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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

1357チバQ:2016/08/03(水) 23:11:58
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080201010&g=pol
「お友達」、側近を重用=待機組にも配慮-内閣改造


 3日の内閣改造では、安倍晋三首相に近い議員や、当選回数を重ねながら閣僚経験のない待機組への配慮が目立つ。ただ、第1次内閣でも側近議員で固めた布陣は「お友達人事」と批判を浴びた。待機組の入閣も全体の数からみればわずかで、起用されなかった議員の不満はたまりそうだ。

 今回の改造で「目玉人事」と目されるのが、防衛相に起用される稲田朋美自民党政調会長だ。保守的な思想・信条が首相と近く、衆院当選4回ながら2度目の入閣で、党内のやっかみは一層強まりそうだ。
 経済産業相に就く世耕弘成官房副長官も首相側近の一人として知られる。続投する塩崎恭久厚生労働相や石原伸晃経済再生担当相も、かつて首相と議員グループ「NAIS(ナイス)の会」を結成するなど盟友関係にある。岸田派中堅は「内閣全体の印象は新鮮味に欠ける。以前よりも『お友達』っぽさが増した」と指摘した。
 改造人事の焦点の一つは、待機組の処遇だった。自民党内には衆院当選5回以上、参院当選3回以上で未入閣の議員が約70人に上り、各派閥は首相サイドに売り込みを激化。岸田派の山本幸三氏、二階派の今村雅弘氏、麻生派の松本純氏らの入閣が固まったが、その一方で、60人以上に上る待機組が入閣を逃したことになる。(2016/08/02-22:39)

1358チバQ:2016/08/03(水) 23:14:10

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300584&g=pol
閣僚横顔=第3次安倍再改造内閣
◇不満抑えて首相支える=副総理兼財務 麻生太郎氏(留任)
 首相経験者にして安倍晋三首相の盟友ながら、消費税増税をめぐってはたびたび意見を異にしてきた。6月の増税再延期に至る過程では、「衆院を解散して信を問うべきだ」と進言したものの、首相に聞き入れられず、3時間に及んで説得された末に矛を収めた。祖父は吉田茂元首相。イタリア製の帽子を愛用するなどファッションにこだわりを持ち、海外メディアから「ギャングスタイル」と評されたことも。マンガやアニメなどの大衆文化に造詣が深い。75歳。(麻生派)
 ◇首相側近の保守派論客=総務 高市早苗氏(留任)
 安倍晋三首相の下で、女性初の自民党政調会長など要職を歴任した側近の一人。毎年の終戦記念日と春秋の例大祭に靖国神社参拝を欠かさず、自主憲法制定の必要性を唱えるなど、党内きっての保守派論客の一人に数えられる。今年2月には、政治的公平性を定める放送法に違反した放送事業者に対し、電波停止を命じる可能性に言及、言論界や野党の厳しい批判を招いた。議員立法に熱心に取り組む生真面目さの一方、「調整力に欠ける」との評もつきまとう。55歳。(無派閥)
 ◇官僚出身のゼネラリスト=法務 金田勝年氏
 故竹下登元首相の勧めで、旧大蔵省主計官を経て1995年の参院選で政界入り。2007年に落選、衆院くら替え後には大病を患うなど挫折や苦労を重ねたが、その都度復活を遂げた。財政以外にも農林水産や厚生労働行政、外交から国対まで幅広い分野をこなすゼネラリスト。第2次安倍政権では長く衆院予算委員会理事を務め、野党との折衝に当たった。真面目で誠実な人柄だが、官僚や秘書には厳しく接する面も。プロテニスプレーヤーの錦織圭選手の大ファン。66歳。(額賀派)
 ◇堅実なハト派=外務 岸田文雄氏(留任)
 慰安婦問題をめぐる日韓合意やオバマ米大統領の広島訪問に道筋を付け、堅実な仕事ぶりが評価されての留任。党三役入りを期待していた岸田派内では落胆の声も漏れた。当選同期の安倍晋三首相に忠実に仕え、昨年の党総裁選では、派閥名誉会長の古賀誠元幹事長の意に反し、首相の無投票再選支持で派内をまとめた。ハト派を自任し、憲法9条の改正は「当面考えない」との立場。発言は慎重で、空中を見上げながら答弁書をそらんじ、「面白みがない」との評も。59歳。(岸田派)
 ◇温厚篤実な文教族=文部科学 松野博一氏
 民間企業から松下政経塾を経て、2000年衆院選で初当選。文部科学副大臣や文科委員長を歴任した文教族で、新科目「公共」の導入に関する党内論議や国立公文書館の移設場所選定で中心的な役割を果たした。国対や議院運営委員会で下積みも経験し、満を持しての初入閣だ。座右の銘は故松下幸之助氏の口癖だった「素直」。温厚篤実な性格で知られるが、「パフォーマンスが苦手で地味」との評も。息抜きは、高校のソフトボール部で活躍する長女の応援。53歳。(細田派)
 ◇難題に挑む首相の盟友=厚生労働 塩崎恭久氏(留任)
 公的年金の運用損が5兆円を超えた問題で野党の厳しい追及を乗り切り、難題山積の厚生労働行政を引き続き担うことになった。安倍晋三首相の盟友の一人で、官房長官に起用された第1次政権では実力を伴わない「お友達内閣」の筆頭格と批判を浴びたが、手堅い仕事ぶりで汚名を返上しつつある。ハーバード大院留学で磨いた英語を駆使し、米国に豊富な人脈を築く。日銀出身で政調会長代理を務めた政策通だが、厚労省内からは「発信力に欠ける」との不満も。65歳。(無派閥)

1359チバQ:2016/08/03(水) 23:14:35
 ◇首相と石破氏のパイプ役=農林水産 山本有二氏
 「ポスト安倍」を狙い閣外に出た石破茂氏の側近であり、同氏率いる「水月会」の幹部。一方で安倍晋三首相とも座禅仲間で親しく、首相と石破氏をつなぐパイプ的な存在だ。2006年の党総裁選では、安倍氏を支持する「再チャレンジ支援議員連盟」の会長を務め、勝利に貢献。第1次安倍内閣では金融担当相として初入閣した。弁護士出身で明るい性格。高知県議を経て、1990年に国政入りした。64歳。(石破派)
 ◇「見せ方」得意な首相側近=経済産業 世耕弘成氏
 安倍晋三首相の側近。第1次政権で首相補佐官、第2次政権発足以降は官房副長官として、内政・外交両面で首相を支えた。NTT報道担当課長の経験からメディア戦略を得意とし、政権の「見せ方」で手腕を発揮。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、世界経済をめぐり首相が「リーマン・ショック前に似ている」と発言したと、実際とは異なる説明を行い、物議を醸した。副長官(政務)在任は歴代最長。妻は民進党前参院議員の林久美子さん。53歳。(細田派)
 ◇建設省OBの政策通=国土交通 石井啓一氏(留任)
 旧建設省出身で、約5年間にわたり党政調会長を務めた政策通。昨年10月の就任以降は、傾斜マンション問題や長野県でのスキーバス事故などで原因究明や再発防止に忙殺されたが、堅実な仕事ぶりは役所内でも評価されている。ただ、安倍晋三首相と太いパイプを持っていた前任の太田昭宏氏と比べると、存在感はいまひとつで、党内からは「もっと大きく動いてもいいのではないか」との声も漏れる。将来の党代表候補とも言われているだけに、発信力が今後の課題となりそうだ。58歳。(公明)
 ◇気さくな首相同期生=環境 山本公一氏
 愛媛県議から1993年の衆院選で国政入り。一貫して環境政策に取り組み、党調査会長として温室効果ガス削減目標の提言を取りまとめた。当選同期の安倍晋三首相とは一定の距離感があり、昨年の自民党総裁選では、首相の無投票再選阻止を目指した野田聖子元総務会長を支援した。温和で気さくな人柄だが、「野心に欠ける」との指摘も。座右の銘は、正しいことを恐れず実行することを意味する「履正不畏(りせいふい)」。孫と過ごす時間が息抜きだ。68歳。(谷垣グループ)
 ◇負けん気強い保守論客=防衛 稲田朋美氏
 靖国神社を節目ごとに参拝し、極東国際軍事裁判(東京裁判)に疑義を呈するなど保守色が極めて強い。安倍晋三首相から将来のリーダー候補の一人として重用され、行政改革担当相や党政調会長を歴任。党内に抵抗のあった公務員制度改革や農協改革に尻込みせずに取り組んだ。弁護士出身の論客で負けん気が強く、街頭演説やテレビ討論でたびたび野党側を挑発。防衛相として冷静に行動できるか注目される。地元・福井産の眼鏡と網タイツを愛用する。57歳。(細田派)
 ◇内閣支える屋台骨=官房長官 菅義偉氏(留任)
 第2次安倍内閣で官房長官に就任以来、屋台骨として政権を支えてきた。今年7月に在職期間が歴代最長を更新。危機管理には絶対の自信を持つが、バングラデシュで邦人を巻き込んだテロ事件が起きた際、参院選応援で東京を離れていたため、野党の批判を招いた。秋田県の農家出身のたたき上げで、議員秘書、横浜市議を経て国政に進出した。政府・自民党にくまなくにらみを利かせる半面、気配りを怠らない「人たらし」の一面も。下戸で大の甘党。67歳。(無派閥)
 ◇旧国鉄出身の硬骨漢=復興 今村雅弘氏
 旧国鉄、JR九州を経て1996年の衆院選で政界入り。得心がいかなければ執行部にも反旗を翻す硬骨漢だ。2005年、当時の小泉純一郎首相が推進した郵政民営化法の採決では、自民党の方針に逆らって反対。直後の衆院選では党が送り込んだ刺客候補を下したものの、離党の憂き目に。安倍晋三首相との関係は良好で、第1次安倍政権の06年末に復党を果たした。超党派の演歌議連幹事長を務めるカラオケ好きで、十八番は郷ひろみの「2億4千万の瞳」。69歳。(二階派)
 ◇麻生氏側近の「カメラマン」=公安・防災 松本純氏
 麻生太郎副総理兼財務相の側近で、どこへ行くときもカメラを持参することで知られる。カメラ歴は半世紀を超えており、8歳の時には選挙演説中の岸信介首相を撮影した写真を本人に送り、返礼で「明るく清く正しく強く」という自筆の色紙を贈られたのが政治との出会いだった。どんな仕事にも全力投球を信条としており、調整力には定評がある。多くの党務を任され、「困った時の純ちゃん」(ベテラン議員)の異名も。薬剤師の資格を持つ。66歳。(麻生派)

1360チバQ:2016/08/03(水) 23:14:45
 ◇二階氏に近い政策通=沖縄・北方 鶴保庸介氏
 旧自由党から1998年の参院選に出馬し、初当選。その後、同じ和歌山県選出の二階俊博幹事長と行動を共にし、2003年にそろって自民党入りした。野田聖子元総務会長はかつてのパートナーで、郵政民営化に反対して離党した野田氏の選挙応援のため、当時の二階グループを退会しようとしたことも。政審会長として参院選の「合区」解消に向け、憲法改正を急ぐよう主張してきた。参院議員の間では政策通として知られるが、閣僚としての手腕は未知数。49歳。(二階派)
 ◇「頼りなさ」拭えるか=経済再生 石原伸晃氏(留任)
 財政規律重視派ながら、不祥事で閣僚を辞任した甘利明氏の後釜としてアベノミクス推進役に起用され、持論を封印して景気浮揚に力を注ぐ。石原慎太郎元東京都知事の長男で、経済政策全般に精通した「政策新人類」として若手時代から首相候補と目されてきたが、2008年と12年の自民党総裁選では涙をのんだ。党都連会長として指揮した先の都知事選では推薦候補が大敗し、指導力に疑問符が付いた。「頼りないリーダー」との評価を拭えるかが課題だ。59歳。(石原派)
 ◇2代続く安倍側近=1億・働き方 加藤勝信氏(留任)
 第2次安倍政権発足以降、官房副長官として安倍晋三首相を支えてきた側近の一人。昨年9月、首相が「1億総活躍社会」の実現を掲げると、実務能力を買われて担当相に抜てきされ、工程表の取りまとめに尽力した。旧大蔵省出身。故加藤六月元農林水産相の女婿となり、政界入りした。岳父も首相の父・故晋太郎氏の側近で、2代続けて安倍家とは関係が深い。娘4人の父親で、夏恒例の家族旅行は楽しみの一つ。健康を気遣い10階の大臣室まで毎日、階段を使う。60歳。(額賀派)
 ◇アベノミクス立案に寄与=地方創生 山本幸三氏
 一貫して安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」を支持してきた功績が評価され初入閣を果たした。野党時代に経験した東日本大震災では、日銀による国債購入で復興財源を賄うべきだと主張。当時無役だった首相を会長とする議員連盟を発足させ、アベノミクス立案に一役買った。毎年、ワシントンを訪れ米要人とパイプを保つ国際派で、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長とは旧知の仲。旧大蔵省出身。首相の政権運営に批判的な古賀誠元幹事長に近い。67歳。(岸田派)
 ◇環境相時に失言も=五輪 丸川珠代氏
 「女性活躍」を掲げる安倍政権の目玉の一人として昨年、環境相として初入閣。今年2月には講演で、東京電力福島第1原発周辺地域の除染基準を「何の科学的根拠もなく時の環境相が決めた」と述べ、後に撤回した。野党時代には「愚か者めが」など挑発的なやじが話題になった。安倍晋三首相の政治理念に共鳴し、2007年にテレビ朝日を退社して政界入り。翌年に自民党の大塚拓衆院議員と結婚し、1児の母となった。好きな言葉は「感謝」「我が道を行く」。45歳。(細田派)(2016/08/03-15:45)

1361チバQ:2016/08/03(水) 23:16:58
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300042&g=pol
安保の理論的支柱=高村正彦氏横顔
 弁護士出身で外相、法相、防衛相などを歴任した。安全保障関連法では党内の理論的支柱として公明党との協議を担い、論議をけん引。安倍晋三首相の信頼も厚い。皮肉を交えた独特の言い回しで野党を批判することもしばしばで、憲法改正をめぐる民進党の岡田克也代表の主張を「デマの類い」と断じ、岡田氏を激怒させた。今年もロシア、中国を訪問するなど議員外交にも積極的。少林寺拳法5段で武道に明るく、相撲の横綱審議委員会委員も務める。74歳。(無派閥)
◇高村正彦氏略歴
 高村 正彦氏(こうむら・まさひこ)中大法卒。法相、防衛相、外相。衆院山口1区、当選12回、74歳。(無派閥)(2016/08/03-04:59)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300043&g=pol
政局観鋭いベテラン=二階俊博氏横顔
 県議出身の党人派で、党内外に豊富な人脈を持つベテラン。2015年の自民党総裁選でいち早く安倍晋三首相支持を表明するなど、独自の政局観を持つ。党内第5派閥の長ながら、幹事長の座を射止めた。参院選後には首相の総裁任期延長に言及し、党内からは「一歩先を行っている」と驚きの声も。一方で「古いタイプの政治家」との評もあり、党の顔としての発信力などが課題となりそうだ。国土強靱(きょうじん)化が持論。津波防災の必要性を訴え、国連「世界津波の日」制定に尽力した。77歳。(二階派)
◇二階俊博氏略歴
 二階 俊博氏(にかい・としひろ)中大法卒。運輸相、経済産業相、党総務会長。衆院和歌山3区、当選11回。77歳。(二階派)(2016/08/03-05:00)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300044&g=pol
安定感買われ再登板=細田博之氏横顔
 政権奪還前の2012年に総務会長を務めており、安定感を買われて再登板となった。選挙制度に通じ、衆院選の「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革関連法の成立に尽力した。同法に盛られた新たな定数配分方法「アダムズ方式」には批判的な立場だったが、首相官邸の意向に従い、導入に踏み切った。官房長官や幹事長など要職を歴任しており、経験は豊富だが、押しの弱さは衆目の一致するところ。日本コントラクトブリッジ連盟の会長も務める。72歳。(細田派)
◇細田博之氏略歴
 細田 博之氏(ほそだ・ひろゆき)東大法卒。官房長官、党幹事長、党総務会長。衆院島根1区、当選9回。72歳。(細田派)(2016/08/03-05:00)

1362チバQ:2016/08/03(水) 23:17:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300045&g=pol
政策通の仕事師=茂木敏充氏横顔
 政策全般に明るく、実務能力の高さから「仕事師」として知られる。2014年9月に選対委員長に就任。2度の大型国政選挙で勝利に貢献したが、東京都知事選では保守分裂選挙を回避できなかった。読売新聞記者や外資系コンサルタントなどを経て、旧日本新党から政界へ。自民党入党後は金融担当相、党政調会長や経済産業相など重要ポストを歴任してきた。安倍晋三首相とはゴルフ仲間。先の参院選ではDVD鑑賞で息抜きした。60歳。(額賀派)
◇茂木敏充氏略歴
 茂木 敏充氏(もてぎ・としみつ)ハーバード大院修了。党選対委員長、経済産業相、党政調会長。衆院栃木5区、当選8回。60歳。(額賀派)(2016/08/03-05:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300046&g=pol
首相に近い改憲派=古屋圭司氏横顔
 3代続く政治家の家系に育ち、成蹊高・大の後輩に当たる安倍晋三首相の父、故晋太郎氏の秘書として下積みを経験した。思想・信条が近い首相と同様、憲法改正に熱心に取り組むほか、北朝鮮による日本人拉致問題にも長年携わり、拉致問題担当相を務めた。今年は性的少数者(LGBT)をめぐる課題を議論する党の特命委員長に就き、仕事の幅を広げた。初の党四役入りで、選挙指揮の手腕も未知数と言え、真価が問われそうだ。趣味はクラリネット演奏。63歳。(無派閥)
◇古屋圭司氏略歴
 古屋 圭司氏(ふるや・けいじ)成蹊大経卒。経済産業副大臣、党広報本部長、国家公安委員長。衆院岐阜5区、当選9回。63歳。(無派閥)(2016/08/03-05:02)

1363チバQ:2016/08/03(水) 23:19:37
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300851&g=pol
平均年齢60.8歳=石破氏側近からも起用-再改造内閣

第3次安倍再改造内閣が発足し、記念撮影する安倍晋三首相(前列中央)と閣僚ら=3日午後、首相官邸
 第3次安倍再改造内閣の閣僚の平均年齢は安倍晋三首相を含め60.8歳で、第2次安倍内閣発足時の57.7歳を約3歳上回った。最年長は麻生太郎財務相の75歳、最年少は丸川珠代五輪担当相の45歳だった。
 閣僚19人のうち留任は8人。初入閣は8人にとどまった。参院からは世耕弘成経済産業相ら3人が入閣し、民間からの登用はゼロだった。
 女性活躍推進を掲げる安倍政権だが、女性の起用は3人。環境相から横滑りした丸川氏のほか、留任の高市早苗総務相、再入閣の稲田朋美防衛相といずれも首相に近い閣僚経験者を起用した。
 衆院当選回数で最多は麻生氏の12回だった。最少は金田勝年法相の3回だが、参院議員も2期務めている。金田氏を除くと最も当選回数が少ないのは稲田氏の4回。
 派閥別にみると、首相の出身派閥の細田派が4人と最も多かったものの、額賀派、岸田派、麻生派、二階派から各2人、石原派、谷垣グループからは1人ずつとまんべんなく起用。「ポスト安倍」を狙い閣外に出た石破茂氏率いる石破派からも、山本有二農林水産相が入閣した。
 出身大学は東大が8人で最多。早大が5人、慶大が2人と続いた。(2016/08/03-19:38)

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20160803-567-OYT1T50128.html
「トリプル山本」に期待の声…同姓3閣僚
19:28読売新聞

 今回の内閣改造では「山本」姓の閣僚が3人誕生した。

 自民党内からは「『トリプル山本』が3本の矢となって政権を支えてほしい」と期待する声が出ている。

 3閣僚は名字が同じである上に、環境相が公一(こういち)氏、農相が有二(ゆうじ)氏、地方創生相が幸三(こうぞう)氏と、名前の漢字が「一、二、三」とくしくも並んだ。

 これについて、有二氏は「非常にわかりやすい」、公一氏は「(3人の区別は)ナンバー1、2、3でもいいのではないか」と語った。幸三氏は「『山本ブーム』とみんなで笑い合った。忘れられないように頑張りたい」と意気込んでいた。

1364チバQ:2016/08/03(水) 23:20:01
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1608030105.html
【内閣改造】「和歌山が安倍政権の要となる」二階幹事長と2閣僚誕生で沸く地元
22:24産経新聞

 今回の内閣改造や自民党人事では、大都市圏と比べて人口も少なく同党国会議員が5人しかいない和歌山県から、二階俊博幹事長と2閣僚が起用された。同県の自民関係者は「和歌山が安倍政権の要となるときだ」と沸き立っている。

 「幹事長と2閣僚を担うとは、和歌山の歴史始まって以来の大変な栄誉だ。和歌山の議員として誇りに思う」と語ったのは、二階氏の秘書を務め側近として仕えてきた中村裕一県議。中村氏は「和歌山の政治家は、地方の現状や厳しさを身をもって知っている。必ず弱者のための政治をしてくれるはずだ」と期待を寄せた。

 自民県連の吉井和視幹事長も、「世間では『首相と二階氏は考えが違う』といわれるが、そうであればこれほど重用されるはずがない。和歌山が安倍政権の要として全国の先頭に立ち、首相が掲げる憲法改正などの諸課題に取り組んでいきたい」と語った。

 仁坂吉伸知事は「県選出の国会議員2人が同時に入閣したことは大変誇りだ。わが国の発展のため、活躍を期待するとともに、引き続き県の発展のために力添えをいただきたい」とコメントした。

1365チバQ:2016/08/03(水) 23:23:40
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160804k0000m010084000c.html
<自民党>派閥バランスを重視 役員人事、正式決定
21:30毎日新聞

<自民党>派閥バランスを重視 役員人事、正式決定
二階俊博氏=阿部弘賢撮影
(毎日新聞)
 自民党は3日の臨時総務会で幹事長など主要役員人事を正式決定した。安倍晋三首相(自民党総裁)は厚い党内基盤を持つ二階俊博氏を幹事長に配して安定的な政権運営の継続を狙う構えだ。一方で他の役員に各派の重鎮をバランスよく取り込み、二階氏周辺には自らの側近議員を配して官邸の影響力を維持する姿勢も見せた。

 焦点は自転車事故で入院中の谷垣禎一前幹事長の後任だった。幹事長は資金や公認権を握る強い権限があるからだ。先月31日に首相は二階氏起用を内定したが、仕事師の異名も持つ二階氏に、官邸内には「力が強くなりすぎる」(官邸関係者)との懸念もあった。

 そこで首相は総務会長に自身の出身派閥(細田派)を率いる細田博之氏を起用し、山東派重鎮の高村正彦副総裁の留任も決定。額賀派の茂木敏充政調会長も執行部に残し派閥均衡を図った。さらに幹事長代行に側近の下村博文元文部科学相、選挙を仕切る選対委員長に政治信条が近い古屋圭司元拉致問題担当相を充てた。いずれも官邸主導を確保し、二階氏の抑制を図る狙いがありそうだ。

 ただ、二階氏は早くも独自色を出し始めた。首相の宿願の憲法改正に二階氏は慎重で、3日の就任記者会見で「慎重の上にも慎重に対応するのは当然だ。特に野党との話し合いが大事だ」と語った。

 また、二階派には、自民党の公認争いを経て当選した無所属の長崎幸太郎氏(山梨2区)と山口壮氏(兵庫12区)や、川上義博元民主党参院議員(鳥取選挙区)が所属。他派や地元県連は二階氏の幹事長就任で自民入党が進むことを警戒する。二階氏は3日の記者会見で、川上氏について「これから話し合う機会もあるだろう。できるだけ円満に。かたきじゃないんだから」と述べた。【小山由宇、加藤明子】

1366チバQ:2016/08/04(木) 00:24:04
http://www.sankei.com/politics/news/160803/plt1608030007-n1.html
2016.8.3 07:09
【内閣改造】
石破茂氏「閣外」を決断したのは「三度目の正直」なのか? でも、なかなか見通せない「ポスト安倍」への道筋
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 3日の内閣改造を前に石破茂地方創生担当相は「三度目の正直」で閣外に出る方針を固めた。自身が率いる自民党石破派(水月会)内に広がる“主戦論”を無視できず、ついに「ポスト安倍」を狙う道に踏み出した格好だ。ただ、重要ポストに未練を残していた節もあり、態度はいまひとつ煮え切らない。

 「防衛相、農林水産相、自民党政調会長に幹事長、地方創生相…。9年間、与えられたポストで全身全霊尽くしてきた。『これ以上のことはできない』という仕事はしてきた」

 石破氏の2日の記者会見は、まるで離任の挨拶だった。そして「自民党が引き続き国民の支持をいただくために、自分がなすべきことは何だろうかという思いはある」と語り、閣外での活動に意欲をにじませた。

 石破氏は平成26年と27年の2回、入閣か閣外かの判断を迫られたが、いずれも最後は安倍晋三首相の入閣要請を受け入れた。ただ、優柔不断な態度は派内に不満を生んだ。1日の石破派の会合では「今回は閣外で首相の座を見据えた活動をしてほしい」(中堅)との声が大勢を占めた。


 石破氏自身も閣内にいながら、いらだちを募らせていた。入閣が首相の封じ込め策であることは周知の事実。今回の内閣改造で首相が石破氏続投の意向を示したことを「飼い殺し」「幽閉」と評する報道への不快感も周囲に漏らしてきた。前回の内閣改造で、首相が「1億総活躍社会の実現」を掲げて担当閣僚を置き、地方創生が埋没したことにも「去年、辞表をたたき付けてやればよかった」と怒りさえあらわにしていた。

 一方、石破氏周辺は「党幹事長や財務相ならともかく、地方創生担当相の留任は当初から考えていなかったはずだ」と本人の胸中を読み解く。裏を返せば、重要ポストには色気があったといえる。

 2日の記者会見でも「自民党に多様な意見があることは大事だ」と強調し、首相の「1強」を危ぶんだかと思えば、「安倍政権が強い支持をいただくことは大事だ」とも述べ、ちぐはぐさを印象づけた。

 ただ、閣外に出ても、ポスト安倍への道は平坦ではない。表舞台から姿を消せば、存在感が薄れるのは必至。今後、石破派議員のポストを確保できなければ、求心力の低下も避けられない。今後は「反安倍の受け皿作りに動く」(石破派ベテラン)ことになるが、妙案は見えていない。(松本学)

1367チバQ:2016/08/04(木) 12:02:01
http://mainichi.jp/articles/20160804/k00/00e/010/140000c

再改造内閣
.
稲田防衛相、保守派論客も言動は抑え気味 



毎日新聞2016年8月4日 08時36分(最終更新 8月4日 08時52分)

 今回の内閣改造の目玉となったのが稲田朋美氏の防衛相起用だ。首相としては政治信条が近い稲田氏に将来の首相候補として経験を積ませる狙いがありそうだ。ただ、保守色の強い稲田氏が靖国神社参拝や慰安婦問題で持論の発信を続けた場合は中国や韓国など周辺国との外交にも影響が出かねず、政府・与党内にも懸念がある。


<首相、新内閣で「非正規という言葉をこの国から一掃する」> .


<丸川氏 都知事選で小池氏を酷評…東京五輪大丈夫?> .

【写真特集】新内閣顔ぶれは? 全閣僚の写真 .

<「復興いまだ道半ば」経産、環境、復興3閣僚短期交代に戸惑い> .

<「新鮮味ない内閣」野党冷ややか 「タカ派」稲田防衛相に懸念も> .


<小泉元首相、安倍首相に「これから大変だよ」> .

