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市場・株・為替・経済変動・景気循環

1076とはずがたり:2015/10/01(木) 19:40:27
>中国の減速が米国に直接与えるインパクトは、韓国、オーストラリア、ドイツ、日本などと比べて小さいにもかかわらず、FRBは中国の動向を心配していることを明らかにした

2015年 10月 1日 17:44
コラム:市場の霧、背後に米中めぐる不安結合=山口曜一郎氏
http://jp.reuters.com/article/2015/10/01/column-yoichiroyamaguchi-idJPKCN0RV3A520151001?sp=true
山口曜一郎三井住友銀行 ヘッド・オブ・リサーチ

[東京 1日] - 現在の金融市場は多くの不透明性に覆われており、市場参加者は先行きを見通しにくい状況にある。その不透明性を大きく2つに絞り込むと、「米国の利上げ」と「中国の成長減速」に行きつく。

1点目の米国の利上げについては、同国経済は堅調だが、米国外の要因がどの程度、米連邦準備理事会(FRB)の判断に影響を与えるかという不透明性とともに、米国の利上げ実施がグローバルな金融市場に与える影響についての不透明性も混在している。

2点目の中国については、経済統計への疑問もあってどの程度成長が減速しているのか、この先どうなるのか見通せない点が大きな不透明性を生み出している。しかも悩ましいことに、この2つは最近、強く結びついてしまった。

<イエレン発言で不透明性に拍車>

最も強い接着剤の役割を果たしたのは、9月17日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文とイエレンFRB議長の記者会見だ。

夏の中国株の急落とそれに続く人民元切り下げによる世界的な金融市場のボラティリティーの高まりを受けて、市場ではFRBは9月利上げを見送るのではないかとの見方が台頭していたが、それはあくまでも市場のボラティリティー上昇を考慮したリスクマネジメント的な対応であり、年内の利上げは揺るがないだろうと筆者は考えていた。

しかし、FOMCの声明文には「最近の世界経済や金融の動向が経済活動をいくらか抑制する恐れがあり、短期的にインフレ率にさらなる下振れ圧力を与える可能性がある」との文言が盛り込まれた。また、イエレン議長は記者会見で、こうした動きが米国に与える「インパクトを評価するのにもう少し時間をかけたい」「特に中国と新興国に焦点を当てている」と述べ、中国が予想以上に急減速するリスクに言及した。

中国の減速が米国に直接与えるインパクトは、韓国、オーストラリア、ドイツ、日本などと比べて小さいにもかかわらず、FRBは中国の動向を心配していることを明らかにしたわけであり、夏の混乱から2、3カ月で米国への影響を判断することが難しいことを勘案すると、年内の利上げはないと考えるのが自然であり、筆者もそう受け止めた。

しかし不思議なことに、イエレン議長は9月24日の講演で「私の同僚および私は年内の利上げが適切だろうと予想している」と発言した。これはどう考えたらよいのだろうか。

筆者には、9月17日の記者会見で強く結びつけてしまった米国の利上げと中国の成長減速の結び目をほどこうとしているように見えるが、17日の記者会見を真に受けた市場参加者にとっては、17日と24日のトーンの違いに違和感を持っているはずであり、また一度できてしまった結び目をほどくのは簡単ではない。

9月28日にニューヨーク連銀のダドリー総裁が「経済が現在の軌道を続けるのであれば、利上げのかなり強い主張となる」と述べ、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が「次の適切なステップは漸進的な利上げであり、年内の開始が最もありそうだ」と発言しても、マーケットの反応は限定的だった。

<世界貿易から見た中国減速のインパクト>

こうした一連のFRBの動きを見るにつけ、筆者はあらためて、米国の利上げと中国の成長減速は難しいコンビネーションであると感じている。これは「世界第2位の経済規模である中国が減速している時に、第1位の米国は利上げを行いにくい」という関係のほかに、世界経済における米国と中国の役割の変化も絡んでくる。

1077とはずがたり:2015/10/01(木) 19:40:54
>>1076-1077

世界貿易機関(WTO)発表の統計データによれば、2011―14年の3年間における世界貿易の伸び率は年あたりわずか1%であり、その中で、米国の輸入が世界全体に占める割合は2000年の19.5%をピークに、14年には12.7%まで低下した。かつて世界各国は米国向け輸出の増加という形で米経済の成長の恩恵を享受してきたが、世界の貿易額が伸びず、その中で米国がシェアを落としているという状況では、米国への輸出による恩恵はどうしても細っていく。

その一方で、存在感を強めていたのは中国であり、2000年に3.5%だった輸入シェアは14年に10.4%まで上昇している。世界各国は中国向け輸出に注力することで中国の経済成長の恩恵を受けてきたわけだ。今回、米国の利上げと中国の成長減速が同時進行するようであれば、緩和マネーに巻き戻しが入ると同時に、成長の源泉が弱まるというダブルパンチになる。

加えて悩ましいのは人民元切り下げだが、これは必然だったとも言える。中国当局は人民元切り下げの理由を、為替レートの決定をより市場実勢に沿ったものにするためとしているが、ほかに2つの理由があると筆者は見ている。

1つは予想以上の成長減速を受けた輸出下支えのため、もう1つはドルペッグが限界に来ていたためだ。後者については、米国の利上げが射程圏に入ってくる中、中国としては利上げどころか追加金融緩和によって景気減速に対応しなければならない状況であり、これ以上のペッグは維持不可能だった。よって、米国が利上げを行うならば、中国は通貨切り下げをするしかなかった。

幸か不幸か、中国はまだ資本移動の自由化途上にあり、多くの規制が残っていたことから、海外からの多額の資本流入とその急激な流出が発生するリスクは相対的に小さく、グローバルな危機に発展する可能性は限定的だろう。

これに対して、他のアジア新興国はすでに変動相場制を導入しており、固定相場という潜在的な歪みはない。これ自体は望ましいのだが、中国経済のスローダウンによるアジア新興国の景気減速が連想される中、人民元切り下げが他のアジア新興国通貨売りにつながり、資本流出や外貨建て債務の負担増を招くというリスクが存在する。

<リスク資産全体に巻き戻しが入る恐れは>

最悪の展開は、新興国市場の動揺が先進国市場にも広がり、利回り追求で買われていたリスク資産全体に巻き戻しが入るケースだ。しかも、その投資が短期調達と長期運用で構成されていたり、運用資産が投資信託などに幅広く組み込まれていたりするようだと、話は一層厄介になる。

筆者の試算によれば、中国の経済成長が1%ポイント減速した場合にグローバル経済に与える影響は約マイナス0.4%ポイントだ。よって、中国の国内総生産(GDP)成長率が6%前後に減速する程度であれば、世界経済はまだ3%台の成長が可能だが、中国の成長が5%を割り込むようだと、世界全体の経済成長率は3%を下回ってくる恐れがあり、グローバルな金融市場にも大きな影響を与えることになる。

こうして考えると、実はFRBが現時点で利上げを躊躇(ちゅうちょ)する理由はなく、逆に待てば待つほど中国からの間接的な影響が米国に及んだり、拡大局面が7年目に突入した米国の景気サイクルが循環的なピークに達してしまったりする可能性が台頭する。

中国経済統計の信頼性に疑問が存在する中、中国側の不透明性が払拭(ふっしょく)されるには、相当にポジティブなニュースが必要であり、米国については不透明性が払拭されるようにFRBが行動することが肝要だ。

結びついてしまった2つの不透明性の結び目をほどくのは容易ではなく、ネガティブなニュースへの反応が大きくなりやすい状況がしばらく続くだろう。

*見出しを修正して再送しました。

*山口曜一郎氏は、三井住友銀行市場営業統括部副部長兼調査グループ長で、ヘッド・オブ・リサーチ。1992年慶應義塾大学経済学部卒業後、同行入行。法人営業、資本市場業務、為替セールスディーラーを経て、エコノミストとして2001―04年に ニューヨーク、04―13年ロンドンに駐在。ロンドン大学修士課程(金融学)修了。

1078とはずがたり:2015/10/01(木) 19:59:11
>ある政府関係者は「実需の落ち込みという面からみれば、リーマンショック以上かもしれない」との懸念を示す。

>今のところ輸出や生産が急減というほどの悪化を見せていないのは、これまでの受注残を抱えているためだ。

2015年 09月 30日 15:18 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス
焦点:生産悪化で2期連続マイナス成長の公算、待ち受ける受注減
http://jp.reuters.com/article/2015/09/30/gdp-idJPKCN0RU0EY20150930?sp=true

[東京 30日 ロイター] - 中国減速に端を発した世界経済の失速が、国内景気に大きな逆風となって作用してきた。8月生産は予想を大きく下回り、外需の悪化が設備投資にまで波及している姿が浮き彫りとなった。

7─9月期国内総生産(GDP)は4─6月期並みのマイナス1%台に転落する可能性が高まっており、この先に企業の新規受注の急減が表面化すれば、景気への悪影響は一段と強まる展開も予想される。

<8月生産と計画のかい離、東日本大震災以来の大きさ>

「生産面からみれば7─9月GDPは、4─6月期並みのマイナス成長になってもおかしくない」と、ニッセイ基礎研究所・経済調査室長の斉藤太郎氏は分析する。

8月生産に9月生産予測値を加えた7─9月期の生産は、前期比マイナス1.1%。ただ、このところ1次速報値は予測値から下方修正され続けており、一部のエコノミストは同マイナス1.4%程度に落ち着くと見込んでいる。

「生産はGDPをほぼ規定する重要要素。明確なマイナスとなるのに、GDPがプラスになるというシナリオは考えにくい」と斎藤氏はみている。

7─9月期のGDPに関し、民間エコノミストの見通しは8月時点で2.5%程度だった(フォーキャスト調査)。それが9月に1.7%に大幅下方修正され、30日発表の8月生産統計を織り込み後、ゼロ%近傍に一段と大幅修正する動きが相次いでる。

実際、8月生産は月初の生産計画から4.2%も下振れ、東日本大震災直後以来の大幅な見込み違いが発生するほど需要が減少した。中国減速や天津爆発事故の直接的な影響だけでなく、輸出全般の停滞が響いている。

加えて2次的な影響として、設備投資関連の需要悪化も目立ち始めた。資本財の生産は前月比4%近い落ち込みだ。一般機械では受注のキャンセルや納期延期が相次いだ。

1079とはずがたり:2015/10/01(木) 19:59:29
>>1078-1079
GDPを左右する消費をめぐっては、10月2日発表の8月家計調査に注目が集まっている。今のところ実質消費支出は4─6月期平均と比べて横ばい程度で推移。7─9月を通してみれば、落ち込みの大きかった前期からは回復するとみられているが、けん引役になるほどの力強さは、どの統計からもうかがえない。

<景気後退論も浮上、政策対応への期待高まる>

政府関係者の中には、こうした事態を民間調査機関以上に深刻にとらえる声もある。ある政府関係者は「実需の落ち込みという面からみれば、リーマンショック以上かもしれない」との懸念を示す。

当時は金融機関の経営悪化から、企業の資金繰りや投資資金の回収といった金融面の引き締まりが発端だった。これに対し今回は、中国発の実需の縮小が直接影響している。

今のところ輸出や生産が急減というほどの悪化を見せていないのは、これまでの受注残を抱えているためだ。

しかし、9月の製造業PMIの新規輸出受注は1年3カ月ぶりに50を割り込み、急速な悪化となっている。9月ロイター企業調査でも、製造業の7割が今後の収益への懸念を示し、本格的な落ち込みはむしろ下期に出てくる見通しだ。

政府・日銀の中には、生産の停滞は「一時的」と楽観的に捉える声もある。だが、SMBCフレンド証券・チーフマーケットエコノミストの岩下真理氏は「生産統計で前向きな循環メカニズムはまだ崩れていないものの、かなり弱くなっている現実が示された。景気後退説も流れるだろう」と指摘。

そのうえで「今後は企業収益の下方修正が、どの程度になるかを見極めるステージに入りそうだ」と話す。

岩下氏は、7─9月期GDPがゼロ%近傍ないしマイナスとなる公算が高まる可能性があり、そのシナリオが実現した場合「日銀は景気判断が外れてしまい、昨年秋の追加緩和も効果があったとは言いづらい状況になる」とみている。

バークレイズ証券は「7─9月期の実質GDPが前期比マイナスとなる可能性が示されれば、物価の基調に下振れリスクが出てきたということで、金融政策、財政政策ともに動かざるを得ないであろう」と予想する。

そのケースでは「日銀の景気判断は誤っていたということになる」と指摘。さらに「11月から12月初頭に3─5兆円規模の経済対策の作成、来年1月に2015年度補正予算成立という流れが想定される」との見通しを示している。

(中川泉 編集:田巻一彦)

1080とはずがたり:2015/10/01(木) 20:01:59
もうデータが古くなっている上に、東大指数の対象になっているスーパーなど311店舗の偏りなんてのはないんかね??

2015年 09月 18日 13:11
アングル:物価上昇と消費拡大が両立、東大指数で判明
http://jp.reuters.com/article/2015/09/18/boj-inflation-tokyo-university-idJPKCN0RI09720150918?rpc=188&sp=true

[東京 18日 ロイター] - 物価が上昇しても、消費は伸びている──。東大日次物価指数のデータ分析から、こうした傾向が明らかになった。

データを解析した東京大学大学院経済学研究科の渡辺努教授は、一部に物価上昇が消費を抑えているとの見方があるが、東大指数の対象店舗の過半数で物価上昇と売上高上昇が同時に起きており、消費が堅調で価格を上げやすくなっているというメカニズムが働いていると分析している。

渡辺教授は、東大指数の対象になっているスーパーなど311店舗を対象に、今年5月から8月にかけて入手したデータを解析した。具体的には、各店舗ごとに5月から8月にかけた売上高の変化率を把握。同時にその間における当該店舗の物価上昇率を算出した。

その結果、311店舗中172店舗(55.3%)で物価上昇率が上昇し、売上高も増加。68店舗(22.6%)で物価上昇率が上昇したが、売上高は減少した。

また48店舗(15.4%)では、物価上昇率が低下し、売上高が増加。23店舗(7.3%)で物価上昇率が低下し、売上高も減少した。

渡辺教授はこのデータ分析について「物価が上がったので、消費が落ちているとは言えない結果が出ていると考える」と指摘。最も多かった物価上昇と売上上昇が同時に起きている店では「店の経営者が需要の強さを確認し、値上げしても売り上げが落ちないと判断して価格を上げているとみられる」と述べる。

昨年4月の消費増税時には、各店舗の需要の強弱に関係なく、増税ということで一律に価格上乗せの圧力がかかったが、この調査時の局面では、需要の強弱を各店舗の経営者が自由に判断して価格設定をしている点が大きな相違点だと、渡辺教授は分析。「値上げして売り上げが落ちるのではなく、需要が強いので値上げしているという順序で、変化が起きているのではないか」と説明する。

また、物価上昇率が上がって売上高が減少した店舗では、中国経済の減速とそれを発端にした株価下落、天候要因など別の要因が働いている可能性があるとみている。

これに対し、内閣府は経済財政諮問会議に提出した資料の中で「身近な食料品等の物価上昇が相次ぐ中、低所得者層等の消費活動に影響を与えている可能性」について明記した。

渡辺教授の分析結果は、こうした主張に対して、ビッグデータ的な手法で得られた情報をもとに検証し導き出した点に特徴がある。

物価上昇と売上上昇が並立している点に関し、渡辺教授は「小売店の経営者が価格を上げても大丈夫と判断した点が重要だ。政策当局は、このアグレッシブな価格設定行動を生み出した経営者の判断を大事にしてほしい」と述べる。

そのうえで、外的な要因で消費全体が弱いとみられるデータもあり「その消費の弱さを修正するような政策を補正予算編成などで織り込んでほしい」と語っている。

(田巻一彦 編集:橋本俊樹)

1081とはずがたり:2015/10/03(土) 22:01:47

2015年 09月 23日 16:56
仏経済が急減速、第2四半期はゼロ成長
http://jp.reuters.com/article/2015/09/23/france-economy-idJPKCN0RN0OW20150923?rpc=188

[パリ 23日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は速報値と同じ前期比ゼロ成長だった。

第1・四半期は前期比0.7%の2013年半ば以来の高い成長率を記録していたが、急減速した。企業が新たに生産するのでなく、在庫の圧縮に動いたことが背景。

改定値では、消費支出が0.1%増から横ばいに、企業投資が0.2%増から0.3%増に改定された。

企業在庫調整はGDPを0.5%押し下げた。一方、貿易は輸出が好調でGDPに0.5%のプラス寄与した。

1082とはずがたり:2015/10/03(土) 22:20:48
2015年 10月 3日 07:24
海外経済にさらに縛られるFRB、雇用失速で年内利上げ不透明に
http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/usa-fed-exports-idJPKCN0RW2HU20151002?sp=true

[ワシントン 2日 ロイター] - 9月の米雇用統計が予想外に弱い内容となったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は約10年ぶりの利上げに踏み切る上で、海外経済の成長力に一段と左右される不快な状況に陥ったようだ。1年に及ぶ輸出低迷が製造業の雇用を奪い、雇用の伸びに急ブレーキがかかった。

FRBは、米成長率が引き続き、長期の潜在トレンドとされる2.0%程度をやや上回ることを望んでいる。この水準を維持できれば、昨今の金融危機から今後も継続的に回復し、できる限り雇用を拡大することができるためだ。

だがこれまで重要な回復のけん引役の1つだった輸出がドル高で打撃を受けており、輸出による景気押し上げは期待できない状況となった。FRB当局者はドル高や原油安の影響が和らぐのをもう1年も待っているが、現時点で収まる兆しはない。

バークレイズは雇用統計の分析リポートで「海外経済活動の減速に加え、最近の米金融市場のボラティリティーの高まりを反映している」とし、「世界経済の成長に出現した深い穴と不透明感は、数カ月では消えない」と指摘した。

RBCキャピタルマーケッツの首席米国エコノミスト、トム・ポーセリ氏は、単月の指標が金融政策の方向性を決定づけることはないとしながらも、「軟調な世界動向に今回こうしたさえない指標が加わったことで、12月の米利上げ確率は低下した」と語った。

市場関係者の間では、10月利上げの可能性は消え、2016年まで後ずれするとの見方が強まっている。

ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は雇用統計を受け、インフレ加速の明確が兆しが確認できるまで利上げを先送りすべきとの自身の主張を裏付けると述べた。

一方、サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、月10万人増のペースで雇用が伸びている限り、少なくとも雇用市場への新規参入者や人口の伸びに追いつけるとし、軟調な統計を重視しない立場を示した。

9月の雇用統計では、明るい材料も見られた。50万人近いパートタイム就業者がフルタイム就業者に転じた。パートタイム就業者の動向はFRBも注目しており、大きな改善といえる。企業がパートタイム就業者の雇用条件を改善しているため、新規雇用が伸び悩んでいる可能性もある。

また雇用の伸びの鈍化は、米経済が完全雇用に近付いていることを示唆しているかもしれない。

コーナーストーン・マクロのエコノミスト、ロベルト・ベルリ氏は「現時点は答えを知る術はないため、FRBは待つだろう」と話す。

1083とはずがたり:2015/10/03(土) 23:11:02
随分強めの言葉を使うねぇ。。永正の錯乱じゃああるまいしw

2015年 10月 2日 03:37
新興国は完全に錯乱状態━エラリアン氏=CNBC
http://jp.reuters.com/article/2015/10/01/allianz-elerian-investing-idJPL3N1214WI20151001?rpc=223

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 独保険大手アリアンツ の首席経済アドバイザー、モハメド・エラリアン氏は、新興国市場は錯乱しているとして、投資家は機会を模索すべきだと述べた。

エラリアン氏はCNBCに対し「新興国市場は完全に錯乱した状況だ。市場が崩壊している」と指摘した。

新興国経済全体が減速しており、それが米経済にも影響する可能性があるとしたが、米国がリセッション(景気後退)に陥ることはないとした。

同氏は、欧州中央銀行(ECB)が刺激策を拡大する公算が大きいとしたほか、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見送りをめぐり、超低金利が経済や金融市場にもたらす意図せぬ影響を警告した著名投資家カール・アイカーン氏の主張に同調。「アイカーン氏は正しい。政策担当者が対応しないため、リスクバランスは傾き始めている」と述べた。

1084とはずがたり:2015/10/03(土) 23:15:23
2015年 10月 3日 08:31
米雇用統計、予想大きく下回る:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/instant-view-us-job-idJPKCN0RW1IW20151002?sp=true

 10月2日、9月の米雇用統計は非農業雇用者数が14万2000人増と、伸びは市場予想の20万3000人を大きく下回った。写真はロサンゼルスの就職フェア会場で6月撮影(2015年 ロイター/David McNew)
 10月2日、9月の米雇用統計は非農業雇用者数が14万2000人増と、伸びは市場予想の20万3000人を大きく下回った。写真はロサンゼルスの就職フェア会場で6月撮影(2015年 ロイター/David McNew)
[2日 ロイター] - 米労働省が発表した9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が14万2000人増にとどまり、伸びは市場予想の20万3000人増を大きく下回った。

8月分も13万6000人増に下方修正され、雇用の勢いに急ブレーキがかかった。 賃金も減少し、米経済が年内の利上げに耐え得るのか疑問符がつく内容となった。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●12月の米利上げ確率低下=RBC

<RBCキャピタルマーケッツの首席米国エコノミスト、トム・ポーセリ氏>

全般的に弱い内容で、表に現れていない部分も前向きに受け取れないものがある。単月の指標が金融政策の方向性を決定づけることはないが、米連邦準備理事会(FRB)は米国内の統計にとどまらず、ありとあらゆるデータに目を配っており、軟調な世界動向に今回こうしたさえない指標が加わったことで、12月の米利上げ確率は低下したと考えられる。

●強気派には大打撃、利上げ12月以降

<シチズンズ・フィナンシャル・グループの国際市場マネジングディレクター、トニー・ベディキアン氏>

米経済への強気派や連邦準備理事会(FRB)の早期利上げを想定する向きにとっては、ワンツーパンチを食らったような内容だ。

統計の発表を受け、利上げはおそらく10月はなく、12月の会合以降に先送りというのが市場関係者の全般的な見方だろう。

数カ月前から始まったリスクオフの動きが今後も続いても意外感はない。

●7・8月分の下方修正は驚き、回復鈍い

<エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ケート・ウォーン氏>

9月の雇用者数の伸びが大きく下振れしただけでなく、7、8月分も上方修正ではなく、下方修正されたことは驚きだ。経済が従来の想定以上に弱いことは確かだ。

だがこれは景気停滞ではなく、以前のような鈍い成長ペースだ。消費支出の基調的な力強さは、引き続き成長ペースを過去6年の回復局面でみられた2%程度に押し上げるだろう。

第2・四半期に見られた力強い成長ペースがさらに加速してほしいと誰もが望んだが、そうはならない。

株価は下げているが、ほかに注意すべき点が2つある。1つは米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月に利上げする可能性がかなり下がったということだ。だが将来のいずれかの時点で、事実上のゼロ金利を解除するというFRBの意図を取り除くとは思わない。

また過去分の下方修正や成長鈍化を受けても、これはリセッション(景気後退)の前兆ではなく、これまでにもみてきた鈍く不安定な回復ということだ。

1085とはずがたり:2015/10/03(土) 23:16:29
2015年 10月 2日 12:58
コラム:リーマン危機と違う「緩慢なショック」進行か
http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/china-r-idJPKCN0RW06E20151002?sp=true
田巻 一彦

[東京 2日 ロイター] - 中国発の世界経済減速は、短期的に反転・回復基調に入るとの楽観論が日本の政策当局や一部のエコノミストから出ている。しかし、反転するとの確かな「証拠」は見当たらない。

そればかりか日本では、生産の減少に歯止めがかからず、「緩慢なショック」現象が継続するリスクが浮上している。リーマンショックとは違った展開のショックが進行しているリスクに、今こそ最大限の注意を払うべきだ。

<8月の国内生産計画、大幅下振れの裏側>

市場では、1日発表の日銀短観での業況判断の悪化が小幅で、設備投資計画も強気が維持され「想定より強めの内容」(国内銀関係者)との声が漏れている。日経平均.N225も1万7500円台を回復し、「地固め」という見方さえ一部の市場関係者から出ている。

だが、私の目からは、そうした楽観的な見方に立っている市場関係者が、日本の鉱工業生産の「変調」に気付かない素振りを見せていることに強い違和感を感じる。

多くの市場関係者は、8月生産が事前のプラス予想から前月比マイナス0.5%と減少したことに注目。「単月の振れが大きいので一喜一憂しない」(国内市場関係者)との受け止めが多かった。

だが、その見方は表層的だ。同時に発表された9月予測値は同プラス0.1%、10月が同プラス4.4%だが、経済産業省の試算では、7─9月は前期比1.1%低下と、2期連続の減産となる見通し。

同省幹部は「8月の生産計画と比べた実積率は4.2%も下振れた。これほどの見込み違いは東日本大震災以来であり、9月は前月比低下が濃厚、10月も4.4%上昇が低下に転じる可能性も否定できない」と述べている。

なぜ、そうした生産計画の大幅な下振れが起きているのか──。それは世界経済減速の「起点」である中国で、経済下押しの力が依然として継続しているからであり、その結果として周辺の東南アジア諸国の景気が、下方シフトしているからだ。

この景気下降トレンドは、短期的に終息するというのが、楽観的シナリオを支持する人たちの拠って立つ理由だが、どうも根拠が危なくなっている。

<中国の輸入・鉄道貨物輸送が大幅マイナス>

財新/マークイットが発表した9月の中国購買者景気指数(PMI)改定値は、製造業PMIが47.2と6年半ぶりの低水準となり、これまで堅調だったサービス業PMIも50.5と改善・悪化の分岐点となる50.0に接近してきた。

8月の鉄道貨物輸送量は前年比マイナス15.3%と大きく落ち込み、1─8月も前年比マイナス10.9%と国内での物流が停滞していることを示している。鉄道が道路輸送に貨物を奪われているとの指摘もあるが、それだけではなさそうだ。

と言うのも、8月の中国の輸入が前年比マイナス13.8%と大幅に落ち込み、マイナスも10カ月連続で減少しており、国内経済の停滞をうかがわせているからだ。

1086とはずがたり:2015/10/03(土) 23:16:51
>>1085-1086
最近、日本企業の幹部の中でひそひそとささやかれていたのが、中国企業の収益がかなり打撃を受けているという話だ。自社の売り上げや利益水準の減少を懸念しているとの声を、直接聞いたという日本企業幹部に共通しているのは「かなり先行きは暗い」という印象だ。

実際、世界の市場を震撼とさせた9月28日発表の8月工業部門企業利益は、前年比マイナス8.8%と2011年の統計開始以来、最大の落ち込みとなった。

こうした中国経済の「スランプ」は、周辺国の経済不調へと波及。8月の中国輸入のうち、ASEAN(東南アジア諸国連合)からは前年比マイナス4.1%と前月の同プラス0.2%から急ブレーキがかかり、中国からASEANへの輸出も前月の同プラス1.4%から同マイナス4.6%へ急減。ASEAN経済の急減速ぶりを示した。

新興国の不振は、世界経済全体の勢いを削ぐ格好となっており、世界貿易機関(WTO)が9月30日に発表した2015年の世界貿易伸び率予想は、4月時点の3.3%から2.8%に下方修正された。

<自動車販売マイナスのなぞ>

一部のエコノミストは、中国の製造業は確かに減速しているが、個人消費は堅調だとの見方を崩していない。しかし、典型的な耐久消費財である自動車販売が、足元で前年比マイナスになっているのは、どう説明したらよいのだろうか。

中国汽車工業会によると、8月の国内自動車販売台数は、前年比マイナス3.0%。前月の同マイナス7.7%から落ち込み幅は縮小したが、同工業会幹部は、2015年の中国国内での自動車販売は、前年比マイナスに転落する可能性があると述べている。

また、強気派が最大の根拠にしている中国の国内総生産(GDP)に対しても、一部では懐疑的な目が向けられている。

ロイターが9月下旬に実施した多国籍企業の中国事業部幹部13人を対象にしたインタビューでは、9人が実際のGDPは公式統計で示されている7%ペースの成長を下回る3─5%ではないかと実感していると回答した。

人民元切り下げで輸出を振興し、供給過剰を緩和させる作戦も、8月の世界的な市場混乱で実施が当面、困難になった。その結果、「漢方」的なアプローチでジワジワと血行が良くなる治療法を取るしかないという状況に直面したのではないか。

経済対策を打っても、対症療法的なアプローチしか残されていないことを、多くの市場関係者はいずれ認識することになると予想する。

ジェイコブ・ソール氏の著書「帳簿の世界史」によると、かつて太陽の沈まぬ帝国と言われたスペインは、新大陸の銀山や銅山から産出される銀や銅の価値の2倍のコストをかけて、ネーデルランドの独立を抑える戦争をしていたが、正確な収支は当時の国王・フェリペ2世も把握していなかったという。

正確な経済データの把握が、妥当な経済政策選択の出発点であることは、今日も16世紀のスペインでも同じことだ。中国経済の実態が、正確に把握できたと世界の市場関係者が認識するまで、現在の混乱は継続し、「緩慢なショック」は進行する可能性があると指摘したい。

1087とはずがたり:2015/10/05(月) 13:19:55
どうせ効果の薄いと云うか弊害の方が大きい土建ばらまきしかしないんだろうし腹立たしいわいヽ(`Д´)ノ

2015年 10月 2日 19:58
景気対策、必要かどうか10月中に前倒しして判断=政府筋
http://jp.reuters.com/article/2015/10/02/economic-package-idJPKCN0RW10Z20151002

[東京 2日 ロイター] - 政府は、経済対策が必要になるかどうか10月中に判断する方向となった。政府筋が2日、明らかにした。日本を取り巻く経済情勢が急速に厳しさを増し、11月16日発表の7─9月期国内総生産(GDP)を見てから判断するという従来の予定を大幅に前倒しする。

場合によっては秋の臨時国会で補正予算を審議する可能性にも言及した。

政府筋は、経済対策取りまとめの判断時期について「11月まで待っていると遅いかもしれない」と語り、経済指標の大枠が出そろう10月中に「準備にかかる可能性がある」との見解を示した。

また、経済情勢次第では「緊急経済対策に伴う補正予算は、例年なら来年1月の通常国会となるが、前倒しした方がよいとの判断になる可能性もある」とした。

そのうえで、経済対策について「あまりゆっくりもしていられない。状況は厳しい」と語った。

足元の景気情勢に関して、政府筋は中国経済の減速や資源価格の下落、北欧数カ国で利下げに踏み切ったが金利情勢に変化が認められない状況などを挙げ、「世界的に相当デフレ圧力が強まっている」とも指摘。「国内の基盤は良いが、海外要因で国内(経済)が悪くなっている。海外のデフレは必ず連動してくる」と警戒感を示した。

一方、日銀の追加緩和の是非については「日銀が判断すること」と述べるにとどめた。追加緩和による円安加速リスクに関しても「コメントできない」としたが、1ドル120円前後で推移する現状の為替相場については「コンファタブル(居心地が良い)」と答えた。

(吉川裕子 リンダ・シーグ 編集:田巻一彦)

1088とはずがたり:2015/10/07(水) 09:56:34

世界成長率、3.1%に下方修正 中国鈍化響く IMF
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASHB62J1THB6UHBI009.html
02:25朝日新聞

 国際通貨基金(IMF)は6日、最新の世界経済見通しを発表した。今年の世界全体の成長率は3・1%として、前回7月の見通しから0・2%幅引き下げた。中国経済の減速や資源安で、新興国の成長が鈍化していることなどが要因だ。

 中国経済の今年の成長見通しは、前年(7・3%)より低い6・8%で据え置いた。IMFは「中国経済の鈍化は予想通り」とする一方、「国境を越える影響は予想以上に大きい」として、中国向けの輸出に頼る国などへの影響を指摘した。

 新興国全体の今年の成長率は前回予想より低い4・0%で、5年連続の減速となる見通し。中国に鉄鉱石や大豆などの資源を輸出するブラジルの今年の成長はマイナス3・0%と、前回予想から1・5%幅の大幅な下方修正となった。

 先進国全体の今年の見通しは、2・0%に引き下げた。ただ、原油安や金融緩和などを背景に、前年(1・8%)よりは改善する見込みだ。日本は前年(0・1%減)からはプラスに転じるものの、輸出の落ち込みなどから、今年の見通しは0・6%に引き下げた。(アトランタ=五十嵐大介)

1089とはずがたり:2015/10/08(木) 22:58:41
>それならば、雇用回復のモメンタムが最も強かった今年上半期に利上げをしておくべきだった
上げ損ねた感あるよなぁ。。

>それでも利上げしたい理由は、つまるところ、次の局面に向けてカードを貯めたいという「糊代(のりしろ)論」に尽きるのだろうか
やはりこれだろなぁ。。

2015年 10月 8日 20:10 JST 関連トピックス: トップニュース
コラム:遠のく米利上げで「円安延命」の皮肉=唐鎌大輔氏
http://jp.reuters.com/article/2015/10/08/column-daisukekarakama-idJPKCN0S20OU20151008?sp=true
唐鎌大輔みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

[東京 8日] - 米国の企業マインドに変調が見られる。米9月ISM非製造業景気指数は56.9と前月の59.0から低下し市場予想も下回った。確かに同指数は2005年以来の高水準からの反転であり、まだ深刻視する段階にはないが、心配なのがISM製造業景気指数の悪化ぶりだ。

9月は50.2と3カ月連続で悪化しただけでなく、景気の拡大・縮小の分かれ目となる50割れに近づいている。ISM製造業景気指数は過去12回で見ても8回、前月比で悪化しており、こうした傾向は最近の雇用統計で財部門の雇用がふるわないこととも合致する。

