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東京ブリーチャーズ掲示板

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1 : 【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】(855) / 2 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・拾《完結》【TRPG】(53) / 3 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・玖【TRPG】(476) / 4 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・外典之一【TRPG】(153) / 5 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・捌【TRPG】(167) / 6 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・漆【TRPG】(333) / 7 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・陸【TRPG】(301) / 8 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・参【TRPG】(176) / 9 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】(177) / 10 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】(202)
11 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・伍【TRPG】(221) / 12 : 番外編投下用スレ(45) / 13 : 【伝奇】東京ブリーチャーズ・肆【TRPG】(235)  (全部で13のスレッドがあります)

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1 【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】 (Res:855)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2017/12/06(水) 18:34:21
都内某所、雑居ビルの昼なお薄暗い半地下に存在する私立探偵の事務所。
一見なんの変哲もないフロアーだが、そこは――

妖怪の溜まり場だったのだ!!


【伝奇TRPG『東京ブリーチャーズ』の避難所です。雑談、相談、おまけコーナー等にお使いください】

849ノエルと愉快な仲間達 ◆4fQkd8JTfc :2022/02/15(火) 23:32:01
>公式認定されなくとも供養にはなるゾナ

ノエル「ほい認定! 目が切れ長なのもいいな~。そっちの方が雪女?っぽいかも!」
髪さま「それ言うためだけに出てきたゾナ!?」
ノエル「ポチ君の言ってること分かる!
橘音くんが作ってくれたことにはすぐ気付いたんだけど
認定しようと思ってる間に数日経って」
髪さま「それぐらいさっさと言えゾナ!
    でも自作のとちょっと印象違うゾナけどいいゾナ?」
みゆき「ノエルが作ると全般的に目がぱっちりした童顔寄りになるんだよね」
乃恵瑠「確かに自作のはどっちかというとイケメンというよりは美少年という感じだな」
ノエル「絵柄の違いの範疇ということで
    メディア展開した時に片方を漫画の絵柄でもう片方をラノベの挿絵の絵柄ということにすればOK!」
髪さま(あっ、これツッコんだら負けな流れゾナ)

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850多甫 祈 ◆MJjxToab/g :2022/06/02(木) 01:01:02
ローランが出るんだって。
https://www.famitsu.com/news/202206/01263500.html
見た目とか声とかはちょっと違うけど、脱ぐらしいし、
雰囲気はあたしの知ってるローランに近いなって思った。


851那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2022/06/03(金) 18:58:48
お久しぶりです祈ちゃん!

アハハ、そうですねえ。ローランさんの出番みたいです。
アストルフォの幕間には立ち絵が出ていましたから、5年越しくらいの実装ということでしょうか?
こちらのローランさんはボクたちの知るローランさんとは違う、オリジナルの方ですが。
それにしてもサーヴァント……そうですか、サーヴァント……。

GMなのにブリーチャーズ〆のご挨拶をしていなくて、すみません。
何と言いますか、〆の挨拶をしちゃうと東京ブリーチャーズが終わってしまう気がして。
いや終わってるんですけどね!
でも、そろそろそれもやらなくちゃです。

だって……きちんと終わらせないと、次が始められないでしょう?


852多甫 祈 ◆MJjxToab/g :2022/06/04(土) 01:15:42
橘音、久しぶり!
まだこっち見てくれてそうだなって思ってたぜ。

>こちらのローランさんはボクたちの知るローランさんとは違う、オリジナルの方ですが。
>アストルフォの幕間には立ち絵が出ていましたから、5年越しくらいの実装ということでしょうか?
あ、そっか。あたしらが知ってる方はクローンだから
オリジナルとはちょっと違って当然か。二卵性の双子みたいなもんかな?
それにしても、立ち絵だけ出て5年振りに登場って……ローランは随分待たされたんだなー。
オリジナルでもローランなんだし、待たされた分、大活躍してほしいもんだ。

>何と言いますか、〆の挨拶をしちゃうと東京ブリーチャーズが終わってしまう気がして。
あたしもお別れは苦手だなー。あんだけ打ち込んだ物語だったし。
だからちまちま番外編書いてるくらいだし。
締め切りもないし、あたし一人じゃ書き上がる気配もねーけどさ。
終わっちまったけど、ずっと終わんなきゃいいのにって思うよ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


853那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2022/06/05(日) 21:24:18
もちろん、今でもチェックは欠かさず行なっていますよ。
ちなみになんですが、10連ガチャを回したら一発目で虹演出!シャルルマーニュさんが来てくれました!
ローランさんは来ませんでした……。お忙しいんでしょうか?

>だからちまちま番外編書いてるくらいだし。

それは是非拝読したいですね!頑張ってください!
東京ブリーチャーズの本編は完結しましたが、皆さんが記憶してくれている限り作品は終わりません。
楽しかったお話として皆さんの心の中に残るなら、GM冥利に尽きるというものです。

>今度は何始める気なんだよ?

ウフフ、それは秘密です。バラしちゃったら面白くないでしょう?
でもね、もうネタはできているんです。始めようと思えばいつでも……。
ただ、祈ちゃんの言うようにあちらもありますし。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


854多甫 祈 ◆MJjxToab/g :2022/06/07(火) 00:10:56
>シャルルマーニュさんが来てくれました!
運良いなー! おめでと!
あたしも試しに引いてみたけど、ローラン出なかったな。他の星5の人も。
ま、多分忙しいんだろーな。
こっちと違って切羽詰まった世界みたいだし……やることいっぱいあるんだろ。

>楽しかったお話として皆さんの心の中に残るなら、GM冥利に尽きるというものです。
楽しかったどころか、あたしの中じゃ不朽の名作ってやつだよ。
あたし自身の文章力とか選択とか、まぁその辺は置いとくとして、
みんなで作ったあの話は文句なくおもしろかったからさ。
なんなら文章整えて書籍化でもして、みんなに読んでもらえねーかなって今でも思ってるよ。

>ウフフ、それは秘密です。バラしちゃったら面白くないでしょう?
>まずはあちらがひと段落着いたらという感じでしょうか。
……勿体ぶるじゃん! よっぽど面白いのができてんだな!?
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


855ポチ ◆CDuTShoToA :2022/06/09(木) 01:37:36
楽しげなにおいを検知……と思ったけど、ちょっと乗り遅れちゃったみたい。


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2 【伝奇】東京ブリーチャーズ・拾《完結》【TRPG】 (Res:53)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2021/09/02(木) 20:56:39
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:一週間(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

関連スレ

【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523230244/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523594431/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・参【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523630387/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・肆【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1508536097/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・伍【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1515143259/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・陸【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1524310847/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・漆【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1540467287/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・捌【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1557406604/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・玖【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1586238901/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・外典之一【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1570153367/

【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1512552861/

番外編投下用スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1509154933/

東京ブリーチャーズ@wiki
https://w.atwiki.jp/tokyobleachers/

47御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2021/10/24(日) 19:12:09
『東京妖魔戦記』
それは人知れず夜の街を駆け抜ける、ヒーロー達の歌。
いつかのみゆきが、失意の祈に作って聞かせた曲だ。

「100年1000年守り抜くなんて、ド厚かましかったね。
だって君は、童よりずっと強かったんだから」

『SnowWhite~銀嶺の使徒~』
人の世に憧れながら、人類と敵対する宿命を背負った雪の王女の物語。
運命を変える力をもって宿命から解き放ってくれた少女に、雪妖は永遠の忠誠を誓う。

「何かを変えていける力を持ったみんなが、ずっと、羨ましかった。でも、気付いたんだ。
童には、大切なものを守り抜く力さえあればいい。
変える力を持つ者を守り抜くことができれば、いつか事は成るから」

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48御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2021/10/24(日) 19:15:11
「次が最後の曲になります。曲名は……」

そこでばーんと扉が開き、3人の人影が現れる。彼らはステージ上まで乱入してきた。

「ここで会ったが百年目! 恨み晴らさでおくものかぁ!」

トレンチコートを着た若い男がみゆきに指を突き付けて凄む。

「貴様! よくも騙しやがったなぁ!」

顔が雑な造作の、相撲取り体形の男が続く。

「けちょんけちょんにしてやるわよーっ!!」

と、フリフリワンピースを着た髭もじゃのおっさん。
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49御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2021/10/24(日) 19:16:15
「ちょーっと予定外のことが起こったけど、気を取り直して最後の曲いくね」

それは、これまでの6曲の主要部分を全て繋いで編成している曲だ。
その曲の歌詞の最後に、こんな一節がある。

“皆が幸せに向かい歩むこの星を 百年千年永遠に君と守り抜く”

“君”が誰から見た誰なのかは、特に決まっておらずどうにでも解釈できるようになっているのだが。
その結びの歌詞を聞いた時、ハクトはノエルに言ったものだ。

『それは……駄目だよ。だって、あの子はもうきっと……半妖の寿命すらもない。
みんなと違って人間と同じ刹那の寿命しか持たないんだから。そんな仲間外れみたいな歌詞は駄目だ』

そしてみゆきは、こう返した。

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50那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2021/10/25(月) 22:22:32
都内、歌舞伎町。
不夜城を彩る煌びやかなネオンの光さえ当たらない、雑居ビルの僅かな隙間で、一組の男女がもつれ合っている。
若い女が仰向けに横たわる男に馬乗りになり、激しく息を喘がせている。
……しかし、それは人目を憚って繰り広げられる逢瀬などではない。
『喰って』いる。
女は耳まで裂けた口を大きく開くと、ノコギリのようなギザギザの歯で男の腹に噛み付き、はらわたを抉り出す。
まだ体温の残る肉を引き裂き、両手で臓腑を掴んでは貪り喰らう。
すでに絶息している男の身体が、グチャグチャという女の咀嚼に反応するかのように時折ビクンと痙攣する。
この世のものならぬ、酸鼻を極める食事の光景。
女は、人間ではなかった。

