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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

1446名無しさん:2016/08/14(日) 10:10:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00050222-yom-pol
自民党の古賀誠・元幹事長、内閣改造を語る
読売新聞 8月8日(月)23時49分配信

 自民党の古賀誠・元幹事長は8日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、3日の内閣改造で留任した岸田外相や、安倍首相からの閣内残留の要請を固辞した石破茂・前地方創生相らについて語った。

 古賀氏は、「ポスト安倍」候補と目される岸田、石破両氏の次期総裁選への戦略について、「石破氏は一兵卒として求心力を高めようということだろう。岸田氏は外相として実績を積み上げて『ポスト安倍』に照準を合わせるやり方だ」と指摘。その上で、「どちらが良いという問題ではない。それぞれの戦略や個性の違いだ」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000582-san-pol
民進党代表選 自民・二階俊博幹事長 臨時国会の日程考慮の考え示す
産経新聞 8月9日(火)12時11分配信

 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、民進党代表選(9月15日投開票)について「十分頭に入れて対応していきたい」と述べ、9月13日にも召集される臨時国会の日程調整において考慮する考えを示した。

1447名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00098279-diamond-soci
内閣改造人事が暗示する「成長戦略不発」と「女性首相」
ダイヤモンド・オンライン 8月9日(火)8時0分配信

 安倍晋三首相は、内閣改造・党役員人事を行い、第3次安倍再改造内閣が発足した。首相は最優先課題は経済だとして、麻生太郎副総理・財務相や菅義偉官房長官、石原伸晃経済財政・再生相ら主軸の経済閣僚を留任させて、「成長戦略を一気に加速する」と宣言した。

● 「安倍人事」最大の焦点 幹事長交代を考える

 今回の「安倍人事」の最大の焦点は、自民党幹事長の谷垣禎一氏から二階俊博氏への交代だろう。安倍首相は、ケガで入院している谷垣幹事長を、「余人をもって代えがたい」と続投させようと検討したという。しかし、谷垣幹事長が固辞したため、二階総務会長を後任に充てる人事を決断した。この交代が、今後の経済政策の運営や政局に与える影響は大きい。

 この連載では、谷垣幹事長と二階総務会長の関係を論じたことがある(第89回p3)。それは、財政再建派の重鎮・谷垣幹事長と、族議員のリーダーで「国土強靭化推進」の二階総務会長は「水と油」のように思われるが、意外にいい関係だということだった。国土強靭化の積極的財政出動策は、10%への消費増税を見込んだものだったからだ。消費増税の必要性について、谷垣幹事長と二階総務会長の考えは、実は一致していたといえた。

 実際、アベノミクスは財務省と財政再建派によって進められてきた(第82回)。「第1の矢(金融緩和)」は財務省出身の黒田東彦日銀総裁、「第2の矢(財政出動)」は財務省主導だった(第61回p2)。アベノミクス「第1の矢」「第2の矢」は増税実現の環境整備のためだったともいえるのだ。

 もっとも、財政再建派の政治家は、将来の増税の布石とはいえ、「第1の矢」「第2の矢」のために財政再建が遅れることに不満だった。だが、谷垣幹事長は、財政再建派の不満を抑える役割を果たしてきた。誠実な人柄で知られ、政界での人望も厚い谷垣幹事長(第44回)が、アベノミクスを支持する姿勢を貫いていたために、財政再建派は、表立ってアベノミクスに反旗を翻せなかったのだ。

 しかし、2014年4月の消費税率5%から8%の引き上げこそ、予定通り行われたが、10%への引き上げは2015年10月、2017年4月と続けて延期された。しかし、谷垣幹事長は、首相の決断に対して、全く無力であることを晒してしまった(第133回p5)。

 谷垣幹事長は、昨年末の消費増税に伴う軽減税率導入決定の際にも、安倍首相の決断に対して無力であった(第121回p2)。この谷垣幹事長の「非力」さに対して、財政再建派の不満が溜まりつつあった。財政再建派の急先鋒・園田博之氏は、「このまま谷垣幹事長を支えても無駄だ」と吐き捨てていたという。

1448名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:44
>>1447

 繰り返すが、安倍首相は、谷垣禎一という政治家を「余人をもって代えがたい」と高く評価していた。法相や幹事長として、集団的自衛権の限定的行使容認、安保法制、そしてアベノミクスの推進と、自らの政治家としての思想信条を抑えて、一貫して首相を支えてきたからだ。

 しかし、その谷垣幹事長を交代させなければならなくなった。当初、細田博之幹事長代理や、岸田文雄外相の幹事長起用が取りざたされたが、最終的に二階総務会長の起用となったのは、谷垣幹事長では抑えきれなくなっていた財政再建派の不満を、更に強く抑え込む腕力のある政治家が求められたということだ。

● 評価二分の中でアベノミクスを断行するには 二階新幹事長の強力な政治力が必要だ

 参院選での与党大勝で、アベノミクスの継続は一応有権者のお墨付きを得たように思われる。しかし、実際のアベノミクスの評価は、国論を二分しているといえる(第133回)。

 アベノミクス推進派は、景気悪化の理由を、2014年4月の5%から8%への消費増税と中国などの海外要因であるとし、金融緩和による雇用の改善を根拠としてアベノミクスは成功していると主張している。一方、アベノミクス反対派は、景気悪化は国際経済の悪化も消費増税も関連がないと指摘し、景気悪化の真因は実質賃金の下落であるとする。そして、実質賃金の減少は、高齢化の進展による労働人口の減少、経済の先行きに確信が持てず設備投資や賃金引き上げを行えない企業経営という構造問題であるとする。

 しかし、評価が真っ二つであるにもかかわらず、安倍首相は、「この道しかない」と、アベノミクスを更に進めることを決定し、事業規模28兆円超の経済対策を閣議決定した。リニア中央新幹線の開業前倒しなど「21世紀型のインフラ整備」、訪日客を4000万人に増やすための大型クルーズ船向けの港湾整備や羽田空港の強化、「条件不利地域の振興」など従来型の公共事業、農業は環太平洋経済連携協定(TPP)対策の一環としての農産物輸出基地の整備、中小企業の資金繰り支援などが盛り込まれた。

 反対論を抑えて、経済対策を断行するには、賛成派と反対派のバランスをとるのではなく、「族議員のドン」二階新幹事長の強力な政治力を無制限に使う必要がある。新幹事長人事には、安倍首相の明確な意図が込められている。

1449名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:04
>>1448

● 経済閣僚の留任で金融・財政政策を徹底的に行う一方で 成長戦略は、単なる「支持率調整」でしかない

 安倍首相は、麻生副総理・財務相・金融相、菅官房長官、石原伸晃経済財政担当相、塩崎恭久厚労相らを留任させ、第二次安倍政権発足時の経産相だった茂木俊充氏を政調会長に起用した。これらも、明らかにアベノミクスの継続を意図したものである。

 早速、麻生財務相は、黒田東彦日銀総裁と異例の会談を行い、2016年度に2.4兆円の発行を予定している40年債で数千億円上積みし、それを日銀が市場を通じて買い入れる検討を始めた。日銀が政府に返済不能の資金を供給する「ヘリコプターマネー」を市場参加者に連想させて、円安・株高を促進する狙いだという見方がある。少なくとも、政府・日銀が一体となって金融・財政政策を徹底的に行うという強い姿勢を示すことにはなる。

 しかし、金融・財政政策がいずれ効果が切れてしまう「時間稼ぎ」に過ぎないものだということは、安倍首相も理解しているはずだ(第51回p6)。今回の経済対策でも、「働き方改革」や「産業構造改革」、そして人工知能(AI)やロボット、モノとインターネットがつながるIoTを活用した新ビジネスの創出支援や社会制度改革などの「第4次産業革命」が含まれた。だが、内閣改造からは、安倍政権の本気度は見られない。

 「働き方改革担当相」を、加藤勝信一億層活躍相が兼務することになった。「一億総活躍担当相」は、どう英訳するのかわからない仰々しい肩書だが、働き方改革担当相も、それに劣らずよくわからない。加藤氏はそれ以外にも、「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」を兼務してきた。しかし、まるで一貫性のなさそうなこれらの業務には、「国民の支持を受けやすい課題」という共通点がある。加藤氏は事実上「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割といえる(第122回)。

 また、成長戦略を担当する経済産業相に起用された世耕弘成氏も、小泉純一郎政権期から長きにわたって、自民党の広報戦略を担ってきた人物だ。初入閣で、成長戦略のかじ取りをする力量は未知数だ。だが、成長戦略を「支持率調整」に使いたい首相の意図だけはよくわかる。

1450名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:30
>>1449

 これまで、成長戦略は遅々として進まなかった(第131回)。「第4次産業革命」は米国やドイツの後塵を拝している分野だ(第113回)。だが、残念ながら、今回の内閣改造からは、安倍政権の成長戦略に対する意欲が、まるで感じられないのである。

● 安倍首相は「任期延長」後、 日本初の女性首相が誕生するか

 今回の安倍人事のもう1つの焦点が、2018年9月の安倍首相の党総裁任期終了後の「ポスト安倍」を巡る動きだった。有力候補とされる岸田外相は留任し、石破茂地方創生相は閣外に去った。しかし、安倍首相は2人のどちらにも首相の座を譲るつもりはないように思われる。

 二階新幹事長は、安倍首相の党総裁任期延長について、「(安倍首相が)余人をもって代えがたしという状況が生まれてくれば、大いに検討に値する」と前向きな考えを示している。筆者は、安倍首相の任期延長はリアリティがあると思う。2020年に東京五輪開催という、特別な時期である。五輪前に首相交代しないほうがいいという考えは、国民に理解されやすいと思うからだ。

 安倍首相の任期が1期3年延びれば、首相の退陣は2021年9月となる。そうなると、かつての小泉元首相が麻生氏、谷垣氏、高村正彦現副総裁を「中二階」と呼んで使い捨てたように、岸田外相、石破前地方創生相を飛ばして、次の世代が後継候補に浮上するのではないだろうか。

 ズバリ言えば、安倍首相の意中の後継首相候補は、稲田朋美氏だ。彼女を防衛相に起用したことから、首相独特のあまり「日本的」ではない人材育成の考え方が示されているからだ。

 日本的な人材育成の「常識」では、稲田氏が安倍首相の意中の後継候補なら、防衛相にすることはない。保守的な思想信条を持つ稲田氏の起用には、中国・韓国が早くも批判を展開している。また、その保守的な言動に対して、マスコミの鋭い突っ込みが既に始まっている。稲田氏にとって防衛相は難しいポストだ。だが、首相は稲田氏にとって難しいポストだからこそ、あえて起用したのだろう。

1451名無しさん:2016/08/14(日) 10:15:12
>>1450

 前回の小池百合子東京都知事誕生の論考でも触れたが、世界がこれまでの常識が全く通じないような激動の時代に入った今、日本的な年功序列の組織の論理の中で、静かに意見を言わず、上の指示に従い、順番が来るのを待っているような人材が指導的な立場になる時代は終わった(第137回)。安倍首相はそう考えているはずである。

 なぜなら、安倍首相自身、保守的な思想信条や政策が常に国内外の批判に晒されてきた。外交でも、中国の拡張主義など難局に直面してきた。日本の現役の政治家では唯一、首相の座から一度追われて、雌伏の時を経て返り咲いてもいる。首相は、他の政治家が経験していない「修羅場」をくぐってきた政治家である。

 安倍首相は、従来の日本の人材育成策のような、年功序列の中で大事に育てるようなやり方をよしとしないはずだ。修羅場を経験して、乗り切った人物にこそ後継を任せたいと考え、あえて稲田氏に試練を与えるのだろう。

 稲田防衛相は、安倍首相の厳しい人材育成策に応える力量がある。党政調会長として、性的少数者の差別解消を目的としたLGBT法案の検討の際には、「LGBTは『左翼』の運動ではなく『人権』の問題だ」と主張し、「彼らが誤解に苦しんでいるのなら、自分らしく生きられる社会を作らねばならない」と述べた。また、「女性活躍」の政策を推進し、保育士の待遇を7%アップする緊急対策を策定するなど、保育の受け皿拡大を民主党政権時の倍以上のスピードで進めてきた。稲田氏は、自らの保守的な思想信条を超えて、現実的な政策対応をする経験を積んでいるのだ。

 アンゲラ・メルケル独首相、テリーザ・メイ英首相、小池百合子東京都知事に続いて、蓮舫氏が民進党代表になり、ヒラリー・クリントンが米大統領になる可能性は低くない。「女性指導者」は世界的なブームといえるが、安倍首相の稲田防衛相起用には、単なるブームを超えた本気が感じられる。

 ちなみに、2021年の総裁選で、稲田防衛相に対抗するのは、野田聖子元郵政相となるだろう。彼女もまた、郵政民営化を巡り小泉首相(当時)に反抗して離党したり、安倍首相に対抗して唯一、総裁選に出馬しようとしたり、さまざまな「修羅場」をくぐり、一人で闘える女性政治家である。今後、アベノミクスが危機に陥るような事態になれば、「順番待ち」の政治家には首相は務まらなくなる。修羅場の経験値が高い、野田氏の出番が来ることになる。「安倍一強」の後、日本初の女性首相が誕生する可能性は高いと考える。

上久保誠人

1452名無しさん:2016/08/14(日) 11:10:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000155-mai-pol
<辺野古移設>目立つ政府の強硬 「振興予算リンク論」展開
毎日新聞 8月12日(金)22時41分配信

 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、7月の参院選沖縄選挙区で前沖縄・北方担当相の島尻安伊子氏が落選して以降、首相官邸の強硬姿勢が目立つようになっている。基地問題と沖縄振興予算は「関連しない」としてきた従来の姿勢を転換し、関連があるとの「リンク論」を展開。政府と沖縄の司法闘争が年明けに決着すれば、すぐに埋め立て工事に着手する構えだ。

 「沖縄はしっかりと前に進んでいる」

 菅義偉官房長官は10日、2017年度の予算要望で官邸を訪れた翁長雄志知事と向き合った際に、近年の沖縄の経済成長や雇用改善をたたえ、今後も沖縄振興に力を入れる考えを強調した。しかし政府が支出する来年度の沖縄振興予算は「3000億円台確保」の政府方針は維持するものの、沖縄側が求める今年度当初予算(3350億円)の規模を下回るとの見方が大勢だ。

 政府は13年12月、振興予算を21年度まで毎年3000億円台確保する方針を決めた。当時の知事は辺野古沖埋め立てを承認した仲井真弘多氏。3000億円台は移設容認に対する「事実上の見返り」とみられてきた。政府内には、翁長知事の下で移設反対に転じた沖縄に対し「約束を守らず『いいとこ取り』をしている」(首相官邸筋)とのいら立ちが募っている。

 官邸が強硬姿勢に転じた背景には、沖縄県内の政治日程がある。今年は1月の宜野湾市長選と6月の県議選、参院選と重要な選挙が続き、政府は沖縄世論を刺激しないようにしてきた。一方で今後は当面大きな選挙は予定されていない。政府方針と県内世論との間で板挟みになってきた自民党県連や「反知事派」の首長らの理解も得やすいタイミングと判断している模様だ。

 参院選直後には、米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)の一部返還に伴うヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事を、反対派のデモを押し切って再開。辺野古移設でも、埋め立て工事を伴わない陸上工事を早期に着手する方針だ。

 さらに菅氏は8月4日の記者会見で、基地問題と振興費は「リンクしている」と表明。政府高官は、県産の泡盛・ビールの酒税軽減など税制優遇の延長も「一つ一つ精査する」と指摘し、地元経済界に圧力を掛け、翁長県政を揺さぶる姿勢をちらつかせている。

 ただ、強気一辺倒の官邸に対し、自民党幹事長に就任した二階俊博氏が県とのパイプ役として存在感を増すとの観測が出ている。二階氏は、沖縄県に自身の後援会を作るなど独自の人脈を持つ。10日に予算要望のため党本部を訪れた翁長氏と会談し「寄り添って歩むことが大事。沖縄の希望に沿えるよう努力する」と協力姿勢を示した。翁長氏は会談後、記者団に「大変ご理解があって、私自身も20年来、二階先生にはある意味でご指導いただいている」と語り、期待をのぞかせた。新たな沖縄・北方担当相の鶴保庸介氏が自民党二階派であることも、二階氏の影響力が注目される要因だ。

 官邸ペースで移設が実現する保証はなく、融和姿勢を示す二階氏との間で「足並みが乱れる可能性がある」(自民党関係者)と懸念の声も出始めている。【高本耕太】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00057045-okinawat-oki
<沖縄関係予算>自民・二階氏、予算確保に理解 翁長知事と会談
沖縄タイムス 8月11日(木)15時0分配信

 【東京】翁長雄志知事は10日、自民党本部で二階俊博幹事長と会談し、来年度の沖縄関係予算3千億円台の確保や酒税の軽減措置など沖縄振興に関する税制9制度の延長・拡充の実現を求める要請書を手渡した。

 会談後、二階氏は「できるだけ沖縄の希望に添えるように努力したい」と要請内容の実現に協力する考えを示した。

 名護市辺野古の新基地建設問題では政府・自民党と立場が違う翁長知事からの要請について、二階氏は「政権与党は予算のほか基地や平和の問題も責任がある。しっかりした対応をしていくと知事にも申しあげた。党としてできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べ、「喜んでお目にかかりました」と話した。また、二階氏は「機会を見て訪問したいと申し上げた」として沖縄訪問にも意欲を示した。

 翁長知事は会談後、「大変理解をいただいた。今後も意見交換できるでのはないか」と期待を込めた。

 翁長知事は高村正彦副総裁にも同様の要請をした。

1453名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000082-mai-pol
<自民党総裁>「任期延長」の議論活発に
毎日新聞 8月11日(木)22時35分配信

 ◇首相 政権の求心力維持狙う

 安倍晋三首相の自民党総裁任期を巡る議論が党内で活発になってきた。党則に従えば首相は2018年9月に退任するが、それまでにはまだ2年ある。早々と延長論が浮上した背景には、憲法改正や次期衆院選などで首相の政治判断の幅を広げ、政権の求心力を保とうとする周囲の思惑が透ける。一方、「ポスト安倍」をうかがう面々は気が気でない。【加藤明子】

 任期延長論の口火を切ったのは二階俊博幹事長だ。7月の参院選から間もなく、総務会長としての記者会見で「安倍総裁の内外での活躍に党内で議論を差し挟む人はいない」と延長容認を明言した。二階氏は昨年の党総裁選でも首相の無投票再選をいち早く支持し、流れを作った「実績」があるだけに、党内に波紋が広がった。

 首相自身は3日、内閣再改造後の会見で「課題は山積しており、その仕事を果たしていくことに全力を尽くす。延長はまったく考えていない」と否定した。

 ただ、これを額面通り受け取ることはできない。もともと首相周辺には2020年の東京五輪・パラリンピックまで務めてほしいという期待がある。仮に任期が延長されると、在任中に改憲を実現する可能性が高まり、衆院解散・総選挙の時期の選択肢も広がるため、党内で地ならしが進むことは首相にとってもマイナスではない。

 首相に近い自民党議員は「任期が残り1年になると政権がレームダック化する。延長するならその前に決めるべきだ」と語る。二階氏は幹事長就任後、年内にも党内で結論を出す考えを表明した。

 しかし、党内には時期尚早という見方も少なくない。下村博文幹事長代行は「安倍政権のおごりと国民に思われたらプラスにならない」と指摘する。

 参院選に勝利したとはいえ、看板の経済政策「アベノミクス」に限界が見え始め、政権に順風が続く保証はない。首相を支える同党幹部ですら「任期延長を可能にしたところで、このまま内閣支持率を維持するのは簡単ではない」と漏らす。

 任期延長論は次期総裁選びとも深く関わっている。首相が将来の首相候補と見込む稲田朋美防衛相が「安定政権が続くことで日本の存在感を世界に示せる。延長も視野に入れて議論すべきだ」と二階氏に同調するのに対し、「ポスト安倍」を目指す岸田文雄外相は「ずいぶん気の早い話ではないか」とけん制。石破茂前地方創生担当相も「やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と語った。

 今回の改造人事で、首相の要請を断って閣外に出た石破氏にとって、延長論の行方は自身の政権戦略に大きく影響する。

1454名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:35
>>1453

 ◇自民党総裁任期は変更たびたび その時々の党内力学が反映

 1955年の結党以来、自民党の総裁任期に関する規定は変更を繰り返してきた。戦後の長期政権のもと、総裁になることが首相の座に直結したため、その時々の党内力学が色濃く反映された。

 総裁任期は当初、党則で「2年」とだけ定められていた。60年に再選が可能と明記されたが、回数の制限はなく、多選の余地を残した。佐藤栄作氏は4選され、64年から72年にかけて7年8カ月にわたる長期政権を築いた。佐藤氏の時代に1期は2年から3年に延びた。

 佐藤政権をきっかけに、多選を禁止すべきだという意見が党内で強まる。77年に1期が3年から2年に戻ったのは、当時の福田赳夫首相と大平正芳幹事長の間で激しい政争があったからだとされる。

 80年には連続3選を禁じる党則改正が行われ、現在に至っている。禁止規定ができた後、総裁任期を延長したのは中曽根康弘氏だけだ。同氏は82年に就任し、84年に再選されたが、86年7月の衆参同日選で自民党が大勝したのを受け、特例で1年間の任期延長が認められた。

 その際、「1年間以内なら延長できる」と党則が改正されたが、これは2002年の小泉純一郎首相時代に削除された。

 安倍首相が任期を延長するには、党則の改正が必要になる。二階幹事長は党内に検討会議を設ける考えを示しており、中曽根氏と同様に特例で延長するのか、「3期9年まで」と抜本改正するのかが論点になりそうだ。

 改正案は総務会で提案され、党大会で出席者の過半数の賛成によって可決される。党大会に代わる両院議員総会を開き、出席者の過半数の賛成で決定し、党大会で追認する方法もある。

 第1次安倍政権以降、旧民主党政権を含めて首相がほぼ1年ごとに交代する事態が続いた。第2次、第3次安倍政権は久々の「長期政権」で、安倍首相の在任期間は通算4年8カ月になる。

 政治制度は異なるが、ドイツのメルケル首相は05年11月から10年9カ月にわたって政権を率いている。米大統領の任期は最長2期8年で、オバマ大統領は来年1月に退任する。

1455名無しさん:2016/08/14(日) 11:13:32
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160810-00000046-jnn-pol
翁長知事と会談の二階氏「基地問題も平和の問題も自民党の責任」
TBS系(JNN) 8月10日(水)21時14分配信
 自民党の二階幹事長は、沖縄振興予算をめぐって翁長知事と会談しました。会談後、二階幹事長は、「基地の問題も平和の問題も自民党の責任」と述べて、振興予算で県側の希望に沿えるよう努力する姿勢を強調しました。

 「基地の問題も平和の問題も、みんな自民党の責任にあるわけですから。しっかりした対応をしていかなきゃならん」(二階俊博 幹事長)

 二階幹事長は、沖縄振興予算の要請のため党本部を訪れた翁長知事とおよそ30分にわたり会談。その後、記者団に対し、「沖縄の将来を考えて自民党としてはできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べたうえで、「総合的に判断しできるだけ沖縄の希望に沿えるよう努力したい」と強調しました。

 また二階氏は会談で、機会を見て沖縄を訪問したいと翁長県知事に伝えたということで、今後も対話を重ねる姿勢をアピールした形です。(10日14:31)
最終更新:8月10日(水)22時38分TBS News i

1456名無しさん:2016/08/14(日) 11:14:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00010000-seijiyama-pol
自民党都連と都議会自民党、都政のカギを握るのは?
政治山 8月10日(水)11時50分配信

 小池百合子・新都知事と自民党東京都連(TOKYO自民党)を巡る対立に注目が集まっています。自民党都連とは、どんな組織なのでしょうか。

都内の全自民党議員を束ねる組織
 自民党都連は千代田区永田町の党本部を拠点とし、特別区(23区)、多摩地域(26市3町1村)、島しょ部(2町7村)の全区市町村に総支部(連絡所)を設けています。区市町村の議員だけでなく、都内を地盤とする国会議員も所属し、各事務所等を連絡先としています。

 今回、都連では、推薦候補が小池知事に大敗した責任を取って、経済再生相の石原伸晃会長や都議の内田茂幹事長ら執行部の5役が辞任することを了承しました。両氏のほかに、それぞれ衆院議員の下村博文会長代行、鴨下一郎政調会長、平沢勝栄総務会長の3人も役職の辞任が決まりました。

都議会自民党にも幹事長や総務会長、政調会長
 都連には、都議会自民会派(都議会自民党)も含まれます。同派の組織図は、役員会の下に執行部と総務会、政務調査会があり、それぞれに幹事長、総務会長、政務調査会長や各役職の代行、副会長がいます。都連にも同様の役職があるために、分かりづらい二重構造になっています。

 こうした“入れ子”の組織全体を取り仕切っていたのが、都連会長に次ぐナンバー2の都連幹事長だったとして、メディアから注目を浴びています。都連所属だった小池知事も、都連や都議会自民会派について「誰が何を決めているか分からないブラックボックスだ」などと選挙中に批判を繰り返しました。

来夏の都議選を睨んだ駆け引き激化へ
 都議会127議席のうち、自民党は60議席で、公明党の23議席と合わせて最大勢力となっており、議長・副議長も自民党と公明党から選出されています。

 来年7月22日に4年間の任期が満了するため、都議会や都連内部では今後、来夏の都議選を睨んだ駆け引きが都政の行方を左右するとみられます。

1457名無しさん:2016/08/14(日) 11:15:56
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00000000-bshunju-pol
安倍が狙うもう一つの「同日選」
文藝春秋 8月10日(水)10時40分配信

参院選を終えた安倍に立ちはだかる3つの変数とは

    ◇    ◇

 東京都知事選最後の平日となった7月29日。鳥越俊太郎、増田寛也、小池百合子の主要三候補は2日後に迫った審判の日を前に声を振り絞った。

 鳥越は共産党参院議員・吉良佳子、社民党副党首・福島瑞穂ら女性議員と渋谷で街頭演説。週刊誌に女性問題が報じられたことを受けての演出だった。増田はいつものように自民、公明両党の議員を従えて江東区など下町を遊説。終盤になって鉢巻きの色を緑から赤に変え、「あと一押しです」と絶叫調で訴えた。だが、主役はやはり小池だった。繁華街で演説する度にイメージカラーの「緑」を身にまとう何百人もの人が集まってくる。組織の支援を得ず「たった1人の戦い」を強調するのは変わらないが、日に日に増える聴衆に感極まり涙を見せるシーンもあった。3人を中心とする選挙戦は都民だけでなく日本中の話題をさらった。テレビの情報番組は軒並み高視聴率を記録。3人が生出演した19日のフジテレビ「バイキング」はリニューアル後最高の視聴率5.3%を記録した。

 小池劇場の開幕は、参院選投開票日の10日夜のことだった。東京・永田町の自民党本部は、喧噪の中にあった。総裁室、幹事長室などが並ぶ4階には特設の参院選開票センターが設けられ、党幹部が陣取る。一方、1階と8階では都知事選に向けた自民党都連の会議が、断続的に開かれた。報道各社は参院選と都知事選の双方を取材するため、政治部、社会部の記者を自民党本部に集結させていたのだ。

1458名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:07
>>1457

■二階の絶妙なカードさばき

 参院選の投票が締め切られた午後8時、「事件」は起きた。都知事選に出馬表明している小池が、提出していた推薦願を取り下げるために、アポ無しで党本部に現れたのだ。わざわざマスコミの集まる時間と場所に現れ、もみくちゃになりながら、笑顔でコメントする。典型的な劇場型の手法だった。小池の乱入により、開票が始まる前に世間の関心が参院選から都知事選に移ってしまった印象を与えた。

 小池は2005年9月の衆院選、いわゆる郵政選挙で当時の首相・小泉純一郎に呼応し、郵政民営化反対の候補が立つ東京10区に刺客候補としてくら替え出馬。小泉劇場の主役の1人を演じた。郵政選挙がなければ東京を選挙区にすることはなく、都知事選に出馬することもなかっただろう。