景気の節目では必ずこうしたソフトデータから変調が始まるものであり、現状には警戒を要する。今の米国経済は、企業部門の足元が崩れ始めている可能性が不安視される。

この背景には中国を筆頭とする新興国の状況悪化もあると推測されるが、ドル高の影響も大きそうである。米連邦準備理事会(FRB)が正常化のコミュニケーションに時間をかけ過ぎたことによってドル相場がたっぷりと利上げ期待を吸収し、高くなってしまったことも企業マインドを冷え込ませている。文字通り、自縄自縛の状況である。

<米雇用20万人増継続はそもそも過大な期待>

このようなソフトデータに加え、ハードデータの代表格である雇用市場の現状も勘案すると、「FRBは利上げの好機を逸したのではないか」との思いはどうしても強まる。9月雇用統計でも示されたように、雇用回復のモメンタムはここにきて衰えが見られる。

非農業部門雇用者数変化の6カ月平均に注目した場合、2014年3月から今年7月までの17カ月間では前月比プラス20万人の増勢が維持されていたが、最近2カ月(8月、9月)はこのペースを割り込んでいる。

そもそも過去を振り返っても、6カ月平均の20万人超えはそうそう続くものではない。1990年以降では、ITバブル前夜からその全盛期までを含む1996年5月から2000年7月までの51カ月間、そして1993年9月から1995年4月までの20カ月間の2つの局面が相当する。

しかし、これらの時代に大前提として存在した中国を筆頭とする新興国の高成長というフロンティアは今や昔の話だ。米国自身も労働力人口の減少が指摘されている状況下、当時と同様のモメンタムを期待するのは酷と言わざるを得ない。

現状、イエレンFRB議長は米利上げの条件として「雇用市場のさらなる改善」に言及しているが、ここから再び増勢基調が20万人超えに回帰していくかどうかは定かではない。言い方を変えれば、雇用回復を所与として利上げを検討できる恵まれた状況がいつまでも続くわけがないのである。

<米景気拡大が終盤に差し掛かっている可能性>

加えて、景気がピークアウトしたタイミング(いわゆる景気の山)からカウントした雇用の変化幅を見ても、米雇用市場の失速は懸念される。

全米経済研究所(NBER)の定義に従えば、米国経済は金融危機後の「2007年12月」に山をつけ、「2009年6月」に谷をつけたとされる。しかし、周知の通り、2009年6月以降も米経済の苦境は続き、現にまだ利上げできていない。

2007年12月を起点として見た場合、2010年2月には一時マイナス900万人弱の雇用が失われるという悲惨な状況にあったが、2015年9月時点ではプラス400万人以上の雇用が創出されている。つまり、雇用増加という「量」だけを捉えれば、リーマンショック後に失った雇用は全て取り返した上で余りあるというのが現状だ。過去の米経済の景気循環を振り返っても、これほどまでに雇用が復元しても利上げに至っていないケースは珍しく、その意味で利上げに固執するFRBの言い分も分からなくはない。

1090とはずがたり:2015/10/08(木) 22:58:58
>>1089-1090
しかし、ここまで「量」の回復を引っ張ったことにより浮かび上がるのは、そろそろピークアウトするかもしれないという疑念である。2015年10月は2007年12月の「景気の山」から93カ月目にあたるが、過去を振り返れば、90カ月以上経った局面で景気拡大が一服し、再び雇用が減少し始めるということもあった。

NBERによれば、1970年以降の米経済の拡大局面は平均66.5カ月だったが、現在は2009年7月から数えて76カ月目に突入している。長いから駄目だと言うつもりはないが、経験則に照らせば米経済の循環的な拡大局面が終盤戦に差し掛かっている疑いはある。

冒頭述べたように、結局、過去2年間を振り返れば、FRBの正常化宣言がドル高を招き、その助走期間を引っ張り過ぎたことで通貨高が製造業を中心に金融引き締め効果を持ち始めてしまった。そろそろ雇用市場の方が利上げを待ちくたびれてしまい、回復ペースが鈍ってくる展開は十分考えられる。

それにしても、この状況下で、FRBはなぜ利上げに固執するのか。雇用回復が辛うじて続いたとしても、それだけで利上げできる状況でもない。いみじくも9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文で示されたように、現在の懸案は海外情勢であり、新興国に混乱をもたらしかねない利上げをわざわざ敢行する合理性はどこにあるのかという観点も問われる。すでに述べたように、弱い海外経済やドル高を受けて米企業部門の動揺は始まっている。

また、「量」として雇用回復が堅調でも、「質」である賃金上昇がついてきているわけではない。それゆえにインフレ高進が不安視されるような状況にもない。

それでも利上げしたい理由は、つまるところ、次の局面に向けてカードを貯めたいという「糊代(のりしろ)論」に尽きるのだろうか。上述したように、雇用回復のピークアウトが目前に迫っているのだとすれば、余計にFRBが「のりしろ作り」に執心するのは無理もない。ただ、それならば、雇用回復のモメンタムが最も強かった今年上半期に利上げをしておくべきだった。

<「利上げなし」と市場が織り込むまで円安基調か>

商品価格が浮上のきっかけをつかめない状況で、雇用回復のペースも成熟してくるとすれば、デュアルマンデート(雇用最大化と物価安定)に照らして、もはや利上げの大義は雲散霧消してしまうことになる。だとすれば、今後のドル円相場見通しを検討する際には「もはや利上げなし」のシナリオを市場がいつ織り込むのかという論点も勘案すべきかもしれない。

筆者は年内に関しては「正常化の虜(とりこ)」になったFRBが利上げを示唆し続ける中で、日米金融政策格差を理由に円安・ドル高が進むものと考えてきた。そして、年明け後は、拙速な利上げが米経済の重石となり、結局はFRBが正常化を諦め、2016年は5年ぶりに円高・ドル安に反転するという展開をメインシナリオとして描いてきた。

しかし、現状を踏まえる限り、リスクシナリオとして、FRBが年内利上げを見送った上で、それでも正常化の挫折を認めず、未練がましく正常化の旗を掲げ続けることで、皮肉にも円安シナリオが延命するという展開も考える必要があるのかもしれない。

金利先高観がある限り、日本から海外への対外証券投資は堅調さが維持され、それが貿易赤字とともに円売り需給を支えると思われるからである。だが、仮にそのような展開になったとしても、それは市場が「もはや利上げなし」と気付くまでの束(つか)の間の動きなのではないか。

*唐鎌大輔氏は、みずほ銀行国際為替部のチーフマーケット・エコノミスト。日本貿易振興機構(ジェトロ)入構後、日本経済研究センター、ベルギーの欧州委員会経済金融総局への出向を経て、2008年10月より、みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)。欧州委員会出向時には、日本人唯一のエコノミストとしてEU経済見通しの作成などに携わった。2012年J-money第22回東京外国為替市場調査ファンダメンタルズ分析部門では1位、13年は2位。著書に「欧州リスク:日本化・円化・日銀化」(東洋経済新報社、2014年7月)

1091とはずがたり:2015/10/12(月) 19:40:20
安定してるに越したことない為替相場で儲からないと溜め息つくなんて為替ディーラーはどんだけ国賊なんだっヽ(`Д´)ノ

2015年 10月 9日 19:12
焦点:こう着するドル/円、重要イベントでも動かず市場はため息
http://jp.reuters.com/article/2015/10/09/dollar-yen-forex-idJPKCN0S311R20151009?sp=true

[東京 9日 ロイター] - ドル/円JPY=EBSが120円を中心とした狭いレンジで小動きを続けている。年内の米利上げ観測が後退する一方、日銀の追加緩和期待は根強い。両方向の材料に挟まれ方向感が乏しくなっている。重要イベント後でさえ動意付かないこう着相場に実需筋だけでなく、短期筋や個人投資家もお手上げの状態だ。

<徐々に狭くなるレンジ幅>

「これだけ相場がこう着すると、とてもじゃないが商売にならない」──。国内金融機関の為替ディーラーの間からは、ため息が漏れている。

1092とはずがたり:2015/10/13(火) 17:13:54
ちゃんと暴落前に利確してんだな。何をいっとるんだこいつは。
>大和住銀投信投資顧問経済調査部の門司総一郎部長は、公的年金が日本株を売り越したのは「ちょっと意外だ」と指摘。
まさか7-9の暴落前にたんと買い越ししてんちゃうやろねぇ。暴落後に買い支えて,莫大な利益出してこそのぼくらのGPIFだ。

GPIFや3共済:国債9577億円、日本株4068億円売り越し-4~6月 (2)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NURVVV6S972B01.html
2015/09/17 14:50 JST

(ブルームバーグ):年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や公務員らが加入する共済年金は4-6月期に、国債・財融債を9577億円、日本株も4068億円売り越した。海外の債券や株式は2兆1490億円買い越した。日本銀行が17日公表した資金循環統計で分かった。
GPIFや国家公務員共済組合連合会(KKR)、地方公務員共済組合連合会、日本私立学校振興・共済事業団、年金特別会計などの「公的年金」は国債・財融債を8四半期連続で売り越した。6月末の保有残高は52兆7834億円と2004年9月末以来の水準に減少。国庫短期証券はほぼ横ばいだった。
日本株の売り越しは6四半期ぶり。株価の上昇もあって保有額は41兆5926億円と4四半期連続で過去最高となった。外国証券は1-3月分の遡及修正の結果、5四半期連続の買い越し。残高は58兆7288億円と12四半期続けて増えた。
大和住銀投信投資顧問経済調査部の門司総一郎部長は、公的年金が日本株を売り越したのは「ちょっと意外だ」と指摘。GPIFの資産構成変更は「ほぼ終わっている」ため、株高で構成比が高まったので「リバランスしたのだろう」とみる。
厚生年金と国民年金の積立金141.1兆円を運用するGPIFは昨年10月末、経済活性化による将来の金利上昇を視野に資産構成を見直し、国内債の目標値を60%から35%に下げ、内外株は12%ずつから25%ずつに、外債も11%から15%へ引き上げた。デフレに強い国内債偏重から、株・債券が半分ずつで国内6割・外貨建て4割の分散型に変えた。
ブルームバーグの試算によると、GPIFは6月末に年金特会の管理分も含めた144兆円のうち、国内債の残高が約54.6兆円、国内株は約33.7兆円、外債は約18.8兆円、外株は約32.1兆円だった。4-6月期に国内債を約2.1兆円減らす一方、国内株を約2兆円、外債は約0.7兆円、外株は約2.1兆円増やした計算だ。

運用一元化
長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは6月末に0.455%。3月末から5.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。TOPIXは5.7%高い1630.40。米国債の10年物利回りは2.35%と43bp上げた。米S&P500種株価指数は0.2%下げて2063.11だった。円の対ドル相場は1ドル=122円50銭と2%下落した。
GPIFの資産構成見直しには公務員や大学関係者らが加入する合計約30兆円規模の共済年金が追随する。主要3共済は来月からGPIFと運用を一元化し、利回り目標やリスク許容度などを共有するためだ。3月には共同で策定した資産構成の枠組み「モデルポートフォリオ」を公表。うちKKRは2月、地共済も3月に、自身の資産構成をGPIFと同水準の目標値に変更した。
モルガン・スタンレーMUFG証券の株式統括本部でエグゼクティブディレクターを務める岩尾洋平氏は、3共済に日本株の「買い余力が依然として残っているのは間違いない」と指摘。モデルポートフォリオを大幅に下回る状況が続くのは恐らくあまり望ましくないので、年度末にかけては動いてくると読む。

1093とはずがたり:2015/10/13(火) 17:14:06
>>1092-1093
1-3月確報値
日銀は1-3月期までの確報値もこの日発表。1-3月期の国債・財融債の売り越し規模は速報時点の728億円から2兆847億円に、国内株の買い越しは2320億円から1兆1839億円に、対外証券投資は924億円の売り越しから2兆8945億円の買い越しに上方修正した。
速報値の発表は6月29日で、GPIFは約2週間後の7月10日に1-3月期の運用状況を公表した。年度末にかけて国内債の残高を約2.9兆円減らす一方、国内株は約4.3兆円、外債は305億円、外株は約2.9兆円増やしていた。
今回の統計によると、国債・財融債と国庫短期証券を合わせた「国債等」の6月末の残高は1037兆円。3月末の過去最大から約1兆円減った。公的年金は全体の5.1%に当たる約53兆円を保有。3カ月間で約0.3ポイント、約3兆円減った。
関連ニュースと情報:GPIFに代わり脚光、ゆうちょ銀が国債大幅削減で「一挙両得」GPIF、日本株買い・国内債売り終盤戦-株安円高で余地拡大も (2)GPIF三谷理事長:目標値で「ピタッと運用するわけでもない」 (3)トップストーリー:TOP JK 年金関連記事:NI PENSION 新発10年債利回り:GJGBBNCH <INDEX> GPC TOPIX:TPX <INDEX> GPC 日本経済:ECST21

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 野沢茂樹 snozawa1@bloomberg.net;東京 Yuji Nakamura ynakamura56@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Garfield Reynolds greynolds1@bloomberg.net 青木 勝, 山中英典
更新日時: 2015/09/17 14:50 JST

1094とはずがたり:2015/10/13(火) 17:14:41
GPIF、未公開株に約5億ドル投資へ
http://jp.wsj.com/articles/SB10063581187792594737804581238013080476154
By ELEANOR WARNOCK
2015 年 9 月 17 日 14:09 JST

 【東京】世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)を通じて開発途上国の未公開株に約5億ドルを投資する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

年金改革は異文化との闘い=GPIF水野氏
 関係者によると、GPIFは世界銀行グループのIFCと投資提携を締結。この提携のもと、IFCを通じて開発途上国の未公開株に約5億ドルを投資する。

 GPIFとの投資提携はIFCにとって大きな手柄となる。運用資産の多様化を目指すGPIFをめぐっては、世界中の資産運用会社の間で助言業務の獲得競争が激しさを増しているためだ。GPIFの資産構成は長年にわたり国内債券が大半を占めていたが、GPIFは昨年、株式と外国債券の資産構成割合の引き上げを発表した。

 GPIFは果敢にも投資対象をインフラ、未公開株、不動産などの資産にも広げようとしている。GPIFはこうした資産を、約141兆円の運用資産の最大5%まで保有することができる。未公開株については、直接投資することが法律で禁じられているため、投資信託を経由する必要がある。

 6月にまとまったIFCとの提携のもとで、投資実績はまだない。GPIFの広報担当者はこの提携についてコメントを控えた。IFCの広報担当者からも今のところコメントを得られていない。

 IFCは投資助言や開発途上国での資産運用を通じて民間部門の成長を促している。

 投資提携の交渉の状況から、GPIFが水野弘道最高投資責任者(CIO)のもとで、投資家として老獪(ろうかい)さを身につけつつあることがうかがえる。水野CIOはロンドンの未公開株投資会社に勤務した経歴を持ち、今年1月にGPIFのCIOに就任した。水野氏がCIOに就任した背景には、GPIFの運営体制を強化し、長期的な運用収益を確保しようという安倍政権の狙いがある。

 交渉に詳しい関係者によると、IFCはGPIFに対し何年も前から提携を働きかけていたが、水野氏がCIOに就任に就任したことで、ようやく提携実現へと近づいた。双方の関係者が驚いたことに、水野CIOは条件について再交渉するよう強く求めた。その中には、GPIFが支払う手数料を半額近く引き下げることも含まれていた。さらにGPIFは、流通市場での未公開株購入は対象外とすることも決めた。

 IFCとの投資提携は、GPIFが開発途上国に対するリスクを取る方法の一つだ。中間層が拡大している開発途上国の場合、公開株式は、消費者需要から利益を得る企業への投資手段として十分とは言えない。

 結果として、途上国株式市場での存在感が大きすぎることが多い銀行や石油会社などは投資対象から外れる、と投資提携に詳しい関係者は語った。

1095とはずがたり:2015/10/13(火) 17:33:11

焦点:中国、日本国債売却の可能性 ドル調達コスト上昇一因に
2015年10月13日(火)16時54分
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2015/10/157839.php

 10月13日、中国が9月に日本国債を大量売却した可能性が浮上している。写真はソウルで2010年10月撮影(2015年 ロイター/Truth Leem)
[東京 13日 ロイター] - 中国が9月に日本国債を大量売却した可能性が浮上している。人民元安定のためにドル売り/元買い介入資金を確保する目的があったとの見方が、市場では多い。ドル/円スワップ市場では、期末のドル調達コスト上昇の一因になったとみられており、今後の動向が注目されている。

<円債を4兆円超売却した海外勢>

日本の財務省によれば、非居住者投資家(海外投資家)は、9月下旬(9月21―30日)に中長期債を1兆1904億円、短期債を3兆4602億円、計4兆6506億円処分している。

財務省は国内証券の売却主体を公表していないが、市場では「中国などの大手の投資家が、日本国債をロールオーバーせず、償還資金(円)を手元に残した可能性がある」(証券会社)との見方が有力だ。

9月は国債の償還が集中し、5、10、20年物の国債の償還があったほか、短期債では3カ月物の償還も2回あった。

中国人民銀行(中央銀行)によれば、9月末時点の中国の外貨準備高は3兆5140億ドル。過去最大の減少幅だった8月の939億ドルからは縮小したが、9月も433億ドル減少した。日本円で約5兆2000億円。海外勢の円債売却額に近い。

<ドル売り資金調達で円資産売却も>

外貨準備の大幅な減少は、中国が8月の人民元切り下げ後、元相場の安定化に向け、ドル売り/元買い介入を実施していることが背景だ。ただ、ドル売り介入の原資となるドル資金の確保には、必ずしも米国債などドル建て資産の取り崩しが必要なわけではなく、円資産を取り崩して、為替市場でドルに換えることも可能。

中国のドル売り規模は、外貨準備の目減り幅より大きいとの推計もあり、米国債以外にも、低金利の円建て資産や欧州通貨建て資産などの一部を取り崩した可能性を指摘する市場関係者もいる。

「中国が、外貨準備の中の米国債を取り崩して介入資金に充当するとすれば、需給バランスに影響を及ぼし、米金利の上昇要因となるはずだ」と、三井住友銀行・チーフストラテジストの宇野大介氏は述べる。実際には9月中旬以降、米国債利回りは低下傾向にあり、介入資金をねん出する目的でドル以外の資産をも売却した可能性がある、と同氏は推測する。

1096とはずがたり:2015/10/13(火) 17:33:45
>>1095-1096
<9月下旬に急騰した円投/ドル転コスト>

こうした見方を裏付ける材料として、複数の市場関係者が注目するのが、9月下旬に急騰した円投/ドル転コストだ。

円資金を担保にドルを借り入れる円投/ドル転スワップでは、ドル調達コストが9月第2週から急上昇。9月18日には、1カ月物コストが158ベーシスポイント(bp)の幅で、日米金利差をベースとする理論値から上振れした。かい離幅はユーロ危機が深刻化した2011年11月以来の高水準となった。

円投/ドル転コスト上昇の背景には、日本のソブリンリスクの上昇で、海外金融機関が円資産の保有を敬遠する傾向が目立つ一方で、本邦勢の対外証券投資や対外直接投資が拡大。これに応じてドル資金需要が強まっていることがある。

しかし、9月にみられたドル調達コストの急騰は、これらの構造要因に加え、中国による介入原資確保の動きが加わった可能性があるとの指摘が、市場では多い。

円債売却後のドル調達のフローは、スポット市場でのドル買い/円売りニーズとして表れるほか「ドル/円スワップでは、ドル不足/円過剰要因として、ドル調達コストの上昇圧力となる」(金融機関)ためだ。

<売却再開に警戒>

ある国内エコノミストは、日本国債売却の理由として「利回りの低い日本国債を売却するという実務的視点に加え、米中の政治日程からみても、9月に米国債を大量売却することはタイミングが良くなかったのだろう」とみる。

9月下旬に中国の習近平国家主席は米国を訪問し、25日にはオバマ大統領と首脳会談を行っている。

日本の財務省によれば、中国の円建て債券保有残高は2014年末に9.46兆円。2013年末の14.34兆円から減少しているが、まだ規模は大きい。そこから5兆円弱を売却したとしても、5兆円弱が残っている計算だ。

人民元相場は表面上は落ち着きをみせているが、中国から資本逃避の動きが強まれば、ドル高/元安圧力が再燃し、円債の一段の売却も予想される。

為替市場を通じたドルの調達コストは、9月中旬からは大幅に低下したものの、現在もなお、3カ月―6カ月物で1%に迫っている。

既に高いドル調達コストに、中国要因が加われば「(本邦勢は)最終的に、ドル債投資を縮小する方向となりそうだ」(金融機関)との見通しも出るなど、中国による日本国債売却の観測は、日本の投資家の動向にも大きな影響を与えようとしている。

(森佳子 編集:田巻一彦)

1097とはずがたり:2015/10/13(火) 17:46:43
>>1073だと4-6に+2兆6500億円。まあ10兆円ぐらいのマイナスは出るかもね。さてこのアナリストの試算がどれくらい正しいか。

GPIF 「10兆円運用損」と「ジャンク債購入」で年金は崩壊寸前
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/165262
2015年10月7日

 国民の年金が重大な危機にさらされている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、世界同時株安の影響で7〜9月期に被った損失は、約10兆円――そればかりか、“ジャンク債”での運用まで決定。年金の運用は、さながら「丁半バクチ」のようになってきた。いよいよ「老後の安心」は崩壊寸前だ。

 野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストの試算では、GPIFの7〜9月期の運用損は実に9.4兆円だった。日経平均が14%下落した影響で、国内株での損失は5・1兆円。海外株では4.3兆円もの大きな穴をあけた。

 その上、GPIFは投機的水準である「ダブルB」以下の低格付けのジャンク債券にも投資を拡大。10月1日には運用を委託する国内外の金融機関を発表した。一体、どんな債券に投資するのか。

「一般的に、ダブルB以下の債券は“投資不適格”と評されています。ベネズエラやブラジルなどの新興国の国債が多く、投資リスクが高い。一般人が証券会社を通じて買おうとすると、留意されるレベルです」(証券関係者)

 まさかとは思うが、GPIFは10兆円もの損を補うために“大バクチ”に打って出たのではないか。年金運用をGPIFに委託している厚労省年金局の担当者はこう話す。

「低格付け債券への投資は分散投資の一環です。年金運用の長期的な安定を目指す上で、必要なものと捉えています。『損失の補填』という見方は間違っています。一時的に損失が出たからと、一喜一憂すべきではありません」

 GPIFは、リーマン・ショック並みの株価暴落があった場合、26兆円の損失が出るとの試算を、自ら出している。やはり、「負け分」に備えた“分散投資”とみて間違いなさそうだ。経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。

「一般家庭で、老後のための大切な貯金をジャンク債につぎ込む人がいるでしょうか。国民にとってなけなしの年金を原資に、ギャンブルに近いことをやるなんて言語道断です。自分のカネならやらないはず。そもそも、リスク資産で運用すること自体が大きな間違いです。株価暴落などで損失を被れば、結局、最終的なツケは国民に回ってきます。かといって、今さら資金を引き揚げることもできない。引き揚げを示唆しただけで投資家は逃げていき、さらなる暴落を招くことになってしまうからです」

 少子高齢化による不安に加え、「世代間格差」まで取り沙汰される年金問題。なぜ、株高を支え続けるために庶民の年金を危険にさらす必要があるのか。

1098とはずがたり:2015/10/17(土) 09:35:24
>銅は産業効率化に必要なIT投資向け銅線需要を反映するため「生産効率化といった前向きの調整も出来ないほど中国経済が悪くなっている可能性がある」

>米シェールオイル・ガスの損益分岐点が従来のバレル35ドル程度から25ドル程度まで下がっており

中国経済、一般に言われているより悪い=渡辺JBIC総裁
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%80%81%E4%B8%80%E8%88%AC%E3%81%AB%E8%A8%80%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%82%88%E3%82%8A%E6%82%AA%E3%81%84%EF%BC%9D%E6%B8%A1%E8%BE%BA%EF%BD%8A%EF%BD%82%EF%BD%89%EF%BD%83%E7%B7%8F%E8%A3%81/ar-AAfvx0D#page=2
ロイター 16 時間前

[東京 16日 ロイター] - 国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は16日、銅価格の下落を根拠に「中国経済は一般に言われているよりも減速している可能性が大きい」と指摘した。先週末ペルーで開かれ自身も参加した20カ国(G20)財務相・中銀総裁会合では、7─9月の国内総生産(GDP)成長率が従来の7%から大幅に減速する公算が大きいとの見解を示した。記者団との懇談で語った。

渡辺総裁は「G20で中国側当局が10─12月期は若干よくなる感触と説明していた経緯などから、7-9月は大幅に減速するとの受け止めが多かった」と説明した。もっとも一部で報じられているように「3%台まで減速することはない」とコメントした。

<銅が鉄鉱石より下落、中国経済は効率化投資もできない可能性>

また、中国減速で商品価格が軒並み急落するなかで、過去数カ月は鉄鉱石価格よりも銅の価格下落が大きくなっている点に注目。銅は産業効率化に必要なIT投資向け銅線需要を反映するため「生産効率化といった前向きの調整も出来ないほど中国経済が悪くなっている可能性がある」との見解を示した。

人民元について「急激に下落すれば円高要因だが、じわじわ下落する場合は円も下落する」との見通しを示した。

原油価格については、米シェールオイル・ガスの損益分岐点が従来のバレル35ドル程度から25ドル程度まで下がっており、バレル50ドル程度という現在の低価格が「今後1年程度続くとの見方が増えている」と述べた。

リマで開かれたG20財務相・中銀総裁会合は、新興国経済減速の主因である「米国と中国が明確な話をしなかったため議論が拡散した」と総括。その結果、多国籍企業の課税逃れが議題の中心となったと説明した。領土内にタックスヘイブンを抱える英国や米国は消極的であったが「米英も問題意識を共有した」ことから「一定の成果」と評価した。

(竹本能文)

1099とはずがたり:2015/10/19(月) 11:18:41
先進的な村上氏が潰されたあたりホリエモンと共通する日本の横並び大好き出る釘を打つ雰囲気が日本の創造性を大きく損ねてる気がするけど,目立たない連中が平気でやってる事を見とがめられると云う事に注意した上で,出る釘どもは人並み以上の慎重さで行って欲しい所。

さらにやっかいな存在に? 新生・村上ファンドどうみる?
http://thepage.jp/detail/20150820-00000002-wordleaf
2015.08.20 12:00

 モノ言う株主として株式市場で大暴れした村上ファンドが復活しています。村上ファンド代表で、インサイダー取引で有罪判決を受けたこともある村上世彰氏は、C&I Holdingsという会社を通じて本格的な投資活動を再開、電子部品商社の黒田電気の株式を大量取得し、社外取締役の選任などを求めています。

村上ファンドって何だった?

 村上世彰氏は通商産業省(現経済産業省)出身の元官僚です。日本の企業はガバナンスが確立しておらず、株主の権利がないがしろにされていると考え、これを是正するため1999年、M&Aコンサルティング(通称村上ファンド)を設立しました。ファンドの設立に際してはオリックスなどが支援しています。

 村上ファンドは、一時4000億円以上の資金を保有、アパレルの東京スタイル、日本フエルト、阪神電鉄などの株式を次々に取得し、経営効率の改善などを要求していきました。それまでの日本では、株主からこうした圧力を受けるケースはほとんどなく、多くの経営者が戦々恐々となりました。株式会社は本来、会社を自由に売買することを目的に作られた制度ですから、株主価値の向上を正面から要求する村上氏を評価する声が出る一方、会社の乗っ取りだとして非難する声も大きくなってきました。村上氏はニッポン放送の株式取得をめぐってインサイダー取引の容疑をかけられ、最終的に有罪(懲役2年、執行猶予3年)が確定しました。

 村上氏はその後シンガポールに移住し、2013年頃からC&I Holdingsなどを通じた投資活動を再開しています。今回の黒田電気の案件をきっかけに、今後、活動をさらに本格化するとみられています。

資金のほとんどが村上氏の自己資金

 旧村上ファンドとの最大の違いは、資金のほとんどが村上氏の自己資金という点です。外部資金を使ったファンドの場合、一定期間内で所定の利益を上げる必要があるため、どうしても短期決戦になりがちです。しかし、自己資金であれば時間の制約はありませんから長期戦が可能となります。企業にとっては、さらにやっかいな存在となるかもしれません。ちなみに、C&I HoldingsのCEO(最高経営責任者)には村上氏の長女である絢氏が就任しており、まさに村上家をあげて投資活動に取り組んでいるわけです。

 旧村上ファンド時代には、株主に対する利益還元について日本社会は批判的でしたが、この十年で環境は大きく変わりました。安倍政権は成長戦略の柱としてコーポレートガバナンス改革を掲げており、かつて村上ファンドが企業に対して求めていたROE(株主資本利益率)向上や株主に対する利益還元を、政府が企業に対して強く要請する状況となっています。

 ただ、政府が従来の姿勢を180度変更した背景には、このままでは公的年金が破たんしてしまうという、切実な懐事情があります。政府のスタンスが変わったのも、結局はお金の問題だったというのは何とも皮肉な結果です。

(The Capital Tribune Japan)

1100とはずがたり:2015/10/19(月) 13:19:11
貿易額の数字は信用出来るのかな?