柔らかな臓物を、滴る血を存分に味わい、喉元をどす黒く染めた女が大きく仰け反って恍惚に目を細める。
だが、まだ喰い足りない。女は男の頭を両手で掴むと、頭蓋に収納された脳髄を味わおうと更に口を開いた。

――しかし。
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51那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2021/10/25(月) 22:23:34
CAST

多甫 祈:水瀬いのり
那須野 橘音/きっちゃん/アスタロト:潘めぐみ
御幸 乃恵瑠:豊永利行
尾弐 黒雄:星野貴紀
ポチ:花守ゆみり

品岡 ムジナ:高木渉

レディベア:大久保瑠美
みゆき/乃恵瑠/深雪:浅川悠
天邪鬼/酒呑童子:島﨑信長
シロ:能登麻美子

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52那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2021/10/25(月) 22:23:56
Theme song

東京妖魔戦記
tps://dl.dropbox.com/s/mc7ajlzcu3wt2ge/tokyoyoumasenki.mp3


Character song

SnowWhite~銀嶺の使徒~
tps://dl.dropbox.com/s/879c6v9qte39oi4/SnowWhite%EF%BD%9E%E9%8A%80%E5%B6%BA%E3%81%AE%E4%BD%BF%E5%BE%92%EF%BD%9E.mp3

Bete~獣の王者~
tps://dl.dropbox.com/s/uq2oabwm4sjwpn3/B%C3%AAte%EF%BD%9E%E7%8D%A3%E3%81%AE%E7%8E%8B%E8%80%85%EF%BD%9E.mp3

神変奇特~犯天の悪鬼~
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53那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2021/10/25(月) 22:24:46






       東京ブリーチャーズ








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3 【伝奇】東京ブリーチャーズ・玖【TRPG】 (Res:476)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 3
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2020/04/07(火) 14:55:01
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:一週間(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

関連スレ

【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523230244/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523594431/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・参【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523630387/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・肆【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1508536097/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・伍【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1515143259/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・陸【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1524310847/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・漆【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1540467287/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・捌【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1557406604/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・外典之一【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1570153367/

【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1512552861/

番外編投下用スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1509154933/

東京ブリーチャーズ@wiki
https://w.atwiki.jp/tokyobleachers/

469尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2021/08/04(水) 00:00:21
>綺麗好きねえ。だったら尚更、ぜーんぶ無かった事にしちゃった方がいいんじゃない?ねえ、御前?
>こんな事があった後だとさ、僕みたいなわるーい妖怪は色々閃いちゃうと思うんだよねー
>「そ・れ・に!御前、今こそ評価爆上げのチャンスですよ?
>ここでボクたちの願いを叶えれば、心が広くて寛容なデキる上司!ってことで、みんな感謝すること間違いなし!
>世界の調和も保たれますし、八方丸く収まるってもんでしょう!
>ホラホラ、善は急げですよぉ~!」
>《ぬぐぐぐぐぐぐ……》
>《……わかったよ》

祈、尾弐、ポチ、橘音。
文字通り死力を尽くして力を行使したノエルを除く東京ブリーチャーズの面々によって畳み掛けるように行われた脅迫(こうしょう)と懐柔(せっとく)。
それによって御前はとうとう折れた。少なくとも、折れた様に見せてくれた。
実の所……御前は尾弐が何も言わずとも祈の願いを叶えてくれたと、そう尾弐は考えている。
高みから人妖を見下ろし享楽的な態度を見せる大妖怪ではあるが、根本的な所で善性に焦がれている事を長い間配下で働いてきた尾弐は知っているからだ。
無理を言われた事も無茶を命じられた事も数知れず。
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470尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2021/08/04(水) 00:01:00
僅かに視線だけを動かし、やってきたミカエルの相手を務める橘音を眺め見る。
尾弐は橘音に対して彼女自身のベリアルとの決着を求めた。
その事自体は間違ってはいないと思っているし、そうすべきであったと信じている。
だが……正しさと優しさは別の物だ。
きっと。最後に語らず、何も決着を付けさせなければ可能性は残った。
例えば、ベリアルがその心の奥深くでは弟子としてのアスタロトを愛し慈しんでいたという可能性。
或いは、神が定めた運命に縛られ仕方なく悪を為していたのだという可能性。
けれど尾弐は、そんな優しさに満ちた可能性を摘み取った。橘音の/自分の為に。
そこに後悔は無い。けれど未練は有る。
もしもこの事が橘音の心に傷として残っていたら、自分はどの様にその痛みと向き合おうか。

しかし、そんな事を――――過ぎてしまった事を後ろ向きに考えていた尾弐の耳に、レディベアとミカエル。そして橘音の会話が届いた。

>「師匠は。……ベリアルは死にましたよ。間違いなく」
>「彼は死にました。そう――『死んだ』のです。祈ちゃんとレディの攻撃によって。
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471尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2021/08/04(水) 00:10:30




だからこそ


>「……ぅ……、ぁ、ぐ……ゥッ……!
>あ……、熱い……!顔が……顔が、焼けるように……うあああああああッ!!」

「な――!!? 橘音ッ!!!!」

尾弐は突如として蹲り叫び声を上げた那須野橘音に対して驚愕の声を上げた。
奪われて奪われて奪われて奪われて
理不尽に失い続けるだけの生を送ってきたからこそ、突然の出来事に真っ白になった思考の片隅で尾弐は思ってしまう。
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472ポチ ◆CDuTShoToA :2021/08/11(水) 20:13:52
>《ぐぬぬぬぬぬぬ……》

「なーにを迷う事があるのさ?僕ら、東京を舞台に人狼ゲームなんてしたくないんだけどな~?」

いつぞやのお返しとばかりに、ポチが笑う。

>「……御前。どうやら、ここは御前の負けのようですよ?」

更には橘音も、祈の願いを聞き入れてもらえるよう口を開く。

>「何も、千年前からの因縁を一切合切なかったものにして欲しいって言ってるわけじゃありません。
  ノエルさんが言ったように、ここ最近の騒動を収束する形で世界を改変してくれればいいんです。
  世界でも五指に入る力を持つ御前なら、そんなのお茶の子さいさい!朝飯前ってやつですよね?」

>「そ・れ・に!御前、今こそ評価爆上げのチャンスですよ?
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473ポチ ◆CDuTShoToA :2021/08/11(水) 20:15:12
>《じゃっ、そーゆーコトで!
  これから支度するんで、忙しくなっから一旦回線切るね!
  世界の改変時期については追って沙汰する!
  おつかれちゃーん☆》

ともあれ、これで戦いの後始末の目処も付いた。

>「……あ“ーーー。今度こそ終わった! なんとかなった!」
>「やれやれ……これにて一件落着、って感じですかね?」
>「いや、流石に落着してもらわねぇと困るぜ。もう妖力どころかまもとな腕力すら残ってねぇからな」

「ええー、そりゃ不味いよ尾弐っち。尾弐っちの腕力なしに、僕らどうやってここから事務所まで帰るのさ」

冗談めかした口調。だが実際のところポチは本気でこう言っていた。
アンテクリストとの戦いは文字通りの出血大サービスだった。
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474ポチ ◆CDuTShoToA :2021/08/11(水) 20:15:45
>「さて――みんなが下で待ってます。
  そろそろ帰りましょうか!」
>「……せめてエレベーター直ってねーかな? あたしもう歩くのもしんどい……」
「あいよ、大将。あと、エレベーターは諦めろ祈の嬢ちゃん。どう見ても電気が通ってねぇ…………オジサンの腰、下まで持つか……?」

「嘘でしょ尾弐っち。尾弐っちが手を貸してくれなきゃ、僕はどうやって立ち上がればいいのさ」

なんて事を言いつつも、ポチはどうにか体を起こそうとした――その時だった。

>「……ぅ……、ぁ、ぐ……ゥッ……!
> あ……、熱い……!顔が……顔が、焼けるように……うあああああああッ!!」

不意に、橘音が悲鳴を上げた。

「橘音ちゃん!?」
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476ポチ ◆CDuTShoToA :2021/08/11(水) 20:34:57
>「……ああ……良かった。お前さんの傷が治って本当に……本当に良かった!」
>「……けどな、橘音。今のお前さんも綺麗だが――――俺にとって那須野橘音は、いつだって綺麗だったんだぜ?
 俺は、過去も今も今も全部引っくるめてお前を……那須野橘音を愛してるんだ。それはこれからもずっと。永遠に、だ」

橘音が尾弐に抱きつく。尾弐がそれを抱き返す。

「……良かったね、二人とも」

ポチが小さく呟いた。

「さて……これで、僕らが立つ為に手を貸してくれる唯一の候補者がいなくなった訳だけど」

それから少し声を抑えたまま、もう一度床に全身を預ける。全身の力を抜く。

「……ま、いいよね。もう焦るような事は何もないし。忙しいのも、これで終わり」
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4 【伝奇】東京ブリーチャーズ・外典之一【TRPG】 (Res:153)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 4
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2019/10/04(金) 10:42:47
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

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【伝奇】東京ブリーチャーズ・捌【TRPG】
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【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】
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147御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2020/02/29(土) 11:35:26
後日、SnowWhiteを訪れた祈が事の顛末を皆から聞く。

