したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

インド・天竺・中洋スレ

759OS5:2024/01/11(木) 09:29:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1495acf2b2f64410d1024ca705f2a0a3b53ecdb
ブータン、親インド継続 総選挙で元首相返り咲き
1/10(水) 18:43配信
共同通信
インタビューに応じるブータン国民民主党のツェリン・トブゲイ党首=6日、ティンプー(共同)

 【ティンプー共同】ヒマラヤの王国ブータンで9日に行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で、13〜18年に首相を務めた国民民主党のツェリン・トブゲイ党首(58)が首相に返り咲くことが10日、確実となった。ブータンは中国と国境係争地を抱え、経済や軍事面の後ろ盾としてインドと緊密な関係を保っており、トブゲイ氏はインドとの協力関係を重視する方針を示している。

 選管によると、国民民主党は30議席、新党の縁起党が17議席を確保した。

 トブゲイ氏は総選挙前の今月6日に首都ティンプーで共同通信の取材に応じ、親インド外交を継続し「さらに関係を発展させていきたい」と述べた。

760OS5:2024/01/21(日) 09:11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d643844893a1a59b6c4f842dfc68cdf20375e127
「寺院かモスクか」続く法廷闘争 ヒンズーとイスラム、聖地住民に亀裂も インド
1/21(日) 6:59配信

時事通信
インド北部ウッタルプラデシュ州バラナシにある「ギャンバピ・モスク(イスラム礼拝所)」=2023年12月

 【ニューデリー時事】インド北部ウッタルプラデシュ州のヒンズー教聖地バラナシにあるモスク(イスラム礼拝所)を巡り、「かつてヒンズー教寺院だった」として礼拝の権利を主張するヒンズー教徒と、これに反対するモスク側の法廷闘争が30年以上続いている。

 長引く論争は、多数派のヒンズー教徒と少数派のイスラム教徒の亀裂も生んでいる。

 「ヒンズー教寺院を壊してモスクを建てたのは明らかだ」。地元州議会議員で、ヒンズー至上主義を掲げる国政与党・インド人民党(BJP)所属のソーラブ・スリバスタバ氏(48)は不快感をあらわにした。

 議論を呼んでいるのはバラナシにある「ギャンバピ・モスク」。17世紀にインドを支配したイスラム王朝、ムガール帝国の皇帝が建設したとされる。1991年、モスクがヒンズー教寺院の跡地に建てられたとして、同教聖職者らが敷地内での礼拝などを求め、裁判所に訴えを起こした。

 2022年には、敷地内で彫像のようなものが見つかり、ヒンズー教徒側は同教の最高神の一つ「シヴァ神」のシンボルとされる男性器をかたどった像だと主張。モスク側は噴水だと反論している。バラナシの選挙区が地元のスリバスタバ氏は「イスラム教徒は、自らの先祖が過ちを犯したと認めるべきだ」と語気を強めた。

 一方、イスラム系住民の多くは口が重い。その1人で、家具関係の仕事をしている男性(37)は「私たちは500年間、一つの家族として暮らしてきた。寺院かモスクかで対立点をつくるべきではない」と語った。

 同州北部アヨディヤでは22日、政府主導でヒンズー教寺院の落成式が行われる。敷地には以前モスクが建っていたが、92年に過激派が襲撃して破壊。全土で起きた暴動でイスラム教徒を中心に約2000人が死亡したとされ、落成式で宗教間の対立が再燃しかねないと懸念する声も出ている。

761OS5:2024/01/22(月) 18:48:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1996b0801887423799f36d04efe2baa6419293a8
インド北部モスク跡にヒンズー教寺院 政権は祝福も宗教間緊張の懸念
1/22(月) 18:16配信

毎日新聞
インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤに開設されたヒンズー教寺院=21日、AP

 インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤのモスク(イスラム教礼拝所)跡地に22日、ヒンズー至上主義団体を支持母体とする与党インド人民党(BJP)肝煎りのヒンズー教寺院が開設された。敷地の所有権を巡ってはイスラム、ヒンズー両教徒が長年争い、1990年代には衝突が全土に広がって約2000人が死亡する事態も起きた。祝福ムードが醸成される中、宗教間の緊張が高まる懸念も出ている。

 22日の落成式には約7000人が招待され、モディ首相も出席。国営放送でテレビ中継された。ウッタルプラデシュ州など複数の自治体が同日を公休とするなど祝福ムードが広がる一方、多くの野党代表者は落成式への不参加を表明した。最大野党・国民会議派は「(BJPの)政治的なプロジェクトだ」としてカルゲ総裁らが式典を欠席した。

 アヨディヤはヒンズー教のラーマ神が誕生した場所とされ、BJPの支持母体のヒンズー至上主義団体・民族奉仕団(RSS)が寺院建設運動を主導してきた。92年12月には、寺院建設を求めるヒンズー教徒の集団が同地のモスクを破壊。事件をきっかけにイスラム教徒との衝突が全土に広がり、約2000人が死亡した。

 ヒンズー教徒側はモスクが建設される前にはヒンズー教寺院があったと主張し、イスラム教徒団体と法廷でモスク跡地の所有権を争った。

 2010年の高裁判決はヒンズー教徒とイスラム教徒の計3団体で土地を分割するよう命じたが、両者の上告を受けて最高裁は19年11月、「土地の所有権はヒンズー教のラーマ神にある」と判断。判決は政府に対してイスラム教徒団体には別の土地を与えるよう命じた。インドの最高裁長官や判事は、首相の助言を受けて大統領が任命する。判決を主導した長官はBJP政権発足(14年)後の就任だ。

 新しく造られたヒンズー教寺院の敷地面積は約28ヘクタールで、建設費約200億ルピー(約340億円)は寄付金で集められた。寺院全体の完成は24年末の見通しで、23年末に外国メディアに公開された工事現場では重機や大勢の作業員が行き交っていた。24年春の総選挙が迫る中、開院を急ぐことでBJP政権の実績をアピールする思惑が透ける。

 全国からアヨディヤに訪れる巡礼者を見込み、空港の建設や駅の改修をはじめとする開発も進む。23年12月30日にはモディ氏と、モディ氏の後継候補と目されるウッタルプラデシュ州のヨギ州首相が現地の空港などを訪問。モディ氏は「世界中が1月22日の歴史的な一日を待ち望んでいる」と群衆を前に演説した。

 住民の大半はヒンズー教徒で、市街地の民家や商店には随所にBJPの旗が掲げられていた。地元の大学院生のナビーン・アザド・ドゥベイさん(27)は「開院はインド人にとって誇りで、歴史的な快挙だ。街の発展にも期待している」と喜ぶ。

 一方、インドは信仰の自由が認められた世俗国家で、人口約14億人の約8割はヒンズー教徒が占めるが、約2億人のイスラム教徒も暮らしている。インド最大級のイスラム教徒団体「ジャマーテ・イスラミ・ヒンド」のサイド・サダトゥラ・フセイニ代表は取材に対して「社会のメインストリーム(主流派)からイスラム教徒を疎外しようとしている」と懸念を表明した。

 ジャマーテ・イスラミ・ヒンドは、寺院建設を巡る訴訟でイスラム教徒団体を支援した。フセイニ氏は「(寺院建設を認めた)最高裁判決は大変残念なものだった。寺院建設は判決に沿ったもので、(開院について)コメントすることはない」と語った。

 その上で、寺院の開院が盛大に祝われることについて「社会を分断させ、宗派間の対立を利用して選挙戦を有利に運ぼうとするBJPの常とう手段だ」と批判。「いま我々が唯一望むのは平穏に事が進むことだけだ。宗派間の緊張が高まったりするようなことはあってはならない」と訴えた。【インド北部アヨディヤで川上珠実】

762OS5:2024/01/29(月) 08:34:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/161c657af97010459bc51c11f8cf118a16678162
ブータンで新政権発足 トブゲイ首相、経済に課題
1/28(日) 19:22配信

共同通信
 【ニューデリー共同】ヒマラヤの王国ブータンで今月行われた国民議会(下院、47議席)総選挙で勝利した、国民民主党を率いるツェリン・トブゲイ首相(58)が28日、新政権を発足させた。トブゲイ氏は2013〜18年にも首相を務めており、通算2期目となる。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴って打撃を受けた経済の立て直しが最大の課題だ。ブータンは観光業が主力産業だが、国外からの旅行者受け入れを一時停止していた。雇用不足も深刻で、若者の国外流出が大きな問題になっている。

 ブータンは経済や軍事面でインドと緊密な関係を保ってきた。トブゲイ氏は親インド外交を継続し、さらに協力を深める方針だ。

763OS5:2024/01/30(火) 21:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bf29e602d839a73b6c4bba121e9e55e0e018bfd
パキスタン、カーン元首相に禁錮10年 総選挙前に影響力そぐ狙いか
1/30(火) 19:29配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの特別裁判所は30日、公職守秘法違反罪で、カーン元首相に禁錮10年の判決を言い渡した。カーン氏は上訴する方針。パキスタンでは2月8日に総選挙が控えており、与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派側には、刑事訴追を通じて、国民的人気が高いカーン氏の影響力をそぐ狙いがある。

地元メディアによると、カーン氏は首相在任中に得た外交機密文書を無断で公開したとして訴追された。側近のクレシ元外相も同罪で禁錮10年となった。

カーン氏は昨年8月に汚職罪で禁錮3年の判決を受け、収監中。既に選挙管理委員会はカーン氏の選挙への立候補を認めない判断を示している。

764OS5:2024/02/02(金) 08:03:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb71fbf1fdcbe287589ef8857d64d52d37c89b3b
与党優位、最大野党に圧力 8日にパキスタン総選挙
2/2(金) 7:05配信


1
コメント1件


時事通信
パキスタンのシャリフ元首相=1月29日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日実施される国民議会(下院、定数336)選挙まで1日で1週間となった。