中国の貿易額7カ月連続マイナス 9月は11%減、成長に打撃 通年目標達成は絶望的
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ecn1510130035.html
10月13日 20:23産経新聞

 【上海=河崎真澄】中国税関総署は13日、輸出と輸入を合わせた9月のドル建て貿易総額が前年同月に比べて11.4%減少したと発表した。7カ月連続のマイナスだった。とりわけ輸入は同20.4%も減少し、11カ月連続の前年割れ。消費や設備投資、建設需要の勢いが衰えたことが要因だ。

 今年1〜9月の累計でも貿易額は前年同期比8.1%のマイナスとなった。通年で前年比6%増とする政府目標の達成は絶望的だ。成長のエンジンだった貿易の不振が中国経済に打撃を与えるのは必至で、19日に発表される7〜9月期の国内総生産(GDP)統計で、成長率が前年同期比7.0%を割り込むとの見方が強まっている。

 中国にとって最大の貿易相手先である欧州連合(EU。28カ国)が1〜9月累計の輸出入額で同8.0%減だったほか、日本も同11.1%減と落ち込んだ。米国は同2.0%増だが、成長の勢いは失っている。

 中国は8月に輸出促進につながる人民元の事実上の切り下げ措置を行った。

 税関総署は13日の記者会見で、「元の為替相場下落で輸出にプラスの効果があった」との見方を示し、10〜12月期に輸出が増加に転じる可能性を示唆した。

<中国>GDP6.9%…政府目標下回る 7〜9月期
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20151019k0000e020128000c.html
11:06毎日新聞
 ◇7%割れ…6年半ぶり

 【北京・井出晋平】中国国家統計局が19日発表した今年7〜9月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質で前年同期比6.9%増となった。前期(今年4〜6月期、7.0%増)から減速し、リーマン・ショック後の2009年1〜3月期(6.2%増)以来、6年半ぶりに7%を割り込んだ。中国政府が掲げる今年の成長率目標7%も下回った。成長をけん引してきた投資の伸びが鈍ったことが要因。株価の急落で金融業の収益が悪化したことも響いた可能性がある。中国経済の減速が鮮明となったことで、世界経済への影響も懸念されそうだ。

 今年1〜9月期の分野別では、固定資産投資(製造業の設備投資や社会インフラ投資など)は前年同期比10.3%増と、1〜6月期(11.4%増)から鈍化した。地方を中心に続く不動産市場の低迷や、政府が無駄な都市開発を抑制していることなどが背景にある。投資の落ち込みを反映して企業の生産活動も伸び悩み、工業生産は6.2%増と1〜6月期(6.3%増)から伸びが鈍った。また、欧州や新興国などの景気低迷を受けて頼みの外需も振るわず、1〜9月期の輸出は1.9%減と前年を下回った。

 消費も力強さを欠いている。消費動向を示す社会消費品小売総額は、1〜9月期は10.5%増と1〜6月期(10.4%増)から小幅の増加にとどまった。1〜9月期の新車販売台数も0.3%増と、14年通年(6.9%増)と比べて勢いを失っている。

 中国政府は、今年の成長率目標をこれまで3年間維持してきた7.5%から7%に引き下げた。無理な成長を追わずに、成長の質を高めるのが狙いだ。しかし、6月中旬以降の株価急落をきっかけに景気の先行きに不安が高まり、中国人民銀行(中央銀行)は8月、昨年11月以降で5回目となる利下げを実施。政府も9月以降、鉄道や道路建設などのインフラ整備プロジェクトを相次いで認可するなど、景気下支えに動いている。だが、下支え策が効果を表すには時間がかかるとみられ、市場では「今年の成長率は7%を割り込む」(エコノミスト)との見方も広がっている。

1103とはずがたり:2015/10/23(金) 22:01:01
>言うまでもなく、李克強指数は中国が目指そうとする経済を測るというより、同国が抜け出したい経済を表している。
そっかうまく構造転換に成功すれば李克強指数が使えなくなるんだな。。

2015年 10月 22日 10:22
コラム:数字に出ない中国経済の「非常態」
http://jp.reuters.com/article/2015/10/22/column-china-economy-idJPKCN0SG03120151022

[20日 ロイター] …驚くべき早さで編集され、ほとんど修正されることのない中国の経済指標が信用ならないというのは、ほとんど自明の理と言えるだろう。

それは正しいかもしれないが、現在の状況から言えば、まだ余興にすぎない。

確かに、過去3年間で中国のGDP伸び率がロイターの予想を下回ったのは、たったの1度しかない。操作されていないとしても、データが明らかにそこそこ高いということが問題なのではない。重要なのは、投資主導の経済から国内消費をけん引役とする経済への移行が、現在進行中であるということだ。

それは当然ながら、中国国内にとどまらず、同国の大きな原材料需要の恩恵を浴する他国にとっても痛みを伴うだろう。その移行過程では、消費側に悪影響を与えることも多い。

ハードランディングしようがソフトランディングしようが、中国の経済モデルの移行は数周期続くが、その中には恐らくその両方が含まれるだろう。

表面的な数字よりも、下層の数字は少し弱い。単に物価下落による調整によって、成長率は目標に非常に近いレベルに維持できている。名目GDPは6.2%だった。建設と製造を含む伸び率では年率わずか0.2%で、1993年以来、最低となる。1─9月のビルや機械などの固定資産投資も予想以上に鈍化した。

<怪しい伸び率>

これは間違いなく正しい方向に向かっている動きだ。だが、銅や鉄などのコモディティー価格を注視している人ならすでに、過去四半世紀の間、新たな一大市場だった中国の需要がつまづいていると感じていることだろう。

この点については、「李克強指数」を参照するといい。同指数は、李克強首相が遼寧省トップを務めていた時代に、経済状況を測る物差しとして3つの統計を重要視していたとされることに由来する。その3つとは、電力消費量、鉄道貨物輸送量、銀行貸出で、経済分析などを行うワールド・エコノミクスがこれら統計に基づいて算出した指数によると、同国の成長率は3%をわずかに上回る程度になり、中国が発表した6.9%や目標とする7%にはるか及ばない。

確かに、李克強指数がわずか1%を超える水準だった4月ほど状況は悪くないように見える。しかし同指数は、2013年8月中旬から確かな下降傾向にあり、下げ幅は公式データよりも大きい。

言うまでもなく、李克強指数は中国が目指そうとする経済を測るというより、同国が抜け出したい経済を表している。

加えて、GDPは成長を測るものであり、投資の良し悪しを評価することはできない。2006年の米GDPは、ひどい住宅投資のせいで実際より良く見えた。

中国では投資はさまざまな段階で行われており、それ故に米国より悪い投資もはるかに多い。さらにその大半は債務で資金調達されている。こうしたプロセスが変わるのはいいニュースだ。ただ、中国に原材料を輸出しているのであれば、そのように感じないかもしれないが。

消費に関するデータも同様に信用するのが難しい。9月の小売売上高は実質ベースで前年同月比11%近く増加したものの、第3・四半期の消費は落ち込んだ。

信用貸しも増加した。中国の過熱する株式市場に流れていたマネーが現在、国内債券に向かっていることも興味深い。中国鉄鋼最大手の国営中鋼集団(シノスティール)が債券保有者に、債務不履行(デフォルト)するかもしれないと警告したという報道を考えれば、中国市場の花火は単に打ち上がる舞台が移されただけなのかもしれない。もちろん、株式市場のときと同じような政府の介入付きで。

1104とはずがたり:2015/10/26(月) 15:27:37
不況的な状況が続き超金融緩和状態が常態になってきてるのが昨今。戻した時の衝撃が大きすぎてなかなか戻せないけど戻さないと次の不況対策が打てなくなるジレンマ。

米国の利上げで壮大な「経済実験」が始まる
ズバリ聞く!中原圭介の2016年経済予測
http://toyokeizai.net/articles/-/89388
三井 智映子 :フィスコリサーチレポーター 2015年10月26日

GDP成長率がついに7%を割り込んだ中国。経済の減速はどこまで続くのか。米国が利上げした場合、世界経済に何が起こるのか。「米住宅バブル崩壊」や「欧州債務危機」をはじめ、近年の「原油価格の暴落」「米国経済の復活とドル高の進行」「新興国経済の減速」を的確に予見し、もっとも予測が当たる経済アナリストと評される中原圭介氏に、フィスコリサーチレポーターの三井智映子氏が3回にわたりインタビューする。

中原:歴史を振り返ると、実体経済に比べてマネー経済が膨張した時には、高リスク投資が活発化するのは避けがたい事実です。

その意味では、世界各国の中央銀行が緩和ドミノに陥っている現状は、過剰なマネーが金融市場や不動産市場に流れ込むことを助長し、バブルの生成に加担しているといえます。世界の中央銀行は、あるいは世界の金融市場は、リーマンショックを歴史の教訓として生かすことができなかったようです。

もっとも米・欧・日の株価については、米国の利上げを機に激震が生じるというレベルの話にはならないでしょう。先進国で金融規制が強化されている昨今では、リーマンショックのような世界的な金融危機は起こりえないからです。

ただ、マネー経済が膨らんだ副作用として、震度6や7のような激震は起きないにしても、震度2や3の小さな揺れが断続的に起こることは不可避であると思われます。要するに、マネー経済の膨張を沈静化させるために、これからは短中期的なハードランディングではなく、長期的なソフトランディングが主流となってくるわけです。少なくともあと数年は、先進国の株価は高値を更新できないばかりか、もやもやとした展開が続くことになるのではないでしょうか。

むしろ私は、チャイナショックにより暴落の憂き目にあった世界の株式市場よりも、米国の利上げによって世界の実体経済が大いに減速するのではないかと懸念しています。不謹慎な言い方をすれば、近年ほど世界的な金融緩和が行われたのは歴史上初めてであり、米国の利上げによってこれから何が起こるのか、壮大な経済実験が始まろうとしているとも思っています。

米国で利上げが行われることによって懸念されるのは、米国経済自体が減速に向かう可能性を高めてしまうということです。

まずは、ドル高がいっそう進むことによって、米国の輸出の伸びが止まってしまうということが想定されます。米国の大企業は海外の売上げ比率がすでに3割を超えているので、ドル高が進行すれば進行するほど、業績の伸び悩みが鮮明になってしまうのです。大企業の業績が鈍化するようになると、賃下げや解雇など雇用環境の悪化も心配しなければなりません。

次に、ローン金利が幾分でも上昇することによって、住宅や自動車など高額消費を中心に、好調な国内消費が勢いを失ってしまいかねないということです。利上げは株価の押し下げ圧力としても作用するため、高額消費にとってはローン金利の上昇とともに、二重の逆風となることも考えられます。さらには、利上げ前の駆け込み消費が、最近の消費を底上げしているという事実も見逃してはいけません。こうしてみると、私たちが強いと思っている米国経済は、意外にもろいところがあるといえるでしょう。

米国の消費が弱まるということは、米国の輸入の減少を通じて、米国への輸出で稼ぐ国々へ少なからず経済的なダメージを与えることになります。米国への貿易黒字が大きい日本や中国などの経済も悪影響を受けることが避けられないでしょう。米国経済の減速は、世界経済に負の景気循環をもたらすことになるのです。

そのうえ懸念されるのは、新興国での通貨安が進むことによって、金利上昇が見込まれているということです。2004年から10年間続いた先進国から新興国へのマネーの流れは、2014年からすでに逆回転し始めているのですが、米国の利上げ観測に加えてチャイナショックが起こったことで、マネーのドル回帰はいっそう進んでいます。このような状況下で米国が利上げを行うことになれば、とりわけ経常赤字に陥っている国々ではさらなる通貨安が進み、悪性のインフレに苦しむことになるでしょうね。

1105とはずがたり:2015/10/29(木) 17:14:28
「サムスン物産合併反対」 訴訟の刀抜いたエリオット
http://japanese.joins.com/article/613/201613.html
2015年06月10日11時14分
[(C) 中央日報/中央日報日本語版] comment3mixihatena0
サムスングループと米ヘッジファンドのエリオットマネジメント間の紛争が長期戦の様相を見せている。当初の株価の差益を得て“食い逃げ”するだろうという予想とは異なり、エリオットが訴訟カードを切ったためだ。エリオットは9日、「サムスン物産と第一毛織の合併はサムスン物産株主の利益に反し不法と信じることに変わりはない」としてソウル中央地裁にサムスン物産と理事陣を相手に株主総会決議禁止仮処分訴訟を提起したと明らかにした。サムスン物産は来月17日に臨時株主総会を開き第一毛織との合併を決議する予定だったが、これを裁判所に防いでほしいという主張だ。

これまで金融投資業界ではエリオットの今後の動きで3種類のシナリオを予想した。まずエリオットがサムスン物産臨時株主総会のための株主確定日の6月11日以前までに株式を保有し差益を得て売るシナリオだ。いわゆる“食い逃げ”だ。また、エリオットがサムスン物産の株式を追加で取得し、現在の7.12%から10%以上に増やす方法も提起された。しかし今回の訴訟提起により最初のシナリオの可能性は消えた。2番目も経営参加目的で5%以上の株式を保有した投資家は資本市場法上の冷却規定により株主名簿閉鎖日まで追加で株式を確保できず不可能だ。

これに伴い、双方の対立は3番目のシナリオに固まっている。やりで武装したエリオットが攻撃を行えばサムスンはすべての盾を動員して防ぐ長期戦だ。これまでの動きから見るとエリオットは今回の訴訟が棄却されても退かないだろうという見通しが優勢だ。臨時株主総会で票対決を繰り広げた後、負ければ海外で再び訴訟を提起するだろうという分析だ。創業者のポール・シンガー氏(71)は弁護士出身で、こうした長期戦に慣れている。2000年代にはアルゼンチン国債に投資し、アルゼンチンがデフォルト(債務不履行)を宣言するとすぐに訴訟を提起した。結局2012年に勝訴して16億ドルの償還を受け、アルゼンチンは財政危機に陥った。

NH投資証券のカン・ヒョンチョル投資戦略部長は、「エリオットはこうした訴訟で勝訴率が60%を超える。今年または来年初めまでに支配構造を改編しなければならないサムスンの立場ではこうした長期戦を望まないだろう」と話した。エリオットが要求している中間配当、合併比率調整などをサムスンが受け入れる可能性もあるという説明だ。

外国人投資家の不満が大きいのは第一毛織とサムスン物産の合併比率(1対0.35)だ。サムスンは国内法により株価によりこの比率を算定した。だが、資産基準でみれば話が変わる。サムスン物産の資産は29兆5000億ウォン(約3兆2732億円)で第一毛織の3倍を超えるためだ。外国では合併の際に株価だけでなく資産価値も反映する事例が多い。会社側が合併費用を減らすために株価を操作する余地があるためだ。国内法規定を問題にして投資家国家間訴訟(ISD)を活用することもできる。

一部少数株主の動きもサムスンには負担だ。エリオットが合併反対を公式化した翌日の5日、インターネットに「サムスン物産少数株主連帯」コミュニティが開設された。良い企業支配構造研究所のチェ・イベ研究員は、「過去と違い少数株主が自身の権利を求めるため非常に積極的に乗り出している。外国系資本と国内企業が対決構造になる時も愛国心に訴えにくい状況だ」と話した。【KRN】

1106とはずがたり:2015/10/29(木) 17:16:46
エリオット、サムスン株主総会無効訴訟など長期戦の可能性
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/21368.html
登録 : 2015.07.18 01:58修正 : 2015.07.18 07:26
 社員を動員しての委任状集めなど訴訟の対象
 配当性向の拡大など履行を圧迫する見込み

 17日に開かれたサムスン物産の株主総会で、第一毛織との合併案を否決させるのに失敗したエリオット・マネジメントの今後の動きに注目が集まっている。エリオットは配当性向の拡大、支配構造の改善など、株主尊重の経営を実践するというサムスンの約束の履行を圧迫しながら、株主総会の無効を訴える訴訟を含む様々な法的対応を通じて長期戦を繰り広げる可能性が高いと思われる。エリオットは11日、ハンギョレとのインタビューで短期投資を通じた、いわゆる「渡り鳥」の可能性を一蹴した。
 エリオットは株主総会で敗れた後、報道資料を通じて失望を示し、「すべての可能性が残されている」と明らかにした。これは、エリオットが今後、様々な法的手段の動員する可能性を示唆したものと解釈される。

 エリオットは既に株主総会前から様々な法的対応を予告してきた。エリオットは「物産側が従業員を大規模に動員して小口株主を対象に議決権の委任状をもらったことは明白な訴訟の対象」と指摘した。物産の株式を保有している国内の資産運用会社のある幹部は「株主の中には合併に賛成する人と反対する人もいるが、経営陣が、従業員を動員して賛成株主のためにマスコミ広告や委任状を受け取る活動を行うのに、巨額を投じたのは背任の素地がある」と述べた。市場では、物産株主総会で合併賛成率が出席株主の69.53%で、法律で定められた最低限度(出席株主の3分の2)である66.7%とわずか2.86%ポイントしか差がないということから、物産の小口株主を相手にした委任状集めが、今回の株主総会の表決結果に決定的な影響を及ぼしたものと見ている。

 エリオットはまた、物産の従業員がスイカや化粧品、パンなどを手土産に、全国の小口株主を戸別訪問して委任状を書いてもらったことも、株主総会の無効事由に該当すると見て、法的な検討を行っている。一部の証券会社が、サムスン物産株主を対象に賛成の委任状をもらったことも、資本市場法に違反する可能性が提起されている。

 エリオットはサムスン物産の経営陣が合併の必要性を強調する活動の一環として、投資説明会やマスコミとのインタビューで、会社の価値を下げる発言をしたのが背任に当たるのかも検討している。サムスン物産社長はこれまで、「物産の貿易と建設は斜陽産業なので、合併が霧散されると株価が大幅に下落する危険性が高い」と強調してきた。エリオット側は、サムスン物産の自社株を購入したKCCに背任の疑いがあるのかも検討している。

 証券業界ではエリオットが、このような多様な法律的な対応が失敗した場合、最後のカードとして政府や国民年金を相手に、韓米自由貿易協定上の政府と投資家間の訴訟(ISD)手段を活用する可能性もあると予想している。エリオットはハンギョレとのインタビューでISDを利用する考えはないことを明らかにしたが、その後、国民年金がサムスン物産合併に賛成することを決定し、議決権行使の専門委員会がこれに対して問題を提起して緊急会議を招集したことが、立場の変化をもたらす要因として挙げられる。

 サムスン物産と第一毛織の合併が確定されると、統合サムスン物産に対するエリオットの持分は2%台にとどまる。一方、サムスングループのオーナー家の支配力は非常に強固となり、エリオットが株主総会の表対決でサムスンを攻撃することは困難になる見込みだ。

クァク・ジョンス先任記者

1107とはずがたり:2015/10/29(木) 17:18:13
「愛国心マーケティング」で合併を成功させたサムスン物産
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/21396.html
登録 : 2015.07.21 00:23修正 : 2015.07.21 07:22

 サムスンがヘッジファンドのエリオット・マネジメントの反対を押し切って、サムスン物産株主総会で第一毛織との合併案を僅差で可決させられた決定的な理由は、「愛国心マーケティング」にあったと証券アナリストたちは指摘する。
 サムスンは合併反対を主張したエリオット・マネジメントを「渡り鳥資本」と攻撃した。サムスン物産合併案を推進している公式ホームページでは、エリオットがワシの姿をした金目当ての邪悪な外国資本として描かれていた。個人投資家に合併賛成を説得する際にも、エリオットが「渡り鳥」となるように手を貸してならないというのが論拠だった。サムスンは株主総会を控えて大々的な広告戦を繰り広げた。

 ある証券会社のリサーチ責任者は、「(サムスンもエリオットも)小口株主を捕まえなければならないというのは、最初から決まっていた。(サムスンの)愛国心マーケティングを遮断する方法をとらなかったのはエリオットの失策だ」と解釈した。「愛国心」が投資家をとらえてからは、エリオットがサムスン電子の株式を現物で配当するようにしたものが、むしろ逆効果になったという分析だ。エリオットがサムスン物産と第一毛織株式をともに持っている外国人投資家が、同調勢力になると簡単に思ったことも、実力不足の現れだとこのアナリスト説明した。

 「渡り鳥外国資本」の攻撃は有効だったが
 相次いで言葉覆したことで、信頼が大きく損なわれる
 定款改正案への賛成率45%台
 サムスン経営方式への不満の表れかも

1108とはずがたり:2015/10/29(木) 17:18:28
>>1107-1108
 失われた株主や市場の信頼回復が急がれる
 サムスン「方法模索中」...結果に注目集まる

 エリオットの失策は、サムスンが合併を成功させる結果をもたらしたが、サムスンも信頼毀損という大きな傷を負った。エリオット側は、「会社に合併計画を尋ねた時はないと言っていたのに、1カ月半後に合併を発表した」と批判した。エリオットの攻撃直後サムスン物産の自社株(5.76%)を友好勢力に渡すという予想に対し、サムスンは否定していたが、すぐに言葉を覆してKCCに売却した。第一毛織の子会社であるサムスンバイロジックスのビジネスの展望についても、昨年11月企業説明会(IR)では投資リスクを強調したが、サムスン物産との合併を発表後、両社の相乗効果について懐疑的な反応が出ると、バイオ事業の見通しをバラ色に変えた。

 ある証券会社の研究員は、「サムスン物産の経営陣が会社に未来がないと強調していることに最も驚いた」と話した。サムスン物産と第一毛織の合併比率がサムスン物産に不利という批判に対する防御の論理を作るために、経営陣が会社の価値を貶めるのは話にならないということだ。彼は「サムスン物産が50株を持っている小口株主を訪れたそうだ。私が知っている先輩から、同じ学科出身の大学の20年後輩を送ったという話を聞いた」と伝えた。サムスンはそのように総力戦を繰り広げたが、賛成率はかろうじて3分の2を超えた。匿名を要求したある大企業の元幹部は「エリオットが提案した定款の改正案件に対する賛成率が45%で高かった。一応合併案件ではサムスン側に立って支持したが、既存の経営方式については、半分程度が不満を表したのではないか」と述べた。

 米紙ウォールストリート·ジャーナルはこの日、「サムスンが韓国の国内総生産(GDP)に占める割合は相当のものだし、サムスン電子は売上高ベースでアップルに次いで世界で2番目に大きな情報技術(IT)企業だ。サムスンはより一層企業の透明性を高め、小口株主尊重という原則をしっかり遵守しなければならない」と忠告した。経済改革連帯はコメントを出して「国民の世論がサムスンに投げかけた警告と教訓に耳を傾け、独断で閉鎖的な“サムスン式経営”を改革しなければならない」と指摘した。

 サムスンの未来戦略室のある役員はこの日、「市場と社会の信頼回復のための計画を立てている」と明らかにした。サムスン周辺では、イ・ジェヨン副会長が直接社会とのコミュニケーションと社会貢献を強化する案が取り上げられている。系列会社の組織文化をグローバルスタンダードに合わせて変えて、統合サムスン物産を新設することにした株主の権益保護のためのガバナンス委員会を、他の会社にも拡大する案も挙げられている。未来戦略室の役員は、サムスンオーナー家の3世たちが、株主価値毀損が懸念されている系列分離(統合サムスン物産の再分離)をせず、共同経営をする案が検討されているメディアの報道について、「まだ確定したものは何もない」とし「このような作業が一日や二日で決定される事案ではないが、それでも時間だけ稼いでいるわけにはいかないのではないか」と述べた。

キム・ヒョジン、イ・ジョンフン記者、クァク・ジョンス先任記者

1109とはずがたり:2015/10/29(木) 17:18:52
>>1105-1108
めっちゃ冷静やん。
>多くの韓国メディアはエリオットに「出ていけ」と中立性を失した
これだから糞サンケイは。。┐('〜`;)┌
中立性を理解してないから仕方ないか(;´Д`)

相次いだ市場政策の禁忌、中韓の失敗は日本にとって「他山の石」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151025-00000514-san-bus_all&amp;pos=2
産経新聞 10月26日(月)10時35分配信

 投資会社マディ・ウォーターズ・リサーチを率いる米国人、カーソン・ブロック氏は人に会っても名刺を切ることがない。連絡先を聞かれると、「こちらから連絡しますから」とお茶を濁す。

 理由を探ったところ、ブロック氏周辺から「家族や彼自分の身の安全が不安だからさ」と返ってきた。

 ブロック氏は「アジア株の空売り王」と称される著名投資家で、中国を中心とする数々のアジア企業の会計疑惑を暴いてきた。実体のない森林に投資している企業など事業モデルや会計報告に問題のある中国株に売りを浴びせることで名をはせた。

 最近では中国株相場のバブル崩壊を予言。上海総合株価指数が高値をつけた夏前には「バンプ・アンド・ダンプ(他人に買わせた後に自分が売り抜ける行為)」と相場の質の悪さを見抜いた。

 脅迫状が届き、中国の当局からは情報収集活動を制限されている-と本人は周囲に語っている。中国企業の調査は隠密活動で、ブロック氏は個人データを守るために名刺どころかクレジットカードをも利用しないそうだ。

 ニューヨークで証券アナリストが内々に集まり、中国経済の現状を話し合った。耳目を集めたのは「1990年代の日本経済に似ている」という分析だ。「過剰供給で不良債権を処理する必要があるのだが、責任問題が浮上するのが嫌で『ゾンビ企業』が放置されている」という。

 90年代の日本では「総合経済対策」と銘打って、政府が構造改革よりも目先のテコ入れにご執心だったが、これは現在の中国にも当てはまる。

 こんなとき、経営に問題のある企業をあぶり出すのは簡単だ。信用力を反映する株価や社債利回りの根拠を聞いて回ればよい。だが、今年の中国政府は言論抑圧を用いて市場の価格形成機能を矯正しようとした。8月の急落劇の際には、市場不安をあおった記者を訴追した上、インターネットでの議論を規制した。

 米メディアでは、「売りを浴びせた海外投資会社の社員が拘束された」との観測が紹介された。ただすべきは企業の情報開示なのに、急落のとがを外国人に負わせたのだ。

 金融危機たけなわだった2008〜09年、米証券取引委員会は金融機関の経営不安を根拠なくあおる「風説の流布」を監視していた。11〜12年にかけての欧州危機では、欧州大陸国が銀行株の動きに過剰反応した。

1110とはずがたり:2015/10/29(木) 17:19:04
>>1109-1110
 当局が株価を下げる空売りに目を光らせ、ときには政治的な意図から介入するのは先進国でもみられるが、中国では体を張る必要がある。

 投資銀行といったサヤ抜きが生業の仲介業者を除くと、伝統的にウォール街の投資家は東アジアへの投資に慎重だ。建前上、証券・市場関連の法律が整備されているが、その運用が恣意(しい)的とみなされているからだ。

 東アジアでは、韓国株もこの夏に評価を下げている。きっかけは、サムスングループの総合商社、サムスン物産と同グループの事実上の持ち株会社である第一毛織が合併発表した際に、サムスン物産の株主だったニューヨークの投資会社、エリオット・マネジメントが合併比率を不服として反対し、訴訟に発展した事件である。

 少数株主の権利軽視や系列各社の株式持ち合いなど、エリオットは韓国型資本主義の痛いところを突いた。サムスン物産は金庫株を友好株主に渡すという商法の「グレーゾーン」で防衛を図り、裁判所はサムスン物産側の言い分を認めた。裁判沙汰で盛り上がる最中、多くの韓国メディアはエリオットに「出ていけ」と中立性を失した。ニューヨークの投資家の間では、エリオットの経営者の出自を差別的に描写する韓国の報道が大きく取り上げられた。

 翻って、日本。90年代終わりから時価会計といった情報開示を強める政策を導入し、その後に不良債権を処理する嚆矢(こうし)となった。最近は持ち合い株といった旧弊にも手を付け始めた。

 アベノミクスでウォール街を含めた海外勢が最も評価しているのは、経営者や機関投資家に説明責任を求める企業統治の強化だ。「市場の質」という観点から見た場合、この1年で日本は中韓に大きく水をあけており、年初来ベースで日本株が中韓株より強いのも首肯できる。

 価格形成機能を担う「言論の自由」や売買の厚みを左右する「自由な資金移動」は、開放型の自由主義経済を支える大きな柱だ。これらを否定することは、市場政策の禁忌であり、中韓の失敗は日本にとって「他山の石」となる。(ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇)

1111とはずがたり:2015/10/29(木) 20:18:37

追加緩和どころかすでに異常事態、悪循環の金融政策
http://diamond.jp/articles/-/80757
野口悠紀雄 [早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問] 【第35回】 2015年10月29日

?株式市場は欧州や中国の金融緩和を歓迎しているが、実体経済は改善せず、金融市場の歪みが増している。日本でも、金融市場はきわめて異常な姿になっている。本来はそれからの脱却がなされなければならないが、低金利状態を続けざるをえない悪循環に陥っている。

量的緩和は効果がなかったのに
株価引き上げのために追加緩和要求

?欧州中央銀行(ECB)政策理事会の記者会見で、ドラギ総裁が12月にも追加金融緩和を行なう可能性を示唆した。中国政府の高官も、追加金融緩和を行なう可能性を示唆した。他方で、アメリカの利上げは遅れている。世界の株式市場は、こうした動きを歓迎している。

?しかし、これまでの緩和がどのような効果を持ったかは、明らかでない。

?ECBは、今年1月の緩和で、ユーロ安を導き、物価を引き上げることを目論んでいた。しかし、実際にはユーロは増価した。また経済成長率を見ても、ユーロ圏の成績ははかばかしくない。つまりこの1年間のデータは、ECBの量的緩和政策が経済的な効果を持たなかったことを示しているのだ。

?金融政策は、引き締めには有効であるが、資金需要がないところでいくら緩和を行なっても、空回りするだけのことだ。そのことが、実際に証明されつつある。

?こうして、日本でもヨーロッパでも、実体経済と金融市場の乖離が著しくなっている。金融市場は、実体経済の状況ではサポートできないような状況に陥っているのだ(それを端的に示すのが、マイナス金利である。これについては後で述べる)。

?だから、いま本当に必要なことは、緩和政策からの出口を探ることだ。

?ところが、現実には、追加緩和を求める声が強い。これは、金融緩和によって実体経済を改善したいからではなく、株価、国債価格などの資産価格を引き上げたいからだ。とりわけ日本では、株価の引き上げを念頭においた追加緩和要求が強い。

異常な水準の日銀当座預金
その利払いは結局は国民負担になる

?以下では、日本の金融緩和政策がきわめて歪んだ形になっていることを見る。

?まず、日本銀行の全資産中に占める国債・財投債の比率を見ると、2001年から行なわれていた量的金融緩和政策の終了に伴い、06年頃からこの比率が低下し始め、10年頃には40%台にまで低下していた。しかし、12年頃から再び比率が高まり、最近では70%に近付いている。

?なお、10年9月まではゼロであった投資信託受益証券も増えている。ただし、総資産に対するシェアは、まだ2%台だ。

?他方、負債総額に占める日銀当座預金(預け金)と現金の比率を見ると、07年から08年頃には、現金の比率が70%を超え、日銀預け金の比率は10%程度でしかなかった。しかし、10年頃から現金の比率が低下して日銀預け金の比率が高まった。最近では、前者が26%で後者が63%だ。

?当座預金は、本来は、預金に対する準備金である。現在では、必要とされる額をはるかに上回る額となっている。

?このため、マネタリーベースは増えるが、マネーサプライは増えない。マネタリーベースの対前年比は、13年の秋から14年の春まで、50%を超えた。最近では増加率が低下しているが、それでも30%を超えている。しかし、マネーストック(M2)の対前年比は、高くても4%程度にしかならなかった。15年9月を12年9月と比べると、マネタリーベースは2.67倍になったが、M2は、11.1%増えたにすぎない。

?要するに、「異次元金融緩和政策の導入によって、日銀は大量の国債を市場から買い上げたが、その代金は日銀当座預金という形に留まっており、マネーサプライを増加させることにはならなかった」ということである。
?ただし、銀行にとって、いまや日銀当座預金は重要な資金運用手段だ。なぜなら、超過準備金に対して0.1%の付利がなされているからだ。金融機関にとって当座預金は、確実であり、しかもある程度の利回りが得られるという意味で、格好の運用対象になっている。

1112とはずがたり:2015/10/29(木) 20:19:00

?これまでは、国債売却でキャピタルゲインが得られたため、銀行は国債を売却してきた。しかし、現在では、そうした状況でなくなりつつある。国債から当座預金へのシフトを促すには、付利が必要なのだ。

?しかし、もちろんこれは異常な状態だ。なぜなら、日銀が金利を払わなければならないからである。それは結局は国民負担になる。

?しかも、いまの事態は安定的な均衡ではない。後で述べるように、金利が上昇すれば、当座預金が取り崩され、日銀券になる。

国債利回りがマイナスという
異常な事態が生じている

?現在の状態が異常である第2の理由は、国債発行総残高に対する日銀の保有比率が異常に高いことだ。09、10年頃には7%台でしかなかったが、13年から急激に高まり、最近では28%程度である。

?このため、日銀が国債市場に対して圧倒的な影響力を持つに至っており、長期金融市場をコントロールしている。本来、長期金利はマーケットの機能によって形成されるべきであるが、それが日銀の購入によって決定される事態になっている。

?結局のところ、現在の日本の金利は、独占的価格形成力と補助金という二重の仕掛けによって実現している金利であり、自由なマーケットで結成された市場金利とはみなし難い。本来、非伝統的な金融政策である量的緩和を、さらに非伝統的にしなければ緩和ができないという状況になっているのである。

?その結果、国債の利回りがマイナスになるという異常な事態が生じている。

?国債を額面より高い価格で買い、償還時まで保有し続ければ、必ず損失が発生する。つまり、利回りがマイナスになる。

?日本の2年物国債の利回りは、14年の初めから夏頃までは、0.08%程度だった。ところが、10月以降急低下し、14年12月にマイナスになった。

?その後、15年1月にかけて、1、2、3年物債利回りが継続的にマイナスになり、さらには4年物債利回りもマイナスになる事態が発生した。その後利回りはプラスになったが、15年4月、5、6月に、1、2、3年物債利回りが再びマイナスになった(参照)。

?利回りがマイナスであるにもかかわらず銀行が国債を買うのは、日銀がそれより高い価格で買ってくれることを期待するからだ。

?なお、日本だけでなくヨーロッパでも、似た状況に陥っている。ドイツの2年物国債の利回りは、マイナス0.3%程度になっている。

?ただし日本の場合とECBの場合では政策の手法が異なる。ヨーロッパの場合には、中央銀行への預金の金利がマイナスになっている。預金者は金利がマイナスになるよりは、多少のマイナスであっても国債を買うほうがよいと考える。

?日本では銀行に補助金を出して国債を買い上げているのに対して、欧州の場合には罰則的金利を課して買わせているわけだ。違いは、欧州の場合には中央銀行が負担を負わないことだ。しかし、異常な手段によって緩和政策を実施しているという意味では変わりがない。

1113とはずがたり:2015/10/29(木) 20:19:26
>>1111-1113
正常化すれば際限のない円安、インフレの危険
低金利から抜け出せない悪循環の構造

?現在の状態は金利が異常に低いことによって維持されている。仮に金利が正常化すればどのようなことになるか。

?第1に、日銀が有している国債の価値が下落する。

?第2に、金融機関から見ると新しい投資対象が現れることになるので、当座預金が取り崩される。それを食い止める(とは:なんで食い止める必要があるんだ?)には、付利を上げざるをえなくなる。それによって日銀の利子負担は増え、最終的には国民負担が増える。

?ただし、日銀は、日銀券を増発することによって、当座預金の払い戻し要求に応えることができる。これによって、マネタリーベースがマネーストックに転化する。増発規模がどの程度かにもよるが、インフレが招来され、また際限のない円安が引き起こされる危険がある。

?こうした状況を防ぐには金利の上昇を防ぐことが必要で、そのためには異常な国債購入を継続する必要がある。すると市場はますます歪んでしまう。

?つまり、本来は、出口を探らなければならないのだが、実際には逆の方向に進まざるをえないという悪循環に陥っているのである。

?中央銀行の独立性が認められているのは、中央銀行が自らの資産を毀損したり、とめどもない円安を放置することは行なわないという大前提に立っている。しかし、いまやその大前提は怪しくなってきている。

?この点において、日本も欧州も同じだ。アメリカだけが金融正常化の方向に進んでいる。

アメリカが金融正常化すれば金利上昇
金利が上昇すれば破たんする

?上で見たように、日本も欧州も低金利から抜け出せない状態だ。

?問題は、外的な条件が変化することによって金利上昇が不可避になることである。とりわけアメリカが金融正常化して、アメリカの金利が上昇することだ。これは、日本とヨーロッパに金利上昇圧力を加え、金融緩和を継続することに対して、大きな障害となる。

?アメリカが金利を引き上げれば、それに引かれて日本の金利も上昇する可能性がある。



株価支持にコミットすれば大問題
経済は活性化せず下落リスクが高まる

?最初に述べたように、金融緩和政策が行き詰まっているにもかかわらず、追加緩和を求める声が強い。

?すでに述べたように、これは実体経済の改善を求めるものでなく、株価の引き上げを求めるものだ。したがって、国債の買い入れというよりは、ETFの買い入れを求めているのであろう。

?これまでもすでに日銀とGPIFによって日本の株価は支えられている。とくに2014年では、両機関は、かなりの買い越しになった。日本の株式市場はすでにかなりの程度、官製市場になってしまっている。この点から見ても、金融緩和は悪循環に陥っており、出口はますます遠くなっている。

?しかし、この状態を続ければ、日本の株価形成を著しく歪めることになる。しかも買い増したところで、経済が活性化するわけではない。他方で、日銀保有資産の下落リスクは高まる。

?言うまでもないことであるが、株式保有者は、全国民のごく一部分である。中央銀行が一部の人々の利益のために行動することになれば、その信頼性は大きく揺らぐことになるだろう。

1114とはずがたり:2015/10/30(金) 22:51:53
米国株式市場は急反発、FOMC声明受け
ロイター 2015年10月29日 06時54分 (2015年10月29日 11時08分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151029/Reuters_newsml_KCN0SM2W1.html

