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チラシの裏 3枚目

1むらま ◆vVmhS9Bdr2:2009/03/29(日) 19:47:59
ネタにするには微妙だけど、投下せずにはいられない。
そんなチラシの裏なヤツはこっちに

978im@sfantasy 9 第二章 第三十四話 2/3:2009/12/18(金) 02:12:29 ID:6u32GRZg0
拳を握り、話すは決意。
「この先のガルガント機関を使いトレノへ行き、
 小鳥先生に事の次第を話して欲しい!
 先生ならきっと、これからのことについていい案をくれるはずだと思う!」

その言葉は、すぐさま美希の心に届いた。
「…うん!」

…嬉しかった。
「まこっさん!その心意気、しかと受け取ったの!…お姫様は、ミキに任せて!」
「ボ…ボクも、やれるだけやってみる!」


そして真もまた嬉しかった。
「ああ…! 頼み申したぞ、美希殿!ビビ殿!」



それを最後に二人は目を合わせることなく。
互いに背を向け、走り出した。



「行こう!」
「美希ちゃん…私…」
「黙ってる暇はないの!」
「私、みんなをこんなに…」

「そうだよ!みんな、美希のために戦ってくれてる!
 ブルメシアを滅ぼされたあずさも、小さいのに頑張ってくれてるビビも、
 さっきまで敵だったのにこうやって体を張ってくれてる千早さんも!
 …みんな、ドリルのために必死になってるの!」

「…美希ちゃんも…?」
「…」
どん、と自分の胸を叩く。


「…うん!」
手を握る。





「あずささーーーん!!」
「!」
「千早ーーーーーー!!」
「…!」
階段を登る真。階段の上段では、バンダースナッチの大群と戦うあずさと千早が。

「アレクサンドリア軍プルート隊隊長・菊地真!
 誉れ高き御両名に助太刀したく、只今はせ参じました!」

背中を合わせた二人は微笑む。
「真、挨拶はあと…行くわよ!」

979im@sfantasy 9 第二章 第三十四話 3/3:2009/12/18(金) 02:13:01 ID:6u32GRZg0
「…新型の黒魔道士!」
壁側面の扉からは杖を携えた新型黒魔道士が大挙して現れる。

「『サンダラ』!」
全体化した強力な魔法で一網打尽。
階段を崩し、道を塞ぐ。



「この先だね…」

ドリルが眠っていたのとは逆方向の扉を潜ると階段。
それを降りると、霧が立ち込める層に出た。
「これが旧時代の交通手段!?」
「うん!これでトレノにまで…あっ!」


進むと突如として、前方の床がせり上がり壁になる。
「!」
振り向くと後ろも。
「!」
檻の完成。



「「わたのの(ワー)さんは可愛い!」」
「わたののさんは罠がうまい!」
「わたワーさんは出来る子!」

ぴょんぴょんと跳ねながら現れたのは宮廷魔術士ののとワー。
「あなた達は…!」


「同じ罠に引っかかるなんてお姫様も案外ドジデスねー」
「陛下も結構ドジなところありますけどネー」


「言っておきますけど、この壁は魔法も吸収する超硬質素材デス」
「軍隊が押し寄せてもただじゃ壊れませんヨー」

「「Do-Dai」」
スッ、と腰に手を当ててやや得意げな二人。


…もう、なす術もないのか。
そんなとき。
「すってーん!」
「わぁぁ!」


パシンという音でくるりと回転、転ぶののに
何かの輝きに目が眩み、転ぶワー。

背後から現れたのは…


「全くアンタったらバカなんだから!」
「やっと追いついたよー!」

長い耳と、オデコの持ち主。伊織&うさちゃん。
「! 間に合ったんだ!」
「アンタの仲間と、お姫様も協力してくれたそうじゃない。
 ひとまずお姫様、お礼言っておくわ
 あと頭の硬いあの男隊長にも言っとくべきかしら?」


「デコちゃーーーん!」
「何ぼさっとしてんのよ!早く行きなさい!
 追っ手が来たらこの罠で食い止めとくから」
「うん!さ、ドリル、捕まってー!」
「あ。うん…!」
ドリルは背中にしがみつき、美希は猛ダッシュで階段を駆け下りる。
ガルガントまではもう少し。


「…何よ美希ったらデレーっとしちゃって ま、いいけどね…」

980im@s fantasy9 第二章 第三十五話 1/4:2009/12/20(日) 03:22:35 ID:Hc7ZncXA0
「……あの3人は捕まった?全く、余計なことをしてくれちゃって…」
春香は扇子を仰ぐ。


「……けどあの子がペンダントを持ってまた逃げたとなると大変ね…
 何とかして取り返さなければ」

「どうするんデスか?」
「一石二鳥のいい手があるの…さあ。次に向かいましょうか」

本を置き、女王の間をあとにする。



本には何かのリスト。赤い丸で、ある二人が囲われた…謎のリスト。
「もっと早く目をつけとけばよかった…」








「うんしょ、よいしょ…てい!」
岩壁を破壊…光が差し込む。



「…ここ、どこ?」
美希達は、今の今まで土の中をさまよっていたのだ。


彼女らが移動手段として用いた巨虫ガルガントが
天敵たる、ミミズのような魔物のラルヴァに追われ…
暴走しトレノを通り過ぎてしまったのだ。

ラルヴァとの戦いは2回。
ドリル達がアレクサンドリア城へ向かうときは大人しい形態
『ラルヴァ・ラーヴァ』だった。
だが、そこでドリル達に倒されたことにより
ラルヴァは変異…『ラルヴァ・イマーゴ』となり一行に襲い掛かってきたのだ。



