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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

3226とはずがたり:2016/03/18(金) 19:33:50

保守的な南部白人有権者たちの怒りを代弁する扇動戦術
 翌年の1965年3月7日、600名ほどの公民権運動家達がアラバマ州セルマ市を出発して平和的にデモ行進をした際、弾圧することを選ぶ。報道機関が見守る中、橋を歩いて渡ってきた無抵抗のデモ隊に対して州兵や保安官達が棍棒や催涙ガス、鞭などで襲いかかり、セルマへと追い返した。この暴力沙汰はウォレス知事の誤算だった。デモの鎮圧を指示したが、まさかそこまで警察側が暴力をふるうと思っていなかったのだ。警察による一方的な暴力の場面は全米にテレビ中継され、「血の日曜日事件」と名付けられた。

 その2日後の3月9日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師がより大勢のデモ隊を率いて、この橋を再び渡った。騒ぎがどんどん広がる中、ジョンソン大統領が介入し、同年には選挙権の人種平等を保証する法律を通した。ウォレスが人種差別を道具にして権力を掌握しようとした結果、反対に人種平等を保証する法律の実現を早めたのだった。ジョンソン大統領は側近に、
 「これで南部は共和党に渡してしまったようなものだな」と漏らしている。

 そして1968年。人種問題やベトナム戦争など社会的な対立が最大限に達した中で大統領選が開催される。ジョージ・ウォレス知事は再び独立系候補として出馬。黒人の公民権に強く反対し、保守的な南部白人有権者たちの怒りを代弁する扇動戦術をとった。その年、南部の投票率は異例の50%に迫った。ウォレスは北部の若い白人男性にも強く支持され、当初は破竹の勢いがあった。しかし共和党のニクソンと競り合う最中、副大統領候補に選んだ元空軍大将が記者会見に不慣れなせいで、
 「ベトナム戦争を終結させるためには核戦争の使用も辞さない」
 と発言。いっきに支持者がドン引きしてしまい、そのままジョージ・ウォレスは泡沫候補へと転落、露と消えた。この年はリチャード・ニクソンが勝った。

 ニクソン及び共和党はウォレスが群衆の情緒に訴えかけ、怒りの感情を誘導するテクニックを見逃さなかった。それまで民主党の得意技だった「差別の政治」をそっくり吸収し、共和党の味付けで再構築する。ニクソンはウォレスが「州の権利」というフレーズで主張した公民権への反対を「サイレント・マジョリティー=沈黙する多数派」という表現に言い換えた。

 公民権に反対する派閥を切り離した民主党は、二度と差別的なアメリカに戻らないことを謳う政党へと変貌した。人種問題に保守的な見解を持つ多くの白人有権者が民主党から共和党へと亡命、二度と戻ることはなかった。結果、「差別の政治」は共和党陣営の専売となる。

 公民権法が実現して15年が過ぎた頃、アメリカ社会では人種平等の認知が進み、世論のせめぎあいは男女平等を求めるフェミニズムや性的マイノリティーの権利を求めるゲイ・ライツなどへと移った。差別は大っぴらに口にできなくなった。しかし人々の心の中に歴然と残っていた。

問題は「地域社会」という物言い
 そんな中、1980年の大統領選が開催される。共和党候補のロナルド・レーガンは独自の「南部戦略」を用いた。共和党の指名候補となったばかりのレーガンはミシシッピー州に行き、かつて公民権運動の活動家3人が殺害された町のすぐ近くで遊説を行い、含みのある発言をした。意訳すると、以下のようになる。
 「私は州の権利を尊重する。私は市民が地域社会や私生活の中で出来る限りのことをする姿勢を応援する。現在、連邦政府は過剰なまでの権限を持ってしまった。大統領になったら州や地域社会に配慮する方向で、権力のバランスを元に戻そうと思う」

 問題は「地域社会」という物言いだ。これは非常に間接的な言葉遣いで、
 「皆さんの人種問題に関する考え方に外から踏み込むことはけしてありません」
 とほのめかしているようにも聞こえる。つまり、
 「積極的にミシシッピー州の黒人への富の再分配や権利の拡大を推進することはない」
 と公約しているように読み取れるのだ。

 レーガン大統領のアドバイザーだったリー・アットウォーターはこのように述べた。
 「1954年にはひたすら『ニガー、ニガー、ニガー』と連呼していればよかった。だが1968年にはそんな言葉を使うと党が損害を被る。だから今度は『差別撤廃に向けたバス通学』『州の権利』とかいう風に言い方を変える。どんどんと物言いを抽象化させ、減税政策などの経済用語に埋め込んでいく。だがその政策の結果、白人より黒人の方が痛みを感じるようになっている。それが白人有権者の無意識に訴えかける。直接黒人について語らなくても、黒人を叩く方法があるということだよ(以上、意訳)」

3227とはずがたり:2016/03/18(金) 19:34:06
 共和党の「南部戦略」はニクソン、レーガン、ブッシュ(父)へと受け継がれていく。だが時代に合わせて露骨な差別や社会を分断するレトリックはトーンダウンされた。「小さな政府」「州の権利の尊重」「地域社会への配慮」「個人の選択に政府が介入しないこと」などと抽象的な言葉へと暗号化され、そこに白人を優遇する政策の意図があったとしても、薄味だった。アメリカが比較的安定した経済成長を続けていたため、「優しさ」の仮面を被ることができたとも言える。金持ちが優遇されるものの、白人の労働者層にも富が回っていたため、そこまで人種優位や隣人への排他的な感情に訴えかけずとも票が稼げたのだ。一方、税制はひたすら黒人を虐げるものであり続けた。

トランプは「黒人」のかわりに新たな敵となる存在を見つけ出す
 さて、現在のアメリカはどうか?1960年代とは環境が一変している。学歴が低い白人男性の視点から現在の政治地図を見ると、あまりにハンデがうず高く積み上げられている。白人の人口が圧倒的多数ではなくなり、政治は非白人の有権者に媚びるようになった。男女平等で男性の特権が無化し、伝統的な「男らしさ」を軽々しく口にすればセクハラとみなされる。LGBTライツの考え方が浸透し、キリスト教的な価値観が都市部では風化していく。加えてユダヤ教、イスラム、ヒンドゥーなどの信仰にも配慮せねばならず、クリスマスのデコレーションを取りやめにするデパートも続出。肩身が狭い。

 そこに経済的なダメージも追加される。グローバル経済の浸透により、雇用が中国をはじめとした新興国へと流出。かつての工業地帯は再起不能だ。中産階級が没落し、国内の格差が拡大する。グローバル経済の中では学歴の格差が前の世代よりも拡大する。

 愛国心も打撃を受ける。アメリカの外交が複雑化したため「アメリカが一番」といった価値観が成り立たない。アメリカはもう世界の覇者ではなく、二流国へと滑り落ちていくようだ。経済的な立場が弱くなり、夢も見られず、自尊心が失墜した白人男性は最後にブチ切れる。そのブチ切れにトランプが正面から応えてくれる。「怒ってもいいんだ」と。

 トランプは「黒人」のかわりに新たな敵となる存在を見つけ出し、その「敵」に向かって罵倒を繰り返す。「アメリカを弱くするリベラル政治」「嘘ばかりつくメディア」「金に魂を売り渡す職業政治家たち」「自由貿易の協定でアメリカから何兆円と奪っていく中国や日本、メキシコ」「アメリカをテロ攻撃するイスラム国」「メキシコからの不法移民」「真実を語ることも許されない政治的な正しさの風潮」などなど。これらは古い歌のメロディーを新しい歌詞で歌っているようなものだ。

 そこにきめ細かい思慮はない。「アラブの春」が引き起こした動乱とアメリカのイラク戦争での失敗が「イスラム国」の誕生へと連鎖していった過程は、そっくり抜けている。アメリカに刃向かう敵をとにかく、一撃で仕留めればそれで話が済む、とトランプは吹聴する。

トランプの扇動はウォレスの手法を何段階も進化させたもの
 共和党エスタブリッシュメントに反旗を翻している候補は他にもいる。テッド・クルーズ氏は共和党の急進派であるティー・パーティーと宗教右派の揺るぎない支持を受け、イデオロギーの純粋さでフロントランナーとなる。はずだった。しかしトランプ氏は腹の底から湧き上がる怒りを呼び覚まし、動物的な磁気で有権者を惹きつけ、テッド・クルーズに対しても野蛮で下品な罵倒を浴びせ、自分の方が「強いやつ」なのだという原始的なアピールを成功させてしまった。

 現時点でトランプの集会に集まった支持者たちは決め台詞ごとに歓声を挙げ、熱狂している。

 トランプ「メキシコに、あの壁を作るぞ。その壁の費用は誰が払うんだ?」
 支持者「メキシコだ!」

 という風に。

 支持者たちは興奮し、口々に、
 「トランプさんは、私が使うような言葉で話してくれる」
 と話す。世界有数の大富豪と自分が一対一でつながったかのような親近感を抱いているのだ。トランプは支持者たちに向かって、
 「教養なんてなくても、いい。私は無学な人間が大好きなんだ。学問なんてそれほど要らない。私を支持する人は、すでに頭がいいのだから」
 とおだてる。

3228とはずがたり:2016/03/18(金) 19:34:31
>>3225-3228
 投票の誓いを立てるジェスチャーもきわどい。支持者たちが一斉に右腕を上げる姿は、かつてのナチスの「ハイル・ヒトラー」の仕草に似ている。この姿をリベラル系メディアがその都度拾って話題にするため、参加者はますます「嘘つきメディア」の鼻を明かしたような達成感を味わえる。彼らにとってこの集会こそが「本音」を言っていい場所になる。右手を上げて、
 「USA!USA!USA!」
 と大合唱すれば、みんなで一つになれる。

 トランプの扇動はウォレスの手法を何段階も進化させたものだ。多様化とグローバリズムを嫌う白人男性たちの「本音」に言葉を与え、感動をもたらしている。

 メキシコとの国境沿いに長大な「壁」を建設すると繰り返し、テロの容疑者に対する拷問をより過酷な形で復活させると約束し、KKKによる支持声明を強めに否定せず、それがスキャンダルとして報じられると討論会で自らの男性器をネタにした冗談を言い、さらなるスキャンダルがメディアを駆け巡る中で直前の炎上が忘れ去られる。集会のボルテージが上がり、反対する人間による抗議行動も激化。すべてがトランプのPRとして作用する。まるで手品のような展開だ。プロレスの悪役がいきなり善玉に転ずることがあるように、日頃憎ませておいて時々高邁な理想を語る。「ツンデレ」の大博打だ。

 かつてジョージ・ウォレス知事の演説をジャーナリストが書き起こすと、その内容は支離滅裂だった。しかし現場にいると、同じ演説がまったく異なるリアリティーと迫力を持ち、電気を感じるようだとも報じられた。トランプ氏も同様の術を持っている。演説の全文書き起こしと動画を見比べるとよくわかる。支持者たちは酔い続けている。パーティーで一気飲みのコールをする大学生のように。

 インターネットやソーシャルメディアのおかげで「透明性」が増し、政治家の発言の事実関係をすぐに検証できる時代になった。ネットが民主主義を後押ししているかのようだ。しかしネットには反対の作用もある。個々のユーザーが自分の意見や価値観を肯定してくれる情報のみを取捨選択し、毎日を安易な自己肯定で満たすことも可能になった。

 「ヴァーチャル・リアリティー」とは、「不都合な意見や現実を排除することによって生み出される心地良いユートピア」の別称でもある。気に入らない意見はまとめてブロックすればいい。複雑な現実を「プロレス」に再構築してくれる人物が現れたなら、子供のように素直な気持ちで熱狂できる。そのユートピアを汚すアウトサイダーへの深い憎悪もひたすら蓄積される。

レイシストに家全体を乗っ取られた
 かつて「沈黙する多数派」と呼ばれた保守的な白人男性も今や「叫ぶ少数派」だ。未来に希望を持てなくなった白人たちがトランプ氏にすがって熱狂する。ティー・パーティー系の原理主義者たちはクルーズ氏に期待する。エスタブリッシュメントに付く共和党員はルビオを支持し「リベラルの陰謀」と戦う。そして、残った数少ない穏健な保守層は沈黙を強いられた。コメディアンのビル・マーによればトランプの大躍進は、
 「大きな家の中にレイシスト専用の部屋を作ってあげて、居心地をよくしてあげた結果、レイシストに家全体を乗っ取られた」
 ようなものだ。かようにして共和党は崩壊していく。

 2015年3月、オバマ大統領はアラバマ州セルマを訪れ、かつてデモに参加した人々と手を繋いで50年ぶりに同じ橋を渡った。その時の様子をホワイトハウスの公式アカウントが以下のようにツィートした。
mori1.jpg


 希望と多様性か、逃避と分断か。アメリカでは二つの相容れない世界観が競合しているのだ。

3229とはずがたり:2016/03/18(金) 19:35:04
プロフィール

モーリー・ロバートソン

日米双方の教育を受けた後、1981年に東京大学に現役合格。1988年ハーバード大学を卒業。国際ジャーナリストからミュージシャンまで幅広く活躍。スカパー!「Newsザップ!」、NHK総合「所さん!大変ですよ」などに出演中。

3230とはずがたり:2016/03/18(金) 23:06:53
「共和党指名争い、全国大会で決着の可能性高まる」ライアン下院議長
フォードvsレーガンの対決以来、40年ぶりに党全国大会で大統領候補者を決定か
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/03/post-4721.php
2016年3月18日(金)19時03分

 ライアン米下院議長は17日、大統領選の共和党候補指名争いが今夏の党全国大会で決着する可能性が高まっていると述べた。

 指名争いに参加しているどの候補も7月までに過半数の代議員(1237人)を獲得できなかった場合、11月の大統領選本選に進出する党指名候補は、7月にオハイオ州クリーブランドで開かれる党全国大会に出席する代議員によって選出されることになる。

 指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏は16日、自身の指名獲得が退けられれば「暴動」が起きると警告。同氏が7月よりも前に1237人の代議員を獲得できるかどうかは不透明だ。

 ライアン議長はトランプ氏の「暴動」発言について、暴力をほのめかすことは受け入れられないと非難。党全国大会の議長を務めることになるため、大会の手続きを詳しく調べなくてはならないとしたほか、法の支配が行きわたるよう確実を期したいと述べた。

 議長は「オープンな党全国大会となる可能性がわれわれが従来想定していたよりも高まったという認識のほかに何ら変化はない。われわれはこれが現実になる可能性がかなり高いという見方を理解している」と述べた。

 また、自身が今年の大統領選に出馬する可能性をあらためて否定した。

 共和党の候補指名争いにおいて、指名獲得が確実な候補者がいない中で党全国大会が開かれたのは1976年が最後。この時は現職のジェラルド・フォード大統領が1回目の投票でロナルド・レーガン氏を下した。

 また、党全国大会で複数の投票が実施されたのは1948年が最後。この際はトーマス・デューイ氏が指名を獲得した。

 一方、共和党の候補指名争いから撤退したマルコ・ルビオ上院議員は17日、大統領選本選では誰の伴走者にもならないと述べ、副大統領候補になることはないとの考えを示した。

3232チバQ:2016/03/18(金) 23:32:23
http://mainichi.jp/articles/20160319/k00/00m/030/050000c
米大統領選
「トランプ包囲」協議…共和保守派

毎日新聞2016年3月18日 20時11分(最終更新 3月18日 21時06分)

 【ワシントン及川正也】米大統領選の候補者指名争いで、共和党保守派のグループは17日、ワシントン市内で緊急会合を開き、同党予備選で首位を走る実業家トランプ氏の指名阻止に向けた対応を協議した。「反トランプ勢力」の候補一本化や、7月の党大会での決着も想定。第3の候補の担ぎ出しなども視野に入れる。「トランプ包囲網」は次第に広がっており、トランプ氏が反発するのは必至で、対立は激化しそうだ。

第3の候補も視野

 会合は6月まで続く予備選でトランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数を取れるかどうかは微妙な情勢を踏まえて招集。保守派の下院議員や論客らが出席した。米CNNによると、反トランプ氏のクルーズ上院議員とケーシック・オハイオ州知事の候補者調整は、一方への肩入れはできないとして判断を見送ったという。

 党大会では予備選に出馬していない保守派候補を擁立することも検討した。党大会では代議員による1回目の投票で過半数を獲得した候補がいない場合、過半数を得る候補が出るまで投票が続く。2回目からは代議員のほとんどが投票先を拘束されない自由投票になる。投票では予備選に出ていない候補も名乗りを上げられる。

 ベイナー前下院議長らは、党大会で2012年大統領選の共和党副大統領候補だったライアン下院議長を擁立したい意向を示している。ライアン氏は「予備選を戦っている人が指名されるべきだ」と拒否しているが、議長就任時も再三拒否した末に承諾した経過があり、米メディアは「受諾する可能性はある」と解説している。

 民主党の前例だが、1952年大統領選で指名争いに出馬しなかったスティーブンソン・イリノイ州知事が党大会当日に出馬し、3回目の投票で指名を獲得したケースがある。こうした党大会は両党通じて、これが最後だ。

 保守派の動きに呼応し、指名争い撤退表明時にトランプ氏の勝利に祝意を送ったルビオ上院議員は17日、トランプ氏指名なら「共和党は解体される」と記者団に指摘。「トランプ包囲網」は一段と広がっている。

3233とはずがたり:2016/03/20(日) 15:57:43
党大会でライアン議長が指名される可能性はどうなんだろ?
>フロリダ、イリノイ、ノースカロライナでの勝利により、彼の共和党の指名獲得はほぼ確実となった。

2016年 03月 20日 09:32 JST
コラム:リベラル・保守双方の有権者をつかむトランプ戦術
http://jp.reuters.com/article/column-trump-liberal-conservative-idJPKCN0WK0NC?sp=true

[16日 ロイター] - これはもう「トランプ」問題である。12日、ドナルド・トランプ候補が暴力事件の発生を理由にシカゴでの選挙遊説を中止せざるを得なくなったことからも、それは明らかだ。

だがこの暴力事件は、3日後の世論調査ではトランプ候補に何ら打撃を与えなかったようである。フロリダ、イリノイ、ノースカロライナでの勝利により、彼の共和党の指名獲得はほぼ確実となった。結論は明らかだ。トランプ候補の支持者の多くはトラブルを求めているのだ。

7月に開催される共和党大会での最初の投票でトランプ候補が過半数を獲得できなかった場合に同氏の指名を阻む戦略を練るため、ある保守系団体が今週、ワシントンで会合を開いている。たとえトランプ候補が他の誰よりも多くの代議員を獲得したとしても、である。党がトランプ候補の指名を邪魔するようなことがあれば、「われわれは会場を焼き払うだろう」と、トランプ支持者の1人は語っている。

トランプ候補は荒削りなポピュリストである。だが、そう言ってみても、あまり多くを説明したことにならない。ポピュリズムとは何か、ひとことでは言えないからだ。

富裕層・特権層(「カントリークラブ保守」)を攻撃する左翼のポピュリズムもある。その一例がバーニー・サンダース上院議員で、ウォール街といわゆる「1%(の富裕層)」を容赦なく批判している。

高学歴エリート(リムジンに乗ったリベラル)のスノビズムと尊大さを攻撃する右翼のポピュリズムもある。たとえば、ポリティカル・コレクトネスや高学歴層が伝統的な宗教を軽蔑することを絶えず批判していたのがベン・カーソンだった。

その両者を併せ持つのが、トランプ候補だ。

トランプ候補は左翼ポピュリストだろうか。そう、彼が自由貿易を攻撃するのはサンダース候補と同様である。自身が富裕層であるにもかかわらず、トランプ候補にはウォール街への愛着はない(「ヘッジファンドの連中は殺人者なのに罰せられない」)。

ウォール街の側でも同じことだ。米金融界は、トランプ候補が大統領になれば市場と経済に災厄をもたらすと信じている。米金融界の大物たちは、反トランプの広告に何百万ドルも注ぎ込み、同氏が党大会代議員の過半数を獲得するのを阻もうとしている。

では、トランプ候補は右翼ポピュリストだろうか。移民、マイノリティー、女性に対する攻撃を見れば、そのとおりである。それに加えて彼は、昔ながらの孤立主義を信奉しており、米国は自国の利益が直接脅かされない限り外国への介入を避けるが、ひとたび脅威があれば相手を木っ端みじんに打ち砕く、としている。彼の「イスラム国」への対応戦略は「やつらを徹底的に爆撃する」である。

トランプ候補の支持層は、イデオロギー的な壁を完全に乗り越えている。最も彼を支持しているのは、大学教育を受けていない白人、特に男性の有権者だ。トランプ流ポピュリズムのもう一つの要素、「強い男」願望である。

1959年、偉大な社会学者シーモア・マーチン・リプセットは、「労働者階級の独裁主義」、つまり「下層階級の人々」のあいだの不寛容の傾向、過激で非民主的な態度について書いている。

トランプ候補はロシアのプーチン大統領への敬意を表明している。「彼は自分の国を動かしているし、少なくとも、リーダーである。そこがわが国とは違う」とトランプ氏はMSNBCで話している。プーチン氏の政治手法に関しては「わが国もたくさん殺していると思う」と答えている。

3234とはずがたり:2016/03/20(日) 15:58:07
>>3233-3234
トランプ候補がこのところ見せているプーチン流の動きと言えば、批判的な報道機関が自分の選挙イベントを取材するのを拒否したことだ。デモイン・レジスター、ユニビジョン、フュージョン、ハフィントン・ポスト、ナショナル・レビュー、マザー・ジョーンズ、バズフィード、そして最近ではポリティコも排除されている。

自分の集会に対する抗議参加者に彼が送るメッセージも同じだ。「あいつらをたたき出せ」である。15日夜の勝利宣言では、メディアについて「吐き気がする」と表現するのを忘れなかった。

多くの米国民は、トランプ候補が言うのと同じ理由で、「強い男」を望んでいるように見える。政府の連中は何一つ実現できていない、という理由だ。米連邦政府は袋小路で行き詰まっている。

トランプ候補は自分流に仕事を片付けると約束するが、具体的には説明しようとせず、ただ自分なら「アメリカを再び偉大にできる」と約束するばかりだ。彼は専門家やアドバイザーさえ帯同しない(「外交政策については誰に相談しているのか」と質問され、トランプ候補は「私の第一の相談相手は私自身だ」と答えた)。彼は自分流にやりたがっている。たった1人で。

なぜトランプ候補は共和党の指名獲得競争で勝利を収めつつあるのか。米国が世界でも最もポピュリスト的な国であることを忘れないでおこう。米国に次ぐ第2位の国を探しても、他はどこも(権威主義的な王制国家である)サウジアラビアと大差ない。

それというのも、この国はもともと、権威(圧制的な政府、硬直した教会、閉鎖的な経済)から逃げ出してきた者たちによる植民に由来しているからだ。

エリートへの不信は、米国史を通じて流れる、深く根づいた価値観である。米国の大衆文化において、金持ちや権力者(企業幹部、政治家、官僚)がどのように表現されているかお気づきだろうか。たいていは無能で腐敗している。もっとひどい描写の場合もある。

米国の政界は、米経済と同様に、非常に起業家的である。市場があるところには製品が生まれる。支持されない戦争が行われているときには反戦派の候補が出てくる。有権者が重税に不満を抱いていれば、減税派の候補が出てくる。大衆がいつもながらの政治にウンザリしていれば、1992年のロス・ペロー氏のように、反政界の横断幕を掲げるアウトサイダーが突然浮上する。今日では、それがトランプ候補なのだ。

出口調査は、トランプ支持者を最もうまく定義する一つの特性が「怒り」であることを明らかにしている。「連邦政府の仕事ぶりについてあなたの感情を最も的確に表現する言葉はどれですか」という質問に対して、「わくわくする」「満足している」「不満がある」ではなく、「怒っている」と答える有権者のほとんどが、トランプ支持なのだ。

彼らは何に怒っているのだろうか。答えは2つ、景気の後退と、文化的な影響力の低下だ。

トランプ候補を最も強く支持しているのは、米国社会のうち衰退している部門の有権者だ。ニューヨーク・タイムズによる調査「トランプ主義の地域分布」によれば、トランプ候補の支持率が最も高いのは、高校の卒業証書を持たない白人の比率が高く、民族的・宗教的マイノリティーの数が少なく、農業や製造業など「旧経済」タイプの雇用が多く、労働参加率が低い地域だ。たとえば、アパラチア地方である。

つまり、米国民のうち、景気の回復から取り残され、外国との貿易により雇用を脅かされ、人口は減少し、伝統的な宗教・文化に基づく価値観が挑戦を受けているような人々だ。彼らは怒れるレジスタンスであり、トランプ候補は彼らレジスタンスのリーダーなのだ。

イデオロギー的にはどうか。彼らは、オバマ大統領のような、スノッブな謙遜さを備えたリベラルを憎悪している。そして、無頓着(むとんちゃく)に彼らを搾取していくミット・ロムニー氏のような保守派も憎悪している。

トランプ候補を止めようとする保守派の努力が失敗すれば、同氏と大統領の座のあいだに立ちふさがる存在はただ1人、ヒラリー・クリントン氏だけだ。多くの有権者にとって苦渋の選択になろう。どちらも有名人で、長年にわたって世間の視線にさらされており、米国民の大部分から否定的に見られている。ただしクリントン氏よりもトランプ氏の方がよけいに嫌われている、という点が民主党にとっては心強い。

米国民は皆、オハイオ州デイトンで9月26日に行われるトランプ対クリントンの最初の公開討論を期待していい。きっと火花が散るだろう。視聴率は過去最高を記録するかもしれない。

*筆者は第一線で活躍する政治アナリストで、ジョージ・メイソン大学で行政・国際関係の教授を務める。

3235チバQ:2016/03/21(月) 21:24:45
http://www.afpbb.com/articles/-/3081045
反トランプ派、NYで大規模デモ アリゾナ州では道路封鎖
2016年03月20日 18:29 発信地:ニューヨーク/米国
【3月20日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の反対派数百人が19日、ニューヨーク(New York)市内で抗議デモを行った。また、同氏の選挙集会が開かれた南西部アリゾナ(Arizona)州では、反対派が幹線道路を封鎖し、集会では暴行騒ぎもあった。警察や複数の目撃者によると、トランプ氏の選挙戦の勢いを止めようとするこの日の抗議運動では数人の逮捕者が出た。

 米NBCテレビのウェブサイトに掲載された動画には、アリゾナ州トゥーソン(Tucson)での選挙集会で、トランプ氏の顔と「Bad for America(米国にとってよくない)」と書かれたプラカードを掲げた男性が、集会の出席者から殴る蹴るの暴行を受け、警備員に付き添われて会場から出ていく様子が捉えられている。加害者は手錠をかけられて連行され、傷害罪で訴追されたという。

 トゥーソンでの集会に先立ち、反対派はアリゾナ州フェニックス(Phoenix)郊外で主要幹線道路を封鎖し、トランプ氏の支持者らが集会に出席するのを阻止しようと試みた。トランプ氏は22日に行われる共和党のアリゾナ州予備選を前に同州入りしていた。

 一方、ニューヨークのマンハッタン(Manhattan)では、セントラルパーク(Central Park)を見下ろすトランプ氏の高級不動産物件に近い「コロンバスサークル(Columbus Circle)」に反対派が集まり、「ドナルド・トランプは去れ、人種差別主義者で性差別主義者、反同性愛者」とシュプレヒコールを上げた。現場に大勢の警官が配置される中、参加者らは「トランプを追放しろ」「トランプの周囲に壁を築け」などと書かれたプラカードを掲げた。また「ドナルド・トランプ1人と難民2万5000人の交換を」と書かれたプラカードも見られた。こうした運動の中、5番街(Fifth Avenue)では一時、小競り合いがあり、1人が逮捕されたものの、警察が直ちに事態を収拾した。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU

3236チバQ:2016/03/21(月) 21:25:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3081066
オバマ氏、キューバ訪問開始 現職米大統領では88年ぶり
2016年03月21日 09:44 発信地:ハバナ/キューバ
【3月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は20日、キューバの首都ハバナ(Havana)に到着した。現職の米大統領による同国訪問は88年ぶり。冷戦(Cold War)期から50年以上にわたり敵対関係にあった両国の関係修復に向けた歴史的な訪問となる。

 米大統領専用機「エアフォース・ワン(Air Force One)」がハバナに着陸すると、オバマ大統領はツイッター(Twitter)に「ケ・ボラ、キューバ?」と投稿。「ケ・ボラ」はキューバのスラング(俗語)で「調子はどうだい?」という意味だ。

 オバマ大統領はその後、ミシェル(Michelle Obama)夫人と娘のマリア(Malia Obama)さん、サーシャ(Sasha Obama)さんと共に笑顔で機内から姿を現し、雨模様となった空港に傘を手に降り立った。

 大統領としての任期最終年に外交政策で歴史的成果を残したいオバマ大統領は20日午後、ハバナで再開した米国大使館を視察する。21日にはラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長との会談や野球観戦が予定されており、22日にキューバを離れる。(c)AFP/Sebastian SMITH、Andrew BEATTY

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160321/k10010450941000.html
オバマ大統領 キューバ カストロ議長と首脳会談へ
3月21日 15時51分

オバマ大統領 キューバ カストロ議長と首脳会談へ
現職のアメリカ大統領として88年ぶりにキューバを訪れているオバマ大統領は、2日目の21日には、ラウル・カストロ国家評議会議長との首脳会談を行い、経済面での関係強化などを確認する一方、キューバの人権状況の改善を強く求める考えです。
アメリカのオバマ大統領は20日、アメリカの現職大統領として88年ぶりにキューバを訪れ、ミシェル夫人と2人の娘を連れて首都ハバナの旧市街を訪問し、大聖堂でローマ法王と共に両国の国交回復に向けた秘密交渉の仲介役を担ったキューバのカトリック教会のトップ、オルテガ枢機卿と面会しました。
訪問2日目となる21日、オバマ大統領は、ラウル・カストロ国家評議会議長と首脳会談を行います。
会談でオバマ大統領は、両国が去年7月に国交を回復して以降続いている、経済面での関係強化をさらに進めていくことなどを確認する見通しです。
一方、キューバではオバマ大統領の到着の直前、民主化を求める集会を行った女性団体のメンバーら数十人が当局に拘束されていて、首脳会談ではキューバの人権問題も重要な議題となる見通しです。
アメリカ国内では、社会主義体制の下、人権が守られていないキューバとこれ以上、関係を強化すべきでないという指摘もあり、オバマ大統領はカストロ議長に対し人権状況の改善を強く求める考えです。
オバマ大統領は22日には、キューバの民主活動家らと面会し、人権問題を重視する姿勢を内外にアピールするねらいです。
民主化訴える集会開いた数十人を拘束
オバマ大統領の歴史的なキューバ訪問が始まった20日、大統領の到着の直前に現地で民主化を訴える集会を開いた女性団体のメンバーら数十人が当局に拘束されました。
キューバでは、政治犯として投獄された男性の妻らで作る団体が毎週日曜日の教会のミサのあと、民主化を求める抗議活動を続けていますが、メンバーがたびたび当局から拘束されるなどしており、欧米の人権団体は批判を強めています。
アメリカとキューバは去年7月に国交を回復して以降、アメリカによる制裁緩和で、経済面での関係強化が進んでいます。ただ、アメリカでは、社会主義体制の下、キューバの人権状況の改善が進んでいないとして、これ以上、関係を強化すべきではないという指摘も出ています。

3237チバQ:2016/03/21(月) 23:33:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/232780
オバマ憎しが原動力 トランプ氏30年来の夢へ 米大統領選攻防
2016年03月21日 01時33分

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 【ワシントン山崎健】米大統領選の共和党指名争いで独走する実業家のトランプ氏(69)は、約30年前からホワイトハウスへの野心を抱いていた。指名獲得が現実味を帯びる不動産王は、どんな政治的な道を歩み、何を成し遂げようとしているのか。

 会場がどっと沸く度に、さらし者になったトランプ氏は壇上のオバマ大統領をにらみつけていたという。

 2011年4月、各界の著名人が集まったワシントンでの夕食会。そのころトランプ氏は「オバマ氏は父親と同じアフリカのケニア生まれ。米国生まれではなく大統領の資格がない」と執拗(しつよう)に攻撃していた。数日前、ハワイ州の出生証明書を公表していたオバマ氏はトランプ氏をあざ笑うように、映画「ライオン・キング」で子ライオンがアフリカで産声を上げる場面を会場で上映。「トランプ氏は今度はアポロ11号の月面着陸も捏造(ねつぞう)だと言い出すかもしれない」。同氏をやゆするジョークを連発し、会場を爆笑の渦に包んだ。

 ■決 断

 トランプ氏は人一倍プライドが高い。夕食会に居合わせ同氏のただならぬ様子を目撃した複数の記者は、オバマ氏への敵対心が、出馬を決断した心の奥底に流れているとみる。

 翌12年の大統領選は、自身のビジネス絡みのスキャンダルなどもあり出馬を断念したが、米メディアによると、選挙直後から側近たちが4年後に向けて準備を開始。選挙があった同年11月には「米国を再び偉大な国に」という今回のスローガンを商標登録していた。

 父親の不動産業を引き継ぎ、若くして成功を収めたトランプ氏は、1980年代には、世界最強の権力の座に憧れを持ち始めていたとされる。87年、複数の米有力紙に意見広告を出し注目を集めた。この時すでに現在と重なる「日本やほかの国々に防衛の対価を支払わせろ」などの主張を展開。共和党からの挑戦が取りざたされた88年大統領選は、出馬しなかったもののテレビ番組で「もし出れば勝てる」と豪語していた。

 2000年は第3政党からの出馬を検討したが結局断念。その後、民主党の政治家に献金するなど同党寄りだった時期もある。12年は再び共和党からの出馬を模索。今回、政治的立場が一貫していないことを批判されても、「柔軟に態度を変える権利がある」。まったく意に介さない。

 ■熱 狂

 「どこの国境に壁を造るんだ?」「メキシコ!」

 「費用は誰に払わせるんだ?」「メキシコ!」

 今や集会での「お約束」になったトランプ氏と聴衆との掛け合い。メキシコとの国境に同国の負担で「万里の長城」を建設するという目玉公約は、不法移民対策の強硬派という印象を有権者に植え付けるために周到に準備されたのだという。だがメキシコ政府は早くも拒否。実現性は乏しい。

 一方、トランプ氏支持者の中核をなす白人低所得者層などが期待する大型減税案。超党派の非営利団体の試算では、現在約19兆ドル(約2109兆円)の政府債務が今後10年間に最大約15兆ドル増える計算で、これも実現は困難視されている。

 「トランプ公約」への疑問は根強い。しかし既存の政治家や社会の現状への怒り、不満を巧みにあおられた支持者たちの目は、すっかり曇らせられているようだ。各地で頻発する支持者と抗議者の衝突はトランプ人気の異常さを映し出す。

 19日夜、メキシコと接するアリゾナ州での集会。「不法移民を止める。やつらは危険だ」。そう叫び、喝采を浴びたトランプ氏。危うい熱狂を背に、30年来の夢実現に突き進む。

=2016/03/21付 西日本新聞朝刊=

3238とはずがたり:2016/03/21(月) 23:40:56

キューバ到着のオバマ氏「これは歴史的訪問」
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160321-OYT1T50050.html?from=ycont_navr_os
2016年03月21日 20時34分

 【ハバナ=尾関航也、吉田健一】オバマ米大統領は20日、現職の米大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。

 米国とキューバは昨年7月、54年間断絶していた国交を回復。オバマ氏は今回の3日間の訪問で関係正常化への流れを推し進めたい考えで、経済封鎖の全面解除など課題解決に向けた協議の進展を図る。

 オバマ氏を乗せた大統領専用機は20日午後4時19分(日本時間21日午前5時19分)、ハバナのホセ・マルティ国際空港に着陸した。空港ではキューバのロドリゲス外相が出迎えた。

 オバマ氏は到着後、国交回復と同時に再開した在キューバ米大使館で職員と懇談し、「これは歴史的訪問であり、キューバの人々と直接かかわる歴史的な機会だ」と強調した。新たな米キューバ関係の「最初の一歩に過ぎない」とも述べた。

3239チバQ:2016/03/22(火) 22:13:09
http://www.sankei.com/world/news/160322/wor1603220053-n1.html
2016.3.22 18:37
【米大統領選】
「トランプ政権」の核に? 外交・安保チーム公表 不法移民強硬派など足場固めも資質には疑問符

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いをリードする不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は21日、不法移民への厳しい態度で知られるジェフ・セッションズ上院議員が率いる、自らの外交・安全保障政策チーム「国家安全保障諮問委員会」のメンバー5人を米紙ワシントン・ポストに明らかにした。

 5人は元軍人やテロ対策の専門家など。自分自身がブレーンだ-としていたトランプ氏だが、発言のぶれや矛盾を批判されることが多く、11月の本選を視野に外交・安全保障で助言を受ける専門家の人選を急いでいた。

 トランプ氏は治安対策の観点からイスラム教徒の入国禁止や不法移民の退去を主張。また、通商問題で米国の「強さ」を復活すると提唱していることから、中東問題、エネルギー問題、テロ対策に詳しい人材で固めた。「トランプ政権」の核になる可能性があり、トランプ氏は今後もメンバーを追加するとしている。

 トランプ氏は21日、2012年大統領選の共和党候補指名争いで敗れたニュート・ギングリッチ元下院議長を交え、セッションズ氏を含む上下両院議員と首都ワシントンで会談し、政策や今後の選挙戦をめぐり意見交換した。

 共和党の予備選・党員集会でトランプ氏は2位のテッド・クルーズ上院議員(45)に獲得代議員数で大きく差をつけており、7月に開かれる同党全国大会での指名を前提に民主党の指名獲得が視野に入ったヒラリー・クリントン前国務長官(68)との論戦に向け足元を固めている。

 ただ、トランプ氏は21日のワシントン・ポスト紙論説委員との会合で、米国の中東政策について「(他の)国づくりをすべきだとは思わない。自国を再建する必要がある」と語り、「内向き」(同紙)の姿勢を鮮明にした。

 トランプ氏はワシントンで開かれた在米イスラエル・ロビー団体、米国イスラエル公共問題委員会(AIPAC)の年次総会で同国への支持を強調したが、パレスチナ問題で「中立」だと述べたことは今後の論戦に尾を引きそうだ。

 これに先立ち年次総会に出席したクリントン氏は、トランプ氏を念頭に「イスラエルの安全保障と生存に関し、米国が中立でいることはできない」と訴え、同氏の大統領としての資質に疑問を投げかけた。

3240チバQ:2016/03/22(火) 22:34:24
http://www.sankei.com/world/news/160322/wor1603220059-n1.html
2016.3.22 18:58
【米大統領選】
独走トランプ氏をクルーズ氏が追い上げなるか アリゾナ、ユタなどで22日に予備選・党員集会 

反応

反応

共和党のクルーズ米上院議員(AP)
共和党のクルーズ米上院議員(AP)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは22日、西部アリゾナ、ユタ両州などで予備選・党員集会が開かれる。共和党は獲得代議員数で首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)をテッド・クルーズ上院議員(45)が追い上げられるか、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)がリードを広げられるかが焦点。

 共和党は両州と米領サモア、民主党は両州と西部アイダホ州の戦い。世論調査によると、共和党はトランプ氏がアリゾナ州、クルーズ氏がユタ州でそれぞれ先行している。

 一方、民主党は21日、海外在住者向け予備選の結果、バーニー・サンダース上院議員(74)が69%の得票率で勝利したと発表した。サンダース氏は9人、クリントン氏は4人の代議員をそれぞれ獲得。170以上の国・地域から3万4570人が参加した。

3241とはずがたり:2016/03/23(水) 08:16:10

【米大統領選】トランプ氏が在日米軍について「なぜ日本が駐留経費を100%負担しないのか」「アメリカの利益にならない」 米紙との会合で
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%90%E7%B1%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E3%80%91%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%8C%E5%9C%A8%E6%97%A5%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%8C%E3%81%AA%E3%81%9C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E9%A7%90%E7%95%99%E7%B5%8C%E8%B2%BB%E3%82%92%EF%BC%91%EF%BC%90%EF%BC%90percent%E8%B2%A0%E6%8B%85%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%8D%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E5%88%A9%E7%9B%8A%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D-%E7%B1%B3%E7%B4%99%E3%81%A8%E3%81%AE%E4%BC%9A%E5%90%88%E3%81%A7/ar-BBqLB5s
産経新聞
12 時間前
在米イスラエル・ロビー団体、米国イスラエル公共問題委員会(AIPAC)の年次総会で演説する米大統領選の共和党候補、不動産王トランプ氏=21日夕、ワシントン(加納宏幸撮影)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は21日、米紙ワシントン・ポストの論説委員らとの会合で日本や韓国への米軍駐留が米国の利益になるかと問われ、「個人的にはそうは思わない」と語り、アジア太平洋地域への関与を見直す考えを示した。米国が以前ほど裕福ではなく、その余裕がないとの認識を理由に挙げた。

 トランプ氏はこれまでも日本に米軍の日本防衛の代償を払わせると主張してきた。オバマ政権はアジア太平洋の安全保障を重視する「リバランス(再均衡)」政策を進めてきたが、トランプ氏が政権を取れば大きな政策転換を伴いそうだ。

 同紙が21日に公表した会議録によると、トランプ氏は米軍駐留経費の日本側負担に関し、「なぜ100%(の負担)ではないのか」と疑問を投げかけた。

 中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)に侵攻した場合の対応については、「何をするかは言いたくない」と答えた。オバマ政権下で日米は尖閣諸島に関し、米国による日本防衛義務を定めた日米安保条約5条の適用対象であることを重ねて確認している。

 トランプ氏は中国による南シナ海への進出について、中国製品に高関税を課すなど貿易面での圧力で解決を目指す考えを強調。北大西洋条約機構(NATO)に関してもウクライナ問題などで欧州側の加盟国がより多くを負担する必要があるとの認識を示した。

3242とはずがたり:2016/03/23(水) 20:56:13
ユタ州はクルーズ氏が勝利確実に…米大統領選
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160323-OYT1T50084.html?from=y10
2016年03月23日 15時44分

 米大統領選の共和党指名候補争いで、米メディアは23日、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)がユタ州党員集会で勝利を確実にしたと報じた。

3243チバQ:2016/03/23(水) 21:43:28
http://www.sankei.com/world/news/160323/wor1603230048-n1.html
2016.3.23 19:40
【米大統領選】
アリゾナ州もトランプ、クリントンの2強が勝利 ユタ州は落とす
 【ワシントン=加納宏幸】11月に実施される米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは22日、西部アリゾナ州予備選で共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)がそれぞれ勝利し、先行する2人が7月の両党全国大会での指名獲得に向けて着実に代議員数を増やした。

 1位の候補が州の代議員を独占する勝者総取り方式による共和党アリゾナ州予備選は、トランプ氏が2位のテッド・クルーズ上院議員(45)、3位のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)に大差を付けて代議員58人を得た。

 ユタ州党員集会では逆にクルーズ氏が他を圧倒し、規定により代議員40人を独占した。同州は末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の本拠地。教徒の前大統領候補、ロムニー元マサチューセッツ州知事がトランプ氏の指名阻止のためクルーズ氏への投票を呼びかけていた。

 一方、民主党はクリントン氏がアリゾナ州予備選を制したものの、ユタ、西部アイダホ両州党員集会ではバーニー・サンダース上院議員(74)が勝利した。

 選挙戦の焦点は総代議員の過半数(共和党1237人、民主党2383人)の確保。日本時間23日午後4時半現在の米CNNテレビによる獲得代議員数の集計では、共和党はトランプ氏741人、クルーズ氏461人。民主党はクリントン氏が特別代議員を含め1711人を得ている。

3244とはずがたり:2016/03/24(木) 19:05:51
驚くほど現代に似ているアメリカ建国時代の権力闘争
http://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2016/03/post-18.php
2016年03月23日(水)17時00分

 12年前の2004年に刊行された、アメリカ建国時代に活躍した政治家アレクサンダー・ハミルトンの伝記が、再びベストセラーになっている。

 再流行のきっかけは、ブロードウェイのミュージカル『Hamilton』だ。もともとはオフ・ブロードウェイで小さくスタートしたのだが、またたく間に人気になり、ミュージカルアルバム部門でグラミー賞を受賞した今ではチケット入手が難しくなっている。

 ハミルトンは、すべてにおいて型破りな人物だった。18世紀なかばにイギリス領西インド諸島で内縁関係の父母の間に生まれたハミルトンは、10代で孤児になり、独学で文筆家としての才能を発揮して、 経済的な援助を集め、ニューヨークに留学する機会を得た。キングスカレッジ(現在のコロンビア大学)で経済学や政治学を学ぶかたわら、独学で広い分野の知識を蓄え、またたく間に頭角を現した。

 ハミルトンは頭脳明晰なだけでなく、独立戦争に従軍して軍人としての才能も発揮し、後に初代大統領となるジョージ・ワシントン総司令官の副官として活躍した。建国後は合衆国憲法の草稿を執筆し、ワシントン大統領のもとで、初代の財務長官になり、「国立銀行」の設立を果たした。ハミルトン自身は大統領にはなっていないが、「Federalist(フェデラリスト)」の党首として、建国初期の大統領誕生の背後で影響力を持った人物だ。

「多才」という表現が陳腐に感じるほど多くの分野での卓越した才能があり、しかも20代前半の若さで国の重要な職に就いたハミルトンは、性格も言動も「ふつう」の領域をはるかに超えていたようだ。

 口が達者で、女性を魅了し、群衆を説得するのが得意だが、いったん自分が正しいと思い込んだら相手を論破し、意見を押し通すために敵を作りやすかった。後見人のような立場だった初代大統領ワシントンといさかいを起こして口をきかなかった時期があり、第二代大統領のジョン・アダムズとその妻アビゲイルからは徹底的に憎まれ、財務長官時代に国務長官を務めたトーマス・ジェファーソンとは理念のうえでまったく共通点がない政敵だった。

 だがチャーミングで社交的だったことでも知られ、20代後半に恋愛結婚した妻エリザベスとの間に8人の子どもをもうけながら、36歳のときに13歳年下のあやしい身元の女性マリア・レイノルズと情事を持つことになる。マリアの夫から脅迫されて口止め料を払い、それが「汚職」の証拠だと糾弾されたときには、政治家・弁護士としての潔白さを証明するために自ら情事の詳細を公にしたという複雑な人物でもある。 そして、49歳(年齢については異論あり)のとき、政敵のアーロン・バーに「決闘」で命を奪われた。

 決闘に強く反対してきたハミルトンが、決闘に応じたのは不思議だ。だが、彼は名誉を守るために決闘を受けたものの、挑戦者のバーを撃つつもりは最初からまったくなかった。ハミルトンは「空撃ち」で決闘をシンボリックに解決する方法を想定しており、決闘に臨む前に友人たちにはそれを語り、書面での証拠も多く残している。

 バーのほかにも敵が多かったハミルトンだが、この劇的な死により、国民は「英雄」として彼をたたえ、副大統領まで務めたバーは「英雄を殺した卑怯者」とみなされて政治生命を失った。

 ハミルトンという人物の劇的な人生もさることながら、建国時代の政治家たちが「アメリカをどのような国家にするべきか?」という理念で大衝突した部分が非常に興味深い。

 建国当時にパワーを持っていた政党は、Federalist(フェデラリスト)だ。そして、敵対する政党は、Democratic-Republican(通称リパブリカン、だが現在の共和党ではない)。

3245とはずがたり:2016/03/24(木) 19:06:09
>>3244-3245

 2つの党の違いを簡単にまとめるとこうだ。

「フェデラリスト」(代表的政治家:アレクサンダー・ハミルトン、第2代大統領ジョン・アダムズ、連邦裁判所の初代長官ジョン・ジェイ、ニューヨーク州知事デウィット・クリントン)――ボストンなどニューヨークより北部の知識階級のエリート、裕福な商業階級が中心。教育を受けていない民衆はモラルが低く無知なので、エリートで構成された強い政府がまとめる必要がある。投票権を得る条件は厳しくするべき。製造業、商業、銀行、貿易を奨励。

「リパブリカン」(代表的政治家:第3代大統領トーマス・ジェファーソン、第4代大統領ジェイムズ・マディソン、第7代大統領アンドリュー・ジャクソン)――南部の農業主、中小の商業主が中心。高等教育を受けていない者が多い。ふつうの民衆にも十分自律はできる。投票権はすべての国民に(ただし、黒人と女性はのぞく)。国家の権限は最低限にし、州に強い権限を与える。シンプルな農業優先政策。金持ちではなく、小規模な農家、平民を助ける政策。

 フランス革命についても、ハミルトンとジェファーソンの意見は鋭く対立した。市民による革命を手放しでたたえるジェファーソンに対して、群衆による暴動を嫌うハミルトンは、革命後にも興奮が収まらず国が不安定になることを予期した。

 これらの違いを見ると、ハミルトン時代のフェデラリストは現在の共和党で、リパブリカンは現在の民主党だという印象を受けるかもしれない。だが、北部のフェデラリストが奴隷制度に早くから反対していたのに対し、リパブリカンの政治家のほとんどが奴隷を所持する農業主だった。これらの党の中間にいた初代大統領ワシントンは「奴隷反対」の立場だったが、自分自身も奴隷所有者だった。遺言で所持していた奴隷を解放し、自由になった彼らと子どもたちのために金も残したが、それはワシントンと妻が奴隷を使うことの恩恵を十分に受けた後、つまり死後のことだった。

 この本を読んでいると、大統領を決めるときの政治的な駆け引きや根回しが現代とよく似ていることに驚く。実は、アダムズが大統領再選を狙っていたとき、それを阻止したのは、同じ党に属するハミルトンだった。大統領としてのアダムズの仕事を批判する手紙を自分の支持者に書き、それが公にひろまって、対立するリパブリカンのジェファーソン大統領の誕生につながった。

 ジェファーソンが大統領になるのが明らかになってきたフェデラリストのコーカス(党員集会)では、「ジェファーソンが大統領になるくらいなら、内戦のほうがいい」という絶望的な声も出たらしい。ドナルド・トランプが予備選に勝つ見込みが強くなった現在の共和党では、「トランプを指名候補にするくらいなら、第三党の候補を出してそちらを推す」という意見すらあるが、建国時代にも同じような状況があったのだ。

 また、現在の共和党内では、「トランプが共和党を崩壊させる」という恐れを口にする政治家が出てきているが、実際に、ハミルトンのせいで「フェデラリスト」は威力を失い、ジェファーソン以降はリパブリカンの大統領が続いた。

 このような共通点だけでなく、政治的理念の違いが個人的な深い怨恨に発展していくところも、今のアメリカの政治や大統領選に驚くほど似ている。つまり、人間の性(さが)は、そう変わらないということなのだろう。

3246チバQ:2016/03/24(木) 20:46:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160323-OYT1T50141.html
米大統領選、ブッシュ氏がクルーズ氏支持の声明
2016年03月23日 23時30分
 【ワシントン=黒見周平】米大統領選の共和党指名候補争いで、2月に撤退したジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(63)が23日、保守強硬派のテッド・クルーズ上院議員(45)を支持するとの声明を出した。


 クルーズ氏は、指名候補争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)の「対抗馬」として、党内主流派の支持が相次いでいる。

 ブッシュ氏は声明で、「クルーズ氏は選挙戦に勝つ力のある信念を持った保守政治家だ。党と国のため、トランプ氏がもたらした対立と下品さを乗り越えなければならない」と指摘した。

3247チバQ:2016/03/24(木) 21:05:29
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1603240032.html
【LA発 米国通信】トランプ旋風を止めろ! ハリウッドスターが相次ぎ批判 ジョニー・デップは風刺映画で「あいつはガキだ…」

13:49産経新聞

 暴言には枚挙にいとまがないにもかかわらず、米大統領選の共和党候補者指名争いで相変わらずトップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)。米国民の間でも「人気」と「嫌悪」が交錯する中、あからさまにトランプ氏を批判するハリウッドスターが目立ち始めている。

「あいつはガキだ」

 米アリゾナ州立大学で3月12日、ハリウッド俳優、ジョニー・デップさん(52)がトーク・イベントに参加した。“トランプ嫌い”で知られるデップさんは時折、トランプ氏のモノマネを交えながら、多くの学生らに語りかけた。

 「レーガン(元米大統領)は以前、ゴルバチョフ(元ソ連共産党書記長)に『この壁を壊せ』といったのに、ドナルド・トランプはこうさ。『私は壁を建設するが、その膨大な費用は払わないぞ。なぜか。メキシコが払うからだ』」

 「トランプは何もかも自分のものだという。自分のものじゃないのに」

 「あんな態度になったのは、金持ちのガキだったからじゃないか」

 「あいつはガキだ」

 デップさんがこきおろすたびに、学生らは「ヒューッ」と歓声をあげ、会場は拍手で包まれた。反トランプ陣営さながらの様子だった。

from

特殊メークでそっくり

 デップさんといえば、今年2月にネット上で公開されたトランプ氏を揶揄(やゆ)するパロディー伝記映画「トランプ自伝 不動産王にビジネスを学ぶ」(原題・「The Art of the Deal」)にトランプ氏役として出演していることで話題を呼んだ。

 特殊メークで顔をふっくらとさせ、若かりしころの金髪の髪形もそっくりに。何より、しぐさや話し方が似ており、デップさんの演技力が光っている。

 50分のストーリーは、1988年にテレビで放送予定だった自伝ドラマが、アメリカン・フットボールの中継が延長されたことで、時間がずれ、トランプ氏の逆鱗に触れて未公開となったという架空の設定で始まる。そのビデオテープがたまたまアリゾナ州フェニックスのガレージセールでみつかり、それを再生すると…。

 「トランプ自伝」の本を手にする少年に対し、「それは聖書の次に売れている」と得意げに語るなど、随所に皮肉がこめられ、後半には、2016年の大統領選の結果を知っている設定で映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク博士も登場するという。

 映画鑑賞の希望者は今でも多いが、現在は視聴できない状態。だが、2月にアップしたコメディー動画サイト「ファニー・オア・ダイ」で、視聴が可能になったら通知が受けられるようにメールアドレスを登録することができる。

「ノー」の署名サイト

 ハリウッドはもともと、リベラル色が強く、民主党支持者が多いが、トランプ氏を名指しで批判するセレブはほかにもいる。

 人気俳優のジョージ・クルーニーさん(54)もその一人。「外国人嫌いのファシスト」「日和見主義者」。クルーニーさんは英紙ガーディアンの取材に、トランプ氏を名指ししてののしった。

 クルーニーさんは、民主党の大統領予備選をテーマにした映画「スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜」(2011年)の脚本・監督を務めたこともあり、政治への関心も高い。排外主義的な発言が目立つトランプ氏が支持される状況に危機感を抱いているようだ。4月中旬には民主党候補者指名争いで優勢を保つヒラリー・クリントン氏(68)をロサンゼルスの自宅に招きファンドレイジングを催すという。

