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2004年参院選スレ
1
:
デモクラット
:2003/11/21(金) 18:39
民主党スレで挙がっていたので、立ててみました。
自民、民主の候補者一覧にリンクしておきます。
自民
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/sen_san20/index.html
民主
http://www.dpj.or.jp/news/200308/candidates2.html
1265
:
とはずがたり
:2006/10/05(木) 18:41:04
>>1264-1265
□ ■
「私は、来賓と紹介を受けましたが、実は選対本部長代行と認識しています」
四月二十四日、岡山市内のホテル。民主党副代表の現職・江田五月(63)の総決起パーティーで、四百五十の労働組合で作る「連合岡山」会長の森本栄はこう切り出した。
組合員数十一万人を抱える最大の支援団体。が、市民型選挙を標ぼうしてきた江田が、労働団体から直接支援を受けるのは国政選では初めてという。
六年前の参院選で連合岡山は、知事選で敗れ、衆院からくら替えした江田ではなく、現職の民主候補、一井淳治を支援した。「割り込んだ」という印象が強く、しこりは今なお残る。
「でも」と、森本は語る。「衆参七議席を全部自民に取られてもいいのか。好きだ、嫌いだと言ってる場合じゃない」。江田事務所には連合のスタッフ四人が常駐し、各組合と連絡を取って運動を進める。
手の空いている議員は岡山へ。「最重点区」の岡山に、民主党本部は今後、国会議員を次々に送り込み、必勝を期す。前代表の菅直人は十九日、五月十六日に続いて訪れる。
最激戦区の舞台裏 <下>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/kikaku/026/3.htm
荒島信昭は、届いた招待状の数に首をひねった。前総務副大臣の自民党現職・加藤紀文(55)の選対事務長。岡山市の総合展示場で五月八日に開かれる「公明党フォーラム」に来訪を求める手紙は百三通。「誠意を示さねば」。ぴったりの人数を連れて行った。約四千人が埋めた会場の中央に、「加藤紀文後援会様」と書かれた席が用意されていた。
「公明さんは紀文が勝つための命綱」。荒島はこう言い切る。八年前の県知事選で、自民は建設省官房審議官だった石井正弘(58)を推薦し、新進、社民、公明などの推薦を受けた江田五月(63)を約五千七百票差で破った。薄氷の勝利。この時、十数万と言われる公明の組織票は江田に回った。
十八日夕、岡山市内のホテル。公明党県本部代表の景山貢明が、加藤に推薦状を渡し、がっちりと握手した。「大半の公明票が加藤に行くだろう」。公明幹部は断言する。
一方、知事選の二年後、参院議員に返り咲いた民主党副代表の江田は今年一月、公明の新春パーティーに顔を出し、かつての盟友と旧交を温めた。「あいさつの機会はありませんでしたが、友情あるご配慮に感謝します」。自身のホームページに書き記した。
しかし……。岡山市内のホテルで三月二十七日に開かれた公明党参院議員・日笠勝之(58)と、党の参院比例候補予定者・谷合正明(31)のパーティー。江田のお祝いメッセージを手にした民主県連副代表の衆院議員(中国比例)・津村啓介(32)は、一階受付で丁重に会場入りを断られた。招待状が、なかった。
□ ■
「事実と違う。黙視できない」
自民県連幹事長の大杉尚久は三月十五日、急きょ県庁内で記者会見を開き、怒りをあらわにした。
二日前、今秋の知事選に三選出馬を表明した石井に対し、民主県連が推薦を決定。発表の記者会見で、代表の江田が「石井知事は『偏らないように、そこはしっかり頭に刻み込んでおきます』というお答えでした」と述べたからだ。
問いただした自民に対し、石井側は発言内容を即座に否定したという。
民主は四年前、石井の推薦を見送った。江田は「まだ四年前じゃ、体の火照りが取れていなかった。八年たてば、火照りもそろそろ収まっているから」。がけっぷちの参院選を前に、かつての敵の後押しを決めた気持ちを語る。
その二か月後、岡山市内のホテルで開かれた自民県連合同会議。国会、県会議員らが一堂に集まった場に、石井は顔を見せ、加藤を応援する言葉を述べた。同じ日、数百人が集まった江田の事務所開きには、県出納長の黒崎一秀が代理出席した。
1266
:
とはずがたり
:2006/10/06(金) 20:32:47
前回もかように難航
民主 参院選で現職公認見送り
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000159999990243
2004年03月22日
■「2人擁立」歩調に乱れ
7月の参院選で、民主党県連の候補者選びが迷走している。古賀潤一郎衆院議員(民主党を除籍)の学歴詐称問題や、佐藤観樹・前衆院議員の公設秘書給与詐取事件など同党への「逆風」の影響で、県連内で現職の藤井俊男参院議員(61)周辺のスキャンダルを問題視する声が急浮上。藤井氏の公認申請を見送り、昨秋の参院補選で惜敗した歯科医師の嶋田智哉子氏(41)の公認を決めた。県連は2人擁立する方針を変えていないが、参院選まで4カ月を切った今でも残りの1人は決まっていない。(大井田ひろみ)
■学歴詐称や秘書給与事件 スキャンダル続きで連合は共倒れ危ぶむ
「判決文を持ってきてください」
細川律夫・県連代表らが藤井氏に言った。
2月28日、さいたま市内の県連で開かれた候補者擁立会議。県選出の国会議員らが集まった。参院選の候補者について、初めて藤井、嶋田両氏の名を挙げて話し合い、2人に決意や気になる点を質問した。
その中で、藤井氏の公設秘書だった長男が03年3月に大麻取締法違反などの罪で実刑判決を受けたことへの質問が出た。秘書在職中も大麻を扱っていたかが焦点で、それを判決文ではっきりさせようとしたのだ。
数日後、藤井氏は細川代表に判決文を渡し、話し合いもしたが、時期は正確にはわからなかったという。
「答えがはっきり出ないこと自体が問題だ。このままでは他党からの攻撃材料になる」
ある県連幹部は、今月10日の候補者擁立会議で「藤井おろし」を決めた背景をこう解説する。
しかし、別の県連幹部は言う。
「藤井さんが次の選挙に出たいことも、長男問題も前からわかっていたこと。何を今更という感じ。県連の対応は後手にまわっている」
そもそも「2人擁立」をめぐって、歩調が合っていない。
党本部は昨年11月、県連に2人を擁立するよう要請した。昨秋の衆院選小選挙区で県内で約134万票をとった実績を評価された。
県連は12月の候補者擁立会議で2人擁立を決定。しかし、県内では98年の参院選で候補者2人を擁立して共倒れした自民党の例もあり、県連内でも当初からこの方針を疑問視する声があった。
嶋田氏も、参院補選で落選が決まると、支持者を前にすぐに「次は勝ちます」と立候補の意思を表したが、その後、共倒れを心配するなどして慎重姿勢になっていた。
支持組織の連合埼玉は、県連が2人擁立を決めた翌日の四役会議で、共倒れの危険があるとして候補者一本化の方針を確認している。今月8日の執行役員会後、吉沢邦雄会長は「民主が2人擁立しても、連合の推薦は嶋田さんだけ」と話した。13日、さいたま市内であった同県連大会のあいさつでも「参院選はそんなに簡単な選挙ではない」とくぎを刺した。
公認申請を見送られた直後、無所属での立候補もほのめかしていた藤井氏は18日、朝日新聞の取材に「無所属での立候補は考えていない」と述べた。参院幹部や党本部選対などにもう1人の公認候補になれるよう依頼するなど、「逆転公認」への望みを捨てていない。
一方、県連では数人の男性候補の名前が挙がっているという。細川代表は「何とか3月中には決めたい」と話している。
岡田克也幹事長は今月6日の全国幹事長会議で、3月中に候補者が決まらない選挙区は党本部が決める考えを明らかにしたという。
1267
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 14:55:12
社民党北海道は護憲の中身にも微妙に共産党と温度差?
>社民は総選挙で落選した山内恵子氏をくら替えさせる。「半年前に訴えた内容を簡単に引っ込めるわけにはいかない」(党道連幹部)として、引き続き護憲が訴えの中心となるが、有権者の意識との乖離(かいり)に頭を悩ませる。
>島田俊明・道連幹事長は「イラク派遣部隊の一部は任務を終え、すでに帰国している。既成事実が積み重なるほど、訴えは届きにくくなる」と危機感を強める。
苦難の共産党・社民党 <参院選前線 北海道04>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406100226.html
7月の参院選で共産、社民両党は道選挙区(改選数2)にそれぞれ1人の候補を擁立する。昨年11月の総選挙で自衛隊イラク派遣への反対と絡めて護憲を中心に訴えたが幅広い支持を得られず、1ずつ持っていた道内の議席を失った。今回も「護憲」と「平和」を前面に出すが、厳しい戦いを迫られそうだ。
咋秋の総選挙で、道内での比例得票は共産が25万3442票、社民が14万7146票だった。参院選道選挙区は60〜70万が当選ラインとされる。選挙区への候補擁立は、比例票の掘り起こしの側面も強い。
共産は元札幌市議の岡千陽氏を立てる。島垣正信・道委員会参院選挙事務所長は「民主はすでに自民と同じ改憲の土俵に乗った。社民も土井前党首が『改悪には反対だが、改正には賛成』との姿勢を示した。憲法を守ることができるのは共産だけだ」と主張する。
有権者の関心については「イラクで日本人4人が殺された。憲法9条を守らねばならないという意識は、国民の間に広がっている」と島垣氏。吉永春雄・道委員会政策委員長も「憲法は日本の針路にかかわる。関心が低いとは考えていない」と強気だ。
社民は総選挙で落選した山内恵子氏をくら替えさせる。「半年前に訴えた内容を簡単に引っ込めるわけにはいかない」(党道連幹部)として、引き続き護憲が訴えの中心となるが、有権者の意識との乖離(かいり)に頭を悩ませる。
島田俊明・道連幹事長は「イラク派遣部隊の一部は任務を終え、すでに帰国している。既成事実が積み重なるほど、訴えは届きにくくなる」と危機感を強める。
陣営幹部は「これまでと同じような形で護憲を訴えれば、従来の支持者をつなぎとめるだけに終わる。しかし、どういう方法をとればいいのか、妙案は思い浮かばない」と嘆く。
(06/06)
1268
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 21:30:43
田舎だから昔から投票率が高いと思ってましたが意外にも「1960年代ごろから林業が衰退し、土木業が中心になるにつれ、60〜70%だった投票率は80、90%と上がった」んですな。衰退が土木業=自民党依存を生みだしたのか。
投票率全国一続く利賀村 <とやま参院選04>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200407040208.html
利賀村は国政選挙の投票率で全国一が続いている。いずれも選挙区で01年参院選97.73%(全国平均56.44%)、03年衆院選96.24%(同59.86%)。だが、11月に合併で南砺市となり、衆院解散などがない限り、村としては最後の国政選挙となる。なぜ村民の選挙への関心は、これほど高いのか。
利賀村の有権者数は約770人。03年衆院選で棄権したのは、たった29人だった。「病人や高齢者以外は投票に行く」と村民は口をそろえる。
「何もしなくても投票していただけるので……」。村選管も投票率アップのための啓発活動には力を入れていない。
●林業から土木へ
元々は林業の村。出稼ぎに行く人も多かった。「昔の生活は苦しかった。多くの人が村を出ていった」と、坂上地区の区長をする米倉毅さん(68)は振り返る。
1960年代ごろから林業が衰退し、土木業が中心になるにつれ、60〜70%だった投票率は80、90%と上がった。自民党支持が断トツで、03年衆院選比例区では投票者の8割が自民に入れた。
利賀村は山に囲まれている。冬は深い雪に閉ざされ、かつては隣の八尾町や井波町に行く途中に、雪崩に遭って亡くなる人も多かった。
しかし、国の補助事業で幹線道路やトンネル、ダムが造られた。村商工会の野原基外事務局長(55)は言う。「政治家に陳情する時、村を気にしてもらうには高い投票率が必要だった」
●「村良くしたい」
村に住む郷土史家の浦辻一成さん(48)は「村民には村を良くしたいという切実な願いがあり、政治はそれに応えてくれるという思いがある。だから関心が高い」と分析する。
「村を良くしたいから投票に行く」と村民は口々に言う。都市部での投票率低下が理解できない。米倉さんは「成人した東京の孫が投票に行かなかったら、きっちりしぼってやる」。
投票したかどうかも、すぐにわかってしまう。他の町から引っ越してきた女性は、「後で『投票しなかったの?』などと言われるのも嫌だし」。
●合併で埋没不安
11月の合併を控え、地区の集会では区長が「最後だからしっかり投票を」と訴える。合併すれば「旧利賀村」の投票率の高さは、ほかの旧町村に埋没する可能性が高い。
「利賀の声が、今までのように政治に届かなくなるかもしれない」。村役場の職員(40)は心配する。でも、今回の参院選を含め、今後も投票には行くつもりだ。「習性みたいなものですから」
(07/04)
1269
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 21:37:41
自治労は(又市氏の出身母体だけに)社民支持。連合富山は社民の擁立に不快感,草嶋会長(01年参出馬)は来賓として呼ばれた定期大会を欠席。
民主と修復、困難に 社民が独自候補 <とやま参院選04>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406130099.html
6月24日公示予定の参院選まで1カ月余。富山選挙区(改選数1)は、社民党が、民主党との政策的違いなどから独自候補の擁立を目指し、4月に県連合幹事長の小川晃県議(64)に決めた。「野党共闘」の消滅は、両党の支持母体・連合富山にも大きな亀裂をもたらし、現職の谷林正昭氏(57)の再選を狙う民主に逆風となるなど影響が広がっている。
「周りから県議の立場を捨ててまで出る必要はないと反対されたが、(社民党支持者の)期待に背くわけにはいかなかった」
4月25日、富山市で開かれた社民党県連合の定期大会。擁立の正式決定後、あいさつに立った小川氏は苦渋の決断をこう振り返った。
社民が県議会に持つ議席数は5。小川氏の立候補により、県議の議席を失うのは大きな痛手だ。補選で再び獲得できない可能性もあり、「大きなリスク」(党関係者)があることは明らかだった。
小川氏を支えてきた地元の党高岡支部にも、立候補に根強い反対があった。市議の一人は「厳しい選挙戦になるのは確実。引き受ける人がなく、幹事長として責任をとった」とみる。
○又市氏の面目
候補者選びは検討を始めた今年1月から難航を極めた。にもかかわらず、県連合幹部が擁立を目指したのは、全国的な退潮傾向に歯止めをかける狙いのほか、民主との政策的違いが大きかったためだ。
県連合の横山真人代表は「民主党も憲法改正の方針を打ち出し、自民との二大政党では戦争のできる国になってしまう。護憲政党として社民党は戦わなければならない」と危機感を強める。
昨年11月の総選挙で残した民主との「しこり」もある。自民に対抗するため、富山1、3区で候補者を一本化したが、2区では別々に立てる結果となり、双方に不信感が生まれた。
加えて、県内に支持基盤を持つ又市征治参院議員が昨年12月、党幹事長に就任し、全国の組織に参院選の候補擁立を働きかける立場になったことも大きい。
「又市幹事長から『何としても立ててもらわなければ困る』と言われ、大変なプレッシャーを感じた」。小川氏は定期大会で述べ、又市氏の面目を保つための必死の決断だったことをにじませた。
○現職に大打撃
社民の擁立に打撃を受けたのが民主だ。反自民票の分散を防ぐため、社民に擁立を見送るよう求めたが、はねつけられた形となった。
「社民党とは政策の違いがあるが、候補者を一本化した県もある。自民打倒という大局を見て判断してほしかった」と県連の坂野裕一幹事長。
兵庫や大分、長崎県などで社民は候補者を出さず、民主が擁立する立候補予定者に協力している。
○連合にも亀裂
一方、社民より民主に軸足を置く連合富山は昨年7月、早々と谷林氏を推薦していた。だが、連合富山傘下の最大組織で、社民を支援する自治労県本部が小川氏の推薦を決め、一枚岩で戦えなくなった。
連合富山の草嶋安治会長は、社民の定期大会に来賓として招かれていたが欠席。「労働界は一丸となって戦えるはずだった。野党現職の議席を大切にするという点で、社民党は判断してほしかった」と悔しがる。
民主、社民両党は00年総選挙で別々に候補者を立てて大敗した教訓から、前回01年参院選では統一候補を擁立している。
だが、坂野幹事長は「これまで試みてきた社民党との選挙協力は、見直さざるを得ない」と言う。両党の関係は修復が極めて困難となった。
(05/23)
1270
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:06:26
憲法のある風景(上) ミカン農家 参院選2004
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/112
憲法のある風景(中) 在日3世 参院選2004
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406200164.html
陳信之さん(49)は徳島県に生まれ、「大原信之」という名で日本人に囲まれて育った。16歳の誕生日、外国人登録の指紋押捺(おうなつ)によって「国籍」と向き合うことになった。「なぜ自分だけ?」「友人がいなくなるのでは」……。3カ月ほど悩んだ末、役所の住民課の奥で墨をつけた左手人さし指を紙の上でころがした。
自営業の父は、親類の会社に勤めていることにして厚生年金に加入していた。外国籍では国民年金に加入できなかったからだ。だが、役所から「勤務実態がない」と指摘され、厚生年金は解約させられた。同様に勤務実態がなかった小泉首相のように「当時の社長から『仕事は次の選挙で当選すること』と言われた……。人生いろいろ社員もいろいろ」とは当然、開き直れなかった。
役所も民間企業も外国籍では雇ってくれない。年金も加入できない。自分の手で商売を営み、老後の資金をためて「自己責任」で生きていくしかない。だから陳さんは、東京の大学に進学したが就職活動はしなかった。
□
日本政府は1979年、国際人権規約B規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)に批准した。規約には、「すべての者は、法の前に平等であり、いかなる差別もなしに法律による平等の保護を受ける権利を有する」と国籍などによる差別を禁じている。欧米からの圧力でベトナム難民受け入れを余儀なくされた結果の批准だった。
それまで、国民年金加入資格や公営住宅への入居を求める運動をしても国籍条項で拒否され続けた。憲法には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とある。だが陳さんたちには、その「国民」という壁が立ちはだかった。だから、B規約の批准で「すべての者」に基本的人権が保障されると知り、「目の前がパッと開ける思いがした」とふり返る。
憲法とB規約を支えに運動を進めた結果、82年、国民年金加入は認められた。だが、受給には25年間の加入期間が必要なため、父は今も無年金生活を強いられている。
今、陳さんらが求めているのは地方参政権だ。「地方公共団体の長、その議会の議員及び法律の定めるその他の吏員は、その地方公共団体の住民が、直接これを選挙する」(93条)と、憲法は「住民」に地方参政権を保障しているのに、自分たちは選挙権・被選挙権から排除されている。その一方で、「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」(30条)と、「国民」が対象の納税義務は、外国籍住民にも課せられている。
□
条文にちりばめられた「国民」という文字に多少の違和感を感じる。でも、今の憲法を基盤にすれば様々な民族がお互いの違いを認めあって暮らせる多文化多民族共生社会が実現すると思う。
「『自由と平和と民主主義』をうたう憲法に誇りをもち、外交でも国内政治でも、絶えず憲法に照らして議論し実践する国になってほしい」。参院選を前にした陳さんの思いだ。
(06/17)
憲法のある風景(下) 地区診断 参院選2004
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/300
1271
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:13:43
>社民が参院選の香川選挙区で公認・推薦の候補を決めないのは初めて。
>民主は今回、連合香川の推薦を取り付けた。衆院選で全面的には支持されなかっただけに、期待がかかる。
>中でも「社民最強の応援団」とされる自治労県本部が民主の公認候補の支持に回るのは初めて
民主に社民、選挙区協力は<票はいずこへ・中>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200407040194.html
選挙戦に入って間もない6月下旬、香川選挙区に立った民主新顔、植松恵美子さん(36)は街頭演説の合間を縫って、県議会を訪ねた。面会の相手は西讃の社民党県議。支援の依頼だった。
「党としては無理だが、個人として手伝いましょう」。県議は応じた。
民主党は自らの組織が弱い西讃を中心に、社民の力を借りたいところだ。「社民票を取り込まないと勝負にならない」と話す県連幹部もいる。
支援を頼まれた社民の県議は今、支持者を回って社民の比例区候補の支持を訴えつつ「選挙区は民主に」と言い添える。「自民の議席を減らし、小泉政権にストップをかけるにはこうするしかない」
◇
社民は4月下旬の県連定期大会で、参院選では選挙区に候補を出さずに非自民の自主投票と決めた。社民が参院選の香川選挙区で公認・推薦の候補を決めないのは初めて。有力県議は「つらい。国会議員が減って政党交付金が減り、選挙の資金がない」とこぼす。
一方、民主は「候補を出さなかったことが最大の支援」と受け取った。
しかし、社民県連が民主支持でまとまるかどうかは別だ。
昨秋の衆院選比例区では約3万7000票を得たものの、00年の衆院選より3万票減。多くは民主に流れたとみられることから、民主を敵視する見方もくすぶる。選挙区対応はあくまで個人の判断任せだ。
◇
民主は今回、連合香川の推薦を取り付けた。衆院選で全面的には支持されなかっただけに、期待がかかる。中でも「社民最強の応援団」とされる自治労県本部が民主の公認候補の支持に回るのは初めてで、注目を集める。
しかし、自治労の中にも微妙な温度差がある。ある市の労組幹部は「民主ではなく、候補本人を応援する」として組合員を説得したという。自治労県本部の森信夫書記長は「初めてなので、ある程度の揺れは予想していた。終盤にかけてさらに力を入れる」と組織固めに懸命だ。
昨秋の衆院選。比例区では民主、社民両党合わせ17万票。自民党の18万余りに迫る。
現職の山内俊夫さん(57)を擁立する自民の関係者は言う。「民主と社民がちゃんと組んだら、脅威になりうる」
新顔の近石美智子さん(56)を立てた共産党県委員会幹部は「社民票は期待しない。ただ、改憲に走る自民と民主の政策に批判的な層の票は期待できる」と話した。 (07/03)
1272
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:20:14
>公明は今回、衆院選比例区で獲得した約6万5000票に2割上乗せした8万票が目標。
結局04年参の公明票の香川県下の得票は68,576票に留まる→公明党の不満はどんなもんでしょうかね?