 実は小池は、前都知事・舛添要一が辞任不可避の状況になった6月中旬から都知事選出馬をうかがっていた。その頃、小池は増田に電話をかけている。増田の腹を探るためだ。当時、まだ出馬する気がなかった増田は、小池からの電話で2つのことを知る。一つは小池が意欲満々であること。そしてもう一つは、自分が候補者として浮上する可能性があることだ。

「ポスト舛添」は、名が浮かんでは消えた。アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父で総務次官だった桜井俊、民進党代表代行の蓮舫、タレントの石田純一……。民進党衆院議員・長島昭久の名も上がった。長島は、心が動いた時もあったが、それを察知した母親が「ご乱心なきように」とメールを送った。息子はそこで踏みとどまったという。

 小池がまず出馬表明し、自公などの推薦を受けて増田が続く。一番「あと出し」が野党統一推薦で出馬した鳥越だった。鳥越は参院選で積極的に野党を応援した。長野選挙区に立候補した民進党の杉尾秀哉は、共にテレビキャスターだった縁もあり、ポスターに鳥越の写真を載せて戦った。杉尾が参院選翌日、勝利の報告を鳥越にした際、唐突に都知事選出馬の意思を杉尾に伝える。そこから3日後の告示をにらみ準備を進めたが、いかんせん、急ごしらえの印象は否めなかった。

 実は安倍は小池を快く思っていない。第一次政権時に首相補佐官や防衛相に抜擢したにもかかわらず、12年の総裁選で小池が石破茂を支援した頃からわだかまりができた。安倍にしてみれば、増田をてこ入れしたいのは山々だったが、今回自ら応援に入ることはなかった。理由は2つある。情勢が小池有利と言われる中、「負け戦」に加担して自身に傷がつくのを恐れたこと。もう一つは前回の都知事選で舛添の応援に立ち「この人しかいない」と訴えた映像が、舛添辞任劇の際に再三報じられたのに懲りたからだった。

 ここで今一度、参院選の結果を振り返っておこう。自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党に改憲に前向きな無所属・諸派を含めた「改憲勢力」は3分の2を確保した。18年9月の自民党総裁任期までの憲法改正を目指す首相・安倍晋三にとって大きな前進だったのは間違いない。しかし勝利かというと、そう単純でもない。

 10日夜、自民党本部には安倍、幹事長・谷垣禎一、選対委員長・茂木敏充らが集まり開票速報を見守った。「祝勝会」のように報じられたが、実際には「大分で競り負けた」「新潟も…」などの発言が相次いだ。焦点だった32の1人区で自民党は21勝11敗と大きく勝ち越しはしたが激戦区では愛媛、滋賀以外はほとんど敗北。副総裁・高村正彦は「党の調査で負けている所は全部負けた。2ポイント勝ってた人が2人負けた。5ポイント勝ってた所も負けた」と険しい表情で分析した。安倍は党の要請に従い、激戦の1人区を中心に遊説しただけに徒労感は大きかった。

 参院選、安倍はひそかに「57」にこだわっていた。自民党単独で衆参過半数を回復する数字だ。27年前、委員長・土井たか子が率いる社会党に大敗して以来、自民党は参院で単独過半数を回復したことはなかった。回復すれば与党のパートナー公明党の力を借りずに法案を通すことも可能で「安倍一強」はさらに強化される。しかし結果は、11日未明に急きょ追加公認を発表した中西健治(神奈川選挙区)を加えても一つ足りなかった。ところが「57」は2日後、あっさり達成される。無所属の参院議員・平野達男が谷垣と会談、入党届を提出したのだ。流れを作ったのは総務会長・二階俊博。平野が農林水産省官僚の時から目をかけていた二階は、「平野カード」を常に懐に忍ばせ、絶妙のタイミングでカードを切ったのだ。安倍に恩を売り、二階派所属の議員も増える、まさに一石二鳥の妙手。二階は7月22日、チリとペルーを歴訪する9日間の旅に出た。本来なら8月3日の党役員・閣僚人事前の大切な時期だが、もう安倍との根回しが終わっているという自信からか上機嫌で旅立った。

1459名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:25
>>1458

■取り沙汰され始めた「裏技」

 野党第一党の民進党。こちらも参院選の評価は複雑だ。獲得議席は32。改選(43)からは大幅に減らしたが、3年前の17と比べれば倍増に近い。代表・岡田克也が進退を賭けて臨んだ地元・三重でも競り勝った。最悪の結果は回避したが、共産党との共闘に否定的だった保守系議員からは敗北を認めるべきだという声が上がる。筆頭副幹事長・馬淵澄夫は21日、自身のブログで、比例代表の絶対得票率を分析した結果「党勢回復したなどと、喜んでいられる状態ではない」と指摘した。前身の民主党時代から内紛がお家芸と言われてきた民進党。岡田は9月の代表選には不出馬となったが、誰が「ポスト岡田」の座を射止めるか。この秋も波穏やかではない。

 安倍は9月中下旬に召集される臨時国会から、衆参の憲法審査会で改憲についての議論を始め、改憲に向けてアクセルを踏む考えだ。しかし野党、特に安倍内閣の下での改憲に反対姿勢を鮮明にする民進党は頑なだ。

 7月13日、衆院憲法審査会長の保岡興治(自民)は、会長代理の鈴木克昌(民進)と秘密裏に会談している。保岡はどうしたら審査会を穏便な形でスタートできるか瀬踏みしようとしたのだ。鈴木は(1)まず長年、与野党の憲法論議を主導してきた元外相・中山太郎の意見を聴取する(2)次に安倍も含む各党党首から意見聴取する(3)少数政党の意見を尊重する――の3条件を突きつけた。「安倍から聴取する」ことになれば、安全保障法制が違憲か合憲か、安倍政権が立憲主義を尊重しているかどうか、などで激論となり、議論が入り口からけんか腰になるのは避けられない。保岡はスムーズに審議入りするのは難しいと痛感している。

 そんな中、安倍周辺からは勇ましい「裏技」が取り沙汰され始めた。改憲の国民投票と衆院選の「同日選」だ。

 安倍は今年前半、7月の参院選に併せて衆院を解散し衆参ダブル選を行うことを考えていたが、4月の熊本地震で断念。次に「同日選は見送るが年内に衆院解散し『時間差ダブル選』にする」という案も出た。しかし参院選の結果を受けて、この案も急速に遠のきつつある。衆参で改憲発議に必要な3分の2の議席を確保した今、その議席を減らす危険のある衆院選を敢えて行うメリットはない。結果として衆院選は18年12月の任期満了に近づくとの見方が広がるのと並行して「国民投票との同日選」が浮上し始めた。

 国民投票は国会発議から60〜180日間に行うと定められているが、1回目の国民投票は内容や制度を周知させるために最長の約180日程度は時間をかけることが与野党の共通理解となっている。安倍の総裁任期である18年9月までに国民投票を行うことから逆算すれば、同年春には発議する必要がある。そのためには17年中に改憲原案をまとめて国会提出しなければならない。極めてタイトな日程だが、安倍がその気なのは間違いない。18年春に発議されれば、半年後の秋に向けて、改憲派、反対派が運動を始めることになる。そして国民投票の1カ月ほど前、夏の終わりに安倍が衆院解散したらどうなるか。衆院選は「解散後40日以内」に行われるので国民投票と同日になり得るのだ。

 相当強引な手段ではある。改憲の是非を冷静に議論することを念頭に置く国民投票と、政権を賭けて与野党が戦う衆院選は性格が全く違う。国民投票は公民権停止中や収監されている国民にも投票権が与えられるので、選挙人名簿も2種類必要になる。国民投票は、衆院選など一般の選挙では認められない戸別訪問もできる。趣旨も制度も異質の投票を同日に行えば混乱が生まれるのは確実だ。それでも、タイミングさえ調整すれば制度上は可能だ。3年に一度の参院選に併せて国民投票を行うべきだと主張してきた改憲派の憲法学者も、現実に存在する。

「同日選」とした場合、安倍のメリットは小さくない。全国295の小選挙区のほぼ全てに擁立する自民党衆院選候補をフル稼働できるからだ。自民党候補は当然、自身の選挙運動とセットで改憲賛成を訴えるだろう。おまけに野党分断も期待できる。民進党の中には改憲に理解のある議員もいる。国民投票とセットで行えば、共産、社民両党ら護憲派との共闘に抵抗して足並みが乱れることが予想される。「同日選」なら改憲実現の可能性も、衆院選で与党勝利の可能性も高まるのだ。

1460名無しさん:2016/08/14(日) 11:16:35
>>1459

 しかし、そのシナリオにも新たな変数が加わった。13日、天皇陛下が「生前退位」の意向を持っているというスクープをNHKが報じたのだ。生前退位に道を開く場合、皇室典範を見直すにせよ特例法で対応するにせよ、天皇の地位を「主権の存する日本国民の総意に基く」とする憲法一条の議論から始める必要がある。政府に有識者会議も作らなければならないだろう。本格的に政治課題となれば最優先で取り組まなければならなくなり、安倍の任期中の改憲に赤信号が灯りかねない。

 安倍は、NHKの一報を東京・赤坂の「赤坂飯店」で行われる自民党職員らとの参院選慰労会に向かう公用車内で聞いた。総裁任期の延長もにらみながら、改憲と衆院解散に3つ目の変数を加えた極めて複雑な方程式に取り組まなければいけないと感じていた。

(文中敬称略)

(文藝春秋2016年9月特別号「赤坂太郎」より)

1461名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:01
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00049393-gendaibiz-pol
安倍首相「総裁任期延長論」で自民党内に生じる"軋み"の正体 歯止めは必要だ
現代ビジネス 8月10日(水)7時1分配信

 首相の座に直結する自民党総裁の任期延長問題は権力闘争の歴史だった。

 たとえば、1986年7月の衆参同日選で自民党が大勝した余勢を駆って時の首相・中曽根康弘が同年10月で切れるはずだった総裁任期を無期限に延長しようとしたのに対し、田中派の中堅にすぎなかった小沢一郎(生活の党党首)や元官房長官・梶山静六らが反対し、党則に特例を設けて1年延長にとどめた。

今回、二階俊博は幹事長に就くやいなや、総裁任期の延長を目指す方針を表明した。

 これに対し、内閣改造・自民党役員人事で閣外に去った前地方創生担当相・石破茂は反発し、石破と同じく次期総裁の有力候補である外相・岸田文雄も不快感を表明した。総裁任期延長問題が今秋、政局の大きな火種となりそうだ。

石破、岸田、稲田。三者三様の反応
 自民党総裁や役員の任期は党則で次のように定められている。

 「役員の任期は、総裁については3年とし、その他はすべて1年とする」
「総裁は、引き続き2期を超えて在任することができない」

この党則通りなら、首相・安倍晋三は2018年9月に自民党総裁、すなわち首相を辞めなくてはならない。しかし、安倍は内々、続投を強く願い、3日の内閣改造・党役員人事で、かねて総裁任期延長に理解を示していた二階を幹事長に起用した。

 二階は就任記者会見で安倍の期待通り「極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論する場を作ることが大事だ。だらだらとする問題ではなく、一定期間を設けて結論を出すのがいい」と表明した。

 二階は同日夜、記者団が年内にとりまとめるのか、と問うたのに対し、「政治スケジュールとしてはそれくらいのテンポで。ずっと引っ張ってやる問題ではないので」と語り、年内に考え方をまとめ、来年春の党大会での決定を目指す方針を示した。

これに対し、後継に目されている石破、岸田、それに安倍が目をかけ今回、防衛相に抜擢された稲田朋美は三者三様の反応だった。

 石破「まだ3年任期の1年も過ぎていない。今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」(4日、記者団に)

 岸田「(総裁再選から)まだ1年もたっていない段階で、3年間の任期のさらに先の話をするのは、ずいぶん気の早い話ではないか」(3日の記者会見)

 稲田「 総裁任期は 自民党の内規にすぎない。(延長について)検討されるならば、前向きに考えている」(4日のインタビュー)

 これらの発言に、ポスト安倍を目指す3人の思惑がにじみ出ている。

 石破は農水相就任を断り、安倍体制の外でポスト安倍を目指し、稲田は安倍の後継指名を狙う。岸田はその中間で、安倍の協力を期待しながらも、いつまでも待てないという心境だ。

 安倍体制から離脱した石破はともあれ、岸田が容認するかどうかが任期延長実現のカギとなるだろう。

1462名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:21
>>1461

実現しても歯止めが必要では?
 現行の総裁任期となったのは2002年1月からだ。1955年の自民党結党当時は「2年」で、佐藤栄作政権下の71年1月、「3年」に延長され、77年1月の福田赳夫政権下で「2年」に戻された。

 「連続3選禁止」の規定が設けられたのは大平正芳政権下の80年1月から。それまでは総裁選で選ばれれば何期務めてもよく、佐藤が7年8ヵ月もの長期政権を築けたのは連続回数制限がなかったからだった。

86年9月に「党大会に代わる両院議員総会で、党所属議員の3分の2以上の多数による議決で、1年以内の期間を定めて延長することができる」という規定が設けられ、中曽根から適用された。今、この規定はない。

当時、中曽根が期間を限定しないよう求めたのに反対したのは小沢や、官房長官・菅義偉が政治の師と仰ぐ梶山だった。彼らはこう考えた。

 「『三木おろし』の教訓を忘れたのか。われわれ三派が束になってかかっても、三木武夫を首相の座から降ろせなかったじゃないか。任期を切っておかないと、中曽根を辞めさせられなくなる」

首相を辞めさせるには衆院本会議で内閣不信任案を可決するほかなく、その場合でも首相は衆院を解散できる。絶大な権力を持つ首相の座に結びつく自民党総裁の任期を限定しておかなければ、安倍政権は安倍が辞める気になるまで続くことになってしまう。

 「総裁任期延長について党内の大勢は容認するだろう」――。

 安倍周辺はこう読む。

 石破の離脱によって総主流派体制が崩れたとはいえ、安倍の求心力、二階の力をもってすれば、任期延長は可能かもしれない。そもそも、小選挙区比例代表並立制の下で執行部の権限が強まっている。

 このため、任期延長は実現する可能性が高い。そうであっても、なんらかの歯止めはかけておいた方がよい。たとえば、総裁任期を「3期」とするか、原則を堅持し特例措置を設けるかの仕組みをつくるべきだろう。

 (敬称略)

田崎 史郎

1463名無しさん:2016/08/14(日) 11:18:54
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00098646-diamond-soci
次期首相候補は3人に!石破氏逆転の可能性も
ダイヤモンド・オンライン 8月12日(金)8時0分配信

 8月3日に発足した第三次安倍第二次改造内閣。菅義偉官房長官や、麻生太郎財務大臣、岸田文雄外務大臣をはじめ、8人の閣僚を留任させるなど、変化の少ない安定志向の人事のように見える。だが、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏によると、今回の内閣改造、そして同時に行われた党役員人事には、今後の安倍政権を考えるうえで見逃せない、いくつかのポイントがあるという。

● 安倍総理の寵愛を受ける “タカ派”稲田朋美防衛大臣の起用

 まず1つ目の注目点は、政調会長だった稲田朋美氏の防衛大臣への抜擢だと、鈴木氏は指摘する。

 「保守派の論客でもある稲田さんは、まだ当選回数は4回。本来なら入閣前の当選回数です。

 ですが、安倍総理の寵愛を受け、第二次安倍内閣発足以来、規制改革担当大臣、党政調会長とこれまで一貫して、陽の当たるポストを担ってきました。

 今回はさすがに1回休みになるかなと思いましたが、蓋を開けてみれば、防衛大臣という要職を担うことになり、さらに驚いています。防衛大臣は、安全保障に関する議論はもちろん、今後、憲法改正をめぐる議論の際にも、非常に重要なポストになります。

 また、これまで防衛大臣は、中国、韓国の反発を抑えるためにも、小野寺五典さんや中谷元さんなど、比較的ハト派の議員が起用される傾向にありました。ですが今回、安倍総理は、自分と近いタカ派の稲田さんの起用に踏み切りました。

 この思い切った人事には、稲田さんを自民党の総理候補、そして自らの後継者として育てていこうとする安倍総理の強い意志を感じさせるものがあります。

 そして稲田さん自身も、安倍総理の期待に応えようと、後継者としての政治家像をイメージして脱皮を試みています。その証拠に、防衛大臣就任直後の記者会見でも、自らの歴史観についての発言を避けるなど、将来を見据えて、政治家としての幅を広げようとしているのが伺えます。あまりにもタカ派な姿勢は、自分が総理大臣を目指す際に、自らの言動を縛る要因になってしまいますから、今後もその場に応じて発言など使い分けていくことでしょう。8月15日の終戦記念日の靖国神社への参拝も見送る可能性が高いと思います」

1464名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:14
>>1463

● “実力派”二階幹事長起用の真意は 憲法改正にあり

 趣味のサイクリング中の転倒事故により、頸髄(けいずい)を損傷し入院した谷垣禎一幹事長の後任に、安倍総理は、二階俊博総務会長を横滑りさせることにした。この二階幹事長の起用も、今回の人事において注目すべき点だと、鈴木氏は語る。

 「今度の内閣改造では、主要閣僚を特に変えていません。そのため、政策や政務に関する変更点は、あまりありません。ポイントは党務、とりわけ幹事長人事です。今回の二階さんの起用には、その背景に安倍総理が念願とする憲法改正に取り組もうという強い意欲を見ることもできると思います。

 憲法改正をするには、国会で衆参両院の3分の2以上の議員の合意が必要になります。そのため、憲法改正は政務ではなく、党務が重要なんです。国会の憲法審査会で、各政党と意見を調整をしながら、3分の2の賛同を得られるような改正案を作成していくわけですから。

 そのためには、党務の要である幹事長には、憲法改正に慎重な与党の公明党はもちろん、野党とも様々なチャンネルを持っている二階さんの力が必要になってくるわけです。

 二階さんの長所は、色々な政党を渡り歩いたことにより培った、与野党に深く張り巡らされたネットワークです。そして、その人脈は、国会議員だけに限りません。官僚や経済界などにも及んでいます。

 もう一つ、安倍総理が高く評価しているのは、二階さんの持つ政局眼です。参院選前に安倍総理の総裁任期延長に言及するなど、政局の先行きを見通す眼は、現在の永田町でもピカイチです。

 幹事長就任後にも、『年内に総裁任期延長問題について結論を出す』といち早く発言するなど、安倍総理の意向を受けながら今後、党内世論をリードし、任期延長へと向けた地ならしを着々と進めていくはずです。

 一方で、自らの派閥拡大にも余念がない二階さんの起用には、安倍総理の周辺から寝首をかかれるかもしれない、と警戒する声も一部にはありました。ですが、安倍総理とはとりあえずWin-Winの関係を構築していくのではないでしょうか」

1465名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:34
>>1464

● 次期総理を目指して 閣外に飛び出した石破茂氏の思惑

 安倍政権の目玉政策の1つである“地方創生”を担当していた石破茂氏は、今回の内閣改造で、打診された農水大臣のポストを断って閣外に転出した。ポスト安倍を見据え、フリーハンドを得るために、石破氏は決断したのである。

 今回の人事においては、この石破氏の行動こそがもっとも重要で、かつ波乱含みのトピックスだと、鈴木氏は指摘する。

 「石破さんが閣外に転出することを決断した理由として、今回の改造で農水大臣を打診されたことが挙げられていますが、実際には違います。昨年秋に行われた内閣改造の際に、既に決断していたというのが真相です。

 昨年の内閣改造では目玉政策として掲げる“一億総活躍”の担当大臣として、安倍総理の側近の加藤勝信さんが起用されました。

 実は、“一億総活躍”と石破さんの担当する“地方創生”は、その所管する政策において重複する部分が多々ありました。ですが、安倍総理は、石破さんに事前に何の相談もなく、新たに閣僚を起用したのです。石破さんが、自らの顔を潰されたと思ってもおかしくありません。この人事が石破さんに閣外転出を決断させたのです」

 閣外転出した石破氏の動きは、安倍総理にとって今後、脅威となるのだろうか。鈴木氏が解説する。

 「石破さんは、安倍総理の後継を争う総裁選での勝利を目指し、かなり綿密な計画を立てています。今後、地方行脚はもちろん、SNSなどを使った政策の浸透などを展開していき、安倍総理とは異なる政治を訴えていくでしょう。

 こうした石破さんの動きに対して、安倍総理周辺は2つの見方をしています。1つは、大臣を辞めてメディアへの露出も減るため、求心力が低下し、政治的には終わってしまうであろうという見方です。その一方、閣外に転出した石破さんの動きを非常に警戒感を持って見ている安倍総理周辺の議員もいます。

 元々、石破さんは地方の自民党員から根強い支持を持っています。アベノミクスの恩恵を受けていない地方の自民党支持者の受け皿には充分なりえます。また、石破さんの動きが、野田聖子さんや、小泉進次郎さん、小池百合子・東京都知事らと連携するようなことになれば、その動きは化学反応を起こし、安倍総理を脅かす大きなものになるかもしれません」

1466名無しさん:2016/08/14(日) 11:19:55
>>1465

● 安倍総理の後継レースに 名前が挙がるのはこの3人! 

 鈴木氏は、石破氏の動きが自民党に活力をもたらす可能性があるとも指摘する。

 「現在の自民党は安倍一強で、党内における異論は目立ちません。ですが、元々自民党は、右から左まで幅広い意見があり、そのなかで激しい権力闘争が繰り返された歴史があります。多様な意見が飛び交うことが、自民党に活力ももたらしていたわけです。

 その意味では、今回の石破さんの行動は、安倍一強が続く状況に一石を投じ、活力をもたらす可能性もあるかもしれません。安倍総理にとっても、ライバルがいることはプラスだと思います」

 今回の人事により、安倍総理の後継候補は、かなり絞られてきたと鈴木氏は指摘する。

 「有力な後継候補は、閣外に転出した石破さん、そして外務大臣に留任した岸田さん、防衛大臣に新任された稲田さん。この3人です。

 稲田さんと岸田さんは、閣内で安倍総理に協力をすることにより、禅譲を目指す作戦です。その一方で石破さんは、閣外で自らの政策を打ち出し、幅広い支持の獲得を狙っていく、いわば攻めの作戦です。どちらの戦略が功を奏すのかは、次の総裁選で明らかになることでしょう」

 今後、自民党内では、安倍総理の任期延長をめぐる駆け引きはもちろん、安倍後継を巡る候補者たちの暗闘など、激しい権力闘争が行われる可能性が高い。さらに注目をしていく必要があるだろう。

清談社

1467名無しさん:2016/08/14(日) 15:44:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400156&g=pol
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に

 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。
 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。
 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。
 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。
 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。
 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。
 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。(2016/08/14-14:54)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400105&g=pol
総裁任期延長なら制度化を=高村自民副総裁

 自民党の高村正彦副総裁は14日放送のラジオ日本の番組で、党内で上がっている安倍晋三首相の党総裁任期延長論に関し、「安倍首相に限って延ばすのではなくて、仮に延ばすなら、例えば3期までできるという検討をするのがいい」と述べた。延長する場合は特例措置ではなく、制度変更が望ましいとの考えを示したものだ。 
 総裁任期は党則で2期6年までとなっている。高村氏は延長をめぐる党内議論について「制度として延ばすならすぐさま取りかかってもいいが、安倍首相だけ延ばすなら、2回目の任期がまだ1年しかたっていない今やる話ではないというのはもっともだ」と指摘した。(2016/08/14-10:49)

1468名無しさん:2016/08/14(日) 21:06:22
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00049426-gendaibiz-pol
「わが親友の息子・小泉進次郎に告ぐ」山崎拓がえぐる自民党の"急所" ネコだらけでトラがいない
現代ビジネス 8月12日(金)11時1分配信

 取材・構成:横田由美子(ジャーナリスト)

 かつてYKK(山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎)は自民党の主流派に敢然と反抗し、ついには小泉純一郎が「ぶっ壊す」に至った。「理性と野性」を兼ね備えた政治家が、常に時代を動かしてゆく。「彼」にその資質はあるのだろうか。

怒れ! 怒ってみせよ
 〈「橋本に勝てないことはわかっているが、必ず立つ。清和会は森さんを含め全員賛成してくれている。負ければ一人でも党を割る。もしYKK3人で離党すれば、自民党は終わりになる。その時は新党を結成しよう。自民党は参院選に大敗し、年内総選挙に追い込まれるよ」

 加藤は、小泉の言葉に乗り、

 「新党結成資金は僕が作る」

 と息巻いたが、私の意見は少し違っていた。

 「負けると決まっているわけではない。勝てるような気がする。国民が味方するよ」

 と小泉の背中を押した〉

 ―山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎の「YKK」トリオを軸に、激動の時代を振り返った『YKK秘録』(講談社)。「加藤の乱」の失敗を逆手に取り、ついに小泉氏が総理の座へと上り詰めます。

 かつての自民党はYKKのように、政権と対峙する勢力が存在しましたが、最近はそうしたことが少なくなっています。

 今の自民党には、いわば「トラ」がいないのです。虎は動物分類学的にはネコ科になりますが、ただのネコのような議員ばかりになってしまった。

 民主主義は「振り子の原理」でいかないといけないと私は思っています。右と左が交互に政権を担い、バランスを取っていく。そういう意味で、安倍総理の次を担う存在として、リベラル色の強い岸田文雄外相にも注目が集まっているようです。

 ただ、こう言っては失礼ですが、まだ岸田氏は「借りてきたネコ」のような印象でしかない。他に安倍総理のライバルとして名が挙がる石破茂氏にしても、借りてきたネコとまでは言わないが、パワーを感じません。

 ―それが失敗に終わるとしても、時の政権に問題があれば、思い切って政変を仕掛けるほどの存在が見当たりません。

 仮に岸田氏が私の話を聞いて、「ネコとはなんだ。舐めるな!」と烈火のごとく怒るようであれば、むしろ安心できます。本音では、怒ってほしいぐらいですよ。それ程の気概があるのかどうか。

 最近の国会議員は「ヒラメ化」して、上(総理)ばかりを見るようになっています。悪い意味でのサラリーマン化が進み、事なかれ主義の政治家ばかりになりました。上だけを気にして思考停止に陥り、官僚が作ったペーパーをそのまま読んでいれば楽だ、という議員がこのまま増え続けるようであれば、日本にとっては実に不幸です。

 どちらかと言えば、野党の議員のほうが勉強しているように思います。国会中継を見ていても、「勉強しているな」と思う質問は、だいたい野党の議員から出ています。

 民進党の政調会長に抜擢された山尾志桜里議員などは、「日本死ね」ブログの取り上げ方など毀誉褒貶はあるにしても、保育の問題に関する議論を明らかに前進させました。

1469名無しさん:2016/08/14(日) 21:06:47
>>1468

安倍の顔色ばかり見るな
 ―パッとしないという自民党の若手の中には小泉氏の次男・進次郎氏がいます。彼もやはりネコでしかありませんか? 
 存在感は間違いなくありますね。少なくとも、ネコではない。すでに、単なるネコよりはずっと強い。とはいえ、トラやライオン、クマといったレベルにはまだ達していません。強さで言うとイノシシくらいでしょうか(笑)。彼は頭も良く、猪突猛進というタイプではありませんけれど。

 私は彼と会話をしたことはあまりないのですが、ある時、赤坂の居酒屋でバッタリ会った際、「あなたの親父と最近、会っていない。山崎がそう言っていたと伝えておいてくれ」と声をかけたら、「はい!」と言って、その後すぐに小泉(父)から「拓さん、今度飲もうか」と電話がかかってきました。父親同様、年長者には敬意を払うことができる青年なのでしょう。

 ただ全般として、現在の自民党議員は一世議員が持っていた、ある種の「野性」や「強さ」に欠けていることは否めません。前出の石破氏にしても、岸田氏にしても、やはり世襲議員です。