>「へぇ~、そんなことがあったんだ……。ちょっと見てみたかったかも」
>「何を言っているのです、祈。そんなおぞましい下等妖怪どもを視界に入れては、目の穢れというものですわ」

>「そうかなぁ。腹出して踊るとみんなが笑うとか、平和でいいなーって思うんだけど」

「あはは! そうだね、あの踊りは一回見てみるのもいいかもしれない!」

祈がはらだしの踊りを見たらシロのように笑って行動不能になるのか、
みゆきのようにハイテンションになるのか、はたまた別の効果が出るのか、ちょっと気にならないでもない。
まあ数百年も経てば出て来るから、と言いかけてやめておくみゆきであった。
半妖の祈が数百年後に生きているかは誰にも分からない。

>「まぁ……何にしても厄介事はまるっと解決しましたから!結果オーライとしておきましょう!」
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148尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2020/03/09(月) 10:32:55


蹴りの勢いで空を跳んで行くはらだしの悲鳴が聞こえる。
多分、奴さんはツクモ太郎の結界にぶち当たって何の成果も残せずに終わるだろう。
けどまあそれでいい。というより、どうでもいい。
打つ手がねぇなら、景観を盛大に汚す3バカ連中を排除するのが先決だ。
とにもかくにも今必要なのは状況を動かす事だ
人を、物を、技を、時間を
一見どうしようもねぇ状況に見えても、何かを動かせばそこに活路が生まれる時はある。
俺だけじゃあどうにもならねぇ事だろうと、仲間にとってはどうにかなる状況である時もある。

>――Hey、Google!このうるさい音楽を止めてよ!ねえ、アレクサ聞いてる!?
>《あっ、わたしはスーパーツクモキングです。あなたにちゃんと名前を覚えてもらえるように、もっと頑張りますぅぅぅ!!》

――――そら、こんな具合にだ。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


149尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2020/03/09(月) 10:33:29
通り慣れた天神細道を潜って移動してみれば、そこはやたらと豪華な建物の中。
御前の住処に似た雰囲気だが、あそこよりは幾分か空気が軽く感じる。
そのまま随分と長ぇ廊下を真っ直ぐと進むと

>「ひぃぃ~……どうしてこのボクが!地獄の大公爵アスタロトがこんなことを~……」
>「元は貴様のせいであろうが。ええい、サボるな!しっかりやれ!」
>「……あ。あなた――」

そこには、橘音と外道丸、シロがいた。
周囲を動き回る付喪神共の事なんざ頭に入ってこねぇ。思わず数歩、足を進め

>「あーっ!クロオさん!ボクを助けに来てくれたんですか!?よかったぁ~っ!」

直後、衝撃と共に小さな体が俺の胸に飛び込んできた。
突然の事に思わず手を彷徨わせちまったが直ぐに我に帰り、俺は橘音の頭を少し乱暴に撫でる
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


150尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2020/03/09(月) 10:33:50
・・・

その後3バカがなにか喚いていた気もするが、急に耳が遠くなったのかオジサンには何も聞こえなかった。
まあ、連中の事なんざ考えるだけで時間の無駄だ。それよりも

>「……き。教官、み、みじかい、間、でし、たが。お、お世話、に、なりま、した」

目の前で俺に礼を言っているロノヴェだ。
短い間の付き合いとはいえ、ベリスの奴が裏切るであろう事は想像していたから大して驚きはしなかった。
だが、ロノヴェ……お前さんのその行動は、俺には想像も出来なかったぜ

俺は、訓練の名前を借りてお前さんをぶん殴ってただけだぞ?
強くするって目的に嘘は無かったが、そこに天魔への憎悪が無かった訳じゃねぇ。
それに、お前さんだってまるで痛みがなかった訳じゃねぇ筈だ。
だから、お前さんに恨まれる覚悟はしてたし、憎まれる事も理解してた。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


151尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2020/03/09(月) 10:34:49
後日談。

一連の騒動の後始末を終えた俺達は、SnowWhiteにて今回の顛末を祈の嬢ちゃんとベアの嬢ちゃんに語り聞かせていた。

>「へぇ~、そんなことがあったんだ……。ちょっと見てみたかったかも」
>「何を言っているのです、祈。そんなおぞましい下等妖怪どもを視界に入れては、目の穢れというものですわ」
>「そうかなぁ。腹出して踊るとみんなが笑うとか、平和でいいなーって思うんだけど」
>「あはは! そうだね、あの踊りは一回見てみるのもいいかもしれない!」

「やめとけやめとけ。あのヨゴレ妖怪共は、嬢ちゃん達の教育上良くねぇぞ」

興味津々な祈の嬢ちゃん。至極真っ当に懸念を示すベアの嬢ちゃん。面白半分にそれもまた良しとする色男。
三者三様な反応だが、オジサンとしちゃあ嬢ちゃん達にアレはみせちゃならねぇモンと思う

>「まぁ……何にしても厄介事はまるっと解決しましたから!結果オーライとしておきましょう!」
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152ポチ ◆CDuTShoToA :2020/03/13(金) 23:36:36
なんやかんやあって、悪は滅びた。
超ツクモキングはバラバラに崩れ落ちた。

>《やはり六体ではダメか……七体合体でアルティメットツクモキングになれてさえいれば……うごごご!》

「はぁ……疲れた。今度、僕らも五人で合体技でも作る?技名は……そうだなぁ、ブレーメンの音楽隊とか」

うんざりとした語調。

>《まぁ、我らも豚バラを切らされる、雑な扱いを受けるなどして頭に血がのぼっておった。許せ》
>「猛省してほしいであります!小官の機転がなかったら、今頃東京ブリーチャーズは全滅していたであります!」

>「おい、ツクモ太……ゴホン、七つ道具。そろそろ橘音達を返しちゃくれねぇか」
>《三尾たちはこちらだ。来るがいい》

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153ポチ ◆CDuTShoToA :2020/03/13(金) 23:37:00
>「皆さんの~……お陰で……強く、なれま……した……。この……御恩は~……決して、忘れま……せんん~」

「また、その内遊びにおいでよ。君は、狼じゃないけど……立派な狼だ」

>「じ、地獄、へ、帰り、ます。やく、約束、通り、人間は、傷つけ、ません。こ、これ、これにて、おいとま、を」

「もし困った事があったら、僕の名前を出せばいい……まぁ、今の君には必要ないかもね」

>「楽しかった……ですぅぅ~……また、またいつか……いつか、お会い致しましょうぅ~……」

「……うん、僕も楽しかった。またね」




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5 【伝奇】東京ブリーチャーズ・捌【TRPG】 (Res:167)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 5
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2019/05/09(木) 21:56:44
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

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161御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2019/09/25(水) 01:04:36
数時間後――意識を取り戻した乃恵瑠は、雪の女王の前に正座させられ、説教をくらっていた。

「全く……災厄の力を手懐けたのはいいものの全然本来の力を引き出せていないではありませんか。
それで東京を救おうだなんて話になりませんよ!」

「ご、ごめんなさーい!」

こうなると昔の修業時代のトラウマが蘇り、頭が上がらない。雪の女王の修行は超厳しかったのだ。
つまるところ、雪の女王は実は今でも超強かった。
以前クリスよりも弱い振りをしていたのも、最終的にノエル(みゆき)を宿命から解き放つための演技だったのだろう。

「母上……どこまで知っている? どこまで仕組んでいた? 母上は一体何者なのだ?」

「最初の二つの質問は大体あなたが想像している程度……とでも答えておきましょう。
何者かと聞かれてもそのまんま雪の女王としか。敢えて言い換えるなら世界の雪妖を統べる者、でしょうか」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


162御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2019/09/25(水) 01:06:09
「良かった……祈ちゃんに会わせて! 一緒に修行しようって前から言ってたんだ!」

「駄目です」

「えっ」

身も蓋もなく断られ、唖然とするノエル。

「連携技開発とか言ってキャッキャしてる場合じゃありませんから!
本来は私より強い力を持っているはずなのに私に手も足も出ないとは今から地獄の特訓をしても間に合うかどうか。
理性の氷パズルは修理するついでに改良しておきます。
カイとゲルダは乃恵瑠に”新しいそり靴”と”世界のすべて”を貸して。使いこなせるように教えてあげてください」

”新しいそり靴”と”世界のすべて”は、カイとゲルダが乃恵瑠の従者になるときに雪の女王からそれぞれ授かった靴型妖具と妖杖のこと。
それを乃恵瑠に使えるようになれという。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


163尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2019/09/29(日) 23:58:04
>「そして……彼は今、この帝都で陰謀を張り巡らせている。そう、ボクたちの敵は『神の長子』なのです」
>「怪人65535面相、またの名を赤マント。でも、そんなのはもちろん本名じゃない。そう――」
>「天魔ベリアル。――それが、彼の名前です」

安倍晴朧の私室。
東京ブリーチャーズ側の重要人物が集められた会合の中で、那須野橘音の口から語られた怨敵たる赤マントの正体。
それを知った尾弐は、眉間に皺を寄せ口元を右手で覆う。

「……ギリシア神話のテューポーン、ゾロアスター教のアジ・ダハーカ、北欧神話のロキの子供達、だったか」
「神話の終わりに現れる、神より力を与えられ、神の想定を上回り悪を成す存在は幾つか居るらしいが……話を聞くに、ベリアルってのは十字教が生み出したソレじゃねぇか」

口調こそ冷静であるが、その頬には冷や汗が伝っており、それが尾弐が天魔ベリアルという存在に尾弐が大きな脅威を抱いた事を正確に伝えている。
……尾弐がここまで警戒するのも当然と言えよう。
力であれ謀略であれ、神話体系における頂点である神を出し抜く能力を持つという事が示す意味。
それ即ち――――『その存在』が神に等しい邪悪であるという事なのだから。
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


164尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2019/09/29(日) 23:58:32
「……ハァ。まあアレだな。今の話を聞くに、今の俺の力じゃあ相対するには無理がある。せめて謀略を力づくで跳ね除けられるだけの力が必要だ」
「橘音の言う通り、オジサンもせいぜい力を付けさせて貰うとするかね」

尾弐の赤マント……ベリアルへの憎悪は冷める事は無い。
だが、それを糧に暴走しても良い結果が齎される事は無い事が理解出来る程度には尾弐は大人であった。

>「だが、元はと言えばベリアル様のなしたこと。我ら天軍にも責任はある……!このまま手をこまねいてはいない!」
>「天軍は動かせないが……私の私兵たちであれば自由になるはず。必ず参戦はする……いや、させてほしい」

(ベリアルを倒せなくても大した被害は無く、倒せたら十字教の神サマの威光って訳だ。神サマ思いの随分と『伝統的な』やり方じゃねぇか)

だから。大人であるから――――ミカエルの、十字教の勝手な言い分に対して、侮蔑の感情を抱きこそすれ、それを言葉にはしない。言葉に出来ない。
例えほんの僅かであれ数の優位と力の優位を損ねない為に、ただただ自分の感情を御し、其れを飲み込み、無理矢理に消化する。

>「……やむを得ん。乗り掛かった舟だ、クソ坊主。付き合ってやるぞ、貴様の修行にな。二ヶ月で酒呑童子を上回る力を手に入れる」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


165尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2019/09/29(日) 23:59:32
京都へ戻る道中。
何時かの遠い昔の様に、茜色に染まった田舎道を歩く尾弐と外道丸。
夕暮れに影を伸ばしながら、彼らは他愛無く語り合う。

「……しかし、修行といってもオジサンの伸びしろはどの程度あるモンかね」
「安心しろクソ坊主。修行の方法など、とうに10は思いついている……使い辛い固有能力なんぞに開花せねば、もう100通りは手段はあったのだがな」
「そいつぁ、迷惑掛けたな。お詫びに晩飯はオジサンの手作り鍋にしてやるよ」
「フン。飯一つで頭脳労働とは、随分と割に合わない事だ」
「適材適所って奴だ。嫌なら出前でも頼むか?」
「…………いや、いい。仕方ないから食べてやる。椎茸は抜くのだぞ」
「あいよ。山菜増し増しでな」

そうして、弐つの影は先へ先へと進んでいく

 ただいま おかえり
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


166ポチ ◆CDuTShoToA :2019/10/04(金) 02:02:24
>「怪人65535面相、またの名を赤マント。でも、そんなのはもちろん本名じゃない。そう――」
>「天魔ベリアル。――それが、彼の名前です」

「話を聞く限りじゃ、なんだか哀れな気もするけど……」

それはポチの率直な感想だった。
結局のところベリアルを先に殴り付けたのは、唯一神とやらの方だ。

「……だからって、黙って殴られてやる理由にはならないな」

だが、どんな過去があるにせよ――今、ベリアルは自分達を殴る事を楽しんでいる。
今の自分達に殴り返せるだけの力があるかはともかく、黙って餌にされる義理はない。

>「ベリアルはかつて神に奪われた力を取り戻そうとしています。オリンピックに合わせた帝都襲撃も、すべてはその目的のため」
>「そう……。2020年に最盛期を迎える、皇居直下の龍脈のエネルギー。彼はそれを丸ごと手に入れようとしているのです」
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167ポチ ◆CDuTShoToA :2019/10/04(金) 02:03:12
>「……当然、ベリアルもボクたちの襲撃は想定しているはずです。今すぐ都庁に攻め込んだとしても、返り討ちがオチでしょう」
 「ボクが東京ブリーチャーズに復帰したことで、こうしてあっちの内情をバラすということも予想できるでしょうしね」
 「実際、彼はボクが最後に出撃する際、誰かを地獄から新たに招聘しようとしていました。おそらく、強力な妖壊を」
 「と、いうことで!皆さんには二ヶ月の間、みっちりと修行をして頂きます!」

「修行って……何か、考えが」

>「てぐすね引いて待ち受けている、ベリアルとその仲間たちを退けられる力を手に入れるためのね!方法は各自お任せします!」
>「ひとりでやるもよし!誰かとやるもよし!ただ、時間は限られています。たった二ヶ月の間で、最善の方法でお願いします!」

「……ある訳じゃ、ないんだね」

>「え、ちょっと……つまりノープランってこと!?
 2か月でハイパーインフレできる都合のいい方法なんてあったらもうとっくに強くなってるって!」

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6 【伝奇】東京ブリーチャーズ・漆【TRPG】 (Res:333)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 6
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2018/10/25(木) 20:34:47
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



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327御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2019/05/02(木) 11:17:02
「人間界の移り変わりは早いのだ。
未だ雪女達自身が古典のイメージを引きずっているから弱いままだがその禁書のイメージを広めればかなり強くなるだろう。
それと母上が持たせてくれた”最新現代日本語辞典”に載っていたおたんこナスはもう死語だ」

「なんですって……!? ほんの数十年前に編集したからまだいけると思ったのに!」

「そこでもしも西洋妖怪軍団が攻めてきて妖怪大戦争状態になった時に備えて有志を集めて帝都防衛隊を結成しておいてほしい」

「今までそんな事をやった事がなかったですし急には……
何せ閉鎖社会をいい事に平和ボケして皆毎日スキーやスノボで遊んでばかり……」

「簡単なことだ、人間界から密輸入した最新の色々なもので釣って募集すればいけるであろう」

「その手がありましたね……分かりました。出来る限りやってみましょう」

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328御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2019/05/02(木) 11:17:58
そして東京スカイツリーでの戦いから1週間が経過したころ――ようやく尾弐が(無理矢理)退院し、全員が橘音復活のための作戦会議が行われることと相成った。
そこにはシロに寄り添われたポチもいる。
1週間前になんとなく感じたポチはもう力を貸してくれないのではないか、という予感は気のせいだったようだ。

>「天邪鬼君って言ったわね!?教えなさい、橘音を復活させる方法を!今すぐ!さあ!」
>「な、なんだこの女は!?うおお、離せ!」
>「離しません!橘音を蘇らせる方法を洗いざらい、1から10まで言うまでは!さあ!さあさあさあ!」
>「お、落ち着け莫迦者!」
>「誰がバカですか!そんな言葉遣い、お母さん許しませんよ!?」
>「誰が母親だ!?貴様ら、こいつをなんとかしろーッ!」

>「無茶言いなさんな。泣く子と怒った颯にゃ勝てねぇよ。ま、折角だから坊主らしく甘えとけ」

「颯さん、キャラ変わってる……」

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329御幸 乃恵瑠 ◆4fQkd8JTfc :2019/05/02(木) 11:19:30
そして一行は陰陽寮へ。
芦屋易子は最初は危険すぎるという理由で渋ったものの、陰陽頭の説得で協力してくれることとなった。
その危険性とは、このようなものらしい。

>「皆さまの試そうとしている術は、故人の魂に直に接触しその魂魄を現世に連れ戻す、というもの」
>「当然、接触するためにはそのままの姿ではいけませぬ。連れ戻す方もまた、肉身を脱ぎ捨て魂だけの存在にならねばなりませぬ」
>「運よく故人の魂と接触できたとしても、戻ってこられるとは限りませぬ。逆に故人の魂魄に縛られてしまうやも」
>「そして、魂とはとても揺らぎ易きもの。強い衝撃を受ければ、そのまま霧散してしまう可能性とてあるのです」

どうやら話は思っていたより簡単ではないようだ。未だ包帯だらけの尾弐の方をちらりと見る。
人間になってしまったようだがそんな危険なことをして大丈夫なのだろうか――と思う。

>「私と皓月童子は留守番だ。ま……三尾と関わりの薄い我々が行っても仕方ないしな」
>「よしや天魔共が邪魔をしに来たとしても、蹴散らしてやる。貴様らは三尾救出に集中しろ」
>「……お気をつけて、あなた。お身体はわたしが必ず守ってみせます、ご安心を」
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330ポチ ◆CDuTShoToA :2019/05/04(土) 02:47:08
酒呑四天王との――そして酒呑童子との戦いから一週間。
ポチは那須野探偵事務所にいた。
祈やノエル、尾弐に楓――それに天邪鬼もそこにいた。
皆が先の戦いの傷を癒やし、集まったのだ。
那須野橘音の復活、その算段を立てる為に。

>「誰がバカですか!そんな言葉遣い、お母さん許しませんよ!?」
>「誰が母親だ!?貴様ら、こいつをなんとかしろーッ!」
>「無茶言いなさんな。泣く子と怒った颯にゃ勝てねぇよ。ま、折角だから坊主らしく甘えとけ」

そうして始まったのが――このドタバタ騒ぎだ。
仲裁には入らない。狼の嗅覚に頼らずとも分かる。
下手に止めようとすれば、巻き添えになると。

>「ゲホッ……三尾の魂魄はクソ坊主の持つ宝珠の中に入っている。貴様らも宝珠の中に入り、三尾を強制的に叩き起こすのだ」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


331ポチ ◆CDuTShoToA :2019/05/04(土) 02:50:54
 
 
 
「やっ、久しぶりだね、易子さん」

陰陽寮、芦屋易子はその一角にある社殿にいた。
東京ブリーチャーズを一目見るなり、彼女は表情を曇らせた。
望まぬ客人の来訪を厭うている訳ではないだろう。
ポチ達が抱えた事情を、一瞥したのみで看破したのだ。