【ひと目でわかる】パキスタン

 与党は実質トップのナワズ・シャリフ元首相が事実上の亡命生活から戻り、支持を拡大。刑事訴追などを通じて最大野党への圧力を強め、選挙戦で優位に立っているようだ。強力な軍の後押しも見え隠れする。

 「私が力を握っていた時、インフレや値上げはなかった」。地元報道によると、シャリフ氏は1月29日、東部ラホールで開かれた与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の集会でこのように強調。苦境にある経済の立て直しや、自らの首相在任時のような「黄金時代」を取り戻すと訴えた。

 過去3度首相を務めたシャリフ氏は昨年10月、英国から約4年ぶりに帰国。渡英前に二つの汚職事件で有罪判決を受けたが、帰国後の控訴審でいずれも逆転無罪となり、復権した。

 帰国には軍の意向もあったようだ。シャリフ氏の娘で与党幹部のマリヤム氏は別の集会で「軍が父を連れ戻した」と発言したと報じられた。

 パキスタンは軍事政権が長く続き、文民政権も軍を後ろ盾としてきた。その軍と対立したのが最大野党パキスタン正義運動(PTI)を率いたカーン元首相だ。カーン氏は2022年の自らに対する不信任決議可決や暗殺未遂は軍が糸を引いていると繰り返し批判してきた。

 カーン氏は今年1月30〜31日に国家機密を漏えいした罪などで相次いで実刑判決を受けた。収監中で出馬できないとはいえ、クリケットの元スター選手で人気は依然高い。政治指導者の好感度を問う最近の調査でもシャリフ氏を抑え首位だった。選挙直前の判決は、カーン氏の影響力をそぎたい与党や軍の意向が反映された可能性もある。

 PTIは幹部や支持者の訴追や拘束が続いているほか、党内の手続き上の問題を理由に選挙管理委員会から選挙のシンボルマークの使用を禁じられた。パキスタンでは文字が読めずにシンボルによって投票先を判別する人も多い。PTIにとって大きな打撃だ。

765OS5:2024/02/02(金) 08:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/757bd288bdbf41802733fd52797d8649677d9eed
パキスタン元首相にまた有罪判決 汚職で禁錮14年
1/31(水) 19:34配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンの裁判所は31日、汚職罪に問われたカーン元首相に禁錮14年を言い渡した。カーン氏には30日にも公職守秘法違反罪で、禁錮10年の判決が出ている。2月8日に総選挙が控える中での一連の刑事訴追は、与党側や政治に影響力を持つ軍によるカーン氏の野党、パキスタン正義運動(PTI)への圧力との見方が広がる。

カーン氏は夫人とともに、外国首脳から受け取った寄贈品を違法に売却したとして汚職罪で訴追された。既に選挙管理委員会はカーン氏の総選挙への立候補を認めない判断を示している。

カーン氏は元クリケットのスター選手で、国民的人気が高い。PTIは一連のカーン氏への有罪判決について、「法の完全な無視」と反発。有権者に対し、抵抗の意思を示すため、総選挙でPTIへの投票を呼び掛けている。

766OS5:2024/02/07(水) 11:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca63d4865fa2e6a8645ff9cf1a4c4a83f6096d8
「最も信用できない選挙」パキスタン、8日に下院選も政策論争なく 野党弾圧は軍の意向か
2/6(火) 15:36配信
産経新聞
【シンガポール=森浩】パキスタンで8日、下院(定数336)選挙が行われる。シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)が優勢。与党側は刑事訴追などを通じ、クリケットの元スター選手で国民的人気が高いカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)を押さえ込む。経済低迷など課題が山積するにもかかわらず、政策論争は欠いた状況だ。

「私の時代の開発や政策が続いていれば、国の経済が今のような状態にはならなかっただろう」。政界復帰を目指すシャリフ氏は選挙期間中の演説でこう繰り返し、支持を呼びかけた。

シャリフ氏は3度首相を務めたが、2017年に資産隠し疑惑を巡り議員資格を剥奪されて辞任。汚職罪で有罪判決を受けると英国へ事実上亡命した。昨年10月に帰国し、今回、4度目の首相の座を狙う。

ただ、選挙は既に「建国以来、最も信用できない選挙」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と評される。与党側がカーン氏やPTIへの圧力を強めたためだ。

パキスタンでは22年4月、当時首相のカーン氏が経済危機を巡る失政を理由に下院で不信任案を可決され失職。同氏は昨年以降、汚職罪などで複数回訴追され、3件の罪で実刑判決を受けた。立候補も阻止された。PTIでは出馬が認められない候補が続出し、支持者への襲撃も相次ぐ。PTIはシンボルマークであるクリケットのバットの使用も認められなかった。

弾圧の背景には、政治や司法に強い影響力を持つ軍の意向があるとされる。軍は前回18年選挙でPTIを支援したが、カーン氏が首相就任後、軍人事に介入したことなどを問題視し、関係に亀裂が入った。カーン氏の失職は軍がシナリオを書いたともささやかれた。

代わりに軍が注目したのがシャリフ氏。英国からのの帰国も軍がゴーサインを出したとされ、地元記者は「市民はシャリフ氏を〝軍に選ばれた首相候補〟とみている」と述べた。

一方、パキスタンは新型コロナウイルス禍に加え、22年に国土の3分の1が冠水する洪水に見舞われ、経済状況が深刻だ。昨年7月に国際通貨基金(IMF)は30億ドル(約4500億円)の融資を承認し、債務不履行の危機は脱したが、厳しい状況が続く。シャリフ氏はインフレ対策や雇用創出を訴えているが、具体的な妙手はなさそうだ。

PTI側はカーン氏への刑事訴追を「嫌がらせであり、国民は決して受け入れないだろう」と反発。「国家による抑圧に勇気をもって立ち向かう」と強調している。PML-Nが勝てばPTI支持者の反発は確実で、国内情勢は流動化していく可能性がある。

767OS5:2024/02/07(水) 11:42:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a636f40afb6973733dbf9ea354c916e057c7f3
危機脱却、見えぬ道筋 インフレ直撃、8日に総選挙 パキスタン
2/7(水) 2:06配信

時事通信
5日、イスラマバード近郊で取材に応じる小売店経営ワカス・メムドさん

 【イスラマバード時事】8日に総選挙が行われるパキスタンでは、経済危機下で発生した激しいインフレが国民生活を直撃している。


 主要政党は危機脱却を公約の中心に掲げるが、実効性には疑問符が付く。

 「全ての品物が高い。1〜2年前と比べ値段が倍になっている」。首都イスラマバード近郊で小売店を営むワカス・メムドさん(38)はこう言ってインフレを嘆いた。

 ウエーターのムハマド・ラミズさん(32)の月収は約3万パキスタンルピー(約1万6000円)。4歳と2歳の子供を抱え、家族で唯一の働き手だ。物価高騰にもかかわらず給料は上がっていないといい、「生活はとても大変。どうすることもできない」とこぼした。

 パキスタンのインフレは、輸入頼みの燃料や食料の世界的な価格高騰、通貨安などが要因。政府によると、今年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で約28.3%上昇した。

 近年、インフラ整備目的で中国から借り入れた債務の返済が財政を圧迫。国土の3分の1が冠水したとされる2022年の洪水被害も財政悪化に拍車を掛けた。外貨準備高は昨年の一時期、輸入数週間分の水準にまで落ち込んだ。

 シャバズ・シャリフ前政権は緊縮策に取り組み、国際通貨基金(IMF)から金融支援を引き出すことに成功。デフォルト(債務不履行)は免れたが、状況の好転は見通せない。

 選挙戦を優位に進める与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は公約で「25年末までにインフレ率を1桁台に下げる」と宣言。今後5年間で1000万人以上の雇用創出もうたっている。しかし、そこに至る具体的な道筋は示していない。

 地元紙ドーンは社説で「どの政党も、困難な経済的課題に取り組むための実現可能な短期・長期的戦略を持ち合わせていない」と批判した。

768OS5:2024/02/08(木) 09:27:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/857e846c27948a3a276b6ca3450a26cae57ef7b9
与党、「一帯一路」の実績強調 親中路線加速か 8日総選挙投開票・パキスタン
2/8(木) 7:06配信


時事通信
「中パ経済回廊(CPEC)」の一環で、建設されたパキスタンのトンネル。入り口に中国国旗が掲げられている=6日、北部アボタバード

 【イスラマバード時事】パキスタンの総選挙が8日実施される。

 選挙戦で優位に立つナワズ・シャリフ元首相率いる与党は、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の下で進められたインフラ整備を実績として強調。勝利した場合、親中国路線が加速する可能性が高い。

 「私たちは革命をもたらした。以前は何もなく、とても貧しかった」。与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)の選挙CMで、パキスタン上空を飛行するヘリの操縦士が後部座席に向かって話し掛けた。座席にいるのは中国人とみられる男女。眼下には、中国企業により2017年に完成した火力発電所が見える。

 CMがアピールするのは、パキスタン国内の一帯一路事業である「中パ経済回廊(CPEC)」だ。CPECは、中国新疆ウイグル自治区からパキスタン南西部グワダル港まで縦断する道路や鉄道を敷設し、沿線で発電所や港湾を整備する一連の計画を指す。

 一帯一路の「旗艦事業」とも呼ばれたCPECは第3次シャリフ政権(13〜17年)下で本格的に推進され、もともと緊密だった中国との関係はさらに深まった。

 一帯一路を巡っては提唱から10年となった昨年、恩恵の乏しさからイタリアが離脱するなど、曲がり角を迎えている。パキスタンでもCPECに伴う巨額の対中債務が財政を圧迫し、経済危機の一因となっている。CPECの見直し論も浮上したが、22年4月にPML―Nが政権を奪還すると推進の方針を改めて明確にした。

 一帯一路の求心力を維持したい中国はパキスタンを重視。中国外務省の汪文斌副報道局長は今年1月24日の記者会見で「CPECをアップグレードし、さらに緊密な中国とパキスタンの関係構築を加速させる用意がある」と述べた。