連立の自公、微妙な関係<票はいずこへ・上>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/OSK200407040009.html
「参院選では誠意を見せてほしい」
公明党の支持母体、創価学会の四国地区幹部はこう言った。
創価学会は昨秋の衆院選で、選挙区の自民党候補を支持した。その代わりに、自民が比例区で公明に協力するとされたが、この幹部は「実態はこちらが一方的に出しただけ」と話した。
公明は今回、衆院選比例区で獲得した約6万5000票に2割上乗せした8万票が目標。それだけに、同じ与党である自民がどこまで動いてくれるかに注目している。
公明の神崎武法代表が5月30日、比例区の現職弘友和夫氏(59)とともに高松市で街頭演説した。今回の参院選で四国を重点に置く候補だ。
傍らで、自民県連会長の平井卓也衆院議員がマイクを握った。「連立与党の仲間として送り出していただきますことを、自民県連の会長ではありますが、お願いしたい」と持ち上げた。集まった2000人以上の創価学会員から盛んな拍手が送られた。
しかし今回、自民の事情は複雑だ。
医師会、郵政、財界、防衛、建設……と比例区では、様々な団体が推す候補がしのぎを削る。例えば建設業界の場合、01年の前回参院選で得た票の5倍以上にあたる、1万票を上回るのが目標だ。県内の業界団体幹部は「比例区候補の投票結果は市町村単位で分かってしまう。目標が達成できたかどうか、ごまかしがきかない」と必死だ。
もちろん、候補自身も動く。県内に足場を置く自民現職月原茂皓氏(69→結局落選)は6月末、香川選挙区の現職の個人演説会で頭を下げた。「いろんな立場がおありだと思いますが、比例区は月原をよろしくお願いします」
自衛官OBらの全国組織「防衛を支える会」から支持を得たが、同じ防衛庁OB2人が自民公認で出馬している。自衛隊だけでなく、地元の票に期待をかける。
月原氏は5月16日の党県連大会でこんな演説をした。「夏の参院選は、過半数を回復するために大事な選挙だ」
朝日新聞が全国の参院選候補に実施したアンケートでも、期待する政権のあり方として、自民候補の43%が単独政権を挙げた。昨秋の衆院選の13%を大きく上回る数字だ。
自民候補同士の競争、そして単独政権論。自民の有力県議が「比例区票の協力は組織としては無理。個別の動きはあるかも知れないが」と漏らす状況は、公明や創価学会にとって気がかりだ。
◇
今回の参院選比例区はほかに、みどりの会議、女性、社民、新風、民主、共産の各党が候補を立てた。四国では主に、共産新顔の仁比聡平氏(40)、社民現職渕上貞雄氏(67)、みどりの会議新顔の藤田恵氏(64)らが支持を訴えている。
(07/02)
1273
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:22:47
渡辺智子さんは政党からの距離と自分に近い候補者の支援に関してなかなか上手な政治感覚の持ち主ではないか?
どこへ向かう無党派層 <票はいずこへ・下>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/OSK200407060040.html
6月21日、県議会に新会派ができた。民主の2人と、政党に属さない議員らの計5人が結成した。会派として議員の活動を拘束しないという新しいスタイルをとったが、参院選公示を3日後に控えていただけに、記者会見では「選挙協力はするのか」という質問が飛んだ。議員らは「あくまで地方議会の改革が目的だ」ときっぱり否定した。
◇
所属議員の1人、渡辺智子さん(50)。高松市区選出で当選3回。当初から政党に属さない市民派、無党派として活動。教育や平和、市民オンブズマン活動などに取り組んできた。県議になってからは、国政選挙では「必ず投票に行こう」と呼びかけるものの、特定の政党や候補にかかわらずにきた。
その渡辺さんが昨秋の総選挙終盤、民主の新顔候補の支援を決め、選挙カーに乗り込んだ。あくまで候補者個人への応援で、党は支持しないという立場だった。
それでも、支持者からは「安全保障で考え方が違う民主を支持するのか」と疑問の声があがった。渡辺さんは言う。「確かに迷った。でも政治を変えるため、現実的な選択肢のなかで意思表示する必要があった」
今回の参院選は、環境問題を前面に押し出す党を比例区で支持するが、選挙区での表だった活動は考えていないという。
◇
全国的に無党派層が拡大していると言われる。彼らは、現実的な選択肢を求めた渡辺さんや、それに疑問を呈した支持者と同じで、無関心層ではない。そして、地縁血縁が薄い都市部に多いのも特徴だ。
だからこそ、「高松がかぎを握る」と、香川選挙区の各陣営は有権者の3分の1を占める大票田の動向に注目する。
昨秋の総選挙。高松市では、民主候補が自民現職に8500票差まで迫った。無党派層が多い都市型選挙の傾向が強まり、全国的な「1区現象」の波が香川にも及んだと言われた。
今回の参院選でも、自民は「高松とその周辺は年々、票を読むのが難しくなっている」と、保守地盤の変化に危機感を抱く。
一方、議席獲得を目指す民主は「都市部での勝利が大前提。無党派層の支持を得やすい状況だ」と強気だ。
6年前には無党派層を取り込んで躍進した共産は「自民と民主はうり二つ。我々との違いに耳を傾けてもらえば、自然と票は積み上がる」。
◇
無党派層は「風」で動くと見られている。
3年前の参院選では、自民現職の真鍋賢二さんが民主、社民両党が推薦した新顔候補を18万票以上引き離して4選。朝日新聞の出口調査では、無党派層の42%が真鍋さんに投票したと答えた。
その年の4月に小泉政権が誕生したばかり。「自民党をぶっつぶす」というキャッチフレーズが注目を集めていた。真鍋さんの関係者は「あれほど取れたのは予想外。小泉人気の威力はすごかった」と振り返る。
無党派層がどこへ向かうのか。今、誰も明確な答えを出せずにいる。
(07/04)
1274
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:37:33
県道6号:高知伊予三島線
幹線 県道6号(鏡村最後の夏 山里からの一票:2)
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406200166.html
坂道をあがってきたバスが店の前でゆっくりブレーキをかけた。戸を開けて出てきた杉本末美さん(79)に運転手が窓を開け、朝刊の入った袋を手渡す。新聞が郵便で届く吉原地区に一足早く来る「バス便」。これを受け取るのが雑貨店を営む末美さんの朝の仕事になっている。この便に乗客はだれもいなかった。
「昔々は、人もいっぱい積んで来よったけどねえ」
◆
唯一の幹線道路・県道6号。この道の開通は住民の悲願だった。吉原公民館の庭にある石碑に、その歴史が刻まれている。
「幾多ノ辛酸ヲ嘗メテ大正十年終ニ開通セシメタリ……地方開発ニ貢献スルコト偉大ナルモノアリ」
険しい山間部。難航したが、住民も道を切り開き、費用の一部も出して開通にこぎつけた。
◆
終戦から3年後に結婚し、4人の娘を育てながら店番をしてきた末美さん。窓越しに県道の往来がよく見える。道はアスファルト舗装され、市街地までの時間は半分ほどの約40分に短縮された。一方、多くの住民は仕事場を求めて村外に出た。
人の流れは徐々にさみしくなった。4人の娘も結婚してみな、村外で暮らす。夫との2人暮らしも15年ほどになる。
吉原地区では50年前に510人だった人口が、3割以下に減った。唯一の小学校は83年、廃校に。小学生は6人となり、7キロ先の学校にバス通学。そのバスも乗客数減で撤退が検討され、村が補助金を出してバス会社の赤字を埋める形で維持する。今年度に見込む補助金と委託料は約1160万円だ。
◆
14日から県道6号の拡幅工事が始まった。山肌を削り取り、幅3メートルに満たない部分を約4メートルに広げる計画だ。「ライフライン」の整備は歓迎するが、戦前、戦後を見てきた末美さんはちょっと複雑な心境になる。
「確かに、こんな狭くてカーブが多い道、いまどきないと言われる。でも、太くなったからといって、娘も孫も戻って来んろうねえ」
(06/17)
1275
:
とはずがたり
:2006/10/07(土) 22:37:58
やはり寂れる商店街は自民に任せて民主は郊外型の楽しいショッピングを推進する勢力であって欲しいが。
中心商店街 <クニのゆくえ 保守の底流で:中>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/OSK200406200017.html
県内の若手商工業者が佐賀市に集まった11日の県中小企業青年中央会総会。祝電披露で、自民現職の岩永浩美氏(62)の名前が読み上げられた。同市中心部のある商店街協同組合で役員を務める男性(48)は、軽い違和感を覚えた。県西部が地盤の岩永氏と佐賀市の商店街の縁は薄いと思われるからだ。総会で参院選の話は出なかった。
同市中心部の主な商店街は呉服町、白山、唐人町など6つ。計約600店を数える。顧客との付き合いがあるため表立って支援しないが、伝統的な保守支持層の一つだ。優遇制度適用の働きかけや官公庁への問い合わせで「頼りになる」として、商店街の組合は国政選挙や県議選で自民など保守系候補を推薦するのが慣例だ。今回参院選でも、商店街などの政治団体「県商店街政治連盟」は岩永氏を推薦した。
男性も国政では主に自民候補に投票した。組合代表らと推薦候補を連れて各店舗をあいさつ回り、街頭演説や集会にも動員された。「自民ならアーケード整備やカラー舗装に補助金を付けてくれる」と期待した。
商店街の自民離れは89年に始まった。商店主が反対した消費税導入に踏み切った時だ。朝日新聞社の世論調査では、86年衆参同日選で7割近かった県内自営業者層の自民支持率は、89年参院選で約4割に落ち込んだ。
90年代に入ってバブル経済が崩壊し、個人消費が低迷して商店街の売上高が落ち始めると、慣例だった自民候補の集会への動員がなくなった。それでも「景気を回復してくれるのは自民」と投票し続けた男性に転機が訪れた。00年衆院選だ。
同年6月に大規模小売店舗立地法(大店立地法)が施行され、大型商業施設の出店が原則自由に。初めて不安を覚え、同月の衆院選では非自民候補に投票した。
不安は的中した。同年9月、同市近郊にイオンショッピングタウン大和が進出。市調査によると、市中心部の日曜日の通行量は85年の約10万3千人をピークに減少、02年には約2万9千人まで減った。03年には市内にモラージュ佐賀も進出。男性の店の売上高はバブル期の3分の1に減った。商店街の会合で、自民への不満が公然と出るようになった。野党の政策を「具体的でいい」と紹介する役員も出てきた。
男性の商店街は今回も自民候補を推薦する。自民に投票する商店主も多い。やはり「頼りになる」というのが理由だ。
03年衆院選比例区で現れた佐賀市の得票結果は、自民約2万7千票、民主約3万2千票。当時の朝日新聞社の世論調査によれば、自営業者層の自民支持率は全県で約4割。佐賀市を含めた佐賀1区では3割だった。
新顔の川崎稔氏(43)を擁立する民主は、貸し渋りや貸しはがしへの対策として、金融機関に融資条件の明示などを義務づける「金融アセス法案」を国会に提案するなど、中小企業の資金調達への支援を重視。共産新顔の武藤明美氏(56)は、大型店進出など乱開発を規制する大店立地法の改正も盛り込んだチラシを各商店街に配った。
佐賀市や周辺には今後も大型店の出店計画がある。先の男性は、大型店の出店に何らかの規制をかけるよう法改正して欲しいと願う。「今度は『何となく自民』ではなく、それぞれの主張をよく比べて判断したい」
(06/18)
1276
:
とはずがたり
:2006/10/08(日) 00:29:02
公明は成果が出て,社共は埋没。
④公共社3党
2004年7月16日
<岩手県>民、自激突で明暗鮮明
http://www.iwate-np.co.jp/saniin/hamon/hamon4.htm
民主・主浜了氏(54)と自民など推薦の無所属・高橋洋介氏(62)による激しい攻防で、本県の2大政党化は一段と加速。自・民対決のはざまで、他政党も明暗を分けた。
選挙区で高橋氏を推薦した公明は今回、比例代表で5万5826票を獲得。前回参院選から約3000票、昨年の衆院選より約1000票上積みする手堅い戦いを見せた。
「比例は公明へ」。各地で開かれた高橋氏の後援会集会。同党支持者が笑顔で政党ビラを配布する。自民と選挙協力した過去の選挙では見られなかった光景だ。
「選挙協力しても、自民候補の会場ではここまでできない。無所属候補を推薦する対等な立場だからこそ支持者も積極的だ」。党県本部の小野寺好代表は解説する。
別の幹部も「各地の街頭で自民県議や椎名素夫参院議員が公明への投票を呼び掛けている。こんなことは初めて」。これまでにない選挙協力の成果を感じ取っていた。
1986年に記録した最高得票には及ばなかったが、小野寺代表は「一定の成果は得られた」と総括。支持者からこれまでは「一方通行」と不満が漏れた自公連携の前進に自信を深める。
藤原泰次郎自民県連幹事長も「公明さんには一生懸命やってもらった」と話し、「高橋氏後援会を含めて今回の体制は維持したい」と早くもラブコールを送る。
全国的に顕著となる自民の「公明頼み」。支持母体の本県創価学会幹部は「今回も大満足とはいかないが、岩手での関係は良くなっている」とし、「ストップ民主」への共闘強化をにおわせる。
一方、社民は選挙区の前回得票率で2・6ポイント、共産は1・1ポイント減少。ともに供託金没収点に届かず、二大政党論の大波に埋没が進行した格好だ。
社民党県連合と合同選対を組織した平和環境県労組センターの斎藤健市議長は「二大政党論を克服する運動量がなかった」と分析。55年体制を支えた社会党時代の支持者は高齢化し、党勢衰退で死に票を嫌う支持者が他政党に流れる傾向も続く。
共産・若山明夫氏(52)陣営も、政権与党に加え民主批判も展開したが、過去最高得票だった98年の6万7000票には程遠い敗北。県委員会の水戸正男委員長は「自民か民主かの流れを押し返せず残念」と受け止める。
県内第三党への定着が進んだ公明とは対照的に、政権への逆風を感じ取りながら完敗を喫した社民、共産関係者のショックは大きい。打開策の模索は続くが、浮上の糸口はまだ見えてこない。
1277
:
とはずがたり
:2007/04/26(木) 11:38:26
今読んでも色々この時の状況が影響してますねぇ〜
野党共闘 生き残りへ複雑気分<焦点細見>
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200407020323.html
24日、参院選公示の朝、大分市内は雨が降りしきった。大分選挙区の民主新顔、足立信也氏の出陣式に駆けつけた社民の横光克彦副党首は、傘もささずに訴えた。
「国民を無視する小泉政権と戦う。国会を軽視する与党と戦う」。少し間をおいて、付け加えた。「そして、己自身のために戦う」
昨秋の総選挙を大分3区で戦った横光氏は、27日も選挙カーに同乗。白い手袋をして、まるで候補者のように国東半島を1周した。
大分では00年総選挙以降、民主、社民、連合大分で国政選挙の統一候補を立てる「三者協力」が続く。98年参院選で民主と社民が分かれて戦い、自民新顔だった仲道俊哉氏に敗れたことを教訓とした。
01年は社民現職が統一候補で、今回は民主の順番。だが、社民県連の重野安正代表の胸中は複雑だ。「3年前から決まっていたとはいえ、社民の政策を訴える機会は少ない。難しい選挙だ」
社民県連は、比例区で13万2000票という目標も掲げる。01年は9万4000票。目標達成のために「党内から候補者を出すべきだった」との声もくすぶるが、今後の大分での議席獲得を考えれば、民主との共闘は続けざるを得ない。
民主県連の梶原九州男幹事長は、三者協力について「3年後はまったくの白紙」と言う。それでも、社民は足立氏を推す。重野氏は「社民としては、全国的にも厳しい結果が出るかもしれない。だからこそ、大分で推薦候補を勝たせて、3年後の統一候補に『社民』という選択肢を残さないといけない」。30日には村山元首相も大分市の街頭でマイクを握る。
2大政党のはざまで第三極をめざす社民。最後の牙城でも、民主との共闘を通じて生き残りを模索せざるを得ない苦境にある。
大分(改選数1)
仲道 俊哉(74)自現
足立 信也(47)民新
小野 勝(61)共新
荒木 国夫(59)無新
□ □
27日夜、沖縄選挙区の無所属新顔、糸数慶子氏は本島中部のレストランにいた。共産、社民、沖縄社会大衆(社大)の議員や首長ら70人余りも顔をそろえた。
「取り組みが遅い。これで負けたら応援する側の問題だ」。村長の檄に選対幹部が続いた。「やるべきことをやろう」。だが、議員らは黙り込む。重い空気が漂った。