ガルガントに放り出された一行は土の中をさまよった末、
ドリルがどこからか取り出したスコップにより漸く、地上へとたどり着いたのだ。


「…」
野草の生い茂る、そこは崖…。
そこは大きな滝が虹をかける、リンドブルム付近の渓谷。


「…文献で見たことがあるよ 『ピナックルロックス』…だと、思う…」
「ピナックル…どこかで聞いたことがあるかも」

記憶の糸を手繰り寄せてみる。



「…もしかして」


「ブモオオオオオオオオオオオオ!」
鳴き声。
「狩猟祭の時あずさと一緒に戦った『ザグナル』の生息地!?」


世界で有数の、凶暴なモンスターが棲む場所としても有名。
もっとも、人々の中での世界は、霧の大陸のみなのだが。


「…大変なところに来ちゃったね」
「でも、千早を倒した今のミキ達なら大丈夫だよ」



などと言っていると。
「美希姉ちゃん、ドリル姉ちゃん!見て、あれ…!」

981im@s fantasy9 第二章 第三十五話 2/4:2009/12/20(日) 03:23:24 ID:Hc7ZncXA0
目の前に…崖の先の、空中に突然何者かが現れた。



エプロン姿にフライパンを持った、
髪を後ろで纏めた茶髪の女性。


「……何なの、このオバサン…」
ドリルを庇うように前に立つ。これまでに何度か強者とは戦っている。
例え地に脚をつけていたとしても、只者でないことは一目瞭然。
纏う空気が違う。
「いやどう見ても私16歳だから。」



「ねぇゆっきー。
 あなた、自分に力がないと悲観してない?
 強くなりたいと、力が欲しいと…」

ドリルへの言葉だった。
「…はい
 ひとつ、お尋ね致します」
「…」



「…あなたは、人間ではありませんね
 世に名高き召喚獣…『雷帝マイ』では…?」

そう言うと…
強烈な光と共に、マイは姿を変えた。
ひらひらとした衣装を身に纏った、雷帝の姿に。
「いかにも」

「…力が欲しいなら、私のレッスンを勝ち抜いてみせることね」
「如何なる内容ですか」


その目に迷いはない。

「今から、ピナックルロックスの各地に私の分身を置いておくわ
 5人それぞれに会うと物語を聞くことが出来ている。
 ただし1つはニセモノ
 正しい4つを選び、繋げて私に聞かせなさい」

そう言うと、雷帝マイは姿を消した。
「いい? 1つは偽りだからね」






ピナックルロックスを駆ける。
ザグナルなどのモンスターと戦いながら、あちこちを探し回る。


…つもりだったが。
「センパーーーーーイ!」
「ゆきほセンパーーーーイ!」
「こっちでーーーーーす!」
「はやくーーーーー!!」

マイの分身は声が大きい。
自分から存在を主張してきた。
というより…ドリルがよく笛で呼びつけているあのモーグリだった。


ドリルは気絶寸前。
だが召喚魔法を手に入れるため…
必死で、分身したモーグリのアイ達の話を聞く。
「それじゃー話しますね!」

982im@s fantasy9 第二章 第三十五話 3/4:2009/12/20(日) 03:24:01 ID:Hc7ZncXA0
大声で話されたそれを、ドリルは残された体力でまとめあげた。
「さぁ、来たわね …話してごらんなさい」


「まず…『発端』」
「うん」
「『協力』」
「うん」
「…『沈黙』」
「ええ…最後は?」

ここまでの流れは一つである。

帝国と戦う反乱軍の男、フリオニールらが
ヨーゼフという、娘を持つ男と共に雪原の洞窟へ向かい
目的の物、女神のベルを入手するが
裏切り者ボーゲンの罠でヨーゼフが帰らぬ人になるが
フリオニールはそれを娘に告げることなく町を去っていったというもの。

残されたのは二つ。
何も言わず去ったのは後ろめたい気持ちからである『人間』
何も言わず去ったのは帝国と戦う姿勢をして娘に報いる『英雄』


「…『英雄』です」
彼女は選んだ。
「へぇ…?」



「私ならばそうします
 …私がもし大きな責を負うことになった時
 私は…行動で、責任を果たしたい それが…王女の務めです」

雷帝は見下ろしてその話を聞いていた。



「…うん。いいでしょ、『正解』。
 …それより、私は聞きたいことがあるの。
 召喚魔法の危険性を知った上で…使いたいかどうかを」
「…文献でそのことは」

「本じゃないのよ
 もう『現代で』『実際に』『大惨事を引き起こした』のよ。
 …『あなたの召喚獣によって』ね…」


美希はそのことを告げていなかった。
「…!?」


「ブルメシアの国民が逃げ込んだ、幻の砂の都クレイラ。
 あれね…滅んだのよ オーディンのグングニルでね。」
「そんな…」

「行ってみりゃ解るわよ あそこには何にもありゃしない
 沢山の命が失われたわ…あなたがアレクサンドリアに戻ったせいでね」
「ふざけないで!ドリルが悪いわけじゃない!
 ドリルは春香を止めるために!」

「そんな言葉でクレイラの人たちが浮かばれると思ってるワケ?
 甘すぎんのよ。
 行かなかったら犠牲は抑えられたのは事実なんだから。
 何ならナイフでも持ってって、会うなり春香を刺した方がよかったんじゃない?」
「………」


「…さ、その時が来たわよ 『行動で報いること』
 召喚魔法を手にしてしまったわよ?……あとはアンタで考えること。」


稲光と共に雷帝は宝石になり消えていき…
「…はい」
ピナックルロックスの出口が開かれた。
「…」


美希たちも後を追おうとするが…
「………ねえ美希姉ちゃん」
「ん?」
ビビが声をかけてきた。

「あれって本当に正解だったのかなぁ」
「『人間』と『英雄』?ビビならもう少し迷ってるの?」
「うん」


「…ミキはどっちでもないと思うな」
「え?」

「人間だとか英雄だとか、そんなの後の時代の人たちが言ってるだけでしょ?
 そんなことなんて、その当人にしかわからないことだと思うよ」
「…うん」

983im@s fantasy9 第二章 第三十五話 4/4:2009/12/20(日) 03:24:32 ID:Hc7ZncXA0
「アンタ意外に冴えてるのね」
空から声。

「…やっぱり」
「大事なのは物語を集め、作ろうと努力したその姿よ
 その結果、あの子は召喚魔法を使いこなせるようになったんだから。
 あの子を支えることね …人一人の心で強大すぎる力を使う…召喚士を」


「…ミキは一人の女の子を守るだけだよ」




そしてピナックルロックスを出…リンドブルムへ。
「…?」


赤い飛空艇がちょうど、リンドブルムに入港しようとしていた。

…赤?