「……もうバレてるみたいだけど……今日はその、相談があって来たんだ。
 橘音ちゃんを……生き返らせる為に、力を貸して欲しい」

>「そうですか……。三尾の狐を蘇らせるために、我が反魂の秘術が必要、と」

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332ザ・フューズ ◆xCCpD0lPkQ :2019/05/04(土) 02:52:16
ポチの中にある冷徹な獣が、静かに――皆を見捨てる為の算段を立て始めていた。
勿論、それは最後の手段だ。まずは芦屋易子に確認を取らなくてはならない。
反魂の法が行われている間、自分達は己の意思で宝珠の中から出られるのか。
肉体に戻る事は可能なのか――答えが是であれば、事を急ぐ必要はない。
可能であれば橘音を助けたいと思っている事に偽りはない。
だが、もし己の意思では戻れないのであれば、その時は――

>「……お気をつけて、あなた。

ふと、シロの声がポチの思考を断った。
傍らに膝をついた彼女は、続けてこう言う。

>お身体はわたしが必ず守ってみせます、ご安心を」

その言葉を聞いて――ポチは一呼吸ほど間をおいて、笑った。
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333ポチ ◆CDuTShoToA :2019/05/04(土) 02:57:17



そして翌日の夜。
ポチ達は大祈祷堂へと集められた。

>「こちらに横になってください」

「……その前に、シロ。あれを」

ポチがシロに声をかける。
ここへ来る前、彼女に預けていた物を返してもらう為だ。

受け取るのは、刀――星熊童子の愛刀、酔醒籠釣瓶だ。
酔余酒重塔での戦いの後、持ち帰っておいたものだ。
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7 【伝奇】東京ブリーチャーズ・陸【TRPG】 (Res:301)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 7
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2018/04/21(土) 20:40:47
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

関連スレ

【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523230244/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523594431/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・参【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1523630387/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・肆【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1508536097/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・伍【TRPG】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1515143259/

【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1512552861/

番外編投下用スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1509154933/

東京ブリーチャーズ@wiki
https://www65.atwiki.jp/tokyobleachers/

295ポチ ◆CDuTShoToA :2018/10/19(金) 02:21:55
>「わらわちゃんはこれからも、ここでみんなのキレイなトコ。い~っぱい見せてもらうね!」
 「じゃっ!今回はおっつかれさまでしたー☆」

そうして、ポチは気づけば新宿御苑へと戻っていた。

>「あれ? 尾弐のおっさんがいない……?」

祈が不思議そうに呟いた。
ポチは体を起こして辺りを見回そうと思ったが――やはり体に力が入らない。
上体を起こしても、腕で支え続ける事が出来ずにすぐに倒れてしまった。
ポチは諦めたように、五体を地面に投げ出した。
尾弐の事は気がかりだが、御前との付き合いが長いようだし、今後の具体的な方針の話でもしているのかもしれない。
別れ際の御前の態度から、まさか尾弐が居残りで説教を受けているとは考えもしなかった。

その後、ポチは担架に乗せられて河原医院へと運び込まれた。
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296ポチ ◆CDuTShoToA :2018/10/19(金) 02:24:43
>「やっぱり、面会謝絶だそうですよ。まったく、オババは本当に頑固者なんだから!困っちゃいますよね!」

ポチは、陰陽寮にて、蘇生に失敗された安倍晴陽の肉体がどうなったかを見ている。
肉体の無事が、その人そのものの無事を意味しない事を知っている。
橘音も菊乃も、それを懸念しているのだろうとすぐに分かった。

>「……人間の欲望には際限がない、なんてことをよく言いますが。妖怪もまったく変わりませんね」
>「生きていてくれた、それだけでも奇跡なのに。それが叶ってしまったら、次は早く目覚めてほしい。笑ってほしい、って――」

「……そりゃ、そうでしょ。僕らも楓さんも生きてるんだから」

>「ボクたちに縋る神はない。……神に縋るという行為が許されるのは、人間だけなのです」
>「それでも。手は尽くしてみましょう……颯さんは長く苦しみすぎた。もう、幸せになってもいい頃合です」
>「……祈ちゃん。アナタもね」

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297尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2018/10/23(火) 23:28:33
>「……く……」
>「くふふっ、ぬふふ……!」
>「うひっ、うひひひひひひ!にゃっははははははははははっ!!」

床へ額を押し付ける尾弐の耳に、御前の声が響く。
歓喜と狂気を合一させたかの様なその声色は、善や光などとは程遠い。

>「愛だね!愛!もし、そなたちゃんたちがわらわちゃんの妖力にビビッてイノリンを殺すようなら、ゲームオーバーだったよ」
>「でも、そなたちゃんたちは負けなかった。わらわちゃんを向こうに回しても、イノリンを助けたいって思った」
>「その気持ちは『キレイなもの』だよ。わらわちゃんの大好きな!だからーァ……ごォ―――かァ―――く!!」

愛を讃えるその言葉は、愛と言う概念からかけ離れている。
けれどそれでも……願いは聞き届けられた。ポチとノエルの献身は、尾弐の無様は、御前から望む答えを引き出したのである。
だが、それは御前に条件を飲ました訳では無い。新たに契約を結んだが故の譲歩であるという事
その事を尾弐は、恐らくこの場に居る誰よりも理解していた。
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298尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2018/10/23(火) 23:29:39
全員がその場から送還された後も、尾弐は、尾弐黒雄だけはその場に残され、平伏を続けていた。

>「……なりふり構わぬとはいえ、よもや吾(われ)を脅すなどと――思い切ったもの」
>「災厄の魔物どもは赦したが、汝(うぬ)は赦さぬ。汝はその肉も魂も、すべて吾に売ったのだ。己が宿願のため」

「……承知しています。分を弁えず、あるまじき発言を致しました」

尾弐を睥睨する御前が纏う妖気は、もはや毒とでもいうべき濃度となっている。
並みの妖怪であれば意識を失ってもおかしくないその妖気の奔流の中、
苦痛に汗を流しながらも尾弐がまがりなりにも意識を保っているのは、偏にこの状況を想定していたが故の事であった。

>「千歳(ちとせ)の間に忘れ果てたか?汝の血肉、汝の魂魄。最早、汝の自由になるものは何一つたりとて無いことを」
「全ては我が身の不肖、如何様な罰を受ける所存です」

何かを得る為には、何かを失う必要がある。
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299尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2018/10/23(火) 23:30:06
それから一週間後――――

>「日本妖怪の被害は甚大ぢゃが、それでも姦姦蛇螺を食い止めることができた。結果は上々と言うべきぢゃろう」
>「目下、姦姦蛇螺よりも強力な神性はこの倭にはおらぬ、と三尾の分体は言ったのぢゃな?それは恐らく真実ぢゃろう」
>「祟り神ならば、まだ厄介な輩は何柱かおるが――何れも強固な封印が施されておる。一朝一夕には動かせるまい」
>「まずは落着ぢゃ。向後の処理は儂らに任せ、ゆるりと傷を癒せ。迷い家の温泉は怪我によく効くぞ」

当初は絶対安静の入院を強いられ、全身に包帯を巻くようなザマであった尾弐であるが、そこは鬼という種族。
恐るべき回復力を見せ、現在は『SnowWhite』でかき氷を掻き喰らう程に回復し、雲外鏡を通して姿を見せた富嶽の言葉を聞いていた。

>「……ぬらりひょんのじっちゃん、営業熱心だな」
>「だねぇ」
>「……迷い家の温泉かぁ。行きたいような、行きたくないような……」

「まあ、迷うなら行っとけポチ助。女に隠し事して見つかるのは怖ぇぞ。素直に謝んのが一番だ」
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300尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2018/10/23(火) 23:30:34
>「やっぱり、面会謝絶だそうですよ。まったく、オババは本当に頑固者なんだから!困っちゃいますよね!」
「あの婆さんは昔からああだからな……言い出したら梃子でも意見を変えねェだろうよ」

那須野が言った通り、河原医院に訪れた一行は颯に会う事は叶わなかった。
こうなる事を何とはなしに予見していた尾弐は、自販機で買った火傷する程に熱いコーヒーを一息に飲み干すと、疲れた様に病院の壁に背を預ける

>「……人間の欲望には際限がない、なんてことをよく言いますが。妖怪もまったく変わりませんね」
>「生きていてくれた、それだけでも奇跡なのに。それが叶ってしまったら、次は早く目覚めてほしい。笑ってほしい、って――」
>「ボクたちに縋る神はない。……神に縋るという行為が許されるのは、人間だけなのです」
>「それでも。手は尽くしてみましょう……颯さんは長く苦しみすぎた。もう、幸せになってもいい頃合です」
>「……祈ちゃん。アナタもね」

「……だから自分が動くってか?大将がそれを望むなら止めねぇが、無茶はしねぇでくれよ?」

尾弐とてそれなりの年月を生きてきた妖怪だ。
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301尾弐 黒雄 ◆pNqNUIlvYE :2018/10/23(火) 23:43:40
・・・・・


祈と颯の邂逅。母子の再会の一幕を、離れたビルの屋上から見守る影が一つあった。
黒いスーツに黒ネクタイ。喪服を着こんだ大男、尾弐黒雄。
珍しくも口元に笑みを浮かべている尾弐であるが、何故この男が颯が家に帰っているのかといえば――――何の事は無い。

前日に目覚めた颯が病院から抜け出した際に、彼女を祈の家にまで車で運んで行ったのが尾弐だからである。
尾弐は颯が入院している間、ずっと不眠不休で病院を監視しており、それにより颯の動向に気付く事が出来たのだ。
尚、その際に二、三の会話は有ったのだがそれについては割愛する。

「祈の嬢ちゃん、颯、良かったなァ……」

暫く二人の姿を見ていた尾弐であったが、屋上の手すりに凭れ掛かるようにして、腰を地に付け大きく息を吐く。
そして、己の手で目を覆うと、吐き出すように小さな声で呟く。
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8 【伝奇】東京ブリーチャーズ・参【TRPG】 (Res:176)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 8
1那須野橘音 ◇TIr/ZhnrYI :2018/04/13(金) 23:39:47
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。
帝都制圧をもくろむ悪の組織“東京ドミネーターズ”との戦いに勝ち抜き、東京を守り抜くのだ!