769OS5:2024/02/09(金) 13:13:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad51dcac09cbe98b0e934f14c3393a424f3367b
軍部の意向に左右される、人口2億超の核保有国 総選挙で変われる?
2/8(木) 21:00配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで6日、選挙運動最終日の夜に開かれたシャリフ派の集会で、シンボルマークの入った旗を振り、気勢を上げる支持者ら=武石英史郎撮影

 パキスタンは8日、総選挙(下院、定数336、任期5年)の投開票日を迎えた。パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相が国外逃亡から帰国を果たし、4回目の首相就任を目指す。軍部と対立して一昨年4月に政権の座を追われ、獄中にあるイムラン・カーン元首相が率いるパキスタン正義運動(PTI)は徹底排除され、異様な選挙戦となっている。


 パキスタンは人口2億4千万超の核保有国で、イスラム過激派の抑え込みや、隣国アフガニスタン情勢でも重要な鍵を握る。だが、コロナ禍や一昨年の洪水被害の影響などで物価高騰や通貨の下落に苦しみ、一時はデフォルト(債務不履行)の危機に直面した。

 外資を呼び込むためにも安定が不可欠だが、投開票日前の7日にも、南西部の州で候補者の選挙事務所などで爆発が相次ぎ、少なくとも24人が死亡、約50人が負傷した。

 現地では政治や行政、司法が軍の意向に左右され、今回の選挙も民主的とはいえない状況だ。

 首都イスラマバード郊外にあるPTIの公認候補シェフリアル・リアズ氏(54)の選挙事務所の周辺には選挙ポスターやのぼりもない。リアズ氏は「今回はまともな選挙ではない」と話した。

朝日新聞社

770OS5:2024/02/09(金) 17:03:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c4bd17eebf8d96a959d90d88058f4d2e63fad24
パキスタン総選挙、野党系無所属が健闘か 公表に遅れ、テロ相次ぐ
2/9(金) 13:33配信

時事通信
8日、パキスタン東部ラホールで投票後、支持者に手を振るシャリフ元首相(AFP時事)

 【イスラマバード時事】パキスタンで8日投票が行われた国民議会(下院、定数336)選挙は9日、開票作業が続いた。

 選挙前は与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が優勢とみられていたが、複数の地元メディアは、最大野党パキスタン正義運動(PTI)の支持を受けた無所属候補が健闘していると伝えた。

 結果の公表は遅れており、選挙管理委員会は「電話やインターネットが遮断されたため」と理由を説明。ただ、与党側が結果を不正に操作しているのではないかという懸念が広がっている。内務省は8日、「治安上の脅威」を理由に携帯電話の通信を全土で制限する措置を取っていた。

 PTIは選挙のシンボルマーク使用やテレビのニュース番組で党の名称に言及することを禁じられるなど、与党側からの圧力にさらされた。国民的人気の高い設立者のカーン元首相は昨年8月に汚職の罪で収監され、出馬できなかった。支持者からは「不公正」との声も上がった。

 8日は主に南西部バルチスタン州や北西部カイバル・パクトゥンクワ州で、武装集団による警察車両の襲撃など選挙妨害とみられるテロが相次いだ。軍統合広報局によれば、テロは全土で51件発生し、治安要員ら12人が死亡した。

771OS5:2024/02/10(土) 07:54:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1792f37f8cef6201558074cd0ee7d6dd0c8e240a
軍と対立するカーン元首相系が善戦 パキスタン総選挙、親軍派伸びず
2/9(金) 20:00配信

朝日新聞デジタル
カーン元首相率いるPTIの支持者の男性。パキスタン総選挙の投票日当日になって公然と活動する人が増えた=イスラマバード近郊、8日、武石英史郎撮影

 パキスタンの総選挙は9日、開票が進み、軍部と対立し、汚職などの罪で収監中のイムラン・カーン元首相の正義運動(PTI)系の候補が善戦している。国外逃亡から帰国し、軍部が支持していると指摘されるシャリフ元首相のイスラム教徒連盟シャリフ派は伸び悩んでいる。


 選挙管理委員会の集計(9日午後5時前時点)によると、8日に行われた有権者の直接投票で選ばれる265議席のうち、148議席の開票が終わり、PTI系の無所属が61議席を獲得。シャリフ派は43議席にとどまっている。2人の首相を輩出したブット一族系の人民党が38議席と続いている。民放各社の集計では中間票の段階でPTI系が半数に迫る130程度の選挙区でリードしている。

 今回の選挙でPTIは党首のカーン氏の立候補が禁じられたほか、選挙運動を著しく制限され、政党としての参加も認められず、公認候補は全員、無所属として戦った。獲得議席に応じて各党に割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠(70議席)も獲得できない。

朝日新聞社



https://news.yahoo.co.jp/articles/e35710374ec78d0c8ea0db87c1006f5bcfdbaec2
パキスタン総選挙、野党が与党と接戦 弾圧に有権者が反発か 劣勢の予想を覆す
2/9(金) 19:41配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に投票されたパキスタン下院(定数336、任期5年)選挙は9日、開票作業が続いた。地元メディアによると、事前の予想で劣勢とされていたカーン元首相の野党、パキスタン正義運動(PTI)系候補が健闘し、シャリフ元首相の与党、パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)と接戦を演じている。

地元紙ドーンによると、現地時間9日午後7時(日本時間同11時)の時点で、PTIが事実上擁立した無所属候補が55議席、PML―Nが40議席を獲得した。与党連合の一角で、暗殺されたブット元首相の息子、ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が22議席を得た。

与党側は選挙前にPTIへの弾圧を強め、カーン氏を汚職罪などで訴追。収監されたカーン氏は立候補できなかった。PTIは政党シンボルの使用が禁じられるなど党としての活動が制限され、所属議員は無所属候補として出馬した。一連の野党締め付けが有権者の反発を招き、PTI系の無所属候補への支持につながったもようだ。

開票は8日夜に始まったが、作業は過去の下院選に比べて大幅に遅れており、選管は治安確保のために全土で一時的に携帯電話回線が遮断されたことが理由だと説明。野党陣営からはPML-Nを支援しているとされる軍が選管に圧力をかけ、「集計を妨害しようとしている」と懸念する声が上がっている。

772OS5:2024/02/12(月) 10:11:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/5048543d5a20a5dc72b6f89f4f90c9a71227157d
与野党「勝利」で混乱拡大 双方とも新政権樹立を主張 パキスタン
2/11(日) 19:02配信
時事通信
パキスタンのナワズ・シャリフ元首相=9日、東部ラホール(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで8日行われた国民議会(下院、定数336)選挙で、与野党がいずれも「勝利」を宣言し、混乱が広がっている。

 双方がそれぞれ新政権樹立を主張する構えで、誰が首相となり国のかじ取りを担うのかは見通せない。

 「30議席差がついているにもかかわらず勝利演説したナワズ・シャリフは卑しい人間だ。国民は受け入れないだろう」。最大野党パキスタン正義運動(PTI)が9日公開した動画の中で、同党設立者カーン元首相は与党トップをそう批判した。カーン氏は汚職の罪で収監中。声は人工知能(AI)を活用して合成したという。

 選管は11日午後(日本時間同)、小選挙区の最終集計結果を公表。獲得議席数は、PTI系が候補の大半を占める無所属が101、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)が75、故ベナジル・ブット元首相の息子ビラワル氏が率いるパキスタン人民党(PPP)が54などとなった。選管は、投票用紙の盗難といった問題があった一部の投票所で再投票を命じた。

 実質的にPTIが最大勢力となったものの、公式の政党として第1党になったのはPML―Nだったことが混乱の要因だ。

 PTIは今回、党内の手続き上の問題を理由に選管から政党としての参加を認められなかった。PTIは同国で絶大な力を握る軍と対立。選管の決定には、軍や軍と比較的近い与党からの圧力があったとみられている。

 現地からの報道によれば、PML―NはPPPと連立政権を樹立することで合意。PTI系ではない無所属候補数人が当選後にPML―Nへの加入を表明するなど、多数派工作も活発化しているもようだ。一方、PTIの幹部も「憲法と法律に従って政府を発足させる」と述べた。

 小選挙区の結果に応じて政党に振り分けられる女性や非イスラム教徒の特別枠があり、与党は議席を積み増す見通し。

773OS5:2024/02/14(水) 13:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e90c3da094a2b91e4b3b0808723965f5da3541
シャバズ氏を次期首相に 与党が擁立へ、野党も政権樹立模索 パキスタン
2/14(水) 7:37配信

時事通信
13日、パキスタン東部ラホールで記者会見するシャバズ・シャリフ前首相(EPA時事)

 【ニューデリー時事】8日実施されたパキスタン国民議会(下院)選挙で政党として第1党になった与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、第2党となったパキスタン人民党(PPP)などと連立政権を組み、シャバズ・シャリフ前首相を次期首相候補として擁立すると発表した。

 
 地元紙ドーン(電子版)によれば13日夜、PPP幹部らとともに記者会見したシャバズ氏は、次期連立政権は下院の「約3分の2(の議席)を占める」と述べた上で、経済危機の脱却に向け団結を呼び掛けた。

 当初はシャバズ氏の兄ナワズ元首相が次期首相候補の筆頭と見なされていたが、総選挙で期待されたほど議席を伸ばせなかったことが響いた可能性がある。

 一方、総選挙では最大野党パキスタン正義運動(PTI)が支持する無所属候補がPML―Nを上回る議席を得て最大勢力となった。政党ではないため、他党と連携して新政権樹立を模索している。

774OS5:2024/02/14(水) 21:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b171064679a098adf3f26494f25bb9f2e602f16e
パキスタン与党、政権維持へ 下院は野党勢力多数、不安定な船出に
2/14(水) 20:15配信

毎日新聞
政党事務所前に集まるパキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML-N)の支持者ら=東部ラホールで2月9日、ロイター

