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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

226やおよろず:2007/02/17(土) 13:19:38
黒字国にも科せられるペナルティー
 ICUの仕組みは次のようなものだ。ある国の保有するバンコールは、輸出によって増え、輸入によって減る。会計年度末に、その国のICU勘定が黒字でも赤字でもなく「清算」された状態、つまりプラスマイナスがゼロに近い状態になることが目標とされる。各国通貨とバンコールの為替レートは固定されるが、調整は可能とする。ケインズ案の革新性は、バンコール残高が黒字の国もまた赤字の国と同様に世界経済システムの動揺を引き起こす、言い換えれば、債権国が債務国と同じように安定と繁栄を脅かすという認識にある。
 では、各国の勘定残高を限りなくゼロに近づけ、その状態を維持させるにはどうしたらよいのか。ケインズはすばらしく巧みな方法を考え出した。ICUは新通貨バンコールを発行する中央銀行として、各国に当座貸越枠を設定する。市中銀行と個人顧客との関係と全く同じだ。当座貸越の限度額は、過去5年間の貿易額平均の2分の1とする。限度額を超えた場合、超えた分に対して利子を支払う。このように、債務国は赤字分に対してペナルティーを科せられるが、ここで実に独創的なのは、債権国、つまり国際収支勘定が黒字の国も、超過分に対して利子を払うことだ。赤字額または黒字額が大きくなるほど利子は高くなる。

 更に、赤字国は、輸出を伸ばすために平価を切り下げ、輸出品の価格を下げることを義務づけられる。黒字国は、その逆で、輸出を抑えるために平価を切り上げ、輸出品の価格を上げる。黒字国が輸出超過を改めない場合は、当座貸越の限度額を超えた分をICUが没収し、準備金に組み込む。ケインズは、この資金を国際警察部隊や災害時の救助活動など、全加盟国にとって有益な活動に用いることを考えた。

 よくできた仕組みである。利子を払ったり、更には利益を没収されたりするのを避けるために、黒字国は、こぞって赤字国からの輸入を増やすだろう。赤字国の側では輸出が増え、貿易収支が改善に向かう。誰もが得をする仕組みなのだ。これが実現されていれば、国際貿易は拡大し、労働者の生活も保障され、より多くの富がより公平に分配され、国際関係はより平和になり、途上国の発展に向けられる資金も増えていたはずだ。そして、途上国の債務が現在のように膨れ上がることもなかっただろう。

 しかし、ケインズのこの構想は実現せず、彼が想像したような戦後世界は日の目を見なかった。そして世銀とIMFが推進した構造改革政策が、恐るべき事態を生み出してきた。途上国の膨大な債務は完済不可能だ。諸々の政策を決めているのは、民主的に選ばれた諸国の政府ではなく、ウォール・ストリートである(それに対してアルゼンチンなどの国がついに反旗を翻した)。最貧国は世界貿易の恩恵を受けていない。富める者は豊かになるほどにエゴイズムを膨張させている。

 WTOとそのルールがすでに存在する今、どうすれば均衡の取れた貿易が実現できるのだろうか。ジョージ・モンビオによれば、途上国は世界の金融システムに対して、26兆ドルの債務をいわば核の脅威のように突き付けて、ITOの創設を迫ることができる。あるいは途上国が、当初案よりは小規模な、独自の清算同盟を創設することもできるだろう。ラテンアメリカが先陣を切ってもよいのではないか。たとえばフランスなどで、新政権が発足した際に、このような構想を政策に組み入れるのも一案だ。それほど突飛なことではないだろう。いずれにせよ、仕組みについての細かい議論をする前に、頭に入れておくべきことがある。貿易システムの新たな骨組みを改めて考え出す必要はない。それはケインズが、とっくの昔に済ませているのだから。

(1) George Monbiot, The Age of Consent, Flamingo, London, 2003 では、世銀とIMFの構想を先頭に立って推進したのがケインズだったという通説に反論が加えられている。モンビオはまた、歴史学者の著作 Armand Van Dormael, Bretton Woods : Birth of a Monetary System, Palgrave Macmillan, London, 1978 に依拠して、ケインズがアメリカから一定の譲歩を得ることに成功しつつも、IMFが返済不可能な債務を作り出すだろうと予想していたことについても述べている。ケインズは結局アメリカ案を呑んだが、それは、ルールのない組織よりはルールのある組織の方がよいと考えたからであって、彼は創設された機関に満足はしていなかった。
(2) この会議の名称に注目したい。WTOは雇用問題に関心を向けることをはっきりと拒否してきたからだ。
(3) この時の経緯は以下の著作に詳述されている。Susan Ariel Aaronson, Trade and the American Dream : A Social History of Power Trade Policy, University Press of Kentucky, Lexington, 1996.


(ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2007年1月号)

227やおよろず:2007/02/17(土) 13:20:05
チャベス、モラレス、そしてコレア
モーリス・ルモワーヌ(Maurice Lemoine)
ル・モンド・ディプロマティーク編集長
訳・近藤功一
 2006年も終わりに近づいた頃、とあるサプライズが起きた。発信源はベネズエラではない。チャベス大統領の再選は、彼にまったく共感を示さない外国メディアでさえ予想していたことだ。一連の社会政策への支持を受けて、チャベスは12月3日に62.89%の得票率で再選を果たした。しかし、エクアドル大統領選でもまた左派の候補者、ラファエル・コレアが勝利するなどと、だれが予想しただろうか。そもそも彼のことを知っている人間がいただろうか。[フランス語版編集部]

228やおよろず:2007/02/17(土) 13:20:37
 エクアドル、そこはまさに火山地帯である。1990年6月、エクアドル先住民連合(CONAIE)による未曾有のデモをきっかけに、力強い先住民運動は噴火活動に入った。この運動は以後、10年あまりにわたり国家元首が8回も交代する不安定期を迎える国において、政治的動員力を持った唯一の社会組織として活動を続けることになる。

 たとえば2000年1月21日にマワ大統領が失脚した原因は、国民の不満が爆発し、一部の将校グループ(グティエレス大佐もその一員だった)の支援を受けつつ、先住民が行動を起こしたことにある。マワ大統領は、70億ドルにのぼる財政破綻の解決と金融機関の救済のために、銀行預金の凍結という安易な政策に走っていたのだ(1)。彼の追放後ただちに、民衆政府が形作られるが、1月22日に軍上層部の介入により、政権はノボア副大統領に委ねられる。ノボアはその見返りとして、通貨をスクレからドルに変更した(2)。

 ひとまず終息したとはいえ、2000年の蜂起は、先住民勢力の影響力とともに、彼らが一部のメスティーソ(先住民と白人の混血)と共同で結成した政党であるパチャクティク党の影響力を強めることになる。他方、グティエレス大佐は2002年10月22日の大統領選に向け、「ナショナリスト、進歩主義者、ヒューマニスト、革命主義者」を自称して、「第2の独立を築き上げる」ことが必要だと訴えた。パチャクティク党は先住民の候補者を立てることを諦め、この元軍人の支持に回った。グティエレスは、11月25日の決戦投票で勝利し、先住民の出身者も政権に入った(3)。しかし、新大統領はすぐにみなを裏切って、国際通貨基金(IMF)と合意を交わし、構造調整計画を受け入れ、アメリカ政府とコロンビア政府に同調し、ハードな右派の政党キリスト教社会党(PSC)と結ぶようになる。

 それに対してパチャクティク党は、政策構想を掲げるよりも、入閣に向けて大統領与党と協定を交わすことを優先させたため、明らかに新自由主義的な閣僚の任命を阻止するよう圧力を掛けることもなかった。党幹部は支持基盤と疎遠になり、「金色のポンチョたち」と呼ばれるようになる。経済学者のラファエル・コレアは、この時期すでに懸念を示し、「経済分野に関して言えば、(このときの入閣によってパチャクティク党は)IMFと合意を交わすという恥ずべき行為を正当化してしまった」と語っていた(4)。グティエレス大統領は、任用や分断、抑え込みといった手段によって先住民運動の力を削いだ。彼らが政権から抜け、距離を置くようになったのは、2003年7月のことである。IMFや世界銀行との合意は、家庭用ガスへの補助金停止、国営の電力会社や電話会社の民営化といった事態をもたらしていた。石油部門の民営化も計画されていた(5)。

 しかしながら、不測の事態によって政策決定者の意向がつぶれるのは、ラテンアメリカではよくあることだ。2005年4月20日には、今度はグティエレス大統領が民衆によって倒されることになる。デモには膨大な数の若者が参加した。シモン・ボリバール・アンデス大学トレド校で教鞭を執るウィルマ・サルガドはこう説明する。「1970年代には、石油輸出によって雇用が生み出された。私の世代は、社会のエスカレーターを享受できた。両親は私たちよりずっと貧しかった。私たちの子供たちは同じ希望を持つことができない。教育に投資しても、彼らが労働市場に出てみると、そこにはもうなにも残されていなかった」。疎ましいイメージが、この大学教員の脳裏をよぎる。「私たちは未曾有の危機の中にいる。ドル化政策は、これを唱道する人々が想像していたようにうまい具合にはならなかった。ドル化によって、国内の生産コストは近隣諸国よりも高くなってしまった。倒産する企業も増えた。とくに農業部門ではひどい。私たちが消費しているのは、アメリカ産のジャガイモ、コロンビアやペルーのスイカ、それに・・・」。消費を大きく拡大した国内経済の活況は、主に輸入、部分的には輸出に結びついている。生産能力や雇用の拡大は見られない。「乗用車を購入するための融資なら、48時間後には受けられる。3ヘクタールのジャガイモ畑に種を蒔くためならば、融資は得られない」と、ある農民は嘆いた。

 こうしてグティエレスは退場した。しかしながら、社会学者のウェルネル・バスケスに言わせれば、「このフォラヒードス(6)の蜂起は、真の社会運動というよりもむしろ、大統領のやり方は反道徳的だったと考えた一部の中産階級の再編だった。このときの社会運動は1カ月半で、政治的な提案もなく退潮に向かった」。もはやお馴染みの構図にしたがって、パラシオ副大統領が政権を引き継いだ。パラシオはコレアに経済大臣の椅子を用意した。

229やおよろず:2007/02/17(土) 13:20:59
高まる社会的圧力
 中流階級出身で、カトリック系の学校で中等教育を受けたコレアは、コトパクシ州の先住民の村での1年間の勤労奉仕の後、ルーヴァン大学(ベルギー)、イリノイ大学(アメリカ)で高等教育を受けた。左派の「ヒューマニストでキリスト教徒」を自認するコレアは、チャベス大統領と交渉して、5億ドルの対外債務証券の売却話をまとめ、エクアドル産石油をベネズエラで精製する可能性についても話し合った。この経済大臣の発案で、政府は石油収入の使途を見直すことを決定した。国家予算の40%にも及ぶ債務の返済に充てる代わりに、一部は社会支出に振り向けられることになった。
 その頃、アメリカ政府の中には沈鬱な表情が見られた。貧しい者にとって迷惑千万なものがあるとすれば、それは他の貧しい者が自分の借金を返済しようとしないことだ。コレアは、こんなこぼれ話を語った。「この20年間の新自由主義政策が完全に破綻したのを見て、私は経済政策を根本から変えようとした。銀行、石油大手、アメリカ、IMF、世界銀行、米州開発銀行は、権益を守るために大統領に圧力を掛けた。そして私は彼の信頼と後ろ盾を失った」。コレアは、自説を曲げるかわりに、辞任する道を選んだ。

 自由になったパラシオ大統領は、政府から「ナショナリスト・フォラヒードス」勢力を一掃し、産業界と折り合いをつけ、コロンビア政府と和解した(7)。また、国際金融機関との関係を正常化し、アメリカと自由貿易協定の交渉に入った。2006年3月には、全国22州のうち11の州で非常事態が宣言された。「我々はアメリカの植民地になるつもりはない」と叫んで自由貿易協定に反対する先住民のデモが立て続けに起こり、道路が封鎖され、木々が折り倒され、タイヤが炎上し、麻痺状態になったからだ。

 そうした圧力を和らげるために、暫定大統領はすでに2005年5月15日の時点で、政府との契約が遵守されていないという理由の下に、米系多国籍企業オクシデンタル・ペトロリウム(OXY)を追い出し、7億8000万ユーロに及ぶ資産を没収する措置をとっている。これを受け、アメリカ政府は自由貿易協定の交渉をストップした。しかし、この措置は、2006年10月15日の大統領選を前にして、先住民を中心とした社会運動を出し抜くために、その大きな主張の一つであったOXYの追放を政府が自ら実施したものだった。

 一方にはハードな右派勢力、他方には少しばかり色あせた伝統的な左派政党という構図の中で、コレアは様々な進歩主義勢力の寄り合い所帯である新勢力「アリアンサ・パイス」を旗揚げした。ナショナリズムが色濃い同党の主張には、ベネズエラで進行中の出来事が随所に反映されている。

 選挙に勝つために、コレアは先住民運動の支持を必要としたが、やんわりと拒否された。かつてグティエレスと同盟し、分断と弱体化に追い込まれるという散々な過ちに懲りていた先住民たちは、メスティーソに猜疑心を抱き、殻に閉じこもり、もう「レンタルの政治家」は要らないと考えていた。「我々自身の候補者を立てるか、でなければだれも応援しない」。いくつかの州でアンケートを実施して、CONAIEの創始者ルイス・マカスとどちらを大統領候補、副大統領候補にするかを決めようというコレアの提案を、パチャクティク党は退けた。1990年代に存在感を示していたマカスは、しばらく影が薄くなっていたが、グティエレス大統領時代に農業大臣に任命されたことで、再び注目を集めるようになっていた。選挙による政界復帰を決心したとき、彼は大統領になることしか考えなかった。コレアの政治顧問のリカルド・パティノは嘆息する。「ラファエルはこんなふうに言ったんだ。そこに最大の勝機があるのなら、先住民運動を代表する同志の副大統領候補者になることを名誉に思うってね」

230やおよろず:2007/02/17(土) 13:21:43
先住民勢力も決選投票で支持
 この国にどれほどの先住民がいるのだろうか。右派は10%、左派は25%、ユネスコでは45%という数字を挙げる。先住民は確かに、自由貿易協定やOXYへの反対闘争を成功に導くのに大きな役割を果たしている。しかし、彼らの指導者の一人がエクアドル社会全体の代表として認められる可能性は低い。「マカスとコレア」の組み合わせでは勝てないというのは周知の事実だった。「コレアとマカス」ならいけるだろう。パチャクティク党は分裂した。チンボラーソ先住民運動のデルフィン・テネサカ議長は、「マカスは社会組織の指導者であって、政治のリーダーではないとみなされている。議論の発端はそこにあった」と説明する。2006年6月23日、パチャクティク党の政治協議会が開かれた。13の州組織がコレア支持に回った。その他の州はマカス候補を擁立する。
 完全な分裂状態だ。メスティーソの活動家でさえもコレアに猜疑心を抱いていた。「出身はどこなのか。上流階級だ。下部組織との接点は一切ない」。コレアは、首都キトで最も学費の高い私立サン・フランシスコ大学で経済学部長を務めていたことを非難されている。チャベスがベネズエラから「友人」コレアへの支持をほのめかしたことで、話はさらにややこしくなった。ボリビアのモラレス大統領は、エクアドルに立ち寄ったとき、「先住民の同胞」マカスを激励した。しかし、マカスの主張の内容はコレアと大差ない。農地改革と制憲議会の必要性、プラン・コロンビアと帝国主義の拒絶、ベネズエラ、ボリビア、キューバとの連帯、自由貿易協定の拒否、世界社会フォーラムへの支持などだ。マカスは言う。「我々の運動は、包括的な政策課題への取り組みが必要であることを理解した。先住民問題だけに特化すれば、完全に行き詰ってしまう危険がある。それでは先住民の問題についても、国民的な問題についても、解決することはできないだろう」

 制度的革新国民行動党(PRIAN)の候補者アルバロ・ノボアは、バナナ王でエクアドル最大の富豪である。彼は汚い選挙運動を繰り広げた。チャベスとコロンビア革命軍(FARC)の傀儡コレアは「国民が共産主義、テロ、キューバへの賛同票を投ずるのを見ることはないだろう」というものだ。狙いは分断、票の細分化である。10月15日の第1回投票では、不正もあってのことだろう、ノボアがコレアを抑えて首位に立った。パチャクティク党とマカスは敗れ去った。エクアドルはボリビアではなかった。これら以外の諸政党は端役を演じただけだった。

 余興の時間はもう終わった。第1回投票の時点で、この国の人々のコンセンサスが政治システムの変革の必要性にあることが明白となった。市民運動は決戦投票で、大挙してコレア支持に回った。パチャクティク党、大衆民主党(MPD)、社会党(PS)、民主左翼(ID)、そしてCONAIEを含む200の社会組織などだ。11月26日、左派の候補者は56.67%の票を集め勝利した。

 パラシオ政権時代に改正された石油資源法によって、多国籍石油企業への課税は引き上げられている。コレアにとっては、まだ十分ではない。「5バレルの生産のうち、多国籍企業が4バレル持っていき、我々に残されるのは1バレルというような状況を許しておくわけにはいかない。そうした契約への政府の参加を見直していくつもりだ」。ベネズエラやボリビアと同じ政策だ。コレアは自由貿易協定に反対しており、エクアドルがプラン・コロンビアに関与することも、FARCを「テロリスト」組織とみなすことも拒否している。コレアの政党は前回の議会選で候補者を立てておらず、彼は議会に支持基盤を持っていない。そのため、6〜7カ月のうちに制憲議会を開いて、有権者に直接「共和国の再建」を訴えかけるつもりでいる。

 コレアは2006年6月にこう宣言している。「我々は『チャベス主義者』でも『バチェレ主義者』でも『キルチネル主義者』でもなく、21世紀の社会主義の一翼を成すものだ。それは調整と協力、補完の論理に足場を置き、社会正義、国の主権、天然資源の保護、地域統合を希求する社会主義である」

 彼の構想は、チャベス、モラレス、カストロが唱える米州ボリーバル代替構想(ALBA)に実によく似ている。


(ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2007年1月号)

231やおよろず:2007/02/18(日) 04:54:03
サルコジ氏が10P差で優勢=ロワイヤル氏、政策発表も支持低落−仏大統領選
2月17日20時0分配信 時事通信

 【パリ17日時事】

第1回投票まで2カ月余りとなった仏大統領選の決選投票に関する世論調査で、与党・国民運動連合(UMP)のサルコジ総裁(内相)が、社会党のロワイヤル元環境相にこれまでで最大の10ポイントの差をつけていることが分かった。
17日付パリジャン紙に掲載された世論調査結果によると、5月6日に行われる決選投票での投票の意向を尋ねたところ、サルコジ氏が55%、ロワイヤル氏は45%だった。
第1回投票ではサルコジ氏33%、ロワイヤル氏27%。
ロワイヤル氏は11日に大統領選への政策発表を行ったが、支持の低落傾向に歯止めが掛からず、14日には経済担当の選対幹部が辞任するなど陣営内部に不安材料を抱えている。 

最終更新:2月17日20時0分


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000103-jij-int

232やおよろず:2007/02/18(日) 04:59:28
<仏大統領選>「第3の候補」支持広げる 2大政党の間隙で
2月7日18時51分配信 毎日新聞

 今春のフランス大統領選に向け左右2大政党の候補同士の非難合戦が過熱する中で、「第3の候補」として中道派・フランス民主連合のバイル議長(55)が静かに支持を広げている。
 2大政党ばかりに焦点を当てるパリの中央メディアを批判し、都市周辺部や地方で支持を伸ばしている。【パリ福井聡】

 1日に発表された世論調査によると、右派与党・国民運動連合のサルコジ内相(52)が支持率32%(前月比3ポイント減)とリードし、左派野党・社会党のロワイヤル元家庭・児童担当相(53)が同26%(同6ポイント減)で2位。
 1月に失言が相次いだロワイヤル氏がやや劣勢とはいえ、依然として2人の接戦だ。
 これに続くのがバイル氏の13%(同4ポイント増)、極右・国民戦線のルペン議長(78)の12.5%(同0.5ポイント減)。
 過去2回の大統領選では、先行する2候補を追った「第3の候補」が選挙の行方を大きく左右した。
 今回は当初、極右のルペン氏がこれに当たるとみられていたが、1月中旬からバイル氏の伸びが顕著になってきた。
 バイル氏の民主連合はジスカールデスタン元大統領が作った政党で、キリスト教民主主義に基づく親欧州連合(EU)の中道政党。
 02年の保守・中道合同で現与党・国民運動連合が発足した時に参加を拒み、独自性を保ってきた。
 世論調査の支持率の推移から、ロワイヤル氏とサルコジ氏の後退分がバイル氏に流れたと見ることができる。
 
 バイル氏はボルドー大文学部卒。政治エリートではなく、サルコジ氏やロワイヤル氏に比べると「誠実だが強烈な個性やカリスマ性に欠ける」と言われてきた。
 しかし、ロワイヤル氏が軍事や外交の常識不足を露呈する相次ぐ失言で、サルコジ氏が内務省に対立陣営の諜報(ちょうほう)活動を命じた疑惑報道で、ともにイメージを落とす中、従来はマイナス面とされてきたバイル氏のひかえめな性格が、プラス評価に変わりつつある。
 バイル氏は最近、地方での集会で「多くの労働者は出口の見えないトンネルの中にいて政治エリートの決定から見放された気持ちとなっている。この構図はフランス社会全体を覆っている」と述べ、現状に不満を抱く人々の間に共感を広げている。中央メディアへの登場機会は少ないが、特に地方での支持が着実に伸びている。
 1月中旬、資産総額60万ユーロ(約9420万円)以上に課せられる富裕税の問題がメディアをにぎわせた。ロワイヤル氏の一家は「不動産3件などの資産合計が(富裕税を課される)基準をわずかに上回っている」と報じられた。サルコジ氏はその倍以上の資産を持つ。しかし、子供6人の家庭を持つバイル氏の資産は基準以下で、中・低所得層の共感を得た。
 バイル氏は南西部ボルデア出身のカトリック教徒だが、明確な政教分離主義者。「すべての子供に等しい教育機会を」など左派の理念を掲げる一方、経済政策では「従業員50〜250人の輸出振興型中小企業の倍増」など右派の自由経済推進による改革を掲げる。このため今後、サルコジ氏、ロワイヤル氏のいずれかが失速した場合、どちらの支持者の票の受け皿にもなり得る強みがある。

最終更新:2月7日18時51分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000066-mai-int

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 11:33:32
ロワイヤルは発言が思慮に欠ける部分があって、支持を落としてきている。大統領(候補)には不向きと見る。
サルコジには内務省スキャンダルはあるが、致命的とは言えない。
サルコジ勝利と予想。

234やおよろず:2007/02/18(日) 11:37:46
サルコジは、親米親中のリベラリスト(ミズホという意味ではない)なので、勢力地図が変わってくるかも

ロワイヤルも、別の意味で親中。

235とはずがたり:2007/02/18(日) 11:44:58
まぁフランス人がだれ選ぼうと関係ないっちゅやないんやけどサルコジが当選しそうな流れは残念である・・。
移民に対する発言など結構強硬派な印象だったんですけど案外リベラルなんですかね?

