(Illustration courtesy Mark A. Klingler of Carnegie Museum of Natural History (CMNH))
アザラシは陸から海に入り、ヒレ状の四肢を持つようになったが、その進化の過程はわかっていなかった。最新の研究によると、“腕”を持つ先史時代のアザラシの化石が発見され、途切れていた進化の鎖がつながったという。
【12月12日 AFP】近親交配はふつう、遺伝的欠損を発生させ、やがて生物種を死に追いやるものだが、トコジラミ(ナンキンムシ)についてはそれがあてはまらないとの研究結果が、6日に米ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)で開かれた米国熱帯医学会(American Society of Tropical Medicine and Hygiene)の年次総会で発表された。
現在フルータでは毎年「Mike the Headless Chicken Day」が開かれ、多くの人が首なしマイクを偲んで賑やかなアトラクションやゲームでお祝いをしているとのことです。更なる詳細は以下のサイトから見ることができます。
Mike the Headless Chicken
なお、マイクの死後、2匹目のドジョウならぬ2羽目の首なしチキンを狙って無益な殺生が繰り返されたようですが、マイクのように長生きする首なしチキンは誕生しなかったとのこと。生命の神秘をまざまざと示す奇跡的な出来事だったと言えそうです。
The Unbelievable Story of Mike the Headless Chicken Oddity Central – Collecting Oddities
また、コケは岩や地表が長く放置されたときに生え、耕すなどの攪乱(かくらん)が行われていると育たない、との認識がある。例えば「苔むす」という言葉はその状態が長く続いてきたことを示す。これは善悪両面の取り方があり、「転石苔むさず」は、「腰を落ち着けて長く一つのことを続けないと成果は上がらない」の意味に取るのが普通であるが、ときに「活動を続けている人は古びない」という意味に使われる。英語ではA Rolling Stone gathers No Mossで、イギリスでは前者の意味で使うが、アメリカでは後者の意味に使う[1]。
【AFP=時事】欧州の海岸に広く生息するありふれた軟体動物、カサガイの歯は、知られている中で最強の天然物質でできている可能性があるとの研究論文が18日、英国王立協会(British Royal Society)の学術誌「Journal of the Royal Society Interface」で発表された。
衝撃に200倍強いガラス開発、軟体動物の殻に着想 カナダ研究
英ポーツマス大学(University of Portsmouth)などの研究チームが発表した論文によると、この歯を研究室で複製できれば、破損した歯の修復、防弾チョッキの作製から、未来型の自動車や飛行機の製造にまで応用可能な、超強力かつ軽量な物質を作ることができるという。
イギリスのリンカーン大学の獣医行動学研究者により、猫科の動物はニオイよりも視覚に頼って、食べ物を探していることが判明したそうです。この研究チームは猫の行動について研究を続けていて、『飼われている猫の生物学と行動学』(The Domestic Cat: The Biology of its Behavior)というジャーナルを発表しています。
【10月9日 AFP】一部の有袋類の雄にとって交尾は非常にストレスが多い死に物狂いの行為なので、文字通り「死」に至ってしまうとの研究結果が米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。雌が相手を選ばずに不特定多数と交尾しようとすることが、この「自殺的」行為を後押ししているのだという。
高知県須崎市の新荘川で撮影されたニホンカワウソ=1979年、鍋島昭一さん撮影、四国自然史科学研究センター提供
c 朝日新聞 高知県須崎市の新荘川で撮影されたニホンカワウソ=1979年、鍋島昭一さん撮影、四国自然史科学研究センター提供
研究グループは、1977年に高知県大月町で捕獲されたニホンカワウソの?製(はくせい)から前脚の肉球を約0・01グラム削り取り、DNAを解析。その結果、中国やロシア、韓国に生息するユーラシアカワウソとは違う種類で、約130万年前に分化していたことがわかったという。東京農業大野生動物学研究室の佐々木剛(たけし)教授は「かつて陸続きだった大陸から渡り、日本列島で独自の進化を遂げたのではないか。日本固有種または固有亜種だったと言える」と話す。
「皮や毛、内臓が損傷していない肉食哺乳類の発見は史上初」と、サハ共和国の首都ヤクーツク(Yakutsk)にある北東連邦大学(Northeastern Federal University)マンモス博物館(Mammoth Museum)の展示責任者、セルゲイ・ヒョードロフ(Sergei Fyodorov)氏は言う。