 これは党の公募選考にも問題があって、彼らのような世襲候補がやって来ると必ず合格するんです。世襲のほうが、地盤も看板もない一世の候補よりずっと当選しやすいですから。しかし、そうこうしているうちに自民党内は「坊ちゃん」だらけになってしまった。

 ―安倍総理も小泉元総理も世襲ですが、強力な政権を築いていますね。

 小泉の場合は、時世や環境が今とは違います。世襲といえども、権力闘争の中で揉まれ鍛えられてきた。それに彼は、「経世会打倒」や「郵政改革」といった、揺るぎない強い信念を持っていました。

 '72年、田中角栄、福田赳夫両氏が総理の座をかけて争った「角福戦争」の際、小泉は福田邸で下足番をしていました。そして、戦いに敗れて自棄酒を呷る福田さんの相伴を唯一人でしながら、その無念を聞かされたそうです。彼はそれをずっと忘れず、「経世会=金権政治の打倒」を掲げ、そのための手段として郵政改革にこだわり続けた。

 一方で安倍総理が強いのは、第一次政権で「大失敗」を経験しているからに他なりません。体調不良や閣僚の不祥事などが重なって火ダルマとなり、もはや再起不能かというほどの批判を浴びて退陣したことが、逆に安倍さんを強くしました。

 ただ、小泉と安倍総理はしばしば比較されるようですが、二人はまったくタイプが違います。

 小泉は独裁的に振る舞っているようでいて、裏では私が幹事長で支えていたこともあり、水面下では党との調整を出来る限り行い、円滑な政治運営を心がけていました。

 現在の安倍政権下では党が形骸化していて、ほとんど発言権がない。誰もが総理の顔色を窺い、戦々恐々としています。

1470名無しさん:2016/08/14(日) 21:07:10
>>1469

女性が総理になれない理由
 こうなった原因のひとつは小選挙区制にあります。中選挙区時代は、良くも悪くも派閥均衡型政治が機能していて、何かあれば党内政権交代も可能だった。しかし今は、総理総裁に権限が一元化され、党内の多様性が失われてしまいました。

 こうなることも見越し、我々YKKは小選挙区制の導入には反対していたのですが、小沢一郎氏らによっていつの間にか「政治改革=小選挙区制導入」という錯覚が罷り通るようになってしまい、YKKの声は掻き消されてしまったのです。

 ―東京都知事選では小池百合子氏が注目を集めました。女性議員の進出や活躍についてはどう思われますか。

 世界では、次期アメリカ大統領にヒラリー・クリントン女史が就く可能性がありますし、女性の活躍が目立ちますね。

 とはいえ、日本の場合は、まだ女性の人材は乏しいのが現実だと思っています。目立っている女性議員は、目立つように、誰かに引き立てられているだけなのです。

 たとえば、民進党の山尾さんは岡田(克也民進党代表)さんに抜擢されたわけですし、稲田朋美(自民党政調会長)さんは安倍総理によって引き立てられている。小池さんも今回の行動力はなかなかのものでしたが、彼女もかつて小泉元総理らによって引き立てられてきたことは否めない。

 女性が政治の世界でリーダーシップを発揮するのは非常に難しいのです。誤解を恐れずに言えば、政治のリーダーの役割とは究極、ポストやカネを分配することです。それができなければ、いわゆる「子分」もできず、いざという際の支え役も持つことができない。

 欧米には、そうした「フィクサー役」もこなせる女性がいます。ですが、幸か不幸か、大和撫子にはそういうタイプの女性はほとんどいません。自分のポストを得るだけではなく、ポストを取ってきて配分する、というところまでいかないと、女性が総理総裁になるのは難しいと思いますね。

 ―先の参院選では、安倍政権が「改憲勢力」で3分の2以上の議席を確保し、今後の動向が注目されています。もしも、YKKが「現役」だったとしたら、どんなアクションを起こしますか。

 メディアは参院選で自民党が圧勝したかのように伝えていましたが、実際には1人区で野党連合は相当に健闘しており、プロの目からすればお世辞にも安倍政権の「大勝」とは言えない結果です。

 いまYKKが存在していれば、少なくとも、拙速な改憲論議に一石を投じるべく、3人で立ち上がったであろうことは確かだと思います。

 私は小泉政権で、小泉を支えるべくイラク特措法などの成立に尽力してきた立場であり、加藤は憲法9条改正反対論者でした。3人がそれぞれ、スタンスの違いはあります。しかし今は、加藤の考えも理解できます。平和は、何よりもかけがえのないものです。それだけは守らねばなりません。

 「週刊現代」2016年8月13日号より

週刊現代

1471名無しさん:2016/08/14(日) 21:09:35
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160812-00002822-besttimes-pol
田原総一朗 「田中角栄氏は実に33本もの議員立法を成立させている。これは前代未聞で、史上最多なんです」
BEST TIMES 8月12日(金)6時0分配信

『変貌する自民党の正体』(ベスト新書)を上梓。常に第一線のジャーナリストとして活躍したきた田原総一朗氏に話を聞いた。

Q12.田中角栄氏を評価すべき、二つ目の要因は何でしょうか? 

 議員時代、実に33本もの議員立法を成立させているんだ。これは前代未聞で、史上最多なんです。おそらくこれからも、これを超える人は出てこないと思います。
 以前、竹下登さんが首相時代、彼へのインタビューの中で田中角栄について尋ねると「角さんのすごいところは法律をやたらに勉強していて、詳しいところです」という言葉が返ってきた。そして法律を使いこなして、日本列島をどんどん変えていった。
 僕は、田中がロッキード事件で失脚してから6年後の1980年にインタビューした時に「あなたはどうして法律を使いこなせたのか」と聞いた。すると「法律というのは、生き物だ。使い方によって変幻自在。活用するには生まれた背景やこめられた意味を熟知していなければいけない」といった内容の話をしてくれた。
 当時の法律は戦後に占領軍、GHQによって作らされたものが多く、どちらかというと日本を非武装にして、弱体化。生かさず殺さずで存続させていくつもりだった。ところが、共産圏、いわゆる東側が台頭しないようにと、アメリカが政策転換した。西側陣営の結びつきの強化だ。
 そうなると国力を上げるためには経済的発展を遂げなくてはいけない。それに合わせて、田中さんは法律を作り替えたり、新たに立法したりして、日本を強化して発展させていく軌道に乗せたと言えるんです。
 竹下が言ったように、まさに細かいところまで法律を勉強して、日本を変えるために活用していった。それが二つ目に再評価されている部分なんです。


*

明日の第十三回の質問は「田中角栄氏は、官僚の使い方も上手かったと聞いていますが?」です。

取材・文 松尾直俊/写真 能川拓也

1472チバQ:2016/08/14(日) 21:28:20
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081400156&g=pol
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に


 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。
 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。
 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。
 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。
 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。
 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。
 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。(2016/08/14-14:54)

1473チバQ:2016/08/14(日) 21:59:15
http://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2016080900211.html
内閣改造“鬼門・農水相”で二転三転のウラ事情
08月10日 07:00dot.

内閣改造“鬼門・農水相”で二転三転のウラ事情
第3次安倍再改造内閣の顔ぶれ (c)朝日新聞社
(dot.)
 第3次安倍再改造内閣が8月3日に発足し、19人の閣僚のうち11人が交代した。官房長官や外相など骨格の主要ポストは早い段階で留任が決まり、人事は順調に進むかに思われたが、難航したのが安倍内閣の“鬼門”である農水相ポストだった。人選が二転三転したウラで何が起きていたのか。

「9月召集の臨時国会はTPP(環太平洋経済連携協定)の国会承認や農協改革がテーマになる。それで安倍さんは農水相選びを慎重に考えていた。でもね、週刊朝日が自民党の農林族幹部たちがTPP交渉の真っ最中に業界団体から現金を受け取っていたことを記事にしたでしょ。あれで農水相のなり手がいなくなっちゃったよ」

 ある政府関係者は、第3次安倍再改造内閣の農水相人事が二転三転したウラ事情を、苦笑しながらこう話した。

 記事が掲載されたのは、本誌7月8日号と同月15日号。昨年のTPP交渉に関連して、自民党の農林族議員が、国から年間50億円以上の補助金を受けている日本養鶏協会の幹部から現金を受け取っていたことを報じたものだ。

 現金を受け取ったのは、森山裕前農水相、西川公也元農水相、宮腰光寛衆院議員、江藤拓衆院議員の4人(いずれも返金したと回答)。農政に強い影響力を持つ農林族の幹部たちで、なかでも大臣未経験の宮腰氏と江藤氏は、以前から将来の農水相候補として名前が挙がっていた。

 そこに内閣改造に備えた“身体検査”でミソがついた。次の農水相には、さまざまな名前が浮かんでは消えていくことになった。

「稲田朋美氏の農水相就任もうわさされたが、政調会長時代に農政改革で党内から反発を受けていたから、安倍首相もさすがにそれは無理だと思ったのではないか」(自民党議員)

 そこで安倍首相が白羽の矢を立てたのが、地方創生相の石破茂氏だった。農水相の経験があり、安定した国会答弁にも定評がある。ところが、“ポスト安倍”を狙う石破氏は「閣内に残らずに一党員としての立場で安倍内閣を支える」と就任を拒否した。

 結局は、石破氏側近でありながら安倍首相とも近く、一緒に座禅を組んだ仲である元金融相の山本有二氏に落ち着くことになった。

 安倍首相は山本氏の起用について、

「農政改革も待ったなしだ。(中略)閣僚経験もある改革派の山本有二農水大臣にそのかじ取り役を担ってもらう」(3日の記者会見)

 と強調。だが、自民党関係者はこう話す。

「党の農林関係の部会ではあまり顔を見かけたことがない。農政についての手腕は未知数だ」

 そもそも安倍内閣では、農水相は“鬼門”だ。

 2015年2月には、当時の農水相だった西川氏が、自身の政党支部が国の補助金を受けた企業などから献金を受けていたことが問題視され、辞任に追い込まれた。過去には、第1次安倍内閣で農水相を務めた松岡利勝氏が、不透明な事務所費などで追及され、07年5月に自殺。後任の赤城徳彦氏も同じく事務所費の不正経理疑惑などで追及を受けた。さらに、疑惑の渦中に突如として顔に白の巨大なガーゼとばんそうこうを貼った姿で記者会見に登場し、「何でもない」と強弁して国民に不信感を抱かせた。

 そんな“鬼門”に入り込んだ山本新農水相には、早くも試練が待ち受けている。

 臨時国会ではTPPの国会承認や関連法案など、注目される農政関連の審議が目白押し。さらに、農協幹部から「現場無視」と批判される安倍政権の農政改革は、農家からの評判がめっぽう悪い。

 その結果、今年7月の参院選では、自民党は東北地方で秋田県をのぞいて1勝5敗と惨敗。新潟や長野、山梨といった東日本有数の農業地帯で議席を失った。

1474チバQ:2016/08/14(日) 21:59:32
 一方、勢いを増す野党の農林議員は、こう息巻く。

「政府は、TPPで国民に隠している情報がまだある。徹底的に追及する」

 すでに、日米間の「密約」をうかがわせる情報も明らかになっている。米国の政府機関である国際貿易委員会(ITC)は、TPPに関する報告書で、日米間には「文書化されていない約束」があると記述。日本政府は約束の存在を否定しているが、この報告書は米議会に提出されているものだ。

 それでも政府・自民党は、衆参ともに圧倒的な議席数を背景に、強行突破も辞さない構えだ。農水副大臣には、昨年9月の安保法成立に、首相補佐官として安倍首相の懐刀となった礒崎陽輔氏を任命した。

「大統領選を目前に控えた米国ではTPP反対の声が盛り上がっていて、今年中の承認は難しいかもしれない。そうなると、新しい大統領は、日本に再交渉を求めてくるだろう。そうならないためにも、日本は次の国会で先にTPPを承認して、米国に対して再交渉しない姿勢を示したほうがいい」(別の自民党議員)

 国の根幹である「食」をめぐって対立する政治家たち。混迷する農政に、農水官僚の一人はこう嘆いた。

「もう、農水大臣になりたいという政治家はいないのかもしれませんね……」

※週刊朝日 2016年8月19日号

1475とはずがたり:2016/08/15(月) 10:34:33
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000062-jij-pol
時事通信 8月15日(月)7時3分配信

 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。

 安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。

 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。

 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。

 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。

 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。

 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。

 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。

1476チバQ:2016/08/17(水) 21:19:03
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160817k0000m010140000c.html
<自民>麻生・山東・谷垣、3派合併構想…「第2派閥」視野
08月16日 23:47毎日新聞

 自民党の麻生派(38人)、山東派(11人)、谷垣グループ(約30人)の3者間に合併構想が浮上していることが分かった。合流すれば細田派(96人)に次ぐ党内第2派閥になり、影響力拡大を狙えるからだ。ただ、以前から合併を検討している麻生、山東両派の協議も進んでおらず、3者合併の道筋は描けていない。

 ◇谷垣氏入院で不透明感

 関係者によると、山東派会長の山東昭子元参院副議長が昨年秋に谷垣グループ幹部と会談。出席者の一人は「麻生派を含めた将来的な合併に向けた地ならし」と説明する。その後も3者の幹部間で意見交換を重ねているという。もともと麻生、山東両派は2012年から合併を探り、合同勉強会などを開いてきた。昨年11月には麻生太郎副総理と山東氏が合併協議の本格化を確認したが、合併後の派閥運営を巡る主導権争いから機運は盛り上がっていない。

 両派の合併推進派は、谷垣グループを加えて「第2派閥」が視野に入れば機運が加速すると期待する。ただ、谷垣禎一前幹事長の自転車事故による入院で不透明感は強い。推進派の一人は「安倍晋三首相の党総裁任期の2018年9月が近づけば、総裁選への対応もあり、派閥再編が進む」と望みをつなぐ。【田中裕之、飼手勇介】

1477チバQ:2016/08/17(水) 21:43:22
ポスト「ポスト安倍」は誰ですかねえ

細田派:安倍任期延長が基本 次は稲田朋美までいないか?
額賀派:茂木がどこまでやれるか?総裁は無理でも幹事長位は?
    その次は小淵娘?
岸田派:岸田はまだ50代なので しばらくは岸田時代
二階派:二階が引退したら派閥瓦解しそう
石破派:石破も50代なので、しばらくは石破時代
    後藤田正純 古川禎久あたりが次世代かな?
石原派:石原も同じく50代だが軽量感が否めないんだよなあ

麻生派:麻生が引退すると・・・次は河野太郎!?
山東派:高村 大島が引退すると次がいない
谷垣G:3派合併で中谷でも担ぐか?

無派閥:野田聖子・高市早苗あたりはどうする?
    塩崎も無派閥ではこれ以上進めなさそう

1478チバQ:2016/08/17(水) 22:13:41
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160809/plt1608091140001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】二階俊博・自民党幹事長 憲法改正へ公明・野党に張り巡らせた「すごい人脈」 (1/2ページ)
★(1)
2016.08.09

さっそく本領発揮だ。

 「撃ち方やめ」

 今回の自民党役員人事で自民党幹事長に就任した二階俊博氏(77)は、東京都知事選を受けて就任会見でいきなりこう発言した。

 選挙では、自民党の意向を無視して出馬した小池百合子氏が圧勝した。本来、自民党本部や都連は除名しなければ示しが付かない。だが、小池氏が圧倒的支持を集めた以上、処分は「小池イジメ」と映り、小池氏が世論の応援を背に都議会で主導権を握ることにつながる。小池氏が「新党」を作る可能性もある。

 自民党幹部らが決断できずにいたところ、二階氏は「小池氏との手打ちが安定につながる」と現実的に即断した。「示し」など意に介さず、「処分の必要なし」とズバッと言い切って、事を収めたのだ。

 安倍晋三首相としては、こうした「変幻自在の政局回し」とも言うべき手腕を「今後、党運営で発揮して政権を支えてほしいと期待している」(自民党幹部)のだという。

 もう1つ、安倍首相の意図を、自民党ベテラン議員は次のように言う。

 「安倍首相は、いよいよ政治家の信条でもある『憲法改正』に着手する。ただ、憲法改正作業を進めるのは、政府ではなく国会や党レベルの仕事。衆参の憲法審査会での議論や折衝が注目されるなか、二階氏は『9条改正』に慎重な公明党に強いパイプを持っているうえ、野党各党へ張り巡らせた人脈がすごい。各党への根回しなどを駆使しながら、憲法審査会の議論を早める力がある」

 さらに、改憲に時間がかかる場合も想定して、二階氏は「安倍首相の総裁任期を延長してもいい」と公言してきた。これも就任早々、「検討機関を設置して年内に結論を出す」とブチ上げた。

 党内からは「話題にするのが早すぎる」と異論が噴出し、安倍首相も「考えていない」としたが、二階氏をよく知るベテランは分析する。

 「逆に、任期切れギリギリで任期延長の話が出たら、『ポスト安倍』も絡んで反対者が出て大混乱する。一気にやった方がリスクは少ない」

 ただ、「二階氏を警戒すべきだ」という首相周辺の声もある。

 「二階氏は、自民党政権維持が第一だ。安倍政権の支持率が下がれば、他の人物を担ぐかもしれない。幹事長にしてもらった以上、そんな仕打ちはしないとは思うが…」

 二階幹事長の起用が、安倍首相にとって奏功するか-。いずれにしても、しばらくは、その剛腕に振り回されそうだ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1479チバQ:2016/08/17(水) 22:14:37
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160810/plt1608101140003-n1.htm
【解剖 政界キーマン】首相意中の“後継候補”稲田防衛相 尖閣の中国漁船が最初の試練 (1/2ページ)
2016.08.10
★(2)

 「歴史認識で最も重要なのは客観的事実であって、この場で私の個人的な見解を述べる立場にない」

 稲田朋美防衛相(57)は就任後初の記者会見で、日本の戦争責任や歴史観について問われ、こう答えた。明確な答えを避け、慎重な言い回しで、自身のイデオロギーなどを封印した。

 自民党幹部は「稲田防衛相」が内定した直後、「自らの(保守的な)政治信条は出せないポジションだ。答弁など大丈夫か」と心配していたが、現時点では無難なスタートといえる。

 安倍晋三首相はこれまで、安全保障環境の整備を進めてきた。一方で、これを警戒する国内世論や、中国や韓国への配慮も考え、防衛相にはハト派を起用してきた。今回、自身の思想信条に近い稲田氏を起用したのは、稲田氏を「将来の宰相」として育てようという意思とみていい。

 「2012年の第2次政権発足後、安倍首相は稲田氏を要職から外していない。今回の内閣改造前も『稲田氏を外相にして世界にデビューさせる』という話が首相周辺から出た。『外交は事実上、首相自身がやっている。外交未経験の稲田氏でも対応できる』と。『ポスト安倍』『初の女性総理』を見据えている」(細田派幹部)

 東京都知事選で、小池百合子氏が「初の女性都知事」に就任した。今後、2020年東京五輪のホスト役として世界の舞台に立つが、小池氏がかつて注目されたのが「初の女性防衛相」だった。今回の稲田氏の防衛相起用は偶然なのか。

 安倍首相に近い自民党ベテラン議員は「結果論だが、小池ブームの向こうを張って『もっとすごい女性防衛相がいる』と、稲田氏をアピールできた。私は、首相は意図したと思う」と話す。

 こうした、安倍首相の意向を「稲田氏は肌で感じ取っている」(同ベテラン議員)という。

 例えば、稲田氏は政調会長時代の今年5月、性的少数者(LGBT)のイベントに参加した。それまで、「日本の伝統的家族」にこだわってきただけに、意外性を持って受け止められた。

 ベテラン議員は「イデオロギーや政策の幅を広げつつあるのは、明らかに将来の総理を目指し始めた」という。

 一方、中国は「稲田防衛相」を牽制する意図なのか、改造直後の5日から連日のように、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海や接続水域に海警局の公船や漁船を侵入させている。まだ、自衛隊が出動する事態ではないが、国防を預かる稲田氏には最初の試練といえそうだ。

 安倍首相が第1次政権で屈辱的な退陣をした後も、稲田氏は近くを去らず、安倍首相を叱咤(しった)してきたとされる。連続しての要職就任は、首相意中の後継候補ナンバーワンの証明か。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1480チバQ:2016/08/17(水) 22:15:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160812/plt1608121140001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】東京五輪への“刺客”丸川五輪相 小池都知事けん制 したたか安倍人事 (1/2ページ)
2016.08.12
★(3)

 「安倍晋三首相の人事は、どんどん、したたかになっていく。みんな気づきにくいが、今回の丸川珠代五輪相(45)がそれだ」(自民党派閥領袖)

 丸川氏は環境相から横滑りした。2020年東京五輪・パラリンピックは大事業だが、東京都の小池百合子都知事(64)と、東京五輪組織委員会の森喜朗会長(元首相)は、永田町時代から「犬猿の仲」として知られる。

 森氏は、08年の自民党総裁選に、小池氏が勝手に出馬したことなどで激怒・絶縁状態になった。そんな2人が協力し合えるはずがない。

 そこで、丸川氏に「緩衝役」を期待したのが安倍人事の狙いだといわれている。細田派(旧森派)幹部も「小池氏と丸川氏は兵庫県出身のキャスター経験者で、東京都選出の国会議員だった。森氏と丸川氏の関係は悪くない」という。

 だが、冒頭の派閥領袖は次のように分析する。

 「小池、森両氏を調整できれば、『丸川氏の統率力が素晴らしい』という評価になり、東京五輪を政府主導にできる。また、五輪関係のイベントでは今後、華やかな女性都知事として小池氏にスポットライトが当たるはずだったが、丸川氏が女性五輪相として並んで立つと、小池氏への注目は半分になる。安倍首相としては『自分のもとに有能な女性政治家がいる』というアピールになる」

 実は、小池氏は当選前から、遠藤利明前五輪相と水面下で接触していたという。小池氏周辺が以下のように明かした。

 「小池氏は当選したら遠藤氏と協力して、五輪施設整備費の見直しなどを進めようと話していた。安倍首相が、遠藤氏を丸川氏に替えたのは、そうした動きを把握して、小池氏を牽制(=小池潰し?)し、東京五輪の主導権を握ろうとしているのではないか」

 こんなこともあった。

 今月初め、都内での会合に、小池氏や自民党の東京選出国会議員が出席することになっていた。自民党議員の多くが都知事選で激突した小池氏と顔を合わせるのはバツが悪いと出席時刻をズラしたが、丸川氏は小池氏と同じ時間帯に出席した。

 丸川氏は都知事選で、増田寛也元総務相の応援に立ち、小池氏を「チームプレーができない」などと批判していた。それもノーサイドと、丸川氏は「おめでとうございます」と声をかけたが、小池氏の態度は素っ気なかったという。その場にいた関係者が証言した。

 前出の小池氏周辺は「東京五輪は、あくまで東京都が開催都市だ。丸川氏も、そこを勘違いしてもらっては困る」と戦闘モードだ。

 丸川五輪相vs小池都知事。その駆け引きは激しくなりそうだ。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1481チバQ:2016/08/17(水) 22:16:58
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160813/plt1608131000002-n1.htm
【解剖 政界キーマン】菅義偉・官房長官 霞が関にニラミを利かす「人事」と政権支える「職に徹する」 (1/2ページ)
2016.08.13
★(4)

 安倍晋三内閣のガバナンスを一手に引き受けてきた菅義偉官房長官(67)は、7月7日で在任1290日を記録し、歴代長官で1位となった。今回の留任で、記録はさらに上書きされていく。

 菅氏の手腕のすごさは、常に2つ挙がる。「人事」と「その職に徹すること」である。経産省OBは「人事」について以下のように話す。

 「菅氏が長官就任直後にやったのが、官僚人事を内閣人事局に集約する仕組みを作ったことだ。一般には、あまりインパクトのない法改正だったが、霞が関は震え上がった。人事局長も菅氏の息のかかった人を据えて、以後、にらみを利かせている」

 その後、安倍首相が各省庁の権益を侵すような政策を進める際も、「黙って従う」(同OB)ようになったという。

 もう1つの「職に徹する」とは、どういうことか。菅氏に近い自民党議員がいう。

 「私たちが『首相を目指す気はないのか?』と聞くと、菅氏は『ない、ない』と、いつも笑う。口だけではなく、日ごろの政局対応を見ていても、安倍首相を脅かすようなことは、まったくない」

 かつて、私(鈴木)がインタビューしたときも、菅氏は「毎日、政権をどう支えるかしか考えていない。それ以上でも以下でもない」と語った。

 安倍政権は当時、安保問題や日中関係などで苦境にあった。菅氏は状況を見ながら「止めた方がいい」などと進言はするが、安倍首相が決めたら自分とは逆の考えでも従った。そして、傷を最小限にして実現するには、どうすればいいかを考えて手を打っていた。

 「のりを超えないというか、首相になる気はない、いまは『最高の官房長官だけを目指す』という姿勢を貫いていることが、信頼感にもなっているんです」(前出議員)

 安倍首相にとっては最強のパートナーである。だが、安倍首相の寵愛を第一に得たい、いわゆる「お友だち側近」にしてみれば、いつまでも警戒感は消えないようだ。

 「彼らは最近、東京都知事選をめぐり、『菅氏が、安倍首相の意向も聞かずに介入した』とか、『党内勉強会の顧問になったのは首相を目指しているからだ』などと陰口をたたいている。お友だちの嫉妬が、安倍首相に吹き込まれ、官邸内に不信感や不協和音を招く危険性もある」(同)

 ただ、当の菅氏は「一笑に付している」(同議員)。留任を決めた安倍首相も「適材適所」という確信を持っている。

 今後、憲法改正など、安倍内閣は佳境に入る。菅氏は在任期間をさらに延ばし、どんなガバナンスを見せるか。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1482チバQ:2016/08/17(水) 22:17:57
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160814/plt1608140830001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】岸田文雄外相 “ポスト安倍”へ…本音は幹事長就任も 北方領土問題絡み留任 (1/2ページ)
2016.08.14
★(5)

 「『ポスト安倍』を考えれば、ここは党務に軸足を置いて構えていた方がいい。閣内にいて政局になったら、安倍晋三首相と責任をともにしなければならないからだ」

 留任した岸田文雄外相(59)が率いる岸田派の中堅議員は内閣改造前に、こう語っていた。

 岸田氏も派内の議員らに「外相はそろそろいい」と話していたという。安倍外交の推進役として世界中を飛び回り、現職の米大統領で初めてとなるオバマ大統領の被爆地・広島訪問を、同県選出議員として実現させるなど、「やり切った。ひと区切りということ」(同)のようだ。

 別の岸田派議員も「幹事長でも、政調会長でもいい。安倍首相が、稲田(朋美)氏を育てるために閣内に戻すという話もある。党三役なら問題ない」とも話していた。

 岸田氏自身は、幹事長に意欲があったようだ。

 改造前、幹事長ポストについて記者に聞かれ、岸田氏は「首相が判断することになると思う。私が何か申し上げることは適切ではない」と答えた。前出の中堅議員は「ないと言わず、言うのは適切ではないという表現は、その気があることの証明」だという。

 岸田氏が閣外を望んだのは、明らかに「ポスト安倍」へのシナリオがあったからだ。岸田派幹部は次のように語る。

 「外交で日本を離れることが多く、安倍首相をめぐって騒動・混乱が起きても不在で、党内の力学や人間関係では蚊帳の外だ。派閥のまとめ役も果たせていなかった。『ポスト安倍』を狙うなら、党内の足場を固めなければならない。党務や閥務を通じて、党内や地方組織の支持を固めたい。そのためには、幹事長が適任だ」

 岸田氏は本音の部分では、安倍首相からの「禅譲」を狙っているとされる。先の幹部も「安倍政権が長く続けば、党員からも『いったん、リベラルへ戻してはどうか』という流れができるだろう。そのときは、ずっと支えてきた岸田氏ということになる」と語る。

 しかし、今回の改造人事で、幹事長には二階俊博氏が就任し、岸田氏は外相留任となった。

 この背景について、安倍首相に近い党幹部は「9月にウラジオストクで日露首脳会談がある。首相が力を入れている北方領土問題が年内に動く可能性がある。いま岸田氏を変えるわけにはいかない」と説明する。