236やおよろず:2007/02/18(日) 12:01:08
>>235
 経済自由主義者という意味でリベラル派のようです。
 よって、シラクはサルコジを大嫌いだそうです。
 シラクは「経済自由化は共産主義と同じように失敗への運命をたどる」という考えの持ち主ですから。

 しかし、ルペンが78歳なのには驚き!

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 18:03:35
サルコジがフランスの麻生なのかと思っていたら、ロワイヤルが疑問発言繰り返すので、こりゃあ厳しいなと。
ケベック問題に口出したのは痛い失策だったんじゃないかな、それまでも外交音痴っぷりが言われていたけど。

238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/21(水) 08:57:31
キャメロン人気はまだ衰えずか。ブレア不人気をブラウンが転換できるか?

英世論調査、保守党支持率が与党労働党を大幅にリード
2月20日16時13分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000874-reu-int

 [ロンドン 20日 ロイター] 英ガーディアン紙とICMの世論調査で、将来行われる総選挙ではブラウン財務相率いる与党労働党を支持すると答えた有権者が全体の29%にとどまり、キャメロン党首率いる野党保守党を支持するとした42%に大きく引き離されていることが分かった。支持率の差は、保守党が前回総選挙で勝利した直後の1992年7月以来、最も開いた。
 キャンベル党首率いる野党自由民主党を支持するとの回答は17%だった。
 ただ、具体的な指導者や指導者候補の名前を挙げずに支持政党だけを聞いた質問では、労働党支持率は31%と、やや盛り返している。保守党支持率は40%、自由民主党支持率は19%だった。

239とはずがたり:2007/03/09(金) 17:07:51
おお。遂に時代遅れの貴族制度が廃止か。どうやって選出するのかね?最高裁判所の機能は?

英「貴族院」700年の歴史に幕 直接選挙で選出へ
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070309/erp070309001.htm

 英下院が7日、上院(貴族院)への直接選挙制導入案を賛成多数で支持、同院は数年後には、貴族ではなく、全員ないし大半が選挙で選ばれた議員によって構成される見通しとなった。

 上院はもともと世襲貴族で構成されていたが、ブレア政権下の1999年の改革で、一部の世襲貴族と、政党などの指名で任命される1代貴族で構成されるようになった。今回の改革はそれに続くもので、下院では(1)全議員を選挙で選出する(2)80%を選挙で選出、残りは任命−の2つの案がともに支持された。また、世襲貴族議員の廃止も可決された。

 英各紙は8日、下院の投票について、「歴史的投票」「700年余の歴史に幕」などと大きく伝えた。今回の投票はあくまで、下院としての意見表明にすぎず、これを受け、政府が法案づくりを進める。(ロンドン 時事)

(2007/03/09 12:06)

240名無しさん:2007/03/15(木) 07:40:07
党首交代で、いつのまにか野党・労働党優位に。総選挙は11月の予定。

豪野党労働党の支持率が61%に拡大、総選挙控えハワード政権に打撃
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070312-00000720-reu-int
3月12日16時8分配信 ロイター

 3月12日、豪各紙に掲載されたACニールセンの最新世論調査によると、ケビン・ルッド党首(写真)が率いる野党労働党の支持率が61%に上昇している。2月撮影(2007年 ロイター/Andrew Sheargold)
 [キャンベラ 12日 ロイター] 豪各紙に掲載されたACニールセンの最新世論調査によると、今年後半に行われるオーストラリア総選挙に向け、新しく就任したケビン・ルッド党首が率いる野党労働党の支持率が61%に上昇している。ハワード党首が率いる与党保守党の支持率は39%。
 政府は、ルッド労働党党首が問題のあるロビーストと会談したことや、労働党幹部が麻薬犯罪で手配されている人物の紹介状を書いたことなどを攻撃しているが、労働党の支持率低下にはつながっていない。
 エージ紙のミシェル・グラッタン記者は「ACニールセンの調査は、ハワード政権にとって重大な懸念要因となろう。数字の問題だけでなく、政府がルッド党首の判断や人格を攻撃しているにもかかわらず、労働党支持率が低下していないのは深刻だ」と述べた。
 こうした攻撃にもかかわらず、ルッド党首個人に対する支持率は67%に上昇し、野党党首の支持率としては、1996年にハワード氏が首相に就任する直前以来、最高となった。

241とはずがたり:2007/03/20(火) 12:21:01

中南米では国民の帰属意識が高まっているのか為政者が煽っているのか・・?

コカ・コーラ名称変更を ボリビア「聖なる葉の名ダメ」
2007年3月19日(月)18:05
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/K2007031901460.html

 コカ・コーラは名称変更を――。ボリビアの新憲法制定議会で、外国企業による「コカ」の名称使用を禁ずる条項が検討されている。コカを国章に採用することも提案されており、元コカ農民代表のモラレス大統領の下でコカの再評価が進んでいる。

 南米原産のコカは、先住民が疲労や飢えをしのぐため、葉をかんだり茶として飲んだりする。儀式にも伝統的に使用されてきた。だが麻薬コカインの原料となるため、各国で栽培が厳しく規制されている。

 現在、国連の協定でコカを含んだ製品の貿易は禁じられているが、モラレス氏はコカの成分を含んだ薬品や飲料の産業化を目指している。

 ロイター通信などによると、制憲議会内のコカ委員会は「聖なる葉の名を外国企業の商売に使わせるな」という農民団体の要望にこたえた。

 また、国章の変更案は、オリーブと月桂樹(げっけいじゅ)の枝があしらわれている部分をコカの枝に置き換えるというものだ。コカ委員会の委員は、オリーブと月桂樹を植民地時代の象徴と批判し「コカはアンデスの先住民を象徴している」と述べた。

 英BBCによると、コカ・コーラ社は「コカ・コーラは世界で最も価値があり、認知されたブランドだ」との声明を出した。

242名無しさん:2007/03/27(火) 01:16:50
奴隷貿易:廃止法成立から200年 ガーナや英で記念行事
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20070326k0000e030016000c.html

25日、ガーナ・ケープコーストで英国の奴隷貿易廃止から200年になるのを記念し太鼓をたたく黒人=ロイター [ロンドン小松浩]英国の奴隷貿易廃止法成立(1807年)から200年を迎えた25日、かつて奴隷貿易の拠点だったガーナや英国各地などで記念行事があった。ブレア首相は昨年秋に黒人系誌に発表した談話と同じ「深い悲しみ」を表明したが、公式謝罪には踏み込まなかった。

 首相はガーナのエルミナでの式典にビデオメッセージを寄せ、奴隷貿易を「歴史上最も恥ずべき企ての一つだ」と強調。「この機会に英国は深い悲しみと遺憾の意を表明する」と述べた。

 ブレア首相は今月半ばの記者会見で「なぜ謝罪できないのか」と聞かれ「私は現に申しわけない(ソーリー)と言っている」と答えたものの、節目の談話やメッセージで「ソーリー」という言葉は使っていない。

 これに対し、急進左派的な政治姿勢のリビングストン・ロンドン市長は「公式謝罪をしない英国政府の姿勢は卑しい」と批判。英国国教会のヨーク大主教なども謝罪が必要だと主張した。

 だが、首相サイドは昨年の談話と今回のメッセージがすべてという姿勢を貫いている。これについて、英メディアは「首相の法的アドバイザーが公式謝罪すれば個人や集団への補償責任を認めることになると助言している」(ガーディアン紙)などと解説した。

 英国では市民団体メンバーが、黒人奴隷がやられたのと同様に首をつながれてロンドンまで行進するデモをした。一方、黒人団体の一部は「奴隷貿易廃止法成立後も奴隷貿易は続いた」として、200周年の節目を祝うことに反対した。

 アフリカ黒人をカリブ海の島や北米に移送する奴隷貿易は16世紀から19世紀まで続き、最大1200万人の黒人奴隷が売られたとされる。18世紀の英国は、世界最大の奴隷貿易国だった。

毎日新聞 2007年3月26日 9時57分 (最終更新時間 3月26日 12時51分)

243やおよろず:2007/04/07(土) 17:10:39
マトモに考えれば、核保有の議論が沸きあがっても、おかしくないわな


http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007040701000337.html

「日本が多数の核製造も」 キッシンジャー氏懸念
2007年4月7日 16時52分

 【ワシントン7日共同】フォード米政権の国務長官だったヘンリー・キッシンジャー氏が1974年8月、「日本は現行の核拡散防止条約(NPT)の枠組みで、多数の核爆弾を製造することができる」と述べ、日本の核武装に強い懸念を示していたことが7日、機密指定を解除された米公文書で分かった。

 70年代の米外交を主導したキッシンジャー氏は、74年5月にシリアのハフェズ・アサド大統領(当時)との会談でも日本の核武装に言及したほか、最近の論評でも日本の核保有の可能性を指摘。今回の文書は、同氏が日本に対して根深い不信感と警戒感を抱いていたことを物語っている。

 国家安全保障会議(NSC)の会談記録(極秘)によると、キッシンジャー氏は同年8月21日にオーストラリアのショー駐米大使(当時)と会談し「私は日本が核を保有すると常に信じてきた」と言明した。

244やおよろず:2007/04/11(水) 19:57:14
サルコジ氏の勝利予想 仏大統領選で有権者

http://www.kahoku.co.jp/news/2007/04/2007041101000573.htm

 22日に行われるフランス大統領選は、保守系与党、国民運動連合(UMP)のサルコジ党首を軸に混戦模様が続いているが、市民の過半数はサルコジ氏の当選を予想している。サルコジ陣営の結束は固く、選挙戦略も手堅さが際立っており、巧みな戦いぶりへの評価が数字に反映されたと言えそうだ。
 フランス公共ラジオによると、調査会社IFOPが10日発表した世論調査では回答者の67%がサルコジ氏当選を予想。社会党の女性候補、ロワイヤル元家庭担当相の16%を大きく上回った。9日付パリジャン紙掲載の調査でも、サルコジ氏の勝利を予測する人が59%に達した。
 一方、最近の世論調査での支持率を見ると、サルコジ氏は20%台後半から30%前半、ロワイヤル氏は20%台前半から半ばを推移している。

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 決選投票の相手がロワイヤルならば、サルコジの圧勝は間違いない。

 親米・親中のリベラリストのサルコジが大統領では、日仏関係がシラク時代より好転することは考えにくいのではないだろうか?

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 14:47:29
>>244
そう、その組み合わせならサルコジが勝つとしか思えない。ロワイヤル、内容がなかったよ・・・。
私としては、意外な激戦になってもらうために、バイルの決選投票進出を希望しています。

サルコジって親中なんですか? リベラリストの性質からは素直に導かれない気もしますが。

246やおよろず:2007/04/12(木) 15:05:06
>>245

 経済的リベラリストです。
 どうも、フランスで「リベラル」というのと、アメリカで「リベラル」というのでは概念が違うようで。
 フランスの「リベラル」とは、左派ではなく、自由貿易論者をさすようです。

 シラク大統領は「リベラル」批判をし、共産主義と同じ間違いを犯すとしています。
 ということで、国際貿易重視の立場から、シラクに比べて、中国に接近しているわけです。

 それと、シラクが軍事・石油を支持基盤にしているのに対して、サルコジは金融関係を支持基盤においている記事を読んだことがあります。

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 15:12:52
>>246
私もこの掲示板でそのへんこだわって考えたことあって、むしろアメリカにおけるリベラルの表現のほうが「ねじれ表現」だと思ってます。
むしろ、アメリカのオールドリベラル(=むしろ共和党側)に近いだろうから、中国のような不自由主義とはまったく相容れないだろうなと思ったので。
他国の国内体制改善にはあまり関心なくシビアに判断するという、ネオコン以前のアメリカ保守に近いという気がします。

248やおよろず:2007/04/12(木) 16:05:02
>>247

 >>アメリカにおけるリベラルの表現のほうが「ねじれ表現」だと思ってます。

 公民権運動に関連して定着した表現といわれていますが、アメリカが黒人問題を抱えていたことが、意義の違いを生み出したんでしょう。

 >>アメリカのオールドリベラル(=むしろ共和党側)に近いだろうから、中国のような不自由主義とはまったく相容れないだろうなと思ったので
 >>他国の国内体制改善にはあまり関心なくシビアに判断するという、ネオコン以前のアメリカ保守に近いという気がします。

 キッシンジャーやパパブッシュ周辺が、アメリカで最も発言力のある親中派であるということから考えて、サルコジがアメリカのオールド保守というのは、的を得ていると思います。

  他国の国内体制が自国に波及していた冷戦前期には、相手国の国内体制と自国における政治思想とがリンクしていた。
  つまり、相手国の政治体制の輸出である、「革命」が存在していた。
  ゆえに、自らの政治思想を国内において実現するためにも、相手国の政治体制如何というのが重要であった。
  しかしながら、冷戦中期から後期にかけて、とりわけ先進国では革命が現実のものではなくなり、相手国の政治体制が自国の政治体制を直接的に揺るがすことはなくなった。
  よって、相手国の政治体制を、自国の政治体制から独立したものとして捉えることが可能となった。
  そのため、共産独裁国との友好、つまり反共という名目のない独裁国との友好が、可能となった。
  したがって、自由主義を掲げながら不自由体制と交渉することが、経済的利益にかなうものであれば積極的になされるべきである。

 こういう感じでしょうか?

 こうしたオールド保守は、国家の国内的使命を重視し、国家の構成員たる企業の利益を最大化することを重視したものであろうかと思います。
 それに対して、ネオ保守は、国家の国際的使命を重視し、理念を同じくする諸邦と異なる諸邦とを峻別し、理念の共有を経由して、自国の利益に転換していくというものと捉えることができます。
 当然、オールド保守は「理念」について、ネオ保守は「費用対効果」について、一定のエクスキューズは必要としますが。

 シラクは民族主義的傾向が強かったので、アメリカにはないタイプの政治勢力であったのかなと思います。
 その意味で、ロシアのプーチンと親和性が高かったのだろうと思います。
 
 日本においては、置き換えるのは「憲法」要因で難しいのですが、保守系の大陸・台湾問題に現われると思います。
 つまり、「理念」の台湾派と「費用対効果」の大陸派が存在し、それぞれエクスキューズを発信しているわけです。
 台湾派は対中投資リスクを、大陸派は戦争贖罪・歴史問題を掲げ、それぞれの立場をサポートしています。
 どちらに説得力があるのかで、立場は異なるものになると思いますが。
 かつての親中派=田中角栄は、戦争贖罪よりは、対ソ連・裏安保を強く打ち出していたと思いますが、これは冷戦期で独裁国との友好に「反共」が説得力を持っていた時代であったからだと思います。
 日本においても共産革命が現実味を失った80年代後半から、保守の側の親中派のエクスキューズが「反ソ」から「歴史認識」に転換された。
 
 だいぶ話が脱線しましたが、そういう意味で、サルコジは国内体制を一定程度は度外視して、対中友好を深めてくるものと思われます。
 日本にとって直接的問題は、対中武器輸出解禁問題でしょう。
 ほとんど情報が入ってこないので分かりませんが、シラク後の軍事産業ロビーがどうなるのか?
 フランスに関しては、当面、対中武器輸出を中心にウォッチしたいと思います。

249やおよろず:2007/04/13(金) 10:25:40
世銀総裁、「過ち」認める 「恋人」厚遇で進退問題も

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070413/usa070413008.htm

世界銀行のウルフォウィッツ総裁が「恋人」の同行職員に内規違反の大幅昇給を認めたとの疑惑が表面化、かつて米国防総省ナンバー2としてイラク開戦を主導した同総裁の進退問題に発展する可能性が出てきた。

 総裁は12日、詳細な説明を避けながらも「私の過ちだった」と落ち度を認め、この問題の処理を理事会に委ねる意向を表明。一方、職員団体は「総裁の指導力への信頼が失われた」と辞任を求めており、貧困撲滅を掲げる国際機関は大きく揺れている。

 2005年6月の就任に際し総裁は、世銀の女性職員との交際が「利害相反」に当たる恐れがあるとして倫理委員会に相談。米メディアなどによると倫理委は他組織への出向を提案、女性は最終的に米国務省の外郭団体に移った。

 問題になったのは、女性の出向に伴い年収ベースで約6万ドル(約714万円)の昇給が総裁主導で認められたとされる点で、女性は年収が約20万ドルに増えた。総裁は12日の記者会見で「交渉にかかわるべきではなかった」と述べ、自らの関与を示唆している。

 同氏の総裁就任に当たっては、イラク開戦に批判的な欧州出身職員らが当初から反発。身内の重用に加え、ブッシュ政権の価値観を援助の現場に持ち込んだとの批判も付きまとい、組織運営をめぐる内部対立が続いていた。(共同)

(2007/04/13 08:50)

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 ネオ保守が掃討されていくなあ

250やおよろず:2007/04/17(火) 12:07:31
アフガン復興支援チームに参加せず 安倍首相が表明

http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200704160330.html

 安倍首相は16日、旧タリバーン政権崩壊後のアフガニスタン復興にあたっている軍民一体型の「地域復興支援チーム」(PRT)への協力について、「自衛隊を参加させることは考えていない。NATO(北大西洋条約機構)のPRTと連携しつつ、今後数年間で20億円規模の協力を実施することとしている」と述べ、自衛隊の参加を見送る考えを表明した。イタリアのプロディ首相との会談後の共同記者会見で語った。

 首相は1月のNATO理事会での演説やその後の記者会見で、PRTへの自衛隊参加を示唆していた。PRTでは、NGO(非政府組織)などが学校建設などの復興支援活動を行い、軍人がその警護にあたる。

 首相の積極姿勢を受けて、政府は自衛隊の海外派遣について新たに包括基準を定める一般法でのPRT参加についても検討に着手。しかし、海外で禁じられている武力行使につながる可能性があるため、政府内には「違憲のおそれがある」という慎重論が根強く、首相も現状では実現は難しいと判断したものとみられる。

251やおよろず:2007/04/17(火) 12:42:17
 原油の埋蔵量はサウジアラビアなど四カ国、天然ガスはロシアなど
三カ国の合計が、いずれも世界の半分を占め、地域的に偏在している
のが実態だ。しかも、埋蔵地と消費地は異なり、消費国は資源の乏しい
日本やドイツ、韓国、さらには成長著しい中国、インドが上位を連ねている。
 日本は今さら無資源を嘆いても始まらない。何としてでも省エネルギー、
新エネルギーという地球に優しい“国内油田”を育てる必要がある。