「……あれは!!」
「…レッド…ローズ………!!」



アレクサンドリア…春香だった。


走り出す。
暗雲が立ち込める中…
次々に火の手があがっていくリンドブルム。

あちらから爆発、こちらから爆発。


黒魔道士が内部で暴れているのだろう。
「…クレイラの時のパターンだよ…!?
 この後にすることは…!!」


レッドローズが城との距離を開けると…
辺り一面が揺らぎはじめる。

光の渦に包まれて、それは現れた。

伝説のモンスター…バリアの塔で戦士達を飲み込もうとした巨大な口。


大国リンドブルムの上から下までを覆う…『アトモス』



バランスの悪く、口だけが異様に肥大化したモンスターの顔。
ガバリと口を開けると…中は異空間。



「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」


リンドブルムを吸い込みはじめる。

人々の叫び声さえ、それの前にはかき消される。


重力物体199.

城壁を次々に剥ぎ取り、中の兵士もろとも中の空間へ連れ去る。
遠く遠く、時空の果てに。



「…待って、今召喚する!!」
「この距離じゃ私も何ともしようがないわ…今回はあきらめることね」


一つの都市が、まるごと召喚獣により崩壊させられてゆく様。
「…そんな…!!」

最早どうすることもできない。


戦力の大半を失った、哀れな都市を残し……
アトモスは、光の渦となって消えていった。


「…そん…な」

984乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2009/12/21(月) 20:43:22 ID:MzGbRe9w0
グラディウスの企業紹介

ガイカニクス・ファイアー・アームズ
グラディウスにおける軍事産業の老舗でおそらく最古参。
最大手でありグラディウス政府とは強いつながりを持っている。
ビックバイパーの主砲であるエネルギーカノン『ウィザーク』の開発も担当。

ウォーバーズ・ハイパーソン
グラディウスでは複葉機時代から飛行機、戦闘機を作っていた老舗。
現在は宇宙船を開発、生産している。

トムソン・アタック・マスターズ
ウォーバーズ・ハイパーソンの砲弾部門が独立した部品メーカー。
現在もインテリジェント砲弾の開発、生産を行っている。

ブッタラフ・アーカイブス
グラディウスにおける老舗の宇宙船のエンジン開発メーカー。
ビックバイパーが登場するまでグラディウス空軍は同社の戦闘機を使っていた。

ドグ・アンド・ライズセン・ロボッツ
最先端のロボットロニクス会社。
工業用のロボットを中心に開発、生産している。

デメトリクソン・カノーネ
グラディウスで武器の開発、生産を主に行っている会社。
艦船用の大出力レーザーカノンは同社の専売特許でもある。

クーディック・ランサー・アンド・シールズ
ラティスとのポスウェル防衛戦争後に設立された新しい軍需企業。
同社ではインテリジェント砲弾、亜光速ミサイルの開発
宇宙戦闘機の部品を開発、生産および現在グラディウス空軍の
主力戦闘機となっているビックバイパーの生産を行っている。
ちなみに開発者全員が戦争未経験者。

ドミニク・レア・ウォートーイズ
宇宙戦闘機のレーザー測距儀のシェア100%を誇る電子機器メーカー。
画期的な演算処理能力を持った射撃管制装置を作れる技術を持つ。

シムズ・ストライク・デリバリー
クーディック・ランサー・アンド・シールズの下請けで
ビックバイパーをライセンス生産をしていたミサイル兵装メーカー。
ビックバイパーの後継機となるメタリオンを制作することになる。

985im@s fantasy9 第二章 第三十六話 1/3:2009/12/24(木) 04:04:21 ID:KmlzUA/s0
「姉様…どうしてこんな……」


訪れたリンドブルム都市部は壊滅状態だった。
あちらこちらから火の手と煙。
通りには機能を停止した黒魔道士達が民衆に殴られている。
兵士が剣を持ちリンドブルムの民を威圧している。

「……これが召喚獣の威力か
 我々は、手にしてはいけない力を手にしてしまったのか…?」

かつて千早に指揮されていた女兵達も、それに気づかざるを得ないようだった。


リンドブルム城にまずは行く必要がある。
高木王が現在どうなっているのか、確かめなければ。


「ビビ、もしかしたら今の状況で城に行くと怪しまれるかもしれないよ
 ここに、残ってて欲しいの」
ビビの低い肩をぽんと叩く。

「ええ!?でも、ボク…」
「ビビっちゃ駄目だよ、ビビ。ここで待っていれば大丈夫だから!」
「ビビ君、少しの間だから…我慢しててね?」


そして二人はリンドブルム巨大城へ。




「……おお、美希君に萩原君か『ブリ』」

真っ黒なブリ虫…高木王はテラスから外を眺めていた。


「…見た『ブリ』かね、リンドブルムの惨状を」
「はい。…召喚獣は、私の体から取り出されたものです
 …申し訳、ありません」


「…いや。それは前々から解っていた『ブリ』よ…君に美希君を浚わせたのは、
 君を戦争利用しようとする春香君から君を逃がすためでもあったしな『ブリ』
 君が気にすることではない。」

城の隅々までを、アレクサンドリア兵が闊歩している。


「………君達に話したいことは、他でもない
 この戦いのこれからについてだ『ブリ』」

美希は真剣な目つきになる。
「…これから。」
「うむ」


「黒魔法を自在に操る…アレクサンドリアの主力兵器『黒魔道士』
 彼らが一体どこからやってきたのか、君らは知っている『ブリ』かね」

「ダリ?」
「いやいや、そういうことではない『ブリ』。誰が黒魔道士を発明したかだよ」
三角帽子、ローブ、厚手の手袋。
心を持たないかのような彼らはどこからやってきたのか。