 トランプ氏の人種や女性、障害者に対する配慮に欠ける発言を批判し、「ノー」を突きつける署名サイトには、映画「華氏911」(04年)などで知られるマイケル・ムーア監督(61)やアカデミー賞主演女優賞を2回受賞している女優、ジェーン・フォンダさん(78)、人気テレビドラマ「スキャンダル 託された秘密」で元ホワイトハウス広報官の役柄で主演しているケリー・ワシントンさん(39)らも署名している。

3248チバQ:2016/03/24(木) 21:05:49
トランプ氏支持派は…

 反対に、トランプ氏を支持するセレブはロックミュージシャンのキッド・ロックさん(45)。「彼の選挙運動はとても愉快だ」と芸能メディアに語っている。女優のリンジー・ローハンさん(29)も同情的。「私はドナルド・トランプを知っている。彼はナイスよ」と語る。そのほか、元プロボクサーのマイク・タイソンさん(49)やプロレスラー、ハルク・ホーガンさん(62)らもトランプ氏支持派で知られる。特にホーガンさんは昨年、トランプ氏が大統領になったあかつきには「副大統領になりたい」とメディアに語っている。

3249名無しさん:2016/03/26(土) 19:29:26
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201603/2016032200390&g=pol
在日米軍基地「利益ない」=NATOも負担とトランプ氏

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名を目指す不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は21日、米紙ワシントン・ポストとの会見で、日本や韓国に基地を置くことで米国に利益があるとは「個人的には思わない」と述べた。
 トランプ氏は例として、韓国について「豊かな国で、船も造っているし、テレビも製造している」と説明。米国は「今や貧しい国になった」と主張し、「以前のような立場ではない」と語った。トランプ氏はかねて、日本や韓国の防衛で米国の負担が大きすぎると主張してきた。
 さらに、米国の北大西洋条約機構(NATO)への関与についても、同様に巨額の財政負担があるとして、「コスト配分を変える必要がある」と訴えた。(2016/03/22-12:12)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201603/2016032200239&g=pol
菅長官「平和に資する」=米大統領キューバ訪問

 菅義偉官房長官は22日午前の記者会見で、オバマ米大統領のキューバ訪問について、「両国関係がさらに進展すると思う。地域の安定と平和、繁栄に資するものと期待したい」と評価した。日本とキューバの関係についても「従来、友好関係があり、さらに飛躍させていきたい」と語った。(2016/03/22-10:59)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201603/2016032200127&g=pol
在外予備選はサンダース氏勝利=日本でも圧倒-米民主

 【ワシントン時事】米大統領選の民主党候補指名争いは21日、国外在住者による予備選の開票が進み、同党によると、バーニー・サンダース上院議員(74)がヒラリー・クリントン前国務長官(68)に大差で勝利した。
 国外在住者の予備選は1〜8日に170カ国以上で行われ、計3万4570人が投票。得票率はサンダース氏が68.8%、クリントン氏が30.9%だった。日本でも1356人が参加し、得票率86.9%のサンダース氏が、同13%のクリントン氏を圧倒した。(2016/03/22-09:00)

3250名無しさん:2016/03/27(日) 08:18:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2016032700018
トランプ氏「在日米軍撤退も」=駐留経費、負担増求める-米大統領選

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いで首位を走るドナルド・トランプ氏(69)は、大統領に就任した場合、日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、在日米軍を撤退させる考えを示した。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が26日に掲載したインタビューで語った。
 トランプ氏はこれまでも「日米安全保障条約は不公平だ」と負担増を求める意向を示していたが、米軍撤退の可能性に言及したのは初めて。
 インタビューで、日米安保条約について「片務的な取り決めだ。私たちが攻撃されても、日本は防衛に来る必要がない」と説明。また「米国には巨額の資金を日本の防衛に費やす余裕はもうない」と述べ、米国の財政力衰退を指摘した。
 その上で、インタビュアーが「日本は世界中のどの国よりも駐留経費を負担している」とただしたのに対し、「実際のコストより、はるかに少ない」と強調。さらに「負担を大幅に増やさなければ日本や韓国から米軍を撤退させるか」と畳み掛けられると、「喜んでではないが、そうすることをいとわない」と語った。 
 トランプ氏は日本政府と再交渉し、安保条約を改定したい考えも表明。日韓両国が北朝鮮などから自国を防衛できるようにするため、両国の核兵器保有も否定しないという見解も示した。
 さらに「私は米国のことを第一に考える」と述べ、日韓両国だけでなく、北大西洋条約機構(NATO)やサウジアラビアなどアラブ諸国との関係も見直すと表明。特にアラブ諸国に関しては、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦に地上軍を派遣しなければ、石油の購入を停止することもあり得るとけん制した。(2016/03/27-06:12)

3251チバQ:2016/03/27(日) 11:16:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160327-00000003-jij_afp-int
米大統領選、サンダース氏2州で勝利 民主党の党員集会
AFP=時事 3月27日(日)9時4分配信

米大統領選、サンダース氏2州で勝利 民主党の党員集会
米ワシントン州シアトルの選挙集会で演説する米民主党のバーニー・サンダース上院議員(2016年3月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米大統領選に向けた民主党候補指名争いは26日、アラスカ(Alaska)州とワシントン(Washington)州の党員集会でバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員が勝利した。ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官を追うサンダース氏が選挙戦に弾みをつけた形となった。


 米テレビ各局の報道によると、両候補への支持はアラスカ州でサンダース氏が79.2%、クリントン氏が20.8%、ワシントン州でサンダース氏が74.6%、クリントン氏が25.1%とみられる。代議員の数はアラスカ州が16人、ワシントン州が101人。

 同日は代議員25人のハワイ(Hawaii)州でも民主党の党員集会が行われた。結果は現地時間同日夜に判明する見込み。【翻訳編集】 AFPBB News

3252チバQ:2016/03/27(日) 11:24:31
http://www.sankei.com/world/news/160327/wor1603270020-n1.html
2016.3.27 10:40
【米大統領選】
クリントン氏が2州で敗北 依然根強いサンダース人気も逆転は困難?

反応

反応


25日、米ワシントン州シアトルでの集会に参加したサンダース上院議員(ロイター)
25日、米ワシントン州シアトルでの集会に参加したサンダース上院議員(ロイター)
 米大統領選の民主党候補指名争いは26日、西部ワシントン州など3州で党員集会が開かれた。米主要メディアによると、格差是正を訴えるサンダース上院議員(74)が同州とアラスカ州で女性初の米大統領を目指すクリントン前国務長官(68)に勝利した。残る1州はハワイで、日本時間27日昼にも大勢判明の見通し。指名獲得に必要な代議員総数でクリントン氏に大きく後れを取るサンダース氏だが、依然として根強い人気を維持していることを示した。

 民主党の指名争いは、原則として得票率に応じ代議員を比例配分する仕組み。共和党が一部の州で採用している「勝者総取り」方式と違い、勝者が2位以下を引き離しにくい。一方で、逆転を図るのも困難とされる。(共同)

3253チバQ:2016/03/27(日) 21:56:11
http://www.sankei.com/world/news/160327/wor1603270027-n1.html
2016.3.27 20:24
【米大統領選】
クリントン氏、足踏み状態…サンダース氏が西部ワシントンなど3州で圧勝 民主党党員集会
 【ワシントン=青木伸行】米民主党は26日、大統領選の候補者指名へ向け西部ワシントン、アラスカ、ハワイの3州で党員集会を開き、バーニー・サンダース上院議員(74)が3州で勝利した。

 サンダース氏はワシントン州で72・7%、アラスカ州で81・6%の得票率を得て、大差でクリントン前国務長官(68)を制した。若年層と白人のリベラル層が後押しした。

 米CNNテレビによると、これまでの獲得代議員総数(特別代議員を含む)はクリントン氏1733人、サンダース氏1039人(日本時間27日午後8時現在)。

 クリントン氏の優位は動かないが、15日にフロリダ州など5州で全勝した後は今回を含め、指名獲得に必要な代議員の過半数(2383人)へ向け、やや足踏み状態にある。

 このためクリントン氏は当面、自身の地盤で、代議員247人を争う「大票田」のニューヨーク州に照準を合わせ遊説に力を入れており、代議員数の底上げを狙っている。

 一方、サンダース氏は特別代議員数が27人と、482人のクリントン氏に大差をつけられており、「巻き返しを図る」としている。

3254名無しさん:2016/03/27(日) 22:58:55
>>3250

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2016032700018
トランプ氏「在日米軍撤退も」=安保改定、日本の核保有容認-米大統領選

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は、大統領に就任した場合、日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、在日米軍を撤退させる考えを明らかにした。日本による核兵器の保有を容認する意向も示した。
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が26日に掲載したインタビューで語った。トランプ氏は、これまでも「日米安全保障条約は不公平だ」などと日本側の負担増を求める方針を示していたが、米軍撤退の可能性に言及したのは初めて。
 トランプ氏はインタビューで、日米安保条約について「片務的な取り決めだ。私たちが攻撃されても、日本は防衛に来る必要がない」と説明。「米国には、巨額の資金を日本の防衛に費やす余裕はもうない」とも述べ、撤退の背景として米国の財政力衰退を挙げた。
 その上で、インタビュアーが「日本は世界中のどの国よりも駐留経費を負担している」とただしたのに対し、「実際のコストより、はるかに少ない」と強調。「負担を大幅に増やさなければ、日本や韓国から米軍を撤退させるか」と畳み掛けられると、「喜んでではないが、そうすることをいとわない」と語った。
 トランプ氏は、日本政府と再交渉して安保条約を改定したい考えも表明。日韓両国が北朝鮮などから自国を防衛できるようにするため、「核武装もあり得る」と述べ、両国の核兵器保有を否定しないという見解も示した。 
 さらに「私は米国のことを第一に考える」と述べ、日韓両国だけでなく、北大西洋条約機構(NATO)やサウジアラビアなどアラブ諸国との関係も見直すと表明。特にアラブ諸国に関しては、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦に地上軍を派遣しなければ、石油の購入を停止することもあり得るとけん制した。(2016/03/27-11:47)

3255チバQ:2016/03/30(水) 22:32:57
http://www.sankei.com/world/news/160330/wor1603300011-n1.html
2016.3.30 08:28
【米大統領選】
トランプ氏指名阻止の動き続々と ウィスコンシン州知事、クルーズ氏支持を表明

 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いで、選挙戦から昨年撤退した中西部ウィスコンシン州のウォーカー知事(48)は29日、保守強硬派のクルーズ上院議員(45)への支持を表明した。独走する実業家トランプ氏(69)を追うクルーズ氏にとって、心強い味方となりそうだ。

 ウィスコンシン州では4月5日に予備選が開かれる。ウォーカー氏は声明で、クルーズ氏は「利益団体に立ち向かうことに気後れしない」として、政治の現状を変えられる政治家だと評価。トランプ氏を抑えて党指名を獲得し、本選で勝利することに「一番近い候補者だ」とした。

 共和党では、ブッシュ元フロリダ州知事ら指名争いから撤退した元ライバルたちがトランプ氏の指名獲得阻止を狙い、クルーズ氏支持を表明する動きが相次いでいる。(共同)

3256チバQ:2016/03/30(水) 22:33:59
http://www.sankei.com/world/news/160330/wor1603300047-n1.html
2016.3.30 19:58
【米大統領選】
「ペンに小型爆弾が」 “トランプ節”炸裂、記者暴行容疑の側近を擁護 対抗馬の妻の顔を侮辱…止まらぬ騒動

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の共和党候補指名争いで先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)の選対責任者で側近のコーリー・ルワンドウスキ氏が女性記者に暴行したとして米南部フロリダ州の警察に訴追され、トランプ氏は29日、辞任要求をはねつけた。日本、韓国による自主防衛のための核武装も重ねて容認した。「トランプ騒動」はとどまるところを知らない。

 ルワンドウスキ容疑者は8日の同州での集会でトランプ氏に近付こうとした女性記者を制止しようとして腕をつかんだとされる。

 トランプ氏は29日、米CNNテレビが中西部ウィスコンシン州で開いた共和党候補の対話集会で容疑者を引き続き職務に当たらせる考えを示し、「彼女(女性記者)はペンを持っていて、それが小型爆弾だったかもしれない」と容疑者をかばった。

 候補指名争いで2位のテッド・クルーズ上院議員(45)、3位のジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)はトランプ氏の判断を非難した。

 対話集会の司会者は、トランプ氏が27日付の米紙ニューヨーク・タイムズに掲載されたインタビューで日本と韓国の核兵器保有を容認する発言をしたことを繰り返し問いただした。核拡散防止条約(NPT)による不拡散体制を否定すれば、米国の優位性を揺るがすような大きな戦略の転換になるからだ。

 だが、トランプ氏は「日本が北朝鮮に対して防衛力、攻撃力を持った方がいい。米国は引き金を引きたくない」と述べた。韓国に関しても同様の認識を示し、日韓双方に自主防衛の努力を促した。

 候補が個別に登壇した対話集会では、クルーズ氏の陣営が選挙活動に使ったとトランプ氏が主張する同氏の妻のヌード写真をめぐり両氏が応酬。トランプ氏はツイッターに自らの妻と顔をゆがませたクルーズ氏の妻ハイディさんが並ぶ写真を投稿し、「百聞は一見にしかず」と“反撃”したが、司会者から指摘されると「ハイディさんは美しい女性だ」とうそぶいた。

3257チバQ:2016/03/30(水) 22:41:09
http://www.sankei.com/world/news/160330/wor1603300005-n1.html
2016.3.30 07:32
【米と国交回復・キューバルポ】
「カストロよりオバマを議長に」とハバナ市民はラブコール オバマ人気の影に生活不安… 
 現職の米大統領として今月下旬、88年ぶりにキューバを訪れたオバマ大統領をキューバ国民は熱狂的に歓迎した。半世紀に及ぶ敵対関係に終止符を打ち、制裁緩和などを通じてキューバ国民の生活向上に貢献しようとしているためだ。ただ、国交回復の恩恵を受けているのは一部の国民で、大半の生活は苦しいまま。カストロ政権の政治姿勢にも変化の兆しはみられず、キューバ社会には国交回復の「明暗」が交錯している。(ハバナ 黒沢潤)

 「ジョージ・ブッシュ(前米大統領)よりオバマの方が断然、好きだ」。オバマ氏がラウル・カストロ国家評議会議長と会談した革命宮殿近くで、自営業のホアン・リベロさん(48)はこう強調した。

 キューバ独立系機関の昨年春の調査によれば、キューバでオバマ氏の人気は高く、好感を持たない国民は17%と、ラウル氏(48%)や兄フィデル前議長(50%)を大きく下回る。

 外交筋によれば、実はオバマ氏はブッシュ前政権時代より50近く新たな制裁を科してきた。最近の緩和策が注目されるため、オバマ政権の「寛容さ」ばかりが目立つが、実情は異なる。

 それでも、キューバの貧困解消実現に向け、米議会に制裁の全面解除を訴えるオバマ氏の姿勢は魅力的に映る。女性のミレニアさん(28)は「オバマ氏をキューバのトップ(議長)に迎えたいほどだ」とラブコールを送る。

 
■    ■

 オバマ氏が決断した国交回復以降、キューバに多数の観光客が流入し、多額のカネが落ちているのは事実だ。2015年の観光客は過去最高の350万人を記録。日本人観光客は約1万3千人と、増加率(81%)では世界一だ。1959年のキューバ革命に関心を抱く60代の人々が多いという。

 キューバが注目されることで、マヤ文明の遺跡が散在するメキシコ、カリブ海に浮かぶ米プエルトリコなどの観光地は悲鳴を上げている。高齢のラウル氏が宣言通り2018年に引退した場合、カストロ兄弟の政権への影響力が激減するため、「国が劇的に変化する前に共産主義体制を見ておきたいという人が増える一方だ」(観光業者)という。

 米・キューバ経済評議会によれば、ビジネスチャンスを狙ってキューバ入りした経済団体は14年末以降、500に上る。オバマ氏訪問に合わせ、キューバを訪れた米系ホテルも商談をまとめるなど、経済向上への下地は整えられつつある。

 
■    ■

 レストランや観光業が歓迎の声を上げる一方で、大半の国民は国交回復の恩恵を実感できないでいる。

 国民の月額平均給与は25ドル(約2500円)。20代の女性は「ラウルは600ドルもするスペイン産ワインを飲み、庶民の“夢”である牛肉を口にする。国民第一なら私たちにも与えるべきだ」と口をとがらせる。

 政権が国民に与える配給品は毎月1人あたり、卵7個▽豆1キロ▽米2キロ-など。1週間で底を突き、残りはわずかな給与で買うしかない。独立系ジャーナリストのサンティアゴ氏(38)は「腹をすかせた国民は多い。食糧を買うカネがなければ、残念ながら夕食はない」と窮状を訴える。

 ハバナはデコボコの道が多く、移動手段のバスも不足気味。国民のインターネットのアクセス率も5%以下と「鎖国」状態にある。他国民並みの暮らしは「夢のまた夢」でしかない。

 
■    ■

 国交回復後、カストロ政権の強権体質にも変化の兆しは見られない。オバマ氏の訪問に合わせ、世界中から押し寄せた報道陣をハバナのホテルに宿泊させるため、カストロ政権は先約の人々を車で東に約2時間のバラデロに強制移動させた。民主国家ではあり得ない手法に不満が渦巻く。

 中米外交筋は「キューバの憲法には『国民主権』と書かれているが、実際は『政権主権』でしかない」と述べ、米国がキューバの民主化もにらんで決断した国交回復が同国社会に大きな影響を及ぼすのはかなり先との見方を示した。

3258チバQ:2016/03/30(水) 23:03:01
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20160331k0000m030062000c.html
<トランプ氏>選対本部長、訴追される 女性記者に暴行容疑

19:43毎日新聞

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る実業家、ドナルド・トランプ氏(69)の選対本部長が29日、トランプ氏に近寄って質問した女性記者の腕を強くつかんだとしてフロリダ州の警察に暴行容疑で訴追された。トランプ氏陣営は「完全に無実だ」と真っ向から否定している。接戦が予想されるウィスコンシン州予備選が4月5日に控えており、トランプ氏の指名獲得阻止を目指す他候補は批判を強めている。

 警察の発表によると、今月8日にフロリダ州で演説を終えて退室しようとするトランプ氏に女性記者が近寄って質問したところ、選対本部長のコーリー・ルワンドウスキ容疑者(42)が記者の左腕をつかんで引っ張った。腕にはあざが残ったという。当時の監視カメラの映像も公開した。

 陣営は「潔白を証明できる」と反論。トランプ氏は29日夜の対話集会で、ルワンドウスキ容疑者を解雇する考えはないと強調した。

 一方、指名争いでトランプ氏を追うテッド・クルーズ上院議員(45)は対話集会で、選挙運動員が記者に暴行を加えるべきではないと指摘し、「攻撃と侮辱によって成り立っているトランプ氏の選挙運動の文化と一致する」とトランプ氏を批判した。オハイオ州のジョン・ケーシック知事(63)も対話集会で選対本部長を解雇すべきだとの考えを示した。

 クルーズ氏らにとって、トランプ氏の指名獲得を阻止する上でウィスコンシン州予備選は負けられない戦いになる。最近の世論調査の平均値ではクルーズ氏とトランプ氏はほぼ横一線。大接戦の中、指名争いから昨年9月に撤退し、保守強硬派に人気のスコット・ウォーカー同州知事(48)は29日、クルーズ氏への支持を表明した。

3259チバQ:2016/03/31(木) 21:20:16
http://www.cnn.co.jp/usa/35080476.html
国境警備の労組、トランプ氏支持を表明 米大統領選
2016.03.31 Thu posted at 18:34 JST
ワシントン(CNN) 米税関・国境警備局の国境警備部門職員の労働組合は30日、米大統領選では共和党指名候補争いで首位を走る実業家ドナルド・トランプ氏を支持する方針を明らかにした。
職員1万6500人を擁する同労組が大統領選での支持候補を宣言したのは初めて。同組合は書簡で、トランプ氏は完全にワシントンの既成勢力の影響から解き放たれた人物と評価した。
書簡は「我々は、メディアを恐れず、政治的公正さにとらわれず、お金を必要とせず、外国の独裁者に屈服しない人物をホワイトハウスに送り込む必要がある」と強調。「軍を支持し、法執行を重視し、米国の現状に怒り、他国の利益に従属しない人物が必要。トランプ氏はそのような人物だ」と主張した。
トランプ氏は選挙戦で、メキシコからの不法移民を遮断するため国境地帯で壁を建設する強硬な対策を提案。以前には国境警備担当要員と共に米国の国境地帯の視察も計画していたが、同労組本部からの圧力で実現しなかったいきさつもあった。
トランプ氏は、労組からの支持表明は大きな光栄と歓迎。支持は「米国社会を脅かしていた国境間でのギャングや麻薬密輸カルテルの活動を許してきた汚職にまみれた政治家の完全な拒絶を意味する」と述べた。

3260チバQ:2016/03/31(木) 21:30:01
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1603310038.html
【米大統領選】候補指名、共和・民主両党で大逆転なるか

21:24産経新聞

 米大統領選の候補指名争いは共和、民主両党ともに、2月1日の初戦アイオワ州党員集会から約2カ月を経ても指名獲得に必要な代議員の過半数を得た候補がいない異例の展開をみせている。先行する共和党の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)への指名を阻止しようとする下位候補に一発逆転の秘策はあるのか。「ウルトラC」の可能性を探った。(ワシントン支局)



共和党、秘策“トランプ封じ”

 共和党はトランプ氏が6月7日までの予備選・党員集会で代議員2472人の過半数1237人を得られず、決着が7月18〜21日に米中西部オハイオ州クリーブランドで開かれる共和党全国大会に持ち越される可能性が出てきた。対抗馬のテッド・クルーズ上院議員(45)、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は「決選投票」に備えた秘策を実行に移している。

 3月30日までの獲得代議員数(米CNNテレビ調べ)はトランプ氏739人、クルーズ氏460人、ケーシック氏145人。過半数を取るにはトランプ氏は残る代議員の50%以上、クルーズ氏は80%以上が必要で、3人が代議員を奪い合う現状では高いハードルだ。

 「最も多くの代議員を得た者が指名候補になるべきだ」。トランプ氏はこう主張し、全国大会の決選投票で2位以下や「第三の候補」が指名されることを牽制(けんせい)する。他の候補が指名された場合の不支持も表明。民主党を利する「分裂選挙」をちらつかせることで揺さぶりをかける。

 各州・地域での予備選・党員集会で選出された代議員は全国大会で候補に投票する。ほとんどの代議員の投票行動は拘束され、地元で決められた配分に従って候補に一票を投じるが、2回目以降、過半数を得る候補が出るまで続く「決選投票」では多くが拘束から解かれるため2、3位の候補にも勝機がある。

 そこで、クルーズ、ケーシック両氏の陣営は逆転勝利に持ち込むべく、すでに決まっている代議員への説得工作に当たっている。トランプ氏も最近、全国大会に詳しい選挙参謀を招き、決選投票でも代議員をつなぎとめようとしている。

 実は現在、全国大会で指名される資格があるのはトランプ氏だけ。党則40Bは8州以上での過半数の代議員確保を要件としているからだ。大会直前に開かれる党則委員会でこの条項は見直される見通しだが、その際に資格要件を外し、2012年の共和党大統領候補であるロムニー元マサチューセッツ州知事、ライアン下院議長といった「第三の候補」を決選投票に参加させる計画もささやかれる。

 通常は予備選・党員集会で決着が付くため指名候補を形式的に選ぶだけだった全国大会。今年は、現職大統領だったフォード氏がレーガン氏を破った1976年の全国大会以来の「競合大会」になる可能性が高い。(加納宏幸)

3261チバQ:2016/03/31(木) 21:30:32


民主党、風吹くサンダース氏

 民主党側の候補者選びで逆転を狙うバーニー・サンダース上院議員(74)は、3月22日以降に投票が行われた6州のうち5州で大勝した。この勢いを持続し、なんとか代議員数でクリントン氏を上回り、党幹部らで構成される特別代議員も振り向かせたいところだ。民主党内での「クリントン人脈」の強さなど壁は厚く、困難な挑戦ながら、前評判を覆す粘りに注目が集まっている。

 「出馬表明時は支持率で60ポイントの差があったが、今は逆転している世論調査もある」。サンダース氏は27日のテレビ番組で自らの勢いを強調した。

 サンダース氏が言及したのは24日発表のブルームバーグの調査。サンダース氏の支持率は49%で、クリントン氏の48%を上回った。他調査ではクリントン氏が優勢だが、逆転の可能性を示す内容だ。実際、22日以降で勝利したワシントンなど5州では全代議員の7割を得て、累計代議員数(特別代議員除く)の差を239人に縮めた。

 これから候補者選びを行う18州4地域で、投票により配分される代議員数は1747人。このうち58%を獲得すればクリントン氏を逆転できる。民主党ではこのほかに712人の特別代議員もいるが、陣営は「代議員の過半数をとれば、特別代議員の支持も集まる」とそろばんをはじく。

 サンダース氏の強みは有権者との近さだ。企業からの大口献金に頼らない選挙運動をアピールし、金融業界に近いとの批判が絶えないクリントン氏との違いを訴える。米国からの雇用流出を招くとして環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を強く批判する点も労働者に好感され、クリントン氏はTPP反対で“追随”せざるを得なくなった。

 ただし、サンダース氏は党員同士が議論などで支持する候補者を決める党員集会では強いが、投票のみで決める予備選では弱い。残りの選挙戦で党員集会方式をとるのは代議員数が少ない1州と3地域のみだ。

 また特別代議員の支持獲得も容易ではない。CNNによると、30日時点で483人の特別代議員がクリントン氏支持を表明しているが、サンダース氏支持はわずか31人。今後の戦いぶりで特別代議員の意向が変わる可能性はあるが、民主党内では「指導部の一部である特別代議員はクリントン家とは長いつきあいだが、サンダース氏とは知り合ったばかりだ」との声も多い。(小雲規生)

3262チバQ:2016/03/31(木) 21:58:25
http://www.sankei.com/world/news/160331/wor1603310002-n1.html
2016.3.31 07:29
【米大統領選】
誓約撤回 自分以外指名を獲得してもその候補者を支持するとした誓約「守らない」 トランプ氏らドロドロ人間模様

 米大統領選の共和党候補指名を狙う実業家トランプ氏(69)が30日までに、自分以外が指名を獲得してもその候補者を支持するとした誓約を「守らない」と表明した。トランプ氏を追う候補者2人も誓約を事実上撤回。党内の不協和音の高まりを示していると言えそうだ。

 トランプ氏は昨年9月、指名争いで自身が敗れても党外から出馬せず、誰であろうと共和党候補を支援するとの誓約書に署名した。トランプ氏を追うクルーズ上院議員(45)、オハイオ州のケーシック知事(63)も同様に署名している。

 共和党全国委員会は、トランプ氏が党に背を向けて無所属候補として立候補すれば保守票分裂で共和党候補に打撃を与え、結果的に民主党候補を利すると懸念していた。

 トランプ氏は今月29日に中西部ウィスコンシン州で開かれた対話集会で、誓約を守るかとの司会者の質問に「いや、もはや守らない」と答えた。(共同)

3263とはずがたり:2016/04/04(月) 10:06:46
2016年 04月 4日 08:16 JST
コラム:米民主党指名争い、サンダース氏にまだ勝機あり
http://jp.reuters.com/article/column-sanders-idJPKCN0WY45E?sp=true
Robert L. Borosage