 自動車燃料は産業用などを含めた全エネルギー消費量の約二割に
上り、ほぼ全量が原油頼み。燃料効率を劇的に向上させたり、水素
エネルギーを利用する燃料電池車の実用化一番乗りを果たす。
技術革新で原油輸入を減らせば、日本国内で油田を開発したことと同じ
効果がもたらされる。
 資源国でも、長期契約ゆえに天然ガスや原油の対日輸出を続けながら、
エネルギーの輸入国に転じてしまったインドネシアのような例もある。
 原油が一バレル=一〇ドル台で推移し、エネルギー価格が総じて
低迷していた一九九〇年代、新たなガス田開発などに必要な資金を
投入できず、生産能力を低下させてしまったことが主たる原因だ。
 そのインドネシアのエネルギー鉱物資源相がこう力説した。「バイオ
燃料を本格導入して石油消費を抑えたい」
 二〇二五年には原油依存度を現在の54%から20%に下げ、地熱、
太陽光、風力などで代替するという。有数の資源国でさえ輸入国に
なれば、さまざな工夫を強いられる。無資源国の日本はなおさらだ。
 風力、太陽光、バイオ燃料も、ぐっと身近に引き寄せて、大規模な
“国内油田”を掘り当てたい。 

ソース(東京新聞・論説、羽石 保氏)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2007041502008853.html

252やおよろず:2007/04/20(金) 06:23:08
中道政党創立者だけど…仏元大統領、右派サルコジ氏支持

http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070420/erp070420001.htm

 フランスのジスカールデスタン元大統領は19日発行のパリジャン紙で、中道政党・フランス民主連合(UDF)候補のバイル氏ではなく、右派政党・国民運動連合(UMP)党首のサルコジ氏を支持すると表明した。元大統領はUDFの創立者。

 サルコジ氏支持の理由として(1)フランスが現在必要とするものに答える公約がある(2)この公約を実施する能力と意思がある−ことなどを挙げた。18日夜にパリ郊外で開かれたサルコジ氏の集会にはUDFの重鎮ベイユ元厚相やドロビアン教育相が出席し、パリ市を中心に集票力のあるバイル氏を牽制(けんせい)した。

 同日夜のバイル氏の集会には1万7000人が出席し、先に閣僚を辞任したUMP出身のベガグ機会平等担当相とグーラール高等教育・研究担当相が出席した。

 19日に発表された世論調査によると、22日の第1回投票での得票率はサルコジが氏29%▽社会党候補のロワイヤル氏が25%で前回に比べそれぞれ1ポイント増、バイル氏は15%(3ポイント減)と予想した。23%がまだだれに投票するか決めていない。

253やおよろず:2007/04/20(金) 06:27:08
巨大与党の出現阻止 タイ、新憲法第1次草案を公表

http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070419/wld070419004.htm

 【バンコク=岩田智雄】昨年9月、クーデターが起きたタイで、軍が組織した憲法起草委員会は18日、新憲法の第1次草案を公表した。下院の選挙制度を小選挙区制からかつての中選挙区制に戻し、上院議員を任命制にするなど、クーデターで首相の座を追われたタクシン氏を支持した旧与党、タイ愛国党のような巨大与党の出現阻止に主眼が置かれている。

 先のクーデターが起きる前はタイ愛国党が小政党を吸収して巨大化した。タイ愛国党は2005年2月の下院選挙で全議席の約75%を占め、タクシン氏は一党支配に近い体制を築いた。このため、野党はタクシン首相(当時)の不信任決議案すら提出できない事態に陥った。

 上院議員は前回制定された1997年憲法で任命制から公選制になり、候補者は政党への所属を禁止された。しかし、実際には与党議員の親族や関係者が数多く当選し、上下両院をタクシン氏が支配するようになった。上院が、憲法裁判所の長官や判事、国家汚職防止取締委員会の委員について事実上の任命権を持っているため、タクシン氏の強権政治を監視するシステムが機能していないという批判が強かった。

 ただ、今回公表された草案内容の不備を指摘する声が早くも上がっている。司法関係者や独立調査機関の長らで組織する委員会が上院議員を任命することについて「民主化の流れに逆行する」という意見もある。また草案は、軍によって制定された現在の暫定憲法が認める全行動を支持しており、地元メディアは「クーデターを合法化する内容だ」と批判している。

 草案には相続税の導入も盛り込まれず、貧富の格差解消への道筋はいっこうに見えてこない。憲法起草委員から政党関係者は排除されており、主要政党も不満を募らせている。

 憲法起草委員会は今後、国民から意見を聴いた上で第1次草案の手直しを行い、最終草案を憲法起草議会に提出するとしている。同議会で採択されたあと、新憲法案が公開され、9月3日までに国民投票で新憲法案の是非が問われる。

254やおよろず:2007/04/21(土) 10:08:15
「ロワイヤルさん、日本マンガ読んで」麻生外相がチクリ

http://www.asahi.com/politics/update/0420/TKY200704200375.html

 麻生外相は20日の閣議後会見で、仏大統領選の有力候補のロワイヤル元環境相がかつて「女性を虐げている」と日本の漫画を批判したことについて、「最近の少女漫画など日本の漫画、コミックというのは幅広くなっている。もう少し読む量を増やされた方がいい」とチクリ。同大統領選の第1回投票は22日に行われるが、ロワイヤル氏が当選すると日仏関係が冷え込むとの懸念があり、「マンガ外交」を持論とする麻生氏が牽制(けんせい)した格好だ。

 もう一方の有力候補のサルコジ前内相も「相撲は知的なスポーツとは思えない。東京は息苦しく、京都はつまらない」などと日本を批判したと仏週刊誌が報じたことがある。

 サルコジ氏は後日、発言を否定したが、麻生氏はこれについても「フランスからそう言われたからって、どうして気になるの。ついこの間まで(フランス人は)『生の魚を食うのはおかしい』と言っていたじゃないですか」と皮肉った。親日派のシラク大統領が引退する影響が早くも出始めているようだ。

============

 文藝かな?

255やおよろず:2007/04/21(土) 10:10:54
ルーマニア大統領の職務停止 議会、権力乱用理由に

http://www.asahi.com/international/update/0420/TKY200704200310.html

 ルーマニアの上下両院(定数計469)は19日、合同会議を開き、権力乱用などを理由にバセスク大統領の職務停止を決めた。投票結果は賛成322、反対108だった。30日以内に大統領罷免の是非を問う国民投票が実施される。

 大統領はこれまで、職務停止の場合は辞任すると表明しており、辞任に伴う大統領選に再び立候補して国民に信を問う可能性もある。

256やおよろず:2007/04/21(土) 10:35:21
米英型の競争社会か 手厚い労働者保護か 仏大統領選あす投票

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007042190075754.html

 【パリ=牧真一郎】22日に第1回投票が行われるフランス大統領選で、労働・雇用問題が最大の争点になっている。右派の与党・国民運動連合(UMP)のサルコジ党首が米英型の競争社会や柔軟な雇用環境を目指すのに対し、左派陣営は従来の手厚い労働者保護政策の拡大を主張、世論を真っ二つにしている。

 「稼ぎたい人がもっと働けるような環境にすべきだ」というのがサルコジ氏の主張だ。同国の週法定労働時間は35時間。失業後2年間は手取り給料の約7割に相当する失業手当がもらえるなど、保護策も盛りだくさん。解雇しにくい雇用形態のため企業は雇用を控え、10%近い失業率にもつながっている。

 サルコジ氏は「35時間を日本人に話したら何とばかな制度だと笑われた。仕事の価値観を上げないといけない」と訴え、残業分に対する所得税の非課税や、企業の社会保障費支払い免除を公約。定年退職後の労働を促すため、退職手当と給料を同時に受け取れる制度に変える考えだ。

 失業手当の期限後にも最低収入を保障する制度があるが、同氏は「手当だけで暮らせる制度は働く意欲を失わせる」と主張。硬直化した労働環境の改革によって「5年間で失業率を5%まで下げる」としている。

 これに対し、左派陣営からは「働け、働けというのは企業寄りの政策だ」と批判の大合唱。社会党女性候補のロワイヤル氏は「労働の価値はみんなに仕事を与え、低い賃金を上げることだ」と反論。資格のない若者を雇った小規模企業には政府が1年間、給与や社会保険を全額肩代わりするなど、公的支援策の充実を提案している。

 平等理念の下で独自の社会モデルを築いてきたフランスが、労働分野で“グローバル化”にかじを切るか注目される。

(東京新聞)

257やおよろず:2007/04/21(土) 20:11:38
 
 「支那」について

 中国共産党は「支那」と呼ばれることに不快感を示す。
 なぜだろうか?
 それは、「支那」とは、黄河・長江下流域の、いわゆる我々が想像するところの「中国」を指す。
 つまり、「満州」「西蔵」「台湾」「蒙古」「新彊」を含む概念ではない。

 とは板にも「中華スレ」があるが、「中華」に「大越」「琉球」「日本」「朝鮮」が含まれるとされている。
 歴史的に支那と交流があった地域として捉えればそのとおりなのだが、本当は、世界全土を包括する概念である。
 中華は、地理的な概念ではない。
 世界の中心が中華であり、欧州も回教圏も「蛮夷」である。

 それてしまったが、「中華」という場合、固有の版図は、世界全土である。
 「支那」は、一地方に過ぎない。
 ここに「中国」と「支那」の概念に相違が生じる。
 「中国」を指して「支那」と呼んでいるのではない。
 「中国」という場合、「支那」を中心として、再狭義に捉えても「満州」「台湾」「西蔵」「新彊」「蒙古」を包括したものを指す。
 よって、「中国」という呼称によれば、中原を制している中国共産党に、これら地域の正当な支配権を認めていることになる。
 狭義に捉えれば、「朝鮮」「日本」「大越」などが含まれ、また、広義に捉えれば世界全土が包含される。

 「支那」という呼称によれば、「支那」地域の支配を認めただけで、その他地域について正当性を認めたわけではないということになる。
 よって、親台湾派(親中華民国はとは区別した意義)が「支那」という呼称を使うのは、至極当然である。

 ここまで論じれば明確なように、「支那」を中国共産党が嫌う理由は、周辺国への支配の正統性の欠如が問題となるからである。
 ちなみに、「沖縄サミット」「二千円札」には、「沖縄は日本のものである」そんなメッセージがある。
 小渕恵三氏および周辺のしたたかな一面が垣間見える。

 なお、「大中華スレ」をたてた、とは氏の認識について述べなければならない。
 ご承知のとおり、「中華」世界では、中原の覇者が世界の主である。
 そこに民族は関係ない。
 つまり、支那民族である必然性はなく、鮮卑・蒙古族、満州族が支配した期間が長く、支那民族が支配した期間が圧倒的ではない。
 「中国3000年の歴史」は、漢民族3000年の歴史ではない。
 ラーメンマンは文化的には満州系である。
 ところで、「中華」という言葉を使用する際、覚悟が必要なのは、日本も中原を制していた時期があるということである。
 日本軍や汪兆銘政府にも中華の主としての資格を認めねばならない。
 これに何らの不当性もなかったということにならざるを得ない。
 「中華世界」とは、そういうもののはずである。
 
 近代的概念と「大中華世界」とは、全く相容れないものである。
 これを巧みに使い分けるのを禁じられると、中国共産党は苦しい。
 中国共産党の周辺支配は、清国の版図に基づいているのだが、これは中華を前提として歴史的正当性が認められる。  
 中華を捨て去れば、そこには侵略国家としての帝国主義国が存在するのみである。

258名無しさん:2007/04/21(土) 23:16:48
>>257
> 中華は、地理的な概念ではない。
> 「中華」という場合、固有の版図は、世界全土である。

なにか矛盾してませんか?
「中華」の使い方で昔、国際関係安保スレで
ネタにしたことを思い出した(;´ー`)

大辞泉
ちゅう‐か〔‐クワ〕[中華]
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E4%B8%AD%E8%8F%AF&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=12468412000800
中国人が自国をよぶときの美称。漢民族が自己を世界の中心とする意識の表現。周囲の蛮族(東夷(とうい)、西戎(せいじゅう)、南蛮(なんばん)、北狄(ほくてき))に対しての称。中夏。

大辞林
ちゅうか[―くわ] 1 [中華]
[1] 中国、漢民族が、自己の文化・国土を理想的なものとして自国をいった美称。それに対し、周辺諸民族を東夷(とうい)・西戎(せいじゆう)・南蛮・北狄(ほくてき)などと蔑称した。中夏。

Wikipedia
中華思想
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E6%80%9D%E6%83%B3
中華思想(ちゅうかしそう)とは、中国(中華)が世界の中心であり、その文化、思想が最も価値のあるものとし、漢民族以外の異民族を、「化外の民」として見下す選民思想の一種。華夷思想ともいう。

259やおよろず:2007/04/22(日) 08:28:39
>>258

 矛盾はないです。

 中華世界=極東ではなく、「この世」全部という意味です。
 
 辞典にもなるように、支那を中心とした支配領域以外は、蛮夷です。

 現在、支配しているのが漢民族なので、現在の中華思想は、官見んぞ君子層になっているわけです。

 時代に関わらず漢民族がの世界観が中華だとすると、隋・唐・元・清の時代はどうなるのかということになります。

 漢民族に限るのであれば、漢民族の土地ではない支那地域を除く各地域の支配の正当性は存在しません。 

 よって、>>257の論旨に矛盾はありません。

 したがって、支那は差別語ではありません。

260名無しさん:2007/04/24(火) 00:00:51
ロシア:エリツィン前大統領が死去
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070424k0000m030136000c.html

[モスクワ大木俊治]ロシア大統領府は23日、旧ソ連を崩壊に導いたロシアのボリス・エリツィン前大統領が死亡したと発表。76歳だった。死因は明らかになっていない。

 旧ソ連共産党の有力政治家だったエリツィン氏はペレストロイカ時代に民主改革派の旗手として台頭し、1991年12月のソ連解体を主導した。その後、新生ロシアの民主化と市場経済化を推進し、国際社会で「大国ロシア」の地位再興につとめた。90年代後半は健康不安と経済危機によって国民の支持と政治的指導力を失い、99年の大みそかに任期途中で辞任。後継者にプーチン現大統領を指名した。

 エリツィン氏は心臓に持病があり、95年7月、10月に心臓発作を起こし入院。96年11月には心臓バイパス手術を受けた。その後も肺炎や胃かいようなどでしばしば入退院を繰り返し、内政や外交活動に支障が出ていた。大統領辞任後はモスクワ郊外の自宅に家族と暮らし、その動静はほとんど伝えられることがなかった。

 エリツィン氏はウラル地方スベルドロフスク州の出身。85年のゴルバチョフ・ソ連共産党書記長誕生に伴い中央に招かれ、モスクワ市党第1書記に就任。86年に党政治局員候補に選ばれたが書記長と衝突、88年に解任された。89年3月のソ連人民代議員選挙に当選し復権。書記長との対決姿勢を強め、90年7月に離党した。

 91年7月、ロシア共和国大統領選に当選。同8月の保守派クーデター事件では、民主派を結集し未遂に終わらせた。同12月、スラブ3カ国首脳会議でソ連解体と独立国家共同体(CIS)創設を決めた。

 92年1月に価格自由化を断行し急進改革を推進した。93年10月に保守派議員が占拠した最高会議ビルを武力鎮圧し、国民投票で大統領の権限強化を盛り込んだ新憲法を採択した。94年12月には独立を求めるチェチェン共和国に進攻した。

 エリツィン氏は96年の大統領選で再選を果たしたが、共産党が多数を占める議会とたびたび衝突し、首相ポストを次々と変えるなど政治は不安定を極めた。98年には金融危機が発生し、ルーブルが暴落し、国民の不満が高まった。

 外交では「大国ロシア」を強調し、北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大やユーゴスラビア空爆で対欧米関係が悪化した。

 対日関係では97年11月に橋本龍太郎首相(当時)とクラスノヤルスクで会談し、「2000年までの平和条約調印に全力を尽くす」ことで合意し、日露関係改善の流れを作ったが、期限内の条約実現はできなかった。

毎日新聞 2007年4月23日 23時00分 (最終更新時間 4月23日 23時15分)

261やおよろず:2007/04/24(火) 01:29:01
>>260

 論者によって評価の分かれる政治家でしょうね。
 佐藤優氏は著書で、ゴルバチョフとの対比で、絶賛しています。
 逆に、ジョングレイ・ロンドン大学教授は、ロシアの自由化について、かなり手厳しい評価。

 負の面とされるノーメンクラツーラ・マフィアによる国家の私有化など、
 日本の「構造改革」において反面教師とすべき部分もあるのではないでしょうか?

262やおよろず:2007/05/05(土) 08:54:54
英地方選、労働党が全国で議席減らす…ブレア首相に不信任

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070504i213.htm

 【ロンドン=本間圭一】3日投票が行われた英地方選は4日夕までの中間集計で、与党・労働党が全国規模で議席を減らす見通しとなった。

 多くの有権者が、泥沼化するイラク情勢や教育・福祉政策、金銭スキャンダルへの不満などから、来週にも辞任日程を表明するブレア首相に不信任の意思を示したようだ。

 焦点のスコットランド議会選では、独立派のスコットランド民族党(SNP)が議席を伸ばしており、後継首相就任が確実視されるブラウン財務相の指導力が問われそうだ。

 労働党は4日午後5時現在、スコットランド議会(定数129)とウェールズ議会(同60)で議席を減らした。イングランドの地方自治体では、312議会のうち282議会の開票終了時点で、労働党が435議席減、最大野党・保守党は789議席増となった。

 今回の地方選は、「ブレア首相への評決」(英紙ザ・タイムズ)と位置づけられた。選挙戦では、景気対策の成果などを強調する労働党に対し、野党各党は、英兵の死者が絶えないイラク情勢や、労働党の巨額融資疑惑、医療機関の不備を追及、ブレア政治の10年を問う論争が目立った。

 労働党政権への飽きもあり、同党は昨年のイングランド・統一地方選に続き“敗北”することが濃厚だ。

(2007年5月5日1時37分 読売新聞)

263やおよろず:2007/05/09(水) 08:28:04
相撲の「仏大統領杯」廃止か サルコジ氏は過去に酷評

http://www.asahi.com/sports/update/0509/JJT200705080009.html

 フランスのシラク大統領の音頭で設けられた大相撲の「フランス共和国大統領杯」が、シラク氏の大統領退任に伴い廃止される見通しだとAFP通信が8日、報じた。

 大統領杯は2000年名古屋場所から毎回、千秋楽に優勝力士へ贈呈されてきた。しかし、在日仏大使館の担当者はAFP通信に対し、次の夏場所千秋楽の「5月27日には、贈呈されない見込みだ」と語った。

 担当者によれば、日本相撲協会との間で今後この問題について協議する予定だが、フランス側が何らかの形でトロフィー贈呈を続ける可能性もあるという。

 シラク大統領は親日家で、熱心な大相撲ファンとして知られていた。

 一方、サルコジ次期大統領は04年に「ちょんまげを結い、とてつもなく太った男たちの戦いのどこに魅力があるのか。知的なスポーツとはとても言えない」と相撲を酷評したといわれる。(時事)

264名無しさん:2007/05/18(金) 23:12:47
仏外相に社党系のクシュネル氏=「変革」へ左派・中道も起用−フィヨン新内閣発足
5月18日19時1分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070518-00000136-jij-int

 [パリ18日時事]フランスのサルコジ大統領は18日、右派与党・国民運動連合(UMP)のフィヨン首相(53)が提出した閣僚名簿を受理し、新閣僚を任命した。公約の「変革」を効率よく進めるため首相以外の閣僚を従来の約半数の15人に絞り、外相には国際緊急医療援助団体「国境なき医師団」の共同創設者で国民の人気が高い左派・社会党系のベルナール・クシュネル元厚生・人道活動相(67)を充てた。大統領選に敗れた陣営からの主要閣僚起用は異例。また女性閣僚が7人を占めている。
 クシュネル氏はフランスの政治家には珍しく2003年のイラク戦争開戦を支持しており、対米外交の立て直しが期待される。また、医師出身で人道問題に関心が深く、中国やロシアの民主化抑圧に対しては厳しい態度を取る可能性がある。
 同氏のほか、中道の仏民主連合(UDF)からエルベ・モラン国民議会(下院)議員(45)が国防相に起用された。
 右派からは首相に次ぐ閣内ナンバー2の国務相(エコロジー・持続的開発相兼務)にベテランのアラン・ジュペ元首相(61)を据え、内政改革のカギを握る経済・財務・雇用相には首相候補の一人だったジャンルイ・ボルロー前雇用相(56)を配した。このほか、移民系女性のラシダ・ダチ元検事代理(41)が司法相に抜てきされている。