沖縄は全国で唯一、民主、共産、社民3党が共闘する。他県と同じように民主、共産両党の溝は深いが、糸数氏の出身母体である社大が橋渡し役となった。不協和音を避けるため、合同選対は設けていない。
その結果、選挙運動の「空洞化」が起きている。
28日、宜野湾市の演説会。社大を中心とした選対本部が企画した。
「首相は憲法改正と言ったが、9条改正は絶対に認められない」(共産の衆院議員)、「沖縄から自公にパンチを」(民主の衆院議員)。
護憲を掲げて第三極をめざす共産、自公を相手に見据える民主。演説では両党の志向の違いばかりが際立った。1200人収容の会場に集まった聴衆は150人。本部から各党への連絡が遅れ、動員もかけられなかった。
29日の勝連町での演説会は中止せざるを得なかった。「誰かが調整するはずだと、三すくみになっている」と民主県連の幹部は言う。
不協和音を生じさせないための「ブリッジ共闘」だが、溝は隠しきれない。「負けたら共闘は二度と無理だ」。陣営に危機感がにじむ。
沖縄(改選数1)
翁長 政俊(55)自新
糸数 慶子(56)無新
(06/30)
1278
:
いなばやま
:2007/04/26(木) 23:41:19
「励まし」のメールのほとんどは礒崎支持者だろ。
矢野氏、候補者統一の議論とは関係なく立候補するそうです。
地方公務員の座を捨てさせ立候補まで決意させた吉良氏、
非常に厳しい戦いになるなか落選したときはどう責任を取るのか?
もし「受かる」といったならほとんど詐欺ですね。
選挙:参院選・大分選挙区 「“地方”の選択肢に」矢野氏、決意表明 /大分
4月26日15時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070426-00000215-mailo-l44
参院選大分選挙区への立候補を決めた佐伯市観光大使、矢野大和氏(50)が25日、吉良州司・民主党県連代表の事務所(大分市)を訪ね「多くの方からの『立て』との励ましメールが大きかった」と決意の経緯を報告した。
吉良氏の「田舎に光を当ててほしい」との言葉に、矢野氏は「地方に住み、講演活動で全国各地を巡り、田舎のことはよく分かっている。県民の皆さんの選択肢になりたい」と語った。観光大使の仕事を捨てがたい思いもあったが、「高齢者や青少年育成の問題など、講演で求められるテーマも変わってきた。こうした問題を『これでいいのか』と思っていた折、立候補の話をいただいて、挑戦しないと道は開けないと思い至った」と述べた。
社民と民主の候補一本化問題については「どんな形になれ立候補する。『お前のことが好きだ』という輪が広がってくれれば」と話した。【梅山崇】
◇佐伯市長に辞表、今月末で退職に
矢野氏はこれに先立ち、西嶋泰義・佐伯市長に辞職願を提出した。矢野氏は今月末で退職となる。
4月26日朝刊
1279
:
とはずがたり
:2008/01/14(月) 15:02:27
落選した紀文・虎之助・自民を放逐された熊代・平沼なんかが出てきて喋っているのがおもろい。
2004参院選
最激戦区の舞台裏 <上>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/kikaku/026/1.htm
民主県連は六月初め、岡山選挙区の情勢分析を行った。自民と雌雄を決する全国二十七の一人区の一つ。江田と加藤の差はわずか、だった。副代表の生き残りをかけた戦いに、党本部は岡山を「最重点区」に位置づけた。
江田は、旧社会党の理論的支柱だった父、三郎を継いで参院議員に初当選。約九年間、旧社会民主連合代表を務め、科学技術庁長官にも就いた。衆院四期、参院二期の実績。自民に対抗する野党の顔の一人として、全国的な知名度は加藤をはるかにしのぐ。
対する自民。同じ時期に実施した独自調査で、こちらの結果も「小差」だった。五月八日、加藤の事務所開きに駆け付けた幹事長の安倍晋三は「日本で最も激しい選挙」と言い切り、前総務相の片山虎之助は「ここは自民の金城湯池。負ければ、自民党の看板が泣く」と危機感をあおった。
加藤も、父武徳が県知事と参院議員、叔父六月が農相などを歴任した政治一家の出身だ。義理のいとこに当たる加藤勝信は昨秋、衆院比例で初当選した。
「総理にお会いした時、岡山は大変だ、勝たなきゃいかん、という話になった」。県連会長の熊代昭彦は打ち明ける。小泉は十九日、公示前ながら、さっそく応援に訪れる。
岡山選挙区が、現職が必ず落ちる定数削減の対象になったのは、二〇〇〇年十月、改正公選法の成立にさかのぼる。
推進したのは、当時、参院自民の国対委員長だった片山である。二人区のままでも、有権者数では一人区の鳥取などを大きく上回る。それでも踏み切った事情について、片山は「人口の少ない順に切らなければならなかった」と振り返る。が、民主県連幹部は唇をかみしめながら言う。「岡山は狙い撃ちにされたんだ」。
県内の参院議席は長らく、自民系と旧社会・民主系で分け合ってきた。しかし、衆院は九六年に小選挙区制を導入して以来、五選挙区を自民が独占する状況が続く。「金城湯池」。片山の言葉は、雄弁にその自信を物語る。
看板議員を落とせない民主は五月、幹事長(当時。現代表)の岡田克也、前代表の菅直人が相次いで来県。「岡山と言えば、江田五月。日本の政治の良心、良識を表す人を間違いなく選択してほしい」(岡田)「岡山の戦いが民主党にとって正念場の戦い」(菅)。懸命に訴えた。
自民も、幹事長、総裁の来援に加え、県内の大物政治家が「天下分け目の戦い」と強調する。「全力を尽くして勝ち抜きたい。そう願いながら帰ってまいりました」。元首相の橋本竜太郎は聴衆に語りかけ、元経済産業相の平沼赳夫も「お父様の代からまじめにやってきた加藤先生を絶対勝たせなければならない」と力を込める。
一方の共産・植本。現職同士の対決に埋没してはならない、と三月上旬には真っ先に選挙事務所を構え、独自の組織戦を開始した。五月末に訪れた党副委員長の上田耕一郎は「一人区でも勝つためには、党ですよ党。一人区でも勝てる党を作ろうじゃありませんか」と呼びかけた。
(敬称略)
1280
:
とはずがたり
:2008/01/14(月) 15:02:41
>組合員数十一万人を抱える最大の支援団体。
>が、市民型選挙を標ぼうしてきた江田が、労働団体から直接支援を受けるのは国政選では初めてという。
そうだったんですねぇ。
2004参院選
最激戦区の舞台裏 <中>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/kikaku/026/2.htm
津山ではあまり見かけない男が壇上に上った。衆院岡山五区の自民代議士、村田吉隆(59)。五月二十九日、津山文化センターで開かれた自民党県第三選挙区支部の時局講演会。前総務副大臣の自民現職・加藤紀文(55)のための会で、村田は「一区から五区まで競いあって頑張りましょう」と呼びかけた。
参院選に向け、自民が敷いた「挙党態勢」。村田を始め、平沼赳夫など衆参合わせて計七人の国会議員が、加藤の選対事務所に一人ずつ秘書を送り込んだ。五十五人の県議のうち、三十九人を占める自民県議団は連日、二人が事務所に詰める。村田の登壇は、三区の平沼の支持者に新鮮さと危機感を訴える作戦だった。
「四区の事務所をまだ、決めておられないようだ。もし良かったら、私の所を使って下さい」
五月八日、岡山市内で開かれた加藤の事務所開きで、橋本竜太郎の申し出に拍手が沸いた。加藤の叔父・六月は、かつて同じ選挙区で「六竜戦争」を繰り返した相手。集まった約二千人に、一丸となって戦う姿勢を印象付けた。
県内の市町村長と県議、市議に、その街で獲得すべき票の目標を示して走らせる。応援企業には二百人分の電話番号簿を渡し、片っ端から掛けさせる。舞台裏では、自民独自の手法で票狩りが続く。
□ ■
「私は、来賓と紹介を受けましたが、実は選対本部長代行と認識しています」
四月二十四日、岡山市内のホテル。民主党副代表の現職・江田五月(63)の総決起パーティーで、四百五十の労働組合で作る「連合岡山」会長の森本栄はこう切り出した。
組合員数十一万人を抱える最大の支援団体。が、市民型選挙を標ぼうしてきた江田が、労働団体から直接支援を受けるのは国政選では初めてという。
六年前の参院選で連合岡山は、知事選で敗れ、衆院からくら替えした江田ではなく、現職の民主候補、一井淳治を支援した。「割り込んだ」という印象が強く、しこりは今なお残る。
「でも」と、森本は語る。「衆参七議席を全部自民に取られてもいいのか。好きだ、嫌いだと言ってる場合じゃない」。江田事務所には連合のスタッフ四人が常駐し、各組合と連絡を取って運動を進める。
手の空いている議員は岡山へ。「最重点区」の岡山に、民主党本部は今後、国会議員を次々に送り込み、必勝を期す。前代表の菅直人は十九日、五月十六日に続いて訪れる。
共産党県政策委員長の新人・植本完治(45)陣営は、党員、後援会などを動員して機関紙「赤旗」の部数増を狙う。票の伸びに必ず結びつくという考えからだ。目標は現在の四万部の一・三倍。五月二十六日の演説会では、党副委員長の上田耕一郎が「読者を増やし、党の戦列に加わってもらおう」と訴えた。
■ □
総力戦。
自民「保守王国・岡山の名を賭け、革新勢力との戦いに決着を付ける」
民主「自民に議席を独占されれば、日本の政治は岡山から悪くなる」
共産「この党がどれだけ大きくなるかは、日本国民の運命に結びつく」
鹿児島、熊本とともに改選定数が一減る岡山。党を挙げた争いが続く。(敬称略)
1281
:
とはずがたり
:2008/01/14(月) 15:04:08
>>1279-1281
2004参院選
最激戦区の舞台裏 <下>
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/kikaku/026/3.htm
荒島信昭は、届いた招待状の数に首をひねった。前総務副大臣の自民党現職・加藤紀文(55)の選対事務長。岡山市の総合展示場で五月八日に開かれる「公明党フォーラム」に来訪を求める手紙は百三通。「誠意を示さねば」。ぴったりの人数を連れて行った。約四千人が埋めた会場の中央に、「加藤紀文後援会様」と書かれた席が用意されていた。
「公明さんは紀文が勝つための命綱」。荒島はこう言い切る。八年前の県知事選で、自民は建設省官房審議官だった石井正弘(58)を推薦し、新進、社民、公明などの推薦を受けた江田五月(63)を約五千七百票差で破った。薄氷の勝利。この時、十数万と言われる公明の組織票は江田に回った。
十八日夕、岡山市内のホテル。公明党県本部代表の景山貢明が、加藤に推薦状を渡し、がっちりと握手した。「大半の公明票が加藤に行くだろう」。公明幹部は断言する。
一方、知事選の二年後、参院議員に返り咲いた民主党副代表の江田は今年一月、公明の新春パーティーに顔を出し、かつての盟友と旧交を温めた。「あいさつの機会はありませんでしたが、友情あるご配慮に感謝します」。自身のホームページに書き記した。
しかし……。岡山市内のホテルで三月二十七日に開かれた公明党参院議員・日笠勝之(58)と、党の参院比例候補予定者・谷合正明(31)のパーティー。江田のお祝いメッセージを手にした民主県連副代表の衆院議員(中国比例)・津村啓介(32)は、一階受付で丁重に会場入りを断られた。招待状が、なかった。
□ ■
「事実と違う。黙視できない」
自民県連幹事長の大杉尚久は三月十五日、急きょ県庁内で記者会見を開き、怒りをあらわにした。
二日前、今秋の知事選に三選出馬を表明した石井に対し、民主県連が推薦を決定。発表の記者会見で、代表の江田が「石井知事は『偏らないように、そこはしっかり頭に刻み込んでおきます』というお答えでした」と述べたからだ。
問いただした自民に対し、石井側は発言内容を即座に否定したという。
民主は四年前、石井の推薦を見送った。江田は「まだ四年前じゃ、体の火照りが取れていなかった。八年たてば、火照りもそろそろ収まっているから」。がけっぷちの参院選を前に、かつての敵の後押しを決めた気持ちを語る。
その二か月後、岡山市内のホテルで開かれた自民県連合同会議。国会、県会議員らが一堂に集まった場に、石井は顔を見せ、加藤を応援する言葉を述べた。同じ日、数百人が集まった江田の事務所開きには、県出納長の黒崎一秀が代理出席した。
■ □
公明票と石井知事を巡る自民と民主の綱引き。党県政策委員長の植本完治(45)を擁立する共産は「自民も、公明に協力してもらわなければ勝てない政党になったのか」と冷ややかな反応。民主の知事の推薦についても「選挙のための戦略にしか見えない」と突き放す。
参院選公示まで、あと五日。読売新聞が十二、十三日、県内で実施した世論調査では、最多の四割近くが「投票先をまだ決めていない」だった。
(敬称略)
1282
:
とはずがたり
:2009/06/08(月) 01:12:15
こんなこと云ってたんですねw
04年の記事もちゃんと保存している読売に敬意を表しつつ転載。
土井前社民党首「参院選、違反すれすれで頑張ろう」
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2004/news/20040623ia22.htm
社民党の土井たか子・前党首は23日夕、党本部で行われた参院再選を目指す福島党首の「出発式」であいさつし、「『無理をしないで』とは断じて言わない。無理をして、無理をできる限りして勝って欲しい」と激励した。その上で、「選挙違反をやっていいとは言わないが、すれすれのところまで、本気になって頑張ろう」と述べた。
(2004年6月23日20:26 読売新聞 無断転載禁止)
1283
:
千葉9区
:2009/06/09(火) 23:43:32
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406130158.html
存在 政権の枠組みに影響力(参院流04選挙やまぐち:上)
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5月末、東京都内で開かれた参院選山口選挙区の自民党公認、岸信夫氏のパーティー。壇上にあがった人に出席者の視線が集まった。参院の「ドン」、青木幹雄・同党参院幹事長。「中国5県で山口だけが空白区。それを圧倒的な勝利で埋める。岸さんに課せられた大きな課題だ」
「51議席」。今回の参院選で自民はこの勝敗ラインを設定した。参院自民党115議席のうち改選分50を上回るのが目標だ。公明党の議席を加えて総定員247の過半数を維持する計算だ。
衆院が安定しても、参院で過半数未満なら法案は通らない。自民が他党と連携・連立してでも過半数を維持したい意向には、そんな事情がある。
■ ■
「大所高所の議論が完全に働かなくなる」。自民党の林芳正・参院議員(山口選挙区)は98年の国会をこう振り返った。
同年参院選で自民党は惨敗、過半数割れした。10月、公明党を含む野党は額賀福志郎防衛庁長官の問責決議案を参院に提出し、額賀氏出席の委員会審議を拒否。同案は可決され、額賀氏は辞任に追い込まれた。
「野党がそうしようと思うと、そうなってしまう現状がある。このままじゃどうしようもないとなる」と林氏。その後、自民党は公明党との連立を模索し始める。
戦後、貴族院を引き継いだ参議院は定数の4割近い無所属議員の存在から「良識の府」と呼ばれた。政争に距離を置き、政策論議をするとの姿勢からだが、自民が参院で過半数を占めると、次第に衆院の決定を参院が追認する形に。衆院との違いが見えにくく、「衆院のカーボンコピー」と呼ばれ始めた。
民主党の松岡満寿男・参院議員(同選挙区)は「参院議員は無所属であるべきだ」が持論だ。議員を直接選挙で選ばず、自治体の首長や議長が兼務したり、案件によって専門を有する議員資格者が参加したりする――といった理想型を掲げた。「選挙を意識して党利党略に基づく判断を避けることができる」
その松岡氏自身も昨年末、無所属の会から民主党に入党し、政党化の波にのまれた。「2大政党制の必要性を訴えたかった」と話したが、無所属の会では国会の質問時間が短いなどとして「入党は消極的選択だった」とうち明ける。
■ ■
林氏は米国の二院制を理想とする。参院にあたる上院は各州定員2人。「どんなに人口が違っても改選で各州1人を選び、上院に多くの権能を与えている」。日本では各都道府県2人で計94人を3年ごとに半数改選するイメージになる。
だが、これには「一票の格差」問題がある。訴訟で合憲とされたものの、01年参院選での選挙区人口の格差は5・06倍。判決では格差是正を求める意見も出たが、林氏は「(格差が出ても)米国の上院のように地方の声を届かせるには、憲法改正しかない」と話す。
「長期的な視野で課題に取り組める」。こう参院の利点を挙げる林氏は、昨秋の総選挙山口2区の公認候補に名前が取りざたされた。県連が元職に代わり、林氏と岸信夫両氏を推薦したのだ。
岸氏も「解散がなく、6年間、中長期の問題を取り上げられる」と言うが、関係者や有権者からは衆院を重視する声が聞こえてくる。