[29日 ロイター] - 米大統領選で民主党候補指名を争うバーニー・サンダース上院議員に撤退を求める声が、権力層から雨あられのごとく降り注いでいる。

「バイバイ、バーニー」と題した社説をワシントン・ポスト紙は早々と掲載し、数多くのニュースキャスターなどに同調した。一方、米政治情報サイトのポリティコは、民主党議員たちが水面下でサンダース氏に撤退を促していると報じている。

オバマ大統領でさえ、今こそヒラリー・クリントン前国務長官を支持する時だと、富裕層の献金者に暗に訴えた。(大統領、すでに彼らはそうしていますよ)

こうした「サンダース降ろし」の一部はクリントン陣営が広めたものだが、大半は全くの愚行と言える。サンダース氏が今、撤退するなどあり得ない話だ。

サンダース氏が民主党候補指名を獲得するチャンスはまだある。西部6州のうち5州で圧勝したばかりだ。それに、サンダース氏はただの候補者ではない。信念そのものなのだ。単に大統領になるというだけでなく、国を変えるような政治革命を起こせるムーブメントを巻き起こしたいと考えている。

それは、政治から大金を引き出すことと、サンダース氏の掲げる政策を通すことの両方を達成するのに十分強力な政治運動であることを意味する。サンダース氏の支持者たちは、民主党全国大会などを通して、そのような努力を同氏が前進させることを期待している。

確かに、サンダース氏が指名を獲得する可能性はほとんどないかもしれないが、比較的知られていなかった民主社会主義者の同氏が立候補した当時と比べると、その可能性ははるかに高くなっている。

全有権者の半数近くはまだ票を投じていない。サンダース氏は今後もたくさんの有権者と対話を重ねる。同氏はすでに15の予備選と党員集会で勝利し、勢いは増している。

ブルームバーグの最新世論調査によると、サンダース氏は初めて、クリントン氏を僅差で上回った。他の全国調査でも、大差をつけてリードしていたクリントン氏との差が縮まり続けていることが一貫して示されている。

サンダース氏支持者の大半は熱心であり、特に同氏は若者の関心を喚起し続けている。彼らはサンダース氏の選挙活動を盛り上げたいと躍起になっている。2月の献金額は、サンダース氏が4300万ドル(約48億2000万円)で、クリントン氏の3000万ドルを上回った。サンダース氏を支持する約200万人の小口献金者が、クリントン氏の裕福な献金者よりも多くの献金を集めたということだ。実際、クリントン氏の献金者の7割以上は大口献金者で、その額は頭打ちになりつつある。

サンダース氏に懐疑的な人たちは、同氏がクリントン氏に西部で完全に勝利するには、55%対45%というようなほぼ互角の戦いで勝つだけではだめだとこぼしていた。だがふたを開けてみれば、サンダース氏はワシントン、アラスカ、ハワイ、アイダホ、ユタの各州で70%以上の得票率で圧勝した。クリントン氏のリードを徐々に詰めているのだ。

一方、クリントン氏は実質的にすべての大口献金者や熟練の選挙ブレーンたちから支持されている最有力候補と目されているが、確実に勝利を手にしたとは言えない。全有権者の半数以上が同氏を好ましくないと答え、同氏より下位なのは共和党候補指名争いでトップの不動産王ドナルド・トランプ氏だけだ。CBSが1984年に調査を始めて以来、大統領選候補者でこれほどまでに否定された人は他にいない。

3264とはずがたり:2016/04/04(月) 10:07:11
>>3263-3264
米国民はクリントン氏の誠実さと信頼性を疑っている。同氏の強みは経験と当選する可能性にある。しかし複数の世論調査の結果は、どの共和党候補に対しても、クリントン氏よりサンダース氏の方が善戦している。その主な原因は、サンダース氏の方が無党派層に人気があるからだ。これに加え、クリントン氏は、国務長官時代の私用メール問題など枚挙にいとまがない。

サンダース氏にもまだ望みはある。同氏の支持率が伸びるなか、クリントン氏の人気は落ちる一方だ。サンダース氏の支持者たちは同氏の選挙戦に資金を調達し続けるだろう。そのような状況で大統領選から撤退する候補など普通はあり得ない。トランプ氏と共和党候補指名を争うオハイオ州のジョン・ケーシック知事やテッド・クルーズ上院議員は、サンダース氏の状況をうらやましく思うだろう。

サンダース氏は「政治革命」を起こすのがいかに困難であるかを分かっており、幻想など抱いていない。本当の闘いは始まったばかりだ。

繰り返すが、なぜサンダース氏がここで「のろし」を降ろさねばならないのか。同氏の声がこのように多くの大衆に届く機会は二度とないだろう。支持者を得て、市民活動を活性化し、メッセージと政策を広めているというのに。

その努力はすでに実っている。大統領候補が大口献金者に頼る必要のないことを、サンダース氏は証明してみせた。今後の大統領選では非主流派の席も用意されるだろう。

サンダース氏は議論をかき立て、クリントン氏に自身の立場を調整したり、サンダース氏のレトリックの一部を使い回したりすることを余儀なくさせている。貿易、ウォール街、法人税逃れとCEOの報酬、刑事司法、最低賃金と労働組合、政治とカネなどについて、サンダース氏は選挙活動(「Black Lives Matter」や「Fight for $15」のような運動も)で新たな見方を示している。

サンダース氏が大統領選にとどまる時間が長ければ長いほど、クリントン氏は自身の新しい一般大衆向け公約を捨てるのがますます困難になるだろう。

たとえクリントン氏のリードをしのげなかったとしても、サンダース氏は事実上、クリントン氏と同じくらい多くの代議員数を獲得して、民主党全国大会に行くことができる。そこで、大銀行の解体や均衡のとれた貿易、崩壊しそうなインフラ再建、医療制度、学費無料の公立大学などをめぐり、議論を戦わせることができるだろう。

全国大会が終わっても、サンダース氏と支持者たちは、大胆な改革のために闘い、腐敗を暴き、改革を求める運動や候補者を支持することができる。サンダース氏は、今回の大統領選だけで終わらない新しいエネルギーを解き放ったのだ。

党の総意支持者はその失敗にがくぜんとし、民主主義社会の官僚は神経をとがらせ、ウォール街の献金者は落ち着かないだろう。だがそれに慣れるしかない。サンダース氏が大統領選から撤退する理由など少しもないのだから。昔のゴスペルソングにあるように、前途は険しい。だが、もう引き返せないところまで来ている。それにサンダース氏は、全く疲れてなどいない。

*筆者は進歩主義的な米シンクタンク「Institute for America’s Future」の設立者。姉妹団体「Campaign for America’s Future」の共同ディレクターも務める。

3265とはずがたり:2016/04/04(月) 16:27:48
トランプ氏が使い分ける“扇動者と誠実な友”2つの顔
http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%8C%E4%BD%BF%E3%81%84%E5%88%86%E3%81%91%E3%82%8B%E2%80%9C%E6%89%87%E5%8B%95%E8%80%85%E3%81%A8%E8%AA%A0%E5%AE%9F%E3%81%AA%E5%8F%8B%E2%80%9D2%E3%81%A4%E3%81%AE%E9%A1%94/ar-BBriY6b#page=2
ダイヤモンド・オンライン
週刊ダイヤモンド編集部
8 時間前

トランプ氏が使い分ける“扇動者と誠実な友”2つの顔: Illustration by Tadayuki Sakakibarac diamond Illustration by Tadayuki Sakakibara
『週刊ダイヤモンド』4月9日号の第1特集は「吹き荒れるトランプ旋風!踊る米大統領選」。過激な発言で人気を集めるドナルド・トランプ氏に引っかき回されている米国大統領選の現状を、徹底した現場取材で明らかにしていきます。

「会場の皆さん、トランプフォース・ワンが近くの空港に到着しました!」

 米国大統領専用機にちなんで、ドナルド・トランプ氏は自家用ジェット機をこう呼ぶ。さらに、空港からヘリコプターで移動。3月13日、フロリダ州の屋外の演説会場上空をヘリで低空旋回すると、会場には大統領専用機を舞台とした映画「エアフォース・ワン」のテーマ曲が流れ、聴衆は大きな歓声を上げた。

 映画、というよりは漫画じみた演出が笑いを誘うが、笑えない現実もある。

 本人が到着する前に演説した女性は、10歳の息子が不法移民に殺害された悲しみを切々と訴えた後、こう金切り声を上げた。「(当時、共和党の候補者争いをしていた)マルコ・ルビオ氏も同じ目に遭えば、彼の幸せな人生は失われることでしょう」──。聴衆はここでも、熱狂の雄たけびを上げた。

 トランプ氏を最有力候補に押し上げたのは、主に国民の経済的な不満、そして怒りだ。米国では、富を一部の富裕層が占有し、白人の低学歴男性は職に就きづらい苦境にある。

 その不満は、製造拠点を海外に移す大企業、貿易相手の中国やメキシコ、日本、そして、仕事を求めてメキシコや中南米から流れ込む不法移民に向けられる。イスラム過激派によるテロへの恐怖や怒りが、それに輪を掛ける。こうした感情を大胆に代弁するのが、まさにトランプ氏なのだ。

 前日の12日、所変わってオハイオ州クリーブランド。トランプ氏の演説会場では、「ISは爆弾で地獄に落ちろ」「ヒラリーは牢獄の中へ」など、物騒な言葉が書かれたバッジが売られていた。「各国との貿易、労働協定には、みんなもウンザリだろう?」「海外で製造された製品に35%の関税をかけてやる!」。トランプ氏の激しく下品な演説に、聴衆は大盛況。

 民主党のバーニー・サンダース候補の支持者が抗議のやじを飛ばすと、トランプ氏は「プロテスター(抗議者)をつまみ出せ!」と叫ぶ。トランプ支持者ともみ合いになり、警察官が仲裁に入った。

「ファンタスティックだった。今まで参加した政治イベントの中で、最高だね」。白人の大工ジョン・フィリップさん(46歳)は演説後、大いに留飲を下げていた。景気が落ち込み、仕事を十分に受注できないのだという。

「トランプは国内に仕事をつくり出す。不法移民を適切に防ぐ姿勢も支持するわ」と話すべルミア・ルーシックさん(37歳)は、セルビアからの合法的な移民だ。合法移民もまた、不法移民に対して「一緒にしないでくれ」といった反感を抱く。米国内の亀裂は、複雑で多岐にわたるのだ。

3266とはずがたり:2016/04/04(月) 16:28:09
>>3265-3266
デマゴーグか優秀なリーダーかトランプ氏の知られざる素顔に迫る
 トランプ氏には、大衆を扇動するポピュリストとは違った、別の顔もあるようだ。

「トランプ氏は、絶対に勝ち、最良の大統領になる」──。米紙「ワシントン・ポスト」の元調査報道担当記者で、ノンフィクション作家のロナルド・ケスラー氏(72歳)は、米大統領選挙の共和党指名候補に最も近い実業家、ドナルド・トランプ氏についてこう語る。

 トランプ氏とは26年来の友人だ。フロリダ州のリゾートに住む富裕層について書いた著書『パーム・ビーチ、フロリダ』のために、トランプ氏に取材を申し込み、同氏のリゾートクラブ「マール・ア・ラゴ」に会いに行ったのがきっかけだった。以来、年に2回は妻と2人でクラブを訪れ、1週間ほど滞在し、トランプ氏との親交を深めてきた。

 トランプ氏は現在、共和党の予備選挙でトップを走りながらも、ライバル候補者や、民主党候補のトップであるヒラリー・クリントン前国務長官を、挑発的な態度で批判する。しかし、ケスラー氏は、トランプ氏は、「誠実」で「物分かりがいい」人物だと言い、挑発的な態度は指名を獲得するためで、指名されれば、トランプ氏は本来の自分の姿を見せる、とみている。

「優れたリーダーでなければ、2万2000人もの従業員と100億ドル規模のビジネスを動かしていくことはできない」と、トランプ氏がクラブの従業員をどう扱うか見てきたケスラー氏は言う。トランプ氏は、自社の社員はもちろんのこと、ゴルフコースの造成に当たる建築関係者などに至るまで、人の話をよく聞く。

 ケスラー氏が知るトランプ氏は、睡眠時間は1日わずか3時間で、新聞をくまなく読み、数字の記憶力がいい。酒も飲まず、タバコも吸わないが、人に好かれる術を知っており、それが彼の事業の成功に結びついてきたという。

「デマゴーグ(扇動政治家)」と「優れたリーダー」。2つの顔を使い分けるトランプ氏がもし大統領になったとしたら、どちらの“顔”が出てくるのだろうか。

 世界の地政学リスク分析を専門とする米ユーラシア・グループを率いるイアン・ブレマー氏は、「トランプ大統領」誕生のリスクをこう語った。

「もしもトランプ大統領が誕生すれば、テールリスク(発生確率は低いが甚大な損失をもたらすリスク)は高まるでしょう。世界で深刻な対立の火種がある中で、中国との軍事的な衝突すらあるかもしれない。米国の世界への影響力や、これまで米国が築いてきた秩序が破壊されて、取り返しがつかなくなるかもしれません」

「トランプ政権の下では、米国は一方的に相手に責任をなすり付ける国になり、同盟は弱くなる。Gゼロ(リーダーシップなき世界)の状態がさらに進むことになるでしょう。日米同盟にとってもトランプは脅威となります。貿易協定で日本に責任を押し付ける一方、防衛面でのコミットメントはあいまいになる。日本にとっては最悪です」

3267チバQ:2016/04/04(月) 22:07:10
http://mainichi.jp/articles/20160405/k00/00m/030/051000c
米大統領選
決着7月に持ち越しも 共和指名争い5日再開

毎日新聞2016年4月4日 21時59分(最終更新 4月4日 21時59分)
 【ワシントン西田進一郎】米大統領選の共和党候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州予備選で2週間ぶりに再開する。指名争いは、実業家ドナルド・トランプ氏(69)が獲得代議員数で大きくリードするが、現在のペースでは指名獲得に必要な代議員の過半数は確保できない。決着が7月の党大会に持ち越される可能性があり、主流派とトランプ氏の駆け引きも激化している。

 予備選・党員集会は6月7日の最終戦まで続き、総代議員2472人の過半数にあたる1237人以上を確保した候補が指名を獲得する。

 しかし、3月末時点での獲得代議員数(CNNテレビなど推計)は、トランプ氏は739人、テッド・クルーズ上院議員(45)は460人。残る代議員約850人のうち、トランプ氏は55%以上、クルーズ氏は85%以上を獲得しなければ1237人に達しない。

 党大会では、各州・地域の代議員が地元の投票結果に基づき投票する。しかし、誰も過半数を得られなければ、2回目以降の「決選投票」ではほとんどの代議員が自由に投票できるようになる。このため、党主流派が主導し大会直前の党規約委員会で資格要件を外して「第三の候補」に道を開く可能性もある。

 過半数獲得で主流派の動きを封じ込めたいトランプ氏だが、ウィスコンシン州では最近の世論調査の平均値でクルーズ氏に6ポイント以上の差をつけられている。党主流派が、トランプ氏の過半数獲得阻止のため、距離を置いていた保守強硬派のクルーズ氏を対立軸と位置づけて結集していることなどが背景にある。

 こうした動きにトランプ氏も対抗策を練っている。昨年9月には「指名争いで自分が敗れた場合でも共和党を離れて立候補はせず、共和党の指名候補を支持する」と誓約書を書いたが、3月末に「守らない」と表明した。

 自分が党を出て保守層を割れば、結果的に民主党を利するため共和党が負けるという「脅し」で、再び主流派を揺さぶっている。

3268チバQ:2016/04/04(月) 22:14:12
http://www.sankei.com/world/news/160403/wor1604030003-n1.html
2016.4.3 19:00

反同性愛法にディズニーが「NO」 「成立なら撤退」米ジョージア州に通告
 米南部ジョージア州で同性愛者を差別する法案が州議会を通過したことを受け、米大手映画会社のウォルト・ディズニーと傘下のマーベル・スタジオが、法案が成立すれば、ジョージア州での映画製作などをボイコットすると発表した。2002年から映画やテレビ番組の製作に税制優遇措置を設けたことで全米3位の“映画の街”に成長したジョージア州だが、ディズニーの発表を機に、ハリウッドの他の映画会社や俳優陣らが同調する可能性が高く、その行方を全米が注視している。(SANKEI EXPRESS)

サービス提供拒否可能に

 「ディズニーとマーベルはジョージア州で素晴らしい撮影を体験してきたが、差別的な慣行を容認する州法が成立するなら、他の場所でビジネスを行うだろう」

 ディズニーの広報担当者はこんな声明を出し、全米のメディア・娯楽業界を驚かせた。3月23日付米紙ロサンゼルス・タイムズや同24日付ワシントン・ポスト(いずれも電子版)などによると、この法案は、自身の信仰を理由に同性愛者へのサービス提供を拒否できるというもので、例えば、飲食店や小売店が同性愛者の入店や商品販売を拒否したり、宗教関係者が同性婚を執り行うことを拒否できる。

 南部の保守的な価値観が未だに色濃いジョージア州だが、15年6月に連邦裁判所が同性婚を憲法上の権利と認めた。しかし、法案が成立すれば、同性婚への差別が文字通り“合法的”に行われる恐れがある。

 法案は今年2月に州議会を通過し、ネイサン・ディール知事(73歳、共和党)が署名すれば成立する。期限は5月3日だ。

 そこで、この法案の成立を阻止しようとまず、米映画協会(MPAA)のバン・スティーブンソン上級副社長が21日「知事はこの差別的な法案には署名しないと確信している」と強く牽(けん)制(せい)。これに続いてディズニーとマーベルが実力行使に踏み切ることを表明した。米3大ネットワークのひとつのABCテレビもディズニー傘下のため、同調することが予想される。

 特にマーベルはこれまでに、昨年公開の「アントマン」や今春公開の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、そして来春公開予定の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2」などをジョージア州アトランタ郊外の撮影スタジオで製作している。

娯楽業界全体に反発の輪

 3月21日付米業界紙デーリー・バラエティ(電子版)などによると、ジョージア州は2002年から、映画やドラマの製作で50万ドル(約5600万円)以上投資すれば、譲渡所得税の20%を控除するといった優遇措置を導入。

 おかげで、ハリウッドを抱えるカリフォルニア州やニューヨークに次いで全米3位の規模の撮影地となり“南のハリウッド”と呼ばれるまでに成長した。

 ジョージア州の調べでは昨年度、映画とテレビドラマ計248本が州内で撮影され、撮影隊などが17億ドル(約1900億円)を地元に落とした。その経済効果の総額は60億ドル(約6800億円)にも上ったという。

 だが、今回のディズニーの措置を受け、人気ドラマ「ウォーキング・デッド」を製作するケーブル局AMCネットワークが知事に署名しないよう促した。

 さらに、米女優、アン・ハサウェイさん(33)やリー・ダニエルズ監督(56)ら映画関係者34人と、アトランタに本社があるCNNや、人気のケーブルテレビ局HBOを傘下に持つタイム・ワーナーも共同で法案の署名に反対の意向を表明するなど、米国の娯楽業界に反発の輪が広がっている。

 それだけではない。ジョージア州のアトランタは米最大のスポーツイベント「スーパーボウル」の19年大会の開催候補地となっているが、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は先週、法案が署名されればアトランタでの開催が不利になるとの考えを示している。同性愛者への差別的な法案をぶちあげたせいで、ジョージア州はまさに四面楚歌の状況だ。

3269チバQ:2016/04/04(月) 22:31:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3082053
米ジョージア州知事、「反同性愛」法案に拒否権 映画界などが圧力
2016年03月29日 14:48 発信地:ニューヨーク/米国
【3月29日 AFP】米ジョージア(Georgia)州のネイサン・ディール(Nathan Deal)知事は28日、同州議会が可決した「宗教の自由」法案に対し、拒否権を行使する意向を表明した。同法案に対しては、同性愛者の権利を侵害する内容だとして、大手企業やハリウッド(Hollywood)の映画業界、人権活動家らから激しい非難の声が上がっていた。

 法案は、聖職者が同性婚を執り行うことを拒否したり、教会や社会奉仕活動を行う団体が信仰を理由に同性愛者の雇用やサービスの提供を拒否したりすることを認める内容で、共和党が多数派を占める州議会で可決されていた。

 だが、アップル(Apple)、マイクロソフト(Microsoft)といった大手企業や米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)などから、ディール知事に法案への署名を拒否するよう求める声が相次いで上がった。

 また映画界では、ウォルト・ディズニー(Walt Disney Company)が同州からの事業撤退も辞さない考えを表明。人気女優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)さんやジュリアン・ムーア(Julianne Moore)さんもディール知事に拒否権を行使するよう訴えていた。

 ジョージア州当局によれば、昨年同州で撮影された映画とテレビ番組は240本以上で、17億ドル(約1900億円)の経済効果を州にもたらしていた。

 今月、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対し差別的だとされる法案を拒否した共和党州知事は、ディール氏が2人目。もう一人はサウスダコタ(South Dakota)州のデニース・ドハード(Dennis Daugaard)知事で、トランスジェンダーを自認する児童・生徒が学校で希望する性別のトイレや更衣室を使用することを禁じる法案に対し、拒否権を発動した。

 一方ノースカロライナ(North Carolina)州では先週、トランスジェンダーの生徒に出生時の性別に応じたトイレの使用を義務付けるなどしてLGBTコミュニティーに差別的と批判されていた法案が、共和党のパット・マクロリー(Pat McCrory)知事の署名を経て成立。

 これを受け、人権団体「米国自由人権協会(ACLU)」は28日、同法の撤廃を求める訴訟を起こした。またニューヨーク(New York)州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は、同法が廃止されるまで、公的資金を使ったノースカロライナ州への不要不急な出張を禁止した。(c)AFP/Jennie MATTHEW

3270チバQ:2016/04/05(火) 21:45:00
http://www.sankei.com/world/news/160405/wor1604050030-n1.html
2016.4.5 19:25

キューバで関心集めるトランプ氏 「開放」支持の姿勢で“歓迎”の声も
【ニューヨーク=黒沢潤】キューバで、米大統領選の共和党候補指名で先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏の動向が関心を集めている。対キューバ制裁解除への反対派が多数を占める共和党内にあって、トランプ氏は反対一辺倒の強硬論者ではないためだ。制裁緩和策を推し進めるオバマ米大統領が先月下旬にキューバを訪問した際、一部の共和党議員が訪問団に公然と加わったことも注目されている。

 「私は(オバマ氏と、強硬な共和党議員との)中間に立つ」。トランプ氏は先月、オバマ氏のキューバ訪問に先立つ共和党討論会でキューバ政策を問われた際、こう述べた。

 トランプ氏は昨年、ビジネスマンとしての視点から、「キューバを(孤立ではなく)開放させるのはいいことだ」とも強調。一連の発言は、キューバ亡命者の父を持ち、対キューバ強硬派の共和党対抗馬、テッド・クルーズ上院議員とは一線を画した格好だ。

 駐ハバナ外交筋によれば、キューバ人の多くは制裁解除を目指すオバマ氏の政策を引き継ぐ民主党候補ヒラリー・クリントン氏の勝利を望んでいるとされるが、「最近はトランプ氏を歓迎する声も出てきた」(キューバ独立系ジャーナリスト)という。

 キューバでは、米大統領選への関心が日々高まっており、オバマ氏とハバナで共同会見したカストロ国家評議会議長に対しキューバ系米国人記者から、「ヒラリー、トランプ両氏どちらの当選を望むか」との質問も出た。カストロ氏は「投票権がない」とけむに巻いたが、「政権がこれほど米大統領選に関心を寄せたことは近年ない」(中米外交筋)との指摘が出ている。

 キューバでは一方、オバマ氏のキューバ訪問に同行した共和党議員への関心も高まっている。超党派訪問団約40人のうち、共和党からは上院からジェフ・フレイク議員ら2人、下院からマーク・サンフォード議員ら3人が参加した。いずれも制裁解除後の農産物輸出などを狙う中西部や南部の議員らだ。サンフォード氏は「他国政府を変革させる手段として『孤立』より『関与』を重んじる政策に賛成だ」と語る。

 共和党上院では、議員54人のうち、少なくとも15人がキューバとの貿易促進を目指すなど、制裁緩和を支持。上下両院合わせて同調者は数十人に上るという。

 また、オバマ氏の制裁緩和を受け、米大手企業がカストロ政権との接触を本格化させる中、米経済界寄りの共和党がこうした企業の動きに水を差すのは難しいともみられている。オバマ氏は最近、どちらの党から大統領が選ばれても、米議会は制裁解除に動くとの見方を示している。

3271とはずがたり:2016/04/06(水) 13:10:02

米大統領選】共和トランプ氏人気に陰り?ウィスコンシン州予備選、民主はサンダース氏に勢い
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1604060022.html
11:09産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が実施された。米CNNテレビによると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)が、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)がそれぞれ勝利した。いずれも2位の候補が勝利したことで、指名獲得に必要な代議員数で首位との差を縮めた。

 共和党は首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が、これまでの獲得代議員数でクルーズ氏を大きく上回っている。

 しかし、トランプ氏は人工妊娠中絶手術を受けた女性を処罰すべきだと主張したことや側近が女性記者の腕をつかんで暴行容疑で訴追されたことなどが響き、同州で伸び悩んだとみられる。日韓の核武装を容認した発言も尾を引いており、代議員の過半数を獲得し、7月の党全国大会の1回目の投票で指名を受ける道は険しくなりそうだ。

 民主党は首位のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が特別代議員でサンダース氏を圧倒し、総代議員数での優位は変わらない。ただ、3月22日以降に実施された7州のうち6州目を落としたことで、サンダース氏が勢いづくことは確実だ。サンダース氏はこうした各州の「民意」を背景に党全国委員会幹部、連邦議会議員、州知事ら特別代議員を自らの支持に取り込もうとしている。

 焦点は今月19日に開かれるニューヨーク州予備選に移る。トランプ、クリントン両氏ともに地元とする大票田であり、態勢の立て直しを図っている。

3272とはずがたり:2016/04/06(水) 13:17:26
クリントンvsトランプで民主の勝ちかと思ってたけど,サンダース@民主vs共和党のトランプでもクルーズでも無い第三の候補,例えばライアンだと共和党の勝ちかもね。

潮目変わった? トランプ氏苦戦、指名争いは不透明に
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJ461TYWJ46UHBI007.html
12:38朝日新聞

 米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いで5日、ウィスコンシン州予備選があった。共和党は、主流派が支援するクルーズ上院議員(45)が勝利した。トランプ氏(69)は7月の党全国大会前に、指名獲得に必要な代議員総数の過半数確保が不透明になった。民主党は、サンダース上院議員(74)がクリントン前国務長官(68)を上回り、直近の予備選・党員集会で6連勝した。

 共和党の同州予備選は、割り当て代議員42人のうち18人は州全体で勝利した候補が総取りし、残りの24人は選挙区ごとの勝者総取り方式を採用している。

 CNNの集計では開票率75%で、クルーズ氏が49・6%の得票率でトランプ氏の33・5%を大きくリード。ケーシック・オハイオ州知事(63)は14・5%で苦戦を強いられている。

 ウィスコンシン州では、同州のウォーカー知事や2012年の同党大統領候補ロムニー氏がトランプ氏阻止を訴え、クルーズ氏を支持。同州は主流派の象徴、ライアン下院議長の地元でもあり、主流派は同州予備選をトランプ氏阻止の「主戦場」と位置づけている。

 トランプ氏が過半数を確保するには残りの代議員の7割近くを獲得する必要があり、7月の党全国大会前に指名獲得できるか不透明に。同大会で決選投票になれば、主流派はトランプ氏以外の候補を勝たせる方法を模索している。

