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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:27:55
生命科学綜合スレ。進化論から自然動物保護迄幅広く。

690とはずがたり:2017/03/04(土) 19:00:26
ヤマネ
#29 DORMOUSE
http://www.ikita-kaseki.com/ikita/yamane/

森の妖精とも言われているヤマネ。その小さな体と、長い毛並みは非常に可愛らしいものです。ですが、ヤマネは日本において絶滅が危惧されている天然記念物でもあるのです。またまた、驚いたことにヤマネは天然記念物であり、昔からその姿と生態を変えない生きた化石でもあるのです。

ヤマネの出現時期

日本に限らず、ヨーロッパなどにも生息するヤマネ。ヨーロッパでは5000万年前、日本では2000万年前の地層からヤマネの化石が見つかっているといわれています。これは、ヤマネが古代に繁栄した生き物であることをさしています。このことからヤマネは、恐竜が滅んで哺乳類が多く出現し始めた新生代の第三紀に出現したということがいえます。
ヤマネの形態的特長

パッと見たときのヤマネへの印象はおそらく、その小ささ、軽さからも、大体の人は「ねずみ」もしくは「ハムスター」でしょう。また、木の枝を逆さに歩いている姿は「ムササビ」とも呼べますが、ヤマネの顔つきはどちらかというと、「ハムスター」です。しかし、ヤマネとハムスターなどのネズミ類との大きな違いは、尻尾です。ハムスターは尻尾がありませんし、ネズミの尻尾には毛がありません。ですが、ヤマネはモモンガと同様に尻尾に毛が生えているのが特徴です。
ヤマネの生態的特長

最も目を引くヤマネの生態は、冬眠です。リスなどのネズミ目に属すものも冬眠はしますが、ヤマネの比ではありません。冬眠というだけあって、大体は暖かくなると活発に行動を開始するものですが、ヤマネの場合には半年以上もの間、冬眠をしているといわれています。この生態は、日本のヤマネに限ったことではなく、各国のヤマネにも見られる生態です。この生態から、ヤマネは「不思議の国のアリス」において、「眠りネズミ」として登場しています。
ヤマネの餌と捕食方法

生きた化石であるヤマネはやはり、生物としては古い生き物であるせいか、盲腸を持っていません。そのため、繊維質の葉物の植物が食べられません。また、クルミなどの堅い殻を持つ木の実なども、それに適応する歯と筋肉を持ち合わせていないために、食べることができません。では、ヤマネはどういったものを食べて生活しているのでしょうか?答えとしては、種子や果実、また花の蜜や花粉、蛾などの昆虫を食べて生活の糧としています。

691とはずがたり:2017/03/10(金) 13:18:01
この木,カイヅカイブキって名前だったんや(;´Д`)
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%85%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%AD&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwibmdipicvSAhVGLpQKHRydAmMQ_AUICCgB&biw=1680&bih=920

一番下のリンク,uekipediaだってw
時々ちくちくした葉を見かけるけど大胆に剪定すると出てくるのかw

韓国の公文書館、敷地内から日本原産木を撤去 「魂への抑圧」を象徴
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E3%81%AE%E5%85%AC%E6%96%87%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%80%81%E6%95%B7%E5%9C%B0%E5%86%85%E3%81%8B%E3%82%89%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8E%9F%E7%94%A3%E6%9C%A8%E3%82%92%E6%92%A4%E5%8E%BB-%E3%80%8C%E9%AD%82%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8A%91%E5%9C%A7%E3%80%8D%E3%82%92%E8%B1%A1%E5%BE%B4/ar-AAo3sha#page=2
AFPBB News
15 時間前

【AFP=時事】韓国・釜山(Busan)にある公文書館に植えられていた日本原産の木が、植民地時代における「われわれの魂への抑圧」の象徴だとして、敷地内から撤去されたことが明らかになった。地元当局が8日、発表した。

 先週、国家記録院の施設である釜山記録館から抜き去られたのは、常緑針葉樹のカイヅカイブキ12本で、移植のため海軍施設に運ばれた。海風から敷地内を守る防風樹として利用されるという。

 釜山記録館の報道官は、韓国の歴史家らによれば、当時の日本政府によりカイヅカイブキが各地で植樹され、帝国の隆盛を表すものとみなされていたと説明。「われわれの魂を抑圧するため、日本人の植民地支配者らによって国内各地に植えられた木々を放置することは不適切であり、移し替えることに決めた」と述べた。

 ただ、釜山記録館のカイヅカイブキは、1980年代に植えられたものだという。同施設には王室関係の古文書を含む、韓国の国家的遺産が数多く収蔵されている。

カイヅカイブキ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%85%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%AD

原産地は中国、日本。漢名を「龍柏」といい、中国では山東省以南の各都市で広く植樹されており、台湾、香港でも一般的。主に、春に挿し木や接ぎ木で増やす。
砂地など、水はけのよい場所が適する。低温には弱いが、排気ガスに強く、公園の生け垣などにも用いられる。また、剪定によって造形をするのにも用いられる。強く剪定したり樹勢が弱るとスギの葉に似た針状の葉を付けた枝を生じることがあるが、これは鱗片葉をもつビャクシン類には共通の特徴である。
ナシと近接して植えると赤星病を媒介するため、主なナシの産地には赤星病防止条例があり[2]、植栽規制と除去命令が制定されている。

https://www.uekipedia.jp/%E5%B8%B8%E7%B7%91%E9%87%9D%E8%91%89%E6%A8%B9/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%85%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%AD/
【カイヅカイブキ】
・海辺などに自生するイブキ(ビャクシン)の園芸品種。大阪の「貝塚」で作られたためカイヅカイブキとされた。
・イブキに比べて葉の緑色が濃く、樹形も整いやすい。枝先が火炎状になり、枝は螺旋状に成長するのが特徴。
・コニファー類が普及する前は、他の庭木と異なる洋風な雰囲気が好まれ、さかんに植栽された。潮風や乾燥に強いため用途が広く、学校や工場等での利用も多い。

【育て方のポイント】
・大気汚染、乾燥、塩害に強いなど丈夫で扱いやすい。土質もあまり選ばず、痩せ地でも生育できる。
・枝葉が密生するため、ボリュームのある垣根を作ることができる。
・病害虫に強い。(まれにイブキチビキバガの被害に遭う)
・日向を好み、日陰では葉っぱが貧弱になる。
・大き育った後で、小さく仕立て直すことが難しい。ノコギリなどを使って大胆に剪定すると、スギのようなチクチクした葉(写真参照)が発生して見苦しくなる。また、日の当たらない下枝は貧弱になりやすい。
・梨の病気(赤星病)を誘発するため、梨畑の近くに植えることはできない。カイヅカイブキの植栽を条例で禁ずる自治体もある。ボケやカイドウも同様に禁止されている地方がある。

692とはずがたり:2017/03/18(土) 20:54:58
印旛沼周辺で増殖 駆除困難 【外来生物】
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/feature/CO025631/20160913-OYTAT50006.html
2016年09月13日 05時00分

 生い茂る草をかき分けて漁協関係者が川岸に近づき、水中に仕掛けたカゴわなを引き揚げた。水をしたたらせながら水面に出てきたカゴには、体長約30センチのカミツキガメ1匹が入っていた。大きな口を開けて威嚇し、鋭い爪のついた足をカゴに掛けて必死にもがいている。この後、冷凍処分するため漁協事務所に運ばれた。

 佐倉市などに広がる印旛沼や周辺でカミツキガメが増殖している。本来は北米から南米にかけて生息しており、国内には1960年代頃からペットとして輸入された。印旛沼水系では2002年に国内で初めて定着が確認された。捨てられて野生化したとみられている。天敵がいない上、1回に20個から100個以上の卵を産む(日本固有種のイシガメは1回に約10個)という繁殖能力で、04〜05年度に県が行った調査で1000匹と推計された生息数は、15年度には1万6000匹とされた。

 在来のカメの生息場所を奪うなど生態系を変える恐れがあるため、県や印旛沼漁協は、印旛沼や周辺で07年度に駆除を始めた。昨年度までに計3575匹を駆除したが、県生物多様性センターの熊谷宏尚副技監(59)は「生息場所が水田などにも広がっており、捕獲のやり方を見直さなければいけない。根絶までの道のりは遠い」と話す。

 印旛沼周辺では植物にも異変が起きている。佐倉市内の鹿島川では、鹿島橋付近で外来種の水草が草原のように広がっている。草の名は「ナガエツルノゲイトウ」。観賞用に輸入されたものが捨てられて繁殖したとみられ、印旛沼周辺では1990年頃から広がり始めた。環境保全などに取り組む市民団体「佐倉印旛沼ネットワーカーの会」の15年度の調査によると、印旛沼周辺で確認した分布面積は約4万平方メートルで、前年度の1・8倍に増えたという。

 ナガエツルノゲイトウを駆除するのは難しく、手つかずの場所も多い。ちぎれた茎などからも増殖するため、不用意に引き抜くと、かえって生育範囲を広げてしまうからだ。滋賀県や佐賀県などでも問題になっており、「地球上で最悪の侵略的植物」と呼ぶ関係者もいる。

 鹿島橋から約10キロ離れた印旛放水路の大和田排水機場(八千代市)では、15年9月の関東・東北豪雨で排水ポンプが緊急停止した。ナガエツルノゲイトウ約18トンが柵に詰まったためだ。このときは速やかに除去されたが、除去に手間取ってポンプが長時間止まれば氾濫が起きる恐れもある。

 東邦大理学部の西広淳准教授(保全生態学)は「ある生物を野外に放すと、生態系にどんな影響があるかは完全には予測できず、元に戻すことも困難だ。動植物を育てる人は責任を持って扱うべきだ」と指摘している。(服部有希子)

2016年09月13日 05時00分

693とはずがたり:2017/03/18(土) 21:01:40
エロすぎる海の生き物たちに、思わずニヤニヤしてしまう・・・
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/reading_guide/article/271730
2016年09月02日 11時50分
魚はエロい 瓜生知史著
魚はエロい 瓜生知史著
写真を見る

 「魚」と「エロ」。ありふれた言葉のありえない組み合わせが、見事なまでに海の生き物の魅力を最大限引き出し、我々人間に「生きるとは何か?」という素朴な問いを投げかける作品となっている。オールカラー版で擬人化されたわかりやすい解説がうれしい。

 著者は水中カメラマンでもあり、『日本産魚類生態大図鑑』など多くの図鑑を編集、取材協力をしてきた瓜生知史氏。人気バラエティー番組で「エロイ水中生物」を解説する機会があったのだが、著者が持ち込んだ番組用の素材は「エロすぎて放映できません」と担当ディレクターに苦言を呈された。こうした経緯もあり、番組内では吟味された比較的、おとなしい映像が使われたのだが、本書では、このとき「エロすぎて」放映できなかった魚や水中生物が多数紹介されている。

 それでも「半分くらいはエロくない、まじめな記述」と述べる著者だが、読み手が恥ずかしくなるほど、実にエロく生々しい。ここで紹介することがためらわれる、もしくは紹介できない言葉も数多く使用されていて、「どうしてこんなにエロイのか?」とドキドキしてしまう。魚の生態行動が、あっけらかんと人間のエロイ行動の話に派生していくのだ。

 まったり求愛するウツボ。生殖器を2本持ち、メスを追いかけまわして噛みつき交尾をするサメ、メスの顔めがけて放尿する変な性癖を持つメバル、性転換するクマノミ。クマノミについては、某有名映画で生態系の視点から解説されており、ファンタジーな映画が子どもには衝撃的すぎる内容となるためR18指定が必要となりそうだ、と記述されている。その描写は大人にとって実に興味深い。

 求愛、交尾、産卵……。単なる図鑑、解説本にとどまらない、海に暮らす生き物たちの「けしからん」ロマン。これまで魚に興味などなかったという人ほど夢中になれると言っても過言ではない。この衝撃的なタイトルと内容は読み手を裏切らない。ぜひ、背表紙買いしていただきたい作品だ。


出版社:光文社
書名:魚はエロい
著者名:瓜生知史
定価(税込):842円
リンク先:http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039387

694とはずがたり:2017/03/20(月) 20:46:59
ヤマネ先生。
湊 秋作さん
https://www.mitsui.com/jp/ja/csr/contribution/fund/10years/15persons/minato/
公益財団法人キープ協会 やまねミュージアム館長
http://www.keep.or.jp

1952年和歌山県生まれ。小学校教諭として勤務しながらライフワークのヤマネの研究を続け、2000年から財団法人キープ協会・やまねミュージアム館長兼環境教育事業部副事業部長となる。関西学院大学教育学部教授。
 山梨県清里高原で、豊かな自然を活かした体験型の環境学習を行うキープ協会。同協会併設の「やまねミュージアム」館長の湊秋作さんは、「天然記念物であるヤマネは、日本列島に生息する約110種類のほ乳類の中でも最古参で、日本の森の象徴とも言える動物なんです」と説明する。

 学生時代に、ヤマネ研究の第一人者である下泉重吉氏に出会ったことがきっかけで、ヤマネの調査研究を始めた湊さん。「まずは小さなリスのような体に大きな目のかわいらしさ、そして冬眠時は体温を0度くらいまで下げて体温調節をしたり、天敵に会うと尻尾を切り離して逃げたりといった不思議な生態にひきこまれました」。大学卒業後は、帰郷して小学校の先生をしながらヤマネの調査を行った。「毎月1回、子どもたちと熊野古道の近くの森で巣箱調査をするのは楽しかったですね」。


cNatsuki Yasuda

ミュージアムでは、写真やぬいぐるみなどの展示でヤマネの生態や分布を紹介しているほか、冬期には冬眠している本物のヤマネを見ることができる。
 和歌山での調査を8年間続けたものの、その間に捕獲したヤマネは2匹のみ。「より詳細な生態研究を行うために、ヤマネが多く生息する清里にフィールドを変え、和歌山から通いました。キープ協会が山小屋を無料で使わせてくれたのがありがたかったです」と笑う。片道550㎞を毎月1回、自費で往復するこの調査は、12年にわたって続けられた。そして、長年の研究結果をサポートしてきたキープ協会は、「やまねミュージアム」を設立することを決断する。

 館長として、環境保全や環境教育にも力を入れてきた湊さん。その成果の一つが、2007年から設置と普及に取り組むアニマルパスウェイだ。「清里に有料道路を作る計画が持ち上がったのですが、大きな道路で森が分断されると、ヤマネやリスといった木の上で暮らす動物は移動できなくなってしまう。そこで、小動物が渡るつり橋のような『アニマルパスウェイ』を道路上に作りました。開発と環境保全のバランスを取るのは難しいですが、共存の道を探っていきたいですね」。設置後のモニターでその効果が確認されたアニマルパスウェイは、今では日本各地、そして世界へと広がりつつある。

695とはずがたり:2017/03/21(火) 14:42:23
<給食>高級食材ジビエ “一石二鳥獣”の試み
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/trend/mainichi-20170313k0000e040221000c.html
03月13日 12:33毎日新聞

 レストランの高級食材として最近人気の「ジビエ」(野生鳥獣の肉)を給食に出す学校が増えている。増えすぎて捕獲されたシカやイノシシを給食に出すことで、子どもたちは命の尊さを学び、消費拡大にもつながるという“一石二鳥獣”の試み。うまくいくのだろうか。【渡辺諒】

 「子どもたちの評判も上々」。多くを森林に囲まれた和歌山県古座川町では、四つの小中学校で、2015年度から給食にジビエを取り入れた。同町教育委員会の担当者は「ジビエは価格の高さが難点だが、命を大切にいただくことを教えるうえで最適な教材」と話す。

 狩猟解禁期間の11月から3月に月1回のペースで提供。子どもたちが食べやすいようにシカ肉を使ったバーガーやカレーなどくさみを減らす工夫をした。同町内ではシカによる農作物への被害が深刻化。捕獲した鳥獣を無駄なく食べようと給食への活用を決めた。

 同町のほかにも、西日本を中心にジビエを給食に出す学校が増えている。麻布大の押田敏雄名誉教授(家畜衛生学)らの調査によると、今年1月現在、ジビエ給食を出した自治体のある道府県の数は25(53%)に上る。押田さんは「子どものころからジビエをおいしく食べれば、将来の消費拡大につながっていくだろう」と期待を込める。

 消費を増やそうと国も一肌脱いだ。文部科学省が15年12月、学校給食の栄養指導などで基礎データとして使われる「日本食品標準成分表」に初めてシカ肉を掲載したのだ。シカ肉はたんぱく質が豊富である一方、牛肉や豚肉に比べ脂肪は3分の1?10分の1でとてもヘルシー。鉄分は2?5倍だ。レストラン関係者らで作るNPO法人「日本ジビエ振興協議会」は今年3月から一般社団法人に変わって、消費を推し進めようとジビエサミットの開催などに取り組む。

 官民挙げて消費拡大を進める背景には、農林業被害対策の一環で野生鳥獣の捕獲数が年々増えていることがある。農林水産省と環境省によると、農業被害額は全国で約191億円(14年度)にのぼる。13年度の捕獲数はシカ約51万頭、イノシシ約45万頭。シカは10年前に比べ3.2倍捕獲されているが、食肉利用は約1割にすぎない。残りが処分されるのは「もったいない」というわけだ。

 ◇衛生管理が課題、学会設立を準備

 ただ、野生の食肉だけあって安全面は重要課題。都道府県が認可した施設の肉を給食に出しているため、一定の安全性は確認されている。しかし、牛や豚の家畜肉は食品衛生法などで解体方法が定められ、全頭の衛生検査が義務付けられているが、ジビエは厚生労働省の衛生管理指針だけ。統一的な管理がされているとは言い難いという。

 そこで、押田さんらが発起人となり、ジビエ学会の設立準備を進めている。動物衛生学や食品科学など専門的な見地から野生鳥獣の解体、加工に適した方法を提言し、学術専門誌も発行する予定。国内研究者100人以上の賛同が得られていて、年内発足を目指す。

 押田さんは「安全管理に学術的な裏付けは必要。家畜と同等の安全性を確保できれば、食肉として一般の流通にも乗せやすくなる」と話した。

696とはずがたり:2017/03/23(木) 22:17:45
2017/3/23 19:12神戸新聞NEXT
アサリから貝毒 芦屋、西宮、神戸で採取禁止に
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201703/0010027812.shtml

 兵庫県水産課は23日、芦屋市の海岸で採ったアサリから基準値を超えるまひ性貝毒を検出したため、芦屋、西宮、神戸の3市で、アサリの採取を禁止した。

 県は潮干狩りシーズンに定期的に貝毒検査を実施。同市で基準値を超えるのは2013年から5年連続。

 貝毒は二枚貝にのみ生じ、ほかの貝や魚類は問題なく食べられるという。(中川 恵)

貝毒
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%9D%E6%AF%92

貝毒(かいどく)とは、魚介類が生産する毒物(マリントキシン)の一種で貝類の毒(動物性自然毒)を指す。

毒化の原因は渦鞭毛藻など海水中の有毒プランクトンを捕食した貝が毒を蓄え、毒化した貝を食べた事による食中毒症状を言い、一般的に「貝にあたる」と言う。毒素は加熱により無毒化することもなく、蓄積で貝の食味は変化しない。
毒化した貝を食べることで消化器系(下痢)と神経系の中毒症状を引き起こし、一度に100人以上が死亡した例もある(浜名湖アサリ貝毒事件)。日本では下痢性貝毒、麻痺性貝毒の発生があるが、神経性貝毒と記憶喪失性貝毒は、発生報告はない。
毒性をもつプランクトンは水温の上がり始める 4月ごろから5月ごろの期間に発生することが多い。このため都道府県の水産担当部局では、冬の終わりから海水中のプランクトンや貝の検査を行い、毒の量を検査し安全を確かめている。基準値は可食部1グラムあたりの毒力が麻痺性貝毒4 MU、下痢性貝毒0.05 MU以上になった場合で、出荷停止措置が執られる[1]。この措置は、貝自身の代謝により貝毒がなくなったことが検査で確認されれば解除される。潮干狩りなどの自己採集では、中毒が表面化しない場合も有る。
貝の種類により、毒の「蓄積しやすさ」および「排泄(代謝)」の速度は異なる。つまり、同一海域産であっても、貝によって毒化の期間が変わり、中毒を起こす場合と起こさない場合がある[2]。ホタテガイ、ムラサキイガイは比較的毒化が長期間続き、カキは短期間である。

697とはずがたり:2017/03/24(金) 22:25:10
譲位後今の天皇誕生日は魚の日になるかもねw

タイが愛する陛下の魚 半世紀で養殖拡大、今や国民食
http://www.asahi.com/articles/ASK2K6H2TK2KUTIL05L.html
バンコク=乗京真知 島康彦2017年2月26日16時28分

 天皇、皇后両陛下が28日からベトナムを訪れた後、3月5日にタイに立ち寄り、昨年10月に死去したプミポン前国王の弔問をする。天皇陛下はおよそ半世紀前、タイの食糧難を救おうと、前国王にティラピアの養殖を勧めた。その養殖が広がり、ティラピアはタイで最も愛される大衆魚となり、両国の「友好の証し」にもなっている。

■甘辛いタレや香草で

 バンコク有数の食品市場クロントイ。魚売り場は午後も客足が絶えない。「プラーニン(黒い魚)」と呼ばれる黒光りしたティラピアが店頭の半分以上を占める。1キロ近い大物は1匹60バーツ(約200円)。女性店主のドントゥリーさん(45)は「半日で500キロ売れる。休む時間がないよ」と笑った。

 ティラピアは、魚食が盛んなタイで最も消費が多い淡水魚だ。定番は甘辛いタレや香草で味付けした姿揚げ。水産局によると、2014年の出荷量は約19万トンで20年前の約3倍となり、出荷額は年34億円を超えた。淡水魚の養殖は約40万人の雇用も生んでいる。

 養殖の歴史は1960年代にさかのぼる。魚類学者でもある天皇陛下(当時は皇太子)が64年末にタイを訪れた際、農村の食糧難を救う手として、繁殖力の強いティラピアを勧めた。翌年、日本から贈られた50匹をプミポン前国王が宮殿の池で繁殖させた。1万匹まで増やし、水産試験場を通じて稚魚が各地に配られた。

 養殖池は、国を縦断するチャオプラヤ川流域を中心に国内約28万カ所に広がった。総面積は東京ドーム1万個分を超える。最下流にある中部サムットプラカーン県には、国内最大の800軒の養殖農家が集まる。かつて米農家だったスリヤン・プルアンスィさん(55)は「10年前に養殖に切りかえ、年収が約15倍の360万円に増えた」と喜ぶ。米価の低迷と肥料高騰に悩む米農家が、水田を掘って池に変えている。

 同県の水産試験場長ブラシャッ…

698とはずがたり:2017/03/25(土) 22:46:31
狼を山に放たないと・・。

2017.3.25 07:07
シカ削減計画5年間継続 山梨県審議会 35年度までに3万2600頭
http://www.sankei.com/region/news/170325/rgn1703250047-n1.html

 県環境保全審議会は24日、県内に生息するニホンジカの数を平成35年度までに約3万2600頭に減らす目標に向けた県計画の継続を了承した。県が29日に決定する運びだ。

 県みどり自然課によると、26年度末のシカの推定生息数は7万7354頭。県は削減目標に向け、27年5月から計画を進めてきた。今年度末で計画期間が終わるため、同審議会が県の諮問を受け、33年度末まで5年間、計画を継続するよう求めた。

 同課によると、27年度末のシカの推定生息数は7万1146頭。猟銃やわなによる捕獲数を増やしたことで、26年度末から約6200頭減らした。

 県によると、27年度のシカによる農作物の被害額は3800万円、森林被害額は3億2600万円。イノシシやニホンザルを含む野生鳥獣全体の農林業被害額は5億9700万円。シカによる被害が6割を占め、生息数抑制が課題となっている。

 同年度の捕獲数は1万3169頭(前年度比1420頭増)で、17年度(1280頭)の約10倍。

 同年度の猟銃による狩猟者登録数は1623人で、22年度に2千人を割り込んでから減り続けている。

699とはずがたり:2017/03/27(月) 22:44:16
アホウドリ、小笠原に初帰還 国の特別天然記念物
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170325000705.html
2017年3月25日11時12分

 国の特別天然記念物アホウドリを保護するため新たにつくられた繁殖地、小笠原諸島(東京都)を3年前に巣立った1羽が、大きく成長して再び戻ってきた。環境省などが24日発表した。小笠原で生まれたアホウドリの帰還が確認されたのは初めてで、保護の取り組みが一歩前進した。…[続きを読む]

700とはずがたり:2017/03/30(木) 14:59:33
クマ・サイ・カバ・ワニ辺りが速いのは意外だな(;´Д`)

陸棲動物の走る速さ一覧
陸に生息している動物の走る速さをご紹介致します。
更新日: 2013年09月25日
https://matome.naver.jp/odai/2138009164808121201

第一位 チーター 100m 3.2秒
第二位 ガセル 100m 4.0秒
第三位 サラブレッド 100m 5.0秒
第四位 グレーハウンド 100m 5.1秒
第五位 ダチョウ 100m 5.2秒
第六位 カンガルー 100m 5.5秒
第七位 ウサギ 100m 5.6秒
第八位 ライオン 100m 6.2秒
第九位 クマ 100m 6.4秒
第十位 オオカミ 100m 6.5秒
第十一位 キリン 100m 7.1秒
第十二位 バッファロー 100m 7.2秒
第十三位 ハイエナ 100m 7.2秒
第十四位 猫 100m 7.5秒
第十五位 サイ 100m 7.8秒
第十六位 カバ 100m 8.0秒
第十七位 イノシシ 100m 8.0秒
第十八位 ラクダ 100m 9.0秒
第十九位 ワニ 100m 9.0秒
第二十位 ゾウ 100m 9.2秒
第二十一位 人間 100m 9.2秒(200mの後半)

701とはずがたり:2017/04/02(日) 20:15:20
青森県に元々ニホンジカはいなかったんか?全頭駆除はもし固有の生き物なら行き過ぎな気もするが。明治に絶滅って事は元々いたんちゃうの?