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
質雑投下:あり(避難所にて投下歓迎)

関連スレ

【伝奇】東京ブリーチャーズ【TRPG】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1480066401/

【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1487419069/

【東京ブリーチャーズ】那須野探偵事務所【避難所】
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/9925/1483045822/

170尾弐 黒雄 ◇pNqNUIlvYE :2018/04/14(土) 20:35:25
……人間と犬の歴史は長い。
敵対者として。狩猟のパートナーとして。そして家族の一員として。
二つの種族は、それこそ一万年以上を共に歩いてきた。
そして、互いの理解を深め合うその歴史の中で、人間は犬の生態について様々な事を学んだ。
愛し方、躾け方、好きな遊び、好物、苦手な物……そして、食べさせてはいけない物。

『チョコレートは犬にとって毒で、食べると死ぬ』

チョコレートの原料であるカカオには犬にとって有害な物質が多量に含まれており、食べれば死に至る。
今や、地球上の人間でそれを知らない人間は少数であろう。
その知名度は、狼王ロボの伝承や、ジェヴォーダンの獣の伝承に比べて遥かに高い。
『かくあれかし』
人間の願いは妖怪に対して強い影響を持つ。
故に。銃弾をすら弾く強靭な肉体を持つ尾弐が、子供の投げる煎り豆で傷を負う様に。
狼男が銀の弾丸で致命傷を負う様に。
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171多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/04/14(土) 20:37:59
 祈は適当な所でタクシーを降りて、
迷い家までの道程を徒歩用ポータブルナビを確認しながら歩いていた。
>『気を付けてね、何かあったら電話して』
 ポータブルナビを見ていると、SnowWhiteを出る前にそんな言葉で祈を送り出してくれたノエルが思い出された。
(御幸は心配しすぎなんだよなー……)
 祈が一人で迷い家に行くだけだというのに、補欠のブリーチャーズ達に声を掛けたり、
今祈が持っている徒歩用のポータブルナビを用意して行き先を設定したり、
多めに交通費を渡したりと、心配して何かと世話を焼いてくれたのだった。
(ったく、こんなお使いぐらい簡単にできるってーの。あたしだってもう14だし、子どもじゃないんだから)
 実質何百年と生きているノエルから見ればほんの子供なのであるが。
 とは言え、その心配は分からないではない。
確かにターボババアは、短距離を最高速度で走り抜けることこそ本領とする妖怪である。
人間を超えた時速140キロという速度を出し続けるのは当然激しい妖力の消費を伴い、
ターボババアの厳しいしごきを受けた祈であっても、休憩せず最高速度で走り続けるのはせいぜい30分が限界と言った所だ
(それでも通常の人間と比べれば十分に脅威的な数字であるが)。
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172多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/04/14(土) 20:38:17
 背後で嗄れ声。「おわっ」と可愛らしくもない悲鳴を上げて祈が振り返れば、
杖をついた小柄な老人、ぬらりひょんの富嶽がおり、木箱を抱えた一本ダタラが富嶽に付き従うように立っている。
持ち上げた鳥居を降ろし、祈は富嶽に向き直った。
「なんだ、ぬらりひょんのじっちゃんか。びっくりさせんなよ」
 ぬらりひょんは勝手に人の家に上がり込んで飲み食いする妖怪。よって気配を消す術に長ける。
意図的かそれとも無意識か、ぬらりひょんの富嶽は気配を消して現れたのだった。
>「狼の捕獲はうまくいっとるか?たっぷり飲み食いさせたんぢゃからな、それに見合った働きはして貰わんと」
 そう催促して笑い、長い後頭部を揺らすぬらりひょん。
揺れる後頭部を珍しそうに眺めながら、
祈が「正直、上手く行ってないけど……上手く行くよう頑張ってる途中だよ」と答えると、
富嶽は老人がよくやるような、感慨深そうな、昔を思い出しているような表情を見せる。
話は終わりかと思い、祈が「そんじゃ、あたし行くから」とぬらりひょんに背を向ける。すると
>「それにしても……まさか、颯の仔が妖壊退治とはの。いや、血は争えんということか?」
>「あやつがよく許したものぢゃ。娘のあの……考えれば、孫に……など到底…………ぢゃろうに、の」
 こんな気になることを言う。思わずまた祈は振り返った。
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173多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/04/14(土) 20:38:32
 隕石のようにその影は落ちてきた。
大きな満月に照らされ、祈からはさながら影絵のように映るその姿は、冗談かと思える程に巨大だった。
3メートルか、4メートルか。体格が大きいはずの尾弐が、まるで子どものように見える。
 シロ達のいるビルの屋上に降り立ったその巨大な二足歩行の狼。
そいつは何事か言い捨てると、ビルをも揺らがせるかと思うような足取りで、ズンと歩を進める。
(止まらない――!?)
 シロへと向かうその歩みは止まらない。
 作戦通りならば、ここでポチとシロが夫婦になることで、あるいはそう見せかけることで、
ロボはショックを受けて棒立ちになっている筈だった。
しかしかの人狼がショックを受けている様子は微塵もない。
ということは、ポチは失敗してしまったというのか――。
 ただでさえ今宵は満月の夜。人狼が最も血を滾らせ、力を最大限に発揮する夜だ。
尾弐の拳が通用しなかったロボの肉体も最大限に強化されていると見ていいだろう。
銀を含んだ武器なら祈の手元にあるが、
『妻との絆』という弱点を突いて無力化ができなかったのならば、
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174多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/04/14(土) 20:39:39
 また、守ることができなかった。
4日前と同じ、血の夜が繰り返されてしまった。
祈の見る世界が暗く歪み、滲む。
 が。それは瞬きをするよりも僅かな間に過ぎない。
 ブリーチャーズを守ろうとしてくれた優しい警官達。彼らのように強くありたい。
だから折れない。
 いざという時は自分が何とかすると、ノエルと交わした約束がある。
故に屈さない。
 何より、仲間の大事な想い狼を、みすみす死なせてたまるものかと心が叫んでいる。
「諦めてなんていられるか!」
 その目は死んでなどいない。
 祈は駆け、天神細道を潜って自らも仲間達のいるビルの屋上へと、ロボの背後へと移動する。
そして、ロボが用済みとばかりにビルの屋上に放ったシロを両手で優しく抱きかかえると、
自分が元いたビルへとすぐさま体を翻す。
 ロボはどうしたことか祈には見向きもしない。それを好機とばかりに更に勢いをつけて、ビルの屋上から――跳躍。
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175多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/04/14(土) 20:39:53
「っだあああああああああ!!」
 空に二つの赤い線が奔る。それは風火輪の炎が描く軌跡だった。
祈の必死さがこの土壇場で、自在とは行かないまでも風火輪に空を駆けさせる。
軌跡は真っすぐに、祈が走るよりもずっと早く、天神細道の置かれたビルの屋上へと伸びていく。
 一秒が惜しい。もっと速く。そう思えば思うほど、風火輪の炎が激しさを増した。
(喉と腹を食い破られてまだ数秒、脳死まではまだ僅かに時間がある……!
内臓は食べられたけど心臓が残ってる、肺がある。血は足りない、喉が食われて呼吸ができない、でもまだ――!)
 意識なく、力尽きてだらりと口を開けたままのシロ。
その体は小さく痙攣を繰り返している。まだ生きている可能性が僅かでもあるなら。
(“シロを助けてくれるところへ”!)
 そう願いながら天神細道へ、急ブレーキをかけながら突っ込む。
祈が鳥居を潜ると、そこはどこか既視感のある場所だった。
「ここは――」
 こじんまりとしている、白基調の内装の建物の中に出たようだった。
清潔感のある消毒液の香りと、妖気の混じった独特の雰囲気には覚えがある。
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176那須野橘音 ◇TIr/ZhnrYI :2018/04/14(土) 20:40:52
……身体が、熱い。
呼吸がうまくできない。息を吸い、吐こうとするたび、ごぽごぽとくぐもった声が漏れる。鉄臭い液体が口の奥に溢れる。
腹部に鈍痛を感じる。重い痛みだ。そして熱い。暑い。痛い――

痛い?

……そうだ。思い出した。
わたしは、敗れたのだ。あの、月光をきらきらと弾いて佇む魔狼に。禍々しい月の使者に。
わたしは喉を食い破られ、腹を噛み裂かれた。致命傷だ、間違いない。
わたしがかつて縄張りとしていた山の中で、野兎や雉にそうしていたように。
“あれ”は――わたしの急所を破壊したのだ。

そうか。

これが、死か。
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9 【伝奇】東京ブリーチャーズ・弐【TRPG】 (Res:177)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 9
1那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI :2018/04/13(金) 13:40:31
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!