 ただ、他派閥の領袖は「禅譲狙いでは、安倍首相に気を使って忠誠を尽くすことになる。結局、使われるだけだ」と手厳しい。

 「ポスト安倍」はやはり、リベラルの旗を堂々と掲げ、政策論争の末に戦い獲るべきだろう。懐の深い自民党とは、そういうものだ。岸田氏には、政策的な発信力が問われている。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)

1483チバQ:2016/08/17(水) 22:19:14
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160816/plt1608161550001-n1.htm
【解剖 政界キーマン】“ナメられた”石破茂氏の腹は決まっていた…本格的な権力闘争ついに幕開けか (1/2ページ)
2016.08.16
★(6)

 地方創生相だった石破茂氏(59)が閣外に去った。一体、いつから覚悟していたのか。石破派の中堅議員は何と「昨年秋に腹は決まっていた」と明かし、次のように続けた。

 「安倍晋三首相は昨年9月、『1億総活躍社会』を打ち出した。1億総活躍と、石破氏がゼロから進めてきた地方創生は、多くの政策が重なっていた。そして、1億総活躍相には加藤勝信氏がなった。こんな重要な話と人事を、安倍首相は石破氏に相談もせず、いきなり決めた」

 「これほど義理を欠いた話はない。『安倍首相は石破氏をナメている』とはっきりした。このときから、石破氏は『地方創生が軌道に乗ったら閣外に出て、次の総裁選で戦う準備をする』と決めた。石破派のメンバーにも告げていた」

 石破氏は、2012年の総裁選で地方党員の支持を集めながら、国会議員による決選投票で安倍首相に敗れた。2年前の内閣改造では、閣外で次期総裁選に備える構えも見せたが地方創生相として入閣した。ここまで、首相の指揮下で押さえ込まれてきた。ところが今回、農水相の打診を受けた瞬間にこれを断った。

 安倍首相周辺は「首相は、石破氏が入閣を受けないことを分かっていて打診した。自ら外に出ていくよう仕向けたのではないか。大臣でなくなれば求心力もなくなり終わりでしょう」という。

 だが、石破氏にとって閣外に出ることは「打倒安倍宣言」である。総裁選で戦い「ポスト安倍」を奪取する意思表示だ。組閣前夜、石破氏ら派閥の中心メンバー7人が会食したが「石破氏は久々に晴れ晴れした表情だった」(参加者)という。

 石破派幹部は、今後の石破氏をこう話す。

 「全国行脚を開始する。政策課題のある地方視察を徹底的に行い、先々で車座集会をして直接対話する。また、SNSを使って常に安倍政権の政策について意見を発信していく。都知事選では、自民党の締め付け組織選挙に対する評判が悪かった。『なんか自民党、感じが悪いよね』という時期に、石破氏が選択肢を作れるのは最高のタイミングだ」

 石破氏は視察先として、東京の築地市場や、全国の原子力発電所なども予定しているという。

 安倍首相側近の1人は「石破氏は今後、政策で共通点の多い小泉進次郎氏らとも連携し、党内に化学反応を起こす可能性がある。安倍首相の総裁任期延長論にも公然と異を唱えるだろう」と警戒する。

 自民党内で、本格的な権力闘争が幕を開けるかもしれない。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫) =おわり

1484チバQ:2016/08/17(水) 22:20:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700841&g=pol
石破、岸田派「ポスト安倍」へ結束=自民各派が夏季研修会


 自民党の各派閥の夏季研修会が、8月下旬から本格化する。石破茂前地方創生担当相が昨年旗揚げした石破派、岸田文雄外相率いる岸田派はそれぞれ9月上旬に開催予定。安倍晋三首相の後継を狙う両氏は派閥の結束を図り、党内での存在感を高めたい考えだ。
 石破派は昨年9月、党内グループ「無派閥連絡会」から衣替えして以降、初めての夏季研修会となる。9月4、5両日に神奈川県小田原市で開催し、石破氏が講演する。
 先の内閣改造で、石破氏は閣外に出て次期党総裁選に備える姿勢を鮮明にしたが、側近の山本有二氏を農林水産相として取り込まれた。石破派の所属議員数は20人と第6派閥に甘んじており、他派からは「石破氏が閣内でも閣外でも影響はない」(党中堅)と冷ややかな見方も出ている。
 一方、第3派閥の岸田派の研修会は9月6、7両日に山梨県富士吉田市で開催。石破氏とは対照的に、岸田氏は外相に留任し、首相を支える道を選んだ。派閥内では安倍氏からの「禅譲」に期待する声が多いが、対立軸を示さない手法に「良い子すぎる」との不満も漏れている。
 首相の出身派閥でもある最大の細田派は9月4、5両日に長野県軽井沢町で、第2派閥の額賀派と第4派閥の麻生派は今月28日に、それぞれ軽井沢町と横浜市で研修会を開催。二階派は今月下旬に札幌市で、石原派は9月28日に東京都内で行う予定だ。
 自転車事故で入院中の谷垣禎一前幹事長を支持する谷垣グループも9月に軽井沢町で開催する。山東派は7月に栃木県那須町で行った。

◇自民各派閥の研修会日程
細田派 9月4、5日   長野県軽井沢町
額賀派 8月28日    長野県軽井沢町
岸田派 9月6、7日   山梨県富士吉田市
麻生派 8月28日    横浜市
二階派 8月26〜28日 札幌市
石破派 9月4、5日   神奈川県小田原市
石原派 9月28日    東京都内
山東派 7月20、21日 栃木県那須町
谷垣G 9月11、12日 長野県軽井沢町
(2016/08/17-19:00)

1485チバQ:2016/08/17(水) 22:30:48
http://www.sankei.com/politics/news/160816/plt1608160001-n1.html
2016.8.16 01:00
【政界徒然草】
親分が事故入院した「有隣会」(谷垣G)の悲劇は続く 閣僚・党役員は大半がクビ 副大臣・政務官さえゼロ…
 3日の内閣改造・自民党役員人事で、谷垣禎一前幹事長が顧問を務める党内グループ「有隣会」メンバーの大半が姿を消した。改造前は、党や閣内に多くの幹部が登用されていたが、改造後の閣僚ポストは山本公一環境相の1人のみ。副大臣・政務官人事では1人も起用されない屈辱も味わった。谷垣氏の自転車事故に伴う幹事長交代劇が悲劇の原因だが、今後は求心力を回復するために、平成20年に一度解消した「谷垣派」の復活も検討する。

 「首相は谷垣氏との約束はきっちり果たした。ただあの事故さえなければ、グループからもう1人くらい入閣できたのに…」

 長年谷垣氏を支えたグループ幹部は改造後、こう語りながら肩を落とした。

 関係者によると、谷垣氏は7月16日に自転車事故を起こす前、安倍晋三首相に対し、衆院当選8回を重ねた山本氏の閣僚登用を最優先に考えるよう要請。首相は願いをかなえたが、代わりにグループの遠藤利明前五輪相と中谷元・前防衛相が交代を強いられた。

 グループの悲劇はこれにとどまらず、佐藤勉前国対委員長と棚橋泰文前幹事長代理も交代。佐藤氏は衆院議院運営委員長に横滑りしたが、「現職を続投したい」という希望は叶えられなかった。
 さらに合計52ポストもある副大臣・政務官人事では、約30人も有隣会メンバーがいながら登用はゼロ。首相と一定の距離を置く石破派ですら、副大臣と政務官を1ポストずつ確保しただけに、他派からも「使い捨てのようで露骨すぎる」(岸田派幹部)「驚いた」(麻生派幹部)などの声が漏れた。

 悲劇の原因は谷垣氏の幹事長交代劇だ。関係者によると、首相は事故の3日前に谷垣氏と面会し、谷垣氏は続投要請を内諾。事故後、谷垣氏は首相の続投要請を拒むようになり、首相の面会希望も「他の入院患者に迷惑がかかる」と断り続けた。

 ある党幹部は「谷垣氏の事故後のかたくなな態度が、有隣会への冷遇人事として跳ね返った面は否定できない」と解説する。

 谷垣グループは、内閣や党の表舞台からメンバーがことごとく消えたこの危機をどう乗り切ろうとしているのか。幹部が現在、打開策として模索しているのは、谷垣氏を正式にグループの会長に据えて派閥化を図り、求心力を回復するシナリオだ。

 グループはこれまで、逢沢一郎元外務副大臣を初入閣させるために実質的な代表とし、谷垣氏は一歩下がった顧問の立場を取ってきた。他派との違いをアピールする意味も込め、メンバーには「掛け持ち」も認めていた。
 しかし、逢沢氏は当選10回ながら今回も閣僚に起用されず、当初の目標は微妙に変化した。これを受け、谷垣氏が党内で影響力を維持する狙いも込め、谷垣氏が体調を回復し次第、グループの会長に据える考えだ。

 さらに、メンバーにはこれまで認めてきた掛け持ちを禁止し、党内で9番目となる派閥「谷垣派」の復活を計画。今回のような緊急事態でも、メンバーが結束して乗り切り、党内で存在感も高めようとしている。

 谷垣氏を会長とする旧谷垣派は、20年に旧古賀派と合流して一度消滅。24年の党総裁選で、総裁だった谷垣氏の支援を古賀派が拒んだことに旧メンバーが反発し、「有隣会」を立ち上げた経緯がある。今回谷垣氏をトップに正式に「谷垣派」が復活すれば8年ぶりとなる。

 谷垣氏周辺によると、谷垣氏は頸(けい)髄(ずい)損傷に伴う後遺症を防ぐため、これまで上半身を器具で固定していたが、「症状が改善し、器具が取れる見通しが立ちつつある」という。グループ幹部は「党を束ねる良識として、谷垣氏にはまだやるべき仕事がある」と復活を期待している。(水内茂幸)

1486チバQ:2016/08/17(水) 22:31:26
http://www.sankei.com/politics/news/160817/plt1608170002-n1.html
2016.8.17 01:00
【政界徒然草】
「男を下げた!」「最善の選択だ!」 岸田文雄外相の留任に賛否両論飛び交う中、派内では稲田朋美防衛相への警戒警報が…

 安倍晋三首相(自民党総裁)が3日に断行した内閣改造・党役員人事では、次期首相候補と目される岸田文雄外相、石破茂前地方創生担当相、稲田朋美防衛相の処遇が分かれた。平成24年12月の第2次安倍政権発足時から外相を務めてきた岸田氏は今回も留任。岸田氏が会長を務める岸田派には「今度こそ閣外に出るべきだった」との落胆と、「留任は最善の選択だった」との評価が混在している。岸田氏にとり外相留任は「ポスト安倍」レースで吉と出るか凶と出るか-。

 「岸田氏は男を下げた。これでは向こうに完全に差をつけられてしまう」

 岸田派の中堅議員は、岸田氏が外相留任を受け入れたことへの焦りと憤りをあらわにする。「向こう」とは、「ポスト安倍」をにらんで閣内残留を固辞した石破氏のことだ。

 一般に、閣僚はときの首相を表立って批判することはできない。安倍氏にかぎらず、首相が自らの地位を脅かす政敵を閣内に封じ込めることはままある。

 しかし、岸田、石破両氏が次期首相を狙うのなら、安倍首相と意を異にすることも含めて自らの考えを主張し、「ポスト安倍」としての独自色や存在感をアピールする必要がある。そうするためには、閣僚ポストという「足かせ」を外さなければならない。

 当然、両者はそれぞれの周辺から「再び閣僚就任の打診を受け入れれば飼い殺しも同然。今度こそ閣外に出るべきだ」と迫られていたが、選択は対照的だった。岸田氏は外相続投を受け入れ、石破氏は閣内残留を固辞し無役になった。

 「足かせ」がなくなった石破氏は今、首相への批判も含め自由に発言できる立場にある。その上、自ら立ち上げた石破派には、安全保障、社会保障、経済、農業振興などに明るいメンバーがバランス良くそろっており、領袖の石破氏が閣外に出たのを好機に政権構想作りを本格化させている。

 「岸田政権」を目指す岸田派議員にとり、安倍政権との対立軸を確立しつつある石破氏が脅威であるのは間違いない。そもそも岸田派(宏池会)はハト派路線の派閥であり、首相の路線とは必ずしも一致しているとはいえないからだ。

 ただ、岸田派議員にとっての脅威は石破氏だけではない。防衛相として再入閣した稲田氏だ。

 稲田氏は首相と思想信条が近く、首相の出身派閥の細田派に所属している。26年9月の内閣改造・党役員人事で「次のスターをつくるチャンス」(首相)と、衆院当選3回(当時)にして政調会長に抜擢された「秘蔵っ子」だ。

 当選回数からすれば、現在4回の稲田氏は「ポスト『ポスト安倍』」かもしれない。岸田氏は8回、石破氏は10回を数える。

1487チバQ:2016/08/17(水) 22:32:31
ただ、3人がこれまでに務めた党の要職を比べてみると、岸田氏が国対委員長なのに対し、石破氏は幹事長、稲田氏は政調会長。岸田氏だけが党三役(幹事長・政調会長・総務会長)を経験していない。

 その上、稲田氏が今回の内閣改造・党役員人事で重要閣僚の一つとされる防衛相に就任したものだから、岸田派議員は「首相は稲田氏に箔を付けて『ポスト安倍』レースに参加させる気だ」と焦りを感じている。

 岸田氏が周囲からの再三の要請に反して外相にとどまってきたのは「首相からの禅譲狙い」との見方が根強かった。だが、稲田氏が岸田、石破両氏と並んで「ポスト安倍」レースに参戦するなら、首相により近い稲田氏のほうが「安倍路線」の継承者にふさわしいということになる。逆に「反安倍路線」が求められれば、次期首相の最右翼に石破氏が躍り出るだろう。

 そう考えてみると、岸田氏の立ち位置は石破氏と稲田氏の中間にあって何とも分かりにくい。パフォーマンスを好まない真面目な性格が影響してか、全国的な知名度も両者に後れを取っており、「ポスト安倍」レースで埋没する可能性もある。



 一方で、「外相留任は最善の選択だった」と見る向きもある。

 岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長は8日のBS日テレ番組で「与えられた責務の中で一つずつ実績を積み上げていって、『ポスト安倍』に照準を合わせるやり方だ」と解説。次期首相候補の対応が分かれたことには「どちらがいいという問題ではない。一人一人のそれぞれの戦力と個性の違いだろう」と分析した。

 岸田氏も3日夜の記者会見で「人事の過程について何か申し上げることは適切ではない」と閣内残留の理由への言及を避ける一方、「結論として今回入閣することになった。その責任はしっかり果たさなくてはならないし、その責任を果たす中でしっかりと評価される」と述べている。

 このほか、「石破氏と同時に閣外に出れば『岸田氏vs石破氏』のガチンコ対決の構図になる。知名度で先行されている岸田氏には不利だ」との見方もある。

 岸田氏の外相在任期間は平成に入ってから最長となり、8月下旬には首相の父で歴代3位の安倍晋太郎元外相の1334日に並ぶ見通し。元慰安婦問題に関する日韓合意やオバマ米大統領の広島訪問などを通じ、外相としての存在感を国内外で高めてきたが、対ロシア外交でも貢献が期待されている。

 政治的野心を見せぬ岸田氏の思惑はどこにあるのか-。ひとまずは年内に予定されているプーチン大統領の来日でさらなる実績を積み重ねることが、外相としても「ポスト安倍」候補としても重要な試練となりそうだ。(政治部 豊田真由美)

1488名無しさん:2016/08/17(水) 23:23:04
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160817-00000114-nnn-pol
自民・二階幹事長、長崎議員の復党検討へ

日本テレビ系(NNN) 8月17日(水)22時5分配信
 自民党の二階幹事長は17日、自民党を離党して現在無所属の長崎幸太郎衆議院議員について、自民党への復党を検討する考えを示した。

 長崎議員は、2009年に自民党を離党して以来、無所属で活動を続けているが、二階幹事長は17日、「もっと自民党や国家のために働いてもらうチャンスを得たいと思っている」と述べ、復党について検討していく考えを示した。

 二階幹事長はまた、山梨県南アルプス市にある金丸信・元自民党副総裁の墓参りに訪れた。

 二階幹事長「大変印象深い、忘れることのできない政治指導者であられた」

 金丸元副総裁は、二階幹事長が初当選した当時に所属した自民党旧田中派の先輩議員にあたり、幹事長就任を墓前に報告する形となった。

1490とはずがたり:2016/08/18(木) 22:32:57
幹事長が露骨に自派に有利な取り計らいしちゃって大丈夫なんですかねぇ??

1491名無しさん:2016/08/20(土) 20:31:15
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160820/k10010643281000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_005
自民党の総裁任期めぐり「3期9年」案 議論本格化へ
8月20日 6時51分
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長をめぐり、党執行部からは安倍総理大臣に限らず、総裁の任期を「連続で2期6年まで」としている党則を改正して、「3期9年まで」とする案が出ていて、今後、党内の議論が本格化する見通しです。
自民党総裁の任期は党則で、「1期・3年、連続2期まで」と定められていて、平成24年に再び総裁に選出され、現在2期目の安倍総理大臣は、再来年の平成30年9月まで務めることができます。
これについて、自民党の二階幹事長は「安倍総理大臣は内政・外交ともに多くの実績を挙げている」として、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長を検討する協議機関を党内に設け、年内をメドに結論を得たい考えを示していますが、党内からは、これをけん制する意見や疑問を呈する声が出ています。
こうしたなか、党執行部からは「安倍総理大臣に限った総裁任期の延長ではなく、将来の自民党政権が長期に安定して政権を維持できるようルールを見直すという観点から議論すべきだ」として、党則を改正して、総裁の任期を「連続で3期9年まで」とする案が出ていて、今後、党内の議論が本格化する見通しです。

1492名無しさん:2016/08/20(土) 20:35:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700751&g=pol
小泉農林部会長は続投=自民、政調人事を内定

 自民党は17日、政務調査会の各部会長人事を内定した。小泉進次郎農林部会長が続投するほか、取り扱う案件が急増しているため分割する内閣部会については、第1部会長に江島潔参院議員、第2部会長に松本文明衆院議員をそれぞれ充てる。24日に予定している総務会で正式決定する。 
 このほかの部会長人事は次の通り。(敬称略)
 国防 寺田稔▽総務 葉梨康弘▽法務 古川俊治▽外交 阿達雅志▽財務金融 土井亨▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 渡嘉敷奈緒美▽水産 中西祐介▽経済産業 上野賢一郎▽国土交通 中根一幸▽環境 磯崎仁彦(2016/08/17-17:33)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081700841&g=pol
石破、岸田派「ポスト安倍」へ結束=自民各派が夏季研修会

 自民党の各派閥の夏季研修会が、8月下旬から本格化する。石破茂前地方創生担当相が昨年旗揚げした石破派、岸田文雄外相率いる岸田派はそれぞれ9月上旬に開催予定。安倍晋三首相の後継を狙う両氏は派閥の結束を図り、党内での存在感を高めたい考えだ。
 石破派は昨年9月、党内グループ「無派閥連絡会」から衣替えして以降、初めての夏季研修会となる。9月4、5両日に神奈川県小田原市で開催し、石破氏が講演する。
 先の内閣改造で、石破氏は閣外に出て次期党総裁選に備える姿勢を鮮明にしたが、側近の山本有二氏を農林水産相として取り込まれた。石破派の所属議員数は20人と第6派閥に甘んじており、他派からは「石破氏が閣内でも閣外でも影響はない」(党中堅)と冷ややかな見方も出ている。
 一方、第3派閥の岸田派の研修会は9月6、7両日に山梨県富士吉田市で開催。石破氏とは対照的に、岸田氏は外相に留任し、首相を支える道を選んだ。派閥内では安倍氏からの「禅譲」に期待する声が多いが、対立軸を示さない手法に「良い子すぎる」との不満も漏れている。
 首相の出身派閥でもある最大の細田派は9月4、5両日に長野県軽井沢町で、第2派閥の額賀派と第4派閥の麻生派は今月28日に、それぞれ軽井沢町と横浜市で研修会を開催。二階派は今月下旬に札幌市で、石原派は9月28日に東京都内で行う予定だ。
 自転車事故で入院中の谷垣禎一前幹事長を支持する谷垣グループも9月に軽井沢町で開催する。山東派は7月に栃木県那須町で行った。 

◇自民各派閥の研修会日程
細田派 9月4、5日   長野県軽井沢町
額賀派 8月28日    長野県軽井沢町
岸田派 9月6、7日   山梨県富士吉田市
麻生派 8月28日    横浜市
二階派 8月26〜28日 札幌市
石破派 9月4、5日   神奈川県小田原市
石原派 9月28日    東京都内
山東派 7月20、21日 栃木県那須町
谷垣G 9月11、12日 長野県軽井沢町
(2016/08/17-19:00)

1493名無しさん:2016/08/20(土) 22:08:47
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160817-00049442-gendaibiz-bus_all
安倍政権を牛耳る「二人の妖怪」〜二階幹事長と菅官房長官の「力の源泉」を突き止めた しぶとい、えげつない、あつかましい
現代ビジネス 8月17日(水)12時1分配信

 ギラギラとしたその顔に刻まれた皺の一本一本が、くぐってきた修羅場の数を物語っている。永田町から遠く離れた田舎町を出て、権力の中枢にまで辿りついた二人。その力の源泉はどこにあるのか。

メンツではなく実利をとる
 「二階さんが次の幹事長に決まったと耳にした菅さんは、素っ気なく一言だけこう言いました。

 『ああ、そうですか』」(官邸スタッフ)

 安倍政権で今、地殻変動が起きている。

 かたや歴代最長の在任1300日を突破、押しも押されもせぬ名官房長官と呼ばれる菅義偉氏。かたや底の見えない「最後の老兵」にして、自民党新幹事長の二階俊博氏。政権を牛耳るこの二人のパワーバランスが、大きく変わりつつあるのだ。

 「菅さんは昨年から、官房長官を退いて、幹事長をやりたいと望んでいました。親しい人の前で『もういい』『疲れた』とこぼすなど、『党務に移りたい』という意向を露骨に示すようにもなっていた。

 しかし、菅さんの要望は通りませんでした。そればかりか、幹事長ポストはライバルの二階さんがさらっていった」(前出・官邸スタッフ)

 今回の内閣改造では、二階派から2名、さらに二階氏の地盤である和歌山からも2名が入閣。地元の支持者を驚かせた。

 安倍総理がここにきて二階氏と急接近し、右腕だった菅氏を差し置いて重用し始めた真意は、どこにあるのか。

 「3年前、安倍総理は二階さんを警戒して、衆院予算委員長に閉じ込める策をとりました。その時二階さんは、『何でオレが今さら予算委員長なんだ。ふざけるな』と激怒していたのですが、急に黙ったかと思うと、予算案を史上最速のスピードで成立させたのです。

 つまり、『安倍、分かってるだろうな。抵抗する奴はオレが全部黙らせたんだ』と無言の圧力をかけたわけです。公明党とのパイプや根回し力といった、総理にないものを二階さんは豊富に持っている。メンツではなく、実利をとるリアリストでもある」(自民党関係者)

 だが安倍総理は、単に二階氏が有能だから幹事長を任せたわけではない。

 「カギはやはり、党則改正と総裁任期の延長です。この離れ業を実現できるのは、二階さんしかいない。参院選直後に二階さんが安倍総理と会談し、いきなり『総裁任期延長、大いに検討に値する』とブチ上げたのは、そこで幹事長就任をほのめかされたからでしょう」(前出・自民党関係者)

1494名無しさん:2016/08/20(土) 22:09:14
>>1493

ナワバリを争う似た者同士
 不愉快なのは菅氏だ。冒頭の言葉の通り、菅氏にとっても幹事長は、のどから手が出るほど欲しいポストだった。

 「菅さんももう67歳です。このまま閣内に封じ込められっぱなしだと、単なる『名官房長官』として政治家人生を終えることになりかねない。それに焦りを感じていることは間違いありません」(自民党中堅議員)

 二階氏も菅氏も、ともに叩き上げの地方出身者だ。「党人派最後の生き残り」と呼ばれ、与野党を問わず多くの議員から、尊敬と畏怖を集めている。同時に二人は、ナワバリを争う似た者同士のライバルでもある。

 両者に共通するのは、一種の図太さやあつかましさ、しぶとさ、手段を問わないえげつなさ―一言で言い表すならば、世襲のお坊ちゃん政治家にはない「おっさん力」とでも言うべき能力だろう。田中角栄や金丸信、梶山静六ら、脂ぎった「昭和の大物政治家」たちの面影を、少なからぬ人がこの二人に見るのだ。

 8月1日。自民党新三役の顔ぶれが決まり、各紙が速報で「二階新幹事長」と打ったこの日、新役員が顔合わせ会合を持った。そこで、出席者の一人がこう言った。

 「二階さんもこれからは表に出る幹事長なんだから、会見のときは必ず一度は笑顔を見せたほうがいいですよ。国民にメッセージを出すときは、仏頂面では困りますよ」

 冗談とも本気ともつかぬ言葉に、同席した者はどう反応していいか分からない。だが当の二階氏はというと、不敵な笑みを浮かべていたという。

 確かにこの幹部が言う通り、二階氏は国民ウケを狙わないし、またそれを得意とする人物でもない。政界内部で繰り広げられる根回しや謀略戦において、もっとも本領を発揮するタイプなのだ。

 その言動は、ウナギのようにヌルヌルと掴みどころがなく、ときに清々しいほど一貫性がない。「何かウラがあるはずだ」と深読みしようとすると術中にハマってしまう。

 「二階さんらしいと思ったのは、安倍総理が7月に衆参W選をやるかどうか悩んでいたときです。新聞が『W選実施が濃厚』と書けば『解散しないほうがいい』と言い、『やはり見送りか』と書けば『まだ可能性はある』と言う。のらりくらりと周囲を攪乱し、総理の意向を最後までカムフラージュしてみせた」(自民党ベテラン議員)

 部下の飼い方、使い方も融通無碍だ。前出の自民党中堅議員が言う。

 「二階さんは去年の二階派のパーティで、『他のグループにも、こっちに来たいという人がいる。数を増やそうと思ったら、ウチの派閥は倍にするだけの申し出がある』と嘯いていた。

 本当に石原派との合流に動いたり、無派閥議員への勧誘を盛んにやったり、二階さんには今どき珍しい『派閥のボス』という感じがありますよ。何しろ、『土建屋系』の二階さんにはカネがある。

 二階派のある議員は、『ウチはわけが分からない奴だらけの動物園だ。二階さんが何でも拾ってきちゃうんだよ』と言っていましたね」

 ダメな人間を切るのは簡単だが、ただ切れば100倍の恨みで敵方へ回る。それではお互いに損だ。ウィン・ウィンがいい―二階氏はしばしば、そのような「哲学」を漏らす。事実、収賄疑惑が報じられた西川公也元農水相、「路チュー」を撮られた中川郁子衆院議員、「ゲス不倫」の宮崎謙介元衆院議員と金子恵美衆院議員の夫妻など、二階派にはマスコミを賑わした有名議員も数多い。

 対する菅氏は、これまで安倍総理の「黒子」として、文字通り政権の要であり続けてきた。'09年以降は派閥に属することもなく、少なくとも表面上は、誰ともつるまない一匹狼を貫いてもいる。

 公に姿を見せるときはもっぱらいつもの会見場で、無表情を装っているため、それ以外のイメージがわかないという国民も多いかもしれない。しかし菅氏の本領は、率先して難所に突っ込み、使える手段を総動員しながら、強引に決着を付ける腕力と胆力にこそある。

 「例えば、今回の東京都知事選。野党統一候補の鳥越俊太郎が、選挙期間中に女性スキャンダルを報じられて失速しましたが、これについても『菅さんが手を回したのではないか』という話がまことしやかに流れている。

 実際のところは分かりませんが、何かあるとすぐ『菅さんだ』という話が出ること自体、菅さんの影響力が、もはや余人の及ばぬ領域に達していることの証拠でしょう」(前出・自民党関係者)

1495名無しさん:2016/08/20(土) 22:10:26
>>1494

どうする、安倍
 第一次政権時代から安倍総理に仕える最側近たちは、いまや強大になり過ぎたとも言われる、菅氏の力を警戒している。

 「菅さんは、安倍さんの調子がよくなってから出てきた人だ」

 「いつ寝首をかかれるかわからない」

 こうした陰口を官邸の住人たちから叩かれ続けても、菅氏はじっと耐え、ときには不祥事を起こした閣僚の処分に、ときには苦戦必至の地方選挙の応援に、ときには政府に対して真っ向から戦闘態勢をとる沖縄県との話し合いに奔走してきた。

 だが、菅氏を日頃間近に見ている人々によれば、ここにきて彼の様子に異変が表れ始めたという。

 「最近になって、菅さんが自民党内で派閥に属していない議員が集まった『無派閥連絡会』の顧問になった、という噂が話題になっています。安倍総理も、そうした不穏な動きを察知して、徐々に距離を置き始めたように見える。二階さんを幹事長に起用したのも、菅さん以外にもうひとり実力者を手近に置きたくなった、ということでしょう」(前出・官邸スタッフ)

 「無派閥連絡会」の所属議員は、この内閣改造で入閣要請を蹴り、「ポスト安倍に備える」と公言した石破茂前地方創生担当相に近いとも言われる。

 「党内の若手から中堅には、『菅派を立ち上げるべきだ』という声も根強い。今は沈黙を守っていますが、二階さんと違って菅さんには先がある。菅さんも菅さんで、今まで何人もの主を渡り歩いてきたしぶとい人です。このまま冷遇されるだけなら、自分から出て行くことも考えているはず」(前出・自民党中堅議員)

 二階氏と菅氏。この二人の「妖怪」の動向が、安倍政権の先行きを示している。

 「週刊現代」2016年8月20日・27日合併号より

週刊現代

1496名無しさん:2016/08/20(土) 22:21:47
古い記事

http://www.sankei.com/region/news/150711/rgn1507110055-n1.html
2015.7.11 07:05
議席1増の参院福岡選挙区「麻生派VS反麻生派」が再燃 公明は慎重姿勢

 参院選挙制度改革をめぐり、定数の「10増10減」に与野党が合意したことを受け、来年夏の参院選で福岡選挙区は、2人区から新たに1議席増えることが確実となった。自民党福岡県連内では、現在の1議席からの上乗せを狙った「2議席目」をめぐって早くも「麻生派VS反麻生派」によるきな臭い動きが出始めており、参院選を見据えたゴングが全国に先駆けて鳴った形だ。(九州総局 村上智博)

                  ◇

 ◆絶対にダメだ!