<青森県>ニホンジカ「全頭駆除」へ全力
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/region/kahoku-01_20170401_21043.html
15:00河北新報

 青森県は本年度、県内各地で急増するニホンジカ対策に全力を挙げる。1日当たりの捕獲数上限を撤廃し、事実上の「全頭駆除」を狙う。放置すれば急速に進む森林被害を食い止める構えだ。
 県内のニホンジカの生態管理を担う「第2種特定鳥獣管理計画」を8月をめどに策定する。管理計画の期間は17?21年度の5年間。現在は、11月15日?翌年2月15日に設定している狩猟期間を延長する方針。さらに、各狩猟者1日当たり1頭の捕獲制限を撤廃し、一層の駆除を促す。
 人家が近いなど、ライフルの使用が難しい場所では、わなを設けることで捕獲に注力する。
 青森県内のニホンジカは明治時代にいったん絶滅したとされたが、ここ数年で急増している。県自然保護課によると、県内での目撃件数は14年度は40件だったが、15年度は81件と倍増した。16年度は今年1月20日現在で101件。隣接する岩手、秋田両県から食料となる草木などを求めて流入しているとみられる。
 同課の担当者は「このままでは深刻な森林被害が出かねない。徹底した捕獲に取り組むことで被害を防ぎたい」と説明する。

702とはずがたり:2017/04/02(日) 20:16:18
白神山地が食い荒らされてしまう様では全頭駆除も已む無しかなあ・・

<白神山地>ニホンジカ50頭 15年度の1.6倍に
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170401_73044.html

 青森、秋田両県にまたがる白神山地周辺に生息するニホンジカの頭数は3月17日現在で50頭に上り、2015年度の32頭から約1.6倍に増えていることが、環境省東北地方環境事務所などの調査で分かった。
 同事務所と東北森林管理局、両県が設置した計113台の無人カメラを分析したほか、市民らの目撃通報を基に集計した。50頭のうち秋田県側は33頭で、15年度の12頭から2.8倍増えている。
 同事務所の分析によると、撮影された個体は性別不明を除いて全て雄で、雌は確認されていない。白神山地周辺で繁殖している可能性は低いという。
 同事務所西目屋自然保護官事務所の担当者は「ニホンジカは侵入の初期段階にある。新年度も生息調査を続け、増える前に対策を考えたい」と話す。

703とはずがたり:2017/04/08(土) 16:26:17
赤城山麓に野犬繁殖
2014年03月08日 17時18分
猟犬保護相次ぐ
http://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/feature/CO005873/20140308-OYT8T00219.html?from=yartcl_popin


 自然豊かな赤城山麓では、捨てられた犬が野生化し、繁殖している。狩猟が盛んな県西部の山間部では、放置された猟犬が相次いで発見されている。飼い主のマナーの悪さが問題の根源にある。

704とはずがたり:2017/04/09(日) 13:39:30

クモの猛毒、ハチの救世主となるか 研究
2014年06月04日 15:55 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3016749

【6月4日 AFP】世界で最も毒性の強いクモから取り出した毒が、世界のミツバチを救うかもしれない──。このクモの毒は貴重な授粉者であるミツバチにほとんど効果を及ぼさず、害虫だけを駆除する生物農薬としての役割を担うとした研究論文が、4日の英学術専門誌の英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された。

?野生および飼育下のハチの個体数は、欧州、南北アメリカ大陸、アジアで減少している。科学者は原因の究明に苦心しているが、原因の可能性の一つとして挙げられているのが化学農薬だ。

?科学者らは昨年、作物やハチの巣を保護するために使用されている一部の農薬が、ミツバチの脳回路に影響し、食料調達に不可欠な記憶と位置把握の能力を阻害してハチの巣全体に脅威を及ぼしているとの研究を発表した。これを受けて欧州連合(EU)では一部の化学農薬を一時的に禁止した。

?今回、英ニューカッスル大学(Newcastle University)率いる研究チームは、オーストラリアに生息するジョウゴグモの毒とユキノハナ(植物)のタンパク質から作った生物農薬が、ハチにほとんど効果がないことを突き止めた。

「ハチが野生で経験する以上の量を、急性的及び慢性的にハチに投与した結果、ハチの生存能力には極めてわずかな影響しか見られず、学習と記憶の能力には測定可能な効果を全く示さなかった」とニューカッスル大学は声明で述べた。また論文によると、成体と幼虫のいずれも影響がみられなかったという。

?この生物農薬は、複数の主要な害虫種にとっては極めて毒性が強く、その一方で人体には有害でないことがこれまでの研究で示されている。(c)AFP

705とはずがたり:2017/04/09(日) 13:40:36
古代人の食人、単なる「食事」ではない 研究
2017年04月07日 13:00 発信地:パリ/フランス
http://www.afpbb.com/articles/-/3124302?cx_tag=pc_rankday&cx_position=1#cxrecs_s
科学・技術
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古代人の食人、単なる「食事」ではない 研究 フランス・ドルドーニュの博物館にあるネアンデルタール人の模型(2008年7月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/PIERRE ANDRIEU
【4月7日 AFP】現生人類を含む古代の人類が人肉を食べる食人(カニバリズム)をしていたのは、栄養価の高い食事を取るためというより儀礼的な目的のためだった可能性の方が高いとする異色の研究論文が6日、発表された。

 英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表された今回の研究は、先史時代の食人は広く考えられているよりまれではなかったものの栄養的には得るところが比較的少ない危険な企てだったとしている。

 研究では人体の部位ごとのカロリー値を算出した。同じ重さで比較すると野生のウマ、クマ、イノシシなどは、ほぼ骨と皮と筋肉だけのぜい肉のない体だった人類の祖先よりも脂質とタンパク質のカロリーが3倍以上もあったという。

 さらに食人の場合狩られる側は狩る側と同じ程度に賢いことから、獲物は食べられるまでにかなり抵抗すると考えられる。

706とはずがたり:2017/04/09(日) 13:45:31
世界最悪級の毒グモにかまれた少年、抗毒素12びん投与され生還 豪
2017年02月25日 17:49 発信地:シドニー/オーストリア
http://www.afpbb.com/articles/-/3119188
事故
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世界最悪級の毒グモにかまれた少年、抗毒素12びん投与され生還 豪
オーストラリア・シドニーにあるオーストラリア爬虫類公園で、シドニージョウゴグモから毒を搾り取ろうとする女性(2001年10月1日撮影、資料写真)。(c)AFP /William WEST
? メディア・報道関係・法人の方向け 写真購入のお問合せ
【2月25日 AFP】オーストラリアの10歳の少年が世界でも有数の危険なクモにかまれたが、12びん分という大量の抗毒素を投与されて生き延びた。地元メディアが報じた。

 マシュー・ミッチェル(Matthew Mitchell)君はシドニー(Sydney)北部の自宅で、父親を手伝って物置小屋を片付けていたときに、履いていた靴の中に潜んでいたシドニージョウゴグモに指をかまれた。

 ミッチェル君は現地紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)の24日版に「這い上がって来て、脚全部と体全体を使って僕の指をはい回っていて、払えなかったんだ」と語った。

 ミッチェル君の家族は、彼のシャツを圧縮包帯代わりにして毒の回りを遅らせ、急いで彼を病院に運び込んだ。ミッチェル君はけいれんを起こしたものの、12びんの抗毒素を投与され、生き延びた。地元メディアは、12びんという投与量は同国内で使用された抗毒素で最多だとしている。

 シドニージョウゴグモは世界でもトップクラスの危険なクモ。このクモの毒は致死性で神経系を攻撃し、かまれた人は口から泡をふき、筋肉がけいれんし、死に至る恐れもある。(c)AFP

707とはずがたり:2017/04/10(月) 12:41:55
2015年06月27日 19時46分 更新
大きなヤマアラシを飲み込んだヘビが死ぬ
SNSで話題になっていましたが……。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/27/news025.html#utm_source=yahoo&utm_medium=feed&utm_campaign=20170404-012&utm_term=it_nlab-life&utm_content=rel2-04
[ねとらぼ]

 Earth Touch News Networkが専門家の話として伝えているところによれば、ヘビがヤマアラシを食べるのは珍しくはなく、たいていは問題が起きないそう。

「人生で初めて蛇をかわいそうだと思った」 ヤマアラシを飲み込もうとした蛇が悲惨な姿に
ねとらぼ 4/4(火) 11:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000012-it_nlab-life

ある動物を飲み込もうとした蛇の姿が、まるでRPGのモンスターのようだと話題になっています。

 この蛇が丸飲みしようと試みたのは、全身に毛が発達したトゲトゲを持つヤマアラシ。ヤマアラシは襲われるとその毛を逆立てて身を守ろうとするのですが、蛇はその状態のヤマアラシを食べようと巻きついたために全身にトゲが刺さる結果になってしまったのだそう。

ヤマアラシ ヘビ
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%B7+%E3%83%98%E3%83%93&oq=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%80%80%E3%83%98%E3%83%93&aqs=chrome..69i57j0l3j69i61l2.5485j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8#q=%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%B7+%E3%83%98%E3%83%93&tbm=vid

708とはずがたり:2017/04/13(木) 08:19:06
日本の鯨食も国際輿論に屈するべき時期かもしれませんな。。

犬と猫の食用禁止に、罰金最高90万円 台湾
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1440116307/2943
AFP=時事 4/12(水) 17:55配信

【AFP=時事】台湾で12日、犬や猫を食用とすることを禁止する改正案が議会で可決された。違反者には最高25万台湾ドル(約90万円)の罰金が科される。

 台湾の議会は、犬や猫の肉の消費、購入、所持を禁止する法案を可決した。また動物を殺したり虐待したりした場合には、最長2年の禁錮刑、罰金200万台湾ドル(約720万円)が科される。

 改正案を提出したワン・ユーミン(Wang Yu-min)議員は、「台湾が動物愛護の先進社会であることを示した」と述べた。

 他の一部アジア諸国と同様に、台湾でも数十年前までは犬肉が日常的に食べられていた。今では非常に珍しくなったが、近年でも犬肉を販売する店が存在する。

 台湾では動物虐待のケースが相次いで報じられたことで市民から激しい怒りの声が上がり、規制強化を求める声が強まっていた。【翻訳編集】 AFPBB News

709とはずがたり:2017/04/16(日) 14:56:25
<目撃>イカがイカを一瞬で捕獲、共食い?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170411-00010003-nknatiogeo-sctch&pos=1
ナショナル ジオグラフィック日本版 4/11(火) 17:52配信

仲間に不意打ちを食わせるイカ。オーストラリアの研究者が深海生物を調査するために機材を設置したところ、1匹のイカが他のイカを攻撃する映像を収めるのに成功した。
 オーストラリア、タスマニア島の南西沖で調査中の研究者が、イカの攻撃的行動を示す貴重な映像の撮影に成功した。

 動画を見ると、船の明かりに引き寄せられたのか、1匹のイカがカメラの視界に入ってくる。その直後、もう1匹のイカが勢いよく画面に飛び込んできて、最初のイカをつかみ取って消えていく。攻撃的な行動とみられる。

 南極海に生息するイカはおよそ70種に及ぶため、このイカがどの種に属するのか厳密に判別するのは難しい。短い映像を見る限りでは、おそらくアカイカ、もしくはどこにでもいるオーストラリアスルメイカのどちらかだろう、とハンナ・ローゼン氏は語る。彼女は米カリフォルニア州パシフィック・グローブにあるスタンフォード大学ホプキンス・マリーン・ステーションのギリー研究室で博士論文を執筆中だ。

 撮影に使われた装置を設置したのは、オーストラリアの国立科学研究機関であるオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の研究者たち。深さ1000メートルに生息する深海生物の行動を調査するために、「視聴覚」双方の情報を取得できる器具を取りつけた。だが、2匹のイカが出会った地点は、水深わずか135メートルのところだった。

「装置を調整していると、好奇心旺盛なイカが近づいてきて、攻撃的行動をとることが時折あります」と、研究を主導しているルーディ・クロサ―氏。ナショナル ジオグラフィックの取材に対してメールで答えてくれた。この記事の公開時点では、このイカの正確な種が何か、同機構は確認していない。

 イカの多くは、仲間うちで攻撃的な行動に出て、共食いにまで発展することがよく知られている。スタンフォード大学のギリー研究室で博士号を取得したダナ・スターフ氏は、これまでイカを専門に研究しており、学位論文のテーマにもアメリカオオアカイカを選んだ。この種は南極海では珍しいとはいえ、動画に出てきた2匹と似た特徴を持っている。

「アメリカオオアカイカは、弱った仲間がいると共食いをします。他の種が同じ行動をとる可能性は十分にあります」と、彼女は言う。2016年10月に発表されたある論文では、共食いをする例が極めて高いイカの種がいくつかある、と述べられている。たとえばテカギイカの場合、餌全体の42パーセントは共食いによるものだ。

「共食いだった可能性はありますし、そうだったとしても驚きませんが、それでも食われたのが別の種だった可能性もあります」と話すのは、スミソニアン協会と提携している米国海洋漁業局(NMFS)のNational Systematics Laboratoryの研究員マイケル・ヴェッキオーネ氏だ。「その場合、今回の例は単なる捕食行動で、共食いではありません」

文=Sarah Gibbens/訳=潮裕子

710とはずがたり:2017/04/17(月) 08:28:56
艸木づくしも此処へ。

韓国が桜の「起源」に固執する理由
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1440116307/2966-2967
Wedge 4/14(金) 12:20配信

711とはずがたり:2017/04/17(月) 14:11:14

日本でブーム起こしたパクチー、7人に1人が遺伝的にダメ 中国にも嫌いな人がたくさんいた!=中国メディア
サーチナ 2017年4月17日 10時12分 (2017年4月17日 13時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170417/Searchina_20170417021.html

時代の流れとともに食文化の多様性が進む日本では昨年、パクチー(香菜、コリアンダー)ブームが起きた。パクチー専門店やパクチーを使ったスナック菓子、さらにはパクチー風呂なるものまでお目見えしたが、一方でパクチーを全く受け付けない人も多い。これほど好き嫌いがはっきり分かれる食材はないかもしれない。(イメージ写真提供:123RF) (サーチナ)

 時代の流れとともに食文化の多様性が進む日本では昨年、パクチー(香菜、コリアンダー)ブームが起きた。パクチー専門店やパクチーを使ったスナック菓子、さらにはパクチー風呂なるものまでお目見えしたが、一方でパクチーを全く受け付けない人も多い。これほど好き嫌いがはっきり分かれる食材はないかもしれない。

 中国紙・南方都市報は15日、遺伝子の影響で世界の人口の約15%がパクチーを嫌うとの研究結果があることを報じた。記事は、パクチーの英語名であるコリアンダーにはカメムシが語源であるとの説が存在する紹介し、「一部の人びとにとってはとても恐ろしい香りなのである」とした。

 そのうえで、ある科学者の研究により、特有の嗅覚遺伝子がパクチーの特殊な香りを作りだす物質を敏感に取り込もうとする性質を持っており、この遺伝子を持つ人びとはパクチーの香りを嫌う傾向にあることが分かったと伝えた。その割合が、世界で約15%とのことであり、およそ7人に1人が「パクチー嫌い」となる計算だ。記事はまた、世界には「反パクチー連盟」なる組織も存在すると紹介する一方、パクチーには健康に有益な成分も含まれていることを説明している。

 中国に行って外食すると、かなりの割合でパクチーに出くわすことになる。しかし、中国にも「パクチー嫌い」がかなりいるようだ。中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、この記事に対して「小さい頃からパクチー大好き」とする人がいる一方で、「嫌い。あの味が耐えられない」、「呑み込めない」、「においだけで耐えられないのに、食べられるわけがない」といったコメントも続々と寄せられている。そして、「大好き」、「大嫌い」の両方のコメントにそれぞれ大量の「いいね!」が付いている。

 スープに1枚浮いているだけで全体の香りと味を支配するほどのインパクトを持つパクチー。好きな人はとことん好きで、嫌いな人はとことん嫌い。何とも不思議な食材である。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

712とはずがたり:2017/04/23(日) 14:02:46
ドラセナをイキイキ育てる3つの方法と傷んだ場合の3つの復活方法
http://a-t-g.jp/dracaena-cultivate-4017
2015年4月6日育てる

713とはずがたり:2017/04/24(月) 10:15:37
思わぬ逮捕に怒り心頭 沖縄のハブ捕り名人
dot. 2017年4月20日 11時30分 (2017年4月23日 06時52分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170420/asahi_2017041900024.html

大きなハブを手にする眞喜志康弘さん(本人提供)

 ハブ捕り名人として知られる沖縄県名護市の眞喜志康弘さん(61)が、3月に警視庁に逮捕された。ハブ酒の原料などとして捕まえたヒメハブを、業者に出荷するため“保管”していたことが動物愛護法の無許可飼育にあたるとされたのだ。眞喜志さんは3月中に不起訴処分となったが、いまだに怒りが収まらないという。

「ハブは夜行性なので、日が落ちてから捕まえに行くんです。明け方まで捕獲して、業者に持っていくまでの数時間、保管していただけです。冷凍庫で凍らせていたものもあって、“飼養”にはあたらないと思います」

 動物愛護法では、クマや毒ヘビといった危険な特定動物の飼養・保管については各都道府県知事の許可が必要となっている。眞喜志さんは1月までこの許可を得ていなかったため、逮捕されたのも仕方ないと思いきや、許可が必要ない例外もあるのだ。

 特定動物の許可について管轄する沖縄県動物愛護管理センターの担当者はこう言う。

「許可が必要かどうかは目的によります。一般の人がハブと遭遇して一時的に捕獲した場合は許可はいりません。食品加工が目的でも、捕獲後すぐに安全が担保される場合には許可は必要ありません」

 つまり、捕まえてすぐに駆除や冷凍する場合には、許可はいらないことになっている。ただ、駆除や冷凍までにどのくらいの時間を過ぎれば許可が必要になるのか、明確な基準はないという。

 環境省の自然環境局動物愛護管理室の担当者もグレーゾーンがあることを認める。

「許可が必要かどうかは都道府県ごとの判断になる。時間などの具体的な基準はありません」

 こうした現状に、弁護をした新紀尾井町法律事務所(東京)の江口大和弁護士は警鐘を鳴らす。

「法の中で『飼養』が定義されていないのが問題です。捜査機関が恣意的な解釈、適用をする危険性がある。定義がなかったことが眞喜志さんの不当逮捕を生んだと考えています」

 31年にわたってハブを捕ってきた眞喜志さんは、いまは許可を取得し、これからも続けるという。

「法律がもう少しわかりやすければ、逮捕されることはなかった。私のほかにもハブを捕っている人はいるが、許可について知らない人は多い。なぜだかわからないまま、いきなり捕まる恐れがあるんです」

 1年で2千匹以上も捕る名人が、警察に捕まった今回の一件。身柄を拘束された本人にとっては、しゃれにもならない深刻な問題だ。許可の基準の明確化や捜査機関の慎重な対応を促すきっかけにしないと、今後も「捕まる」人が出かねない。

※週刊朝日  2017年4月28日号

714とはずがたり:2017/04/28(金) 08:58:33
シービービー!
カラスノエンドウなんかじゃあ気分でんら。
と思ったが本当は矢筈豌豆って名前らしい。動植物の名前って割と浮動的だなぁ。
シービービーの発生と伝播調べたい。ピーピー豆?!なんだその間抜けな名前わ!

http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2006/0321/082860.htm

715とはずがたり:2017/05/11(木) 08:36:43
日本のイカ・タコの絵は上下逆だった!腕(ゲソ)が上・三角が下が学術的には正解 : 知識連鎖  (旧・千日ブログ)
http://1000nichi.blog73.fc2.com/blog-entry-7681.html

716とはずがたり:2017/05/11(木) 12:48:06
なんとかって犬の尻尾を切るやつのほうが先に禁止すべきだ。

垂れ耳猫のスコフォがこの世から消える!? 動物愛護団体から残酷との声
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/05/post-7562.php
2017年5月10日(水)18時00分
松丸さとみ

人気の垂れ耳は軟骨異常から
スコティッシュフォールドといえば、猫にしては珍しい垂れた耳が特徴で人気の品種だ。「YouTubeで最も視聴された動物」としてギネス記録認定されるほど世界的に人気を博している「まる」という名のあの猫の品種、といえばピンと来る人も多いだろうか。米国人歌手テイラー・スウィフトさんや英国人歌手エド・シーランさんなど、世界的な有名人がスコティッシュフォールドを飼っており、インスタグラムなどのソーシャルメディア(SNS)に頻繁に飼い猫の写真を投稿していることも、この品種の人気に拍車をかけている。

1960年代にスコットランドで偶然みつかった、耳の垂れた猫スージーが起源のスコティッシュフォールドだが、トレードマークの垂れ耳は実は軟骨の異常が原因で、そのため、関節の軟骨にも問題が生じる可能性があるという。

スコティッシュフォールドが骨軟骨異形成症を発症する遺伝子に関する研究を発表したシドニー大学の獣医内科専門家、リチャード・マリク博士はタイムズ紙に対し、スコティッシュフォールドは病気の状態を留めさせている品種であり、繁殖させるのは「残酷」で「倫理的に弁解の余地がない」と語っている。

タイムズ紙はまた、スコットランド動物虐待防止協会(SSPCA)が、スコットランド自治政府に対しスコティッシュフォールドの繁殖を禁止するよう求めているとも伝えている。SSPCAのマイク・フリン会長は、スコティッシュフォールドが健康面で深刻な問題を抱えることはよくあると指摘。動きたがらない、変わった姿勢や歩き方をする、手足が変形する、などは、軟骨や骨がきちんと成長しないことから、関節炎など痛みを伴う病気を発症していることが原因だという。

スコットランド政府はペットの繁殖問題を考察
BBCによると、英国の血統登録団体の育猫管理評議会(GCCF)は1970年代、スコティッシュフォールドは耳に疾患や聴覚問題の懸念があるとして、この品種の登録を取りやめた。これをきっかけに英国でスコティッシュフォールドの人気は衰え、GCCFは現在でも登録を禁止しているという(他の団体での登録は可能)。

ブリーダーの中には反論する声もあり、タイムズ紙は世界最大の愛猫協会CFAのブリーダーの「厳選して交配することで、硬い尻尾や短い尻尾、骨病変などの問題は解決した」という声を、BBCは「健康上の問題の数は他の品種とそんなに変わらない」というスコティッシュフォールド繁殖歴10年のブリーダーの話を、それぞれ紹介している。

スコットランドでは現在、スコティッシュフォールドの繁殖は禁止されておらず、猫の繁殖に関しても制限はないものの、ペット福祉の見直しの一環として、繁殖の問題について考えているところだと、スコットランド自治政府報道官はタイムズ紙に語っている。

英国獣医師会のグドルン・ラビッツ氏はBBCに対し、健康など動物の生活の質よりも外見上のかわいらしさを優先して人がペットを選びたがる傾向は、SNSにより加速していると指摘。健康を損なってまで人工的に作られた猫ではなく、保護施設にも愛らしいペットになる猫はたくさんいる、と話している。

717とはずがたり:2017/05/12(金) 12:15:33
わらw

「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/region/ASK4L2VWFK4LUJUB003.html
05:50朝日新聞

 「カラス侵入禁止」。そう書いた紙をつるしたら、本当に来なくなった――。岩手県大槌町にある東大の研究施設は春になると、カラスに「警告文」を出す。研究者が放つ奇策だ。今年で3年目、東大が連勝している。

 4月中旬の午後、大槌湾に面した「東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター」の1階で、佐藤克文教授(動物行動学)がパイプや窓枠に紙をつるしていた。パイプ周りの断熱材はむしられてボロボロだ。「カラスが巣作りで持っていきました」。佐藤教授は苦笑いする。

 センターは世界的な海洋研究の拠点として1973年に前身がオープンした。だが、震災の津波は3階建ての最上階まで到達した。その後、3階だけ仮修復したが、1、2階はがれきの撤去後、物置になった。

 佐藤教授によると、カラスの被害が目立ち始めたのは15年春。むき出しになった1階天井のパイプの断熱材がむしり取られ、羽根やフンが落ちるようになった。

 津波で周囲の住宅が壊滅して人影が消え、センターも扉や窓がなくなった。このためカラスが繁殖期に建物に入り込み、巣作りの材料として断熱材を「拝借」するようになったらしい。