「実は極秘の調査で明らかになった事実『ブリ』だが、
 アレクサンドリア女王である春香君の元に『ブリ』、ある時期から一人の
 武器商人を名乗る女性が現れた『ブリ』らしくてね」
「…ある時期…」


「今から2年前のことなのだが」
「…………2年…前…」

「…ドリル?」
「2年前…確か……(…千早ちゃんの弟君が…)」



「そう。その女性は春香君の前に連れて来た『ブリ』のだよ、
 物言わぬ、生まれたばかりの魔法人形を。それが…」
「…黒魔道士……」


「現在より小さな形をしていたとされている『ブリ』がね。
 その技術を伝えられた頃から春香君は変わり始めたとも言われている『ブリ』
 そしてその黒魔道士を伝えた女性は…」




「四条貴音という」

986im@s fantasy9 第二章 第三十六話 2/3:2009/12/24(木) 04:04:57 ID:KmlzUA/s0
その名をすぐに刻んだ。…いや、否が応にも刻まれた。
「…どんな人なの」


「長身で、透き通る雪のような白い肌を持つ。すみれ色の眼をして…
 腰まで届く白銀の髪をなびかせた女性だという『ブリ』」
「それってまさか…」
「まさか…!」

美希はブルメシアで会っていた。
ドリルも…アレクサンドリアで会っていた。


顔を見合わせた…その時だった。


「こら美希ーーーーーーーー!!」
怒号。


振り向くとそこには、ビビを抱きかかえた律子の姿。

「この子置いてっちゃ駄目でしょ!?
 リンドブルム兵にいじめられてたわよ、黒魔道士と勘違いされて」
「あ!律子ボス…ごめんなの」


「美希姉ちゃん…酷いよ…」
「ごめんね、ビビ」
「大丈夫だった…?」


「ったくもう。…何か、大事な話?」


律子も加わる。

「…続ける『ブリ』よ
 君達も知っているようだが、どうやら貴音というその女性は
 トレノを別荘としているようだが、本拠地は不明らしい『ブリ』のだ」
「…トレノに張ればいいってこと?」


「そろそろ我々が勘付くとは読んでいるだろうね
 おめおめと姿を現すはずもないだろう『ブリ』。
 そして、彼女はどうやら…『北の空』へ飛んでいく『ブリ』らしいのだよ。」
「銀の龍に乗って?」


「…見たのかね!?」
「うん。あの方角は間違いないの」


「…まぁその通り『ブリ』だ。銀の龍に跨り北の空へと飛んでいっている
 だが、北の方角には町などないはずなのだよ。…海しか、ないはず『ブリ』」


「…ということは!」

「うむ。『外側の大陸』だろう『ブリ』
 彼女は春香君に現在も協力を続け、多大な物資の提供を行っているようだ『ブリ』
 召喚獣の扱い方もその一つといわれているね…つまり」


「「…つまり、その四条さん(貴音)を倒せば!」」

外側の大陸、銀の龍…貴音。
目的が、はっきりした。

「…うむ。そういうことだ『ブリ』。
 …あいにく、外側の大陸への入り口は見つかっていない…。
 だが、世界を旅する者に出会うことが出来れば、きっと見つかるはず『ブリ』だよ」

「世界を…?」

「食を求めて世界を旅する者が、我々の知る中に一人いたはず『ブリ』だ。」



二人は宙を見上げ、記憶を手繰り寄せる。
「狩猟祭の…!」


「『やよい君』と言ったね。
 世界を旅する彼女ならきっと、外側の大陸への行き方を知っているはず『ブリ』。
 探してみてくれたまえ」

新たなる大陸。
一連の流れが一つの区切りを見せ、
世界をまたにかけた戦いが、ここに始まろうとしていた。

987im@s fantasy9 第二章 第三十六話 3/3:2009/12/24(木) 04:07:55 ID:KmlzUA/s0
「…行って、くれるね」
「はいなの」

「積もる話もあるだろう。律子君との話が終わったら、私の元に来てくれ『ブリ』
 地龍の門から、君達を外へ導こう」

そう言うと高木王は昇降機から出て行った。




「…いや、私から特に話したいことっていうのもないんだけど…」
律子は頭を掻く。

「あんた達はあるの?」
「最近どんな感じ?」


ひとさし指をこめかみに当てる。
「そーねぇ。
 …他劇団が大変な騒ぎになってる」
「他?」


「劇場街にアトリエがあるの知ってる?」
「確か…『FOUNTAIN OF ELLIE』?」
「そ、そこの『絵理』。トレノとリンドブルム、二つの街で活躍する876劇団の花形…
 あんたと伊織に次ぐ、リンドブルムのアイドルね。」
「確かトレノでステラツィオってコインを集めてる『石川』って人がやってるんだよね」


「ええ。そこの絵理が…トレノで誘拐された。」
「!?」

ブルメシアへ行ったが最後消息不明扱いであろう美希、
それ以前に魔の森で石になって最期を迎えたとされる伊織、
それだけでなく、絵理さえも消えてしまった。

「アレクサンドリア兵によるものじゃないか、って噂は立ってるけど
 よく解らないわ。アンタたちも気をつけることね… さ、昇降機に乗りましょうか」

長い長い、リンドブルム地下への昇降機に乗る。



「私はちょっと一休み…」
壁によりかかり、律子は眠る。

「…」
ちらりと律子の方を見て、寝ているのを確認し…
ドリルは美希に言葉を。


「…ね…ね、美希ちゃん」
「ん?」

「外側の大陸って…あの、外側の大陸だよね」
「うん。霧の大陸の北にある、世界の4大陸の一つだよ
 凄く少ないけど、その大陸のモンスターも霧の大陸にやってきているみたいなの」