最終更新:5月18日22時0分

265名無しさん:2007/05/28(月) 00:10:59
米大使が国連で誤った声明文を使用、会議やり直しに
2007年 05月 27日 15:31 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-26147620070527

 [国連 25日 ロイター] 国連安全保障理事会で25日、米大使がスーダンに関する誤った声明を読み上げたために会議をやり直すという珍事が起きた。

 現在同理事会の議長を務めるハリルザド米国連大使は、第1セッションでダルフール地方への空爆を糾弾し、スーダン政府を明確に批判する強い調子の声明文を読み上げた。

 複数の会議参加者によると、セッション終了後にロシアのチュルキン国連大使が、読み上げられた声明文は15人のメンバーで構成する同理事会で合意したものとは別物だと指摘したという。

 その約10分後、帰ろうとしていた参加者らを担当者が何とか会議室に再集合させ、ハリルザド大使が先ほどと同じ通し番号が付けられた会議を開会した。そこで同大使は、前回よりソフトな調子の声明を読み上げ、ダルフール地方の関係者すべてに暴力を止めるよう求めた。

 米側のスポークスマンは「彼(ハリルザド大使)は前のバージョンを読んだ」と説明した。国連の担当者は、初めのセッションは事実上破棄され、無かったことになるとしている。

 その後、ハリルザド大使は記者団に「初めの声明文にはそこにあるべきでない単語が2語ありました。時間帯も遅く、金曜でしたし、管理部門もある程度ストレスの下でやっています。まあ人間ですから、そういうこともあります」とコメントした。

267名無しさん:2007/06/11(月) 00:48:52
ベルギーの会社、「人種差別犬」が採用人事に関与
2007年 06月 10日 17:09 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-26363620070610

 [ブリュッセル 9日 ロイター] ベルギーの鉄鋼関連会社で、ナイジェリア出身男性(53)が、人種差別を理由に採用を断られていた。9日付のスタンダルド紙が伝えた。会社の経営者は、自分の飼い犬が「人種差別主義」であり、白人以外にはかみつくと説明した。

 男性は同紙に対し、会社に到着した途端に犬にほえたてられたと語っている。

 男性の求職を一蹴した同経営者は、肌の色が不採用の理由であり、犬が男性をかむ恐れがあると説明。これに対し、現地当局は同経営者を人種差別主義者と結論付け、潜在的な雇用主リストから削除した。

 この経営者は同紙の取材に対し「犬が人種差別主義なのであって私ではない」と話している。

 一方、男性は、肌の色が不採用の理由になったのは32年に及ぶベルギー生活で初めてではないと指摘。ただ、ほかの会社はここまで露骨ではなかったとしている。

 また男性は今回の件をナイジェリアの家族には聞かせたくないとし、正式な告訴は見送るつもりだと語っている。

268やおよろず:2007/06/17(日) 08:58:31
ブレア氏を欧州理事会議長に…サルコジ氏が「根回し」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070616i113.htm

 【ロンドン=森千春】16日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、サルコジ仏大統領が、欧州連合(EU)憲法で新設される欧州理事会常任議長に、ブレア英首相を推していると報じた。

 サルコジ氏はすでに、メルケル独首相ら加盟国の一部首脳に「ブレア議長」案を打診したという。シラク前大統領時代にイラク戦争をめぐって英仏関係が冷却化した経緯があるだけに、同紙はサルコジ氏の動きを「和解の表れ」と表現している。

 関係者によると、ブレア首相は6月27日の退任後、宗教間の対話を促進する財団を設立する意向。ただ、54歳と若いことから、将来的に国際機関トップに就任するのでは、との観測も絶えない。

 欧州理事会常任議長職は、ドイツが推進する日程表通りにEU憲法が再生すれば、2009年に実現する。加盟国首脳からなる欧州理事会はEUの最高意思決定機関で、現行制度の議長は、加盟国が輪番制で務めている。

(2007年6月16日22時22分 読売新聞)

269やおよろず:2007/06/17(日) 09:04:31
タイ、反政府集会に2万人 タクシン前首相が映像で演説
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY200706160101.html

2007年06月16日11時29分

 昨年9月のクーデターで失脚したタイのタクシン前首相を支持するグループの集会が15日夜、バンコクの王宮前広場であり、前首相は録画映像を通して「私は自分と国家の尊厳を守るため、法に従って戦いぬく」と群衆に語りかけた。警察によると、参加者は2万人を超え、政変後、最大の反政府集会となった。

 16日夜にはさらに大規模な反政府集会が計画されている。参加者は陸軍司令部などにデモ行進する予定。軍や警察は1万3000人を配置して警戒にあたっており、首都中心部は緊張した雰囲気に包まれている。

 前首相の映像は15日の集会前にロンドンで録画されたという。前首相は、経済を立て直した功績などを話したうえで、政府の資産調査特別委員会から凍結された財産について「合法的に取得した」と強調した。

 さらに「独裁者らは法を無視し、国の信頼を傷つけている」「経済は低迷し、貧困層は一層貧困にあえいでいる」と軍や政府を厳しく批判した。

 集会は2日から連日続いているが、15日は最高の盛り上がりをみせ、参加者は「タクシンは帰国を。軍は出て行け」と叫び、声援を送った。

270とはずがたり:2007/06/18(月) 14:08:27

サルコジ圧勝,社会党分裂なんて予想も出てましたがバランス感覚が働きましたかね?
日本でもあんまり自民惨敗なんて報道が続くとバランス感覚が働きかねん。

仏総選挙でサルコジ与党が勝利、予想は下回る
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200706180001.html
2007.06.18
Web posted at: 10:39 JST
- REUTERS

パリ(ロイター) 17日投開票のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票で、サルコジ新大統領(52)が率いる国民運動連合(UMP)が過半数の議席を獲得する見通しとなった。ただ、選挙前に予想された「大勝」には至らず、サルコジ政権のエコロジー・持続的開発相に起用されながら落選したジュペ元首相は18日、辞任を表明した。

世論調査会社の予想によると、UMPをはじめとする中道右派勢力の獲得議席は、340議席前後となる見通し。選挙前に予想された470議席には及ばず、UMPは改選前の359議席を下回るとみられる。先月発足したサルコジ政権が、社会保障の財源確保のため付加価値税率を最大5%引き上げるとの方針を示していることに対し、予想以上の反発が集まった結果とみられる。

一方、最大野党の社会党は、改選前の149議席を大きく上回り、200議席以上を獲得する勢いだ。

271とはずがたり:2007/06/18(月) 14:13:09
上:大統領候補が堂々と党内で事実婚,進んでますね〜
下:前大統領が訴追されるとは韓国もフランス並みに進んでますなw

ロワイヤル氏が「離婚」 仏社会党のオランド氏と(06/18 11:07)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/32843_all.html

 【パリ18日共同】今春のフランス大統領選で社会党公認の女性候補として決選投票に進出、サルコジ氏に敗れたロワイヤル元家庭担当相(53)が、事実婚の相手である同党のオランド第一書記(52)と関係を解消していたことが17日分かった。フランス公共ラジオが伝えた。

 フランスメディアの政治記者2人がロワイヤル氏の選挙戦について記した本「敗北の舞台裏」の中で、ロワイヤル氏は「オランド氏には家を出ていくように頼んだ。本や新聞に載っている恋愛をはぐくんでもらいたいと告げた。幸せになってもらいたい」と述べているという。オランド氏側も別離を確認した。

 ロワイヤル氏は、今期限りで第一書記を退く意向のオランド氏に代わって、第一書記の座を目指す考えも明らかにした。
 2人の間には10−20代の子供が4人いるが、婚姻届は出していない。
 本は20日発売の予定。

シラク前大統領召喚か 謀略疑惑で聴取と仏紙(06/13 08:57)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/31865.html

 【パリ12日共同】フランスのドビルパン前首相が汚職捜査を利用して政敵のサルコジ大統領を陥れようとしていたとの謀略疑惑に関連して、予審判事がシラク前大統領に対し、18日に出頭するよう求めたとの記事が13日付の週刊紙カナール・アンシェネに掲載されることが分かった。証人として事情聴取するのが目的。フランス公共ラジオなどが12日伝えた。

 シラク氏の側近は同日「シラク氏が召喚された事実はない」と述べ、報道を否定した。

 謀略疑惑の関連資料の中にシラク氏の関与をうかがわせる記述があったという。シラク氏本人の訴追につながる可能性があるのかどうかは不明。シラク氏の不訴追特権は大統領引退から1カ月後の16日になくなり、17日以降はシラク氏への捜査が可能になる。

 シラク氏をめぐっては、破たんした旧東京相和銀行(現東京スター銀行)にかつて秘密口座を保有し、口座が汚職行為などにかかわりがあった可能性や、パリ市長時代の金脈疑惑が指摘されている。

272やおよろず:2007/06/29(金) 19:31:56
大統領任期中の成立困難 米移民法案、説得通じず
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007062901000226.html

 【ワシントン28日共同】米上院本会議は28日、米国の不法移民に労働許可を与えることを可能にする移民対策法案をめぐり、あらためて提出されていた修正案の採決を見送ることを決定。ブッシュ大統領が威信をかけて取り組んできた移民法案の任期中の成立は困難になった。

 大統領は、上院本会議で今月初めに同法案が事実上の廃案になったことを受け、議会を直接訪問するなど説得工作を行い修正案の再提出にこぎつけたが、賛成議員の上積みに失敗。同法成立を大統領としての歴史的偉業とする思惑は頓挫することとなりそうだ。大統領は28日「失望した」との声明を発表した。

 修正案の採決に向けた審議打ち切りの可否を問う投票を行った結果、賛成が46票と打ち切りに必要な60票に届かず、採決見送りが確定した。

 法案は、米国内に滞在する推計1200万人の不法移民について、一定の条件を満たせば罰金を払うことで労働が許可される査証(ビザ)が取得でき、その後の市民権獲得にも道を開くことが柱。

273名無しさん:2007/06/29(金) 23:33:08
なぜか、−国会。それと、旧支配者側がいうのは、中韓以上に不快っ。
従軍慰安婦:オランダが釈明求める書簡 意見広告掲載で−国会:MSN毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20070630k0000m010137000c.html

 第二次大戦中の従軍慰安婦問題で、オランダ下院のフェルベート議長は28日、日本の国会議員らが、女性を慰安婦として強制的に動員した事実はなかったと反論する意見広告を米紙に掲載したことなどに関し、釈明を求める書簡を河野洋平衆院議長に送付した。下院報道官が共同通信に同日、明らかにした。

 日本側の対応次第では、米下院外交委員会が公式謝罪を求める決議を可決したのに続き、オランダでも批判が噴出する可能性がある。

 日本占領下のインドネシアで慰安婦にされた国民がいるオランダでは、安倍晋三首相の3月の「(動員に)強制性を裏付けるものはなかった」との発言や意見広告を受け、バルケネンデ首相が「あまりにも不適切だ」と不快感を表明している。(ブリュッセル共同)

毎日新聞 2007年6月29日 22時32分

274とはずがたり:2007/06/30(土) 12:29:49

フジモリ元大統領:参院選後「ペルー政界退かない」 拉致問題解決に自信
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070630ddm007030103000c.html

 【サンティアゴ庭田学】日本の参院選に国民新党から立候補することを決めたフジモリ元ペルー大統領(68)は28日、自宅軟禁下にあるチリの首都サンティアゴ郊外で毎日新聞と会見した。参院選で当選した場合でも「ペルーでの政治家としての可能性を失うとは言えない」と述べ、ペルー政界から引退しない姿勢を示した。ペルー向けに同日発表したビデオ声明では「ペルーに戻ることを約束する」と述べた。

 フジモリ氏はチリ最高裁でのペルーへの身柄引き渡し審理について「私は勝利すると思っている。法的に問題なく日本に戻る」と語った。隣国のエクアドルやチリとの関係改善や国内の治安回復など大統領時代の実績を強調し、「参院議員として外交と治安問題に取り組みたい」と述べた。また、「北朝鮮との拉致問題を解決することができる」と自信を示した。

 一方、「参院議員になれば日本の政治家になるが、ペルーには支持者がおり、ペルーでの政治家としての可能性が失われるというわけではない」と述べ、「両国の懸け橋になる」意欲を示した。

 2011年のペルー大統領選立候補の可能性については「参院選が終わっておらず、遠い先のことは考えていない」と明確な回答を避けた。

 フジモリ氏はこの日、ペルー国民に向けた約4分間のビデオメッセージをウェブサイトで発表。「ペルーの未来にとっても重要な決断をした。元大統領が日本の参院議員になることは、両国にとってはかりしれない可能性をもたらす」と説明したうえで、自分の支持者に「再び一緒に進歩の道を歩むため、ペルーに戻ることを改めて固く約束する」と誓った。

毎日新聞 2007年6月29日 東京夕刊

275とはずがたり:2007/06/30(土) 12:30:03

ペルー:フジモリ元大統領・参院選出馬 主要紙「卑怯者」「再び逃亡」と批判
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070630ddm007030103000c.html

 【サンティアゴ庭田学】ペルーのフジモリ元大統領が日本の参院選立候補を決めたことについて、28日付のペルー主要紙は一斉に批判的な論調を展開した。

 「ペルー21」紙の1面の大見出しは、日本語の漢字で「卑怯者(ひきょうもの)」。元大統領は汚職や人権侵害にかかわったとして、自宅軟禁にあるチリでペルーへの身柄引き渡し審理を受けており、日本の国政への転身が「引き渡し逃れ」と受け止められている。

 エスプレソ紙は「再び逃亡」の見出しを掲げた。

 元大統領に批判的なレプブリカ紙は1面で「フジモリの新たな裏切り。おびえで瀕死(ひんし)」と、ペルーでの政治生命が終わったとの見方を示した。

 コメルシオ紙は「国家への新たな欺瞞(ぎまん)、ペルー政治を無視」との見出しで、1面に芸者姿のフジモリ氏のイラストを大きく掲載した。

 ペルーのガルシア大統領は今年11月にも訪日予定。昨年7月の大統領就任以来、フジモリ問題で冷え込んでいた対日関係の改善に意欲を示しているが、元大統領の参院選立候補表明で両国関係が再びギクシャクする可能性もある。

毎日新聞 2007年6月30日 東京朝刊

276やおよろず:2007/07/01(日) 12:51:59
チャベス大統領、テヘラン入り=イラン首脳と国際問題など協議へ
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20070701013162a

【テヘラン30日】ベネズエラのチャベス大統領(写真)は30日夜、イランの首都テヘランに到着した。チャベス大統領のイラン訪問は、アハマディネジャド氏がイランの大統領に就任して以来、今回が3度目。空港にはタフマスビ・イラン鉱工業相らが出迎えた。チャベス大統領はイランに先立って、ロシアとベラルーシを訪問している。
 イランのメディアによると、チャベス大統領は2日間滞在する。その間にイラン首脳と会談し、2国間や地域の問題および国際問題について話し合う。同大統領の滞在中に、両国はベネズエラでの住宅7000棟、石油化学プラント、職業訓練センターの建設を含む多くの合意書に署名する予定。
 ベネズエラのラミラス駐イラン大使は国営イラン通信に対し、「チャベス大統領の訪問は経済、産業、政治の分野での相互協力を強化するのが目的である」と述べるとともに、「イランとベネズエラは相互訪問を通じて、両国関係が最良の水準にあることを証明できる」と強調した。チャベス大統領は、イランと同国の核計画に対する中南米の最も熱心な支持者として知られる。 〔AFP=時事〕

277やおよろず:2007/07/01(日) 17:05:08
ブッシュ大統領とカストロ議長、「神」引き合いに応酬
http://www.asahi.com/international/update/0630/TKY200706300272.html

 キューバのカストロ国家評議会議長は29日付共産党機関紙グランマに「神が私をブッシュから守ってくれた」と題する論説を発表した。前日にはブッシュ米大統領が「神がカストロを片づけてくださるだろう」と記者団に語っていた。米中央情報局(CIA)がかつて議長毒殺を企てていたとする秘密指定だった文書が公開されたばかりで、キューバ側は反発している。

 ブッシュ大統領は28日に海軍大学校で演説した際、「神がカストロを片づける」と発言。これにカストロ議長が反発し、「神が守ってくれたのだ」と切り返した。議長は無神論者として知られている。

 26日に公開された文書によると、CIAは60年、マフィア幹部2人を通じてカストロ氏暗殺を画策。毒薬6錠をマフィアに提供し、関係者を通じて議長に毒を盛ろうとしたが成功しなかった。

278やおよろず:2007/07/02(月) 03:29:38
最大政党、過半数割れか 東ティモール総選挙開票
http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070701/wld070701002.htm

 東ティモールで6月30日に投票が行われた独立後初の総選挙は1日、開票が始まった。選管の開票速報では、国政を担ってきた最大政党、東ティモール独立革命戦線(フレティリン)が首位だが、野党各党が票を伸ばしており、過半数の議席維持は難しそうだ。

 同日夕の選管の暫定集計(推定開票率約5%)によると、フレティリンの得票率は約33%。グスマン前大統領が率いる新党、東ティモール再建国民会議(CNRT)が同約23%で追い、野党の民主党(同約15%)、別の二野党の政党連合(同約11%)が続いている。

 最大票田の首都ディリでは、政党立会人が開票箱の開封手順に異議を唱え、実質的な開票作業が2日に持ち越された。大勢判明に時間がかかる可能性もある。

279やおよろず:2007/07/02(月) 03:30:32
英ブラウン新内閣が発足 外相に41歳ミリバンド氏
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200706290004.html

ロンドン(CNN) 英国のゴードン・ブラウン新首相は28日、内閣を発足させ、初閣議を開いた。外相に将来の首相候補とも目されるミリバンド前環境・食糧・農村相(41)を抜擢したほか、要職の財務相には腹心のダーリング前貿易産業相(53)を登用した。


内相には、初の女性となるスミス前下院院内幹事長(44)を起用。法務相には、ストロー元外相(60)を据えた。


ミリバンド氏は、1970年代以降の英国の主要閣僚としては最年少。ブレア前首相の後継候補にも一時、名前が挙がった労働党内の若手実力派だ。


同氏は「非常に光栄だ」と喜びを表現。「現代世界では忍耐強く、目的がはっきりした外交が求められている。人の話をよく聞くことと、リーダーシップが大事だ」と話した。


党外からも複数の閣僚抜擢が予想されていたが、結局はマロックブラウン前国連副事務総長がアフリカ・アジア・国連担当相(閣外相)に起用されたにとどまった。


ブラウン首相は、省の再編も実施。教育・技能省を、子ども・学校・家族と、技術革新・大学・技能の2つの省に分割し、それぞれに新たな閣僚ポストをつくった。さらに、貿易産業省を廃止。新たにビジネス・企業・規制改革省を創設した。

280やおよろず:2007/07/02(月) 12:52:16
“海底領土”拡張へ 露、北極海探査本腰
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070630-00000015-san-int

 ■3カ国分の面積/大陸棚資源確保狙う

 【モスクワ=遠藤良介】世界最大の領土と膨大な地下資源を誇るロシアが、北極海の海底探査を本格化させている。開発が手つかずの北極に“海底領土”を広げ、その地下資源を確保するのが狙いだ。これまでの調査により、ロシアはドイツ、フランス、イタリア3カ国の全国土面積の合計に匹敵する面積の“領土”を得られるとの自信を深めている。

 このほどロシアは、原子力砕氷船「ロシア」を約1カ月半にわたって北極圏に派遣し、水中カメラや地震波を使って海底地形を調査した。

 全ロシア科学海洋研究所のカミンスキー所長によれば、ロシアは今回の調査で北極海中央部のロモノソフ海嶺とその周辺の120万平方キロが、シベリア沿岸から続く大陸棚であることを証明する有力なデータを入手した。この海域に眠る石油や天然ガスは、100億トンにのぼるという。

 ロシア北部ムルマンスク州のセリン第1副知事は記者会見で「調査はこの重要な地域におけるロシアの地政学的、経済的利益を守る実践的な行動である」と語り、資源獲得に強い意欲を示した。

 国連海洋法条約によると、沿岸から200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えていても、海底が陸地からの延長である「大陸棚」と認められれば、沿岸国に地下資源の開発権が認められる。

 ロシアは2001年、世界で初めて国連大陸棚限界委員会(CLCS)に大陸棚の拡張を申請したものの、データ不足を理由に却下された。最終的に自国の大陸棚を認めさせるためには、各国とも新しいデータを2009年までに同委員会に提出しなければならない。

 ロシアが海底調査に力を入れるのは、まさにこのためだが、地球温暖化によって北極の地下資源開発が将来的に容易になるとの思惑が各国で広がりつつあり、ロシアの“領土拡張”路線が思惑通りに進むかは不明だ。