 センター職員から相談を受けた佐藤教授も決定打がなく、知人で「カラスの専門家」の宇都宮大「雑草と里山の科学教育研究センター」の竹田努研究員(環境医学)に相談したところ、「警告文を出してみては」とアドバイスがあった。

 佐藤教授は「冗談だろう」と思ったが、試しに警告文をつるしてみると、カラスはすぐ来なくなった。一時的かと思われた効果も長続きした。

 竹田研究員によると、警告文を目にした職員や学生がカラスに視線を向けたり指さしたりすることで警戒して寄りつかなくなる、ということらしい。「不思議に思って、みんな空を見るでしょ」

 佐藤教授は今年も数十枚の警告文を建物にぶら下げた。津波の痕跡が生々しいセンターの頭上を数羽のカラスが飛び交うが、スタッフや学生は出入りの際、ちらちらと空に目をやる。「見る人が増えれば増えるほど効果が上がる。お気軽にお越しください」(星乃勇介)

718とはずがたり:2017/05/12(金) 23:09:02
アリゲーターガー、ついに捕獲 体長1メートル 兵庫・揖保川
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/kobe-20170511005.html
05月11日 20:17神戸新聞

 昨夏以降、巨大肉食魚「アリゲーターガー」の目撃が相次ぐ兵庫県たつの市の揖保川下流域で今月2日、体長約1メートルのガーが釣り上げられていたことが分かった。同県姫路市内の釣り愛好家の男性(32)が、ウナギ保護区の下流で捕獲。大規模な駆除作戦を実施してきた地元漁協は、ひとまず胸をなで下ろしている。

 男性によると、体長1メートル9センチで、重さ9・6キロ。2日午後10時ごろに釣った。ガーの習性を調べ、タチウオ用のワイヤとチヌ用の針を使い、餌はサンマの切り身だったという。「強烈な引きで、釣り上げるのに10分以上かかった」と振り返った。

 捕獲された場所は、揖保川漁協(同県宍粟市)が水産庁の補助で設定するウナギ保護区の下流。揖保川はアユ釣りの全国有数の名所でもあり、ガーの生息が確認された昨年6月以降、6度にわたり捕獲を試みてきた。

 同漁協は近く、冷凍したガーを姫路市立水族館に送り、胃の内容物で何を食べていたかなどを調べてもらう。複数の個体がいたとの情報もあり、今後も捕獲作戦を継続する方針。

 南山金光組合長(63)は「来春からガーの飼育は届け出が必要になるが、放流は絶対にやめてほしい」と訴えている。(山崎 竜)

719とはずがたり:2017/05/19(金) 10:39:55

真っ白なカラスいた! 京都の水田
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20170518000174.html
05月18日 22:00京都新聞

 京都府和束町白栖の水田近くで18日、真っ白な野生のカラスが飛べずにいるのが見つかった。遺伝子の変異などで生まれつき色素を欠いた「アルビノ」のカラスとみられ、住民たちが驚いている。

 町社会福祉協議会の職員が午後4時半ごろ、打ち合わせに向かう途中、あぜ道で弱っている白いカラスを見つけた。体長37センチほどで、まだ子とみられ、全身が白い羽毛で覆われていた。けがは見当たらなかった。

 連絡を受けた町農村振興課の職員が水を与えると、元気になり「カァー」と声を上げるようになった。同課の宮嶋靖典係長は「初めはハトだと思った。初めて見た」と驚いていた。

 白いカラスはごくまれに生まれるが、目立つなどの理由で生存が難しいともされている。カラスは本来は救護対象ではないため、同課は「府の担当と相談し、山に帰す」としている。

720とはずがたり:2017/05/19(金) 23:10:44
お爺ちゃんペンギンが二次元に恋!? 「けものフレンズ」のフンボルトペンギン・フルルに魅了される
https://news.nifty.com/article/item/neta/12112-5564154970/
2017年04月26日 19時34分 BIGLOBEニュース

721とはずがたり:2017/05/20(土) 12:20:42

白いカラス、野に放つ 京都、保護求める声も法的に無理
京都新聞 5/19(金) 22:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000028-kyt-l26

 京都府和束町で見つかった白いカラスについて、町は19日朝、カラスがいた水田近くで野に放った。町には同日、新聞やインターネットのニュースで知った人たちから保護を求める声が次々と寄せられたが、専門家は「野に帰すのはやむを得ない」としている。
 カラスは18日午後4時半に見つかり、弱っていたため町役場で状態を見ていた。町は19日に府と協議し、野に放った。
 町によると、この日は午前8時半の業務開始から電話が相次ぎ、電話が約40件、メールが約30通届いた。「白いカラスの生存率は低いので放つのはかわいそう」などと保護を求める意見が多かったが、「勝手に捕獲するのは良くない」として放置すべきだったとする意見もあった。
 日本野鳥の会自然保護室(東京都)によると、カラスは鳥獣保護管理法で目立ったけがをあるなどの場合を除いて捕獲できない。今回のケースについて「飛べないのでけがと認識したのかも知れないが、役場に持ち帰る必要があったかどうかは疑問もある。カラスを飼うことができないので、放ったのは妥当な対応だ」としている。

722とはずがたり:2017/05/20(土) 12:21:13
京都市動物園を「学術研究機関」に 専任スタッフ増員へ
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170515000019

ゴリラの認知研究などに取り組む京都市動物園。国の「学術研究機関」指定に向け、専任スタッフを拡充する(左京区)
ゴリラの認知研究などに取り組む京都市動物園。国の「学術研究機関」指定に向け、専任スタッフを拡充する(左京区)
 京都市動物園(左京区)は、飼育する希少動物の学術研究の体制を強化するため、6月1日から専任スタッフを拡充する。京都大と協力して設置している研究センターの専任スタッフを2人から5人に増やし、動物園としては日本モンキーセンター(愛知県犬山市)に次いで国内2カ所目となる国指定の「学術研究機関」を目指す。

 市と京大は2008年に連携協定を結び、13年に市動物園内に野生動物保全の教育研究を進める「生き物・学び・研究センター」を設置。センター長に、田中正之・京大野生動物研究センター特任教授を迎えた。希少動物の生態や繁殖を研究し、飼育動物の長寿命化や、動物らしい姿を見せる「行動展示」に生かしている。

 スタッフ拡充では、田中センター長の下で、既設の研究教育係長に獣医師資格を持つ市職員を充てる。新たに主席研究員1人を京大から採用、非常勤嘱託員2人も加える。17年度は、ゴリラなど霊長類の比較認知や、国内希少種ツシマヤマネコの繁殖に向けたゲノム解析、アジアゾウの栄養摂取などを研究する。

 17年度中にも学術研究機関の指定を目指す方針。指定後は、京大経由だった国への科学研究費補助金を直接申請に切り替え、科研費で最大計1千万円の獲得を目指す。

 田中センター長は「研究機関としての国際的な信頼をより高め、存続が危ぶまれる希少動物の海外導入を積極的に取り組む。さらに最新の研究成果を伝える市民講座を充実させたい」と成果の発信にも意欲をみせる。

723とはずがたり:2017/05/20(土) 12:21:43
希少コケ、大津の主婦が論文に 水陸両用、謎に迫る
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170519000018

水田などに生息するイチョウウキゴケ(前田さん提供)
水田などに生息するイチョウウキゴケ(前田さん提供)
 大津市の主婦が、環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているイチョウウキゴケについて調査し、論文にまとめた。水面に浮かんで成長するだけでなく、土の上でも生息できるなど謎が多い「水陸両用」のコケ植物に着目。関連文献が少ない中、生殖器官の形成や胞子体の発達段階などを明らかにし「ほとんど研究されていないからこそ面白い発見が散らばっていた」と振り返る。

 前田雅子さん(64)=同市花園町。2010年、県民が調査員となる県立琵琶湖博物館(草津市)の「フィールドレポーター」としてイチョウウキゴケに触れた。胞子ができる過程に関心を持ち「見た目もハート形で愛らしい。研究しがいがある」と、14年から調査を始めた。

 大津市今堅田1丁目と同市和邇中の水田で、調査日ごとに5個体を採取し、カミソリで0・1ミリ以下に薄く切って光学顕微鏡で観察した。田んぼに水が入ってから10日ほどで造精器ができ、その約1週間後に造卵器が見られた。受精は6月初旬から始まり、2週間で成熟した胞子体ができることを確認した。

 水田の水を一時的に抜く「中干し」が受精を阻害していることも証明した。論文は同博物館の芦谷美奈子主任学芸員(水生植物学)と兵庫県立人と自然の博物館の秋山弘之主任研究員(植物分類学)との連名で、前田さんは「研究が堂々巡りになった時に専門的な助言をいただけた。2人は最強の味方」と感謝する。

 イチョウウキゴケは水面に浮遊する際は紫色の微小な鱗片(りんぺん)でバランスをとり、水がなくなると土に張り付いて仮根を発達させる。繁殖方法は胞子体を形成する有性生殖と分裂による無性生殖の2通りあり、生態は謎に包まれている。国内に専門の研究者はほとんどおらず、「まだ99%は解明されていないのでは」と前田さん。「なぜ有性と無性の集団があるのか。どのようなサイクルで1年を過ごすのかを知りたい」と探求心をのぞかせた。

 論文は人と自然の博物館ホームページで公開されている。

724とはずがたり:2017/05/20(土) 12:23:13
ニホンミツバチ、京都の神社に巣 近年激減、専門家「珍しい」
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170520000039

 京都府南丹市園部町天引の天引八幡神社内で、全国的に激減しているニホンミツバチが巣を作っているのが見つかった。専門家によると、野生の巣が見られるのは「近年珍しい」という。住民らも探してきた巣が在所内の神社にあったことに驚き、自然豊かな証しとして地域おこしに生かせないかと談義が盛り上がりつつある。

 見つかったのは神社本殿の床下。骨組みの角に直径40センチ程度の巣があり、体長約1センチのハチが無数に群がっているのが見える。

 境内の掃除をしていた住民が出入りするハチに気付き、18日に養蜂家ら専門家を迎えてニホンミツバチの比較的新しい巣だと確認した。

 ミツバチの生態に詳しい京都学園大の坂本文夫名誉教授(生物有機化学)によると、ニホンミツバチは近年、外来のダニや環境悪化の影響で急減し、丹波地域でも「自然の巣はなかなか見つからない」という。

 同地区では昨年、ミツバチで地域おこしを目指すグループ「丹波ノ國ニホンミツバチの里プロジェクト」が周辺に巣箱を置いたが、空振りだった。リーダーの川井正幸さん(42)=兵庫県篠山市=は集落内での営巣に驚嘆しつつ、「環境が良い証拠だ」と喜ぶ。

 地元の「天引区の活性化と未来を考える会」事務局長の原田久さん(65)は、天引産のハチミツ作りに夢を膨らませ、「貴重な資源として大切にし、地区の将来に活用していけるよう考えていきたい」と語る。

 巣の前に張り紙を出して静かに見守るよう呼び掛けるという。

725とはずがたり:2017/05/20(土) 13:55:34
鳥の免許なんか取り上げて猪と鹿だけにせえやヽ(`Д´)ノ

島根で子育て中のコウノトリ1羽、猟友会の誤射で死ぬ
TBS News i 2017年5月20日 12時27分 (2017年5月20日 13時40分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170520/Tbs_news_91545.html

 島根県雲南市で19日、巣を作ってひなを育てていた国の天然記念物コウノトリのつがいのうち、メス1羽が地元猟友会の会員の誤射で死にました。
 雲南市教育委員会によりますと、死んだコウノトリは兵庫県豊岡市生まれの5歳のメスで、巣を作り4羽のヒナを育てている姿が先月、確認されています。

 雲南市教育委員会は今、現地で担当者がヒナの様子を確認していて、今後、一時保護するか見守るかを判断したいとしています。(20日10:42)

726とはずがたり:2017/05/21(日) 08:17:14
日本のサザエ、「新種」だった 学名あったのは中国産
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%B6%E3%82%A8%E3%80%81%E3%80%8C%E6%96%B0%E7%A8%AE%E3%80%8D%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%AD%A6%E5%90%8D%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%AF%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%94%A3/ar-BBBjfpv#page=2
朝日新聞デジタル
1日前

 国内でおなじみの貝「サザエ」は実は学名がない「新種」だったことを岡山大の研究者が突き止め、19日発表した。18世紀に欧州の学者が残したスケッチと記述をもとに付いた名が使われていたが、これが実は中国産サザエだったという。新学名は「サザエ」になった。

山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
c 朝日新聞 山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
 サザエは日本、韓国沿岸の種と、中国南部沿岸の種に大別され、とげの長さや並び方など外見で容易に見分けられる。日本のサザエはこれまで1786年に英国の博物学者が付けた「トゥルボ・コーヌトス」とされていた。しかし、岡山大の福田宏准教授(貝類分類学)が原典をインターネットで調べたところ、そのスケッチは明らかに中国産の特徴を備え、産地も「中国」と書かれていた。

 以降、1995年までにサザエについて記されたほぼ全ての文献を精査、日本沿岸のサザエには正式な学名がないことを論証した。

 名前がなかった背景には(1)持ち帰られた標本を中心に研究された(2)当時日本は江戸時代で鎖国をしており、日本のサザエが欧州人に入手困難だった(3)ネットが普及するまでは古い文献の閲覧が非常に難しかった、ことなどがあるという。

 福田さんは日本沿岸のサザエを「トゥルボ・サザエ」と命名。16日、国際学術誌に掲載されて正式名になった。「こんな身近な貝に名前がなかったとは思わなかった」と驚いている。(中村通子)

727とはずがたり:2017/05/21(日) 08:21:37
ややこしいな(;´Д`)

<サザエ>学名なく「新種」 岡山大准教授
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170519-00000074-mai-sctch
毎日新聞 5/19(金) 19:45配信

 食卓でもおなじみの日本のサザエに学名がなく事実上の新種だったと、岡山大の福田宏准教授(貝類分類学)が19日、発表した。約170年間も別種のサザエと混同され続け、現在まで学名がついていないことがわかったという。今回初めて「トゥルボ・サザエ」という学名を福田准教授が付け、日豪共同発行の専門誌(電子版)に掲載された。

【サザエの学名が混同されるもとになった1767年の原図】

 福田准教授によると、日本のサザエと考えられていたのは中国産のナンカイサザエ。1848年に日本産を調べた英国の貝類学者リーブが誤って混同したとみられるという。中国産は日本産よりもトゲの長さが短く、間隔も狭いなど明らかな違いがあるが、リーブは誤って同種と思い込み、その後の研究者にも影響を与えたという。

 日本産にはトゲのあるものとないものがあり同種だ。リーブはトゲのないサザエを新種と考え「日本産」を意味する「トゥルボ・ヤポニクス」という学名をつけた。もしこの命名が有効なら、日本産は新種にならなかった。しかしリーブはこれもよく似たモーリシャス産の別種と混同。この学名はモーリシャス産についているため、日本産には適用されないという。

 日本人の研究グループが1995年に中国産を「新種」のナンカイサザエと命名。その後、福田准教授が学名の原典や図などの資料を調べ直した結果、そもそも日本産に学名がついていないことが判明した。学名がなければ種とは認められず、今回、新種と認定されたという。福田准教授は「サザエのような身近な種の同定が間違っていたことは驚きだ。『よく知られた種だから学名がないはずがない』という研究者の思い込みがあった」と話している。【酒造唯】


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日本の「サザエ」学名なかった 岡山大・福田准教授が“新種”解明
http://www.sanyonews.jp/article/534123

和名と同じ学名になったサザエ

福田宏准教授
 学名も「サザエ」でごさいます―。岡山大大学院の福田宏准教授(貝類分類学)は19日、日本のサザエが学名のない新種であることを突き止め、新たに命名したと発表した。別種の中国産と混同されていたことなどを明らかにし、和名の「サザエ」を万国共通の呼び名とした。

 生物の学名は国際動物命名規約に基づき、決められる。福田准教授の研究成果と学名は16日、規約に沿い、国際的な専門雑誌電子版で公表された。

 福田准教授は過去250年分の欧米の文献を調べた。サザエの学名として従来使われてきた名称は、江戸時代に当たる1786年に登場。名称の根拠となった古い図録を確認すると、日本のサザエとはとげの特徴などが違う別種で、中国に分布するナンカイサザエ(和名)と分かった。

 日本のサザエは1848年、英国の貝類学者に描かれたが、誤ってナンカイサザエに分類された。1995年に日本人学者が両者を別種と見抜くまで誤りは引用され続け、学名は検証されなかった。

 福田准教授は「『サザエに学名がないはずがない』という先入観などによって長い間、誤りに気付かなかったのではないか。他の種についても正確な分類を調べ直す必要がある」と話す。
(2017年05月19日 23時37分 更新)

728とはずがたり:2017/05/21(日) 14:15:57

胃の中には… 漁協と“対立”のアリゲーターガー解剖
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170515-00000011-kobenext-l28
神戸新聞NEXT 5/15(月) 18:19配信

 兵庫県たつの市を流れる揖保川下流域で釣り上げられた大型肉食魚「アリゲーターガー」が15日、姫路市立水族館(同市西延末)で解剖された。アユやウナギの漁業被害が懸念されたが、胃の内容物は見当たらず、捕食行動の解明にはつながらなかった。

 今月2日、姫路市内の男性会社員が釣り上げた。ガーの体長は109センチで、揖保川漁協(宍粟市)が同館に持ち込み、職員3人が解剖に当たった。同館では播磨地域で捕獲された4匹を飼育しているが、解剖は初めてという。

 頑丈なうろこはメスでは歯が立たず、ハサミを使って表皮を切り開いた。白身から現れた胃には何も入っておらず、見守った漁協関係者からため息が漏れた。

 同館によると、水温の低い冬場は動かなくなるガーが、ちょうど活動を再開した直後だったとみられる。生態があまり知られていないガーの活動を知る手掛かりにはなったという。

 同漁協の森本実勇総代会会長(54)は「中身がなかったのは残念だが、動き出す時期が分かっただけでも捕獲作戦のプラスになる」と語った。解剖されたガーは同館で剥製にされ、外来種を捨てないよう啓発するため展示するという。(山崎 竜)

729とはずがたり:2017/05/26(金) 15:50:07

学校のプール、水を抜いたら…大量の希少サンショウウオ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170525-00000094-asahi-soci
朝日新聞デジタル 5/25(木) 21:27配信

学校のプール、水を抜いたら…大量の希少サンショウウオ
捕まえたカスミサンショウウオの一部。後ろはプールで探す子どもたち=佐賀県唐津市鎮西町
 佐賀県唐津市鎮西町の市立名護屋小学校(堤和隆校長、104人)のプールで25日、希少種のカスミサンショウウオが数百匹見つかった。多くは水を抜く際に排水口に吸い込まれていったが、児童たちが捕まえたうち30匹ほどを水槽で飼うことにした。

【写真】プール掃除で捕まえたカスミサンショウウオと子どもたち=佐賀県唐津市鎮西町

 夏の水泳の時期を前にプールを掃除すると、毎年オタマジャクシやヤゴに交じって数匹は発見されるそうだ。だが今年は違った。掃除を控え、24日に大半の水を抜いたところ、見たこともない数のカスミサンショウウオが身をよじるように動いていたという。

 カスミサンショウウオは体長10センチ前後で灰褐色。海岸線から丘陵地の雑木林に生息していて、同小のプールを囲む林が格好のすみかになっているようだ。身近にいる希少種を教材にしたいと春先、中学校の理科の教師が捕りに来たが、その時は見つからなかったという。今回、大量に現れた理由については、教職員も首をかしげるばかりだ。

 プールを掃除しながら捕獲した6年生の男児は「初めて見たけど、トカゲみたい。大切に飼育して観察したい」と話した。(原口晋也)

朝日新聞社

730とはずがたり:2017/05/26(金) 15:50:51
専門家も驚く、学校プールに希少サンショウウオ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170525-00050109-yom-soci
読売新聞 5/25(木) 22:35配信

専門家も驚く、学校プールに希少サンショウウオ
岐阜県で飼育されているカスミサンショウウオ(1月撮影)
 佐賀県唐津市立名護屋小のプールで25日、絶滅危惧種の両生類・カスミサンショウウオが見つかった。

 近くに川などはなく、すみ着いた経緯は分からないという。専門家は「学校のプールで見つかったという話は聞いたことがない」と驚いている。

 同小によると、掃除のためにプールのほとんどの水を抜いたところ、体長3〜5センチの生物が複数いるのが見つかり、体の特徴などに詳しい教員がカスミサンショウウオと確認した。児童らが約20匹を捕獲し、しばらく教室で飼育した後、ため池などに放流するという。

 初めて見たという2年女児(7)は「ぷかぷかと泳いでいる姿が、ちょっとかわいかった」と笑顔を見せた。

 日本サンショウウオセンター(三重県名張市)によると、カスミサンショウウオは本州西部と九州、四国の一部の水田などに生息。きれいな水環境を好み、十数センチまで成長するという。

731とはずがたり:2017/05/29(月) 06:59:35

米サーカス団、146年の歴史に幕 動物保護団体が批判
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5R1V5TK5RUHBI004.html
05月28日 23:03朝日新聞

 1871年に始まった米国の巡業サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」が21日、最終公演を行い、146年の歴史に幕を下ろした。ネット利用やゲーム機の広がりで娯楽が多様化する中、動物保護団体からの批判も強まり、経営難に陥っていた。

 経営者は1月、高コストやチケット販売の不振などから、サーカスは持続可能なビジネスではなくなったとして廃業を決めていた。そもそもチケット販売が低迷する中、特に名物だったゾウの見せ物を昨年廃止しして以降、集客が一層困難になっていたという。AP通信によると、一部の自治体で制定される動物保護条例なども、巡業計画の見直しが必要になるなど、事業の継続を難しくしていたという。

 一方、同サーカス団の調教手法を暴くなどして抗議してきた動物愛護団体「PETA」(本部・米バージニア州)は勝利宣言した上で、他のサーカス団体にも「社会は変わり、我々は、動物を捕獲し搾取することは誤りと知っている」とのメッセージを送った。(ニューヨーク=金成隆一)

732とはずがたり:2017/05/29(月) 07:17:44
>>731
愛媛やスペインは大丈夫なのか!?