「…凄く強いモンスターがいるって聞いたよ…?」
「噂だけどね。あっちの大陸には人が住んでいない分、モンスターが進化し放題だって聞いたよ」
「そう、なんだ…」

覗き込む。
「怖いの?」

目を閉じる。
「ううん。そうじゃないよ?けど…
 けど、もし美希ちゃんがそこで危険な目にあったら私…」
手を後ろに組む。
「…その…」

美希はその様子を見て口を歪ませた。
「ああー…ドリル、もしかしてミキのこと心配してくれてるの?」

その瞬間、顔を真っ赤にする。
「ふぇ!?」
「ありがと、ドリル♪」

口を尖らせる。
「ち、違うよ!? その、だって美希ちゃんがいなかったらその…
 お、お姫様にはガードが必要じゃない!?だ、だからその…」
性格上、言うはずもない言葉を発してしまう始末。


「いいのいいの♪しっかり守っちゃうからね」
抱き寄せる。
「………うん…お願い…」
真がいたら絶対止めていたであろう。


ビビが呆然と見ていることも気づかず。
「(そっちの近況はよく解りましたよ、っと)」
律子が心の内でにやにやしていることも気づかず。

二人は到着まで、見つめ合うのだった。

988im@s fantasy9 第二章 第三十七話 1/4:2009/12/26(土) 03:30:59 ID:SteitgaI0
するべきことは決まった。

貴音を倒すこと。
貴音を倒すために、貴音に会うこと。
貴音に会うために、外側の大陸へ向かうこと。
外側の大陸へ向かうために…やよいに会うこと。



しかしやよいは一体どこにいるのか?
見当もつかないまま…
「さぁ、私が食い止めている間にトロッコに乗り、地龍の門まで行くのだ『ブリ』!」
高木王にリンドブルムを任せ、地龍の門へ向かうのだった。

「さて。皆が心配するだろうし、私もここで戻らせてもらおうかしらね」
「律子ボス、ミキ達のことは心配じゃないの?」

「心配するような心許ないあんたならそもそも魔の森で
 行かせたりしなかったわよ さ。行った行った」



「…ね、律子ボス」
「何?」

「やよいに会える場所、何か見当はつくの?」
「それくらい自分で考えなさいよ…
 って言いたいけど。…まぁ…私だったら多分『ク族の沼』を当たるかな」
「そっか…やよいってク族の一員みたいだったもんね」


ク族はモンスターを食して青魔法を習得する特殊な種族。
同族に会えばきっと行方がわかるはず。



リンドブルムからブルメシアのギザマルークの洞窟までの道のりまでの途中に存在する
ク族の沼。


虫の鳴き声と、げろげろというカエルの鳴き声がこだまする場所だ。

湿気で軋む木の橋を渡ると、高く高く生い茂る草むら。
「な、何かでそうで怖いよ…」
ドリルの頭をぽんと撫で、美希が先頭となって草の中を分け入る。


前へと進んでいくと…開けた場所に出る。
浅い水溜りだ。

カエル達の住処。

そこに飛び込み、カエルをダイビングキャッチする少女の姿があった。
「うっうーーー!!」

ほかでもない。
狩猟祭にて圧倒的強さを見せ付けた…やよいだった。



「ゲォーロ、ゲォーロ!」
巨大なカエル、『ギガントード』が飛び上がり、やよいを踏み潰しにかかる。
だがやよいは片手のフォークでそれを串刺しにし…

ぱくりと口に運びたいらげた。
「!!!」
軟体モンスター『アイロネート』も当然のように平らげる。



「えへへ、ごちそうさまでした!」
いくつかのカエルを残して満腹に。
ドリルはとてとてと歩くやよいに声をかけてみる。


「や…やよいちゃん?」

くるりと振り向く。
「? はい!」



「私達のこと、覚えてないかな…
 リンドブルムの狩猟祭で会ったことあるんだけど…」

やよいはぐいっと上半身を下げ、伸ばした腕を反らすガルウィング式挨拶で応える。
「はい!もちろん覚えてますよ!
 えっと!美希さんに、雪歩さんに、ビビさんですよね!」
意外や意外。


「覚えてたの…」
「あんなに大勢の人の前にいくことってあまりなかったんです…
 その、何か恥ずかしいことでもしちゃってたかなーって…」


「ううん。そんなことはなくて…
 あのね、やよいちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

989im@s fantasy9 第二章 第三十七話 2/4:2009/12/26(土) 03:32:15 ID:SteitgaI0
「外側の大陸の入り口、ですか?」
「…知らない?」