「これまでのところ、犬へと進化した可能性の高いオオカミの系統は発見されていない。この子犬たちがその系統の可能性もある。それならとてもすごい発見になる」と、オックスフォード大学(University of Oxford)の進化生物学者、グレガー・ラーソン(Greger Larson)氏は語る。同氏は、犬がいつどのようにして飼い犬になったかを調べる共同研究に携わっている科学者のひとりだ。
【AFP=時事】米イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park)で、生後間もないバイソンの赤ちゃんが「寒そう」という理由から観光客に車に乗せられて「保護」された結果、母親から育児放棄されてしまい、安楽死を余儀なくされていたことが分かった。公園関係者が16日明らかにした。
インド・デリー大学(University of Delhi)のサティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)教授率いる研究チームは、研究対象のこの小型カエルの交尾現場を確認するために、インド西部マハラシュトラ(Maharashtra)州ハンバーリ(Humbarli)村近くの密林で40日間、夜間の張り込みを行なった。
?同紙が6日夜に報じたベテランハンターのパーマー氏のインタビューによると、同氏を含む狩猟の一行は、追っていたのが有名なライオンでワンゲ国立公園(Hwange National Park)の人気者だったとは思いもよらなかったとしている。一方で、弓矢などを使った7月の狩猟行為は合法的なものだったとの主張は維持した。
で,affiliationはThe Imperial Residenceと云うより所属は無しで住所が千代田区千代田1-1皇居ということか!? http://www.kahaku.go.jp/research/publication/zoology/download/42_3/BNMNS_A42-3_143.pdf
Akihito1, Takako Sako2, Makito Teduka3 and Shin-ichiro Kawada4*
1 The Imperial Residence, 1?1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo 100?0001, Japan
2 Imperial Household Agency, 1?1 Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo 100?8111, Japan
3 Field Work Office, 4?29?2 Asahi-cho, Akishima, Tokyo 196?0025, Japan
4 Department of Zoology, National Museum of Nature and Science, 4?1?1 Amakubo, Tsukuba, Ibaraki 305?0005, Japan
【6月4日 AFP】世界で最も毒性の強いクモから取り出した毒が、世界のミツバチを救うかもしれない──。このクモの毒は貴重な授粉者であるミツバチにほとんど効果を及ぼさず、害虫だけを駆除する生物農薬としての役割を担うとした研究論文が、4日の英学術専門誌の英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された。
【6月4日 AFP】世界で最も毒性の強いクモから取り出した毒が、世界のミツバチを救うかもしれない──。このクモの毒は貴重な授粉者であるミツバチにほとんど効果を及ぼさず、害虫だけを駆除する生物農薬としての役割を担うとした研究論文が、4日の英学術専門誌の英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)に掲載された。
山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
c 朝日新聞 山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
サザエは日本、韓国沿岸の種と、中国南部沿岸の種に大別され、とげの長さや並び方など外見で容易に見分けられる。日本のサザエはこれまで1786年に英国の博物学者が付けた「トゥルボ・コーヌトス」とされていた。しかし、岡山大の福田宏准教授(貝類分類学)が原典をインターネットで調べたところ、そのスケッチは明らかに中国産の特徴を備え、産地も「中国」と書かれていた。
発見から絶滅までは100年足らずで、その間、ドードーの習性をじっくり観察し、その生体構造を正確に記録しようとした人は誰一人として現れなかった。そのため、この鳥のことについては「ほとんど何も知られていない」と南アフリカ・ケープタウン大学(University of Cape Town)の生物学者、デルフィーヌ・アングスト(Delphine Angst)氏は指摘する。