なぜか。林氏は他県の人たちと話して、その理由に気づいた。「我が県は8人目の総理をとの意識が強い。憲法上はそうではないが、参院では総理になれないと言われる。参院の権能とか細かいことより、そこが一番大きい」
× ×
参院選まで1カ月余。参議院の実像を追う。
(06/04)
1284
:
千葉9区
:2009/06/09(火) 23:44:59
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406130162.html
集票 支持団体の動向が左右(参院流04選挙やまぐち:下)
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「関西が票を取りすぎた」。01年参院選の直後、公明党の支持母体・創価学会の会合でこんな声が相次いだ。
この選挙で公明党は比例候補8人を、支援する地域を分割して決定し、個人名での投票を徹底した。8人は比例区全候補204人のうち2〜9位に入り当選を果たした。
ただ、結果は学会の組織力の差も如実に示した。例えばトップ当選の山本香苗氏(近畿2府5県)の128万票余に対し、山口県を含む中四国9県で支援した福本潤一氏は66万5000票だった。
公明党・創価学会は基本戦略を変えないものの、候補が均等に得票できるよう地域割りの変更に着手。結果、地域割りの候補は6人に減り、学会票の厚い近畿を分割するなどの工夫をした。
山口県を含む中国5県は今回、福井、滋賀、兵庫3県と一緒に新顔の元NGO職員、谷合正明氏(31)を支援する。四国は九州に付いた。「兵庫が加わったのが大きい」と山口県の学会関係者は期待する。
昨秋総選挙では自民候補が選挙区支援の見返りに「比例は公明」と訴える事態が目立った。自民は今回「比例は自民」を徹底する方針。学会関係者は「自民と表だったバーターはできず総選挙より厳しいが、知名度の高い浜四津敏子代表代行を東京選挙区から比例に回して底上げを図る」。1000万票獲得が目標だ。
■ ■
ほかの宗教団体は、自公の関係の推移を注意深く見守っている。
4月18日、山口市に本部を置く新生佛教教団の開教50周年記念大会が開かれた。会場では小泉首相(自民党総裁)、菅民主党代表(当時)らの祝電が披露され、両党幹部が次々と祝辞を述べた。
同教団は自民党との関係が深かったが、反創価学会の立場を取り、自公連立に批判的だ。昨秋総選挙では自民党のほか、民主候補の一部も支援した。
今回比例区では自民党の山谷えり子氏を推薦。秋本協徳代表役員は「今回、自民は『比例で公明』を認めないと言っている。自公は離れている」と理由を説明する。
やはり自公連立に批判的な立正佼成会は47選挙区の約半分で民主候補を推薦する予定。01年参院選から倍増だ。比例区でも民主2候補を推薦する。東靖憲・山口教会長は「投票率が40%余りまで落ちたら、特定の宗教団体の重みばかりが増してしまう。こんな投票率では議会制民主主義は維持できない」と投票率低下に危機感を抱く。
■ ■
共産党は98年参院選で過去最多の15議席を獲得した。今回、比例区の改選は8議席だが、最近の退潮傾向を考慮して地域割りの候補を5人に絞り込んだ。最低でも7万2400票が県内の目標だ。
同党は公明党と対照的に、01年の比例区では「日本共産党」を徹底させた。党名がどの候補者よりも知名度があると考えたからだ。前職の当選を重視してのことだったが、結果は予想に反し、前職3人のうち1人が落選。逆に新顔2人が当選した。このため今回は「政党名でも個人名でも可」とし、党支持層以外の取り込みもねらう。
山口県では比例区の仁比(にひ)聡平氏(40)の当選を目指し、山口選挙区の吉田貞好氏(51)とともに支持を訴える。仁比氏は中四国、九州、沖縄17県の重点候補。
北九州市を拠点とする弁護士の仁比氏は比例区で唯一の新顔候補。共産党の国会議員に弁護士がいないため、「憲法を守る弁護士の議席を回復したい」と訴える。
党県委員会は比例区の議席確保を最優先にしている。「党の支持者でなくても、共産党の弁護士が1人ぐらいいてもいいと思う有権者はいる。支持拡大を図りたい」と佐藤文明書記長は話す。
(06/06)
1285
:
とはずがたり
:2009/08/20(木) 01:06:26
2004参院選大阪選挙区
選挙サンデー 熱気 7候補、府内駆け回る
http://www.nnn.co.jp/dainichi/kikaku/senkyo/saninsen2004/news/200406281.html
2004/06/28
心斎橋の商店街に繰り出し、
市民とふれあう選挙区と比例
代表の候補者=大阪市中央区
参院選公示後初の日曜日となった二十七日、大阪選挙区(改選数三)に名乗りを上げた七人の候補者は、時折小雨が降る中、少しでも多くの有権者とふれあおうと繁華街を中心に精力的に街頭活動を行った。女優や元首相が駆け付けた陣営もあり、なにわの“夏の陣”も熱気を帯びた。
増田義雄候補(無所属新)は、午後一時から同四時まで梅田で街頭演説。政治を変えるために投票するよう呼び掛けた。
宮本岳志候補(共産現)は、茨木市や寝屋川市の駅前で、比例代表候補の市田忠義党書記局長とともに街頭演説した。
北川イッセイ候補(自民新)は、オリンピック金メダリストで比例代表の荻原健司候補と寝屋川市や大阪市内の商店街を練り歩いた。
大城戸豊一候補(諸派新)は、キタやミナミで二時間ほど街頭演説。居合わせた増田候補ともエールを交換。
一方、辻元清美候補(無所属新)は、応援弁士なしで和泉市や堺市、大阪市内の十カ所以上で街頭演説した。
山下栄一候補(公明現)は、雨のため鶴見緑地での徒歩遊説を断念。女優の岸本加世子さんとともに大阪市北区の商店街に繰り出した。
尾立源幸候補(民主新)は、羽田孜元首相とJR天王寺駅前で街頭演説。このほか堺市や岸和田市など府南部を中心に回った。
1286
:
名無しさん
:2009/09/08(火) 22:14:35
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-03-28/02_01.html
2004年3月28日(日)「しんぶん赤旗」
フルゲン(宗嘉)氏を擁立
日本共産党県委が発表
参院沖縄選挙区
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日本共産党沖縄県委員会の赤嶺政賢県委員長・衆院議員、伊佐真市委員長代理らは二十七日、「参議院沖縄選挙区についての日本共産党の立場」を明らかにし、同選挙区に党県委員会のフルゲン宗嘉(むねよし)書記長(52)を擁立することを発表しました。
同選挙区の共闘をめぐっては、沖縄社会大衆党との間で四回にわたり協議をすすめてきました。
日本共産党は二月一日の第一回協議で、(1)憲法擁護、消費税増税反対など国政上の重要問題で「政策協定」を結ぶこと(2)候補者は革新の共同候補として、「無党派・無所属」とし、当選後も無所属をつらぬき、特定の党派に偏らない活動を展開すること―の二つの提案を行いました。
しかし、社大党の態度は、“民主党の協力がないと勝てない”との立場で革新統一候補者でなく野党統一候補にしたいとの意向を表明。
同時に、両党協議が続いているさなかの三月十三日に社大党、社民党、民主党の三党で「安保条約廃棄」「基地撤去」「憲法擁護」も欠落させ、選挙後、民主党会派入りを含めて協議するという「協定書」を締結しました。
那覇市泊の党県委員会で記者会見したフルゲン氏は、社大党が「保守二大政党」づくりの流れにのみこまれ、革新の立場を投げ捨てたもとで、革新共闘の喜屋武真栄参院議員以来かかげてきた革新の旗を高く掲げ、「基地のない平和で豊かな沖縄」の実現のために全力を尽くしたいと決意を表明しました。
フルゲン(古堅)氏の略歴 一九五二年生まれ、琉球大学卒。民青同盟沖縄県委員長、日本共産党北部地区委員長、ヘリ基地反対協幹事を歴任。一九九六年、二〇〇〇年衆院選沖縄三区立候補。現在、党県委員会書記長。家族は妻、長男。
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参院沖縄選挙区についての日本共産党の立場
3月27日 党沖縄県委員会
日本共産党沖縄県委員会が二十七日に発表した「参議院沖縄選挙区についての日本共産党の立場」は以下の通りです。
日本共産党沖縄県委員会は、参院沖縄選挙区の共闘に関して、沖縄社会大衆党との間で四回にわたり協議をすすめてきました。しかし、この協議は、社大党の、革新の大義にそむき、政党間の信義にもとる対応の結果、合意をみるには至りませんでした。日本共産党沖縄県委員会は、この間の経緯を明らかにするとともに、沖縄における革新の伝統を守るために、きたるべき参院選で党公認候補の擁立を決断したことを発表するものです。
一、日本共産党沖縄県委員会は二月一日、社大党との第一回協議で、(1)今回の参院選は二十一世紀の日本と沖縄の進路がかかった選挙であり、憲法擁護、消費税増税反対、安保条約廃棄、基地撤去、有事法制反対など、国政の重要問題で政策協定を締結し、有権者に明らかにすること、(2)両党は共同してたたかう意思のもと、(社大党が候補者として提案してきた)糸数慶子氏(社大党県議)は、革新の共同候補として無所属でたたかい、当選後も無所属をつらぬき、県民への公約実現に努力する、国会内外の活動にあたっては特定党派にかたよらないことを保障する、という「覚書」をかわすことを提案しました。これは沖縄におけるこれまでの革新統一の当然の原則であり、革新の議席を守りぬくうえで最低限まもられるべきことでした。
ところが社大党は、わが党との協議がつづいているさなかの三月十三日、一方的に民主党、社民党との間で、沖縄選挙区選挙協力に関する協定書に調印しました。この「協定書」の基本政策には、わが党が提起している憲法擁護、安保廃棄、基地撤去、消費税増税反対など、国政の中心点にかかわる内容が欠落しています。しかも「協定書」は、「所属会派は当選後に真摯(しんし)に協議」するとして、当選後に特定会派に所属する可能性を示しています。
私たちは、このような「協定書」は、沖縄県民が、これまでつらぬいてきた革新統一の民主的な原則とは相いれないものだと考えます。
1287
:
名無しさん
:2009/09/08(火) 22:14:47
>>1286
二、重大なことは、三党が合意し発表した「基本政策」は、県民の利益、革新の大義にそむく内容になっていることです。
「基本政策」は、十の項目になっていますが、その第一は、「憲法9条を守り、憲法改悪にも反対します」となっています。しかし、記者会見で、憲法への態度を聞かれた民主党代表は、「憲法改悪には反対」と述べる一方、「民主党の立場は、論憲、創憲」などと説明しました。民主党が公然と改憲路線をかかげている政党であることは周知のことです。しかも、社大党代表は、わが党との協議のさい、「民主党は現時点で改憲勢力」と明言していました。
記者会見で民主党代表が説明した立場は、「民主党が掲げる論憲、創憲の立場で『改正される憲法』は、改悪でないから、『改悪反対で一致できる』」というものです。これでは、「憲法改悪」を「憲法改正」と表現する自民党とどこが違うのでしょうか。
政策の第四には、「米国追従型の軍隊による安全保障・日米安保体制による安全保障でなく、多国間の平和共存的な安全保障と…」としています。これは多くの県民がもとめる「安保廃棄」とはまったく異なるものです。民主党県連代表は、「民主党は日米安保廃棄ではない、堅持していく」と明言しており、社大党代表も「これまでの安保廃棄の基本政策も整理・検討中」「安保問題については違う表現がいまはされている」「基地も即時無条件全面撤去という方針から段階的に撤去すべきとの意見もあり、整理検討中」とまで述べています。
マスコミが「『安保廃棄』消える」を見出しに、「九八年の参院選…で…結んだ政策と最も違う点は、『安保条約廃棄』の文言が消えたことだ」と報じるのも当然です。
九八年の参院選で政策に掲げられた消費税増税反対の立場が、今回掲げられなかったことも重大です。消費税増税問題が今回の参議院選挙で大きな争点になることは明白です。
憲法改悪、日米軍事同盟推進、消費税増税推進の立場をとる民主党の協力をえるために、このような「基本政策」を合意するまでに至った社大党の現在の指導部は、革新の立場を投げすて、多くの県民の願いに背くものだといわざるをえません。
三、先に指摘したように、三党の協定書には「三党の統一候補者」、その「所属会派は当選後に、…協力関係にあった政党間で真摯に協議し、また、糸数慶子本人の政治理念が実現できるように配慮し決定」するとされています。
これは参院沖縄選挙区の候補者は、「統一の無所属候補」「当選後も無所属をつらぬき、国会内外の活動にあたっては特定党派にかたよらないことを保障する」という、これまでの原則を大きくふみにじるものです。そして重大なことは、この確認が「当選後に民主党会派に所属する」という可能性をふくんでいることです。
わが党との四回の協議のなかで、社大党の代表は、「民主党の協力がないと勝てない」、「民主党は『自分たちは革新でない』と述べており、これまでのような革新統一候補ではなく、野党統一候補ですすめている」「民主党に独自候補擁立を断念するようにもとめ、その妥協点が、『選挙前に会派入りは要求しない、当選後に会派入りを協議する』ということだ」と説明し、当選後の民主党会派入りについて、「可能性は否定できない」とはっきり述べました。そして民主党から「新緑風会に加わったうえで民主党会派に」という提案をうけていることも明らかにしました。
三党による協定調印後、社大党委員長は、「二回にわたる小選挙区制によって…二大政党的な形にだんだんかわってきている。過去の革新共闘というものが、現実的にはなかなか、革新という立場についてこれないという方々もいらっしゃるということで、…野党統一というものがいいんじゃないかと…認識して」いると述べました。
これは県民の願いである革新統一を、「二大政党制にかわってきている」ことを口実になげすてると告白したものであり、この点でも、同党指導部が県民の願いに反する道をすすんでいることを示すものです。
四、社大党の態度は、「保守二大政党」づくりの流れにのみこまれ、沖縄県民がきずいてきた革新・平和の路線を放棄したものと指摘せざるをえません。日本共産党沖縄県委員会は、「基地のない平和で豊かな沖縄」の実現をめざし、党公認の候補者を擁立して、参院沖縄選挙区をたたかうことを表明します。
1288
:
名無しさん
:2009/09/08(火) 22:15:12
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-05-01/01_03.html
2004年5月1日(土)「しんぶん赤旗」
参院沖縄選挙区共産党と社大党
無所属候補として糸数慶子氏を推薦
きょう覚書と政策協定に調印
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日本共産党沖縄県委員会と沖縄社会大衆党は三十日、参院沖縄選挙区で社大党副委員長・県議の糸数慶子氏を統一の無所属候補として、たたかうことで合意しました。
五月一日、両党と糸数氏との間で「第二十回参議院選挙沖縄選挙区選挙に関する覚書」と「沖縄選挙区選挙に臨む基本政策」に調印します。
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参院沖縄選挙区
共闘合意に至る経過
参院沖縄選挙区の共闘をめぐっては、日本共産党と社大党との間で協議をすすめているなか、社大党が“民主党の協力がなければ勝てない”という立場から、革新統一候補者ではなく、野党統一候補にしたいとの意向を表明。また、協議の最中の三月十三日に、社大党と社民党、民主党の三党で「安保条約廃棄」「基地撤去」「憲法擁護」を欠落させ、民主党会派入りを含めて協議するという「協定書」を締結しました。
日本共産党は、これに対し「沖縄の革新の伝統にそむき、政党間の信義にもとる」と批判し、三月二十七日に古堅宗嘉党沖縄県委員会書記長の擁立を発表。この間の経過を県民にも明らかにしてきました。
その後、四月二十日に新崎盛暉・沖縄大学元学長らのよびかけで、参院選挙区をめぐる討論集会が開かれ、その翌日、社大党指導部から日本共産党に、話し合いたいとの連絡がありました。
二十五日に、日本共産党と社大党は協議をおこない、社大党指導部から、(1)共産党との協議の最中に三党で別の枠組みをつくったことは、政党間の信義に反した(2)記者会見で安保問題についての社大党の政策を見直すよう発言したことは真意ではなく、安保条約反対・基地撤去の政策は変わらない(3)所属会派の問題では、「民主会派入りを否定しない」立場を撤回し、特定政党会派入りはないという立場を明確にする―という三点の反省と釈明を明らかにしました。