<愛媛・宇和島>闘牛場から負傷の体重900キロ1頭が逃走
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170529k0000m040058000c.html
05月28日 20:20毎日新聞

 28日午後5時50分ごろ、愛媛県宇和島市の市営闘牛場から闘牛1頭が逃げ出し、約1時間後に取り押さえた。

 県警宇和島署や市によると、牛は体重約900キロで、この日の闘牛大会で負傷し、治療後に近くの丘に逃げて興奮状態だった。市は、屋外放送や防災ラジオで住民に「家から出ないように」「外出中の人は闘牛場付近に近づかないように」などと呼び掛け、同署はパトカー3台を出して周囲を封鎖。署員と関係者が捕獲して闘牛場に戻した。けが人はいなかった。

 現場はJR宇和島駅の東約400メートルの公園の一角。【木島諒子】

735とはずがたり:2017/06/02(金) 11:51:04
きゃわぐぅ

「もしかして注射…?」動物病院の待合室でブルブル震える犬
http://videoclip.club/post-19267/
2017/05/31

飼い主さんと動物病院を訪れた犬。お薬をもらいにきただけなのですが、過去に注射を打たれた嫌な記憶が頭によぎり、恐怖のあまりブルブル震えが止まりません。
(出典:https://www.youtube.com/watch?v=WwZTTShEE8k

736とはずがたり:2017/06/04(日) 18:40:29

獣害対策に猟友会は不向き?狩猟と有害駆除の違いを考える
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20170604-00071700/
田中淳夫 | 森林ジャーナリスト
6/4(日) 11:54

このところ獣害関係で取り上げられることの増えた猟友会。有害駆除の最前線に立つ組織として期待を集めているのだが、よろしくない事件も次々と報道され始めた。

奈良県の猟友会では、総額約2900万円の使途不明金が出たことが発覚した。5月に心不全で亡くなった73歳の前会長が流用していた疑いが持たれている。
鹿児島県霧島市では、ハンターがイノシシなど有害鳥獣の捕獲数を水増しして、報償金をだまし取った疑いが出ている。2013年度からの3年間で、不正受給は少なくとも300件以上とみられ、その額は数百万円に達すると思われる。
報償金の受給には、写真付きの報告書のほか個体の尾と耳の現物を提出するのが普通だが、同じ個体を別の角度で撮影して複数の個体に見せかけるほか、尾と耳は、駆除ではなく猟期に捕獲したものを保存しておき提出するという手口らしい。
ほかにも猟友会の会員が報償金申請に、虚偽報告していたケースは全国で発覚しており、問題は広がりそうだ。
さらに駆除個体を山林内や河川敷で解体して埋めずに放置するケースも報告されている。腐乱して周辺環境に悪影響を与えるだけでなく、クマなどの餌になり誘引してしまうと言われる。

なぜ、こんな事件が発生するのか。改めて整理したい。

そもそも猟友会とは何か。
基本的には、狩猟愛好者の団体だ。市町村レベルの地域の猟友会があり、それをまとめた都道府県猟友会、そして全国組織の公益団体である大日本猟友会というような構造になっている。
狩猟愛好者と記したとおり、本来は趣味の団体なのだ。ハンターの加入は任意であり、専門的な教育や訓練を受けるわけでもない。そのうえ地域の猟友会はたいてい任意団体で、会計も不明朗になりがちだ。
大日本猟友会は、組織の役割として狩猟の適正化や共催事業、野生鳥獣の保護などを掲げている。しかし今注目されているのは、有害駆除の担い手としてだろう。
増えすぎた野生鳥獣を駆除するには、狩猟のできる人が必要であり、その適格者のほとんどが猟友会の会員なのだ。それに有害駆除は、役場からの依頼がなければならない。現状は、依頼先のほとんどが猟友会になっている。

737とはずがたり:2017/06/04(日) 18:40:43
>>736
狩猟と有害駆除は別物という声は強い。
狩猟は、巻狩など複数のハンターが獲物を追いかけて仕留めることを楽しむわけだが、1日中山を駆けずり回って仕留めるのは1頭か、せいぜい2頭。しかし有害駆除は、もっと効率よく獲物を仕留めなければならない。また出没情報に合わせて平日でも急遽動員がかかることもよくある。

猟友会にとって、有害駆除は仕事を休んで出動するボランティアなのだ。趣味のハンティングとは別の社会貢献に近い。また狩猟ではなくワナにかかった獲物の処理を頼まれることも多い。これは楽しくもない作業だ。それでいて命あるものを殺すことへの世間の白い目もある。そんな中で地域のために出動しているのだ。加えて銃の所持や資格維持の手続き、犬の飼育……など経費も手間もかかる。

風向きが変わったのは、獣害がひどくなる中で報償金の額が膨れ上がったことだろう。最近まで鹿1頭で5000円にもならなかった報償金がどんどん値上げされ、自治体によっては2万円、3万円というところもある。国からも補助が出るようになったからだ。これなら利益が出ると駆除に積極的になる人も少なくない。

ただし駆除の数を増やすため容易に捕れる場所を選びがちだ。それは必ずしも被害の多い地域とイコールではない。
それに駆除個体の処理に手間がかかる。報償金申請のための写真撮影などに加えて、仕留めた個体を処理施設に運ぶか、埋没する義務がある。また最近とみに期待されているジビエ(野生鳥獣肉)も、野外で解体したものを売買するのは食品衛生法に触れるから止めねばならない。

一方で駆除を依頼する自治体の立場から見ると、あまり厳しく不正がないかチェックすると猟友会との関係が悪くなり、肝心の有害駆除に出動してくれなくなることを心配する。

そんな背景が不正を産むのだろう。

猟友会は、あくまで狩猟愛好者の会であり、有害駆除はボランティアであるという原点に還ると、有害駆除の主戦力には向いていないのかもしれない。

2015年の改正鳥獣保護法では、環境省が認定事業者制度を設け捕獲の専門事業者を認定する制度も創設された。獣害対策を進めるためには、猟友会とは一線を画した明確な義務と役割を定めてビジネスとして駆除事業を担う専門家を養成し、プロの組織を設立することも考えるべきだろう。猟友会と上手く棲み分けた方がお互い禍根を残さないのではないか。

田中淳夫
森林ジャーナリスト
日本唯一にして日本一の森林ジャーナリストとして、自然の象徴としての「森林」から人間社会を眺めたら新たな視点を得られるのではないか、という思いで執筆活動を展開。主に森林、林業、そして山村問題に取り組む。自然だけではなく、人だけでもない、両者の交わるところに真の社会が見えてくる。主な著書に『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『樹木葬という選択』(築地書館)、『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)など。またYahoo!ブックストアに『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』もある。

738とはずがたり:2017/06/08(木) 17:36:11
ツバメは何年にも亘って同じ巣を使うのかな??

<スズメ>ツバメの巣乗っ取り子育て 住宅事情変化が影響か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170608-00000019-mai-soci&pos=4
6/8(木) 10:19配信 毎日新聞

 土で固められたツバメの巣で、子育てに励むスズメが各地で確認されている。三重県名張市の幹線道路高架下では、ヒナに餌を運ぶ親鳥が頻繁に飛び交い、約40個ある巣の半分が乗っ取られた状態に。鳥類の専門家は「瓦屋根の民家が減るなど住宅事情の変化が、スズメの営巣に影響を及ぼしている」と分析している。【広瀬晃子】

【がんばって歯磨きするポメラニアン】かわいいワンちゃん大集合

 近鉄桔梗が丘駅(同市桔梗が丘1)近くの道路高架下には、イワツバメの巣が約40個あるが、ツバメがいるのは半分以下。市内に住む「日本野鳥の会 三重」の元理事、田中豊成さん(66)は「乗っ取りスズメ」と名付け、市内各地で調査している。発見したのは10年ほど前で、年々増加傾向にあるという。

 田中さんによると、ツバメとスズメは住宅地に営巣する鳥だが、タイプは異なる。運んできた土や泥を固めて軒下などに巣を作るツバメに対し、スズメはくぼみにワラを集めて作るため、屋根瓦の隙間(すきま)を利用する場合が多いという。

 人と自然の博物館(兵庫県三田市)の動物生態学が専門の研究員、布野隆之さん(40)は「昔ながらの民家によくあった隙間が少なくなってしまい、格好の営巣場所が激減してしまった」と指摘する。建物の耐震化などによって、屋根に軽量のスレート材などを使う住宅が増加。隙間を探すのに困ったスズメが、近くにあるツバメの巣を横取りしてしまう事態を招いていると懸念する。

 布野研究員は、スズメはツバメを襲って巣を奪うのではなく、ツバメがいない合間を縫って住み着き、戻って来たツバメが諦めて退散していると推測。「ツバメは渡り鳥なので、(昨年に作った)巣に戻ってみるとスズメが居座っている。言わば両方にとって災難な状況。生き抜くためにはやむを得ない手段なので見守るしかない」と話している。

739とはずがたり:2017/06/13(火) 10:16:12
米ニューヨークの森林復活計画、ヤギが雑草食べてお手伝い
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170612-00000044-reut-n_ame&pos=2
6/12(月) 14:59配信 ロイター

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米ニューヨークのブルックリン地区では、嵐でなぎ倒された公園の木々を復活させるためのプロジェクトに、4匹のヤギが除草のため参加している。

プロスペクト公園の監理担当者は「ハリケーン・サンディーによって30本あまりの大木がなぎ倒された。雷で大きな裂け目ができて。そして雑草などが生い茂っている」と語った。

4匹のヤギが毎日25ポンドの下草を食べ、新たに木々を植える場所を作ってくれているという。

担当者は「除草方法を探っていたが化学薬品は使いたくなかった。ここの住民もそう望んでいた。そこでヤギを使おうということになった。ヤギは葉を食べる。ツタウルシまで食べてくれる」と話した。

740チバQ:2017/06/19(月) 23:53:29
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170615-00000038-sasahi-life
増える犬の認知症、猫も夜鳴きや徘徊〈AERA〉
6/18(日) 11:30配信 AERA dot.
増える犬の認知症、猫も夜鳴きや徘徊〈AERA〉
関内どうぶつクリニック/横浜市の関内駅近くにある当院で。「認知症を早期発見した場合、先手を打つことも可能になります」(写真左・小澤真希子さん)(撮影/横関一浩)
 犬は「フレンドリー」だけど、猫は「ツンデレ」。猫好きにはたまらないその魅力が変わるかもしれない。人工増殖と給餌が野生を奪い、「犬っぽい猫」が増えているのだ。2017年は猫が犬の飼育頭数を上回る可能性が出てきた。猫ブームの勢いが止まらない中、ペットの世界に何が起きているのか。AERA 2017年6月19日号では、ペットを大特集。

 ペットの犬や猫の高齢化が進んでいる。だが、ターミナルケア(終末期医療)に取り組む動物病院はまだ少ない。ペットの“介護”とどう向き合うべきなのか。

*  *  *
 人間に「老人ホーム」があるように、ペットにも終のすみかがある。老犬介護情報サービス「老犬ケア」のウェブサイトには、全国30件の老犬ホームが掲載されている。預かり期間は1泊〜一生、料金は数千〜100万円以上など多岐にわたる。

 東京都大田区にある老犬・老猫ホーム「東京ペットホーム」に暮らす16歳の柴犬マリは、認知機能不全(認知症)の“要介護犬”だ。寝たきり状態で、首は反ってしまっている。食事の時間に店長の高橋あゆみさん(45)がマリを胸にかかえる。すると、前脚を宙に向けて動かし、「歩き」始めた。高橋さんが固形のフードを1粒ずつ口元に運ぶと、口をわずかに開けてかみ砕く。その様子からマリの生きようとする意志の強さが見てとれた。

「自力で食べようとする限り最後までそうさせます。脳の働きにつながるし、食事の時間が楽しみにもなります」(高橋さん)

 現在、同施設に毎日1件は問い合わせがある。飼い主の高齢化や転勤、結婚など、飼い主側の理由で依頼する人が8割だ。残りの2割は要介護や問題行動を起こすタイプとなっている。代表の渡部帝(あきら)さん(47)が言う。

「保健所でも里親でもなく、第3の選択肢として知っておいてもらえたら」

●以前より治療が的確に

 現在、国内外において犬猫の獣医学研究は発展途上にある。認知症のメカニズムの全容は科学的に証明されていない。だが、関内どうぶつクリニック獣医学博士・獣医師の小澤真希子さん(36)は2012年から4年間、東京大学大学院農学生命科学研究科で犬の認知症を研究し、犬の認知症はアルツハイマー病と異なることを突き止めた。アルツハイマー病の特徴の一つは老人斑という脳の病変だが、犬の老人斑は人間と比べて薄く、症状とは関連しないことを明らかにした。

「これまではアルツハイマー病と仮定して診察することもありました。今は以前より的確に治療ができています」(小澤さん)

 犬の場合、認知症の症状は明確だ。15〜17歳で夜鳴きや徘徊、壁の前で立ち尽くすなどの現象が起きることがある。一方、猫も夜鳴きや徘徊はするが、甲状腺ホルモンが多くなる甲状腺機能亢進症など別の病気の可能性もあり、「猫は認知症発症率が低いと言われていますが、まだきちんと研究されておらず、症候論(医師が診断する際の判断基準)が確立されていないというのが現状です」(小澤さん)

 現在、認知症の特効薬はないが、症状の緩和や予防は可能だ。例えば、足腰が弱い犬には滑りにくい床を提供するなど、環境改善が一つの対策となる。

「7歳以上の犬猫は年に2回の健康診断が理想です。飼い主との会話の中で、認知症の疑いが発見されることも」(小澤さん)

●少しの工夫でストレス減

 また、脳の働きに良いとされる成分を含んだフードやサプリメントの摂取という方法もある。

 Meiji Seikaファルマの犬用栄養補助食品「メイベットDC」は、ここ15年間売り上げが一定だ。動薬飼料部の吉見泰さん(53)は、「数週間続けると夜鳴きが減ったという声も聞く」と言う。

 吉見さん宅にも最近まで老犬がいたそうだ。家具の配置換えなどを行って、隙間へ入り込まないよう対策をしていたという。また、数枚の風呂用マットで丸く囲いを作って、その中で老犬に安全に過ごしてもらう方法などもあるとアドバイスする。少しの工夫で人間も動物もストレスを少なく共生することが可能になる。(編集部・小野ヒデコ、朝日新聞sippo・藤村かおり)

※AERA 2017年6月19日号

741とはずがたり:2017/07/05(水) 14:22:07

都会に慣れた?ツミ 那覇の公園で子育て
https://this.kiji.is/255145235594510337?c=77955783816085513
2017/7/5 10:25

 日本最小のタカの仲間のツミが、沖縄県那覇市内の公園で営巣し、子育てに励んでいる。巣は樹高約5メートルのリュウキュウマツのてっぺん付近にある。生後約2週間のひな2羽は、白い羽毛が生え替わり始め、翼を広げて羽ばたく練習をしたり、親鳥から餌をもらったりしていた。

 ツミは沖縄本島で繁殖する唯一のタカで、成鳥の体長は約30センチ。本来の生息場所は森の中だが、専門家によると、近年は公園などで繁殖する個体が増えているという。

 南部自然を守る会の橋本幸三さんは「年々、都市環境に適応しているようだ。しかし、元々は神経質で警戒心の強い鳥。子育てしやすいよう、見守ってほしい」と呼び掛けている。

742とはずがたり:2017/07/07(金) 12:23:34
ヒアリ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA

ヒアリ(学名・Solenopsis invicta、別名・アカヒアリ、火蟻[1])とは、南米大陸原産のハチ目(膜翅目)・アリ科・フタフシアリ亜科に分類されるアリの一種。世界の侵略的外来種ワースト100選定種であり、特定外来生物にも指定されている[2]。毒性の強い近縁種であるアカカミアリよりも強力な猛毒の針をもち、刺されると火傷のような激しい痛みがあるばかりでなくアナフィラキシーショックを起こし、時に死に至るため殺人アリの異名もある[3]。
なお、英語で単に“fire ant”(ヒアリ)と言う場合、トフシアリ属(英語版)のアリ全般を指すこともある。

被害[編集]
巣が都市などの構造物や道の下に作られ、それによって倒壊したり道に穴が開く危険性がある[32][33][34]。また、働きアリは体内に磁気に誘因されるようになる物質を持つ。磁気を検知する能力(磁覚)によって、信号などのインフラ設備・電気設備に侵入し、漏電による火災や故障を引き起こし、破壊することがある[35][36][37][38]。
農業では多種多様な作物を食い荒らし[39]、農業機械や設備を破壊し[40]、牧草地を荒らしている。
人だけでなく野生動物や家畜にも襲い掛かり、失明、死傷させるなどの被害をもたらしている[41][42]。


国内初!有毒ヒアリ 中国の貨物船で運ばれ兵庫県で発見 環境省
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170614/Hazardlab_20642.html
ハザードラボ 2017年6月14日 10時02分 (2017年6月17日 05時07分 更新)

特定外来生物の有毒ヒアリが兵庫県尼崎市で見つかる(提供:環境省)
[拡大写真]


 攻撃性が強く、ショック症状を起こすおそれがある有毒な「ヒアリ」が兵庫県尼崎市で発見され、環境省が注意を呼びかけている。中国・広東省から出航した貨物船の積荷に付着していたアリの巣は消毒され、死滅した。特定外来生物であるヒアリが日本国内で確認されたのは今回が初めて。


 環境省によると、ヒアリが見つかったのは先月26日。広東省広州市の南沙港から出航し、神戸港に到着した貨物船のコンテナから積荷を取り出す際に通関業者によって発見され、近畿地方環境事務所が専門機関に確認を依頼。


 すでに薬剤で燻蒸消毒され、コンテナが一時保管された神戸市や尼崎市にも殺虫剤や捕獲用具が設置され、これまでに侵入した形跡はないことから、周辺で繁殖している可能性は低いと推測される。


 南米原産のヒアリは、体長2.5〜6ミリ程度で、体の色は赤茶色をしている。国内に生存するほかのアリを駆逐するおそれがあることに加えて、昆虫以外にも爬虫類や野鳥などの小型哺乳類を集団で襲って捕食するほど攻撃的。


 刺されるとアルカロイド系の強毒によって痛みやかゆみ、じんましん、発熱や激しい動悸などが起こり、場合によってはアナフィラキシーショックで昏睡状態に陥ることもあって、米国内では多数の死者を出している。


 貨物に紛れて侵入し、世界では北米や中国、フィリピン、台湾などでも外来生物として定着しており、いったん定着すれば根絶することは難しく、早期発見、早期駆除が重要だとして、環境省は輸入業者や運動業者、通関業者、港湾関係者に対して、侵入のおそれがないか確認を徹底するよう指導することにしている。

743とはずがたり:2017/07/10(月) 19:12:08

愛知・春日井でもヒアリ…コンテナの荷物に付着
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20170710-567-OYT1T50083.html
16:10読売新聞

 愛知県などは10日、中国・南沙港から香港経由で6月30日に名古屋港の飛島ふ頭(愛知県飛島村)に到着し、愛知県春日井市の倉庫に運ばれたコンテナ内の荷物から南米原産の毒アリ「ヒアリ」1匹が発見されたと発表した。

 県などによると、このコンテナは飛島ふ頭のコンテナヤードに陸揚げされた後、今月6日に春日井市内に搬送。荷物を倉庫に搬入した際、アリが1匹付着しているのを荷主が確認した。連絡を受けた環境省の依頼を受けた専門機関が鑑定したところ、ヒアリと判明したという。

744とはずがたり:2017/07/19(水) 12:40:44
アフリカツメガエル大繁殖 和歌山、在来種脅かす存在に
http://www.asahi.com/articles/ASK7M3511K7MPLBJ002.html?iref=com_alist_8_05
合田禄2017年7月19日11時58分

 外来種の「アフリカツメガエル」が和歌山県田辺市で大繁殖している。もともと生息していた昆虫を襲って食べるため、生態系への悪影響が心配されている。この2年半余りで約4500匹が捕獲・駆除されたが根絶は難しいのが実情だ。

 田辺市にある鳥の巣半島。ため池に沈めていた網を引き揚げると、黒っぽいカエルが数十匹、バチャバチャと跳ねた。後ろ脚に大きな水かきとツメがある。アフリカツメガエルだ。

 網は地元の和歌山県立田辺中学・高校の生物部の生徒たちが仕掛けていた。「このため池で見つかったことはなかった。生息場所がまた増えてしまった」。生物部顧問の土永(どえい)知子教諭(57)が表情を曇らせた。

 きっかけは2007年。和歌山県在住の自然写真家、内山りゅうさん(54)が、見慣れない姿のオタマジャクシが泳いでいるのに気付いた。その後の調査でアフリカツメガエルの成体も多数見つかるようになった。生物部の調査では、半島で生息が確認された池は、昨年5月時点で19カ所だったのが今年6月には28カ所に増えた。カエルの胃の中を調べると、トンボの幼虫(ヤゴ)やゲンゴロウの一種などが見つかり、池にすむ在来の水生昆虫を食べていることが分かった。

 兵庫県立大の太田英利教授(爬…

745とはずがたり:2017/07/26(水) 08:32:22

2017/7/25 06:32神戸新聞NEXT
光合成しない新種の植物発見 神戸大の末次講師ら
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010401327.shtml

 神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師(29)=植物生態学=らの研究グループは沖縄県石垣市の石垣島で、光合成をせずに地中の菌から栄養を取り込む「菌従属栄養植物」の新種を発見したと発表した。ホンゴウソウ科で「オモトソウ」と命名。25日発行の植物分類学の国際誌に研究成果を掲載する。

 末次講師は、キノコやカビの菌糸から養分やミネラルを根に取り込んで育つ菌従属栄養植物の研究を行っており、新種の発見は鹿児島県の屋久島で2015年10月に発見した同科の「ヤクシマソウ」などに続き8例目という。

 この種の植物は国内では約50種が確認されているが、花期と果実期の1〜2カ月間しか地上に姿を現さないため、発見が難しく、生態には謎が多い。

 オモトソウは、16年10月、石垣島の於茂登岳のふもとで、研究グループメンバーの京都大農学部、西岡龍樹さん(21)が発見し、末次講師は生態の調査を担当した。同科のホンゴウソウと似ていたが、雄花の先端に六つの球状の突起を確認し、新種と分かったという。地上部の長さは5〜10センチほど。直径約2ミリの紫色の花をつけるのが特徴で、同島の固有種の可能性もあるという。

 末次講師は「植物が光合成をやめるという究極の選択をしたメカニズムを明らかにしたい」としている。(井上 駿)

746とはずがたり:2017/07/26(水) 22:16:14
ヘビに罪は無い。優しくお帰りと云ってあげなきゃダメやろがー!!

<東山動植物園>逃亡のニシキヘビ、成長して戻る
毎日新聞社 2017年7月26日 20時12分 (2017年7月26日 20時54分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170726/Mainichi_20170727k0000m040065000c.html

 名古屋市千種区の東山動植物園から今年1月に逃げ出して生死不明のまま行方がわからなくなっていたカーペットニシキヘビが、逃亡した自然動物館バックヤードの飼育スペースに戻っているのを、26日午後、飼育職員が見つけた。逃亡当時、約50センチだった体長は倍以上の113センチに成長していた。

 同園の獣医は「逃亡当時は大騒ぎだった。来園者の皆さんにもご迷惑をかけたため、優しく『お帰り』とは言いづらい」と話している。

 ヘビが見つかったのは、飼育スペースで栽培している展示用植物のプラスチックケースの中。深さ14センチの水につかっていた。ニシキヘビは脱皮の際に水につかる習性があるという。

 同園によると、カーペットニシキヘビはオーストラリアなどの森林や草原に生息する毒のないヘビで、成長すると2?3メートルになる。敷地外に出たかどうかは不明。「逃亡してから数カ月は冬眠状態にあり、5月ごろから活動して、敷地周辺の昆虫やヤモリなどを食べていたのでは」と話している。【尾崎稔裕】

747とはずがたり:2017/08/03(木) 21:45:16
半島嫌いのネトウヨに根絶ボラ活動させろよなあ

【特集】田んぼの水がなくなる!金魚も食べる! ニョロニョロ動く厄介者とは?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-10000001-mbsnews-l27
8/3(木) 15:30配信 毎日放送

稲作が盛んで昔ながらの田園風景が広がる奈良県・大和郡山市。この辺りでは近年、ある外来生物によって、大切な水田が大きな被害を受けているといいます。一体どのような生き物なのでしょうか?

