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チラシの裏 3枚目

979im@sfantasy 9 第二章 第三十四話 3/3:2009/12/18(金) 02:13:01 ID:6u32GRZg0
「…新型の黒魔道士!」
壁側面の扉からは杖を携えた新型黒魔道士が大挙して現れる。

「『サンダラ』!」
全体化した強力な魔法で一網打尽。
階段を崩し、道を塞ぐ。



「この先だね…」

ドリルが眠っていたのとは逆方向の扉を潜ると階段。
それを降りると、霧が立ち込める層に出た。
「これが旧時代の交通手段!?」
「うん!これでトレノにまで…あっ!」


進むと突如として、前方の床がせり上がり壁になる。
「!」
振り向くと後ろも。
「!」
檻の完成。



「「わたのの(ワー)さんは可愛い!」」
「わたののさんは罠がうまい!」
「わたワーさんは出来る子!」

ぴょんぴょんと跳ねながら現れたのは宮廷魔術士ののとワー。
「あなた達は…!」


「同じ罠に引っかかるなんてお姫様も案外ドジデスねー」
「陛下も結構ドジなところありますけどネー」


「言っておきますけど、この壁は魔法も吸収する超硬質素材デス」
「軍隊が押し寄せてもただじゃ壊れませんヨー」

「「Do-Dai」」
スッ、と腰に手を当ててやや得意げな二人。


…もう、なす術もないのか。
そんなとき。
「すってーん!」
「わぁぁ!」


パシンという音でくるりと回転、転ぶののに
何かの輝きに目が眩み、転ぶワー。

背後から現れたのは…


「全くアンタったらバカなんだから!」
「やっと追いついたよー!」

長い耳と、オデコの持ち主。伊織&うさちゃん。
「! 間に合ったんだ!」
「アンタの仲間と、お姫様も協力してくれたそうじゃない。
 ひとまずお姫様、お礼言っておくわ
 あと頭の硬いあの男隊長にも言っとくべきかしら?」


「デコちゃーーーん!」
「何ぼさっとしてんのよ!早く行きなさい!
 追っ手が来たらこの罠で食い止めとくから」
「うん!さ、ドリル、捕まってー!」
「あ。うん…!」
ドリルは背中にしがみつき、美希は猛ダッシュで階段を駆け下りる。
ガルガントまではもう少し。


「…何よ美希ったらデレーっとしちゃって ま、いいけどね…」




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