氏って優しいですね。僕の緊張を和らげるために似合わない猫の真似をして。そうですよね、ですよね?」
『過去』の『アメイジング』を暴発事故の直前まで呼び戻そう。
しかし、気になるのが杜撰な扱いをしていようが簡単に拳銃が暴発するものだろうか。
下っ端の暴力団員が持っている拳銃には安全装置すら付いてない粗悪な品が多いそうだ。
何だか、アウレアさんが干渉するときを狙ったように暴発したのが引っ掛かる。
「シェイクスピアの妖精パックのように早くですか。本当に器用なスタンドですね、『アナル・キティ』は」
「ところで、拳銃の暴発にどう対処しましょうか。銃声が鳴らないと『過去』のアウレアさんの行動が変わってしまう」
「もっと、『アメイジング』を理解せねば。レッスンの続きをお願いします、エルガマル氏」
既に立ち直り隠蔽工作を始めた二人の姿を見る。
この事態に屈することのない二人の強さは自分には眩しいものである。
一定の方向の面で割れてしまう『ダイヤモンド』と同じくルンクスにも隙があるはず、互いの隙間を補う二人ならルンクスの打倒が可能かもしれない。
355
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/29(月) 22:08:09
>>352
「ッ!」「しまった・・・間に合うか」
先ほど既に、他の人間が中に入っていたことを失念していた。
扉が閉まりかけた以上、彼らはボタンを押しているのが自然というものだ。
すぐさま『開』のボタンをおすが、間に合いそうになければとっさに足を挟もう。
ボタン類は扉の近くにある、向き合う形になっていれば、そこまで難しいはあるまい。
その前にアウレアが止めてくれるかもしれないが。
まずは彼女をこのエレベーターの中に入れなければ。
356
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/29(月) 22:23:01
>>352
質問
・現在のウィルの位置は、エレベーターの中側でしょうか?
357
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/06/29(月) 23:02:39
>>356
(ウィル・回答)
アウレアを追って、エレベーターに入った認識だった。
レスを変更してもらって構わない。
358
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/29(月) 23:13:50
>>357
!? ……すみません。
私が勘違いしておりました。訂正します。
>>353
これで『目』は潰した。
『ラヴ・ランゲージ』は男の傍に屈みこみ、
右腕で男を抱え、足と胴体を使い『黄金化』を行う。
その後『黄金操作』で穴を開け、そこから底下に降りる。
「ウィル、先に行って」
降りるのはウィル⇒アウレア⇒『ラヴ・ランゲージ』の順で、
『ラヴ・ランゲージ』は降りる際に左手で『黄金』に掴まりつつ
『床黄金』の『接触解除』を行っておきたい。
『ラヴ・ランゲージ』はアウレアと接触状態にさせ、
『傍に立つ』状態を維持させることで、エレベータが動き始めてしまった時も
『射程外になって解除が間に合わない』といった状況を回避するようにする。
359
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/06/30(火) 00:03:01
>>357
回答に感謝します。
>>352
>>358
「わかったわ」
床下への道が通り次第、下へと降りる。
エレベーターが登るまでの時間稼ぎとして、一応『2F』のボタンを押しておこう。
想定外に時間がかかった場合、『5F』へと一気に行ってしまうのはまずいだろう。
360
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/07/01(水) 23:12:33
>>354
(瀬良野)
『エルガマル』:
「『地球温暖化』に興味がねーように、
おまえさんの緊張も『心底どうでもいい』と思ッてるゼ?」
シャコッ
『アメイジング』は一瞬で、時間を移動する。
現れ出た位置は同じエレベーター前ロビー。
だが周囲の状況から、そのタイミングが、
『アウレアが男に向かい始めた』状況だと知る──が、
エレベーター内から見る外の状況は、
乗客や乗り待ちの人間で防がれ、ろくに見えていない。
じき、この中に禿男が飛び込み、銃を暴発させる。
それまでに準備が済むものか──
床に穴を開けたアウレアたちは、
次々に床下の空間に飛び込んでいく。
だが、ここで瀬良野まで降りてしまっては、
『過去改竄』に支障が出るのは明らかだ・・・・!