やよいは辺りをきょろきょろと見回すと…
「…私、知ってますよ! ちょっとこっちについて来てくださいね!」

ドリルの手を取り、やよいはさくさくと歩いていってしまう。
美希とビビもそれについていき…草むらをずっとずっと先へ。


「こんなところに、道があったなんて…」
ずんずんと、力強く進んでいくと……




開けた場所に出た。
「!」


黒い石造りの、地下へ続く階段。
「これ…本物じゃないよね……」
囲いの上には、ガーゴイルを模した石像が2体。

人の住まぬ未知なる世界…異大陸への入口と言われても…
信じられる気はする。

ひとまず入ってみないことには。
「…」


しかし足元を見る。
泥が凹み……真新しい足跡を形作っている。
それは、泥の跡となって石の床の上へ…階段へ。



「………ドリル。ビビ。戦いの準備しとくようにね」
二人は頷く。

「多分この先に行けば外側の大陸なんだよね? 案内ありがとね」
しかしやよいはついて行く。

「いえ!私もご一緒させてもらいます!
 皆さんが心配なんです。……多分、誰かいると思いますし…」


「…ごめんね、やよい…」
フォークを構えたやよいも加わり、階段を下りていく。


「ここ、一体何があるの?モンスターとか?」
「モンスターはもちろんですけど… ちょっと複雑かもです…」


カンテラで照らしながら階段を下りていくと…そこは暗い暗い、洞窟…。

地の底まで続く広大な闇に、石の橋がかけられどこまでも続いていた。
「手、離さないようにしてくださいね!」
やよいを先頭に、ドリル、美希、ビビの順。


「!」
そして早くもカンテラが役目を終える。
火が消えた? いや、違う…
洞窟内のたいまつが一斉に火をともし始めたのだ。


美希の手に握られた手に、力がこもる。ドリルの側ではない…

「美希姉ちゃん… さっきから、辺りが全然何があるかボクにも解らないんだよ」
「…どういうこと?」


「…強い魔力がこの辺りにあって……全然、ボクの感覚が利かなくなっちゃったんだ…」
「…強……!?」
言い終われなかった。


バレては仕方ない、とばかりに。

遥か上から、何かが落下してきた。
「!!」
ガゴッ。


ガタガタガタガタガタガタガタ。
細い細い…機械のような、骨のような馬車だ。
或いは、馬車化した骨なのか。
巨大なモンスターの骨と思しき物が、脚の代わりに車輪をつけ…
その手についた指でがっしりと橋を掴み、前へと走りだしてくる。

それに乗るは、人二人分はあろうかというサイズの鎧…
手には顔を模した盾と…巨大な槍。


「ひゃああああああああああああああ!?」
謎のモンスター兵器『アーモデュラハン』。

990im@s fantasy9 第二章 第三十七話 3/4:2009/12/26(土) 03:33:36 ID:SteitgaI0
「美希さん……あの…いきなり見たことのないモンスターが出ちゃいました…」
「逃げるしかないの!!」
気を失ったドリルをおぶり、美希は逃げる。
「あ、あわわわ…」
全速力でビビも逃げる。



「……う、あ… はっ!?」

ドリルが目を覚ます。
「ご、ごめん…!」
美希の腕から飛び降り、4人で走り出す。



激しく…脆く。橋が…崩れていく。
後戻りが利かなくなってしまった。
「確かこの前方は…」


駆け下りていくと…
「と、とまってください!!」


止まらざるを得ない。
…そこには、ぐるんぐるんと左右に揺れる錆び付いた鎌があったのだから。

だが、立ち止まったせいで…
「!!」

「ビビ!!」
アーモデュラハンに追いつかれた。
ビビを串刺しにしようと槍を振るうが…


美希は握ったビビの腕を振り上げ、後方に放り投げる。
ビビは着地。

戦闘が始まる。


アーモデュラハンはまず手始めに『サンダラ』を唱えた。

美希たちめがけ貫くような雷が降り注ぎ、辺りを雷撃の海に変える。
「う…!!」
高い魔力の生み出す威力は大きい。



「このっ…!」
美希は怯まず、縦に回転しアーモデュラハンの馬車を斬りあげる『ヴォルテックス』で攻撃。

「この魔力に対抗しないと…!」
ビビは魔力を『溜める』。


「こんな所で負けてられません!!」
やよいはフォークでアーモデュラハンの馬車を一突き。


しかしアーモデュラハンも黙ってはいない。
「…え!?」

盾を掲げたと思ったら、何と4人の足元に闇が出現…


「クカカカカカカカカ」
鎌を振り下ろした。

美希に…すり抜ける。
ビビに…すり抜ける。
やよいに…すり抜ける。

ドリルは…
「………!!」
すり抜ける。しかし…
何かを取られた。ぐわりと喉元から心臓部までをすり抜けながら刈り取られ…
突如として倒れる。


「……!!!」
全体に対し、ある種の生物的条件により死を与える『デス』の特殊版のようだ。
専門的には『レベル5デス』と区別される。

991im@s fantasy9 第二章 第三十七話 4/4:2009/12/26(土) 03:35:43 ID:SteitgaI0
「フェニックスの尾!!」
美希の処置により、何とかドリルは一命を取り留める。
「ご、ごめんね…」