 稲田氏は衆院当選4回ながら異例の2度目の入閣。政府や党の防衛関係の役職経験はなく、起用は稲田氏にとっても意外だったようだ。小池百合子東京都知事に次いで2人目の女性防衛相であるだけに、注目も集まりそうだ。

 近年、防衛相に小野寺五典氏や前任の中谷元氏らハト派議員を起用してきたのは、中韓との関係をにらんだ部分もある。稲田氏は党内きっての保守派なだけに、「政治信条と違う慎重な対応が必要なのではないか」(政府関係者)との指摘も出ている。

 稲田氏は8月15日には第2次安倍政権発足後、行政改革担当相、政調会長として毎年靖国神社を参拝している。今年も参拝すれば、中韓との関係悪化はさけられない。自民党の二階俊博幹事長は3日夜、BS日テレの番組で稲田氏の参拝について「相手が嫌と言っているものをなんでもかんでも参拝しなければいけないものでもない」と指摘。公明党の山口那津男代表も記者団に「さまざまな影響を総合的に判断されると思う」と述べ、クギをさした。

 ただ、稲田氏もこうした懸念を意識して、早くも言動は抑え気味だ。3日夜の記者会見では靖国神社参拝について「安倍内閣の一員として適切に判断し、行動してまいりたい」と述べ、自粛をにじませた。中韓との関係についても「東アジアの状況を見れば韓国と連携し、中国との話し合いも大事だ」と強調した。

 一方の外相は、ハト派の岸田文雄氏が留任し、バランスを取った。首相にとってロシアのプーチン大統領との関係を核にした北方領土問題の進展は政権の最重要課題の一つだ。年内のプーチン氏訪日を実現して、領土交渉の打開を狙う。また、従軍慰安婦問題をめぐる日韓合意の履行という問題もある。このため首相は継続性を重視して、岸田氏を続投させた。岸田氏にとってもこうした重要課題をこなせれば、「ポスト安倍」としての存在感が増す。【村尾哲】

1368チバQ:2016/08/04(木) 12:03:24
http://www.sankei.com/politics/news/160804/plt1608040010-n1.html
2016.8.4 06:59更新

【内閣改造】
稲田朋美防衛相は「女安倍」だ 韓国報道 「歴史修正主義者を起用」松野博一文科相も注目


 安倍晋三首相の内閣改造について韓国の聯合ニュースは3日、官房長官や外相ら「中枢閣僚は留任し、超長期政権の基盤強化に重点を置いた」と指摘した。防衛相に起用された稲田朋美氏や、文部科学相に就いた松野博一氏を挙げて「歴史修正主義の傾向がある強硬右翼の人物が抜てきされた」とも伝えた。

 稲田氏は過去の靖国神社参拝に加え、竹島(韓国名・独島)北西の韓国・鬱陵島への視察を計画して入国不許可となったことから、強硬右派との印象が強い。東亜日報は、稲田氏入閣の見通しを伝えた3日付の紙面で、保守系の安倍首相に近い「女安倍」とも表現した。

 聯合ニュースは松野氏について、慰安婦問題で旧日本軍による強制性を否定する主張をしてきたとし、今後、日本の教科書で「慰安婦問題の記述を削り、強制性を否定する動きがより強まるとの懸念が出そうだ」と伝えた。(共同)

1369チバQ:2016/08/04(木) 12:04:26
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12159-0804e040184/


内閣改造:福島県内の首長 復興相ら短期交代に戸惑い











2016年08月04日 11時10分 毎日新聞



内閣改造:福島県内の首長 復興相ら短期交代に戸惑い

東日本大震災発生以降の歴代関係3閣僚
 3日の安倍内閣の改造では、東日本大震災からの復興と東京電力福島第1原発事故の収束に関わる経済産業、環境、復興の3閣僚がすべて交代した。いずれも昨年10月の就任から約10カ月での交代。福島県内の首長らは関係閣僚が短期間で次々交代することに戸惑う一方、新閣僚へ復興施策の継続を強く求めた。【曽根田和久、乾達】

 今回の内閣改造では、経産相が林幹雄氏から世耕弘成氏に、環境相は新たに五輪担当相に就いた丸川珠代氏から山本公一氏に代わった。復興相も高木毅氏から今村雅弘氏に交代した。2011年3月以降、経産相はこれで8人目。環境相は7人目、復興相は5人目だ。任期は最長でも約1年8カ月にとどまる。

 今回の内閣改造を受け、避難指示区域内の自治体の首長もコメントを発表した。渡辺利綱・大熊町長は「主要閣僚が留任する中、復興に関係が深い3大臣が道半ばで交代される。じっくりと腰を据えてこれからという矢先で残念」と戸惑いを表現。「双葉郡全体が大きく変動していく大事な時期。一貫性を欠いた施策で復興を停滞させることのないように」と念を押した。

 馬場有・浪江町長は「双葉郡をはじめ県の復興はいまだ道半ば。さまざまな課題が山積している。被災地に寄り添い、復興創生に全力で取り組むことを期待する」。伊沢史朗・双葉町長は「政策の継続性をしっかり保つことが重要。町内の状況をよく理解し、被災者の声にしっかりと耳を傾け、復興の加速化に全力を尽くしてほしい」と要望した。

 内堀雅雄知事もコメントを発表。「本県復興の要」として就任したばかりの世耕、山本、今村の各氏の名前を挙げ、「何度も福島に足を運んでいただき、県民の思いに寄り添いながら復興再生に力を尽くしていただきたい」と強調した。

1370チバQ:2016/08/04(木) 12:06:06
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-434852/


内閣改造をめぐり菅VS麻生・岸田連合の暗闘勃発











2016年08月03日 07時00分 NEWSポストセブン




内閣改造をめぐり菅VS麻生・岸田連合の暗闘勃発

自民党内のパワーゲームに発展(菅義偉氏)



 8月3日に予定されている内閣改造は、人事権を一手に握る総理大臣がポスト配分を武器に求心力を高めるチャンスのはずだが、今回は少し様相が違っていた。菅義偉・官房長官、麻生太郎・副総理兼財務相、岸田文雄・外相ら、主要閣僚は留任となり、谷垣禎一氏の後任の自民党幹事長には二階俊博・総務会長が就くことになった。

 しかし、内閣改造がすんなりと決まったわけではない。その裏では、いったい何が起こっていたのか。

 今回、安倍晋三・首相は次の総選挙をにらんだ布陣を組んで、総選挙に勝ったうえで「総裁任期延長」に持ち込み、2020年の東京五輪を首相で迎え、憲法改正も実現するという野望を抱いていると見られていた。

 ところが、大誤算だったのは留任を想定していた谷垣氏がサイクリング中に転倒、頸髄を損傷したことだ。当分、車椅子生活が避けられないとの見方も出ている。

 それでも官邸は谷垣氏を幹事長に残したいと考えていた。というのも、幹事長人事をめぐる政権の2大巨頭、麻生氏と菅氏の暗闘があるからだ。

 参院選前、消費税率10%への増税の2年半延期を決断した安倍首相に対し、麻生氏が「延期するなら解散・総選挙で信を問うのが筋だ」と迫り、衆参ダブル選を回避すべきと進言していた菅氏との間で激しい火花を散らしたことは記憶に新しい。

 麻生VS菅の水面下の暗闘は、参院選中も都知事選中も続けられた。参院選では麻生氏が菅氏の地元・神奈川選挙区で自民公認候補とは別に推薦候補を立てて全面支援したが、それに対抗して菅氏は、麻生派の候補がいるお膝元・福岡に乗り込んで公明党候補を応援。

「菅のヤロー、オレの地元にまで手を突っ込んで来やがった」

 麻生氏は自民党福岡県連幹部の前で激怒した。都知事選の候補者選びでも2人はぶつかった。

「実は、麻生さんは民進党右派の長島昭久氏を自・民両党の相乗りできる候補として推していたが、菅さんが増田寛也氏を一本釣りで候補に担ぎ出した。『勝てるわけがない。人を見る目がないな』と麻生さんは冷笑していた」(大手紙政治部記者)

 そして改造人事の駆け引きでバトルが再燃した。引き金となったのは安倍政権が策定中の事業規模約28兆円の超大型景気対策についての菅氏の一言だ。

「赤字国債を発行する予定はないということは明言しておきたい」

 事業規模さえ明らかになっていない時点で、菅氏は米通信社・ブルームバーグのインタビューにそう語った(7月16日付)。これに麻生氏はカチンと来た。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が指摘する。

「赤字国債云々は本来、財務大臣の麻生さんがいうべきこと。菅さんは消費増税先送りの時に続いて、今回の景気対策の財源でも財務大臣の頭越しに財政方針を明言した。麻生さん流にいえばまた『法をこえた』わけで、麻生さんの我慢も限界ギリギリのところまできています」

 麻生氏が菅氏の“噛ませ犬”として目をつけたのが岸田氏だった。藤本氏が続ける。

「今回の内閣改造で一番重要なのは間違いなく幹事長ポスト。安倍首相の意向は麻生、菅、谷垣の3人を留任させて政権の骨格を守りたかった。だが、3人の思惑は違う。谷垣さんは降板したがっていたし、菅さんは幹事長をやりたがっていた。

 それに対して、麻生さんは菅さんに『そんなに財政に口を出したいのなら幹事長の前に財務大臣をやってみろ』という気持ちでしょう。だから岸田さんの幹事長就任をバックアップすることで菅幹事長の芽を完全に摘み取り、菅さんがこれ以上政権内で力を強めるのを牽制しようという気持ちはあったと思います」

 菅VS麻生・岸田連合のパワーゲームに発展したという見方である。一方、安倍政権の大番頭として権勢を振るう菅氏にすれば、仮に岸田氏が幹事長になって後継総理という流れができると、いっぺんに力を失いかねないという懸念もあった。

 そこで「谷垣さんは車椅子幹事長でもいいじゃないか」という動きも出ていた。菅氏に近い内閣官房スタッフがいう。

「安倍総理は菅さんを官房長官に置いておきたいし、できれば谷垣さんも残したかった。菅さんは、自分が幹事長になれないなら、総理の意向通りに病み上がりの谷垣幹事長を留任させ、官房長官のまま谷垣氏をサポートすることで事実上、官邸と党の両方をコントロールしていくことを考えていたかもしれない」

※週刊ポスト2016年8月12日号

1371チバQ:2016/08/04(木) 12:07:33
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-434695/


岸田外相 谷垣氏入院で2年後に一気に総理・総裁狙える

2016年08月02日 11時00分 NEWSポストセブン

岸田外相 谷垣氏入院で2年後に一気に総理・総裁狙える

内閣改造はどうなる?(安倍首相)

 本来、内閣改造は、人事権を一手に握る総理大臣がポスト配分を武器に求心力を高めるチャンスのはずだが、今回は少し様相が違っている。思わぬ“誤算”に安倍晋三・首相が直面し、並行して党内では激しい暗闘が繰り広げられていた──。

 7月31日に投開票された東京都知事選であれほどヒートアップしていたはずなのに、終わると同時に永田町のセンセイ方の関心は内閣改造一色となった。

 安倍首相にとって、今回の組閣は「憲法改正準備内閣」の性格を持ち、次の総選挙をにらんだ布陣でもある。総選挙に勝って「総裁任期延長」に持ち込み、2020年の東京五輪を首相で迎え、憲法改正も実現するのが安倍首相の野望だ。

 内閣改造はそうした安倍政治の総仕上げに向けた重要な人事になる。それだけに、じっくり構想を練るため、安倍首相は7月に早めの夏休みを1週間も取った。

 ところが、大誤算だったのは留任を想定していた谷垣禎一・幹事長が趣味のサイクリング中に転倒、頸髄を損傷したことだ。それによって人事の大幅な練り直しを迫られることになった。

 谷垣氏が入院したのは7月16日。当初は「大けがではないが、大事を取った」(幹事長室)と発表され、静養先の山梨県鳴沢村の別荘で報告を受けた安倍首相も、「雲隠れしてどこかに遊びにでも行ったんじゃないか」と周辺にジョークを飛ばしていた。

 それがいつまで経っても病状についての情報が入らない。幹事長室を預かる谷垣側近の棚橋泰文・幹事長代理は正確な病状を伏せ、報告しなかったとみられている。

 しびれをきらした首相が、「本当はどうなのか」と怒り出した。慌てた細田博之・幹事長代行が谷垣氏から説明を聞きたいと求め、病室に付き添っている谷垣氏の実弟を通じて「頸髄損傷で手術した」という重大な説明があったことを会見で明らかにした。

 党内は幹事長交代の見方が強まり、大幅内閣改造の可能性が出てきたことに、にわかに沸き立った。いささか不謹慎ながら、党内では入閣適齢期の待望組が70人近くに膨れあがり、他人を押しのけても「今度こそは」と目の色を変えているのだ。

 そんな中堅議員からは、「谷垣さんは声が出せないんじゃないか」「頸髄損傷なら、少なくとも当分は車椅子生活は避けられないだろう」という見方が上がり、後任の幹事長には、細田氏の昇格や高村正彦・副総裁の“降格”、さらに二階俊博・総務会長の名前や、菅義偉・官房長官の幹事長起用という大型人事まで取りざたされている。

 なかでも、「チャンスが回ってきた」と幹事長就任に意欲を燃やしたのが岸田文雄・外相だ。岸田派議員がボスの背中を押す言い方をする。

「岸田さんは外務大臣の在任期間が3年半になる。悲願だったオバマ大統領の広島訪問を実現したことで、もう十分な実績をあげたという達成感があるようだ。『外相はもういいな』と漏らしている。

 外相留任より、幹事長として党務をやりたいのが本音。幹事長として次の総選挙を仕切れば、間違いなくポスト安倍の一番手の地歩を固めることができるし、2年後の総裁選で一気に総理・総裁を狙える」

 それに対して官邸の安倍側近からは、「よほどのことがない限り、谷垣幹事長の続投だ。病気ではなく事故だから、元気になれば、場合によっては当面車椅子でもいいじゃないか。幹事長職は務まる」という声があがっていた。

 しかし、次の幹事長は二階氏に決まり、「岸田幹事長」は幻に終わった格好になった。

※週刊ポスト2016年8月12日号

1372チバQ:2016/08/04(木) 18:43:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160804/plt1608041140002-n1.htm
内閣改造舞台ウラ 「ポスト安倍」「小池援護」意識 中韓は警戒感あらわ (1/3ページ)

2016.08.04

 第3次安倍再改造内閣が3日午後、発足。今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相(75)ら8人を留任させながら、「ポスト安倍」や「次世代」も意識した陣容となった。中国の軍事的暴発が懸念されるなか、歴史問題で中国や韓国と対峙する稲田朋美政調会長(57)を防衛相に抜擢する一方、親中派の二階俊博幹事長(77)を重用するなど、硬軟両様で隣国に対応していく。2020年東京五輪を成功させるため、小池百合子都知事(64)との連携を意識して、同じキャスター出身の丸川珠代環境相(45)を五輪相に横滑りさせた。組閣の舞台裏を検証する。

 今回の改造では、「ポスト安倍」と呼び声の高い2人の対応が分かれた。歴代4位の在任期間を誇る岸田文雄外相(59)は留任し、石破茂地方創生担当相(59)は閣外に去った。

 安倍首相は、秋の臨時国会でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)関連法案の審議があるため、農水行政に精通する石破氏を農水相で処遇しようとしたが、石破氏は固辞した。石破氏は2日、「自民党に多様な意見があることは大事だ」と、安倍路線を否定するような発言を披露した。

 この選択が吉と出るか、凶と出るか。

 女性2人目の防衛相となった稲田氏は、党内屈指の保守系議員として安倍首相の信頼が厚い。

 稲田氏の入閣報道を受け、中国メディアは「右翼の女性政治家」と紹介し、警戒感をあらわにした。韓国・聯合ニュースは「安全保障協力が容易でなくなるとの懸念も生じる」と伝えた。

 韓国政府は2011年8月、稲田氏らが、韓国が不法占拠している島根県・竹島に近い、韓国・鬱陵(ウルルン)島を視察しようと訪韓した際、金浦(キンポ)空港で入国不許可にしている。

 中国はいつもの「反日」姿勢といえるが、韓国は自衛隊や在日米軍と連携できなくなると、自国が困るのではないか。

 五輪相に担当替えとなった丸川氏は、小池氏とは前職だけでなく、同じ兵庫県出身という共通点もある。

 今後、膨張した五輪予算などをめぐり、小池氏と、「犬猿の仲」といわれる東京五輪組織委員会の森喜朗会長(79、元首相)が緊張関係になった場合、「機転が利き、誰とでも無難に付き合える」(永田町関係者)という丸川氏が緩衝材の役割を果たす場面もありそうだ。

 ちなみに、小池氏と、安倍首相が幹事長に起用した二階氏は、新進党や自由党、保守党と政治行動をともにしてきた同志である。小池氏は夕刊フジの独占インタビュー(2日掲載)で、「二階氏は仕事師だ。人の心をつかむのが天才的にうまい。本当に尊敬している」と絶賛している。

 初入閣組にも、安倍首相らしさが見えた。

 経産相に起用された世耕弘成官房副長官(53)は、近畿大学総長一族の出身で、祖父は元経企庁長官、伯父は元自治相という環境に育った。メディア戦略の専門家で、安倍首相が幹事長時代に一緒に党改革に取り組み、信頼を勝ち得た。

 安倍首相を「理想の上司」と言い切る側近だが、これまで入閣できなかった。実は、世耕氏の妻は、自民党の宿敵である民進党の林久美子元文科政務官。「林氏が6月の参院選で落選したため、入閣できたのではないか」(自民党中堅議員)という見方もある。

 地方創生担当相への起用が決まった山本幸三元経産副大臣(67)は、東大卒の元大蔵官僚で、いわゆる「リフレ派」と呼ばれる金融政策のスペシャリスト。安倍首相とは野党時代に金融政策の勉強会を重ね、アベノミクスを進めてきた人物だ。

 農水相として2度目の入閣となる山本有二元金融担当相(64)は、安倍首相に弓を引いた石破氏の側近だが、安倍首相とも親しい関係を築いている。

 第1次政権が約1年で終わり、安倍首相が失意の中にいるとき、有二氏は東京・谷中にある禅寺に誘った。それ以降、安倍首相は「心を落ち着かせたい」と月1回ほど座禅を組んだ。安倍首相が2012年の自民党総裁選で電撃復活する道筋を敷いた1人である。

1373チバQ:2016/08/04(木) 20:52:25
http://www.sankei.com/politics/news/160804/plt1608040007-n1.html
2016.8.4 06:07更新

【内閣改造の全内幕】
これが安倍組閣の真相だ! ついに「留任」の電話なし 遠藤利明五輪相は参院選の責任を問われた 石破茂氏は財務相か外相を要求していた 岸田文雄外相に禅譲なし 

■託した「百合子対策」

「五輪相には心機一転、東京選出の丸川(珠代)大臣にお願いします」

 3日夜、第3次安倍再改造内閣を発足させた後、首相官邸で記者会見に臨んだ首相の安倍晋三は、4年後の東京五輪・パラリンピックに向けた決意を口にした。

 3日前の7月31日、五輪の舞台となる東京都には新たなトップが誕生していた。自民党と“決別”して都知事選に勝利した元防衛相の小池百合子だ。小池は、膨張した五輪予算の適正化を掲げ、選挙戦を勝ち抜いた。元首相で東京五輪組織委員会会長の森喜朗との不仲も伝えられる。東京五輪成功の鍵は、両者の間に立つ五輪相が握るといっても過言ではない。

 丸川の所属する細田派は、森がかつて領(りょう)袖(しゅう)を務めた縁がある。安倍は「機転が利く」とされる丸川にその重責を担わせる白羽の矢を立てた。

 丸川の登用の陰では別の動きもあった。内閣改造を翌日に控えた2日夜、五輪相の遠藤利明は、しきりに自らの携帯電話を気にしていた。ニュースでは続々と「留任」が報じられ、該当者には安倍の電話がかかっていた。しかし、遠藤の携帯はついに鳴らなかった。



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 遠藤の五輪相の仕事ぶりに、決して問題があったわけではなかった。だが、第3次安倍再改造内閣の布陣を見ると、一つの傾向がうかがえる。7月の参院選を踏まえた“信賞必罰”だ。

 遠藤の地元・山形選挙区(改選数1)では、自民党候補が野党4党の統一候補に惨敗した。全国的に見れば自民党の勝利に終わった参院選だが、東北6県は秋田を除き自民候補は壊滅。勝利のムードを減退させた。一方、勝利をもぎとった秋田を地盤とするのが法相として初入閣した金田勝年で、環境相の山本公一も自民候補が野党との激戦を制した愛媛を地盤とする。新しい19人の閣僚は全員、地元で自民党が勝利した。丸川の地元・東京も2人の自民候補が当選した。


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 安倍は記者会見で東京五輪について、こう述べた。「必ず成功させないといけない。丸川五輪相を筆頭に東京都、都民と力を合わせる」

 ■谷垣氏からメール

 東京都知事選の投開票を翌日に控えた7月30日、安倍は、自民党幹事長、谷垣禎一から1本のメールを受け取った。

 頸(けい)髄(ずい)損傷で身動きがとれないことを理由に病院への見舞いを固辞する内容に加え、メールには安倍が最も懸念していた言葉が付け加えられていた。

 幹事長は続けられない-。谷垣は7月16日、自転車で転倒。当初は軽傷とされたが、症状は思いのほか深刻だった。8月の内閣改造・党役員人事の構想を練っていた安倍にとって、信頼する谷垣の続投は基本線だったが、方針転換を余儀なくされた。

1374チバQ:2016/08/04(木) 20:53:07
 ■石破側近が「人質」に

 一方、閣内では地方創生担当相の石破茂が不穏な動きを見せていた。内閣改造を前に石破派内では「今回こそ閣外に出るべきだ」との声が高まっていた。

 それでも安倍は石破を再任するつもりだった。だが、安倍の直談判を受けた石破は「下野」をほのめかしつつ、閣内に残る条件を突き付けた。

 「財務相か外相なら残ってもいい」。法外とも言える要求に、安倍は「農林水産相はどうか」と提案したが、石破は首を縦に振らなかった。3日の記者会見で、石破は吹っ切れたように「次の政権に代わるときに何を示せるかを錬磨するのも責務だ」と述べた。

 安倍は次の策に出た。石破の最側近、山本有二の農水相起用だ。「閣外へ」の主戦論が占めた1日の石破派会合は、ほかならぬ山本の音頭によるものだった。

 石破派は歓喜に沸いた一方、中には「こっちに手を突っ込んできた」との警戒も出ている。山本を“人質”にした安倍の「分断工作」というわけだ。安倍は3日の会見で石破について問われ、こう牽(けん)制(せい)した。

 「参院選で国民から負託された責任感は、閣外にいても変わりない」

 ■「外相はもういい」

 「安倍外交」を担う外相の岸田文雄は宏池会(岸田派)領袖の顔も持つ。派内では「そろそろ党中枢でポスト安倍の足場を固めてほしい」との期待もあった。岸田も周辺に「外相はもういい」と漏らし、そのことは安倍も耳にしていた。

 岸田の立場に理解を示す安倍だが、対ロシアなど今後の外交日程を勘案すると「岸田抜き」は考えられない。結局、留任した岸田だが、宏池会は過去10年間、党三役に縁がない。派の幹部は「禅譲のあてもないのに閣内にとどまっても…」と失意の声を上げた。

 「参院選で国民から負託された責任感は、閣外にいても変わりない」

 ■「外相はもういい」

 「安倍外交」を担う外相の岸田文雄は宏池会(岸田派)領袖の顔も持つ。派内では「そろそろ党中枢でポスト安倍の足場を固めてほしい」との期待もあった。岸田も周辺に「外相はもういい」と漏らし、そのことは安倍も耳にしていた。

 岸田の立場に理解を示す安倍だが、対ロシアなど今後の外交日程を勘案すると「岸田抜き」は考えられない。結局、留任した岸田だが、宏池会は過去10年間、党三役に縁がない。派の幹部は「禅譲のあてもないのに閣内にとどまっても…」と失意の声を上げた。

1375チバQ:2016/08/04(木) 20:54:06
http://www.sankei.com/politics/news/160804/plt1608040042-n1.html
2016.8.4 17:17更新


石原伸晃経済再生担当相、都知事選敗北「責任回避の批判は心外」 谷垣前幹事長の責任論で


 第3次安倍晋三再改造内閣で再任された石原伸晃経済再生担当相は4日午後、産経新聞などのインタビューに応じ、東京都知事選での自民党推薦の増田寛也候補の敗北に絡み、自身が谷垣禎一前幹事長の責任に言及した問題について、「党本部で候補の推薦をしているから、知事選の責任は幹事長にあることは決まっているという(手続き上の)説明しただけだ」とした上で、「責任を回避したように言われるのは心外だ」と述べた。

 また、同日午前に党都連会長を辞任する意向を表明したことについて、「国民の審判は謙虚に受け止めなければいけない。現場の(都連)会長として責任を取る」と述べた。

1376チバQ:2016/08/04(木) 21:51:38
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASJ8456BMJ84UTFK00B.html
「首相による石破派分断だ」 農水相に山本氏を一本釣り
20:44朝日新聞

 内閣改造で農林水産相に入閣した自民党の山本有二氏が所属する石破派に衝撃が広がっている。石破茂・前地方創生相が「ポスト安倍」を見据え、安倍晋三首相からの要請を断ったポスト。首相による切り崩しを警戒する声が上がる。

 「皆さまのおかげで、政治家としてのピークを迎えることができた」。4日の派閥会合に出席した山本氏は、こうあいさつした。3日には記者団に「石破派を代表して入閣したつもりで、国を支えたい」と語った。派内には入閣を好意的に受け止める議員もいるが、「首相による石破派分断だ」とする見方もある。

 山本氏に首相から電話があったのは2日夜だったという。首相は「石破さんが断ったポストだが、農水相をお願いしたい」と伝え、口外しないよう求め、山本氏は石破氏にも事前には連絡しなかった。その前日、石破氏は首相からの入閣要請を固辞し、山本氏を含む約10人と会食して「石破政権」への展望を語り合ったばかりで、山本氏入閣で石破氏は「ショックを受けたようだ」(周辺)という。(松井望美)

1377チバQ:2016/08/04(木) 21:51:59
http://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-plt1608040002.html
内閣改造舞台ウラ 「ポスト安倍」「小池援護」意識 中韓は警戒感あらわ
17:05夕刊フジ

内閣改造舞台ウラ 「ポスト安倍」「小池援護」意識 中韓は警戒感あらわ
内閣改造・自民党役員
(夕刊フジ)
 第3次安倍再改造内閣が3日午後、発足。今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相(75)ら8人を留任させながら、「ポスト安倍」や「次世代」も意識した陣容となった。中国の軍事的暴発が懸念されるなか、歴史問題で中国や韓国と対峙する稲田朋美政調会長(57)を防衛相に抜擢する一方、親中派の二階俊博幹事長(77)を重用するなど、硬軟両様で隣国に対応していく。2020年東京五輪を成功させるため、小池百合子都知事(64)との連携を意識して、同じキャスター出身の丸川珠代環境相(45)を五輪相に横滑りさせた。組閣の舞台裏を検証する。

 今回の改造では、「ポスト安倍」と呼び声の高い2人の対応が分かれた。歴代4位の在任期間を誇る岸田文雄外相(59)は留任し、石破茂地方創生担当相(59)は閣外に去った。

 安倍首相は、秋の臨時国会でTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)関連法案の審議があるため、農水行政に精通する石破氏を農水相で処遇しようとしたが、石破氏は固辞した。石破氏は2日、「自民党に多様な意見があることは大事だ」と、安倍路線を否定するような発言を披露した。

 この選択が吉と出るか、凶と出るか。

 女性2人目の防衛相となった稲田氏は、党内屈指の保守系議員として安倍首相の信頼が厚い。

 参院選期間中の6月、NHKの番組で、共産党の藤野保史政策委員長(46、当時)が防衛費を「人を殺すための予算」と語った際、稲田氏は即座に「それは言い過ぎだ。(防衛費は)日本を守るためだ!」と反論した。

 稲田氏の入閣報道を受け、中国メディアは「右翼の女性政治家」と紹介し、警戒感をあらわにした。韓国・聯合ニュースは「安全保障協力が容易でなくなるとの懸念も生じる」と伝えた。

 韓国政府は2011年8月、稲田氏らが、韓国が不法占拠している島根県・竹島に近い、韓国・鬱陵(ウルルン)島を視察しようと訪韓した際、金浦(キンポ)空港で入国不許可にしている。

 中国はいつもの「反日」姿勢といえるが、韓国は自衛隊や在日米軍と連携できなくなると、自国が困るのではないか。

 五輪相に担当替えとなった丸川氏は、小池氏とは前職だけでなく、同じ兵庫県出身という共通点もある。

 今後、膨張した五輪予算などをめぐり、小池氏と、「犬猿の仲」といわれる東京五輪組織委員会の森喜朗会長(79、元首相)が緊張関係になった場合、「機転が利き、誰とでも無難に付き合える」(永田町関係者)という丸川氏が緩衝材の役割を果たす場面もありそうだ。

 ちなみに、小池氏と、安倍首相が幹事長に起用した二階氏は、新進党や自由党、保守党と政治行動をともにしてきた同志である。小池氏は夕刊フジの独占インタビュー(2日掲載)で、「二階氏は仕事師だ。人の心をつかむのが天才的にうまい。本当に尊敬している」と絶賛している。

 初入閣組にも、安倍首相らしさが見えた。

 経産相に起用された世耕弘成官房副長官(53)は、近畿大学総長一族の出身で、祖父は元経企庁長官、伯父は元自治相という環境に育った。メディア戦略の専門家で、安倍首相が幹事長時代に一緒に党改革に取り組み、信頼を勝ち得た。

 安倍首相を「理想の上司」と言い切る側近だが、これまで入閣できなかった。実は、世耕氏の妻は、自民党の宿敵である民進党の林久美子元文科政務官。「林氏が6月の参院選で落選したため、入閣できたのではないか」(自民党中堅議員)という見方もある。

 地方創生担当相への起用が決まった山本幸三元経産副大臣(67)は、東大卒の元大蔵官僚で、いわゆる「リフレ派」と呼ばれる金融政策のスペシャリスト。安倍首相とは野党時代に金融政策の勉強会を重ね、アベノミクスを進めてきた人物だ。

 農水相として2度目の入閣となる山本有二元金融担当相(64)は、安倍首相に弓を引いた石破氏の側近だが、安倍首相とも親しい関係を築いている。

 第1次政権が約1年で終わり、安倍首相が失意の中にいるとき、有二氏は東京・谷中にある禅寺に誘った。それ以降、安倍首相は「心を落ち着かせたい」と月1回ほど座禅を組んだ。安倍首相が2012年の自民党総裁選で電撃復活する道筋を敷いた1人である。

 話題性も意識しながら、閣僚経験のない「待機組」8人を処遇した今回の人事。安倍首相に長期政権の余裕と巧妙さを感じる。

1378チバQ:2016/08/04(木) 21:52:34
http://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-01_20160804_11017.html
<改造内閣>環境相交代またか…首長冷ややか
11:43河北新報

