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欧州情勢・西洋事情

3859チバQ:2021/07/19(月) 11:30:54
「マクロン前」に回帰か
今回の仏地域圏議会選挙でも再選を果たした大統領候補のベルトラン氏(左)とぺクレス氏=2018年8月31日、パリ

 地域圏選挙の結果で息を吹き返した感があるのが、右派の共和党だ。特に北部オードフランスで再選されたグザビエ・ベルトラン氏(正式には同党離脱中)は、世論調査でマクロン、ルペン両氏に迫る3番手につけるなど、有力候補に浮上している。同じくパリを含むイルドフランスで再選されたヴァレリー・ぺクレス氏(同)も候補の一人だ。今秋に予定される右派一本化が実現できるかどうかが焦点になる。

 ここに来て注目されているのが、評論家のエリック・ゼムール氏だ。歯に衣着せぬ極右的な主張が若年層を中心に人気を広げており、同氏は立候補こそ明言していないが、インタビューなどで前向きのニュアンスを打ち出している。国民連合が地域圏選挙で敗北した直後に支持者が同氏のポスターをパリ市内などに張った。一方、左派は有力な統一候補がなお見いだせない状況にある。

 いずれにせよ、これまでマクロン対ルペンという2017年の前回大統領選と同様の構図が予想されていたが、地域圏選挙を機に流動化の兆しが現れはじめた。

AfD、メルケル後継選びで蚊帳の外
ドイツのポスト・メルケル首相を争う、左からラシェットCDU党首、ベーアボック緑の党共同代表、ショルツ財務相(SPD党首代行)=2021年5月20日、ベルリン

 ドイツでも反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)にかつての勢いはみられない。

 ドイツ政治に詳しい森井裕一東京大学大学院教授によると、2017年の連邦議会選挙で野党第1党に躍進した時のような勢いはみられないという。発足以来路線対立を抱えてきたAfDだが、最近では「より極右に近い議員が党の主流」であり、「連邦議会では他党から完全に無視されているため政策実現の余地がなく、9月の選挙でも議席を伸ばす見通しはほぼない」と指摘する。

 ポスト・メルケル首相をめぐる争いはキリスト教民主党(CDU)のアルミン・ラシェット党首と緑の党のアンナレーナ・ベーアボック共同代表の2人に絞られつつあり、AfDが入り込む隙はないようだ。

内外に問題抱えるオルバン・ハンガリー首相
記者会見に臨むオルバン・ハンガリー首相=2021年4月1日、ブダペスト

 他の欧州のポピュリストも、その多くは勢いを失っている。

 イタリアでは「反EU」を掲げて支持を拡大してきた極右政党「同盟」は、2月に発足したドラギ政権に加わっており、極右的な政策を実現する勢いに欠ける。オーストリアでも前回の総選挙で議席を減らした極右自由党が、政権から下野している。

 注目されるのがハンガリーのオルバン首相だ。メディア規制など強権的な手法で知られるが、議会与党の多数を背景に民族主義的色彩を強めている。一方、首都に誘致した中国系の大学が多く市民の反対運動に遭い、また性的少数者(LGBT)の権利を規制する同国の法案に欧州議会が「EU法令に反する」と決議するなど、内外に多くの問題を抱えている。


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