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 28日の米国株式市場は急反発。主要株価3指数はそろって1%超上昇してこの日の取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は同日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で事実上のゼロ金利の据え置きを決定したものの、声明では12月の利上げが依然あり得ることを強調した。
ダウ工業株30種<.DJI>は198.09ドル(1.13%)高の1万7779.52ドル。  ナスダック総合指数<.IXIC>は65.54ポイント(1.30%)高の5095.69。  S&P総合500種<.SPX>は24.46ポイント(1.18%)高の2090.35。
主要株価指数はFOMC声明の発表直後に大きく下げた。だが、投資家はFOMC声明について、米国経済は利上げに耐えることができるとFRBが確信しているというシグナルと受け止め、株価は急速に持ち直した。
ITGのリサーチ・セールス・トレーディング部門を率いるマイケル・マラレ氏はFOMC声明について「(株式市場の)即座の反応は下落だった。しかし、FRBが米国経済に対する自信を強めると同時に海外情勢に対する懸念を弱め、米経済の長期的な健全性を明示するために利上げに前向きになっていることは望ましい構図と考える」と述べた。
セクター別では、FOMC声明を受け、金利上昇で恩恵を受ける金融株が買われ、S&P金融株指数<.SPSY>は2.4%上昇した。一方、金利上昇局面で軟調になりやすい公益株は売られ、S&P公益株指数<.SPLRCU>は1.1%低下した。原油相場の上昇を好感してS&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2.2%上げた。
個別銘柄では、前日に市場予想を上回る四半期決算を発表したアップル<AAPL.O>が4.1%上昇し、主要株価指数を支えた。
短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>は1.5%安。インターネットコンテンツ配信サービスのアカマイ・テクノロジーズ<AKAM.O>は16.7%急落。両社とも前日に発表した四半期決算が失望を誘う内容だった。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2428で下げ645(比率は3.76対1)、ナスダックは上げ2252で下げ605(3.72対1)だった。トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約85億株で、過去20営業日平均の72億株を上回った。(カッコ内は前営業日比) ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値     17779.52(+198.09)
前営業日終値    17581.43(‐41.62)
ナスダック総合<.IXIC>
終値     5095.69(+65.54)
前営業日終値    5030.15(‐4.55)
S&P総合500種<.SPX>
終値     2090.35(+24.46)
前営業日終値    2065.89(‐5.29)

1115とはずがたり:2015/10/31(土) 00:17:33

2015年 10月 30日 17:36
バズーカ不発に市場は動揺せず、日銀にイエレンの「助け舟」
http://jp.reuters.com/article/2015/10/30/kuroda-boj-yellen-idJPKCN0SO0VI20151030

[東京 30日 ロイター] - 日銀は追加緩和を見送ったが、市場の動揺は最小限で抑えられている。物価見通しを引き下げながら、政策維持というわかりにくい決定だったが、直後の株安・円高は限定的で日銀に対する信頼感は保たれたようだ。

原油さえ落ち着けば物価は上昇基調に戻るという強気な見通しを疑問視する声も多いが、同じく物価に強気な予想を示した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が、日銀にとって思わぬ「助け舟」となっている。

<切り返した日本株とドル/円>

日銀が物価見通しを後ずれさせながら追加緩和を見送った場合、最も心配されていたのは、日銀に対する市場や消費者の信頼感が低下しないかという点だ。

物価は本当に上がるのか、量的・質的金融緩和(QQE)は効果があるのか、デフレ脱却のための意気込みは本物なのか──などに対して疑いを持たれれば、デフレ脱却に最も重要なインフレ期待は低下してしまう。

10月前半に行ったロイター調査では、4割超が今回の追加緩和を予想していたが、今のところ市場に混乱はみられていない。前日発表された9月鉱工業生産が上振れし、追加緩和期待がすでに後退していたこともあるが、日経平均.N225は150円安、ドル/円JPY=も50銭程度の下落にとどまり、その後は反転した。「日銀の信認低下というムードが強まっているわけではない」(国内証券の株式トレーダー)という。

日銀の黒田東彦総裁は、決定会合後の会見で「原油価格が現状程度の水準から緩やかに上昇していくとの前提に立てば、2016年度後半ごろに目標の2%程度に達する」とこれまでの発言を繰り返した。物価は原油価格の下落による一時的なもので、原油さえ下がらなければ、物価は再び上昇基調に戻るという強気な見通しだ。

けさ発表された9月の全国消費者物価指数(除く生鮮、コアCPI)は2カ月連続でマイナス。9月の実質消費支出も減少した。7─9月期国内総生産(GDP)もゼロ成長近辺の予想が多い。黒田総裁がいくら強気な見通しを示したとしても、疑問符がついてしまうところだったが、海外中銀からの「援軍」が、市場の信頼感低下を食い止めたようだ。

<「原油の影響は一時的」で日米一致>

前日発表されたFOMC声明文。「労働市場がさらに改善し、エネルギーや輸入価格の下落による一時的な影響が消えれば、インフレ率は中期的に徐々に2%に向かって上昇すると予測する」と指摘した。原油価格が落ち着けば物価も上昇するという、その物価見通しは黒田総裁の主旨と一致する。

1116とはずがたり:2015/10/31(土) 00:17:57
>>1115-1116
前月24日のイエレンFRB(米連邦準備理事会)議長の講演。そこでは、インフレ期待が安定している下では、輸入物価の変動など一時的なショックがもたらすコアインフレ率の変動は一時的であり、いずれ収束するとの見方が示されていた。「イエレン議長の強気な見方は、黒田日銀の援護射撃になったかもしれない」と三井住友銀行チーフ・マーケット・エコノミストの森谷亨氏は話す。

実際、原油価格の下落は昨年の夏ごろから始まっており、下げ止まったのは今年1月ごろ。あと3カ月もすれば、前年比でみた物価押し下げ要因は消える。「2%はともかく、前年比での物価は徐々に上昇して来る」(T&Dアセットマネジメントのチーフエコノミスト、神谷尚志氏)との見方も多い。

「物価の番人」たる中央銀行総裁が、強気な物価見通しに自信を示すことで期待インフレを押し上げようというのが、「リフレ政策」の1つの筋道だ。タカ派なFOMC声明文のおかげで、少なくとも12月までは円安(ドル高)圧力が維持される見通しであり、日米中銀の「連携プレー」が市場の信頼感低下を防ぐかもしれない。

<今後の追加緩和には「矛盾」も>

しかし、気を付けなければならないのは、これで日銀に対する信頼感が増したわけではないという点だろう。

当初警戒されていた海外勢の株売り・円買いが限定的だったのは、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の追加緩和を示唆する発言や、日本の補正予算編成をめぐる報道など、他方面からの「援護射撃」の効果も大きい。「2%の物価目標の早期達成は形骸化したとの見方が広がりやすい」とみずほ証券チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏と警戒する。

また、複数の市場筋によると、午後になって公的年金やその他機関などいわゆる「クジラ系」と見られるまとまった株買いもみられ、そうした買いが市場の安心を誘った面もあるという。

市場では、いずれ追加緩和が実施されるとの予想は根強い。それが信頼感低下を押しとどめ、株安・円安を防いだもう1つの要因でもある。しかし、今回追加緩和を見送った理由が原油価格の影響にあるとするならば、今後、追加緩和を実施すれば矛盾が生じる。突発的な理由ならともかく、原油価格の影響は徐々に薄らいでいくというのが日銀の予想であるためだ。

追加緩和の手段が乏しくなる中で、次は「最後のカード」とも言われる。来年1月の展望レポート中間評価の発表時に追加緩和があると有力視されているが、ニッセイ基礎研究所・チーフ株式ストラテジスト井出真吾氏は「手段も効果も限定的にならざるを得ない。出すタイミングが重要だ」と指摘する。

市場の信頼感を失わなず、最大限の効果を発揮させる。そうした難しい課題を黒田日銀がどうこなしていくか、市場も固唾(かたず)を飲んで見守っている。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)

1117とはずがたり:2015/10/31(土) 00:18:43

2015年 10月 30日 10:20
実質消費支出、9月は前年比0.4%減 基調判断「横ばい」に下方修正
http://jp.reuters.com/article/2015/10/30/household-spending-sept-idJPKCN0SN34520151030

[東京 30日 ロイター] - 総務省が30日発表した9月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出は27万4309円となり、実質前年比で0.4%減少した。減少は2カ月ぶり。季節調整済み前月比も1.3%減となり、3カ月ぶりに減少したことなどを踏まえ、総務省は基調判断を「足元では横ばいの状況」に下方に修正した。

ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では、前年比1.2%増が見込まれていたが、結果はこれを下回った。

足元の消費支出が減少に転じたことなどから、総務省は消費支出の基調判断を「横ばい」とし、これまでの「このところ持ち直している」から下方に修正した。基調判断の変更は2013年2月以来となる。もっとも、総務省では食料や家具・家事用品などへの支出が増加していることもあり、「必ずしも下方(修正)ではない」と説明している。

項目別にみると、9月は自動車等関係費や通信など「交通・通信」が実質前年比9.0%減、パソコンやカメラなど教養娯楽用耐久財を中心とした「教養娯楽」が同2.3%減、「被服および履物」が同0.7%減などとなった。一方、設備修繕・維持など「住居」が同12.2%増、エアコンなど家庭用耐久財を中心に「家具・家事用品」が同5.6%増などとなった。

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9月は秋の大型連休の「シルバーウイーク」があり、国内パック旅行や外食などが増加したものの、自動車購入の減少や月前半の台風などによる天候不順が消費抑制に影響したとみられている。

9月の勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり41万5467円となり、実質前年比で1.6%減少した。減少は6カ月ぶり。名目も同1.5%減となった。

1118とはずがたり:2015/11/05(木) 08:10:52
時価総額17・5兆円に…日本郵政など3社上場
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%99%82%E4%BE%A1%E7%B7%8F%E9%A1%8D%EF%BC%91%EF%BC%97%E3%83%BB%EF%BC%95%E5%85%86%E5%86%86%E3%81%AB%E2%80%A6%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%83%B5%E6%94%BF%E3%81%AA%E3%81%A9%EF%BC%93%E7%A4%BE%E4%B8%8A%E5%A0%B4/ar-BBmOGy9
読売新聞 11 時間前

日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険が4日、東京証券取引所1部に株式を上場した。

3社の株価はいずれも売り出し価格を大きく上回る水準で推移し、終値を基に時価総額を計算すると、3社の単純合計で約17・5兆円で、1987年のNTTの約25兆円以来の大型上場となった。

各社の終値は日本郵政1760円(売り出し価格1400円)、ゆうちょ銀1671円(同1450円)、かんぽ生命3430円(同2200円)だった。かんぽ生命は値幅制限の上限(ストップ高)で取引を終えた。

終値を基にした時価総額は、日本郵政7兆9200億円、ゆうちょ銀行7兆5195億円、かんぽ生命2兆580億円となる。

1119とはずがたり:2015/11/07(土) 21:50:52

2015年 11月 2日 18:22
コラム:追加緩和見送った日銀ロジックの矛盾=熊野英生氏
http://jp.reuters.com/article/2015/11/02/column-hideokumano-idJPKCN0SR0IW20151102?sp=true
熊野英生
熊野英生第一生命経済研究所 首席エコノミスト

[東京 2日] - 日銀は、消費者物価が2%の伸び率になる目途を、2016年度前半から2016年度後半に先送りした。理由は、原油下落であるから、追加緩和を実施するに及ばないということだ。

黒田日銀総裁は、消費者物価が生鮮食品とエネルギー価格を除いた指数でみると、9月は前年比1.2%まで上昇している点を強調する。通常の生鮮食品を除く総合指数では、8月、9月と続けて、前年比0.1%下落とマイナスの伸びだが、エネルギー要因を除外したものに注目すべきという理屈だ。物価指標は基調的に上昇しているのだから、追加緩和はしなくてもよいというのが日銀のロジックである。

筆者は、この理論武装には落とし穴があると考える。エネルギー要因は1年経てば物価に与える影響が一巡すると言っているのに、円安効果は1年経って物価に対する影響が一巡すると考えないのか。ここは論理矛盾だ。

日銀の追加緩和が2014年10月に行われて、為替レートが円安に向かい、輸入物価が上昇したのは周知の事実である。その波及が生鮮食品を除く食品価格を押し上げ、日用品や耐久消費財の価格上昇にも寄与している。日銀は、財分野での価格転嫁の連鎖を強調するが、大元の輸入価格の上昇が弱まれば、やはり物価上昇圧力は減衰していくのではあるまいか。

日銀のルールは、物価を押し下げるエネルギー要因は除外して、物価を押し上げる円安要因は除外しないという妙な基準を使っている。

物価変動の原因には、外から加わった外生要因と、経済の内側の変化によって起こる内生要因の2つがある。生鮮食品の価格を物価変動から除くのは、生鮮食品価格が天候によって動かされる外生要因だからだ。外生要因はコストプッシュ要因、内生要因はディマンドプル要因と言い換えてもよい。

エネルギー要因は外生要因の代表例であるが、長い目でみると、中国の景気減速が原油価格を押し下げているので、内生要因の側面もある。円安要因も短期では外生要因だが、長い目でみると内生要因になっていく。

<賃上げは停滞、消費拡大効果も確認できず>

日銀が強気でいられる根拠は、生鮮食品とエネルギー価格を除いた消費者物価指数がプラスであることだが、円安効果が一巡してくると、その勢いが減衰して、日銀の理論武装も苦しくなっていく。

その点について日銀は、企業収益の拡大が賃金上昇(=ユニット・レイバー・コストの上昇)へと波及するかたちで、内生的メカニズムが働くという二段構えの論理を採っている。原油下落も円安も間接的には企業収益を押し上げていくから、経済メカニズムの中でそこから賃上げが進んで、コストプッシュと同時に需要押し上げも進むというロジックで、物価上昇のシナリオを描く。

ところが、今のところ、賃上げへの期待感は強くとも、その効果はまだ限定的である。2013年平均の現金給与総額を基準にして、2015年1―8月の給与水準を評価すると、ボトムからわずか0.5%しか上昇していない。賃金上昇が消費拡大を促す効果も、明確な連動がみられていない。コストプッシュから、ディマンドプルへとスイッチする原理は残念ながら、まだワークしていないのが実情である。

<問われる「躊躇なく調整」発言の本気度>

消費者物価2%の目途を、2016年度前半から2016年度後半に先送りしたのに、日銀が追加緩和をしなかったことは、追加緩和のハードルを上げた。目途を先送りするほどに展望レポートを下方修正したにもかかわらず、追加緩和をしないのならば、日銀は「どういった状況になれば追加緩和のトリガーを引くのだろうか」という疑問が、多くの金融関係者の頭に渦巻いている。

要するに、黒田総裁の「躊躇(ちゅうちょ)なく調整」という言葉が疑われているのだ。日銀のシナリオが崩れれば、即座に追加緩和を行うだろうという理解は、現在は成り立たなくなっている。日銀と金融市場との間でも、何を基準に考えればよいかが分からなくなって、コミュニケーションがとり難くなっている。

基本的に、日銀追加緩和の予想は当面成り立たなくなってしまった。ただし、生鮮食品とエネルギー価格を除いた消費者物価指数が大きく下向きに変わってきたり、黒田総裁がまた別のロジックを持ち出してきて、先行きのリスクを強調し始めると、それが追加緩和のシグナルになるだろう。

1120とはずがたり:2015/11/09(月) 15:42:45
米の利上げは固まったなー。

2015年 11月 7日 00:27
米雇用統計、予想上回る大幅増:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/2015/11/06/us-payroll-instantview-idJPKCN0SV23E20151106?sp=true

[6日 ロイター] - 米労働省が6日発表した10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が27万1000人増となり、市場予想の18万人増を大きく上回った。

伸びは2014年12月以来最大。失業率も5.0%と前月の5.1%から低下し、2008年4月以来の水準となった。

市場関係者のコメントは以下の通り。

<ウェルズ・ファーゴ・ファンズマネジメント(米ウイスコンシン州)の首席ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏>

驚異的な内容だった。特に製造業部門の週間労働時間もかなり勇気付けられる結果となった。

米経済が再び乱気流に巻き込まれることがなければ、明らかに12月利上げは正当化される。

<ウエスタン・アセットマネジメント(米カリフォルニア州パサデナ)のエコノミスト、マイク・バズダリッチ氏>

米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切るのはほぼ確実となった。

FRBのコミュニケーション次第では、連邦公開市場委員会(FOMC)2回に1回のペースで動きがある可能性もある。

<RBCキャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)の首席米国エコノミスト、トム・ポーチェリ氏>

疑いなく12月利上げ観測を支援する結果となった。12月利上げに対し懐疑感を持っていた向きも、考えを変える必要が出てくるかもしれない。

1回の統計で何も決まるわけではないが、今回のような結果は無視できるものではない。

1123とはずがたり:2015/11/15(日) 19:45:37
2015年 11月 14日 01:22 JST
10月米小売売上高予想届かず、個人消費ペースダウン
http://jp.reuters.com/article/2015/11/13/us-retail-sale-oct-idJPKCN0T21US20151113

[ワシントン 13日 ロイター] - 米商務省が13日発表した10月の米小売売上高は前月比0.1%増で、市場予想の0.3%増を下回った。自動車の売り上げが予想外に落ち込み全体を押し下げた。個人消費のペースが落ちたことを示唆し、第4・四半期の経済は力強く回復するとの期待が後退する可能性がある。

9月の数字は当初発表の0.1%増から横ばいへと下方修正された。

TD証券(ニューヨーク)の副首席エコノミスト、ミラン・ムルレーン氏は、「個人消費が引き続き経済活動の原動力となるとみているが、今回の小売統計で米経済が非常にぜい弱な状態で第4・四半期入りしたことが示された」と述べた。

10月の自動車・同部品は0.5%減で、9月の1.4%増からマイナスへ転じた。自動車メーカーが発表した10月の自動車販売台数は好調だったため、予想外の内容となった。

自動車とガソリン、建材、外食を除いたコア売上高は0.2%増と、市場予想の0.4%増を下回った。9月の数字は当初発表の0.1%減から0.1%増へ上方修正された。コア売上高は、国内総生産(GDP)の計算に使われる個人消費支出との連動性が最も高いとされる。

ガソリン安を背景に10月はガソリンスタンドの売り上げも0.9%減少した。9月は4.0%減だった。

衣類は横ばいだった。建材・園芸は0.9%、家具は0.4%の増加だった。スポーツ用品・趣味関連は0.4%、外食は0.5%、オンライン小売りは1.4%増えた。一方で電子・家電は0.4%減少した。

小売売上高の期待外れの内容は、消費者がガソリン安に伴って増えた可処分所得をここ1年で大きく値上がりした家賃の支払いに充てていることを示唆する。

ただ、6日に発表された10月の雇用統計は底堅く、米連邦準備理事会(FRB)が来月利上げに踏み切るとの見方が大きく変わることはなさそうだ。FRBは2008年12月以降、政策金利をゼロ近辺に据え置いている。

第3・四半期のGDPは年率換算で前期比1.5%増に減速した。企業が積み上がった在庫を解消するため生産を控えたほか、エネルギー業界は原油安に対応するため引き続き投資削減を進めた。

1124とはずがたり:2015/11/17(火) 08:39:31
大体先進国の成長率が高々数%なのに強欲な株主ども(=ハゲタカファンドやそれへの出資者ども)は余りに高い成長率を企業に求めすぎなのである。
まあその求め過ぎが途上国への進出と途上国の経済発展をもたらしてきたのであるからホモエコノミクスとしての人間の業の世界人類への恩恵は計り知れないって訳だけど。

2015年 11月 6日 17:14 JST
焦点:中国減速が企業に迫る戦略再考、失った「天の恵み」
http://jp.reuters.com/article/2015/11/06/analysis-china-mnc-strategy-idJPKCN0SV0TI20151106?rpc=188&amp;sp=true

[上海/チューリヒ 6日 ロイター] - 中国経済の減速により、多国籍企業は世界第2位の経済大国である中国を、先進国市場のように扱うことを余儀なくされている。もはや利益を求めて同国にまい進することはなく、事業のプレミアム化や、人材投資による生産性の向上を図ったりしている。

過去10年の大半で、世界経済成長の主な原動力であり続けた中国は、他の経済国が苦境にあえぐ中、利益押し上げを求める国際的大企業にとっては「天の恵み」だった。

しかし中国政府は現在、習近平国家主席が「ニューノーマル(新常態)」と呼ぶ、より持続可能な成長へと自国経済のリバランスを図ろうとしている。2015年の成長率が約7%と、四半世紀ぶりの低水準になるとみられる中、多くの企業が今期の決算で業績不振の理由に中国を挙げている。

「われわれは新たな段階、成長鈍化を伴うニューノーマルに突入した。これはビジネスの活力や見通しを変える」と、米自動車大手フォード・モーター(F.N)の中国法人フォード・チャイナのジョン・ローラー最高経営責任者(CEO)は、上海で開催された米企業会議で語った。

過去数週間で、軟調な売上高や業績の下方修正を中国の弱い需要が原因だとする企業は、英高級品ブランドのバーバリー(BRBY.L)や「ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)」などを展開する米ファストフードチェーン大手ヤム・ブランズ(YUM.N)、米コンピューターサービス大手IBM(IBM.N)や日本の産業用ロボットメーカー安川電機(6506.T)など多岐にわたる。

10月に発表された日本の9月貿易統計では、輸出が伸び悩み、予想外の赤字になる一方、韓国第3・四半期の輸出は前期比0.2%減と、1年ぶりのマイナスに。両国とも中国経済の減速が影響している。

建設や鉱業関連企業が最も危機感を感じている。米重機メーカーのキャタピラー(CAT.N)は、最大1万人の人員削減を計画しているほか、2016年の設備投資予定額が2012年の水準の半分以下になるとしている。また、米航空機エンジン・機械大手ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N)は、同社の中国事業が来年15%落ち込む可能性があると予想している。

<長期的変化>

中国が2桁成長を記録し、外国企業がわれ先にと同国に進出した2000─2010年のような日々はもう戻ってこないかもしれない。習国家主席は3日、今後5年間の成長率は7%前後になるとの見通しを示した。

中国政府が、これまで自国経済を支えてきた輸出と投資主導の成長モデルから舵を切ろうとする中、企業は戦略の見直しを迫られている。

1125とはずがたり:2015/11/17(火) 08:39:54
>>1124-1125
「一般的に、成長をひたすら追い求めることから、事態の複雑さを認識する方へと恐らくシフトしている」と、米衣料小売り大手ギャップ(GPS.N)のグレーターチャイナ(中国・台湾・香港)担当ゼネラルマネジャー、アビンタ・マリク氏は、前述の上海会議で、本社の意向がどのように変わったかとの質問にこう答えた。

中国の消費者の嗜好が洗練され、一部の企業はそれに応じた商品開発への投資を増やしている。

「商品の再開発を行っている。欧州でやっているのと同じようにイノベーションやリノベーションに投資している」と、スイスの食品大手ネスレ(NESN.VX)のポール・ブルケCEOは語った。同社は先月、長期成長目標に今年は届かないとの見通しを示している。

中国の李克強首相は1日、「中国は大規模な市場を持っており、可能性もある。潜在的な消費力は完全には発揮されていない」とし、「中国の現在の消費は(潜在能力の)半分だと考える。まだ十分な拡大余地がある」と述べた。ただ問題は、消費がまだ工業製品の需要落ち込みの穴を埋めてはいないことだ。

「個人消費は急速に高まっているが、従来の産業投資の減少を相殺するには至っていない」と、スイスのエンジニアリング大手ABB(ABBN.VX)のウルリッヒ・シュピースホーファーCEOは先週、第3・四半期決算で純利益と売上高の減少を報告した後でこのように述べた。

<成長を求めて>

中国の消費者が成長し、裕福になり、情報を得るにつれ、ヘルスケアは見込みのある分野と言える。

「根底にある基本的なことは何ら変わらない」と、米ゼネラル・ エレクトリック(GE)(GE.N)のジェフ・ボーンスタイン最高財務責任者(CFO)は10月、自社のヘルスケア・テクノロジー事業についてこう述べた。「いまだ15億人の人口がいて、また病院を建設している。民間のマーケットは1四半期で15─20%成長している」

第3・四半期に中国の売り上げを伸ばしたスイス製薬大手ロシュ・ホールディング(ROG.VX)は、主力のがん治療薬市場の成長は堅調で、後発医薬品(ジェネリック)に直面し、低迷する既存の同社製品の売り上げを補っているとしている。

一方、中国での自動車販売の伸び悩みは、独自動車大手BMW(BMWG.DE)のような世界的メーカーに、自動車金融や補修、保険などでいかに最大限の売り上げを上げるかを指南するディーラー教育プログラムを強化させている。

また、サービス部門は中国経済における数少ない明るい材料の1つだ。財新/マークイットが4日発表した10月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は52.0と、3カ月ぶりの高水準となった。

ABBのシュピースホーファーCEOは、同社が予備の備品や各部門のコンサルタント業務などを提供するサービスセンターを新たに開設したとし、「顧客はまだサービスの提供をあまり受けていない。われわれはそこを大いに強化している」と語った。

(原文:Adam Jourdan、John Miller 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

1126とはずがたり:2015/11/17(火) 10:20:57
>>1120>>1122>>1123

2015年 11月 9日 11:18 JST
コラム:米雇用統計は重視され過ぎ
http://jp.reuters.com/article/2015/11/09/usa-employment-breakingviews-idJPKCN0SY04220151109?sp=true
Robert Cyran

[ニューヨーク 6日 ロイター BREAKINGVIEWS] - ウォール街が毎月の非農業部門雇用者数に取りつかれているというのは、実に愚かな構図だ。10月に27万1000人増加したことは、仕事を見つけた人たちにとってみれば重みがあるのは間違いないが、投資家が考えているほどの意味は持たない。

非農業部門雇用者のデータは変動が大きく、すぐに改定される性質があり、経済の健全度を探る指標としては筋が悪い。重要であるのは、トレーダーやアナリスト、報道関係者がひときわ注目するからという理由がほとんどすべてだろう。

米国の雇用トレンドは過去数年にわたり上向きで推移し、2015年中は月間平均で約23万人の新規雇用が生まれた。2010年に10%前後だった失業率は、足元で5%まで下がった。

ただし短期的な数字は、天候や季節、一時的な雇用などの予測不能な要素次第で左右されるため、信頼性に欠ける。労働省の統計はこれらの変化を常に補完できるわけではなく、上下双方におよそ10万人の誤差が生じてしばしば後で改定される。

また月次ベースの雇用の変動は、米経済の規模に比べれば些細なものだ。米国の総人口は約3億1900万人で、労働力人口はこのうち1億5000人程度を占める。

その上に非農業部門雇用者数は、経済の動きを見通す際にはほとんど役に立たない。雇用者数は2007年終盤の景気後退開始時期まで増加していたし、景気回復が始まった2010年以降も数カ月にわたって減少を記録した。

もちろんこのデータにはそれなりの価値もある。雇用増は景気拡大局面、雇用減は縮小局面を示すことが多いので、経済の現状をおおまかに把握することができるのだ。経済の天気が雨かどうか、窓から指を出して確かめることに似ている。その意味で10月は、「晴れ」だったように見受けられる。

それでもウォール街は、息をひそめて次回の雇用統計を待つのだろう。雇用と物価上昇率の関係が希薄であるにもかかわらず、債券投資家は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げするかどうかの手掛かりを探るかもしれない。トレーダーは雇用統計に基づいてポジションを定め、報道関係者は雇用統計の数字から記事のストーリーを展開させていくかもしれない。しかしより合理的な世界であるなら、月次の雇用者数はその価値に相当するもっと低い扱いになる。

●背景となるニュース

*米労働省が6日発表した10月の非農業部門雇用者数は前月比27万1000人増加し、2014年12月以降で最大の伸びを記録した。

*失業率は5%と、2008年4月以来の低水準になった。

*労働省の発表は以下のアドレスをクリックしてご覧ください。

1.usa.gov/1pZUoBm

1127とはずがたり:2015/11/17(火) 11:02:08
>予想を下振れたのは在庫の部分であり、在庫を除いた最終需要は前期比0.2%増。4―6月期に弱かった個人消費は回復し、在庫調整は進捗(しんちょく)、さらには輸出も持ち直すという形で、見た目の悪さに比べると中身は改善した。ただし、今回も設備投資の弱さは続いており、過去最高の企業収益および完全雇用に近い状態になっても、景気は足踏み状態と言わざるを得ない。


2015年 11月 16日 19:04 JST
コラム:内憂外患の日本経済、追加緩和は必要か=岩下真理氏
http://jp.reuters.com/article/2015/11/16/column-mariiwashita-idJPKCN0T50HP20151116?sp=true
岩下真理SMBCフレンド証券 チーフマーケットエコノミスト

[東京 16日] - 東京時間13日の金曜日は平穏に終わったが、海外時間にパリで同時多発攻撃が発生、改めて地政学リスクが意識される状況となった。

過去に大都市で発生した大規模攻撃と言えば、2001年9月11日の米同時多発攻撃、2004年3月11日のスペイン・マドリード列車爆破事件、2005年7月7日のロンドン同時爆破事件が挙げられる。

米同時多発攻撃当時の市場の反応は一時的にドル安・株安というリスクオフ相場となったが、いずれも1カ月程度でテロ前の水準に戻した。他の2つの爆破事件では、さらに一過性のショックにとどまった。今回のパリ同時多発攻撃の場合、発生が週末だったことで材料を消化する時間があったこと、直後の20カ国・地域(G20)首脳会談で議論されることなどから、リスクオフ相場の長期化に至らずに済むと思われる。

なお、ロンドン同時爆破事件当時の英国は景気が停滞していたため、同事件発生から1カ月後に英中央銀行は利下げに踏み切った。その点を考えると、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はすでに、12月3日の理事会で追加緩和の要否を判断すると明言しており、ECBの追加緩和決定の可能性は極めて高くなった。筆者は、中銀預金金利の引き下げを予想する。

一方で、リスクオフ相場が長期化しないという前提に立てば、既定路線になりつつある米国の12月利上げは実施されるはずだ。ただし、あくまでも金融政策の正常化であり、その先は不透明感が漂う。インフレ動向にこだわれば、米国の利上げは1回で終わってしまう可能性がある。

足元では原油だけでなく、非鉄金属でも商品価格は下げ止まらない。年内の米利上げ観測が高まってから、ファンド筋の売りが止まらず、代表的な国際商品指数であるロイター/ジェフリーズCRB指数は13日、13年ぶりの安値をつけた。世界的な需要減少、供給増加のミスマッチのもと忍び寄るデフレ圧力は、インフレ目標のある中央銀行にとっては当面の悩みの種となりそうだ。

<日米欧景気に温度差>

16日朝発表の日本の7―9月期実質国内総生産(GDP)1次速報値は、前期比0.2%減、年率換算で0.8%減と2四半期連続のマイナスとなり、市場予想平均の年率0.2%減からやや下振れた。

しかし、予想を下振れたのは在庫の部分であり、在庫を除いた最終需要は前期比0.2%増。4―6月期に弱かった個人消費は回復し、在庫調整は進捗(しんちょく)、さらには輸出も持ち直すという形で、見た目の悪さに比べると中身は改善した。ただし、今回も設備投資の弱さは続いており、過去最高の企業収益および完全雇用に近い状態になっても、景気は足踏み状態と言わざるを得ない。

同じ7―9月期実質GDPの前期比年率の伸びは、速報値で米国が1.5%増、ユーロ圏が1.2%増であることに比べると、日本の0.8%減は弱く見えてしまう。それでも7―9月期は過去の数字であり、重要なのは10―12月期以降に持ち直していけるかだ。

米国では、アトランタ連銀のGDPナウが、13日時点で10―12月は2.3%増と堅調な見通し。ユーロ圏では、けん引役であるドイツで中国経済減速の影響とフォルクスワーゲン問題、フランスで今回の多発攻撃の影響が考えられ、回復の勢いが持続できない可能性がある。

1128とはずがたり:2015/11/17(火) 11:02:33
>>1127-1128
日本では12日発表のESPフォーキャストの11月調査(回答期間は10月29日から11月5日)では、予測平均で7―9月期の落ち込み(前期比年率0.13%減)から10―12月は持ち直す姿(同1.37%増)が示されている。以下、個別項目をチェックしてみよう。

<日銀は様子見の可能性大>

まず7―9月期の個人消費は前期比0.5%増と、4―6月期の同0.6%減からプラスに転じた。プレミアム商品券を使った消費の活発化に加え、4―6月期にあった天候要因は剥落、軽自動車は増税による販売不振から持ち直した。

雇用者報酬は前年同期比で実質1.6%増と、4―6月期の同0.7%増に続き、2四半期連続のプラスでプラス幅も拡大。所得面の後押しもあったとみられる。10―12月期については、新車販売が10月分で前月比2.5%増(当社季調値)と3カ月連続のプラスであり、滑り出しは順調。今後も新車投入効果が期待されている。

また、冬季賞与支給に伴い、所得環境の改善が続くと見込まれること、冬場の値上げ報道が少ないことなどから、消費は底堅く推移すると予想される。12日時点の日経・東大日次物価指数の1週間平均を見ると、前年比1.47%(直近ピークは9日の1.66%)上昇、月次では10月1.25%(9月1.25%)上昇と物価上昇に一服感が出てきた。

ただし、設備投資は前期比1.3%減と、4―6月期の同1.2%減に続き2四半期連続のマイナスとなり、各種設備投資計画の強さとは対照的な弱い動きが続いている。設備投資の先行指標である機械受注(除く船電・民需ベース)は、7―9月期が前期比10.0%減と2009年1―3月期以来の大幅マイナス。海外経済の先行き不透明感を背景に、受注の手控えが浮き彫りになった。10―12月期は前期比2.9%増と持ち直す見込みだが、手控えムードが続くようなら、下振れる可能性が高い。

それゆえに、今年の官民対話は設備投資を促すことから始まり、アベノミクス第2ステージの具体的取り組みの一番に、法人税改革(早期に20%台に引き下げ)や省力化・省エネ・環境対応投資の促進、規制改革などが挙げられている。政府は税制や制度面を整えるので、あとは民間が取り組むかどうかである。民間にボールが投げられており、不確実性が伴う。