 3日発足の第3次安倍再改造内閣で、環境相に山本公一氏(衆院愛媛4区)が就任した。主要閣僚が軒並み留任する中、昨年10月の内閣改造からわずか10カ月での交代。東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された廃棄物を抱える自治体の首長は冷ややかに受け止め、停滞する問題の解決に主体的な取り組みを求めた。
 「大臣が代わったからといって、物事がすぐに進展するとは思えない。事実、これまでがそうだった」。国の基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超える指定廃棄物の最終処分場建設候補地の一つに挙がった宮城県栗原市の佐藤勇市長は、淡々とした口ぶりで語った。
 「新大臣は現場に来て当事者の声に耳を傾け、実情をしっかりと勉強してほしい。そうすれば、おのずと国、東京電力の責任の重さが分かるだろう」と、皮肉交じりに注文を付けた。
 県内で最も多い2235トンの指定廃棄物がある登米市の布施孝尚市長も、新大臣に現場へ足を運ぶよう要望する。「汚染牧草など国の基準を下回る一般廃棄物の処理についても、イニシアチブを取って確実な処理方法を見つけるべきだ」と国の責任を強調した。
 最終処分場の建設候補地の一つで、昨年8月末から計22日間にわたって環境省の現地調査を阻止した加美町の猪股洋文町長は「新大臣は環境問題に精通していると聞いた。反対する地域住民の意向を受け止め、じっくりと問題解決に当たってほしい」と要望した。
 廃棄物を福島県に集約して処理すべきだと提案してきた猪股町長。「(指定廃棄物の処理を巡る)特別措置法と、発生した県ごとの処理を定めた基本方針の見直しに取り組み、根本的解決を図ってほしい」とあらためて訴えた。
 村井嘉浩知事は「新大臣には国の責任をしっかり果たしてくれることを期待する」との談話を出した。

1379チバQ:2016/08/04(木) 21:53:15
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst1608040024.html
【内閣改造】『お友達人事』とは言わせない? 世耕、鶴保両氏が初入閣 豪腕・二階幹事長も 和歌山内では活躍に期待する声
09:59産経新聞

【内閣改造】『お友達人事』とは言わせない? 世耕、鶴保両氏が初入閣 豪腕・二階幹事長も 和歌山内では活躍に期待する声
会見する世耕弘成経産相=3日午後、首相官邸(山崎冬紘撮影)
(産経新聞)
 3日に発足した第3次安倍再改造内閣で、和歌山県選出の世耕弘成参院議員が経済産業相に、鶴保庸介参院議員が沖縄・北方担当相にそれぞれ就任し、初入閣した。自民党役員人事では、二階俊博衆院議員が正式に幹事長に就任。和歌山選出議員が閣僚と党幹部のうち、3ポストを占めることになり、県内の与党関係者や支持者からは二階氏や2閣僚の活躍を期待する声が上がった。

 自民県連の吉井和視幹事長は「人口流出などさまざまな課題を抱える和歌山は地方の縮図。現状を熟知している和歌山選出の議員が閣僚などの重要ポストに選ばれたことで、地方の活性化が一層進むのではないか」と歓迎した。その上で、「世耕氏は側近として仕えたことで、首相の考え方をよく理解しており、政策にも通じている。鶴保氏は米軍基地問題などを抱える沖縄の課題解決に尽力してほしい」と語った。

 門博文衆院議員(比例近畿)も「幹事長と閣僚に3人が同時に就任するのは大変珍しい」と驚きの声を上げた。

 首相の側近として知られる世耕氏は、平成24年12月の第2次安倍内閣の発足に伴って官房副長官に就任し、政権を支えてきた。新宮後援会長の尾崎征朗さん(72)は「感無量だ。地方経済活性化のために頑張ってほしい」とエールを送った。

 鶴保氏は、国交副大臣や参院政審会長などの要職を歴任。7月の参院選では、30万票の大台に乗せて4選を果たした。鶴保氏の初当選から支援し、後援会幹部を務める和歌山市の淡路修身さん(77)は「安倍政権のさまざまな目標を後退させることがないように国のために尽くしてほしい」と語った。

 また、和歌山市の尾花正啓市長は二階氏について「経済産業相や自民総務会長など、内閣や党の要として活躍してきた。今後は党運営の柱となる幹事長として政治手腕を発揮してほしい」と激励。初入閣を果たした世耕氏と鶴保氏については「組織の顔としてリーダーシップを発揮し国益のために活躍してもらいたい」などと期待を寄せた。

 連立政権を組む公明党県本部の多田純一代表は「3人ともそれぞれ、公明党との太いパイプを持った人たちだ。自公政権の安定にふさわしい人選だ」と評価した。

 一方、野党からは冷ややかな声が上がった。共産党県委員会の下角力委員長は「首相の側近の世耕氏を起用したのは『お友達人事』、鶴保氏は『入閣待機組』を消化しただけという印象だ」と話した。

1380チバQ:2016/08/04(木) 23:04:12
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-160803X528.html
安定重視で守りの布陣=内閣改造
08月03日 19:25時事通信

 安倍晋三首相は3日の自民党役員人事で、党の要となる幹事長にベテランの二階俊博氏を据えた。内閣改造では、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら屋台骨を残しつつ、約半数を入れ替えて、閣僚ポストを切望する各派閥に配慮も見せた。政権の安定を重視した「守りの布陣」と言え、新鮮味に乏しいことは否めない。

 首相は3日の記者会見で、二階氏ら新執行部に関し、「百戦錬磨の政治家だ。果敢にチャレンジを続けるための盤石の体制を築くことができた」と強調。麻生氏については「引き続きアベノミクスのエンジンとしての役割を担ってもらいたい」と語った。

 人事の出発点は、谷垣禎一氏が自転車事故で入院したため幹事長交代を余儀なくされたことだ。谷垣氏は総裁経験者として、党内の重しとなっていた。「党内のパワーバランスが変わる」(閣僚経験者)との見方も出る中、首相は党内外ににらみの利く二階氏に党運営を託した。

 麻生、菅両氏は2012年の政権復帰以降、首相を支え続ける政権の中核。消費税増税をめぐって両氏の間に隙間風が吹いたこともあり、いずれかを閣外に出して不安材料をつくる選択肢は首相になかった。

 初入閣は8人で、このうち女性はゼロ。待望の入閣を果たした「待機組」は各派閥に散らばっており、特定の派閥への偏りを避けたことがうかがえる。

 石破茂前地方創生担当相が閣外へ去ったことは、首相の誤算と言えそうだ。石破氏は「ポスト安倍」をにらんで対立軸を形成する構えで、谷垣氏が執行部を離れたことと併せ、「安倍1強」に変化が生じる可能性もありそうだ。

1382名無しさん:2016/08/04(木) 23:40:25
https://news.nifty.com/article/world/china/12181-146417/
自民党幹事長に「知中派」の二階氏起用へ、中国の反応は…―中国紙
2016年08月02日 21時00分
2日、自民党役員人事で、入院中の谷垣禎一幹事長に代わって二階俊博総務会長が幹事長に起用される見通しであることについて、環球時報は「安倍首相は知中派の人物を幹事長に起用する」と伝えた。写真は自民党のポスター。
2016年8月2日、日本メディアが「3日に行われる自民党役員人事で、入院中の谷垣禎一幹事長に代わって二階俊博総務会長が幹事長に起用される見通しだ」と報じたことについて、中国メディア・環球時報は「安倍首相は知中派の人物を幹事長に起用する」と伝えた。

日本の一部メディアでは、「二階氏は親中派の代表的な人物」と報じられているが、取材に応じた中国社会科学院日本問題専門家の呂耀東(リュー・ヤオドン)氏は、「二階氏は知中派と呼べるが、親中派ではない」と指摘する。

呂氏は、「二階氏は中国に何度も訪れており、日中関係の発展に注力してきた。ほかの政治家と比べて温和で、中国にも理解がある」とする一方、「彼は入閣するわけではなく、安倍首相の政策を変えることはない。日中関係に実質的な影響を及ぼすことは期待できない」としている。(翻訳・編集/北田)

1383名無しさん:2016/08/04(木) 23:41:31
http://jp.reuters.com/article/nikai-constitution-idJPKCN10E0AJ
Domestic | 2016年 08月 3日 12:10 JST
憲法改正、二階自民幹事長「慎重の上にも慎重に対応する必要」

[東京 3日 ロイター] - 自民党の二階俊博幹事長は3日、就任会見の中で、憲法改正は「慎重の上にも慎重に対応していく必要がある」との見解を示した。

憲法改正の議論を進めるには「野党との話し合いが大変大事だ」と指摘。できるだけ時間をかけて話し合う姿勢が大切との見解を示した。

また、参院選後に総務会長として安倍晋三首相の党総裁任期の延長に賛成したことについて、その考えに変わりはないとした上で「党内に機関を設け議論する場を作ることが大事」と述べた。

一方、中国との関係改善に関連し、日中の政党間協議を進める意向を示すとともに、次回の両国間の訪問では「中国(共産党の関係者)が日本に来る番」であるとし、友好関係の増進に努力していく方針を示した。

東京都知事選で自民・公明両党の推薦候補に対抗して立候補し当選した小池百合子新知事と、応援した自民党国会議員などの処分については、「慎重の上にも慎重に対応していく」と述べ、党内にある除名などの厳しい処分を求める声とは一線を画す意向を明らかにした。

(田巻一彦)

1384名無しさん:2016/08/04(木) 23:55:55
http://www.sankei.com/politics/news/160720/plt1607200033-n1.html
2016.7.20 21:56
自民党派閥、はや新人争奪戦 「数は力」 人事にらみ囲い込みに躍起

 参院選から10日が過ぎ、自民党の派閥が活動を本格的に再開させた。各派は今回当選した「新議員」のリクルート活動を着々と進めており、安倍晋三首相が8月3日にも想定している内閣改造・党役員人事をにらみ、「数は力」とばかりに影響力拡大に躍起となっている。

 「参院選も終わり、今後の安倍政権は政策を着実に進めなければなりません」

 高原らしい涼やかな空気に包まれた栃木県那須塩原市。自民党山東派は20日、党内8派閥の先陣を切って夏季研修会を開き、山東昭子会長はこう強調した。

 研修会には、比例代表で初当選した今井絵理子氏もさっそく出席した。今井氏は、山東氏が直接出馬を打診。選挙戦では山東事務所の秘書が全国遊説などの陣頭指揮にあたり、山東氏も積極的に支援した。同派は今井氏の入会で参院選前から1増の11人に増えた。

 産経新聞のまとめでは、参院選で初当選した自民党新人18人(議員任期は26日から)のうち、最大派閥の細田派に3人がすでに入会した。同派では岩城光英法相らが落選したが、準会員だった山田宏氏(比例)も含め選挙前から1減にとどめ、95人の勢力を維持した。

 二階派は1人落選したが、全国土地改良政治連盟が組織内候補として擁立した進藤金日子氏が入会。自民党入党が内定している平野達男元復興相も入る方向だ。麻生派は神奈川選挙区で当選し、追加公認された中西健治氏と、無派閥だった猪口邦子元少子化担当相が入会の方向だ。

 各派が勢力の維持や拡大に血眼で取り組むのは、8月の人事を見据えているからだ。党内では衆院当選5回以上、参院同3回以上の「入閣待望組」が計70人近くおり、首相周辺も「次の改造人事は中規模以上」と初入閣組を複数登用する可能性を語る。

 首相はこれまで派閥からの入閣希望リストをあまり採用しなかったが、ある派閥幹部は「閣僚が無理でも副大臣や政務官人事で派の『規模感』が大切になってくる」と強調。さらなる議員獲得に奔走している。(水内茂幸)

1385名無しさん:2016/08/04(木) 23:59:34
http://www.sankei.com/politics/news/160721/plt1607210019-n1.html
2016.7.21 12:35
橋本聖子氏が自民参院会長へ 主要3派が支持

 自民党の溝手顕正参院議員会長の後任を決める会長選(26日告示、29日投開票)で、世耕弘成官房副長官は21日、国会内で記者団に同党細田派として橋本聖子元外務副大臣を擁立することを明らかにした。第2派閥の額賀派と第3派閥の岸田派が賛同し、橋本氏が無投票で新会長に選出される公算が大きい。

 参院幹事長は額賀派の吉田博美参院国対委員長、参院国対委員長には岸田派の松山政司参院議院運営委員長の就任が有力視されている。

1386名無しさん:2016/08/05(金) 00:19:43
http://www.news-postseven.com/archives/20160613_420407.html
自民党・二階総務会長が野中広務氏復党提案 全土連対策か
2016.06.13 07:00

 参院選に突入する直前の通常国会閉幕日前日(5月31日)、自民党役員会で二階俊博・総務会長が突然、党幹部たちの意表を突く発言をした。

「参院選のためにも、党の団結のためにも重要だ」

 2011年に自民を離党した野中広務・元官房長官と、2005年の郵政民営化に反対し除名された綿貫民輔・元衆院議長の復党を提案したのだ。

 二階氏といえば、自民党の族議員の頂点に立ち、「業界団体からの陳情を一手に取り仕切り、業界が望む議員立法は二階さんのOKがないと審議もされない」(自民党ベテラン)といわれる力を持つ。その二階氏がなにゆえに、とうの昔に引退した2人の老政治家を復党させたいのか。2人のバックについている組織に理由があった。

 野中氏は「全国土地改良事業団体連合会(全土連)」の名誉会長。農地の大規模化や用水路の整備といった農業土木事業の総元締めの団体だが、実態は、自民党長期政権を支えた「最強の集票マシン」でもある。

「農業票といえばJA組合員などの農家票と思われているが、実際に選挙で動いてくれるのは農業土木が専門の地元の中小・零細の建設会社だ。それを動かすのが全国に6000か所ある土地改良区のトップ。だから選挙になれば候補者は真っ先に挨拶に行くし、自ら土地改良区の役員になっている議員も多い。そうした全国の土地改良区を統括し、農業土建会社、農業コンサル、測量会社などの団体を事実上、傘下に置いているのが全土連です」(同前)

 そのため、自民党選挙の裏を知り尽くしている小沢一郎氏は2009年の総選挙で民主党が政権を取ると真っ先に全土連つぶしに動いた。それまで年間約6000億円あった国の土地改良予算を一挙に3分の1に減らしたのだ。野中氏は政敵の小沢氏に白旗を掲げて「全土連の政治的中立」を表明し、2010年の参院選以降は自民党からの独自候補の擁立を見送り、自らも自民党を離党した。

 だが、自民党が政権復帰すると、自民と全土連は再接近。安倍政権は今年1月の補正予算でTPP対策費の中で土地改良予算を一気に990億円上積みして“詫び料”を支払い、全土連は今回の参院選に9年ぶりに自民党から候補者を立てる。ただし、全土連内部にはまだ不満があると西日本の土地改良区役員が語る。

「民主党政権時代に予算を削られてわれわれが非常に苦労した時、自民党は何もできなかったが、野中さんは離党までして組織を守ってきた。野中さんを復党させて名誉回復し、民主党に減らされた土地改良予算を政権交代前の水準まで増やさなければ票は出せない」

 参院選で自民党候補は地元の土地改良区からそう圧力をかけられ、踏み絵を迫られているわけである。

※週刊ポスト2016年6月24日号

1387名無しさん:2016/08/05(金) 00:21:50
http://www.asahi.com/articles/ASJ6F53LWJ6FUTFK00B.html
野中広務氏の自民復党決定 参院選の関係団体支持に期待
石田耕一郎2016年6月13日21時10分

 自民党の党紀委員会は13日、2011年に離党した野中広務元幹事長(90)の復党を決めた。山東昭子委員長は記者団に対し、野中氏が京都府土地改良事業団体連合会長であることを挙げて「(参院選で)ご協力いただかなければいけない」と語り、土地改良関連団体の支持に期待を示した。

 谷垣禎一幹事長が13日、野中氏に復党手続きが完了したことを伝え、野中氏も応じる考えを示したという。

 民主党政権が土地改良関連予算を大幅に削減したことを受け、全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会長だった野中氏は11年4月、「国から補助金をもらっている団体の会長は政党色がない方がいい」として離党した。

 野中氏の復党は、野中氏の後任として全土連会長に就いた二階俊博・党総務会長が5月31日の党役員連絡会で提案。記者会見で「参院選までに(復党手続きを)やるべきだというのが私の考えだ」と述べた。野中氏の地元の党京都府連も復党を求める上申手続きをした。

 党は参院選比例区で、全土連の組織内候補で新顔の進藤金日子氏を公認している。(石田耕一郎)

http://www.j-cast.com/2016/06/14269587.html
野中広務氏の自民復党を決定 参院選支援を見込む
2016/6/14 15:20

自民党の党紀委員会は2016年6月13日、11年に離党していた野中広務元幹事長(90)の復党を決めた。京都府連の復党申請を受け、執行部が党紀委員会に審査を要請していた。野中氏は民主党政権下の11年、全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長を務めていたが、関連予算が大幅に減らされる見通しになったため「政治的中立を明確にする」などとして離党していた。

山東昭子・党紀委員長は記者団に対して

「(参院選で)色々ご協力いただかないといけない」
と述べ、土地改良関連団体からの支援に期待を寄せていた。

1388名無しさん:2016/08/05(金) 00:24:37
http://mainichi.jp/articles/20160609/k00/00m/010/092000c
野中広務元幹事長の復党を調整
毎日新聞2016年6月8日 23時23分(最終更新 6月8日 23時32分)

 自民党は8日、2011年に離党した野中広務元幹事長(90)を復党させる調整を始めた。野中氏は全国土地改良事業団体連合会(全土連)の前会長で、現会長である二階俊博総務会長が5月に復党を提案していた。

 野中氏は全土連会長だった旧民主党政権時代、自民党の支持組織である全土連の土地改良予算を確保するため「政治的中立を明確にする」などと述べ、離党していた。野中氏は官房長官などを歴任し、03年に政界を引退していた。【高橋恵子】

http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160614/k00/00m/010/040000c
野中広務氏
自民復党を決定 参院選での協力期待
毎日新聞2016年6月13日 19時29分(最終更新 6月13日 21時17分)

 自民党は13日、2011年に離党した野中広務元幹事長(90)の復党を決定した。野中氏は自民党の有力支持団体である全国土地改良事業団体連合会(全土連)の前会長で、復党の背景には参院選での組織票積み上げへの期待がある。

 自民党の党紀委員会は13日に野中氏の復党を了承し、山東昭子党紀委員長が党本部で谷垣禎一幹事長に報告した。谷垣氏は野中氏側に復党決定を伝えた。

 山東氏は記者団に対し、参院選前の復党を認めた狙いについて野中氏が現在も京都府土地改良事業団体連合会の会長も務めていることに触れ、「いろいろ協力をいただきたい」と述べ、組織票のてこ入れに期待感を示した。

 野中氏は03年に政界を引退。全土連の会長は続けていたが、旧民主党政権が削減を進める土地改良事業の予算確保を図るため、「政治的中立を明確にする」などと述べ、11年に離党していた。野中氏の復党は全土連会長を務める二階俊博総務会長や党京都府連が求めていた。【飼手勇介】

1389チバQ:2016/08/06(土) 09:48:34
http://news.livedoor.com/article/detail/11854605/

首相実弟の岸信夫氏、再び外務副大臣 副大臣・政務官人事決定 派閥バランス重視も谷垣グループはゼロ


2016年8月5日 22時43分
産経新聞


 政府は5日の閣議で、内閣改造に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決めた。

 外務副大臣に安倍晋三首相の実弟である岸信夫衆院外務委員長を再び起用。北朝鮮が核実験やミサイル発射など挑発的な行動を繰り返していることを踏まえ、若宮健嗣防衛副大臣を留任させるなど、外交・安全保障を重視し、実務に精通する人員を配置した。

 副大臣会議と政務官会合をそれぞれ開き、菅義偉官房長官と萩生田光一、野上浩太郎、杉田和博の3官房副長官も出席した。菅氏は会見で派閥の推薦を考慮したかどうかについて「全くしなかった」と述べた。

 ただ、自民党の所属派閥別の人数は各派の勢力にほぼ応じている。最大派閥の細田派は副大臣、政務官とも最多の7人で、第2派閥の額賀派は副大臣5人。勢力がほぼ均衡している岸田、麻生、二階各派は、いずれも閣僚2人、副大臣2人、政務官3人だった。

 谷垣禎一前幹事長率いる谷垣グループは今回の人事で閣僚2人が交代。副大臣、政務官も1人も入らなかった。頸髄(けいずい)損傷で入院中の谷垣氏のほか、国対委員長だった佐藤勉元総務相も交代し、同グループは党幹部からも姿を消す結果となった。

 石原宏高衆院議員は、兄の伸晃経済再生相も関わる内閣府の副大臣に就任。丸川珠代五輪相の夫である大塚拓衆院議員は財務副大臣に就いた。不倫を理由に辞職した宮崎謙介前衆院議員の妻、金子恵美衆院議員は総務政務官を務める。

1390チバQ:2016/08/06(土) 09:49:10
http://mainichi.jp/articles/20160806/k00/00m/010/149000c

改造内閣
.
政務三役、派閥に配慮 副大臣・政務官人事決定

毎日新聞2016年8月5日 21時35分(最終更新 8月5日 23時46分)

 政府は5日の閣議で、第3次安倍再改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。閣外に出た石破茂前地方創生担当相が会長を務める石破派を含め、各派閥のバランスに配慮した顔ぶれをならべた。



 安倍晋三首相は5日に首相官邸で開いた副大臣会議で「それぞれの分野の改革に受け身ではなく果敢にチャレンジしていただきたい」とあいさつした。

 決定したのは副大臣25人、政務官27人。副大臣人事では、注目を集めている稲田朋美防衛相を支えるため、若宮健嗣副防衛相(副内閣相兼務)が留任した。副外相には首相の実弟の岸信夫衆院外務委員長を再登用し、副農相には首相に近い礒崎陽輔元首相補佐官を起用した。公明党からは、副大臣に古屋範子副代表ら3人、政務官には3人を充てた。

 菅義偉官房長官は5日の記者会見で「継続が必要な副大臣は留任させた」と説明した。副大臣・政務官人事では各派閥が官邸側に候補者名を伝えているが、菅氏は「まったく(推薦を考慮)しなかった」と述べた。

 ただ、実際は政務三役の数で派閥の均衡に配慮したことがうかがえる。前回2015年10月の内閣改造時と比べ、額賀、二階両派は2人、岸田派が1人増。首相の出身派閥の細田派は1人減っており、細田派幹部は「今回は少し遠慮した」と語った。

 首相は閣僚人事と同じく安定した政権運営を維持するため、副大臣・政務官でも各派閥の意向をこれまで以上に重視したとみられる。石破派には、石破氏が閣外に出たことによる冷遇を懸念する声もあったが前回と同数で、関係者は「影響はなかったようだ」と受け止めている。岸田派の若手は「どこかが突出して多いわけではなく、妥当な布陣ではないか」と指摘した。【高橋恵子、加藤明子】

1391とはずがたり:2016/08/06(土) 12:34:14
ノブテルめ,人として欠陥品だなぁ。まあオヤジがあれじゃあ仕方が無いけど。

都知事選敗北 石原氏「責任者は幹事長」 自民党本部の推薦、強調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00000057-san-pol
産経新聞 8月3日(水)7時55分配信

 東京都知事選で推薦候補が大敗した責任をとって自民党都連会長を辞任する石原伸晃経済再生担当相は2日の記者会見で、「知事選は党本部マターだ。お金も都連が集めたのではなく党本部だ。責任者は(谷垣禎一)幹事長だ」と強調した。敗北の責任は谷垣氏にあると受け取れ、責任転嫁のような発言となった。

 自民党は都知事選に当たり党本部が増田寛也元総務相を推薦した。石原氏は、党本部推薦である以上、党務の責任を担う谷垣氏に都知事選敗北の責任もあると強調したかったようだ。

 もっとも、石原氏は都連会長として、親族も含めて所属議員が増田氏以外の候補を支援した場合、除名などの処分にするとの文書を通達。これが“脅し”と受け取られ、都連内でも「増田氏側のイメージを落とす一因となった」との指摘が出ている。

 しかも、谷垣氏は都知事選告示の2日後の7月16日、サイクリング中に転倒し、頸髄(けいずい)を損傷。現在に至るまで入院している。実質的に都知事選に関与できず、増田氏は大敗。谷垣氏も幹事長退任が決まった。石原氏は会見で「責任を痛感」と述べたが、後味の悪い敗戦処理となった。

1392名無しさん:2016/08/06(土) 14:23:42
今見るとちょっと面白い10年以上前の甘利明の選挙区民向け通信。

AKIRA AMARI 第 55号/2004・10
国会リポート
http://www.amari-akira.com/diet/pdf/report20041002_0055.pdf

総 覧
今回の改選人事で予算委員長に内定いたしま
した。正式には12日の衆議院本会議で指名され
決定いたします。
衆議院には17の常任委員会があり、その数だ
け委員長がおりますが、中でも議院運営委員長と
予算委員長だけは閣僚級委員長として別格扱いさ
れています。
その中でも予算委員長は特別で、閣僚経験者
の中から1名だけ選ばれます。過去に閣僚経験が
なく就任したのは浜田幸一氏だけであり、問題発
言を恐れて入閣を見送られ続けてきたために、最
終的に予算委員長のポストが与えられました(そ
れでもたちまち問題発言で辞任しましたが…)。
地元もそうでしょうが、マスコミ関係者は私が入
閣の有力候補者と見ていたため、各社から10分
おきに入閣打診の有無の問合せがありました。し
かし山崎派の入閣第一候補は大野功統氏であり
ましたし、武部勤氏が驚天動地の幹事長指名を受
けた時点でそれは難しくなりました。
与謝野馨氏の政調会長就任の話は、前々日の
午前中にはマスコミから私に伝わっておりましたし、
前日にはご機嫌で床屋に行っていたと記者団が語
っておりましたが、完全秘密主義の小泉総理は新
幹事長のニュースが漏れるのを極度に嫌って、山
崎拓氏にすら連絡を入れませんでした。
当日、朝9時05分に安倍晋三氏の待つ党本部
幹事長室に小泉総理が入り、
「新しい幹事長がぜひ君に幹事長代理をやって欲
しいと言っているので、やってくれないか」
「新しい幹事長って、誰ですか?」
「武部さんだ」
「!!……。」
というやり取りが2人の間でありました。その日の
夜、あるパーティーで一緒になった安倍さんに、
「なぜ幹事長代理を受けたんですか?」
と尋ねたところ、
「何せ時間がない中でとっさに言われたもんです
から、断りきれなかったんです」
とのことでした。
額賀福志郎氏の政調会長を外し、青木参院議
員会長の幹事長就任要請にも耳を貸さなかった小
泉総理は組閣後、さすがに気が引けたのか当の
額賀氏に予算委員長就任を打診したようですが、
額賀氏はこれを固辞し「甘利さんが適任だと思う」
と私を推薦してくれたそうです。
山崎会長、亀井前農相を始め山崎派の同志は
懸命に私を売り込んでくれましたが、同時に額賀
氏や中川国対委員長、そして安倍前幹事長等々、
派閥を越えた多くの方々が私を心配し、強力な後
押しをしてくれました。友情に心から感謝したいと
思います。
私自身、与えられた職務の中で全力を尽くすこ
とは言うまでもありません。
今週の出来事( あっと驚く… )
私が務めていた筆頭副幹事長職というのは、大
臣以外の人事を担当します。適材適所で評価され
る人事をするのはなかなか難しいのですが、3期
務めて次は入閣を目指すということで、私の後任
を誰にするか山崎会長と話あった際、武部氏が適
任ではないか、という結論になりました。そうしたら
幹事長になっちゃいました。
そういえば安倍氏も森会長から「副幹事長として
汗をかけ」と言われたら幹事長になりましたし、こ
れからは派閥の会長から副幹事長指名を受けると
幹事長になれるかもしれませんね。

1393名無しさん:2016/08/06(土) 14:24:05
>>1392
他のはここから読めます。

http://www.amari-akira.com/diet/

1394名無しさん:2016/08/06(土) 14:37:59
古い記事

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051108k0000e010078000c.html
<閣僚級>本当に偉い? 周囲は「重職」

http://live14.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1131441704/
【政治】閣僚級って本当に偉い? 周囲は「重職」
1 :いなまる(051205)φ ★:2005/11/08(火) 18:21:44 ID:???
 大臣でもなければ、党三役でもない。でも、永田町では「閣僚級」と呼ばれる。そ
んな分かりづらいポストが国会、政府、自民党に存在する。どのくらい偉いのだろう
か。
 代表的なポストは、衆院議院運営委員長、官房副長官、自民党幹事長代理、党総務
局長だ。
 「非常に明るいものを感じる。同志の中から額賀(福志郎)先生、小坂(憲次)先
生、参院の松田(岩夫)先生、そして議運委員長。重責を担ってご活躍になる」
 内閣改造・党役員人事の翌日の今月1日、東京都内のホテルで開かれた津島派(当
時は旧橋本派)の会合で、津島雄二事務総長(現会長)が、同派から3人が入閣した
こととともに、佐田玄一郎衆院議員(当選6回)の議運委員長就任に言及した。
 議運委員長は院の運営全体を所管し、議長、副議長に次ぐ「国会のナンバー3」。
他の常任委員長とは違い、国会内に独立の執務室を持ち、高級車・センチュリーも用
意される。佐田氏の前任、川崎二郎氏は厚生労働相に、その前の武部勤氏は幹事長に
それぞれ昇格。津島氏がわざわざ閣僚と同列に並べたのも重要ポストという意識の表
れだ。
 官房副長官は衆参両院の1人ずつで、今回、長勢甚遠衆院議員(当選6回)と鈴木
政二参院議員(同2回)が就任した。官房長官の補佐役で、政権中枢にいて政策全般
にかかわるほか、政府と党の連絡調整にもあたる。
 逢沢一郎衆院議員(同7回)が就いた幹事長代理は、幹事長の権限をバックに党務
を仕切る。加藤紘一幹事長のもとで代理を務めた野中広務氏が、むしろ加藤氏よりも
党内を掌握するなど、党内では「実力者向きの役職」との評。
 遠藤武彦衆院議員(同6回)が就任した総務局長は選挙実務を取り仕切るため、総
裁(首相)や幹事長の信頼の厚い者が選ばれる。
 肝心の「党内序列」は? 過去では、尾身幸次元科学技術担当相が「経済企画庁長
官→総務局長→幹事長代理→科技担当相」。これに対して、町村信孝前外相の場合、
「文相→幹事長代理→総務局長→外相」と就任順が逆転する。額賀防衛庁長官のよう
に「官房副長官→防衛庁長官→官房副長官→幹事長代理→政調会長」と行ったり来た
りの例もある。
 津島派の閣僚経験者は「序列は人によって変わる。なりたいポストも人によって違
う」と語る。
 一方、今回こうしたポストに就いたのは、いずれも非閣僚経験者。「四つのポスト
の全員が閣僚経験者」ということが珍しくなく、意外と言えば意外。これも派閥順送
りを否定してきた「小泉人事」の結果か。
 「入閣適齢期組のガス抜きポストに成り下がらなければいいのだが……」。党内で
はそんな懸念もささやかれている。

■ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051108k0000e010078000c.html

1395名無しさん:2016/08/06(土) 14:46:49
http://wjn.jp/article/detail/7715324/
菅・二階・公明vs麻生・谷垣 安倍政権の内紛が始まった!(1)
掲載日時 2016年06月16日 10時00分 [政治] / 掲載号 2016年6月23日号

 「今回の消費増税再延期と衆参ダブル選挙回避は、安倍首相の決断というより“影の首相”、菅官房長官の思うがままの結果。菅の高笑いが聞こえるようだ」
 こう明かすのは、自民党長老の一人だ。
 しかし、今回の菅氏のゴリ押しで党内対立が相当深刻になりつつあるという。というのも、「菅氏は調子に乗りすぎだ」との声が党内から上がり始め、増税を強く迫っていた麻生財務相は面目丸潰れ。周囲に「菅だけは絶対許さん」と息巻いているためだ。

 なぜ、「菅官房長官の仕切り」と言われるのか。その理由を、冒頭の長老が三つ挙げる。
 (1)菅氏は、アベノミクスが完全に行き詰まっているのを冷静に見極めていた。また予定通り増税をすれば、世界では日本だけがリーマンショック時のような事態になるのは火を見るより明らかと判断していた。
 (2)公明党は表向き、来春の消費税増税を否定していなかったが、創価学会内には婦人部を中心に反対の声が非常に強かった。菅氏は創価学会の佐藤浩副会長とのホットラインを持つため、そこから反対のシグナルが送られた。
 (3)おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)、橋下徹法律政策顧問(前大阪市長)と菅氏は、安倍首相より関係が深い。おおさか維新は消費税値上げに猛反対で、この“影の与党”は今後、首相の悲願である改憲論を進めるにあたり敵に回したくない。

 いずれにしても、一方の麻生氏にしてみればメンツ潰しがこれで3度目なだけに、怒りが収まらないのは当然の話。
 「1度目は2014年の増税延期。この時は安倍首相から懇願され延期を飲んだ。が、その際も裏では菅官房長官の差し金があったといいます」(官邸記者)

 2度目は昨年暮れの軽減税率騒動。創価学会婦人部を中心に軽減税率の品目拡大を突き付けられ、それを渋る財務省と自民党に対し菅氏は、創価学会の参院選非協力をチラつかせて谷垣幹事長を篭絡。この時、麻生氏は菅氏に「やりすぎだ」と警告の電話をしたほどだという。

 そして今回だ。
 「財務省無視でG7を利用し“リーマンショック前夜”と煽る資料をせっせと作り増税再延期を画策したのは、菅氏と首相秘書官の今井尚哉氏」(財務官僚)
 さらに「再延期するなら衆院を解散して問うのがスジ」と唱えた麻生氏に対し、菅氏は「公明党、創価学会はダブル選挙に反対。再延期は参院選で問えばいい」とトドメを刺した。

1396名無しさん:2016/08/06(土) 14:48:51
http://npn.co.jp/article/detail/89270051/
菅・二階・公明vs麻生・谷垣 安倍政権の内紛が始まった!(2)
社会 週刊実話 2016年06月17日 10時03分

 これに堪忍袋の緒を切らした麻生氏の逆襲の動きは、すでに菅氏の選挙区、神奈川県で始まっている。
 神奈川県自民党関係者が言う。
 「今回の増税延期の決着前から、麻生氏は菅氏にケンカを売っていた。というのも、神奈川選挙区の甘利明前経済再生相が金銭授受問題で失速し、同県は菅氏の独壇場になりつつあった。それで夏の参院選で“菅命”と公言してはばからない三原じゅんこ氏が公認されたのですが、そこへ麻生派『為公会』の幹部が“待った”をかけたのです」

 神奈川県が地元の河野太郎行政改革相、松本純元官房副長官の「為公会」幹部らが、元みんなの党から出馬し当選した中西健治氏を“自民党推薦”という形で徹底支援、菅氏の力を削ごうという作戦だ。
 「ここで三原氏が落選ということはないだろうが、仮に中西氏も当選すれば、神奈川は『為公会』の声のほうが大きくなる。まず菅氏の地元に楔をぶちこもうとしているわけです」(同)

 さらに麻生氏は、菅氏が参院選後にも発足させ次のステップとして目論む、“菅派”結成の動きの封じ込めにも動き出しているという。
 「麻生さんは菅さんから声を掛けられたと見られている複数の議員らに電話を入れ、勉強会への参加にブレーキをかけている。ポスト安倍=菅は、なんとしてでも阻止する強い覚悟のようです」(自民党中堅)

 だが、安倍政権が続く限り菅氏が切られることはない。そのため麻生氏は「倒閣やむなし」の決断を固めたという。
 「その第一歩は、軽減税率時も今度も麻生氏同様、メンツを潰された谷垣幹事長がトップの『有隣会』とのタッグの動き。安倍首相は参院選でのハードルを、参院全体で与党の過半数から与党で改選議席の過半数に上げた。もし超えなければ、麻生氏自ら菅・安倍降ろしの先頭に躍り出る準備をするだろう」(自民党関係者)

 麻生氏は一方で、いち早く“増税再延長・ダブル選挙なし”に手を上げた自民党内のキーマン・二階俊博党総務会長にも、急接近中だという。
 「菅氏は何かというと二階氏を頼る。果たしてあの2人の間に亀裂を走らせることができるかどうか。実は、甘利氏が追い詰められたのも菅氏との対立が原因という説が根強い。麻生氏ら自民党内の反菅グループは、潰される前に潰すという思惑で一致している」(同)

 風雲急の安倍政権。内紛は拡大の一途か。

1397名無しさん:2016/08/06(土) 14:49:59
http://www.news-postseven.com/archives/20160803_434852.html
内閣改造をめぐり菅VS麻生・岸田連合の暗闘勃発
2016.08.03 07:00

 8月3日に予定されている内閣改造は、人事権を一手に握る総理大臣がポスト配分を武器に求心力を高めるチャンスのはずだが、今回は少し様相が違っていた。菅義偉・官房長官、麻生太郎・副総理兼財務相、岸田文雄・外相ら、主要閣僚は留任となり、谷垣禎一氏の後任の自民党幹事長には二階俊博・総務会長が就くことになった。

 しかし、内閣改造がすんなりと決まったわけではない。その裏では、いったい何が起こっていたのか。

 今回、安倍晋三・首相は次の総選挙をにらんだ布陣を組んで、総選挙に勝ったうえで「総裁任期延長」に持ち込み、2020年の東京五輪を首相で迎え、憲法改正も実現するという野望を抱いていると見られていた。

 ところが、大誤算だったのは留任を想定していた谷垣氏がサイクリング中に転倒、頸髄を損傷したことだ。当分、車椅子生活が避けられないとの見方も出ている。

 それでも官邸は谷垣氏を幹事長に残したいと考えていた。というのも、幹事長人事をめぐる政権の2大巨頭、麻生氏と菅氏の暗闘があるからだ。

 参院選前、消費税率10%への増税の2年半延期を決断した安倍首相に対し、麻生氏が「延期するなら解散・総選挙で信を問うのが筋だ」と迫り、衆参ダブル選を回避すべきと進言していた菅氏との間で激しい火花を散らしたことは記憶に新しい。

 麻生VS菅の水面下の暗闘は、参院選中も都知事選中も続けられた。参院選では麻生氏が菅氏の地元・神奈川選挙区で自民公認候補とは別に推薦候補を立てて全面支援したが、それに対抗して菅氏は、麻生派の候補がいるお膝元・福岡に乗り込んで公明党候補を応援。

「菅のヤロー、オレの地元にまで手を突っ込んで来やがった」

 麻生氏は自民党福岡県連幹部の前で激怒した。都知事選の候補者選びでも2人はぶつかった。

「実は、麻生さんは民進党右派の長島昭久氏を自・民両党の相乗りできる候補として推していたが、菅さんが増田寛也氏を一本釣りで候補に担ぎ出した。『勝てるわけがない。人を見る目がないな』と麻生さんは冷笑していた」(大手紙政治部記者)

 そして改造人事の駆け引きでバトルが再燃した。引き金となったのは安倍政権が策定中の事業規模約28兆円の超大型景気対策についての菅氏の一言だ。

「赤字国債を発行する予定はないということは明言しておきたい」

 事業規模さえ明らかになっていない時点で、菅氏は米通信社・ブルームバーグのインタビューにそう語った(7月16日付)。これに麻生氏はカチンと来た。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が指摘する。

「赤字国債云々は本来、財務大臣の麻生さんがいうべきこと。菅さんは消費増税先送りの時に続いて、今回の景気対策の財源でも財務大臣の頭越しに財政方針を明言した。麻生さん流にいえばまた『法をこえた』わけで、麻生さんの我慢も限界ギリギリのところまできています」

1398名無しさん:2016/08/06(土) 14:50:31
>>1397

 麻生氏が菅氏の“噛ませ犬”として目をつけたのが岸田氏だった。藤本氏が続ける。

「今回の内閣改造で一番重要なのは間違いなく幹事長ポスト。安倍首相の意向は麻生、菅、谷垣の3人を留任させて政権の骨格を守りたかった。だが、3人の思惑は違う。谷垣さんは降板したがっていたし、菅さんは幹事長をやりたがっていた。

 それに対して、麻生さんは菅さんに『そんなに財政に口を出したいのなら幹事長の前に財務大臣をやってみろ』という気持ちでしょう。だから岸田さんの幹事長就任をバックアップすることで菅幹事長の芽を完全に摘み取り、菅さんがこれ以上政権内で力を強めるのを牽制しようという気持ちはあったと思います」

 菅VS麻生・岸田連合のパワーゲームに発展したという見方である。一方、安倍政権の大番頭として権勢を振るう菅氏にすれば、仮に岸田氏が幹事長になって後継総理という流れができると、いっぺんに力を失いかねないという懸念もあった。

 そこで「谷垣さんは車椅子幹事長でもいいじゃないか」という動きも出ていた。菅氏に近い内閣官房スタッフがいう。

「安倍総理は菅さんを官房長官に置いておきたいし、できれば谷垣さんも残したかった。菅さんは、自分が幹事長になれないなら、総理の意向通りに病み上がりの谷垣幹事長を留任させ、官房長官のまま谷垣氏をサポートすることで事実上、官邸と党の両方をコントロールしていくことを考えていたかもしれない」

※週刊ポスト2016年8月12日号

1399名無しさん:2016/08/06(土) 14:51:50
http://www.news-postseven.com/archives/20160607_418395.html
麻生・谷垣の乱の狙いは「菅官房長官包囲網」
2016.06.07 16:00

 衆参同日選挙とその先の憲法改正を見据えた安倍晋三・首相の衆議院解散戦略は、菅義偉・官房長官によって封じ込まれた。

 その攻防のさなかに起きたのが「麻生・谷垣の乱」だ。伊勢志摩サミットの翌5月28日夜、安倍首相は麻生太郎・副総理兼財務相を公邸に呼び、消費増税再延期への同意を求めた。麻生氏は真っ向から反論した。
 
「再延期するなら、解散・総選挙で信を問うのが筋」

 予想外の態度に驚いた安倍首相は菅官房長官と谷垣禎一・幹事長を呼び込み、協議は4人に。谷垣氏も麻生氏に同調し、「増税再延期なら解散」を迫った。

 安倍首相が出席した5月30日の自民党役員会で首相の“秘蔵っ子”とされる稲田朋美・政調会長まで「増税延期なら信を問うべき」と反乱に加わったのである。一致結束を誇っていた安倍お友だち内閣が音を立てて崩壊を始めた瞬間といっていい。

 自民党内では、麻生氏と谷垣氏が権力闘争を仕掛けた真の相手は安倍首相ではなく、“影の総理”の菅氏だとの見方が強い。

 増税派の2人はこれまで消費税問題で官邸に煮え湯を飲まされてきた。谷垣氏は昨年末の消費税軽減税率導入の際、菅氏に大恥をかかされた。公明党が対象品目を食品全体に広げるように主張したのに対し、谷垣氏は生鮮食料品に限定する方針を決め、「安倍総理も了承した」と説明した。それを菅氏にひっくり返されたからだ。

 今になって消費税10%の引き上げを再延期するといわれれば、恥のかかされ損になってしまう。

 麻生氏はサミット首脳会議直前に開かれた日米財務相会談(5月21日)で、米国のルー財務長官に「日本は消費税率を予定通り引き上げる」と増税を国際公約していた。にもかかわらず、安倍首相がサミット本番で増税延期に舵を切った。政治評論家の浅川博忠氏が語る。

1400名無しさん:2016/08/06(土) 14:52:53
>>1399

「麻生さんにすれば副総理の自分には事前の相談もなく官邸主導で増税再延期を決められ、面子が丸つぶれになったという怒りがある。しかも、安倍首相との会談がセットされたのは新聞で再延期方針が報道された後だった。官邸サイドに“麻生は反対できないだろう”と軽く見られたことに反発心を覚えたのではないか」

 実は、麻生氏は参院選でも水面下で菅氏とぶつかっている。麻生派は参院神奈川選挙区(改選定数4)に元みんなの党の中西健治氏を自民党の2人目の候補として擁立したが、「神奈川県連の実力者である菅さんは選挙で競合する公明党に配慮して中西の公認に待ったをかけている。麻生さんは“菅は公明党・学会の代理人か”と不満がたまっている」(麻生派議員)という。

 ちなみに菅氏との関係で言えば、稲田氏も因縁がある。昨年の内閣改造で稲田氏は重要閣僚への入閣が有力視されていたが、「菅さんが政調会長留任を支持して入閣を棒に振った」(安倍側近議員)とみられているからだ。谷垣氏に近い自民党ベテラン議員が語る。

「麻生さんも谷垣さんも本気で解散を望んでいたわけではない。谷垣さんは選対本部に同日選準備の指示さえ出していなかった。それでも総理に『解散すべき』と主張したのは、総理がダブル選挙を打たないと見越して、解散を断念させた菅さんに参院選の責任を取らせるためです。自民党にとって今回の参院選は27年ぶりの参院での単独過半数復帰のチャンス。それに届かなければ党内各派から菅降ろしの声が噴き出すでしょう」

 麻生・谷垣の乱の狙いは「菅包囲網」だったのである。

※週刊ポスト2016年6月17日号

1402名無しさん:2016/08/06(土) 15:20:36
>>1401

http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160615/ddm/002/010/112000c
2016参院選
比例、自民は業界回帰 野中・元幹事長復党、結束演出 公募の候補者は1人だけ
毎日新聞2016年6月15日 東京朝刊

 5月30日、東京・平河町の砂防会館別館で開かれた全国土地改良事業団体連合会(全土連)の会合には、自民党国会議員らを含む関係者約1000人が詰めかけた。全土連会長を務める二階俊博総務会長は、参院選比例代表に同党から擁立する元農水省課長を紹介した後、声のトーンを上げた。

 「これだけの同志がいるということを財政当局に見せる絶好のチャンスだ。頑張るのは候補者ではない。みなさんで力を尽くしていただきたい」

 全土連が参院選に組織内候補を出すのは2007年以来、9年ぶり。「財政当局に見せる」とは、もちろん土地改良予算の拡充を指す。業界・団体が比例代表で票を掘り起こし、自民党の議席獲得に貢献する代わりに、当選した政治家を通じて影響力を行使するという「政と業」の関係は、長年の批判をよそに、なお命脈を保っている。

 土地改良予算は1997年度の1兆2282億円をピークに減少し、民主党政権の10年度には2981億円まで削減されたが、安倍政権のもとで回復しつつある。15年度補正予算に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)対策として990億円が計上され、16年度予算でも3820億円を確保した。全土連は「かつてない追い風が吹いている」と意気上がる。

 会合には前会長の野中広務元幹事長の姿があった。自民党が野党だった11年4月、「国の補助金をもらっている団体の長が政党に属すべきではない」と離党した後も、全土連への影響力はなお強い。翌日の党役員連絡会で、二階氏はさっそく野中氏の復党を提案。党は今月13日に復党を認めた。参院選に向けて全土連の結束を固めるには十分な演出だった。

 比例代表で自民党の総得票に占める候補者個人名票の割合は、07年の36・3%から、野党時代の10年には24・3%に低下した。政権復帰後、業界・団体の同党回帰が進んだにもかかわらず、13年も23・7%とほぼ横ばいだった。

 このデータは、高齢化などで支持団体の組織力が衰え、有権者に候補者の名前を浸透させるのが難しくなってきたことを示している。全土連の「復権」に二階氏が心血を注ぐのは危機感の裏返しにほかならない。

 13年に柘植芳文氏を自民党でトップ当選させた全国郵便局長会は1月に候補予定者を変更し、準備の遅れを取り戻そうと懸命だ。同様に組織内候補を抱える全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)は、TPPへの不満から内部の足並みがそろわず、支持層が重なる全土連に「かなりの票を食われるのではないか」(農協関係者)と警戒する。

 自民党は今回、インターネットを通じて比例代表候補を公募し、投票結果を踏まえて1人を公認した。新たな支持層を開拓する試みだ。ただ、これはあくまで例外。24人の候補予定者(14日現在)の大半は業界・団体の支援を受ける。野党のときに目指した「業界・団体頼みからの脱却」を、いま口にする党関係者はほとんどいない。【水脇友輔】

1403名無しさん:2016/08/06(土) 15:24:38
>>1401

http://www.fsight.jp/articles/print/1589
TOP > 記事 > 「土地改良」と「砂防」が象徴する旧橋本派の凋落
「土地改良」と「砂防」が象徴する旧橋本派の凋落
執筆者:山村明義2004年12月号
 派閥事務所に初めて家宅捜索が入った日歯連事件、郵政民営化を踏絵にした改造内閣への一本釣り――派閥を切り崩され、求心力が低下する旧橋本派が「さらなる追い打ち」に喘いでいる。「それ」は小泉政権が二〇〇三年六月にはじめた三位一体改革に端を発する。国から地方への補助金削減と、国会議員の権限が及ばない地方交付税交付金への統合は、旧橋本派が政治力を発揮する「戦場」を失うことを意味した。 かつて自民党は、傘下の業界団体に補助金分配を行なう権益をパワーの源泉としてきた。とりわけ「旧橋本派の牙城」と呼ばれた全国土地改良事業団体連合会(土改連=野中広務会長)と、治山治水を目的とした砂防事業を調整する社団法人の全国治水砂防協会(砂防協会=綿貫民輔会長)の両団体にとって、三位一体改革による補助金削減は死活問題となっている。 八月二十四日、全国知事会などが、約三兆二千億円の補助金を削減し交付金として税源移譲する案を発表。土改連事業関係の農村整備事業費は、来年度の概算要求から約千六百億円が二年以内の移譲対象に。国庫補助金の約三割減にあたる額だ。「牙城」に手を掛けられた旧橋本派は、ついに十月十四日の派閥総会で小泉首相への攻撃を明確に打ち出した。

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1404名無しさん:2016/08/06(土) 15:28:13
>>1401

http://www.sankei.com/politics/news/160530/plt1605300027-n1.html
2016.5.30 16:02
自民・二階俊博総務会長、野中広務元幹事長の「復党」働きかけへ

 自民党の二階俊博総務会長は30日、全国土地改良事業団体連合会(土改連)などが都内で開いた会合で、同党を離党した野中広務元幹事長の復党を党執行部に働きかける考えを表明した。

 「野中さんは土地改良予算のために今の野党といろいろやりとりがあり、残念ながら犠牲的精神で自民党を離れた。本人は復党の意志は十分ある。われわれの及ぶ努力をして、野中さんを復党していただくようにしたい」と述べた。

 野中氏は土改連会長だった平成23年、当時の民主党政権との交渉を円滑にする目的で自民党を離党した。

1405名無しさん:2016/08/06(土) 15:32:31
>>1401

http://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00026_201002240001
自民の足元に撒かれた農業予算の「劇薬」
 Foresight-新潮社ニュースマガジン
フォーサイト POLITiCS

ジャーナリスト
王 武史 Oh Takeshi
 (このコンテンツは1月16日発売のフォーサイト2月号に掲載されたものです)

農水省の農業土木部門の予算を半減させ、戸別所得補償制度で農協の“財布”も痛打。小沢氏はとことん自民党のパートナーを叩く。

「本当に恐ろしいことをする人だ」

 昨年十二月十六日、民主党は小沢一郎幹事長主導の下「国民の声を集めた」という重点要望を鳩山由紀夫首相に提出した。国民に約束したマニフェストの実行か財政規律の維持かで悩む首相に対し、小沢氏が優先すべき政策を示したと受け止められたが、その中には次のような項目が盛り込まれていた。

「土地改良事業費は要求額四千八百八十九億円を半減することとし、所得補償制度等の財源とする。同時に、農業予算の大転換を求める」

 土地改良事業とは、農地造成や農道整備、農業用ダムの建設といった農業関連の公共事業全般を指す。十八項目からなる重点要望の中で、具体的な金額まで挙げて削減を求められたのは一つだけ。縮小傾向にあったとはいえ、これまで続いてきた数千億円規模の予算を一気に半減するのは極めて異例の事態だ。震え上がったのが、農水省農村振興局(旧構造改善局)を牙城とする農業土木の専門家集団である。

1406名無しさん:2016/08/06(土) 15:32:52
>>1405

狙われた「農業土木一家」

 土地改良事業の予算は二〇〇〇年前後には年間一兆円を超えていた。これを独占してきたのが「省庁内省庁」と呼ばれた農村振興局である。局長に就くのはだいたい事務官であり、農業土木が専門の技官約二千八百人は局次長を頂点とするピラミッドを形成。この構造ゆえに、農村振興局は「ポストの代わりに予算を得ている」とも言われてきた。

 自民党が確保した農業土木予算を農村振興局が土地改良団体の要求に応じて割り振り、土地改良団体は見返りとして自民党を票で支える。全国の土地改良区を束ねる全国土地改良政治連盟(土政連)が伝統的に有してきた参議院の二議席(現在は一議席)は農業土木技官OBの指定席だった。彼らはいわば「農業土木一家」である。

 小沢氏の逆鱗に触れたのは、土政連が昨年十一月、今夏の参院選比例区に南部明弘・元農水省九州農政局長を自民党から出馬させる決定をしたことだった。政府にはたらきかけて予算を獲得する土政連のような圧力団体が、なぜ野党に転落した自民党から候補を出すのか。論理的に考えれば、答えは一つしかない。民主党政権は長続きしないという読みだ。自民党からの擁立を知った農水省政務三役の一人は「俺たちをなめているとしか思えない」と吐き捨てた。さらに農村振興局の現職幹部まで選挙区で自民党から出馬するという情報も飛び交い、小沢氏の怒りは頂点に達した。

 民主党から出された重点要望に対し、赤松広隆農水相は記者会見でこそ「最終的に決めるのは内閣、大臣だ」と抵抗するそぶりをみせたが、赤松氏は小沢氏と直接話をできる数少ない閣僚の一人であり、その意向は当然織り込み済み。会見からほどなくして「小沢さんは一度言ったことを引っ込める人じゃない。もうこの予算はないよ」とあっけらかんとした表情で話し、あっさりと予算の半減を了承した。さらにその後の会見では追い打ちをかけるように「事業がなくなっちゃったら、その(農業土木の)人たちはそこにいてもしょうがない。配置転換とかいうことも起こりうる」と突き放した。

 事務官たちも、かばうつもりはさらさらない。予算は官僚にとって権益そのものであり、命にも等しい。ある幹部は「農業土木の技官たちは面と向かって『死んでください』と言われたようなもの。真顔でそう言える人間に歯向かえる人などいない」と解説する。

 十二月二十一日、全国土地改良事業団体連合会の野中広務会長(元自民党幹事長)は民主党本部を訪れ、小沢氏への面会を求めたが、かなわなかった。野中氏は団体推薦候補の自民党からの擁立見直しを表明し、南部氏も立候補辞退を土政連に申し入れたが、農業土木の予算は二十五日に、概算要求の半分以下の約二千百億円で閣議決定された。

1407名無しさん:2016/08/06(土) 15:34:41
>>1406

目玉政策に仕組まれた「罠」

 自民党の票田を潤してきた農業土木予算に切り込んだ小沢氏は、農政の本丸と言うべきコメ政策でも、自民党のパートナーに打撃を与えようとしている。ターゲットは農協だ。

 二〇一〇年度予算には、農家の戸別所得補償モデル事業が農水省の要求通り全額盛り込まれた。一〇年度はコメで先行導入し、生産調整(減反)に従う限り、すべての販売農家に対し十アール当たりの全国平均赤字額とされる一万五千円を支払う。米価が現在の水準より下落した場合は下落幅に応じて増額する。民主党がマニフェストで看板政策の一つとして掲げた政策だが、農協にとっては二重の罠が仕掛けられている。

 一つは、この制度自体が米価下落を誘導する仕組みを内包していることだ。

 農水省は今回、四十年間にわたって米価維持のために続けてきた減反政策を劇的に緩める決定をした。需要予測に基づいて国が生産量の目標を定める仕組みは残したが、減反への参加・不参加は農家の自由意思に委ね、参加しなくとも麦や大豆などコメ以外の水田作物への転作補助金を受け取れるようにした。つまり所得補償を受けない農家は好きなだけコメを作ることができ、かつ麦や大豆についても交付金を受け取ることができるようになる。

 農水省は公式には米価下落の可能性を否定する。戸別所得補償により農家は減反に参加するようになって需給は引き締まるという理屈だが、事はそう単純ではない。

 所得補償の基準となる米価はあくまで全国平均であり、新潟県魚沼地方など市場価格が高いブランド米を作る地域では、できるだけコメを作った方が減反に参加して補助金をもらうより多くの収入を得られると判断する農家が続出する可能性がある。他の地域でも、どうせ補償が受けられるからと、市中業者による安値での買い取りに応じる農家が増え、結果として米価下落を誘発することは十分あり得る。取扱量に応じた手数料を得てきた農協にとって、米価の下落は農協を経ない“迂回取引”を増やすことにもつながり、さらなる収入減に直結するのだ。

 もう一つは、過剰米の“放置”だ。農水省は、米価の下落に応じて補償を増やす仕組みを導入する一方で、豊作時に発生する過剰米の政府買い入れを行なわない方針を表明した。農家からコメを集荷する農協は政府買い入れによって「在庫リスク」を負わずにきたが、今後は、米価下落が値下がりした在庫を抱え込む農協を直撃することになる。

 これらは農協と結託した従来の農政では取り得なかった手法だ。農協グループもその危険性を十分認識しているからこそ、十二月の予算決定後、機関紙の日本農業新聞では盛んに米価下落への不安と過剰米対策の必要性が喧伝されている。

 だが、政権交代とともに農政の舵を切った農水省では、構造改革派が台頭しつつある。国内市場の縮小が止まらない日本の農業は、アジアを中心とする海外市場への輸出に活路を見出すしかない。そのためには規模集約によるコスト削減や価格の引き下げが不可欠。農産物貿易などの自由化について話し合う世界貿易機関(WTO)ドーハ・ラウンドの妥結が迫る中、高関税で日本のコメを国際市場から隔離してきた従来の政策の抜本的な見直しは急務だ……。そう考える改革派官僚と、もともと自由貿易主義者であり参院選に向けて自民党支持基盤の解体を目論む小沢氏との思惑が一致したのが戸別所得補償の制度設計だったのである。

 現在、ドーハ・ラウンドは米国と新興国の対立から停滞しており、日本が率先してコメ・カードを切る段階にはない。農水省も、改革に伴う摩擦を少なくするため、表面上はできるだけこれまでの農政の延長を装う方針だ。ラウンドが最終局面に入り、コメの関税引き下げを迫られたとき、戸別所得補償制度の秘められた意図が明らかになる。農協にとっては悩ましくも避けがたいシナリオである。

1408名無しさん:2016/08/06(土) 15:36:21
>>1401

http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2010/koukyou/list/CK2010040402000052.html
【公共事業を問う】
土地改良事業 予算削られ苦渋 自民との蜜月崩壊
2010年4月4日