『2020年の東京オリンピック開催までに、東京に蔓延る《妖壊》を残らず漂白せよ』――
白面金毛九尾の狐より指令を受けた那須野橘音をリーダーとして結成された、妖壊漂白チーム“東京ブリーチャーズ”。

漂白者たちと鞍馬山から盗まれた呪詛兵器『コトリバコ』との戦いは、佳境を迎えようとしていた。



ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可、伸びる場合はご一報ください)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(一般妖壊は参加者全員で操作、幹部はGMが担当します)
避難所:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/17870/1512552861/

171多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/05/01(火) 23:28:30
 そこはいつもの事務所だった。
橘音が所長用の椅子に座っていて、ノエルが来客用のソファに腰かけ、尾弐が棚の前で何らかの資料を調べている。
品岡がドアの外でタバコを吸っており、ポチが床に寝そべっていた。
 仕事が来ていないらしく、事務所には暇で退屈な、のほほんとした雰囲気が流れている。
 祈はソファの空いているところに腰を下ろし、皆が話している適当な話題に混じった。
ノエルが変なことを宣ったので手厳しいツッコミを入れてやると、そこでふと、体感温度が低い事に気付く。
 暖房入れたいなと祈は思ったが、ここにはノエルがいるし、そう言えば今日はノエルの姉が遊びに来るという話だった。
部屋の中を暖める訳にもいかないと、祈が震える腕をさすりながら我慢していると、
黒い毛玉が髪の毛を伸ばして祈の袖を引っ張った。
どこかに連れて行こうとしているらしい。しかし祈が動かないので、
諦めたその黒い毛玉は今度は祈の膝の上に飛び乗ってきた。
あったかい、などと思ったのも束の間、毛玉はモコモコと大きくなると、やがて祈を持ち上げた。
オマケコーナーがどうのと言って祈を運ぼうとする毛玉に、まだ早いだろとツッコミの膝蹴りをかましてやろうと思っていると。

>「祈ちゃん……寒いよね……。ごめんね、僕が人に化けられたら良かったのに……。
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172多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/05/01(火) 23:28:51
 山に住む狼が神の使いとして考えられたこと等で妖怪化した説のある送り狼と、
犬妖説が濃厚なすねこすりという妖怪の間に生まれながら、ポチの生き方の理想は送り狼だったのだろう。
 しかし、生まれは誰にも選べない。
狼の生き方を望んでも、己の半分がすねこすりであるという事実は決して動かすことはできない。
そこには現実の理不尽さや、一種の絶望がある。
 せめて知性を持つ妖怪でなくただの獣に生まれていれば、
あるいは送り狼同士の子として生まれていれば、そんなことを考えることもなかっただろう。
しかし彼は考えた。そして己にない物をねだってしまったのかもしれなかった。
 その結果行き着いた答えが、恐らくは『家族』なのだ。
他でもない狼に。この世にいるかどうかすら分からぬ彼や彼女に同胞と認められ、
深く愛され、家族になる。群れをなす。同化する。属する。
それによってようやく己は狼になれるのだと、そう考えたのかもしれない。
余りにも強いその願い故に。ただのひと時であっても、狼の姿を捨てられないのだと。

>「……狼に、なりたいなぁ」
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173多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/05/01(火) 23:29:33
「むが……」
 祈が次に目を覚ましたのは、クリスがノエルに別れを告げている時だった。
女王の力がノエルに譲渡されたことで、周囲の気温が正常な値に戻りつつあることと、
橘音の被せた迷い家外套や、尾弐のハンドヒーリングが祈の回復を促したのだった。
 覚醒した祈の意識が、今は寝ている場合ではないと警鐘を鳴らし、
祈はがばっと上半身を起こす。
撃たれた右肩がちくりと痛み、溶けた雪でびしょびしょの制服が気持ち悪かったが、
それらに構っている暇はなかった。
 祈は神剣を投げ渡した後、ノエルが「終わりだ」と言って剣を振り上げたところまでは記憶にある。
ノエルとクリスの決着はどうなったのかと拝殿を仰ぎ見るが、そこに二人の姿はなかった。
拝殿の上は戦場として狭すぎたのか、二人の姿はそこから視線を下げて、祈達と同じ大地の上にあった。
ノエルが倒れるクリスを大事そうに抱きしめていた。
(勝ったんだな……御幸……でも)
 ノエルに抱きしめられたクリスが、粉雪のように砕けていく。
 砕け散る彼女の残滓は、それでも愛おし気にノエルの頬を撫で、抱きしめ、ノエルの胸に溶けるように消えていった。
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174多甫 祈 ◇MJjxToab/g :2018/05/01(火) 23:30:03
 そうして仲間への礼を述べ終えると、ノエルは今度は全員に向けて言葉を紡いだ。
>「こんなにたくさん愛されているのに自分の事しか考えてなくて……
>一度は嫌われるのが怖すぎて消えようとしたのに……、信じてくれてありがとう」
>「でも……僕は今までの僕とは違ってしまったのかもしれない。
>有り得ないと思うだろうけど、さっき見たまんまなんだ。
>かつて化け物と化した雪ん娘も、冷徹な雪の王女も、ここに――」
>「それでもいい? それでも仲間だって思ってくれる?」
>「みんなさえ良ければ……僕は計画完遂の時まで……ブリーチャーズの御幸乃恵瑠でいたい!」
 ノエっていない、シリアスな声色だった。
胸に当てた手は、これが心からの言葉だと示しているように。
決意を込めた瞳。しかしどこか不安げな、確かめるような表情で。
>「……あー、オジサン。日頃の不摂生と二日酔いと失血のし過ぎが重なって、ここ数時間の記憶が曖昧なんだよな」
 それに最初に答えたのは、先程からノエルと微妙な雰囲気になっている尾弐であった。
>「年食うと物忘れが激しくなってダメだな……色男の過去とか、全然思い出せねぇ」
>「すまねぇな、ノエル……いつか、いつかきっと『思い出せる』と思うから、それまで宜しく頼む」
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175ポチ ◇xueb7POxEZTT :2018/05/01(火) 23:31:09
送り狼は、暗闇の中にいた。
大量の失血と体温の低下は、彼の意識に微睡みをもたらしていた。
だが、彼はこのまま意識を手放してもいいと思っていた。
自分は既に役目を果たした。
心の内まで狼にはなれずとも、仲間に尽くし、頼みをやり遂げ、狼としての行為は果たせた、と。

>「……――――――■■」

けれども不意に、声が聞こえた。
送り狼ではない、しかし「居心地のいい自分」の名を呼ぶ声が。
祈の声……寒さも失血も彼女の命には届いていなかった。
送り狼はその事実に喜びを覚え、

>「見つかると……いいな。狼……」

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176ポチ ◇xueb7POxEZTT :2018/05/01(火) 23:31:32
送り狼は、暗闇の中にいた。
大量の失血と体温の低下は、彼の意識に微睡みをもたらしていた。
だが、彼はこのまま意識を手放してもいいと思っていた。
自分は既に役目を果たした。
心の内まで狼にはなれずとも、仲間に尽くし、頼みをやり遂げ、狼としての行為は果たせた、と。

>「……――――――■■」

けれども不意に、声が聞こえた。
送り狼ではない、しかし「居心地のいい自分」の名を呼ぶ声が。
祈の声……寒さも失血も彼女の命には届いていなかった。
送り狼はその事実に喜びを覚え、

>「見つかると……いいな。狼……」

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177ポチ ◇xueb7POxEZTT :2018/05/01(火) 23:31:54
送り狼は、暗闇の中にいた。
大量の失血と体温の低下は、彼の意識に微睡みをもたらしていた。
だが、彼はこのまま意識を手放してもいいと思っていた。
自分は既に役目を果たした。
心の内まで狼にはなれずとも、仲間に尽くし、頼みをやり遂げ、狼としての行為は果たせた、と。

>「……――――――■■」

けれども不意に、声が聞こえた。
送り狼ではない、しかし「居心地のいい自分」の名を呼ぶ声が。
祈の声……寒さも失血も彼女の命には届いていなかった。
送り狼はその事実に喜びを覚え、

>「見つかると……いいな。狼……」

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10 【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】 (Res:202)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 10
1 ◆TIr/ZhnrYI :2018/04/09(月) 08:30:44
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!



都内、歌舞伎町。
不夜城を彩る煌びやかなネオンの光さえ当たらない、雑居ビルの僅かな隙間で、一組の男女がもつれ合っている。
若い女が仰向けに横たわる男に馬乗りになり、激しく息を喘がせている。
……しかし、それは人目を憚って繰り広げられる逢瀬などではない。
『喰って』いる。
女は耳まで裂けた口を大きく開くと、ノコギリのようなギザギザの歯で男の腹に噛み付き、はらわたを抉り出す。
まだ体温の残る肉を引き裂き、両手で臓腑を掴んでは貪り喰らう。
すでに絶息している男の身体が、グチャグチャという女の咀嚼に反応するかのように時折ビクンと痙攣する。
この世のものならぬ、酸鼻を極める食事の光景。
女は、人間ではなかった。

柔らかな臓物を、滴る血を存分に味わい、喉元をどす黒く染めた女が大きく仰け反って恍惚に目を細める。
だが、まだ喰い足りない。女は男の頭を両手で掴むと、頭蓋に収納された脳髄を味わおうと更に口を開いた。

――しかし。

ジャリ……という靴裏のこすれる音に、女は咄嗟に振り返った。
雑居ビルの間の細い路地裏、その出口に、数人の人影が立っている。
性別も年代もバラバラに見える、正体不明の一団。