「レッスン2か。
そうだな・・・・『この世は物語である』。
この概念は、オレやおまえのようなスタンド使いには『重要』だ」
謎めいた言葉を告げる『エルガマル』もまた、
エレベーターの階下に降りようとしない。
「この世が『物語』だとすれば、
お前のスタンドは、そこに『加筆訂正』が出来る。
すでに書いちまった──書き直しようのない部分はしョうがネェが、
いかに後から『ごまかす』か、その才能が問われるってわけだ」
「まずはそれだな。
暴発の音を、どうやッてごまかすか」
「さッきの状況を、表面的にいかに変えずに、
『事実』を改竄するか・・・・プランを考えろ。
実行は、プランが出来上がってからだ。
でなけりャ、金がいくらあッても足りねェぞ?」
「さて・・・・どうするね?」
『エルガマル』は、エレベーターの『開』ボタンを押し、
昇降を停止したまま、問い尋ねる。
今はまだ、外の人間は、
奇異な視線を遠巻きに投げるだけだが、
エレベーターに乗り込んでくる人間は、すぐにも現れそうだ・・・・
>>355-359
(アウレア、ウィル)
アウレアは床を『黄金化』し、それを操作して穴を開け、
禿げ男もろとも床下に飛び込んだ。
階下の空間はち中腰でようやく立てる程度の高さ。
中は当然、真っ暗だ。
エルガマルがエレベーターを止めている為、
焦ることなく『ラヴ・ランゲージ』を回収出来る。
その間にウィルも床下に降り立った──が。
瀬良野とエルガマルの二人は、降りてくる様子がない。
このまま床の穴を閉じるつもりだったが、思いとどまる。
361
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/07/01(水) 23:44:23
>>360
「…………降りないのか?」」
(まあ、ないとは思うが)よく考えればアウレア達が隠蔽を
やっている間に瀬良野が誰かに襲われる可能性がないこともない。
となるとアウレア達と瀬良野が離れるのはよくないが――……、
……いや、衆目を気にしないのであれば、
アウレア達も瀬良野と一緒にいるべきなのでは? と思い始めて来た。
正直、此処にい続けるメリットはあまりない。(合流しても出来ることは限られているが)
(目立ちすぎたらこの後の調査に支障をきたすかもしれないとはいえ、
それは穴の下に降りた時点で今更だしなあ…………まあいつまでも注目されるような程じゃないでしょ)
「……アイツを一人にはできないね。
この人は此処に置いて、二人に合流しようか」
よく考えてみれば、アウレアの『ラヴ・ランゲージ』を使えば
瀬良野の『過去遡行』の小細工も使いやすくなるかもしれない。
スペックにおいては『アメイジング』の方が優れているが、
『黄金』は形状に囚われない行動が出来るし。
そういった判断から、ウィルがOKと言うならさっさと登って瀬良野と合流する。
362
:
ウィル『ヴェノム&ファイア』
:2015/07/01(水) 23:58:35
>>360
「ミスター・エルガマルが止めてくれているのね」
「それならば合流してしまいましょうか」
「エレベーターがずっと止まっていれば 周囲により影響が深くなるでしょうし・・・」
「・・・すぐに元通りにいたしますので 少しお待ちくださいね」
横たわった男性へと、あえて十字は切らない。
アウレアの提案に頷き、エレベーターの中へと戻り、アウレアの手を引いて外へと出る。
そして二人の近くへと合流して、『アメイジング・クラウン』における現状を把握しよう。
363
:
瀬良野 徹『アメイジング・クラウン』
:2015/07/02(木) 02:14:09
>>360
「え、素でやってたんですか。いや、それは置いといて」
「外に出ても『右目』で『過去』のエレベーター内部を見れますか? それと、『遡行中』の『アメイジング』はエレベーターの扉をすり抜けられますか?」
禿男の所持していた拳銃がリボルバーだったのか、オートマチックだったのか気になる。
発砲音を誤魔化す方法は思い浮かばないので銃弾に細工を施す方向に思考の路線を切り替えた。
「拳銃の発砲音を誤魔化すのは困難だと思います。ですので、逆転の発想で銃弾に細工をします。銃弾の弾丸を取り除いて薬莢を拳銃に戻し、発砲音だけが起きて男性は死なないって計画です」
「空砲は威力が強くてもアルミ缶に穴を空けるそうです。死ぬことはないはず、それか粗悪な拳銃なら青痣で済む可能性があります」
銃弾なんて見た事もない代物について必死になって考えてみた。
拳銃の種類次第では面倒な事になる、引き抜くだけでも苦労しそうなのに。
「銃口を潰す、当たるであろう位置をコインで保護などの案があります」
「銃口を潰すと内部で誘爆しそうなので成功しそうにありません。コインで保護するにも当たる位置が分からない。そもそも、コインが銃弾に耐えられない気がします」
「銃弾に細工するには拳銃を禿から抜き取る必要があるわけで、どのように拳銃を盗むかが問題です。逃げる途中、または並んでいた途中の隙を突くかです。僕はエレベーター前に並んでいた時を狙おうと思います」
>>361
>>362
「すいません、降りたら見えなくなりそうです。そこに居るついでに拳銃の種類とか見れますか?」
「あと、エレベーター入口に人が集まって見えません。退かせますか?」
冷たくなった男性を降ろす二人に聞こえるように喋る。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板