「せっかく王女を殺せたと思ったのに!!」

突然、声が空間にこだまする。
…アーモデュラハンからだ。

「!?」
まるでモンスターのものではない。


「消えてしまいなさい!」
再び闇の穴が足元に開く。

「今度は『本物』よ!!」
美希に向かい鎌。
「あ…」
魂の動きを止められる。…美希がバタリと倒れる。


「美希ちゃんっ!!!」
嘆いている暇はない。処置を施すなら倒してからが正しい。

「『ファイラ』!」
溜めた魔力で強化された炎の魔法をアーモデュラハンに。
「熱…い…!!」
鋼鉄の鎧であるアーモデュラハンには堪えるらしい。


「『べろちょろ』!!」
やよいが首に下げているカエルを洞窟の闇に高く高く放り上げると……
「けろろん♪」

べろちょろと呼ばれたカエルは巨大化してアーモデュラハンを押しつぶした。
「げふっ…!!」

やはり本体を狙うのが一番のよう。
「よくも美希ちゃんを…!!」
そしてドリルの追撃。

「…はぁぁぁ!!!」
紫の光に包まれ……


突然ドリルが金髪になり…レオタードのような、肢体にぴったりと張り付いた、胸元のセクシーな衣装に変身。
…トランスだった。

「これが私の…」

据え付けられた鎌を蹴り、飛び上がり…洞窟を照らす太陽となる。
「初めての召喚魔法!」


腕を上へ向かいかざすと、アーモデュラハンのそれとは比べものにならない魔力が集中……
手に雷帝マイのそれのような、杖が出現する。

召喚するのではなく、召喚主と一体化して放つ。
これにより、威力を自在にコントロールすることが可能となったのだ。


「『裁きの雷』!!」
杖を勢いよく放り投げる。

一直線に青白い稲光で線を描き杖はアーモデュラハンに吸い寄せられ…


「はぁああああああああああ……!!!!」
巨大な雷エネルギーを辺りに撒き散らし崩壊。
橋が…完全に崩れる。


「掴まって…!」
「は、はい!!」
「うわぁぁ…」
宙に浮いたドリルはそのまま、美希を抱えたやよいと、ビビを掴み暗闇の宙を疾走…

橋の先まで移動したのだった。
「…」

トランス解除。
そしてフェニックスの尾を美希に与える。
「ん…うーん………」

惜しくもトランス姿を見ることは叶わず。美希は息を吹き返した。

「美希ちゃん!」
「ドリル…… あの、鎧のモンスターは…?」

ひとまずは、安全と言える場所まで到達したらしい。

強力なモンスターはこの先いない…しかし、洞窟としてはここからが本番…
彼女達は、海底の地中深くまで来たに過ぎないのだ。

992乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2009/12/28(月) 22:52:25 ID:jhFjCXjk0
よく戦争モノって矢印でどう侵攻したかを示すよね
エリ「まあそれ以外に示せる便利なものがないからな」
あれ大好きなんだよねwなんていうか、大戦略って感じでw
アルド「俺はそう思わないぜ」
はぁ…信長の野望の内政システムと大戦略の兵器数、BGMと
提督の決断のようないつどこに攻め込むかが自分で決められるゲームがあればなあ…
あかぎ「好きねぇ…」
大好きw

993乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2009/12/29(火) 18:08:02 ID:ixIV4vzM0
うちの酒豪、酒飲みキャラ(擬人化除く)

アルド・トラバニ(普通)
エリ・カサモト(酒豪)
ロジーナ(酒豪)
シャーリィ(酒豪)
イツ花(普通〜酒豪?)

994乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2009/12/29(火) 19:43:24 ID:ixIV4vzM0
グラディウス軍人第五版陸宙軍佐官追加版
バイパー「年末にこれかい」

陸軍
ブラン・ホルテン元帥 23歳
ハロルド・ワイルディング大将 49歳
グリフィン・レインウォーター大将 50歳
フレデリック・レーガン大将 47歳
トーマス・バーシティ中将 51歳
アルベルト・アダンティ中将 50歳
アルバート・シュライヒャー中将 33歳
アーチボルド・バルフ中将 39歳
ジェフ・バッセル少将 38歳
モーゼス・バートン特別少将 22歳
マーカス・キャビンディッシュ少将 26歳
チャールズ・トーチ少将 30歳
ウォーラス・モス少将 48歳
バジリウス・デーニッツ大佐 40歳
アーデルベルト・ヘルモルト大佐 33歳
エーミル・クンツ大佐 37歳
ゴットリープ・トレッチェル中佐 33歳
エリク・ケーニンガー中佐 29歳
ニクラス・アイスラー中佐 31歳
ウルリッヒ・ブフナー少佐 29歳
ダーフィト・ロスラー少佐 25歳
レオポルト・カント少佐 22歳
クルト・ゲーラー少佐 27歳
エメリナ・レインウォーター大尉 21歳
エレノエーレ・ベレスフォード少佐 24歳
アンネローズ・ビッグコア=ニーベルング上等兵 17歳
ベルナルド・パオローニ一等兵 18歳
ルゼロ・アゴロッティ一等兵 18歳
テオドロ・トッティ一等兵 21歳
サンティノ・カッポネッラ曹長 32歳
シモーネ・ガンベリニ伍長 28歳
アルフォンス・ベリーニ一等兵 20歳
ルチアーノ・チッコリーニ上等兵 27歳
ステファノ・ボナッツェーリ伍長 28歳
テオドリコ・カッポネッラ上等兵 30歳
ミケーレ・カッポネッラ軍曹 27歳
ヴァレンティーナ・カッポネッラ二等兵 22歳

宙軍
マンフリッド・ベレスフォード大将 59歳
クラナス・ランフォード大将 23歳
ナルヴィック・ルフラン大将 25歳
クロン・ベイル中将 61歳
オーラフ・ヴァーノン中将 41歳
ライオネル・アッカースン中将 52歳
ジャック・トンプソン中将 55歳
ヤコブ・フルシチョフ少将 67歳
ルーベン・イングラム少将 38歳
エメライン・ベンジャミン少将 47歳
マンフレッド・ボールドウィン少将 46歳
カルロ・ダリエンツォ大佐 32歳
ヴャチェフェラフ・ラブダノフ大佐 39歳
キリル・ザハロフ大佐 38歳
スタニスラフ・マシコフ大佐 37歳
アレッシオ・スコット中佐 32歳
ヴィンチェンツォ・スキアーヴィ中佐 33歳
シグーネ・ハットネン中佐 21歳
シルパ・クーセラ中佐 22歳
シヴィ・ニスカヴァラ中佐 25歳
エレーヌ・ロード少佐 22歳
ドナティアン・ルクレール少佐 28歳
ニコラス・ヴェルジュ少佐 27歳
シャルル・ドゥムジョ少佐 24歳
アリセ・ベンジャミン大尉 21歳
ヴィットーリオ・レッティエーリ中佐 32歳
アドリアノ・カンパーノ少佐 30歳
ニノ・インフォミュラ少佐 35歳
トンマーゾ・ガットー大尉 27歳
アルステーデ・ビッグコア=ニーベルング特務大尉 18歳
クーニグンデ・ビッグコア=ニーベルング特務大尉 18歳
マルグリート・ビッグコア=ニーベルング特務少尉 17歳