 クルーズ氏は同日夜の集会で「今夜がターニングポイントだ」と勝利宣言し、潮目が変わりつつあると強調。ただ、同氏が党全国大会前に過半数を確保するには残り代議員数の9割近くを獲得する必要があり、困難だ。決選投票では、クルーズ氏が逆転することもありうるが、これまで立候補していないロムニー氏やライアン議長の参入も取り沙汰されている。

「下品で米国ブランドに傷」 オバマ氏、大統領選に苦言
http://www.asahi.com/articles/ASJ3J355DJ3JUHBI01F.html?ref=goonews
ワシントン=奥寺淳2016年3月16日11時58分

 これは米国のブランドにかかわる問題だ――。オバマ米大統領は15日、大統領選の共和党指名候補争いで首位を走るドナルド・トランプ氏陣営で、差別的な発言や乱闘騒ぎが起きていることに「下品で対立を生む」などと苦言を呈した。

 米議会で開かれたアイルランドのケニー首相との昼食会で、オバマ氏は「最近、選挙戦で起きていることに失望しているのは、この部屋で私だけではないはずだ」と切り出した。トランプ氏の名指しは避けたものの、女性や少数者に対する下品で対立を生む言葉が聞かれると非難。こうした動きに伴って暴力沙汰が起きているとし、「民主主義を傷つけている」と強い懸念を示した。

 「米国には、礼儀正しく振る舞うべきだとの法律はないが、相手から振る舞われたいように自分も他人に接しなさいと親から教わる伝統がある」と諭すように語ったオバマ氏。「世界にどう見られているか。米国のブランドが傷つくような事態を見たいのか」と続け、候補者や支持者が自制するよう求めた。(ワシントン=奥寺淳)

3273チバQ:2016/04/06(水) 16:55:30
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201604/CK2016040602000258.html
米大統領選ウィスコンシン州予備選 共和党はクルーズ氏勝利
Tweet 2016年4月6日 夕刊

5日、米ウィスコンシン州で、大統領選の共和党予備選挙投票終了後に支持者にあいさつするクルーズ上院議員=ゲッティ・共同


 【ワシントン=石川智規】米大統領選の民主、共和両党の指名候補を争う予備選挙は五日夜、米中西部ウィスコンシン州で開票作業が行われた。米メディアによると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)が勝利し、不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は敗北。民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)が勝利した。

 クルーズ氏は、指名争いから撤退した同州知事のスコット・ウォーカー氏(48)から支持を得たことなどが奏功し、トランプ氏の独走を食い止めた形だ。これまで優位な戦いを進めてきたトランプ氏は、妊娠中絶手術を受けた女性を「罰するべきだ」と発言したが撤回。日韓の核武装容認発言も、オバマ大統領らが批判し、有権者の投票行動に影響した可能性がある。

 共和のウィスコンシン州予備選で獲得できる代議員数は四十二人。米メディアによると、州全体の勝者が二十四人を得るほか、残る十八人は州内の各地域別の勝者に割り振る。これにより、クルーズ氏は現段階で二十四人を確保した。

 民主は白人労働者層や女性からの支持を得るサンダース氏がヒラリー・クリントン前国務長官(68)を下した。代議員数の配分など結果の大勢は五日深夜(日本時間六日午後)に判明する。

3274チバQ:2016/04/06(水) 16:56:11
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160406-OYT1T50038.html
共和トランプ氏大敗、民主はサンダース氏勝利
2016年04月06日 13時53分Tweet
 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)=黒見周平】米大統領選は5日夜(日本時間6日午前)、中西部ウィスコンシン州で共和、民主両党の予備選の開票が行われた。

 米メディアによると、共和党は保守強硬派テッド・クルーズ上院議員(45)が不動産王ドナルド・トランプ氏(69)を大差で破り、勝利を確実にした。「トランプ旋風」の勢いが弱まったことで、指名獲得の決着は7月の党大会まで先送りされる可能性が高まったとの見方が出ている。

 CNNテレビによると、開票率81%でクルーズ氏が得票率49・2%、トランプ氏は同34・1%。ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)は同14・2%。ウィスコンシン州の42人の代議員数の大半はクルーズ氏が獲得する見通しだ。

 トランプ氏は獲得代議員総数でリードしているが、指名獲得に必要な代議員過半数1237人に到達するには、残りの代議員の6割超を得る必要がある。同州では、代議員42人のうち30人前後を獲得することが前提だっただけに、このまま失速が続けば過半数獲得は厳しい。クルーズ氏は5日夜、ミルウォーキーで演説し、「今夜がターニングポイントになる」と語った。

 「反トランプ」で結束する党内主流派は、クルーズ氏支援を加速。指名候補争いでは早々に撤退したものの、州内で人気の高いスコット・ウォーカー知事がクルーズ氏の支持を表明したことも、追い風となった。

 トランプ氏は「人工妊娠中絶を行った女性は罰せられるべきだ」などの発言で女性団体から批判が相次いでいた。逆風が強まる中、選挙戦には妻のメラニアさんを投入して挽回を図ったが、及ばなかった。

     ◇

 民主党では、バーニー・サンダース上院議員(74)が、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)を破り、勝利を確実にした。開票率91%の段階で、サンダース氏が得票率56・3%、クリントン氏は同43・4%。

3275チバQ:2016/04/06(水) 16:57:16
http://mainichi.jp/articles/20160406/k00/00e/030/207000c
米大統領選
.共和クルーズ氏、民主はサンダース氏…予備選
毎日新聞2016年4月6日 11時04分(最終更新 4月6日 12時51分)

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が行われた。米CNNテレビによると、共和党ではテッド・クルーズ上院議員(45)が指名争いの首位を走る共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)を破って勝利した。一方、民主党では、バーニー・サンダース上院議員(74)が最有力候補のヒラリー・クリントン前国務長官(68)を降した。


 共和党指名争いは、トランプ氏が獲得代議員数でクルーズ氏らを大きく引き離している。しかし、指名獲得には、6月7日まで続く予備選・党員集会で総代議員2472人の過半数にあたる1237人を確保する必要がある。

CNNによると、トランプ氏が同州で代議員を獲得できない場合は、残る予備選・党員集会で割り当てが決まる代議員のうち6割を獲得しなければならなくなる。しかし、これまでは5割弱の獲得ペースで、ハードルは高い。トランプ氏が7月の党大会前に過半数を獲得できず、決着が党大会に持ち越される可能性が高まった。

 クルーズ氏は5日夜、「今夜は(指名争いの)転換点だ」と勝利宣言した。トランプ氏の指名阻止を目指す党主流派などは、同州でクルーズ氏を支援した。過半数獲得を阻んで党大会に持ち込み、逆転を目指す戦略だ。これに対し、トランプ氏は3月末には妊娠中絶手術を受けた女性を「罰すべきだ」と発言し、批判を浴びて撤回に追い込まれるなど勢いには陰りも見えている。

 一方、民主党の指名争いは、クリントン氏が予備選・党員集会の結果で得た代議員と、個人の意思で投票先を決めることができる連邦議会議員など「特別代議員」を合わせた代議員獲得見通しでサンダース氏を大きくリードしている。

 ただ、サンダース氏はウィスコンシン州を含め、3月下旬以降に行われた7州での予備選・党員集会で6勝。3月中旬までは南部で大きく負け越して勢いを失っていたが、勢いを取り戻した。今月19日にはクリントン氏の地元で大票田の東部ニューヨーク州で予備選があり、弾みを付けて「敵地」に乗り込む。

3276チバQ:2016/04/06(水) 16:58:11
http://www.sankei.com/world/news/160406/wor1604060018-n1.html
2016.4.6 10:25更新
【米大統領選】
トランプ、クリントン両氏伸び悩む ウィスコンシン州予備選


トランプ氏(UPI=共同)
 【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の候補指名争いは5日、中西部ウィスコンシン州で予備選が実施された。米CNNテレビの出口調査によると、共和党はテッド・クルーズ上院議員(45)、民主党はバーニー・サンダース上院議員(74)がそれぞれリード。いずれも党内2位の候補が優位にあり、指名獲得に必要な代議員数で首位との差を縮める見通しだ。

 共和党は首位の不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が、これまでの獲得代議員数でクルーズ氏を大きく上回っている。

 しかし、トランプ氏は人工妊娠中絶手術を受けた女性を処罰すべきだと主張したことや側近が女性記者の腕をつかんで暴行容疑で訴追されたことなどが響き、同州で伸び悩んだとみられる。日韓の核武装を容認した発言も尾を引いており、代議員の過半数を獲得し、7月の党全国大会の1回目の投票で指名を受ける道は険しくなりそうだ。

.

 民主党は首位のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が特別代議員でサンダース氏を圧倒し、総代議員数での優位は変わらない。ただ、3月22日以降に実施された7州のうち6州目を落とせば、サンダース氏を勢いづかせることになる。サンダース氏はこうした各州の「民意」を背景に党全国委員会幹部、連邦議会議員、州知事ら特別代議員を自らの支持に取り込もうとしている。

 焦点は今月19日に開かれるニューヨーク州予備選に移る。トランプ、クリントン両氏ともに地元とする大票田であり、態勢の立て直しを図っている。

3277とはずがたり:2016/04/06(水) 19:35:40

偶然ではない!トランプとオバマの政策はそっくりだ
背景にあるのは地政学的な変化
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46304
2016.3.14(月) 加谷 珪一

?トランプ氏は差別的発言を連発するお騒がせ候補だが、彼の発言を注意深く聞いてみると、実はオバマ大統領と共通点が多いことが分かる。人種差別的なポピュリズムを取り払った場合、トランプ氏の政策は、共和党主流派ではなく、むしろオバマ路線の継承に近い。

?正反対の存在に見えるオバマ大統領とトランプ候補に共通点が多いのは単なる偶然ではない。背景にはシェールガス開発によってエネルギーの自給が可能になったという地政学的な変化がある。

?かつて米国は、世界に背を向け、引きこもりを続けた時代があったが、米国はもしかすると新しい孤立主義、つまり新モンロー主義の時代に向かおうとしているのかもしない。トランプ氏が大統領にふさわしいのかという問題とは別に、米国経済の底流に大きな変化が生じている可能性について我々日本人は意識しておく必要がありそうだ。

?だが少々気になる点もある。トランプ氏は過激な発言ばかりが目に付くため、どのような政策を打ち出しているのかあまり報道されることがない。トランプ氏は具体的な政策については少しボカしている面もあるため詳細は不明なのだが、彼の発言をよく聞いてみると、実はオバマ政権との共通項が多いことに気付く。もしかすると、こうした点も幅広い支持の獲得に寄与している可能性が高く、そうだとすると、トランプ氏の存在は決して侮れない。

?トランプ氏が所属する共和党は伝統的に資本家層を支持母体としている。資本家層だけでは十分に票数にはならないため、かつては白人中産階級も支持層として取り込んでいた。しかし中産階級の没落に伴い、もともとは民主党の地盤であった南部に進出。宗教右派を取り込む形で勢力を拡大し、現在の共和党が成り立っている。

?共和党は、巨大な連邦政府組織に対しては基本的に懐疑的スタンスであり、いわゆる小さな政府を標榜するケースが多い。また資本家層を支持母体としていることから、グローバル経済との親和性が高く、富裕層の減税に対して前向きである。一方、国民皆保険制度や公的年金については批判的であり、オバマ大統領が進めてきた皆保険制度(いわゆるオバマケア)には猛反発してきた。


?一方、民主党は従来はマイノリティや労働者、リベラルな中間層などを支持母体としてきた。最近では、シリコンバレーに代表されるようなITビジネス関係者やいわゆる無党派層的な人々の取り込みも進んでいる。オバマ大統領はまさに無党派層の取り込みに成功したことで大統領に就任することができた。

?民主党は基本的にリベラルであり、社会問題の解決には連邦政府が責任を持つべきと考える支持者が多い。これは大恐慌から第2次大戦にかけて、長きにわたって君臨したルーズベルト大統領の影響が大きく、民主党政権は、いわゆる大きな政府を標榜している。富裕層への増税に積極的なのも民主党である。

ではトランプ氏が掲げる政策はどのようなものなのだろうか。

?トランプ氏は、たびたび社会保障制度の拡充や富裕層への増税、関税引き上げなどについて言及しており、これまでの共和党の主張とは正反対であることが分かる。むしろトランプ氏の主張は民主党のそれに近い。

?トランプ氏が本当にその政策を実施するということになれば、あれほど共和党が反対してきたオバマケアはむしろ拡大するという方向性になってしまうだろう。またオバマ大統領が繰り返し実現を訴えてきた富裕層への課税も実現するかもしれない。

3278とはずがたり:2016/04/06(水) 19:35:58
>>3277-3278
?さらに興味深いのは外交政策である。共和党には、中東問題をはじめとする国際問題に対して積極的に関与すべきと主張する政治家が多い。ブッシュ政権で実施されたイラク戦争は、中東問題への過剰な関与がもっとも顕著な形で表面化した結果といってよいだろう。

?こうした積極外交は、実は民主党も同じである。ベトナム戦争を主導したのはケネディ政権だし、クリントン政権も旧ユーゴスラビアへの空爆を実施するなど、国際問題への積極的な関与を行っている。こうした外交姿勢は、現代米国においては、党派を超えた主流派的な価値観といってよい。

?歴代政権の中で唯一の例外がオバマ大統領である。オバマ大統領は、イラク戦争の処理という任務があったとはいえ、本質的には孤立主義的なスタンスが明確である。折に触れて、中東問題には関与せず、米国は単独でやっていけばよいという方向性を打ち出している。

?実際、オバマ氏はシリア問題に対しては頑なまでに積極関与を嫌ってきた。また史上最大規模の軍縮を行い、中東から多数の米軍を撤退させている。以前からある程度計画されていたとはいえ、沖縄に常駐する海兵隊の兵力を大幅に減らし、グアム撤退を加速させたのもオバマ政権である。


?実は、トランプ氏の主張にもこうした孤立主義的な傾向が見て取れる。トランプ氏は強い米国というイメージこそ語っているが、日米安保条約の見直しに言及したり、中東問題に無関心など、実際には積極外交は望んでいないように見える。こうした部分でもオバマ政権との共通点が見受けられるのだ。

米国はもはやエネルギーを他国に頼る必要がない

?一見、正反対に見えるオバマ大統領とトランプ氏にここまでの共通項が見出せる理由は、米国をとりまく地政学的な環境が大きく変わっているからである。

?米国は2014年、サウジアラビアを抜いて、世界最大の石油生産国に躍り出た。天然ガスなどを含めたエネルギー全体で見た場合、米国は近い将来、ほぼすべてのエネルギーを自給できるため、数字の上では中東の石油に依存する必要がなくなっている。

?現実には、米国は豊富な石油を輸出する方向性なので、中東からの原油輸入が途絶えることはない。しかし、数字上、一切の輸入が必要ないというインパクトは大きいはずだ。

?米国はかつて、欧州とアメリカ大陸の相互不干渉を主旨とする「モンロー宣言」を発し、長く孤立主義を続けてきたという歴史がある。世界の警察官を標榜し、世界のどこにでも顔を出して武力を行使する米国人の姿は、あくまでごく最近のものでしかない。

?エネルギーのすべてを自給することができ、世界最大の軍事力と経済力を持つ米国は、理屈の上では、他国に対して一切遠慮する必要がなく、国際問題を積極的に解決するインセンティブも少なくなっている。そうなってくると、暴言を繰り返すお騒がせ候補のトランプ氏と、リベラルな大統領であるオバマ氏の主張が実は似通っているというのも偶然の産物ではない可能性が高くなってくる。

?新モンロー主義ともいうべきこの流れが本物であるならば、ドルの垂れ流しや米国を中心とした安全保障体制など、これまでは「常識」だと思っていた価値観が通用しなくなる可能性は十分に考えられる。少なくとも、絶対にあり得ないと一蹴するのはもはやナイーブ過ぎる時代に入ったのかもしれない。

3279チバQ:2016/04/08(金) 00:27:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/236352
トランプ氏過半数厳しく ウィスコンシン州予備選 民主はサンダース氏
2016年04月07日 00時04分

 【ワシントン山崎健】米大統領選の候補者指名争いで民主、共和両党は5日、中西部ウィスコンシン州予備選を実施した。共和党は代議員獲得数2位の保守強硬派、クルーズ上院議員(45)がトップの実業家トランプ氏(69)に勝利。民主党もサンダース上院議員(74)が首位のクリントン前国務長官(68)を破った。民主党のクリントン氏は代議員獲得数で優位を保っているが、トランプ氏は7月の共和党大会までに指名獲得に必要な代議員総数の過半数確保が厳しくなった。

 米ワシントン・ポスト紙によると開票率99・9%での共和党の得票率はクルーズ氏48・3%、トランプ氏35・1%、ケーシック・オハイオ州知事(63)14・1%。AP通信の6日午前の集計では獲得代議員総数はトランプ氏740人、クルーズ氏514人、ケーシック氏143人。

 指名獲得には代議員の過半数の1237人が必要だ。各候補が獲得した代議員のうちトランプ氏の割合は46%。6月7日まで続く残りの予備選で過半数に達するには今後57%のペースに上げる必要があり、米メディアの多くはトランプ氏が過半数を獲得するのは困難との分析を伝えている。

 一方、クルーズ氏の過半数獲得も事実上不可能で、決着は7月の党大会での決選投票に持ち越される公算が高まった。

 トランプ氏は最近、中絶手術を受けた女性に処罰を求める発言をした後、非難されて撤回。女性記者を乱暴に扱ったとする暴行容疑で側近が訴追されたり、日本や韓国の核武装容認論を展開して外交での認識不足を批判されたりしたことなどが敗因とみられる。

 民主党の獲得代議員総数はクリントン氏1748人、サンダース氏1058人。クリントン氏は過半数の2383人を視野に入れているが、直近の7州の戦いで6敗し精彩を欠いている。

 両党ともトップの2人の地元である大票田、ニューヨーク州での19日の予備選が次の焦点となる。

=2016/04/07付 西日本新聞朝刊=

3280チバQ:2016/04/08(金) 00:28:28
http://mainichi.jp/articles/20160407/k00/00m/030/088000c
米大統領選
民主のサンダース氏、勢い強調 最近7勝

毎日新聞2016年4月6日 20時12分(最終更新 4月6日 20時12分)
【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた民主党候補指名争いは、5日のウィスコンシン州予備選でバーニー・サンダース上院議員(74)がヒラリー・クリントン前国務長官(68)を破った。サンダース氏は同日夜、次戦の舞台となるワイオミング州で演説。最近の8予備選・党員集会で7勝したことに触れ、「ほとんどが圧倒的な数字での勝利だ」と勢いを強調した。

 ウィスコンシン州での出口調査で、サンダース氏は、若者(18歳から44歳)の73%、白人の59%の支持を獲得し、これまで同様の強みを発揮した。一方、クリントン氏を「正直で信頼できる」と答えた人は58%にとどまった。「そうではない」と答えた人は39%で、うち9割以上がサンダース氏に投票したといい、「信頼性」が依然としてクリントン氏の弱点になっている。

 次の焦点は、19日に行われるニューヨーク州予備選。代議員291人を抱えるクリントン氏の地元だ。直近の世論調査の支持率でサンダース氏は、クリントン氏に約10ポイント差にまで迫っている。

 予備選・党員集会の結果で得た代議員数では、クリントン氏との差を詰めつつあるサンダース氏。今後は、個人の意思で投票先を決めることができる連邦議会議員など「特別代議員」の大きな支持の差をどう解消するかがカギになる。

3281チバQ:2016/04/08(金) 00:32:38
http://www.cnn.co.jp/usa/35080769.html
ウィスコンシン州予備選、流れは変わったか 5つのポイント
2016.04.06 Wed posted at 19:59 JST
ウィスコンシン州ミルウォーキー(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いで5日、ウィスコンシン州の予備選が実施された。その結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。
共和党ではテッド・クルーズ上院議員が実業家ドナルド・トランプ氏を破り、指名争いは党大会へ持ち込まれる可能性が高まった。民主党ではバーニー・サンダース上院議員が勝利を収め、レースはまだ終わっていないことをヒラリー・クリントン前国務長官に思い知らせた。
19日に予定される大票田ニューヨーク州の予備選では共和党がトランプ氏、民主党がクリントン氏と、どちらもトップ候補の優勢が伝えられているだけに、ウィスコンシン州はクルーズ、サンダース両氏がぜひとも勝っておきたい争いだった。両氏ともその目的を果たしたうえに、クルーズ氏はトランプ氏に15ポイント、サンダース氏はクリントン氏に13ポイントの差をつけて圧勝した。
1.共和党は党大会で決着か
トランプ氏が夏の党大会までに指名獲得に必要な代議員1237人を確保することは、これまで以上に難しくなった。この先の東部諸州やカリフォルニア州を制したとしても、指名ラインには達しないというシナリオが現実味を帯びてきた。
クルーズ氏はこのところ、反トランプ氏の声を束ねる作戦に力を入れている。ミルウォーキーでの勝利演説では、同日だけで200万ドル(約2億2000万円)の寄付を集めたと胸を張ってみせた。「党大会の前か当日か、いずれにしても我々は過半数の代議員を獲得し、11月にはクリントン氏を破る」と、早くも指名後の本選に照準を合わせる構えを示した。
クルーズ氏の支持者と反トランプ氏を掲げる人々は、ウィスコンシン州が指名レースの転換点になったとの見方を示している。
2.立て直しを迫られるトランプ氏
次に控えるニューヨーク州は、トランプ氏の本拠地。だがウィスコンシン州の結果をみると、同氏はいったん態勢を立て直す必要がありそうだ。
ウィスコンシン州の有権者は、共和党指導部に対する不満がこれまでの州ほど大きくなかった。世論調査ではトランプ氏が指名を獲得することに「恐怖」を感じるとの回答が4割を占め、選挙戦で誠意に欠けるのはクルーズ氏よりもトランプ氏だと答えた人が多かった。
トランプ氏にとって特に大きな懸念材料は、クルーズ氏との差が農村部では3ポイントにとどまったのに対し、都市近郊で22ポイント、都市部でも13ポイントも開いたことだろう。レースの舞台は今後、人口密度の高い東海岸へ移るからだ。
一方、同氏にとって唯一の朗報は、今回の結果に男女差がみられなかったことだ。このところ中絶をめぐって二転三転した発言は、女性からの支持率低下を招くことにはならなかったようだ。

3282チバQ:2016/04/08(金) 00:33:04
3.ニューヨークへ向けて勢いに乗るサンダース氏
最近民主党の予備選や党員集会が開かれた7州のうち、サンダース氏は6州を制している。問題はこの先、19日のニューヨーク州から始まる東部でのレースだ。
ウィスコンシン州の民主党予備選は党員登録のない無党派層も投票できるオープン方式だった。党員の票はクリントン、サンダース両氏がほぼ半数ずつ分け合ったものの、無党派層の得票率は71%対29%でサンダース氏が大幅に上回った。ところが東部諸州は党員だけが投票する方式を採用しているため、サンダース氏は無党派の若者らを呼び込むという強みを発揮することができない。
それでもウィスコンシン州での勝利を追い風に、サンダース氏はさらに多くの資金を集め、支持者らの熱意を維持していく構えだ。
4.サンダース氏を受けて立つクリントン氏
ウィスコンシン州は白人人口が圧倒的多数を占め、予備選もオープン方式で行われることから、民主党ではもともとサンダース氏の勝利が予想されていた。同氏の得票率は18〜29歳の若年層で82%対18%、白人有権者で59%対41%と、クリントン氏を引き離した。
これに対して人種構成がはるかに多様なニューヨークのような州では、クリントン氏が有利となる。
クリントン陣営は5日、サンダース氏がニューヨーク地方紙とのインタビューで具体的な政策を示せなかったと批判。資金集めのメールにこのインタビューの全文を添付してサンダース氏の実行力に疑問を投げ掛けるなど、攻勢を強めている。

5.共和党は本選で勝てるのか
共和党は最終的に指名を獲得するのがクルーズ氏になってもトランプ氏になっても、本選では苦戦を強いられる可能性がある。
出口調査の数字によると、トランプ氏が指名された場合、本選で同氏に投票すると答えた共和党員はわずか62%。クリントン氏支持に回る人が10%、独立系候補を支持する人が17%、棄権するとの回答が8%を占めた。
同様にクルーズ氏が指名された場合、本選で同氏に投票するという人は66%にとどまり、6%がクリントン氏、18%が独立系候補に票を入れ、6%が棄権すると答えた。
これは共和党の3番手、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事が「共和党候補で本選に勝てるのは私だけ」と訴えてきた主張を裏付ける統計とも解釈できる。ただ、ウィスコンシン州は教育水準の高さや穏健派の多さからケーシック氏には有利とみられたにもかかわらず、同氏の得票率はクルーズ、トランプ両氏に大きく差をつけられ、レース残留が危ぶまれる数字となった。

3283チバQ:2016/04/08(金) 20:35:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160408-00000024-jij_afp-int
ジュリアーニ元NY市長、トランプ氏支持を表明
AFP=時事 4月8日(金)14時34分配信

ジュリアーニ元NY市長、トランプ氏支持を表明
ドミニカ共和国の首都サントドミンゴで記者会見するルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長(2016年2月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米ニューヨーク(New York)市長時代に発生した2001年9月11日の同時多発テロで、その対応が国際社会で高く評価されたルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏が7日、大統領選の共和党候補指名争いで不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を支持すると表明した。

【関連写真】トランプ氏とツーショット

 ニューヨーク州の予備選を19日に控えるなか、ジュリアーニ氏はタブロイド紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)の取材に「トランプを支持する。トランプに投票するつもりだ」と語った。指名争いで首位を走るトランプ氏は同州の世論調査でも2位以下に2桁の差をつけてリードしている。

 ジュリアーニ氏は、トランプ氏がニューヨーク州予備選で代議員95人の大半を獲得して指名獲得に大きく前進し、7月の党大会の決選投票までもつれ込む可能性は避けられるとの見通しも示した。

 ジュリアーニ氏はその一方で、トランプ氏を追い上げるテッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員に矛先を向け、キリスト教保守派の福音派であるクルーズ氏が以前、選挙活動の中でニューヨークには保守的価値観がないようだと発言したことについて、ニューヨークに対する侮辱だと批判した。

 ジュリアーニ氏は2008年の大統領選に向けた共和党候補指名争いに立候補している。【翻訳編集】 AFPBB News

3284チバQ:2016/04/10(日) 12:39:00
http://www.sankei.com/world/news/160410/wor1604100019-n1.html
2016.4.10 08:28
【米大統領選】
西部州でサンダース氏勝利 対クリントン氏で勢い

 米大統領選の民主党候補者選びは9日、西部ワイオミング州で党員集会が開かれ、党指名争いで2位のサンダース上院議員(74)が、首位のクリントン前国務長官(68)に勝利した。サンダース氏は直近の予備選・党員集会で7連勝となった。

 指名獲得に必要な代議員の数ではクリントン氏が依然として先行しているが、若者の熱狂的支持を得るサンダース氏があらためて勢いを見せた。

 候補者選びは、全米屈指の大票田ニューヨーク州で19日に予備選を控える。同州が地盤のクリントン氏は必勝を期す構えで、両候補者による激しい選挙戦が続いている。(共同)

3285チバQ:2016/04/10(日) 21:05:29
http://www.sankei.com/world/news/160409/wor1604090045-n1.html
2016.4.9 13:14