 これまでロシアのほかカナダ、米国、デンマーク、ノルウェーが北極海大陸棚での権利を主張。特にロシアが狙うロモノソフ海嶺については、デンマークとカナダが自国大陸棚であると訴え、連合調査団まで形成してロシアへの対抗姿勢をあらわにしている。

 国際的な資源獲得競争が激しさを増す中、ロシアの“領土”拡張欲が冷たい海にホットな争いをもたらすのは間違いない。

281名無しさん:2007/07/02(月) 21:00:42
asahi_com:イラン大統領、ストーン監督の撮影依頼を拒否 - 国際
2007年07月02日18時51分
http://www.asahi.com/international/update/0702/TKY200707020257.html

 映画「JFK」や「ニクソン」などで知られるオリバー・ストーン監督がイランのアフマディネジャド大統領の記録映画を撮影する――。そんな話がイランのメディアをにぎわせたが、大統領側近は1日、ストーン氏からの依頼はあったものの大統領自身が拒否したことを明らかにした。

 イランのシャルグ紙などによると、6月末、イラン・イスラム芸術家会議のアリレザ・サジャドプール事務局長が会合で、撮影依頼がストーン氏から来ていると明かし、「人気が高い大統領について、米国の映画監督が現実をありのまま記録するのは非常に良いことだ」と述べた。

 27年前に断交した米国を「大悪魔」と呼ぶイランでは、米国の対外政策に批判的な姿勢で知られるストーン氏の依頼は好意的に報じられた。しかし、大統領顧問のメフディ・カルホル氏はファルス通信に対し、ストーン氏は1年前から様々なルートで案を持ち込んでいるとしたうえで、「大統領はそもそもそうした依頼は断っている」と映画化の可能性を否定した。

 イラン同様、米国と断交するキューバのカストロ国家評議会議長にインタビューしながら撮影した映画を製作したストーン氏だが、カルホル氏は「米国内で反政府姿勢で知られる人物でも、『大悪魔』の一部であることに変わりはない」とし、イランの姿勢に変化がないことを強調した。

282やおよろず:2007/07/05(木) 04:55:29
ブッシュ政権の対北政策を非難 ボルトン前米国連大使
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070704/usa070704003.htm

 【ワシントン=古森義久】ブッシュ米政権で国務次官や国連大使を務め、北朝鮮核問題をも担当したジョン・ボルトン氏は3日付のウォールストリート・ジャーナルに「平壌の忍び足」と題する論文を寄せ、「北朝鮮政策に関する限り、ブッシュ政権はもう終わってしまった」と激しい批判を表明。ブッシュ政権の対北朝鮮政策が官僚や学者に乗っ取られ、クリントン政権時代と同様の欠陥だらけの融和政策となったと非難した。

 同氏は米国側の過剰な譲歩として(1)マカオの銀行の北朝鮮口座の凍結解除(2)北朝鮮による6カ国協議2月合意の履行の大幅な遅れの許容(3)ヒル国務次官補の平壌訪問に代表される北朝鮮との一連の2国間接触(4)北朝鮮の6月の弾道ミサイル発射の事実上の許容−などを挙げ、特にミサイル発射については「日本の安倍首相がブッシュ政権のとるべき措置を言明してくれた」と日本政府の対応を評価した。

 ボルトン氏の論文はさらに、米国政府は対北政策をクリントン政権時代の米朝2国間の交渉で欠陥の多い融和的な合意を成立させ、核兵器の開発をまったく阻止できなかった状態に戻したと批判し、いまのヒル次官補の北朝鮮との接触はクリントン政権で国連大使だったリチャード・ホルブルック氏の助力を得ていると指摘した。

(2007/07/04 23:52)

283やおよろず:2007/07/09(月) 02:01:20
東ティモール 過半数占め政権交代へ 改革3野党 連立合意
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007070702030342.html

 二〇〇二年五月の独立後初めて実施された東ティモールの議会選挙で、新党・東ティモール再建国民会議(CNRT)の党首を務めるグスマン前大統領は六日、CNRTと改革派の有力野党二党が、連立政権の樹立で合意したことを明らかにした。ラモス・ホルタ大統領に正式に申請する方針で、独立後の国政を担った最大政党・東ティモール独立革命戦線(フレティリン)の野党転落がほぼ確実になった。

 単独過半数の政党がなかった先月三十日の議会選(定数六五、比例代表制)の結果について、グスマン氏は「われわれは新政府の樹立を共通の目標とし、国の発展への責任を全うすることで合意した」と説明。大統領による連立政権の承認に自信を示すとともに、独立後五年続いたフレティリンの政治支配の終えんをアピールした。

 フレティリンは政権党としての生き残りをかけた議会選で、十四政党中トップの29%を得票したが、〇一年の制憲議会選挙の57%からは大きく後退。党指導部が政治権力の強化に腐心する一方で、貧困や失業対策が置き去りにされたことへの国民の反発を浮き彫りにした。

 これに対し、フレティリン打倒で共闘した改革勢力は票を伸ばし、グスマン氏が率いるCNRTは24%を獲得。野党のティモール社会民主連合と社会民主党の連立政党(ADST/PSD)が16%、民主党(PD)が12%で続き、改革三党の総得票率は新政権発足を可能にする過半数を占めた。

 大統領が連立を承認すれば、政治的に実権を握る首相にはグスマン氏が就任する可能性が高い。

 ただ、閣僚の割り振りなどで各党間の交渉が続いており、グスマン氏本人は、首相就任について明確な発言をしていない。

 一方、過半数を割ったフレティリンも他党への接近で政権維持をもくろんだが、連立要請に応じた政党はなく、フレティリン幹部は「強大な野党として政権に対抗していく」と述べた。

285名無しさん:2007/07/17(火) 21:12:49
独バス運転手、胸元の開いた女性乗客に降車を要求
7月17日11時58分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070717-00000051-reu-int

 [ベルリン 16日 ロイター] ドイツ南部リンダウで、バスの運転手が1人の女性乗客に対し、格好が「セクシーすぎる」としてバスを降車するよう求めた。16日付のビルト紙が報じた。
 デボラと名乗る女性は同紙に対し「彼は急にバスを止めてドアを開け、私に向かって『ミラーを見るたびにあなたの胸元のせいで気が散ってしまい、運転に集中できなくなる。別の席に座らないのならバスから降ろす』と叫んだ」と語った。
 同紙は、胸元が大きく開き、身体にぴったりフィットした服を着た女性の写真も掲載。同女性は、別の席に移ったものの、運転手により屈辱を受けたとしている。
 バス会社の広報担当者は「運転手にはそれが許可されており、彼は正しいことをした」とコメント。その上で「他の乗客の安全に危険となるので、運転手が気をそらすようなことはあってはならない」とし、運転手を擁護した。

最終更新:7月17日11時58分

286とはずがたり:2007/07/17(火) 22:40:40
こっちはオッパイではなくスパイ。知らん間に随分と冷却化してたみたい。

元露スパイ殺害 「裏切り者殺害は善」 容疑者移送拒否、さらに軋む英露
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/53238/
05/23 12:57

 【モスクワ=内藤泰朗】ロシア検察当局は22日、同国の元情報機関員、リトビネンコ氏毒殺の容疑者の英国への身柄引き渡しを拒否した背景には、「裏切り者殺害は“善行”であり、それを実行した英雄は守るべきだ」というロシア社会特有の不文律がある。だが、これを機に英露関係はさらに軋み、欧米とロシアの価値観の対立も一層鮮明になってくるものとみられる。

 ロシア最高検察庁の報道官は22日、英国側からの要請があれば、行動を起こすのはやぶさかではないとしながら、「ロシアの法によれば、ロシア国民を外国に引き渡すことはできない」と言明。旧ソ連国家保安委員会(KGB)要員で、ビジネスマンのルゴボイ氏を英国に移送することはない、と語った。

 さらに、ロシア通信によると、ロシア最高検筋は、ロシア当局が過去にルゴボイ氏を聴取したのは「証人」の立場であり、容疑者としてではないとし、訴追意思がないことも示唆した。

 ルゴボイ氏は、1990年代半ばに、当時政商として権勢を振るったベレゾフスキー氏(英国で亡命生活中)所有のテレビ局で警備責任者となり、同じく同氏の下で働いていた連邦保安局(FSB)元中佐のリトビネンコ氏と知り合った。

 リトビネンコ氏はその後、ベレゾフスキー氏暗殺をFSBの上司に命じられたなどと爆弾発言して2000年に英国に亡命。リトビネンコ氏の元上司は、同氏は「国家反逆罪による死刑がふさわしい」と発言していた。

 英露関係は、今回の毒殺事件のほか、ベレゾフスキー氏ら反プーチン政権人脈のロシアへの身柄引き渡し要求を英国側が拒否していることや英主導だった天然ガス開発事業「サハリン2」のロシアによる事実上の乗っ取りなどを通じて急速に冷却化していた。

 ロシアは、年末の下院選挙と来春の大統領選挙に向けて、重要な時期を迎えている。こうした中、英国の要求受け入れは「敗北」につながりかねず、この点でも身柄の引き渡しはありえない。さらに、ロシアは事件への関与を否定しており、当局ぐるみを疑う欧米との軋轢はさらに激化するだろう。

                   ◇

≪リトビネンコ氏毒殺事件の流れ≫
【2006年】
11月1日 リトビネンコ氏がロンドン市内のホテルでルゴボイ氏らと面会後に体調崩す
   4日 リトビネンコ氏入院
  23日 リトビネンコ氏死亡
  24日 英健康保護庁がリトビネンコ氏の尿から放射性物質ポロニウム210検出と発表
12月1日 リトビネンコ氏の立ち寄り先や旅客機、妻らから放射性物質の痕跡検出
   6日 ロンドン警視庁が殺人で捜査と発表
  12日 ロシア当局の事情聴取を受けたルゴボイ氏が関与否定
  26日 ロンドン警視庁がルゴボイ氏関与断定と英紙
【2007年】
1月31日 ロンドン警視庁が捜査報告書を検察に提出
5月22日 英検察当局がルゴボイ氏を殺人罪で起訴すると発表

287とはずがたり:2007/07/17(火) 22:41:25
>>286-287

リトビネンコ氏毒殺 英、露外交官を追放 対抗策発表、関係冷却化も
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/53238/
7月17日8時1分配信 産経新聞

 【ロンドン=木村正人】ロシアの元情報機関員、リトビネンコ氏毒殺事件で、ロシア側が旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員、ルゴボイ容疑者の身柄引き渡しを拒否したことを受け、英国のミリバンド外相は16日、英国駐在のロシア外交官4人を追放すると発表した。露側の報復による外交官追放合戦も予想され、両国関係の悪化は避けられない情勢だ。

 外交官の追放は、1996年に国家機密に関するスパイ容疑で英露双方がそれぞれ外交官4人を追放して以来となる。

 英政府が強硬姿勢を示したのは、英国籍を取得したリトビネンコ氏がロンドン市内で毒殺されるという重大犯罪を見逃せば、発足したばかりのブラウン政権に対する国民の信頼が揺らぎかねないためだ。

 ミリバンド外相は16日午後の国会答弁で、「今回の措置は英政府が望んだ形ではないが、これ以上の選択肢はない」と指摘。外交官追放のほか、ロシアとの間のビザ発給手続きの簡素化に関する交渉を凍結、ルゴボイ氏が第三国に出国した場合、身柄を英国に送還するよう求めると述べた。また同外相はさまざまな分野でロシアとの協力関係も見直すと指摘し、今後、追加措置についても検討される可能性がある。

 これに対し、露政府は「憲法が外国へのロシア人引き渡しを禁じている」ことを理由に態度を硬化させている。英政府が、リトビネンコ氏と近く、権力奪取を図った罪で起訴したロシア政商、ベレゾフスキー氏=英国に亡命中=のロシアへの引き渡しを拒否していることもあり、年末の下院選と来春の大統領選を控えるプーチン政権がこの問題で妥協する可能性は極めて低いとみられる。外交関係が悪化すれば、天然ガス田開発など経済関係にも影響が出るのは避けられない見通しだ。

                  ◇

【用語解説】リトビネンコ氏毒殺事件

 ロシア連邦保安局(FSB)の元中佐でプーチン政権を批判するリトビネンコ氏が昨年11月、亡命先のロンドンで体調を崩し死亡。体内から致死性の放射性物質ポロニウム210が検出された。英検察当局は今年5月、ロシア在住で、同氏とロンドンで接触した旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員を容疑者と断定。英政府は身柄の引き渡しを求めたが、ロシア最高検察庁は7月、正式に拒否を回答した。

288やおよろず:2007/08/01(水) 08:23:37
米下院委、対日礼賛決議案を可決…慰安婦決議とバランス
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070731i416.htm?from=main4

 【ワシントン=五十嵐文】米下院外交委員会は31日午前(日本時間1日未明)、米国の同盟国としての日本の重要性を確認する対日礼賛決議案を可決した。

 30日に下院本会議で採択された、いわゆる従軍慰安婦問題で日本政府に公式謝罪を求める対日非難決議案とのバランスを取り、日米同盟を重視する米議会の姿勢を強調するため、共和党のジム・サックストン議員が提出した。決議は、日本を「米国のもっとも信頼する安全保障上のパートナーの一つ」と位置づけ、日本のイラクやインド洋での国際貢献を高く評価している。

 一方、スノー大統領報道官は31日、下院本会議での慰安婦決議の採択について、「現時点で(下院と日本政府の)どちらかを支持するものではない。日本は重要な同盟国だ」と述べた。

(2007年8月1日1時49分 読売新聞)

289やおよろず:2007/08/01(水) 08:28:00
>>287 意外にも?とはさんが興味をもたれているようなので、転載しておきます

2 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:39:59
リトビネンコ氏殺害事件「英情報機関が関与」と新たな証言
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2246784/1735739

【6月30日 AFP】元ロシア連邦保安局(FSB)情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏毒殺事件をめぐり、リトビネンコ氏を通じて英国の情報機関に勧誘されたとする別の元ロシア情報員が現れた。29日、NTVでインタビューが放送された。

 元ロシア情報員のVyacheslav Zharko氏は、ロシアの政治情勢と2004年にウクライナで起こったオレンジ革命の「分析」のため、MI6として知られる英秘密情報部(Secret Intelligence Service、SIS)に雇われていたという。

 Zharko氏によると、MI6はリトビネンコ氏を通じて接触を図ったという。

「リトビネンコ氏が『情報を買ってくれる英国人を知っている。あなたをロシア政府の情報通として紹介するから、一緒に来てまじめな顔をしているだけでいい』と言ったのでわたしはその通りにした。すると英国は金を出した」

 当時、情報機関に所属しておらず、機密情報を入手できなかった同氏はインターネットを利用したという。
「インターネットから得られる情報を分析し、いくらかの推測を付け加えて報告書を作成した。英国民がわたしの幻想に対価を支払ったとしても、わたしがそれを止める理由はない」

 Zharko氏は月に2000ユーロ(約33万円)を受け取り、2か月に1度、第3国を経由してイスタンブールへ渡り連絡者と面会したという。

 また、Zharko氏はMI6情報員として、少なくともマーティン・フリント(Martin Flint)氏、ポール・キャラハン(Paul Callaghan)、ジョン・キャラハン(John Callaghan)、レオ・キャラハン(Leo Callaghan)の4人の英国籍の人物を挙げた。ジョン・キャラハン氏は1998年から2001年までMI6で外交問題に携わっていたことが知られている。Zharko氏によると英国側は「モスクワの英大使館内でロシア情報機関のスパイを捜していた」という。

 さらにZharko氏は、ロシア政府に批判的な亡命中のロシア人実業家ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏や英情報員とも電話で会話したことを明らかにした。ベレゾフスキー氏はユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)氏らに定期的に送金するなどウクライナのオレンジ革命を影で支援していたという。

 リトビネンコ氏はロシア政府の強烈な批判者で、亡命中のロンドンで2006年11月に放射性毒物によって死亡した。

 この事件で英国は、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元将校のアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏を第1容疑者としてロシア政府に身柄引き渡しを要求しているが、ロシア側はこれを拒否しており、外交問題にも発展している。

 一方、ルゴボイ氏は先月モスクワで記者会見を開き、リトビネンコ氏殺害には英情報機関が関与しており、自分も英国情報機関に勧誘されたと主張した。

 今週始めにFSBは、先月のルゴボイ氏の記者会見を受けてロシア国籍の人物が名乗り出たことを明らかにしていた。FSBによるとZharko氏は生命の危険を覚えて告白したという。

 インタビューでZharko氏は「わたしは英政府に協力できて光栄だったが、それは過去のことだ」と述べている。(c)AFP


3 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:42:03
英、ロ外交官の追放発表 毒殺事件引き渡し拒否で
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007071601000861.html

2007年7月17日 01時50分

 【ロンドン16日共同】英政府は16日、ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏毒殺事件で、ロシア側による容疑者引き渡し拒否に対する報復として、ロンドンの大使館に勤務するロシア外交官4人の追放を柱とした措置を実施すると発表した。

 英国も、ロシア当局が権力奪取を図った罪で起訴したロシア政商、ベレゾフスキー氏=ロンドンに亡命中=の引き渡しを拒否しており、ロシア側が対抗措置として英外交官追放を打ち出すことは確実。両国関係の悪化は避けられない情勢だ。

 ロシア外務省のカムイニン情報局長は、英政府の発表について「モラルに反する」と批判し、両国関係に深刻な結果をもたらすと警告。ラブロフ外相が既に同様の主張を英側に伝えたことを明らかにした。

 ミリバンド英外相は下院で「今回の措置は英政府が望んだ形では決してないが、これ以外の選択肢はない」と説明。さまざまな分野でロシアとの協力関係を見直すと指摘し、査証手続きの簡略化に関する政府間協議を既に中断したと述べた。

290やおよろず:2007/08/01(水) 08:29:08
4 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:42:46
深刻な結果招くと警告 ロ外務省、対抗措置を示唆 2007年7月17日 08時37分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007071701000082.html

 【モスクワ17日共同】ロシア外務省のカムイニン情報局長は16日、元情報機関員リトビネンコ氏毒殺事件をめぐる英政府のロシア外交官追放発表は「モラルに反する」と批判、英ロ関係に深刻な結果を招くと警告した。ロシア国営テレビなどが放映した。

 ラブロフ・ロシア外相が16日、同様の警告をミリバンド英外相に電話会談で伝えたという。情報局長は具体的な内容には言及しなかったものの「英政府が考え付いた挑発行為が対抗策なしで済むことはない」と述べた。

 同事件や、プーチン・ロシア政権と対立する政商ベレゾフスキー氏の英国亡命などで冷え込む一方の両国関係が今後、報復措置の応酬で一層険悪化する恐れも強まってきた。


5 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:43:40
対立続く英露、英の露外交官追放でさらに高まる緊張
http://www.afpbb.com/article/politics/2255165/1789264

【7月17日 AFP】英政府による駐英ロシア外交官4人の国外追放は、英露関係における新たな火種となりそうだ。両国はこれまでもスパイ行為やロシアの政策、チェチェンの独立運動をめぐり対立してきた。

■ザカエフ氏、ベレゾフスキー氏英国へ亡命

 両国に緊張関係が生まれたのは2002年、ロシアからの独立を主張するチェチェン共和国のアスラン・マスカドフ(Aslan Maskhadov)元大統領特使だったアフメド・ザカエフ(Akhmed Zakayev)氏が訪英した際。

 ザカエフ氏はロシア政府に国際指名手配され、ロンドン到着と同時に逮捕されたが、英政府は同氏の身柄引き渡し要求を検証した結果、保釈処分とした。その後ザカエフ氏は2003年に英国への政治亡命を果たし、現在は欧州各地を回っている。

 一方、第1次チェチェン戦争(1994-1996年)時にテロ行為を行ったとしてザカエフ氏を告発しているロシア政府は、これに対し怒りをあらわにしている。

 また、同様に英国亡命中のロシア人実業家ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏についても、ロシア政府は英政府を強く批判している。ベレゾフスキー氏はボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)政権時代は政府に登用されていたが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領就任とともに失脚。

 同氏は公金横領罪に問われて2000年に英国へ政治亡命したが、ロシアへの帰国とプーチン大統領の辞任を公に訴えている。

 ロシア政府は両者の身柄引き渡しを要求していた。

■英大使館員のスパイ疑惑

 2006年1月、両国関係はさらに複雑化した。ロシア情報当局は英国外交官4人をスパイ行為に関与したとして告発。当局によると、4人はモスクワの公園の岩に仕掛けた高度な通信システムを使用して秘密情報を収集していたという。また、英国大使館のスパイがロシアのNGOに資金提供していたとも主張した。

