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2004年米国大統領選スレ

3277とはずがたり:2016/04/06(水) 19:35:40

偶然ではない!トランプとオバマの政策はそっくりだ
背景にあるのは地政学的な変化
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46304
2016.3.14(月) 加谷 珪一

?トランプ氏は差別的発言を連発するお騒がせ候補だが、彼の発言を注意深く聞いてみると、実はオバマ大統領と共通点が多いことが分かる。人種差別的なポピュリズムを取り払った場合、トランプ氏の政策は、共和党主流派ではなく、むしろオバマ路線の継承に近い。

?正反対の存在に見えるオバマ大統領とトランプ候補に共通点が多いのは単なる偶然ではない。背景にはシェールガス開発によってエネルギーの自給が可能になったという地政学的な変化がある。

?かつて米国は、世界に背を向け、引きこもりを続けた時代があったが、米国はもしかすると新しい孤立主義、つまり新モンロー主義の時代に向かおうとしているのかもしない。トランプ氏が大統領にふさわしいのかという問題とは別に、米国経済の底流に大きな変化が生じている可能性について我々日本人は意識しておく必要がありそうだ。

?だが少々気になる点もある。トランプ氏は過激な発言ばかりが目に付くため、どのような政策を打ち出しているのかあまり報道されることがない。トランプ氏は具体的な政策については少しボカしている面もあるため詳細は不明なのだが、彼の発言をよく聞いてみると、実はオバマ政権との共通項が多いことに気付く。もしかすると、こうした点も幅広い支持の獲得に寄与している可能性が高く、そうだとすると、トランプ氏の存在は決して侮れない。

?トランプ氏が所属する共和党は伝統的に資本家層を支持母体としている。資本家層だけでは十分に票数にはならないため、かつては白人中産階級も支持層として取り込んでいた。しかし中産階級の没落に伴い、もともとは民主党の地盤であった南部に進出。宗教右派を取り込む形で勢力を拡大し、現在の共和党が成り立っている。

?共和党は、巨大な連邦政府組織に対しては基本的に懐疑的スタンスであり、いわゆる小さな政府を標榜するケースが多い。また資本家層を支持母体としていることから、グローバル経済との親和性が高く、富裕層の減税に対して前向きである。一方、国民皆保険制度や公的年金については批判的であり、オバマ大統領が進めてきた皆保険制度(いわゆるオバマケア)には猛反発してきた。


?一方、民主党は従来はマイノリティや労働者、リベラルな中間層などを支持母体としてきた。最近では、シリコンバレーに代表されるようなITビジネス関係者やいわゆる無党派層的な人々の取り込みも進んでいる。オバマ大統領はまさに無党派層の取り込みに成功したことで大統領に就任することができた。

?民主党は基本的にリベラルであり、社会問題の解決には連邦政府が責任を持つべきと考える支持者が多い。これは大恐慌から第2次大戦にかけて、長きにわたって君臨したルーズベルト大統領の影響が大きく、民主党政権は、いわゆる大きな政府を標榜している。富裕層への増税に積極的なのも民主党である。

ではトランプ氏が掲げる政策はどのようなものなのだろうか。

?トランプ氏は、たびたび社会保障制度の拡充や富裕層への増税、関税引き上げなどについて言及しており、これまでの共和党の主張とは正反対であることが分かる。むしろトランプ氏の主張は民主党のそれに近い。

?トランプ氏が本当にその政策を実施するということになれば、あれほど共和党が反対してきたオバマケアはむしろ拡大するという方向性になってしまうだろう。またオバマ大統領が繰り返し実現を訴えてきた富裕層への課税も実現するかもしれない。


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