 パキスタンの与党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)は13日、連立政権の樹立を目指すことでパキスタン人民党(PPP)と合意したと発表した。両党は、前政権でも連立して支えたシャバズ・シャリフ前首相を再び首相候補とする。地元メディアが報じた。ただ、下院には大きな野党勢力が維持され、新政権は不安定な運営を強いられそうだ。


 選挙管理委員会によると、8日の下院選挙(定数336)で、PML―Nは直接選挙の266議席中、75議席を獲得し、PPPは54議席を得た。一般枠以外の70議席は女性と非イスラム教徒の留保議席で、各政党の獲得議席数に応じて比例配分される。これを含めて、両党は連立政権の樹立に必要な過半数の議席を確保した模様だ。

 報道によると、PPP共同代表のアシフ・ザルダリ元大統領は記者会見で「国を困難な時代から救い出す」と語った。両党と協力関係にある他の少数政党も連立政権に合流する。

 今回の総選挙では、無所属候補がPML―Nの獲得議席を上回る101議席を占めた。事実上その多くが所属する野党パキスタン正義運動(PTI)も与党に対抗して勝利宣言し、混乱していた。選挙戦では政策論争はかみ合わず、パキスタンで強大な力を持つ軍は与党を支援したとされる。【ニューデリー川上珠実】

775OS5:2024/02/15(木) 07:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/dee9675e5ba1e2bf295c5ce0d29db9dab1edabb3
パキスタン旧与党が連立合意 シャバズ・シャリフ前首相の再任目指す
2/14(水) 17:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相。連立により首相再任を目指している=AP

 パキスタンの次期政権をめぐり、解散総選挙の前に連立与党だったイスラム教徒連盟シャリフ派と人民党は13日夜、少数政党を加えた計6党で再び連立を組む方針で合意したと発表した。前政権で首相だったシャバズ・シャリフ氏が引き続き首相候補となる見通し。地元紙ドーンなどが伝えた。


 8日に実施された総選挙では、直接選挙で選ばれる265議席のうち、汚職の罪で収監中のカーン元首相が率いる正義運動(PTI)系の無所属候補が93議席を占め、シャリフ派は75議席、人民党は54議席にとどまった。いずれも政権発足に必要な過半数には届かなかった。連立合意した6党全体では計152議席となり、29日までに招集される議会でシャバズ氏を新首相に選ぶ見通し。

 シャバズ氏は、首相を3期務めてシャリフ派を率いるナワズ・シャリフ元首相の弟。軍部と対立したカーン氏が2022年4月に議会の不信任決議により失職した後、人民党などと連立し、政権を率いた。

朝日新聞社

776OS5:2024/02/21(水) 16:39:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/dedf70092380f99cf781b1279922160fb5914347
パキスタン2大政党が連立樹立で合意、首相候補はシャリフ前首相
2/21(水) 12:35配信

ロイター
 2月20日、パキスタンの2大政党は、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。写真はシャバズ・シャリフ前首相。ジュネーブで昨年1月撮影(2024 ロイター/Denis Balibouse)

[イスラマバード 20日 ロイター] - パキスタンの2大政党は20日、連立政権を樹立することで正式合意に達したと発表した。8日に実施された総選挙では、どの勢力も単独過半数を確保できず、連立交渉が続けられていた。

連立政権樹立で合意したのはパキスタン人民党(PPP)とパキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML─N)。

PPPを率いるブットー・ザルダリ氏は会見で、シャバズ・シャリフ前首相が連立政権の首相候補になることを確認した。また、自身の父に当たるアーシフ・アリー・ザルダリ氏が大統領候補になると述べた。

PML─Nを率いるナワズ・シャリフ氏の弟であるシャバズ・シャリフ前首相は、両党は政権を樹立できる議席数を確保しており、少数政党の支持も得ているとした。

議席数はPML─Nが79、PPPが54。小規模な4政党と合わせると、全体264議席の過半数を上回る。

777OS5:2024/02/22(木) 07:48:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f15f7922d7ee3a98fb3043dab97a44816de4dc7
パキスタン与党、連立継続で正式合意 最大勢力の野党政権阻止、支持者反発も
2/21(水) 18:35配信

産経新聞
【シンガポール=森浩】8日に国民議会(下院)総選挙が行われたパキスタンで20日、イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)とパキスタン人民党(PPP)が連立政権を継続すると正式発表した。選挙では国民の人気が高いカーン元首相が創設した野党のパキスタン正義運動(PTI)が弾圧されながらも最大勢力に躍進したが、多数派工作で政権樹立を阻止された。PTI支持者の反発が拡大しそうだ。

PML-Nのシャバズ・シャリフ前首相は20日の会見で「困難が伴うだろうが、団結して臨んでいく」と強調した。

選挙は事実上、小選挙区266議席を争うもので、実質的に最大勢力となったのは93議席を獲得したPTI系の無所属候補だった。だが、75議席を獲得したPML-Nと54議席のPPPは、他の少数政党も連立に加えることで、首相の選出に必要な過半数の議席を確保したもようだ。

次期首相にはシャバズ氏を擁立する。当初はシャバズ氏の兄で、PML―Nを事実上率いるナワズ氏の4度目の首相就任が有力視されたが、選挙でPML―Nが伸び悩んだことで異論が上がり、シャバズ氏に白羽の矢が立ったもようだ。

カーン氏は首相在任中、政治に強い影響力を持つ軍と対立し、今回の選挙前には複数回にわたり刑事訴追され、出馬を阻止された。PTIも政権側の弾圧で政党活動を制限された結果、多くの議員が無所属で立候補した。一連のPTI側への圧力や今回の連立合意には、PTI政権誕生を阻止したい軍の意向が働いているとされる。

PTIは21日、連立合意を巡り、X(旧ツイッター)への投稿で「有権者はカーン氏がリーダーになることを望んだ。このままではパキスタンは闇に包まれる」と反発した。

778OS5:2024/03/01(金) 11:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6bba760c3d687d654386006cdf3fc234f4bd38b
【軍の支配からの転換】パキスタン総選挙で起きた国民の意地、生まれたいびつな連立政権、不安定続きIMF支援は不透明
3/1(金) 6:02配信
 ワシントンポスト紙の2月11日付け社説‘Pakistan’s shocking election result shows authoritarians don’t always win’が、2月8日のパキスタンの議会選挙で、大方の予想を裏切り、イムラン・カーンの党PTIの系統の候補が最大多数を獲得したことは舞台裏で政治の糸を引く軍に対するこれまでにない挑戦であること、PTIを排除した如何なる連立政権が出来ようともパキスタンの不安定性は継続することなどを論じている。要旨は次の通り。

 イムラン・カーンの権力奪取を阻止しようとする軍の試みは裏目に出た。数十年の間、軍の支配的地位がこれほどまでの挑戦を受けたことはない。

 昨年8月にカーンが逮捕されて以来、緊張は高まりつつあった。投票日の数日前に彼は追加的に二つの禁固刑を言い渡された。しかし、彼の政党PTI(パキスタン正義運動)が266議席のうち93議席を獲得してリードしている。

 PTIの得票は単独多数には満たない。しかし、長期の連立政権樹立を巡る取引に、そして恐らくはカーンが2022年に軍と仲違いして首相の座を追われて以来の更なる混乱に、パキスタンを転落させるには十分である。

 パキスタンの76年の歴史を通じて、軍は直接的にあるいは舞台裏にあって統治し、文民政府をその都合に応じて前面に押し出しあるいは倒壊させて来た。今回、軍は計算違いをしたかも知れない。

 軍はPTIの指導者達を拘束し、彼等の家庭を襲撃し、彼等の親族に嫌がらせをした。明らかに威圧の下で、多くの指導者がPTIを糾弾し、カーンから距離を置いた。ジャーナリストはPTIあるいはカーンの名前に言及しないよう命ぜられた。

 しかし、上記の努力にかかわらず(あるいは、その故に)、選挙は最も競争の激しいものとなった。初めて、軍の意中の候補が最多数の票を得ることに失敗した――今回の場合はPMLN(パキスタン・ムスリム連盟ナワズ・シャリフ派)のナワズ・シャリフであるが、得票数2位の75議席にとどまった。

 軍はカーンを気心の合う人間と当初見做していたが、程なくして彼の根強い人気、自由奔放な外交政策、敬意の欠如に、始めは苛立ち次いで我慢出来ないこととなった。カーンはますます反米に傾き、バイデン政権を苛立たせた。

 ロシアのウクライナ侵攻後、彼はモスクワにプーチンを訪問した。その間、パキスタンの民主主義あるいはその残骸に対する米国の無関心さの印象は避け難いものとなった。

 どのような連立政権がまとめ上げられようと――最も有りそうなのは反PTIの政党の支持を得てシャリフが率いる政権であろう――その正統性の問題に苦しむであろう。パキスタン経済は壊滅状態にあり、国際通貨基金(IMF)の緊急支援に頼っている状況であるので、更なる不安定性が最も有りそうな結果である。

*   *   *

779OS5:2024/03/01(金) 11:38:13
絶たれなかったカーンの政治生命
 議会下院の選挙前にはパキスタンの次の首相はナワズ・シャリフだと思われていた。彼は汚職事件で有罪判決を受け、ロンドンで4年の事実上の亡命生活を送っていたが、昨年10月に帰国した。そして、1月8日、最高裁は汚職事件を巡って公職資格を剥奪した2018年の最高裁の判断を取り消し、政治への復権を認めた。

 シャリフが4度目の首相に復帰するためのお膳立てが整いつつあるように見えた。彼には軍の支持が保証されていた。他方で、軍が敵視するイムラン・カーンは牢獄につながれ、彼の党PTIは軍の圧力で空洞化を余儀なくされ事実上解体されていた。

 しかし、シャリフと彼の党PMLNの勝利は確実という予測は見事に外れることとなった。稀に見る軍に対する打撃というべきであろう。

 22年4月に首相の座を追われて以来、カーンは早期の総選挙を要求し、もって政権に復帰することを狙い、大衆を動員し街頭に出て政権と軍に圧力をかける行動を継続して来た。その過程で抗議デモが暴徒化して、遂には軍に彼と彼の党PTIを弾圧する口実を提供したかのように思われた。