 「麻生系だけは絶対にダメだ。それ以外なら(2人目を)擁立すべきだ」

 8日夜、国会近くのホテル料理屋に、鳩山邦夫元総務相(衆院福岡6区)ら現職元職の反麻生(太郎副総理兼財務相)派の国会議員らが集まり、こうした方針で一致したという。

 集まったのは、鳩山氏のほか、古賀誠元自民党幹事長、山崎拓元副総裁、太田誠一元農水相、武田良太衆院議員(福岡11区)の5人。

 鳩山氏は総務相だった平成21年、「かんぽの宿」の譲渡問題で責任を問われた日本郵政社長の進退をめぐり、続投の方針を固めていた麻生首相(当時)に辞任を要求し、総務相を更迭された経緯がある。

 福岡選出の衆院議員として、麻生氏とは古くからライバル関係にある古賀氏も昨年末の衆院選で福岡1区の候補者公認をめぐり、鋭く対立した。

 古賀氏は比例選出の新開裕司衆院議員(当時)を擁立したが、結局、麻生系の井上貴博衆院議員と双方無所属で対決、井上氏が保守分裂選挙を制した。

 反麻生系が会合を開いた翌9日、党福岡県選出衆院議員6人と、県議の蔵内勇夫県連会長ら県連幹部が国会内で開いた会合では、2人目擁立を求める声が相次いだ。反麻生系の間では新開氏の名が早くも取り沙汰されている。

 現職で2期目を目指す大家敏志参院議員(麻生派)については10日、自民党県連が公認を申請した。

 ◆高みの見物

 素早い動きを見せる反麻生派に対し、麻生氏に近い県連幹部らは、「お手並み拝見だ」と高みの見物を決め込んでいる。

 衆参両選挙で協力関係にある友党の公明党が最後は独自候補の擁立に傾くとの読みもあり、そうなれば自民党からの「2人擁立」の芽はなくなるからだ。2人目の候補を擁立すれば、公明党と支持母体の創価学会票が得られず、自民候補が共倒れする可能性がある。

 公明票は衆院の1選挙区当たり約3万票、福岡県全体では約30〜40万票、九州全体で約60〜70万票との試算もある。

 逆に、公明党が候補擁立を見送り、反麻生系が2人目の擁立を決めても「安倍晋三首相、麻生氏に楯突く反主流候補が党公認を得るのは容易ではない」(麻生氏関係者)という事情も、高みの見物を決め込む理由の一つとなっている。

 参院の福岡選挙区は平成13年から5回連続で、自民党と民主党が2議席を分け合ってきた。この間、公明党は自民党候補を推薦してきた。

 党内に2人目擁立論が出てきた背景には、前回(平成25年)参院選で松山政司参院議員(岸田派)が約95万票(得票率49・2%)もの大量票を獲得した実績があるようだ。ただ、県内で少なくとも30万票とされる公明の基礎票が底上げしたのは明らか。公明・学会票を得られなければ1人当選させるのがやっとだ。

 自民党県連は、12年間にわたって党県議団会長を務めた蔵内氏が5月に新会長に就任し、その後、会長代行に中村明彦県議を充てるなど、「挙党一致」(蔵内氏)を図っている。

 反麻生系が仕掛ける形で火ぶたを切った参院選第一幕は、9月の自民党総裁選をにらみながらの神経戦となりそうだ。

                  ◇

1497名無しさん:2016/08/20(土) 22:21:57
>>1496

 来夏の参院選、定数増によって福岡選挙区での公明党の対応が、がぜん注目されるようになった。同党県本部の幹部は10日、産経新聞の取材に「選挙区での候補者選定については今後、支持母体の創価学会の意向も踏まえ、党本部と慎重に判断する」と述べた。

 慎重姿勢を崩さないのは、全国比例との兼ね合いが問題となるからだ。選挙区に力を入れることで、比例票が伸び悩み、議席獲得に影響を及ぼす可能性を危惧する。

 同党選対幹部も「改選3の選挙区で候補者を出すかどうかは、本当に厳しい判断になる。参院選は選挙区も広く、準備に1年はかかる。これから新たに出すといっても『言うは易(やす)く、行うは難し』だ」と述べた。

 ただ、選挙区での候補擁立に意欲があるのも事実。福岡県本部の幹部は「3人区なら本当は候補者を出したい。本音では3年前の参院選でも出したかったくらいだ」と語った。

 福岡選挙区への候補擁立の前例はある。

 平成元年7月の参院選では、木庭健太郎氏が公明公認で立候補し、当選した。10年7月にも、元公明党衆院議員の弘友和夫氏が無所属で出馬し、当選している。弘友氏はその後、公明党に戻った。

 最終的な党判断が出るのは、早くとも8月の盆過ぎになりそうだという。

1498名無しさん:2016/08/20(土) 22:22:34
古い記事

http://www.data-max.co.jp/2014/04/22/11_444_dm1718.html
福岡11区をめぐる自民党内闘争の事情
社会2014年4月22日 11:07

 13日に投開票が行なわれた行橋市選挙区の福岡県議会議員補欠選挙で、無所属の新人・堀大助氏が、現防衛副大臣・武田良太衆議院議員の秘書・小堤千寿氏に競り勝ち、初当選を果たした。行橋市は武田氏の選挙区である福岡11区に含まれており、小堤氏は行橋支部の青年局長を務めていた人物。順当ならば、小堤氏が自民党の公認または推薦を受けてもおかしくはないのだが、今回、自民党福岡県連(会長:松山政司参議院議員)が推薦したのは勝った堀氏。このことに武田氏(11区支部)と同党行橋支部は抗議して小堤氏を推薦。自民党が2つに分かれての選挙となった。

 自民党福岡県連と前県連会長・武田氏が、それぞれ異なる候補を擁して対決した行橋市の県議補選は、同党県連内の権力闘争を象徴する出来事だ。約1年前、県連会長という立場で衆院選を戦い抜き、11選挙区中10選挙区(福岡6区は無所属候補が当選し、選挙後に復党)で全員当選という成果へつなげた武田氏は、党にとっての功労者。その武田氏が、わずか1年後に、身内から地盤を脅かされる憂き目にあっているのはなぜか――。

 実のところ、武田氏への反発が表面化したのは今回だけではない。武田氏の県連会長時代、いくつかの選挙で立候補者をめぐるトラブルが発生した。まず、2011年4月の福岡県知事選挙。武田県連会長は当初、実力者・蔵内勇夫県議団長に推薦を出していたが、麻生太郎氏が強くプッシュする元経産省OB・小川洋氏にチェンジ。次に、12年12月の総選挙。当初、福岡1区に古賀誠氏の秘書・新開裕司氏の公認申請をする方向で県連(武田氏)は動いていたが、これも麻生氏が党本部に働きかけ、井上貴博福岡県議(当時)に切り替わった。その後の13年5月に行なわれた豊前市・築上郡部の県議補選では、武田氏秘書の西元健氏が自民党公認で初当選したものの、県連は別の元豊前市議を推薦している。そのため西元氏は、いまだ自民党県議団に所属していない。

 事は、麻生と武田、両氏の対立というほど単純ではない。両氏は、中選挙区時代に同じ選挙区でしのぎを削った間柄ではあるが、麻生氏には武田氏の強権的な手法への反感があるようだ。そして、『反武田連合』の狼煙は、以前からまことしやかに流れている武田氏の健康不安説がきっかけとなって上がった。行橋市の県議補選では、自民党福岡が推薦する堀氏に、農政連、民主党、市職労もついた。小選挙区への移行で地元・行橋市を離れた山本幸三衆議院議員も堀氏陣営に加わっている。公明党は武田氏側に回ったが惜敗。その差は1,152票である。さまざまな勢力が動いたが、どれか1つが欠けても結果は変わっていただろう。
 行橋市を舞台とした自民党内の対立には、もう1つのファクターがある。それは東九州自動車道の開通で、同市を含む福岡県東部エリアの価値が高まったことだ。選挙直前の13年3月26日、苅田北九州空港IC・行橋IC間8.6kmが開通した。反武田の狼煙が上がった行橋市と豊前市・築上郡部への交通アクセスは非常に良くなり、今後の再開発が期待されている。
 かつてNET-IBのインタビューに、九州の東回りエリアの発展に資するインフラ整備を重点項目として語っていた武田氏だが、将来への期待の高まりの裏にある"現状への不満"が降りかかったと言える。行橋市は、12年12月の衆院選で、武田氏に惨敗した対立候補(今回、県議補選で当選した堀氏)が、武田氏1万5,501票に対し、1万1,505票と唯一善戦した地域であったことも特筆すべき点だ。「前回(衆院選)は堀氏への支持ではなく、田川出身・武田氏に対する反発が数字になっただけ」と、地元有権者は語る。

 国政一強多弱の安定期を迎えている自民党だが、外敵をなくした組織において、権力をめぐるし烈な内部抗争が始まるのは歴史の常。福岡に限らず、今後も各地で同様の闘争が起きるかもしれない。

【山下 康太】

1499名無しさん:2016/08/20(土) 22:23:06
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160816-00511438-shincho-pol
“鳩山邦夫補選”自民は次男を擁立せず…麻生太郎の狙い
デイリー新潮 8月16日(火)5時53分配信

 さしずめ、漢軍に囲まれた項羽の心境ではないか。

「選考委員会のあり方が公平だったのか、疑問です」

 7月31日に福岡・久留米市の事務所で会見を行った故・鳩山邦夫氏の次男の二郎氏(37)は、遺影を前にしてこう不満をぶちまけた。政治部デスクが言う。

「邦夫氏の死去による衆院福岡6区の補選に、自民党県連は選考の末、蔵内勇夫県連会長の息子である謙氏を擁立することに決めたのです。さっそく選対が発足し、本部長は麻生太郎氏、選対顧問は古賀誠氏。一方、大川市長である二郎氏は無所属での出馬を表明しました」

 二郎氏が後を継ぐと見られていたが、ある県議は、

「謙さんは林芳正参院議員の秘書を務めていた上に、留学経験もあり、語学も堪能です。満場一致でした」

 この決定にはある事情があった。地元政界関係者は、

「もともと福岡6区は古賀誠さんの地盤ですから、古賀さんにすれば、子飼いである蔵内さんを擁立したかった。麻生さんも邦夫氏との関係が良かったとは言えない上、二郎さんは出馬にあたり、二階派の国会議員と接触していたとされる。そこで、彼を追い落とすため、利害が一致したのです。7月27日、謙氏は麻生派の大家敏志参院議員のアテンドで財務省を訪れ、麻生さんに挨拶をしています」

 つまり、“鳩山落選”の舞台は設えられていたワケ。

「麻生さんはいずれ長男の将豊(まさひろ)氏に福岡8区の地盤を引き継ぐとされていますが、地元では未だに古賀さんの影響力が強い。古賀系である蔵内会長は県連のドン。その息子に恩を売ったことは、麻生家の代替りの際に有利に働く」(同)

 さらに、

「謙氏が当選すれば麻生派に入る可能性もある」(同)

 四方を囲んだのは、権謀術数に長けた猛者だった。

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1500名無しさん:2016/08/20(土) 22:23:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160816-00000061-san-pol
谷垣グループ、閣僚・党役員5人から一気に1人 復権へ「谷垣派」復活検討
産経新聞 8月16日(火)7時55分配信

 自民党の谷垣禎一幹事長が自転車事故で負傷してから16日で1カ月を迎える。谷垣氏は幹事長交代を余儀なくされ、3日の内閣改造・自民党役員人事では、谷垣氏が顧問を務める党内グループ「有隣会」メンバーの大半が姿を消し、一人も副大臣・政務官に起用されない異例の事態に。グループでは求心力回復の一策として、谷垣氏を正式に会長に据えたうえで、平成20年に消滅した「谷垣派」の復活を検討している。

 ◆「事故さえなければ」

 「あの事故さえなければ、グループからもう一人くらい入閣できたのに…」

 グループ幹部は改造後、こう語って肩を落とした。

 関係者によると、谷垣氏は事故を起こす3日前に安倍晋三首相と面会し、グループの長老格の山本公一氏の閣僚登用を要請。首相はこれに応えて山本氏を環境相に起用したが、代わりにグループの遠藤利明前五輪相と中谷元・前防衛相が交代させられた。さらに党人事でも佐藤勉前国対委員長と棚橋泰文前幹事長代理が交代。閣僚と主要な党役員には、谷垣氏を含め5人が起用されていたが、一気に1人に減った。これには他派からも「使い捨てのようで露骨すぎる」(岸田派幹部)などの声が漏れる。

 悲劇の原因は谷垣氏の幹事長交代だ。谷垣氏は事故後、首相の続投要請を拒み、首相の面会希望も「他の入院患者に迷惑がかかる」と断り続けた。党幹部は「谷垣氏のかたくなな態度が、有隣会への冷遇人事として跳ね返った面は否定できない」と解説する。

 ◆掛け持ち禁止に

 グループ幹部が打開策として考えるのは、谷垣氏を正式に会長に据えて派閥化を図るシナリオだ。グループはこれまで代表世話人に逢沢一郎氏ら3人を置き、中でも逢沢氏を初入閣させるために実質的な代表としてきた。谷垣氏は顧問の立場で、メンバーには他派との掛け持ちも認めていた。

 しかし、逢沢氏は今回も閣僚に起用されず、目標は微妙に変化。これを受け、谷垣氏が影響力を維持する狙いも込め、グループの会長に据える考えだ。さらにメンバーには掛け持ちを禁じ、谷垣派を復活させ、今回のような事態にも結束して乗り切れる態勢を作る。

 旧谷垣派は、20年に旧古賀派と合流して一度消滅。24年の党総裁選で、古賀派が谷垣氏の支援を拒んだことに旧メンバーが反発し「有隣会」を立ち上げた。グループ幹部は「党の良識として谷垣氏はまだやるべき仕事がある」と復活を期待している。

1501名無しさん:2016/08/20(土) 22:24:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000065-asahi-pol
「総裁任期延長、3年3期が望ましい」 自民・高村氏
朝日新聞デジタル 8月15日(月)18時5分配信

■高村正彦・自民党副総裁

 自民党総裁の任期延長は、かつて中曽根(康弘・元首相)さんの時のように特例でやるのと、誰にでも適用されるように総裁任期の規制そのものを緩めるやり方がある。どちらかと言えば、総裁任期を今の「3年を2期」から「3年を3期」と変える方が望ましいのではないか。世界の状況を考えれば、「3年を2期」は短すぎる気もする。

 仮に総裁任期そのものを変えるとすれば、できるだけ早く取りかかった方が良い。特例を作るのであれば、もう少し(安倍晋三総裁の)任期が迫ってから考えても良い。「新しい任期が始まって1年しか経っていないのでまだ早い」というのはそれなりに理由がある。(自民党本部で朝日新聞の取材に)

朝日新聞社

1502名無しさん:2016/08/20(土) 22:27:20
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00511515-shincho-pol
小渕優子、疑惑の豪邸を建て替え 地元では今も“将来の総理候補”
デイリー新潮 8月19日(金)5時53分配信

 次世代の自民党を担うのは誰か?  この問いに対する答えは、ここ2年ほどで様変わりした。それまでは、若くして閣僚を歴任した小渕優子元経産相(42)が有力候補だったが、今やその期待を一手に引き受けているのは小泉進次郎代議士(35)。同じく「総理を親に持つ者」ながら、随分と差が開いてしまった。そして、彼女の「零落」を象徴するかのように、今、ある建物が建て替え真っ最中なのだ。

 ***

 東京都北区王子の昔ながらの住宅街。築100年超の歴史を誇り、往時は夜な夜な故・小渕恵三元総理の番記者が駆け付けていた、900平方メートル近い土地に建つ木造2階建ての豪邸。ここで優子氏は育った。しかし現在、この家はシートで覆われている。改装中ゆえだ。振り返れば、ここは小渕家の権力の象徴であると同時に「疑惑の館」でもあった。

「2014年10月、『週刊新潮』が小渕優子さんのデタラメ政治資金について報じると、彼女に関するカネの問題が噴出しました」

 と、当時取材にあたった記者が振り返る。

「その中のひとつとして、王子の家も問題視された。優子さんが約9年にわたって理事を務めた財団に売却されていたものの、その後も彼女の母親が家賃も払わずに住み続けていたからです。この財団は、恵三さんの後援者が設立したものだったこともあり、利益供与にあたるのではないかと騒がれました」

■「こちらにいるのは…」
 近隣住民が回顧するには、

「庭には滑り台やお池があって、竹下登さんからもらったという鯉が泳いでいる立派なお宅でしたね。利益供与疑惑が報じられる前日に、小渕さんのお母さんは引っ越していきました。あそこにいると、『元総理の妻』であることに気付かれ、嫌だったそうです」

 なお、6月29日から始まり、学生寮に生まれ変わる「旧小渕邸」の建て替えの設計は、新国立競技場のデザインを手掛ける隈研吾氏が担当している。いずれにせよ、小渕家の「遺構」は刷新されるわけだ。しかし、これで彼女が背負った「負の遺産」までが清算されることにはもちろんならない。

「当時小渕さんは、舛添問題で悪評が蒸し返された『マムシの善三』こと元特捜検事の佐々木善三弁護士に任せて、結局、自身の口で疑惑について説得力のある説明をできなかった」(前出記者)

 つまり、彼女は一連の疑惑の本質的な問題点とは何だったのかを何ら答えておらず、悪印象をひきずったままなのだ。にも拘(かかわ)らず、

「先月の参院選で、小渕さんは同じ群馬選出の中曽根弘文さんの応援をしていたのですが、7月上旬の決起集会に姿を見せ、『こちらにいるのは将来の総理候補です』と持ち上げられると、嬉しそうに笑っていました」(後援者)

 中央政界での評価とは別に、小渕家のご令嬢は地元ではなおチヤホヤされているのだった。

 政治評論家の浅川博忠氏が忠告する。

「彼女が総理候補と持て囃(はや)されていたのは、お父さんの威光に過ぎません。本人の口から一連の疑惑についてしっかりとした説明をしない限り、総理の有資格者としての再浮上はない」

 生家兼疑惑の館の思い出を訊(き)くべく小渕氏の現自宅を訪ねたものの、灯りは点(つ)いているのに応答なし……。

 ニュー小渕優子への「建て替え(リフォーム)」は、まだ設計の緒にすらついていない。

「ワイド特集 鉄の女の『金』『銀』『銅』」より

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1503名無しさん:2016/08/20(土) 22:41:06
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00000083-mai-pol
<二階幹事長>問われる調整力 復党・補選…党内不協和音
毎日新聞 8月19日(金)20時59分配信

 自民党の二階俊博幹事長が、無所属議員ら3人の復党や10月の衆院ダブル補選に、どう対応するかに注目が集まっている。既に二階派入りしている3氏の復党には党内に反対論が渦巻き、両補選では自民分裂選挙の可能性がある。二階氏の調整力が問われている。【樋口淳也、水脇友輔】

 復党の検討対象は、長崎幸太郎衆院議員(山梨2区)、小泉龍司衆院議員(埼玉11区)、川上義博元参院議員(鳥取)の3氏。長崎氏は2005年の「郵政選挙」で自民現職への刺客として初当選したが、09年衆院選で公認を得られず離党。小泉、川上両氏は郵政民営化反対で離党に追い込まれた。

 3氏の地元県連では復党への反対論が強く、谷垣禎一前幹事長も慎重だった。しかし二階氏は17日に記者団に「党のために役立ってもらえる人材だ」と語るなど前向きだ。二階派は「幹事長就任で復党は時間の問題」との見方だが、山梨県連関係者は「二階氏がいつ本格的に動き出すのか」と警戒する。

 ダブル補選も難題だ。鳩山邦夫元法相の死去に伴う福岡6区補選では、鳩山氏の次男で福岡県大川市長の鳩山二郎氏と、自民県連会長の長男で参院議員秘書の蔵内謙氏との分裂選挙が濃厚だ。県連は党本部に蔵内氏の公認を申請したが、二階氏は申請に先立つ今月1日に鳩山氏と会食。二階派内には「勝った方を(追加)公認すればいい」との声もあり、党内には二階氏が鳩山氏支援に回るとの懸念もくすぶる。党幹部は「一本化が必要だ」と焦る。

 小池百合子元防衛相の都知事転出に伴う東京10区補選では、小池氏を支援した国会議員らの出馬を都連が警戒する。一方、二階氏は旧新進党時代からの小池氏との交流を隠さない。18日には静岡県裾野市で記者団に「たった今、小池さんから電話があった。敵対する気配は感じない」と記者団に明かした。

 二階氏は14年衆院選で無所属の長崎氏を応援。昨年は旧民主党を離れた山口壮元副外相の自民入りを実現し、今年7月の参院選後には旧民主離党組の平野達男元復興相の入党による27年ぶりの参院単独過半数を達成。自派と党勢の拡大に余念がない。しかし、こうした手法に党内の警戒も強い。二階氏は今月4日の派閥の例会で「政治で一番難しいのはジェラシーだ。これにどう対処していくかだ」と述べ、自身の幹事長就任や派閥からの2閣僚誕生に沸くメンバーを引き締めた。復党問題や補選の「落としどころ」をどこに見いだすかで、今後の求心力に影響しそうだ。

1504名無しさん:2016/08/20(土) 22:42:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160819-00050043-yom-pol
総裁任期「3期9年」軸に…二階氏、党内調整へ
読売新聞 8月19日(金)14時0分配信

 自民党の二階幹事長は読売新聞のインタビューに応じ、党総裁任期を「連続2期6年」までとしている党則を改正し、連続3期9年まで可能とする方向で党内調整に入る意向を示した。

 総裁任期を巡っては、2018年9月に満了を迎える安倍首相の任期延長論が党内で出ている。

 二階氏は「これまで総理1年交代のような短命政権がずっと続いた。安倍内閣は久々の長期政権として安定的に推移している。ここで任期を区切るより、政治には安定が大事ではないか」と述べ、任期延長論に理解を示した。

 さらに、「財政問題など腰を据えてやらないとならない課題があるので政権は安定しているのがいい。安倍総裁だけの問題でなく、安定政権を持続していくためには、こうした準備はしておいていい」と指摘した。安倍首相に限った特例措置ではなく、今後の政権でも適用できる制度変更を念頭に置いたものだ。

1505名無しさん:2016/08/20(土) 22:42:58
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160627-00000015-pseven-soci
舛添氏退任日に逝った鳩山邦夫氏 東大首席はどっち?の真相
NEWS ポストセブン 6月27日(月)16時0分配信

 今は昔、東大法学部の同級生だった2人が東京都知事選を争った。鳩山邦夫氏と舛添要一氏だ。「オレが首席だった」──選挙戦で2人はそういって譲らなかったが、ともに落選した。

 あれから17年、舛添氏がスキャンダルにまみれて都知事を辞職したその日(6月21日)、鳩山氏が世を去った。死因は十二指腸潰瘍。67歳だった。

 鳩山一郎・元首相の孫というサラブレッドながら、田中角栄氏の秘書となり“どぶ板選挙”を叩き込まれた。自民党、新進党、旧民主党、そして自民党復党また離党と政党を渡り歩いたが、サービス精神旺盛で誰からも憎まれなかった。

 エピソードには事欠かない。エミリ夫人がまだ17歳のアイドルだった時にプロポーズ。蝶の収集家として世界的にも知られた。

 政治家としては文部大臣、労働大臣、法務大臣、総務大臣を歴任、政治にカネを散じるのを惜しまなかったことでも知られる。

 旧民主党結党の際には兄・由紀夫氏と2人で15億円を負担、盟友の麻生太郎氏が2007年の自民党総裁選に出馬した時は選対本部長を務め、落選後のスタッフの打ち上げ費用がないと聞くと、「みんなで飲んでくれ」ポンと100万円を渡したエピソードは有名だ。

 かつて鳩山氏の秘書を務めたジャーナリストの上杉隆氏は、「秘書時代、国会会期中で忙しいのに私の父の通夜・告別式に参列して棺まで担いでくれた。人との繋がりを大事にする政治家でした」と振り返る。

「友人の友人がアルカイダ」などの失言も、行き過ぎたサービス精神ゆえかもしれない。

 本誌記者は2回目の自民党離党を表明した翌日、鳩山氏の自宅を訪れた。自宅にカメラマンが詰めかけたことを知り、シャッターチャンスをやろうとわざわざ家庭菜園のアスパラを採取するところを見せてくれた。このあたり、まるで苦労人の気配りでとてもエリートの資産家にできる芸当ではない。

 ちなみに鳩山氏との東大首席争いの真相について、舛添氏はかつて本誌記者にこう明かしたことがある。

「同期の首席は私でも鳩山でもなく、足利冤罪事件で主任弁護人を務めた佐藤博史弁護士だったかな」

 これもご愛敬か。まだまだ政界に彩りを与えてほしい人物だった。

※週刊ポスト2016年7月8日号

1506名無しさん:2016/08/20(土) 22:49:12
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00511513-shincho-pol
路上キス中川郁子、“鈴木宗男の長女”の自民党入党に危機感
デイリー新潮 8月19日(金)5時52分配信

 とどのつまり、国政選挙は“国盗り合戦”。盗れば嬉しく、盗られりゃ悔しい。参議院選挙が終わったばかりというのに、北海道ではいまも2人の女性代議士が鞘当てを続けている。自民党の中川郁子(ゆうこ)氏(57)と、鈴木宗男元代議士(68)の長女で無所属の貴子氏(30)である。