 かつて一兆円を超す巨額予算を背景に、自民党と官僚、土木業界が強固に結び付いてきた土地改良事業。その構造が大きく変わりつつある。民主党政権下で予算が削られ、自民の支持団体「土地改良政治連盟」(土政連)が弱体化する中、農家からは「自民一辺倒ではいられない」との声が漏れる。 (北川成史、寺岡秀樹)
 「今、自民党の先生に頼んでも要望は通らない。願いをかなえるには民主党の先生を大事にしないと…」。千葉県佐倉市や成田市など六市町にまたがる印旛沼土地改良区の農家で、長年自民を支持してきた高齢の男性は複雑な胸の内を語った。
 同改良区は約五千ヘクタール、東京ディズニーリゾート二十五個分の広さを誇る全国有数の改良区だ。ヘリで上空から見ると、きれいに長方形に区切られた薄茶色の田畑が見渡す限り広がる。沼の水が約八千人の組合員農家の田畑に用水路で引かれる。
 男性は「稲作は二千年以上続いた日本の産業。自民だろうと、民主だろうと守ってもらいたい。そのために土地改良事業が必要だ」と言う。
 農地や用水路、農道などの整備は土地改良区ごとに行われ、ピークの一九九七年度には一兆二千三百億円に達した。予算確保のため所管する農林水産省農村振興局からは、官僚OB二人が自民党から参院選に出馬。常に二議席を確保してきた。
■集票マシン
 OB議員の“票”を集めてきたのが各地の土政連だ。栃木県のある土地改良区の幹部は「OB議員の後援会の入会用紙を持って友人や知人を回った」と証言する。中央・地方の土政連と各地の自民党土地改良支部の総収入は毎年一億円を超えた。参院選のあった二〇〇七年は、約七万六千人の会費収入を中心に一億九千万円を集め、選挙運動に充てた。
 だが、農業人口の減少や公共事業予算の削減で集票力は低下。〇一年の参院選に二十万八千票で当選した農水OBの段本幸男氏(65)が、〇七年は十二万八千票で落選。集票力にかげりが見えた。
■出馬辞退
 もう一人のOB議員の佐藤昭郎氏(67)は今年夏の参院選で引退する。南部明弘元九州農政局長(57)が自民党から出馬予定だったが、昨年末に辞退した。佐藤氏は「南部さんは、自分が自民党から出馬して、民主党を逆なでするのは耐えられないと考えた」と言う。
 今年二月、東京都内で開かれた都道府県土地改良事業団体連合会の会議。事業費は〇九年度比63%減の二千百二十九億円となり、「怒りを覚えた」(愛知県)「断腸の思い」(栃木県)など政権批判が相次いだ。
 だが、本紙が各地のの土政連に行ったアンケートでは、「与党を支援する」(岩手県)という回答のほか、約半数が「今後の方針は未定」とするなど、支持政党をめぐる混乱ぶりが浮かび上がる。
◆会員減自然の流れ
<五十嵐敬喜・法政大教授の話> 土地改良事業費の削減や農業人口の減少で、土地改良政治連盟(土政連)の会員が減ったのは自然の流れだ。さらに参院の職域代表候補の不在により、土政連の存在意義まで失われることは必然で、政官業の利権構造が崩れるのは良いことだ。とはいえ維持・修繕など必要な事業もある。財源を自治体に渡し、自治体の判断と責任でまちづくりの一環としての農業の在り方を考えていく必要がある。

1409名無しさん:2016/08/06(土) 15:45:12
綿貫民助(全国治水砂防協会会長)の自民党復党関係

全国治水砂防協会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E7%A0%82%E9%98%B2%E5%8D%94%E4%BC%9A

>>899
>>1244
>>1246
>>1403

1410名無しさん:2016/08/06(土) 15:45:45
>>1409

http://www.news-postseven.com/archives/20150924_350808.html
偉大なるイエスマン武部勤氏 ボウリングの五輪種目採用画策中
2015.09.24 07:00

 安倍晋三首相の無投票再選で存在感がなくなる一方の現職政治家を尻目に、元気すぎるくらい元気なのが“引退”したはずの面々だ。

 実は、森喜朗・元首相や古賀誠・元自民党幹事長は氷山の一角。安保法制に反対し、外国人記者クラブで会見を開いた山崎拓・元副総裁(78)や武村正義・元官房長官(81)、不破哲三・元共産党中央委員会議長(85)など、議席を持たないが一家言持つ重鎮のセンセイ方は多い。

 だが、老政治家の中には、「政治はもういい」という面々もいる。小泉政権時代に「そうはイカンザキ!」の選挙CMで話題になった神崎武法・元公明党代表(72)は、弁護士活動に専念している。

「党の代表だった頃から腎臓が悪くて、今は週3回も人工透析を受けてますよ。酒は毎晩、飲んでるけど。角さんが愛したオールドパーをちびりちびりとね」

 橋本龍太郎政権で官房長官を務めた村岡兼造氏(84)は、「今はなんもやっとらん。週5で病院通っているだけ。体はガタガタ」とそっけない返事だった。

 1983年に税金党を結党した野末陳平・元参院議員(83)は悠々自適の生活だ。

「議員を辞めてもう20年くらいは経つけど、その間に大正大学の先生をやったり、漢詩の講座をやったり。今は都心の一人暮らしという環境を活かして、友達とメシを食い、映画やコンサートに行ったりですね」

 郵政民営化に反対して自民党を離党した綿貫民輔・元国民新党代表(88)は、秘書が「政治活動はすでに引退しているので、とくにお答えすることもありません。現在の公職は全国治水砂防協会の会長と、日本バドミントン協会会長の2つです」と応対した。

 一方、郵政選挙で幹事長として綿貫氏に“刺客”を放った小泉政権の「偉大なるイエスマン」こと武部勤・元自民党幹事長(74)は、全日本ボウリング協会会長。東京五輪の正式種目入りを目指して活動中だ。協会関係者はこういう。

「会長はものすごい熱意です。追加種目一次選考の日のデモンストレーションではストライクを出して、『俺は本番に強いんだ。選考でもストライクが取れるぞ!』といっていました」

※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号

1411名無しさん:2016/08/06(土) 15:46:58
>>1409

http://getnews.jp/archives/1477110
自民党が野中、綿貫氏復党提案 建設業界の票と金が狙いか
DATE:2016.06.16 07:00 NEWSポストセブン

 参院選に突入する直前の5月31日、自民党役員会で二階俊博・総務会長が突然、2011年に自民を離党した野中広務・元官房長官と、2005年の郵政民営化に反対し除名された綿貫民輔・元衆院議長の復党を提案した。

 野中氏は「全国土地改良事業団体連合会(全土連)」の名誉会長。農地の大規模化や用水路の整備といった農業土木事業の総元締めの団体だが、実態は、自民党長期政権を支えた「最強の集票マシン」でもある。

 一方の綿貫氏は「全国治水砂防協会」会長だ。田中角栄・元首相が長く会長を務め、「田中金脈の源泉」「ゼネコンの司令塔」といわれたダム建設推進団体である。ダムは自民党にとって「カネのなる木」だ。

 自民党は前回参院選(2013年)の前、「国土強靱化」を誘い文句に日本建設業連合会に対して4億7100万円の献金を要請する文書を送った。自民党の資金管理団体「国民政治協会」の政治資金収支報告書によると、その年、大手ゼネコン43社は自民党本部の献金を倍増(計1億2603万円)させていた。目標には届いていないが、この金額には各派閥が選挙前に開いた盛大な資金集めパーティの収入や建設業界から各議員の政党支部などへの献金分は含まれていない。

 安倍政権は建設業界への約束通り、防災や水害対策(治水)を名目に全国で巨大ダム建設を推進した。ざっとあげても、北海道旭川の「サンルダム」(約530億円)、高知の「横瀬川ダム」(約400億円)、安倍首相の地元・山口県の「平瀬ダム」(約740億円)、熊本地震で被害を受けた南阿蘇の「立野ダム」(約917億円)の工事が進められている。ダム建設は山を切り開き、工事用の取り付け道路を建設するところから始まり、大手から中小・零細まで建設業界を潤す。

 そのキーマンが綿貫氏だ。「国土強靱化」の旗振り役の二階氏が参院選前に2人を復党させようというのは、ダムと農業土木を押さえれば全国約50万社の建設業界の票とカネを取り込むことができるからに他ならない。

※週刊ポスト2016年6月24日号

1412名無しさん:2016/08/06(土) 15:48:57
>>1409

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160601-OYT1T50004.html
綿貫氏・野中氏、自民復党を…二階氏が提案
2016年06月01日 08時59分
 自民党の二階総務会長は31日の党役員連絡会で、綿貫民輔元衆院議長(2005年自民党除名)と、野中広務元官房長官(11年同党離党)をそれぞれ復党させるよう提案した。


 執行部は今後、対応を協議する方針だ。

 二階氏は31日の記者会見で、「参院選のためにも、党の団結のためにも重要だ」と述べた。綿貫氏は全国治水砂防協会長、野中氏は全国土地改良事業団体連合会(全土連)前会長として、現在も一定の影響力を持っている。二階氏の提案は、参院選を控えて組織票の掘り起こしを図る狙いがありそうだ。

 綿貫氏は小泉内閣当時、郵政民営化関連法案の採決で造反したとして除名処分を受けた。

 野中氏は、民主党政権時代、全土連会長として政治的中立性を保つ必要があるなどとして離党していた。

2016年06月01日 08時59分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1414名無しさん:2016/08/06(土) 16:30:14
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300042&g=pol
安保の理論的支柱=高村正彦氏横顔

 弁護士出身で外相、法相、防衛相などを歴任した。安全保障関連法では党内の理論的支柱として公明党との協議を担い、論議をけん引。安倍晋三首相の信頼も厚い。皮肉を交えた独特の言い回しで野党を批判することもしばしばで、憲法改正をめぐる民進党の岡田克也代表の主張を「デマの類い」と断じ、岡田氏を激怒させた。今年もロシア、中国を訪問するなど議員外交にも積極的。少林寺拳法5段で武道に明るく、相撲の横綱審議委員会委員も務める。74歳。(無派閥)
◇高村正彦氏略歴
 高村 正彦氏(こうむら・まさひこ)中大法卒。法相、防衛相、外相。衆院山口1区、当選12回、74歳。(無派閥)(2016/08/03-04:59)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300043&g=pol
政局観鋭いベテラン=二階俊博氏横顔

 県議出身の党人派で、党内外に豊富な人脈を持つベテラン。2015年の自民党総裁選でいち早く安倍晋三首相支持を表明するなど、独自の政局観を持つ。党内第5派閥の長ながら、幹事長の座を射止めた。参院選後には首相の総裁任期延長に言及し、党内からは「一歩先を行っている」と驚きの声も。一方で「古いタイプの政治家」との評もあり、党の顔としての発信力などが課題となりそうだ。国土強靱(きょうじん)化が持論。津波防災の必要性を訴え、国連「世界津波の日」制定に尽力した。77歳。(二階派)
◇二階俊博氏略歴
 二階 俊博氏(にかい・としひろ)中大法卒。運輸相、経済産業相、党総務会長。衆院和歌山3区、当選11回。77歳。(二階派)(2016/08/03-05:00)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300044&g=pol
安定感買われ再登板=細田博之氏横顔

 政権奪還前の2012年に総務会長を務めており、安定感を買われて再登板となった。選挙制度に通じ、衆院選の「1票の格差」是正に向けた選挙制度改革関連法の成立に尽力した。同法に盛られた新たな定数配分方法「アダムズ方式」には批判的な立場だったが、首相官邸の意向に従い、導入に踏み切った。官房長官や幹事長など要職を歴任しており、経験は豊富だが、押しの弱さは衆目の一致するところ。日本コントラクトブリッジ連盟の会長も務める。72歳。(細田派)
◇細田博之氏略歴
 細田 博之氏(ほそだ・ひろゆき)東大法卒。官房長官、党幹事長、党総務会長。衆院島根1区、当選9回。72歳。(細田派)(2016/08/03-05:00)

1415名無しさん:2016/08/06(土) 16:31:00
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300045&g=pol
政策通の仕事師=茂木敏充氏横顔

 政策全般に明るく、実務能力の高さから「仕事師」として知られる。2014年9月に選対委員長に就任。2度の大型国政選挙で勝利に貢献したが、東京都知事選では保守分裂選挙を回避できなかった。読売新聞記者や外資系コンサルタントなどを経て、旧日本新党から政界へ。自民党入党後は金融担当相、党政調会長や経済産業相など重要ポストを歴任してきた。安倍晋三首相とはゴルフ仲間。先の参院選ではDVD鑑賞で息抜きした。60歳。(額賀派)
◇茂木敏充氏略歴
 茂木 敏充氏(もてぎ・としみつ)ハーバード大院修了。党選対委員長、経済産業相、党政調会長。衆院栃木5区、当選8回。60歳。(額賀派)(2016/08/03-05:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300046&g=pol
首相に近い改憲派=古屋圭司氏横顔

 3代続く政治家の家系に育ち、成蹊高・大の後輩に当たる安倍晋三首相の父、故晋太郎氏の秘書として下積みを経験した。思想・信条が近い首相と同様、憲法改正に熱心に取り組むほか、北朝鮮による日本人拉致問題にも長年携わり、拉致問題担当相を務めた。今年は性的少数者(LGBT)をめぐる課題を議論する党の特命委員長に就き、仕事の幅を広げた。初の党四役入りで、選挙指揮の手腕も未知数と言え、真価が問われそうだ。趣味はクラリネット演奏。63歳。(無派閥)
◇古屋圭司氏略歴
 古屋 圭司氏(ふるや・けいじ)成蹊大経卒。経済産業副大臣、党広報本部長、国家公安委員長。衆院岐阜5区、当選9回。63歳。(無派閥)(2016/08/03-05:02)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300373&g=pol
総裁任期延長で検討機関=憲法改正に慎重対応-自民・二階新幹事長

 自民党の二階俊博幹事長は3日午前、新執行部の発足を受けて党本部で記者会見し、最長2期6年に限られる党総裁任期の延長について、「極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい」と述べ、党内に検討機関を設置する考えを示した。
 党内の一部には、安倍晋三首相が党総裁の任期切れを迎える2018年9月以降も続投することを期待する声がある。
 二階氏は、憲法改正に関しては「首相と時間をかけて話し合っていかないといけない。どのような取り組みをしていくかは、慎重の上にも慎重に対応していくのは当然のことだ」と指摘。また、「野党とできるだけ時間をかけて話し合っていく姿勢が大事だ」とも語った。 
 今後の党運営については、「首相を支えて党が一致団結し、国民と党員の要望、期待に応えていく」と述べ、挙党態勢の構築に努める意向を表明した。(2016/08/03-12:50)

1416名無しさん:2016/08/06(土) 16:33:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300417&g=pol
自民新執行部の会見要旨=内閣改造

 3日発足した自民党新執行部の記者会見要旨は次の通り。
 高村正彦副総裁 新鮮な緊張感を持って結束して国民に約束した政策を前に進めることができるように頑張っていく。
 二階俊博幹事長 安倍晋三首相を支えて党が一致団結し、国民と党員の要望、期待に応えていく。憲法改正は、首相と時間をかけて話し合っていかないといけない。どのような取り組みをしていくかは、慎重の上にも慎重に対応していくのは当然のことだ。野党とできるだけ時間をかけて話し合っていく姿勢が大事だ。党総裁の任期延長は、党として極めて重要な問題なので、何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい。(東京都知事選で小池百合子都知事を応援した議員の処遇について)選挙は感情の問題も混じってくるから、冷却期間を置くのが政治の手法だ。
 細田博之総務会長 党の意思決定機関である総務会で議論を尽くし、政策を決め法案その他の充実を図る伝統を守ってやっていきたい。
 茂木敏充政調会長 最大の使命は参院選で約束した公約の実現だ。アベノミクスを強力に推し進めて経済のパイを拡大し、成長と分配の好循環を実現したい。働き方改革と経済構造改革の特命委員会を設置して幅広く検討したい。
 古屋圭司選対委員長 10月に東京と福岡で実施される衆院補欠選挙に万全の準備をしたい。衆院選はいつあるか分からないが、当選1、2回の若い議員を選挙に強い政治家に育てていくよう、党本部と各都道府県連が連携していきたい。(2016/08/03-13:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300246&g=pol
安倍首相「新鮮な緊張感を」=自民新体制が始動

 自民党は3日午前、党本部で臨時総務会を開き二階俊博幹事長ら新執行部人事を了承、新体制が始動した。安倍晋三首相(党総裁)は初役員会で「新鮮な緊張感を持って政策を前に進めよう」と政権運営への協力を要請、党の結束を確認した。
 首相は臨時総務会で「参院選の結果を受け、私たちが進めている経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくため、党役員人事を一新する」と説明。二階氏は就任記者会見で、「党を挙げてエネルギーにあふれる党運営をやっていけるよう努力していきたい」と強調した。
 茂木敏充政調会長は「最大の使命は、参院選で約束した公約の実現だ。アベノミクスを強力に推し進め、成長と分配の好循環を実現したい」と抱負を語った。
 総務会長だった二階氏は、臨時総務会で「総務各位にはご協力いただいた。任務の重要性に鑑み、(党運営の)中心的な役割として引き続きご指導を心からお願いしたい」と述べた。後任の細田博之総務会長は「党の最高意思決定機関として総務会で頑張っていきたい」と語った。
 党本部では古屋圭司選対委員長と、復興相として初入閣する今村雅弘元農林水産副大臣が同じエレベーターに乗り合わせ、握手を交わした。両氏は2005年に郵政民営化法に反対票を投じ、自民党離党を余儀なくされ、その後復党した。
 一方、政調会長から防衛相に転じる稲田朋美氏は事務所で記者団に「きのうから防衛白書を読み始めた。あまり面白くはない」と苦笑いしつつ、「今まで経済、経済でやってきたが頭を切り替える」と気を引き締めていた。 (2016/08/03-13:17)

1417名無しさん:2016/08/06(土) 16:50:51
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080300924&g=pol
任期延長、年内にも結論と二階自民幹事長=岸田氏「気の早い話」

 自民党の二階俊博幹事長は3日、安倍晋三首相の党総裁任期の延長について、年内にも結論を出すのが望ましいとの見解を明らかにした。「政治スケジュールとしてはそれくらいのテンポだ。この問題はずっと引っ張ってやる問題ではない」と記者団に述べた。二階氏は任期延長を検討する機関を党内に設ける意向を示している。
 一方、「ポスト安倍」候補の一人と目される岸田文雄外相は同日の記者会見で「(総裁再選から)まだ1年もたっていない段階で、3年間の任期のさらに先の話をするのは、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べ、現段階で議論するのは時期尚早との認識を示した。(2016/08/03-22:33)

1418名無しさん:2016/08/06(土) 19:20:11
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100111&g=pol
自民幹事長に二階氏=谷垣氏は交代

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、3日に予定する内閣改造・自民党役員人事で、頸髄(けいずい)損傷で入院中の谷垣禎一幹事長を交代させ、後任に二階俊博総務会長(77)を充てる方針を決めた。既に二階氏に伝え、同氏は就任を受諾した。与党幹部が1日、明らかにした。首相は当初、谷垣氏の続投も模索したが、職務継続は困難と判断。当選11回のベテランで調整力と安定感に定評がある二階氏を起用することにした。

 首相は1日午前、二階氏と首相官邸で面会。二階氏はこの後、記者団に対し、今後の党運営について「新しい態勢ができたら、内閣と一体となって取り組んでいく」と語った。幹事長交代を決断したことを踏まえ首相は、同日午後の党役員会で、改造・党人事の一任を取り付け、調整を急ぐ。
 二階氏は衆院和歌山3区選出。運輸相や経済産業相を歴任、二階派会長を務めている。総務会長としては、安全保障法制整備や消費税の軽減税率導入などで党内の意見集約に尽力した。 
 二階氏はまた、首相の2015年9月の自民党総裁再選にいち早く支持を打ち出したほか、最近も首相の総裁任期延長を容認する発言をするなど、節目ごとに首相を支える姿勢を鮮明にしてきた。公明党とも太いパイプを持つ。
 谷垣氏は7月16日に東京都内で趣味のサイクリング中に転倒し、入院して手術を受けた。安静状態が続き、退院や職務復帰のめどが立っておらず、谷垣氏は首相に辞意を伝えていた。
 一方、内閣改造では、麻生太郎副総理兼財務相(75)、菅義偉官房長官(67)、岸田文雄外相(59)をそれぞれ続投させる意向だ。(2016/08/01-12:19)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100423&g=pol
安倍首相「おごらず結束を」=参院単独過半数回復で

 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日の党両院議員総会であいさつし、先の参院選勝利で同党が27年ぶりに単独過半数を回復したことに触れ、「私の政治生活より長い年月だ。一度失った国民の信頼を再び勝ち取るには、四半世紀以上の年月が必要だったということだ」と強調した。
 その上で首相は「決して数におごることなく、緊張感を持って責任を果たしていかなければならない。力を合わせて頑張っていこう」と結束を呼び掛けた。(2016/08/01-14:33)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100561&g=pol
甘利氏、辞任後初めて国会に

 自民党の甘利明前経済再生担当相は1日、金銭授受問題で1月末に閣僚を引責辞任後初めて、衆院本会議に出席した。甘利氏は本会議後、「多くの皆さんにご心配とご迷惑をお掛けし、改めておわびする。今まで以上に日本のために身を削ってやっていく」と記者団に語った。
 甘利氏は閣僚辞任後、睡眠障害の療養を理由に半年余り国会を欠席。この間、野党は同問題などをめぐり甘利氏の国会招致を要求していた。 
 東京地検は5月、甘利氏を不起訴処分とした。(2016/08/01-16:06)

1419名無しさん:2016/08/06(土) 19:38:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100722&g=pol
安倍首相、二階氏の幹事長起用で安定重視=任期延長めぐり党内警戒も-自民人事

 安倍晋三首相(自民党総裁)が、入院中の谷垣禎一幹事長の続投をあきらめ、後任に二階俊博総務会長を充てる方針を決めた。公明党とパイプが太く、調整力に定評がある重量級を党の要に据え、引き続き安定的な政権運営を図るのが狙いだ。残り2年となった首相の党総裁任期延長に向けた布石との見方もあり、党内には警戒感も出ている。
 二階氏は1日、首相と官邸で二人きりで約20分間、会談した。二階氏はこの後、「党のこと(人事)はまだこれからだ。日を改めてとなる」と記者団をけむに巻いたが、首相と人事構想を話し合ったとの観測が一気に広がった。
 自転車で転倒し負傷した谷垣氏の早期復帰が困難視される中、幹事長ポストには岸田文雄外相も取り沙汰されていた。ただ、ある閣僚は「最初から二階さんが一番良いと思っていた」と指摘。「岸田幹事長」になれば、「ポスト安倍」レースが動きだすとして「党内バランスがおかしくなる」と語った。閣僚経験者も「岸田幹事長では石破茂地方創生担当相と(次期総裁をめぐる)戦争が始まる」と述べ、党内の不安定化に懸念を示した。
 二階氏は昨年の総裁選で首相支持をいち早く打ち出し、無投票再選の流れをつくった。安全保障関連法など重要政策も、官邸と連携しながら党内を取りまとめてきた。国会対策の経験や党内外の人脈が豊富で、秋の臨時国会から本格化する憲法改正論議でも調整役が期待されそうだ。
 総裁任期は党則で2期6年までと規定され、2018年9月で任期満了となる。二階氏は先の参院選後、任期延長は「あってもいい」と容認する考えを示していたこともあり、任期延長に向けた議論が加速化する可能性もある。石破派議員は「任期延長の布石だろう。そんな見え透いた人事をやっていいのか」と疑問視。岸田派中堅も「好き勝手にやられてしまう」と二階氏が自派の勢力拡大に動くことに警戒感を示した。
 一方、公明党の山口那津男代表は1日、二階氏について「わが党と大変長い交流がある。コミュニケーションを取れると期待している」と記者団に語った。 (2016/08/01-18:57)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080100767&g=pol
「故鳩山氏は憧れの的」=しのぶ会で菅長官

 自民党の派閥横断勉強会「きさらぎ会」は1日、同会を主宰し6月21日に死去した故鳩山邦夫元総務相をしのぶ会を都内のホテルで開いた。菅義偉官房長官はあいさつで「鳩山先生は与野党問わず信頼され、憧れの的だった。この会は安倍政権を応援してくれる最大の勢力であり、安倍晋三首相も感謝してもしきれない」と故人を悼んだ。
 しのぶ会には国会議員約80人が出席。参列を予定していた安倍晋三首相は「公務のため」として姿を見せなかった。きさらぎ会は新たに菅氏を顧問、塩崎恭久厚生労働相ら11人を世話人として会を運営していくことを決めた。 (2016/08/01-20:13)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200537&g=pol
小池氏処分に慎重姿勢=関係改善の必要性強調-自民・二階氏

 自民党幹事長に起用されることが決まっている二階俊博総務会長は2日の記者会見で、東京都知事選で同党推薦候補を破った小池百合子新知事との関係について、「改善が必要ではないという意見など、あり得るわけがない」と述べ、修復の必要性を強調した。その上で、小池氏への処分は慎重に検討する意向を明らかにした。

 二階氏は「小池知事に都民の圧倒的な支持があったのは事実だ。党としても厳粛に認めることが大事だ」と指摘した。
 小池氏に対しては、何らかの処分を求める声も党内にある。二階氏は「党として規律もある」とする一方で、「(2日の党総務会では)一定の冷却期間を置きながら改善を図るべきだという意見が大勢を占めた」と語った。 (2016/08/02-14:48)

1420名無しさん:2016/08/06(土) 19:39:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200847&g=pol
石破氏、背水の閣外=支持拡大見通せず

 石破茂地方創生担当相が、安倍晋三首相からの閣内残留の打診を断り、閣外に去る。「石破首相」を待望する周囲には遅すぎる決断で、石破氏にとっても「背水の陣」であることは否めない。今後、「ポスト安倍」に向け、いかに求心力を高め、党内の支持を広げていくか、石破氏は正念場を迎える。

 「3年半、幹事長と閣僚をやった。もういいだろう。2年後の総裁選には出る」。石破氏は親しい議員に、首相の党総裁任期が切れる2018年秋の総裁選出馬を明言した。2日の閣議後会見でも「自民党に多様な意見があることは大事だ」と述べ、政権の対抗軸として自らの旗を立てることに意欲をにじませた。
 集団的自衛権をめぐり、石破氏は国家安全保障基本法の制定を求めるなど、首相と微妙な溝があったが、閣僚在職中は「閣内不一致」を問われないように持論を抑えていた。石破派内では、「憲法改正でも安全保障でも言いたいことが言えない状態になっている」(幹部)と、閣外に出るよう求める声が強まっていた。
 もっとも、石破氏周辺からは、「何で今なんだ。昨年、閣外に出ていればよかった」との声も漏れる。石破氏は昨年10月の人事でも閣内にとどまり、存在感が乏しかった。党内には「石破氏は内閣から出ようが出まいが、変わらない」(無派閥中堅)との冷ややかな見方があるのも事実だ。
 今後、石破氏は昨年9月に結成した「石破派」を母体に政権獲得へ動きだす。ただ、石破氏に明確な展望があるわけではない。ある党三役経験者は、今回の判断によって「最大派閥の細田派を敵に回すことになる」とみる。今後、石破氏が総裁選に向け「反安倍」で動けば、党内で「石破つぶし」の動きが出てくる可能性もある。 (2016/08/02-19:34)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080200003&g=pol
二階幹事長、細田総務、茂木政調=石破氏は閣外へ-稲田氏入閣、高市・塩崎氏留任

 安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事で、けがで入院中の谷垣禎一幹事長の後任に二階俊博総務会長(77)、総務会長に細田博之幹事長代行(72)、政調会長に茂木敏充選対委員長(60)をそれぞれ起用する方針を固めた。高村正彦副総裁(74)は留任させる。稲田朋美政調会長(57)は入閣の方向で、高市早苗総務相(55)と塩崎恭久厚生労働相(65)は続投が固まった。去就が注目されていた石破茂地方創生担当相は農林水産相就任を固辞し、閣外に去ることになった。
 首相は1日の党役員会で、改造・党人事の一任を取り付けた。首相はこれと前後して、二階、細田、茂木各氏と首相官邸で相次いで面会。各ポストへの就任を要請したとみられ、残りの人事を固めるため、詰めの調整を急ぐ。
 細田氏は衆院島根1区選出で当選9回。最大派閥細田派を率い、堅実な実務能力が党内でも評価されている。現在は、頸髄(けいずい)損傷で入院した谷垣氏の職務を肩代わりしている。
 稲田氏は衆院福井1区選出で当選4回。3期目で行革担当相として初入閣し、その後も政調会長に抜てきされた。稲田氏は、当選4回で党四役に加え、2度目の閣僚を経験することになる。首相には、「ポスト安倍」候補の一人として稲田氏を育てる狙いもあるとみられる。

 茂木氏は、衆院栃木5区選出で当選8回。金融担当相などを務め、野党時代に政調会長を経験した。政権復帰後は経済産業相に就任。2014年9月に選対委員長に就き、同12月の衆院選と先の参院選で与党勝利に貢献した。
 石破氏は18年9月の首相の党総裁任期満了に伴う総裁選出馬に意欲を示し、閣外で準備に専念する考えを周辺に伝えている。首相と距離を置くことで、政権の不安定要因になる可能性もある。
 内閣改造で首相は、麻生太郎副総理兼財務相(75)、菅義偉官房長官(67)、岸田文雄外相(59)を続投させる方針。一方、公明党の山口那津男代表は1日の与党党首会談で、石井啓一国土交通相(58)の留任を要請。首相はこれを受け入れる考えだ。 
 自民党内では、このほか入閣候補として松野博一元文部科学副大臣(53)、松本純政調会長代理(66)らの名が取り沙汰されている。(2016/08/02-00:59)