日本共産党の赤嶺政賢県委員長(衆院議員)は、両党の共闘を実現するために(1)安保条約廃棄、基地の全面撤去を明記した政策協定を結ぶ(2)当選後も革新無所属を貫くことを公約にして選挙をたたかう(3)政策協定、覚書は、候補者をまじえて調印する―の三点を提案しました。
その後、両党は協議を重ね、三十日の協議で、これまでの革新統一でたたかってきた歴史と伝統を大切にし、糸数氏を統一の無所属候補としてたたかい、当選を期して奮闘することを確認しました。
1289
:
とはずがたり
:2009/09/12(土) 18:44:55
既に5年も前だが先取りするような動きがあったのか。
>医療改革に反対する県医師連盟の全会員は、昨年から離党したままだ。
1.一丸 (2004/06/01)
「看板」支える地力に衰え
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200406bifu/01.html
10571票対7472票。自民党兵庫県連の選対委員長内藤道成(71)は、その票差にがくぜんとした。五月十六日投開票の県議養父市選挙区補選。自民推薦の旧養父郡八鹿町課長(54)は、当選した会社役員(49)の七割しか得票できなかった。
合併で四月に誕生した養父市。市長選に自民の前県議が転出したのに伴い、県議補選が実施された。これまでの無投票から一転、二十年ぶりの選挙は保守分裂に。会社役員側に前県議の後援会員や党の若手が流れ、民主党支持者とも共闘した。
「個人個人が町の将来を考え、動いた。既存の組織が上からの指示で動く『自民ピラミッド』の論理は、もう通用しない」。“造反”した党員の自営業者(48)は、そう言い切った。
◇ ◇ ◇
「こんなにまとまるのは初めて」。自民の県議らが苦笑する今回の参院選。公認する新人の末松信介(48)の選対本部長には、県議十一期で「重鎮中の重鎮」とされる鷲尾弘志(78)を据え、地方議員一丸で臨む。
振り返ると、参院選には苦い経験がある。県議と神戸市議の足並みの乱れ、県議団を二分した争い。六年前は共産党に敗北。昨年の衆院選の県内比例票は民主を十九万票も下回った。内輪もめが許される状況にはない。
唯一の誤算は、前県連会長宮本一三(72)の立候補表明。「党が割れたと誤解されたら困る」。県連は即日除名を決めた。
かつてない一枚岩の裏には、将来への不安もある。「合併が進むと養父のように自民の結集が崩れやすくなる」と内藤。その後の出石郡出石町長選では、知事井戸敏三らも応援した現職が、超党派の住民団体に推された前共産党町議に負けた。
利益誘導型で築いたピラミッドが、目に見えてやせていく。首相小泉が掲げる「三位一体改革」は、公共事業を大幅に減らした。医療改革に反対する県医師連盟の全会員は、昨年から離党したままだ。
◇ ◇ ◇
県議補選から二日後。党本部に呼ばれた末松を前首相森喜朗や、いずれも森派の国会対策委員長中川秀直、総務局長町村信孝らが取り囲んだ。
「宮本はどんな動きをしている」「公明党との協力は効果を見極め丁寧に」。森派入りを予定する末松に、「鈍いのはだれだ」と県内国会議員の動きまで問いただす森。その危機感は、末松の想像以上だった。
三年前の参院選、昨年の衆院選と小泉人気に支えられた自民。だが得意のサプライズ(驚き)効果で高支持率を保つ手法は通用し続けるのか。
連立を組む公明との選挙協力も自民を下支えするが、公明の影響力を「つえ」に例えた県連幹部は、「つえに頼り過ぎると歩けなくなる」と組織の弱体化を懸念した。
「『小泉』の看板が倒れたとき、自民の地力はどれくらいあるのか」。末松陣営も党幹部も、自民が抱えるもろさを感じながら戦いに突入する。
◇ ◇ ◇
政権選択の第二ラウンド、参院選の公示が迫る。特定の政党への追い風は感じにくい。だが、小泉改革やイラク、年金未納問題などの突風が吹き、候補予定者らの足元を揺らしている。(敬称略)
<<合併の懸念>>
兵庫県議会の1人区は養父市を含め27、うち24を自民が占める。大半が無投票で決まった。22の選挙区で合併協議が進んでおり、県会は近く、選挙区や定数を見直す委員会を発足させる。合併が進めば自民が守ってきた過半数の維持は危うく、郡部に支えられた自民勢力の陰りにつながることが懸念されている。
1290
:
とはずがたり
:2009/09/12(土) 18:45:09
小沢氏は早く辞めるべきとか消費税アップしないとか色々今と交錯するねぇ。。
>菅の年金未納が発覚した直後の「おわび行脚」だが、アピールも忘れなかった。党の年金案に消費税率アップを明記したことを挙げ、「裏付けのある代案を示した」。与党への反対だけではない姿勢を強調した。
>しかし、有権者の関心は未納問題に集中。「菅さんは早く辞めるべき」と反応は厳しかった。
2.混迷 (2004/06/02)
仕掛けた「年金」返り討ち
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200406bifu/02.html
立候補表明から半年。民主党新人の水岡俊一(47)は、この間の変化をひしひしと感じている。「今は大きな風が向かっている。大変厳しい」
街頭で「民主」と言えば、有権者は耳を傾けてくれた。陣営が最も警戒していたのは「組織の緩み」だった。
二大政党制への期待票などで躍進した昨年の衆院選。その流れを参院選で押し進めようと、民主が仕掛けた「年金政局」。そこでつまずいた。
党代表だった菅直人らに加え、水岡の総合選対委員長を務める県連代表の土肥隆一(65)にも未納が発覚、一度は代表辞任問題が浮上した。党代表「菅直人」と入った大量のポスターやはがきの刷り直しも迫られ、選挙準備は大幅に遅れた。
「これまでの期待票に信頼票を積むのが課題だった。しかし期待すら失ったのではないか」。焦燥感をにじませる陣営幹部は、最大の応援団である連合兵庫の組織固めに力を注ぐが、労組以外への攻め手は定まらない。
◇ ◇ ◇
五月の大型連休最終日。党幹事長だった岡田克也は、県内五カ所を駆けた。四カ所は昨年の衆院選で議席を逃した地域。参院選の先の衆院選もにらむ行動に、政権奪取の意気込みが見えた。
菅の年金未納が発覚した直後の「おわび行脚」だが、アピールも忘れなかった。党の年金案に消費税率アップを明記したことを挙げ、「裏付けのある代案を示した」。与党への反対だけではない姿勢を強調した。
しかし、有権者の関心は未納問題に集中。「菅さんは早く辞めるべき」と反応は厳しかった。
情勢はさらに悪化する。政府案の衆院通過に向け自民、公明との三党合意に調印したが、法案成立を容認したと批判を浴びた。参院選の前線に立つ地方は「支持者に説明できない」と猛反発。代表となった岡田は今、廃案を模索する。
◇ ◇ ◇
「腹立たしいが、自民にはしたたかさがある。民主も早く一人前に」。首相訪朝を翌日に控えた五月二十一日、連合神戸地協議長の嶋田輝男(55)は集会で力を込めた。
訪朝日程が発表された日、民主の小沢一郎が、後に辞退するものの代表就任を受託、首相の年金未加入も発覚した。「年金問題封じ」などといわれるタイミングに、嶋田は自民の政治力を見た。
政治参加の形を探るNPO法人の元副代表で大学生の青山明日香(21)=埼玉県所沢市=は、「取りあえずの民主支持者」。昨年の衆院選では、ボランティアで兵庫県内の民主候補を手伝った。
年金問題は各党に広がったが、新代表選びなどで混迷が際立った民主。「そうこうしているうちに年金では政府案が成立しそう。民主にはまだ、政権は任せられないかな」
最大野党から政権を担える党へ。脱皮の難しさを年金問題は突き付けた。実現への道筋は、まだ見いだせていない。(敬称略)
<<最大野党>>
国会での民主系会派の人数は衆院178、参院72。衆院では野党の9割近くを占めるが、自民との差は衆院67、参院43。マニフェストを掲げた昨年の衆院選では、民主の全国の比例得票は自民を上回り1位。兵庫でも小選挙区、比例ともに得票数でトップ。参院選を政権交代へのステップと位置付け、兵庫選挙区では90万票を目指す。
1291
:
とはずがたり
:2009/09/12(土) 18:45:26
3.釈明 (2004/06/03)
与党のうまみ 抱える矛盾
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200406bifu/03.html
電話のベルがけたたましく鳴った。急遽集められた神戸市議らは、相手の言い分に聞き入り、ひたすらわびた。その日付から、内部では「5・12ショック」と語られる。公明党兵庫県本部の空気は張り詰めていた。
この日、地元選出の党幹事長冬柴鉄三(67)を含む三役らの年金未納・未加入が発覚。「裏切り行為ではないのか」。先に明らかになった民主党への攻撃を強めていただけに、受話器越しの支持者の声は厳しかった。
与党入りから四年半。国政選挙での県内得票は増加傾向をたどる。勢いを背に、県本部は昨年五月、参院選兵庫選挙区での候補擁立を表明した。人選の難航などで結局、断念したものの、比例に絞った戦いは、達成したことのない県内五十万票を目指す。
そこへ、冷や水を浴びせたのが年金問題だった。支持母体の創価学会員は「不正」に敏感だ。矛先はまず、顔見知りの地方議員に向くが、今回、県本部に掛かった電話は三日間で百本近く。怒りが直接、県本部に届いた異例の事態は、批判の強さを示した。
◇ ◇ ◇
年金問題が発覚した日の夜、県本部代表の赤松正雄(58)は東京から神戸に戻り、創価学会幹部に頭を下げていた。「党の必死さが伝わった」。幹部は党の姿勢に一定の評価をした。だが、「未納の党三役は辞めて当然」という批判は、支持者らの間でくすぶっている。
選挙への支援を要請するはずの地域の会合は、年金問題の釈明の場に変わった。詰め寄る支持者を前に、別の神戸市議の胸に本音がよぎる。
―責任を取って党三役が辞めれば、既に発覚している自民の大臣はどうなる―。口にすれば、連立を組む自民への気遣いに批判が高まりかねない。平謝りしかなかった。
◇ ◇ ◇
与党のうまみ。政策の実現は、多くの時間と労力を費やした野党時代に比べ、驚くほどスムーズになった。半面、矛盾も抱えた。「平和」「庶民の目線」「クリーンさ」を重視する党だけに、イラクへの自衛隊派遣や年金問題への対応は、支持者に違和感を与えた。
「選挙への動きが鈍るのではないか」と県本部幹事長の野口裕(53)は危惧(きぐ)する。支持者だけでは到底届かない、県内比例五十万の得票は果たせるのか。昨年の衆院選では、一部の自民候補が「比例は公明へ」と叫んで顰蹙を買っただけに、自民からの票も衆院選ほど期待できない。
県本部で電話の対応に追われた神戸市議は、十人に満たない支持者の集まりにも顔を出すことにした。「ただただ、頭を下げるだけ」
参院選後、自民が十五年ぶりの「単独過半数」を達成すれば、公明の影響力は低下しかねない。二大政党化の流れもある。集票力で存在感をアピールしようとする公明。取り巻く情勢が焦燥感を募らせ、地方議員らの背中を押す。(敬称略)
<<固い組織票>>
昨年の衆院選で公明は、県内42万の比例票を獲得。候補を立てない選挙区で他党を支援する見返りに、比例票をもらう「バーター」を巧みに利用した。今回の参院選兵庫選挙区では、一度は候補擁立を表明。その強い組織力から他党は危機感を強めた。擁立を断念した選挙区での票を元に、比例での他党の協力を模索する。
1292
:
とはずがたり
:2009/09/12(土) 18:46:05
>この半年で、四万人もの会員が増えた。購読代を払う機関紙読者の会員に加え、月一回、無料の印刷物を読んでもらうだけの「ニュース会員」の導入が大きい。
4.反転 (2004/06/04)
追い風やみ足場固めへ
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200406bifu/04.html
会員十三万人を擁する共産党兵庫県後援会。会長の斉藤茂(76)=神戸市垂水区=は焦りを募らせている。「地域の世話人でさえ、党の政策パンレットを読んでいない人がいる。そんなことで支持は広がるのか」
この半年で、四万人もの会員が増えた。購読代を払う機関紙読者の会員に加え、月一回、無料の印刷物を読んでもらうだけの「ニュース会員」の導入が大きい。
会員増をそのまま支持拡大とはとらえられない上、目標会員数の三十万人には遠い。「一人の会員から二票、三票につなげなければ勝てない」と斉藤は言う。
今回の参院選で、共産は「一層の対話重視」を掲げ、地道な戦術で臨む。支持者らが直接、有権者と会い、政策を訴える。それには政策の理解が欠かせない。
五月の世話人会。斉藤は一人ひとりにパンフレットを読んでもらい、各地区での実践を求めた。
◇ ◇ ◇
再選を期す大沢辰美(63)は、六年前の選挙で自民現職と競り、五十八万票で初当選した。県内比例票も四十万を超えた。いずれも参院選での最高得票を塗り替えた。
戦後最悪といわれた不況下で、「経済失政」を問われた自民への逆風。一方、共産は上げ潮に乗った。大震災後の兵庫では、復興行政や神戸空港建設などへの批判を背に、風は一層、強まった。
しかし、追い風は長くは続かず、退潮傾向に見舞われる。昨年の衆院選では自民、民主による「二大政党対決」に埋没。比例で守ってきた県内関係議席も失った。
「六年前、だれが、どんな層が支持してくれたのか。今も十分には分かっていない」。複数の党関係者が明かすように、「予想を超えた」とされる六年前の支持の広がりは、その実態をつかめぬまま風とともに消えた。
大沢の選挙で陣頭指揮を執る党県委員会書記長の岡正信(57)は、党を取り巻く六年の様変わりを見据え、足場固めに腐心する。「風に揺れない、しっかりとした、顔の見える支持が必要だ」
◇ ◇ ◇
前哨戦で奔走する地方議員には、悲壮感が漂っている。「これは、と訴えても反応がない」。イラクや年金、首相訪朝と、時々に動く世間の関心。党の主張は、六年前のようには響かない。
首相の訪朝結果に対し、党内では「批判すべき」との声もあった。だが、「日朝間の正常化」を掲げる党の方針に沿い、批判は避けることになった。年金未納問題でも「国会議員になる前は別」という党の基準で、首相への追及を控えている。
共産を長年支持してきた宝塚市の元会社員(63)は、最近の党の姿勢に疑問を抱いている。「もっと柔軟になって世論にアピールすべき。共産が風をつくり出せなくてどうする」
期待ともどかしさ。支持者らのジレンマは、退潮傾向から脱しきれない党の姿と重なる。(敬称略)
<<ソフト路線>>
共産は、旧ソ連の崩壊など負のイメージからの脱却を狙い、1990年代から現実・柔軟路線を歩み、今年1月の党大会で、天皇制、自衛隊を事実上容認する新綱領を採択した。選挙では昨年の衆院選以降、自民・民主双方への対決姿勢を強く打ち出す。2人区で現職を擁する兵庫は重点区。3月以降、党幹部の来援が相次ぐ。
1293
:
とはずがたり
:2009/09/12(土) 18:46:40
>>1289-1293
イマイチ混乱して自己満足気味の文章で解りにくいけど兎に角中川は護憲共同で新社会系の原の支援をやって,土井も正式に表明しない迄も心情的には近いと云う事か。
5.再接近 (2004/06/05)
訴え広がらず連携模索
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/200406bifu/05.html
「自民と同じ。弱者切り捨ての党だ」。五月末、社民党の元衆院議員中川智子(56)=宝塚市=が、神戸・元町の駅前に立った。批判の矛先は民主党。社民県連は今回の参院選で、民主新人の水岡俊一(47)の推薦を決めている。しかし中川の隣には、市民団体に推され、無所属で挑む新社会党県本部委員長の原和美(54)がいた。
兵庫の社民と新社会は旧社会党時代、激しい左右対立でたもとを分かった。一部とはいえ十年ぶりの再接近の裏には、「瀬戸際」ともいえる組織の事情と、改憲への強い危機感があった。
昨年の衆院選で議席を激減させた社民。党首だった土井たか子(75)さえ小選挙区で敗れ、「ポスト土井」をにらむ動きもある。新社会は政党要件も国会議席もない。
「今の党勢で護憲を押し出すには限界がある」と言うのは、中川と行動を共にする社民の宝塚市議(57)。その思いは、水岡の推薦をまとめた社民県連副代表、今西正行(65)にも通じる。
「民主は改憲勢力」と批判してきたが、「教え子を戦場に送らない」とする元教師の水岡に託した。「憲法を守るには、他党であっても改憲否定派を増やすことが必要。党より個人。苦渋の選択だった」
◇ ◇ ◇
昨年の衆院選でも、候補だった原と中川は連携した。参院選に向けては統一候補の擁立を目指し、市民団体「9プラス25改憲阻止市民の会」(佐治孝典代表世話人)を中心に話し合ってきた。
土井も出席した四月の会合。候補に挙がった中川は「気持ちの整理がつかない」と固辞したが、支援は約束した。「だれであっても推薦人になってもらえますね」。メンバーの視線が土井に集まった。無言の土井。その心中を、メンバーらは「イエス」と読み取った。