 ***

「郁子は宗男の娘が疎ましいようだ。先の参院選では新党大地が自民党への選挙協力を決めたので、貴子は毎日のように自民党の柿木克弘候補に同行していた。帯広での遊説では郁子も応援に駆けつけて、2人は握手こそしたんだけど……」

 と言うのは、地元政界関係者だ。帯広市を中心とする北海道11区は、中選挙区制だった83年から93年まで、郁子氏の亡夫・昭一氏と宗男氏が“骨肉の争い”を繰り広げた因縁の場所。現在は郁子氏の選挙地盤である。

「最後まで2人が目を合わせることはなくってね。郁子は無所属の貴子が自分の選挙区に足を踏み入れたことが不快だったようで、陰では“行儀が悪い”とこぼしていた。大地の選挙協力も“あの人たちは自分の選挙活動をしているだけ”と最後まで冷ややかだったよ」

 郁子氏が貴子氏を毛嫌いする理由は何か。ことの発端は今年の2月に遡る。

■疑心暗鬼
 政治部デスクによると、

「宗男さんが安倍総理と秘密裡に合意を取り付けたのです。内容は、今後の選挙で新党大地が北海道で持つ45万票を全て自民党に回す。見返りに自民党は次回総選挙で娘の貴子さんを公認候補にする、というものです」

 これに、脛に傷を持つ郁子氏は危機感を募らせた。

「昨年3月に表面化した門博文代議士との不倫路チュー問題で、郁子さんは党本部や後援会の激しい怒りを買いました。あの騒動以降、彼女は“自分は支部長をクビになるのではないか”と不安に感じていたのですがそこに、総理と宗男さんの合意を耳にして“後任は鈴木貴子ではないか”と疑心暗鬼に陥ったのです」

 その後、彼女は至るところで鈴木父娘の批判を展開したという。4月の町村信孝前衆議院議長の死去に伴う補選の際には、

「ことあるごとに“新党大地に数十万票もあるとは思えない”と主張して、後継候補の和田義明氏が大地の推薦を受けることに最後まで強硬に反対したのです」

 そして迎えた7月の参院選――。蓋を開ければ、大地が支援した柿木氏は48万2688票で落選した。

「北海道新聞とNHKの出口調査では、新党大地を支持政党に挙げた有権者はわずか0・4%でした。北海道の全投票数は261万9545票でしたから、大地票はたった1万478票しかなかったことになる」

 郁子氏に話を聞くと、

「私の懸念は鈴木議員の入党の前提となっている、新党大地・宗男代表の“35万から45万票ある”との言葉でした。仄聞するところでは“道内各地域の調査結果を集計しても新党大地の支持者の票は1万票程度しかなく民進党へも流れている”とのことです」

 鈴木父娘への敵意を隠そうともしないが、貴子氏は郁子氏から自身や父親に向けられた発言について、

「本当なら大人気ないですが、私は中川先生のお姿から多くを学んでいるところです」

 と、皮肉タップリ。1日に開会したばかりの臨時国会で、2人は金、銀、銅のいずれかのメダルを手にすることはできるのか。

「ワイド特集 鉄の女の『金』『銀』『銅』」より

「週刊新潮」2016年8月11・18日夏季特大号 掲載

新潮社

1507名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:08
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160819-00000010-pseven-soci
鶴保庸介沖縄・北方担当相が捨てた18歳年下妻と2歳の息子
NEWS ポストセブン 8月19日(金)7時0分配信

 鶴保庸介氏(49)は政治家生活19年目の今年8月、沖縄・北方担当相として初入閣した。かつては野田聖子元郵政相との事実婚でも知られた人物だが、その自民党のホープの奇妙な結婚→離婚劇について、8月19日発売の週刊ポスト(9月2日号)が報じている──。

 和歌山県北部の農村地帯。のどかな村の一軒家を訪れた記者に、憤った様子で語り始めたのは鶴保氏(49)の元妻・萩原美穂さん(仮名・31)の親族だ。

「子供が好きな美穂にとって待望の第一子でした。ところが、出産後に待っていたのはあまりに辛い仕打ち。鶴保さんは一方的に妻子を捨てたのです……」

 そう言って声を詰まらせた。

 鶴保氏は東大法学部卒業後に小沢一郎氏の議員秘書となって政治家の道を志し、1998年の参院選に自由党公認で和歌山選挙区から出馬し初当選。31歳での当選は当時の最年少記録だった(2003年に自民党入り)。同じ和歌山県に地盤を持ち、安倍首相も頭が上がらない陰の実力者と言われる二階俊博・幹事長の側近中の側近として知られる。

 物腰が柔らかいイケメンでかつては“永田町のプレイボーイ”と呼ばれた鶴保氏は、2001年から7歳年上の野田氏と事実婚状態に入り、翌2002年、帝国ホテルで盛大な結婚祝賀パーティを開いた。

「ぞっこんだったのは聖子さん」というのは当時を知る自民党女性議員の評だが、2人は夫婦別姓を提唱する野田氏の方針で入籍はしなかった。そのことが“国会議員同士の事実婚”として注目された。2006年には「ナイス・カップル大賞」を受賞する。だが皮肉にも同賞を獲得したその年、事実婚は終わりを迎えることになる。別れの理由は長年の不妊治療だった。

「子供ができない」という理由で野田氏と別れた鶴保氏。しかしその後、美穂さんと結婚し、待望の第一子を授かった。だが、それは野田氏との別れとは全く違った形で終わりを迎えていた。

◆入籍の前に「離婚届」

 美穂さんが鶴保氏と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしており、鶴保氏とは同じ和歌山県出身の共通の知人の紹介で知り合ったという。18歳の年齢差があったが、美穂さんは鶴保氏の人柄に惹かれてほどなく交際が始まった。

1508名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:24
>>1507

 しかし2人の間には2013年の夏頃から微妙な空気が流れるようになる。ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだった。

 当時、前出の親族は、美穂さんからたびたび相談を受けていたと明かす。

「つわりで苦しんでいても優しい言葉をかけてくれないと、泣きながら電話してきたこともありました。美穂の両親も心配していましたが、ちょうど鶴保さんが国土交通副大臣をやっている時でしたから、美穂は心配させないように“あの人も忙しくてストレスがたまっているだけだから”と庇っていました。しかし9月末に副大臣を退任しても、様子が元に戻らなかったようです」

 結婚秒読みと思われた2人の関係は、この頃からおかしくなっていった。美穂さんが入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかったという。

「たまりかねた美穂は最初の紹介者を交えて、10月に鶴保さんと3人で話し合いを持ったようです。ところがその席で、鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。驚いた美穂は人目もはばからず号泣したそうです。それでも鶴保さんは頑としてその条件を譲らなかったようです。結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(同前)

 美穂さんが離婚届を書いても、即入籍とはならなかった。2人が入籍したのは、年を越した翌2014年の2月上旬だった。

 その日は美穂さんの29回目の誕生日だった。大阪市内のホテルで大きくなったお腹を抱えて記念写真を撮ったあと、鶴保氏の実家がある大阪市に婚姻届を提出した。子供が生まれる3週間ほど前のことである。

 盛大なパーティを開いて、政財界の大物から祝福された野田氏との結婚とは対照的に、地元でもほとんど知られていない“極秘入籍”。それでも野田氏との事実婚と違い、2人は戸籍上も夫婦となった。

◆子供に会ったのは3、4回

 美穂さんは2月末に男児を出産、鶴保氏も国会会期中の忙しい時間を縫って出産に立ち会ったという。しかし、その2か月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。鶴保氏が美穂さんに断りなく離婚届を出していたのだ。

1509名無しさん:2016/08/20(土) 22:54:43
>>1508

 あらかじめ美穂さんが〈離婚届不受理申出書〉を提出していたため、鶴保氏の提出した離婚届は結果的に不受理となった。親族がその後のことを振り返る。

「さすがに美穂の両親も“こんな人とは別れた方がいい”と離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、2014年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」

 ところが、最後まで鶴保氏の行動は解せないものだった。

「養育費の支払いが昨年の秋に何の連絡もなくストップしてしまったんです。出産後、鶴保さんが子供に会ったのも3、4回程度。彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同前)

 以上が、鶴保氏が閣僚入りする前に彼の私生活で起きていた出来事である。結婚や離婚には当人同士にしかわからない事情があるだろうし、(野田氏との結婚がそうであったように)その形も様々である。だが、入籍・出産から離婚届の提出までわずか2か月という経緯に、美穂さん側が不信感や憤りを抱くのは当然だろう。

 鶴保氏の真意を聞くべく、本誌記者が電話をかけると結婚と離婚、子供の出生については「事実です」と認めたうえで、「あとは文書で答える」とした。

 婚姻届の際に離婚届を書かせていたことや、入籍からわずか2か月後に妻の承諾もなく離婚届を出した理由、毎月8万円の養育費の支払いが止まっていることについて問うと、以下の文書回答があった。

「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません。相手は一般の方で新たな生活もあることですので、温かくお見守り頂ければありがたいと思います」

 美穂さんの実家を訪ねると、本人に代わって両親が対応した。2歳の孫を祖父母として支える存在だ。

「結婚から離婚に至るまでの経緯は事実です。鶴保さんのことは何一つ信用できなかった。もう彼とは関わりたくありません」

※週刊ポスト2016年9月2日号

1510チバQ:2016/08/21(日) 00:09:03
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-45109062.html
神奈川県内麻生派が存在感 自民・閣僚、党役員に続々
08月19日 07:05神奈川新聞

 先の内閣改造や自民党役員人事で、神奈川県内では麻生派(為公会、会長・麻生太郎副総理兼財務相)所属議員の登用が目立った。党内では細田派、額賀派、岸田派に次ぐ規模の第4派閥ながら存在感を見せている。 当選6回で、麻生派の事務局長を務める松本純氏(衆院1区)は、国家公安委員長兼防災担当相として初入閣。ともに中堅で当選3回の赤間二郎氏(14区)が総務兼内閣府副大臣、鈴木馨祐氏(7区)が若手の「登竜門」とされる党青年局長にそれぞれ起用された。 一方で、河野太郎氏(15区、当選7回)が松本氏との交代で退任。牧島かれん氏(17区、同2回)も内閣府政務官を退いた。同派所属議員の一人は「派閥は関係ない。当選回数や専門性に応じた起用で、タイミングの問題もある」と話した。 県内の無派閥議員も「期数や実力からみて順当。驚きはない」としつつ、「神奈川に限れば麻生派所属議員は比較的多く、先の参院選でも中西健治氏を全面支援して独自の動きを見せた。存在感が高まっているのは事実」と解説した。

1511名無しさん:2016/08/21(日) 10:39:09
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800629&g=pol
自民幹事長、10月の訪中検討=共産党招待で

 自民党の二階俊博幹事長は18日、中国を10月に訪問する方向で検討に入った。中国共産党の招待に応じるもので、同月9、10両日に開催予定の20カ国・地域(G20)の政党代表者らによる会合に出席するのが目的。政府・党要人との個別会談も調整するとみられる。
 二階氏は18日夜、中国の程永華駐日大使と大使公邸で会食。出席者によると、二階氏は「(10月は)国会開会中だが、若い議員も連れて行きたい」と伝えたほか、日中間の議員交流を促進する考えを示した。
 日中関係は、沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船による相次ぐ領海侵入などにより緊張が高まっている。二階氏としては、政府とは別に対話を維持し、緊張緩和に努めたい考えだ。(2016/08/18-22:24)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016081800826&g=pol
「小池新党」を警戒=都知事選処分で対応苦慮-自民

 自民党が先の東京都知事選をめぐり、小池百合子知事らの処分問題への対応に苦慮している。小池氏を不用意に刺激すれば、同氏が「選択肢」としている新党結成を誘発し、来年に控える都議選や、再来年までに行われる衆院選で自民党の脅威となりかねないためだ。党執行部は小池氏との関係修復を図る考えだが、知事選で激しく対立した党都連の反発が根強く、慎重に対応する方針だ。

 同党の二階俊博幹事長は18日、静岡県裾野市で記者団に、小池氏からリオデジャネイロ五輪の閉会式に出席すると電話連絡があったことを明らかにした。その上で「自民党と敵対するものをつくる気配は、少なくとも感じなかった」と語り、党内の動揺を抑える意向をにじませた。
 都知事選で、小池氏は党方針に従わず立候補し、都連を「敵役」に見立てて圧勝した。都連は小池氏や、その支援者の処分について「除名相当」との立場。しかし、ある党幹部は「処分なんかしたら、小池氏は新党結成に走りだすかもしれない」と処分には否定的な見解を示した。東京選出の若手国会議員は「小池新党ができたら、都議も国会議員も大変だ」と危機感をあらわにした。
 小池氏の失職に伴う衆院東京10区補選への対応も、自民党にとって悩みの種だ。同区へは、都知事選で小池氏を支援した若狭勝衆院議員(比例東京)が立候補に意欲を持っているとされる。都連内で処分対象の若狭氏を公認すべきだとの声は乏しいものの、「若狭氏を蹴れば、小池新党から出馬となりかねない。そうなれば自民候補は勝てない」(若手)と不安は尽きない。
 執行部は、処分問題を先送りするとともに、衆院補選では小池氏との対立回避を模索する構え。党内では「小池氏とはうまく付き合うしかない」との意見が広がっており、都連には不満がくすぶりそうだ。 (2016/08/18-19:39)

1512チバQ:2016/08/21(日) 19:32:09
http://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-45371986.html
中西氏の県連所属認める 小此木・自民神奈川県連会長
05:00神奈川新聞

 自民党神奈川県連の小此木八郎会長(衆院3区)は20日、7月の参院選神奈川選挙区で同党推薦・無所属(後に追加公認)で当選した中西健治氏について、県連への所属を認める方針を明らかにした。9月上旬の総務会で正式決定する見通し。横浜市内で開かれた県連演説会で経緯を説明した。 小此木氏によると、中西氏とは当選後に複数回面談し、参院選で選対本部長を務めた無所属の浅尾慶一郎衆院議員(4区)や支援を受けた自民党以外の地方議員との今後の関係性などを確認。19日には党本部で二階俊博幹事長らを交えて会談し、(1)国政・地方選などは党方針に従う(2)日常活動で反党・利敵行為はしない(3)他の国会議員と同様に千人の党員獲得に努める-などとする内容の誓約書が提出されたという。 小此木氏は20日、「中西氏を県連に受け入れる方向で、9月に執行部会と総務会をあらためて開き、正式に決めたい」と述べた。 自民党は、定数1増の4となった同選挙区で2議席獲得を目指すため、公認の三原じゅん子氏に加え、党本部主導で中西氏を推薦。しかし、2009年の横浜市長選で支援を得ながら、翌年の参院選で旧みんなの党で当選した中西氏への県連内の反発は強く、県連は三原氏に一本化して選挙戦を戦った。中西氏の県連所属は選挙後も保留していた。

1513チバQ:2016/08/21(日) 22:40:48
http://www.sankei.com/politics/news/160821/plt1608210004-n1.html
2016.8.21 01:00
【政界徒然草】
丸川珠代氏の五輪相抜擢は吉と出るか、凶と出るか 知事選で敵に回した小池百合子知事はかつての恩人だっただけに…」

入閣待望組の在庫一掃とも揶揄(やゆ)される今回の内閣改造で、五輪相に起用された丸川珠代氏に注目が集まっている。といっても、参院当選2回の45歳にして、環境相から横滑りの2度目の入閣というサプライズだからではなく、4年後の2020年東京五輪・パラリンピックに向けて協力しなければならない小池百合子東京都知事を知事選で厳しく“口撃”し、因縁浅からぬ仲だからだ。五輪相として、小池氏と「犬猿の仲」とされる大会組織委員会の森喜朗会長との“緩衝材”の役割も期待されるが、果たして丸川氏の起用は吉と出るか凶と出るか。

 「東京大会の成功のために、私ができることは何でもやりたい」。丸川氏は今月3日の五輪相就任記者会見で、小池氏との今後の関係について、こう述べた。

 が、このほんの3日前まで、丸川氏にとって小池氏は「敵」に他ならなかった。7月31日に投開票が行われた都知事選は、自民党から小池氏に加え、都連も候補を擁立して分裂選挙に突入、丸川氏は自民党推薦候補を応援していたからだ。

 同月26日の自民党推薦候補の総決起大会で丸川氏は、党都連への相談もなく立候補を決めた小池氏を念頭に「スタンドプレーはできるけども、チームプレーはできない。こういう人は都知事にしなくていいんじゃないかと思っています」と酷評。29日の会合では、小池氏が都議会の冒頭解散を公約に掲げたことを踏まえ「これから都議会と一戦ことを構えよう。そんな人を都知事にしたら、あっという間に1年、2年を無駄にしてしまう」と痛烈に批判もしていた。

 ただ、その丸川氏は9年前の平成19年、初当選を決めた参院選で小池氏の応援を受けている。

 当時、防衛相だった小池氏は、選挙戦初日の東京・新宿駅東口での街頭演説に、ピンクのかりゆし姿で駆け付けて応援演説。雨の降る中、自身はアラビア語通訳から報道番組のキャスター、丸川氏はテレビ朝日のアナウンサーだった経歴を紹介し、「私と違ってアナウンサーの訓練を受けています。私の得意はトチリですけど、丸川さんにはその心配がありません」と持ち上げ、「必要な政策に立案からかかわり、皆さんにわかりやすく伝えていく。これほど素晴らしい人材はない」と支援を呼びかけていた。

 小池氏は、丸川氏とともに兵庫県出身であることも強調。東京選挙区から立候補した丸川氏に自身を重ね、地方出身者の東京での活躍、そして女性の活躍も訴えた。丸川氏はといえば、小池氏の隣でニコニコと笑顔を振りまいていた。

 丸川氏は序盤に苦戦を強いられたが、後半に党の支援を受けて当選。小池氏は恩人ともいえる存在のはずだが、国会では「女ヤジ将軍」としても知られる丸川氏。都知事選の応援演説では、恩をあだで返すほど、その“毒舌”がさえすぎたのかもしれない。就任会見での「何でもやりたい」発言は、小池氏への負い目、そして、今後の五輪相としての難しい仕事を念頭においたものだったのだろうか。

 一方の小池氏はといえば、4日に知事就任のあいさつのため自民党本部に二階俊博総務会長を訪ねた後、記者団に対し、丸川氏との関係について「敵とかなんとか、そういうのはやめません?」とかわし、「丸川さんは指示に忠実な方なので、そこで『小池さん、素晴らしい』とはいえないでしょ。それは、忠実に指示に従われたということだと思います」と述べて、丸川氏を気遣う大人の対応をも見せた。が、そこは意地と意地がぶつかりあう女の戦い、さらりと水に流したとは思えない。都連幹部は「これからは連係プレーが必要になるのに、都知事選が後を引かなければいいが」と危惧する。

 丸川氏にとって、もう一つやっかいなのが森氏の存在だ。五輪相は大会に向け、国と都、大会組織委員会の調整役を担うポスト。今後、小池氏と大会組織委員会の森喜朗会長との間で、大会経費の負担見直しの協議に入るが、森、小池両氏は「水と油」の間柄といわれる。

 元自民党衆院議員秘書によると、森氏と小池氏の関係がぎくしゃくしたのは24年前に遡(さかのぼ)るという。初当選した4年の参院選に際して、自民党ではなく日本新党から出馬したことに起因すると指摘する。「小池さんの父親は福田赳夫元首相と関係が良くて、よく出入りしていた。(小池氏の)選挙も、どこの党から出たらいいかといった相談をしていて、てっきり(福田氏が立ち上げた)清和会(現清和政策研究会=細田派、当時は三塚派)から出馬すると思っていたら日本新党だった。森さんは今でも、それを快く思っていないんだ」と振り返る。

1514チバQ:2016/08/21(日) 22:41:45
 小池氏はその後、新進党、自由党、保守党と渡り歩き、14年に自民党に入党。森氏が三塚氏から派閥を引き継いだ森派に入るも、21年には離脱している。このことが森氏の怒りを倍加させたとの見方もある。

 ただ、今月9日、東京・虎ノ門の大会組織委員会に小池、丸川両氏が、それぞれ知事、五輪相の就任あいさつのために訪れて同席した際には、森氏が両氏の間を取りなしたようだ。

 会談後、森氏は記者団に「私が政治家であったとき、お二人とも“森商事”の社員さんだった方です。分かりやすく言うとね。何も初対面じゃないんですから、話し合えばすぐ分かるということですね」と語り、小池、丸川両氏がともに自身が領袖を務めた派閥の出身であり、和解も容易であることを強調。その上で、「しっかり五輪を成功させましょうという認識で一致した」と円満さもアピールした。

 1日にリオデジャネイロ五輪視察で現地入りした直後、都との協力体制について記者団に「小池さん次第ですね」と牽制(けんせい)していた森氏だが、このときは、小池氏が「オリンピックを機会に新しい東京を作っていきたい」と述べたことにも、「それは大賛成ですよ」と応じて融和ムードも演出した。

 しかし、小池氏と丸川氏はというと、小池氏が「頑張って」と声をかけると、丸川氏が「よろしくお願いいたします」と応えるあいさつ程度。このときの小池、丸川両氏の様子を見ていた関係者は「見えない火花が散っていた」と語り、連携や協力どころか関係修復さえも難しい様子だ。

 安倍晋三首相は3日の内閣改造後の記者会見で、「五輪相には心機一転、東京選出の丸川大臣にお願いします」と述べて、東京五輪の成功を丸川氏に託した。丸川氏への首相の期待は大きいが、相手はけんか殺法で都知事選を勝ち抜いた小池氏、今後も一悶着(もんちゃく)ありそうな予感がする。(政治部 小島優)

1515とはずがたり:2016/08/22(月) 20:08:47
調整重視、際立つ「二階流」=衆院2補選が試金石に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160815-00000062-jij-pol
時事通信 8月15日(月)7時3分配信

 自民党の二階俊博幹事長が、早くも存在感を発揮している。

 安倍政権との関係が冷え込む沖縄県の翁長雄志知事や中国の程永華駐日大使らと次々と会談。持ち前の調整重視の姿勢を前面に押し出している。二階氏の台頭は、安倍晋三首相「1強」の政権構造に変化をもたらす可能性もあり、10月の衆院補選が試金石となりそうだ。

 「自民党としては、できるだけのことをして寄り添ってあげたい」。二階氏は10日、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり政府と対立する翁長知事と会談。県側に配慮する姿勢を強調し、沖縄訪問にも意欲を示した。

 党内きっての「親中派」の二階氏は同日、程大使とも会談。沖縄県・尖閣諸島周辺での中国公船の動向をめぐり日中関係が緊張する中、「ぎくしゃくすることがあっても乗り越えていくだけの度量と見識がなくてはならない」と呼び掛けた。

 首相は政権の安定を継続するため、ベテランで幅広い人脈を持つ二階氏を起用。二階氏としては、政府と沖縄、中国との間の「緩衝材」となり、首相を側面支援したい考えだ。

 首相は周辺に「二階氏とは『戦略的互恵関係だ』」と語っている。首相に近い下村博文元文部科学相を幹事長代行に据えたのは警戒心の表れといえ、「お目付役」(若手)との見方がもっぱらだ。

 実際、二階氏は自らの派閥拡大に積極的で、4日には先に入党した平野達男元復興相が二階派入り。党内に影響力を増す狙いは明らかで、政府関係者は「今後は首相と幹事長で物事を決める場面が多くなる。菅義偉官房長官は嫌がるだろう」との見通しを示した。

 二階氏にとって当面の難題は、10月23日投開票予定の二つの衆院補選だ。小池百合子東京都知事の地元である東京10区は知事選のしこりが残り、福岡6区は保守分裂の恐れがある。首相が期待する調整力を発揮できるか、手腕が問われる。

1516チバQ:2016/08/23(火) 20:54:40
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20160823-567-OYT1T50047.html
自民「きさらぎ会」、結束続くか…鳩山氏死去で
11:02読売新聞

 6月に死去した鳩山邦夫・元総務相が率いた自民党の派閥横断グループ「きさらぎ会」の行方が注目されている。

 約120人が参加し、安倍首相の「応援団」として活動してきたきさらぎ会が今後も結束を保つかどうかは、次の自民党総裁選に向けた党内情勢にも影響を与えかねないためだ。

 きさらぎ会は8月、塩崎厚生労働相らを共同世話人とし、菅官房長官を顧問として迎え入れた新体制で会の存続を決めた。ただ、これまでは鳩山氏の人柄を慕って集まっていた議員も多く、100人超の陣容を維持できるかどうか不安視する声も出ている。

 正念場となりそうなのが、鳩山氏の死去に伴って10月23日に行われる衆院福岡6区補欠選挙への対応だ。

1517名無しさん:2016/08/24(水) 19:50:57
http://blogos.com/article/185963/
自由民主
2016年08月03日 23:40
役員会後 党新執行部記者会見
平成28年8月3日(水)11:00〜11:30
於:党本部平河クラブ会見場

question
山陰中央新聞です。二階幹事長が率いる派閥に入っている川上義博氏について、県連は反対している。どうするか。


answer
(二階幹事長): 当然、谷垣前幹事長からこの件についての引き継ぎを受けているわけではありませんので、いかなるいきさつでそういうものを受け取り、またそういう発言が関係者の間でなされているかということは、私は承知をしておりませんが、これから県連の皆さんもお話し合いをする機会もあるだろうと思いますから、できるだけ円満に、敵(かたき)じゃないのだから。皆自民党を愛し、自民党のために一役買おうという気持ちをもっておっていただく各地方の組織の皆さん、排他的に考えるのではなくて、できるだけ皆円満に、しかしルールとか過去のいきさつなどということを重視していかなければならないことは当然ですが、今のところ、このことに、今度幹事長になったどうしようというような考えは持っておりませんから、よく慎重に意見を聞いて、円満に進めていきたい、このように思っています。

1518名無しさん:2016/08/24(水) 19:57:14
http://www.sankei.com/politics/news/160823/plt1608230013-n1.html
2016.8.23 12:56
自民・二階俊博幹事長「谷垣禎一前幹事長が復帰すれば要職起用も」

 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、スポーツ自転車(ロードバイク)でサイクリング中に転倒して負傷した谷垣禎一前幹事長が回復した場合、要職に起用する考えがあるかを問われて「もちろんある」と答えた。また、「後で電話して状況を聞いた上で、様子が許せばお見舞いにあがりたい」とも述べた。

1519チバQ:2016/08/24(水) 20:56:26
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1608240031.html
国土強靱化対策本部に格上げ 二階俊博幹事長が本部長就任 自民党人事 小泉進次郎農林部会長は続投
18:24産経新聞

 自民党は24日の臨時総務会で、政調会の下にあった国土強靱化総合調査会を「国土強靱化対策本部」に格上げし、本部長に二階俊博幹事長が就くことを決めた。憲法改正推進本部長は森英介氏が再任された。

 臨時総務会では小泉進次郎農林部会長の続投を含む部会長人事も決めたほか、衆院の常任、特別委員長らの内定人事を了承した。他の主な人事は次の通り(敬称略)。

 【本部長など】行政改革推進本部長 河野太郎▽拉致問題対策本部長 山谷えり子▽党・政治制度改革実行本部長 高村正彦▽道州制推進本部長 石田真敏▽東日本大震災復興加速化本部長 額賀福志郎▽選挙制度改革問題統括本部長 細田博之▽日本経済再生本部長 茂木敏充▽教育再生実行本部長 桜田義孝▽外交再生戦略会議議長 高村正彦▽外交・経済連携本部長 衛藤征士郎▽2020年五輪・パラリンピック東京大会実施本部長 遠藤利明▽平和安全法制推進本部長 江渡聡徳▽女性活躍推進本部長 土屋品子▽地方創生実行統合本部長 河村建夫▽1億総活躍推進本部長 川崎二郎▽北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部長 二階俊博▽人工知能未来社会経済戦略本部長 塩谷立▽農林水産業・地域の活力創造本部長 宮腰光寛

 【部会長】

 内閣第1 江島潔▽内閣第2 松本文明▽国防 寺田稔▽総務 葉梨康弘▽法務 古川俊治▽外交 阿達雅志▽財務金融 土井亨▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 渡嘉敷奈緒美▽水産 中西祐介▽経済産業 上野賢一郎▽国土交通 中根一幸▽環境 磯崎仁彦