1421名無しさん:2016/08/06(土) 23:13:11
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616361000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_123
首相 自民党幹事長に二階氏を充てる方針 岸田外相を留任へ
8月1日 4時30分
安倍総理大臣は、内閣改造と自民党の役員人事で焦点となっている自民党の幹事長について、けがで入院している谷垣氏の後任に二階総務会長を充てる方針を固めました。また、ロシアのプーチン大統領の日本訪問の実現など、外交課題が山積していることから、岸田外務大臣を留任させることも新たに決めました。
安倍総理大臣は、新しい参議院議長など参議院の構成を決める臨時国会を1日、召集し、3日、内閣改造と自民党の役員人事を行う方針です。
このうち、焦点となっている自民党の幹事長について、安倍総理大臣は、参議院選挙で陣頭指揮にあたり、党内の意見集約にも力を発揮してきた谷垣幹事長を続投させたい考えでしたが、谷垣氏がサイクリング中に転倒してけがで入院し、復帰の見通しが立たないことから、交代も視野に入れて検討を進めてきました。その結果、谷垣氏を交代させ、後任に、谷垣氏とともに党内の意見の取りまとめ役を担ってきた二階総務会長を充てる方針を固め、就任を打診しました。関係者によりますと、二階氏もこれを受け入れたということです。
一方、安倍総理大臣は、内閣改造で岸田外務大臣を留任させることも新たに決めました。安倍総理大臣としては、ロシアのプーチン大統領の日本訪問の実現や、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意の履行など、外交課題が山積していることから、第2次安倍内閣の発足当初から外務大臣を務めてきた岸田氏の留任を決めたものと見られます。
安倍総理大臣は、これまでに岸田氏同様、第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣と菅官房長官の留任を決めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616531000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_121
自民 二階氏 幹事長就任要請を受け入れ
8月1日 10時09分
自民党の二階総務会長は、東京都内で記者団に対し、3日に行われる党の役員人事を前に、安倍総理大臣から幹事長への就任を打診され、受け入れたことを明らかにしました。
安倍総理大臣は3日、内閣改造と自民党の役員人事を行う方針で、焦点となっている党の幹事長について、谷垣幹事長がサイクリング中に転倒してけがで入院し復帰の見通しが立たないことから、交代も視野に入れて検討を進めてきました。
こうしたなかで自民党の二階総務会長は1日朝、東京都内で記者団が「党の役員人事で幹事長に就任ということか」と質問したのに対し、「はい。結構だ」と述べ、安倍総理大臣から幹事長への就任を打診され、受け入れたことを明らかにしました。
二階氏「日を改めて」
自民党の二階総務会長は、安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談したあと、記者団が、「安倍総理大臣から、内閣改造や党役員人事の話はあったのか」と聞かれ、「安倍総理大臣からは、そういう件に関しては日を改めて、またご相談したいということだった」と述べました。
そして、二階氏は、1日、臨時国会が召集されたことに関連し、「私もできるだけ早い機会に谷垣幹事長にお見舞い申し上げたい。そして、今後の党の運営についても、ご意見を十分承って、対応していかないといけない。今までも党の三役として、事あるごとに相談してきたので、その延長線上で考えていきたい」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010616831000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_114
首相 数におごらず緊張感持ち政権運営
8月1日 14時18分
安倍総理大臣は自民党の両院議員総会であいさつし、参議院で27年ぶりに単独過半数を確保したことに関連して、数におごることなく、緊張感を持ちながら政権運営にあたる考えを強調しました。
この中で安倍総理大臣は、自民党が参議院で27年ぶりに単独過半数を確保したことに関連して「27年というのは、私の政治生活よりも長い年月で、一度失った国民の信頼を再び勝ち取るためには四半世紀以上の年月が必要だったということだ。われわれは決してこの数におごることなく謙虚に、そして細心の注意を払いながら、常に緊張感を持って責任を果たしていかなければいけない」と述べました。
また安倍総理大臣は、2日に閣議決定する新たな経済対策について「世界経済のリスクに立ち向かい未来への投資を大胆に行うため力強い対策にしていく。安定的な政治基盤の上で、しっかりと結果を出していこう」と呼びかけました。
一方、サイクリング中に転倒してけがで入院している谷垣幹事長は1日も衆議院本会議などを欠席し、総会では細田幹事長代行が谷垣氏に代わってあいさつに立ちました。

1422名無しさん:2016/08/06(土) 23:16:26
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160801/k10010617071000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_109
自民役員人事 総務会長に細田氏 政調会長に茂木氏
8月1日 17時24分
安倍総理大臣は、3日行う内閣改造と自民党の役員人事で、自民党の政務調査会長に茂木選挙対策委員長を、総務会長に細田幹事長代行を起用する意向を固めました。また、内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣、公明党の石井国土交通大臣の留任を内定したほか、稲田政務調査会長を重要閣僚に充てる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣は、3日、内閣改造と自民党の役員人事を行うことにしていて、これを前に、1日、自民党の二階総務会長や茂木選挙対策委員長らと会談したほか、夕方には、公明党の山口代表との党首会談に臨むなど、調整を本格化させています。
こうしたなか、安倍総理大臣は焦点の自民党の幹事長について、谷垣幹事長を続投させたい考えでしたが、けがで入院し復帰の見通しが立たないことから谷垣氏を交代させ、後任に二階総務会長を充てる方針を固め、二階氏は、安倍総理大臣からの就任要請を受け入れました。
二階氏は、1日昼前、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談したあと、記者団に対し、「今後の党の運営についても、ご意見を十分承って対応していかないといけない。今までも党の三役として相談してきたので、その延長線上で考えていきたい」と述べました。
これに続き、安倍総理大臣は、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を、二階氏の後任の総務会長に細田幹事長代行を起用する意向を固めました。
安倍総理大臣としては、二階氏に加え、政策通として知られる茂木氏を政務調査会長に起用するとともに、幹事長や官房長官を歴任し、政治経験が豊富で、みずからの出身派閥を率いる細田氏を総務会長に据えることで、引き続き、安定的な党運営を行いたい狙いがあるものとみられます。
また、安倍総理大臣は、内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣に加え、公明党の山口代表の要請を踏まえて、石井国土交通大臣の留任を内定したほか、稲田政務調査会長を、重要閣僚に充てる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣はこれまでに第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官、岸田外務大臣の留任を決めています。
自民 役員人事を安倍首相に一任
自民党は、1日夕方、国会内で役員会を開き、3日の内閣改造と合わせて行われる、党の役員人事を、自民党総裁の安倍総理大臣に一任することを決めました。
この中で、安倍総理大臣は、「あさって、内閣改造と党の役員人事を合わせて行う考えだ。この際、人事を私に一任願いたい」と述べ、党の役員人事を、党総裁の安倍総理大臣に一任することを決めました。
細田幹事長代行「起用考えていると言われた」
自民党の細田幹事長代行は、安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談したあと、記者団に対し「安倍総理大臣から、役員人事で党の総務会長への起用を考えていると言われた」と述べました。ただ細田氏は「私は何も返事はしなかった。あさって全体が発表になるまで、こう決まったと言うわけにはいかない」とも述べました。

1423名無しさん:2016/08/06(土) 23:19:28
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010617611000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_103
首相 自民党三役人事固める 石原大臣は留任で調整
8月2日 6時06分
安倍総理大臣は、3日に行う内閣改造と自民党の役員人事で、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を起用することを内定し、党三役を固めました。また、内閣改造で新たに石原経済再生担当大臣を留任させる方向で調整に入りました。
安倍総理大臣は3日の内閣改造と自民党の役員人事を前に、1日、公明党の山口代表との党首会談を行ったのに続き、自民党の役員会で党の役員人事について一任を受けました。
そして、これまでの調整で安倍総理大臣は焦点の自民党の幹事長について、谷垣幹事長の復帰の見通しが立たないことから谷垣氏を交代させ、後任に二階総務会長を充てるほか、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長を起用することを内定し党三役を固めました。
また内閣改造で、高市総務大臣、塩崎厚生労働大臣、石井国土交通大臣の留任を決めたのに続き、新たに石原経済再生担当大臣を留任させる方向で調整に入りました。さらに、稲田政務調査会長については、重要閣僚で処遇する方針です。
一方、安倍総理大臣は石破地方創生担当大臣に対して引き続き閣内にとどまるよう打診しましたが、石破氏はみずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することも視野に閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞しており、引き続き調整が行われる見通しです。
安倍総理大臣は、これまでに第2次安倍内閣発足当初から政権を支えてきた麻生副総理兼財務大臣、菅官房長官、岸田外務大臣の留任を決めており、今回の内閣改造では、内閣の骨格がほぼ維持される方向となりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010618081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_098
石破氏“閣外で政権構想練る作業に集中したい”
8月2日 12時21分
石破地方創生担当大臣は閣議のあとの記者会見で、3日の内閣改造で、安倍総理大臣に対し、閣内にとどまるのを固辞する考えを伝えたことに関連し、閣外に出て「ポスト安倍」をにらんで政権構想を練る作業に集中したいという考えをにじませました。
安倍総理大臣は、3日の内閣改造で、石破地方創生担当大臣に対し、引き続き閣内にとどまるよう打診しましたが、石破氏は、みずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することを視野に閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞しました。
これに関連し、石破大臣は閣議のあとの記者会見で、「人事は総理大臣の専権事項であり、いろいろな意見を踏まえて最終的に安倍総理大臣が決定する。そこにいろいろな意見を申し述べることは当然ある」と述べました。
そのうえで、石破大臣は「自民党内に多様な意見があるということは大事だ。9年間、与えられたポストで全身全霊を尽くしてきたが、なお足らざるところ、政策面において錬磨を図らなければならないところは多々あると認識している」と述べ、今回の改造では閣外に出て、「ポスト安倍」をにらんで政権構想を練る作業に集中したいという考えをにじませました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160802/k10010618331000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_095
自民 二階氏 小池新都知事と関係改善図るべき
8月2日 14時47分
自民党の二階総務会長は記者会見で、東京都の小池百合子知事が党の推薦を受けずに都知事選挙に立候補して当選したことに関連して、「都民の圧倒的な支持があったのは事実だ」と述べ、関係改善を図ることが望ましいという考えを示しました。
東京都の小池百合子知事は、先の都知事選挙に自民党の推薦を受けずに立候補して、党が推薦した候補を破って当選し、党内から「党の方針に反する行為だ」などとして処分を求める意見が出ています。
これに関連して、二階総務会長は記者会見で、「今回の選挙では、小池氏に対して東京都民の圧倒的な支持があったのは事実で、自民党としても結果を厳粛に受け止めることが大事だ」と述べました。そのうえで、二階氏は「総務会では、一定の冷却期間を置いて、関係改善を図るべきだという意見が大勢を占めていた。逆に、関係改善が必要ないという意見がありえるわけがない」と述べ、小池知事と関係改善を図ることが望ましいという考えを示しました。

1424名無しさん:2016/08/06(土) 23:56:31
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619461000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_069
首相 自民党役員人事を一新
8月3日 9時57分
安倍総理大臣は、3日の内閣改造に先立って、午前中、自民党の役員人事を行い、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長、選挙対策委員長に古屋・元国家公安委員長を起用し、高村副総裁を再任する人事を正式に決めました。
安倍総理大臣は、午後の内閣改造に先だって、午前中、自民党の役員人事を行いました。

安倍総理大臣は、党本部の総裁室で、幹事長に二階総務会長、総務会長に細田幹事長代行、政務調査会長に茂木選挙対策委員長、選挙対策委員長に古屋・元国家公安委員長をそれぞれ起用することや、高村副総裁を再任する人事を正式に伝えました。

さらに、国会対策委員長に竹下・前復興大臣を、幹事長代行に下村・総裁特別補佐を、それぞれ起用することになり、こうした人事は、先ほど臨時の総務会で正式に了承されました。

一方、自民党は、河村・衆議院議院運営委員長の後任に、佐藤国会対策委員長を推すことも決めました。安倍総理大臣は総務会で、「先の参議院選挙の結果を受けて、私たちの経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくために、役員人事を一新することにした」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619821000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_061
自民党役員人事 正式決定
8月3日 12時06分
安倍総理大臣は、自民党の役員人事を行い、幹事長に二階俊博氏、総務会長に細田博之氏、政務調査会長に茂木敏充氏、選挙対策委員長に古屋圭司氏を起用し、高村正彦副総裁を再任する人事を正式に決めました。二階幹事長は記者会見で、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について「一定の期間を設けて結論を出していくのがいいと思う」と述べ、できるだけ早く検討に入る考えを示しました。
安倍総理大臣は、午前中、自民党本部の総裁室で、幹事長に二階俊博氏、総務会長に細田博之氏、政務調査会長に茂木敏充氏、選挙対策委員長に古屋圭司をそれぞれ起用することや、高村正彦副総裁を再任する人事を正式に伝えました。さらに、国会対策委員長に竹下亘・前復興大臣を、幹事長代行に下村博文・総裁特別補佐を、それぞれ起用することになり、こうした人事は、午前9時半から開かれた臨時の総務会で正式に了承されました。

安倍総理大臣は総務会で、「先の参議院選挙の結果を受けて、私たちの経済政策を力強く前に進めていけという国民の声に応えていくために、役員人事を一新することにした」と述べました。

これを受けて、午前10時半から、新体制で初めての役員会が開かれ、その後、新執行部がそろって記者会見に臨みました。

この中で、高村副総裁は、「安倍総理大臣からは、新鮮な緊張感を持って政策を前に進めよという指示があった。全党結束して、国民に約束した政策を前に進められるよう頑張っていく」と述べました。

二階幹事長は、「微力ではあるが、全党あげてエネルギーあふれる党運営をやっていきたい。安倍総理大臣を支えて一致団結して取り組んでいきたい」と述べました。また、二階氏は、憲法改正について、「慎重な上にも慎重に対応するのは当然だ。野党とできるだけ時間をかけて話をする姿勢が大事だ」と述べました。さらに、二階氏は、安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について、「極めて重要な問題なので、議論する場を設けることが大事だと思っている。こういう政治課題はダラダラとするものではなく、一定期間を設けて結論を出していくのがいいと思うので、できるだけ早く対応できるようにしたい」と述べました。

細田総務会長は、「議論を尽くし、法案や政策の充実を図る自民党の伝統を守っていきたい」と述べました。

茂木政務調査会長は、「最大の使命は、参議院選挙で約束した公約の実現であり、アベノミクスを強力に進め、成長と分配の好循環を作っていく。未来への投資を実現する経済対策を検討していく。働き方改革と経済の構造改革を検討する特命委員会を設置したい」と述べました。

古屋選挙対策委員長は、「10月に行われる東京と福岡の衆議院の補欠選挙には、万全の態勢で臨みたい。参議院選挙では勝利したが、次の衆議院選挙に向けて、選挙に強い政治家を育てられるように取り組みを進めたい」と述べました。

1425名無しさん:2016/08/06(土) 23:57:55
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620171000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_055
退任の石破氏 ポスト安倍の政権構想づくりへ
8月3日 16時22分
退任する石破地方創生担当大臣は、臨時閣議のあとの記者会見で、安倍総理大臣の後継を目指す考えを改めて示したうえで、今後、政権構想づくりに向けて、幅広く政策を検討する考えを示しました。
石破地方創生担当大臣は、今回の内閣改造で、安倍総理大臣から、閣内にとどまるよう打診されましたが、みずからが率いる派閥から次の自民党総裁選挙に立候補することを視野に入れて、閣外に出るよう求める声が根強いことなどから固辞し、退任することになりました。

石破氏は、3日の臨時閣議のあとの記者会見で、「安倍政権が続く間は、いかなる立場であれ支えるのは自民党所属国会議員の責務だ。そして、次の政権に代わるときに何を示すかを錬磨していくのも、国家国民に対する責務だ」と述べ、安倍総理大臣の後継を目指す考えを改めて示しました。

そのうえで、石破氏は「人口急減社会、超高齢化社会の中で、抜本的な改革とは何かについて考えていく。税制や財政政策など、大きな仕組みをどうするか、自分なりに答えを出していかなければならない」と述べ、政権構想づくりに向けて、幅広く政策を検討する考えを示しました。

また石破氏は、自民党内に、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長を検討すべきだという意見があることについて、「仮に延長され、今の総裁が『もっとやる』と言っても、ほかに候補者が出れば、それは党員、国会議員が投票によって決めることになる」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620481000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_048
首相「総裁任期延長について全く考えていない」
8月3日 19時49分
安倍総理大臣は、みずからの自民党総裁としての任期の延長について、二階幹事長ができるだけ早く検討に入る考えを示したことに関連して、「私の任期はまだ2年残っており、まだまだ課題が山積しており、その仕事を果たしていくことに全力を尽くしていきたい。任期の延長については、全く考えていない」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010620711000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_042
自民 二階幹事長 総裁の任期延長問題 年内メドに結論得たい
8月4日 4時22分
自民党の二階幹事長は3日夜、東京都内で記者団に対し、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の党総裁としての任期の延長について、年内をメドに結論を得たいという考えを示しました。
自民党の総裁は党則で、任期が3年で連続2期まで務めることができると定められ、現在2期目の安倍総理大臣の任期は、再来年の平成30年9月までとなっていて、二階幹事長は先に任期の延長を検討すべきだという考えを示しています。
二階氏は3日夜、記者団に対し、党内に任期の延長問題を議論する組織を設置したいとしたうえで、「党内の意見をよく聞いて結論を得たいが、政治スケジュールのテンポとしては、ずっと引っ張ってやる問題ではない」と述べ、年内をメドに結論を得たいという考えを示しました。
また、任期の延長の在り方について、二階氏は「『ここでもう辞める』という決まりがあるよりも、任期がまだあるというゆとりがあってもいいのではないか」と述べ、連続2期までとされている党則の定めを変更することも選択肢の1つだという認識を示しました。
一方、岸田外務大臣は初閣議のあとの記者会見で、「3年間の任期のうち、まだ1年もたっていない。任期のさらに先のことを今から話すのは、まだ、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べました。

1426チバQ:2016/08/07(日) 09:41:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016080702000125.html
「ポスト安倍」から不快感 「総裁任期延長」二階氏が言及

2016年8月7日 朝刊


 自民党の二階俊博幹事長は就任早々、総裁任期の延長に言及した。念頭に置くのは「連続二期六年まで」との党則の改正。実現すれば、安倍晋三首相が三選を目指して出馬することが可能になる。「ポスト安倍」をうかがう議員からは時期尚早との声も出ている。 (篠ケ瀬祐司、大野暢子)
 首相の自民党総裁としての任期は二〇一八年九月に満了する。昨年に再選されたので、党則通りならば、あと二年ほどで総裁任期が切れる。首相は三日の会見で、任期延長について「全く考えていない」と述べた。
 二階氏は同日の会見で総裁任期の延長について「議論する場をつくることが大事だ」と発言。その後のBSフジ番組で、首相が三期目を目指し出馬することが可能になる党則改正を念頭に置いていると明らかにした。二階氏は年内をめどに議論をまとめたい考えだ。
 仮に党則が改正され、首相が三選されれば、任期満了は二〇二一年九月。二〇年の東京五輪・パラリンピックを首相として迎えることができる上、意欲を示す任期中の改憲にも、時間的な余裕が生まれる。
 さらなる長期政権の可能性も出てくるだけに、首相の後継を狙う議員は、党則改正を巡る議論に警戒感を強めている。
 首相の入閣要請を断り、総裁選に向けた準備に入った石破茂前地方創生担当相は四日、記者団に「今党内で議論をすべきは経済がきちんと回るようにすることだ」と、任期延長に疑問を示した。
 閣内にとどまった岸田文雄外相も三日の記者会見で「先のことを話すのは気の早い話ではないか」と不快感を示した。

1427名無しさん:2016/08/07(日) 11:46:23
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621531000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_032
自民各派 人事を評価の一方で配慮求める声も
8月4日 15時45分
自民党の各派閥の会合で、今回の内閣改造や党役員人事について、「大変重厚で、安心できる態勢になった」と評価する意見が出された一方、入閣などを果たせなかった議員にも配慮した党運営を行っていく必要があるという声も出されました。
このうち、山東元参議院副議長は「『安倍政権維持安定内閣』という感じで、党の役員人事も含め、大変重厚で安心できる態勢になった。先の東京都知事選挙に関連して国会議員らへの処分を求める声なども出ているが、ホットな戦いが終わったところなので、冷静になって今後のことを考えるときではないか」と述べました。

一方、二階幹事長は「派閥のメンバーの人事がいい成績に終わってよかったが、政治でいちばん難しいのはジェラシーだ。われわれが喜んでいる間に、そうも思っていない人たちが必ずいるはずで、そういう人たちにも心を配る必要がある」と述べました。

また、岸田外務大臣は「入閣を果たした一方で、残念な思いをした人も大勢いることを忘れてはならない。ただ、立ち止まることなく次に進まなければならず、秋に控える臨時国会などに向け一致結束して、それぞれの立場でしっかり仕事をしていくことが重要だ」と指摘しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621581000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
石破氏 二階幹事長の総裁任期延長論をけん制
8月4日 16時32分
石破前地方創生担当大臣は記者団に対し、自民党の二階幹事長が安倍総理大臣の自民党総裁としての任期延長問題で、年内をめどに結論を得たいとしていることについて、「議論すべき課題の優先順位を間違えてはいけない」と述べ、けん制しました。
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期が再来年9月までとなっていることについて、二階幹事長は任期の延長を検討すべきだとして、党内にこの問題を議論する組織を設け、年内をめどに結論を得たいという考えを示しています。

これについて、石破前地方創生担当大臣は国会内で記者団に対し、「任期の延長がいい、悪いという問題以前に、われわれがやらなければならないことを、きちんと認識することが国民の信頼に応えることにつながる」と述べました。そして、石破氏は「党内で議論すべき課題の優先順位を間違えてはいけない。今やるべきなのは大胆な金融緩和の先にあるものは何なのか、財政出動がどう経済をよくしていくのかといった議論だ」と述べ、けん制しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160805/k10010622211000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_023
自民党総裁の任期延長めぐり発言相次ぐ
8月5日 4時00分
安倍総理大臣の自民党総裁としての任期の延長をめぐって、二階幹事長が年内をめどに結論を得たいとしているのに対し、石破前地方創生担当大臣がけん制し、岸田外務大臣が時期尚早だという認識を示すなど、党内で発言が相次いでいます。
自民党の総裁は、党則で任期が3年で連続2期までと定められており、平成24年に再び総裁に選出され、現在2期目の安倍総理大臣が総裁を務めることができるのは、現在の党則では、再来年、平成30年9月までとなっています。
これについて、二階幹事長は、総務会長当時から、任期の延長を検討すべきだとしており、4日も、党内に協議機関を設けて速やかに検討に入り、「連続2期まで」という党則を見直すことも含め、年内をめどに結論を得たいという考えを示しました。
二階氏の発言について、稲田防衛大臣は「総裁任期は自民党の内規にすぎない。年内に検討されるというのであれば、前向きに考えている」と述べました。
これに対し石破前地方創生担当大臣は4日、「任期の延長がいい悪いという問題以前に、やらなければならないことをきちんと認識すべきで、優先順位を間違えてはいけない」と述べ、二階氏をけん制しました。
また、岸田外務大臣は3日、「3年の任期のうち、まだ1年も立っていない。任期のさらに先のことを今から話すのは、ずいぶん気の早い話ではないか」と述べ、疑問を呈しました。
こうしたなか、安倍総理大臣と自民党の旧執行部のメンバーによる会合が4日夜、東京都内で開かれ、出席者から「安倍総理大臣に限らず、総裁任期の在り方そのものを議論してはどうか」という意見が出されるなど、総裁任期の延長を巡って、党内で発言が相次いでいます。

1428名無しさん:2016/08/07(日) 12:57:30
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400917&g=pol
総裁任期延長に賛意=稲田防衛相

 稲田朋美防衛相は4日の報道各社のインタビューで、安倍晋三首相の自民党総裁任期が2018年9月に切れることを受けた任期延長の是非に関し、「総裁任期は自民党の内規にすぎない。(延長について)検討されるならば、前向きに考えている」と述べた。「安定した政権が続くことは、日本の存在感を世界に示すものだ」とも語った。 (2016/08/04-21:17)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400678&g=pol
小池氏「厳罰」は見送り=関係修復優先、石原氏らは辞任-自民

 自民党東京都連の石原伸晃会長(経済再生担当相)ら執行部5人が4日、都知事選大敗の責任を取って辞任する意向を示した。選挙直後は進退を明確にしていなかったが、ようやくけじめを付けた。一方、党の方針に従わずに立候補した小池百合子都知事や支援者を除名するよう求める声があったが、二階俊博幹事長は小池氏との関係修復を優先。厳しい処分は見送る意向だ。
 4日の都連会合では、石原氏のほか、幹事長の内田茂都議ら幹部が引責辞任する考えを表明。石原氏は出席した国会議員に「皆で一生懸命頑張ったが、結果が伴わなかった」と説明した。辞任は5日の会合で正式に了承する運び。
 都知事選では、自民党衆院議員だった小池氏が都連の了承を得ないまま出馬。都連が擁立した元総務相の増田寛也氏を大差で破った。石原氏は2日の記者会見で、「知事選は党本部マター。責任者は(党)幹事長だ」などと発言していたが、3日に内閣改造・自民党役員人事が終わったことを受け、責任を明確にした。
 一方、小池氏は4日、首相官邸と自民党本部を訪れ、安倍晋三首相、二階幹事長と相次ぎ会談。都政推進に向けた協力を求め、連携を確認した。選挙戦では自民都連を徹底批判してきた小池氏だが、記者団には「党本部とは戦っていない」と語り、政権との協調をアピールした。 
 自民党は党紀委員会などで、小池氏や支援した議員らへの処分を検討する。ただ、都民の圧倒的支持を受けた小池氏に重い処分をするのは困難なのも事実だ。二階幹事長は4日、記者団に「都民の審判が下ったので、このことを出発点にして考えていかないといけない。もう『撃ち方止め』で、協力していかなければならない」と語った。(2016/08/04-17:04)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400519&g=pol
総裁任期延長論をけん制=「優先順位間違えるな」-石破氏

 石破茂前地方創生担当相は4日、自民党の二階俊博幹事長が安倍晋三総裁(首相)の任期延長に積極的な発言を繰り返していることに関し、「まだ3年任期の1年も過ぎていない。今やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と述べ、強くけん制した。閣僚退任を受けて早速、執行部と一線を画す姿勢を鮮明にした形だ。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。
 自民党則は総裁任期を2期6年と定めており、安倍総裁の任期は2018年9月に満了。二階氏は延長に関する協議機関を設置して年内に結論を出したいとの考えを示している。これに対し、石破氏は「やらねばならないことをきちんと認識することが国民の信頼に応えることだ」と主張した。 
 また、石破氏は4日、内閣府職員に対する離任あいさつで「国の在り方を根本から変えていかないと次の時代に日本国を残すことはできない。その思いでこれから先もやっていきたい」と述べ、「ポスト安倍」への意欲をにじませた。(2016/08/04-16:17)

1429名無しさん:2016/08/07(日) 12:57:41
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400623&g=pol
二階氏、謙虚さ呼び掛け=自民

 自民党二階派会長の二階俊博幹事長は4日の派閥会合で、自身の幹事長就任や同派議員2人の入閣に関し、「政治で一番難しいのはジェラシーだ。われわれは喜んでいるが、そう思っていない人が党内に必ずいる」と述べ、謙虚な言動に努めるよう呼び掛けた。

 新任閣僚が1人にとどまった岸田派会合では、会長の岸田文雄外相が「残念な思いをした方々も大勢いることを忘れてはならない」と語った。 (2016/08/04-15:56)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400600&g=pol
平野達男氏が二階派入り=自民

 自民党二階派は4日の会合で、先月23日に入党した平野達男元復興相(参院岩手)の入会を了承した。同派所属議員は、二階俊博幹事長を含め37人となる。(2016/08/04-15:28)

1430名無しさん:2016/08/07(日) 14:53:13
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080400390&g=pol
石原都連会長ら引責辞任=小池氏処分は慎重判断-自民

 自民党東京都連会長を務める石原伸晃経済再生担当相は4日午前、都連幹部の会合で、先の都知事選で推薦候補が敗北した責任を取り、会長辞任を表明した。内田茂幹事長(都議)ら他の幹部4人もそろって辞任し、けじめを付ける。
 小池百合子都知事は同日、就任あいさつで自民党本部を訪れ、二階俊博幹事長と会談。知事選対応をめぐる小池氏の処分問題について、二階氏は「ぎりぎりやり合うことは意味をなさない」と慎重に判断する意向を示した。
 小池氏は二階氏に対し、自らを支援した自民党の若狭勝衆院議員や一部区議らの処分について「ぜひ寛容にしてほしい」と要請。二階氏は「すぐに答えは出ない」と述べ、時間をかけて検討する方針を説明した。 (2016/08/04-13:06)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080500403&g=pol
小池氏支援は「除名相当」=最終決定持ち越し-自民都連

 自民党東京都連は5日午前、党本部で会合を開き、都知事選で小池百合子知事を支援した党所属区議らの処分について、都連党紀委員会が4日に「除名相当」と判断したことが報告された。ただ、最終決定は党本部の対応を踏まえて下すことになった。
 会合では、既に辞意表明していた石原伸晃会長(経済再生担当相)ら執行部5人の辞任も了承した。都知事選で推薦候補が大敗した責任を取る。辞任するのは、石原氏や都連の内田茂幹事長(都議)、下村博文会長代行、鴨下一郎政調会長、平沢勝栄総務会長の5人。都連は速やかに新執行部の選定作業に入る。 (2016/08/05-12:49)