知日派の元米下院議長が4人の少年に性的虐待 1人に口止め料も渡すと検察側が指摘

 多額の現金を届け出なく第三者に渡し、連邦捜査局(FBI)に虚偽の証言をしたとして起訴されたハスタート元米下院議長(74)が少なくとも4人の少年を性的に虐待し、うち1人に口止め料を渡していたことが検察側資料で明らかになった。ニューヨーク・タイムズ紙電子版が8日伝えた。

 ハスタート氏は知日派として知られ、2010年に旭日大綬章を受章した。性的虐待をしたのはイリノイ州の高校に勤務していた1960〜80年代という。

 起訴状によると、ハスタート氏は10年ごろ、過去に「不適切な行為」をしたことへの口止め料を払うため、複数の銀行から少額ずつ現金を引き出し、渡していた。FBIの捜査に対し、引き出した金は現金で保管していると虚偽の説明をした。(共同)

3286チバQ:2016/04/10(日) 21:35:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160410-00000026-asahi-int
「オバマ大統領が広島訪問を検討」米紙電子版が報道
朝日新聞デジタル 4月10日(日)13時39分配信

 米ワシントン・ポスト紙(電子版)は9日、オバマ米大統領が5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)後に広島を訪問する検討を始めたと報じた。米政府当局者の話として伝えた。まだ決断はされていないとしつつ、広島に数時間滞在し、核軍縮をテーマにした演説をする可能性も探っているという。

 米政府高官は同紙に、オバマ氏の広島訪問が実現した場合、2009年に「核なき世界」を提唱したプラハ演説を想起させる演説をすることもあり得ると語ったという。

 複数の米政府高官は朝日新聞の取材に対しても「大統領は広島訪問に強い関心を持っている」と語っている。オバマ氏の広島訪問の可能性を探っているが、11日にケリー国務長官が米閣僚として初めて平和記念公園で献花し、その後の国内外の反応を考慮して最終決断する考えを示している。

3287チバQ:2016/04/10(日) 23:24:47
http://www.cnn.co.jp/usa/35080942.html
民主サンダース議員、ワイオミングで勝利 9戦で8勝と勢い
2016.04.10 Sun posted at 10:24 JST
(CNN) 米ワイオミング州で9日、米大統領選の民主党候補者指名に向けた党員集会があり、CNNの予測によるとバーニー・サンダース上院議員がヒラリー・クリントン前国務長官に勝利することが確実となった。
サンダース氏の得票率は55.7%とクリントン氏の44.3%を上回った。両候補とも7人の代議員を獲得した。
サンダース氏は最近行われた9戦のレースのうち、在外投票を含む8戦を制したことになる。今までに圧勝を収めてきた各州と同様、ワイオミングも人口密度が低く、白人が圧倒的多数を占める西部州のひとつ。本選では伝統的に共和党の強い州だが、今回の民主党党員集会は異例の注目を集めた。19日のニューヨーク州を皮切りに東部諸州での決戦が予定されるなか、サンダース氏はここで一段と勢いを強めた形だ。
同氏はニューヨーク市内での集会でワイオミング州での勝利を報告し、支持者らのかっさいを浴びた。

3288チバQ:2016/04/11(月) 21:25:20
http://www.sankei.com/world/news/160411/wor1604110008-n1.html
2016.4.11 09:43

カナダ野党党首が辞意表明
演説するカナダの新民主党、トーマス・マルケア党首=3月22日、オタワ(ロイター)
演説するカナダの新民主党、トーマス・マルケア党首=3月22日、オタワ(ロイター)

 昨年10月のカナダ総選挙で敗れ、大幅に議席を減らした野党、新民主党のトーマス・マルケア党首が10日、辞意を表明した。後任が決まるまで職務を続けるとしている。ロイター通信が報じた。

 新民主党は10日、マルケア氏に対する信任投票を実施し、不信任票が過半数を占めた。同党は選挙戦が始まった昨年8月上旬には支持率がトップだったが、その後失速し、野党第1党から同第2党に転落した。(共同)

3289チバQ:2016/04/12(火) 21:12:57
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160412X161.html
トランプ氏、党大会戦略で出遅れ=クルーズ氏にいら立ち―米大統領選

14:31時事通信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位に立つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が2位のテッド・クルーズ上院議員(45)にいら立ちを強めている。夏の党大会に向けた戦略の一環として、クルーズ氏が各州の代議員に自身の支持者を次々に潜り込ませているためだ。

 「ねじ曲がった不正行為で(トランプ氏擁立の)運動を覆そうとしている」。トランプ氏は10日のニューヨーク州での集会で、クルーズ氏の動きをこう批判した。トランプ陣営の関係者も「ゲシュタポ(ナチス秘密警察)の戦術」と攻撃した。

 クルーズ氏が代議員の中に支持者を増やしているのは、党大会での決選投票をにらんだ動きだ。代議員は1回目の投票の際、各州での予備選・党員集会の結果に拘束されるが、決着が2回目以降にずれ込めば、多くが拘束を解かれる。その中に支持者が多ければ、逆転も可能というわけだ。

 米メディアによると、2月のサウスカロライナ州予備選ではトランプ氏が50人の代議員枠を総取り。しかし、クルーズ氏は9日行われた代議員選考で、自身の支持者を紛れ込ませることに成功した。こうした例は、アイオワ、インディアナ、ノースダコタなど全米各州に広がっている。

 ただ、トランプ陣営はワシントン州で届け出期限後に代議員選出馬を支持者に求め、コロラド州代議員選ではクルーズ派候補への支持を誤って呼び掛けるなど、数々の失態を犯している。トランプ氏の出遅れは「陣営の無策のせいであるケースも多い」(ワシントン・ポスト紙)のが実情だ。

3290チバQ:2016/04/12(火) 21:26:05
http://www.cnn.co.jp/world/35080952.html
米国務長官、G7で広島初訪問 原爆投下の謝罪はせず
2016.04.11 Mon posted at 09:54 JST
広島(CNN) 米国のジョン・ケリー国務長官が主要7カ国(G7)外相会合に出席するため広島市に到着した。核兵器を戦争に使用した唯一の国である米国の国務長官が被爆地広島を訪れるのは初めて。
米国が第2次世界大戦中の1945年8月に投下した原爆のため、広島では約14万人が死亡し、3日後に長崎に投下した原爆では約7万人が死亡した。戦争は間もなく終結した。
しかしケリー長官に同行している国務省高官によると、ケリー長官が今回の広島訪問で米国による核兵器の使用や原爆がもたらした惨状について謝罪する予定はない。
国務省高官は、「米国務長官が謝罪のため広島に来たのかと尋ねられれば、答えはノーだ」「国務長官、そしてすべての米国人と日本人が、これほど多くの我々の国民に降りかかった悲劇に深い悲しみを覚えるかといえば、答えはイエスだ」と語った。
ただ、国務省のトナー報道官によれば、ケリー長官は今回の訪問を利用して、戦争中に「多大な人命が失われたことを認識する」意向だという。
ケリー長官や参加国の外相は、核不拡散の象徴となってきた平和記念公園や慰霊碑、広島平和記念資料館を訪れる。
トナー報道官は、「これは第2次世界大戦の終結以来、米国と日本が最も親しい友好国になり、強力な同盟国になったことの確認でもある」と強調した。

日本政府や国民は、広島でのG7開催を機に、核に対する日本の断固たる姿勢について各国に理解を深めてもらいたい意向だ。
ケリー長官の今回の訪問は、G7首脳会議出席のため来月訪日するオバマ大統領の広島訪問に向けた地ならしになる可能性もある。国務省高官によれば、ホワイトハウスはまだ正式決定はしていないという。
G7外相会合には米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本の外相が出席。初日となった10日の午後はシリア内戦や欧州の難民危機、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への対応、ウクライナの紛争などについて話し合った。
ケリー長官は訪日に先立ち、政治的混乱の続くイラクとアフガニスタンを訪れていた。
その後、同長官ら外相の一行は、6世紀にさかのぼる世界遺産、宮島・厳島神社を訪れた。宮島で開いた夕食会では、南シナ海での中国の行動や北朝鮮の核の脅威などを協議した。

3291チバQ:2016/04/13(水) 22:48:55
http://www.mbs.jp/news/national/20160413/00000050.shtml
米大統領選・共和党、ライアン下院議長が出馬拒否
更新:04/13 16:52

 アメリカの大統領選挙に向けた指名候補争いでのトランプ氏のリードが続く中、共和党幹部が土壇場で担ぎ出すことが取りざたされていたライアン下院議長が出馬を拒否しました。 「はっきりさせておきます。共和党の指名は欲しくないし、受け入れもしません。私は除外して下さい」(ポール・ライアン下院議長)

 共和党内で人気が高く2012年の大統領選挙で副大統領候補にもなった主流派のポール・ライアン下院議長は12日、緊急に会見を開き、仮に党から候補として指名されても拒否する考えを表明しました。

 共和党の指名候補争いで首位のトランプ氏と2位のクルーズ氏は、いずれも共和党幹部の支持が薄いことから、ライアン議長を7月の党大会で担ぎ出し、決選投票で指名されるよう仕向ける、いわば「ウルトラC」が取りざたされていました。しかし、ライアン議長自身が「党大会の投票で選ぶ候補は予備選挙に参加していた人だけにすべきだ」と完全に否定した形です。

 一方のトランプ氏は、大票田ニューヨーク州の予備選挙を1週間後に控え、世論調査の全てで2位に20ポイント以上の差をつけています。

 「負けるから、彼女は私とだけは戦いたくないんですよ。皆さん、これは事実ですよ」(トランプ氏)

 トランプ氏は共和党で圧倒的な優勢を保つ中、集会における演説では民主党レースで首位のクリントン前国務長官を意識した発言が増えています。(13日15:07)

3292チバQ:2016/04/13(水) 23:29:20
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130036-n1.html
2016.4.13 21:34

同性愛者らが対象の州法は差別か否か 米で大企業を巻き込み論争に 事業撤退を警告し圧力かける企業に批判の声も
 【ワシントン=小雲規生】同性愛者ら性的少数者(LGBT)をめぐる米国の一部の州の法律の是非が企業活動を巻き込んだ論争に発展している。「性転換者への差別」が指摘されている南部ノースカロライナ州の州法をめぐっては、決済サービス大手のペイパルが同州での事業所開設計画を撤回。ジョージア州でも同様の問題をはらんだ州法案に映画産業などが反発し、法案の成立を阻止した。ただ、保守層の間では同性愛が聖書の教えに反すると信じる立場も根強く、企業からの圧力を批判する声も上がっている。

 「ノースカロライナの新しい州法は差別を固定化するもので、わが社の企業理念の核心に反する」。ペイパルのダン・シュルマン最高経営責任者(CEO)は5日の声明で、同州で400人の雇用創出が期待された国際業務拠点の開設計画を撤回すると発表した。

 ペイパルが反発したのは3月23日に成立した州法「HB2」。性転換者が出生証明書上の性別と異なる性別のトイレを使用することを制限する内容で、共和党のマックロリー知事は「基本的なプライバシーとエチケットを守るために必要だ」と説明する。

しかしLGBT支援団体やアップル、グーグルなどのIT企業らは相次いでHB2への反対を発表。米プロバスケットボールのNBAは来シーズンのオールスター戦の開催地を同州から別の場所に移すと示唆した。ロック歌手のブルース・スプリングスティーンさんも8日、HB2に抗議するため10日に州内で予定していたコンサートを中止すると発表した。

 一方、ジョージア州では、キリスト教の聖職者らが信仰を理由に同性愛者の結婚式を執り行うことを拒否することなどを認める州法案に対し、メディア大手のディズニーなどが「差別を認める州法が成立すれば、州の外でビジネスを行う」と声を上げた。同州の州都アトランタは「南部のハリウッド」とも呼ばれる映画産業の拠点。アトランタに本社を構えるデルタ航空やコカ・コーラも州法案を批判し、ディール知事は3月28日に法案への拒否権発動を決めた。


 LGBT支援の声を上げる企業は、リベラル色が強いとされるIT企業や映画産業が目立つ。昨年6月の連邦最高裁判決で同性婚が全米で認められるようになり、LGBTの権利擁護への関心が高まっていることも企業の意見表明を後押ししているとみられる。

 ただし、聖書の教えを重視する立場からは「同性婚への関与を強制されることは信教の自由の侵害にあたる」との主張も強い。議会を通過した法案には州民の意思が反映されているといえ、大企業が経済力を背景に圧力をかけることを疑問視する声もある。

 米ヘリテージ財団のライアン・アンダーソン氏は「大企業は州民の意思と公共の利益を犠牲にして、自らの主張を州政府に押しつけようとしている」と批判している。

3293チバQ:2016/04/13(水) 23:30:35
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130025-n1.html
016.4.13 19:16
【米大統領選】
トランプ氏は怒っている「不正なシステムだ!」…代議員選出の仕組みを批判 ライアン下院議長は「決選」出馬を否定

 【ワシントン=加納宏幸】米共和党のポール・ライアン下院議長(46)は12日、記者会見し、米大統領選の党指名候補を最終決定する7月の党全国大会の「決選投票」に出馬しないと明言した。予備選・党員集会で先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)への指名を全国大会で覆すシナリオがある中、取り沙汰されてきた自らの参加を否定することで党の分裂回避を図った。

 ライアン氏はワシントンで開いた記者会見で「指名を受けるつもりはない」と述べた。また、「(全国大会の)1回目の投票で過半数を得る候補がいなければ、予備選・党員集会に実際に参加した人の中から選ぶべきだ。私を除外してほしい」と訴えた。

 全国大会の直前に資格要件などを決める党則委員会に、予備選・党員集会に参戦していない「第3の候補」を全国大会で選ばないよう党則で規定するよう求める考えも示した。

 米CNNテレビの集計によると、共和党の候補指名争いでの代議員獲得数はトランプ氏が758人、テッド・クルーズ上院議員(45)が538人、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が145人。トランプ氏が過半数の1237人に届くには残る代議員の約6割を獲得しなければならず、1回目の投票で指名を受けることは難しくなってきた。

 クルーズ氏は決選での逆転を目指し、水面下で代議員への働きかけを強めており、危機感を抱くトランプ氏は最近、代議員を選ぶ予備選・党員集会の仕組みを批判している。

 特に、陣営のミスにより投票で決まる代議員34人すべてをクルーズ氏が獲得したコロラド州や、得票率でクルーズ氏を上回りながら同数の代議員しか与えられなかったルイジアナ州の選出手続きを問題視。トランプ氏は「(全体の)得票では私が数百万人も上回っている。不正なシステムだ」と述べている。

 ただ、他陣営は各州で異なる選出手続きを把握した上で緻密に対策を練ってきた。共和党全国委員会は全候補が同じルールの下で戦っていると強調している。

3294チバQ:2016/04/13(水) 23:32:55
http://www.sankei.com/world/news/160413/wor1604130003-n1.html
2016.4.13 00:36
【米大統領選】
トランプ、クリントン両氏が0・2ポイントの僅差を制す 先月実施のミズリー州予備選

米大統領選の候補指名争いで接戦のため結果が確定していなかった中西部ミズーリ州予備選(3月15日実施)は12日、共和党で不動産王トランプ氏(69)、民主党でクリントン前国務長官(68)の勝利がそれぞれ確定した。

 同州のカンダー州務長官がツイッターで発表した。両氏とも2位とは0・2ポイントの僅差だった。(ワシントン 加納宏幸)

3295チバQ:2016/04/13(水) 23:41:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160413-00000023-jij_afp-int
クリントン氏、「男性不人気」克服が当選のカギに
AFP=時事 4月13日(水)15時31分配信

クリントン氏、「男性不人気」克服が当選のカギに
【AFP=時事】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏は、究極の「ガラスの天井」(社会進出を阻む目に見えない障害)を打ち破り、女性初の米大統領になるための史上最大のチャンスを手にしている。しかし、これが男性たちによって台無しにされる可能性はあるのだろうか?


 上院議員を2期、ファーストレディーを2期務め、米国が最重要指名手配犯としていたウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者を殺害した際には国務長官を務めるなど、肩書だけ見ればクリントン氏の右に出る候補は、ほぼいない。

 だが、今年の大統領選での民主党候補としての指名獲得は確実かと思いきや、左派系対抗馬のバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員に白人男性票を奪われている。獲得できていない白人男性票の割合は、2008年にバラク・オバマ(Barack Obama)氏と闘った時よりもさらに大きい。

「完璧な人間などいないが、彼女(クリントン氏)は信用していない。ずる賢こすぎる。夫の方がましだ」。共和党の候補指名争いで首位を走るドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の選挙集会に来ていた男性(81)はこう語る。かつて無党派や民主党支持者だったこの男性は、今年は共和党に投票するという。

 この男性だけではない。キニピアック大学(Quinnipiac University)が最近行った世論調査の結果によると、白人男性の68%が、クリントン氏に対し否定的な意見を持っている。このところ、予備選でサンダース氏に連敗を喫していることからも、クリントン陣営が盤石とは言えない様子がうかがえる。先週ウィスコンシン(Wisconsin)州で行われた予備選では、サンダース氏が男性票の64%を獲得したと出口調査結果を、CNNテレビは伝えている。

 男性有権者たちは、クリントン氏の経済対策手腕を疑問視し、同氏は日和見主義で不誠実、少数派の権利や銃規制を擁護し、自分たちのことなど気にも掛けてくれないと、不平を漏らしている。

 さらに、隠れた性差別、オバマ大統領に対する白人リベラル派の失望、サンダース氏の経済面での大衆迎合主義といった要素も、反発を招く原因とされる。

■「笑顔足りない」と批判
 だが、男性票離れの問題は、クリントン氏が11月の本選で共和党候補と一騎打ちするにあたり、致命的ではないとしても深刻な弱みとなると専門家らはみている。相手がたとえ、女性の間で人気が低いトランプ氏だったとしてもだ。

 クリントン氏が女性初の大統領候補に指名される可能性のある予備選挙の段階でトランプ氏は、中絶経験のある女性は罰されるべきだと発言したり、気に入らない女性を軽蔑的な言葉で侮辱したりして、女性に対する態度を選挙運動の中核に置いた。

 男性コメンテーターらは、クリントン氏が笑顔を振りまかずにわめき散らしていると批判し、フェミニストや同氏の支持者らから怒りを買っている。

 キニピアック大学の世論調査によると、クリントン氏とトランプ氏の対決となれば、46%対40%の得票率でクリントン氏が勝つものの、白人男性票だけみれば34%対51%とトランプ氏に劣る見込みだ。一方サンダース氏であれば、全体でもトランプ氏に競り勝ち、さらに男性票だけに絞っても互角とみられている。

 ニューヨーク(New York)のハーレム(Harlem)地区での選挙集会に参加したクリントン氏の熱烈な支持者の男性(23)は、AFPに対し、同氏が女性であるがゆえに一般受けという意味で苦労することは「100%」間違いないと語る。「彼女の苦労はより大きいはずだ。バーニー・サンダースなら、壇上で好きなだけ大声で叫んで指を突き付け、意地悪く嘲笑的な態度だって取れる。だがヒラリー・クリントンは絶対にそんなことはできない。声を荒げようものなら、金切り声を上げていると批判される。ちょっと不公平だと思う」

 ただニューヨーク州アイオナ大学(Iona College)のジーニー・ゼイノ(Jeanne Zaino)教授(政治学)は、クリントン氏が依然首位を走っていることから、白人男性層からの支持を取り付けられない理由は性差別よりも主に政策によるものだと説明。サンダース氏には男性の共感を呼びやすい自由貿易や経済改革の問題で強みがある点を指摘した。【翻訳編集】 AFPBB News

3296チバQ:2016/04/13(水) 23:46:30
http://www.asahi.com/articles/ASJ4F2S6HJ4FUHBI012.html
トランプ氏阻止の筋書き崩れる ライアン氏、擁立論否定
ニューヨーク=金成隆一2016年4月13日13時28分
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 米大統領選の共和党候補者指名争いについて、同党のライアン下院議長は12日、ワシントンで会見し、「私は指名を受け入れるつもりはない」と断言した。予備選で首位を走るトランプ氏が代議員の過半数を得られなかった場合に備え、ライアン氏の擁立を期待する声が党内からあがっていた。

 ライアン氏は「候補になりたければ(予備選から)立候補して競うべきだ。そうしなかった私が擁立対象として検討されるべきではない」と述べた。「予備選を戦った人が指名されるべきだ」とも述べ、トランプ氏、クルーズ上院議員、ケーシック・オハイオ州知事の誰かが指名されるべきだとの考え方を明確にした。

 同党の指名争いは、トランプ氏が代議員の獲得数で総数の過半数に達し、指名を確実にできるかが焦点。過半数に届かず、7月の党大会での決選投票になった場合、党内の一部には、新たに擁立する候補に票を集め、トランプ氏らの指名を阻止する筋書きがあった。ライアン氏の名前はたびたびあがっていた。(ニューヨーク=金成隆一)

3297チバQ:2016/04/14(木) 22:01:11
http://www.yomiuri.共和候補争い、党大会決着が現実味…米大統領選
2016年04月14日 10時09分
 【ワシントン=三井誠】米大統領選の共和党指名候補争いで、優勢を保つ不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が、7月の党大会までに指名獲得に必要な過半数の代議員を獲得できず、党大会決着にもつれ込むシナリオが現実味を帯びてきた。


 1回目の投票で候補が決まらず、過半数を獲得する候補が出るまで投票が繰り返される党大会になれば、64年ぶりで、1970年代に現在のような予備選が本格的に導入された後では初めてとなる。

 ◆外れる拘束

 現在の予備選・党員集会で選出される代議員のほとんどは投票者が選んだ候補を党大会で投票するよう拘束されている。通常の党大会は特定の候補者が代議員の過半数を事前に獲得するため勝敗が明らかで、「政治ショー」の側面が強い。どの候補も過半数を獲得できないまま党大会に突入した場合、「競争によって行われる党大会」となる。1回目の投票でどの候補も過半数を獲得できなければ、2回目以降は拘束が外れて自身の意思で投票できる代議員が増え、候補者間の代議員獲得を巡る選挙戦が活発化する。co.jp/world/20160414-OYT1T50050.html

3298チバQ:2016/04/14(木) 22:09:41
http://www.sankei.com/world/news/160414/wor1604140019-n1.html
2016.4.14 12:01
【米大統領選】
トランプ氏側近、不起訴へ 女性記者の腕つかむ 米サイト報道

 米南部フロリダ州の司法当局は、大統領選共和党候補指名を狙う実業家トランプ氏の選挙イベントで女性記者の腕をつかみ、暴行の疑いが持たれた同氏側近の選挙活動責任者を起訴しない方針を固めた。米政治専門サイトのポリティコが13日報じた。

 当時、保守系インターネットメディアに所属していた女性は3月8日、フロリダ州内での選挙イベントを取材。トランプ氏に質問しようと近づいたが、責任者が腕をつかんで制止した。女性は腕にあざができたとして刑事責任を求めていた。

 ポリティコは、女性が名誉毀損で訴える可能性があるとしている。(共同)

3299名無しさん:2016/04/16(土) 16:43:17
http://www.jiji.com/jc/article?g=int&k=2016041300089
対立候補も政権で厚遇=トランプ氏、中傷後に秋波-米大統領選

 【ワシントンAFP=時事】米大統領選の共和党指名争いで首位の不動産王ドナルド・トランプ氏は、11日公表された米紙USAトゥデーのインタビューで、指名争いで激烈な中傷合戦を繰り広げた対立候補の中から、一部を政権の重要ポストに迎えることを検討していると語った。
 トランプ氏は、選挙戦で「リトル・マルコ」とののしったマルコ・ルビオ上院議員を「彼のことは好きだ。(政権入りも)考えられる」と評価。同じく既に選挙戦を撤退したスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事についても「彼をたたきのめしたが、ずっと好きだった」と秋波を送った。その上で「副大統領に考えている人物はいるが、誰にも名前は言っていない」と明かした。(2016/04/13-07:02)

3300チバQ:2016/04/17(日) 12:44:52
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-160416X897.html
首都を51番目の州に=11月住民投票へ―米
04月16日 14:38時事通信

 【ワシントン時事】米首都ワシントンのバウザー市長は15日、ワシントンを米国の51番目の州に格上げすべきかどうか問う住民投票を、11月の大統領選に合わせて実施したい意向を明らかにした。ワシントン・ポスト紙などが報じた。

 ワシントンは現在、いずれの州にも属さない特別区。上院に議席はなく、下院に本会議での投票権がない代議員1人を送り出している。バウザー市長は市民らとの朝食会の席上、「私たちは市民としての権利を要求する」と語り、選挙権が制限されている現状を変革したいと強調した。

 ただ、投票の結果、州移行が多数を占めたとしても、連邦議会による法改正が必要になる。ワシントンでは民主党への支持が圧倒的に強く、議会審議で共和党が抵抗するのは確実とみられている。

3301チバQ:2016/04/17(日) 17:38:12
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041700034&g=int
クルーズ氏が代議員上積み=米大統領選


 【ワシントン時事】米大統領選の候補指名争いは16日、西部ワイオミング州で共和党の代議員選出手続きがあり、米メディアによると、テッド・クルーズ上院議員(45)がこの日選ばれた14人全員を獲得した。
 ワイオミング州は3月にも一部代議員を選んでおり、クルーズ氏が9人、首位に立つ実業家ドナルド・トランプ氏(69)は1人という結果だった。これまでの獲得代議員数を見ると、トランプ氏の勢いは落ちているものの、クルーズ氏に200人近い差をつけている。(2016/04/17-09:28)

3302とはずがたり:2016/04/17(日) 18:40:57
「ケリー広島献花」を受け止められなかったアメリカ
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/04/post-825_1.php
2016年04月12日(火)17時20分

今週11日、G7外相会議で広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として広島の原爆死没者慰霊碑に献花しました。また前後して、原爆資料館も見学しています。しかしこのニュース、アメリカの各メディアから基本的にスルーされました。

 日米の時差を考えても、アメリカの11日朝のニュースや朝刊には間に合わせようと思えばできたはずです。しかし朝の時点での扱いはほぼゼロでした。その代わり、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどは日中になって電子版で論評を出しました。

 テレビに関して言えば、報道は極めて限られています。CNNが短く編集したニュースをウェブに出しており、この映像は午後から夕方のニュースで放送した可能性はありますが、夕方以降の7時台、8時台のニュースでは取り上げられていません。

 3大ネットワークでは、例えばNBCの場合、朝のニュースでも扱わず、夕方6時半の「ナイトリーニュース」でも取り上げずに終わりました。ということは、メディアとしてはほぼスルーした格好です。

 ケリー長官は資料館見学について 「gut-wrenching」 つまりこの場合の訳としては「魂がねじれるような」経験だったと述べています。このコメントについては、私は誠実なものだったと思います。

 しかしながら現時点では、アメリカはこの「ケリー献花」という「事実」を受け止めきれていません。メディアが取り上げなかったということ、またケリー長官のコメントを補足する形で、国務省から「今回の献花は第二次大戦全体の犠牲者への追悼である」という「見解」が出たということは、要するにそういうことです。

 この点についてニューヨーク・タイムズは、興味深い掘り下げ方をしています。

 ジョナサン・ソーブル記者は、ケリー長官の献花を、オバマ大統領の広島献花につなげることが「可能か?」という一点にほぼ絞って分析をしています。そこで日米関係の専門家として、東京財団の渡部恒雄さん(ナベツネさんではありません。民主党の政治家だった渡部恒三さんのご子息です)から「日本人の多くはオバマ大統領が広島に来れば、仮に謝罪の言葉がなくても暖かく迎えるであろう」というコメントを取っています。