995乃木平八郎 ◆sRu4/gQPQo:2009/12/29(火) 19:46:04 ID:ixIV4vzM0
グラディウス軍人大六版空軍佐官追加版

空軍
アルヴァ・ユンカース大将 23歳
ヴィンチェンツォ・ルガース大将 55歳
ディアス・ユンカース中将 21歳
アドリアナ・ベチン中将 51歳
ハスキー・ハルバート中将 50歳
ゴーチェ・ベルトラン中将 49歳
ジェルヴェ・ブラシェール中将 57歳
エヴラール・ダルコ少将 51歳
ジョニー・ガーランド少将 45歳
エドワード・オレステス少将 59歳
フリッツ・パーペン少将 56歳
クラウス・ケッセル少将 41歳
エマニュエル・コロー少将 38歳
ソール・オルティス大佐 40歳
ローデリヒ・ゲッヴェルス大佐 37歳
リューディ・ヴィルケンシュトゥーク中佐 33歳
ディーター・アルブレヒト中佐 33歳
アマデウス・フォルト中佐 32歳
ライムント・タンホイザー中佐 31歳
ジョゼッフォ・マネンテ少佐 30歳
エリコ・ロベッキ少佐 30歳
ワディム・シテイン少佐 29歳
アンドレイ・スネシコフ少佐 29歳
ボリス・ドルゴフ少佐 28歳
ノーナ・ラフマニナ大尉 25歳
リューシャ・ブチェンコワ大尉 24歳
セバスティアン・ハルバーゲン中尉 27歳
スタファン・ヘンネル中尉 28歳
ラミ・ニュメリン少尉 21歳

996Pakuri de Emocion ◆Free525l1Y:2009/12/31(木) 12:57:07 ID:csu0soVw0
〜この作品を見る前に〜
・パクリネタ満載です
・理解できないネタもあるかも知れません
・転載はなるべくやめてください。恥ずかしいので

以上の事を理解した上での閲覧をおねがいしまー↑

997Pakuri de Emocion ◆Free525l1Y:2009/12/31(木) 12:58:54 ID:csu0soVw0
ドボンレース@1

(SMAPのソフトバンクのCMっぽく)
Ev'rybody's doin' a brand new dance now.
(DOBON, baby, do the loco-motion.)
My little baby sister can do it with ease,
It's easier than learnin' your ABC's,
So DOBON! DOBON! do the loco-motion with me!
(全員ベルトコンベアーの上を走る)
ウィーン(プールの扉が開く
実況「さあ始まりましたドボンレース!先頭は 建山、美坂!そして 水城も頑張っている!
   ベルトコンベヤーのスピードはどんどん上がっていく!
   足を止めれば背後のプールに ドボンしてしまうこの恐怖との闘い!
ドン!
たてじん「グポォ!?」
実況「おっとシャドウが建山に手を掛けた!」
ドボーン!
実況「落ちた〜!それでは来年に向けて 一言!」
たてじん「おいら達は、税金の無駄使いと天下りを根絶します!」
エリカ「…どうやって?」
栞「いや絶対無理ですって…」

998Pakuri de Emocion ◆Free525l1Y:2009/12/31(木) 13:00:34 ID:csu0soVw0
建山刑事の事件簿

セリカ「だからあたしはやってないわよ!」
シャドウ「黙れ!貴様がやったことは分かっているんだ!」
リョウ「待て!ここは建山に任せよう!」
シャドウ「何!?あの伝説の刑事建山に!?」
(BGM:Deep Impactのサビの部分)
セリカ「( ゚д゚)」
建山「…」
セリカ「だからあたしはやっていないって…」
建山「ドン!」(机を思いっきり叩く
セリカ「ヒィィィ!」
建山「やった!ハエ潰した!」
一同「ズコーッ!」
::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
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999Pakuri de Emocion ◆Free525l1Y:2009/12/31(木) 13:03:19 ID:csu0soVw0
ドボンレース@2

(SMAPのソフトバンクのCMっぽく)
Ev'rybody's doin' a brand new dance now.
(DOBON, baby, do the loco-motion.)
My little baby sister can do it with ease,
It's easier than learnin' your ABC's,
So DOBON! DOBON! do the loco-motion with me!
(全員ベルトコンベアーの上を走る)
ウィーン(プールの扉が開く
実況「早くも 攻防が始まる秋のドボンレース。
   足元ベルトコンベヤーのスピードが上がる中背後のプールに落ちるのは…」
ドン!
でっていう「ホワァ!」
実況「あっと!シャドウがヨッシーを押した!バランスを崩す!」
ドボーン!
実況「ヨッシードボン!ドボンはでっていうことヨッシー!来年からの売りは?」
でっていう(来年からボクがメンバーの中のリーダーになりマス!)
たてじん「え?お前が?」
でっていう(今度からこのメンバーの名前はラーメン&ワッフル隊になりマス!)
沙都子「(´゚ω゚):;*.ブッ」
セリカ「ククク…」

1000Pakuri de Emocion ◆Free525l1Y:2009/12/31(木) 13:04:23 ID:csu0soVw0
タクシー

クド「タクシー!」
トミー「アイヨー!!!!!!」
クド「わふぅぅぅぅぅぅぅぅ!!??」
::::::::::::::::::::::::......   ........::::::::::::::::::::::::::: ;;;;;;;::::::::::::::::::
           γ ⌒ ⌒ `ヘ
          イ ""  ⌒  ヾ ヾ    ドガァァァァァァァァン.....
        / (   ⌒    ヽ  )ヽ
        (      、 ,     ヾ )
 ................... .......ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ........... ........
 :::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ::::::::::::::.......::::::
  _ _i=n_ ._ [l_ .._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_ii_i=n_ [l h__
  /==H=ロロ-.γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ 「!=FH=ロロ
  ¶:::-幵-冂::( (    |l  |    )  )=HロΠ=_Π
  Π=_Π「Ⅱヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ;;'':::日lTΠl:::....
 Д日lTl,,..:''''"   ""'''ー-┬ーr--〜''""   :::Д日lT::::
 FH=n.:::::'            |   |         :::FL日l」:::::
 ロΠ=:::::.:.        ノ 从 ゝ        .::田:/==Д::
 口=Π田:::.                   .::::Γ| ‡∩:::::
 Γ| ‡∩Π::....                ...:::Eヨ::日lTlロ::::
 Д日lTlロ_Π::::.......            ...::::::::田:凵Π_=H:::
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建山タクシー                   TEL トゥース-ワカチコ-ランランルー




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