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チラシの裏 3枚目
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「……あの3人は捕まった?全く、余計なことをしてくれちゃって…」
春香は扇子を仰ぐ。
「……けどあの子がペンダントを持ってまた逃げたとなると大変ね…
何とかして取り返さなければ」
「どうするんデスか?」
「一石二鳥のいい手があるの…さあ。次に向かいましょうか」
本を置き、女王の間をあとにする。
本には何かのリスト。赤い丸で、ある二人が囲われた…謎のリスト。
「もっと早く目をつけとけばよかった…」
「うんしょ、よいしょ…てい!」
岩壁を破壊…光が差し込む。
「…ここ、どこ?」
美希達は、今の今まで土の中をさまよっていたのだ。
彼女らが移動手段として用いた巨虫ガルガントが
天敵たる、ミミズのような魔物のラルヴァに追われ…
暴走しトレノを通り過ぎてしまったのだ。
ラルヴァとの戦いは2回。
ドリル達がアレクサンドリア城へ向かうときは大人しい形態
『ラルヴァ・ラーヴァ』だった。
だが、そこでドリル達に倒されたことにより
ラルヴァは変異…『ラルヴァ・イマーゴ』となり一行に襲い掛かってきたのだ。
ガルガントに放り出された一行は土の中をさまよった末、
ドリルがどこからか取り出したスコップにより漸く、地上へとたどり着いたのだ。
「…」
野草の生い茂る、そこは崖…。
そこは大きな滝が虹をかける、リンドブルム付近の渓谷。
「…文献で見たことがあるよ 『ピナックルロックス』…だと、思う…」
「ピナックル…どこかで聞いたことがあるかも」
記憶の糸を手繰り寄せてみる。
「…もしかして」
「ブモオオオオオオオオオオオオ!」
鳴き声。
「狩猟祭の時あずさと一緒に戦った『ザグナル』の生息地!?」
世界で有数の、凶暴なモンスターが棲む場所としても有名。
もっとも、人々の中での世界は、霧の大陸のみなのだが。
「…大変なところに来ちゃったね」
「でも、千早を倒した今のミキ達なら大丈夫だよ」
などと言っていると。
「美希姉ちゃん、ドリル姉ちゃん!見て、あれ…!」
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