 しかし、カーンの政治生命は断たれたわけではなかった。PTIの支持者達は無所属として選挙戦を戦った。種々の選挙干渉にかかわらず、彼等は軍を後ろ楯とする既成政党(PMLNとPPP)の政治に対する不信を突き付けることとなった。

 選挙結果の数字は、パキスタンの新聞DAWNが報ずるところによれば、下院の小選挙区制で選ばれる266議席(残り60議席は女性留保議席、10議席は非ムスリム留保議席)のうち、PTI系の無所属:93、PMLN:75、 PPP(パキスタン人民党):54である。しかし、ナワズ・シャリフは勝利を宣言し、PTIを排除した連立政権の樹立に迅速に動いた。

 2月13日、PMLNとPPPは他の小数政党を加えた6党による連立政権の合意を発表した。首相にはシャバズ・シャリフ(イムラン・カーンの失脚の後、2023年まで首相を務めた)を擁立する。なぜナワズ・シャリフでなく彼の弟なのかは明らかでないが、恐らく、選挙結果と軍との相性に関係があろう。

それでも、カーンが救世主ではない理由
 いずれにせよ、この連立政権はその正統性を問われざるを得まい。カーンは獄中から支持者に対し、選挙の不正な操作で失われた議席を裁判に訴えて取り返すよう指示している。

 パキスタンが最も必要とするのは国内の平静と安定性であるが、それは望むべくもない。パキスタンは4月以降に新たなIMFの支援を必要としているようであるが、そのためには国民に痛みを強いる改革が必要となる。しかし、議会に100人近いPTI系の反対勢力を抱えて、統治は困難の度を増すであろう。

 とはいえ、カーンが首相に返り咲くことはパキスタンにとって更に大きな惨事に違いない。救世主として振舞う彼の扇動的なポピュリズムは有害である。パキスタンが必要とするのはカリスマではなく、新鮮で冷徹なリーダーシップであろうが、それが期待出来る状況とも思われない。

岡崎研究所

780OS5:2024/03/03(日) 21:51:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e0625e344404ee611a9a42ba463d398f1cc5d69
パキスタン首相にシャバズ・シャリフ氏再選 カーン元首相系を退ける
3/3(日) 20:30配信

朝日新聞デジタル
パキスタン東部ラホールで2月13日、記者会見するシャバズ・シャリフ前首相=AP

 パキスタン議会下院は3日、先月8日に実施された総選挙を受けて首相指名投票を行い、シャバズ・シャリフ前首相(72)を過半数の賛成で再選した。軍部と対立して汚職の罪で収監中のカーン元首相の正義運動(PTI)を除く主要各党が一致して支持した。


 シャバズ氏は3期首相を務めたナワズ・シャリフ元首相の弟。カーン元首相が軍部と対立した末、不信任決議で解任された2022年4月から、総選挙へ向けて議会が解散された23年8月まで首相を務めた。

 総選挙では、候補者全員が無所属での立候補を余儀なくされ、選挙運動も制約されたPTI系が予想外に善戦し、最多の議席を獲得。軍部の支持を受けたとみられるシャリフ兄弟のイスラム教徒連盟シャリフ派は苦戦し、2位にとどまった。しかし、3番手でブット家が率いる人民党など主要政党と連立で合意。首相指名では、PTI系の候補者を201票対92票の大差で退けた。

 国会議員や地方議員らが投票する大統領選では、連立合意に基づき人民党から、故ベナジル・ブット元首相の夫のザルダリ元大統領が選ばれる見通し。

 カーン派は議会での政党要件を満たすため、当選議員の多くがイスラム主義の小政党に参加した。しかし、獲得議席に応じて割り振られる女性や非イスラム教徒の留保枠が配分されなかった。こうした手続きのほか、総選挙の投開票自体に不正があったと主張し、法廷闘争や街頭デモを続ける方針だ。(武石英史郎)

朝日新聞社

781OS5:2024/03/04(月) 21:11:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/79ddcb688bb397c172cc82cf1dd5158d23905d6c
シャバズ前首相を再任 弱い権力基盤、軍の影響拡大も パキスタン下院
3/3(日) 17:52配信

時事通信
パキスタン下院=2月29日、イスラマバード(EPA時事)

 【ニューデリー時事】パキスタン国民議会(下院)は3日、新首相を選ぶ投票を行い、与党イスラム教徒連盟シャリフ派(PML―N)を率いるシャバズ・シャリフ前首相(72)を再任した。

 PML―Nは2月の下院選で議席を伸ばせず、他の党との連立で過半数を確保した。権力基盤は弱く、国内で強大な力を握る軍の影響力が強まる可能性がある。

 シャバズ氏は過去3度首相を務めたナワズ・シャリフ氏の弟。パキスタンは危機的な経済やテロの頻発など多くの課題を抱え、待ったなしの対応を迫られる。昨年8月の下院解散に伴い、シャバズ内閣は総辞職し、選挙管理内閣が置かれていた。

782OS5:2024/03/10(日) 21:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5f8039948ea1def9ccbb0e864229a1269dcca5a
新大統領にザルダリ氏選出 故ブット元首相の夫 パキスタン
3/9(土) 22:51配信
時事通信
パキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ氏=2023年12月、パキスタン・ラルカナ(AFP時事)

 【ニューデリー時事】パキスタンで9日、上下両院と州議会の議員投票による大統領選挙が行われ、連立与党の一角であるパキスタン人民党(PPP)共同総裁のザルダリ元大統領(68)が、野党の擁立した候補を退け選出された。

 
 ザルダリ氏は2007年に暗殺されたブット元首相の夫。08〜13年に大統領を務めた。大統領は名目的な国家元首で、任期は5年。政治の実権は首相にある。

783OS5:2024/03/10(日) 21:53:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0bffaa8eec7b83a09bf4e5e46b86e01b6f3ffc7
人口世界一のインド、迫る巨大な総選挙 現首相は支持率圧倒、野党側は「顔」も決まらず
3/9(土) 8:00配信
共同通信

インド北東部アッサム州グワハティで支持者に手を振るモディ首相=2024年2月(ロイター=共同)

 中国を抜き人口世界一となったインドで4〜5月にも総選挙(下院定数545)が実施される。圧倒的支持率を誇るモディ首相の与党インド人民党(BJP)に対し、野党は約30政党で「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を昨年7月に結成、総力戦で臨む構えを見せた。しかし選挙が迫る中、首相候補も未定のまま。期待感は急速にしぼんでいる。(共同通信=高司翔一郎)

 BJPはモディ氏を初めて首相候補とした2014年の選挙で282議席を占め、1984年以来となる単独過半数を獲得した。2019年の前回選挙では303議席と積み増し、モディ氏は今回370議席以上を確保できると自信を見せる。

 モディ氏は堅調な経済を背景に根強い人気を誇る。地元メディアによると、モディ政権下の2期10年でインドの国内総生産(GDP)は10位から5位に浮上した。モディ氏は、3期目に入れば日本やドイツを抜き、米国と中国に次ぐ3位になるとアピールする。

 インドでは貧困層の多さが問題となってきたが、モディ氏は過去5年間で1億3千万人以上が貧困から抜け出したとも訴える。空港や高速道路網、都市鉄道網などのインフラ整備も進み、目に見える形で人々に豊かさをもたらした。

 対抗するのは、インド政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める最大野党、国民会議派を中心とした野党連合だ。「BJP1強」を打開しようと、デリー首都圏や北部パンジャブ州で人気がある庶民党、西ベンガル州で強い勢力を持つ草の根会議派などとINDIAを結成した。

 しかし「顔」となる首相候補を巡っても対立。今年1月には大票田の東部ビハール州で州首相を務める実力者クマール氏が率いるジャナタ・ダルが離脱、BJP側に合流した。

 BJPはヒンズー至上主義団体「民族義勇団(RSS)」を支持母体とする。14億2千万人を超える人口の約8割はヒンズー教徒で、モディ政権下でイスラム教徒など少数派との分断が進んだと指摘されている。

 モディ氏は1月22日、北部の聖地アヨドヤでヒンズー教寺院の落成式に出席した。約30年前にRSSなどに破壊され全土で千人以上が死亡する宗教暴動の原因となったモスク(イスラム教礼拝所)跡地で、寺院建設を前回選で公約に掲げていた。多数派に成果を誇示しており、モディ政権3期目入りが濃厚となりつつある。

 インドの有権者は10億人近く「世界最大の民主主義国家」とも呼ばれる。総選挙では、有権者の多さや国土の広さなどから、投票は州や地域別に複数回設定され、開票までに1カ月程度かかるのが通例だ。電子投票機が用いられる。文字を読めない人も多いため、候補者の名前以外に顔写真や政党のシンボルマークが示され、投票時に判別しやすいよう工夫されている。

784OS5:2024/03/19(火) 22:53:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/644ac858beb637e5062ab2a2a05d92a2a577bbf6
印高速鉄道「26年に開業」 新幹線方式導入、開業遅れ 鉄道相
3/19(火) 21:53配信

時事通信
 【ニューデリー時事】インドのバイシュナブ鉄道相は19日、日本の新幹線方式を導入して建設中のインド初の高速鉄道は「2026年に開業する」との見通しを示した。

 首都ニューデリーで開かれた地元民放主催のイベントでの発言。

 当初23年の開業が見込まれていたが、新型コロナ禍の影響などで大幅に遅れている。総延長は西部のマハラシュトラ州ムンバイとグジャラート州アーメダバード間を結ぶ約500キロ。バイシュナブ氏によると、まずはグジャラート州内の二つの駅を結ぶ約50キロ区間で開業する。

785OS5:2024/03/20(水) 09:42:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/e414da953faa973497b21f88d2c30055842e97d4
「イスラム排斥」懸念の法施行 総選挙前、与党支持拡大狙いか インド
3/19(火) 20:32配信