1431名無しさん:2016/08/07(日) 17:39:29
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160613-OYT1T50100.html?from=ycont_top_txt
野中氏の自民復党を決定…民主政権下、自ら離党
2016年06月14日 06時23分

 自民党は13日の党紀委員会で、野中広務元官房長官を復党させることを決めた。

 野中氏は民主党政権下の2011年、全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長を務めていたが、関連予算を大幅減額される方針を示されたため、「政治的中立」を宣言して自ら離党していた。党内には綿貫民輔元衆院議長の復党を求める声もあるが、05年の郵政民営化関連法採決の際に造反して除名処分を受けており、対応は未定だ。

2016年06月14日 06時23分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

1432名無しさん:2016/08/07(日) 22:07:35
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080700151&g=pol
石破氏、地方行脚を再開=「ポスト安倍」へ活動本格化

 先の内閣改造で残留を固辞し、閣外に出た自民党の石破茂元幹事長が地方行脚を再開した。「ポスト安倍」をにらんだ活動を本格化させた形だ。ただ、党内が「安倍1強」体制で結束する中、これに背を向けた石破氏への視線は冷ややかで、支持を広げられるかは見通せない。
 石破氏は7日、那覇市で開かれた日本青年会議所の会合に出席。「自民党衆院議員」の肩書で、一から再出発する姿勢をうかがわせた。
 石破氏の強みは、根強い地方の人気。安倍晋三首相と決選投票で争った2012年総裁選の第1回投票では、獲得した党員票で首相ら他候補を圧倒した。幹事長から地方創生担当相に転じた後も、ほぼ毎週末、地方を訪問。足場固めを忘れなかった。この約2年間で福井県を除く46都道府県に足を運んだという。9日も大阪府を訪れる予定だ。
 「未来永劫(えいごう)続く政権はない。いつか代わるときに誰か準備していないといけない」。石破氏は今月4日のBS番組で「ポスト安倍」への意欲を改めて表明。地方の人気の維持に努め、「次」への備えを怠らない構えを見せた。
 課題は議員の支持拡大だ。幹事長時代から付きまとう「面倒見が悪い」とのイメージを拭いきれずにいる。今回の「閣外離脱」にも、党内で評価する声は石破氏周辺を除き、ほとんど聞かれない。9月初旬に自ら率いる派閥の研修会を開き、まずは足元固めに専念する。
 強まる首相の総裁任期延長論にどう向き合うかも問われる。任期延長を主導する二階俊博幹事長らを石破氏は「違和感がある」とけん制するが、風向きは当面、変わりそうにない。
 石破氏が閣内残留を固辞すると、首相は石破派幹部の山本有二氏を農林水産相として閣内に取り込んだ。石破氏周辺は同派分断を図る対応と捉え、「岸田文雄外相への禅譲はあるかもしれないが、石破氏にはない」と不安を口にした。首相の「次」を狙う姿勢を鮮明にした石破氏を、いばらの道が待ち構えている。

◇石破茂氏の歩み(初入閣以降)
2002年 9月 小泉内閣で防衛庁長官として初入閣               
  07年 9月 福田内閣で防衛相に就任                    
  08年 9月 自民党総裁選に出馬し、5人中最下位。麻生内閣で農林水産相に就任
  09年 9月 衆院選惨敗で下野した自民党の政調会長に就任          
  12年 9月 党総裁選に出馬し、安倍晋三氏に敗北。安倍総裁の下で党幹事長に就
         任                              
     12月 衆院選圧勝で第2次安倍内閣発足。幹事長続投          
  13年 7月 参院選で自民圧勝                       
  14年 8月 安倍首相から就任を打診された安全保障法制担当相について、ラジオ
         番組で辞退する意向を明言                   
      9月 幹事長を退任し、地方創生担当相に就任             
  15年 9月 新派閥「水月会」を旗揚げ                   
  16年 8月 内閣改造で閣内残留を固辞し、地方創生相を退任         
(2016/08/07-15:37)

1433チバQ:2016/08/09(火) 19:39:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000084-asahi-pol

幹事長代理に林幹雄・望月義夫の両氏 自民党役員人事

朝日新聞デジタル 8月9日(火)18時10分配信



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 自民党は9日、幹事長代理に林幹雄・前経済産業相と望月義夫・元環境相を充てる役員人事を決めた。二階俊博幹事長が率いる二階派の林氏と、岸田文雄外相が会長を務める岸田派の望月氏に加え、筆頭副幹事長には細田派の西村康稔・元内閣府副大臣を据え、派閥間のバランスを取った。西村氏は党総裁特別補佐を兼ねる。

 政務調査会長代理は田村憲久氏、小野寺五典氏、新藤義孝氏の閣僚経験者らを留任させ、森山裕・前農水相らを起用する。国会対策委員会は、小此木八郎委員長代理が留任、高木毅・前復興相が筆頭副委員長に就く。選挙対策副委員長には宮腰光寛、西川公也両衆院議員らを充てた。

1434チバQ:2016/08/09(火) 19:39:30
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00000009-pseven-soci

安倍首相 菅氏から安倍-下村ラインへ組み替え視野に

NEWS ポストセブン 8月9日(火)7時0分配信



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安倍首相 菅氏から安倍-下村ラインへ組み替え視野に


安倍首相の思惑は?


 8月3日の内閣改造・自民党役員人事で長老政治家・二階俊博氏が幹事長に起用されたが、その背景には安倍晋三・首相の総裁任期の延長があるとされる。
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 自民党の党則では「2期6年」が最長と定められているが、2020年の東京五輪を安倍首相で迎えるために「総裁任期延長論」が出ているのだ。それを通すべく、自民党各派に顔の利く二階氏を重職に起用したという論である。だが、その一方で、別の狙いもささやかれている。いまや安倍首相を脅かす力をつけてきた菅義偉・官房長官への牽制だ。ベテラン政治部記者はこう読み取っている。
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「今回の改造で菅さんが推していた大臣候補が1人も入閣しなかったことに驚いた。安倍総理は明らかに“菅離れ”を始めている」
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 本誌前号では、幹事長人事をめぐって官邸は入院中の谷垣禎一氏の留任を求めたことを報じた。その背景には、ベッドから動けない谷垣氏を留任させることで菅氏が党務もコントロールしようとする思惑がある。
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 だが、安倍首相は谷垣氏が留任を固辞するとすかさず二階氏を後任に据えた。キャリアでも党内への影響力でも菅氏を上回る二階氏に党務を任せることで、「菅氏の党務への口出しを防いだ」(同前)のである。
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 注目すべきは幹事長代行に安倍首相と家族ぐるみの付き合いで「筆頭お友だち」の下村博文・元文科相が抜擢されたことだ。安倍側近はこう見る。
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「もともと総理は気心知れた下村さんをいずれ官房長官に据えたいと考えていたが、文科相時代に不祥事で失脚してしまった(※注)。その下村さんを復権させたのは、二階さんの下で任期延長の根回しをさせ、次の内閣改造で官房長官への起用をにらんだ人事だ」
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【※注/下村氏は文科相時代、無届けの政治団体で献金を受け取った疑惑など政治資金問題が相次ぐなか、新国立競技場の旧計画が白紙撤回となり、2015年10月の内閣改造を機に大臣を退任した】
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 任期延長に備えて、これまでの安倍―菅ラインから、安倍―下村ラインへのコンビの組み替えを視野に入れているというのである。
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“包囲網”を敷かれた菅氏の対抗手段として取り沙汰されるのは、「影の総理」が「表の総理」になる──つまりポスト安倍に名乗りを上げるということだ。そうなればなおのこと、安倍首相との対立は避けられない。
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※週刊ポスト2016年8月19・26日号

1435チバQ:2016/08/10(水) 18:10:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160810-00056741-okinawat-oki

落選した島尻前沖縄相を大臣補佐官に起用へ 政府検討

沖縄タイムス 8月10日(水)5時0分配信

 【東京】政府が島尻安伊子前沖縄担当相を内閣府の大臣補佐官として起用する方向で調整に入ったことが9日、分かった。沖縄振興の分野を担当し、鶴保庸介沖縄担当相に助言する役割を担う。政府関係者が明らかにした。

 島尻氏は7月の参院選沖縄選挙区で落選。今月3日の内閣改造で沖縄担当相を退任した。

 島尻氏は第5次の沖縄振興特別措置法(沖振法)の成立や西普天間住宅地区跡地での国際医療拠点構想に深くかかわり、沖縄担当相時代には沖縄の子どもの貧困対策事業の予算確保と同施策展開に尽力するなど、沖縄振興に精通している。5年目の折り返しを迎えた沖振法の後期に向けた取り組みなどについて助言するとみられる。

 大臣補佐官は2014年4月に成立した公務員制度改革関連法で新設された特別職。政策の立案などに関し大臣を補佐し、助言する役割を担う。

1436名無しさん:2016/08/11(木) 14:52:31
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900449&g=pol
自民広報本部長に平沢勝栄氏=幹部人事を了承

 自民党は9日の総務会で、広報本部長に平沢勝栄氏、組織運動本部長に山口泰明氏を充てるなどの人事を了承した。
 他の主な人事は次の通り。(敬称略)
 幹事長代理 林幹雄、望月義夫▽筆頭副幹事長 西村康稔▽人事局長 福岡資麿▽経理局長 吉川貴盛▽情報調査局長 平井卓也▽国際局長 田中和徳▽財務委員長 鈴木俊一▽国対委員長代理 小此木八郎▽国対筆頭副委員長 高木毅▽両院議員総会長 尾辻秀久▽政調会長代理 田村憲久、小野寺五典、新藤義孝、森山裕、梶山弘志、愛知治郎、野村哲郎▽衆院議員総会長 金子一義▽党紀委員長 山東昭子▽中央政治大学院長 岩屋毅(2016/08/09-11:57)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900478&g=pol
自民、内閣部会を2部制に

 自民党は9日の総務会で、政務調査会の内閣部会を第1部会と第2部会に分割することを了承した。省庁横断的な政策課題が増え、内閣部会の所管案件が急増していることを踏まえた措置。今回の党役員人事から運用を開始し、来年の党大会で関連の党則改正を行う。
 同部会の分割は、茂木敏充政調会長が提案。細田博之総務会長はこの後の記者会見で、「案件が多いので、改善して速やかに、よく審議を尽くすことが必要だ」と述べた。所管の割り振りは今後検討する。(2016/08/09-12:40)

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080900818&g=pol
対決か協調か、早くもさや当て=自民執行部があいさつ回り

 自民党の二階俊博幹事長ら新執行部は9日、国会内で民進党など野党各党にあいさつ回りをした。秋の臨時国会を前に、両党幹部が早くもさや当てする場面もみられた。
 民進党の長妻昭代表代行は「衆参で改憲勢力が3分の2を占めたので、慎重にじっくりと議論を」と注文。これに対し、自民党の高村正彦副総裁は「公明党が改憲勢力ならば、民進党も改憲勢力ではないのか」と切り返した。
 一方、茂木敏充政調会長が同席していた蓮舫代表代行に「代表かと思った」と声を掛けると、蓮舫氏が「困ることを言わないでほしい」と苦笑いする一幕も。
 最後に二階氏が「(国会の)会期の終わりごろに激突するようなやり方はまずい。最初から話し合っていくことが大事だ」と締めくくり、与野党協調を呼び掛けた。(2016/08/09-18:04)

1437名無しさん:2016/08/11(木) 19:51:29
古い記事

http://president.jp/articles/-/11230
内閣府特命担当大臣 森まさこ -「苦労人」の強さと弱さ
政治・社会 2013.11.23
鹿吉 大基
PRESIDENT 2013年12月2日号

内閣府特命担当大臣 森まさこ(もり・まさこ)
1964年、福島県生まれ。東北大学卒業後、95年に弁護士登録。ニューヨーク大学客員研究員、金融庁課長補佐を経て、2007年参議院選挙初当選。昨年12月より現職。

父親が大きな負債を抱え、苦労して大学まで進んだ。借金返済に協力してくれた弁護士の姿に魅せられ同じ道へ。1995年に独立。消費者問題に強い人権派弁護士として活躍する。結婚し、2女の母親だ。家族の協力もあってアメリカに留学。帰国後は金融庁に入り、貸金業規制法の改正に奔走した。「弱者救済」がモットーだという。

こんな活躍が自民党の目にとまり、福島県知事選に出馬。落選するも、2007年の参院選で初当選を果たす。東日本大震災以降は、被災地代表として支援を訴え、民主党政権を責め立てた。その迫力も買われて第2次安倍政権では当選1回ながら少子化対策・消費者担当大臣に抜擢。少子化支援の軸を育児から婚活へ大転換した。「子供を生むにはまず結婚。結婚した人への援助を厚く」という発想は興味深い。

一方で、苦学して成功した反動か、他人に厳しい。また時として苦労は人から品性を奪うというが、政治家としてまだ駆け出しながら、「威張る、怒る、怒鳴る」の3拍子。かなり怖い。国会やテレビ出演で想定外の質問が出ると、スタッフの役人を「聞いていない。準備不足」と責めて人前でも大声で怒鳴り上げる。食事する時間がないといっては、こともあろうに警護のSPに弁当を買いにいかせる始末。

そのくせ9月に特定秘密保護法案の担当大臣に就任してテレビ各局から番組出演の依頼が来ると、それを拒否する弱い一面も見せる。役人に聞くと「予期せぬ質問には答える力がない」。「弱者救済」の前に、まずは周囲の信頼を得る力量が必要のようだ。

「頭はいいが人望がない」とは政治家全体の傾向だが、このままでは女性登用をアピールしたい安倍総理の人身御供で終わってしまう。人間力アップのために、もう一苦労お願いしたい。

1438チバQ:2016/08/11(木) 23:52:09
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1608100024.html
「動」の自民・二階俊博幹事長 ロケットスタート 総裁任期延長、小池氏処分で積極発信 「静」の谷垣氏と対照的
08月10日 22:29産経新聞

 自民党の二階俊博幹事長が早くも存在感を発揮している。谷垣禎一前幹事長の負傷を受けた突然の就任から10日で1週間が経過したが、安倍晋三首相の党総裁任期延長論を主導し、敵対した小池百合子東京都知事への処分問題では慎重姿勢を鮮明にするなど発信力を強めているからだ。目立つことを嫌う「静」の谷垣氏とは対照的な「動」の二階氏に、党内では期待と警戒が交錯している。

 二階氏は10日、予算要望のため党本部を訪れた沖縄県の翁長雄志知事と向き合い、こう語った。

 「できるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが大事だ。私も機会をみて沖縄を訪問したい」

 翁長氏らの野党勢力「オール沖縄」と自民党は先の参院選でも対決し、決して円満な関係とは言えない。だが、二階氏は会談後、記者団に「基地の問題も平和の問題もみんな自民党に責任がある。しっかりした対応をしていく」と断言した。「敵対勢力」をも取り込む老練な二階氏との面会を終えた翁長氏は、表情を緩めて党本部を後にした。

 一方、幹事長就任当日の3日、党本部の一室では即時対応を求める二階氏の怒号が響いた。「明日じゃ意味がない。たるんでいる。今日やるよう調整しろ」

 3日朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下。事務方は4日に対策本部を開くつもりだったが、これに二階氏が激怒した。会合は3日夕に前倒しされ、中堅議員は「初日にガツンとやられた職員らには緊張感が走ったのでは」と語る。

 消費税の10%再増税先送りを首相に提言するなどの“一番やり”で知られた二階氏の言動は幹事長に就いても変わらない。3日には総裁任期延長論を提唱。都知事選で党推薦候補を破った小池氏とは4日に面会し「撃ち方やめだ」と処分に慎重な姿勢を強調した。

 対照的に谷垣氏は黒子型で、会見で自身の見解を明確にすることを避けた。財政再建派としてこだわりを持っていた消費税増税も最後は首相の決断に従った。ただ、党内には二階氏の総裁任期延長論について「早い」(下村博文幹事長代行)と戸惑う声も漏れる。首相の出身派閥の細田派からは、幹事長室に下村氏や西村康稔総裁特別補佐が送り込まれた。

 「二階氏が暴走しないよう監視の役割もあるのでは」(ベテラン議員)との見方もあり、強すぎる個性はスタンドプレーに陥る懸念もはらむ。(沢田大典、豊田真由美)

1439チバQ:2016/08/12(金) 00:07:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000067-san-pol
動いた二階氏 自民幹事長就任1週間 沖縄知事懐柔、職員に怒号…暴走には懸念
産経新聞 8月11日(木)7時55分配信

動いた二階氏 自民幹事長就任1週間 沖縄知事懐柔、職員に怒号…暴走には懸念
自民党・二階俊博幹事長の就任後の発(写真:産経新聞)
 自民党の二階俊博幹事長が早くも存在感を発揮している。谷垣禎一前幹事長の負傷を受けた突然の就任から10日で1週間が経過したが、安倍晋三首相の党総裁任期延長論を主導し、敵対した小池百合子東京都知事への処分問題では慎重姿勢を鮮明にするなど発信力を強めているからだ。目立つことを嫌う「静」の谷垣氏とは対照的な「動」の二階氏に、党内では期待と警戒が交錯している。(沢田大典、豊田真由美)

                  ◇

 二階氏は10日、予算要望のため党本部を訪れた沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事と向き合い、こう語った。

 「できるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが大事だ。私も機会をみて沖縄を訪問したい」

 翁長氏らの野党勢力「オール沖縄」と自民党は先の参院選でも対決し、決して円満な関係とは言えない。だが、二階氏は会談後、記者団に「基地の問題も平和の問題もみんな自民党に責任がある。しっかりした対応をしていく」と断言した。「敵対勢力」をも取り込む老練な二階氏との面会を終えた翁長氏は、表情を緩めて党本部を後にした。

 一方、幹事長就任当日の3日、党本部の一室では即時対応を求める二階氏の怒号が響いた。「明日じゃ意味がない。たるんでいる。今日やるよう調整しろ」

 3日朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの弾頭部分が日本の排他的経済水域(EEZ)に落下。事務方は4日に対策本部を開くつもりだったが、これに二階氏が激怒した。会合は3日夕に前倒しされ、中堅議員は「初日にガツンとやられた職員らには緊張感が走ったのではないか」と語る。

 消費税の10%再増税先送りを首相に提言するなどの“一番やり”で知られた二階氏の言動は幹事長に就いても変わらない。3日には総裁任期延長論を提唱。都知事選で党推薦候補を破った小池氏とは4日に面会し「撃ち方やめだ」と処分に慎重な姿勢を強調した。

 対照的に谷垣氏は黒子型で、会見で自身の見解を明確にすることを避けた。財政再建派としてこだわりを持っていた消費税増税も、最後は首相の決断に従った。

 ただ、党内には総裁任期延長論について「早い」(下村博文幹事長代行)と戸惑う声も漏れる。首相の出身派閥の細田派からは、幹事長室に下村氏や西村康稔総裁特別補佐が送り込まれた。「二階氏が暴走しないよう監視の役割もあるのでは」(ベテラン議員)との見方もあり、強すぎる個性はスタンドプレーに陥る懸念もはらむ。

1441名無しさん:2016/08/12(金) 06:52:33
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20160811k0000m010082000c.html
<臨時国会>召集日で政府・自民に距離 民進代表選からみ
08月10日 21:09毎日新聞

 秋の臨時国会の召集日が固まらない。審議日数を確保したい政府側は9月13日召集を検討しているが、自民党内では同15日の民進党代表選に配慮して、9月26日召集とすべきだとの意見が強い。国会運営をめぐる方針の違いが背景にあり、新しく就任した自民党の二階俊博幹事長の試金石にもなりそうだ。

 二階氏は9日の記者会見で「臨時国会の召集は政治的テーマとしては一番大事だ。民進党のことは十分頭に入れて対応していきたい」と述べ、召集日は柔軟に対応する意向を示した。民進党に譲歩する姿勢を見せることで、法案審議への協力を引き出したいとの思惑がある。自民党は26日召集、会期末を12月上旬とする検討を始めている。

 政府は臨時国会で、2016年度第2次補正予算案を成立させた後、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の承認案と関連法案、消費増税を再延期するための税制改正関連法案などの重要法案の成立を目指している。特にTPP承認案は先の通常国会で与野党が激しく対立したため、臨時国会でも審議の難航が予想される。国連総会など安倍晋三首相の外交日程も多いこともあり、13日召集を模索してきた。

 思惑が外れたのは、民進党代表選の日程が15日に決まったからだ。民進党は当初、7日投開票で予定していたが、党員・サポーターの登録作業の遅れなどから、日程を後ろにずらした。臨時国会が13日召集になると、代表質問は15日になる可能性がある。民進党は代表質問に新執行部で臨みたいことから、代表選後の召集を与党に要請している。

 国会日程は各党の党首選を避けて組まれるのが慣例。民進党国対幹部は、仮に召集が代表選より前になれば「開会式だけ出て初めからガチンコだ。代表質問も欠席だ」と述べ、対決姿勢を強める構えだ。

 政府がなお9月中旬の召集にこだわるのは、重要法案を成立させたうえで、12月上旬の日程に余裕を残し、年内解散のフリーハンドを維持するためとの見方もある。閣僚経験者は「年末にいろいろな余地を残しておくことが大事なのだろう」と政府の狙いを分析している。【高橋恵子、朝日弘行】

 ◇◆臨時国会で政府が成立を目指す主な法案

・16年度第2次補正予算案

・消費増税再延期の税制改正関連法案

・TPP承認案と関連法案

・年金制度改革関連法案

・労働基準法改正案

1442名無しさん:2016/08/13(土) 21:04:57
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160809/k10010628851000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_030
自民 改憲議論は野党に配慮し丁寧に
8月9日 20時33分
自民党の二階幹事長ら新執行部は野党各党に就任のあいさつを行い、民進党が憲法改正については国会で慎重に議論するよう求めたのに対し、自民党は野党にも配慮しながら丁寧に議論を進めていく考えを伝えました。
自民党の二階幹事長ら新執行部は国会内で野党各党に就任のあいさつを行いました。このうち、民進党を訪れた際に長妻代表代行が憲法改正について、「いわゆる改憲勢力が衆参両院で3分の2の議席を占めているが慎重にじっくり議論するよう差配してほしい」と求めました。
これに対して二階氏は、「国会終盤に与野党が激突するようなやり方は好ましくない。最初から野党側とも十分に話し合いながらやっていきたい」と述べたほか、茂木政務調査会長も、「まずは議論を始めることが重要で、真摯(しんし)に対応したい」と述べ、野党側にも配慮しながら丁寧に議論を進めていく考えを伝えました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160810/k10010630081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_022
自民幹事長 沖縄振興予算確保に党として協力
8月10日 14時35分
自民党の二階幹事長は沖縄県の翁長知事と党本部で会談し、来年度も、今年度と同様、3000億円台の沖縄振興予算の確保などへの協力を求められたのに対し、「政権与党として責任がある」と述べ、党としても協力していく考えを伝えました。
来年度・平成29年度予算案の概算要求を前に東京を訪れた沖縄県の翁長知事は、総理大臣官邸に続いて、自民党本部を訪れ、今年度と同様、3000億円台の沖縄振興予算を確保することなどを盛り込んだ要望書を二階幹事長に手渡しました。そして、翁長知事は「自民党といろいろな話し合いができる関係を作りたい」と述べ、要望の実現に向けた協力を求めました。
これに対して、二階氏は「政権与党には、予算のほか、基地や平和の問題も含めて責任があるので、しっかり対応していきたい」と応じ、協力していく考えを伝えました。
会談のあと、二階氏は記者団に対し、「沖縄の将来を考えて、党としても、寄り添って歩んでいくことが大事だ。機会を見て沖縄を訪れるとともに、政府とも綿密に調整を行い、希望に沿うよう努力していきたい」と述べました。
これに先だって、翁長知事は高村副総裁にも協力を要請し、高村氏は「沖縄には安全保障の面でお世話になっている」と述べたうえで、振興予算と基地の問題は切り離して対応すべきだという考えを示しました。

1443名無しさん:2016/08/14(日) 09:54:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160806-00000040-jij-pol
安倍首相、任期延長に布石=「1強」に波乱も-内閣改造・自民役員人事〔深層探訪〕
時事通信 8月6日(土)8時28分配信

 3日の内閣改造・自民党役員人事で、安倍晋三首相は政権の骨格を維持しつつ、党内各派にも一定の配慮を示し、安定重視の姿勢をにじませた。2018年9月に切れる党総裁任期の延長に向け、布石を打ったとの観測も広がる。一方、「ポスト安倍」候補と目されてきた石破茂氏が閣外に去り、「次」への意思を鮮明にした。首相に対する不満の受け皿となる可能性もあり、「安倍1強」体制には波乱の予感も漂う。

 
 ◇ぎらつく二階氏起用
 「盤石の態勢を築くことができた。この道を力強く前へ進んでいく」。首相は3日、再改造内閣発足後の記者会見でこう自賛した。

 首相は今回の改造で、盟友の麻生太郎副総理兼財務相や腹心の菅義偉官房長官を続投させるとともに、山東派を除く派閥・グループから人材を登用。適齢期を迎えた各派の「入閣待機組」にも、19ある閣僚枠のうち8ポストをあてがい、党内の期待に応えようと努力する姿勢を示した。

 ひときわ注目を集めているのが、首相の総裁任期延長論を唱える二階俊博氏の幹事長起用だ。首相は谷垣禎一前幹事長の続投を模索し、二階氏はいわば「次善の策」。だが、谷垣氏留任の場合でも、二階氏は引き続き総務会長として党内ににらみを利かせ、長期政権を後押しするとみられていた。「二階幹事長ということは総裁任期延長だ」。首相周辺が解説する通り、幹事長交代で結果的にこうした思惑がよりぎらつく形となった。

 背景にあるのは首相が悲願とする憲法改正だ。残り2年余りの総裁任期の間に衆参で改憲発議して、国民投票につなげられるかは見通せない。「在任中の改憲」を掲げる首相にとって、任期延長は有力な選択肢となる。首相の出身派閥である細田派幹部は「任期満了1年前から政権は死に体化する。残り2年といっても、実質は1年しかない」と指摘。党内論議を急ぐ必要があると説く。

 そんな声に呼応するかのように、二階氏は就任会見で、総裁任期延長について「何か機関を設けて議論をする場をつくっていくことが大事だ。一定の期間を設けて結論を出していくのがいい」と述べ、具体的な政治課題として取り組む意向を明確にした。

 ◇「石破つぶし」辞さず
 一方、首相は石破氏が農林水産相ポストを固辞し、閣外に出る決意が固いとみるや、すかさず手を打った。石破派幹部の山本有二氏を閣内に引き入れたのだ。首相周辺は「石破氏を完全に野に放つと大変なことになる。山本氏は抑止力として入れた」と狙いを明かす。いざとなれば「石破つぶし」も辞さない構えだ。

 これに対し、石破氏は今月1日、国会近くのホテルで自らの派閥会合を開催。出席者を前に「政権構想づくりを充実させたい」とポスト安倍への意欲を鮮明にした。今後、自派の勉強会の頻度を上げるなど準備を本格化させる構えだ。

 自民党内では先の東京都知事選の際、党推薦候補と争った小池百合子氏に石破氏が協力しているのではないかとの臆測が広がった。今後、小池氏が党都連と対決する中で石破氏が連携すれば、「反安倍」勢力の核になるとの見方もある。

 当面は「安倍1強」の状況に変化はなく、石破氏が存在感を示すのは難しいとの見方が党内の大勢だが、内閣支持率が現在の水準を維持できる保証はない。首相が総裁任期を延長し、長期政権への「切符」を手に入れられるのかも見通せない。

 「これで明確な対抗軸ができる。党内のパワーバランスも徐々に変わってくる」(ベテラン議員)。石破氏の新たな動きに、党内からはこんな声も聞こえてくる。

1444名無しさん:2016/08/14(日) 09:59:02
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160808-00010009-agora-pol
参議院〜都知事選〜二階幹事長、安倍一強時代の終焉へ --- 渡瀬 裕哉
アゴラ 8月8日(月)16時30分配信

自公日VS野党共闘で政局は「55年体制」に逆戻りへ
2009年の民主党による国政選挙を通じた政権交代の幻想から目が覚めない政治関係者は、いまだに与野党という枠で政局を語る癖が抜けていません。しかし、野党共闘によって野党第一党の民進党が著しい「左傾化」を歩む中、日本の政治は「55年体制」に近いものに先祖返りしたと感じています。

55年体制とは1955年に成立した自民党・社会党の2つの万年与党・万年野党の間で行われてきた八百長のような政治体制であり、同体制下にあって日本の政権交代は「自民党内の派閥による疑似的な政権交代」によって行われてきました。

現在、野党共闘によって完全に時代遅れの左翼臭を漂わせる野党側が政権を取り戻す可能性が皆無となったことで、中選挙区と小選挙区比例代表制という選挙制度の違いはあるものの、部分的に派閥闘争による政治力学が復活したと看做すことができると思われます。

政局上の野党の存在感が希薄化した参議院議員選挙、総裁派閥である清和会による東京都・金城湯池支配の終わり、非主流派の台頭を印象付ける内閣改造・党人事など、安倍政権の屋台骨である自民党内の不安定化要因は非常に大きなものになりつつあります。

非主流派・二階幹事長の誕生、細田総務会長就任に見るパワーバランスの変化
最も注目すべき政局上の変化は、二階幹事長の誕生、です。安倍政権と距離が必ずしも近くない二階氏が幹事長という要職、つまり自民党の公認権の差配や政党助成金などの分配を決定できる立場についた意味は極めて重いものです。また、選挙対策委員長に首相に近い古屋圭司氏を置いたものの、古屋氏の所属派閥が二階派である点も注目に値します。

