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インド・天竺・中洋スレ

851OS5:2025/04/04(金) 16:48:20
https://www.sankei.com/article/20250404-RRZOS6GBQRFPBJIKQ2ZQ4LYWZU/
〝民主主義のデパート〟インドの知恵 選挙時、指の爪に紫色のインク塗って二重投票防ぐ
国際舞台駆けた外交官 岡村善文氏(17)
2025/4/4 10:00
公に目にする記者会見の裏で、ときに一歩も譲れぬ駆け引きが繰り広げられる外交の世界。その舞台裏が語られる機会は少ない。戦後最年少(50歳)で大使に就任し、欧州・アフリカ大陸に知己が多い岡村善文・元経済協力開発機構(OECD)代表部大使に、40年以上に及ぶ外交官生活を振り返ってもらった。

公用語の数、実に18も
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
混み合うインドの市場。インドの人口は中国を抜いて世界一(ロイター)
《1995年末、インドの首都ニューデリーにある日本大使館に赴任した》 

インドの多様性には驚きました。広大で、今や世界一の人口を抱え、公用語だけで18もある。地域によって多様なのは当然です。 

デリーの街を歩くと、角を右に曲がるか左に曲がるかで、全く異なる世界が眼前に広がっていた。人種や宗教が多様なだけでなく、極端な貧富の差があり、食生活、服装、生活様式、何もかも違う人々が同じ生活空間を共有していました。 

インドでは古くから、あらゆる職業が特定の人々によって担われていた。たとえば、インドで商業を営む人のほとんどが「マルワリ」という北西部ラジャスタン州から来た人々。洗濯業は「ドビ」、大工は「スータル」、鋳物は「カマラ」…。分業は、ヒンドゥー教のカーストという身分制度に組み込まれ、インド経済を支えてきました。 

カースト間の差別は厳しく、職業選択の自由がない、と批判されています。それでもカーストに属している限り、誰も失業することはない。誰にも帰るべき共同体があり、自分の役割がある。長きにわたり、カーストは経済と社会の安定に寄与したことは疑いようがありません。

カースト存在しない情報産業
《伝統社会のきつい縛りがあるはずのインドの経済が最近、発展しつつある》 


製造業が拡大し、情報産業も発展しています。あるインド人が「工場労働やコンピューターを扱う仕事に、該当するカーストがないからだ」と教えてくれました。 

カーストの束縛を嫌った若い世代は、どんどん新規産業に乗り出している。職業選択を制約するカーストが、近代産業への人材供給を促進した、という逆説があるようです。

インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
インド北部バラナシのガンジス川の川岸(共同)
民主主義に誇り
《そんな多様なインドで、人々は民主主義に誇りを持っているという》 

国全体で政党による民主主義制度を維持しているだけでなく、28州(当時)で州首相を選挙で選んでいました。 

ある州では二大政党が政権交代をし、別の州では連立政権。地方政党は力強く、南西部ケララ州や東部ベンガル州では共産党が政権を取っていた。「インドはまるで民主主義のデパートだ」との思いを強くしました。


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