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【北京時事】中国の習近平国家主席は5日夜(日本時間同)、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルケル首相とテレビ会談し、「欧州が戦略的自主性を具体的に表すよう望む」と強調した。中国外務省が発表した。独仏首脳は6月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)で対中包囲網形成を目指したバイデン米大統領に対し温度差を示しており、中国が切り崩しを図った形だ。
習氏は世界情勢に関し、新型コロナウイルスの感染状況が依然深刻で、今後の経済回復も不透明だと指摘。「中国と欧州は共通認識や協力を拡大し、世界的な挑戦に適切に対応するため重要な役割を発揮することを希望する」と主張した。
[時事通信社]