■リトビネンコ氏殺害事件

 対立が深まる両国の最近の争点は、元ロシア連邦保安局(FSB)アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏殺害事件。同氏は前年11月にロンドンで放射性物質「ポロニウム(polonium)210」により毒殺された。

 数か月にわたる捜査の結果、英検察当局は旧ソ連の国家保安委員会(KGB)元情報局員、アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏をリトビネンコ氏殺害の容疑者と断定。英国での裁判のためロシア政府にルゴボイ氏の身柄引き渡しを要求したが、ロシア政府はこれを拒否、同国憲法および国際法により英政府の要求には応じられないとしている。(c)AFP

291やおよろず:2007/08/01(水) 08:29:39
7 :やおよろず@ベレゾフスキー暗殺謀議:2007/07/19(木) 18:45:43
亡命のロシア富豪、自身の殺害計画でプーチン大統領を非難
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2255780/1794613

【7月19日 AFP】露政府の批判を続ける、亡命中のロシアの富豪ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏は18日、最近発覚した自身に対する殺害計画に関し、ウラジーミル・V・プーチン(Vladimir Putin)大統領が個人的に指示を出したとして非難した。

 ベレゾフスキー氏は、殺害計画に関する英国警察による内報を受け、この数週間、一時的に海外に出国していたという。   

 ベレゾフスキー氏のコメントは、折しも、去年起きた元ロシア連邦保安局(FSB)アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の殺害に関し、英露間での緊張が高まるなかでのものとなった。

 ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)前露大統領と近い関係にあったベレゾフスキー氏は、2003年に英国への政治亡命が認められた。

 英国政府は、露政府からの出されている詐欺容疑でのベレゾフスキー氏の引渡し要求を、繰り返し拒否している。(c)AFP


8 :やおよろず@ベレゾフスキー暗殺謀議:2007/07/19(木) 18:46:24
ロンドン警視庁、露政商暗殺計画で1人逮捕
http://www.sankei.co.jp/kokusai/europe/070719/erp070719001.htm

 ロシアの元情報機関員、リトビネンコ氏毒殺事件でプーチン露大統領を非難している政商ベレゾフスキー氏=英国に亡命中=の暗殺を計画していたとして、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)は6月21日、ロンドンのホテルに滞在していたロシア人の男を殺人謀議容疑で逮捕していたことが分かった。同警視庁が18日夜、地元メディアに語った。

 男は逮捕後、2日間取り調べられたが、起訴できるほどの証拠が固まらなかったため、6月23日、移民当局に引き渡され、モスクワに強制送還されたという。(ロンドン支局)

(2007/07/19 10:50)


9 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:49:19
ロシア、リトビネンコ氏殺害容疑者の身柄引渡しを拒否
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2251881/1770404

【7月11日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)元情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が毒殺された事件で、容疑者のアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏に対する英国政府の身柄引き渡し要求をロシア政府が拒否した件について英政府は10日、「非常に遺憾」とする声明を発表、両国間の緊張が高まっている。

 今回の声明は、憲法がロシア国籍保有者の外国への引き渡しを禁じているとして、ロシア政府が正式にルゴボイ氏の身柄引き渡しを拒否したと、英公訴局(Crown Prosecution Service、CPS)が発表したことを受けてのもの。

 ロシア側はルゴボイ氏の裁判をロシア国内で行うことを提案したが、英検察当局は、ルゴボイ氏がロンドンで英国民の計画的毒殺という極めて重大な犯罪を犯したとしてロンドンでの裁判を主張、ロシアでの裁判は「公正性の基準に反する」としていた。

 リトビネンコ氏殺害への関与を一貫して否定しているルゴボイ氏はロシア政府の動きを歓迎、インタファクス(Interfax)通信に対し、「英国の司法制度の独立性と客観性に疑問を感じる」と語った。(c)AFP


10 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:50:34
「報復」措置を示唆、英による外交官追放でロシア外務省
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200707170024.html

2007.07.17
Web posted at: 20:47 JST
- CNN/AP

ロンドン――英国政府が16日、昨年末のロシアの元情報将校の毒殺事件に絡み駐英のロシア外交官4人の国外退去を命じた問題で、ロシア外務省報道官は同日、英側の行動を「道徳に反するもの」と非難、しかるべき報復措置を取ると警告した。


AP通信によると、報道官は英国の挑発的な対応は、両国関係で最悪の結果を招きかねないと述べた。報復措置の具体的な内容には言及しなかったが、17日午後にも発表の見通し。ロシア各紙は「外交戦争の開始」と大々的に伝えている。


ロ外交官の追放は、英国が求めた事件容疑者で旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のアンドレイ・ルゴボイ氏の身柄引き渡しをロシア政府が拒否したことを受けた措置。


ロシアのインタファクス通信によると、ルゴボイ氏は16日、英国による外交官処分を受け毒殺事件は初めから政治的な文脈を持っていたことを改めて示したと語った。同氏は事件で無罪を主張している。

292やおよろず:2007/08/01(水) 08:30:19
11 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:51:16
2007/07/17-21:08 英ロ関係「冷戦後最悪」に=民主化後退に強い懸念−リトビネンコ事件
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007071701083

 【ロンドン17日時事】ロシア元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏殺害事件の容疑者引き渡し問題をめぐり、英政府がロシア外交官4人の追放を決めたことで、両国関係は「冷戦終結以来最悪の水準」(英国のロシア専門家)と言われるまでに冷却化した。英政府がこれほど強い姿勢で対応する背景には、民主化に逆行するようなロシアの最近の動きに懸念を強めていることなどがある。


12 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:53:25
英健康保護局「リトビネンコ氏の死因は放射性物質の可能性」 - 英国
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2145166/1121907

【ロンドン/英国 25日 AFP】英健康保護局(Health Protection Agency、HPA)は24日、露連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)元中佐(43)の死因について、非常に有害な放射性物質による毒殺の可能性を示唆した。HPAによると、リトビネンコ氏の尿からは「ポロニウム210」と呼ばれる物質からのものと見られる多量の放射線(α線)が検出されたという。リトビネンコ氏は3週間前に発病し、その後に書いた手紙の中でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を、自身の毒殺未遂に直接関与したとして非難している。手紙は24日に公表され、リトビネンコ氏の友人たちや広報担当者らはこの手紙が病床で書かれたものだと語っている。写真は同日、ロンドン市内のグロブナー広場(Grosvenor Square)に面したミレニアムホテル(Millennium hotel)前で警備にあたる警察官。このホテルで、リトビネンコ氏は毒を盛られたと見られている。(c)AFP/ODD ANDERSEN


13 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:54:05
リトビネンコ氏毒殺事件、当日接触のロシア人実業家が体調不良 - ロシア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2151681/1155821

【モスクワ/ロシア 8日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)の元情報局員、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の毒殺疑惑をめぐり、ロシア検察当局は7日、同氏と11月にロンドンで面会したロシア人実業家、ドミトリー・コフトゥン(Dmitry Kovtun)氏が、放射性物質によるとみられる症状で体調を崩していることを明らかにした。声明で、コフトゥン氏が「放射性物質による中毒と関連する症状を発症していることがわかった」と発表した。リトビネンコ氏の事件については、ロシア側も殺人事件として捜査を開始している。写真は7日、英スカイニューズ・テレビ(Skynews TV)が放映したコフトゥン氏の写真。(c)AFP/SKYNEWS

293やおよろず:2007/08/01(水) 08:30:58
14 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:54:49
リトビネンコ氏毒殺事件、英捜査官がロシアで捜査開始 - 英国
http://www.afpbb.com/article/politics/2151644/1155823

【モスクワ/ロシア 8日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)元情報局員の毒殺事件の捜査のため、4日にモスクワ入りした英ロンドン警視庁の捜査官らは、ロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン(Dmitry Kovtun)氏を証人として聴取した。

■英捜査官、モスクワで関係者への事情聴取を開始

 11月1日にリトビネンコ氏とロンドンのホテルで接触したコフツン氏は、リトビネンコ氏と同様の放射能物質に汚染されている疑いで病院で検査を受けているため、聴取は同病院で行われた。

 11月1日にコフツン氏とともにリトビネンコ氏と接触したもう1人のロシア人、アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏も、現在モスクワ市内の病院で医療検査を受けているが、事件の目撃者として警察の聴取に積極的に応じる構えであるという。

ルゴボイ氏は、元ロシア政府の護衛員を務めた経歴を持つ。ルゴボイ氏もコフツン氏と同様、現在はともにロシアの金融関係の会社に勤務している。

■身の危険な感じる関係者が複数存在

 また、11月1日にナポリ大学教授マリオ・スカラメラ(Mario Scaramella)氏と接触したとされるロシア人のYevgeny Limarev氏は、フランスで7日、AFPに対し、「自分自身の命も危険にさらされている」と語った。

「この事件の捜査で、私の名前もリトビネンコやスカラメラと同様に浮かび上がった。自分の身にも、何か恐ろしいことが起きるかもしれない」(Limarev氏)

 同氏は以前、ロシアの秘密情報部にフリーランスの形で勤務しており、その時期に集めた情報をスカラメラ氏に手渡したという。フランス警察当局に対しては、スカラメラ氏に渡した情報についてすでに供述を行っており、英国またはイタリア警察当局に対しても、事件について供述する意向を示している。

■ロシア当局は独自捜査を開始

 一方、ロシア検察局側も、リトビネンコ氏不審死事件について、殺人事件として独自捜査を開始したと発表。コフツン氏の放射能汚染の件も同様に捜査するという。

 ロシア最高検察庁のユーリー・チャイカ(Yury Chaika)最高検長官は、4日からロシア国内で捜査を開始した英ロンドン警視庁の捜査官に対し、容疑者へ直接聴取を行うこと、および容疑者が判明した場合の身柄引き渡しを拒否する旨を明言している。

 英国在中のリトビネンコ氏の遺族らが、今回の事件にロシア当局が関与しているとして非難していることから、英国とロシアの両国関係は現在、緊張状態にある。一方、ロシア当局は「バカげたことだ」として関与を否定している。


15 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:55:39
リトビネンコ不審死事件、情報漏えいが事件の発端か - 英国
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2156701/1181277

【ロンドン/英国 17日 AFP】英国の放送局BBCは16日、ロシア連邦保安局(FSB)の元情報局員、故アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏は情報の漏えいが原因で殺害されたと報道した。

 FBS元情報局員で、後にリトビネンコ氏の共同経営者となったYuri Shvets氏はBBCのインタビューで、「リトビネンコ氏は英国の某企業から依頼された資料8ページ分の情報をモスクワの某有力者へ漏えいしたため毒殺されたのだと思う。100%の保証はないが、たぶん私の考えている通りだろう。もちろん、どんな憶測にも常に疑いの余地はあるが、諜報の世界ではこのようなケースは最もよくあること」と語った。

■巨額投資へ向けた調査

 資料の内容は、英企業のロシア国内でのビジネスパートナーを見極める上での調査結果であったという。

 同インタビューの中でShvets氏は、リスクマネジメント会社を通じてリトビネンコ氏に仕事を依頼していた英国の企業が、ロシアで何百万ポンドもの投資をする前に、ビジネスや政治的な情報が記載された同資料を入手したがっていたことを明らかにした。詳細については言及していない。それらの資料は現在、調査のためロンドン市警に保管されていると述べた。

 Shvets氏はKGBアカデミー(KGB academy)で訓練を受けた後、1980年から1990年まで旧ソ連の情報局に籍を置いていた。同アカデミーではウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と同期。1985年以降はワシントンを拠点に諜報活動を行っており、1993年には米国に移住している。

294やおよろず:2007/08/01(水) 08:31:21
16 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:56:27
リトビネンコ氏不審死事件、イタリア人大学教授を逮捕 - イタリア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2159607/1195996

【ローマ/イタリア 25日 AFP】ナポリで24日、ロシア連邦保安局(FSB)の元情報局員、故アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が不審死した事件で、イタリア人のナポリ大学教授、マリオ・スカラメラ(Mario Scaramella)氏が、ロンドンから帰国したところを逮捕された。スカラメラ氏は、リトビネンコ氏が放射性物質「ポロニウム(polonium)210」により体調を崩した日、ロンドンで昼食を一緒に取った人物。ローマの検察当局は、武器密輸などの罪で同氏を起訴している。写真は24日、ローマのRegina Cieli拘置所に到着したスカラメラ氏。(c)


17 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:57:31
リトビネンコ氏の不審死事件で検察当局が「新事実」を発表 - ロシア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2160360/1199706

【モスクワ/ロシア 28日 AFP】検察当局は27日、連邦保安局(FSB)の元情報局員、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の不審死事件に関して、解決につながる可能性のある情報を入手したと発表した。情報は、石油大手ユコス(Yukos)の元社長で、現在収監中のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)受刑者に近い筋と関連しているという。

 検察当局は声明で、リトビネンコ氏の事件と、ロシア人実業家ドミトリー・コフトゥン(Dmitry Kovtun)氏の殺人未遂事件との関連性を指摘。同時に「ユコスの元経営幹部らが、市民の生命と健康に対して攻撃を加えようとした形跡がある」としている。

■ユコスの元経営幹部、犯行に関わっていた可能性

 声明は同時に「犯行の首謀者について捜査中」とした上で、現在行方を追っているレオニード・ネブズリン(Leonid Nevzlin)氏を含むユコスの元経営幹部らが犯行に関わっていた可能性があると主張。併せて「被害者らの乗用車、住宅、別荘およびロンドンとモスクワの事務所などから、基準値を上回る水銀成分を含んだ蒸気が検出された」としている。

 現在、イスラエルに亡命中のネブズリン氏は、脱税の罪で懲役8年を宣告されたホドルコフスキー受刑者の盟友。2人の訴追は、政府主導で政治的に仕組まれたものとの疑惑もある。

 ネブズリン氏はMenatep、ユコス両社の大株主で、亡命時にMenetep社の事業活動をイスラエルと東欧へ移転させている。

 リトビネンコ氏は前月23日に死去。死因は放射性物質「ポロニウム」とされる。同氏の死亡事件は、英露関係にも影響を与えた。

2006年12月28日


18 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:58:10
リトビネンコ氏殺害事件、容疑者身柄引き渡しを英政府が要求
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2228521/1619375

【5月23日 AFP】露連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ氏(Alexander Litvinenko)氏が殺害された事件で、英政府は22日、ロシア政府に対し主犯とされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏の英国での裁判のため、同氏の身柄引き渡しによる「全面協力」を求めた。

 トニー・ブレア(Tony Blair)首相の報道官はこの事件の重要性を強調、一方マーガレット・ベケット(Margaret Beckett)外相は、駐英ロシア大使を外務省に招請して協力要請したことを明らかにし、「これは重犯罪で、われわれはロシア政府に対しルゴボイ氏の身柄引き渡しによる全面協力を強く訴えた」と述べた。

 英検察側は先刻、リトビネンコ氏を放射性物質で毒殺したとして、ルゴボイ氏に対する殺人罪を表明。

 ただし、国営ロシア通信(RIA)が露検事総長当局の話として、刑事訴追に向けた同氏引き渡しの可能性はないと伝えた。

 ブレア首相の報道官は、ロシア政府がルゴボイ氏引渡しを拒否した場合の対応についてはコメントを控え、「まずは法的手続きを取る」とのみ答えた。(c)AFP

295やおよろず:2007/08/01(水) 08:32:05
19 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:58:58
リトビネンコ氏毒殺事件、容疑者引き渡し問題で、米政府が「英国支持」を表明
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2232511/1640564

【5月31日 AFP】米政府は30日、2007年11月にロンドンで発生したロシア連邦保安局(FSB)元情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏毒殺事件の容疑者であるアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏の身柄引き渡しを英政府が求めている件について、英政府を全面的に支持すると発表した。

■米政府、静観から一転の英国支持へ

 国家安全保障会議(National Security Council、NSC)のゴードン・ジョンドロー(Gordon Johndroe)報道官は、「米国は英国の容疑者の身柄引き渡し要求を支持する。これは重大な犯罪であり、厳正に対処する必要がある」と語った。

 米政府は前週、同容疑者の身柄引き渡しをめぐる英国とロシアの対立には関与しない方針を示していた。しかし今回、英国を支持する姿勢を鮮明に打ち出した。

■英国の身柄引き渡し要求をロシアは拒否

 英政府は22日、旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のルゴボイ氏を殺人罪で起訴すると発表し、ロシア政府に同氏の身柄引き渡しを求めた。

 ロシア側は「憲法の規定により、ロシア国民を外国の検察に引き渡すことはできない」としてこれを拒否。英国はロシア政府との事前の合意により、身柄引き渡しは可能であると主張し、両国間の緊張が高まっている。

 ロシア検察局は、リトビネンコ氏殺人事件について、独自捜査を既に開始している。同検察局は、英国側がルゴボイ氏の罪状を裏付ける証拠を示した場合、ロシア国内で刑事訴追される可能性があるとしている。

 現在はセキュリティー会社とソフトドリンクの会社のオーナーを務めるルゴボイ氏は、無罪を主張している。

296やおよろず:2007/08/01(水) 08:32:33
20 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 18:59:53
リトビネンコ氏毒殺事件、「黒幕は英情報部」と引き渡し要請中の元KGB将校
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2232688/1641352

【5月31日 AFP】昨年11月にロンドンで、ロシア連邦保安局(FSB)元情報局員アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が毒殺された事件で、英国に身柄引き渡しを求められている第1容疑者の旧ソ連国家保安委員会(KGB)元将校が、「リトビネンコ氏殺害の黒幕は、英国の情報機関だ。自分もスパイとして雇われそうになった」と反論した。

 英検察当局がロシア政府に容疑者として引き渡しを要請している元KGB将校で、ロシア人実業家のアンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏は31日、生放送された記者会見で、放射性物質による昨年のリトビネンコ氏殺害は、「英国情報機関のコントロールの範囲外では起こり得たことではない」と述べた。

 英国機関の直接関与を示す証拠はあるのかと問われた同氏は、「ある」と答えたものの詳細には触れなかった。

 ルゴボイ氏が記者会見で語った「諜報劇」は、リトビネンコ氏の死をめぐってすでに混迷しきっている英国とロシアの関係にさらに緊張を加えるとみられる。
 
 事件をめぐる両国のやりとりは他国にまで波及し、米国政府は前日、それまでの静観姿勢を転じ、英政府によるルゴボイ氏の身柄引き渡し要請を全面的に支持すると発表した。

 ルゴボイ氏は記者会見で、リトビネンコ氏の毒殺を実行したのは、通称MI6として知られる英秘密情報部(Secret Intelligence Service、SIS)、ロシアのマフィア・グループ、現ロシア政権に批判的で英国に亡命中の実業家ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏らのいずれかだろうと述べ、しかし「主要な役割を果たしたのは英国の情報機関とその工作員だ」と語った。

 ルゴボイ氏は、リトビネンコ氏殺害の動機について、同氏もベレゾフスキー氏もロシアの元情報機関員でありながら、MI6に協力していたとし、「リトビネンコ氏に対してMI6のコントロールが効かなくなり、抹殺したという考えは捨て去りにくい。相手がMI6でなかったとすれば、彼らの下で動いていた者たちや協力者だろう」と述べた。

 会見の発言に対し、英外務省は31日、事件は「刑事事件」であって情報活動には関係ないと断言した。

 AFPの取材に応じた外務省広報官は、「これは刑事事件で、情報活動に関連する問題ではない。ルゴボイ氏に英国で裁判を受けさせるための身柄引き渡し要請を、ロシア側は受け取っている。我々はロシア政府の正式な返答を待っている」と答えた。

 MI6が暗殺の黒幕だという発言や、ルゴボイ氏が自分もスパイ行為をするよう勧誘されたという談話については、「我々は現時点で興味を持っていない」と言うにとどめた。

2007年05月31日

21 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 19:00:56
リトビネンコ氏殺害事件、露外相が英政府の容疑者引き渡し要求は「政治的思惑」
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2233273/1644071

【6月1日 AFP】ロシア連邦保安局(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏が殺害された事件で、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相は1日、主犯格とされる旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員アンドレイ・ルゴボイ(Andrei Lugovoi)氏に対する英国政府の身柄引き渡し要求は政治的思惑によるものと糾弾した。

 インターファクス(Interfax)ほか、国内報道機関が報じたところによると、同外相は「(英国政府は)事件を、政治的思惑で利用しようとしている。要求に応じるつもりはない。本件は適切な機関によって対処されるべき問題だ」とし、「専門家による捜査」の必要性を訴えた。

 リトビネンコ氏は2006年11月23日、放射性物質「ポロニウム210」により毒殺されたとされる。英国政府は5月28日、国内での裁判のため、主犯格とされるルゴボイ氏の身柄引き渡しを露政府に正式要求。同31日、ルゴボイ氏はモスクワのテレビで記者会見を行い、殺害容疑を否定。英国諜報機関と英国に亡命中の著名人物が殺害事件の背景にいると指摘している。