最後に輸出は前期比2.6%増と2四半期ぶりのプラス。好調な米国向けに対して、当面はアジア向けの弱さが懸念される。

なお、10月の米中製造業景況指数の新規受注が好転し始めた。筆者は前回コラムで、生産統計について季節調整の歪みか生産構造の変化の可能性を指摘した。8―9月生産の前月比の振れ方は、8月の天候要因、今年9月についてはシルバーウィークの影響もあるが、ITサイクルが従来のパソコンOSからスマートフォンに主役交代、短期化が影響している可能性が大きいと思われる。

10日の米ニューヨーク市場では、iPhone受注減少との見方でアップル株が下げた。今後、10―12月期の計画から下方修正はやむなしだが、7―9月期から持ち直す方向性は見えている。また、インバウンド消費(非居住者家計の国内での直接購入=輸出に含まれる)は実質ベースで2.84兆円(4―6月期2.54兆円)、GDP全体への寄与度もプラス0.1%となったのは明るい材料だ。

結局、日本のGDPは2四半期連続のマイナスとなったが、日銀のシナリオが大きく崩れるわけではない。その対応は政府の補正予算だけで十分と筆者は見ている。

6日の黒田日銀総裁講演では、新興国経済減速の影響を見る上で重要なポイントは、「企業のコンフィデンス」と明言した。筆者は12月14日発表の12月短観での事業計画(企業収益、設備投資)の下方修正はやむなしと見るが、問題はその下方修正度合いだろう。それでも日銀が最後の追加緩和を検討する可能性があるなら、物価の基調が弱まる、もしくは企業のコンフィデンスが大きく下振れる場合(賃金動向で来年4月)か、急激な円高・株安進行時だろう。

1129名無しさん:2015/11/17(火) 22:56:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151117-00000093-mai-soci
<相場操縦容疑>「兜町の風雲児」の名前、再び
毎日新聞 11月17日(火)20時14分配信

 ◇東京地検特捜部が加藤※容疑者ら3人逮捕

 金融商品取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された加藤※(あきら)容疑者は、1970年代後半から投資家集団「誠備(せいび)グループ」を主宰したことで知られる。数々の銘柄の株価を意図的につり上げたとされ、「兜町の風雲児」とも呼ばれた。81年に脱税容疑で逮捕されたが、80年代後半に市場に復帰。関係者は「昭和の時代から残る最後の大物相場師だ」と話す。

 東京地検特捜部は17日、有名投資集団の元代表で株式サイト運営団体「般若の会」代表の加藤※、妻の幸子(74)、長男で大阪大大学院助教の恭(たかし)(36)の3容疑者を、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで逮捕した。

 加藤容疑者が関わったとされる銘柄は投資家から常に注目された。グループで数百億円とも言われる資金を投入、株価を高騰させたうえ高値で売り抜けていたとされ、顧客には国会議員や大企業の幹部ら有力者が多数いたとも言われる。

 「バブル期までは市場全体が『賭博場』で、加藤容疑者はその時代のエースだった」。長年、経済事件を取材するジャーナリストは振り返る。

 バブル崩壊後は株式市場全体が低迷し、相場を形成しづらくなった。92年には市場の不正に目を光らせる証券取引等監視委員会が発足。「大物仕手筋」と呼ばれた相場師たちは徐々に姿を消した。

 そんな中、加藤容疑者はバブル後も「新しい風の会」「泰山」などのグループを設立して活動を続けていたとされる。株価が異常な値動きを示すと、インターネット上では加藤容疑者の関与がうわさされ、「K氏銘柄」と呼ばれることもあった。【一條優太】

※は「日」の下に「高」

1130とはずがたり:2015/11/19(木) 14:43:04
現状で失敗しているのは明らかな何だけど決定的な破綻が無い限り失敗しているように認識して貰えないのが問題だなぁ。

>「アベノミクスは失敗に終わったと思う。(「アベノミクス2.0」として打ち出された)新三本の矢は、もはや矢ではない。構造改革はどこに行ったのか」
小気味良いなぁ(゚∀゚)

>16日発表の7─9月期GDPが2四半期連続でマイナスとなり、欧米の定義ではリセッション入りとされる
そうなんか。

2015年 11月 18日 08:16 JST
インタビュー:アベノミクスは失敗、必要なのは円高=サクソバンクCIO
http://jp.reuters.com/article/2015/11/17/saxobank-cio-interview-idJPKCN0T61WG20151117?sp=true

[東京 17日 ロイター] - デンマークの投資銀行サクソバンクのスティーン・ヤコブセン最高運用責任者(CIO)は17日、ロイターとのインタビューで、安倍晋三首相の経済政策であるアベノミクスについて「すでに失敗している」と述べ、日本には円高が必要だとの見解を示した。また、日本企業は為替を言い訳に改革を怠っていると指摘し、利益の増加や生産性の向上などに努めるべきだと主張した。

コペンハーゲンに本拠を置くデリバティブ取引の世界的大手で、毎年末に発表する向こう1年の金融市場に関する「大胆予測」でも知られる同行だが、ヤコブセン氏はチーフ・エコノミストとしてその予測の責任者も務めている。

インタビューは同氏が来日した17日に東京で行った。概要は以下の通り。

――日本経済の現状をどうみるか。

「アベノミクスは失敗に終わったと思う。(「アベノミクス2.0」として打ち出された)新三本の矢は、もはや矢ではない。構造改革はどこに行ったのか」

「中央銀行が低金利政策をこれ以上継続しても効果がないことは政策担当者や学識者も認めるところだ。むしろ財政政策に対する負の影響が上回っているのが現状。

だからこそ日銀も追加金融緩和に踏み切っていない」

「日本の公的債務の対国内総生産(GDP)比はすでに高く、日銀も政府も、本来すべき減税ができず板挟み状態になっている。

「日銀のバランスシートは今も拡大しているが、拡大のペース自体は鈍化した。その傾向は今後さらに強まるとみている」

――為替について。

「ドル円相場の上昇に伴い資産価格は上昇してきたが、それも最終局面に差しかかっている。一時的に130円まで上昇する可能性はあるものの、1年後にはドルが下落し、2年後にはさらに一段のドル安が進むとみている」

「ドル下落は、私が2016年に起きると考える変化だ。ドル安になれば、コモディティ価格は安定し、新興国市場の投資意欲は高まり、ひいては日米欧の輸出セクターへの追い風となり、世界経済の成長に寄与するだろう」

「もし私の予想が外れて来年ドル高が進むなら、世界経済は減速してデフレに直面し、新興国市場はさらなる危機に瀕するだろう」

――日本に求められることは。

「私は、日本に必要なのは円高だと確信している。

日本は今年を振り返り、低金利、エネルギー安、円安の1年の末にリセッション(景気後退)に陥ったという現実を見つめるべきだ(16日発表の7─9月期GDPが2四半期連続でマイナスとなり、欧米の定義ではリセッション入りとされる)。

円安は資産価格を人為的に上昇させはするが、それは長期的かつ継続的な企業の収益力強化や生産性向上に基づくものではなく、日本経済の問題の解決策とはならない」

「通貨安政策を取ることは、いわば他国に負担を負わせて時間稼ぎをしているにすぎない。日本は本当にすべきことを見失った結果、国内企業の設備投資は落ち込み、日本の競争力を大いに弱めた。

円安の恩恵を受けるのは主に輸出企業だが、同セクターがGDPに占める割合は減少傾向にある。一方で、輸入価格の上昇により多くの日本人の可処分所得は減っている」

「日本にはモーニングコールが必要だ。長い眠りから呼び覚まされなくてはならない。それができるのは円高だと思う。

日本企業はかつては円高、今は円安を盾に使って十分な改革を進めず、政府や取引先企業との近過ぎる関係を解消しないでいる。

しかし為替は言い訳にすぎない。問題は円ではなく、イノベーションやガバナンス、収益構造の改革、経済が政府の強過ぎる影響力から脱することができるかなのだ」

(インタビュアー:植竹 知子 編集:高木 匠)

1131とはずがたり:2015/11/19(木) 19:46:41

>日銀は政府が発行した120.3兆円の長期国債のうち97.8兆円を購入している
気が狂ってるなぁ(;´Д`)

2015年 11月 19日 18:12 JST
コラム:日銀が追加緩和に動かない理由=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/2015/11/19/column-torusasaki-idJPKCN0T80TS20151119?sp=true

[東京 19日] - 日銀は大方の予想通り、今回も金融政策を据え置いた。その決定を受けて円が買われているのを見ると、一部には追加緩和期待から円の売り持ちポジションを造成していた向きがいたのかもしれない。

過去2週間ほど円は主要通貨の中で比較的弱い通貨だったが、これは日銀の追加緩和に対する期待による円売りが要因となっていた可能性がある。

実際、一部海外投資家の日銀に対する追加緩和期待は強い。もちろん、真剣に日本経済のことを思い追加緩和が必要と考え、日銀は今こそ動くべきだとの意見も多い。しかし、中には、ここまで円安・株高を演出してきた海外投資家にそっぽを向かれないように追加緩和を行う必要があるのではないか、などという意見まで聞かれることもある。

金融政策は、日本経済全体や日本に住んで円という通貨を使っている人々の生活安定のために行われるのであって、誰かのポジションのために行われるものではないだろう。

日銀は昨年10月の追加緩和以降、1年間にわたり政策変更を行っていない。中には、日銀はこの1年間何もやっていないと批判する向きもいるかもしれない。しかし、今年に入って以降、日銀は政府が発行した120.3兆円の長期国債のうち97.8兆円を購入している。日銀のバランスシート規模は昨年10月時点では対国内総生産(GDP)比58%だったが、今年10月末時点では75%まで拡大している。

また、日銀は昨年11月以降の1年間で2兆9760億円分の上場投資信託(ETF)を購入している。つまり、日銀は量的質的緩和政策を今でも続けている。中央銀行のバランスシート規模を大きくすることが本当に金融緩和になるなら、緩和度合いは今でも膨らんでいることになる。

<黒田総裁「グローバルスタンダード」発言の真意>

筆者は、日銀の追加緩和はしばらくないと見ている。根拠の1つは、他でもない、日銀が2%の物価上昇を目指す理由だ。黒田日銀総裁は昨年3月の講演の中で2%の物価上昇を目指す理由の1つとして、「グローバルスタンダード」を挙げている。つまり、主要国の多くが2%の物価上昇率を目指しているから、日銀も同じ程度の物価上昇を目指すということである。

これは単なる人まねではなく、円相場を安定させるという狙いがあると考えられる。ドル円相場が長期的には円高方向へのトレンドを続けていたのは、日本のインフレ率が平均的に米国のインフレ率を下回っていたからだ。デフレとは、物の価格が下がることを意味するが、同時に通貨の価値が上昇していることを意味する。インフレはその逆に物の価格が上がることを意味するが、同時に通貨の価値が下落していることを意味する。

もし日本と米国のインフレ率の長期的な平均値に差がなくなれば、ドル円相場はあるレベルを中心に上下動するだけで、長期的な方向性を持たなくなる。ドル円相場が長期的に見て、60円台まで下落してしまうとか、180円台まで上昇してしまうとか、心配する必要はなくなる。

1132とはずがたり:2015/11/19(木) 19:47:02
>>1131-1132

ちなみに、ユーロドル相場は長期的に見ても方向感を持たず、おおむね1.12ドル近辺を中心に上下動しているだけだ。これは米国とユーロ圏のインフレ率の長期平均に差がほとんどないからである。つまり、日銀も米連邦準備理事会(FRB)も平均的なインフレ率を2%程度にすることができれば、ドル円相場は短期的には大きく上下動するかもしれないが、長期的に水準を変えて行くようなトレンドは持たなくなる。

黒田総裁および日銀が、このように各国のインフレ率を横目で見ながら金融政策を行っているのであれば、今は2%のインフレ率達成を焦る必要はないと考えるかもしれない。なぜなら、米国、ユーロ圏、英国、スウェーデンなど主要国の多くの消費者物価指数は足元で前年比0.0%近辺にあるからだ。

現状、主要国で前年比2%を達成している国はノルウェーしかない。また、日銀が最近好んで参照している、生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価指数、つまり米国のコアと同じベースで見ると、前年比プラス1.2%となっている。これは米国の前年比プラス1.9%よりは低い水準だが、ユーロ圏、英国、スウェーデン、スイスよりは高い上昇率だ。日本のインフレ率は、現状でおおむね他の先進国の平均的な水準にある。こうした環境が長期的に続くのであれば、円相場は総じて安定するはずである。

<賃金上昇率は日銀緩和では上向かない>

もっとも、その他主要国のインフレ率が日本と同じ低水準を今後も続けるかどうかは、ここから数カ月が見極めどころになる。仮に原油価格が現状程度で推移すると仮定すると、原油価格の前年比マイナス幅は今年末から来年初めにかけて急速に縮小することになる。

日本の消費者物価指数の中で、エネルギー価格の前年比は9月時点でマイナス12.1%だが、仮にエネルギー価格の水準が変わらないとすれば、来年1月には前年比マイナス幅は6%台まで低下する。他主要国では、エネルギー価格のマイナス寄与が小さくなるにつれて全体の消費者物価指数が上昇してくるだろう。その時、日本でも同様に上昇してくるかどうかが注目される。

さて、日銀はなぜ追加緩和をしないかという点に話を戻そう。今の時点で、追加緩和を行うことによってインフレ率押し上げを進めないもう1つの理由も、黒田総裁は昨年3月の講演で触れている。総裁は当時、「賃金が上昇せずに、物価だけが上昇するということは、普通には起こらないことだ」と述べて、目指すべきは「賃金も物価も緩やかに上がる世界」と指摘した。

しかし、実際には賃金の上昇はやや鈍い。前述したように生鮮食品・エネルギーを除いた消費者物価指数は前年比プラス1.2%上昇しているが、賃金の上昇率は0.5%前後にとどまっている。ここからインフレ率をいたずらに上昇させてしまうと、実質的な賃金の伸びがマイナスとなってしまう可能性がある。

国内経済政策の焦点は今や日銀の金融政策から、企業行動の方にシフトしており、必要な対策は財政・税制対策になってきていると考えられる。日銀が追加緩和をしても、企業が雇用者に支払う給料を増やすとは思えない。

世界経済を取り巻く環境は常に変化している。以前成功した政策が今でも成功するとは限らない。日銀は世界経済情勢の変化を眺めながら、今までとは異なる有効な手段を考えているのかもしれないし、今は動かないことが得策と考えているのかもしれない。

*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の市場調査本部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」「弱い日本の強い円」など。

1133とはずがたり:2015/11/23(月) 00:36:32

2015年 11月 20日 16:02 JST
日本株再浮上させた海外勢の買い、「全員参加型」から変わる中身
http://jp.reuters.com/article/2015/11/20/cross-market-japan-stocks-idJPKCN0T90K120151120?sp=true

[東京 20日 ロイター] - 日経平均.N225を2万円近くまで押し戻したのは、またしても外国人投資家の買いだが、その「中身」は以前と異なる。オイルマネーの勢いが減衰する一方、特定の外資系証券からの大口先物買いが目立つ。アベノミクスや日本株に対する海外勢の見方は楽観と悲観に二分されてきており、これまでのような「全員参加型」ではなくなりつつある。

<オイルマネーに陰り>

海外勢の買い越し額が小振りになってきた。現物株と先物合わせて、海外投資家の日本株の買いは、10月第3週から前週まで4週連続の買い越しとなったが、その平均額は週4067億円。4月の4週連続の買い越し時は平均5895億円、2─3月の5週連続の買い越しの際は平均6108億円だった。

こうした外国人投資家の買い越し規模の縮小の背景には、オイルマネーの勢いが弱まってきたことがあるとみられている。「原油価格の下落により、財政面で苦しくなった産油国が、余剰資金を運営してきたソブリン・ウェルス・ファンド(SWF,政府系ファンド)などを取り崩す動きが出ている」(T&Dアセットマネジメントのチーフエコノミスト、神谷尚志氏)という。

実際、サウジアラビア通貨庁(中央銀行)の対外純資産は昨年8月に過去最高の7370億ドルを記録したが、今年9月には6470億ドルまで減少。2012年11月以来の低水準を記録した。計900億ドル、日本円(120円で計算)で10兆8000億円減ったことになる。
 
オイルマネーは「ロンドンを中継所として、日本に入ってきている」(外資系証券トレーダー)との見方がもっぱらだ。財務省が公表している地域別の対内証券投資をみると、英国からの株式・投資ファンド持ち分は、8、9月と、2012年11月以降の「アベノミクス相場」で初の2カ月連続のマイナス(計2兆4216億円の流出)となった。7月までは3兆5716円の買い越しだった。

<モルガン・スタンレーの大口買い>

一方、市場の話題を集めているのが、モルガン・スタンレーMUFG証券の大量の先物買いだ。

実は、前週の海外勢の現物と先物の買い7455億円の中には、同社の買いが多く含まれていた。市場筋によると、225先物とTOPIX先物を合わせて、約5100億円を買い越していたと推計されている。外国人投資家の前週の先物の買い越し額は4451億円だったため、同社分を除けば先物は売り越しとなる。

1134とはずがたり:2015/11/23(月) 00:36:44
>>1133-1134
この背後にいる「買い主体」については明らかになっていない。「これまで同社はこうした大量の先物買いをみせることが少なかったため憶測を呼んでいる。CTA(商品投資顧問業者)は別の証券会社を使うことが多いとされることから、グローバルマクロ系ヘッジファンドではないかといった思惑が出ている」(国内大手証券トレーダー)という。

ただ、こうした一部投資家からの買いを除けば、海外勢の動きは、これまでの「全員参加型」のアベノミクス相場とは様相が変わり始めている。

海外投資家は8月第2週から9月第5週まで、8週連続で計7兆0799億円を売り越しており、「足元の買いはその反動にすぎない」(大和証券・投資戦略部シニアストラテジストの塩村賢史氏)との見方もある。2015年は前週までの累計で約1.8兆円の売り越し。13年は15.6兆円の買い越し、14年は7000億円弱の買い越しだった。

<「テスト期間」に入るアベノミクス>

海外勢の買いが一様ではなくなりつつある背景には、日本経済や日本株への見方が分かれてきたことがある。

メリルリンチの11月のファンドマネージャー調査によれば、グローバル投資家による日本株の配分状況はプラス28%と前月から5%ポイント増加し、引き続きオーバーウエートとなった。国内の企業業績や景気に対する懸念は後退し、日本株は割安との見方が維持されているという。欧州に次いで2番目の高さだが、今回のパリ同時多発攻撃で、日本株にシフトする動きが強まる可能性もありそうだ。

しかし、日本経済は、2年で2%の物価目標をいまだ達成できず、実質国内総生産(GDP)も2期連続のマイナス。デンマークの投資銀行サクソバンクのスティーン・ヤコブセン最高運用責任者(CIO)は17日、ロイターとのインタビューで、アベノミクスについて「すでに失敗している」と述べた。

JPモルガン・アセット・マネジメントの主席エコノミスト、榊原可人氏は、アベノミクスが「テスト期間」に入ってきたと指摘する。「名目成長率が金利を上回り、デフレ脱却のための環境は整った。円安効果が薄れ、物価も伸びが鈍くなりつつあるなかで、今後も企業が利益を出し続けていけるかを見極める段階だ。その点で海外勢も見方が分かれている」と話している。

(伊賀大記 編集:石田仁志)

1135とはずがたり:2015/11/23(月) 19:21:32

2015年 11月 20日 12:59 JST
日銀、CPI発表日に日銀版コアコア指数など公表へ
http://jp.reuters.com/article/2015/11/20/boj-core-idJPKCN0T90BG20151120?rpc=188

[東京 20日 ロイター] - 日銀は20日、新たな各種物価指数を定期的に公表する方針を明らかにした。総務省が消費者物価指数(CPI)を公表する同じ日の午後2時に、物価の基調を見極めるため日銀が独自試算する「生鮮食品とエネルギーを除く指数(日銀版コアコアCPI)」、「上昇品目数と下落品目数の比率」、価格変動の大きい上下10%の品目を除いて算出する「刈込平均値」を公表する。

CPI公表から2営業日後には、物価上昇率ごとに品目を分類した時に品目数が最も多くなる「最頻値」、物価上昇率の高い順に品目を並べると真ん中にあたる中央値に、品目ごとのウエートを加味した「加重中央値」を公表する。

原油価格の下落により、従来日銀が金融政策の運営の目安としてきた生鮮を除くコアCPIは前年比マイナスに留まっている一方、食品や日用品などを集計した東大日次物価指数は前年比1.5%前後の水準まで上昇するなど、品目ごとの価格の動きがかい離しており、物価の基調が見極めにくくっているのが背景にある。

このため日銀は20日、様々な物価指数の特性を比較衡量した2つのリポートを公表した。一つめのリポートは、日銀の調査統計局によるもので、コアCPIや日銀版コアコアCPIなど値動きの大きな品目を除去した指数の方が、日本経済の潜在的な供給力に対する需要の過不足を示し、景気の良し悪しを反映するとされる需給ギャップの動きと連動する度合いが大きいと結論づけている。

もう一つのリポートは、日銀で金融政策を担当する企画局の白塚重典・政策調査課長が執筆。各種指数の過去10年間の動きを分析し、基調的な物価変動を推計。基調的な動きにもっとも近いのはコアCPIと刈込平均値とした。

同時に、足元は原油価格の急落がかく乱要因として作用していると判断し、足元では、コアCPIが基調的な動きを必ずしも反映していると言い難く、基調的な動きを把握するには日銀版コアコアCPIの動きなども見る必要があるとしている。

(竹本能文)

1136とはずがたり:2015/11/26(木) 23:54:27

「日本の平均家庭」意外な貯金額とその対策
プレジデントオンライン 2015年11月26日 10時15分 (2015年11月26日 13時21分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20151126/President_16740.html

金融広報中央委員会は11月5日、「家計の金融行動に関する世論調査」(2人以上世帯)を発表した。それによると、金融資産の平均保有額は1209万円で、昨年(1182万円)よりも27万円増加していることがわかった。金融商品別で見ると、預貯金が53.2%、有価証券が17.7%、生命保険が16.9%という結果に。
こう聞くと、「意外に多いな」と感じる人もいるかもしれない。しかし、これは全世帯の資産を世帯数で割った平均値のこと。つまり、富裕層が平均値を引き上げているというのだ。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子氏は次のように分析する。
「資産を多い順、少ない順に並べていって、ちょうど真ん中に位置する世帯の値を『中央値』と呼びます。多くの人が感覚的に想像する『平均』は、こちらのほうが近いでしょう。ちなみにこの調査での中央値は400万円。これは、1年前と変わっていません。また『貯蓄がない』と答えた世帯は30.9%と、前年と比較して0.5ポイント増加しています。いっぽう、金融資産を保有している世帯だけで見ると、平均額は前年より66万円増え1819万円となりました。すでにある程度の資産を持っていた『お金持ち世帯』の資産が増え、全体の資産を引き上げたということがわかります。この1年で、貧富の差はより一層開いたと言っていいでしょう」
富裕層の資産の増加要因としては、アベノミクスで景気が上向きになったことにより、収入がアップしてその分が貯金に回されたこと。株の評価額が上がったり、債券や投資信託の配当や金利が入ったりしたことなどが考えられるという。「持てる人」は順調に資産を増やし、正業に就けない「持たざる人」は依然として苦しい生活を強いられているようだ。

■IS、難民、中国経済市場は波乱含み
ここ数年、黒田氏のもとには「増えた資産を運用したい」という相談が多く寄せられたという。株などで得をした人の話を聞くことも多かったため、「自分も投資してみよう」と考えた人が多かったのだろう。「平均値」世帯へのアドバイスを求めたところ、こんな答えが返ってきた。
「その世帯がどのフェーズにいるのか(マイホームを購入してローンがある、子どもが大学進学しているなど)、どんな生活がしたいかによって必要な資産は変わるので、1209万円あれば安心とも、400万円で不安だとも言えません。ですが、私がアドバイスするとしたら『リスクヘッジとして、貯金だけでなく投資をはじめるのはいいことだけど、これからの市場はかなりの波乱含み。初心者が丸腰で挑むのはお勧めしない』と言いますね。波乱の要因として、たとえば先日は、パリでイスラム国による同時多発テロがありました。ヨーロッパ全土には難民の問題もあります。また、オリンピックで盛り上がったかに見えたブラジルレアルの下落は止まらず、新興国株も『先行きは怪しい』と言わざるをえません。中国経済もいつ崩壊するかわからない状態です。さらに、アメリカの利上げの先送りが決まりましたが、いざ利上げが行われれば、株を売って債券を買う人が増えます。となれば、アメリカの株価に引きずられるようにして日本の株価も下がってしまうでしょう」(黒田氏)
ここ数年は市場全体が上向きだったために「ビギナーズラック」もあり得たが、今後はそう簡単にはいかないということだ。リターンを求めて闇雲に投資するより、リスクについてよく学ぶべき時期なのだろう。黒田氏は、投資の基本を確認するよう念押しする。
「『長期』『分散』『積み立て』が投資の基本です。目的もなく投資をはじめると、目先の利益に目がくらみがちですが、基本さえ押さえていれば、ある程度の乱高下は気にならなくなります。それが安定した投資を続ける秘訣でもあります。来年からは『ジュニアNISA』もはじまります。贈与税の枠(年間110万円)の範囲内で資産を移動させれば相続対策にもなりますし、教育資金等を形成する助けにもなります。資産に余裕のある『平均値』の人は、ぜひ活用してください」

1137とはずがたり:2015/11/28(土) 20:46:33

村上世彰氏に強制調査 自宅の捜索には村上氏自らが立ち会う
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151125-00000458-fnn-soci
フジテレビ系(FNN) 11月26日(木)0時56分配信

旧村上ファンドの村上世彰元代表が、違法な相場操縦をした疑いで、証券取引等監視委員会が、関係先を強制調査した。自宅の家宅捜索には、村上元代表自らが立ち会っていたことが、新たにわかった。
村上氏は2006年、「皆さん、たぶんね、僕のことがすごく嫌いになったのはね、むちゃくちゃもうけたからですよ。たぶん、むちゃくちゃもうけましたよ。2,000億(円)くらいもうけたんじゃないでしょうか」と述べたいた。
かつては、「時代の寵児(ちょうじ)」ともてはやされた、旧村上ファンドの村上世彰元代表。
証券取引等監視委員会は25日、村上元代表に対し、強制調査に乗り出した。
関係者によると、村上元代表は、大量の売り注文で意図的に株価を下げたあとに、株を買い戻し、株価が上昇したあとに再び売るなど、違法な相場操縦を行った疑いがあり、ほかにも、これまで摘発されたことのない、新たな手法が使われているという。
村上元代表が、この自宅の捜索に立ち会っていたことも、新たにわかった。
調査の対象には、村上元代表の長女・村上 絢氏の自宅や、経営する投資会社なども含まれている。
村上氏は2000年、「僕たちのやりたいことは、この国の経営システムを変えたい」と述べていた。
旧通産省の官僚だった、村上元代表。
日本で初めて、敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛け、その後、「もの言う株主」としても注目された。
村上氏は2005年、「上場するっていうことは、自由に株の売買をしてもらうことですよ。それが嫌だったら、上場やめろと。上場なんかするなと」と述べていた。
しかし、旧ライブドアが、ニッポン放送の株を大量に買い占めた際、事前にライブドア側から、その情報を聞き、株を購入したインサイダー取引の疑いで、2006年に逮捕され、その後、起訴された。
逮捕直前には、異例の記者会見を開き、「『そらいけ、やれいけ、ニッポン放送だ』っていうのを聞いちゃったでしょと。聞いちゃったと言われれば、聞いちゃってるんですよね」と述べていた。
2011年、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決が確定した。
村上元代表は、株の世界から引退すると宣言していたが、2013年ごろから、株式への投資を再開していたという。
そして、2015年8月、長女・村上 絢氏が率いる投資会社が、大阪市の電子部品商社「黒田電気」の株式を大量に取得。
村上元代表を社外取締役にする株主提案を行い、再び注目が集まった。
しかし、結果は否決。
それから3カ月がたち、今回の強制調査となっている。
最終更新:11月28日(土)5時17分Fuji News Network

1138とはずがたり:2015/12/01(火) 08:33:01
>>1073>>1097
>野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストの試算では、GPIFの7〜9月期の運用損は実に9.4兆円だった。
損失は8兆円弱に収まった様だ。

公的年金の運用損失7.8兆円=過去最大、株式投資拡大が裏目―7〜9月
時事通信 11月30日(月)17時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151130-00000088-jij-pol

 公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は30日、2015年7〜9月期の運用損益が7兆8899億円の赤字に転落したと発表した。
 赤字は6四半期ぶりで、四半期の赤字額としては過去最大となった。
 8月以降、中国経済の減速懸念を背景に国内外の株価が急落したことで、保有する株式の評価額が大きく下落した。昨年10月に公表した資産構成の見直しにより、株式投資比率の目標を従来の約2倍の25%に引き上げたことも裏目に出た。6月末に比べ円高が進行したことで、外国株や外国債券の円換算での赤字拡大につながった。運用実績を示す収益率はマイナス5.59%(4〜6月期はプラス1.92%)に悪化した。
 記者会見したGPIFの三石博之審議役は「10月以降の市場環境は回復しており、今年度の直近までの収益額はプラスに転じる基調だ」と強調した。

1139とはずがたり:2015/12/02(水) 16:50:45
>>1138

GPIF「損失8兆円」で怒りを向けるべきは誰か?
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%EF%BD%87%EF%BD%90%EF%BD%89%EF%BD%86%E3%80%8C%E6%90%8D%E5%A4%B18%E5%85%86%E5%86%86%E3%80%8D%E3%81%A7%E6%80%92%E3%82%8A%E3%82%92%E5%90%91%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%8B%EF%BC%9F/ar-AAfU29e
ダイヤモンド・オンライン ダイヤモンド・オンライン
山崎 元
8 時間前

 公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、7〜9月期の運用実績を発表した。この時期は、中国の景気減速懸念が表面化した通称「チャイナショック」で内外の株価が大幅に下落した時期だったので、どのくらいの損失額になっているかが発表前から注目されていた。

 発表された損失額は7兆8899億円、収益率では?5.59%であった。9月末の運用資産額は135兆1087億円だ。

 絶対額として大きな損失なので、「GPIFは何をやっているのだ」と怒る方、あるいは心配になる方がいらっしゃるかもしれないが、少なくともGPIFの運用部隊に対して「怒る」のは正しくない。

 GPIFは昨年の10月に新しい「基本ポートフォリオ」を定めた。この基本ポートフォリオの内訳は、「国内債券35%、国内株式25%、外国債券15%、外国株式25%」である。

 7〜9月期のそれぞれの資産の収益率は、国内債券が0.62%、国内株式は?12.78%、外国債券は?0.91%、外国株式は11.01%(それぞれGPIFが事前に「ベンチマーク」として定めた指標による)なので、基本ポーフォリオ通りであったならば、加重平均した収益率は?5.87%となる。

 この期間の現実の収益率は?5.59%だから、この間GPIFの運用部隊は、0.28%ほど基本ポートフォリオによる「複合ベンチマーク」を上回っている。常識的な運用評価としては、「よくやった」とされなければならない。期首の運用資産額約141兆1000億円と掛け算すると、4000億円近く損失を少なく済ませたことになる。

 この間のGPIFの運用は、「勝ち・負け」で言うなら、「勝ち」なのだ。運用の仕事ぶりに関しては「褒める」のがフェアだ。

 主な勝因は、内外の株式を「アンダーウェイト」していたことだ。GPIFは6月末時点で国内株式を23.39%、外国株式を22.32%と、標準とされる25%よりも少なく持っており、運用期間中にもあまり大きくは買い増ししなかった。

 なお、この期間の内外株価の大幅な下落の影響で、9月末時点での国内株式と外国株式の構成比率はそれぞれ21.35%、21.64%に6月末よりも減少している。運用の行動としては、この期間中に国内株式も外国株式も買い増ししているはずだが、株価の下落がこれを上回って比率が減少した。

 その後、現時点までに、株価がかなり戻っているので、この比率は上昇していると思われるが、基本ポートフォリオの「25%」までは、内外株式両方ともまだ少し余裕があるはずだ。

 ただし、念のため付け加えると、GPIF並みの巨額資産の運用で、四半期単位でリスク資産をオーバーウェイトしたりアンダーウェイとしたりを行って超過リターンを取りに行くことは現実的ではない。基本ポートフォリオに近い配分でポートフォリオを持って、小幅な調節と、中身の運用の改善を目指すのが普通だ。基本ポートフォリオ変更に伴う「移行期間」が終わったら、各資産に設定された「巨大な」許容乖離幅は、もっと小さなものにしていいのではないだろうか。

「長期運用だから」と言うが短期の結果でも「損は損」
 GPIFは情報公開を進めようとしており、動画サービスのYouTube内にGPIF専門のチャンネルである「GPIF channel」を作り、7?9月期の実績を発表する記者会見を公開した。ご興味のある読者は、是非ご覧になってみてほしい。

 かつて運用会社に勤めていた筆者としては、「年金運用は、短期的な損益ではなく長期的な損益で見るべきだ」といった、運用会社の言い訳として聞き慣れた台詞を、日頃は言い訳を聞く立場にあるGPIFが熱心に言っているのが面白い。

1140とはずがたり:2015/12/02(水) 16:51:04
>>1139-1140

 長期的に収益を獲得することを目的に運用している資金だし、資金サイズ的に身軽に動くことができる運用条件ではないので、短期の損益で良し悪しを評価されてはたまらないという意識があるのだろう。

 ただし、短期的な損であっても、「損は損」であり、その後に必ずそれが取り戻せるという保証はないのであって、「長期、長期…」と言い募るのは、不適切だ。

 四半期報告の説明としては、複合ベンチマークに対する勝ち負けとその要因を、その期間の仕事の良し悪しの評価として、第一に述べるべきだった。本当はGPIF自身の口から「この四半期は約8兆円の損失になっていますが、運用としては上手くいっていると評価されるべき結果です」と言い切ってほしかった。