 一部からは批判も出るかもしれませんが、これは渡部さんのグッド・ジョブだと思います。ですが、ソーブル記者の記事の全体は、オバマ大統領が広島に行くことの是非について、何とも神経質に過ぎる書き方をしていて、とても気になります。

 一方でワシントン・ポストのキャロル・モレーロ記者の記事は、G7外相会議の位置づけとして「核拡散防止」というテーマがあったことなど、「ケリー献花」がどのような位置づけで行われたのかを正確に説明する記事で好感が持てました。

3303とはずがたり:2016/04/17(日) 18:41:08
>>3302-3303
 興味深かったのは、記事がトランプの「アメリカによる韓国と日本の防衛責任を放棄させる代わりに、両国に核武装を認める」という発言を意識して書かれていたということです。岸田外相がこのG7外相会議の会見で、このトランプ発言を踏まえての質問に対して「日本は核武装の意思なし」ということを明確にしたことを含めて、トランプの発言がこのG7での「核拡散防止」の努力から見て「ズレまくっている」ことを訴えようとしていました。

 しかしそれでも、このモレーロ記者の記事も決して「オバマ大統領の広島訪問」への応援にはなっていません。

 オバマの広島訪問の可能性ですが、今回の「ケリー献花」を主要メディアがスルーしたということも含めて、背景には2つの問題があるように思います。

 1点目は、ヒラリー・クリントン候補が予備選を勝ち抜くまでは気が許せないという問題です。オバマ大統領は、ここへ来て「リビアで性急なカダフィ打倒を支援したのは、自分の在職中最大の誤り」だと認めていますが、これはヒラリーに対して「悪いのはヒラリーではなく自分」だとする一種の援護射撃と理解ができます。

 その一方で、メール問題でのヒラリーの訴追に関しては否定的なコメントを大統領として出すなど、自分の後継者として「明確な支持」は出せないものの、何とか支援ができないか、かなり気を遣っているようです。こうした点から考えると、少なくともヒラリーが予備選の勝利を確定させるまでは、オバマとしてはあまり冒険はできないという事情がありそうです。

 2点目は、今年の大統領選予備選を通じて「孤立主義」あるいは「一国主義」的な感情論が飛び交っていることです。そんな中で、「大統領が広島で献花を行って、合衆国として謝罪するとは何事だ」的な「反対の感情論」に火をつけては大変なことになる、そんな慎重姿勢があるように思います。

 今回の「ケリー献花」を、アメリカメディアが「受け止められなかった」のは事実で、その延長で考えると、オバマ大統領の広島訪問の可能性にも不透明さを感じざるを得ません。現時点では45%程度と考えるのが妥当かもしれません。

 そうだとしても、ケリー長官のコメントは、一人の人間として立派なものでした。報道によれば、予定外の行動として原爆ドームへ足を運んだり、広島城を見学したりして、警備当局は大変だったようですが、この広島という土地への深い思いがそうさせたのでしょう。その行動がジョン・ケリーという人物のクオリティを証明している、私はそう思います。

3304チバQ:2016/04/17(日) 20:33:03
http://mainichi.jp/articles/20160416/k00/00m/030/068000c
米大統領選
大票田NYで激論 民主の2氏

毎日新聞2016年4月15日 20時00分(最終更新 4月15日 22時06分)

 【ニューヨーク長野宏美】米大統領選に向けた候補指名を争うニューヨーク州予備選を19日に控え、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)とバーニー・サンダース上院議員(74)による討論会が14日、当地で開かれた。全米で2番目に多い代議員291人を抱える大票田。指名争いに影響を与えかねないだけに、両者は激しい論戦を展開した。

 サンダース氏は「クリントン氏はかつてイラク戦争に賛成し、雇用を奪う貿易協定も支持した」と指摘し「その判断力を疑う」と批判した。

 クリントン氏は「サンダース氏は銀行解体など彼の中核的な主張に関して答えるにも苦労し、外交政策を問われても答えられない。大統領と最高司令官としての判断力を持つ必要がある」と反論した。

 サンダース氏は3月下旬から予備選・党員集会で7連勝し、勢いづいている。格差是正を唱え、反ウォール街を掲げるだけあって、13日にはウォール街を抱えるニューヨーク市の集会に若者ら2万7000人(陣営発表)が集まった。

 これまでの獲得代議員数ではクリントン氏が優位に立つが、予想外の長期戦を強いられている。同州選出の上院議員だったクリントン氏としては、勝利は譲れない。世論調査で同州での支持率はクリントン氏が2桁リードしている。

 サンダース氏も同州ブルックリンで生まれ育ち「地元」であることを強調している。

3305チバQ:2016/04/18(月) 00:38:53
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160412-OYT1T50042.html?from=yartcl_outbrain1
城見学・街で夕食…ケリー氏の予定外行動に驚き
2016年04月12日 10時54分
 広島城(広島市中区)の見学に繁華街での夕食――。

 厳戒な警備が求められる米国のケリー国務長官一行の11日の会合終了後の「予定外の行動」に、広島県警は迅速な対応を迫られた。

 午後6時10分頃、割烹かっぽう・安芸茶寮(中区)にケリー氏一行が到着、報道陣に手を振りながら店に入った。店によると1時間半かけて、ケネディ駐日米大使らと共に、すしやよもぎ豆腐などを食べたという。10日、関係者から来店の打診があり、同店では「いきなりだったので驚いた」。

 午後3時40分頃にも一行は広島城を訪問、天守閣から原爆ドームなどを眺めた。案内役を務めた中木啓・同城館長によると、来訪は県警などから直前に伝えられたという。「突然の訪問で驚いたが、熱心に見ていただけた。天守閣は原爆で倒壊し、復元されたことなどを説明したが、(ケリー長官は)うなずいているようだった」。

3306チバQ:2016/04/18(月) 00:48:11
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239086
米大統領選、共和党指名68年ぶり決選投票? トランプ氏不利との見方も
2016年04月18日 00時02分

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 【ワシントン山崎健】熱を帯びる米大統領選の共和党候補者指名争いは、首位を走る実業家トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を予備選・党員集会で確保できるかが微妙になり、7月の党大会で決着する可能性が増している。党大会での「決選投票」になれば共和党では68年ぶり。トランプ氏にとっては不利になるとの見方もある。

 今年の共和党大会は中西部オハイオ州クリーブランドで7月18〜21日に開催。各州・地域代表の2472人の代議員が、党大統領候補を決める投票を行い、過半数の1237人に達した人物が指名を獲得する。

 1回目の投票では大半の代議員が予備選・党員集会の結果に従って投票。過半数獲得者がおらず決選投票になると、各州の規則により2回目では全体の約6割が自由投票になる。それでも決まらなければ3回目では約8割、4回目になればさらに多くの代議員が自由投票になり、多数派工作が勝負の鍵を握る。

 ■周到なクルーズ氏

 AP通信の集計では16日現在、共和党候補の獲得代議員数はトランプ氏747人、クルーズ上院議員559人、ケーシック・オハイオ州知事144人。

 米メディアによると、各陣営は決選投票を想定し、2回目以降の投票での支持獲得に向け、大会参加が決まった代議員への個別の働きかけを水面下で既に活発化させているという。特にクルーズ氏陣営の周到な動きが目立っているとされ、複数の米メディアは決選投票ではトランプ氏からクルーズ氏に乗り換える代議員が相次ぎ、トランプ氏が不利になると見通している。

 一方、撤退したルビオ上院議員、ブッシュ元フロリダ州知事、元神経外科医カーソン氏が獲得した計180人超の代議員の扱いは州によって異なる。残っている候補に振り分けたり、1回目から自由投票を認めたりするなどさまざま。ただ、ルビオ氏は決選投票になった場合、自身が主流派の一本化候補として再び浮上することにわずかな望みを託し、撤退前に獲得した約170人の代議員を他の候補に振り分けたりしないよう関係州に通知、1回目は自分に投票するよう求めている。

 ブッシュ、カーソン両氏は撤退後、それぞれクルーズ氏、トランプ氏支持を表明したが、代議員はそれに従う義務はない。

 ■逆転なら混乱必至

 また同党は指名獲得条件として8州以上の予備選などで代議員の過半数を獲得していなければならないとも規定し、現時点でトランプ、クルーズ両氏がクリア。排外主義的なトランプ氏の指名獲得阻止を目指す党主流派は大会前にルールを変更し、指名争いに参加していない人物を担ぎ出す奇策を練っているともいわれる。

 共和党大会での決選投票は過去10回あり、最後は1948年にさかのぼる。民主党は52年が最後。共和党の10回中7回は、大会前に最も支持を集めていた候補が敗退。決選投票は党内に亀裂を生み、48年の共和党、52年の民主党とも本選挙では敗れた。

 仮にトランプ氏が6月まで続く指名レースを1位で通過しながら党大会で別の人物が逆転で指名を獲得する事態になれば、トランプ氏や支持者が猛反発し党大会が混乱するのは必至。トランプ氏の無所属出馬もあり得る。党の結束は乱れ、共和党の8年ぶりの政権奪還は困難になる。

=2016/04/18付 西日本新聞朝刊=

3307チバQ:2016/04/19(火) 22:56:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239398
サンダース旋風 民主分断 きょうニューヨーク州予備選 支持者、クリントン氏に嫌悪感
2016年04月19日 01時34分
【ニューヨーク山崎健】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いは19日、大票田ニューヨーク州の予備選が行われる。民主党は、同州選出の上院議員だったクリントン前国務長官(68)が依然優勢だが、このところ連勝中のサンダース上院議員(74)が対決姿勢を強め、激しく追い上げる。17日、ニューヨーク市ブルックリンであったサンダース氏の集会を訪れると、選挙戦を巡る党内の分断が鮮明になっていた。

 森の中に続く長蛇の列に並び会場まで歩くこと約30分。ブルックリンにある広大なプロスペクト公園には、サンダース氏の集会では過去最高の約2万9千人(主催者発表)が詰めかけていた。

 「政治革命にようこそ!」。汗ばむほどの強い西日を浴びながらサンダース氏が第一声を発すると、「未来を信じる」と書かれた青いプラカードがあちこちで大きく揺れた。

 バーモント州選出の上院議員ながら少年時代はブルックリンで育ったサンダース氏。約1時間の演説の中心は、最近激しさを増しているライバル攻撃だ。「私はクリントン氏の判断力を疑問視している」。上院議員時代にイラク戦争に賛成票を投じたことをやり玉に挙げると、会場に大ブーイングが響き渡った。

 AP通信によると獲得代議員総数はクリントン氏1758人、サンダース氏1069人。指名獲得に必要な過半数(2383人)確保に向けクリントン氏優勢だが、サンダース氏は直近の予備選などで7連勝。勢いの差は歴然だ。

 同州でも3月にはクリントン氏が支持率で50ポイント近く差をつけていたのに、最近では10ポイント台に縮まったとの世論調査もある。いらだつクリントン氏が今月初旬、サンダース氏は「勉強不足」と指摘したことから、両者が互いの「大統領としての資質」に疑問を投げ合う展開となり感情的対立が深まっている。

   ■     ■

 サンダース氏支持者の中心は「格差是正」の訴えに共鳴する熱狂的な学生が多いとされるが、会場には親子連れや社会人とみられる人も目立ち支持の広がりをうかがわせた。

 会社員男性のマーク・デービスさん(26)は支持の最大の理由に「信用性」を挙げた。愚直な主張にぶれはない。それは政策に一貫性がないとも指摘されるクリントン氏を「信用できない」とする国民が多数を占める状況を反映する。

 さらに「大型献金中心のクリントン氏と違い、多くの一般市民からの小口献金で支えられているところが魅力。勝てない可能性が高いと分かっていても彼を応援したいのです」。

 候補者同士が敵意をむき出しにする現状は党内の亀裂を生み、秋の本選挙で党の団結を阻害するのではとの見方もある。米メディアによると、特にサンダース氏支持者にクリントン氏への嫌悪感が強いとされる。

 クリントン氏が指名されたら本選挙で投票するかと尋ねたらデービスさんは「イエス」と答えた。しかし一緒に来た男性弁護士のジョシュア・クラビッツさん(25)は即座に「ノー」。「私の一票は神聖なものだ。気に食わない人には絶対あげられない」と語った。

=2016/04/19付 西日本新聞朝刊=

3308チバQ:2016/04/19(火) 22:57:53
http://www.sankei.com/world/news/160418/wor1604180028-n1.html
2016.4.18 20:27
【米大統領選】
“2強”が大票田NYで勝負 左傾化するクリントン氏、トランプ氏は過半数へ正念場
 米大統領選の候補指名争いをめぐるニューヨーク州予備選が19日に実施される。民主党は、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が「経済参謀」を活用して反ウォール街の姿勢を強めている。共和党は、不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)が代議員の過半数獲得へ近づけるかが焦点だ。

■大企業とのつながりに嫌気

 ニューヨーク州予備選を前に、クリントン前国務長官の経済参謀2人が事業家を相手に電話会談を催した。2人は、エコノミストと元投資銀行マンで、雇用確保や産業競争力といった経済政策をクリントン候補に助言している。

 両名が強調したのは、「米国の雇用が第一」という考え。製造業回帰を軸に、雇用を生んだ企業に税制優遇措置を与える政策を提案し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)には「小さな製造業が対応するのが難しい」と否定的な見方を示した。

 クリントン氏はオバマ政権の国務長官時代にTPPの旗振り役だったことで知られる。経済政策に関しては共和党に近い自由主義者だったはずだ。

 だが、経済参謀らは「管理貿易者」的な立ち位置を示唆し、企業の海外課税強化にもこだわった。クリントン陣営の経済政策が「左傾化」し始めた証拠だ。

「演説内容を開示すべきではないのか?」。14日、ニューヨーク市で開催した候補者討論会で、クリントン氏の対抗馬であるバーニー・サンダース上院議員(74)がクリントン氏を問い詰めた。クリントン氏が高額報酬を対価に、米銀向けに講演した過去を批判した。

 3月以降にサンダース氏が追い上げを見せているのは、クリントン氏のウォール街や大企業とのつながりが嫌気されているからだ。

 ニューヨーク州は大票田だ。事前の世論調査ではクリントン氏が10ポイントほど先行する。党候補の指名獲得に必要な代議員総数でも、クリントン氏はサンダース氏に勝るが、「金権主義」批判で人気のあるサンダース氏の勢いが増したため、クリントン氏は「左傾化」路線に軌道修正した。「黒人女性の若年層がサンダース氏支持に回っている」(米ハーバード大のエリザベス・ヒントン助教授)という。

 クリントン氏は、「身内」ともいえるウォール街もたたき始めた。自説を曲げるクリントン氏の姿勢は、予断を許さないニューヨーク州予備選の行方と同氏の焦りを象徴している。(ニューヨーク 松浦肇)


■地元で勢い取り戻せるか

 共和党の大統領候補指名争いで先行するトランプ氏にとって、ニューヨーク州予備選は重要な意味を持つ。指名候補決定のため、7月の党全国大会に送り込まれる代議員の過半数に届くかを占う戦いになるからだ。一方、追うテッド・クルーズ上院議員(45)がトランプ氏を過半数割れに追い込み、決選投票で逆転劇を演じるには、大票田の同州で可能な限り上積みすることが必須だ。

 トランプ氏は「これまでに最も多くの代議員を得てきたのは私であり、誰も近づけない。(過半数の)1237人に届くはずだ」と自信を強める。米CNNテレビ(電子版)によると、トランプ氏の獲得代議員数は758人。残る16州の戦いで6割程度の代議員を獲得しなくてはならず、ハードルは決して低くはない。

 ニューヨーク州の代議員数は全米4位の95人。1位の172人を奪い合うカリフォルニア州(6月7日)と合わせれば、残る代議員数の3分の1に達する。それだけに絶対に落とせない戦いだ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による最近の世論調査平均値(17日現在)はトランプ氏が52・2%、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が23・2%、クルーズ氏が17・8%。地元ニューヨーク市出身のトランプ氏が他を圧倒する。

 ニューヨーク州の代議員95人は比例配分方式で選ばれるが、得票率が20%に届かない候補には配分されない。最近、劣勢のトランプ氏にはクルーズ氏を突き放し、終盤戦に向けて勢いを取り戻す好機となる。

 一方のクルーズ氏はトランプ氏を過半数割れに追い込むには、同州はもとよりカリフォルニア州などリベラル色の強い州の有権者を味方に付ける必要がある。(ワシントン 加納宏幸)

3309チバQ:2016/04/19(火) 23:40:06
http://mainichi.jp/articles/20160420/k00/00m/030/057000c
米大統領選
トランプ氏とクリントン氏、NY州で復権狙う

毎日新聞2016年4月19日 19時47分(最終更新 4月19日 19時47分)
 【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選に向けた民主、共和両党の候補指名争いで、東部ニューヨーク州予備選の投票が19日午前6時(日本時間同日午後7時)から、始まった。共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)の両トップランナーは最近、苦戦が続いており、それぞれの地元で大票田でもある同州で勝利し、勢いを取り戻せるかが注目される。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた今月6〜17日の世論調査の平均値によれば、共和党は、トランプ氏が53.1%▽ジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が22.8%▽テッド・クルーズ上院議員(45)が18.1%--の順。圧倒的なリードを保つトランプ氏は、ニューヨーク州の代議員95人の総取りを狙っている。

 トランプ氏は自身の失言などが続いた中で、今月5日の中西部ウィスコンシン州予備選ではクルーズ氏に大敗し、「潮目が変わった」との見方も出た。

 6月7日まで続く予備選・党員集会で、指名獲得に必要な総代議員の過半数を確保できない場合、7月の党大会での決選投票となる。党指導部と対立し、代議員制を「ゆがんでいる」と批判するトランプ氏にとっては不利だ。ニューヨーク州で圧倒的な強さを見せ、カリフォルニア州など残る大票田で勝利につなげたい考えだ。

 一方、民主党では、クリントン氏の支持率が53.1%で、41.4%のバーニー・サンダース上院議員(74)をリードする。組織力と資金力で勝るクリントン氏だが、3月下旬以降の予備選・党員集会ではサンダース氏が7連勝中。全米での支持率で両者の差は2ポイント以内まで縮小した。ニューヨーク州の代議員数は291人(特別代議員含む)で、比例配分方式となっている。

 同州にはトランプ氏が居を構え、同州選出の上院議員だったクリントン氏の地盤。サンダース氏にとっては出生地だ。3人とも「地元」を強調し、激しい争いを繰り広げてきた。

3310チバQ:2016/04/20(水) 00:20:18
http://this.kiji.is/94696200663385596?c=39546741839462401
トランプ氏、党と対決色
「民意無視」と批判
2016/4/18 16:53

 17日、ニューヨーク市内での共和党のイベントで演説するトランプ氏(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いで首位の実業家トランプ氏(69)が、7月の党大会を見据え、指名獲得阻止を狙う党主流派との対決色を強めている。西部コロラド州とワイオミング州で有権者の投票なしに2位のクルーズ上院議員(45)の勝利が決まったことに不満を強め「民意を無視した」と批判している。

 トランプ氏は15日付のウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で「私の選挙戦略は有権者と共に勝つこと。クルーズ氏の戦略は有権者抜きの勝利だ」と皮肉った。

3311とはずがたり:2016/04/20(水) 09:57:01
代議員の投票行動への縛りも含めてやたら複雑で判りにくいわな。。
保守強硬派のクルーズ氏とアメリカ的には極左のサンダース氏の対決だと流石にクルーズ氏が有利か?穏健派のルビオ氏取り込めば盤石だろう。クリントン女史は嫌われすぎだなぁ(;´Д`)
もしサンダース氏が候補者なって中道寄りの副大統領候補を誰か据ゑられるのか?

クルーズ陣営、共和党の代議員選出方法を攻撃するトランプを批判
トランプ陣営が大敗しつつあるため、代議員の選出過程に文句を付け始めたと指摘
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4935.php
2016年4月19日(火)10時52分

4月17日、米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替え、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。写真はニューヨークで15日撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補指名を目指すテッド・クルーズ上院議員の陣営担当者が、ライバルのドナルド・トランプ氏の陣営は候補者選出過程が自分に不利に作り替えられていると主張するなど、「非民主的な途上国のようなアプローチ」を取っていると批判した。

 同担当者はABCの番組で、トランプ陣営は「大敗しつつある」ため、党大会で投票を行う代議員の選出過程に文句を付け始めた、と指摘した。

 トランプ氏はニューヨークで行った記者会見で、複雑な代議員獲得方式を追い風にクルーズ議員が勝利していることにいらだちを隠さず、代議員が投票で決まらない方式は「歪んでいる」と批判した。

 代議員選出の方法は州によっても異なり、得票数に応じた単純割り当てではない。

 共和党全国委員会のプリーバス委員長は、17日に複数のインタビューに応じ、代議員選出ルールがトランプ氏に不利に作られているわけではないとあらためて言明した。
[ワシントン 17日 ロイター]

米共和党クルーズ氏、副大統領候補で選考でルビオ氏を高く評価
7月の党大会で決選投票になった場合は指名を獲得できる、と自信を示す
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/04/post-4911.php
2016年4月14日(木)19時01分

4月13日、米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員(写真)は、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。ペンシルベニア州で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)
 米大統領選で共和党候補の指名獲得を目指すテッド・クルーズ上院議員は13日、大統領候補となった場合に指名する副大統領候補を検討していると明らかにするとともに、指名争いから先月撤退したマルコ・ルビオ上院議員を高く評価した。

 クルーズ氏はこの日、CNNのタウンホールイベントに家族と参加。選挙活動について語ったほか、家庭での顔を披露する場面もあった。

 指名争いで現在2位のクルーズ氏は、首位を走るドナルド・トランプ氏との差を縮め、7月の党大会での決選投票に持ち込んだ場合、指名を獲得できると自信を示した。

 また、検討中の副大統領候補の名前を挙げることはなかったものの、「多くの選択肢を検討している」と発言。

 ルビオ氏について聞かれると「優れたコミュニケーション能力の持ち主」と評価し、副大統領候補として考えるのは「当然」と語った。
[ワシントン 13日 ロイター]

3312チバQ:2016/04/20(水) 20:41:56
http://www.cnn.co.jp/usa/35081482.html
ニューヨーク予備選 トランプ、クリントン両氏の勝利確実
2016.04.20 Wed posted at 12:00 JST

ニューヨーク(CNN) 米大統領選に向けた民主、共和両党の候補者指名争いは19日、大票田のニューヨークでそれぞれ予備選が実施された。CNNの予想によると、共和党では実業家ドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン前国務長官の勝利が確実になった。
大統領選の指名争いでニューヨーク州がカギを握るのは数十年ぶり。共和党でトップを走るトランプ氏と民主党の最有力候補クリントン氏はともにこのところ連敗を喫し、同州での巻き返しを図ってきた。
共和党のニューヨーク州予備選では95人の代議員が比例配分される。トランプ氏は今夏の党大会までに指名を確定するため、出身地の同州で全代議員を獲得する大勝を狙っていた。それには14人が配分される州全体と、27の各選挙区で過半数の票を確保する必要がある。午後10時時点のCNN予想では、同氏が州全体での過半数を勝ち取ることが確実となった。

同党では2番手のテッド・クルーズ上院議員が最近、コロラド州をはじめとする各州の複雑な代議員選出手続きを経て着実に勝利を重ねてきたのに対し、トランプ氏は指名レースのルールが「不公平」との主張を強めていた。
一方、247人の代議員がかかる民主党の予備選では、クリントン氏が最近の指名レース9戦中8勝を収めたライバル、バーニー・サンダース上院議員の勢いに歯止めをかけた。
クリントン氏は勝利を受け、「ありがとう、ニューヨーク」とツイートした。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042000218&g=int
両党首位が挽回の勝利=NY州「地元」予備選-米大統領選
 【ニューヨーク時事】米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは19日、ニューヨーク州予備選が実施された。米メディアによると、共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)と民主党トップのヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。両候補は最近の指名争いで劣勢だったが、全米有数の代議員数を擁するニューヨークで巻き返した格好だ。
 トランプ氏と民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)はニューヨーク市出身で、クリントン氏はニューヨーク州選出の上院議員だった。3氏は「地元」で威信を懸けた選挙戦を展開した。トランプ氏とクリントン氏は獲得代議員数で優位に立っているが、3月下旬以降の指名争いで連敗しただけに、負けられない戦いだった。

19日、米ニューヨーク州予備選で勝利した民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(AFP=時事)
 圧勝したトランプ氏は19日夜、「最終的に誰の予想も超える代議員を取る」と宣言。クリントン氏は「レースはホームストレッチに入り、勝利が見えてきた」と明言した。共和党は2位にジョン・ケーシック・オハイオ州知事(63)が入り、獲得代議員数で2番手のテッド・クルーズ上院議員(45)は3位だった。
 ニューヨーク・タイムズ紙の途中集計では、民主党が予備選の結果に関係なく支持候補を決める特別代議員を含め代議員291人のうちクリントン氏が135人、サンダース氏が104人を獲得。共和党は95人で、トランプ氏が89人、ケーシック氏が3人となっている。(2016/04/20-13:26)

3313チバQ:2016/04/20(水) 20:42:39
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160420-OYT1T50041.html
トランプ氏圧勝、クリントン氏も勝利へ…NY州
2016年04月20日 13時27分
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)
19日、ニューヨークで開かれた集会で演説するトランプ氏(ロイター)

 【ニューヨーク=黒見周平、水野哲也】米大統領選の民主、共和両党の指名候補争いは19日夜(日本時間20日午前)、ニューヨーク州で予備選の開票が行われ、共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏(69)と民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利を確実にした。

 トランプ氏は、州内27選挙区の大半で、代議員を総取りできる特例が適用される得票率50%を超え、同州の代議員95人をほぼ独占する見通しだ。トランプ氏は今月上旬のウィスコンシン州予備選でテッド・クルーズ上院議員(45)に敗れ、勢いが鈍っていたが、地元での圧勝で、指名獲得に必要な全国の代議員の過半数1237人の獲得に向け、勢いを取り戻した格好だ。

 トランプ氏は19日夜、マンハッタンの「トランプ・タワー」で勝利演説し、「我々はどんな予想よりも多くの代議員を獲得できるだろう」と語った。

2016年04月20日 13時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3314チバQ:2016/04/20(水) 20:43:44
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200021-n1.html
2016.4.20 18:31
【米大統領選】
トランプ氏は過半数に望み 逆転目指す「目障り」なクルーズ氏

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ氏は地元・ニューヨーク州予備選での圧勝の勢いを、目標とする代議員の過半数1237人の獲得につなげたい考えだ。

 マンハッタンのトランプ・タワーで勝利を宣言したトランプ氏。過半数に望みをつなぐだけに、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)は引き続き、トランプ氏には目障りな存在となりそうだ。

 「これからの選挙戦はあまり深刻ではない。クルーズ氏は数学的にみて排除された」。トランプ氏はニューヨーク州で惨敗したクルーズ氏を当てこすった。

 トランプ氏が首位のまま6月7日までの予備選・党員集会を終えることはほぼ確実だが、代議員の過半数を確保できなければ、7月18〜21日にオハイオ州クリーブランドで開かれる党全国大会の決選投票で逆転される恐れがある。

 決選投票では、2回目で約6割、3回目で約8割の代議員が各州の予備選・党員集会で定められた投票先の拘束が解かれる。このため、クルーズ氏は水面下で代議員への説得工作を進めている。