 【常任委員長】内閣 秋元司▽法務 鈴木淳司▽外務 三ツ矢憲生▽財務金融 御法川信英▽文部科学 永岡桂子▽厚生労働 丹羽秀樹▽農林水産 北村茂男▽国土交通 西銘恒三郎▽環境 平将明▽安全保障 山口壮▽国家基本政策 棚橋泰文▽予算 浜田靖一▽議院運営 佐藤勉

 【特別委員長】災害対策 秋葉賢也▽政治倫理・公選法 竹本直一▽拉致問題 城内実▽消費者問題 原田義昭▽震災復興 吉野正芳▽原子力問題 三原朝彦▽地方創生 木村太郎▽TPP 塩谷立

 【審査会長】情報監視 額賀福志郎▽政治倫理 逢沢一郎

1520チバQ:2016/08/24(水) 21:00:49
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160825k0000m010007000c.html
<沖縄・北方担当相補佐官>島尻安伊子前担当相を起用
18:05毎日新聞

 政府は24日の閣議で、鶴保庸介沖縄・北方担当相の補佐官に島尻安伊子前担当相を充てる人事を決定した。菅義偉官房長官は記者会見で「沖縄政策を担当する政務官や特命相を経験し、大きな実績を残した。沖縄振興、子どもの貧困緊急対策の実現を期待したい」と語った。島尻氏は7月の参院選沖縄選挙区で落選し、その後の内閣改造で担当相を外れた。鶴保氏から補佐官就任を打診され、快諾したという。

1521チバQ:2016/08/24(水) 21:08:18
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160824k0000m010099000c.html
<自民>谷垣グループ危機感 党内処遇、回復次第
08月23日 21:31毎日新聞

<自民>谷垣グループ危機感 党内処遇、回復次第
谷垣グループの構成
(毎日新聞)
 自民党で谷垣禎一前幹事長をどう処遇するかに注目が集まっている。安倍政権へのこれまでの貢献を重視し、要職への起用を求める声があるためだ。ただ、自転車事故で入院中の谷垣氏の復帰のめどは立っておらず、谷垣グループも立て直しを迫られている。【高橋恵子】

 二階俊博幹事長は23日の記者会見で、頸髄(けいずい)を損傷した谷垣氏の容体が回復した場合、要職に充てる可能性は「もちろんある」と述べた。衆院憲法審査会長への起用が念頭にある。別の党幹部も今後の党人事について、「谷垣氏が公務復帰できるかどうかが一つの要素だ」と指摘した。

 ただ、回復の見通しは明らかではない。秋の臨時国会への出席も見通せておらず、谷垣氏のグループ「有隣会」は動きが取れないのが実情だ。グループ内に総裁候補と目されるメンバーはおらず、麻生派や山東派との合併構想も浮上しているが、谷垣氏が不在のままで具体化させるのは困難とみられる。

 谷垣グループは自らを派閥と位置付けておらず、他派閥との掛け持ちが可能で31人が所属。逢沢一郎元衆院議院運営委員長ら3人による代表世話人体制を取っている。

 「掛け持ちなし」のメンバーで比べると、内閣改造前は中谷元(げん)前防衛相、遠藤利明前五輪担当相の2人が入閣し、党役員では谷垣氏に加えて佐藤勉氏が国対委員長に就いていた。しかし、今月3日の改造・党人事で入閣は山本公一環境相1人にとどまり、佐藤氏も外れて主要な党役員はいなくなった。グループ内では「有隣会は外された」「若手が逃げかねない」と危機感が広がっている。

 グループは結束を固めるため、9月に長野県で泊まりがけで研修会を行うが、谷垣氏の出席は今のところ未定だ。グループでは体制強化を図るため、谷垣氏を現在の顧問ではなく実権を持つ会長に充てる案も浮上しているが、こちらも谷垣氏の回復具合に左右されそうだ。

1522名無しさん:2016/08/24(水) 23:28:04
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160824-00000034-jnn-pol
自民・二階幹事長、強まる存在感
TBS系(JNN) 8月24日(水)19時42分配信
 中国の王毅外相が24日朝、いち早く面会し、笑顔を見せた相手が自民党・二階幹事長です。77歳になるこの重鎮政治家は、中国との太いパイプだけでなく、安倍総理の総裁任期延長についても容認論を展開するなど、今、存在感を強めているんです。

 24日朝、東京都内のホテル。忙しいスケジュールの合間をぬって、中国の王毅外相が会談したのは自民党の二階幹事長です。

 「皆さん、こんに、おはよ」(王毅中国外相)

 「しばらくぶりですけど、本当にお元気そうで何より」(自民党 二階俊博幹事長)

 沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵入問題など、日中間に懸案が山積みの中、王毅氏はこれまでの厳しい表情とは一転、使うことを控えてきた日本語も交えて友好ムードを演出しました。さらに。

 「去年5月、先生は3000人もの日本からの友人を連れて、中国の人民大会堂で中日友好大会を開催しました」(王毅中国外相)

 二階氏が去年、3000人を引き連れ訪中したことに触れ、中国側が二階氏を重要視している姿勢を見せました。会談後、二階氏も・・・

 「関係がうまくいくように、もっと努力をしなきゃならないということで、意見は全く一致しておりましたし」(自民党 二階俊博幹事長)

 77歳の重鎮、二階氏。3週間前、幹事長に就任して以降、永田町でその存在感が強くなっています。就任直後に二階氏が面会したのは小池東京都知事。党内に小池氏の処分を求める声があるなか、こう述べました。

 「撃ち方やめで、小池都政に対して、くれぐれも積極的に協力していきたい」(自民党 二階俊博幹事長)

 「撃ち方やめ」。これで党内の小池氏への「処分ムード」は一気に沈静化しました。

 今、二階氏が注目されるのは、安倍総理の党総裁任期の延長問題が浮上しているからです。先月には、党内でいち早く「容認論」を展開。 23日の会見では、総理の「マリオパフォーマンス」について・・・

 「(Q.首相は自らの手で東京五輪を成功させたいとの意欲があったのか)それはそうです。意欲がなければ、あんな所に行けない」(自民党 二階俊博幹事長)

 さらに、総裁任期延長に関する党内議論について「適当な時期を見計らって 協議する」と述べたのです。

 「百戦錬磨、いわば自民党において最も政治的技術を持った方だろうと」(安倍首相)

 安倍総理から「最も政治的な技術を持った方」と持ち上げられた二階氏。ただ、幹事長は、党の金、人事、さらに選挙の公認権などを握る強力なポストだけに、党内では警戒感もあり、その一挙手一投足が注目されています。(24日15:12)
最終更新:8月24日(水)22時9分TBS News i

1523名無しさん:2016/08/24(水) 23:41:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000042-asahi-pol
「高速道路いらない人たち、政権あり得ぬ」自民・二階氏
朝日新聞デジタル 8月24日(水)13時25分配信

■自民党の二階俊博幹事長

 「高速道路いらない」とか「公共事業がどうだ」とか、全く机上の空論と言うか、日本国中どこへ行ってもそんな意見は通らない。私はもう、ああいうことをあの人たち(民進党)が述べている限り、あの人たちは政権へ近づいてくることはあり得ないことだ。高速道路予算でしっかりした結果を出すことが、自公連立政権の成果を皆さんにご理解いただくものだと思う。(高速道路建設を求める都道府県知事などの会合で)

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000513-san-pol
自民・二階幹事長、安倍マリオを絶賛 「積極的ですばらしいパフォーマンス」/リオ五輪
産経新聞 8月23日(火)12時20分配信

 自民党の二階俊博幹事長は22日の記者会見で、リオデジャネイロ五輪の閉会式で安倍晋三首相が人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のマリオの扮装で登場したことに関し、「積極的で、すばらしいパフォーマンスだったと各国、関係者から評価を受けている。よく頑張った。2020年(平成32年)東京五輪・パラリンピックの成功に向けて大変弾みがついた」と絶賛した。

 二階氏は、首相が自らの手で東京五輪を成功させたい考えかと問われると、「それはそうだ。意欲がなければ、あんな(遠い)所まで行かない」と述べた。ただ、東京五輪を「安倍首相」で迎えるかについては、二階氏は「首相自身に聞いて」とはぐらかした。

 また、安倍首相の自民党総裁任期延長論に関する党内論議について、二階氏は「今は夏休みが終わったような終わらないような時期なので、適当な時期を見計らって進めていきたい」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000084-mai-pol
<自民党>二階幹事長、安倍マリオを称賛
毎日新聞 8月23日(火)20時23分配信

 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、リオデジャネイロ五輪閉会式にゲームキャラクターの「マリオ」に扮(ふん)して登場した安倍晋三首相について、「素晴らしいパフォーマンスだったと各国や関係者から評価を受けている。東京五輪を成功させるために弾みがついた」と称賛した。2020年東京五輪・パラリンピックまで首相を続ける意欲の表れではないかとの問いには、「それはそうだ。意欲がなければ行かない」とも述べた。

 東京五輪を首相のままで迎えるには、18年9月に切れる党総裁任期の延長が必要になる。首相周辺には任期延長への期待が大きく、二階氏はこれまで「2期6年」と定めた党則を「3期9年」に改正する案に言及するなど、首相側を後押ししてきた。ただ、二階氏は同日の会見で「党の意見を吸収して対応していきたい。それ(3期9年)にこだわっているわけではない」と強調し、党内の慎重論に配慮してみせた。【水脇友輔】

1524名無しさん:2016/08/24(水) 23:43:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000095-mai-pol
<臨時国会>安倍首相「なるべく早期に」 9月13日念頭か
毎日新聞 8月24日(水)20時25分配信

 安倍晋三首相は24日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、臨時国会について「重要案件が多いので、なるべく早期に召集したい」と述べた。政府が検討する9月13日召集を念頭に置いた発言とみられる。

 自民党内では同15日の民進党代表選に配慮し、26日召集案が浮上している。ただ、臨時国会では2016年度第2次補正予算案や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案などが山積しており、審議日数の確保が課題になっている。

 山口氏は会談後、記者団に「外交日程も考慮すると、厳しい日程のやりくりが迫られる」と述べ、首相の早期召集の意向に理解を示した。【高橋克哉】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000539-san-pol
自民党・茂木敏充政調会長 秋の臨時国会は「できるだけ早い召集が望ましい」
産経新聞 8月24日(水)17時34分配信

 自民党の茂木敏充政調会長は24日の記者会見で、秋の臨時国会の召集時期について、経済情勢を踏まえて平成28年度第2次補正予算案の早期成立が重要だとし、「できるだけ早い召集が望ましい」と述べた。

 一方で、民進党代表選(9月15日投開票)などを念頭に「各党のスケジュールも考えながら、国対間の協議で良い結論を出してほしい」とも語った。安倍晋三首相は民進党代表選前に早期召集したい考えだが、自民党内には民進党に配慮して9月下旬に召集すべきだとの意見が根強い。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000517-san-pol
安倍晋三首相と自民・二階俊博幹事長が会談 臨時国会召集日めぐり意見交換
産経新聞 8月24日(水)11時23分配信

 安倍晋三首相は24日午前、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で会談し、秋の臨時国会の召集時期などについて意見交換した。二階氏は会談後、召集時期について「政府はいくつかの案を検討している。(9月15日投開票の)民進党の代表選に配慮することは大事だが、まだ決まっていない」と記者団に述べた。

 経済対策を含む平成28年度第2次補正予算案の早期成立を図りたい政府は9月13日の召集を目指しているが、自民党側からは民進党の役員人事などが固まった後の同月26日の召集が望ましいとの意見が出ている。

1525名無しさん:2016/08/24(水) 23:44:37
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160824-00000198-fnn-pol
安倍首相、公明・山口代表と会談 臨時国会の早期召集求める
フジテレビ系(FNN) 8月24日(水)18時59分配信
国会の早期召集を求めた。
公明党の山口代表は、「補正予算やTPP(環太平洋経済連携協定)や、重要案件が多いので、なるべく早期に召集したいという意欲が(首相から)示されました」と述べた。
安倍首相は24日、公明党の山口代表と会談し、秋の臨時国会について、「なるべく早期に召集したい」と伝えた。
これに対し、山口代表は、「国会日程に差し支えのないように協力する」と応じた。
これに先だって、安倍首相は、自民党の二階幹事長と会談し、臨時国会召集日について意見交換した。
会談後、二階氏は、9月15日に行われる民進党の代表を選ぶ党大会に配慮すべきだとの考えを示していた。
最終更新:8月24日(水)18時59分Fuji News Network

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160824-00000176-fnn-pol
国会召集日 自民・二階幹事長、民進党に配慮すべきとの考え示す
フジテレビ系(FNN) 8月24日(水)16時5分配信
国会召集日は、民進党に配慮すべきとの考えを示した。
自民党の二階幹事長は、「民進党も重要な会議が控えているということは、これは、その通りになるかは別としても、検討してみることは、礼儀上、大事なことだと思っている」と述べた。
24日午前、安倍首相と会談した自民党の二階幹事長は、秋の臨時国会の召集日について、9月15日に行われる、民進党の代表を選ぶ党大会に配慮すべきだとの考えを示した。
臨時国会をめぐっては、自民党側が、9月26日の召集を求める一方で、官邸側は、法案の十分な審議日程を確保するために、9月中旬の召集を模索している。
最終更新:8月24日(水)16時5分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000071-san-pol
9月臨時国会の召集日 政府VS自民、異例の駆け引き
産経新聞 8月23日(火)7時55分配信

 ■TPP成立を考慮し13日から/民進代表選に配慮し26日から

 秋の臨時国会の召集時期をめぐり、政府と自民党がつばぜり合いを演じている。大規模な経済対策を含む平成28年度第2次補正予算案や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案・関連法案の成立を確実にしたい政府側は9月13日の召集を主張。これに対し自民党側は民進党代表選の投開票が15日に行われることに配慮して26日の召集を求めており、身内による異例の駆け引きが続いている。

 政府は安倍晋三首相が9月上旬までの外遊を終えた後の13日を召集日とし、第2次補正予算案を10月中旬までに成立させたい考え。経済対策は第3次安倍再改造内閣の柱であり、召集時期を「できるだけ早く」(菅義偉官房長官)と訴えるのはこのためだ。

 早期召集を求める政府側には、その後に控えるTPP承認案への野党側の抵抗が予想されるため、審議に十分な時間を取りたいとの思惑もある。11月8日に本選を迎える米大統領選では民主、共和両党の候補がTPPに反対の姿勢を示しており、日本が率先して承認し、オバマ政権に早期承認を促したい考えだ。

 一方、26日召集論の自民党側は、円満な国会運営を優先したい考えだ。二階俊博幹事長は今月9日の記者会見で「民進党のことは十分、頭に入れて対応したい」と述べ、9月15日に新代表を選出する民進党への配慮をにじませた。

 民進党はすでに召集を16日以降とするよう与党に要請した。党役員人事や論戦の準備も含め一定の“空白”は避けられず、国会で十分に活動できない恐れがある。TPPなどの対決法案を抱える自民党としては、民進党の言い分をのんで「入り口での衝突」を避けたいとの思惑もある。

 もっとも、召集が13日でも26日でも、実質的な審議日数に大差はあまりない。首相は下旬に米ニューヨークで開かれる国連総会一般討論演説に出席予定で、あわせてキューバ訪問も検討している。13日召集でも実質的な審議は数日程度で、その間に首相の所信表明演説や各党代表質問などを行うにはかなり窮屈だ。

 ただ、政府関係者は「民進党代表選の15日は国会を休むとしても、16日に開かないのはもったいない」として、13日召集で1日でも無駄にしたくないとの強硬論を唱える。これまで政府側の意向を反映した党運営が目立った自民党だが、二階体制での調整能力が問われそうだ。

1526名無しさん:2016/08/24(水) 23:47:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000058-mai-pol
<臨時国会>召集日、自民国対委員長「民進との交渉頓挫」
毎日新聞 8月23日(火)18時57分配信

 自民党の竹下亘国対委員長は23日の党役員連絡会で、9月に開く臨時国会の召集日について「(9月15日に代表選を行う)民進党の人事が固まっていないため、誰と交渉したらいいか分からず、交渉は頓挫している」と述べた。

 これに関連し、二階俊博幹事長は23日の記者会見で「相手のあることだから、十分に相談しないといけない」と指摘し、民進党代表選後に召集する考えを改めて示した。一方、政府側は審議日数を確保するために13日召集を検討しており、今後調整を本格化させる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000516-san-pol
自民・二階俊博幹事長「谷垣禎一前幹事長が復帰すれば要職起用も」
産経新聞 8月23日(火)13時4分配信

 自民党の二階俊博幹事長は23日の記者会見で、スポーツ自転車(ロードバイク)でサイクリング中に転倒して負傷した谷垣禎一前幹事長が回復した場合、要職に起用する考えがあるかを問われて「もちろんある」と答えた。

 また、「後で電話して状況を聞いた上で、様子が許せばお見舞いにあがりたい」とも述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160821-00011365-kana-l14
中西氏の県連所属認める 小此木・自民神奈川県連会長
カナロコ by 神奈川新聞 8月21日(日)8時30分配信

 自民党神奈川県連の小此木八郎会長(衆院3区)は20日、7月の参院選神奈川選挙区で同党推薦・無所属(後に追加公認)で当選した中西健治氏について、県連への所属を認める方針を明らかにした。9月上旬の総務会で正式決定する見通し。横浜市内で開かれた県連演説会で経緯を説明した。

 小此木氏によると、中西氏とは当選後に複数回面談し、参院選で選対本部長を務めた無所属の浅尾慶一郎衆院議員(4区)や支援を受けた自民党以外の地方議員との今後の関係性などを確認。19日には党本部で二階俊博幹事長らを交えて会談し、(1)国政・地方選などは党方針に従う(2)日常活動で反党・利敵行為はしない(3)他の国会議員と同様に千人の党員獲得に努める-などとする内容の誓約書が提出されたという。

 小此木氏は20日、「中西氏を県連に受け入れる方向で、9月に執行部会と総務会をあらためて開き、正式に決めたい」と述べた。

 自民党は、定数1増の4となった同選挙区で2議席獲得を目指すため、公認の三原じゅん子氏に加え、党本部主導で中西氏を推薦。しかし、2009年の横浜市長選で支援を得ながら、翌年の参院選で旧みんなの党で当選した中西氏への県連内の反発は強く、県連は三原氏に一本化して選挙戦を戦った。中西氏の県連所属は選挙後も保留していた。

1527名無しさん:2016/08/24(水) 23:49:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160818-00000556-san-pol
自民・二階俊博幹事長、小池新党「気配は感じない」
産経新聞 8月18日(木)13時10分配信

 自民党の二階俊博幹事長は18日午前、東京都の小池百合子知事による新党結成が取り沙汰されていることをめぐり、直前に小池氏から電話があったことを明らかにした上で、「自民党幹事長に電話をかけてくる人が、自民党と敵対するようなものを作るという気配は感じない」と述べ、牽制した。訪問先の静岡県裾野市で記者団に語った。

 二階氏は小池氏から電話で「(リオデジャネイロ)五輪で海外出張する。(日本に)帰ったら報告する」と伝えられたことを明らかにした。その上で、「そんなこと(=新党結成)をする人が、私にわざわざ電話をかけてくるわけがない。小池氏とはよく話し合っていきたい」と述べた。

 二階氏は17日に山梨県南アルプス市で金丸信元副総裁の墓参りをして幹事長就任を報告。18日には静岡県裾野市で、かつて秘書として仕えた遠藤三郎元建設相の像に献花した。二階氏は「遠藤先生がいなければ私は今ここに立っていない。金丸先生にも大変ご指導いただいた」と語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160824-00000196-fnn-pol
中国・王毅外相、二階氏に「封印」していた日本語であいさつ
フジテレビ系(FNN) 8月24日(水)18時38分配信
親中派の二階氏には、封印していた日本語であいさつした。
中国・王毅外相「皆さん、こんにちは。いや、おはようかな?」
自民党の二階幹事長「みんな、大臣を大歓迎しています」

自民党の二階幹事長は、日中韓外相会談に先立って、24日午前、中国の王毅外相と会談した。
この中で、二階幹事長は、中国の公船が、沖縄県の尖閣諸島周辺の領海に侵入を繰り返していることについて、「日中関係がうまくいくように、もっと努力しなければならない」と述べた。
また、北朝鮮のミサイル発射について、「お互いに協力して抑えていかなければならない」との意見で一致した。
最終更新:8月24日(水)18時38分Fuji News Network

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000042-jij-pol
年内訪中の意向伝達=二階自民幹事長、中国外相と会談
時事通信 8月24日(水)10時46分配信

 自民党の二階俊博幹事長は24日午前、東京都内のホテルで中国の王毅外相と会談し、日中の民間や青少年の交流を活発化させることで一致した。

 二階氏は、年内の中国訪問を検討していることを王氏に伝えた。

1528名無しさん:2016/08/24(水) 23:50:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000099-mai-pol
<自民>政治制度改革実行本部長、高村副総裁が兼務に
毎日新聞 8月24日(水)20時44分配信

 自民党は24日の臨時総務会で党役員人事を決定し、焦点となっている総裁任期の延長論を議論する政治制度改革実行本部長について、高村正彦副総裁が兼務することを決めた。高村氏起用の狙いについて、党幹部は「総裁任期を扱うなら重鎮でなければ務まらない。バランス感覚を重視した」と説明した。

 また、国土強靱(きょうじん)化総合調査会は「国土強靱化対策本部」に格上げし、二階俊博幹事長が本部長を務める。

 衆院の常任・特別委員長の人事も内定し、政府による特定秘密保護法の運用をチェックする情報監視審査会長に額賀福志郎元財務相、議院運営委員長に佐藤勉前国対委員長をそれぞれ充てることを決めた。【加藤明子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160824-00000547-san-pol
国土強靱化対策本部に格上げ 二階俊博幹事長が本部長就任 自民党人事 小泉進次郎農林部会長は続投
産経新聞 8月24日(水)18時21分配信

 自民党は24日の臨時総務会で、政調会の下にあった国土強靱化総合調査会を「国土強靱化対策本部」に格上げし、本部長に二階俊博幹事長が就くことを決めた。憲法改正推進本部長は森英介氏が再任された。

 臨時総務会では小泉進次郎農林部会長の続投を含む部会長人事も決めたほか、衆院の常任、特別委員長らの内定人事を了承した。他の主な人事は次の通り(敬称略)。

 【本部長など】行政改革推進本部長 河野太郎▽拉致問題対策本部長 山谷えり子▽党・政治制度改革実行本部長 高村正彦▽道州制推進本部長 石田真敏▽東日本大震災復興加速化本部長 額賀福志郎▽選挙制度改革問題統括本部長 細田博之▽日本経済再生本部長 茂木敏充▽教育再生実行本部長 桜田義孝▽外交再生戦略会議議長 高村正彦▽外交・経済連携本部長 衛藤征士郎▽2020年五輪・パラリンピック東京大会実施本部長 遠藤利明▽平和安全法制推進本部長 江渡聡徳▽女性活躍推進本部長 土屋品子▽地方創生実行統合本部長 河村建夫▽1億総活躍推進本部長 川崎二郎▽北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部長 二階俊博▽人工知能未来社会経済戦略本部長 塩谷立▽農林水産業・地域の活力創造本部長 宮腰光寛

 【部会長】

 内閣第1 江島潔▽内閣第2 松本文明▽国防 寺田稔▽総務 葉梨康弘▽法務 古川俊治▽外交 阿達雅志▽財務金融 土井亨▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 渡嘉敷奈緒美▽水産 中西祐介▽経済産業 上野賢一郎▽国土交通 中根一幸▽環境 磯崎仁彦

 【常任委員長】内閣 秋元司▽法務 鈴木淳司▽外務 三ツ矢憲生▽財務金融 御法川信英▽文部科学 永岡桂子▽厚生労働 丹羽秀樹▽農林水産 北村茂男▽国土交通 西銘恒三郎▽環境 平将明▽安全保障 山口壮▽国家基本政策 棚橋泰文▽予算 浜田靖一▽議院運営 佐藤勉

 【特別委員長】災害対策 秋葉賢也▽政治倫理・公選法 竹本直一▽拉致問題 城内実▽消費者問題 原田義昭▽震災復興 吉野正芳▽原子力問題 三原朝彦▽地方創生 木村太郎▽TPP 塩谷立

 【審査会長】情報監視 額賀福志郎▽政治倫理 逢沢一郎

1529名無しさん:2016/08/25(木) 00:01:26
http://mainichi.jp/articles/20160804/k00/00m/010/108000c
二階氏
財政収支黒字化見直しにも言及
毎日新聞2016年8月3日 23時13分(最終更新 8月3日 23時13分)

 自民党の二階俊博幹事長は3日夜、2020年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を黒字化する政府目標について「生き物だから、政策を考え直さなければいけない時だってあるかもしれない」と述べ、見直しの可能性に言及した。そのうえで「今はそのままいったらいいのではないか」とも述べ、当面は維持すべきだとの考えを示した。東京都内で記者団に語った。【水脇友輔】

1530チバQ:2016/08/25(木) 07:20:25
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1608240040.html
自民党「波風立てず」を優先 憲法改正推進本部長、協調路線の森英介氏続投
08月24日 21:24産経新聞

 自民党は24日の臨時総務会で、憲法改正推進本部の森英介本部長を再任する人事を決定した。衆参両院で「改憲勢力3分の2」を確保した安倍晋三首相(党総裁)は、9月召集の臨時国会から改憲論議を本格化させたい考え。ただ、他党との協調を重視する森氏の続投で民進党などとの協議を波風立てずに進め、まずは議論への参加を促す狙いがあるとみられる。

 細田博之総務会長は記者会見で森氏再任に関し「従来の線(協調路線)できっちり対応していくと思う」と述べた。茂木敏充政調会長も会見で「大切なことは衆参の憲法審査会で与野党がテーブルについて議論に入ることだ」と強調した。

 森氏は昨年10月、憲法改正推進本部長に就任。憲法に携わってきた「憲法族」ではないが、当時の谷垣禎一幹事長が「改憲の議論は野党を巻き込んで進める必要がある」とし、他党に「強硬派」と警戒されない森氏を推した経緯がある。

 事実、森氏の本部長就任後は役員会などの開催が減少。先の通常国会でも憲法審査会は「開店休業」状態で、他党との協調どころか議論そのものが停滞した。

 だが、7月の参院選で状況は一変。衆参両院で改憲に前向きな勢力が改正の発議に必要な3分の2を超えた。自民党内では、臨時国会から憲法審査会で改憲項目の絞り込み作業を始め、早ければ来年の通常国会で発議にこぎ着ける-とのシナリオもある。そのため公明党や野党の抵抗が確実な9条の議論は先送りし、大規模災害時の国会議員の任期延長など他党の理解を得られそうな項目から着手すべきだとの声が支配的だ。

 民進党の次期代表就任が有力視される蓮舫代表代行も改憲の議論には応じる構えで、「温和で他党を刺激せずに交渉できる」(自民党幹部)として森氏が今後も適任と判断された。

 ただ、憲法改正推進本部のメンバーからは「党四役級の重責のつもりで臨んでほしいが、森氏がどこまで本気なのか見えない」との不満も漏れる。今後も議論が停滞すれば、改憲を党是とする自民党の根幹が揺らぎかねず、森氏の手腕に注目が集まる。

1531チバQ:2016/08/25(木) 07:21:40
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160824k0000m010144000c.html
<憲法改正本部長>森氏留任固まる 自民、野党協調重視
08月24日 00:05毎日新聞

 自民党は23日、憲法改正推進本部の森英介本部長を留任させる方針を固めた。本部長は党内の改憲論議を集約し、各党協議でも中心的な役割を担う。秋の臨時国会で議論が本格化する見通しのため、与野党協調を重視する森氏の続投が適切と判断した。