市場運用開始時からの累積で「安定的な収益」を強調するのは不適切
 説明者は、「市場運用」を始めた2001年からの累積収益の推移を表すグラフを見せて、かなり安定的に年率にして2.79%になる収益を稼いできたと強調していたが、このグラフの見せ方はやや不適切だ。

 なぜなら、期間中、現在のハイリスクな運用方針になったのは、昨年の10月末のことだからだ。それ以前の低リスクな運用方針(「基本ポートフォリオ」が)だった時期の累積収益額の変動度を見ると、まるで今後も「安定的に」収益を稼ぐことが期待できるかのように見えてしまう。

 市場運用開始の時期からの累積収益を見せる点に関しては、現在のGPIFについて説明しているというよりは、過去の厚労省の方針を事後的に正当化したがっているようなニュアンスを感じた。

 なお、YouTube動画では、「長期運用」以外に、GPIFがハイイールド債に投資することに対する説明が行われていた。

 これは、一部の週刊誌などが「ジャンクボンドへの危険な投資だ」と危機感を煽るような記事を載せたことに対して、反応したものではないかと推測される。

 この説明は、おおむね納得できるものだった。

 ハイイールド債は、信用リスク(デフォルトを起こすリスク)がある分、利回りの高い債券への投資だが、巨額の資金があって大規模な分散投資が可能なGPIFにとって、むしろ適切な運用資産だ。

 個人的には、国内企業の大株主となることで利益相反の心配がある国内株式への投資よりも、筋のいい運用であるようにも思える。

こんなにハイリスクが必要なのか?問題は運用目標と基本ポートフォリオ
 話が前後するが、GPIFがYouTubeで説明した長期のパフォーマンスは、基本方針が現在のハイリスク運用に変更される前までの期間を採るとしても、特に公的年金の運用として意識される賃金上昇率と比較すると結果的に「まずまず」のリターンを獲得してきた。

 デフレから脱却した後の、賃金上昇率のハードルが上がる経済環境に対応するとしても、四半期で約8兆円も損が出るようなハイリスクなポートフォリオが必要なのだろうか。

 本連載では、「名目賃金プラス1.7%の確保を目指せ」という、リスクを見ずにいきなりリターンを求める厚労大臣の運用目標の与え方が、運用の考え方として不適当だと何度か指摘してきたが、この問題に加えて、「この運用目標なら、もう少しローリスクな運用方針でも達成できるのではないか」という検討も必要であるように思われる。

「国内株式25%、外国株式25%、外国債券15%…」は、アベノミクスを盛り上げたいという首相官邸に、「指示された」と言わないまでも、その期待を忖度して、リスク資産を「盛り」過ぎたような感じがする。

 金融資産の他に自分の稼ぎもあれば不動産もあるといった、元気でお金持ちのビジネスパーソンの金融資産の運用方針であれば、GPIFの基本ポートフォリオくらいの比率でリスクを取ってもいいと思うが、多くの国民は、公的年金の運用でここまで大きなリスクを取ることを望んでいないのではないだろうか。

 目標の与え方と共に、基本ポートフォリオの作り方も検討の対象にすべきだろう。

「四半期で8兆円の損」が出ることの適否については、GPIFの運用部隊ではなく、まず、厚労大臣及び、基本ポートフォリオを作った運用委員会に見解を求めるべきだろう。

1141とはずがたり:2015/12/03(木) 00:28:18
10月実質消費支出は前年比-2.4%、足取り鈍く2カ月連続減
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2015/11/160337.php
2015年11月27日(金)10時18分

11月27日、総務省が発表した10月の家計調査によると、全世帯の実質消費支出は前年比2.4%減となった。都内で10月撮影(2015年 ロイター/YUYA SHINO)
[東京 27日 ロイター] - 総務省が27日発表した10月の家計調査によると、全世帯(単身世帯除く2人以上の世帯)の消費支出は28万2401円となり、実質前年比で2.4%減少した。減少は2カ月連続。季節調整済み前月比も0.7%減と2カ月連続で減少。個人消費は足取りの鈍い状況が続いている。

ロイターが民間調査機関に行った聞き取り調査では、前年比0.1%増が見込まれていたが、結果はこれを下回った。

10月の消費支出減少に最も大きく影響したのは自動車購入などの自動車等関係費。総務省では4月の軽自動車増税の影響で弱めの傾向が続いているとしている。電話通信料の減少もあり、「交通・通信」は前年比7.5%減となった。このほか、大学授業料などの「教育」、パソコンやテレビなどの「教養娯楽」も減少した。

一方、設備修繕維持など「住居」や外食など「食料」、冷蔵庫やエアコンなど「家具・家事用品」は増加した。

実質消費支出は8月に3カ月ぶりの増加に転じたものの、その後は2カ月連続で減少しており、回復の足取りは鈍い。総務省では、前月に「横ばいの状況」に下方修正した基調判断を据え置いた。

10月の勤労者世帯の実収入は、1世帯当たり48万5330円となり、実質前年比で0.9%減少した。減少は2カ月連続。名目も同0.6%減となった。

(伊藤純夫)

1142とはずがたり:2015/12/03(木) 14:24:35
2015年 12月 2日 20:09 JST
コラム:名目GDP目標600兆円の賞味期限=熊野英生氏
http://jp.reuters.com/article/2015/12/02/column-hideokumano-idJPKBN0TL0UJ20151202?sp=true

[東京 2日] - 残念なことに、政府が名目国内総生産(GDP)600兆円を目指すという目標を掲げたことに、金融市場は反応薄である。民間エコノミストの間でも、600兆円をめぐって活発な議論は起こっていない。筆者はこの数字に批判的であるが、それを積極的に擁護する専門家がほとんどいない事態は異様にも感じられる。

600兆円の発端は、安倍首相が9月24日に記者会見を開いて、新・3本の矢を打ち出したことに始まる。目標の達成時期こそ明記されていないが、2020年ごろに名目GDPが600兆円に到達する見通しだという。直近の名目GDPが500.6兆円(15年7―9月1次速報)であるから、ちょうど100兆円の上積みになる。

ところで、安倍政権はなぜ目標を「名目GDP600兆円」という金額で表示しているのだろうか。成長目標は通常、経済成長率で示すことが多い。絶対値の名目GDPを用いずに、名目成長率3%を目指すと言えばよいのではないかと感じる。もしも研究開発費を新たに名目GDPにカウントすると、15―30兆円のかさ上げになるという批判も、「20年度に3%の名目成長率」を目指すと当初から言っていれば、うまくかわせるはずだ。

あえて合理的な根拠を探すと、「名目GDP水準ターゲット」という目標は、インフレ目標政策を拡張させた水準ターゲットを念頭に置いているのだろう。そうした知識のある識者が知恵をつけた可能性はある。

一般的に言われる名目GDP水準ターゲットは、たとえ今年の名目成長率が3%成長を実現できなくても、未達成部分は翌年の目標に上積みされる。今年の未達成分が来年に上積みされて、来年の政策運営がより積極的になるのがメリットだとされる。達成ペース3%成長のとき、今年の成長率が1%の実績(2%未達)だったとすれば、来年は5%成長を目指して、20年に600兆円の水準に近づけるという理屈になる。

<名目GDP目標の弱点、期待形成に逆効果>

もっとも、名目GDP水準ターゲットは「より金融・財政政策の刺激を強める効果がある」という理屈に筆者は納得できない。

例えば、15年度の名目GDPが505兆円、16年度が510兆円の実績で着地したとしよう。17―20年度の残された4年間で510兆円から一気に600兆円を達成できると、多くの国民が予想するようになるだろうか。単純計算で、残された4年間では平均4.2%を目標にしなくては20年度の名目GDP600兆円はクリアーできない。

通説では、政府・日銀は景気刺激を積極化して、17―20年度は4.2%成長に猛進すると理解される。しかし、常識的には、多くの国民は17年以降、名目GDP水準ターゲットは絵に描いた餅と考えるようになるだろう。つまり、当初数年間が未達になると、期待形成は弱まる。目標が非現実的になると、神通力が失われるということだ。期待に働きかける効果は、最初だけに限られ、かい離するほど効果を失うというのが名目GDP水準ターゲットの弱点だ。

筆者がこうした理屈から推測するのは、600兆円の名目GDP水準ターゲットが信ぴょう性を持つ(効果を持ち得る)のはごく短期間だという結論である。

安倍政権の任期は18年9月までであり、黒田総裁も18年3月に退任する可能性が高い。この間、17年4月に消費税10%への引き上げが予定されている。こうした日程から考えて、名目3%を継続できるとは思えない。

17年秋に消費税の反動減が出尽くしたタイミング辺りで、その後の経済状況をみながら、名目600兆円の実現が事実上不可能かどうか定まってくるだろう。裏返しに言えば、名目GDP600兆円ダーゲットの賞味期限は17年秋くらいまでと先読みすることができる。

そこを過ぎると、18年度と19年度は名目GDP600兆円の目標設定は、有名無実になって、影響力を失うだろう。深読みすれば、アベノミクスの第3弾として、17年中盤以降に新たな政策パッケージとなる新「新・3本の矢」が打ち出されて、仕切り直しになる可能性がある。名目GDPの目標設定が、政策目標として信じられるのは、目先1年から2年程度に限られるだろう。

*熊野英生氏は、第一生命経済研究所の首席エコノミスト。1990年日本銀行入行。調査統計局、情報サービス局を経て、2000年7月退職。同年8月に第一生命経済研究所に入社。2011年4月より現職。

1143とはずがたり:2015/12/03(木) 15:57:33
2015年 12月 3日 14:25 JST
来年の世界経済見通し悪化、米景気後退や中国ゼロ金利も=シティ
http://jp.reuters.com/article/2015/12/03/city-usa-china-idJPKBN0TM0BX20151203

[ロンドン 2日 ロイター] - シティグループの金利ストラテジストチームは1日公表したリポートで、2016年の来年の世界経済の見通しは悪化しつつあるとの見方を示した。考えられるシナリオとして、米国の景気後退(リセッション)入りや中国のゼロ金利政策導入の可能性を挙げた。

シティは、米国では2008─09年の世界金融危機以降、7年連続で景気が拡大したことを受け、米国経済が景気後退に陥る確率は来年65%に達すると予想。債券利回り曲線の急速なフラット化から逆イールド化に向けた動きが重要な警告のシグナルになるという。

シティは「逆イールドは市場予想よりも速いペースで起こりそうだ」と説明した。

一方でシティは中国について、デフレ圧力と成長下振れリスクにより、政府は財政政策の緩和や人民元安誘導を余儀なくされるだろうと予想。新興国としては初めて政策金利をゼロに引き下げる可能性もあると付け加えた。

1144とはずがたり:2015/12/03(木) 18:08:58
2015年 12月 3日 08:59 JST
米経済はほぼ完全に回復、早めの利上げが望ましい=SF連銀総裁
http://jp.reuters.com/article/2015/12/02/sf-fed-idJPKBN0TL2QR20151202

[ポートランド(米オレゴン州) 2日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は2日、米経済が完全な回復に近づいている現状を踏まえると、連邦準備理事会(FRB)は事実上のゼロ金利を早めに引き上げることが望ましいとの考えを示した。

同総裁は15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)に関する発言は慎重に避けたものの、この日の発言を踏まえると、今回のFOMCでは利上げに支持を表明する公算が大きいとみられる。

同総裁は講演で、米労働市場はほぼ完全に回復していると指摘。インフレ率はFRBが目標とする2%を下回っているものの、インフレに対する一時的な下向き圧力が解消し、経済が力強さを増すにつれ、向こう2年以内にFRBの目標水準に達するとの見通しを示した。

そのうえで「次の適切な措置は利上げとなる。個人的には早めの利上げを望んでいる」と述べた。

1145とはずがたり:2015/12/04(金) 20:29:55
なんでスーパーマリオ!?
しかし金融政策への市場の依存度って史上最高なような。金融緩和のシャブ漬けに株が依存症に罹ってるようだ。。

ロイター2015年12月04日 09:19
アングル:ECBの物価押し上げ能力に不安を抱き始めた金融市場
http://blogos.com/article/147998/

[ロンドン 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が3日の理事会で打ち出した追加緩和策について、市場は積極性に欠けた内容と受け止めた。

このため「スーパーマリオ」の異名を取るドラギ総裁ですら、ユーロ圏の物価を目標まで高めることはできないのではないかとの不安がくすぶり始めている。

ECBの緩和策は中銀預金金利の0.1%ポイント引き下げと債券買い入れプログラムの6カ月間延長などにとどまり、欧州株は3カ月ぶりの大幅安に見舞われた。ユーロは3月以来の急伸となった。

しかし最も分かりやすい反応を示したのは国債市場だ。ドイツをはじめとするユーロ圏の国債は軒並み利回りが高騰し、ドイツ2年国債利回りは2011年3月以降で最大の上昇を記録した。

さらにECBがしばしば期待インフレ率として引き合いに出す5年後からの5年間の予想物価上昇率は、理事会前の1.81%程度から1.75%に切り下がった。

これは事実上、予見し得る将来において、ユーロ圏の物価上昇率はECBが掲げる2%弱に達することは引き続きないだろうと投資家が判断したことを表している。

資産運用会社カルミニャックのマネジングディレクター、ディディエ・サンジョルジュ氏は「経済と中央銀行の政策運営能力がともに期待外れだとすれば、市場が備えをしていないような事態になる」と語り、デフレの現実化を示唆した。

ユーロが対ドルで1.09ドルを上回ったほか、ポンドや北欧通貨に対しても大きく値上がりしたことで、デフレ懸念は増幅された。

今週発表された11月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年比上昇率がわずか0.1%。しかもECBが3日に示した最新の物価上昇率見通しは2016年が1%、17年が1.6%で、投資家の戸惑いは増すばかりだ。

アバディーン・アセット・マネジメントの投資マネジャー、パトリック・オドネル氏は「誰もがドラギ氏が欧州を救う白馬の騎士としてさっそうと登場すると期待していたが、実際にはそうした姿で現れなかった」と述べた。

ECBウオッチャーにとっての問題は、今回の措置はドラギ氏や他のECB理事会メンバーがユーロ圏経済の新たな落ち込みに備えて一部の手段を温存しただけのか、それとももはや打つ手がなくなりつつあるのかという点だ。

ウニ・クレディトのユーロ圏チーフエコノミスト、マルコ・バッリ氏は「本日の市場の反応が今後数日間続くなら、金融環境はECBの見通しに対する下振れリスクが高まり始める。追加緩和は金融環境がこれからどう進展するかにほぼ左右されるので、事態を注視し続ける価値はある」と指摘した。

(Marc Jones記者)

1146とはずがたり:2015/12/04(金) 20:30:13
>>1145

米国株は大幅安、ECBの決定に失望 FRB議長は利上げ示唆
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E6%A0%AA%E3%81%AF%E5%A4%A7%E5%B9%85%E5%AE%89%E3%80%81%EF%BD%85%EF%BD%83%EF%BD%82%E3%81%AE%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%AB%E5%A4%B1%E6%9C%9B-%EF%BD%86%EF%BD%92%EF%BD%82%E8%AD%B0%E9%95%B7%E3%81%AF%E5%88%A9%E4%B8%8A%E3%81%92%E7%A4%BA%E5%94%86/ar-AAfZyGf#page=2
ロイター
12 時間前

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 3日の米国株式市場は大幅安となり、ダウ平均は250ドル以上値下がりした。欧州中央銀行(ECB)が発表した追加緩和策が期待はずれの内容となる一方、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言で今月の利上げの可能性を示唆した。

ダウ工業株30種(.DJI)は252.01ドル(1.42%)安の1万7477.67ドル。

ナスダック総合指数(.IXIC)は85.69ポイント(1.67%)安の5037.53。

米国株は大幅安、ECBの決定に失望 FRB議長は利上げ示唆
c REUTERS 米国株は大幅安、ECBの決定に失望 FRB議長は利上げ示唆
S&P総合500種(.SPX)は29.89ポイント(1.44%)安の2049.62。

ECBは資産買い入れ計画の延長を決めたが、買い入れ規模の拡大は見送った。中銀預金金利の引き下げは予想通りで、追加引き下げには消極的な姿勢を示した。

ECBの政策発表を受けてユーロが急伸。投資家はポジションの修正を余儀なくされ、その影響が幅広い資産に波及した。

イエレンFRB議長はこの日の上下両院経済合同委員会で証言し、利上げが近付いているとの認識を示した。

投資家の不安心理の度合いを示すVIX指数は13.8%上昇し、11月17日以来の高水準となった。

東証:一時、390円安 ECB追加金融緩和に失望感
http://mainichi.jp/select/news/20151204k0000e020140000c.html
毎日新聞 2015年12月04日 10時48分(最終更新 12月04日 11時44分)

 ◇NY株 252ドル安の1万7477ドルと大幅続落

州中央銀行(ECB)の追加金融緩和の内容が期待に届かなかったとの失望感から売り注文が広がり、全面安の展開となった。日経平均株価の下げ幅は一時、前日終値比390円を超え、1万9500円台まで下落した。

 ECBのドラギ総裁は3日の理事会後の記者会見で、国債の購入期限を少なくとも半年延長するなどの追加緩和策を発表した。ただ、購入規模の拡大など大胆な緩和策を期待していた市場では失望感が広がり、英国やドイツなど欧州市場の株価は軒並み下落。同日のニューヨーク株式市場でも、ダウ工業株30種平均の終値が前日比252.01ドル安の1万7477.67ドルと大幅に続落した。

 この流れを受けて、4日の東京市場は朝方から売り注文が殺到。外国為替市場の対ドル円相場が1ドル=122円台半ばと、前日より1円近く円高・ドル安が進んだことで、自動車など輸出関連株を中心に幅広い銘柄が下落している。他方、ECBの追加緩和が限定的だったことからユーロが急速に買い戻され、対ユーロ円相場は一時1ユーロ=134円台と、前日より3円以上円安・ユーロ高が進んでいる。

 市場では「ECBが大規模な追加緩和を行わなかったのは、欧州を含む世界経済が緩やかに改善していることの裏返しでもある。株価の下落は限定的だろう」(野村証券)との声が出ている。【鈴木一也】

1147とはずがたり:2015/12/04(金) 20:34:17

>政治家や他の当局者の反対に遭ってもさまざまな措置を導入し続け、投資家から「スーパーマリオ」と称賛されたほどのドラギ総裁だが、

ドラギ総裁、「スーパーマリオ」形無し-失望の事実は隠しようなし
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYSV8G6K50XT01.html
2015/12/04 09:04 JST

(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、今回は失敗したかもしれない。
6週間前の前回の政策決定以降、ドラギ総裁と総裁に近い考えのECB高官らは、インフレ回復の鈍さへの懸念と景気回復へのリスクに言及してきた。市場の期待は高まり、実際に発表された緩和策は結局それを裏切る形となってしまった。ECB総裁の一言一句に神経を集中させる市場参加者を相手にしたさじ加減の難しさが浮き彫りになった。
バンク・ピクテのエコノミスト、フレデリック・デュクロゼ氏は「失望だったという事実は隠しようもない。当局者の発言によって期待は膨らんでいた」と語った。
ドイツ10年債利回りは2012年以来で最大の上昇となり、ユーロは対ドルで3%跳ね上がった。
ECBは量的緩和(QE)を6カ月延長して少なくとも2017年3月まで継続すること、購入対象資産に地方債を含めること、中銀預金金利を0.1ポイント引き下げることを決めたが、QEの月間購入額は600億ユーロ(約8兆円)に維持した。投資家は0.1ポイントより大幅な金利引き下げを織り込み、ブルームバーグ調査では大半のエコノミストが月間購入額の拡大を予想していた。
米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のマネジングディレクター、ヨアヒム・フェルズ氏は、「バーナンキ前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が最近の著書で書いていた『金融政策は98%がコミュニケーションで行動は2%だけ』という言葉の正しさが証明された」と述べた。
ドラギ総裁は3日の記者会見で市場の期待と実際の政策の乖離(かいり)について問われ、「コミュニケーションが悪かったとは思わない」と答えた。「預金金利の引き下げ幅は適切だと考える。目標の達成に向けて適切な決定だったと確信している」と指摘した。
政治家や他の当局者の反対に遭ってもさまざまな措置を導入し続け、投資家から「スーパーマリオ」と称賛されたほどのドラギ総裁だが、これから評判の修復に取り組まなければならないかもしれない。
「ECBは自らが作り出した過剰期待に沿うことに完全に失敗した」とキャピタル・エコノミクスの欧州担当チーフエコノミストのジョナサン・ロインズ氏は指摘し、「市場とエコノミストは今後、ドラギ総裁および他のECB当局者らの言葉をこれまでより大幅に割り引いて聞くだろう」と話した。


香港オフショア人民元、上昇-ECB緩和失望でドルが下落
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NYTV6H6KLVR701.html
2015/12/04 19:03 JST

    (ブルームバーグ):中国人民元は4日、香港オフショア市場で上昇。欧州中央銀行(ECB)の緩和策が期待を下回ったことでユーロが上昇し、ドルの需要が抑えられた。
オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC、華僑銀行)の謝棟銘エコノミスト(シンガポール在勤)は「投資家がECBの緩和規模に失望したことで、ユーロが押し上げられる一方でドルは下落し、人民元の短期的な支援材料となった」 と指摘。「しかし、市場は中国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を依然懸念しているため、元は中長期的には下落圧力に直面するだろう」と述べた。
ブルームバーグ集計のデータによれば、香港市場の人民元は午後5時(日本時間同6時)現在、0.04%高の1ドル=6.4470元。一時は0.45%上昇していた。
前日のユーロ上昇を受け、中国人民銀行(中央銀行)は元の中心レートを0.2%引き上げ、1ドル=6.3851元に設定した。中国外国為替取引システム(CFETS)によると、上海市場の人民元は0.07%安の6.4020元で終了した。

1148とはずがたり:2015/12/04(金) 20:34:42
>イタリア国内ではその活躍ぶりから、日本の人気ゲームのキャラクターにちなんで、「スーパーマリオ」とも呼ばれています。

【キーワード No.698】ECBの新総裁「マリオ・ドラギ」氏(欧州)
http://www.smam-jp.com/market/report/keyword/1217634_1982.html
平成23年11月2日
1.「ECB総裁」とは?
 ECB(欧州中央銀行)の総裁は、通貨ユーロを導入する17カ国の金融政策を決める重責を担います。
 1998年6月のECB発足から2003年10月までの初代総裁は、オランダ出身のウィム・ドイセンベルク氏。第2代総裁は、フランス出身のジャンクロード・トリシェ氏です。トリシェ氏の任期は、先月末日まででした。
2.最近の動向
 先月末をもって、前ECB総裁のトリシェ氏が、8年の任期を終えて退任しました。在職中は、世界的な金融危機(リーマン・ショック)や欧州の財政問題などが発生するなか、ユーロの信頼維持に努め、「ユーロの守護神」と呼ばれました。
 そして後任に選ばれたのは、イタリア出身の「マリオ・ドラギ」氏(64歳)です。イタリアの財務次官、世界銀行の理事、民間金融機関の幹部などを歴任後、2005年12月からイタリア中銀の総裁を努めました。そして今月1日、ECBの第3代総裁に就任しました。
 国際的な評価が高く、「物価の安定と統一通貨ユーロを重視する人物」と評されています。ECBの目的に合致した総裁の誕生です。

3.今後の展開
 「マリオ・ドラギ」氏はローマ出身ですが、イタリア人的な陽気な性格ではなく、堅実主義者といった見方が一般的です。イタリア国内ではその活躍ぶりから、日本の人気ゲームのキャラクターにちなんで、「スーパーマリオ」とも呼ばれています。イタリアは1992年にリラを切り下げ、欧州為替相場メカニズムから離脱を余儀なくされる事態となりました。その後の挽回に大きく貢献したのがドラギ氏です。

1149とはずがたり:2015/12/07(月) 02:06:57
世界の債券発行額、8割減=中国が影落とす―7〜9月
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%82%B5%E5%88%B8%E7%99%BA%E8%A1%8C%E9%A1%8D%E3%80%81%EF%BC%98%E5%89%B2%E6%B8%9B%EF%BC%9D%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%8C%E5%BD%B1%E8%90%BD%E3%81%A8%E3%81%99%E2%80%95%EF%BC%97%EF%BD%9E%EF%BC%99%E6%9C%88/ar-AAg4FI3
時事通信
5 時間前

 【フランクフルト時事】国際決済銀行(BIS)が6日公表した四季報によると、2015年7〜9月期の国際金融市場での債券純発行額(発行から償還を差し引いた額)は、前期比約8割減の500億ドル(約6兆1500億円)となった。中国経済の減速を背景とした世界同時株安など、夏場の市場の大きな混乱が影を落としたとみられる。

 7〜9月期の落ち込みは新興国が98%減と顕著で、08年のリーマン・ショック以降の最低を更新した。このうち中国は金融機関が97%減、金融機関以外も68%減となり、減速を主導した。

1150とはずがたり:2015/12/13(日) 20:11:13
>原油はドル建てで取引されるため、本来はドルと逆相関関係にある。しかし、足元で進むのは原油価格とドルの同時下落だ。
>リスクオフ局面では、ドルと円の需要が同時に高まり、通貨ペアとしては、それほど動かないことが多い。セオリー通りに動いていないのは、ドルのロングポジションが大き過ぎたためとみられている。

2015年 12月 10日 17:08 JST
焦点:原油安がドル/円押し下げ、リスク回避で大幅な調整誘発
http://jp.reuters.com/article/cftc-idJPKBN0TT0QL20151210?rpc=188&amp;sp=true

[東京 10日 ロイター] - 原油安がドル/円JPY=EBSの重しになっている。欧州中央銀行(ECB)理事会前に構築された大規模なドルロングポジションが、リスク回避の強まりに合わせて逆回転。原油安による低インフレで米国の利上げペースが減速するとの見方も浮上し、米連邦公開市場委員会(FOMC)前での大幅な調整につながった。

一段の円高なら日銀が出動するとの思惑もからみ、当面は不透明な相場展開が予想されている。

<原油安、巨大ドルロングの巻き戻しを加速>

原油はドル建てで取引されるため、本来はドルと逆相関関係にある。しかし、足元で進むのは原油価格とドルの同時下落だ。9日のニューヨーク市場で、米原油先物CLc1が1%超下落。ドル/円も一時121.07円まで急落し、11月4日以来1カ月超ぶりの安値を付けた。

大きな背景としては、止まらない原油安が世界経済の減速懸念を想起させ、リスク回避ムードを増幅。「安全通貨」とされる円買いが増えているという構図だ。しかし、ドルも「安全通貨」の一つ。リスクオフ局面では、ドルと円の需要が同時に高まり、通貨ペアとしては、それほど動かないことが多い。

セオリー通りに動いていないのは、ドルのロングポジションが大き過ぎたためとみられている。

商品先物取引委員会(CFTC)が4日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(1日までの1週間)によると、主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する投機筋のドル買い越し額は434億7000万ドルで、3週間連続で400億ドルを上回る水準だった。

3日のECB理事会で打ち出された追加緩和の内容が、市場の失望を誘発。それまで大きく積み上げられていたポジションが巻き戻されている。原油安はそれを加速させる材料だ。「ユーロショート、ドルロング、株ロングなど、ヘッジファンドなどがECB理事会までに構築したポジションは、大きな損失を被った。15─16日のFOMCでさらにやられてはたまらないと、縮小を急いでいる」(国内投信)という。

<原油安の長期化、米利上げペースにも影響か>

原油が一段安となったのは、石油輸出機構(OPEC)総会で加盟国間の意見がまとまらず、生産目標が設定されなかったことが発端だ。足元では下値のメドが立たず、米原油先物は「リーマン・ショック後の2008年12月の安値32.40ドルも照準に入ってきた」(国内銀)との意見も出ている。

目下、ドル/円マーケットの最大の関心事は、来年の米利上げペース。12月の利上げはほぼ織り込まれ、来年、利上げが何回行われるかで、ドル/円の方向性が決まる可能性がある。

原油安傾向が長期化し、ディスインフレ傾向が強まれば、利上げペースは鈍化せざるを得ない、との見方も出ている。

みずほ銀行・チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏は、原油安が「これからのインフレ期待を屈折させ、米国の2回目、3回目の利上げの可能性を低下させるものになり得る」と指摘。ドル弱気シナリオの応援材料、すなわち円高要因になるとの見方を示す。

<日銀追加緩和の思惑も>

一方、原油安は、日銀の追加金融緩和を期待させる材料でもある。リスク回避ムードが強まるなか、株安・円高が進めば、2%の物価安定目標の達成が危うくなる。

7─9月期国内総生産(GDP)2次速報が上方修正されたこともあり、日銀は少なくとも年内は動かないとの見方も多い。ただ「原油がこのまま年末までずるずる下げるようであれば、来年は催促相場になってもおかしくはない」(国内金融機関)との声も出ている。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券・チーフ為替ストラテジストの植野大作氏は「ドルが120円レベルからどんどん値を下げた時、日銀の追加緩和論の蒸し返しも始まりそうだ」と話す。

ドルロングのポジション調整が一巡した後は、日米の金融政策に対する見方が、ドル/円の行方を左右する材料として再び浮上してきそうだ。

(杉山健太郎 編集:田巻一彦)

1151とはずがたり:2015/12/13(日) 20:13:08
2015年 12月 12日 09:07 JST
米国株式市場は大幅反落、原油安で心理悪化
http://jp.reuters.com/article/stock-us-close-idJPKBN0TV00520151212?sp=true

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 11日の米国株式市場は大幅に反落して取引を終えた。米国の約10年ぶりとなる利上げが警戒される中、原油価格の下落が止まらず、投資家心理が悪化した。

ダウ工業株30種平均.DJIの終値は全面安となり、309.54ドル(1.76%)安の1万7265.21ドルで取引を終えた。

S&P総合500種指数.SPXは39.86ポイント(1.94%)安の2012.37。

ナスダック総合指数.IXICは111.70ポイント(2.21%)安の4933.47だった。

週間でも値下がりし、S&Pは約3.8%安と8月21日までの週以来の大きな下落となった。ダウは約3.3%、ナスダックは約4.1%それぞれ低下した。

原油安が主な押し下げ要因だった。商品相場下落の影響がより広範な経済に波及するのではないかとの不安が浮上した。北海ブレント原油LCOc1は約7年ぶりの安値に、米原油先物CLc1は1バレル=35ドル台に落ち込んだ。国際エネルギー機関(IEA)が、年明けには供給過剰が悪化する可能性があるとする月報を発表したことが嫌気された。

原油下落を受けてエネルギー株指数.SPNYは約3.4%低下し、S&P総合500種の主要部門の中で最も大きく下げた。

取引時間の終盤にかけて売りは幅広い銘柄に波及した。ブライト・トレーディングのマーケッツストラクチャー部門を率いるデニス・ディック氏は「石油株の持ち高が多い投資家は、好調な銘柄でキュッシュを賄わなければならない」と述べ、オンライン小売りのアマゾン・ドットコム(AMZN.O)などに利益確定の売りが出たと指摘した。

この日は中国経済の減速懸念を背景に人民元CNY=が4年半ぶりの安値をつけた。米国の利上げに対する警戒感も強まり、市場心理の重しとなった。

合併で合意した米化学大手のデュポン(DD.N)とダウ・ケミカル(DOW.N)は5.5%と2.8%それぞれ値下がりした。1300億ドル規模の巨大化学メーカーが誕生するが、規制当局による厳しい承認審査が待ち受けている。

騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では下げ2745で上げ376(7.30対1)だった。ナスダックは下げ2388で上げ448(5.33対1)だった。

米取引所の合算出来高は約83億株で、直近20営業日の平均である69億8000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

終値      17265.21(‐309.54)

前営業日終値   17574.75(+82.45) 

ナスダック総合.IXIC

終値     4933.47(‐111.70)

前営業日終値   5045.17(+22.30)

S&P総合500種.SPX

終値    2012.37(‐39.86)

前営業日終値   2052.23(+4.61)

1152とはずがたり:2015/12/14(月) 18:08:06
2015年 12月 14日 13:19 JST
焦点:大型ジャンク債ファンド破綻が示す非流動性資産投資の危険性
http://jp.reuters.com/article/funds-bonds-risks-idJPKBN0TX07520151214?sp=true

[ボストン 11日 ロイター] - 米投資会社サード・アベニュー・マネジメント傘下の高利回り(ジャンク社債)ファンドが事実上破綻したことで、時価の把握が困難で市場環境が良好なときでさえも取引しにくい非流動性資産を積み増す危険性が浮き彫りになった。

ミューチュアル・ファンド業界において金融危機以降で最大規模の破綻となった「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド」(TFCIX.O)は今や10億ドル弱まで資産規模が細っているが、ロイターの分析ではそのうちの少なくとも20%を非流動性資産が占める。

リーマン・リバイアン・フリッドソン・アドバイザーズのマーティ・フリッドソン最高投資責任者によると、最も人気の高い米ジャンク債ファンドの一部も非流動性資産に大規模な投資をしているおり、その資産価値は現在のジャンク債市場の落ち込みを的確に反映していない恐れがあるという。

フリッドソン氏は「これら(の資産)は価格評価が難しいというまさにその理由で、必ずしも市場全般の低落を全面的には示していない。むしろ価格の透明性が非常に高い流動性資産を多く保有するファンドよりも、表面的にはパフォーマンスが良好に見えてしまう」と述べた。

ロイターが集計した米ジャンク債ファンドの規模別トップ10で見ると、非流動性資産への投資比率が今年最も高いのはアライアンスバーンスタイン傘下のABハイインカム・ファンド(AGDAX.O)だ。7月末段階で運用資産73億ドルの中で非流動性資産は10億8000万ドルと15%に達した。ちなみにサード・アベニューのフォーカスト・クレジット・ファンドは規模別トップ10には入っていない。

アライアンスバーンスタインは、コメント要請に対して応答がなかった。

総額2360億ドルとされるジャンク債ファンドは今年、コモディティ価格下落や金利先高観を背景にここ7年で最悪のパフォーマンスを記録する見通し。このため一部大手ファンドは既に、最もリスクの高い資産への投資を絞り始めている。

アメリカン・ファンズ・ハイインカム・トラスト・ファンド(資産170億ドル)(AHITX.O)はロイターに、非流動性証券への投資比率を現在の1.6%から下げる方針を明らかにした。同ファンドは今年、非流動性資産投資で2億ドル近い損失を計上した。

アライアンスバーンスタインやアメリカン・ファンズ以外では、ブラックロック(BK.N)やワデル・アンド・リード・ファイナンシャル(WDR.N)が、大規模な非流動性資産に投資していてそれらの価値は運用担当者自身の想定によってしか評価できない場合もあるようなジャンク債ファンドを抱えている。

<利回り志向>

ジャンク債ファンドが好んで投資してきた非流動性資産は、金融危機時に大手銀行が組成した住宅ローン担保証券に組み込まれたサブプライムローンから、エネルギーや化学セクターの経営不振企業向け銀行債権まで多岐にわたる。

モーニングスターのアナリスト、サミット・デサイ氏は、ジャンク債ファンドの運用担当者が非流動性資産を志向するのは、価格が割安でリスクプレミアムが乗る分だけ高い利回りを確保できるからだと指摘した。

それでもロイターが各ファンドの開示資料を調べたところ、ほとんどのジャンク債ファンドは、リスクが高く流動性が乏しいとみなされるいわゆる「レベル3」に分類される資産をまったく保有していないか、保有比率は1%未満にとどまっている。

(Tim McLaughlin記者)

1153とはずがたり:2015/12/18(金) 22:48:25
利上げしちゃって大丈夫か?