農家を悩ます暴れん坊
奈良県・大和郡山市では、ある外来生物のせいで田んぼに張られた水が抜けてしまうのだといいます。

「なんぼ水を入れても、2日ほどで水がなくなる。駆除するといっても、苗に影響があってもいけないし…(その生き物が)動くとそこに穴があくんですよ、ずーっと」(農家の男性)
「穴をあけるからな、かなわんねん。入って来るからな、土の中を」

どうやら、その生き物が作る穴が原因のようです。米作りを営む佐野吉伸さん(67)もこの暴れん坊による被害に頭を悩ませています。

「どうして穴をあけよるのか知らんけどね、ちょっとの穴をあけるやろ、水が圧で流れたら、穴がこんなに(大きく)なってくるねん。水がみんななくなったから」(佐野吉伸さん)

あぜにトンネルを掘って水田に穴をあける厄介な生き物。あぜにあいた穴は流れ出す水の勢いでどんどん広がり、わずか1日で田んぼの水が空っぽになってしまうこともあったといいます。

【特集】田んぼの水がなくなる!金魚も食べる! ニョロニョロ動く厄介者とは?
毎日放送
犯人は“タウナギ”
犯人は一体どんな生き物なのか?取材班、佐野さんとともに捜索開始です。

Q.どういう場所にいるんですか?
「こういう隅っこにおるねんけどね、おらへんね…。わからんねぇ…。いてないね…。毎日1回は水(が抜かれていないか)見に来てるからね」(佐野吉伸さん)
Q.(その生物が)いなければ見に行かなくていいのに
「せや、2日、3日に1回でええねんけどね」

用水路を探すこと約30分、ようやくその姿を捉えることができました。

「いま出とるわ!出とるわ!こっち!ここここ!出とるやろ顔が、タウナギや、あれな」(佐野吉伸さん)

いました、田んぼを縦横無尽に駆けめぐる、その名もズバリ「タウナギ」です。危険を察知したのか、すぐに身を隠してしまいました。

タウナギは体の表面が粘膜で覆われていて、名前の通りウナギにそっくりですが、全く違う種類の淡水魚です。約100年前に朝鮮半島から観賞用として日本に持ち込まれた外来生物で沼や水田にすみ着いています。現在、近畿地方や東海地方、四国地方を中心に14の都府県で生息が確認されています。

ウナギと違って鱗がありません。また、泥の中での生活上不要になったため、胸びれや腹びれもありません。十分に成長すると全長80センチにもなるというタウナギ。肉食で小魚やミミズ、カエルなどを食べます。また、えら蓋を持たず、喉のあたりの粘膜を通じて空気呼吸を行うという珍しい魚です。

すみ着いてしまったタウナギ
別の日、再び取材班が水田近くの用水路を見てみると…

「いました、タウナギです!ニョロニョロと動いています。さながらヘビのように、ニョロニョロと動いています」(松本陸記者リポート)

748とはずがたり:2017/08/03(木) 21:45:28
>>747-748
夏休み真っ只中の地元の男の子も…

「虫は捕まえたりしませんけど、川の生き物はいっぱい捕まえます」(男の子)
Q.どこで捕まえたの?
「おうちの近くらへんです」

幼いタウナギを自慢げに見せてくれました。どうやらこのあたりにすっかりすみ着いてしまっているようです。

金魚の養殖場にまで…
ところで大和郡山市といえば、やっぱり金魚。水質に恵まれた農業用のため池が数多くあったことから江戸時代から養殖が盛んで金魚の一大産地として有名です。ところが金魚の出荷場へ行ってみると…

「(網の中でタウナギをつかみながら)こんなん子どもやで」(やまと錦魚園・嶋田代表)
Q.もっと大きいのも現れる?
「現れる。これぐらいのやつおるで、太さ」

タウナギは金魚の養殖にも暗い影を落としていました。

「(タウナギは)よくいますよね。気持ち悪いヘビみたいなやつですけどね。金魚をある程度食べる」(やまと錦魚園 嶋田輝也代表)
「あるある!(タウナギは)厄介、厄介、厄介!食べられたら減っていくもの。金魚がな」(ほかの金魚の養魚場の女性)

土でできた養殖池に侵入したタウナギが金魚とともに出荷場へ運ばれたとみられています。

際立つ繁殖力の強さ
一体なぜこれほどまで数が増えてしまったのでしょうか。外来生物の研究を行っている静岡大学の加藤英明先生は、その繁殖力の強さを指摘します。

「(タウナギは)一度に数百の卵を産みますし、オスはそれを守ります。孵化した子どもを口の中で保護します。産みっぱなしの魚と比べて、生存率が高いと言えます」(静岡大学教育学部(保全生物学) 加藤英明講師)

当然のことながら、ここまで数が増えてしまうと生態系に与える影響も大きいと話します。

「カエルを食べてしまいますね、タウナギは。そうすると害虫を食べてくれるカエルがいない。害虫が増えて、必要以上に農薬を使うことになる。タウナギが減っていくことはないと思ってください。私たちが捕らない限り、一度定着してしまった、繁殖してしまった外来種はどんどん増えていくと考えてください」(静岡大学教育学部(保全生物学) 加藤英明講師)

毎日放送

749チバQ:2017/08/16(水) 14:06:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00010000-nishinpc-soci

「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


8/16(水) 10:18配信

西日本新聞







「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


往診で回った畜産農場で体調不良の牛に注射を打つ獣医師の冨山保博さん=鹿児島県大崎町


 牧草やサツマイモの畑が広がる鹿児島県有数の畜産地帯、大崎町。7月下旬、冨山保博さん(68)は人工授精器や薬40種を積んだワゴン車を走らせた。家畜を診る「産業動物獣医師」。速乾性のTシャツ、かっぱのズボン姿で農家を回る。

 雌牛の発情周期を知るため、ビニール手袋を着けた腕を尻に入れ、直腸からふんをかき出し子宮を触る。高熱や下痢…。症状に合う薬を注射する。この日は11戸を往診。角が折れた牛の治療を頼んだ女性(79)は「牛はもの言わんから先生が頼り」。深夜の出産にも立ち会う冨山さんは「汗と血とふん尿まみれ。好きじゃないと続かん」と言う。

 東京の獣医大を卒業後、故郷の鹿児島に戻り県職員獣医師として食肉衛生検査所で働いた。ベルトコンベヤーで流れてくる豚の内臓から病気の有無を調べる仕事。「牛を診る方が性に合う」と39年前に独立した。

 7年前から犬や猫のペットも診る。環太平洋連携協定(TPP)参加の議論が始まり、畜産の将来に危機感があった。「時代が変われば、獣医師も変わらんと生き残れん」

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡る問題で獣医師にかつてなく注目が集まる中、冨山さんは「結局、地域や職種で事情はばらばらだ」と話す。
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「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


猛暑の中、防護服姿で農家に聞き取り調査をする宮崎家畜保健衛生所の大山えり香さん(奥)=宮崎市


朝から18戸を往診

 「現場はぎりぎりです」。畜産農家が密集する宮崎県国富町で、農業共済組合に勤める30代の男性獣医師はため息をつく。

 男性も産業動物獣医師だ。朝から18戸を往診、夜はカルテの整理。週1回の宿直では緊急診療に対応する。高齢化や後継者不足で零細農家は廃業。大規模農家が増え、病気予防のノウハウも求められるようになった。だが人手不足で「診療とコンサルタント、両立は難しい」。

 疲労で交通事故を起こした同僚もいた。「畜産の未来を考え、産業動物の獣医師をどう確保するかの議論がないのが歯がゆい」。男性は、加計学園を巡る国会論戦を苦々しく見ていた。
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4割がペット診療

 全国の獣医師は約3万9千人。4割がペットなど小動物診療に携わり、公務員は2割強、産業動物診療は1割。毎年、国家試験に合格して獣医師になる約千人の進路も同じ傾向で「偏在」がひずみを生んでいる。

 家畜防疫や食肉検査を担う公務員獣医師。鹿児島県が2008年度にはじき出した必要数は237人。当時、15人不足していた。県はその年から採用年齢を引き上げ、翌年度からは最大月3万円の手当支給や奨学金制度を導入した。

 10年の家畜伝染病「口蹄(こうてい)疫」発生時に県外からの応援で対応した宮崎県も同様の対策を打った。両県とも「今は足りている」とするが、出産などで退職した女性を再雇用したり、定年退職者を再任用したりして支えられる側面もある。

 加計学園が計画する新獣医学部の定員は当初、1学年160人とされた。「どれだけの人が公務員を選んでくれるだろうか」。防疫指導で1日10戸以上を回る宮崎県の家畜保健衛生所の大山えり香さん(41)は、疑問を感じている。


 鹿児島大共同獣医学部が昨年、鹿児島県大崎町に開設した研修センターでは産業動物診療への志望者を増やす狙いもあって近隣の農業高校と連携し、実習に取り組んでいる。

 今月初め、6年生3人は同県鹿屋市の鹿屋農業高を訪ね、牛の直腸検査の実習に臨んだ。参加した辻圭吾さん(24)は悩んだ末、東京のペット診療病院への就職を決めている。ペット診療は飽和状態とも言われるが「どれだけ増えても、自分の腕を磨いて独立を目指すだけだ」と言う。

 前鹿児島県獣医師会長の坂本紘・鹿児島大名誉教授(獣医外科学)は「職種と地域の偏在是正が課題。『総理の意向』や『文書の有無』より、日本の獣医療を今後どうしていくのかが本質であり、国で議論されるべきだ」と指摘する。
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西日本新聞社

750チバQ:2017/08/16(水) 19:00:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000078-san-soci
トラブル相次ぐ無許可のペット火葬場 法規制なし…ずさんな経営問題も顕在化
8/16(水) 15:16配信 産経新聞
 ペットの火葬場や霊園をめぐるトラブルが後を絶たない。いずれも設置に関し法律で規制されていないためだ。周辺住民が反対するケースがあるほか、ずさんな経営者による問題も顕在化しており、一定の法規制を求める声もある。

 調査会社「矢野経済研究所」によると、ペット関連産業は年々拡大しており、平成27年度の総市場は前年度比1・5%増の約1兆4720億円(推計)。業界団体によると、火葬業者は全国で千社以上が乱立しているという。

 人の墓地や火葬施設の開設は墓地埋葬法で規制されている一方、ペットの火葬場や霊園を規制する法律はない。ただ、死骸を扱うだけに敬遠する声も多く、ペット火葬場や霊園の設置に住宅街からの距離規制を盛り込んだ条例を施行する自治体も増えているが、交野市にはまだない。

 ペット火葬業者80社以上が加盟する「日本動物葬儀霊園協会」の中村修二理事長は「協会では商業道徳を徹底している」と強調。火葬場の条例については「設置できる場所が非常に限られ、隠れて営業する業者が出るのではないか。業界内の自己改革でやっていきたい」と訴える。

 霊園に関する問題も出ている。大阪府枚方市では今年1月、ペット霊園「宝塔」が突然閉園。利用者に十分な告知もなく、敷地には遺骨や墓石が散乱する事態となった。利用者によると、同霊園をめぐっては、もともと土地の無断使用や異臭の問題があり、地権者が土地の原状回復を求める訴訟を起こすなどトラブルを抱えていたという。

 同市環境指導課の担当者は「ペット霊園を規制する法律も条例もなく、立ち入りや指導などの対応ができない」と明かした。

751チバQ:2017/08/16(水) 20:11:17
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/263803/
【君(ペット)がいるから】<1>避難は動物と一緒でこそ
2016年08月04日 13時33分
熊本地震の発生直後、ペットと一緒に避難してきた人たち=4月14日午後10時半ごろ
熊本地震の発生直後、ペットと一緒に避難してきた人たち=4月14日午後10時半ごろ
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 4月14日。熊本地震の前震直後から、動物たちが次々に運ばれてきました。熊本市中央区の「竜之介動物病院」も大きな揺れで棚が倒れたりしましたが、片付けは後回しで、ひたすら診療に当たりました。その後にもっと大きな本震に襲われるとは思わず「予想より被害が少なくてよかった」と考えていました。

 そして、16日午前1時25分。疲れて一時帰宅していた時でした。ドーンと切り裂くような音とともに突き上げるように激しく揺れ、携帯電話の地震速報が鳴り響きました。明らかに14日より大きな衝撃でした。

 揺れが収まるのを待たず、はうようにして着替えをつかむと、そのまま車を病院まで走らせました。10分ほどで病院に到着して目にした光景は、動物病院に集まった人々。道向かいのコンビニにも人が集まっていました。真っ暗な中、周辺で明かりがついているのは、24時間開いている私の動物病院とコンビニだけだったため、明かりに導かれて人が集まっていたのです。

 前震よりも多くの人と動物が駆け込んできました。どこかで水道管が破損したようで、階段を滝のように水が流れています。避難者と協力して対応していると、前震の日と同様、地震でけがをした動物、激しい揺れにパニックを起こして交通事故に遭った動物たちが、一刻を争う状態で運ばれてきます。

 診療を優先しながら、避難してきた方々を見て回り、声を掛けました。私自身も前震の日ほどの冷静さはなく、冷静さを装うことで精いっぱい。実は記憶が前後しており、はっきりと覚えていません。

 ただ、私の動物病院に避難してきて身を寄せた方々は、これだけ大きな地震に見舞われながらも落ち着いていました。動物たちと離れることなく、ギュッと身を寄せ合って避難していたからだと思います。人と動物(ペット)は持ちつ持たれつの関係です。「緊急時だからこそ、人と動物は離れちゃいけない」と強く思いました。

 人は自分のためよりも、誰かのための方が強くなれます。自分のためではなく、愛するペットのために生きている方もいます。「この子(ペット)たちのために…」と日々暮らしているので、その動物たちを置いて避難すると、生きる意味を見いだせない方もいます。

 人を助けるのなら、動物も一緒に助けなければいけません。熊本地震を体験し、より強くそのことを伝えたいと思っています。ペットは家族の一員というだけでなく、社会の一員にしなければと感じています。
(竜之介動物病院長、熊本市)

    ◇   ◇

 熊本市の獣医師徳田竜之介さん(54)が、24時間診療の動物病院診察室から見える現代のペットと人間の姿をつづります。


※この記事は2016/08/04付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

752チバQ:2017/08/16(水) 20:11:39
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/265844/
【君(ペット)がいるから】<2>動物は飼い主の心の鏡
2016年08月11日 13時13分
 最大震度7を記録した熊本地震。状況は刻一刻と変化しました。
 
 4月14日午後9時26分の前震。私は熊本市中央区の「竜之介動物病院」で診察中でした。未経験の立っていられないほどの長い揺れ。それでも、何事もなかったかのように、目の前の犬に聴診器を当てました。

 揺れから2、3分たったころでしょうか。身の危険を感じて外に出ている人たちが道にあふれていたので、私の病院の待合室に避難するよう誘導しました。そのとき、とても状態の悪い犬が運ばれてきました。外傷性の出血もひどい。地震で家具の下敷きになったといい、飼い主も激しく動揺していました。

 応急処置が終わり、後はその犬の生きようとする力次第だと見守っていると、また血だらけの犬が待っていました。割れたガラスの破片でけがしたようです。処置していると、今度は一刻を争う猫が運び込まれました。揺れに驚いて飛び出し、マンションの窓から転落したそうです。

 私は地震発生直後から動物と一緒に避難できる「同伴避難所」を開設しました。その一方で通常通り、24時間緊急対応の診療も続けました。診察室には地震によるパニックで道路に飛び出して交通事故に遭った猫、飼い主とはぐれた迷子の犬などが次々と運ばれてきました。外傷性出血のひどい動物もいます。

 待合室は、避難者と、動物の診療に来た人であふれ、まるで野戦病院でした。相次いで運ばれてくる動物の状態は、決して良くありません。それ以上に飼い主に大きな精神的ダメージと動揺が見られました。

 地震から日がたつと、過呼吸から熱中症を起こす犬、ストレスによる食欲不振や下痢になる猫、出産の時期だったためか保護された子猫も多く見られました。

 動物は自然の異変を敏感に察知する能力があるとされ、大地震に人間より大きな恐怖を感じていたのではないかと思います。そんな動物たちのために飼い主ができることは、まず自身が落ち着くことです。出血がひどく、状態が悪い動物がたくさん運ばれてくる一方、飼い主のパニックや不安感に連鎖して具合が悪くなっている動物も多く見受けられました。

 飼い主の精神状態が鏡に映るように動物に連鎖しているのです。これを私たちは「ミラー効果」と呼んでいます。ミラー効果はプラスに働くときもあれば、今回のようにマイナスに働くときもあります。私たちは、プラスの効果が出るように動物だけを診るのではなく、動物の向こう側にいる飼い主とも向き合わなければなりません。

 それは震災という状況でも同じ。飼い主と動物は共に支え合う存在で、その絆を守るのが私たち獣医師だとあらためて強く感じました。

(竜之介動物病院長、熊本市)


※この記事は2016/08/11付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

753チバQ:2017/08/16(水) 20:11:58
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/267814/
【君(ペット)がいるから】<3>「最後のとりで」協力と絆
2016年08月18日 11時15分
 予想もしていなかった突然の熊本地震。動物を飼っている人たちは、必死の思いでがれきの中からペットの動物を救い出し、避難所にたどり着く。そこで言われたのは「動物は外にお願いします」という一言。ほとんどの避難所で動物は外につないでおくしかなかったようです。

 一緒に連れて避難することすら許されていない所もありました。肩身の狭い思いをしながら、車中泊を選んだ人も多かったようです。動物が嫌いな人もいるでしょうし、断水が続く状況では衛生面の心配もあります。さまざまな人が集まる避難所では、ペット同伴避難が難しいのはやむを得ないのかもしれません。

 そんな中、熊本市中央区の「竜之介動物病院」に開設した避難所は、むしろ動物が一緒でないと肩身が狭いような避難所でした。病院と併設の専門学校「九州動物学院」が入る4階建てのビルは、いざというときに役立つように設計しており、一時は全フロアを開放。16日の本震直後のピーク時は飼い主230人と犬や猫、ウサギ、フェレットなど300匹が避難しました。

 ここでは動物たちが懸け橋となり、初対面同士の避難者も会話が弾みます。飼い主たちは「この子(ペット)を私が守らなきゃ。何かしなきゃ」と積極的に動きました。動物の存在があったおかげで、自然と避難所に協力と絆が生まれました。

 ペットの猫と一緒に避難してきた年配の女性は、体調不良や心労のせいか、炊き出しを取りに行くのもつらそうな様子でした。それでも、猫のために毎日、支援物資の配布場所まで足を運んでいました。スタッフが運びます、と伝えても「自分の猫のためだから」と頑張っていました。そのおかげでスタッフと話も弾み、周囲とも仲良くなりました。

 私の病院にたどり着くまでつらい思いをしてきたと、着いた途端に泣き崩れる人もいました。動物と一緒に避難できる場所という「最後のとりで」があるだけで頑張れるという人もいました。

 私は、こうした現状と同伴避難できる場所の存在を伝えなければと思い、できる限りマスコミの取材を受け「動物は家族。家族は引き離してはいけない」と訴えました。

 避難所の動物を診て回ると、飼い主に感謝されたり、拝まれたりしました。震災前と変わりなく、いつも通りのことをしているにすぎなかったのですが、何とも気恥ずかしい気分でした。

 ただ、私たちの動物同伴避難所は一時しのぎでしかありません。早くからペットと一緒に住める住宅に関する情報を収集し、避難者に提供したことで、専門学校の授業を再開した5月7日までに避難者全員の行き先が決まりました。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

754チバQ:2017/08/16(水) 20:12:15
https://www.nishinippon.co.jp/keyword/122/
【君(ペット)がいるから】<4>往診 喪失感に寄り添う
2016年08月25日 13時43分
 熊本地震発生から24日たった5月上旬。「竜之介動物病院」(熊本市中央区)に開いた動物同伴避難所が役目を終えて、私はやっと病院の外に出る時間ができました。ずっと気になっていたのは、避難所に来なかった動物たち。そこで、まず被害の大きかった熊本県益城町に足を運びました。

 倒壊家屋が連なり、爆弾でも落ちたのかと言葉を失いました。とにかく時間の許す限り、動物と一緒の人に声を掛けて様子を診ました。避難所に行けずにガレージで生活している飼い主と犬、飼い主とはぐれて迷子になっているたくさんの犬や猫、揺れに驚いて逃げる際に剥がれたと思われる爪の部分がうんでいる猫…。飼い主も車を失っていたり、自らの生活の立て直しが優先されたりして、治療に連れて行けないペットもいました。

 ペットを失った悲しみから立ち直れないペットロスに苦しむ人にも出会いました。庭で建物の下敷きになって死んだ犬の飼い主は、がれきに向かって何度も犬の名前を呼んだそうです。1カ月半もがれきの中から亡きがらを見つけてあげられず、見つかったときは白骨化しており、赤い首輪だけで判別したという人、避難所に一緒に連れて行かなかったせいでペットを死なせたと後悔している人もいました。

 ペットという家族を失った悲しみと喪失感を抱えたままでした。にもかかわらず、震災で苦労している人がたくさんいるときにペットの話なんかしていいのか、話しても「動物でしょ?」「人間は助かったからいいじゃない」などと
言われ、分かってくれる人はいないのではないか、と悩んでいました。

 私が耳を傾けると、せきを切ったように次から次へとペットとの思い出、失った悲しみを吐き出してくれました。話し終わると「心がすっとしました。今日から前を向いて進めます」と言った人もいました。震災で傷ついた人たちの心の復興には、時間がかかるのだと痛感しています。

 被害が大きかった地域ほど、往診の必要性があることも分かりました。益城地区には7月上旬までに4〜5回、足を運びました。迷子の飼い猫たちが繁殖して増える恐れもあったため、7月6日にはボランティアの獣医師4人を募って現地に赴き、迷い猫を捕獲して計16匹に不妊手術を施しました。

 皆さんが動物という家族と安心して暮らせるように、私たちは今後も微力ながら取り組みたいと思っています。たとえ時間がかかっても、本当の意味で笑顔を取り戻す日まで、私たちはずっと寄り添い続けます。熊本の痛ましい被害が風化することなく、今後の教訓として生かされていくことを心から願っています。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

755チバQ:2017/08/16(水) 20:12:36
https://www.nishinippon.co.jp/keyword/122/
【君(ペット)がいるから】<5>大震災教訓に建て替え
2016年09月01日 13時31分
 熊本地震の際、動物と一緒に避難できるペット同伴避難所として開放した熊本市の「竜之介動物病院」。自家発電機、容量36トンの貯水タンク、ペットフード1カ月分の備蓄などがあります。2013年9月に完成した4階建てビルは「災害時も使えるよう、最大の震度にも耐える建物に」と建設しました。建て替えを決意したのは、東日本大震災の教訓があったからです。

 11年12月、私は福島、宮城両県を視察しました。出発前は行き場のない被災動物100匹を、熊本市に連れ帰るつもりでしたが、できませんでした。被災した犬や猫の多くは飼い主が分かっており、行き場がないわけではなかったからです。被災した飼い主たちは、いずれ家族みんなで暮らしたいと願い、ペットの所有権を放棄していませんでした。ただ、震災から9カ月たってなお、仮設住宅でも避難所でもペットと一緒に暮らせる望みはありません。

 行政や獣医師会などが運営する被災動物のシェルターを訪れました。そこで見たのは、飼い主の迎えをけなげに待ち続けるペットたちの姿。悲しげなまなざしに心が痛みました。飼い主の中には家や家族を失った人もいます。その上に、ペットとも離れ離れにならざるを得なかったという状況を目の当たりにし、やり場のない悲しみが伝わりました。動物の世話はボランティアが主に担っていました。人手が足りない中、飼い主を待つ動物たちを懸命にケアする姿に心を打たれました。

 ペットは家族の一員なのに、社会の一員として認められていなかった。だから、飼い主にもペットにも心の傷を残し、預かったペットを世話する人も苦悩している。東日本大震災の被災地の現実は、私にいろいろなことを教えてくれました。そして、もしもに備えた建物の建設に着手。それが今回、役立ったのです。

 熊本地震で痛感したこともあります。迷子のペットが数多く見られたこと。ペットは残念ながら人間の言葉を話せません。「おうちはどこ? お名前は?」。いくら問い掛けても答えられません。

 しかし、迷子札が代弁してくれます。迷子で心細く、悲しい思いをするのは動物だけでなく、飼い主も同じです。迷子札があれば、ペットは少しでも早く家に帰れます。ただ、迷子札は首輪と一緒に外れてしまうため、迷子札に加え、個体識別番号を記録したマイクロチップを体に埋め込んでほしいと思います。

 「うちの猫は外に出ない」「うちの犬は臆病で私のそばを離れない」と言う人がいます。熊本地震では一瞬で日常風景が一変しました。絶対はありません。迷子札とマイクロチップは、飼い主と動物の絆をつなぐ「住民票」です。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

756チバQ:2017/08/16(水) 20:13:25
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/273149/
【君(ペット)がいるから】<6>24時間診療 命つなぐ
2016年09月08日 11時42分
 竜之介動物病院(熊本市中央区)は2013年9月から、夜間の緊急対応もしています。365日24時間、来るか来ないか分からない動物のために、スタッフを配置し、深夜も明かりをつけています。熊本市では1カ所、九州でも珍しいと思います。

 日常的に診ていない動物を、緊急性の高い状態で受け入れることはトラブルにつながりかねません。それが夜間診療の怖さです。経営だけを考えるならやるべきではないのですが、飼い主からの要望が多かったのです。スタッフの9割は反対しましたが、私は開院当初から24時間診療はやるべきだと思っていました。

 通常診療は朝7時から夜11時まで。夜11時以降は、獣医師や動物看護師が常駐するなどして、緊急対応できる体制を取っています。いざ始めてみると、全く動物が来ない日もあれば、夜間のスタッフでは対応しきれないほどの動物が来る日もあります。

 やってくる動物と飼い主もさまざま。夜も開いているからと、緊急性もないのにコンビニのような感覚で予防接種に来たいという人もいれば、ペットの急な容体の変化で何十軒も動物病院に電話しては断られ、やっとたどり着いたという人もいます。

 夜間に多いのは、交通事故によるけが、原因が分からないけいれんや発作、出産のように急を要するものがあります。出産は微弱陣痛、赤ちゃんが引っ掛かったなどの理由で、帝王切開となるケースがよくあります。けいれんなどの場合、朝まで自宅で飼い主が不安なまま見守るのはつらいし、治療を受けることで一命を取り留めることもあります。かけがえのない命を助けることができたとき、安心した飼い主の顔を見たとき、やっぱり夜間診療をしていてよかったと思うのです。

 命を救えなかったとしても、その瞬間に獣医師が立ち会うことは重要です。飼い主が諦めず、ペットのために最善を尽くしたことで、その後の喪失感の軽減につながります。

 半面、歯がゆい思いをすることもあります。夜間は重篤な状態になって初めて駆け込んでくる人もいます。

 先日はがりがりに痩せ、低血糖でふらふらのトイプードルの子犬が来ました。飼い主の若い女性はプレゼントでもらった子犬だと言い、飼い方もよく知らないまま。最初の説明書に書かれていた量の餌をやり続けていたため、成長した子犬には栄養が全く足りていなかったのです。

 それでも、来てくれてよかった。私たちは正しい餌のやり方を伝えた上で、「動物の命を預かっている」という自覚を持つきっかけになってくれれば、と願うしかありません。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

757チバQ:2017/08/16(水) 20:14:13
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/274891/
【君(ペット)がいるから】<7>犬に財産を残した女性
2016年09月15日 16時21分
飼い主と犬の絆に胸が熱くなることも(写真と記事は関係ありません)
飼い主と犬の絆に胸が熱くなることも(写真と記事は関係ありません)
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 ある高齢女性の話をします。「ももすけ」と「ロン」という2匹の中型犬を飼っていました。2匹はとてもやんちゃで、他の動物病院ではかんだり威嚇したりして、診察すらさせないとのことでした。

 でも、なぜか私とは相性がいい。飼い主の女性も私を信頼してくれた縁から、竜之介動物病院(熊本市中央区)に通ってくるようになりました。女性はとにかく神経質で、犬たちの少しの変化も見逃しません。

 こんなことがありました。「(餌の)ドッグフードがいつもと少し違う」と言います。見た目には全く変わらないのですが、女性は譲りません。メーカーに調査を依頼すると、驚いたことに微細なプラスチック片が混入していました。こんな具合に、犬の体調異変にも敏感で、「ちょっとおかしい」と言えばほぼ異変が見つかりました。

 一方で、心臓に持病があるロンの投薬治療に関して、獣医師の指示を的確に守ってくれました。神経質ではありますが、飼い主の姿勢としては感心するばかりでした。

 そんなある日、医師から突然の電話があり、女性が入院しなければならない状態だと言います。それもロンと同じ心臓病。私は飼い主である女性の具合が悪いことなど全く知りませんでした。