「いやァ――お食事中のところスミマセンね。ちょォーッといいですか?」

一団の中央に佇む、古風な学生服にマントを羽織った――大正時代の学徒か何かのような姿の人影が、口を開く。
が、顔は見えない。その面貌は白い狐面に覆われており、中世的な声も相俟って少年か少女なのかも判然としない。
女は低く身構えた。食事を目撃した者は、すべて消さねばならない。
唇の端から鋭い牙が覗き、両手の爪が音を立てて伸びてゆく。その姿は明らかに人外の化生である。
だというのに、一団は一向に怖じる様子がない。依然として、女の逃げ道を塞ぐように佇立するのみ。

「こんな東京のド真ん中で、そうやって好き勝手絶頂に食べ物を喰い散らかされちゃ困るんですよねえ。美観を損ねる」
「2020年の東京オリンピック。ご存知ですか?それまでに、ボクたちはこの東京をすっかり綺麗にしなくちゃいけないんです」
「インフラ整備に、施設の建設。世界中から人々を迎えるために、この東京はやらなくちゃいけないことがゴマンとある」
「まぁ……その辺は人間のお偉いさんにやって頂くとして。人間じゃできないことは、ボクらの出番ってワケです」
「アナタたちのような《妖壊》を残らず葬り去る――ま、いわゆる害虫駆除ってヤツですか」

女が聞くと聞かざるとに拘らず、ぺらぺらと饒舌に狐面が喋る。
その全身から、蒼白い妖気が立ち昇る。他の者たちの姿が歪み、人ならぬ何かへと変貌してゆく――。
甲高い咆哮をあげ、女が一気に跳躍し襲い掛かってくる。

「東京オリンピック開催までの間に《妖壊》を殲滅し、この帝都東京をすっかり『漂白』する……」

狐面の背後にいる者たちが、女を迎え撃つ。

「そう。ボクらは――」

炎が、雷撃がビルとビルの隙間の袋小路で迸り、女の姿をした化生を一瞬で葬り去る。
狐面は白手袋を嵌めた右手を伸ばすと、消し炭となって爆散した女の残骸をひとつ抓んだ。
残骸をぐっと握り潰し、そして言う。

「――東京ブリーチャーズ」

196御幸 乃恵瑠 ◇4fQkd8JTfc :2018/04/13(金) 13:33:54
「ほらほら、こっちだ、来てみろよ!」

その痛みを悟られぬよう表向きは変わらぬ調子で挑発しつつ。
雪玉をぶつけて牽制しながら、大きく位置を動こうとしないチッポウの周囲を円状に駆ける。
敵の攻撃に当たらないように相手の周囲をぐるぐる回りつつ自分は遠距離攻撃を加える
アクションRPGのボス戦でありがちな立ち回りだ。
そして一周回ったところで相手の方に向き直り、地面に手を付いた。

「――アイスプリズン!」

チッポウがいる地点の四方を囲うように、氷の壁がせり上がる。
ゴホウ達を凍りつかせた地点もその範囲内に入っている。
とはいえ、このままではいずれ溶解液で脱出されてしまうのだが――

「ギャアァアァァァァアアアアアァァアァァアアァアアア!!!」
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197尾弐 黒雄 ◇pNqNUIlvYE :2018/04/13(金) 13:34:24
最初に人を殺したのは、苦痛から逃れる為であった。
呪具として改造された魂は、製作者の意図に従い動かねば、耐えがたい苦痛が与えられるからだ。

次に人を殺したのは、苦痛を味わいたくないが故であった。
呪具に刻まれた呪いの通りに人を殺せば、自分は痛くないからだ。

更に人を殺したのは、母の温もりを求めたが故であった。
標的(オカアサン)の胎内(ナカ)に戻れば、幸せに生まれ直す事が出来ると思ったからだ。

尚も人を殺したのは、自分が知らない幸せを持つ人間を憎むが故であった。
誰かが自分と同じ様に苦しんで死ねば、少しだけ気持ちが晴れる気がしたからだ。

そうして、次も、次も、次も。

殺して殺して
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198尾弐 黒雄 ◇pNqNUIlvYE :2018/04/13(金) 13:34:46
そのまま絶え間なく暴力は続いていったが……やがて、土煙で尾弐の姿が見えなくなった頃。
コトリバコ達は唐突にその手を休めた。
疲労?慈悲?……否。
彼等は自身が振るった暴力の結果を確認する為に、コトリバコ達はその拳を止めたのである。
彼等が脳裏に浮かべる土煙の向こう光景は、まるで挽肉の様にグズグズになり、力なく絶命している尾弐の姿。
あれだけの呪詛の酸を、暴力を、蹂躙を受けたのだ。丈夫な玩具と言えども壊れない筈が無い。

釣りあがる口元を隠す事も無く揃って、三つ子の子供の様に楽しげに嗤うコトリバコ。

そうして、土煙は晴れる。
向けられる視線。そこには……瓦礫に上半身が半ば埋もれ、力なく首を垂れる尾弐の姿があった。
瓦礫からはみ出た左腕は切り刻まれたかの様に血まみれで、一部の傷は肉の先。白い骨を露見させている。
更にその上半身からは、溶解液の効果であろう。今尚煙が上がっている。

その様子を見た3匹のコトリバコは、思ったよりも損壊が少ない事に若干不満げな様子を見せたが、
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199尾弐 黒雄 ◇pNqNUIlvYE :2018/04/13(金) 13:35:03
「逃げてくれんなよ、怪物共。俺のこの姿は連中に……特に、那須野の奴には見せる訳にはいかねぇんだからな」

退く事の出来なくなったコトリバコは、迫る尾弐に対し暫くの間混乱した様子を見せ……結局、彼等は己の力に縋る事となった。
状況を打開する為に、他者を理不尽に蹂躙する事の出来ていた己の力を信じ、反撃を試みたのである。

先ず行われたのは、『ニホウ』による溶解液の噴射。それは、あらゆるモノを溶かす呪詛の毒である。

「毒で俺を殺りたきゃ――――神さんから貰った酒に盛って飲ませるなりしやがれ」

だが、それは今の尾弐に対しては僅かに皮膚を焼く程度の効果しか齎す事は出来ず……まるで用を成さなかった。
当然である。呪詛は上位の呪詛で塗りつぶせる。ならば、呪詛で出来た溶解性の毒液が、『今の』尾弐に通用する筈が無いのだ。
そのまま尾弐が右手で溶解液を噴き出し続けるニホウの頭を叩くと……まるで巨大な鉄槌でも振り下ろされたかの様に
ニホウの頭は潰れ、地面にめり込んでしまった。

続いて行われたのは、『サンポウ』による巨体を利用した押し潰し。
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200尾弐 黒雄 ◇pNqNUIlvYE :2018/04/13(金) 13:35:19
尾弐が取り出したその木箱は、他のコトリバコ達のものとは違い、核となる嬰児の魂と呪詛が融合してしまったかの様に変形してしまっている。
まるで心臓の様に脈打ち、色はどす黒く変色しているコトリバコ。
己の体から取り出された其れを、『シッポウ』のコトリバコは必死になって取り戻そうと腕を伸ばすが……その手が届く前に

尾弐の右手は、小箱を握りつぶした。

箱が潰れるのと同時に苦痛の叫び声を上げながらドロドロに溶解し消滅する、コトリバコの異形の赤子としての姿。
だが尾弐は、その悲鳴すらも気にする事は無く、『ニホウ』『サンポウ』と、順々に小箱を破砕していく。
コトリバコの体液に塗れながら、無表情に淡々とその作業をこなしていく尾弐の様子は、
ある意味ではコトリバコよりも余程怪物じみていた。




そうして、3つのコトリバコを破壊した尾弐は……そのまま、ドサリと瓦礫へと座り込んだ。
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201品岡ムジナ ◇VO3bAk5naQ :2018/04/13(金) 13:35:43
ずだだだだ、と不格好なガニ股走りでロッポウから逃げる品岡。
無論敵から目を背けて無防備を晒しているわけではない。ちゃんと背中に目を生やしている。
追って飛んでくる粘液を目視し、ジグザグに動いて躱しながら疾走する。

「あかん息切れてきた……!煙草やめよっかなもう……!」

タールに塗れた肺が酸素を求めて律動し、水際の金魚のようにパクパクと喘ぐ。
肉体疲労とは無縁の妖怪と言えど、今日は朝から色々妖術を使いすぎた。
元々そこまで妖力の残高に自信のあるほうでない品岡は露骨に足運びの精彩を欠く。
ロッポウの足音がすぐ背後まで迫ってくる……!

>「――スリップ」

横合いから鈴の鳴るような声がしたが早いか路面が突如凍りつき、疾走していたロッポウが足を取られた。
重量感のある転倒の音が響き、走りながら吐いていたゲロが明後日の方向に飛んで街灯を溶かす。
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202品岡ムジナ ◇VO3bAk5naQ :2018/04/13(金) 13:36:19
刹那、品岡の姿がロッポウの視界から消えた。
十歩ほど離れたアスファルトが擦れる音、一瞬だけ現れた品岡が更にブレて消える。
品岡の姿を捉えたロッポウが粘液を吐く頃には最早的はそこにない。
形状変化で足の骨を強力なバネに変え、鞠のように跳ね回っているのだ。

「っつおらぁ!」

バネの加速そのままに、横合いからハンマーがロッポウの顔面を捉えた。
氷の棘が赤子の表皮を一瞬で凍結させ、次いで打撃がそれを砕く。
そうして二度、三度と少しづつではあるが、確実にコトリバコの体積を削いでいく。

「修復する隙なんぞやるかいな」

祈ほどの強烈な速力はないが、ロッポウの反応速度を超えられればそれで十分。
復元弾頭のように一撃では仕留められなくとも、このまま一方的な攻勢に持ち込み続ければ、いずれはケ枯れさせられる!
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