県連が水岡への推薦を決めたのはそれから約二十日後。「今の民主に憲法は守れない」と、土井は今西に気色ばんだが、県連とのねじれを懸念してか、原支援の態度は明確にしていない。
◇ ◇ ◇
神戸市外国語大三年の福留庸友(21)は三月、イラク南部のサマワを訪ねた。現地は安全で、政府の言う「非戦闘地域」だと感じた。だからこそ、武器を持った自衛隊派遣に疑問を持った。
自衛隊撤退の訴えには共感する。憲法問題も大切だが、「それだけで一票は投じない」。原の護憲の訴えは、「平和」に関心を持つ有権者でさえ、判断基準の一つにすぎない。
「護憲を呪(じゆ)文のように唱えるだけではしんどい」「改憲による暮らしの変化に、市民はどれだけ危機感があるのだろう」。三日、原支援で集まった地方議員らは、響かぬ訴えに苦悩の表情を見せた。
厳しさの中、陣営が注視しているのが、秘書給与詐取事件で有罪が確定した社民の元衆院議員、辻元清美(44)の動き。大阪選挙区での立候補が取りざたされ、離党して護憲ネットワークを立ち上げるという見方もある。
「連携できればインパクトがある」。陣営に高まる期待は、兵庫から突破口を開くことの困難さを物語る。(敬称略)
=おわり=
1294
:
名無しさん
:2009/09/19(土) 09:19:20
http://www2.asahi.com/2004senkyo/news/TKY200406180129.html
自民、読めぬ得失点 比例区候補の登板と降板
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自民党の参院選比例区候補の座をめぐり、竹中経済財政・金融相(53)が小泉首相に説得されて16日に立候補を表明した。一方、政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が組織候補として推してきた日大助教授の笹井啓史氏(43)は、日歯連をめぐる汚職事件のあおりで出馬を断念した。有力支持団体の組織選挙から「改革」のイメージに頼る選挙に重点を移す自民党の移り変わりがにじむ出来事と言えるが、その損得勘定は――。
●竹中氏、地方から反発も
「小泉構造改革を一番よくわかっているのはあなたなのだから、国民によく訴えてほしい」。17日、自民党本部。竹中氏は、党総裁の小泉首相から党公認証をもらう際にこう言われた。
首相らが竹中氏に期待するのは、苦手とされる都市部の無党派層の取り込みだ。昨秋の総選挙での「小泉・安倍(晋三幹事長)」の二枚看板はあるものの、年金問題で世論調査の支持率も下降気味。改革イメージの新たな看板として「地方にいかず、東京、横浜、大阪あたりをうろうろしてくれるだけでいい」(幹部)という声もある。
首相周辺は竹中氏に関する好感度調査を極秘に実施。「好感度が高い」という結果を受け、擁立に踏み切った。かつて竹中氏の改革路線を批判して更迭を求めた堀内光雄総務会長も「自民党の支持層を広げ、100万票は取るだろう」。
竹中氏側にも計算はある。主導する郵政事業の民営化は党側の抵抗を受けてきたが、「選挙での貢献があれば、青木幹雄参院幹事長らも評価せざるを得ず、力関係が変わる」(政府関係者)との期待がある。
ただ党内には、小泉改革に批判的な業界や地方組織から逆に反発を招くという不安の声もある。公明党幹部も「どういう人が入れるのかわからない」と言い、竹中効果は30万票程度とみている。
●候補断念、浮く「日歯票」
日歯連は11日に都内で臨時評議員会を開き、笹井氏の選挙運動をしないことを決定。日歯連幹部と笹井氏は16日、自民党の青木参院幹事長と会談し、公認を辞退するという事実上の出馬断念の考えを伝えた。「比例区は『自民党』と書くよう呼びかける」と申し出るのが精いっぱい。中央社会保険医療協議会(中医協)を舞台とする臼田貞夫前会長の汚職事件を受けて、それまでも、笹井氏は参院選に向けた活動自粛を表明していた。
日歯連は日本歯科医師会の政治団体。自民党の支持団体でも有数の資金力を持ち、01年参院選での組織内候補だった中原爽氏は10万票余りを獲得した。この基礎的な組織票が、笹井氏の断念で漂流しかねない。
「多くが自民党と書くだろうが、さまざまな団体が都道府県単位で個別に連携を呼びかけており、『草刈り場』になっている」。党幹部はこう話す。関係者によると、日本医師会の政治団体である「日本医師連盟」は水面下で「3年後の参院選で日歯連の推薦候補に協力する」と申し出て、今回の選挙で日医連が推す候補を支援するよう交渉を進めているという。
一方、最近では民主党参院議員が日歯連の一部幹部と勉強会を開くケースも。自民党内には「一部の票が民主など野党に流れるかも」(党関係者)、「一度組織候補の擁立を見送ってしまえば、3年後に立て直すのは難しい」(参院幹部)といった声も出始めた。
(06/18 10:33)
1295
:
名無しさん
:2009/09/20(日) 10:35:03
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-03-23/15_03.html
2003年3月23日(日)「しんぶん赤旗」
自民参院比例候補を
日本経団連が公募
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日本経団連が来年夏の参院選の自民党比例代表の推薦候補者を決めるため、立候補予定者を公募し、予備選を四月下旬に行うことがわかりました。
旧経団連は一九九八年、二〇〇一年の参院選で、財界代表を自民党比例代表候補として財界ぐるみの応援で当選させています。
日本経団連内に、政治への関与を強めるために設立した「企業人政治フォーラム」(BPF)によると、応募資格は、「日本経団連など経済団体の会員企業・団体に十年以上在籍し、自民党の候補者として立候補する意志のある人」。応募受け付けは二十四日まで。
応募者は三千字以内の「政策と抱負」のほか、BPF会員は三十人以上、同会員以外は六十人以上の推薦人名簿を提出します。書類選考、立会演説会を経て四月下旬に予備選挙をおこない、推薦候補を一人にしぼる予定。
九八年の参院選では、東京電力副社長だった加納時男氏、〇一年は伊藤忠商事常務だった近藤剛氏が、それぞれ自民党比例候補として立候補、関係業界をはじめ財界のバックアップで当選しています。
消費税増税キャンペーンの先頭を切っている日本経団連。奥田碩会長が一月に発表した「奥田ビジョン」では、企業・団体献金をする際の「ガイドラインを作成する」としており、自前の国会議員育成も含め、政界への影響力強化を図ろうとしています。
1296
:
名無しさん
:2009/09/20(日) 14:40:53
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406130099.html
民主と修復、困難に 社民が独自候補 <とやま参院選04>
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6月24日公示予定の参院選まで1カ月余。富山選挙区(改選数1)は、社民党が、民主党との政策的違いなどから独自候補の擁立を目指し、4月に県連合幹事長の小川晃県議(64)に決めた。「野党共闘」の消滅は、両党の支持母体・連合富山にも大きな亀裂をもたらし、現職の谷林正昭氏(57)の再選を狙う民主に逆風となるなど影響が広がっている。
「周りから県議の立場を捨ててまで出る必要はないと反対されたが、(社民党支持者の)期待に背くわけにはいかなかった」
4月25日、富山市で開かれた社民党県連合の定期大会。擁立の正式決定後、あいさつに立った小川氏は苦渋の決断をこう振り返った。
社民が県議会に持つ議席数は5。小川氏の立候補により、県議の議席を失うのは大きな痛手だ。補選で再び獲得できない可能性もあり、「大きなリスク」(党関係者)があることは明らかだった。
小川氏を支えてきた地元の党高岡支部にも、立候補に根強い反対があった。市議の一人は「厳しい選挙戦になるのは確実。引き受ける人がなく、幹事長として責任をとった」とみる。
○又市氏の面目
候補者選びは検討を始めた今年1月から難航を極めた。にもかかわらず、県連合幹部が擁立を目指したのは、全国的な退潮傾向に歯止めをかける狙いのほか、民主との政策的違いが大きかったためだ。
県連合の横山真人代表は「民主党も憲法改正の方針を打ち出し、自民との二大政党では戦争のできる国になってしまう。護憲政党として社民党は戦わなければならない」と危機感を強める。
昨年11月の総選挙で残した民主との「しこり」もある。自民に対抗するため、富山1、3区で候補者を一本化したが、2区では別々に立てる結果となり、双方に不信感が生まれた。
加えて、県内に支持基盤を持つ又市征治参院議員が昨年12月、党幹事長に就任し、全国の組織に参院選の候補擁立を働きかける立場になったことも大きい。
「又市幹事長から『何としても立ててもらわなければ困る』と言われ、大変なプレッシャーを感じた」。小川氏は定期大会で述べ、又市氏の面目を保つための必死の決断だったことをにじませた。
○現職に大打撃
社民の擁立に打撃を受けたのが民主だ。反自民票の分散を防ぐため、社民に擁立を見送るよう求めたが、はねつけられた形となった。
「社民党とは政策の違いがあるが、候補者を一本化した県もある。自民打倒という大局を見て判断してほしかった」と県連の坂野裕一幹事長。
兵庫や大分、長崎県などで社民は候補者を出さず、民主が擁立する立候補予定者に協力している。
○連合にも亀裂
一方、社民より民主に軸足を置く連合富山は昨年7月、早々と谷林氏を推薦していた。だが、連合富山傘下の最大組織で、社民を支援する自治労県本部が小川氏の推薦を決め、一枚岩で戦えなくなった。
連合富山の草嶋安治会長は、社民の定期大会に来賓として招かれていたが欠席。「労働界は一丸となって戦えるはずだった。野党現職の議席を大切にするという点で、社民党は判断してほしかった」と悔しがる。
民主、社民両党は00年総選挙で別々に候補者を立てて大敗した教訓から、前回01年参院選では統一候補を擁立している。
だが、坂野幹事長は「これまで試みてきた社民党との選挙協力は、見直さざるを得ない」と言う。両党の関係は修復が極めて困難となった。
(05/23)
1297
:
名無しさん
:2009/09/20(日) 15:01:26
http://www2.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200407040194.html
民主に社民、選挙区協力は<票はいずこへ・中>
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選挙戦に入って間もない6月下旬、香川選挙区に立った民主新顔、植松恵美子さん(36)は街頭演説の合間を縫って、県議会を訪ねた。面会の相手は西讃の社民党県議。支援の依頼だった。
「党としては無理だが、個人として手伝いましょう」。県議は応じた。
民主党は自らの組織が弱い西讃を中心に、社民の力を借りたいところだ。「社民票を取り込まないと勝負にならない」と話す県連幹部もいる。
支援を頼まれた社民の県議は今、支持者を回って社民の比例区候補の支持を訴えつつ「選挙区は民主に」と言い添える。「自民の議席を減らし、小泉政権にストップをかけるにはこうするしかない」
◇
社民は4月下旬の県連定期大会で、参院選では選挙区に候補を出さずに非自民の自主投票と決めた。社民が参院選の香川選挙区で公認・推薦の候補を決めないのは初めて。有力県議は「つらい。国会議員が減って政党交付金が減り、選挙の資金がない」とこぼす。
一方、民主は「候補を出さなかったことが最大の支援」と受け取った。
しかし、社民県連が民主支持でまとまるかどうかは別だ。
昨秋の衆院選比例区では約3万7000票を得たものの、00年の衆院選より3万票減。多くは民主に流れたとみられることから、民主を敵視する見方もくすぶる。選挙区対応はあくまで個人の判断任せだ。
◇
民主は今回、連合香川の推薦を取り付けた。衆院選で全面的には支持されなかっただけに、期待がかかる。中でも「社民最強の応援団」とされる自治労県本部が民主の公認候補の支持に回るのは初めてで、注目を集める。
しかし、自治労の中にも微妙な温度差がある。ある市の労組幹部は「民主ではなく、候補本人を応援する」として組合員を説得したという。自治労県本部の森信夫書記長は「初めてなので、ある程度の揺れは予想していた。終盤にかけてさらに力を入れる」と組織固めに懸命だ。
昨秋の衆院選。比例区では民主、社民両党合わせ17万票。自民党の18万余りに迫る。
現職の山内俊夫さん(57)を擁立する自民の関係者は言う。「民主と社民がちゃんと組んだら、脅威になりうる」
新顔の近石美智子さん(56)を立てた共産党県委員会幹部は「社民票は期待しない。ただ、改憲に走る自民と民主の政策に批判的な層の票は期待できる」と話した。 (07/03)
1298
:
名無しさん
:2009/09/21(月) 17:04:43
http://www.morioka-times.com/news/0406/25/04062503.htm
2004年 6月 25日 (金)
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■ 〈参院選〉あの手この手で訴え 候補者の出陣風景
過去3回の参院岩手選挙区の構図を振り返ると、95年は「自社連立・新進・共産」、98年は「無所属・無所属・社民・共産・自連」、2001年は「自民・自由・社民・共産・自連」、そして今年は「共産・民主・社民・無所属」の争い。3年ごとの「夏の陣」を定点観測すると、過去10年間の政局の激動ぶりが浮かび上がる。特に今年の参院選は、民主党事務所と無所属事務所のスタッフの間に「異動」があり、複雑な人間模様を背景に、心理戦が展開されている。さらにハプニングの選管ポスター騒動も選挙戦に持ち出され、全国ニュースとなったこの問題がどのような影響を与えるのか注視される。
■若山氏
若山明夫氏の陣営は盛岡市本町通の浅沼ビル前で出陣式。30分ほど前から支持者が集まり始め、約200人になった。女性後援会は必勝の文字と石割桜を書いた手製の横断幕を掲げ「国会に行ってわたしたちの願いをかなえてほしい」とアピール。桜の花びら1枚1枚に「年金を減らさないで」などの思いを書き込んだ。
水戸正男県参院選挙闘争本部長が「消費税増税ノーの審判を下すか、自衛隊のイラクからの即時撤退、憲法9条を守り生かし平和の外交を進める日本を築くのか、このことが熱い争点として戦われる。この選挙、日本共産党と若山候補への大きな支持、ご支援をどうかよろしくお願いします」と訴えた。
菅野恒信いわて労連議長、渋谷靖子女性後援会代表がそれぞれ応援演説。斉藤信県議が日本共産党比例の大門みきし候補の代理弁士として演説。若山候補が第一声をあげ、集まった支持者一人ひとりと握手を交わし遊説に出発した。
■主浜氏
主浜了氏は午前8時半から神明町の事務所で出陣式。「この岩手から日本を一新しよう」、「参院選を政権交代のステップに」と気勢を上げた。
高橋令則総括責任者、選対本部長の達増拓也衆議院議員、遠藤清逸連合岩手会長代行らの熱いエールの後、主浜氏は「日本のため、岩手のため一身をささげて働く」と事務所の床に土下座して固い決意を表明。「頑張れ、頑張れ」と拍手がわいた。
事務所前で行われた第一声には約500人の支持者が集まり、黄川田徹衆議院議員、平野達男参議員議員らが応援演説。民主党県議団のほか、政和会の吉田洋治、柳村典秀の両氏も駆け付けた。
選対本部長代行の藤原良信県議会議長は、県選管が作成し使用中止を決めたポスター「どうして岩手の人は不満があるのに何も言わないの?」を掲げて、「これは選考委員会、世論調査を経て決定したポスターだ。日本はこのままではダメ。総力を挙げて主浜了を支え、戦い抜く」と力を込めた。
1299
:
名無しさん
:2009/09/21(月) 17:04:55
>>1298
■竹花氏
盛岡市南大通3丁目の竹花邦彦選挙事務所には、午前7時半ころから支持者が詰め掛け始めた。竹花候補は午前8時前に元気な姿で事務所入り。8時には総括責任者の阿部静子党県連合代表、斎藤健市平和環境岩手県労組センター議長、関正昭後援会長らが姿を見せた。
8時半には事務所内で阿部責任者が「平和憲法、イラクへの自衛隊派兵反対、年金改革法廃止を掲げて、選挙戦を勝ちたい」と必勝を祈願。竹花候補は、後藤ゆり子社民党県連合副代表からたすきを掛けてもらい気持ちを新たにした。
関会長が必勝祈願の音頭上げをして牛乳で乾杯。第一声は南大通2丁目のいけだ整形外科前。自治労や岩教組ら支持団体を中心に約200人の支持者が参集した。
阿部責任者は「雇用、平和、暮らしにおいて大変な時期にある。子供たちの未来のために平和や暮らし、自然を守りたい。今回の選挙で覆えさせたい」とあいさつ。本宮秀孝社民党県盛岡支部代表が「必勝団体がんばろう」とシュプレヒコール。竹花候補は沿道の支持者1人1人と固い握手をして遊説へ向かった。