 医師から「犬の世話があるから入院しない」と強硬な女性を説得してほしい、
と依頼されました。私はすぐに女性に連絡し「犬たちは責任持って預かる」と約束。やっと承諾した女性は翌日から入院しました。幸い2〜3日で退院できました。

 しかし、半年ほどたったころ、女性の容体は再び悪化。今回は少し様子がおかしい。女性は「もし私に何かあったら犬たちをお願いできますか」と極めて深刻でした。動物たちの異変にあれほど敏感な女性の言葉に、私も少し緊張したのを覚えています。

 結局、私が「万が一のときは犬たちの責任は持つ」という趣旨の誓約書を書いて安心してもらい、再入院となりました。数日後、女性は急変し、そのまま亡くなりました。ロンとももすけは誓約書通り、私の病院で預かりました。

 女性が亡くなって1カ月後、遺族が病院を訪ねて来て「遺書があった」と教えてくれました。「ロンとももすけを預かってくれる先生に私の全財産を」と書かれていたそうです。ほそぼそと暮らす高齢者が「自分に万が一のことがあったときのために」と、飼い犬たちのために蓄えていたのでしょう。胸が熱くなりました。

 それから1年後にロンが、さらに1年後にももすけが、まるで飼い主の後を追うように旅立ちました。支え、支えられて生きていた命が、その支えを失った結果だったと思えてなりません。

(竜之介動物病院長、熊本市)

※この記事は2016/09/15付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

758チバQ:2017/08/16(水) 20:14:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/276593/
【君(ペット)がいるから】<8>下半身まひでも6年間
2016年09月22日 13時48分
犬たちはけがを負っても愛情があれば生きられる(写真と記事は関係ありません)
犬たちはけがを負っても愛情があれば生きられる(写真と記事は関係ありません)
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 「桃子」は、シベリアンハスキーの雑種の中型犬で2歳。幼犬のころから気性が激しく、散歩も大暴れするので、飼い主は苦労していたと思います。

 いつものように散歩していたとき、道路の向こう側に別の犬を見つけた桃子は急に駆けだしました。勢いでリードが外れ、車道に飛び出し、車にひかれてしまいました。飼い主は慌てて動物病院に連れてきました。ひどい状況でした。何よりひどかったのは、痛み。痛みに耐えかねた桃子は、病院に運ばれる途中、何度も飼い主をかんだそうです。

 痛みの原因は腰椎骨折で、非常に危険な状態でした。助かっても、下半身まひが残るだろうこと、自力での排せつは困難で大変な介護が必要になるだろうことを、飼い主に宣告しました。同時に「安楽死」も選択肢の一つだと伝えました。想像を絶するような介護生活が続くのです。よほどの覚悟がなければ、愛情だけで解決できる問題ではないと、しっかり説明しました。

 飼い主は間髪入れずに「治療してください」と言いました。みじんも迷いはありませんでした。私は即座にその選択を受け入れ、治療に入りました。桃子は奇跡的な回復力で治療を終え、無事家族の元に帰ることができました。

 こうして、桃子と飼い主の介護生活が始まったのです。体位変換、排せつのサポート、定期的な入浴など、飼い主夫婦は頑張って続けていました。いや、むしろ楽しそうでした。最初は毎日、しばらくすると月1度になった通院も欠かさず、いいと聞けばどこまでも桃子を連れて行き、治療と介護に時間とお金を費やしました。

 桃子用の車椅子も製作しました。事故に遭う前は桃子に少し無頓着だった「お父さん」は、事故を機に大きく変わりました。桃子に寄り添う毎日が変えたのでしょう。桃子と飼い主が楽しげに散歩する姿は、地元では知らない人がいないほどで、マスコミにも何度か取り上げられました。そんな深い愛情と献身的な介護が桃子を救い、6年の歳月が流れたのです。

 その後、急な体調不良で来院した桃子は治療する間もなく、命を落としました。実にあっけない最期。飼い主は悲しみましたが、私は「桃子の最後の愛情、もう精いっぱい愛してもらったよ、という飼い主への思いやりだったのでは」と思いました。幸せで温かい気持ちを残して桃子は逝きました。私にとっても生涯忘れることができない出会いと別れになりました。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

759チバQ:2017/08/16(水) 20:15:08
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/278274/
【君(ペット)がいるから】<9>高齢飼い主のフォローも
2016年09月29日 13時27分
屋内犬として人気のあるチワワ。飼い主の生活が揺らげば、ペットの命も危うい
屋内犬として人気のあるチワワ。飼い主の生活が揺らげば、ペットの命も危うい
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 長年通ってくれた飼い主で、高齢の女性がいました。その女性のことは今も忘れられません。

 女性は飼っているマルチーズに対し、愛情を注ぎながらも甘やかすばかりでなく、きちんとしつけをするなど厳しい面もありました。マルチーズが病気になるたびに病院に来てくれ、しっかりした信頼関係が築けていたのではないかと思います。

 やがてマルチーズが年を重ね、入退院を繰り返すようになりました。「最期は家でみとりたい」という女性の希望で、毎日歩いて病院まで通ってくるようになりました。ある日、「犬が息を引き取った」と連絡が入り、女性は病院に来なくなりました。女性は飼っていたマルチーズの飼育に一生懸命でしたから、気落ちしていないか心配したものの、こちらから連絡は取りませんでした。もし、このときに連絡していれば、その後に起こることを防げたかもしれません。

 数カ月後、女性はチワワの子犬を連れて病院にやって来ました。どうしているか気になっていたので、新しい子犬を迎えたことに安心したものです。予防接種などでこまめに足を運んでくれていたのですが、そのたびに飼い主の女性の足や手に傷がたくさんあったのが、気がかりでした。

 チワワは活発な犬種です。飼い主を引っ張ったり、かみついたりしている場合もあります。「(子犬と高齢女性の生活は)なかなか大変そうだ。きちんと指導した方がいいかもしれない」と思っていたところ、女性はぱったり姿を見せなくなってしまいました。

 それから約1カ月後、別の女性がそのチワワをかなり衰弱した状態で病院に連れて来ました。飼い主の女性が亡くなって、誰にも気付かれないまま数日たってしまい、チワワもすぐそばで衰弱していたそうです。連れてきた女性は近所の人で、チワワを受け継いだということでした。

 後日、亡くなった女性の家を訪ねる機会がありました。狭い部屋にちゃぶ台とたんす一つだけ。部屋は清潔に片付けられ、無駄を控えた暮らしぶりがうかがえました。チワワの治療代を出すのも、きっと大変だったはず。もっと何かしてあげられることがあったのではないかと、後悔もしました。

 身寄りもなく、飼い犬と病院に来ることが唯一の社会との接点だったようです。往診に行くなど、もう一歩踏み込んで、飼い主の生活環境を理解し、親身になっていれば結果は違ったかもしれないのです。飼い主へのフォローが足りず、寂しい結果となってしまいました。

 今後、超高齢社会で似たような問題は増えてくるでしょう。犬と飼い主を取り巻く環境や生活、彼らの性格まで把握して、うまく生活していけるようコーディネートするのも、獣医師の重要な仕事になるのではないかと考えています。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

760チバQ:2017/08/16(水) 20:15:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/280096/
【君(ペット)がいるから】<10>声なき声に耳を澄ませる
2016年10月06日 13時53分
1日200〜250匹の動物を診る。毎日数件の手術も行う
1日200〜250匹の動物を診る。毎日数件の手術も行う
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 飼い主に連れられて来た犬は、ふらふらで明らかに神経症状が出ています。飼い主に「いつからですか」と尋ねると、「急にこうなった」とか「帰宅したらこうなっていたんです」という曖昧な答えが返ってくる。犬の血液検査は正常値ですが、触診すると頭に陥没箇所があったり、エックス線検査をすると脳挫傷の所見が見られたりもします。

 別の日は、心配そうな飼い主がマルチーズを連れてきました。意識は混濁し、全身虚脱、心拍数も落ち、血尿も出ています。飼い主はおろおろしながら「朝は元気だったんです。全く心当たりがない」と言います。こんな状態の動物は急変します。一刻も早く確定診断をして適切な処置をしないと命取りになることも少なくありません。

 こんなとき、飼い主からの情報だけが頼りですが、徐々に話につじつまが合わない部分が出てきます。私は「虐待」を疑わざるを得なくなってしまいます。粗相をした瞬間、怒りに任せて蹴り上げた…。そんな想像をしながら探りを入れますが、曖昧な言葉しか返ってきません。

 私は症状を見て、想像力を駆使しながら治療法を模索します。飼い主だけが知っている「本当のこと」を最初に話してくれたら、もっと早く最善の治療が施せるし、救命率もうんと高くなるのです。

 それでも、獣医師は飼い主を責めてはいけない。責めずに真実を探り出す。なぜなら、飼い主は反省しているからこそ、本当のことが言えないでいるのです。飼い主の気持ちを逆なですると、ますます治療が遅れてしまう。軽い調子で、飼育指導までできたら幸いです。

 虐待と同様、核心に届きにくいのが誤飲です。たばこや石ころなどの誤飲だと飼い主も教えてくれやすいので、手遅れになる確率は低い。よくある誤飲物に使用済み生理用品などもありますが、飼い主が打ち明けにくいため「何かを食べているかもしれない」とは伝えてくれても、確定的な事実は話してくれません。言えない気持ちは分かりますが、発見が遅れたら命にかかわる事故です。

 ペットは、飼い主の生活に密着するようになりました。決して他人には見せない個人的な空間に存在しています。密着した関係だからこそ、重大事故が起こってしまうのです。

 飼い主に真実を語ってもらうのが、最善の治療にたどり着く最短の方法です。そこが獣医師の腕の見せどころ。答えにくいことは淡々と聞き、あっさりと誘導する。日々の診療で起こる飼い主との「心理バトル」は、動物の命にかかわることだからいつも真剣勝負です。動物たちの声なき声に耳を澄ませ、飼い主たちが言えないでいる本当のことを読み取る力が、ペットの命を救うのに重要な能力だと思っています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

761チバQ:2017/08/16(水) 20:16:09
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/281588/
【君(ペット)がいるから】<11>野良犬しろの「奇跡」
2016年10月13日 11時18分
竜之介動物病院のアイドル犬だった「しろ」
竜之介動物病院のアイドル犬だった「しろ」
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 竜之介動物病院(熊本市)のアイドル犬「しろ」が昨年、推定13歳で逝きました。

 出合いは、しろが2〜3歳の頃。野良犬で、交通事故に遭って橋から転落し、瀕死(ひんし)の状態で担ぎ込まれてきたのです。脊椎を損傷し、下半身はまひした状態でした。内臓破裂などがなかったのは幸いでしたが、体の深部の痛覚まで完全にまひするなど、悲観的な要因ばかりでした。飼い主もおらず、性格もきつい。痛みと恐怖から威嚇し続けます。

 そのとき、ふと思いつきました。私が過去に診た動物には、この犬と同様の重度まひで要介護状態のペットもいましたが、私は介護の指導はしても、自らが介護を経験したことはありません。この犬の介護を実体験してみよう、と。

 「しろ」と名付け、病院スタッフと共に介護生活がスタート。予想以上に大変な毎日でした。まずは床擦れ。かなりの痛みがあるのか、ますます凶暴になりました。自力で排せつはできないので、定期的に導尿をしますが、嫌がって、騒ぎ、鳴きます。

 まひがない上半身を使って、必死で抵抗しようとします。しろの気持ちは分かるのですが、介護する側にとって抵抗は妨げにしかなりません。その繰り返しの日々に「この犬を助けたことは本当によかったのか」と、自信も戦意も完全に喪失していきました。

 ところが、半年くらいたった頃でしょうか。後ろ足に若干の反応が見られるようになったのです。スタッフ一同、驚きました。同時に、私も「もっと頑張れば」という意欲が湧いてきたのです。話し掛けたり、動かない下半身をさすってみたり。かすかに動いた後ろ足のリハビリには祈りがこもりました。

 1年後、しろはとうとう自力で立ち上がれるようになったのです。回復の見込みなど皆無だと思っていた犬に、スタッフみんなの愛情が奇跡を起こしたとしか言いようがない。それほどの大逆転劇でした。

 ただし、奇跡は簡単には起こりません。1年間、尻尾を切断する「断尾」や去勢などありとあらゆる手を尽くし、プロである私たちが懸命に介護を続けたからこそ起こったことで、一般の飼い主ができるかと聞かれたら疑問です。そのくらい並々ならぬ努力が必要だったのです。

 獣医学は日進月歩。きっと、今日の「無理」が明日には覆され、今よりもっと多くの命が救われる日が来るでしょう。しかし、どんな時代が訪れようとも、「治したい」「生かしたい」と思う飼い主の愛と熱意に勝るものはない。しろがそう教えてくれました。

(竜之介動物病院長、熊本市)

762チバQ:2017/08/16(水) 20:16:42
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/283137/
【君(ペット)がいるから】<12>最高の薬は飼い主の愛情
2016年10月20日 11時34分
面会室で、動物看護師と一緒に飼い主を待つ犬
面会室で、動物看護師と一緒に飼い主を待つ犬
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 ソファが置かれた6畳ほどの部屋。竜之介動物病院(熊本市中央区)の2階には、入院中の動物と飼い主が触れ合える「面会室」を2部屋、確保しています。私は、この部屋に大きな役割と力を感じています。

 獣医師や動物看護師など動物病院のスタッフは、病院に来た犬や猫の病気を治そうという感覚で治療をするのはよくありません。どんなに良い治療や薬を提供したとしても、動物たちが治ろうとしなければ、治ることはありません。動物たちの生きようとする力を養わなければならないのです。生きようとする力は、どうすれば取り戻せるのでしょうか。

 私の病院ではペットを入院させる際、1週間をめどに退院してもらいます。長期入院になるような場合も、一時退院してもらうようにしています。一時退院したペットたちは、入院中よりも元気になって戻ってくることが多いのです。飼い主の愛情と、飼い主ともっと一緒にいたいというペットたちの思いが、生きる力を強くするのです。

 ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバーといった大型犬が、交通事故に遭うと内臓破裂など重傷になるケースがあります。内臓が破裂してしまうと、犬はぐったりと表情を失い、まったく動けません。ところが、飼い主が面会に来ると、尻尾を振って飼い主に応えようとするのです。立ち上がって、飼い主のそばに行こうとすることさえあります。

 病院のご飯を食べない犬には、飼い主が作った物を食べさせるようにしています。または、飼い主に来てもらって飼い主の手で食べさせてもらいます。病院の食事がどんなに栄養価の高い物であっても食べてくれなければ意味がありません。食事を取らない犬も、飼い主の手を通すと不思議と食べるようになるのです。

 自宅でいつもペットが寝ている場所にあるクッションや毛布を持って来てもらうこともあります。それが「家に帰りたい」という思いを呼び起こします。

 私たちの治療行為は対症療法でしかありません。実は、動物の生死を分けているのは「生きたい」という本能と生命力。それは、飼い主の愛情が支えています。

 瀕死(ひんし)の状態で入院しているペットを飼い主が見舞い、横たわったペットに精いっぱいの思いを込めて呼び掛けます。「頑張れ」「良くなったら、また一緒に散歩に行こうな」…。絞り出すように呼び掛ける言葉が、思いがけない奇跡を呼ぶのです。

 飼い主の愛情はペットの治療に不可欠です。動物たちにとっての最高の薬は、飼い主だということを忘れてはいけません。医学的には証明されていないことだけれど、私は確かな事実だと考えています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

763チバQ:2017/08/16(水) 20:18:36
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/284937/
【君(ペット)がいるから】<13>犬猫にも目立つ認知症
2016年10月27日 13時53分
「老犬ホーム」で預かる犬を抱き締める動物看護師
「老犬ホーム」で預かる犬を抱き締める動物看護師
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 「その猫、持ってきて」「そこに犬、置いといて」-。動物病院の新人スタッフは、違和感もなく、こう口にするような間違いをたまに犯してしまいます。動物は「連れてくる」であり、決して「持ってくる」であってはいけません。

 この認識を徹底するため、心掛けてほしいことの一つが、動物に話し掛けること。朝起きたら自宅のペットに向かって、家族や友人にするように声を掛けるのです。「おはよう。今日は体調よさそうだね」などと、常に対等な目線で語り掛けます。

 さらに、コミュニケーションに加えてほしいのが、体に触れること。特に、老犬や老猫には非常に大切です。老犬・老猫の飼い主はよく「寝ているから、そっとしておいて」と言いますが、これは正解のようでちょっと違います。

 犬は1日のうち18〜20時間は寝ています。年老いた犬猫は、さらによく寝ます。「よく寝ているから」とずっとそのままにしていたら、だんだん刺激を受けることが少なくなって、老化が加速します。気持ち良さげに眠っていたとしても、いつもそっと触れてあげてほしいのです。

 最近は獣医療の進化により、ペットも高齢化しています。それに伴い、認知症を発症するケースも目立っています。犬に比べると少ないものの、猫も発症します。人間のアルツハイマー型認知症と似て、徐々に進行します。早ければ11歳で発症し、13歳を過ぎると症例は急増します。もの忘れや夜鳴き、家から抜け出しての徘徊(はいかい)などが出てくる場合があります。

 飼い主の手に負えなくなることも少なくありません。最近、飼えなくなった老犬を世話する「老犬ホーム」が増えていますが、竜之介動物病院(熊本市中央区)も入院施設の一部を老犬ホームとして、認知症の犬や猫を世話しています。

 ペットの認知症は根本的な治療法はありません。「名前を呼んだときの反応が鈍くなった」などの初期症状を見逃さず、病気の進行を遅らせることが重要です。

 人間も同じですが、年を取れば聴覚や視覚などの感覚はだんだん鈍くなります。老化を遅らせる一番の薬は、刺激だと思います。体をなでることで皮膚から、飼い主の「気」というやさしい刺激が伝わります。語り掛けることが、ペットの脳細胞を活性化させます。どこでも気軽にできるこの穏やかなコミュニケーションが、ペットの老化を遅らせます。

 世の中には「言葉を持たない動物たちは感情もない」と誤解している方々もいます。一方で、私たちは言葉を持たない動物たちの声なき声を理解しようと学んでいます。動物たちの一生は、私たち人間の人生の縮図のようなものです。同じ命として、区別されることがない世の中であってほしいと願います。

(竜之介動物病院長、熊本市)

764チバQ:2017/08/16(水) 20:18:59
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/286578/
【君(ペット)がいるから】<14>飼い主には厳しい覚悟を
2016年11月03日 11時23分
子猫が幸せに育つかどうかは、飼い主の覚悟次第
子猫が幸せに育つかどうかは、飼い主の覚悟次第
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 春と秋は猫の出産ラッシュの季節です。その時季を痛感するのが「捨て猫」の増加です。

 朝、竜之介動物病院(熊本市中央区)の入り口に置いてある不審な段ボール箱。私たちが最も落胆する光景です。中には生まれて間もない子猫、どうかすれば親猫も一緒に捨てられているのです。やるせない気持ちになります。

 私の病院では開業当初から、行き場をなくした動物たちの飼い主探しをしています。新しい家族の元で幸せな生涯を送ってほしいと、懸命に来院者に声を掛け、今まで数え切れない犬や猫を新しい飼い主に託してきました。

 ところが、ある時ふと「自分たちがしていることは、本当に動物の幸せになっているんだろうか」と、疑問を感じたのです。飼い主を探す私たちは必死でした。「飼ってもいい」と言う人のため、予防接種をし、ペットフードも一緒に託す。経済的不安を訴える人には、子犬や子猫が増えないよう不妊手術も施しました。

 このように、丁重に「もらっていただいた」はずなのに、数日後、「突然いなくなっちゃいましたんで、別の猫、もらえませんか?」などと、軽い調子で電話がかかってくることも少なくありませんでした。予防接種の予約をしたはずなのに予約の日時に現れない。不妊手術の時期になっても、手術を受けに訪れないということもよくありました。

 そんな人が増えたことで、適正に飼育されている可能性が極めて低い現実に気付いたのです。「もらわれた先で幸せになっていないかもしれない」という思いが、捨て猫の委託方法を転換するきっかけになりました。

 「もらっていただく」方針を変えたのです。捨て猫や捨て犬の飼育を希望する人から、一律に料金をもらうことにしました。簡単にいえば、買っていただくことに決めたのです。最初は抵抗がありました。「捨て猫にどうしてお金がいるのか」「そうまでして金もうけしたいのか」などとやゆする人もいました。それでも方針は変えませんでした。

 この方針は見事に的中しました。予防接種から定期健診、不妊相談まで、ほとんどの飼い主が定期的に病院を訪れるようになりました。「お金を払った」という事実が、結果的に捨て猫や捨て犬の命の質を引き上げたのです。

 「お金なんかで…」と思わないでください。ペットの健康管理にお金を支払ったり、餌や首輪など飼育に必要な物を買ったりしているうちに、「この子のために何かをしたい」という愛情や責任が育っていくのです。小さな命を守り育てていくために必要なことは数多くあり、そのための飼い主の覚悟は厳しいものなのです。

(竜之介動物病院長、熊本市)

765チバQ:2017/08/16(水) 20:19:25
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/288148/
【君(ペット)がいるから】<15>不幸な野良猫を減らす
2016年11月10日 13時52分
近くの小学生たちが保護した野良猫。保護後に子猫を産んだ
近くの小学生たちが保護した野良猫。保護後に子猫を産んだ
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 皆さんは、TNRという言葉をご存じでしょうか。不幸な野良猫を減らす活動を意味する「世界共通語」。Trap(捕獲器で野良猫を捕獲する)、Neuter(不妊手術を施す)、Return(元の生活場所に戻す)。この頭文字を取った言葉です。

 猫は雌猫1匹が1年間に20匹も産むことがあります。その猫たちをボランティアの手を借りず、全て幸せにするのはとても難しいことだと実感しています。

 竜之介動物病院(熊本市中央区)では2月と11月の各1週間、「N」に当たる不妊手術をボランティアとして無償で行っています。ただし、ダニやノミなど外部寄生虫の駆除代を負担してもらうことで、地域の衛生環境を含め、野良猫との共生を考えてもらう機会にしています。

 1週間で野良猫約1200匹が運ばれてきます。私たちが請け負うのはあくまで、獣医師しかできない手術のみ。私たちや全国から集まってくれる有志の獣医師が手術だけに集中することで、短い期間で1200匹もの不妊手術を実現できるのだと思います。

 この活動の一番の協力者は、野良猫を捕獲し、病院に運び、手術後に迎えに来て元の場所に戻すボランティアの方々です。参加者は猫が好きな人ばかりではありません。地域活動として参加している人、猫は嫌いだけど命として扱ってくれる人など、さまざまです。

 猫など飼ったこともない年配のご夫婦が、猫を捕獲して連れて来ました。普段、夫婦の会話もなかったのに、猫をどうやって捕まえ、連れて行くかを話し合ううちに夫婦の会話が増えたと、仲良く笑っていました。この活動は猫のためだけでなく、人と人をつなぐ活動でもあるとあらためて感じます。

 活動期間中、私は多くの野良猫に出合います。大きな体は傷だらけで、犬歯が1本折れている野良のボスといった風貌の雄猫。小さな体で何回出産を繰り返したのか、ぼろぼろの体でやって来た雌猫。今回連れて来られなかったら命が危なかったであろう子宮ちくのう症の猫。さまざまな猫の生きざまがうかがえます。

 1日の手術件数は200匹を超えます。ひたすら目の前の猫の手術に取り組みます。最もつらいのが既に妊娠している猫の手術です。不本意な気持ちを抑えて冷静さを保ち、安全に子宮全摘手術ができるよう集中します。最も心が疲れる瞬間です。子宮にいた子猫たちも、どうかもう一度猫として生まれ変わってきてほしい。そのときは殺処分などない、幸せな一生が送れる世の中にするからと、心で伝えます。

 TNRは九州全域で一斉に行うことが、野良猫を減らす近道です。この世界から野良猫という言葉がなくなり、飼い猫と、不妊手術を施した上で地域で管理する「地域猫」のみになってくれたらいいのに、と願っています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

766チバQ:2017/08/16(水) 20:20:00
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/289692/
【君(ペット)がいるから】<16>短い生涯を大切に
2016年11月17日 11時26分
ペットの生涯は人間に比べてはるかに短い
ペットの生涯は人間に比べてはるかに短い
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 毎日、動物病院でどのくらい動物の死に直面するか、想像できますか? 来院数によって変わるでしょうが、人間の病院よりも死亡率は高いです。

 動物は非常に危険な状況になってから来院することが多いからです。飼い主が判断を誤るケースもなくはないですが、多くは動物の本能に関係しています。動物は本能的に弱っている自分を見せません。サバンナに生きる野生動物を想像してみてください。力の弱い動物であればあるほど、弱っている自分を見せることが即、死につながると知っています。

 ペットも同じ。どんなに具合が悪くても、元気なふりをします。それができなくなるほど弱ったとき、初めて飼い主が「元気がない」と認識します。だから、病院に来たときには手遅れとなってしまいがちです。

 先日も1匹の犬が逝きました。外で飼われていた犬でまだ4歳。飼い主のショックは大きく「最期をみとれなかった」と悔やんでいました。

 でも、動物はいつか死にます。それも突然、実にあっけなく。「最期の1日」も大切ですが、一緒に過ごした「4年間」の方がもっと大切なはずです。最期の1日を嘆くのではなく、飼い主と共に生きる時間が、ペットにとって最高の時間であってほしい。私はそう願っています。

 犬や猫の寿命はせいぜい15年。ペットの1日は人間の5〜6日に相当します。「今日は散歩に行かなくていいや」という1日があると、ペットにとっては1週間近くも閉じこもっていたのと同じ感覚です。飼い主が1〜2カ月間手を抜くと、ペットは半年から1年ほったらかされたのと同じ。

 一日一日を大切に、楽しい毎日を送ることができれば、ペットの生涯は「悔いのない生涯だった」といえるでしょう。問題なのは生きた時間の長さではなく、中身なのです。

 私は、生後1年未満のペットを連れた人に「写真をいっぱい撮ってあげてください」と声を掛けます。生後間もない動物の成長は著しく、短い生涯で最も成長する時期。この時期を逃さず、時間をかけて触れ合うことで、コミュニケーションが深まり、ペットの社会性も身に付きます。

 飼い主には「雄は太郎、雌は花子」とペットの名前を決めている人、歴代のペットがずっと同じ名前という人もいますが、どの命も唯一無二の存在。できれば、新しい命には新しい名前を授けてあげてください。

 ペットの一生は駆け足で過ぎていきます。その貴重な日々を、どうか最期の瞬間に悔やまないよう、命を慈しみ、その存在に感謝しながら、大切に過ごしてほしい。あなたのペットは毎日、幸せな顔をしていますか?

