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【ミ】『黄金町の夕闇』 その2
324
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/06/16(火) 23:24:21
>>319
>>323
「分かってるさ。……でも」
エルガマルに聞いたって、自分の求める回答が帰って来ることが
ないってことくらい、アウレアだって分かっている。だが、だがだ。
、 、 、、 、 、 、 、、 、 、 、 、 、、、 、 、 、、 、 、 、 、 、 、 、
「なら、何で拳銃を持った野郎がこっちに近づいて来てやがんだ?」
ググ ・・・
全く別の事件に、今まさに巻き込まれつつあるのか。
その事件すら『ヨハネスブルグ』が誘発させたものなのか。
あるいは、エルガマルすら認知できない『何か』が起こっているのか。
(エルガマルだって人間だ)
(何でもお見通しって風に見せているが、
それは場数の経験と能力の使い方でしかない。
実際に本当の本当にお見通しだって保証は……ない)
だから、エルガマルの言葉は信頼すべきだが、盲信するべきではない。
それに何より、アウレアはエルガマルにおんぶにだっこのお子様ではない。
「『ラヴ・ランゲージ』……」 グッ
「アンタは『遡行』を続けていてくれ。
ダメージは与えないから、心配はいらない」
呟きながら、臨戦態勢のまま前進。
先程も考えたが、今回は『全く別の事件に巻き込まれた可能性』だってある。
もしそうなら、男がアウレア達ではなく他の誰かを狙うつもりの可能性もある。
当然それも阻止したいので、男を『ラヴ・ランゲージ』の射程距離内に収めたい。
人混みが邪魔になる可能性もあるが、六メートルの距離に数人のグループ、
という程度なら移動の邪魔になるほどの混み合い方ではないはずだ。
射程内に入りさえすれば、ただ拳銃を持った男程度ならどう動こうが対処することができる。
(……クソッ、これで『入院患者にパーティジョークを披露する為に
来たただのオッサン』だったら、ピエロどころの騒ぎじゃねえぞ……!)
そう心中で吐き捨てるが、正直なところそうであって欲しいと思っていた。
ウィルの『探知』が的外れとは思えないので、それはないのだが…………、
射程内に入る前に相手が事を起こせば、一般人に犠牲者が出てしまうかもしれない、
と考えると、『間違っていてくれ』と思わざるを得ない。
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