2007年06月01日

297やおよろず:2007/08/01(水) 08:33:20
22 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/19(木) 19:01:50
故リトビネンコ氏の妻『Death of a Dissident』出版
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2240301/1695532

【6月15日 AFP】毒殺されたロシアの元情報機関員、アレクサンドル・リトビネンコ(Alexander Litvinenko)氏の妻、マリナ(Marina)さんが15日、ハンブルク(Hamburg)にある出版社「Campe」で、アレックス・ゴールドファーブ(Alex Goldfrab)さんとの共著『Death of a Dissident(Tod eines Dissidenten)』 の出版記者会見を行った。リトビネンコ氏殺害事件の容疑者が「事件には英情報機関が関与している」と主張している件について、マリナさんは「虚報」との見方を示している。


28 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/22(日) 15:58:00
プーチン大統領、英との摩擦は「小規模」と 修復に自信
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200707200001.html

モスクワ(CNN) 昨年末に起きたロシア元情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件に絡み、英国とロシアの関係悪化が指摘されるなか、ロシアのプーチン大統領は19日、英国との摩擦は「小規模な危機」にすぎないと述べ、両国関係の「正常な進展」に自信を示した。ロイター通信とのインタビューで語った。

同通信によると、毒殺事件にかかわる英国との外交問題について、プーチン大統領が公の場で発言したのは初めて。大統領は「両国が互いに常識に沿った判断を下し、相手の正当な利害を尊重すれば、すべてはうまくいく。われわれは今回の難局を乗り越えることができるだろう」と語った。

毒殺事件をめぐっては、英国が容疑者として旧ソ連国家保安委員会(KGB)元職員のアンドレイ・ルゴボイ氏の身柄引き渡しを要求。ロシア側がこれを拒否したため、英政府は16日、駐英ロシア外交官4人を国外追放処分にすると発表した。これに対し、ロシア政府は19日、同国駐在の英外交官4人を追放し、対テロ戦での英国への協力を中止すると表明。両国間の対立の深刻化が懸念されている。


29 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/22(日) 15:59:06
ロシア、英国の外交官4人を追放…英政府の制裁に対抗
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070719i415.htm?from=main4

ロシア外務省のカムイニン報道官は19日、英国の外交官4人を国外退去処分にすると発表した。

 英政府が16日発表したロシア外交官追放への報復措置。ロンドンで起きたロシア連邦保安局(FSB)の元中佐殺害事件の捜査をめぐる対立は追放合戦に発展した。

 インターファクス通信によると、外務省は19日、モスクワ駐在の英国大使を呼び処分を通告。4人は10日以内の出国を命じられた。外務省は国外退去と合わせ、英政府関係者へのビザ発給、テロ対策での英国との協力も停止すると発表した。また当面、ロシア政府関係者の英国への渡航を見合わせるという。

 ロシアの対抗措置は、英国の対露制裁措置とほぼ同じ内容。カムイニン報道官は「常識的な行動が取られると確信している」と述べており、これ以上、英国との対立を深刻化させたくないとのロシアの立場がうかがえる。

(2007年7月20日0時10分 読売新聞)

298やおよろず:2007/08/01(水) 08:35:07
30 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/22(日) 15:59:43
関係悪化に歯止めを…露大統領、英に呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070720id24.htm

ロシアのプーチン大統領は19日、外交官の追放合戦で急速に冷却化した英国との関係について、「我々は小さな危機を乗り切ることができると確信している」と述べ、これ以上の悪化を望まない姿勢を鮮明にした。

 英国が露外交官の国外退去処分を発表して以来、大統領が対英関係の悪化について言及したのは初めて。

 タス通信によると、プーチン大統領は「どんな行動も常識を持って判断し、互いの法的権利や利益を尊重することが必要。事態はそれにより、最善の方向へ進む」と指摘。さらに、「関係発展がロシアにも英国にも利益になる」と述べ、関係悪化に歯止めをかけるよう英国側に呼びかけた。

(2007年7月20日19時41分 読売新聞)


31 :やおよろず@リトビネンコ毒殺事件:2007/07/24(火) 04:19:04
ロシア最高検、英の捜査結果を否定…リトビネンコ事件
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070723id23.htm

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア最高検察庁のアレクサンドル・ズビャギンツェフ副検事総長は23日、記者会見し、英国との関係冷却化を招いた「リトビネンコ事件」について、「容疑者引き渡しを求める根拠としては不十分」と述べ、ロシア人ビジネスマンを訴追対象とした英国の捜査結果を真っ向から否定した。

 ロシアは英国が要求する容疑者の引き渡しに応じないと繰り返しており、外交官の追放合戦に至った両国の対立は長期化が避けられない情勢だ。

 記者会見に同席した別の最高検幹部は、英国から提供を受けた捜査資料について「リトビネンコ氏の死因や放射性物質ポロニウム210の検出に関する情報がない」などと指摘。そのうえで、英国側が説得力ある捜査結果を示せばロシアには協力する用意があると述べた。

 また、英国はプーチン大統領と敵対する政商ベレゾフスキー氏らロシア側からの引き渡し要求に応じていないとして、ロシアとの捜査協力に対する姿勢に不満を表明した。

(2007年7月24日1時8分 読売新聞)


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先頭>>289

この事件については記事と関連書籍をもとに、まとめを作る予定でおります(9月から10月ごろ)

299やおよろず:2007/08/02(木) 05:47:57
スーダン政府、ダルフールへのUNAMID派遣を受諾
2007年08月02日 05:13 発信地:ハルツーム/スーダン
http://www.afpbb.com/article/politics/2262593/1997132

【8月2日 AFP】スーダン政府は1日、国連安全保障理事会(UN Security Council)が31日に採択した、スーダン西部の紛争地帯ダルフール(Darfur)地方への国連(UN)とアフリカ連合(African Union、AU)の合同平和維持部隊の派遣に関する決議案を受け入れると発表した。

 国連安保理で2万6000人規模からなる合同部隊(UNAMID)のダルフール派遣に関する決議案が採択された翌日、ラム・アコル(Lam Akol)外相は「スーダン政府は(国連安保理の)決議を受け入れる」と発表した。(c)AFP

300やおよろず:2007/08/02(木) 05:50:53
旧ポル・ポト政権時代の元幹部らを裁くカンボジア特別法廷
2007年08月01日 21:33 発信地:プノンペン/カンボジア
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2262522/1995369

【8月1日 AFP】カンボジアの旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代の大量虐殺に関して起訴が見込まれているのは、ドッチ(Duch、本名カン・ケク・イウ、Kang Kek Ieu、65)元政治犯収容所長を始めとする計4人。(c)AFP

301名無しさん:2007/08/14(火) 23:49:44
インドに4000億円借款 高速貨物鉄道建設、中国牽制狙い?
8月14日10時9分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070814-00000904-san-pol

 政府は13日、インド政府が建設を目指しているアジア初の本格的な高速貨物専用鉄道に、平成20年度以降5年間で、総工費約50億ドル(約6000億円)のうち、4000億円規模の円借款を供与する方針を固めた。国際協力機構(JICA)が現在、事業計画の具体化に向けて現地調査を進めており、10月にも日印両政府が正式調印する運びだ。安倍晋三首相がインド訪問の際に行う22日の日印首脳会談でこうした方針を伝える。
 日本がインドに巨額の円借款を供与する背景には、インドとの関係強化を具体化することで、急速な経済成長と軍拡を続け、アジアで発言力を強めつつある中国を牽制(けんせい)する狙いがある。
 円借款は、JICAの調査を踏まえ、国際協力銀行(JBIC)が日本製の資機材を使用することを条件に、通常の円借款より低利で資金を供与する「本邦技術活用条件(STEP)」を適用し供与する。STEPの具体的な内容は、主な契約者を日本企業に限り、日本製の資機材を契約総額の30%以上調達することを条件とするもので、一般円借款より低利の期間40年の融資を行う。
 日印両政府などによると、鉄道建設は、2012年完成予定で、デリーを中心にインド最大の商業都市ムンバイと東部の中心都市コルカタを結ぶ総延長2800キロが対象。インドでは貨物輸送量が年率約15%で伸びる一方で、貨物鉄道の輸送能力が限界に近づいているとされ、インド側から日本政府に対し「鉄道の整備・強化はインドの経済成長にとって不可欠だ」などと協力要請がきていた。
 日本政府は円借款の供与とともに、最新車輌などのハード面や運行ノウハウといったソフト面で具体的な協力を進め、在来線の3倍近い時速約100キロで列車を走らせる構想を描いている。
 今月1日、マニラで行われた日印外相会談でムカジー外相は、「日印パートナーシップに深みをもたらす上で重視している」と日本の支援に期待感を表明している。

302とはずがたり:2007/08/16(木) 23:55:10
結局中止。

世界少年野球が中止 ベネズエラのビザ発給拒否に制裁
http://www.asahi.com/international/update/0816/TKY200708160342.html
2007年08月16日20時27分

 台湾の中央通信によると、国際野球連盟(IBAF)は15日、南米ベネズエラで17日から開幕予定だった世界ユース選手権大会(16歳以下)を中止にした。親中国の同国政府が台湾チームへのビザ発給を拒否したことへの「制裁」措置。国際大会の開催直前の中止は極めて異例。IBAFは「政治的事情をスポーツ活動に関与させるべきではない」と指摘した。

 日本など多くの代表チームがすでに現地入りしており、国際親善試合として一部の対戦は実施されるという。

 急進左派で親中反米のチャベス政権の姿勢がビザ発給拒否の原因とみられる。台湾の「中華民国棒球協会」は「その他の参加国には申し訳なく思うが、我々の大会参加権を重視してくれたIBAFの措置に感謝したい」とコメントした。

303やおよろず:2007/08/17(金) 09:52:32
ベネズエラ大統領が改憲案 無期限再選可能に
2007.08.16 Web posted at: 15:11 JST- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200708160012.html

カラカス──南米の反米強硬派指導者であるベネズエラのチャベス大統領は15日のテレビインタビューで、大統領の再選を無期限で認める憲法改正案を明らかにした。


大統領は、自身の改憲案が多くの国民にに指示されるとの見方を示す一方、野党勢力との激しい対立が始まるだろうとの予想を明らかにした。


現行憲法の規定では、チャベス大統領が2012年に4選目を求めることは不可能。改憲案にはこうした多選規制を撤廃する内容が盛り込まれているため、チャベス大統領が権力に固執し、キューバのカストロ議長と同様に終身指導者になりたがっているとの批判がある。ただ、大統領は、民主主義に脅威を与えているとの意見を受け入れていない。


ベネズエラ議会(167議席)の大多数はチャベス大統領を支持しているため、改憲案の大半を承認するとみられる。議会での審議は2カ月内に終了し、最終案が憲法規定に従って国民投票にかけられる。

304やおよろず:2007/08/17(金) 09:53:41
総額3兆5千億円の軍事援助に調印、米国とイスラエル
2007.08.16 Web posted at: 20:29 JST - CNN/REUTERS
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200708160036.html

エルサレム――米国政府は16日、イスラエルに対し今後10年間で300億ドル(約3兆5000億円)相当の武器援助を実施する取り決めに署名した。ブッシュ米政権が先に発表した、イランの核計画、軍備増大などを念頭に打ち出した中東の親米諸国を対象にした大規模軍事援助計画の一環。


中東における米国の軍事的関与の継続を強調する狙いもあり、シリアもけん制している。エルサレムの調印式にはバーンズ米国務次官が出席した。


イスラエルは現在、米国から毎年24億ドル相当の軍事援助を受けている。10年で300億ドル相当の援助で、現有の軍事力の向上を図る。


ブッシュ政権は先月、サウジアラビア、エジプトやペルシャ湾の親米諸国に総額200億ドル相当の軍事援助も発表している。

305やおよろず:2007/08/17(金) 09:54:53
オンライン旅行会社に罰金、対キューバ禁輸措置の違反
2007.08.16 Web posted at: 18:19 JST - CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200708160030.html

ワシントン――米財務省は15日、オンライン専門旅行会社「トラベロシティー」が米政府がキューバに打ち出す前面禁輸措置に違反したとして18万2750ドル(約2120万円)の罰金を科したと述べた。


ホテル宿泊、航空券手配などの違反行為を、1998年1月から2004年4月までの間、約1500回にわたって繰り返していたとしている。


米政府は禁輸措置の中で、米国人によるキューバへの渡航も制限しており、学術、報道、宗教、人道支援事業、親族訪問でも米政府の特別許可が必要。


トラベロシティーの広報担当はこの許可を申請していなかったことを認め、キューバでのホテル宿泊手配などは利用者が進め、技術的なトラブルもあり、見逃していたとしている。財務省報道官によると、同社は違反行為を自主的に報告していなかったが、調査には協力的だったという。

306やおよろず:2007/08/19(日) 00:13:05
この路線に乗っかると、安倍の思う壺

早期の日朝国交正常化を=阿部・社民政審会長
http://news.livedoor.com/article/detail/3263129/

 社民党の阿部知子政審会長は15日午後、都内で開かれた市民団体主催のシンポジウムで、日朝関係について早期の国交正常化実現が望ましいとの考えを示した。

 阿部氏はその理由について「核開発を監視するためにも国交を回復した方が (動向が)よく分かる」と指摘。さらに「拉致問題も遠くから棒でつっついているみたいな方式では、拉致された人たちの人権も何も帰ってこない」と語った。

308やおよろず:2007/08/19(日) 23:01:12
米国に脅威与えずと、ロシア爆撃機の長距離飛行の再開
2007.08.18
Web posted at: 17:13 JST
- CNN/REUTERS
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200708180012.html

ロシアのプーチン大統領が17日、冷戦崩壊後の1992年に停止していた戦略爆撃機による海外への長距離訓練飛行を同日、再開したと発表した問題で、米国家安全保障会議(NSC)のゴードン・ジョンドロー報道官は同日、米国に軍事的脅威を与えるものではないと述べた。


外国諸国の軍はさまざまな行動を行っており、ロシアによる訓練飛行の再開は驚くことではないと述べた。プーチン大統領は飛行再開について、国家安全保障への脅威に直面しているとし、米国が旧ソ連圏のチェコ、ポーランドで進めるミサイル防衛(MD)計画への対応措置であることを示唆した。


この訓練飛行は、北大西洋条約機構(NATO)や米国の軍事作戦などに伴う警戒空域への作戦飛行で、米海軍が最近、大規模演習を実施した西太平洋の米領グアム島周辺へも派遣され、ロシア側は緊急発進した米軍機と相互の操縦士の顔が認知出来る距離で遭遇したと主張していた。


しかし、米政府当局者は、ロシア爆撃機の飛来は認めたものの、米航空機、艦船との至近距離での接近は否定していた。

309やおよろず:2007/08/19(日) 23:03:20
大統領報道官までもが医療費に苦しむ国、アメリカ
アメリカの制度を導入するくらいなら、医師会の方がマシだな

米大統領報道官、9月初旬にも辞任か 金銭問題で
2007.08.18
Web posted at: 13:00 JST
- CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200708180001.html

ワシントン(CNN) ブッシュ米政権高官は17日、スノー大統領報道官(52)が早ければ9月初旬にも辞任すると述べた。報道官はCNNに対し「いかなる発表もしない」と述べた。


スノー報道官は最近、米ラジオ局に対し、金銭上の問題からブッシュ政権の残る任期内に去ることを示唆していた。周囲の人間に対し、「金が尽きたら政権を去ると伝えてある」とも語っていた。


スノー氏は2005年、結腸がんを患い、今年3月には肝臓に転移していたことが判明、治療を受けている。金銭問題とはこの治療費の事を指している可能性がある。


スノー氏は昨年5月、マクレラン前報道官の後任として就任していた。米紙ワシントン・ポストによると、氏の年俸は16万8000ドル(約1900万円)。報道官に就任前は、FOXテレビ、ラジオ局で働いていたがホワイトハウスに来て大幅な年俸削減に直面したという。


スノー氏周辺は、子供が大学進学の年齢に差し掛かり、入学金など余分な金銭の準備をしなければならない家庭事情もあるとしている。


ブッシュ政権では、大統領腹心のローブ次席補佐官が最近、辞任を発表している。

310とはずがたり:2007/08/25(土) 12:08:21
もうチェコとスロバキアみたいに分立すればええんちゃうけ?ベルギー王室はブリュッセル大公国の大公ぐらいになってさ。

ベルギー、組閣を断念 総選挙2カ月、連立が決裂
http://www.asahi.com/international/update/0824/TKY200708240405.html
2007年08月24日23時45分

 ベルギーの次期首相候補として連立政権づくりを進めてきたルテルム上院議員は23日、国王アルベール2世に組閣断念を申し出て、了承された。北部オランダ語地域と南部フランス語地域の政党間の対立が激化し、連立交渉が決裂したためで、総選挙から2カ月以上たっても新政権ができない異常事態になっている。国王は再度、首相候補を指名することになるが、南北の亀裂は深く、ベルギーは国としてのまとまりを失いかねない危機に陥っている。

 6月10日の総選挙では、北部地盤で中道右派の野党キリスト教民主フランドル党(CD&V)が第1党に躍進した。ただ過半数には届かなかったため、国王から「組閣者」に指名された党指導者のルテルム氏が、次期首相候補として連立工作に乗り出した。

 だがルテルム氏は、経済的に豊かな北部の利益重視を鮮明にした。所得税・法人税の一部課税権や医療保険の運営を連邦政府から地域政府に移管▽道路交通規則を地域ごとに制定▽自動車のナンバープレートに地域名を表示――などの主張は、相対的に貧しい南部の切り捨てであるばかりか、ベルギー分裂につながると南部側が反発。CD&Vが連立相手に想定する南部の中道右派2党との交渉は23日午前4時、決裂した。

 ルテルム氏は23日夜、南仏での夏休みを切り上げて急きょ帰国した国王に、組閣断念を伝えた。国王には(1)他の「組閣者」を指名(2)ルテルム氏に再度、組閣交渉を指示(3)政界の有力者に調整を依頼――といった選択肢があるが、いずれも局面打開は難しい。

 CD&Vは声明で「改革案の再検討は考えていない」と妥協を拒否。南部地盤の人道的中道民主党(CDH)のミルケ党首は「解決の道はあったのに、CD&Vが拒んだ」と述べ、連立失敗の原因は北部側にあると強調した。

 CD&Vが強硬姿勢を崩さない背景には、「北部独立」を主張する右翼政党フラームス・ブラング(VB)の存在がある。下院(定数150)で17議席を占めるVBは23日、連立協議の決裂を受けて「今こそ北部独立の時」との声明を発表した。右翼の伸長で、CD&Vも南部との妥協が難しくなっている。

 24日のオランダ語紙スタンダルドは「事態が動かなければ、北部に過激主義が強まる危険がある」として、南部に譲歩を促した。

311とはずがたり:2007/08/31(金) 15:52:54
どうもごたごたが片付かないねぇ。。

ウクライナ:新たな危機を予感させる選挙2007/08/28
http://www.news.janjan.jp/world/0708/0708271369/1.php
【ブダペストIPS=ゾルタン・ドゥジシン、8月20日】

 ユシュチェンコ大統領の議会解散決定以来続くウクライナの政治危機は、9月30日に予定される繰上げ選挙でも収まりそうにない。

 ユシュチェンコ大統領は、一部野党議員が与党連合に加わったのを受けて、政府は権利を乱用していると抗議。4月2日、議会の解散および早期議会選挙を実施する大統領令を発した。既に政府寄り議員は300人になろうとしており、このままでは、大統領権限の弱体化と拒否権行使を阻止する憲法修正も可能となりそうな状況だ。

 法律専門家は、この専制とも見える大統領令に反発。最高裁は、命令取り消し判決を下すと見られていたが、ユノコビッチ首相は、反対派との交渉というカードを切り、5月27日、9月の選挙実施で合意した。

 来る選挙では、ユリア・ティモシェンコ陣営が反対票の多くを獲得すると見られているが、ユシュチェンコ大統領のOur Ukraine Party(我らがウクライナ党)は、ユリ・ルトセンコ元内務大臣が立ち上げた市民組織People’sSelf-Defenseとの関係を強めている。

 一方、国民は過去の理想主義崩壊を冷ややかに眺めており、ウクライナ・メディアは、主要政治家のテレビ討議を拒否する構えである。イデオロギー戦の裏には、利権問題が潜んでいるとの味方もあり、政治アナリストのコスト・ボンダレンコ氏は、「政府が、民営化による利益を“オレンジ”側に配分することを拒んでから、政治危機が始まった」と語っている。一方、政策研究センターのアナリスト、イヴァン・プレスニアコフ氏は、「紛争の原因を一つに絞ることはできないが、最も大きな要因は、首相と大統領の間の構造的な衝突にある」と語っている。ウクライナの9月総選挙について報告する。(原文へ)