11
コメント11件


時事通信
インドの改正国籍法施行に反対する学生団体やNGOのメンバー=13日、南部ベンガルール(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インド政府が、少数派のイスラム教徒排斥につながると批判されていた改正国籍法の施行を発表し、波紋を広げている。

 総選挙が間近に迫った時期だけに、ヒンズー至上主義団体を後ろ盾とするモディ政権による支持拡大を狙った一手とみられている。

 「世俗国家なのに、宗教に基づく差別が生じている。100%(与党による)選挙アピールのためだ」。首都ニューデリーのイスラム系大学院に通う男子学生(23)は憤った。総選挙は4月19日から6月1日にかけ、7段階に分けて投票が行われる。

 政府は今月11日、改正国籍法の運用規則を唐突に発表。同法はパキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンのイスラム圏3カ国で宗教的迫害を受け逃れてきた不法移民に、一定の条件下で市民権(国籍)を与える内容だ。対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれない。

 2019年末に成立したものの、直後から「差別的だ」として、イスラム教徒だけでなく多数派のヒンズー教徒も抗議デモを展開。警官隊との衝突で死者や逮捕者が相次ぎ、4年以上も施行が見送られてきた。

 同法施行によって、将来的にイスラム系国民の国籍剥奪につながるのではないかとの懸念が再燃。野党・全インド統一ムスリム評議会のオワイシ党首は、X(旧ツイッター)に「宗教が国籍の根拠として認められたら、次は宗教を理由に否定することになる」と投稿した。

 アフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権からも、懸念の声が上がっている。報道担当幹部のシャヒーン氏はインドのニュースサイト「ワイヤ」に対し、アフガンでは「少数派への迫害はない」と主張。その上で、同法について「(イスラム教徒を含む)全ての人のためのものであるべきだ」と注文を付けた。

 こうした声に、インド政府は釈明に追われている。シャー内相は14日、地元メディアのインタビューで「国籍を付与するための法律であって、奪う法律ではない」などと語った。

786OS5:2024/03/22(金) 15:41:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/31f261a78d16705eec5356fbcf9bf9f0f107442b
インド総選挙控え、野党側の摘発相次ぐ 「民主主義はない」と批判も
3/22(金) 14:30配信

朝日新聞デジタル
インドの首都ニューデリーで2024年3月21日、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏の逮捕を受けて反発する支持者ら=AP

 4月から実施される総選挙(下院)を間近に控えるインドで、当局による野党側への捜査や摘発が相次いでいる。21日には首都ニューデリーを管轄する野党政党のトップが逮捕され、「政権による弾圧だ」との声もあがっている。


 経済犯罪などを担当する捜査当局は21日夜、デリー首都圏政府首相のアルビンド・ケジリワル氏を逮捕した。地元メディアなどによると、酒類販売の規制解除に関する政策を巡って汚職容疑があり、関与が疑われているという。ケジリワル氏が率いる「庶民党」は、逮捕が不当だとして最高裁判所に申し立てをしたという。

 首都の行政を担うケジリワル氏は、貧困層の教育現場や公立病院の整備などを推進し、支持を得てきた。国会で多数派を占める与党「インド人民党」のナレンドラ・モディ首相に批判的な野党の有力指導者の1人としても知られ、今回の総選挙でも候補者を擁立している。

 一方、過去の納税を巡って税務当局から調査を受けていた最大野党「国民会議派」のラフル・ガンジー元総裁は、21日に開いた会見で、「(当局によって)我々の銀行口座が全て凍結されたため、選挙集会などを実施することができない」などと主張。「インドにはいま、民主主義はない」とも語り、モディ政権を批判した。

 総選挙は、4月19日から6月1日にかけて、地域ごとに7回に分けて投票が行われ、6月4日に一斉に開票される。有権者は約9億6880万人に上り、「世界最大の選挙」とも呼ばれる。事前の世論調査では与党の優勢が伝えられていた。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社

787OS5:2024/03/23(土) 01:08:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/983f8708f877cb9bb171a59d619c05692ca98224
首都圏政府トップ、汚職で逮捕 モディ氏政敵、選挙前に波紋 インド
3/22(金) 7:18配信

時事通信
インドのデリー首都圏政府のケジリワル首相=2月8日、ニューデリー(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドの捜査当局は21日夜、首都ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップのケジリワル首相(55)を逮捕した。


 地元メディアによると、逮捕容疑は酒類の販売政策に絡む汚職に関与した疑い。

 首都圏議会与党・庶民党を率いるケジリワル氏はモディ首相の「政敵」として知られ、モディ氏の政権運営をたびたび批判してきた。総選挙の最初の投票が4月に迫る中、国政与党・インド人民党(BJP)に対抗する野党連合の有力な指導者の一人だっただけに、波紋を広げそうだ。

 庶民党はX(旧ツイッター)で、逮捕は政権による陰謀だと訴え、モディ氏を「独裁者」と非難。「逮捕を恐れず、息を引き取る瞬間まで戦う」と徹底抗戦を宣言した。

788OS5:2024/04/01(月) 16:45:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a6403cf843fa1260d80524f23a6e9379eb372ed
インド与党優勢、野党寝返り続出 総選挙、19日から投票
4/1(月) 16:36配信

共同通信
 【ニューデリー共同】インドで今月19日に下院(定数545)総選挙の投票が始まる。中国を抜いて人口世界一となった「世界最大の民主主義国家」の行方に関心が集まる中、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)は好調な経済を背景に選挙戦を優位に展開。野党から多くの有力者がBJPに相次いで移籍している。投票は6月1日にかけて7回に分けて実施、6月4日に一斉開票される。

 最大野党は、政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める国民会議派だが、衰退に歯止めがかからない。ラフル氏は2019年に国民会議派の総裁として初めて総選挙を戦ったがBJPに惨敗した。

789OS5:2024/04/04(木) 08:54:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a4d76a96a22251bc91fa5bf3f0320262562786
首相の「政敵」逮捕に野党抗議 総選挙控え対立激化 印
4/4(木) 7:05配信


時事通信
3月31日、インドの首都ニューデリーで開かれた集会で気勢を上げる野党支持者(AFP時事)

 【ニューデリー時事】インドの有力野党政治家の逮捕を巡り、野党側が捜査機関を使った「弾圧」だとして与党・政権への批判を強めている。

 与党側は適切な手続きにのっとっただけだと主張。19日から投票が始まる総選挙を前に、与野党の対立が激化している。

 「民主主義と独裁のどちらを望むのか、決めなければならない。独裁を支持する者は国から締め出す必要がある」。3月31日、最大野党・国民会議派のカルゲ総裁は首都ニューデリーで開かれた大規模集会でこう訴え、与党インド人民党(BJP)やその支持母体を「毒」と切り捨てた。

 集会は、ニューデリーを管轄するデリー首都圏政府トップ、ケジリワル首相の逮捕に抗議するために開催。国民会議派や、ケジリワル氏率いる庶民党など野党各党の指導者が顔をそろえ、数千人の支持者が気勢を上げた。

 モディ首相の「政敵」として知られ、与党を糾弾してきたケジリワル氏は3月21日、酒類の販売政策に絡む汚職に関わった容疑で逮捕された。逮捕に関しては、ドイツや米国が司法手続きの透明性を確保するよう訴える声明を出した。

 これに対しインド政府は、両国の駐在外交官を呼び出して抗議。インド外務省のジャイスワル報道官は「わが国の選挙や司法手続きに対する外部からの非難は全く容認できない」と反発した。

 与野党は、税務当局が国民会議派の複数の銀行口座を税務申告の遅れを理由に凍結したことを巡っても、応酬を繰り広げている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ケジリワル氏の逮捕を含め政権による「弾圧」であり、「当局が人権と法のルールを露骨に軽視していることを明確に示している」と指弾した。

790OS5:2024/04/09(火) 08:57:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/f908aa40a1cb86276b8efbbae00b312eaf803d4f
野党連合、まとまり欠き弱体化 総選挙前に「寝返り」や離脱 インド
4/9(火) 7:04配信


1
コメント1件


時事通信
インドのモディ首相=3月31日、北部ウッタルプラデシュ州メーラト(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドで5年の任期満了に伴う下院(定数545)総選挙の投票開始が19日に迫る中、野党連合の弱体化が鮮明になっている。

 選挙戦を優位に進めるモディ首相率いる与党連合への「寝返り」や離脱が続き、統一的な首相候補もいまだ決まっていない。

 東部ビハール州で7日に開かれた与党連合の選挙集会で、クマール州首相が隣に座るモディ氏の足を軽く触ったように見える動画がSNSで拡散し、物議をかもした。足に触れるのはヒンズー教で目上の人に敬意を示すあいさつだ。

 同州の地域政党を率いる有力政治家のクマール氏は1月、自ら結成に尽力した野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」を離脱。インド人民党(BJP)を軸とする与党連合と手を組んだ。寝返りを象徴するような動画が拡散されたことで、野党連合からは「とても気分が悪い」との反応が出た。

 背景には、野党連合では総選挙で勝てないとの判断があったとみられている。地元民放などが3月実施した世論調査では、小選挙区で選出される543議席のうち与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得る見通しだ。これに対し野党連合は94議席にとどまる。

 この他、野党「草の根会議派」党首を務める西ベンガル州のバナジー州首相も候補者調整に関する意見の相違を理由に野党連合からの離脱を表明。総選挙を単独で戦う意向を示している。

 野党連合の「顔」となる首相候補を巡る内紛も報じられた。モディ氏は7日の演説で「野党連合はビジョンと信頼性に欠ける」などとやゆした。

791OS5:2024/04/14(日) 17:21:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/d298c6cad94b1cb67acddb38286101e9114607bc
与党優勢、モディ首相3選濃厚 有権者9.7億人、投票まで1週間 インド総選挙
4/12(金) 20:16配信

時事通信
演説するインドのモディ首相=6日、西部プシュカル(AFP時事)

