山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
c 朝日新聞 山口県で採れた日本の「サザエ」。とげが長く、1列に並んでいる(岡山大の福田宏准教授提供)
サザエは日本、韓国沿岸の種と、中国南部沿岸の種に大別され、とげの長さや並び方など外見で容易に見分けられる。日本のサザエはこれまで1786年に英国の博物学者が付けた「トゥルボ・コーヌトス」とされていた。しかし、岡山大の福田宏准教授(貝類分類学)が原典をインターネットで調べたところ、そのスケッチは明らかに中国産の特徴を備え、産地も「中国」と書かれていた。