 森氏は2015年10月に本部長に就任し、衆院憲法審査会の与党筆頭幹事も兼務している。自民党主導の憲法改正を重視する保守系議員から交代論が出ていた。党執行部は今後、衆院憲法審の会長人事について保岡興治会長を留任させるかどうかの調整を急ぐ。

 また、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案や関連法案を審議する衆院TPP特別委員会の委員長には、塩谷立元文部科学相を充てる人事も固めた。現委員長の西川公也氏は、出版を予定していた著書に交渉過程の情報が含まれていたなどとして野党から追及を受け、先の通常国会で審議が停滞した経緯もあり交代させる。

 衆院予算委員長は、国対委員長に就任した竹下亘氏の後任に、浜田靖一元防衛相を起用することも内定した。【加藤明子】

1532名無しさん:2016/08/25(木) 22:53:53
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160815-00000011-pseven-soci
ポスト安倍に橋下徹氏も 小池都知事らと3都市連合か
NEWS ポストセブン 8月15日(月)16時0分配信

 8月3日の内閣改造で注目されたのが、ポスト安倍をめぐる人事だ。菅義偉・官房長官、岸田文雄・外相、稲田朋美・防衛相、閣外に去った石破茂氏らの名前が挙がっている。

 一方、自民党以外で注目されるのは橋下徹・前大阪市長ではないか。その政治基盤となると見られるのが、おおさか維新、減税日本、そして小池百合子・都知事の「3都市連合」政党だ。ノンフィクション作家の大下英治氏が語る。

「小池氏は来年の都議選で東京の地域政党を旗揚げすると見られている。その場合、名古屋の河村たかし市長の減税日本、おおさか維新と提携するでしょう。そうした3都市連合をバックに、次の総選挙でいよいよ橋下徹氏が国政に進出するのではないか」

 そうなれば、橋下氏は民進党右派などと野党再編に動き、小泉進次郎世代の自民党の対抗勢力となりうる。

 ポスト安倍から「次の次」の進次郎世代まで今後10年の首相選びに大きな影響を与えるのが、キングメーカー争いだろう。すでに安倍晋三・首相は退陣後に影響力を残すことを考えている。政治ジャーナリスト・野上忠興氏が指摘する。

「首相の祖父の岸信介氏は、首相退陣後も生涯、自主憲法制定国民会議(新しい憲法をつくる国民会議)の会長を務め、キングメーカーとして政界に影響力を持った。安倍氏も祖父にならって、退陣後は同会議の会長に就任して9条改正に向けた国民運動を推進するのではないか」

 安倍氏が“タカ派のドン”なら、それに対抗するのが二階俊博・幹事長や菅氏の流れだろう。

 菅氏はおおさか維新、公明党とのパイプが太く、場合によっては橋下氏を担ぎ出すキングメーカーとなり得る。二階氏はもともと安倍首相とは路線が違う「軽武装・経済重視」。また親中国派の旧竹下派出身で、親中国派のエース小渕優子氏を押し立てる可能性もある。

 誰がキングメーカーとしての主導権を握るかで、「ポスト安倍」、そして「ポストポスト安倍」レースの戦況は大きく変わってくる。

※週刊ポスト2016年8月19・26日号

1533名無しさん:2016/08/25(木) 22:55:15
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160822-00000018-pseven-soci
丸川珠代氏の手の平返し 怒り通り越して感心するレベル
NEWS ポストセブン 8月22日(月)16時0分配信

 東京都の女性初となる知事に就任した小池百合子氏。その真骨頂は当選後に発揮された。就任直後の議会への挨拶回りで自民党の都議会議長に握手をしながらの写真撮影を拒まれると、“じゃあもっと上の人と直接話します”とばかりにすかさず安倍晋三首相と二階俊博・幹事長に相次いで面会して握手を交わした。選挙で敵対した東京都連の頭越しに自民党のトップと手打ちをして見せたのだ。

 それだけではない。小池氏は続いて“天敵”ともいえる五輪村のドン、森喜朗・元首相(東京五輪組織委員会会長)とも会談し、ガッチリ握手した。

 その小池氏の“かませ犬”として五輪担当相に起用された丸川珠代氏は将来の女性首相候補の1人と目されているらしい。ヒラリー氏がディベートの達人なら、テレビ朝日のアナウンサー出身の彼女の売りは毒舌と強気のヤジだ。

「この愚か者めが!」

 民主党政権時代、子ども手当法案強行採決をそう批判した女ヤジ将軍は、環境大臣在任時には講演で、「(自民党の)批判ばかりしていたニュースステーションの久米宏は責任を取りましたか? メディアというのは文句はいうけど、何も責任を取らない」「私自身もメディアから来たので、内心、本当にイヤだなと思っていました」と古巣のテレ朝をコテンパンに批判した。

 あるテレ朝局員は、「自分も一時期は出ていたNステを批判し、アンカーマンは呼び捨て。こうも露骨な手のひら返しはやろうとしてもできることじゃない」と怒りを通り越して感心している様子だ。

 今回の五輪相就任後も、その“稀有な能力”はいかんなく発揮された。都知事選では、小池氏を「スタンドプレーばかりうまい人」と酷評していたので、五輪相就任で2人がどう火花を散らすかが注目されたが、大臣就任会見に現われた丸川氏は白のスーツに青のインナーという出で立ち。これは小池氏が都庁初登庁で着用して“ブルーオーシャン”と呼んだ色合いだった。自民党の女性秘書が語る。

「完全に恭順の意を示したつもりでしょう。女性にとって、あえて同じ色の服を着るのは相当な好意を示すサインですから。あのあざとさは見習いたいレベル」

※週刊ポスト2016年9月2日号

1534名無しさん:2016/08/25(木) 22:57:18
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160824-00049518-gendaibiz-pol
自民党幹事長・二階俊博は「21世紀の金丸信」か 安倍政権を揺さぶる力を持つ男
現代ビジネス 8月24日(水)7時1分配信

「リビアモーターカー」
 自民党幹事長・二階俊博と話しながら、元自民党副総裁・金丸信を思い出した。私は田中、竹下派を担当していた当時、金丸に食い込んでいた記者3人組の1人だった。

 金丸は1992年8月、旧東京佐川急便(佐川急便)から5億円の献金を受けていたことが朝日新聞のスクープで発覚し、副総裁を辞任した。金丸はその後、政治資金規正法違反で東京地検特捜部に略式起訴され、決着したかに見えた。ところが、その罪が20万円の罰金だったことから批判が高まり、同10月に衆院議員を辞職。

 さらに、金丸は翌93年3月に不正蓄財が明るみに出て脱税の容疑で逮捕・起訴され、裁判中の96年3月に死去した。

 末路があまりに哀れだったため、元首相・田中角栄のように再評価されることもなく、時が過ぎている。とはいえ、田中が最も警戒していたのは金丸であり、金丸は80年代半ばから失脚するまでの間、中曽根、竹下、宮沢政権下で政界の実力者として君臨した。

 当時の政治記事は金丸が内々に発信する情報で成り立っていたと言っても過言ではない。二階は今夏も山梨県南アルプス市の金丸の墓を参り、幹事長就任を報告した。

 金丸は元首相・竹下登から「アバウト」とからかわれていた。タイムリミットを「タイムメリット」、リニアモーターカーを「リビアモーターカー」、パラボラアンテナを「バラバラアンテナ」などと話していたからだ。

 政策に秀でていたわけでもない。東京農業大学農学部出身の金丸は、一流大学を出て政策に精通している今どきの議員とはまるで違った。

記憶力はバツグン
 しかし、頭脳は明晰だった。海外旅行の際にウィスキーを数ダース購入し、東京・永田町の事務所に置いて客に渡していたが、何本残っているかをしっかりと覚えていた。

 誰に何を話したかも忘れず、内密の話の確認を求めると「おまん(山梨弁であなた)にそれ言ったか」と指摘された。それによって、本当の話であることが確認できたのだが、金丸の記憶力にはたびたび驚かされた。

 金丸はとくに、政治の流れを読む能力に長けていた。国会運営をスムーズに運ぶために社会党国対のボスだった元委員長・田辺誠と結託し、社会党との合意を時の首相にものませた。

 田中がロッキード事件で東京地裁で実刑判決を受け、彼の議員辞職をめぐって大荒れとなった83年11月の臨時国会で、金丸は田辺に全法案の成立に協力するなら衆院を解散させると約束し、解散を嫌がった当時の首相・中曽根康弘に無理やり承諾させた。総選挙で自民党は大敗したものの、あの時、衆院を解散していなかったら全法案が廃案となり、中曽根政権は立ち往生していただろう。

 そんな鋭い政局カンを持ち、かつ、この人が言えば党内は収まると思われている現職議員は、二階以外にいない。安倍はかねて次のように語り、その能力を高く評価していた。

 「二階さんには相当助けられていますよ。すごいですよ。最初一人だったのに、あれよあれよという間に派閥を大きくしてしまった」

 だからといって、安倍は二階を積極的に幹事長に起用したわけではなかった。幹事長はカネと人事権、それに選挙における公認権を持つ。それをフルに活用すれば、自派閥を増やすだけでなく、安倍政権を揺さぶる力を持つ可能性を秘めている。

1535名無しさん:2016/08/25(木) 22:57:35
>>1534

信頼か、警戒か
 たとえば、自民党総裁任期の延長問題。中曽根は86年7月の衆参同日選で圧勝した後、同年11月で切れるはずだった自民党総裁任期の無期限延長を望んだ。副総理だった金丸はこれをいったんは了承した。

 しかし、小沢一郎、梶山静六らから「そんなことをしたら中曽根を辞めさせられなくなる。時の首相を辞めさせられなかった『三木降ろし』の教訓を忘れたんですか」と説得され、結局、総裁任期の延長幅を1年にとどめた。

 中曽根にすれば、二人三脚で政権運営に当たってきた金丸から、最後にひじ鉄を食らったようなものだった。

 今回、安倍は任期延長を望み、それを忖度した二階は任期延長に向けて下準備を始めている。だが、延長幅をどうするかは二階が握っている。前任の幹事長・谷垣禎一なら安倍の意のままに動いたが、二階はそうはいかない。

 だから、安倍は自転車事故で入院した谷垣の続投にぎりぎりまでこだわったのである。安倍は二階の実力を高く評価していても、常に警戒を怠れないだろう。

 (敬称略)

田崎 史郎

1536名無しさん:2016/08/26(金) 00:13:13
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160825-00006493-sbunshun-pol
高校野球に五輪に“作新の夏” 船田元は憲法改正で復活狙い
週刊文春 8月25日(木)12時1分配信

 今年の夏は、作新の夏だった。54年ぶり2度目の夏の甲子園優勝を果たした栃木の古豪・作新学院。メダルラッシュに沸いたリオ五輪で、日本勢初の金メダルをもたらした水泳の萩野公介もOBだ。

「萩野君に続け、ではないけれど、地球の裏側でも作新学院の風が吹いている」

 こう作新ナインを激励していたのが、学院長の船田元衆院議員(62)。作新学院は船田氏の曽祖父が創立し、約130年の歴史を持つ。祖父は衆院議長、自民党副総裁、父も参院議員、栃木県知事を歴任。その過程で、作新学院は幼稚園、小中高、短大、大学まで擁する学校法人グループに成長し、船田家の強固な政治基盤となってきた。

 そして、“作新のプリンス”として、政界に打って出たのが元氏だ。25歳で衆院議員に初当選すると、竹下派で小沢一郎氏の側近として頭角を現し、戦後最年少(当時)となる39歳で経済企画庁長官として初入閣を果たす。

 宮沢内閣不信任案が可決されると、大臣を辞任して小沢氏と共に自民党を離党した。メディアで政治改革を訴え、若手リーダーとして注目を集めるようになった船田氏。同じく“改革派”の旗手として、人気が高まっていた鳩山由紀夫氏とタッグを組み、政界の台風の目となったのが「鳩船新党」構想だ。

「小泉純一郎氏は『将来は自民党と鳩船新党の二大政党になるかもしれない』と漏らすほど警戒していた。しかし、船田氏は結党を決断できず自然消滅。当時、船田氏と近く、鳩船新党に反対していたのが、石破茂氏、高市早苗氏でした」(自民党関係者)

 船田氏の転落のきっかけは、作新学院の副院長を務め、地元を守っていた前夫人と離婚し、参院議員だった畑恵氏(現・作新学院理事長)と再婚したことだった。この再婚は後援者の猛反発を買い、2000年の衆院選では落選の憂き目を見る。

 そんな船田氏が、ライフワークとしてきたのが憲法改正だ。憲法改正に前向きな安倍政権下で、自民党憲法改正推進本部長に就任。しかし、昨年6月の衆院憲法審査会での参考人質疑で自ら人選にかかわった憲法学者が安保関連法案は「違憲」と指摘。10月には本部長を退任させられた。

「ただ、野党に融和的な二階俊博幹事長になって、野党に人脈を持つ船田氏を再評価する声もある」(自民党議員)

 作新の風に乗れるか。


<週刊文春2016年9月1日号『THIS WEEK 政治』より>

「週刊文春」編集部

1537名無しさん:2016/08/26(金) 22:42:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000019-jij-pol
「73歳定年制」の撤廃検討=衆院比例候補、今秋から議論―自民
時事通信 8月26日(金)7時8分配信

 自民党が、衆院選の比例代表名簿に登載する候補者を73歳未満とする「73歳定年制」について、撤廃を含め見直しの検討に入ることが25日、明らかになった。

 定年制が「『1億総活躍』を掲げる政府方針と矛盾している」(閣僚経験者)のが理由で、今秋から党政治制度改革実行本部(本部長・高村正彦副総裁)で議論を始め、早ければ年内に結論を得る方針だ。

 73歳定年制は、党の内規として2000年の衆院選から比例代表候補を対象に導入された。当初は首相経験者を例外としていたが、03年の衆院選では厳格に適用し、中曽根康弘、宮沢喜一両元首相が政界引退に追い込まれた。

 一方、安倍政権は「1億総活躍」社会の実現を掲げ、高齢者の活用を提唱。今年取りまとめた「ニッポン1億総活躍プラン」には定年年齢の引き上げに向けた環境整備を盛り込んだ。

 これを踏まえ、同党所属の70代議員は「高齢者の活躍を妨げる規定で、撤廃すべきだ」と主張。見直し論議を求めている。ただ、実際に定年制撤廃に踏み切った場合、「選挙で若者や無党派層が離反する」との懸念が出る可能性がある。

1538名無しさん:2016/08/26(金) 23:14:47
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082300693&g=pol
衆院予算委員長に浜田氏=TPPは塩谷氏起用-自民

 自民党は23日、衆院予算委員長に浜田靖一元防衛相を充てる方針を固めた。衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員長には塩谷立元文部科学相を起用する。
 TPPをめぐり、政府は9月に召集する方針の臨時国会で、TPP承認案と関連法案の成立を目指している。先の通常国会では、西川公也衆院TPP特別委員長が出版予定だった書籍をめぐり野党が反発し、審議がたびたび中断していた。(2016/08/23-18:34)

1539名無しさん:2016/08/26(金) 23:19:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000560-san-pol
自民党の二階派は夢心地?派閥研修会に安倍晋三首相がビデオで「政権の屋台骨だ」
産経新聞 8月26日(金)22時35分配信

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)が26日、札幌市で2泊3日の研修会を始めた。安倍晋三首相(党総裁)と小池百合子東京都知事がメッセージを寄せ、37人の党内第5派閥ながら幹事長と2閣僚を輩出した勢いは健在だ。

 首相はビデオメッセージで「志帥会の皆さんに安倍政権の屋台骨を担っていただいている」と持ち上げ、地元政財界関係者らも含め約200人が集まった会場を盛り上げた。

 二階氏が関係修復の意向を示す小池氏は「二階幹事長の強力なリーダーシップのもと、志を同じくする先生方の活躍を祈念する」との祝辞を寄せた。

 二階氏は、かつての「二階グループ」を念頭に「発足当時を思い出せば夢のようだ」と万感の様子。党総裁の任期延長を唱える中、「安倍総裁を中心に『自民党、さすがだ』との言葉を聞けるよう頑張る」と気を引き締めた。

1540名無しさん:2016/08/26(金) 23:20:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000105-mai-pol
<自民総務会>石破氏が総務に 派内は歓迎ムード
毎日新聞 8月26日(金)20時22分配信

 自民党は26日、石破茂前地方創生担当相を、党大会、両院議員総会に次ぐ意思決定機関の「総務会」の総務に充てる方針を固めた。石破氏に関しては「無役になる」との予想もあっただけに、石破派では「党内で発言の場ができたのはいいことだ」と歓迎ムードが広がっている。

 「ポスト安倍」候補の一人である石破氏は、内閣改造で安倍晋三首相からの入閣要請を固辞し、処遇が焦点となっていた。総務にはほかに、野田毅前税調会長、村上誠一郎元行革担当相らの安倍政権と距離を置くベテランが留任する予定だ。

 総務会は党運営に関する重要事項や法案の国会提出の可否も審査し、全会一致が慣例。総務は25人で、閣僚経験者などのベテランや重鎮が執行部に物申す場として注目されることも多い。【高橋恵子】

1541名無しさん:2016/08/26(金) 23:26:06
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016082200648&g=pol
自民総裁任期「3期9年」へ延長案=実現なら東京五輪も安倍首相

 自民党は、連続2期6年までとなっている党総裁任期の延長について、近く党則改正に向けた議論を本格化させる。党執行部からは、「連続3期9年まで」とする案が浮上。安倍晋三総裁(首相)の任期は2018年9月までだが、この案が実現した場合、安倍氏は20年の東京五輪・パラリンピックも首相として迎えることになる。

 「どんな立場にあっても(20年の)オリンピックの成功に汗を流したい」。リオデジャネイロ五輪の閉会式に出席するため現地を訪れていた首相は21日夜(日本時間22日午前)、記者団にこう語り、東京五輪の成功に全力を挙げる考えを強調した。
 総裁任期の延長をめぐっては、二階俊博幹事長が党内に検討機関を設置する意向を表明。高村正彦副総裁は、安倍氏に限定した特例措置ではなく、恒久的な制度変更が望ましいとした上で、総裁任期を最長3期まで延ばす案に言及している。
 3期まで務められることになれば、首相の任期は21年9月までとなり、東京五輪をまたぎ続投することができるほか、意欲を示す在任中の憲法改正に追い風になるとの見方がある。党内では、年内に結論を得て、来年の党大会に党則改正を諮るスケジュールも取り沙汰されている。
 しかし、「ポスト安倍」を狙う岸田文雄外相や石破茂前地方創生担当相らは、任期延長の既成事実化を警戒。岸田氏は「時期尚早」との考えを示しているほか、石破氏も21日放送のTBS番組で、「今議論することかと違和感を持って聞いている」と語り、任期延長論をけん制した。石破派からは「経済に不安が見えてきたから、今のうちに延長を決めてしまうつもりでは」(中堅)との声も上がっている。(2016/08/22-17:46)

1542名無しさん:2016/08/26(金) 23:34:02
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160826-00000449-fnn-pol
自民・二階派研修会 安倍首相がビデオメッセージで蜜月アピール
フジテレビ系(FNN) 8月26日(金)22時17分配信
蜜月ぶりをアピールした。
安倍首相は、ビデオメッセージで、「志帥会という政策集団の結束の強さ、そして、何よりも二階会長、河村会長代行のリーダーシップがうかがえる気がします。志帥会の皆様と力を合わせて、これからも日本のかじ取りをしっかりと担っていく」と述べた。
自民党の二階派が、26日から、北海道・札幌市内で開いた研修会で、冒頭、二階幹事長を評価する、安倍首相のビデオメッセージが流された。
二階氏も「安倍総裁を中心にして、われわれは頑張っていく」と強調し、双方が蜜月ぶりをアピールした形。
さらに、二階幹事長は「党員を増やしていかないといけない」と述べ、党勢拡大にあらためて意欲を示した。
最終更新:8月26日(金)22時17分Fuji News Network

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000073-mai-pol
<自民二階派>幹事長就任後、初の研修会 首相がメッセージ
毎日新聞 8月26日(金)18時49分配信

 自民党二階派は26日、二階俊博会長の幹事長就任後、初の研修会を札幌市内で開いた。派閥研修会としては異例の安倍晋三首相のビデオメッセージが紹介されたほか、7月の東京都知事選で自民推薦候補を破った小池百合子知事からの祝辞も披露され、二階氏の影響力や人脈を示す会合となった。

 メッセージで首相は「二階氏に党の要、幹事長に就任していただき、志帥会(二階派)には安倍政権の屋台骨を担っていただいている」と謝意を示した。

 二階氏はあいさつで「幹事長と言われてもまだぴんとこない。安倍総裁(首相)を中心に自民党さすがだな、近ごろはがんばっているな、という言葉を聞くことを目標にがんばっていく」と語った。また、現在約98万人の党員数を、早期に100万人とする考えを示した。【水脇友輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000543-san-pol
小池百合子東京都知事、二階派研修会に祝辞「二階俊博幹事長の強力なリーダーシップのもと、ご活躍を」
産経新聞 8月26日(金)17時28分配信

 東京都の小池百合子知事は26日、札幌市で開かれた自民党の二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会)の研修会に、「先生方の指導のおかげで活躍の場をいただいていることに、改めて感謝申し上げる。二階幹事長の強力なリーダーシップのもと、志を同じくする先生方が今後ますますご活躍されることを祈念する」などとする祝辞を贈った。

 都議会自民党とは対立している小池氏だが、新進党などで政治活動をともにした二階氏とは良好な関係にある。祝辞には、自民党との関係改善に向け二階氏の助力を得たい思惑もにじんでいる。

1543名無しさん:2016/08/26(金) 23:35:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000115-jij-pol
自民、100万党員回復に全力=派閥研修会で二階氏
時事通信 8月26日(金)17時52分配信

 自民党の二階俊博幹事長は26日、札幌市内のホテルで開いた二階派夏季研修会であいさつし、100万人を割って久しい党員数について、「今98万人ぐらいだ。あと2万人ちょっとすれば100万になる」と述べ、2009年の野党転落前の100万人台への回復に全力を挙げる考えを示した。

 二階氏は党と党員数の関係を寺に例え、「いくらお経を上手に読んでも檀家(だんか)がある程度なければ、その寺も繁栄しているとは言えない」と指摘、党員獲得の重要性を訴えた。

 自民党の党員数は1991年に約547万人を記録したが、野党時代に100万人を切った。政権復帰後の14年に「120万党員獲得運動」を打ち出したが、15年末で約98万人にとどまっている。

1544名無しさん:2016/08/26(金) 23:36:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160826-00000005-mai-pol
<総裁任期延長>年内にも結論 自民、秋に議論開始
毎日新聞 8月26日(金)7時30分配信

 自民党は、安倍晋三首相の総裁任期延長の是非に関する党内議論を秋から始める。協議の場となる党・政治制度改革実行本部のトップに高村正彦副総裁が就いたことで議論が本格化する見込みで、年内に結論を出す構えだ。【加藤明子、水脇友輔】

 高村氏は25日、実務を担う本部長の補佐役を茂木敏充政調会長に兼務させることを決め、メンバーの人選を指示した。十数人規模で閣僚経験者などベテラン議員も入れる。

 総裁任期は党の規定では2期6年まで。任期延長論は二階俊博幹事長が参院選直後の7月に言及したのが発端だ。

 二階氏は25日収録のBS朝日の番組でも「安倍総裁に引き続きやってもらいたいという声は国民にある。制度のうえでも担保できるのがいいという声は党内にある」と改めて任期延長を容認する意向を示した。

 同本部はこれまで、総裁選での国会議員票と地方票の割り当て見直し、国政選挙の候補者選定のための公募制導入などについて協議してきた。総裁任期延長の議論は同本部で行うとみられていたため、党関係者は「本部長の人選で二階氏の本気度がわかる」と指摘していた。

 高村氏も今月14日放送のラジオ日本の番組で「仮に延ばすなら、例えば3期までできるという検討をするのがいい」と言及しており前向きな姿勢だ。年内をめどに延長の結論を出し、来年の党大会での正式決定を想定しているとの見方もある。

 ただ、党内には異論もある。安倍首相は昨年9月の総裁選で再選されたばかりで、2期目の任期は2年以上残る。石破茂前地方創生担当相や岸田文雄外相からは、延長に慎重な発言が出ている。

 25日には、小泉進次郎農林部会長も東京都内での講演で延長論について「なぜ今なのか分からない。2年後にどうなっているかなんて誰にも分からない。党内議論の場が成立したらぜひ説明してほしい」と述べて疑問を呈した。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160825-00000325-fnn-pol
総裁任期延長論 自民・小泉 進次郎氏「なぜ今なのか」
フジテレビ系(FNN) 8月25日(木)20時53分配信
自民党の小泉 進次郎農林部会長が、総裁任期の延長について、疑問を呈した。
自民党の小泉 進次郎農林部会長は「なぜ今なのか、わからないですね。急いで議論すべきことがそれかと」と述べ、2018年9月までの安倍首相の総裁任期に関し、党執行部が延長を検討する方針を示していることについて、疑問を呈した。
自民党の規則で「1期3年、2期まで」と定めている総裁任期について、二階幹事長らが延長を容認する考えを示しており、小泉氏は「議論の場が仮にできるとしたら、なぜ今なのか、ぜひ説明してほしい」と述べた。
最終更新:8月25日(木)20時53分Fuji News Network

1545名無しさん:2016/08/26(金) 23:36:37
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160824-00000223-sasahi-pol
二階新幹事長、すべてを語った120分「総裁任期延長論を批判した石破茂に反論」〈週刊朝日〉
dot. 8月26日(金)7時0分配信

 小池百合子新東京都知事との確執と補選、憲法改正と総裁任期延長、翁長雄志沖縄県知事との長きにわたる対立、天皇陛下の生前退位問題……。これら難題解決のため、“自民党のラスボス”こと、二階俊博新幹事長が動き出した。作家・大下英治氏にその“秘策”を語った。今回はその一部をお届けする。

*  *  *
大下:新幹事長としての懸案の一つが、自民党東京都連に反旗を翻して当選した小池百合子新都知事と、党との関係かと思います。8月4日に小池さんと自民党本部で会った時には、どんな話をしたんですか。

二階:小池さんからは都知事就任のあいさつがありました。私はそれを受けて、「東京は一地方ではなく世界的な大都市であり、また五輪を控えてもいますから、選挙だけをテーマに争いを続けるより、少し双方穏やかになってお考えいただきたい」という意見をお伝えしました。

大下:都知事選であれだけ激しく戦った小池知事には、党内にまだ反発も残っているでしょう。うまく関係改善できるのでしょうか。

二階:選挙ではみんな真剣勝負で戦いましたが、今は少し刀を置いて、将来の東京五輪成功のため、都民のためにどうあるべきかを静かに考える時です。答えはおのずと明らかなはずです。自民党というのはこういう時に穏やかであるべきだと、少なくとも私はそう思っています。それに小池さんとは昔からの間柄ですから。

大下:今はまだ、みんなカッカしていますからね。

二階:だから私は「撃ち方やめ」と言っているんです。選挙で結果は出ているんですから、これ以上撃っても仕方がない。それも2万票や3万票負けたという話ではなく、100万票以上の差をつけられているんですから。小池さんのパフォーマンスに負けたという声もありますが、法律で許される範囲であらゆる手を尽くすのが選挙というもので、そこはお互い様。我々は未来のことを考えていくしかないんですよ。

大下:ところで、二階さんは2018年9月で終わる安倍晋三首相の自民党総裁任期の延長について、7月19日の会見で「余人をもって代えがたしという状況が生まれてくれば、対応を柔軟に考えていくのは大いに検討に値する」と、肯定的な発言をされていましたね。

二階:安倍首相は国際的にもこれだけの評価を得ていますし、気力、若さ、政策能力ともに絶好調で現在も走り続けている。支持率が高いのも当然のことで、もう少し長くやってもらいたいという声が巷にあふれています。だから、そういう道を開いてもいいのではないかということを申し上げました。ここから先は国民・党員の皆さまのご判断ですが、だんだんそうした方向へいくのではないか。

大下:となると、今年中に決めることになりますか。


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