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国際政治・世界事情
317
:
やおよろず
:2007/10/14(日) 07:51:09
イラク情勢で米政府の政策ミスを非難、駐留米軍の元司令官
2007.10.13
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200710130009.html
バージニア州アーリントン――イラク駐留米軍のリカルド・サンチェス元司令官は12日、米国のイラク政策に触れ、故フセイン元大統領の政権打倒後、判断の誤りなどが重なり、出口が見えない「悪夢の状態」が続いているとの見解を明らかにした。
アーリントンで軍事問題担当の記者らとの会合で述べた。元司令官はこの中でフセイン時代の軍組織の解散、部族指導者との協力関係構築の失敗、速やかな文民政府の樹立を逃したことなどで武装勢力の台頭を許した政治、軍事的な施策のミスを指摘。
ブッシュ米政権が今年実施した約3万人の増派については、誤ったイラク政策のつけを払う絶望的な試みと批判した。元司令官は特定の人物名を挙げて指弾しなかったが、国務省、国家安全保障会議、連邦議会、軍指導部の責任に言及し、誤ったホワイトハウスの政策に反対する指導力に欠けたと述べた。
サンチェス元司令官は2003年6月から1年間、司令官を務めた。バグダッドにある旧アブグレイブ刑務所でのイラク人虐待事件の引責で事実上更迭されていた。昨年退役している。
サンチェス氏はイラク軍事作戦について軍事面だけでは解決出来ない情勢にあったと指摘し、特に米国務省の協力の不足を批判。司令官として自ら誤った施策を打ち出したことも認め、現在のイラク政策では光明が見えず、変化が必要と強調した。
武装勢力との戦いでも長続きする成果が得られることには悲観的な見通しを示したが、米軍の全面的な撤退は適切な選択肢ではないと主張し、「イラクで我々の努力を続けるしか道がない状況だ」とも語った。
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