つまり、自民党議員の死活的な利益である「選挙」に関する部分は全て非主流派である二階派がおさえる形となっています。これは自民党内において清和会の影響力が徐々に低下していくことを意味しており、小泉政権から続く自民党・清和会一強時代の終わりにつながる一手となった可能性があります。

消費税増税見送りも含めて、首相官邸と財務省と近しい関係にある谷垣・麻生らの宏池会系派閥との間に隙間風が吹いており、小泉政権以来大枠として継続してきた清和会+宏池会の一部による連合の枠組みが崩れ始めています。

清和会の派閥の領袖である細田氏を総務会長に充てる必要があるほどに同派の人材が不足しつつある中、選挙対策委員長の経験を積んだ茂木政調会長(平成研)、古屋・現選挙対策委員長は自民党の将来的な中核を担う人材になるものと推測されます。

1445名無しさん:2016/08/14(日) 10:00:29
>>1444

自民党内の勢力構造の変化が大阪・東京に影響を与える可能性も
また、野党側に対するインパクトとしても二階幹事長の人事は非常に大きな意味を持っています。首相官邸が大阪維新と極めて近い関係を維持していることは周知の事実ですが、維新と二階氏が犬猿の仲であることから官邸と自民党の間に維新に対する方針の違いが目立つようになる可能性があります。

一方、東京都においてはオリンピック利権を巡って、清和会の事実上のドンである森元首相に反旗を翻した小池新都知事が誕生しました。それに伴って清和会やそれに近いポジションを維持してきた都連5役が職を辞する事態となっています。

そのため、大阪とは事情が異なり、東京側では非主流派の旗が立つ可能性が出てきています。二階幹事長は政党遍歴の過程で政治行動をともにしてきた小池氏に対して党との関係修復に前向きな姿勢を取り続けています。また、安倍首相に対する総裁選の対抗馬として名前が取り沙汰された野田聖子氏が小池氏に都知事選の早い段階でエールを送っていたことは印象的な出来事でした。

大阪・東京の両地域で地域政党の誕生が現実化するかどうかは予断を許さないものの、自民党という軸で見た場合、大阪・東京の政局上の利害は必ずしも一致しておらず、中長期的には全国的な基盤形成に失敗した大阪維新は衰退し、東京・小池勢力にとっては勢力拡大に向けてやや有利な風が吹いているものと思われます。

安倍政権が小池氏以来の女性大臣である稲田氏を防衛相に持ってきたことは、清和会の次期総理候補の育成プランの一環であるとともに、必ずしも安倍政権と近い関係とは言えない小池氏に対する当てこすりの面もあるのではないかと推察されます。いずれにせよ、自民党内での勢力バランスの変化は大阪・東京という二大都市における政局構造の変化に強い影響を与えていくことになるでしょう。

安倍首相の地位は安泰か?、衆議院解散のタイミングで新たな政局の展開へ
野党は「アベ政治を終わらせる」という意味不明なスローガンを掲げ続けてきましたが、仮にアベ政治なるものが安倍政権を意味するのであれば、アベ政治は野党の掛け声ではなく自民党内の政変で倒れる可能性が出てきました。

与党で衆参両院の3分の2の議席を確保したことは、結果として安倍政権の安定性を揺るがすほどに議席を取りすぎてしまったと言えるのかもしれません。野党の存在が無意味化・陳腐化する中で、自民党内での権力闘争が再び活気を取り戻してきた状況となっています。

安倍首相にとっては伝家の宝刀である衆議院解散のみが政権維持のための切り札として残っている状況です。同政権の宿願である憲法改正発議または北方領土返還交渉いずれかを成就するために、安倍政権が残された政治資源をどのように使っていくのか興味深い展開となっています。


本記事の内容は所属機関とは関係なく渡瀬個人の見識に基づくものです。取材依頼や講演依頼などはyuya.watase02までお願いします。

渡瀬 裕哉

1446名無しさん:2016/08/14(日) 10:10:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160808-00050222-yom-pol
自民党の古賀誠・元幹事長、内閣改造を語る
読売新聞 8月8日(月)23時49分配信

 自民党の古賀誠・元幹事長は8日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、3日の内閣改造で留任した岸田外相や、安倍首相からの閣内残留の要請を固辞した石破茂・前地方創生相らについて語った。

 古賀氏は、「ポスト安倍」候補と目される岸田、石破両氏の次期総裁選への戦略について、「石破氏は一兵卒として求心力を高めようということだろう。岸田氏は外相として実績を積み上げて『ポスト安倍』に照準を合わせるやり方だ」と指摘。その上で、「どちらが良いという問題ではない。それぞれの戦略や個性の違いだ」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160809-00000582-san-pol
民進党代表選 自民・二階俊博幹事長 臨時国会の日程考慮の考え示す
産経新聞 8月9日(火)12時11分配信

 自民党の二階俊博幹事長は9日の記者会見で、民進党代表選(9月15日投開票)について「十分頭に入れて対応していきたい」と述べ、9月13日にも召集される臨時国会の日程調整において考慮する考えを示した。

1447名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:19
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160809-00098279-diamond-soci
内閣改造人事が暗示する「成長戦略不発」と「女性首相」
ダイヤモンド・オンライン 8月9日(火)8時0分配信

 安倍晋三首相は、内閣改造・党役員人事を行い、第3次安倍再改造内閣が発足した。首相は最優先課題は経済だとして、麻生太郎副総理・財務相や菅義偉官房長官、石原伸晃経済財政・再生相ら主軸の経済閣僚を留任させて、「成長戦略を一気に加速する」と宣言した。

● 「安倍人事」最大の焦点 幹事長交代を考える

 今回の「安倍人事」の最大の焦点は、自民党幹事長の谷垣禎一氏から二階俊博氏への交代だろう。安倍首相は、ケガで入院している谷垣幹事長を、「余人をもって代えがたい」と続投させようと検討したという。しかし、谷垣幹事長が固辞したため、二階総務会長を後任に充てる人事を決断した。この交代が、今後の経済政策の運営や政局に与える影響は大きい。

 この連載では、谷垣幹事長と二階総務会長の関係を論じたことがある(第89回p3)。それは、財政再建派の重鎮・谷垣幹事長と、族議員のリーダーで「国土強靭化推進」の二階総務会長は「水と油」のように思われるが、意外にいい関係だということだった。国土強靭化の積極的財政出動策は、10%への消費増税を見込んだものだったからだ。消費増税の必要性について、谷垣幹事長と二階総務会長の考えは、実は一致していたといえた。

 実際、アベノミクスは財務省と財政再建派によって進められてきた(第82回)。「第1の矢(金融緩和)」は財務省出身の黒田東彦日銀総裁、「第2の矢(財政出動)」は財務省主導だった(第61回p2)。アベノミクス「第1の矢」「第2の矢」は増税実現の環境整備のためだったともいえるのだ。

 もっとも、財政再建派の政治家は、将来の増税の布石とはいえ、「第1の矢」「第2の矢」のために財政再建が遅れることに不満だった。だが、谷垣幹事長は、財政再建派の不満を抑える役割を果たしてきた。誠実な人柄で知られ、政界での人望も厚い谷垣幹事長(第44回)が、アベノミクスを支持する姿勢を貫いていたために、財政再建派は、表立ってアベノミクスに反旗を翻せなかったのだ。

 しかし、2014年4月の消費税率5%から8%の引き上げこそ、予定通り行われたが、10%への引き上げは2015年10月、2017年4月と続けて延期された。しかし、谷垣幹事長は、首相の決断に対して、全く無力であることを晒してしまった(第133回p5)。

 谷垣幹事長は、昨年末の消費増税に伴う軽減税率導入決定の際にも、安倍首相の決断に対して無力であった(第121回p2)。この谷垣幹事長の「非力」さに対して、財政再建派の不満が溜まりつつあった。財政再建派の急先鋒・園田博之氏は、「このまま谷垣幹事長を支えても無駄だ」と吐き捨てていたという。

1448名無しさん:2016/08/14(日) 10:13:44
>>1447

 繰り返すが、安倍首相は、谷垣禎一という政治家を「余人をもって代えがたい」と高く評価していた。法相や幹事長として、集団的自衛権の限定的行使容認、安保法制、そしてアベノミクスの推進と、自らの政治家としての思想信条を抑えて、一貫して首相を支えてきたからだ。

 しかし、その谷垣幹事長を交代させなければならなくなった。当初、細田博之幹事長代理や、岸田文雄外相の幹事長起用が取りざたされたが、最終的に二階総務会長の起用となったのは、谷垣幹事長では抑えきれなくなっていた財政再建派の不満を、更に強く抑え込む腕力のある政治家が求められたということだ。

● 評価二分の中でアベノミクスを断行するには 二階新幹事長の強力な政治力が必要だ

 参院選での与党大勝で、アベノミクスの継続は一応有権者のお墨付きを得たように思われる。しかし、実際のアベノミクスの評価は、国論を二分しているといえる(第133回)。

 アベノミクス推進派は、景気悪化の理由を、2014年4月の5%から8%への消費増税と中国などの海外要因であるとし、金融緩和による雇用の改善を根拠としてアベノミクスは成功していると主張している。一方、アベノミクス反対派は、景気悪化は国際経済の悪化も消費増税も関連がないと指摘し、景気悪化の真因は実質賃金の下落であるとする。そして、実質賃金の減少は、高齢化の進展による労働人口の減少、経済の先行きに確信が持てず設備投資や賃金引き上げを行えない企業経営という構造問題であるとする。

 しかし、評価が真っ二つであるにもかかわらず、安倍首相は、「この道しかない」と、アベノミクスを更に進めることを決定し、事業規模28兆円超の経済対策を閣議決定した。リニア中央新幹線の開業前倒しなど「21世紀型のインフラ整備」、訪日客を4000万人に増やすための大型クルーズ船向けの港湾整備や羽田空港の強化、「条件不利地域の振興」など従来型の公共事業、農業は環太平洋経済連携協定(TPP)対策の一環としての農産物輸出基地の整備、中小企業の資金繰り支援などが盛り込まれた。

 反対論を抑えて、経済対策を断行するには、賛成派と反対派のバランスをとるのではなく、「族議員のドン」二階新幹事長の強力な政治力を無制限に使う必要がある。新幹事長人事には、安倍首相の明確な意図が込められている。

1449名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:04
>>1448

● 経済閣僚の留任で金融・財政政策を徹底的に行う一方で 成長戦略は、単なる「支持率調整」でしかない

 安倍首相は、麻生副総理・財務相・金融相、菅官房長官、石原伸晃経済財政担当相、塩崎恭久厚労相らを留任させ、第二次安倍政権発足時の経産相だった茂木俊充氏を政調会長に起用した。これらも、明らかにアベノミクスの継続を意図したものである。

 早速、麻生財務相は、黒田東彦日銀総裁と異例の会談を行い、2016年度に2.4兆円の発行を予定している40年債で数千億円上積みし、それを日銀が市場を通じて買い入れる検討を始めた。日銀が政府に返済不能の資金を供給する「ヘリコプターマネー」を市場参加者に連想させて、円安・株高を促進する狙いだという見方がある。少なくとも、政府・日銀が一体となって金融・財政政策を徹底的に行うという強い姿勢を示すことにはなる。

 しかし、金融・財政政策がいずれ効果が切れてしまう「時間稼ぎ」に過ぎないものだということは、安倍首相も理解しているはずだ(第51回p6)。今回の経済対策でも、「働き方改革」や「産業構造改革」、そして人工知能(AI)やロボット、モノとインターネットがつながるIoTを活用した新ビジネスの創出支援や社会制度改革などの「第4次産業革命」が含まれた。だが、内閣改造からは、安倍政権の本気度は見られない。

 「働き方改革担当相」を、加藤勝信一億層活躍相が兼務することになった。「一億総活躍担当相」は、どう英訳するのかわからない仰々しい肩書だが、働き方改革担当相も、それに劣らずよくわからない。加藤氏はそれ以外にも、「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」を兼務してきた。しかし、まるで一貫性のなさそうなこれらの業務には、「国民の支持を受けやすい課題」という共通点がある。加藤氏は事実上「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割といえる(第122回)。

 また、成長戦略を担当する経済産業相に起用された世耕弘成氏も、小泉純一郎政権期から長きにわたって、自民党の広報戦略を担ってきた人物だ。初入閣で、成長戦略のかじ取りをする力量は未知数だ。だが、成長戦略を「支持率調整」に使いたい首相の意図だけはよくわかる。

1450名無しさん:2016/08/14(日) 10:14:30
>>1449

 これまで、成長戦略は遅々として進まなかった(第131回)。「第4次産業革命」は米国やドイツの後塵を拝している分野だ(第113回)。だが、残念ながら、今回の内閣改造からは、安倍政権の成長戦略に対する意欲が、まるで感じられないのである。

● 安倍首相は「任期延長」後、 日本初の女性首相が誕生するか

 今回の安倍人事のもう1つの焦点が、2018年9月の安倍首相の党総裁任期終了後の「ポスト安倍」を巡る動きだった。有力候補とされる岸田外相は留任し、石破茂地方創生相は閣外に去った。しかし、安倍首相は2人のどちらにも首相の座を譲るつもりはないように思われる。

 二階新幹事長は、安倍首相の党総裁任期延長について、「(安倍首相が)余人をもって代えがたしという状況が生まれてくれば、大いに検討に値する」と前向きな考えを示している。筆者は、安倍首相の任期延長はリアリティがあると思う。2020年に東京五輪開催という、特別な時期である。五輪前に首相交代しないほうがいいという考えは、国民に理解されやすいと思うからだ。

 安倍首相の任期が1期3年延びれば、首相の退陣は2021年9月となる。そうなると、かつての小泉元首相が麻生氏、谷垣氏、高村正彦現副総裁を「中二階」と呼んで使い捨てたように、岸田外相、石破前地方創生相を飛ばして、次の世代が後継候補に浮上するのではないだろうか。

 ズバリ言えば、安倍首相の意中の後継首相候補は、稲田朋美氏だ。彼女を防衛相に起用したことから、首相独特のあまり「日本的」ではない人材育成の考え方が示されているからだ。

 日本的な人材育成の「常識」では、稲田氏が安倍首相の意中の後継候補なら、防衛相にすることはない。保守的な思想信条を持つ稲田氏の起用には、中国・韓国が早くも批判を展開している。また、その保守的な言動に対して、マスコミの鋭い突っ込みが既に始まっている。稲田氏にとって防衛相は難しいポストだ。だが、首相は稲田氏にとって難しいポストだからこそ、あえて起用したのだろう。

1451名無しさん:2016/08/14(日) 10:15:12
>>1450

 前回の小池百合子東京都知事誕生の論考でも触れたが、世界がこれまでの常識が全く通じないような激動の時代に入った今、日本的な年功序列の組織の論理の中で、静かに意見を言わず、上の指示に従い、順番が来るのを待っているような人材が指導的な立場になる時代は終わった(第137回)。安倍首相はそう考えているはずである。

 なぜなら、安倍首相自身、保守的な思想信条や政策が常に国内外の批判に晒されてきた。外交でも、中国の拡張主義など難局に直面してきた。日本の現役の政治家では唯一、首相の座から一度追われて、雌伏の時を経て返り咲いてもいる。首相は、他の政治家が経験していない「修羅場」をくぐってきた政治家である。

 安倍首相は、従来の日本の人材育成策のような、年功序列の中で大事に育てるようなやり方をよしとしないはずだ。修羅場を経験して、乗り切った人物にこそ後継を任せたいと考え、あえて稲田氏に試練を与えるのだろう。

 稲田防衛相は、安倍首相の厳しい人材育成策に応える力量がある。党政調会長として、性的少数者の差別解消を目的としたLGBT法案の検討の際には、「LGBTは『左翼』の運動ではなく『人権』の問題だ」と主張し、「彼らが誤解に苦しんでいるのなら、自分らしく生きられる社会を作らねばならない」と述べた。また、「女性活躍」の政策を推進し、保育士の待遇を7%アップする緊急対策を策定するなど、保育の受け皿拡大を民主党政権時の倍以上のスピードで進めてきた。稲田氏は、自らの保守的な思想信条を超えて、現実的な政策対応をする経験を積んでいるのだ。

 アンゲラ・メルケル独首相、テリーザ・メイ英首相、小池百合子東京都知事に続いて、蓮舫氏が民進党代表になり、ヒラリー・クリントンが米大統領になる可能性は低くない。「女性指導者」は世界的なブームといえるが、安倍首相の稲田防衛相起用には、単なるブームを超えた本気が感じられる。

 ちなみに、2021年の総裁選で、稲田防衛相に対抗するのは、野田聖子元郵政相となるだろう。彼女もまた、郵政民営化を巡り小泉首相(当時)に反抗して離党したり、安倍首相に対抗して唯一、総裁選に出馬しようとしたり、さまざまな「修羅場」をくぐり、一人で闘える女性政治家である。今後、アベノミクスが危機に陥るような事態になれば、「順番待ち」の政治家には首相は務まらなくなる。修羅場の経験値が高い、野田氏の出番が来ることになる。「安倍一強」の後、日本初の女性首相が誕生する可能性は高いと考える。

上久保誠人

1452名無しさん:2016/08/14(日) 11:10:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160812-00000155-mai-pol
<辺野古移設>目立つ政府の強硬 「振興予算リンク論」展開
毎日新聞 8月12日(金)22時41分配信

 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、7月の参院選沖縄選挙区で前沖縄・北方担当相の島尻安伊子氏が落選して以降、首相官邸の強硬姿勢が目立つようになっている。基地問題と沖縄振興予算は「関連しない」としてきた従来の姿勢を転換し、関連があるとの「リンク論」を展開。政府と沖縄の司法闘争が年明けに決着すれば、すぐに埋め立て工事に着手する構えだ。

 「沖縄はしっかりと前に進んでいる」

 菅義偉官房長官は10日、2017年度の予算要望で官邸を訪れた翁長雄志知事と向き合った際に、近年の沖縄の経済成長や雇用改善をたたえ、今後も沖縄振興に力を入れる考えを強調した。しかし政府が支出する来年度の沖縄振興予算は「3000億円台確保」の政府方針は維持するものの、沖縄側が求める今年度当初予算(3350億円)の規模を下回るとの見方が大勢だ。

 政府は13年12月、振興予算を21年度まで毎年3000億円台確保する方針を決めた。当時の知事は辺野古沖埋め立てを承認した仲井真弘多氏。3000億円台は移設容認に対する「事実上の見返り」とみられてきた。政府内には、翁長知事の下で移設反対に転じた沖縄に対し「約束を守らず『いいとこ取り』をしている」(首相官邸筋)とのいら立ちが募っている。

 官邸が強硬姿勢に転じた背景には、沖縄県内の政治日程がある。今年は1月の宜野湾市長選と6月の県議選、参院選と重要な選挙が続き、政府は沖縄世論を刺激しないようにしてきた。一方で今後は当面大きな選挙は予定されていない。政府方針と県内世論との間で板挟みになってきた自民党県連や「反知事派」の首長らの理解も得やすいタイミングと判断している模様だ。

 参院選直後には、米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)の一部返還に伴うヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の移設工事を、反対派のデモを押し切って再開。辺野古移設でも、埋め立て工事を伴わない陸上工事を早期に着手する方針だ。

 さらに菅氏は8月4日の記者会見で、基地問題と振興費は「リンクしている」と表明。政府高官は、県産の泡盛・ビールの酒税軽減など税制優遇の延長も「一つ一つ精査する」と指摘し、地元経済界に圧力を掛け、翁長県政を揺さぶる姿勢をちらつかせている。

 ただ、強気一辺倒の官邸に対し、自民党幹事長に就任した二階俊博氏が県とのパイプ役として存在感を増すとの観測が出ている。二階氏は、沖縄県に自身の後援会を作るなど独自の人脈を持つ。10日に予算要望のため党本部を訪れた翁長氏と会談し「寄り添って歩むことが大事。沖縄の希望に沿えるよう努力する」と協力姿勢を示した。翁長氏は会談後、記者団に「大変ご理解があって、私自身も20年来、二階先生にはある意味でご指導いただいている」と語り、期待をのぞかせた。新たな沖縄・北方担当相の鶴保庸介氏が自民党二階派であることも、二階氏の影響力が注目される要因だ。

 官邸ペースで移設が実現する保証はなく、融和姿勢を示す二階氏との間で「足並みが乱れる可能性がある」(自民党関係者)と懸念の声も出始めている。【高本耕太】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00057045-okinawat-oki
<沖縄関係予算>自民・二階氏、予算確保に理解 翁長知事と会談
沖縄タイムス 8月11日(木)15時0分配信

 【東京】翁長雄志知事は10日、自民党本部で二階俊博幹事長と会談し、来年度の沖縄関係予算3千億円台の確保や酒税の軽減措置など沖縄振興に関する税制9制度の延長・拡充の実現を求める要請書を手渡した。

 会談後、二階氏は「できるだけ沖縄の希望に添えるように努力したい」と要請内容の実現に協力する考えを示した。

 名護市辺野古の新基地建設問題では政府・自民党と立場が違う翁長知事からの要請について、二階氏は「政権与党は予算のほか基地や平和の問題も責任がある。しっかりした対応をしていくと知事にも申しあげた。党としてできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べ、「喜んでお目にかかりました」と話した。また、二階氏は「機会を見て訪問したいと申し上げた」として沖縄訪問にも意欲を示した。

 翁長知事は会談後、「大変理解をいただいた。今後も意見交換できるでのはないか」と期待を込めた。

 翁長知事は高村正彦副総裁にも同様の要請をした。

1453名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160811-00000082-mai-pol
<自民党総裁>「任期延長」の議論活発に
毎日新聞 8月11日(木)22時35分配信

 ◇首相 政権の求心力維持狙う

 安倍晋三首相の自民党総裁任期を巡る議論が党内で活発になってきた。党則に従えば首相は2018年9月に退任するが、それまでにはまだ2年ある。早々と延長論が浮上した背景には、憲法改正や次期衆院選などで首相の政治判断の幅を広げ、政権の求心力を保とうとする周囲の思惑が透ける。一方、「ポスト安倍」をうかがう面々は気が気でない。【加藤明子】

 任期延長論の口火を切ったのは二階俊博幹事長だ。7月の参院選から間もなく、総務会長としての記者会見で「安倍総裁の内外での活躍に党内で議論を差し挟む人はいない」と延長容認を明言した。二階氏は昨年の党総裁選でも首相の無投票再選をいち早く支持し、流れを作った「実績」があるだけに、党内に波紋が広がった。

 首相自身は3日、内閣再改造後の会見で「課題は山積しており、その仕事を果たしていくことに全力を尽くす。延長はまったく考えていない」と否定した。

 ただ、これを額面通り受け取ることはできない。もともと首相周辺には2020年の東京五輪・パラリンピックまで務めてほしいという期待がある。仮に任期が延長されると、在任中に改憲を実現する可能性が高まり、衆院解散・総選挙の時期の選択肢も広がるため、党内で地ならしが進むことは首相にとってもマイナスではない。

 首相に近い自民党議員は「任期が残り1年になると政権がレームダック化する。延長するならその前に決めるべきだ」と語る。二階氏は幹事長就任後、年内にも党内で結論を出す考えを表明した。

 しかし、党内には時期尚早という見方も少なくない。下村博文幹事長代行は「安倍政権のおごりと国民に思われたらプラスにならない」と指摘する。

 参院選に勝利したとはいえ、看板の経済政策「アベノミクス」に限界が見え始め、政権に順風が続く保証はない。首相を支える同党幹部ですら「任期延長を可能にしたところで、このまま内閣支持率を維持するのは簡単ではない」と漏らす。

 任期延長論は次期総裁選びとも深く関わっている。首相が将来の首相候補と見込む稲田朋美防衛相が「安定政権が続くことで日本の存在感を世界に示せる。延長も視野に入れて議論すべきだ」と二階氏に同調するのに対し、「ポスト安倍」を目指す岸田文雄外相は「ずいぶん気の早い話ではないか」とけん制。石破茂前地方創生担当相も「やるべきことの優先順位を間違えてはいけない」と語った。

 今回の改造人事で、首相の要請を断って閣外に出た石破氏にとって、延長論の行方は自身の政権戦略に大きく影響する。

1454名無しさん:2016/08/14(日) 11:11:35
>>1453

 ◇自民党総裁任期は変更たびたび その時々の党内力学が反映

 1955年の結党以来、自民党の総裁任期に関する規定は変更を繰り返してきた。戦後の長期政権のもと、総裁になることが首相の座に直結したため、その時々の党内力学が色濃く反映された。

 総裁任期は当初、党則で「2年」とだけ定められていた。60年に再選が可能と明記されたが、回数の制限はなく、多選の余地を残した。佐藤栄作氏は4選され、64年から72年にかけて7年8カ月にわたる長期政権を築いた。佐藤氏の時代に1期は2年から3年に延びた。

 佐藤政権をきっかけに、多選を禁止すべきだという意見が党内で強まる。77年に1期が3年から2年に戻ったのは、当時の福田赳夫首相と大平正芳幹事長の間で激しい政争があったからだとされる。

 80年には連続3選を禁じる党則改正が行われ、現在に至っている。禁止規定ができた後、総裁任期を延長したのは中曽根康弘氏だけだ。同氏は82年に就任し、84年に再選されたが、86年7月の衆参同日選で自民党が大勝したのを受け、特例で1年間の任期延長が認められた。

 その際、「1年間以内なら延長できる」と党則が改正されたが、これは2002年の小泉純一郎首相時代に削除された。

 安倍首相が任期を延長するには、党則の改正が必要になる。二階幹事長は党内に検討会議を設ける考えを示しており、中曽根氏と同様に特例で延長するのか、「3期9年まで」と抜本改正するのかが論点になりそうだ。

 改正案は総務会で提案され、党大会で出席者の過半数の賛成によって可決される。党大会に代わる両院議員総会を開き、出席者の過半数の賛成で決定し、党大会で追認する方法もある。

 第1次安倍政権以降、旧民主党政権を含めて首相がほぼ1年ごとに交代する事態が続いた。第2次、第3次安倍政権は久々の「長期政権」で、安倍首相の在任期間は通算4年8カ月になる。

 政治制度は異なるが、ドイツのメルケル首相は05年11月から10年9カ月にわたって政権を率いている。米大統領の任期は最長2期8年で、オバマ大統領は来年1月に退任する。

1455名無しさん:2016/08/14(日) 11:13:32
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160810-00000046-jnn-pol
翁長知事と会談の二階氏「基地問題も平和の問題も自民党の責任」
TBS系(JNN) 8月10日(水)21時14分配信
 自民党の二階幹事長は、沖縄振興予算をめぐって翁長知事と会談しました。会談後、二階幹事長は、「基地の問題も平和の問題も自民党の責任」と述べて、振興予算で県側の希望に沿えるよう努力する姿勢を強調しました。

 「基地の問題も平和の問題も、みんな自民党の責任にあるわけですから。しっかりした対応をしていかなきゃならん」(二階俊博 幹事長)

 二階幹事長は、沖縄振興予算の要請のため党本部を訪れた翁長知事とおよそ30分にわたり会談。その後、記者団に対し、「沖縄の将来を考えて自民党としてはできるだけのことをして寄り添って歩んでいくことが基本的に大事だと認識している」と述べたうえで、「総合的に判断しできるだけ沖縄の希望に沿えるよう努力したい」と強調しました。

 また二階氏は会談で、機会を見て沖縄を訪問したいと翁長県知事に伝えたということで、今後も対話を重ねる姿勢をアピールした形です。(10日14:31)
最終更新:8月10日(水)22時38分TBS News i

1456名無しさん:2016/08/14(日) 11:14:57
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160810-00010000-seijiyama-pol
自民党都連と都議会自民党、都政のカギを握るのは?
政治山 8月10日(水)11時50分配信

 小池百合子・新都知事と自民党東京都連(TOKYO自民党)を巡る対立に注目が集まっています。自民党都連とは、どんな組織なのでしょうか。

都内の全自民党議員を束ねる組織
 自民党都連は千代田区永田町の党本部を拠点とし、特別区(23区)、多摩地域(26市3町1村)、島しょ部(2町7村)の全区市町村に総支部(連絡所)を設けています。区市町村の議員だけでなく、都内を地盤とする国会議員も所属し、各事務所等を連絡先としています。

 今回、都連では、推薦候補が小池知事に大敗した責任を取って、経済再生相の石原伸晃会長や都議の内田茂幹事長ら執行部の5役が辞任することを了承しました。両氏のほかに、それぞれ衆院議員の下村博文会長代行、鴨下一郎政調会長、平沢勝栄総務会長の3人も役職の辞任が決まりました。

都議会自民党にも幹事長や総務会長、政調会長
 都連には、都議会自民会派(都議会自民党)も含まれます。同派の組織図は、役員会の下に執行部と総務会、政務調査会があり、それぞれに幹事長、総務会長、政務調査会長や各役職の代行、副会長がいます。都連にも同様の役職があるために、分かりづらい二重構造になっています。

 こうした“入れ子”の組織全体を取り仕切っていたのが、都連会長に次ぐナンバー2の都連幹事長だったとして、メディアから注目を浴びています。都連所属だった小池知事も、都連や都議会自民会派について「誰が何を決めているか分からないブラックボックスだ」などと選挙中に批判を繰り返しました。

来夏の都議選を睨んだ駆け引き激化へ
 都議会127議席のうち、自民党は60議席で、公明党の23議席と合わせて最大勢力となっており、議長・副議長も自民党と公明党から選出されています。

 来年7月22日に4年間の任期が満了するため、都議会や都連内部では今後、来夏の都議選を睨んだ駆け引きが都政の行方を左右するとみられます。


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