米国製造業の低迷が深刻、米国サービス業は景気をけん引できるか?
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/mycom_1345169.html
12月04日 11:23マイナビニュース

米国製造業の低迷が深刻だ。11月のISM製造業景況指数は48.6で、4年ぶりに50を割り込んだ。同指数は0?100の値をとり、50が製造業活動の拡大と縮小の境界とされる。つまり、4年ぶりに製造業活動が前の月に比べて縮小したということだ。4年前の50割れはたったひと月のことだった。また、11月の48.6という水準はリーマンショック後の2009年6月の45.8以来の低さである。

○米国製造業は、中国をはじめとする世界経済の減速によって打撃

米国製造業は、中国をはじめとする世界経済の減速によって打撃を受けている。加えて、実効レートでみて10数年ぶりとなるドル高や、シェールなど国内エネルギー産業での設備投資の減少も強い向かい風となっている。自動車業界では、11月の新車販売台数が2か月連続での年率1,800万台超となって約30年ぶりの好調さをみせているが、これなどは例外なのだろう。

対照的にサービス業は好調だ。10月のISM非製造業景況指数は55.9と前月から大きく低下したものの、それでも悪くない水準だった。果たして、低迷する製造業を尻目に、サービス業は米国景気をけん引し続けることができるのだろうか。

他の先進国同様に、米国では製造業の存在感がすう勢的に低下している。今年10月時点で、農業を除いた雇用者は1億4,000万人いたが、そのうち製造業に従事しているのは9%に満たない。民間サービス業が70%強、政府部門が15%強、残り5%が鉱業や建設業だ。50年前は製造業従事者が全体の27%だったから、この間にいかに経済のサービス化が進行したかがうかがえる。

○サービス業が製造業に寄せる形で景気が減速に向かうのか、それとも…

その意味では、サービス業で雇用が増えて所得が増え、それが消費に回るならば、製造業が低迷していても、景気拡大は続けられるかもしれない。ただ、過去の経験はそうした見方に疑問を投げかける。近年まで短期の景気循環は、主に製造業の在庫投資によって左右されてきた。また、上述のISM製造業景況指数と同非製造業景況指数をみても、概ねパラレルに動いてきた。両者が大きくかい離し始めたのは今年に入ってからだ。

今後、サービス業が製造業に寄せる形で、景気が減速に向かうのか。それとも、サービス業の好調が製造業を引っ張り上げるのか。はたまた、両者のかい離が続くという新しい景気の形態がみられるのか。大いに注目される。

ちょっと話は変わるが、中国の7-9月期の実質GDPは前年比+6.9%だった。前期の同+7.0%から小幅減速したが、市場関係者が懸念した急速な鈍化はみられなかった。ただ、業種別の内訳をみると、鉱工業や建設といった第2次産業が一段と減速する一方で、第3次産業(サービス)は加速した。当局は、経済のサービス化が景気を支えていると評価しているようだ。もっとも、サービス部門で一番伸びたのは株取引が中心とみられる金融仲介だった。また、GDPに占めるサービスの割合は45%程度に過ぎない。中国のサービス業が景気をけん引し続けるのは、米国以上に「しんどい」のではないか。

○執筆者プロフィール : 西田 明弘(にしだ あきひろ)

マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフ・アナリスト。1984年、日興リサーチセンターに入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て、三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る。2012年9月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市場調査部チーフ・アナリストに就任。現在、M2JのWEBサイトで「市場調査部エクスプレス」、

1154とはずがたり:2015/12/20(日) 00:23:28

2015年 12月 15日 15:59 JST 関連トピックス: トップニュース, ビジネス
アングル:原油安が政府系ファンドを圧迫、資産売却で株安招く恐れ
http://jp.reuters.com/article/oil-swf-idJPKBN0TY0I620151215?sp=true

[オスロ/ロンドン 14日 ロイター] - 石油収入に基づき運営されている政府系ファンド(SWF)の一部は、高収益を確保していた栄光の日々が過去のものになった恐れがある。財政が逼迫している政府が、拡大しつつある財政赤字を穴埋めするにはSFWの投資リターンがあまりにも低調となっていることから、SWFから資金を引き出して財源に充当しているためだ。

こうした状況下、一部のSWFは現金を捻出するため資産の売却を余儀なくされている。仮にこうした動きが加速すれば、株式や他の資産の価格を押し下げて悪循環が形成される可能性がある。

モルガン・スタンレーによると、SWFは過去20年間で株式から高級不動産物件に至る資産の総額が7兆ドルにも膨らんだ。

だがサウジアラビアやロシア、ノルウェーなど主要な資金源を政府の石油輸出収入に依存しているSFWは現在、二重苦の状況に直面している。

北海ブレント原油先物価格LCOc1は2014年6月以降で約68%下落して1バレル=40ドルの節目水準を割り込み、石油収入は減少した。同時に、経済成長の減速に加え、新興国株式.MSCIEFなどの資産価格が約19%も下落したことにより、一部のファンドは原油安に対処するのに十分なリターンを稼ぎ出せなくなっているのだ。

ある資産運用担当者は「SWFとして6%超のリターンを確保できれば、健闘しているといえよう」と述べた。コモディティ関連収入に依存していないシンガポール政府投資公社(GIC)でさえ、向こう5─10年にわたって投資リターンは低下すると予想しているほどだ。

調査会社イーベストメントのデータによると、SWFは2015年の第1・四半期から第3・四半期までに資産運用会社から270億ドルの資金を引き出し、第3・四半期だけで195億ドルを引き出している。

ジュネーブを本拠とするコンサルタント会社ジオエコノミカのマネジングディレクター、スベン・ベーレント氏は、現在の原油安環境はこれらのファンドにとって、石油収入に代わる収入源を確保する初めての試練となっているのだが、到来する時期があまりにも早すぎた、と話した。

資産運用会社インベスコが今年実施したSWFの調査では、回答者の7割以上は政府からの資金拠出が今後減少すると予想していた。

<手元資金の減少>

サウジアラビアやロシアなどの主要産油国は既に準備資産を財源として利用し始めており、サウジアラビア通貨庁(SAMA)の正味の外貨建て資産は10月、2012年終盤以降で最低の水準に減少した。

1155とはずがたり:2015/12/20(日) 00:23:54
>>1154-1155
国際通貨基金(IMF)は、仮にサウジアラビアが公的支出を抑制しなければ、同国の準備資産は5年以内に枯渇してしまうと警告している。

またロシアのSWFであるリザーブ・ファンドは2016年初頭までに資産規模が3兆4000億ルーブルに縮小すると予想されており、ロシア政府は仮に財政赤字が削減されなければ、国民福祉基金(ナショナル・ウエルス・ファンド)に手をつけざるを得なくなる可能性があると警告している。

世界最大のSWF(資産規模8350億ドル)を保有するノルウェーでさえ、来年は約20年前にSWFを設立して以降で初めて、SWFから差し引きで引き出すことになると予想している。同国のSWFだけで、平均して全世界の株式の約1.3%、欧州企業株の約2.4%を保有している。

ジオエコノミカのベーレント氏はSWFについて一般論として「ファンドの資本まで利用するのは妥当ではない。資金の引き出しは、投資リターンと同等額までにとどめるべきだ」と指摘。「(ファンドの)資本に手をつけた際には、長期的な貯蓄ファンドとしての(SWFの)目的自体に異論と唱えることになる」と語った。

<戦略の変化>

一部の資産運用会社は既に、SWFの投資行動における微妙な変化を見抜いている。商業用不動産など「トロフィー」資産と称される割高な資産をめぐる競争が弱まっているというのだ。

JPモルガン・アセット・マネジメントの国際機関投資家顧客部門を率いるパトリック・トムソン氏は「資産の伸びが減速したのに伴い、流動性が比較的低い資産の一部を購入するという点で、活動が縮小している」と話した。

もっと長期的な面でも変化が見込まれている。例えばノルウェーのSWFは長期的な目標である欧州に対するエクスポージャーの引き下げには、より長い期間を要するとしている。

ノルウェーのSWFでアロケーション戦略を担当するOle Christian Bech-Moen最高投資責任者(CIO)はロイターに対し「われわれはファンドに流入した資金を欧州以外の地域への投資に割り当てることにより、欧州に対するオーバーウェートの度合いを着実に引き下げてきた」と説明。「仮に流入する資金が減少すれば、この移行計画は修正が必要になるかもしれない」と述べた。

ただ、すべてのSWFが大規模な資金流出に見舞われているというわけではない。JPモルガン・アセット・マネジメントによると、SWF資産の4割程度はコモディティ収入を資金源としていない。このため、影響はより少なくて済むはずだ。

ペルシャ湾岸諸国のうち人口が比較的少なく、石油価格の損益分岐点が相対的に低い場合は、うまく対応できる余地が残されるはずだ。例えばオマーン、アブダビなどはインフラへの支出を比較的容易に削減できるだろう。

だが石油収入を資金源にしていないアジアの大型SWFでさえ、ドル相場の大幅な上昇に対処する必要がある。結果として、中国の外貨準備高は2013年2月以降で最低の水準に落ち込んでいる。

1156とはずがたり:2015/12/20(日) 00:26:48
2015年 12月 18日 16:41 JST
「バズーカ3」は不発、追加緩和か迷い相場乱高下
http://jp.reuters.com/article/kuroda-boj-idJPKBN0U10NV20151218?sp=true

[東京 18日 ロイター] - 黒田日銀が再び市場の意表を突いた「バズーカ3」は不発に終わった。上場投資信託(ETF)の新たな買い入れ枠設定など量的・質的金融緩和(QQE)の強化策を打ち出したものの、マネタリーベースの目標額は据え置き。市場は追加緩和なのかどうか迷い、日本株やドル/円JPY=EBSは乱高下した。日本経済に与える効果も疑問視され、金融政策の手詰まり感がより鮮明になってしまったとの指摘が市場で広がっている。

<「過去の記憶」で最初は買い>

10年ぶりとなる米利上げを無難に通過し、「今回の日銀決定会合は現状維持」(邦銀ストラテジスト)と決め込んでいた市場には、再び大きなサプライズとなった。黒田東彦日銀総裁が「物価の基調は改善している」との発言を繰り返していたことなどから、今回、何かあるとみていた市場関係者はほぼ皆無だった。

しかし、日銀は18日の金融政策決定会合で、年間80兆円の国債購入を柱とする従来の金融緩和の継続を決める一方で、新たなETF買い入れ枠の設定や長期国債の残存期間延長などQQEの強化策を打ち出した。

意表を突かれた市場は、まず株買い・円売り・債券買いで反応。日経平均.N225は一時500円高まで上昇、ドル/円も123円後半まで約1円上昇した。長期金利も0.265%と1月28日以来の低水準を付けた。「これまで2回のQQEで急激な株高・円安が進んだ記憶による初期反応」(大手証券・株式トレーダー)という。

日銀のQQEが市場に与えたインパクトは大きい。2013年4月4日に決定され、「バズーカ砲」と呼ばれた第1弾は日経平均を5月高値まで3867円、ドル/円を11円押し上げた。14年10月31日の第2弾の時も日経平均は1カ月強で2372円、ドル/円は12円上昇した。

<すぐに冷めた「熱狂」>

だが、今回は日本株、ドル/円ともに急速に上げ幅を縮小。日経平均の下げ幅は300円を超え1万9000円割れで取引を終えた。ドル/円も122円を割り込み、ともに強化策発表前の水準を下回ってしまった。

日銀は今回、マネタリーベースを年間約80兆円増加させる金融調節目標や、長期国債の保有残高を年間80兆円程度増加させるなど資産の買い入れ額については、これまでの方針を維持した。それゆえ「追加緩和」ではないという見方が広がっている。

黒田総裁も18日の会見で、下振れリスクに対応した追加緩和ではないとの見解を示した。

また、市場が最も「食いついた」ETFの新たな買い入れ枠の設定についても、過去に日銀が買い入れた銀行保有株式の売却の再開(2016年4月から)に伴って行うものだ。ともに3000億円ずつであり、ETFの年間3兆円という購入規模は変わらない。

いったんは、過去の記憶からポジティブ方向に反応したマーケットだったが、「株式市場にとっての影響はニュートラル」(UBS証券エクイティ・ストラテジストの大川智宏氏)で、強化策の消化が進むに従って瞬間的な「熱狂」が冷め、失望に変わった格好だ。

<「手詰まり」感じるとの声も>

市場の期待のコントロール失敗は、今月3日の欧州中央銀行(ECB)でも見られた。ドラギ総裁が追加緩和の期待を過度にあおった結果、追加緩和の内容が失望され、市場では株価が急落するなどリスクオフとなった。

日銀が打ち出した強化策は、結果的に市場に受け入れられず、日経平均は上下880円の乱高下。市場では「黒田総裁は、米利上げを成功させたイエレンFRB議長に続くことができず、ドラギECB総裁の失敗の轍を踏むことになってしまった」(外資系証券)との声も出ている。

市場の関心は、果たして追加緩和がこの先あるのかに早くも移ってきているが、シティグループ証券・チーフエコノミストの村嶋帰一氏は「わかりやすい金融緩和策によって、国民や市場の期待に働きかけようとしたのが、黒田日銀のやり方であったはずだ。しかし、今回の強化策はあまりにわかりにくい。手詰まり感さえ感じられてしまう」と話している。

日銀のETF購入新枠は、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業の株式を対象にするという。もはや「非伝統的」という言葉でさえとらえにくいほどのターゲットの広がりだ。

世界で株式を購入している主要な中央銀行はない。リスクをさらに抱えることになる日銀の行方を、市場も不安を持って見つめている。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)

1157とはずがたり:2015/12/20(日) 01:00:35
2015年 12月 19日 21:19 JST
コラム:日銀は「市場との対話」に失敗したのか=佐々木融氏
http://jp.reuters.com/article/column-torusasaki-idJPKBN0U20CH20151219?sp=true
佐々木融JPモルガン・チェース銀行 市場調査本部長

[東京 19日] - 日銀は18日、予想外の政策微調整を行った。黒田東彦日銀総裁は今回の措置について、「追加緩和ではなく、資産買い入れの円滑化と緩和効果の浸透のための措置」であると説明した。

日銀金融政策決定会合の2日前の16日には、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを決定している。2006年6月に最後の利上げを行って以来、実に約9年半ぶりの利上げだ。そして、その約2週間前の3日には欧州中銀(ECB)が今年1月の量的緩和導入に続く追加緩和策を発表している。つまり、約2週間のうちに、日米欧中銀が金融政策の変更(日銀の場合は微調整)を行ったことになる。

実は、現在の日本、米国、ユーロ圏のインフレ率にはそれほど大きな差はない。米国(11月)の消費者物価指数は前年比プラス0.5%、日本(10月)は同プラス0.3%、ユーロ圏(11月)は同プラス0.2%である。また、日本と米国では、物価連動国債の利回りから算出する予想インフレ率(ブレーク・イーブン・インフレ率、BEI)や企業の物価見通しなどは1%台のものが多く、日米の期待インフレ率の差は思われているほど大きくはないと考えられる。

もちろん、こうしたことだけで金融政策が決まるわけではないが、15年に続き16年も日本、米国、ユーロ圏ともに潜在成長率を上回る経済成長率を実現すると予想されている。米国はすでに金融引き締め方向に舵を切った一方、日本とユーロ圏は緩和方向に動いている。ファンダメンタルズの違い以上に金融政策の違いがあると言えるかもしれない。

<日銀の苦しい事情を印象づけた可能性>

こうした中、各中銀のバランスシート規模を見ると、日銀が対名目国内総生産(GDP)比75%程度と突出している一方、FRBとECBはいずれも対名目GDP比25%程度にとどまっている。つまり、足元のインフレ率、金融政策の方向性、各中銀のバランスシート規模を合わせて考えると、日銀の金融緩和度合いが突出している感がある。

市場とのコミュニケーションについても、日銀は他の2中銀と異なっている。FRBとECBは事前に市場にある程度のシグナルを送り、金融政策の変更を織り込ませようとしていた。一方、日銀は市場にサプライズを与える戦略をとった。

しかし、今回のサプライズ戦略は、今のところ逆効果になってしまっているようだ。日銀が金融政策の微調整を発表した18日金曜日の日本時間午後12時50分からニューヨーク市場が終了するまでの約18時間の動きを見ると、いったん大きく下落した円は結局、ドルに対して1.2%も上昇し、主要通貨の中で最強通貨となっている。また、日経平均株価も、日銀の政策発表後しばらくの間は大きく上昇したが、その後反落し、結局発表直前のレベルから2.1%も下落してしまった。

今回の日銀による政策微調整は、市場参加者に今後の金融政策の限界を感じさせてしまったのかもしれない。長期国債買い入れの平均残存期間の長期化は、それだけ国債買い入れが困難になっているのかとの印象を市場参加者に与えた可能性がある。

すでに分かっていたことではあるが、グロスベースでの国債買い入れ額が15年の約110兆円から、16年は約120兆円に増大することを指摘しつつ、平均残存期間を長期化したのは、日銀の苦しい事情を印象づけてしまったのかもしれない。

1158とはずがたり:2015/12/20(日) 01:01:04
>>1157-1158
また、市場参加者の多くは、日銀が国債買い入れの限界に達した時は、上場投資信託(ETF)の買い入れを増額するのではないかと考えていた。そこに年間3000億円というやや小粒な印象を与える追加購入枠を設け、さらにそれが実は日銀が過去に買い入れた銀行保有株式の売却開始に伴う市場への影響を打ち消す観点から行われる、というのでは、市場参加者のETF買い入れ大幅増額期待を減退させた可能性がある。

いずれにせよ、日銀は今後サプライズ戦略をとらない方が良いかもしれない。これまでと異なり、円相場はファンダメンタルズから見てかなり円安水準にある。目立った賃金上昇が見られない中で、日銀の金融政策が難しい舵取りを迫られていることを、市場参加者は理解している。そうした中、世界の金融資本市場の流動性をめぐる状況は一段と悪化しており、ショックに対して脆弱になっている。今後はFRBやECBのように、徐々に市場に織り込ませながら政策変更を行っていく方が良いのかもしれない。

<ECBとFRBも「市場との対話」で苦闘中>

ECBについては、市場との対話に失敗したとの評価も散見される。実際、ECBの追加緩和発表後24時間の市場の動きを見ると、欧州の長期金利は急上昇し、欧州の株価は下落し、主要通貨の中ではユーロが最も強くなり、ドルに対して3%以上も上昇してしまった。

しかし、これはもう少し時計の針を巻き戻して評価する必要があるだろう。というのも、10月22日の理事会で「次回のスタッフ見通しが得られる12月に金融緩和の度合いについて再検証する必要」(声明)「全ての緩和手段を検討」(ドラギ総裁会見)「預金ファシリティ金利のさらなる引き下げも議論した」(同会見)と事実上の緩和予告ともとれる態度を示したことで、市場は急速に追加緩和を織り込み、今月3日に実際に追加緩和を行うまでの間、ユーロは主要通貨の中で最弱通貨となっていたからだ。

ECBが3日に実行した追加緩和策は、当社の予想と比べてもさほど消極的なものとは言えない。当社はECBが預金ファシリティ金利を10ベーシスポイント(bp)引き下げ、毎月の資産買い入れ額を100億ユーロ増額し、プログラムを3カ月延長すると予想していたが、ECBは資産買い入れ額を増額しなかった代わりに、プログラムを17年3月まで6カ月間延長した。この結果、当社の予想対比では最終的な資産買い入れ額は多くなる。

それでもユーロ上昇、長期金利上昇、株価下落という反応になったということは、ECBが市場に大きな期待を与え過ぎたということなのだろう。そうした意味では、ECBは市場との対話に失敗し、市場に余計な不安定要因を与えてしまったとは言えるかもしれない。しかし、追加緩和後に対ドル、対英ポンドで大きく反発したとはいえ、10月22日の理事会直前のレベルに比べるとまだユーロ安の水準である。長期金利も低いし、独DAX指数は現状レベルの方が高い。今のところ為替、金利、株式は10月22日の理事会前のレベルに比べれば、追加緩和を織り込むような水準で推移していると言える。

一方、FRBの市場との対話はどうだったのだろうか。16日の利上げ後24時間の市場の動きを見ると、ブラジルレアル、トルコリラといった高金利エマージング通貨の強さが目立ち、米2年金利は小幅上昇、株価も堅調に推移した。市場参加者は9年半ぶりのFRBによる利上げで何が起こるのかと不安を感じていたが、あらかじめ十分織り込まれていただけに、むしろ不安感が払しょくされたことを好感するような動きになった。ここまではFRBが市場との対話に最も成功していたと言えるかもれない。

ただ、楽観ムードもあまり続かないのだろうか。米S&P500株価指数は18日も大きく下落し、結局FRBによる利上げ後の下落率は3%以上となり、主要国株価指数の中でアンダーパフォームしている。クリスマス休暇入りで、市場閑散となることが予想されるが、FRBによる利上げの悪影響がこれから出てくるのかどうかが注目される。

*佐々木融氏は、JPモルガン・チェース銀行の市場調査本部長で、マネジング・ディレクター。1992年上智大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局、国際局為替課、ニューヨーク事務所などを経て、2003年4月にJPモルガン・チェース銀行に入行。著書に「インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?」「弱い日本の強い円」など。

1159とはずがたり:2015/12/20(日) 01:17:49
債券ファンドから131億ドル流出、米FOMC前=週間調査
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20151218057.html
12月18日 23:32ロイター

[ロンドン 18日 ロイター] - 約10年ぶりの利上げが実施された12月15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前に、債券ファンドから131億ドルの資金が流出していたことが、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの週間調査(12月16日までの1週間)から明らかになった。

流出額は2013年6月以来最大。資金流出は幅広い債券ファンドに及び、高利回り債ファンドからは53億ドル、投資適格級債ファンドからは33億ドル、新興国債ファンドからは22億ドルがそれぞれ流出。高利回り債ファンドからの流出額は1年ぶりの高水準、新興国債ファンドからの流出額は3カ月ぶりの高水準だった。投資適格級債ファンドからの流出額は過去2年で2番目の高さとなった。

株式ファンドからも61億ドルが流出した。

米株式ファンドからは42億ドル、新興国株ファンドからは13億ドルからそれぞれ流出。新興国株ファンドからの資金流出は7週連続。

欧州株ファンドには6億ドルの資金が流入したものの、過去11週間で最小の規模となった。

1160とはずがたり:2015/12/20(日) 23:23:49
黒田を見殺しにしている安倍という構図だなぁ(;´Д`)

2015年 12月 18日 19:36 JST
日銀が政策を微修正、ETF枠の拡充「政権サポートでない」
http://jp.reuters.com/article/boj-qqe-idJPKBN0U10AX20151218?sp=true

[東京 18日 ロイター] - 日銀は18日の金融政策決定会合で、年間80兆円の国債買い入れを柱とする従来の「量的・質的緩和(QQE)」は維持しつつ、保有国債の年限長期化や、新たなETF(上場投資信託)買い入れ枠の導入など政策の微修正パッケージを打ち出した。

国債買い入れの限界論を払拭し、長期の政策継続や一段の追加緩和実現を可能にするのが狙い。 黒田東彦総裁は、経済・物価が下振れれば「思い切ったこと(追加緩和)をやる」と述べた。

日銀はQQEで年間3兆円のETF(上場投資信託)を買い入れているが、今回新たに設備・人材投資に積極的な企業の株式を対象としたETF(当初はJPX日経400連動ETF)を年間3000億円買い入れる枠を来年4月に新設する。

日銀は、バブル崩壊後の局面で買い入れた銀行保有株を来年4月以降に売却し始める予定だが、その売却額(年3000億円)に見合う規模となっている。

設備・人材投資に積極的な企業を支援するかたちの新たなETF購入は「安倍(晋三)内閣が進める成長力強化や官民対話と平仄(ひょうそく)が合っているが、政権のサポートではない」と説明した。

<「追加緩和でない」、やる時は「思い切って」>

国債の年限長期化は、これまでよりも長い年限の国債金利を押しつぶすため、事実上の緩和強化となる。

しかし、総裁は今回の措置について、経済や物価が日銀の想定より「下振れるリスクの顕在化に対応したものでない」として「追加緩和ではない」と強調。国債など「資産買い入れの円滑化と緩和効果の浸透のための措置」だと説明した。

すでに日銀は国債の発行総数の3割を買い入れており、債券市場では現行のQQEがいずれ限界を迎えるとの見方も強い。黒田総裁は、従来は残存期間の上限に近づくと買い入れが行き詰るとの思惑を呼んでいたため、今回「予防的、予備的に(延長が)望ましいと判断した」 と説明した。

今回の日銀発表後、為替・株式市場は大きく乱高下し、株式市場は結果的に大幅な安値引けとなり、市場では「戦力の逐次投入」回避を掲げてきた黒田日銀の変節との見方も広がった。

黒田総裁は「追加緩和しなければならない時は、当然思い切ったことをやる」と力説。今回の措置は、緩和長期化やさらなる追加緩和に備えた措置との趣旨を説明した。

<消費増税は「政府が決めること」>

1バレル30ドル台で推移する原油価格は、日銀の物価見通しの前提(50ドルから65ドルに上昇)を大幅に下回り、2%目標達成に黄信号がともっているが、総裁は原油価格について、次回物価見通しを作る「1月にならないと分からない」と答えた。

また、12月の日銀短観が示した企業の物価見通しは、9月の前回調査よりも下方修正されているものの、企業や家計の物価観・インフレ期待が「今の時点で大きく下方に振れているということはない」と述べた。

冬のボーナスや来年の賃上げについては「2%の物価上昇に不可欠」として、注視する姿勢を強調した。

専修大の野口旭教授など安倍首相に近い経済学者が2017年4月に予定されている消費税率10%への引き上げの前提条件として、物価2%達成を掲げている点に関する質問では「消費増税は政府・国会で決めること」とコメントを控えた。

<市場、政策継続の厳しさ感じ取る>

今回の措置について、市場関係者の見方は分かれている。そもそも黒田日銀が微修正を含む何らかの政策変更を行って株価が下落したのは、今回が初めて。黒田日銀の「不敗神話」に影響が出る可能性もありそうだ。

SMBCフレンド証券・チーフマーケットエコノミスト、岩下真理氏は「物価2%達成が極めて厳しくなった場合、追加緩和を全くやらないわけではないと受け止めることもでき、カードを残した感じだ」と評価する。

一方、松井証券・シニアマーケットアナリスト、窪田朋一郎氏は、今回の措置で「市場はQQE実行の厳しさを感じ取り、次のカードへの期待感が削がれてしまった。マーケットが崩れた場合には追加緩和に動くだろうが、その効果に対する判断は難しい」と懸念している。
(竹本能文、伊藤純夫 編集:田巻一彦)

1161とはずがたり:2015/12/28(月) 19:31:00
英国丸ごと買収、8兆ポンド強で足りる=外電
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E4%B8%B8%E3%81%94%E3%81%A8%E8%B2%B7%E5%8F%8E%E3%80%818%E5%85%86%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%89%E5%BC%B7%E3%81%A7%E8%B6%B3%E3%82%8A%E3%82%8B%EF%BC%9D%E5%A4%96%E9%9B%BB/ar-BBnY7Uz
フィスコ
9 時間前

外電はこのほど、英国の国家統計局(ONS)が示した2014年末時点の英国の価値は8兆600億ポンド(約1447兆円)になるという結果からみると、英国を丸ごと買収するには8兆ポンド強で足りると報じた。ここでは、不動産や道路、橋、機械、銀行預金残高などが含まれている。

また、すべての財産の中で、不動産が全体の60%を占めていることも明らかにされた。英国の不動産価値は2013-14年の間に9%(約4080億ポンド)上昇し、1997年の上昇幅3兆7000億ポンドを大幅に下回った。

一方、金融分野の時価総額は2014年末にはマイナス1970億ポンドとなり、前年末時点から3640億ポンド急落した。これは2006年以来の下落幅を記録し、初めてマイナスに転じたと説明された。

1162とはずがたり:2015/12/30(水) 08:32:47

2015.12.30 07:09
NY株反発、192ドル高 原油上昇を好感
http://www.sankei.com/economy/news/151230/ecn1512300009-n1.html

 29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、原油先物相場の上昇を好感して反発し、前日比192・71ドル高の1万7720・98ドルで取引を終えた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は66・95ポイント高の5107・94だった。

 原油相場の上昇で投資家心理が明るくなり、ダウ銘柄はほぼ全面高となった。

 このところ下落基調だったIT大手アップルが割安感から大きく買われ、ダウ平均を押し上げた。アジアや欧州の株高も買いを誘った。(共同)

1163とはずがたり:2016/01/03(日) 00:41:14

2015年 12月 30日 21:14 JST
年末の資金供給量、過去最大356兆円 年間80兆円増を達成=日銀
http://jp.reuters.com/article/boj-money-idJPKBN0UD11Q20151230

[東京 30日 ロイター] - 日銀によると、年内最終営業日となる30日のマネタリーベース(資金供給量)の残高は過去最大の356兆円となり、年間約80兆円増加させるとの金融調節目標を達成した。一方、目標に掲げる物価2%の実現は道半ばで、日銀は2016年も大規模な量的・質的金融緩和(QQE)を継続する。

30日のマネタリーベースの残高は356兆1400億円となり、前年末の275兆8740億円から80兆円強の増加となった。日銀では、物価2%目標の達成に向け、資金供給量を年間約80兆円増加させるペースで大規模な国債買い入れを中心とした金融市場調節を行っており、増加目標をクリアした。

マネタリーベースの積み上げが順調に進む一方、日銀が目指す2%の物価安定目標の実現は依然として道半ばだ。昨年夏以降の原油価格下落を主因に、目安とする生鮮食品を除いた消費者物価(コアCPI)の前年比上昇率はゼロ%程度で低迷している。

日銀はコアCPIが2%に達する時期を2016年度後半頃と見込んでいるが、足元の原油価格は日銀の前提を下回って推移しており、むしろ物価見通しの下振れリスクは高まりつつある。

日銀は来年1月28━29日に開く金融政策決定会合で「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表し、新たな経済・物価の見通しを示す。需給ギャップやインフレ期待など物価の基調の強まりを背景に、想定通りの物価上昇の道筋を描けるかが焦点。16年も大規模な金融緩和の継続が確実視される中、日銀の金融政策運営が年初から市場の注目を集めることになりそうだ。

(伊藤純夫)

1164とはずがたり:2016/01/04(月) 20:25:30

サーキットブレーカー?