 【ニューデリー時事】5年の任期満了に伴うインド下院(定数545)総選挙の投票開始まで12日で1週間。

 経済成長が続く中、各世論調査では与党インド人民党(BJP)の圧勝が見込まれ、モディ首相の3期目入りが有力視されている。対する野党連合はまとまりを欠き、厳しい情勢だ。

 投票は19日を皮切りに全土で7回に分けて実施。6月4日に一斉開票する。「世界最大の民主主義国」を自負するインドは昨年、中国を抜き14億2600万人で世界一の人口大国になった。選管によると、有権者数は約9億6880万人。

 モディ氏は2014年の首相就任以降、トップダウン型の政権運営や積極的な外資導入などでおおむね年率7%前後の高い経済成長を実現。次の任期でインドは「世界3位の経済大国になる」と豪語してきた。半面、ヒンズー至上主義色が濃く、少数派のイスラム教徒に厳しい政策を取ったり、捜査機関を使い政敵を排除したりする姿勢も目立つ。3期目は強権化に拍車が掛かる恐れもある。

 地元民放インディアTVなどが3月に実施した調査では、小選挙区で選ばれる543議席のうちBJPを中心とする与党連合は399議席、BJP単独でも過半数の342議席を得るとの予測が出た。一方、国民会議派を軸とする野党連合「インド国家開発包括同盟(INDIA)」は94議席にとどまる。

 BJPは303議席を得た前回19年を大幅に上回る370議席獲得を目指す。モディ氏は6日、西部ラジャスタン州での集会で経済成長の実現やインフラ整備といった約10年の実績を強調。「BJPだけがこの国に必要な発展をもたらすことができる」と訴えた。

 一方、国民会議派は深刻化する若年層の失業率改善や低カースト層への優遇策などを選挙公約に盛り込んだ。同党を実質的に率いるラフル・ガンジー元総裁は5日の記者会見で、BJPを念頭に「憲法や民主主義を破壊しようとする人々との戦い」と強調。「メディアが伝えるプロパガンダよりも接戦だ」と語り、勝利への自信をのぞかせた。

792OS5:2024/04/22(月) 10:47:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041901227&g=int
「与党は開発進めて」 宗教分断拡大に懸念も―インド総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時03分配信
 【ラームプル時事】インド総選挙の1回目の投票が行われた19日、北部ウッタルプラデシュ州ラームプルでは投票所に訪れた住民が列をつくった。有権者からは、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)の政権運営の手腕を評価する声が上がる一方、同党の掲げるヒンズー至上主義が宗教間の対立をあおっているとの懸念も聞かれた。

 土木技師のウパ・ディヤさん(27)はBJPの候補者に投票。モディ政権が取り組んできた教育施設や水道の建設といったインフラ整備を評価しているといい、「さらに国の開発を進めてほしい」と語った。溶接工のヌール・アフメドさん(28)は地域政党の候補に投票したというものの、「今の政権は失業問題と物価高騰を除けばよくやっている」と話した。

 ラームプルは国内で少数派のイスラム教徒が多い土地だ。地元の教育機関で薬学を学ぶイスラム教徒のアジル・カーンさん(27)は「BJPは(1月にウッタルプラデシュ州アヨディヤに建設された)ヒンズー教寺院のことや、ヒンズーとイスラムの信者間の断絶しか語らず、好きではない。両信者間に調和が生まれないのはBJPのせいだ」と語気を強めた。

793OS5:2024/04/22(月) 10:48:16
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041900794&g=int
与党の支持基盤拡大も 鍵は牛肉食?、野党は南部に強み―印総選挙
時事通信 外信部2024年04月20日07時04分配信

 【ラームプル時事】19日に総選挙の投票が始まったインドは、日本の約9倍の国土に言葉や宗教もさまざまな14億人超が暮らす。与野党の伝統的な支持基盤は地域や社会集団ごとに異なってきたが、近年は与党インド人民党(BJP)が階層を超え、支持を拡大しているとの指摘もある。

 ヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)を支持母体とするBJPの支持基盤は、同国特有の身分制度カーストの上位層や都市住民とされてきた。対する最大野党・国民会議派は低カースト層や農民が主に支持してきた。

 地理的にBJPが強いのは「牛肉を食べない地域」(外交筋)。つまり牛を神聖視するヒンズー教の影響が色濃いエリアで、おおむね北部や西部だ。選挙戦では同党から出馬した女性候補者が過去に牛肉を食べたと指摘され、SNSを中心に「炎上」した。

 これに対し、会議派や地域政党の牙城となってきた屈指のIT都市ベンガルールを擁するカルナタカ州やケララ州といった南部は牛肉食に比較的寛容。モディ首相は選挙戦で南部に何度も足を運び、切り崩しを図ってきた。

 ただ、2019年の前回総選挙でBJPは苦手としていた農村部でも一定の票を得るなど、従来の見方は必ずしも当てはまらなくなっている。政治アナリストのスミット・ピール氏は、現政権が農村部のインフラ建設や福祉政策を推し進めたことなどが奏功したと分析。「支持者は今や社会階層を超えて全土に広がっている」と語った。

 ピール氏はまた、現政権が今年1月、聖地とされる北部アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地にヒンズー教寺院を建設したことで支持基盤をさらに拡大させたとも指摘した。寺院建設はBJPの長年の公約だった。

794OS5:2024/04/22(月) 10:51:06
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024042000314&g=int
過去5年で「ヒンズー国家」化進展 モディ政権2期目、少数派は危機感―インド
時事通信 外信部2024年04月21日07時11分配信
インド北部アヨディヤに建設されたヒンズー教寺院に祭られたラーマ神の像に手を合わせるモディ首相(左)=1月22日(インド政府報道情報局提供)

 【ニューデリー時事】インドのモディ政権は2期目の過去5年間で、多数派のヒンズー教徒の利益に沿った政策を次々に実行し、政教分離や多様な宗教を尊重する「世俗国家」から「ヒンズー国家」色を強めた。19日に投票が始まった総選挙で、少数派のイスラム教徒の有権者は危機感を募らせている。


 「モディ首相や与党は、ヒンズーとイスラムの分断にしか焦点を当てていない。そのせいで両信者間に調和が生まれない」。北部ウッタルプラデシュ州ラームプルで同日、投票に向かっていたイスラム教徒の男性(27)はそうこぼした。ラームプルにはイスラム教徒が多く住む。

 政府は3月、かねてイスラム教徒に対し「差別的」との批判があった改正国籍法の施行を発表した。パキスタンやバングラデシュなど近隣のイスラム圏3カ国での宗教的迫害から逃れてきた不法移民に市民権(国籍)を与える内容だが、対象はヒンズー教徒やシーク教徒らで、イスラム教徒は含まれていない。

 1月には同州アヨディヤのモスク(イスラム礼拝所)跡地に、政府が事実上主導しヒンズー教寺院を建設した。式典に出席したモディ氏は「民族意識の(結実した)寺院だ」と演説。同氏は与党インド人民党(BJP)の支持母体であるヒンズー至上主義団体・民族義勇団(RSS)出身だ。

 同地にあったモスクは1992年、「ヒンズー教寺院の跡地に建てられた」と主張する過激派に襲撃され破壊。寺院の「再建」はBJPの長年の公約だった。

 2019年には、国内で唯一イスラム教徒が多数派だった北部ジャム・カシミール州の自治権を剥奪。二つの連邦直轄地に分割した。

 ヒンズー国家化が進む中、地元の作家ジヤ・ウス・サラム氏は米誌タイム(電子版)への寄稿で「私たちイスラム教徒は2億人いるが、今日のインドで目に見えない存在となっている」と疎外感を表した。

795OS5:2024/04/26(金) 08:03:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2d2c50309cceb9cfb090b12a95ad68b620fcbda
「世界一お金がかかる」インド総選挙 人口の多さ以外にもあった事情
4/26(金) 7:00配信

朝日新聞デジタル
インド北部メーラトで2024年4月23日、与党インド人民党の旗を振る支持者たち=AP

 6月まで実施されているインドの総選挙は、支出されるお金も桁違いだ。その費用は約2兆円とも言われ、地元メディアは「世界で最もお金のかかる選挙になるだろう」と報じている。


 選挙管理委員会などによると、インドの人口は増加を続け、昨年には中国を抜いて世界一になったとされる。18歳以上の有権者は9億7千万人近くに上り、投票所は約100万カ所に設置、約1500万人を配置するスタッフの人件費も必要だ。4月19日〜6月1日に地域ごとに7回に分けて投票が行われるなど、長期戦になっている。

 立候補する人も多く、その分お金もかかる。

 2019年に実施された前回の総選挙では、670超の政党から8千人以上の候補者が出馬。各候補は今回、選挙カーの用意や集会の開催などのため、最大950万ルピー(約1760万円)の支出が認められている。候補者側が負担するケースが多いとされる。前回までは700万ルピーだったが、国内のインフレ率などを踏まえて、支出額の目安が増やされた。

 調査機関「メディア研究センター(CMS)」の推計では、前回の総選挙全体では約5500億ルピーの費用がかかったとみられ、1998年の900億ルピーから6倍強にまで増えている。

朝日新聞社

796OS5:2024/05/13(月) 08:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/95c67049fcb3dc8f69b551a3e2ec7cfcb31a7da5
自治権剥奪、根強い不信感 総選挙投票控えるカシミール中心都市 インド
5/13(月) 7:10配信

時事通信
11日、インド北部スリナガル近郊で開かれた総選挙候補者の集会

 インド北部の連邦直轄地ジャム・カシミールの中心都市スリナガルで13日、総選挙の投票が行われる。

【ひと目でわかる】カシミール地方

 同都市を「夏の州都」としていたジャム・カシミール州が2019年に解体されて以降初の選挙。自治権を剥奪された住民の政権に対する不信感は根強い。

 ◇候補擁立せず
 「ヒジャブ」と呼ばれるスカーフをかぶった女性の姿が目につく一方で、この時期は国中で掲げられているヒンズー至上主義の与党インド人民党(BJP)の旗は見当たらない。スリナガルは、イスラム教徒が住民の大半を占めている。