(竜之介動物病院長、熊本市)

767チバQ:2017/08/16(水) 20:20:27
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/291360/
【君(ペット)がいるから】<17>ペットは飼い主の分身
2016年11月24日 14時36分
ペットと飼い主は、どことなく似てくる
ペットと飼い主は、どことなく似てくる
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 あなたは犬派ですか? それとも猫派ですか? 私は毎日、たくさんの飼い主と接していますが、おもしろいもので、飼っている動物によって人の性格は全然違うように感じます。この「派閥診断」は結構よく当たります。

 例えば、犬の飼い主は社交的で明るくておおらか。非常に楽観的です。猫の飼い主は独立心があって、どこか一匹おおかみの雰囲気。律義で神経質な面もあります。

 一度診察して再診を1週間後に決めたとしましょう。ぴったり1週間目にやってくる確率は、圧倒的に猫の飼い主が高い。犬の飼い主は「調子がよかったので、もういいかなと思って…」とおおらかです。どちらがいいとか、悪いという話ではありません。私たちの病院では、こうした特性をしっかりと理解して柔軟に対応しています。

 少数派ですが、ハムスターや鳥、爬虫(はちゅう)類といった「エキゾチックアニマル」の飼い主にも大きな特徴があります。時間外の診察が多かったり、あまり多くを語らなかったり…。あくまで私の経験上の話で、確たる根拠はありません。

 ただ、ぜひお勧めしたいことがあります。猫派の人は、ぜひ犬と触れ合ってみてください。猫に触れた経験がない犬派の人も、猫のよさを探してみてください。何が分かるかというと「知らなかったことがあったんだ」ということが分かります。犬や猫について、知らないことがきっとたくさんあります。触れて飼育してみることで、気付くことがあるはずです。

 また、不思議なことにペットは飼い主に似てきます。性格はもちろん、顔つきも表情もそっくりで、ペットを見れば飼い主も容易に想像がつくくらいです。怖がりな飼い主のペットを見れば、同じようにびくびくしていることが多い。神経質な飼い主だとペットも非常に繊細です。

 それから、犬や猫も表現の上手下手はありますが、笑います。その笑顔さえも似るのです。照れたように笑う犬には、同じようにシャイな笑顔の飼い主がいます。豪快に笑う飼い主の横には、満面の笑みを浮かべた犬がいます。

 本当に不思議ですが、遺伝とは違う「ミラー効果」です。現代はペットと飼い主の距離が縮まる一方で、共有する時間もどんどん長くなっています。これだけいつも一緒にいれば、似てくるのは当然かもしれません。ペットは飼い主の姿を見て、そのまま映し出しているのです。実に忠実で、利口だと思いませんか。

 つまりペットは人間の相棒であり、分身でもあります。「うちの子」をまっすぐに見つめてみてください。ありのままのあなたの分身として、直視できますか。

(竜之介動物病院長、熊本市)

768チバQ:2017/08/16(水) 20:21:13
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/292869/
【君(ペット)がいるから】<18>命をプレゼントしないで
2016年12月01日 14時49分
一時のブームで飼ったものの、大きくなり過ぎて飼育放棄されたミニブタ
一時のブームで飼ったものの、大きくなり過ぎて飼育放棄されたミニブタ
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 一年はあっという間に過ぎるもので、今年も残すところ1カ月となりました。私の動物病院では年末年始も通常診療を行うので、特別な感じはあまりしません。12月に入ると聞こえてくるクリスマスソングに浮き浮きと楽しい気分になる方も多いと思うのですが、私はむしろ心配が頭をよぎります。

 子どもに差し出された赤いリボンのかかった箱。箱が開いて、中からかわいい子犬が飛び出す。子どもは笑顔になり、子犬を抱き締める。映画などでもよく見かけるワンシーンです。ほほ笑ましいように見えますが、少し考えてみてください。

 この子は本当にクリスマスプレゼントに犬が欲しいと思っていたのでしょうか。その一生に責任を持つ覚悟でプレゼントを受け取ったでしょうか。子犬のしつけは? 世話は? いろいろな心配が頭を駆け巡ります。

 動物は物ではありません。命です。犬の寿命は15年程度。生涯責任を持てますか。動物を家族に迎え入れるということは、結婚や子育てと同じぐらい重要なこととして考えるべきなのです。物のようにプレゼントするものではなく、家族全員で十分に話し合った上で「家族の一員」として迎えるべきだと思います。犬に限らず、ペットとして動物を迎え入れる場合全てに当てはまります。

 安易にプレゼントされた命が、正しく飼育されず、病院に来るケースは多く見られます。例えば、前にも触れましたが、明らかに食事が足りていないと思われる子犬。飼い主が「寝てばかりでおとなしい」と連れて来ました。おとなしいというより、ぐったりしていました。この子犬をプレゼントされたという飼い主は、一緒に付いていた餌袋に書いてある通りの量をあげている、と言います。

 ですが、子犬は日々成長しますから、餌の量も当然増えていきます。私は、子犬の犬種と月齢に合った正しい餌の量や飼い方を指導しました。数日後、実はとてもやんちゃな犬だったと聞きました。おとなしいのではなく、栄養失調で動けなかっただけだったのです。今後も成長に合わせて飼い方やしつけの仕方を指導するので定期的に通ってほしいと、飼い主に伝えました。こういうことは日常茶飯事です。

 こうして病院に連れて来てくれるのはいい方で、捨てられてしまう命もあるようです。「室内飼育に向かない犬種を1人暮らしの女性にプレゼントする」「子犬でもらったときにはこんなに大きく育つとは思わなかった」…。たくさんのトラブルを耳にします。ペットを迎え入れるなら環境や家族構成を考えるべきなのですが、動物をプレゼントする人は深く考えていない場合が多いようです。

 プレゼントは相手の笑顔を見たいと願って選ぶはずです。その笑顔が永遠に続くよう、どうか安易に命をプレゼントしないでください。

(竜之介動物病院長、熊本市)

769チバQ:2017/08/16(水) 20:21:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/294364/
【君(ペット)がいるから】<19>動物と人は、癒やし癒やされ
2016年12月08日 13時44分
犬に聴診器を当てて、心臓の音を聞く園児たち
犬に聴診器を当てて、心臓の音を聞く園児たち
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 子どもが野良猫を拾ってきました。さあ、あなたは何と言葉を掛けますか。動物病院にいるとよく居合わせ、心が痛くなるのが、子どもが子猫を拾ってきたときの親の対応です。

 「何で拾ってきたの? ばい菌をいっぱい持っていて汚いのよ。感染したらどうするの。すぐに元の場所に捨ててきなさい」。こう言われた子どもたちは、命の大切さをどう考えるでしょうか。その子が大人になったら、また同じようなことを子どもに言うかもしれません。子どもたちの動物への態度が肯定的になるか、否定的になるかは、周囲の大人の態度で大きく変わります。大人の価値観は子どもに大きな影響を与えます。

 竜之介動物病院(熊本市中央区)では、動物と一緒に保育所などを定期訪問しています。動物の力を借りて、命の大切さと尊さを知ってもらい、思いやりのある人間に育ってほしいという願いを込めた活動です。子どもたちが動物のぬくもりや心臓の音などを体で感じ、生き物の気持ちや痛みを察したり、思いやったりする機会を数多く持ってほしいのです。

 動物が子どもたちにもたらすものは癒やしだけではありません。言葉を交わせなくても、他者を思いやる心など大切なことをたくさん教えてくれます。犯罪の低年齢化が指摘されていますが、動物を介して出会う子どもたちはみんな素直で、動物たちを見つめる瞳はきらきらしています。この子たちが日本の未来を担うと思うと、うれしくなります。子どもたちと未来のために、活動を続けていきたいと強く思います。

 一方、私たちは定期的に、高齢者福祉施設にも動物たちを連れて訪問しています。ここでも動物の不思議な力を目の当たりにします。お年寄りが猫をなでようとしたり、犬にボールを投げて遊んでやろうとしたりしているうちに、動かなかった手が動く。声が出ないはずのお年寄りが犬の名前を呼ぼうとして声が出る。数え切れないほどの「奇跡」を見てきました。

 幼いころ、動物たちと過ごした楽しい記憶は、どんなに年月がたとうとも消えることはなく、人々を支え続けていることが分かります。お年寄りは私たちの顔を記憶することはなくても、一緒に訪問する犬や猫の名前と顔はしっかりと覚えてくれます。私たちが話し掛けても表情が変わらなかった方が猫を抱いた途端、笑顔があふれました。この笑顔に出会うために私たちの活動は続いています。

 「動物に癒やしてもらう」というのは人間のエゴだと感じます。動物も人から癒やされていないと、こうした活動は成り立ちません。動物も人もお互いが癒やし、癒やされる関係でなければならないと痛感しています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

770とはずがたり:2017/08/25(金) 15:06:46
新種のサンショウウオ確認 愛知の「極めて狭い範囲に」
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK8S4S30K8SPLBJ002.html
10:23朝日新聞

新種のサンショウウオ確認 愛知の「極めて狭い範囲に」
新種と判明した「ミカワサンショウウオ」(松井正文・京都大名誉教授提供)
(朝日新聞)
 新種のサンショウウオが愛知県東部に生息していることが、松井正文・京都大名誉教授(動物系統分類学)らのチームの研究で分かった。「ミカワサンショウウオ」と名付けられた。25日、日本爬虫(はちゅう)両棲(りょうせい)類学会の英文誌に論文を発表した。

 体長9センチほどの小型のサンショウウオで、湿地やその周辺の森林に生息。体色は黒褐色や茶褐色で、青色や青白色の小さな斑点を持つ個体もいる。1990年代に発見され、愛知県のレッドリストで「絶滅危惧IA類」に指定されたが、分類学上の位置づけは詳しく調べられていなかった。

 研究チームはDNAの解析に加えて、国内のほかのサンショウウオとの形態の違いを調査。新種と判明した。日本海側に生息するサンショウウオ類と近縁で、山岳地帯が形成されたことで祖先の生息域が分断され、独自に進化したと考えられるという。

 松井さんは「きわめて狭い範囲に分布しており、環境の変化や乱獲で絶滅する恐れがある。愛知県の指定希少動植物種として捕獲禁止などの処置をとってもらいたい」としている。(西川迅)

771とはずがたり:2017/08/25(金) 15:10:28
ヤマネコを撮ろうとしてカワウソが撮れたって訳か。カワウソは50km位平気で泳げるって話しが発見か?

対馬のカワウソ、国が本格調査へ オス・メスとも生息か
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK8S5H28K8SULBJ00H
08月24日 18:54朝日新聞

 環境省は24日、国内で38年ぶりに野生のカワウソが確認された長崎県の対馬で、本格的な生息調査を28日から始めると発表した。フンや体毛といった痕跡を集めて、生息数や性別を分析し、繁殖の可能性の解明や今後の保護対策の検討に役立てる。

 カワウソは2月に琉球大が設置したカメラで偶然とらえられた。その後の環境省の予備調査で、母親の異なるユーラシアカワウソのオスとメスが1匹ずつ対馬にいる可能性が高いとわかった。

772とはずがたり:2017/08/25(金) 20:41:29
絶滅鳥「ドードー」、謎の生態を一部解明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00000036-jij_afp-sctch
8/25(金) 17:25配信 AFP=時事

【AFP=時事】17世紀初め、インド洋(Indian Ocean)に浮かぶ島国モーリシャス(Mauritius)を訪れたオランダ人の冒険家は、飛べない鳥「ドードー」を見て「奇妙でグロテスクな鳥」と表現した──。この鳥ほど、不名誉な扱いを受けたまま絶滅してしまった動物は他にはいないだろう。

 ドードーは、16世紀末にモーリシャスで発見された鳥で、人が食べ物として乱獲したことや入植者が持ち込んだ動物に生息地を追われたことを理由に1680年までに絶滅した。

「ドードー」は愛称で、オランダ語で「怠け者」を意味する言葉にちなむという。初期の科学者らはドードーをハトの仲間と考えていた。

 発見から絶滅までは100年足らずで、その間、ドードーの習性をじっくり観察し、その生体構造を正確に記録しようとした人は誰一人として現れなかった。そのため、この鳥のことについては「ほとんど何も知られていない」と南アフリカ・ケープタウン大学(University of Cape Town)の生物学者、デルフィーヌ・アングスト(Delphine Angst)氏は指摘する。

 アングスト氏と英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)の研究者らは24日、ドードーに関する研究論文を英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表。これまで知られていなかったこの鳥の成長サイクルなどに光を当てた。

 アングスト氏らの研究によると、メスは南半球の冬である8月に産卵し、9月にヒナがふ化したとされる。そしてサイクロンや嵐が発生する夏季に耐えられるよう、性成熟までのヒナの成長スピードは早かったと考えられる。また、夏が終わる3月ごろに羽の生え変わりが始まり、7月の終わりには成鳥の羽となっていたことも分かった。成鳥の体重は10〜14キロだったとみられる。

 研究では、ドードーの骨を細かく砕き、その構造を詳しく調べた。サンプル数が少なく、これまでこの手法がドードーに応用されることはなかった。アングスト氏ら今回、世界中の博物館に研究用サンプルの提供を呼びかけ、22の異なる個体、計22本の骨が集まったという。【翻訳編集】 AFPBB News

773とはずがたり:2017/08/25(金) 21:09:09
遺伝子工学でドードーが復活?絶滅生物の再生をめぐる是非
http://www.afpbb.com/articles/-/2940230?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3140472
2013年04月25日 16:32 発信地:パリ/フランス

遺伝子工学でドードーが復活?絶滅生物の再生をめぐる是非
米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のカジノホテルに展示された、ほぼ9割が本物の化石からなるマンモスの骨格(2009年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Ethan Miller
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【4月23日 AFP】シベリアの永久凍土を踏み鳴らすマンモス、ニュージーランドの森を歩き回る巨鳥モア、豪南部タスマニア(Tasmania)島で闇夜に獲物を求めてうろつくフクロオオカミ(タスマニアタイガー)── スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』シリーズ新作に出てくる古代の一シーンではない。遺伝子工学の研究者たちによれば、我々が生きている間にも実現可能だという場面だ。数千年も前に絶滅した生物でさえ再生できるという。

 英国の故フランシス・クリック(Francis Crick)博士と米国のジェームズ・ワトソン(James Watson)博士がDNAの二重らせん構造に関する論文を発表してから25日で60年になる。

■マンモスならば20〜30年で可能?

 今日、この画期的な知見を応用すれば、数年内にも絶滅した生物の再生は可能だと考える科学者たちがいる。保存されている絶滅生物の組織標本から取り出した遺伝物質と、初期化した卵子を近縁種に着床させるクローン技術によって可能だろうという。

 絶滅生物の再生に取り組むカナダ・マクマスター大学(McMaster University)の進化遺伝学者、ヘンドリック・ポイナー(Hendrik Poinar)氏はAFPの取材に対し「カモノハシガエルなら1〜2年、マンモスの場合は20〜30年、またはそれよりも早く再生できるだろう」と語った。

 2000年に絶滅したスペインアイベックスというヤギの亜種「ブカルド」(別名ピレネーアイベックス、Pyrenean Ibex)の最後の1匹だった雌から採取したDNAを用いて、2009年にはクローン再生に成功したという発表があった。家畜ヤギから生まれたこのクローンは、絶滅種では初のクローン生物だったが、肺機能の異常で誕生から10分と経たないうちに死んでしまった。

 一方、日本の研究チームも2011年、シベリア凍土から冷凍状態で発見されたマンモスの死骸から採取したDNAを用い、6年以内にもマンモスを復活させると発表した。英国ではオックスフォード大学(University of Oxford)のチームが、インド洋(Indian Ocean)のモーリシャス(Mauritius)島で1680年までに絶滅した飛べない巨鳥ドードーの博物館所蔵標本から遺伝子情報を得た。

774とはずがたり:2017/08/25(金) 21:09:22
>>773-774
■復活させるはよいが…の懸念

 研究者たちは、DNAさえ残っていれば、ほとんどの生物が再生可能だと考えている。ただし、それは20万年程度前までで、『ジュラシック・パーク』のような恐竜の復活は実現しなさそうだ。

「絶滅種の再生を阻む法律や倫理的な問題が存在していなければ、シベリア一帯は再びマンモスやホラアナライオンだらけになるだろう」とポイナル氏は言う。「問題は、本当に絶滅種を再生させるべきなのかということだ」

 英ロンドン大学経済政治学院(London School of Economics、LSE)の社会学者キャリー・フリーズ(Carrie Friese)氏も、絶滅種の再生を急ぐあまり、倫理が脇に追いやられていると懸念する。「再生した生物をどう扱うかではなく、絶滅種の再生は可能かという点に関心が集中しすぎていることが心配だ」。多くの生き物が絶滅していった原因は、まさに自然の生息環境が破壊されたためにほかならないとフリーズ氏は指摘する。

 クローン技術で再生された絶滅生物の子孫は、野生に適応するための広範な遺伝子プールを持っていない。このため博物館行きとなって一生を終えるだけだろう。飛び方や餌の取り方を教えてくれる頼りの親もいない。「生き物はゲノムを超えた存在だ。ドードーだって、学ばずしてドードーになることはできない」(フリーズ氏)

■求められる透明な議論

 一方、米スタンフォード大学(Stanford University)の生命倫理学者ハンク・グリーリー(Hank Greely)氏は、絶滅種の再生に積極的な一人だ。その理由は「ただ単に素晴らしいことだからだ」という。「実現すれば本当にすごい」と語るグリーリー氏は同時に、不適切で行き過ぎた苦悩が科学的探究の分野に及んでいると不満をもらした。

 絶滅種の再生によって利点がもたらされる可能性もある。「生きた」絶滅種を通じて、絶滅生物や、環境によって発生する可能性のある亜種に関する知識を直に育むことができるだろう。

 またシベリアに再びマンモスがよみがえれば、不毛の地である凍土が緑豊かな数千年前の姿に戻るはずだと説く人々もいる。

 さらに現代技術によって、絶滅の危機にある生物に遺伝的多様性を取り戻す方法を開発できるかもしれない。

 絶滅種再生に関わる倫理の問題を切り抜ける唯一の道を提供するのは、狭い科学界にとどまらない、尊大さを捨て去った透明な議論だとポイナル氏は訴える。「絶滅した生物をよみがえらせる真の目的や、その正と負の側面の双方について、鋭く、そして真摯な議論こそすべきだ」(c)AFP/Mariette LE ROUX

775とはずがたり:2017/08/29(火) 17:05:12

<パチンコ・パチスロ>「遊技障害」の恐れ 国内に90万人
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170824k0000e040308000c
08月24日 16:40毎日新聞

 ◇お茶の水女子大ワーキンググループら推計

 パチンコ・パチスロに過度にのめり込む「遊技障害」が疑われる状態になったことのある人が国内に推計で約90万人いることが24日、お茶の水女子大のワーキンググループと精神科医や研究者らによる「パチンコ依存問題研究会」の初めての全国調査で分かった。調査結果を公表した牧野暢男・日本女子大名誉教授(社会学)は「社会的に対策を講じるべきだ」と訴えた。

 今年1?2月、無作為抽出した18?79歳の男女9000人に調査票を送り、5060人(56.2%)から回答を得た。過去に精神面や家計、仕事、人間関係などのいずれかに支障が出ている「遊技障害」の疑われる状態になったことがある人は47人で、全国では約90万人と推計された。直近1年に限ると21人で、全国推計は約40万人。21人の特性を分析すると、離婚経験がある人や預貯金のない人が多かった。一方、男女や年代、学歴、職業、居住地、店舗の遠近との関連は見られなかった。

 グループはパチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)を独自に開発し、日常生活に表れる症状や思考、行動を27項目挙げて数値化。一定点数以上の人を遊技障害の恐れがあると判断し、医学的な審査を経て調査を実施した。

 競馬・競輪・競艇なども含む「ギャンブル依存」は行動障害で、精神疾患の一種と考えられている。今回の全国調査とは尺度が異なるが、厚生労働省の研究班による2013年の調査では、依存が疑われる状態になったことがあるのは成人人口の4.8%に当たる約536万人と推計している。牧野名誉教授は「障害を引き起こす要因の特定や、障害の予防や治療法の検討に取り組んでいきたい」と話した。【稲田佳代】

776とはずがたり:2017/08/29(火) 17:24:12
洪水で火蟻が死んだって話しかと思ったら真逆だった。。orz

しかも火蟻に加えてアリゲーター迄(;´Д`)

10万匹? ヒアリの群れが水面に浮かぶ 米テキサス州洪水で
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20170829/Techinsight_20170829_418553.html
TechinsightJapan 2017年8月29日 16時16分 (2017年8月29日 17時01分 更新)

ハリケーン「ハービー」は熱帯低気圧に変わったものの、米南部テキサス州を中心に大規模な洪水が発生している。今後も大雨が予想されており、前例がない規模で被害が拡大しているようだ。そんな中で避難する住民をさらに怯えさせているのが、日本でも話題になっている“ヒアリ(fire ant)”だ。『WGN-TV』など複数のメディアが伝えている。

洪水が多発する南米原産のヒアリは、1930年〜40年代に米国本土に侵入したと言われている。暴風雨で巣が押し流されると、生き延びるために群れになって水面を移動するという習性があり、テキサス州の冠水した道路でもヒアリが水に浮いて漂うのが目撃されているようだ。

農産業の研究や防災教育に携わる「Texas A&M AgriLife Extension Service」のポール・R・ネスターさんは、ヒアリについて次のように語った。

「洪水が発生するとヒアリは土の中から這い出してきて、仲間同士で大きな塊を作ります。1匹では溺れて死んでしまいますが、こうすることで水に浮くことができるのです。水上の茶色い塊は一見、玄関マット、大きなリボン、吹き流しや筏のようにも見えますが、ヒアリが絡まり合いボール状にくっついたものなのです。」

「ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)」の実験では、ヒアリが洪水などのストレスに晒されると吸着盤を使って個体同士がしがみつくことが明らかになっている。こうすることでヒアリが本来持っている“水をはじく性質”が強化され、群れは弾力のある布のようになって水に浮くことができるのだという。また出来上がった布の隙間には空気泡が形成されるため個体が窒息することはないそうだ。

さらに産卵能力をもつ女王アリは群れの中心の安全な場所で保護され、働きアリはさなぎを口にくわえたまま乾いた陸地に上陸できるのを待つのだという。その数は時に10万匹にもなるというから注意が必要だ。

専門家は「ヒアリは非常に危険なので、絶対に近寄らないようにしてください。水の中にはヒアリだけでなく汚物や瓦礫、時にはアリゲーターが潜んでいることもあるのです。水が完全に引くまではむやみに移動しないようにしてください」と警告している。

なお昨年8月に発生した米ルイジアナ州の洪水では、墓地の棺桶が浮かぶ光景が目撃されていた。

画像は『Mike Hixenbaugh 2017年8月28日付Twitter「Pro tip: Don't touch the floating fire ant colonies. They will ruin your day. #Harvey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

777とはずがたり:2017/09/01(金) 21:18:16
<愛知県>名古屋港でヒアリ過去最多1000匹 女王アリも
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170902k0000m040109000c.html
20:19毎日新聞

 愛知県などは1日、名古屋市港区の名古屋港船見ふ頭で、事業者敷地内のコンテナの中から、強毒の外来種「ヒアリ」約1000匹が見つかったと発表した。全て殺虫処分された。国内で発見されたヒアリの数としては過去最多。女王アリ1匹もいたが、幼虫や卵などは確認されておらず繁殖した可能性は低いという。

 県などによると、コンテナは8月14日に中国・天津港で船積みされ、同21日に同県弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で陸揚げされた。同30日まで近くで保管後、同日中に事業者敷地内へ陸路で搬送された。