翻訳/サマリー=山口ひろみ(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩

313とはずがたり:2007/10/07(日) 16:21:55

現職首相が落選の危機 ?
ハワード氏の選挙区で労働党マキュー氏人気
中国系市民からの支持上昇
http://www.nichigo.com.au/news/nat_0710/03.htm

 ジョン・ハワード首相の地元選挙区のベネロングで、労働党公認指名を受けた元ABC放送ジャーナリストのマキシン・マキュー氏の人気が高い。
  ベネロング選挙区はノース・シドニーとパラマタに挟まれたライド地区を含む一帯で、1974年以来ハワード氏が当選し続けている。
  ところが9月17日に発表されたモーガンポール世論調査によると、同選挙区でマキュー氏は45.5%の支持を得ており、42.5%のハワード氏を上回った。オーストラリア下院は1選挙区に付き1人を選出する小選挙区制を採用しているため、現時点で見ると現職首相が落選するという異変を示唆しているともとれる。
  同選挙区は昨年末、区画変更により西側の境界線が広がったことから中国系および韓国系有権者の割合が増えた。先のAPECではケビン・ラッド労働党党首が得意の北京語で胡錦濤・中国国家主席と会談し、胡主席から「中国の真の理解者」と賛辞を得たことも手伝って、中国系市民の労働党への好感度は急速に高まっている。
  マキュー氏は中国系老人のイベントや食事会などにも積極的に足を運んで支持者の獲得を進めつつあり、富裕な保守層の占める選挙区とは言えハワード氏としても油断できない状況にある。

314とはずがたり:2007/10/09(火) 11:03:41
議院内閣制の悪いところは与党に都合良く解散総選挙時期を決定できるって所だよなぁ。

2007/10/08-22:02
総選挙見送りで批判集中=首相の威信低下も−英
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007100800416

 【ロンドン8日時事】ブラウン英首相は8日、記者会見し、早期解散・総選挙を断念した理由について「国民に信を問う前にわたしの(国づくりの)ビジョンを示したかった」と説明、理解を求めた。しかし、会見では首相の対応に批判が集中。劣勢だった野党の猛追を受けて総選挙実施を断念した形になったことに、「弱腰」との声も相次いでおり、威信低下は避けられない。
 ブラウン首相は「早期総選挙を考慮したが、(実施までに)さらなる時間が必要と直感した」と指摘。長期間にわたって結論を引き延ばし、憶測による混乱が拡大するのを放置したとの批判が強まっていることに関しては「わたしが全責任を負う」と述べた。また、来年中に総選挙が行われる見込みは「ほとんどない」と明言し、実施が2009年以降にずれ込む可能性も示唆した。

315やおよろず:2007/10/14(日) 07:46:43
米アルメニア人虐殺非難決議で、トルコ閣僚が訪米中止
2007年10月13日
http://www.afpbb.com/article/politics/2297481/2238320

【10月13日 AFP】第1次世界大戦中に起きたオスマン・トルコ帝国によるアルメニア人殺害を「ジェノサイド(民族大量虐殺)」として非難する米下院外交委員会の決議採択を受け、トルコ政府閣僚は今週末に予定されていた訪米を取りやめた。アナトリア(Anatolia)通信が13日、報じた。

 今回訪米を取りやめたのは外国貿易を担当するトルコ政府の要人の1人、キュルシャト・トゥズメン(Kursad Tuzmen)国務相で、ニューヨーク(New York)で米国とトルコの二国間経済会合に出席することになっていた。

 トルコ高官による訪米取りやめは海軍司令官Metin Atac大将に続いて2人目となった。

 外交委の非難決議はトルコ側からの強い反発を招いており、要衝であるトルコ領内の米軍基地を失うことを恐れるブッシュ政権内部の不安を増幅させている。(c)AFP

316やおよろず:2007/10/14(日) 07:49:12
大物からの批判がきました


元イラク駐留米軍司令官、ブッシュ政権のイラク戦略を批判
2007年10月13日
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2297347/2237510

【10月13日 AFP】リカルド・サンチェス(Ricardo Sanchez)元イラク駐留米軍司令官が12日、イラク情勢を「終わりのない悪夢」と酷評し、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権のイラク戦略を批判した。

 サンチェス元司令官は同日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)郊外のバージニア(Virginia)州アーリントン(Arlington)で講演。その席で元司令官は米政府指導部を「無能」「堕落した」「職務怠慢」などと評し、軍人であれば軍法会議にかけられるだろうなどと発言。そのうえで「米国がいま、終わりのみえない悪夢の中を生きていることは明白だ」と語った。

 ブッシュ大統領は、イラクでの宗派間抗争の沈静化と政治的安定を狙ってイラク駐留米軍を16万人規模にまで増派、その後、来年7月までに2万1500人を撤退させ増派前の13万人に戻す方針を表明した。

 これについても元司令官は「戦略の調整や修正を続けていては勝利は得られない」と述べ、このような方針変更も効果がないとの見方を示した。さらに、「この不十分な戦略でわれわれにできることは敗北を避けることぐらいだ」と厳しく批判した。

 テキサス(Texas)州南部の貧しいヒスパニック家庭に生まれたサンチェス元司令官は米軍で最高位まで上りつめたが、バグダッド(Baghdad)にある旧アブグレイブ(Abu Ghraib)刑務所での米兵によるイラク人虐待の責任を問われて2006年11月、除隊した。

317やおよろず:2007/10/14(日) 07:51:09
イラク情勢で米政府の政策ミスを非難、駐留米軍の元司令官
2007.10.13
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200710130009.html

バージニア州アーリントン――イラク駐留米軍のリカルド・サンチェス元司令官は12日、米国のイラク政策に触れ、故フセイン元大統領の政権打倒後、判断の誤りなどが重なり、出口が見えない「悪夢の状態」が続いているとの見解を明らかにした。


アーリントンで軍事問題担当の記者らとの会合で述べた。元司令官はこの中でフセイン時代の軍組織の解散、部族指導者との協力関係構築の失敗、速やかな文民政府の樹立を逃したことなどで武装勢力の台頭を許した政治、軍事的な施策のミスを指摘。


ブッシュ米政権が今年実施した約3万人の増派については、誤ったイラク政策のつけを払う絶望的な試みと批判した。元司令官は特定の人物名を挙げて指弾しなかったが、国務省、国家安全保障会議、連邦議会、軍指導部の責任に言及し、誤ったホワイトハウスの政策に反対する指導力に欠けたと述べた。


サンチェス元司令官は2003年6月から1年間、司令官を務めた。バグダッドにある旧アブグレイブ刑務所でのイラク人虐待事件の引責で事実上更迭されていた。昨年退役している。


サンチェス氏はイラク軍事作戦について軍事面だけでは解決出来ない情勢にあったと指摘し、特に米国務省の協力の不足を批判。司令官として自ら誤った施策を打ち出したことも認め、現在のイラク政策では光明が見えず、変化が必要と強調した。


武装勢力との戦いでも長続きする成果が得られることには悲観的な見通しを示したが、米軍の全面的な撤退は適切な選択肢ではないと主張し、「イラクで我々の努力を続けるしか道がない状況だ」とも語った。

318やおよろず:2007/10/14(日) 07:58:34
元軍司令官のイラク政策批判に政府が反論
2007年10月14日 07:25 
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2297655/2237109

【10月14日 AFP】元米軍司令官がイラク政策を「終わりなき悪夢」と酷評したことについて、米国政府は13日、イラク情勢は着実に進展していると強調した。

 リカルド・サンチェス(Ricardo Sanchez)元イラク駐留米軍司令官による批判に対して政府は、9月に議会に提出されたイラク情勢に関する報告書を持ち出し、困難な状況ではあるが着実な進展が見られることを強調した。

 サンチェス元イラク駐留米軍司令官は、バージニア(Virginia)州アーリントン(Arlington)で行われた講演の中で、政府首脳を「無能」「堕落している」「職務怠慢」などと酷評していた。

 ホワイトハウスの報道官はAFPに対し、「彼の貢献は評価に値する」としつつ、「なすべきことはまだ残されているが、進展も見られる。今注目すべきはその点だ」と語った。(c)AFP/Maxim Kniazkov

319やおよろず:2007/10/18(木) 23:08:34
独国民25%がナチス政権の一部施策を評価、世論調査
2007.10.18Web posted at: 21:02 JST
- CNN/AP
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200710180031.html

ベルリン――ドイツの週刊誌シュテルンは17日、ナチス時代に関する同国国民の意識を探る最新世論調査結果を発表、高速道路整備、失業解消、低い犯罪発生率や家族尊重の理念などの一部施策で約25%がヒトラー政権に肯定的な評価を下したと報じた。


だが、7割が評価し得る業績があったことを打ち消した。ドイツではナチス称賛はタブー視されている。


同誌によると、60歳以上の国民の間でナチス時代の政策を部分評価するのが目立ち、この年齢層の37%が肯定したという。戦後生まれで現在は45歳─59歳の世代は否定評価が圧倒的で、業績を部分的に認めたのは15%だった。


調査は今年10月11日─12日実施した。AP通信は対象人数に触れていない。


ドイツでは最近、公共放送NDRの女性キャスター(48)がナチス政権に触れ、ヒトラーの存在を含め極めて悪質な側面はあったものの、「母親への高い尊敬」など評価出来る部分もあると発言し、解雇される問題があった。


今回の世論調査はこの解雇を受けた形で実施した。同キャスターは女性の「伝統的な役割」の意義を重視する著作を出しており、今回の発言も撤回しないと言明している。

320とはずがたり:2007/10/18(木) 23:36:50
アウトバーンやドイツ文字の廃止とかですかね?
>一部評価

321やおよろず:2007/10/24(水) 02:17:16
ブット元首相のめい、独占インタビューで「おば」を非難
2007年10月23日
http://www.afpbb.com/article/politics/2301938/2269126

【10月23日 AFP】パキスタンのベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相(54)のめいにあたるファティマ・ブット(Fatima Bhutto)氏(25)が21日、AFPとの独占インタビューに応じ、ブット氏には自身を狙った爆弾テロで139人が死亡した事件の責任があると語った。

 新聞のコラムニストで詩人、そして故ズルフィカル・アリ・ブット(Zulfikar Ali Bhutto)元首相の孫でもあるファティマ氏は、爆弾テロの2日後にカラチ(Karachi)の豪邸でインタビューに応じた。

■「爆弾テロの死者はブット氏の私的なショーの犠牲者」

 ファティマ氏は、ブット氏はテロ攻撃の予告があったにもかかわらず、数十万人の群衆の中で「防弾車両による」帰国パレードを決行、そうした自身の「私的なショー」のために多数の命を犠牲にした責任があると言明した。

「犠牲者たちは、彼女(ブット氏)の私的なショーのために死んだようなものです」(ファティマ氏)

 さらに、ブット氏のパキスタン帰国は同国の混乱を深めるだけだとも語った。
 
 ファティマ氏の父親は、ブット氏の兄弟の故ムルタザ・ブット(Murtaza Bhutto)氏。ムルタザ氏は、1979年に軍事独裁者ジアウル・ハク(Zia-ul Haq)大統領が父親の故ブット元首相を処刑後、左翼ゲリラ組織の指導者となった。そして、首相になったブット氏とは、父親の政治理念を継承せず父親を裏切ったとして袂を分かった。1996年に警察に殺害されたが、その真相は闇の中だ。

■パキスタン人民党は「ブット氏責任論」を否定

 ブット氏の帰国から数時間後に発生した自爆テロについては、イスラム過激派の関与が取りざたされている。ブット氏が総裁を務めるパキスタン人民党(Pakistan People’s Party、PPP)は、ファティマ氏のこうした「ブット氏責任論」を言外に否定する。

 PPPのある幹部は「死んだ人たちの家族は誇りに思っていますよ。狙われたのはブット元首相だったのですから。あの場にいた人たちはリスクを承知していたのです」と語った。

 ブット氏の今回の帰国については、テロとの戦いでブット氏との共闘を望む米国が強く後押しした。

■ブット氏の痛烈な批判者

 パキスタンのメディアでしばしば「将来の国家元首」ともてはやされてきたファティマ氏は、ここ最近、おばへの容赦ない批判を展開している。

 インタビューが行われたリビングルームには、ファティマ氏の祖父の故ブット元首相、父のムルタザ氏をはじめとする親族の肖像画が並ぶが、ブット氏のものは見当たらない。海辺のファティマ氏の自宅は、故ブット元首相宅の隣にある。

 ブット氏が過激派対策への意欲を示している点について、ファティマ氏は「ブット政権時代にイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)が結成されたことを、誰も指摘しない」と語る。 

 おば同様に英米の大学で教育を受けたファティマ氏は一方で、ペルペズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領が汚職罪などに問われていたブット氏に恩赦を与え、帰国を許したことを非難し、「(恩赦は)この国にとって極めて恐ろしいことです」と述べた。

■政界入りは否定

 ファティマ氏は今のところ、政界入りの意思はないという。「ブット家に生まれたからといって、選挙に立候補する資格がわたしにあるとは思いません。そんな権利を生まれながらに持っているわけではないし、将来的な可能性について今お話しすることもできません」

 ファティマ氏は、新聞に政治や人権問題に焦点をあてたコラムを書いていることを一種の「政治活動」だと話す。「政治に参加する方法は他にもたくさんあり、今は(コラムを書くという手段を)選んだのです」

322とはずがたり:2007/10/27(土) 23:26:01
アルゼンチン大統領の妻が当選確実、夫婦で政権継承へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071026i217.htm?from=navr

 【ブエノスアイレス=小寺以作】28日に実施されるアルゼンチンの大統領選挙で、現職のキルチネル大統領(57)の妻で上院議員(正義党)のクリスティナ・フェルナンデス候補(54)が、当選確実な勢いとなっている。


 世界でもまれな夫婦間での政権継承が実現しそうだ。

 美貌(びぼう)と情熱的な演説で知られるフェルナンデス氏は、かつてファーストレディーとして絶大な人気を誇ったエバ・ペロン元大統領夫人になぞらえて「エビータの再来」と呼ばれる。

 人気は確かに「エビータ」級だ。複数の最新世論調査でフェルナンデス氏の支持率は47・9〜39・1%でトップ、続く市民連合のエリサ・カリオ前下院議員(50)と正義党のロベルト・ラバニャ元経済財政相(65)は10%台に過ぎない。

 実は、キルチネル大統領はまだ1期目で、今回、出馬する資格があった。しかも同大統領は、2003年の就任以来、深刻な危機にあった同国経済を立て直し、年8〜9%の経済成長を記録したことなどから、高支持率を誇る。それでも自らの出馬を見送り、後継の座を妻に譲るというシナリオを書いた。

 大統領は、不出馬の理由を説明していないが、有力紙ナシオンのホルヘ・ロサレス政治部次長は、人気が失速しがちな2期目を待たずに妻にバトンタッチし、妻が1期目を終えた後に、再び立候補し、任期満了後はさらに妻に継がせ「夫婦で長期政権を築くつもりではないか」と指摘している。

 選挙戦でフェルナンデス氏は明確な公約を示さないまま、キルチネル大統領の路線継承で同国はさらに発展するとのイメージ戦略を展開、高い支持を得ている。

 選挙は、1回目の投票で、トップが有効投票の45%以上を獲得するか、40%以上の得票で2位に10ポイント以上の差をつけた場合に当選が決まる。1回目の投票でフェルナンデス氏の当選が決まるものと見られている。
(2007年10月26日23時8分 読売新聞)

323とはずがたり:2007/10/28(日) 19:41:44
いやぁ,アメリカ・日本に次いでイタリアでも二大政党の片翼が民主党に。韓国もそうでしたっけ?
イギリス・オーストリア・ニュージーランドの労働党もほぼ民主党みたいなもので,フランスは社会党,独逸は社民党である。
それは兎も角日本の民主党は社会党の系譜がちょこっと混じっているのに対してイタリアのそれは西側最大の共産党イタリア共産党の系譜である。

イタリア「民主党」発足 「二大政党制へ第一歩」
2007年10月27日22時53分
http://www.asahi.com/international/update/1027/TKY200710270256.html

 イタリアで中道左派の新党「民主党」が27日、ミラノで党大会を開き、正式に発足した。多くの小政党が分立する同国で、左派はゆるやかな政党連合「オリーブの木」で右派勢力に対抗してきた。その生みの親のプロディ首相が夢見た大政党がようやく実現した形だが、国民には顔の見える若いリーダーを望む声が新党への期待につながっている。「オリーブ時代の終わりの始まり」がささやかれている。

イタリアの民主党誕生までの流れ
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/politics/TKY200710270261.jpg

 民主党は連合政権9党のうち最大勢力の左翼民主党と中道政党マルゲリタが合併。議席数でベルルスコーニ前首相の中道右派「フォルツァ(がんばれ)・イタリア」を超え、最大政党となる。

 左翼民主党の前身は西欧の共産党では最大勢力を誇ったイタリア共産党。冷戦終結で社民主義へかじを切り、欧州統合で右左の明確な対立軸が薄れるなか、「左翼」の看板も党名からはずして主導権を維持した。

 27日の党大会では68歳のプロディ首相が名誉職的な議長に。75%の得票で党首選に圧勝した52歳のベルトローニ・ローマ市長が実権を持つ書記長に就いた。プロディ首相は「欧州の他の国と同じように二大政党制に向かう第一歩だ」。ベルトローニ氏は「人々は合理的な新しい政治を求めている」と語った。

 ベルトローニ氏は二大政党制の米国の民主党のように、幅広い中道政党を目指しているとされる。しばらくローマ市長として中央政治から離れていたことも、刷新イメージを助けた。

 16歳以上の全国民に門戸が開かれた党首選(14日)には約350万人が投票。一般の関心も高まった。

 昨年5月に発足した中道左派政権は、最左派の造反で首相が一時辞表提出に追い込まれるなど、各党の合意の上に成り立つ「オリーブ型政権」の弱点を露呈。最近はカトリック色の強い欧州民主連合が政権離脱をちらつかせる。様々な改革が滞り、中道左派政権そのものの支持率は下がっている。

 そんな中で新党の党首選に大勢の有権者が参加したのは、中道左派支持者らが大政党の出現に「顔が見える政治」を強く望んだ結果だ。有力紙コリエレ・デラ・セラは「政党連合の方式は選挙には勝てても政権運営に不向き」と指摘。「『オリーブの木』から発展した民主党が、『オリーブの木』を時代遅れなものにした」と結論づけている。

325とはずがたり:2007/11/21(水) 00:38:53
どのスレが適切かねぇ。。安保スレかも知れないけどあそこは今額賀と久間のスレだしこちらにw

「指紋・顔写真」義務づけスタート、改正入管法が施行
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071120it07.htm

 テロリストの入国を水際で防ぐことを目的に、来日した外国人に指紋採取と顔写真撮影を義務づける改正出入国管理・難民認定法が20日、施行された。

 新たな入国審査は、成田空港や関西空港など27空港と126の港で導入され、実際に外国人が到着した成田、関空など23空港と大阪港など5港で始まった。関空などでは、指紋を読み取る装置が一時作動しなくなるトラブルが発生するなど、入国審査の各ブースには普段より長い行列ができた。

 今回の制度の対象となるのは、特別永住者、外交官などを除く16歳以上の来日外国人。日本への貢献などが認められ永住資格を持つ一般永住者や日本人と結婚して日本に住む外国人も、海外に出て日本に戻れば審査の対象となる。

 関空でトラブルが発生したのは、第1便が到着した午前5時半ごろ。

 バンコクからシンガポール航空機で到着した外国人の入国審査が始まって間もなく、指紋の読み取り装置が一時動かなくなった。

 外国人をほかのブースに振り分けて対応し、装置は間もなく復旧した。外国人が指紋採取を拒否するなどの混乱はなかったという。

 また、とかち帯広空港(北海道帯広市)でも午前10時45分から約10分間、台湾・台北からのツアー客らの入国審査の際、指紋の読み取り装置の画面にエラーが表示されるなどシステムが不調に。富山県高岡市の伏木港でも午前8時半ごろ、貨客船「ルーシー号」(約1万2800トン)内で行われたロシア人らの入国審査で装置の不具合が生じ、一時、指紋の読み取りができなくなった。

 一方、成田空港には20日午前6時10分ごろ、最初に乗客212人を乗せたカンタス航空便がシドニーから到着。東京入管成田空港支局では、通常よりも約70人多い延べ210人態勢で職員が待機して到着客の案内などに追われたが、東南アジア方面からの到着が相次いだ午前8時ごろには、普段よりも手続きに時間がかかる場面もあった。
(2007年11月20日14時30分 読売新聞)


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