 トランプ氏の過半数獲得はなお容易ではなく、同氏は逆転勝利を許す仕組みを「不正だ」「公平ではない」と批判。過半数に届かなくとも、首位の候補が指名されるべきだと主張する。今回の勝利宣言の際にも、「投票によらなければ代議員を取るべきではない」と牽制(けんせい)した。共和党全国委員会の一部からも、過半数に届かなくても100人余りの差をつけていれば、首位の候補を指名すべきだとの意見が出ている。

 一方、クルーズ氏にとってニューヨーク州での敗退は織り込み済み。26日の東部5州、6月7日の最大の票田カリフォルニア州に望みをかける。東部5州で最も代議員数が多いペンシルベニア州で今回の結果を見届けたクルーズ氏は、「トランプ現象」で分裂した党の団結を訴えた。

 だが、ニューヨーク州での米CNNテレビの出口調査では、代議員数が過半数に届かなくても首位が指名を受けるべきだとの回答が約7割を占め、「民意」にあらがうのは難しくなっている。

3315チバQ:2016/04/20(水) 20:44:22
http://www.cnn.co.jp/usa/35081515.html
NY予備選、大差の結果にみる5つのポイント
2016.04.20 Wed posted at 20:12 JST
(CNN) 米大統領選の党候補者指名を争うニューヨーク州の予備選で、共和党は実業家のドナルド・トランプ氏、民主党はクリントン前国務長官が勝利を収め、両氏とも指名獲得に大きく近づいた。同州の結果から分かったことを5つのポイントにまとめる。
1.トランプ氏、地元で圧巻の強さ
トランプ氏はニューヨーク市のクイーンズ区出身。このところ陣営幹部が交代したり獲得したはずの代議員を奪い取られたり、人工妊娠中絶をめぐる発言が批判を浴びたりと、良い話のなかった同氏だが、ライバルのテッド・クルーズ上院議員、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事を引き離して圧勝した。また同州の共和党員を対象とした出口調査では、本選で民主党のクリントン氏に勝てる可能性が最も高い候補とみられていることが分かった。
自身のビジネス拠点、トランプ・タワーで有力者らとともに檀上に立った同氏は「テレビで見る限り、もはや大したレースではない」と述べ、クルーズ氏は「数字の上でほぼ排除された」との見方を示した。
クルーズ陣営が最近になって代議員数を着実に伸ばしてきたことに対し、トランプ氏は19日、党が自分から「選挙を取り上げようとしている」と改めて主張。ニューヨーク州の争いは有権者が投票所に出向いて票を投じる公平な形式だったと強調し、党員集会や州党大会を得意としてきたクルーズ氏を批判した。さらに、こうした方式の選挙は「不正に操作されている」との説を展開した。
今後、第2の「スーパーチューズデー」とも呼ばれる26日には、メリーランドやペンシルベニアなど北東部諸州での争いが控えている。トランプ氏はこれらの州でも好意的に迎えられる見通しだ。
2.クリントン氏も望み通りの大勝
クリントン氏もニューヨーク州とは深いかかわりがあり、勝利演説でも「今回の予備選には個人的な思い入れがあった」と述べた。
同氏が圧勝したことにより、ライバルのバーニー・サンダース上院議員が追いつくことはますます困難になった。クリントン氏はすでに本選を意識しているとみられ、祝勝会では指名獲得の暁に協力を請うことになるサンダース氏の支持者らに向けて「私たちの間を分かつものよりも、結びつけるものの方がはるかに多い」と呼び掛けた。
サンダース氏がここで勝利をつかめれば、形勢逆転のチャンスもあった。その可能性が消えた今、クリントン氏はさらに勝利を積み上げていく必要がある。3月1日のスーパーチューズデーで圧勝した後、ミシガン州を落とした時のような失敗を繰り返すわけにはいかない。
ニューヨーク州の出口調査では、30〜49歳の層でクリントン氏への支持が特に目立った。同氏はまた、人種的少数派や女性、高齢者らの間で強みを発揮した。一方サンダース氏は、18〜29歳の層や男性、白人の支持率でクリントン氏を上回った。今後レースの行方を左右するニュージャージー州やカリフォルニア州の有権者もニューヨーク州と同様の構成になるため、サンダース氏は苦戦を強いられそうだ。

3316チバQ:2016/04/20(水) 20:44:52
3.残念な結果に終わったサンダース氏
クリントン氏の支持団体が19日に指摘したところによると、サンダース氏はニューヨーク州の予備選に「勝つ」という発言を少なくとも27回繰り返していた。同氏はこの2週間、出身地のニューヨーク市ブルックリン区にほぼ泊まり込む態勢で支持を訴えていた。
サンダース氏は19日夜、ペンシルベニア州での演説でクリントン氏の勝利に祝福の言葉を贈る一方、ニューヨーク州の予備選は登録済みの党員に限定した「クローズド」方式だったことが問題だと述べた。この方式のために、同氏は他州で強みを発揮した無党派層から力を借りることができなかった。演説では「現行の方式は間違っている。将来は変更するべきだ」と主張した。

しかし26日に民主党予備選が実施されるペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、デラウェア、ロードアイランド各州のうち、無党派層も投票できるオープン方式はロードアイランドのみ。サンダース氏はまたしても同じ問題に直面することになる。
サンダース氏の支持者らはさらに、ブルックリン区の党員登録名簿から昨年秋以降、12万6000人の名前が外されていたとの報道も例に挙げ、ニューヨーク州のレースは不公平だったと訴えている。
CNNの政治評論家によると、サンダース氏が克服できていない根本的な弱点は、黒人票を取り込めないことだという。ニューヨーク州では黒人指導者や関連団体に働きかけ、黒人の歌手や俳優が出演する広告を流したが、支持率を上げることはできなかった。同州でできなかったとすれば、この先の見通しも不透明だと言わざるを得ない。
4.クルーズ氏の長い夜とケーシック氏のピザ作戦
クルーズ氏は19日夜、ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説した。ニューヨーク州の結果が出る前のタイミングだったため、同州予備選で3位に終わり、獲得代議員数はゼロという屈辱に言及する場面は避けられた。
ニューヨークのことには何も触れず、「その州出身の候補者が勝つのは当然だ」と、トランプ氏の勝利を暗に受け流した。
クルーズ氏が選んだ演説の場所やタイミングからは、ニューヨーク州での勝利は期待していなかったことがうかがえる。同氏の側近らは事前に、同州で配分される代議員95人のうち、トランプ氏が獲得する人数を90人未満に抑えられれば、それだけでも立派な成果だと話していた。

ケーシック氏はピザ店やデリを回る食べ歩き作戦で、トランプ氏に大差をつけられながらも2位に入り、一握りの代議員を獲得。トランプ氏が狙った「総取り」を阻止した。来週、穏健な郊外の選挙区で代議員を集め、そこから「クリントン氏と闘える唯一の共和党候補」として党大会での決着を目指したい構えだ。

3317チバQ:2016/04/20(水) 20:46:24
5.民主党は活性化、共和党は分断懸念
民主党の指名争いは最近ますます過熱気味で、個人的な非難合戦の様相を呈している。しかし出口調査では民主党員の67%が、この争いは党を活性化させていると回答。逆に党を分断していると答えた人は29%だった。
クリントン陣営の報道責任者は、サンダース氏がレースに残留することは「民主党にとっても米国にとっても非生産的」だと批判する。しかし長期的な目で見れば、民主党員がレースに強い関心を持つことが、本選に向けて党の結束を強める助けとなる可能性もある。
一方、共和党では、指名争いで党が分断されているとの回答が60%を占め、活性化されたとの回答は36%にとどまった。
これは、首位に立つトランプ氏が指名手続きを「不正」と非難し続けているためかもしれない。最終的に候補者が決まった後、党内をまとめるのに手間取る恐れもありそうだ。


http://www.cnn.co.jp/special/us_election2016/#election2016
CNN代議員数集計
共和党
    
全代議員数:2472
トランプ847
クルーズ533
ケーシック148
ルビオ173
カーソン9
ブッシュ4

民主党
    
全代議員数:4765
クリントン1930
サンダース1223
オマリー0
CNN代議員数集計は予備選及び党員集会の結果と、民主党の「特別代議員」及び共和党の「非誓約代議員」に関するCNNの独自調査に基づく

3318チバQ:2016/04/20(水) 21:11:33
http://www.sankei.com/world/news/160420/wor1604200020-n1.html
2016.4.20 18:28
【米大統領選】
クリントン氏、指名獲得へ足踏み状態に歯止め
【ワシントン=青木伸行】クリントン氏は、自身の地盤であり大票田のニューヨーク州で勝利したことで、大統領候補指名の獲得に向け、このところ続いていた足踏み状態に歯止めをかけ、息を吹き返した格好だ。

 クリントン氏はアリゾナ州予備選などが行われた3月22日以降、4月9日のワイオミング州党員集会までの計8州では、1勝7敗と振るわなかった。この期間に獲得した代議員数(特別代議員を除く)も130人にとどまり、サンダース氏の225人を下回っていた。

 潮目を変えるべく、万難を排して臨んだニューヨーク州予備選の結果は、「一連の敗北を払拭する強烈なメッセージ」(アナリスト)になったといえる。26日に行われるペンシルベニア州など東部5州での戦いも、総じてクリントン氏に有利だとみられている。

 米CNNによると、クリントン氏は指名獲得に必要な代議員の過半数(2383人)まで、あと453人に迫った。特に党幹部などで構成する特別代議員では、クリントン氏(487人)がサンダース氏(40人)を大きく引き離したままだ。

 こうした「党はクリントン氏を望んでいる」(ニューヨーク市立大学のデビッド・バードセル教授)という構造を、サンダース氏は「克服できない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)との見方が、ニューヨーク州での勝利によってさらに強まっている。

 著名な政治アナリストのチャーリー・クック氏も「サンダース氏が追いつくことは、途方もなく難しい」とみる。

 サンダース陣営はしかし、「高い支持率を維持し、カリフォルニア州などで勝利を積み重ね、クリントン氏支持の特別代議員を翻意させる」(幹部)と意気込む。全国レベルの支持率はクリントン氏47.7%、サンダース氏46.3%と競っている(リアル・クリア・ポリティクス)。

 これに対し、クリントン陣営は「サンダース陣営の戦略は幻想だ」(幹部)としている。

3319チバQ:2016/04/20(水) 21:12:57
http://mainichi.jp/articles/20160421/k00/00m/030/079000c
米大統領選
次の山場26日 トランプ氏指名獲得も視野に

毎日新聞2016年4月20日 20時28分(最終更新 4月20日 20時30分)
 【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選の共和、民主両党の候補指名争いは19日に投開票があった東部ニューヨーク州予備選で、共和党は実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主党はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が勝利した。次の山場は、東部5州の予備選が集中する26日。トランプ氏が今回同様に大勝すれば、一時は困難視された7月の党大会前の指名獲得も視野に入ってくる。

 「勝利者として党大会に乗り込む」。ニューヨークで圧勝した19日夜、マンハッタンの5番街の「トランプタワー」で開いた集会で、トランプ氏は支持者を前に気勢を上げた。

 共和党の指名を獲得するためには、全代議員の過半数を確保することが必要。党主流派はトランプ氏の過半数獲得を防ぎ、党大会での決選投票を狙っているが、トランプ氏が最近、失速気味だったこともあり、その現実味が増していた。

 CNNテレビによると、ニューヨーク州予備選は開票率94%の段階でトランプ氏が60.5%を得票。同州に割り当てられた代議員95人のうち少なくとも89人を獲得する大勝だった。

 26日に予備選が行われるコネティカットやペンシルベニアなど5州でも、トランプ氏は優位な戦いを進める。各種世論調査では、いずれの州でも支持率で2桁のリードを保って首位に立っている。

 19日の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、ニューヨーク州予備選の結果について、「過半数の代議員獲得による指名獲得に一歩近づく勝利だ」とトランプ氏にとっての意味合いを強調した。

 一方、民主党のクリントン氏は開票率94%で57.9%を得票し、バーニー・サンダース上院議員(74)に15.8ポイント差をつけた。3月下旬からの連敗を7で止めるだけでなく、指名獲得に必要な代議員2383人の確保に近づいた。

 クリントン氏は19日日夜にマンハッタンで開いた勝利集会で、「民主党の指名争いは追い込みの段階に入った」と宣言した。

 大敗したサンダース氏だが、19日にペンシルベニア州内で演説し、「(11月の本選では)クリントン氏よりも大きな差をつけてトランプをまかすことができる」と食い下がる姿勢をみせた。

3320チバQ:2016/04/21(木) 06:00:56
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/239710
トランプ氏陣営危うい熱気 集会に漂う排斥ムード ニューヨーク州予備選投票始まる
2016年04月19日 23時06分
【バッファロー(米ニューヨーク州)山崎健】米大統領選の民主、共和両党の候補者指名争いは19日朝(日本時間同日夜)からニューヨーク州予備選の投票が始まった。即日開票され同日深夜(同20日昼)に大勢が判明する見通し。大票田での決戦前夜、共和党の首位を走る実業家トランプ氏(69)が開いた同州バッファローの集会は、排他主義的な同氏を象徴するように不穏な空気が漂っていた。

 ハイライトは主役が登場した直後に訪れた。

 支持者に紛れ込み、ステージ近くに陣取っていた「反トランプ」の約20人の若者たちが演説開始とともに抗議の声を上げ始めると、たちまち警備員が押しかけ排除に取りかかった。「やつらをつまみ出せ!」。トランプ氏が叫ぶとアイスホッケー場を埋めた1万1千人以上の聴衆から、この日一番の大歓声が上がる。抵抗する若者たちの大半は手や足をつかまれ、文字通り引きずり出されていった。

 その光景を、3階席にいた記者の後部座席の若者たちは手をたたいて楽しそうに眺めていた。

 異 常

 開会前、会場入り口には約500人の「反トランプ」の人たちが集まり、約50人の警官に監視されながら抗議活動。「この街に憎しみはいらない」「バッファローはイスラム恐怖症にノーだ」。さまざまなプラカードを掲げ「トランプが憎むものこそ愛するべきだ」と入場者に向かってシュプレヒコールを浴びせていた。

 最近、トランプ氏の集会を巡っては各地で支持者と反対者が衝突。地元警察によると、この日も抗議グループの6人が逮捕された。自動小銃を持った警官も配備される異常な警備ぶりが目を引いた。

 約1時間の演説の中でトランプ氏は、聴衆をあおるように、不法移民防止のためにメキシコとの国境に同国のお金で「万里の長城」を建設するという目玉公約について何度も言及。その都度、会場は「私たちは壁が欲しい!」、「USA! USA!」などの大合唱に包まれた。

 会場を占めていたのはほぼ100%が白人だ。中南米からの不法移民に仕事を奪われているとの憤り、50年後には白人が少数派に転じるかもしれないとの不安…。こうした白人の負の感情がトランプ氏の排斥主義的な主張と共鳴してつくり出された会場の一体感には、他の候補者の集会取材では経験したことがない、危うい熱気が感じられた。

 忠 誠

 若い支持者も少なくなかった。2人の友人と来ていた18歳の少年は、トランプ氏の魅力について「彼は自分のお金で選挙をやっているから誰にも操られていない」と話す。「お金持ちに庶民の気持ちが分かると思いますか」と尋ねたら「分かっているさ。だからこんなに支持者がいるんだよ」と自慢げに語った。

 トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の過半数を確保できるかどうかは微妙な情勢。7月の党大会の決選投票にもつれ込めば不利になるともいわれる。

 銀行勤務の女性、ジェシカ・シーさん(33)は、壁建設の公約実現には疑問を抱きながら「仮に別の候補が指名候補になっても、本選挙では投票用紙にトランプ氏の名前を書く」と明言。共和党の候補になれなかったトランプ氏が無所属出馬しても「100パーセント支持する」と忠誠を誓っていた。

=2016/04/20付 西日本新聞朝刊=

3321チバQ:2016/04/21(木) 23:00:25
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160421-OYT1T50026.html
クリントン氏「決定的勝利」…米大統領選で米紙
2016年04月21日 10時45分
 【ニューヨーク=水野哲也】クリントン氏は19日夜、マンハッタンのホテルに集まった支持者に満面の笑みで「選挙戦は最終段階にあり、勝利が見えてきた」と指名獲得への自信を表明し、大歓声と「ヒラリー・コール」に包まれた。



 特別代議員を含めた獲得代議員数でのサンダース氏との差を700人以上に広げ、「追いつくことはほぼ不可能」(ワシントン・ポスト紙)なリードを築いた。予備選・党員集会の結果に拘束される一般代議員の獲得数でも差は260人に広がり、逆転は困難な情勢だ。

 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「予想より多い代議員をもたらした」と分析し、クリントン氏の「決定的な勝利」と伝えた。

 3月下旬以降の予備選・党員集会では8戦7敗で、地元のニューヨークで敗れれば、サンダース氏が勢いづき、予備選・党員集会に縛られない特別代議員での圧倒的なリードも安泰ではなくなる恐れがあった。

3322チバQ:2016/04/21(木) 23:11:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00000000-jij_afp-int
米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
AFP=時事 4月21日(木)7時58分配信

米紙幣に初の黒人 元奴隷女性のH・タブマン、新20ドル札に
ハリエット・タブマンの肖像をデザインした20ドル札紙幣の例。「ウィメン・オン・トゥエンティーズ」提供(2015年4月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】米財務省は20日、米20ドル紙幣の新たな顔として、元奴隷で奴隷解放運動家のハリエット・タブマン(Harriet Tubman)の肖像を採用することを決めたと発表した。米紙幣にアフリカ系米国人の肖像が使用されるのは初めて。

 ジェイコブ・ルー(Jacob Lew)米財務長官は同日、新たな5ドル、10ドル、20ドルの各紙幣のデザイン上の変更点を発表。新10ドル札には、当初変更が検討されていた米初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)の肖像が引き続き採用されることが決まった。各紙幣の新デザインは、2020年までに公表される予定だ。

 新たな米紙幣のデザインをめぐっては、女性の肖像採用を求める声が高まり、1年以上にわたりロビー活動や世論調査が続けられていた。

 1849年に奴隷生活から脱走したタブマンは、伝説的な奴隷解放運動「地下鉄道(Underground Railroad)」の運営に携わり、数千人の奴隷の逃亡を助けた人物。新紙幣のデザインをめぐる60万人以上を対象とした調査で、1位を獲得していた。

 当初の計画では、2020年に行われる10ドル札のデザイン刷新で、ハミルトンと共に女性の肖像を採用することが検討され、20ドル札のデザイン変更はその10年後に実施される予定だった。

 だが草の根運動団体「ウィメン・オン・トゥエンティーズ(Women On 20s)」が、米国で女性に参政権が与えられてから100年の節目となる2020年に合わせ、女性の肖像を採用した新20ドル札を発行するよう求める運動を展開。ルー財務長官によると、こうした声に応え、20ドル札の表面にタブマンの肖像を採用し、現デザインで採用されているアンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)元米大統領の肖像は裏面に移すことが決定した。【翻訳編集】 AFPBB News

3323とはずがたり:2016/04/22(金) 16:26:19
どうなってんだ,カナダは!?
少数民族の迫害とかだと本来は人権スレ相当なんかも知れないけど

2016.3.15 15:00
【世界を読む】
背後から射殺も後ろ手緊縛も「自殺」に…消えた女性は4千人に拡大、カナダ先住民めぐる“闇”深まる
http://www.sankei.com/west/news/160315/wst1603150003-n1.html

 カナダで1200人もの先住民女性が殺害されたり、行方不明になっているとされた事件で、新たな展開があった。被害女性1200人という数字自体が事件の異常性を物語るが、その規模がさらに拡大し、被害女性が4000人に達する可能性があることが判明したのだ。事件の陰には、警察当局のずさんな捜査があったとも指摘されている。ジャスティン・トルドー首相は就任直後の昨年12月、一連の事件について全国調査を開始すると発表したが、先住民女性をめぐる“カナダの闇”は一層深まっており、今春始まるとされる本格捜査に注目が集まっている。

拡大する「悲劇」

 AFP通信によると、トルドー内閣の女性閣僚のひとり、キャロリン・ベネット先住民・北方相は2月16日、殺人事件に巻き込まれた疑いを家族らが訴えていたにもかかわらず、適切な捜査がなされずに「自殺」や「事故死」、さらには「自然死」として処理された先住民女性の数が数千人規模にふくらむ可能性について言及した。

 ベネット氏は「悲劇はさらに拡大している」と語っており、カナダの女性人権団体は、その数を4000人にも達する見込みだと発表している。

 また、警察による事件処理のずさんさも指摘しているベネット氏は、その実例として「後頭部を撃たれて死亡」した女性や、「両手を後ろ手に縛られた状態で死亡」していた女性のケースが、「自殺」と判断され、事件化されていなかったことも明らかにした。

埋もれていた「数字」

 これまで、カナダ連邦警察は過去30年の間に殺害された先住民女性は1049人で、172人の行方が分からなくなっているとしていた。これ自体が驚愕の数字だが、今回、一連の事件の解明を“公約”に掲げていたトルドー政権の発足で、埋もれていた数字が掘り起こされた格好だ。

 英紙ガーディアンによると、カナダの女性全体に占める先住民女性の割合は4%。しかし、殺人事件の被害女性のうち、16%が先住民女性といい、先住民女性が置かれた環境の厳しさは数字からも明らかである。

 AFPが報じたところでは、ベネット氏は今春から開始されるという公式な調査を前に、行方不明者の家族らと面会。その中で、ベネット氏は一連の事件について「犠牲者の多くが自殺や、薬物の過剰摂取、自然死などとして処理された」と述べ、家族が再捜査を望んでいることに理解を示したという。

期待背負う「女性閣僚」

 カナダ国内では、地元紙トロント・スター(電子版)が「『GONE』 MISSING AND MURDERED INDIGENOUS WOMEN」とのタイトルで特集ページを設けるなど、事件への注目度は高い。

 昨年に政権交代を果たしたトルドー政権にとっても、事件の解明は「最優先事項」と位置づけられており、男性15人、女性15人で男女同数が話題となった内閣の中で、ベネット氏はメディアが注目する女性閣僚の1人だ。ベネット氏は連邦議員時代から先住民をめぐる問題などに熱心に取り組んでいたといい、就任時から大きな期待が寄せられていた。

 ガーディアンによると、ベネット氏は先住民女性をめぐる悲惨な事件について「調査にはベストを尽くしたが、正確なデータがないため被害者数の把握は困難」とコメントしたが、事件に取り組む姿勢をこう表現している。「重要なのは被害者数ではなく、愛する者を奪われた家族や、生き残った被害者の声に耳を傾け、具体的な行動をとることだ」。

 調査が進めば進むほど被害者の数はふくらみ、事件の規模は拡大するばかりだが、これまで捜査の目が向けられなかった「コールドケース(未解決事件)」に光があてられ、“闇”の解明が始められるようだ。

3324とはずがたり:2016/04/22(金) 16:34:16
トランプ氏、キャラ変えた?=大統領らしさを意識か―米
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E5%A4%89%E3%81%88%E3%81%9F%EF%BC%9F%EF%BC%9D%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%95%E3%82%92%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%8B%E2%80%95%E7%B1%B3/ar-BBs3A0c
時事通信
1日前

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党指名争いの首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)が暴言を封印し、大統領らしく見せようとしているとの見方が出ている。自身の言動が党主流派を遠ざけ、「トランプ降ろし」に拍車をかけたと反省しているとの見立てだ。

 トランプ氏は19日夜、ニューヨーク州予備選での圧勝を受け、マンハッタンのトランプ・タワーで演説。その際、2位のテッド・クルーズ上院議員(45)をいつものように「うそつきテッド」とは呼ばず、「クルーズ上院議員」と言及した。

 トランプ氏は最近、ツイッターでの悪口も控え、集会で原稿を読む場面も増えている。近く政策に関する演説も予定している。ニューヨーク・タイムズ紙は「別人のようだ」と指摘。ワシントン・ポスト紙は「発言のトーンを抑えるべきだという妻や娘の助言を聞き入れたようだ」と報じた。

3325チバQ:2016/04/24(日) 21:11:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160423-00000048-jij-int
指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
時事通信 4月23日(土)8時29分配信

指名獲得の道、なお曲折も=トップ候補2人が反転攻勢-NY州予備選〔深層探訪〕
米大統領選の共和党候補指名争いでニューヨーク州予備選に勝利し、喜びのポーズを取るドナルド・トランプ氏=19日、ニューヨーク市(AFP=時事)
 米大統領選の候補者選びのヤマ場となった19日のニューヨーク州予備選は、人気に陰りが出ていた民主、共和両党のトップ候補2人が「地元」の強みを生かして勝利を収め、勢いを取り戻す結果となった。ただ、程度の差こそあれ、2人の指名獲得までの道のりはなお曲折が予想される。

 ◇「決選投票ならトランプ氏敗北」
 「今夜は勝利を祝うが、あすの朝には仕事に戻る。インディアナ州に飛び、ペンシルベニア州に行き、国中に足を運ぶ」。共和党首位の実業家ドナルド・トランプ氏(69)は19日夜、マンハッタンにあるトランプ・タワーで演説し、選挙運動をさらに加速させる考えを示した。

 3月中旬までの30戦で20勝するなど快進撃を続けてきたトランプ氏だが、同月下旬以降は4連敗。数々の暴言が災いし、潮目が変わったとみられていた。しかし、19日は約6割の得票で大半の代議員を獲得。ニューヨーク出身の地の利をてこに反転攻勢に出た格好だ。

 トランプ氏は獲得代議員数で大幅にリード。逆転される可能性はほとんどない。にもかかわらず、代議員上積みに必死になるのは、代議員の過半数を確保できず、夏の党大会で決選投票にもつれ込めば「トランプ氏敗北はほぼ確実」(ワシントン・ポスト紙)との見方が強まっているためだ。

 代議員は1回目の投票では各州の予備選・党員集会の結果に縛られるが、2回目以降は自由に投票できる代議員が増えていく。組織力のあるテッド・クルーズ上院議員(45)はこの2回目以降を見据え、党内の代議員選考で、トランプ氏が獲得した代議員枠に自身の支持者を数多く潜り込ませている。

 トランプ氏は演説で「私たちは勝者として党大会に行く」と述べ、党大会前の過半数獲得に自信を示してみせた。ただ、トランプ氏は最近、決選投票に備え、党則を熟知したベテラン党関係者を登用。水面下では代議員がトランプ氏支持者から電話やメールで脅迫を受けるケースも出ている。

 ◇サンダース陣営、党大会決選の構え
 「わが家に勝る場所はない。ニューヨークの人々はいつも私を支えてくれる」。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)は19日夜、上院議員時代の地盤だったニューヨーク州を制し、安堵(あんど)の表情をのぞかせた。3月下旬以降の7連敗に歯止めをかけることができたからだ。

 獲得代議員数でのクリントン氏のリードは圧倒的だ。クリントン氏は予備選を通じて確保した「一般代議員」に加え、自由に投票できる「特別代議員」からも多くの支持を得ている。バーニー・サンダース上院議員(74)が追い付くのは「ほぼ不可能」(ポスト紙)との指摘もあるほどだ。

 しかし、サンダース氏は13日の州内での集会で約2万7000人を集めるなど、勢いを維持している。各種世論調査の平均値では、1年前に55ポイント以上あった2人の支持率の差が1.4ポイントまで縮まった。19日は無党派層が参加できない制度に勢いをそがれた面もある。

 サンダース氏の陣営はクリントン氏が一般代議員数で過半数を上回らない限り選挙戦から撤退せず、共和党と同様、夏の党大会で決着をつける構えを見せている。サンダース氏は19日、早くも次の戦いの舞台となるペンシルベニア州に入り、集会で「ここでは勝つ」と必勝を誓った。(ニューヨーク時事)


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