 事業者が荷物を搬出後、コンテナの内部を掃除したところ、女王アリなど約30匹の生きたアリを発見、同港管理組合を通じて環境省中部地方環境事務所に通報し殺虫処分した。ヒアリの疑いがあったため、31日にコンテナ内をくん蒸した結果、底部の板の下からさらに約1000匹のアリの死骸が見つかった。その後、専門家によって全てヒアリと確認された。人的被害は報告されていないという。

 周辺に置かれた捕獲用のトラップや目視による確認では今のところ、コンテナの外では見つかっていないという。今後、同省が県や名古屋市などと協力して周辺約2キロを調査する。【山衛守剛】

778とはずがたり:2017/09/02(土) 09:36:00
毎夏,実家の葡萄の葉っぱを食べ尽くす旺盛な食欲と繁殖力はかなりのものだが世界で活躍してるんだな。
不謹慎だけど日本産には頑張って欲しいと思ってしまう。。

海外でヒアリ並みに恐れられている「ジャパニーズ・ビートル」の猛威
8/26(土) 13:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170826-00052666-gendaibiz-bus_all

 ヒアリが日本各地で続々と見つかっています。

 一時のような報道の過熱は収まったようですが、6月に兵庫県尼崎市で国内初の個体が確認されてから、愛知、大阪、東京、福岡、新潟、岡山などの主に港湾でも見つかったほか、8月に入ると埼玉県や岐阜県などの内陸部でも発見されました。本格的な侵入と定着が始まっているとみてよいでしょう。

 ヒアリはもともと南米原産の昆虫ですが、現在では北米や中国大陸にも生息しています。日本に侵入しているヒアリは、中国から運ばれてくるコンテナに乗って、海を渡ってきたと考えられています。そのため、ネット上の一部では「中国からの侵略者だ」とか、果ては「中国政府の陰謀なのでは」とまで噂されているようです。

 しかし、ブラックバスなどの例を持ち出すまでもなく、生物がもといた地域から他の地域へと海を渡って進出し、現地で猛威を振るうことはそう珍しくありません。しかも、外来生物が日本に侵入してくるケースがあるのと同様に、海外で「日本原産」の生物が大繁殖し、場合によっては多大な被害をもたらしているケースもあるのです。

 その実例が、まさにこの夏、欧米の農家を脅かしているマメコガネです。

日本からの小さな「侵略者」
 6月には、スイス南部のティチーノ州当局が、スイス国内で初めてマメコガネの生息を確認したと発表しました。また7月下旬になると、アメリカ中西部のミネソタ州でマメコガネが大量発生し、周辺の州でも被害を出していると報じられています(地元メディアのニュース→ https://www.mprnews.org/story/2017/07/28/japanese-beetles-are-particularly-bad-this-year)

 マメコガネは、日本ではありふれた昆虫です。「コガネムシ」と聞くと、この緑色と赤銅色に輝く小さな虫の姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 国内のほぼ全土に分布しているマメコガネは、もとは日本の在来種ですが、20世紀初頭にアメリカのニュージャージー州で発見されるやいなや、急速に北米で勢力を拡大してゆきました。

 その後、大豆やブドウ、モモといった様々な作物の葉や実を食い荒らして甚大な被害を出すようになり、アメリカでは「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれて今なお恐れられています。成虫による食害だけでなく、幼虫も植物の根を食べるため、タチが悪いのです。

 ヨーロッパにおいては、1970年代に大西洋に浮かぶポルトガル領アゾレス諸島で確認された後、2014年にはイタリアなど南欧でも生息が確認されるようになり、アメリカ同様に害虫として忌避されるようになりました。

 前述した6月のスイスでの生息確認を受けて、周辺地域では拡大防止の呼びかけが行われるなどの騒ぎが起きています。経済的な面で言えば、マメコガネが世界中でもたらした被害の大きさは、ヒアリの被害と同等以上の規模になるでしょう。

本来は穏やかな生き物が、なぜ?
 植物でも、同じようなケースがあります。最も代表的なのが、初夏に白い花を咲かせるツル植物のスイカズラです。スイカズラは中国の一部にも分布していますが、もとは日本在来種で、20世紀中頃に北米に侵入したとされています。

 スイカズラは漢字で書くと「吸葛」、つまり花の蜜を吸うことができる葛(ツル草)という意味です。英語にも、昔から「ハニー・サックル」という言葉があり、「蜜を吸うことのできる植物」を指す一般名詞として用いられていたようです。しかし現在では「ハニー・サックル」と言えばスイカズラのことだけを指すようになっています。それほどスイカズラは欧米でも定着しているのです。

 当初は園芸用として欧米に持ち込まれたスイカズラですが、特にアメリカでは野生化したものが異常繁殖することがあり、問題になっています。さらに近年では、スイカズラに加えて、これも日本から持ち込まれたツル植物のクズ(ちなみにこちらも漢字で書くと「葛」ですが、スイカズラ科ではなくマメ科の植物です)も急速に繁殖を遂げ、その駆除に大わらわという地域があるそうです。

 興味深いのは、マメコガネにしても、またスイカズラやクズにしても、故郷の日本ではさして猛威を振るっているわけではないことです。彼らは他の多くの在来野生種と同様に、日本ではつつましく野辺に暮らし、咲いているだけです。

779とはずがたり:2017/09/02(土) 09:36:19
>>778-779
 なぜ日本では穏やかに生きている生物が、海外に進出した途端に爆発的に繁殖したり、猛威を振るい始めるのでしょうか? 
 いささか教科書的になりますが、以下のような解説が定説とされています。

 ある生物が、それまでその生物が分布していなかった地域に新たに侵入したとします。その際、侵入先にその生物と同じような生態系上の地位を占める在来生物が棲んでいない(これを「ニッチ(生態的地位)のギャップ(隙間)がある」と言います)なら、侵入した生物はそのニッチを独占できるので、爆発的に増加します。

 このようなケースでは、競合種(例えば、蝶なら同じ植物を食草とする種)や、天敵もいないことが少なくありませんから、繁殖を邪魔する要因もありません。

 ただし、新天地での繁殖が飽和状態に達すると、何らかのネガティブな外圧が加わった時に、生態系の中でのバランスを保つことが出来ず、往々にして一気に勢力が衰えることもあります。こうした試練を乗り越えた生物が、真の意味でその場所の「定着種」になるというわけです。

 もっとも僕自身は、上記の説に完全には同意していません。ではどう考えているのかというと、非常に複雑な話になってしまうので、また稿を改めてご説明できればと思います。ほんの少しだけお話しすれば、ほとんど同じような生活史や生態系中の位置づけをもつ在来種が衰退に向かっているにも関わらず、外来種の方は繁栄を遂げている、という例もあるのです。こうしたケースは、ニッチの仮説では説明できません。

「モンシロチョウ」も、もとは外来種
 もちろん日本にも、ヒアリだけでなく、これまでにもたくさんの外来種がやってきています。前述したブラックバスやブルーギルはあまりに有名ですが、未だに脅威とされているものの代表格は、南米原産のジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)ではないでしょうか。日本全国の水田でイネの葉を食い荒らし、ピンク色の卵を産み付けて農家を悩ませるあの巻貝です。

 ジャンボタニシは南米原産ですが、1980年代に食用として台湾経由で輸入されました。今でも台湾や中国南部、東南アジアでは普通に食卓へ供され、「ごちそう」とされている地域もあるほどです。

 ジャンボタニシの卵には毒が含まれていて、それが繁殖を助けている面もあると思われますが、面白いことに、この毒が唯一効かない天敵が、同じ南米原産のヒアリなのです。もしかすると、ヒアリが日本全国に定着すれば、ジャンボタニシの繁殖も下火になるかもしれません。

 その他には昆虫でも、近年ではアカボシゴマダラやムシャクロツバメシジミ(ともに中国大陸原産)などの蝶が増え、駆除に躍起になっている地域があります。ムシャクロツバメシジミは小さく可愛らしい蝶ですが、日本にはきわめて近縁のクロツバメシジミという在来種の蝶がいて、両者はおそらく容易に交雑ができるため、放っておけば将来、純粋なクロツバメシジミは消滅してしまいかねません。

 一方で、このような外来種の中には、多くの日本人が日本在来種だと思い込んでいる生物もいます。例えば、今やすっかり日本の春の風物詩となっているモンシロチョウは奈良時代に、セイヨウタンポポは大正時代に日本へ侵入した外来種です。セイヨウタンポポは当初、葉や根を食用にするために輸入されたといいます。

 また現在、日本への定着の過渡期に入っていると思われる外来種もあります。北米原産のセイタカアワダチソウは、ご存じの通り日本では雑草として爆発的に増え、一時は花粉症の原因のひとつとして悪者扱いされましたが、ここしばらくは繁殖が下火になってきているようです。種としてのバランスが安定し、日本の生態系に溶け込みつつあるのかもしれません。

 こうして外来種の歴史や経緯を俯瞰してみると、日本にはこれまでにも実にさまざまな生物が侵入していますし、また反対に、日本原産の生物が海外へ進出もしています。新たに侵入しつつある生物に対しては大々的に騒ぎ、すでに溶け込んでしまったものに関しては無関心というのも、少し考えてみるとおかしな話に思えてきます。

 ひとつだけ言えるのは、ひとたび繁栄あるいは衰退を始めた生物の行く末を、人間の力でコントロールすることはできないということです。

 繁栄も衰退も、常にその要因は単純ではありませんし、ピンポイントでの制御や駆除は事実上、不可能です。生態系や環境のバランスをトータルに捉えねば対処はできないでしょう。そしてそれは、思いのほか難しいことなのです。

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青山潤三(あおやま・じゅんぞう)/1948年生まれ。写真家・生物研究家。中国四川省・雲南省の奥地や琉球諸島をフィールドに、植物や昆虫などの撮影・調査を長年にわたり行っている。著書に『世界遺産の森 屋久島』(平凡社新書)、『カラー版屋久島 樹と水と岩の島を歩く』(岩波ジュニア新書)『決定版 山の花1200』(平凡社)など。
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780とはずがたり:2017/09/10(日) 08:52:09
あんな鈍重そうな河馬にも縄張り意識とかあるのかw

ワニに襲われるヌーをさっそうと助けるカバさん しかしその理由は……
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00000016-it_nlab-life
9/6(水) 20:10配信 ねとらぼ

 南アフリカ共和国で、ワニに襲われているヌーをカバが助ける様子が撮影されました。

 撮影したウィック夫妻はドライブ中に、群れから離れた1匹のヌーがワニに右後ろ足をくわえられ、水の中に引き込まれそうになっているのを発見しました。

 かなり強い力で後ろ足をくわえられ、引っ張られたヌーは、逃げようと必死に岸にはい上がります。懸命に逃げるヌーですが、ワニの力は強くまた水の中に引きずり込まれそうに。それでも力を振り絞って逃げるヌー……。ウィック夫妻によるとこの攻防は8分続いたそうで、最後は体力の落ちてきたヌーが後ろ足、そして前足と徐々に水の中に引っ張り込まれておきます。もうダメだ! と思ったそのとき、ワニの後方から2つの影が現れました。

 ザブザブザブとワニに近づく2つの影……それはカバ。カバたちは水中にいるワニを一撃で蹴散らし、その隙に自由になったヌーはさっと岸に上がり逃げることができました。

 なんて優しくカッコいいカバたちなんだろう……と感動していたら、どうやらカバはヌーを助けたわけではないもよう。カバの縄張り意識による行動だった可能性が高いと動画の説明欄には記されています。ヌーを侵入者と見なして自ら追い出そうとした可能性があるとも。

 それでもヌーにとっては九死に一生得たカバの行動。カバの縄張り意識のおかげで命が助かり、幸運だったと言えますね。

781とはずがたり:2017/09/13(水) 15:42:12
これよく見るけど名前知らんかった。
アカメガシワか〜♪
まあがうるしに似てると云っていたが違う種類のようだ。葉っぱが一部赤くなるからヌルデに似てるということらしい。

この木は何の木でしょうか? 鳥の糞から自生して
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12160128672

782とはずがたり:2017/09/13(水) 15:43:42
なかなかの生命力。
>古来は熱帯性植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる

アカメガシワ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%AF

アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、Mallotus japonicus)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された説もあるが、柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。古来は熱帯性植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる。古名は楸(ひさぎ)。

暖帯から亜熱帯産の植物であるため寒さに弱く、日当たりを好み生長が早い[2]。木の根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。

783とはずがたり:2017/09/13(水) 21:52:34

「毒」も平気で摂食するミミズの謎、英研究で解明
http://www.afpbb.com/articles/-/3056505?cx_part=ycd
2015年8月5日 13:16 発信地:パリ/フランス

【8月5日 AFP】ミミズは、他の草食動物には毒性を示す葉も喜んで食べる──なぜミミズだけが大丈夫なのかは、これまでずっと謎だったが、4日に発表された研究結果によると、ミミズの消化管内では、空腹の草食生物を追い払うための植物の毒を無効化する化合物が生成されているのだという。

?英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された論文には「ミミズは、一種の特異な表面活性代謝物を消化管内に保有している。この物質を『ドリロデフェンシン(drilodefensin)』と命名した」と記されている。

?ミミズにまつわるこの長年の謎は、消化管液の分子顕微鏡分析によって解明された。

?植物は、ポリフェノールとして知られる化学物質を生成する。ポリフェノールは、植物に色を与え、抗酸化物質として作用する。そして、多くの草食動物の体内で消化を妨げることで、身を守る「盾」としても機能する。

?リサイクルのスペシャリストであるミミズは、落ち葉などの植物由来物質を摂食、生命を支える炭素を排せつ物内に閉じ込め土壌に戻す。

?だが、ミミズがどうしてポリフェノールに耐性を示すのかについて、専門家は長年頭を悩ませてきた。

?英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のジェイク・バンディ(Jake Bundy)氏らが率いた研究チームは、ミミズ14種の消化管内でドリロデフェンシンを発見したが、ヒルやイトミミズなどの他の近縁種からは見つけることができなかった。

?インペリアル・カレッジは声明を発表し、「もしドリロデフェンシンがなければ、落ち葉は非常に長期間にわたって地表にとどまり、堆積して厚い層になるだろう」とバンディ氏の発言を引用。そして「すべては落ち葉に埋もれて見えなくなり、炭素循環系全体が崩壊する」と伝えた。(c)AFP

784とはずがたり:2017/09/14(木) 21:40:25

カエンタケ(Hypocrea cornu-damae)|毒キノコ
http://dokukinoko.e840.net/doku008.html

カエンタケ(Hypocrea cornu-damae)は、日本国内で見ることが出来る毒キノコの中でも危険性が高いです。分類は、ニクザキン目ニクザキン科ニクザキン属に属する子嚢菌の1種で幅広く分布しています。カエンタケに含まれる有毒成分は、毒性が強く有毒成分3グラム程度で人を殺すことができます。また、触れただけでも皮膚が炎症を起こしますので触れない様にしましょう。カエンタケは、ハイキングコースや公園などの小道の脇でも確認されています。もし、見つけたら触れずに市役所などに連絡して除去をお願いすることをお勧めします。

785とはずがたり:2017/09/14(木) 21:40:41
【キノコ狩りで毒きのこ】食べるな危険!恐怖の毒きのこワーストランキング!
https://matome.naver.jp/odai/2134657588134728401
★秋はやっぱりキノコ狩り!毒キノコはたくさんありますので、気を付けて下さいね! 更新日: 2017年08月25日

786とはずがたり:2017/09/18(月) 07:27:01

コアラ686匹を殺処分「繁殖しすぎで安楽死させた」
(2015/03/05 11:56)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000045716.html

 オーストラリア南東部で、コアラが繁殖しすぎたとして約700匹が極秘で殺処分されていたことが分かりました。

 地元メディアによりますと、殺処分されたのは、ビクトリア州ケープ・オトウェイに生息する野生のコアラ686匹で、2013年から去年にかけて、州政府が秘密裏に行ったということです。この報道に対して、ビクトリア州の環境相は「コアラが繁殖しすぎて病気や飢えに苦しんでいたため、安楽死させた」と説明しています。コアラの調査・保護団体の代表は、「国家の象徴であるコアラの管理をしない政府は恥を知るべきだ」と反発しています。

787とはずがたり:2017/09/22(金) 12:46:20
ペットショップは「新品」の犬を売ってはいけない
California Set to Ban Bred Cats, Dogs From Pet Stores
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8494.php
2017年9月21日(木)18時50分
クリスティン・ヒューゴ

<動物福祉「先進国」、米カリフォルニア州の新しい法律が、シェルターで殺処分を待つばかりの犬や猫の命を救う>

動物好きには嬉しいニュースだ。米カリフォルニア州で、ペットショップは保護された動物(具体的には犬、猫、ウサギ)しか店に置けない、という法律が間もなく成立する。すでに州上院を全会一致で通過し、知事の署名を待つばかりだ。

成立すれば、ペットショップは保護した犬、猫、ウサギしか販売できなくなる。いわゆるパピーミル(悪徳繁殖業者)から仕入れた場合はもちろん、ブリーダーから仕入れた場合も販売できない。ペットを買いたい人は、保護されたペットをもらうか、ブリーダーから直接買うことになる。

法律の狙いは、ペットショップが保護動物を引き取るよう後押しすることで、保護されたペットが生き延びるチャンスを広げることだ。ペットのシェルター(一時保護施設)ではしばしば、スペースが一杯で殺処分になることが多いが、そういうケースも減らすことができる。殺処分をなくすための動物愛護団体「ノーキル・センター」によれば、現状ではシェルターに保護された動物の3分の1は生きて出てこられない。

ブリーダーから買っていい条件
ペットショップの一部、ペットコやペットフード・エクスプレスなどはすでに、商業目的で繁殖されたペットの販売をやめ、代わりに保護された動物を受け入れ、里親探しの催し物を開いている。全米最大の動物愛護団体「米国人道協会(HSUS)」によれば、カリフォルニアの販売業者391店はすでにパピーミルの動物は売らないと誓約済み。ブリーダーから仕入れた子犬や子猫を販売していたペッツマートも、同社ホームページによれば、保護動物だけを扱うビジネスに転換し、これまでに760万匹以上の動物を引き取ったという。

HSUSは原則、ペットを飼いたい人はまず家を探している保護動物を引き取ることを考えるべきだと考えている。多くの動物愛護団体は、ブリーダーから買うことにも反対だ。HSUSはブリーダーは例外的に認める場合もあるが、それも、ブリーダーが外部からの訪問を受け入れていて、子犬や子猫の両親にも会える場合に限る。無責任で残酷なブリーダーでないことを最低限、確認するためだ。これに対してペットショップが商業ルートで仕入れる動物は、どこからきてどんな環境で生れ育ったものかチェックできないので買うべきでないという。

「パートナーとしての動物」の福祉という点では、カリフォルニアは全米でも最も進んだ州の一つ。たとえばロサンゼルス市議会は2016年、保護動物以外のペット販売を永久に禁止した。同様の規制を持つ自治体は州内で数十にのぼる。またカリフォルニアには、シェルターについても最も包括的な規制法があり、シェルターは必ずしも勝手に動物を処分することができない。ノーキル・センターによれば、この法律によって年間4万6000匹の動物の命が救われている。

だが、誰もがこの法律を喜んでいるわけではない。ドッグショーを主催し、犬種標準を定め、純血種の繁殖を推奨しているアメリカン・ケンネル・クラブは、人による繁殖を儲からなくするこの法律を批判する。同法の支持者を「動物愛護過激派」と呼び、ブリーダーを葬り去ろうとする陰謀だとする声明を出した。

788とはずがたり:2017/09/23(土) 21:54:27

<岩手・宮古>なぜ?小さな川にアユ大群 40匹釣る住民も
毎日新聞社 2017年9月23日 18時17分 (2017年9月23日 19時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170923/Mainichi_20170924k0000m040017000c.html

 ◇川幅3?4メートル 津軽石川支流の根井沢川

 岩手県宮古市の津軽石川支流の根井沢川に大量のアユが現れ、付近の住民がサオを持ち出して釣り上げている。普段はアユとあまり縁のない小さな川だが、台風18号で水量が増した18日ごろからの現象という。

 22日昼前には住民2人が毛針を使ったドブ釣りに興じ、うち年配の男性は1時間ほどで約40匹を釣り上げた。体長は10センチ前後、中には15センチ級のものもあり、ほとんど入れ食い状態。2人ともサオは海釣り用で、宮古漁協津軽石支店から慌てて遊漁券を買った。見守っていた家族らしい女性は「塩焼きが楽しみ」と糸の先を見つめた。

 現場は津波で休止中のJR山田線根井沢橋りょうのたもと。津軽石川とは約150メートル先で合流する。川幅は3?4メートル。元々水量は少なかったが、台風18号の豪雨で場所によっては水深が30センチ以上にも深まったという。

 津軽石川には同支店が毎年アユの稚魚を放流しており、今年も5月末に約150キロを放した。支流の根井沢川にアユが大量に現れた原因は分かっていない。【鬼山親芳】

789とはずがたり:2017/09/26(火) 15:33:56
野良猫に触るのは危険!「死に至る病」感染の恐れも
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170829-OYT8T50100.html
ペットジャーナリスト 阪根 美果
2017年08月31日 07時00分

 関西在住の50代の女性が2016年夏、連れ帰ろうとした野良猫に 噛 か まれて10日後に死亡していたことがわかった。女性は「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症していたが、主な感染源とされるマダニに噛まれた形跡がなかったことから、厚生労働省はマダニに噛まれていた野良猫から間接的にウイルス感染したとみている。ペットジャーナリストで猫のブリーダーでもある阪根美果さんは「野良猫に触るのは実はとても危険ということを認識してほしい」と警鐘を鳴らす。

マダニは猫も人間も刺す

 SFTSは2013年に国内で初めて死亡例が報告されて以降、266人がこの病気に感染し、57人が死亡しています。ただ、動物を媒介して人への感染が確認されたのは今回が初めてで、野良猫が感染源となる可能性自体は低いのです。

 マダニは、野生動物が生息する場所から、民家に近い草むらや畑、民家の庭まで、幅広く、様々な場所に生息しています。先日、広島市安佐動物公園でチーターがマダニに刺されて死んだというニュースがありましたが、もちろん、人間も直接刺される可能性があります。刺したマダニがSFTSのウイルスを持っていれば、発症する可能性があります。

 冒頭の50代の女性のケースの場合は、ウイルスを持つマダニに野良猫が刺され、さらに、野良猫に噛まれたことで発症した可能性が高いようです。このような感染経路での死亡例は世界初とされていますが、今後、増える可能性がないとは言い切れません。正しい知識を身に付け、行動する必要があります。

野良猫にむやみやたらと触らない

 野良猫は人間の生活圏に暮らしていますが、飼い猫に比べ、強い野生の本能を持っています。そのため、見た目はおとなしそうに見えても、自分の身に危険がせまっていると判断した途端、行動を「豹変ひょうへん」させることも多いのです。

 そうなると手が付けられなくなります。威嚇する、引っ掻く、噛み付く……など、時に恐ろしいほどの野生の本能を見せつけます。小さい子猫も同じです。病気やけがで弱って動けない状態になっている猫でも、最後の力を振り絞って抵抗することがあります。多くの野良猫にとって、人間は「脅威そのもの」なのです。

野生の本能は「生き抜く術」

 野良猫の本能は生き抜くための術すべともいえます。動物園の動物より、アフリカなどにいる野生動物の方が強くたくましく感じるのは、日々「生き抜く」ことだけを考えて、気を張り詰めながら過ごしているからです。いつもと違う状況を察知すれば、本能をむき出しにして、回避行動をとったり、攻撃したりするのは当然といえます。

 じっとしている時は人が撫なでることができる野良猫でも、人が急に激しく動いたり、抱き上げたりすると、「危険」と判断して噛み付いてくることもあるのです。ですから、野良猫は飼い猫とは違うということをしっかりと認識し、むやみに触らないことが第一です。それが、SFTSに感染しないための最善の策ともいえるのです。

保護するときは専門家に依頼しよう

 近年、犬や猫などの「殺処分ゼロ」を目指して多くの動物保護団体や自治体が活動しています。「猫ブーム」も重なって注目度も高く、専門家だけでなく一般の人が野良猫を見つけて保護するケースも多く見られます。しかし、筆者は野良猫を保護する時は、専門家に依頼するのが一番だと考えています。

 たとえば、動物保護団体のスタッフであれば野良猫を含む猫全般に関する知識が豊富ですし、捕獲する方法も熟知しています。専門家に依頼すれば、猫に無用な不安を与えたり、抵抗されたりすることなく保護できるのです。

 以前、私が勤めていた会社の敷地内に野良猫の親子が暮らしていました。その猫たちは人間を見ることには慣れていて、特に子猫はじっと座っていると近づいてくるほどでした。

 ある日、会社の同僚が「ここの子猫たちは人間に慣れているので、1匹を保護して飼いたい」と言い出しました。そこで同僚が捕獲を試みたところ、網に入った途端におとなしかった子猫が豹変。手を3か所も噛まれてしまいました。同僚が驚き、痛がっているすきに子猫は逃げてしまいました。


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