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チラシの裏 3枚目
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「アンタ意外に冴えてるのね」
空から声。
「…やっぱり」
「大事なのは物語を集め、作ろうと努力したその姿よ
その結果、あの子は召喚魔法を使いこなせるようになったんだから。
あの子を支えることね …人一人の心で強大すぎる力を使う…召喚士を」
「…ミキは一人の女の子を守るだけだよ」
そしてピナックルロックスを出…リンドブルムへ。
「…?」
赤い飛空艇がちょうど、リンドブルムに入港しようとしていた。
…赤?
「……あれは!!」
「…レッド…ローズ………!!」
アレクサンドリア…春香だった。
走り出す。
暗雲が立ち込める中…
次々に火の手があがっていくリンドブルム。
あちらから爆発、こちらから爆発。
黒魔道士が内部で暴れているのだろう。
「…クレイラの時のパターンだよ…!?
この後にすることは…!!」
レッドローズが城との距離を開けると…
辺り一面が揺らぎはじめる。
光の渦に包まれて、それは現れた。
伝説のモンスター…バリアの塔で戦士達を飲み込もうとした巨大な口。
大国リンドブルムの上から下までを覆う…『アトモス』
バランスの悪く、口だけが異様に肥大化したモンスターの顔。
ガバリと口を開けると…中は異空間。
「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
リンドブルムを吸い込みはじめる。
人々の叫び声さえ、それの前にはかき消される。
重力物体199.
城壁を次々に剥ぎ取り、中の兵士もろとも中の空間へ連れ去る。
遠く遠く、時空の果てに。
「…待って、今召喚する!!」
「この距離じゃ私も何ともしようがないわ…今回はあきらめることね」
一つの都市が、まるごと召喚獣により崩壊させられてゆく様。
「…そんな…!!」
最早どうすることもできない。
戦力の大半を失った、哀れな都市を残し……
アトモスは、光の渦となって消えていった。
「…そん…な」
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