アングスト氏と英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)の研究者らは24日、ドードーに関する研究論文を英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表。これまで知られていなかったこの鳥の成長サイクルなどに光を当てた。
一方、日本の研究チームも2011年、シベリア凍土から冷凍状態で発見されたマンモスの死骸から採取したDNAを用い、6年以内にもマンモスを復活させると発表した。英国ではオックスフォード大学(University of Oxford)のチームが、インド洋(Indian Ocean)のモーリシャス(Mauritius)島で1680年までに絶滅した飛べない巨鳥ドードーの博物館所蔵標本から遺伝子情報を得た。
英ロンドン大学経済政治学院(London School of Economics、LSE)の社会学者キャリー・フリーズ(Carrie Friese)氏も、絶滅種の再生を急ぐあまり、倫理が脇に追いやられていると懸念する。「再生した生物をどう扱うかではなく、絶滅種の再生は可能かという点に関心が集中しすぎていることが心配だ」。多くの生き物が絶滅していった原因は、まさに自然の生息環境が破壊されたためにほかならないとフリーズ氏は指摘する。
「ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)」の実験では、ヒアリが洪水などのストレスに晒されると吸着盤を使って個体同士がしがみつくことが明らかになっている。こうすることでヒアリが本来持っている“水をはじく性質”が強化され、群れは弾力のある布のようになって水に浮くことができるのだという。また出来上がった布の隙間には空気泡が形成されるため個体が窒息することはないそうだ。
画像は『Mike Hixenbaugh 2017年8月28日付Twitter「Pro tip: Don't touch the floating fire ant colonies. They will ruin your day. #Harvey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
研究に参加したオーストリア・ウィーン大学(University of Vienna)の花の形態の専門家、マリア・フォン・バルタザール(Maria von Balthazar)氏は「今回の結果には、本当にわくわくする」と話す。「あらゆる被子植物(花を咲かせる植物)の初期進化における花の正確な想像図が得られたのは、今回の研究が初めてだ」
論文の共同執筆者で、仏パリ第11大学(University of Paris-Sud)のエルベ・ソケ(Herve Sauquet)氏は、AFPの取材に「花は、ただ1種類の植物(で)のみ咲いた。これがすべての現存する顕花植物の祖先種だ」と今回の研究について語った。「これがどのような種類の植物かという疑問について調べた人はそう多くないが、過去の研究によれば、それは小型の樹木か低木だった可能性が高い」
今回の復元図は、これまでで最も花の祖先に近い姿を提示しているが、今後の研究で解明すべきことがまだ数多く残っていると、研究チームは強調している。(c)AFP/Mariette Le Roux
論文の共同執筆者で、ロシア・プーシチノ(Pushchino)にある土壌科学物理化学生物学問題研究所(Institute of Physicochemical and Biological Problems in Soil Science)に所属するスタス・マリャービン(Stas Malavin)氏はAFPに対し、今回の研究結果は、多細胞生物が長い休眠に耐える仕組みについての興味深い問いを投げかけるものだと説明。「多細胞生物が数万年にわたるクリプトビオシス(無代謝状態)に耐えられるということを示す、現時点で最大の証拠だ」と述べた。
ある種のイカは、細胞核の外でメッセンジャーRNAを編集する能力をもつことがわかった。RNA編集はDNA編集よりも簡便で安全性が高いとされることから、この発見はヒトの疾患の遺伝子治療を進展させるきっかけになるかもしれない。
NATURE
2020.04.30 THU 19:00
TEXT BY ERIC NIILER
TRANSLATION BY TOMOYUKI MATOBA/GALILEO
イカのRNA編集はとてつもない規模で実施されており、60,000個以上の脳細胞が再コーディングのプロセスを担う。ヒトではたった数百にすぎない。PHOTOGRAPH BY ROGER HANLON/THE MARINE BIOLOGICAL LABORATORY