■高橋氏
盛岡市菜園1丁目の高橋洋介氏の事務所前には約1千人の支持者が集まり、元副知事の「ようすけさん」の出陣を激励した。出陣式では総括責任者の小野繁岩手医大元学長が「大冷害のとき岩手の種もみを沖縄に持っていった、岩手を救ったのは高橋さんだ」と農政部長時代の活躍を強調した。
第一声で選対本部長の自民党の鈴木俊一代議士は「出納長、副知事として岩手の実情を熟知した高橋さんであり、地方分権を進めるうえで最もふさわしい」と応援。現職の椎名素夫参院議員は「わたしは勇退するとき、迷うことなく岩手、日本、世界を改革するのは高橋さん以外いないと思った。ありがたいことに自公と各種団体が結集してくれた」と、高橋氏を後継指名した理由を説明した。
自民党の玉沢徳一郎代議士、公明党本部政務調査会副会長の渡辺孝男参院議員、農政連会長の佐々木西和賀農協組合長が祝辞を述べ、ときの声で高橋氏を送り出した。
1300
:
名無しさん
:2009/09/21(月) 17:06:16
http://www2.asahi.com/2004senkyo/carta/B03001003.html
選挙区候補者 岩手
--------------------------------------------------------------------------------
竹花 邦彦(52)
たけはな くにひこ
新 社民
党県常任幹事〈元〉宮古市議・自治労県副委員長▽高崎経済大
略歴は主な経歴。年齢は投票日現在。【 】の政党は推薦・支持
1301
:
名無しさん
:2009/09/21(月) 17:24:20
http://www.zenshin.org/f_zenshin/f_back_no04/f2161a.htm
参院選での「惨敗」で「政治方針」は破産へ
労働者階級は、7月参院選で小泉=自民党に怒りの鉄槌(てっつい)を下ろした。自衛隊のイラク多国籍軍派兵と年金改悪にNOをつきつけた。自民党=日本帝国主義の政治支配は破綻(はたん)しているのだ。小泉政権打倒―日帝打倒の闘いが始まったのである。
労働者階級の怒りの鉄槌は、連合―自治労中央に対しても下ろされた。
今回、自治労本部は組織内候補、高島良充元中央本部書記長の当選に全力を挙げた。本部主流派の政治路線を貫き連合内で自治労の発言力を確保するためだ。そのためには得票数でも上位を占める必要があった。
にもかかわらず、高島は17万弱しか得票できなかった。97万人の組合員のわずか17%しか投票せず、前回の組織内候補よりも5万票近く減らし、連合推薦8候補中、7位に沈んだ。連合最大の約百万人を誇る労組としては惨敗なのだ。
自治労本部が94年来掲げ追求してきた「民主リベラルの総結集による2大政党制」の政治方針は破産した。2大政党制が擬似的にせよ現実化しかけた時、組合員は一斉にそっぽを向いた。今や2大政党制的安定ではなく、階級的分岐・流動・高揚情勢に全面的に突入しているのだ。
前回の参院選でも、中央本部のメンツは丸つぶれだった。社民党支持13県本を中心とする反主流派が又市征治富山県本部委員長(当時)を当選させた。
巻き返しを期した今回参院選では、指導力、求心力を低下させた自治労本部は組合員を選挙動員できず、一部幹部だけが走り回り、ポスターは組合室に山と積まれたままだった。大会で本部の「民主リベラル総結集論」の破綻(はたん)をつきだし、追及しよう。
1302
:
名無しさん
:2009/09/21(月) 18:08:09
http://210.166.12.74/backno/200607/18backno.html
◆ 参院選まであと1年 現職3氏活動活発化
1年後の参院選に向けて、富山選挙区に出馬する自民党の野上浩太郎、比例代表での立
候補を予定する民主党の広野允士、社民党の又市征治の現職3氏が、支持者回りを活発化
させている。野上氏は党支部や後援会などの集まりにこまめに顔を出し、組織固めを図る。
比例の2氏は、県内を中心に支持を広げたい広野氏に対し、党幹事長という立場で全国か
ら票を掘り起こす又市氏が、対照的な活動を展開。新人では富山選挙区に出馬する共産党
の泉野和之氏も春から県内各地の後援会を回り、支持拡大を図っている。
財務大臣政務官の野上氏は、公務のない土日は県内に戻り、党の地域支部や職域支部、
後援会、団体の集会を積み重ねている。多いときは1日で10カ所以上回る。「幅広い層
の人たちと直接対話するようにしている」と話す。
平成13年の参院選は「小泉旋風」で自民党が65議席を獲得。野上氏も得票率65パ
ーセント、約33万7000票で圧勝した。改選期となる来年は、昨年の衆院選圧勝の反
動で自民党にとって厳しい戦いになるとの見方が強い。従来は参院選1年前の7月ごろだ
った一次公認の発表を5月に前倒ししたのも、早期に態勢を整えるためだ。
野上氏の対抗馬は今のところ泉野氏だけだが、綿貫民輔代表率いる国民新党の動向は軽
視できず、野党連携の行方も予断を許さない。野上氏自身、前回のような〝追い風〟は感
じないというが「5年間、地域に密着し、足腰の強い活動をしてきた自負はある」と力を
込めた。
泉野氏は15日に富山市で開かれた講演会で「小泉政権で弱者切り捨てが進んだ。共産
党こそが国民に優しい国の将来像を示せる」と訴えた。県内各地で有権者と話をする中で
「小泉改革に疑問を持つ人が多いことを実感する」と手応えを感じている。
広野氏は先月中旬、都内で開いた政治資金パーティーで「古里富山で10万票、県外で
5−6万票があれば当選できる」と、議席死守にかける意気込みを表明した。
自由党から立候補した前回は約5万9000票を集め、同党3位で議席を獲得したが、
民由合併後の16年参院選は、民主党の最下位当選者の得票は10万票台。当選ラインは
上がっている。
労組など特定の支持母体を持たない広野氏が当選するには、県内での集票アップが不可
欠だ。前回選の県内得票は約5万票で、全得票の85パーセントを占めた。県内票倍増に
向け、富山市中心だった後援会を再編強化し、県西部でも拠点づくりを急ぐ。今秋の党代
表選では小沢一郎代表が再選する見通しで「(組織をバックにしない)自分が当選するこ
とが小沢民主の躍進になる」と強調する。
又市氏は国会閉会後、ただちに全国遊説をスタート。臨時国会が開会する直前まで約3
カ月間にわたり、支援労組や団体回りが延々と続く。
これまで四国、九州5県を行脚し、月末までに青森や岡山などさらに7県を駆け回る。
幹事長の知名度を生かし、国政報告会も数多くこなしており「どの会場も予想より入って
いる。手ごたえはある」と自信をのぞかせる。
又市氏は前回選で、社民支持を打ち出す自治労13県本部を中心に支援を受け、約14
万8000票を獲得。現段階で社民党の参院選候補者として確定しているのは又市氏だけ。
「候補者が出そろわない段階では、具体的な得票目標はない」とするものの「少なくとも
倍増、できれば30−40万票は取るつもりでやらなくてはならない」と党の顔としての
責任を負う。
県関係では、新人で全国農業協同組合中央会専務理事の山田俊男氏=小矢部市出身=が、
自民党公認で比例代表に出馬する。山田氏出馬の影響について、又市氏は「競合は限定
的」との見方を示すが、一部保守層で支持基盤が重なる広野氏は「影響は小さくない」
と気を引き締めている。
1303
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 16:10:06
http://www.yomiuri.co.jp/election/local2003/feature/fe04/fe04_05.htm
組織票流
(5) 日本経団連 復権狙い カネとヒト
自民党で無派閥で活動してきた加納時男参院議員が2月13日、小里グループに入会した。元東京電力副社長の加納氏は、98年の参院選で経団連(現・日本経団連)が比例選に擁立し、当選した経済界出身議員の1人だ。
加納氏は「(源流である旧大平派を率いた)大平正芳・元首相のブレーンを務めていたことがあるから」とその理由を説明する。
しかし、加納氏に続き、2001年の参院選で当選した元伊藤忠商事常務の近藤剛氏が山崎派に属しているため、党内に「経済界出身の2人とも小泉首相寄りの小派閥に入るのか」と波紋を広げた。
事前に情報を得た堀内総務会長は2月6日夜、都内のホテルで開かれた連合幹部との会合後、同席した青木参院幹事長に「加納氏の小里グループ参加を了承するのか」と不快感を伝え、青木氏も「今になって派閥に参加するのは理解しにくい」と同調した。
だが、来年夏に参院選改選を控えた加納氏にも、「前回の近藤氏の参院選を見ていても、経済界だけでは推進力がない。選挙のプロの政治家の支援は欠かせない」(周辺)という事情はある。
経済界は、外から政府・自民党に注文を付けるよりも、内部で経済政策の決定にかかわった方がいいとの判断の下に、ヒトを出し始めた。しかし、そのヒトを支える票の確保は容易ではない。
日本経団連の政治連盟に相当する「企業人政治フォーラム」の会員は4000人程度にとどまっている。フォーラムは次期参院選の自民党比例選候補を17日から24日まで加納氏を含めて公募し、4月に電子投票の予備選で決めるが、集票力を高める狙いとは裏腹に、基礎票の少なさが目立つことにもなりかねない。
もう一つ経済界の発言力を支えているカネはどうか。
そのカネは、経団連が93年、業界団体や企業に献金額を割り振るあっせんの中止を決めて以来、自民党への企業献金は80億円程度から30億円程度に激減している。
大手銀行は公的資金注入などを契機に献金を自粛。業績悪化から企業が献金を控え、坂井隆憲衆院議員のヤミ献金事件など不祥事が相次ぎ、株主らの献金に対する見方は厳しくなっている。
経団連が「財界総本山」と呼ばれ、政治に影響を及ぼしたかつてとは比べるべくもない。昨年暮れの2003年度税制改正問題は、そんな日本経団連の限界を露呈した。
当初、日本経団連は、商工族の尾身幸次・前沖縄相、近藤氏らが結成した「経済活性化税制議員連盟」を支援し、企業活動に有利な税制改正を目指した。結果は、自民党税制調査会が経済界が猛反対した法人事業税への外形標準課税導入を押し切る一方、企業側が強く要望した法人税率の引き下げはあっさり「大企業優遇だ」として見送った。
日本経団連幹部の1人は「少数の長老に牛耳られている党税調に一石を投じたが、結局、我々の無力さが浮き彫りになった」と反省する。
日本経団連の奥田碩会長は献金を通して政治への影響力を回復しようと、1月に発表した「奥田ビジョン」には与野党の政策と実績を評価し、企業が献金する際の参考となる指針の作成を盛り込んだ。
経済界に有利な政策を実施する政党への献金を手厚くするのが狙いだ。その個別の政策要求も、不況下で切実さを増している。
2月27日、東京・大手町の経団連会館に、前田又兵衛・前田建設工業会長ら日本経団連の政治・企業委員会のメンバーらが集まり、指針作成の検討作業を始めた。
経済界には「『献金で政策を買っている』と批判されかねない」との慎重論もくすぶる。経済界の模索は続く。(おわり)
◇
この連載は村尾新一、赤津良太、川島三恵子、古川肇、東武雄、薗浦健太郎、地方部・長谷川剛が担当しました。
日本経団連
2002年5月、経済団体連合会(経団連)と日本経営者団体連盟(日経連)が統合した経済界最大の組織。経団連時代の96年7月、会員5万人を目標に「企業人政治フォーラム」を発足させた。
(2003/3/18 読売新聞 無断転載禁止)
1304
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 16:12:49
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2002/1003/01.html
経営タイムス No.2648 (2002年10月3日)
日本経団連 企業人政治フォーラム、福岡で講演会を開催
−内閣改造後の構造改革の行方探る
--------------------------------------------------------------------------------
日本経団連、企業人政治フォーラムは9月27日、九州・山口経済連合会、福岡県経営者協会、福岡商工連盟の協賛を得て「企業人政治フォーラム福岡講演会」をホテルニューオータニ博多で開いた。「内閣改造後の構造改革の行方―経済界出身議員はこう動く」がテーマ。県内外から参加した経営トップら企業人240人余りが、加納時男、近藤剛両参議院議員の国政報告を聴取した。
原発への信頼回復を ―加納氏
講演会開会に当たりあいさつした前田又兵衞・企業人政治フォーラム会長代行は、民間の活力が十分発揮できる社会の実現のためには、政治の強いリーダーシップと同時に、現場で働く人々のナマの声を直接政治の場で実現させなければならないことを強調。そのために経済界から送り出した加納、近藤両参議院議員が現在、国政の場で活躍していることを報告し、参加者の支援に謝意を述べるとともに今後のさらなる支援を求めた。
続いて地元を代表して大野茂・九州・山口経済連合会長があいさつ。その中で大野氏は、今まで東京が中心であった経済界と政治を結ぶ催しが、地方においても実施されることを喜ばしいことと評価。さらに、加納、近藤両議員について、「日本のために汗を流している2人を政治の良心として、今後も支えていかなければならない」と述べた。
その後、山崎拓自由民主党幹事長・衆議院議員の祝辞を披露、国政報告に移った。
最初に報告した加納時男議員は、平成10年に当選後、13年には文部科学大臣政務官に就任し、エネルギー政策基本法成立に尽力するなど「夢ある政治・元気の出る社会」をめざし活躍している。
報告の中で加納氏は、自身の出身企業でもある東京電力の原子力発電所不実記録事件について、「原子力への信頼が傷つけられた」と憂慮。技術的に“安全”であっても“安心”にはつながらないとし、再発防止策こそ急務であり、企業風土の改革、企業倫理の再構築に加えて、客観性のある品質保証、内部監査制度、第三者を加えた評価システムの確立が不可欠であることを強調した。
また、同時に、原子炉の技術基準が未整備であることも指摘、原子力安全・保安院(NISA)に対し、今回の事件の背景となった維持基準の整備を急ぐよう求めた。
1305
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 16:13:01
>>1304
経済界に支援を要請 ―近藤氏
次に、昨年初当選し、現在、国会では経済産業委員会、行政監視委員会、国会等の移転に関する特別委員会、憲法調査会などの委員を務め、「日本完全復活」をめざし活躍中である近藤剛議員が報告。
その中で近藤氏は、今年の通常国会について、「経済関係では、ほぼ小泉内閣の筋書き通りの成果を収め、具体的な第一歩を踏み出した実りある国会だった」と総括。これからの注目点として、内閣改造が市場に与える影響、10月27日の補欠選挙を挙げ、とくに補欠選で経済に悪影響の出ない結果が出ることを期待した。
また、政策面では (1)当面の経済政策 (2)税制改革 (3)来年度の予算編成――など、重要な時期を迎えており、期待に応えられる活動を約束するとともに、経済界に助言や支援を要請した。
<企業人政治フォーラム>
「企業人政治フォーラム」は1996年、企業人の政治への参画意識高揚を目的に旧経団連が設置。企業人と政治家が率直な意見交換を行う場を多彩に設け、企業人の政治への関心を高めるとともに、政治家にも経済界の実情を理解してもらうことで日本の政治を変えていくことが狙い。
主な活動は、(1)企業人と政治家とのコミュニケーションの場を提供 (2)政治に関する情報を提供 (3)企業人の声を政策形成に反映させる――など。具体的には、全国各主要都市で開催する講演会、シンポジウム、有力政治家との政経懇談会、若手政治家との政策懇談会、若手・中堅社員対象の政治集中セミナー、政治に関する各種アンケート調査などを行う。5月の新団体誕生を契機に、活動を全国的に広げ、今回の福岡講演会もその一環として実施した。
今後、11月29日に高松市で、来年1月31日には仙台市で、同様の講演会を開催する予定。
フォーラムを構成する会員は、個人会員(日本経団連もしくはこれに準ずる経済団体の会員企業・団体の役員および社員・職員)と法人会員(日本経団連、もしくはこれに準ずる経済団体の会員企業・団体)の2種類。現在、法人・個人あわせて約4000名が会員として登録している。
年会費は個人会員の場合、役員5000円、社員・職員2000円、法人会員は一口10万円で、一口当たり25名まで登録できる。
企業人政治フォーラムに関する問い合わせ、申し込みは、日本経団連企業人政治フォーラム事務局(電話 03―5204―1766 )まで。
1306