 国内で唯一イスラム教徒が多数派だったジャム・カシミール州は、かつて藩王国だった歴史的経緯から、憲法上特別な自治権が認められていた。しかし、モディ政権は19年にこの憲法規定を廃止。ジャム・カシミールとラダックの二つの連邦直轄地に分割した。パキスタンからの越境テロを防ぐための治安強化が名目だったが、政権のイスラム教徒に対する弾圧と受け止められた。

 「反ムスリム(イスラム教徒)のBJPは嫌いだ」。市内で鳥肉販売店を営むイナヤット・トゥラバットさん(34)はこう語気を強め、「州の解体で仏教徒が多く住むラダックが分離した。(異なる宗教信者が)共に暮らす複合的な文化が壊されてしまった」と嘆息した。

 BJPは今回の選挙でスリナガルを含むカシミール地方の三つの選挙区に候補者を擁立していない。地元メディアによると、過去約30年では初めて。当選の見込みが薄いと判断したとみられる。

 ◇乏しい経済恩恵
 スリナガルの選挙区の候補者の多くは地域開発や雇用確保を公約に掲げる。特に若者の失業は深刻で、国際労働機関(ILO)の報告書によればジャム・カシミールにおける中等教育を受けた15〜29歳の若者の失業率は22年時点で約34.8%。地元の大学院に通うシャウカット・サタールさん(25)は「19年以降テロは減ったが、経済は良くなっていない」と話す。

 観光名所の湖周辺で魚を売っていた女性(35)は「人々は職を失い、魚を買うお金もない」とこぼした。政権は当時、連邦直轄地とする理由の一つに経済発展の促進を挙げたが、女性は「約束を守っていない」と批判。「私たちのために誰も何もしてくれない」と政治への不信感をあらわにし、投票に行くつもりはないと語った。

 中心部は至る所に検問所が設けられ、銃を構えた治安要員が目を光らせていた。外国メディアは入域に際し政府の許可証が必要。取材には治安上の問題を理由に地元の警察関係者と情報当局者が同行した。情報当局者は「プロトコル(規約)に従っているだけ」と説明したが、政治的に敏感な地域だけに、メディアの監視を兼ねているとみられる。

797OS5:2024/05/26(日) 09:31:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a80ad39e43983ba228c153e5c8f954d3a4002676
対パキスタン、揺らぐ関係 テロに萎縮、経済不振で投資選別 中国
5/26(日) 7:10配信

時事通信
中パ両国を結ぶカラコルム・ハイウエー。中国の支援で完成した=5日、パキスタン北部

 【北京時事】「鉄のように固い友情」と称される中国とパキスタンの関係が揺らいでいる。


 政治的な連帯に変わりはないものの、パキスタンの政情不安を受け、中国企業の対パ投資は萎縮。中国経済の低迷を背景に、投資選別の傾向も強まり、経済的なつながりが薄まりつつある。

 中国は、自国と同様にインドとの領土問題を抱えるパキスタンとの関係を重視してきた。標高4000メートルを超える谷間を縫い、パキスタン北部と中国西部を結ぶ全長1000キロを超える舗装道路「カラコルム・ハイウエー」は中パ協力の象徴だ。難工事の末、1978年に完成。中国は建設工事や補修を全面的に支援した。

 2013年以降は「中パ経済回廊(CPEC)」構想に基づき、パキスタンでインフラ整備が進められている。新華社通信によると、同国はCPEC絡みで22年末までに254億ドル(約4兆円)の直接投資を受け入れた。アラビア海に面する戦略的要衝、パキスタン南西部ではインド洋進出を目指す中国の協力で、グワダル港の開発が進んだ。

 だが、パキスタンでは近年、中国人へのテロ攻撃が続出。政治の混乱も深まった22年ごろからは、「CPECの進展は著しく困難に陥っている」(専門家)といった論調が中国側で目立ち始めた。同年の対パ直接投資は前年比で22.5%減少。パキスタンでは中国に代わり、サウジアラビアなどに期待する声が強まっている。

 投資の減少については「中国の戦略変更」が理由との見方も出ている。不動産不況が長期化し、経済低迷に苦しむ中国では、投資先は明確に利益を得られる事業などに絞るべきだとの声が広がり、中国の対外直接投資は21年以降、頭打ちだ。パキスタンへの投資や支援の一部は政治的な判断で決まっていたとの指摘もあり、優先的な見直し対象になっている可能性がありそうだ。

798OS5:2024/06/01(土) 16:37:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a1ea1d2d3f5dbfbe11ed0c73b194b195b9e885d
分断広がるインド社会、モスク跡地にヒンズー寺院に「夢がかなった」「悪夢だ」
6/1(土) 10:55配信

産経新聞
インド北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤで、モスク(イスラム教礼拝所)跡地に建立されたヒンズー教寺院付近の門。ヒンズー教の神が描かれている(森浩撮影)

インドで6月4日、5年に1度の下院(定数545)総選挙の開票が行われる。モディ首相への支持は厚く、選挙戦は与党インド人民党(BJP)が優勢だ。モディ政権はヒンズー教の理念による国家統合を目指し、国内では少数派イスラム教徒が強く反発。インドの世俗主義が揺らぐ中、モスク(イスラム教礼拝所)跡地に1月、ヒンズー教寺院が建立された北部ウッタルプラデシュ州アヨディヤでは社会の分断が垣間見えた。(アヨディヤ 森浩)

【写真をもっとみる】モスク(イスラム教礼拝所)跡地にヒンズー教寺院が建立され、参拝するヒンズー教徒でにぎわいをみせている

■「ヒンズー教徒の夢」5カ月で1500万人

「ヒンズー教徒の夢がかなった。数百年間、この地に寺院を望んでいた」。寺院前で入場を待っていたスダ・シャルマさん(50)は寺院建立を歓迎した。シャルマさんは家族5人で自宅からバスを乗り継いで20時間以上かけてアヨディヤを訪れたという。

気温が40度を超える中、5月下旬のこの日、数万人の信者が集まった。1月の建立以来、寺院の来訪者は既に1500万人を超えた。「夢がかなった」とは大げさではなさそうだ。

アヨディヤでは16世紀、イスラム系王朝のムガル帝国がモスクを建立した。ヒンズー教徒団体は20世紀に入り、モスクのある地点がヒンズー教の聖地だと主張。1992年に一部信者が暴徒化してモスクを破壊し、全土で2千人以上が死亡する暴動に発展した。

2014年発足のモディ政権はヒンズー教徒の利益を最重要視し、アヨディヤでの寺院建立を公約に掲げた。選挙に間に合わせるように今年1月に行われた落成式典でモディ氏は「何千年経っても、人々はこの日を忘れないだろう」と万感の思いを込めた。「人々」とはヒンズー教徒を指すことは明らかだ。

■イスラム教徒は「侵入者」

「古くからのモスクはもう再建されない。悪夢だ」。寺院周辺のにぎわいの一方、イスラム教徒の男性は暗い表情を浮かべた。取材に応じた地元イスラム教団体幹部のモハマド・カドリさん(32)は、「インドのイスラム教徒の未来は危険にさらされている」と憂慮した。

カドリさんによると、アヨディヤには寺院建立前からヒンズー教徒の流入が進むと同時に、イスラム教徒への迫害が広がったという。BJPの政治家によって、地域のモスクへの水の供給が遮断され、ヒンズー教徒による襲撃事件も相次ぐ。何者かによる暴行を2度受けたカドリさんは「ヒンズー教徒は聖地アヨディヤに住むイスラム教徒が邪魔で仕方がない」と話した。

モディ氏はヒンズー教徒を優遇する一方、イスラム教徒を軽視するかのような姿勢を示す。今年3月には移民に市民権を与える「市民権改正法」を施行したが、イスラム教徒は対象外とし、「宗教的差別だ」との批判が上がった。モディ氏は今回の選挙の集会でイスラム教徒を「侵入者」と呼んで、批判している。

モディ氏の姿勢に共鳴するかのように国内では反イスラム感情が高まり、ヒンズー教徒が神聖視する牛を売っていたイスラム教徒が殺害される事件も相次ぐ。米ピュー・リサーチ・センターの調査(21年発表)によると、過去1年で宗教的な差別を受けたと答えたイスラム教徒は21%で、地域によっては4割に上った。

カドリさんは選挙でモディ氏が圧倒的支持を受け、3期目に入ることを警戒する。「この政府が続けば、イスラム教徒への嫌がらせは倍増するだろう。憲法で保障された人権の尊重と反する」。その上で、過度なヒンズー至上主義が「世界最大の民主主義国」としての看板を傷つけかねないと訴えた。

799OS5:2024/06/02(日) 13:44:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ffb5a1677c8a191cfac0c20f491000ec9e3dab4
インド総選挙、投票終了 モディ首相の与党連合が優勢 現地報道
6/2(日) 5:00配信

毎日新聞
総選挙の最後の投票日に投票所に並ぶ有権者=インド北部パンジャブ州で2024年6月1日、ロイター

 インド下院の総選挙は1日、約1カ月半に及ぶ投票が終了した。4日に一斉開票される。複数のインド主要メディアは出口調査の結果、モディ首相が率いるインド人民党(BJP)中心の与党連合が小選挙区543議席の過半数を獲得する見通しだと報じた。

 BJPは2014年の総選挙で、10年ぶりの政権交代を実現した。19年の前回選では303議席を獲得して圧勝し、与党連合全体で350議席超に達した。今回は、BJPが単独過半数を維持できるかが最大の焦点となっている。

 モディ政権下でインドは、旧宗主国である英国の国内総生産(GDP)を上回り、世界5位の経済規模となった。最大野党の国民会議派は地域政党との連合で対抗。高止まりする失業率や物価上昇への対策が不十分だと批判している。

 有権者数が約9億7000万人に上る総選挙は「世界最大の民主主義の祭典」と位置付けられ、4月19日から地域ごとに7回に分けて投票が実施された。【ニューデリー川上珠実】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板