中国株、初のサーキットブレーカー発動 7%安で売買停止
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E6%A0%AA%E3%80%81%E5%88%9D%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E7%99%BA%E5%8B%95-7percent%E5%AE%89%E3%81%A7%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E5%81%9C%E6%AD%A2/ar-AAgk5VL#page=2
ロイター
3 時間前

[上海 4日 ロイター] - 4日の中国株式市場では、CSI300指数(.CSI300)が7%下落し、サーキットブレーカーが初めて発動され、大引けまで取引が停止となった。12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が節目の50を引き続き下回ったことや、人民元が下げ幅を広げたことで、前場に大きく下げた株価が午後に入って一段と下げ足を速めた。

通常の引けより約90分早く、0530GMT(日本時間午後2時30分)に取引を停止した。

きょうから導入されたサーキットブレーカー制度では、CSI300指数が5%上昇ないし下落した場合、サーキットブレーカーが発動され、中国のすべての株価指数および株価指数先物が15分間取引を停止する。また7%上昇あるいは下落すれば、その日の取引は停止される。

上海総合指数(.SSEC)の終値は242.9237ポイント(6.86%)安の3296.2582。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数(.CSI300)は261.939ポイント(7.02%)安の3469.066で引けた。

財新/マークイットがこの日発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.2と、景況改善と悪化の分かれ目となる50を10カ月連続で下回った。

1日に中国国家統計局が発表した12月の製造業PMIは49.7と、5カ月連続で50を下回った。ただ、12月の非製造業PMIは前月より上昇しており、景気への影響を幾分和らげるものとみられる。

中国株、初のサーキットブレーカー発動 7%安で売買停止
c REUTERS 中国株、初のサーキットブレーカー発動 7%安で売買停止
さらに、昨夏の株価急落後に導入された上場企業の大株主による株式売却を6カ月間禁止する措置がまもなく失効するため、市場で流通する株式が増えるとの懸念から、投資家が保有株を売っている。

信達証券のアナリスト、Gu Yongtao氏は「株価下落が明らかに売りを加速させたが、サーキットブレーカーの発動はパニックに拍車をかけたようだ」と述べた。

これを受け、香港株式市場も大幅安で引けた。下落幅は3カ月ぶりの大きさだった。

ハンセン指数(.HSI)の終値は587.28ポイント(2.68%)安の2万1327.12。1日の下落幅としては9月29日以来の大きさ。ハンセン中国企業株指数(H株指数)(.HSCE)の終値は349.85ポイント(3.62%)安の9311.18。

香港市場では幅広いセクターが下落。素材株(.HSCIM)、金融株(.HSCIF)、工業株(.HSCIIG) の下げが特にきつかった。

1165とはずがたり:2016/01/09(土) 18:47:28
2016年 01月 4日 14:50 JST 関連トピックス: トップニュース
コラム:2016年大予想、高利回り市場には「地獄のハイウェイ」
http://jp.reuters.com/article/column-2016-predictions-idJPKBN0UI0CI20160104?sp=true
Reynolds Holding

[ニューヨーク 3日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 知っての通り、これが世界の終焉──。少なくとも過去7年間見てきた世界の。ただ同然のマネーが財政支出、新興国市場、リスク性金融資産に火をつけた光景は、2016年に入るとディスコのように姿を消すだろう。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを始めたからだ。

バランスシートの強固な国や企業にとって、この環境はもってこいで、「天国への階段」と言ってもいいほどだ。しかし過大評価された企業や放漫財政の政府、高利回り市場の行方には「地獄のハイウェイ」が待ち受けているかもしれない。

これが「ロイター・ブレーキングビューズ2016年予想」のテーマだ。過去の予想実績を見ると、ぴたりと当たった予想も多い。1年前、われわれはドイツ銀行がトップを更迭することや、不正会計が規制上の最優先課題になることを言い当てていた。しかし同時に、原油価格が1バレル=80ドルに上がるとか、企業の合併・買収(M&A)が鎮静化すると予想したのも事実。当たるかどうかはさておき、今年も簡潔にして要を得た形式で、気の利いた見方を示すのがわれわれの目標だ。

今年の予想は、ロックンロールの古典にインスパイアされた4部構成になっている。「スリル・イズ・ゴーン(スリルは去った)」、「アンティシペーション(予感)」、「はげしい雨が降る」、「無法の世界」の4部だ。第1部で、われわれは性懲りもなく米国のM&Aは峠を越えたと予想する。サウジアラビアなどの産油国が、社会を安定させるために政府系ファンドに手を付け始めるとの見通しも示している。

次期米大統領は就任と同時に、世界金融危機以来で初の景気後退と格闘することになるだろう。FRBの利上げに伴い、懐かしの金利指標が復活を遂げる。四半期ごとに決算を発表する慣行に、再考が加えられそうだ。折しも英保険会社リーガル&ジェネラルが四半期決算報告を止めると発表し、既に予想の正しさを証明している。物言う投資家が今年も吠えたて、建設機械の米キャタピラーに改革を迫るかもしれない。

多くの国と企業は、新たな金融環境がもたらす試練に対し、どれほど備えが万全かによって審判が下されるだろう。ブラジル経済はいったんさらに悪化しそうだが、危機の後は以前より体力をつけて蘇るだろう。中国はフェイスブックの利用を解禁し、米ウォルト・ディズニーは「スター・ウォーズ」関連の特許を糧に絶好調の業績を収めそうだ。一方、慎重な銀行は、英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性を見据え、この1年間は準備を怠らないだろう。

カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズのように、低金利と金融上の細工によって利益を水増ししてきた企業にとっては、厳しい時代が待ち受けている。米企業の利益はおしなべて、競争や市場の混乱、税制などの打撃を被りそうだ。

原油価格は1バレル=50ドル割れの世界から脱し、(今度こそ)80ドルを超えるだろう。米動画配信サービス、ネットフリックスのことを味方だと思っていた巨大メディアは、実は敵だったことを思い知らされるだろう。自信満々で金利を引き上げたFRBは、年末近くになって再び利下げを強いられるかもしれない。

われわれの予想ではこのほか、プ ラ ダやHSBC、アルゼンチン、その他のテーマを取り上げている。リオデジャネイロ五輪の最多メダル獲得国がどこになるかを知りたい向きも、一覧表をご覧いただきたい。

選曲の趣味は古いかもしれないが、それでもわれわれは、期待を裏切らないスピーディーで切れ味鋭い予想を示せたと自負している。是非ともご一読を。

1166とはずがたり:2016/01/10(日) 04:16:52
原油安→株安か。。

2015年 12月 15日 15:59 JST
アングル:原油安が政府系ファンドを圧迫、資産売却で株安招く恐れ
http://jp.reuters.com/article/oil-swf-idJPKBN0TY0I620151215?rpc=188&amp;sp=true

[オスロ/ロンドン 14日 ロイター] - 石油収入に基づき運営されている政府系ファンド(SWF)の一部は、高収益を確保していた栄光の日々が過去のものになった恐れがある。財政が逼迫している政府が、拡大しつつある財政赤字を穴埋めするにはSFWの投資リターンがあまりにも低調となっていることから、SWFから資金を引き出して財源に充当しているためだ。

こうした状況下、一部のSWFは現金を捻出するため資産の売却を余儀なくされている。仮にこうした動きが加速すれば、株式や他の資産の価格を押し下げて悪循環が形成される可能性がある。

モルガン・スタンレーによると、SWFは過去20年間で株式から高級不動産物件に至る資産の総額が7兆ドルにも膨らんだ。

だがサウジアラビアやロシア、ノルウェーなど主要な資金源を政府の石油輸出収入に依存しているSFWは現在、二重苦の状況に直面している。

北海ブレント原油先物価格LCOc1は2014年6月以降で約68%下落して1バレル=40ドルの節目水準を割り込み、石油収入は減少した。同時に、経済成長の減速に加え、新興国株式.MSCIEFなどの資産価格が約19%も下落したことにより、一部のファンドは原油安に対処するのに十分なリターンを稼ぎ出せなくなっているのだ。

ある資産運用担当者は「SWFとして6%超のリターンを確保できれば、健闘しているといえよう」と述べた。コモディティ関連収入に依存していないシンガポール政府投資公社(GIC)でさえ、向こう5─10年にわたって投資リターンは低下すると予想しているほどだ。

調査会社イーベストメントのデータによると、SWFは2015年の第1・四半期から第3・四半期までに資産運用会社から270億ドルの資金を引き出し、第3・四半期だけで195億ドルを引き出している。

ジュネーブを本拠とするコンサルタント会社ジオエコノミカのマネジングディレクター、スベン・ベーレント氏は、現在の原油安環境はこれらのファンドにとって、石油収入に代わる収入源を確保する初めての試練となっているのだが、到来する時期があまりにも早すぎた、と話した。

資産運用会社インベスコが今年実施したSWFの調査では、回答者の7割以上は政府からの資金拠出が今後減少すると予想していた。

<手元資金の減少>

サウジアラビアやロシアなどの主要産油国は既に準備資産を財源として利用し始めており、サウジアラビア通貨庁(SAMA)の正味の外貨建て資産は10月、2012年終盤以降で最低の水準に減少した。

国際通貨基金(IMF)は、仮にサウジアラビアが公的支出を抑制しなければ、同国の準備資産は5年以内に枯渇してしまうと警告している。

またロシアのSWFであるリザーブ・ファンドは2016年初頭までに資産規模が3兆4000億ルーブルに縮小すると予想されており、ロシア政府は仮に財政赤字が削減されなければ、国民福祉基金(ナショナル・ウエルス・ファンド)に手をつけざるを得なくなる可能性があると警告している。

1167とはずがたり:2016/01/10(日) 04:17:09
>>1166-1167
世界最大のSWF(資産規模8350億ドル)を保有するノルウェーでさえ、来年は約20年前にSWFを設立して以降で初めて、SWFから差し引きで引き出すことになると予想している。同国のSWFだけで、平均して全世界の株式の約1.3%、欧州企業株の約2.4%を保有している。

ジオエコノミカのベーレント氏はSWFについて一般論として「ファンドの資本まで利用するのは妥当ではない。資金の引き出しは、投資リターンと同等額までにとどめるべきだ」と指摘。「(ファンドの)資本に手をつけた際には、長期的な貯蓄ファンドとしての(SWFの)目的自体に異論と唱えることになる」と語った。

<戦略の変化>

一部の資産運用会社は既に、SWFの投資行動における微妙な変化を見抜いている。商業用不動産など「トロフィー」資産と称される割高な資産をめぐる競争が弱まっているというのだ。

JPモルガン・アセット・マネジメントの国際機関投資家顧客部門を率いるパトリック・トムソン氏は「資産の伸びが減速したのに伴い、流動性が比較的低い資産の一部を購入するという点で、活動が縮小している」と話した。

もっと長期的な面でも変化が見込まれている。例えばノルウェーのSWFは長期的な目標である欧州に対するエクスポージャーの引き下げには、より長い期間を要するとしている。

ノルウェーのSWFでアロケーション戦略を担当するOle Christian Bech-Moen最高投資責任者(CIO)はロイターに対し「われわれはファンドに流入した資金を欧州以外の地域への投資に割り当てることにより、欧州に対するオーバーウェートの度合いを着実に引き下げてきた」と説明。「仮に流入する資金が減少すれば、この移行計画は修正が必要になるかもしれない」と述べた。

ただ、すべてのSWFが大規模な資金流出に見舞われているというわけではない。JPモルガン・アセット・マネジメントによると、SWF資産の4割程度はコモディティ収入を資金源としていない。このため、影響はより少なくて済むはずだ。

ペルシャ湾岸諸国のうち人口が比較的少なく、石油価格の損益分岐点が相対的に低い場合は、うまく対応できる余地が残されるはずだ。例えばオマーン、アブダビなどはインフラへの支出を比較的容易に削減できるだろう。

だが石油収入を資金源にしていないアジアの大型SWFでさえ、ドル相場の大幅な上昇に対処する必要がある。結果として、中国の外貨準備高は2013年2月以降で最低の水準に落ち込んでいる。

1168とはずがたり:2016/01/10(日) 09:57:12
>「日銀の異次元緩和は技術的限界に接近しており、大した追加緩和はもうできない」との見方が強まっている
この予想は新しい施策(サプライズが伴う故に有効な)を可能とするだろうけど。

2016年 01月 5日 14:36 JST 関連トピックス: トップニュース
コラム:ドル円、歴史的記録は反転の合図か=植野大作氏
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-daisakuueno-idJPKBN0UJ06E20160105?sp=true
植野大作三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ為替ストラテジスト

[東京 5日] - 昨年のドル円相場は歴史に残る2つの記録を達成した。元日の早朝に確定した昨年末の終値は120.22円と年初の初値119.78円を小幅ながら上回り、史上初の「4年連続陽線」となった。年足では過去最長のドル高・円安局面だ。

他方、昨年の値幅は安値115.86円から高値125.86円まで、わずか10円の幅に収まり、フロート制導入後では「過去最小」の値幅になった。「派手な記録」と「地味な記録」の双方に味わいがあり、記録と記憶に残る1年になったと言える。ただ、市場が知りたいのは、それらの記録に秘められた含蓄だ。

一般に、長く続いたトレンドの後に値幅の狭い足が出現すると、転換の予兆と解釈されやすい。だが、テクニカルには「リアル」と「ダマシ」がつきものだ。3年連続の大陽線の後なので、単なる速度調整が起きただけという可能性もある。いずれにしろ、過去のチャートを眺めると、ドル円相場が2年間もわずか10円の値幅に甘んじた局面は存在しない。今年は上下いずれかへ弾ける時が来そうだ。

現在、市場関係者の間では、昨年高値の125.86円をドル高のピークとみる円高派と、通過点とみる円安派が激しい論争を展開中だ。戦略をそろそろ「戻り売り」に変えた方が良いのか、まだ「押し目買い」が正解なのか、正念場の申(さる)年相場が開幕した。以下、年間展望の着眼点と筆者の見解を述べておきたい。

<読み解くカギは「米国景気」「日銀」「為替需給」>

最も重要なポイントは「米国景気」だ。昨年末の米連邦公開市場委員会(FOMC)では約7年ぶりにゼロ金利政策が解除されたが、異例の「クリスマス利上げ」に踏み切ったイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の判断が妥当だったかどうかの評価は、今後の米国経済次第で決まる。

年明け後の米経済指標で残念な結果が相次ぐようなら、「師走の利上げは勇み足だった」との市場評価が定着、先のFOMCで示された「今年4回」の利上げ予想回数は下方修正を余儀なくされ、ドル安・円高への局面転換が始まるだろう。

一方、今後発表される米経済指標で良好な結果が続くようなら、米国景気の回復期待に根差した「健全な利上げ観測」が台頭、追随利上げの可能性がない日銀と比較した印象格差が広がって、ドル高・円安局面の寿命が延びることになるだろう。

2番目のポイントは「日銀の政策」だ。昨年末の会合で日銀は異次元緩和の補完・円滑化措置を発表したが、これに対する市場評価も割れている。

補完措置で示された「年3000億円の新たなETF(上場投資信託)買い入れ」が今年4月に始まる日銀の保有株売却の穴埋めに過ぎなかったことに注目する向きは、「日銀の異次元緩和は技術的限界に接近しており、大した追加緩和はもうできない」との見方が強まっている。

一方、円滑化措置に注目する向きの間では、追加緩和期待が広がっている。1)日銀適格担保の拡充、2)国債買い入れ平均満期の延長、3)J-REIT(不動産投資信託)の買い入れ枠倍増、などが稼働すれば、日銀による資産購入の余地が広がるからだ。結果的に、異次元緩和の継続可能期間は延びるほか、必要ならば追加緩和のカードを切る余力も増えたとみられる。

第3のポイントは「為替需給」だ。これについても円高派と円安派で見解が見事に分かれている。円高派も円安派も国際収支統計を見ているのは一緒だが、経常収支の黒字増を重視するのが円高派、資本収支の流出圧力の強さに着目するのが円安派だ。

日本の経常黒字は足元で年15兆円超の水準に膨張しており、今年はもっと増えそうなので、そろそろ円高になるとの意見には相応の説得力がある。

1169とはずがたり:2016/01/10(日) 09:57:30
>>1168-1169
他方、昨年は、日本からの直接投資で約16兆円もの資金流出が起きたほか、年金、生保、投信の3主体だけで年26兆円を超える外国証券の買い越しが記録されている。昨年、経常黒字が急増した上、世界同時株安や原油暴落などを背景に投機筋が円の空売り持ち高を一気に手仕舞ってもドル円相場が妙に底堅く、年足陽線で越年できたのは、短期回転売買を除く為替需給が円売り優位だったからだとの意見にも説得力がある。

昨年のドル円相場が過去最小の値幅を更新したという事実に照らすと、結果的にはどちらの議論も間違っておらず、「需給論争は痛み分けだった」とするのが冷静な判断だ。ドル円絡みの需給がおおむね拮抗していない限り、あれ程狭い値幅にはならなかったはずだ。

<年末予想は1ドル=127.50円>

以上を踏まえ、現時点での筆者の見解を述べておく。まず米景気に関しては、今年も拡大基調を維持、健全な利上げ期待がドルの先高観を支持する状況が続くとみている。

「利上げとドル高のダブルパンチで米国経済は失速する」「米国で利上げが進むと新興国や原油市場から資金が流出、リスクオフの円高が加速する」などの意見には傾聴すべき点も多いが、物価上昇率未満のマイナス圏で推移している実質政策金利が緩やかに水面付近に浮上してくる程度の利上げで過去、米国経済が腰折れした事例はない。

ドル高には米多国籍企業の業績を圧迫したり、製造業の競争力を蝕んだりするマイナス面はあるが、国内総生産(GDP)の9割近くを占める個人消費、住宅投資、政府支出などにはプラスに働く面もあり、原油の下落についても石油関連企業の業績や株価の圧迫にはなるが、米国の消費者や一般企業には大減税に等しいプラス効果が及ぶはずだ。

新興国についても、構造問題を抱える一部の国では景気悪化が続きそうだが、主要な輸出先である米国の景気がコケなければ、既往の通貨安による景気浮揚効果の恩恵を受ける国もあるだろう。これまで新興国に流入していた資金は様々であり、「米国が利上げを始めたら新興国を売ろう」としていた資金はすでに逃げた可能性もある。

日銀の金融政策についても、昨秋を境に「物価2%」という数字だけを追求する「短期決戦型」から賃金上昇を伴う良性インフレを粘り強く待つ「持久戦型」へ変質したが、前述の円滑化措置が稼働すればその持久力は格段に向上する。今年の春闘で政府は企業に強く賃上げを促しており、夏の参院選を前に円高・株安が加速する事態を放置するとは考え難い。時期尚早な円高リスクが台頭した場合、日銀は追加緩和に動くだろう。

為替需給についても、まだ円安優位が続くとみる。日本の経常黒字は今年20兆円台に膨張しそうだが、貿易が大幅な黒字だった昔と違い、海外からの利配収入だけで稼いでいる現在の黒字には円転されない部分が何割もあり、見かけほどの円買いにはならない。

昨年9兆円を超えた年金の対外投資は年央には下火になりそうだが、国内低金利の環境が続く中、生保や投信を通じた海外への資金流出は続くだろう。日本企業の海外進出は人口減という構造問題の所産でもあり、急ブレーキが掛かるとは思い難い。国内外の短期筋が昨年以上の円買いを強いられるような強烈なリスクオフイベントが勃発しない限り、今年も緩やかなドル高・円安が続くだろう。

今年から2年、株式市場の格言では「申酉(さるとり)騒ぐ」局面に入る。近年のドル円相場は、株高なら円安、株安なら円高に振れやすい傾向にあるが、株価を揺さぶる干支の霊力が上下どちらに効くかによって、ドル円相場の雰囲気も随分変わるだろう。筆者は株高・円安のパターンをイメージしている。年末予想は127.50円とした上で市場の審判を仰ぎたい。

*植野大作氏は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト。1988年、野村総合研究所入社。2000年に国際金融研究室長を経て、04年に野村証券に転籍、国際金融調査課長として為替調査を統括、09年に投資調査部長。同年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画、12月より主席研究員兼代表取締役社長。12年4月に三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社、13年4月より現職。05年以降、日本経済新聞社主催のアナリスト・ランキングで5年連続為替部門1位を獲得。

1170とはずがたり:2016/01/11(月) 17:09:13

場当たり的に過ぎる(;´Д`)

2016年 01月 7日 11:28 JST
中国株、サーキットブレーカー発動 終日取引停止
http://jp.reuters.com/article/csi-idJPKBN0UL07Q20160107?rpc=188
[上海 7日 ロイター] - 中国株式市場のCSI300指数.CSI300が取引開始後30分もたたないうちに7%下落し、サーキットブレーカーが発動された。

上海と深セン市場は終日取引が停止される。

CSI300指数は7.2%下落し、3284.74をつけた。上海総合株価指数.SSECは7.3%安の3115.89をつけた。

中国、8日から「サーキットブレーカー」を停止 
株式相場の安定狙う
http://toyokeizai.net/articles/-/99770
ロイター 2016年01月08日

 1月7日、上海・深センの両証券取引所は、中国が8日付でサーキットブレーカーを停止する方針を表明した。写真は杭州の証券会社で7日撮影(2016年 ロイター/China Daily)
[シンガポール/上海?7日?ロイター] - 上海・深センの両証券取引所は7日、相場の急変時に取引を停止する「サーキットブレーカー」制度を8日から停止すると発表した。

中国証券監督管理委員会(CSRC)の報道官は「サーキットブレーカーが株価急落の主因ではないが、想定通りに機能しなかった」とし、「コストが利点を上回った」と述べた。

その上で、相場の安定化に向けて停止を決定したと説明し、制度改善に取り組む考えを示した。

中国のサーキットブレーカー制度では、相場が5%下落した場合に取引を15分間中断、下落率が7%に達した時点で終日売買を停止とする。

上海と深セン市場ではこの日、取引開始後30分足らずで今週2度目となるサーキットブレーカーが発動され、終日取引が停止された。

日米韓などの市場にも同じ制度があるが、売買停止の基準をより高く設定しており、アナリストや投資家からは、中国の場合、発動の基準が低過ぎるため上手く機能しないとの指摘が出ていた。

1171とはずがたり:2016/01/11(月) 20:27:05

2016年 01月 8日 10:31 JST
アングル:米国株、多くの銘柄既に弱気相場入り 自律反発期待も
http://jp.reuters.com/article/usa-stocks-selloff-idJPKBN0UM04Y20160108?rpc=188&amp;sp=true

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 年明けの米国株は、2000年以降で最悪の滑り出しとなっている。投資家の間では正真正銘の弱気相場に向かうのではないかと取りざたされているが、実際には多くの銘柄が既に弱気圏に突入してしまった。

米国株の新年3日間の下落率は4%近くに達し、S&P総合500種のうち40%強の銘柄は直近高値から20%以上も下がった。この下落率は弱気相場の定義だ。

キンブル・チャーティング・ソリューションズの市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏によると、S&P総合500種の219銘柄の下落率が20%以上となっているほか、米国株には下落率10%以上の銘柄も374ある。

デトリック氏は、年初来の株価は極めて売られ過ぎの状態にあるので、いつ自律反発してもおかしくないとみている。

S&P総合500種の銘柄は52週高値から平均で約21.3%下落したため、値ごろ感が出てくる可能性もあるという。

コモンウェルス・ファイナンシャルのブラッド・マクミラン最高投資責任者は「懸念を十分に裏付けるだけのさまざまな根拠があり、足元の市場の反応が非常に妥当だと主張しようと思えばできる。だが同時に本当に事態がどれだけ変わったと問われれば、大して変わってないとわたしは答える。米国ではいくつかの『ポジティブサプライズ』があってもおかしくないだろう」と述べた。

米国株はなお割高だ。S&P総合500種の予想利益に基づく株価収益率(PER)は16.4倍と、昨年3月につけた17.4倍からはやや低下したとはいえ、04年以来の高値圏にとどまっている。

もっとも昨年、S&P総合500種のバリュエーションを大きく押し上げたのは、フェイスブック(FB.O)やアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、ネットフリックス(NFLX.O)、グーグル(GOOGL.O)というごく少数の「FANG」と称される銘柄群だった。

FANGのPERは相当な高水準で、例えばアマゾンの向こう12カ月に基づくPERは114.3倍、ネットフリックスに至っては368.5倍にもなる。

今年に入るとこれらの銘柄が低調に推移し、S&P総合500種は重要な支えを失って下落した。

だからといって下がった株を闇雲(やみくも)に買うべきだという理屈にはならない。

チャールズ・シュワブのトレーディング・デリバティブ担当マネジングディレクター、ランディ・フレデリック氏は「値の安い銘柄が抱える問題は、もっと安くなる可能性を常に秘めているということだ」と指摘する。

チャート分析を見ても、米国株は地合いが悪化している。レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルのチーフ投資ストラテジスト、ジェフ・ソート氏によると、S&P総合500種は6日の下落で重要な下値支持線だった1990を割り込み、昨年8月の安値である1870近辺を試す展開になった。

昨年8月の株安を引き起こしたのは中国経済の減速懸念で、これは今も変わらない材料だ。その上、サウジアラビアとイランの対立激化や北朝鮮の水爆実験実施表明といった別の地政学的要素まで加わった。

ソート氏は、サウジ・イランの対立や北朝鮮問題のリスクの大きさを正確に測定できないので「現段階ではまったく動くつもりはない」と静観姿勢を決め込んでいる。

こうした中で、株式投資からそっくり撤退するのではなく、より選別的な態度を取るべきだと語るのは、フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式調査アナリストのキム・フォレスト氏だ。

同氏は小売やハイテク、素材などのセクターで市場シェアを拡大している企業に目を向け、「わたしの希望はこれらの中にある」と強調した。

(Chuck Mikolajczak記者)

1173とはずがたり:2016/01/12(火) 14:32:09
債券先物が上昇、株安や日銀オペ支え-売り出せる投資家いないとの声
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O0T8H86JIJUX01.html
2016/01/12 12:47 JST

(ブルームバーグ):債券市場では先物相場が上昇。国内株式相場の続落に加えて、日本銀行の長期国債買い入れオペ実施による需給引き締まりが相場の支えとなっている。
12日の長期国債先物市場で中心限月3月物は前営業日終値比1銭高の149円34銭で開始し、いったん149円30銭まで下落。その後は水準を切り上げ、一時149円39銭と、前週末の夜間取引で付けた最高値に1銭まで迫った。午後は最高値圏でもみ合いとなっている。
現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.23%で取引を開始し、その後は0.225%に戻している。
メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、「前日の米債反落を受けてもう少し売られて始まるとみていたが底堅い」と指摘。「米国株は若干戻したが、日本株の場合は中国懸念が解消されたわけではないので続落している。前週の円債は金利低下のピッチが少し速かったものの、発行される国債がほとんど日銀に吸収される需給環境下、金利低下の方向しかリスクを取りづらい面がある。そもそも売りを出せる投資家もそれほどいないだろう」と言う。
日銀が今日実施した今月4回目となる長期国債買い入れオペ(総額8900億円)の結果によると、残存期間1年以下、3年超5年以下の応札倍率が前回から低下した。一方、1年超3年以下は上昇した。

日本株安
11日の米国債相場は下落。10年債利回りは前週末比6bp上昇の2.18%程度で引けた。米株式相場が上げたことなどが売り材料となった。一方、この日の東京株式相場は続落。為替の円高進行や企業業績への不透明感、中国市場に対する警戒感などを背景に売りが優勢。日経平均株価は一時2.2%安となった。
メリルリンチ日本証の大崎氏は、「中国懸念は昨年夏から続いており、表面化するたびにリスクオフ的な展開になる。人民元安が進んでもリスクオフ。原油安が進んでも低インフレ懸念。米利上げペースを緩めても、いずれも金利低下要因。上昇要因はなかなか見つけづらい」と分析した。

更新日時: 2016/01/12 12:47 JST

1174とはずがたり:2016/01/14(木) 13:25:20
実質的な中身を伴わないアベノミクスの虚飾を剥ぐには株価下がるのが一番だからいいこんだが,それにしても凄いおちっぷりだねぇ。。
参院選前に株価対策する余地を出す為には落ちる所迄落ちた方がやりやすいのかも知れないけど…。

日経平均下げ700円超、リスク回避で全業種売り-先物1万7000円割れ
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E6%97%A5%E7%B5%8C%E5%B9%B3%E5%9D%87%E4%B8%8B%E3%81%92700%E5%86%86%E8%B6%85%E3%80%81%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E5%9B%9E%E9%81%BF%E3%81%A7%E5%85%A8%E6%A5%AD%E7%A8%AE%E5%A3%B2%E3%82%8A%EF%BC%8D%E5%85%88%E7%89%A9%EF%BC%91%E4%B8%877000%E5%86%86%E5%89%B2%E3%82%8C/ar-BBoarXs#page=2
Bloomberg
長谷川敏郎
2 時間前

(ブルームバーグ): 14日午前の東京株式相場は、日経平均株価の下げ幅が一時700円超えた。海外原油先物相場の低迷や為替の円 高推移で景気、企業業績に対する先行き不透明感が再燃しており、前日の米国株安を受けたリスク回避の売り圧力も強まっている。東証1部33 業種は全て安く、大阪取引所の日経平均先物は一時1万7000円を割り込んだ。

 午前10時21分現在のTOPIXは前日比50.50ポイント(3.5%)安の1391.59、日経平均株価は679円13銭(3.8%)安の1万7036円50銭。日経平均の現物が1万7000円を割れれば、日中ベースで 昨年9月29日以来となる。

 東証1部33業種の下落率上位は鉱業、電機、水産・農林、機械、ゴム製品、保険、ガラス・土石製品、医薬品、卸売、非鉄金属な ど。騰落銘柄数は値上がりの33に対し、値下がりは1874に達するほぼ全 面安の展開だ。

 13日の国際原油市況は、北海ブレントが一時1バレル=29.96ドルと、2004年4月以降で初めて30ドルを割り込んだ。終値は1.8%安の30.31ドル。イランへの制裁が18日の金融市場の取引開始前に解除さ れる可能性があり、イラン産の輸出が近く増加するとの思惑が広がっ た。

 米ボストン連銀のローゼングレン総裁は13日、米経済成長見通しが後退しつつあり、金融政策当局が見込む利上げの道筋にリスクをもたらしているとの認識を示した。その上で、「今後も海外の経済情勢のほか、国内経済のいかなる軟化や米国のインフレの道筋に大きな注意を払っていく」と述べた。

 13日の米国市場では、商品市場の軟調などを受けた世界的な景気減速懸念で10年債利回りが低下、米国株はダウ工業株30種平均 が300ドル以上下げる大幅安となった。米投資家の恐怖心理を示すシカゴ・ボラティリティ指数(VIX)は3日ぶりに上昇、12ポイント上が った。為替市場では円が買われやすくなっており、きょう午前のドル・ 円相場は一時1ドル=117円30銭台へ円高・ドル安が進行、日本株市場 の13日終値時点は118円29銭だった。

  取引開始前に内閣府から発表された昨年11月の機械受注は、 前月比で14.4%減少。減少率は市場予想の7.3%減より大きかった。

  一方、中国人民銀行は14日、人民元の中心レート前日とほぼ同水準に設定した。

1175とはずがたり:2016/01/15(金) 18:09:57
焦点:年初来の下落きつい日本株、ウォン安の韓国株と明暗
http://www.msn.com/ja-jp/news/money/%E7%84%A6%E7%82%B9%E5%B9%B4%E5%88%9D%E6%9D%A5%E3%81%AE%E4%B8%8B%E8%90%BD%E3%81%8D%E3%81%A4%E3%81%84%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%A0%AA%E3%80%81%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%B3%E5%AE%89%E3%81%AE%E9%9F%93%E5%9B%BD%E6%A0%AA%E3%81%A8%E6%98%8E%E6%9A%97/ar-BBobzSp#page=2
ロイター
1日前

[東京 14日 ロイター] - 日本株の下げがきつい。アジアの主要株価指数の年初来パフォーマンスを比較すると、日経平均(.N225)の下落率は中国株に次ぐ大きさだ。円高が重しとなり、これまで強みだった企業業績への懸念が高まっている。一方、ウォン安の恩恵を受ける韓国株の下げは限定的で、日本株と明暗を分けている。

<円高とウォン安>

「日本株だけがやたらと売られている」(国内証券)──。年明けからの主要株価指数の下落率をみると、日本株のパフォーマンスの悪さが明らかだ。13日時点で世界同時株安の震源地となった中国の上海総合指数は17%、ハンセン指数9%と大きいが、日経平均はそれに次ぐ7%。

14日の市場でも、米ダウ(.DJI)が364ドルの大幅安となった流れを引き継いだ。アジア各国の株価指数は軒並み売りが優勢となったが、日経平均が一時4%を超える下落となったのに対し、上海総合指数(.SSEC)は売り一巡後はプラス圏に浮上。約2%高となっている。

一方、韓国の総合株価指数(.KS11)の年初来の下落率は2%(13日時点)。中国の景気減速の影響を日本より受けるとみられているほか、北朝鮮が6日に水爆実験に成功したと発表したにもかかわらず、相対的な底堅さをみせている。

日韓の株価パフォーマンスの違いには、両国通貨の動向が大きく影響している。昨年末に120円台だったドル/円(JPY=EBS)は、一時116円台まで円高が進行。一方、韓国ウォン(KRW=KFTC)は対ドルで5年半ぶりの安値水準で推移している。

世界銀行によると、韓国のGDP(国内総生産)に占める輸出比率は13年時点で約54%。同年の日本の16%を大きく上回っている。輸出が経済をけん引する構図が鮮明となっており、ウォン安の進行が韓国経済にもたらすメリットは大きい。

<中国不安への為替反応に違い>

ウォン安進行の背景にあるのは、中国景気への懸念だ。三井住友アセットマネジメント・シニアエコノミストの佐野鉄司氏は、直近ではシンガポールドルを含め「中国景気の影響を受けやすい通貨が売られている」と指摘する。

一方、円は中国不安が台頭するなかで「安全通貨」として買いが流入。120円台だった昨年末から、一時116円台まで円高が進んだ。リスクオフ材料に対する円とウォンの反応の違いが、株価の動きの違いにつながっている。

昨年の日経平均が9%上昇だったのに対し、韓国総合株価指数は2%高。これまで好パフォーマンスだった日本株には相対的な流動性の高さも背景に「中国株で発生した損失を日本株でカバーする傾向がみられる」(外資系投信)ことも、押し下げ要因となっているようだ。

<企業業績に警戒感>

実は、円高によってドル建て日経平均のパフォーマンスは、それほど悪くない。年初来のドル建て日経平均は足元で7%台の下落。ドル建てのDAX(13日時点)やダウの7%台と同水準だ。ドル建ての韓国総合株価指数の下落率は5%台と日韓の格差は縮小する。

しかし、円高は日本企業の収益圧迫要因でもある。市場では、1ドル115円を割り込むと、来期は企業によっては減益になるとの試算も出ている。今の円高はリスク回避の円買いが中心だ。リスクオフと円高のダブルパンチが日本株の低パフォーマンスの背景となっている。

ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏は「原油・資源安による国内大手商社の減損処理や石油関連企業の評価損の拡大が、日本株全体に及ぼす影響が警戒されている」と話す。

今月下旬から国内企業の第3・四半期決算発表が本格化する。来期を見据えた事業環境の認識や業績見通しに一段と注目が集まりそうだ。

(長田善行 編集:田巻一彦)


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