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 17:17:25
http://web.archive.org/web/20040630192716/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000503-jij-pol
野党比例候補(民主、共産、社民)☆4【20参院選】
東 裕人36 新 党熊本県委員
堀内 照文31 新 党兵庫県常任委員
宮城島 正56 新 元大仁町議
村主 明子32 新 党埼玉県委員
望月 康子47 新 党東京都常任委員
矢口 雅章37 新 元城陽市議
湯川美和子52 新 党神奈川県地区委員
渡辺 紫55 新 元紋別市議
綿貫 英彦37 新 元福岡市議
【社民】
菅野 哲雄55 新 元衆院議員 (北海道・東北・北信越)
福島 瑞穂48 現 党首 (北関東・南関東・東京)
金子 哲夫55 新 元衆院議員 (東海・近畿・中国)
渕上 貞雄67 現 副党首 (四国・九州)
戸田 二郎53 新 全障連副代表 (全国)
(注)敬称略。届け出名の次に投票日現在の満年齢
(了)(時事通信)
[6月22日16時31分更新]
1307
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 17:20:29
http://web.archive.org/web/20040630191419/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000500-jij-pol
野党比例候補(民主、共産、社民)【20参院選】
【民主】
(組織型候補)
高嶋 良充63 現 元自治労書記長
内藤 正光40 現 元情報労連産業政策副委員長
直嶋 正行58 現 元自動車総連副会長
加藤 敏幸55 新 元三菱電機労組委員長
小林 正夫57 新 電力総連副会長
津田弥太郎52 新 JAM副会長
那谷屋正義46 新 元横浜市教組書記長
白 真勲45 新 元朝鮮日報日本支社長
藤末 健三40 新 元東大助教授
松岡 徹52 新 部落解放同盟書記長
柳沢 光美56 新 UIゼンセン同盟政治顧問
(ブロック型候補)
信田 邦雄67 現 北海道農民連盟顧問 (北海道)
下田 敦子63 新 元青森県議 (東 北)
家西 悟44 新 元衆院議員 (北関東)
樋口 俊一52 現 ヒグチ産業社長 (南関東)
円 より子57 現 党副代表 (東 京)
(続)(時事通信)
[6月22日16時31分更新]
1308
:
名無しさん
:2009/09/26(土) 17:21:22
http://web.archive.org/web/20040710215620/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000499-jij-pol
労組中心、新鮮さ欠ける民主=比例候補☆2【20参院選】
共産党は、市田忠義書記局長と小池晃政策委員長らの再選を目指す。当初目標は「比例改選数8の維持」だったが、昨年の衆院選の惨敗を受け、目標を「5議席絶対確保」に下方修正した。全国を5地域に分け、満遍なく票を掘り起こす方針だ。
社民党は福島瑞穂党首ら5人を立て4議席を目指す。しかし、衆院選惨敗のショックを引きずり、本音は「改選2議席の維持」。福島氏の知名度に期待するが、同氏には頼りとする組織がなく、危機感を強めている。(了)(時事通信)
[6月22日16時31分更新]
http://web.archive.org/web/20040630191608/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040622-00000502-jij-pol
野党比例候補(民主、共産、社民)☆3【20参院選】
【共産】
(ブロック候補)
市田 忠義61 現 党書記局長 (近畿)
小池 晃44 現 党政策委員長 (南関東・東京)
大門実紀史48 現 党参院国対副委員長(北海道・東北・北関東)
笠井 亮51 元 元参院沖縄北方特別委員長 (北信越・東海)
仁比 聡平40 新 弁護士 (中国・四国・九州)
(その他)
池田 伸宏31 新 党埼玉県委員
池之上 博50 新 党山口県委員
小倉 忠平42 新 党千葉県常任委員
栫 浩一42 新 党国会議員団事務局員
川俣 幸雄49 新 党新潟県常任委員
斎藤 啓32 新 党愛知県地区常任委員
佐藤 文則51 新 元新宿区議
塩見 亘48 新 元古川市議
中野 明美56 新 元奈良県議
中野 早苗56 新 党長野県常任委員
中原 美江41 新 新日本婦人の会大阪府事務局次長(続)(時事通信)
[6月22日16時31分更新]
1309
:
名無しさん
:2009/10/04(日) 13:57:35
http://203.139.202.230/senkyo/04kenshou02.htm
「追い風」 勢力結集の戦略奏功
「ジョン万次郎はこの土佐市の宇佐港から船出し、日本の改革と近代政治の基礎をつくった。広田君を当選させ、民主党政権をつくろう!」
参院選投票日の前日。岡田克也代表を迎え、同市内で開いた街頭集会で平野貞夫参院議員は聴衆にこう訴え掛けた。ジョン万と同じ土佐清水市出身の広田一氏をダブらせる、平野氏らしい言い回しだった。
翌11日夜。勝利宣言した広田氏の手を、今期限りで勇退する平野氏は満面の笑みで握りしめた。自民党現職に約2万8000票差を付ける「快勝」(陣営幹部)だったが、それまでの道のりは平たんではなかった。
“看板”使い分け
広田氏は13年参院選に続く2度目の挑戦。前回は橋本大二郎知事の全面支援を受け、草の根中心の戦いだったが、知事は今回「中立」の立場を取って静観。代わって得た支援勢力は民主党だった。
しかし、広田氏は自民党出身。「民主公認」ではなく「無所属推薦」に強くこだわったように、保守層の支持者の中には「なぜ民主なのか」という違和感があり、後援会の動きは前回より鈍かった。
一方の民主党も、年金未納問題をめぐる代表人事でゴタゴタ続き。「やっぱり僕にはツキがないのか…」。広田氏が周囲に弱音を漏らすこともあった。
情勢が変化したのは、年金改革法案の強行採決以降。同党県連の武内則男幹事長(高知市議)は「あれを境に県民の反応が変わった」。その後も自衛隊の多国籍軍参加など小泉純一郎首相の“暴走”もあり、徐々にだが追撃ムードが高まる。
公示後は岡田代表が2度来高するなど、「推薦候補としては破格のてこ入れ」(県連幹部)。その一方で、保守層の多い郡部では後援会、浮動層の多い市部では民主党を前面に“看板”を使い分け、陣営が目指した「幅広い勢力の結集」を実現した。
知事譲り?
一方、広田氏の選挙戦術には“知事譲り”ともいえる「したたかさ」ものぞいた。
現職批判が渦巻く農協グループにはいち早く推薦願を出し、全国的にも異例の「自民候補の推薦見送り」に持ち込んだ。また、県内の市町村長には三位一体改革に対する考え方をまとめた文書を送付。これまでなら自民党支持でまとまる勢力の分断を図った。
実際、公然と広田支持を打ち出す農協関係者や首長も少なからずいた。反自民の「風」を呼び込む努力が一定奏功した結果の勝利とも言える。
参院選県選挙区を制した無所属候補は過去に2人。平野氏(平成4年)と田村公平氏(同7年)で広田氏が3人目になるが、非自民系の現職が再選した例はない。
確固とした支持基盤がない広田氏にとって、保守層を多く内包する後援会と民主党との距離をどう取るか。一方の同党県連は、いまだに労組中心のぜい弱な組織の足腰をどう強くするのか。
それぞれの「次」をにらめば、勝利の余韻に浸っている余裕はない。
【写真】民主党の岡田代表と一緒に支持を呼び掛ける広田氏。反自民の「風」を受け止め、勝利を呼び込んだ(6日、高知市役所前)
(参院選取材班)
1312
:
名無しさん
:2015/10/11(日) 16:27:18
http://www.asahi.com/2004senkyo/news/TKY200407050190.html
〈比例区の中盤情勢〉自民苦戦、民主第1党の勢い
11日投票の参院選に向け朝日新聞社が実施した情勢調査(1〜3日)によると、昨年11月の総選挙同様、比例区では民主が第1党になる勢いだ。「投票したい政党」を尋ねたところ、幅広い世代で民主が優勢になっており、特に30代から50代の働き盛りの世代では圧倒的優勢だ。自民が優勢なのは、70歳以上の高年齢層だけだ。
民主は前回01年参院選では8議席を獲得、その後合併した自由はこの時、4議席だった。今回の民主はこの合計数を上回るばかりでなく、大きく上積みする可能性がある。
自民は前回の「小泉ブーム」で獲得した20議席に届かないばかりか、「経済失政」への批判を受け、橋本龍太郎首相(当時)が退陣に追い込まれた98年参院選の14議席を下回る可能性もある。
ただ、比例区の投票態度を明らかにしていない人が35%おり、特に無党派層では6割が態度を決めていない。これらの層の態度いかんで今後情勢は変わる可能性もある。
■自民
自民は、無党派層を意識した著名人やタレント候補のほか、旧来の支持層の支持をあてこんだ業界団体や支持団体の支援候補、それに特定地域に地盤がある元国会議員の候補を中心に擁立した。
自民支持層で投票態度を明らかにしている人の9割弱、さらに無党派層で態度を明らかにしている人の3割弱が自民か同党候補に入れると答えた。
このなかで、「小泉改革」を象徴する現職閣僚の竹中平蔵が有力だ。一方、小泉首相が主導する「郵政改革」が本番を迎える中、支持組織の危機感もあってか郵政官僚出身の長谷川憲正に勢いがある。全般的に、業界・団体の支援を受ける候補が優位に戦いを進めているが、元議員候補では、昨年の衆院選で「郵政民営化反対」を唱えて落選した荒井広幸が健闘している。
■民主
民主は、労働組合などの「組織候補」、全国11ブロックを9人に振り分けた「ブロック候補」、特定の地域に強い「元国会議員候補」などを擁立した。
民主支持層で態度を明らかにしている人の9割強が民主か同党候補に入れると答えている。このほか、無党派層で態度を明らかにしている人の4割強、さらに自民支持層からも、態度を明らかにしている人の1割弱が民主党か同党候補に入れるとしている。
自治労が推す高嶋良充、自動車総連の直嶋正行、電機連合の加藤敏幸、電力総連の小林正夫、UIゼンセン同盟の柳沢光美ら組織力がある大手労組系候補が上位を占めそうだ。また、立正佼成会が支援する白真勲、藤末健三も堅調だ。ブロック候補、元国会議員候補らは、「地元」でどれだけ票を集められるかが勝敗の分かれ目になる。
■公明
公明の獲得議席は、改選の7議席前後になる見通しだが、投票率によっては上積みもある。
全国の地域を6候補に割り当てて選挙運動を展開しているが、中でも党代表代行の浜四津敏子が飛び抜けた強さを発揮している。
■共産
共産は改選の8議席に届かず、前回の4議席前後となる見通し。党幹部として知名度のある市田忠義、小池晃が優位に戦いを進めている。それに現職、前職が続く。
■社民
社民は前々回の4議席、前回の3議席を下回る可能性もある。党首の福島瑞穂は知名度は高いが、どれほど票に結びつくか。私鉄総連出身の渕上貞雄、自治労宮城県本部出身の菅野哲雄はそれぞれの組織力に頼った運動を展開している。
■その他の政党
みどりの会議は、東京選挙区から比例に転じた党代表委員の中村敦夫の知名度はあるが、1議席確保できるかどうか。
女性党、維新政党・新風は議席獲得が難しそうだ。
<調査と推計の方法>
全国の選挙区で1〜3日、コンピューターで無作為に電話番号サンプルをつくる朝日RDD方式で情勢調査をした。対象者の選び方は無作為3段抽出法。回答者の目標数は改選数1〜2で600〜1200人、改選数3〜4で1500人。
電話番号サンプルのうち、有権者のいる家庭にかかったのは全国で計7万5454件、うち4万963人から有効回答を得た。回答率は54%。
選挙区では、調査で得られた支持率から統計学的な方法で得票率を推計し、さらに各候補者の支持の内訳を分析して候補者の強弱を判別し、当選確率を算出した。
比例区では、党派別支持率と候補者支持率から、選挙区単位で党派別の得票率を推計し、これを積み上げて全国の推計得票率とした。誤差幅を見込んでドント式のシミュレーションを行い、獲得議席を推計した。
選挙区、比例区とも、調査データに本社取材網による情報を加味し、総合的に分析した。 (07/05 12:07)
1313
:
名無しさん
:2015/10/11(日) 16:27:58
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/profile/ye04006.htm
菅野 哲雄 (かんの てつお)
年齢 61 ※投票日現在
党派(推薦、支持) 社 民
新旧 新
現職、経歴、学歴、出身地、現住所 党県代表(元)衆院議員、自治労東北地区連絡協議会事務局長、旧気仙沼市議、旧気仙沼市職員労働組合書記長▽岩手県一関高専▽気仙沼市▽気仙沼市松川
http://www.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406150169.html
業界・労組代表 <あなたと考える04参院選:5>
◆有権者から
比例区では業界や労働組合の代表が候補者になることが多い。参院が官僚や労組幹部の再就職先になっていないだろうか。(仙台市・食品製造会社員57歳)
政党は手っ取り早く票を集めるため、タレントや業界団体の代表を候補者に立てているのではないか。一票を投じるのに真剣に考える顔ぶれになっていないような気がする。(鳴子町・NPO職員46歳)
○「業界一辺倒」は当選せぬ 大堀哲・県農協政治連盟会長
日本の食糧自給率は先進国で最低レベルの4割に過ぎない。6割を海外からの輸入に依存しており、全国民が安心して生活するためには国策として食糧自給率を高めることが必要だ。
自給率の向上は、農業振興や農家の経営基盤の強化にもつながる。
農業問題を考える国会議員は、だんだん少なくなっている。
私たちが比例区で推薦する現職の立候補予定者は農水省出身で長年、農業政策に携わってきた政策通だ。昨夏の冷害では、農家への共済金が適正に支払われるよう尽力してくれた。県出身でもあり、知識と経験を評価している。
国会議員だから農業問題だけをやるわけではない。業界が推す候補者が広く有権者の意見を反映するのかという指摘はあたらない。もし業界のことだけしか考えないようなら、その人の当選は難しい。
私たちが推す立候補予定者には、農林水産分野に使命感を持って全力を尽くすほか、学校給食や食育を含め幅広い分野に取り組んでほしい。
◇
農政連は、参院選比例区に立候補を予定している元農水省局長で再選をめざす日出英輔氏を支持している。
○「出身」より主張で判断を 及川光行・自治労県本部委員長
このまま日本の社会がすさんでいっていいのだろうか。一握りの勝ち組に集約されようとしている。一般国民は勝ち組ではない。すさんだ気持ちが犯罪を生んでいる。社民党が躍進して、普通の国民が幸せを感じる社会にしなければならない。
私たちが推す立候補予定者は、そうした社民党の理念、政策をきちんと持っている。組織代表として出せる人物かどうか議論して、決めた。自治労のためだけでなく、労働者の代表として胸を張って出せる人だ。だれが労働者を守ってくれるのか考えて、他の単産も応援してほしい。
スタートは組合代表かもしれないが、主張を聞いて判断してほしい。市職員の組合の出身で、気仙沼市議から政治家としての活動を始めた。いま地方自治体は財政的に瀕死(ひんし)の状態だ。そんな自治体を再生させるのに適役と思う。
得票のためには、有名人で、名前が売れていて、党と同じ方向を向いている人が一番だが、そんな人はいない。
◇
自治労県本部は、参院比例区に立候補を予定している前衆院議員の菅野哲雄氏(社民)を支持している。
【メモ】今度の参院選でも比例区については自民党の場合、業界団体に推された官僚OBの立候補予定者が目立つ。一方、民主党の場合は、労働組合の組織を代表する顔ぶれが並ぶ。県内でもそうした色分けを縮図にした選挙戦が事実上始まっている。
業界団体も労組も、組織ぐるみで支持拡大をめざす。01年の参院選では、特定郵便局長OBらでつくる政治団体「大樹の会」など「郵政一家」が推した元近畿郵政局長の高祖憲治氏(自民)が、約48万票を集めて同党の2位で当選。強固な組織力を見せつけた。
だが、選挙後、現職の近畿郵政局長はじめ郵政関係者16人が公職選挙法違反(公務員の地位利用)容疑などで逮捕される事態に。高祖氏は議員辞職した。業界団体や労組代表を押し立てた選挙では行き過ぎも見られる。 (06/10)
1314
:
KennethAbori
:2017/09/11(月) 15:28:52
wh0cd4535946
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